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03月07日-議案質疑・委員会付託-06号

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  1. 筑西市議会 2022-03-07
    03月07日-議案質疑・委員会付託-06号


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    令和 4年  3月 定例会(第1回)                 令和4年第1回              筑西市議会定例会会議録 第6号令和4年3月7日(月) 午前10時開議                                            令和4年第1回筑西市議会定例会議事日程 第6号                          令和4年3月7日(月)午前10時開議第1 議案第 4号 市道路線の廃止について   議案第 5号 市道路線の認定について   議案第 6号 地方独立行政法人茨城西部医療機構第2期中期計画の認可について   議案第 7号 令和3年度筑西市一般会計補正予算(第15号)   議案第 8号 令和3年度筑西市後期高齢者医療特別会計補正予算(第4号)   議案第 9号 令和3年度筑西市介護保険特別会計補正予算(第4号)   議案第10号 押印を求める手続等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定について   議案第11号 筑西市個人情報保護条例の一部改正について   議案第12号 筑西市職員育児休業等に関する条例の一部改正について   議案第13号 筑西市特別職の職にある者で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改         正について   議案第14号 筑西市庁舎建設事業基金条例の制定について   議案第15号 筑西市特別会計条例の一部改正について   議案第16号 筑西市消防団員の定員、任用、給与、服務等に関する条例の一部改正について   議案第17号 筑西市国民健康保険税条例の一部改正について   議案第18号 筑西市附属機関に関する条例の一部改正について   議案第19号 令和4年度筑西市一般会計予算   議案第20号 令和4年度筑西市国民健康保険特別会計予算   議案第21号 令和4年度筑西市後期高齢者医療特別会計予算   議案第22号 令和4年度筑西市介護保険特別会計予算   議案第23号 令和4年度筑西市介護サービス事業特別会計予算   議案第24号 令和4年度筑西市病院事業債管理特別会計予算   議案第25号 令和4年度筑西市水道事業会計予算   議案第26号 令和4年度筑西市下水道事業会計予算   議案第27号 令和4年度筑西市農業集落排水事業会計予算   議案第28号 筑西市職員の給与に関する条例等の一部改正について                                     (以上25案一括上程)第2 議員提出議案第1号 ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議(案)について                      本日の会議に付した案件 日程第1 議案第4号ないし議案第28号 日程第2 議員提出議案第1号                                  出席議員   1番 鈴木 一樹君     2番 水柿 美幸君     3番 國府田喜久男君   4番 中座 敏和君     5番 石嶋  巌君     6番 小倉ひと美君   7番 三澤 隆一君     8番 藤澤 和成君     9番 保坂 直樹君   10番 田中 隆徳君     11番 稲川 新二君     12番 小島 信一君   13番 大嶋  茂君     14番 津田  修君     15番 増渕 慎治君   16番 真次 洋行君     17番 仁平 正巳君     18番 尾木 恵子君   19番 三浦  譲君     20番 堀江 健一君     21番 秋山 恵一君   22番 榎戸甲子夫君     23番 箱守 茂樹君     24番 赤城 正德君                                 欠席議員   な し                           説明のため出席した者    市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       小室 髙志君      市長公室長     渡辺 貴子君   総務部長      高島 健二君      企画部長      山口 信幸君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      渡邉 千和君   市民環境部長    熊坂 仁志君      保健福祉部長    平間 雅人君   こども部長     岡本はるみ君      経済部長      伊坂 保宏君   土木部長      阿部 拓巳君      上下水道部長    大林  弘君   会計管理者     菊池  勇君      教育部長      古幡 成志君   農業委員会事務局長 田所 秀一君      秘書課長      飯山 正幸君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      鈴木  徹君      書記        中島 国人君   書記        川﨑 智史君                                           〔議長 増渕慎治君議長席に着く〕 ○議長(増渕慎治君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立しております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員の出席者は、前回のとおりであります。 議会運営委員会委員長議会運営委員会の協議結果についての報告を願います。 議会運営委員会委員長 赤城正德君。          〔議会運営委員会委員長 赤城正德君登壇〕 ◆議会運営委員会委員長赤城正德君) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会委員長報告議会運営委員会の結果について報告いたします。 円滑な議会運営を図るべく、去る3月3日に当委員会を全員協議会室に招集し、正副議長出席の下、開催いたしました。その結果をご報告いたします。 議員提出議案1案が提出され、協議の結果、これを日程第2として上程することを決定いたしました。 以上、報告いたします。 ○議長(増渕慎治君) ただいま報告がありました議員提出議案は、お手元に配付いたしております。 本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 議案第4号「市道路線の廃止について」から議案第28号「筑西市職員の給与に関する条例等の一部改正について」まで、以上25案を一括上程いたします。 これら25案につきましては、既に説明が終了しております。直ちに質疑を願いますが、議案につきましては各常任委員会への付託、新年度予算議案につきましては予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することを予定しておりますので、質疑は総括的なものにとどめていただきたいと存じます。 なお、重複する質疑や既に回答があったと判断されるものにつきましては、できるだけご遠慮いただきますようお願い申し上げます。 この際、申し上げます。議事の都合により、本日の議案質疑についての各議員の発言は、それぞれ30分、質疑回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 17番 仁平正巳君。          〔17番 仁平正巳君登壇〕 ◆17番(仁平正巳君) おはようございます。17番 仁平でございます。議案第7号及び議案第14号について質疑を行いたいと思います。 まず、議案第7号、令和3年度筑西市一般会計補正予算について、議案書の29ページ、上段にございます消防団員活動用装備品購入事業についてお伺いをいたします。この事業は、200万円の予算でございますが、まず防毒マスク購入の理由は何なのか。そしてまた、その効果についてお伺いをいたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 仁平正巳君の質疑に答弁願います。 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 仁平議員のご質疑に答弁いたします。 消防団員活動用装備品購入事業防毒マスク購入の理由と効果ということでございますが、この事業につきましては、近年消火までに長時間かかる大火災が発生しておりまして、特に産業廃棄物等が集積している箇所での火災については、平成31年から令和3年までに7回という回数に上っております。そのうち5回については、10時間を超える大火災というような状況でございます。そのような火災の場合、燃焼物に含まれるダイオキシン類や窒素、硫黄、銅、亜鉛といった金属も含まれた煙が発生する場合がございまして、非常に強い毒性があるというところでございます。 そうした、いつ起こるか分からない火災、特にヤード火災といったものが想定されるわけですが、そうした火災に対しまして、ばいじんや有毒ガスから消防団の健康と安全を守るため、消火の際に装着するマスクを消防団全員に購入するため、今回200万円の繰越明許補正をお願いしたところでございます。 あわせて、新型コロナウイルス感染症が最近急拡大している状況でございまして、特にオミクロン株が出てからは、そのウイルスが拡大しておりまして、感染者も高止まりしているような状況でございます。そうした感染対策をより十分に行うべきというところもございまして、新型コロナウイルスの存在が懸念されるような災害現場においても、このマスクを使って活動していただくということで、消防団の安心安全が確保できるというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 様々な大火災あるいは産廃から発出される有毒ガス、あわせて新型コロナウイルス感染症対策という理由をお伺いしました。 それでは、その防毒マスクの1個当たりの単価は幾らぐらいのものを想定しているのか。私が調べたところによりますと相当な種類がございます。値段的に言いますと、下は1,900円ぐらいから、上は3万円ぐらいございます。しかもその種類なのですが、直結型、全面型、平面型、軍用型、頭巾型等々ございますが、どのような形を想定して、そして単価は幾らぐらいのものを購入するのか。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 防毒マスクの単価等についてでございますが、現在想定している単価といたしましては、1つ2,000円から2,500円程度のものを購入する予定としております。購入数としてはおよそ800個、全団員数分を見込んでいるところでございます。 それから、購入先につきましては、競争入札にて決定してまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 分かりました。先ほど申し上げた種類の、単価的には非常に安い部分ですよね。これでダイオキシンだとか石綿だとか、そういう大火災で発生するものが果たして防毒できるのかどうか少し不安に感じておりますが、800個、つまり消防団員の数、全員の数をそろえるということでよろしいですね。ありがとうございます。 それでは次に、消防施設整備事業(消火栓・防火貯水槽等)について、これは242万5,000円の予算でございますが、まずこの事業を行う理由をお伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 消火栓、防火貯水槽の設置についてでございますけれども、消防庁が定めた防火対象物と消防水利までの距離の基準といったものがございまして、これは消防水利の基準というのですけれども、この基準に照らしまして、消防水利が今現状十分にあるかどうかといったところを確認しているところでございます。 そうした中で、自治会等からの要望等を踏まえまして、消防署や関係機関、消防団とも意見調整を行いまして、こうしたある場所に消火栓や防火貯水槽を設置しようということを計画いたしまして、選定した上で消火栓、防火貯水槽の設置をしているというところでございます。  以上です。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) それでは、消火栓の設置場所はどこなのか、それから何か所、そしてそれを選定した理由。自治会等からの要請があったとは聞きますけれども、それを選定した理由をお伺いします。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 先ほどご説明いたしましたとおり、設置場所につきましては、消防署や関係機関、消防団等の意見調整を行った上で決定させていただいております。来年度の設置箇所につきましては、箇所数が、すみません、今現在手元にはないのですが、関係機関との調整をした上で場所を決定したというところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 大林上下水道部長
