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09月02日-一般質問-02号

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  1. 筑西市議会 2016-09-02
    09月02日-一般質問-02号


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    平成28年  9月 定例会(第3回)                 平成28年第3回              筑西市議会定例会会議録 第2号平成28年9月2日(金) 午前10時開議                                        平成28年第3回筑西市議会定例会議事日程 第2号                         平成28年9月2日(金)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                  出席議員   1番 小倉ひと美君     2番 三澤 隆一君     3番 藤澤 和成君   4番 森  正雄君     5番 保坂 直樹君     6番 田中 隆徳君   7番 稲川 新二君     8番 小島 信一君     9番 大嶋  茂君   10番 石島 勝男君     11番 増渕 慎治君     12番 仁平 正巳君   13番 真次 洋行君     14番 尾木 恵子君     15番 外山 壽彦君   16番 金澤 良司君     17番 箱守 茂樹君     18番 藤川 寧子君   19番 堀江 健一君     21番 赤城 正德君     22番 榎戸甲子夫君   23番 三浦  譲君     24番 鈴木  聡君                                 欠席議員   20番 秋山 恵一君                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       石井  正君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     谷中 德久君   総務部長      菊池 雅裕君      企画部長      坂入 龍一君   税務部長      中川 隆雄君      市民環境部長    尾岸 雅仁君   保健福祉部長    神原 光司君      経済部長      杉山 栄一君   土木部長      猪瀨 弘明君      上下水道部長    廣瀬 正明君   中核病院整備部長  板谷  徹君      会計管理者     百目鬼 香君   市民病院事務部長  市村 雅信君      教育部長      柴  武司君   農業委員会事務局長 水越 司雄君      秘書課長      高島 健二君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      國府田 弘君      書記        鈴木  徹君   書記        中島 国人君                                           〔議長 箱守茂樹君議長席に着く〕 ○議長(箱守茂樹君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は23名であります。よって、会議は成立いたしております。 なお、欠席通知のあった者は、20番 秋山恵一君の1名であります。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言はそれぞれ1時間、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 4番 森正雄君。          〔4番 森 正雄君登壇〕 ◆4番(森正雄君) おはようございます。議長のお許しをいただきましたので、壇上に立たせていただきます。また、傍聴の皆さん、きょうも朝早くからありがとうございます。しっかり質問をしてまいりたいというふうに思っております。 質問の前に、きのうが二百十日ということであります。これは雑節といいまして、一年間を24に、二十四節気に分けて、さらに7つに区切って、この農耕民族、日本の、ころのなりわいを守る和暦をつくったというのが、その江戸時代からのならわし、習いということであります。その二百十日は、農業の厄日ということであります。そういうことで、待つようにしてこの日本列島を台風が相次いで襲来しました。大変なこの日本列島の被害があったわけでございますけれども、亡くなられた方もおいでになる。そして、家屋被害あるいは農産物の被害も甚大であったということで、心よりこの亡くなられた方のご冥福、そして被災に遭われました皆様方にお見舞いを申し上げたいというふうに思っているところでございます。 ちょっとまだ台風12号、心配なところがあるのですけれども、この平穏な実りの秋これが、ことしの実りの秋が平穏でありますことを願うものでございます。それでは、通告に従いまして質問をさせていただきたいというふうに思います。 まず、市長の政治姿勢ということでございます。まずは、地方創生についてお伺いをさせていただきます。この地方創生につきましては、前回のこの質問にも出させていただきました地方創生交付金についてでございます。 この地方創生交付金につきましては、3月の議会の補正で加速化交付金、これがたしか8つの事業、これが加速化交付金補正をして、今年度事業の展開をしているということでありますけれども、その中でアンテナショップ運営事業、経済部のほうで担当していると思うのですけれども、このアンテナショップ運営事業。このアンテナショップにつきましては、東京の浅草「まるごとにっぽん」という商業施設で本市のアンテナショップの運営をしていると思うのですけれども、このアンテナショップの目的というのは、皆さんご案内のとおり、当然この自治体のPRとか、あるいはこの地域の農産物のPRとか、あるいは地域情報の発信、観光案内、そういったところがこのアンテナショップの狙いとするところだというふうに思うわけでございますけれども、まずこのアンテナショップについて、市長のご認識といいましょうか、その辺をお伺いをさせていただきたいというふうに思います。 この後は、質問席にて質問をさせていただきます。 ○議長(箱守茂樹君) 森正雄君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 森議員さんのご質問にご答弁を申し上げたいと思っております。 ただいま当市のアンテナショップということでございますけれども、経済活性化に向けて、今おっしゃられたように見どころや特産物のPRとともに、知名度アップ、これが必要だと思っているところでございます。筑西市というのも覚えていただくチャンスがなかなかなくて、この知名度アップということも大切なことだなと思っているところでございます。 このために、今おっしゃられたように浅草の「まるごとにっぽん」内にある自治体PRブースに、昨年12月出させていただきました。この出したということで、当市の観光あるいは物産等の情報を発信しているところでございます。 きょうは傍聴の方もいらっしゃいますので、ちょっとご説明申し上げますと、茨城県には東京に「茨城マルシェ」というのがございまして、茨城県をPRしているわけでございまして、このアンテナショップ、浅草につくりましたのは、筑西市のPRでございます。大体応募が100自治体ありましたけれども、その中から18自治体が選ばれまして、その18自治体の中に我が筑西市も選んでいただいたというところでございます。 今大勢の方にいろいろと来ていただきまして、ご意見等もいただいているところでございますので、そのご意見等も踏まえまして、今後とも知名度アップあるいはその農産物等のPRにも一生懸命今後ともやっていきたい、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 市長、ありがとうございました。よくわかりました。 私もこのアンテナショップ「まるこどにっぽん」ブースを見てまいりました。主に物販といいましょうか、品物を見てまいりましたけれども、いわゆる6次化製品といいましょうか、農産物を加工した商品、製品、そういったものが多く陳列されていたというふうに思います。また、工芸品とか、あるいは観光案内のポスターなんかも各ブースともお張りいただいて、その市のPRといいましょうか、そういったことに使っているような状況であったわけでございます。 そういう中で本市のそのアンテナショップへの出展している製品、出展品、どういうものを出展しているのか。そして、当然これは販売をしているわけであります。売り上げがどのくらい売り上げているのか、概略で結構でございますので、お教えをいただきたいと思います。これは経済部長、お願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 森議員さんのご質問にお答えいたします。 「まるごとにっぽん」のまず位置づけ、補足させていただきます。先ほど市長から18となったのですけれども、3月末で何とか20が埋まったというような話を聞いております。出展するPRイベント等につきましては、出展している市町村が優先的に使えるというようなメリットがありまして、現在「まるごとにっぽん」の企画のイベントに数回、また市単独でもイベントを数回計画しておりますので、市の内外のものにつきまして全国の皆様に筑西市を広くPRできると考えております。 そういう中で、ご質問いただきました出品なのですけれども、「まるごとにっぽん」の3階にふるさとコーナーというスペースがございます。そこに出品されております出品物なのですけれども、筑西市の観光協会が優良産品として認定したものの中から「まるごとにっぽん」のほうに推奨しまして、「まるごとにっぽん」と協議しながら出品をしております。現在なのですけれども、12品ほど出品しております。商品といたしましては、桐げた、しょうゆ、乾麺、ニンジンジュース、日本酒、煎餅等を出品しております。 そのほか1階のフロアに、冷蔵の販売施設があるのですけれども、そちらには筑西市の銘柄豚でありますキングポークを使った加工品、また乳製品、あと米の販売コーナーなのですけれども、そこに筑西市の米が販売されております。今後も地元産品の掘り起こしに努めまして、「まるごとにっぽん」に推奨し、PRを進めてまいりたいと思います。 また、売り上げ状況なのでございますけれども、筑西市の優良産品ということで昨年から進めてまいりまして、上期はいろいろこちらで持っていった品を見てみますと、大体月11万円ぐらいの売り上げがあったのですけれども、現在、先ほど申し上げましたように、12品目に見直しまして、大体月額19万円程度の売り上げがございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) ありがとう。今20店の、市町村レベルで20の自治体ということだと思うのですけれども、それで11番目ということの売り上げだと、今伺いました。この出展数がこの12品目を出展している、それで売り上げが11番目、上期ということで。再確認します。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 売り上げ状況の説明で、上期の2月を例にとりますと、11万円ぐらいの売り上げがありまして、申しわけありません。7月で19万円と。出展品目を見直した結果、大幅な増につながりました。今後とも地元の皆さんと検討しながら、浅草の方、また東京にいらっしゃる方に買ってもらえるような品目について検討してまいりたいと思いますので、ご理解お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。この今の売り上げ額というのは、その出展している20自治体のうち何番目ぐらいなのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 「まるごとにっぽん」に出展しております20の自治体中、16番目でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 20自治体中16番目ということですね。下位に位置しているわけでございますけれども、そのいろいろ12品目出展しているという話、今後もしっかり出展していくのだという話もされましたけれども、下位にいるこの要因というのは何か分析はしていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長
    ◎経済部長(杉山栄一君) 申し上げます。 上位の品目からいろいろ見てまいりますと、まずお土産として使える、手ごろでバッグに簡単にすっと入るような小さな、また安価な製品が多数売れている状況でございます。また、近くの土産物、また御飯のおかずになるようなものが多数売れている状況でございまして、今現在筑西市のほうにつきましては、ちょっとなかなかその商品について地元の人と相談しながら探しているような状況でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。そういったいわゆるアンテナショップというのは、基本的には1つは大切な機能として、このリサーチ機能というのがあるわけであります。どういったものが売れるのかというような、そういった役割もこのアンテナショップにはあるということであります。そういったことでその辺を分析しているということであります。しっかりやっているなという感じは受けたのですけれども、やはり今お話にあったように、このアンテナショップでのやっぱり売り上げということを考えたときには、やはりラインナップなのでしょうよね。品物を多く陳列する、いわゆる6次化製品といいましょうか、筑西市の地域の特産であるこの農産物、これを活用した農畜産物を活用したそういった製品の開発といいましょうか、今あるものであればそういうものを1回出してみる。そういった多品目出している、そういったことで売れ筋といいましょうか、そういうものをリサーチする、消費者のニーズがどういうものなのかというところを探る、これが大事な役割、機能であるというふうに思います。 私、何を言いたいかといいますと、市長、先頭に立って今道の駅、この道の駅の計画をして、今鋭意その建設に向けて進めているところでありますけれども、やはり道の駅ができるに当たりまして、当然この道の駅で物販施設ができます。その物販施設で、この筑西市は農畜産物、生鮮品は、この県内でも生産品目というのですか、約30ぐらいあるというふうに私記憶しております。30品目を一自治体が生産しているこの自治体というのは、そうはない、そういうことで生鮮品には道の駅ができてもアイテムとしては問題なく農家あるいは農業協同組合等の農業団体等の協力を得れば、そういったラインナップはできる、並ぶというふうに思います。 しかしながら、この筑西市が弱いのは、やはりこの6次化製品といいましょうか、いわゆる農畜産物を加工した製品、これは筑西市は弱いのかなという、私印象を持っているところであります。それなので、ぜひともこのアンテナショップを活用して、そういった6次化製品をどんどん開発をして、発見して、見つけて、それで出展をして、そのアンテナショップの機能であるリサーチ機能というものを消費者のニーズを探るというところが、私は市のPRと同時に大事なものなのかなというふうに思います。これがいわゆる道の駅ができる前の、ソフトな部分だというふうに思うのです。今からそれに向けてアンテナショップをフル活用していただきたいと、このように思うわけです。これが私の今このアンテナショップの質問の狙いとするところなのです。その辺どう考えますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 森議員さんのおっしゃるとおりでございます。やはり今いろいろと模索してやっているところでございますけれども、確かに6次産業も活発化しなくてはいけませんし、おっしゃるとおりで、一言もございません。いろいろと研究を重ねて、そして来る道の駅には売り上げできるように努力していきたいと思っているところでございます。ありがとうございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 市長に答弁をいただきました。ありがとうございました。前向きにひとつよろしくお願いしたいと思います。 市長に答弁をいただいたので、調子が狂ってしまって、流れがちょっと変わってしまいました。それでは、このアンテナショップについてはそういうことで、いわゆる付加価値をつけた6次産業化で、付加価値をつけた農産物のこの加工品、これに努めていただきたいというふうに思います。 そういうことで、次の質問に移ります。やはりこれ加速化交付金を入れた事業で、農産物ブランド化推進事業という事業も今展開しているというふうに思います。アンテナショップのこの事業とも密接に関連する、先ほど質問の流れの中で密接に関連するものであるというふうに思います。たしか980万円ぐらいの予算を計上していると思うのですけれども、このアンテナショップ運営事業につきましては、一つの目的としては6次産業化の推進、そしてその製品のPRあるいは販路拡大といった狙いがこの農産物ブランド化推進事業にはあると思うのです。現にその事業の目的にもその記載があるところであります。 そういうことで、このブランド化推進事業、これはどういう今現在進捗状況にあるのか、伺いたいというふうに思います。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 森議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 ブランド化推進事業につきましては、先ほど森議員さんがおっしゃるように、筑西市は全国で有数の農産物を生産しまして、市場に販売していると。先ほど30品目というようなこともおっしゃられたと思うのですけれども、市場関係者の皆さんに大きな評価を受けています。実際これが地元の消費者、また東京の消費者にどれだけ伝わっているかというのが大きな課題だということで、今回農産物のブランド化推進事業、本市で生産される農産物について、ブランド化をどれだけ図れるか。それに基づいて首都圏のPRを行いまして、本市のイメージアップ、ほかの産地との差別化を図ってまいりたいと、今回の事業の目的としております。 現在の進捗状況なのですけれども、先日8月22日に「第1回筑西市農産物ブランド化推進協議会」を開催いたしました。副市長を会長といたしまして、副会長にJA北つくば農業協同組合組合長、また委員の皆様には議会の金澤経済土木委員長、また県の関係者、農業関係団体、商工団体から推薦をいただきまして、第1回目の協議会を開催したところでございます。 今後ブランド化に向けた基本計画の策定に向けまして、専門家等のアドバイスを受けながら活動を開催したいと考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 先ほどちょっと申し上げましたけれども、今部長もおっしゃっていました。もっとこの筑西市の知名度を、農産物の知名度を上げていくのだという話をされておりましたけれども、まさにそういうことだというふうに思います。そういう媒介として、先ほどのアンテナショップなんかがあるわけで、積極的にそのアンテナショップの活用といいましょうか、そういったところも、相関関係にあると思うのです。その推進事業を連携をして進めていただきたい、このように思います。 当然先ほど市長が答弁なされていましたけれども、この筑西市は、6次化製品というのがなかなか少ないというか、それを売り出すというようなその意識が薄いというような感じを受けます。アンテナショップをフル活用して、そのブランド化推進事業の中でしっかり議論をして、それで推進をして、アンテナショップを活用して、そういった事業展開を図っていっていただきたい、このように思います。 以上、この加速化交付金を入れた事業については、以上で質問を終わります。 続きまして、地方創生交付金について、またお伺いしたいのですが、地方創生推進交付金です。この地方創生推進交付金、今年度国のほうの予算ですけれども、1,000億円です。現在1,000億円という予算組みとしているというふうに思います。参議院選挙後の経済対策という中で、この2次補正、9月に2次補正を提案されるということであるようですけれども、地方創生推進交付金、新たにこの900億円の上積みというような閣議決定がなされたというような情報も入っているのですが、そういう中でこの推進交付金を獲得しようとしているのかどうか、市の考え方を伺います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 地方創生推進交付金ですけれども、本市におきましては、今年度第2回目となる9月の申請を目指しまして、内閣府主催の地方相談会というのが7月にあったのでございますけれども、そちらのほうに出席をいたしまして、事業案の事前協議等をしてきたところでございますけれども、国のほうから地域間連携ですとか、官民協働などの要素、いわゆる先駆性が不十分であるというような判断をされましたことから、今回の申請は残念ながら見送るということにしたところでございます。 