鉾田市議会 > 2017-03-24 >
03月24日-委員長報告、質疑、討論、採決-07号

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  1. 鉾田市議会 2017-03-24
    03月24日-委員長報告、質疑、討論、採決-07号


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    平成29年  3月 定例会(第1回)                  平成29年第1回               鉾田市議会定例会会議録 第7号                                                     平成29年3月24日 午前10時00分開議                                        出 席 議 員  議 長 14番  米 川 宗 司 君       11番  入 江   晃 君  副議長 10番  水 上 美智子 君       12番  岩 間 勝 栄 君      1番  井 川 倫 士 君       13番  井 川 茂 樹 君      2番  渡 辺 拓 哉 君       15番  友 部 政 德 君      3番  亀 山   彰 君       16番  山 口   德 君      4番  岸 田 一 夫 君       17番  田 口 清 一 君      5番  二重作 茂兵衛 君       18番  堀 田 正 衛 君      6番  郡 司   功 君       19番  高 野   衛 君      7番  小 沼   勝 君       20番  倉 川 陽 好 君      8番  根 嵜   眞 君                                        欠 席 議 員      な  し                                        出 席 説 明 者  市     長  鬼 沢 保 平 君     旭市民センター長  松 金 邦 行 君  副  市  長  石 﨑   順 君    大洋市民センター長  石 津 勝 男 君  教  育  長  鬼 澤   明 君      会 計 管 理 者  田 﨑 信 二 君  総 務 部 長  小野瀬 武 彦 君      教 育 部 長  横 田   務 君  市 民 部 長  伊 東 洋 治 君      水 道 課 長  田 口 喜 徳 君  産 業 経済部長  山 口 勝 美 君      下 水 道 課 長  中 根   衛 君  建 設 部 長  佐々木 正 夫 君    農業委員会事務局長  飯島與治右衛門 君  健 康 福祉部長  勢 子 政 義 君                                        出席事務局職員  事 務 局 長  方波見 隆 雄        庶 務 係 長  豊 田 隆 弘  事務局長補佐兼  清 宮 保 雄        書     記  横 田 あすみ  議 事 調査係長                                                         議 事 日 程 第 7 号                              平成29年3月24日(金曜日)                                   午前10時00分開議開議日程第1 諸般の報告日程第2 議案第1号ないし第7号について、委員長報告、質疑、討論、採決      議案第1号 平成29年度鉾田市一般会計予算      議案第2号 平成29年度鉾田市国民健康保険特別会計予算      議案第3号 平成29年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算      議案第4号 平成29年度鉾田市介護保険特別会計予算      議案第5号 平成29年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算      議案第6号 平成29年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算      議案第7号 平成29年度鉾田市水道事業会計予算日程第3 閉会中の継続審査について                                        1.本日の会議に付した事件議事日程に同じ                                                         午前10時02分開議 △開議の宣告 ○議長(米川宗司君) おはようございます。ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので、ただいまから平成29年第1回鉾田市議会定例会を再開いたします。 これより本日の会議を開きます。 △諸般の報告 ○議長(米川宗司君) 日程第1 諸般の報告を行います。 地方自治法第121条の規定に基づき説明のため出席した者は、市長ほか14名でありますので、報告いたします。 次に、経済建設常任委員会委員長並びに厚生文教常任委員会委員長から所管事務調査に関する報告書議長宛てに提出されております。報告書については、お手元に配付した写しのとおりであります。 以上で諸般の報告を終わります。 △議案第1号 平成29年度鉾田市一般会計予算 △議案第2号 平成29年度鉾田市国民健康保険特別会計予算 △議案第3号 平成29年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算 △議案第4号 平成29年度鉾田市介護保険特別会計予算 △議案第5号 平成29年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算 △議案第6号 平成29年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算 △議案第7号 平成29年度鉾田市水道事業会計予算 ○議長(米川宗司君) 日程第2 これより議案第1号ないし第7号についてを一括して議題といたします。 予算特別委員会の審査の経過並びに結果について報告願います。予算特別委員会委員長水上美智子君。          〔予算特別委員会委員長 水上美智子君登壇〕 ◎予算特別委員会委員長水上美智子君) 3月9日の本会議で予算特別委員会が設置され、議案第1号から議案第7号である平成29年度の当初予算案が本委員会に付託されました。3月13日、14日及び15日に委員会を開催し、各部ごとに所管する予算について審議を行いましたので、その結果について報告いたします。 最初に、総務部所管予算質疑では、人口減少対策事業男女共同参画推進事業に関して質疑が行われました。また、消防施設整備事業について、消防自動車の更新の方針を問う質疑に対し、機動力の確保のため可搬式小型動力ポンプ積載車を更新していき、水槽付消防自動車ポンプ車は更新しない方針でいるが、百里基地との消防応援協定対象地域に関しては別に検討するとの回答を得ました。 さらに、公共交通対策事業について、大洗鹿島線の支援負担金負担割合は、事業者と国がそれぞれ3分の1、県と沿線自治体がそれぞれ6分の1を負担する形となるとの回答がありました。 そのほかLED防犯灯設置事業や(仮称)鉾田市民交流館建設事業地域防災計画推進事業についてなど、所管する事業について多岐にわたり予算質疑を行いました。 次に、市民部所管予算質疑では、ごみ処理対策事業コンビニ証明書交付事業涸沼ラムサール条約に係る施設等整備事業医療福祉単独事業などについての質疑がありました。また、クリーンセンター耐用年数を問う質疑には、通常耐用年数は15年程度だが、クリーンセンターは倍近く経過しており、潮来、行方、鉾田の3市の広域ごみ処理施設建設計画もあるので、それまでは丁寧に改修工事を行いながら維持していきたいとの回答がありました。 国民健康保険特別会計予算については、1世帯当たり税負担引き上げ額を問う質疑に対し、1世帯当たり2.56%、額にして4,600円の増となるとの回答がありました。 次に、産業経済部所管予算質疑では、農業振興事業ブランドアップ推進事業等についての質疑が行われ、ふるさと鉾田応援寄附記念品事業について、寄附に対する返礼品に係る経費の割合を問う質疑に対しては、3割から4割程度を目安としており、平成29年度予算では約35%で計上しているとの回答を得ました。 また、涸沼観光センター完成予定時期を問う質疑があり、早ければ平成29年10月ごろから11月ごろのオープン予定で考えているとの回答がありました。 さらに、地籍調査事業完了予定について質疑があり、旧鉾田町地区については平成29年度に完了予定だが、鉾田市としての調査は33年度まで予定しているとのことでした。 そのほかにもうまかっぺフェスタ開催事業経営体育成支援事業農業委員会費など、多くの事業に対して質疑が行われました。 次に、建設部所管予算質疑では、空き家対策事業耐震改修等促進事業市道維持補修事業橋りょう長寿命化修繕計画についての質疑が行われました。また、統合小学校通学路整備事業について進捗を問う質疑には、平成29年度は補償調査用地買収等を進め、30年度には改良舗装工事を実施する予定であり、鉾田南中学校統合小学校の開校に間に合うように事業を進めていくとの回答がありました。 次に、上下水道部所管予算質疑では、公共下水道への加入について、担当課からは戸別訪問を行うなど加入促進に努めており、加入率が少しでも高くなるよう努力していくとの回答がありました。 次に、健康福祉部所管予算質疑では、母子保健事業認知症初期集中支援推進事業健康増進施設整備事業や第3子以降保育料助成事業生活保護扶助費など、広範な質疑が行われました。 平成29年度からの新規事業である子育て世代包括支援センター事業の内容を問う質疑に対しては、総合的な相談窓口として妊娠期から子育て期までの相談を受け、各課のサポートへつなげていくものであるとの回答を得ました。