    上下水道部長(大林弘君) 仁平議員のご質疑に答弁いたします。 令和3年度の消火栓の施工状況でございますが、伊讃美地内の配水管の新設工事に併せて、先ほど市民環境部長が答弁いたしましたとおり、消防水利の基準、それに照らし、また自治会等の要望、関係機関との調整を行い、新たに2基を設置いたしました。それから、石綿セメント管の布設替えに伴いまして、玉戸地内7基、樋口地内6基、伊佐山地内、布川地内でそれぞれ各2基、市野辺地内、一本松地内、下中山地内、川澄地内で各1基、合計21基の消火栓の設置替えをいたしました。これについては、今まであった箇所に伴うもので、増加はしておりません。新設、設置替え、合わせまして合計23基施工をいたしました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 合計23基の設置ということですが、そうすると242万5,000円のうち消火栓に関わる金額と、それから防火貯水槽に関わる金額は別々だと思うのですが、その割合といいますか、その金額を教えてください。 ○議長(増渕慎治君) 大林上下水道部長。 ◎上下水道部長(大林弘君) 答弁いたします。 私のほうからは、消火栓しか担当していませんので、消火栓の分の費用について答弁いたします。令和3年度新設については141万9,000円、設置替えについては1,790万8,000円、合計で1,932万7,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 1,930万円という金額は、そうするとこの242万5,000円とは全くかけ離れていますけれども、それはどこに書いてあるのですか。消火栓141万9,000円ですか。消火栓の設置、金額というのは。 ○議長(増渕慎治君) では、もう1度。 大林上下水道部長。 ◎上下水道部長(大林弘君) 答弁いたします。 これにつきましては、242万5,000円というのは、当初予算に対して不足分の増額補正でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 不足分の金額が242万5,000円なのですが、ですから消火栓は幾ら、貯水槽は幾ら。これは別々でしょう。これは一緒になっていますけれども。では、242万5,000円から141万9,000円を引いた残りが防火水槽ということで理解していいのかな。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) はい、その差額が消火栓というものになります。  以上です。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) それでいいということね。 それでは、防火水槽の設置場所、それから何か所なのか、お願いします。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 すみません、今手元にその数字を持ち合わせてございませんので、後ほどご説明させていただければと思います。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) おかしいでしょう。242万5,000円から、今消火栓のほうが141万9,000円で、残りが防火水槽の金額だと。場所も分からないで、何で金額が上げられるのですか、ここへ。どうやって算出したのですか。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 箇所数につきましては、確定しているのですけれども、すみません、今私の手元に資料がないので、ご説明できないところでございます。申し訳ございません。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) もう少し勉強してから議場に出席してください。この話はこれで終わります。 次に、議案第14号、筑西市庁舎建設事業基金条例の制定についてとありますが、私は、この庁舎建設という文言、言葉を今回の議会で初耳なのですが、これは本庁舎という理解でいいのかどうか、まずそこをお尋ねします。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 仁平議員のご質疑にご答弁申し上げます。 本庁舎でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) それでは、この問題、簡単なようですけれども、実は根が深いのです。 では、本庁舎は、いつ頃、どこに建設する予定なのか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 現時点におきましては、建設時期、建設場所についてはまだ決まってございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 決まっていないということですね。 では、なぜ決まってもいないことを、3億円も、財政が大変だと言いながら、なぜこの時期に積み立てなければならないのか、その理由を教えてください。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 現在本庁舎が入居していますスピカビルにつきましては、30年が経過しております。耐用年数を考えますと、長期的な行政運営の観点から、庁舎建設というものを考えていかなくてはならないというふうに考えています。そこで、将来に向けた備えということで、今回条例の制定をお願いするものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 将来に向けて建設資金を積み立てていくということは、決して間違っている理論ではないと思います。しかし、今市民の多くが、このコロナ禍で大変疲弊をしている、そして我慢を強いられている状況の中で、何も今そういう余分な、3億円もの基金を積み立てる必要はないのではないかと思うのです。なぜならば、実は庁舎については、前市長の頃から戦々恐々、様々な議論があって、このスピカビルに本庁舎を移転するということで、本庁舎移転は特別議決、3分の2以上の賛成がなければ移転はできない、相当すったもんだやった記憶がございます。 スピカビルの耐用年数は、50年から60年と言われています。それで、このビルが、先ほど総務部長がお答えになったように、平成3年5月完成ですので、既に31年を経過している。つまり逆算しますと、あと20年から30年しかもたないということなのです。しかしながら、このスピカビルに本庁舎を移転して、まだたった5年なのです。 別に須藤市長の批判をするつもりはありませんけれども、須藤市長が本庁舎を移転するときの金額、これは公約で最初6億円と言ったのです。6億円ではちょっと無理なのは、どなたも分かっていたのですが、この庁舎移転が決まってから今までにかかった金額、新人議員もいるので、昔のことは分かりませんので、今日はっきりしておきますけれども、今までに、つまり中古住宅を買ってリフォームした金額、これが27億2,633万円かかっています。相当な金額だと思います。そして、そこにビルの購入金額3億5,000万円。ですから、30億7,600万円をこのビルに投資をしたわけです。やっと5年たって落ち着いたわけです。消防のほうもこっちに移転して、古い庁舎を5億9,000万円かけて今年取り壊して駐車場にすると。そういうことで、やっとこのスピカビルが本庁舎として確立したのが5年目なのです。今年ね。それで、30億7,600万円もかけてしまった。 それなのに、今度は新しくまた庁舎建設するという議論、この発想をしたのは誰なのですか。起案をしたのは。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私が指示をいたしました。私は、今の計算どおりに、あと20年しかもたないと考えた場合には、結城市の庁舎のことを考えたり何かすると、やはり少なくとも60億円ぐらいかかるということは、3億円掛ける20年で60億円。私も、市長は2期ぐらいきりやっておりませんので、先々のことは分かりませんが、20年ということで、20年掛ける3億円、60億円かかりますので、ということでございます。先々のことですから、今のうちからやっておくということです。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 3億円ずつ積んで、20年で60億円。ちなみに結城市の市役所は、今度新しくなりましたが、46億円でございます。 20年たちますと市長、国立社会保障人口問題研究所の予想では、筑西市の人口は約7万7,000人と予想されております。今は10万人ですから、60億円構想いいかもしれませんが、やはり20年たったら、庁舎を新しくするについては、今言っても、恐らく20年、忘れてしまうと思うのですけれども、その人口規模に見合った、シンプルな、スリムな庁舎が望ましいのではないかと思うのです。そのときは、またここを壊さなければならないわけです。そのお金も相当かかる。そういう中で、私は、何もこのコロナ禍真っただ中にスタートしなくても、もう少し後でもいいのではないか思うのです。 今茨城県西部メディカルセンターで医師不足、看護師不足が叫ばれている中で、そういう余分なお金があったら、医師を招聘するのに使うとか、看護師のために敷地内、私は病院を造るときにも言いましたけれども、敷地内に保育所を建設して、看護師が安心して子供連れで、24時間体制で子供を預けて仕事ができるように、そういう施設にしないと、今後看護師は集まりませんよという提案をしたことがあるのですが、いまだにそんなことは考えてもいない。そういう、3億円あったらできるのです。 だから、今何も3億円積み立てなくても、新型コロナウイルス感染症対策、違うところにもやったほうがいいのではないかな。このビルを31億円近くかけたのですから、まだまだそういう発想は、私は何だか不謹慎なような気がしてならないのです。そういう意味でもう1度考え直して、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてからでもいいのではないかなと思うのですが、いかがですか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) これは、議員の皆様方のお願いすることですから、議員の皆様が反対と言えば、それで結構でございます。私は、今財政関係が一生懸命やってくださいまして、現実的に四十数億円の基金を持っております。貯金ですね、家庭で言えば。その中で、災害が起きたときとか、あるいはそういう準備するためのお金の中から拠出するということも1つ考えているのでありまして、やはりあと二十年きりもたないとなれば、20年前から貯金していないと、この先、20年先の方々が困るのではないかなと思って皆様方にお願いするのでありまして、反対であるならば反対で結構でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 確かに仁平議員おっしゃるとおり、スピカビルに移転してからまだ5年しか経過はしてございません。ただ、今市長も申しましたとおり、このビルの耐用年数を考えますと、庁舎建設、議員もおっしゃったとおり、かなりの検討をして、建設までに期間を要するというふうに考えてございます。最低でも懇談会、委員会、そういったものの立ち上げから用地を見つけて建設して使うというまでには、おおむね10年程度は最低でもかかるのではないかというふうに現在思っているところでございます。 令和元年の第4回定例会のときに、箱守議員から、その耐用年数も考えると、そろそろ庁舎建設のための基金というものを創設してもいいのではないかというご質問もいただきました。それもございましたので、事務方としましてもいろいろ調べまして、近隣自治体の庁舎建設の費用等も勘案した上で、あと残りの年数を考えれば、将来の備えということで、1年でも早く基金については創設したほうがいいのではないかということで、今回条例のほうの提案をさせていただきました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 17番 仁平正巳君。 ◆17番(仁平正巳君) 先ほど市長から、反対するなら反対されてもいいと。私は冒頭に言ったでしょう。反対とかではなくて、基金を積み立てることはいいことだと、悪いことではないという。ですが、何もこの新型コロナウイルス感染症真っただ中に始まらなくても、1年ぐらい送ってもいいのではないかなということを言ったまでです。 