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09月03日-一般質問-02号

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  1. 筑西市議会 2021-09-03
    09月03日-一般質問-02号


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    最終取得日: 2023-05-30
    令和 3年  9月 定例会(第3回)                令和3年第3回             筑西市議会定例会会議録 第2号令和3年9月3日(金) 午前10時開議                                            令和3年第3回筑西市議会定例会議事日程 第2号                            令和3年9月3日(金)午前10時開議第1 一般質問                                 本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                 出席議員   1番 鈴木 一樹君     2番 水柿 美幸君     3番 國府田喜久男君   4番 中座 敏和君     5番 石嶋  巌君     6番 小倉ひと美君   7番 三澤 隆一君     8番 藤澤 和成君     9番 保坂 直樹君   10番 田中 隆徳君     11番 稲川 新二君     12番 小島 信一君   13番 大嶋  茂君     14番 津田  修君     15番 増渕 慎治君   16番 真次 洋行君     17番 仁平 正巳君     18番 尾木 恵子君   19番 三浦  譲君     20番 堀江 健一君     21番 秋山 恵一君   22番 榎戸甲子夫君     23番 箱守 茂樹君     24番 赤城 正德君                                 欠席議員   な し                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       小室 髙志君      市長公室長     渡辺 貴子君   総務部長      高島 健二君      企画部長      山口 信幸君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      渡邉 千和君   市民環境部長    熊坂 仁志君      保健福祉部長    平間 雅人君   こども部長     岡本はるみ君      経済部長      伊坂 保宏君   土木部長      阿部 拓巳君      上下水道部長    大林  弘君   会計管理者     菊池  勇君      教育部長      古幡 成志君   農業委員会事務局長 田所 秀一君      秘書課長      飯山 正幸君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      鈴木  徹君      書記        中島 国人君   書記        川﨑 智史君                                           〔議長 増渕慎治君議長席に着く〕 ○議長(増渕慎治君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者、事務局職員の出席者及び本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ30分、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 6番 小倉ひと美君。          〔6番 小倉ひと美君登壇〕 ◆6番(小倉ひと美君) 皆様、おはようございます。議席番号6番 明政会、小倉ひと美でございます。久しぶりのトップバッターということで、大変緊張しておりますが、今回も市民の皆様からいただきましたご意見、ご要望を基に一生懸命質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、コロナ禍での開催ということで、開催まで賛否両論、様々な議論が繰り広げられましたオリンピック、そしてパラリンピック。大会出場を目指し、多くのものを犠牲にして練習を積み重ね、出場を勝ち取った選手の活躍する姿は、私たちに勇気と感動を、そして子供たちには夢と希望を与えてくれたことは、紛れもない事実ではないでしょうか。多くの子供たちオリンピック選手に憧れ、自分もいつかオリンピックに出場したいと目を輝かせたことと思います。しかしその一方で、夢を見ることすら許されない子供たちがいることを忘れてはいけません。 先日、全国の児童相談所が、2020年度に児童虐待として対応した件数が20万5,029件となり、初めて20万件を超えたことが厚生労働省のまとめて分かったとの報道がありました。1990年度の統計開始以来、30年連続で過去最多を更新したそうです。また、DVについては、内閣府の統計では、男女間のDVの2020年度の相談件数は約19万件で、前年度に比べ1.6倍に急増しているそうです。新型コロナウイルス感染症の拡大による外出自粛などで在宅時間が増えたことも、件数増加の一因ではないかと心配する声もあるようです。そこで、児童虐待・DVについて、筑西市の現状はどうなのかを伺います。 初めに、児童虐待について、過去5年間の件数の推移とコロナ禍による影響があるのかを伺います。あとは質問席にて質問を続けさせていただきます。 ○議長(増渕慎治君) 小倉ひと美君の質問に答弁を願います。 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ただいまの小倉議員のご質問にご答弁申し上げます。 本市で通告を受けて対応した虐待件数でございますが、平成28年度が11件、平成29年度が21件、平成30年度が17件、令和元年度が31件、令和2年度が12件でございます。 また、このコロナ禍による影響でございますが、相談内容の中では、やはり自宅で過ごす時間が増えたことによって、つい、いらいらしてお子さんを叱る回数が増えてしまったというような悩みを相談される方もいらっしゃいましたが、本市で対応した児童虐待件数に特に大きな変化はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 筑西市では、コロナ禍による増加というのは見られないということで安心いたしました。では、この数字はどのような経緯で発覚しているものなのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 発覚する経緯といたしましては、警察や学校、それから認定こども園などの保育施設です。もろもろの関係機関からの通告のほか、保護者自身からのご相談や、あとはご家族の方、それから近隣の方からの通告など、様々でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、筑西市では、児童虐待早期発見するためにどのような取組を行っているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 筑西市では、令和元年6月に子育て世代包括支援センター児童虐待等の対応を行うこども家庭総合支援拠点を併設して開設しております。各種の母子保健事業子育て支援事業を行う中で、やはり児童虐待などのリスクが高い家庭を把握した場合には、速やかに担当部局内や関係部署で情報を共有いたしまして、虐待早期発見に努めております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) こちら早期発見の取組ということで、相談を受ける職員さんとかのスキルも大切かと思いますが、こういった職員の研修などはどのように行っているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 こども家庭相談支援拠点につきましては、専門の職員がおります。特に保健師が常勤で3名、それとあと家庭児童相談員、それと女性相談員、それぞれ2名ずつでございます。それらの職員及び非常勤職員に関しての研修については、今このコロナ禍ですので、オンライン研修が多いのですけれども、国や県からの研修があった場合には、そちらを受けさせるように配慮しております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) しっかりと担当する方もスキルを磨いていらっしゃるということで安心いたしました。 では、今コロナの感染が拡大している中ですが、このコロナ感染拡大を理由に訪問や面会などを断られるケースというのはあるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長
    こども部長岡本はるみ君) このコロナ禍を理由に、面会や訪問を断られるケースも中にはございますが、やはりそこは直接お会いしての相談、それから目視での確認などが必要となってまいりますので、そこはやはりそれぞれのスキルを使って、できるだけ直接お会いできるように行っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) よく児童虐待などというのは、健診のときにお子さんの体にあざがあったりなどで発見することができるということを聞いていますが、こういった健診などに来ない方、いらっしゃらない方もいるかと思います。そういった方への対応というのはどのように行っているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 健診にいらっしゃらない方については、未受診者として担当地区の保健師が訪問を行っております。でも中にはなかなか、お宅に伺ってもいなかったりということもありますが、そこは関係機関、例えば上の子が学校に行っていらっしゃるとか、それから後は地域の主任児童委員さんのお力をお借りしてとか、そういうことで、できるだけ未受診者に対してもアプローチを行っているのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、様々な工夫をしてお会いできないお子様というのがいないような状態になっているという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) そうでございます。付け加えまして、乳幼児健診の未受診者とか、それから、あとはどこの園にも所属していない未就園児さんなどに関しても、名簿から抽出いたしまして、やはりその方たちも家庭訪問により調査を行っている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、次にDVについて伺います。こちらも過去5年間の件数の推移、そしてコロナ禍による影響があるのかを伺います。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 小倉議員のご質問に答弁申し上げます。 本市で対応いたしましたDV件数は、延べ件数で平成28年度が12件、平成29年度が7件、平成30年度が14件、令和元年度が54件、令和2年度が17件でございます。 コロナ禍による影響でございますが、そのような事例は現時点では確認されておりません。