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06月10日-一般質問-05号

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  1. 筑西市議会 2020-06-10
    06月10日-一般質問-05号


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    最終取得日: 2023-05-30
    令和 2年  6月 定例会(第2回)                 令和2年第2回              筑西市議会定例会会議録 第5号令和2年6月10日(水) 午前10時開議                                            令和2年第2回筑西市議会定例会議事日程 第5号                            令和2年6月10日(水)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                 出席議員   1番 中座 敏和君     2番 小倉ひと美君     3番 三澤 隆一君   4番 藤澤 和成君     5番 森  正雄君     6番 保坂 直樹君   7番 田中 隆徳君     8番 稲川 新二君     9番 小島 信一君   10番 大嶋  茂君     11番 津田  修君     12番 石嶋  巌君   13番 増渕 慎治君     14番 仁平 正巳君     15番 真次 洋行君   16番 尾木 恵子君     18番 箱守 茂樹君     19番 堀江 健一君   21番 榎戸甲子夫君     22番 赤城 正德君     23番 三浦  譲君                                 欠席議員   20番 秋山 恵一君                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     日向 裕次君   総務部長      高島 健二君      企画部長      関口 貴一君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      須藤 昌則君   市民環境部長    熊坂 仁志君      保健福祉部長    赤城 俊子君   こども部長     児玉 祐子君      経済部長      關  紀良君   土木部長      神戸 清臣君      上下水道部長    大林  弘君   会計管理者     菊池  勇君      教育部長      小野塚直樹君   農業委員会事務局長 山形 浩之君      秘書課長      飯山 正幸君                                 議会事務局職員出席   事務局長      鈴木  徹君      書記        中島 国人君   書記        篠﨑 英俊君                                           〔議長 仁平正巳君議長席に着く〕 ○議長(仁平正巳君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は21名であります。よって、会議は成立いたしております。 なお、欠席通知のあった者は、20番 秋山恵一君の1名であります。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ30分、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、前回は津田修君までの質問が終了しておりますので、本日は稲川新二君からお願いをいたします。 8番 稲川新二君。          〔8番 稲川新二君登壇〕 ◆8番(稲川新二君) おはようございます。令和会、稲川です。よろしくお願いいたします。 質問に入ります前に、一昨日ですか、鈴木議員、先輩の訃報に接しまして、本当にびっくりいたしました。昨日議会終了後、政策研究会皆さんとお宅へお邪魔しまして、お別れをいたしてまいりましたが、もともと太っていらっしゃる方ではなかったですけれども、人間短期間にこれだけ痩せるのかと、本当にびっくりいたしました。そして、奥さん、お話しされていましたけれども、ご本人は息を引き取る直前まで、まだ俺は辞めるわけにはいかないと、市民の皆さん生活相談をしなくてはならないのだというお話を聞きまして、私も政党こそ違いますが、かくありたいものだと心にいたしました。まだまだ本当にご指導いただきたいところでしたが、本当に残念です。心よりご冥福をお祈りいたします。お疲れさまでした。 そして、まだ3月の議会のときには、私的には対岸の火事ぐらいの感じでいましたが、この新型コロナウイルス感染の拡大、本当に世界中を巻き込んだ大変なものになってしまいました。本当にリスクをしょいながら医療に従事されている方、心より感謝を申し上げますとともに、お亡くなりになった方、本当にご冥福をお祈りいたします。そして、まだまだ感染治療で苦しんでいらっしゃる方いらっしゃいます。本当に一日も早いご回復、そして皆さんが一日も早く元の生活に戻れますようご祈念申し上げたいと思います。 それでは、質問に入らせていただきます。まず、児童生徒に対する新型コロナウイルス、これは本当に初日からほとんど議員の方が質問されていますけれども、私からは子供たちの心のケアについてお聞きしたいと思います。ニュースで、ステイホームですね、今まで小学1年生以外は経験したことのないような3か月にも及ぶ休みがありまして、家にいることが多かった。ニュースでは、家族で一緒にいる時間が増えたことで、奥さんに対するDV、子供に対する虐待なんていう報告があるということで、本当に世の中どうなっているのだという思いでございます。この長期の休み明け子供たちコロナウイルスの影響で不登校や授業の遅れとか、いろいろなことでストレスがあると思いますけれども、そういった今後子供たちに対する心のケア、どのように行っていくのか、お聞きいたします。 あとは質問席で行います。よろしくお願いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 稲川新二君の質問に答弁願います。 赤荻教育長。 ◎教育長赤荻利夫君) 稲川議員さんのご質問に答弁いたします。 通常の学校の登校が開始しまして、今日で3日目になります。まだ大きな問題等は発生しておりませんが、ただいまの議員さんからご質問ありましたとおり、これから様々な課題が出てくるものというふうに考えてはおります。特に学業成績や将来の進路、友人関係部活動も中止になっておりましたので、部活動などに関する悩み、それに加えまして新型コロナウイルスに起因するいじめや偏見、感染への不安など、今まで以上に心理的なストレスを抱える児童生徒が増えるのではないかと懸念をしているところでございます。大人全体でしっかり見守っていきたいというふうに思っております。 本市では、子供たちはたくさんの悩みを抱えていることは事実でありますので、既に7つの中学校には学級担任のほかに心の教室相談員さんというのを各1名ずつ配置しておりまして、そして学級担任の先生と違った角度からいろいろな悩みを聞いてもらうということをしてまいっております。また、小学校には45名ほど生活指導員さんという先生ではない方を配置しておりまして、これまた子供たちの悩みに答えてもらったり、支援をしていただいたりということをしてきております。加えまして、今年も週に1回なのでありますけれども、カウンセリングの専門の資格を持っているスクールカウンセラーさんというのがおるのですが、それを全27校に配置しまして、カウンセリング等を実施していく予定になっております。もちろん各学校におきましては校長先生を中心にして、全職員が一丸となって、こういう事態ということを承知しておりますので、しっかり児童生徒を見守って、寄り添えるような体制づくりを整えていきたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 私も朝立哨などしながら、子供たちにどうだったと、休み。そうしたら、結構子供なんかはもっと休みたかったとか、本当に子供らしい話が聞けるのですけれども、夏休みを2週間程度にして、勉強を取り戻すのだというお話でしたけれども、これまでの答弁で。保護者の方は本当に危惧している。