稲敷市議会 2018-06-15
平成30年第 2回定例会−06月15日-04号
平成30年第 2回定例会−06月15日-04号平成30年第 2回定例会
平成30年第2回
稲敷市議会定例会会議録 第4号
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平成30年6月15日 午前10時00分開議
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1.出席議員 19名
1番 中 沢 仁 君 2番 黒 田 茂 勝 君
3番 筧 信太郎 君 4番 根 本 浩 君
5番 若 松 宏 幸 君 6番 竹 神 裕 輔 君
7番 岡 沢 亮 一 君 8番 篠 田 純 一 君
9番 松 戸 千 秋 君 10番 中 村 三 郎 君
12番 伊 藤 均 君 13番 高 野 貴世志 君
14番 柳 町 政 広 君 15番 篠 崎 力 夫 君
16番 浅 野 信 行 君 17番 木 内 義 延 君
18番 山 下 恭 一 君 19番 遠 藤 一 行 君
20番 山 口 清 吉 君
1.欠席議員
企業誘致推進室所管では、市内の空き施設や
市内農産物などの地域資源を活用し、市内での
ビジネス提案を公募評価し、補助率を決定する
地域資源活用型産業創出支援事業に3,000万円の増額補正についてと、仮称・
稲敷工業団地開発事業に係る
埋蔵文化財の試掘調査で発見された遺構の
区域絞り込みを行うための
追加試掘調査費として、
産業拠点地区開発推進事業に422万9,000円を増額補正することが説明されました。
委員からは、発掘された出土品と追加試掘により工業団地の整備期間や計画区域に変更が生じる可能性について質疑があり、担当室からは、
文化財保護審議会と調整を図りながら、都市計画上の手続と同時進行で、順次、作業を進めていく方針であるため、日程が大きくおくれることはないこと、あわせて重要な遺構が見込まれる西側の地域については、緑地帯として残すことにより計画区域に変更は生じないことが答弁されました。
次に、
オリンピックキャンプ誘致推進室所管の審査では、当初計画していたカナダ・
トランポリンチームの
キャンプ誘致が困難となったものの、他国の
トランポリンチームとの交渉が可能な人材を通じて交渉を進めるための経費として、交通費、宿泊費、
業務委託料や
器具借り上げ料などに392万円を増額することが説明されました。
審査の結果、
全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
議案第73号
工事請負契約の締結についての審査経過であります。
管財課からは、外壁改修、屋上防水、屋根の吹きかえ、トイレの
洋式化改修、照明の
LED化等に係る
稲敷市立東中学校大
規模改修工事について、
税込み価格3憶4,408万8,000円で、松浦・
大竹特定建設工事共同企業体と契約するものであることが説明され、委員からは、当該工事に体育館及びさきの震災による段差の解消工事も含まれているかとの質問があり、担当課からは、今回の契約には体育館の改修及び地震による段差解消の外構工事については含まれていないことが答弁されました。
委員からは、部分的な改修工事は必要経費がかさむばかりであるので、費用対効果のある工事発注に努められるよう意見が述べられました。
審査の結果、
全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
以上のとおり、
総務教育常任委員会に付託されました4議案についての審査経過並びに結果についての報告を終わります。当委員会の決定に対しまして、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
高野貴世志君) 以上で、
総務教育常任委員長の報告が終わりました。
次に、
市民福祉常任委員会委員長竹神裕輔君。
〔
市民福祉常任委員長竹神裕輔君登壇〕
◎
市民福祉常任委員長(竹神裕輔君) それでは、ただいまより、
市民福祉常任委員会に付託をされました議案等12案件についてご報告を申し上げます。
当委員会は、去る12日、第2委員会室において委員会を開催し、
関係所管課ごとに説明を受けた後、質疑、審査を行いました。
執行部からは、
青野保健福祉部長、
市民生活部長の代理として
北見市民協働課長のほか、所管各課長及び担当職員の皆様にご出席をいただきました。
それでは、各議案の主な審査内容と採決結果についてご報告いたします。
まず、付託をされました各議案のうち、議案第59号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例)であります。
本改正案は、
介護保険法の一部改正による
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、平成30年4月1日付で当該条例を制定する必要が生じたことから
専決処分をしたものであり、主な内容は、
介護サービスを必要とする要介護1から5までの方々の
ケアプランを作成する事業所の指定などの権限が、茨城県から稲敷
市に移譲されたため、当該権限を行使するための基準を定めたものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第60号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市介護保険条例の一部を改正する条例)についてであります。
本改正案は、
介護保険法の規定により3カ年ごとに
介護保険料を見直すことから、平成30年4月1日付で当該条例の一部を改正する必要が生じたため
専決処分をしたものであり、主な内容は、平成30年度から平成32年度までの65歳以上である第一号被保険者の
介護保険料などを定めるものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第61号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)であります。
本改正案は、
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、平成30年4月1日付で当該条例の一部を改正する必要が生じたことから
