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06月07日-一般質問-03号

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  1. 筑西市議会 2021-06-07
    06月07日-一般質問-03号


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    最終取得日: 2023-05-30
    令和 3年  6月 定例会(第2回)                 令和3年第2回              筑西市議会定例会会議録 第3号令和3年6月7日(月) 午前10時開議                                            令和3年第2回筑西市議会定例会議事日程 第3号                            令和3年6月7日(月)午前10時開議第1 一般質問                                 本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                 出席議員   1番 鈴木 一樹君     2番 水柿 美幸君     3番 國府田喜久男君   4番 中座 敏和君     5番 石嶋  巌君     6番 小倉ひと美君   7番 三澤 隆一君     8番 藤澤 和成君     9番 保坂 直樹君   10番 田中 隆徳君     11番 稲川 新二君     12番 小島 信一君   13番 大嶋  茂君     14番 津田  修君     15番 増渕 慎治君   16番 真次 洋行君     17番 仁平 正巳君     18番 尾木 恵子君   19番 三浦  譲君     20番 堀江 健一君     21番 秋山 恵一君   22番 榎戸甲子夫君     23番 箱守 茂樹君     24番 赤城 正德君                                 欠席議員   な し                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     渡辺 貴子君   総務部長      高島 健二君      企画部長      山口 信幸君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      渡邉 千和君   市民環境部長    熊坂 仁志君      保健福祉部長    平間 雅人君   こども部長     岡本はるみ君      経済部長      伊坂 保宏君   土木部長      阿部 拓巳君      上下水道部長    大林  弘君   会計管理者     菊池  勇君      教育部長      古幡 成志君   農業委員会事務局長 田所 秀一君      秘書課長      飯山 正幸君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      鈴木  徹君      書記        中島 国人君   書記        川﨑 智史君                                           〔議長 増渕慎治君議長席に着く〕 ○議長(増渕慎治君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立しております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ30分、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 前回は、水柿美幸君までの質問が終了しておりますので、本日は小倉ひと美君からお願いいたします。 6番 小倉ひと美君。          〔6番 小倉ひと美君登壇〕 ◆6番(小倉ひと美君) 皆様、おはようございます。議席番号6番、明政会小倉ひと美でございます。本日も市民の皆様からいただきましたご意見、ご要望を基に一生懸命質問をさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 須藤市長におかれましては、3期目のご当選おめでとうございます。筑西市発展のために引き続きよろしくお願いいたします。 さて、執行部には今年度2名の女性部長が誕生し、また議員にも新たに1名の女性議員が誕生しました。この議場の中に私を含め5名の女性がいることをとてもうれしく思う反面、様々な議論を交わし意思決定するこの議場にたった5名しか女性がいないことを非常に残念に思います。近い将来、議員にも執行部にも3分の1ぐらいは女性がいる、そしてやがて女性が半分いることが当たり前になり、女性が何名、女性の割合は何割などと話題にならないことが本当の意味での男女平等、ジェンダー平等なのではないでしょうか。女性部長女性議員が特別な存在ではなく当たり前の存在になる日が一日も早く訪れますことを願いまして、早速質問に入らせていただきます。 初めに、女性の社会進出について質問をさせていただきます。この質問は、私が初めてこの議場に立たせていただいた平成27年6月議会から毎年6月議会に行っている質問です。昨年は、新型コロナウイルス感染症により子供たちの学校が臨時休業となったことから、子供たちの心のケアや学習の遅れ、学校再開時の感染症対策などの質問をさせていただきましたので、残念ながらこの質問ができませんでした。現在では、コロナの影響によりまだまだ制限されることもありますが、子供たちはほぼ普通どおり学校生活を送れているようなので、本当によかったと思っております。せめて子供たちには、コロナ禍でも大変さを感じさせないよう、工夫をして様々な体験をさせてあげたいものです。 それでは初めに、市職員における女性管理職の登用について伺います。まず、過去5年間の女性管理職登用率の推移を伺います。 あとは、質問席にて質問をさせていただきます。 ○議長(増渕慎治君) 小倉ひと美君の質問に答弁願います。 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 小倉議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 まず、過去5年間の女性管理職登用率でございますが、平成29年度が24.1%、30年度が24.4%、令和元年度が24.0%、令和2年度が24.8%、そして今年度が22.1%となっておりまして、ここ数年間は20%を超える数値で推移しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) このところ登用率20%ぐらいで推移しているということですが、なかなかそれ以上伸びてこないのですが、その原因はどのようにお考えですか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) ご答弁申し上げます。 登用率が上がらない要因についてのご質問かと存じますけれども、根本的に職員数が男性と女性では、女性の比率が少ないというところもございます。あわせて、男性のみならず、女性の意識改革といいますか、そういったところがなかなか進んでいないことが要因の一つにあるのではないかというふうに感じているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、女性管理職登用率を上げるために目標が設定されているかと思います。その目標値を伺います。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) ご答弁申し上げます。 市としての目標値でございますが、第3次筑西市特定事業主行動計画及び第2次筑西市男女共同参画基本計画におきまして女性管理職登用率を25%以上にすることを目標に掲げております。この目標値は、女性の活躍を積極的に推進していくために、これまで20%としていたものを5%引き上げまして、25%にしたものでございます。今後も目標値を達成できるよう努めてまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 目標値が25%ということですが、ここ最近見てみますと、20%以上、大体24%ぐらいで推移しておりますので、目標が1%しか上がっていないかと思います。少し目標としては低いのかなと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 目標値については、今年度25%に引き上げたところでございますが、年度ごとによって差が出ているところもございます。今後、意識向上ですとか、そういった皆様の意識の改革が進んで、引き続き目標を達成できるようであれば、その時点で改めて検討してまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひそのように目標値、きっちり定めることではなく、そのときの状況に応じて目標値を上げるようなこともお願いしたいと思います。 では、この目標を達成するためにどのようなことに取り組んでいくのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長
