守谷市議会 2020-12-22
令和 2年12月定例月議会−12月22日-04号
令和 2年12月定例月議会−12月22日-04号令和 2年12月定例月議会
令和2年
守谷市議会
12月定
例月議会会議録 第4号
─────────────────────────
令和2年12月22日 午前10時00分開議
─────────────────────────
1.出席議員 14名
議長 18番 高 橋 典 久 君 副議長 17番 高 梨 恭 子 君
1番 小 菅 勝 彦 君 2番 海老原 博 幸 君
3番 首 藤 太 亮 君 5番 山 本 広 行 君
6番 渡 辺 大 士 君 7番 砂 川 誠 君
8番 神 宮 栄 二 君 10番 高 梨 隆 君
11番 渡 辺 秀 一 君 12番 長谷川 信 市 君
14番 山 田 美枝子 君 16番 山 崎 裕 子 君
1.欠席議員 6名
4番 田 中 啓 一 君 9番 堤 茂 信 君
13番 青 木 公 達 君 15番 寺 田 文 彦 君
19番 伯耆田 富 夫 君 20番 梅 木 伸 治 君
1.
出席説明者
市長 松 丸 修 久 君
副市長 田 中 健 君
教育長 町 田 香 君
総務部長兼守谷市
選挙管理委員会書記長 岩 田 賢 君
生活経済部長 飯 塚 俊 雄 君
保健福祉部長 堀 浩 君
都市整備部長 古 谷 浩 一 君
教育部長 宇田野 信 彦 君
総務部市長公室長 浜 田 耕 志 君
総務部次長兼守谷市
選挙管理委員会書記長補佐
川 村 和 彦 君
生活経済部次長 鈴 木 規 純 君
保健福祉部次長 稲 葉 みどり 君
都市整備部次長 石 塚 成 美 君
教育部次長 小 林 伸 稔 君
1.本会議に職務のため出席した者
議会事務局長 高 橋 弘 人
議会事務局長補佐 山 崎 隆 裕
┌───────────────────────────────────────┐
│新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため,議場への出席議員を制限して実施した。│
│欠席議員は別室のモニターにて会議を傍聴した。 │
└───────────────────────────────────────┘
1.議事日程
──────────────────────────
議 事 日 程 第 4 号
令和2年12月22日(火曜日)
午前10時00分開議
日程第1.市政に関する一般質問
8. 神 宮 栄 二 議員
9. 小 菅 勝 彦 議員
10. 渡 辺 秀 一 議員
11. 山 崎 裕 子 議員
12. 渡 辺 大 士 議員
1.本日の会議に付した事件
日程第1.市政に関する一般質問
──────────────────────────
午前10時00分開議
○議長(
高橋典久君) これから本日の会議を開きます。
ただいまの出席議員は11名であります。
定足数に達しておりますので会議は成立いたします。
総務部長,
総務部次長においては,
地方自治法第180条の3の規定により,守谷市
選挙管理委員会,書記長及び
書記長補佐の職を兼務する者として,出席を要求いたしました。
本日の日程は,昨日に引き続き,市政に関する一般質問であります。
──────────────────────────
△一般質問
○議長(
高橋典久君) それでは,順次発言を許します。
通告順位8番,
神宮栄二君,登壇を願います。
神宮栄二君。
〔8番
神宮栄二君登壇〕
◆8番(
神宮栄二君) 通告順位8番,もりや
新風会神宮でございます。朝一番でございます。おはようございます。毎回この場に立ちまして非常に緊張します。前日はあまり睡眠も取れません。何度やっても,この一般質問については,私は自分の議員活動の中で非常に大事な場だと認識しております。
本日の質問は,去る9月議会において質問を積み残してしまいました第三次守谷市
総合計画について関連質問をさせていただきます。
令和4年度から始まる第三次守谷市
総合計画,松丸市長におかれましては初めての陣頭指揮を取られる
総合計画になるのではないかと思います。先日,所信表明のときにも質疑をさせていただきましたが,今回はSDGs,持続可能な開発目標,この考え方を取り入れるということを御回答いただきました。
また,守谷市の行政に当たっては,高齢化,少子化といった諸問題に対応すべく,まち・ひと・し
ごと創生総合戦略,これは本当に
まちづくりそのものだと思います。それぞれの課題に対して取り組んでおられ,この最終年度が令和3年度になります。
先日,進捗について御発表がありました。まだまだ達成できてない部分,達成できている部分,32項目中13項目ですか,約4割達成しているという発表がございました。この中でも,このまち・ひと・し
ごと創生総合戦略,このページをネットで調べますと,最初に出てくるのは
人口ビジョンでございます。国のなす要素には,国民と国土と憲法が必要であると。守谷市のなす要素は,市民と市の土地と,そして財政が必要なのではないかと思います。今回の
総合計画の関連質問については,1番として
人口ビジョンについて,2番として
都市計画マスタープランについて,3番として財政計画について質問させていただきます。
この
人口ビジョン,ビジョンという言葉に引っかかりができました。毎回,辞書で調べました。将来のある時点で,どのような発展を遂げていたか,成長していたいかなどの構想や未来像と出ておりました。まさしく,この
人口ビジョンは,鉛筆をなめて数字をつくるものではない,将来の守谷市のあるべき姿を想定して描かれているものでなければならないと思います。
昨日,
海老原議員が出生率について質問をされておりました。人口については自然増,自然減,社会増,社会減という見方がございます。生まれてくる人,亡くなる人,守谷市に転入してくる人,守谷市から転出していく人,これの総体が守谷市の人口となります。生まれてくる子供の数,この数について,行政は出生前から,いろいろな手だてを取って
子育て王国もりやを実現されようとしております。しかし,現実に令和元年度の出生率が1.3人,目標としている1.60には遠く及ばず,ましてや長期的な2.1という数字については,ゆめゆめ想定ができないのが現状であろうかと思います。
この自然増減に対して,社会増減は行政の取組次第では変化させていくことができます。昨日の
海老原議員の質問の答えの中で,松丸市長も,子供ではなく,高齢化でもなく,その真ん中の
生産年齢人口,ここを上げたいんだと。なぜか。この
生産年齢人口,15歳から64歳となっていますけれども,実質的に,
高校進学率がほとんど98%以上ある中では実質的には18歳から65歳と見るのが妥当だとは思われます。この年代は市民税を納めます,働く世代は。また,守谷市に住まいを求め,
固定資産税を払い,
都市計画税を払い,守谷市の財政に大きく貢献いたします。さらに,
子育て王国もりやが実現すれば,女性の社会進出も進み,働く女性世代が増え,それによって市の経済もよくなっていくと考えられます。
しかし,私もこの守谷市で3人の子育てを終え,現状,妻と2人だけ。周辺を見回しますと,夫婦だけの世帯になってしまいました。
この進学を機にして守谷市を離れていった子供たち,あるいは守谷に住んでみたいと思うような人たちが,どのようにしてこの働く世代となり,そして,守谷市の財政に大きく貢献できるのか,課題も挙げておられます。住まう場としての能力を高め,Uターン,Iターン,Jターンをつくるとなっております。このUターン,Iターン,Jターンに対して具体的な政策をお持ちかどうか,最初にお伺いいたします。
○議長(
高橋典久君)
市長公室長浜田耕志君。
◎
市長公室長(
浜田耕志君) お答えをさせていただきます。
まさに,神宮議員おっしゃられるとおり,戦略分野の一つとして住まう場としての魅力を高め,U,I,Jターンをつくるということが一つ位置づけられております。
その下に,住みたい理想のまちをつくる,魅力ある付加価値をつくる,住まうきっかけ,地縁をつくるというところでございます。
具体的な取組事例ということでは,住みたい理想のまちをつくるというところでは,
公共交通ネットワークの再構築であったり,買物環境の充実,守谷駅の東口,西口の有効活用,情報技術を活用した
行政サービスの充実,まちの防犯機能の拡充というところが挙げられております。
また,魅力ある付加価値をつくるというところでは,
保幼小中一貫教育の推進,校外での
学習教育機会の充実,ICTを活用した教育環境の充実,守谷城址,
愛宕谷津周辺,野鳥のみち,鳥のみちですけれども,その拡充・活用と,緑地の維持保全と,それから,住まうきっかけ,地縁をつくるという取組においては,
シティプロモーションの強化であったり,大学生の転入促進,転入者等に対する
経済的支援の充実といった取組を進めております。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) 住まう場としての魅力を高め,そういうUターン,Iターン,Jターンをつくるということなんですが,この中でも課題が挙げておられます。目指すべき将来の方向性,この基本方針,
人口ビジョンの18ページになるわけなんですけれども,守谷市の魅力,住みよい
まち日本一をかつて実現しております。住みたいまちを目指し,そして,住み続けたいまちへと守谷市が変革していくためには,この
人口ビジョンの達成,実現が大きな課題になろうかと思います。
その中で課題として挙げておられるのは,この脅威としての隣接のつくばみらい市,あるいはつくば市等へ人口が流れる,あるいは守谷市を選定せずに,他市を選定する脅威,その一つが駅前の再開発にあることは明確であろうと思います。
また,周辺から比べて割高な土地価格,あるいは販売物件の大型化による高価格帯のマンション,もう少し若い人が入ってこられるような施策を取るべきではないかと。この問題については,2番目の
マスタープランのところで取上げさせていただきます。
この人口,現状,令和2年12月1日,毎月更新されております。6万9,349人,常駐人口ですね。子供世代が15.2%,高齢者が23%,働く世代が61.8%となっております。松並青葉が開発されて,松並青葉として人口登録がされるようになったのが平成28年でございます。その平成27年,6万5,260人でした。そして現在6万9,349人,まさに松並青葉の現状の人口4,148人なくしては達成できなかった数字でございます。
子供の比率,平成27年度は16%,現在15.2%,減ってないように思います。しかし,増加した子供の数の大半が松並青葉の子供たちです。その数を差引きますと実質的には16%の子供が14%となっています。松並青葉を除いた既存の地域では子供の数さえ減少しているんです。
また,高齢化も23%となっていますが,これも松並青葉はほとんど高齢者がいませんので,それを差し引いて割り返しますと24.2となります。子供と高齢者を足した数字から差し引いた
生産年齢人口は61.8となっています。しかし,実際的には61.5です。数字的にも実数で1,891人,
既存住宅地では減少しています。
この既存住宅への施策も,2番目の
都市計画マスタープランで質問させていただきますが,
人口ビジョンを考えるときに,守谷市はまだ人口が増えているのではなく,松並青葉があったから増えているのであって,
既存住宅地では明らかに減少しています。この事実から目を背けることなく,しっかりと目的を立て,そして,目標に向かっていく施策が必要なのではないかと思います。この実数が
既存住宅地で減っているという認識について,松丸市長はどのようにお感じになられますでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
市長松丸修久君。
◎市長(松丸修久君) 神宮議員の新しい任期になって初めての一般質問ということで,今,お話,質問内容を伺っておりまして,まさしく守谷の抱えている問題というのは地域によって入ってきた年代が違うから,それぞれの地域の課題というのがある。松並青葉は若い世代が入っている,みずき野,また,久保ケ丘三丁目,御所ケ丘五丁目という地域は40年前から入居が始まっていて高齢化が進んでいるというようなことだろうと思います。
そういう中で,だからこそ私は地域主導,住民主導の
まちづくりということで,その地域に合った施策がどのようなものなのか,その地域,地域で課題になるものはどのようなものなのかということで,
まちづくり協議会を発足をさせていただきました。
やはりきめ細かなその地域に応じた施策を講じることによって,その市の魅力を増していただくということが肝要なんだろうというふうに思っておりますし,今の神宮議員がおっしゃったように,守谷の人口増というのは,ここ四,五年においては特に
松並青葉地区に張りついてくれた,松並青葉に越してこられた方々の世代の人口増が今の守谷の全体の数値をいいほうに保っていただいているというのは承知をしているところでございます。
そういう中においても,これからの将来ビジョンとしては,ある意味では若い世代を,例えば
みずき野地区であったり,また,
北守谷地区であったりという,守谷に一番最初に住んでいただいた地域の高齢化に対応した中で,どういう施策が必要かということをしっかりと認識をした上で,地域に合った政策を打っていくということが,まず大切なのかなというふうに思っておりますし,守谷の場合はもちろんTX関連で非常に都心とも近いというようなこともあります。先ほど神宮議員がおっしゃっておりましたけれども,子供たちが成長すると,優秀なゆえに,都内であったり,全国であったり,または海外まで行ってしまうというようなことで,なかなか守谷に戻ってきていただけないということも承知をしているところでございます。
何とかして守谷に戻って来ていただく種まきとしては,私は小学校,中学校の頃から守谷に育ってよかったなという思い,守谷が本当にふるさとだなという思い,守谷にぜひとも住みたいなという,そういう思いをしっかりと,一方で植えつけていく必要があるでしょうし,そういう
行政サービスをしていくことが将来の守谷にとっては非常に大切なんだろうというふうに思っておりますし,また,具体的には,親御さんが守谷にいて守谷に帰ってくるというような環境整備というのもある意味で,今後積極的に手を打っていくという必要があるんだろうというふうに思っております。
具体的にはまだ煮詰まっておりませんけれども,守谷に生まれ育った方が守谷に帰ってきていただくということを誘導するような事業も今後考えていくというふうに思いました。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) ありがとうございました。
住みよい
まちランキング,かつて1位を取った資料の2021年版が出ております。
年少人口比率,818市町,市区があるんですけれども,その中でも34位,非常に高い,好成績です。それから,
生産年齢人口比率,これも2桁,98位,そして,
高齢化比率については751位ということですから,これは後ろのほうがいいわけなんで,この三つ,先ほど挙げた三つについても,松並青葉の人口が大きく寄与して全国でも高い評価を受ける人口構成になっているわけです。
さらにUターン,Iターン,Jターンを進めるための施策を行政として打っていただき,若い世代,
生産年齢人口を上げていくような施策を
次期総合計画の中にしっかりと取り込んでいただきたいと思います。
次に,二つ目の質問についてでございます。
都市計画マスタープランについて。この
都市計画マスタープランについては,私はかねてより,守谷市の
まちづくりの骨格をなすもの,
総合計画の前提条件と私は見ております。本年度の10月にも
都市計画審議会が行われました。私も
都市計画審議会委員ですので,参加させていただきました。10年に一度のこの都市計画,今回の目玉は,何といっても,
サービスエリアに付属した
スマートインターチェンジの開設,これは市長の所信表明でも令和8年度完成と言っておられました。
スケジュールについても,この
審議会スケジュールについても,令和8年完成となっております。
この
スマートインターチェンジ,市民の全体に寄与するのか,あるいは誰に寄与するのか,何に寄与するのかお答え願います。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。
まず,この
スマートインターチェンジ,一番大きいのは市民に寄与するのが一番大きいと思います。なぜかといいますと,今まで
谷和原インターチェンジを使っていただいておりますが,今度,
スマートインターチェンジになるとアクセスの利便性が増すということから市民が使いやすくなるということがまず第1点だと思います。
第2点目に,同時に今計画しております
スマートインターチェンジの周辺の産業系,
複合産業系の土地利用ということで,こちらの土地利用をするに当たって