また、医療対策事業に関連し、市と医療機関がスムーズに連携をとれる体制づくりを求めました。 次に、教育部所管予算質疑では、文化財保護啓発事業大洋中学校統合小学校整備事業、のびのび児童生徒推進事業茨城国体開催事業等について質疑が行われました。茨城国体開催準備事業に関しては、クライミングボードの設置についての質疑があり、29年度は上島東、白鳥東、旭北、旭東の4つの小学校ボードを設置するとの回答を得ました。また、これで鉾田南中学校区の小学校を除いた全ての小学校ボードを設置する形になるとのことでした。そのほかにも小学校維持管理費家庭教育支援事業、ほこたマラソン開催事業、土曜教育活動事業についてなど多岐にわたって質疑が行われました。 質疑に続いて討論に入ると、議案第1号、議案第2号及び議案第3号について討論が行われました。 議案第1号では、少子高齢化対策に重点的に取り組むとしながら、幼稚園授業料引き上げが行われること、スクールバス利用料が有料であること、そして(仮称)鉾田市民交流館建設事業にはまだ課題が残っており、その点を解決すべきなどを理由とした反対討論がありました。 これに対し、(仮称)鉾田市民交流館建設事業鉾田南中学校統合小学校建設事業茨城国体準備事業公共交通対策事業ブランドアップ推進事業議会広報機能拡充事業等が盛り込まれており、さらなる市内の活性化を推進するための予算案と評価するとの賛成討論がありました。 議案第2号では、国民健康保険税収未済額不納欠損額が発生している現状を考えると、税の引き上げにより納付困難者が増大することが危惧されるとの反対討論に対し、国民健康保険は年々厳しい財政状況が続いており、平成30年度からの国保税の改正も間近に迫る中、市民の安心安全を守るため、皆で支え合う精神で臨む予算編成となっているとの賛成討論がありました。 議案第3号では、高齢者の医療は原則無償とすべきであり、以前の老人保健制度に戻すべきであるとの反対討論に対し、後期高齢者医療制度では、被保険者数、1人当たり医療費増加傾向にある中、医療費の伸びを抑制するために保健事業取り組み、健全な財政運営に努める予算編成となっているとの賛成討論がありました。 採決の結果、議案第1号から議案第3号については、賛成多数により原案のとおり可決され、議案第4号から議案第7号については全会一致により原案のとおり可決されました。 以上、報告いたします。 ○議長(米川宗司君) 以上で特別委員会委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入りますが、鉾田市議会申し合わせ事項7により、議員は自己の所属する委員会委員長報告には質疑しないことになっておりますので、質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。議案第1号について、討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 平成29年度一般会計予算について反対の立場から討論を行います。 市長は、施政方針の中で、少子高齢化による人口減少対策に重点的に取り組むとしながらも、平成29年度においては幼稚園の授業料引き上げを昨年に続き2年連続の引き上げを行うことや、スクールバスは県内20の市町村が無料で運行する中で、有料は鉾田市を含め8市町村のみとなっており、鉾田北小学校における料金の軽減や無料化の議会からの声に耳を傾けようとしておりません。 さらに、特養ホームに入所を希望する方が104名、今すぐにでも希望する方が現在28名となっており、29年度において施設の不足解消に向けての積極的な対応がとられておりません。その一方で、基金積み立ては2億4,182万7,000円の積み増しを計画し、平成29年度末では基金総額153億円にしようとしております。積み立てる前に、切実な市民の要求にこの財源を生かすべきと考えます。 さらに、指定ごみ袋10枚1袋で40円の引き上げを4月1日から実施を決めております。値上げの理由の一つに、平成30年の10%消費税引き上げに耐えられるようにと答えるなど、消費税値上げの前に前倒しで市民に負担を求めるなど、市民が納得できる内容ではありません。 市民交流館建設事業29年度予算では、予算書では工事請負費、備品購入費含めて6億7,162万4,000円の予算が計上され、2度の住民投票条例制定を求める署名に寄せられた市民の感情に合わず、50億円もの現計画のまま進めるのではなく、市の財政に見合った身の丈に合った内容に見直すことを強く求めます。 霞ヶ浦導水事業建設促進協議会負担金の支出がされています。大涸沼漁協を初め関係7漁協が涸沼や那珂川の生態系に悪影響を与えるとして猛反対をする中、国に推進の要望を行うことは、国、県いいなりの市政を進むものであり、鉾田市は住民の立場、漁業者の立場にしっかり立つことを強く求めるものであります。 次に、マイナンバー関連事業が予算化し、2018年から個人情報の極めて高い預貯金情報も利用の対象にすることが予定するなど、深刻なプライバシーの侵害、犯罪を招くおそれがあり、大変問題の予算と思います。 