専決処分をしたものであり、主な内容は、
共生型地域密着型サービスに関する基準の追加と各施設における
身体拘束等の措置を追加したものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第62号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)であります。
本改正案は、
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、平成30年4月1日付で当該条例の一部を改正する必要が生じたことから
専決処分をしたものであり、主な内容は、
介護予防認知症対応型通所介護事業所の利用定員について、
ユニット型指定地域密着型介護老人福祉施設における場合の規定を追加するとともに、施設における
身体拘束等の措置を追加したものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第63号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)であります。
本改正案は、
指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の一部を改正する省令が公布されたことに伴い、平成30年4月1日付で当該条例の一部を改正する必要が生じたことから
専決処分をしたものであり、主な内容は、要支援判定を受けた方の
ケアプランを作成する事業所と医療機関との連携を強化するものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第64号
専決処分の承認を求めることについて(平成29年度稲敷
市一般会計補正予算(第8号))であります。
本案は、
固定資産評価支援業務委託契約が完了したことに伴い、
債務負担行為の額を補正したものであるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第65号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市税条例等の一部を改正する条例)であります。
本改正案は、
地方税法等の一部を改正する法律並びに政令・省令が平成30年3月31日に公布されたことに伴い、当該条例の一部を改正する必要が生じたため、平成30年3月31日付で
専決処分をしたものであり、改正の主な内容は、
固定資産税については、
生産性向上特別措置法において、市町村が作成した
導入促進基本計画に基づき行われた中小企業の一定の設備投資に係る
固定資産税の課税標準を、最初の3年間、価格に2分の1からゼロまで軽減することを可能とする特例措置が創設されたことに伴い、当市では、今回の設備投資の支援措置により、市内経済の活性化が期待できること、また
固定資産税の特例割合をゼロとした自治体では、本措置対象の中小企業は国の
各種補助金において優先採択の対象となることなど、市内企業の生産性の向上をさらに後押しできることから、当市の特例割合をゼロと定めること。
個人所得課税については、
給与所得控除・
公的年金等控除の額を10万円引き下げ、同額を基礎控除に振り替えて、「33万」から「43万円」に引き上げるということ。
たばこ税については、
紙巻きたばこの税率を1本当たり1円ずつ、平成30年10月1日、平成32年10月1日、平成33年10月1日の3段階で増税がされるものであるとの説明がありました。
委員からは、市町村が作成した計画に基づき行われた中小企業の一定の設備投資についての質疑があり、所管課からは、対象の設備投資は、商品の生産、販売等に伴う設備などであり、個別の
最低取得金額など詳細な説明を受けました。
審査の結果、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第66号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)であります。
本改正案は、
地方税法施行令の一部改正に伴う改正であり、3月31日に
専決処分を行ったものです。
主な内容は、
国民健康保険税の
基礎課税額の
課税限度額の引き上げと、低所得者に係る
保険税軽減の拡充であるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案承認すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第68号 稲敷
市医療福祉費支給に関する条例の一部改正についてであります。
本改正案は、茨城県
医療福祉対策要綱が改正されたことに伴い、稲敷
市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正するものであり、主な内容は、本年10月より県の補助対象となる小児の
医療福祉費給付範囲が、現行の「中学生の
入院医療費」から「高校生の
入院医療費」まで拡大されることに伴う改正であるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第69号 稲敷
市国民健康保険条例の一部改正についてであります。
本改正案は、
国民健康保険施行令の一部が改正されたことに伴い、稲敷
市国民健康保険条例の一部を改正するものであり、主な内容は、
国民健康保険事業を都道府県と市町村がともに行うと定められたことによる文言等の変更であるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第70号 平成30年度稲敷
市一般会計補正予算(第1号)であります。
東日本大震災における
災害援護資金に係る
元金償還金が、平成30年3月に一括での繰り上げ償還があり、本年度9月末までに県へ償還をする必要があるための追加補正であるとの説明がありました。
審査の結果、質疑・討論ともになく、
全会一致により原案可決すべきものと決定をいたしました。
最後に、請願第1号 東海第二原発を再稼働させないことを求める請願書についてであります。
委員からは、東海第二原発を再稼働し、