スマートインターチェンジを活用していただくということも重要だと思います。ひいては,職住近接というものがなされますので,これもある意味,市民のためといって間違いないんではないかと思っております。
以上です。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) ただいま,
都市整備部長より市民のためという表現がなされました。
スマートインターチェンジ付近が
浸水想定地域なのは,
皆さんハザードマップで御存じのとおりでございます。周辺の開発がなされれば,手前にあります
下水道事務所,あるいは明治乳業の工場等が浸水する可能性も否定できません。なぜこの部分を含めて
スマートインターチェンジは優先的に計画の中に入ってくるのか。それが市民のためであるということを断言されましたが,その対応についてはいかように考えておられますでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君)
浸水想定区域,こちらにつきましては1000年に一度ぐらいの雨ということで,やはり低地部については浸水するというふうな想定になってございます。
こちらは堤防強化ということで今,国のほうと協議してございまして,利根川の築堤ですね,そちらの強化を進めていただきたいということで協議に入ったところでございます。
しかし,堤防を強化したとしても浸水想定は外れませんので,安全が増すというような形になります。また,今回のところは3メートル程度盛土をさせていただく予定でおります。そうしますと,今の
サービスエリアの高さと同じになるというところ,あと,
スマートインターチェンジにつきましては,浸水がされないような形で今協議をしてございますが,やはりあそこは結構10メートルというところがありますので,その辺,なるべく浸水がしないような形ということで,今,関係機関と協議を進めているというところでございます。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) この
スマートインターチェンジ,できただけでは機能しないと思います。当然,そこから出てくる車をどのように逃がすか。
都市軸道路,あるいは
供平板戸井線という言葉が文言として書かれておりますが,このどちらを優先するのか。また,その優先にされる道路の根拠は何なのか,お聞かせ願えますでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君)
スマートインターチェンジは,一部,上り車線については,
供平板戸井線を造って
都市軸道路にアクセスするという形で計画してございます。
そちらにつきましては,その
アクセス部分の
供平板戸井線,あとは今,大柏で止まっています
都市軸道路,
供平板戸井線までのアクセスですね,こちらについては令和8年度開通に合わせるということで,県と協議は済んでございます。
そのほか,
供平板戸井線もあれなんですが,
都市軸道路につきましては,
江戸川架橋,また,
三郷スマートインターチェンジ,フルスマートが令和5年度に開通します。そうしますと,
利根川架橋,今16
号バイパスのところもやってございますので,
利根川架橋のみという形になりますので,そういう意味では,交通網的には
都市軸道路を優先的に
利根川架橋を架けていただくというのが重要かなと思ってございます。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君)
都市軸道路が優先されるということですが,
供平板戸井線も計画設定からもう既に25年以上経過していると思います。先の滝下橋まで何としてでも開通させていただきたいと,我々市民も,また議会も議員同盟を組んでお願いに上がった経緯もございます。市民のための優先順位がどちらにあるのか,よく検討していただきたいと思います。
次の質問は,新守谷駅の開発でございます。
新たな都市計画に組み込まれ,近々,
区画整理事務組合も立ち上げられると。この新たな新守谷駅の開発の目的について,再度お伺いいたします。松丸市長,じゃ,お願いできますか。新守谷駅の開発意図でございます。どういう目的で開発されるのか。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君) 新守谷駅の区画整理ですが,目的ですけれども,
都市計画マスタープランにも書いてございます副次拠点という形で位置づけられている区域でございます。その副次拠点をよりよい副次拠点らしくするという形で,新守谷駅周辺の,今,
市街化調整区域になっている部分ということで,駅に近いもんですから,やはり今後,乱開発等々が考えられます。そういう意味で
副次事拠点の強化,乱開発の防止ということで,産業系,商業系,住居ということで,複合拠点ということで位置づけて
区画整理事業を進めていきたいと思ってございます。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) 副次拠点,新守谷駅に近いのか,守谷駅に近いから開発するのか,その開発意図を聞いております。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君) 副次拠点,新守谷駅ですから新守谷駅に近いからやるという形です。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) この
都市計画マスタープランの中に,
立地適正計画がございます。守谷市の状況を分析し,各地域ごとの
居住誘導区域,あるいは
都市機能誘導区域の設定がなされております。守谷駅の
都市機能誘導区域の設定に誘導施設というのがございます。誘導施設については,その建設に当たり補助金が導入されるというようなことをお聞きいたしております。半径500メートル以内,守谷駅から半径500メートル以内,徒歩で5分から10分以内で通える地区,この地域は都市機能ではなくて首都圏,あるいはつくば地域への交通アクセスがよいことから,マンション等の居住施設を誘導すべきではないかと思うのですが,その観点についてはいかがでございましょうか。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部次長石塚成美君。
◎
都市整備部次長(石塚成美君) 守谷市立地適正化計画におきまして,今回,守谷駅周辺を
都市機能誘導区域というように定めております。
それと別に,その居住区域というようなことで,その他以外の場所について定めているわけではございますが,それは駅周辺に住宅,住居というものではなくて,こちらの誘導したいという施設としまして行政機能や医療機能,子育て機能,文化交流機能,教育機能,商業機能も含めまして交通のアクセスがいいものを……すみません,交通のアクセスを生かした,その交通ネットワークを介しまして他の地域からこちらに来ていただくというような考え方で,この駅周辺のほうには都市機能を,また,その周辺には,さらに周辺になりますが,住居,住宅機能をというようなことの立地計画を立てているものでございます。
以上です。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) この
都市機能誘導区域の施設等見ますと,駅に向かって来る方の大半は公共施設,あるいは現在,有料駐車場,あるいは家族による送迎等で守谷駅に向かってきております。その大半は通勤・通学の現状のはずです。この地域に都市機能を持つ誘導区域施設を造るという
都市機能誘導区域の設定については,私は疑問を持たざるを得ません。
現状,駐車場が乱立しているのは,公共交通がまだまだ住民の希望に沿っていないからではないかと。今回,テレワークをコロナの影響で実施する方が増えてまいり,駐車場も空き始めました。この
都市機能誘導区域の中に,テレワーク等を実施できるような施設,そういったものも今後考えていくべきではないかと私は考えます。首都圏からも,つくばからも近い,この守谷駅の利便性を生かすのは,ここに書かれている都市機能だけではなく,若い世代が通勤に使えるような居住施設,あるいはテレワーク等の仕事ができる拠点,あるいは企業にとって,これだけ便利な地域において事業を起こしていただけるような,そういう施設を,企業をこの地域には誘導すべきではないかと,私は意見として言わせていただきます。
昨日の市長の答弁のとおり,
生産年齢人口を上げなくてはいけないんです。
スマートインターチェンジを造って,あるいは新守谷駅の開発をやって,
生産年齢人口がどれだけ伸びますか。先ほどお示ししたように,守谷駅は,この4年,松並青葉の開発がなければ現状人口減に転じていたわけです。しっかりと足元を見据えて,先の将来,我々守谷市民が向かうべき道を示せるように,この
都市機能誘導区域についても検討をお願いしたいと思います。
また,
居住誘導区域,先ほど松丸市長も御指摘されましたけれども,みずき野や北守谷の御所ケ丘五丁目,久保ケ丘三丁目といった地域においては,恐らく令和3年度末には高齢者が,65歳以上の高齢者が5割に達するのではないかと思われます。高齢者だけの家族構成で住んでいるのが実態であろうと思います。この高齢者だけの世帯,あるいは独居老人だけの世帯について,この
居住誘導区域についての施策がおありでしたら,お考えをお聞かせください。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部長古谷浩一君。
◎
都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。
十分に,そういうみずき野等々が,そういう形になっているというのは認識してございまして,そちらをどういうふうに転換していくかというのは非常に大きな課題と思ってございます。
そちらにつきまして,今発言できればいいんですが,今まだ検討中なもんですから発言は控えさせていただきますが,市長がおっしゃるとおり,今後,そこを重点的にどういう施策をやって,どういうような転換していくかということを,今後,十分に検討させていただきたいと思ってございます。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) 2番目の質問は,これにて終わらせていただきます。
3番目,財政計画についてと書いておりまして,公共施設等総合管理計画を含む,除く水道事業と書いております。
水道事業については,昨年,消費税上げのときに,今後10年間,借入れを起こさず,事業はやっていけますという逆に値下げをしていただきました。また,今年,コロナ禍において基本料金を半年間減額していただきました際にも,この質問をさせていただきました。特に計画に変更はないということですので,水道事業を除くと書かせていただきました。
なぜこの公共施設等総合管理計画について財政計画を問うかといいますと,守谷市のインフラ,これは公共施設,学校,庁舎初め,市役所庁舎初め公共施設,あるいは道路がメインだと思います。
過去において集中的に建設をしなくてはいけない時期がございまして,地方債,たくさん発行した時期がございます。私の持っている資料で見ましても,平成14年から平成22年,私は決算カード,この年度からしか持っていませんので,この10年間で129億円借り入れて220億円返済しています。返済は当然元利合計です,利子を含んでおります。平成23年から令和2年,令和2年については予算ベースのものですが,これについては103億円借り入れて153億円返済見込みです。今度,
総合計画を進めるに当たって,令和4年度から10年間,守谷市の財政に影響を与えるような債権の返済はあるのでしょうか。その点について,お聞きいたします。
○議長(
高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。
◎総務部長(岩田賢君) お答えいたします。
財政計画になりますけれども,こちらにつきましては,毎年度予算編成時期になりまして,各課からいろんな,歳入であったり,歳出であったり,それから,起債についてもですけれども,そういったものを集めまして,計画のほうを立てているところでございますけれども,そちらの財政計画,これは令和3年度からのものになりますけれども,そちらで申し上げますと,市債の残高で申し上げさせていただきますけれども,令和3年度の予算編成時の10年財政収支見通しの中におきましては,令和3年度が約180億円となっておりまして,令和4年度が約173億円,そして,令和5年度が約187億円,そして,令和6年度が約196億円,そして,令和7年度が約202億円とピークのほう向かいまして,令和8年度が192億円となっておりまして,令和9年度が183億円,そして,令和10年度が171億円,令和11年度が約164億円と,徐々に起債については減っていくような見込みとなってございます。
○議長(
高橋典久君)
神宮栄二君。
◆8番(
神宮栄二君) 今,岩田部長が報告されたのは,多分特別会計含めての残だと思います。私が先ほど述べさせていただいたのは,一般会計の共済,公債費の金額でございます。金額に差異があるのは,特別会計を含めたものということで御理解ください。
この財政計画,なぜ重要なのか。私は先ほど市をなす要素として,市民と市の土地と,そして財政だと言いました。私はこの
総合計画を考えたときに,一つのイメージを描きました。守谷市民を乗せた守谷丸,この船が松丸市長を船長として向かうべき目的にしっかり向いているだろうかと。これまでの第一次,第二次の
総合計画については,船は出たけれども,東京湾をぐるぐる回っているだけじゃないかと。目的地が明確化されていない。ぜひ,次期第三次
総合計画においては,向かうべき目的地をしっかりと見据えて,我々市民にSDGsの考え方を取り入れ,示していただけますよう期待して,私の質問を終わりとさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
高橋典久君) これで,
神宮栄二君の一般質問を終わります。
ここで10分間休憩をいたします。議場の換気をお願いします。
午前10時49分休憩
──────────────────────
午前11時02分開議
○議長(
高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。
それでは,引き続き一般質問を続行いたします。
次,通告順位9番,小菅勝彦君,登壇を願います。
小菅勝彦君。
〔1番小菅勝彦君登壇〕
◆1番(小菅勝彦君) 通告順位9番,立憲もりや小菅勝彦でございます。通告に従いまして,一般質問させていただきます。
早いものでも12月20日,もう年末に入りました。1年も本当早いもので,議員になってあっという間の,丸1年ではないんですけどね,3月より議員になって,もう年末。この緊張している中,緊張の度合いが多いのか,この1年が早かったと思っています。早く,もっと慣れて,皆さんとコミュニケーション取りながら,やっていけたらなと思っております。
今回通告いたしました2本は,いずれも12月17日までパブリックコメントを求めていたものです。そのようなわけでございまして,まだ案の段階ですが,法律に基づき,自治体でつくらなければならない基本的な計画ですので,案ではありますが,守谷市の高齢者福祉,障がい者福祉の基本政策ということでお聞きいたします。
まず,最初の質問は,第8期守谷市高齢者福祉計画・介護保険事業計画(守谷市成年後見制度利用促進基本計画)案についてです。
この計画は,介護保険事業計画が3年ごとに定めることになっていることから,高齢者福祉計画も一体に策定するものです。今年度までは「住み慣れた地域で笑顔で暮らせるもりや」を基本理念に7期守谷市高齢者福祉計画・介護保険事業計画を進めています。
新しく策定する8期は,団塊の世代が後期高齢者となる令和7年を見据えるとともに,団塊ジュニア世代が65歳以上になる令和22年に向けて,国の介護保険事業に係る基本指針を踏まえながら,地域包括ケアシステムの進化,推進を図るとともに,介護保険制度の改正に対応し,高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるようにすることを目的に,守谷市の現状に即した介護サービスの見込み量などを計画,策定するものです。
新しく策定に当たっては,令和元年7月17日に,計画策定支援業務を株式会社行政と委託料950万円で契約しています。昨年から,アンケートや実態調査など策定業務をしていまして,今回策定案をパブリックコメントに出して市民の意見を求めたところです。
私もパブリックコメントを出そうと思って資料をのぞきましたが,100ページを超える資料,この計画案,PDF書類が載っているだけで概要版や策定段階の議事録などは一切ありませんでした。これではパブリックコメントを求めても,資料を開いて意見を出すのがもう難しくて諦めてしまうではないでしょうか。
