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  1. 守谷市議会 2020-12-21
    令和 2年12月定例月議会−12月21日-03号


    取得元: 守谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 2年12月定例月議会−12月21日-03号令和 2年12月定例月議会                令和2年守谷市議会             12月定例月議会会議録 第3号        ─────────────────────────           令和2年12月21日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 20名     議長 18番 高 橋 典 久 君   副議長 17番 高 梨 恭 子 君         1番 小 菅 勝 彦 君        2番 海老原 博 幸 君         3番 首 藤 太 亮 君        4番 田 中 啓 一 君         5番 山 本 広 行 君        6番 渡 辺 大 士 君         7番 砂 川   誠 君        8番 神 宮 栄 二 君         9番 堤   茂 信 君       10番 高 梨   隆 君        11番 渡 辺 秀 一 君       12番 長谷川 信 市 君        13番 青 木 公 達 君       14番 山 田 美枝子 君        15番 寺 田 文 彦 君       16番 山 崎 裕 子 君        19番 伯耆田 富 夫 君       20番 梅 木 伸 治 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         総務部長               岩 田   賢 君         生活経済部長             飯 塚 俊 雄 君         保健福祉部長             堀     浩 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         総務部市長公室長           浜 田 耕 志 君         総務部次長              川 村 和 彦 君         生活経済部次長            鈴 木 規 純 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         都市整備部次長            石 塚 成 美 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長      高 橋 弘 人         議会事務局長補佐    山 崎 隆 裕 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 3 号                          令和2年12月21日(月曜日)                               午前10時00分開議 日程第1.議案第109号 財産の取得について 日程第2.議案第109号に対する質疑 日程第3.議案第109号について委員会付託 日程第4.市政に関する一般質問     3.青 木 公 達 議員     4.砂 川   誠 議員     5.山 本 広 行 議員     6.海老原 博 幸 議員     7.首 藤 太 亮 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.議案第109号  日程第2.議案第109号に対する質疑  日程第3.議案第109号について委員会付託  日程第4.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(高橋典久君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は20名であります。  定足数に達しておりますので会議は成立いたします。        ────────────────────────── △議案第109号 財産の取得について ○議長(高橋典久君) それでは,日程第1,議案第109号 財産の取得についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 提案の理由を申し上げます。  本案は,守谷市役所庁舎駐車場用地として財産を取得したいので議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第3条の規定により提出するものでございます。  よろしく御審議の上,御決議のほどお願いをいたします。 ○議長(高橋典久君) 次に,日程第2,議案第109号 財産の取得についてに対する質疑を行います。        ────────────────────────── △議案第109号に対する質疑 ○議長(高橋典久君) 質疑ありませんか。  山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 14番山田美枝子です。  今回の土地の売買についてなのですけれども,三つほどお尋ねしたいのですけれども,これまで何年間,幾らで借りていたのか,貸借契約があったのか。  それから,なぜ今回,市として公有財産にする必要があったのか,二つ目。  三つ目,既にこの契約書の日付が過ぎていますけれども,本来,議会に諮るときこれでいいのか,事前に議会に諮る必要があったのではないかと,その三つを伺います。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) 貸借料についてになりますけれども,こちら3筆でございまして,まず1筆,年間35万8,000円と,もう一つが33万9,521円で,もう一つが年間5万9,920円という形でなってございます。  それと契約についてになりますけれども,あくまで仮契約を結んだ段階で議会のほうに上程して承認をいただくという形になってございますので,今回,上程させていただいたものでございます。  そして二つ目,どのような御質問,確認をお願いしたいのですけれども。 ○議長(高橋典久君) 山田美枝子君。 ◆14番(山田美枝子君) 今回取得することになった理由です。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) 取得の理由についてということでございますけれども,まず,現在,駐車場になりますけれども,行事,イベント,また会議等,その場合に大分駐車場が不足しているような状況もございます。  それと,今現在,土地を借りて使用させていただいている状況にございまして,今後,相続であったり,そういったものがありまして借りられなくなるといった心配もございます。駐車場につきましては,やはり永続的に必要なものとなってございますので,今回,土地地権者のほうに御相談させていただいたところでございますけれども,また,今後,予想されている庁舎の増築等もございますので,そういったところで駐車場脇,何と言うか,詰所であったり,そういったものを造るといったこともございますので,今現在,このようなことから駐車場の用地の取得のほうを進めさせていただきまして,今回,仮契約ということで調ったことから,今回,上程のほうをさせていただいてものでございます。 ○議長(高橋典久君) ほかに質疑ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) これで議案第109号の質疑を終わります。  次に,日程第3,議案第109号について委員会付託を行います。        ────────────────────────── △議案第109号について委員会付託 ○議長(高橋典久君) 議案第109号の委員会付託につきましては,会議規則第37条第1項の規定により,お手元に配付しました付託表のとおり,総務教育常任委員会に付託いたします。  ここで暫時休憩をいたします。                午前10時03分休憩          ──────────────────────                午前10時08分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し,会議を再開いたします。  ただいまの出席議員は11名であります。  次,日程第4,18日に引き続き,市政に関する一般質問を行います。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(高橋典久君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位3番,青木公達君,登壇を願います。  青木公達君。                〔13番青木公達君登壇〕 ◆13番(青木公達君) 通告順位3番,青木公達でございます。よろしくお願いいたします。  今回,通告した質問は,1番目が行政組織の硬直化についてであります。これは主に保健福祉部に関してお尋ねいたします。
     2番目が,12月17日,先週の木曜日ですけれども,この日までパブリックコメントを募集していた第8期守谷市高齢者福祉計画介護保険事業計画及び守谷市成年後見制度利用促進基本計画についてであります。よろしくお願いいたします。  まず1番目として,行政組織の硬直化についてお尋ねいたします。  実は,本件につきましては,平成26年の第4回定例会の一般質問でも取り上げさせていただきました。ちょうど6年前か7年前のことだと思いますけれども,会田市長の時代でございます。  時間も限られていますので,早速質問に移らせていただきます。  今回の当初予算の中で,対前年比22.5%増の民生費の大部分を占めていると思われる保健福祉についてお尋ねいたします。  まず,保健福祉部の職員数と,その数が全職員数に占める割合を過去3年間についてお示しください。 ○議長(高橋典久君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長川村和彦君) お答えをさせていただきます。  過去3年ということですので,平成30年度から令和2年度までの3年間における市の常勤職員のうち,保健福祉部の常勤の職員数が総数に占める割合となりますけれども,平成30年度が全体の常勤職員が365名,保健福祉部の職員数が132名でございまして,割合は36.2%でございます。  令和元年度が全体の常勤職員数が387名,保健福祉部の職員数が139名でございまして,割合は35.9%でございます。  令和2年度,今年度でございますけれども,全体の職員数は414名,保健福祉部の職員が145名となっておりまして,割合は35%ちょうどというふうになってございます。  各部の職員数を比較しますと,各年度とも保健福祉部の職員数割合が一番高いという状況でございます。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。平成30年度が全職員数365名のところ保健福祉部に関する職員数は132名で割合が36.2%,それから令和元年が全職員数が387名のところ139名で35.9%,平成2年度,今年度が414名のところ145名を占めて35.0%を占めているということでした。  7年前,私が以前質問したときには,そのときは職員数335名のところ保健福祉部が114名でしたので34%でありました。今,述べていただいた数字は常勤職員だけのものだと思いますので,非常勤職員を含めるともう少し変化があるのかもしれません。平成26年当時と令和2年の数字を比べてみますと,全職員数が79名増加しているのに対し,保健福祉部職員数は31名増となっております。全職員数の増加数に対する保健福祉部の増加数は39.2%を占めております。  