市長は、私と違って多少気が短いところがありますから、そう言ってしまうのですけれども、反対しているわけではなくて、こういうことは何かの機会に少し我々と相談があってもいいのではないですかと言いたいのです。市長は、常日頃から、市民の皆さんと議員と何でも相談して事を進めていくと言いながら、いきなり庁舎建設と出ると、私は看過できないのです。 5年しかたたないのに、やっと落ち着いて庁舎らしくなってきたのに、今度新しい庁舎を建てる。古いうちを買ってリフォームが終わったら、今度新しくうち建てましょうよというのと同じでしょう。そういうことを言いたいのです。 いずれにしても、反対とか賛成とか、討論ではありませんので、その真意をお伺いしたわけで、あとは議員の皆さんがどう判断するか分かりませんが、少し3億円の積立ては、このコロナ禍の中で喫緊ではないかなと感じて私の質疑を終わります。ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。          〔6番 小倉ひと美君登壇〕 ◆6番(小倉ひと美君) 皆様、おはようございます。議席番号6番 明政会、小倉ひと美でございます。 ロシアがウクライナに対する軍事侵攻に踏み切り、現地ではロシア軍とウクライナ軍の戦闘が続いています。幼い子供たちを含むたくさんの方の貴い命が、今こうしている間にも奪われ続けています。一刻も早く平和的解決が図られ、ウクライナの人々に再び穏やかな日常が戻りますことをお祈りいたします。 それでは、早速質疑に入らせていただきます。議案第7号 令和3年度筑西市一般会計補正予算について質疑をさせていただきます。まず、議案書25ページ、農業委員会情報収集等業務効率化支援事業について伺います。この事業は、推進委員2人に1台の割合で、タブレット端末10台を購入するというものだそうです。そこで、このタブレット端末購入の経緯とこの事業の内容を詳しくご説明ください。 あとは質問席にて質疑を続けさせていただきます。 ○議長(増渕慎治君) 小倉ひと美君の質疑に答弁願います。 田所農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) 小倉議員のご質疑にご答弁いたします。 タブレット端末の導入の経緯と事業の具体的な内容ということでございますが、担い手への農地の集積・集約化を促進するに当たりまして、農業委員会が管内の農地の所有者等に対して、規模縮小、規模拡大等に関する意向を迅速に把握するとともに、当該情報を速やかに市及び農地中間管理機構等の関係機関と共有するための業務を円滑に遂行できるようにする必要があることから、タブレット端末を導入することになりました。 タブレット端末の導入については、市町村費や県費ではなく国費で措置するよう、農業委員会系統組織では国に対して要望しておりましたが、速やかに情報収集ができるよう、タブレット端末の導入が令和4年度当初予算ではなく、令和3年度補正予算で全額国費により措置されることになりました。農地利用最適化推進委員2人に1台の割当てとなっていることから、当農業委員会では最適化推進委員20人でありますので、10台の導入となります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、このタブレット端末を業務にどのように活用するのでしょうか。また、この端末を活用することで、今まで行っていた業務がどのように改善されるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 田所農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) ご答弁いたします。 農地利用状況調査や農地法に基づく許認可等を行う際の現地確認に活用できるアプリを現在、農林水産省が作成しており、令和4年度早期には活用可能となる予定です。これにより、これまで紙の地図を基に現地調査を行い、その結果を職員が農地情報システムに登録しておりましたが、タブレットで現地から直接入力が可能になりますので、的確かつ効率的に事務を行うことができるようになります。 また、農地の所在、地番、地目、面積、所有者、耕作者、賃借権等の権利の種類と貸借期間、境界確認が現場でできるようになります。また、タブレット端末で撮影した農地の写真を地図に登録することもできるようになります。さらに、農地の貸し借りや売買に関する意向等の情報が現地で把握できることから、農地の集積・集約化を効率的に進めることが可能になります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 業務がかなり効率化されるということですが、先ほど令和4年度の当初予算ではなく、今回の補正という形で、ちょっと早く導入が進められるようなのですが、このように業務がかなり効率化されるということは、もうちょっと早い時期でもよかったのかなと思うのですが、なぜ今このタイミングでの導入という形になったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 田所農業委員会事務局長。 局長、少しゆっくりしゃべってください。 ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) 今の時期ということでございますが、当初から農業委員会系統組織では、この事業に対する要望を出しておりました。そういうことで採択されたということでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、こちらは予算額40万円となっていて、タブレット10台購入なのですが、1台当たり4万円ほどのタブレットということで、この業務を行うに当たって4万円のタブレットは、業務がスムーズに行えるのか、スペックとかに問題はないのか伺います。 ○議長(増渕慎治君) 田所農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) 購入に対する仕様書につきまして、その部分で記載されているところであるのですが……          (「聴取不能」と呼ぶ者あり) ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) (続)はい。それについては、農地情報システムの内容と照らし合わせて、問題ないと思われます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、農地利用最適化推進委員の方、タブレット端末の操作に慣れていない方もいるのかと思われますが、そういった方へのサポートは何か考えているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 田所農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(田所秀一君) ご答弁いたします。 現地調査の際には事務局の職員が同行するようにしておりますので、問題ないと思います。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では次に、議案書29ページ、教育情報化整備事業について伺います。 こちらは、デジタル教科書を購入するためのものということですが、この事業の詳しい内容についてご説明をお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) 小倉議員のご質疑に答弁いたします。 国の令和3年度補正予算に計上されました、GIGAスクール構想推進のための学習者用デジタル教科書活用事業におきまして、英語のデジタル教科書が、全ての学校の小学5年生から中学3年生に提供されます。さらに、追加で、1教科分のデジタル教科書が、市内の8割の学校に提供される予定となっております。デジタル教科書の整備状況に格差が生じないよう、国の予算で整備されない、残りの2割の学校について、デジタル教科書を整備するための必要な経費を計上するものでございます。 デジタル教科書につきましては、各教科の出版会社によりクラウド上で配信されます。今般の補正予算では、デジタル教科書を閲覧するためのライセンスを購入する形となっております。 なお、全額を令和4年度に繰越し、執行する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 英語の教科書は全ての学校ということで、残りもう1教科分が国から8割で、公平性を保つために筑西市の負担が2割ということで、こちらは21万6,000円の予算がのっているということでよろしいのですよね。 そうしますと、この8割の学校へということで、なぜ8割で、2割は自治体負担するような形になったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁いたします。 文部科学省では、令和6年度からのデジタル教科書の本格的な導入に向けた検討を進めております。今般国の補正予算で提供されるデジタル教科書は、その本格導入に向けた課題解決のための実証事業として提供されるものでございます。そのため、英語のデジタル教科書は、全国の小学5年生以上に一律で提供されますが、追加で提供される1教科につきましては、県の教育委員会において、市町村ごとの3つのプランを設けまして、その中から割り当てられることになっております。 筑西市におきましては、音楽・美術・技術家庭・保健体育、この実技4教科の中から1教科を選択するプランということが割り当てられております。2割の学校については、国の予算でのデジタル教科書は提供されません。しかしながら、市といたしましては、デジタル教科書の整備状況に、学校ごとに格差が生じることは好ましくないと考えておりまして、残りの2割の学校についてもデジタル教科書が提供できるよう補正予算を計上しているものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 今回は、令和6年度の本格導入へ向けての実証実験ということで、国から8割の予算が入ったということで、公平性を保つために、学校の格差が出ないために、自治体で2割の負担をしてデジタル教科書を配備するということですね。 将来的には、教科書は全てデジタル教科書になっていくということでよろしいのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁いたします。 デジタル教科書は、その特性を生かして様々なメリットが期待できる一方、学校の通信環境への負荷、それと画面を注視することによる視力の低下など、健康面での懸念も指摘されております。そのため、文部科学省では、デジタル教科書の本格的な導入に向けた課題を検証するために、今般の補正予算による全国的な実証実験を実施し、またデジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会議というのもございまして、そちらのほうでも、メリット・デメリットも含めて今後のデジタル教科書の在り方を検討しており、様々な検証結果を踏まえながら方向性が示されてくるものと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では最後に、議案書31ページ、板谷波山生誕150年記念事業について伺います。 この事業は、筑西市が誇る板谷波山先生の生誕150年を記念しての事業ですが、今回国の文化資源活用事業に採択されたことから、この事業の補助金を活用できるため、財源を組み替えるとのご説明をいただきました。そこで、国の文化資源活用事業と補助金について詳しくご説明をお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) 小倉議員のご質疑に答弁いたします。 文化資源活用事業費補助金でございますけれども、こちらには事業名がございまして、地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業という事業になっております。これは、文化庁の令和2年度からの事業で、日本博を契機といたしまして、地方の博物館等が、国等の有する地域ゆかりの文化資産を活用しまして、訪日外国人客の増加や地方への誘客等を促す展覧会など、地域活性化の好循環の創出を図る地方の博物館等の取組に支援する事業でございます。 補助対象となる主な事業内容としましては、地域に伝わる美術工芸品を国の機関から借り受けての展覧会の開催となっております。本市の板谷波山生誕150年記念事業の展覧会は、国立工芸館の所蔵作品や国の重要文化財に指定されている作品を借り受けての展覧会でございます。補助対象の内容に合致するものでございます。補助率は2分の1でございます。 令和3年度につきましては、全国で26件の事業が採択されており、それの1つが本市の板谷波山生誕150年記念事業でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、この補助金が決定するまでの経緯についてご説明をお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁いたします。 国からの交付金活用までの経緯でございますけれども、板谷波山生誕150年記念事業を企画するに当たり、一般財源以外に国の交付金や補助金等を確保するために、文化庁の事業等に造詣が深い公益財団法人波山先生記念会の板谷理事長や波山研究の第一人者である学習院大学の荒川教授など、様々な方々からご助言をいただきました。 その中で、文化庁の地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業というものの趣旨が、本市の板谷波山生誕150年記念事業の内容に合致するものと判断いたしまして、補助事業の採択を申請し、交付決定されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、こちらで、こういった事業への補助金があるというのを調べて、補助金を申請して、もらえるようになったということでよろしいでしょうか。 では、この板谷波山生誕150年記念事業のメインは、令和4年度で約2,400万円の予算が計上されておりますが、新年度もこの補助金の活用ができるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁いたします。 令和4年度につきましても、文化庁の地域ゆかりの文化資産を活用した展覧会支援事業は実施されます。既に交付要望書を提出してございます。令和4年度分の事業採択の可否でございますけれども、3月末頃に文化庁のほうから通知が来る予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 質疑は以上です。ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。          〔3番 國府田喜久男君登壇〕 ◆3番(國府田喜久男君) 3番 日本共産党、國府田喜久男です。 私も一般質問のときに、ロシアによる侵攻、これに対して決議すべきではないかと発言いたしましたが、その後もロシアの侵攻によって、罪もない子供たちや皆さんが涙を流したりしているのに、歯がゆい思いでいます。この議会でも、いち早く議員提案で、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議案を提案するということで、非常に私も賛成しています。 それでは、質疑に移りたいと思います。議案第7号、令和3年度筑西市一般会計補正予算についての保育士確保促進事業について、23ページの下の段なのですが、将来を担う子供たちに対する予算を組むということは、私もいいと思っております。690万5,000円計上しているわけですが、この保育士の配置について、対象施設はまずどこなのでしょうか。 あとは、質問席にて。 ○議長(増渕慎治君) 國府田喜久男君の質疑に答弁願います。 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 國府田議員のご質疑にご答弁申し上げます。 保育士確保促進事業のうち保育士を配置する事業は、加配保育士設置事業でございます。対象施設は、市が認可しております、市内私立の保育施設26施設となります。本年度は13施設から申請がございました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 690万円ということと。そうすると、何人ぐらい予定しているのでしょうか。限られた人数だと思うのですが。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 この総額につきましては、保育士確保促進事業という事業の補正予算でございます。保育士確保促進事業のうち加配保育士設置事業、それから低年齢児保育環境充実化事業、それと放課後児童クラブ指導員処遇改善事業、この3つの総額を合わせてが690万円の補正予算となっております。 この加配保育士につきましては、月額15万円の補助を行っております。今回申請がありましたのが13施設13名、交付の決定につきましては210万円の交付申請がございました。 以上でございます。
    ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) すみません、もう1回。経過について聞き取れなかったのですが、ちょっとゆっくり話していただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長、よろしくお願いします。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 この保育士確保促進事業でございますが、この事業の中では3つ事業がございます。1つが、加配保育士設置事業、もう1つが低年齢児保育環境充実化事業、もう1つが放課後児童クラブ指導員処遇改善事業、この3つの事業を今回の補正予算の中で補正をさせていただいた次第です。その総額が、先ほど申し上げました690万5,000円でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) すみません、最初の1つ目、ちょっとよく分からないのです。最初の1つ目は。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 最初の1つ目の加配保育士設置事業でございますが、こちらの事業につきましては、各施設が、あらかじめ年度当初に、保育施設ごとに定められた設置基準のあります保育士数、それよりも多く保育士を配置するというときに、市のほうでその保育士の給与に関して助成をするというような事業でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 何歳の子供中心なのでしょうか。例えば1歳から2歳の子供たちだとすると、1人の保育士で何人も見られないですよね。それから、3歳や5歳になると大分見られるということなので、それによっても人数が違うと思うのですが、そのところはいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 ただいま國府田議員がおっしゃったように、それぞれの年齢によって、配置される保育士数は基準が違っております。ただ、その基準に従って、各保育施設では保育士を配置しているわけです。ただ、市等の保育事業に関して、あらかじめに施設のほうで保育士を余分に配置するといった場合に対して、給与の助成をしているのですけれども、何歳に配置するかは、それぞれその施設の保育士の采配によりますので、年齢についてはこちらのほうでは把握してございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 一応把握して配置するのかなと思ったし、それからそれによってこの予算を計上したのかなと思ったのですが、その辺のところはどうなのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 あくまでも保育士の配置につきましては、各民間の事業者が配置することであって、あらかじめこちらのほうが、何人配置しなさいよというようなお話は、事業所のほうにはさせていただいておりません。事業所のほうで、大体この年齢のお子さんに対して需要が伸びていくのではないかと、それからそれぞれの保育所の中での運営にも関わってくるとは思うのですけれども、その内容を見越した上で、加配で保育士を配置していただいたという実績を報告していただいて、その上で助成を行っているという事業でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) それでは、具体的な業務内容ですが、これはどういうことでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 具体的な業務内容ですけれども、保育士として採用し、配置していただきますので、各保育園では、例えばクラスの副担任と保育士の業務を行っていただいているというふうに伺っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) それでは、募集方法なのですが、どのような方法で募集するのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 募集方法でございますが、それぞれの事業所が、それぞれで募集しておりますので、そのことについては、市のほうでは特に認知してございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 分かりました。それでは、次のほうに行きます。 議案第10号、押印を求める手続等の見直しに伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてですけれども、関係書類にこれから印鑑は要らないということになりそうなのですが、「署名押印」と、それから「署名又は記名押印」について、その両者の違いはどういうことなのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 國府田議員のご質疑に答弁申し上げます。 「署名押印」とは、自筆で自分の氏名を書きまして、印をご自身で押すものでございます。「署名又は記名押印」につきましては、自筆で自分の氏名を書くか、あるいはゴム印や印刷された名前の部分に印を押す、そのいずれか一方という意味でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 「署名押印」ですから、署名すれば押印は要らないのかなと思ったのですが、そうではないのですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 「署名押印」が義務づけられたものについては、ご自身で署名をしていただいて印を押すものでございます。ただ、今回の改正につきましては、そういった署名押印、そういったものについても見直しをして、なるべく押印がなくせるように検討したものでございますので、ある程度押印の義務づけを緩和する、そういったものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) そのことについては、印鑑業者が困るとかいう話を聞きましたので、押印する書類と、それからそうでない書類、そこはどういうふうに区分するのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 押印が必要なものと必要でないものの判断基準ということでございますけれども、まず押印が必要なものとしましては、契約書または請求書、そういった契約関係の書類であったり、委任状、同意書といった本人の意思であることが押印によって担保される、そういったものになります。 それ以外のもので、登録している印鑑、印鑑証明書の提出を求めていないもの、またはマイナンバーカードで本人確認ができるもの、こういったものにつきましては、それで本人が確認できるといった場合には、基本的に押印の必要がないものというふうに今回判断をしております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 確かに印鑑の場合は、誰でも押せますし、それから署名の場合は筆跡で誰が書いたか分かりますので、そういう方向に世の中も動くのかなとは思っています。 ただ、必要な書類と、要するに署名だけでいいものと、さっき言ったような、今部長がおっしゃったようなことは、周知徹底されないと迷うと思うのです。そこのところはどういうふうに徹底させるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 こういった書類関係につきましては、全て条例ですとか規則にその様式についても記載をしております。ですので、そういったものについては、順次規則の改正を行っているところでございます。また、市のホームページのほうで、所管しているのが総務部の行政改革推進課になってございますが、こういった書類につきましては、押印の見直しの結果、押印の必要がなくなりましたということで、お知らせのほうもさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 確かにインターネットは必要だと思うのですが、「ピープル」とか何らかの機会に、ぜひこのことについては周知徹底してもらうと、逆に市役所というと、もう印鑑ということですぐ浮かぶくらいになっていますので、このことについては最善を尽くしていただきたいと思うのです。そうしますと、市民のほうとしても助かると思うのですが、その辺のところ、再度お伺いしますけれども、もう少し徹底させていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 そういったことにつきましても、今後そういった書類を提出する時期などに合わせて、周知徹底ができるように努めてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) それで、もう少し具体化しつつあると思うのですが、いつ頃からもっと具体化というか、実質大丈夫になるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 具体化といいますが、もう押印の見直しについては順次行っておりまして、そちらの周知についてもホームページ上ではお知らせをしているところでございます。