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06月15日-一般質問-05号

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  1. 筑西市議会 2016-06-15
    06月15日-一般質問-05号


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    最終取得日: 2023-05-30
    平成28年  6月 定例会(第2回)                 平成28年第2回              筑西市議会定例会会議録 第5号平成28年6月15日(水) 午前10時開議                                            平成28年第2回筑西市議会定例会議事日程 第5号                            平成28年6月15日(水)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1 一般質問                                 出席議員   1番 小倉ひと美君     2番 三澤 隆一君     3番 藤澤 和成君   4番 森  正雄君     5番 保坂 直樹君     6番 田中 隆徳君   7番 稲川 新二君     8番 小島 信一君     9番 大嶋  茂君   10番 石島 勝男君     11番 増渕 慎治君     12番 仁平 正巳君   13番 真次 洋行君     14番 尾木 恵子君     15番 外山 壽彦君   16番 金澤 良司君     17番 箱守 茂樹君     18番 藤川 寧子君   19番 堀江 健一君     21番 赤城 正德君     22番 榎戸甲子夫君   23番 三浦  譲君     24番 鈴木  聡君                                 欠席議員   20番 秋山 恵一君                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       石井  正君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     谷中 德久君   総務部長      菊池 雅裕君      企画部長      坂入 龍一君   税務部長      中川 隆雄君      市民環境部長    尾岸 雅仁君   保健福祉部長    神原 光司君      経済部長      杉山 栄一君   土木部長      猪瀨 弘明君      上下水道部長    廣瀬 正明君   会計管理者     百目鬼 香君      市民病院事務部長  市村 雅信君   教育部長      柴  武司君      農業委員会事務局長 水越 司雄君   秘書課長      高島 健二君                                 議会事務局職員出席者   事務局長      國府田 弘君      書記        鈴木  徹君   書記        中島 国人君          〔議長 箱守茂樹君議長席に着く〕 ○議長(箱守茂樹君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は23名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、前回のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ1時間、質問回数は、一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、前回は石島勝男君までの質問が終了しておりますので、本日は尾木恵子君からお願いいたします。 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) おはようございます。本日は一般質問の最終日ということでありますけれども、本当に足元も悪い中をこのように多くの傍聴者の方に来ていただきまして、ありがとうございます。今回は質問席からいきなり始めますので、ちょっと傍聴者の方には背を向けての質問となりますけれども、よろしくお願いいたします。 このたび、本当に熊本のほうでは大きな地震が起きまして、すごい災害ということで大変な被害をもたらされてしまったわけでありますけれども、本当に日本というのは地震国でありますので、いつ起こってもおかしくないわけですけれども、何かうちのほうにはないのではないかという、どこか妙な安心感がありまして、だから防災というのは本当にいつ起こるかわからないのではなくて、必ず起こるという、そういう中でしっかりと防災を意識していかなければいけないなというふうに思います。きょうも防災のほう、しっかりと質問させていただくことになっていますけれども、まずは通告順に質問を始めさせていただきたいと思います。 初めに、昨年の6月に公職選挙法が改正をされました。この7月の参議院選から18歳以上に選挙権が与えられるということになりました。これは本当に世界的にはもう18歳以上の選挙権というのは一般的でありまして、やっと日本もその国際標準に追いついたのかなという、そういう状況下にあるわけですけれども、そこでまず筑西市における18歳以上の有権者ですか、それをお聞きしたいなと思うのですが、この前の答弁では、6月1日現在で2,043人というご答弁がありました。参議院選挙の投票日というのが7月10日ということでほぼ決定されたわけでありますけれども、これに伴ってその6月1日現在の有権者数と、また変わっていましたらば教えていただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 尾木恵子君の質問に答弁願います。 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 尾木議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 新たに有権者となる18、19歳の数でございますが、先日の藤澤議員さんのときもお答えしましたとおり、6月1日現在で18歳が1,013人、19歳が1,030人、合わせまして2,043人ということでございます。また、7月10日の投票日までというふうなご質問でございますが、現在毎日異動がございますので、その辺のデータにつきましては、現在お持ちしてございませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) きのう増渕議員さんもちょっと触れましたけれども、今回7月10日ということで、7月11日までの生まれの方がということですけれども、その辺はっきりと皆さん知らない方もたくさんいらっしゃると思うので、そういう部分の告知というか、そういうのはどのようにされるのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えします。 今回は7月10日が投票日でございますので、7月11日の誕生日ということで、年齢計算に関する法律というのがございまして、満年齢日というのは、誕生日の前日をもって満了とするというふうな形でございますので、7月11日までの誕生日の方は7月10日の投票日だけはできるというふうな制度になってございます。また、周知につきましては、ホームページ及び広報紙等で周知してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) これまでさまざまな選挙、特に国政選挙の投票率とかを見ますと、全国的に年齢が低いほど投票率も低いという、そういうデータもあるということですけれども、当市の状況はいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 年齢別ということでございますが、そういったデータ的にはとってございませんが、やはり同じぐらいの投票はあるかなということで期待はしているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) これは毎回投票に向けての投票率向上というのが気になりますけれども、その対策というのはどのようにされていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答え申し上げます。 投票率の向上対策ということでございますが、通常時の投票率向上対策といたしましては、1つといたしまして、県の選挙管理委員会が実施しております小中学校及び高等学校での児童生徒を対象としました「明るい選挙啓発ポスターコンクール」への協力、それと新成人に対しましては、これまで選挙啓発のパンフレットの配布、それと選挙を身近に感じてもらうというような形で、小中学校での生徒会、児童会の選挙での記載台とか投票箱の貸し出し等も行っているところでございます。 また、今般の法改正に伴いまして、新たに有権者となる18、19歳の方への選挙活動といたしましては、市内の県立高校におきまして出前講座という形で、選挙の概要及び18歳の投票権についての講座を実施しました。ことしにつきまして1月と5月、2回実施しておりますので、そういった形でも投票率の向上に努めているところでございます。また、通年としましては、選挙の啓発活動といたしましては、先ほど申し上げましたの広報紙、ホームページ等を初め広報車、防災無線による広報、懸垂幕の掲示や市民課におけるコミュニティビジョンでの活用等も図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) いろいろ広報活動を行っているとかというふうなお話ですけれども、一人でも多くの方が選挙に参加するというためには、やはり投票しやすい環境の整備というのも大きな問題かなというふうに思います。今回の改正におきまして、投票日に共通投票所の設置ができるようになりました。例えばこの共通投票所というのは、駅の構内とか、また大型商業施設など、そういう人がたくさん集まるところに設置をしまして、誰でも投票できるというような、そういうふうな投票所ということですけれども、これはその自治体の選挙人名簿というのに記載されている者にもちろん限りますけれども、筑西市としてはこのような考えはいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長
    総務部長菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 共通投票所の開設ということでございますが、これは昨年成立しました公職選挙法の改正によりまして、市内の全ての投票区の方が共通投票所でも投票できるようになったものでございます。しかしながら、共通投票所を設置するには、複数の投票所での投票する二重投票を防ぐために選挙人名簿上で投票済みか、もしくは未投票かをリアルタイムに管理する必要がございます。そして、市内では54カ所の投票所へのパソコンの設置、ネットワークの構築費用等が必要となってございます。また、そのセキュリティー対策といたしまして、クリアすべき問題が多々ございますので、今後さまざまな課題や問題点を精査し、導入の可能性を検討してまいりたいと考えているところでございます。また、ちなみに茨城県内では現在のところ共通投票所の開設という状況はございません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 共通投票所の開設が県内ないのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えします。 報道によりますと、全国では4市町村というふうなことを聞いておりますが、茨城県内ではないというふうな情報でいただいているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 私調べましたところ、下妻ではイオン、それとつくばのほうでもやるということで伺っていますけれども、こういう情報は入っていませんか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) ただいま尾木議員さんが申されました下妻とかいう話でございますが、そちらにつきましては、期日前投票所ということで開設をするという報道ということで認識しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 今のお話では期日前での開設ということですけれども、筑西市におきましては、では期日前としても設置は考えていないということなのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えします。 筑西市の期日前投票所ということでございますが、現在本庁及び3支所、川島出張所の5カ所で行っておりますが、筑西市内には残念ながらイオンのような、特に集客の多い施設がございませんので、当面はこの5カ所で対応してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 何かそういう話がありましてから、私のところにも電話があって、「今度筑西市はどこで投票できるんですか」というような問い合わせがありました。やっぱりそういうふうなものが出ますと期待をしてしまうというのがありますので、何とかできたらいいかなというふうに思ったのですけれども、従来どおりでということで、わかりました。 それと、投票日です。期日前ではなくて、投票日の投票時間の設定というものもずっと筑西市においては夜閉める時間が8時ということが多かったかと思うのですが、その点につきましては、延長とかは考えているのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答え申し上げます。 投票時間の件なのでございますが、投票時間が午後6時への繰り上げにつきましては、合併後、平成17年の市長選当時から導入してございまして、徐々に国の選挙でも実施されてまいりました。当市は時間短縮による選挙環境の悪化を不安視する意見もございましたが、現在におきましては、市民の皆様にも十分浸透してきたものと認識しているところでございます。また、最近の直近の選挙におきましては、有権者の約2割弱の方が期日前投票をご利用いただいている状況から鑑みますと、投票時間は当面これまでどおり繰り上げまして、午前7時から午後6時としたいと考えているところでございます。なお、今後も期日前投票の周知を徹底するなど有権者の皆様の投票環境の向上に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) はい、わかりました。 それと、もう一つ改正された点には、投票権の空白の解消ということで、今までは要するに選挙日当日の3カ月前とかに転出してしまうと、選挙、投票ができないという、そういう空白期というのがありました。今回の法律改正によりまして、転居された方は転居前の住所地で投票ができるということになりましたけれども、そのような転居者についてはどのように周知をするのかお伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えいたします。 尾木議員さん言われますように、先般の公職選挙法の改正によりまして、投票権の空白の解消が図られているところでございます。改正前の公職選挙法によりますと、当該市町村に転入後3カ月以上の居住期間がないと選挙人名簿に登録がなされず、またもとの住所でも3カ月以上の居住があり、かつ3月、6月、9月、12月の定時登録日等選挙人名簿に登録されていなければ投票権が得られませんでしたけれども、今回の改正によりまして、転入後3カ月以上の居住区間がない方でも、もとの住所におきまして3カ月以上居住していることがわかれば、もとの住所において投票権が得られるようになったものでございます。本市におきましては、転出者への周知といたしまして、選挙公示後、今回であれば6月22日でございますが、それ以降に速やかに参議院議員通常選挙のお知らせを送付してお知らせしていく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) はい、わかりました。 それで、かなり遠方に越されてしまった場合というのも考えられるわけですけれども、そういった場合ももとの居住地に来て投票しなければいけないということになるのですよね。そうしたときにわざわざ遠くに、例えば県外でも遠くに行ってしまう場合もあるかと思うのですが、そういう遠方に行ってしまった方に対しての対策等はありますか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 遠方の転出者が不便だというふうな懸念のご質問でございますが、そのような場合には不在者投票という制度を活用していただくことになります。選挙人名簿登録市町村選挙管理委員会に直接もしくは郵便等で投票用紙を請求していただいて、お近くの市町村の選挙管理委員会で投票するというものでございます。ぜひこの制度を活用していただきたいなというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) では、そのような部分があるのでしたら、それも本当に周知徹底をお願いしたいと思います。 それと、これは市民の皆様からの声なのですけれども、期日前投票開始日までにその投票所の入場券が筑西市は来ないと、他市町村は来ているところもあるのに、どうして来ないのですかというふうに聞かれたのですけれども、これはどういうふうなことでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答え申し上げます。 投票入場券につきましては、公職選挙法施行令第31条の規定によりまして、市町村の選挙管理委員会は、特別の事情がない限り選挙の期日の公示、今回の例で申し上げますと、6月22日でございます。公示又は告示の日以後で、できるだけ速やかに選挙人に入場投票券を交付するよう努めなければならないということでございます。したがいまして、公示以降でないと投票入場券を送付することができないということになっております。期日前投票につきましては、公示の翌日から行えるということでございまして、郵便事情によってはお手元に届かない状況も現実的に発生しておるところでございますので、ご理解を賜りたいと思っているところでございます。 なお、投票入場券をお持ちでない方が期日前投票とか、当日の投票に来られた場合には、本人確認によりまして投票ができるようになっております。したがいまして、今後もホームページ広報紙等でその辺の使い方の周知等の方法を徹底いたしまして、有権者の不安払拭に努めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 法律で決まっているということで、では届いている市町村というのは何なのですか、ちょっと理解できないのですけれども、届いているという声もありましたので、では早くもう公示以後速やかに入場券を配送してほしいと思います。 では、次の質問に移ります。胃がん対策についてですけれども、これはもう以前から取り組ませていただいております。がんにかかる、本当に国民の2分の1ががんにかかるのだという、そういう時代になってしまいました。がんの罹患率というのは、男性の場合は大腸がんとか、女性の場合は乳がんが多いのですけれども、死亡率でいいますと、男性は肺がんに次いで胃がんが第2位、そして女性は第1位ということで、年間12万人が発症して、そのうち5万人の方が亡くなってしまうという、そういうがんであります。でも、このがんの98%がもう今はピロリ菌感染による慢性胃炎が進行したものであるということが明らかになってきたわけでありますけれども、そういうことも思うと、やはりその胃がん撲滅のためには、そういうリスクとなっているピロリ菌、これのまずは有無、感染しているかどうかを調べるということが大事だと思うのです。 それで、このピロリ菌検査というのには、費用がかかります。3,000円程度かかってしまうという部分なのですが、以前に特定健診に検査項目を入れてほしいということだったのですが、なかなかそれもできないということで、私はそのとき、ではで助成できないかということを質問させていただきました。そのときのご答弁では、これ平成25年なのですけれども、文部科学省と、それと科学技術戦略推進費による大阪大学、筑波大学、それと国立がん研究センターとの共同で進められていました筑西次世代多目的コホート研究、こういう中で血液検査によってピロリ菌検査を実施してきたと。昨年までで全市的に終了をしたと思います。その後は平成28年度に検討したいということでございましたが、そこでここは政策的な部分なので市長にお伺いしたのですけれども、このピロリ菌の有無、リスク検診、これを市長はどのようにお考えなのか、まずお聞かせください。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 尾木議員さんの質問にお答えしたいと思います。 今言いましたように、平成23年から平成27年度までに筑波大学あるいは大阪大学、国立がん研究センター等で行ったということですけれども、そのとおりでございます。ピロリ菌につきましては、将来においての胃がんのリスクの検査でありまして、検査目的というのは本格的に異なるものがございまして、今まではやっぱりバリウムを飲むのが一番の検査のもととなっているわけでございますけれども、この平成28年度からのピロリ菌につきましては、国の動向を見きわめながら、国立がん研究センター等の専門家の助言をいただき、検査の導入について考えていきたいと思っております。