万が一事故が起きた場合の避難者の
受け入れ先などに不安があり、東海第二原発のような40年もたっている施設を再稼働することにも不安があるとの意見や、国、県及び東海第二
原発周辺自治体でも方針を決めていない状況であるので、もう少し時間をかけて調査研究をしてはどうかという意見が出されました。
審査の結果、多数により継続審査すべきものと決定をいたしました。
以上につきまして、
市民福祉常任委員会に付託されました議案等12案件についての審査経過並びに結果についてのご報告でございます。何卒、当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同をお願い申し上げます。
○議長(
高野貴世志君) 以上で、
市民福祉常任委員長の報告が終わりました。
次に、
産業建設常任委員会委員長若松宏幸君。
〔
産業建設常任委員長若松宏幸君登壇〕
◎
産業建設常任委員長(若松宏幸君) 改めまして、おはようございます。
ただいまより、
産業建設常任委員会に付託されました議案5案件につきまして、ご報告いたします。
当委員会は、去る6月13日、第3委員会室において審査を行いました。執行部からは、
齊藤産業建設部長、
鈴木上下水道部長のほか、所管各課長及び担当職員の皆さんにご出席をいただきました。
それでは、各議案の主な審査内容と採決結果についてご報告いたします。
初めに、議案第64号
専決処分の承認を求めることについて(平成29年度稲敷
市一般会計補正予算(第8号))のうち、当
委員会所管部分についてであります。
農政課所管では、
担い手確保・
経営強化支援事業補助金1,993万2,000円の増額等をするもので、国の補正予算に基づき、東地区の五つの経営体について事業が採択になったことによるものであり、また、採択が年度末となり、年度内の事業完了が困難なことから、同額を繰り越したことが説明されました。
委員からは、
補助内容等について質疑があり、農業用機械及び乾燥機などの施設を整備される方で、五つの経営体のうち個人が2件、法人が3件であること、また、事業計画の達成状況については、計画期間中、毎年度、茨城県へ報告することとなっていることが答弁されました。
次に、建設課所管では、
成田国際空港周辺対策交付金で1,516万4,000円を増額するもので、交付金の対象である江戸崎地区5路線、新利根地区3路線の道路事業が完了し、交付金が確定したことに伴うものであり、あわせて財源内訳の変更を行ったことが説明されました。
審査の結果、
全会一致により原案承認すべきものと決定いたしました。
次に、議案第71号 平成30年度稲敷
市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
本案は、森林湖沼環境税を活用して、農業集落排水施設への接続工事の補助拡充を行うため、歳出で農業集落排水事業事務費338万円を増額し、あわせて歳入で、農業集落排水県補助金の増額及び前年度繰越金の充当処理を行うことが説明されました。
審査の結果、
全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第72号 平成30年度稲敷
市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
初めに、歳出では、下水道整備のための国からの追加補助金により、江戸崎処理区整備事業6,500万円を増額するもの及び農業集落排水事業と同様に、森林湖沼環境税を活用して、下水道の接続支援拡充を行うため、下水道事務費2,296万円を増額することが説明されました。
続いて、歳入では、下水道整備のための追加補助金として、社会資本整備総合交付金2,000万円の増額、追加補助に伴う事業費の起債借り入れとして、公共下水道事業債4,000万円の増額、また、下水道の接続支援拡充に伴い、下水道費県補助金2,201万5,000円を増額する等の説明がありました。
審査の結果、全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第74号 市道路線の認定についてであります。
本案は、圏央道の整備により既設路線が分断したことにより、当該路線にかわる側道や跨道橋の整備に伴うもので、路線ごとに詳細な説明がありました。
審査の結果、
全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
最後に、議案第75号 市道路線の変更についてであります。
本案は、議案第74号と同様に、圏央道の整備により既設路線が分断したことにより、当該路線にかわる側道、跨道橋の整備に伴い、13路線で変更が生じたもので、路線ごとに詳細な説明がありました。
審査の結果、
全会一致により原案可決すべきものと決定いたしました。
以上のとおり、
産業建設常任委員会に付託されました案件の審査の経過及び結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同をお願い申し上げ報告といたします。
○議長(
高野貴世志君) 以上で、
産業建設常任委員長の報告が終わりました。
これをもって、議案の審査経過と結果についての各委員長からの報告が終わりました。
ここで休憩します。
午前10時27分休憩
──────────────────────
午前10時44分開議
○議長(
高野貴世志君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより各議案についての討論、採決を行います。
初めに、議案第59号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第59号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例)を採決します。
採決は電子採決といたします。
議員各位に申し上げます。議席にある出席ボタンが点灯していることを確認してください。
本案に対する委員長の報告は、原案承認であります。
本案は、委員長の報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第60号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
