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03月04日-一般質問-05号

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  1. 筑西市議会 2020-03-04
    03月04日-一般質問-05号


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    最終取得日: 2023-05-30
    令和 2年  3月 定例会(第1回)令和2年第1回筑西市議会定例会会議録 第5号令和2年3月4日(水) 午前10時開議                                 令和2年第1回筑西市議会定例会議事日程 第5号令和2年3月4日(水)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問                                 出席議員   1番 中座 敏和君     2番 小倉ひと美君     3番 三澤 隆一君   4番 藤澤 和成君     5番 森  正雄君     6番 保坂 直樹君   7番 田中 隆徳君     8番 稲川 新二君     9番 小島 信一君   10番 大嶋  茂君     11番 津田  修君     12番 石嶋  巌君   13番 増渕 慎治君     14番 仁平 正巳君     15番 真次 洋行君   16番 尾木 恵子君     18番 箱守 茂樹君     19番 堀江 健一君   20番 秋山 恵一君     21番 榎戸甲子夫君     22番 赤城 正德君   23番 三浦  譲君     24番 鈴木  聡君                                 欠席議員   な し                                説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       菊池 雅裕君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     日向 裕次君   総務部長      高島 健二君      企画部長      関口 貴一君   人口対策部長    相澤 一幸君      税務部長      須藤 昌則君   市民環境部長    鈴木 建國君      保健福祉部長    中澤 忠義君   こども部長     児玉 祐子君      経済部長      關  紀良君   土木部長      猪瀨 弘明君      上下水道部次長   大林  弘君                         兼下水道課長   会計管理者     谷中 茂美君      教育部長      小野塚直樹君   農業委員会事務局長 山形 浩之君      秘書課長      鈴木 敦史君議会事務局職員出席者   事務局長      鈴木  徹君      書記        田崎 和彦君   書記        篠﨑 英俊君          〔議長 仁平正巳君議長席に着く〕 ○議長(仁平正巳君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は23名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ1時間、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、前回は秋山恵一君までの質問が終了しておりますので、本日は真次洋行君からお願いをいたします。 15番 真次洋行君。          〔15番 真次洋行君登壇〕 ◆15番(真次洋行君) おはようございます。15番 真次洋行です。今、全世界的にも、特に日本においても新型コロナウイルスがはやっております。この影響で各所にいろいろな影響が出ております。まず、小中学校の休校が昨日から行われております。また、スポーツにおける競技については無観客試合とか、また大相撲においては無観客等、様々なスポーツにおいても影響が出てきております。また、本市においてもいろいろなイベントが企画されておりましたけれども、中止。全国的にもいろいろな大きなイベントについては中止がされております。また、施設の使用等についても中止となっている状況であります。そういう面では、いろいろな地域において影響が出てきております。 また、経済的にも大変な損失があるというふうに今言われつつあります。特に昨日のテレビ報道では、春闘にも影響があるのではないかと、こういう意味で言われておりました。また、世間ではデマによるトイレットペーパーがなくなると、こういうことでも今朝の報道でも言っていましたが、そういうことはない。もうデマを信じるような形でなっております。こういう昨今の状況を一日も早く終結して、ふだんの生活に戻ることを願っております。 さて、この3月退職される職員の皆様、長き間、市勢発展のためにご尽力いただき、大変にご苦労さまでした。また、ありがとうございました。体に気をつけて、第二の人生を過ごしていただければと存じます。また、これまでの経験を生かして、市へのアドバイス等もいただければ幸いでございます。よろしくお願い申し上げます。 さて、通告に従って質問させていただきます。市長の政治姿勢について伺います。3点伺います。 初めに、新年度の予算について伺います。この予算については、既に何人かの方々が質問しており、大体のところは理解はしました。特に重点政策についてもポイントを挙げて聞かれた方もいらっしゃいます。その中で私は、この予算編成の中で市長のこの意気込みというものを伺いたいと思います。 次からは質問席にて質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(仁平正巳君) 真次洋行君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 真次議員さんの質問にお答えしたいと思います。 令和2年度の予算編成につきましては、各議員さんにお答えをいたしました。その中で、職員が全ての事業を総点検した上で、真に必要とされる分野に重点的に配分するということで、子供たちの小中学校の入学祝い金あるいは誕生したときの出産のお祝い金あるいは玉戸・一本松線整備事業や明野地区の義務教育学校整備事業等々、この前も申し上げましたけれども、申し上げた後、ご高齢の方から、「じゃ、俺ら年寄りを殺すのか」と、こう言われました。そのとき私答えたのは、かわいいお孫さんの、あるいは子供さんのことを考えていただければご理解もいただきたいと思っておりますし、またそのようなことはありませんと。住みやすい継続的な支援をするためには、皆様方のお力をいただいて、この市が立派になってきているわけですから、皆様方、ご高齢の方にもちゃんとしっかりとした施策をとっておりますので、ご理解くださいと、このようにお答えをいたしました。今の段階では、やはりこの前申し上げましたとおりに、子供のお祝い金やら、子供たちをしっかりと、そして若い夫婦が子供たちを育てながら働けると、そういうものに配分したところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) ありがとうございます。 この新年度の予算で私なりに考えますと、これは2日目ですか、藤澤議員が重点政策等について質問しております。その中で、トータル的には今市長が言われたような項目等もありましたけれども、特に私が感じたのは、この予算において、市長は就任したときに10万人死守ということで言われておりました。その政策として、この中で大事な部分は人口減少対策、こういうものにしっかりと予算をつけてしているのではないかと思いますけれども、その辺はどうでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 10万人死守ということで言ってまいりましたけれども、そういう意味では3年、4年前からやっている、定住する方に住宅手当等をあげたり、それからこども部をつくったり、人口対策部をつくったり、いろいろやっております。このことにつきましては、継続できる、そういう人口が継続できるような施策を今取っている段階でございますので、またご協力をお願いしたいと思っております。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) そういう意味では、やっぱり新年度の予算において一番大事なのは、いろいろな項目等ありますけれども、市長のこの予算にかける思いというか、そういうものについて明確にされているのだと私は思います。そういう意味では、ぜひこの新年度予算が実りあるものになることを我々も協力していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、2点、人口減少の歯止めについてお伺いします。人口については先ほど言いましたけれども、この人口減少についての歯止めとして、この予算とも関係してきますけれども、子育て支援政策等、また人口に対する定住とか様々取り上げておりますけれども、こういう中で人口減少の歯止めとしてどのような対策が一番大事なのかということについてお聞きします。私は、先日、藻谷浩介先生の講演がここで行われましたけれども、そのときの講演を聞いて感じた点は、要するにいろいろありますけれども、長いスパンでそういう政策とか、そういうものを考える必要性というものを考えさせられました。私は以前に、この人口減少対策については、様々な観点から質問させていただきました。私は、この人口減少について動向をしっかりと調べて、その中でどうなって筑西市があるのか、そういうことについてきちっと施策をとっていくことが大事だと。それはワンクオーター、ツークオーター、スリークオーター、フォークオーター、1年を3カ月単位で区切った形で、その人口動態を見ながら、ではこういう点から将来性は、こういうところが大事だと、そういうことをたしか3年前ぐらいにそういうことを質問した記憶がございます。そのことについて、今度講演を聞いたときに、ああ、そうだ、そういう意味では長い、その1つを見ながら計画的に政策をとっていくことによって人口減少対策の1つになるのではないかと、こういうふうに感じましたけれども、その点についてどういうふうに、この講演を聞きながら、人口減少対策の歯止め策としては考えているのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長(相澤一幸君) 真次議員さんのご質問に答弁いたします。 ただいま市長の答弁にもありましたとおり、第2期総合戦略を柱に、当市に合った施策の検討、実施を継続してまいります。これらをすることにより、本市への愛着や住みやすさなど、あらゆる世代の住民の満足度向上を図っていくことで、中長期的には自然減、社会減が一定の効果によって徐々に緩和されるものと考えてございます。 議員さんおっしゃるように、先日、講演会の講師から、生活するには筑西市はちょうどいいと、ありがたいお言葉を頂いたところです。今後一層、筑西市ならではの施策を、実施に向けた具体的な検討を進めてまいりたいと考えてございますので、ご支援賜りたいと存じます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 私は、以前に質問した内容で、いろいろな形で政策をされました。要するにそのときの話の中では、企画委員制度を設けて、いろいろな意見を聞いて、そして取り上げていくのだと。そして、その政策についてこういうふうにやっていくのだというような説明もありました。そして、その中で出てきたのは、一番多かったのは、アンケートを取りながら、子育てについての意見が一番あったと、そういうことで政策を、子育てに力を入れてきているのだと思いますけれども、そういう意味では、今どこの自治体も人口減少対策について、いろいろな報道によると、やっぱり子育てに対する、そういう支援が非常に大きくクローズアップされているように思います。そういう意味では、筑西市もこのたびはいろいろな意味のそういう支援策をとっておりますけれども、この政策によってどのぐらいの歯止めが利くというふうにお考えでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 相澤人口対策部長。 ◎人口対策部長(相澤一幸君) 答弁いたします。 本市では、既に本市の創生のために必要な60事業を展開してございます。今回市長が新たに誕生お祝い金等も施策の中に組み入れていただきました。それも含めまして、今後拡充が必要な施策、また新たな事業についても積極的に検討を進め、第2期総合戦略の中において、国立社会保障人口問題研究所が推計をしている数値よりも歯止めが利くように、可能性のあるものは事業化を図ってまいりたいと思ってございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) これからあれですけれども、人口対策部長としては大変だと思いますけれども、ぜひこのいろいろな意味の施策を考えていただいて、筑西市、何としても人口の減るスピードが遅くなるような、減らないことが一番いいのですけれども、自然減等もありますから、でもそういうことには歯止めについてしっかりと見ていただいて、ひとつ政策のほうをよろしくお願いしたいと思います。 3点目に、本市における知名度アップ並びに自然災害のときなどの支援活動を踏まえながらでありますけれども、筑西市の友好都市というものがどういう計画になっているのか。現在は高梁市とだけ友好都市ということになっておりますけれども、今後の友好都市等関係を結ぶ計画等はあるのかどうか、お伺いします。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長
    ◎市長(須藤茂君) 友好都市につきましては、今真次議員さんおっしゃったように、高梁市とのつながりを持っているところでございます。これは歴史的、友好的な観点から長い歴史の中で培われたものを契機といたしましてやっているところでございます。今はそれに加えまして、平成の大合併もですけれども、それに加えまして知名度アップやプロモーションなど、自治体の戦略としてやっているところもあるわけでございます。現在我が筑西市としては、今のところ考えておりませんけれども、私個人の頭の中では、今英語がいわゆる常識化、世界共通語になっている段階でございますので、英語圏との友好都市あるいはもう1つは地域医療関係をやっているところとの友好関係をやっているところもありますので、そういうところともぜひともそういう意味では友好都市になりたいなと、私の個人的な頭の中では思っているところでございます。まだ担当部長には指示はしておりません。今のところないということでございますので、申し訳ありません。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 今市長は英語圏とか、また医療関係等が市長の頭の中には描いているということでありましたけれども、身近なところで考えるならば、前回、私も申し上げましたけれども、福祉文教委員会で金沢市のほうに研修に行きましたけれども、そのときに金沢市とは板谷波山先生とのつながりがあるということで、実は昨日、本来ならば板谷波山先生の「波山の夕べ」、そういうふうな講演が行われる予定でありましたけれども、中止ということでありましたけれども、そういう中では、金沢市と筑西市にはそういういろいろなつながりができているのではないかと私は思います。そういう意味では、このことについても市長の頭の中に、今はないということですけれども、一応そういう形であるということ。もう1つは、ここは平成27年第4回定例会で増渕議員が質問しておりますけれども、仙台市、伊達藩と筑西市のつながりについて質問しております。そして、その先祖はこの下館、旧下館から仙台の伊達氏のほうに行ったという史跡も、歴史上のそれが書かれております。それが残っております。そういうことで、大きく言えばこの2つ、また昨日の秋山議員の質問で台東区との、これは連携都市ということでありますけれども、そういうことで結ばれつつあります。 そういう中において、やっぱりさっき市長が言われたように歴史的感覚から見たら、金沢市とも歴史的につながりがあります。まして仙台市としては、市とのつながりというのは、この筑西市とつながりが深いわけです。こちらから行っています。そういう意味において、この国内においてもそういう友好都市の考えはできるのではないかなと思います。それ以外に市長が言われたように英語圏とか、そういうことはこれからは国際的になりますから必要だと思いますけれども、その辺について、これから検討する余地はあるものかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 菊池副市長。 ◎副市長(菊池雅裕君) 真次議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 先ほど仙台市という話がございましたので、当時私が経済部長をしていたところのお話をちょっとさせていただきたいと思っております。私、経済部長のときに、伊達市のつながりということで、まずは仙台市というよりも桑折町ということで、そことのつながり、そこから伊達藩のほうに行ったという流れがございますので、その辺のつながりということで、筑西市の梨と桑折町の桃がございますので、その交流もしたらいいのではないかということでアクションを起こした経緯がございます。そして、伊達市ということで、北海道にも仙台の伊達藩の末裔が移住したということで、北海道に伊達市というのがございますので、その辺までつながりを持って連携していこうかということを計画した経緯はございますが、その後、担当部長が替わったことで、その後どうなっているか分かりませんけれども、そういった真次議員さんのご提案も真摯に受け止めて、担当部のほうと調整を図ってまいりたいなと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 今答弁ありましたけれども、ぜひこういう友好都市を積極的に結ぶというか、そういうところ、国内だけではなくて、先ほど市長が言ったように海外も含んで、英語圏ですか、そういうところを含んだ形で検討していただければと思いますので、ぜひこの辺よろしくお願いしたいと思います。 次に、ふるさと納税についてお聞きします。