次に、小学校再編計画により20の小学校を4校にする極端な計画が進められ、29年度は南中学校区と大洋中学校区の整備が予算化されております。統合は、住民合意のもと、既存の校舎を利用した隣接する学校との小規模な計画に変更すべきと考えます。クラスの編成も小学校3年から6年生において1クラス40人を基準とするなど、少人数学級を国に求める市議会意見書採択の議会の意思にも反する内容であります。 その他新規事業など評価できる内容もあることも認めますが、以上申し述べた内容であることから、議案第1号につきましては反対をいたします。 以上で討論を終わります。 ○議長(米川宗司君) 次に、賛成者の発言を許します。倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 20番倉川でございます。さきに審議しました平成29年度の一般会計予算案に賛成の立場から討論いたします。 鉾田市の行政の役目は、市民の皆さんに安全安心を与えるのが役目であります。先ほどから聞いておりましたけれども、大涸沼漁協の反対とかいろいろ那珂川導水にとありましたけれども、那珂川導水の一番の課題は、いかに市民の皆さんに安全に水を与えるかということでありますし、さきのテレビでも那珂川の水が減っちゃって、北浦も減って、将来の夏の干ばつに対してどのようなことがあるかというようなこともありましたけど、ただやみくもに。十何年、那珂川導水の反対だけをやっているものに対しましてもいささか疑念を生じます。 それでは、討論を始めます。今年度の予算総額は、前年度より13.5%増の212億3,500万円であります。今年度の予算編成は、鬼沢市長誕生からの合併特例債事業の一番の目玉事業でありました、(仮称)市民交流館の完成に向けての建設事業費や、交流館開設後に向けての芸術文化創造推進事業統合小学校建設鉾田南小学校建設事業への取り組み、また平成31年度開催の茨城国体鉾田開催準備事業費への予算、今全国的に地域ブランドによる地域再生が進められています。我が鉾田市においても、基幹産業の農産物のPRに市長のトップセールスで宮城、岩手、長野への鉾田のメロン、テレビ等のマスコミを活用してのブランドアップ事業や、昨年開催したメロンサミットも2万人からの来場者でにぎわいました。今年度も地元団体との鉾田うまかっぺフェスタ事業、また基幹産業農業後継者人材確保のための人材力強化総合支援事業営農指導等事業取り組みなど、人材力確保等にも前向きに取り組んでいく予算が計上されております。 医療福祉面でも、ゼロ歳から中学3年生までを対象に、医療費無料化事業障害者基本計画に取り組むための障害者福祉計画策定事業、市内の交通弱者対策のための交通対策事業ラムサール条約登録による観光対策として涸沼観光施設整備事業、議会で執行部に要望し、今年度予算化されました市民の皆様に開かれた議会の審議等、情報を発信するための議会広報機能拡充事業等が盛り込まれた予算であります。 鉾田市の目指す安全で安心して暮らせるまちづくりが盛り込まれ、さらなる鉾田市の地域ブランドアップのための平成29年度予算案と評価し、本年度予算案に賛成の意を表し、討論を終わります。 ○議長(米川宗司君) 議案第1号について、ほかに討論ありませんか。井川倫士君。 ◆1番(井川倫士君) 私は、議案第1号 平成29年度鉾田市一般会計予算について、反対の立場で討論させていただきます。 今回の予算というのは、人口減少対策産業振興など、私たち議員の意見や市民の意見を取り入れていただいた新規事業や改善策などが多く取り入れていただいている点については評価いたします。ただし、やっぱり鉾田市にとって最大規模ともいえる(仮称)鉾田市民交流館整備事業については、まだまだ多くの課題があると感じます。やっぱりこれから市長も考えていますし、鉾田市総合計画の中でもうたわれているいのちとくらしの先進都市というものを目指す場合に、長期のビジョンで考えるべきだと思います。そのときにこの事業は、それほど急いで性急にやる事業ではなく、きちんと腰を据えて、課題解決をした上で事業実施すべきだと考えますので、今回は議会でのこれまでの議決ということを考えた上でも、まだ反対すべきという結論に達しまして、反対の立場で考えるべきだというふうに感じております。 以上の理由から、私は第1号議案に対して反対とさせていただきます。以上です。