ですので、順次規則のほうも改正しておりますので、押印見直しは現在も続けているところでございます。 今回の見直しで申しますと、約1,800件見直しをしまして、押印を廃止するものがそのうち946件という結果でございましたので、廃止率は52.6%の押印を廃止しているところでございます。今後も定期的に見直せるところは見直してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) 終わります。ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) ここで休憩といたします。                                休  憩 午前11時 2分                                                                              再  開 午前11時19分 ○議長(増渕慎治君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 ここで市民環境部長より発言を求められておりますので、これを許します。 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 先ほどの仁平議員からのご質疑の中で、消防施設整備事業(消火栓・防火貯水槽)の補正額242万5,000円の内訳について、適切にご説明できなかったので、ここでご説明させていただければと思います。 この補正額242万5,000円につきましては、今年度の当初予算が、消火栓設置工事費の負担金として1,690万2,000円というものを予定してございましたが、これが設置工事費の人件費や資材高騰によって、1基当たりの工事単価が上がったということを理由に1,932万7,000円に増額してしまったと。この差額の242万5,000円を補正額として計上させていただいたというところでございます。したがいまして、この242万5,000円につきましては、全て消火栓の設置工事費の費用ということでございまして、貯水槽の費用というのは入っていないというところでございます。 あわせて、貯水槽につきましては、今年度1基の工事を予定してございますが、すみません。工事ではなくて土地の購入で、来年度に新規設置するという予定をしているのですが、この費用につきましては、今回の補正予算には影響していないというところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。          〔19番 三浦 譲君登壇〕 ◆19番(三浦譲君) 私のほうからは、一般会計補正、議案第7号で質疑いたします。 まず、17ページのところに前年度繰越金12億何がしというのが計上されております。多分これで令和2年度分の繰越金は全てなのかなというふうに予想するわけですが、まずお聞きしたいのは、この繰越金の推移です。令和元年度から2年度に幾ら、2年度から3年度に幾らと。今回がそれの確定的な答えが出てくるかなと思いますので、お尋ねをいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 三浦譲君の質疑に答弁願います。 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 三浦議員のご質疑に答弁をさせていただきます。 令和2年度への繰越金についてでございますが、まず令和元年度の決算におきます実質収支につきましては11億7,374万円となりました。そして、これを令和2年度に繰り越しております。なお、繰越額の確定は令和2年5月31日、出納整理期が終了後という形になります。 一方で、令和2年度の当初予算につきましては、繰越金は7億円で予算を見込んでおりました。その後に、令和2年度補正予算におきまして4億7,374万円を予算計上しておりますので、最終的な繰越金の予算総額は、令和元年度の実質収支額と同額の11億7,374万円となってございます。 続きまして、令和3年度への繰越金でございますけれども、同じように、令和2年度の決算における実質収支額は21億1,878万8,000円となりました。これを令和3年度予算に財源として繰り越しております。ちなみに令和元年度の繰越金と比べて約10億円増となっております。 一方で、令和3年度の当初予算におきます前年度繰越金は5億円を計上しております。その後、これまでに補正予算で16億1,878万8,000円を予算計上いたしましたので、最終的な繰越金の予算総額は21億1,878万8,000円となり、これは令和2年度の実質収支額と同額となります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 結構な額が繰越金として残るものだなと。実質収支額ですから、黒字分がここに出てきたということで、これは分かりました。 それで、この繰越金を使って、どういうふうに財源のほうに振り分けていくのかというところがお尋ねをしたいところですけれども、例えば財調に向けたり減債基金に向けたり、あと今後の新年度の補正、そっちのほうにも回すということかなと思うのですが、それの振り分け方といいますか、どういうふうに配分するのかということは、何か一定のルールみたいなものがあるのかどうかお尋ねをいたします。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 答弁させていただきます。 今回のこの繰越金につきましては、予算に計上しまして、その残額につきましては、今回15号補正によりまして財政調整基金、それから減債基金のほうに積み立てる。また、先ほどありましたような庁舎建設基金に割り振ったところでございます。 令和3年度は、比較的税収等が落ちるというふうに見込んだのですが、基本的には落ちていないというようなことがあります。法人税が比較的堅調でありましたので、市税総額でも伸びております。また、国の税収関係も非常に好調でございまして、それを財源とする交付税も増額となっております。それから、コロナ禍によりまして、前年度の繰越金、こういったものも多く出たということで、このような形になっております。 基本的には、こちらにつきましては財政調整基金、そして減債基金、先ほどありました庁舎建設基金、こちらに積み立てるということで予定をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 予算に比べて順調に歳入のほうがあったというお話でしたので、それ自体結構だなというふうに思うわけですけれども、あとその配分も考えていかなくてはならないわけですけれども、例えば余ったから財政調整基金にどんどん入れるというわけにもいきませんよね。後年度の借金返済のために、そっちのほうにも、返済基金にも余計に入れておこうというような大ざっぱな考えでやられても困るということで、その辺の何かルールというものが必要だと思うのです。その辺はどうなのでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 答弁をさせていただきます。 今回の財政調整基金の積立てにつきましては、まず11億2,000万円ほど予定しているところでございますが、その内訳といたしましては、まず法人市民税の増額分です。こちらは、後年度において交付税が若干減りますので、そういったものを想定して積立てをしております。それから、普通交付税の当初予算分の増額分、こちらにつきましても財政調整基金のほうに積立てをしております。それから、普通交付税には調整戻しというのもありまして、景気のいいときに戻されるものですけれども、そういったものもあります。そういったものも財政調整基金のほうに積み立てます。あと、国の景気がよいということもありまして、交付税の追加交付がありました。その財源につきましても、この財政調整基金のほうに積み立てています。 それから、減債基金でございますけれども、減債基金につきましては、やはり普通交付税による増額分です。これは、やはり国の景気がよかったということがありまして、交付税が追加交付となりました。その中に、臨時財政対策債の償還分というのが5億5,000万円入っています。そういったものを積み立てるということでございます。 そのほかには、令和4年度で取崩し見込みがありますので、そういったものもあらかじめ用意して繰越しをしているというふうなところでございます。それらの財源を含めて、さらにあと3億円程度財源が確保できるかなということで、先ほどの庁舎建設基金のほうに3億円という形で割り振っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) その3億円については、後で質疑をするわけですけれども、そうするとそういう財源の種類によって、財政調整基金だ、減債基金だというふうに分けているというふうに理解していいですね。 そうすると、財政調整基金にいっぱい入るときの、そういう年度もあるということもあるし、それから臨時財政対策債は今度減ってきますから、ですから減債基金のほうは積立てが少なくなってくるという傾向かなというふうにも思うのですが、どうでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 答弁させていただきます。 議員がおっしゃるとおり、交付税につきましては、税収等が堅調なときに積立てをするような形になりますし、当然財政調整基金のほうには積み立てていきます。確かに今回、臨時財政対策債がその分減っていますので、その分につきましては、積立てが今回できませんので、減債基金のほうにはその分を少し見込んで積み立てているというようなことになります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 減債基金のほうがないのは、そういうわけだったのですね。分かりました。 次に、基金管理費について、これは21ページのほうに出ておりますが、基金管理費のほうで財政調整基金、減債基金、庁舎建設基金と出てまいりました。それで、まず確認しておきたいのですが、過去3年ぐらいのそれぞれ基金の推移、財政調整基金、減債基金の推移をちょっとここで確認したいと思うのですが、お願いします。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 答弁させていただきます。 まず、財政調整基金におきます年度末の積立金の現在高の推移ということでございますが、まず平成30年度末が46億4万7,000円でございます。令和元年度末は44億5,215万円でございます。そして、令和2年度末もほぼ前年同額の44億5,251万9,000円を確保しております。 続きまして、減債基金における年度末積立金の現在高の推移でございますけれども、平成30年度末が25億3,400万円でございます。令和元年度末は23億3,424万円、そして令和2年度末が前年度とほぼ同額の23億3,670万9,000円を確保している状況にございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 財政調整基金なのですが、今回の積立てとは別に、財政調整基金は自由に使える一般財源ですから、例えば今回の新型コロナウイルス感染症の場合には、非常に貴重な財源になるわけです。緊急事態でしたから、どういうふうに使おうかと、財政当局、市長、相当頭を使ったと思います。市民がいろいろ困っているのだから、こういうことにも充てたいなと。いろいろ将来のことも考えて、そうも使えないなとか、いろいろ悩んだというふうに思うのですが、しかし市民のほうからこういう話もよく聞かれるのです。 10万円給付、国のほうで行った10万円給付です。これは、世帯全員が市民税非課税でなければもらえないですから、それのボーダーライン付近の人はもらえなかったのです。うちも苦しいのに何でもらえないのだろうかというような声が、いまだに出てきております。それから、この間食用米の米価暴落に対しての10アール当たり3,000円、これは大変ありがたい給付金でした。こういうところに、欲を言えばです、欲を言えば切りがないと言われますけれども、ほかの市では5,000円、6,000円とやっているものですから、比較されてしまうのです。そういうところは、悩ましい判断だとは思いますが、やはりそういうところは財政調整基金とか地方創生臨時交付金があったのですけれども、財政調整基金なども出動することも考えなくてはならなかったかなというふうに思うのです。 そういったところから、財政調整基金、先ほど財源内訳によって積み立ててきたということですけれども、積立てはそうなのだけれども、使うほうは、使い方は、ただためておくのではなくて、それは市民に生きた使い方をして初めてのみんなのお金ですから、その辺はもうちょっと。私は、いい悪いは今はっきりは言えません。