特に受験生をお持ちの保護者の方は危惧していらっしゃると思うのですけれども、今後の遅れを取り戻す内容、小学校は国語、算数、理科、社会なんかをメインにして、体育だの音楽、図工なんていうのは減らしていくのかなという気もあるのです。中学校だと5教科になるのですか、英語を加えて。そういう保護者の方のケアというのはどのように考えているでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長赤荻利夫君) 先日も議員さんにご答弁を差し上げましたけれども、基本的に日程的なものではほぼほぼ昨年並みの日数を子供たちが登校するということになりますので、今ご心配されているように、指導計画を重点的なものを当然学校ではしてまいりますけれども、ほぼほぼ大きくいじくらなくても、今年度中に学ぶべきものは現在のところでは履修できる、勉強できるという見通しが立っております。 加えまして保護者の皆様も大変休校が長かったものですから、ご心配をされたことというふうに思います。しかし、学校の通常の登校となったこと、あるいは給食も正式に提供されるようになってきたことから、恐らくほっとしておられるのではないかというふうに思います。厚生労働省から令和2年4月27日付で子どもの見守り強化アクションプランの実施についてという文書が発出されておりまして、様々な地域のネットワークを活用した見守り体制を強化し、支援が必要な子供や家庭へ適切に対応することで、児童虐待の早期の発見、対応につなげていけるよう努力するようにという通知がありました。 本市でも先ほどの学校のスクールカウンセラーさん、これは保護者皆さんからの相談も受け付けておりますし、本市の場合には大変保健福祉関係がすばらしくて、主任児童委員さんとか民生委員さんとか家庭児童相談員さん、こういう方がたくさん家庭にも入っていただいて、相談に応じていただいているところであります。もしそういう悩みを学校のほうで把握した場合には、そのような人に相談をかけて、相談に乗っていただくような案内をしてまいりたいというふうに思っておりますし、また教育委員会としては4つの、適応指導教室ということではなくて、教育支援センターという名称に今年から変わりましたけれども、これは武道館の3階に教育支援センターがあります。それから、そのほか4か所の教育支援センターがあるのですが、そこに相談をしていただいたり、3階にあります青少年センターのなんでも相談室、あるいは児童相談所虐待対応ダイヤル等相談窓口の周知をしまして、保護者の心のケアにも努めてまいる予定でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) なかなか言葉では分かっていても、実際に本当に例年と全く違うようなカリキュラムになっていくのかと思いますので、そういったところのケアをしながら、子供たちの遅れを取り戻していただければと思います。よろしくお願いいたします。 それと、今週から通常の登校になったわけですけれども、これまでと違う、当然いろいろな対策をなさっていると思うのですけれども、よろしければお聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長赤荻利夫君) 新しい生活様式ということになっておりますので、3密を避けるということを大原則にしまして、様々な教育活動を展開していくということで、昨年度とは様子が違っております。特に現在のところは学校の中ではマスクをほぼほぼ着用しているということ、またこれからの時期にはそれがマスクを外しても大丈夫だということで、いろいろな指導も入っておりますので、そういうことを踏まえながら手洗い、咳エチケットの励行、あるいは検温の実施、3密の解消等、今までにない対応をしながら、何とかコロナウイルスに感染しないように衛生管理に努めてまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 今教育長からマスクのお話が出ましたけれども、今テレビでも熱中症マスクによる熱中症の影響なんていうのがすごく取り沙汰されています。三澤議員藤澤議員も感じているのかなと思いますけれども、朝立哨していると汗だくになって子供たち通学してくるわけですけれども、やっぱりこの通学時のマスク、親御さんの考えも当然あると思うので、なかなか難しいところですし、班での登校を2メーター置きに空けていたのでは、何のための班の登校かというのも考えるところですけれども、本当に夏場、よかったかなと思うのは、市長のご英断で教室にクーラーをつけておいてよかったですね、本当に。これクーラーなかったらと思うとぞっとします。それでも、換気等気を使いながら授業のほうをやっていくのでしょうけれども、通学時のマスクとか、本当に考えなくてはならないところかなと思って、これは答弁いただくわけではないのですが、ぜひその辺も子供たちのケア、考えていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 次に移りたいと思います。中小企業に対する新型コロナウイルスの対策についてですが、こちらは本当に初日よりるる皆さんの質問にご答弁いただいていますし、市長の招集挨拶の中でもいろいろな対策を講じていらっしゃると、今後もどういった考えがあるということもお聞かせいただいたので、割愛したいと思います。 次の中止になったイベントについてですけれども、これも代替案なんて私も通告はしましたが、通告した私がこの3密を避けて何かイベントをなんて考えると、本当に私も知恵を出すというところではないのですが、コロナが収束した暁にどのような考え方があるのか、お聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 關経済部長。 ◎経済部長(關紀良君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 ご承知のとおり、夏の風物詩とも言える下館祇園まつり、灯ろう流し、あけのひまわりフェスティバル、そしてどすこいペアをはじめ、本市を代表するイベントは軒並み中止となっております。各実行委員会でも開催準備を進めてまいりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮し、協議を重ねた結果、開催を見送る判断がされました。誠に残念でございますが、新型コロナウイルス拡散防止及び安全、安心のための判断でございます。 今年度は、議員おっしゃるとおり、新型コロナウイルス収束後、いかに本市に足を運んでいただけるかを考え、既存の観光資源磨き上げと新たな観光資源発掘に努めるとともに、道の駅との連携や本市の優れた観光資源を広く全国に紹介、それと宣伝して、本市の認知度向上受入れ態勢の設備を図ることにより交流人口の拡大を図り、地元経済の活性化に寄与したいと考えております。また、実行委員会と綿密に連携を図りながら、地域に根づいた伝統ある既存イベントの火を消すことなく、次年度に開催できるように側面的な支援を今後も継続してまいりたいと思っております。加えまして開催時期はまだ現在検討中なのですが、各関係機関関係団体のご協力、それとご理解をいただきながら実行委員会を組織して、新たな花火大会の実施などに向けた取組を併せて推進したいと考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 既存の今までのイベント等は中止なのですけれども、今回に限っては。まだ暮れの小栗判官まつりは中止というお知らせはないのですが。本当に先ほどの新たな花火大会ですか、そういった創設であったりとか、例えばコロナ収束を記念して、道の駅を使ってどすこいペア、小栗判官まつり、みこしなんかを一気に集結してやるなんていうことも本当に盛大に考えてもいいのかなというところでもあります。 それと、代替案と言えば、子供たち、高校生ですね、私ずっと野球をやってきましたので、野球の話になってしまいますけれども、先日茨城県の高野連の専務理事、我が筑西市議会榎戸先輩の弟さんが記者会見されて、茨城県は夏の大会を県内で開催すると。昨日かな、やっぱり榎戸先生が発表を、記者会見なさっていましたけれども、子供たちにとってもいろいろな意味で6年生、中学3年生最後の大事な大会がなくなってしまったものですから、それに代わるいろいろな大会も教育長の答弁で考えているということでしたので、ぜひコロナが収束しないことには何ともならないのですけれども、ぜひ収束した暁には盛り上げていただきたいなと思っております。 最後の質問ですけれども、これも昨日津田先輩が質問されておりました。第2波、第3波、東京、九州のほうでまたコロナ感染者が出ているようですけれども、これに向けた我が市での取組というのですか、をいま一度確認の意味でお聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長