    ○議長(米川宗司君) ほかに討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第1号について討論を終わります。 次に、議案第2号について討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 議案第2号 平成29年度国民健康保険特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 国民健康保険税が前年より5,363万4,000円の増収を見込むなど、税率の改正による2.56%の引き上げの予算となっています。被保険者1人当たり平均で年間2,400円の引き上げ、1世帯で見ると平均4,600円の引き上げとなるなど、現在多額の国保会計収入未済額不納欠損額が多数発生する現状を考えると、市民の担税能力には限界が来ていると感じます。引き上げによって支払い困難者を増大させることにつながることが危惧されます。引き上げをすることを考え直すべきと考えます。 以上の内容であることから、議案第2号につきましては反対をいたします。以上で討論を終わります。 ○議長(米川宗司君) ほかに討論ありませんか。倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 20番倉川です。議案第2号 鉾田市平成29年度国民健康保険特別会計予算案に賛成の立場から討論いたします。 本年度の歳出予算総額は、昨年度より2.6%減の90億6,314万5,000円で、予算総額で2億4,199万6,000円の減額予算であります。これらの要因は、後期高齢者支援金介護納付金保険給付額の減が大きな要因でありますが、逆に共同事業交付金の増はこれからの医療費の大きな問題が含まれていると危惧しております。これは、延命治療に対する医療費の25%が終末医療費に使われているとの記事を見ましたが、さらに高額医療費問題等があり、本件の国保の被保険者加入者数は年々減少傾向で推移し、さらに年齢傾向も60歳以上の高齢者が49.1%、加入者高齢化が進んでおります。 このような状況のため、国民健康保険制度の改正のための法律が改正され、平成30年度からの新たな制度に移行する準備が進められています。高齢者になるほど1人当たり医療費は高く、市町村国保では31万6,000円、協会けんぽが16万1,000円と、これらの比較差は加入者年齢構成になりますが、その一方で加入者保険料は国保が1人当たり8.3万円で、協会けんぽは15万円、これらの差は市町村国保の1人当たりの所得は83万円に対し、協会けんぽは137万円、組合健保は200万円、共済組合230万円となり、いかに国保加入者の所得が低いかが、それらの対応のための公費負担給付費の50%という状況になると思います。 また、収納率も全国で一番高い県が島根県で95.23%で、一番低いところがやはり都心部で東京都で86.74%という状況で、都市部ほど収納率は低く、一般会計からの繰入金も茨城県の4倍以上のようであります。これからの国保の保険料は、県では算定方法を協議しているようでありますが、これからはいかに滞納者を減らし、収納率向上対策医療費削減のための健康診断等に積極的に取り組み健康づくりに取り組むことが大事なことになると思います。そのような中での平成29年度予算編成、これらの取り組みに期待して、本年度予算案に賛成の討論としたいと思います。 ○議長(米川宗司君) 議案第2号について、ほかに討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第2号について討論を終わります。 次に、議案第3号について討論の通告がなされておりますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 議案第3号 平成29年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 戦前、そして戦後を通じ、苦労をされてきたお年寄りの医療は原則無償とすべきであります。民主党政権時代にも廃止を約束してきたことからも、もとの老人医療制度に戻すべきと考えます。老人医療は、社会保障制度の精神に立って対応すべきと考えます。 以上の理由から、議案第3号につきまして反対をいたします。討論を終わります。 ○議長(米川宗司君) 次に、賛成者の発言を許します。 入江 晃君。 ◆11番(入江晃君) それでは、議案第3号 平成29年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算に賛成の立場から討論を行います。 平成29年度の歳入歳出予算額は4億6,589万3,000円であり、前年度と比較いたしまして2,494万3,000円、5.7%の増となっておりますが、後期高齢者医療制度では全国的に被保険者1人当たり医療費増加傾向にあります。鉾田市につきましても、平成27年度末現在では7,607名であった被保険者数が、平成28年度1月末現在では7,740人と、1.75%の増加となっております。さらに、後期高齢者医療制度の被保険者の1人当たり医療費は約75万円であり、鉾田市国民健康保険保険者医療費と比べ高額となっております。 鉾田市においては、1人当たり医療費の伸びを抑制するために後期高齢者の健康診査や脳ドック、健診等の保健事業取り組み、健全な財政運営に努めているようであります。毎年反対意見がありますけれども、この後期医療制度については国保についてももう30年から広域でやるという話になっております。財源が非常に厳しい中、これをもとに戻して、市で国保で全部賄うということは、今無理の状況にあります。