担当課に資料等のお話をしましたら,数日後,この前,昨日,青木議員のほうでも質問されていた件で,12月4日に策定審議会の議事録がホームページに掲載されました。これは行政側の不手際ではないかと思っております。
そこで,計画の概要と計画案をどのように策定したのか,お聞きします。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部次長稲葉みどり君。
◎
保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。
第8期計画の策定に当たりましては,まず,三つの調査を実施しております。
一つ目は,平成30年10月から約1年間かけまして,要介護認定者の方と,その介護する方に対しまして聞き取り調査を行いました。介護実態調査と申します。
二つ目は,令和2年1月に,介護予防日常生活圏域ニーズ調査を,65歳以上で,要介護認定を受けていない方を対象に全員に実施いたしました。また,介護サービス事業者に対しても実施をしております。
令和2年度になりまして,この調査の集計,分析を行いまして,国の指針などを踏まえ,計画の体系,素案の作成を進めまして,保健福祉審議会,地域包括ケアシステム分科会におきまして,9月,10月に説明,委員の皆様と内容について協議,検討を行いました。
またそのほかに,地域包括支援センター運営協議会の委員の皆様とも意見の交換を行っております。
10月に保健福祉審議会にて計画の素案を承認していただきまして,パブリックコメントの実施に至っております。
先ほど議員がおっしゃったように,12月17日までパブリックコメントを実施しておりました。
市民の皆様から寄せられた御意見を今月中に分科会にお伝えしまして,委員の皆様と意見をいただきまして,その結果を踏まえて,計画案を1月の保健福祉審議会に諮問し,答申をいただく流れとなっております。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。計画策定までのプロセスは分かりました。コロナ禍の中で大変御苦労されたかと思います。ただ,少し市民への説明責任,市民との協働が足らなかったのかなというふうに,少し,周りから見ていて感じられました。
昨日登壇された青木議員の質問にありましたように,保健福祉審議会の議事録が掲載されないまま,パブリックコメントを求めた。また,私が指摘といいますか,載ってないよというか,どこにありますかという形をした後にホームページに載ったと。
ここで守谷市のパブリックコメントの要項,こちらをちょっと確認したいと思います。
実施機関は政策等の案を公表するときは,あわせて,次に掲げる資料を公表するものとする。
1,施策等の趣旨及び目的並びに施策等の案を作成した経緯,2,施策等の案を作成する際に整理した実施機関の考え方,3,市民等が施策等の案を理解するために必要な関連資料,このような資料がありませんでした。
ということは,守谷市が自らつくった手続要項に違反しているということになるかと思われます。市長が目指す行政と住民との協働による
まちづくり,こちらとちょっとかけ離れているように思われます。本来ならばもっと分かりやすく,概要版をつくって,要点をまとめて,意見を寄せやすいようにしていく。または,経緯が分かる審議会の議事録などを一緒に合わせて,パブリックコメントの様式と一緒に出してしかるべきではないかと考えます。
ほかの自治体でやっているところがあります。隣のつくばみらい市,こちらでは同じように,こういった福祉関係のパブリックコメントを出していまして,そこには概要版もあります。そして,市民の説明会,このようなことも実施されております。今年の場合はコロナ禍のため,その説明会は中止になっているようですが,そういう機会をやはりつくって,市民の皆様に分かりやすい形,こちらを提示しているようです。
今回,私がどうしてこのようなことになったかを調べるために,策定支援業務を担当したコンサルタントとの契約に基づく仕様書,こちらをちょっといただきました。
その仕様書には,議事録の作成や概要版の作成,これも契約内容に入っていました。入っているじゃないかという,こういう形に私は思いました。それがされていなかったということはどういうことなのか。パブリックコメントというか,基本的な市民協働の大切な大切な部分を軽んじているのではないでしょうか。そういうふうにしか,ちょっと伺えないと思っています。税金で作っていて,市民のために使おうとしていないということにならないかとも思われます。
要綱に抵触しているのではないかということで,それから昨日の続きにもなってしまうんですが,議事録や概要版をどうしてパブリックコメントの資料として出さなかったのか。最後,ちょっとお答えをお伺いしたいと思います。
あわせて,パブリックコメント,こちらは何件,応募といいますか,提出されたか,こちらも併せてお尋ねしたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
パブリックコメントのときに,資料と掲示が遅れましたこと,大変申し訳ありません。先ほど議員がおっしゃいましたように,私どもが今までやってきた会議録,審査の状況をいち早く市民の皆様にお知らせし,そして,この計画がどのような形でつくられ,そして,どのような形で推進していくか,このようなことをお知らせすることが必要だったと改めて感じております。大変申し訳なく思っております。今後は,このようなことのないように努めてまいりたいと思っております。
あと,もう一つ,議員のほうからおっしゃいました業者との契約の中で,議事録というのか出ていましたけれども,こちらは,私の解釈では,保健福祉審議会での会議録,そういったものは,私ども行政のほうが通常どおり行います。行政と委託業者との間の協議の内容,そういったものをきちっと整理するということで,委託業者にお願いしている,そういうふうに理解しております。
それぞれの審議会,それから,分科会での会議録,こちらについては,行政のほうで,私どものほうでしっかり作っていたところですが,ホームページの公開が遅れてしまいました。これについては深く反省しておりまして,次につなげるようにしてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部次長稲葉みどり君。
◎
保健福祉部次長(稲葉みどり君) 次の質問です,パブリックコメントの人数ということでよろしかったでしょうか。
こちら,第8期高齢者福祉計画・介護保険事業計画につきましては,お一人から御意見いただきました。ありがとうございます。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。
先ほどの議事録を作成するところ,通常の審議会,そちらのほうは守谷市のほうで議事録を作成するということでよろしいでしょうか。
そうしますと,見積りではなくて仕様書,こちらにあるその議事録というのは,どちらになる,何のことになるのでしょうか。ちょっと確認させてください。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
今,仕様書のほうが手元にありませんけれども,通常……失礼しました,分科会での会議録につきましては,業者のほうが,委託業者のほうが作るということになっていたようでございます。私のほうで間違えてしまいました。大変申し訳ありません。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) 分かりました。ありがとうございます。
パブリックコメントのほうなんですけれども,1件。少ないのはよいことではないと感じます。たくさんの市民の声が行政に伝わって,それを受けてよいものにしていく,それがやはり住民,市民協働の
まちづくりだと思います。パブリックコメントが少ないのは行政側が市民協働や説明責任,これを怠っているからではないかと私はちょっと感じます。
2問目の質問でも同じような質問をすることになりますので,市民参加のほうはこの辺にして,最後に高齢者福祉計画の中で,ちょっと気になったところがありましたので少しお聞きします。
第8期高齢者福祉計画において,新しく介護人材を確保するために介護人材確保プラットフォーム構築事業として,市区町村において,関係機関,団体との連携を図りつつ,総合的な介護人材確保を推進するためにも,基盤を構築(人材確保に向けた中核機関や協議会の設置)を計画に盛り込むようになっていますが,この計画がないようです。考えなくてよいのでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部次長稲葉みどり君。
◎
保健福祉部次長(稲葉みどり君) 質問の確認をさせていただきたいと思うんですが,今,議員がおっしゃったのは国が提示している内容でございます。市の計画にどういうふうに盛り込んでいるか,どういうふうな観点で入れたかということの御質問でよろしかったでしょうか。ありがとうございます。
計画の中で,今回初めて介護人材の確保ということを,これは分科会の委員とのやり取りの中で結論入れました。ただし,介護保険の人材確保というのは,書くのは簡単なんですけれども,実際に非常に難しい問題でございます。これは介護保険の事業所,サービス提供している方の意見も聞きながら,どこで,どこまでが市と,この計画の中で織り込めるかというところで協議もさせていただきました。
その中で,今回の介護人材の確保については,まず,人,介護の現場で働く人の処遇改善をするということで,今,現行である処遇改善の加算だったり,そういった現行で行っているようなことが市の事業所に必要なところには提示できるように指導,助言を行うということ。それと,また,介護サービス事業所で働いていただいている職員向けに,資質向上のための研修会,こちらは各事業所単位で行うのも大変です。そのために,市のほうとしては研修会を行う,こういったことを踏まえた人材確保の環境を整えるという意味で,今回は掲示させていただきました。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。
それとですけれども,9月の一般質問で,私,質問しました
まちづくり協議会の役割のことで,地域サロンや,相談などのシニアコミュニティーの充実を目指すとのことでしたが,このような施策を生かしてこそ,守谷市の計画となると思います。こちらに対してはちょっと具体性がないように思いました。
まちづくり協議会について基本目標に,52ページのところなんですけれども,下段にありましたが,主な取組になると,64ページの基本項目1の地域共生社会の推進になっている。目標と取組がちょっとずれて表現されているというか,に思いました。
また,
まちづくり協議会の担当は市民協働推進課なんですけれども,この計画書のところの取組では社会福祉協議会になっているのですね,計画書の64ページ,これはどういうことなのかなと思います。
まちづくり協議会との連携,計画に盛り込むことで特色が出ると思うんですけれども,この辺はどうでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部次長稲葉みどり君。
◎
保健福祉部次長(稲葉みどり君)
まちづくり協議会との関係でございます。
まちづくり協議会を,こちら高齢者の分野でいいますと,生活支援体制整備事業,つまり地域の中で支え合い事業ができると助け合い,こういったものができれば,いいよねということで,国のほうが提示している事業でございます。
これについて話し合う場,地域の課題,地域の実情,そういったことを協議する場を
まちづくり協議会の中で,地域によっては地域福祉部会を設置して,話合いを持っているところがございます。そういったところで,高齢者の分野について地域の課題,それに向けて支え合いだったり,助け合いだったり,どういうふうな展開をしていったらいいか,認知症の高齢者をどういうふうに支えてったらいいか,そういったことを,一緒に
まちづくり協議会の中で話合いができるように今調整をしているところで,今現在進行中です。
その中で,社会福祉協議会,健幸長寿課という私どもの課もそうなんですが,
まちづくり協議会の中で地域支援担当職員になっております。その話合いの場の中のコーディネーターという機能を社会福祉協議会にお願いしております。そういうことで,市のほうと社会福祉協議会が入って,
まちづくり協議会の中で支え合いの仕組み,そういったことが完成形としてはできるように話合いをしていくという方向で,記載しておるのが方向性でございます。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。現段階で進めている,これからもっともっと
まちづくり協議と行政側,こちらの協働,これがもっと進んでいければ,今ちょっとそれが見えなかったんで御質問させていただきました。これはどんどんアピールしてもいい点ではないかと思います。このようにやっているというところ。多分,市民の皆様方は,ちょっとそこら辺が見えていないかなという感じはします。ぜひともそういうところはどんどんアピールしていっていただきたいと思っております。
あともう一つございまして,計画の推進体制です。計画の点検と評価及び公表と事務,事業評価の見直しをするとありますが,これ102ページのところなんですけれども,具体的にどのようにしていくのか。「計画の効果的推進に向けて,適切な見直しを行っていきます」とあります。どこが主体的に行っていくのか。「毎年の進捗状況を庁内で点検し,課題の整理や改善への取組を行います」とあるんですけれども,庁内で今までどのようにしてきたのか。例えるならば「関係所管で構成する高齢者福祉・介護保険事業計画策定検討委員会のようなものを設置して庁内検討を行っています」というような書き方とかであれば分かると思いますが,そういうふうに書いていないので,具体的にこれは何で,どういうことなのか,書かれていないので具体性がちょっと分からないので,お聞きいたします。
以上,気になった3点なんですけれども,お願いいたします。
○議長(
高橋典久君) 今3点の質問ということ。
◆1番(小菅勝彦君) 今,合わせて1,2,3点だったということで。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部次長稲葉みどり君。
◎
保健福祉部次長(稲葉みどり君) まず確認なんですが,質問です。まず,事業評価,この計画の評価,これを今までどのようにやってきたかということの御質問もあったでしょうか。
これまでは,先ほど策定のときに関係した保健福祉審議会,こちらの地域ケアシステム分科会において,こちら,各計画にのっとった事業評価をしております。こちらについては保健福祉審議会にも御説明をして,会議録も計上して,これは毎年度計画の事業評価をしておりまして,分科会にかけて,審議会に諮って,それで会議録という形で資料のほうは市民の方にお伝えしています。これはもうルーティンワークのようになっているものですので,今回,どこどこにという委員会に,どこというような名称は省かせていただいて,毎年度やっているその事業,取組については,保健福祉審議会に諮って説明をさせていただいて,会議録という形で資料もホームページで市民の方にはお伝えする計画で,この計画の中の事業の達成の状況・点検・評価というところ,総論的に書かせていただいておりますが,そういった計画で,市としてはいます。
あと1点は何でしたか,ごめんなさい。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) すみません,ありがとうございます。
計画書のほうに「毎年の進捗状況を庁内で点検し」と,ここだけだったので,これですと,実際はそのように審議会とかでやられている,そういうところがちょっと抜け落ちているので,これを見ただけだとそういうふうにしか判断できなかったので質問になりました。どうもありがとうございました。
計画というのは,案の段階なので,検討すべきところは検討し,守谷市の高齢者が住み慣れた地域で健やかに幸せに暮らせるようによい計画をつくっていただきたいと思います。それには推進体制をしっかりして,計画・実行・点検・評価・改善,今おっしゃられたそのサイクルをつくって市民協働で推進していただきたいと,そういうことをお願いして,次の守谷市障がい者福祉計画(第3期)・守谷市障がい福祉計画(第6期)・守谷市障がい児福祉計画(第2期)の案についての質問に移ります。
この障がい福祉関連計画は,法律に基づき,障がい福祉施策に関する基本的事項や成果目標等を定めるもので,基本指針に即して3か年の守谷市障がい者福祉計画(第3期),守谷市障がい福祉計画(第6期),守谷市障がい児福祉計画(第2期)を策定します。
