◆21番(
榎戸甲子夫君) いわゆるこういう制度になったというのは、かつてまだ記憶に新しいですが、
笹子トンネルが崩落しまして多大な被害が発生したと。
トンネルと同様に橋梁に対しても国はそういう基準を設け発令しているわけです。そうしますと、私どものほうに情報が入りますのは、施工する際にきちんとした
道路橋点検士という免許を持った
業者と、または
PCBの塗膜に関する技術を持って施工できる
業者という方が何社もおるわけで、もしこれが、それらを従来どおりに無視され、よもやそれらを無視されて他市、あるいは県のほうに発注がされるようなことになれば、今回の
議会冒頭に
三浦議員から出ました、
地域経済循環型にするのだと。市長も同じような言葉をおっしゃっていました。つまり、その工事にとってさえ、これからどんどん予算が追加され、やがて
筑西市内の
老朽化の全ての橋を
点検整備しなければならないということがスタートするわけですから、その辺の、今までの
業者の発注していた体系から、今後どういうお考えをお持ちなのか、お尋ねしたいと思います。
○議長(
仁平正巳君)
神戸土木部長。
◎
土木部長(
神戸清臣君) ご答弁申し上げます。 先ほど
笹子トンネルの話が出ましたが、茨城県にも茨城県
道路メンテナンス会議というものがございます。この会議は、道路のインフラの
老朽化対策に向けまして、
日本全国で
地方公共団体の3つの課題である予算、人材、
技術力の
支援策を検討するため、国、県、
市町村が一堂に参加する会議で、
都道府県ごとに設置されているものでございます。主な内容としましては、
定期点検要領や
基準等の
説明会の実施、
自治体職員の
メンテナンス技術者育成のための研修や
講習会の実施、技術的な
相談対応、
メンテナンス業務の
地域一括発注等の実施が挙げられておりまして、国、県、
市町村一体となって進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 21番
榎戸甲子夫君。
◆21番(
榎戸甲子夫君)
道路橋点検士の資格を持った
業者から私いろいろと事情を聞きましたらば、新しい制度でありましょうが、
道路橋点検士というのは、東京の大きな橋、江戸川橋とか隅田川にかかる橋の実施の講習を受けて、それで認可を取るという、そういう
業者が
筑西市にはおるのです。あるいは
PCBに対応できるきちんとした講習を受け、認可を得た
塗装業者もいるのです。そういう方のこれからの、日の目を見るというのはおかしいのですが、市内に
業者がいるにもかかわらず、まとめてそっくり県や、あるいは他市に発注するようなことはないのでしょうね。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君)
榎戸議員さんのご質問にご答弁を申し上げます。 契約、入札ということですので、私のほうから答弁のほうをさせていただきたいと思います。
入札案件につきましては、
発注主管課から当部の
契約検査課のほうに
契約締結依頼というものが参ります。それを受けて
入札執行に係る事務をスタートするわけでございます。こちらのどういった
業者を指名するか、まずは発注の前に指名ということになりますが、指名するかというところにつきましては、
筑西市の
競争入札参加業者指名選定委員会において議論をしているところでございます。その中で、先ほど議員さんのほうもおっしゃいましたとおり、この点検というものは、ちょっとまだ制度が浅いということもございまして、様々な
研修会、
講習会が実施されているというところでございます。これまでにも
橋梁点検の入札というものは行っておりますが、その際には、これまでの過去の実績とか、あとは
市内業者育成も当然です。それから地域間の
均衡等も考慮いたしまして、
土木関係コンサルの中からこれまで
業者のほうを選定してきたところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 21番
榎戸甲子夫君。
◆21番(
榎戸甲子夫君) 今、部長から入札の在り方について従来のお話がございましたが、二、三年前、ある
業者に市のほうから委託を受けて、2か月
間書類を作って、それでその部がその
業者に、いわゆる入札にかかる前に、当然入札に参加できるはずですよね。ただ働きをさせたわけですから。ところが、その部から
管財課、入札する課に持っていきましたらば、その部の推薦したその
業者は外されたのだそうです。そういう話を聞きますと、あまり細かくは申し上げられませんが、いわゆる
縦割り行政だという
被害感を持つわけです。
縦割り行政というと、1つには、イメージ的に、片方では諦め、片方はごく自然の振る舞いだというふうになっているのです。
縦割り行政という言葉をよくあちこちで聞きますが、これは直していただきたい。ひとつ今回の
総理指名において
菅官房長官が、「抱負は」と聞かれたときに、1に
コロナ対策、2に
縦割り行政を何としても是正するのだと。その1つの例として
ダム工事だそうです。ダムというのは、
治水用に造ったダムと
用水用に造ったダムで、その
管理監督が、まず別省庁らしいのです。それを
国土交通省に一元化して、災害の際に速やかな対応を取れると、そういうことを
総理候補が言っておられました。我々この
地方行政において、そういうことが日常行われているはずです、これは。私も幾つか情報を持っていますが、まだいまだに披露しておりませんが、そういうことで、では
土木部長にもう1度聞くのですが、例えばあの大きな
体育館、あの
体育館の
防水工事、落札したのは
土木業者です。暗にその
業者が、あれほどの大きな
防水工事をできるかといえば、できるはずもないのです。そうしますと下請を使う。その下請が、
防水業者が
筑西市内であれば納得もいくのです。なぜなら、これはいわゆる
民間同士の
ジョイントベンチャーですから。だけれども、その請け負った