先ほどの部長から各部の職員数を比較すると,各年度とも保健福祉部の職員数割合が一番高くなっているとの御説明がありましたが,先ほど割合等で示した数字はその裏づけとなる数字であるとともに,増加数に占める割合を考えると,これは40%ぐらい占めているわけですけれども,ますます正職員に占める割合は今後も大きくなっていくのだろうなと予想しているところでございます。  次に,予算額の面からお尋ねいたします。  保健福祉部の予算額と一般会計に占める割合を同じく過去3年間の数字をお示しください。 ○議長(高橋典久君) 総務部長岩田 賢君。 ◎総務部長(岩田賢君) 平成30年度から令和2年度の一般会計の当初予算におけます職員の給与関係費を含む保健福祉部の予算額と,その全体に占める割合につきましては,平成30年度の全体の予算額が204億839万円で,そのうち保健福祉部の予算額は85億6,623万円となっておりまして,42.0%を占めてございます。  次に,令和元年度につきましては,全体の予算額が230億1,256万円で,そのうち保健福祉部の予算額は88億9,989万円となってございまして,全体の38.7%となっております。  そして,令和2年度につきましては,全体の予算額が273億2,732万円で,そのうち保健福祉部の額は103億7,441万円となっており,全体の予算額の38%を占めてございます。  保健福祉部の予算額は,金額としましては年々増加してございますけれども,市全体の予算額のほうも増加している傾向にございまして,保健福祉部の全体に占める割合としましては,平成30年度が42%で,令和2年度が38%と,若干ではございますけれども下がっている状況にございます。  ただ,ほかの部署と比較しまして,保健福祉部の予算額は依然として市全体の予算額の中で最大の割合を占めている状況にございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。平成30年度の総予算が204億円とおっしゃいましたか,のところ保健福祉部の予算が85億6,600万円で割合が42%,それから令和元年度の総予算が230億円のところ保健福祉部が88億9,989万円,38.7%を占めていると,令和2年度の総予算が273億円で保健福祉部が103億7,441万円で38%ということでございました。  部長の御答弁にもありましたように,全体に占める総予算が増加しております。去年,多分,去年とそれから今年度に関しては,去年は中央公民館改修工事とか小学校の改修工事,それから今年も小学校の校舎の改修工事が入っていますので,その部分がかなり膨らんでおりますので,本当のオペレーションと言ったらいいのか分かりませんけれども,本当の事務費関係で考えると先ほど部長から御答弁があった,42%,38.7%,38%という数字は,もしかしたらこれが逆転して増えている可能性もあるというふうに想像しております。  今,見てきたように人員においても予算額においても,30%,33%以上,3分の1を超える割合を保健福祉部は占めているわけでございます。3分の1を超える部が存在し,しかも1人の部長で管理しているということは果たして健全なのかどうかというのは,私は非常に疑問を感じております。以前に質問したときにもやっぱり30%超えていましたので,同じような質問を投げかけたわけでございます。  そこで,非常に答えにくいかも分からないですけれども,現在の担当部長はどのような御意見,あるいは感想,印象を持っているのかお聞かせいただければと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきたいと思います。  先ほど,青木議員から答えづらいかもしれませんけれどもという言葉をかけていただきまして,ありがとうございます。確かに答えづらいところもありますけれども,現在,私が考えているところも含めてお答えをさせていただきたいと思います。  保健福祉部につきましては,社会福祉課児童福祉課介護福祉課健幸長寿課土塔中央保育所北園保育所,この6課,これが福祉事務所の所管となっております。保健センター,国保,この二つを合わせて8課,こちらで保健福祉部が成り立っております。当然,職員数も148職員おるわけです。  先ほどから職員数の増加というところでも議員御指摘のとおりなのですけれども,今までどのような形で職員の推移がなされてきたかということについて少しお話をさせていただければと思います。  特に保健福祉部につきましては,窓口業務が大変多い状況です。福祉総合窓口体制ということについて検討も一時期行ったことがございます。これにつきましては,スペースを要することやお客様にとって分かりやすいことということを第1に,来庁された際には案件によって必要な部署の係員がお客様のいる部署に,お客様の窓口に出向いてきめ細やかな対応をするというようなことで実現していると思っております。  職員数が増えている状況の一つとして,専門職員の採用がございます。専門職員につきましては多様化している市民ニーズに応えるため,社会福祉士臨床心理士精神保健福祉士等を配置しております。課の編成等につきましては,高齢者部門におきまして地域包括支援センターを令和2年,今年度から民間委託をすることができました。介護予防事業,認知症の地域支援事業を拡充するために健幸長寿課を配置しております。  次年度におきましては,子育て支援の拡充を図るべく児童福祉課の児童の保育部門のところ,それから相談業務に関することの体制を拡充する組織体制を総務部局とともに検討している状況にございます。  先ほど,これだけの大きな組織が一部長でよいのかという青木議員の指摘もありましたが,組織についてはいろいろなことで議論をさせていただいております。組織というのは,やはり私は目的達成のための,いわば装置というものではないかと思います。課題設定と解決の機能を重視していかなければならないと考えております。そして,一番大事なことは,職員が意欲を持って業務に取り組める環境,職員が活動しやすい仕組みが重要だと考えております。松丸市長が掲げる,わくわく子育て王国もりや,いきいきシニア王国もりや,地域主導・住民主導,そしてスマートデジタル王国もりや,プラスワンの王国もりや,この実現に向かっては,全庁的にこれまで以上に迅速で柔軟な対応が必要であると私は感じております。  今後は,特別会計における経営をより戦略的に,これは一部既に始まっておりますが,国保会計における健康指導,それから介護保険における先ほど申し上げましたが地域包括支援センターを委託することによってフレイル予防への重点的な施策,このような形をもっと戦略的に,そして福祉部内での横断的な組織,横断的な機能を果たす部門を設けるなど,経営と事業執行の機能の分担の観点から組織を見直すことでそれぞれの機能をしっかりと果たす組織になるのではないかと考えております。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 答えにくいところお答えいただき,ありがとうございます。  ただ,私が期待した組織の大きさ,人数に対する考えというよりは,部長の仕事や業務内容への思いを述べていただいたというふうに感じておりました。  ただ,部長が最後におっしゃっていた経営と事業執行の機能分担の観点から組織を見直すというところに,部長の思いがあるのではないかと勝手に理解しております。  次に,組織全体を見ていっている総務部の観点から,何か感じているようなところはございますでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長川村和彦君) 全庁的な組織改編ということでお答えをさせていただきたいと思いますけれども,こちらにつきましては年々変化します行政環境,それから市民ニーズ行政ニーズなどに柔軟に対応するとともに,事務の効率化を図りまして機能的,効果的な組織体制を基本といたしまして,毎年各課の提案を受けながら検討をしているというところでございます。令和3年度におきましては,御承知のとおり児童福祉課及び市長公室内の組織変更を実施する考えでございます。  しかしながら,現在でもフロアによりましては職員が密集しているところがございまして,組織の改編を検討していくという中で庁舎の構造上における執務スペースの確保というのが大きな課題というふうになってございます。この課題を解決できないと,大がかりな組織改編はなかなか難しいというふうに考えてございます。今のところは限られたスペースの中で,でき得る組織改編を行っているというのが現状でございます。  今後,市役所を利用する市民の利便性を第一とした上で,本庁舎の増築を視野に入れまして,仕事を管理監督しやすい組織,市民に分かりやすい組織,変化するニーズに即応できる組織改編の議論を進めていく必要があるというふうに考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) 令和3年度には来年度ですけれども,児童福祉課及び市長公室内の変更を予定している。一方,執務スペースの確保が大きな課題であり,限られたスペースの中で大がかりな組織改編は難しいという御答弁の内容だったと思いました。  実は,7年前に同じ質問をしたときも,やっぱり答弁の中でスペースがないとの返答が返ってきました。私がしつこく言っていたワンストップサービスということで,同じようなところを市民の方が行ったり来たりしないで1か所で終わるような方策も考えたらどうだという話をしたときにも,スペースがないので,余裕がないのでということで,結局,この最初の私の質問のあれから7年の間,同じ返答が繰り返されて,結局は何もやってないという状態が続いていると思います。  今回の問題に関しても質問に関しても,7年たってできない理由が,業務執行上のこれとこれが一緒でないと業務がやれないというような返答ではなくて,場所がないという全く同じ理由が7年間たっても変わらないということは,現在のところ解決する意思がないと言われても仕方がないのではないかと思います。  本庁舎の増築という言葉も出てきましたが,いつ具体的に動き出すのかも分かりません。今回の駐車場の買取りというのも,そこにもしかしたら結びついているのかも分かりませんけれども,少なくとも我々には見えてくるものではございません。それなら,どこかに建物,部屋等を借りてテレビ会議なりオンラインで結ぶことを考えたほうが早いのではないかと思います。  市長の所信表明の中で,デジタル戦略課の創設をうたっておりますので,現在,各小中学校の教職員の方が会議をやるときに,今まではどこかの学校に集まって会議をやっていたものが,今はテレビ会議を実施して時間を節約しております。そのように,離れたオフィスで会議なり業務のやり方なりができるように,新しい創設される課でいち早く構築できることを期待しまして,次の質問に移りたいと思います。  2番目の質問は,第8期守谷市高齢者福祉計画介護保険事業計画及び守谷市成年後見制度利用促進基本計画についてであります。  これは11月17日から12月17日の1か月間にわたってパブリックコメントによる市民の意見聴取を行った計画書であります。本計画書の第1章第4節の計画の策定体制で本計画案を策定した体制を説明しているのですが,その中の守谷市保健福祉審議会の項に,本審議会,これは保健福祉審議会ですけれども,本審議会において計画の方向性や内容について協議をしましたとあります。私も協議した内容が知りたくて,本計画の方向性や内容を知りたいと思って守谷市のホームページやネットで協議した保健福祉審議会の会議録を検索したのですが,見つけることはできませんでした。  そこでお尋ねしたいのですが,協議した結果,第8期計画は第7期計画と比べて何が違うのか教えていただければと思います。あわせて,私が見つけることができなかった会議録は,今どうなっているのかも含めてお示しいただけたらと思います。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) まず,2点お答えいたします。  まず,後半のほうのいつ情報公開になったかということからお話しさせていただきます。  大変申し訳ございませんでした。保険福祉審議会で協議した会議録につきましては,11月17日のパブリックコメントと同時にはできず,12月4日に掲載しております。