• 付議事件(/)
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  1. 常陸大宮市議会 2008-03-24
    03月24日-05号


    取得元: 常陸大宮市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    平成20年  3月 定例会(第1回)          平成20年第1回常陸大宮市議会定例会会議録議事日程(第5号)                   平成20年3月24日(月)午前10時開議日程第1 議案第15号から議案第31号、議案第33号から議案第38号及び議案第53号から議案第59号について     委員会審査報告日程第2 議案第1号から議案第14号について     委員会審査報告日程第3 陳情の件     委員会審査報告日程第4 議案第60号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第1号)日程第5 選挙第2号 常陸大宮市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙日程第6 閉会中の所管事務調査について---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第1から日程第6まで議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(25名)     1番  小森敬太郎君     2番  吉川美保君     3番  小森敏雄君      4番  川上 博君     5番  瀧 正秀君      6番  武石寿長君     7番  高村和郎君      8番  内田勝廣君     9番  野上台一君     10番  堀江武久君    11番  小林千里君     12番  岡崎榮一君    13番  淀川茂樹君     14番  掛札行雄君    15番  木村久美子君    16番  秋山信夫君    18番  岡山和夫君     19番  木村勝昭君    20番  小橋輝夫君     21番  駒田 強君    22番  冨山修三君     23番  金子 卓君    24番  仲田好一君     25番  岡崎不忘君    26番  堀江鶴治君欠席議員(なし)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長        矢数 浩君    副市長       内田善博君 収入役       前田尚利君    教育長       坂本忠夫君 総務部長      藤田 茂君    市民部長      佐藤隆男君 保健福祉部長    松本 豊君    経済部長      高林 匠君 建設部長      井野上 猛君   上下水道部長    諸澤好一郎君 教育次長      菊池正男君    山方総合支所長   永井福二君 美和総合支所           瀧 俊満君    緒川総合支所長   高村和一君 市民課長 御前山総合支所長  會澤 勲君    消防長       相沢武夫君 総務課長      飯島弘道君    財政課長      木村則義君 会計課長      黒澤 豊君    秘書広聴室長    皆川 修君---------------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長    小林俊雄君    議会事務局次長   海老根一雄君 議会事務局議事係長 森戸耕造君    議会事務局主幹   小松 誉君 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(駒田強君) おはようございます。 ただいまの出席議員は25名で、定足数に達しております。 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(駒田強君) まず、議事日程の報告をいたします。 議事日程については、お手元に配付した印刷物のとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(駒田強君) 次に、会議録署名議員の指名でありますが、前回、9番、野上台一君、18番、岡山和夫君の2名の方にお願いしてあります。本日も引き続きよろしくお願いいたします。--------------------------------------- △議案第15号~議案第31号、議案第33号~議案第38号及び議案第53号~議案第59号について委員会審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(駒田強君) これより日程に入ります。 日程第1、議案第15号から議案第31号まで、議案第33号から議案第38号まで及び議案第53号から議案第59号までの30件を一括議題とし、審査結果について各常任委員長の報告を求めます。 初めに、総務常任委員会委員長、淀川茂樹君。     〔総務常任委員長 淀川茂樹君登壇〕 ◆総務常任委員長(淀川茂樹君) 総務常任委員会は付託されました議案を審査するため、3月12日9時より総務部長以下関係職員の出席を求め、委員会を開催いたしました。 その審査経緯と結果についてご報告申し上げます。 最初に、議案第17号 常陸大宮市職員の特殊勤務手当に関する条例、議案第20号 常陸大宮市情報公開条例及び常陸大宮市個人情報保護条例の一部を改正する条例、議案第21号 常陸大宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第22号 常陸大宮市職員定数条例の一部を改正する条例、議案第23号 常陸大宮市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、議案第24号 常陸大宮市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第25号 常陸大宮市行政改革審議委員会条例の一部を改正する条例を一括議題として審議した結果、特に質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第53号 核兵器廃絶平和都市宣言について、議案第54号 環境にやさしいまち宣言について、議案第55号 福祉と健康のまち宣言について、議案第56号 覚せい剤等薬物乱用のないまち宣言について、議案第57号 租税完納推進のまち宣言について、議案第58号 ゆとりある安心・快適なまち宣言については、それぞれ質疑、討論はなく、採決の結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものに決しました。 以上です。 ○議長(駒田強君) 続いて、生活文教常任委員会委員長木村久美子君。     〔生活文教常任委員長 木村久美子君登壇〕 ◆生活文教常任委員長木村久美子君) 生活文教常任委員会は、今定例会において付託されました条例に関する議案5件を審査するため、3月10日に関係部長、課長の出席を求め、委員会を開催いたしました。 審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 議案第19号 常陸大宮市立学校設置条例については、特に質疑等はなく、採決の結果、全会一致をもって原案を可決すべきものと決定いたしました。 議案第26号 常陸大宮市手数料徴収条例の一部を改正する条例についても、質疑等はなく、採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第27号 常陸大宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例では、実態についての質疑に対し、平成19年度は1地区を対象とした。金額は31万1,900円であったとの答弁があり、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第30号 常陸大宮市立学校給食センターの設置、管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例では、臨時雇用を含む職員に関する質疑の後、討論、採決、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例では、質疑等はなく、国保税が上がる結果になるとの反対討論と保険税の統一は当然であるとの賛成討論があり、討論終結後、採決、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 続いて、保健福祉常任委員会委員長、掛札行雄君。     〔保健福祉常任委員長 掛札行雄君登壇〕 ◆保健福祉常任委員長(掛札行雄君) 保健福祉常任委員会は、条例5件を審査するため、3月12日と17日に委員会を開催いたしました。 委員会での審査経過と結果についてご報告申し上げます。 議案第15号 常陸大宮市後期高齢者医療に関する条例でありますが、委員から、県と市の事務に関する負担について質疑があり、執行部から、広域連合と市はそれぞれ独立している。人件費の負担はされていないとの答弁がありました。そのほか国保税との関係、資格証明書の発行について等、種々質疑応答を重ねました。討論終結後、採決をした結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第16号 常陸大宮市放課後児童クラブ条例では、委員から、市内の学童保育に対する要望状況について等の質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第28号 常陸大宮市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例では、委員から、重度心身障害者や所得制限後の該当者数について、また、加入に関する質疑等がありましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第29号 常陸大宮市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例では、委員から、条例改正にかかわる市の負担額について等の質疑がありましたが、討論はなく、採決の結果、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議案第59号 常陸大宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例では、改正に至る背景について、要綱で実施することについて等の質疑を重ね、討論終結後、採決の結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 以上が本委員会の審査の経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 続いて、経済建設常任委員会委員長、秋山信夫君。     〔経済建設常任委員長 秋山信夫君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(秋山信夫君) 経済建設常任委員会での審査経過と結果についてご報告を申し上げます。 経済建設常任委員会は、今定例会において本委員会に付託されました議案を審査するため、3月10日に委員会を開催いたしました。 初めに、議案第18号 くりえーとセンター大宮の設置及び管理に関する条例の審査では、現在の事業内容について質疑がありました。採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第33号から議案第38号までは、指定管理者の指定についての案件であります。それぞれの議案について、主に指定管理者制度の導入に伴う経費節減見込みなどについての質疑があり、その効果を確認したところであります。また、大宮ふれあい農園の指定管理候補者については、管理能力についての質疑があり、執行部からは、許可業務と維持管理業務などを行うものであり、管理能力に問題はないという趣旨の答弁がありました。 いずれの議案も採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上が本委員会の審査の経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 以上で報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。 質疑がありますので、質疑者に申し上げます。委員長報告は審査の経過と結果の報告でありますので、質疑もその範囲を超えないようにお願いいたします。 8番、内田勝廣君。 ◆8番(内田勝廣君) 委員長に対します質問をいたします。 議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例に対する委員会質疑内容を委員長にお聞きいたします。 ただいま委員長より、この件につきまして、一部保険税が当然上がるという反対意見が出たということと、公平、平等から見て、当然であるという賛成意見が出たというお話はただいま伺ったところでありますけれども、以前、NHKスペシャル等国民健康保険制度の行き詰まりについて問題を提起した内容を拝見いたしましたけれども、全国の国民健康保険につきましては、地方自治体が財源不足による制度の実態の問題点を挙げております。 