土木業者が、他市にそれを発注して下請として使った場合には、いわゆる市長がこれから目指そうとする
地域内循環型経済というのが崩れてしまっているのです。ですから、この際、市長にもお言葉をいただきたいのですが、この橋の
点検整備といったものは、
塗装業者とか、それに類するのが、ほぼ全額的な予算を費やすわけですから、ほかの町や県の動向を調べてみましたら、塗装や
防水工事というのは
分離発注しているのです。ところが、
筑西市はずっとその分野を
土木業者から取って下請として使っていらっしゃる。ですから、市長、どうでしょうか。この際、
防水塗装といった
分離発注という方式を取らないとスムーズに行かない、市民の間で
疎外感が起きるような気がするのですが、いかがでしょうか。
○議長(
仁平正巳君)
須藤市長。
◎市長(
須藤茂君) 1週間ぐらい前に、たまたま入札が終わった新聞をちょっと読んでおりましたらば、今たまたま橋の話が載っておりまして、常総市のほうでございますけれども、50
メーター以上が2本ぐらいの橋の、今言いました点検の工事が載っておりました。それを見ましたら、2本とも
塗装屋さんが落札しておりました。私の今までの浅い常識の中では、
土木屋さんあたりかなと思っておりましたが、県のほうに私個人的にちょっと聞いてみましたらば、県としては100%近く
塗装屋さんに頼んでいると。そういうことで言っておられましたので、私どもといたしましても、そういうことはしっかり考えなくてはいけないなと、こういうふうに思った次第でございます。
○議長(
仁平正巳君) 21番
榎戸甲子夫君。
◆21番(
榎戸甲子夫君) 市長、前向きなご答弁で、いかばかりが安堵しました。やはりかつて電気、
水道工事、
設備工事が
分離発注されて、そこそこにチームワークを組んで1つの物件を仕上げていくという、そういう形を取っていますので、今回も、まして1,000橋以上の
保守点検を考えている橋につきましては、ほぼ
塗装工事が主でありますから、そういったことでぜひ進めていただきたい。 再度確認したいのですが、
土木部長、今までのうそかまことか。いわゆる
調査委託料をする
業者が、写真を撮っただけで見積りの査定にすると言っている。そういう話も聞いたのです。写真だけ撮って、それで調査をしたというふうになっていると。それは
県レベルの、15
メーター以上の橋か15
メーター以内の橋かは分かりませんが、でも今回、先ほどおっしゃった
PCB検査とか、
道路橋点検士とかという制度になった場合には、これはその辺からも、どんな橋であってもきっちりとこれは目を光らせて事に当たってほしいと思うのですが、どうです、その辺。うわさですか本当ですか。
○議長(
仁平正巳君)
神戸土木部長。
◎
土木部長(
神戸清臣君) ご答弁申し上げます。 ただいまおっしゃいました写真だけ撮って調査ということは、ちょっと担当としては考えにくいところですけれども、
委託内容は十分に精査いたしますので、それで基本的に研修を受けて、
橋梁点検については
近接目視の上で調査を…… (「もう1度お願いします」と呼ぶ者あり)
◎
土木部長(
神戸清臣君) (続)
近接目視です。実際にその橋梁の部材であるとか台座だとか、そういったものを近接で目視した上でないと判断できませんので、写真だけでの判断ということは、ちょっと考えにくいと思われます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 21番
榎戸甲子夫君。
◆21番(
榎戸甲子夫君) 例えば1つの例を挙げますと、橋は間に柱立っていませんから。15メートルでも30メートルでも。そうしますと、橋の麓は、土手なり脚立なり足場なりで点検できます。たたいたり削ってみたり。橋の中間となったら、これはやぐらを組むとか、あるいは橋の上から足場を組むとか、そういう点検でないとあり得ないのです。でも、そういうことはあまり目撃したことないという方もおられました。ですから、老婆心ながら、そういうことであまり真剣に取り組んでいないのかなという気はしたのですが、だからこの
道路点検士という制度ができたのではないでしょうか。ですから、この当初予算についてもこの今回の
補正予算につきましても、きちんとした
道路鑑定士、それを常に、部長からもおっしゃいましたように、すぐに
コンサルだというふうに向けてしまうと、あなた方楽ですよね。だけれども、
コンサルという前に、そういう人材が我が
筑西市にいるということも忘れないで、いわゆる
地場産業の底上げとか育成とかというのはこういうことではないでしょうか。人数が少ないからではなくて、人数が少なければ増やすのです。そういうことに、市のほうが市内の
業者に目を向ければ、
点検士の認可を取ろうとか
PCBの検査の講習を受けに行こうとかという
業者が増えてくるわけです。ですから、我々のこの地域に発生した税金で、税金を払ってくれる方に還元すれば、いわゆる市長のおっしゃっている
オール筑西という
経済体系ができるのではないでしょうか。そういうことを訴えながら、お願いしながら、私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
仁平正巳君) 次に、23番
三浦譲君。
質問者に申し上げておきます、念のため。
会議規則第55条第3項の規定に基づき、質疑に当たっては自己の意見を述べることができない。この旨、申し添えておきます。 〔23番 三浦 譲君登壇〕
◆23番(
三浦譲君) ただいま
榎戸議員の質問を聞いていて、人間は慣例に、あるいは習慣になっているものを疑わないでしまうということがあるなというふうに思いました。特に税金を使う場合には、やはり今までやっていたからいいのだということを、また疑ってかかっていくというところからいろいろ改善が行われるのではないかなというふうに感想を持ちました。 さて、質問ですけれども、私は、議案第81号「