したがいまして、今後につきましても茨城県後期高齢者医療広域連合との連携を図りながら、制度の円滑な実施に努められるよう望むものであり、議員の皆様に対しましてもご理解いただきまして、ご賛同いただけますようお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(米川宗司君) 議案第3号について、ほかに討論ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) 討論なしと認めます。 よって、議案第3号について討論を終わります。 これより採決を行います。 議案第1号 平成29年度鉾田市一般会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第1号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第2号 平成29年度鉾田市国民健康保険特別会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第2号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第2号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第3号 平成29年度鉾田市後期高齢者医療特別会計予算について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。議案第3号を原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(米川宗司君) 起立多数であります。 よって、議案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第4号 平成29年度鉾田市介護保険特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第4号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第5号 平成29年度鉾田市農業集落排水事業特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第5号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第5号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第6号 平成29年度鉾田市公共下水道事業特別会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第6号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第6号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第7号 平成29年度鉾田市水道事業会計予算について採決いたします。 お諮りいたします。議案第7号を原案のとおり可決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、議案第7号は原案のとおり可決することに決定いたしました。 △閉会中の継続審査について ○議長(米川宗司君) 日程第3 閉会中の継続審査の件について。 本件は、総務企画常任委員会、経済建設常任委員会、厚生文教常任委員会及び議会運営委員会から会議規則第111条の規定により、閉会中の継続審査の申し出がありました。 なお、総務企画常任委員会からの閉会中の継続審査の申し出について、討論の通告がありますので、これを許します。高野 衛君。 ◆19番(高野衛君) 請願第29-1号 上山・鉾田工業団地への産廃施設(PCB処理施設)進出計画に反対する請願書につきまして、総務企画常任委員長より継続審査の申し出がありました。私は、この継続審査に対し反対の立場から討論を行います。 委員長報告では、さらに慎重な審査が必要とするためとの理由から継続審査となりましたが、3月17日の請願を付託された総務企画常任委員会において、担当部局からの出席を求め、茨城県における今後の事業者の申請の受け付けと、その後の審査の手順について説明を受けました。計画についての安全性についての実験、検証は、公益法人においてこれから行われることがわかりました。安全性が証明されていない現段階において、公害は出ない、安全だと言って業者主催の地元説明会が開かれるなど、県の申請手順からも外れた間違った行動がとられていることは大変重大問題であります。住民は、不安が増すばかりであり、事故が万が一起これば、風評被害は地元にとどまらず、鉾田市全体に及ぶことが考えられます。 請願者である4地区の区長さんを初め、地域住民の方々は、PCB産廃処理施設の進出計画によって大きな不安を日々送っております。一日も早い市議会の採択の決定、住民の立場に立った積極的な対応を待っておりますので、継続審査委員長報告には反対をいたします。