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令和 3年12月定例月議会−12月10日-04号

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  1. 守谷市議会 2021-12-10
    令和 3年12月定例月議会−12月10日-04号


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    最終取得日: 2022-12-18
    令和 3年12月定例月議会−12月10日-04号令和 3年12月定例月議会                令和3年守谷市議会             12月定例月議会会議録 第4号        ─────────────────────────          令和3年12月10日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 18名     議長 18番 高 橋 典 久 君   副議長 17番 高 梨 恭 子 君         1番 小 菅 勝 彦 君        2番 海老原 博 幸 君         3番 首 藤 太 亮 君        4番 田 中 啓 一 君         5番 山 本 広 行 君        6番 渡 辺 大 士 君         7番 砂 川   誠 君        9番 堤   茂 信 君        10番 高 梨   隆 君       11番 渡 辺 秀 一 君        12番 長谷川 信 市 君       13番 青 木 公 達 君        14番 山 田 美枝子 君       15番 寺 田 文 彦 君        19番 伯耆田 富 夫 君       20番 梅 木 伸 治 君 1.欠席議員 1名        16番 山 崎 裕 子 君
    1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         市長公室長              浜 田 耕 志 君         総務部長               岩 田   賢 君         生活経済部長             飯 塚 俊 雄 君         保健福祉部長             椎 名 恵美子 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         教育部参事              奈 幡   正 君         上下水道事務所長           鈴 木 規 純 君         市長公室次長             浅 野 克 夫 君         総務部次長              川 村 和 彦 君         生活経済部次長農業委員会事務局長  北 澤 盛 次 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            小 島 義 久 君         都市整備部次長            石 塚 成 美 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君         会計管理者              滝 本   充 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長        高 橋 弘 人         議会事務局長補佐      高 橋 哲 也 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 4 号                          令和3年12月10日(金曜日)                               午前10時00分開議 日程第1.市政に関する一般質問     9.首 藤 太 亮 議員     10.渡 辺 秀 一 議員     11.高 梨   隆 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(高橋典久君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は18名です。  定足数に達しておりますので,会議は成立します。  本日の日程は,昨日に引き続き,市政に関する一般質問を行います。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(高橋典久君) それでは,順次,発言を許します。  通告順位9番,首藤太亮君,登壇願います。  首藤太亮君。                〔3番首藤太亮君登壇〕 ◆3番(首藤太亮君) 通告順位9番,立憲民主党首藤太亮です。先ほど,諸先輩方からすばらしいアドバイスをいただいてきましたので,それに沿うような一般質問ができるよう頑張っていきたいと思います。  まず初めに,現在,世界的なコロナ禍において多くの人々が亡くなられております。その貴い命を亡くされた皆様に心より哀悼の意を表し,また,現在,コロナ感染入院,そして,後遺症を抱える皆様におかれましてはお見舞い申し上げたいと思います。一日でも早い回復を私も含め心よりお祈り申し上げます。  そして,コロナが続きまして,一般質問も休会になったりといろいろ皆様も大変な思いをされているのかなと思いますけれども,医療関係者の方,看護師,お医者様,その他皆様働いている方々に改めて敬意を表しますとともに,感謝を述べさせていただきたいと思います。  そして,今日は一般質問に入る前に,ぜひ私のほうから少しお話したいことがございまして,少しお時間いただければと思います。連日,皆様も御承知のとおり,給付金5万円配られるというニュースがあります。ただ,私の年,子供たちを抱えるお父さん,お母さんたちから多くの意見を寄せられておりますので,ぜひ市政にこの声を届けるべきだと,そう思い,今回このお話をさせていただこうと思いました。  やはり5万円,できれば現金でと。若いお母さんたちがクリスマスの前,お正月の前いろいろとお金がかさむこの時期に,クーポンではなくて現金を。事務経費が967億円かかると,なぜ現金じゃないんですかと,私のところに日夜多くの声が寄せられております。私もまだ国のほうで決まっていないことだったりとか,あとは守谷市のほうもいろいろ考えていますという御回答をさせていただいておりますが,いろいろな方とお話すると,皆さんの心が現金というような気持ちに向いているようでございます。  いろいろなまだ決定しないに未確定なこともあると思いますが,どうか市民の皆様の声を実に正面から受け止めていただき,いろいろ今後対応していただけたらなと思い,このお話をさせていただくこととしました。  私の一般質問に移らせていただきたいと思います。  まず,一般質問の今回,大見出し一つ目新型コロナウイルスについて,二つ目が申請書証明書等の電子化について,三つ目が市内幼稚園,保育園の感染対策,四つ目が市内小中学校における感染対策についてお伺いしていきたいと思います。  まずは,大見出し1,新型コロナウイルスについてお伺いしていきたいと思います。  新型コロナウイルス,現在まで第1波から第5波まで出てきたと思いますが,これまでの市の対応,経過それに踏まえての反省点などあればお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長椎名恵美子君) お答えいたします。  守谷市では,令和2年1月15日に国内初の感染者が確認されまして蔓延が危惧される中,いち早く市内小中学校及び児童施設に,合わせて約2万5,000枚の大人用のマスクと子供用のマスク,それから手指消毒薬を配布いたしました。また,市内の企業の方などからの御好意によりまして,手に入りにくくなっていましたマスクや消毒液などの寄附を頂戴いたしまして,学校,それから福祉施設などに配布させていただきました。  同年2月28日には,市長を本部長といたします守谷市新型コロナウイルス対策本部を設置いたしました。これまでに35回にわたり対策本部会議を開催いたしまして,市民の皆様の安心安全を守るために様々な対策を講じてまいりました。主な対策といたしましては,市内全世帯へのマスク配布,それから広報車による感染防止の呼びかけ,子育て支援策といたしましては,子育て世帯への給付金支給,全ての小学生と未就学児に対する子供用のオリジナルマスクの配布など,高齢者の支援策といたしましては,いきいきシニア王国商品券の支給,そのほかモリヤガーレ商品券の販売,テイクアウト応援クーポン券の配布,それから水道料金,下水道使用料の基本料金の減免,感染者の受入れを行っていただいた市内医療機関に対する財政的支援など,市民生活の支援や地域の活性化を図るため,多岐にわたり市独自の対策を実施してまいりました。  特に,個人の発症や重症化を予防するだけではなく,社会全体で流行することが期待されますワクチン接種につきましては,市内医療機関の皆様の御協力をいただきまして,まずは5月から高齢者への接種を開始いたしました。速やかに希望する全ての方が接種できるように全力で取り組んでまいりました。  開始当初は,予約の電話がつながりにくい状況となるなど反省すべき点もありましたが,その後は,市民の皆様そして医療機関の皆様の御理解と御協力によりまして,順調に接種を進めてきたところでございます。また,保育士や幼稚園,小中学校の教諭,受験生,妊婦に対する優先接種なども実施いたしました。  現在は,感染状況は落ち着いているところでございますが,引き続き感染状況を注視しながら,国や県の動向等も踏まえまして,その時々の状況に応じて必要な対策を検討したいと考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) お答えありがとうございます。コロナについていろいろと思うところ,守谷市の考え等聞かせていただいてありがとうございました。また,振り返ってみると,守谷市のほうの努力が非常に分かるものだと思いました。なので,これからも引き続きお願いしたいと思います。  二つ目の質問なんですけれども,先ほど答弁にありましたとおり,第1波から第5波への対応,いろいろ御尽力いただいているところですが,新たな変異株となるオミクロン株が連日ニュースが出てきております。オミクロン株,初めて報告されたのが南アフリカで,まだ詳しくは分かっていないということですけれども,今朝のニュースなんかでは,デルタ株をしのぐ感染力があると,4倍近くの感染力があるというようなニュースも流れておりました。11月に行われた遺伝子解析の結果などいろいろなものを調べてみますと,今では4分の3がオミクロン株になっていると。  そういう観点から,第6波というような言葉も私は最近耳にするようになったんですけれども,前回のデルタ株に比べて感染力が強いということから,皆さん第6波が来るんではないかとうわさされているところですけれども,各自治体,3回目のワクチン,これが感染対策になるというところで今,力を入れているようでございます。海外などを見ると8か月,日本は原則2回目の接種から3回目の接種まで8か月という期間を設けているみたいですけれども,海外などはこれを3か月に短縮したり,とにかく追加で3回目の接種を急いでいるようでございます。  そこで二つ目の質問ですけれども,先日,山田議員新型コロナワクチン接種について,集団接種なのかとか,ワクチンの種類とか,いろいろその辺は御質問いただいていたので別角度から御質問させていただきたいと思います。  