筑西市公共下水道事業受益者負担に関する条例の一部改正について」伺います。今回の
条例改正で、
排水区域外の汚水を
公共下水道に排除することができるということになるわけですけれども、そこに至った背景、あるいは経過というものをまず伺いたいと思います。
○議長(
仁平正巳君)
三浦譲君の質疑に答弁願います。
大林上下水道部長。
◎
上下水道部長(
大林弘君)
三浦議員さんのご質問にご答弁申し上げます。
排水区域外の汚水を
公共下水道に排除することを認めるに至った経緯についてでございますが、
区域外からの汚水の排除につきましては、従来から
下水道条例第28条の規定により、一定の要件を満たしている場合はこれを認めており、その要件について変更はございません。また、排除を認めてきた背景につきましては、公共ます設置以外に市の負担がなく、汚水の
排除先に苦慮している方を救済できること、
使用料収入の増収につながることが挙げられます。 なお、これまで
区域外からの汚水の排除を認めた場合、
公共下水道の
受益者とみなし、区域内の
受益者と同様に、
受益者負担金相当額を徴収しておりましたが、本条例の第2条では、
受益者は
公共下水道の
排水区域内に存する土地の
所有者をいうとしていることから、今回排除を認めた土地の
所有者を
公共下水道の
受益者に含める旨の改正を行い、より明確にするものでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 分かりました。
宅地化が
公共下水道の
区域外にもう進んでいくと、距離は区域内と
区域外、新しいうちまでの距離はそんなにないのに、受益できないということは、これはどう考えても、受けられるようにするべきだということは当然だと思います。条例の中でも市長が認める場合は、それはオーケーだよというふうに出ております。 それで、許可の要件というのはどういうものがあるでしょうか。
○議長(
仁平正巳君)
大林上下水道部長。
◎
上下水道部長(
大林弘君) ご答弁いたします。 許可の要件につきましては、
公共下水道の管理上支障がないことが前提でございます。具体的に申し上げますと、汚水の量が
公共下水道施設の構造及び維持管理に影響を与えないこと。
公共下水道の管渠に隣接し、かつ自然流下による汚水を排除することができることなどの条件がございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 分かりました。そうすると、近いから何でも許可されるというものではないと。今、自然流下という言葉が出ましたので、逆勾配の場合は受けられないということになってしまいますね。これからこういった
区域外だけれども近いといったような住宅が当然増えるでしょうから、その辺のことが今後、いろいろ受けられる、受けられないといった問題も出てくるのかなというふうに思います。 それでは、次の質問ですが、議案第82号の一般会計
補正予算(第10号)の中で債務負担行為の追加があります。例規等データベースシステム管理業務委託ということで、来年の4月から委託するための今回の議案ということですけれども、時期的にも年度の切り替わりが近くなってくる議会では、こういう債務負担行為補正がぞろぞろっと表になって出てきますが、今回の場合は追加という形で出てまいりました。これが出てくるまでにいろいろ検討したのだろうというふうに思うのですが、その辺の経過について伺います。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君)
三浦議員さんのご質問に答弁いたします。 これまで本市では毎年度の1社随意契約により、株式会社ぎょうせいが提供する例規等データシステム上において
筑西市例規類集の更新を行ってまいりました。このシステムの経費につきましては、今般の財政状況を鑑みまして、本年度の契約において例規集の更新に係る作業内容の見直しを行いました。その結果、当初予算ベースで対前年度比約50万円の削減を図ったところでございます。しかし、さらなる経費削減を進める観点から、システム提供事
業者の変更も視野に入れた上で、より経費の圧縮が見込める複数年契約とすることから、今回、債務負担行為の追加を設定させていただいたものでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 限度額は1,510万円ということですけれども、どんな金額でも、もっと予算は減らせないか、契約額を減らせないかと努力するのは当然だと思いますけれども、50万円当初予算よりも減らすことができたと。さらに削減できないかということですけれども、普通ならば50万円減らした、よかったなというところで終わりということになるわけですが、さらにまだ余地があるのではないかという考えがあってのことだと思うのですが、その辺のところはどうなのでしょう。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君) ご答弁申し上げます。 これまで本市では平成17年の合併以来、株式会社ぎょうせいのシステムを使ってまいりました。これは、ほかになかなか同様のシステムを持っている業者がなかったというところもございます。ただ、近年になりまして、ほかの事業者でも同様のシステムを持っている
業者が出てまいりましたので、そういったところも考えて、これまでのシステムからほかのシステムの移行も含めて、削減ができないかというところに考えてきたところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 他社も出てきたということですけれども、今、何社あるのでしょう。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君) ご答弁申し上げます。