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) この過去5年間の数字でちょっと気になったことがありまして、令和元年度54件と、この年だけ突出して件数が多いのですが、どのようなことが原因だったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 配偶者からのDVによって母子で避難するシェルターというものがございます。令和元年度はこのシェルターに入所したケースが4組ありまして、やはりそのシェルターに入所するようなケースの場合は、どうしても関わりが非常に緊密になりますので、延べ件数が上がってくるということがございます。ですので、実件数としては13件となります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 件数が増えたわけではないということで、対応した回数が多かったということで、件数の増加が見られなかったことは安心できました。では、この件数ですが、どのような経緯で発覚しているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) 発覚する経緯といたしましては、やはりDV被害を受けていらっしゃるご本人からのご相談、それから警察、あとは先ほど申し上げました一時保護所、シェルターなどの関係機関からの対応依頼などによるものがございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、このDVの早期発見のために筑西市で行っている取組というのは、どのようなものがあるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) やはりこれも児童虐待と同じように。市で行っております母子保健事業子育て支援事業等を行う中で、DV被害に悩む方を早期に把握いたしまして、速やかに関連する機関と情報共有を行っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、次に、児童虐待の対応とDV対応の連携について伺います。 NPO法人ウィメンズネット「らいず」の女性支援子供支援対応に関する調査報告書では、児童虐待事案として当初に対応しながら、後からDV事案としても対応したというケースもあるとの報告があります。このことからも児童虐待とDVは一体的な対応や支援が必要ではないかと思います。そこで、筑西市ではそれぞれ関係機関との連携はどうなっているのか、伺います。 ○議長(増渕慎治君) 岡本こども部長。 ◎こども部長岡本はるみ君) ご答弁申し上げます。 筑西市では、児童虐待事案、それからDV事案、どちらもこども家庭総合支援拠点での相談で対応しております。児童虐待とDVを併せ持つケースもございますが、その都度警察や児童相談所、関係機関とも連携を図り、包括的に支援する体制を取っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) こちら児童相談所や警察ともしっかりと連携を取っているということで、非常に安心しました。筑西市の職員の皆様、細心の注意を払って、小さなサインも見逃さないように心がけてくださっているということで、とても心強いなと思います。しかし、児童虐待もDVも家庭の中ということで、なかなか介入が難しい案件だと思います。そして、コロナ禍による外出自粛などで外部との接触機会が減ってしまうことなどから、発見がさらに難しくなるのではないかと思います。今後も引き続き大きな事案になる前の、本当に小さなサインを見逃さず、早期発見に努めていただきたいと思います。子供たち、そして私たち大人も、全ての方が笑顔で暮らし続けるまちになるように、今後も担当職員の皆様はじめ、どうぞよろしくお願いいたします。 では、次に、茨城県西部メディカルセンター筑西診療所を運営している茨城県西部医療機構について伺います。令和2年度はコロナ禍での病院運営ということで、大変ご苦労をされたことと思います。そのような中、私たちの命と健康を守るためにご尽力いただきまして、本当にありがとうございます。病院関係者の皆様には心から感謝を申し上げます。 まず、令和2年度の業務実績に関する評価について伺います。先日全員協議会で令和2年度の業務実績評価についてご説明をいただきましたが、この評価結果を受けて市長はどのように思われますか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 小倉議員のご質問に答えたいと思います。 茨城県西部医療機構の業務についての実績でございますけれども、財政面というのはもちろん一番大切でございますけれども、財政面にちょっと課題を残したほかは、計画どおりに非常にしっかりやっていただきまして、私も非常に評価しているところでございます。特に今回の新型コロナウイルスについての対応の仕方、あるいは救急車の搬送、それから在宅医療につきましては、非常に市民の皆様の命と健康を守っていただく、こういう意味では大変高く評価しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) 小倉議員のご質問にご答弁申し上げます。 ただいま市長から答弁がありましたとおり、茨城県西部医療機構の令和2年度の業務実績につきましては、おおむね計画どおりの業績であると評価しております。高く評価をした3つの事業でございますが、新型コロナウイルス感染症につきましては、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として地域包括ケア病棟を休棟し、コロナウイルス対応病棟の人員を確保するなどして、感染患者感染疑い患者の対応に当たっておるとのことです。 救急搬送受入れにつきましては、全体の応需率が前年度の86.9%から88.7%に上昇しました。また、筑西広域管内での救急搬送受入れも、前年度の36.5%から36.7%にやや上昇しており、新型コロナウイルス感染症の流行下にあっても急性期対応の実績を伸ばしております。 また、在宅医療におきましては、筑西診療所が職員2名を増員し、体制強化を図るとともに、地域の診療所2か所、訪問看護ステーション1か所と新たな連携グループを発足させておるとのことです。 一方、財政面におきましては、薬品や診療材料の経費の節減や診療単価の向上策によって収益の確保に努めているところでございますが、運用病床203床稼働の体制整備は遅れており、経営基盤が安定しているとは言えない状況でございます。 市から茨城県西部医療機構に対しましては、コロナ禍にあって、一層重みを増す地域医療を支える中核病院の責務を全うするため、安定した経営基盤を迅速に構築するよう求めております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 財政面に課題があるものの、ほかはおおむね計画どおりということで、特に高く評価できるという点で、救急の受入れや在宅医療等お話がありましたが、この救急受入れ在宅医療、どのような工夫をされて応需率を伸ばしているのか、また在宅医療を充実させているのか、お願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 茨城県西部医療機構での救急医療に対します工夫している取組は、救急医療の知識・技能向上のため、毎回テーマを決めて多職種が参加する「救急勉強会」を定期的に開催しているとのことです。また、この勉強会は、近隣の医療従事者にもウェブでも公開しているとのことです。 在宅医療に対します工夫している取組は、24時間365日体制で在宅医療体制を構築し、筑西診療所が設置する訪問看護ステーションにおきましては、訪問看護師を6名だったところ、2名増員し、8名体制に強化するとともに、地域の診療所2か所、訪問看護ステーション1か所との連携グループを発足させているとのことです。また、茨城県西部メディカルセンターは、在宅療養を担当する診療所の医師の求めに応じ、患者の受入れ態勢を整備し、在宅医療後方支援病院として役割を果たしております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、毎年課題になっている財政面ですが、この財政面の改善に向けて、今までどういった取組を行ってきたのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 財政面に対します改善に向けた取組は、医薬品、診療材料の価格交渉による経費削減のほか、診療具分類によります医療費の新たな算定方式の取得によります診療単価の向上、また渉外担当者によります近隣医療機関等から紹介患者の推進などの取組を行っているとのことでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、この財政面、今後の見通しというのはどうなっているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 地方独立行政法人は、各年度ごとの業務実績の評価のほかに、中期目標期間ごとの評価を実施することが必要となっております。茨城県西部医療機構につきましては、平成30年10月1日の設立時に市が示した中期目標に基づき中期計画を定めております。この中期目標及び中期計画の期間は、設立から令和3年度までであり、第1期中期目標期間の最終年度であります本年度は、令和2年度までの業務実績と令和3年度の業務実績の見込みを合わせ、中期目標達成の見込みを評価しております。この評価は、地方独立行政法人法に基づき、市の附属機関である茨城県西部医療機構評価委員会から意見をいただいた上で、筑西市が評価を決定しております。 評価の内容は、茨城県西部医療機構の取組は、総じておおむね中期計画どおりに進捗しているというものでございますが、開設以来経常収支の赤字が続き、経営基盤の安定は大きな課題となっております。新型コロナウイルス感染症の影響は、予測が大変困難なことではありますが、先ほど財政面の改善に向けた取組と、運用病床203床全床稼働の体制を早期に整備することで、安定した収益を確保するよう機構に求めてまいります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) この財政面ですが、当初の計画では3年目からの黒字という計画でしたが、コロナ禍の影響などにより令和6年度から黒字という計画に変更になったと、昨年の全員協議会で説明を受けましたが、本当に令和6年度から黒字を見込めるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 令和6年度からの黒字に向けまして、現在茨城県西部医療機構保健福祉部では、財政の黒字に向けて協議を行い、今後検討を進め、黒字化を目標とする予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) やはり命と健康を守る病院とはいえ、財政面、幾らでも一般会計からの持ち出しがあっては、筑西市の財政、ますます厳しくなってしまいます。そのような中、令和6年度から黒字という計画どおりになるように、部長のお言葉を信じ、財政面の改善に今後期待をして見守っていきたいと思いますので、財政面、よろしくお願いいたします。 では、次に、コロナ禍における茨城県西部メディカルセンター筑西診療所はどのような役割を担ってきたのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 コロナ禍において、茨城県西部メディカルセンターは、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として感染症患者感染疑い患者の対応に当たり、併せて地域医療を支える中核病院として1次救急及び2次救急を継続しております。 筑西診療所は、在宅療養をしている患者さんが熱のある場合や濃厚接触者と判定された場合、感染対策をして訪問診療訪問看護を実施しているとのことです。