そもそも国民健康保険制度というのは、農林水産業や自営業者などを対象にした、地域住民を対象にした医療保険制度であります。近年の経済状況と相まって、低所得者の割合がふえている状況が財政の悪化につながりまして、税制度の改正、廃止が拍車をかけ、高い保険料への改正につながり、滞納者もふえているという状況になっております。 今回のこの条例の廃止につきましては、合併の特例としての経過措置でありますので、常陸大宮市としての統一に向けた動き、市民の平等、公平性に向けた対応は十分に理解できるところであります。しかし、この4町村は過疎地域の指定を受けまして、地域的にも少子化、高齢化が激しく推移している地域でありまして、後継者の問題等も含め経済的にも恵まれている地域とは言えません。 この点につきましても、委員会でも十分にご理解の上、審議に当たったものと思います。新市になる以前から、保険税は生活基盤と比例して低く抑えられておりました地域でありますので、今回の定例議会には廃案のみの条例だけが提出されており、生活文教常任委員会に審議が付託されたところでありますけれども、この廃止条例が通りますと、意見がありましたように、次年度からは旧大宮町の条例が全面に出まして、必然的に値上げ法案となってしまいます。市民にもかかわる重要な国民保険制度についてでありますので、委員会審議の中で出ました内容について、改めて委員長にお聞きしたいと思います。 1つ目の委員長質問といたしまして、この廃止条例は旧4町村の市民にとって大きな負担となりますけれども、旧4町村の市民にとって負担になる数値はどのくらいになるのか、委員会審議の中で審査された数値はどのような内容が出されたのか、ご説明をお願いをいたします。 2つ目の委員長質問ですけれども、この過疎地域の住民からは生活基盤に係る要件がすべて上がってくるし、これ以上の値上げはやめてほしいというような悲痛な声が出ております。この廃止条例が可決された場合の旧4町村の市民に対する影響の点について、各委員から出た意見はどのような意見が出ましたのでしょうか、お聞きいたします。 3つ目に、財政面から見て、委員会の審議の中で一般会計からの繰入金が当然入っていると思うんですけれども、税の投入金額についての意見は出たのでしょうか、どのくらいの金額が国民健康保険に補てんされているのか、具体的な数値などの各委員の質問は出たのでしょうか、その辺についてもお聞きいたしたいと思います。 4つ目の委員長質問ですけれども、市民に国民健康保険税の負担をできるだけ少なくするために、委員の中から意見として、旧5町村の平均を図る必要性や、今後の条例改正案の必要性などの市民に向けた前向きな意見は委員から出されたのでしょうか。 以上、4つの項目について、委員会審査の状況の中で、各委員から出ました意見の内容について委員長にお聞きをいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(駒田強君) 答弁を求めます。 生活文教常任委員会委員長木村久美子君。
    生活文教常任委員長木村久美子君) ただいま4点について、内田議員よりお尋ねがございました。 それらについてでございますが、私、先ほど議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例で、委員長報告として、質疑等はなくと報告いたしておりますので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(駒田強君) ほかに質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 以上で委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより順次、討論、採決を行います。 初めに、議案第15号 常陸大宮市後期高齢者医療に関する条例については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 議案第15号 後期高齢者医療に関する条例について、反対の立場から討論したいと思います。 今回提出された議案第15号の後期高齢者医療に関する条例は、高齢者の医療確保に関する法律に基づき、平成20年度から後期高齢者医療制度を施行することに伴い、本市が行う後期高齢者医療の事務等を定めようとする条例の提案のようであります。 しかし、この後期高齢者医療制度は高齢者はもとより、国民の多数の方々から厳しい批判の声が上がっている高齢者いじめの制度であります。この制度の内容は、2006年に自民、公明両党が強行した医療改革法で導入が決められました。75歳以上の高齢者は、それまで加入していた国保や健保などを脱退させられ、後期高齢者だけの医療保険に組み入れられます。現行制度との違いの一つは、年金額が1万5,000円以上の人は介護保険料と合わせて年金から保険料を天引きされます。新制度では家族に扶養されている低所得の人を含めて、すべての高齢者から保険料を取り立てようというのです。 もう一つ大きな問題は、後期高齢者の医療を制限しようとしていることです。この後期高齢者医療制度は75歳以上の人を他の医療保険から切り離し、保険料の取り立ては強化しながら、医療内容に格差をつけることをねらったものであります。以下、反対の理由を挙げたいと思います。 第1の理由は、高齢者の所得と比べて、高い保険料を年金から天引きするということであります。1人当たり平均が6万9,355円、平均的な厚生年金が208万円の高齢者の保険料は7万9,262円であります。 第2の理由は、無収入でも生活保護基準以下の収入でも保険料が徴収されます。年金収入が月1万5,000円以下の人は市内で105人いるとされて、これらの高齢者からも年1万1,200円の保険料が徴収されます。共産党は、市に対しこれらの低所得者に減免制度を設けるよう一般質問で質問しましたけれども、市長はこれを拒否しました。 第3の理由は、保険料は高齢者本人の収入で算定されるのではなく、世帯主の収入で決められるため、息子が世帯主で収入があるときは均等割の減免がなく、無収入でも均等割全額3万7,400円の保険料となります。 第4の理由は、保険料の中で均等割が占める割合は54%であり、所得の少ない高齢者ほど保険料が重いものであります。 第5の理由は、扶養家族である高齢者は、これまでの保険料の負担はありませんでしたけれども、この4月から一部凍結で保険料の負担は軽減されますが、2年後には軽減がなくなります。 第6の理由は、保険料を滞納したら保険証を取り上げ、資格証明書の発行となり、受診率は極端に下がることになります。 第7の理由は、保険料は2年ごとに見直しになり、高齢者の人口がふえるごとに値上げとなります。さらに、高齢者の医療費がふえるごとに保険料がさらに値上げになる仕組みになっており、長生きすることにあたかも罰則を与える内容であります。市内のある方から数日前、電話がありましたが、「高齢者は早く死ねということですね」と、この制度への批判の電話でありました。 第8の理由は、後期高齢者医療制度の実施とあわせて、高齢者の診療報酬が別建てになり差別診療が行われることであります。2月13日の中央社会保険医療協議会、すわなち中医協で厚生労働大臣に答申が出されました。この答申では、高齢者の診療は75歳以上の心身の特性等を考えるとされ、外来、入院、在宅、終末期の各分野で75歳以上の医療を差別、制限する別建てする改定が盛り込まれました。これにより高齢者は現在受けている医療が受けられなくなり、粗末な診療となり、病院追い出しが一層行われ、診療難民を生み出すことにもなりかねません。高齢者の差別医療には反対です。 第9の理由は、後期高齢者医療制度が75歳以上を後期高齢者と決めつけ、国保や健康保険から追い出し、保険料の値上げを認めるのか、それが嫌なら医療費の制限を求めるのか、高齢者に迫る制度となることであります。この75歳以上の高齢者を差別するような制度をつくっている国は世界では日本だけと、こういうことが明らかとなっております。 これまで述べたように、余りにも高齢者に冷たい欠陥だらけの制度であり、高齢者からは国の今回のやり方は絶対に認められないと、極めて強い反対の意見が寄せられております。この制度に反対する署名は全国で500万人を超え、全国の地方議会の意見書は3割近い530以上の自治体で可決をされております。この制度は保険料を高齢者に公平に負担してもらうどころか、負担能力に耐えられないほどの保険料を課す制度であること、75歳以上の高齢者を差別する最悪の医療制度であります。この後期高齢者医療制度は中止した上、全面見直しを求めるものであります。 以上で、議案第15号 常陸大宮市後期高齢者医療に関する条例についての反対の討論を終わりたいと思います。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 22番、冨山修三君。     〔22番 冨山修三君登壇〕 ◆22番(冨山修三君) 議案第15号 常陸大宮市後期高齢者医療に関する条例について、本条例の制定に賛成する立場で討論を行います。 昭和48年から国の施策として70歳以上及び寝たきりの状態にある方に対して、医療保険の自己負担分を国と地方公共団体の公費を財源として支給する老人医療費支給制度が実施されております。疾病リスクの高い高齢者の老人医療費については、国民全体で平均に負担するという基本理念のもとに創設された制度であり、国保及び被用者保険の負担の公平性及び医療費保険制度の安定性の確保に役割を果たしてきました。 このような中、平成18年6月に抜本的な医療制度改革が行われ、本年4月にはこの改革の最大の柱である75歳以上の方々等を対象とした独自の医療費制度として、後期高齢者医療費制度が施行されることになっております。本条例は制度施行により、4月1日から茨城県後期高齢者医療広域連合の業務が開始するに当たり整備するものでございます。 つきましては、この医療制度の事業が円滑に推移するためには必要な条例でありますので、本案に賛成するものです。議員各位のご賛同をお願い申し上げます。賛成討論を終わります。 以上でございます。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第16号 常陸大宮市放課後児童クラブ条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第17号 常陸大宮市職員の特殊勤務手当に関する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第18号 くりえーとセンター大宮の設置及び管理に関する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第19号 常陸大宮市立学校設置条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第20号 常陸大宮市情報公開条例及び常陸大宮市個人情報保護条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第21号 常陸大宮市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第22号 常陸大宮市職員定数条例の一部を改正する条例については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第22号 常陸大宮市職員定数条例の一部を改正する条例に反対する討論を行います。 この職員定数削減の中には、学校給食の自校方式の廃止と大宮給食センターの調理業務の民間委託による定数減が含まれています。現在、大宮給食センターでつくられるおかずなど副食の調理は直営で行っています。栄養士や調理員など、各関係者が子供たちに安全でおいしい給食を食べさせたいという一念で連携、協力して努力をしています。これが調理業務の民間委託となると、法律により栄養士は調理現場には入れず、調理員に直接指示、指導することはできません。これで現在のような連携、協力ができるのでしょうか。調理業務の民間委託という体制は、子供たちの健康と命を預かる給食にふさわしくありません。経済効率だけで学校給食を民間に委託させるのはやめるべきと考えます。 以上の理由から同条例に反対するものです。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 7番、高村和郎君。     〔7番 高村和郎君登壇〕 ◆7番(高村和郎君) 7番議員の高村和郎です。 私は、議案第22号 常陸大宮市職員定数条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論をいたします。 職員の定数については、地方自治法を初め関係法律等の定めにより条例で定めることになっております。改正前の条例においても、議会または市長部局の執行機関ごとに定数が定められており、総職員定数は645名となっております。これに対し平成20年4月1日現在の職員数は605名となり、実数と定数の間に乖離が生じるため、実態に合わせた改正が必要になると思われます。 また、合併後3年が経過し、行政需要に的確に対応できる組織体制とするため、組織機構改革を行うに当たり、職員の配置の見直しや監査機能の充実のための職員配置など、現行条例では対応できないことから、議案第22号 常陸大宮市職員定数条例の一部を改正する条例に賛成するものです。