まず、原案反対の方の発言を許します。
討論はありませんか。
20番山口清吉君。
〔20番山口清吉君登壇〕
◆20番(山口清吉君) 20番、日本共産党の山口清吉でございます。
議案第60号
専決処分の承認を求めることについて、これは稲敷
市介護保険条例の一部を改正する条例であります。この条例に反対の立場で討論をいたします。
本案は、平成30年度から平成32年度までの
介護保険料額を基準額で年額5万7,600円から年額6万2,400円に引き上げるもので、年額5,200円、月額400円の引き上げとなるものであります。
介護保険は、2000年4月から「家族介護から社会で支える介護へ」というスローガンを掲げて導入されましたが、実際には要介護度に応じてサービス内容や支給額が制限され、スタート当初から、保険あって介護なしというふうにいわれてまいりました。
家族介護のために仕事を辞める介護離職や、介護難民といわれる要介護者の増加など、介護をめぐる問題は、高齢者はもちろん現役世代にとっても重大な不安要因となっております。それなのに、この間だけでも、2014年の医療介護総合法、2017年の地域包括ケア強化法などの介護保険改定を通して、国民に負担増と給付減を押しつけてまいりました。
2014年の法改定により、要支援1、2と認定された人の訪問介護、デイサービスが介護保険の給付から外されました。要支援者には、保険給付にかわって、自治体から代替サービスが提供されますが、そのサービスを担う介護予防日常生活支援総合事業の予算には上限がつけられ、各自治体は大幅な給付費の抑制を求められています。
政府、厚労省は、これまでも要支援者向けの在宅サービスの給付について、ヘルパー派遣の回数制限や1回当たりの介護時間の短縮など、給付抑制の改悪を繰り返してまいりました。2017年の通常国会で通した地域包括ケア強化法で、各自治体の自立支援、給付効率化の達成度を国が採点評価し、成果に応じて予算を加算する仕組みを導入しました。
政府、厚労省は、この間、各地の自治体に、要支援者や要介護1、2の人に対して自立支援を働きかけるモデル事業を実施させてきました。その中で、模範例とされる自治体では、
介護サービスを申請する人を基本チェックリストだけでサービスの必要はないと門前払いするとか、自治体が設置する地域ケア会議が給付の門番となり、サービス縮小の方向で
ケアプランの見直しが迫られる、既に
介護サービスを受けている人が、卒業の名でサービスを打ち切られるなどの事例が次々と生まれて、利用者の重度化や家族の困難など重大な問題を引き起こしています。
2014年の法改定により、2015年度から特別養護老人ホームへの入所は要介護3以上とされ、10万人を超える要介護1、2の待機者は、受け皿の準備もないまま待機者の列から排除されました。要介護者から特別養護老人ホーム入所の申請権を奪うことで、見かけだけ待機者数を減らし、介護難民のまま放置するという最悪の責任逃れにほかなりません。まさに、要介護者を特別養護老人ホームから排除し、介護難民の放置と増大を促す大改悪であります。
2014年に可決された医療介護総合法により、2015年8月から、所得160万円以上の人の利用料が1割負担から2割へと引き上げられました。さらに、地域包括ケア強化法により、2018年8月、ことし8月からですけれども、年金収入340万円以上の人の利用料は3割に引き上げられます。
これらの負担増について、政府、厚労省は、所得に応じた負担と強弁していますが、2割負担の対象には、高所得とは到底いえない人が多数含まれ、介護と医療の両方で自己負担を強いられている人、施設に入所して、食費、居住費の負担をしている人などには、極めて苛酷な負担となっています。2割負担、3割負担に該当するかどうかは前年所得によって判定されますが、昨年は働いていて収入があったが、今は要介護で無収入というケースに対応した救済策はなく、低所得の人が負担増に苦しむケースも発生しております。
日本共産党は、介護保険の国庫負担を直ちに10%に引き上げ、将来的には国庫負担50%に引き上げることを提案します。その財源は、国民生活にも日本経済にも大打撃となる消費税増税ではなく、富裕層や大企業への優遇を改め、税制改革や国民の所得をふやす経済改革という、消費税増税とは別の道で確保することを求めています。
こうした公的介護制度への国庫負担の引き上げとあわせ、65歳以上の
介護保険料の全国単一の所得に応じた定率制に改めることや、要介護認定や利用限度額など、機械的な利用制限の仕組みを撤廃して、現場の専門家の判断で適正な介護を提供する仕組みに転換するなどの制度の根本的改革を求めているところでございます。
以上でございます。
○議長(
高野貴世志君) 次に、原案賛成の方の発言を許します。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これより議案第60号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市介護保険条例の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成多数です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第61号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第61号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員であります。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第62号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより、議案第62号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第63号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第63号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第64号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第64号