また、外出ができない在宅療養患者さんのご自宅に訪問しての新型コロナウイルスワクチンを接種した実績のほか、ケアハウスやサービスつき高齢者住宅を訪問して、同様のワクチン接種を実施しているとのことでございます。 このほか、外来診療において、来院したくない患者さんに対する電話によるリモート診療の実施、地域の診療所との連携グループを発足させるなど体制を強化し、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所とともに契約患者数を増加させ、地域医療へ貢献しているとのことです。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) コロナ禍においてしっかりとこの地域の中核病院、在宅診療の中心として担ってきたということで、大変心強く思います。 では、今後この茨城県西部メディカルセンター筑西診療所は、どのような役割を担っていくのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 茨城県西部メディカルセンター筑西診療所とともに、引き続きこれまで担ってきた役割を継続して、地域医療に貢献してまいります。また、コロナ禍の影響により、今までにない全く新たな役割が国、県等から求められた場合におきましては、市は茨城県西部医療機構と連携、協力することで、新たな役割が担えるよう努めてまいりたいと考えます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 国や県からの新たな役割の要請ということですが、具体的にはどのような要請が想定されるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 現在茨城県のほうでは、まずコロナ感染患者用の病床の確保を目指しております。それに伴いまして、茨城県西部メディカルセンターは、茨城県が必要とする地域の病床確保のほうに向けて尽力されているというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひ県や国の要請、しっかりと応えられるようにお願いしたいと思います。このコロナ禍、今まで私たちが経験したことのないような状態になっております。一日でも早く皆さんが元どおりの生活に戻れることを本当に心から願っております。また、茨城県西部メディカルセンター、市民の期待を背負って出来上がった病院です。市民の皆様から本当に愛される病院になって、私たち市民の命と健康を守り続ける病院になることを期待しておりますので、どうぞ今後もしっかりと病院のほう、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、以上で私の質問を終わりにいたします。丁寧なご答弁ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。          〔7番 三澤隆一君登壇〕 ◆7番(三澤隆一君) 7番 三澤隆一でございます。本日の貴重なお時間をいただきまして、誠にありがとうございます。早速通告に従い質問に入らせていただきます。 新学期がいよいよスタートいたしました。私の朝の見守りボランティアもスタート、再開したわけでございますが、子供たちの表情を見ていますと、子供たち同士、友達と会えて明るい表情も見えるのですが、中にはちょっと下を向いて不安を抱えたような表情も何人か見受けられました。この学校再開に対しては賛否あったと思うのですが、やはりこの3日間というのは、私は非常に大切な時間ではないかなというふうに思います。子供たちの再開した後の気持ちの揺れというか、落ち込みを見逃さない、SOSのサインを見逃さない重要な時間であったのではないかなというふうに思います。子供にとってこの学校教育というのは、やはり心身ともに正常な状態に戻すという意味では、非常に大切なものだと思いますので、これはよかったなと思います。 これらの問題を踏まえまして質問に入りたいと思うのですが、大項目の(1)番なのですが、新学期の児童生徒の心身の健康管理についてですが、長期休みの後、学校が再開するときは、先ほども言ったように非常に恐怖心や緊張感を持つ子供たちが多い、追い詰められてしまう子供が多いと思います。そういった中で、児童生徒の体調管理について、市ではどのように把握して管理しているのか、伺いたいと思います。あとは質問席にて伺います。 ○議長(増渕慎治君) 三澤隆一君の質問に答弁を願います。 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) それでは、三澤議員のご質問に答弁申し上げます。 児童生徒の体調管理については、毎朝各家庭で体調をチェックしております。そしてチェックシートに記入して、それを担任に提出するというシステムが既にできております。そして、学校に登校すると、校舎に入る前に検温や健康観察、これを毎日行っております。長期休業明けにつきましては、体調面や心の面で心配な児童生徒も多いことから、特に、既にもう2学期が始まりましたが、今週のこの3日間の登校状況を、各学校から毎日教育委員会のほうに報告してもらっております。そのような方法で状況の把握をするよう今後も努めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) チェックシートで家庭の状況を把握しながら、学校でも検温はもちろん、検温と観察も行ってくれているということです。非常にこれは大切なことだと思います。実際にこれよく話に出てくるものなのですが、夏休みの間にしっかり食事が取れなくて痩せてくる子供がいるとか、また精神的な重圧で非常に表情が硬い子がいるということがありますので、こういった学校の入り口の段階で、入校する段階で気づいてあげられるということが非常に大切だと思います。 それで、初日の9月1日というのは何の日かといいますと、皆さんご存じだと思うのですが、1年間で一番自殺者の多い、小中高校生です。日だと言われております。厚生労働省の発表では、昨年、コロナの1年目なのですが、自殺者499名ということで、統計開始後最も多かったということであります。そして、その2年目として今年なのですが、1月から6月、上半期ではそれを上回る数字だということで推移しているということでありますので、要は、このコロナの1年、2年目で、今までにない数の子がそういった状況に追いやられてしまっているということがあります。 そこで、②番目として、夏休み明けの自殺対策、市ではどのような対策をしているのか、伺います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 各学校では担任が中心になっておりますが、担任と養護教諭で連携を持ちまして、きめ細かな健康観察や健康相談を実施しております。そのような方法で児童生徒の状況を的確に把握していますが、特に気になる児童生徒については、各学校から教育委員会のほうに報告をしてもらっております。それに、市としてはスクールカウンセラー、心の教育相談員等による支援をするとともに、市教育支援センター、あるいは医療機関等と連携しながら心のケアに取り組んでおります。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。先生方、スクールカウンセラーとか、様々な養護教員の先生等、皆さんで連携しながら教育委員会で一括して把握しているということであります。非常にこれ大切だし、各機関に相談窓口がありますので、LINEとかメールを使った相談というのが子供たち、前にも言ったのですけれども、非常に数が増えているということでありますので、そういった方法があるということをぜひ子供たちに伝えていただければというふうに思います。 例えば、学校に来たときに、そもそも学校に来ない子とか、また宿題を全くやっていないような子とか、また行き渋りというのですか、学校に行きたくないよというような子がいた場合は、無理に学校に来させるというよりも、保護者との密な連絡でその辺は休ませると、そういった対応もぜひご検討、もちろん分かっていると思うのですが、ご検討いただきたいというふうに思います。 続きまして、感染症対策について伺ってまいります。児童生徒のコロナの感染症対策、予防策についてですが、ワクチン接種においては、12歳以下の子供たちに対するまだ予防策が取れておりませんので、この学校現場で、本当に非常に厳しい状況であるのですが、この予防策はどのように取っていくのか、伺います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 先ほども申し上げましたが、既に2学期が始まっておりまして、1日から3日までのこの3日間は時間差登校をしております。さらに、来週9月6日から9月10日に関しましては、オンライン等の家庭学習を進め、学校は臨時休校という対策を取っております。通常の対策としましては、昨年度から既に実施していますが、手洗い、正しいマスク着用、消毒、換気、密の回避などの基本的な感染症対策の徹底及び感染対策を講じてもなお感染リスクが高い活動、具体的に言いますと、部活動、こういったものに対しては、一時的に制限することについて、各学校に周知、依頼をしております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 時差登校、朝子供たちに伺ったところ、時差登校、中学生はやっているようですが、小学生の場合はそもそも登校時間がまた別々、距離も違うので、それはないようだったのですが、確かにそれがまず一つ方法として大事ですし、後から出ますが、オンライン授業、これも大事だと思います。今までの感染症は子供たちに直接うつらないのではないかと、極端に言うとそういう話もありましたし、直接的な会話による飛沫、また手からのウイルスの接触感染が一般的だったと思うのですが、マスク、教育長言うように消毒というのが中心だと思うのですけれども、現在のこのデルタ株においては、やはりマイクロ飛沫というような空気感染するという認識に変わりつつあるというふうに思います。とにかく遠くまで飛ぶ、部屋に充満するということで、この間テレビで専門家の方がちょっと分かりやすく言っていたのですが、ちょうどたばこの煙のようなイメージだということで、部屋に充満するということですので、とにかく空気をよどませない、空気を逃がす、換気が大切だという話をしていました。 それでも子供たちですから、いろいろ行動が読めませんので、防げないこともあります。そういった場合に、今度感染を早期発見するための方法と、また感染を確認した後、その対策はどういうふうにするのか、伺います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 児童生徒の感染の早期発見と感染確認後における市の対応としては、まず登校後に発熱、あるいはせき、喉の痛みなど、軽い症状が少しでも見られた場合には、すぐ家庭と連絡をしまして速やかに早退させます。受診を勧めるという方向で各学校に再三依頼しております。 感染が確認された場合は、保健所の指導を仰ぎつつ、濃厚接触者の特定、あるいは学校の学級閉鎖、複数の学級閉鎖、または学年休校が必要かどうか、学校と市で協議して対応してまいります。また、学校で感染が確認された場合、濃厚接触者としての児童生徒が、クラス単位で市の簡易PCR検査を受けることが可能になりましたので、今後も児童生徒の感染の早期発見と感染拡大の防止に努めてまいりたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 時短と登校中止、臨時休校等踏まえながら、簡易キットということで、簡易キットも政府のほうから発表ありまして、全国に小中、幼稚園ですか、80万回分配ると、子供と教員が15分から30分ほどで自分で検査ができるようなものが配られるという話はお聞きしました。