• 林業集落排水(/)
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  1. 常陸大宮市議会 2010-09-17
    09月17日-04号


    取得元: 常陸大宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成22年  9月 定例会(第3回)          平成22年第3回常陸大宮市議会定例会会議録議事日程(第4号)                   平成22年9月17日(金)午前10時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 一般質問---------------------------------------出席議員(22名)     1番  萩野谷 勉君     2番  大貫道夫君     3番  柏 宏明君      4番  小森敬太郎君     5番  吉川美保君      6番  小森敏雄君     7番  田沢祐男君      8番  川上 博君     9番  武石寿長君     10番  高村和郎君    11番  内田勝廣君     12番  野上台一君    13番  岡崎榮一君     14番  淀川茂樹君    15番  掛札行雄君     16番  木村久美子君    17番  秋山信夫君     18番  木村勝昭君    19番  小橋輝夫君     20番  金子 卓君    21番  仲田好一君     22番  堀江鶴治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長        三次真一郎君   副市長       前田尚利君 教育長       上久保洋一君   政策審議監     海老根一雄君 総務部長      諸澤好一郎君   市民部長      内田義則君 保健福祉部次長   山崎静雄君    経済建設部長    小林俊雄君 上下水道部長    浅川 明君    教育次長      木村則義君 山方総合支所長   三次重雄君    美和総合支所長   岡山 壽君 緒川総合支所長   堀江久雄君    御前山総合支所長  木村 博君 消防長       廣木 泉君    会計管理者     木内文子君 総務課長      安藤克己君    財政課長      猿田茂彦君 秘書広聴室長    圷 栄一君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長    堀江克己君    議会事務局次長   相田敬一君 議会事務局副参事  石川 保君    議会事務局主幹   戸澤 睦君 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(仲田好一君) おはようございます。 ただいまの出席議員は22名で定足数に達しております。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(仲田好一君) まず、議事日程の報告をいたします。 議事日程については、お手元に配付した印刷物のとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(仲田好一君) 次に、会議録署名議員の指名でありますが、前回2番、大貫道夫君、13番、岡崎榮一君の2名にお願いしてあり、本日も引き続きよろしくお願いいたします。---------------------------------------一般質問 ○議長(仲田好一君) これより日程に入ります。 日程第1、一般質問を行います。 質問を許します。 20番、金子 卓君。 一問一答方式により行います。          〔20番 金子 卓君質問席に着く〕 ◆20番(金子卓君) 20番、日本共産党の金子 卓です。 一般質問を一問一答方式で行います。 14日、民主党の代表選挙が行われました。選挙全体を通じて民主党という政党全体が、日本の直面する問題を解決する力を持っていないことがはっきり浮かび上がりました。菅首相のいう新成長戦略の中身は、大企業を応援すれば経済はよくなり、暮らしがよくなるという、既に破綻がはっきした自民党流と同じ道です。外交でも日米合意実行という自民党と全く同じ道です。一言で言うと、行き詰まった自民党の古い道の新しい執行者になろうというものです。志位和夫委員長が国会内で会見し指摘したものです。日本共産党は、経済でも外交でも旧来の政治の転換を大もとから求め、国民の暮らしが本当に豊かになり、その中で経済も財政も立ち行くようにするため力を尽くしていくことを表明して、一般質問に入ります。 一般質問の第1は、市内公共交通についてです。 最初は、常陸大宮地域公共交通連携計画とその決定です。 8月30日に市内循環交通システム検討委員会、9月1日に地域公共交通会議連携計画案が出されました。この計画を一読してみて感じたことは、まず、計画の目標年次、計画年次等がありませんし、現在の市内の公共交通の役割分担を確認した、その内容の計画のように思います。 大きな特徴は、市民バス乗合タクシーを共存、市民バスを主とし、乗合タクシーを従とした市内公共交通として再構築するということと考えますが、それでいいのかどうかも議論のあるところだと思います。この計画の決定はいつになるのかお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) それでは、お答えをしたいと思います。 地域公共交通連携計画案については、本年3月から4月にかけて市民の移動ニーズを把握するため市民アンケート、さらには施設利用者ヒアリング調査を実施したところでございます。その後に公共交通の課題の整理、あるいは方策等をまとめまして、市内循環交通システム庁内検討会でその内容を検討し、地域公共交通計画案並びに乗合タクシー本格運行計画、これについて今ご質問の中にありましたが、8月30日、市内循環交通システム検討委員会、さらに9月1日には道路運送法の規定に基づき設置されております常陸大宮地域公共交通会議に諮り決定をした次第でございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 決定をしたということなんですけれども、地域公共交通連携計画、その決定がしたということなんですか。再質問いたします。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 今申し上げましたように、9月1日の地域公共交通会議に諮り、決定をしたというように考えております。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 私は、6月議会で決定の前に議会に提出するよう求めました。議会の説明はきょうの議会終了後です。また、庁議でも十分検討されていないとも聞いています。ちょっともう既にあれで決定してしまったというのは納得できません。地域公共交通会議は、その決定する機関ではないはずです。決定するのは、あくまでも市であると考えます。本当にあれで決定したんですか、再度確認します。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。
    総務部長(諸澤好一郎君) 先ほどご答弁をしたとおりでございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 納得できませんけれども、次に移ります。 3回しかできないので、次に移ります。 次は、連携計画の中、市民バス運行計画見直し乗合タクシーの本格運行です。市民バス乗合タクシーの再編計画で、市民バスについて、各地域を運行している市民バスは原則継続して運行する。ただし、現在の利用状況を勘案して、運行する日や運行ダイヤを見直すとありますが、昨日の答弁の中で若干触れられましたが、いつ、どのように見直すのかお聞かせください。乗合タクシーの本格運行については、私のあとの堀江議員が質問しますので答弁は結構です。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) それでは、お答えいたします。 その見直しについてのご質問でございますけれども、いつ、どのような見直しをするのかについてでございますが、現在、各コースの利用状況について利用者の少ない便、利用者が1人に満たないといったような便もございます。同様にコースについても、やはりそうした状況で毎日の運行の必要があるのかといった、そういった問題について見直しをしてまいりたいと考えております。これから各総合支所と調整を図り、早い時期に取りまとめ、市内の循環交通システム検討委員会に諮り、その後、決定していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 私は、質問でいつ見直すのかと聞きました。お答えください。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) いずれにしましても、今年度の見直しということで考えてございますが、この見直しによりまして、当然、来年度からの契約等もございますので、現在では予算編成までには見直しを考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 次に移ります。 次は、連携計画の中、市民バス乗合タクシーの今後の課題です。 1つは、本計画に基づき運行計画を見直すこととなるが、その後においても評価の実施や市民からの要望等を勘案して、利用者ニーズに応じた運行計画の見直し等の改善をしていく必要があるとありますが、どのような年次、間隔で見直すのかお聞かせください。 2つ目は、市民バス運賃有料化を検討していく必要があるとしていますが、いつのころを目途に検討するのか、あわせてお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) それでは、お答えします。 今回の地域公共交通連携計画に基づき運行計画を見直すということになりますが、どのような間隔で見直すのかというご質問でございますが、毎年ではなく複数年運行後、見直しをということを考えているところでございます。 ただ、委託業者等の契約の関係、こういうのもございますので、この期間については、先ほど申しましたが、予算編成までには期間を決定していきたいというように考えております。ただ、現時点では、いつといった明確な間隔が決まっていない状況でございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 一番最後の答弁が、私の2つ目の質問の答弁なのかどうかちょっとはっきりしなかったんですけれども、市民バス運賃有料化を検討していく必要があると、いつのころを目途に検討するのか、再度確認したいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 失礼をいたしました。 いつごろを目途に検討をするのかといったご質問でございますが、市民バス、これについては現在、市内の業者に委託をして運行しているところでございまして、これを有料化とする場合には、やはり道路運送法の許可が必要になってまいります。こうした点につきまして、やはり業者の皆さんと調整を図る必要があるということでございますので、そういったものの調整後というような形になろうかと思いますが、やはり現時点ではいつといった明言はできない状況でございますので、この辺についてもご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 次に移ります。 次は、市民バス乗合タクシー運行計画見直しと「庁内検討会」「循環交通システム検討委員会」「地域公共交通会議」、また「運輸局の認可」等との関係について質問します。 先ほど連携計画の中、市民バス乗合タクシーの今後の課題で、運行計画の見直しについて触れましたが、それぞれの組織の協議、合意が必要とするものはどういう見直しなのかお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) それぞれの機関の協議、合意が必要な見直しはどういうものかというご質問でございますけれども、まず、現在実施しております無料の場合の市民バスの運行、こういった見直しについては、やはりその路線の変更、廃止等など重要なことについては、庁内あるいは循環システム検討委員会に諮り見直しを行っていくというふうに考えております。 ただ、市民バスを有料とする場合には、やはり道路運送法上の規定に基づき設置されております常陸大宮地域公共交通会議、これの合意が生じてくるということになろうと思います。 それから、乗合タクシーの運行の見直しについてでございますけれども、これについては、やはり有料ということで運行しておりますので、これまでも見直しをしてまいりましたが、同様の見直しについてはいずれの機関についても協議、あるいは合意をする必要があるというふうに考えております。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) それでは、再質疑を行いますけれども、乗合タクシーの「無料パス」の発行、これなどはどこで決めればいいんでしょうか。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) この辺、実施するか否かの考え方があるかと思いますが、する場合の検討については、やはり庁内、あるいはシステム検討委員会等に諮り意見を聞くようなことが出てくるかと考えております。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 再々質疑になりますけれども、循環交通システム検討委員会地域公共交通会議、これはそうするとこれから先ずっと存続させるということでしょうか、確認したいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 先ほどからも申しておりますように、このいわゆる循環交通システムというものが、合併時の新市まちづくり計画の中の重点事業ということで実施され、その実施に当たりましても、循環交通システム検討委員会等でそのコース、あるいはいろいろ検討された中で、現在に至っておるというふうに考えております。 そういった中で、今後、このシステムを運用している限りは、やはり存続させていくというふうに考えております。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 次に移ります。 次は、収入の少ない人への(仮称)「無料パス」の発行です。 高齢化の進む過疎化している当市においては、市民バス乗合タクシーは無料で地域住民の移動を保証すべきと考えます。 先ほど質問しました地域公共交通連携計画では、市民バス運賃有料化の方向が打ち出されましたが、受益者負担の考え方は導入すべきでありません。現在の乗合タクシーは片道300円で、普通は往復使いますから600円が必要です。今議会の決算審査で介護保険料普通徴収者年金が月額1万5,000円未満、あるいは無年金の方ですが、市内には昨年度1,149人いるとのことです。また、市民税非課税の世帯も多くあります。これらの方々の移動を保証するためにも、乗合タクシー無料パス発行を前議会に引き続いて再度求めるものです。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) お答えをしたいと思います。 この件につきましては、3月の議会でも一般質問がございまして答弁はしてあるところでございますが、この乗合タクシーの運行、これについては利用される方々、個々の収入あるいは所得の状況によって変わるものではなく、応分の負担をさせていただくということで運行しておりますので、現在発行は考えていないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 前の議会に続いて同様の答弁ですけれども、この問題は非常に大事なことと考えます。引き続いて要求していきます。 次に移ります。 2番目は上水道事業についてです。 大宮地域水道料金の高さは、今度の市議選でも多く聞かされました。一月20立方メートルを使ったときの水道料金は、近隣市町村では一番高額です。現在、当市の水道料金基本料金の水量は10立方メートルです。高齢者世帯がふえ、基本水量分を使わない世帯が多くなっています。基本水量を使わないのに、基本水量分の料金を取られるのはおかしいとの声も聞かれます。これからもふえる高齢者世帯に配慮して、基本料金の水量に5立方メートルも加え2段階にし、水道料金の軽減を図ってはどうでしょうか。 また、量水器使用料ですが、当市で大宮地域のみが口径13ミリで100円、20ミリで200円取られています。これをなくせば、わずかではありますが水道料金は安くなります。 次に、加入金でありますが、大宮地域水道加入金は県内でも飛び抜けて高く、口径が13ミリで20万6,000円、20ミリで30万9,000円です。昨日の質問で、当市の人口が合併当時より4,000人減少した旨の話もありました。このような高額の加入金についてどう考えているのか、お聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 上下水道部長、浅川 明君。 ◎上下水道部長(浅川明君) それでは、ご答弁を申し上げたいと思います。 水道料金でございますけれども、水道料金全体で基本料金と超過料金並びに量水器の使用料を合算をしました額でもって構成され、これによりまして毎月徴収をしているものでございます。基本料金につきましては、量水器の口径を問わず使用料が10立米までの場合で1,810円となっております。また、この基本料金の料金体系でございますけれども、近隣の常陸太田市と高萩市及び大洗町では8立米までという区分になっております。 そして、まだ水道が統合されていない44市町村の中、46事業がございますけれども、その大半が当市と同じ10立米までの区分ということになっているわけでございます。 また、本市の量水器の使用料ということでございますけれども、13ミリと20ミリが一番利用者が多いということでございますので、13ミリと20ミリにつきましてご説明をしたいと思いますけれども、13ミリが100円、それから20ミリが200円ということで徴収をしているところでございます。この量水器に係る近隣の使用料関係でございますけれども、那珂市では13ミリで80円、20ミリで110円となっております。          〔発言する者あり〕 ◎上下水道部長(浅川明君) 次に、当市の水道加入金でございますけれども、量水器の口径によって額が異なりますけれども、13ミリが20万6,000円、20ミリが30万9,000円となっているところでございます。 以上が本市の使用料等の内容でございますけれども、基本料金に係る区分の見直し、5立米にしてはどうかというご意見と量水器の使用料の減免、それから加入金の値下げというご質問等でございますけれども、使用者から見た負担の軽減の観点ということから考えますと、効果があるものと認識をいたしておりますけれども、経営上にかかわることでございますので、現状では値下げ等は考えてはおりません。 といいますのも、平成28年度でございますけれども、簡易水道との統合が予定をされております。そういう中で、一体的にこれから内容が検討をされるものと考えておりますので、ご理解を賜りたくよろしくお願いいたします。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 一つだけ確認しておきますけれども、私は基本水量、それを2段階にすべきではないかと。ただ、下げるだけでは値上げになってしまいますので、それを確認して次に移ります。 次は、市の自己水源と県中央広域水道水受水です。 策定された水運用基本計画では、今年度から大場配水場までの送水管を整備し、整備後に県水の受水量を現在の1,600立方メートルから2,000立方メートルに変更し、大場浄水場を休止する。将来は第2浄水場を取り壊し、撤去し、県水の受水量を8,200立方メートルに変更するとされています。そして、今年度、県水受水費は9,000万円と増額させました。 地球の表面は70.8%が海洋、しかもわずか29.2%の陸地も約11%は氷で覆われています。地球が水の惑星と呼ばれるのはそのせいです。地球上には現在、約10億立方キロメートルの水が存在すると推測されています。しかし、この大量と思われる水のうち97.5%は海水、私たち人間が飲んだり使ったりしている淡水は2.5%以下にすぎず、そのうちの1.7%は南極などにある氷、つまり私たちが飲用などに使える水は地球上に存在する水のわずか1%以下と言われています。そして、人々の生活、産業活動に不可欠な貴重な限られた水をめぐって、世界ではウオーターメジャーとも呼べる巨大企業が熾烈な争奪戦を繰り広げています。 このような時代に、那珂川、涸沼に漁業権を持つすべての漁協が中止を求め立ち上がっている霞ヶ浦導水事業を前提に、県水の供給を頼りに市の自己水源をつぶし施設を縮小しようという計画は容認できません。答弁を求めます。 ○議長(仲田好一君) 上下水道部長、浅川 明君。 ◎上下水道部長(浅川明君) それでは、ご答弁を申し上げます。 現在の上水道施設の1日当たりの浄水能力でございますけれども、現在、水道事務所の北側にございます第1浄水場、4,680立米、同じく第2浄水場、5,770立米、南側にあります第3浄水場、1,680立米、それから大宮地域の三美地内にあります大場浄水場、210立米と4施設をもちまして浄水をしているわけでございますけれども、この施設合計で1万2,340立米があるわけでございます。 この浄水能力でございますけれども、各施設の能力を常に100%という稼動をしているわけではございません。今言った1万2,340立米というのは、あくまでも100%の動力で出た計算上の数値でございまして、現実的には設備機械等の負担を軽減するために、これら数値の約80%前後の能力で各施設を稼動をしている状況でございます。 平成19年度の稼動状況でございますけれども、県の場合は75%、本市におきましては80%となっております。これをもとに算出をいたしますと、1日当たりの浄水能力は9,872立方メートルとなりまして、現在の1日当たりの最大給水量、直近で本年7月23日の例でございますけれども、1万596立米ということでございまして、配水量が不足となりまして、県水の1,600立米を加えまして1万1,470立米とし、安定した水道水の供給をしているところでございます。 また、県水の1,600立米の受水でございますけれども、あくまでも常時1,600立米を受水をするというものではございませんで、上限でございます。現実的には日々の中で使用料が常に変化をしておりますので、この変化に対応した必要な分だけを受水しているところでございます。平成21年度の実績におきましては、平均で約1,500立米弱となっているところでございます。 県水受水につきましては、今までも何度かご答弁を申し上げているとおりでございますけれども、水道水の安定的な供給に当たりましては、常に不測の事態等に備えまして、長期的な計画のもとに立ちまして、供給体制を整備していく必要がございますので、現状の経営状況及び協定経過等を踏まえまして、引き続き県水の受水は必要であると考えておりますので、議員のご理解を賜りたくお願いをいたします。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 理解できません。長期的な計画といいますが、将来の県水の受水8,200立方メートルは現在の久慈川からの表流水、8月現在で6,500立方メートルといいますから、これを上回る受水量です。昨年度の1日平均配水量9,409立方メートルに近い数字です。貴重な自己水源を大事にする施策を強く要請し、次に移ります。 3番目は久慈川に関して、3点について質問します。 (1)と(2)、(3)まとめて質問をします。 8月12日と9月2日の茨城新聞に、相次いで久慈川の天然アユを守ろうという記事が掲載されました。久慈川は那珂川と並んで日本有数の天然アユが豊富な河川として知られています。しかし、近年、友釣りの釣り客も漁獲量も減少しています。こうした中で、久慈川漁協は県内水面水産試験場などと協力して、アユの産卵場の造成を計画するなど、新たな環境整備に乗り出しました。清流を継承し、地域振興を図っていくためにも、久慈川流域の漁業関係者や市町村の連携が必要だと記事は結んでいます。 久慈川の清流と天然アユをふやす市行政としての支援策、前に述べた当市の自己水源維持のためにも、久慈川の水量と水質を確保するための施策をどのように考えているのかお聞かせください。 次は、辰ノ口親水公園整備についてです。 公園建設当時の計画には2期工事があり、頭首工右岸取りつけ道工事とともに、大賀地区の堤防にも桜づつみや5ヘクタールのピクニック広場等の計画があることが、ことし3月議会で確認されました。また、世喜地区、大賀地区の区長さんから提出された辰ノ口堰改修工事に関する請願書は、6月議会で全会一致で採択されました。今こそ辰ノ口堰を核とし、その周辺の豊かな自然的資源を保全、活用した親水公園として整備を図るという、当初の目的を達成するために、その前提となる頭首工右岸取りつけ道の具体化を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。 次は、岩崎地区の築堤の今後についてです。 118号線から続く築堤が土地改良とともにでき上がり、これから構造物を伴う築堤となりますが、地元には今後の説明がありません。今後の築堤の内容とスケジュールをお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁を申し上げます。 初めに、天然アユをふやす施策、水質水量の保全ということでご答弁申し上げます。 ただいまのご質問にございましたように、久慈川は天然アユが豊富なことから、那珂川と並びまして釣り人に大変人気のある河川でございます。ところが、近年徐々に天然アユが減少している状況にございます。天然アユをふやす方法といたしましては、産卵区域の禁漁、あるいは産卵場所の河床の耕うんなどが行われているようでございます。また、一般的には水量が減少したり、水質が悪化すると、天然アユは減少するというふうにも言われております。久慈川の水質や水量の保全には、上流の福島県や大子町と連携をとった取り組みが必要だと考えております。久慈川の集水域の森林は、森林土壌などで滞留いたしました水を渇水時に河川へ流出するなどの働きを持っておりまして、久慈川の水量の安定に寄与しておるところでございます。 しかしながら、近年、林業経済性の悪化から間伐などがおくれていまして、荒廃している森林がふえてございます。そのため、市では、県の森林湖沼環境税充当事業でございます森林機能緊急回復整備事業を積極的に活用いたしまして、間伐を主とした森林整備を推進しております。森林の整備によりまして、天然アユを含む河川の生物をふやす環境づくりに貢献をしているというふうに考えております。 続きまして、辰ノ口の親水公園関係でございます。ご質問の辰ノ口親水公園のほかに、本市の代表的な公園といたしまして、大宮地域には西部総合公園、やすらぎの森公園、大宮自然公園、山方地域には神奉地公園、陰陽山森林公園、美和地域には花立自然公園、三浦杉公園、緒川地域にはやすらぎの里公園、百観音自然公園、御前山地域の三王山公園といった多くの公園がございます。合併によりまして、市民の方に利用しやすい身近な公園となっているというふうに考えております。 しかしながら、これらを利用できる選択肢がふえた反面、公園施設の維持管理に係る費用が多大なものになってございます。これらを勘案いたしますと、現在ある公園の利用促進と維持管理に努めることといたしまして、当面は、ご質問の右岸取りつけ道の整備を含めまして、新たに公園を造成拡大することは難しいと考えております。 最後に、岩崎地区の築堤のご質問でございますけれども、岩崎地内の久慈川改修工事につきましては、県の単独河川防災事業によりまして、平成8年から平成36年度までの計画期間で常陸大宮土木事務所が実施しております。この河川改修につきましては、全体事業費が4億7,000万円、工事延長が1,080メートルで計画されておりまして、21年度まで1億5,700万円の事業費で築堤380メートルが完成し、平成21年度末進捗率は33.4%となってございます。 本年度の事業内容につきましては、まだ決定をしていないということでありますが、22年度以降は一部用地買収が残っている箇所の買収、護岸工事、根固め工事等を計画的に施工いたしまして、早期完成に向けて事業を進めていくものと伺っております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 2番目の辰ノ口親水公園の整備ですけれども、今議会の補正予算で辰ノ口堰、桜づつみライトアップの電線引き込み工事が計上されました。また、岩崎地区では土地改良した約2ヘクタールの土地を活用して、道の駅との機運も高まっております。また、川の駅という話もあるというんですか、そういう夢も語られています。 ぜひ6月の定例議会で請願も採択されたこともありますので、この頭首工の右岸取りつけ道、これが可能なのかどうか。その辺も含めて、ぜひ土地改良組合ですか、所有者と話し合いを持っていただきたいと考えるものですが、いかがでしょうか。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) 土地改良区との話し合いというご質問でございますけれども、ご質問の中にもございましたように、6月の議会で請願も採択になっているというような状況もございますので、つくるつくらないの前提は別にいたしまして、改良区との話し合いは持ちたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 次に、移ります。 4番目は生活排水処理についてです。 最初に、(1)と(2)をあわせて質問いたします。 最初は、県の生活排水ベストプラン改定と当市の生活排水対策です。 県は、昨年度2回目の改定を行い、18年度を基準年として短期計画を27年度、中期計画をおおむね37年度に設定して、これまでに生活排水処理総合普及率100%の整備完了を目指すこととしました。この計画では、当市は18年度に54.4%の普及率を、27年度には76.4%に、整備完了の37年度には100%とするようになっていますが、どのような方法・施策で100%の生活排水処理普及をするのかお聞かせください。 次に、市町村設置型の浄化槽の整備についてです。3月議会での予算審議の中で、今年度から市町村設置型の合併浄化槽の新たな設置は休止し、今後は個人設置型の合併浄化槽を進めていくという方針が示されました。私たち日本共産党市議団は、市町村型設置型での合併浄化槽整備を終了することに反対しました。那珂川、久慈川、玉川の水環境を守るためにも、確実に浄化槽の維持管理が行われる市町村設置型の浄化槽は必要です。また、普及率を100%にするためにも、個人任せの設置ではなく市の責任で面的な整備をしていかなければならないと考えるものです。 県も昨年度の生活ベストプラン改定のポイントとして、市町村設置型による浄化槽の整備を促進しています。促進方針を転換した市の考えをお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 上下水道部長、浅川 明君。 ◎上下水道部長(浅川明君) それでは、まず、(1)につきましてご答弁を申し上げたいと思います。 本市におきます、現在の生活排水対策でございますけれども、公共下水道事業、農業集落排水整備事業、戸別浄化槽設置事業及び合併処理浄化槽設置事業、補助事業も含みますけれども、それぞれの事業の中で生活排水の対策を実施しているところでございます。 まず、公共下水道事業でございますけれども、平成21年度末の整備状況でございますけれども、整備人口8,001人、普及率17%となっております。 次に、農業集落排水整備事業でございますけれども、現在、美和中部地区、それから小瀬地区の整備を行っているところでございまして、平成21年度末の整備人口でございますけれども、7,694人、普及率16.4%となっているところでございます。 次に、戸別浄化槽設置事業でございますけれども、これはいわゆる市町村設置型と申すものでございますが、加入者の減少に伴いまして、平成21年度をもちまして、新たな事業を休止しているところでございますけれども、平成21年度末の整備人口でございますけれども、1,357人で普及率は2.9%となっているところでございます。 次に、合併浄化槽の設置補助事業でございますけれども、対象区域を山方、美和、緒川地域へと拡大をいたしまして整備をしているところでございます。平成21年度末の整備状況でございますけれども、1万1,448人、普及率で24.4%となっているところでございます。 以上が本市における生活排水対策に係る現状でございまして、これら全体の普及率でございますけれども、約61%となっているところでございます。 県の生活排水ベストプランの短期計画であります平成27年度の目標76.4%でございますけれども、おおむね達成できるのかなと考えているところでございます。 また、今後におきます対策ということでございますけれども、公共下水道の推進につきましては、現在、国のほうに上位計画がございまして、それらの見直しがされている状況でございます。これらの見直しが22、23年度の2カ年ということになっておりますので、それらの内容の整合性を図りながら、なるべく早く計画どおりに推進できるよう努めていきたいと考えております。 また、それぞれ整備が完了しました事業でございますけれども、接続率の低い地域等につきましては、戸別訪問等を……          〔発言する者あり〕 ◎上下水道部長(浅川明君) 今後につきましては、県の生活排水ベストプランに沿いまして、それぞれ掲げる目標年度の普及率の達成に向けまして推進を図っていきたいと思っておりますので、ご理解を賜りたくよろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 2つ目の答弁がありませんけれども、私が第一で質問したのは100%の普及のためにどうするのかということの質問ですけれども、前段の説明が何分かされて、質問に答えたのが1分弱で答えていないんですね、質問の内容にも。指摘します。2番、答えてください。 ○議長(仲田好一君) 上下水道部長、浅川 明君。 ◎上下水道部長(浅川明君) それでは、(2)の市町村設置型の浄化槽につきましてご答弁を申し上げます。 市町村設置型、いわゆる戸別浄化槽の設置事業でございますけれども、過疎対策の一環としての制度でございまして、合併前の過疎地域に限定した中での整備の推進をしてきたところでございます。 整備対象区域でございますけれども、山方、美和、緒川、各地域のうち農業集落排水整備事業区域以外の区域ということになっております。平成21年度末の整備状況でございますけれども、山方地域で221基、美和地域で80基、緒川地域で186基、合計いたしまして487基の整備をしているところでございます。 このような整備を実施したわけでございますけれども、平成16年度133基をピークといたしまして、平成18年度には62基、19年度が27基、20年度が15基、21年度が12基ということで、年々減少傾向にあったところでございます。さらに、これらに加えまして、設置市町村への国庫補助基準でございますけれども、年間10基以上という基準がございまして、設置基準を満たさなくなるということなど、設置状況の推移等から判断をいたしまして、市町村設置型の整備につきましては、21年度をもちまして新設の整備を中止としたわけでございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) ただいまの答弁ですが、浄化槽市町村整備事業の説明では下水道事業債の対象とされているなど、住民の費用負担が大きく軽減される制度となっており、個人設置型と比較すると住民の費用負担は約6分の1と書いてあります。住民負担は5人槽の例では設置費全体で84万円の場合、10%で8万4,000円と説明されています。農業集落排水事業は23年度、美和地域で供用開始され終了されますが、その後は個人任せでなく市町村設置型で面的整備を行っていくべきと考えます。 浄化槽普及推進事業について、県環境対策課は市町村設置型のメリットとして、設置時の住民負担が少なくて済む、維持管理を市町村が行うため確実に維持管理が行われるとし、デメリットとして、市町村の事務負担が大きいとしています。市民のために事務負担が大きいことは市職員冥利に尽きるのではないでしょうか。それでこそ市民に役立つところ、市役所です。事業中止の再検討を強く要請して、次に移ります。 次は、学校給食についてです。 食育と地産地消の観点から調理方式の見直しを求めるものです。食育基本法が制定され、食育の機運が高まる中、センター方式から自校方式に調理方式を切りかえる学校が出ています。また、給食センターの老朽化により調理方式を切りかえるところも出てきています。 ご存じのように、自校方式のメリットは何といっても調理する人の顔が見えるということです。児童・生徒との触れ合いがふえコミュニケーションが高まる、給食調理の苦労等が理解しやすく、食に対する感謝の気持ちをはぐくむなど教育効果は抜群です。また、地元農家と協力してつくった農作物を給食食材として活用することができ、地産地消が容易にできやすいなど、食育の柱である地産地消にとって、自校方式の調理方式は地域の農業振興にとっても大事な施策と考えます。 当市は、昨年度学校給食センターの再編整備計画に向けた基礎調査を行い、今年度学校給食センター建設委員会の経費を予算化しましたが、食育と地産地消の観点から調理方式をどのように考えているのかお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) それでは、ご答弁申し上げます。 子供たちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身につけていくためには、何よりも食が重要であるとして食育の重要性がクローズアップされたのは、議員ご指摘のように平成17年の食育基本法の制定が契機となっております。 この法律に基づきまして、平成18年度から5年間を対象に食育推進基本計画が策定されております。この中で地方公共団体が推進に努める施策の一つとして、学校教育の充実が挙げられております。主な内容といたしましては、一つは学校給食の一層の普及や献立内容の充実促進でありますし、もう1点は、地産地消を進めていくために生産団体等との連携、学校給食における地場産物の活用推進、この2点が主な内容として盛り込まれております。 学校給食の充実につきましては、栄養教諭や学校栄養士を中心にして進められておりまして、大宮小学校では学校給食ボランティアも導入され、積極的に食育が推進されているところでございます。 しかし、地産地消の観点からいたしますと、地場産が食材に占める割合は約7%と低く、県外産まで拡大して30%を超える状況であります。地場産の定義でありますけれども、県では県内産を地場産としておりますが、答弁では常陸大宮産を地場産と考えていただいております。地産地消の取り組みを積極的に進めている他市町村もありますので、教育委員会といたしましては、先進地の事例を検証いたしまして、地場産の食材導入に努めてまいりたいと考えております。そして、顔が見える、話ができる、生産者により生産された新鮮でより安全な食材を確保するとともに、子供たちが食料の生産や流通をより身近に実感を持って理解を深めることができるようにしてまいりたいと考えております。 食育や地産地消の観点から、調理法の見直しについての問題でありますが、現在、学校給食はセンター方式と単独調理方式で行われております。本市ではセンター方式を採用しております。食育推進基本計画では望ましい食生活や食料生産への関心、理解を深めるとともに、地産地消の促進に加えて、単独調理方式による教育上の効果等についての知識普及を図ることとされております。この文言には地産地消等を具体的に理解させるのは、単独調理方式のほうが効果的であると、こう読み取れます。議員のお考えもこの内容に関連するものと推察しております。 しかし、食育推進基本計画が作成されたのは平成18年であります。計画作成前に各自治体は自治体の考えで、既にセンター方式を採用した自治体もございます。本市でも旧大宮町は昭和53年から、旧山方町は昭和45年からセンター方式を導入しております。合併後は美和地域、緒川地域、御前山地域においてもセンター方式を推進しております。 このような中で単独調理方式への見直しということになりますと、ほとんどの学校にその校舎内に調理場を設置し、調理器具を整備しなければなりません。また、学校栄養士の配置など県との調整を図る必要があります。このように調理法の見直しは多額の経費や人的配置の問題をクリアしなければなりません。教育委員会といたしましては、現実的な対応をしていきたいと、このように考えております。したがいまして、今後もセンター方式で進めていく方針でおります。また、ご質問の基礎調査はこのような方向のもとで行っております。 しかしながら、議員のお考えは意義あるものととらえておりますので、教育委員会といたしましては、学校給食センターの見学学習、あるいは給食センターだより等を通して、また、生産者との交流給食等を実施いたしまして、食料生産への関心、理解を深めるとともに、地産地消についての教育上の効果等について周知徹底に、あるいは普及に努めてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 今年度、保健福祉部は食育推進計画策定委員会の経費を計上しています。食育を考える上で、学校給食は教育の一環として大きな位置を占めていると考えます。給食センターの建設検討、食育推進計画策定の中で学校給食の調理方式を十分に議論して、今の市の給食センター方式、その方向をぜひ見直していただきたいと強く要請しまして、次に移ります。 最後の質問は、住宅リフォーム助成制度の導入時期です。ことし3月議会で、市長は常陸太田市の大久保市長から直接お話を聞くなどして、私なりに目下研究中であります、22年度のいずれかにこういったことができるような方向で研究させていただきたいと答えました。また、6月議会で、経済建設部長は住宅リフォーム助成制度については対象になる建物、あるいは工事施工業者、申し込み資格、助成金額等について、もう少し慎重に検討したいと考えていますと答えました。制度導入に向けて進んでいると喜んでいます。 ことし3月から、県として初めて住宅リフォーム緊急支援事業を創設した秋田県では、当初予算を上回る利用状況のため補正予算を組みました。7月16日現在の補助金執行額は9億7,953万円、工事費は152億5,144万円で、波及効果は15.6倍です。秋田県によると、県内経済への波及効果は約240億円と推定されるとしています。多くの実施自治体で、既に実証済みの制度であります。多くの自治体では当初予算500万円から始まっています。いつこの制度を導入する考えなのかお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁申し上げます。 住宅リフォーム助成制度につきましては、前回もご答弁申し上げましたけれども、助成の対象となります住宅や工事及び業者、申し込みの手続、補助金額等の調査研究を現在進めているところでございます。今後は、財源として国の社会資本整備総合交付金の申請等につきまして、調査を進める予定でございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 市長に再質問をします。 市長が研究中といった常陸太田市の住宅リフォーム助成制度は、16年から18年までの時限措置でしたが、当初予算500万円で始まった助成額は好評で、3年間で総額2,338万5,000円、工事費は5億2,616万3,000円と経済波及効果は、実に22.5倍にもなりました。そのような資料が議会に提出されております。 市長に、この今の不況の中、実証済みの制度をいつ導入するのか、再質問をいたします。 ○議長(仲田好一君) 市長、三次真一郎君。 ◎市長(三次真一郎君) お答えをいたします。 常陸太田市の議会の議事録を取り寄せてみました。その中で担当部長の答弁では、このリフォーム関係の仕事を零細の施工業者に受注させるための地域経済対策として取り組んだと。しかし、その結果、目的は達しているとは言いがたいというような内容でありました。 また、きのうの新聞でありますけれども、ごらんになったと思いますが、取手市の市議会では議員提案された住宅リフォーム資金の助成条例案、これが委員会審議の結果、賛成1、反対6で否決されたという経過がありました。取手市にどのような事情があるかわかりませんけれども、詳しくこれから調査しながら、私としてもこの29日に採決されるという動向を注目しなければならないと思っています。 ただ、いずれにいたしましても、両方とも、取手も常陸太田も業者が絡んでいるようでありますので、どうか常陸大宮市に合ったような、やるとすれば体制が整えられるよう、もうちょっと時間をいただきたいと思います。研究させていただきます。 ○議長(仲田好一君) 20番、金子 卓君。 ◆20番(金子卓君) 再質問をいたします。 中小、特に零細業者、それがどう受注できるかというのはいろんな工夫があります。例えば大工さんと下職さんとチームをつくって積極的にPRをしていくとか、幾つかの方策が全国の例であります。これらも導入しないことにはできないわけですから、ぜひ導入して、それから私もいろいろ提案していきたいと思います。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 以上で、20番、金子 卓君の質問が終了いたしました。 ここで10分間休憩いたします。 △休憩 午前11時01分 △再開 午前11時10分 ○議長(仲田好一君) 休憩前に引き続き再開をいたします。 次に、質問を許します。 22番、堀江鶴治君。 一問一答方式により行います。          〔22番 堀江鶴治君質問席に着く〕 ◆22番(堀江鶴治君) 22番議員の日本共産党の堀江鶴治です。 一般質問通告書に沿って一般質問を行います。 質問は市政だけにわたって質問とありますので、明快に、そして的を射た答弁にしていただきたいと思います。 質問の第1番目は、中学校卒業までの医療費の無料化についてであります。 その中の1つ目は、中学校卒業まで医療費を無料化にしていくことが保護者の教育への負担軽減とあわせて長期的に見るならば、市の少子化対策につながっていくのではないかということで、今回1番目に取り上げたわけであります。 この件で、一番大切なのは、昨日も質問にありましたように、今すぐ市として抜本的な少子化対策を強めていかなければ市民の高齢化がどんどん進み、市の発展はおろか市の深刻な衰退に直接つながりかねないという点であります。 私の質問項目について、市長はどう認識をされておられるのか伺いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 子供の医療費の助成につきましては、県の医療福祉制度のもと補助事業と、そして市単独事業で、乳児から就学前の幼児を主な対象として助成をしているところでありますが、さらにことしの10月から小学校3年生までに拡大することといたしております。 その目的といたしましては、少子化対策と子育て家庭に係る経済的負担の軽減を図る観点から実施しているところであり、市の次世代育成支援地域行動計画でも、基本目標3の「子供を慈しむまちをつくる」の基本施策の一つとして位置づけられております。 したがいまして、少子化対策あるいは子育て支援の重要な施策の一つであると考えております。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) ただいま市長でなく担当のほうで答弁がされましたけれども、2つ目について伺いたいと思います。 2つ目は、市として少子化対策の大切な一つの施策として、中学校卒業まで医療費の無料化を進めていく考え方があるかどうか、具体的な答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 本来であれば統一した制度の中で運用され、地域差が生じないように国・県において助成制度を創設すべきものと思います。市といたしましては、子育て支援策として医療費の無料化はもちろんのこと、さまざまな施策を実施しており、その施策は重点施策や子供の数、財政事情等により当然市町村によって違っております。いずれにいたしましても、中学校卒業までと対象の拡大につきましては、負担と給付という大きな課題がありますので、総合的に検討していかなければならない課題と考えております。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 総合的に考えなければならないというふうな答弁でありましたけれども、私の質問は、中学校卒業まで医療費の無料化を進めるのか進めないのか、具体的に答弁をしていただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 先ほど前段でご答弁いたしましたけれども、とりあえずことしは10月から小学校3年生までの枠の拡大をするというようなことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) そうすると、今のところは進めないというふうな考えなんですか。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) ただいま申したとおりでございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) いろいろ財政の問題を述べられましたけれども、財政の問題でいうならば、全体の中で考えるならば、十分これらの財政を生み出せるというふうに思いますので、ぜひこれについては今後検討して実施していただきたいというふうに要望しまして、次に移りたいと思います。 第2点目は、乗合タクシー制度の充実についてであります。 その1つ目は、旧市町村間で市民だれもが好きな目的地に行けるようなシステムに変えて、来年の4月から本格運行を開始すべきであるという点についてであります。 このことについて、市はこれまで本格運行に際しましては、そのような配慮はしていくというように答弁がされていたかというふうに記憶をしておりました。ところが、先ほどもありましたけれども、去る8月30日に常陸大宮市内循環交通システム検討委員会、及び9月1日に開かれた第5回市地域公共交通会議に出された予約制乗合タクシー変更計画案では、市は美和地域、緒川地域間で医療機関に行く場合のみ運行を認め、それ以外は旧市町村間の行き来はできない、このように極めて不便なシステムを提案したのであります。これまでの議会等での答弁はどうなったのでしょうか。 私は、乗合タクシーのよい点は、市内どこにでも自由に行けるよう住民の足を確保すること、そして、そのことを通して地域が活性化を取り戻し、地域の経済の発展、さらに文化の発展にもつなげていけるのではないかと考えるのであります。 ところが、市が示している案では、現在運行しているシステムとほとんど変わらない形態であり、旧大宮町の市民の方々は市内のどこの地域にも行ける、それ以外の地域の住民の方は旧大宮町と行き来しかできない。このようなバランスのとれない仕組みでは、本来の乗合タクシーの目的が達成できないのではありませんか。答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) それでは、お答えをいたします。 市民アンケート等の結果、こういうものも十分参考にして計画をしたわけでございますけれども、アンケートの中では基本的に地域内の移動、それから大宮地域の移動が主だということで、そういった結果が出ております。そういうことでこの計画の中でも、乗合タクシーの地域間の運行については大宮地域以外の移動のニーズが少ないということから、大宮地域とそれぞれの地域運行ということで計画をしていることでございます。ただ、現在の実証運行と同様、議員からご質問がございましたけれども、同様な運行としてまいる考えでございます。 ただ、大宮地域から美和地域の運行につきましては、国道293号線を利用しての運行というのが主になるという、そういった観点から緒川地域での乗りおり、これはできるというような見直しをしたところでございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 今、部長の答弁で市民アンケートをとったとか言われていますけれども、この市民アンケートのとり方についても、前の町村合併のときもそうなんですよ。これがどういう設問の仕方でやるか、これによって十分その結果は変わってくると思うんです。実際、このアンケートの結果で、その緒川から美和、緒川から御前山とか、そういう他町村に行きたいというような人たちの意見を取り入れるか取り入れないかの、そのような設問の仕方はしたんですか。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 具体的に利用状況、どういった形で利用しているかといったような設問でございまして、どこどこからどこどこといったような、その具体的な設問はしておりません。 以上です。
    ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 運行計画アンケートのどの部分で、そういう設問をしたんですか。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時23分 △再開 午前11時23分 ○議長(仲田好一君) 休憩前に引き続き再開いたします。 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 市民の交通の行動の特性といった中での質問で、目的別の移動、そういったものをアンケートで出しております。その中で、やはり先ほど申したように、大宮地域とそれぞれの地域の移動が多いといったような結果が出ているというようなことが示されましたので、こういった計画にしたということでございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 具体的な答弁がないですよね。実際に私が見たところ、そういう具体的な設問はされていないと思うんです。御前山地域のアンケート等を見ましても、運行区域とか行く先、これについては全体的な評価で低いということで結果が出ています。そういうのを見ましても、この結果は十分なアンケートの結果を反映していないと、この計画は。このように考えるものであります。 2つ目は、乗合タクシー制度導入の経済的効果に関してであります。乗客がだれも乗っていないか、1人、2人しか乗らないにもかかわらず大きなバスを運行している。これはだれが見ても効果的なシステムとは言えないと考えるものであります。そのためにももっと効果的な市民のニーズに合った移動手段ということで、乗合タクシー制度が始められたと思いますけれども、この制度の導入前の市民バスで運行していたときの市の年間の必要経費は幾らで、来年の乗合タクシーを本格運行した場合の市民バス乗合タクシー合わせた必要額はどのくらいを予想しておられるのか。また、その差額等について幾らになるか伺いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 導入前の20年度の市民バス運行に関する決算額で申し上げますと、7,333万2,000円といった額になっております。それから導入後といいますか、21年度の決算で市民バスが7,309万4,000円、乗合タクシーが3,899万5,000円といったような状況でございます。ちなみに、今年度の予算が市民バスが7,463万8,000円、乗合タクシーが3,715万4,000円というような状況になっております。 今後、本格運行を来年度予定しておりますが、23年度の予算につきましては、先ほど来から申し上げますけれども、市民バスの運行等の一部見直し、そういうことも今後行ってまいりますが、これはまだ積算してございませんけれども、おおむね今年度ぐらいの予算規模にはなるのかなというような推測をしているところでございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) これはやはりせっかく乗合タクシー導入する場合、やはり効率的、経済的にもよかったというような形で、効果のある形で進めていくべきじゃないかというふうに考えるものであります。 乗合タクシー市民バスの調整、連携ある運行システムを構築し、無駄を省いてより効率的な運行計画にしていくべきではないかというふうに思いますけれども、再度答弁していただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 当然、先ほど申しましたように、それぞれの運行の利用状況、そういうのも見直しながら、やはり経費の節減には努めてまいりたいと思いますけれども、ある程度やはりサービスについても十分検討しながら、そういった部分について検討をしてまいりたいと考えています。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 次に、3つ目と4つ目をあわせて質問したいというふうに思います。 足のない住民にとっては、平日の運行だけではなく土曜日、日曜日にも運行してほしい、さらに計画にある午後3時で終了するのではなく、運行時間の延長をしていただきたい、こういう要望も切実であるようであります。 市は、これらの要望にもこたえて来年4月の本格運行時に使い勝手のよい、そして、より効果的な移送手段として運行を始めるべきであろうと思いますけれども、いかがでしょうか。この点について答弁を願いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) 3番目の土・日の運行ということでの通告がございましたけれども、これについては各公共交通機関の役割分担ということで位置づけをしてございますので、その中での乗合タクシー、これについては平日の月曜日から金曜日における市内の移動手段ということで、その役割を担うというような位置づけでございますので、現行どおり運行をする考えでございますので、ご理解いただきたいと思います。 それから、4番目の通告になりますけれども、運行時間の関係でございますけれども、これにつきましても、やはり車両等の確保、そういった課題もございます。そうした面から前段でも今ご答弁申し上げましたが、そういった中で現行どおりの運行ということで運行時間の延長、これについては現在予定はしてございません。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) ただいま質問しましたけれども、土曜、日曜になると非常に催し物があったりなんかした場合でも行けないということで、ぜひ運行してほしいという希望が強いわけでありまして、さらに時間についても3時で終わりということでは、非常に使い勝手が悪いということで要望がありますので、ぜひ今後の見直しの中で改善をされるように求めたいというふうに思います。 次に、第3点目は市道の改良と交通安全システムの早急な整備をという項目について伺いたいと思います。 その1つ目は、生活道路の改良と交通安全施設の整備の必要性についての認識についてであります。 先般、私は市内の北部地域、山方、美和地域等をつぶさに回る機会がありましたけれども、自分の足で市道の状況を見てまいりました。驚いたことに市内には生活道路の改良がおくれ、いまだに交通安全施設が十分でない、整っていない地域がたくさん存在していたというように見えました。地方自治体の最も大切な仕事である住民の生命と財産を守るという点で考えるならば、これは大変な事態であるというふうに思いました。 質問項目について、市長の認識を伺いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁を申し上げます。 本市における市道の改良率でございますが、平成21年度末30.2%と他の市町村と比較しても低い状況にあるというふうに認識をいたしております。 このため緊急車両が通行できない未改良道路や通勤通学道路等を優先的に整備いたしまして、市民の生命と財産を守るために地域における生活道路でもある市道の整備、交通安全施設の整備は今後も必要であるというふうに認識をいたしております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 次に、②と③をあわせて伺いたいと思いますけれども、市内の道路事情につきましては、鉄道も近く便利な地域がある反面、日常生活にも大変不便を来しておられる地域もあります。 そこで2つ目ですけれども、行きどまりになっている市道の本数はどのくらいあって、そこに住んでおられる世帯数はどのくらいあるのか、概要で結構ですので伺いたいと思います。 3つ目は、交通安全施設、特にガードレール等の必要箇所、通告では美和・山方地域ありましたけれども、これについてどう把握をされておられるのか伺いたいというふうに思います。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁を申し上げます。 私のほうからは、行きどまりの道路関係につきまして答弁をいたしたいと存じます。 市内の行きどまりの市道の路線数でございますが、現在全域については把握してございません。把握している地域についてご答弁をいたします。 まず、山方地域でございますが、山方地域につきましては、11路線ございます。世帯数が50世帯。次に、美和地域でございますが、5路線で32世帯となってございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 交通安全施設、山方・美和地域の必要箇所ということでございますけれども、毎年少しずつは設置しておりますけれども、どこに設置するかということにつきましては、地域の状況をよく知っている地区の方々から区長さんを通じて要望により対応をいたしております。また、道路標識等の要望が出てくれば、警察署のほうにこちらから要望をいたしておる状況でございまして、危険箇所の把握ということでは、何カ所ということでは把握してございません。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) やはりこれは区長さんのほうからくれば対応するという対応だけでなく、市として全体を見て、きちんと危険箇所とかガードレールがこの辺必要ではないかと、そういうものを市独自でも調査をしたりして、把握しておく必要があるかと思いますので、ぜひそういう点で配慮していただきたいというふうに思います。 4つ目の交通安全施設の設置を計画的に早急に実施すべきではないかという点で、市当局の考え方を伺いたいと思います。 万が一、それらの整備が整っていないことにより、市民等の生命等が失われてしまったと仮定した場合、市としての責任も問われ大変な負担を背負う結果になるのではないでしょうか。それらのことも考え、市はこの問題で必要箇所を総点検するなどして安全施設の設置を計画的、早急に実施すべきであるというふうに思います。答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 交通安全施設の設置を計画的に早急にすべきではということでございますが、防犯灯の設置基準におきましては現在策定中でありまして、ほかに考えられますカーブミラーやガードレール等につきましても、十分これも調査をいたしまして検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 人の命にかかわる問題でもありますので、早急に点検をして事故の起きないように、市としても十分対応していただきたいと。そのことを申し述べまして、次に移りたいと思います。 4点目は、中学校の統合問題についてであります。 教育長に伺いますけれども、保護者及び住民が大変心配しておられる緒川・美和・御前山中の統合について、教育長の基本的な方針について伺いたいと思います。生徒数が少なくなったのだから統合もやむを得ない、こういうことで安易に小学校の統合が出されたというような経過がありますけれども、今度は旧町村の境を越えての中学校の統廃合の件、今の時点でどうお考えになっておられるのか。この問題に対する教育長の基本的なお考えを伺っておきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) 議員ご質問の美和・緒川・御前山中学校の統合につきましては、義務教育施設等の適正な配置と今後の整備計画を計画的に進めていく基本的な考え方について、平成17年11月に常陸大宮市義務教育施設適正配置審議会に諮問し、市内の学校の現状と課題、市民アンケートの実施など2年間にわたり協議いたしました。 その結果、平成19年11月に常陸大宮市義務教育施設適正配置基本計画の中で、3校の統合が望ましいとの答申が出されました。これを受けまして、教育委員会といたしましては、統合計画を作成したわけでございます。美和・緒川・御前山中学校につきましては、平成23年度から統合に向けた準備を開始する計画になっております。関係者、保護者、十分に協議と調整を行いまして、基本的な統合方針を定めながら進めてまいりたいと、このように考えております。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) ただ経過だけを述べたようでありますけれども、問題は今の時点でどう考えているのかという点を質問したわけなんですが、2つ目に移りたいと思います。 2つ目の質問でありますけれども、これは平成何年度を目途に統合を考えておられるのか。私はこの問題は市の教育政策、住民にとっても重大な問題であろうと思います。統合により中学校がなくなるとなれば、当該地域の文化は後退、経済も後退、活性化もなくなり、学校から子供たちの声も聞くこともなく寂しい集落だけが残る。そして、通学範囲が3倍にもなる結果、PTAの活動等にも大きな支障が出てくることは極めて明らかであります。その他、数挙げられないさまざまな弊害が大きい、デメリットが大きいと思いますが、どうでしょうか。これらの問題では市が本腰を入れて少子化対策に取り組み、児童・生徒をふやしていく、そのことでしか解決する道は開かれないのではないでしょうか。今、教育長が十分に地域の皆さん等の意見も聞きながら対応していくなどと答弁されましたけれども、どうでしょうか。 小学校の統合の問題、あのときの地域の説明会なんかを見ますと、わずかの人しか出席しないままに、これが多数の意見だみたいな形でまとめてどんどん先に統合の問題を進めてしまった。そういう結果があったのではないでしょうか。これは、やはり市が独自に自分の頭で考えて、この地域の問題をどうするか、少子化の問題をどうするか、こういう観点に立って、今後しっかりと対応していただきたいというふうに考えるものであります。答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) ご答弁申し上げます。 義務教育施設適正配置の推進計画の答申につきまして、常陸大宮市義務教育施設適正配置審議会条例により市議会議員の皆様、それから区長、小・中学校PTA会長、社会教育関係者、学識経験者をもってこの会議は構成されておりまして、2年間にわたって協議を行い、その結果が答申されたものであります。その結果に基づきまして、実施計画はご承認をいただいたものと、このように認識しております。 さて、議員ご指摘の現在の3中学校の生徒数でありますけれども、美和中学校が98名、緒川中学校が113名、御前山中学校が95名となっております。9年後を確認いたしますと、9年後の平成31年度には、美和中学校が51名、緒川中学校が47名、御前山中学校79名となると推計されております。このような生徒数の減少は、今後も続くことが予想されております。また、生徒数の減少によって他の中学校に転出する生徒が増加するのではないか、このような懸念もしております。 議員がご指摘のように、デメリットがあることは事実であります。また、地域のシンボルであります中学校が閉校になるという情的な寂寥感があることも十分理解しております。しかし、現在3地域は1小学校、1中学校という状況にあります。そして、1学年十数名という極めて過少規模の中学校の存在が目前に迫ってきております。そのような状況の中で幼稚園から中学校まで、極めて人間関係が限られた中での教育が、果たして子供たちのためにいいのかどうか。また、子供たちの可能性の実現を図るという観点から考えまして、このままの状態でいいのかどうか。          〔発言する者あり〕 ◎教育長(上久保洋一君) 十分に考える必要があろうかと思います。