    保健福祉部長赤城俊子君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 第2波、第3波のコロナウイルスに対しますこれからの対策でございますが、感染拡大を予防する新しい生活様式に移行していく必要がございます。具体的には、1つ目は一人一人の基本的感染対策でございます。内容といたしましては、感染防止の3つの基本でございます身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い及び移動に関する感染対策でございます。 2つ目が、日常生活を営む上での基本的生活様式でございます。 3つ目が、日常生活の各場面の生活様式であります買物、娯楽、スポーツ等公共交通機関の利用、食事、冠婚葬祭などの親族行事の場面別の生活様式となっております。 4つ目といたしまして、働き方の新しいスタイルでございます。こちらはテレワーク等が今後は活用できるのではないかと考えております。 市といたしましては、国から示されました新しい生活様式を6月3日に市のホームページに掲載いたしました。あわせまして、7月1日号の広報紙にも掲載していく予定で今準備を進めてございます。引き続き感染症対策、予防につきましては、PCR検査センターを有効に活用していただきまして、市民の皆様方の不安解消、そして予防、クラスターの発生などないように、そのような早いうちの対応に努めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 私たちはあの3.11以降、様々な自然災害に見舞われまして、その都度いろいろなことを学んできました。まず、一番は人と人とのつながり、絆です。あとは地域、地元の自治会、自治体のコミュニティーの大切さ、そういったことを学んできましたが、今回のコロナウイルスに限っては、やれステイホームだ、オンラインだ、テレワークだ、ソーシャルディスタンス、フィジカルディスタンスと、人との接触を8割避けろというような、本当に絆を遠ざけるようなことですけれども、教育長のお言葉、どなたかの質問でお答えになっていましたけれども、そのような中でもこのような状況を教訓に人間は学んで強くなるのだということをおっしゃっていただきました。まさにそうだと思います。我々は、そして今後みんなで一致団結して、このコロナに負けないのだという気持ちを強くして、質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(仁平正巳君) 次に、12番 石嶋巌君。          〔12番 石嶋 巌君登壇〕 ◆12番(石嶋巌君) 12番 石嶋巌一般質問を行います。 志半ばに倒れし鈴木聡議員、あなたは市民の切実な要求と声を行政に届け、その実現のために尽力されました。私は、そのバトンをしっかり受け継ぎ、市民の苦難軽減のために全力を尽くしてまいります。 新型コロナウイルスパンデミック世界的感染大流行に対する懸命の対応が地球的規模で取り組まれています。なお、世界全体では勢いが衰えていません。各国で医療崩壊が起こり、感染対策のための経済、社会活動大幅縮小などによって、人々の命と暮らし、経営が広範囲で深刻な事態となっております。国内では、中小企業者個人事業主、フリーランスの経営、非正規労働者の雇用、学生の就学、高齢者や障害者など社会的弱者の命と暮らしが一挙に危機的な事態となり、打開の光が今見えない状況が続いています。今政治に求められていることは、何よりも感染拡大を防止して、市民の健康と命を守ること、同時に経済、社会活動の制限で生じた暮らしと経営の打撃と苦難を救済し、守るために全力を尽くさなければなりません。 全国知事会では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金飛躍的増額に向けて緊急提言を、全国市長会では医療提供体制の確保と新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の充実等を求める緊急提言を、さらに全国市議会議長会では新型コロナウイルス対策に関する緊急要望新型コロナウイルス感染症対策に関する緊急提言を政府に求めています。提言の中でご紹介いたします。我々現代人が経験したことのない新型コロナウイルスとの共生時代を乗り越えるために、考えられる対策を確実に実施するために、臨時交付金の措置分1兆円から飛躍的増額をし、リーマンショック当時の経済対策を上回る、最低でも総額3兆円以上となるよう、交付金の追加措置を求めるものである。こうした緊急提言を発することは、長期化が予想される新型コロナウイルス感染症に関わる対応について、自治体や議会は積極的に活動することが求められています。 政府ができないと言ってきたことを、多くの国民の世論と国会での論戦の力で次々に実現してきました。10万円の給付、雇用調整助成金休業補償額と助成率の引き上げなどが実現し、家賃補助や困窮する学生への支援も不十分ながら踏み出しています。国民が、市民が声を上げれば政治は変わる。そのことを示しているのではないでしょうか。 市長の政治姿勢について質問いたします。市民は、感染拡大を抑え込むために外出自粛休業要請などに応え、生活の先行きに強い不安を抱えつつ、人との接触を極力減らすよう、我慢と忍耐の生活を続けています。新しい生活様式は、新しい自粛要請にほかなりません。自粛と補償は一体でなければ、市民生活は成り立っていきません。新型コロナウイルス第2波、第3波に備えるために、市体制本部の現在までの施策の検証は行うのかどうか、お伺いいたします。 あとは質問席で行います。 ○議長(仁平正巳君) 石嶋巌君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 石嶋議員さんの質問にお答えしたいと思います。 今ちょうど茨城県が陽性患者が出なくなってから1か月ちょっとが過ぎます。我々の気持ちの中では大丈夫ではないかなというような気持ちもやや持ちつつありますけれども、しかし今おっしゃったように、一番心配しているのは第2波、第3波でございます。現状を見ますと、東京を中心に北海道、あるいは北九州市等もありますので、しっかりそこら辺のところは今までどおり市民の皆様方において3密、あるいはマスク、手洗い、その他のご協力をいただきたいと思っているところでございます。 その第2波でございますけれども、それが来ては困るわけでございまして、その前にPCR検査センター等を立ち上げて、場所はちょっと言えませんが、今のところしっかりとやっているところでございます。そして、もし起こった場合でございますけれども、重症者あるいは陽性患者に対しましては県が今指導しておりますので、県の指定病院に入院していただいておりますけれども、今後第2波が起きた場合に県の指導に従って軽症者あるいは無症状といいますか、そういう方の患者を受け入れるためには、やはり我が市は我が市なりのしっかりしたビジョンを持たなくてはいけないと思っているところでございますので、そういう宿泊施設もただいま準備しているところでございます。今後とも第2波が起きてしまった場合には、国、県の指導の下、そして皆様のお力もいただいて、市が独自の施策も取れるようにしっかりとやっていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) 市民の健康と命を守るために除菌液の配布を4月18日、19日と小学校で配布しました。18日は、あいにくの土砂降りの雨の中でありましたが、ある小学校のグラウンドではどろどろで難儀したことを伺いました。市の職員は、大雨の中でもかっぱを着て、車の誘導、案内を行い、親切に対応しておりました。人間や組織の本当の姿は、重大な危機に直面したときに現れると言われております。この18日、19日、今日もやっておりますが、この除菌液の配布は合計何世帯に配布したか、伺います。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) 石嶋議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 除菌液の配布につきましては、4月18日土曜日、19日日曜日に各市立小学校20校において、4月26日日曜日に下館庁舎、各支所及び川島出張所の5か所において、そして5月には18日月曜日から22日金曜日の間、本庁、各支所及び川島出張所の5か所において実施したところでございます。