前回,電話予約が集中したときにコールセンターがパンクしてしまったというような報告を受けておりますが,今回,もし第6波,オミクロン株が広まって接種が急がれるような事態になると,またこういうようなコールセンターへの電話が集中するんじゃないかと心配しております。その辺,何かをお考えがあればお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長椎名恵美子君) お答えいたします。  確かに,前回の当初の予約のときに大変混み合って電話がつながりにくいという声をたくさんいただきました。今現在は8回線のところですが,12回線に増やして対応する予定でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。それと同時に,もう一つ気になることがございまして,関連のような御質問になると思うんですけれども,先ほども述べたとおり,新型コロナワクチンの3回目の接種が今着々と進められている中で,原則8か月とした方針を日本では取っております。また,欧州のほうでは,既にEUのほうでは8か月ではなくて3か月直近で打とうと,国もそういうような動きになっておるんですけれども。今後日本も,もしかしたら8か月の間を取らず3か月という期間を短縮して接種をというようなお話になるかなと,私のほうではひとつ危惧しております。  そうなった場合,今,守谷市としては,国の方針に従って8か月の期間を設け接種を進めているようなところではございますけれども,今後,感染が広がった場合,私が先ほど述べたとおり,3か月という可能性も非常にあり得るというものになります。そのときに急いで準備されても,前回,なかなかうまく時間的な問題で接種できなかった人とか,先ほどお答えいただきましたけれども,コールセンターがパンクするような,またそういうような事態になるのかなというような形で,私は心配しております。  なので,この期間まだ短縮はされていませんけれども,もしそうなった場合の今から対策を練っておくのが一つなのかなというように思っています。その辺,もしお考えがあればお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部長椎名恵美子君) 現在のところは,8か月以上,2回目接種完了から8か月後というところで,スケジュールの調整医療機関の皆様とともにしているところでございます。今のところは,3か月というか,6か月ですか,6か月の前倒しが認められているのは,医療機関や施設などでクラスターが発生した場合とされているところでございます。  もし,接種の間隔が短縮ということになりますと,現在,2回目接種完了から8か月後という前提でワクチンが配分されておりますので,ワクチン不足になるということが一番懸念されるところでございます。それから接種を行っていただく医療機関の皆様との調整こういったところも必要になってくるのかなと思います。  今のところは8か月を原則で基準としておりますので,希望なさる全ての方が接種できるように準備を進めているところでございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。やはり第6波というのは,非常に今後とも注目していかなければならないことなのかなと思っております。  三つ目の質問,新型コロナワクチン接種については山田議員が聞いていただきましたので,今回,私も山田議員と同じような気持ちでおりますので,守谷市政の方々にまた御苦労をおかけすると思いますけれども,お願いしたいと思います。  では,大見出し2の質問に移りたいと思います。  今回の質問は,守谷市にいずれ現実的にできるであろう,そんな未来の話をしてまいりたいと思います。  まず,私がコロナ禍の中で非常に感じたことの一つとして,窓口にいらっしゃっている方が非常に多いなというような印象を受けました。コロナで感染が心配される中,やはり各種手続,書類の発行,受け取り等,市役所の窓口に来てされている方が非常に多いのかなというようなことを感じておりました。  そこで,一つ目の質問になりますけれども,現在,窓口に申請などのために来庁している方がいまだに多い印象を受けますけれども,コロナの感染対策としては,できるだけ申請書を電子申請に変えたりとか,書類を郵送もしくは御自身の携帯電話で手続できるような,そういったようなサービスが今後広がっていくといいのかなと思っております。私も実際,子供の学童において電子申請を今回使わせていただいたんですけれども,使ってみると非常に便利なシステムでいいなと,これはコロナ感染にもすごい有効なんじゃないかなと感じておりました。  その辺,皆さんに,今後,電子申請を切り替えていくこと,それが難しいのかどうか現状をお伺いしたいんですけれども,お答えいただけますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) まさに,今,議員が言われるとおりだというふうに思っております。
     令和4年度,市の重点政策,先月決定をしたところであります。その市の重点政策の一つの柱として,デジタル王国もりやの実現に向けたまちづくり,これを位置づけて優先的に取り組むというふうにしたところでございます。  その取組の一つとしては,行政手続オンライン化というのが一つ挙げてあります。具体的には,書面,押印,対面を前提とする文化から脱却し,いつでもどこでも簡単に住民サービス利用や手続が行えるようデジタルファースト,それからワンスオンリー,コネクテッドワンストップと,この三つを基本原則として行政手続オンライン化を進めるというふうに位置づけをさせていただいております。  このうち,議員言われているとおり,デジタルファーストというところですけれども,これは市民が個々の手続,サービスについて最初から最後まで一貫してデジタルで完結できるというところを目指すということにしてございます。とはいいましても,なかなか現実はそう簡単ではないという事実,現実がございます。というのは,公的個人認証あるいは本人確認,これに伴ってマイナンバーカードが必須になるということでございます。  やはりオンライン上での手続ということになりますので,なりすましであったり改ざんであったり,そういったセキュリティーの対策というのは当然必要になるわけで,どうしても本人確認のツールというのは必要になるわけでございます。  マイナンバーカードの普及促進あるいは利便向上というのは,当然進めていくべきでございますけれども,あわせて目指しているのは,行政の手続をデジタル化をして,役所に出向くことなく自宅などからいつでもオンラインでその手続を行うことをできるようにするということが,当然,議員言われるとおり,新型コロナウイルス感染症の対策にもなりますし,さらなる市民の利便の向上,あるいは行政事務の内部の手続の効率化というところにもつながってきますので,しっかり進めさせていただきます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) お答えありがとうございます。この技術というのは,今後,我々人類にとって非常に不可欠なものとなると,私は信じております。  それに関連したような質問が(2)のところになりますけれども,この(2)の質問,先ほど御回答いただいた中で,今後進めていきたいというような強いお気持ち,意思を受け取ったと私は捉えております。  それに関連して,今度は申請だけではなくて,各種証明書なんです。市から発行されるようなもの,これを今郵送ベースでやっているものが非常に多いのかなというように私は感じておるんですけれども,実際これを電子化してPDFなどで配布することはできないのかと,重ねて疑問,質問というかこういう考えに至ったわけでございますけれども,私の経験からすると,子供が保育園のとき,受給者証明書もしくは入園許可書とかいろいろな書類をいただきました。ただ,その書類は毎年2度新しいものが交付されて,毎回毎回自宅に保管しておくような感じになるんですけれども,私はその紙を持ち歩いたことも市役所に持ち入ったこともあまりなかったものでして,この紙は本来必要なものなのか,これは携帯に保存しておくだけでいいんではないかと,そういうような疑問を日々抱いておりました。  実際にその用紙が必要になったときに,家でその紙を探すよりも,今,お手持ちの携帯の中にPDFのデータとして保存してあるほうがより効率的で,なおかつ小さいお子さんを抱えるお母さんにとっては非常に荷物が少なくて済むと,そういった面も含まれているのかなと,そういったところから,PDF,PDFと私の頭の中で,連日考えが浮かんだ次第でございますけれども,そこで(2)の質問につながります。  市で現在発行されている受給証明書,各決定通知書など電子化でPDFできないのかというところで,何かお考えがあればお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長浜田耕志君) 文書のデジタル化ということでも,PDF等で発行ができれば,当然,時間の短縮あるいは今言われたとおり,郵送料等々の削減,あるいは業務の効率化にもつながるんだろうというふうに考えております。ただ,ここでもやはり,メールで添付してPDFで送るといったときに,どうしてもそのメールの確認作業というんでしょうか,本当に俗に言う本人確認,そういった作業も当然必要になってきてございます。  あとは,役所側の問題としても,いわゆるその文書の発信元というか発行元,これが間違いなく守谷市が発行したものですよという機能,電子署名というのが今,最近出てきています。そういった機能,あるいはPDF化してお送りしたものに改ざんが加えられていないかどうか,これはタイムスタンプという機能があるんですけれども,ですから電子署名だとかタイムスタンプ,そういった機能,これは役所側の問題ですけれども,その機能がやはり必要になってくるだろうというふうに思います。  また,今,議員言われているのはちょっと違うのかもしれませんけれども,その文書が他の機関に添付するような書類の場合だと,多分そちらの受け取る側のほうの同意とか理解というのも当然必要になってくるんだろうというふうに思っています。  当然こういった問題,課題というのは様々あるんですけれども,それぞれにそこは対応しながら,行政のほうは申請だけでなくて発行,交付,そういったところまでしっかりデジタル化を進めていかなければならないというふうに考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。デジタル王国もりやというところで,ほかの自治体に負けないような技術の進歩,進化をぜひ取り入れていただきたいと思っておる中で,以前,市長とこういった話を少しする機会がありまして,雑談程度なんですけれども,以前したときに,しっかりと俺は考えていると力強いお言葉をいただきました。  そこで,こういった電子化,デジタル化,これからロボットもAIも非常に活躍する時代の中で,今後,守谷市はどういうふうにされていきたいのか,こういった私の先ほどの質問の内容も含めて,市長,何かお考えがあればお伺いしたいと思います。お願いします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 議員おっしゃるように,時代がある意味では大きく変わることは想像されているというふうに思います。  