    総務部長高島健二君) 目標を達成するための取組の一つとしまして、毎年茨城県自治研修所が主催します女性職員キャリアデザイン講座というものがございます。こちらに職員を派遣しているところでございます。この研修は、女性の活躍が期待されます現状やそれを取り巻く環境を理解するとともに、長期的な視点に立って自分自身キャリアを描くことで女性の意識向上に資することを目的としているものでございます。また、国、県等での実務研修、また行政管理能力等に関する研修にも男女の区別なく積極的に職員を派遣しまして、管理職になるための意欲向上能力開発に努めているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) ぜひそういった女性の能力をさらに引き出せるよう、今後もよろしくお願いいたします。 では次に、筑西市には各種委員会審議会などがありますが、こういった委員会審議会などにおける女性委員の登用について伺います。まず、過去5年間の女性委員登用率の推移を伺います。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) 小倉議員のご質問にご答弁申し上げます。 毎年7月頃、県の調査がございまして、本年度はまだ集計しておりませんので、平成28年度から申し上げます。平成28年度26.7%、平成29年度27.2%、平成30年度28.3%、令和元年度29.1%、令和2年度26.8%となっております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、女性の登用率がゼロ、女性が一人もいない委員会審議会などはあるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 令和2年度、女性の登用率がゼロの審議会委員会等は5つございます。また、過去5年間の実績というところでございますが、この5つの委員会等につきましては、過去5年間女性の登用はほぼない状況でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) この女性委員が一人もいないというのは、どういったことが原因だと考えられますか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 ほぼ女性がいない委員会等でございますが、こちらは専門知識を要する委員会でありましたり、あとは経験のほうが必要とされる委員さんを求めていたりとか、そういった要件が考えられると思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 今後は、こういった女性が一人もいない委員会がなくなるよう、女性の採用など検討していただきたいと思います。 では次に、こういった委員会審議会における女性委員登用率を上げるために目標が定められているかと思います。この目標は、どうなっているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 第2次筑西市男女共同参画基本計画におきまして、審議会における女性の登用率の令和6年度目標値を定めております。令和6年度で目標値は35.0%、それから女性委員不在審議会等目標値不在団体ゼロを目標としております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、筑西市では委員会審議会などへ女性登用を推進するために各分野で活躍している女性の人材を登録する筑西市女性人材バンク登録事業というものがあります。令和元年6月議会での私の質問へのご答弁では、66名の方が登録してくださり、3つの委員会に5名の方が選出され、ご活躍されているとのことでした。では、現在ではどのくらいの方が登録され、委員会等へ登用されているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 先ほど小倉議員のほうで申し上げた数字のとおりでございまして、令和3年3月31日現在で66人でございます。登録者の中から登用された女性委員は、平成29年度に3名、平成30年度に2名となっておりまして、合計今までのところ5名でございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 登用が5名ということで、令和元年と登用数が変わっておりません。せっかく登録してくださっているのに活用がいまいちできていないのかなと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 女性人材バンク登録者数を増やすためには、ホームページとか、あとはポスター等で周知しております。また、今後も団体さんのほうにお声がけなどを積極的にやって、人数のほうをさらに増やしてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、委員会審議会への女性の登用率の目標を達成するために、女性の人材バンクの活用を含め、どのような取組をしていくのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 人材バンクのほうですけれども、特段の目標のほうは設けておりません。人数の目標は設けておりません。これからも、先ほど申しましたとおり、ポスター等による広報ですとか、市民団体女性会員へのお声がけをさらに進めていきたいと思っております。また、女性のほうの登用ですけれども、女性委員の総数のほうは前年度に比べて29名増えております。増えてはいるのですけれども、登用率として低くなってしまったのは、新しく立ち上げられた審議会等に女性が少なかったことが原因と思っております。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 今後、委員会審議会への女性の登用率目標が35%と設定されているかと思います。この目標を達成するための取組は、どのような取組を考えているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 渡辺市長公室長。 ◎市長公室長渡辺貴子君) お答えいたします。 筑西市男女共同参画推進本部会議のほうで各部の部長さんへ働きかけを行っているほか、委嘱期間が満了となる審議会につきましては、所管の部署に対しまして女性委員の登用について検討をお願いしております。また、公募による委員の委嘱の枠を増やしていただきますとか、それからあとは充て職という形で委員さんお願いしている審議会もございますけれども、その充て職に関する部分ですけれども、関連する任意団体さんですとか法人を代表する方、そこをその会の長ではなくて女性の方を会員の代表として選出していただくとか、そういった考えた方もございますので、その辺りを進めていきたいと思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では次に、市職員における男性の育児について伺います。 男性職員育児休業取得率は、どうなっているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 令和2年度の男性職員育児休業取得率でございますが、対象職員が32名のところ、10名が育児休業を取得いたしました。取得率は31.3%でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、この育児休業取得率も目標があるかと思います。その目標値と達成するための取組について伺います。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 目標値につきましては、30%としてございます。取組でございますが、本市では次世代育成支援対策推進法及び女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づきまして、職員が安心して仕事と家庭の両立ができる職場環境づくりに取り組むため、筑西市特定事業主行動計画を策定しております。この計画が今年度4月に策定しまして、そちらで20%から30%に数値目標を上げたところでございます。この計画に基づきまして、男性職員育児等への参加促進を図るため、育児休業等の制度を周知するとともに、総務課内に両立支援相談窓口を設置しまして、対象となる職員に対して個別相談も行っているところでございます。また、管理職を対象とした研修を実施いたしまして、育児休業等を取得しやすい職場環境づくりを推進するとともに、育児休業を取得した男性職員の体験談を職員に紹介することにより、男性職員育児休業取得率の向上に努めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 令和2年度は31.3%ということで、令和6年度の目標をクリアしてはおりますが、今後もさらに男性の育児休業取得率を上げられるように取組のほうをよろしくお願いします。まだまだ育児や家事は女性の仕事という考えが多いようですが、男性が育児休業などをきっかけに育児や家事に積極的に関わることでたくさんのメリットがあるようです。女性の負担軽減はもちろん、例えば男性が育児に参加することにより、子供と一緒にする遊びが変わり、子供の体験の幅が広がるそうです。また、父親と母親が協力して育児や家事を行う姿を見て育った子供は、夫婦の思いやりや協力の姿勢が男女間のモデルになり、男女共同参画が自然に身につきます。 男女共同参画においては、先日ある市民団体の方とお話をさせていただく機会がありました。その中で、若い女性が進学などで筑西市を離れ、その後筑西市に戻ってこない理由の一つに、戻ってくると、女性はこうあるべき、男性はこうあるべきという考えを押しつけられ、そのようなところで生活したくないというものでした。移住定住を促進させるためには、子育て支援だけではなく、男女共同参画を推進させることが重要だと思い知らされましたので、女性が活躍できるよう、この分野に特に力を入れていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 では次に、ちくせい若者まちづくり会議について質問をさせていただきます。このちくせい若者まちづくり会議ですが、昨年度の新規事業で、筑西市の魅力を学生等の目線で情報発信したり、若者のアイデアを地域づくりに生かすことを目的としており、非常に期待のできる事業ということで質問をさせていただきます。まず、昨年度の活動状況、成果について伺います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 小倉議員さんのご質問に答弁いたします。 まず、このちくせい若者まちづくり会議は、主に本市から通学する大学生等を公募し、昨年度から実施している事業でございます。