配布件数につきましては、4月18、19日両日が2万1,247世帯、4月26日が2,220世帯、5月18日から22日が2,382世帯でございます。延べで2万5,849世帯でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) それだけ市民の皆さんコロナウイルスに対する健康管理の関心の高さを示していることと思います。 次に、マスクの問題でありますが、朝早くからお店に並んでも必要なマスクが、お金があっても買えない状況がつい最近まで続きました。5月中旬頃、布製マスクを全市民に配布いたしました。配布漏れはなかったかどうか、さらには宛名不明で戻ってきた件数がなかったかどうか、伺います。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) ご答弁申し上げます。 5月に配布いたしました布製マスクでございますが、こちらの基準日は令和2年4月10日現在の住民基本台帳を基に、全市民の皆様お一人1枚として4万1,475世帯、10万3,694枚を5月7日及び5月8日に郵送したところでございます。配布状況でございますが、配送の内容でございますけれども、転居等により届かないというお問合せは2件ほどございました。こちらにつきましては、改めまして転居先のほうにお送りさせていただいたところでございます。居所不明で戻ってきましたマスクでございますが、214世帯、243枚でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) 今の答弁で、転居先にまで郵送したという、そういう配慮を感じました。 次に、生活に困っている市民への対応について伺います。市民から相談を受けまして、昨年11月に失業して、どうしても生活できなくなり、3月19日に社会福祉課で相談をいたしました。ハローワークへ行きなさいということでした。4月7日付の厚生労働省事務連絡の生活保護運用について、新型コロナウイルス感染症防止等のために生活保護業務における対応についてはどのような内容か、伺います。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) ご答弁申し上げます。 4月7日付厚生労働省事務連絡は、表題が新型コロナウイルス感染防止等のための生活保護業務等における対応についてというものでございます。緊急事態宣言が7都道府県に出されたことに伴いまして、筑西市でも茨城県を通じて通知されました。この事務連絡は、4月7日に緊急事態宣言が出された7都道府県についての生活保護業務等について対応について示したものでございますが、その他の地域においても組織的な判断の下、同様に取り扱っても差し支えないというものでございます。 こちらの事務連絡の趣旨でございますが、新型コロナウイルス感染拡大の防止に配慮し、適正な保護の実施に引き続き努めるようにとの内容でございます。要約した主な文章は以下になります。まず、生活保護業務における面接や調査の時間が長くならないように工夫し、また対人距離を確保し、感染リスクを最小限とすること。定期的な訪問調査活動は、当分の間緊急対応等最低限度必要なものとすること。被保護者に対して感染拡大防止の行動を促すこと。保護の要否判定の稼働能力の判断を保留することができること。一時的な収入の減少により保護が必要な場合で、緊急事態措置期間経過後には収入が増加すると考えられる場合、自動車の保有は生活保護法による保護の実施要領の取扱いに準じて保有を認めること。また、増収に向けた転職指導は行わなくて差し支えないこと。一時的な居所の確保が緊急的に必要な場合で、やむを得ず一時的に民間宿泊所等を利用した場合には、保護の基準の範囲内で支給できること。医療扶助の決定につきましては、被保護者が福祉事務所を訪れることなく手続できるよう配慮すること。自立相談支援機関と福祉事務所は引き続き緊密に連携することということが提示されているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) 通告の②番は省略します。 ③番に行きます。3月25日に年金の免除等手続を市民課で行いました。とても親切な対応でした。その職員の方は、昨年の源泉徴収票を持って課税課に行ってくださいというアドバイスをいただきました。後日課税課に源泉徴収票を持って行きました。そうしましたら、確定申告の手続を取っていただき、1万3,670円が返還されることになり、所持金ゼロの相談された市民の方にとっては、これで何とか生きていけると喜んだのでありますが、5月16日に差押え調書が届き、どん底に突き落とされました。緊急事態宣言後の市税の滞納件数と差押え件数を伺います。 ○議長(仁平正巳君) 須藤税務部長。 ◎税務部長(須藤昌則君) 石嶋議員さんの質問にご答弁申し上げます。 初めに、市税の滞納件数についてでございますが、5月末現在、個人住民税の普通徴収分が2,818名、件数で1万1,531件、個人住民税の特別徴収分が354事業所、1,793件、固定資産税、都市計画税が2,003名、1万5,622件、軽自動車税が1,711名、4,660件、法人市民税が118事業所、206件でございます。 次に、緊急事態後の市税の滞納に対する差押え件数でございますが、国税還付金に対するものが26件、給与に対するものが1件、合計27件でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) それで、相談された市民の方と一緒に、課税課で滞納している市民税等の相談を行いました。窓口の職員の方は、働いて払ってくださいと親切な対応でありました。緊急事態宣言後の市税の徴収猶予をした件数を伺います。 ○議長(仁平正巳君) 須藤税務部長。 ◎税務部長(須藤昌則君) ご答弁申し上げます。 緊急事態宣言後に市税の徴収猶予をした件数でございますが、5月末現在、徴収猶予の特例制度の申請件数が10件、現行の徴収猶予が1件、合計で11件でございます。内訳でございますけれども、法人が9件、個人が2件となっております。なお、猶予申請に対して承認をした件数でございますけれども、法人が4件、個人が1件、合計5件でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) 滞納件数、差押え件数、それと猶予件数を見ても、いかに市民の皆さんが困っているかが明らかではないかと思います。新型コロナウイルス対策として一律に10万円が支給されます。特別定額給付金があります。市民の皆さんは、入金された、もうなくなった、1回では足りないという市民の声も聞いております。その事務手続、50名の職員が行っていると昨日の答弁でありました。全国市議会議長会緊急提言で、地方自治体の財政負担や事務負担の軽減に十分配慮することとあります。全くそのとおりです。通常業務を最低50名が給付に当たらなければなりません。その辺のところも全国議長会の再度の緊急提案も必要かと考えます。 4月末に差押えを禁じる法律が成立しました。また、収入減に苦しむ企業向けの持続化給付金などの給付金も安心して受け取れ、暮らしと営業を継続していくために使えるよう、全ての給付金に対して差押えされることがあるのかどうか、伺います。 ○議長(仁平正巳君) 須藤税務部長。 ◎税務部長(須藤昌則君) 今回支給されました特別定額給付金につきましては、先ほど石嶋議員さんからもお話がありましたとおり、令和2年度特別定額給付金等に係る差押え禁止等に関する法律により、差押えはできないものとなっております。それ以外につきましては通告がございませんでしたので、調べてございません。申し訳ありません。 ○議長(仁平正巳君) 12番 石嶋巌君。 ◆12番(石嶋巌君) やはり今までの延長線上での政治、経済、社会生活ではありません。先ほどもご紹介しましたが、我々現代人が経験したことのない、そうした新型コロナウイルスとの闘いです。そうした中で、今までの対応ではなくて、この新型コロナウイルスに対して生活に困っている社会的弱者と言われる人たちへの温かい対応が求められていると思います。時間が残りましたが、そのことを強調して、私の質問を終わりにします。 ○議長(仁平正巳君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前10時49分                                                                              再  開 午前11時 9分 ○議長(仁平正巳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 21番 榎戸甲子夫君。          