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第23号 常陸大宮市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第24号 常陸大宮市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第25号 常陸大宮市行政改革審議委員会条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第26号 常陸大宮市手数料徴収条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第27号 常陸大宮市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第28号 常陸大宮市医療福祉費支給に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第29号 常陸大宮市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第30号 常陸大宮市立学校給食センターの設置、管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告がありますので討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第30号 常陸大宮市立学校給食センターの設置、管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例に反対する討論を行います。 現在、美和地域の小・中学校と幼稚園、緒川地域の小・中学校、御前山地域の伊勢畑小と長倉小の9カ所で実施されている自校で調理する給食方式を廃止する条例ですが、給食を食べる子供たちと調理をする人の顔が見える自校方式は、食育が重視されている今日、学校給食の本来の姿ではないでしょうか。子供たちのために自校方式の学校給食を存続し、全市に広げていくことこそ求められていると考えるものです。また、今回の計画は学校や保護者に何の相談もなく一方的に決められました。このような市の姿勢は大きな問題です。この点も指摘いたしまして、反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 9番、野上台一君。     〔9番 野上台一君登壇〕 ◆9番(野上台一君) 9番議員の野上台一でございます。 議案第30号 常陸大宮市立学校給食センターの設置、管理及び職員に関する条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論を行います。 これは常陸大宮市立学校給食センターの名称を統一すること及び常陸大宮市立美和学校給食センターを設置することに伴い、市立学校給食センターの設置、管理及び職員に関する条例の一部を改正する必要が生じたため提案されたものですが、次のような理由により議案に賛成いたします。 単独調理場を廃止して、各給食センターより各学校へ給食を届ける体制に変更することですが、今日の社会は少子化が一段と加速し、当市においても、現在、小学校19校のうち5校が複式学級であります。さらに、平成25年度までには児童・生徒が約15%減少することが見込まれております。また、市内の3カ所の給食センターと9つの単独調理場のうち、10施設が建築年数20年以上経過をしており、設備、機器とも旧式であり、文部科学省の学校給食衛生管理の基準から見ると改善すべき箇所もあります。共同調理場においても、心を込めた温かいおいしい給食は十分にできますし、大宮給食センターにおいては、旧大宮町のときより30年以上も実施している実績があり、何ら問題はないと思われます。 配送面においても、近年、保温容器等は大変すぐれたものが出てきており、さほど影響はないものと思います。また、調理場の衛生管理の面、安全性、食材の一括購入、地産地消等、より安全・安心な給食を市内の全児童・生徒に享受することは大切なことであります。そして、総体的に考慮しても共同調理場は単独調理場よりすぐれているものと考えられます。 以上のような理由により、議案第30号の賛成討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例については、討論の通告がありますので討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 共産党市議団を代表しまして、議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例に反対の立場から討論をしたいと思います。 この議案の内容は、山方町、美和村、緒川村、御前山村の編入に伴い、国民健康保険税の課税額及び介護納付金の率と額を旧大宮町の課税の水準に合わせようと、平成18年度から2年連続で改定してきましたが、平成20年度でこれを旧大宮町の水準の国民健康保険税の課税額及び介護納付金の率と額に合わせて一本化しようという内容であると思います。 以下、反対理由を3点ほど挙げたいと思います。 第1点目ですけれども、3年連続して値上げ、旧大宮町の水準に合わせるということは筋が通らず、合併協定書でも協定していないという点であります。国保税の税率については、合併協定書のいわゆる20番目で、新市において健全で円滑なる国民健康保険事業の運営が図られるよう税率を調整し、早い時期に統一する、このように協定しております。この条文で明らかなように、どこにも旧大宮町の税率に合わせて改定するという協定はしていないのであります。 問題は、今回の改定が健全で円滑な改定かどうかという点でありますが、これまで連続して住民税等の税負担が引き上げられた上、国保税も2年連続の引き上げで、住民の暮らしは一層厳しくなっている中、これ以上の税率の引き上げを行うことは健全で円滑なる運営どころか、ますます不健全な運営になっていくのではと危惧をするものであります。市は改めて対等合併、編入方式の精神に立脚して、合併協定書の協定の内容に沿って税率を見直すべきであります。 2番目、健全なる運営かどうかという点で問題点があろうと思います。 その点で言うならば、税の滞納があるかどうかが挙げられると思います。市の滞納の状況を調べてみましたら、平成20年1月末現在で、滞納総額が何と4億3,717万5,000円にも上っているのであります。これで健全な運営と言えるでしょうか。このうち大宮地域が3億2,194万1,000円、73.6%を占めております。山方、3,651万8,000円、美和、1,718万1,000円、緒川、1,540万6,000円、御前山、1,494万円、その他の地域もありますけれども、いずれにしてもこういう状況であります。これは税が高いために払えない方が多くなってきているのではないでしょうか。その点では、私が昨年の3月議会の討論の中で指摘したことが現実になってあらわれてきていると、このように考えるのであります。 第3点目は、編入された町村の税率、税額を3年も連続して引き上げをし、高い税率にするのは認められないという点であります。 ちなみに3年前との比較で緒川の例で言うならば、所得割では1%引き上げて7%に、均等割は5,000円引き上げて1万7,000円に、平等割で4,000円引き上げて2万円となり、所得の低い方にとっては大変な負担増になるのであります。資産割は逆に10%下げて30%になります。私はこの引き上げが後期高齢者医療保険料の新設と合わさっている世帯では、なおさら負担額がふえ、市へ納入するのが困難になるのではないかと危惧するものであります。 以上で、議案第31号 山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例に、反対の立場からの討論を終わりたいと思います。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 24番、仲田好一君。     〔24番 仲田好一君登壇〕 ◆24番(仲田好一君) 24番、仲田好一です。 議案第31号、本条例案に対しまして賛成の立場から討論を行います。 本議案は、国民健康保険の賦課に関し、町村合併に伴う地域別の特例措置を廃止するため、山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止するものです。合併協議の決定方針に基づき、3年間で大宮町に統一するものでございます。来年度が最終年度となっております。こうしたことから、今回の条例改正につきましては、合併協議に伴う方針が適切に履行、推進され、市として完全に統一されることが望ましいものと確信をするものでございます。 なお、国保運営につきましては、医療費の増嵩や景気の低迷による低所得者層の増加等、厳しい状況が今後も予想されるため、予防医療など健全な財政運営に一層意を尽くす必要があります。また、国保税の徴収率を見ますと、平成18年度決算におきましては、調定額に対し77%であるなど収納率が低下をしております。また、収入未済についても増加している現状であります。こうしたことから、滞納整理の徹底を図り、収納率の向上及び税の公正性、公平性の観点から、全庁一丸となって取り組む必要があります。 以上の点を強く要望し、山方町、美和村、緒川村及び御前山村の編入に伴う常陸大宮市国民健康保険税条例の適用の経過措置に関する条例を廃止する条例に対する賛成討論といたします。 以上です。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第33号 指定管理者の指定については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第34号 指定管理者の指定については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 10分間休憩いたします。 △休憩 午前10時57分 △再開 午前11時10分 ○議長(駒田強君) 休憩前に引き続き再開いたします。 議案第35号 指定管理者の指定については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 日本共産党市議団を代表して、議案第35号 指定管理者の指定についての議案に反対する討論をしたいと思います。 この議案は、大宮自然公園、宇留野公園、宮の郷公園、野中公園、姥賀公園、やすらぎの森公園、三浦杉公園、百観音自然公園の8つの公園の管理を、平成20年4月1日から23年3月31日まで、水戸市白梅2丁目4番6号の茨城県造園業協同組合に行わせようとする内容であろうと思います。 以下、4点ほど反対の理由を申し上げたいと思います。 第1点目は、対象施設を一括して管理をさせることについては、地域が点在しており適当ではないというふうに考えます。また、遠くの地域に住所のある管理業者では、小回りがきかず管理に支障を来すことがないか心配であります。 2点目、候補者の選定についても一括して8カ所の管理をする内容にしてあるため、大きな業者でなければ管理が難しくなり、結果的に大手の業者を選定する結果となってしまったのではないでしょうか。対象施設を分割して地元の方も候補に参加させるなど、市民に親しまれる施設にしていくことこそ、地域の活性化と地域の文化財を地域の住民が守り、発展させていくということが大切であろうと思うのであります。また、出された資料では、この造園業協同組合の従業員数も明らかにされていない状況であります。 3番目、市内にある施設の管理を選定するのであるから、少なくとも市内の業者を選定すべきであります。そうすることが雇用の拡大という点からも、地域の活性化につながることは明らかであろうと考えます。 4点目、選定の方法の中で、その管理にかかわる経費の縮減が図られるものであるとしておりますが、余り期待ができないというふうに考えるものであります。また、わずかの経費節減ができるということで、市内の業者等を指定管理者にしないで、遠い地域の業者に管理をさせるというのは理解ができないところであります。 以上、反対の理由を申し上げ、反対の討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 8番、内田勝廣君。     〔8番 内田勝廣君登壇〕 ◆8番(内田勝廣君) 8番、内田勝廣です。 議案第35号 指定管理者の指定について、賛成の立場で討論をいたします。 指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称といたしまして、大宮自然公園、宇留野公園、宮の郷公園、野中公園、姥賀公園、やすらぎの森公園、三浦杉公園、百観音自然公園、指定管理者とする団体の名称は茨城県造園業協同組合であります。期間が平成20年4月1日から平成23年3月31日まで。 この8つの指定管理施設は常駐の管理者がおらず、市が業者に委託、整備して管理していた公園であります。指定管理者制度による申請は2社の申し込みがあり、指定管理候補者選定委員会の審査の結果、この茨城県造園業協同組合が指定管理者として選定されたものであります。申し込みをしたもう1社は市内の業者であります。 19年度予算ベースで、8公園合わせて1,172万円の公園の維持管理費が計上されておりますが、指定管理金額を123万円削減できる見込みでありまして、指定管理の目的である経費の削減の点で大いに成果があると考えるものであります。 今後の課題としては、全く収入源がない、さらに管理者がいない公園の指定管理については3つのところがあり、試行錯誤を通して財産として管理のあり方、必要性も含め研究、調査をし、改革推進していかなければならないと考えます。 