遅くなったことにつきましては,おわび申し上げるとともに,今後は情報提供につきまして早期にできるように徹底してまいります。  まず,もう一つの第8期計画,7期計画の違いということでございます。  これまでも,地域包括ケアシステムを進化するように取組をしてきました。ただし,これから第8期計画につきましては,団塊の世代が後期高齢者となる2025年,さらに団塊ジュニア世代が65歳となる2040年に向けて,地域ケアシステムをさらに進化させるために,保健福祉審議会分科会の委員の皆様と協議してきました。  本第8期計画では,75歳以上の後期高齢者の増加に伴いまして,要支援・要介護認定者,認知症高齢者の増加が見込まれます。そういうことから,重点介護予防プロジェクトとしまして認知症対策,フレイル予防,生活習慣病予防を掲げ取り組む計画でございます。  介護保険事業としましては,2025年,2040年に向けて,介護職の需要が増加することが明らかになっております。介護人材の不足が懸念されておりますことから,本計画には介護人材に関する施策も掲載しました。さらに在宅介護を支える新たな介護サービスを導入する計画でございます。  また,65歳以上の方の保険料につきましては,3年ごとの計画期間ごとに介護保険事業の費用を賄うために,介護給付費,地域支援事業等の見込み額を基に算出しております。  今後,要支援・要介護認定者の増加が見込まれておりますので,介護サービス費の伸びも予想されておりますことから,今後,8期計画につきましては介護保険料は第7期計画よりも高くなる見込みとなっております。違いは以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございました。  まず,会議録の件ですけれども,12月4日にホームページにアップしたとのことですけれども,アップするのがあまりにも遅過ぎるのではないでしょうか。パブリックコメントは11月17日から開始されており,さらにコメントを求めている計画案には,協議は審議会で行ったと述べていますので,当然,内容を知りたいという方は会議録を探しに行くのだろうと思うのです。そのときに会議録が公表されていないということになると,パブリックコメントへの信頼性が疑われると思っております。  今回は,パブリックコメント開始から17日目になって,やっとアップされたわけです。以前から,実は以前にも会議録,これは保健福祉部の話ではないのですけれども,違う審議会で結構市民の方の興味をそそった案件で非常に会議録を探している人から,全然上がってないという御指摘を受けたことがございます。  特に,それが今回みたいにパブリックコメントを求めているにもかかわらず,そういうものがないということになると,先ほど言いましたけれどもパブリックコメントへの信頼性が損なわれ,ひいては市政に対する不信感にもつながりかねないと思っております。これは,担当部署だけの問題ではなく全庁の問題として捉えていただき改善するように,老婆心ながら御提案申し上げたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  本題の件ですけれども,内容的には重点介護予防プロジェクトとして認知症対策,2番目としてフレイル予防,それから3番目として生活習慣病予防に取り組むということで,8期計画は成り立っているということでした。  ちょっと気になったのが,第1号被保険者65歳以上の介護保険料が第7期計画で設定した保険料よりも高くなる見込みだとのことでしたが,65歳以上という資格を持っている私ですので,ちょっと気になっているところでありますので,これから調べて勉強させてもらって,改めて質問したいと思います。  最後になりますが,守谷市成年後見制度利用促進基本計画の質問に移りたいと思います。  ここで私が知りたいのは,自分の不勉強もあるとは思うのですけれども,何で今さらこの計画ができたのかということでございます。  守谷市には,守谷市成年後見制度利用支援事業実施要綱というものが,平成15年3月17日に告示されております。この時期に成年後見制度あるいは成年後見人という言葉が自分の中では一般的になり,私も研修会か何かに参加した記憶がございます。守谷市でも,機会を見つけては成年後見制度,成年後見という名前の周知を図っていたと記憶していますが,その後は何か尻すぼみになったような気がしておりました。  そんな状況下で,今回,私にとって突然,守谷市成年後見制度利用促進基本計画として大きく取り上げられたわけでございます。私は,成年後見制度について自分なりに調べて必要性を強く認識しているつもりですので,今回の基本計画案は成年後見制度を再認識し,周知するためにも非常によいことだと思って評価しております。  ただ,何で今さらなのか,あるいは何で今この時点なのかという疑問が拭い切れないところでございます。  そこでお尋ねしたいのですが,本計画案が改めて今計画されたのか,その内容も含めて,その背景となるものをお示しください。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  まず,成年後見の本計画につきましては,平成28年5月に成年後見制度の利用の促進に関する法律が施行されまして,国の成年後見制度利用促進基本計画が平成29年に策定されました。この国の基本計画を受けまして,市町村は国の計画を勘案して策定することとなっておりまして,7期計画中に記載をしておりましたが,今まで検討しまして守谷市としては第8期計画の中で本計画,成年後見の計画が盛り込めるように検討してきました。  先ほども高齢者が増えていくという中で,一人暮らし高齢者,認知症高齢者が増加していくことが見込まれております。そういった中で,成年後見制度の対策は講じていく必要があると考え,策定しました。  この計画の国が言っているところが,相談機能の強化であったり制度の運用周知,あとは地域の連携ネットワーク,こういった四つの機能,これを強化しましょうと国の掲げていることに基づいて,市も住民ニーズに合わせて策定しているということです。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。国の方針というのか,国のほうで基本計画を作成し,それに基づいて市町村が動いているというお答えだったと思います。  内容としましては,相談機能の強化,報酬助成などの制度の運用,地域連携ネットワークの構築,市民啓発を守谷市は基本目標として掲げているということだと思いますが,特に興味があるのは,今まで大分前から成年後見制度ということがうたわれ運用されてきたわけですけれども,これが一般的にならなかったというのか,少なくとも我々が知るところでは非常に活発に動いているとはあまり思えなかった。その理由としては地域連携ネットワークというのが大きかったのではないか,ここが不十分だったのではないかというふうに勝手に思っているのですけれども,地域連携ネットワークを進めていく上で,どこがキーの部署なり担当なり役所なり,役所なのかどうか分かりませんけれども,その辺はいかがでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) それでは,お答えいたします。  今,おっしゃった地域の中のネットワークなのですが,権利擁護の支援,成年後見制度の利用促進,こういった機能を進める上では,よその県内全体的に見ますと担っているところが社会福祉協議会というところが中心になって進めているところが多いのが現状です。  これまで社会福祉協議会がやってきた日常生活自立支援事業であったり,困窮者支援であったり,そういった社会福祉協議会の力と,これまで市が私どもの健幸長寿課が担ってきました市長申立てであったり,こういったところを連携し,強化し,また,関係機関,成年後見を担う家庭裁判所であったり弁護士会であったり,そういった担っていただいている方とまた連動しながら連携して共同で動くというようなこと,今それがまだまだ点で動いているところ,これが線で結びつくようなことができますと,さらに強化していくと思います。これから社会福祉協議会と市がもっと力を合わせて取り組むことが一番考えているところです。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。  本計画を成功に収めるためには,利用者,後見人が必要とされる利用者の身近なところに調整機能を持った中核機関と言いますか,収監機関と言うか,そのところの充実が必要になってくるのではないかと思っています。多分そこの役割を担うところ,非常に身近なところは社会福祉協議会だろうと思うのです。  周りの市町村を見てもやっぱり社会福祉協議会が中心になってこの計画を進めているようですので,守谷市でも社会福祉協議会がその重責を担えるように中心的役割を担えるように進んでいってほしいというふうに思っております。  私の質問はここまでですけれども,時間も大分余っていますので,市長に,今日の最初のスペースの問題,それから二つ目のパブリックコメントに対する会議録の公開のタイミング,その辺のところについての感想をお聞かせ願えればと思います。
    ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 会議録が遅れてしまっているということに関しては,まず,おわびを申し上げたいというふうに思います。以前も,青木議員の指摘を受けたやに思っていますし,これは職員にいろいろな事情があることは承知をしながらも,これは市民の皆様にそういう情報の提供が遅れたということに関しては,おわびを申し上げなきゃいけないだろうなというふうに思っております。  また先ほど,役所の機能,組織としてどうあるべきかというようなことが,まさしくこれは青木議員おっしゃったように,私も組織をどういうふうに機能的に動かしていくかということの中においては,一つは,もっと合理化できないか,今やっている仕事を一つ一つやはり見直さなければいけないという観点からして,やはり業務内容を精査をしていくということが一つあろうと思います。  当然,そこには今まさしく私がスマートデジタル王国もりやということで,一つの柱を掲げさせていただきましたけれども,デジタル化による合理化,また今やっている仕事の業務の改善ということがまだまだできるのだろうというふうに思っておりますし,昨年からというか,今年度から児童福祉課には担当職員を配置をさせていただいて,保育所の入所の選考というのが特に11月から1月,2月まで,本当に職員が夜遅くまで残業しなければいけないような状況の中にありました。そういう中でも,今回,試行的ではありますけれども選考のデジタル化を今進めているというようなことで,来年になればもう少し業務の効率化が図れるのだろうというふうに思っております。  また,そのほかにも,これは守谷市の人口が増えているという中で,私は人口に比例して職員の数を増やす必要があるかどうかというのは1点疑問も持っておりますし,やはり,職員というのは一度採用してしまえば,それは一生面倒見なきゃいけないということからすれば生涯年収の部分の保障していくという一つの役所としての責任も私はあるのだろうというふうに思いますし,そこのサービスと,それから職員に対する保障というバランスをどういうふうに取っていくかということが非常に難しい問題だろうというふうに思っておりますけれども,先ほども申し上げましたようにデジタル化というのは働き方改革の中においても一つの大きなヒントにもなるだろうし,それをまずもって進めていきたいというふうに思っています。  また,組織再編で面積,役所足りないよという話は,私も市長になって,これはどうにかならないのかというようなお話もしてまいりました。そういう中で,確かに特に保健福祉部に行ってみればよくお分かりだと思いますけれども,一番密の状態で,今,仕事をしているというようなこともございます。これをどうにか解決するために,今,増築ということも一昨年から計画をさせていただいて,当然これは予算的なこともありますので,すぐにというわけにもいきませんけれども,市民サービスの停滞を招きかねないとすればプレハブでも建ててとにかく一時しのぎでもいいから,そういう対策を取るべく指示もしております。  