筑西市議会 > 2022-02-28 >
02月28日-一般質問-02号

  • 待機児童(/)
ツイート シェア
  1. 筑西市議会 2022-02-28
    02月28日-一般質問-02号


    取得元: 筑西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-30
    令和 4年  3月 定例会(第1回)                 令和4年第1回              筑西市議会定例会会議録 第2号令和4年2月28日(月) 午前10時開議                                            令和4年第1回筑西市議会定例会議事日程 第2号                          令和4年2月28日(月)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                  出席議員   1番 鈴木 一樹君     2番 水柿 美幸君     3番 國府田喜久男君   4番 中座 敏和君     5番 石嶋  巌君     6番 小倉ひと美君   7番 三澤 隆一君     8番 藤澤 和成君     9番 保坂 直樹君   10番 田中 隆徳君     11番 稲川 新二君     12番 小島 信一君   13番 大嶋  茂君     14番 津田  修君     15番 増渕 慎治君   16番 真次 洋行君     17番 仁平 正巳君     18番 尾木 恵子君   19番 三浦  譲君     20番 堀江 健一君     21番 秋山 恵一君   22番 榎戸甲子夫君     23番 箱守 茂樹君     24番 赤城 正德君                                 欠席議員   な し                           説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       小室 髙志君      市長公室長     渡辺 貴子君   総務部長      高島 健二君      企画部長      山口 信幸君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      渡邉 千和君   市民環境部長    熊坂 仁志君      保健福祉部長    平間 雅人君   こども部長     岡本はるみ君      経済部長      伊坂 保宏君   土木部長      阿部 拓巳君      上下水道部長    大林  弘君   会計管理者     菊池  勇君      教育部長      古幡 成志君   農業委員会事務局長 田所 秀一君      秘書課長      飯山 正幸君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      鈴木  徹君      書記        中島 国人君   書記        川﨑 智史君                                           〔議長 増渕慎治君議長席に着く〕 ○議長(増渕慎治君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立しております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員の出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付いたしました日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ30分、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 8番 藤澤和成君。          〔8番 藤澤和成君登壇〕 ◆8番(藤澤和成君) 改めまして、おはようございます。間もなく3月ということで、春は出会いと別れの季節でありますけれども、世の中を見ますと、なかなかまだまだ落ち着かない世の中の情勢でありまして、早くコロナが収束しますように、そして世界の平和が訪れますように祈念申し上げますとともに、今年度いっぱいをもちまして退職されます職員の皆様方、本当にいろいろお世話になりました。人生はいろいろでありますから、それぞれの第2の人生ということで羽ばたいていただきたいなと思っています。引き続き筑西市への温かいご支援とご協力をよろしくお願いしまして、質問に入らせていただきます。 基本に立ち返りまして、筑西市の人口動態について直近の様子と、そして市長がどのように分析してお考えになっているのか伺いまして、質問席で続けさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(増渕慎治君) 藤澤和成君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 藤澤議員のご質問にお答えしたいと思います。 最近の人口動態でございますけれども、近年社会動態に改善の兆しが見られまして、令和2年12月から令和3年2月までの3か月間におきましては、社会動態がプラスに転じております。今年度につきましても、8月、11月、1月に社会増が見られたところでございます。これは、これまで実施してきました施策に加えまして、平成27年度から策定しております筑西市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる様々な事業を全庁的に切れ目なく推進してきたことが大きな要因となっているところでございます。詳細につきましては、部長から説明させます。 それから、今後ということでございましたけれども、今後につきましては、過日の臨時議会におきましてご承認いただきました行政組織条例の一部改正によりまして、人口対策部門企画部門を統合しまして、地方創生による持続可能なまちづくりに向けて全力で取り組んでいるところでございます。あとは部長に説明させます。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 藤澤議員のご質問に答弁いたします。 ただいま市長からご答弁がありましたとおり、社会動態につきましては年々改善の傾向が見られます。1つには、10年前と比較いたしますと、平成23年度には転入数から転出数を差し引いた社会減がマイナス586人でございましたが、令和2年度におきましてはマイナス109人、ここまで改善されてきております。これは第1期の筑西市まち・ひと・しごと創生総合戦略で根づいた地方創生の意識、またそれの取組を切れ目なく進めるため、令和2年3月に策定をいたしました第2期総合戦略、それによって子育て支援定住促進などの人口対策を全庁的に取り組んできたことが挙げられると考えてございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 月によっていろいろ波があるのは、社会動態当然のことなのですけれども、市長の答弁にもありましたとおり、今後人口対策に関する業務と企画部を統合し、地方創生と持続可能なまちづくりに向けて取り組んでいくということですけれども、その辺少し部長のほうから詳しく聞かせていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 企画部門との統合によって、地方創生を進めるべく施策を推進していくものと考えてございます。この2年間の新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、都市部から地方への移住意識の高まりや新たな働き方など、これを好機と捉えまして、新しい時代への変化を見据えた効果的な施策を積極的に推進していくことが重要と考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 引き続き、これはとても大切な課題であり、取り組んでいく目的もよく見えるということですので、引き続きこれは全庁一丸となって取り組んでいかなければならない問題だと思っております。 また、今回の定例会にもいろいろと企業様から納税をいただいている実績がたくさん上がっていまして、本当にうれしく思っていますけれども、この企業版ふるさと納税についてですけれども、たくさん寄附をいただいて本当にうれしく思っていますけれども、今年度の取組について詳しく聞かせていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 企業版ふるさと納税の今年度の取組についてでございますが、主に3つの取組を行ってまいりました。まず、新型コロナウイルスの感染症の状況を踏まえまして、昨年10月から市長のトップセールスによる企業訪問を実施してまいりました。 2つ目には、寄附をお願いする文書を4月に65社、10月に38社、合計103社の企業様に対し発送したほか、部独自による企業訪問市ホームページへの寄附募集情報及び感謝状贈呈式の様子などに加え、市長からの寄附お願いメッセージの掲載をさせていただきました。 3つ目には、内閣府総合サイト地方創生企業版ふるさと納税ポータルサイト、また株式会社JTBふるさとコネクト」並びに株式会社トラストバンク企業版ふるさとチョイス」、ここへ寄附の募集情報を掲載してまいりました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) では、その実績についてもう少し詳しく教えてください。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 まず、市長のトップセールスとしまして、昨年10月から11月にかけまして訪問した5社の企業様、並びに市長に対しご来訪いただいた企業様5社、合計10社の企業様から、合わせて750万円のご寄附を賜ったところでございます。そのほか文書による寄附依頼活動を通して、1社の企業様から20万円、部において11月に訪問した4社の企業及び電話による寄附依頼を実施した1社の企業様、合計5社の企業様から、合わせて70万円のご寄附をいただきました。また、市のホームページ募集情報を御覧いただいた企業1社様から500万円、並びに株式会社企業版ふるさと納税マッチングサポート様からのご紹介により、1社の企業様から100万円のご寄附を賜ったところです。 これらの寄附募集活動により、現時点において合計18社の企業様から地方創生に対する12事業、これに対して合計1,440万円の寄附をいただいたところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。