ただ、推進交付金につきましては、今年度単年度限りではございませんので、今後国の2次補正の話もございましたが、来年度の概算要求でも1,170億円ほど要求しているようでございますので、交付金の制度改正、そういったものも十分踏まえまして、次回はぜひ交付金の申請を行ってまいりたいというふうなことで考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 獲得すべく努力はしているという感じを受けたわけでございます。残念ながら、今年度の獲得には至らないような、そういう答弁でよろしいのですね。1,900億円のこの予算を国が上げているということ、今年度上げているということで、獲得できないというのは非常に残念だなというふうな思いはあるのですけれども、この事業を進めるに当たって、この推進交付金を獲得するに当たって、どうしても基本的には市が策定をしたそのまち・ひと・しごと総合戦略の中の事業の位置づけというものが1つは足りないのではないかというふうに思います。 実際今申されましたように、この推進交付金を獲得するには、先駆性というものが1つの大きなハードルになっているわけですよね。そういったことを考えたときには、47事業の中で、私も見ました、47事業を細かく。そうしますと、やはり従来やっていた事業を多く挙げて、これは当然それを深化するのは、事業の継続性ということでは当然のことでありますけれども、目新しいといいましょうか、それを練り直して先駆性を持たせて球出しするというのは、ちょっと47事業では難しいかなというような私も感じは持っているところであります。 したがいまして、私はもう1回この総合戦略、これをせっかく産官学金労言、そういった各界各層のその有識者を集めて有識者会議をつくっているわけですから、またしっかりと議論をいただいて、執行部に合った今のこの筑西市の活性化のための事業を再度練り直して事業の位置づけをすることを望むところであります。そうすることによって、ある程度また交付金の獲得ができるのではないかというふうに思います。今部長がおっしゃったように、この事業は地域再生法という、いわゆる恒久法ですね、その中に交付金が位置づけられているわけでありますから、当然一過性のはやりの地方創生ということではない人口政策でありますので、当分続くという認識の中で事業の練り直し、そういったところもしっかりやっていただきたいと思いますけれども、お考えを伺います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) ただいま議員がおっしゃいましたように、総合戦略につきましては、毎年度見直しをしていくというようなことを考えておりますので、新たな事業の追加を検討いたしまして、推進交付金のほうに結びつけていきたいというふうなことで考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に移らせていただきます。せきじょう味覚センターの活用についてであります。このせきじょう味覚センターの活用につきましては、昨年の第2回の定例会にも質問をさせていただきました。つまり私が議員になって初めての質問であったわけです。答弁者は、今の総務部長でありました。また、再度こういう質問をさせていただくわけでございますけれども、なぜかといいますと、やはり議会の初日に小島議員も外山議員もおっしゃっていましたけれども、やはり国道294号、非常に交通量が多い。また、ちょうど筑西市の南側、南からの玄関口という、何ていいましょうか、非常に目立つところに設置、建っているものであります。 そういうことで、何とか有効な活用が図れないものかということで、今般公募ということで、市長本当にそういうことで気にかけていただいて、ありがとうございました。おかげさまで公募に応じた、そういった事業者、業者さんがいるということを、この初日の議案説明でわかったのですけれども、どういった業者さんが入るのか、答えられる範囲でお答えをいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 森議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 せきじょう味覚センターにつきましては、先ほどお話あったとおり、平成6年に旧関城町が農林水産省国庫補助事業を活用して地産地消を図るために地域農産物のPR、直売を目的に建設されました。しかしながら、平成24年6月に農業協同組合が撤退いたしまして、数年間未利用状態が続きまして、その問題につきまして解消すべく貸し付けについていろいろPR、また公募等を行ってきたところでございます。 今年7月に、今年度また再度PRを行いまして、市内の1事業者から応募がございました。使う目的といたしましては、先ほど申しましたように、国の補助事業で農林水産業の補助事業ということでつくった施設でございますので、その使用目的に合った内容でないと難しいということでなかなか、あと老朽化が進んでおりましたので、応募がなかったというふうな状況でございます。今回、市内の農畜産物につきましての地産地消、また6次化製品、6次化産業を目的とした直売所、産地PRを行うというような計画を申請いただきましたので、現在貸し付けを決定したところでございます。 詳細、また先ほど専決処分でお願いしましたとおり、老朽化が著しいものですから、発注して、工事の発注の状況を見まして引き渡し日等につきましては大分改修が必要なものですから、現在検討が進められているところでございます。 また、業者なのですけれども、市内の農畜産物を使った、豚肉を中心になるのですけれども、薫製等をつくって販売している業者さんでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。あの施設は、今部長がおっしゃったように、平成6年、農林水産省の補助金を入れてつくったということで、ある程度使用するに当たっては、そういった縛りが農林水産省の補助を入れたということで、何でもかんでもに使えるというものではないという、こういう認識ではいるわけでございますけれども、議会の初日に専決処分の説明があって、ああ、よかったなという思いが本当に私自身ありました。 といいますのは、私、こういう席で申し上げるのはいかがなものかというふうに思いますけれども、増渕議員にもこの問題はよく私も聞きたいからやってくれよというような話もありましたので、申し上げますけれども、この筑西市が合併をしたのが平成17年3月でございます。そのときに、実は1市3町が合併するに当たって、それぞれの市町村のこの持ち込みの事業を、いわゆる合併特例債を活用してそのそれぞれの地域の思いのある施設を補修なりあるいは建設なりするために、建設計画というものをつくって、これが合併するのに前提条件であったわけです。それぞれの市町村が持ち寄りました。当時私も合併の推進室長をやっていたものですから、その辺その事業を私も上げました。それで持ち寄った。副市長さんもそのときかかわっておいでになりましたので、承知されていると思うのですけれども、その中に関城地区から出したその合併特例債事業を活用する事業としてせきじょう味覚センターグレードアップ事業ということで、何千万円かのこの改修と、それと規模拡大を目指したこの建設計画の中に位置づけをした、そういう経過があるのです。 ですから、私は合併推進するに当たっては、そういったことも含めてあの地域の人たちに説明会をやって、合併の推進を図ってきたという経過も、もう十数年前になりますけれども、私自身もあったわけでございます。 したがいまして、そういう中で前市議会議員であった塚原鉄雄さんなんかも役員をされていましたので、そういう思いで塚原前議員さんもこの質問は何回かやっているということでありますけれども、そういう思いがあって、またその地域の人たちの理解も得るために、ここを拠点にして地域農業の発展を図りますよというような、そういう説明をしながら合併に導いていったという一つの経過があるということでありまして、何としてもあの施設を活用してもらいたいというのが、この思いなのです。だから、その辺はご理解をいただいて進めていただいたということであろうかというふうに思いますけれども、私は補修をしてまた息を吹き返していただく、これはまさに須藤市長、よかったと思っているところでございます。地域の人たちも大変喜んでいることというふうに思います。私もこの議会が終わって、その議案が成立したときには、そういう説明を地元でやっていきたいというふうに思っております。本当に感謝をしておりました。 そういうことで、次の質問に移ります。いばらきヘルスロードについてであります。このいばらきヘルスロードというのはどういうものなのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 森議員のご質問にご答弁申し上げます。 いばらきヘルスロードは、茨城県が健康いばらき21プランに基づきまして、平成14年度から、身近なところで気軽に歩いて、地域の新たな発見と健康づくりのため、ウオーキングの推進を図るとともに、高齢者社会を見据えて子供からお年寄りまで、また障害のある人も安全に歩けるように既存の道路をコースとして認めたものでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。このいばらきヘルスロードというのは、内容はわかりました。県内にどのくらい登録されて、また市内にはどのくらい登録されているのか、お伺いをさせていただきます。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 県内のヘルスロードは平成28年3月末現在、44市町村309コースがございます。筑西保健所管内では当市が11コース、結城市が3コース、桜川市が4コースとなっております。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。このヘルスロードについては、私、県内市町村のホームページなんかを見てみますと、このヘルスロードの登録を通して、その登録されたヘルスロードを活用して市民の健康づくりといいましょうか、そういったあるいはイベントとか、そういうものに活用して、利用をしている自治体もあるようであります。そういう中で本市では11コースというものが登録されているということでありますけれども、本市においてはそのヘルスロードの活用も含めて利用状況、そういったところをわかる範囲で結構ですので、教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 先ほどの11コースということですが、その明細につきましてまずお答えします。下館地区が7コース、関城地区が2コース、明野地区1コース、協和地区1コースとなっておりまして、旧市町の全ての場所に設定されておる次第でございます。 この利用につきまして、本市では健康運動普及員や健康推進員連絡協議会が歩く会やその教室を開催し、利用の推進をしております。健康運動普及員においては、市民を対象に健康ウオーキング教室を実施しております。健康推進員連絡協議会では、各支部に分かれて、市民の健康づくりを推進するために、歩く会を昨年度は計21回実施いたしました。歩く会では、ヘルスロードを利用することにより、まず安全に歩くことを心がけております。 現在、いばらきヘルスロード指定ガイドラインが改定されまして、備えるべき要件として、安全性を配慮して歩道が設けられていること、横断する箇所には信号機または横断歩道があることなどが追加されました。今後とも安全な場所で健康づくりが推進できるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。この今かなり歩く会ですか、そういった方々の活用というのがされているなというふうな感じで、今お話を伺いましたけれども、例えば県にこのいばらきヘルスロードが登録されると、当然情報は拡散するというか、情報が流れるわけです。いろいろな人に流れる、そういう状況ですよね。ホームページ等でそういう情報はいろいろな人に流れていくということであります。 そうしますと、当然市内の人の利用といいましょうか、のほかに、市外の方々の利用というのも、これ当然多いのだろうというふうに思います。 といいますのも、このヘルスロードはかなり登録今伺いますと、県全体で309コースということでありますけれども、かなり県のほうでもその活用といいましょうか、利用を促すために、何キロ歩くと、例えば2,000キロ歩くとノベルティーグッズではないですが、何かそういう歩く人たちのステータスとなるようなバッジをくれたり、そういうことで利用促進を図っているというような、このホームページで見たものなのですけれども、そういうふうなことで利用促進を図っているあるいは登録をふやしている。筑西市、今回の「ピープル」ですか、その「ピープル」にも登録を促すような広報もされているようですけれども、そうなりますと、当然市外、市内の人が活用するということが盛んになりますと、当然いわゆる市外の人が利用するという場合においてはホスピタリティー、いわゆるおもてなしみたいな感じで、「何だ、このヘルスロードは」と言われるようなこともあろうかというふうに思います。そういう中で、この景観あるいは管理という観点から、これはどこで管理して、どのように管理されているのか、お伺いをさせていただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) ヘルスロードの維持管理につきましては、筑西市内においてヘルスロードの指定がされている箇所が11カ所あり、そのうち3コースについては、筑西市道に認定していない路線が含まれております。また、県道の一部も指定されております。筑西市道として認定しているヘルスロードは、一般の生活道路と同じく道路維持課で除草及び維持管理に努めております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) わかりました。今伺いまして、当然これ一般道路として供用をしているということであれば、当然これ道路維持課、土木部の所管で管理するのが、これ当然なのかなというふうな思いを持つところでありますけれども、例えば関城地区に「さわやかロード」というマラソンコースというか、ジョギングコース、ウオーキングコース、5.4キロのこのコースが、これも多分ヘルスロードに登録されているというふうに思いますけれども、このさわやかロード、あれは平成4年に実は当時の関城町があの体育館、関城の体育館を起点にして5.4キロ、体育施設として一般道の歩道を整備したものなのです。当時平成4年ですから、まだこういったロードというのははしりのころでありまして、しかもそのロードには桜の木が植わっていたり、あるいはハナミズキが植わっていたり、アジサイが植わっていたりということで、いわゆるウオーキングしながらそれをめでながらコースを歩くということで、大変県内でも知れ渡っているロードであります。 そういう中で、実は苦情が多いのです。私も実は正直に申し上げますけれども、猪瀨部長、本当に就任以来目配りをして土木行政しっかり前へ進めているなという印象を持って、質問は実はしたくなかったのですけれども、あえてこれは議員私の立場でございますので、質問をさせていただくわけでございますけれども、実は一般道路と同じようなこの体育施設としてつくった道路を一般道路と同じように年に1回の草刈りとか、年に2回の草刈りでは、ちょっと例えば走っていて、この半ズボンで走っていると、傷ついてしまうのだなんていうような話も伺っているところであります。歩くのにも非常にけもの道みたいなところもあって、これ歩くのが歩けないのだというような話も伺っているところであります。そういったところでありますので、実はこういった予算も厳しいという中でありますけれども、施設の性格というのですか、そういったところも少し加味した中で管理するのが、私は道路維持課で問題はないというふうに思っているのですけれども、そういう目配りも頂戴したいなというふうに思うのですけれども、猪瀨部長、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) さわやかロードにつきましては、道路の管理を一元化し、効率よく維持管理を行うため、平成21年度より教育委員会のスポーツ振興課から道路維持課へ所管がえとなっております。 道路維持課での具体的な管理といたしまして、年間を通し除草、街路樹、植栽管理を計画的に行っているところでございます。また、経年劣化による傷みの目立つ箇所につきましては、年次計画をもって復旧しているところでございます。 当該道路につきましても、そもそも体育施設という位置づけであり、ほかの市道とは性格が異なることを認識しております。関係部署との協議をし、今後は維持管理に努めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 4番 森正雄君。 ◆4番(森正雄君) 猪瀨部長、ぜひとも目配りのほうをしていただいて、管理に努めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 以上でございますけれども、各答弁者の皆様、前向きなご答弁を頂戴いたしまして、御礼を申し上げます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前10時52分                                                                              再  開 午前11時10分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 2番 三澤隆一君。          〔2番 三澤隆一君登壇〕 ◆2番(三澤隆一君) 皆様、こんにちは。2番 明政会、三澤隆一でございます。まずは、先日台風10号の大雨により河川の氾濫によりまして高齢者施設の9名の方を含め、11名の方が亡くなられました。さらに、多くの方々がまだ行方不明でいらっしゃいます。亡くなられた方々には本当に謹んでお悔やみ申し上げます。そして、一日も早く行方不明になられた方々の救出を心より願っております。 我が筑西市でも昨年、関東・東北豪雨により被害があったばかりですので、本当に決してこれ人ごとではないなというふうに思っております。そして、今の時代、いつどこで誰がどういった自然災害に遭っても不思議ではない時代であります。全国各地でさまざまな災害の爪跡が残っており、被災地が次々にふえております。本当にこの状況を見ますと、行政の情報提供、そしていち早い避難勧告、そして市民の皆様がお互いに助け合うという連携の重要性を改めて感じます。 今回の質問の中でも自然災害について幾つか取り上げさせていただいております。私も議員である以上、重要視している問題には常に一歩深く掘り下げて質問したいというふうに思っていますし、できるだけ現地に足を運んで、そして自分で見聞きしたものを中心に、私なりの視点で質問をしていきたいと思いますので、きょうもよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従い質問いたします。まずは、市長の政治姿勢について伺います。これは、下館総合運動公園の指定管理制度について伺います。まず、余り聞きなれない言葉かもしれませんが、現在スポーツツーリズムというものが全国各地で展開されております。これは、地域資源やスポーツ資源を活用した新たなスポーツツーリズムの形態をつくることにより、スポーツ振興、地域振興はもちろん、例えば筑西市の子供たちが強豪チームの方々と対戦をする経験、これができたり、競技力の向上または青少年の健全育成など、幅広い効果を生み出しているものであります。オリンピックで日本勢の大活躍を目の当たりにし、次の東京オリンピックに向けて日に日に盛り上がりを見せていくことだと思います。 そして、我が筑西市では、これから茨城国体を控えております。最も注目を集めていく時期であると思います。市民の皆様、民間業者の皆様、そして何といっても市内の子供たちが非常に期待をしていると思います。お伺いしたところ、筑西市にも5件前後のツアー会社からの問い合わせはあるそうです。 ここで市長に伺います。今後、茨城国体開催を初め、さらなる有効活用とより一層のサービスの充実を図るときに、職員の皆さんの業務負担が考えられます。これらを踏まえ、公園の管理全般を民間に委託し、指定管理制度の導入も視野に入れ、8時間勤務という枠にとらわれず、休日の問題も含め、営業時間の拡大と監視業務のローテーションを細かくできるというメリットがあると思います。