昨年度の活動状況でございますが、令和2年10月から本年3月までに計5回の会議を開催いたしました。その中で、市内を巡るフィールドワーク、またワークショップ、市内の飲食店を巡る昼食グルメツアー並びに市内経済団体との交流会や、茨城大学から教授をお招きして講演会等を実施するなど、地域の実情に触れながら、学生の目線で発見する本市の魅力をSNS等で発信をしていただきました。また、会議とは別に参加希望者を学生から募り、真岡鐵道SL市内循環バスへの乗車、また酒蔵見学なども行ってまいりました。 成果といたしましては、昨年度学生によるSNS発信数インスタグラムで135件、フェイスブックで123件の投稿をいただきました。加えまして、市長、議長をはじめ市内の経済団体の代表の皆様に参加をいただいて、年度最終の会議において、学生自らが考えるマイプロジェクト、これを発表会という形式で提言をいただき、今年度からその実施に向けて検討を始めております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) SNSを使った情報発信をしているようですが、フォロワーはどのくらいいらっしゃるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 フォロワー数は、インスタグラムで662、フェイスブックで151でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) 私もSNSを使っておりますが、フォロワー数がとても多くてうらやましいなと思います。 では、会議に参加した学生の皆様の感想などはどのようなものがあったのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 提言の内容としましては、学生を6班に分けて、6つのプロジェクトがございます。まず1つ目は、遊休不動産を活用した街なかのコミュニティースペースの創出、2つ目には、ミュージックフェスティバルの開催、3つ目には、地産品を使った商品開発イベント出展、4つ目には、PR動画の作成による地域の魅力発信、5つ目には、中学生との地域魅力マップ作成を通じた郷土愛の醸成、6つ目には、高齢者の意見を取り入れる場の創出でございました。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) この事業、少ない事業費でこれだけたくさんの成果が得られたということは、1年目ではありますが、大変効果的な事業ではないかと思います。昨年度を振り返り、この事業の成果を部長はどのように考えますか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 近隣の大学等から公募して、最初は15名程度を想定していましたが、これが35名の応募があったということで非常に驚いております。今年度も4年生で卒業した方がおりますけれども、それでも13名が残ってくれて、現在まさに公募中でございますが、既に12名の応募があります。また、男女ともにほぼ半分ずつ応募があることも、その自主性に私も驚いているところですが、昨年学生の皆さんが考えてくれたことをそれで終わるのではなくて、いかに行政がどういう支援をしていけるか、これが今年度我々の課題だと思っています。ただ、あくまでも事務局としては、学生の伴走的な支援、学生の自発性を大切にしていきたいと思っていますので、議員さんにもご協力のほうをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、今年度の活動、どのような活動をしていくのか伺います。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 今年度は、昨年度から継続となる、先ほど申し上げました第1期のメンバー13名に今年度の募集メンバーを加えて活動を継続していきます。活動内容は大きく2つございます。1つは、まず昨年度提言された6つのマイプロジェクトについて、実現性の検証、また実施計画書などの作成を行い、自立性や公私連携を重視し、実施に向けた活動を行ってまいります。また、予算が必要となるプロジェクトについては、予算の確保方法や、また手段、これも学生と一緒に考えていきたいと思っています。2つ目には、昨年と同様に市内を巡り発見した魅力をSNSで発信していただき、市民との交流会などを通して地域コミュニティーの大切さや地域理解を深めてもらい、新たなマイプロジェクトも提言をしていただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) では、このちくせい若者まちづくり会議が最終的に目指す形というのはどのような形なのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 まず、学生が集まって提言するプロジェクトを進めているということで、もうこれだけで既に関係、交流人口の創出が図られていると思ってございます。また、その会議を通して、同世代の交流、自己研さんの場の提供並びに市民との交流会を通して郷土愛の醸成を図って、筑西市をもっと知っていただきたい、そして中長期的には本市への定着と将来的なUIターン、これにつなげていければと考えてございます。最終的には、学生の皆さんが自走できるように若者による地域づくりを支援してまいりたい、このように考えております。 ○議長(増渕慎治君) 6番 小倉ひと美君。 ◆6番(小倉ひと美君) こうした若い方たちが筑西市に興味を持ってくださり、まちづくりに関わってくださることは本当にうれしいことです。また、郷土愛、筑西市に対する愛もしっかりと育まれることと思います。2年目の今年度も大きな成果が得られることを期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 3番目のコロナ禍における児童虐待、DVについてという質問ですが、時間がなくなってしまいましたので、大変申し訳ございませんが、次回に質問させていただきたいと思います。以上で私の質問は終わります。丁寧なご答弁ありがとうございました。 ○議長(増渕慎治君) 次に、8番 藤澤和成君。          〔8番 藤澤和成君登壇〕 ◆8番(藤澤和成君) 改めまして、こんにちは。8番、如月会、藤澤和成でございます。議場も新しい顔ぶれとなりまして、本当にすがすがしい雰囲気でいいなと思うのですけれども、こうして世の中というのは変わっていくのだなと思います。世の中の変化に敏感になっていかなければいけない世の中なのだろうなと思い、気を引き締めて、新たな気持ちでしっかりと取り組んでいきたいと思います。 初めに、何度も言われていますけれども、何回言われてもいいことなので、私も改めて申し上げたいと思いますが、須藤市長におかれましては3期目のご当選、本当におめでとうございます。そこで、須藤市長に伺ってまいりますが、3期目に当たり、これからの筑西市をどのようにしていくのか、今後の市政運営の目標について伺ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 藤澤和成君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 藤澤議員さんの質問にお答えしたいと思います。 これからの筑西市をどのようなまちにしたいかということでございますが、これは私が公約に掲げました「住んで最高!筑西。」が市民の皆様にお示しする筑西市の未来像でございます。そのために今後は「コロナ対策、そして安心安全・利便性の高いまちづくり」、それから「暮らし満足度、最高の筑西」、それから「一番住みたいまち・筑西」の3つの目標を柱にしたいと思っているところでございます。 コロナ対策につきましては、最優先事項でありますので、ワクチン接種の実施と、それから検査を希望する市民を対象とするPCR検査の体制整備を進めているところでございますので、よろしくお願いしたいと思います。そして、安心安全、利便性の高いまちづくりでございますけれども、玉戸・一本松線整備事業、あるいは国道50号線の玉戸地区の4車線化、それから協和バイパスの整備を進めていきたいと思っております。 それから次に、暮らし満足度でございますけれども、これは産業振興条例の制定によりまして、地域経済の活性化、あるいは明野地区義務教育学校の令和6年の開校、そして若者、子育て世代から高齢者まで切れ目のない支援を継続し、市民の命、暮らし、地域経済、雇用を守っていきたいと、このように思っております。 最後に、「一番住みたいまち・筑西」の実現に向けて、さらに連携都市協定、あるいは災害時応援相互協定を締結しております台東区とのさらなる連携強化、それから先ほども担当部長のほうから、花火大会の協賛金、かなりご協力いただいている旨のお話を伺いました。この花火大会の復活、そして板谷波山生誕150年記念等々、イベントの開催によりまして知名度をさらに高めていきたいと思いますので、市民の皆様方のご協力、議員さん方のご協力をよろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。安心安全、それからまちの中の市民のこと、本当にやらなければならないことがたくさんあって、やりたいことはそのほかにもいろいろあると思うのです。今いろいろ考えていることがあると思うのですけれども、そのほかに何かありましたら具体的に聞かせていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私は、なぜここに皆様のご協力の下においてスピカに庁舎を持ってきたかといいますと、やはりこの稲荷町通りの活性化というのがどうしても大切だと思っております。行政指導ではなかなかこの活性化というのが難しい状況にあることは重々分かっています。今までいろいろと手を打ってきたつもりですが、なかなか難しい。やはり稲荷町の皆様方のご意見を頂戴した、その上で行政が協力してやっていきたいと思っております。 それから、この5階、6階にありますプールでございますけれども、水を抜いた後、あのプールをどうするかということを考えまして、コロナが今ちょっとあれですけれども、収まると思いますので、子供さんたちをあのプールの中で十分遊ばせてあげたい。