    ◆8番(藤澤和成君) 本当にたくさんいただいて、企業の方も相談されるというのは、ある程度名誉なことと思っている企業さんもいらっしゃいますし、CSR企業としてはいろいろなメリットもあるのだなと思いますけれども、特に苦労された点というか、お話の持っていき方、その他いろいろ大変だったと思うのですけれども、その点ちょっと聞かせていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 まず、コロナ禍の中、緊急事態宣言とか、またまん延防止とか、それの宣言が明けることを想定しながら、市長並びに企業の代表様との日程調整を図ってきたことがまず挙げられます。何よりも市長のトップセールスによって、企業の代表の方々に直接お会いして、制度をご理解いただけることで、ご寄附の事業につながってまいりましたので、企業様に対しての最初のアポイントのタイミング、またいかに代表の方々に直接アポイントを取れるか、これが重要だったと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) それでは、次年度のこの取組の方針を伺います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 令和4年度におきましても、コロナ感染症の状況を鑑みながら、企業訪問等を積極的に取り組み、企業様のメリットなど、制度のご理解を賜りながら、営業活動に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) こういうものは、やはりその目標と金額、その他の設定が大事だと思うのですけれども、目標の金額について伺います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 企業様のご都合や、またコロナ感染症の状況にもよりますが、来年度は2,000万円を目標に掲げて尽力してまいりたいと考えております。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 分かりました。なかなか事業を絞ったものであるとか、大きい金額ではありますけれども、そういった市長をはじめ皆さんの地道な努力がこういった結果を招いているのだと、とてもうれしく思っていますので、次年度以降も引き続きしっかりと取り組んでいただきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 また、今後の人口対策について伺っていきたいと思いますけれども、令和4年度、組織の改編により人口対策部は企画部に統合となりますが、その人口対策部のこの3年間の実績、人口対策部に特化した動きがある市町村というのはなかなかないので、いろいろな実績があると思うのですけれども、実績についてちょっと詳しく教えていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 初年度の令和元年度においては、まず人口減少問題を理解するため、地方創生法並びに日本創生会議人口減少問題検討分科会が発表しました「ストップ少子化地方元気戦略」、これなどから部員一丸となって学ぶことからのスタートでございました。そして、人口対策の先駆的な取組を行っている自治体へ出向きまして、施策の取組について研修し、本市に合った施策の提案に努め、初年度は市長から、新規・拡充を含め、10事業について実施指示書の発出をいただきました。 また、2回の講演会の開催をはじめ、第2期筑西市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定、また市民向け市補助金等一元化パンフレット「まるわかりガイド」の作成、並びに市内企業社宅入居者住所実態調査といたしまして、市内43社の企業に訪問いたし、社宅等にお住まいの皆様に住所移動の勧奨に努めてまいりました。 令和2年度では、市長から8事業の実施事業が発出され、ちくせい若者まちづくり会議の立ち上げ、市内高等学校への人口問題や郷土愛に関する啓蒙活動コロナ禍に伴うちくせい若者支援便2回の実施、並びに企業版ふるさと納税に関する地域再生計画の申請などを行ってまいりました。 今年度におきましては、転入出に関するアンケート用紙の改定、ちくせい若者支援便の3回目の実施、また市長の過密な公務の合間をいただき、企業版ふるさと納税トップセールスを柱とした企業訪問を重ねてまいります。加えて、市長実施指示事業では、本年度は5事業が発出され、3年間で23の新規・拡充事業が実施、またはその方向で進められております。ご協力をいただいた部局長をはじめ、多くの職員の皆様、そして一緒に業務を遂行してくれた当部員に感謝申し上げたいと思ってございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 人口対策部、これまでに様々な、今るる説明がありましたとおり、様々な事業を行って、そして立派に成果も出してきましたが、なかなか反省点と言いますか、ここをこういうふうにやったらもうちょっとできたかなとか、私もそばでいろいろ教えてもらって思っていましたけれども、こうやったらもうちょっとこういうふうにできたなとか、そういった反省点なんかもあると思うのですけれども、その辺のご苦労を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 部としては、できる範囲のことは遂行してきたつもりではおりますが、定住人口の数値的な増が見てとれるかということに対しましては、じくじたる思いがございます。しかしながら、社会動態転入超過となる変化が見られたことは、各部局に協力をいただいて進めてきた施策によって、一定の効果があったものと認識してございます。 人口減少問題は、様々な施策によって中長期的に緩和されていくものと想定しており、国立社会保障人口問題研究所推計などから、全体としては減少することはやむを得ないとしましても、ペースを遅らせる必要がございますし、今後においても、今お住まいの市民に満足してもらえる施策を打っていくと同時に、定住人口減少傾向で推移するなら、交流人口関係人口を増やしていかなければならない、そう考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 今本当に世の中が大変な時期でありますけれども、こういうピンチはチャンスの時期だと思っていまして、世の中の在り方とか、社会の仕組みなんかも大きく変わってきていると思います。部長の言葉の中にも、関係人口の創出ですとか、今までソサエティーの話ですとか、いろいろアンテナの高い仕事ぶりだなと思っていますけれども、これからはどういった取組が必要になってくるとお考えですか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 今後さらに自治体の力だけではなく、官民連携産官学連携の推進、並びにさらなる交付金の活用が対策の柱の一つと考えてございます。この2年間のコロナ感染症の拡大は、旧来の国立社会保障人口問題研究所の方程式にはもう既に当てはまらないものとなってきており、まさに地方が見直され、新たな機会がもたらされております。コロナ後を見据え、どうかじを切り、どんな施策を打っていくべきなのかをスピード感を持って、具体的な議論を進めることが重要だと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) また、今度の5日の若者の皆様のお話も大変楽しみにしていますので、引き続きご相談に乗っていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 また、最後になりますけれども、この組織改編に伴う事業の割り振りについてということでありますが、次年度以降企業版ふるさと納税、ただいま人口対策部でやっていますけれども、こういった所管、これは出るところと入るところを一元化それぞれして、効率的に行うということであれば、今度財務部ができれば、そちらで担当してもらうのが筋なのかなとも思うのですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今議員おっしゃったように、財務部というご意見がございました。議員のおっしゃったことも、そして制度の趣旨もしっかり考えまして、いろいろと所管と部と相談して、しっかり決めていきたいと思っています。詳しいことは今部長に説明させます。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 藤澤議員のご質問にご答弁申し上げます。 企業版ふるさと納税につきましては、企業からの寄附金という位置づけがございますが、地方創生応援税制という制度の下、地方創生プロジェクトに対して、企業が寄附をした場合に税額を控除されるという仕組みであるというふうに理解をしているところでございます。したがいまして、所管につきましては、地方創生、それと歳入確保、その両面から検討してまいりたいと存じておりますので、ご理解賜りたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) そこはよくしっかり議論と調整をしていただきたいところでありますが、やはり目標金額の2,000万円という目標を掲げて、そしてそのほかにもいろいろ企業さんですとか、特別な事業、そういったものにもお声がけをされるのだと思います。そういったところでその人員の配置、こういったものについてはどのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) ご答弁申し上げます。 先ほど所管については今後調整させていただくということでご答弁申し上げましたが、その調整先、部局に応じて全体的な組織の人数のほうは決めてまいりたいと考えておりますので、目標額、確かに今年度の1,400万円から上がるということですので、そういったところも十分検討しながら人員配置に努めてまいりたいと存じます。 以上ございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 市長が3年前に全国でもまれな人口対策を部として創設したことは、実績のとおり大成功だったと私は思っています。しかし、ちょっと振り返ってみますと、平成27年には企画部内に地方創生推進室というのがあって、そして平成31年から人口対策部ができて、もう3年たって、今度はパワーアップして企画部内に戻るわけですけれども、名称はさておいて、この人口ビジョン、これはもちろん企画の仕事になるのだと思うのですけれども、しかしこの実行部隊というのは、この産業戦略室なんかもある、これ経済部なんかも実行部隊の大切な一員だと思っています。そして、出生・子育てはこども部でがっちりやっていますから、あとは空き家ですとか空き店舗、こういった対策を含めた定住促進対策、こういうものを企画と市民環境部の中で、実行部隊がタッグを組んで前進させていかなければならないのだと思うのです。 いろいろ言いましたけれども、筑西市の歳出の抑制はもうそろそろ限界に来ていると私は感じていまして、ですから市長も先日総務大臣のところへご挨拶に上がった経緯なのだと思います。最後、筑西市のこの企画員という、部局を超えた制度、立派な職員の団体がありますけれども、こういったものを再編成して、担当する事業、それから確保する予算、こういうことをやるのにこのぐらいの補助が必要なので、大まかに言えば半分とか4分の3とか、そのぐらいの目標を明確に設定して、もう一度企画員さん、この制度を見直しし、また前進させてみてはいかがかなと思うのですが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 例えば1つのことをやるにしても、今議員おっしゃったように、いろいろな部が関連するということでございます。よって、皆さんが協力していかないと、そして議員の皆さんにご協力いただかないとできない問題等ございますので、今おっしゃったようなこともしっかり考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 繰り返しになりますけれども、春は出会いと別れの季節でありまして、また明日から新しい日が始まりまして、4月からまた新体制となるわけでありますが、引き続きしっかりと努めてまいりますので、今日は丁寧なご答弁、本当にありがとうございました。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。          