ただ先ほど言われた保健所の指導を仰ぐということなのですが、これまだ決まっていないかもしれませんが、それも学校単位で、保健所の業務逼迫を避けるために学校にお任せしますよという話も出ていると思いますし、また濃厚接触者が出たときに、追跡調査まで学校でやってくれるというふうな話が出ていると思うのですが、これ非常に責任が重くなるし、業務がまた逼迫してくるのではないかというふうに思います。 次に、この感染拡大を心配して登校できないというような子供も出てくると思うのですが、そういった場合に、学びを止めるわけには当然いきませんので、次に大事になってくるのがオンライン学習、オンライン環境です。勉強だけではないですが、オンライン環境、これが大事になってくると思います。それで、この大項目(2)番なのですが、これは茨城新聞のほうで、筑西市の現状ということでオンライン授業の詳しい説明が載っていました。ですので、この①番の持ち帰り状況と②番のオンライン学習の授業の実施率、これは割愛させていただきます。 それで、③番目から伺いたいのですが、我が市のこのオンライン授業の内容と形態について伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) 三澤議員のご質問に答弁いたします。 オンライン授業の形態でございますけれども、児童生徒の長時間の画面視聴等を避けるため、実施方法といたしましては、最初の15分くらいをまずオンラインの学習の説明、解説等を行いまして、その後に個別のプリント問題、またはドリル教材等を行うということで、オンラインの時間と個別で学習する時間を組み合わせたような方法を今のところ提案しております。 筑西市では、マイクロソフトの「チームズ」というソフトを使用しまして、双方向のオンラインの授業や県のほうから指定されました「いばらきオンラインスタディ」、または「eライブラリー」というソフトもございます。また、そのほかNHKの教育テレビで管轄しています「NHK for School」という動画視聴等ができるサイトもございます。また、これに別にプリントの問題などを解くなどを加えまして、児童生徒に各家庭で授業のほうをしていただいて、そのオンラインの授業の感想をまとめて、またこれタブレットに入れてありますソフトなのでございますけれども、「ミライシード・オクリンク」というソフトがございます。こういうふうなソフトを使いまして、学校のほうに家庭からそのまとめたコメント、または課題等を提出していただくような方法を取っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 15分だけというのが、これ朝の会とか、顔を合わせるというような感じになるのでしょうか。これほかの学校の様子なんか聞いていると、朝の会で先生が出席確認をして、子供たちがそれに対して「はい」と元気な返事をするということで、子供は先生をすごく身近に感じることができると、短い時間かもしれませんが、そのときに先生も一人一人の子供の健康状態を把握することができるというので、時間は短くてもリアルタイムなやり取りができているというのは、非常にいいなというふうに思います。後はプリントというのは、これまた仕方ない部分であると思うのですが、これから徐々に全てがリアルタイムな授業ということでできると思うのですが、またオンラインスタディを使うと、これはかなりの数の動画があるのは分かっていますので、これ使っていただけるということと、このチームズ、これは非常にいろんな使い道があって、クラウド型としていろいろなやり取りもできますし、全てがそろっているものだと思いますので、ぜひこれ有効活用していただきたいというふうに思います。 それで、④番目の質問なのですが、これも同じようなものになってしまうのですが、ズーム等、さっきのチームズもそうですが、双方向のオンライン授業のこれからの方向性について伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁申し上げます。 双方向のオンライン授業でございますけれども、筑西市では現在はチームズのみの導入でございます。インターネット環境があれば、このチームズの画面で顔を見合わせて会話とか、双方向のオンラインが実現できるということが可能になっております。このほかズームとかのソフトにつきましては、教員の研修会等でオンライン会議等を行っております。筑西市では市のGIGAスクール推進委員会というような組織をつくっております。この中での学校での教職員の研修というものにつきましては、オンラインでの研修等はズームの機能を使いまして行っているような状況でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 教職員の間でのものもできているということで、これ先進市といいますか、守谷市では、大分前からこういったものをどんどん先々考えながらやってきたという地域もあります、もちろんもっと遅れているところも当然あるのですが。その例でいいますと、教職員限定のポータルサイト、グループウエアがあったりとか、あと学校と家庭しか入れないというようなポータルサイトがあるということで、そういったクラウド型のグループウエア、そういったものを市で取り扱っていくのか、現在取り扱っているのか、伺いたいところです。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁申し上げます。 クラウド型のグループウエアのこれからの活用でございますけれども、今後、先ほど申しましたように、市のGIGAスクール推進委員会、今年から発足した協議会でございます。それで来年、再来年度と、3年間をかけて、このようなグループウエアの利用についても今後検討していくというような段階でございます。使えるグループウエア等は多々あると思いますので、今後その中で選択して十分に活用できるようなものを活用して、先生たちの間の中の活用、または家庭と学校を結ぶような活用ができるように、今後検討してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 本当にこういったものが活用されれば、学校と家庭間のやり取りができれば、連絡帳も当然要らないですし、プリントも必要ない、ペーパーレスも実現できます。そして、学校業務の先生方の間で使えるとなれば、これ1つで全てが賄える、スケジュール管理もコミュニケーションも全部取れますので、そういったものをできるだけ早く、3年間という話ですが、できるところから実現していただきたいなというふうに思います。 これまで教育現場の取組について質問してまいったのですが、やはり忘れてはいけないのが、現場で働く方というのはやはり教職員の皆様でありますので、大項目(3)番、これは教職員の業務負担について伺ってまいりたいと思います。今既に全国ではリモートオフィスの使い方やオンライン授業に向けて、様々な研修が行われておりますが、このICT化に向けた技術支援のサポート体制について伺ってまいりたいと思います。お願いします。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 教職員のICT化技術支援の市の取組としては、明野地区の小中学校6校を対象にICT支援員を2名配置しており、各校に毎月2回訪問し、学校への支援を行っております。支援内容としましては、授業支援、研修支援、障害対応支援があります。授業支援では、授業前のICT機器の設定や授業中の器具や児童生徒への操作支援などを行っております。研修支援では、ICT機器の活用促進に向けたハード・ソフトウエアの研修やプログラミングの研修を支援しております。障害対応支援では、ICT機器の障害や不具合に対する処理を行っております。今後は、残り21校に対してもICT支援員の配置を計画しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) これは昨年の9月の私の質問のときに、今質問の回答であったのですけれども、この技術面とか機器のトラブル、そういったアドバイスをいただくために、タブレットメーカーの方にヘルプデスクというものを開設してもらいますよという話があったのです。それとそのICT支援員というのを今後4校に1名ずつ、1名以上配置していきますという話があったのですが、現在明野地区6校で2名ということで、これから予算を組んでやっていく、5年間かけてですか、それもありますので、そこに期待していくところであります。ぜひよろしくお願いいたします。 次に、いろいろな感染予防、そしてオンライン関係のものをやっていく中で、先ほど言いましたように、働く現場のほうの状況というのは非常に厳しいというふうになっていると思うのですが、これも令和元年3月での質問で、過労死ライン、月80時間を超える残業時間というものの割合を伺ったのですが、これ現在どのようになっているか、これをお伺いしたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。
    ◎教育長(小室髙志君) それでは、今年度4月から7月までのデータを申し上げます。4月は超過在校時間の平均、つまり決まった時間から延びてしまった時間の平均が55時間、これは小中一緒の時間でございます。それと、5月が48時間、6月が53時間、7月が80時間でございます。昨年度と比較しますと、かなり減ってまいりました。よろしいでしょうか。          (「はい」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。当時この時間の数はそのとき聞かなかったのですが、小学校で約10%、そして中学校で61%あったということですが、減少しているということであれば、非常にこれは喜ばしいことなのですが、その中で残業時間の中で細かいちょっと質問があるのですが、③番目ですけれども、持ち帰り仕事ですか、うちに持ち帰って、学校外に持ち帰って作業をするということがあると思うのですが、この中身とか、その実態について把握はされていますか。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 これはやはり毎月調査をしておりますので、どのような状況であるかということは、教育委員会のほうに連絡済みでございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。中身ですね、どういった仕事をやっているかというのは、やはり上司として理解していただきたいというふうに思います。 それで、もう1つなのですが、これ在校時間に含まれない、残業時間に含まれないものとして、自己研さんの時間というのがあるそうなのですが、この定義、私ちょっと分からないので、この定義について伺いたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 文部科学省のガイドラインを見ますと、「所定の勤務時間外に校内において、自らの判断に基づいて、自らの力量を高めるために行う自己研さんの時間」と定義しております。つまり上司から指示とか、あるいは児童生徒、保護者等からの直接的な要請等によるものではなくて、日々の業務とは直接的に関連しない、業務外としての自己研さんの時間というように定義されております。具体的には、所定の勤務時間以外に教員が幅広くその専門性や教養を高めるために学術書を読んだり、あるいは教科に関する論文を執筆したり、あるいは教科指導や生徒指導に係る自主的な研究会に参加したり、自らの資質を高めるための資格試験のための勉強を行ったりとする、そういった時間のようなものが上げられるというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 分かりました。これ本当に難しい判断だと思うのですが、試験の問題、勉強というのはこれ仕方ないと思います。