もちろん財政の効率化という大きな問題も含めてのことですが、市長のお考えをお伺いしたいと思います。 あとは、質問席にて伺います。 ○議長(箱守茂樹君) 三澤隆一君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 三澤議員さんのご質問にお答えをしたいと思います。 指定管理制度でございますけれども、今までに市の図書館、そしてあけの元気館等々今までございました。そういう経過を見てみますと、やはり市民のサービス向上あるいは経費の削減等が現実的に目に見えて図られてきているところでございます。今言われました上平塚にあります体育館でございますけれども、これも平成30年に向けて指定管理制度導入に向けて準備を進めているところでございますので、ご理解をいただきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) 市長、ありがとうございます。ぜひ平成30年ということでありますので、この公園を中心に広い範囲で筑西市に公民一体となってお客様を呼び込んでいただけるように、これからもよろしくお願いいたします。 続きまして、実務的な内容なので、担当部の方にお願いします。現在国体開催に向け準備を進めているところでありますが、来場者のための駐車場の整備により、駐車場の現在の駐車可能台数、そして国体開催時の最終的な駐車場の面積と駐車可能台数をお聞かせください。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 三澤議員さんのご質問に答弁申し上げます。 駐車場の件でございますが、現在総合体育館東側に整備してございます駐車場に普通乗用車として500台分がございます。そのほか臨時的に野球場の東側や南側、さらには市民プールの跡地を含めますと、約6ヘクタールに約2,200台の駐車スペースを確保しているところでございます。国体開催時でございますが、今の予測でございますが、選手、役員で600名、来往者が約2,000名と想定していることから、現在の駐車スペースで対応できるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。この公園は、身近な広場、そしてレクリエーションの拠点となるような公園として整備を進めてきたと思うのですが、今後の整備計画として計画上は陸上競技場、野球場、テニスコートなどのスポーツ施設とサブグラウンドとして芝生公園を整備する予定であると、去年の質問のときに伺いました。しかし、これは平成9年に立てられたものだということでありまして、当然現在の市民の皆様のニーズ、要望を反映させながら進めていくべきだと思います。 そこで伺いたいのですが、平成28年度現在、新たな整備計画案のようなものはございますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) 現在新たな整備計画案はあるのかとのご質問でございますが、下館総合運動公園につきましては、平成3年4月に都市計画決定をし、それを踏まえ平成4年3月に基本設計を策定しております。その後、平成9年に基本設計の見直しを行い、現在の下館総合体育館、駐車場を含め第1期工事を実施してまいっております。 新たな整備計画につきましては、平成9年に策定した基本設計をもとに、下館総合運動公園の基本設計の見直しを含め、市民のニーズや財政状況を踏まえながら、関係部署との協議を進め、検討してまいりたいと思っております。ご理解を賜りたいと思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。今後、先ほど言われた駐車台数の広さ、この広大な駐車場、そしてこの国体で注目を集める総合運動公園を国体開催後も有効利用しないのは、非常に私はもったいないと思うのですが、これについてどうお考えでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 先ほど土木部長のほうから答弁がありましたように、下館総合運動公園の有効活用につきましては、これからどのような有効活用ができるのかも含めまして、関係部署と協議検討してまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。 今度はちょっと細かい質問になるのですが、現在この運動公園内の施設の利用者数というのですか、これ年間どの程度あるのかということと、もっと細かく体育館内のシャワールームと更衣室の利用状況、これをお伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 下館総合運動公園の利用者数でございますが、平成27年度の実績で申し上げますと、体育館が16万789名、運動場につきましては2万9,318名でございました。 それから、シャワー室、更衣室等の利用につきましては、その利用者がトレーニングジムの利用者がほとんどでございますが、正確な利用者人数ということでは把握してございません。参考までに、平成27年度のトレーニングルームの利用者は1万884名でございました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。確かにシャワールームの中まで、更衣室まで入って見ることはできませんので、正確な数字はわかりませんが、わからないと思いますが、実感としてどのぐらいの方が利用されているかというのは何となくわかるとは思うのです。 このシャワールームと更衣室なのですが、私市民の方から何人かからお伺い、お話いただいたのですけれども、どうもここは非常に暗く感じるということでありまして、特に夜は中に入っていくわけですから、かなりまたさらに暗く感じるということをお聞きしました。私も実際見に行ってそういう感じは受けております。せっかくいい設備が整っておりますので、例えばこの中の照明を明るくしたりとか、BGMを流したり、また防犯カメラも含めた防犯を重視して、例えば女性一人でも安心して利用できるような方法、取り組みはできないものでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 今三澤議員がおっしゃいましたように、シャワー室、更衣室等については、暗いというような意見がありますことから、今後利用者の皆さんにさらに快適にご利用いただけるように照明器具等の変更等も行い、改善をしてまいりたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。例えばスピカ分庁舎のように、すばらしいパウダールームの部分があるのですが、そういったものを利用することで、女性、男性問わず、平日でも、仕事帰り、夜でもそのスポーツで汗を流してシャワーを浴びて、そのままうちに帰るというのが今までのパターンだと思うのですが、そうではなくて、そこで汗を流してまた友達と待ち合わせしてまちに繰り出すと、そういった生活の流れが多少変わってくるのかなというのもありますので、ぜひその辺も含めてお願いしたいと思います。 続きまして、スポーツ合宿施設について伺います。今後せっかくこの筑西市が剣道会場に選ばれたわけですから、選手やご家族、先ほど言われましたが、かなりの、600名と2,000名の方ですか、いらっしゃるということでありますので、これを他市に滞在される方を逃がしてしまうというのは非常にもったいないというふうに私は思います。そういった意味も含め、スポーツ合宿施設及び宿泊施設の建設は理想的であるというふうに思っています。 ここで伺いたいのですが、茨城国体開催時の本市での宿泊客の受け入れ態勢はどのようになっているのか、これちょっと心配なのですけれども、当然市内には数カ所の宿泊施設がございます。まずは市内業者を利用するというのは当然のことなのですが、開催期間中、来場者の試算と受け入れ可能人数のバランスについて伺います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 国体開催時の来訪者でございますが、先ほど申し上げましたように、選手、役員で約600名、来往者が約2,000名を想定しているところでございます。宿泊される方については、今のところ把握はしてございませんが、受け入れ可能な宿泊可能施設についてでございますが、平成26年度に筑西市の旅館組合に対しまして調査をしたところ、筑西市内10カ所、約550名の宿泊が可能ということでございました。今後国民体育大会筑西市準備委員会内部に宿泊可能施設等を把握するための専門委員会を設置していく予定でございます。 また、配宿につきましては県の実行委員会が宿泊本部を設置し、国体を開催する近隣の市町村の競技日程も踏まえながら行うというような予定であるというふうに聞いてございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。他市に多少流れてしまうのかなというものもあるのですが、関係者だけでしたら何とか入れるような気がするのですが、ぜひ来場されるお客さんを逃がさない方法をこれから考えていただきたいなというふうに思います。 それで、つながっている話なのですが、例えばこの公園の敷地に宿泊施設を建設する場合であっても、先ほどちょっとこだわったシャワールーム、更衣室を有効に使えば、新たな設備投資も要らずに建設が可能なのかなというふうに思います。また、マイカーや民間交通業者を利用していただければ、例えば大浴場でゆっくりしたいという方があれば、近くに筑西遊湯館もありますので、そこに行っていただくとか、また国体の後になりますが、道の駅の建設も予定されておりますので、国道50号バイパスで行けば10分、15分で行けると思いますので、そちらにお客さんを誘導するというふうな考えもできるのではないかというふうに思います。 さらに、合宿、宿泊施設の運営を考えますと、地元業者との連携も非常にこれは大切だと思います。朝、昼、夜の食事の提供、そして先ほども言いました交通手段、滞在中の生活必需品の販売、コインランドリーなど、市内業者の皆様のご協力をお願いして、お金を落としてもらうと。また、若い人が来れば夜食と、当然ドリンク購入、コンビニや飲食店も利益を伸ばすことと思います。一部の業者に偏ることなく自由にアイデアを持ち寄ってサービス競争をお願いしたいというふうに思っています。 また、ちょっとこれ長くなりますが、滞在時の万が一のけがや病気に対しても今後新中核病院、市民病院へのスムーズなアクセスと受け入れがとれるということも、これPRの一つになると思います。そのほか筑西市のメリットとして、何といっても首都圏を中心とする関東全域から近く、交通費と時間を削減できるという面では非常に有効だというふうに思っています。今現在予算に非常に敏感な団体、学校等が多い中、このアクセスのよさというのは選ばれる一つの基準になると私は思います。 これ、先日伺ったオガール紫波のことなのですが、オガール紫波ではバレーボール専門体育館としてあえてその体育館をつくっておりまして、年間を通し学生、実業団のチームなどが合宿を行っております。地元食材をふんだんに使った料理提供が人気を博し、宿泊者には朝食バイキングの無料サービスなども行っております。 これらと同様に、筑西市は古い歴史のある剣道の強豪地ということで、関係者の皆様は全国で知られていることだと思います。国体を機に剣道専門の合宿地として年間を通して売り出すこともできるのではないかというふうに思っております。 この項で最後に改めて質問したいのですが、これらの取り組みにより冬でも、夏、冬通して子供たちからご高齢者までたくさんのお客様にお越しいただき、さまざまなスポーツや観光を通じて長期滞在をしていただけるよう、スポーツ合宿施設の建設を今後の整備計画の中にぜひ入れていただきたいというふうに思っておるのですが、もう1度市長いかがでしょうか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今るる三澤議員さんがおっしゃってくださったものにつきましては、市の活性化につきましても非常にいいお考えだと思っているところでございます。一つのチャンスかなとも思っているところでございますので、予算等もいろいろございますので、しかしながらそういう意味ではいいご質問でございますので、真剣に考えていきたいと、前向きに考えていきたいと思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) 市長、ありがとうございます。今後この公園を中心に、周りの公共施設をぜひ有効活用して、お互いに相乗効果で利益を上げていきたいなというふうに思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。 続きまして、ICT教育について伺います。国内で40年前よりICT教育を活用している自治体があります。これ日本で一番古いと思うのですが、これはどこかと申しますと、お隣のつくば市であります。このつくば市は、10年間で約14%も人口が増加し、今後も緩やかに人口がふえていくと推測されております。その理由の一つに、つくば市の学校に子供を通わせたいと移住する、移住を願う世帯が後を絶たないということがあるそうです。例えば市立春日学園義務教育学校は、データによると、2012年の開校時から児童生徒が約2倍の1,800人になったといいます。 そして、ニュースの記事をちょっと引用させていただきますと、つくば市は2015年11月、ICT教育などの教育水準の向上と魅力あるまちづくりの推進をすべく、ICT教育全国首長サミットつくば宣言を採択しました。それを機に全国ICT教育首長協議会を発足し、発起人である10自治体の首長、全国94市区町村が趣旨賛同したこの取り組みに文部科学省を初めとする国も強い関心を寄せているということであります。 また、学校外からインターネットを使って学習できるシステムつくばチャレンジングスタディも導入し、どこでもいつでも自由に学習できるシステム、学習を取り入れ、役立てております。何よりもやる気さえあれば、例えば人間関係につまずいて1人になったとしても、諦めることなく次のステップに進めるということは、子供たちにとって非常に大きな安心につながると思います。これらも今の時代、ぜひ筑西市に取り入れていただきたい事例だと思います。 それで、ここで伺いたいのですが、こういった取り組みの前段階として、まずは学校の無線LAN、そしてWi―Fiの整備環境を整える必要があると思います。そこで現在、市内学校においての普及率と今後の計画について伺いたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 三澤議員さんのご質問に答弁申し上げます。 学校におきます無線LAN及びWi―Fiの環境整備につきましては、平成27年度から導入をしてまいりましたタブレット型パソコンの導入にあわせて進めているところでございます。したがいまして、平成27年度に大村小学校など6校、今年度も関城西小学校など6校にタブレット型パソコンを導入しておりますので、あわせて無線LAN及びWi―Fiの環境を整備をするということでございます。今年度末には12校ということでございますので、普及率で申しますと44.4%ということでございます。 今後の計画等につきましては、タブレット型パソコンの導入とあわせて無線LAN等の環境も整備をしていくということでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。44.4%、半分近く進んでいるということであります。2020年までに総務省のほうで全国全ての小中高に無線LAN、Wi―Fiを導入したいという考えがあるということをお聞きしました。デジタル教科書の普及、そして災害時には避難されている方に全面開放するという目的があるそうなのですが、記事でちょっと調べたところは、半分の予算を国のほうで見てくれるというふうに書いてあったような気がしますので、もしそうであればぜひ積極的な推進をお願いいたしたいと思います。 続きまして、ICT教育の指導者の技術習得について伺います。ICT教育システムが導入され、先々のメリットとして私は現場の先生方の業務負担の軽減につながると思っています。また、本来子供たちと向き合う時間がなかなかとれない先生方に対しても、効果を発揮するのではないかというふうに思っています。当然ながら機器を導入することがICT教育の完成形ではないというのは、どなたもご存じだと思うのですが、当然ながらその技術、子供たちに教える教育ができるまでの技術というか、知識というのはなかなか習得するまでに膨大な時間がかかってしまうと思います。それによって逆効果で、また余計忙しくなってしまうのかなというふうな心配もあるのですが、そこでお伺いしたいのが、この教育システムを進めるに当たり、ICT支援員による総合的なサポートが今後必要になってくると思うのですけれども、この点についてどうお考えでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 ただいま三澤議員さんから言われますように、ICT化が進んできますと、学校の現場におきます先生方の負担というものが当然ふえまして、その結果、ICT活用が進まないというようなことも懸念をされているところでございます。このようなことから現在は、ソフトやシステムメーカーの協力を得ながら現場の先生を対象に研修会を実施しているところでございます。しかしながら、今後ICT活用に伴う準備等の負担軽減やICT活用をサポートするためのICT支援員の配置につきましても、当然学校の意見等や既に配置をされております自治体の状況等を踏まえながら検討していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。先日、私も福祉文教委員会で、これ違うのですが、図書館司書の方のお話を伺いに行ったのですが、そのときの仕組みといたしまして、学校単位でその指導員を用意するというのは本当にコストの部分、予算の部分で大変なものだと思うのですが、そうではなくて地域で一括して採用して、必要な人員を採用してからその学校ごとに派遣して指導していただくというふうにすれば、人員的にもそれほど多くしなくてもできるのではないかという意味で、そういった方法も検討に入れていただいて、早い段階で他市におくれをとらないように進めていただければなというふうに思っております。 そして、もう1つの事例として、これまた近くなのですが、古河市の小学校で、校外で場所を選ばず使える高速通信LTEタブレットというのを用意しております。修学旅行先でこれを使って、子供たちが地図で検索して観光地を回って、情報収集して、その集めた情報をグループ内で話し合う。その話し合った意見をまとめて、今度は発表すると、そこまでプレゼンテーションの勉強、それをやっているわけです。例えば先生から離れた場所にいる子供たちに、あしたはスカイツリー上るよと、510円残しておいてねと連絡が入ったりとか、リアルタイムに先生と生徒が意思の疎通ができると。これは修学旅行にかかわらず、日常の生活でも子供と先生方の密な連携がとれるということで、アイデア次第では本当に無限大な機械ではないかなというふうに思います。 ここで伺いたいのですけれども、この高速通信LTEを利用した場所も教室にもとらわれない学習方法のあり方について、さまざまな利用方法があると思うのですが、導入についてどういったお考えでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 古河市におきましては、場所等にとらわれないLTEモバイル通信網を利用してございます。本市におきましては、学校内に高速回線を利用した移動式のWi―Fi機器を整備してタブレットパソコンと無線LANで接続するという方式をとってございます。したがいまして、筑西市の場合につきましては、場所の制限がございまして、学校の校舎内というような制限がございます。筑西市におきまして、古河市のように場所の制限もなくやるとなりますと、経費的にも相当な経費が必要となってまいります。筑西市におきましては、このように限られた財源の中では当面は全学校において早急にタブレット型パソコンや周辺機器等のICT機器の整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) 部長、ありがとうございます。筑西市には場所の制限があるということでありますので、これはもう仕方ないことでありますが、部長言われたとおり、何でもかんでも取り入れるというのではなくて、先進的な取り組みをやっているところの事例を見ながら、その成果、結果をちゃんと見きわめて、筑西市に最も適した方法を取り入れていただきたいなというふうに思っていますので、今後ともよろしくお願いいたします。 それでは、次の質問に移ります。続きまして、自然災害に強いまちづくりについてということであります。昨日、茨城新聞の記事にあったのですが、9月1日の防災の日を前に、全国各地で大規模な避難訓練が行われました。