〔6番 小倉ひと美君登壇〕 ◆6番(小倉ひと美君) 皆様、おはようございます。議席番号6番 明政会、小倉ひと美でございます。 今回の市民の皆様からいただきましたご意見、ご要望を基に、議員でなければ行うことができないこの一般質問という貴重な機会を大切に、30分という限られた時間ではございますが、一生懸命質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 さて、令和4年1月21日に、国で5歳から11歳までを対象とした小児向け新型コロナワクチンが薬事承認されたことを受け、各自治体での接種が始まっています。私たちの筑西市でも間もなく接種が始まる予定です。しかし、保護者の皆様が大切な我が子への接種を判断するには、ワクチン接種に関する情報が少ないのではないでしょうか。私たち保護者子供たちへの接種を判断するために一番欲しい情報は、ワクチン接種後の子供たちの副反応疑い報告数、特に重篤者、死亡者、心筋炎の発症者の数字をインフルエンザワクチンのこれらの数字と比較できる資料です。こうした分かりやすい情報を保護者の方へお知らせすることは、ワクチン接種を行う自治体としての責務ではないでしょうか。 また、新型コロナワクチンは従来のウイルスから作られるワクチンとは全く違い、身体に実用化される初めての遺伝子ワクチンであること、中長期的な人体に与える影響については、明らかになっていないことなども正しくお知らせすべきことです。 また、5歳から11歳への接種の安全性やワクチンの効果などに関する十分な情報やデータがそろっていないため、予防接種法の努力義務の規定は適用されていないことから、接種券の一括送付は行わず、希望者へ接種券を送付する自治体もあるようです。お近くの常総市では、接種券を送付してしまうと、打たなければという圧力になりかねないことから、接種券の一括送付は行わず、まずは案内を送付し、接種希望者を受け付けるようです。 最近の筑西市では、ワクチン接種を推進するあまり、ワクチン接種は任意であり強制ではないことの説明が不足しているように感じます。ワクチンを接種しないことを選択した人に対して行動制限を求める、同調圧力をかける、差別をすることなどは、決してあってはならないことです。正しく判断できる分かりやすい情報を提供し、ワクチンはあくまでご本人が接種をする、しないを判断するという基本に返り、送付する資料やホームページの見直し、接種券の送付方法を考え直し、特にこれから始まる5歳から11歳の子供たちへの接種は、慎重にしていただくことを強く求めまして質問に入らせていただきます。 初めに、市内小学校の臨時休校について伺います。2月14日から18日まで、茨城県教育委員会から県内一斉休校の要請があり、筑西市内の小学校では臨時休校になりました。臨時休校は子供たちに与える影響、社会に与える影響が非常に大きいことから、今回の質問をさせていただきます。 まず、児童生徒の感染状況の推移について伺います。筑西市内の児童生徒の感染者数の推移がどうなっているのでしょうか。あとは質問席にて質問をさせていただきます。 ○議長(増渕慎治君) 小倉ひと美君の質問に答弁願います。 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 小倉議員のご質問に答弁申し上げます。 本市における児童生徒の新型コロナウイルス感染症の陽性者の推移ですが、4月は2人、5月も2人、6月はゼロ、7月は3人と落ち着いた状況で推移しておりましたが、第5波の到来により、ピーク時の8月には27人、9月には26人と増加いたしました。ピークを過ぎた10月から12月までは、陽性者の発生が見られませんでした。そして、今年に入って第6波の到来とともに、1月は101人、2月は、24日現在で98人となっております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、筑西市内の小中学校の感染状況はどのようになっているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 各小中学校の感染状況ですが、今年度2月24日現在で、学級閉鎖が小学校12件、中学校で4件、学年閉鎖が小学校で1件、中学校で3件、学校全体の休校となった学校はありませんでした。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、筑西市内の小中学校で感染者の出ていない学校というのはあったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ありました。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 市内では感染者の出ていない学校もあったということです。 では、次に、県の教育委員会と市の教育委員会の関係について伺います。今回の小学校の臨時休校ですが、茨城県教育委員会からの要請で県内一斉休校とのことでした。筑西市内では先ほどもご答弁がありましたが、感染者が出ていない学校もあり、また各学校によって1つの教室の中にいる児童の数も大きく違っています。この筑西市内においても各学校により状況が様々であるにもかかわらず、県内一斉との要請に従い臨時休校となりました。そこで、こうした茨城県教育委員会からの要請に、各自治体の判断で対応できないかということを強く要望することはできないのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ご答弁申し上げます。 市内の小中学校では、1月31日から2月10日まで、これは県のほうから小学校の一斉休校、もしくは分散登校、オンラインを活用した授業というような要請がありました。本市では、まだ感染者が少なかったために、午前中分散授業を行って、できるだけ人数を少なくしてオンラインを活用した授業としました。これら県西管内でも3市町ぐらいだったと思います。 そして、2月14日から2月18日までは県からの要請がありまして、茨城県内の小学校は一斉休校、家庭でのリモート対応になりました。2月に入ってさすがに本市でも児童の感染拡大が見られたために、県の要請等に対応いたしました。 そして、2月21日からの対応につきましては、通常登校、通常授業を実施するよう県からの要請がありましたが、本市では小学校の感染がまだ収まっていない状況でもありましたので、2月21日から本日までは、午前中できるだけ少人数のオンラインを活用した分散授業をしております。 中学校では、これまでどおり通常登校、通常授業で、部活動については2月22日から再開しておりますが、練習試合等は自粛することとしております。基本的な感染対策を徹底させた上で、児童生徒の学びを止めずに、教育活動を通常どおり実施していきたいと考えております。 さらに、今後についても、県の要請に応じながらも、感染状況に合わせて柔軟に対応して、市としての適切な判断をしていきたいと考えております。市内小学校につきましては、3月1日から通常授業に戻す予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ということは、今後もし県からの県内一斉休校の要請があった場合、筑西市内の学校の感染状況、さほど感染状況が拡大していないという状況であれば、一斉休校の指示に従わないという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁いたします。 もちろん県の要請は、これはやはり重要なものですから、無視することはできません。ただしやはり大事なことは本市の状況、これをやはり中心に置いて判断していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、県からの要請、重要とのことですが、この県からの要請というのはどのような強制力、または法的な拘束力というのはあるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 法的なものということについては、最終判断は市町村の教育長にあるというふうにありますが、ただ、今人事の時期でもあり、県費で教職員をもらっています。そういう状況の中で勝手にできないものもたくさんあります。市が勝手にできないものもあります。さらに、教育課程、指導要領の内容についても県の方針が出ております。その県の方針を無視してまで市独自にやるということになったときに、一斉の学力診断テストとか、そういうところに響いてしまうし、中学校3年生の入試にも響いてしまうので、やはり県の要請、方針については、100%聞くとは言わずに、さらにやはり重視しながら考えていかなければならないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ということは、県の要請は重要であるが、市独自で判断できる場合もあり得るという考えでよろしいのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) そのとおりだというふうに思います。やはり市独自でやらなければならないものもたくさんあります。それについては市の独自で進めていきたいというように考えております。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、今回県からの一斉休校と再開の要請ということですが、この要請があったときに県からは何か基準や根拠、学校を休校する根拠などは示されての要請だったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 知事の会見の中で、県全体の小学生の感染状況がこれ数値で出ております。やはりその数値を要因にした判断だったというふうに私は思います。ただその時点ではまだ筑西市内ではそれほど感染者が多くなかったので、本市は先ほど言いましたように、一斉休校せずに分散授業を行ったといような状況です。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、これからも県の要請、ある程度重要ということですが、筑西市内の状況も大変重要だと思います。そういったことも考えに入れていただいて、市として柔軟な対応をお願いしたいと思います。 では、次に、子供たちに与える影響について伺います。学校の臨時休校は、現場で働く教職員の皆様や保護者の皆様、そして何といっても子供たちへの影響が心配されます。そこで、子供たちに与える影響について伺いたいと思います。今年度も何度か休校があり、今回の休校は学年末ということで、今年度中にその学年で学ぶべきものが学べるのか、学習の遅れはないのか、伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁いたします。 これ最近各学校長に、特に小学校の校長からヒアリングをして情報を把握したのですが、やはりオンラインの指導方法、指導法についてかなり先生方が上達しているということと、子供たちの学び方、オンラインを活用した学び方が大分上達しているということで、かなり学力面でそれほどの問題はなかったというようなことを情報として聞きました。さらに、教育課程においては、大部分終わりに近くなっていると、決められた時数が大分終わりになってきていると、そこでやはりプリント等を配布しながら、今振り返りの学習をしているというような状況でございますので、私はそれほど問題はなかったというふうに思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 確かに休校中私も息子のオンライン学習に付き添いましたが、先生方、本当にスムーズに授業をしてくださっていて、随分この短期間でオンライン授業というものが身近になったのかなという感じがしました。 