そのほうにつきましては、今、担当部長から説明をさせたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えいたします。 ピロリ菌の検査につきましては、先ほど議員さんおっしゃられました筑西次世代多目的コホート研究事業の一環として行われてきました。当然無料で全市的に実施されました。しかし、ピロリ菌がいるからといって、リスクが高いのは当然なのですが、ピロリ菌のみでのリスクというよりも、萎縮性胃炎、ペプシノゲン、これをあわせ持ったときに初めて胃がんの発症リスクが増大すると伺っております。また、ピロリ菌の検査につきましては、通常の人間ドックにおかれましても、ほとんどがオプションとしての設定となっておるところから、効果的な費用対効果の面から、今後の検討課題となっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) もちろんピロリ菌があるから、即胃がんというイコールではないのですけれども、リスクがかなりピロリ菌がある方はもう九十何%がそのかかりやすいというふうになっているという現実がわかった以上は、やはりその辺のピロリ菌に感染しているかしていないかというのは非常に予防としては大きいのではないかというふうに思うのです。 それで、今、市長にもご答弁いただきましたけれども、事例としましてもいろいろなところでやはり自治体で取り組んでいるところがございます。これは前にも紹介させていただいたのですが、福岡県の川崎町というところは、やはりこれは総合健診の項目に入れて、40歳以上を対象にして無料でやっているということであります。また、東京都の町田におきましては、これは年齢を区切りまして、55歳から64歳を対象に市内の協力医療機関で無料で受けられるようにしているとか、また小田原のほうでは、40歳から70歳の間のやっぱり5歳刻みで、医療機関でこれは費用の助成をしているという、そういう状況なのです。ですから、大きなリスクの原因となるというものがわかっているのだから、それを除去するためには、やはり胃がんにかかる人を少なくする。本当にこの増大する医療費を抑えるという、そういう中の一つの政策として、やはり市民の命を守る上では政策として取り組んでいってもいいのではないかというふうに思うのですが、今後の検討としてやっていただきたいなというふうに思います。 それで、ちょっと戻るのですが、コホート研究でそのピロリ菌感染というのがわかった割合というのはご存じでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えいたします。 ピロリ菌に感染していた人の数でございますが、検査実施を行った方が1万人でございます。総合で、トータルで。そのうちの4割の4,000人の方にピロリ菌がいたということがわかりました。さらに、先ほど申しました萎縮性胃炎、ペプシノゲンにつきましては、全体の2割強の2,200人が陽性でございました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) では、その受診結果というか、結果がわかったその人たちに対してどのような対応、指導、そういうことをしたのかどうかお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 その結果につきましては、大阪大学から個別に郵送にて結果をお知らせしております。結果内容につきましては、説明会を開催しまして、医師による個別相談も実施しております。その指導の内容でございますが、ピロリが陽性で、ペプシノゲンが陰性、なかった場合というのは通常どおりこれからも年に1回の胃の検診を指導しております。ピロリ菌除去というところまでは言及しておりません。ピロリ菌陽性で、ペプシノゲンがこれも陽性といった場合の方でございますが、これは病院での胃の検診を勧めている次第でございます。しかしながら、その除菌等の判断につきましては、その除菌前に胃内視鏡とかで精密に検査する必要性もあることから、その病院での判断というふうなことになっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 繰り返しになってしまいますけれども、ぜひ市長にはこのピロリ菌リスク検診というのもこれ全国的にやっていますので、調べていただいて、ぜひ政策的に取り組んでいっていただきたいというふうに、これはもう切なるお願いとして要望したいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、次の項目に移ります。自殺対策についてです。これも本年の4月から改正自殺対策基本法が施行されまして、市町村におきましても計画の策定が義務化をされました。従前の自殺対策基本法というのが2006年に制定されまして、その当時は自殺者の総数というのは3万2,155名だったそうなのですが、その後、景気回復だとか、それと自殺対策に力を入れ始めたために、サラリーマン層の自殺というのが減ってきました。昨年15年には2万4,025人にまで減ってきたというところなのですが、しかし今の傾向を見ますと、男女ともに70歳以上、また19歳以下のその割合がふえているということで、政府としましても2016年版の自殺対策白書というものを決定したそうです。この中では、高齢化に応じた自殺対策や若年層への対応が必要というふうに提言はされているわけでありますけれども、ちなみに2014年の年齢別の死因の順位を見ますと、15歳から39歳の死因のトップが何と自殺であります。ほかはがんがトップということなのですけれども、そこで当においての自殺の現状、これをお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 議員さんおっしゃられましたように、最近は減少の傾向になってきております。数値的に申し上げますと、平成27年度でございますが、国では2万2,626人、一時は3万人を超えておりましたが、そこまで下がっております。それから、県におきましては、失礼しました。その前に男女比を言います。男性が1万5,593人、女性が7,033人、男性のほうが倍の数値となっております。茨城県におきましては518名、男365人、女153人、比率的には同じようなものです。筑西市におきまして把握できている数字は17名、男10名、女7名、ピーク時は平成25年度でございまして、30人の方が亡くなっておりました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 何人かの方がやはり命を落としているということなのですが、その自殺対策の計画づくりが義務づけられましたけれども、その行動計画策定の状況はいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 計画というものはまだございません。しかしながら、自殺対策にはゲートキーパー養成、それから講演会等を通しまして、その防止に取り組んでいる次第でございます。昨日というか、6月10日に国のほうから通知が来まして、県では平成29年夏に計画を策定するということでございます。同時にその計画策定ガイドラインが示されますので、市町村においては平成29年度後半から平成30年度にかけて自殺対策計画が策定することを目指していきたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 今回のこの改正によりまして、国のほうは交付金を自治体に支援するというふうな発表もございましたが、これはどのような内容なのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 先ほど申しましたとおり、計画がまだですということです。それで、その交付金についても交付金の対象になるということは示されておりますが、その詳細についてはこちらには伝わってきておりません。ただ、従前の経験から申しますと、自殺防止講演会、それからゲートキーパー養成、それから心の相談等につきまして、その国の交付金の対象となるのではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) ありがとうございました。 では、次、防災について質問させていただきます。先ほど冒頭にもお話しさせていただきましたように、本年の4月の熊本地震、これを教訓に幾つか再確認をしたいという思いで、今回また防災を質問させていただくことにしました。3年前ですか、政府は防災計画に女性の視点というものを盛り込んで指針を示したわけでありますけれども、この指針のポイントというのが3つあります。1つは、避難所の開設当初から女性専用のスペースを確保すること、2つ目が粉ミルクや紙おむつなどの乳幼児用品や女性用品など必要な物資はあらかじめ一定程度の備蓄をすること、3つ目が女性を防災・復興の主体的な担い手と明記をし、平時から女性の視点を生かした対策の準備が重要だということを言っております。政府の発表したこの昨年4月時点の調査結果でありますけれども、これは回答があった自治体、これは1,644で、その中に防災会議に女性委員の割合というのが平均的に7.7%であったということであります。 そこで、市長にお伺いしたいのですが、この防災会議における現在の女性の割合、当初このことがあってから、防災会議における女性をということで、当初1名つけていただいた、そういう過去の記憶がございますが、現在はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 防災会議というのは、地域防災計画を見直すときに開かれるものでございまして、定員といいますか、20名となっているところでございます。現在において女性は2名ということでございます。任期につきましては、2年間でございます。前回、平成26年3月19日に防災計画を見直すにおいて、やはり女性の数が少ないということもありまして、今後女性の視点から見た防災というものがやはりきめ細かな防災計画が立てられると思っておりますので、今後はお願いを申し上げて、女性の力をおかりしたいと思っておりますので、ふやしていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 現在2名ということですね。それで、国のほうも2020年までに女性の比率を30%にというような目標があるようでありますけれども、この任期が2年間ということで、これって継続もできるのかどうか、ちょっとその辺もわからないのですが、この2名以上にもちろんふやすという意向は今お示ししていただきましたけれども、2020年までのその国の30%という目標に対しまして、としてはどのように捉えていますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 2020年までといいますか、ちょっと話変わって申しわけないのですが、女性の職員の管理職も今、前よりも前9%でしたが、今たしか17%ぐらいにふえてきておりまして、女性の力というものは非常に大切に思っておるところでございますので、ここで何名ということを言うことはできませんけれども、こちらからお願いをして、率は国に近づけたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) ぜひ一人でも多くの女性を登用していただければというふうに思います。 次なのですが、これは災害時の避難所についてであります。ここも避難所にも先ほど言ったように、運営スタッフのうち、女性を3割以上は参加させるということを目標に掲げているわけですけれども、この災害時の避難所におけるその女性スタッフというのはどのような状況でしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 尾木議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 平成25年5月に内閣府男女共同参画局から出されました男女共同参画の視点からの防災・復興の取組指針、これによりまして、避難所の運営管理の項目において避難所による自治的な運営組織には、男女両方が参画するとともに、責任者等役員のうち女性が少なくとも3割以上は参加することを目標にするというふうになってございます。被害が大きかった場合、あるいはまた避難が長期間にわたるような場合、職員だけでは避難所の運営は難しいと思われますので、避難所の皆様には避難所の運営をお願いするようなことになるかと思います。その際には多くの女性の方のご参加をお願いしたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 避難所の多くの協力ということですけれども、要するにこの自治体としてのその避難所に対して女性の割合的な部分のその配分というか、そういうのは全然難しいですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 これまでの避難所の運営につきましては、開設につきましては、の職員のほうで開設いたしまして、自治会の皆様の協力を得ながら運営をしてきたところでございます。これまでの避難所の状況でございますけれども、避難所の中でこのような自治組織みたいなものが組織されたというようなことはございませんでした。しかしながら、先ほど申し上げましたように、避難の生活が長期間にわたるような場合につきましては、その避難所の中でのそういった自治組織、自主的な組織というのが重要になってくると思いますので、その際には議員さんのお話にありましたように、女性の方の役員や何かにも参加していただきまして、指針にございますような、3割以上女性の方が参加していただけるような努力のほうをのほうでもしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) それでは、次なのですが、今回の熊本地震におきましても、その福祉避難所の受け入れというのがかなり課題としてピックアップされております。 まずお聞きしたいのは、その福祉避難所の協定を結んでいる福祉施設は、筑西市としてはどのくらいありますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 現在協定を結んでいる福祉避難所は、協和特別支援学校、それから社会福祉法人が9法人、それから株式会社ケアネットの計11団体と協定を結んでおります。受け入れ対応施設数は15施設となっております。このうち高齢者施設は10施設となっております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) それでは、それらの災害時の受け入れ想定人数、熊本地震の際には高齢者とか障害者の方、合わせて3万4,000人の支援が必要だと言われていた中でも、その避難所を利用できた人というのが本当に少なくて、70人にとどまってしまったと。熊本は176施設と協定を結んでいまして、1,700人の受け入れを想定していたと。ですが、やはりこの福祉避難所を利用できたのは73施設で、利用できた人は1,700人を想定したにもかかわらず、341人にとどまってしまったということなのです。これは5月21日時点の調べなのですけれども、そういうさまざまなそれらの利用できなかった要因というのはもちろんあります。1つには、介護に当たる人員と物資不足、結局誰もが被災をしている中での状況ということなので、大変だとは思うのですが、その介護に当たる人員とか物資不足で受け入れられなかったという、そういう受け入れが難航してしまったというようなこととか、また一般の避難者、そういう方がそこが福祉避難所だというような認識もなく、ただ避難所として行ってしまったということで、その本当に障害があって、福祉避難所が必要とされる人たちが利用できないことが中にあったというようなことが言われて、問題になっているわけなのですが、この筑西市においては今の11団体、15施設ですか、これらの受け入れの人数ですか、それはどのように想定しているのかお伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 合計で416人となっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 本当にそういう先ほど言ったように、想定数がなかなかいざといったときには受け入れられないような状況になってしまうということなのですが、例えばもし筑西市にそういう災害があって避難しなければならないような状況になったときに、その熊本の教訓を生かすためには、やはりいざといったときに、そのスタッフが足りないとか、そういう部分の筑西市としてのその福祉避難所として協定を結んでくださっている施設に対してのそういう支援というのはあるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 支援といいますか、の対応についてでございます。福祉避難所にはとりあえず指定福祉避難所、これはの福祉施設で社会福祉協議会を指定管理者としている施設でございますが、そちらにまず全ての方が避難してくると。その中で必要性があれば福祉避難所のほうに搬送するというような形になっております。その指定福祉避難所におきましては、既に発電機や燃料、それから食料品等の備蓄、トイレに必要な水の確保の観点から、雨水確保のためのタンクの設置を行っております。災害時には福祉避難所設置の場合の職員動員計画を策定し、関係職員に協力要請をしておるところです。 また、先ほどの協定福祉避難所につきましては、基本的には各施設の職員にお願いすることとなりますが、この協定によりまして、は各施設との連絡網や福祉避難所運営マニュアル及び運営フローを作成し、円滑な協力を依頼しておりまして、さらに物資の調達や介護者の確保などに努めることとし、避難に要した経費につきましては、災害救助法に基づき、対象経費、食料費や避難所運営経費の範囲内において支援をさせていただくことになっております。福祉避難所につきましては、協定時などに広報紙においてお知らせしておるところでございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) のほうもそれなりにやってくださっているということなのですが、今回熊本の大きな教訓というのは、この災害発生時の職員派遣とか高齢者の受け入れと協定を結んでいる、これは当然なのですが、その協定を結んでいるだけでは、いざ自分たちも被災している中で、どれだけ本当に避難してきた人たちに対して対応できるかというのが大きな課題として残りました。何が大事かというと、その協定を結んでも、その上で実際に訓練を重ねなければ具体的には動けないという、そういうことが今回本当にそこの福祉避難所に携わっていた人が実際に言っていた言葉なのですが、この点はどうなのでしょうね。自治体がそういう福祉避難所の協定を結んだところと一緒に避難訓練というのはできるのかできないかわからないのですが、どうでしょうか、その辺は。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 一般の避難所につきましては、とりあえず衣・食・住の最低限の支援をすればいいということですが、福祉避難所につきましては、それだけではなく、やっぱり高齢者は高齢者、それから障害者は障害者のノウハウを持った職員が接することが肝要かと思っております。ですから、先ほど申しましたとおり、専門分野の障害者施設なり、高齢者施設等に協定をしているところでございます。ただ、そこの職員も先ほど議員さんおっしゃいましたけれども、みんなが災害を受けた場合には、それもままならないということは重々承知しておりますが、今持てるの資源の中で最大限の体制をとっている次第でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 本当に大変な中、そういうところに携わっている方は特に大変だと思うのですが、やはりいざといったときに、それが発揮できるような体制づくりというのも大切かと思いますので、その辺もよろしくお願いをしたいと思います。 次に、自主防災組織の中での質問なのですが、今回は自主防災組織を結成云々ではなくて、今とにかくいろいろ各市内でも多くの自主防災組織というのが結成をされております。その自主防災組織も今回の熊本地震を教訓に見ますと、なかなかそれが活動できていなかったという、そういうものが見えてまいりました。日本防災士会の常務理事という方が住民自身の意識向上が大切だが、まずはグループを引っ張るリーダーを自治体が育成しなければいけないというふうに訴えております。この自主防災組織をつくるまでには、自治体というか、のほうもかかわって推進をしているわけでありますけれども、いざ結成がされました。何か災害があるときのためにということで、いろいろ手だてはしているとは思うのですが、やはりリーダーという部分がないと右往左往してしまうという部分もあるかと思うのです。そういった部分のそのリーダーの育成についてということで、当市はどのように考え、また取り組んでいるのかお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 自主防災組織のリーダーの育成についてでございますが、組織していただきました自主防災組織のリーダーの方には今後の活動の参考としていただくために、茨城県で開催しております防災啓発研修会への参加についてご案内をしているところでございます。これは毎年行っておりますもので、昨年度は平成28年1月に自主防災組織リーダー研修会が開催されました。昨年度のリーダー研修会には20団体が参加しております。といたしましても自主防災組織の重要性を強く認識しているところでございまして、より多くの自主防災組織が組織されますように、去る5月に開催されました自治会の総会におきましても、自主防災組織のパンフレット等をお配りしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) やはりリーダーの育成というのはとても大切なことだと思いますので、多くの方がそういう県の研修というか、それに参加していただいて、自覚をやっぱり持っていただいて進めていけばなというふうに思いますので、今後ともお願いいたします。 