筑西市、現在使っているシステムと同様のシステムといいますと、大きな会社になりますので、2社になります。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 当然他市の同様のシステムとの比較で、
筑西市の契約額は妥当なのかどうかという比較も行ったのではないかなというふうに思うのですが、その辺の状況はどうですか。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君) ご答弁申し上げます。 県内の
市町村を見ますと、45団体中37団体が株式会社ぎょうせいのシステムを利用しております。全国を見ましても約62%が株式会社ぎょうせいのシステムを利用しているところでございます。契約の詳細なところは、これは確認することができませんけれども、現在も何市かは複数年での契約を結んでいるところがあるというふうには確認しているところでございます。ちなみに、県西地区におきましては、現在のところ全市株式会社ぎょうせいのシステムを利用しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 最後がよく聞こえなかったので、もう1回。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君) 現在、県西地区の市においては全市、全部の
市町村が株式会社ぎょうせいのシステムを利用しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) この電算関係は、積算する上で単価というものがあるのかどうか。どうもこの電算の場合は、ハードのほうもそうですけれども、ソフトのほうも、一体この額が妥当なのかどうかという見極めが非常に難しいのです。標準単価みたいに県や国が決めていれば、それに基づいて積み上げていけば、妥当な線というのは出てくるのではないかなと思うのですが、この辺の積算の上ではどうなのでしょう。
○議長(
仁平正巳君)
高島総務部長。
◎
総務部長(
高島健二君) ご答弁申し上げます。 県のほうから単価が示されているということはございません。あくまで株式会社ぎょうせいが所有している基本的なシステムのパッケージというものがございます。それに各
市町村で利用するものをカスタマイズといいますか追加していく、そういった形で料金のほうは見積りが出てくるような形になっているところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 電算システムについては、やはり交渉の余地はまだまだ実際はあるのではないかなと。これも慣例的に考えてしまうと、この辺でいいかなというような線で納得してしまうということがあると思うのですが、まだまだこの辺も疑ってかかる必要があるのではないかなと。何せ標準的にはこのくらいかかるものですよという単価が示されないと、どうしても本当の単価を知っているのは業者しかいないわけですから、これは業者主導で契約額が決まっていくわけです。
業者はいろいろな理由を交渉の中で出すでしょうけれども、非常に有利です。そこへ行政が、いや、それはこういう理由でもう少し削減できるのではないですかと突っ込むということは非常に難しい。内部情報でも知らないとできません。そういうこともありますから、ぜひここは、今回そういう立場で債務負担行為補正を上げたのは非常によかったというふうに思いますが、まだまだ真剣にいろいろな情報を取って交渉してほしいというふうに思います。 次に、こういった電算委託は、今回のデータベースだけに限らず、いろいろなものを市で委託をしております。こういったものも、やはり同じような考え方で検討することによって、もっともっと経費を削減することができるのではないかというふうに思うのですが、その辺の検討はどうなのでしょうか。
○議長(
仁平正巳君) 関口
企画部長。
◎
企画部長(関口貴一君)
三浦議員さんのご質問にご答弁いたします。 電算業務につきましては、
三浦議員さんおっしゃいますように多くのシステムが導入されております。その中で基幹システムを所管する企画部の状況をご説明いたしますと、電算委託の見直しの検討についてでございますけれども、まず機器の耐用年数がおおむね5年程度であることから、一般的にはその更新時期に合わせまして電算業務の見直しを行っております。内容としましては、まずは新規導入時には、県内や近隣の自治体の導入状況、あるいは導入に当たってのスケジュール、そしてサポート体制、さらには費用対効果も十分に検討しております。その上で、おおむね5年を経過した更新時期につきましても、5年経過した後の業務内容の必要性、それと仕様内容等も、さらには費用対効果について検討しまして、更新を行っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 使用する、あるいは委託する上で、いろいろな面から検討しているというお話でした。単価的な発想でいくとその辺の検討はどうなのでしょうか。
○議長(
仁平正巳君) 関口
企画部長。
◎
企画部長(関口貴一君) お答えします。 まず、システムを更新する場合のポイントとなりますけれども、まず運用コストの削減が図れるかというのが第一でございます。その単価につきましては、それぞれ