このふるさと納税について、1月ですか、全員協議会ふるさと納税についての返礼品の遅配について説明があり、大体分かり、またこの問題については大島議員も質問しておりますので、私のほうからは、この配達遅滞、遅れた、その後の対策としてはどのように今後考えていくのか。これは12月で、これからもいろいろな意味であるかもしれませんけれども、今後の対策はどういうふうに考えているか、まずお聞きします。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) 真次議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 今後の対策というご質問でございますけれども、まず配送期日が限定されるような返礼品につきましては、特に今後は厳選し、慎重に取り扱わなければならないと考えております。それと、発注あるいは発送状況の確認につきましても、これまで以上に事業者と連絡を密にしまして、場合によっては生産現場まで視察するような、そういったこともして対応してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) やっぱり今回の問題については、筑西市がどうこうということではありませんけれども、やっぱりそういう管轄というか、管理している以上、その状況というのは1回必ずこの目で見るということが大事だと思います。その辺を今後ぜひやっていただいて、二度とないような体制をとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 それでは、このふるさと納税については、過去5年間の実績と件数について質問します。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) ご答弁申し上げます。 過去5年間の寄附額についてでございます。平成26年度が1,798万5,000円でございます。平成27年度が8,097万2,000円でございます。平成28年度が1億3,067万4,001円でございます。平成29年度が1億2,083万1,004円でございます。平成30年度が6,769万10円でございます。なお、本年度でございますけれども、本年2月20日までの寄附金額は1億4,959万円でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 金額は分かりました。このふるさと納税については、だんだん増えてきているとう、それだけある意味では定着しているのかなと思います。そういう意味において、このふるさと納税について貴重な財源だと思うのですけれども、そういう意味では、このふるさと納税をしてくれた資金というのは全て一般会計に入っているのかどうか、それとも寄附的なものがあって、指定されているものに使用されているのかどうか、過去の例を含めてお聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) ご答弁申し上げます。 寄附する際に、寄附者からどういったものに活用していただきたいかという形で、一般財源にどういった形で活用してもいいですよ、あるいは今回はSL振興あるいは地域づくりへの振興、あるいは板谷波山整備の関係、それと茨城県西部メディカルセンターへの医療関係という形で、寄附の先を選べるようになっています。先ほど言いましたように、そういった使途を決定されたような場合につきましては、それにつきましては基金のほうに積み立てまして、それで活用してございます。一般財源につきましても、これは市のほうの裁量に委ねられていますので、それにつきましては一般財源のほうで自由に使わせていただいています。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) ぜひこういう財源、これは貴重な、ある意味では筑西市においての財源だと思いますので、有効かつ寄附してくれた方々が納得する形で使用していただくことは大事であると思いますので、今後ともぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、総務行政についてお聞きします。初めに、公共施設のトイレの洋式化についてお聞きします。今高齢化社会において大事なのは、やっぱり高齢者というのは腰とか、立ったり座ったりするのが大変です。そういう意味では、公共施設に行ったときに、用を足すのにはやっぱりそういう洋式化のトイレを選択する傾向が非常に高くなっております。そういう面において、筑西市には公共施設のそういう洋式化というのはどういう状況で進んでいるのかどうか。また、計画的にやっているのかどうかお聞きします。 ○議長(仁平正巳君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 真次議員さんのご質問に答弁申し上げます。 総務部が所管します本庁舎及び各支所の屋外を含めたトイレについて私のほうから答弁をさせていただきます。便器の数は全体で106ございます。そのうち洋式トイレが78ございます。洋式化率といたしますと73.6%という状況でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 真次議員さんのご質問の公共施設洋式トイレのうち教育委員会が所管しています公共施設としまして学校、そして公民館、それから図書館、体育施設につきまして、その累計ごとでご説明申し上げます。 まず、学校でございますが、昨年度、今年度と小学校の大規模改造の工事に伴いまして、併せてトイレの洋式化も図っているところでございます。今年度末の洋式の率は70.3%でございます。逆になりますが、トイレ総数は1,421、これに対しまして洋式化数が999で、洋式化率は70.3%でございます。学校に当たりましては、トイレだけの工事ではございませんで、大規模改造の工事に合わせてトイレの洋式化も順次計画しているところでございます。 次に、公民館についてご説明いたします。実際には公民館プラス集会施設、生涯学習センター、それから海老ヶ島集会所、それから協和の転作促進センターも含めます。また逆に、今利用中止となっております、昨年の耐震診断の結果、利用中止としております五所、河間、嘉田生崎、河内、黒子を除かせていただきます。こちらの施設につきましては、152個の便器が設置されまして、洋式便器は79でございまして、洋式化率のほうは52%となってございます。その一方、各公民館には、各1階部分に多目的トイレが1カ所ずつ設置されております。こちらの多目的トイレは洋式化されていますことから、まだ洋式化率が進捗してございませんが、利用者には柔軟に多目的トイレを活用いただいているところでございます。 次に、図書館についてご説明いたします。明野図書館は、全て洋式化されておりますが、中央公民館は整備した当時から洋式と和式を混在して整備した経緯がございます。2つ、明野図書館と中央公民館を合わせまして29の便器が設置されてございますが、うち洋式便器は19で、洋式化の率は2館合わせまして65.5%となってございます。さらなる洋式化についても、利用者のニーズ、それから指定管理者とも協議検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 次に、体育施設につきましては、屋内、体育館であるとかの屋内施設と、あとそれから運動場、サッカー場、野球場などの屋外の運動場と分けてご説明いたします。屋内施設については、99個の便器が設置されまして、うち洋式便器は65で、洋式化率は65.7%でございます。そして、屋外運動場につきましては、61個の便器が設置されまして、うち洋式便器は21、洋式トイレの率は34.4%となってございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) それでは、総務部のほうからのトイレについても、これは計画的に洋式化というのは、どういうふうに進んでいくスケジュールになっているのか。また、学校関係においても、図書館においてもどういう計画で、年次的に分かれば教えてください。 ○議長(仁平正巳君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 庁舎に関しましては、支所についても建て替えの際に改修をしておりますし、現在、先ほど申し上げました数には下館庁舎の数も含まれておりますので、こちらについては全部今後移転してまいりますので、使用しなくなりますので、もう少し、そうしますと洋式化率は上がってまいります。そのほか市長部局として所有している施設、庁舎のほかにもございますが、そちらについてはその利用目的ですとか、利用される方もそれぞれの施設で違うところもございますので、それぞれ所管する部局において必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。これからの計画といいますか予定の部分でご説明申し上げます。 先ほど図書館の私の説明の中で、明野図書館と中央公民館と述べてしまいました。失礼いたしました。中央図書館の間違いでございます。訂正させていただきます。 では、戻りまして、これからの予定、計画の部分でございますが、学校につきましては、先ほど申しましたが、学校の大規模改造工事に合わせまして、順次トイレのほうも洋式化をしていく予定でございます。新年度、令和2年度は小学校が2校と、あと中学校の屋内運動場、体育館、こちらの洋式化を大規模改造と合わせて洋式化する予定でございます。 また、学校については大規模改造工事をやるのは、まず校舎、校舎でも棟が東棟であるとか西棟とか分かれていれば古い順にやっていきます。また、屋内、体育館ですね、体育館もまた古い順にやっていきますので、学校1つ全部が一緒に大規模改造を順次やるわけではございませんので、古いものからやっていくという計画でございます。結果的にはほぼ100%に近い数字に順次洋式化されていく予定でございます。 次に、公民館の部分でございます。公民館、やはり40年代に建てられた建物で古い、老朽化してございます。そういう中で、こちらは包括管理してございます。これからどういうふうに改造、改修するか、また適正配置の課題もある中で、トイレの便器だけではなくて、配管も併せてやらないと工事が効率的にいかないという課題もございますので、どういうふうにやっていくか今検討しているところでございます。そういった中で、公民館の利用者の皆様から、そういった洋式化の要望も伺ってございますので、これから予算的なこともありますけれども、検討を具体化していきたいと考えてございます。 そして、図書館については、明野図書館はもう洋式化しておりますので、中央図書館につきましても若干残ってございます。ただ、一般の要望としまして、過去3年間でシャワーつきの要望が2件あったほか、洋式化の要望も2件ございました。こちらも指定管理者とも協議しながら、洋式化すべき部分についても検討していく予定でございます。 それから、体育施設、特に屋外運動場、野球場とかサッカー場のトイレの部分がございます。こちらも公民館と同じように整備してから大分たっておりまして、トイレの施設そのものがもう古い。それでくみ取りであるとか浄化槽であるとかという課題もございますので、そういった施設そのものの改修をどのようにしていったらいいのか、指定管理者とも課題を投げかけて、今検討しているところでございます。これから特に屋外運動場の部分についてもどのようにやっていくか検討していくところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) ありがとうございました。やはり今言ったように、どっちにしても昔の和式というのではなくて洋式化が、ある意味ではもう完全に常識化されている。どの家庭でももうほとんどが洋式化されているのではないかと思います。そういう意味では、公共施設等についても、一日も早く、ますます高齢化社会が進む中では必要になってくると思いますので、予算の関係等も大変分かります。しかし、そういう意味では使用される方にとっては、それぞれの施設に行ったときにやっぱりそういうものが大事ではないかなと思いますので、ぜひこの計画についても前倒しで進めるような形で今後検討していただければと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 次に、教育行政についてお伺いします。私は、ある雑誌を見ながら、またいろいろなところの情報を聞きながら、いろいろなところで調べました。そうしたら、いろいろな形で分かってきたのは、小中学生に対して様々な検定試験がございます。その中で漢字検定試験、英語検定試験、通称英検、また漢字は漢検と言っておりますけれども、そういう試験があります。それに子供たちにそういうことについて、強制ではありませんけれども、こういうのがありますよと。受検してみてはどうですかと、こういう声かけをしている各自治体もあります。あることについて当然受検料がかかるわけですから、それについてそういうことについての補助を出している自治体があります。 1つ言えば、茨城県では境町は、こういう検定試験を受けるのに全部無料だそうです。ただし、1回だけ、年に3回ぐらいやっていますけれども、1回だけは無料だと。この通知は各家庭の保護者に対して、こういうのがありますからということで通知をしているようであります。また、隣の真岡市は、半分だけ補助をしております。また、埼玉県の越生町も半分だけ、そういうことについての補助をしてやっています。そうすることによって子供たちの勉強意欲というか、そういうものが湧いて、年々受検する子供たちが増えているそうです。そして、ある自治体では、中学校を卒業するまでに何とか英検5級程度を子供たちに取ってもらおうと。そして、子供たちはそれが励みで、英語がこれから大事な時代になってくるときに意欲を燃やしていると、こういう話も聞いております。本市においても、こういう受検に対しての補助制度というのは創設できないものかどうか、お伺いします。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 真次議員さんのご質問に答弁申し上げます。 ただいま議員ご説明いただきましたように、近隣ではこういった助成、英語検定であるとか漢字検定に助成している市町村があるのは周知しているところでございます。来年度から小学校の高学年では英語が教科化されるということで、児童生徒の英語能力、それから日本語能力の向上にそういった検定が寄与できるということは十分認識しているところでございます。 その一方、筑西市においては、この種の補助、漢字検定であるとか英語検定の補助ですね。この補助につきましても、人口対策、それから子育て支援、教育のまちの推進事業ということで、今般の予算編成の中で検討した経緯がございます。そうした検討の結果、今回の主要事業のほうでものせてございますが、令和3年度の小中学校の入学者から全員に2万円相当の学用品、入学お祝い品として支給するという入学お祝い品支給事業とした経緯がございます。こちらは全員に支給するものということで予算化できました。ただ、その一方、英語検定、漢字検定についても今後必要であるとは認識しておりますので、先進自治体の状況を参考にしながら引き続き検討していきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) この検定にかかる費用、1つの例として、境町では全員というか受けるところについては予算的には、人数が増えてきていますので100万円から200万円の間は確保しているそうです。真岡市の場合は、細かい数字はありますけれども、百四、五十万円だそうです。真岡市は筑西市と同じぐらいの人口というか、真岡市のほうが若干少ないですけれども、そんなには変わらないと思いますけれども、これは百四、五十万円の予算を組んで、それも年々受検をする子供たちが意欲を持って増えているということでした。先ほど言った埼玉県の越生町でも、もう年々増えてきていると。そして、自分の1つの目標として、何年生までにはこの検定は取るのだと。また英語検定であれば、ここまで卒業するまでには、1級から5級ありますから、何級まで取るのだと、そういう意欲が湧いて勉強にも集中できるという、こういうようなことでございます。やはりそういう意味では、このことについてしっかりと取り組むべきときが来ているのではないかなと思います。まして大事なのは、英語と漢字検定、これはやはり英語は国際的に必要なことになっておりますし、まして本当にこれからは国際人としての英語が、先ほど言われましたけれども、小学校高学年から英語を教科として学ぶ時代になってきています。漢字は日本の歴史を知る意味においても大事な部分でありますので、ぜひこういうもので子供たちに対して助成する制度を設けてはどうかと思います。 先ほど金額言いました。私は、さっきふるさと納税で聞いて、どういうところに使われているのかと聞きました。そういう意味では、一般財源に入るのであれば、特別なければこういうことにそのお金を少しでも回すことが可能ではないでしょうか。ふるさと納税をそういう形で、先ほど言った、今年度は1億四千何万円と言っていましたけれども、そのうちの1つの例として百四、五十万円でできている。こういうことであるならばどうなのでしょうか、その辺伺います。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) ご答弁申し上げます。予算編成の中での一般財源充当ですので、予算編成の中で十分慎重に検討したいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) ただいま議員さんおっしゃいましたように、本当に子供の意欲、児童生徒の意欲、英語検定であれ漢字検定であれ、そういった意欲を持って受検し、それに向かう、そういう姿勢を育てる意味では、この助成も有効な方策だと考えてございますので、今後財政部署との検討をさせていただければと思います。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) これは年に3回ぐらい行われているようでありますけれども、それぞれの市町村、先ほど言った市町村、1回分だけはそういう形でやっているそうです。何回も言っているように、年1回だけはそういう補助をしているということ、金額的にも言いました。ぜひこれは検討していただいて、取り入れていただければと思います。