避難所の運営というのは、本当にとても重要でありまして、予想もできないようなやっぱりこの避難所というのはいろいろな方が訪れるわけであります。これも以前に避難所運営を疑似体験できるHUGの導入をお願いいたしまして、導入をしていただきました。ちょっとHUGというのも皆さんも忘れてしまって、どんなものだかわからないかと思うのですが、これは避難所運営ゲーム、その頭文字をとりまして、HUG、「ハグ」というふうに言っているのですけれども、これは静岡県で開発をされました。災害時のその避難所運営というのを疑似体験できる、そういうボードゲームでありまして、避難所の抱えるさまざまな情報、例えば血圧が高くても、透析を受けているとかというような部分とか、妊産婦さんですとか、その避難してくる方の状況を書いたカードをその避難所で運営をする側の方に次々とそのカードを避難所の人に見立てて、ではどこに配置したらば、一番その方たちがいい環境の中でというか、避難所で環境がいいというのもあれなのですが、いい状況の中では避難所生活が送れるかというような、そういう疑似体験をできるゲームであります。それを導入させていただいているのですが、そのまず利用状況というのをお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 尾木議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 避難所HUGにつきまして、私のほうからもご説明しようかなと思いましたけれども、議員さんのほうで細かく説明していただきましたものですから、防災安全課ではこの平成25年度に避難所HUGの道具を4セット購入しております。講習会等につきましては、平成25年度に教育委員会主催で開催いたしました教職員や自主防災組織を代表とした講習会が開催されております。また、平成26年度には社会福祉協議会でボランティアを対象といたしました講習会が開催されております。この両方の講習会に防災担当の職員も両方とも参加しております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) ありがとうございます。 何カ所でやってくださっているようですけれども、いざ災害が起きますと、職員の皆さんはそれぞれの避難所を開設して、それぞれ当たっていただくというような状況もあるかと思うのですが、やはりこの運営する側というのは、この自治体の中というか、この筑西市の職員の方たちも何かどこだっけ、ちょっと地名忘れてしまいましたけれども、の職員の方にも全部このHUGを体験させているというような市町村もございますので、筑西市の職員の方も1度はその避難所運営のためのHUGをやっぱりやっていただいたほうがいいかなというふうに思うのですが、いかがですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 今回の鬼怒川緊急対策プロジェクトの中で、4つの大きな柱の中でのソフト事業がございます。その中で避難に関することもございますので、そういったシミュレーションや何かも今どのようにやっていこうかということを検討しているところでございます。今、議員さんのお話にありましたこの避難所のHUGにつきましても検討の一つの材料となるかと思いますので、避難にかかわるソフト事業の中で検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。
    ◆14番(尾木恵子君) ぜひよろしくお願いいたします。 次に、避難所なのですけれども、その避難所の開設から運営までの手順というのをちょっと伺いたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 尾木議員さんのご質問にご答弁を申し上げます。 避難所の開設・運営につきましては、地域防災計画に基づき、教育委員会が担当をしております。そのようなことから、教育委員会では「避難所運営の手引き」を策定いたしまして、対応をしているところでございます。 まず、避難所の開設でございますが、災害対策本部から指示がございますと、学校長等の施設管理者のご協力をいただき、直ちに開設をしてまいります。また、避難所の開設に当たりましては、その主に体育館になるかと思いますが、この施設が使用できるかどうか、または安全に使用できるかどうか等を学校の校長先生または管理者と協議をしてまいります。そして、このとき避難者の安全確保、施設安全点検、そして避難所のスペース等の確保またはレイアウト、避難所開設に必要な物品の確保につきまして点検を行います。 そして、施設の安全が確保できれば、そのとき避難者の受け入れを開始をさせていただきます。受け入れにつきましては、高齢者または障害者等の要配慮者に注意をしながら、受け付けの名簿をつけていただいております。受け付けが済んだ場合には、居住スペースに誘導いたしまして、避難所利用上のルールを説明しております。 そして、避難所を開設した場合には、速やかに災害対策本部に報告をするとともに、地域住民に避難所の開設を周知をいたします。 次に、避難所の運営につきましては、開設当初につきましては、施設管理者等の協力を得ながらの職員が当たりますが、その後につきましては、地域の住民または避難者の方から避難所運営委員会を立ち上げまして運営をいたしまして、職員や施設管理者につきましては、自主的な運営をサポートしていくこととしております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) ありがとうございます。マニュアルがありまして、それに従って開設をしているということでありますけれども、やはり昨年の筑西市の豪雨、そのときが一番身近な災害だったわけでありますけれども、そのときも本当に情報収集とか、避難した方からいろいろな要求とか、そういうのがたくさん出たかと思うのですが、そういったときに要求する方は誰に言っていいかわからないから、接した人に話をしてしまうという状況で、要望等を言いますよね。そういったときに、その避難所、避難所においてやはり運営する上でのリーダーですか、責任者の方、そういう方をやはり置いて、ここの避難所はこの方が一応全責任を持って例えば要求があったら、そういう要求も全部そこが窓口になるというような、そういう方を1人やっぱり決めていただいたほうがいいかなと思うのですけれども、その辺はどのように対応するのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 避難所におきます責任者の体制でございますが、避難所には複数の職員を配置してございます。前回につきましては、やはり2カ所ということもございまして、そして24時間体制ということもございましたので、各避難所には職員2名を配置してございました。そのうち1名を運営責任者として指名をして配置をしたところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 14番 尾木恵子君。 ◆14番(尾木恵子君) 多分避難している方はどの人がリーダーだか何だかわからないかと思うので、そこの何か例えば腕章をつけるとか、やっぱり誰の目からでも、ああ、ここの人が責任者なのだなというのはわかるようにしていただければというふうに思いますので、ちょっと今後検討してみてください。よろしくお願いいたします。 では、最後の質問に移らせていただきます。これは祖父母手帳ということで、要望であります。今は本当にほとんどの若いお母さん、お父さんは共働きをされております。そういう中でやはり祖父母が孫の面倒を見るという機会も多くなってくるかと思うのですが、どうしても昔の子育て、今の子育てに違いがあるということで、20年、30年もたつわけですから、違いがある。新しいものが出てくるというのは全く当たり前のことなのですけれども、どうしてもその違いによって若いお嫁さんとおしゅうとめさんの間でぎくしゃくするような現実もあるというようなことも伺いました。 そこで、これはさいたまです。さいたまでは祖父母世代による子育てを円滑にする目的で、さいたまの祖父母手帳というのを無料で配布を行っております。これは昔と今の子育て方法の違いというものをイラストでわかりやすくやっているということなのです。例えば昔は日光浴も骨を丈夫にするとかということで大いにさせればいいということであったのですが、今は皮膚がんのおそれがあるということで、思うようにおばあちゃんが孫を何か余り外に散歩に連れていくと嫌な顔をされるとかという声を聞いたり、また泣くとすぐ昔は抱き癖がつくから泣いたぐらいでは抱くのではないというようなこともあったかと思うのですが、今はスキンシップもあって抱っこをするというような形とか、授乳の問題や、うつ伏せ寝の問題、本当にいろいろ昔と今の捉え方が違うというのがあるのですけれども、そういったときになかなか若い方はおしゅうとめさんにこうしてほしい、ああしてほしいと言いづらいかと思うのです。でも、この祖父母手帳というものを配布した中で、アンケートでわかったことですけれども、お互いに気遣いが欲しかったこと、お嫁さんはお嫁さんなりにおしゅうとめさんに気遣いが欲しかった。また、おばあちゃんやおじいちゃんは嫁にはこうしてほしかったというような、そういう気遣いに一々口で言わなくてもわかるようになったという、親世代の声としては直接は言いづらいことをこの手帳を渡すことができて、伝えられてよかったとか、また祖父母世代の声としては、今の子育て方法が気になっていたので、こういう冊子ができて大変うれしいと、こういう声をいただいて、今大好評ということで、すごい配布している自治体もたくさん今出ております。 特にこのさいたまのほうは、さいたまでやっているこの子育ての祖父母手帳なのですが、まず1万部を刷ったのですけれども、すぐになくなって、今2万部印刷をまた増刷しているというような状況だそうなのですが、また広島とか、横浜とか、岐阜とか、石川でも、それぞれ名称は違いますが、やっているということなのですけれども、筑西市としてはいかがでしょうか。ぜひ取り入れてもらいたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 時間もないので、簡単に。 来年度はイクメン手帳、父親の手帳を発行する予定です。その後につきましては、いいとこ取りをしたいと思っております、何らか見て。パンフレットかリーフレットの形にしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 時間です。 ◆14番(尾木恵子君) ありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前11時01分                                                                              再  開 午前11時15分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 なお、20番 秋山恵一議員から欠席の通知がありました。 7番 稲川新二君。          〔7番 稲川新二君登壇〕 ◆7番(稲川新二君) 質問に入ります前に、このたび発生しました、発生から2カ月が経過しました熊本・大分地方の震災に当たり、被災された皆様方に心からお見舞いを申し上げます。死者69名、いまだに行方不明の方が1名、たくさんの方が被災しましたこの震災ですけれども、本当に私が議員になりまして5年になりますけれども、東日本大震災初め竜巻被害もありました。昨年の水害もありました。何度この場をおかりして本当にお見舞いの言葉を申し上げてきたことか、今後とも防災には強い意識を持って臨んでいきたいと思っております。 それと、話は変わりますが、毎年この6月の定例会ではご報告とお願い申し上げておりますが、昨年95歳で富士山の登頂を成功して、富士山の登頂の長者番付の日本一に輝きました大久保敏行さんでございますが、当初の目的の10回目の登頂を目指してことしも意欲は満々でございますが、ちょっと今のところ体調を考えて、登るか登らないかというところを考えているところだそうでございます。もしアタックなさり、登頂成功なさった暁には、ぜひ市長公室長のほうでも取り上げていただいて、あとケーブルテレビ、あと茨城新聞のほうでも取り上げていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。 それでは、質問に入らせていただきます。市長の政治姿勢についてであります。初日の仁平議員の質問から始まり、新中核病院については、今の段階で答弁できる部分については答弁し尽くされている感がありますけれども、私からは総体的な部分でお聞きしたいと思います。 診療科9科も決まりまして、先日のプロポーザルにおいて優先交渉権者も選出され、今の段階では本が目指した理想的な病院という部分で進んでいるのかどうか、市長のお考えを改めてお聞きしたいと思います。 もう1点、道の駅についてですけれども、昨年私たちに示されました筑西市の道の駅基本構想・基本計画を見ますと、当然なことだと思いますけれども、今全国にある道の駅のいいとこ取りと申しましょうか、よいところを取り入れて生かすという意味では、後進の強みだと思いますけれども、逆をとれば特色のない内容とも感じられますけれども、市長の考える道の駅というものはどういったものなのか、改めてお伺いいたします。 続きは質問席で質問いたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 稲川新二君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 稲川議員さんのご質問に答弁をさせていただきます。 新中核病院の診療科目でございますけれども、公立2病院の常勤医師を配置する8科目に新たに救急科を設けて、先ほどおっしゃってくださいましたように、9科ということで選定をしたものでございます。今後住民の皆様から本市が目指した理想的な新中核病院と評価していただけるためにも、医療監を中心に、地域医療連携の拠点として地元の真壁医師会あるいは筑波大学、自治医科大学といった高次医療機関と連携を図りまして、地域医療ニーズに対応する体制を構築していきたいと思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思っております。 それから、道の駅でございますけれども、稲川議員さんがおっしゃったとおりで、今1,060の道の駅があるわけでございます、全国に。やはり後進というのはいいようで悪いような、なかなか難しいところがあることは事実だと思います。おっしゃるとおりだと思います。本の目指す道の駅は、基本構想・基本計画の中でもお示しをしているとおりに、市民の皆様を初め来訪者、そして運営者まで老若男女、みんなが楽しむことのできる「目的地型の道の駅」を目指したいと考えているところでございます。例えば筑西農産物を生かしたレストランの設置や、親子で楽しめる遊び場等の設置なども考えられているところでございます。基本計画の中で示した各種機能を具体化するために、今年度管理運営方針の策定や基本設計等を進めながら、本の誇る農産物を最大限に生かしまして、地方創生の拠点としてなるような道の駅を考えていきたいと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 病院については、余り私から細かいことは言わないつもりではありますけれども、やはり市民の声という部分でいえば、やはり救急の場合、緊急の場合、待機時間が長いような、行き先が、受け入れ先がいつまでも決まらない、またはたらい回し、そういったものがないような、そして24時間365日、本当に安心してかかれるような病院を目指して、しっかり取り組んでいっていただきたいと思っております。 道の駅については、るる今ご説明、お考えいただきましたけれども、何か道の駅を拠点としたの中へ人間を流れ込ませるような、そういった秘策、秘策を言っては秘策にならないでしょうけれども、秘策といいますか、特色といいますか、そういったものがあればお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 先ほど言いましたように、後発というのはなかなか難しいということでございまして、そこら辺もしっかり考えていきたいと思っているところでございます。やはり得策といいますか、秘策といいますか、ここがどうしても通過点にならないようにして考えていきたいと思っておるところでございます。 その中に農産物直売施設等の地域連携機能のほかに、の持つ魅力を発信する情報発信機能等々もつくりまして、基本計画の中で「道の駅案内人」を配置いたしまして、利用者のニーズに合った観光地の情報提供についても検討していきたいと思っているところでございます。道の駅自体で活力を創出し、またここに来ないと食べられないとか、体験できないとか、そういうことを思っていただくような道の駅にしていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) コンセプトでもあります「fun!fan!fan!~みんなが楽しい道の駅」を目指して、ぜひしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に移ります。成人式の開催場所についてであります。さきのの「広報紙ピープル」で、来年の成人式を下館地区はこれまでどおり「ダイヤモンドホール」において、明野・関城・協和地区においては、「イル・ブリランテ」の2カ所で集約して行うとのお知らせがございました。その広報紙発行後、私のほうにいろいろな方からご意見いただきまして、何でそういったやり方をするのかというようなお話がありました。今まで旧市町単位で行ってきた成人式でございますけれども、今回こういった形にした経緯をお聞かせください。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 稲川議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 成人式典の会場につきましては、合併後10年以上たっておりますが、今でも会場等の関係から4会場で開催をしております。しかしながら、新成人者の皆様にも筑西市の一体感を醸成していただくためにも、できるだけ早い時期に1会場での開催をすることが望ましいというふうに考えてまいりました。このようなことから、来年の成人式典につきましては、1会場での開催が可能となるまでの経過的な措置として、関城地区、明野地区、協和地区の式典につきましては、会場の規模または地理的なことを踏まえまして、明野公民館大ホール「イル・ブリランテ」で開催しようと5月15日のお知らせ版にて周知をしたところでございます。しかし、その後、議員さんおっしゃいますように、市民の皆さんから3地区だけの合同開催ということではなくて、1会場で筑西市全体が開催されるまでは、これまでと同様4会場で開催してはどうかと、そして開催していただきたいというようなご意見、ご要望が寄せられたところでございます。 このようなことから、これらの市民のご意見、ご要望を踏まえまして、教育委員会におきまして再度協議、検討をいたしました。その結果、昨年と同様、4会場で開催するということにしたいと思っております。1度広報紙のほうで2会場ということで周知をしてしまいましたので、この変更につきましては、再度広報紙またはホームページ等を通して再度周知をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) またもとに戻すということで、本当によかったのか。私が考えるのには、今集約するに当たって、筑西市としての一体感を出すための経過措置だというおっしゃり方しましたけれども、やはりやるのであれば1カ所に集約するのであれば私も私に問い合わせ来た方にも説明のしがいがあるのですが、下館と旧郡部の3町をまた真っ二つに分けるような、そんなやり方はいかがなものかなと思って今回質問させていただいたのですけれども、例えばその理由の中に、経費の節減といった部分があるのか。あれば例えばそういった集約した場合には試算的なものをされたのかお聞きいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 今回の2会場という最初の企画でございますが、経費というよりは先ほど申しました一体感の醸成ということを主に置いておりますので、経費につきましては公の施設を利用しますので、経費的にはそれほどの削減ということは期待してございません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 今回はもとに戻すということですけれども、今回集約を決定するに当たって、市民の方や関係者等のご意見などは伺った経緯というのはあったのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) お答えをいたします。 今回の2会場にする経緯の中で、市民からの要望とか意見を聞いた経緯はございません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) やはり市長、今の須藤市長の政治姿勢でもありますけれども、やっぱり市民の声を聞いて、私たち議会の声を聞いて進めていくという部分で、ちょっと寂しいかなというお答えですけれども、やはり私たち議員も立場上、市民の皆さんのもとを回っておりますので、ぜひ私たちを利用して皆さんの声を集めるなりなんなり、ぜひ私たちを利用していただきたいと、今後そういった場面があればぜひお願いしたいと思います。 では、次に移りたいと思います。