業者見積りになるのですけれども、それにおいての単価の比較と。そのほかに、やはり現場の操作性の機能面が十分なのかどうか。さらにシステムの安全性がどうなのか。ですので、単価にかかわらず、実際現場で職員あるいは住民へのサービスに不利益をこうむらないような、そういったシステムの選定をしたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) 当然使い勝手が悪いようでは話にならないわけですから、職員の仕事が煩雑になったり市民に迷惑をかけたりするということでは困るので、その辺は、サービスする側としては当然の水準というのがあるわけです。ですが、何も特別に操作性が非常にいいのだと、ずば抜けていいのだというのを求めているわけではないだろうと思うので、やはり妥当な線を何らかの方法で導き出しておかないと、この契約額が本当に妥当なのかどうなのかというところが、我々議員にはさっぱり分からないのです。担当している職員も一生懸命やっているのだろうと思いますが、やはり100%の確信を持って額を決めたというふうにはなっていないのではないかなというふうに私は疑ってしまうのです。ですから、私は、まだまだ検討の余地があるのではないかということで今回問題提起をしますが、その辺を今後よろしくお願いいたします。 次、23ページの道路維持補修事業について伺いますけれども、今回、道路維持補修事業では約2億円の追加をしております。道路維持補修は、当然これは住民の要望が非常に多い分野ですから、しかも今年の当初予算は、私議会でも言いましたけれども、例年に比べて道路維持補修費が少なかったというふうに記憶しております。ですから、必ずこれは補正しなくてはいけないなと思っていたところに出てきましたけれども、予算を組む上で、これ当初予算で今回の2億円分は当然見ておくべき額ではなかったかなというふうに思うのです。そういったところでこの予算の組み方、土木部としてはどうだったでしょうか。
○議長(
仁平正巳君) 関口
企画部長。
◎
企画部長(関口貴一君) 予算編成の財政の観点からお答えさせていただきます。 まず、ただいま議員さんおっしゃいましたように、令和2年度予算につきましては、令和元年度予算の約半分の予算という形で編成させていただきました。この予算編成時におきましては、国の地方財政計画に基づきまして、各財源の歳入予測を行っておりますけれども、交付税や繰越金の減少が見込まれ、さらには一般財源の確保が非常に厳しいという見込みがあったところによります。予算編成におきまして、毎年度の歳入財源の確保の状況や実施事業の整合性を図りながら収支の調整を行う必要がありますので、今回は昨年度の半分でございますけれども、ただ令和元年度が3億780万円という当初予算ですけれども、それ以前までは、ほぼ1億円から1億3,500万円程度の当初予算で調整させていただいたという経緯がございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 23番
三浦譲君。
◆23番(
三浦譲君) なるほど。道路維持補修事業の部分は、財政調整みたいな形で当初予算を組んでいる、組まざるを得ないというのが担当のほうでの苦しい理由だったのだなということは分かります。ただ、道路維持補修事業の場合は、これどんなに我慢しても、例えば地方交付税が結果的に少なかったといっても、道路維持補修の部分は工事やらなかったら、これ住民の不満がどんどん大きくなっていくだけのことですから、何らかの方法を使って、財調なり別の後から来る歳入を使うなりしてやりくりをしなくてはならない部分ではないのかなというふうに思うのです。どうも道路維持補修事業の部分を、私これ当初予算と見て、軽く見られていないかなというふうに思いましたので、財政調整も大事ですけれども、この辺はしっかりと優先順位を上げていただきたいというふうに思います。 以上で質問を終わります。
○議長(
仁平正巳君) 次に、12番 石嶋巌君。 〔12番 石嶋 巌君登壇〕
◆12番(石嶋巌君) 12番 石嶋巌。
議案質疑を行います。 議案第78号「
筑西市家庭的保育事業等の施設及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について」質問いたします。それで、この
議案質疑を議会事務局に通告しましたら聞き取りがありまして、どういう中身で質問するのですかということで聞き取りがありました。やり取りしたのですが、その後、議会事務局の方に、この条例の全文を用意していただきました。読んでみますと、大変、子供、乳幼児に対する配慮といいますか施策が盛り込まれております。乳幼児の人権に十分配慮するとか、一人一人の人格を尊重するとか、本当にこれ大事な議案だなというのを改めて認識しました。 そこで、質問いたしますが、1つ目は、この
筑西市家庭的保育事業とは具体的などのようなものを指すのか質問いたします。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君の質疑に答弁願います。
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 石嶋議員さんのご質問にお答えいたしたいと思います。 家庭的保育事業等と申しますのは、家庭的保育事業、それから小規模保育事業、居宅訪問型保育事業、事業所内保育事業を総称したものでございます。いずれの事業も3歳未満の保育を必要とする子供の保育を行うものでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 今、部長のほうから、3歳未満の保育を行うということの答弁がありました。本当にこの条文を読みますと、「心身ともに健やかに育成されることを保障する」と明記してあります。市は、最低基準を常に向上させることに努めるものとする。本当に大事な条文だと認識しました。今ありましたけれども、この家庭的保育事業とかいろいろ説明ありましたが、具体的に説明していただきたいと思います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) お答えいたします。 今3歳未満のお子さんということは申し上げましたけれども、それぞれ保育場所と利用定員が異なってございます。家庭的保育事業につきましては、家庭的保育者の居宅、その他の場所ということになっておりまして、こちらの利用定員は5人以下でございます。小規模保育事業につきましては、保育を目的とする施設ということになってございまして、6人以上19人以下という定員でございます。それから、居宅訪問型保育事業、こちらにつきましては、保育を必要とする乳児、幼児の居宅というふうになっております。そのご家庭ということです。利用定員は1人ということになってございます。事業所内保育事業につきましては、事業主が自ら設置する施設等ということで、利用定員については施設によることになっております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 今、詳しく答弁がありましたが、それぞれ具体的に利用乳幼児の数というのはお分かりになりますかどうか聞きます。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 現在