この通知については、学校から通知するのと、あとは保護者にこういうのがありますから、お子さんどうですかという通知をしているようでありますので、その辺もよく、今言ったようなところも聞いてみて、ぜひこれが筑西市の子供、本当に教育というのは、百年の計をなすわけですから、この筑西市の子供たちにそういうことについてもチャンスを与えていくべきではないかと思いますので、ぜひよろしく検討していただいて実現していただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 次に、小中学校の英語授業についてお伺いします。先ほど話がありましたけれども、来年度、要するに今年の4月から新しい教育方針が決まり、英語が小学校5年、6年生から、高学年から授業として始まるようになりました。そういう意味で、本市においてその体制は万全にできているのか。具体的な取組について、まずお聞きします。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 真次議員さんのご質問に答弁いたします。 今年度から既に茨城県では、新学習指導要領の先行実施というのをしております。来年度から正式に始まるものでありますけれども、県全体で先行して1年前から、今年度、今もう既にその体制を整えて進めているところであります。小学校の3、4年生は週1時間、小学校の5、6年生は週2時間、今度は英語を実施することになるのでありますけれども、もう既に茨城県では、今の学年、今の5、6年生は週2時間英語を勉強しております。本市におきましても、既にそのような体制を整えておりまして、ALT、外国人の英語を指導してくれる指導助手なのでありますけれども、昨年までは13人だったのでありますが、今年15名に増やしまして、現地の人の発音等も学べる。ネイティブスピーカーと言いますけれども、による英語学習の環境を確保しているところでございます。 また、英語教員免許を保有する教員によって、教科担任制を取り入れている小学校もございまして、一定の成果を上げているところでございます。具体的に言いますと、中学校におきましても、主に授業力の改善に取り組んでおりまして、授業は英語のみで行う。英語で行うということを基本として、生徒が授業で英語に触れる機会を最大限に確保することや、授業全体を英語を使った実際のコミュニケーションの場とすることを目指して努力をしているところであります。その結果でありますけれども、県で実施しているスピーキングコンテストというのがあるのですけれども、その結果も年々上昇しているところでございます。 また、これに備えて、既に私どものほうでも研修体制を取っておりまして、教育委員会主催で小学校の外国語スタートアップ研修というのを実施しておりまして、指導主事等を指導者として、基本的な指導法について模擬授業や演習を取り入れた実践的な研修を行うとともに、各学校に担当の指導主事がおりますので、訪問しまして、先生方一人一人の授業力の向上を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 茨城県全体では、昨年から英語について、小学生については週2回、高学年についてはやっているということであります。また、指導についてはALT、外国人を15人、筑西市ではやっているということであります。そういう意味では、これから本当に我々、申し訳ないのですけれども、我々の年代になると、もう英語というのがもう遠いというか、これからどうこうとは言えませんけれども、これからの子供たちは全てが国際的にはもう英語が標準語化されている時代でありますので、この問題については本当に大事な部分、将来の筑西市を担う子供たちにはぜひ必要な部分で、さらなる教育については力を入れていかなければいけないと思います。 先ほど話がありました。ある地域では教科担任制度をとっているという地域が結構出てきております。本市においてもそういうことで教科担任制度、様々なのがありますけれども、音楽だとか美術だとか、そういうのは今までもありましたけれども、こういうことについては本市では考えているのかどうか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 先ほど申し述べましたとおり、教科担任制というのを積極的に取り入れる方向で進めております。現在我が市でも小学校の先生で英語の免許、英語の指導の免許を持っている先生が38人おります。全校にというわけにはなっておりませんけれども、その先生方を中心にして教科担任制を取り入れていきたいというふうに考えています。既にやっているのは3校、明確にやっているのは3校で取り組んでおります。加えまして、先ほどありましたとおり、今までは国語の勉強とか算数の勉強とかを研究としては皆さんに見てもらうということがあったのでありますけれども、早速来年度は養蚕小学校のほうで、私どもの教育委員会と、学校には教育研究会という組織がありまして、そこで指定校を小学校3校、中学校1校、毎年2年間ずつ研究してもらって、その成果を発表してもらっているわけでありますけれども、早速来年度は養蚕小学校が、今年からも取り組んでくださっておりまして、公開授業を行うということになっております。授業づくりの工夫とか、教材等の効果的な活用とか、評価の方法とかについて、その成果を市内全体に広めてくれるという予定で進んでおります。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) すみません。差し支えなければ3校、担任制度というのですけれども、どこの小学校でしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 現在進めているのは、下館小学校、大田小学校、関城西小学校です。それ以外でも部分部分では、先ほど言いました英語の免許を持っている先生方もたくさんおられますので、交代してやっているという学校もございます。以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 時間が迫っておりますので、分かりました。ぜひそういう意味では、しつこいようでありますけれども、この英語検定、漢字検定、また小学校における教員の教科担任制度というものを前へ前へと進めていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 最後の質問です。茨城県西部メディカルセンターについてお伺いします。この質問については、金曜日の日に鈴木議員が質問しておりますので、診療科とか医師数とか看護師数とか、そういうことについて質問しておりますので、時間の関係上、省かせていただきます。 その中で、私は1つ、医師修学資金貸与について、昨年より中止になりました。その理由について、そしてこれは復活することがあるのかどうか、お伺いします。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) 真次議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 医師修学資金の貸与につきましては、平成26年度より開始いたしまして、平成29年度まで新規の募集をいたしました。現在のところ、修学資金の貸与を受けている方が10人になりまして、また初期臨床研修に入った方もいらっしゃること、そして市の財政負担を踏まえまして、医師修学資金貸与選考委員会の委員の皆様にご相談の上、平成30年度から休止しているところでございます。再開の予定でございますが、状況を見ながら市医師修学資金貸与選考委員会の委員の皆様にご相談しながら検討していくことを考えております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 今のところ、これから検討して、はっきりした再開するという、募集を再開するということは考えていないということでよろしいわけですね。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁します。再開につきましては、市の財政状況を踏まえまして、あわせて市医師修学資金貸与選考委員会の委員の皆様にご相談しながら検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 時間が迫っております。そういう意味で、今10人いらっしゃるということでありますけれども、この10人の方は、当然それの貸与するときの条件からいって、筑西市に医師として赴任されるのだと思いますけれども、これで、この方々で茨城県西部メディカルセンターは医師不足だとか言っておりますし、そういう意味ではこれで足りる方向になるのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 貸与されている方々については、基本的に指定病院ということで、茨城県西部メディカルセンターと協和中央病院のいずれかに赴任していただいた場合に貸与した年数及び、初めに1年目にお金を初期の部分を借りた方については、それプラス何年とあるのですけれども、それに勤務していただいたことによって、その貸与した分が免除になるような制度でございます。そしてまた、現在中期計画において、茨城県西部メディカルセンターの医師数の目標が34人でございます。4月1日で31人になる予定でございますので、これらの方が全員お戻り、時期はずれてきますけれども、赴任していただければ、その時々の医師数の必要数というのは変わってくると思いますが、ある程度は達するのかなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 15番 真次洋行君。 ◆15番(真次洋行君) 時間が来ましたのでこの辺で終わりますけれども、もっと別な角度から質問したい点がありましたけれども、また次の機会にさせていただきます。本当にありがとうございました。 ○議長(仁平正巳君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前11時 2分                                                                              再  開 午前11時19分 ○議長(仁平正巳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 11番 津田修君。          〔11番 津田 修君登壇〕 ◆11番(津田修君) それでは、よろしくお願いをいたします。 まず、退職される皆様方に、長きにわたりお勤めご苦労さまでございました。今後も御身を大切に、気をつけ、楽しい毎日をお過ごしいただきたいというふうに思います。 さて、コロナウイルス、大変な事態になっております。難しい対応が強いられるというふうに思います。住民目線に立った正しい対応を心からお願いするものであります。 今回取り上げました振り込め詐欺事件、被害に遭った高齢者、深刻な状態が続いております。長年築き上げた人生を一瞬のうちに壊されてしまう事態が起きているわけであります。いかに悔やんでも、嘆いても、自分の力では解決する方法が見つからず、自責の念にさいなまれております。執行部とともに真剣に思考しながら、何か良案がないかなというふうに考えております。 それでは、早速質問の前段に入ります。振り込め詐欺、茨城県警のほうでは、この名称を「ニセ電話詐欺」というふうに言っておるそうでございますが、認知されてから20年余りになります。ご存じだろうと思いますが、深刻な状態が続いております。まず初めに、新聞に報道されていることで頻繁に起きている茨城県内の事例を幾つか紹介してみます。 次に、近県の被害状況、件数と被害額、さらに多種多様な振り込め詐欺の手口、振り込め詐欺マニュアル等を示し、深刻な被害に対する防止策を皆様とともに考えていきたいというふうに思っております。 それでは、茨城新聞の報道から、頻繁に起きているということを認識していだきたいというふうに思います。令和2年2月5日でございます。ニセ電話詐欺を防げたというものでございます。コンビニ店に感謝状が贈られたという記事がありました。架空請求のニセ電話詐欺を防いだとして、古河市下大野、ファミリーマート下大野店、店長の48歳の男性とアルバイトの店員21歳女性に古河警察署が感謝状を贈ったというものであります。この事件は、同署によると、1月12日、午前10時50分頃、同市の被害者の女性73歳が電子マネーカード30万円分を買いたいと来店をし、購入理由がゲーム課金などであったことから、店長とアルバイトの店員2人が警察に連絡をしたと。ちなみにシニアの課金は、ふだん1万円から5万円というふうなものが一番多いそうです。駆けつけた警察官が粘り強く対応した結果、詐欺が判明して、被害を事前に防いだというものであります。最初に対応した女性店員は、曖昧な理由を話していた女性の様子から詐欺に気づいたというものであります。 2月26日、コンビニ店員がニセ電話詐欺を防いだというものであります。この記事は、我が市、筑西警察署の記事であります。4日、ニセ電話詐欺を未然に防げたとして、筑西市岡芹のセブンイレブン八丁店に感謝状が贈られたというものであります。同店が未然防止策で感謝状が贈られるのは、2018年5月と2019年3月に続き3回目になるということであります。贈られたのは、社長の53歳の男性と女性店員47歳、56歳、2人であります。同署によると、1月22日、同店のレジに女性69歳が現れ、不慣れな様子で電子マネーカード28万5,000円を購入しようとしました。同店が事情を確認したところ、サイト利用料金についてメールが届き、記載の電話番号に電話したところ、相手から代金を電子マネーカードで支払うように請求されたと説明があった。店員は、詐欺の可能性を疑って、同署に通報し、女性がニセ電話詐欺に巻き込まれることを未然に防げたというものであります。 同日の2月6日、アポ電強盗容疑で共犯の男を逮捕という記事であります。これは、土浦市の住宅で、昨年11月、不審な犯行予兆電話があり、通称アポ電の後に客を装って侵入した男らに夫婦が殴られ、現金などが奪われたアポ電強盗事件であります。5日、住居侵入と強盗傷害の疑いで新たに住所不定無職男性29歳を逮捕いたしました。同事件の逮捕者は3人目になり、逮捕容疑は25歳男性の建設作業員と23歳男性、私立大学の容疑者、既に逮捕されているわけでございますが、大学生と共謀し、昨年11月27日、土浦市内の男性76歳方に訪問客を装って、玄関先で玄関を開けさせ、侵入し、男性の妻75歳の顔や手足などを粘着テープなどで縛り、バールで体を何度も殴り、暗証番号が違うから教えろと。言わなければ指を詰めるぞなど脅しをした。さらに、外出から帰宅をした男性にも頭をバールで殴り、夫婦に打撲などの傷害を負わせました。現金25万円と複数のキャッシュカードなどを奪ったというものであります。これ、大分続きます。もう少しちょっと我慢してください。 2月27日、次の日であります。ギャンブル必勝法の情報提供を語ったニセ電話詐欺を防いだとして、水戸警察署は、県信用組合赤塚支店の3人に感謝状を贈ったというものであります。これは、1月6日、来店した男性73歳から15万円を振り込みたいと伝えられ、男性が持っていたギャンブル必勝法情報提供を記したチラシに気づいた。男性がロト7当選番号を教えてもらえると答えたことから、同署に通報し、被害を防いだというものであります。 さらに、27日、次は笠間市の女性、300万円を被害です。笠間署は6日、笠間市無職男性72歳が架空請求で現金300万円をだまし取られたと発表しております。同署は、ニセ電話詐欺事件として捜査をしております。同署によると、1月20日頃、女性方に、「先日ご請求をさせていただきましたが、入金の確認が取れておりません」などと書かれたはがきが届いた。女性が22日、記載された電話番号に電話すると、男に「化粧品などを通信販売で買っていませんか」などと言われ、弁護士会に電話をするように指示をされた。翌日23日、弁護士を名のる男から、電話で示談金300万円が必要だなどと要求され、女性は同日午後4時頃、指定された住所に宅配便で現金300万円を送ったものであります。 さらにまた、27日、今度は八千代町の女性が100万円の被害に遭ったということであります。下妻署は6日、八千代町無職女性75歳が長男を名のる男らに現金100万円をだまし取られたと発表しております。同署によると、1月30日、午前10時頃、女性方に長男を名のる男から「かばんを盗まれた。入っているのは大事な書類で銀行に持っていくはずだった。幾らか用立てできないか」などと電話があり、女性は同日午後4時過ぎ、埼玉県内の駅で現れた男に現金100万円を渡したというものであります。 また、ひたちなか署で連続発生、計100万円の被害、ひたちなか市の80歳女性2人が4日、市役所職員を語る男らにキャッシュカードをだまし取られ、現金100万円を引き出されていたというものであります。電話詐欺事件として2件の事件を捜査をいたしております。同署によると、同日午前11時45分頃と午後1時40分頃、いずれも89歳、自営業と無職の女性に相次いで市役所職員を名のる男から、「支払われる年金の残金がある。払い込みができず、カードを作り替える必要がある」など電話があった。女性2人は自宅に訪れた男に暗証番号を教え、カード1枚を手渡しした。2人の口座からは現金50万円が引き出されていたというものであります。 また、別の日に、「県内電話詐欺事件被害相次ぐ」という記事の中からでございますが、つくば中央警察署、つくば市無職男性78歳が次男を名のる男らに現金500万円をだまし取られた。これは、間違えた住所に書類を送ってしまった。書類がなければ現金で補填しなければならないのでお金を貸してほしい。被害者の男性方で、次男の上司の姪を名のる女に現金500万円を渡してしまったというものであります。 さらに、高萩署の件でございますが、北茨城市無職男性73歳が次男を名のる男ら現金380万円をだまし取られた。これは、株の書類と携帯電話が入ったかばんをなくしてしまった。顧客に金を渡さなければならない。その後、次男の上司を名のる男から「380万円が用意できれば何とかなる」などと電話があった。男性は同日、千葉県のJR北柏辺の路上で次男の会社、会計担当を名のる男性に380万円を渡したというものです。 まだ二、三あるのです。ここに書かないまでに6日から3日までの間に12個あるのですよ、まだ。こんなに毎日毎日あるのですよね。最後に、もう1つ、これは筑西市で起きた事件をお話させていただきますが、2月10日でございます。筑西市で76歳の女性、169万円の被害を紹介して事例を終わりにしたいというふうに思います。無職女性76歳が警察官を語る男らにキャッシュカード5枚をだまし取られた。同署によると、女性方に警察官を名のる男らから、「口座から何者かが不正に現金を引き出している。