防犯についてお聞きいたします。昨今、新聞やテレビのニュース、報道を見ますと、必ずといっていいほど事故や犯罪のニュースというのが入っております。そのような中、各犯罪や事故の解決に対して防犯カメラの存在というのがクローズアップされております。以前私も学校の防犯カメラの設置について要望的な質問をした経緯がございますけれども、今回は筑西市の公共施設における防犯カメラの現在の設置状況というのをお伺いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 稲川議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 公共施設における防犯カメラの設置状況ということでございますが、現在31施設で202台の防犯カメラが設置してございます。内訳といたしましては、建物外が54台、建物内が148台でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) なぜこういった質問を私したかといいますと、先日私の身近なところでいいますと、久地楽にあります協和の杜公園の駐車場で、幼稚園の遠足のときにバスの乗降が幼稚園では狭いということで、協和の杜のその駐車場をお使いになったらしいのですけれども、そこへ保護者の方がご同行されるのに当たり、駐車して帰ってきたらば車上荒らしに遭っていたと。ガラスが割られて車内を物色されていたというような事件があったのです。その話を聞いた後、ちょっとお聞きしたのですけれども、上平塚の体育館であったりですとか、あけの元気館、そういったところでも車上荒らしなんかが起こっているような話も聞きましたけれども、そのような被害の実態、あればお聞かせください。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 稲川議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 当市におきます車上荒らし等についてでございますけれども、本年1月から4月現在でございますが、車上荒らしが19件、車の部品等の盗難、これが12件、器物破損等、これは車以外も含みますけれども、件数が16件ということで、筑西警察署のほうから暫定値として報告を受けております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 想像していたよりも多い件数があるということで、びっくりしておりますけれども、ではそのような状況に対してどのような対策をおとりになっているのでしょうか。当然警察との連携も図っているのでしょうけれども、イベント等一日中車がとまっているような状況なんかがあると思うのですけれども、そういったときにパトロールの要請であったりとか、そういったものを行っているのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 警察署との連携につきましては、まず情報を共有いたしまして、防犯連絡員さんの協力を得て、警察及び防犯協会でパトロールの強化を図っているところでございます。また、では防犯パトロールを兼ねて交通安全施設等の点検を実施しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) パトロールも当然大切なことでありますし、冒頭申し上げたとおり、カメラの設置というのはすごく抑制効果につながると思うのです。今後そういった意味合いも兼ねて、防犯カメラの設置など久地楽の公園にはないと思うのですけれども、そういったない箇所にでも設置なんかをするお考えなんかはどうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 防犯カメラの設置につきましては、議員さんご指摘のように、犯罪の抑止力として有効であるということから、市民環境部といたしましては、公益的な場所で不特定多数の方が集まるような駅前広場とか、そういったところに設置している状況でございます。今後の設置につきましても、その必要性と筑西警察署及び教育委員会等と協議検討してまいりたいというふうに考えております。 なお、議員さんのご指摘のありました各施設あるいは施設の敷地内に設置するカメラにつきましては、それぞれの所管する担当部署において検討されていく事項でございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ちょっと視点を変えますと、毎年この時期になりますと、各地で農作物の盗難のニュースが取り上げられております。鉾田のほうではメロンなんかも先日ニュースで見ましたけれども、当市では毎年あのようにスイカの盗難の被害が起こっております。何年か前に、防災無線を使って注意喚起を呼びかけて、犯罪抑制につなげていただきたいというお願いをしたところでございますけれども、ことしもその防災無線を使った注意喚起についてはやっていただいておりますけれども、それ以外の対応というのはどのようなものでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 農産物の被害防止につきましても、警察あるいは防犯連絡員、生産者等の協力によりまして、夜間の警備の強化を図っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 部長もご存じかと思いますけれども、大体スイカの被害に遭われている箇所というのは、同じ地区になっていると思うのです、毎年。その幹線道路といいましょうか、要所要所に先ほどの話ではないですけれども、カメラ等の設置をして、抑止または摘発の材料というか、そういった部分でカメラの設置などはお考えでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 市民環境部では先ほども申し上げましたように、公益的な場所での不特定多数が集まるような駅前広場とか、そういったところの防犯カメラの設置を検討しているところでございますので、今、議員さんからお話ありましたところ等につきましては、関係部署とよく協議させていただきたいというふうに思います。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 農家の方、大変なご苦労なさって、手塩にかけて、ようやく収穫というところで本当にごっそり持っていかれてしまうわけです。当事者の方の身になってみますと、本当にやりきれないことだと思うわけでございます。個人の努力で防犯カメラやセンサーなんかもつけている方もいらっしゃいますけれども、あと自主パトロールを自主的に行っている方もいらっしゃいますし、警察のほうでもパトロールの強化なんかもしていただいているとは思っているのですが、行政のほうでも市民の財産や生命を守る立場という意味では、そういったカメラの設置なんかも考えていただきたいと思っていますし、例えばカメラをつけた方には、少しでも何か補助的な部分ができないかということですけれども、対応ができないかということでお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 何度も申し上げていますように、市民環境部としては、公益的施設で不特定多数の集まるところに対して防犯カメラを設置しておりますので、個人の防犯カメラの設置に対する補助につきましては、想定はしておりません。申しわけありませんが、想定していないところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) これは自然災害であれば、ことしも降雪被害でハウスの被害なんかも補助している部分なんかもありますけれども、ぜひ経済部の立場から何かお考えがあれば、部長。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) ご答弁申し上げます。 確かに議員さんおっしゃるとおり、新聞報道、先日のテレビでは大分鉾田の問題について、防犯カメラ2台を設置してあったのに、裏から入ってこられたというようなことで、いろいろ出ているような状況でございます。大きな課題として今後検討、研究の材料となるとは思うのですけれども、ただ窃盗事件とか、いろいろな問題もありますし、筑西市には約1万1,500ヘクタールの広い農地がございますので、今後どういう形で農家の皆さんの生産物、生産振興の立場から、どういう形でやっていけるかについては、検討していきたいと存じますので、よろしくお願いしたいと存じます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) ぜひよろしくご検討いただきたいと思います。 続きまして、防災についてお伺いいたします。防災については、先ほど尾木議員のほうから私と重複する部分、福祉避難所という部分では重複しますので、割愛させていただきたいと思いますが、学校や公民館が主だと思いますけれども、の避難所として指定されている箇所があると思いますけれども、改めてその箇所の数と収容人数というのですか、受け入れ人数というのですか、そういったものの把握をなさっていれば、人数的な部分、例えば旧市町別、方面別にお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 筑西市では小学校、中学校並びに幼稚園、保育園を指定避難所として指定しております。旧市町村別に申し上げますと、旧下館地区には14カ所、旧関城地区には4カ所、旧明野地区には7カ所、旧協和地区には6カ所、合計31カ所でございます。また、各自治会の集落センター及び公民館、寺院等を指定緊急避難場所、予備避難所として指定しております。こちらにつきましても、旧下館地区で65カ所、旧関城地区で20カ所、旧明野地区で33カ所、旧協和地区で18カ所の合計136カ所でございます。指定避難所と予備避難所、合わせましての旧市町村別に申し上げますと、下館地区で79カ所、関城地区で24カ所、明野地区で40カ所、協和地区で24カ所、計167カ所でございます。 続きまして、避難所の収容人数でございます。これにつきましては、指定避難所として最初に申し上げます。旧下館地区で2万1,331人、旧関城地区で5,890人、旧明野地区で7,679人、旧協和地区で5,714人、計4万614人でございます。また、指定緊急避難場所、予備避難所につきましては、旧下館地区で4万976人、旧関城地区で8,518人、旧明野地区で2万259人、旧協和地区で7,538人、計7万7,291人でございまして、合計11万7,905人でございます。指定避難所、予備避難所を合わせました旧市町村別で申し上げますと、下館地区で6万2,307人、関城地区で1万4,408人、明野地区で2万7,938人、協和地区で1万3,252人、計11万7,905人ということでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 災害はどの場所で起きるかというのがまずわかりませんので、そういった地域ごとの避難場所、避難受け入れ人数等の把握というのは非常に大切だと思っておりますので、ぜひとも管理のほうをお願いいたします。 本年度中に本庁舎がスピカビルに移動しますけれども、この現本庁舎の裏手になりますか、新館といいましょうか、そこには防災行政無線であったりとか、衛星防災瞬時システムであったりとか、県の防災システム、また電算システムなんかが残る関係上、何らかの課が残っていくのだと思うのですけれども、何課が残っていくのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えいたしたいと思います。 スピカビルの本庁舎機能移転に伴いまして、現庁舎に残る課ということでございますが、稲川議員さんおっしゃられるとおり、電算システムの中枢を担うサーバー室を備えました企画部の情報政策課と防災システムを抱えます市民環境部内の防災安全課の消防防災グループ、こちらの2つが残る予定でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 筑西市の条例で災害が起こった場合、状況に応じて災害警戒本部または災害対策本部を設置するとなっていると思いますけれども、庁舎がスピカビルに移動になった場合、その設置場所というのはどうなるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 稲川議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 先ほどございましたように、本庁舎がスピカ庁舎に移動しますけれども、現庁舎の新館は昭和56年以降に耐震基準を満たしており、また防災無線、警報システム、予備電源、その他の施設設備に莫大な費用と時間を要するために、防災安全課の消防防災グループは、今ありましたようにここに残ることになります。会議室も併設していることから、大規模災害発生時の災害対策本部につきましては、これまで同様に現庁舎、新館のほうの庁舎のほうに設置することになります。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 災害対策本部が設置された場合、災害対策本部というのが立ち上がるのですけれども、その構成員といいましょうか、そちらをお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 筑西市災害対策本部規程に基づきまして、本部長に市長、副市長及び教育長を副本部長に充てることになっております。本部には市民環境部長を事務局長に、本部員には各部の部長級職員を充てることになっております。また、災害対策本部の会議につきましては、本部長付といたしまして、筑西消防署長さん、消防団長さんにも出席をいただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) しようがないことですけれども、日中災害が起きた場合、本部の本部員になられる方というのが全てこの残る庁舎にはいらっしゃらないということで、迅速な対応ができるのかということもありますけれども、その件に関してはいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 これまでも本庁舎とスピカ庁舎に分かれている状況の中で、災害対策本部を設置してまいりました。また、昨年の関東・東北豪雨のときも災害対策本部を設置いたしましたが、距離も近く、地理的な面で対応に苦慮する場面はなかったため、本庁舎がスピカ庁舎に移転した後も問題なく対応できるのではないかというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) きのうの田中議員の質問の中で、防災調整監の配置について答弁があったと思いますけれども、現在防災調整監というのは不在だと思うのですが、条例の中でその調整監の役割って入っていなかったでしたか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 稲川議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 過去に、平成24年4月1日から平成25年4月30日まで防災調整監ということで、職員を1名任用した経緯がございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) いらっしゃったと思うのですけれども、今不在ということでぜひ田中議員の質問ではないですけれども、早急な配置というか、任命というか、そういった部分しなくてはいけないなと思います。昨年のあの鬼怒川の溢水による水害、そのときは本当に職員の皆さん、寝る間も惜しんで働いてくださった。本当に今でも感謝の念にたえませんけれども、その中でもいろいろな反省点があったと思います。その後、私も森議員さんなんかも質問したと思うのですけれども、部署を超えて職員の皆さんを動員しなければならないとなったとき、その中心的な部署であります市民環境部のほうでは、そういった人を動かすという、言い回しがあれですけれども、権限というものはどこになるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 稲川議員さんご指摘の昨年の関東・東北豪雨の反省点という視点でのご質問でございますが、総務部から市民環境部に移されたということで、こちらにつきましては、昨年の第4回定例会でも森議員さんのほうからご質問いただいているとおりでございまして、昨年度は安全で安心なまちづくりを総合的に推進する観点から、ご指摘のとおり総務部から市民環境部に移したところでございます。 なお、風水害や地震等により、大災害が起こるおそれがある場合、また起こった場合には、当然災害対策本部が設置されることになります。私もその本部員でございます。市長の本部長指揮のもと、市民環境部と連携を密にとりまして、一致団結して災害に当たるとともに、職員の手配や動員等につきましては、積極的に関与し、そして遅延のないように努めてまいりたいと考えているところでございます。ご理解賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) そういうご答弁ですけれども、やはり私はこの災害を考えたときに、今、防災安全課ですか、防災安全課のグループとして消防防災グループというのがありますけれども、そのグループをいま1度消防防災課とした単独課として総務のほうへ置くべきではないかと思うのですけれども、ご再考願えないでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答え申し上げたいと思います。 その辺につきましては、今後の組織機構の見直しを毎年各部長ヒアリングいただきながら行っていますので、全庁的に総合的に判断してまいりたいと、検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) ちょっとこの新館について余談というか、あれなのですけれども、今後庁舎がスピカビルに移った場合、こちらの現庁舎、旧館と言ったらいいのでしょうか、この古いほうは本当にがらんどうになってしまうのかなと思うのですけれども、その後どういった管理なさっていくのかなと、新館が残っていく中で、当然人間も残ります。そういった中で入り口であったりとか、あと新館のほうにはトイレや水回りなんかもないのかなと私感じるのですけれども、その辺どのように考えていらっしゃるのかお伺いできますでしょうか。
    ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答え申し上げたいと思います。 議員さんご指摘のとおり、先ほど申し上げました市民環境部の防災安全、それと企画部の情報政策課だけしか残りません。旧館につきましては、今後全庁的な会議の中で跡地利用も含めながら検討してまいりたいと考えているところでございます。当然入り口もトイレもございませんので、新館には。その辺も含めまして考えてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) よろしくお願いいたします。 次に移ります。子供の貧困対策についてお伺いいたします。子供の貧困問題が今マスコミなんかで取り沙汰されているところでございますけれども、この20年で子供の貧困率が倍増という調査結果の報道もありました。その一方で、子供の貧困対策推進法という法律が3年前に議員立法で制定され、実態把握のための調査を自治体に義務づけしているといいますけれども、一向に進んでいないというやはり報道がございます。本市では子供の貧困率の調査というのはどのようになっているのかお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 子供の貧困率についてでございますが、筑西市としては調査しておりません。国においては総務省の「全国消費実態調査」、厚生労働省の「国民生活基礎調査」が行われているところでございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 調査していないとなると、今後のこの後の質問もつながっていくのかどうか、ちょっとあれなのですけれども、調査、なぜ行っていないのか。例えば今後する予定はあるのかお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 まず、貧困率という定義から説明しますと、絶対的貧困、これは衣・食・住に困る状況でございます。これは日本にはないという前提のもとに貧困率を調査するものでございます。その今、日本で貧困率を調査しておりますのは、相対的貧困率を調査しております。この相対的貧困率といいますのは、その家庭の可処分所得、ですからいろいろ社会保障費とか云々抜いて、消費に充てられる所得を家族の構成員の数を平方根で割るといったものを基準にしております。それを所得の低いほうから順に並べて、その真ん中の人、中間層を基準にして、その所得の2分の1しかない方が貧困ラインというふうになっております。具体的に数字で申しますと、1人世帯だと可処分所得が122万円、それから4人世帯だと平方根ですから、4の平方根は2ですので、244万円というふうな所得が貧困ラインと言われております。これはあくまでも国が決めた貧困ラインでございますので、これより上であっても貧困である方もいらっしゃいます。下であっても、いや、私は貧困ではないと、意識調査ではありませんので、国の設定でございますので、としても即調査するメリットはないのかなと。 国の調査でございますが、先ほどの調査言いましたけれども、その調査というのは、サンプル数が全国で0.1%でございます。0.1%の方々に「あなたの所得は幾らですか。家族構成は何人ですか」というふうな調査をして求めた数字でございまして、それが全国的には16.3%、これは先進国の中でもかなり高い数値、貧困率の高い数値でございます。