教育委員会といたしましては、あくまで子供たちの教育をどのようにすべきかを最優先にいたしまして、適正配置計画に臨んでいきたい、このように考えております。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 時間がないのではしょりますけれども、今の議員も入ったなんていうのは問題がありますよ、審議会の問題。議員はそのあと入らないようにしようということになっていますから、議員が入ったからというのはそういうのは理由にしたらまずいと思うんです。 先に進めます。 第5番目は、小学校の跡地利用の問題についてであります。 統合後の校舎・校庭等の保全管理についてでありますけれども、このまま放置しておくのか、校庭は草だらけ、空気の入れかえもないままだと校舎の内部もどんどん傷んでしまうのではないでしょうか。例えば八里小の実態を見てください。このままいけば大変な事態になりかねないと思います。市はこれまでどのような保全管理をどう行ってきたのか、簡単に説明していただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育次長、木村則義君。 ◎教育次長(木村則義君) 統合後の閉校校舎につきましては、昨日、吉川議員のほうに答弁しております。校庭につきましては、地元の団体等に貸し付けし管理も行っていただいておりますけれども、本年3月に閉校となった旧4校ですけれども、それにつきましては、年2回程度の環境整備を行っているところであります。地域によりましては、奉仕作業として草刈り等を行ってくれている地域もありまして、ありがたく思っているところであります。 また、月に1回程度、職員が校舎を巡回するようにしております。設備機器、水道、遊具、トイレ等につきましては、事故防止などの観点から使用を停止しているところでございます。教育委員会としましては、目的を失った施設等につきましては、最低限の管理しかできないのが現状でありまして、できれば地域の皆様のご協力をいただきながら、管理をしていければと思っているところであります。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 2つ目は今後の課題の問題であります。廃校、休校の校舎等の利用方法についていえば、市は住民も参加しての例えば跡地利用検討委員会のような組織をつくり、どう利活用を図っていくのか対策を早急に立てるべきであろうと思います。そこで出されるさまざまな要望を市は真摯に受けとめて、一定の予算措置も講じて対応していく、当然の進め方ではないでしょうか。答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育次長、木村則義君。 ◎教育次長(木村則義君) この件につきましても、昨日、吉川議員のほうに答弁をしているところであります。今後、廃校跡地の利用に関する検討委員会の設置を検討して、土地建物を含めた利活用、計画等の方向性を進めていきたいと考えているところであります。 ただ、議員が進める住民参加の組織の設立については、今のところは考えておりませんので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 住民参加を求めないで進めるというのはどういう意味ですか。 ○議長(仲田好一君) 教育次長、木村則義君。 ◎教育次長(木村則義君) 今のところ普通財産等運用検討委員会の庁舎内での組織がありますので、その辺等を含めて、今言いましたように庁舎内で利活用の検討委員会を組織していきたいと、こう考えております。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 今はその段階でいいと思うんですけれども、将来具体的にどうするかという問題になりますと、当然今までの答弁でもありましたように、地元の皆さんの意見もちゃんと聞いてやりますと言っていましたので、その後については住民の意見が反映できるような検討委員会にしていく必要があろうかと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(仲田好一君) 教育次長、木村則義君。 ◎教育次長(木村則義君) 先ほど答弁したとおりでありまして、今のところは庁舎内で検討していきたいと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) ぜひそういう点で、住民の皆さんと協力して対応していただきたいと思います。 6番目は、幼稚園・保育園の管理・運営の問題について伺いたいと思います。 市は現在、美和地域の幼稚園、保育園の併設問題に取り組んでおられるようでありますけれども、市内にある幼稚園、保育園の設置・運営・管理に関して、どのような基本方針のもとに、この件に取り組んでおられるのか、最初にその点を伺いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) 現在、市内には私立幼稚園が1園、公立幼稚園が4園ございます。園児数でありますけれども、私立幼稚園が3年保育で137名であるのに対しまして、公立幼稚園では大宮幼稚園が2年保育で48名、入園率68.6%、美和幼稚園が1年保育で14名、入園率20%、おがわ幼稚園が2年保育で13名、入園率18.8%、御前山幼稚園が2年保育で21名、入園率30%となっております。 このように公立幼稚園の管理・運営では、園児数の大幅な減少にどう対応するのかが喫緊の課題となっております。幼稚園の今後につきましては、常陸大宮市義務教育施設適正配置基本計画でも、少子化に対応した幼稚園の効率的な運営を図るために、幼稚園等の統廃合等について検討する必要があるとの答申を得ております。 また、ことし3月に幼稚園の保護者対象にアンケート調査を実施いたしました。こうした結果を参考にしながら、また、国の「子ども・子育て新システム検討会議」というのがございますけれども、その動向を注視しながら、教育委員会といたしましては、統廃合等を基本方針といたしまして、幼稚園の効率的な運営について、今後具体的な検討を進めてまいりたいと考えております。その前段として実証的に、あるいはモデルとして今、美和地域の幼稚園に説明に入っているというところでございます。 ○議長(仲田好一君) 次に、保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 保育所は児童福祉法第39条の規定に基づきまして、保育に欠ける子供の保育を行い、その健全な心身の発達を図ることを目的に実施されております。 市内には現在、私立9施設、公立3施設の計12の保育所があります。現在のところ、市には待機児童はいない状況であります。長引く景気の低迷、厳しい経済情勢の中で働く母親が多くなり、共働き家庭が増加することが予想されます。したがいまして、ますます公立、私立を問わず保育所の役割が重要になってまいりますので、引き続き効率的な運営に当たってまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) この間の状況を見たり聞いたりしていますと、十分な教育委員会の地元の保護者等に対応がされていないと、懇切丁寧な説明がされていないという状況が明らかになってきたと思うんです。何の資料も持っていかないで説明会をするとか、こういうことでは何を聞かれているのか、何を話していいかわからなということが出てくるのではないでしょうか。 美和地域におけるこの問題でどう進めておられたのか、保護者の要望をどう把握しておられたのか、PTAの集まり等では参加者が非常に少なかったという話も聞きますけれども、こういう状況についても聞きたいと思います。 それから、保護者への説明会のほかに、区長さんの方々に集まっていただいて説明したというんですが、その区長さんの方々はどのような意見を述べられたのか、この問題についても詳しく説明していただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) それでは、ご答弁を申し上げます。 美和幼稚園の運営につきまして、7月15日に区長を対象に、それから16日に幼稚園の保護者を対象に、それから28日に保育所の保護者を対象に懇談会を開催いたしました。教育委員会が説明した主な内容は、次のとおりでございます。 まず、1つ目であります。美和幼稚園の移設問題は、旧美和村時代からの懸案事項であったこと。2つ目は、旧美和村では幼児教育を重視しておりましたけれども、5歳児保育のみという特異な方式であること。3つ目は、入園率が20%と大幅に減少しておりまして、今後もこの傾向が続くであろうということ。4つ目は、施設も徐々に痛んできているということであります。それから、5つ目といたしまして、アンケート調査結果についても説明をしております。 こういったことをもとに、幼稚園の教育機能を維持したままで施設を保育所に移設し、一緒にできるものは共同で保育に当たってはどうか、また、美和地域は幼稚園と保育所がともに公立であることから、幼稚園運営のあり方をモデルとして実証検討をしていきたいというような提案をさせていただきました。 懇談会で区長さんからは美和地域に施設が残るならばいいだろうと。ただし、幼稚園教育の質を上げてほしい、レベルを上げてほしいという意見が出されましたし、また、私どもは語弊があるかもしれませんが、高齢者なので直接保護者の、意見を尊重してほしいというようなご意見をいただきました。 また、2園の懇談会では幼稚園の教育の質的向上を図ってほしい、あるいは幼稚園の日程は小学校1年生の学校生活と同じリズムなので何とか大切にしてほしい、また、異年齢交流は大事なので移設はよいのではないかなど、出席者全員からさまざまなご意見をいただきました。 発言内容を、さらに要約いたしますと、3点になるかと思います。 1点は、幼稚園の教育機能を保持してくれるならば移設もいいだろうと、2つ目は、デメリットの面もあるだろう。そのデメリット面に対しては丁重に対応してほしい、3点目でございますが、今後も経過を含め懇談会を実施してほしいというのが要約した3点でございます。 教育委員会といたしましては、提案したことについては大筋でご理解を得たものと考えておりますけれども、今後とも懇談会を継続しながらいろんな意見をいただき、そして協議を進めてまいりたい、このように考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 今答弁がありましたけれども、幼稚園の施設ですね、あそこを私も見てきましたけれども、十分屋根の修理とかすれば使える場所でありまして、保育園との距離もそう遠くないと、離れていないということで、併設しなくても十分今の施設で器具等も整っておりますし、運動場も広いということでありますので、あえて移設する根拠が乏しいというふうに思うんです。そういう点でどうなのかというふうに思います。 今、教育長から幼稚園のほうの話がありましたけれども、保育園のほうの担当をしております係のほうからも、この点について併設の問題はどうなのかと、校庭の問題とかあるいは園舎の問題とかあろうかと思いますので、その辺についてどう考えておられるのか、どう対応してきたのか、説明していただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 美和保育所の敷地内に併設をするというようなことで教育委員会と協議をしております。そういった中で校庭の中に併設することは大丈夫だというような意見を県のほうからの確認もしております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) ここで1時まで休憩いたします。 △休憩 午後零時00分 △再開 午後1時00分 ○議長(仲田好一君) 休憩前に引き続き再開いたします。 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 再質問を行います。 教育長に答弁を求めたいと思います。 この問題、非常に保護者に対する説明が大事だと思いますけれども、改めて保護者に対しまして懇談会のようなものを開いていく考えはあるのか。さらに、幼稚園の運営と関係しますので、幼稚園の園舎は借地となっているようでありますけれども、年間の借地料はどのくらいを支払っているのか伺いたいと思います。 さらに、園舎の問題でしっかりした意見がないようでありますけれども、方針がないようでありますけれども、園舎をどこに建てようとしているのか、これについてもはっきりとした答弁をしていただきたい。もし建てるとするならば、どの程度の金額がかかるのか、また、幼稚園の募集時期が近づいているわけでありますけれども、これと園舎の建設の関係があるかと思いますけれども、この募集の時期と園舎の建設の時期の問題で答弁いただきたい。 以上の点について答弁していただきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) それでは、4点ご質問あったかと思いますが、4点についてお答えを申し上げたいと思います。 まず、保護者との懇談会を今後も開くのかという質問でございますが、先ほどご答弁申し上げましたように、懇談会については継続してやっていくという考えでございます。 それから、2点目の園舎の借地料でございますが、ちょっと私は手元に資料がございませんので、現在はお答えすることができません。 3点目の場所でございます。場所につきましては、まだ確定はしておりませんので、あくまで今、懇談会を継続している途中でございます。したがいまして、今明確にこの場所にというのは検討中でございますので、お答えするには至っておりません。 4点目でございます。募集につきましては、今後募集期間がございますけれども、まず、とりあえず幼稚園の入園者数の募集、現段階での募集におきまして、箇条書きで場所が変わることがありますよという形で進めていく考えでおります。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 今、借地料については答えられないというんですが…… ○議長(仲田好一君) 堀江議員、もう3回、再々質問までやっております。今の点については、要望か何かでとどめてください。 ◆22番(堀江鶴治君) 要望でね。それについては、ぜひあとで借地料については聞かせていただきたいと思います。 3つ目は、今後の市としての対応についてであります。園児が少なくなったから合理化をするというやり方を大もとから変えていくべきだろうと思います。 お隣の大子町ではどうでしょうか。園児をふやしていくために幼稚園、保育園の保育料を無料にする方向を示すなど、少子化対策を徹底して行ってきているではありませんか。当市も大子町のような少子化対策を参考にしながら、新しい観点に立って園児をふやしていく、そういう努力をしていくことこそ、この問題の解決につながるというふうに考えるものであります。 幼稚園と保育園の併設に関する件については、地元の保護者や関係者などの意見を十分に聞いて、慎重に対応すべきであるというふうに考えるものでありますけれども、答弁を求めたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 教育長、上久保洋一君。 ◎教育長(上久保洋一君) 今、園児数をふやす施策ということでございます。しかも大子町の例を議員さんおとりになりまして、ご質問でございます。 現在、教育委員会といたしましては、幼稚園の保育料の無料化が即園児数の増加につながるという認識はいたしておりません。したがいまして、私どもはあくまでも1幼稚園の園児数の増加というのを基本に、今後施策を進めてまいりたいと考えております。 また、その施策遂行に当たりましては、先ほどから何回も申し上げておりますけれども、保護者、それから地域の方々と何回も協議をしながら慎重に進めていきたい、あるいは丁寧に進めていきたい、このように考えております。ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 最後になりますけれども、平和行政の推進について伺います。 1つは、平和のとうとさに対する市長の認識についてであります。 私は、菅民主党政権の今日進めている沖縄における普天間基地移設問題をこの目で見て来ようということで、8月24日から27日まで沖縄へ行きまして、つぶさに基地の実態を視察をし、現地沖縄の人々の平和に対する思い、意見を聞く機会を持つことができました。私は民主党政権の平和問題に対する取り組みに大いに疑問を感じているところでありますけれども、市長のほうから平和の大切さ、とうとさに対して、改めて所見を伺いたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 市長、三次真一郎君。 ◎市長(三次真一郎君) お答えをいたします。 私は戦後生まれでございます。戦中か戦前のお生まれか、生年月日申しわけございませんが、堀江議員のを覚えておりませんですが、その堀江議員と平和のとうとさに対する認識は同じではないかというふうに思っております。 私が就任をいたしまして、最初の市議会の定例会の際にも申し上げましたけれども、さきの大戦では東京の大空襲、あるいは水戸の空襲を始め常陸大宮市の旧大宮町の市街地、あるいは旧山方町の市街地等でも何度かの空襲が、空からの攻撃がございました。多くのとうとい命が失われております。