策定に当たっての守谷市の基本理念は,全ての人が地域社会で共生することができるまちの実現を目指すものです。私は障がいを持っていても地域で普通に暮らせることができるまち,それぞれの生きるに寄り添う守谷市政,これを目指しております。そのことからも,障がい者政策は重要視しています。
今回新しく見直される計画は,パブリックコメントに出され,案がまとまるところでなってきております。担当は社会福祉課になりますね。
この計画も,残念ながら,高齢者福祉計画と同様に100ページ弱に及ぶ資料がホームページに掲載されただけでした。ほぼ同様の内容になるんですけれども,やはり同じように,行政の説明責任や市民協働という点からはかけ離れているかなと思っております。
障がい者福祉というのは,歴史的に障がい当事者が運動をして勝ち取ってきた政策,こういうものが多くなっております。障がい当事者からの参加や関係者の参加とともに計画が策定されるべきものかと思われます。そのような観点から計画への市民参加という点で,まずお聞きしたいと思います。
パブリックコメント前の市民の民意の収集方法,これはどのようなことを行ったのか。そして,計画策定をコンサルタントに委託していますが,策定におけるコンサルタントと市の役割はどのようになっているか。パブリックコメントを募るに当たって,策定経過の資料のページがパブリックコメント開始時にされていなかった。開示方法の改善が必要ではないかと思っています。
こちらの以上の質問になります。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君に申し上げます。
当市議会の一般質問は一問一答方式で行っておりますので,まず,今質問された三つを分けていただいて,一問一答で行っていただければと思います。回数は無制限でございますので。
小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) 失礼いたしました。では,改めまして,こちらから質問を示させていただきます。
では,一つ,パブリックコメント前の市民意見の収集方法,これは,すみません,こちら,パブリックコメント前の市民の民意の収集方法はどのようなことを行ったのか,お尋ねします。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
まず,障がい者の方々,障がいをお持ちの方々からの意見の収集がございます。身体障がい者に現在交付させていただいています身体障害者手帳,それから,知的障がい者の方に交付させていただいております療育手帳,障がい,精神障がいに交付させていただいております精神障害者保健福祉手帳,こちらを持っている方々全員に,まず,令和2年6月から7月にかけて,アンケート調査を実施しております。
回答につきましては,御本人が書くこととなっていますけれども,書けない場合も想定しまして,御家族の方に書いていただくように努めております。
配布につきましては2,125件,回収は1,109件で,52.2%の回収率でございました。
また,作成に,計画の策定に当たりましては,市民からの意見ということでございますが,保健福祉審議会,それから,地域自立支援協議会,こちらが協議の場となっております。委員として市民の方が参加していただいております。
各会議の障がい福祉計画における協議状況としましては,保健福祉審議会の障がい者分野を協議します障がい者福祉分科会というのがございます。こちらにおいて協議し,その結果につきまして,保健福祉審議会へ報告をさせていただいております。
それぞれ計画については,各3回ずつ議題を出していただいております。地域自立支援協議会につきましても,3回の協議をいただいております。
こちらのことで,それぞれ意見をいただいて,計画に反映している形となっております。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。各審議会,それと分科会,それぞれ会合を持たれている。それと,アンケート調査,こちらのほうは確認いただきました。ただ,アンケートを回収率は52.2%,これは書かれる方々の気持ち次第なんでしょうけれども,もう少し,何か増えるような方法,アンケート内容,今後ちょっと検討していただきたいなとは思います。
そして二つ目,計画策定はコンサルタントに委託している。この策定におけるコンサルタントと市の役割はどのようになっていますか,こちらをお尋ねいたします。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
こちらの各障がい福祉計画を策定に当たりましては,コンサルタント業務をお願いしております。主な委託業務としましては,先ほどありましたように,アンケート調査における集計やコンサルタント事業者が有するこの事業に対するノウハウを活用した分析,サービス利用見込みの推計,計画素案の作成になっております。
市は,コンサルタントが有する全国市町村の状況,それから,厚労省から示されました障がい福祉サービス等及び障がい児通所支援等の円滑な実施を確保するための基本的な指針,こちらをもとに計画の基本形態を作成しております。コンサルタントが策定した資料や素案を踏まえ,守谷市の実情に合うように計画を調整しているところでございます。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。
続きまして三つ目の質問なんですけれども,パブリックコメントを募るに当たって,先ほどもあるんですけれども,策定過程の資料の開示,パブリックコメント開始時にされていなかった。開示方法の改善が必要ではないかと思っております。こちらについて,お願いいたします。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えさせていただきます。開示方法ということでよろしいでしょうか。
先ほどからお伝えしておりますけれども,パブリックコメントにおける資料の開示方法につきましては,実は,公民館等におきましては紙ベースのものが置いてあります。なかなか全部見切れないところもあるかと思います。そういったところも,PRも足りなかったのではないかなと思っております。
開示方法につきましては,会議録の策定を素早く,迅速に進め,そして,改めて最終的なものとしても,パブリックコメント前に出すということも必要かなというふうに感じております。先ほど小菅議員がおっしゃいましたように,分かりやすく,まず伝えるということが必要ではないかというふうに改めて感じております。少しでも改善し,皆様方に計画の策定の状況,計画の意図,そして,計画の進行状況について分かりやすく説明させていただくように努めてまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。今の御意見のほう,大変でしょうけれども,ぜひとも実行していただきたいと思います。
このように,資料があるのにないような事態になっていること,これはやはり今後の改善されるというふうに私は期待しております。
ここで市民協働に対する,ちょっとやっぱりギャップ,もう少しここ市民側から見て動いていただきたいなというふうに考えております。
審議会,こちら重要な機関になります。行政と市民との間にあって,橋渡しをするところかと思います。審議会の会議の結果案内というのが守谷市のホームページにあるんですけれども,ホームページが平成28年で何か表示が終わっちゃっているんですね。各種審議会のページに,リンクには今22の審議会が表示されております,各課に属するところということで。
実際,守谷市に56審議会があるようなんですけれども,ホームページ上には半分も載っていない状態になっております。どのような審議会があっても,政策立案がなされているのかが,全体が分からなくなっています。56の審議会は,ちょうど男女共同参画審議会での議事録,こちらをたどっていたところ,56あるというのが分かりました。男女共同審議会では,審議会の女性の参加を3割以上と目的を持った調査がありまして,これを国に報告,上げることがあるので,この審議会で全体の審議会の数や動向が議題になる,そのことで数が分かりました。
このように,政策立案過程の市民参加としてとても重要な審議会なんですけれども,守谷市の場合,ちょっと重要視されてないのではないかというふうに感じます。今回の基本的な計画の調査していまして,このような実態が浮かび上がりました。
パブリックコメントの資料について,事務の方のほうのミスといいますか,遅れなのかもしれませんが,ほかの審議会,このように表面に出てこないもの,この辺が気になるところです。このことは総務課になるんでしょうか,こちらのほうでお考えいただいて,改善していただけたらなと思っております。この件を要望いたします。
それで,障がい福祉計画から何点か質問させていただきます。
施設入所者の地域生活への移行支援,こちら77ページ,国の基本指針が令和元年度末時点,こちらで,施設入所者数の6%以上が地域生活へ移行することとあります。その6%を目標値にしていますが,6%以上と言われているのですが,6%止まりのわけは何でしょうか。7%,8%でもよいのではないかと思うんですけれども,6%とするわけをお聞かせください。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
まず,計画策定に当たりましては,守谷市の実情に応じて計画の数値を定めております。先ほど議員からもいただきましたけれども,アンケートの調査結果を見ますと,非常にこの地域移行というのが難しいというふうに,皆さんお答えになっております。ですので,一番何とか達成するというところでの数値を定めているところでございます。
最初に申し上げました障がいをお持ちの方々へのアンケートを見ますと,非常に地域移行というのは難しい。そして,まだまだ,障がいに対する理解をそれぞれいただきたいという,御意見をいただいております。基本的なことかもしれませんけれども,そちらの取組にまずとっかかっていかなくてはならないかなというふうに考えております。
ですから,議員が期待される大きな数字というのはなかなか難しいというふうに考えている次第でございます。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) ありがとうございます。ちょっと前のアンケート,こちらでも52%台,意識的に,その障がいを持っている方々も,守谷市の政策に乗っかっていこうという,こういう気持ちになれる,やはり何かが必要かと思います。これは表現が非常に難しいんですけれども,何らかの形でその目標,まず,6パーセントというのは達成していただいて,それに少しずつでも上積み,上乗せしていただきたいと思います。
それと,計画の推進体制なんですけれども,11ページにありまして,計画の進行管理については保健福祉審議会,自立支援協議会などの核となるところがありますけれども,推進体制の市社会福祉協議会,市民,地域社会,サービス事業者,企業,こちらの相互連携を取りながらというのはどのような連携を取るのかが具体的ではないと思うんですけれども,どのように具体的に考えているのかをお尋ねします。
○議長(
高橋典久君)
保健福祉部長堀 浩君。
◎
保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。
この計画の中ではなかなか具体的なことを書かせていただいてはいませんけれども,こちらの11ページにありますように,地域自立支援協議会というのがございます。さまざまな障がいをお持ちの方,そして,事業者の方々からの御意見をいただいて,計画の推進状況を確認し,保健福祉審議会で全体の進行状況を確認しているところでございます。
社会福祉協議会,そして,これらの協議会,さまざまな形で事業をさせていただいているところを,連携しながらというのは社会福祉課が中心となって会議を開いたり,状況を確認しているところでございます。推進状況の中で実際に事業がどのように行われたかというのを取りまとめして,年間を通して実施をしているところでございます。
1例を申し上げますと,教育委員会等を通して,先ほど障がいに対する理解というところを説明させていただきましたが,こちらについては,教育委員会を通して各学校,小,中,高を通じたMoriyaきらめきフォーラムなども実施している状況など詳しくお伝えしていただいて,そして,少しでも計画が進んでいるかどうかというのを確認させていただいている状況でございます。
もう少し,議員がおっしゃいますように,会議の確認状況などもPRする必要があるかと改めて感じております。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君) 小菅勝彦君。
◆1番(小菅勝彦君) どうもありがとうございます。このように目に見えるような形,先ほども言っていますけれども,市民の側からその内容が見える,そのほうが多分,それによって,そういうところに参加してもらえる,自分がそういうところに受けてみると,そういう形ができるかと思います。
障がい福祉計画・障がい者福祉計画についての質問は,今の話の中で担当課,審議会等によってお話しいただいてよりよいものに,先ほども申しましたが,していただきたいと思います。
時間がなくなってきたんで,走らせていただきます。
今回,基本的な市の計画というのがどのようにつくられているかという観点から質問をさせていただきました。基本的な計画はコンサルタントと共同で行われていくんでしょうけれども,そこに市民,当事者などいかに巻き込んで基本的な計画が市民協働でつくっていくと,つくられていくというのを誇れるものにしていくことが重要だと思います。
そのために,今回の計画の策定過程でよろしくないと思われることがやはりありました。大体の大きな二つの計画が保健福祉審議会と部会が中心に進んでいくのは無理があるのではなかったのかなとも思われるところもあります。
障がい福祉であるならば障がい者が中心となって策定していく。当事者が策定,立案過程に参加していくことがもう必要だと思われます。アンケートだけですと,やはり分かりづらい,現実に即さないところも出てくるかと思われます。具体的に当事者の声を聞くことが大事だと思われます。
そのことから,市民に重要な計画であれば,策定委員会は市民公募を中心に考えていくべきではないかと思われます。それから,計画への支援をお願いするコンサルタントは,コスト的な入札ではなく,プロポーザル方式,このようなものを使って,市民参加への取組ができるコンサルタントを使っていくべきではないかと思われます。
市民参加のワークショップを行うなど,常に開かれたものとして説明責任を確保したものが望ましいと思われます。
今度,私たち,
総合計画の作成していくことになっております。今回の計画策定とは違う市民協働をしっかりやっていただきたいと思います。今回,二つの基本的な計画を見て,守谷市の策定立案過程を考えましたが,この点に関して,本来でしたら,市長のほうからも御意見いただきたかったんですけれども,時間が来てしまいましたので考えておいていただきたい。それを,今後,市政のほうに生かしていただきたいと思います。
これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
高橋典久君) これで,小菅勝彦君の一般質問を終わります。
間もなく正午になりますので,ここで休憩といたします。
午後は1時ちょうどより再開をいたします。
午前11時52分休憩
──────────────────────
午後 1時00分開議
○議長(
高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。
それでは,引き続き一般質問を続行いたします。
次,通告順位10番,渡辺秀一君,登壇願います。
渡辺秀一君。
〔11番渡辺秀一君登壇〕
◆11番(渡辺秀一君) 通告順位10番,もりや清流会渡辺秀一です。まずは松丸市長,2期目の御当選おめでとうございます。
今回は大きく分けて二つの質問をさせていただきます。
一つは,ごみ集積所の設置についてと,もう一つのほうは,松丸市長のほうの所信表明について少し伺いたいと思います。
それでは,始めさせていただきたいと思いますが,まず最初に,ごみ集積所の設置について伺いたいと思います。
ごみ集積所の設置基準について,集合住宅や宅地開発をした場合には,ごみ集積所の設置基準に基づき設置するようになっていると思います。駅周辺や既存の住宅地などで土地を切り売りし,ごみ集積所の設置基準に満たないミニ開発などが多く行われている現状が見受けられます。そのため,そこを購入した方が,ごみを捨てる場所がなく,困惑している状況が生じていると思われます。
まず,ごみ集積所の設置基準はどのような内容かと伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
生活経済部長飯塚俊雄君。
◎