結論として、課題は残るものの、指定管理制度の主たる目的は達成されるものと考え、賛成すべきものであります。議員各位の賛同をお願いを申し上げます。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第36号 指定管理者の指定については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第37号 指定管理者の指定については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 常陸大宮市ふれあい農園の指定管理者として、水戸市にある常陽メンテナンス株式会社に指定する議案第37号でありますが、市外の業者に指定することには反対するものです。 簡単でありますが、日本共産党市議団を代表して反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 8番、内田勝廣君。     〔8番 内田勝廣君登壇〕 ◆8番(内田勝廣君) 8番、内田勝廣です。 議案第37号 指定管理者の指定について、賛成の立場で討論をいたします。 指定管理者に管理を行わせようとする公の施設の名称といたしまして、常陸大宮市大宮ふれあい農園であります。指定管理者とする団体の名称は常陽メンテナンス株式会社であります。指定期間は平成20年4月1日から平成23年3月31日までであります。 このふれあい農園の施設は、86の農園区画に農機具倉庫、交流広場、水辺公園があり、敷地面積は3万3,640平方メートルであります。農園面積は3,340平方メートルであります。この農園は利用者が家族ぐるみで土に親しみ、野菜や花を育て、自然と触れ合いながら収穫の喜びを得るとともに、都市と農村の交流を行い、地域農業の振興に資することを目的としております。 申し込み業者は1社で、ほかにはありませんでした。この常陽メンテナンス株式会社は営業項目が多岐にわたっており、20種に及ぶ営業目的を掲げており、その中に公共施設、ビル、事務所等の防犯、防災に関する警備の請負、造園業、造園工事、樹木、花壇管理なども含まれております。指定管理候補者選定委員会の審査の結果、ほかに申し込みがなく、この常陽メンテナンス株式会社に2月19日に決定いたしました。 19年度維持管理費が238万8,000円かかりましたが、指定管理金額219万円で19万8,000円の削減としました。指定管理の受け付けについては慎重に配慮したものの、市内業者、市内団体及び業者の申し込みはありませんでした。長期的維持管理、財産管理についても課題が残る部分もありますけれども、指定管理の主たる目的は達成されると考え、本案に賛成するものであります。 議員各位のご賛同をお願いいたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第38号 指定管理者の指定については討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第53号 核兵器廃絶平和都市宣言については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第54号 環境にやさしいまち宣言については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第55号 福祉と健康のまち宣言については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第56号 覚せい剤等薬物乱用のないまち宣言については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第57号 租税完納推進のまち宣言については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第57号 租税完納推進のまち宣言について反対する討論を行います。 今、貧困と格差拡大が進み、労働者、高齢者、障害者、農民、中小業者などあらゆる層の暮らしと営業が不安と危機に見舞われています。大企業は昨年度、バブル期の1.7倍に当たる33兆円の利益を上げ、今年度も大幅に利益を伸ばしています。ところが、政府自身が好調な企業業績が家計に波及しないと認めたように、大企業が利益を上げれば、いずれはめぐりめぐって家計にも及ぶという政府の経済成長シナリオは完全に破綻しています。政府与党が強行してきた構造改革路線は、大企業の競争力を強くすれば日本経済も強くなるとして、財界、大企業をとことん応援する一方で、国民には容赦なく増税や社会保障の負担増と給付削減を押しつけるものです。 その結果、日本経済は国民の所得と消費が伸びず内需が低迷し続けています。しかも投機資金による原油高、穀物高による生活必需品の値上がりやコスト高が、国民の生活と中小企業、農業などの経営をさらに圧迫しています。 このような時期に、あえて議会として租税完納推進のまち宣言をする必要はないと考えるものです。合併前の町村で同様の宣言を行っていたのは1地域のみでした。 以上で反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 4番、川上 博君。     〔4番 川上 博君登壇〕 ◆4番(川上博君) 4番議員の川上です。 私は、今定例会に上程された議案第57号 租税完納推進のまち宣言の原案について、賛成の立場から討論を行います。 まず、これから次の2点について申し上げたいと思います。 1つ目は、納税は国民の三大義務であり、日本国憲法第30条に条文化されていることは、私の口から口幅ったく申し上げるまでもありません。このことは地方自治体の財源の確保にとどまらず、国家体系の根幹をなすものです。 2つ目にイギリスの経済学者で国富論を書いたアダム・スミスが租税4原則の学説を唱えております。その1つに公平性の原則があります。ついでに申し上げますが、ほかには明確性の原則、便宜性の原則、徴税費最小の原則です。この原則は納税能力に応じ公平に税の負担を課することですが、この学説は18世紀中ごろに打ち立てられましたが、その考え方は現在も脈々と生かされております。現在、日本の国民負担率は約40%で上昇の一途をたどっておりますが、先進国として社会保障制度の充実に必要な財政力の基盤になります。ただ、使われ方に監視や監査のあり方が未熟なため、納税者の不満が生じていることは否めない事実です。しかし、今回は入る方と出る方を混同せず、分離して議論すべきものと考えます。 平成19年度の資料によると、県内44市町村の中で表現方法は異なっているが、納税推進のたぐいの都市宣言を実施している市町村は既に12あります。したがって、納税意識の高揚と完納推進を促すこのまち宣言は当然のことであり、何ら反対の理由を見出すことはできません。 よって、私は、議案第57号 租税完納推進のまち宣言に賛成の意思を表明します。議員各位のご理解とご賛同を賜りますようお願いを申し上げ、討論を終わります。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第58号 ゆとりある安心・快適なまち宣言については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第59号 常陸大宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 日本共産党市議団を代表して、議案第59号 常陸大宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例に、反対の立場から討論に参加したいと思います。 この条例の改正の主な点は、1、第5条、保険医療機関または保険薬局について、療養の給付を受ける被保険者は、その給付を受ける際、次の各号の区分に従い、当該各号に掲げる割合に乗じて得た額を一部負担金として、当該保険医療機関または保険薬局に支払わなければならない。第3号中の10分の1だったものを10分に2に改めること。2、第7条に前項の規定にかかわらず、葬祭費の支給は同一の死亡につき健康保険法、船員保険法、国家公務員共済組合法、地方公務員等共済組合法または高齢者の医療の確保に関する法律の規定によって、これに相当する給付を受けることができる場合には行わないを1項加えること。3、第9条第1項中、「本市は」の次に「法律第72条の5に規定する特定健康診査等を行うものとするほか、これらの事業以外の事業であって」を加え、同項中第4号から第7号までを削り、第8号を第4号とする。この条例は平成20年4月1日から施行するというような内容だろうと思います。 内容は、平成18年医療制度改革において、現役世代と高齢者世代との負担の公平性を確保するため、高齢者にも応分の負担を求める必要があるという観点から、保険者または被扶養者、70歳から74歳である者が受けた療養にかかわる一部負担金の割合について、平成20年4月1日以降、1割から2割に見直すという内容であり、高齢者の現在の苦しい生活実態を考えた場合、到底高齢者の負担に耐えない大幅な一部負担金の負担割合の変更であると思います。 政府は、現役世代と高齢者世代の公平性を確保するためと言いますが、これまで政府の医療制度に対する負担割合を次々と削減し、医療制度を改悪し、現役世代の負担割合を1割から2割、3割と引き上げてきたために、高齢者世代との負担割合の格差が生まれたのではありませんか。負担の公平を確保するため、高齢者に応分の負担を求めたいという理屈は成り立たないと考えます。税負担の公平性を言うのであれば、今までかつてないような高い利益を上げている大企業には大幅な減税をしながら、庶民には住民税、消費税の引き上げ等で増税を行ってきている不公平な税制を改め、現役世代と高齢者世代の医療費の負担のバランスをとるための措置の財源を確保すべきであり、高齢者に新たな負担増を強いること、この条例の改正には反対であります。 また、後期高齢者医療制度の保険料の一部繰り延べと同じようなやり方で、1年間に限って削減するようでありますけれども、これは被保険者の批判をかわそうとするこそくな行政の進め方であると指摘しておきたいと思います。この国民健康保険条例の改正で高齢者の理解を求めるなら、しっかりと説明責任を果たし、その上で条例を提出すべきであろうと考えるものであります。 以上、簡単でありますが、反対の討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 10番、堀江武久君。     〔10番 堀江武久君登壇〕 ◆10番(堀江武久君) 10番議員の堀江武久です。 議案第59号 常陸大宮市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、私は原案に賛成の討論を行います。 ふえ続ける高齢者の医療費にかんがみ、平成18年の医療制度改革によって医療保険法の見直しが行われ、その一環としての改正が現役世代と高齢者世代との公平性を確保するため、高齢者にも応分の負担を求める必要があるとの観点から、現役並みの所得者を除き、一定の年齢の高齢者が受けた療養に係る一部負担金の負担割合の見直しが今回の改正の主なものであると思われます。 この改正に当たっては、高齢者医療費のふえる中で、現状の高齢者が置かれている状況に配慮し、一部負担金の軽減特例措置が図られ、1年間は従来どおりの負担割合とするなど、その円滑な施行を行うための施策が講じられており、医療保険制度の長期安定的な運営と制度の堅持をする措置がとられております。国民健康保険事業は受益者負担の原則のもと、特別会計という枠組みの中で運営されており、本市においても引き続く高齢化社会のもとで医療費の増嵩が見込まれ、厳しい財政の中で市民の健康増進を図っていかなければならないわけであります。 よって、本案はやむを得ない措置であり、私は原案に賛成し討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第1号~議案第14号について委員会審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(駒田強君) 日程第2、議案第1号から議案第14号までを一括議題とし、審査結果について各常任委員長の報告を求めます。 初めに、総務常任委員会委員長、淀川茂樹君。     〔総務常任委員長 淀川茂樹君登壇〕 ◆総務常任委員長(淀川茂樹君) 総務常任委員会に付託されました予算2件についての審査経緯と結果についてご報告申し上げます。 議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算の歳入のうち市税を除く歳入、歳出のうち議会費、総務費のうち総務部に関する事項、消防費のうち消防本部に関する事項、公債費、諸支出金のうち総務部に関する事項、予備費についての主な質疑としては、次のとおりです。 システム一元化構築委託料でシステム導入における費用対効果について質疑があり、データ作成料、研修費及び保守点検料で1億1,700万円余りで、その後平成25年まで1億円近い経費を見込んでいるが、組織や所管経費の拡大に現行システムでは対応が困難なため、これらを解決して市民サービスの向上、電子自治体の対策強化に努めていきたいとの答弁がありました。 また、消防費関係では、防火水槽の充足率と次年度以降の新設設置計画についての質疑に対し、消防署員の地域水利調査に基づき予算を立てており、管内面積が広いことや集落が散在していることなどから、まだまだ不足している場所があり、年に10基程度つくっていかないと対応できないとの答弁がありました。 