また、日本は核兵器による唯一の被爆国であるという認識もいたしておりまして、改めて犠牲者の方々に対するご冥福をお祈りするとともに、私たちが今享受しておりますこの平和、そして繁栄、これらはこうしたとうとい犠牲者の方々の上に築き上げられているということに思いをいたし、改めて平和への誓いを新たにしているところであります。被爆国としても、戦争の悲惨さや平和のとうとさを世界に訴えていき、そして、次世代にも語り継がなければならないという認識を強く持っております。 一昨年ですが、私たちが平和で安心して暮らせるよう願いまして、議員各位のご賛同とご理解を賜り、核兵器廃絶平和都市宣言を常陸大宮市として行ったところであります。 以上であります。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 時間がなくなりましたので、1点だけ聞いておきたいんですが、核兵器廃絶平和都市宣言も2年と、これは先般の第1回の定例会で、少なくとも5月のNPT再検討会議のころまでにはという話があったんですが、いつまでにかけられる予定なのか、改めて聞いておきたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 総務部長、諸澤好一郎君。 ◎総務部長(諸澤好一郎君) ご質問の件でございますけれども、平成22年度にこの核兵器廃絶平和都市宣言、これらを含む常陸大宮市の6つの宣言をまとめた看板を本庁に設置することで、当初予算を計上しております。 執行がおくれておりますけれども、現在、その設置の準備を進めているというところでございます。 以上です。 ○議長(仲田好一君) 22番、堀江鶴治君。 ◆22番(堀江鶴治君) 市長もそう遅くない時期にということで答弁しているわけですから、ぜひやってほしいと思います。核兵器を一日も早く廃絶をして、戦争のない世の中にしたいというのは、市民みんなの切実な願いであります。その願いを実現していくためにも、急いで常陸大宮市の市民の平和の思いを込めた核兵器廃絶平和都市宣言のモニュメント、この設置をするとともに、将来を担う子供たちに平和のとうとさ、戦争は二度としない社会を築いていこうと、こういう平和教育を積極的に行っていくように求めまして、市長の答弁は時間がありませんので求めませんけれども、以上で質問を終わりたいと思います。 ○議長(仲田好一君) 以上で、22番、堀江鶴治君の質問が終了いたしました。 次に、質問を許します。 9番、武石寿長君。 一問一答方式により行います。          〔9番 武石寿長君質問席に着く〕 ◆9番(武石寿長君) 9番、武石です。 発言の許可をいただきましたので、ただいまから一般質問を行います。 平成21年度決算、市税について伺います。 常陸大宮市も町村合併をしまして、はや来月で6年が経過しようとしています。合併での優遇措置なども残り4年となり、今後、本市が独自性を持った一自治体としてひとり歩きをしていく上で税収の確保、特に自主財源の確保が必要となり最重要となってきます。 平成21年度一般会計当初予算額は201億円で執行されましたが、地域活性化・経済危機対策臨時交付金など、また定額給付金、子育て応援特別手当交付金など、これらが加算されまして決算額では231億6,000万円余りとなりました。また、本市では2回にわたりプレミアム商品券の発行を行い、地元商店の活性化を促したことも記憶に新しいところでございます。 それでは、1の市税について伺います。 市税の収入済額は50億2,000万円余りとなっています。収入未済額は約6億円近くになっています。先般、監査委員さんからの景気の低迷等に伴い市税収入は大幅に減少しているが、収入未済額についても大幅に増加しているとの指摘がありました。市民が納めなくてはならない市税、20、21年度分、過年度分の収入済額が幾らで、収納率はどれくらいなのかお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) それでは、市税についてお答えをいたします。 市税につきましては、21年度現年課税分で申しますと、調定額50億9,595万3,523円に対しまして、収入済額49億4,966万3,521円、収納率が97.13%でございます。滞納繰越分調定額につきましては、5億5,654万3,847円に対しまして、収入済額7,754万6,869円となりまして、収納率が13.93%となってございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。
    ◆9番(武石寿長君) 税というものは公平性があるわけですが、不納欠損額は20年度と比較しますと540万円余りと多い金額になっているにもかかわらず、収入未済額は8%増の4,400万円余りとなっています。どのような原因が考えられるのか、また、大口滞納者は何人ぐらいで、どのような内容なのか。 それから、ことし4月からコンビニの振り込みが始まったかと思いますが、その状況などもあわせてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 現年度分の滞納を少なくし、滞納繰越を減少させたいということで努力をしているところですが、景気の低迷や雇用の悪化など経済情勢が非常に厳しい中、収入、所得の減少等によりまして、生活が苦しくなり滞納になってしまったと推測するところでございます。滞納繰越分の増加が要因と考えております。 それから、大口の滞納者でございますが、50万円以上100万円未満の方は300人いらっしゃいます。100万円以上200万円未満の方が134人、200万円以上になりますと50人ということで、合計484人が大口滞納者ということになってございます。 次に、コンビニ収納の実績でございますが、今年度4月より始まりまして7月分まで、4月分で976件、5月分1,881件、6月分1,259件、7月分で871件、合計で4,987件のコンビニから収納実績がございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) わずか半年ぐらいで4,987件のコンビニの利用者があったということで、相当な効果があらわれているのかなというふうに思います。 再々質問ですか、今度。 ○議長(仲田好一君) 再々質問になります。 ◆9番(武石寿長君) 19年度から21年度までの差し押さえ等実施状況を見ますと、差し押さえ件数、換価額は減少し、収入未済額の増加につながっています。当然、本市におきましても、徴収に当たっては大変ご苦労されているかと思いますが、そのご苦労されている内容の説明と、それから滞納者がこれだけいるということは、やはり税務徴収課の職員数をふやしたり、また、滞納者との話し合い、そういうことをすることも考えられるわけですが、徴収率の向上につながる、そのような考えがあればひとつお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 徴収率の向上ということでございますが、現在まで納税相談により計画的に納付をしていただいたり、電話による催告や戸別訪問等も夜間も含めまして実施をしてきました。なかなか思うような実績が上がらないで苦慮しているところでありますが、納税者の生活の実態をよく把握する納税相談を基本としまして、話し合いをもとに計画的な納付を定着して、徴収率・徴収額の向上に向け取り組んでまいりたいと考えております。また、納付が停止した場合等につきましても、訪問等も行ってまいりたいと考えております。 本年度より導入しました夜間や日曜等でも収納できるコンビニ収納など、納税者個々による効果的な徴収方法によって取り組みをして徴収率の向上につなげたいと、そう考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) いろいろな理由があり、また徴収する側の職員さんもお金をいただくということは大変かと思うんですが、ぜひとも市民皆さんが負担していることですので、公平になるように今後ともひとつよろしくお願いします。 次に、軽自動車税について伺います。 軽自動車税は、市民の中で唯一前年度の収入済額を約198万円上回ったわけでありますが収入済額は9,900万円余りとなっています。エコカー補助金等の影響もうかがえるわけですが、4ナンバー、5ナンバーの軽自動車だけでの車両の台数増減、また、収入未済額は653万円余りとなっていますが、同一車両で2年以上の滞納している車両は何台ぐらいあるのかお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 軽自動車税の現年課税分につきましては、調定額で1億85万2,100円で、対前年の調定額と比べまして224万円ほどの増で2.28%の伸びとなっております。平成21年4月1日と平成22年4月1日現在の軽自動車税の保有台数を比較しますと、4ナンバー四輪貨物自動車につきましては、33台の減少がありますが、5ナンバーの四輪乗用車につきましては、304台と大幅な増加がございます。これはさまざまな要因があると思われますが、維持経費等が少なくなるというような点が考えられます。 また、同一車両で2年以上滞納している車両の質問でございますが、これは770台ございます。 以上であります。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 再質問します。 2年以上滞納しますと、車検が受けられず、一般道を走ることはできません。10年以上経過して滞納している方について、市ではどのような対応策をとっているのか、また、三、四年前にタイヤロックを購入し、悪質な滞納者にはこのタイヤロックなども使用するようなことで購入したかと思うんですが、そのタイヤロックの使用状況、これについてもお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 10年以上継続している滞納の車両につきましては、調査した結果、2台あることがわかっております。 その対応についてですが、軽自動車の登録及び車検等につきましては、軽自動車検査協会というところで事務処理を行っております。市としましては、軽自動車検査協会からの登録や廃車の通知によりまして、軽自動車税を課税しております。当該の軽自動車がどのような所有形態にあり、また使用されているかにつきましては、市としまして把握することは困難な状況にあります。 収入対策として、動産である自動車の差し押さえの手段としてタイヤロックを購入いたしましたが、まだ使用していないのが現状でございます。タイヤロックによる差し押さえは滞納者に対する効果は大きいものと思っておりますが、レッカー車等の費用や差し押さえに係る手続等がございまして、現在のところ踏み切れていないような状態でございますけれども、やはり効果は大きいと思っておりますので、自動車の差し押さえが効果的だと判断した事例がある場合には、対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) タイヤロックをせっかく買ってあるんですから、ぜひともやはり費用がかかる、かからないよりも、実際、こういうこともやるんですよという、そういうことも周知するのも必要かというふうに思います。ぜひともよろしくお願いします。 次に、2の国民健康保険税についてお伺いします。 21年度国民健康保険特別会計事業勘定歳入では、収入済額が49億5,000万円余りとなっています。繰越金で一般会計繰入金は6億2,000万円余りが拠出され、交付税措置がなされているかと思います。 本市の場合、一般会計からの持ち出し基準額は幾らで、基準額に対しどのぐらいオーバーしているのかお伺いします。 それから、市民が納付している国民健康保険税、21年度の収入済額は10億2,000万円余りとなっており、国保会計の20.6%です。現年度額と過年度分、それぞれの収入済額、収納率、不納欠損額についてもお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 国民健康保険税の繰入金6億2,000万円の基準等のご質問でございますが、保険基盤安定繰入金につきましては、約8,700万円の繰り入れでございますが、4分の3が国・県からの特定財源で、4分の1につきましては、一般財源を繰り入れています。 職員給与費等繰入金につきましては、約5,600万円の繰入金ですが、総務費の支出見込額の全額が一般財源からの繰り入れとなります。 出産育児一時金繰入金につきましては、約1,300万円の繰入金ですけれども、一般財源から繰り出されまして、その3分の2が地方交付税により補てんになっております。 その他一般会計繰入金につきましては、約4億5,000万円ですが、国保財政の収入不足金額を補てんするために一般会計から繰り入れるものでございます。 次に、国民健康保険税の収納状況についてでございますが、現年度調定額が10億7,453万3,000円に対しまして、収入済額が9億6,515万5,725円で、収納率89.82%で不納欠損はございません。 滞納繰越分につきましては、調定額3億8,261万3,926円に対しまして、収入済額5,521万8,573円で、収納率は14.43%で、不納欠損額が1,625万404円となっております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 再質問します。 合併当時の滞納額は、市税、国保税合わせて約10億円あったかのように記憶しています。その後、職員皆さんのご努力によりまして改善傾向に推移してきたわけですが、21年度は滞納額などが、またふえてきました。市税、国保税合わせて滞納額は幾らぐらいになるのか、お伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) 市民税と国保税合わせての滞納額ということでございますが、市税につきましては、5億9,999万9,529円、国保税につきましては、4億2,052万2,224円ということで、合計しまして10億2,052万1,753円が収入未済額となっております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) やはり経済低迷、また仕事がないという雇用対策などが現在、多くの方々に影響していまして、そのような影響でこのような結果が出たのかなというふうに思うわけでございますが、これもやはり税金の公平さを考えますと、そうも言っていられないので、ひとつ頑張って滞納額が減少するようによろしくお願いします。 再々質問で、国民健康保険税での収入未済額4億2,000万円余り、そして歳出額の増加が今後ますます懸念され、基金も底をつきかけているということですが、税負担の公平性の観点からどのようにとらえ、今後どのような対策を講じるのか。国保税のあり方、また、不納欠損処分をできるだけ少なくする対策、これらについてもお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 市民部長、内田義則君。 ◎市民部長(内田義則君) それでは、お答えをいたします。 やはり、何といいましても景気の低迷や雇用の悪化など厳しい中で、職を離れまして国民健康保険に加入してきた方や農業や自営業者につきましては、収入の面で大変なご苦労があり滞納になってしまったと推測いたしておるところでございますが、しかし、厳しい経済情勢ではございますが、やはり関係各課の職員が情報を共有し、滞納の管理がしやすい体制で利用できる情報をもとに、収納率向上に向けて努力していきたいと考えているところでございます。 滞納者につきましては、生計の実情というものをよく把握しまして、納付計画を提出いただくとともに、また、相談に応じてくれない滞納者に対しましては、預金等の差し押さえ等、滞納処分を実施していくものでございます。不納欠損処分を少なくする対策等につきましても、やはり現年度分の徴収に全力を挙げて滞納額を少なくし、繰越額を多く出さないように努めていきたいと、そういう考えでございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 国保税の負担ということが、今後いろいろ物議を醸す、そのような時期が来るのかなというふうに思いますけれども、次に、住宅使用料についてお伺いします。 住宅使用料のうち市営住宅駐車場使用料の現年度分、過年度分、それぞれの収入済額、収入未済額について、また市営住宅の使用料で50万円を超える滞納世帯戸数、これらについてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁を申し上げます。 ご質問の住宅使用料でございますが、住宅使用料、それから汚水処理施設使用料、駐車場使用料というふうになっておりますので、その項目ごとにご答弁を申し上げます。 まず、現年度分でございます。住宅使用料が調定額1億7,213万8,300円でございます。これに対しまして、収入済額が1億6,498万2,200円となります。収入未済額ですけれども、715万6,100円でございます。 次に、汚水処理施設の使用料でございますが、調定額が563万660円でございます。収入済額で541万2,860円でございまして、未済額が21万7,800円となってございます。 駐車場使用料でございますけれども、調定額が404万2,000円、これに対しまして収入済額が380万8,000円となります。