茨城県でも高萩市で5,000人規模の避難訓練がありました。これは県の事業だったようなのですが、我が筑西市でも東日本大震災、そして昨年の関東・東北豪雨の水害のほか、さまざまな自然災害を受けた被災地であります。今後の災害を想定したこうした一斉訓練を順次取り入れていくことも必要ではないかというふうに思っております。 そこで、まず1つ目伺いたいのですけれども、現在の台風、大雨シーズンを迎えておりますが、昨年の関東・東北豪雨の教訓を生かしまして防災対策本部機能を初め、人員的、組織的な部分も含めて具体的な強化策は何かあったのでしょうか、お伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 三澤議員さんのご質問にお答えいたします。 防災における新たな取り組みについてでございますが、昨年の関東・東北豪雨災害を受け、避難勧告の発令に着目したタイムラインを作成し、ことしの5月31日から運用しております。これを活用いたしまして、より迅速に、より的確に判断を下せるよう、去る8月23日に鬼怒川沿川の水害を想定いたしました図上訓練を実施したところでございます。 また、鬼怒川西側の住民の方の新たな避難場所といたしまして、筑西市に避難が困難な状況になった場合、広域避難といたしまして結城市にお願いをし、結城東中学校を避難所として使用させていただくことになりました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。先ほど言われていましたが、タイムラインを有効に活用しているということであります。今回の10号の被害を見ましても、何が原因かという犯人捜しをするわけではないのですが、やはり避難勧告と避難指示のおくれというのが、本当に大切なもの、重要な部分になってくると思いますので、できればその台風があったり、大雨のとき、深夜なんかが多いと思うのですが、そういうときに避難場所に逃げるためには、やっぱりふだんからの訓練が必要だと思いますので、年に2回ある例えばクリーン作戦とか、そういうときに避難場所に高齢者とか障害のある方も一緒に参加して避難場所に移動できるような訓練を随時やっていただければなというふうに思います。 そして、今部長から出ましたタイムラインについてなのですが、今回その質問をしようと思っていたのですが、この間の18日の下館西中学校区の市政懇談会の中でタイムラインのお話を詳しい資料と説明で十分理解できましたので、今回は省かせていただきました。従来の防災対策というのは、被害が出た後の対策に重点が置かれていたと思うのですけれども、このタイムラインは事前の行動に対処したものでありまして、非常に注目すべきものだというふうに思っております。 このような避難勧告の基準とタイムラインは細かく明確化してありますので、ただその大切さを示す事例があったので、お知らせしたいと思います。これは数年前、伊豆大島で大雨で大規模な土砂災害が発生しました。39人の死者、行方不明者を出しました。災害の前日、伊豆大島には大雨警報と土砂災害警報が相次いで発表され、日付がかわってから数年に1度の豪雨が観測されたことを意味する記録的短時間大雨情報というのも出て、厳重な警戒が呼びかけられました。町の対応は後手に回ったのですが、当時町長と副町長は出張で島を離れておりまして、町が非常配備体制をとったのは午前2時ごろということでありまして、ちょうどそのころに土砂災害が発生してしまったと。このために町は、住民に避難を呼びかけることができなかったということであります。 この教訓から、何よりも大切なのは、早い段階からの情報提供の共有化が図れるということと、それぞれの役割を確認する、お互いに。それと、住民に対する事前の注意喚起と自主避難の呼びかけができるということであると思うのですが、防災においては、これよく聞く言葉なのですが、空振りは許されますが、見逃しは許されないという言葉がございますので、私も含めて肝に銘じたいなというふうに思います。これは報告ということであります。 そこで、ちょっとさっきのタイムラインに対して伺いたいのですけれども、できたばかりのものだとかちょっとわからないのですけれども、先週の22日に台風9号が関東に上陸しましたけれども、そのときに当然暴風と豪雨に見舞われました。そのときに、これは台風が数日前より予測できたものなのですけれども、このときにこのタイムラインに沿った防災行動計画というのは何か行動計画に基づいた行動はあったのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 答えさせていただきます。 先日の台風9号の際にも、先ほどご答弁させていただきましたタイムラインの運用により対応させていただきました。具体的には、午前9時に副市長・総務部長・調整監に状況を報告し、副市長の指示のもと、土木部長・教育部長にそれぞれ災害に対する準備を依頼し、土木部におきましては、道路の冠水、倒木等に迅速に対応し、教育委員会ではいつでも避難所の開設ができるよう準備を行い、また市民環境部でも防災安全課の職員はもとより、管理職以上全員が防災安全課に詰め、対応してきたところでございます。 また、総務部におきましても、いつでも出動できるよう管理職以上の方に待機していただいたところでございます。 防災安全課では、河川の情報を小まめにチェックし、また河川巡視を行い、必要に応じて副市長のほうに報告したところでございます。消防団におきましては、黒子水位観測所で水位が水防団待機水位に到達する状況になりそうになったため、17時15分に27、28、30、31、32分団員に待機をしていただき、河川の巡回等を行っていただきました。 また、消防団長、筑西消防署長も来庁していただき、夜遅くまで対応していただいたところでございます。幸い午前3時30分をピークに黒子の水位が減少し、避難判断水位までには至りませんでした。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。的確な対応、各部署協力してできたということであります。筑西市はもともとその対策の、前回の去年の水害のときも、的確な素早い対応がされたということでありますので、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 このタイムラインですが、今後被害を最小限に抑えるために、非常に有効だと思いますので、今後ともしっかりとお願いしたいのですけれども、実際に内閣府が全国3,000人に「大雨などの避難で参考にする情報は何か」ということを聞いたところ、「天気予報や注意報、警報」などと答えた方が75.2%、次いで「市町村が発表する避難勧告などの情報」というのが60.1%ということでありますので、住民の方々はやはり地元の避難勧告によって避難するというのがかなり高いということがこれからもわかります。 これらの事例からいいますと、やはり先ほど言いましたが、タイムラインの充実と避難勧告の早急な対応ということをまた改めてお願い申し上げます。 風水害については以上です。 続きまして、地震についてなのですが、先ほどの台風、大雨とは違いまして、これは事前に予測できない災害として地震災害があります。東日本大震災から5年の歳月が過ぎ、ことし4月にもまた熊本県で2度の震度7の地震が発生しました。先日ニュースでも2017年度から文部科学省で巨大地震の発生が懸念される南海トラフの調査というのを行うというふうに発表がありました。 そして、この茨城県も活断層が下に眠っているということでありますので、ちょっと心配ではありますが、これ私ごとになりますけれども、7月の3連休を利用して熊本県の西原村に入って、災害ボランティアの倒壊家屋の片づけと土砂災害の心配のある樹木の伐採をちょっと行ってきたのですが、そのときに地震の発生状況と、あとはその中心地、震源地の状況、そして仮設住宅の状況をちょっと調べたかったので、お伺いしてきたところもあったのですけれども、この益城町、一番ひどかった震源地で震度7が2度ほどあった益城町に行ってみたのですけれども、町全体が全く手つかずの状態で、誰も入れない状態になっているものですから、大通りは多少人がいたのですけれども、街なかにはもう人がほとんどいないというような状況です。 壊れた住宅も老朽化した住宅ではなくて、耐震をされている比較的新しいうちが、そっくりそのまま倒れたり、倒壊しているということでありましたので、もしかするとその家の問題よりも地盤の問題なのかなということもあるのですけれども、その瓦れきの中でいろいろ考えて、今後これが筑西市でもし起きたらということを考えまして、仮設住宅の問題であるとか、車で避難する避難場所の問題とか、学校とか病院とか会社とか、今後の生活の再建はどうするのかというのを1人でちょっと考えてしまったのですが、それも含めて現在生活再建のために金融機関等で融資相談も進む一方、そういった状況なので、熊本県を離れる方もふえているということなのです。こういう状況をもとに1つ目の質問なのですが、家屋の倒壊と土砂災害など突然の地下直下型の地震が起きれば、筑西市も同じような被害が考えられます。そこで、本市では熊本地震の被害状況と現在の様子を検証して、教訓として地震対策に何かあったときの総合的な考え方の変化はあったのでしょうか、お伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答えさせていただきます。 熊本地震発生後、いま1度体制や備蓄品の確認をさせていただいたところでございます。 また、防災の先進地の視察としまして、龍ケ崎市を視察させていただきました。さらに、消防本部で行われました想定訓練、これにも視察させていただきました。 また、先ほどご答弁させていただきました先日水害を想定した図上訓練を実施したところでございますが、今後は地震を想定したそういった図上訓練も考えていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
    ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございました。ぜひ引き続きよろしくお願いいたします。 ほかにも仮設住宅の建設場所にお伺いしたのですけれども、皆さん包み隠さず中の状態を見せていただいたのですが、お母さん方がどんどん出てきてくれて、部屋の中に緑や花が欲しいとか、外にもそうなのですが、洗濯機は外に置いてくれとか、部屋の間仕切りが邪魔だとか、台所の台がないので、野菜はどこに置くのだとか、次々に不満を私にぶつけてきたのですけれども、それもしっかり記録させていただきましたが、それでもやはり大切な方を亡くしたり、家屋や財産をなくしたにもかかわらず、前向きに将来を考えるお母さんたちがすごく強くすごさを感じたものだったのですけれども、この仮設住宅全体を見て熊本市では、熊本県では住民同士の交流というのを非常に重要視していまして、ご高齢者の長期滞在も視野に入れた住宅となっておりますので、他の災害の被災地の教訓をしっかり生かしている建築物であったということであります。 そして、もう1つ、また記憶に新しいのですけれども、震災直後、仮設住宅ができるまでは、皆様車の中で生活をしておりました。やはり建物の中に入るという恐怖と、プライバシーの確保とか、子育てとか、ペットがいる方とか、そういったいろいろな理由があって車中泊をしていたと思うのですが、ここでちょっと質問なのですが、私ちょっと先走り過ぎかもしれませんが、先ほどのタイムラインのように、事前に予測準備できないものですから、我が筑西市でもし震災があったときに仮設住宅の建設ができる必要に迫られたときにできる土地と、あと車中泊のできる候補地などありましたらお聞かせください。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答えさせていただきます。 筑西市地域防災計画におきまして仮設住宅につきましては、下館地区は下館運動場南側、関城地区は関城運動場、明野地区は明野球場、協和地区は協和球場を応急仮設住宅建設候補地としております。 また、車中泊についてでございますが、できるだけ車中泊は避けていただいて、できるだけ避難所に避難していただきたいというふうに考えているところでございますが、どうしても車中泊が必要な場合には、迅速に対応していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。仮設住宅の場所があるということで、これは非常に安心したのですが、仮設住宅、当然できるまでに時間かかりますので、車中泊というのは必要になってくると思うのですが、これを場所の確保をお願いしたいなというふうに思います。 今全国で大型駐車場を抱える小売大手のイオンなんかでは、自家発電設備を整える災害時の車中泊ができる緊急避難所のような拠点を2020年までに全国で100カ所にふやすという計画であります。今後は自治体とも協力して車中泊への支援策を考えていきたいということでありますので、企業も次々に動き出しておりますので、ぜひその辺もよろしくお願いいたします。 ほかにもボランティア先のご主人に、災害時の状況を詳しく語っていただいたのですが、1回目の震度7の地震は、お風呂の中で何とか耐えられるレベルだったということなのですけれども、2回目の震度7というのは、全くレベルが違ったということなのです。それで、深夜3時過ぎに就寝中に急にベッドの下から突き上げるような揺れが始まって、その後速い横揺れがずっと続いたと。ベッドにしがみつくのが精いっぱいだということだったのです。その次の瞬間、部屋のカーテンが急に上に持ち上がったということなのですが、部屋が急に明るくなったと。どういうことかというと、自分の寝ている部屋の反対の部屋が潰れて、こっちの部屋が持ち上がったということなのですけれども、そのときは何もできずにただ身を任せるしかなかったとおっしゃっておりました。 幸いこのお宅では、その部屋にはご家族、潰れたほうの部屋には誰もいらっしゃらなかったので、軽いけがで済んだのですが、残念ながらお隣の倒壊したお宅にはご高齢のおじいさんがいらっしゃったので、亡くなられたということであります。 それで、これらに関連しての質問なのですけれども、家具転倒防止器具の設置についてお伺いします。近年発生している直下型地震のうち、阪神淡路大震災時に建物の中でけがした人の実に4分の3の人たちが、家具の倒壊やガラスで被害を受けたそうです。つまり家具をしっかりとめて、ガラスが割れても飛散しないような対策をとっておれば、災害時にはほとんどけがをしないのではないかということであります。 そこで伺いたいのですが、これらの被害を最小限に抑えるためにも、家具転倒防止器具を購入し、取りつけた方、またガラスの飛散防止対策をされた方に家具転倒防止対策事業補助金として補助金を交付する自治体がふえているということなのでありますが、本市ではこのような制度はございますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 市といたしましては、防災対策は市と市民がそれぞれ役割を認識し、一体となって取り組むことが重要というふうに考えております。市は、市民の生命や財産を災害から守るために必要な施策を実施し、防災体制を整備いたします。 一方、市民の皆様には、非常食の保存、今お話のありました家具の転倒防止への取り組み、ご家族の安否確認の方法といったご自分とご家族の命を守る自助のための備えを行っていただきたいというふうに考えているところでございます。現在のところ、筑西市にはこういった補助金の交付制度はございませんので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。ないとすれば、本市に例えば相談だけできる安全対策の相談とか、情報提供できるような窓口というのはございますか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 防災関係あるいはそういった安全対策の情報提供や相談窓口は、市民環境部の防災安全課というふうになります。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。ぜひ積極的な情報提供、よろしくお願いしたいと思います。 それで、その続きなのですが、2度目の震災が、地震の揺れがおさまってから、この地域では山林だったものですから、皆さんチェーンソーを持っていたので、それぞれ倒壊した家に皆さん集まってチェーンソーで救出されたので、物すごく被害が少なかったと、救出がスムーズに進んだということであったのですが、この地域はもともと近所のつながりが強く、日ごろから助け合って生活している地域であったということであります。町なかや都会ではこうはいかなかったのかなというふうに、その住んでいる方がおっしゃっていたのですが、これはまさに市で言っている自助、共助による地域の防災力の高さが緊急時の生死を分けるということをあらわすお話だったのではないかなというふうに思います。 それに関連して質問なのですが、災害時の連携について伺います。本市では行政と自主防災組織、自治体が中心だと思うのですが、自衛隊、警察、消防などとの緊急時の連絡体制はでき上がっているのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 答弁をさせていただきます。 緊急時における警察署、消防署、消防団との連携体制は整っております。また、自衛隊への派遣要請につきましては、市長から県知事、県知事から自衛隊へというような連絡体制になっております。 自主防災組織の方とは、代表者の方が年度で変更するようなこともございまして、なかなか連絡体制を整えることが難しい状況にはなってございますが、何らかの方法により対処していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。緊急時に連携ができるということは、非常に大切なのですが、自衛隊、警察、消防という方たちも、やはり被災者でありますので、できればこの自主防災組織と行政という連携が非常に大切だと私は思うのです。それで、水害もそうですが、ぜひこの市民ボランティアの皆様の活動、これ自主防災組織とはまた別なのですが、そういった方々と、またあと地元の建設業者の方のトラックと重機というのが非常に役に立ったということで、ただせっかく来てくれても誰が窓口になって対応してくれるのかわからなかったということがありますので、やりたい人と必要としている人がいて、その間をつなぐものがないものですから、そこをしっかり何もない日常から連携をしておくというか、打ち合わせというか、話し合いをしていただきたいなということを強く感じます。ぜひよろしくお願いいたします。 もう1つお伺いします。この災害時に高齢者、障害のある方、要援護者の救出、それと避難方法、また福祉避難所についての具体的な対策は考えておりますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 まず、要援護者の把握について申し上げます。要援護者の把握につきましては、毎年6月から7月にかけまして、民生委員児童委員にお願いし、地域の要援護者の実態把握に努めております。平成28年3月末現在で、要援護者2,839名を確認しまして、名簿に登載しております。災害時の活用を目的に、筑西警察署・筑西消防署・消防団、それから市防災担当課、それから社会福祉協議会とデータの共有を行っております。 要援護者の救出・避難方法につきましては、まず安否確認を民生委員児童委員さんにお願いし、その情報を踏まえて、消防団等との関係機関との連携により対応することを想定しています。しかしながら、災害時の基本は、先ほどもおっしゃったとおり、自分の身は自分で守る、次に地域で守る、そして自分自身や地域で守れない場合は公的機関が守ることとなっております。それが基本となっております。 次に、福祉避難所についてでございますが、これは一般の避難所では避難生活が困難な要援護者を支援するための二次・三次の避難所になります。基本的には市の福祉施設4カ所、総合福祉センター・関城老人福祉センター・明野老人福祉センター・協和ふれあいセンターが二次避難所になっております。さらに、大災害で市の福祉避難所だけでは対応できない場合には、協定福祉避難所、これ社会福祉法人12団体、18施設にお願いしております。避難者の状況を踏まえ、各団体の施設にお願いするところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございました。2,839名ということで、かなりの数がいらっしゃいます。震災直後、民生委員の方では当然対応できないと思うのですが、そういった意味も含めて、この章最後の質問なのですが、先日県西生涯学習センターにおいて一般ボランティアの方がヤングボランティアを育成する講座を受けて、高校生・大学生はボランティアセミナーとして実際の技術指導と研修を行いました。私もいろいろな面で一緒に活動しているのですが、若い方の体力というのは本当に信じられないぐらいタフでありますので、元気がありますね。