質疑終了後、採決の結果、討論はなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第11号 平成20年度那珂地方公平委員会特別会計予算については、特に質疑、討論はなく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上です。 ○議長(駒田強君) 続いて、生活文教常任委員会委員長木村久美子君。     〔生活文教常任委員長 木村久美子君登壇〕 ◆生活文教常任委員長木村久美子君) 生活文教常任委員会の報告を申し上げます。 今定例会において付託されました予算に関する議案2件を審査するため、3月10日に関係部長、課長の出席を求め委員会を開催いたしました。審査の過程において、特に論議されました事項等の概要と結果について申し上げます。 議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算、歳入のうち市税、歳出のうち総務費のうち市民部及び教育委員会に関する事項、民生費、衛生費、消防費のうち市民部に関する事項、教育費では、小学校の便所改修について質疑あり、年次計画により和式トイレを洋式化に変更していくものであり、16基予定しているとの答弁があり、図書の充足率の質疑では、充足率が達していないところについては基本額への上乗せ、また学級数増に対しても上乗せするとの答弁がありました。また、国民文化祭についての質疑に対し、事業費の80%は国・県からの補助金であるが、単独事業もあるので、市の負担割合は約34%である旨の答弁がありました。 さらに、滞納整理に対する質疑には、収納対策本部設置に向け内部調整をしているところであり、横断的な滞納整理を進めていくとの答弁がありました。 そのほか(仮称)御前山小学校建設について、送迎バス運転業務委託について、住民基本台帳ネットワークシステムについて等々、種々質疑応答を重ね、質疑終結後の討論では、給食センター調理業務の民間委託は問題であり、中学生の海外派遣事業は廃止すべきとの反対討論と適正な予算であるとの賛成討論があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第5号 平成20年度常陸大宮市公営墓地特別会計予算では、現在、石沢霊園に47基のあきがある中での公営墓地建設委員報酬についての質疑に対し、検討委員会を立ち上げ、あきについての検討、候補地の検討をしていくとの答弁がありました。採決の結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 以上で報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 続いて、保健福祉常任委員会委員長、掛札行雄君。     〔保健福祉常任委員長 掛札行雄君登壇〕 ◆保健福祉常任委員長(掛札行雄君) 保健福祉常任委員会は、今定例会において付託されました予算に関する議案5件を審査するため、3月12日に委員会を開催いたしました。委員会での審査経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、議案第1号 一般会計予算、歳出のうち保健福祉部に関する事項でありますが、委員から、福祉見舞金の在宅と入所者との関係について質疑があり、執行部から、在宅・入所関係なく交付するとの答弁がありました。そのほか前年度対比の増減の理由、負担金、委託費の妥当性について、種々質疑応答を重ね、討論終結後の採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号 国保特別会計予算についてでありますが、委員から特定健診の概要と効果について質疑があり、執行部からは、慢性疾患等の早期発見を図り、医療費の削減が期待されるとの答弁がありました。その他、合併後の滞納状況、美和診療所の建てかえについて等の質疑があり、種々質疑応答を重ねました。討論終結後、採決した結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号 老人保健特別会計予算についてでありますが、後期高齢者医療制度開始後の老人保健特別会計との関係について質疑がありましたが、採決では、全員異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号 介護保険特別会計予算でありますが、委員から、介護予防計画支援事業委託料の増の理由についての質疑があり、執行部から、来年度から生活機能評価の義務づけがなされたためとの答弁がありました。その他、1号被保険者の保険料の増加について等の質疑があり、討論終結後の採決では、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、後期高齢者医療制度の開始に伴い、今回から新たに設けられた議案第13号 平成20年度常陸大宮市後期高齢者医療特別会計予算についてでありますが、後期高齢者医療保険料の算出基礎についての質疑がありました。討論終結後、採決した結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会の審査の経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 続いて、経済建設常任委員会委員長、秋山信夫君。     〔経済建設常任委員長 秋山信夫君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(秋山信夫君) 経済建設常任委員会での審査経過と結果についてご報告を申し上げます。 まず、議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算、歳出のうち衛生費のうち上下水道部に関する事項、労働費、農林水産業費、商工費、土木費、災害復旧費、諸支出金のうち建設部に関する事項及び債務負担行為についての審査では、観光費の中、山方自然生態観察施設淡水魚館について、経費削減のため管理体制について見直すことはできないのかという質疑があり、執行部からは、今後検討をしたいという答弁がありました。 そのほか道路維持補修経費について、市営住宅の修繕費についてなど、それぞれ質疑応答がありましたことを申し上げておきます。採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 次に、議案第4号、議案第6号、議案第8号、議案第9号、議案第10号、議案第12号の特別会計予算について、主な内容を申し上げます。 議案第8号 平成20年度常陸大宮市簡易水道事業特別会計予算についての審査では、使用料の滞納分の対応について質疑があり、執行部からは、毎月滞納整理を実施し成果が出ている。引き続き精力的に実施したいとの答弁がありました。 議案第9号 平成20年度常陸大宮市宅地造成事業特別会計予算の審査では、分譲のためのPRがさらに必要ではないかとの質疑があり、執行部からは、検討した中で広くPRをしていきたいとの答弁がありました。 いずれの特別会計予算についても、採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 続いて、議案第14号 平成20年度常陸大宮市上水道事業会計予算についての審査では、修繕費の金額の妥当性について質疑があり、執行部からは、実績により計上しているが、支出を抑えていきたいとの答弁がありました。採決した結果、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定した次第であります。 以上が本委員会の審査の経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 以上で報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(駒田強君) 質疑がないようですので、以上で委員長報告に対する質疑を終結いたします。 これより議案第1号から議案第14号の14件について順次、討論、採決を行います。 初めに、議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 日本共産党市議団を代表して、議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算に反対する討論を行います。 最初に、市長の平成20年度予算編成方針について述べたいと思います。 市長が国の行政の方針やその予算の内容を認識した上で、本市の予算をどう編成していくかという点は施政方針の根幹をなすものであります。その際、さまざまな施策が国ではされていくわけでありますが、大切なのは市が市民の目線に立って、市民が主人公の観点で国政を見きわめること、市民が主人公の観点で、市の予算を編成することであろうと思います。その点で、今回の予算編成の方針で国政の見方について、景気は回復しつつあり、企業収益は改善し、景気は回復が続くと見込まれているというように述べられておりますが、果たしてどうでしょうか。08年度の政府の予算案の前提である08年度予算編成の基本方針は、その冒頭部分で企業部門の好調さが持続し、これが家計に波及し、民間需給中心の経済成長が期待されると述べていますが、07年12月の月例経済報告は企業から家計に波及するという見通しを削除するなど、08年度予算案の大前提である企業から家計へというシナリオが政府自身によって否定されているのであります。 市の平成20年度の予算編成方針では、いわゆる引き続き経済財政運営と構造改革に関する基本方針2006に沿って、地方公務員の人件費、地方単独事業の徹底した見直しを行うこと、地方財政計画の歳出規模を抑制することとしていくことを、そのまま肯定的にとらえた内容となっているようであります。 しかし、その基本方針2006とは小泉内閣が最後の年に決定した、いわゆる骨太方針で2011年度までの構造改革路線を確実に実施するための予算です。しかし、このような行財政の改革では国民の暮らしは決してよくならず、経済政策の軸足を大企業から家計、国民へと転換させていくべきであります。大企業、大資産家優遇課税と軍事費を見直し、歳入でも歳出でも家計を応援する予算に抜本的に改めていくべきであります。 本市の歳入について述べます。 定率減税の廃止など、個人市民税が平成18年度比で4億6,682万円にも上っていること、自衛官募集事務費委託料が13万8,000円増加していること、問題の多い後期高齢者医療制度関係の予算が制度の見直しのないまま計上されております。財産貸付収入については、繰り延べ等が起こらないように、特に注意をして事務の執行に当たる必要があろうと思います。 市の起債、借金でありますけれども、一般会計で21億7,710万円、特別会計を合わせると30億7,100万円にもなると思いますが、最小限の起債にとどめる努力をどうされたのか疑問であります。その他、歳出の部分も含めて、予算に関する算出基礎を示す資料も少なく、全体として十分な審議がなされていないというように考えます。今後はこの点の改善を求めておきたいと思うものであります。 次に、歳出について述べます。 最初、議会費でありますけれども、財政事情が本市は大変厳しい状況になっており、研修旅費は削減をすべきではないかと思います。 次、総務費です。市長交際費は削減をすべきであります。 次に、市内循環交通システム運行委託料については、今後十分検討して無駄のないようにしていくべきであろうと思います。 霞ヶ浦導水事業促進の予算は削減すべきではないかと思います。自衛隊関連の予算は見直すべきです。 1項総務管理費、6目企画費に関して述べておきたいと思います。 昨年の第2回定例会で移動通信用鉄塔施設設置工事4カ所予算、4,280万円が可決されていると思いますが、いまだに工事が始まっていないようであります。美和、山方地域にも携帯の使えない地域がありますので、市としても助成措置をするなど、この携帯の使用できない地域の解消のために特段の努力を注ぐべきではないでしょうか。 次に、民生費について述べます。 国保会計の繰出金については、国保特別会計との関係で増額すべきではないかと思います。 次、後期高齢者医療制度関係の予算が含まれていることを指摘しておきます。 次、障害者福祉関係予算が低いのではないか。1項社会福祉費、9節障害福祉費等であります。 次、子供の医療費の補助については、小学校卒業まで完全無料化にすべきであろうと思います。 次に、高齢者福祉タクシーの事業委託料については、1回当たりの助成額の拡大を図るなど、制度内容の拡充を図るべきであろうと思います。 次、農林水産業費について述べたいと思います。 一般質問でも要望しておきましたけれども、市内の農業の実態がどうなっているのかを把握するための予算措置がなされるべきであったというふうに考えます。 次、買ってもらえる米づくり産地育成支援事業補助金、茨城みどりへの農業機械施設整備事業補助金が皆増のようでありますけれども、大金を投入するのでありますから、十分な効果が上がるように執行に注意をしてかかるよう求めておきたいと思います。 次に、中山間地域等直接支払交付金事業では対象農地の査定が厳しく、また、支払単価も低い状況であります。改善を求めたいと思います。 次、那珂川沿岸農業水利事業基金協会負担金については、事業そのものの効果が疑問視されております。見直しを求めるものであります。2,622万3,000円という大金が予算化されております。 次、農業振興費では、茂木町の堆肥供給事業、東海村での農地保全の事業など、先進地の事例を学び、当市に合った振興策を急いで立ち上げるべきであろうと考えるのであります。