私はよく,例えば50年前,55年前に,漫画で見た「スーパージェッター」,知らないでしょうけれども,「スーパージェッター」とか,そういう時代がまさしく今体現されているというふうに思っておりますし,まさしく携帯電話からスマートフォンに変わって,それがあっという間に世界を席巻しているという中においては,非常に我々が多分想像している以上に,技術の進歩というのは早く進んでいるというふうに考えます。  私は3年前からDX,デジタルトランスフォーメーションという言葉をいろいろなところで,これからのDXの在り方という部分で発言をさせていただいておりますけれども,まさしくデジタル化によってトランスフォームする,世界中が多分そういう時代になってくるんだろうというふうに思っておりますし,先般,デンマーク王国大使館のほうと覚書を締結をさせていただきました。その際に,デンマーク大使が庁内を視察をしていただいたんですが,大使が驚いたのは,やはりカウンターがあるということを非常に驚いていたということが印象的でもありました。まさしく,住民が役所に来て何かの申請をするというようなことが,遠からぬ未来に多分起こるんだろうというふうに思っておりますし,そういう意味では,市民サービスの向上という意味からしても,DXというのは欠かせない一つの大きなツールなんだというふうに思っておりますので,積極的に,そしてできるだけスピード感を持ってDX化を進めていきたいというふうに思っておりますので,議会の皆さんにも御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。私もこのデジタル化というのは非常に期待している部分でもありますし,この先,やはり時代がそうなると,世間もそれについていくような形になると思います。我々守谷市は,皆さんの御尽力が非常にいいと,ほかの市議会からも,ほかの市町村からも評判が非常に高いです。特に,教育のデジタル化の部分においては,頭が一つも二つも飛び出ていると私は確信しております。  せっかくなので,ここで市長のお考えを聞いたのですが,今後もそれに見合うような結果と成果を期待しながら,この質問は終わりにさせていただきます。お答えいただいてありがとうございました。  次は,私が毎回毎回同じような質問をしているようなところで,執行部の皆様は耳にたこができているような,そんなような質問なのかなと思いますが,大見出し三つ目の市内幼稚園,保育園児の感染対策について聞いてまいりたいと思います。  まず,先ほど電子化のお話をしましたけれども,なぜ電子化のお話を私が持ち出したかという理由の一つの中に,小さい子供たちの感染,それを予防するという意味で,市役所に来庁しなくてもいいような環境づくりをしたほうが,それが感染防止につながるんではないかというような思いもあり,先ほどの質問をさせていただいておりました。  やはり,小さい子供に感染を防止することは非常に難しいと。なぜならば,小学生,大人,我々はマスクをつけるとか,手洗い,うがいを徹底するとか,密を避ける,そういったところを自分で管理できるようなところではございますが,やはり小さい子供たちに関しては,これが非常に難しい。  感染対策はどうするのか。結果的に見ると,子供たちが感染しなかった,それは非常に運がいいと,結論的に言うと,私はそうなるんじゃないかと思います。もちろん職員の方々が換気をしてくださったり,手洗い,うがいを指示してくださったりいろいろな努力はあれど,やはり私たちが目の届かないところではマスクを外して遊んでいたりとか,もちろん密を避けるなどということはできないと私は思っておりますので,今後,子供たち,大事な命,将来の子供たちの命を守るために,こういった感染対策,特に環境整備が必要なのではないかなというように思っております。  まず,(1)の質問をさせていただきます。  マスクや密を避けることが,先ほど御説明したとおり難しい園児の現在の守谷市内感染対策などございましたら,お答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  現時点では,新型コロナウイルス感染症対策としまして,決定的に有効な方法が確立されていないということもありまして,各施設においては,議員おっしゃられましたとおり,消毒や手洗い,それから換気を徹底するということの対応を行っているような状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  ちなみに,今回,感染対策,先ほどのようにされているということなんですけれども,実際,守谷市内で感染したお子さんの数というのは把握されていますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  保健所からの発表によりますと,現在までに,守谷市内の未就学児の感染者数は23名となっております。そのうち濃厚接触者が21名,新規感染者が2名というような状況です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  ちまたでは,いろいろなことが論争されております。子供はコロナにかからない,マスクは不要だと。今,若いお母さんたちの間でこういった考えも広まっておるようです。私の意見,考えは別として,実際に私のところにもそういった意見が寄せられており,先輩議員である山田美枝子議員にもいろいろとお話,お勉強させていただいたことを覚えております。やはり考え方というか,価値観というか,人それぞれ新しい生活模様がスタートすると,何か新しいことが始まったときは皆さん考えがすぐに一致しない,まとまらないというのが世の常かなと思っておりますけれども,今実際に若いお母さんたちからそういった声が出ているのも事実ということでございます。  そこで,ある程度市の基準というか,そういった方々に対してきちんとした基準というか説明というか,そういうのをするのも市政の仕事なのかなというように感じた次第でございます。  先ほどの関連した質問になりますけれども,もし今後そういったお声があったときの市の対応とか基準ですか,今決まっているもの,何かそういうものがあれば明記したほうがいいのかなと私は考えております。何かございましたらお答えいただけますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  新型コロナウイルス感染対策としまして,先ほども申し上げましたとおり,有効な手段が確立されていない中,国から示されております保育所等における新型コロナウイルスへの対応に係るQ&Aというのがございまして,それらを基に,各施設においてマニュアルなどを作成しまして対応している状況でございます。  それから,市が独自で対応しているものとしまして,先ほど部長のほうからもありましたけれども,今年6月から7月にかけまして,市内にある幼稚園,保育所等の職員646名に対しまして優先的にワクチン接種を行いました。これによりまして,各施設でのクラスターの発生の予防には一定の効果があったんではないかなというふうに考えております。  さらに,各施設では,在籍する児童やその家族に体調不良者がいる場合,登園を控えていただくなどの対応を行っておりますけれども,守谷市独自の対応としまして,こちらも国の緊急事態宣言発令されておりました8月,9月の2か月間に登園自粛に御協力いただいた方に対しましては,保育料の減免なども行っております。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。非常に寄り添った対応,対策を取っていただいているんだと強く感じました。  では(2)番の,これも感染に関わることで,先ほど私もお話させていただきましたけれども,小さい子に感染防止を訴えるためには,その子たちも,もちろん先生たちの努力も必要かと思いますけれども,やはり感染を起こさせない環境づくりが非常に必要なんではないかなと思っております。  前々回の一般質問でも,私のほうで質問した内容と重複しますけれども,今後,本格的に寒くなってまいります。今日なんかも非常に冬の寒さが訪れたのではないかというぐらい朝も冷え込み,日中でも少し肌寒さを感じる季節になってまいりました。こういったときに,今まで通常の換気ですとか,そういったところがちょっと難しくなるのかなというところも感じております。  そういったところで,冬場を迎えて空調対策とか,何かそういう感染の対策など,今お考えがあれば改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長小島義久君。 ◎保健福祉部次長(小島義久君) お答えいたします。  各施設におきましては,一般的な空調施設は設置されているわけでございますけれども,短時間で空気を強制的に入れ替えられるような高機能の換気設備などはない状況でございます。  冬場の換気でありましても,室内の温度を急激に下げることのないような工夫などをしながら,基本的には窓を開けての換気が中心になってくると考えております。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。やはり限られたもので感染対策をするしかないのかというようなところではありますけれども,非常に市の職員の方々の努力は伝わっております。今後とも,守谷の大事な,そして国の大事な子供たちを守っていただけるよう,日々御尽力いただきたいと思います。  では,次の質問に移ります。  大見出し4番目の市内小中学校における感染対策について,先ほどの質問で冬場の空調設備のお話を聞きましたけれども,小中学校でも同じようなパターンが考えられます。  こういったところ,今度,小中学校では冬場を迎え教室内の空調対策,これをどのようなものになっているかお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) お答えさせていただきます。  市内の各小中学校におけます感染症対策は,国から示されたマニュアルに準じて行っております。各小中学におきましては,消毒や手洗いなどの基本的な感染症対策を徹底するとともに,冬季でも常時,教室内の換気に努め,室温低下による健康被害が生じないよう,空調設備による暖房や児童生徒に暖かい服装を心がけるよう指導し,教室内でも上着の着用等を認めるなどして,保温,防寒目的の衣服の着用について柔軟に対応させていただいております。  さらに,冬季は空気が乾燥し,教室内が低湿状態になりますと感染症にかかりやすいと言われておりますので,昨年度から,教室内を適切な湿度に保つため,加湿機を全教室に配備させていただきまして,児童生徒及び教職員の感染予防に努めております。  これまで,市内の小中学校ではクラスターは発生しておりませんので,こうした徹底した感染症対策を引き続き行ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。これも以前,御質問をしたようなお話ですけれども,何度も何度も確認させていただいていることをお許しください。これは,やはり学校生活というのは非常に今回大事なものだと,また休校があり,痛感した次第でございます。  以前,海老原議員の御質問にあったとおり,給食のありがたみとか,学校のありがたみというのを今回感じた,そういったようなお声も非常に多かったと私のほうも聞きまして,やっぱり感染を予防して子供たちが安心安全に学校に通えること,これが非常に大事なことだと私は思いましたので,こういった問題に敏感になっていただきまして,オミクロン株という未知のウイルス,今後出てくると思います。そういったものに対して何が有効なのか,日々いろいろなニュースを見て新しい情報を得られると思いますので,そういったところに対応していただけるようにお願いしたいと思います。  では,(2)の質問に移ります。  