では、次に、学校が休校になると、先ほどお話にもありましたが、オンラインが基本になります。各ご家庭の環境により、家庭で保護者がついている場合、学校預かりの児童は先生がついている場合、家庭で児童だけでオンライン学習を行う場合など、このように各家庭環境により学習環境に差が出てしまいます。それにより学力に差が出てしまうのではないかと心配されますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 Wi-Fiの環境が整っていない家庭、あるいは保護者が仕事をしていて家にいないという子供たちについては、学校に登校させて、そこに指導者が1人ついて、同じようにLINEで進めていますので、問題はなかったというふうに思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 家庭で児童だけでオンライン学習を行っているという場合もあるようなのですが、やはりある程度保護者がついていないと、子供が理解できていない場合や、またパソコントラブル、接続などのトラブルが起きてしまった場合、子供だけではなかなか対応が難しいと思いますが、その辺の児童とはやはり学習の差が出てしまうのかなと思うのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 やはり担任は子供たちを登校させて、今言ったように、同じように教室でオンラインをさせていますが、場合によっては、誰も家にいない家庭の中で、子供たちが1人でオンライン学習をしているという場合においては、これはやはり電話連絡なり、あるいは家庭訪問、それとプリント学習を用意しながら各家庭に行って、担任が学習を進めているというような状況ですので、先ほどから言っているように、問題がなかったというふうに私は思っております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、次に、私が一番心配しているところを伺います。学校は勉強するところであることはもちろん、子供たちは学校という集団生活の中で、お友だちとの触れ合いを通して、人と人との付き合い方を学び、相手を思いやる心を育みます。オンライン授業で学びは継続できますが、心がまだ成長段階である子供たちにとって、休校はお友だちとの対面で接する機会を奪ってしまうことになり、人と人との心のつながりの大切さを学べなくなってしまいます。子供たちの心の成長を特に心配していますが、その点についてはどのように考えますか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 やはりオンライン学習は、100%教育が達成できるというふうに私は思っていません。何のために学校があるかということを考えたときに、これはやはり教師と児童生徒の仲間たちと一緒に対話をしながら、お互いに切磋琢磨しながら活動していくのが学校の私は狙いでもあるし、学校の大事なところだというふうに思っていますので、オンラインと通常の学校生活を比較すると、これは学校に来て学習したほうが、はるかにこれは達成できるというふうに思います。 ただ、今回のように、どうしようもなくて、オンライン学習で進めなくてはならない場合において、できるだけ朝の会で子供たちの顔色を見たり、あるいは今日の体調の様子を聞いたり、これは今現在やっております。そして、授業においても対話の場、対話の時間を設定しながらオンラインで話し合い活動もしておりますので、大分私は上達したなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 教育長から学校に対する思い、学校の在り方を伺えてよかったと思います。本当にそのとおりだと思います。オンラインばかりが先行してしまうと、一体学校は何なのかということになってしまいますので、本来の学校の在り方を大切にしながら、また子供たちの健全な成長のために、これからも子供たちへの教育活動をよろしくお願いいたします。 それでは、次に、放課後児童クラブについて伺います。少し時間がなくなってしまったので、ちょっと急ぎ足になってしまいますが、まず市長に伺いたいと思います。放課後児童クラブについて、市長はこの必要性をどのように考えているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 小倉議員の質問にお答えしたいと思います。 核家族化が進んでおりまして、あるいは共働きの高まりといいますか、非常に率的には高くなっているところでございまして、各家庭で子供たちを見るということがなかなか難しくなってきた時代になっているところでございます。子供の育ち、あるいは親たちの就労のことを考えますと、この放課後児童クラブというのは非常に大切だなと、このように思っているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、令和3年度の現状、今年度の現状ですが、書類上の待機児童はいなかったということです。しかし、現実にはその裏で、1次募集で不許可だったため、2次募集の申請自体を諦めた方、また本来の希望ではない放課後児童クラブを利用した方、また1年を通しての利用希望だったが、夏休みなどの長期休暇のみの利用で我慢した方がいたそうです。このような方は保護者がお仕事を辞めて、短い時間のお仕事に変えたり、親御さんが帰ってくるまで家庭で子供だけで過ごしているそうです。この現状を市長は御存じだったのでしょうか、またこの現実をどのように感じますか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お答えします。 私先ほど言いましたように、放課後児童クラブというのは、非常に親御さんにとっても子供さんにとっても大切な場所だと思っているところでございます。ですから、全てのことを希望にかなえてあげたい、このように思っているところでございます。しかしながら、なかなかその場所、あるいは従事する支援者の数等々もありまして、なかなか希望に添えられない、じくじたるところもあるわけでございまして、理想として一生懸命やっているのですが、なかなかそういうわけで、100%というのはいかないところは大変申し訳なく思っているところでございまして、各担当には希望に応えられるように、しっかりしろというような指示をしているところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 今年度このような思いをされた保護者の方は、「子育てしやすい筑西市」という言葉を見るたびに、悔しさと悲しみで涙がこぼれてくるとお話ししておりました。私もこの現状を聞いたときに、昨年度のご答弁で、全員受け入れられたとあったので安心していたのですが、実際にはこんなにつらい思いをしている保護者の方がいらっしゃったと聞いて、胸が熱くなりました。今回はそのような思いをする方をゼロにしたいと思い、質問をさせていただいております。 時間もないので、一番最後の2次募集、先日ありましたが、希望者全員を受け入れることができるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 小倉議員のご質問にご答弁申し上げます。 現在のところ、1次募集で1,470人、2次募集で104人、延べ1,574人のお子さんが放課後児童クラブのご利用をご希望なさっていらっしゃいます。ただいま担当部署のほうで、既存の各クラブに、もう少し増員して人数を受け入れることができないかどうかとか、あとまた新たに放課後児童クラブの支援体を1クラス増やして、受入れ人員を拡充できないかどうか、また新たに放課後児童クラブの事業に参入してくださるような事業者はいないかどうかという調整を現在図っているところでございます。 担当部署としても、全員の方にご利用していただきたい気持ちは大変あるのでございますが、やはりどうしてもご希望される、どうしてもこのクラブでなくては嫌だという、そういうような方の場合、そのクラブが受入れ人員がもうこれ以上拡充できないというような状況にある場合には、本当に心苦しい思いではございますが、お断りする場合もございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。
    ◆6番(小倉ひと美君) 確かに希望者を全て受け入れるべく児童クラブの拡充や新規参入、様々なことをやっていただいているのは、本当によく分かります。しかし、昨年度のような思いをする方がいては、せっかく子育てしやすいまち筑西市ということで筑西市をPRしていこうという中で、そのような思いをする保護者の方が一人でもいては、子育てしやすいまちにはならないと思います。なかなか難しいこととは思いますが、保護者の皆さんの希望に応えられるよう、残り時間少なくなっておりますが、ぜひそのことをお願いしたいと思いますが、もう1度ご答弁いただいてよろしいでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 今回、今日は2月28日で、今月を目安に放課後児童クラブの入所結果について、保護者の方々にお送りするような状況になっております。もしそこでご希望されるクラブに入れなかった、それから定員がいっぱいで入れなかった、そういうようなご家庭に対しても、今後年間を通じましてそれぞれの事業者、それから先ほども申し上げましたように、支援体の増員、拡充、そういうところを行ってまいりまして、年度途中であっても申し込んだところに入れるように調整する努力をしていきたいと思います。よろしくご理解賜りたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 本当に子育てするのにつらい思いをする保護者の方が一人でもいないように、大変だとは思いますが、よろしくお願いいたします。 最後に、今年度をもちまして退職されます部長さんはじめ職員の皆様、長きにわたり市政発展のためにご尽力いただき、本当にありがとうございます。今後はご健康に留意され、また違った形で市政へのお力添えをいただければと思います。 以上で質問は終わります。ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) ここで休憩といたします。                                休  憩 午前10時57分                                                                              再  開 午前11時15分 ○議長(増渕慎治君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 7番 三澤隆一君。          〔7番 三澤隆一君登壇〕 ◆7番(三澤隆一君) 皆さん、こんにちは。7番 三澤隆一でございます。本日は貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。まずは、本年度をもちまして定年退職を迎えられます、ここにおられます職員の皆様方、そして市内全域、広いですが、各所で定年を迎えられます職員の皆様方、これまで市政発展のためにご尽力いただきまして、誠にありがとうございました。今後もこれまでの知識、そして経験をどうか市政運営のためにお力添えいただければというふうに思います。本当にお疲れさまでした。 それでは、通告に従い質問に入らせていただきます。市長の招集挨拶にもありましたが、いよいよ筑西市でもデジタルトランスフォーメーションの推進事業として情報システムの標準化、共有化、そして行政手続のオンライン化、またAI、人工頭脳です。