専決処分の承認を求めることについて(平成29年度稲敷
市一般会計補正予算(第8号))を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第65号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第65号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市税条例等の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第66号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第66号
専決処分の承認を求めることについて(稲敷
市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案承認であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案承認することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案承認されました。
次に、議案第67号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第67号 稲敷
市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第68号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第68号 稲敷
市医療福祉費支給に関する条例の一部改正についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第69号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第69号 稲敷
市国民健康保険条例の一部改正についてを採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第70号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第70号 平成30年度稲敷
市一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第71号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第71号 平成30年度稲敷
市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)を採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第72号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第72号 平成30年度稲敷
市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第73号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第73号
工事請負契約の締結についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第74号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第74号 市道路線の認定についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
次に、議案第75号に対する討論を行います。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これより議案第75号 市道路線の変更についてを採決します。
本案に対する委員長の報告は原案可決であります。
本案は、
委員長報告のとおり原案可決することに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成全員です。よって、本案は
委員長報告のとおり原案可決されました。
──────────────────────────
○議長(
高野貴世志君) 日程第2、請願第1号 東海第二原発を再稼働させないことを求める請願書を議題といたします。
討論はありませんか。
まず、反対の方の発言を許します。
討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 次に、賛成の方の発言を許します。
討論はありませんか。
20番山口清吉君。
〔20番山口清吉君登壇〕
◆20番(山口清吉君) 20番、日本共産党の山口清吉でございます。
私は、請願第1号 東海第二原発を再稼働させないことを求める請願について、賛成の立場で討論したいと思います。
多くの住民が再稼働反対の声を上げている中、日本原子力発電は、今年11月で稼働40年を迎える東海第二原発について、2017年11月24日、運転期間を最長20年延長できるよう、原子力規制委員会に申請しました。その日、村松社長は、申請は再稼働に直結しないと述べました。そして3月29日、30キロ圏内周辺の6市村、常陸太田
市、日立
市、那珂
市、ひたちなか
市、水戸
市、東海村と原電は、東海第二原発の再稼働をめぐり、実質的に事前了解を得る仕組みとすると明記した新安全協定を結びました。新協定による事前協議は、協議の時期は関連工事前なのか再稼働直前なのか、そして、住民の意思をどう把握し反映させるのかなど、事前了解の手続が明確になっていない点があります。
全国で初めて事前了解同等の内容が周辺自治体に拡大されたことは、被害は立地自治体にとどまらないという福島の現実と世論と運動の高まりの中で、この声を受けた周辺自治体の粘り強い要求や住民の声を原電としても無視できなくなったものと考えられます。