それで、学生を中心とするボランティア人材の育成推進を後押しすることは非常に大切だと思うのですが、若者が早い段階から地域に根差す意味でも、こういった取り組みは重要だと思います。これに対して市のほうでは何か推進、後押しするものはあるでしょうか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 ボランティア活動支援につきましては、社会福祉協議会に依頼しております。地域住民のボランティア活動に関する理解と関心を深めまして、組織的な活動支援を行うため、ボランティアセンターが設置されておりまして、現在62団体、3,340名が登録されております。 サポート体制についてでございますが、社会福祉協議会中のボランティアセンターを主体とし、活動を支援しておりまして、ボランティア保険加入支援、それから相談事業、ボランティア派遣事業、ボランティア養成研修会などを通じてボランティア意識の醸成や技術の向上に取り組んでおります。 また、災害時等には、より多くのボランティアが必要となりますことから、市社会福祉課においても日本赤十字社茨城県支部ボランティアリーダーをお招きして、全民生委員児童委員等を対象としました「要介護者支援・炊き出しの研修会」や筑西市日赤奉仕団を対象とした「応急手当てや炊き出しの訓練」を行うことで、要援護者支援、それから技術の向上や応急手当て技術の習得向上に努めておる次第でございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 2番 三澤隆一君。 ◆2番(三澤隆一君) ありがとうございます。62団体、3,340名ということであります。そういった方々がそれにすぐに活動していただければ、本当に助かると思うのですが、今後地域の担い手として地元にいる若者に、ぜひ新たな担い手として災害復興のときには活動してもらいたいですし、新たなリーダー的な人物というのは災害時に必ず必要になることは証明されていますから、積極的な推進の取り組みをお願いしたいと思います。 先ほど尾岸部長言っておられましたが、市町村の責任ということでありまして、防災対策基本法では、市町村は住民の生命、身体及び財産を災害から保護する義務があるというふうに定められておりますが、でも私はもはやこの自然災害は、行政だけで対応できるものではないというふうに感じております。よくテレビでも、こんな災害はもう初めてだという言葉が住民の皆様から多く聞かれますとおり、お一人お一人が自分で考え、そして近隣住民と支え合って行動することが、自分の身と家族の身を守るということをもう皆さん気づいていると思うのですよね。ですから、本当の意味ではそういうものを推進するというか、市が中心になって市民の皆様を一緒にバックアップして協力してやりましょうという体制をつくっていくことが、本当の意味での自然災害に強いまちづくりにつながると思いますので、今後ともしっかりと連携のほうよろしくお願いいたします。 もう時間ですので、ちょっとまだこの後防犯に対してあったのですが、これは次回に回させていただきます。今回も本当にご丁寧な答弁ありがとうございました。また、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 0時 8分                                                                              再  開 午後 1時10分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 12番 仁平正巳君。          〔12番 仁平正巳君登壇〕 ◆12番(仁平正巳君) 12番 仁平でございます。一般質問初日の3番目となりましたけれども、午後一の出番ということで、6月の議会も3番でした。別に狙ったわけではありませんが、今回も抽せんの結果、3番となりました。眠くなる時間帯ですが、皆さんが眠くならないように、皆さんが興味を持つような質問も織りまぜていきたいと思います。 ことしの夏のイベントも例年のごとく各地の夏祭りに始まり、わっしょいカーニバル、花火大会、灯ろう流し、盆踊り、そして現在も行われておりますあけのひまわりフェスティバルとめじろ押しでしたが、残すところ関城で行われますどすこいペアのみとなりましたが、昼は高校野球、夜はリオ・オリンピックと、多くの興奮と感動で、まさに暑い夏でありました。少々寝不足ぎみでありましたので、そろそろ夏の疲れが出てくるころかもしれませんが、全く月日のたつのは早いもので、あと4カ月も過ぎますと正月になってしまいます。 先月、8月22日には、台風9号が11年ぶりに関東地方を直撃し、我が家では傷んでいたトタン屋根が剥がれ、雨漏りで大騒ぎでありました。そしてまた、台風10号についても、先ほど来議員から話が出ていますとおり、東北、北海道地域に大きな爪跡を残しておりました。改めて自然の猛威に驚いたわけですが、昨年の鬼怒川決壊による大水害はちょうど1年前になりますが、安心安全なまちづくりのため、日ごろからの準備や備えが必要ですが、なかなかそれもままならないのが実情であります。いずれにいたしましても、ことしも後半戦を元気に乗り切っていきたいものであります。 余談ですが、ある政治家がこんなことを言っておられました。敬老の日も近いことですので、市長にはぜひこの言葉をプレゼントしたいのですが、よく聞いてほしいのですけれども、教養のある人と教育のある人は長生きをすると。全然おもしろくもおかしくもないですね。そう言われている。つまりこういうことなのです。きょう用事のある人、それからきょう行くところのある人、これを「キョウヨウ」と「キョウイク」というそうです。字が違いました。そうしますと、長生きをするそうです。いわゆる生きがいといいますか、目的のある人生があれば、健康で、健康的だから、健康だから仕事をするのではなくて、仕事をしているから元気だそうでございます。 それでは、通告に従いまして質問を始めさせていただきます。初めに、市長の政治姿勢についてお伺いをいたします。我が国の人口構成は、高度成長期の人口増加は遠い昔となり、2008年に始まった人口減少は、今や国全体の抱える問題であり、国はまち・ひと・しごと創生法を制定し、各地方公共団体においては、それぞれ戦略やビジョンを掲げておりますが、とりわけ全国的に人口減少抑制対策を打ち出していない自治体は、東京都以外皆無に等しく、本市においても年間1,000人近い減少が進み、将来の人口推計を見ますと、人口減少率がマイナス28.5%と県内で最も高く、今後消費や地域経済の縮小はもとより、公共サービスの低下などさまざまな分野で人口減少の影響が懸念されているところでありますが、人口減少抑制の大きな方策の一つとして、働く場の確保が挙げられますが、企業誘致活動も自治体間の競争が著しいのが現状であります。 そこで、企業ではありませんが、就職先としては相変わらず公務員の人気は高く、年々市役所職員採用試験も受験者にとりましては狭き門と聞き及んでおりますが、先般平成28年度の本市の職員採用試験要綱が届きましたが、受け付け期間が8月12日までとなっており、既に締め切られたわけでございますが、一般事務職、本年度は33名程度の採用予定に対し、何名の申し込みがあったのか。当然市外からの受験者もいると思いますが、人口減少抑制対策の一環として職員採用条件に本市に居住することを盛り込み、本市に居住してもらうことにより、危機管理対応はもとより、高度化、ますます複雑化する住民ニーズを的確に把握し、より地域に根差した行政運営が可能になるため、さらには人口減少時代における地域の担い手として期待され、まさしく雇用の促進、Iターン、Uターンの促進につながる方策と考え、居住条件つき採用について市長のご所見をお伺いいたします。 次からの質問につきましては、質問席にて行いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 仁平正巳君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 仁平議員さんの質問にお答えをいたします。 人口減少抑制対策としまして、職員採用試験の条件に本市に居住する条件をつけられないかということでございますけれども、先行事例といたしまして、市外に居住し、かつ、一定期間の市外での職務経験があり、採用の際は、市内に居住することを要件とする「移住・定住促進枠」というのをしている自治体もございます。いわゆるそういうことを今後当市としても考えなくてはいけないなと、このように思っているところでございます。今言いました以外にもいろいろと考えなくてはいけないと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) ありがとうございます。これはよくよく調べてみますと、住所要件を受験資格にするということは、平等扱いの原則、地方公務員法第13条あるいは第19条に抵触するおそれもあるのですよ。しかし、居住条件を市長も言われたように掲げている、もう既に掲げている自治体もありますけれども、服務規程に既に盛り込まれている自治体がございますので、その辺のところを少し研究をなさって、筑西市の職員として勤務する場合には、必ず筑西市に居住をして住民税を払っていただいて、危機管理体制等々に備えるようにしていただきたいと思うのですが、その件について総務部長の見解もお伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) 仁平議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 移住・定住枠というふうな関連でございまして、職員の服務規程に規定して、職員は当該都市に居住しなければならないという規定している自治体もございます。例えば関東の中では栃木県大田原市、群馬県桐生市などでは、既に規定しておりますが、これはかなり前に規定された服務規程でございますので、今般の最近ではそういった事例は余り散見されないと。過日、県の市町村課に問い合わせたところ、余り好ましくないというふうな見解もいただいておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 例えば市長、職員同士が結婚したと。そうしたら、つくば市にうちを建ててしまったなんていうこともあり得ますから、そうしますと人口減少抑制対策をうたっていながら、職員が結婚したらつくば市に住んでしまったという例も間々ありますので、その辺のところは強制ではありませんが、できるだけふるさとのよさを見直して、居住をしていってほしいと、そういうふうに望むわけですから、その件については答弁は結構ですけれども、そこでお尋ねをしますけれども、ここ3年間程度の受験申込者の総数と、それから採用人数、そして市内・市外の割合について、職員の割合についてお伺いをします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 過去3年間という形でご答弁させていただきます。まず、平成25年でございます。申込者295名、うち採用者32名、内訳が市内26、市外6、割合としましては81%と19%というふうな形でございます。続きまして、平成26年度申込者総数306人、採用者総数49人、内訳といたしまして市内34、市外15人でございまして、比率としまして69%と31%ということでございます。また、平成27年度、昨年度でございますが、申込者数251名、うち採用者50名、内訳でございますが、市内在住が36、市外14、比率にいたしまして市内72%、市外28%ということでございます。 ちなみに今年度、先ほど議員さんからお話ございました今年度の採用ということで、申込者総数226ございます。内訳としましては、市内145人、市外81人ということで、比率といたしましては市内64%、市外36%というふうな状況でございます。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 市長、もし採用するときには、できるだけ筑西市に住んでいただくように再度お願いをして採用をお願いします。 それでは、現在の職員数と市内・市外の割合についてお尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 現在の職員数の市外・市内の割合でございます。市内が701人、市外が166、比率といたしましては市内が80.9%、市外が19.1%でございます。 なお、うち管理職に絞りますと、市内が162、市外が18、比率といたしましては市内が9割、市外が1割ということでございます。やはりこちらにつきましては、先ほどお話が出ていますように、新しく結婚されて居を構える場合に、市内というよりもつくば市並びに栃木県の小山市、それと配偶者の関係、仕事の関係で市外に住まざるを得ないというふうな状況では、若年層の方が市外に住まわれている方が多いというふうな分析をしているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 既に居住をして家を建てたとか、そういうもろもろの事情で市外に住んでしまっている職員の場合は、もう今さら筑西市に戻れというのもなかなか難しいことかもしれませんが、これからはできるだけ市内の方を採用あるいは市内に居住することを条件に、できるだけやわらかく厳しくつけてほしいなと感じております。 この人口抑制対策なのですが、ある市では、中学校の同窓会をやるのに市で補助金を出している自治体もございます。なぜかといいますと、またふるさとのよさを見直してもらうために、できるだけ同窓会をそのふるさとでやってもらって、そしてIターン、Uターンを促すということに取り組んでいる自治体もございます。そのぐらいやっぱり気持ちを入れて、その人口抑制対策をしていかないと、茨城県一減少率が高い筑西市でございますので、その点ひとつ上辺だけではなくて、心の問題からも取り組んでいってほしいと思います。 次の質問に移ります。改正公職選挙法が施行され、昨年の6月、選挙権年齢が70年ぶりに20歳から18歳以上に引き下げられ、本年7月10日投開票の参院選から初の国政選挙として適用されましたが、いわゆる若者の投票率アップを図るため、全国的に自治体間でさまざまな投票しやすい環境づくりに工夫を凝らしていたようですが、県内においてもTXつくば駅前の期日前投票所では、投票終了時間を午後9時まで1時間延長したり、石岡市、下妻市、土浦市の大型商業施設内に期日前投票所を新設したり、本市においても高校生を非常勤職員として採用したと聞き及んでおりますが、本市においてのその内容について詳しく説明をお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答え申し上げたいと思います。 高校生を非常勤職員として採用した内容というふうなご質問でございます。昨年の公職選挙法改正によりまして、今回の参議院選挙から選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受けまして、今回新たな取り組みといたしまして、先ほどご質問の中ではお話ございました期日前投票所での選挙事務に高校生、男性4人、女性4人、計8名、そして大学生1名の若年層の採用をいたしているところでございます。この選挙事務を体験してもらうということで、選挙を身近に感じてもらい、将来の投票率向上に結びつけてまいりたいという考えから実施したものでございます。 実際の選挙事務従事につきましては、市内の高校生8名には、平日学校終了後、土日につきましては朝の8時半から夜の8時まで、市役所本庁と明野支所の期日前投票所において、2名ずつ交代にて投票用紙の交付等の事務をお願いしたところでございます。 期日前投票所の管理者及び投票においでいただいた方からは、高校生らしいてきぱきとした対応で気持ちがよい、投票所の雰囲気が明るくなったなどの評価もいただいているところでございます。 また、選挙事務に従事しました高校生にアンケートを実施しましたところ、投票所に行ったことが初めてで当初は戸惑った、投票の大切さを実感することができた、今後も選挙事務にかかわっていきたいなどのご意見等も頂戴しているところでございます。 今後につきましても、選挙にかかわっていただいた方々の意見を大切にしながら、若年層を含めました選挙啓発を積極的に進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) それでは、実際に18歳、19歳の投票率はどの程度だったのか、お答え願いたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答え申し上げます。 今回の投票率でございますが、ちなみに市全体としましては投票率50.94%のところ、18歳が47.62%、19歳が33.62%でございました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 県のほうでは18歳、19歳の投票率が42%と、新聞のほうに発表されておりますが、これ計算しますとそのぐらいになりますかね、やっぱり。それで、それは事前の予想や目標と比較してどうだったのか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答え申し上げたいと思います。 当初の目標と比較してというご質問でございますが、比較する材料といたしましては、前回平成25年のときの参議院選挙の、当時は20歳以上でございましたので、20代前半の方の投票率が31.18%というふうな形、全体では48%でございましたが、31.18%でございましたので、目標値という期待値と、行政の中の期待値ということで、最低でも31%台もしくはそれ以上を想定していたところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) そうすると、確認しますけれども、20代の投票率よりも18歳、19歳の投票率のほうが断然よかったということで理解してよろしいですか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) 申し上げたいと思います。 18、19の投票率、先ほど私、18歳何%、19歳何%と答えてしまいましたが、18、19をトータルしますと、平均で40.67%ということでございますので、当初期待していた31%というよりも10ポイント近く多かったということで、評価しているところでございますが、20代前半の若年層につきましては、まだまだ低い状況で、今回につきましても県内全体で25%前後というふうな低い数値だったというふうに聞いてございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 今後も18歳、19歳といっても年々上がっていくわけですけれども、この方々が現在の数字を維持するというよりも、もっと投票率が上がるような方策といいますか、今後の課題と方策はどのように考えておられますか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 今後の課題、方策という観点でございますが、若年層の投票率が全体の投票率に比べまして低い状況であることは否めない事実でございます。今回の参議院選挙では、高校生への出前講座や高校生の非常勤職員採用ということで、選挙への意識を高めてもらい、投票率の向上に努めてまいりました。今後もこのような取り組みを継続するとともに、18、19歳はもちろんのこと、押しなべて投票率が低い20代前半の若年層の投票率も低調なことから、広報紙等においてこれらの層をターゲットにした特集などを組んで、投票意識の啓発活動等にも検討してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 今後とも選挙の投票率が各年代に応じて、高齢化社会ですから60代、70代が高いのは当然かもしれませんが、若い人に選挙に参加をしていただくような方策を考えて進めていってほしいと思います。 次の質問に移ります。駅伝競走大会についてお伺いをいたしますが、前回この駅伝については、質問と提案をさせていただきましたが、質問時間が足りず、駅伝ならではの駆け足の質問になってしまいましたので、再度提案をさせていただきますが、その前に市長は前回の答弁の中で、「近隣の自治体等とも相談して、よく検討していきたい」と答弁されておりましたが、私が提案しているのは、例えば市内の7つの中学校で駅伝をしてほしかったわけで、近隣の自治体には現在のところ関係のない話だったわけでございます。 この駅伝ですが、古くは大正6年に京都、東京間、約500キロの駅伝が日本最初の駅伝と言われており、今や駅伝はスポーツ界の国際語となっております。