それとRPA、入力作業や集計作業の自動化と、利用促進ということで業務の効率化を図るとありました。そこで、まず1番目といたしまして、デジタル化による住民サービスの向上と業務の効率化について伺ってまいります。その前提といたしまして、(1)番、市民の皆様からの要望についてまず伺いたいのですが、市民の皆様から受ける要望の相談、主なものです。これ昨年度で結構ですので、要望の件数と、その内容について伺いたいと思います。あとは質問席にて伺います。 ○議長(増渕慎治君) 三澤隆一君の質問に答弁願います。 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 三澤議員のご質問に答弁申し上げます。 私からは環境課及び市民安全課に対する要望の状況についてご説明させていただきます。まず、環境課に対する年間の要望件数でございますが、令和2年度は合計で500件でございました。内訳につきましては、空き地の雑草等に関する要望が322件、野焼きに関する要望が62件、廃棄物の不法投棄に関する要望が29件、悪臭に関する要望が25件、騒音に関する要望が14件、水質汚濁に関する要望が6件、振動に関する要望が2件、その他40件となっております。 次に、市民安全課に対する年間の要望件数でございますが、令和2年度は合計で289件でございました。内訳につきましては、交通安全に関する要望といたしまして、カーブミラーの設置に関する要望が33件、カーブミラーの修繕に関する要望が41件、警戒看板等の設置に関する要望が27件、道路面への標示、区画線や路面標示等の要望ですが、これに関する要望が4件の、105件が交通安全対策に関する要望となっております。さらに、防犯に関する要望といたしまして、防犯灯の新規設置に関する要望が110件、防犯灯の修繕に関する要望が8件、LED型防犯灯への交換工事に関する要望が66件の184件という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 三澤議員のご質問に答弁申し上げます。 道路維持課におきましての令和2年度要望件数は1,210件となってございます。なお、要望内容は、道路の補修等724件、側溝整備277件、除草165件、街路灯補修14件、その他30件となっております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 細かい数字、ありがとうございました。大体想像していたとおりの数字が出ております。道路補修であったり、また雑草の整備、そういうのが280件と、あとは防犯灯等、この辺やはり多いのだなということが分かりました。私も市内を各地歩いているのですけれども、これから市に要望を出そうと思って幾つか書きとめた場所が、いつの間にかきれいに直っているということが多々あるのですが、これは先ほどの答えていただいた担当課のほうでパトロール等、こういうのを実施しているのかということです。また、その実施内容がもしあれば教えていただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 市独自のパトロールにつきましては、環境課におきましては、環境パトロールと称して、週5日、2人1組で幹線道路沿いや公共施設区域及び雑木林周辺などを巡視し、一般ごみの散乱などについて対応を図っているところでございます。また、巡視の際には、産業廃棄物不法投棄や生活道路破損などについて、関係課等への報告も行っているところでございます。 また、市民安全課におきましては、職員が様々な通報等を受けて現場に向かう際などに、青色パトロール車に乗車して行う、いわゆる「ながらパトロール」というものを行っております。そうしたことで交通安全対策及び防犯対策を図っているというところでございます。 さらに、現場作業員が市内全域の地区を区分いたしまして、交通安全施設の見回りを順次行うということもやっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長土木部長(阿部拓巳君) 答弁申し上げます。 道路維持課におきましては、危険箇所の早期発見や安全で快適な道路としての維持管理を行うため、職員におきまして日々現場への移動時を利用して、道路に異常がないかパトロールを行うとともに、全職員に向けてのインフォメーションにおいても、情報提供を依頼しているところでございます。また、郵便局と協定を結び、配達の際に道路に異常があれば、道路維持課へ連絡いただくよう早期の対応を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 週5日2人組でパトロール、それもまめにやっていただいているということです。職員の皆さんが見つけた場合において連絡すると、あと郵便局の皆さんに協力していただくと、非常に細かなパトロール体制ができているなというふうに思いますが、筑西市というのは非常に面積が広い場所でありまして、そのお一人お一人が必ず何かしら悩み事を私は持っていると思います。それで、市に相談するということになりますと、平日の昼間、もしくは電話で窓口に電話したり、窓口に直接来庁したり、伝えに行く時間というのは非常に限られてしまうと思うのですが、それで諦めてしまう住民の方もいらっしゃるというふうに思います。 そこで、先ほどもいろいろ職員の皆さんの努力によって情報が集まっていると思うのですが、もっと便利な今システムが全国で進んでおりまして、市民の通報システムというものがあります。これは今携帯電話がかなり普及しておりまして、その中でスマートフォンの割合というのが、10代、20代では既に98%、30代から50代では9割前後と、そして70代でもスマートフォンの割合は8割弱というふうにかなり進んでおります。それでこの市民通報システムというのはどういったものかというと、例えば道路の損傷とか、街路灯の球切れなんかがあった場合に、それを写真で撮って、そうするとそこにGPS機能が当然ついていますので、GPSでその場所も一緒に登録できる。それを行政のほうに送るだけという簡単なもので、写真で現状を見ながら、そして場所も特定されるということでありますので、これLINEのアプリを使う自治体が多いようなのですけれども、例えばこういったシステムを導入することによって、日常生活での不具合の早期発見、また早期対応につながると思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 答弁申し上げます。 現在筑西市では、市道実延長2,641キロメートル、橋梁876橋を保有しております。市民の皆様から道路の異常等多くの情報をいただいております。また、道路につきましては、道路維持課職員によるパトロール、さらには5年に1度橋梁点検を実施しており、これらの情報と地元自治会からの要望書等を基に、危険箇所、不具合箇所の解消に努めております。 また、市民からの情報提供につきましては、市のホームページから担当課へ直接メールでも通報可能でございます。さらに、筑西市公式LINEにおきましては、道路陥没等の文字を送信いただきますと、市のホームページの道路維持課へのお問い合わせアドレスが出てまいりますので、そちらから提供内容を入力いただく仕様となっております。 道路維持課としましては、より正確性を高めるため、通報者との立会いや改善方法の協議も行う必要があることから、現在行っている手続やシステムを活用しながら効率化を図っていくことを考えております。 なお、新たなシステム導入につきましては、他の事例やいただいた情報を参考にしながら検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) ご答弁申し上げます。 環境課への空き地等の樹木や雑草の繁茂、不法投棄などの通報につきましては、現在電話、窓口への来庁や市ホームページ経由での環境課へのメールなどにより受け付けをさせていただいているところでございます。通報のほとんどは電話や窓口への来庁によるものでございまして、通報者から十分に聞き取りを行った上で現地調査を実施し、原因者に対して指導を行うという形でやっております。特に樹木や雑草の繁茂、それから不法投棄などの現場につきましては、山林など場所の特定が困難な場所であることが多く、通報者からの聞き取りが極めて重要であるというふうに考えております。 一方で、市民通報システムによる通報の場合、速報性はあるのかもしれませんが、場所の特定が困難である場合や、緊急性の度合いが十分に伝わらないといった懸念もあるのかというふうに思っております。また、簡便に通報できることから、通報件数がいたずらに増大し、現状の体制では十分に処理することができなくなるといったことも懸念されることかというふうに考えております。 このようなことから、環境課業務につきましては、市民通報システムの導入が必ずしも早期対応につながるというふうには言えないのではないかというふうに考えているところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。受け付け、先ほど一番最初に質問しましたが、かなりの数の要望の数が入ってきておると、先ほどの回答では自治会長、もしくは市民の方からの要望、そしてメール等が利用できるということであるのですが、先ほどGPS、場所の特定ということがありましたが、それはGPS機能があればぴったりとグーグルの検索のように分かりますので、その場所の特定は間違いないと思うのですけれども、ただこの1つの要望を受けるのに、例えば電話でとか窓口の対応をやりながら、しかもその場所の特定とか、通報内容の確認、そしてそれを整理して、そして現地確認をしながら担当者へつないで手続を進めるということであれば、かなりこれ一件一件の時間がかかると思います。また誤報とか、情報不足によって確認すらできない場合も当然出てくるのかなというふうに思いますので、そういった意味でもこの情報システムというのは、正確な情報が取りあえずは分かるものではないかというふうに思います。 当然、これが利用されれば業務の削減につながると思うのですが、これ平成30年3月の定例会で、実は真次議員がシステム導入についての質問をしております。その答弁として、先進的な事例を参考にしながら検討したいという答えがあったのですが、あれから3年半経過しておりまして、その後どういった経緯、またはどういった進展があったのか、伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) お答えいたします。 道路上の欠損やガードレールの損傷は、緊急性を要する場合が多く、いち早い対応が必要でございます。現在のメールでの情報提供につきましては、改めて電話で詳しい状況を確認する必要がございます。このようなことから、SNSやLINE等のコミュニケーションツールを活用した情報提供の方法等、手段を増やした場合、どの程度業務の効率化が図れるかについては、さらなる検討が必要と考えているところでございます。 しかしながら、市民の皆様方が、それぞれ利用しやすい方法で情報提供をしていただけることも重要であると考えるところでございます。そのようなことから、まずは現在行っております筑西市公式LINEを利用した情報提供の方法につきまして、広報紙やホームページ等でお知らせをしてまいりたいと考えているものでございます。 続きまして、スマートフォンのアプリケーションを利用した市民からの情報提供につきましては、先ほどの回答と重複する部分もございますが、筑西市公式LINEに登録していただき、「穴」や「陥没」のキーワード等を送信いただくことによって、ホームページの道路維持課への問合せアドレスが表示され、そこから詳しい内容が入力できる仕様となっております。 