補償手続が必要だ」などと電話があり、女性は暗証番号を伝え、同日2時半頃、男2人が自宅に来て、女性が差し出した封筒にカード5枚を入れた。女性が印鑑を取りに離れた隙に別のカードを入れた封筒にすり替えられたというものであります。 このように大変多くの事件が多発しておりますし、だましの手口、金額の多さ、近場で起きているということがご理解いただいたかなというふうに思います。 それでは次に、近県ではどうなっているのかなということを少し話してみたいというふうに思います。県内における電話詐欺の認知状況でございますが、令和元年12月末、認知件数が376件、実質被害額6億3,164万円という数字であります。令和元年中、ニセ電話詐欺の手口の半数以上がオレオレ詐欺で、そのうち6割以上がキャッシュカード手交型であります。さらに、警察官や銀行を装ってキャッシュカードが不正に利用されている等の名目により、被害者にキャッシュカードを準備させた上で、被害者方に来た犯人が被害者の隙を見てキャッシュカードを別のカードにすり替えて窃盗するキャッシュカード詐欺が増加しているということであります。今年も同手口の発生が予想されるので、注意をしてほしいと茨城県警では呼びかけております。 それでは、近県ではどうなっているかということについて、他県の被害件数、被害額を調べてみました。驚かされる数値であります。誤差のほどは多少ご理解をいただいてお聞きいただきたいというふうに思います。まず、東京都の認知件数でありますが、3,210件、被害実質額が53億3,000万円、千葉県の認知件数、1,409件、実質被害額25億5,800万円、埼玉県の認知件数3,783件、実質被害額88億3,776万円、栃木県の認知件数189件、実質被害額6億2,600万円、大変な数値であります。 ちなみに、全国の数値はということで、ちょっとお話をさせていただきますが、全国の認知件数、これは調査を始められた初めの頃、平成16年、2万5,667件、平成29年度ですと1万8,212件、さらに被害額ということで16年、283億7,000万円、平成29年度では394億7,000万円、検挙件数でありますが、平成16年は1,305件、平成29年には4,644件となっております。検挙人数でございますが、平成16年には548人、平成29年には2,333人、全国での検挙率ということにいきますと平成16年、50.08%、平成29年には24.33%であります。これは平成30年度確定数値ということでございます。ちなみに、殺人強盗犯罪の検挙率、約30%と言われているわけであります。平成16年頃からのオレオレ詐欺1件当たりの被害額20万円から30万円だったものが、年々高額になり、最初に事例を示したように1桁違う300万円から400万円という高額になっております。ちなみに、最高被害額、スマートフォンによると平成16年の大阪で架空請求詐欺というものがあり、5億7,000万円の被害を受けているということであります。 もう少し時間ありますので、振り込め詐欺の手口についてお話をしてみたいなというふうに思います。オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、こういうものがあるそうであります。まず、オレオレ詐欺の山口県で起きた事例をNHKが取材し、本に書かれております。「職業"振り込め詐欺"」という本からのものであります。息子を名のる男から、昼食を食べている午後1時頃、Aさんが電話に出ると、焦ったような声でこう切り出しました。僕だけど、会社のコンピューターにお客さんのデータを入れていたのだけど、翌朝見てみたら、そのデータが全部消えてしまった。男は名前を名のらず、しかしAさんはすぐに長男の顔が浮かんだという。4人兄弟の中で長男だけが自分のことを「僕」と呼んでいたからだったそうです。電話の声も長男とそっくりのように思いました。男はさらにこう続けたといいます。多分仕事が終わった後に私用でパソコンを使っていたが、データが消えてしまったのが原因だと思う。データを回復するには200万円の修理代が必要なのだと。顧客データには紛失に備えて会社が保険を掛けているという。しかし、保険が下りるのは1週間後になるため、すぐに修理代を用意しなければならない。金が用意できなければ会社を首になってしまうと泣きついたというのであります。 Aさんは、思わず電話に戸惑っていた。すると、今度は上司を名のる男が電話口に出ました。B君にこんなことで辞めさせたくはないのです。お母さん、何とかなりませんかという。長男は親元を離れ、大手企業の地方支店で働いていた。妻と3歳になる三つ子の子がいます。Aさんの自宅には孫の写真が何枚も貼られていて、長男が首になる、そう聞いたときに、この写真が目に入ったという。最初は、会社を辞めて実家に戻ってきたらいいとも思ったそうです。でも、こんな田舎に三つ子を抱えて暮らす嫁のことを考え、ノイローゼにでもなってしまうのではないかと思ったそうです。長男もなかなか仕事が見つからないだろう。長男の妻は都会で生まれ育ち、田舎暮らしの経験はありません。実家に帰っても知り合いと呼べる人はほとんどいない。また、長男も雇用情勢の悪化が続く中で、新たな仕事を見つけるのには並大抵のことではない。悪い想像がどんどん膨らみ、気づいたときにAさんは通帳と印鑑を持って近くの金融機関に駆け込んだというものであります。200万円を振り込んでいたのであります。 これで終わらず、Aさんが自宅に帰ると、上司を名のる男から電話がかかってきた。今、B君と一緒にデータを消してしまったお客さんを周り、謝っているのです。お客さんが怒ってしまって裁判を起こすと言っているのです。示談にするには1,000万円ぐらいお金が必要だ。Aさんはそんなお金はない、最初は断ったそうです。しかし、上司を名のる男は、幾らなら支払えるのか、幾らなら用意ができるのかと何度も繰り返し来たということであります。Aさんは、さらに150万円を振り込むことにしてしまったそうです。 後でAさんからインタビューをしますと、Aさんから考えると、何でだまされたのだろうと思いますよ。でも、突然あんな電話がかかってくると頭が変になってしまって、息子のことを助けたいとしか思わなくなってしまったのです。振り込みを済ませた後で、Aさんは長男の嫁に電話をかけたそうです。あなたも大変だったね。息子が迷惑をかけたと電話をかけたのですよ。そうしたら、嫁が、お母さん、何が大変だったのと言うのだそうです。その日、長男は会社が休みで自宅にいたのだと。長男はすぐに警察に電話をかけ、振り込め詐欺の被害に遭ったことを訴え、しかし350万円は既に犯人たちに引き出されておりました。息子を助けたいが一心で振り込んだ350万円は、それが詐欺だと分かったとき、怒りや悔しさはいかばかりだったか。そのときの気持ちを尋ねると、Aさんの顔から笑顔が消えたといいます。ショックだったのです。嫁がお母さん、それ詐欺ではないのと言ったとき、もう目の前が真っ暗になったといいます。夫のCさんもこう続けて言ったといいます。はらわたが煮えくり返るとはこういうことだね。これはだまされた人しか分からない。助けてほしくても誰にも言うところがないのだよと。何でだまされたのか。テレビでよくやっているではないか。ばかだねと言われるのだからねというふうに話していたそうであります。自分であのとき何でもう少し考えなかったのか。自分がばかだったと。自分がばかだったと思い続けるしかないというふうであります。この夫婦の振り込め詐欺事件の被害350万円は、月8万円の国民年金で老後の暮らしのために10年余りをかけてこつこつためてきたお金だったそうです。また、この夫婦には持病があり、医者通いをしているということであります。まだまだこの話には続きがあるわけでございますが、この辺で省かせていただきます。 いずれにいたしましても、被害者の多くは97%が高齢者であるというふうに言われております。詐欺は様々に高齢者にとって厳しくつらい問題であります。真剣な取組が必要だというふうに思います。 オレオレ詐欺のマニュアルについて、ちょっと15分ぐらいかかるかもしれないけれども、ちょっと話してみますけれども、時間ありますから。要らないですか。          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◆11番(津田修君) (続)では、マニュアル省きましてあれにします。それでは、質問に入ります。          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◆11番(津田修君) (続)ちょっと時間がなくなってしまうのだよ、これやると。大体ずっとやると2時間ぐらいかかるのだ。だから、この辺で終わらせていただいて。          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◆11番(津田修君) (続)それでは、現状をお尋ねします。被害状況について、オレオレ詐欺、架空請求詐欺、融資保証金詐欺、還付金詐欺、それぞれの発生件数について、筑西市のものでお願いをしたいというふうに思います。 次に、これらの被害金額についてお尋ねをします。 さらに、詐欺に対する注意喚起や被害防止対策は行っているのかどうか。 被害者に対してどのような救済措置をとっているのか。 この4点をお尋ねいたします。 もう1つ、公共交通についてということでお願いをしてあります。これは過去に2回ほど質問をいたしておりますが、そのたび具体的な話はありませんでした。1月に筑西市、下妻市において新規広域バスに関連する会議が開かれたと聞いております。どのような話があったのかお尋ねをしたいというふうに思います。大変恐れ入りますが、ひとつよろしくどうぞお願いいたします。 質問席で次の質問をさせていただきます。 ○議長(仁平正巳君) 津田修君の1回目の質問に答弁願います。 まず、鈴木市民環境部長。 ◎市民環境部長(鈴木建國君) 津田議員のご質問にご答弁申し上げます。 まず、市内の各種詐欺の発生件数及び被害額についてでございます。令和元年中の件数、金額でございますが、まずオレオレ詐欺は9件、被害額601万8,000円。続きまして、架空請求詐欺の被害はございません。次に、融資保証金詐欺は1件、被害額113万2,000円。続きまして、還付金詐欺は1件、99万8,000円。そのほかキャッシュカード等をだまし取り、その後、現金を引き出す手口により被害に遭った事案が4件、被害額は1,112万4,000円。以上、合計15件、総額1,927万2,000円の被害が発生しております。 次に、詐欺等に対する注意喚起や被害防止対策についてでございます。対策といたしまして、防災行政無線の放送、市ホームページ及びSNSへの注意喚起の掲載、防犯キャンペーンによる広報活動、青色防犯パトロール車による広報等を通じて注意喚起を行い、被害防止に努めているところでございます。特に防災行政無線につきましては、平成29年に締結しました筑西警察署との協定に基づき、被害発生や予兆等の情報提供があり次第、迅速に発報をしております。 続きまして、被害者に対する救済措置でございます。被害者情報は、捜査情報として非開示なため、市として被害者に対する積極的な支援は困難でありますが、現行、振り込め詐欺救済法に基づき、預金口座等への振り込みによる詐欺に関しましては、犯人が自らの預金口座から引き出す前に口座の取引停止等の措置を取ることにより、被害回復分配金の支払いを受けることができる場合がございます。この法の周知と併せて、詐欺被害に気づきましたら、直ちに警察に通報するよう市民の皆様にお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(仁平正巳君) 次に、関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) 津田議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 下妻市との広域連携バス構想の進捗状況についてでございますけれども、昨年中に下妻市と共同で需要調査を行いまして、その結果をもとに、本年1月21日に本市において筑西市地域公共交通会議を開催いたしました。会議の内容としましては、需要調査の結果から、主に関本地区において需要が見込めること、また下妻市と連携することで費用負担が抑えられることなどについて議論が交わされまして、事業化へ向けて具体的な準備を開始することで協議が調ったところでございます。 その後、1月28日に下妻市において下妻市地域公共交通活性化協議会が開催されまして、本市と同様に事業化へ向けての具体的な準備を開始することで協議が調ったところでございます。 今後、より具体的なルートの設定あるいはバス停留所の設定などを行いまして、運行計画案の策定を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 11番 津田修君。 ◆11番(津田修君) それでは、2回目の質問ということでお願いをしたいと思います。 先ほど救済措置ということでお話がありました。これは、法律ができているというふうに思いますが、その法律の名称と、もう1度救済措置についてをお話をしていただければなというふうに思います。 それから、事例ばかりお話ししてもしようがないので、私、こういうふうなことをやっていただきたいなということを1つお話させていただきたいというふうに思います。これ老人クラブ連合会が、ああ、そういう質問をするのではということで持ってきてくれたものがあるのです。私は、こういうものも大変大事なものだというふうに思いますけれども、できれば電話の前にぽっと貼れるような、こういうふうなものをひとつ筑西市全域に配っていただいたらいいかなというふうに思うわけです。費用的にはどのぐらいかかるかちょっと分かりませんけれども、本当に被害に遭った人の事例とかお話を聞きますと、大変な苦労をしております。死ということまで考えたという人もあるようでございますし、深刻な状態ということを真剣に考えれば、地域の皆さん方に被害に遭わないように、電話の前に、電話を受ける前にぱっと注意書きとか、やめろとか、何かぱっと目立つようなものを貼っておく。気がつくようにしておくということが防止のためになるのかなというふうに思います。その私が読んだ本なんかによりますと、大阪の年寄り、要するにおばちゃんという方は、ほとんどかからないそうですよ。要するに金銭感覚が物すごくありますし、話法がすごいということで、逆に電話をかけてきた人は、ぷつんと電話を切ってしまうというふうなことがあるというふうに書いてありました。要するに電話がかかってきて、今警察の方と一緒に、交通事故に遭って、来て一緒に調べたり何かやってくれているのだと。仮示談をしたいのだということで、そのためには150万円があれば何とか示談もできるし、仮示談もできるのだと、そういうふうな話があるわけです。それなんかのときに、それは大変だと。では、今から私が行って、息子と一緒に謝りますよと、そういうふうなことを言うそうです。やっぱり話法がしっかりしているといいますか、金銭感覚が優れているというふうなことで、そういうふうな言葉が次から次に出てくるのかなというふうに思います。今2つお願いをいたしました。 最後に、交通のほうでございますが、今のお話を聞きますと、もう具体的なお話をされているように受け取りました。単刀直入に言えば、間違いなく路線が引けるというふうな感覚でよろしいのでしょうか。その辺のことをお願いしたいというふうに思います。 ○議長(仁平正巳君) 津田修君の2回目の質問に答弁願います。 鈴木市民環境部長。 ◎市民環境部長(鈴木建國君) ご答弁申し上げます。 まず、1つ目、振り込め詐欺救済法の件でございます。こちら正式名称は、犯罪利用預金口座等に係る資金による被害回復分配金の支払等に関する法律という名称でございます。法律の中身でございますが、預金口座等への振り込みによる詐欺に関して犯人が自らの預金口座からお金を引き出す前に、口座の取引停止等の措置を取ることによって、被害回復分配金の支払いを受けることができる法律でございます。 続きまして、2点目の、いわゆる振り込め詐欺を防止するためのグッズを作ったらどうかという話でございますが、市内でも振り込め詐欺発生の件数が多かったのは平成29年が特に多かったところでございます。平成29年、平成30年と筑西警察署と市のほうで連携いたしまして、各種のキャンペーン等を展開したところでございます。例えば筑西市民病院でそういったグッズを配ったりしたというような事例もございます。そのとき作ったグッズがまだ在庫があるようであれば、そういったものをまた改めて、希望者もしくは高齢者の方々が集まる会場などで配るといったようなことをまたやっていきたいというふうに考えておす。 ○議長(仁平正巳君) 次に、関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) ご答弁申し上げます。 先ほど申し上げましたように、事業化することについては協議が調ったところでございます。具体的なことということでございますけれども、今後は運行計画を策定することになります。内容としましては、バスの台数あるいはルート、あるいは運行便数、停留所数、そして運行経費です。こういった課題を解決した上で、下妻市との費用負担について調ったところで議会の皆様方にもお諮りしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 11番 津田修君。 ◆11番(津田修君) ありがとうございました。 先ほどの法律の件なのでございますが、1つだけ確認をしたいのですが、その預金通帳に、要するに被害者ではなくて、加害者のほうの預金通帳だよね。それに残高がないと請求してももらえないと。もらえないというか返してもらえないというふうに思います。そういうふうな法律だというふうに思います。ただ、預金があれば、要するに残高があれば返していただけるというふうな法律だそうですが、それでよろしいわけですよね。ですから、そういうふうな形になると、被害を受けた場合には、すぐになかなか気づかないのだと思いますけれども、気づいたらすぐに警察のほうに連絡をすることが大事なのだろうというふうに思います。 これで終わらせていただきます。どうもありがとうございます。 ○議長(仁平正巳君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 0時 9分                                                                              再  開 午後 1時10分 ○議長(仁平正巳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 21番 榎戸甲子夫君から一般質問の際の参考資料の配付を求められ、これを許可し、お手元に配付してあります。 