筑西市では、この4つの事業のうち、小規模居宅事業1か所のみを認可してございますので、こちらのみ把握してございます。こちらは、先ほども申し上げましたように、小規模保育事業ですので、6人以上19人以下の定員ということで、こちらは17名を定員として、現在13名が保育されております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 小規模保育事業のみということで答弁ありましたけれども、まだまだ家庭的保育事業とか居宅型というのは利用されているのが少ない。あるいはないというふうに理解していいのかどうかお聞きします。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 市で認可をしてございませんので、利用されている方はいらっしゃいません。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 認可をしていないという答弁でしたが、それでは申請はあったのかどうか、その辺を伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) ご存じのとおり、ただいま
筑西市では待機児童がいない状況でございまして、こちらの家庭的保育事業等につきましては、認可の必要性がないというふうに判断してございます。申請自体も今のところございません。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 待機児童がいないということは、いいことなのかなというふうに思いますけれども、それだけ少子高齢化が進んでいることの反映だと思います。本当に三つ子の魂百までもといいますけれども、この家庭内保育事業というのは本当に大事だなというふうに思いました。これ11条を見ますと、「利用乳幼児の国籍、信条又は社会的身分その他利用乳幼児に係る家庭的環境及び事情により、差別的取扱いをしてはならない」というふうにありますけれども、実際今利用されている13名の方々に、その国籍とか、そういうのに関わる人というのはいらっしゃるかどうか伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 明確に今把握してはございませんが、かつて入られていた方もございますし、国籍、その他のことを利用調整の中でどうこうすることはございませんので、みんな公平に利用調整をさせていただいております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 公平というのは本当に大事なことだと思います。 次に移ります。「連携施設の確保が著しく困難と認めるとき」というふうに、この一部改正のほうにはありますが、これ具体的にどのような状況を指すのか伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 厚生労働省の家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の運用上の取扱いについてという中で、事業所が離島等などにある状況を指すというふうにされております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 確かに事務局の方に用意していただいたこの条例を見ますと、タイトルが
筑西市家庭的保育事業等というふうにあるのですが、今、部長がおっしゃったように離島等ということで、
筑西市というタイトルがあるのにかかわらず、37条の(5)では離島等ということで、ちょっと違和感を感じたわけですけれども、分かりました。 では、次に行きます。③の第37条第4号なのですが、従事する場合の次にということで、追加なのですが、「又は保護者の疾病、疲労その他の身体上、精神上若しくは環境上の理由により家庭において乳幼児を養育することが困難な場合」を加えるわけですが、これ具体的な事例といいますか、そういうのがあるかどうか伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君)
筑西市に具体的な事例はございません。こちらは、国の省令において居宅訪問型保育事業を実施することができる対象が拡大されたことにより、新たに市の条例に条文を追加したものでございます。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) では、条文を追加したということですけれども、事例はないということですが、あった場合にはやはりこの条文があればこの条文が生きていくわけですよね。これは大事なことだというふうに思います。 それと、先ほど離島のことですから2番はあれなのですが、具体的な事例としてどのような事例を想定しているかどうか伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) ただいまのこの居宅訪問型のところの具体的な事例の想定でよろしかったでしょうか。 (「はい」と呼ぶ者あり)
◎
こども部長(