変な話ですけれども、あのプールの中に子供さんを、入り口を1か所にすれば、外へ逃げられてしまうと言ってはおかしいですけれども、お母さんが目を離しても、シルバーの方にお願いして、ちゃんとしていれば大丈夫だと。それを見守っているお母さん方は、コーヒーでも飲みながら子供さんを見られる、そういう施設、それからそこにWi―Fiですか、あるいは勉強できる高校生のコーナー、それからこのスピカビルの5階、6階に、東側にスピカのコーナーがあります。あれ今使っておりませんので、そこにカウンターをつけて、高校生などが勉強するのにやっていきたい。 それから最後に、道の駅ですけれども、おかげさまで5月の末に200万人を突破いたしました。ほかの状況を言うわけではありませんが、ほかの地域に比べると、200万人というのは3年か4年かかると言われておりますけれども、2年足らずで3年目に入る前にできましたので、ここをさらに皆様方のご理解をいただいて、3世代が遊べる、そういう施設をぜひとも造っていきたい、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。この周辺のにぎわい創出については、いろいろやってこられて、いろんなご意見もありますけれども、空き店舗バンクというのをこれからどんどん実用化に向けて取り組んでいっていただきたいと思います。あと、今市長の答弁の中にWi―Fiって出ましたけれども、Wi―Fiってこれ非常に大事だと思うのです。やっぱりお子さんがいらっしゃる方が集まって、お茶飲んだり、これ多世代交流の場ですから、そういうところというのは必ず今もうWi―Fiないと公共施設は通用しないのです。学校、これ今Wi―Fi入っていますけれども、子供たちに聞くと、1クラスの人数いろいろあります。でも、一遍に送るとちょっと重くなるような状況もあるらしいです。ですから、グループごとに意見をまとめて、グループごとで送信するとか、そういう授業の体制になっているみたいです。規格もいろいろあるかもしれませんが、なかなか5Gの世の中というのはまだまだちょっと遠いのかなと思いますので、もしWi―Fiを設置される場合は、よく規格ですとかそういうものを入れていただいて、あそこWi―Fiつながらないのだよななんていうと人気度も下がってしまいますから、そういうところもぜひお願いしたいと思っています。それから、道の駅は本当にこういう施設が地元にできてうれしいなと私たちも本当に思っています。市長には、以前から提案しています農業と防災を兼ね備えた農防の候補地をあの辺に考えたいと思っていますので、その折にはよろしくお願いしたいと思っています。 では、次に移ります。地方自治法というものが改正されまして、これは地方議員のなり手確保を盛り込んだものとなっています。こういった世の中の流れについて市長のお考えを伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 議会というものは、やはり昨今いろんな意見を聞きますと、なかなかなり手不足ということでございます。議会というものは、皆様方24名の方もそれぞれの住民の皆様の多種多様なご意見を頂戴して、そしてこの場で一つの団体としての意思を確保しなくてはならない、こういう大切な機会でございます。ですから、そういう意味で今後小規模の自治体なんかはなかなかそういう意味でなり手がないということは非常に私も残念だなというふうに全体的に見ると思っているところでございます。住民自治の根幹に関わる深刻な問題であると思っておりますので、しっかりとそこら辺を見詰めていきたいと思っているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。全国議長会からの指摘もあるとおり、請負の禁止をしている自治体というのも結構多いのです。これはやっぱり時代背景もあって、もう1周回って何か違う話に今なっているのです。というのは、公共交通なんか例に例えると分かりやすいですけれども、昔はみんなバスに乗ってどこへでも行けた。でも、乗用車が普及してきて、いろんな問題が出てきて、今は公共交通こっちにも引いてください、あっちにも引いてください、いっときは空気しか運んでいないバスに幾ら払っているのだという厳しいご意見をいただいていた世の中もあったと思うのですけれども、それと同じで世の中変わってくるとやっぱり1周回って何か違う問題になってきてしまうのです。その辺も踏まえて、市長、しつこくてすみませんが、個人の見解で結構ですので、いま一度全体的な世の中の流れについて、もう1回聞かせていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) やはり私は、議員の皆様方は、先ほど言いましたように、住民の皆様方のご意見を聞いて、そしてここで一つの意見としてまとめて、市民の安心安全のためにやっていく、このようなことで、この議会というのは非常に大切だと思っているところでございます。先ほど言いましたように、議員の皆さんに関わるいろいろな問題についてもしっかりとやっていかなくてはいけないと、このように思っているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。 入札の関係についてですけれども、一般競争入札の落札額が高止まりにあるというこの世の中の状況、入札についてはいろいろ質問、提案させていただいていますので、その中で1つに業者不足、これが理由の一端にあるのではないかなと私は思っています。上位法では、おおむね議員個人の売上げの50%までなら問題なしとの見解だそうです。今後のこの入札条件の可否については、総務部長、何か思うところがございましたら聞かせていただけますでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 高島総務部長。 ◎総務部長高島健二君) 藤澤さんのご質問にご答弁をさせていただきます。 確かに筑西市の場合、地方自治法に限りましては、議員さん本人に兼業の禁止というのが適用されているところなのですが、筑西市については、議会の倫理条例、こちらのほうで、1親等の親族ですとか配偶者、そういったところもその対象となっているところでございます。ですので、現在国のほうでその議員のなり手不足というところで自治法の改正案というものが検討なされているという状況でございますので、そういった状況も十分に勘案しながらその辺の推移というものを見守っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。冒頭にも言いましたとおり、やっぱり世の中の変化には敏感に取り組んでいかなくてはいけないと思いますので、そのほかにもいろいろ1周回って違う話になってしまっているのもあるので、またこれは改めていろいろご相談したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では続いて、第2期筑西市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略について伺っていきたいと思います。今般この第2期筑西市まち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略、この改定の考えについて聞かせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 藤澤議員さんのご質問に答弁いたします。 初めに、新型コロナウイルス感染症の影響についてでございますが、内閣府が令和2年12月に策定しました感染症の影響を踏まえた今後の地方創生、これによりますと大きく3つの影響が示されております。まず、地域経済を支える産業への影響、2点目が雇用情勢への影響、3点目に地域における社会的な影響となってございます。一方で、国民や企業の意識、行動変容として、テレワークの普及と地方への関心の高まり、都市部から地方への人の流れが見受けられるようになったと示されてございます。 ご質問の第2期総合戦略の改定についてでございますが、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、今後の地方創生も変化していくものと考えております。現在国、県の動向を注視しながら、昨年策定した目標値の変化など、関係部署と連携して改定に向けた準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。今の世の中、ポストコロナの地方新時代と言われていますけれども、部長、もうちょっと具体的に教えていただいてもいいですか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 答弁いたします。 新型コロナウイルス感染症の拡大は、地域経済に対して甚大な影響を与えるとともに、我々も地方創生に関わっておりますが、関係人口、交流人口の減少、また都市部から地方への移住の関心の高まりやテレワークなどの新たな働き方など、国民の意識が変わってきております。今後の改定に向けての具体的な取組としましては、令和2年度に設定しました指標の見直しを含め、各施策の検証を行い、新型コロナウイルス感染症による変化を新たな視点に加え、改定に盛り込む考えでございます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 今までですと、有識者の会議ですとか、そういったものもあったと思うのですけれども、そういったスケジュールについて聞かせてください。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) 新型コロナウイルス感染症の状況にもよると思いますが、8月中を予定してございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。