なお、LINE入力する言葉については、緊急性の高いキーワードを検討してまいりますので、ぜひ筑西市公式LINEに登録いただき、利用していただきたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。公式LINEに登録ということが、まず第1のステップです。これも利用価値があると思います。いろいろ手順、順番も当然ありますので、急に進めることはできませんが、今回DXの予算も入ってきておりますので、ぜひご検討いただきたいというふうに思います。 先ほど出ましたLINEなのですが、情報発信については、筑西市は非常にプッシュ型というか、発信のほうは非常によくできているのではないかというふうに思います。その入り口として、LINEだったり、フェイスブック、インスタグラム、そういった等を経由して、コロナ関連のニュースだったり、観光やイベント情報、そして子育て情報、偽電話詐欺の情報まで多岐にわたる情報を発信してくれています。これ非常に便利なのですが、これ年間の使用料ということなのですが、ちょっと時間がありませんので先に行きます。 非常に便利なツールなのですけれども、これ情報を探すのが非常に苦手だという方もいらっしゃいますし、よい情報があるのに見過ごしてしまうということがあって、非常にもったいないなというふうに思うのです。市長の招集挨拶の中でも、ご高齢者のスマートフォン教室を民間業者と連携して進めるというのがありました。これは本当に市民サービスの向上につながっていくと思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 そこで、このAIのチャットボットというシステムがあるのですけれども、これは簡単に言えば、LINEと似たようなものなのですけれども、AIで人工知能のロボットが質問に対して、問合せに対して自動で、話し手の言葉を理解した上で、適切で短時間で回答してくれると、その人が求めているものを答えをすぐに出してくれるというシステムで、これは無人ですから、24時間365日利用可能だということであります。さらに、今コロナ禍で非接触型の相談方法というものが全国で広がっておりますので、我が市でもこういったシステムを導入してはいかがかと思うのですが、どうでしょう、これについて。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 三澤議員のご質問に答弁をさせていただきます。 AIチャットボットでございますけれども、対話という意味のチャットとロボットのボット、これを合わせた造語になります。AI(人工知能)を活用した自動的な対話プログラムということでございます。議員ご指摘のとおり、コロナ禍において非接触の問合せができる点では非常に優れた技術であるというふうに考えております。 なお、県内におきましては、茨城県水戸市、それから小美玉市、鹿嶋市などで総合案内システムとして導入されておりまして、今後他の市町村においてもシステムの導入が進むものと考えております。 本市におきましては、このAIチャットボットのシステムの導入にきましては、筑西市のDX推進計画、この中で地域社会のデジタル化を進めていくということもあります。その中で他市の先進事例や費用対効果、それから市民ニーズを踏まえて、やはり住民サービスの向上の観点から検討してまいりたいというふうに考えております。新年度は筑西市情報化推進委員会、そういったものを全庁的な組織として強化してまいります。その中で検討をしてまいります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) ぜひよろしくお願いいたします。このAIチャットボットシステムなのですが、私がこれを感じますのは、これは非常に子供のいじめ対策というのですか、いじめ通報アプリというものに、こういうものも実際使われておるのですが、活用できるのではないかというふうに思っております。これは今度、何度もいじめに対する質問は行ってきたのですが、その回答として主に上がってきたものは、やはり先生方が子供たちに寄り添っていじめを把握するということだったり、いじめのアンケートを実施して、内容をやはり把握するとか、24時間電話相談を受け付けしますよとか、スクールカウンセラーに相談してくださいという回答が主だったのですが、それ理想的に、確かに効果はあると思うのですが、今本当に教育現場というのは非常に過密な状態でありますので、その中でこういった時間のかかるような取組はまず難しいというのと、子供たちがやはり電話とか対話を通じて相談するのが、今苦手な状況が起きていると思います。そして、SNSの発達で、やはりLINE上とか、SNS上のいじめというのも増えてきておりますので、やはり今一番身近な、先ほど来出ておりますLINEのような、匿名で24時間いつでも相談できるような、こうしたシステムが有効だというふうに思います。 そこで、伺いたいのですが、この瞬間も本当に人知れずいじめに悩んでいる子供がいると思うのです。そのいじめが、匿名相談ができるこのアプリの導入ということについて、今教育委員会のほうでどのようにお考えか、伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) 三澤議員のご質問に答弁いたします。 先ほど議員がおっしゃっていただいたように、もちろん子供たちは直接話をすることが苦手な子もいます。またSNSを活用した相談システムであれば、そのような子供も相談しやすかったり、24時間いつでも相談できるというメリットがあるのも事実でございます。現在市ではそのようなシステムは導入しておりませんけれども、1人1台端末が使える状況でございますので、こちらのアンケート機能というのもございます。同様のシステムが開設可能かどうかも含めまして、今後検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) そうですね。そのGIGAスクールのタブレット、1人1台ということであれば、非常にこれがすぐにでも、このアプリを導入すれば利用可能だという裏づけになると思うのですが、他の自治体ではこれ1人当たりわずか300円でこれが利用可能だということでありますので、今後の検討ということでぜひお願いしたいと思います。 そこで、この項、最後なのですが、市長にお伺いしたいと思います。市民通報アプリ、あと先ほど言ったチャット機能、またいじめ通報アプリなど、これらまだまだできるものの一部なのですが、こういったシステムの早い導入、これについて今こそ考えていく時期ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お答えします。 今言いましたように、いじめを含めたシステムでございますけれども、住民サービスの向上におきましても、あるいは今コロナ禍でございまして、市の職員等におきましても複雑なことがありまして、この業務を遂行することにおいても非常に大切なものかなと、このように思っているところでございます。そういうことを考えますと、今議員おっしゃったように、今後これが必要ではないかなと、こんなふうに思っているところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) まだまだ始まったばかりですから、これから本当に期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 そして、大項目2番目の通学路・生活道路の安全対策について伺ってまいります。まずは、通学路・生活道路での昨年度の事故発生件数について伺います。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 三澤議員のご質問に答弁申し上げます。 昨年度の通学路・生活道路での交通事故発生件数、内容についてのご質問でございますが、通学路・生活道路に限定した件数というものは公表されておらず、市内全域での交通事故発生件数しか把握できていないところでございます。また、年度ではなく、1月から12月までの年単位での集計が公表されているところでございます。それによりますと、令和3年の筑西市内の人身交通事故発生件数は199件であり、そのうち死亡事故が4件となっております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) こういった危険箇所も含めた場所の情報収集というのは、今回質問に入れてあったのですが、これは随時行っていると思いますので、次に行きますけれども、そういった例えば事故の起きた場所、199件、死亡事故が4件あったということでありますが、こういった場所の安全対策というのは、具体的にこれまでどのように行ってきたのか伺います。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 危険箇所への対応策といたしましては、把握した危険箇所に対し、必要に応じてカーブミラーや注意喚起看板等の設置及び区画線や路面標示の設置工事等を実施しております。市内の人身交通事故発生件数は、令和2年では213件、令和3年では199件と、14件の減となっておりまして、対策の効果が、一定の効果があったものというふうに考えております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。確かに交通事故は年々減少しております。これも市民環境部の対策の結果だというふうに私も感じますが、私もこれだけ数々の要望を出して、それに対応していただきました。ただ場所によっては、幾らいろいろやってもらってもあまり効果がないというか、最終的にはドライバーの意識の問題になってしまうのですけれども、そこで、時間もありませんので行きますので、移動オービスについて、これまで2度ほど質問してまいったのですけれども、ただ2回目の質問で、県のほうの予算が決定して、それで第一番目に筑西市でやってくださいという、私質問したと思うのですが、自治体からの要望があり、その要望の内容を確認して、必要に応じてということで回答がありました。その移動式オービスの実施要請の基準について伺いたいのですが、筑西市から警察署、筑西警察署が最初ですが、そこに実施要請する場合の判断する基準というのは何かということをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 移動式オービスの実施要請の基準ということでございますが、筑西警察署におきましては、実施要請は随時受け付けをしていただいているというところでございます。市といたしましては、自治会等から取り締まりの要望があった場合には、要望の内容を確認させていただき、その内容によって筑西警察署に要望を行うという形で考えているところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) それは市民の皆様が、例えば要望する場合に、具体的な手続とか、もしあれば教えていただきたいのですが。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 市民の皆様が危険だと感じる箇所等で移動式オービスでの取り締まりを要望される場合には、市の市民安全課のほうにお知らせいただきたいというふうに考えております。市民からの要望として警察に要請をしてまいりたいというふうに思います。市にとっても危険箇所の把握に役立つことでございますので、積極的にお知らせいただければというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。先日茨城新聞の記事で、「移動式オービス導入、1年間の実績」ということで、県内に161回実施されたわけですが、その中で358件摘発があったということでありました。