21番 榎戸甲子夫君。          〔21番 榎戸甲子夫君登壇〕 ◆21番(榎戸甲子夫君) おはようございます。21番 如月会、榎戸甲子夫でございます。 3月議会となりますと、毎年繰り広げられる退職者との別れのメッセージでございまして、各議員と同じように私からも二十数名の退職なされる職員の方々、大変ご尽力いただきましてありがとうございました。どうか一般市民になってもまちへのご協力をお願いして、早速質問に入りたいと思います。 まずは、市長の政治姿勢についてお尋ねをいたします。毎回取り上げております多目的運動場の進展についてお尋ねをいたしますが、平成30年度に調査費用が計上されまして、今年度、多分に進展した予算計上かと思いきや、何と5,550万円かと思いましたら、55万円でございました。果たして意識のダウンかトーンダウンか、市長におかれましては、この多目的運動場のネーミングをつけた方でもあり、その辺の姿勢からお尋ねをしてまいりたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 榎戸甲子夫君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 榎戸議員さんの質問にお答えしたいと思います。 昨年の12月にもお答えいたしましたように、多目的な運動場を整備するというときには、学識経験者あるいは専門家のメンバーというのは非常に大切だと思っているところでございます。そういう意味で、その前の前段階といたしまして、昨年は500万円をつけさせていただいて、しっかりとそのような事前の調査をしたわけでございます。ある意味で札幌ドームに関連する先生にもやっていただいたわけでございまして、しっかりとした情報というのは手に入れることができました。しかしながら、市といたしましては、学識経験者あるいは専門家をメンバーに入れて、外部委員会で構成する検討委員会を立ち上げまして、運動場、競技場あるいは防火施設においても先進事例を探しまして、そのような施設の整備に特化した情報を集めまして、多目的運動場としてふさわしいかどうかやっていきたいと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) ただいまの市長の答弁の中で、非常に気になりますことがございます。かつて我が筑西市で医科大学、医療大学を推進しようと、その推進会議が始まりました。冨山市長時代でございます。ところが、何と朝10時に推進会議が始まった、その夕方4時には、その代表者が辞表を届け出まして、会議は1日で終了、結局は医療大学の推進に協力しないという、そういう会議でございました。誰とかは申しません。しかし、そういうことの経験がある中で、我がまちの恥ずべきことが出たのではないかというふうに私は勝手に思いました。もしや、この多目的運動場、大変な額でもございますし、これはその辺の人選といいますか、学識経験者あるいはスポーツ専門家のチームをつくるのか、その辺大変重要な、私は組織づくりだと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私もあのとき申し上げましたが、榎戸議員さん、市民の代表の議員さんの、ほかの議員さんの皆様の賛成を得なければできませんと、このように言いました。そのときに榎戸議員さんが後ろを向いて、「みんな大丈夫だよな」と、このように言われました。ですから、今後やっぱり市民から選ばれた議員さんの賛同を得るということが1つと、それから今言いましたように、専門家とか、その他を選ぶときには、やはり私どものほうで選出して、議員の皆様方に相談して、それから進めたいと思っておりますので、その意見を聞いてからやっていきたいと思います。一方的なこちらのほうの、専門員を選んで、これでやるということはしないようにいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 慎重かつ丁寧に分析をして組織をつくってくださるということでありがとうございます。 そこで、前回の市長のご答弁に、多目的ですから野球、サッカー、ラグビー等の使用がというふうな発言もございました。私の提案でございますが、確かに野球とサッカー、ラグビー、同じような球技でございますが、グラウンドを使いますが、実際にはグラウンドを変えてという大変高額なスタジアム、それも可能なのですが、我々が目指すスタジアムというのは、多目的とはいえ、スポーツは1種に限定しなければ、私は誠に不手際が起きるのではないかというふうに思っておりますので、ということは、その会議に委ねるいろいろな案として、最初から丸投げではなくて、多少庁内のそういった研究班で素案をつくって、それでメンバーを組織して推進したらいかがかと思いますけれども。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私はきれい事を言っているわけではありません。これは例えばやるとなると莫大なお金がかかるわけでございますので、一方的にやろうという考えは全くありません。今言いましたように、市民の皆様の意見も十分にお聞きしますし、市民の皆様の意見の中で組織をして陳情したい、このほうがいいのではないかという意見があれば取り入れますし、先ほど言いましたように、学校をつくるときに失敗しましたので、そういう轍は踏まないようにしっかりとやっていきたいと思っているところでございます。今言いましたように、いろいろな競技には、いろいろな、例えば1つ言いますれば、サッカーと野球とラグビーとソフトボールと全部芝生の長さが違います。そういう意味では、非常に多種スポーツを1つにまとめるということはなかなか難しいかなと、このように思っていることは事実でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 認識の深い市長で安心しました。 そこで今議会に、議案第14号に筑西市附属機関に関する条例の制定というものがございました。調べましたらば、市長の附属機関、直結委員会が24委員会ですか、24会議ですね。墓地検討委員会だとか空家等対策協議会とか、様々なのが載っております。それともう1つ、教育委員会の附属機関、これは8機関であります。そうしますと、今考えていらっしゃる組織といいますか会議、推進会議とでも申しましょうか、そういうものがこれに類するのか、これに属するのか、そういうボリューム、何というのでしょうか、それくらいの重みがあるのかどうか、それをちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 私のほうから榎戸議員さんのご質問に答弁いたします。 今議員発言のありました附属機関で、教育委員会では8ほどあります。その附属機関に匹敵する検討委員会ということでございます。これは今回予算の関係で、予算特別委員会の部分でもございますが、この場で、何といいますか、はっきりといいますか、回答させていただきたいと思います。今回の予算で第三者機関、これは予算上では報酬、職責、あと任期もある方に対して、一般の市民の方にお支払いするもの、報酬というものです。これをもって附属機関はそういう構成になってございます。その附属機関として今回の多目的運動場の調査検討の予算の中で、附属機関としての報酬は持ってございません。ということで、今回の検討委員会、立ち上げるという段は、まだその段には至っていないと。まだ現段階では、附属機関を、その名称が検討委員会であるとか整備委員会であるとか、名称は別にしまして、現段階では先進事例を探し、例えばですが、防災施設調査報告書で上がっていますものは2つほどございます。地中埋設型ですが、マンホールのトイレ、それから耐震性のある貯水槽、これが全てということで防災施設としては、そういう結果がこの報告書に上がっているものではございません。また、先ほど市長が申しましたように、競技として芝の管理、競技の種目によって芝の長さもサッカーと野球で違ってきます。そういう中でどういったものが最先端の、今度オリンピックでいろいろな施設造られていますけれども、どういったものが最先端なのか、まだ調査報告はそういったものではございません。まだまだ検討する余地がありますので、それを内部で、プラス専門の方に今回の予算では謝礼としてお支払いして、より専門的な知識を習得して検討して、その次にその附属機関であります検討委員会ということで考えているところでございます。ご理解いただきたいと思います。
    ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 検討委員会という言葉が出まして、間違いなくこれは推し進めますね。途中で疲弊するとか意識が薄れるということはないですね。これは市長がいいですか。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 榎戸議員さんの、最初は野球場とおっしゃっていました。私は野球場だけでは賛成得られないから、ラグビー、サッカー、ソフトボールあるいはイベント等かできて、そしてそこに防災、例えば私の案ですけれども、内野席に穴を掘りまして、下に水を常にためておいて、浄化しておくと。そして何かの震災の際には、あそこに住宅ができて水もできると。あるいは3塁、1塁側のベンチのところにシャワーもつくるというような多目的な施設であるならば、私はいいのではないでしょうか。今芝生の長さも研究しておりますので、1つの芝生の長さで多種のスポーツができるような研究をしている大学の先生もいますから、そういうことでやっていきたいといって多目的施設と言っております。これは、私がやめるという判断でするならば、50万円をつけさせていただいておりません。ゼロにしておきます。これはそういう意味で、やはりやるという決意のもとにやっているわけでございまして、やめるということはない。その途中でいろいろな意見が出て、市民の方も例えば反対が出て、それはあるでしょうから、現段階でこれがゼロになるということはあり得ません。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 途中、お蔵入りがないことを願っております。 そこで、今回小島議員の質問の中で、企業版ふるさと納税という、関口部長に質問しておりましたね。今回は通告しておりませんから答弁は結構です。そこで市長にですが、いわゆる企業版ふるさと納税というのは返礼品がない。それでいて億の寄付納税があるということは、その自治体の計画することに、あるいは継続中の事業に対して、億あるいはそれ以上の寄附をなさってくれるという企業があるわけですね。そうしますと、今回のこの多目的運動場という多目的の意味も備えて、これをふるさと納税のラインに乗せれば、私はこういった同調してくれる企業も現れるのではないかというふうに思うわけです。そのお返しとして返礼品はないわけですが、スタジアムができたときには、例えば野球に限って言えば、年間を通して有料、試合があるわけですね。高校野球、プロ野球あるいは様々な有料ゲームがあったときには、その指定席をその企業名で入れるとか、いわゆるネーミングライツですね。あるいは内野席のこの角、この角でしたらば3億円とか1億円とか、そういうこともこれから先の話ですが、たまたま昨日、小島議員の話聞いて私ちょっとひらめいたものですから。そういうことで関口部長、企業版ふるさと納税も大いに力を入れてください。ですから、予算、予算、予算、確かに予算、予算なければできません。でも、いつかどこかで予算の工夫、アイデア、そういったことを私はもしかしたら企業版ふるさと納税あたりにも活路が見出せるのではないかと、このように思うわけですが、市長、どうでしょう。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) この多目的運動場を造る場合においては、やはり多額のお金が必要となりますので、今議員さんおっしゃったように、ふるさと納税の企業版、それから国の文科省あるいは県のそういう教育関係等々、いろいろな方面から援助をいただかなくてはならないわけでございまして、そのうちの1つの企業のふるさと納税というのは大変にいい方法だと思いますので、そういうふうになった場合にはぜひともお願いしたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 余談ですが、もう30年も前に私が議員になりたての頃、藤間敬次郎という長老議員がおりまして、あの議員さんがこう言っていました。うそも100回言えば本当になると。それにかこつけるわけではありませんが、私はこのスタジアム、野球場に関しては、もう100回超えています。いつかそれが実るのではないかと。そこで私申し上げたいのは、決して私一人のスタンドプレーではございません。常に野球場、スタジアム、そういう施設が欲しいという声を私は常に受けてこの場に立って、もう100回超えています。いつかその日が来ることを念じて、お願いして次の質問に入ります。 市長への2項目、定住促進事業、これは昨年の今時分の茨城新聞に出ました筑西市の記事ですが、その際、須藤茂市長は、人口減少のスピードが鈍ってきている。定住促進事業が効果を上げていると見ている。市内で生まれてきた人に定住してもらう方程式をしっかりとつくりたいという記事がありまして、早速担当に行きましたらば、若者・子育て世代住宅取得奨励金制度の資料を私は手に入れました。これを担当者にもう1度、どういう制度なのか、ちょっとお答え願いたいのですが。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) 榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 ただいまの若者・子育て世代住宅取得奨励金でございますけれども、まずこれは平成30年4月から令和3年3月31日までの建物の所有権の保存登記が完了したものでございます。それで、対象者でございますけれども、まず5年以上筑西市に居住の意思がある者という形になります。それと、所有権が2分の1の所有権がある者、それとここが肝心なところなのですけれども、18歳以下の子がいること。この方については年齢制限はございません。もう1つは、申請者の配偶者が共に40歳以下、お子さんがいない方については40歳以下というふうな要件を備えてございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 当然奨励金でございまして、このような規約があってしかるべきでありますが、1つこういう例がございます。今年38歳独身です。今まで貸し家住宅に親と住んでおりまして、まだ結婚していないのです。事業所が筑西市にありまして、下妻市か、あるいはつくば市か、あるいは筑西市かと。土地の悩みから私は聞きました。その方が新築をしまして、この制度があるというのは私知っていまして、行きましたらば、実は独身者で結婚もしていなければ、もちろん息子さんもおりません。でも、筑西市で生まれて、筑西市で学んで修行して、それで筑西市に家を建てるということは紛れもなく定住です。これに私は非常に矛盾を感じるのです。独身の男性が、もちろんそれは大きなうちです。46坪ですから。個人が住むようなうちではありません。ということは、この方は近々結婚する予定で、結婚するのに今の貸し家では誠にアピールもできないと。相手方の多分ご両親なんかにも。結婚の条件に入ってきますね、家があるとかないとかと。そういうことで、この青年は一念発起をして、そしてローンを組んで、それで今新築中であります。ただし、この奨励金制度に合致しておりませんので、下りないわけですね。 ○議長(仁平正巳君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今年4年目になるわけでございますけれども、今条件いろいろありましたけれども、年間大体200軒ほどの新築が建っておりまして、過去3年、200軒、200軒、200軒、二百十何軒もありますけれども、そういう意味では、先ほど言いましたいろいろな条件がありました。しかしながら、やはり今榎戸議員さんがおっしゃったように、そのような方も、今いろいろなライフスタイルもありますので、今おっしゃったようなことも真剣に考えていかなくてはならないと思っております。うちを建てて嫁さんをもらうのだということのそういう条件とか、いろいろ、あるいはうちを建ててこれからもらうのだとか、いろいろライフスタイルありますので、しっかりと今の意見を考えていきたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 独身の方も既婚者の方も、40歳以下であれば当然子育てにも邁進できるでしょうし、そういうことがこの制度の、少し緩和して、市長のおっしゃったようなことをぜひ望みたいというふうに思います。今の時点では、この方は無理でしょうが、早速そういったことで協議等を開いていただいて、独身であっても38歳になれば、まだ20代の独身ではありませんので、そういったことも緩和策としてお考えになられて、ぜひともいま1度、この奨励金制度を緩やかにしていただきたい。それをお願いして、次の質問に入ります。 次へ行きます。福祉政策について。過日、2月4日ですか、新聞に「福祉避難所の在り方協議、4市町、広域連携目指す」という記事がございました。結城市、常総市、八千代町、筑西市の防災担当者が参加をしております。どういう会議をなさったか、ご答弁願います。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) 榎戸議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 この会議につきましては、令和元年7月1日に常総市と結城特別支援学校が、災害時に結城特別支援学校の施設の一部を常総市から通学している児童生徒及び保護者等の避難所として使用できるようにするため、災害時における福祉避難所の運営に関する協定を締結いたしました。これは常総市と結城特別支援学校が協定を締結したものでございます。そして、これをきっかけに、結城特別支援学校とそのPTAから、常総市以外の市と町、筑西市、下妻市、結城市、八千代町、こことも同様の協定を結びまして、通学している児童生徒及び保護者等の避難所として使用できるようにする協定を結びたいというような要望が学校のほうにございまして、協定締結に向けての事前協議として意見交換会を目的として、結城特別支援学校の主催により学区内の5つの市と町、学校、PTAによる協議会が開催されたものでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) この新聞の範囲の中だけで理解するのには、いわゆる特別支援学校の連携ですね。