    ◆8番(藤澤和成君) 分かりました。 では最後、地方創生と言われるこの時代、2025年ですとか2050年問題とか、いろいろ厳しい社会構造の中、きっと人口はもっと減っていくのだと思います。でも、そうなったときにも立ち行かなくならないような自治体づくり、これは市長はじめ職員の皆さん、我々もそうですけれども、これ相澤人口対策部長の仕事だと思うのですけれども、その辺のお考えを聞かせていただけますか。 ○議長(増渕慎治君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長相澤一幸君) ご質問ありがとうございます。人口対策部も市長が平成31年の4月に創設していただき、3年目を迎えてございます。初心に返ってスタッフ一同、力を合わせて地方創生に取り組んでいるところでございますので、今後ともご支援のほどお願いをしたいと思ってございます。 地方創生、主観でございますが、V字回復は難しい時代に来ているので、なるべく人口が減らないように、可能性のあるものは、民の力をお借りしていろいろ手を打っていきましょうと。今住んでいる人たちに満足してもらうことはもちろん、この筑西市に関わりのある人、またつながりのある人をつくっていこうということだと理解をしております。コロナ禍から学んだ変化をしっかりと受け止めまして、筑西市に住みたい、住み続けたいという人が大いに増えるように、今後も持続可能で効果的な施策をしっかりと推進して、次の世代にうまくバトンを渡せるように努めてまいりたいと考えております。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございました。 では、次に移ります。最後に、土木行政について伺っていきたいと思いますが、先日の新聞の報道では、鬼怒川のハード対策事業がほぼ完成して、6月中にはきっと供用になるのだろうと。この水が出る時期にこういう体制が整って本当によかったなと思っていますが、最近は我々の想像を超えるような雨がいろいろなところに降ります。流域治水という新しいワードがありますけれども、この流域治水について説明をいただきたいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 藤澤議員のご質問に答弁いたします。 流域治水につきましては、近年の気候変動により激甚化、頻発化している自然災害に対応するため、河川整備だけではなく、雨水貯留、田んぼダムなどのハード対策及び土地利用、ダムの事前放流、マイ・タイムライン普及促進などのソフト対策も含め、上流部から下流部における流域内のあらゆる関係者が共同して水害を軽減させる治水対策で、昨年度から全国109水系の1級河川全てにおいて流域治水を計画的に推進するための協議が始められました。鬼怒川、小貝川におきましても、令和2年8月に国土交通省下館河川事務所を事務局として鬼怒川・小貝川下流流域治水協議会が発足し、その協議会におきまして、筑西市は構成団体の一つとして、被害の防止、軽減に対する検討協議を進めてきたところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) ありがとうございます。この自然災害の激甚化というのは、これはもう年々年々激甚化するわけで、どの辺が高止まりなのか全く分かりません。ただ、自然災害の激甚化、これにもちろん備えるのですけれども、河川の周辺地域、これが協働で取り組む流域治水プロジェクト、今答弁の中にあったように、県内1級河川7流域で策定されたというのです。我が筑西市は、市として国にどのような箇所を提案、要望したのですか、伺います。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 筑西市におけるプロジェクトの内容でございますが、一昨年の台風19号により、大関地区から川澄地区周辺の内水被害を踏まえ、川澄地区におきまして、小貝川の昔の川跡として利用がありました河川区域について、地元の意見を踏まえ、国に一時的な遊水地の提案を行ったところ、流域治水プロジェクトにおける治水対策の一つとして位置づけされ、令和3年3月に国土交通省から公表されたところです。今後につきましては、引き続き地元及び国と具体的な整備内容について検討協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 大変心強い答弁ありがとうございます。 去る1月25日、うちの会派の秋山会長から地元の方々と一緒に川澄地内については要望が出ています。これこそが流域治水の考え方の根本だと思うのです。私は、現役の消防団員、そして防災士として、市長はじめ職員の皆さん、地域の皆さんと協力して、水防災意識の高い社会を構築していきたいと思っています。市長、最後に何かご意見があったら聞かせください。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今の件につきましては、部長が説明したとおりでございますけれども、この筑西は3本の川、そのほか五行川もありますけれども、川澄地区をはじめとして、しっかりとこの地域を守っていかなくてはいけない。この流域地域には、栃木県からずっと千葉県のほうまであるわけですから、この自治体としっかりと連携を取っていく、それが大切だと思っております。その中で、この筑西市におきましては、今ダイヤモンド筑波で有名な母子島の遊水地がございます。これだけではちょっと難しいのではないかなというふうに思いまして、この小貝川の流域、特に筑西地域においてもう1個ぐらい遊水地を造っていきたい、このように提言をしているところでございます。何分にもこの筑西だけではできない問題ですから、流域の自治体と協力して、そして国、県の協力をいただいてしっかりとやっていきたいと、このように思っているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 8番 藤澤和成君。 ◆8番(藤澤和成君) 安心安全な地域をつくるために引き続きのご尽力をお願いしまして、本日の質問は以上であります。丁寧なご答弁ありがとうございました。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) ここで休憩といたします。                                休  憩 午前10時56分                                                                              再  開 午前11時14分 ○議長(増渕慎治君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 3番 國府田喜久男君。          〔3番 國府田喜久男君登壇〕 ◆3番(國府田喜久男君) 3番、日本共産党の國府田喜久男です。一般質問を行います。よろしくお願いします。 さて、今市民の間で一番の関心事、それは言うまでもなく新型コロナウイルス、これについてです。ワクチンの予約は取れたか、あるいはいつやったか、それからもう済んだのかというような、そういう話で専らです。2019年、中国の武漢で発生いたしましたこの新型コロナウイルス、これ以来世界にあっという間に広がってしまいました。私たちのこれまでの日常生活、これはまるっきり変わってしまいました。前は常識だったことがいつの間にか通用しなくなってしまいました。今や世界の感染者は1億7,000万人、そして371万人の方が亡くなっておりますし、日本でも70万人を超える感染者が出ております。県内においても1万人近く発生し、死亡者も152人発生しております。筑西市でも昨日の段階で243人が感染しております。あるアンケート調査では、コロナによるストレスを感じている方、これは72%に達しているそうです。 こういう状況の中で、本当に私たちが苦しめられているのは事実です。ところで私は平成29年、市の環境基本計画の策定委員として参加させていただきました。各専門家の先生方とご一緒させていただきましたが、私はその頃を含めて、このメダカやホタルという自然環境の問題に非常に関心を持っておりまして、生物の保護活動を通じまして、オーバーではなく、この地球は人間だけのものではないと思っておりました。植物も、ある本によりますと、1日100種類もの植物がこの地上から消え去っているそうです。そして、身近にいた生き物も次々に人間によって消されています。約6,600万年前、地球上に落ちた巨大な隕石によって、それまで地球を支配していたと思われた巨大なマンモス、これが絶滅してしまいました。このことは、皆さんもご存じのとおりだと思います。今私たちを苦しめ、生命まで脅かしている新型コロナウイルスは、人間に対して地球はおまえたちだけのものではないぞというように言っているのかもしれません。そして、今後も温暖化によって今まで眠っていた新しいウイルスが次々と出る可能性があると専門家も言っておられます。そして、警鐘を鳴らしております。 さて、5月18日、19日にかけて、私たち新人議員が研修を行いました。そして、その一つ、県西メディカルセンターに訪問したとき、そこで院長先生が、私たち医療関係者は身の危険を感じながら日夜奮闘しているということで、市民の命を守っているとおっしゃいました。私は、改めて医療従事者に対して敬意を表するとともに、本当に行政の役割の大切さを改めて思いました。このような下で、先月5月26日、須藤市長が64歳以下の全市民を対象とした新型コロナウイルスに対するPCR検査を無料で実施すると表明したことに対して私は大いに評価するものです。ただ、この筑西市だけの取組ではなく、先ほど言いましたように、地球規模、あるいは日本全体の問題ですので、私は須藤市長に対して、やはり県や国に対して、最も日本の遅れているこの状態、これをやっぱり言うべきではないかというわけです。ご存じのように、日本は世界でもこのコロナ対策では後進国です。そういう点で、ぜひ市長にも機会があるたびに国に呼びかけていただきたいと思います。 それから、ワクチン接種が進めばPCR検査はあまり必要ではないのではないかという声が出そうなのですが、実は日本ワクチン学会の理事の中山先生は、PCR検査をすることによって無症状者の感染者を発見し、そして保護し、拡大を防ぐ、あるいは変異株に感染している、そういう人を見つける、そういう役目も果たしますので、やはりこのワクチンが進んだとしてもPCR検査は必要ではないかということで言っております。