これも私が毎回のように聞いておるんですけれども,まず現在のタブレット端末,利用方法と,あと1人1台持ち帰りの状況,今後の見込みなどあればお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  また,先ほど議員から,教育のデジタル化においては,頭一つも二つも抜けているとの称賛の言葉をいただきまして勇気をいただいたところであります。  まず,タブレットの状況についてお答えいたします。  守谷市では,1人1台端末として,iPadを導入しております。現在,小学3年から中学3年までがiPad,そして小学校の1,2年生がWindowsタブレットを授業で活用しております。  授業の中では,調べ学習,個に合わせたドリル学習をはじめ授業支援ソフトを活用しまして,学級全体で考えを共有するとか,あるいは学びを深め合う,そうした授業が展開されております。  小学校1,2年生用のiPad,これにつきましては,今月中に基本設定を終了しまして,1月にログインの仕方を指導することで,2月を目安に授業で活用する予定でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。2月に活用していただけるということで,今まで質問になかった御回答がいただけたことをうれしく思います。  守谷は,非常に教育面で,先生方含め,教育長をはじめ皆さん頑張っていただいていると,私は非常に評価をしております。  そういった中で,先日,海老原議員が御質問いただいた答弁の中で,次,(3)の不登校など学校に通学していない生徒に対し,家庭でも授業や勉強に参加できるようタブレット利用したリモート授業の実施,今後行うのかというような質問ございますが,海老原議員が答弁の中でお答えいただきましたので,ここは私,重複しないような御質問を1点だけさせていただきたいと思います。  実際にその答弁の中で,非常にいい言葉というか,私の胸に刺さった言葉がございまして,学びを止めないこと,そして感染を広めないこと,この二つが非常に私の心に刺さりました。本当にこの二つが非常に重要なことでありまして,やはり子供たちに,いかなる環境であろうが学びを止めない,そういった思い,執行部の皆様の思いが,非常に私の心を打った次第でございます。  実際には,授業で活用していくというようなお話はありましたが,私の質問としては,授業以外でもタブレットを通して人とコミュニケーションを取れる,非常に便利なツールだと考えております。授業以外でも,学校に通えない,もしくは,けがや入院などをして学校に友達に会いたくても会えないとき,そういったときにでも幅広く活用していくようなお考えというのはあるのかどうか,それだけお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) 議員おっしゃるとおりでありまして,タブレットが学校に導入されることで,その活用の幅,また,可能性が非常に広がっております。今日は特に授業以外でということもございましたが,授業ということ1点捉えても,よく教育長おっしゃいますが,いつでもどこでも誰とでもつながれる環境が整った。海外の子供たちとのやり取りもこれからできるなというようなことを,最近よくお話をされております。  授業以外ということで少し申し上げたいと思いますが,まず本市におきましては,新型コロナウイルスの感染拡大以前の平成30年度に,病気療養中の子供たちに対するウェブ会議システム,Zoomを活用して授業のオンライン中継を実施しております。これも授業になってしまうかもしれませんけれども,当時,関係者からは注目をされた取組になります。  また,せんだってもお答えしましたけれども,8月25日以降のオンライン授業では,多くの成果があったうち,その中でもとりわけ不登校児童の子供たちの参加があったことは,過日お答えをしたとおりであります。特に,教室に入りにくいお子さん,不登校傾向のお子さんにとっては,授業の内容を伝えるというよりは,学校の温度を伝える,子供たちとのつながりをつくる,先生とのやり取りを提供する,そうしたことでの意義が非常にあるというふうに考えておりますし,実際そうしたやり取りがあったこと,各校からうれしい報告として,私どものほうに上がっております。引き続き,不登校児童生徒を含む教室に入りにくいお子さん,これにはそれぞれの実態や要望に応じて寄り添う支援を続けていく,そんな考えでおります。  もう一つ,これは一つの好事例で,いつも写真出して恐縮ですけれども,10月から市長の御配慮で,DMM英会話を各中学校で行うことができました。英語の授業の中に,個別のレッスンを行うことができるんです。これはそのときの様子なんです。個別のレッスンを受けられること自体,子供たちにとっては,これは守谷ならではのありがたい教育環境の整備なんですけれども,その中で非常にここが印象に残りました。この黄色い枠の中にカメラが置いてございます。このカメラはどこに映っているかというと,自宅に放映されています。つまり授業を自宅に送り,かつ自宅にいるお子さんがこのDMMの個別レッスンに参加できているんです。ですので,こうした点でもこれまで守谷が取り組んできたICTの取組,そしてオンラインで得た財産,それが今対面授業を含む,議員がおっしゃる学校と子供たちをどうつなぐかという視点での改革にも大きくて反映され始めている,そんな状況でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。いろいろな,私も知らなかった,ちょっと今驚いているんですけれども,いろいろなことを守谷の子供たちにしていただいて非常にうれしく思います。  最後になりますけれども,今回,いろいろなお話等をさせていただく中で,私がずっと一般質問の中でうたっていたリモート授業,タブレットを活用したもの,それを教育に生かす,そういったところが非常に形になっているなと今回,答弁の中で感じておりました。これは非常に私としてもうれしいことでございますし,今後もそういったことを止めないようにお願いしたいと思います。
     やはり子供たち,私の子供も,今回のリモート授業の様子を見ていると,子供たちの吸収力もすごい,すばらしいなというところを感じております。これは,ひとえに常日頃からタブレットを使った授業をしているおかげでもありますし,そういったものに触れていることで,子供たちのもともと先入観も,大人みたいな価値観というのも,これからどんどん積み重ねていく子供たちに対しては非常に吸収しやすいものだったんだというように思っています。  私の子供なんかもサンタさんに何をプレゼントお願いするのと,手紙書かないと間に合わないよと聞いてみたところ,ゲームの課金してほしいとかというような話をされました。私が子供のときは,サンタさんに何もらおうと,ラジコンかなといろいろ考えている中で,今の子供は進んで課金なんだなと,日々成長に驚いている次第でございます。  そういったところ,この話は関係ないところではございますけれども,この後,子供たちがこの守谷で学び,育ってよかったと言ってもらえるような環境づくりを,今後とも御尽力いただけるようなところで,私の一般質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,首藤太亮君の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩をします。                午前10時51分休憩          ──────────────────────                午前11時00分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは引き続き,一般質問を続行します。  次,通告順位10番,渡辺秀一君,登壇を願います。  渡辺秀一君。                〔11番渡辺秀一君登壇〕 ◆11番(渡辺秀一君) 通告順位10番,もりや清流会,渡辺秀一でございます。久々この凛としたこの空気感というのか,やはりこれが一般質問かなと,本当久々に,この全員オールメンバー,スタッフそろっての一般質問,非常に身が引き締まる思いです。  思い出せば,私たち3期生が初めて一般質問したのが,平成24年3月定例月議会が最初だったと思うんですけれども,当時8名の新人議員が臨んだわけですが,一番最初の一般質問で,1番バッターのくじを引いたのが長谷川信市議員なんです。そのとき,長谷川信市議員が,愛する郷土守谷のために粉骨砕身の思いで頑張りますと挨拶をしたときに,私もこれ自分の番に来たら挨拶しなくちゃいけないのかなと非常に緊張した思い出があります。また,当時,議長をやられていたのが松丸市長,松丸市長も多少は緊張したのか,私が一般質問中に,私の名前を呼ぶときに,私のおやじの名前呼んだのです。すぐに時の会田市長がそれ違うわと言ったのも,懐かしい思い出です。あれから10年,私も何が変わったかというと,この一般質問で初めて100均で買った老眼鏡を持ち出しました。  さておいて,すみません。今回の一般質問の私のテーマは,その後どうなりましたか。私の過去の一般質問したことについて,その後の追跡調査と現在の進捗状況を含めた,今回はそういった意味で一般質問をさせていただきます。  まず最初に,守谷市英語検定料補助金事業について伺いたいと思います。  この質問は,私,平成30年3月定例月議会一般質問をさせていただきました。そのとき私のほうでは,守谷市においても英語検定料を全額公費負担とし,親の経済事情などによらず子供たちに平等の機会を与え整備することを含め検討していただきたいと,そういった質問をさせていただきました。当時の後藤教育長の答弁,今後検討します。時の松丸市長の答弁,今日はなかなか渡辺秀一議員さえているとお褒めの言葉をいただきました。市ででき得ることであれば,そういう方向もいいものと考えていきたいとふうに思っているという,そういったような答弁をいただきました。  その後,この問題に対して検討していただいたのかどうかは私は思えませんが,多分,ふるさと納税の特需,恩恵があったのか,令和2年の新規事業として,この英語検定料助成事業がスタートしました。  最初の質問に入らせていただきます。  これまでの事業実績について,本市における英語検定料補助金事業は,市内小学生の英語学習意欲の向上と保護者の経済的負担の軽減を図ることを目的に令和2年度から実施されているが,これまでの事業実績について伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) お答えさせていただきます。  本市の英語検定料補助事業につきましては,公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定を受検した市内に住所を有する児童生徒の保護者を対象に,受験した級に応じて協会が定める検定料の2分の1の額を市が負担するもので,保護者からの申請に基づき,合否にかかわらず,受験した年度内において1回のみ交付しております。  この補助事業につきましては,児童生徒の英語力と学習意欲を高めること。また,保護者の経済的負担の軽減を目的としており,所定の申請書と検定結果が確認できる書類を教育委員会の窓口または郵送により提出していただき,審査後,指定の口座に補助金が振り込まれるという仕組みになっております。  事業の初年度となる昨年度は,新型コロナウイルス感染症拡大の影響などにより,市内4か所の中学校を会場に受験した中学生は777名で,令和元年度の950名に比べ受験者は減少し,補助申請者についても,受験者の約50%に当たる384名という結果でした。