もしかしたら近い将来、オリンピック競技の一つに加えられるのではないかと期待をしておるところでございますが、国内では正月のニューイヤー駅伝を初め、箱根駅伝、東日本駅伝、大学選手権、京都都大路を駆け抜ける高校駅伝等々、例を挙げたら切りがありませんが、リオ・オリンピックで陸上の男子400メートルリレーで日本が銀メダルを獲得したように、日本人は世界でもまれに見るきずなとか、チームワークのすぐれた国民だそうで、リレーや駅伝はお家芸だそうですが、下館北口駅前の活性化、そして筑西市民の一体感や郷土意識を醸し出す一助として、さらに市役所本庁舎もスピカビルに移転することをきっかけに、例えば先ほど申し上げましたが、市内7つの中学校で、1学校2チーム編成するとしたら14チームになるわけですね。それをそういうふうにして、1本のたすきにそれぞれの生徒や学校の思いをのせて市内を駆け抜ける駅伝競走大会を企画してはどうかと思いますが、市長、教育長の感想を改めてお聞かせをいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 私のほうから申し上げますが、我々中学校のころは、この前も言いましたように、非常に下館駅を出発するとして、真壁郡その他大会がありました。あのときにも今もそうでしょうけれども、交通事情等も違いますので、なかなか警察関係との相談もしなくてはいけません。今筑西市で行われておりますマラソン大会が、これからハーフマラソンもやってほしいというようなことで、今まで以上の熱が帯びてきたことも事実でございますので、そういうことも鑑みまして、例えば中学生の市内の一致団結、今後の筑西市を担う子供たちの一致団結を思って、今提案されたようなことも関係機関とよく相談してやっていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 今市長さんからもお答えがありましたけれども、ちくせいマラソン大会につきましては、本当に小中学生が多数参加しておりまして、県内では最高の小中学生の参加というふうに聞いております。県の陸上連盟のほうでも期待をしてくれている大会として成長してきているところであります。 駅伝大会におきましては、実は県、全国につながる駅伝大会をしておりまして、ここ数年県西総合公園を会場にして、県西地区大会をやってきたところであります。本市の7つの中学校は、いずれも大変熱心に練習に取り組んでおりまして、ここ全国には出ていないのでありますけれども、最近でも全国大会に出場したチームもあります、県で優勝しまして。そのほか県西地区では、昨年度も大変よい成績をおさめております。たしか下館南中学校が男子の部で2位だったか、1年生の部では関城中学校が優勝しているというように、大変いい成果をおさめてきております。しかし、子供の安全等で県西公園を使ってやらせてもらっていたわけでありまして、今市長さんからもお答えしましたように、いろいろな機関との調整等もありましたり、学校行事との関係もありますので、いろいろとご意見を頂戴しながらこれからも検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 今県西公園を利用した公式な大会というふうな説明がございましたが、私の考えている駅伝は、そういうトラックとか、そういう安全地帯だけを使うものではなくて、確かにこういう企画は一般公道を使うわけですから、私の思っている駅伝はなかなか実現するのは難しいと思いますが、例えば本当にやる気があるのであれば、3年後のいきいき茨城ゆめ国体あるいは4年後の東京オリンピック・パラリンピック開催記念という名目で開催をしてはどうかと思うわけですが、この駅伝競走大会が軌道に乗れば、スポーツ少年団や社会人や市内や近隣の高校生の大会にまで発展することは夢ではないと思います。 今のちくせいマラソン大会が年々盛り上がってきたと市長は申されましたけれども、一方では先ほど三澤議員ですか、の質問の中で駐車場の問題がありましたけれども、毎年あそこ駐車するのに物すごく時間がかかってしまうわけですね。残土も整理すれば相当広い土地になるわけなのですが、1カ所で市民を集めてやるイベントも結構でございますけれども、市内全域、いわゆるそれぞれの区間やコースで見物も応援もできるので、一体感のあるスポーツイベントになるのではないかなと思いますが、ちくせいマラソン大会もたしか私の記憶では参加者3,500人前後を推移をしていると思います。こういうイベントを開催するについて一番大切なことは、安全はもちろんですが、よその自治体が取り組まないことをやると、これが私は大事なのではないかと思うのです。 これから具体的な構想をお話ししますけれども、ただ私がこういう絵に描いたような餅のことを言っていますと、検討します、真剣に考えていきますと市長が答弁するのはもうわかっていますから、少し私の具体的な案をお聞かせしたいと思うのですが、端的に言いますと、下館北口駅前をスタートしまして、旧協和地区から明野方面へ向かって、さらに関城方面、そして下館西中学校前を通って下館総合運動公園がゴール、フィニッシュと考えて、実は先日走ってみました。車でですよ。皆さん頭の中で想像してほしいのですが、ちょっと今ざっと見てもらいますけれども、後でこれ市長に渡しますけれども、こういう絵になります。これから説明します。 下館北口駅前をスタートして、田町の交差点まで600メートルです。田町の交差点を右折して金井町を通り過ぎて五行川、そしてその先の小貝川を渡って横塚西の信号まででちょうど3キロです。スタートからですよ、全てこのキロ数は。そこを右折しまして道なりに行って途中のセブンイレブンを左折しまして新治駅まで6.4キロ。稲芝さんの前を通りまして水戸線を渡り、星谷を抜けて古里小学校までが10.3キロ。十里の桑山神社を抜けて、過ぎて、内淀を通って鍋山からファナック前を通って田宿北入り口までが14.9キロ。海老ヶ島マツモトキヨシ前で16.8キロ。JA明野支所脇交差点を過ぎて、現在行われております倉持のヒマワリ畑を右折して明野中学校前までで19.6キロ。あけの元気館前を通って海老江を過ぎて小貝川の黒子橋で22.8キロ。国道294号を渡って黒子駅で24.9キロ。常総線の踏切を渡って関城東小学校前を過ぎ、関城中学校前で27.7キロ。板橋、そして関城支所前で29.1キロ。その先のセイコーマートを右折して、筑西・三和線を北上して房山の交差点で32.1キロ。幸町の中央通りを通ってダイヤモンドホール前で35キロ。国道50号を渡り、筑西市民病院を過ぎ、玉戸駅の水戸線の踏切を渡って下館西中学校で36.5キロ。そして、上平塚の下館総合運動公園のゴールで38.8キロであります。 車ですと普通に走って約1時間で走れますけれども、駅伝が現実に考えられるとしたら、中学生ですと恐らく3時間から4時間はかかると思いますが、いずれにしましても先ほど来市長も教育長も言われているとおり、実現するには恐らく二、三年の調査研究あるいは関係各方面との調整などが必要かと思われますが、ややもすると役所は新しいことに手を出すのは嫌がる体質と聞き及んでおります。私ではないですよ、言っているのは。よその人が言っていましたけれども、本気で検討するつもりございます、市長。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お答えします。 今の数字を見ますと、38.8キロ、約40キロとして、大概中学生ですと大体10人とは限りませんが、ほかの例えば笠間市の駅伝なんかやっております。私も孫のやつ見に行きましたけれども、あるいは私が自分で中学生のときに補欠で出られなかったのですけれども、行ったところも大体10人平均でして、今のやつからいけば大体平均4キロですから、中学生は2キロから5キロの間でいきますので、数字的には可能だと思っているところでございます。 よって、あとはできるかできないかの問題で、ちょっと答えが長くなって申しわけないですが、あとは箱根駅伝みたく、我が母校も毎年出ているのですが、箱根駅伝みたく伝統的になればもうこれはあれですから、これはちょっと今ここでできるできないという答弁よりも、考えていなかったことよりも言われたものですから、ちょっと真剣に考えてみたいと思っております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 真剣に考えていただければ、そのうちまたもう1度どうなったかお聞きしますので、担当部署において本当に検討していってほしいと思います。 次に、質問をかえていきますが、まず階段アートというものをご存じでしょうか。担当がどこの部かよくわかりませんが、私は健康のために議会のときはほとんどエレベーターは使わず、階段を利用してこの4階まで上りおりしておりますが、現庁舎はもう老朽化が著しいので、今さらどうのこうの言うつもりはありませんが、非常に暗い、陰湿な感じが否めない。時々職員とすれ違っても、みんな下を向いてぼそぼそ「おはようございます」ぐらいの挨拶ぐらいしかできないのですよね。それは私自身も悪いと思っています。自分から言わないで、職員が挨拶しないというのは変な話なのですが、そこで提案をしたいのですけれども、今スピカビル改修が進んでおりますが、現時点で先日1階と2階を見学、地下も含めてさせていただきましたが、見違えるほどすばらしくリニューアルができているなと感じたわけなのですが、相変わらず階段は昔商業施設だったわけですから、階段は意外と広いのですよね。ところが、やっぱり殺風景です。エレベーター、エスカレーターありますけれども、もしかしたら職員の人は階段を使う率が多いかなと、我々も含めて。そうしますと、今学校、駅、図書館などで全国的に、口で説明するのは結構難しいのですが、階段アートというのがはやり始めているのですよ。 有名なのは、JR熊谷駅、籠原駅の絵なのですけれども、先日大村小学校をちょっと訪問してみましたら、掛け算九九がずっと書いてあるのです。二一が二、二二が四と。子供たちは恐らく覚えたての児童はそれを言いながら上っていくのかなというふうな、ずっと4階まで続いていましたけれども、例えばエレベーターやエスカレーターを使うよりも、筑西市の庁舎の階段はなかなかおもしろいよと。例えばクイズ方式でもいいと思うのですよ。ちなみに市長にお尋ねしますけれども、筑西市の花は何か、木は何かという質問形式でもいいと思うのです。その辺ちょっと市長、まさか市長知っていると思いますが、お答えいただきたいです。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 花は桜でございまして、この筑西市に多くの品種が、桜の種類がたくさんありまして、満遍に筑西市内に咲いております。これ日本もそうですけれども、花は桜というふうに思っているところでございます。 ごめんなさい、木。ここで今勉強したのがありましたので、大変申しわけありません。 春の花は、これは日本で最高のいわゆる関城地区関係の梨などはありますけれども、梨の花ということで、秋の花は今コスモスをやっておりますけれども、コスモスということで、春と秋ということでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) さすが市長ですね。私もうろ覚えでしたので、改めて勉強してきましたけれども、やっぱり議員連中、私以外の人はみんな知っているのかなと思ったら、ではないかもしれません。ちなみに市の鳥というのもありますね。ツバメです。これも市民は一体どのぐらいの率で知っているかといったら、恐らくなかなかわからないのかなという気はするのですが、例えばの話ですよ。例えばそういうクイズ方式でもいいし、市庁舎ですから行政案内はもちろん、階段にもそういう絵のアートをしたり、市の広報板に使ってみたり、ネットで調べてみますと、意外と安い値段でこれは専門業者がありまして、あるのですよ。そういうことで、ぜひ階段もそういうふうに明るく、市役所が楽しい、遊び場ではありませんけれども、になるように考えてみたらいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) なぜスピカビルに庁舎を持っていったかというと、いろいろそれはかんかんがくがくありましたが、今このような状態で進んでおりまして、あそこに持っていったからには、駅前をにぎやかにしなくてはいけないあるいは庁舎内を人が多く集まる庁舎にしなくてはいけない、これを思う考えは同じでございます。 この前、実は蔵前小学校というのが台東区にありまして、ここの小学校が、これは廃校になって新しい学校をつくるのですが、ここの階段アートに私も参画してまいりまして、絵を描かせていただきました。終わった後の写真も見せていただきましたけれども、非常にすばらしい、何もない階段よりも階段から始めたものですから、すばらしく感じたところで、実感として今やってまいりました。 よって、その考えは私はいい考えだなと、このように思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) まず、何より階段を使用するということは、健康にいいわけですね。暗い殺伐としたイメージよりは、せっかくリニューアルするのでしたら階段のほうも、別にカラフルにしてくださいというのではなくて、そういうことをいろいろ職員の間でアイデアを出し合っていい庁舎にでき上がるように検討をして実行していただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後の質問に移りたいと思います。最後の質問で後味の悪くならないように気をつけますけれども、職員の窓口対応についてお尋ねをしていきたいと思いますが、市長は常日ごろ市役所は最高のサービス業なのだと、市民のニーズにできるだけ親切丁寧にスピード感を持って対応しろというふうな訓辞をされていると思います。 しかしながら、相当な人数ですから、そういう職員がいても仕方がないかなと思った事案があるのですが、ちょっと紹介をしていきたいと思いますが、私議員の前に自治会長を仰せつかっております。私の持ち区は約90件近くあるのですが、近所の住民の方から、ことしですよ、ことし、お盆前の話なのですが、お盆前にこういう電話がありました。直接市役所に電話するよりは、まず自治会長さんに連絡したほうがいいと思いましてという前置きをつけて、私のところへ、実は世帯数でいうと七、八世帯のところから県道に出るまでの約七、八十メートルぐらいの路地と言っていいほどの狭いところなのですが、そこが木が生い茂って、どうも冬になれば枯れ葉がひどくて、夏はもう雨水といいますか、非常に迷惑していると。しかも、下は草がはびこってきてしまって、その道路まで。でも、草は自分たちが歩くところだから、自分たちである程度清掃はしています。ところが、県道に出るところに電柱があって、電柱の横に斜めにワイヤといいますか、こうありますね。そこにこんな太く草がなってしまっているわけですよ。見通しが悪いのですよ。 でも、そこは他人の土地ですから、勝手に入ってその草を切るわけにもいかない。市役所にそういう事情なもので、「何とかできませんか」という電話をしました。「わかりました」と受けてくれた職員さんがいるのですが、でも幾ら自治会長、議員であっても電話だけで済む問題ではないと思って、それから四、五日して窓口に行って同じ説明をしたのですが、「現場の確認をしました」と、職員が。「これから決裁をいただいて」と、こういう言い回しをするわけですよ。「決裁をいただいて対処します」とか、「わかりました」と。四、五日たっても何の連絡もありません。私も少し頭にきまして、電話したのですよ。「どうなったか」と。そうしたら、「いや、地権者に話はしました」と。でと言ったら、「話をしたのですけれども」と言うだけで、何の進展もありません。 そこで話をしている途中で職員がこう言うのですよ。「では、道路維持課に話をして枝の伐採をお願いしますかね」と言うから、私が考えたわけではなく、その職員が考えたのですよ。どうでもいいからきれいになってくれればいいのだと、住民の安全のために。「電話を下さいよ」と言ったら、電話をくれました。「やっぱり道路維持課ではやってくれないそうですよ」と。それはあなたが考えたのでしょうと、私ではないですよ。勝手に職員がそんなことを言って、道路維持課ではやってくれませんという答えでしたと。では、どうするのと。いや、地権者には話をしたのですけれども、休み明けになったら私もう1度地権者を訪問して対処しますと、ここまではいいのですよ。もう9月ですよ。何の音沙汰もない。 市民環境部長、大丈夫ですか。幾ら文書化していない、自治会長名、紹介議員名がなくたって、住民は待っているのですよ、何とか答えを。地権者に話しました。それだけでは、自治会長の立場もないし、まして議員ですよ。議員の立場もないのですよ。そういうことでは非常に困るのですけれども、市長、どう思われます、私の話。これ本当の話ですから。個別の名前は伏せておきます、職員かわいそうだから。市民環境部のほうですからね。部だけは言っておきます。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) それにつきましては、大変申しわけありません。その問題等々、職員の規律、その他連絡事項、今ホウレンソウを使っているのか。ちょっと総務部長説明しますが、いろいろそういうことがないように今規律正しくやるように、3カ月前からいろいろやっています。そこにつきましては、私が責任持って、今の件については指示しますので、結果はその地権者に刈らせてもらえるかどうかは別としましても、結果は私が責任持って四、五日のうちに連絡いたしますので、申しわけありません。 あと、総務部長にちょっとお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長(菊池雅裕君) 私のほうからご答弁させていただきます。 議員さんご指摘の職員の対応のまずさということで、職員を束ねる総務部としましておわびしたいと思います。 職員の接遇につきましては、いろいろ研修等々で周知徹底を図っているところなのですが、なかなか隅々までいかないのが現状でございますので、私4月に総務部に異動しまして、6月から職員の士気を上げるということで月間目標という形で設定しております。6月から接遇の向上とか、7月は三配りということで、目配り・気配り・心配りで、8月につきましては報告・連絡・相談、先ほど議員さんがおっしゃられました報告・連絡・相談がなかなかとれていないのではないかというご指摘。今月につきましては、9月の月間目標としましては、電話接遇マナーの向上という形で、日夜職員の士気を上げようということで、方策を練っているところでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 私は、私からというか、市民からの要望を何でもかんでも一々聞いてくれと言っているわけではなくて、返事が欲しかったのですよ。できないものはできない、幾日ぐらいの間でできるとか、こうやりますとか。実は土木部にお願いした件は、同じ日にお願いしたのですけれども、3日で解決しましたよ。それも規格外のます、誰かが勝手にやったのでしょうけれども、いわゆる私の道、近所のおばさんが、「議員さん、ここへおっこっちゃうんだよ、夜歩くと、水たまり。そこ、ふたしてくれないかな」と言うから、土木部へ話したら3日であつらえでやってくれましたよ。 もう1つだけ、今さっき話したところなのですけれども、その返事をよこしてくださいということを言いたかったわけです。 すぐに対処してくれる部もあれば、そういうことですので、職員のそういう窓口対応については、今後ともよろしくお願いをしたいと思います。 時間余っていますけれども、きょうは駅伝を中心にやりましたけれども、市長にこれ地図と、それから箱根駅伝、言い忘れましたけれども、私毎年正月に箱根駅伝、復路ですけれども、見に行きます。いや、東京というのは何でこんなに人がいるのかと。マラソン大会の比ではないですからね、駅伝は。物すごい人ですよ。とにかく選手の姿を見るのが大変ですよ。 これは警視庁で出している交通規制のお知らせを一人一人配るのですけれども、裏が英語、表側は日本語で書いてあります。物すごくあか抜けています。これも参考に警察署との折衝の折には使っていただきたいのですが、きょうは市長にこれと、それから私が描いた地図とプレゼントしまして、質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 2時 1分                                                                              再  開 午後 2時15分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 6番 田中隆徳君。          〔6番 田中隆徳君登壇〕 ◆6番(田中隆徳君) こんにちは。6番 田中でございます。お暑い中傍聴に来ていただき、ありがとうございます。一生懸命頑張りたいと思います。 今回議会の日程表をいただきまして、一般質問の初日が9月2日、きょうということで、私にとってちょっと特別な日なものですから、今回初めて朝8時半に事務局に伺いまして、それで初めて抽せんというものをやらせていただきました。