そういう意味からして,それが結果的に今回,遺産相続云々という地主さんの環境もありますけれども,それと相まってやはり守谷に今この庁舎に勤めておられる方の人数からすると,駐車場がいつもいっぱいであるというふうなことからすれば駐車場の確保をまずして,そこに空いたスペースに例えば仮設の事務所であったりということもできるのだろうというようなことで,段階的に考えているのが今の現状でございます。  そういう意味では,青木議員のおっしゃったように,いろいろな観点から,もちろん一つの要素だけではなくて,いろいろな方向から働き方改革であったり,また業務内容の改善であったりということを常日頃から心がけていかなければ,満足できる市民サービスというのは提供できないのだろうというふうに思っておりますので,引き続き,そういう方向でまたしっかりと頑張っていきたいというふうに思っております。ありがとうございます。 ○議長(高橋典久君) 青木公達君。 ◆13番(青木公達君) ありがとうございます。  最後に,実は,私,スポーツ少年団のサッカー部会の会長をやっているのですけれども,先日,生涯学習から御提案いただいて,守谷出身の元Jリーガーに来ていただいて講習会をやったのです。当然ながらコロナ禍ですので,みんな集まってとはいかないのでオンラインで講習会をやりました。非常に子供たちから評判がよかったのですけれども,そのときに出た話が,Wi−FiがつながっているところにいればWi−Fiでつながるのだけれども,ちょっと用事があって外に出たときに見たかったのだという話がありました。  市長のほうからデジタルのお話が出ましたので,この話を付け加えさせていただきたいのですけれども,仕事ばかりでというと語弊があるかも分かりませんけれども,庁舎内とか何かで施設内でWi−Fiがあるのは当たり前になっていると。で,もしデジタルを本当に考えて合理化なり,あるいは市民からの情報を集めたりというふうに思うのでしたら,ぜひ,守谷市内でWi−Fi網を構築していただきたいと。どこにでも守谷に行けばWi−Fiつながるのだという状態に,ぜひ検討していただければというふうに思いまして付け加えさせていただきました。  私の質問は以上です。ありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで青木公達君の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩をいたします。議場の換気をお願いします。                午前10時55分休憩          ──────────────────────                午前11時05分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位4番,砂川 誠君,登壇願います。  砂川 誠君。                〔7番砂川 誠君登壇〕 ◆7番(砂川誠君) 通告順位4番,公明党の砂川 誠でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。今日は,先輩議員がお二方,そして公明党の応援の方が3人も来ていらっしゃるので多少緊張はしておりますけれども,私というよりも次の山本議員にそういうふうなエールかなというふうにも思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。  まず,松丸市長におかれましては,2期目のスタートを切れました。大変におめでとうございます。この先の見えないコロナ禍にあって,多くの有権者が松丸市長を再選をしたというところで,これからの4年間しっかりと有権者のみならず市民全員にさらなる安心安全を与えていただきたいと,かじ取りをしっかりしていただきたいというふうに思いますので,よろしくお願いをいたします。  さて,私の一般質問は,コロナ禍での避難運営についてを質問をさせていただきます。  本年の6月定例月議会での神宮議員の一般質問の中でも,複合災害への取組について質問をされております。その後,どのようにコロナ禍にあっての避難方法や避難所の在り方に変化があったのか,この点についてお伺いをしていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  それでは,まず最初に,コロナ禍での避難方法についてお伺いをいたします。  防災減災に役立つ防災情報や伝達,また,需要の在り方を調査研究をしております日本災害情報学会というのが,本年5月に風水害時の避難について次のような提言をしております。コロナ禍であろうとなかろうと風水害時の避難について,これまでと基本的な考え方は変わらないというふうな見解を示しております。つまり,正しく恐れて一刻も早く避難をすると,これはこれまでと変わらない。しかし,避難方法や避難する場所をもう一度考え直しましょうということだろうというふうに思います。コロナ対策を徹底すれば,確実に避難所の収容人数は減少いたします。この避難所の収容人数が減少することを前提に,様々な避難方法が考えられるというふうに思います。  そこで,現在,市が検討している方法,これがあればお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) お答えします。  コロナ以前では,災害が起きますと市の市民の皆様が一斉に避難所に避難することがこれまでの在り方でございました。しかしながら,コロナ禍において,市は新型コロナウイルス感染リスク低減のため,避難方法として分散避難が重要と考え,広報等で周知してございます。  分散避難としましては,自宅が安全な場所である場合,そのまま自宅で避難する在宅避難,それから安全な場所に住んでいる親戚や友人宅へ避難する遠方避難,それから各自がホテルや旅館などに避難する宿泊施設の避難,それから短期間での車両避難など様々な方法がございます。もちろん,自宅に危険や不安を感じた場合は,迷わず避難所に避難するというのも重要なことでございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。在宅避難も含めて,よく,守谷ではそんなにはないとは思うのですけれども垂直避難というのも考えられると。ましてや友人知人宅,安全な場所であれば,前もって話をしておいて避難させてくれと,そういうふうなこともできようかというふうにも思います。  風水害時の避難については,もう一つ有効な避難方法として車中泊も現実的な選択肢ではないかというふうに私は考えております。とかく車中泊となるとエコノミークラス症候群,足を曲げたまま動きが取れないというところで血栓ができてというふうなのがエコノミークラス症候群だと思います。  しかし,風水害時,これは災害をやり過ごすというところでは,1日,2日というふうな短期間の避難が考えられます。そういう場合において,車中泊という非難は,コロナ禍において一番有効なのかなというふうにも考えます。自分の車で避難をして,そこで寝泊まりをすれば,体育館とかそういう大勢が集まる場所での3密状態にならない,他人との間隔が取れるという意味では,家族だけのスペースができるというふうに考えますと,この車中泊というのも有効な方法なのではないかというふうに考えますが,車中泊避難というのを市ではどういうふうに捉えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) お答えします。  議員のおっしゃるとおり,車中泊というのを風水害のときには必要かなということで,現在,車中泊できる駐車場施設,それから商業施設の駐車場を一つの避難場所として使えるのではないかということで協定等を結べるか,それから避難する場合,エコノミー症候群とか当然ございますので,職員を配置した場合どういう対応,どういう注意をその場でするかというのを,今,検討しておりまして,今後,可能であれば商業施設とか新たな駐車場避難ができる施設のほうを協定等を結んで使用できるようにということで考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。いろいろな施設の駐車場をお借りしての車中泊も考えているというところであります。車中泊に関しては,駐車場だけではやっぱり課題がありまして,そこにはトイレがどうしても必要になってくるというふうにも思います。簡単な考えでは,今,各小中学校の体育館とかというのが指定の避難場所,避難所になっているのですけれども,そこでの駐車スペースがあれば,そこに車で来てもらって車中泊避難,そうすれば避難所のトイレも活用できるというところで,こういうのも有効に検討していっていただきたいなというふうにも思います。  続きまして,避難方法について,以前,私も一般質問の中で質問をしたことがあるのですけれども,ペット同伴の避難という方法も,これから市民の中にはペットを飼っていらっしゃる方が大半でございます。ペットだけ置いて自分が避難をするというふうな考え方はなかなかペットを飼っていらっしゃる方の考えとしてはないのだろうと,一緒に避難をする,ペットも家族同様だというふうな考え方に立っておりますので,できればペットが飼い主と一緒に避難をできる,そういう施設,またはそういう設備があればいいのかなというふうにも考えますけれども,守谷市としてペット同伴避難ということを今現在どういうふうな状況にあるのか,お聞かせいただければと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) お答えします。  ペット避難同行の検討につきましては,現在,学びの里をペットが同伴できる施設として避難所としてできないかということで,現在,守谷市動物愛護協会と協議を重ねておりまして,現地確認と意見交換を実施してございます。  今後,運営等について方向性が固まれば,学びの里をペット避難所として使用したいということで考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。学びの里での避難ということを検討しているということですので,ぜひ,これを推し進めていただいて,各避難所でペット同伴の避難が可能になれるように,ぜひとも推し進めていただきたいというふうに思います。  昨年10月の台風時,守谷市でも避難所を開設しました。市全体で,約200名以上の方が避難をいたしております。各避難所ごとに見れば数はそんなには多くはないのですけれども,感染リスクを考えたときに車中泊を選択して,なおかつ避難所となっている建物のそばで駐車場があれば,そこでトイレが使える,また,ペットも一緒に車の中で収められるというふうなところもございます。しっかり,そこら辺を検討していただいて,ぜひともこの車中泊並びに避難所がスムーズに運営できるようにしていっていただきたいなというふうにも思います。  次の質問に移ります。  (2)番の避難所の増設は可能かについてお伺いをいたします。  6月の神宮議員の質問に対し,松丸市長は,コロナ対応の避難所では1人当たりの面積が倍以上になるので,避難所の数を増やす考え方を示しております。これは,守谷市内にある民間施設を避難所として使わせていただくというような内容もあったと思います。  過日,松前台5丁目にあります損保ジャパン,これとの災害協定,これを結んだという報告には思わず喜び,大きな安心を得ました。さらに,そういう民間施設との協定がほかにもあるのかどうか,そこら辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 避難所の確保ということで,12月11日,損保ジャパンと守谷総合研修センターと,災害時における施設等の利用に関する協定を締結いたしました。今後も他の市内のホテルとか,それから施設等について避難所の拡充ができないかということで,今後,協議のほうを進めてまいりたいと思います。  ただ,なかなかホテルという,県が結びまして市のほうで駅前のホテルというようなお話がありましたのでお伺いしたのですけれども,そのときに空いていればお貸ししますという回答はありましたので,ほかにもそういう違う施設がないかということで検討してまいります。