といいますのは、結局は所得格差でございます。ですから、今のところ子供さんの中に6人に1人が子供の貧困率ということになっておりますので、としても今後ともその調査するメリットはないと思います。また、もし調査する必要があるとすれば、調査自体はその家庭の所得、それから世帯員の数は行政としても把握できますので、自動的に調査できることであります。ただ、どうしてもその個人情報保護という観点から、そのところに踏み込めない、そういうふうな事情がありますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 丁寧なご説明ありがとうございます。私もネットで子供の貧困率と調べると、ずらずらとそういった文言が出てくるのですけれども、確かにいろいろな見方があるわけですけれども、ちょっと話はそれるのですけれども、生活保護世帯がございますけれども、その中で中学義務教育を終えて高校へ行っているといったような進学率というのはつかんでいるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 以前は生活保護世帯の場合には、中学生の義務教育までしか教育扶助というものは支給されておりませんでした。要するに高校へ行くのは他の人の、要するに親戚なんかの援助がなければ、特別な事情がなければ進学できなかったということでございます。それを今は生業、なりわい、その扶助として就学費が支給されております。ちなみに支給額でございますが、基本額が月額で5,450円、教材費は正規の授業でかかる全てのもの、それから授業料につきましては、今、県立高校等につきましては無料化になっておりますので、これは出しておりません。それから、入学料、入学考査料、要するに試験料、入学試験です。それから、通学費、それから学習支援費として5,150円、それから特別基準費で学級費まで出しておりますので、手厚くなっております。 それで、先ほどの高校に進学した者でございますが、対象は13人おりました、中学卒業した者は。そのうち高校に進学した者は12人でございます。1名の方は就職しております。進学率という表現でいいますと、92.3%でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 安心しました。そういった家庭の事情がある子でも、高校のほうへ皆さんほとんどの方が進学なさっているということで安心しましたけれども、今言われた困窮世帯というのでしょうか、困窮の考え方ってそれぞれだと思うのですけれども、そういったお子さんたちが高校へ進学されて、やはり経済的な理由からやめてしまう子もいらっしゃると思うのですけれども、そういった部分はではつかんでいるでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 全体の高校生の中退率というものは把握しておりません。生活保護世帯のうちであれば、進学しました12人のうち、中退された方は1名おりました。ただし、これは先ほど申しましたとおり、教育というか、就学費の扶助がありますので、そういった意味合いではなく、結局学校の周りの方となじめず、不登校になり退学したものです。その方については現在は就労しております。そのほかの生活保護世帯でない多くの方々も恐らくこの不登校から、いじめや、それから学習についていけないといった理由から退学と、中途退学というような形になっているものではないかと想定しております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 保護世帯でなく、所得が低い世帯に進学費用を無利子で貸し付ける生活福祉費というのがあるそうですけれども、どういったものなのかご説明いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 ただいま言いましたのは、生活保護者についてはそれなりの手当がついていますよということでございます。そこまでに至らない方、それから例えば私立高校に入ってしまったが、その後経済的理由で生活保護に陥ってしまった方もあるかと思います。そういった方には低所得者の場合につきましては、国の高校生等奨学給付金という制度があります。これは返還免除の奨学金でございます。こういうものがありますので、それを活用しているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 今質問は、生活福祉費の中の教育支援資金というのがあると思うのですけれども、それの説明をいただければと思うのですけれども、どういった内容なのか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) それは貸付金のことでございますか。          (「はい」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(神原光司君) (続)これは私も細かくは承知しておりませんが、国の制度でそういうものがあるというふうに伺っております。          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◎保健福祉部長(神原光司君) (続)それとは別にまたほかの制度、県の制度、それから社会福祉協議会等についても似通った制度があるものと思われます。ただ、対象者は限られておりますので、問い合わせていただければと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 3月の議会で尾木議員が取り上げたのかなとも思いますけれども、子供の貧困対策であったりとか、学校や家庭以外の第3の居場所として、今、「こども食堂」というのが注目されておりますし、下妻でも先月開設されたのかと聞きますけれども、市内ではいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 「こども食堂」につきましては、近年議員さんおっしゃるように、全国各地にこのような名称の食堂が相次いで誕生していると伺っております。これは経済的に厳しかったり、ひとり親で食事の支度がままならないといった方、それから居場所づくりといったもののことで、大家族の雰囲気を味わっていただくという狙いもあるようでございます。しかしながら、ほとんどの「こども食堂」においては、私ども行政とのかかわり合いはそれほど深いものではなくて、そのNPO、それからボランティア団体等が自主的に行って、それを行政がある程度サポートするような形での形態であるというふうに認識しております。全国的には一、二カ所行政が主導的にやっているところもございますけれども、とにかくその実施母体ががやるわけにもいきませんので、その辺のところはそういう団体等ができましたらば、先進地の事例等を調べたり、それからその設立についてのできる限りのご協力をしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) ありがとうございます。 次に行きたいと思います。スピカビルについてお伺いいたします。スピカビル自体の今、本庁舎として利用するべく約18億円だったでしょうか、をかけて今改修しているところでございます。一方、田中議員もおっしゃっておりましたけれども、スピカビル自体の経年劣化における建設後25年たっている建物ですから、経年劣化における改修というものが考えなければならない時期に来ているのかなと思うのですけれども、その必要性といいましょうか、予定なんがあればお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 スピカビルにつきましては、ご存じのとおり平成3年に竣工いたしまして、その後築25年が経過しているところであり、経年に伴いまして建物の外装材・内装材、各設備機器の機能低下が顕在化しているところでございます。これらに対しまして、修繕及び更新を行うことで、ビルの有効活用、そして長寿命化を図るために、本年度より大規模修繕等を実施してまいります。修繕実施に当たりましては、昨年度修繕計画を作成いたしまして、優先順位をつけて施工することといたしているところであり、本年度は優先度の高い屋上の防水及び外壁の補修を行ってまいる予定でございます。次年度以降につきましては、空調機・揚水ポンプ等の修繕等を計画的に実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 本年度屋上から改修していくということですけれども、スピカビルというのは、下館商工会議所のほうと共有財産という認識ですけれども、勉強不足で申しわけありません。持ち分というのは何%だったでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えいたします。 スピカビルは区分所有となっておりますことから、登記面積に準じまして所有割合を決めているところでございます。割合でございますが、筑西市が96.44%、下館商工会議所が2.98%、そしてスピカ・アセット・マネジメント株式会社が0.58%でございます。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 現在スピカビルは第三セクターのスピカ・アセット・マネジメント株式会社が管理なさっておりますけれども、今後改修なさっていく場合は、その管理というのはどこになっていくのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 今年度はが事業主体となってございますが、来年度以降につきましては、スピカビル管理費等取扱規則第10条におきまして、「管理者が区分所有者から徴収する特別修繕費等の負担割合は集会の決議により決定する」とございます。したがいまして、所有者定期集会におきまして協議決定されることとなります。 なお、費用の負担割合でございますが、先ほど申し上げましたビルの所有割合で工事費を案分したものとなる予定でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 改修について今後予定していくということで、必要性に応じて、優先順位に応じて改修していくということですけれども、試算、大体幾らぐらいかかるのかという試算はあるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) お答えしたいと思います。 試算ということでございますが、今年度につきましては、大規模修繕に向けた積み立てという観点ではございませんで、といたしまして昨年県と協議いたしました結果、大規模修繕工事の負担の財源としまして、合併特例債の活用が可能となったことから、今年度以降これを活用した修繕計画を修繕工事に入れて実施してまいる予定でございます。そのようなことから、現在はその大規模修繕を想定しました積み立て、ファンドというものは今のところは行ってございません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) わかりました。 次に移りたいと思います。汚水処理施設整備構想についてお伺いいたします。最近までだったのですけれども、筑西市のホームページにおいて筑西市汚水処理施設整備構想(案)について、パブリックコメントをとっていたと思うのですけれども、その内容をちょっとご説明いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 廣瀬上下水道部長。 ◎上下水道部長(廣瀬正明君) お答えいたします。  筑西市汚水処理施設整備構想(案)を取りまとめ、パブリックコメントを求めたところでございます。本構想につきましては、これまで本が行っております汚水処理方法としまして、公共下水道事業、そして農業集落排水事業、ほかに団地排水処理施設、4つ目が合併処理浄化槽の4つでございます。そういううふうな中で進めておりましたけれども、それぞれの現状、課題を分析し、今後の人口動向や財政状況を見据えまして、市街地、農村地域等を含めた全域で、効率的かつ適正な汚水処理の計画を推進するため、整備区域、整備手法、整備目標等を定め、総合的な計画とするものでございます。 なお、内容でございますけれども、本構想は10年後を見据えました中期計画でありますアクションプランと20年後を見据えた長期計画のベストプランから構成されております。詳細につきましては、後日ご説明したいと思います。失礼します。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 6月6日にパブリックコメントのほうを打ち切ったのでしょうか、結果というか、3人の方から8件ぐらいのコメントをいただいて、のほうでも答弁というか、それに対して答えていると思うのですけれども、今後の予定というか、どういった進め方を考えているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 廣瀬上下水道部長。 ◎上下水道部長(廣瀬正明君) お答えいたします。 本構想に基づきまして、今後は国、県等の支援策を積極的に活用しながら、効率的に整備を推進してまいりたいというふうに考えております。詳細につきましては、やはりちょっと時間がないものですから、失礼させていただきます。 ○議長(箱守茂樹君) 7番 稲川新二君。 ◆7番(稲川新二君) 大変必要なライフラインというか、ものでもございますし、人口減少も考えなければならないでしょうけれども、ぜひやはり市民の皆さんの声を聞いて、しっかりとした計画を立てていっていただきたいと思います。 終わります。ありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 0時16分                                                                              再  開 午後 1時15分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 22番 榎戸甲子夫君。          〔22番 榎戸甲子夫君登壇〕 ◆22番(榎戸甲子夫君) 22番 榎戸でございます。梅雨のさなか雨が降って、今、東京都の水がめが水不足だということでございまして、何とか水不足解消できぬものかと見ておりましたら、早速やんでくれました。 そういう中で一般質問に入るわけでございますが、さきの3月議会は退職者を送る議会でございまして、いわば今回の6月議会は新しくこのポストにつかれる執行の方々に対する今度は我々の質疑応答の時間になるわけでして、はっと思いましたら、市長以下18名のポストございますが、何と今回は9人が入れかわるという、大変フレッシュな感覚を感じていたわけでございますが、ここ二、三日の質疑応答を見ていますと、初々しいどころか、どの新部長さん方も威風堂々としっかりとご答弁なさっておりまして、そう思いますと、我が筑西市は常に人材豊富だと、このように察することができました。その上に立っての市長がリーダーシップをおとりになるわけでございますから、多分市長におかれましても、やりがいのある今のお立場ではないかと、このように考えるわけであります。よって、市長の政治姿勢についてから質問に入りたいと思います。 今、我が筑西市の全体を1つに展望できるとしたら、大所高所という言い方ございますが、一望してみますと、これから活性化を促せる事業がふつふつと起きております。まず、最大課題であった新中核病院が養蚕地区、長年足踏みをしていた筑西幹線道路が開通の見通しが立った。これが養蚕地区でございます。そして、道の駅がこの場所はほぼ竹島地区に決定をしました。そして、新工業団地が明野地区に造成工事が始まりました。そして、明野庁舎も建設の見通しが立った。2年前には協和庁舎も建てかえられました。そうなりますと、一望できる筑西市の半分から東にそういった動きがございまして、筑西市全体の西方面どうなのだろうと。さあ、そうなりますと、まち全体のバランスを考えたときに、為政者として西側の方面にどういう政策ビジョンがあるのか、ないのか、ぜひこの辺のお考えをお聞きしたいと思います。 次からは質問席にて質問いたします。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 榎戸甲子夫君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 答えをする前に、執行部をお褒めいただきまして、ありがとうございます。一生懸命執行部も頑張ってまいりますので、私としてはやりがいがあるというのは、議員の皆様にいろいろと助けていただき、大変ありがたく思っているところがやりがいがあるところでございまして、またいろいろと意見は違うところもありますが、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 それで、今の全体を見回しますと、西部といいますか、西部方面の活性化が必要ではないかという質問でございますけれども、筑西市マスタープランの中では、下館西地区の将来像といたしまして、「鬼怒川とともに歩む安心・快適な環境の地域づくり」ということと位置づけられておりまして、の副次的な都市拠点といたしまして、市内に活力を与える複合産業環境づくりを進める位置づけとされているところでございます。その中で、平成元年に下館第一工業団地、そして平成3年に下館第二工業団地の整備を行ってまいりました。また、平成25年度より都市計画道路小川線の事業に着手しておりまして、これはちょっと時間おくれて大変申しわけないのですが、平成31年3月に全線開通に向け事業を進めているところであります。小川線の開通に伴いまして、地域住民の利便性と、交通の円滑化を図りまして、川島地区の向上と発展に寄与するものと考えているところでございます。さらには、玉戸駅周辺につきましては、商業あるいはサービス機能を初め業務・流通等複合機能の集積を図り、の副次的な都市拠点としての活力づくりを進めてまいりたいと思っているところでございます。 今後、地区の特色である鬼怒川の水辺や緑を生かしたまちづくりを進めまして、スポーツ・レクリエーションの拠点として下館運動公園の整備についても、市民のニーズや財政状況を踏まえながら検討してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思っております。ありがとうございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) ただいま市長の構想を聞いたわけでございますが、もう1つ、いま一歩踏み込んだところで、活性化を担うのは、やはり人だかりという集客能力のある、そういう設営というか、そういうものが私は市民に目立ったこれは目に映る政策ではないかと思うのです。 そこで、今、市長のお言葉の結びのほうに、スポーツ・レクリエーションという言葉がございました。そこで、私はもう何回も申し上げておるのですが、上平塚にある運動公園がまだまだ未整備でございまして、それについては総合運動公園という名称でないと、やれサッカー場とか、やれ野球場とか申しますと、どうやら今までの私の経験では、なかなか進捗状況がなかったということがありまして、そこであえて申し上げますが、総合運動公園整備は、これは緊急の課題だと思うのです。と申しますのは、今あちこちで申されているのが、我々団塊の世代がいよいよ医療のお世話になる時期が来ますと、そのから持ち出す予算というものは膨大になると。つまり中高年を健康にしようという、まさにスポーツ・レクリエーションの基地をあの上平塚運動公園整備によって、それが解決できないものかということを今質問いたしたいわけでありますが、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) いわゆる下館運動公園、上平塚の公園でございますけれども、スポーツ施設として今いろいろとそこで皆様方に運動していただいているわけでございます。その中で実はいろいろありまして、2019年に国体もございます。これにおきましては、剣道もやる予定になっておりますので、あの全体的な運動公園をやはり美化といいますか、整理しなくてはいけないと思っているところでございます。例えば剣道やるにおいても、駐車場、全国から集まるわけですから、あそこに残土が非常に残っておりますので、1つにはあの残土をまず処理しなくてはいけないと思っております。もう残土につきましては、私個人的な意見ですけれども、今度の道の駅に、あれきれいな残土でございますので、道の駅に利用しようかなと個人的には思っているところでございますし、また十何年放置しておったプールでございますけれども、よくこれ事故起きなかったなと思ったのですが、これも処理させていただきましたので、少しずつあそこの運動公園というものの整備をしていきたいと思っております。特に2019年までにはどうしてもあの残土は片づけないと笑われてしまいますので、それをしたいと思っているところでございます。いわゆる市民の皆様のニーズを考えたり、その裏には財政面もございますので、そういうものを考えながら、前向きな方向で考えていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) かつて何度もこの場で発言してまいりましたが、あの運動公園と示されている土地につきましては、プールの残骸がまず解決できました。9万立米の残土もこれも処分されるはずです。そうなりますと、あの広大な敷地、ただの原っぱということが想像できるわけです。そうしますと、あの地元の上平塚自治会長さん、今2期目なのですが、あの方がおっしゃっておられます。我々のこの付近は、もう既に計画として通っているはずが、やたら毎年毎年税金をかけて草刈りをやっていると、なぜこの辺に開発が進まないのかという愚痴に似た要望を聞いた経緯がございます。 