昨年の茨城県知事選挙の中でも、原発問題が大きな争点となり、出口調査では74%の有権者が再稼働反対と答えていました。直近の全国世論調査でも、段階的に減らして、将来的にゼロが64%、今すぐゼロが11%、大半が原発ゼロを求めています。
4月5日、原電は、東海第二原発の安全対策に必要な約1,740億円の資金調達について、東京電力と東北電力からの支援の意向が示されたと、原子力規制委員会の新規制基準適合審査会合で説明しています。この点を審査の前提条件としていた規制委員会側から異論は出ず、規制委員会が新規制基準への適合をまとめるのではないかと報道されています。
原電は、東海第二原発の再稼働準備を着々と進めています。しかし、新規制基準そのものが過酷事故を想定して、放射能を環境に放出することを前提としています。原発の安全を保障したものではないことは明らかであり、到底受け入れられるものではありません。原電は新協定を結ぶ協議の中で、とことん協議する、一自治体でも了解が得られなければ再稼働はできない、協議を打ち切ることはないとしています。
新協定を住民の立場でどう生かすのか、周辺自治体の首長と議会には責任がより一層重くなります。請願、陳情などが地方議会や県議会の取り組みとあわせて、安全神話を回帰させる動きにストップをかけ、東海第二原発の運転延長、再稼働を絶対に許さず、廃炉に向けた取り組み運動を強化することが望まれます。
3月9日、野党4党は全原発の速やかな停止、廃炉を掲げた原発停止エネルギー運転を実現するための改革法案、原発ゼロ基本法案を衆議院に共同提案しました。法案は、原発廃止、エネルギー転換の実現は未来への希望であると明記し、政治の意思として原発ゼロを決断するものとなっています。これもまさに、国民からの原発なくせの声が結実したものです。原発ゼロの国民的な運動は新たな段階、大きなうねりとなっております。
最後に申し上げます。東海第二原発をめぐる意見書の採択状況でございますけれども、茨城県の南、南部地域ですね、で意見書を採択していないのは、本稲敷
市と河内町とかすみがうら
市、この2
市1町だけであります。
茨城県知事選の出口調査でも原発問題が大きな争点となり、出口調査では74%の有権者が再稼働反対と答えていたわけでございます。本議会としても、議員各位の賛同で意見書が採択されることを願って賛成討論といたします。
以上です。
○議長(
高野貴世志君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 討論なしと認めます。
これで討論を終わります。
これより請願第1号 東海第二原発を再稼働させないことを求める請願書を採決いたします。
竹神裕輔委員長から、委員会の審査中の件につき、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査の申し出がありました。
委員長から申し出のとおり、請願第1号 東海第二原発を再稼働させないことを求める請願書を閉会中の継続審査とすることについて採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、継続審査であります。
本案は、
委員長報告のとおり継続審査とすることに賛成の方は賛成ボタンを、反対の方は反対ボタンを押してください。
〔賛成・反対者ボタンを押す〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れはございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) 押し忘れなしと認めます。
採決を確定いたします。
賛成多数です。よって、本案は
委員長報告のとおり継続審査となりました。
──────────────────────────
○議長(
高野貴世志君) 日程第3、
常任委員会の閉会中の
所管事務調査の件を議題といたします。
各常任委員長から、
所管事務調査のうち、会議規則第111条の規定によって、お手元に配付しました所管事務の調査事項について、閉会中の
所管事務調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
各常任委員長から申し出のあったとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) ご異議なしと認めます。よって、各常任委員長から申し出のとおり閉会中の
所管事務調査とすることに決しました。
──────────────────────────
○議長(
高野貴世志君) 日程第4、
議会運営委員会の閉会中の
所管事務調査の件を議題といたします。
議会運営委員長から、会議規則第111条の規定によって、お手元に配付しました本会議の会期日程等、議会運営に関する事項について、閉会中の
所管事務調査の申し出がありました。
お諮りいたします。
議会運営委員長から申し出のあったとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) ご異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり閉会中の
所管事務調査とすることに決しました。
続いてお諮りいたします。
本定例会中の議案等の審議にかかわる字句、数字、その他の整理を要する件については、会議規則第43条の規定により、その整理を議長に一任されたいと思います。これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高野貴世志君) ご異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
──────────────────────────
○議長(
高野貴世志君) 以上で、今期定例会の日程は全て終了いたしました。議員各位のご精励、ご協力に対し、心から厚く御礼を申し上げる次第であります。
以上をもちまして、平成30年第2回稲敷市議会定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
午前11時22分閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
稲敷市議会議長 高 野 貴世志
議 員 山 口 清 吉
議 員 中 沢 仁...