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) 今回この質問は,家庭として風水害時というのをメインにして,私,質問をさせていただいているのですけれども,最近,茨城県南部を中心とする地震も起きております。ましてや伊豆半島近海でも結構大きな地震が起きております。地震というものも,台風は大体梅雨から夏にかけて,秋口というふうなシーズン的なものがあるのですけれども,地震はいつ来るか分からない,そういう部分で地震が起きたときに大規模災害になりかねないというところで,大規模な地震災害が発生すれば避難所での避難生活,これが長期化が予想されます。  先ほどの車中泊避難,これは長期的にはお勧めできませんけれども,市の指定避難所以外にも民間施設を利用しての避難所の在り方,これをさらに推し進めていっていただきたい。コロナ禍にあって3密を防ぎ,なおかつ市民の皆さんが安心してそういう民間施設にも避難できるというふうなところをぜひとも推し進めていっていただきたいというふうに思います。  ところで,市長は,今回の施政方針演説の中で,災害に強いまちづくりという部分で,避難所の環境整備が急務となっているというふうにおっしゃっております。避難所の電源確保を環境整備の柱に上げております。具体的に電源確保と,これは一体どういうことを指すのかお尋ねしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 電源確保につきましては,現在,各避難所にディーゼル発電機,それからガソリン発電機というのが設置してございます。こちらにつきましては,動力系でございますので停電時の電源というふうになってございますけれども,今後,体育館での避難が長期化になれば,当然,長い間,電気が供給できるようなもの,それからスマホ,それからWi−Fi,空気清浄機とか,いろいろなものが想定できますので,その電源に耐えるような電源,それから空調関係のほうも整備したいという中で,それらも賄えるような非常用電源のほうの検討を現在しているところでございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) 令和元年度,房総沖を襲った台風,千葉県を中心として大きな被害をもたらしました。これは強風により倒木,倒木によって電線が引っかかって電柱が倒壊するというふうなことがあって,長期的に停電が続いたというところがありました。  そのときにライフラインであります電気停電と,これの喪失によって被害や混乱が起きたと。住民生活の不安,また,社会経済活動の停止というところが大きな影響を与えております。台風コースが少しずれれば茨城守谷にも来ていたのだろうというふうにも考えますと,やっぱり日頃からの備えがあって安心できるのかなという面があります。  私が申し上げていることは外れれば一番いいのですけれども,台風もいつ,どこを通るかというのも予想がつかない,予測がつかないというところで,しっかりと前もって備えておくというところが市民生活,市民に対して安心安全を届けられるのかなというふうにも思いますので,備えることで安心安全な避難所になるのかなというふうにも思いますので,さらなる環境整備,これをお願いしたいと思います。  続いての質問に移ります。3番と4番,これをまとめて質問をさせていただきたいというふうに思います。  コロナ対策を取り入れての避難所運営のマニュアル,これが今までのマニュアルと変わるのか,変わらないのか,そこら辺をお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 現在の避難所運営マニュアルは,自然災害における避難所の係員体制などであり,新型コロナウイルス感染症には対応してございません。  そのため,このマニュアルに追加する形で新型コロナウイルスに対応する避難所をどのように区分し,また,避難所係員が感染しないよう,それから避難所でどのような動きをし,どのような点に気を使うかということをまとめました新型コロナウイルス影響下における避難所運営指針を関係各課と調整しながら,現在,作成しているところでございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。今までのマニュアルに追加をして,コロナ対応型にしているというところだというふうには思います。  本年9月に,郷州小学校で行われましたコロナ対策型の避難訓練がありました。私も参加をさせていただきました。参加者が,コロナ禍にあって代表者というふうに限定をされておりましたけれども,これまでの訓練とは大きく違うなというふうな印象を受けました。  まず,受付があって,また軽い問診があって,そこで振り分けると,検温をして,体調の悪い方は別のところに誘導するというふうな,これまでとは対応の違う避難訓練がありました。運営に関して訓練をした率直な感想として,人手が要るなというのが一番の感想でした。これまで受付も1人で済んでいただろうし,集まる場所は体育館が主だった。そこがコロナ対応になり受付も増え,問診も増え,また,体調の悪い方は別というふうにすると,今までの職員の対応数ではこれは収まらないだろうというふうに思います。  確かに受付で割り振ってというのは,今までの人数だと4人ぐらいでできていたところも,10人ぐらいいないと難しいのではないかというふうなのもいろいろな資料を読みますと出てきております。この訓練を通して得られた課題がありましたら,その対策も含めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 災害訓練の中で出た課題としまして,主なものとして三つございます。  まず一つ目としましては,これまでの避難所開設は,避難所となる市内小中学校の体育館を一斉に開設していましたが,コロナ禍の避難所開設ではスクリーニングを実施するための体温測定やフェイスガード,また,間仕切りテントなど,感染リスク低減のために多くの資機材が必要となりました。避難所を速やかに開設するには,これらの資機材を各避難所に集約することが課題となっております。来年度,集約し切れない避難所へ防災倉庫の設置を計画し,避難資機材の集約を図っていきたいと考えてございます。  それから二つ目でございますけれども,これらの資機材を使用し,感染リスクの低減を図るには,学校内の体育館ではなく教室へと広く分散開設するため,先ほど議員がおっしゃいましたけれども,多くの人員と時間が必要になります。いざ災害となると,円滑に避難所運営をするためには不足する人員をどう確保するかが課題となってございます。  その解決策の一つとしまして,自主防災組織,それから,まちづくり協議会等の連携について検討していきたいと考えてございます。  それから,三つ目でございますけれども,実施したのが9月の防災訓練で気温が高く,感染防止のため避難所テント内に長時間滞在してもらうためには熱中症の予防や停電の照明の確保,それから携帯電話等の電源確保など,避難所環境の向上が課題になります。  このため,現在,各小中学校体育館に空調設備と先ほど申しました非常用電源の設置の検討を進めております。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。様々な課題が見えてきたのかなというふうに思います。  先ほども,私,申し上げましたけれども,避難所運営に関してはかなりの人数が要るというところで先ほども回答の中にありましたけれども,まちづくり協議会との協働という観点で,昨日ですが,北守谷地区のまちづくり協議会で北守谷公民館で,郷州小学校で行った防災訓練のときに使いました屋内用のテント,それと段ボールベッド,これの組立て作業訓練というものをやらせていただきました。郷州小の訓練に参加したまちづくり協議会のメンバーの中で,自分たちでできることは自分たちでやっていかないと職員が足りない状況になって,そこでは大変だというところで,じゃあ自分たちでできることは何か,やっぱりテントの組立てであったり段ボールベッドの組立てで,また,いろいろなそういう受付のボランティア,こういうのをやっていかないと職員にだけ任せておくわけにはいかないというふうな思いがありました。今回,そういうふうに,まずはテントの組立て,段ボールベッドの組立てを自分たちでできるようにしようということで,昨日,訓練をさせていただきました。  避難所運営に関して,職員の負担軽減というところが一番にまちづくり協議会でも話題になって少しでも軽減をしていこう,そのためにも協力は惜しまない,率先してやっていこうというふうな雰囲気でございます。しっかりまちづくり協議会が,また,こういう行政と横断をして,しっかりとそういう避難所運営ができるような,そういうシステム構築,また,避難所においては職員間の,さっきもおっしゃいましたけれども,情報共有に関してはいろいろな方法があると思います。LINEもそうですし,Morinfoも活用していきたいというふうな話もございました。LINEは,今,手軽に皆さん使えますので,職員の横の連絡に関してはグループLINEを組んで,情報共有するといったところもいいのかなというふうには思います。  この情報共有について,避難所を運営している側と,あとは避難をしてくる側に分かれるというふうにも思います。最後に,先ほども話がありました分散避難いうところで,しっかり,これを市民にどういうふうにして周知徹底するのかというところで,我々だけ自宅にいてもいいよ,安全であれば自宅でお願いしますで,ちょっと危ないなと思ったら車中泊,避難所に来てくださいねというふうな避難を言うことはできます。しかし,市民がどれぐらい理解しているのかというところで,市でどういうふうな住民への分散避難というふうなものを周知徹底させていくのかというふうなところで,どういうふうな考えを持っているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 生活経済部長飯塚俊雄君。 ◎生活経済部長(飯塚俊雄君) 現在,災害においては,Morinfoを活用し,生活情報から防災情報に切替え,職員の招集,それから職員・市民の安否情報,市内の被災情報を収集する情報共有ツールとして活用するとともに,さらに利用しやすくなるよう検討改善を行っているところでございます。  避難所では,避難所担当職員が体育館や教室に分散することが考えられます。職員から避難所担当間の情報共有が難しいところも提起されており,避難所担当者間の情報共有につきましては,今後,Morinfoなどの情報共有ツールなどの活用を検討してまいりたいと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 砂川 誠君。 ◆7番(砂川誠君) ありがとうございます。しっかりこういった情報ツール,これを利用して情報共有をしていってスムーズな避難所運営ができるようにというふうに思います。  最後に,新型コロナウイルス感染症のリスクがある状況の中で,避難所では複合災害というものが現実味を帯びております。さっきも話ししました地元の人材,特にまちづくり協議会の支援体制を実現するためには,行政内部の横断的な情報の共有,それと行政と住民組織,まちづくり協議会,これの連携がコロナ禍においては避難所運営には欠かせないのかなというふうに思います。避難するに当たって避けなければならないこと,これはコロナの感染,これを恐れるあまり避難をちゅうちょしてしまう,適切な避難行動を行わないということが一番懸念されるところであります。  市民や住民には分散避難を周知すること,これをぜひとも徹底していただいて,命を守るために避難所への避難をちゅうちょなくしていただきたい。それも含めて,コロナ禍にあっての避難の在り方というものをしっかり行政側も住民に周知徹底をしていって,災害もしくは人命が落ちないというふうなところをしっかり推し進めていっていただきたいというふうに切に希望いたします。  以上で私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。