県警のほうでは抑止効果を実感しているということであります。それでこの質問、ちょうどタイミングが合ってしまったのですが、残念なことに先週の土曜日の朝、中学生を巻き込む交通事故が起きてしまいました。この場所というのは、私が木曜日に毎週立哨に立っている横断歩道だったのですが、未然に防ぐためにも、やはり改善に向けた取組というのが、これ非常に今重要になってきているというふうに思います。抑止力がやはり必要なのかなというふうに思いますので、今後さらなるご検討を切にお願い申し上げまして、私の質問を全て今日は終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。          〔2番 水柿美幸君登壇〕 ◆2番(水柿美幸君) 2番 水柿美幸です。まず、本年度で退職されます部長の皆様、そして職員の皆様、これまで筑西市の発展のためにご尽力いただきましてありがとうございました。これからは健康にご留意されながら、今までの知見を生かして、さらに筑西市の発展のためにご尽力いただければと思っております。そして、オミクロン株の急激な感染拡大でまだまだゴールの見えない状況の中、3回目のワクチン接種が進んでおり、医療従事者の皆様、関係者の皆様には最前線でご尽力いただき、ありがとうございます。また、市長はじめ行政の皆様には、日頃から筑西市のために全力で取り組んでいただいていることに感謝申し上げますとともに、議員として約1年間地域の皆様の様々な要望や声を行政に届けてきましたが、その都度、プロの目で親切丁寧、そして迅速な対応をしていただいた窓口や担当職員の皆様に心より感謝申し上げます。 本日の主な質問は、市長の政治姿勢について3点、コロナ対策、ワクチン接種について3点お伺いしていきます。コロナ禍の影響で、行動や働き方、ライフスタイルが大きく変化し、地方への移住定住などが注目されてきましたが、団塊の世代が全て後期高齢者となる2025年、さらに高齢者数がピークを迎える2040年は確実にやってきて、社会が大きく変化する節目になると言われています。今年生まれるお子さんが18歳成人を迎える2040年、この筑西市が未来を担う若者世代にとって、「住んで最高!筑西」と思いながら住み続けられる満足度が高い地域であるために、今私たちは考え、行動しなければなりません。 今年1月岸田総理大臣の年頭記者会見で、デジタル田園都市国家構想の実現に関する表明がありました。デジタルを活用して地域の課題解決に取り組む自治体の数を、2024年度末までに1,000団体に展開する計画です。私は人口が減少している地方こそ、デジタルの力で課題解決ができ、満足度を上げられると信じており、筑西市の中で一番人口減少が進んでいる明野地区、明野五葉学園エリアがデジタル田園都市国家構想を展開しやすいと考えております。そこで、市長の政治姿勢について、お伺いいたします。 1つ目、筑西市のまちづくりについて。市民一人一人の満足度を上げ、住んでよかった、住んでみたいなと思ってもらえるようなまちの実現には、ハード面とソフト面の中長期的な構想と見直しが必要です。まずハード面として玉戸・一本松線が開通したあと、筑西市はどのような都市になっていくのか、どのような都市を目指していくのか、市長の構想をお伺いします。 次に、ソフト面として、まちづくりは人づくりであり、孟母三遷と言われる昔から、そしてこれからも教育環境は重要視されていきます。また、就職でも学歴より専門性重視、即戦力のジョブ型採用に変わりつつあります。英語力はもちろんですが、現在STEAM教育、STEAM教育が話題になってきています。サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アート、数学、そしてスポーツを加えたSTEAM教育は、各分野とデジタルを掛け合わせた教育です。ジョブ型採用に強い人材育成が可能となるはずです。 令和6年に開校する明野五葉学園は、キャリア教育を中心に未来を切り開く子供たちを育てるとの方針です。そこで、明野五葉学園が開校された後、これからの筑西市の教育や人材育成、学びがどう展開されているのか、構想をお伺いいたします。 また、京都大学、こころの未来研究センター広井良典教授は、人口減少していくことを前提に、社会を考えるべきであり、地方分散型のほうが地域の持続可能性や健康、幸福といった点において優れているという結果を2017年に発表しています。筑西市でも地域おこし協力隊の皆さんが活発に活動されていますが、今地元のために、あるいは持続可能な社会のためにという若者が増え、地方の魅力や伝統文化を再発見し、地元の満足度、幸福度を上げていくような時代になりつつあります。満足度、幸福度に重点を置いたまちづくりにしていってほしいと思っております。 そこで、満足度を上げている誕生祝い金事業や定住促進事業など進めていただいておりますが、人口減少の歯止めに向けた市長の思いについて、お伺いいたします。 次に、2つ目、国、県への要望について。今年2月上旬、市長が国へ要望活動を行ったと新聞報道がありました。予算編成で20億円あまりの財源不足が生じ、総務省に特別交付税の約5%の援助を求めたとのことですが、市長自ら要望活動するようなことは、筑西市としての大きな課題があったのだと思います。市の課題を共有することで目指す方向や考え方を理解したいと思いますので、今年度の国及び県への市長の要望活動の件数と主な内容をお伺いいたします。 次に、3つ目、「住んで最高!筑西」の実現に向けて。昨年のちくせい花火大会について、花火がきれいでよかったという声もたくさんありましたが、コロナ禍における時間と場所を知らせない開催のため、よく見えなかったとか、気がついたら終わっていたとか、予算やご準備いただいた実行委員会、関係者の皆様のご尽力にはほど遠い声もお聞きしています。ちくせい花火大会は恒例となっていくとご答弁いただいておりますが、国へ要望に行くほど財源不足の中、実施する意義と市民の満足度を上げるため、昨年の評価をどのように生かしていくのか、お伺いいたします。 また、市の職員一人一人が最大限の能力を発揮し、やりがいを持って働ける職場環境は、市民の満足度や幸福度を上げることにつながります。市民の声として市に対するいろいろな声が寄せられていると思いますが、感謝やお褒めの言葉を職員のモチベーションアップにどのようにつなげ、意見や要望、そして苦情を「住んで最高!筑西」の実現に向けてどのように改善していくのか、お伺いします。 次に、保健福祉行政について。まず、コロナ対策・ワクチン接種について3点お伺いします。1つ目、オミクロン株はデルタ株に比べ重症化率は低いものの、症状の進行が早く、高齢者には脅威となっています。そんな中、保育士などのエッセンシャルワーカーを優先的に接種してほしいとの声が届いています。受けたい市民が3回目の接種を早めに受けられるようにするための周知や接種計画、予約体制について、お伺いいたします。 次に、2つ目、5歳から11歳のワクチン接種について。先週末、ホームページ等で案内が配信され始めましたが、まだまだ保護者の不安は大きいようです。不安を取り除くためにどのように周知を図る予定でしょうか。また、副反応に対する相談窓口はありますでしょうか。 次に、3つ目、感染症対策による行動制限について。長引くコロナ自粛、学級閉鎖や部活動の自粛、公共施設休館による利用制限で、運動不足やストレスによって、子供たちや動ける高齢者の心身に悪影響を及ぼしていると聞いています。オミクロン株がどこで感染拡大しているのかを検証し、筑西市の公共施設休館の判断基準をウイルスの性質や環境によって柔軟に対応していただき、さらにワクチン・検査パッケージ制度、あるいはPCR検査や簡易抗原検査を利用し、科学的判断で行動制限を緩和できないでしょうか。 最後に、移動スーパーの見直しについて。令和4年3月頃に見直し等を実施していきたいというご答弁をいただいておりますが、現在どのような状況でしょうか、お伺いいたします。 以上で1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(増渕慎治君) 水柿議員の1回目の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 水柿議員の3つの質問に対してお答えを申し上げたいと思います。 まず、1つ目でございますけれども、筑西市のまちづくりについてでございますが、私は今から9年前に、筑西市市政再起動をスローガンに掲げまして、市政を預からせていただき、これまでに市政改革、教育の推進、企業誘致、インフラ整備など、皆様方のご協力の下、数々の事業を展開しまして、オール筑西市へ取り組んでまいりました。これからもその歩みを止めずに各種事業を推進していきたいと思っております。詳細につきましては、教育長及び担当部長から答弁させます。 2つ目の国、県への要望でございますが、議員もご承知のとおり、2月7日に金子総務大臣、黒田事務次官をはじめ、関係各位に特別交付税に係る要望活動を実施してまいりました。この要望活動でございますけれども、総務省との人事交流の始まった平成29年度から財源確保のために毎年実施しているところでございます。おかげさまで令和2年の特別交付税でございますけれども、県内では3番目に多い額を交付いただいておるところでございます。 さて、議員のご質問の今年度の国及び県への要望活動でございますが、様々な事業や分野にわたりますので、詳細につきましては、担当部長から答弁させます。 最後に、「住んで最高!筑西」の実現に向けての質問でございますが、行政に対する市民の方からの声ということで、市長へのはがきをはじめ電子メール、窓口やお電話などで感謝の言葉、あるいはお叱りの言葉、苦情の言葉、そして感激の言葉など、多くのお声をいただいているところでございます。市長へのはがきというのは、たまに本当に見ているのかということでありましたけれども、私のところに来る手紙は全て見させていただいております。そしてその一つ一つが市に対する評価でありまして、市政推進へのヒントでもあると考えているところでございます。「住んで最高!筑西」実現の一助であると認識しております。 その1つとして、質問にありましたちくせい花火大会でございますけれども、これはコロナ禍の影響で、サプライズの花火となってしまいました。いろいろと100%満足というわけにはいきませんので、先ほど水柿議員おっしゃったように、いろいろな問題がありました。ありましたけれども、多くの方から賞賛の声をいただきまして、今年も開催に向けて、大きな花火になると、このように思っているところでございます。これも詳細につきましては担当部長から答弁をさせます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 続いて、阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 水柿議員の玉戸・一本松線完成後の筑西市の都市構想はとのご質問に答弁申し上げます。 玉戸・一本松線は、国道50号と国道294号を結ぶ筑西市の内環状の一部で、現在国、県と連携し、事業を推進しているところでございます。また、完成後には国道4号やつくば、さらには石岡方面へのアクセス向上が期待できると考えております。加えて、内環状沿いには道の駅「グランテラス筑西」、茨城県西部メディカルセンター、昨年に美術館を開館したザ・ヒロサワシティなど、内環状沿いの充実、強化を図る都市づくりが進んでおります。 また、玉戸・一本松線を含む内環状沿いは、複合産業系の土地利用を検討する地区として位置づけられており、今後道路の整備と併せ、広域的な産業用地需要、都市機能や商業の立地動向などを見据え、検討してまいりたいと考えております。 