だけれども、検討ですね、振り返って検討、検証をしておく必要があるのではなかということを提起したいと思いますが、市長いかがでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今議員がおっしゃった、そのとおりでございます。四十数億円の基金、いわゆる家庭で言えば貯金があるわけですけれども、1つだけすみません。1回言いましたけれども、富山県のほうで、50億円持っていればいい財政調整基金が92億円あったと。しかし、そのとき大雪で120億円ぐらい使ってしまったというように、災害等があった場合のことも考えて、そういうときを考えてためておくわけでございますけれども、使い方に関しましては、今議員がおっしゃったとおりでございますので、しっかりと今後とも考えていきたいと思っております。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 本当に特別な災害のことも考えておかなくてはならないです。だけれども、私が言っているのは、財政調整基金を全部使いましょうよと言っているわけでも何でもないです。わずか1%、2%、5,000万円、1億円となってくるのです。それで、市民に恩恵が行き渡るということであれば、それは考えなくてはならないのではないかなということを言いたいわけです。そういった意味で、今後新型コロナウイルス感染症という非常事態の中で、どう使ったかということで、検証をしていただきたいなというふうに思うので、提起したわけです。よろしくお願いいたします。 次に、1個飛ばしまして、議案第14号のほうのことについて伺ってまいります。今度の庁舎建設事業というのは、これは筑西市にとっては大事業です。大事業なのですが、仁平議員も言われたとおり、市長は常々一人では何もできない。職員、議員、市民と相談して、力を借りてと、こういうふうに言っているのですが、今回のことについては、この基金については、私は聞いた覚えがないのです。箱守議員が前に質問をしたという経緯はありました。しかし、それから具体的な話とか、全員協議会とか、そういった形で我々に情報はあったのでしょうか。          (「なかった」と呼ぶ者あり) ◆19番(三浦譲君) (続)私は全然覚えていないのです。          (「ない」と呼ぶ者あり) ◆19番(三浦譲君) (続)それで、聞きたいのは、基金を立ち上げるまでのこの経過です。先ほど一部聞きましたが、いろいろ内部でやったと思うのですが、その辺の経過について伺います。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 三浦議員のご質疑にご答弁申し上げます。 先ほど仁平議員のときにちょっとご答弁をさせていただきましたが、まず基金の創設につきましては、令和元年第4回定例会において箱守議員から、庁舎建設のための基金創設を考えてみてもいいのではないかとの一般質問に対しまして、市長のほうから、財政、その他のことを鑑みながら、しっかり先を見据えていきたいとの答弁をさせていただいたところでございます。 そういったことから、庁舎を建設しました他市の状況等を事務方として確認をさせていただいて、どれぐらいの費用がかかっているのか、どういった方法で整備までを進めていくのか、そういったことを検討した結果、なるべく早い段階から準備を進めたほうがいいだろうと、将来の備えをしたほうがいいだろうという検討の結果になりまして、今回基金条例の制定をお願いすることとしたものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 私は、準備することはいいのです。準備すること自体はいいのですが、プロセスとして、何で議会には話がなくて、いきなり今回議案として、ばっと出てきて、それ自体驚いてしまったのです。もうちょっとスムーズな方法もあったのではないかとかいろいろ考えるわけです。その辺、まずどうしても黙っていられない。言いたいです。 次の質疑なのですが、第2条の第1項第1号に、「事業のための寄附金の全額」というふうにあります。寄附金です。これはどのようにして集めるということでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 こちらの第2条第1項第1号につきましては、庁舎建設のための指定寄附が、仮にあった際の受皿として、基金を積み立てることについて定めることでございます。特に庁舎建設のための基金を募集していくという趣旨のものではございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) そうすると、寄附金を積み立てるわけですから、目的寄附ですよね。だから、例えばふるさと納税の項目の中に1つ加えて、今度は庁舎建設にも寄附をお願いしますといった意味ではないのですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 ふるさと納税の項目に加えるということは想定してございませんでした。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) そうすると、この項目は中身が空っぽみたいな、一応万が一寄附があった場合にはというような、そんな意味なのですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 条例のつくりとしまして、全ての条例につきまして、万が一こういった寄附がありましたらば、それは庁舎建設の指定寄附とすることができるというための規定でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) ふるさと納税に盛り込むには、ちょっと無理があるかなとは思っていましたので、建前上ということで。そうしますと、結局市が積み立てる財源がほとんどと、全部と言ってもいいくらいのという考え方ということになります。 そうすると、どういうふうに、まず目標額です。目標額はどうするのだといったような計画がなければならないわけですし、我々はその計画は聞いていない。その議論も全然加わってはいません。それから、財源を毎年3億円にするのか、それともさきの財源の内訳で、税収が多かった、だから積み立てるということになっていくのかどうか、その辺のところが、この条例だけ見ては曖昧でよく分かりません。どうなっているのでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 庁舎の整備費用につきましては、先ほど市長のほうからも答弁がありましたが、近隣自治体の状況を確認しましたところ、おおむね60億円程度というふうに想定をしております。そのうちこちらについては、起債を充当することが通常となってございますので、起債を充当しますと、75%起債を活用する予定となりますので、残りの25%を将来に向けて準備していく必要があろうかというふうに考えております。ですので、スピカビルの耐用年数、20年から30年でございますが、その間に、おおむね20億円程度を基金として積立てができればというふうに現在のところでは考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。
    ◆19番(三浦譲君) 当然起債がですね。さっきの話だと、60億円を毎年3億円ずつ積んでいくような答弁だったものですから、あれっ、どうして後年度負担を考えないのだろうかなという疑問があったのですが、今の話で、20億円を目標としていくということでやっているということが分かりました。 積み立てる額の計画ですけれども、今年度は、さっきの企画部長の答弁のように、いろいろ財政調整基金や減債基金に振り分けていって、残ったという言い方はどうか知りませんけれども、一般的に言えば残った3億円を今回の積立てに計上しているというお話でした。そうすると、これは年度によって変わるものですから、その辺いかがなのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 三浦議員のご質疑に答弁いたします。 議員おっしゃるとおり、毎年3億円積み立てるかといったら、なかなかそれは難しいというふうに判断しております。それは、やはり当該年度の資金収支、収入支出の状況、こういったものを踏まえまして、最終的に判断をする必要があるということでございまして、基本的には、20億円ですので、20年間と考えれば、1年間1億円が基本でございますが、筑西市の場合は、実質収支は毎年黒字ですけれども、実質単年度収支につきましては、黒字の年も赤字の年もあります。ですから、積めない年もあります。ですから、本年のように積立てができるときに積立てをしていって、最終的に目標年度に目標額に到達するように調整をしていきたいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 最初からそういうふうに説明してもらうと、とっても分かりやすかったのです。 例えば全員協議会で、この大事業はこういうふうに財源を進めたいということを、やっぱり持ちかけてほしかったなというふうに思うわけです。毎年3億円かなと私は思っていましたから、これはほかの予算にしわ寄せが行く。仁平議員がさっき言ったように、新型コロナウイルス感染症の中で、3億円、3億円と毎年積んだら、これは大変だと。それは、誰だってそう思います。 そうすると、今年度は3億円で、来年度はまた状況次第ということですから、この3億円については、今年度適正なのかどうかです。そういった見方も必要かなというふうに思いますが、それは細かい話になりますので、後回しにいたします。 次、質疑を変えまして、これは議案第28号 職員の給与に関する条例等の一部改正についてです。今回は、人事院勧告によってという提案でした。私がお聞きしたいのは、人事院勧告と言えば聞こえがいいのですが、職員は、この新型コロナウイルス感染症の中で業務量が増えていて、精神的な負担も増えていて、ところが手当のほうは削りますという話ですから、ちょっとこれは解せないし、それから今政府は、賃上げの方針でいろいろと政策を組んでいますけれども、これは逆です。生活給を引下げるというほうですが、この辺のところは矛盾していないのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 今回の改正につきましては、令和3年度人事院勧告に伴う国家公務員の給与法改正に準じまして、期末手当の支給率を引下げるものでございます。人事院勧告は、民間の事業者との比較に基づき行われるものですが、ボーナスについては、令和2年8月から令和3年7月までの直近1年間の民間の支給実績を調査した結果、公務員が民間を上回っているということから、その均衡を図るために引下げの勧告がなされたものでございます。 議員おっしゃるとおり、今国のほうでは民間企業の賃上げというものも掲げておりますが、本市におきましては、ほかの地方公共団体と同様に、国や民間事業所との均衡の原則に基づいて、人事院勧告、また国の給与法改正に準じた改正を行ってまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 総務部長としては、そう答えるしかないだろうとは思っていましたけれども、しかしやっぱりこれはおかしいです、何となく。話が矛盾しているのではないかなと。 次の質疑に行きます。今回の対象者に当たる、その範囲はどうなのでしょう。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 今回の期末手当の引下げにつきましては、再任用職員を含めた正規職員及び任期付職員並びに市長、副市長、教育長の特別職が対象となるほか、一般職の条例を準用しております会計年度任用職員、特別職の条例の例によることとされております議会の議員の皆様につきましても引下げの対象となります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 議員も対象ということですけれども、議員のほうはそのまま生活給ではありませんから、こっちは別に下げても構いませんが、ほかは生活がかかっている問題です。 次に、今回のカットによる影響額というのはどのくらいでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 職員1人当たりの影響額でございますが、平均で、令和3年12月期末手当引下げ相当分としまして約5万円、令和4年支給率引下げ分としまして約5万円、合計で約10万円となる見込みです。全体の影響額としましては、総額で約7,700万円となる見込みでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 時間もなくなってまいりましたが、7,700万円が結局、地域内経済循環が小さくなってしまうということにもなります。こういうことは悩ましいことではありますけれども、もう少しいろいろ検討すべきだというふうに思います。 以上で終わります。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。          〔12番 小島信一君登壇〕 ◆12番(小島信一君) 時間も時間ですので、早速質疑に入りたいと思います。 