5人の議員さんいらっしゃっていたのですが、幸い4番目ということで、本日できることになりました。 きょう表は本当にうだるような暑さでございます。その昔、私の尊敬する祖父が、やはりきょうのようなうだるような暑さの中、小栗村のほうからとことこ50㏄のオートバイで涼を求めて二宮のほうの宮のほうにオートバイで行ったそうであります。そのときに、私の祖父は俳句が好きで、俳句をやっていたのですが、そのときにつくった俳句らしいのですが、「麓村 隣へ行くも草いきれ」という句をつくったそうであります。そして、その句を8月25日付の新聞だったと思うのですが、読売新聞の特選をいただきまして、大変喜んでおりました。それから1週間、7日後、まさにきょうなのですが、旅立っていきました。 その原因といいますか、死因が心筋梗塞でございまして、私の目の前でまさに本当に時間との闘いなのだなというのを、29年もたつのですが、今でも覚えております。そういうことで、きょうは市長の政治姿勢の中で頭から新中核病院ということで取り上げさせていただきましたが、質問に入る前に市長に一言ちょっとお伝えをしておきたいことがございます。 盆過ぎでしたか、中学校の生徒の保護者さんから電話いただきまして、一斉登校があったらしいのですが、夏休み中の。学校にいたところ、生徒たちがエアコンが入っていて、驚いたと。そして、大変喜んでいたということでございました。きょうも登校はしていると思うのですが、うだるような暑さの中、一生懸命授業をしていると思っております。この場をおかりいたしまして、本当に感謝と御礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。 それでは、通告に従い質問に入らせていただきます。今私こういう新中核病院・桜川市立病院再編整備基本構想(素案)の資料なのですが、いただいております。これ議員さん全員いただいたものですが、その中で今この1項目に病院を再編整備する背景というのが載っております。その背景といいますのも、この地域は3大主要死因死亡率が非常に高いと。その3大主要死因といいますのも、脳卒中、心筋梗塞、がんと、それが3大主要死亡率、それがこの地域は非常に高いということが背景にあるということが一番最初にいただいた資料の中に載っております。 次に、2番目に、この地域に求められる医療機能というのが載っております。ここには、心疾患、急性心筋梗塞などに対応する医療提供体制の整備が必要ですということで載っております。そこで、6月ですか、全員協議会の中で今いらっしゃっている水谷医療監、梶井医療監のほうから初めて直接的に質疑をさせていただく機会をいただきました。6月だったと思います。その中で、私も1問だけちょっとお伺いをしたことがあるのですが、それはこの基本構想にのっとって、多分議員さんも市民の方もそう思っていると思うのですが、24時間365日対応していただける病院ということでありますので、当然急性的な疾患に対応してくれるということで認識しているところだと思うのですが、そういったことを確認の意味で両医療監にお聞きしました。 ところが、これ私、そのときの議事録なのですが、抜粋してちょっと新中核病院設立の3つの理由ということでちょっと抜き出してみたのですが、両医療監の話を要約すると、この新中核病院設立について3つの理由があるということでございました。1つは、今筑波大学、自治医科大学両病院でコンビニ受診といいますか、救急車が本当に必要な方以外の方の受診が非常に多くて、ここでもこの議事録にも載っていますが、今大学病院では盲腸、中耳炎の手術までしているのだということでありました。そういったまさに緊急を要する疾患以外はもうできないような状況になっているということが、まず1つ目に言っておられました。 2つ目が、この地域は救急医療にとって非常に恵まれていると。それは、そういう心筋梗塞と出ておりますが、心筋梗塞の治療でいいますと、治療ができる病院に30分圏内で行くこと、それと救急車がスタートしてカテーテルを始めるまでに90分、それがゴールデンタイムという言葉を使っておりましたが、そういうことができる病院があること。そして、件数が自治医大でいうと500件を行って、やはり多くの件数を行っているほうが結果がいいのだということを2番目に挙げておられました。 そして、3番目に、地域枠の学生がこれからふえていきます。それで、卒業後に現在の過疎地域医療で仕事をすることが義務づけられているそうであります。そして、この地域は過疎地域と位置づけられておりますので、そういった期間働くのに大変いい病院だという認識のご発言をされておりました。 そこで、私は私が思っていたイメージと随分何か両医療監の先生のお話が、認識が違っていたものですから、そこできょう一般質問という機会を与えていただきましたので、ここは市長に答弁書はあるとは思いますが、率直な市長のお考え、ご意見を伺いたいなと思います。 あとは質問席でお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 田中隆徳君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 田中議員さんのご質問に答弁をしたいと思います。 この新中核病院の心疾患を含めた急性期の診療につきましては、筑西・桜川地域において2次救急医療までの完結を目指しておるところでございます。いわゆるいつも皆様方にご報告申し上げているとおりに、1次医療を筑西市内に70カ所、桜川市内に30カ所、約100カ所の1次医療、いわゆるクリニックさんとか診療所さんがありますけれども、この先生にかかっていただき、この新中核病院はあくまでも救急医療を含めた診療、2次医療、これをやると。そして、ここで手に負えなかったことに関しましては、自治医科大学あるいは筑波大学の先生にお世話になっているわけですから、3次医療に連携する。いわゆる1、2、3という連携のこの地域医療地区だと思っているところでございますし、2次医療完結型を目指す新中核病院だと思っているところでございます。 そして、その医師を確保するに当たりましては、広く合併症にも対応できるような専門分野も加えまして、関連領域を強化できる医師を多く招聘できるように、私が先頭に立ちまして先生方にお願いして今やっているところでございます。もちろん梶井先生、水谷先生にもお願いしているところでございます。 今議員さんからのご指摘のありました梶井医療監の発言でございますけれども、これは私がとるところによりますと、新中核病院開院後も地域の実情に応じて診療体制を引き続き整備していくと、こういう趣旨で言ったものと思っているところでございますので、ご理解をいただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) ありがとうございます。大変この問題は、デリケートな難しい時期、問題だと私も思っております。今市長からご発言ありましたように、開院後も、梶井先生もこの議事録の中でまた読み返してみたのですが、言っております。力をつけて、そういうことも目指していくのだということを確かにおっしゃっております。でありますから、何とか2.5、3次はいずれにしても、本当にこの地域で突出して疾患の多い脳疾患、心疾患に対応できるような病院も目指して頑張っていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 それでは、質問をかえまして、今度はその病院の経営について、方向性についてお伺いしたいと思います。さきの議会でも私ちょっとお伺いしたのですが、独立行政法人でやるということはもう皆さんご承知のとおりだと思うのですが、その後筑西市民病院、県西総合病院の財産をどうしていくのか、担当部長で結構でございます。お伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 板谷中核病院整備部長。 ◎中核病院整備部長(板谷徹君) ご答弁をさせていただきます。 地方独立行政法人設立に際しましては、筑西市民病院及び県西総合病院の財産を引き継ぐのかでございますけれども、現在独立行政法人設立に向けまして、地方独立行政法人会計基準に準拠しました財務会計制度の整備、それから権限移譲等による効率的な会計業務の構築を行うため、両病院の資産を初めといたしました諸項目につきましての調査、それから論点整理、それから移行手続の整理を検討しているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) 大変難しくて、ちょっとわからないのですが、財産を引き継いでいくのかということで、そういう認識でよろしいのでしょうか。
    ○議長(箱守茂樹君) 板谷中核病院整備部長。 ◎中核病院整備部長(板谷徹君) 先ほどもお答えしましたように、論点整理、それから移行手続の整理検討した上で決めていきたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) 検討していくという中で、前回の議会でもちょっとお伺いいたしましたが、医療センターができますと、もう県西総合病院が老朽化していまして、引き継ぐか引き継がないかというよりかは、それの解体費用が今回はさきの補正にも入っているということでございましたので、引き継ぐという私は認識でいるのですが、検討ということでしょうか。もう1度よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 板谷中核病院整備部長。 ◎中核病院整備部長(板谷徹君) 県西総合病院につきましては、病院組合で今運営しているところでございますので、独立行政法人に移る場合には、そちらのほうの解散ということも見えてまいります。そちらのほうとかかわってまいりますので、そちらにつきましてもあわせて検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) 私が本当に聞きたかったのは、この後通告もしてありますが、財産とともに負債も引き継ぐのかということでございましたが、私が一番懸念しているのは、企画部長のほうから答弁ありましたが、もう日にちが決まっていますよね、もう独立行政法人の設立の。当然解散もしていくのだろうと、そのときにこの検査、調査と言っておりましたが、やはりはっきりしたその負債額と、あるのかないのかいずれにしてもあるとすれば、それを分担割合にしてもどういうふうにするかを決めていって、その先にこれ議会の議決が必要なのですよね。ですから、場所を例えばですよ、5キロ、10キロぐらいで3年前あんな状態になった議会ですから、桜川市さんの話です。これを負債をどうするかなんていうのをもう本当に議論していかないと、これ多分解散はできるとは思うのですが、まだその引き継ぐか、ましてや負債があるのかないのか、引き継ぐのかもまだ検討中ということでは、その後議会に説明して、それで議決をとるということでは、これ本当に大変なタイトなスケジュールだと思いますが、部長、認識どうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 板谷中核病院整備部長。 ◎中核病院整備部長(板谷徹君) ご答弁させていただきます。 実際平成30年4月に独立行政法人を立ち上げていきたいということで今現在やっておりますけれども、そのために調査、それから移行手続に関しての決定につきましても今現在同時並行的に進めているというところがございます。ですから、先ほど言われましたように、スケジュール的にいつということが今返答できないのは、本当にまことに申しわけございませんけれども、資産と負債の中身をよく調査した上でどのように移行していくか、どのような感じでその清算をしていくかということもあわせて検討してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。もうこれ以上お聞きはしませんが、ただ組合にしても病院側にしても、単年度ではあれ、連結ではありませんが、決算書は出しているわけですから、そんな資産とかなんとかと言わなくてもすぐ数字は出ると思うのですよね。ですから、早目にそういうものを公表していって、もう両議会に地ならしをしていかないと、検討検討で引っ張って、それで解散、はい、議決、この負債となると、本当に開院時に混乱するような気がしてならないのですね。ですから、早目早目に本当に公表していっていただきたいとお願い申し上げまして、次の質問に移ります。 次に、スピカビル耐震についてでございます。もう来年、本庁舎の移転はもう間近であります。本当に私も行きましたが、大変きれいになっております。そこで、移る際に今回大規模改修を行っております。それが1点。 また、商業ビルでございます。そういった意味から、また本庁舎になるということであれば、災害が起きたときの防災拠点でございますので、その安全を確認する上でも耐震診断を市長にいかがでしょうかという以前ご質問をしたと思うのですが、そのときに市長からかなり前向きな答弁があったと思うのですが、その辺のところを市長にお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 田中議員さんのほうから今言われましたような質問がありました。私のそのときの答弁といたしましては、皆様にご理解をいただけるならば、穴をビルにあけるということも考えられますので、皆さんのご理解をいただければそのように考えていきたいと思いますと、このような答弁をさせていただきました。 その中で耐震診断が必要とされている建物でございますけれども、これは昭和56年6月1日よりも前につくったものでございまして、スピカビルは平成3年でございますので、法的にはやらなくてもいいということになっておるところでございます。しかしながら、先ほど私が言いましたように、今回1階に滑り台をつけさせていただきましたが、穴もあけさせてもらいましたし、改修工事におきましてはいろいろなところをいじっておりますので、そういう意味でその都度補強はもちろんしております。補強はしておりますので、ちょっと今のところ完成するまでその診断というものは、今のところですけれども、まだちょっと考えていないところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。これは余談でありますが、もう統計が東京直下型地震、20年ですか、30年ですか、申しわけありません、忘れました。70%の確率で東京直下型地震がもうそういうふうな科学的なデータが出ているということでございます。 私は、確かに基準はその新耐震基準になっているということでございます。それは私も大変理解しているところでありますが、念には念ということもございます。また、安心安全のことでありますから、私は誰も反対する人はいないのだろうと。仮にそこでIs値の数字が多少ばらつきがあって弱いところがあって、そこを耐震補強するといっても、私は反対する人は一人もいないと思います。でありますから、私はやっぱりその移転してからでも機会があって、またそういうふうな予算がつけば、私はぜひ前向きに考えていっていただきたいということをお願い申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。 教育行政についてでございます。小中一貫教育と適正配置ということについてお伺いしたいと思いますが、その前段で今学校の在り方検討委員会がございますが、その進捗状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 田中議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 学校の在り方検討委員会につきましては、小中一貫教育のモデル校の選定や学校の適正配置への具体的な取り組み等、今後の学校のあり方につきまして昨年の10月から月1回のペースでご協議、ご検討をしていただいている状況でございます。 議員さんご質問の学校の在り方検討委員会の進捗状況でございますが、小中一貫教育のモデル校につきましては、ことしの4月に明野中学校区が望ましいというような答申をいただき、現在学校の適正配置について学校ごとの児童生徒数の推移または先進地事例などにつきまして調査協議をしていただいているところでございます。 今後小学生の保護者全員に行いましたアンケートの結果等を踏まえまして、学校の適正配置に関しての答申をしていただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) ありがとうございます。それでは、今全保護者ということでありましたが、これ7月ですか、アンケート調査ということであります。それについての結果と公表についてお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 アンケート調査につきましては、議員さんおっしゃいますように、ことしの7月に小学生の全保護者3,992人を対象に実施をいたしました。そして、3,501名の保護者の方からご回答をいただいているところでございます。教育委員会では、早速回収を行いまして、その内容につきましてアンケートの結果につきまして今入力作業が既に終わっております。ただ、職員によって行っておりますので、今現在その確認作業または皆様から記入をいただきましたご意見の入力作業を行っております。 したがいまして、現在この場で言えるものは確定した数値ではございませんが、今現在把握している数値のうち幾つか申し上げますと、まず「小中一貫教育への期待について」という項目では、「大いに期待している」が31%、「あまり期待していない」が30.4%、「わからない」が38.2%という結果でございました。 また、「学校の適正配置についての検討が必要だと思うか」という項目につきましては、「すぐに検討が必要である」が6.6%、「将来的には検討が必要である」という結果が49%、「検討する必要はない」という回答が23.9%という、今把握している結果でございます。このアンケートは、小中一貫教育または学校の適正配置の必要性など、6項目をお願いしたところでございます。 次に、アンケート結果の公表でございますが、集計結果または分析等がまとまり次第、議員の皆様にもご報告をさせていただくとともに、市のホームページや掲載にご協力をいただきました保護者の皆様にも学校等を通して報告してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。それでは、続きまして今のアンケート調査結果を踏まえて、本市の小中一貫と統廃合の問題点について、できましたら部長と教育長のほうからその問題点について考え方をお伺いしたいと思うのですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 私のほうから、まず小中一貫と学校の統廃合の問題点ということで、現在アンケートの中で記入していただいておる意見を今後見ていきたいと思いますが、今私のほうで考えているのは、まず小中一貫教育でございますが、9年間を系統的連続した教育を行うという点では、一部の小学校において中学校に進学する際、複数の中学校に分かれてしまうというような問題が1つ挙げられるかと思っております。 しかしながら、小中一貫教育につきましては、行う上では特に大きな問題点ではない、解決できる問題点ではないかというふうに認識をしております。 また、学校の統廃合の問題点につきましては、一般的に言われることでございますが、地域のコミュニティーまたは防災の拠点である学校がなくなるというようなことも考えられますので、これに対する地域住民の不安または通学距離が遠距離になることへの不安、このようなことが挙げられるのかなというふうに考えております。 この件につきましても、アンケートの結果の中で保護者のほうからいろいろな意見をいただいているというようなことでございますので、その結果についても今後分析をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 今部長からもお答えを申し上げましたけれども、伊讃小学校と五所小学校が2つの中学校に分かれているということでありまして、9年間の一貫した考え方でどういう子供像をつくるかという理念でもって進めていることは事実なのでありますけれども、一つの分に当たるということでありますので、両方の中学校にまたがっている子供たちがいる学校がいるということで、その部分が少し障害にはなっております。しかし、私たちは9年間を見通して、さらに成人するまでできるだけ見守って一貫した支援体制をつくっていきたいという考えで進んでおりますので、大きな障害にはならないというふうには捉えております。 それから、統廃合につきましては、まだ学校の規模が大きくてすぐに全部が統廃合に進むというような状況にはなっておりません。