○議長(
米川宗司君) ほかに討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第1号について討論を終わります。 次に、議案第2号について討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。
◆19番(
高野衛君) 議案第2号 平成29年度
国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。
国民健康保険税が前年より5,363万4,000円の増収を見込むなど、税率の改正による2.56%の
引き上げの予算となっています。被
保険者1人
当たり平均で年間2,400円の
引き上げ、1世帯で見ると平均4,600円の
引き上げとなるなど、現在多額の
国保会計は
収入未済額、
不納欠損額が多数発生する現状を考えると、市民の
担税能力には限界が来ていると感じます。
引き上げによって
支払い困難者を増大させることにつながることが危惧されます。
引き上げをすることを考え直すべきと考えます。 以上の内容であることから、議案第2号につきましては反対をいたします。以上で討論を終わります。
○議長(
米川宗司君) ほかに討論ありませんか。
倉川陽好君。
◆20番(
倉川陽好君) 20番倉川です。議案第2号 鉾田市平成29年度
国民健康保険特別会計予算案に賛成の立場から討論いたします。 本年度の
歳出予算総額は、昨年度より2.6%減の90億6,314万5,000円で、
予算総額で2億4,199万6,000円の
減額予算であります。これらの要因は、
後期高齢者支援金や
介護納付金、
保険給付額の減が大きな要因でありますが、逆に
共同事業交付金の増はこれからの
医療費の大きな問題が含まれていると危惧しております。これは、
延命治療に対する
医療費の25%が
終末医療費に使われているとの記事を見ましたが、さらに
高額医療費問題等があり、本件の国保の被
保険者の
加入者数は年々
減少傾向で推移し、さらに
年齢傾向も60歳以上の
高齢者が49.1%、
加入者の
高齢化が進んでおります。 このような状況のため、
国民健康保険制度の改正のための法律が改正され、平成30年度からの新たな制度に移行する準備が進められています。
高齢者になるほど1人
当たりの
医療費は高く、
市町村国保では31万6,000円、
協会けんぽが16万1,000円と、これらの比較差は
加入者の
年齢構成になりますが、その一方で
加入者の
保険料は国保が1人
当たり8.3万円で、
協会けんぽは15万円、これらの差は
市町村国保の1人
当たりの所得は83万円に対し、
協会けんぽは137万円、
組合健保は200万円、
共済組合230万円となり、いかに
国保加入者の所得が低いかが、それらの対応のための
公費負担が
給付費の50%という状況になると思います。 また、
収納率も全国で一番高い県が島根県で95.23%で、一番低いところがやはり
都心部で東京都で86.74%という状況で、
都市部ほど
収納率は低く、
一般会計からの繰入金も茨城県の4倍以上のようであります。これからの国保の
保険料は、県では
算定方法を協議しているようでありますが、これからはいかに
滞納者を減らし、
収納率の
向上対策や
医療費削減のための
健康診断等に積極的に
取り組み、
健康づくりに取り組むことが大事なことになると思います。そのような中での平成29年度
予算編成、これらの
取り組みに期待して、本
年度予算案に賛成の討論としたいと思います。
○議長(
米川宗司君) 議案第2号について、ほかに討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第2号について討論を終わります。 次に、議案第3号について討論の通告がなされておりますので、これを許します。高野 衛君。
◆19番(
高野衛君) 議案第3号 平成29年度鉾田市
後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 戦前、そして戦後を通じ、苦労をされてきたお年寄りの医療は
原則無償とすべきであります。
民主党政権時代にも廃止を約束してきたことからも、もとの
老人医療制度に戻すべきと考えます。
老人医療は、
社会保障制度の精神に立って対応すべきと考えます。 以上の理由から、議案第3号につきまして反対をいたします。討論を終わります。
○議長(
米川宗司君) 次に、
賛成者の発言を許します。 入江 晃君。
◆11番(入江晃君) それでは、議案第3号 平成29年度鉾田市
後期高齢者医療特別会計予算に賛成の立場から討論を行います。 平成29年度の
歳入歳出予算額は4億6,589万3,000円であり、前年度と比較いたしまして2,494万3,000円、5.7%の増となっておりますが、
後期高齢者医療制度では全国的に被
保険者1人
当たりの
医療費が
増加傾向にあります。鉾田市につきましても、平成27年度末現在では7,607名であった被
保険者数が、平成28年度1月末現在では7,740人と、1.75%の増加となっております。さらに、
後期高齢者医療制度の被
保険者の1人
当たりの
医療費は約75万円であり、鉾田市
国民健康保険被
保険者の
医療費と比べ高額となっております。 鉾田市においては、1人
当たりの
医療費の伸びを抑制するために後期
高齢者の健康診査や脳ドック、健診等の
保健事業に
取り組み、健全な
財政運営に努めているようであります。毎年反対意見がありますけれども、この後期医療制度については国保についてももう30年から広域でやるという話になっております。財源が非常に厳しい中、これをもとに戻して、市で国保で全部賄うということは、今無理の状況にあります。したがいまして、今後につきましても茨城県後期
高齢者医療広域連合との連携を図りながら、制度の円滑な実施に努められるよう望むものであり、議員の皆様に対しましてもご理解いただきまして、ご賛同いただけますようお願い申し上げまして、
賛成討論といたします。
○議長(
米川宗司君) 議案第3号について、ほかに討論ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第3号について討論を終わります。 これより採決を行います。 議案第1号 平成29年度鉾田市
一般会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第1号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第2号 平成29年度鉾田市
国民健康保険特別会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第2号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第3号 平成29年度鉾田市
後期高齢者医療特別会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第3号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第4号 平成29年度鉾田市
介護保険特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第4号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第5号 平成29年度鉾田市
農業集落排水事業特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第5号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第6号 平成29年度鉾田市