でも現実に、これはこういった協議ですから、これが充実するのをもちろん望むわけですが、昨年10月中旬に起きた台風19号、この際、避難勧告が出されました。自主避難という。その際、昨年の11月24日に議会報告会を私担当で、関城に行きましたらば、関城の民生委員の方から、こういうお話をされました。自主避難ですから、食べ物は基本的には持ってきなさいという話だったのです。関城にも自主避難はペアーノだったのです。この方は関本地区に住んでいる方で、関本公民館が耐震とれないということで指定はペアーノだったのです。ペアーノというのは、畳が一畳もなくて全部板の間ですから、当然お年寄りはいられないわけです。そこで、途中から刻々と被害の状況が高まっているときに、その民生委員の方は何と市のほうに連絡を取りましたら、明野に行ってくれと。明野公民館。明野は座敷があるのです。明野に運んだのですが、実は関城から明野の間に小貝川が満々としていつ決壊するか分からない状況の中を搬送したのです。その際のまだまだ情報はあるのですが、そういう情報を部長として既に承知しておられましたか。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 今のお話は、一般の避難所と福祉避難所のことだと思います。          (「もう1回」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(中澤忠義君) 一般の避難所と福祉避難所がございます。ペアーノに設置された避難所は、通常の避難所でございまして、体に障害をお持ちの方とか高齢の方で、その避難所で生活できない方について、明野に福祉避難所を設置したところでございます。 まず、議員さんのお話の1点目の食事のことをご答弁申し上げたいと思います。避難所の食事の提供につきましては、基本的に地域防災計画上、住家の被害により自宅で自炊ができず、また食品の販売機能が麻痺し、食品の購入が困難な避難者に対して必要な食料品を支給するとあることから、避難が短期間で済むような災害の場合、食事の提供は基本的に予定しておりません。ただ、しかしながら、これまでの災害では、この運用が曖昧であったことから、今後適切なルールを設け、避難所運営を行っていきたいと考えております。 そして、先ほどおっしゃられました台風19号のときには、備蓄してある非常食、これはペアーノにつきましても、福祉避難所の明野につきましても提供したところでございます。また、ペアーノから明野に移送したということでございますが、先ほど申し上げましたように、福祉避難所につきましては、一般の避難所で生活が、避難ができない、そういう方を対象に福祉避難所を明野に設置したところですけれども、その連絡が私どものほうにも来まして、ペアーノからは、私どもの職員が迎えに行って福祉避難所にお連れしております。基本的に、災害時になるべく移動等についても、大きな災害になったときにはマンパワーの限界がありますので、基本的には移動についてもご自分または地域の協力者にお願いしているところでございます。ただ、そうはいってもできない場合がございます。そういうときには私どもの職員、今回私どもの職員が移動のために迎えに行って、また翌日の朝、ペアーノまでお送りしたところです。 あともう1点、関城のペアーノには、実は和室が2つありまして、設置した当初、テーブルと椅子を並べておいたのですけれども、お年寄りの方についても和室のほうにご案内して休憩いただいたというふうに私どものほうには報告をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 今、私との食い違いが何点かございました。確かに搬送された方は市の職員だったそうです。それは私のミスでした。しかし、座敷が実はありました。そんなことを今言うこと自体そもそもまずいでしょう。避難のときにペアーノに地元の方がですよ、ペアーノは椅子、テーブルしかない、座敷がないということの判断で市に頼んだのだそうですから。それと、市から指示される自主避難とか、福祉避難所とか、これは一概に刻々と様相が変わってくるわけでしょう、被害状況が。それを何で弾力的に物事を考えて指示をしてくれないのでしょうか。ということは、こういうふうにはっきり申していますよ。名前言いましょう。民生委員の方がおっしゃっているのは、行ったら、乾パンで、お年寄りは歯が悪くて食べられなかった。水1本だった。朝が明けたら、朝薬も飲めなかったというのです。普通ならば、明野の指定は福祉避難所であれば、温めれば食べられる缶詰もある。その後、様々なものが備蓄として備わっていたと。それすら用意ができなかったという、こういう思いをしているのですよ。安心で安全なまちづくりをどこに目指しているのですか。でしょう。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 若干私どもと認識の違いがございまして、ペアーノに避難の際に、当然和室のほうにご案内をしております。もう1点は、私は福祉避難所に午後1時半から午後8時過ぎまで詰めていたところですけれども、福祉避難所に17人の職員がまず行きました。お越しになった方々にいろいろとできる限りのサービスを、サービスというか支援をして、和室のほうに案内して、寝る用意をしたり、いろいろやったところです。その中で、基本的に前の日に民生委員さんを通じて食事は持ってきてくださいねと全部アナウンスしていたところです。そのような中で、ただ一般の避難所のほうでも、パンとお水を支給しているところであるので、皆さんにお配りして、精いっぱい支援したつもりです。その中で、そういう声が全然、そこまで心配して、よく見なければいけないのかもしれませんが、その避難所の中ではそういうご要望にはしっかりお応えしたつもりですけれども、食事の話とか、そういう話は全然その場ではお聞かせいただかなくて、後に勝沼民生委員さんのほうからお聞きになりましたけれども、そういう状況ですので、しっかり私どもの職員もやったと認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) お会いしたのですね。          (「はい」と呼ぶ者あり) ◆21番(榎戸甲子夫君) (続)私も実際聞きました。私以下6名の議員も一緒に聞いています。これは本当の話ですから。 そこで、再度申し上げたいのは、被害状況は刻々と変わるわけでしょう。最初は自主避難ですから、食事は持ってきてくださいよといっても、急激な風とか雨とか、水とかに遭遇した場合、食事の用意をしてというような余裕はまずとれないと思うのです。まして避難、最初に向かうのはお年寄りですから。 そこで私、1つ例を挙げたいのですが、そのときに来ていた関城の介助の方で、もうお一人の方が、あるところは緊急の場合には連れていく人を決めているという。それは実は中澤部長、養蚕地区の深見ですよ。深見という集落は、小貝川の成田橋の下の深見本田というのですが、14戸足らずですが、お年寄り担当者、健常者が全部決めているのです。いざ何かのときには、ですから今回の台風19号の際も自治委員さんは高台にある深見新田なのです。新田も本田も大字深見としての機能がありまして、防災センターを市の援助を受けて4年前につくりました。年に1回防災訓練をしております。携帯では心もとないと、トランシーバーも持っておりますし、それといつ何どき水が止まるか分からない。これは発電機200ボルトのそれをトラックにつけて、あの自治会は水道が簡易水道で地中から吸い上げているのです。それも早急にできるというマニュアルがあるのです。マニュアルが。そのマニュアルに沿って、この台風19号の際、自治委員長は、8名の役員をとっさに集めて11時半に会議を開いて、とっさに指示しているわけです。ですから、そのときにはもう、いわゆる成田橋、あの辺に水が乗り出しまして、水門を開ける人の相談を受けて、どうする、こうすると。お年寄りを誰が運ぶと。全てそういうことをつけている深見という集落があるのです。 ですから、小さいからできるとか、こうではなくて、我々筑西市全体、1級河川4本持っているという、こんなまち、もうこんな危険箇所幾らでもあるのです。さらには、深見と大塚辺りは高台でございます。あの病院が建ったところ。そうしますと、連携プレーとして、下深見、いわゆる深見本田の下流が、徳持、上川中子、川連あるいは明野地区の下川中子、あの辺一帯、同じ被害に遭うわけです、あっという間に。ですから、もうこういった1つの自治会が、あのお年寄りには誰が行く、あのお年寄りには誰が行くという当番まで決めている。そして、自衛隊の舟が来る前に舟を乗り出そうといって、舟まで用意しているのです。こういう立派な自治会があるのです。ですから、そういうものを私は情報として持っていますから、何で行政がついていて、お年寄りが、寒くはなかったですが、明日の朝起きたら水がなくて薬も飲めなかったのだと。お年寄りであれば、これは体調の変化も気をつけなければなりませんから、看護師さんとか、あるいは介護する方の手配とか、そういったことまで本当はやってほしかった。 今私が論じたこと、これはもう既に過去です。今年も多分こういうふうな大水の時期が来るだろうと思うのです。もう予期せぬ事態も多かろうと思うのです。部長、お願いですから、こんな不手際のないように、私はあえてはっきり言いますよ。これは完全な不手際ですからね。いけしゃあしゃあと部長は、私はしっかりやったと言ったって、実際被害に遭った方が私に言うのですから。私ばかりではないですよ。ほかの議員さんも聞いています。ねえ、大島さん。こういうことです。この質問を本当は大島さんもやりたかった。私に譲ってくれた。同じ2人と……          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◆21番(榎戸甲子夫君) (続)ああ、そうでしたね。ですから、去年の10月の台風19号になった被害等の拡大にならないように、もっと未然に防げるネットワークなり、防災マニュアルなり、至急にお願いしたいと思うのですが、いかがですか。 ○議長(仁平正巳君) 中澤保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(中澤忠義君) ご答弁申し上げます。 もう既に民生委員さんからご意見をいただいたものを今まとめているところでございまして、今回の避難について、全て見直しというか改善を行いまして、早々に改善策をまとめて、連合民生委員児童委員協議会の理事会のご意見を頂いた上で役所内の手続を進めて決定したいと考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(仁平正巳君) 鈴木市民環境部長。 ◎市民環境部長(鈴木建國君) 防災担当の私のほうからも一言申し上げさせていただきます。 榎戸議員からご紹介のありました深見の事例というのは、いわゆる深見の自治会でも自治防災組織を結成しておりまして、それが適正、正常に機能した事例だというふうに考えております。先日も私のほうから答弁させていただきましたが、自主防災組織、まだ市内で結成率は約25%というふうになっておりますので、今後この自主防災組織の結成の促進、または結成した後もきちんとマニュアルの作成やそういった日頃の防災訓練を通じて、非常時に動けるような仕組みをつくっていきたいというふうに考えております。 また、防災の基本としては3つの柱がございまして、自助、共助、公助がございます。当然この中で我々が担う公助が一番大きな範囲を占めることにはなりますが、やはり自助や共助というものがないと、きめ細やかな防災というのはできないというふうに考えております。なので、自助という部分については、当然自分の身は自分で守るということで、広報紙「ピープル」やハザードマップ等で、非常時にはこういうものを持っていってくださいということを周知しておりますし、共助という部分については、自主防災組織の結成を通じ、やはり地域住民で助け合って危険から避けていただくということも大切だと思いますので、この自助、共助、公助、この3つの考え方を柱にして防災体制を今後もつくっていきたいというふうに考えております。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) では、次の質問に入ります。 教育部長、オリンピックで何を連想しておりますか。オリンピックです。今日本国中湧いています。部長としてオリンピックのニュースが飛び込んだ4年前からどういう意識を持っています、オリンピックに対する。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 オリンピック、本当に4年前ですか、おもてなしで……          (「もっと大きい声で」と呼ぶ者あり) ◎教育部長小野塚直樹君) (続)失礼いたしました。4年前ですか、おもてなしということで、東京オリンピックが決まったと。その瞬間には本当に4年後、今年ですけれども、大いに盛り上がって、現在も盛り上がっていますけれども、本当にスポーツの祭典ということで、世界各国の皆さんが集まると、そういう世紀のイベントであろうと考えております。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) このオリンピックに関しては、いろいろな、今コロナウイルスで危険な状況になっておりますが、それはいずれとしましても、茨城県から2019年度茨城県キャンプ遊地活動事業補助金交付要綱というのが出ているのですが、これ部長、ご存じでした。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) その補助金交付要綱、承知してございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 地域の活性化及び観光振興を図るため、事前キャンプ誘致活動を実施する県内市町村に対し、予算の範囲内において補助金を交付する。補助経費の対象は2分の1だそうでございます。そういう中で、実は我がまちにインドネシアから空手ナショナルチームの事前キャンプの申込みがございましたが、なぜ断ったのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。確かに榎戸議員さんおっしゃいますように、インドネシアの空手道の選手といいますか、選手団のほうからそういう事前キャンプの打診といいますか、話が昨年の7月の末にございました。それを実現できなかったということ、それが結果でございますけれども、その時点で、キャンプの、先方の、筑西市内というよりも、日本国内でキャンプを行う、インドネシアから日本に来る日程が決まっておりました。10月12日から16日の5日間と、その日程が決まっている中で、県の補助金交付要綱で、それがもらえるもらえないはまた別の問題としまして、受けるに当たって空手道の皆さん、やはり先ほど議員もおっしゃいました、補助金の交付要綱にもございます、このにぎわいといいますか、交流人口、国際交流、そういったことができるかということで、筑西市、協議会といたしますれば、当然児童生徒、それから地域の子供会もあります。そういったイベントの企画、周知、それの実行母体といいますか、実施体制、それをつくって7月末からですと、お盆もありますので、8月、9月と2カ月間でできるかどうかということを内部で何度も検討したのですけれども、それがちょっと難しい。いろいろな日程的な問題ですね。一番の課題は、本当に空手道でいろいろな団体、道場といいますか、そういった方あります。そういった方全ての皆さんに参加いただきませんと、やはり市のほうの税金でこういうキャンプを誘致するものですから、広く周知、企画をするという中で、日程的なことで実現できなかったということでございます。ご理解いただければと思います。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) ご理解できません。事前キャンプを受ければ、県がおっしゃっているような、あるいは市長が常に言っているような、市長などもイベント等における観光PRあるいは新たな観光資源、そういったもので知名度を上げなければいけないということを別な局面で市長などもおっしゃっていらっしゃる。ここで、比例できる例を挙げますと、常陸大宮市、人口3万9,775人です。筑西市より半分以下のこの小さなまちで、22名のオリンピック、しかも競技が陸上、水泳、柔道、レスリングと。この合宿を受け入れたのです。さらに、隣の結城市、人口5万人ですよ。カザフスタンの空手選手です。26人、8日間。常に比較してしまうのは我々のさがかもしれませんが、隣の結城市の同じ空手で、うちのまちはたった8人ですよ。断る理由、否定から入るからこうなってしまうのです。ですから冒頭に、オリンピックに対する気持ちと聞いたのはそこなのです、部長。あなたがこの期間でこういう判断を、まず否定から入るからこうなるのですよ。国体を前にしてこうだとか、時間がないとか、何がない、かにもない。では、結城市も常陸大宮市も同じ条件でしょう。隣のライバルと言われる結城市ができて何で筑西市にできないか。私は悔しいですよ。ごめんなさい、語気が強くなって。そうでも言わなくては私は泣きべそ入ってしまうのですよ。どうですか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 本当に議員さんおっしゃいますように、否定的な発想から入った、そういったことは意識してございませんが、でも結果として誘致できなかったことでありますので、重々反省しております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 反省という言葉が出ましたが、ではこれをどこで挽回するか。もう間に合わないでしょう。市長、どこで挽回しましょう。スポーツに非常に無知な筑西市なのです。標榜してしまったではないですか。必ずこれ、いつか知れますよ。空手をやっている結城市の子供も筑西市の子供も入り交じっています。そういう心理的なものも筑西市の空手をやっている子供たちはあると思うのです。俺たちのまちには来なかった。しかし、民間がこれを実は受け入れたのですよ。ザ・ヒロサワ・シティ、宿泊費ただ。これは三澤議員のグループですよ。それで、お父さん、お母さん方が集まって、食材を集めて、空手の練習するホールを借りて、短期間でございましたが、食事のおもてなしをして、それでインドネシアに帰ったという、こういうことなのです。