ただ自らの判断とか、上司からの指示がないということであっても、どこかで仕事と区別をつけるというのは非常に難しいと思うのです。こういったガイドラインをやはり学校単位で、やはり上司の先生方、先輩方と話し合って、皆さんで決めていく方法が取れれば、この時間は完全に学校に在校しているわけですから、やはりそういったものの見方というのは、私は部外者なのでなかなか言えないのですけれども、しっかり教育長、指針として管理していただきたいなというふうに思います。 それでは、この⑤番なのですが、これは土、日の部活動の時間、そういったものに先生方が当たったときの、この勤務時間として扱われるかという問題は、これ今回はちょっと外させていただいて、また次の機会にさせていただきます。 そして、最後、⑥番目なのですが、この学習指導要領の改訂とか、また感染予防策、そして濃厚接触者が出た場合の対応、こういったものも学校でもしこれから行って、現在やっていますけれども、これからさらに行っていく場合に、そしてさらに今度はオンライン授業です。こういったものが加わってきたときに、非常にこれ業務が逼迫してきている状況であります。結果的には、子供たちに対するしわ寄せが来てしまうということが一番の問題でありますので、やはり根本的な業務の削減、これが必要だと思います。 そこで、最後なのですが、これ業務削減も含め、教育長のほうから今後の対策についてお話いただければと思います。お願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 答弁申し上げます。 今議員からお話がありましたように、教職員の業務削減、これは喫緊の課題だというふうに私も思っております。子供たちの前に立つ教職員がまず元気でなければならない。子供たちに元気と希望を与えることが教職員の一番大切な仕事だというふうに思っております。そのためにはやはり教職員の業務を削減し、多忙を軽減することは、やはり子供たちと向き合う時間を確保するために非常に大事であるというふうに思っております。 現在、県としては、小中学校どちらの教員も、月の超過勤務時間を45時間以内にすることを県としても目指しております。各学校でも教職員の働き方改革に本気になって取り組んでいる状況でございます。これまでに本市の各小中学校では、会議の効率化、それと行事の見直し、研修の精選、時間割の工夫などに取り組んでおります。例えば運動会を例にすれば、完成された児童の姿を見せるのではなくて、体育の授業の一環として捉えて、子供たちの自主的、主体的な姿を見せる。そういう方向で、例えば例を挙げれば運動会なども実施し、準備や練習時間を短縮するという方向で実施しております。 また、中学校では、部活動指導があることから、活動時間の短縮、それと部活動の数の精選、それと複数顧問制による負担の平準化なども行っております。 市としましては、校務支援システムの導入、部活動指導員の配置、通知表の1、2学期の所見欄の廃止、それと授業の指導案の簡略化などに取り組んでおります。今後業務削減をさらに進めてまいりたいというように思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 7番 三澤隆一君。 ◆7番(三澤隆一君) 今後に期待しております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) ここで休憩といたします。                                休  憩 午前11時 1分                                                                              再  開 午前11時15分 ○議長(増渕慎治君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 2番 水柿美幸君。          〔2番 水柿美幸君登壇〕 ◆2番(水柿美幸君) 2番 水柿美幸です。新型コロナ感染症のために医療の現場で休むことなく御尽力いただいている医療従事者の皆様、関係者の皆様には心から感謝申し上げるとともに、ワクチン接種が進み、感染症が落ち着くことをお祈りしながら質問に立たせていただきます。私は未来の筑西市のために、わくわくする未来のために、そしてみんなの笑顔のためにこれからもいろいろなことにチャレンジしながら頑張っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、質問させていただきます。8月23日から市内57か所、地域の皆様の買物が身近になる移動スーパーがスタートしました。私も数か所伺いましたが、運転免許証を返納された方や買物に不便を感じていらっしゃる方々、お子様から押し車を押された方々など、幅広い世代の方が近くに歩いていける場所で買物を楽しみながら、またご近所さんと会話を楽しんでいる様子を拝見しながら、単に買物支援だけでなく、外出することで体の健康、それとご近所さんと会話をすることで心の健康と地域の絆を深められる、とてもよい事業だと感じました。また、感染防止の観点からも、これからも必要な事業となっていくと考えます。 移動スーパーが伺うのは、スーパーやコンビニがない地区だと思われますが、今回漏れた地区の方々から、なぜうちには来ないのか、またスーパーやコンビニがなくなってしまっているので、ぜひ来てほしいといろいろなご意見をいただきました。 そこで、今回の巡回地区が決まった基準や決定方法をお伺いいたします。あとの質問は質問席でお伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 水柿美幸君の質問に答弁願います。 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) 水柿議員のご質問にご答弁申し上げます。 販売場所の決定方法でございますが、近隣に店舗が少ないなどの理由で買物に不便な地域及び高齢化率の高い地域等を関係部署と協議しまして、175か所の自治会長宛てに移動販売希望の有無や停留場所の確保についてアンケートを実施し、回答をいただきました。希望された自治会は、全て今回の販売ルートに入っております。ただし1つの集落で複数の停留場所を希望された場合は調整させていただきました。曜日や時間につきましては、希望のあった停留場所を調査した上で、移動スーパーを運営する会社の効率性も検討した結果、ルートを決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 175か所の自治会を対象に実施されたということです。 次に、市内にはほかにもスーパーを展開している事業者がありますが、カスミさんに決まった経緯についてお伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 事業者の選定・決定についてでございますが、4月5日から4月23日まで移動販売が可能な事業者をホームページで募集いたしました。応募がありましたのは、株式会社カスミ1社からで、4月28日にプレゼンテーション及びヒアリングによる選定会議を開催して、事業内容を審査し、基準を満たしておりましたので、販売事業者と決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) これからの時代に合ったサービスであり、事業者のイメージアップにつながりますので、地域全体で手を取り合っていければと思います。また、常総市ではスタートから半年後に2台目を導入したとお聞きしました。筑西市もスタートしたばかりではありますが、今後場所や業者を含めてどのように見直しをしていくのか、お伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 今後の展開につきましては、販売状況やルートの必要性などを検証するとともに、令和4年3月頃に再度自治会へのアンケート調査等を行うなどしながら、必要に応じて見直し等を実施していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 今後の展開に期待しております。よろしくお願いいたします。 次に、高齢者等ごみ出し支援事業についてお伺いいたします。こちらも9月からスタートした事業です。筑西市は誇れる事業をたくさん展開していただいて、行政の皆様には大変感謝申し上げます。ありがとうございます。6月から受付を開始しましたが、幾つか条件があります。具体的な条件と申請者数及び該当者数をお伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 水柿議員のご質問に答弁申し上げます。 高齢者等ごみ出し支援事業の利用要件につきましては、市が定める実施要綱において規定しているところでございます。具体的な内容でございますが、まずこの事業については、利用対象を世帯ごとに判断するというふうにしております。まず大前提といたしまして、親族、近隣住民などの方からごみ出しの協力を受けることができない世帯、そういうことが前提になっております。その上で65歳以上、介護認定の要支援認定、または要介護認定を受け、サービス計画でごみ出しの支援が必要とされる方、あるいは障害者の方で、居宅介護または重度訪問介護を受け、サービス等利用計画でごみ出しの支援が必要とされる方、このいずれかに該当する方のみで構成される世帯を利用対象としているところでございます。 なお、それに準じると認められる世帯や、事業を利用することが特に必要と認められる世帯も対象とすることとしておりまして、判断に迷う場合にはご相談いただくようご案内しているというところでございます。 次に、ご質問いただきました申請者数及び該当者数でございますけれども、昨日この事業をスタートさせていただいたところでございますが、昨日現在の申請件数といたしましては42件となっております。そのうち該当となった世帯は36件という状況でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 申請者数が42件、該当者が36世帯ということです。実は私、車椅子の夫を介護しながら集積所まで車でごみ出しをしているご高齢の女性からちょっと相談を受けたことがありまして、今は運転を控えているから、ごみ出しまで車で行くので大変なのですが、ごみの収集に来てくれると助かるのだけれども、私がいるおかげで条件外になってしまうということを伺いました。とても残念がっていまして、先ほどリーフレットにも書いてあると言われた、「迷われている場合には相談ください」とありますので、ぜひ困っている方に手を差し伸べられるような事業になるようご検討願いたいと思います。 次に、小中一貫校スクールバスについてお伺いいたします。6月23日と7月3日に義務教育準備委員会の皆様と危険箇所の確認を行いながら通学路のコースを歩きました。想像以上に時間がかかり、危険な箇所もたくさんありましたが、全体の危険箇所の把握はできましたでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) 水柿議員のご質問にご答弁申し上げます。 明野義務教育学校、明野地区の通学路につきましては、昨年度より通学路の点検等をやっているところでございますけれども、危険箇所の把握を今現在まとめているところでございますので、また今後の協議会等でご報告させていただいて検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) それでは、危険箇所の把握というか、まだまとめているところということですので、その対応についてもまたそれぞれその後のことになってくると思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、スクールバスの利用についてですが、下校時は高学年と低学年とに分かれて帰る場合が多いと思います。