〔21番 榎戸甲子夫君登壇〕 ◆21番(榎戸甲子夫君) おはようございます。21番 如月会、榎戸でございます。 では、早速質問に入ります。通告1番、複合災害を想定しての備えについてでございますが、まだまだコロナ禍が収束見られず、そういう環境の中にありまして、我が筑西市に災害がほぼ及ぼすと言われております、これから夏、秋にかけての台風時期による大雨による洪水等、そういうことに対しての備えをどう行政では考えていらっしゃるのか。さきの3月の議会におきまして、災害時の避難等々の質問をしてまいりました。当時の部長さんから今回新部長さんになりましたので、その辺の抱負を踏まえてのご答弁をまずはいただきたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 榎戸甲子夫君の質問に答弁願います。 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) 榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 議員さんがおっしゃいますように、現在新型コロナウイルス感染症は収束しているわけではございませんので、第2波、第3波ということで感染症の危険はあるというふうに考えております。その中で、災害が発生した場合ということでございますが、筑西市としましてはまず避難所における対応でございますけれども、食料の支給など一般の避難所とも共通している事項につきましては、基本的には一般避難所の運営方針に準じて運営を行うこととしてございます。 この中で私の保健福祉部長の考え、抱負ということでございますので、今の考えといたしますと、やはり市民の皆様が健康で安全、安心に暮らしていける、そういう地域をつくらなければいけないということを考えておりますので、まずは災害のときの対応というのはとても重要なものだと認識しているところでございます。 その中で、保健福祉部で特に対応しているものが福祉避難所でございます。この福祉避難所で受け入れる対象者の明確化など、福祉避難所としての運営につきましては、本年2月に関係各課との検討会議を開きました。また、要援護者支援に直接携わっております民生委員児童委員の皆様に対しまして、台風19号に係るアンケートを実施したところでございます。そちらを2月中旬までに取りまとめを行っております。このアンケート結果につきましては、3月中旬の市連合民生委員児童委員協議会の理事会で協議をしていただく予定でございましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が延期となっているところでございます。今後は、現在県のほうもステージ1になったということもございますので、市連合民生委員児童委員協議会理事会を開催していただきまして、早急に関係各課と民生委員児童委員からいただきましたご意見を踏まえた運用ルールを設けて、適切な福祉避難所運営に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 大変失礼ですが、今半分は聞き取れないのです。マスクを脱いでいただくわけにはいきませんでしょうか。 それでは、今ご説明ございましたが、そもそも避難指令、指示、そういったことと、避難場所の自主避難と福祉避難、この差というものが当時の体験された方のお話を聞きますと、まことに不具合が生じて、危険も伴っていた。その辺のご答弁を前回の部長さんは、次のこの議会までにはルール化しようと、そういうご答弁をいただいております。果たして、前回の部長さんからその引継ぎをなさっておられるのかどうか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) ご答弁申し上げます。 前回の台風19号に対応したことの避難のルール化でございますけれども、先ほども申し上げたところではございますが、福祉避難所と一般避難所の役割が分かれております。福祉避難所につきましては、ご高齢の方ですとか基礎疾患のある方、そして障害をお持ちの方、このような一般避難所では避難がなかなか困難だという方に対しまして福祉避難所を設定しているところでございます。原則的には、まずは災害が発生した場合には一般避難所に避難をしていただきまして、その後、その状態によりまして福祉避難所にご移動いただくということを原則としておりますが、ただ今後はコロナウイルスの感染症もございます。3密を避けるということなどもございますので、これからの避難所の開設につきましては、一般避難所と併せて福祉避難所を開設するということも検討していかなければならないものと考えているところでございます。 そのルール化でございますが、今担当課、部署と詰めているところでございますが、まずは市民の皆様にどのような方が福祉避難所に避難していただけるか。そういうところを分かりやすいものを準備させていただきまして、周知をさせていただく。そのところからまずは始めたいと、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 避難所に対しての意識が若干私どもと、私は当時台風19号のときに直接関わった方のお話を聞いておりますので、その代弁をしているわけです。そういう中で、文字にしたためて言葉にするということは非常に流暢に聞こえるのですが、現実たるやすごく厳しいものがあったわけです。ですから、今おっしゃったように、一般避難は食料持参だとか、あるいは介護士、あるいはそういった方のサポートがないという意見なのです。これはほぼルール化されていると思うのです。しかし、福祉避難所は手厚い体制を整えておられるというふうになっているわけです。どこか線を引いているわけです。でも、現実に災害が来ましたときには、この実体験でその方が申されていましたように、自主避難であっても、福祉避難であっても、避難される方はほぼ弱い人なのです。ですから、そういうものを撤廃して、もう常に、そして災害というのは、まして水害等で起こるのは、刻々と被害状況が深まっていくわけですから。ですからそういったものの見直しというか、そういうものはぜひやるべきだと思うのです。 今年の5月30日に国がこう申しております。もちろん新型コロナウイルスの感染が拡大したのも踏まえて、避難所の在り方を各地方自治体に是正を求めると、見直しを認めるというふうな通達が来ております。いわゆる防災基本計画、こういうものが国が打ち出しておりますから、ですから旧態依然とした構えでは、今年のもうすぐやってくる雨のシーズン、ゲリラ豪雨、大雨、そして筑西市内には何か所ものその水害に危機感を持っている方がたくさんおるわけですから、そういうことでどうでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) ご答弁申し上げます。 確かに榎戸議員さんがおっしゃるように、今までの災害とは災害の状況もかなり変わってきているということは認識しております。一般避難所の担当をしております市民環境部ともお話はしているところでございますけれども、まずは避難の方法でしょうか、お集まりいただくということはもちろん大事なのですけれども、3密を避けるということもございますので、まずは近くでご親族の方が安全な場所にお住まいであって、受入れが可能であれば、そちらに避難をしていただくというようなことで、まずはご自分たちでなるべく3密になるようなところの避難所に行かない方法はないかということは考えていただきました上で、その後でやはり集落によってはどうしてもご近所にいらっしゃらない。そして、今までの経過で洪水等、水が増えている、かなり危険な状況だという方につきましては、もちろん避難所にすぐにご避難いただくということは当然なことだと思っております。 その中で、市として避難所として対応できるということでございますけれども、やはり特に障害とかご高齢の方につきましては、やはりそれぞれの方の症状、そして必要となるものが違ってくるというふうに認識しているところでございます。そういうところをやはり今後個人の方にはお伺いできないので、担当課の者とか、そういうところから聞き取りをしまして、どのような体制を整えたらいいのか、そういうところを調整していきながら、特に福祉避難所としての在り方を検討させていただきたいと、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 今検討しておくと、検討よりもう1歩進んで、早急にしていただきたいと私は思います。 