以上で討論を終わります。 ○議長(米川宗司君) 傍聴者の皆さん方に申し上げます。拍手は行わないようにお願いをいたします。 次に、賛成者の発言を許します。倉川陽好君。 ◆20番(倉川陽好君) 倉川であります。賛成というわけではないんですけど、これらについて紹介議員であります高野さんは、市議会の議場の中で市長に対して、この問題に対して質問したんですね。普通、請願の紹介議員が同じ議会の中で市長に聞くということは、今まで30年議会議員やりましたけど、初めてのことであります。 まして県のほうで市長が言ったように、県のほうに提出はしたけど、返されましたというような中で、それで担当課の説明を聞いた中では、届け出は出たけど、受け付けはしたけど、届け出はこのままでは該当しないので、公益法人にというようなことがいろいろ言われましたけど、鉾田市はやはり市民のために安全で安心な住みやすい地域づくりであります。大洋村時代に産業廃棄物が持ち込まれたので、議会で反対して、産業廃棄物の大洋地区への持ち込み反対の議会で議決をして、立て看板を立てたこともあります。やり方では、議会でやるんだったら、そういうこともできるんですよね。委員会で審議された中で、継続になったから反対討論だ。全く委員会活動を30年近く議員やって、何だと思っているんですかね。 私らは、3年先にならないと話がわからないとか何か言われたので、それならということで、この定例会が終わったら、すぐにでも県のほうに行って調査をして、どのような県のほうに届け出て、県のほうでどのような回答をして、県のほうがどのように考えているか。それを聞こうということで、最終的に委員長が決断して、4対3の採択になったんですよね。だから、賛成反対ではないんですよ。自分で請願出して、一般質問やって、市長は鉾田市ではこのようなことは全く考えていませんって言われたのにもかかわらず、住民の人にいろいろ集まってもらって、私どなられましたよ。おめえは何言ってんだって。倉川と誰と誰は反対だからって、区に帰って言うよ。言ったって結構だけど、私が反対だというのは言ってくださいと。ただ、ほかの人はかわいそうだからやらないでくださいと言いましたけど、私はこの問題に対しては真剣に考えていますから、県のほうに行って、委員長ともども行って調査をして、その後県の見解を聞いて、それなら鉾田の議会で、そういう産業廃棄物に関する問題は持ち込まないようにしようというような議決をしようと考えておりますけど、私は賛成反対の立場ではありませんけど、委員会としてみっちり審議してまいりたいと思います。          〔何事か呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) 傍聴者に発言は慎むようにお願いをいたします。 ほかに討論ありませんか。          〔「なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) 討論なしと認めます。 以上で討論を終結いたします。 初めに、総務企画常任委員会から継続審査の申し出について採決いたします。 本案は起立により採決いたします。 お諮りいたします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛成者起立〕 ○議長(米川宗司君) 起立多数であります。 よって、申し出のとおり継続審査とすることに決定いたしました。 次に、経済建設常任委員会からの継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 次に、厚生文教常任委員会からの継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 次に、議会運営委員会から継続審査の申し出について採決いたします。 お諮りします。申し出のとおり閉会中の継続審査とすることにご異議ありませんか。          〔「異議なし」呼ぶ者あり〕 ○議長(米川宗司君) ご異議なしと認めます。 よって、そのように決定いたしました。 △閉会の宣告 ○議長(米川宗司君) 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。 本定例会の閉会に当たり一言ご挨拶を申し上げます。 本定例会におきまして、議員各位並びに執行部の皆様には、議会運営に対するご理解とご協力を賜り、深く感謝申し上げます。 また、今年度をもちまして退職される5名の部長の皆様方におかれましては、永年にわたり市政の発展のために尽力いただき、その功績に対して心より敬意と感謝を申し上げる次第であります。 間もなく桜の開花の時期に向かいますが、まだまだ昼夜の寒暖の差が大きい日もございます。議員各位並びに執行部各位におかれましては健康に留意され、市政発展のために、引き続きご活躍いただきますようお願い申し上げまして、平成29年第1回鉾田市議会定例会の閉会の挨拶といたします。ご苦労さまでした。                午前10時50分閉会...