農林水産業費では、農業土木費が農林水産業費全体の43.8%にも上ると思いますが、農業土木費中心の予算ではなく、もっと農家の懐が暖まるような予算に変えていくべきであろうと考えるのであります。 次、農産物の直売所の活動を援助するなど地産地消の運動、市としても積極的に推し進める予算にしていただきたいと思います。 次、日本共産党は農業再生プランを発表しましたが、国際的にも需給が逼迫するもとで、自給率の極端に低い麦、大豆、飼料作物などの増産が、今や急務となっております。政府に価格保障制度の復活を求めていくべきであります。 次に、林道費が1億9,000万円挙げられておりますけれども、箇所づけに当たっては、例えばその林道を開設することによって、集落と集落との結びつきがよくなり効果が上がる、あるいは農業の振興につながる等々の要素を入れるなど、効果の上がるものにしていくように、求めたいと思います。 次、土木費について述べたいと思います。 道路新設改良費のバランスを見ると、山方地域が8,865万円、美和地域が1億2,070万円、緒川が1億3,420万円、御前山が1億4,300万円に対して、大宮地域が4億682万円となっており、大宮地域が全体の平成20年度の予算で46.1%を占めているようであります。改良舗装が他の地域に比べておくれているから、そのようなバランスをとったのかもしれませんけれども、この傾向は一昨年18年から同様の傾向であり問題が残るのではないでしょうか。美和、山方地域などでも道路の整備が大変おくれている地域もあると思いますが、いわゆる過疎地域の道路の改良にもっと力を入れていただきたいと考えるのであります。 次に、教育費について述べたいと思います。 学校給食の自校方式をやめ、民間委託の方式を取り入れようとしておりますが、検討不足であり反対であります。 次に、大宮給食センターの調理業務を民間委託をするやり方を改め、再検討すべきであります。 次、中学校の海外研修でありますけれども、これは参加者に枠があるようでありますけれども、義務教育の立場からは問題があろうと考えます。全員の参加ができる内容の研修に改めるようにすべきではないでしょうか。 以上、申し上げましたが、最後に全体として見るならば、日本共産党議員団の平成20年度の要望書の項目が十分反映されているとは言えなかったことを述べまして、議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算に反対する立場からの討論を終わりたいと思います。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 12番、岡崎榮一君。     〔12番 岡崎榮一君登壇〕 ◆12番(岡崎榮一君) 議案第1号 平成20年度常陸大宮市一般会計予算につきまして、私は原案に賛成の立場から討論を行います。 本市の財政状況につきましては、歳入において、法人市民税や固定資産税等の市税収入や、地方再生対策費の創設に伴う地方交付税の伸びが見込める一方で、地方消費税交付金や地方譲与税が減となり、また、道路特定財源の確保が厳しい状況にあるなど、財政環境はいまだに楽観できない状況にあります。 こうした中、各種の国・県補助交付金、並びに合併特例債などの活用により所要の財源を確保し、平成20年度一般会計予算規模は予算総額207億1,000万円、前年度比6%増で、前年度より1億3,000万円の増となっております。 その内訳を見てみますと、まず、歳入のうち主なものを申し上げますと、市税の総額は51億7,426万8,000円、前年度比3.3%の増を計上し、また、地方交付税は71億9,000万円、前年度比2.3%の増を見込んでおります。しかし、一方では、地方消費税交付金は4億1,020万円、前年度比9.8%の減額、また、地方譲与税は3億5,600万円、前年度比5.3%の減額になるなど厳しい状況にある中、国庫支出金は13億6,326万5,000円、前年度比21.0%の増の計上となっており、また、市債におきましては、過疎対策事業債及び合併特例債などにより21億7,710万円、前年度比3.2%増などの活用により所要の財源を確保しております。 次に、歳出におきましては、継続して市内循環交通システム事業、そして(仮称)御前山小学校舎及び屋内運動場の建設、新たに事務事業の高度化、効率化を図るため庁内電算システムの一元化推進事業に着手することになりました。また、オカリナの森整備事業及び移住奨励金や空き家改修費補助金等を創設し、都市部住民の市内への定住促進を図っております。 さらには、市民福祉向上のため、延長保育促進事業や各種特別保育事業に対する補助、新たに大宮小学校放課後児童クラブ室改修工事等、また、引き続き高齢者の生活支援のため配食サービス委託事業、高齢者福祉タクシー事業等など、厳しい財政状況の中におきましても、引き続き事務事業の厳選と経常経費の徹底した見直しを行い、市債発行額を償還元金以内に抑制するなど、行財政改革をしっかりと踏まえながらも、市総合計画の推進をするなど、それぞれの事業は市民生活にとって極めて関連が深い予算を計上してあり、本予算に賛成するものであります。 以上です。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 1時10分まで休憩いたします。 △休憩 午後零時13分 △再開 午後1時10分 ○議長(駒田強君) 休憩前に引き続き再開いたします。 議案第2号 平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第2号 平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計予算のうち、事業勘定に反対する討論を行います。 加入者の多くが収入の少ない国民健康保険は、国の手厚い援助があって初めて成り立つ医療保険です。ところが自民党政府は1984年の法改悪で、国庫負担率を引き下げたのを皮切りに、国の責任を次々と後退させてきました。その結果、国民健康保険税は既に住民の負担能力をはるかに超える額となっています。今年度で旧町村の税率が統一され、町村によっては合併後連続の引き上げになります。医療環境にも違いがあり、住民の足も整わないのだから、不均等課税が許されている合併後5年間という期間を有効に活用すべきとの声も聞かれます。これ以上の国保税の引き上げはすべきではありません。 後期高齢者医療制度に関連して、予算案には後期高齢者支援金が新しく計上されましたが、健診の成績が悪いところには支援金を減らすという罰則ができることは大きな問題です。また、生活習慣病を予防し、医療費の過度の増大を防ぐには、健康診査の受診率を大幅に上げなくてはなりません。そのためには特定健診は無料にすべきと考えます。 以上で反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 2番、吉川美保君。     〔2番 吉川美保君登壇〕 ◆2番(吉川美保君) 2番、吉川美保です。 議案第2号 平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。 事業勘定については、総額51億500万円を計上しております。保険税の公平、適正な賦課徴収を図るとともに、4月から施行される特定健診・特定保健指導や75歳以上の後期高齢者医療制度の開始に対応した内容となっております。 歳出面では、保険給付費が68%を占めています。それに対して歳入においては、保険税や前期高齢者交付金等、そして一般会計からの繰り入れや基金の取り崩しもやむを得ないところです。 診療施設勘定については、美和診療所及び緒川歯科診療所の運営経費で2億1,800万円を計上しています。地域医療の拠点として住民のための医療活動を行うものです。 よって、平成20年度常陸大宮市国民健康保険特別会計予算については、委員長報告のとおり原案に賛成し討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第3号 平成20年度常陸大宮市老人保健特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第4号 平成20年度常陸大宮市公共下水道事業特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第5号 平成20年度常陸大宮市公営墓地特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第6号 平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 26番、堀江鶴治君。     〔26番 堀江鶴治君登壇〕 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党、堀江鶴治です。 日本共産党市議団を代表しまして、議案第6号 平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計予算について、反対の立場から討論したいと思います。 平成20年度の予算総額は、前年度比100万円増の12億3,400万円となっております。そのうち歳入では市債が4億3,280万円で35.1%を占めるなど、大きな借金をしなければ平成20年度の事業が進まないというような財政の状況になっているかと思います。 なぜ、このように多額な借金をしなければ運営ができないのか。その一つの要因に、県の援助、県支出金の割合が大きく削減されていることがあるかと思います。 例えば平成18年度の予算の総額は11億3,400万円で、平成20年度の予算と比べまして1億円少ないわけですが、県の支出金は3億300万円であり、これは当初予算ですけれども、構成比では26.7%を占めておりました。しかし、県の財政運営がまずかった結果、市に助成する県支出金が平成19年度から大幅に削減され、その結果、平成20年度予算に占める県支出金の構成比は11.9%と2分の1以下に後退し、結果的に借金をふやさざるを得ないなど、市の財政負担が大きくなったものというふうに思うわけであります。 市は、この大きな借金の返済に充てるために、平成19年度常陸大宮市農業集落排水事業減債基金をつくり運用している状況と思います。市は市の財政を健全化するために、県の支出金をもとのように増加するよう強く県に対して求めるべきであります。ちなみに平成20年度の農業集落排水事業減債基金の積立金は、昨年度当初予算と比べて2.1倍にもなる2,527万6,000円、これを積み立てるような予算となっているのであります。 また、平成20年度末の借金、ますます返済に充てる公債費を負担する結果、財政の硬直化が進むことになります。市当局は、この財政の実態をよくつかみ、借金の増加を最大限抑えるべく事業の計画を健全化していくべきであります。この事業において、美和、緒川地域では本管は引いたけれども、実際に稼動を始めるには、自宅の敷地内の配管の工事や住宅の改善に多額のお金がかかるということで、加入率がその後余り向上していないようであります。この点についても、市の当局の抜本的な対応策が求められているものというふうに考えるものであります。 最後に、平成20年度の事業がどのような内容のものなのか、具体的な説明資料も添付されておらず、また、今後の計画概要を示す資料も提出されていないことは、市当局の市民に対する予算の説明責任が不十分であることを指摘しておきたいと思います。 また、私は借入金の利率別の残高、これを示す資料の提出を求めております。これは市全体の資料を求めておりますけれども、いまだに提出がありません。早急に提出するように求めておきたいと思います。 以上をもちまして、議案第6号 平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計予算に反対する立場からの討論を終わりたいと思います。 ○議長(駒田強君) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時23分 △再開 午後1時25分 ○議長(駒田強君) 休憩前に引き続き再開いたします。 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 1番、小森敬太郎君。     〔1番 小森敬太郎君登壇〕