その避難所ですごく気になっていましたのは、前回の避難所にこのスピカビルの地下を利用されたというお話を聞いたのですが、本当ですか。 ○議長(仁平正巳君) 赤城保健福祉部長。 ◎保健福祉部長赤城俊子君) ご答弁申し上げます。おっしゃるとおりでございます。 続きまして、私ちょうど保健福祉部に昨年度までおりましたので、家が明野の福祉避難所の近くでございますので、出勤をした経緯がございます。こちらの地下に避難されました障害をお持ちの方につきましては、こちらの担当のほうと連携を取りまして、明野の避難所からお迎えに参ったという事実もございますので、そのようになるべくならないような形で、一緒に福祉避難所を開設する場合にはそういうところも周知できるようなことで整えてまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) いわゆるスピカビルの地下、私は非常に懸念していますのは、前々から私は持論として申し上げているのは、特にこの旧下館市街地、この辺はハザードマップでもお分かりでありますように、洪水、堤防が切れた、それで洪水とか、常総市でございました。でも、我が筑西市の堤防を見る限りはそうではないようです。しかし、その中で一番怖いのは、那須台地に大雨、宇都宮市、真岡市を通して、この辺に水が押し寄せたときに、この辺は間違いなく内水としてなるという懸念がされるはずです。 何年か前でしたか、合併前だと思いますが、この近くでまだこのスピカビルができる前に小貝川の氾濫がございました。それは、上流の無堤地区あたりからの洪水でした。このすぐ近くのあの筑波街道といいますか、水戸線のアンダーがあります。あのアンダーの中に何と11台の車が押し流されていた。そのときの雨量を考えますと、もしかするとこちらのこの市街地の西手には、大町、本城町、中舘といった、一つ言えば、大きく考えれば、これは堤防の役目を果たしているわけです。そうしますと、五行川、小貝川の上流に想定以上の雨量があった場合には、間違いなく何かした水がこの辺を覆うわけですから、要は地下室の避難はどうかと私は思うのです。 毎年のようにいろいろな地域で洪水等々災害の話を地元のお年寄りに聞くと、70年も80年もいて、こんなの初めてだという、そういう話ばっかりなのです。想定しないことが起きているのです、全国で。ですから、我々のこのまちも1級河川が4本もあるこのまちです。水害に対しての備えというものは本当に行政が進んで前を、前を行くような政策を考えてほしいのですが。では、お願いします。 ○議長(仁平正巳君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 避難所の関係についてご答弁させていただきたいと思います。 現在避難所の在り方について、まさに関係部局で検討している最中でございまして、自主避難所、一般避難所、福祉避難所、どのような形で開設していくのかということをまさに検討しているところでございます。今ご指摘にありましたとおり、スピカビルの自主避難所、これを開設するべきかどうかということについてなのですけれども、自主避難所というところでございますので、というよりはどこの避難所をまず最初に開けるべきかというところを今まさに検討しておりまして、その避難所にまずは皆さんを誘導していくということが必要なのではないかと。そこには自主避難所であるスピカビルというところは外すということも今まさに検討しているというところでございます。 福祉避難所につきましても、今までは一般の避難所を開設してから、状況を見て福祉避難所をさらに開設していくというようなことで、段階的に開設するということも考えておったのですけれども、榎戸議員がおっしゃったとおり、そういう区分は撤廃すべきではないかという議論もありまして、福祉避難所につきましても一般の避難所を開設すると同時にすぐに開設するといったようなことも検討する必要があるのではないかといったような議論はしているところでございます。まだ具体的にどの避難所をどのタイミングでどう開けるかということについてまで明確に決められている状況ではないのですけれども、そういったことをなるべく早急に具体的に検討してまいりたいというふうに検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 構想としては誰もが考えることでありまして、ぜひ早急に進めていただきたいということであります。 この複合災害に備えるということで、先進地、水戸市ではこのような小冊子を出しまして、これインターネットで取れますから。ぜひこういったことを参考、学んでいただいて、我が筑西市にも盤石とは言えずとも、とにかく災害が起きる前に備えをしてほしいと、それをお願いして、次の質問に入ります。 次に、教育長に質問いたします。この新型コロナ、この感染状況、これは誰も予想だにしない、単なる風邪かというような状態でございましたが、みるみるうちに拡大し、ひいては学校が休校になってしまったと。こういう経緯を踏まえまして、教育長は何を学ばれましたか。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長赤荻利夫君) 本当にこの新型コロナウイルスの感染症につきましては、当初の見方としてはインフルエンザ程度のものであろうというふうなものを持っておりましたけれども、やはり自然というのはある意味ではすごいものであって、この地球上には私たち人類、人間だけが住んでいるのではなくて、たくさんの動物も、たくさんの植物も、そして細菌もウイルスも、ある意味ではバランスよく、バランスを取って生存しているのだということを改めて感じました。しかし、そのバランスが欠けたときにこのようなことが大体10年刻み、ちょっと言い切れない部分もありますけれども、それくらいで前の新型のインフルエンザのときもありましたが、10年刻みぐらいでこのように私たちの生命を脅かすようなものが出てくるのだということを改めて感じさせられたところです。そして、加えますとこれが世界的なものであります。地球規模でありますので、そのように感じております。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 途中で止めてごめんなさい。 私が教育長に求めた学びというのは、ちょっと私の言葉足らずかと思いますが、学校が休校になりまして、家庭にどっと児童生徒さんがあふれたわけです。そこで、低学年の方々は学童保育、しかし学童保育が今度はパンク状態。うちにいられずに、今度は学校の校舎を利用して学童保育と同じことをしたわけです。それはそれでよかったと思うのですが、実は現実にそのときに私ある保育所の理事をしていまして、中座議員はその保育所の父母の会の会長さんをもう5年もやっていらっしゃる。そこで、中座議員さんと2人で、実際その悲哀を涙ながらに語ったご父兄さんの話を聞きました。そうしましたら、あえて学校名は申しませんが、学校で学童保育を見るという生徒さんは、職業が医療関係従事者のお子さん、社会インフラを支える職の従事者、福祉施設の従事者、この3つの職業の児童以外はできるだけ来ないでほしいという話をされたそうです。事実その相談を受けた方の息子さんは、うそかまことか、そこまで確認はしませんでしたか、3業種以外の子供は邪険にされたという。当然そのお母さんは泣いていました。これは本当の話です。 ですから、今後第2波、第3波が襲ってきたときに、また一斉休校となった場合には、同じように子供をどこで居場所をつくるのだと言えば、家庭もそうでありましょうが、各幼稚園、保育園、こども園でやっている学童保育以外に学校の校舎を使わざるを得ないわけです。それに当たる方々は、これは紛れもなく先生方でありますから、先生方のそういう子供に向き合ったときの心持ちといいますか、心理といいますか、授業でやっている態度と、授業が終わって休校になったから面倒を見るのだという、そういうどこかずれがあったのだと私は思うのです。ですから、教育長としてトップとして校長会なり、そういうところできちんとした通達、情報を密にして、そしてひいてはその児童生徒に当たる先生方の心持ちを、優しさとか、そういうものをぜひ考えてほしいと思うのです。 そして、そのお母さんがおっしゃっていましたのは、お二人で共稼ぎですから、8時から3時に迎えに来てくれということだったそうです。お二人ともお勤めを出ていては3時に迎えに行けないと。ですから、その3時という設定は学校側の設定であって、緊急事態にいる、この危機に瀕している子供に対しての対応でしたら、3時が5時か6時であっても私はいいと思うのです。