議案第6号、茨城県西部医療機構第2期中期計画について伺います。第1期を経験し、それなりに現実を踏まえた数字を上げてきたのだろうとは想像できます。現実的になったという側面、つまり地域の中核病院の守備範囲を現実に合わせて縮小した。市への財政的依存度が増幅したように見受けられます。つまり数値的に第1期より後退した印象がありますので、その辺を伺います。 まず、救急搬送ですが、第1期計画では、救急搬送に関しては、年間救急受入件数2,500件、応需率90%と明示されていましたが、第2期ではこの受入件数が明示されていないのです。応需率90%のみです。その理由はどういったことか、どういうふうに報告があったのか、それを伺います。 この後は質問席にて続けます。 ○議長(増渕慎治君) 小島信一君の質疑に答弁願います。 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 小島議員のご質疑にご答弁申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、救急搬送件数が変動している状況の中、茨城県西部メディカルセンターは、搬送件数の提示よりも、搬送依頼のあった症例をどれくらい受け入れてきたかの応需率を指標とする考えであるとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) これもまた新型コロナウイルス感染症というのが影響しているようなお話なのですけれども、計算しますと、実績ですね、この4年の実績、4年間というか、年間で2,066件ですか、2021年のデータを見ますと。そして、応需率が88.7%というのが実績であるのです。計画では2,500件、応需率90%でしたが、実績には2,066件で88.7%。 救急搬送に対応する医療スタッフの人数というのは、応需率よりも、やっぱり実際に受け入れる、実際の件数ですね、受入人数なのだろうと思うのです。これからの4年間、ずっと新型コロナウイルス感染症が続くというのもちょっと考えにくい。だから、数字としては、アフターコロナの数字でいいのではないかと私は思うのですけれども。 88.7%から逆算すると、実際に救急搬送の問い合わせ件数、これを計算すると2,330件という数字なのです、実際には。ですから、もし2,330が大体通年の問い合わせ件数だとすると、90%を掛けると2,100件程度になりますよね。これは計算上の話ですけれども、実際の数字を基にしてやりますと。そうすると、第1期計画の2,500件よりも大分下回るのです。これはどうなのですか。 こういうふうに実際に計算すると、90%という応需率だと実際には少ない件数になりますよということになるのですけれども、その辺は何か報告がありましたか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 救急搬送につきましては、コロナ禍の影響により、外出する方が少なくなったというふうな影響下で、交通事故等の救急搬送が少なくなっているというふうに聞いてございますので、当面第2期におきましては応需率のほうで対応しているというふうに伺ってございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) 機構側の方がここにいらっしゃらないので、これ以上追及しませんけれども、この後質疑しますけれども、やっぱりいずれ聞く機会を与えてもらったほうがいいと思います。やっぱり数字は必要なのだろうと私は思います。医療スタッフを確保する上では、絶対数字が出てこないとまずいと思います。 次の質疑です。計画では、2025年までに医師数を36人というふうになっています。常勤医師数です。先日の全員協議会のときにも報告がありまして、資料をいただきますと、現在35人が確保されているのです、常勤医師がね。そうすると、あと1人増員ということになります。この1人増員、その診療科、この報告はありますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 全般的に西部医療機構では大学病院等に働きかけてございまして、この科の医師というふうな報告というのは、こちらでは受けてございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) そうすると、どこの科の先生を欲しがっているかは聞いていないということなのですね。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 毎年西部医療機構の寄附講座のほうの先生の科のほうが、多少変動等がございますので、現在の診療体制を維持する上で、西部医療機構では大学病院等と交渉しているというふうに伺ってございまして、具体的に36人目が何科というふうなのは、報告は受けてございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) では、私が印象として受けている、脳外科なのですけれども、脳外科の現在の人数、常勤医というのは何人いるか報告はありますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 脳神経外科の常勤医師は、いるというふうには報告は受けてございません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) 今後4年間でやっぱり脳外科に関してだけは、絶対増強してほしいと私は思っているのです。これは実体験があるのです。ちょっと時間がないので、終わりますから、少し聞いてください。 ある朝、私は、右手の小指と薬指にしびれがあって、全く力が入らない状態で目が覚めました。午前中は、暑さのために神経が麻痺でもしているのかと様子を見ていたのですが、知人の薬剤師から、それは脳梗塞の疑いがありますよと言われたのです。私も、そういうものなのかと不安になって、午後1時過ぎでしたが、茨城県西部メディカルセンターに電話を入れました。すると、脳外科にかかりたいのなら紹介状が必要だと。私は、もう何年かかかっていますので、内科で受診していますので、診察券があったのですが、脳外科の場合は紹介状を持ってこいと。しかも当日は、脳外科の医師がいないということなのです。これでは救急は行けないなと。私も急いでいたから、その日はできなかった。諦めました。 それで、協和中央病院に電話をしましたら、協和中央病院では、来てくださいと、その日のうちに来てくださいと。私は行って、MRIの検査を受けて、そして血液検査もして、薬を2種類頂いたのです。同じ2次医療の病院で、やっぱり大きな違いが出てしまっている。やはり茨城県西部メディカルセンターは、脳外科に関しては医師不足だと私は思っています。 どうしても脳外科の医師の増員計画をやっぱり明記してほしいのですけれども、その辺は強く言えないものなのですか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 心疾患及び脳疾患の対応につきましては、先日の全員協議会のほうで西部医療機構側から説明をさせていただいたところでございますが、引き続き脳疾患等、脳卒中、脳梗塞等につきましては、画像転送システムを活用し、治療方針等を大学病院等と連携し、早急な対応をしていくような方針でいるというふうに伺ってございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) 私も聞きましたが、確かにいいことをおっしゃっていましたよね。でも、現実はこんなものなのです。かかりたくても医師がいないと言われたら、やっぱり足りないのではないのかなと私は思います。実体験でそう感じています。 第1期計画では、第1期というかスタート時点で、たしか28人のお医者さんでしたよね、常勤医は。現在35人。この3年半でですけれども、確かに増員できた。それはそれで称賛したいと思いますが、やっぱりこの後、医業収益の話もしますが、私は医師不足が大きく今回の計画には影響しているのだと思います。 次に、ちょっと具体的なことを言います。計画では入院患者数、それから外来患者数が第1期計画よりも低い数字となっているのです。1日当たりの入院患者数とか外来患者数ですが。 この2つの項目についてまず聞きますが、入院患者数は第1期計画では平均的に224人という数字ですかね。これが第2期では200人、24人減っています。1割低下、1割以上低下しているのです。外来患者は、第1期が434人、1日当たり434人、そして第2期は350人となっているのです。2割も低下しています。この辺の理由というのは伺っていますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 入院患者数、外来患者数等につきましては第1期中期目標より低い理由でございますが、第2期中期目標の作成に当たりまして、新型コロナウイルス感染症の収束が不透明であり、当面厳しい状況が続くものと想定し、現在の状況を基礎とし目標を設定していたとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) この間の説明でも、新型コロナウイルス感染症というお話を確かにしていました。でも、やっぱり4年間ですから、これは。コロナ禍という、新型コロナウイルス感染症の後、アフターコロナの数字も必要なのだろうと思うのです。どうしても医療機能の縮小、能力の低下に見えるのです、これを見る限り。 資料の中には、医療報酬、医療単価ですかね、アップしています。そういった数字もありました、確かに。あれを見ると、入院費用で7%ぐらいアップしているのか。それから、外来では8%、だから七、八%ぐらいは医療単価が上がっているようなデータがありました、確かに。お医者さんの働き方改革などというのも出ていました。それを考慮しても、第1期の数字が地域医療の中核的病院の数字、最初につくったときの予想、理想ね、理想なのだと思うのです。最初につくったときの計画値、あの数字が。地域の中核病院としてのあるべき姿というのですか、そういうものなのだと思うのです。 ですから、医師の働き方改革、それも必要だろうと思いますが、たとえそういうものを考慮しても、ならばなおさら医療スタッフは充実しなければいけないのではないのかなと私は思います。医療スタッフをちゃんと確保して、医療の質を、能力を確保する、それが重要なのだろうと思うのです。 分かります、新型コロナウイルス感染症が今影響しているのは。今年、来年は多分影響するのだろうと思うのですが、その後はきちっと、やっぱり理想ですから、計画、目標値ですから、掲げてほしいと思います。 もう少し医療機構側に詳しい説明を求める機会、聞かせてもらえる機会をいただいたほうがいいのではないのかな。この筑西市議会としても合意したわけです、これを。物すごい金額。100億円を超える金額で造った病院ですから、それを議会は賛同しています。我々にやっぱり細かく説明する責任はあるのだろうと思うのです。 ここのところの答弁はいいです。やっぱり西部医療機構に直接聞かないといけないことなので。 続いて、病床使用率のことを聞きます。病床使用率、これがやっぱり計画では80%ということになっているのです。ですが、第1期では約90%、89.9%。大分やっぱり下がってしまったのですが、これについてはどういう報告を受けていますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 病床につきましては、繰り返しになりますが、先日の全員協議会におきまして、1病棟を閉鎖し、新型コロナウイルス感染症病棟を対応してございます。通常の10人の患者を1人の看護師が診る1対10看護に比較しまして、写真でもちょっとご説明があったと思うのですが、1人の患者に対し、3人も4人もの対応で対応していかなければならないということがございまして、今1病棟を閉鎖して新型コロナウイルス感染症病床を運営している間は、病床使用率はどうしても低くなっているというふうにこちらのほうは認識してございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) 確かに先日、ああいった状況なのですよと。それは分かります。私もそれは理解しています。でも、何度も言いますが、4年間新型コロナウイルス感染症が続くとは思えないのです。それなりに新型コロナウイルス感染症のウイルスは残るかもしれないのですが、新型コロナウイルス感染症対策というのは、多分国の政策もあったり、いろいろなことがありまして、アフターコロナということを見据えた計画であってもよろしいようには思います。結果として新型コロナウイルス感染症の影響が4年間続いてこうだったというのは、それはそれでいいと思うのです。今の段階で4年間の計画ですから、それは立てるべき。この話はやはり機構側に伝えて、また説明をお願いしたいと思います。ここでちょっと、そこのところはいいです。その後を先に行きます、時間もありますので。 今度は収支計画のところを聞きます。医業収益なのです、医業収益。第1期の医業収益、これは3年半の計画でやったわけですが、163億円という数字が出ているのです。