生活経済部長(飯塚俊雄君) ごみ集積所の設置基準につきましては,守谷市廃棄物の処理及び利用の促進に関する条例の施行規則の中でうたわれてございます。
一つ目が6戸以上の共同住宅,長屋住宅及び寄宿舎,二つ目が宅地開発による10宅地以上の建売住宅及び一戸建て賃貸住宅の場合,ごみ集積所を設置することが定められてございます。
また,この条例を受けまして,守谷市開発行為等に関する指導要綱の守谷市公共公益施設整備基準の中でも,ごみ集積所の設置が定められております。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
今回のこのごみ集積所の設置につきましては過去に高梨恭子議員のほうが一般質問でしていただきまして,その追跡も兼ねてさせていただきますが,次に,設置基準について満たない場合の対応について伺いたいと思います。
ごみ集積所の設置基準に満たない開発等が行われた場合,設置基準を遵守する義務がないため,開発者は入居する方のごみ出しまで説明せずに販売するケースがあり,ごみ出しのトラブルがあるとは聞いております。市は,入居者から相談があった場合,どのような対応を行っているのか,伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
生活経済部長飯塚俊雄君。
◎
生活経済部長(飯塚俊雄君) 議員おっしゃるように,御指摘のように,近年,宅地分譲業者において,ごみの集積所の設置基準に満たない宅地開発等を行い,販売する案件で,既存の自治会等が管理するごみ集積所を使用することになり,その容量を超えてしまう事案が発生してございます。
入居者から,家を購入したが,ごみを出すところがない,または既存のごみ集積所の管理者から,これ以上宅地が増えると既存のごみ集積所では対応できないなどの相談が寄せられてございます。
この対応としまして,入居者から相談があった場合には,事業者に設置基準がないことから,既設のごみ集積所の管理等を行っている区域の各自治会等に,使用できないか相談するよう,お願いしております。
また,既設のごみに集積所が許容量を超える等の理由で使用させてもらえない場合は,入居して新たにごみ集積所を設置し,回収する方法を提案させていただいております。
また,開発業者の対応としましては,開発行為等で,都市計画に事業者から協議があった場合には,設置基準に満たない計画でも,生活環境課にごみ集積所の設置や,既存のごみ集積所の使用等を事前に協議するよう促してもらってございます。
しかし,ごみ集積所の設置や既存のごみ集積所の管理者への承諾等お願いしておりますが,現状では設置基準に満たない等の理由から協力していただけない状況にあります。
以上でございます。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
確かにそういったトラブルが多くなっているというお話は以前から聞いておりますが,今後,改善する方法について,次伺いたいと思いますが,既設のごみ集積所も許容量を超えており,新たに受け入れるのは難しい状況にあるところが先ほどの答弁の中からも多いと伺っております。
これにつきまして,設置基準に満たない開発等において,土地や建物を購入した市民がごみ捨てで困ることがないようにするためには,今後何か方策はあるのか,お伺いしたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
生活経済部長飯塚俊雄君。
◎
生活経済部長(飯塚俊雄君) 設置基準に満たない宅地開発等の土地や建物を購入した市民がごみ捨てで困ることのないようにという方策でございますけれども,現在,守谷市廃棄物の処理及び再利用の促進に関する条例の条例規則に定められている設置基準は,宅地開発による10宅地以上の建売が対象になってございますので,この設置基準の引下げの見直しや,この基準に満たない場合について,宅地分譲業者が共同住宅等販売する前に,集積所の設置や,既存のごみ集積所の共同使用や,市やごみ集積所の管理者と事前に協議するよう規定した指導要綱等の制定を検討してまいります。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
今回,なぜごみのことを質問させていただいたかというと,以前に高梨恭子議員も質問されていましたし,また,私のほうにも相談が今回ありました。新しく守谷市に住居を購入した,駅周辺ですから本当に安くはない価格で守谷市に住まわれたんだなと思いました。そうしたら,住んだのはいいけれども,ごみを置けないんだと。それは町内会が担当しているから町内会のほうに加入するなり,担当のほうに相談したらどうなんだとお話したところ,町内会にも加入したけれども,そもそもそこの町内会のごみの容積,収容のところがいっぱいになっちゃって置く場所がないと言われちゃったんで困っているんだと,そういう問題を相談いただきまして,非常に,この守谷を終の住みかに購入された方がいきなり最初の出だしで,こういうごみの問題では悩むというのはいかがなものかな,これで本当に住みやすさ日本一のまちなのかなと思い,再度担当課のほうにどうなんだいと聞いたところ,特に駅周辺のあたりは,まだ近年,建売,家のほうも増えているし,そういう問題もあるんだと。じゃ,そこを一度交通整理したほうがいいんじゃないのというところで,今回こういった一般質問を投げさせていただきながら,また今後,行政のほうには考えていただきたいと思い,この質問を終わらせていただきます。
次に,市長所信について伺いたいと思います。
まず,最初に,
都市機能誘導区域に設定した守谷駅周辺について市の考えを伺いたいと思います。
この
都市機能誘導区域に設定した,まずメリットというのはどんなものなのか,午前中の神宮議員と重複するかもしれないですけれども,再度伺いたいと思いますので,よろしくお願いいたします。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部次長石塚成美君。
◎
都市整備部次長(石塚成美君) お答えします。
守谷市では,
都市機能誘導区域を公共交通のアクセスの利便性が高い駅近く,都市機能が一定程度充実しております都市の拠点となるべく,区域としまして守谷駅周辺,半径約500メートルですが,52.1ヘクタールを設定しております。
今後の高齢化によります利用交通手段として,人口密度の分布の変化に対応すべく,今後,立地する都市機能施設を区域内に誘導していくこととなり,守谷駅を中心とした
公共交通ネットワークの利用の促進,維持,活用を図り,現在の居住している地域から守谷駅周辺への都市機能アクセスをしやすくするよう,生活利便性を低下せずに住み続けられる都市機能を構築し,持続可能な
まちづくりを進めてまいるものでございます。
誘導する都市機能施設としましては,行政機能,医療機能,子育て支援機能,文化・交通機能,教育機能,商業機能等々設定しておりまして,これらの施設を誘導することになりました場合には,国の都市構造再編集中支援事業等ありまして,こちらの条件に合致すれば補助が受けられるということになります。
具体的なメリットといいますと,財政面から申し上げますと,守谷市では既に,今年度から令和6年度までの計画でございますが,守谷駅周辺地区で,この補助事業を採択を受けております。
具体的には,この
都市機能誘導区域内の道路の新設や修繕費,また,東口の市有地1.2ヘクタールのオープンスペース部分の整備費用,守谷駅自由通路の照明の更新整備の費用などでございます。この補助事業として採択されておりまして,この
都市機能誘導区域の以外ですと45%の補助ではございますが,区域内であれば50%の補助率となっております。
また,先ほどから出ています民間業者において,こちらの誘導区域に施設を整備するという場合におきまして,例えば医療機能を要した病院などを整備した場合ですが,市が公的不動産等活用支援としまして,この施設の用地として
固定資産税や
都市計画税などを減免するといった場合,対象事業として,あと,適合した場合,事業費の3分の1程度が国から補助金を受けられるということでございます。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございました。さらに,聞かせていただきますが,そういった,今回,守谷市のほうも立地適正化計画をしまして,その中に半径500メートル,守谷駅の以内を
都市機能誘導区域と設定した,今はそういった中でメリット等を聞きました。
次に,今後,じゃあ,そういった設定して,次に,この次に,今回市長所信のほうですが,どのような行動を起こして,どういったものをやっていきたいのか,そこを伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部次長石塚成美君。
◎
都市整備部次長(石塚成美君) お答えします。
こちらは,今,駐車場が周りに相当多いと思います,そういうものとか,また,全然利用してない土地という方の場所があります。そちらの地権者の方々に対して,この都市機能誘導施設,設置した場合の補助事業としまして,今後,説明を地権者に対してしていきたいと思っております。
また,この誘導施設の内にかかわらず,東京都内のほう,また,本社の移転や誘致活動としまして,茨城県のほうにも協力,いや,御指導いただきながら進めていきたいと考えております。
あと,現在,新守谷駅周辺の土地
区画整理事業や,大野地区の土地利用の,今,事業を進めているところではございますが,その際,企業ヒアリングを行っています。それとあわせて,ふるさと納税の推進の際にも,この
都市機能誘導区域の誘致活動として紹介をしているところでございます。
さらにですが,市長も自ら包括連携協定を締結しています企業やその他の企業訪問を行った際には,市は積極的に誘致活動のほうをさせていただいております。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
市長も自ら積極的に企業訪問した際に誘致活動も行っているという御答弁でしたが,最後,これ市長の所信表明ですので市長のほうにもちょっと伺いたいと思いますが,令和元年度に「持続可能な
まちづくりを目指し,策定した守谷市立地適正化計画において,
都市機能誘導区域に設定した守谷駅周辺について,魅力ある拠点性の高いエリアに育成するため,にぎわいの創出を図る施策を推進してまいります」と今回そういうふうな所信表明を書かれたと思いますが,先ほど執行部の答弁のほうにもありましたが,都市機能誘導施設として,このエリアの中では行政機能,医療機能,病院などと,あと,子育て支援機能,文化交流機能,コンベンションとかそういった施設ですか,あとは教育機能,大学とか,そういった学校関係,また,商業機能,ショッピングモール,そういったものを施設誘導できるような,そういった区域設定。その恩恵としては,先ほどまた答弁がありましたように,市がそういったものを誘致する際に建物や土地の固定資産とかそういったものの優遇したときには,その優遇した分を国のほうから逆に補助をしてもらえるよという,ここまでのハード面,そういった区域設定をして,そういうふうにしました。じゃ,これから4年間,市長がアクションしていく中で,今,思っている市長の考え,今後4年間で,駅前周辺に,今言ったような誘導施設もありましたが,こういったものの,この駅周辺に誘致とかできたらいいよなという,今日は何をする,しないとかいうより,今後の市長の4年間の考え,そういったものを共有できたらなということで今回質問させていただいていますので,言った,言わないは関係なく,今日は市長の考えというか,今はこう思っているんだよというところで,お聞かせ願いたいと思います。お願いします。
○議長(
高橋典久君)
市長松丸修久君。
◎市長(松丸修久君) 渡辺秀一議員には,寛容なる精神で答弁を許していただいたことに感謝をしたいなというふうに思います。
言った,言わないと言っても,一応こういう公式の場での答弁でございますので,議事録にきちっと残っていくということからすれば,やはり政治家というのは言ったことに責任を持つというのは最低のことだろうというふうに思っておりますので,私の考え方というか,全体的に申し上げたいというふうに思いますけれども,今日も
海老原議員,神宮議員からありましたように,守谷市というのは,人口もいずれピークアウトするだろう。今現在,個人の市民税等々が,市民税と
固定資産税が基幹税として約46億円から47億円ぐらい入っているというようなこと,これは当然,景気の変動もあるにしても,人口がピークアウトすれば住民税というのはそこで止まり,多分減っていくということが想定されると思います。
そういう意味で,今,法人税等々に関しては,まだ10億円ぐらいしか入ってないというようなことから,全体の財政のバランスを見たときに,例えば,私はよく,私の中では千代田区の人口が約6万6,000人か6万7,000人ぐらいという,人口的には同規模でありますけれども,予算規模としては650億円から700億円ぐらいが一般会計の予算ということからすると,人口の占める割合と,それから,その住民税以外の税収を伸ばしていくということは守谷にとって,将来,バランスの取れた財政状況の中で,いずれ来るであろう人口のピークアウト以降も安定した
行政サービスを提供ができるんだろうというふうに思っています。
そういう中で,先ほど次長のほうからお話ありましたように,守谷駅周辺,立地適正化計画という,ある意味では新たな,何というか,道具を手に入れたわけでございますから,これらを活用して,駅周辺のにぎわいづくりを再度チャレンジをしていきたいということで,今考えているのは,駅の一番近いところから,まず手がけていきたいというふうに思っておりますし,守谷市の市有地もあります。また,そこに駅のロータリーに面する民有地もあります。そういうところに,できれば,私は事業系のものを持ってきたいということで,年内,私が2期目の選挙が終わってから10社近く,都内,いろいろなところで営業活動をしてまいりました。
守谷といって具体的にこういうところがこういうことで空いているよ,新たな立地適正化計画の中でこういう優遇的なものもあるよ,また,本社機能の県内に持って来ていただくということであれば県の補助金もあるよというようなことが,全国を見ている大企業ですと,なかなかそういう細かいところまで分かってないというのが実情だなというふうに思いましたし,また,行って,そういうことを説明していくことによって,ある程度,守谷の魅力ということも発信をしていけるし,そのネットワークの中で守谷に来てくれる企業があればいいかなというふうに思っています。
ですから,今の段階では事業系が来れば昼間の人口も増えてくる。そこで職住接近ということになれば,当然,守谷の魅力の中で住んでくれる方が多い。今は東京中心に考えておられる方が多いから駅周辺になりますけれども,例えば守谷の駅周辺の会社に勤めるとするのであれば,今日も神宮議員が懸念されているように,北守谷であったり,みずき野であったりというのは,車で行けば10分ほどのところでもございますし,そういう意味では,守谷に事業者を持ってくるということは一つの大きな,これからの課題だというふうに思って,そういう営業活動をさせていただいています。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
もうちょい聞いちゃおうかなと思うんですけれども,すみません。
例えば今の市長のほうからお話ありましたとおり,今,守谷の中で開発というお話の中では,一つが
サービスエリア周辺,もう一つが新守谷周辺,そして事業誘致というところで守谷駅周辺。じゃ,事業系を市長は誘致したいという中で,いろんな適正な,適正箇所とかその場に合った事業系があると思いますが,そういったところを含めたときに,この事業系だったらここがいいかな,ここがいいかなというのは多分いろいろあると思うんですけれども,とりわけ,駅周辺にはその中での市長の中で,どういったその事業系を誘致したい中でもこういった業種をとりわけしたいなというお考えがもしあれば伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
市長松丸修久君。
◎市長(松丸修久君) 駅周辺であれば,当然,その土地の有効活用を考えれば,高層のオフィスビルができてということであれば,多分つくばと,それから,東京を結ぶ中間地点としてのことを考えれば,当然,IT系の企業が一番近いんだろうというふうに勝手に思っています。
また,守谷の全体的な魅力というのは緑が多いということで,やはり緑の空間,私は緑というのはある意味で,最近上から見た面積じゃなくて,都市整備部のほうにもお話をしているんですが,緑というのは空間で,何立方メートルとか何十立方メートルという空間で見る考え方を探してみたらというお話をさせていただいていますけれども,緑の空間をできるだけ多くしていくということからすれば,労働集約型のものが理想的だろうというふうに思いますし,そういう意味では,駅前もしかり,また,新守谷駅,特に