    ◆1番(小森敬太郎君) 1番、小森敬太郎です。 私は、議案第6号 平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計予算について、委員長報告のとおり賛成の立場から討論いたします。 今回、提出されました平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会予算は、総額12億3,400万円で、前年度より100万円の増となっております。本年度事業の主なものとしては、継続して実施している岩瀬地区の処理施設工事及び管路工事、そして美和中部地区、小瀬地区の管路工事、さらにこれまでに供用開始をした11処理施設の維持管理業務が主なものであります。本事業により供用開始された地区においては、生活環境の改善、公共用水域の水質保全等が図られております。こうしたことから、現在、工事中の地区においても早期の供用開始が望まれております。 なお、担当課においては供用開始後の接続率の低い地区に対し、各家庭を訪問し接続率の向上に努力しているところであります。 以上、申し上げまして、議案第6号 平成20年度常陸大宮市農業集落排水事業特別会計予算について賛成するものでございます。議員各位のご賛同をお願いし、賛成討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第7号 平成20年度常陸大宮市介護保険特別会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第7号 平成20年度常陸大宮市介護保険特別会計予算に反対する討論を行います。 介護保険法の改悪や障害者自立支援法の強行などにより、利用者に過酷な負担増とサービスの利用制限を強いる一方で、事業所に対する報酬を引き下げてきたことを原因として事業所が経営危機に陥り、賃金カット、正規職員のパート化など労働条件の切り下げを余儀なくされ、深刻な人材不足、閉鎖に追い込まれる事業所も出ており、利用者サービスにも重大な影響を引き起こしています。合併により、地域によっては50%を超える18年度の常陸大宮市の基準額の大幅引き上げは、相次ぐ負担増と相まって、苦しい家計に重い負担となっています。多くの自治体で所得の少ない方の利用料の軽減策が実施されているのに、旧美和村で実施していた独自の利用料軽減措置は、全市に拡大することなく廃止されてしまいました。 だれもが安心できる介護保険制度にするためにも、保険料、利用料に対する市独自の減免制度を設けることは、自治体の責務として必要なことと考えます。この施策のない介護保険特別会計には反対するものです。 以上で反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 10番、堀江武久君。     〔10番 堀江武久君登壇〕 ◆10番(堀江武久君) 10番議員の堀江武久です。 議案第7号 平成20年度常陸大宮市介護保険特別会計予算について、私は原案に賛成の討論を行います。 今や介護保険制度は地域で安心して生活のできる社会制度として、市民生活に定着しております。このような中で平成20年度予算は第3期常陸大宮市介護保険事業計画、老人保健福祉計画の最終年度に当たり、新たに制度化された特定高齢者把握のための生活機能評価業務を含む、介護保険事業計画に沿った介護予防や機能訓練等の地域支援事業を見込んだ総額32億1,000万円が計上され、年々増加する要介護者に対応するとともに、介護保険事業の一層の充実を目指した予算となっており評価できるものであります。 よって、私は委員長報告のとおり原案に賛成し、討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第8号 平成20年度常陸大宮市簡易水道事業特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第9号 平成20年度常陸大宮市宅地造成事業特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第10号 平成20年度常陸大宮市戸別浄化槽整備事業特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第11号 平成20年度那珂地方公平委員会特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第12号 平成20年度常陸大宮市温泉事業特別会計予算については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 お諮りいたします。委員長報告のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。 続いて、議案第13号 平成20年度常陸大宮市後期高齢者医療特別会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 議案第13号 平成20年度常陸大宮市後期高齢者医療特別会計予算に反対する討論を行います。 福田内閣が4月から後期高齢者医療制度の実施を強行していることに怒りと抗議の声が広がっています。中止、撤回、見直しを求める地方自治体の決議は500を超えて、全自治体の3割に迫っています。後期高齢者医療制度は2006年6月に医療構造改革の名で政府与党が強行しました。75歳以上の人を機械的に後期高齢者として、現在の医療保険から追い出し、負担増と治療制限を強いる仕組みに囲い込むという、世界に類のない差別医療制度です。75歳以上の人口比が高まった場合も、後期高齢者の医療給付がふえた場合も、保険料の負担がふえる過酷な制度です。年金が月1万5,000円以上の人から保険料を天引きする強制徴収は、高齢者の暮らしを直接脅かします。天引きなら未納が発生しないという徴収側の一方的発想であり、年金を担保にとるようなやり方はやめるべきです。 石川県で、自治体職員らを前に厚生労働省の担当者は、医療費が際限なく上がっていく痛みを後期高齢者が自分の感覚で感じ取っていただくことにしたと説明しています。いずれ死ぬのだからと、別枠の制度に囲い込んで医療を抑制するとともに、療養病床の大幅削減と機を一にして、終末期の高齢者を病院から追い出し医療費を削減する。余りにも卑劣な高齢者いじめです。 政府の医療費削減の見通しによると、2015年には3兆円、2025年には8兆円で、そのうち後期高齢者分はそれぞれ2兆円、5兆円に達します。この数字を見れば、75歳以上の高齢者をねらい撃ちにしていることは明白です。高齢者だけを切り離して、肩身の狭い思いをさせるような社会、医療を受けることをためらわせるような社会、日本をこんな社会にしてしまっていいのでしょうか。 福田首相は、国会答弁で制度はだれにとってもいいものであってほしいが、限界があると問題があることを認めました。大きな矛盾があるからこそ、政府も部分的ではあれ凍結措置をとらざるを得ません。しかし、凍結ではやがて解凍されることになります。お金がかかると高齢者の命をおろそかにする後期高齢者医療制度は、直ちに中止、撤回することを求め、後期高齢者医療特別会計予算の反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 22番、冨山修三君。     〔22番 冨山修三君登壇〕 ◆22番(冨山修三君) 22番、冨山です。 議案第13号 平成20年度常陸大宮市後期高齢者医療特別会計予算について、私は原案に賛成する立場から討論を行います。 本特別会計予算は、新たな制度の創設に伴い予算総額3億6,240万円を計上しております。歳入の主なものは、被保険者の保険料2億6,062万5,000円、一般会計からの繰入金1億177万円を計上し、歳出の主なものは、広域連合への納付金3億5,781万3,000円を計上しています。 これらについては、制度創設に伴うそれぞれの財政負担区分に基づき計上したものであり、適切と認め、原案に賛成するものであります。議員各位のご賛同をお願い申し上げ、賛成討論を終わります。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 次に、議案第14号 平成20年度常陸大宮市上水道事業会計予算については、討論の通告がありますので、討論を行います。 まず、本案に反対の方の発言を許します。 23番、金子 卓君。     〔23番 金子 卓君登壇〕 ◆23番(金子卓君) 日本共産党の金子 卓です。 日本共産党市議団を代表して、議案第14号 平成20年度常陸大宮市上水道事業会計予算に反対する討論を行います。 常陸大宮市の上水道、大宮地域の水道料金は近隣市町村で一番高い料金になっています。1カ月20立米使った場合の水道料金は4,100円と、水戸市や日立市の倍近くになっています。生活に一番密着している水道料金が自治体によって倍、半分という実態はどうしても容認できません。水道普及率が99%を超えているのに、独立会計ということで膨大な建設費や設備費を水道料金で負担させ、高過ぎる水道料金のまま放置しているのは問題です。水道料金の引き下げを求めるものです。 現在の県中央広域水道の受水が本当に必要なのか、霞ヶ浦導水事業完成時の8,200立米の契約水量が上水道事業にどう影響するか。導水事業については国・県の言うことをうのみにするのではなく、真剣な検討をし態度を明確にすべきであります。 以上を指摘もいたしまして、反対討論といたします。 ○議長(駒田強君) 次に、本案に賛成の方の発言を許します。 3番、小森敏雄君。     〔3番 小森敏雄君登壇〕 ◆3番(小森敏雄君) 3番議員、小森敏雄です。 私は、議案第14号 平成20年度常陸大宮市上水道事業会計予算について、賛成の立場から討論いたします。 収益的収入及び支出の予算は6億7,382万1,000円となり、前年度より552万1,000円の減となっています。主な収入は、水道料金の給水収益が97.4%を占めています。支出については、人件費等を含む営業費用が主な支出となっています。 次に、資本的収入及び支出の予算ですが、収入1億4,497万3,000円で前年度比より1,324万3,000円の減となっています。主な減額の要因としては、給水工事の減によるものです。収入源としては、工事負担金が99.9%を占めています。 支出については、4億40万9,000円で、前年度より2,246万4,000円の減となっています。主な支出は、第1浄水場ポンプインバーター制御盤更新工事等建設改良費が78.1%を占め、企業債元金償還金が21.9%になっています。資本的収支において不足する額2億5,543万6,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額、過年度分損益勘定留保資金、当年度分損益勘定留保資金で補てんすることになっています。 この予算編成に当たっては、アパート等民間住宅の建設、下水道事業等の供用開始により水道水の需要が増加の傾向にあり、これらに対処するため、経年劣化している取水、浄水、配水施設等の改善補修を計画的に実施し、水道水の安全供給、有収率の向上を主眼に編成したということであります。 以上を申し上げまして、議案第14号 常陸大宮市上水道事業会計予算について、委員長報告のとおり賛成するものであります。議員各位のご賛同をお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(駒田強君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決いたします。 本案について委員長報告は可決すべきものです。 委員長報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(駒田強君) 起立多数であります。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。--------------------------------------- △陳情の件について委員会審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(駒田強君) 日程第3、陳情の件を議題とし、審査結果について委員長の報告を求めます。 初めに、保健福祉常任委員会委員長、掛札行雄君。     〔保健福祉常任委員長 掛札行雄君登壇〕 ◆保健福祉常任委員長(掛札行雄君) 保健福祉常任委員会は、今定例会において付託されました陳情第3号 安全な医療と看護・介護の実現、地域医療拡充をはかるため、医師・看護師等の大幅な増員を求める陳情書を審査するため、3月12日に委員会を開催し審査いたしました。 委員会での審査経過と結果についてご報告申し上げます。 医師不足の諸問題は、まさに我が常陸大宮市においても切実であります。この陳情と同趣旨のものは、平成18年12月定例会と昨年3月定例会に提出されており、過去2回とも採択しております。採択は当然としても、本市議会では既に同趣旨の意見書を議決し、関係行政庁へ提出をしております。また、意見書の効果も持続中であり、同趣旨の意見書を発議することは、議会の意見書価値の低下にもつながりかねないとの考えから、趣旨採択という結論に至りました。 以上が本委員会の審査の経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 次に、経済建設常任委員会委員長、秋山信夫君。     〔経済建設常任委員長 秋山信夫君登壇〕 ◆経済建設常任委員長(秋山信夫君) 経済建設常任委員会での審査経過と結果についてご報告を申し上げます。 陳情第1号 大賀小学校通学道路改良に関する陳情書について、陳情第2号 市道改良に関する陳情書については、現地調査をした上、審査いたしました。 いずれの陳情も趣旨に賛成するという意見があり、願意妥当と認め、全会一致をもって本陳情のとおり採択すべきものと決定いたしました。 以上が本委員会の審査経過と結果であります。 報告を終わります。 ○議長(駒田強君) 以上で報告が終わりましたので、委員長に報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 質疑がないようですので、委員長報告に対する質疑を終結いたします。 初めに、陳情第1号 大賀小学校生徒の通学道路改良に関する陳情書については、討論の通告がありませんので、直ちに採決いたします。 本陳情について委員長報告は採択すべきものであります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、陳情第1号は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。 