このほか小学生の保護者122名に対し補助金を交付しており,小中学校全体の利用者は506名にとどまり,当初見込んでいた利用率よりも下回る結果となりました。  その利用率が低かった要因としましては,事業導入年度ということもあり,認知度の低さや補助額に対して保護者の申請手続に係る負担が見合っていないことなどが考えられております。実際,保護者からの問合わせにおきましても,電子申請など手続の負担を減らしてほしいとの意見を多くいただきましたので,1人でも多くの方々にこの事業を利用していただけるよう申請手続等の改善に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございました。この事業実績,昨年度ですか,令和元年度は受験者の約50%だと,ちょっと低かったのかなと思われます。  次に,今後の課題と対応について伺いたいと思います。  目的を果たすためには,この事業を多くの方に利用していただくことが必要と考えますが,昨年度の実績では,準会場で受験した約半数の生徒の保護者が補助金申請をしていない,そういった状況であります。  この事業の運営方法,周知方法や補助金申請に関わる手続,方法などに何が課題があるのか,そこを伺いたいと思います。また,補助金申請に係る手続について,補助金を利用したい保護者が簡単に申請できる環境が整っていない,そういった理由もあるのかと,そういったところについて,今後の課題と対応について伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) お答えさせていただきます。  議員の御指摘のとおり,昨年度は思うような成果を残すことができませんでした。そこで,昨年度の結果を踏まえまして,制度のPRや補助金申請に係る手続について見直しを進めております。  今年度は,改めて保護者の方に事業を知っていただくため,学校の協力の下,何度かPRをさせていただきました。その結果,現在既に前年度の実績777名を上回る860名の生徒が受検しており,補助金の申請件数,申請率共に前年度同時期の約倍に増えております。  さらに,利用率が低かった要因の一つと考えられる申請手続につきましても,窓口や郵送での受付に加え,インターネットを利用して申請ができるよう準備を進めております。補助申請は,年度末に集中する傾向があるため,今月中に関連システムの動作確認や修正を済ませ,遅くとも今月末までには電子申請による受付を始めたいというふうに考えております。  これらの取組によりまして,今年度は,受検者数,補助事業利用者数共に増加することを見込んでおります。あわせて,中学卒業時における3級以上の取得率も前年度を上回ることを期待しております。  なお,今後,保護者アンケートを実施しまして事業評価を改めて行い,改善すべき点は見直し,利用率の向上を引き続き図ってまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございました。担当課としては,電子申告とか申請内容とか,そういったものを変えていこうという,そういった工夫を今後していくのかなということを分かりました。  ただ,今回,この一般質問で私が一番知りたいというか重要視しているのは,利用率が,せっかくの新規事業で50%,これはちょっとううんというところで,今年度含めて次年度として,担当課としては利用率,大体どのぐらいを目標値としてやっていく,逆を言えば利用率大体このぐらいだったらおよそ合格点だよというところの目標値,そこを最後聞きたいと思います。ちなみに先日,古谷部長と話したときは,普通7割だろうなという,そういったお話もちらっと聞きましたがお尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 理想は当然,受検された全員の方がこの制度を利用していただくというのが,それはベストなんですが,ただ昨年度,実績が50%ということもございますので,控え目でも70%は目指したいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。まずは,その数字をクリアしていただきたいと思います。  最後に,町田教育長のほうに2点だけちょっとお願いがあります。  先日この質問に当たりまして,ヒアリングの後,担当課のほうから資料をいただきました。こちらの資料なんですけれども,中学卒業時における3級以上の取得率という,この資料なんですけれども,守谷中学校の中学校卒業時における3級以上の取得率,全体で平成30年は51%,令和元年が55.5%,令和2年度が47.9%。ちなみに茨城県が平成30年が27.9%,令和元年が29.4%,令和2年,非常に伸びています,38.6%。全国的に見ますと,平成30年が23.9%で,令和元年が25.1%。守谷が中学校卒業時における3級以上の取得率が大体51%から55.5%,令和2年は,多分コロナの影響もありますのか47.9%という数字なんですけれども,市内には四つの中学校があると思いますが,この数字が非常にばらつきがあるのかなという,その中で守谷中学校が60%以上をキープしておりますが,中には40%を下回っている中学校そういったところもありますので,今後そういったところの原因というものを調査研究をしていただきたいというのが一つ。  私の好きな言葉に,リベンジとか再チャレンジ,そのほかレベルアップと,そういった好きな言葉があるんですが,前回,平成30年の一般質問では,全額負担できないのかと。今回は助成を年1回限り半分を見ますよですが,生徒によっては,その年に3級受けて合格,じゃあもうちょっとレベルアップして準2級受けて,しかしながら助成は1回しかできませんので,どちらか最後の受かった方を申請する。中には,今回駄目だったけれどももう1回再チャレンジ,これも多分もしかしたら1回なのかな。  せめて,今担当課のほうで合格,この利用率7割ということは,残り3割は予算のほうも余るのかもしれませんので,そういったところを再チャレンジというか,レベルアップも含めて,1回を2回ぐらい増やすのが,そういった御検討をしていただきたいと思いますが,町田教育長,どうでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) お答えというよりもお願いをされたということで,私もリベンジとかチャレンジとかという言葉大好きなので,検討していきたいと思っております。  そして,この数字に替わる数字が,次回お話をするときにはいい結果としてお話ができるような,そんな形になるように部内で検討していきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。本当に,できれば中学校卒業するまでに英検3級以上取って,その後,高校行って,さらに上の階級を取りながら,大学入試にとっても結構必要で,英検で言うと準2級,2級以上を持っていると試験の免除等とかそういったインセンティブもありますので,なるべく守谷の中学校にいるうちには英検3級以上の取得率,これをひとつ上げる工夫というか,そういったところで御尽力をいただきたいと思いまして,この質問を閉じさせていただきたいと思います。  続きまして,2番目,海老原踏切と北園交差点の通学路について質問をさせていただきたいと思います。  こちらの一般質問のほうも,私,平成30年6月定例月議会一般質問で取り上げさせていただきました。また,これまで多くの議員がこの問題には様々なことで多岐にわたって関わってきた経緯もあり,議会全体の懸案事項の一つだと,私は認識しております。  さらに私も過去には,海老原踏切周辺から北園交差点までの歩道,車道整備に関する地域の要望書を,地域の区長と小川県議会議員と一緒に竜ケ崎工事事務所へ持っていったこともあり,また,黒内小学校の第5期生卒業生としても日頃から気になっておりましたので,今回,再度,一般質問で取り上げさせていただきました。  それでは,最初の質問に入りたいと思います。  通学路の現状と課題と対応について,まず,学校教育課に伺いたいと思います。  現在,黒内小学校に通う児童の中で,北園交差点や海老原踏切を通学路として利用する児童は何人いるか,また今後,利用する児童数の推移はどのようになっているのかお伺いします。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) まず初めに,現在,黒内小学校には,今年5月1日現在で,前年度より112名多い994名の児童が在籍しております。そのうち国道294号を横断する児童は712名で,うち503名の児童が海老原踏切を横断して学校へ通学しております。全児童数の半数以上が,北園交差点や海老原踏切を通学路として利用しております。  また,今後の児童数の推移ということでございますが,こちらにつきましては,住民基本台帳を基に区域内の就学前の児童数を見ますと,1歳から6歳の全人数は1,370名で,毎年約200名以上の新1年生が入学する予定となっております。予測では,5年後の令和8年度の頃に児童数のピークを迎え,現在の全児童数の1.4倍,約1,400名まで増える見込みとなっております。また,松並青葉地区からは,毎年約130名以上の児童が入学する見込みとなっており,今後,北園交差点や海老原踏切を横断する児童数は,ますます増加することが予測されております。  具体的には,北園交差点を横断する児童は,ピーク時に今の人数の1.6倍の約1,100名,令和4年度から令和8年度までの5年間で約400名ほど増える予定です。また,海老原踏切を渡る児童につきましては1.8倍の約930名ということで,こちらも令和4年度から令和8年度の5年間で約430名まで増えることが予測されております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  続きまして,現状の課題とその対応についてお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 現状と課題ということで,対応ということで,国道294号を横断する児童数が年々増え続けておりますので,通勤時間と重なる登校時を児童が安全に学校に通えるよう,関係機関,警察であったりとか道路管理者等と協議しながら安全対策を行ってきております。  まず,北園交差点につきましては,市雇用の通学補助員を交差点に配置し,児童数の増加に合わせ人数を増やし,現在4名体制で交差点の誘導を行っております。そのほか,交差点信号機の横断時間を通常より長い時間に設定したり,通学班ごとに登校時間をずらす時差登校を昨年度から取り入れ,交差点付近の待機時の混雑緩和や効率よく安全に交差点横断できるよう努めております。  そのほか,マンション側の踏切につきましては,踏切内の歩道幅が約1.5メートルと狭いということもありますので,ほかの歩行者との交差に支障が出ないよう通学員1名を配置し,横断を待つ児童を整列させ,踏切事故が起きないよう電車の通過に注意しながら横断をさせているところでございます。  これらの対策によりまして,現時点では,登校時の通学につきましては,以前より効率よく安全に通学できているというふうに思います。実際に登校時に大きな事故やけがは今現在起きていませんので,対策の効果の現れではないかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 現状の課題と対応について,今,担当課のほうからお答えいただきました。  まず,北園交差点については,市雇用の通学補助員を交差点に配置し,現在4名体制で交差点の誘導を行っているという答弁でしたが,私も今回,この一般質問に当たり5回ほど朝,補助員の活動のほうを見させていただきました。