ですから、今後、次の項目にも出てきますが、スポーツは本当に人を元気にさせるというのが常にフレーズとして行き渡っているのですが、何で肝腎要の、オリンピックだって56年ぶりですよ。そういうときに、こういうチャンスに何で乗っかれないのかと私は思うのです。 では、この反省したという言葉、私はあまりそういうことは望んでいませんが、どこかで挽回しなければいけないでしょう。市長、そう思いません。スポーツに興味がないのか、薄れているのか、筑西市、どこで挽回しましょう。多目的運動場でしょう。まあ、それはいいですね。そういうことで次の質問に入ります。 議長のお許しを得まして、オリンピックの聖火リレー、これのコピーを皆さんにお渡ししました。一目瞭然、この聖火リレーというのは、国民誰もが望んでいる、見たいという、あるいは公募して、ランナーを募集もしました。赤城議員さん、残念ながら年齢制限で落ちたそうでございますが、そういう意気込みはあるのです。ねえ、赤城さん。この聖火リレーの内容を見まして唖然としましたのは、結城市、筑西市、桜川市、この辺は茨城県の横断道路で一番人口が密集している、私は幹線道路だと思うのですが、何で通らないのでしょう。そこで、この記事に県の実行委員会は、県内を満遍なく回るルートを選んだ。ぜひ地元を走るランナーに心からの声援を送ってほしい。こんなことが書いてある。私が県会議員だったら殴り込みますよ。聖火ランナーについては、何で悔しがるのかというと、前回56年前の東京オリンピックの際、前橋から小山から結城、下館、筑西を通って新治、それで国道50号で水戸へ行ったのです。今回はここの中心市街地を聖火ランナー外されてしまった。こういうことについてどんな感情をお持ちですか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) この聖火リレーのルートが公表されまして、今この時期、新聞とかニュース報道でもランナーがインタビューに答えて大変盛り上がっているところです。そういった中、筑西市が選ばれなかった。昨年の暮れにこういう発表がありまして、大変残念に思っております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) こういう情報というのは県単位で決めるのでしょうけれども、事前に前回ルートに入っていた、この国道50号沿い、そういう市町村には情報がなかったのですか、まるっきり。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 この東京オリンピックの聖火リレーのコースの意向調査というものは、東京2020組織委員会から県の担当課を通じて、平成30年7月に意向調査がございました。筑西市としまして、希望するルート、これは国道50号をメインに東から西へ、ルートの選定、希望ですけれども、あくまで。これを平成30年7月に出したところでございます。この通知にも書いてあるのですけれども、聖火リレーの決定に当たっては、東京2020組織委員会のほうと、あとIOCとの意向で決まるということで、この聖火リレーに関する情報については、その組織委員会とIOCとの関係で情報管理の徹底を図る必要があるからということで、この取りまとめ結果については、あらかじめ非公開ということで前もって通知がございまして、筑西市が平成30年7月にコースを希望してから結果が出るまで何ら交渉といいますか、意見を述べる、そういった機会もございませんでした。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 21番 榎戸甲子夫君。 ◆21番(榎戸甲子夫君) 誠に残念ですね。ちょうど4年前に東京オリンピックが決定したときに、私、孫たちにこんな話したのです。じいちゃんの同級生が前の東京オリンピックで走ったのだ。多分走るだろうから、おまえたちもスポーツに精を出して、聖火ランナーに選ばれるくらいという話をしました。こういう話は、私ばかりではなくて、この国道50号の沿道に住んでいらっしゃる方々、多分にこういうことの話題は出たと思うのです。それに今回外れてしまった。誠に残念です。取り返しがつきません。だからこそ、部長にも市長にも教育長にもお願いしたいのは、これから違う面で、芸術文化もよろしいでしょうが、少しスポーツに力を注いでほしい、そう思うのです。そのことをお願いしながら、私の一般質問を終わります。ご答弁ありがとうございました。 ○議長(仁平正巳君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 2時 6分                                                                              再  開 午後 2時24分 ○議長(仁平正巳君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 8番 稲川新二君。          〔8番 稲川新二君登壇〕 ◆8番(稲川新二君) 8番 令和会、稲川でございます。よろしくお願いいたします。 今議会の初日、昨年、12月17日にお亡くなりになりました外山壽彦議員に対しまして、黙祷と所属会派の大嶋会長より追悼の意を述べられましたが、皆さんご存じの方もいらっしゃると思いますけれども、私と外山先輩の家は同じ町内でありまして、本当に目と鼻の先であります。私が小さなときからよく存じ上げていて、特に今回の件につきましては感慨深い思いがございます。思い起こしますと、先輩は、若い頃から外車が好きでございまして、体もああやって大柄でございましたので、協和町時代の議員の中でも本当に存在感のある先輩でございました。そして、私や田中副議長が議員になってからも、あいつらが一人前にならなければ辞められないという話をしていたということを耳にしましたし、声もよくかけていただきました。まだまだ本当にご指導いただければと思っていたところですので、本当に残念でなりません。先輩の愛郷無限の精神は、私たちが受け継いでいきたいと思っております。改めてお悔やみを申し上げます。 それと、この3月でご退職なさる職員の皆様には、筑西市の発展、また市民サービスの向上のために長きにわたりご尽力賜りまして、心より感謝と御礼を申し上げます。今後もお体に留意されまして、違った角度からご協力をいただければと思います。お疲れさまでした。 そして、いまだ終息の兆しが見えない新型のコロナウイルス問題でございますけれども、先週末の政府の要請を受けまして、筑西市でも今週、昨日からですね、火曜日から一斉休校に入ったところでございます。また、各種イベント等も中止や延期などの対応をしているところですけれども、非常に残念に思ったのは、本当に子供たちの卒業式、門出の席に立ち会えないというのは非常に残念でございます。本当に彼らが入学したときからずっと見てきまして、本当に残念でございますが、子供たちや皆さんの健康や安全のためでありますので致し方ないと思っております。子供たちが新たなステージでも明るく元気に健やかに成長できることを願いながら、質問に入らせていただきます。 まずは、教育行政についてお聞きいたします。義務教育として行われる普通教育を基礎的なものから9年間を通して一貫して施す目的としまして義務教育学校の整備を、施設一体型の義務教育学校の整備をモデル地区として明野中学校区を整備しているところでございますが、今までは5年を目途にという言葉でしたが、最近は令和6年4月開校という言葉に変わってまいりました。それで、現在の明野地区義務教育学校の整備の進捗状況をお聞きいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 稲川新二君の質問に答弁願います。 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 稲川議員さんのご質問に答弁申し上げます。 明野義務教育学校の整備の進捗についてでございます。この進捗状況につきましては、まず義務教育学校明野地区準備委員会、これは附属機関でございます。こちらをちょうど1年前に立ち上げまして、この準備委員会では部会を3つ設けてございます。総務部会、PTA部会、それと学校運営部会でございます。各部会において個別具体的な課題について検討を進めているところでございますが、まず総務部会におきましては、学校名の公募方法等について協議しまして、昨年の12月に公募を実施いたしました。公募の結果、323件の応募で、その中身は136案、学校の名称が136案の提案がございました。部会と幹事会において協議しました結果、明野地区準備委員会としましては、「明野五葉学園」、漢字で書きます。明野で、「ゴ」は漢字の五です。あと「ヨウ」は葉っぱでございます。明野五葉学園を学校名の候補として推薦することになっているところでございます。この後、筑西市学校の在り方検討委員会へ報告しまして、市長、教育長、それから教育委員との総合教育会議を経まして、条例の改正を議会にお諮りする予定で考えてございます。 この「五葉」という言葉は、明野地区の皆様にはご承知のとおり、文化祭が五葉祭といいます。それから校章、学校の記章ですね、これが5つの葉がモチーフになってございます。また、校歌には「若葉いつつの誓い」ということが入っておりまして、明野地区の皆様にとってはなじみの深い思い入れがある言葉でございます。参考までにご説明いたしました。 次に、PTA部会では、各小学校のPTAの規約、そして組織、活動、加えてスクールバスなどについて検討してございます。 3つ目の学校運営部会では、各学校の校長先生を中心に学校運営について協議検討を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 五葉学園という名前、まだ決定ではないそうですけれども、5つの小学校が集まるという意味でも、また意味のある校名なのかなと思います。 今後の予定については、どういうふうに考えているでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 まず、準備委員会が中心になりますが、その総務部会では、今後校章、そして校歌などの検討に入ってございます。そして、PTA部会では、通学路、スクールバスの運行方法が検討のメインになってきます。そして、学校運営部会では、学校の運営方針、それから教育課程、それから交流事業、統合までのですね、開校までの交流事業などについても継続して協議検討していく予定でございます。 それと、先ほども説明しましたのは、特にソフト面でございまして、校舎の部分についてもご説明したいと思います。校舎につきましては、現在系統性、連続性のある教育を行うために、明野地区の小学校を統合し、明野中学校の敷地内に明野中学校の現在の校舎と施設一体型の学校を整備するため、今年度は基本設計を実施しているところでございます。これが現在です。今後につきましては、令和2年度につきましては実施設計、それと測量、そして地質調査を予定してございます。そして、令和3年度から令和5年度の3年間で校舎のほかに体育館、外構等の建設工事を経て、先ほど来申し上げておりますように、令和6年4月の開校を目指しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 今までの答弁の中にも幾つか諸問題、出てまいりましたが、開校までに解決しなければならない点、多々あると思うのですけれども、どのような対策を考えているでしょうか。まず一番私の考えるところは、通学の件だと思っておりますので、その辺も含め、よろしくお願いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 今後開校までに解決しなければならない課題、問題としまして、議員おっしゃいましたように、まずは通学路、安心、安全が優先でございます。中学校は今現在、中学校区において中学生が今の中学校の敷地に通っておりますので、今の5つの小学校の生徒が中学校までの距離にしますと遠くなる部分もございます。そうしたことで通学路、そして遠くなる部分については、スクールバスの運行方法が大事かと考えてございます。まずは、その素案を作り、対象となります保護者を一堂に会しまして説明会、そして現地確認、ルートの選定ということで考えてはございますが、先進事例も調査しましたところ、その素案も1つつくって、やはりうまくいかずに次の案をつくるということも想定されますので、順次保護者の皆様と意見交換しながら、準備委員会で検討していきたいと思います。 それから、もう1つ、やはりPTAの統合、それぞれ活動内容、組織も違ってございますので、PTA会費もございます。そうしたところの統合にも相当の日数がかかると思いますので、現在はそういった課題を準備委員会の部会の皆様に投げかけて、次の会議のときにはこういった課題をということで、どんどん課題を共有しながら今後も検討していきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 今の答弁の中で課題の共有というのは非常に大切だと思いますので、必要以上にとも言いませんけれども、説明会をしっかり開いていただいて、解決していっていただきたいと思っております。 これまで私、何回もお聞きしていますけれども、明野地区が令和6年4月開校ということで、よその地区についてはどのようなお考えでしょうか。 それと、今までの説明で令和5年に下館中学校と下館北中学校の統合というお話が出ましたが、これは義務教育活動としての整備ではございませんが、同じ意味で今後どのような考えがあるのか、下館中学校区の義務教育学校の進め方であったりとか、あとは当然統合するということは、校舎の改修なんかも考えているのか、それとも今までの改修自体がそういった統合を見越した改修であったのか、お答えできればお願いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 まず、今後の義務教育学校の進め方といいますか、そういった部分での1つ、これまでの答弁と重なる部分もあるかと思いますが、まず学校の場合には、教育という機能、それからコミュニティーという機能、それから防災という、避難所ですね、そういった機能もございます。特に小学校は、地域と大変、児童生徒だけでなくて保護者、それからいろいろな団体も密に関係を保っている単位といいますか、そういう施設でございます。そういう中で、この義務教育学校を進めるということは、統廃合ということが裏側についてきますので、これは市、教育委員会の行政主導ではなく、保護者や地域の皆様の合意形成が最も大事であると考えてございます。そのために、平成28年に全保護者に行ったアンケート調査であるとか、5年たちますけれども、それからその前に行っていました各地区での教育懇談会、そういったやり方はいろいろあるかと思いますけれども、課題を投げかけて、そういった中には児童生徒もこれからどのくらい少なくなってしまうのか、そういった課題を共有して、できますれば明野地区の準備委員会を立ち上げるときもそうでしたけれども、地区協議会という形を、柔らかい形で皆さんが意見を、お考えを発信できるような場を設けて機運を高めて、どこどこの地区とかという段ではまだないと考えてございます。そういうことで地元の合意形成、学校にはいろいろな機能がある。そういう中で一つ一つ丁寧に進めていければと考えてございます。 それから、下館北中学校の件、これは統合でございまして、小学校はそのままでございます。これは今回の一般質問の中でもご説明しましたが、令和5年で、明野の義務教育学校は令和6年で、明野よりも1年前に下館北中学校が下館中学校と統合するということで今地元合意を得つつ、議会にもお諮りするために、先ほどの明野義務教育学校の学校名と同じですけれども、在り方検討委員会に報告し、また総合協議会にもお諮りし、議会にもお諮りする時期も検討しているところでございます。そういった中で、明野以外にどういうふうに考えていったのか、共通事項、共通認識でありますけれども、地元の合意、理解を大事に今後とも進めていきたいと思いますので、議員の皆様にもご理解いただければと思います。 あと校舎の件、すみません、長くなりまして。校舎の件については、3.11の地震後、やはり学校が休校ということがございません。今回のコロナウイルスは例外中の例外ですけれども、学校にとって一番大事なのは安心、安全でありますので、小学校、中学校とも耐震補強は済んでおりますし、それから環境改善ということで、エアコンの設置、それからトイレの洋式化、遠回りのようですけれども、今いる児童生徒の教育環境の充実も大事でありますので、遠回りのように見えるかもしれませんが、そういった課題をクリアしながら施設も考えていかなければいけない。これは、公共施設全体、学校に限らず、公民館もそのような公共施設のマネジメントを取り入れて改修、安全確保をしなければならないと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) いずれにしても、この間の、前回お聞きしたときと何ら答弁の内容というのは変わっていないような気がしますけれども、地区協議会もこれからだと。何となくこのままいくと、明野の整備が終わってからというような感じがしてなりませんが、まだどこどこだとか、そういうお答えはできないということで理解してよろしいのでしょうか。分かりました。 いずれにしても、市長のご英断で各小学校のエアコンもつきましたし、そういった統廃合が進んでいきますと、そういった校舎跡地利用なんかも考えなければいけない部分もありますし、これから課題が山積みだと思いますので、部長、頑張ってください。 次に移ります。文化財の活用についてお聞きいたします。これも続けて私聞いておりますけれども、新治廃寺跡・新治郡衙跡についてお聞きします。まず、現段階での整備に向けての進捗状況をお聞きいたします。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 稲川議員さんのご質問に答弁申し上げます。 この新治廃寺跡の事業名でございますが、歴史文化資源活用推進事業の中で、にいばりの里に所在します新治廃寺跡、それと農業資料館を一体的に有効活用しまして、文化財の保護とともに地域の活性化、にぎわいの創出を図ることを目的とした事業でございます。その進捗状況でございますが、にいばりの里の中核をなします新治廃寺跡について、昨年度から地籍の保存活用計画の策定に着手しているところでございます。昨年度は、新治廃寺跡の指定範囲の測量調査を実施いたしました。