ですから、市長、1回ではなく、複数回のPCR検査をぜひ考えていただきたいと思います。それから、今回どのくらいの人数の希望があるのか予想して、予算はどのくらい見ているのでしょうか、このこともお答えいただきたいと思います。 次に移ります。次に、何でも相談課について。今まで三浦議員も質問しておりますが、私も特に思ったのは、質問した後もあまり変わっていないということです。と申しますのは、市民が本当に困って市役所を訪れた場合、何でも相談課というような課を設けて、あっちへ行ってくださいとかこっちへ行ってくださいということではなくて、一貫して解決すべく、そういう課をぜひ設置してもらいたいと思います。例えば私に相談に来た人なのですが、長年の持病で働けないと。手元にはもう数百円しか残っていないと。私と会わなかった場合は死んでしまったかもしれない。それはオーバーではありません。暖かい日にペットボトルに水を入れて、それでかぶる、お金がなければアルミ缶を集めるということで追い詰められています。ある開業医の先生に言わせますと、服装では分からないと。継ぎだらけの着ていないですからと言っていました。一見分からないような人でも、そういう追い詰められた人がたくさんいるということが言えると思います。社会福祉協議会に行ったときにも従来の100倍以上の相談者がいるとおっしゃっていましたので、本当に見た目では分からない、そういう貧困が進んでいるということがあります。その方にお聞きしますと、本当に困って、困って、困り抜いて市役所に来たのだから、もっと親切に対応してもらいたいというようなこともおっしゃっておりまして、このような対応をぜひ何でも相談課をつくっていただいて、やっていただきたいと思っております。 それから、国保税、これも納められなくて相談に行ったと。そうしましたら、よく事情を聞かないで払ってくれの一本だったと。払え、払えなので、もう市役所は行きたくないとおっしゃっておりました。これについても、やはり事情をちゃんと聞いていただいて、そして丁寧な対応をしてもらいたいということをおっしゃっておりましたので、こういう方に光を当てること、それこそやはり行政の役割ではないかと思っております。ぜひこのことについても答えていただきたいと思います。 あとは質問席で行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(増渕慎治君) 國府田喜久男君の1回目の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 國府田議員さんの質問にお答えをしたいと思います。 新型コロナウイルスがまだ猛威を振るっている中、ワクチン接種が始まりました。今75歳、65歳受付を始めておりまして、非常につながらないという。本当に申し訳なく思っているところでございますけれども、県内で筑西は、私は平等性を取ればいいと思っているのですが、今その表を見ますと、非常に早く筑西市のほうは頂いているというふうに思っているところでございます。しかしながら、今おっしゃいましたように、ワクチンを受けられない64歳以下の方の不安は非常に募っているとも思っております。よって、64歳以下の方の全市民に対しまして、しっかりとPCR検査の実施を検討しているところでございます。よって、今定例会に追加議案といたしまして補正予算案を上程しておりますので、議員の皆様方にご協力いただいて、賛成をしていただいて、すぐにでも対応していきたいと、このように思っているところでございます。詳しいことは、この後担当部長に説明をさせます。 それから、今おっしゃいました光を当てる、困っている方に光を当てる、全くそのとおりだと思っております。市民の皆様からの相談につきましては、今のところ一生懸命各課において丁寧にきめ細やかに説明をして、そして関連するほかの課と迅速な連携を取っているというところでございますけれども、そのようなご意見もあるということもお聞きして、私も分かりました。思いました。実は令和元年度の窓口アンケート調査結果、これを取っているのですけれども、令和元年度に約85%の市民の皆様から満足の評価を受けているところでございます。しかしながら、これでいいとは思っていません。今國府田議員さんがおっしゃったようなこともあるということでございますので、しっかりとそこら辺のところを考えていきたいと思っております。このことにつきましても担当部長からよく説明させますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 続いて、平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 國府田議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 筑西市は、新型コロナウイルスワクチンの接種が完了していない市民の方の安心安全の確保のために無料のPCR検査を実施していきたいと考えております。市が進めておりますPCR検査は、64歳以下の市民及び65歳以上でワクチンを接種していない市民の方を対象に無料で検査を実施することを想定しております。申込みのありました希望者に対し検査キットを送付し、提出していただいた検体とともに簡易PCR検査を実施していく予定でございます。対象者につきましては、64歳以下の市民の方及び65歳以上のワクチンを接種していない方及び先ほど議員さんがおっしゃいましたように、筑西市民だけということではなく、筑西市に在学によって通学している方、その家族、また通勤で筑西市に通っている方も対象として現在検討中でございます。人数、予算等につきましては、ただいま調整中でございますので、ご答弁は控えさせていただければと思います。 続きまして、生活に困窮した方の市役所の相談対応についてでございます。市が設置しております福祉相談室では、福祉全般の相談事業を行っており、生活困窮者の方の相談につきましても受付をしております。相談体制の充実を図るため、各課との連携の強化及びワンストップ体制等のサービス向上に努めております。また、主たる相談内容が担当する課に該当する場合におきましては、その担当する課の職員を福祉相談室に呼んで対応したり、また福祉相談室の職員がその担当課へご案内したり同行して対応したりするようにしてございます。 また、先ほどございました社会福祉協議会の相談件数が増えているということでございますが、これは一つの要因としましては、コロナ禍において生活福祉資金貸付制度の特別貸付けを申込みする場合、社会福祉協議会のほうへの相談になりまして、そこで件数が増えたと考えられるところでございます。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) その予算と、それから人数については、いつ頃までに提出できるのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 國府田喜久男君の2回目の質問に答弁願います。 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 現在の予定でございますと、明日そういった関係で議員の皆様に送るように今準備を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 3番 國府田喜久男君。 ◆3番(國府田喜久男君) それから、須藤市長に伺いたいと思っているのですが、ご存じのように、日本は先進国と言われていたのに結局後進国だったと私の同級生も言っているのです。と申しますのは、コロナ対策について国にも申し上げてくださいと私は言ったのですが、このことについてはいかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私は、茨城県32市の市長会の副会長もやっておりますし、今年の4月から関東地方の市長会の8人の中の1人の理事にも選ばれました。そして、二十数年ほど厚生大臣の丹羽雄哉代議士の秘書をしておりましたので、厚生関係には多少つながりもあると自負しておりますので、その機会において、私出しゃばってはまずいところは出しゃばらないようにしますけれども、そういうつてを伝って、こういうことでいかがでしょうかということのお願い、あるいは皆様方に賛成を賜りますようにしっかりとやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) これで國府田喜久男君の一般質問は終わりとします。 19番 三浦譲君。          〔19番 三浦 譲君登壇〕 ◆19番(三浦譲君) 三浦です。よろしくお願いします。 まず、市長の政治姿勢として伺いたいのが旧市民病院の跡地問題です。これは、跡地約3ヘクタールの中心部分に現在の診療所を置いたまま東西を分割して市に返納すると、約3億円の評価額ですが、その問題です。まずお聞きしたいのは、この跡地の活用計画がないまま処分する理由、これを伺います。本来ならば、跡地計画を立てて、最も有利な方法で処分するはずですけれども、その点いかがでしょうか、まずお伺いします。 ○議長(増渕慎治君) 三浦譲君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 三浦議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 これは、三浦議員さん以外も皆様議員さんの中では、やはりそのような疑問はもちろんあると思っております。あそこは9,500坪全体であるのですが、もちろん1回で整地してしまえば、それは一番すっきりするし、そのほうがいいと思っております。しかしながら、あの旧市民病院の解体については新中核病院整備基本計画に位置づけられたものでありまして、今後診療所ができても、診療所をあと何年使わなくてはいけないとか、その補助をいただいておりますから、あるいは解体をするのにやはり補助をいただきますけれども、それも決められておりまして、あるいは合併債の活用期限も決められています。