そこで、私がその運動公園構想を進めてほしいという市民の代弁をするわけですが、今ちょうど私のすぐ近くにある県西運動公園、これにはたくさんの方が健康増進のために散歩に参っております。イベントもございます。ですから、におおむね東側にああいう設営があれば、もし上平塚にありますと、あの人口密集地である川島地区、伊讃地区、五所地区あるいは関城地区にまで及んだいわゆる西側の市民のための私は健康増進のための運動公園ができるのではないかと、このように思うわけであります。 それと同時に、前々から申しました今、筑西市に子供さんたちの夢をかなえるべく、サッカー場とか野球場とか、その総合運動公園の名にふさわしい私は公園づくりの計画をもっと明確にしてほしい、こう思うわけでありますが、もう少し一歩進んだ市長のご意見というものを私は導き出したいのですが、どうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 県西運動公園も私管理者をやっておりますので、あそこの利用状況というのは県から依頼されるわけですけれども、大変うれしく思っているところでございます。今言いました上平塚の体育館につきましては、議員さんおっしゃるとおりでございますので、いわゆる問題は二言目には財政という言葉が出てきてしまうのですが、その財政等々もよく検討して、前向きに本当にやっていきたいと思います。 今、サッカー場が出ましたので、そういう意味では、あそこ残土をどかせば、いいサッカー場もできますし、野球場というのが出なかったのは大変うれしく、相当かかってしまうものですから、30億円から40億円野球場だけでかかってしまうものですからあれなのですが、真剣に本当にあのところを住民も含めた、いわゆる市民も含めた健康づくりのために整備は必ずしていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 今、サッカーとか、野球とか、もちろんこれはスポーツの殿堂でございますから、そこで蛇足でございますが、ちょっとこういう話を聞きとどめおいてほしいのですが、かつて美術館をつくるときに、旧下館が筑西市は文化勲章2人を出したまちという、板谷波山先生、森田茂先生、もう1つのまちで2人の文化勲章をもらうというまちはほぼないそうです。よって、そのためにそれを標榜するために、後世に伝えるために美術館づくりにこれは邁進したわけであります。何の異論もございません、これは。ということをまず1つお話し申し上げて、では今度は野球界に話を持っていきます。田宮謙次郎さん、一時市会議員で席を同じくしましたが、田宮謙次郎さんという方、つとに有名な方で、野球殿堂入り、茨城県プレーヤーでたった一人でございます、今もって。そして、下館南中学校出身の斉藤学選手とおりました。この方は今ソフトバンクホークスの二軍の監督か何かされております。この方はセリーグの新人王をとったのです。その次に渡辺秀一さん、この方も下館南中学校出身、この方も通称「ヒデカズ」といって、これもパリーグのダイエーホークス時代に新人王をとりました。その後、下館西中学校出身の梅沢選手、プロ野球で活躍しました。それと最近では下館中学校出身の小山田選手、1つのまちでこの期間に5名ものそれ相当の選手を出したというまちも少ないのです。茨城県下を見ましても、大きな例えば水戸、土浦、日立とありますが、そういう輩出したというまちもこれは珍しいです。ということはそういう土壌があるということです、我がまちには。ですから、これは野球場に限って言っていることではありませんが、子供たちが今あの野球場、私は野球場らしきもので非常に危険な状態でございます。ですから、勢い30億円だということは言いませんが、ただそれに近いものを構想としてもう既に準備終わっています。せめて合併特例債が使えるうちに30億円程度の球場はできないものかと、こういう考えでございますが、これはあわせて陸上競技場もサッカーも野球場もこれはウエート的に同じだと思うのですが、でも総じてこれは若い子供さん、小さな子供さんたちの夢を育む場所でございますから、ぜひこれは急務だと思うのですが、その辺のお考えどうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) おっしゃっていることはよくわかります。健康の面につき、あるいは子供さんのこれからの将来的なスポーツに夢を持っていることにおきまして、おっしゃっていることはよくわかりますので、それは真剣に胸にとめて今後どうするか考えていきたいと思っているところでございます。 ちょうど平成30年にちょっと私、今ど忘れしてしまったのですけれども、平成30年までにあそこの野球場の上のガス灯といいますか、街灯です、あの周りの。あれをたしか環境省では取りかえろと多分指示が来ると思います。いわゆるLED関係に直しなさいということで、国のお金も入ると思うのですが、そういうことで1つのチャンスかなと思っているところも確かでございます。野球場は、例えば今野球場のばかり話しているわけではありませんけれども、私も思うのには、県西地区の高校生が最終的には水戸のほうまで行って、行くだけで疲れてしまう。それで予選を勝ち進むためには、甲子園行くにはほど遠いということでございまして、そういうことがあそこでできれば、これは本当に非常にいいことだと思っておりますし、またプロ野球の二軍を呼ぶのにもいいことかなというふうに思っております。 最終的には財政になってしまいますけれども、これはでは前々から言っているわけですから、では毎年、毎年2億円、3億円ずつ積んでおけばよかったではないかという話になるわけです。榎戸議員さんがおっしゃっているのは、もう二十数年前からおっしゃっているわけでして、ですからその当時からのの方が2億円ずつぐらい積んでいれば、もう既にでき上がるお金はできているわけでございますので、そういうことも考えまして、今現在からでも合併特例債もありますけれども、真剣に考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 小さなお子様の夢というので、これ数年前に茨城新聞に載ったデータがございます。小学1年生ですが、将来つきたい職業、男の子、1位、断トツでスポーツ選手と書いてあります。女の子、パン屋さん、お菓子屋さん、こういうデータがございます。しかも男の子のスポーツ選手というのは圧倒的に全体の30.1%のデータが出ております。ということは紛れもなく、その当時も今も子供さん方は今テレビで映し出されておりますたくさんのスポーツございますが、そういうものを標榜して夢を育んでいらっしゃる。そのためにはぜひ運動公園構想を早めてくださいということをお願いして、次の質問に入ります。 次の質問でございますが、新中核病院建設に当たりまして、新中核病院、もう確実に決定いたしましたが、あの周辺の土地の今後の動きというものをどのようにお考えでいらっしゃるか。病院はできました。道路も通っています。されどあとは畑のままでよろしいのかどうかということでございますので、今後のあの周辺の土地の利活用についてどのような政策をお持ちかお尋ねしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 病院を中心とした周辺整備ということでございますけれども、これは病院周辺にはいろいろな業種の民間施設が集積してくることが期待されているところであると思います。例えば一つの例を挙げますれば、自治医大でございますけれども、これは山林が多かったわけでして、要するに開発に山林、そして今の今回の(仮称)新中核病院は周りが田んぼ、畑でございますので、そういう面ではちょっと違うところがあります。ありますが、自治医大の病院の周りには見事にまちができました。よって、経済効果あるいは地域活性化の視点から見ましても大変重要な地区と認識しておるところでございます。深見・大塚地区の住民の方々のもちろんこれはご意見を聞くのが大切なことでございますので、その深見・大塚地区の皆様方のご意見を聞きながら今後とも進めていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 病院のベッド数が250程度、将来300、400となるかどうかわかりませんが、しかし紛れもなく、毎日それ相当の利用者が来るわけでございますし、中で働いていらっしゃる方も大勢おります。ですから、その周辺にまず考えられるのは、病院を利用する方あるいは働いている方々のためにも必ず商行為は起きると思います。ということは、病院のオープンが平成30年秋となっておりますので、その同時進行でそういった都市計画あるいはゾーン計画、いろいろな名称ございますが、病院の進捗状況とあわせて今の土地、市街化調整区域が緩和されるような、そんな政策をぜひしいていただきたいと私は市民の代弁をしているわけです。大丈夫でしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) おっしゃるとおりですが、一番大切なのは、やはり深見・大塚地区の方々のご意見とご協力をいただくしかできないわけでございますので、それを第一といたしまして、病院ができた後、ではやるかといっても、なかなか遅いわけですので、それはそれとして並行して考えられるものがあれば、積極的にやっていきたいと思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 積極的にという言葉を聞きまして、安堵しております。 では、次に参ります。今月の1日でしょうか、新聞に観光資源調査・発掘協議会なるものが立ち上がりました。筑波銀行とJTB関東、それと観光協会でしょうか、が4団体が一緒になってこの協議会を立ち上げたと、名称はこのとおりでございますが、どういう目的とどういうこれからの進め方があるのか、ちょっとお尋ねしたいと思いますが。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) ご案内のように、「下館祇園まつり」、「どすこいペア」、あるいは「あけのひまわりフェスティバル」あるいは「小栗判官まつり」等のこれはを代表する相当ありますけれども、1つでも抜かすとまた怒られてしまいますけれども、代表的なところはありますけれども、多くの市民の皆様のご協力により、観光客はそういう面ではふえてきていると思っているところでございますが、しかし将来に向けまして、本が活力を維持して、さらに発展していくためには、イベント開催以外、随時、常時といいますか、常時人を引きつけるような魅力ある観光資源の発掘に取り組まなくてはいけないと、そういう必要性があるということから考えたところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) この4団体の性格といいますか、金融機関と旅行業者と地元の観光協会と行政ですから、今まではこの取り組み、個々の動きといいますか、目的はよくわかっておりましたが、この4団体が一緒になるということは、我々は相当な期待をしているわけであります。そうしますと、この後に通告してあります道の駅などとの関係もこれは深くなってくるわけであります。つまりどのまちにおかれましても、よく新聞やテレビ等で見ますのは、やはり人目を引きつけて、ほかからお客様を呼ぶという、まさにそういうことがこれからの各町々の目的、計画になっております。ですから、この団体、いつ、7月にも発足する、来月、7月からおやりになるのでしょうから、これについてはこの形といいますか、どういう形で協議会ですから、各団体からの数名、何名かによって協議会を進めていくのか、どういう道筋をたどるのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) ご答弁申し上げます。 筑西市観光資源調査・発掘協議会というような形で、現在メンバーの調整等を今進めております。メンバーになっていただく予定としましては、地域のまちおこし団体または……          (「もう一回」と呼ぶ者あり) ◎経済部長(杉山栄一君) (続)地域のまちおこし団体、いろいろな団体がございます。その方と、または商工業者の方々のご協力をいただきまして、現在どういう形で進めたらいいかを協議を進めているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) まだタイトルをあらわしただけで、実質的な活動には入っていないということですね。では、今後に期待しております。 ということで、次の質問に入ります。企画行政について、道の駅についてお尋ねをします。先ごろ設計のプレゼンテーションで業者決定したそうですが、その決定した主たるもの、どういうものがそのプレゼンテーションで勝ち得たのか、勝利者といってもいいのでしょうか。あるいは何社でこのプレゼンテーションを審査なされたのか、その辺からお聞きしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 道の駅のプロポーザルの関係ですけれども、2種類ございます。 まず、1種類目といたしましては、管理運営方針策定等支援業務というようなことで、本が整備する道の駅で、効果的な事業展開や恒久的な安定経営を目指すために、マーケティングの把握あるいは管理運営体制の検討、農産物出荷体制の検討、中期経営方針の策定及び管理運営の組織の組成等を行うというような業務を委託するものでございます。書類による一次審査、企画提案のプレゼンテーションをしていただく二次審査を実施いたしまして、プロポーザルに参加をいたしましたのは2社ということで、そのうち1社を優先交渉権者ということで設定をしたところでございます。 もう1種類は、建築関係、建築基本設計・造成設計等業務委託ということでございます。昨年度策定をいたしました基本構想及び基本計画の内容を具体化させるために、今年度基本設計、駐車場等の設計あるいは造成実施設計、そういったものを行うものでございます。今回、その事業者を選定するに当たりましては、やはり公募型のプロポーザルを実施いたしまして、プロポーザルに参加をいたしましたのは5社でございます。その中から優先交渉権者として1社を決定したものでございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 我々総務企画委員会、つい最近道の駅の研修に岩手県遠野、宮城県大崎に2カ所行ってまいりました。その研修で行った我々総務企画委員会、それ相当の勉強してまいったわけですが、その遠野の「風の丘道の駅」、そして元古川の大崎の「あ・ら・伊達な道の駅」、この2つに共通して言えたことは、余りコンサルを頼らなかったというのです。いわゆるコンサルお任せでやらなかった。やはり地元、地元、地元と、もう全て地元優先の道の駅構想を発足当時からやっていたと。そこで、多少なりとも私心配をしているのですが、道の駅をそっくりコンサルというか、の方々に丸投げされては、市長がおっしゃっている道の駅になるのであろうかと、さきの道の駅の答弁に、市長は市民が育てる道の駅にしたいというお言葉ございました。ということは今、企画部長がおっしゃった、羅列した言葉の中で、行政が一緒に参加をして、今度協議会ができまして、我々議会からも2名ほど入ります。その時点からどういう言葉を吸い上げるのか、コンサルが引いてくれたレールの上にそっくり乗っていいものだろうか。それは遠野と大崎のアドバイスの中で我々が身にしみて帰ってきたわけです。どうですか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) コンセプトが「みんなが楽しめる「道の駅」」ということで、多くの市民の皆様や地域以外の人々を呼び込める場所、そういったものを目指しております。そのいろいろなアイデアにつきましては、道の駅整備推進協議会の皆様からのご意見をいただくほか、今後は農産物出荷組織ですとか、特産品開発組織、そういったような組織も立ち上げまして、実際に今後の道の駅の運営や利用に携わることになる方々の意見というものも十分取り入れながら進めていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。
    ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 「あ・ら・伊達な道の駅」というのは、この伊達というのは伊達政宗公の伊達なのだそうです。いわゆる立地されている土地は、旧岩出山町といいまして、岩出山というのは歴史上、伊達政宗が青年期過ごしたという土地柄なのだそうです。そういう歴史を背景に、ご近所の老人クラブ、ボランティアグループが無償でその敷地内の雑草取りとか、ごみ拾いとかをやっているという、まさに自分たちでこの道の駅を育てるのだ、守るのだということがございました。これはひとつ参考になるかどうかわかりませんが、そういうことでございました。 そこで、市長にお伺いするのですが、さきの道の駅構想のときに、私が何か目玉のあることで淡水魚水族館をつくってはどうかという質問をしましたが、莫大な予算かかるので、ちょっとそれは無理だと。でも、そのかわりいわゆるスクリーンを使って、特にこの筑西市に表から来た人、また市内にいる方もそのスクリーンを通して筑西市をPRしたい、楽しませたいという思いが込もっていたと思うのです。どうでしょう。先ほどのご答弁、前の議員さんの中にもありましたように、今、大型スクリーンを使って、まちのこの筑西市の春夏秋冬、1年間のそういったものをプログラムして、スクリーンに映し出したら、これはすばらしい一つの売りになるのではないかというふうに思うのですが、そのようなお考えはあるでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 先ほど企画部長が言いましたように、いろいろな方のご意見を聞くわけでございますので、今の榎戸議員さんのご意見もあの中に入れていきたいと思っております。これ採用するか、採用しないかは大変申しわけないのですが、例えば一番榎戸議員さんが望んでいたことは石狩川あたりのちょっと川のところの遡上がちょうどサケが川のところに展示がありまして、水槽がありまして、ちょうど川を断片的に表現悪いですけれども、切って見える、ああいうのが理想的でしょうけれども、難しいものですから、今おっしゃったようなことは現代の社会の一つの機器類を使った展示物でございますので、可能性はあると思っております。採用させていただくかどうかは一つの案としていただきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) いや、採用するしないは、これは市長のスクリーンに映し出すという答弁を聞いて、私はそれにリンクしているわけです。そうなりますと、サケの遡上、これはなかなか橋まで行って見に行かれる方は、表から300人程度毎年来るそうですが、あれをスクリーンに映し出すとしたら、サケの遡上は聞いていても、実際見たことがないという人が多いと思うのです。と同じように、この筑西市全体を見渡しますと、あの明野のヒマワリ、あの広大な敷地に真っ黄色に咲き誇る、ああいう光景とか、あるいはもちろん筑西の夏まつり、おみこし、担ぐみこし日本一というおみこしですから、あるいは歌舞伎のお題目にもなった小栗判官、あるいは猫島が発祥地らしいですが、陰陽師、もちろん関城あるいは川島方面にいろいろな資源があると思うのです。 ですから、先ほど言いました観光資源調査・発掘協議会、これとやっぱりリンクされてくるわけです。ですから、そういうものをあのスクリーンにもし映し出されるとしたら、私は道の駅の一つの特徴になると思うのです。そのスクリーンで思い出しましたが、美術館ができる前、我々青森県美術館に行きましたら、その美術館、ある部屋は360度全方向のスクリーンなのです。ですから、弘前のさくらまつりとか、青森のねぶたですか、ああいうものが全方向で映し出されておりますから、そこにいる感覚、1つの画面ではありませんので、非常に珍しいというか、感動もいたしました。ですから、それと同じようなことはできませんでしょうけれども、今、部長がおっしゃっているように、道の駅といえば、あちこちに全国に1,000カ所もあるのです。茨城県も13カ所ですか、その道の駅とこれは競争するわけですから、まして後発組、道の駅の主たるものは、現地の農産物が最大の売りです。それプラス何が必要かということになると、ほかにないアイデアがこれは必要なわけです。ですから、市長が前回の答弁でおっしゃったスクリーンで我がまちの1年間四季折々を映し出すのだと、これはぜひ具現化して計画に織り込んでほしいということでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 道の駅の一つの方法としまして、そのスクリーンを例えば見まして、そこに来られた方が筑西市の方はわかっているとしても、これスクリーンを見て、そこに来られた方が、「あけのひまわりフェスティバル、これどこでやっているんですか」とか、あるいはこのスクリーンを見て、「このみこしというのはいつやるんですか」とか、現実に接することができると思うのです。ですから、そういう面ではその場所が観光地を誘致する、案内する場所としても考えておりますので、いい方向で先ほど言いましたように、採用、それは別としても、いい考え方でございますので、それは頭に入れておきたいと思っております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) あと、企画部長、我々が研修してきた「あ・ら・伊達な道の駅」も「風の丘遠野」も、今我々が計画している敷地面積4万8,000平米、建坪2,800平米、その約半分です。遠野の道の駅も大崎の道の駅もその約半分のスケールです。そこで、特に「あ・ら・伊達な道の駅」というのは、世界一の売り上げを誇ったものがあるのです。私は余り詳しくないのですが、ロイズというチョコレート知っていますでしょうか。ロイズ社のあれはメーカーはたしかイギリスかどちらかですよね。それを伝わり伝わって道の駅に販売所を設けましたら、今世界一だそうです。