次に、陳情第2号 市道改良に関する陳情書については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本陳情について委員長報告は採択すべきものであります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり採択することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、陳情第2号は委員長報告のとおり採択することに決定いたしました。 次に、陳情第3号 安全な医療と看護・介護の実現、地域医療拡充をはかるため、医師・看護師等の大幅な増員を求める陳情書については、討論の通告はありませんので、直ちに採決いたします。 本陳情について委員長報告は趣旨採択であります。 お諮りいたします。委員長報告のとおり趣旨採択とすることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、陳情第3号は委員長報告のとおり趣旨採択とすることに決定いたしました。--------------------------------------- △議案第60号の上程、説明、質疑、委員会付託の省略、討論、採決 ○議長(駒田強君) 日程第4、議案第60号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) それでは、議案第60号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第1号)。     〔議案第60号について議案朗読〕 以下、事項別明細につきましては、財政課長より説明申し上げます。 ○議長(駒田強君) 財政課長、木村則義君。 ◎財政課長(木村則義君) それでは、平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第1号)に関する説明書の2ページをお開きいただきたいと思います。 2の歳入からになります。 13款使用料及び手数料の1項使用料、3目農林水産業使用料で、環境改善センター使用料、それと大宮ふれあい農園使用料で補正額が35万4,000円の減額であります。 18款繰入金、2項基金繰入金、1目財政調整基金繰入金で218万7,000円の減額であります。 20款諸収入、5項雑入、1目雑入で辰ノ口親水公園施設利用負担金ほかで120万5,000円の減額であります。 続きまして、3ページの歳出にまいります。 1つ飛びまして、6款農林水産業費、1項農業費、6目農業土木費で13節委託料の中、大宮ふれあい農園管理運営委託料で234万円の計上でございます。そのほか直営部分を今回減額をするものです。補正額が17万9,000円となってございます。 8目環境改善センター管理費で、裏面に返していただきまして、5ページの方の13節委託料の一番下になりますけれども、大宮農村環境改善センター管理運営委託料で728万1,000円の計上でございます。そのほかにつきましては、直営分を減額をするものでありまして、目の補正額が2万1,000円の減額となってございます。 次、裏面に返していただきまして、6ページになります。 7款商工費、1項商工費、1目商工費でございます。13節委託料の中、一番下になりますけれども、宮の郷公園管理運営委託料で162万8,000円の計上であります。そのほかが直営分の減額となってございまして、補正額が4万8,000円の減額であります。 次、7ページへまいります。 3目観光費で裏面に返していただきまして、13節委託料の中、9ページになりますけれども、大宮自然公園管理運営委託料ほか7施設分が、新しく指定管理者制度導入によりまして計上したものであります。そのほか直営分の減額をするものでありまして、補正額が213万8,000円の減額となってございます。 裏面に返していただきまして、10ページになります。 8款土木費、4項都市計画費の5目公園費で13節委託料の中、上から2行目になりますけれども、野中公園管理運営委託料ほか3件の今回、指定管理者制度導入によりまして新設、計上をするものであります。そのほかは直営事業を減額し、補正額49万円の減額であります。この補正は指定管理者制度導入によるものでございます。 以上で説明の方を終わりにさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(駒田強君) 以上で議案に対する説明が終わりました。 10分間休憩いたします。 △休憩 午後2時01分 △再開 午後2時11分 ○議長(駒田強君) 休憩前に引き続き再開いたします。 これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 26番、堀江鶴治君。 ◆26番(堀江鶴治君) 26番、日本共産党の堀江鶴治です。 何点か申し上げたいと思うんですが、この一般会計補正予算、第1号というんですが、これはただいま当初予算が決められて、すぐにまた補正予算を出してきたという問題で、その補正額を見ますと、大きい額でない部分もあるんですが、これは決めたばかりなのに、また補正というのはやはり問題があるのではないかと、同じ議会で、同じ定例会の中で。こういう出し方について問題があろうと思うんですが、議運等での協議の経過とかそういう問題について、見解を聞いておきたいと思います。 ○議長(駒田強君) 答弁を求めます。 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) この件につきましては、地方自治法の中に当初予算の調製後に生じた理由に基づいて、いわゆる当初予算に追加、あるいは変更を加える場合は補正予算を提出することができるということになっておりますので、何ら問題ないと考えております。 ○議長(駒田強君) 26番、堀江鶴治君。 ◆26番(堀江鶴治君) そんな理由かもしれないけれども、これを見てみますと、非常に金額がわずかな金額の部分が出ているんですね、補正の内容が。こういう少ない額をどうしてもきょうやらなければならない、補正しなければならないというのがあいまいだと思うんです。特に、議運なんかも検討しないで出してもいいというふうな見解なんですか。この補正の少ない額について説明してください。 ○議長(駒田強君) 総務部長、藤田 茂君。 ◎総務部長(藤田茂君) 今回は指定管理者制度の議案を可決していただきまして、それに基づく補正でございますので、額の大小にかかわらず計上してございます。 以上です。 ○議長(駒田強君) ほかに質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(駒田強君) 以上で質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会の付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 これより議案第60号 平成20年度常陸大宮市一般会計補正予算(第1号)について討論に入ります。 討論はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(駒田強君) 討論を終結いたします。 これより採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後2時14分 △再開 午後2時27分 ○議長(駒田強君) 休憩前に引き続き再開いたします。--------------------------------------- △常陸大宮市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙 ○議長(駒田強君) 日程第5、選挙第2号 常陸大宮市選挙管理委員会委員及び補充員の選挙についてを議題といたします。 本件につきましては、1月11日付、常陸大宮市選挙管理委員会委員長から議長あて、選挙管理委員会委員及び補充員の任期は平成20年3月30日をもって満了となる旨、地方自治法第182条第8項の規定により通知がありましたので、地方自治法第182条第1項及び第2項の規定により選挙を行うものであります。 お諮りいたします。選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選により行いたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、選挙の方法は指名推選によることと決定いたしました。 続いて、お諮りいたします。 指名の方法につきましては、議長において指名することといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、議長において指名することと決定いたしました。 初めに、常陸大宮市選挙管理委員会委員に東野4300番地、横山 満君、北富田282番地、細貝利之君、上檜沢850番地、長岡 糺君、那賀111番地、石川和也君。 次に、補充員に第1位、長倉933番地の2、石川博保君、第2位、小祝6番地の1、後藤つや子君、第3位、田子内町3074番地の6、後藤將美君、第4位、西野内37番地の2、三次克巳君をそれぞれ指名したいと思います。 お諮りいたします。ただいま指名いたしました方を常陸大宮市選挙管理委員会委員及び補充員の当選人と定めることにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、ただいま指名いたしました方を常陸大宮市選挙管理委員会委員及び補充員の当選人と定めることに決定いたしました。--------------------------------------- △閉会中の所管事務調査について ○議長(駒田強君) 日程第6、閉会中の所管事務調査についてを議題といたします。 本件は、お手元に配付いたしました印刷物のとおり、総務常任委員長生活文教常任委員長保健福祉常任委員長経済建設常任委員長及び議会運営委員長から、閉会中の所管事務調査の申し出があります。 なお、保健福祉常任委員長より配付資料、閉会中の所管事務調査(追加)のとおり、調査事項について議長あて申し出がありましたので、追加いたします。 お諮りいたします。常任委員長及び議会運営委員長の申し出のとおり決定することにご異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(駒田強君) 異議なしと認めます。 よって、申し出のとおり決定いたしました。 以上をもちまして、本定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。 ここで市長、矢数 浩君より発言を求められておりますので、これを許します。 市長、矢数 浩君。     〔市長 矢数 浩君登壇〕 ◎市長(矢数浩君) 本日はなぜか氷雨の煙る本定例会の最終日であります。 平成20年第1回議会定例会の閉会前に貴重なお時間を拝借いたしまして、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 議員の皆様方には、市政執行運営に当たりまして、ご指導、ご鞭撻をいただき、まことにありがとうございました。改めまして御礼申し上げます。ありがとうございました。 私は、大宮町長、常陸大宮市長として通算20年間、常に住民の目線で住民から託された町政、市政を推進してきましたが、いかに住民本位の町政、市政を運営していけばよいかを常に考え、財政運営に意を用いながら、すべて住民の安心・安全、福祉の向上のため適時、適切、かつ重要な施策課題に積極的に取り組んできたところでございます。 そして、特に合併いたしましてからは、常に旧5町村の地域をどのように発展させていくかを強く考えながら、できる限り機会をつくりまして、それぞれの地域の環境、歴史、文化、伝統に触れまして、地域の実情を理解しながら市の運営に努めてまいりました。 おかげさまで常陸大宮済生会病院の開院や市内循環バスの運行開始、さらに市のシンボルとなる花、木、鳥の制定や常陸大宮市民憲章、そして常陸大宮市各種宣言を定め、5町村の一体化に向けての取り組みを常に念頭に置きまして、住民福祉の向上のための各種施策の推進に努めてまいった次第でございます。 これから退任後は一市民といたしまして、常陸大宮市の発展に微力を尽くしてまいる所存でございますので、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、議会での最後のあいさつとさせていただきます。 長い間、ありがとうございました。〔拍手〕 ○議長(駒田強君) 市長、矢数 浩君が出席される最後の定例会最終に当たり、議会を代表し一言申し上げます。 矢数市長におかれましては、今期限りでご勇退されるとのことでございますが、20年の長きにわたり、行政の長としてその手腕をいかんなく発揮されてまいりましたことは衆目の一致するところと存じます。その結果、特に5町村の合併におきましては、市長の指導力のもと、幾多の困難を乗り越えて常陸大宮市を誕生させ、総合病院の誘致をなし遂げたことにつきましては、市民を代表し心から感謝申し上げるところでございます。 いましばらく市政発展のためご尽力賜りたいと願うところでございますが、どうぞご退任なされましても、私どもに対しまして、大所高所からご指導賜りますようお願い申し上げますとともに、ご自愛の上、ご清適あそばされますようご祈念申し上げます。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(駒田強君) これにて平成20年第1回常陸大宮市議会定例会を閉会といたします。 長期間にわたるご協力、まことにありがとうございました。 △閉会 午後2時35分...