公共下水道事業特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第6号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第7号 平成29年度鉾田市
水道事業会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第7号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
△閉会中の
継続審査について
○議長(
米川宗司君) 日程第3 閉会中の
継続審査の件について。 本件は、総務企画常任
委員会、経済建設常任
委員会、厚生文教常任
委員会及び議会運営
委員会から会議規則第111条の規定により、閉会中の
継続審査の申し出がありました。 なお、総務企画常任
委員会からの閉会中の
継続審査の申し出について、討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。
◆19番(
高野衛君) 請願第29-1号 上山・鉾田工業団地への産廃施設(PCB処理施設)進出計画に反対する請願書につきまして、総務企画常任委員長より
継続審査の申し出がありました。私は、この
継続審査に対し反対の立場から討論を行います。
委員長報告では、さらに慎重な審査が必要とするためとの理由から
継続審査となりましたが、3月17日の請願を付託された総務企画常任
委員会において、担当部局からの出席を求め、茨城県における今後の
事業者の申請の受け付けと、その後の審査の手順について説明を受けました。計画についての安全性についての実験、検証は、公益法人においてこれから行われることがわかりました。安全性が証明されていない現段階において、公害は出ない、安全だと言って業者主催の地元説明会が開かれるなど、県の申請手順からも外れた間違った行動がとられていることは大変重大問題であります。住民は、不安が増すばかりであり、事故が万が一起これば、風評被害は地元にとどまらず、鉾田市全体に及ぶことが考えられます。 請願者である4地区の区長さんを初め、地域住民の方々は、PCB産廃処理施設の進出計画によって大きな不安を日々送っております。一日も早い
市議会の採択の決定、住民の立場に立った積極的な対応を待っておりますので、
継続審査の
委員長報告には反対をいたします。以上で討論を終わります。
○議長(
米川宗司君) 傍聴者の皆さん方に申し上げます。拍手は行わないようにお願いをいたします。 次に、
賛成者の発言を許します。
倉川陽好君。
◆20番(
倉川陽好君) 倉川であります。賛成というわけではないんですけど、これらについて紹介議員であります高野さんは、
市議会の議場の中で市長に対して、この問題に対して質問したんですね。普通、請願の紹介議員が同じ議会の中で市長に聞くということは、今まで30年議会議員やりましたけど、初めてのことであります。 まして県のほうで市長が言ったように、県のほうに提出はしたけど、返されましたというような中で、それで担当課の説明を聞いた中では、届け出は出たけど、受け付けはしたけど、届け出はこのままでは該当しないので、公益法人にというようなことがいろいろ言われましたけど、鉾田市はやはり市民のために安全で安心な住みやすい地域づくりであります。大洋村時代に産業廃棄物が持ち込まれたので、議会で反対して、産業廃棄物の大洋地区への持ち込み反対の議会で議決をして、立て看板を立てたこともあります。やり方では、議会でやるんだったら、そういうこともできるんですよね。
委員会で審議された中で、継続になったから
反対討論だ。全く
委員会活動を30年近く議員やって、何だと思っているんですかね。 私らは、3年先にならないと話がわからないとか何か言われたので、それならということで、この
定例会が終わったら、すぐにでも県のほうに行って調査をして、どのような県のほうに届け出て、県のほうでどのような回答をして、県のほうがどのように考えているか。それを聞こうということで、最終的に委員長が決断して、4対3の採択になったんですよね。だから、賛成反対ではないんですよ。自分で請願出して、一般質問やって、市長は鉾田市ではこのようなことは全く考えていませんって言われたのにもかかわらず、住民の人にいろいろ集まってもらって、私どなられましたよ。おめえは何言ってんだって。倉川と誰と誰は反対だからって、区に帰って言うよ。言ったって結構だけど、私が反対だというのは言ってくださいと。ただ、ほかの人はかわいそうだからやらないでくださいと言いましたけど、私はこの問題に対しては真剣に考えていますから、県のほうに行って、委員長ともども行って調査をして、その後県の見解を聞いて、それなら鉾田の議会で、そういう産業廃棄物に関する問題は持ち込まないようにしようというような議決をしようと考えておりますけど、私は賛成反対の立場ではありませんけど、
委員会としてみっちり審議してまいりたいと思います。 〔何事か呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) 傍聴者に発言は慎むようにお願いをいたします。 ほかに討論ありませんか。 〔「なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 初めに、総務企画常任
委員会から
継続審査の申し出について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。申し出のとおり閉会中の
継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○議長(
米川宗司君) 起立多数であります。 よって、申し出のとおり
継続審査とすることに決定いたしました。 次に、経済建設常任
委員会からの
継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の
継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 次に、厚生文教常任
委員会からの
継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の
継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 次に、議会運営
委員会から
継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の
継続審査とすることにご異議ありませんか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○議長(
米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。
△閉会の宣告
○議長(
米川宗司君) 以上をもちまして、本
定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 本
定例会の閉会に
当たり一言ご挨拶を申し上げます。 本
定例会におきまして、議員各位並びに
執行部の皆様には、議会運営に対するご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。 また、今年度をもちまして退職される5名の部長の皆様方におかれましては、永年にわたり市政の発展のために尽力いただき、その功績に対して心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。 間もなく桜の開花の時期に向かいますが、まだまだ昼夜の寒暖の差が大きい日もございます。議員各位並びに
執行部各位におかれましては健康に留意され、市政発展のために、引き続きご活躍いただきますようお願い申し上げまして、平成29年第1回
鉾田市議会定例会の閉会の挨拶といたします。ご苦労さまでした。 午前10時50分閉会...