あの中の一つのことをやるにおいても、それぞれ縛りがあるものですから、なかなか1回ではできない。私も本当は1回でやったほうが一番いいと思っているのですが、例えば解体費用も何年以内でやりなさいと。やれば解体費用も県や国からもらえるものですから、合併債なんかも使えるものですから、そういうもろもろのものがばらばらなものですから、1回でできないということをどうかご理解をいただきたいと思っております。詳しいことは部長から説明させます。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 三浦議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 旧市民病院の解体につきましては、筑西診療所を残す場合と筑西診療所を新築移転する場合を比較検討いたしましたが、診療所を新築移転する場合、病院の解体に着手できるのは、診療所が新築され、現在診療所で使用しています機械等を移設し、旧市民病院及び旧筑西診療所の敷地及び建物の返納を受けた後となります。また、診療所の新築につきましては、診療所の敷地規模などについて西部医療機構と協議をする必要がございます。これらの期間を考えますと、解体の財源として県補助金や合併特例債を活用できなくなるリスクがあることから、先日5月17日に全員協議会の開催をお願いし、筑西診療所を残した上で旧市民病院の解体を実施することをご提案させていただいたところでございます。 旧市民病院の跡地活用につきましては、5月14日に重要政策連絡調整会議を開催し、病院解体後の跡地活用基本方針を策定することとしております。今後、旧市民病院跡地の現況、課題を整理して基本方針を作成してまいりますので、ご理解を賜りますようお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 今の答弁だと、時間がない。補助金のための時間がないということです。だったら何でもっと早くやらなかったのかということになるわけです。それで、本当にもうできないのかと。真ん中に残したまま土地を分割するのかと。どう考えてもこれ市民レベルで見ておかしい。跡地の計画がないと、どう有効に活用したらいいのか、それから売却するにしても、活用するにしても、金額が変わってくるわけです。ですから、これは再度検討する必要があるのではないかと私は言いたいわけです。まず、議員に配付された資料の中にありますけれども、図面の赤枠で囲った部分、真ん中部分です。最終的には土地利用計画に合わせて整形されるというふうになっています。書いてあります。ということは、後でまた手をかけて、測量だ、分筆だ、いろいろなことがあるのかどうか。もしそうだとすると余計にお金がかかるのではないのかというふうに思うのです。どうでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 三浦議員さんのおっしゃっている地図は、こちらの地図でございましょうか。こちらの縦横に筑西診療所の跡地が確保されておりますのは、これは市民病院の解体工事の車両が北側と南側から入るために暫定的に跡地を筑西診療所の跡地として確保しているものでございまして、この黄色い部分の市民病院が解体の後は、その状態に合わせまして診療所の跡地を決定しまして、それ以外の部分を有効活用したいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) もっといい方法は、誰が考えても、今の診療所の場所を移動したほうが跡地利用にとっては一番有効ではないのかということなのです。普通ならそうします。ただ、これは全部市の財産ではありませんから、その手続が必要ですし、医療機構の財産である診療所を勝手に動かすわけにはいかない。ですから、これは当然手続が必要です。だけれども、それをやっても、後の非常に有利な方法であれば急いでやる必要があるのではないかということを言いたいわけです。お金はかかります。市から病院にお金を出さなくてはならない。それも検討しなくてはならないのではないかということなのですが、そういう案は十分に検討されたのかどうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) ご答弁申し上げます。 まず、時間が急にないということでございますが、この診療所は平成23年のときに東日本大震災の補助金を活用しておりますので、建設から10年間は、動かすというか、診療所を移転したり、そういった改修することができないというふうに聞いてございまして、そのちょうど10年がたった現在、診療所のインフラ切り回しを含めまして、市民病院解体の作業に入っているところでございます。お金に関しましても、平成30年10月に西部医療機構が開設しましたときにその資金として市から提供されたものでございまして、今後西部医療機構から市に返納されました資産等につきましては、その部分を西部医療機構のほうに支出する予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) その説明は、今まで議会で聞いたことですから、その上で私は質問をしているわけなのです。まだまだ検討の余地があるというふうに思います。しかも、急がなくてはならないと思います。ただ、今市は6月にも早ければ設計を委託、入札委託するという方向で進んでいますが、本当にこれでいいのかどうか、立ち止まって考えるべきではないかというふうに思います。 次の問題ですが、玉戸駅周辺のまちづくり計画で、今、市にはどのような計画があるか伺います。これは簡潔明瞭でいいです。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お答えいたします。 筑西市都市計画マスタープランにおきまして、あそこは市街地の方針として、既存の機能集約、集積を活かしたにぎわいのある複合産業系の市街地というふうに考えているところでございます。隣が、今商工業の店がたくさんありますので、そのような形に持っていきたいと思っております。詳しいことは、部長に説明させます。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) 三浦議員のご質問に答弁いたします。 どのような計画があるかのご質問につきましては、都市計画マスタープランは目標年次を令和22年度としており、中長期的な視点で都市づくりの基本的な方向性を示しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。都市計画マスタープランでは、具体的な計画までは決定しておりませんが、将来市街地候補地区の箇所につきましては、今後も実現に向けて調査検討を実施してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) これから調査研究していくということです。今後筑西市にとって活性化の可能性のある場所ではあるというふうに思います。検討をこれからしていくということですから、駅の主に南、民間の土地を買収するなどという考えとか、あるいは検討、こういうものはあるでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 買収するということは、具体的な計画や事業手法がまだ決定しておりませんので、しっかりは決まっておりませんけれども、あの9,500坪という莫大な土地でございますので、市の税金を使って買収することが正しいのか、あるいは大手企業さんにいろいろとやってもらったほうがいいのか、もろもろ皆様方と相談して、その手法の下において決定していきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 分かりました。今後の検討課題だということです。それは当然だろうと思います。ただ、こんな話が出てまいりました。市長は、診療所を玉戸駅付近に移転して、その近くの民間の土地を買収するという話をしたと。ただ、いろいろ支障があってそう簡単には進まないという話ですが、これは聞いたところの話です。そういうことを今後進めていこうという市長の頭の中での構想なのかと、それを確認したいと思います。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今の意見につきましては、私の個人的な、市長としてもそうですけれども、まだもろもろ皆様方に相談していないうちに勝手に決めてしまって大変申し訳なく思っているところでございます。私の構想としての皆様方に相談する前の構想としては、あの玉戸の駅前から降りた方々が駅前にすぐ診療所があれば、そこで診療してまた帰っていただく、そして玉戸の駅前から今の病院跡地に道路を造れば、あそこに住宅地を造って人口減少も防げる、このような構想を頭の中で考えて、つい口走って言ってしまったことでございまして、皆様方に相談する前の話でございまして、誠に申し訳なく思っているところでございます。今後は、しっかりといろいろな事情がございますので、皆様に相談してからやっていきたいと思っております。申し訳ありません。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 市にマスタープランや総合計画というのがあっても、市長が替わるとその中身が変わるということは往々にあるのです。計画があっても変わる。今までもそうでした。ということもあるので、私はこの話をもしかしたらと、現実性のある話でもあるのかなという疑問を持ったわけです。先ほど最初の診療所を真ん中に残したまま東西を分割してこれを市に返納するという話ですけれども、そうしてくると、今後の土地利用、あるいは玉戸駅周辺の構想というものを考えると、診療所をあそこに現在の場所から移動しないでやるという方法もまた考えられるわけなのです。ですから、それと市長の個人的な構想と今回の跡地問題とどこかでつながっていないとも限らないなというふうに私だけではなくて思ってしまうわけです。その辺どうでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 阿部土木部長。 ◎土木部長(阿部拓巳君) お答えいたします。 駅周辺について、市が用地を買収する可能性があるかのご質問につきましては、都市計画マスタープランの考えから申しますと、都市計画マスタープランでは玉戸駅周辺地区は将来市街地候補地区として位置づけられておりますが、現在のところ具体的な計画や事業手法まで決定しているわけではございません。また、この地区は市街化を抑制する市街化調整区域とされており、地区に農用地区域が含まれるため、開発を行うためには除外が必須となります。このようなことから、今後国道50号線の4車線化や筑西市民病院の跡地利用計画を見据えながら検討する必要があると考えているところでございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) ちゃんとした手順を踏んで、市民の声もちゃんと協議会などで受けて、それに基づいて進めるのが本当の進め方だと思いますので、その辺は強調しておきたいと思います。 次に、2つ目の質問に入ります。筑西市の産業振興条例の制定についてです。今コロナで業者は大変です。業者のみならず、農、商、工ともなりわいが本当に今苦しめられている。しかも、長引く不景気の後のコロナですから、なおさらです。これを何とかしなくてはならないというのは、目先の問題として非常に大きくあります。しかも、筑西市は人口10万人死守と言ってきましたが、これが割れてしまいました。そこで、人口はこれから国の予想でもどんどん減っていきますということです。しかし、我々が考えなくてはならないのはピンチをチャンスにするという考え方で、今のこの状況を人口が減ったから筑西市の活力がなくなったということには絶対にしてはならないということだと思うのです。そのための市の活力として一番大きなものは一番の足元です。なりわいです。農、商、工のなりわい、これをしっかりと行政として支えていくということをしなければ、人口とともに寂れていくまちになるわけです。私は、ここで市長の覚悟が一番大事だというふうに思っています。まず、細かいところから聞いていきますけれども、検討メンバー、制定スケジュールについて伺います。 ○議長(増渕慎治君) 伊坂経済部長。 ◎経済部長(伊坂保宏君) 三浦議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 条例制定の検討メンバーにつきましては12名でございます。内訳でございますが、北つくば農業協同組合から2名、下館商工会議所、筑西市商工会から2名、行政から市職員6名となっております。スケジュールについては、条例の制定につきましては本年9月の第3回定例会への議案上程に向け進めているところでございます。そのため、4月と5月に検討メンバーにご参集いただき、検討会を開催しております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) この条例の中で大事なのは、関係者の機運醸成を図っていく。今までは、どちらかというと諦めムード、地域の経済は郊外型大型店によってどんどん、どんどん寂れてきたわけです。それを何とか逆の方向に持っていかないとならない。つまりお金の循環を地域内で極力回すようにしようということなのです。そして、これはもう国もそこに持っていかないと地域はどんどん寂れるということで考えております。そこで、関係する市民団体へ説明する機会が途中で必要だと思うのですが、どのような内容で説明をすると考えているのでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 伊坂経済部長。 ◎経済部長(伊坂保宏君) ご答弁申し上げます。 事業者についての説明、お知らせにつきましては、農業では農業認定者協議会の会員、商工業では下館商工会議所の会員、筑西市商工会の会員に対してお知らせする予定でございます。それにつきましては、6月28日から7月12日までパブリックコメントの実施をしますので、その中でご意見を聞くようにしたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) ほかの市でもつくっているところがあります、県内にはないですが。あるところで、制定しても実効的に働いていないというのが非常に多いのです。それを筑西市で、条例はつくったけれども、効果は個人任せというようなことでは困るというふうに思うのです。それで、次の質問ですけれども、この制定をする、あるいはその前後で、9月議会で通れば制定ですけれども、その前後でも構いませんが、この機運を醸成するための取組、こういうことは考えているでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 伊坂経済部長。 ◎経済部長(伊坂保宏君) ご答弁申し上げます。 条例の制定から実行までの期間が短いことから、取組について今のところ予定はございません。ただ、この取組につきましては、現状において新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから、広報紙等での産業振興条例の周知を図ることとしておりますが、地域経済の復興を地域一丸となり盛り上げていくためには、まず事業者の皆様や市民の皆様に条例を知っていただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 条例を知っていただくというのは、これは第1歩目です。条例で市は何をやろうとしているのかが伝わらないと、みんなが本気にならないのです。これは、各関係者の責務、市民まで含めての責務というのがあると思うのです。その責務を果たすということがまるで人ごとになってしまうわけです。だから、効果が出ない。そういうことであってはならないということで、私は前から言っているのです、市長。市が率先してこれをリードしていくことが必要です。関係者と相談して決めてからと。相談は駄目だと言っているのではないです。もちろんですけれども、条例制定の前からそういう相談を行って、この条例制定を機会に、みんなで本気になって地域経済立て直しやろうではないかと、私も一肌脱ぎますというふうに覚悟も伝え、そしてそれぞれが何をしなくてはならないかを自覚していく、そういう機運醸成の機会が必要ではないかと前から言っているのです。一番簡単なのは、講演会などを行って、このコロナで難しいところはありますが、方法は考える。万全なコロナ対策を行う。こういうふうにして、我々が今まで思っていたことと違う角度から話を聞く、そういう方法もあるのかということを知るというのも大事なことだと思うのです、機運醸成にとって。そういうことを行ってはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 三浦議員さんがおっしゃっていることは、そのとおりだと思います。先ほどちょっと申し上げましたけれども、なかなか行政主導というのは難しいという面もあることもご理解願いたいと思います。しかしながら、今回のことに関しましてはそういうことを言っていられませんので、今おっしゃったように、こちらからしっかりと働きかけをして、そして皆様方にご協力いただく、そのような考えでやっていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) 市長にもう少し強いリーダーシップを期待したいなと思っていたところです。これは、市長の覚悟次第で筑西市の活力が変わるという問題だと思いますので、今後よろしくお願いいたします。 時間がなくなってまいりましたが、3つ目の国保税の問題に移ります。ここで、私が(1)で取り上げました軽減額の中で軽減措置した場合の軽減額と市の負担というのは幾らになるでしょうか。 ○議長(増渕慎治君) 平間保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(平間雅人君) 三浦議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 軽減額……          (「金額だけでいい」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(平間雅人君) 改正前、改正後。          (「改正後」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(平間雅人君) 承知しました。失礼しました。 令和4年度から未就学児にかかります均等割額の半額を軽減し、軽減分は国が2分の1、県と市が4分の1負担することとなります。軽減対象外の場合ですと、均等割が2万9,000円ですので、軽減額は1万4,500円となりまして、7割軽減の場合ですと、2万9,000円の3割になりますので、8,700円の半額の4,350円の……          (「総額で」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(平間雅人君) 総額。          (「市として総額で」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(平間雅人君) 令和4年度の課税額、総額につきましては……          (「軽減額」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(平間雅人君) 失礼しました。 まず、2万9,000円の7割軽減の方は、8,700円のうち市の負担分は4分の1でございますので……          (「いいです」と呼ぶ者あり) ○議長(増渕慎治君) 19番 三浦譲君。 ◆19番(三浦譲君) ここで言わんとしたことは、今度国の法改正によって軽減される部分が市では一体どれだけの負担額になるかと。そんなに大きな額ではないと思いますが、それならば市でその負担分を持って子育て支援にしたらどうかということです。 以上です。 ○議長(増渕慎治君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散  会 午後 0時04分...