児玉祐子君) こちらにつきましては、そこにありますように、本当に今までは母子家庭等の乳幼児の保護者が夜間とか深夜の業務に従事する場合にのみ定められていたものが、今回こちらの対象が拡大されたことにより、独り親さんの保護者の方がご病気だったり、精神上とか環境上の理由によりご自分で保育ができない、そういうことがあった場合にこの制度を利用できるというふうになっておりますので、かなり対象が拡大されたかなというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) 今、母子家庭と病気とか社会的状況ということで答弁ありましたが、今の新型コロナウイルス、これに関連しての適用とか、そういう事例はあるかどうか伺います。
○議長(
仁平正巳君)
児玉こども部長。
◎
こども部長(
児玉祐子君) 現在のところは把握してございません。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。
◆12番(石嶋巌君) やはり社会的に母子家庭、社会的弱者と言われると思うのですが、そういう方々に対する市政の温かい配慮といいますか、行政の手を差し伸べる、これ本当に必要だと強く考えます。 以上で質疑を終了します。
○議長(
仁平正巳君) 以上で質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております18案のうち、議案第74号から議案第89号までの16案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の
常任委員会に付託いたします。 なお、この際お諮りいたします。認定第1号及び認定第2号については、議員全員を委員とする決算特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査することにいたしたいと存じますが、これにご異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
仁平正巳君) ご異議なしと認めます。 よって、本件につきましては、議員全員を委員とする決算特別
委員会を設置し、これに付託の上、審査することに決しました。 暫時休憩いたします。 休 憩 午前10時58分 再 開 午前11時13分
○議長(
仁平正巳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、日程第2 議案第90号「令和2年度
筑西市一般会計補正予算(第11号)」を上程いたします。 直ちに説明を求めます。 まず、関口
企画部長。 〔
企画部長 関口貴一君登壇〕
◎
企画部長(関口貴一君) 議案第90号「令和2年度
筑西市一般会計補正予算(第11号)」について説明いたします。 予算書の1ページを御覧いただきたいと存じます。 (歳入歳出予算の補正)第1条 歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2,546万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ552億4,678万4,000円とする。 2 歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表 歳入歳出予算補正」による。 令和2年9月11日提出でございます。 今回の
補正予算につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止の対策としまして、小中学校の修学旅行等の変更、延期、または中止に伴う取消し料等の助成と、冬における新型コロナウイルス感染症及びインフルエンザの同時流行に備えて、高齢者へのインフルエンザワクチン助成の1,000円上乗せの追加をお願いするものでございます。また、その財源として、国の第二次
補正予算による新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の追加をお願いするものでございます。 続きまして、企画部所管の
補正予算についてご説明いたします。10ページ、11ページをお開き願います。歳入歳出
補正予算事項別明細書の2、歳入でございます。款15国庫支出金、項4交付金、目2総務費交付費、節15新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、説明欄1、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2,546万3,000円の増額をお願いするものでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(
仁平正巳君) 次に、赤城
保健福祉部長。 〔
保健福祉部長 赤城俊子君登壇〕
◎
保健福祉部長(赤城俊子君) 議案第90号のうち、保健福祉部所管の
補正予算につきましてご説明申し上げます。 12、13ページをお開き願います。歳入歳出
補正予算事項別明細書、3、歳出でございます。款4衛生費、項1保健衛生費、目2予防費、説明欄、定期予防接種事業1,805万6,000円の増額補正をお願いするものです。これは、この冬における新型コロナウイルスとインフルエンザの同時期の流行に備え、感染症による重症化リスクが高い65歳以上の高齢者を対象とするインフルエンザ予防接種費用の助成額を2,000円から3,000円にするために事業費を増額するものでございます。 内訳でございますが、10需用費はインフルエンザ予防接種協力医療機関へ通知するための用紙代、封筒代、11役務費は郵送料、12
委託料は予防接種助成費用の増額分でございます。財源は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用するものでございます。 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(