年間4億円売るそうです。私は余り食品詳しくないので、初めて聞いたのですが、ということは目玉商品というものも何か1つつくって、しかもそれは現地で生産あるいは加工でなくてもいいと思うのです。何か手がかりをつけて、そのチョコレートとは言いませんが、この道の駅でしか買えないというものがもしそこで発掘といいますか、商品ができたら、私はそういったことが起きると思うのです。そのロイズ社のもとは札幌だそうです。札幌といえば、北海道といえば、チョコレートは有名な何でしたっけ。          (「白い恋人」と呼ぶ者あり) ◆22番(榎戸甲子夫君) (続)白い恋人。その白い恋人を追い抜いているというのです。売り場面積が世界でナンバーワン、そしてあの小さな我々がつくる4万8,000平米の約3分の1しかない敷地ですが、1日1万人来るのです。年間350万人来るそうです。なぜそうなったか。それにはまたもとに戻ってしまう話ですが、やはり出だしから用意周到、本当に緻密な作戦というか、そういうものをつくらなければ、計画をしなければ、コンサルもいいでしょう。されどコンサルの道しるべというか、それに沿いながら、自分たちのアイデアを発揮したものをどんどん注ぎ込まないと、私はこの平地である関東平野の道の駅の中で後発組であっても、私は負けてしまうと思います。我々の期待を担った道の駅でございますから、それ相当の決意と覚悟とやる気を持たないと私は頓挫してしまうのではないか。それを心配する市民も多いです。ですから、ぜひ頑張ってください。 ということで、次の質問に入ります。ふるさと納税でございます。もうこれは坂入企画部長、嫌になるほど聞いていますね。同じような話でございます。では、何で私がこの場で同じような話で何度も何度も質問に立っているか、その意図を酌んでいただきたいということで、前回の質問の中で、ふるさと納税、担当者を4名配置されていました。新年度になりまして、どういう動きがあったのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 現在、ふるさと納税の業務を担当しておりますのは、企画課の企画グループということで、職員は5名ですけれども、当然ふるさと納税ばかりではなくて、ほかの業務もいろいろ行っております。その中で主担当となっている職員が寄附金の受け入れから、あるいは生産者との連絡調整を含めた返礼品発注、それに至るまでの業務を行っておりまして、グループの職員全体でアイデアを出しながら、新たな返礼品の発掘ですとか、ほかへのPR活動、そういったものに取り組んでいるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) 昨年4月から納税額が倍になりました。全国のその寄附額が前年同期の約4倍になったそうです。その数値から筑西市は前年対比、増減どうでしょう。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) ご答弁をさせていただきます。 平成27年度4月から3月までの年度で申しますと、筑西市全体で8,097万円というような数字でございます。もうちょっと頑張って1億円行きたかったところなのですけれども、返礼品のほうがやはり人気があるのが季節の特産品ということで、なかなか数が確保できないということもありまして、ちょうど旬のころ品物がなくなってしまうというような状況もございますので、若干数字のほうはちょっと伸び悩みかなというふうなことでうちのほうでは考えております。 また、今年度につきましては、2カ月ですけれども、4月、5月の2カ月で既に3,137万円ということで、この調子で行けば、今年度については前年度より数字が伸びていくかなというふうなことで、今一生懸命取り組んでいるところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 22番 榎戸甲子夫君。 ◆22番(榎戸甲子夫君) まだ我が筑西市は1億円をクリアしたことないのです。幾つかの例、さっきの例では守谷あるいは大洗町、水戸、日立、そういった例を挙げますと、かなり急成長をしているわけです。その最大ポイントは返礼品目を倍にすると、多くの返礼品を羅列することによって、売り上げといいますか、納税額がふえるという、これ出ております、顕著に。ですから、もっと努力をなさっていただいて、返礼品をたくさん探していただいて、そういう努力をしていただくことが私は肝要かと思います。去年の1億円未満、8,097万円程度がもうことし、今期、4月から5月で3,000万円に行ったということになりますと、単純計算で行けば、ことしは1億円超すかなと、そういう希望を持っているわけでありまして、これはもう私がこの壇上でふるさと納税で一般質問しないように、もう私がこのデータを見て、もうにやにやするくらいにひとつ頑張っていただきたいと思います。 それと、もう1回もとに戻るのですが、実は遠野、遠野のその道の駅に関する話でございますが、遠野の位置するところというのは、いわゆるあの三陸沖、3.11、大被害を受けた、そのまちと岩手県の県庁所在地の盛岡、あと人口密集地の花巻、北上奥州市、このちょうど中間に位置しておりまして、明治29年に大津波が起きた、それをその備えとして平成20年に東北6県の全県下から機動隊、自衛隊、警察、たくさんの方を集めて2万人規模の災害救助訓練をやったそうです。その3年後に3.11が起きまして、見事後方支援、遠野の後方支援がそこでとり行われた。もちろん停電、水、そういうものがあの大災害でしたから、そこでその拠点の一つになったのが、1つは運動公園です。市長、運動公園、すごい数の全国から来るトラック、車両、それを運動公園にきちんと整備して、そして道の駅、道の駅がこれは水道もガスもとまりましたが、軽油をもってエンジンを回して、そのおにぎりをつくる、そしてお風呂を沸かすという、まさに後方支援の一大拠点になったというこの道の駅遠野でございます。そのキーワードは、1つは運動場です。それで道の駅です。 ですから、今度つくる我々の道の駅は、それ相当の大きな面積を持っておりますので、そういう備え、いざ有事の際には道の駅も使えるということ、そういうことも想定に入れていただきたいと、市長にもお願いしたいのは、今、上平塚に運動公園がきちんと整備されれば、現在の運動公園では入り口が狭いです。なぜ私がそのような思いつきのような話をしますかと申しますと、この前の水害、鬼怒川が常総で決壊したおかげで、私地元の方に聞きましたら、あっという間に水が引いたというのです。そうするとあの程度、あれ以上の雨量のもし水が流れ込むとしたら、今度は水海道周辺は河川になっていますから、どんどん、でもその雨水の流れる速度は同じですから、そうすると今ほぼ無堤に近い川島地区、確実に私は水害が来ると思うのです。もちろんそれに対する河川にまつわるこれは防災というのはお考えでしょうけれども、もしそうなった場合に、その近場の救助隊のトラックや物資や、さまざまなその設営をするときに、広場ございますか。ないですね。あの川島の河川敷は水没してしまいますから、そうしますとあの川島周辺あるいは女方、船玉、あの周辺の方々にあのような災害が起きたときに、いろいろな車両や物資をやるスペースというのは、これは上平塚運動公園のあの位置で、大きなスペースを利用した運動公園をつくれば、もちろん運動公園と避難所を兼ね備えられるという私は防災運動公園にもなると思うのです。 そういうことでございますので、これは私の要望でございますが、先ほどの質問の中にちょっと漏れましたので、あえて申し上げますが、そういった意味で、道の駅しかり、運動公園しかり、これはやはりいつ起きるとも限らない、そういう災害に対しての備えは、これは喫緊の課題だと思います。我々のまちにはほぼ山崩れはありません。台風は来るか来ないかわかりませんが、これはあります。一番考えなければならないのは、鬼怒川、小貝川、五行川のこれは河川による私は水害だと思うのです。 かつて小貝川がこれも水害に遭いまして、我々の地区も痛手をこうむりましたが、あれは堤防決壊ではなくて、栃木県のほうから来る水が吐け切れなかったという内水災害でございますから、この市役所あたりが水没したのも。ですから、今どんなに堤防が完璧に整備されましても、栃木、那須台地、あの辺からかなりの雨量がもし押し寄せるとすれば、堤防関係なく、この下中山周辺、稲荷町周辺、低いところ、これは間違いなく水没というのは想定できると思うのです。そのためには道の駅も上平塚の運動公園もこれは防災拠点としての趣を持った施設づくり、公園づくりかなというふうに思います。そのことを要望をお願いしまして、少々時間早いのですが、このくらいで今回の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 2時 6分                                                                              再  開 午後 2時20分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 5番 保坂直樹君。          〔5番 保坂直樹君登壇〕 ◆5番(保坂直樹君) 5番 保坂直樹でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 まず初めに、このたびの熊本地震により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復興をお祈りいたします。 本日一般質問最終日、そして最後ということで頑張っていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 いよいよ新中核病院が進んできたなという感覚を実感として伴ってきたわけでございます。これまで15人の議員さんがいろいろな質問をされてきたと思います。各議員さんそれぞれ政策をお持ちですから、時には賛成とか、また時には反対という意見があって、それはそれで当然尊重するべきだろうと思っております。しかし、この病院の問題に関しては、各議員がばらばらなことを言っていては進まないわけで、市長をトップとして我々議員が一丸となって病院建設のために頑張っていかなければならないなというふうに思っております。そして、この病院問題もそうなのですが、6月は我々議員も、また違う面で一丸となるところがございます。これは須藤市長ではなく、榎戸議員さんをトップとして、市議会野球親善という意味で、この議会が政党も与党も野党も男女も会派も関係なく一丸となってこれをやっていくと、6月が本番でございますので、こちらはこちらでまたしっかり頑張っていきたいなというふうに思います。 それでは、早速一般質問、市長の政治姿勢についてお伺いをいたします。これまでたくさんの議員さんが病院のことで質問をしてまいりましたので、なるべくかぶらないように質問をしていきたいと思います。 まず初めに、過日プロポーザル実施されたわけで、結果は1者ということで、前田建設が決まりました。そこで、私は1つ気になるところをまず聞いていきたいと思うのですが、建設の費用は70億6,000万円、しかし前田建設さんの見積もりを見ますと、約77億円だったと思います。今後この金額の差というものはどうなるのか、まずはそこからお伺いをしたいと思います。 あとは質問席にて質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 保坂直樹君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) まず、保坂議員さんの質問にご答弁を申し上げます。 ちょっと進捗状況を私から述べさせていただきまして、今言いましたプロポーザルの方式、1者だけだといったところと、それから70億円なのになぜ77億円かかったかということについては、企画部長から詳しい説明をさせますので、まずよろしくお願い申し上げたいと思います。 進捗状況でございますけれども、3月18日から実施設計を着手いたしまして、先月29日に施工業者を決めるプレゼンテーションとヒアリング審査を行いまして、優先交渉権者から提出された改善や代替案の検討と工事価格の交渉を行ってきたところでございます。今後は11月末に実施設計を完成させまして、あわせて実施設計業者との見積もり合わせ、そして工事の請負契約をしてまいりたいと思っているところでございます。 前々から申し上げているように、12月中には工事に着工をして、平成30年10月の開院を目指してまいりたいと思っているところでございます。 それから、言いましたように、プロポーザルの1者、それから70億円の答弁は、担当部長から説明させますので、申しわけありません。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 保坂議員のご質問に答弁をさせていただきます。 先月末に行いました公募型プロポーザルでございますけれども、まず参加表明を提出していただき、一次審査を行ったと。この時点では2者から参加表明書が提出されました。審査委員会による書類審査を行いまして、いずれも参加要件を満たしておりましたので、2者を一次審査通過事業者といたしましたが、その後二次審査に入る前に1者から参加辞退ということで提出されたものでございます。といたしましては、二次審査のほうに参加をしていただきまして、いろいろ技術提案を行っていただきたいというふうに考えておりましたが、辞退となって残念に思っているところでございます。 それで、実施要項によりまして、応募のあった事業者が1事業者であっても、審査委員会に諮り、審査を実施するとしておりましたので、このたびの二次審査において審査委員会による審査を経まして、優先交渉権者を決定したということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 次に、77億円の件ですけれども、優先交渉権者から提示されました見積もり額約77億円につきましては、基本設計をもとに、その事業者のほうで積算をしました概算額となっております。この金額には技術提案書の中で業者のほうから提示されましたバリューエンジニアリングによる工事費の減額は含んでおりません。バリューエンジニアリング、VE提案というふうにいいますけれども、一般的に性能や機能を低下させずに、全く別の方法とか手段を摸索して価格の抑制を図るというような提案でございます。この提案につきましては、77億円には含まれておりません。それで、今後この優先交渉権者、設計業務の受託者、あと建設支援事業受託者及び筑西市によりまして、この業者から提案されましたバリューエンジニアリング提案、それに基づいて、その採否について協議を重ねまして、合意がされました後、基本協定を締結して実施設計を進めていくというような段取りになっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ありがとうございます。今の坂入部長の話を聞くと、その合意が図られない場合は、そうすると70億円から上がる可能性もあるという解釈でよろしいのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 先ほど申しましたように、設計者とか優先交渉権者とか、のほうで十分に協議を重ねまして、合意ができた段階で以降の工程に進んでいくと、実施設計を一緒にやっていくと、あくまで合意を得るというのが先決でございますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) 一番市民の方は、我々もそうですけれども、気になっているのが、結局金額が上がっていってしまうのではないかなという心配を一番しているわけでございます。70億円から77億円とか、また80億円、90億円とかいってしまうのなという心配をしているわけでございます。というのもこの病院は総事業費で128億円、もう金額が物すごい大きな金額ですので、これは人間はどうしても金額が多くなるとその感覚が鈍くなると、これはもう行動経済学でも出ているわけで、100円のジュースが仮に1,000円だったら、物すごくいや、損したなという気分なのですけれども、70億円から71億円になっても、そんなにもうわからなくなってきてしまうということがあるので、金額が大きいですけれども、しっかりと精査して、こちらは進めていただきたいというふうに思います。 そして、次にそのプロポーザルの日に私も傍聴に行きました。そのときに副市長だったと思うのですけれども、質問をされていたと思います。70億円に対して30億円ぐらいが地元の企業を使うということを業者さんのほうが提案でおっしゃっていたと思うのですけれども、これのイニシアチブ、要するに主導権というのは筑西市側にあるのか、それとも業者さん側にあるのかお伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) このたびのプロポーザル実施要項の特記事項といたしまして、「筑西市に本社若しくは支店、営業所を置く事業者に対し、請負総額の3割以上を発注すること」ということで特記事項として掲げております。これは地元で調達できるものは地元でしていただきまして、地元経済活性化の一助となればというふうに考えたものでございます。これらの発注方法につきましては、請け負った建設工事会社からの発注ということになりますので、ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ということは、前田建設さん側にその主導権があるということでよろしいですか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 契約ということになれば、その後については要項上では3割以上発注するようにという要項になっておりますので、それに基づいて請け負った建設工事会社から発注ということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) わかりました。 次に、これも病院の問題が進んでいく中で、皆さんが心配していることだと思うのですけれども、医師・看護師の確保の問題と、話が進んでいくうちに、先生、医師と言うよりは看護師のほうがちょっと心配だという感じがするのですけれども、今現在確定している看護師の人数、まず教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 看護師につきましては、県西総合病院と筑西市民病院、2病院の看護師を集約するということになっておりますけれども、今現在の両病院の看護師につきましては、149人というふうな数字でございます。 議員おっしゃいますように、看護師が不足するということも想定されるものでございます。このため、4月に設置をいたしましたナース育成センターを中心に、就学資金貸与事業実施による新規採用の強化、あるいは出産や子育てのために看護の職場を離れている潜在看護師の方を対象にしました再就業を支援する研修、そういったものも実施によりまして、看護師の中途採用、そちらのほうの強化も図っているというようなところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) 全体では249人ということなのですが、これ全員来るわけではないと思うのです。新たに募集をしていかなければならないと思うのですが、そこで以前市民病院の運営審議会に参加したときに、真壁医師会の落合先生がこのようにお話をしていました。昔は看護学校、あそこは40人だったと思うのですけれども、そこに対して80人ぐらいが募集で来ていたと。それが去年は40人を切ったということで、この看護師に対するそのニーズが変わってきているのではないかというお話をされていたのですが、そういったお話を聞いて、率直な今の感想を教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) その前に、先ほどちょっと249人というふうに議員おっしゃったと思うのですけれども、今現在の両病院の看護師の数は149人でございます。 いろいろ原因はあるかと思いますけれども、確かに看護師につきましては、かなり引く手あまたといいますか、そちらのほうがかなり……          (「……聴取不能……」と呼ぶ者あり) ◎企画部長(坂入龍一君) (続)済みません。先ほど申しましたように、なかなか新たななり手がないというようなこともございますので、新規採用ばかりではなくて、やはり中途採用、そちらのほうについてもしっかりと取り組んでいかなくてはいけないというふうなことで考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 失礼しました。今のお答えなのですが、准看護学校を卒業なされますと、正看護の学校に行かれる方が多いわけでございまして、ならば最初から正看護学校に行きたいということで、そういう原因も大きく響いているということを聞いております。准看護学校の方は30歳、40歳でももちろん、正看護でも入るのには30歳、40歳でも学校は受けることができますけれども、特に去年あたりのところは、例えば岩瀬の学校に行くとか、そういうふうに最初からそっちへ行くほうが多かったように聞いておるところでございます。それが全部が減った数ではありませんが、それも大きなウエートを占めていると、このように聞いておるところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) 確かに正看護師になりたいという方が逆に多いのかもしれないということもあるかと思います。いずれにしても医師、看護師、これもしっかり集めなくてはならないので、こちらも執行部のほうで頑張っていただきたいなというふうに思います。 それで、次に移ります。企画行政についてお伺いをいたします。昨年からまち・ひと・しごと創生人口ビジョン総合戦略が策定されて、本年度からいよいよ具体的な実施に入ってくることかと思います。