玉戸・一本松線完成後は、本線を含む内環状沿いには、生産・物流機能の集積、さらなる経済発展、人口減少に歯止めをかける役割を期待しているところでございます。さらに、道路ネットワークを拡充することで、救急活動の時間短縮に寄与するとともに、近年激甚化、頻発化する自然災害に迅速に対応し、市民の生命と財産を守り、国土強靱化に資する道路となるものと考えているところでございます。 続きまして、国への要望活動について答弁申し上げます。土木部所管の市長が会長を務める協議会で、国及び県へ直接要望活動を実施している団体は、国道50号整備促進期成同盟会、小貝川改修促進期成同盟会、筑西幹線道路整備促進期成同盟会、筑西土木協議会、1級河川北台川整備促進協議会の5団体でございます。 例年、関係市町村及び団体とともに、国道、県道及び1級河川の整備促進、予算措置等について、国土交通大臣、関東地方整備局長、茨城県及び茨城県選出国会議員への要望活動を実施しているところでございます。 令和2年度、令和3年度の要望活動につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、対面式ではなく、要望書の郵送による要望活動を実施いたしました。また、新型コロナウイルス感染症の拡大により、令和2年度からウエブ会議形式を用いた要望や意見交換も実施しており、主なものとしまして、関東直轄河川関係期成同盟会の一員として、小貝川改修促進期成同盟会の会長である市長が出席し、国土交通省幹部に対して河川整備に関する予算や整備促進の要望を実施いたしました。 なお、対面式の要望といたしましては、令和元年度に、国道50号整備促進期成同盟会及び小貝川改修期成同盟会において、国土交通省、関東地方整備局及び茨城県選出国会議員へ要望活動をそれぞれ1回実施しております。また、桜川市と合同による国道50号協和バイパス新規事業化につきましては、国土交通省及び関東地方整備局へ要望活動を3回実施しておりますので、合わせて5回の要望活動を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) それでは、水柿議員の質問に答弁いたします。 第2次筑西市総合計画後期基本計画に、学校教育の充実の基本施策が掲げられています。五葉学園開校後、これにかなり近づいていけるのではないかというふうに考えております。具体的に言いますと、施設一体型の五葉学園では、グローバル教育、キャリア教育、郷土愛を育む教育などをさらに推進していく。早い段階からの教科担任制、異年齢交流活動、あるいは6年生からの部活動希望参加なども考えております。こういったことから義務教育学校ならではの特色ある教育活動が推進できるのではないかというふうに考えております。 例えば英語の免許を持った教員が小学校に入って、質の高い英語の授業が可能になったり、あるいは計画的な異年齢交流を通して、中学生へのあこがれや夢を育むキャリア教育の充実ができるというふうに考えております。さらに、これは明野学区だけではなくて、筑西市は10年前からそれぞれの中学校区において、小中連携について、かなり力を入れております。今コロナ禍で本年度は実施できませんでしたが、夏休み、それぞれの学区の小中の全職員が一堂に会しまして、共通理解、どのように同じように授業を進めるか、基本的生活習慣をどうするのか、持ち物をどうするのか、手の上げ方をどうするのか、そういったことを具体的に共通理解をしながら研修に励んでいきます。それについて、この五葉学園がモデル校になって、小中連携がさらに深まるのではないかなというふうに期待しております。施設分離型でも小中連携、小中一貫の教育が可能になるというように私は期待しております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 水柿議員の人口減少のご質問に答弁申し上げます。 人口減少対策につきましては、第1期、第2期の総合戦略を策定し、子育て支援定住促進、これをはじめとした人口減少対策を全庁的に取り組んでまいりました。藤澤議員のご質問でもご答弁申し上げましたが、10年前と比較しますと、社会減が改善されてきております。今後コロナ禍の影響によって、都市部から地方への移住意識の高まりや新たな働き方など、地方が見直されてきておりますので、新しい時代に備えた有効な施策を積極的に推進していきたいと考えてございます。 具体的に申し上げますと、これまでの子育て支援定住促進、これをしっかり進めながら、官民協働で積極的に推進し、テレワークの普及、またサテライトオフィスの誘致など、時代に即した施策が有効と考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、渡辺市長公室長。 ◎市長公室長(渡辺貴子君) 水柿議員の質問にご答弁いたします。 「住んで最高!筑西」の実現に向けてでございますが、市民の皆様からの声につきましては、市ホームページ内の「市長へのメール」、また「市長へのはがき」など、多数のご意見をいただいております。これらのご意見や要望等は、市民の皆様の貴重な声として、先ほど市長からもご答弁がありましたように、全て市長に目を通していただいております。また、直接担当窓口にお見えになった方や、お問い合わせがあった方につきましても速やかに対応しますよう、市長から指示を受けているところでございます。感謝やお褒めの言葉につきましても、職員の意欲向上が図れるよう、担当課及び人事担当の総務課のほうに随時伝えているところでございます。 活力と魅力に満ちた筑西市を実現するためにも、引き続き市民の皆様の貴重なご意見を尊重いたしまして、市政に最大限に反映させるよう、また担当部署においても、迅速かつ丁寧に対応するよう努力してまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 水柿議員のご質問に答弁させていただきます。 私からは国、県への要望ということで、企画部で行っております国、県への要望でございます。こちらにつきましては、ここ2年間は新型コロナの影響によりまして、訪問での要望というのは実施されておらず、書面による要望となっております。この中でご質問の特別交付税に係る要望に関しましては、昨年度は実施できなかったわけですけれども、本年度はまだ新型コロナの緊急事態宣言には至っていないということもありましたので、実施をさせていただいております。特に本市の特殊事情、こういったものに理解をいただくために、市長を先頭に要望活動を実施したものでございます。 今年度の特別交付税の要望額といたしましては、西部医療機構運営支援事業や明野地区義務教育学校等整備事業をはじめとする主要10事業を含めた約18億円の特殊財政需要額、この特殊財政需要額というのは、他市に比べて地域支援などを踏まえて筑西市が積極的に事業を展開している経費、こういうふうになります。これにつきまして、昨年度比5.1%増の8億4,300万円として要望してまいりました。先ほど市長からもありましたように、金子総務大臣、それから黒田事務次官をはじめとして、全ての要望先におきまして、本選挙区選出の田所先生、上月先生、岡田先生の秘書の方にもご同席をいただいて要望活動を行ったものでございます。 なお、先ほどご心配をいただいております予算編成時の20億円あまりの財源不足ということではございますが、これはあくまでも予算要求段階のものということでございまして、毎年このような形になっています。その後しっかりと予算査定をさせていただいて調整をいたしております。さらに、財源不足を補うための基金、こういったものも確保してございますので、そういったものを活用することによって、予算上の収支は保たれておりますので、現状としては健全な財政運営を続けております。 今回の要望につきましては、単なる予算編成での財源不足を補うためというものではなくて、本市の地域性、社会性、そういった特殊性を踏まえてその財政支援を国に要望したものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、伊坂経済部長。 ◎経済部長(伊坂保宏君) 水柿議員のご質問にご答弁申し上げます。 ちくせい花火大会の昨年の評価をどのように生かしていくのかということでございますが、昨年10月23日に開催したサプライズ花火は、コロナ禍、密を避けながら多くの市民の皆様に御覧いただけるよう市内6か所から打ち上げ、メインの花火につきましては、実際の花火大会を検証できるよう、道の駅北東方向の小貝川河畔から約2,000発の花火を打ち上げております。 このときに花火会社が手配しました調査員をメイン会場周辺の12か所に配置し、花火の見え方や混雑状況などを検証いたしております。勤行川の桜づつみや成田スポーツ公園、協和の杜公園などからも大変よく見えることが確認できましたので、来年度の開催に当たっては、道の駅周辺の混雑緩和を図る意味からも、「花火鑑賞のおススメスポット」を広く周知してまいりたいと考えております。 また、実際に花火を打ち上げたことにより、混雑状況や花火の広がり方なども把握することができましたので、警察や消防、また道路管理者等とより一層の連携を図りながら、市民の皆様が安心安全に楽しめる花火大会にしてまいりたいと思っております。 市長の答弁にもありましたが、多くの皆様からお褒めの言葉や感謝の言葉をいただいておりますので、期待に応えられるよう、実行委員会の皆様としっかり準備を進めてまいりますので、ご支援、ご協力をお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 次に、平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 水柿議員のご質問にご答弁申し上げます。 3回目の接種につきましては、昨年12月から医療従事者を対象に接種を開始いたしまして、今年1月からは高齢者、障害者施設の入所者や従事者等の接種を開始し、この2月から市民向け接種を開始したところでございます。当初3回目接種は、2回目の接種を終了した日から原則8か月以上経過した18歳以上の方を対象に、接種体制の構築を進めておりましたが、ワクチンの供給量に応じて、できる限り前倒しして接種できる体制を構築するよう、後日県から依頼がありました。市では真壁医師会筑西支部の先生方と協議を重ね、3月からは、重症化しやすいとされます65歳以上の方が6か月以上経過後、64歳以下の方が7か月以上経過後3回目の接種ができるよう接種券を発送しております。当初4月から年齢にかかわらず、6か月以上経過後に接種ができるよう接種券を発送する予定でございましたが、64歳以下に関しましては、今日から何とか事務体制を構築しまして、半月ほど前倒しして体制ができるように今進めているところでございます。 予防接種法で定める接種期間は9月30日までとなってございますので、ワクチンの追加供給による接種の前倒しにより、さらに早まることが予想されます。今後も早期の接種を検討いただきますよう、市ホームページ、広報紙、ケーブルテレビ等で周知を図ってまいります。 なお、議員からご質問のございました保育士等のエッセンシャルワーカーについてでございますが、先ほどご説明しましたように、医療従事者、高齢者、障害者施設の方は、優先的に12月、1月と接種をしておりまして、そのほか消防関係、保育士等につきましては、古河の広域接種会場をお勧めしたり、集団接種のキャンセル等で空きができた場合には、優先的に接種を進めることで、社会活動の維持を図っていきたいと考えております。 ○議長(増渕慎治君) 水柿議員、時間になりました。 ◆2番(水柿美幸君) どうもご丁寧な答弁、ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散  会 午後 0時16分...