仁平正巳君) 次に、小野塚
教育部長。 〔
教育部長 小野塚直樹君登壇〕
◎
教育部長(
小野塚直樹君) 議案第90号のうち、教育
委員会所管の
補正予算についてご説明申し上げます。 12、13ページをお開き願います。歳入歳出
補正予算事項別明細書、3、歳出でございます。款2総務費、項1総務管理費、目19新型コロナウイルス感染症対応地方創生事業費、説明欄にあります同事業として、市立学校修学旅行取消料等助成事業補助金740万7,000円の増額補正をお願いするものでございます。これは、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る対策として、市内小中学校における修学旅行、宿泊学習の行き先、宿泊場所などの変更、時期の延期または中止に伴う旅行
業者等への取消し料、企画料が発生し、保護者が負担する費用について支援を行い、保護者の負担軽減を図るものでございます。 以上でございます。
◎
総務部長(
高島健二君) 以上で説明を終わります。 質疑を願います。 5番 森正雄君。 〔5番 森 正雄君登壇〕
◆5番(森正雄君) 13ページであります。市立学校修学旅行取消料等助成事業補助金です。これ確認なのですけれども、修学旅行、宿泊学習等、これは中止に伴うこの補正ということではないのですよね。確認いたします。
○議長(
仁平正巳君) 森正雄君の質疑に答弁願います。 小野塚
教育部長。
◎
教育部長(
小野塚直樹君) 森議員さんのご質問に答弁申し上げます。 まず、説明の中に中止という文言がございましたが、宿泊学習並びに修学旅行につきましては、その旅行自体中止というものはございません。今のところ、行き先を変更するであるとか時期を変更するとかということで、実施する予定でおります。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 5番 森正雄君。
◆5番(森正雄君) 分かりました。であるならば、私個人的にも思うのですけれども、修学旅行あるいは宿泊学習、この位置づけというのは、いわゆる学習指導要領にも特別教育活動というのですか、その一環であるわけであります。特にこの宿泊学習とか、あるいはこの修学旅行というのは、児童生徒が学校生活を送る上で一番印象に残るといいましょうか、非常に教育的な意義のあるこの活動であるというふうに、私も中学校、小学校の旅行をほとんど覚えていますけれども、そういうある意味、教育的な意義といいましょうか、そういった意義ある活動であるということであります。決して中止ありきであってはならないというふうに思います。その辺、お考えを伺います。
○議長(
仁平正巳君) 小野塚
教育部長。
◎
教育部長(
小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 森議員さんおっしゃいますように、修学旅行、宿泊学習の学校行事は、学校の授業と同様、大切な教育活動の1つでございます。そして、児童生徒にとっては本当に最大の思い出づくりとなる場でありますので、できる中で、できる範囲で実施させたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
仁平正巳君) 5番 森正雄君。
◆5番(森正雄君) 分かりました。コロナ禍という中でありますけれども、その辺は十分にご考慮いただいて、前向きな考え方の中で進めていっていただきたいなと思っております。要望です。
○議長(
仁平正巳君) 5番 森正雄君、
教育長のご意見はよろしいですか。
◆5番(森正雄君) 議長がそのように申されるのであれば、
教育長のご意見も頂戴したいと思います。
○議長(
仁平正巳君) 赤荻
教育長。
◎
教育長(赤荻利夫君) 大変前向きなご質問を頂戴しまして、心から感謝申し上げます。今、部長から答弁させていただきましたとおり、子供たちにとりましては、最大のある意味では行事というふうに考えております。学校の勉強もそうでありますけれども、これを通した人間関係づくりとか友達の絆の深まりとか、そういうことを考えたときに、極めて大きな意味を持つ事業だと思っておりますので、できるだけかなえさせてやりたい。しかし、これにつきましても重々承知のとおり、感染の状況のことを把握したり、あるいは校医先生のご指導を頂戴したり、保護者の皆様のご協力を頂戴したりして、子供が病気にならないように、これに最大の配慮をしながら、できればいい経験をさせてやりたいということで、もう少し努力をさせていただきたい。そして、実現できるようにしてみたいというふうに考えておりますので、どうぞよろしくご支援ください。
◆5番(森正雄君) よく分かりました。よろしくお願い申し上げます。議長、ありがとうございました。
○議長(
仁平正巳君) そのほかございますか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
仁平正巳君) 質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第90号は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の
常任委員会に付託いたします。 この際、ご連絡いたします。14日、15日、16日の
常任委員会は、午前10時から全員協議会室において審議を願います。また、17日、18日、23日の決算特別
委員会は、午前10時から全員協議会室において審査を願います。 最終日の討論でございますが、通告用紙をお手元にお配りしてあります。24日の正午まで、時間厳守の上、文書にて通告されますようお願いをいたします。 本日の会議はこれにて散会いたします。 お疲れさまでございました。 散 会 午前11時26分...