今部長のほうからもありましたとおり、コミュニティーの拠点である機能が失ってしまうのではないかあるいは通学距離が少し長くなるのではないか、あるいは遠くなり過ぎるのではないかと、そういう地域が出てくるのではないかと、そういう懸念もありますので、そういうことも含めて少し長い目で見ていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) ありがとうございました。今教育長と部長のお話を伺いました。私はちょっと問題認識として、私は私なりのちょっと今問題点お話しさせていただきたいと思います。 私はお二方と違って、この統廃合の問題として、やっぱり当然教育長も教育者ですから、どうしてもその中1ギャップとか、教育問題でやっぱり考えると思うのですが、私この後公共施設の適正配置ということでやるのですが、学校が今耐震化されております。耐震化はされてはいるのですが、経年劣化でその寿命がもうカウントダウンが始まっております。恐らくまだ知らされてはいないと思うのですが、この学校の在り方検討委員会の中で公表を多分されているので、資料がされているので、ここで話しても問題ないと思うのですが、もう小学校の名前が出ている。どこが一番古い、本当にまずいというか、経年劣化でもう劣化しているのだというのが順番がついている資料があったとお聞きして及んでおります。1番目が嘉田生崎小学校、2番目が小栗小学校、何番目かが河間小学校と、こう出ているらしいのです。 確かにもういただいたこの資料なのですが、適正配置の資料でも健全化というところが、本当に協和地区はオール1ぐらいのかなり老朽化した校舎であります。 そこで、今教育長のお言葉をおかりするならば、すぐにはその統廃合は難しいだろうということでありますと、今ある学校に長寿命化、大規模改修をやらなくてはならないと私は思うのです。しかしながら、大規模改修でありますから、その統廃合は20年おくれるだろうと私は思っております。20年です、統廃合が。その辺を保護者の方は、この後公会計、適正配置でやるのですが、保護者の方はわからないですから、ただ単にアンケートで一貫教育がいいですか、統廃合がいいですかとアンケートをとられましても、本当にその1校1校の小学校のその学校をもう壊すのか、また大規模改修して残すのか、まずそこを行政側で決定して方向づけないと、これ進まないと思うのですよね。いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 確かに議員さんおっしゃいますように、市から各小学校の耐震化は進んでおりますが、これから大規模改造等を行い、施設の長寿命化の検討または実施に入っていくかと思います。その際に、統廃合を含めたあわせた結果ということで、議員さんおっしゃるように、市のほうからこういう計画でやりますというあらかじめ案を提案するというのも1つだと思います。 また、もう1つには、皆様の合意形成を得ながらその案を市のほうで策定をして、説明等をして、理解をいただくという方法も1つかと思いますが、今現在私のほうで考えているのは、このようなアンケートを通したり、これまでも行ってまいりました学校の教育懇談会、各中学校で開催しましたが、このような懇談会の中で情報を提供しながら各中学校区または小学校区において、どのような意見があるのかを集約しながら総合的に判断をして、これから進めます公共施設の適正配置の中で小中学校についても具体的な計画、さらには学校の在り方検討委員会の答申もいただく予定でございますので、この答申も十分踏まえながらどのように皆さんに示していけばいいのか考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) この後、地区公民館の整備と適正配置を質問しようと思ってはいたのですが、所管は教育委員会で公民館もよろしいのでしょうか。であれば一緒にちょっと聞きたいと思います。 今後地区公民館をこの適正配置にも載っていますが、やはり当然健全化というところも新しいところもあれば古いところもあってさまざまなのですが、耐震という意味ではもう本当に1なんていうところもありますね。その公民館の整備、適正配置はどのような計画なのか、まずもってお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) それでは、地区公民館の適正配置ということでございますが、現在市内には地区公民館を含め15の公民館施設がございます。公民館につきましては、ご承知のとおり、やはり小学校と同様に地域のコミュニティーや地域防災の拠点として、地域に最も密着した施設であるというふうに考えております。 しかしながら、議員さんおっしゃいますように、公民館の多くは地区公民館でございますが、地区公民館の多くは建築後年数が経過しているため、今後施設や設備の改修、更新等を計画的に実施をしていかなければならないという施設であります。このようなことから、適正配置につきましても、議員さんおっしゃいます公共施設の適正配置の基本方針を踏まえながら、この公民館につきましては地域の皆さんや自治会の皆さんとの協議を重ねて検討していかなければならないと考えております。 例えば公民館施設については、地区公民館等については、小学校に隣接をしておりますので、小学校施設の中に公民館機能を有するというようなことも一つの方向だと思いますが、そのような方策についても地域の皆さんと協議を重ねながら進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) 細かい話は結構なのですが、公民館の耐震についてはどんな認識でいらっしゃるのか、ちょっとそこを簡潔にお願いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 議員さんおっしゃっておりますのは、適正配置のための基本方針の中で耐震化ということで、1という数値があらわれているものでございますが、この1は耐震化診断をした結果、耐震性が1ということではなくて、耐震化の診断を行っていないと、まだ実施をしていないものが1ということでございますので、この耐震化の資料の図表であらわしている1というものは、耐震性が1ということではございません。ただ、私のほうでも各地区公民館の耐震性については診断をして、その結果を踏まえてこれからの計画をつくっていきたいと思いますので、耐震化診断につきましても計画的に実施できるように予算の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) ありがとうございます。たらればの話をして大変恐縮でありますが、耐震診断をやっても恐らくです。たらればですが、Is値相当低く、私は耐震ではもう補強し切れないほど劣化していると感じます。 そこで、やっぱり建てかえるという話になるのかなと、協議検討していくということでございますが、私も総務企画委員会で焼津市のほうに小学校と公民館と一緒になった、福祉施設も一緒だったような感じがしましたが、そこでそういうふうなお話も見聞きしてまいりました。 やっぱり小学校を大規模改修、話を戻りますが、小学校がもう公民館が建てかえがなかなか、この後公会計やるのですが、財源的にという話になったときに、ただその地域のコミュニティーということですから、そこで小学校が例えばの話、今あるところを経年劣化のため大規模改修をするといったときに、教室はあいているので、そこは使って一緒にできるかと思うのですが、先ほど言ったように、もう大規模改修をしてしまうと、学校の統廃合というのはやっぱり10年か20年おくれるだろうという問題が起きてくると思うのです。本当に悩ましい問題だと思いますが、とはいえ、もう先ほどちょっと耐震の話、このスピカビルでさえちょっと私お願い、要望しているところなのですが、公民館も本当に人が集まるところですから、早急な検討も必要だとは思うのですが、私はスピード感を持った結論を出していかないと、本当に先ほども言いましたけれども、東京直下型地震もう70%という数字が出ているわけですから、その辺は縦割りで公民館の問題、小学校の問題ということではなくて、やっぱり総合的に早急的に進めていっていただきたいということを申し添えて、次の質問に移らせていただきたいと思います。 その公民館の関係なのですが、これは全然建物とは違うのですが、例えばの話、協和地区でいいますと、協和公民館、協和ふれあいセンター、協和転作促進研修センター、公民館として使っているのですが、名称がばらばらなのです。市民の方はもとより、災害の避難所にも指定されていますので、職員さんも多分なかなかほかの地域の方ですと、協和転作促進研修センターなんて言っても、どこですかというようなことになりがちかと思うのですが、名称を統一すればわかりやすくなると思うのですが、その辺のお考え、ちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えいたします。 確かに議員さんおっしゃいますように、協和公民館、協和ふれあいセンター、協和転作促進研修センター、協和地区にございます施設でございますが、これらにつきましては、市民が交流する場ということでは同じような利用のされ方がされております。議員さんおっしゃいますように、市民にわかりやすいという点ではなかなか同様の施設であるかどうかというのがわかりづらいということも承知しておりますので、これらにつきましては、現在所管課につきましても教育委員会が協和公民館と協和転作促進研修センターを所管しており、協和ふれあいセンターについては保健福祉部で所管しているというように、所管課も分かれている状況でございます。 このようなことから、より以上に市民にわかりやすくするためにも、施設の名称や所管課の統一等につきましては関係部署とも協議してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) よろしくお願いいたします。それでは、続きまして福祉行政については、通告していたのですが、時間もあと15分ということで、次回に質問させていただいて、飛んで財政についてちょっとお伺いしたいと思います。 今回平成28年度地方交付税の決定額、資料もいただきました。筑西市でいいますと、平成27年度で78億円あったものが、65億円ですか、15%の減と、12億円以上で減っているわけですが、算定替えはあったにしろ、随分減額と思うのですが、これが投資的経費といいますか、事業費にどのような影響を及ぼすのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 田中議員の地方交付税に関するご質問にご答弁をさせていただきます。 普通交付税については、現在合併算定替えの縮減期間に入っているところでございますけれども、本市の場合、平成26年度時点では合併算定替えの終了によりまして、約20億円の縮減が見込まれておりました。しかしながら、全国の合併市町村で組織します「合併算定替終了に伴う財政対策連絡協議会」、これによりまして国へ要望活動を行ってまいりました結果、平成26年度から合併による行政区域の広域化を反映しました交付税算定方法の見直しが随時行われるようになりまして、縮減額が大幅に緩和されているというようなところでございます。この結果、平成28年度算定においては、縮減額を試算しましたところ、約8億円となる見込みというふうなところでございます。 それで、合併算定替え終了後への対応でございますが、今後はさらに「選択と集中」を一層徹底しまして、事業計画の見直しや施策の重点化などによる歳出改革及びさまざまな手段による財源確保に努めますとともに、歳入の不足を安易に基金による補填に頼ることのないように予算編成のほうを行っていかなければならないというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。続きまして、新地方公会計制度について、簡潔にご説明願いたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 新地方公会計制度の内容について、少し長くなるかもしれませんけれども、地方公共団体の会計は、現在単式簿記の方法が用いられております。この制度につきましては、簡潔でわかりやすいというような長所がある反面に、社会資本整備における投資額とか負債のストック情報が得られないということや、現金の移動を伴わない減価償却費などが計上されないために、行政サービスのコスト情報の把握が困難であるというような課題があるというふうに言われております。 そこで、総務省におきまして地方公会計の改革の取り組みということで、平成18年のころから取り組んでいるわけでございますけれども、現在本市におきましても企業会計的要素を取り入れた財務書類、それは平成28年度決算分より毎年作成し、公表をしているところでございます。 しかしながら、これまで公表してきました財務書類は、いわゆる決算統計のデータを利用したもので、「発生主義・複式簿記」に沿ったものとは言いがたいというものでございました。 また、固定資産台帳の整備が必ずしも前提とされておらず、資産の把握がされていないことや、方式が「総務省方式改訂モデル」ですとか、「基準モデル」といった幾つかの方式が混在しまして、ほかの団体との比較が容易ではないというような欠点もございました。 こうしたことから、平成26年5月に総務省から地方公共団体における財務書類の作成に関する統一的な基準が示されまして、この統一的な基準による財務書類の作成につきましては、平成29年度までに全ての地方公共団体において作成することが国のほうから要請されたというところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) ありがとうございます。部長、私の認識が間違っていたらちょっと指摘してください。私、簡単に把握しているあれなのですが、例えば単年度決算、200万円の収入がありましたと。100万円の支出がありましたと。100万円の黒字ですよと。決算のときによく黒字、黒字ということでありますが、これが複式簿記によって、実は1,000万円の、その前年度1,000万円の借金があったので、本当は決算書にはその支出の100万円しか載っていないと思うのですよね。だけれども、今後複式簿記になれば、その1,000万円引く支出の100万円で、実はまだこの連結として900万円残っているのですよという数字が見えてくるという認識でよろしいのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 新地方公会計制度では、発生主義・複式簿記ということで、建物や道路などのストック情報、それとかあと行政コストを正確に把握できるようになるというようなことですから、議員おっしゃったような形になるというふうなことで認識をしております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) 発生主義、現金主義ではなくてその発生主義が大切なのだと思うのです。なぜかというと、先ほど言った公共施設、これから学校、公民館、さまざまな問題が出てくると思うのですが、今度決算特別委員会も行われますが、やっぱりその太い単年度の決算書でやはりそういう先々のことを考えるのに、あれではちょっと難しいのかなということで、私も早くもうやっている多分行政もあるのですよね、これきっと新会計に。ですから、早く早くこれに移行してもらいたいと、新制度に移行してもらいたいと思うのですが、そのタイムスケジュールを教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) タイムスケジュールということですけれども、まずは統一的な基準による財務書類作成のためには、固定資産台帳の整備が不可欠となっておりまして、平成27年度、昨年度「公有財産管理システム構築事業」ということで、固定資産台帳を整備したところでございます。 今後は、総務省のほうから示されましたスケジュールに沿いまして、平成28年度の決算に基づき、平成29年度中に作成するよう今作業を進めているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) よろしくお願いいたします。それでは、5番目の観光行政についてお伺いいたします。今本当に国のほうでも地方創生ということで、観光、予算の面も含めて観光がクローズアップされております。 そういった中で、今観光協会がありますが、形式上観光協会は市からは独立しているような形にはなっておりますが、実際には市の商工観光課とタイアップといいますか、運営されていると思うのですが、形式ではなくて観光協会がもう独立したイメージで、そしてタイアップではなくて市でバックアップするなりするのですが、その自主的な観光協会の運営を目指してはいかがかなと、私個人的には思うのですが、まずその辺の考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 田中議員さんからの観光協会の独立というご質問についてお答え申し上げます。 議員ご指摘のとおり、現在観光協会の事務局は市が担っております。観光協会の独立は、観光情報の発信や観光地としての環境づくりに専門的かつ一層集中的に取り組むことが可能となり、観光振興を一層図ることができると考えられます。しかしながら、運営経費の工面などの課題もございます。 観光協会におきましても、現在機能強化に向けまして収益事業の実施や法人化の検討といった新たな取り組みについてのご意見も出されているところでございます。市といたしましては、観光協会の独立につきましては、こうした意見を踏まえまして検討していく必要があると考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。今運営費という問題もあるということでございましたが、今後多分道の駅ができてきますと、やっぱりそのメーンとなる観光協会が、この前も新聞に出ておりましたが、入ってきてやるのだと思うのです。例えばイベント1つにしても、地方創生ということで、今旧3町も含めてばらばらでやっていますが、こんなことを言うとまた商工会の皆さんに怒られるかもわからないですが、小栗判官祭、今新治駅前でやっていますが、あれはすごい行列の立派な祭りだと思うのですね。私は、なかなか駐車場の問題、それと位置的な問題からいいますと、観光協会さんが中心となって主体的に自由にやって、私は駅前に小栗判官祭の武者行列が通ったって、私はまたそういうことと叱られるのを覚悟で言うのですが、おかしくないのではないのかなと。そうすれば、人がやっぱり集まっていろいろなさまざまなあれができると。ただ今のままでは、やっぱり本当に行政が主体でやっていますから、なかなかその地域その地域の予算ということでやりますから、その規模もなかなか大きくはならないですし、本当にマンネリ化しているところもあると思うのです。そういったものを前向きに検討していっていただければと、これは答弁結構でございます。 続きまして、土木行政でございます。1番目の工事発注についてでありますが、4月でしたか、国のほうで上半期で切れ目ない景気の下支えということで、公共事業の発注を80%ぐらい上半期で発注するようなコメントが政府のほうから出されたと思うのですが、本市の発注状況をお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) 工事の発注状況でございますが、道路工事の中核であります国庫補助事業での流れを説明申し上げます。 補助事業の内示額がわかるのが4月当初でございます。その後、4月中旬に補助金の申請を行い、補助金の交付額が5月下旬に決定いたします。それに伴い、工事の測量及び設計積算を行いますので、夏期以降での発注となります。上半期では、中島・西榎生線の3本、一本松・茂田線B区間の4本及び道路改良工事等を含めますと、5億300万円となります。予算額に対しては66.9%の執行率でございます。 ちなみに、例年よりは10%以上の発注額が上回っております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 6番 田中隆徳君。 ◆6番(田中隆徳君) わかりました。それでは、続きまして県道岩瀬二宮線バイパスについて、その進捗状況、県のほうからの情報ですが、予算がついたということでございますので、進捗状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) 県道岩瀬二宮線のバイパス事業につきましては、平成8年に開始され、1期工事としまして下高田から加草まで1,800メーターが完成しております。2期工事としましては、小栗地内を通る主要道路つくば真岡線までの1,200メーターの整備を進めていく予定と伺っております。 今後の事業の流れでございますが、平成8年度に設置したくいが見当たらない箇所もあるため、平成29年度よりは用地境界ぐいの復元、補償調査を行い、順次進めていく予定と伺っております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 ご苦労さまでございました。                                散  会 午後 3時15分...