非常にてきぱきと,あの人数を短時間でさばく姿,皆さんここにキッチンタイマー,時計みたいなのとか持ちながら,時間と信号のあれを見ながら非常にすばらしい手さばきというのですか,見ていて本当に感心するような感じ,また,その時間帯,非常に交通量も多いので騒音なんかもありますが,その中でも声を張り上げながらやっている対応にも,非常に私感動いたしました。  また,マンション側の踏切,海老原踏切,ここを横断箇所だけ歩道幅が約1.5メートルという今お答えがありましたが,市長,1.5メートルってどのぐらいの長さだと思います。このマイクの辺りから。(発言する者あり)おっしゃるとおり,ここから大体この辺が1.5メートルなのです。現在この幅に,令和2年で384名,令和3年503名,今後,令和8年のピーク時には937名,約1,000名近い児童がこの1.5メートル,おとといでしたか,あの大雨降った日,この日など傘ですと,もう1列通行ですね。そういった現状が今あそこの海老原踏切と北園交差点のところでは,朝そういった交通事情,通学路で混み合っているという事情があるということを認識していただきたいと思います。  続いての質問をさせていただきたいと思います。  (2)海老原踏切と北園交差点の拡幅についての質問に移りたいと思います。  これは建設課のほうに伺いたいと思います。  今回は,海老原踏切と北園交差点の拡幅については別々の問題として切り離して質問をさせていただきますが,まず,北園交差点の拡幅の進捗状況について伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えいたします。  教育委員会から,またPTAからの要望を受けまして,竜ケ崎工事事務所または県庁の主管課等々とお話をさせていただきまして,まずは,現道の立会いから始めないと拡幅ができないというような形になっております。  10月ぐらいに現道の立会い2回ほど行いましたが,一部立会いが不成立になっておりまして,その辺のところを竜ケ崎工事事務所でどういうふうな形にしたらば了解が得られるかということを今現在やっているところで,また,用地買収等が進んでないというような状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  続きまして,海老原踏切の拡幅について,拡幅をする場合にはいささか問題点があると伺っているが,現状どのような感じになっているのか,そこも併せて伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 先般,教育委員会と建設課の課長が竜ケ崎工事事務所のほうに踏切の拡幅という形で伺っております。それのときは難しいというようなお話をいただいております。  そもそもあそこのところは立体交差という形で都市計画決定されておりますので,平成15年3月20日付で,都市地域整備局長,道路局長,あと鉄道局長の連名で通達が来ております。その通達というのは何かといいますと,道路と鉄道の交差に関する要綱,実施細目というような形になっていまして,もし拡幅とかそういうのがあれば,お互いに協力してすぐに協議しましょうという前提はあるんですが,立体交差の場合はその限りではないという話になっていまして,現実的には難しいと思っております。  また,道路を拡幅した場合は,道路の管轄する自治体が全額負担するというのもそちらに明記されておりますので,そういう面から,茨城県と今後も協議しながら進めていく必要があるのかなと思っております。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 担当課としては,県とか国とかいろいろ協議しながら進めているというお話を伺うことができました。しかし,この問題の一番の落としどころというのは,今後,令和8年まで児童数が増えていく,このピーク時が令和8年だという今執行部からのお話がありましたが,そこと工事というものが実際リンクできるのか,その辺最終的にどうなのかというのを,そろそろそこら辺も見極めていかなければいけないのかなと思いますが,担当課としては,その辺,毎年毎年児童数増えているよね,それは分かっている,だけれども工事のほうはやっているけれどもなかなか進まないし,いろいろな踏切拡幅については事情がある。
     それを踏まえて,令和8年までに実際そこができるかできないかというの,実際,今日現在で構いませんので,その辺どういうような考えというか,意見を持っているのか伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) なかなか難しい質問でございますが,立体交差事業となりますと,これは間に合わないというのは,間違いなく私も言えます。あとは立体交差事業が本当に遠い将来だということで,暫定整備というような考え方もございます。その辺を茨城県が踏み切れるかどうかというところの問題だと思っております。  やはり上位の自治体なので,その辺が踏み切れるかどうかというのが一番の問題でして,もし踏み切ったとして,鉄道との協議が,運輸局との協議になりますが,そちらは多分1年ぐらいかかって,設計自体で1年,工事が1年,3年後,これ早くてというようなイメージですけれども,いずれにしても,これはかなり困難な事業になってくると思います。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 言いづらいところを踏み切っていただきまして大変感謝しております。本当にうまくいっても,3年後じゃないかと。そういった中で,令和8年にピークを迎える中で,やはり担当課のほうとしては,これはこれ,それはそれとして独自にここをどういうふうにしていくかという,そういった対応も私は今後考えていかなければいけないのかなと考えますが,その辺について,(3)番,通学路の今後について学校教育課はどのように考えているのか,その辺も含めて伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) こちらの北園交差点周辺の通学路につきましては,毎年,通学路安全対策協議会におきまして,合同点検という形で,これまでの対策内容を検証し,かつ今後の対策なども協議しておりますので,そういった対応を引き続き行っていきたいということと,あわせて,今後,交差点や踏切を利用する児童数というのは,先ほどから繰り返しになりますけれども,本当に倍近く増えることが予想されておりますので,一日も早い歩道の拡幅,それから場合によっては通学経路分散,そういったものを視野に入れた形で,関係機関と協議をしながら,児童生徒の安全確保を図るための対策というものを計画的にやっていきたいというふうに考えております。  ただ,やはりハード面の整備につきましては,先ほど都市整備部長がおっしゃるとおり,相当の時間がかかるということはこちらも認識してございますので,その間,こちらのほうで,できる限りのマンパワーを使ったりだとか,通学路を変更したりだとか,そういった対応で何とか児童の安全確保に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 本当に,その覚悟を持って全力でやっていただきたいなと思います。  最後にもう1点,先ほど海老原踏切のところの幅が1.5メートルというところで先ほどお話させていただきましたが,ここというのは,児童の通学路だけではなく,黒内小学校は災害時の避難所に指定されているため,当然,松並青葉やひがし野周辺に住む住民の方々の避難通路としても大変重要視される箇所だと思いますが,そういったところを含めますと,予算的なものとかそういった考え方になるかと思うんですけれども,文科省とかそういったところではなく,もっと幅広い観点から国の補助金や交付金事業などを充当しながら今後一歩でも先に考えられるような,そういったことはあるのかどうか,最後ちょっと伺いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) ヒアリングの後に,国の補助事業とかそういったもの何かということで,こちらでちょっと調べさせたところ,国のほうで都市防災総合推進事業というのがございまして,そちらは地域防災計画で避難所として指定されている小中学校を中心とする半径1キロまでの範囲において,災害時に安全に移動するための避難所の改善や防災施設の整備,さらには子供の通学路の安全対策を実施することにより,防災性と子供の安全を向上させるための交付事業というものがあるそうなのです。御指摘の歩道の拡幅につきましては,事業目的に合致するものというふうに,こちらでは考えています。  ただ,しかしながら,あそこは県道ですので,県が実施主体になりますので,そちらがそういったものを活用するかどうかということもございますので,先ほど都市整備部長の話ですと,なかなか難しい面はあるかと思うんですが,こういったメニューもあるということは,県のほうにお伝えしたいというように考えています。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 補足させていただきますが,今の事業は,もう既に守谷市は取り入れていまして,歩道の拡幅とかそういうものを実施して,避難所の倉庫とかそういうものに総合的に今活用して進めているところですが,残念ながら,それは市道しか活用できない,守谷市が造っておるのですから。それが茨城県が造れるかどうかというのは,今後の,ちょっと勉強しなければ分からない点になるかと思います。 ○議長(高橋典久君) 渡辺秀一君。 ◆11番(渡辺秀一君) 非常にこの問題,一筋縄ではいかないのかなというのが改めて分かった次第であります。しかしながら,最終的には,こういった話というのは,政治的な判断を要するのかな,守谷市側の先頭に立つのは当然松丸市長であると,私は考えております。  今回はあえて松丸市長からは答弁は求めませんが,いずれにせよ,この海老原踏切と北園交差点の問題には,今後とも注視しながら,時折,再度,一般質問をさせていただきたいと思いますので,よろしくお願い申し上げまして,私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,渡辺秀一君の一般質問を終わります。  次,通告順位11番,高梨 隆君,登壇を願います。  高梨 隆君。                〔10番高梨 隆君登壇〕 ◆10番(高梨隆君) 通告順位11番,もりや新風会の高梨 隆でございます。  質問に先立ちまして,同じ会派の神宮議員がいろいろな理由で今本会議前に辞職ということになりました。非常に寂しく落胆しておるんですけれども,それにめげずに一般質問を頑張っていきたいと思います。  今回,一般質問で取り上げたのは,1点でございます。市内小中学校の校則についてを取り上げました。  数年前から,子供の人権に関することがいろいろ話題になっていましたり,懸案になっています。いじめに始まり,児童の虐待,そのほかいろいろ子供の人権ということが話題になっております。  その中で,学校の校則についても,いろいろな立場から意見が出され,マスコミなどがこれを大々的に報道し,社会の関心が高まってまいりました。平成から令和へ時代も変遷し,校則の中には,今の時代に合わない,時代にそぐわない,時代に取り残されたようなものがあるのも事実です。  私ごとですが,私が高校の頃は制帽,私ちゃんと制帽をかぶって学校に登校していました。ちょうどその制帽がなくなって,これは丸刈りから長髪が認められた時期なんです。どうしても髪の毛を伸ばすと,帽子が要らなくなります。