    ○議長(高橋典久君) これで,砂川 誠君の一般質問を終わります。  ここで暫時休憩をいたします。                午前11時35分休憩          ──────────────────────                午前11時39分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位5番,山本広行君,登壇を願います。  山本広行君。                〔5番山本広行君登壇〕 ◆5番(山本広行君) 通告順位5番,公明党の山本広行です。まずは,松丸市長,2期目の御当選大変におめでとうございます。市政として,松丸市長にはまだまだ行うことでの道は半かと思いますし,今後も多くの提案,改善,そしてたゆまぬ行動が必要となってくると思いますが,さらなる市政の前進にも期待しております。 さて,今回,3回目の一般質問というふうに私もなりますけれども,今回も残念ながらマスク着用での質問となりました。ただ,非常に私自身も悔しい思いもありますけれども,市長をはじめ執行部の皆様にも,また今回貴重な時間を頂戴しておりますので余計な前置きはなく的確に行っていきますので,よろしくお願いいたします。  さて,今回は,通告に従って1点質問させていただきます。  内容は,公園の管理整備についてとなります。  守谷市にも多くの公園がありまして,市民の皆様の憩いの場,また,子供たちには遊び場として多くの方が利用されていると思います。市民お一人お一人にとって,その使い方は多岐にわたりますけれども,安心安全に日々利用できるのは,毎日のように公園の管理整備に携わっていただいている方がいることは忘れてはなりません。これは公園だけではなくて全ての物事に共通することになると思いますけれども,そのものを使うということは,そこに心血を注いで日々安全管理に奮闘していただいている方がいるからこそ無事に使えているということは当たり前のことではあるのですが,常にそこに感謝を持って使用しているかというと一概にはそうとも言えない部分もあるのではないかなと思います。  今回,私が取り上げさせていただいたのは,各公園管理において工区の管理金額の違いについてであります。守谷市には,今年度初めの予算に公園維持管理事業としまして5億5,000万円強の予算を割いております。また,市内の公園には全部で13工区に立て分けられておりまして,それぞれの工区にそれぞれの業者が入りまして日々作業に取りかかっていただいております。  そこで,お尋ねいたします。  各工区の提示した支払う金額,これは最終的には落札した金額にはなると思いますけれども,この金額について公平性,平等性は保たれているのかを伺わせていただきます。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  まず,公園管理についてお言葉いただきまして誠にありがとうございます。  議員おっしゃるとおり,公園管理につきましては,13工区に分けて業務委託をしてございます。契約につきましては,公園を管理するものと,あと街路樹ということで,併せて場所や業務量を勘案しまして13工区に分けている次第でございます。契約につきましては,シルバー人材センターに委託している一つの工区を除きまして,全て条件付一般競争入札で実施してございます。公平な入札となっていると私は感じております。  なお,起工については,国や県の積算基準を基に設計しまして,委託仕様書も添付させていただいております。  以上です。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 国や県の積算基準を基にされているというのは分かりました。  しかし,私が一番気にかかっているのが13番目の工区に上がっている四季の里公園であります。守谷市民の方,なかんずく近隣市町村にお住まいの方はよく御存じかと思いますけれども,四季の里公園はアヤメとかハナショウブが有名で,5月からのシーズンになるとにぎわう公園であります。ただ,今は12月でありますので,今,アヤメとかのシーズンではありません。  先日も,私,四季の里公園のほうに足を伸ばさせていただいたときに,ほぼ人がいなくて,駐車場には数台車が止まってはいたのですけれども,この寒い寒い空の中という部分もありまして,ひどく寂しい思いを感じるところはありました。  ある方から,四季の里公園のみ管理金額が高いのではないかというふうな問い合わせを私が受けまして,その話を聞いているうちに私自身にも疑問が湧いてきましたので,ここで率直に伺いたいと思います。  四季の里公園のみ費用が高いのではないかと思われる根拠,また,明確な理由をお答えいただきたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  四季の里公園なのですが,議員おっしゃるとおり,自然の景観とか雰囲気を重視しまして,こちら工業団地の開発に合わせて造られた公園なのですが,地形とか特色を極力残した形で,ほかの公園にはない,ハナショウブ,アヤメ等々の観賞を重視した公園となってございます。このことから東京からの高アクセスな茨城の観光スポット,また,花の名所として紹介されているところでございます。  そのために守谷市としてもこちらを重点的に管理を行っていまして,アヤメの株分け,客土の購入といった入替え作業等も併せて行っておりますので,他の公園よりも管理費用は確かに高くなっているのが現実でございます。  また,四季の里公園ですので四季折々の花が見られるという特徴もございますので,その他の花の管理も若干かかっているというような形になってございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 四季折々の花が観賞できるというふうに先ほど部長おっしゃっていただいたのですけれども,この時期はちょっと寂しいかなというふうに私も個人的には思う部分はございます。これだけ寒い時期になってきまして,今年は特に寒い12月になっておりますので,ただ,私が四季の里公園に行ったのが土日だったりしましたので,やっぱりちょっと人が少なかったなというふうな部分で,もう一つ魅力をつけていけたらいいかなというふうには思ったところではあります。  ただ,先ほどお答えいただいたとおりに公平性が保たれているのであれば,なぜ各工区の金額の違いについて疑問の声が上がってくるのか,上がってしまうのか,そこを明確にしていく必要があるというふうに思います。また,各業者が不満があった状態のままですと,市民の皆様に安全安心に御利用いただける公園にしていくのは,また難しくなってくる部分もあるかというふうには私は思います。  そこで,質問させていただきます。  四季の里を担当している業者の方はもちろんなのですが,他工区を担当している業者の方へも,きちんと納得のいく説明がされた上での競争入札となっているのか,その部分に関してお答えをお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  まず,残念ながら,私のところにはそういう不平不満というのは届いていない状況でございますので,一方,入札に関しましては入札参加希望者,条件付一般競争入札なので希望者は入札の見積もり期間約2週間程度ございますが,そちらの期間で随時,設計書及び委託の仕様書を閲覧することができますので,そこで業務内容について事前に把握して入札に参加できることになってございます。  また,その確認の際に分からない点,疑問がある点等は質問期間ということで設けさせていただいておりますので,そのときに質問していただければすぐに入札前に回答するということで,委託内容を十分に確認していただいていると思ってございます。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 質問を問われるというか質問期間を設けていらっしゃるということなのですが,実際にその質問期間のときに業種からの質問というのは,結構活発にあるものなのでしょうか。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) こちらの業務委託に関しましてはさほどないですが,一般的な工事,特別な工事等々はかなり質問はございます。それに対して回答して,これは入札参加される業者の皆様に同じ回答をするというな形になってございますので,そういう面では公平に入札参加していただいているという形で考えております。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 分かりました。少なからず私自身も今回質問させていただいたことによりまして,公平性は保たれているというふうには信じたいというふうに思います。  しかし,今回このようなお声が上がった背景というのは,少なからず何がしかの不問な点ですとか不審に思う部分というのがどこかにあったからではないかなというふうには思います。  執行部の皆さんが,競争入札だから落札した後のことは全面的に委任,我関せずというふうに捉えているということは決してないと思いますけれども,安心安全な公園を造っていただいている市民のために,しっかりと整備していただいている業者だからこそ継続して大切にしていっていただきたいなというふうに思います。  さて,話はやや変わりますけれども,障がいを持っているお子さんも,持っていないお子さんも,また,大人も子供も一緒になって楽しめるインクルーシブ公園について質問させていただきたいというふうに思います。これは,今日もいらっしゃっていただいていますが,元議員からも質問された経緯がございますが,私もこの公園の創設には大いに賛同したい部分があります。  私たちの幼少時代にも,公園で遊んだことがないという子というのは,まずいらっしゃらないというふうに思います。私も2人の子供を持つ親ですけれども,小さなお子さんの親は近所の公園などは当然毎日のように使われます。  しかしながら,実のところ1割のお子さんに関しては公園を使えない,使ったことがないという方がいらっしゃいます。その多くは,障がいを持ったお子さんです。同世代の友達が公園で楽しく遊んでいれば,そこに一緒に輪になって遊びたいというふうに思う年の子が障がいを持つゆえに一緒になって遊べない。それが日本国内では普通のことでした。しかし,それが普通のままにしておいていいのだろうかというふうに思ったところです。  そんなネガティブな普通を払拭したのが,インクルーシブ公園になります。本年,東京都世田谷区の都立砧公園の「みんなのひろば」が3月に開設されまして,また9月に豊島区の「としまキッズパーク」にインクルーシブ公園が完成されました。また,今年度中には渋谷区と府中市にも完成する予定でありまして,着々とスペシャルニーズのあるお子さんもインクルーシブとなって,みんなで一緒に遊べる公園の環境が整ってきております。障がいを持つお子さんの親御さんからもとても好評で,このインクルーシブ化の波は着々と全国に広がってくると予想されています。  ここ守谷市も子供の人口増加がまだまだ見込める町なのですけれども,また,守谷駅東口の1.2ヘクタールの市有地も開発段階になっています。  そこで,質問させていただきます。  この守谷駅東口市有地に開発される公園は,どのような設備として予定されているのか,現状のお考えをお聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) お答えをさせていただきます。  守谷駅東口の市有地でございますけれども,これにつきましてはオープンスペースによる利活用というのを基本にしてございます。ゆとりを感じて市民の憩いの場として活用を図るということでございます。  現状,公園としての位置づけで整備するものではございませんし,今のところ遊具の設置というところも予定はしていないのですけれども,当然ながらインクルーシブといいますか,バリアフリーであったりユニバーサルデザインという考え方に基づきまして,これは当初,提案があったものですと芝生地に階段が大分設置をされていた,これをなくすような変更をしてございます。