これも一つの教育ではないかと思うのですが、教育長、どうでしょう。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長赤荻利夫君) そういうことでありますれば、本当に申し訳なく思っています。私たちの基本的な理念は、子供たちを全面的に受け入れる。限りなく優しく子供たちに対応するというのが私たち筑西の教育の在り方でありまして、それが十分に議員さんのおっしゃるようなことでありますれば、保護者皆さんにも通っていなかったということで、心からおわびを申し上げます。 今議員さんからありましたとおり、私たち教育関係と、それから福祉関係で一緒に子供たちを見ていくわけでありますので、さらに連携をして、少なくとも子供にとって悲しい思いをしないような対応をすることが私たちの責務でありますので、改めて通知の中でも校長さんたちにはそのように申してきたつもりでありますけれども、その部分がもし不足だったということであれば、改めて確認をして対応してまいりたいというふうに思っています。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) よもやこんな言葉は使いたくありませんが、学童保育、学校保育の中で差別というようなことが起きないように、ぜひお願いしたいと思います。 時間が迫ってきました。次の質問に入ります。ごみ問題でございます。新部長の熊坂部長さん、もう既にいろいろな情報を入手していると思いますので、かいつまんで申し上げます。筑西市のごみの搬出先、いわゆる環境センターです。この環境センターなるものは、筑西広域市町村圏事務組合で構成しておりまして、構成3市、筑西市、結城市、桜川市です。その中にあって、燃焼炉が今非常に危険な状態になっているということが先月、5月の臨時議会でおっしゃいました。つまりごみの量がどんどん減るところが増えていらっしゃる。リサイクルも確実に成果を上げています。ですから、まずごみ全体をいかにして減らすかということが1つと。 そして、もう1つ気になりましたのは、リサイクルのほうでこの筑西市といいますのは、4市町でつくられたまちなのですが、つまり地区で申しますと、下館地区、協和地区、明野地区、関城地区というのです。その地区割にしましたら、実はいろいろリサイクルが旧下館地区だけが非常に低いのです。これが非常に気になります。そのほかもろもろの問題点もございますが、要は新部長さん、ここでひとつ、前の部長さんも一生懸命やっておられましたが、こういう点で今抱負などを聞かせていただければと思います。 ○議長(仁平正巳君) 熊坂市民環境部長。 ◎市民環境部長(熊坂仁志君) 榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 ごみの減量化に対する取組ということをどのようにやっていくのかということで抱負として回答させていただければと思うのですけれども、今我々が取り組んでいるごみの減量化の対策といたしましては、いわゆる3Rです。リデュース、リユース、リサイクルを意識したごみの削減の呼びかけ、これを記載した筑西市3R広報紙、これの全戸配布を行って、市民の皆様のごみ減量化に関する意識の向上を図ること。それから、昨年度の取組にはなるのですけれども、市の広報紙「ピープル」、それから市のホームページにおいてリサイクルに積極的な団体として養蚕エコの会、それから門井中央自治会、この2団体の取組を紹介して、他の地域における取組の参考としていただいたところでございます。そのような広報活動に加えて、昨年度より導入いたしましたスマートフォン用アプリ、筑西ごみ分別アプリ、この普及を進めることでごみの適正排出につなげていくこと。また、市民によって構成されている各地区の環境団体にご協力いただくことで、地域間の意識の差を解消するように努めていくといったようなことで取り組んでまいりたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) まだ市民環境部長に就任されまして間もないでしょうが、市民環境部の職員さんは非常に優秀、熱心にやっておられます。そのあかしが、今年の1月から2月にかけましてごみの集積所に行きまして、朝、つまり7時半から8時半の間にごみが到着するということで現場に行かれまして、何班かに分かれまして、それを集めて開いて、いかに資源ごみがあるかないかとか、そういう調査も既に済んでおります。そういう方々の上に来られた部長さんですから、今後とも陣頭指揮をとって、ごみ減量化等々様々にお働きいただきたいというふうに思います。 このような立派な機関紙が出ておりますが、ここに全体で10億円からのごみ経費が削減されました。そこで、先ほど申しました焼却炉の5年ごとのサイクルが2年前倒しになったということなのですが、この経費が、工事が1億9,000万円なのです。これが毎年かかるような状態になりかねないという担当者の意見でございました。そういうことの中から、もう時間もございませんので、ちょっと言葉足らずでしたが、とにかく新進気鋭の新部長さん、筑西市のためにどうぞ頑張っていただきたい。それをお願いして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(仁平正巳君) 22番 赤城正德君。          〔22番 赤城正德君登壇〕 ◆22番(赤城正德君) 議席の番号、22番の赤城です。よろしくお願いいたします。 今回のこの議会は、新型コロナウイルス対策議会と言っても過言ではないかというように思います。そして、私が通告に事務局へ伺ったところ、「全部の議員さんがコロナ対策の質問ですよ、赤城さん」と言いますので、私は多くの皆さんにそのコロナ対策の質問はお任せして、私は角度を変えて質問をしたいというようなことで、私が届けたのは道の駅に隣接する親水公園の整備についてということでありますので、よろしくお願いいたします。 また、議席番号24番 鈴木聡議員さんのご冥福をお祈り申し上げます。 また、コロナ対策、これ教育関係では授業が遅れる、授業が遅れてしまうという言葉が多いです。授業は取り戻せるかもしれませんが、命は取り戻せません。教育長、そこらのところもよく考えの上、教育委員会を引っ張っていただきたい、こう思います。まさに核より恐ろしいという言葉のとおり、新型コロナ対策は恐ろしいです。そういうことを申し上げまして、私は一般質問に入りたいと思います。 道の駅に隣接して親水公園を整備について、お伺いいたします。我が筑西市が総力を上げて整備した道の駅グランテラス筑西は、北関東最大級の複合ハイブリッド型の道の駅グランドステーションとして、おいしさも楽しさも最大級として極めて大きな評価を得てにぎわっておりますが、ここ新型コロナウイルス対策のためにちょっと静かであります。道の駅グランテラス筑西は、さらに多くの皆さんに楽しんでいただき、そしてにぎわいをつくり出せるよう、10万市民のアイデアや発想で様々なイベントを企画してきました。ポップス、尺八、オカリナ演奏会、ジャズ演奏会、ライブ、焼き芋、焼き栗、甘酒、鯛焼き、たこ焼き販売会などのほか、北海道物産展を開催するなど10万筑西市民の皆さん、そして多くの来訪客への積極的にサービスを展開してまいりました。このようなサービスの展開を通して筑西市をアピールし、さらなる魅力づくりに取り組みまして、多くの皆さんに深く愛されるよう努力を続けていかれますようご期待を申し上げます。 ところで、この道の駅の東側に隣接して未整地の土地が広がってあります。そして、その先には小貝川が延々と流れております。この小貝川は、利根川水系で関東平野を北から南へ流れる全長112キロメートルの1級河川でありまして、暴れ川として知られております。そして、川の美化活動も活発に、流域地域では清掃活動が行われています。国土交通省下館河川事務所のご指導もいただいております。この地域資源を活用して、親水公園を併せて整備することを提案したいと考えた次第であります。親水公園は、河川や湖沼などの地形を利用して、多くの市民が水と親しみ、遊び、憩うことができるようつくられる公園であります。そこには、遊歩道が巡らされ、滝や水遊びのできる場所等を設けて、水辺に親しめるようにしたものであります。水は、私たちの生活、生命に欠かすことはできません。国民誰にとっても水には特別な思いがあると思われます。