昨年が地方創生元年と言われておりましたので、ことしは地方創生実行元年なのかなと私は思っているのですけれども、そこで企画部として本年、平成28年度新たな事業、この中で全ては時間がありませんので、目玉となる事業を幾つか教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) ご答弁をさせていただきます。 平成28年度の新規事業でございますけれども、平成27年度補正予算による繰り越し事業も含めまして、41の事業を予算化しております。情報セキュリティ強化対策事業あるいは地域おこし協力隊導入事業、空家等対策事業、観光資源開発事業、そういった事業を予算化しております。その中でも地方創生加速化交付金を活用しました本市の知名度アップ、イメージアップにつながる事業といたしまして、農産物ブランド化推進事業あるいは本への移住定住につながるような事業といたしまして、観光資源開発事業、空家等対策事業、お試し居住事業、地域おこし協力隊導入事業あるいは公共交通網の広域連携を図る地域公共交通広域連携事業、こういったものが目玉になるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) そこで、今出ました地域おこし協力隊事業、これについて少し詳しく教えてください。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) これは首都圏、いわゆる首都圏、東京都、埼玉県、神奈川県、そういった首都圏に今居住している人、そういった若者ですけれども、そういった方に筑西市に住民票を移してもらって、住んでもらって、こちらで筑西市のいろいろな活性化のために働いていただくというようなことで取り組む事業でございます。今年度4名ほど募集を今かけているところですけれども、これについては総務省のほうから特別交付税措置があるということで、茨城県内でも何カ所かの市町村で取り組んでおりますけれども、本市におきましても、そういった地域活性化の一助になればというようなことで今募集をかけているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) 私もこの地域おこし協力隊というのは非常に注目をしているところですので、ぜひ頑張っていただきたいと思うのですが、なかなか成果が出ないとこの人口減少に関しては思っているのですが、今、若者会議とか、またちくせい未来会議でやっていると思うのですが、私は思うのは、もう突拍子もない意見、そういうものが出てこないと、ちょっと変わらないのではないかなと、若者が今までなかったような発想を出してきて、そこでまちは本当に変わっていくのかなと思うのです。 そういう中で、これは市長に1つ提案なのですが、私は個人的にはもう隣にはつくばがあって、そこにはもう大学がある。病院がある。そして学校があって、大型ショッピングセンターがあって、それをでは筑西市に取り入れようといっても、これはもう体力勝負になるので、到底無理な話です。であればそのよさを利用するということで、つくばとこの筑西市を1本で結ぶ道路、これをもうぼんとつくって、そして名前はつくば・筑西線、幹線道路、何でもいいのですけれども、もうつくばと筑西市を本当に1本で結べるような、そういうもう大型な計画、夢のあるそういう計画を打ち出してもいいのではないかなと私は思います。住むのは筑西市と、仕事とか、また大きなショッピングセンターの買い物はつくばのほうに行って、そしてまた繰り返しますけれども、住むのは筑西市に住んでもらうと。そして、これができるのは須藤市長だからこれはできると思うのです。そして、今だから、もうつくば方面にもう市長は当然明るい方ですから、人脈もあると思うのです。今、つくばのコストコとか、あの辺はまだ田んぼです。住宅も建っていませんので、今なら私は間に合うのかなと、そういう計画を立てて、この将来筑西市に住む人が夢を持てるような、そういう計画を立ててもらいたいなと思うのですけれども、市長、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 一番大切なのは、やはり私も前言いましたように、つくばが土地があんなに高くて、ちょっと筑西市に入ると安くなるということで、今言われたような道路が一番大切だなというふうに思っているところでございます。ちょっと地形的に頭の中で整理できないのですが、今、真岡・つくば線というのは、国道125号の東急ゴルフというのがあるのですが、何と説明したらいいかわかりませんが、そこから今の申しわけありません。国道408号が今1本通っています。西大通りと東大通り、つくばから来まして、西大通り、東大通り1本になって、いちはら病院があって、真っすぐ行って、今最後は丁字路までぶつかっている国道408号がありますけれども、その1本手前に左側に、下妻寄りに今、東急ゴルフというのはあるのですが、その手前に道が今新しいのができていまして、つくばの洞下地区まで今来ているわけでございます。洞下地区がつくばでございますけれども、あそこが今狭い道路になっておりまして、あの後ろに今道路がつくられておりまして、あの道路を通過すれば倉持地区の今度できた新しい道路につながりますので、あと3年ぐらいであそこを、あの洞下地区の裏のところを、大体道路はできているのですが、それ以上の舗装はしておりませんので、あれができれば非常に便利性、今、保坂議員さんがおっしゃったようなことが現実としてあらわれるのではないかなと思っておりますので、そこは県道にもなりますし、県会議員の先生にもお願いして、ぜひともそのことをやり抜いていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ありがとうございます。ぜひ期待をして次の質問に移らせていただきたいと思います。 次、鬼怒緑地公園についてお伺いをいたします。昨年9月に起きました関東・東北豪雨災害により鬼怒緑地公園も被害を受け、一時使用を中止ということになっていたと思います。今は使用可能ということで、野球やサッカー、スポーツ、子供たちやっているのですが、保護者の方が要望ということで受けるのは、あそこのサッカー場のグラウンドコンディションが非常によくないと、何とか整備していただけないかなと要望を受けているのです。というのもほかのサッカー場と比べて、鬼怒緑地公園は雑草が生えているとか、またでこぼこしている、そして芝生もところどころもう剥げている。いつも練習している練習の成果が出ないと、ボールが違うところに飛んでいってしまうというような話を受けて、私も先月柔道大会ですか、こどもの日、柔道大会があった後にそのまま見に行ったのですが、そうしたら子供たちが本当に元気に走って、サッカーやっていたのです。そのときも保護者の方から「これ見てくださいと、もうこういう状況なんです」と言われて、何とかこれを平らにしてあげて、子供たちが悔いのない戦いができるようにしてあげたいなと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 柴教育部長。 ◎教育部長(柴武司君) 保坂議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 鬼怒緑地公園内にございますサッカー場につきましては、昨年の関東・東北豪雨の被害によりまして、大量の土砂が堆積をしてしまいました。その際、国の補助を受けまして、原形復旧というようなことで工事を実施したところでございますが、この復旧工事につきましては、サッカー場では野球場よりは土砂等の堆積量が少なかったことから、芝の張りかえは行わずに土砂のすきとり、または芝生のエアレーションを実施したところでございます。しかしながら、議員さんおっしゃいますように、現在サッカー場の現況を見ますと、やはり被災前にはなかった草、草が生えてしまったことなどによりまして、グラウンドがでこぼこしていると、芝生等も剥がれているところもあるというようなことから、教育委員会といたしましても、除草作業等の維持管理に努めていくことは当然でございますが、芝生の張りかえ等につきましても、今後利用団体の皆さんと話し合いながら、前向きに検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ありがとうございます。これは子供たちが行っているスポーツですので、我々大人ですと、グラウンドコンディション悪かったなと言って笑って済ませられることがあるかと思うのですが、あそこでは大会もやっております。その1試合、1試合、当然子供たちは真剣に勝負、試合をしているわけで、そこでふだんと違う結果が出たとか、ボールが蹴ったらいつもと違うところに飛んでいった。それでいい結果が出ればそれはいいのですけれども、それが例えば悪い結果になってしまったと、一生本当に悔いが残ってしまうような、そういったことがないようにぜひ早目に整備をしていただきたいなということをお願いして、次の質問に移らせていただきます。 続いて、4番、市有地の利活用について、これは先ほども質問がありました本庁舎の跡地の問題ですので、これは簡単にご答弁いただければと思います。この跡地、今後どうするのかということだけお答えください。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 保坂議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 跡地につきましては、当面主として職員及び武道館利用者の駐車場等の利用と想定してございますが、現庁舎の将来的な跡地利用につきましては、公共施設の適正配置の観点なども踏まえまして、今後鋭意検討してまいりたいと考えております。ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君)  ありがとうございます。先ほども答弁いただきましたので、これで結構でございます。ありがとうございます。 続いて、こちらも先ほど少し榎戸議員さんの質問で出ました下館運動公園、今、未利用地になっているあの場所、今後どのようにしていくのか、簡単にお答えください。 ○議長(箱守茂樹君) 猪瀨土木部長。 ◎土木部長(猪瀨弘明君) 下館運動公園につきましては、平成3年4月に全体面積27.2ヘクタールを都市計画決定しております。平成9年に策定された下館運動公園建設計画に基づき、体育館・北側多目的広場・駐車場合わせて5.69ヘクタールの整備を行い、平成13年4月に都市公園として供用開始しております。暫定使用は、野球場、ソフトボール場、テニスコート、サッカー場の9.5ヘクタールとなっており、未利用地の12.01ヘクタールにつきましては、残土置き場・市民プール跡地・駐車場となっております。残土置き場の3万2,300立米につきましては、公共事業等により担当部局と計画的に処理をすることで協議を進めております。 また、現在の整備計画の見直し等も含め、市民のニーズや財政状況を踏まえながら検討してまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ありがとうございます。いろいろな市民のニーズがあるかと思うので、そういったものを聞きながら進めていただきたいというふうに思います。 次に移ります。5番、市民環境行政についてお伺いをいたします。PCBについて、これはポリ塩化ビフェニル、非常に言いにくいものの略称で、このPCBは不燃性とか、絶縁性、大変そういったものがすぐれているので、トランスとか、またコンデンサーといったそういう電気機器に幅広く今まで使われていたのかなというふうに思います。ただ、その中でコプラナーPCBという非常に毒性が強いものがありまして、人の健康とか、あるいは生活環境とか、そういったものに非常に有害だということで、昭和47年には製造が中止されたかと思います。もちろんその後回収もされてきたかとは思うのですが、今現在この市役所、また学校等でそのPCBを含む機器、回収全てできているのかお伺いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 PCB、議員さんおっしゃられるとおり、ポリ塩化ビフェニル、通称でございまして、絶縁性や不燃性などの特性により、トランスや蛍光灯安定器といった電気機器などに使用されておりまして、その後カネミ油症問題とかの問題もございまして、その毒性から昭和49年に製造、新規使用が中止、禁止となり、使用者におきまして保管・処理をすることが義務づけられているところでございます。 ご質問の現在が使用しているPCB機器についてでございますが、受変電設備内で使用されている高圧トランス、いわゆる低濃度でございますが、4台ございます。本庁舎に1台、関城支所2台、明野支所1台ございます。低濃度PCB廃棄物につきましては、PCB特別措置法の施行によりまして、平成39年3月31日までの処理が義務づけられておりますので、現在4台使用してございますが、そちらにつきましても使用を停止後、適正に保管・処理されなければならないということで、使用上についてもそのように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) 今、部長がおっしゃったように、平成39年3月31日までに処理ということだと思うのですが、これは当初、平成28年、ことしの7月までだったと思うのです。それがなかなか回収の処理が進まないということで、ちょうど平成24年にはその法律が改正されて、今おっしゃった平成39年までということになったと思うのですが、ではなぜこれおくれているかというと、もともと昭和28年ごろから製造されて、最初に申し上げたように、非常に使い勝手がいいということで、もういろいろなところにも出回っていると、もうなかなか回収もできていないということがある中で、これは確実に回収されているのか、もう1度お伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) といたしましては、高濃度のほうは全て回収済みでございまして、ただいまご説明しました本庁舎1台、関城支所2台、明野支所1台、この4台が残ってございますので、あとは全て処理済みでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) それを聞いて、今安心をいたしました。これはなぜ今ごろこれを聞くかというと、昭和48年には製造中止になって回収はされておりますが、いまだに非常に出回っている現実があるわけです。平成25年、平成26年にも蛍光灯安定器に入っていて、東京都のほうだと思うのですが、その蛍光灯が老朽化で割れて、それを児童がかぶってしまったと、そういう事故も起きているわけで、知らず知らずのうちに使っていたなんていうこともあるかもしれませんので、ちょっときょうは質問に入れさせていただきました。安定器も全て回収ということであれば、これはもう安心していいのかなということを思いますので、次の質問に移らせていただきます。 農業行政についてお伺いをいたします。 まず初めに、こちら園芸振興対策事業と、これは平成24年度から5カ年計画ということで始まって、このまま行けば、ことしで終了してしまうのかなということで、これまで園芸にかかわるもので、3分の1補助というのが出ていたと思います。具体的にはナシの消毒機、スピードスプレヤーとか、あとは園芸用のビニールハウス内の暖房施設の補助、パイプハウス材料等いろいろ使われておりまして、これもかなり需要があったかと思います。これがもし今年度で終了ということであれば、園芸農家にとって大きな痛手になるのではないかと、の単独事業として定着しつつあるもので、これは何とか継続をしていただけないかお伺いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) 保坂議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 園芸振興対策事業につきましては、先ほどご質問にありましたとおり、園芸産地としての維持・強化を図り、農業者の農業経営の安定を図るため、施設の整備、また農業機械の購入に対して支援を行う事業でございます。確かに5カ年というような事業で始まったものでございますが、筑西市は農業都市でございますので、園芸につきましては、重要な農業品目として理解しております。今後につきましても、要望活動を続けていきたいと考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ぜひこれは続けていただきたいなというふうに思います。 それで、次にこのイネ縞葉枯についてお伺いをいたします。このイネ縞葉枯病というのがはやってきているということで、10アール当たり3俵から4俵の減収ということで、これはヒメトビウンカというものの影響で、ちょうど6月、今ごろそろそろ防除しないと間に合わなくなるということで、これを行えば、またかなり効果もあるようですが、これに対するからの援助、そういったものはどうなっているのかお伺いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) ご質問にご答弁させていただきます。 確かにイネ縞葉枯病につきましては、ヒメトビウンカによりまして発生する稲の病気でございます。数年前から発生しておりまして、予防につきましては、薬剤の育苗箱への処理、また水田への薬剤の直接散布、また稲刈りが終わった後の再生稲の処理、また畦畔の除草により駆除することができます。今年度につきましては、県西農業共済組合が実施します航空防除事業の中で、無人ヘリ、ラジコンヘリをもちまして、約1,000ヘクタールを防除する計画でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) この無人ヘリで行う防除なのですが、これはまとまったエリアでないとできないとお伺いしたのですけれども、例えば5町歩まとまったとか、あるいは10町歩まとまったと。単独ではこれはできないのですか、お伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) ご答弁申し上げます。 現在、今年度につきましては、先ほど申し上げましたように、県西農業共済組合が実施しております。その中で農家の方、希望があった区域をやると、そのときに5ヘクタール前後、ラジコンヘリの活動の考え方の中で5ヘクタールという形で県西農業共済組合が打ち出したと思われるのですけれども、一応5ヘクタールを基準としまして、まとまった団地について今年度試験的にやっていくというような状況で運用しております。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) これはからの補助というのは幾ら出ていますか、お伺いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。 ◎経済部長(杉山栄一君) ご答弁申し上げます。 今年度農林航空防除支援事業といたしまして、筑西市においては1,500万円の全体予算がございます。その中で実施するというような形で今年度は考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) これは面積にすると10アール当たり1,800円になるのかなと思うのですが、2,000円に対して約200円の補助だと思うのです。これは少し少ないのではないかなと。もう少し補助率を上げて行ってもいいのかなと思うのですけれども、例えば隣の結城さんなんかですと、これはイネ縞葉枯で被害を受けた分は補助が出ると。しかし、この筑西市ですと事故除外地域ということで、その減った分は一切補償されないと、自己責任だということなのですけれども、そういったこともあって、この防除を行う。しかし、金額もなかなか高いということですので、ぜひもう少し補助を上げていただきたいなと思うのですけれども、最後、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 杉山経済部長。
    ◎経済部長(杉山栄一君) ご答弁申し上げます。 農林航空防除につきましては、現在水稲の防除につきまして、7月の実施につきましては、10アール当たり300円ということでやっております。今年度におきましては、その中で試験的に、無人ヘリでイネ縞葉枯対策を行うという状況になっております。新年度以降につきましては、今後検討していきたいと思いますので、ご理解いただきたいと存じます。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池総務部長。 ◎総務部長菊池雅裕君) 先ほど低濃度PCBの処理という状況でございますが、私は現在もう全て本庁と明野支所1台、関城支所2台の4台しかないというふうなご答弁を申し上げましたが、今年度中に現在25基のトランスございまして、今年度中に処理をするというふうなことでございますので、来年度以降は先ほど私申し上げましたとおり、4基が残るのですが、今年度中に現在25基ございますので、それは処分するというような形でございますので、追加してご答弁させていただきました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 5番 保坂直樹君。 ◆5番(保坂直樹君) ありがとうございました。引き続き安心、安全なまちづくりのために、今、市長をトップとして頑張っていただきたいというふうに思います。部長さんの本当に前向きな答弁のおかげで、大幅に時間を短縮して終了することができました。 これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 以上で一般質問を終わります。 本日の会議はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでございました。                                散  会 午後 3時 3分...