また,今,細かいところも詰めておりますけれども車椅子でのアクセス等,これらについても十分考慮して整備を進めるというものでございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 当初から,この東口の市有地には遊具を設置する予定はなかったということなのですけれども,それは例えばアンケートだったりですとか市民の皆様からのお声で,ここには遊具は置けないというか,また,それ以外の何か事情がおありだったかどうかですか。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) 今,細かいアンケートの資料結果が手元にございませんけれども,やはり一番,今回の東口の市有地の利活用の中においては,大分しばらく前から議論を重ね,まず,1万2,000平米ほどありますから,約半分6,000平米ほどについては先ほども言ったように,ゆとりを感じて居心地のよい,あるいは市を象徴するようなオープンスペースということが,これは基本でございました。ですので,今,手元にございませんので,遊具設置云々という以前に,その大前提として公園の整備というよりはオープンスペースという位置づけで基本方針として整備をするということでございます。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) そうすると,現在,市内にあるその1.2ヘクタールの市有地ではなく,既存の公園とかでインクルーシブを取り入れる予定の公園というのはありますでしょうか。  また,もし可能であれば,具体的にどこの公園が対象となり得るかとか分かりましたら教えてください。 ○議長(高橋典久君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  まず,インクルーシブ公園なのですけれども,こちら議員おっしゃるとおり,誰でも安全にアクセスできて遊べて,体力のない人でもブランコとか車椅子でも利用できる大型遊具とかそういうものが完備されて,こちら障がいのある人も障がいがない子供たちも共に楽しく遊べて学ぶことができるというのが,そういう遊び場になってございます。それに関しましては,そのような公園の必要性,重要性は十分に認識しているところでございます。  ただ,現在,インクルーシブ公園をどのような場所にということですが,今現在はインクルーシブ公園のパークフォーラム2020というものに参加させていただきまして,まず,どういう形で公園整備をしたのがいいか,また,どのような形で取り組むべきかということで地域を巻き込んで皆さんで協議して,また障がい者の団体等々も協議しながら,造るからには皆さんに使われる施設ではないとインクルーシブとは言いませんので,その辺の取組をどのようにやっていくかというのを,今,検討中でございます。  どちらかというとインクルーシブ公園,先ほどの砧公園も3,200平米等もございますので,大規模公園にまずはなるのではないかということで考えておりますが,そうしますと立沢公園,けやき台公園,そういう近隣公園等々が候補になるのかなということで考えてはございます。 ○議長(高橋典久君) 間もなく正午になろうとしておりますが,このまま山本広行君の一般質問を続行したいと思いますが,よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  山本広行君。 ◆5番(山本広行君) すみません。皆様,御協力ありがとうございます。  現状,守谷市の公園でも可能かどうかは,私としては可能であるんじゃないかなというふうに考えております。また,可能かどうかということよりも,可能にする,可能にしていくという強い熱意を持つことが大事なんじゃないかなというふうに思います。  精神論になってしまうかもしれないのですけれども,人間はできないだろうという考えだとできない方向に意識が向いてしまって,できない方向の結果を必然とたどってしまうと。ですけれども,できる,必ず達成させるという前を向いた意識になることによって,できる方向にベクトルが向いて,どうすればできるかを考えて実行して結果となって現れくると,私はそういうものだというふうに思っています。  そこで,市長の考えもぜひお聞かせいただきたいと思います。  市長の今回の所信表明の中にも,中略しますけれども,令和3年度はSDGsの持続可能な開発目標を実現し,誰一人取り残さないまちづくりを進めていくための新たな起点とすべき非常に重要な年となりますというふうにおっしゃっています。「王国もりや」を掲げる守谷市であるからこそ,障がい者や福祉にも先行して築き上げていくまちづくりが必要なんじゃないかというふうに私は思いますけれども,ぜひ市長のお考えの中にインクルーシブに対しての率直な御意見,見解をお聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) ありがとうございます。  まさしく,山本議員おっしゃるように,私は職員に対して,できない理由なんか聞きたくないよと,やるためにはどうする,何が足りないかきちっと出して,やれるための方策を考えてこいということをよく言っているわけでございますけれども,まさしく,今,山本議員おっしゃるように,私も特に2020のオリンピック・パラリンピックは延期になり,来年開催という予定にはなっておりますけれども,やはり障がい者の皆さんがあのように普通の常人を超えた能力を発揮するに至るまでというのは,何らかのやはりきっかけがあったのだろうなというふうに思います。  そういう意味においては,健常者も障がい者もやはり同じチャンス,同じ状態,状況,環境を整えることというのが非常に重要なことだろうなというふうに思っておりますし,そういう意味では,このインクルーシブという考え方,まさしくSDGsの中でありますように,誰一人取り残さないというようなことが,これからの政治の主要な課題になってくるということは間違いないことだろうというふうに思っておりますし,そういう観点からすると,まさしくインクルーシブ公園という部分はぜひとも私は造り上げていきたいなというふうに思っております。  その熱意は十二分に御理解いただきたいと思うのですが,今いろいろ研究をさせているのですが,どこかできちっとした専門家に相談をしていかないと,あまりにも壮大な,器具にしてもいろいろな器具があって,じゃあどの器具を選定すべきかという基準が定まらないというのが今の現状でございますので,どこかで担当のほうにも専門家を見つけて,その方によく相談をして,その上で設計に入っていくというようなことも含めて進めていきたいというふうに思っております。  今年度中は3か月しかございませんので,来年度中にはぜひとも目に見える形にしていきたいし,1日も早い完成を目指してしっかりと取り組んでまいりたいというふうに思いますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 山本広行君。 ◆5番(山本広行君) 非常にすごくうれしい市長からの答弁をいただきました。本当にありがとうございます。市長のお考えから酌み取らせていただきましたけれども,前向きにいい方向で検討にあるというふうに捉えていきます。  当初に申し上げました公園管理の公平性についても,このインクルーシブ公園導入についても改めて考えていくべきところはまだまだあるかと思いますけれども,しかし,弱者にもっと焦点を当てた活動というのも今後はさらに必要不可欠になってくると思います。  今回も,本当に私も3回目の一般質問をさせていただきましたが,我々1期生,1年生議員は,まだ一度もこの場でマスクを外さずの一般質問をしてないという状況になってしまって今年が終わってしまうという中ではあるのですけれども,明年は我々議員一人一人からもできる最善の努力をしていって,いち早くコロナの終息が1日でも早く終息に向かっていけるように,また,努力していきたいなというふうに思います。  本日も,市長をはじめ執行部の皆様,お忙しい中,大変にありがとうございました。  以上で私の一般質問を終了させていただきます。 ○議長(高橋典久君) これで,山本広行君の一般質問を終わります。  ここで休憩といたします。
     午後は1時10分より再開をいたします。                午後零時06分休憩          ──────────────────────                午後1時10分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位6番,海老原博幸君,登壇を願います。  なお,海老原博幸君から当人の一般質問に係る資料配付の申出がございましたので,会議規則第158条の規定により許可しましたので御報告いたします。なお,当該資料につきましては皆様のお手元に配付してございますので,御確認ください。  海老原博幸君。                〔2番海老原博幸君登壇〕 ◆2番(海老原博幸君) 通告順位6番,もりや清流会の海老原博幸です。本日,4人目の一般質問となり,午前中からのことでお疲れもあると思いますが,引き続きよろしくお願いいたします。  また,松丸市長におかれましては,2期目の当選おめでとうございます。新人議員ではございますが,今後とも松丸市政に対して是々非々で臨むつもりでおりますので,改めてよろしくお願いいたします。  さて,今回,私の一般質問は,少子化対策についてでございます。特に,出生率というテーマに絞って質問させていただきます。  この質問をさせていただく理由は大きく二つございます。一つは,来年から本格的に議論が始まる次期守谷市総合計画のスタートに際し,達成状況について認識を共有化したいためです。そして第2に,今年,年初来猛威を振るっている新型コロナウイルスにより,人口減少がさらに拍車をかける事態となっております。それを踏まえた上で,計画を立てるに当たり,いろいろな考え方がさらに追加される必要があるのではないかなというふうに思っています。そういう意味合いを込めての質問とさせていただきます。よろしくお願いいたします。  さて,守谷市では,総合計画の土台となる人口ビジョン総合戦略というものが,平成28年2月に発行されております。この中で,40ページ,41ページに人口目標水準,2060年に7万人程度の維持,そして,40ページのほうにその目標を達成するための条件として,守谷市の合計特殊出生率の目標を2020年に1.60,2030年に1.80,2040年に2.10と非常に高い目標を掲げておられます。  それに対しまして,現実的には配付させていただきました資料でいきますと,資料1のほうは単年度の出生率の推比でございます。これTX沿線,要は人口がTXの開通に伴いまして人口が増加している自治体の出生率を比較できるようにグラフを作りました。各自治体単年度でいきますと,かなりばらつきもありまして,守谷市の場合もばらつきもございます。1枚目の資料でいくと右肩上がりなのかなというのは,青い線の流山市ぐらいかなというふうな感じでございます。  もうちょっとアベレージ化してみたいと思いまして,資料2のほうで合計特殊出生率の推移5年移動平均というグラフを作りました。これは,例えば,2019年度の数字というのは過去4年間,2015年から2019年までの数字を足して5で割った数字でございます。そういう5年間,過去4年,当年と過去4年間の合計の平均という見方でございます。  この中で,すみません,私の資料作成ミスを今発見しまして,流山市につきましては2018年,ちょっとへこんでおりますが,現実的には1.57という数字で,ほぼほぼ直線上に右肩上がりになっているという状況でございますので,口頭で修正をお願いさせていただきます。  それに対して,守谷市につきましては数字的には間違っておりませんが,2014年をピークに残念ながら多少右肩下がりの傾向を表しているところでございます。2019年の守谷市の合計特殊出生率は1.32と,日本全体の1.36を下回る,ちょっとイレギュラー的な数字とは捉えております。仮に,ここの2019年の数字を2018年と同じように1.52という数字を入れた場合には,大体,2018年と同じ1.45という数字になりまして,ほぼほぼアベレージというか,2018年と同じぐらいな横並びの数字になるような状況でございます。そういう数字に変更しましても,やはり2014年をピークに残念ながら右肩上がりには至ってないということは言えるかと思います。  