うまいものを食べること、にぎわいと遊びの道の駅と併せて、川に親しみ、川遊びで心を豊かにリフレッシュすることで、さらに生活にゆとりと潤いを高めて、筑西市民皆さんが豊かに生きる筑西市へのふるさと意識が高まることを確信するものでありますので、どうぞ親水公園に対するご答弁をお願いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 赤城正德君の1回目の質問に答弁願います。 神戸土木部長。 ◎土木部長(神戸清臣君) 赤城議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 親水公園は、水や川に触れることで水や川に対する親しみを深めるものであり、また河川が水害や公害に悩まされた時期に治水、利水と併せて重視されるようになり、環境保全として加えられたものでございます。水辺に親しむ空間として、筑西市にも母子島遊水地、そして下岡崎近隣公園等がございます。母子島遊水地につきましては、昭和61年8月の記録的大雨の大出水により甚大な災害が発生し、激甚災害対策特別緊急事業により昭和61年度から平成2年度の5か年で小貝川の洪水調整施設として整備されております。また、下岡崎近隣公園につきましては、平成9年度から平成11年度の3か年で五行川の親水護岸、並びに区画整理事業により整備された緑道と連動しており、公園内北側には親水池が整備されており、住民の方々の憩いの場となっているものでございます。 議員さんご質問の道の駅東側の親水公園の整備につきましては、現在のところそのような計画はございませんが、筑西市都市計画マスタープランの河川整備方針としまして、河川の生態系に配慮しながらレクリエーション空間として、河川敷の活用について関係機関と十分協議してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 22番 赤城正德君。 ◆22番(赤城正德君) 今ご答弁にもありましたように、旭ヶ丘遊水地、あの莫大な国の予算をかけてあのような遊水地ができましたけれども、34年間、あの遊水地には、あの小貝川の堤防から溢水して水が入ったことはないのです。ないということは、よいことだとは思いますけれども、あの遊水地に私は土地改良区のほうも関係しておりますので、5月1日頃から5月20日頃まで、20日間、小貝川の水飢饉のときに、皆さんは赤城は幾らか頭がおかしいのではないかと思われますけれども、あの遊水地に20日間流すだけの水をためていただき、その水を20日間流れるだけ、毎秒5トンぐらいの水です。そうすると、あの遊水地で言えば約1メーターぐらいです。それをためれば20日間流れる水だけはあると思うのです。莫大なお金をかけたのだから、そういうところにも配慮してはいかがかなと思っております。 我が筑西市道の駅グランテラス筑西は、令和元年7月11日に、もう少しで1年になりますが、北関東最大級の道の駅としてオープンして以来、市民の皆様、そして多くのお客様へ積極的に各種のサービスを展開される努力を続けてきました。過日はバラ展が開かれました。そのサービスのかいあって、市の発展及び振興の拠点として高い評価を得ているところであると思います。この拠点の東側に隣接し、名峰筑波山を望んで、小貝川が延々と流れております。この水辺の立地は貴重な自然環境として水に親しみ、生活の潤い並びに遊びや語らいの場として、また地域コミュニティーの再生、そして歴史、文化を継承することも大いに期待されるものであります。さらに修景、生物多様性への対応、防災や水質の浄化もつながるものであります。まさに筑西市の価値を高め得る観光資源になるものと思います。 親水公園は、昭和43年に開園した江戸川区の古川親水公園が始まりであります。筑西市としては、ただいまの答弁にもあったように、災害に配慮した治水対策を進めるとともに、水辺に親しむ空間の整備を図り、良好な河川環境の保全に努めるとのことでありますが、親水公園については、そして現在計画はないということであります。水辺の整備には、住民発案による整備と行政による整備があると伺っております。いずれにしても、水源、そして場所、そして計画、実効性の評価、そして策定、施設の整備、そして運用、維持管理という流れになると思います。筑西市マスタープランの河川整備方針として、関係機関と十分協議されるとのことでありますので、整備に向けて推進されますようお伺いをいたします。 ○議長(仁平正巳君) 神戸土木部長。 ◎土木部長(神戸清臣君) ご答弁申し上げます。 令和2年3月に国土交通省関東地方整備局で作成されました利根川水系小貝川河川整備計画におきましては、平成2年に完成した母子島遊水地だけでは洪水調整容量が不足しているとあり、新たな遊水地の整備に当たりましては国が関係自治体と連携、調整を図りながら詳細な調査及び検討を行うと記載されているところでございます。つきましては、関係自治体との連携、調整の場を通じて検討していただくよう働きかけてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長(関口貴一君) 赤城議員さんのご質問に企画部として答弁いたします。 まず、この道の駅、東側を流れる小貝川の親水公園整備につきましては、先ほど土木部長から答弁ありましたように、現在の市の総合計画には位置づけてございません。市計画では、近年の異常気象を踏まえまして、総合的な治水排水事業を推進していくこととしております。したがいまして、親水公園整備に関しましてはまずは河川を管理する国あるいは県などへの協力が不可欠でありますので、その辺のところ地域の課題や様々な方策の提言などを関係部局とも連携しながら、総合的に判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 22番 赤城正德君。 ◆22番(赤城正德君) 須藤市長が職員の皆さんに何かいいアイデアがあったら、何でもいいから書いて持ってこいと職員に指示を出したことがあるそうでありますけれども、市長、職員さんの中にはこのようなアイデアというか、このようなことを言った職員さんはないのでしょうか。 また、企画部長さんにお願いするのですが、私どもが仕事をやるときには段取り8分といいます。この筑西市の多くの部長さん、これ頭脳の塊でありますから、企画部の企画次第では、この筑西市が前進するのです。企画部というのは、お金を頭に入れたのでは駄目なのです。こういうことは企画したらお金がかかるから、これはまずいなという考えは捨てまして、お金のことは全然考えないで、市長、こういう企画をしてはいかがですか、こういうことをやったらいかがですかというような私は企画部の皆さんに言いたいのです。 とりあえず親水公園の整備につきましては推進されますよう強く要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ◆22番(赤城正德君) 赤城議員、ちょっとお待ちください。 須藤市長、この件について。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 今議員さんおっしゃった意見でございますけれども、私も全職員に10万人死守をするためにはどうしたらいいかということで全職員に意見を伺いました。その中でいろいろな意見がございまして、この意見は、今おっしゃったような意見はなかったのですけれども、私がそれについて返事を出すと言って、まだ2年出していないのですけれども、全部読ませていただきました。 それで、私がいつも言っているのは、1人では何もできないということを言っておりますので、職員の皆様、そして議員の皆様のお力を借りて、今市政を運営しているところでございますけれども、今言いました親水公園でございますけれども、8か月で道の駅ができて100万人突破しました。あるところでは、同じ県内で3年半かけて300万人でございますので、えらいスピードでいろいろな方に来ていただいているところでございます。これも地権者の皆様のご協力を得て、今日でちょうど11か月が、明日から12か月、1年になるわけでございますけれども、私はこれをやっておきながら、何かちょっと物足りないなと、今の道の駅では。何か物足りないと思っているところでございます。よって、親水公園かどうかは別といたしまして、そういうことも頭に含めながら、子供たちがもう少し遊べるところとか、もう少し多くの人に来てもらうにはどうしたらいいか。素直に何か足りないと思っているところでございますので、しっかりと考えていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 以上で一般質問を終わります。 本日の会議はこれにて散会いたします。                                散  会 午後 0時...