でも,学校は校則だからといって,制帽をかぶるように指導されました。校門には,おっかない先生が竹刀を持って立っていました。帽子かぶらないで行くと,職員室に後で来いとか言われて怒られました,そういう時代でした。ちょうど今の294号線が,ほこり道でした。あれがちょうどできて,舗装されていないんです。それでダンプが通ると,砂ほこりが物すごく立つんです。そうすると,頭をちゃんと七三に分けて整髪料をつけていくと,それがぬかが降ったように真っ白にほこりでなるんです。そういうふうな思い出があります。  学校を取り巻く環境も大きく変わり,デジタル化の波が学校に押し寄せ,中でも先生方にとっては大変苦労の多い変革の時期に直面しています。コロナ禍がそれに拍車をかけ,コロナ対策にも最優先に対処しなければならず,大変な労力をかけなければなりません。校則はあって当たり前,校則の見直しをする余裕などはないのかもしれません。  今日の質問でも,昨日も奈幡参事には毎回分かりやすい説明で御答弁いただきありがとうございます。今回改めて校則を取り上げましたので,よろしくお願いいたします。  まず最初に,校則の意義と目的は何かを質問いたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  まず,校則の意義と目的について申し上げたいと思います。  文部科学省から,生徒指導提要というものが出されております。それによりますと,校則は,学校が教育目的を実現していく過程において,児童生徒が遵守すべき学習上,生活上の規律として定められるものであると,このように示されております。  校則について,それを定義する法令というのは,実は特にございませんけれども,一般的には,学校がその教育目的を達成するために,必要かつ合理的な範囲内において校則を制定し,そして生徒が社会に出たときに必要な素地を育てるものとして捉えております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 私も調べましたのですが,文科省によれば,校則とは,児童生徒が健全な学校生活を営み,よりよく成長発達していくため,各学校の責任と判断の下にそれぞれ定められる一定の決まりというふうに書いてありました。改めて考えてみると,なるほどと誰もが納得できると思います。誰もが経験上,学校に入学すると,必ず校則が示され,それによって指導され,校則を守りながら学校生活を送ってきたと思います。  次に,この校則はいろいろ学校によっても違うと思うんですが,市内の小中学校あたりは,制定時期というのはいつ頃ですか,質問いたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  議員から御質問いただきまして,担当課でもいろいろ調べてみました。市内4中学校の校則につきましては,それぞれの学校創立時に制定したものを必要に応じて追加したり,削除したりしながら運用してきております。各中学校とも創立以来,長い年月が過ぎておりまして,校則の制定過程ですとか,その制定者については詳細にはお答えできないという現状でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) この質問は,無理な質問だったと思います。考えてみますと,大体学校が創立されると,校歌が作られ,同時に学校の決まり,校則が制定されるようです。学校の伝統により多い少ないの違いがあるようですが,多くの小中学校においては,恐らく創立時に制定されたものだと考えております。  三つ目に,この校則の制定者というか,誰が作ったかを御質問いたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  今,制定時期について無理な質問だったかもという御配慮いただきましたけれども,制定者につきましても,実は同じような御回答しかできないことをお許しください。  通常は,開校時に既に市内にある中学校の校則を参考にしまして,例えば,校歌ですとか校章,制服,校則などを決定する選定委員会なるものを設立いたします。そこでの話合いを基に決定されるのが一般的ではありますけれども,実際その制定者が誰であったのかという記録は残っておりませんので,そこについても詳細を申し上げることはできません。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) やはり,それもなかなか分からないということですが,次に,校則は今の答弁にもありましたように,創立年度はいろいろ異なりますが,校則の見直しが今まで行われてきたかどうかを質問いたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  先ほども申し上げましたけれども,創立以来長い歴史の中で,時代に合わせた校則の加除,訂正というのは行われてきております。  現状として,最近の状況をお伝えしたいと思いますが,愛宕中学校,けやき台中学校におきましては昨年度,それから守谷中においては本年度,ちょうど制服の見直しを行っております。そこで,制服の変更に関連する箇所,例えば女子のスラックス着用などが見直し箇所として追加をされております。  なお,制服の変更につきましても,例えば事前に生徒,保護者にアンケートを取るとか,業者と連携したプレゼンをするとか,希望投票するなど,生徒の希望が反映される方向で行っております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 次に,(2)のほうに,現在の校則についての中学校の現状についてお尋ねいたします。  先日,この質問を行うために,市内の中学を訪ね,校則を一部もらってまいりました。ここにあります。校則という名前ではないんですが,中学校の生活についてという印刷物が4枚。この中には,学校に登校から,通学用バッグ,下校,服装,頭髪,履物,それから日常生活,部活,校外,自転車,それから下校についてまで細かく決まっております。  今回の質問は,校則といっても登校から下校するまでの細かい学校生活全てについての決まりについては質問するつもりはありません。この中でも,頭髪と服装に絞って質問しますので,よろしくお願いいたします。  実は最近,児童生徒,特に中学生,高校生,非常におとなしくなったという印象が私は持っております。私も前職の職場に行ってたまにいろいろ様子を見てくるんですけれども,私が在職していた頃のように,昼休みは生徒指導部の先生方が校内を巡回して,トイレの中に隠れたばこしているやつがいないかどうか,牽制に見回りなんかをやっていましたけれども,そういう話をしましたら,最近こんなことをする生徒は一人もいませんよ,そういうふうな返事がありました。非常にみんな素直で従順で,何か別の学校に来たような感じを受けました。  そういう中でも,よく聞いてみると,今の生徒は頭髪一つで叱られたり指導を受けると,それをもって欠席し,結局学校やめるという,簡単に規則を守るよりも学校をやめることを選ぶという,そういうふうな生徒が非常に増えてきた。そういうことに関連して,この頭髪と服装について考えてみたいと思います。  今,市内の中学校の校則には,男子の夏季服装の項目では,白ワイシャツ,夏は開襟のシャツ可,ストレート型ズボン,ベルトは黒,下着は白無地または中学校のTシャツ,靴下は白,黒,紺,ワンポイント可,このように書いてあります。ワンポイント可というのは,まだこれは恐らく非常に進んでいる学校で,以前はワンポイントで何かの印があったりすると,それは校則違反だということで指導していた経験があります。  この中で,今,社会ではいろいろなことを言っていますけれども,ブラック校則と言われ,例えばこの中で該当するのが,下着は白無地でなければならない,私なんかは年齢的にも下着は白でメリヤスのシャツが一番いいと思って,どうしてもナイロンのシャツを着ると汗が吸わないし,何かこう感じが違う,そういう中では非常に古い人間,古い型の人間だと思われがちですが。この下着は白無地という理由はいろいろなことを調べてみますと,結局それを調べるために子供に上着を脱がせ下着まで調査するのか,そういうふうなことで,ブラック校則と言われております。  それから,髪の毛については,清潔な髪型で前髪が目にかからない自然な状態,これは普通ですよね,言葉は。次に,染色,脱色,変形,パーマ等,整髪料不可,女子は髪を整えるゴム,前髪が目にかからない。女子の場合には,髪の毛が長い髪は駄目なんですよね,その髪を整えるゴム,それでとめ具は黒,紺,茶色。次も,非常に何か問題になったんですけれども,ツーブロック禁止,ソフトモヒカンなどは禁止と書いてありました。  夏季服装と頭髪の一部を紹介しましたが,この下着は白無地というのは,一般的にブラック校則と言われております。このブラック校則と言われる事項について調べていただいて,学校の実情をお尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) 私どもも市内4中学校の校則と呼ばれる生活の仕方については,改めて確認をさせていただきました。結論から申し上げれば,いわゆるブラック校則と呼ばれるような特別な校則は存在しないというふうに認識をしております。しかし,議員が先ほどワンポイントソックスということも,場合によってはブラックにということもおっしゃいました。例えばですけれども,ソックスを自由にして,ルーズソックスが中学校ではやった時代がございます。また,ゴムを自由にしたら,きらきらのゴムをつけてくる女子も増えました。白ワイシャツの下に真っ赤なTシャツを着てくる生徒もおりました。これらはやっぱりそれ自体が悪いということではなくて,先ほども申し上げましたけれども,学校が社会生活を学ぶ場であって学習の場であるという前提で,生徒と合意形成を図りながら制定してきているのが校則であるというふうに認識をしております。  ですから,校則というのは行動のガイドラインであって,なぜその決まりが必要なのか,決まりを守らなかった場合に自分とか周囲にどんな影響があるのか,その上で自分がどう行動するかを考えられるようにすることが大事だというふうに思っておりますし,常日頃,教育長,校長会で人権をとにかく大事にしなさいということを私どもに申しております。  守谷の中学校には,そうした行動様式が身につき始めているのかなというふうに考えておりますし,今ある校則をブラックだと訴えてくる生徒,保護者はいないという現状がございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 生徒の年齢から見て,この時期は思春期,大人と子供の境,いわゆる境界人などと言われる年代ですから,先生方は校則を守らせる指導を行っていると思いますが,素直に聞く生徒ばかりは多分いないと思います。本当に頭髪と服装の指導については,御苦労さんと言いたくなります。  世の中では,規則は破られるためにあるなどということわざがあるくらいですから,最近,少しおとなしくなったように私の目では見える中学生,もしこのような校則違反という生徒に対する指導と対処についての現状をお尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) 本当に議員が今,中学校の生徒の落ち着いた様子を把握されていることを改めて感謝申し上げますし,実際に非常に落ち着いております。この校則にあえて反発するような生徒が,市内にいないという現状もございます。  それを踏まえた上で,もし校則違反の生徒がいた場合にどんな指導をするかという点でお答えをしたいと思います。  校則に沿えない場合があれば,当然確認をさせてもらいます。その場で注意を行います。