サービスエリア周辺というのは守谷へのアプローチでございますし,今まで先達が斜面緑地を買ったり,守ったりということをしてきた守谷に入るには,まさしく森の中に入っていくようなイメージで高速道路を渡り,TXに乗ってくるというとからすれば,
サービスエリア周辺も緑の多い環境のまま企業が誘致できるようなふうになったらいいかなというふうに思っています。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございました。今日は今後の4年間の市長の取組について,どういう方向性で考えているというところを伺いたかったので非常にありがたく感じております。本当にこの4年間,そういった実現に向けて取り組んでいただきたいと思いますし,上から目線では決してないんですけれども,最近私の座右の銘が一つ増えまして,失敗は諦めたとき,逆をいえば諦めたときが失敗になっちゃいますので,ぜひ4年間頑張っていただきたいなと思います。
続きまして次の質問です。これも市長所信について伺いたいと思いますが,北園森林公園,城址公園,野鳥のみち一帯の整備について市の考えを問うということで伺いたいと思います。
まず,最初に,守谷野鳥のみちを含む愛宕谷津の現在の状況はどうなのか,伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部次長石塚成美君。
◎
都市整備部次長(石塚成美君) お答えします。
野鳥のみちを含みます愛宕谷津の面積は約30ヘクタールでございます。そのうち約26ヘクタールが民有地となっております。
市では,賃貸借契約を結んでいる面積が約10ヘクタール,保存緑地に指定しています面積が約4ヘクタールとなっております。ですから,民有地26ヘクタールのうち,約54%については何らかの契約なりをしているところでございまして,引き続き地権者の方々と交渉を行いまして,こちらのほうを進めていきたいと考えております。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) 次に,今後,これをどのように保全していくのかというところで伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
都市整備部次長石塚成美君。
◎
都市整備部次長(石塚成美君) 現在,改定業務を行っております緑の基本計画,こちらでは守谷城址公園,北園森林公園,守谷野鳥のみち一帯につきまして,希少種を含めた多様な生物の生育環境を保全し,緑の拠点として位置づけると予定しております。
また,都市計画法で定めます風致地区への指定ができないかというような検討,さらには,今後,区域内の用地買収など何らか国の補助事業などを使いまして活用してできないかというのを検討し,保全について,さまざまなことについて検討していきたいと考えております。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) ありがとうございます。
これも市長所信表明の中に書いてありましたので,最後,市長に聞きたいと思います。これも,あれやった,これやるとかではなく,今後4年間どういうふうな思いでここを考えているのかというところで伺いたいなと思います。
ちなみに,市長の今回の所信表明の中には,社会情勢や市民ニーズの変化に対応するため,守谷市みどりの基本計画など改定を進め,都市の自然環境,生物の多様性の保全,守谷らしいグリーンインフラ整備を図ってまいります。また,誰もが利用しやすい公園緑地整備のため,守谷沼と北園森林公園に加え,守谷城址公園,守谷野鳥のみちの充実を図るとともに,愛宕谷津の一団の樹林地も保全を推進してまいります。そして,残していかなければならない守谷の緑や,良好な景観の形成を図るため,保全緑地,保全樹木の指定基準を見直すとともに,緑を大切に考えるかをいかに資金を出し合って緑を買い取るなどの仕組みを検討してまいりますという,今回の所信表明の中で,すごく,市長の中でこの守谷の財産として残したいんだなという気持ちは伺うことができました。
一つちょっとお聞きしたいのは,こういった守谷らしい緑を残す一つの出口の政策として,例えばこの一帯をグリーンを残しました。じゃ,これを他県から人を呼び寄せるような観光収入を得るための整備をしていきたいのか,いやいや,違うんだよと。守谷市民がこの場所で,緑の中で楽しめるような場所にして市民満足度を高める,そんな感じに私は考えているんだ,いろんな,市長の中に,ここを残しながらどう活用したいのかというところがありますが,その出口的なところはこういうことを将来,考えているから,ここを残したいんだというところが多分あると思いますので,そこを伺いたいと思います。
○議長(
高橋典久君)
市長松丸修久君。
◎市長(松丸修久君) 非常に,先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども,守谷に住まわれている市民の皆さんの大切にしたいものの上位に,常にいろんな形のアンケートを取ると,「やはり緑が多くていいね」ということがあります。私も一期目に,グリーンインフラという新しい概念を,もう3年前になりますが,福山コンサルさんが,そういう新しい,グリーンインフラという,もう緑はインフラなんだという新しい概念を持っておられたというところで協定を結ばせていただいて,守谷の原風景であったり,また,守谷に生息する生物であったりというようなことで,それらを守谷に住む市民の皆さんと共有をして,Morinfoを通していろいろの活動も進めてまいりました。
私は,その緑というのは開発によって,守谷というのはほとんどが,50年前は森,松林であったりというのが非常に多かったわけでございますけれども,一つの都市の発展,都市機能を発展させるためには,緑を残しながらも人口を増やしていくという一つの方向性で,全国の市町村が競い合いながら開発を進めてきた。取手を皮切りに,公団関係で団地が戸頭まで来て,北団地の開発ということもありましたし,また,みずき野を中心にして民間デベロッパーである三井不動産が開発をしてきたというような,これは40年前,もう半世紀前になるわけですけれども,それらにしても,やはりその中でも守谷の緑というのは一所懸命先達が残してきたんだろうなというふうに思っています。
そういう緑を残す手法として,一つは,これは市,市民のみならず,たまたまタイミングよくではありますけれども,今回の菅政権の中でカーボンニュートラルというようなお話があります。地球環境の中で各自治体,各身近にある緑をどういうふうに活用していくかというのは,ある意味でCO2を出さなくするということも一つあるでしょうけれども,それらを吸収するであろう緑地を確保していくというのもある意味ではカーボンニュートラルの考え方には合致できるんだろうというふうに思っておりますし,そういうカーボンニュートラルの考え方,これも,たまたま3年前から,カーボンニュートラルシティをつくりたいということで,イギリスのBPの日本の副社長であったりということでお話をして,ガソリン排出事業者にしてみると,そういうカーボンニュートラルの考え方というのはもともとあった考えだったんですけれども,まだまだ政府としてはそこに取組は甘かったのが,その時代だったと思います。
それで,3年たちまして,やっと,たまたま菅政権になってカーボンニュートラルという,そして,パリ協定という新しい世界秩序を保つための決まりもできました。そういう中では,守谷の緑もある意味では,これは世界の緑にできる可能性がありますし,CO2という地球を覆っていくことから考えれば,もっと大きな意味で守谷の緑を守るためには世界資本ということも考えながら,緑を買っていただくとか,守谷にそういう緑を残していくための手法というのはあるんだろうと思います。
ですから,守谷版グリーントラストという書き方をさせていただきましたけれども,この緑を,ある意味では行政だけでなくて,市民も,そして,その他のCO2を排出する企業にも,ぜひ,守谷の緑を買っていただくという言い方がいいのかどうか分かりませんけれども,保全をしていただく一助をいただきたいというようなことのお願いもしてまいりますし,そういう仕組みづくりもしていきたいというふうに思います。
また,今ある企業版のふるさと納税という新しい制度もありますので,それらも活用しながら,守谷の緑を残していく。ですから,ただ,維持管理という部分が多分,議員おっしゃる出口の部分だろうというふうに思いますけれども,これも含めて行政だけがそれを負担するということではなくて,これは広く企業も含めて,そこに参加をしてくれる事業者,市民を巻き込んだ中でやっていければいいのかなというふうな漠然とした今考えの中で模索をしているというのが現実でございます。
○議長(
高橋典久君) 渡辺秀一君。
◆11番(渡辺秀一君) 今回,菅政権が2050年までに,そのCO2排出をなくして,そういった化石燃料とかも多分なくなっていくような,そういった世の中が変わっていく中で,漠然と緑を残していかなければならないという,そういった考え的な中で,緑を守っていきながら,それをさっき,緑を残すところに企業さんにそれを買ってもらうというか,そういった手法というのも考え方としてはすごく分かるんですけれども,もう一つの考え方の,先ほどのそれをどういうふうに整備しながら,どういうふうに生かしていくかというところはまだ漠然として,今後いろいろ考えていきたいというところなんで,これ以上,もうそこにどうのこうの聞くのもあれなんですけれども,大体のこの4年間のイメージを今日は共有したいというところなんで,非常にそこら辺も分かりましたので,今日はこの辺で一般質問を閉じさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
高橋典久君) これで渡辺秀一君の一般質問を終わります。
ここで10分間休憩をいたします。
午後1時37分休憩
──────────────────────
午後1時46分開議
○議長(
高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。
それでは,引き続き一般質問を続行いたします。
次,通告順位11番,山崎裕子君,登壇願います。
山崎裕子君。
〔16番山崎裕子君登壇〕
◆16番(山崎裕子君) 通告順位11番,山崎裕子でございます。本日は通告に従い,1,選挙投票率の向上,(1)期日前投票所の増設をというテーマで御質問をさせていただきます。
まず,2期目の御当選,松丸市長おめでとうございます。これから守谷の発展に,お互いに両輪の輪となって頑張っていきたいと思いますので,今後ともよろしくお願いいたします。
さて,先日,11月20日,20日ですね,市長選が行われました。私もこれ,無投票なのかなと直前まで思っておりましたが,突然選挙になったということで,そのような状況があったのかと推測されるのですが,今回,守谷市長の選挙の投票率なんですけれど,私が議員になって恐らく一番低かったのかなということで,31.65%ということで,ちょっとどうしたのかなという感じの投票率となってしまいました。
原因としては,本当に私のように,これは無投票なんじゃないかなということで,選挙じゃないのかな。ポスターも一つ,1人分しかないし,選挙じゃないのかなと思われた方も多かったのかななんていうのはちょっと思うんですけれども,そうはいいましても,守谷の市政に関しては,やはり投票率高いほうがいいのは間違いないわけでございます。
そこで,一般的にこの市長選挙というわけではなくて,選挙,投票率を上げるための施策,改善策というのが必要なんではないかと常々,この市長選に限らずとも思っておりましたので,その辺のあたりの明快な御回答をいただければと思います。
まず,選挙投票率を考えるに至った,まずきっかけでございます。仕事の都合で,つくば市のほうに行っておりましたところ,つくば市にありますイオンモールつくばでアナウンスが流れてまいりました。「こちらのイオンモールつくばで期日前投票やっていますよ」というのを,1時間おきぐらいですかね,教えてくれるわけですよ。私は有権者じゃないんですけれども,「あ,つくば市で市長選挙と市議会議員選挙やっているんだ」ということで,有権者でないにもかかわらず,期日前投票やっているんだなということで非常に印象的な経験をさせていただきました。
アナウンスがよく聞こえたので,「どこでやってるいのかな」ということで,つくばイオンモールのホールのようなところを借りて,そこで市長選挙などを行っていたということで,「あ,これはいい」というふうに思いました。なぜかというと,やはり期日前投票,わざわざ,守谷の場合だと市役所へ行かないといけない。わざわざ行こうと思わないと,選挙に行かないというようなところがございます。
一方で,イオンモールつくばにいたときは,ふと気づかされたというか,「期日前投票やっているんで,してくださいね」というような形で,ふっと,こう,そのとき,気づいてない人でも気づくという,そういうところはいいところだなというふうに非常に感銘を受けたところです。
それで,そういえば守谷にもイオンタウンあるじゃないかということで,調査をすることにしました。過去の議事録をまず全部調べて,重ならないところで,あと,違った視点で,今回質問させていただくんですけれど,イオンあたりでやったらどうかということと,もう一つ,長年にわたって,守谷駅とか,その辺の周辺のところで投票をやったらどうかということも,過去にいろんな議員がいろんな角度から質問していらっしゃいます。
そこで,私から,一般的な投票率を上げるための提案として二つ御提案をさせていただきたいと思います。
まず,一つが,守谷駅周辺に市の持っている市有地,1.2ヘクタールの市有地がございます。こちらは,ようやく,どういった目的で建物を造りますというような粗設計みたいなものが示されるようになってきたところでございます。
そこで,まず一つ目なんですけれど,守谷駅東口の市有地の利活用について,事業の計画が進んでいます。こちらのほうを明確に期日前投票所を設置するということで計画に盛り込んでいただきたいというのが一つでございます。この点について,市のほうのお考えはいかがでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) お答えいたします。
期日前投票所についてということでの御質問かと思いますけれども,1.2ヘクタールにつきましては,半分が広場的な利用ということで,半分が台場ですか,こちらで活用するということで今進められているところでございますけれども,そちらに期日前投票所ということで場所的なものが確保できるかと,今現在のところは,そういったものが取れていないような状況にありますので,そちらに期日前投票所を設置するといった,今のところ考えはございません。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) そうしますと,どこか駅周辺に設置をするような予定はございますでしょうか。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) 守谷駅前に期日前投票所の設置ということでございますけれども,そちらにつきましては,つくばエクスプレスが開業以降,継続的に検討のほうは進めておりました。ただ,期日前投票所を増設することにつきましては,有権者の投票環境の向上,そういったものにはつながるっていうのかなというふうには考えてございますけれども,ただ,費用的な問題,課題等がございまして,費用をかけるからには,やはり駅前の広場であったり,そういった駅前に設置することがよいのでないかなというふうには考えてございます。
ただ,しかしながら,現在,守谷駅前には常に,先ほども申し上げましたように利用できるような施設,そういった場所といったものが今ないような状況にございまして,仮設の施設を建設する以外に期日前投票所といったものを設置する方法がございません。仮設の施設を設置するとなりますと,大体360万円程度の費用がかかるということで,建物を建てるには建築確認等も必要となってまいりますので,突発的な選挙には対応できないといったような課題もございます。また,
選挙管理委員会の書記,市の職員になりますけれども,4人ということで,複数の期日前投票所の投票事務を適切に執行をしながら,有権者からの問い合わせなど不慮の事故で辞退,そういったものに対応するといったことはちょっと難しいのかなといったこともございます。