今年度は、考古学の専門家、それから地元の代表者に委員をお願いしまして、新治廃寺跡保存活用計画策定委員会を設置してございます。この新治廃寺跡の今後の保存と活用の計画について、来年度に完成を予定しているところでございます。まずは、この保存計画が先行しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) あそこは特殊なというか、国指定の埋設文化財ということで、非常にいじるのが難しい地区というのは理解しているのですけれども、長期的に見なければいけないことと、すぐやっていただきたいことというのが地域の皆さんの考えにもあるのですけれども、早急にやってもらいたいのが、あの辺への進入路と駐車場の整備ということなのですけれども、その辺のところはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 昨年の一般質問でも新治廃寺の構想の中で、特に先行してといいますか、以前からあります課題、農業資料館への進入路の部分、それが協和町時代からそのままになっておりまして、農業資料館の見学者、これは小学生の団体などが年間20回弱ぐらい通っているわけですけれども、その駐車場がないと。一般の利用の方にとってもそうですけれども、進入路がないと。そういうところで、にいばりの里の周辺整備、にいばりの里の構想を考えてみますれば、また年次的な、何年ということは申し上げられませんので、先行してそういった農業資料館への進入路プラス駐車場という課題は要望として伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) あの地区、農業資料館との総合的な整備というと、面積的には約4万平米ぐらいになるところだと思うのですけれども、そういった敷地、一番の問題は個人の持ち物だということだと思うのです。今後その委員会の中での検討の中で、公用化なんていう考えはおありでしょうか、敷地の。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 現在の新治廃寺跡保存活用策定委員会の想定しているものは、あくまでも文化財の概要、史跡の概要、それから本質的な価値であるというもので、どういうふうな活用、例えば周辺道路をどういうふうにして観光資源、それからにぎわいづくり、そういった部分については、この検討委員会の役目は担ってございません。まずは、文化財、この新治廃寺跡をどう保存するか、活用するかという前段でございますので、今後そういうふうな、そういうふうなというのは周辺施設、まずにいばりの里の構想といいましょうか、そういった段になれば、また地元の皆様のご意見を聴く、そういう場も必要になると考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 分かりました。これからの課題だということでございますが、部長は、つくば市に非常に似たような史跡があるのですが、平沢官衙遺跡というのですけれども、ご存じでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) はい。つくば市のそういった教育委員会の職員で尽力されて、そういう保存活動をされているということを知って、勉強してございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) ぜひあそこへ1度足を運んでいただきたいなと思っているのですけれども、非常に当時の蔵ですか、高床式の倉庫であったり、建物も何棟か復元なんかもされておりまして、あそこは芝の産地ですから、周りはすごく広く芝生できれいになっていまして、看板なんかももう写真入りですごく細かく説明なんかもされておりまして、非常に参考になる。ああいったような整備を今後していきたいなと私個人の中で思っているのですけれども、ぜひ参考までに見ていただければなと思います。いかがでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長
    教育部長小野塚直樹君) 本当に先進事例といいますか、ということで参考になると思いますので、十分に勉強して検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) よろしくお願いいたします。 次に移ります。企業誘致についてお伺いいたします。これまで、企業名は伏せたほうがいいのでしょうか、明野の工業団地など、大きな企業の誘致に非常にご尽力されてきましたけれども、企業誘致課ができまして何年もたちます。これまでの取組についてお伺いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 本市の企業誘致につきましては、茨城県や茨城県開発公社と連携を図り、雇用の確保に向けた企業誘致活動に取り組んできたところでございます。近年の実績といたしましては、平成30年につくば明野北部工業団地(田宿地区)並びに関舘工業団地に誘致した企業がそれぞれ操業を開始し、またつくば関城工業団地においては、2社が産業用地の取得に至ったところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) どのような業種の企業さんが操業開始なさったのか、お伺いいたします。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) ご答弁申し上げます。 つくば明野北部工業団地(田宿地区)では、産業用ロボット製造、関舘工業団地では、金属製品製造を営む企業がそれぞれ操業開始となっております。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 分かりました。今後はどのような進め方をなさっていくのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) ご答弁申し上げます。 今後につきましては、下館第二工業団地隣接地において、茨城県開発公社が分譲する産業用地への企業誘致活動を共同で推進するとともに、茨城県や茨城県開発公社並びに庁内関係部局と引き続き連携を図りながら新たな産業用地の確保に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 産業用地という言葉が出ましたけれども、これから進める産業用地の規模なんかがわかればお聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) ご答弁申し上げます。 当面、下館第二工業団地隣接地で分譲中の産業用地の面積は、約2.8ヘクタールでございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 藤澤議員なんかもおっしゃっておりますけれども、確かに新たな企業がどんどん来てくれれば、それにこしたことはないのですけれども、既存の企業に対する対策というのは重要だと思うのですけれども、どのような取組、既存の企業にどのような取組を行っているか、お聞かせください。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) ご答弁申し上げます。 既存企業に対しましては、毎年3社から5社程度、茨城県職員、茨城県開発公社職員とともに企業訪問を行い、行政に対するニーズ等の把握に努めております。企業からの事業規模拡大等要望に対する市の取組といたしましては、市内の居抜き物件や県開発公社が分譲する市内産業用地についての情報提供を行っているところでございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 先ほどの産業用地ですけれども、市外からの問い合わせなんかもあったりするのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) ご答弁申し上げます。 電話等により産業用地の問い合わせがございます。業種といたしましては、機械部品や食品製造業、自動車販売等小売業を営む企業からの問い合わせがございます。 以上です。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) これは人口対策とも、企業誘致、本当に関係性が高いと思います。何といっても学生が帰ってくるのには働く場所、あと遊ぶ場所、環境のいい住む場所というところですけれども、本当に働く環境を増やすということが、今後の人口減少を加速させないためにも重要な部分だと思っておりますので、期待しております。 次に移りたいと思います。外国人労働者についてお聞きいたします。外国人労働者というと非常に何か聞こえが悪いのですけれども、昨年の改正入管法施行後、国としては5年を目途に50万人という話もしておりましたけれども、改正後、外国人で筑西市で働かれている方、生活されている方の人数の増減のほうはいかがなっているでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 関口企画部長。 ◎企画部長関口貴一君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 本市での外国人の労働者数でございますけれども、令和2年2月1日現在、住民基本台帳に基づく外国人人口のうち、生産年齢人口である15歳以上60歳以下は2,431人でございます。5年前の平成27年2月1日現在の同人口が1,654人でしたので、777人の増加となっており、今後も外国人人口は増加傾向にあると推測されます。 なお、ご質問にありました外国人労働者数でございますけれども、生産年齢人口の内数であることが推測されますが、現行の国勢調査、経済センサス等の統計調査では、外国人労働者数のみの集計は行われておりません。現時点での把握が困難でございますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 筑西市の現在の人口が10万六百余人でしたか、そうすると今外国人の方が2,431人、ちょっと調査の方法は違うのでしょうけれども、そうするとプラス家族であったり、そういったことを考えると、筑西市の10万六百余人、その外国人の方って相当な関係をしている。外国人なくしては10万人を切っているというふうに考え方を変えたほうがいいのかと思います。今後そういった外国人の方に住みよい環境を提供していく上で、市のほうで支援等の対策というのは何かしているのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 日向市長公室長。 ◎市長公室長(日向裕次君) 稲川議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 市の支援についてでございますが、現在市の補助団体であります筑西市国際友好協会が毎週火曜日、外国人のための日本語教室を開催しているところでございます。本年度からは、新たに漢字クラスが設けられ、受講者に大変好評だと聞いております。また、市と茨城県国際交流協会の共催で、年に1度、外国人のための無料弁護士相談を開催し、多数の相談を受けております。友好親善活動といたしましては、筑西市国際友好協会がバーベキュー交流会や盆踊りへの参加、生け花教室等の開催、またリンゴ狩りバス旅行や日本語スピーチの発表会を兼ねた異文化交流会など、多岐にわたり活動を行っております。ほかに平成28年度に外国人のための生活ガイドブック、こちらになりますが、こちらは宝くじ補助事業で制作され、6カ国語、日本語、英語、中国語、ポルトガル語、タガログ語、タイ語で掲載してございます。こちらは市民課等の窓口で配布しております。交流や支援を通して外国人労働者のフォローを行っているところでございます。 以上です。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 今後も様々な形で外国人の方への支援、または筑西市が住みやすいまちなのだというアピールのほうをよろしくお願いします。 ちょっと話は、労働者という意味ではそれますけれども、当然外国の方が来れば、家族、子供が一緒についてくるわけでございますけれども、小学校、中学校の外国人のお子さんの数の動向はお聞かせいただけますでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 稲川議員さんのご質問に答弁申し上げます。 外国籍の小中学校の児童生徒の人数を5年前、そして昨年度、今年度と分けて、かつ小学校と中学校を分けて人数ご説明いたします。まず、5年前の平成26年度ですが、小学生46人、中学生30人、計76人でございます。昨年度は、小学生59人、中学生24人で計83人でございます。今年度の小学生は61人、中学生31人、合計92人でございます。このように児童生徒が減っている現状において、外国籍の児童生徒は若干増えているところでございます。パーセントで申しますと、外国人児童生徒は、この間16人増えまして、パーセントについていえば0.19%ですが、児童生徒は1,132人減りまして13.1%減っている中で外国人は増えているという状況でございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) 人口減少、子供たちの少子化の中でも外国人の子供たちは増えているという現状ですけれども、私が毎朝立哨している中で何人かいますけれども、どうしても言葉の壁、文化の壁というのはなかなか取り除けないものなのかなと。そういった中で、子供たちがやっぱり不登校であったりとか、いじめであったりとかという、そういう問題はないでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 小野塚教育部長。 ◎教育部長小野塚直樹君) 答弁申し上げます。 まさに外国人の家族で来た場合、当然子供さんが義務教育学校に来れば受け入れしているわけでございます。そういった中で、学校では日本語指導員の加配、先生を増やしてございます。これは外国人の児童生徒が多い学校で全てにはまだ行き渡っていないのですけれども、そういった中で日本語指導教室において平仮名、片仮名、それから漢字の読み書き、音声言語を中心とした基本的なことは学習しております。そういった中で悩み相談ということもお受けして、必要にあれば、せんだってもありましたけれども、その外国語の通訳になる方を教育委員会でも探して、せんだってはペルー人でスペイン語ができる方、そういう方を国際友好協会の方にご紹介いただいたり、可能な限りの援助といいますか、支援は学校を通じてしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) ぜひ外国人の方にも優しい筑西市というような話が出るような対応をお願いしたいと思います。人口減少問題にも非常に大きな関連性があると思うので、よろしくお願いいたします。 最後になります。窓口対応についてお聞きします。これ障害者のサポートとしておりますけれども、障害者に限らず高齢者、お年寄りにもということですけれども、サポートについて、窓口での支援、サポート等の現状はいかがでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) 稲川議員さんのご質問にご答弁を申し上げます。 本庁及び支所等の窓口におきまして、身体に障害のある方、また高齢の方に対応するためには、まず障害者に対しましては車椅子を常備いたしまして、必要に応じて職員が介助するなどして対応できるような体制を整えているところでございます。また、障害、高齢の方々が窓口に訪れました際には、来庁されたお客様が移動することのないように、できる限りその1カ所の窓口で対応できるように配慮をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) そういう意味で、職員の方たちへの意識改革といいますか、指導といいますか、そういったものは行っているのでしょうか。 ○議長(仁平正巳君) 高島総務部長。 ◎総務部長(高島健二君) ご答弁申し上げます。 障害者という点からご答弁をさせていただきます。毎年、新規採用職員を対象に、障害者への窓口対応に関する研修を実施し、対応能力の向上に努めているところでございます。また、平成28年度からなのですが、希望者を対象としまして手話講座を開設しまして、手話での日常会話の習得を目指して取り組んでいるところでございます。この研修では、難聴の擬似体験というものも実施しておりまして、身をもって体験することで、より相手の立場に立った対応が図れるような取組ということで努めているところでございます。今後もこれらの取組を継続しながら、障害のある方、また高齢者の方々に安心して市役所に来庁していただけるよう、さらに職員の意識改革に取り組んでまいりたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(仁平正巳君) 8番 稲川新二君。 ◆8番(稲川新二君) ありがとうございます。この質問をするに当たって、私、津田先輩ではないですけれども、実体験がありまして、本庁舎と駐車場、連絡通路が最初はスムーズに緩いのですね。途中から上がる感じがするのです。多分最近の建物ですから、どこの施設もそういった車椅子の対応、たしか傾斜でいえば5%以下とか、そういったのがあると思うのですけれども、それはクリアしているとは思うのですが、そこで車椅子の方がちょっと横になってしまったのです。それに駆け寄った職員の方を見かけたのです、遠目に。ああ、よかったと。多分格好が土木の職員さんでした。まさか部長の教えが利いているなと思ったところですけれども、そういったのを見て、やっぱり職員お一人お一人の意識が、高齢者の方や障害を持った方に、何というのですか、こちらから、助けを求められてからではなくて、こちらから声かけるぐらいの意識があっていいのかなと思ったのです。ぜひ今後も、やっぱり人間ですから、期間がたつと忘れたりしてしまうのですけれども、やっぱりその都度、その都度教育していくことがしっかりと根づいていくのかなというところですので、ぜひ今後もそういった教育というか、教育ではないです、これ道徳なのですよね。ぜひよろしくお願いいたします。答弁は結構でございます。 以上で終わります。 ○議長(仁平正巳君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ散会いたします。 お疲れさまでございました。                                散  会 午後 3時 8分...