未済額ですが23万4,000円ちょうどでございます。 現年度分の合計ですが、調定額が1億8,181万960円、収入済額が1億7,420万3,060円、未済額でございますけれども、760万7,900円となってございます。 次に、過年度分でございます。住宅使用料の調定額が992万6,500円、収入済額が433万7,400円、未済額が558万9,100円、汚水処理施設使用料でございますけれども、37万8,150円が調定額でございます。収入済額が13万2,900円、未済額が24万5,250円、駐車場使用料につきましては、調定額16万3,600円、収入済額8万9,600円、未済額が7万4,000円ということでございまして、過年度分の合計が調定額1,046万8,250円、収入済額が455万9,900円、収入未済額が590万8,350円となりまして、現年、過年合計いたしますと調定額が1億9,227万9,210円、収入済額が1億7,876万2,960円、未済額で1,351万6,250円となりまして、収納率でございますが、全体で93.0%となるわけでございます。 さらに、50万円を超える滞納世帯数というご質問でございますけれども、ただいまの収入未済額、滞納者でございますが、全体では77名でございます。そのうち50万円を超える滞納者でございますが、5名でございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 再質問します。 市営住宅入居時には保証人を立てて契約するわけですが、滞納者への滞納金徴収に当たっては、どのようにしているのか、また、保証人への対応についてもお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) まず、滞納整理状況でございますけれども、滞納者に対する毎月の督促に加えまして、年2回、催告書を送付しまして納付指導をいたしております。また、昨年度では滞納整理を強化するため、滞納整理期間を1回ふやしまして3回実施いたしました。この滞納整理時期でございますけれども、10月下旬から11月上旬、2月下旬から3月上旬、5月中下旬と、それぞれ2週間を設定いたしまして本庁の職員、各総合支所の担当課で滞納者宅を訪問し徴収をいたしているわけでございます。 ご質問の保証人への対応でございますけれども、入居者本人に対しまして督促状及び催告状を送付するとともに、ただいま申し上げましたように直接訪問をいたしまして徴収をしているわけですが、それでも納付できないという場合には、誓約書をいただいて定期的に納付するよう指導いたしております。それでもなお納付されない場合は、あるいは訪問しても入居者に会えないというような場合でございますが、連帯保証人に対しまして納付依頼をしている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) ただいま連帯保証人の方から納付していただいているという答弁がありましたけれども、何件ぐらいあったのかお伺いします。 やはり契約時に保証人を立てるわけですので、法律からいっても連帯保証人のところへ請求するのも私は妥当ではないかというふうに考えます。また、民間のように前家賃制なども導入してはどうかと考えますけれども、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 初めに、連帯保証人に請求をした額というようなお話、実際に納付があった額ということですけれども、21年度分についてご答弁を申し上げます。 市内全体で連帯保証人の方11名に対しまして督促をいたしました。この結果、実際に納入された方が4名でございます。金額にいたしまして76万3,500円が納入されております。 それから、前家賃の制度をとってはどうかというようなご質問がございました。現在はご承知のように公営住宅の家賃につきましては、その入居者の方の収入等に基づきまして、家賃を算定する関係で、後払いという取り方をしてございます。条例でもそのように規定されておりますし、実際の家賃算定に当たりましても、月の途中で扶養になっている同居者の方ということを前提にしますけれども、同居者の方が退去された場合などは、その時点で家賃が変わるというようなことがございますので、現時点では前家賃制度については考えてございません。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 次に、生活保護についてお伺いします。 深刻な経済情勢、雇用悪化が続く中で、生活困窮が全国的に広がっています。本市においても、生活保護の相談、申請がふえていることと思いますが、生活保護法は憲法25条の理念に基づき、国が生活に困窮をするすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とすると、そのようになっています。 本市における生活保護の申請や給付状況についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 生活保護制度につきましては、ただいま議員が申し上げましたように、生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じて必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、一日も早く自分の力で生活できるように手助けする制度であります。 当市の平成18年度以降の申請件数、給付決定件数等につきましては、平成18年度の申請件数ですけれども、42件で、そのうち保護開始されたのが33件でございました。保護世帯は178世帯、238人でございます。平成19年度の申請件数は、前年度に比べまして3件少ない39件で、そのうち保護開始されたのが34件でございます。保護世帯は181世帯、231人で、前年度に比べまして3世帯の増、保護人員で7名の減となっております。 平成20年度の申請件数は、前年度に比べまして13件多い52件で、そのうち保護開始されたのが45件でございます。保護世帯は204世帯、259人で、前年度に比べ23世帯の増、保護人員で228人の増となっております。 平成21年度の申請件数は、前年度に比べまして9件少ない43件で、そのうち保護開始されたのが34件でございます。保護世帯は209帯、259人で、前年度に比べ5世帯の増、保護人員は前年度と同数となっています。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 先ほども言いましたけれども、やはり経済情勢の悪化、雇用悪化、そういうことでなかなか難しいところがあるのかなというふうに思います。高齢者とか病気とか体に障害があるなどの理由で受給されている方を除きまして、現役世代の方が受給されているケースはどのような状況になっているのかお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 高齢、病気、障害を除く現役世代の保護受給件数につきましては、20代のケースが1件、30代のケースが1件、40代のケースが3件、50代のケースが1件となっております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 私が思っていたより件数が少ないわけですけれども、やはりこれらの理由というのは、担当部では現在の経済状況、雇用状況、そういうことが原因なのかなというふうに考えているのか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) 若い働く者の世代がちょっと少ないというのはいいことであるわけでございますけれども、やはり受給者が多いのは50代以上の方で、若い方は求職ができるんですけれども、50代になるとなかなか求職ができない。そういった中で、今度はやめても生活費、預金の取り崩しなどをした中で、生活が困窮してきちゃうというようなことで生活保護に至るという方が、やはり50代以上になってくると多くなってくるということで、若い世代はさほど多くはない。あとは若い世代で多くなってくるというのは病気関係ですね、病気関係では結構おります。 ただ、今言ったように働ける中では、なかなかこういった形になりますけれども、病気関係で働けないという方は若い世代でもおります。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 先ほども言いましたけれども、経済状況、雇用状況などの問題、また、病気などということらしいんですけれども、自立を促し生活を助けようとするこの制度の中で、ケースワーカーというそういう方がいるかと思います。保護世帯の自立支援に向けて、このケースワーカーの方々の活動などをお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) ケースワーカーの仕事は生活保護の決定や継続に必要な調査及び要保護者の生活実態の把握、あるいは自立を助長するための指導を行うため、世帯の状況に応じまして定期的な訪問や、必要に応じまして臨時的な訪問を行っております。 自立に向けての活動につきましては、公共職業安定所での就労支援が主なものとなりますけれども、必要に応じ保護者と同行し就職活動も行っておるわけでございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 再質問します。 ケースワーカーは1人当たり担当世帯数は約80世帯というふうに聞いていますけれども、本市の場合は1人当たり何世帯になっているのかお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 保健福祉部次長、山崎静雄君。 ◎保健福祉部次長(山崎静雄君) ケースワーカーは社会福祉法第16条でケースワーカーの定数が定められております。本市の場合は、非保護者世帯の数が240以下であるときは3人とされております。非保護者世帯数が80を増すごとに、これに1を加えた数となっております。常陸大宮市の場合には、平成22年9月1日現在の非保護者世帯の数は218世帯となっておりまして、ケースワーカーの数は基準どおり3人おるわけでございます。 平成22年9月1日現在の世帯が218ということでございますので、ケースワーカー1人が担当する世帯は72.6世帯となっております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) この生活保護は国の事業でありまして、市とは関係ないわけでございますが、各自治体が執行することで国の代役を担っているというふうに理解しています。なかなか大変な事業かと思うんですけれども、やはり助長していただいて、1世帯でもこの制度を利用しない人がふえるように、ひとつよろしくお願いします。 続きまして、道路行政、市道の管理について伺います。 市道は、市民生活や産業の支えとして重要不可欠なものであり、市民にとっても道路改良に対する要望が高く、これまでにも多くの請願や陳情が提出されました。執行部も要望にこたえようと努力されているわけですが、財源や地権者等の問題で整備がおくれていることが現状かと思います。 市道の管理につきまして、同様な理由でなかなか手が回らないのがやはり現状かと思いますが、市道の管理に対する心構えを部長のほうからお聞かせください。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁を申し上げます。 市道の維持管理につきましては、除草や路面の補修、倒木やのり面崩壊の撤去、排水機能の回復等、多様な作業を行っております。生活道路につきましては、除草など地域住民のご協力を得ながら管理をしておりますが、高齢化に伴いまして、地域に格差が生じて一貫した道路管理は大変厳しい状況になっております。 今後、道路を管理する上で安全な通行を確保することを基本といたしまして、迅速な対応を心がけて道路管理を実施してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 次に移ります。 木材価格の低迷などによって、林業職は停滞し山林の管理が希薄になった結果、山は荒廃しゲリラ豪雨や台風などによる土砂崩れ等の被害が懸念される中、山間部の市道はのり面や隣接する民有地の樹木も放置され大木となり、木の枝も道路上に張り出し、車両の通行や電線などに支障を来している箇所が多く見受けられます。 本市では、現在倒木や土砂崩れ等が発生し通行に支障が出た場合、どのような対応策を講じるのか、また、これらを発見した場合、どのような行動を市民はとったらよいのか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 倒木や土砂崩れ等が発生した場合、通行に支障が生じているときには、生活道路の安全な通行の確保を図るために早急な復旧をしなければなりません。このためすぐ対応課での対応、あるいは業者委託をいたしまして実施をしている状況でございます。また、住民の方が倒木や土砂崩れ等を発見した場合には、速やかに道路管理者のほうへご連絡をいただきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 次に、過日7月26日に市道野沢線におきまして、およそ六、七十年生の杉1本とクリの木1本が夕立の豪雨の影響を受け倒木し道路を遮断しました。夕方の帰宅時間であり、早急な回復が求められたわけですが、5時を過ぎていましたので、市のほうへは連絡しなかったというふうに思いますが、第一発見者は警察のほうへ連絡したというような、そういうことがあったわけですが、この件につきまして、市ではどのような報告書を作成したのか、また、倒木の処理、費用ですね、どのぐらいで委託したのか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) ここで10分間休憩いたします。 △休憩 午後2時01分 △再開 午後2時10分 ○議長(仲田好一君) 休憩前に引き続き再開いたします。 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えいたします。 7月26日に発生をいたしました倒木関係でございますが、夕刻に発生しまして、道路通行不能状態でございましたが、これの倒木の伐採につきましては、地元の住民の方に行っていただきまして通行を確保いたしました。翌27日に区長さんほか1名の方が緒川支所のほうへ来庁いたしまして、倒木の報告を受けております。 この報告を受けまして、業者委託によりまして倒木の処分及び破損したガードレールの修繕を行っております。処分につきましては、8月2日、ガードレールの補修につきましては、8月10日に完了いたしました。 以上のような経過を報告書により報告を受けた状況でございます。 なお、倒木の処理及びガードレールの補修にかかった費用でございますけれども、11万円でございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 再質問します。 そうしますと、これはガードレール補修と処分代合わせて11万ですか。もう一度お願いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) 失礼いたしました。 倒木の処分費が4万円、ガードレールの補修費用が7万円、合わせまして11万円でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 次に、今回のような場合、今、部長さんがおっしゃられましたように、地元の方が警察のほうの署員の方の指導で地元地権者の同意をもらいながら処分し、その倒木については車などの通行の支障にならないようにということで道路のわきのほうへ置いたわけなんですけれども、もしこの地元地域に仮称ですけれども、集落支援隊という仮称、名前をつけたわけなんですけれども、このようなグループがあった場合に、その処分ですね、倒木ぐらいの処分は地元でできる、そういう地域もあるわけなんですけれども、そのグループあたりに委託することができるのかできないのか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 市道の管理でございますけれども、除草等につきましては、市民の皆様に大変お世話になっているところでございますが、幹線道路など比較的交通量の多い道路や規模の大きな修繕、あるいは倒木、土砂崩れ等が発生した場合には、迅速な作業、作業の安全管理、技術管理等を伴いますので、引き続き業者委託により実施してまいりたいと考えております。 なお、先ほどそのような状況を発見した場合には、道路管理者のほうへ知らせていただきたいというお話をしましたが、具体的には夜間であっても支所、本庁の宿直者、今、警備員が宿直をしておりますが、宿直者から担当のほうに連絡が入ることになっておりますので、ぜひそういうような対応でお願いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 最後に、市有地にあっては市が管理を、民有地にあっては地権者が管理をすることは当たり前でございますが、山間部は高齢化が進み、若者は故郷を離れ、地域の存在すら危ぶまれている今日、迅速な市道の原状復帰を求めるとき、地権者との対応などが、同意といいますか、その許可を得ることが今後、ますます懸念されます。