このようなことから,将来,守谷駅前の市有地等に常に利用ができるような施設等が確保,また,他のシステムのオンライン化であったり,そういったものに対応できるであったり,選挙事務ですか,そういったのに当たる職員の課題等が解決できた場合には,そちらのほうに設置のほう考えていきたいなというふうには考えてございます。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) 守谷駅東口の1.2ヘクタールのところに施設が建つのであれば,今からそれに向けてのいろいろ調査とか,見積りとかを出せば,そんなに元から仮設等とかではないので費用は抑えられるはずです。
それから必要なものとして聞いているのがネット環境ということですので,どこかそういう部屋を設けてあげればいいので,使わないときは会議室として使うというような形でやればいいと思うので,とても建設的ではないかというふうに思います。
それから,市の職員の方の人数ということなんですけれど,選挙というのはずっとやっているわけではございません。ですので,例えば経験者の方をそのときにちょっと人数を増やしたりとか,臨機応変的に,選挙に対応できるような人員配置をすればいいのではないかというふうにも考えます。
隣のつくばのほうですと,その辺がきちんと精査されていて,イオンモールつくばで投票,市長選挙区と市議会議員選挙を同時に行われていましたけれど,きちんと投票のほうが行われておりましたので,参考にされて,より低いコストでやっていただければいいのではないかなというふうに思います。
今後また続けていろいろと細かいところまで改善策を考えていくと思うんですけれども,そのときには,私は東口の市の市有地である一角の施設にはそういった期日前投票所を設置していただきたいというふうに考えています。
それから,二つ目,一つ目が東口の市の市有地1.2ヘクタールの建物のどこかに期日前投票所ということですが,二つ目がイオンタウン守谷,こちら,コミュニティホールという会議室のようなところがございます。それで,こちらもちょっと調査をしましたところ,どうも行政にコミュニティホールを貸し出すときには,民間に比べると安い費用でお貸しできますよというようなことで,お話をいただいています。過去にも検討されたということなんですけれども,今のところ,結果として,このコミュニティホールでの期日前投票は行われたことがないということが調査の結果で分かっております。これに関しまして,何か課題などがあるのであればお聞かせください。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) お答えいたします。
イオンタウン守谷になりますけれども,期日前投票所を設置することについてということで,平成30年にイオンタウン守谷から期日前投票所の設置の申出がございました。
選挙管理委員会のほうで,その際に検討のほうは行っているわけでございますけれども,施設や設備に係る費用といたしまして,使用する際,15万円から20万円程度と想定されますが,そのほか,いろいろとちょっと課題等も出てございまして,課題の一つ目といたしまして,イオンタウン守谷は多くの方が買物をなどに訪れる施設となっておりますけれども,会議室,先ほど議員おっしゃられました会議室等が常に利用できる施設ではないこともございまして,選挙ごとに期日前投票所が設置されたり,設置されなかったりすることは有権者の混乱を招くのでないかなということ,そして,二つ目といたしましては,守谷市内における期日前投票所設置場所のバランスの問題となりますけれども,イオンタウン守谷は期日前投票所を設置しております守谷市役所から1.5キロメートルほどしか離れておりませんので,市役所と同じ,国道294号線の西側に位置する形となります。設置するのであれば,守谷市内の配置のバランスといったものも考慮する必要があるのかなと考えております。
三つ目といたしましては,ほかの商業施設等から設置要望があった場合となります。公平性の問題となりますけれども,イオンタウン守谷に期日前投票所を設置しまして,ほかの商業施設に設置しないということは不公平感を招くといったことも考えられるのかなということでございます。
また,
選挙管理委員会としましては,先ほども申し上げましたように,適正な投票事務を行うには,守谷市内2か所以上の設置は難しいのかなというふうに,今,考えておりまして,そういった場合は,期日前投票所を設置するのであれば,最も利便性が向上する場所といたしまして,守谷駅前,そちらが適当ではないのかなというふうには考えてございます。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) まず,最初に確認しておきたいんですけれど,2か所以上は難しいということなんですけれども,守谷駅前というとどこを考えていらっしゃるんでしょうか。ピンポイントでここですというのをお聞かせいただければと思います。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) ですから,そういった場所が,今,適当な場所がどこがいいのかなということで,そういったものを検討してきたわけでございまして,そういった場所が見つかっていないので,今,設置に至ってないところもございます。
また,先ほどの繰り返しになりますけれども,プレハブを設置するといった形になりますれば,設置費用であったり,建築確認の問題等も生じますので,今現在のところはそういったものを検討している状況ということでございます。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) プレハブを建てるというふうに聞こえたんですけれども,駅に。そういうことですか。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) ですから,繰り返しになりますけれども,施設等があるのであれば,そういったものも探したりもしてきたわけですけれども,なかなかそういった場所も難しい。それであれば,プレハブを建てるということも考えられるのかなということで検討はいたしましたけれども,その費用の面であったり,オンラインの問題であったり,そういったものがまだまだ解決されないのかなということで現在に至っているところでございます。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) それであれば,先ほど一番最初に私からも御提案させていただきました,まだ施設建っていませんけれども,東口の1.2ヘクタールのところ,まだ建物はできてない段階なので,市のお考えとして,あちらに期日前投票所を造れば,プレハブのような形じゃなくて,会議室,使えるようなところを一室確保しておけばいいのかなというふうに思うんですね。
○議長(
高橋典久君)
選挙管理委員会書記長岩田 賢君。
◎
選挙管理委員会書記長(岩田賢君) 選管で申し上げるのも何なんですけれども,そちら,今現在もう構想が進んでおりまして,そちらのほうには投票所といった形で使えるような場所というものは空きがないような状況かなというふうには考えてございますので,なかなかそちらというのも難しいのかなと考えております。
○議長(
高橋典久君)
市長公室長浜田耕志君。
◎
市長公室長(
浜田耕志君) 私のほうから少しお話をさせていただきますけれども,今,大和リースさんのほうで,東口側,私有地の利活用というのは,まだ,なかなか,コロナの影響もございまして少し遅れが出ていたり,大和リースさんのほうでもテナントのリーシングというところで非常に苦労している状況だという話を聞いてございます。
ただ,事業者さんとしては,しっかり床をテナントさんに貸して,しっかり収益を上げたいという思い,これは当然だと思うんですね。ですから,そういう意味からいうと,全く可能性がゼロというわけではないとは思っています。せんだっても,大和リースさんのほうにも,この期日前投票所などに使えるスペースというのができないかというところも打診をしている状況ではあるんですが,先ほど言いましたように,やっぱりテナントさんに床をしっかり貸して,その分収益を上げたいというところがあるので,実質,その共有スペース,会議室的なスペースがどれだけ取れるのかというところも当然ありますので,今の段階ではなかなか何平米,取れますよ,使いますよといったところまで詰まっている話ではないですし,果たして,その面積が確保できるかというところまでも詰まってはいないんですけれども,引き続きそういったところは調整をしていくというつもりで担当としてはおりますけれども,今の段階で,当初から予定をしていたものではございませんので,今後の協議次第でどういう形でなるかというところはちょっと詰めさせていただければというふうに考えてございます。
○議長(
高橋典久君) 山崎裕子君。
◆16番(山崎裕子君) 用途は今はっきり申し上げられないんですけれども,例えば公民館的なものとか,集会所的なものとして,プラスそういった選挙のときには期日前投票所として使わせていただきますよ,みたいな形で公の何か出先機関じゃないんですけれども,地域の住民の方の集会所のようなものか分かりませんけれど,そういったスペースも,市としてはとてもいい場所なので確保しておくということは,私はとてもいいことだとは思います。
私からは,前回の市長選挙だけではないんですけれども,投票率というのが下がっているような印象を受けましたので,もうここで改善をされたらどうかという意味で期日前投票所1か所じゃちょっと少ないよということで,増設をということで,東口の1.2ヘクタール市有地と,あと,イオンタウン,コミュニティホールということで御提案をさせていただきたいと思いますので,今後とも取組をしていただきたいというふうに思います。
それでは,また先ほどの質問に戻るんですけれど,課題として,イオンタウンのコミュニティホールは常に利用できない。それから,ほか商業施設から公平性に欠けるんではないかという声が出る可能性があるというようなことが課題として挙げられました。
確かにおっしゃるとおり,常に利用できないというのは,それは一理あるなというふうには思いましたが,イオンタウン守谷のほうでは,何度も行政のほうに「期日前投票所として利用されたらどうですか」ということで何回も打診をされているというふうに聞きました。これは交渉事なので,絶対に期日前投票所として利用できるよということではないと思うんですけれど,つくばのほうではもう実際に選挙,期日前投票所,そちらで行われておりますので,そちら参考にして,何か問題が起きないように考えていただければいいのではないかなというふうに思います。
それから,ほかの商業施設からの公平性というところなんですけれど,つくばのほうでもそう言われると,じゃあ,何でイオンモールだけなんだというところはどうしても出てきてしまうんですけれど,守谷の場合ですと,イオンモールはちょうど駅から近いところにあるということで,駅近ということで選んだということであれば,こちらも,ほかの商業施設さんから理解していただかなければいけないところではございますけれども,利便性のところでという話にはなるのかなというふうに思います。
私からは,期日前投票所の増設をということで,二つの御提案をさせていただきました。今後課題を解決して,一つでも,選挙の投票率の上がるよう御尽力を賜りたいと申し上げまして,私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(
高橋典久君) これで山崎裕子君の一般質問を終わります。
ここで暫時休憩をいたします。
午後2時11分休憩
──────────────────────
午後2時14分開議
○議長(
高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。
それでは,引き続き一般質問を続行いたします。
次,通告順位12番,渡辺大士君,登壇を願います。
渡辺大士君。
〔6番渡辺大士君登壇〕
◆6番(渡辺大士君) 通告順位12番,もりや創世会の渡辺大士でございます。今定例月議会の一般質問のトリのほうを務めさせていただきます。
まずは,松丸市長,2期目の当選,誠におめでとうございます。もう12人目なので,皆さんに言われていると思いますけれども,これからも守谷市の安定した行政運営並びに行政経営を御期待申し上げますとともに,微力ではございますが,私も市政発展に寄与させていただきますので,今後ともよろしくお願いいたします。
それでは,早速,一般質問のほうに移らせていただきます。
今回,私の一般質問は守谷市の生涯学習についてでございます。
まず,この生涯学習という言葉は今では聞きなれたワードでございますが,日本で本格的に注目され始めたのは,約30年前の1990年に,国のほうで生涯学習振興法というものが制定してからとなります。生涯学習という言葉は,さまざまな捉え方がございますので,少し,ここで説明をさせていただきます。この説明が後で質問にかかってくるところでございますので,少々長くはなるんですけれども,説明のほうをさせていただけたらと思います。
生涯学習とは,一般には人々が生涯行うあらゆる学習,すなわち学校教育,社会教育,文化活動,スポーツ活動,
レクリエーション活動,ボランティア活動,企業内教育,市民など,さまざまな場や機会において行う学習のことをいいます。
そして,生涯学習が必要な理由となります。ここが今回私が一番大事だと考えておるところでございますが,第1に,社会・経済の変化に対応するため,人々は絶えず新しい知識や技術の習得を迫られているということです。これらの学習需要に的確に対応し,生涯学習の基盤を整備することは,学習者自身の技能,経歴の向上のほか,社会制度の基盤である人材育成にもつながり,社会経済の発展に寄与することが期待されます。
第2は,自由時間の増大などの社会成熟化に伴い,心の豊かさや生きがいのための学習需要が増大していることです。これらの学習需要に応えるための生涯学習の基盤を整備することは,学習者の自己実現のみならず,地域社会の活性化,高齢者の社会参加,青少年の健全育成など,社会全体にとっても有意義です。
第3は,生涯学習の基盤を整備し,学歴だけでなく,さまざまな学習の成果が適切に評価される社会を築いていくことは,これまで進められてきている教育改革の課題の一つである学歴社会の弊害の是正にもつながるということです。
というように,文部科学省が出しています「文部科学白書」というものに記載をされております。
ここで,私のほうで注目してほしいなと思うことは,第1の理由は,社会や経済状況の変化に対応する力というものを挙げているところだと考えております。
そして,現在,世界では,新型コロナウイルス感染症による社会の変化や経済活動の新しい形が模索されるような,そんな時代となってきており,いま一度,ここで生涯学習の必要性が高まってきているのではないかと思い,この一般質問でこのテーマを取上げさせていただきました。
それでは,まず,市の生涯学習の現状についてお聞きいたします。
守谷市の生涯学習の状況として,直近3年間のサークル活動等の状況はどのような傾向にあるか,お答えください。
○議長(
高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。
◎教育部長(宇田野信彦君) 市の生涯学習の現状ということで,直近3年間ということでお答えさせていただきます。
生涯学習の現状ですけれども,基本的には市民の自主的なサークル活動,こちらが主になってございます。活動拠点といたしまして,主に芸術文化活動であれば公民館,スポーツ活動であれば生涯学習課が所管しております学校体育施設の貸出しをしているんですけれども,そういった場での活動ということになっております。
直近3年間ですけれども,まず,公民館についてですけれども,公民館4館で,平成29年度利用者数が,これ延べ人数になりますけれども,20万7,315人,サークル数は,登録されているサークル数です,795団体,使用率といたしまして,これは全ての開館時間,それから全室の分母といたしまして利用された時間から算出した利用率,使用率でございます,41%,翌平成30年度は利用者20万598人,サークル数764団体,使用率41%,令和元年度におきましては利用者数14万1,892人,サークル数534団体,使用率36%,この令和元年度でございますけれども,中央公民館,改修工事を実施させていただいて1年間休館ということでございましたので,実質3館での利用状況ということになってございます。令和2年度につきましては,新型コロナウイルス感染拡大防止対策ということで,4月から5月にかけて休館とさせていただいている,それから,現在も自粛等していただいているサークルもありまして,使用率は減少しているような状況でございます。
もう一つのスポーツ関係になりますけれども,学校体育施設の平成29年度の利用ということで,こちらは定期に利用いただいている団体の人数と団体数になります。利用者13万4,908人,サークル数127団体,使用率は89%,平成30年度は利用者数11万9,331人,サークル数133団体,使用率86%,令和元年度においては利用者数11万5人,サークル数128団体,使用率85%となっております。