校則との違いを本人に伝えたり,気づかせたり,場合によってはその場で直させるという指導を行います。そして,さらに次から違反がないように助言をいたします。しかしそれでも同じことが続くとか,ほかにそうせざるを得ない事情がある場合には,保護者に連絡をして家庭と連携しながら対応している,そんな状況でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 今,目立った,そのような校則違反をするような,何というんですかね,そういうふうなアウトロー的な生徒はあまりいないというお返事でした。  いろいろ校則が話題になりましたので,生徒の保護者の様子,保護者の要望とかその様子をお尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  保護者からも,現在のところ全ての学校において校則の見直しなどを求める意見をいただいておりません。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 次に,3番目に行きます。  校則の見直しについてなんですけれども,先日の茨城県議会が,日曜日に一般質問があったんです。その中でも校則の見直しが取り上げられておりました。  参考までに,県の小泉教育長の答弁をメモしてきましたので読み上げてみます。  校則は,時代の変化に合わせて見直していくべきものであり,今後も継続して見直していく必要があると考えております。本県では,現在,各学校に対して生徒が中心となって教員や保護者との意見交換を行い,それぞれの立場から見直しに参加する場を設けるよう働きかけております。  具体的には,来年3月までに各学校において生徒会活動や保護者向けアンケートの実施などにより校則や制服に関する意見交換を行い,合理的な説明のできない校則を廃止するなど,必要な見直しを進めることとしております。
     こうして見直した校則につきましては,学校のホームページに掲載し,広く周知することで,在校生だけでなく保護者や地域の方にも学校に対する関心や理解を深めていただき,地域に開かれた学校づくりが促進されるよう努めてまいります。  茨城県の教育長の答弁としては,非常に前向きな答弁内容だと思います。  次に,これを踏まえまして,守谷の中学校なんですけれども,校則の見直しは改善する点があればですけれども,実施するのか,また既に実施されたのかをお尋ねいたします。 ○議長(高橋典久君) 間もなく正午になりますが,このまま高梨 隆君の一般質問を続行したいと思いますが,よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) それでは引き続き,一般質問を続行します。  教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) 校則見直しの実施のみについてお答えしたいと思います。  先ほど申し上げたとおり,市内3中学校におきましては,制服の見直しに伴う変更が実施済みでございます。制服以外については,現在,御所ケ丘中学校において,本年度,教師と生徒が共同で校則を考える機会を設ける予定でございます。  先ほど引用してくださった小泉教育長のようなお考えのとおり,合意を図りながら,教師と生徒が共同で校則を考え,必要に応じて見直しを行うという報告を聞いております。  その他の3校においては,制服以外での校則の見直しを求める意見が現在ないため,現状としてその予定はございません。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 今の答弁のように,ほとんど問題となるような校則はないという,そういうふうに考えていることが分かりました。  服装の校則に関して,これは高等学校なんですが,最近,非常に画期的というか進んでいまして,水戸の高等学校,女子高ですか,水戸二高におきましては,これまで生徒主導で校則の見直しが行われ,特に制服のデザイン変更について,生徒が制服検討委員会を組織し,関係者の合意形成を図りながら新しい制服デザインを決定し,来年度の入学生から導入されることが決定したということです。  この制服検討委員会では,制服の歴史を調べ,多様性をテーマにした討論会を開催するなど,制服に込められた意味や思いをしっかり踏まえた上で新しい制服を検討するという。こういうことで,最後にデザイン原案の作成や職員会議の提案方法などを教員が生徒の活動を支援し,生徒が学校生活を営んでいく上で,自分たちで考え,決めたルールを守ろうとする意識の向上につながるということが期待されているようです。多様な意見を交わし,話合いを繰り返して合意形成に結びつける経験にもなるからと,これも非常に画期的な事例として最近話題になっております。  そこで,もし見直しがあるとすれば,見直しの方法についてはどのように考えているかをお答えください。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) 今まさに議員が御助言してくださったとおりであります。既に予定している御所ケ丘中学校におきましては,まず教師と生徒で校則について改めて考える,その上で変更の必然を確認し合いながら,合意ができた部分で校則を見直すという方法で行う予定であります。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 水戸二高のような感じで,生徒,保護者を交えたそういうふうな中で合意形成を図りという新しい校則の制定の仕方を聞いて安心しました。  最後に,校則の見直しに関して,次の点,最後に提案いたします。  今,多様化とグローバル化というのが学校現場で急速に進んでいると思います。卒業式など,ここのところ2年間はコロナで中学校には行けませんでしたけれども,外国ルーツの生徒がちらほら混じるようになりました。守谷市には該当しませんけれども,お隣の常総市辺りでは,多くの外国ルーツの生徒たちがいるようです。それから最近,性的マイノリティー,そういうふうな子供もいます。  このように多様化やグローバル化の中で,今まで校則の価値観で運用していくというのは非常に難しくなってきている。そういうことは先生方も肌で感じていると思います。今まで比較的激しい指導をされてきた生徒指導の先生方も,そういった変化に応じて,今までの校則の運用ではちょっと難しいんじゃないかということは感じられていると思います。  そこで,多様性,生徒,保護者の国籍の違い,それから心身の発達状態,健康状態,性別,それからトランスジェンダー,それからLGBT,こういうふうな性格の生徒も多分にいる,これからはたくさん出てくると思います。  このような多様性に合わせた制服の見直しについて,どのように考えていくかお尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 教育部参事奈幡 正君。 ◎教育部参事(奈幡正君) お答えいたします。  多様性に応じた,特に制服ということで申し上げれば,先ほども申し上げましたけれども,守谷中学校と愛宕中学校で,まずブレザーに変更をいたしました。多様な生徒に配慮をしまして,女子がスラックスを着用できるようになっております,スラックスパターンというのでしょうか。また,以前からブレザーであるけやき台中学校でも女子のスラックスを追加しまして,その着用が始まっております。各校には,大体学級数名ずつのスラックスの女子がいるという報告も受けております。  御所ケ丘中学校でも,今回の校則を考える機会の中で,女子のスラックスについても検討するということも聞いております。あわせまして,トランスジェンダーなどその内面にどう寄り添うかということにつきましては,校則とは違う部分で寄り添ったり,相談に乗ったりする体制ができております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 時間も12時を過ぎちゃいましたので,あと3分で終わります。  最後に,小学校の校則については今回調査はしませんでしたけれども,小学校については校則といっても,学校にはおもちゃや食べ物を持ってきてはいけないぐらいで,別に問題にするようなことはないと考えております。  ただ,校則として定めないでも当たり前になっていることがあります。それは,小学校に入学するときに,みんなランドセルを購入するのが当たり前になっています。ランドセルは,日本に学校の制度ができた130年前に導入されたようです。学習院の初等部が一番最初だそうですけれども。  近年,このランドセルを市町村が入学時に無償で支給する自治体が増えています。私が調べたところ,日立市,土浦,石岡など10以上の市町村,阿見町も,それから結城市も始めるようです。中でも古くから無償配布を行っているのが,日立市です。日立市のランドセルの贈呈が始まったのが1975年,昭和50年のことだそうです。当時は,一時オイルショックの影響で物価が上昇している時代でした。各家庭の経済的負担を軽減するために,そして全ての新1年生が同じスタートラインに立てるように,入学のお祝いとしてランドセルの贈呈が始まったようです。この年,約4,100人の新1年生にランドセルが贈呈されました。これまでに2回の大きなモデルチェンジがあり,特に初代から2代目は大きさや材質など多くの変更があったとした,日立市のホームページにありました。  最後に,市長に質問いたします。  質問というよりはお願いなんですけれども,最後に,子育て王国もりやを標榜し進めてきた松丸市長にとって,守谷市でも新1年生にランドセルの贈呈ができないか,子育て中の家庭にランドセルのプレゼントというのは非常にいい政策だとは私は考えますが,市長の見解をお尋ねします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 結論から申しますといたしません。  今多様化するという中にありまして,ランドセルそのものの課題も社会問題になっている,あんな重い物を小学1年生から背負わせて成長を妨げているのではないか等々の課題もありますし,まさしく先ほど申し上げましたように,多様化する中では,果たしてランドセルがいいのか,そうでなくても私立の学校などではリュックを背負ったりというようなことも起きているようでございますので,ランドセルそのものに対する信頼度という部分が損なわれているという可能性もあるんだろうというふうに思いますので,また,もっともっと優先度の高い事業があるというふうに思っておりますので,ランドセルの配布というのはいたしません。 ○議長(高橋典久君) 高梨 隆君。 ◆10番(高梨隆君) 市長はランドセルの無償配布はしないという見解を述べられました。私も今回の校則のことを調べて,最後にランドセルの問題があって,今,非常にランドセルが重いんですよね。非常にランドセルが重くて,ましてや,これからタブレットが入って家に持ち帰ると相当重いんじゃないか,そういうふうな問題があるということを知りました。  以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで,高梨 隆君の一般質問を終わります。  これをもちまして,本会議の一般質問を終わります。  以上で,本日の日程は全て終了しました。  なお,予定していた一般質問は本日をもって全て終了したので,13日は休会としたいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 異議なしと認めます。よって,13日は休会にすることに決定しました。  本日はこれで散会します。                午後零時12分散会...