これは、単純に年間で割り算、3年半ですから3.5で割れば、大体46億5,000万円弱出てきます。医業収益46億5,000万円になった。 そして、今度の計画は、アップしているのです。これを計算すると、189億円を4年で割ると47億5,000万円、1億円アップしているのです。1年間で1億円医業収益が上がるでしょうと。これが常識だと思うのです。本当の話。 計画だから、やっぱり改善するというのですか、能力が向上するという計画を立てるべきなのだと思うのですが、しかし、さっき言ったように2割患者数を減らしているのです、計画で。これは矛盾しませんか。何か矛盾するように思うのです。外来患者も入院患者も減らしています。それなのに計画では、医業収益はちゃんと立派にアップするように書いてあるのです。この辺はどういうふうに答えますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 1日の患者数自体は減ったような形ですが、現在は地域医療支援病院の認定やDPC病院の承認を受けたことにより、議員が先ほどおっしゃいました、1人当たりの単価のほうは上がってございますので、その辺を踏まえまして医業収益の増加を見込んでいるとの報告を受けてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) 計画が4年前よりも、過去の4年よりも、今度の計画のほうがよくなるのは、それは望ましい。私は、そうあるべきだとずっと言っているのです。だから、前の計画よりも小さくなったり少なくなったりすることに疑問があるわけです。 ただ、今は、おっしゃったように、単価が上がったといいますが、入院患者が1割減って、でも収入は7%しかアップしていない。外来患者は2割減って、8%のアップだから、単純に計算するとアップしないですよね、医業収益は。どういうふうに計算したのか、その辺は細かいことになるので、常任委員会のほうでも聞いてもらえればいいのですが。 これは、収支計画をさらによく見ますと、運営費負担金収益というのがありますよね。要するに市からの繰入金等があるのだと思うのですが、これは当初の計画どおり減衰しないのです、これを見てしまうと。4年前、最初につくったときに、10年間こういうふうな市からの繰入金でやっていきますよという資料もあります。それと比べて今度の4年間を見ますと、過去の4年間と同じぐらい繰入金を入れるような状態ですよね。しかも第1期にはなかった項目があって、補助金と収益という、そういう科目が出ているのです。これを4年間トータルすると10億円を超える計算になります。ですから、市の財政負担が増えるような計画に見えるのです。 これも新型コロナウイルス感染症があってどうのこうの、いろいろな理由があって、これが出ているのだろうと思うのですが、通告にないので、ちょっと言います。通告にないから、答えなくていいのですけれども。 第2期計画では、この前我々が頂いた資料がありましたよね。我々が頂いた資料で、キャッシュフローが計画どおりにいかなくて、かなりマイナスになりますよと。令和4年からかなりのマイナスが出ています。令和4年では、大体5億円ぐらいのキャッシュフローのマイナスが出るのですかね。これからの4年間、キャッシュフローのマイナス部分を補助金としていただければ、こうなりますよみたいな、ああいった資料を頂きました。多分手元にあると思うのですが。 令和4年度、来年度です。次年度の、ですから予算、今度この定例会に出されている予算の中には、その部分は見込まれていないのです。入っていないのです。だから、我々の今回の新年度予算には、これまでの計画どおりの繰入金しか上がっていないのですが、この西部医療機構の新しい計画書、そこにはもうそれが入っているのです。入っているのですよね。予算に上がっていないのに、もう計算書に入っているのだなと非常に違和感があったのですけれども、これについて、どう思いますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 議員がおっしゃられます補助金等収益11億4,000万円につきましては、本来これは新型コロナウイルス感染症対策として、病床確保やいろいろな対応策によって、本来国から支給されるべきものと市としては認識してございますが、ただ国のほうからは正式に、令和4年度以降の新型コロナウイルス感染症の病床確保等に関します補助金等が明確に発送されていないということでございますので、ここに関しましては、この予算には11億4,000万円上がってございます。実際に国が対応できないのであれば、これは市としては、御存じのように新型コロナウイルス感染症の病院として、大変貴重な、重要な病院ですので、その病院を運営するためには、補正予算等もしていかなければならないというふうに認識してございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) その部分の理屈はよく分かりました。 計画書全体を見まして、最初の私の感想。地域の中核病院としての医療機能、その能力の低下を数字で出してしまったような、ちょっと残念な数字が今回並んでいたので、素人目で見て、素人目で見てそれはどうなのだろうと。やっぱり医療スタッフが足りていないのではないかと思うのです、この原因は。 新型コロナウイルス感染症があって、確かに医療機能が小さくなるというのは、それは現象としてあると思います。今年も来年もあるのかもしれない。でも、全体として、4年間の計画ならば、何度も繰り返しますが、もう少し増強できるような体制を取っていただきたい。とにかく医療スタッフの確保です、増員。 だから、先ほど、お医者さんが36人などという数字では、私は足りないと思います。これが計画で40人とか、脳外科があとプラス3人必要とか、そういうふうに書いてもらえれば、私は少しは納得します。看護師はちゃんと計画書に載っていますよね、増員しています。80人でしたか。これからかなりの数字を取る意気込みが感じられます。看護師がちゃんと入るのでしたら、本来、病床使用率も上げて、お医者さんも増員して、そういった計画書をつくっていただきたい。これは要望になってしまいますけれども、これはもうできてしまっているので。 説明をする機会を、病院側がここに来て、こういった方法できちっとやりますというような、そういうふうな機会をぜひともこれからいただきたいと思います。あればお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 小島議員の貴重なご意見等につきましては、西部医療機構に早急に伝えて、改善していきたいと思います。議員の皆様に対します説明の場は、通常全員協議会ということでございましたが、実は令和2年のときにも西部医療機構側と交渉しまして、議員の皆様を西部医療機構のほうにご案内し、実際に医療の現場を見ていただく。西部医療機構のスタッフ総出で皆様のご質問に対応するような方向性も、実は令和2年、あとつい先日も考えてございましたが、やはりこのコロナ禍の状況で、なかなか病院に立ち入ることが難しい状況でございますので、今後も全員協議会、ほかを含めまして、皆様に説明できる機会を設けていくように西部医療機構と調整していきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 12番 小島信一君。 ◆12番(小島信一君) ありがとうございます。質疑は以上です。 ○議長(増渕慎治君) 以上で、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第4号から議案第18号及び議案第28号の16案は、お手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれの所管の常任委員会に付託いたします。 なお、お諮りいたします。議案第19号から議案第27号までの新年度予算9案については、12名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、12名の委員をもって構成する予算特別委員会を設置し、付託の上、審査することに決しました。 ただいま設置されました予算特別委員会の委員の選任につきましては、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において指名いたします。 予算特別委員会の委員に、1番 鈴木一樹君、2番 水柿美幸君、3番 國府田喜久男君、6番 小倉ひと美君、7番 三澤隆一君、8番 藤澤和成君、10番 田中隆徳君、13番 大嶋茂君、18番 尾木恵子君、20番 堀江健一君、21番 秋山恵一君、24番 赤城正德君以上12名を選任いたします。 次に、日程第2 議員提出議案第1号「ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議(案)について」を上程いたします。 直ちに、提出者の説明を求めます。 24番 赤城正德君。          〔24番 赤城正德君登壇〕 ◆24番(赤城正德君)                                                                                 議員提出議案第1号                                      令和4年3月7日筑西市議会 議長 増 渕 慎 治  殿                                  提出者  赤 城 正 德                                  賛成者  秋 山 恵 一                                   〃   田 中 隆 徳                                   〃   小 島 信 一                                   〃   三 浦   譲                                   〃   真 次 洋 行                                   〃   中 座 敏 和      ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議(案)について 上記の議案を別記のとおり、筑西市議会会議規則第14条第1項の規定により提出します。                                           議案書を返していただきまして、別記、ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議(案)でございます。 国際社会が強く自制を求める中、ロシアは去る2月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始し、一般市民を含め多くの命が奪われる事態を招いている。このような武力による一方的な現状変更は、明らかに国際法違反であり、国際社会の平和と安全を脅かすもので、断じて許すことはできない。 よって、本市議会は、ロシアによるウクライナ侵攻に強く抗議するとともに、軍の即時撤収と国際法の順守を求める。 また、政府においては、関係各国及び国際社会との緊密な連携のもと厳格かつ適切な対応を講じるよう、強く求める。 以上、決議する。 令和4年3月7日                          筑 西 市 議 会 以上でございます。よろしく審議を賜りますようお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 以上で説明を終わります。 質疑を願います。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) 質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本案は、委員会付託を省略したいと存じますが、これにご異議ございませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) ご異議なしと認めます。 討論をお願いします。          (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 議員提出議案第1号「ロシアによるウクライナ侵攻に抗議する決議(案)について」、賛成の諸君の起立を求めます。          〔賛 成 者 起 立〕 ○議長(増渕慎治君) 起立全員。よって、本案は原案のとおり可決されました。 この際、ご連絡を申し上げます。8日、9日、10日の常任委員会は、午前10時から全員協議会室にて審査をお願いいたします。 14日、15日、16日の予算特別委員会は、午前10時から全員協議会室において審査をお願いしたいと思います。 また、最終日の討論通告でございますが、通告用紙をお手元に配付しております。18日の正午まで、時間厳守の上、文書によって通告されますようお願い申し上げます。 本日の会議はこれをもちまして散会いたします。 お疲れさまでございます。                                散  会 午後 0時25分...