こちらは学校施設でございますので,学校行事や地域互助時等により利用ができない日というのがもちろんございます。それから,先ほど申し上げましたように,定期利用団体,実際の数を申し上げたところですけれども,それ以外に,臨時使用という形で,一時的にいろいろな集まりであったり,申請に対して貸出しているというものもございます。これは大体年間300件ほどあるんで,使用率は実際には先ほど申し上げた使用率よりも非常に高い使用率になっているという現状です。
体育施設も新型コロナウイルスの影響で,今年度におきましては,学校が休校されて部活動も中止になっていったということで,部活動再開後にこの貸出しを再開しているような状況となってございます。
以上です。
○議長(
高橋典久君) 渡辺大士君。
◆6番(渡辺大士君) 3年間と,本年度のまだ途中ではございますが,状況をお聞きいたしました。おおむね,芸術文化活動,スポーツ活動,どちらも大きく数のほうは変わっていない,おおむね横ばいから微減というような状況なのかなというふうに思っております。
データ上で見ると,予想の範疇なのかなというふうには思いますが,このデータに関しましては,基本的に,公民館や学校体育施設の利用率と,そこを利用する団体,利用人数などをもとに集められているかなというふうに思いますが,それ以外として,市でこの生涯学習的な活動している団体に,何か,そういった活動の調査みたいな,アンケートみたいなものは集めている情報とかはございませんでしょうか。
○議長(
高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。
◎教育部長(宇田野信彦君) 団体さんということでは限らないんですけれども,利用されている方,あるいは講座に参加していただいた方へのアンケートというのはお願いしております。満足度は高いということで自負はしておりますけれども,ただ,それ以外に
総合計画等においても,生涯学習について,指標としての市民の方へのアンケート等お願いしています。この内容としては,日頃から趣味や習い事,生涯学習の中でも趣味や習い事ということに限らせてはいただいておりますけれども,そういったものに取り組んでいる市民の割合ということでお答えいただいた結果が,市としては目標値を45%と設定しているんですけれども,令和元年度においては36.8%,そこまでは届かない,やはりこれも数値的には大体横ばいの状態になっております。アンケートとしてはそういったことで回答をいただいております。
○議長(
高橋典久君) 渡辺大士君。
◆6番(渡辺大士君) お答えありがとうございます。生涯学習というもの,定量的な調査をして数字的なものを求めるのが結構難しい案件なのかなと思いますが,目標値と比べると少し寂しいような数字になっているのかなという感じだと思います。
私も市内のサークル等々幾つか在籍している団体がございますが,今年度に関しましては年間
スケジュール,大体4月とかに年間
スケジュール発表されて,大体カレンダーに私も入れていくんですが,ほぼほぼ,その活動の9割ぐらいは,今現状,活動が休止しているというような状況を身をもって感じているところでございます。
市長が所信表明の中で,新しい日常,ニューノーマルという言葉を使って,それに対応する市政運営を求められるというような言葉がありましたが,2020年の,今年度の2月,3月以前と以後では状況が一変していると思われますので,この状況を注視していただきまして,各団体さんの,最近,人が集まらないとか,結構危機的状況なんだとか,そういったことの現状が大分変わってきているような気がしますので,もし,そういったものをアンケートを取る機会等がありましたら,そういった団体の内部の相談なんかも受け付けるような形で調査をしていただけたらと思います。
それでは,二つ目の設問に移ります。
これまで市の生涯学習の施策のほうを見てみますと,先ほどのお答えでもあったかと思いますが,施設の提供,場の提供というものが主となっているように思います。事業評価で生涯学習の促進という部分を見ても,出てくるのは貸出し施設管理がほとんどで,機会の提供という部分についてはサークル等の発表の場を設けるという,また,場の提供という側面のある事業を行っているのかなというふうに思われます。
今まで生涯学習を市として促進するためにどのようなことを行ってきたか,そして,このコロナ禍においては,現在どのような促進をしているのか,お答えください。
○議長(
高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。
◎教育部長(宇田野信彦君) 生涯学習の促進の内容となりますけれども,先ほども御質問の中にもありましたとおり,場の提供をというのがまずございます。生涯学習を促進する手段といたしまして,公民館講座,あるいはスポーツ教室といったような,趣味,教養的な学習機会,この生涯学習のきっかけとなるようなものというものも実施しております。
公民館のほう,今4館ございまして,指定管理者に運営をお願いしているところですけれども,各館年間10回以上の,10種類といいますか,講座を開いていただくということで,今年度ちょっとコロナの関係で実施できていないところがあるんですけれども,そういった講座を開いて,趣味であったり,興味があるものであったりするものに対してきっかけをつくっていただければと。その後,市民の方々がサークル活動に移行するのか,個人でそういう学習を続けていくのかというところは個々にお任せすることになってしまいますけれども,そのきっかけをつくるということでの活動をしているところでございます。
最初にお話ししたサークル活動の場ということでの公共施設につきましては,先ほどもお話したように中央公民館改修工事をさせていただきました。そういったことで改善,維持管理に努めまして,安心に,安全で活動できる場所の提供に努めているところでございます。
新型コロナウイルス感染拡大の中での生涯学習にということなんですけれども,今年度は,先ほどお話ししたような講座もなかなか開けない状況というのがございますので,その対応といいますか,代わるものといたしまして,実際にあった事例として御紹介させていただきますと,市の文化協会が御協力いただきまして,ホームページのほうで,市民の方の作品の絵画,絵ですね,こちらのデジタルギャラリーを開設して公開したり,それから,中央公民館が改修が終わりましてホールが新しくなりましたので,そちらを利用していただいて,ただ,やはり感染拡大防止ということがあるので,集客数を減らした中でのコンサート,こういったものも文化協会であったり,あるいは指定管理者の自主事業として開催させていただいているというような状況です。
また,スポーツ関係者も当然ございますけれども,スポーツ競技において年代別の気軽にできる運動事例紹介というものもありますので,そういったものの御紹介とか,それから,スポーツ栄養学などのオンライン講座,これは申込みをいただいて,Zoomで,オンラインで講座を開かせていただいたんですけれども,そういったものの実施,それから,一番大きいイベントであります守谷のハーフマラソンですね,これをオンラインでという形で形を変えて実施ということで,通常とは違った手段でのそういった場の提供というものを実施させていただいております。
○議長(
高橋典久君) 渡辺大士君。
◆6番(渡辺大士君) この状況の中,オンライン等々を活用するなど多様な手段で機会の提供を行われているというところで期待したいなというところなんですけれども,この全体的な取組のところで全て言えることなんですが,確かに私のほうで,守谷オンラインハーフマラソンなんかは,特にこちらから情報収集をしなくとも,議員なので,そういった情報も入ってきますし,それ以外でもフェイスブック等のSNS上でも,そういった情報が入ってくるなど,PRのほうを頑張ったのかなというふうに思っているんですけれども,それ以外の活動,オンライン講座等とか,スポーツ栄養学のオンライン講座を申し込んでいただいてZoomを使ってやったということなんですけれども,こういったところの施策が,せっかく,ほかでやっていないようなこともやっているのかなと思うんですけれども,PRが少し弱いのかなというふうに感じております。もちろん注視して見ていただいている方や,興味のある方,もしくはこういうものに関係する団体さんには,別途,何かPRをしているのかもしれないんですが,全く,多分アンテナがあまり立っていない方には響くようなPRというのは現状できてないのかなというふうに思っているんですが,こういった新しい,とてもいい取組をPRするのに,今現在何か予定していること等はありますでしょうか。
○議長(
高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。
◎教育部長(宇田野信彦君) こういったものの周知というものでございますけれども,もちろん広報やホームページ,あるいはMorinfo等で周知しているのはもちろんですけれども,実際にスポーツ関係でいいますと,今回,10月に,いろいろなスポーツイベントといいますか,先ほど申し上げました講座も含めて,スポーツの実施,イベント実施内容というものを,10月は守谷市スポーツ月間と銘打ちまして,記者の皆さんにもちょっと御紹介させていただいたりはしているところです。
今後も従来の手法ばかりですと,なかなかおっしゃるとおり伝わらない部分あろうかと思います。実際にコロナ禍の中で実施したものということで,急遽とか,あるいは時間がない中で実施をさせていただいたという部分もございますので,今後,そういった周知の部分を含めて,実施段階でそれぞれ広めて,周知を広めていきたいというふうに考えております。
○議長(
高橋典久君) 渡辺大士君。
◆6番(渡辺大士君) 執行部の皆様が時間をかけて内容を練っていただいて,ほかにやっていないようなこともやっているということですので,しっかり周知されれば,なおさら効果のほうも上がると思いますので,今後は,また,さらにPRのほうに力を入れて頑張っていただけたらなというふうに思います。
それでは,最後の説明のほうに移っていきたいと思います。
最後の質問なのですが,ウイズコロナ,アフターコロナ時代における生涯学習についてというところでございます。
現在,守谷市のほうで行っている生涯学習,主に文化芸術,そして,スポーツに対して行っている施策やその現状など,先ほどまでの質問のお答えとして理解することはできました。ただ,しかし,一番,この質問する前の最初の段階で説明させていただいたんですが,生涯学習本来の一丁目一番地の目的は,社会や経済状況の変化に対応できるようにすると,その力をつけるというところにあるというふうにされております。そう考えれば,今こそ,その生涯学習の真価が問われるという時代に来ているのではないかと思っております。
現在,世界的に新型コロナウイルス感染症対策として,感染症の影響ですね,影響として社会の動きが鈍く,今まで当たり前に行っていた生活,営み,そして,なりわい等々,そういったものが当たり前ではなくなってきており,社会が停滞することで,今まで振り返って生活をしてこなかった方も,この停滞している間に,一度頭のほうを切り替えて今までの生活を振り返っていただくこと,そして,これからの時代に必要なことは何かなというところで考え直して新たに学習すること,そして,これから身につけていかなければならないスキルというものがあるのかなというようなところを考えております。
現状,日本ではなくなりますが,北欧諸国ではロックダウン等も,日本では法律上,ロックダウンはできませんが,ロックダウンがかかっている北欧諸国では,このままだと今行っている自分の職業は将来なくなるかもしれないというような方々も出てきており,大学に入り直す方や,日本でいう専門学校的なところに通う大人の方が増えてきているという状況でございます。
そしてまた,近くになりますが,日本の千葉県千葉市のほうでは,この生涯学習的なところの推進というところで,千葉習いごと応援キャンペーンという学びの機会の提供という形で施策のほうを打っております。こちらは新型コロナウイルス,このコロナ禍で活動がしづらくなってしまった団体さん分の,飲食店さんとか,そういったところがどうしてもニュース等では取り上げられがちだと思うんですけれども,音楽活動をされている方とか,そういった方も,このコロナ禍におきまして大分影響のほうが出ております。そういった文化の部分とかを振興したりとか,また,そういった環境で今までできていた仕事がなくなってしまった方に,雇用の促進を応援する施策といたしまして,こういった習いごとを応援させていただいて,そこでスキルを身につけていただいて,雇用の促進にもつなげるというようなキャンペーンのほうを行っております。
一部では,この取組のことをGoToトラベルとかにもじって言っているんだと思いますが,GoToスタディーなどと呼ばれたりしておりまして,こちらの事業は千葉市でやっているものですが,千葉市の中では非常に,現在好評だということでございます。
このコロナ禍で増えた,いわゆるおうち時間と呼ばれる時間を,ゆったりと家族と過ごすというのもいいかとは思いますが,この時間を有効活用して将来に向けて成長する機会にするとともに,感染防止にもつながるというような施策で大変,私のほうでもいいなと思っておりまして,守谷市でも一考してもいいのかなというふうに思っております。
こちらのほうは紹介でございますので,やる,やらないというお話ではございませんが,これからのコロナ禍を踏まえた上での生涯学習の在り方について,最後に,市長のお考えを聞きたいと思います。市長,よろしくお願いいたします。
○議長(
高橋典久君)
市長松丸修久君。
◎市長(松丸修久君) 生涯学習という非常に,これはある意味では人間性を育てる大きな役割があるんだろうというふうに思いますし,まさしく,生涯学習と
まちづくりというのは切っても切れないところに位置づけられているというふうに思います。
今回,コロナ禍において,いろんな対応が中心になり,なかなか人と人とが集まることができなくなった中では,デジタル化というようなことも,一つ導入の方向として考えていかなければいけないだろうというふうに思っておりますし,御提案のありましたように,やはり事業者そのものも,多くの事業者が今困っているという状況の中においては,事業者にも何らかの手を差し伸べられる手法があるんであれば,それらも含めて今後検討の余地があるんだろうというふうに思っておりますし,このコロナで本当に多くの医療従事者が困っているということで,取りあえずは今回の議会の中で医療従事者への,医療機関への補助というものをさせていただきましたけれども,今後,幅広い中でコロナ禍によるダメージの大きい事業者に対する援助ということも考えていきたいというふうに思っております。
○議長(
高橋典久君) 渡辺大士君。
◆6番(渡辺大士君) おおむね,このコロナという状況と常に変化する情勢に対して,我々生きている人間たちは常に対応をしていかなければいけないのかなというところを理解していただいているのかなと思います。
来年の話にはなりますが,成人式等も,これからどういった形で開かれるのかななんていうふうに私が心配しておるんですけれども,なぜこの話をしたかといいますと,必ず,成人式のほうに松丸市長が行きますと話す言葉がございます。青春の詩ですね,サミュエル・ウルマンさんの「青春とは」というところから始まる詩を必ず松丸市長は語られますが,この詩の中でも,心の変化なんだと。また,日本の詩人ででもあります相田みつを氏も「一生勉強 一生青春」というところで,生涯勉強していく,勉強というのが学習ということだけではなく,社会生活を営む上で必要な全ての学びの場だったり,スキルアップだったり,いろんな形であるかとは思いますが,こういったものの生涯学習という考え方を,あくまで生涯学習の推進という形で推進するという形だけではなく,事あるごとに,全ての事柄,全ての企画の中に生涯学習の最終的な考え方を手段として用いていただきまして,市政の発展,そして,
まちづくりの一端としていただけたらと思います。
こちらで私の一般質問のほうを終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(
高橋典久君) これで渡辺大士君の一般質問を終わります。
これをもちまして,本会議中の一般質問を終わります。
以上で,本日の日程は全て終了しました。
なお,明日に予定しておりました一般質問は,本日全て終了いたしましたので,明日23日は休会としたいと思います。これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
高橋典久君) 御異議なしと認めます。よって,明日23日は休会とすることに決定しました。
本日はこれで散会いたします。
午後2時42分散会...