保護者からは距離が短くても安全のためにスクールバスを利用したいとの声もあり、難しい線引きだとは思いますが、徒歩とバスの利用をどのように見極めていくのか、お伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 古幡教育部長。 ◎教育部長(古幡成志君) ご答弁申し上げます。 現在スクールバスの利用につきましては、「明野中学校から直線3キロメートルの円の外側の地域を乗車範囲とする」という案を基に、準備委員会等においてご協議をいただいているとともに、準備委員会だよりというのを通しまして、地域の皆様にお知らせしている状況でございます。 議員のおっしゃるように、3キロメートル未満でもスクールバスを利用したい等、様々なご意見があることも承知しております。スクールバスの利用基準の設定等につきましては、通学距離だけでなく、通学時間や安全面等も十分に考慮しながら、準備委員会やPTA部会等にもご協力いただきまして、ご意見等を賜りながら決定してまいりたいと考えているところでございますので、よろしくお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) いろいろな意見があると思いますが、通学は安心安全が最優先されるべきだと思っております。7月9日に八街市の事故を受けた菅総理が、スクールバスの全国導入を検討する意向を明らかにされました。また、8月15日の茨城新聞には、県教育委員会が通学路を再点検し、対策をまとめる要請をしたとありました。2012年時点で対策が必要な3,861か所のうち、8年経過した今年3月末時点でも、役3割の1,200か所が未対策とのことです。バスが万全とは言いませんが、危険箇所の対策を待つよりも、スクールバスを導入すれば、危険箇所を通ることなく通学できるので、改善策になるのではないかと考えます。 また、現在明野地区は広域連携バスが運行されております。より安心で安全な通学のために希望する児童や多くの児童がバス通学できるよう、スクールバスに加え、既存の広域連携バスやデマンドタクシーなども連携させた活用はできないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 山口企画部長。 ◎企画部長(山口信幸君) 水柿議員のご質問に答弁をさせていただきます。 現在筑西広域連携バスにつきましては、既に明野中学校に近接する停留所を設置してございます。現時点で児童生徒が通学に使う、使用するということは可能な状況になっているというふうに考えております。 小学生が路線バスを通学で利用する、いわゆる混乗方式ということでございますけれども、こちらにつきましては、既に桜川市で実施しているという事例がございます。子供たちの通学の安全の確保、そして公共交通の活性化、こういったことにもつながるというようなことでございますので、本市におきましても、現在教育委員会のほうと前向きに検討させていただいているところでございます。 一方で、デマンド交通の「のり愛くん」でございますけれども、こちらにつきましては、特に高齢者等の交通弱者の交通の足として、買物、それから通院、こういったもので多くの方にご利用いただいているところでございます。運行車両につきましては、普通車、そして10台で筑西市全域をカバーしているというような状況でございます。設置の目的、それからサービスの内容、こういったことから鑑みまして、決まった時間に多くの人を輸送する通学の手段としては、活用は難しいというふうに考えておりますので、こちらはご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 分かりました。デマンドタクシーはちょっと難しいということですね。子供は宝です。子供たちの安心安全を第一に考え、ご協議を進めていただきたいなと考えております。 次に、空き家対策について質問させていただきます。市内を歩いていると、人が住んでいないと思われる空き家や、雑草やごみが散乱したり、朽ち始めていたり、物が放置されて管理されていない迷惑な空き家を目にすることがあります。放置された空き家は景観を損ね、近隣住民に悪影響を及ぼすだけでなく、災害や火災発生時には多大な損害を与える懸念もあります。 先日隣の空き家から越境してくる枝で困っているとお話を受け、空き家対策推進課にご相談させていただきました。そこで、市には空き家の苦情がどのぐらい寄せられているのか、お伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) ご答弁申し上げます。 空き家に関する苦情についてでございますが、大体年間およそ100件前後寄せられているという状況でございます。令和2年度の実績で申し上げますと、94件という実績でございます。令和3年度につきましては、8月25日までの実績で65件という状況でございます。 苦情の内容についてでございますが、今議員におっしゃっていただいたような管理不全の状態となっている近所の空き家に関するものであって、敷地内の草木繁茂や家屋の破損などの改善を求めるといった内容のものが多くなっているところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 年間100件前後苦情が来ているということです。現在の民法では、所有者が分からないと何もできないとのことで、私が相談させていただいた件も、所有者を探してもらっている状況であります。4人の共有者となっており、その4人全員が既に亡くなられているので、子や孫の代まで調べてくださっている状況となっています。所有者不明の場合、本当に手間がかかる大変な作業だと感じました。 そこで、空き家のデータをいただきたいのですが、総務省発表の国、茨城県、筑西市の空き家率だけ教えていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 総務省統計局が発表しているデータがあるのですけれども、平成30年度の住宅・土地統計調査といったものがございまして、この結果によりますと、全国の総住宅数に占める空き家率といたしましては13.6%となっております。茨城県につきましては、空き家率は14.8%、筑西市におきましては、空き家率16.3%となっております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 筑西市の空き家率は16.3%と、全国平均よりも、そして県の平均よりも高いということが分かりました。 次に、筑西市の市街化区域、市街化調整区域の空き家率を教えていただければと思います。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 同じく平成30年度の住宅・土地統計調査の結果によりますと、筑西市内の空き家率、市街化区域においては20.7%、市街化調整区域においては12.2%と推定されているというところでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 今のデータから見ますと、市街化区域のほうが空き家の割合が多く、市街地の空洞化が心配になってきます。平成27年に施行された空家対策の推進に関する特別措置法では、管理できず放置された空き家を特定空家と認定し、改善していこうとするものだと理解しておりますが、筑西市で特定空家に認定された空き家は何件ぐらいありますでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 答弁申し上げます。 今議員からご指摘いただきました空家等対策の推進に関する特別措置法、それに基づきまして筑西市においてこれまで特定空家等に認定された空き家の件数は9件でございます。なお、そのうち8件につきましては、解体等によって改善されており、認定が解除されているという状況でございます。現時点において残っている特定空家といたしましては、1件という状況でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 年間約100件前後の迷惑空き家で、苦情が来ているにもかかわらず、特定空家になるのは非常に少ないということが分かりました。 次に、固定資産税の観点からお伺いいたします。市では毎年固定資産税の納税通知書を送付していると思いますが、宛先不明で戻ってくる件数と、戻ってきた後の対応はどうされていますでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡邉税務部長。 ◎税務部長(渡邉千和君) ご答弁申し上げます。 返送されました固定資産税の納税通知書の件数と対応でございますけれども、件数につきましては令和3年度発送分で136通となっております。そちらに対しての対応でございますけれども、返送された納税通知書の納税義務者の転出先等をまずは調査しまして、判明した場合には再度送付してございます。 一方、調査をいたしましても転出先等が分からない、そのような納税義務者につきましては、公告することで納税通知書が納税義務者に送達されたものとみなします「公示送達」という手続を行います。また、年度途中で納税義務者がお亡くなりになった場合には、納税義務者の変更届をお渡しして、後日親族等から提出いただくことで、次年度からの未送達防止に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 返送されてくる通知に対して、すごくたくさん複雑な作業をされているということが分かりました。この作業も、空き家とかその納税義務者が分からない件が増えれば増えるほど、膨大な労力と時間をかけて対応することになり、迷惑空き家を減らしていくことが重要になってきます。空き家が増加している主な原因として、固定資産税の住宅用地特例の存在が指摘されております。空き家を壊すと固定資産税が6倍になることから、そのままにしているとよく耳にするのは、この特例の適用を受けるためです。そのため解体や売却をして更地にしようとする所有者の行動を阻害する状況となっております。 そもそもこの特例は、国に安価な住宅を豊富に提供するために設けられておりますが、空き家のまま放置されている住宅は、もはやそのような役割を果たしているとは言えません。空き家等に関する施策を総合的かつ計画的に実施するための基本的な方針では、法に基づく勧告の有無にかかわらず、人の居住の用に供すると認められない家屋の敷地に対しては、そもそも固定資産税等の住宅用地の特例は適用されないことに留意が必要であるとされており、地方税法第349条の3の2の規定における住宅用地の認定について等の一部改正においても、このような状況となっている家屋等については、住宅用地特例は適用が受けられないものとされております。 返送されてくる納付書のうち、人が住んでいない空き家と確認されたものに対して、特例の解除に向けての通知などは送っているでしょうか、また特例解除に当てはまる空き家について特例解除は行っているのか、お伺いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 渡邉税務部長。 ◎税務部長(渡邉千和君) ご答弁申し上げます。 ただいま議員がおっしゃいました特例解除の通知等につきましては、現在のところ送付してございません。また、特例の解除でございますけれども、人が日常生活を送る機能を備えていれば、課税対象の住宅ということでありますので、その土地も住宅用特例の対象となることから、単に空き家というだけで住宅用地の特例解除は行っていないのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 2番 水柿美幸君。 ◆2番(水柿美幸君) 他市のいろいろなほかの地域では、そういうことを納税通知書と一緒に同封して、迷惑空き家にならないようにとか、そういう抑制とか啓発活動を行っているところがありますので、ぜひそういうふうな方向に行っていただければなと思います。空き家を放置すれば、まちが空き家にむしばまれて、まちの壊死が拡大するばかりです。まして筑西市は県の平均よりも空き家率が高く、その中でも中心市街地の空き家が多い状況です。これでは幾らまちに活性化をとか、交流人口や定住人口を増やそうとしても、住宅地に朽ちた迷惑な空き家が点在していれば、魅力が半減するのは当たり前ではないでしょうか。ぜひ空き家の解体や売却を促すことで、まちの新陳代謝ができる仕組みをつくってほしいなと思います。 空き家問題については、今後の対応とかそういう問題について、次回に質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ちょっと早いのですが、以上で質問を終わりにさせていただきます。どうもご丁寧な答弁、ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。          〔8番 藤澤和成君登壇〕 ◆8番(藤澤和成君) 改めまして、こんにちは。藤澤和成、如月会でございます。 ポストコロナの地方新時代と言われて久しい昨今でありますが、やまない雨はないように、そして明けない夜はないように、ポストコロナの地方新時代はそこまで来ているのだろうなと思っているところであります。また、多様な社会の在り方が模索される昨今、筑西市において様々な生き方、働き方が求められるこの時代、人口減少対策として、本市の取組、今後の可能性について、市長にまずは伺いたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 藤澤和成君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 藤澤議員の質問にお答えしたいと思います。 現在もなかなか収束の兆しが見えない新型コロナウイルスの感染拡大でございますけれども、地域経済に大きな影響を与えているところでありまして、市民の意識、あるいは行動変容にも、なかなかもたらされている中でございますけれども、本年7月21日付の日本経済新聞でございますが、この中でも「多様な働き方が可能な条件が揃う都市ランキング」というのがございまして、それが発表されまして、本市は全国の主要287市区中23位でございまして、茨城県の中では1番でございます。非常に喜ばしい記事が載ったところでございます。 今後このような本市の潜在力をしっかり分析しまして、第2期の総合戦略の改訂を含めまして、新しい働き方、あるいは社会構造の変化を好機と捉えまして、可能性のある施策に取り組んでいきたいと、このように思っております。 あとは部長に説明させますので、よろしくお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長(相澤一幸君) 藤澤議員のご質問に答弁いたします。 人口減少対策に関する本市の取組でございますが、市長の今、ご答弁にもございましたように、「筑西市まち・ひと・しごと創生総合戦略」、これに新たに新型コロナウイルス感染症による変化と目指すべき将来、これについて盛り込むべく、現在改訂作業を進めてございます。具体的に申しますと、感染症が拡大しない地域づくりを進めることに加え、感染症による意識・行動変容を踏まえた地方への移住・テレワーク等の新たな働き方など、産官学連携を強化し、積極的に本市への人の流れの創出に取り組んでいくこととしてございます。 次に、市長の答弁にございました日本経済新聞7月21日掲載記事について、紙面より抜粋して申し上げます。 日本経済新聞社と東京大学、ここが国や民間の各種データを集計し、「多様な働き方が可能な自治体の特徴」、これを点数化したものでございまして、2020年1月時点において、人口10万人以上の市と特別区、ここに絞り、主要287市区の実力を探った調査でございます。 その結果といたしまして、人口約10万8,000人の石川県小松市が首位、2位が約18万人の鳥取市、3位が約17万人の富山県高岡市となり、筑西市が23位タイとなったものでございます。なお、同順位には、三重県伊勢市、長野県松本市など9市がございました。上位30の68%が人口10万人台の都市が占める結果となっておりまして、コロナ収束後も中堅都市の求心力は高まると予測されてございます。 ご質問の今後の可能性についてでございますが、コロナ禍で市民の働き方や生活が変容したことにより、多様な働き方や生活の利便性が求められております。アフターコロナを見据え、この調査をしっかりと分析しまして、筑西市の潜在力をさらに分析しまして、さらなる発展にアプローチしていきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ご案内のとおりすばらしい記事で、まだそこについてはさらにいろいろ調査する必要もあると思うのですけれども、相澤人口対策部長、これはどういう内容で分析するのか、またこれからされるのか、それだけ聞かせてください。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長(相澤一幸君) ご答弁いたします。 新聞紙上から確認できる分析内容の8項目について申し上げます。1、公衆無線LAN整備状況、2、通勤時間、3、保育サービス利用率、4、徒歩圏に生活関連施設がある人口比率、5、地域内の経済循環率、6、コロナ前後の昼間人口増減率、7、住宅面積、8、福祉施設の整備状況、以上8指標を指数化して算出し、仕事と生活を両立できる環境、地域の自立度を採点し、順位をつけたものとなっております。これらを分析しまして、何かヒントが隠されていると思っておりますので、進めていきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 地域内の経済循環率なんていうのは、これは調べれば調べるほどいろいろなデータが出て、いろいろなことに生かせると思いますので、引き続きしっかり調査をお願いしたいと思います。この質問は以上です。 続きまして、通称町名、私も以前からずっと質問でやらせていただいて、いろいろ成果も出て、本当にありがたいなと思っていますけれども、このたび自治会連合会下館支部様で作成された町界図というのがいろいろ世に出ましたけれども、こういったものについての経緯を教えていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 藤澤議員のご質問にご答弁を申し上げます。 こちらにつきましては、自治会連合会下館支部様、それと下館商工会議所様、それと筑西市の三者におきまして、通称町名の活用委員会というものをつくっております。この検討の中でそういった利便性、住民の方の利便性を図るために何かできることはないかということで検討した結果、こういった地図を作ったほうがよいということで、それを具現化したものでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) それ以外にでも、お悔やみに、希望される方は何々町なんて載せていただいて、あとまちの中を歩くといろいろなところに何々町なんて、緑の看板、大きいもの小さいもの、いろいろ張っていただいて、普及もしていますけれども、それ以外に何かまちの中にいろいろヒントというのはあると思うのですけれども、例えば何かこれまでこういうことも検討されたとか、こういう意見もありましたとか、何かそういうものがありましたら聞かせていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 ただいま藤澤議員よりご紹介がありましたように、これまでにつきましては、通称町名を記載した町名表示板のこれの街なかへの設置、それから小型のものなのですが、こういったものを各世帯の入り口等に配置しております。あと広報紙ですとか、そういったものへ周知の掲載文を載せたり、市の発送する文書につきまして、可能な限りで括弧書きで通称町名を利用する。そういったことも実施しているところでございます。 あと、ご紹介がありましたそのお悔やみ欄への掲載、これはご当家の方のご要望もございますので、なかなか全てについてその表示というのは難しいところではございますが、できるだけ掲載をしていただけるように努めているところでございます。 新たな策ということでございますが、こちらにつきましては、検討委員会の中で今後も引き続き協力をして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) また来年度に向けて、いろいろ自治会の皆様考えていることたくさんあるようなので、ぜひその際は力強いご支援をよろしくお願いしたいと思います。以上です。 では、続いて、コロナ対策について伺いたいと思います。市内事業者の方々への追加の経済対策、これから年末を迎え、まだまだ大変な時期が続くわけですけれども、この辺についてご意見を頂戴したいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 伊坂経済部長。 ◎経済部長(伊坂保宏君) 藤澤議員のご質問に答弁申し上げます。 現在、国の緊急事態宣言が発令されておりまして、飲食店の皆様には営業の時間短縮、それと酒類の提供及びカラオケ利用の終日停止の要請、また、市民の皆様にも不要不急の外出自粛要請が出されております。このような状況でありますので、飲食店及び飲食店と取引のある事業者の方、外出自粛による影響を受けている事業者の方など、多くの事業者の皆様が売上げ減少等の影響を受けております。 今年度の市独自の支援策としましては、プレミアム商品券の事業及び販路開拓助成金事業を実施しておりまして、プレミアム商品券の経済効果は5億3,400万円を見込んでおります。また、販路開拓助成金事業につきましては、ポストコロナ時代を見据えた経営に取り組む事業者様に対しまして、広告宣伝費等の経費の一部を助成するものでございます。 今後の経済対策につきましても、コロナ禍の状況を鑑みながら、事業者の声に耳を傾けまして、下館商工会議所や筑西市商工会等の商工団体と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ちょうど思い出すと、去年の今頃です。いろいろ国や県の施策以外にも市独自のもの、それからそういったものに上乗せしてもらったり、横出ししてもらったり、本当に市長、副市長、経済部長、世の中の方、皆さん本当に感謝しています。そして、そういったことも含めながら、まだまだ大変な状況が続くわけですけれども、市長、何か答弁がありましたらお気持ちを聞かせていただきたいと思うのですが。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今経済部長からるる説明をさせていただきました。今後といたしましては、今、藤澤議員がおっしゃったように、国、あるいは県の支援制度をしっかり見まして、国や県にばかり頼っているのではなくて、そういうときのために基金というものがありますので、国や県のお金だけを利用しているわけではなくて、それに即応した、そのことをよく見極めて、財政基金のそれをしっかり出させていただいて、全般的な経済活性化できるようにしていきたいと思っております。よろしくお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。 では、続いて庁舎内の感染対策について伺ってまいりますけれども、随分ワクチン、2回終わったよというお声もたくさん聞けるようになってよかったなと思っていますけれども、職員の皆さん、1回目、2回目、どのぐらいの接種率ですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 藤澤議員のご質問にご答弁をさせていただきます。 職員の新型コロナワクチンの接種率についてでございますが、8月31日現在、1回目の接種を終えた職員は491名、接種率といたしましては67.9%でございます。そのうち2回目を接種した職員は309人、接種率は42.7%でございます。 以上でございます。
    ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ワクチンの接種が始まってある程度たつわけですけれども、余剰ワクチンというのが医療機関でいろいろ出ると思うのですけれども、例えばこれをどういう順番で職員の方が接種するのか、そういった決まりについてちょっと聞かせてください。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) 藤澤議員のご質問にご答弁申し上げます。 体調不良やキャンセル等によりワクチンの廃棄を回避する対応といたしまして、職員の中での接種の順位が決定しております。経緯でございますが、まずは地域の社会活動を担いますエッセンシャルワーカーとされる職種の方々、介護保険サービス事業所、障害者サービス事業所、幼児教育・保育施設等に従事される方々の優先接種の確保に努めました。7月から開始しました茨城県の大規模接種会場におきまして、先ほど申し上げましたエッセンシャルワーカーの方々の優先接種枠を確保し、各種事業所と調整しました結果、エッセンシャルワーカーの方々の優先接種のめどは6月末には立つことができました。そのためそういった方の接種のめどが立ったことで、次にそういった廃棄されるワクチンを、今度は市役所の職員のほうで余らせない、無駄にしないようにということで、国や県の優先接種職種を鑑み、真壁医師会のご意見を伺いながら市役所内の優先順位を決め、7月上旬より接種を行っております。 優先接種でございますが、初めに日常的に家庭や病院等へ訪問を行う部署、次に防災・災害対応・ライフライン関係部署、次に庁内窓口相談対応・その他の部署として、市民に直接関わりがある部署へ依頼をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 答弁の内容、すばらしいと思うのですけれども、実際になかなかそのようにいかなかったことなんかもきっとあったのではないかと思うのですけれども、何かお気づきの点ありますか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 医療機関のほうから夕方4時半過ぎに電話がありまして、来る予定の方がお見えになっていないので、何とか30分以内に来てくれないかというようなご連絡等がございまして、対応させていただいたことがございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) そもそもこれは、この基準は、それはもちろん平間保健福祉部長のところでお決めになったということでよろしいですか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 この優先実施につきましては、先ほど申し上げましたように、国や県の優先接種職種を基に真壁医師会のご意見を伺いながら、市役所内の担当部署のほうで協議決定させていただきました。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 私がちょっと疑問に思うのは、例えばそういうルールをつくったならば、そのルールは職員皆さんで共有すべきものではないのかなと思うのですけれども、その辺の対応についてはいかがでしたか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 議員のおっしゃるとおり、そういったご意見ももっともだと思います。まず、市役所内の職員の優先希望を取る時点で、全庁的に庁内のほうで回覧をいたしまして、そういった募集をかけました。そういった基準の周知につきましても、職員の優先接種結果と併せまして、ある程度接種が進んだ段階での公表を併せて検討していきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ちょっと分からないのは、公表のタイミングというか、それはいまだにお知らせしていないということですか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) 議員のおっしゃるとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 別に私怒っているわけではなくて、安心安全な職場環境というのは、まちの中でも役所の中でも同じだと思うのです。以前産業医を持たない中小零細企業の方々の共同接種を提案させていただいたときに、市長、副市長はじめ平間保健福祉部長にも本当に真摯に対応していただいて、結果、実現できませんでしたけれども、それが古河の大規模接種会場での筑西市の200人の枠の確保、今230人になりましたけれども、の確保につながった。先ほど答弁あったように、学校の先生方、それから職員の皆さんもそう、我々消防団員もそう、そして会議所の会員の方々もそう、本当に優先で早く接種できて、みんな本当に感謝しているのです。まちの中ではそういう雰囲気になっているのに、そういう優先接種を希望する会社さんだって、どういう順番で接種しますよというルールはちゃんとあって、社員皆さんに共有している。ですから、一日も早く職員皆さんに公表するべきだと思うのですけれども、いかがですか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長平間雅人君) ご答弁申し上げます。 議員のおっしゃるとおり、早急に公表できるように検討、対応させていただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) あともう1つ、残念ながら庁舎内で感染してしまった方が出ます。これはこれから先も、これは世の中どこへ、今もう誰がなってもおかしくありませんから、仕方ないですけれども、私が思うのは、例えばある階のある課で消毒するわけです。例えば感染してしまった方が出た場合、その課の消毒するということを、周りの課の方とか、そのフロアの方が知らないというのも、これまた一つ問題ではないかなと思うのですけれども、どうですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 藤澤議員のご質問にご答弁を申し上げます。 職員の感染が疑われる場合なのですけれども、これにつきましては対応マニュアルに基づきまして、所属長を経由しまして総務課のほうに報告が上がることになっております。その段階で関係部署と情報を共有しまして、消毒ですとか、そういった濃厚接触が疑われる職員の出席停止、そういったものの対応を取っているところでございます。万が一職員に陽性者が出た場合の対応ですけれども、現在は全ての職員にそれを周知しているということは実際のところしておりません。しかしながら、その職員の行動範囲、そういったものも確認しながら、最低限必要な場所での情報共有を図りまして対応しているところでございます。消毒作業につきましても、毎日定時ではないですけれども、退庁時に全ての事務室内につきましては、除菌作業をして退庁するようにということで、指示も出しておりますので、改めてその除菌の必要があるというふうにも考えておりませんが、念のためを思って、その疑いがある職場については再度の除菌作業をお願いしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 例えば夜道を歩いていて、誰かに襲われるかもしれないと思って歩いていると、致命傷は免れるのです。ぽかんと歩いていると、致命傷を負ってしまうかもしれない。今そういう状況だと思うのです。だから誰それさんがなってしまったというのではなくて、ここの課を消毒するのでという案内は、そのお隣の席の方とか、そのフロアの方にはお知らせしたほうがいいのではないのですかということです。ある郵便局では、ちゃんとお知らせして、来庁者の方にもお知らせして、少しでも感染拡大にならないように注意喚起という意味でもお知らせしていますから、例えば、では隣の課、消毒するのだったら、もうちょっと机拭こうかとか、もうちょっと、ではマスクを外す時間、ちょっと減らそうかとかなるのだと思うのです。ですから、対応は対応でよく分かります。しっかりされているのも分かります。ですから、そういったことも含んでいただいて、「何月何日どこそこの課を消毒します。周りの課の方も気をつけましょう」ぐらいな案内は、これはしなくてはいけないと思うのですけれども、いかがですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 藤澤議員おっしゃるとおりだと思いますので、最低その同じフロアの関係する職員に対しては、その辺のところも周知を図るようにしてまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ちょっとしつこくなってすみませんけれども、世の中では3回目の接種を進める声も聞こえていますので、平間保健福祉部長、さっきの件ですけれども、例えば3回目はどうなのか、そういう皆さんで決めたルールは、庁舎の働く仲間の皆さんでぜひ共有していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、最後、小室教育長に伺いたいと思いますが、小室教育長の考える筑西市の子供の未来像、これ夢をちょっと聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) ご質問に答弁させていただきます。 本市の学校教育目標、「自ら学び自ら考え確かな学力を身につける」、「思いやりのある豊かな人間性を培う」「たくましく心身ともに健康な体をつくる」を掲げております。学校の在り方についても、この目標に近づけていきたいというふうに考えております。そのために私は勢いのある学校を目指したいというふうに考えています。 学校は、児童生徒が安心して通い、毎日元気で楽しく勉強できて学校生活を送れる、そういった場所でなければならないというふうに考えております。また、教職員も一致団結した学校こそが、地域から信頼される学校だというふうに思っております。 かつて私が下館中学校の校長のときに、藤澤議員はPTAの副会長さんでありまして、毎日のように学校に来ていただきまして、いろいろご支援、ご協力をいただきました。学校だけでは前に進めないところがたくさんあります。そのためにPTAの役員さんや後援会の役員さん、それと保護者の皆さん、地域の方々と連携、協力をより強めていって、地域とともにある学校を目指したいというように考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 当時から本当にお世話になったことが、昨日のように思い出されるわけでありますが、小室教育長、今ほど学校と地域の関係性が重要になってくる時代はないと思うのですけれども、そこについて1点だけ最後にお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 小室教育長。 ◎教育長(小室髙志君) 私毎回、月に1回市の校長会がありまして、そのたびに私の話す内容の中に、まず校長が地域に行って、地域の皆さんの考えや、あるいは地域の皆さんの要望、これをまずキャッチしてほしい、そして地域を巻き込んだ学校であってほしいということを常に指導しております。 以上でございます。 ◆8番(藤澤和成君) 本日の質問は以上であります。丁寧なご答弁、ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散  会 午後 0時11分...