市長の職務権限ということも考えられますが、今回のような突発的な災害、倒木が今後多発されることが予想されます。 そこで、道路への倒木や通行に支障を来す樹木、これらについては地権者の許可なくても処分することができるという、そのような条例化をすることができるのかできないのか、その辺についてお伺いします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 市道の管理につきましては道路法を遵守しまして、迅速に対応するよう努めております。倒木や支障のある樹木等につきましては、通行の安全を確保するため、道路法等に基づきまして危険を防止するための必要な措置として、道路部から除却することを基本としておりますので、また、個人財産という観点からも慎重に取り扱う必要があり、条例の制定は考えてございません。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 9番、武石寿長君。 ◆9番(武石寿長君) 地権者の同意を得るということすら、今後ますます難しくなり、なかなか早急な対処ということを考えますと、相当なこれは今後問題になるかと思いますが、ぜひとも早くその倒木や災害等に対処できる方法、そういうことをひとつよろしくお願いしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(仲田好一君) 以上で、9番、武石寿長君の質問が終了いたしました。 次に、質問を許します。 3番、柏 宏明君。 一問一答方式にて行います。          〔3番 柏 宏明君質問席に着く〕 ◆3番(柏宏明君) 3番、柏 宏明です。 議長の許しを得て、一問一答式により一般質問を行います。 大きい1番として、大宮地域排水計画はあるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) 大宮地域排水計画というご質問でございますけれども、数年前に全体ではございませんけれども、何カ所かの排水等を調査いたしまして、その流末をどこに持っていくかというような基礎的な調査はいたしております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 大宮は台地にあり、その下には久慈川、それにつながる小河川があります。水というのは必ず高いところから低いところへ流れる性格があります。流れる箇所があるのに、冠水する箇所があるというのはどうしてでしょうか。きちっとした排水計画があれば冠水するところはないわけです。いかがなものでしょうか。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) ご答弁申し上げます。 確かに議員おっしゃるように、排水計画等に基づいた排水がなされれば滞水する箇所も少なくなるというのも一つの理由かと思いますが、現状を見てみますと、道路計画以前に住宅の整備が進みまして、住宅がどうしても整備をするときには道路よりも敷地を高くして整備をするというような状況もございます。そうした中では流末がとれずに道路へ滞水するというような現状もございます。 また、台地で勾配がとれているところであれば流れるわけですけれども、場所によっては逆にくぼ地になっているようなところもございまして、なかなか勾配がとれないというような状況にあるのも事実でございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 次に移ります。 1番の①ですが、最近、地球温暖化により集中豪雨が多くなっております。これは森林が少なくなっているんではないかという説があるんですが、東南アジアで相当伐採されて、アマゾンでも相当な面積が伐採されて、毎年こういう傾向がこれから続くんじゃないかという学説が一つあります。集中豪雨が多くなりまして、大宮地域において、強い雨が降ると頻繁に冠水する箇所は概略でよろしいんですが、何カ所ぐらいあるでしょうか。その原因は、今後の対策についてお聞きいたします。
    ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 大宮地域での滞水箇所数というご質問でございますが、現在私どもで把握しておる箇所は8カ所でございます。先ほどもご答弁申し上げましたが、その大部分が市街地でございまして、宅地開発等急激な都市化の進行によりまして、宅地からの雨水が排水勾配のない道路に流入し、滞留するようになったということが大きな原因と推測されます。 今後の対策でございますけれども、排水勾配や排水断面を確保いたしまして、個々の冠水箇所の放流先等の現地調査を実施して、財政状況を考慮しながら冠水箇所解消に向けまして検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 再質問いたします。 大雨が降るたびに冠水付近の住民は苦労して困り果てております。最近の土木技術は発達しておりまして必ず直せます。常陸大宮市の財政は厳しいのはわかります。毎年できる限り順次改良していけば市民も喜びますし、常陸大宮市も変わったと行政側を評価し、愛郷心がさらに芽生えるものと思います。毎年少しずつでも予算の許す限り改良しようとする考えはどうでしょうか、部長にひとつお聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 ただいまご答弁を申し上げましたように、財政状況を考慮しながら滞水箇所解消に向けて検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 1の②に移らせていただきます。 大宮栄町の大曽根病院のわきの市道とその付近の旧118号線は、大雨ごとに冠水しています。排水溝の測量結果はどうでしょうか、その対策について質問いたします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 当該箇所につきましても、周辺の宅地開発に伴いまして雨水が道路に集中し、しかも周囲の宅地の敷高が高くて冠水するというような状況にございます。排水先までの測量につきましては、まだ実施をしておりませんが、西側県道側溝への排水の可能性につきまして検討するとともに、県道を管理しております常陸大宮土木事務所と雨水の放流について協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 要望なんですが、私も現地測量をしてまいりました。その結果、100%その冠水箇所にたまるようになっておりました。ぜひとも早急な改良をお願いいたします。 それと、最深部、深い一番たまるところに横断溝があるんですが、両側に泥ためのますがついています。横断側溝が入っていまして、そのふたがグレーチングといってしんちゅうでできた、あそこで取り外してU字溝を掃除させるような鋼鉄製のふたがあるんですが、それがかかっておりました。水というのは必ず低いところへ流れまして、必ず土砂を伴います。そうしますと、そのグレーチングの穴の間からU字溝へ大分土砂が入ってしまいます。後で地元の人に外して掃除してくださいという意味でグレーチングを入れたのか、それはずっと前の話ですからわかりませんが、そういう矛盾したものが現状で見られます。泥を払うのは横断側溝のわきの泥だめというのがあって、そこでとれるようにますをつくるんですが、何でグレーチングのふたつきを使ったか、いまだもってわからない状態なんです。できるだけそこら辺のことを考えまして、建設経済の力をもってひとつよろしく早急な改良をお願いいたします。 次に移ります。 1の③、コミュニティセンター付近の道路の冠水は何が原因か質問いたします。その対策は。 これは毎回、ここも大雨が降るたびに冠水しております。その点についてお聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 ただいま議員のご質問にもございましたように、冠水箇所8カ所あるうちの1カ所でございます。このコミュニティーセンター付近の側溝でございますが、そもそも平地で排水勾配がないというような状況がございます。しかも宅地の敷高も道路より高いところが多くなっておりまして、宅地からの雨水が流入して冠水するというような現状でございます。 今後の対策といたしましては、集水面積を考慮いたしまして、放流先までの調査を実施し、財政事情等を勘案した中で冠水解消に向けて検討をしてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 要望としまして、ぜひともこの件に関しても、早急な改良をお願いいたします。 1の④に移ります。 雨水を、また大地に戻すことを考えたらどうでしょうか。これは補足しますと、近年、都市化が進みますと、コンクリートとアスファルトに囲まれて雨水が一気にU字溝や水路に流れてきます。はけ切れずにあふれる現象が多くなっています。東京などこういうことが最近、しょっちゅう起きております。それを防ぐため平均勾配の平たんな箇所を透水性舗装や排水性舗装で水を通すアスファルト合材を使うのも1つの方法であります。 また、家庭においても、屋根から来た雨水をU字溝に直接持って行かず大地にしみ込ますようにすることです。1つの家庭では微々たるものですが、大勢の家ですればU字溝に流れる流量が大分緩和されます。屋根からといを伝わってくる雨水を天水おけにためて、それを打ち水や草木の水やりに使えば水道代の節約にもなります。今後とも都市化が進みますと、一気に流れるような状態が起きます。それを緩和するのには、やはり降った雨はある程度、土に返してやると。 私は現場監督をやっていたとき、雨の中、ちょっと舗装をめくったんですが、あの大雨の中での下の砕石の層は乾燥しているんです。だから、そういうことで透水性舗装とか排水性舗装のアスファルトの種類なんですが、それを使えば多少でも緩和になるんじゃないかと思います。 次にいきます。 ○議長(仲田好一君) 柏議員、それは質問しますか。 ◆3番(柏宏明君) これは自分の考えですから、結構です。 次に2番、常陸大宮駅前再開発計画はあるのか。 これはどんな都市でも鉄道が通っている都市は駅周辺部が中心で栄えています。常陸大宮市を発展させるためには、駅周辺部を開発して、商工業者に活性化をさせるためにも駅前周辺を再開発することが必要だと思っています。市としては、どういう考えでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時33分 △再開 午後2時34分 ○議長(仲田好一君) 休憩前に引き続き再開いたします。 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 2の①、駅前プロムナード計画があるというが、いつつくったのか、駅西計画は順調に進められているか、お聞きします。 要するに、現在この両計画はどうなっているのか、お聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 答弁を求めます。 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 まず、常陸大宮駅前の開発計画についての考え方というご質問でございますが、現在、庁内におきまして、職員レベルになりますけれども検討は進めております。 それから、駅前のプロムナード計画、さらに駅西計画につきましては、プロムナード計画はもう既に事業が完了した計画でございます。旧大宮町が平成元年度に計画をいたしまして、平成3年度から平成4年度にかけて整備をしております。現在の歩道を広くとったインターロッキングの歩道、あるいは駐輪場等々の整備になります。線路にかかる連絡橋等もその計画の中で整備をしたものでございます。 それから、駅西計画でございますけれども、駅西の整備計画は土地区画整理事業によりまして、西口駅前の有効な土地利用を図る目的で計画されたものでございますが、事業実施に当たりまして、住民の方の意向調査を実施しましたところ、関係者の同意が得られなかったために区画整理事業の着手には至っておりません。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 要望ですが、常陸大宮市の将来の発展のためには再開発計画を立て、予算の許す限り少しずつ計画に基づいて実行してもらいたいと思います。 私は最近、赤塚駅にちょっと用事があって行ってきました。私の学生時代の赤塚駅というのはひなびた駅でありまして、のどかなものだったんですが、今水戸駅と対抗するような勢いの赤塚駅となっております。やっぱり町の発展には駅というものを大切にしなければならないと、商工業者のためにも。そういう観点でぜひとも再開発計画を立ててもらいたいという要望であります。 2番の②、旧道側の駅前広場は学生を送迎する親の車が朝晩道路両側に駐車し、一般車両の通行が困難なくらいです。事故も多発していて危険です。旧道側の簡単な駐車場をつくる計画はないのでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 駅前でございますけれども、朝、学生を送る車ですね。これにつきましては、送る場合には停車も短時間ですから、特別問題はないのかなと思っておりますが、夕方から夜にかけましては、学生を迎える車が結構あそこに駐車をいたします。私ども、実際にその学生の迎えの時間の状況を確認いたしました。 その状況でございますが、子供が到着する約15分ぐらい前から駐車が始まりまして、駅前の両側、左右ですね、両側の道路や駅の前、真っすぐにぶつかる道路等に駐車をいたしまして、降雨時で最大30台から35台程度、駐車をしている状況にございました。ただ、そのときの状況を見ておりますと、一般の方の車両の通行は少ないというような状況にございました。学生の迎えの車両がほとんどを占めておりまして、一般車両の通行に与える影響はそれほど大きくないというふうに認識をいたしたところでございます。 他の市町村の駅の送迎等においても、送迎の車両は短時間しか駐車をしていない状況でありまして、新たな駐車場を計画いたしましても利用する人が少なく、逆に一般車両が長時間駐車することも予想されますので、新たな駐車場をつくることは難しいと考えております。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) その点なんですが、私の考えはちょっと違いまして、あそこはいつも両側駐車で危ないからと知っている人は行かないんじゃないかと、ほかを迂回して通るんじゃないかと思っております。 農協側に広い歩道があるんですが、あれを7メートルぐらいちょっと平板をはがして、砂利など入れて、農協から駅まで約60メートルぐらい、あれを開放すればそんなに経費もかからないし、駐車場として使えるんじゃないかと。また、歩道も7メートル削っても十分駐車スペースはあるし、十分機能は失わないと私は思っております。駅長さんと警察の交通課の課長さんに聞いたんですが、しょっちゅう接触事故はあるし、できればつくってもらいたいということを言っていました。いずれにしても、反対側は踏切のわきから入るというと、なかなか奥さん連中の運手では難しいような状態だと思うんです。それで旧道側のほうへ来てしまうと。できればそこら辺考慮して簡単な駐車場をつくってもらえればということで、要望としてひとつよろしくお願いいたします。 2番の③です。 駅周辺の関連で、コミュニティセンター付近のU字溝のふたが、道が狭いので車両が道路いっぱいに通行し、U字溝のふたの上も車両が通り、がたがたとうるさく夜も眠れぬようだと近所住民が嘆いています。何か対策はないでしょうか、お聞きいたします。 ○議長(仲田好一君) 経済建設部長、小林俊雄君。 ◎経済建設部長(小林俊雄君) お答えをいたします。 当該箇所でございますが、現場打ち側溝やU字溝ふたの老朽化によりまして、ふたが破損いたしまして、車両が通行する際、騒音が発生をするものというふうに見ております。今後の対策といたしましては、老朽化した側溝を長尺U字溝等に布設がえをするとともに、破損したふたの交換等を検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(仲田好一君) 3番、柏 宏明君。 ◆3番(柏宏明君) 要望としまして、駅周辺の再開発計画等を作成するが、この点についても考慮してもらいたいと思います。 以上、3番、柏 宏明、一般質問を終わります。 ○議長(仲田好一君) 以上で、3番、柏 宏明君の質問が終了いたしました。 これにて一般質問を終結いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(仲田好一君) 以上をもちまして、本日の議事日程はすべて終了いたしました。 お諮りいたします。21日、22日及び24日は議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(仲田好一君) 異議なしと認めます。 よって、21日、22日及び24日は休会とすることに決定いたしました。 次回は9月27日午前10時に本会議を開きます。 これにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 △散会 午後2時45分...