さらにグラフまでは作れなかったのですけれども,相関的にはやはり2014年というのは守谷市の流入人口がかなり増加している時期でございましたので,やはりこれまでの出生率の増加というのは,かなり若い世代の流入人口の多さに助けられた部分があったのかなというようには推測しております。  こういう状況におきまして,守谷市としては2020年1.60という数字を立てていましたが,これに向けてこれまで取り組んできた内容,そして現状について,まず,率直な現状認識についてお話しいただければと思います。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) お答えをさせていただきます。  まず,合計特殊出生率につきましては,国の目標の水準であったり,人口置替水準,人口置換水準と言うのでしょうか,2.07というところも含めて目標設定をしてきてございます。  先ほど議員おっしゃられるとおり,現状について令和元年度ですか,合計特殊出生率については1.32ということになってございますので,現時点での目標値1.6については大分下回っているという状況でございます。  そういったことからも,次期総合戦略,これまでの総合戦略としても,まず戦略分野の1番として,結婚・出産・子育ての希望をかなえる環境をつくるということで,三つの施策,一つが町で子育てを支える基盤をつくるということ,それから,子育てと仕事の両立できる環境をつくる,それから,出産・子育てに対する経済的不安を解消するといったところの施策を実施をしてきてございます。なかなか具体的に様々施策として取り組んできているのですけれども,先ほど言った合計特殊出生率ということでは,なかなか目標には至っていないという現状でございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。  守谷市の7万人程度の維持ということは,企業に例えれば売上げの増加が例えば市税であれば,その売上げを達成するためにかなえなければならない一つのミッション,課題なのかなというふうに捉えております。その中で,企業であれば,ほかの社員の福利厚生であったり,そういうものが,その下に続くものかと思っています。  ただ,出生率というのは将来にわたることなので,どうしても市民はじめ市政もそうだと思うのですが,どうしても後手後手に回りやすい,周りを説得しづらい,そういう部分の話であるかなというふうにも思っています。ただ,これから日本が健全な国であり続けるためにも,日本人という人が一定きちんと将来にわたって存続するためにも大変必要な数字というふうに思っています。  また,守谷市においては教育に大変力を入れております。その教育についても,松丸市政になっていろいろな改革をされていて実績を残しています。それもある意味,将来に向けての布石ということで,同じような考え方に基づく内容なのかなというふうに認識しております。  さて,出生率のほうに戻ります。  2020年の目標1.60に対して,2019年単体では1.32,ならすと大体1.40前後の数字で2020年を終わることがほぼ見えておる状況でございます。そこにいきますと,約0.2の差がございます。  反面,この資料で見ていただくとおり,流山市は2019年の平均で1.60と非常に高い数字を達成しております。これについては1回目の一般質問のときでも,流山市は駅前保育ステーションと若い子育て世代に喜ばれる施策をつくって,それが受け入れられていますよというお話を差し上げました。これが全てではないと思うのですが,今後この数字を変えていくためには,これまでとは違ったアプローチが必要なんじゃないかなというふうに私自身は考えております。  私が調べたところ,千葉県では流山市の2019年度の実績では1.59というのが千葉県では一番高い数字でございました。そこに続くのが,人口流入が多い印西市であったりという状況でございます。  ちなみに茨城県の場合ですと,神栖市,東海村,ここら辺が1.70近辺の数字を表しておりまして,東海村は原発のそういう補助金とか,そういうお金で多分市政が潤っているのかなというふうに想像しておりますし,また神栖市においても企業がたくさん立地しておりますので,法人税を含めまして市税が豊かな市で財政的に潤った自治体だと。それと,私の一般的なニュースで知っている範囲でございますが,銚子市の若いお母さんたちは,子育てしやすい環境ということで神栖市に移動される方が大変いらっしゃって,銚子市の人口減少に拍車をかけているというような状況もあるようです。  そういう中で2020年が終わり,今後,新しい計画に向けて何か大枠で具体的な方向ではなくて結構なのですけれども,これまでと違った施策,あるいは考え方がありましたらお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎市長公室長(浜田耕志君) お答えをさせていただきます。  これまで子育ての施策としても,先ほどお答えをさせていただいたように,保育所の開園を含めて様々実施をしてきております。今後においても,子育てに関する施策というのは重点的に進めるべきだろうというふうに考えてございます。  当然,先ほど議員のほうからも御紹介いただいた流山しかり,印西,神栖,東海等々については,本当に子育ての施策を重点的に実施をしているのだろうという感じを正直なところ受けております。  具体的な施策,これから具体的に検討に入っていくというところもありますけれども,まずは先般,市長の所信表明でも表明をしております,わくわく子育て王国もりや,その実現に向けたまちづくりというのが一つあろうかと思います。子育て世代,包括支援センターの増設であったり,不妊治療の助成の拡大,あるいは不育治療の助成制度の創設であったり,民間保育所の開設,病児・病後児保育,そういった様々な施策,それから児童クラブ等々,先ほど御紹介いただいた教育関係もそうです。そういった,まずは所信表明されている具体的な施策というところは,次期の総合戦略,総務計画において盛り込むべきというふうに考えてございますし,また,少子化という観点から申し上げれば,やはり未婚化とか晩婚化とか晩産化と言うのでしょうか,その進行であったり,あるいは子育てや教育にかかる経済的な負担,子育てと仕事の両立といった問題も言われておりますので,これらの対策もしっかり検討をしたいというふうに考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) ありがとうございます。  私は,32年間一般企業で中小企業で勤めていました。ただ,その企業は,技術的に世界標準的なものをつくりまして,ある程度安定した企業でした。その結果,私,32年間サラリーマン生活を過ごす上で,初めの10年間は非常に右肩上がりの,そういう会社生活でした。その後10年間は安定して,最後の5年間ぐらいは少し下がって,また第3世代の経営陣に代わって少し盛り返したことがございます。  何でそういうお話ししたかというと,まず,初めの10年間というのは非常に成功体験があった時期でした。そこから次の10年間というのが経営陣が代わったのですけれども,その成功体験を引きずって,我々そのときは主任とか課長時代でしたけれども,どちらかというと内向きな政策というのですか,我々,外を向けてのあれじゃなくて,内向きの政策ばっかりやっているなというような印象でございました。  その一端というのは,その初めの10年間というのは非常に技術的に先進性を持ったものを開発したものですから,価格も我々の自分たちの思いどおりにつけられたと。次の10年間というのはどんどん市場拡大して競合,先行メーカーがあるところに進んでいったと。そういうところでも,やっぱり価格づけを自分たちの理論でつけていたと。結果的に価格的に競争力がなくて,なかなか伸びなかったと。  そういう流れの中で,20年から25年ぐらいの間というのは少し右肩下がりの時代だった。それはやっぱりよくないよねということで,もう1回市場を見ましょうと,価格づけも市場に合わせた価格にしましょうということで,少し持ちかえしたような,そういう経験をしております。  なぜ,そういう話をさせていただいたかというと,企業も自治体も目指すところは右肩上がりを目指して,守谷市の場合であれば2060年に7万人の人口を維持させるという大きな目標を持って,さらに収入面においても均衡的な財政が安定した自治体を目指すというところがあるかと思います。  そういう中で,守谷市というのは,今もそうだとは思うのですけれども,成功した自治体というふうに周りからも評価されているし,市民の皆さん,市役所の皆さん,我々議員もそういう認識であるかとは思います。ただ,それに甘んじてしまうと,どうしても内向き志向になりがちな発想が生まれやすいという現実はございます。間違いなくあると思います。そこをリセットして次の新たな目標に向かって数字を見て,次に向けた正しい施策を打っていかないと,いつの間にか守谷市もほかの自治体と同じような下降曲線を歩んでしまうのではないかという,そういう危機感も多少ならずとも持っておるところでございます。  そういう意味合いにおきましては,もう一度,先ほど申し上げたような実際に出生率が上がっている自治体等の施策を十分に検証,研究されて,守谷市の出生率の向上に向けた施策に役立てていっていただきたいなと心から思っております。  さらにもう一つございます。  これは,私の意見としてちょっと頭の片隅に置いていただければと思うのですが,この出生率2.1というのは非常に高い目標です。当然ながら自治体単独で達成できる数字だとは正直思っておりません。市政であったり,また国であったり,あるいは本当に市民全体で取り組まないと,取り組んでもかなりハードルの高い目標なのかなというふうに思っています。  でも,それを達成しないと日本という国がどんどん縮小してしまうということも,また厳然たる事実でございます。そういう状況に合わせて,2.10という数字は数字として上げなくちゃいけないとは思うのですが,町単独の政策で例えば今より,今1.4だったら5年後に0.1を上げるように頑張ろうとか,0.05でもいいです。やはり右肩上がりに持っていけるような,そういう政策を実現できるように数字目標をつくるというのも一つ,あるのではないかなというふうに思っております。  実際に数字を表に出すかどうかは別にして,市政の内部だけでも幹部の方が共有できる目標としては,そういう数字があると今後の政策に役立てられるのではないのかなというふうに個人的には思っていますので,もし可能であれば御検討いただけると幸いでございます。  最後に,4番目として,松丸市長に出生率向上に向けての考え方,総論的なお話で結構です。今,市長が思っていること,お考えになっていることを教えていただけると幸いです。よろしくお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 貴重な資料をありがとうございました。  合計特殊出生率算出根拠という部分というのは,非常に私は合計特殊出生率そのものと行政の在り方というのは,どちらかというと正直薄く考えているというのが現実だというふうに思っております。私はやはり,昨年,90万人の出生数,要するに生まれてくる子たちがつい3年前に100万人を切ったかと思うと,もう昨年は90万人を切って86万人しか要するに子供たちが生まれてないという現実というのは,本当にこれは国の存亡に関わることなのだろうというふうに思っておりますし,国が無為無策でいるということに対して怒りさえ感じるというのが現実でございます。  当然,今,海老原議員がおっしゃったように,一自治体で幾ら頑張ってもこれは,7万人の自治体が幾ら頑張っても1億数千万人という中での数というのは限りがあるのだろうというふうに思っておりますし,これは,ある意味で日本の人口を維持していくためには国の思い切った政策というのが問われるのだろうというふうに思っています。  県内で,神栖,東海村というところの例を挙げられましたけれども,やはり2市とも財政力指数が1を超えている,それだけある意味では住民税であったり固定資産税であったりする以外の新たな財源がしっかりある。それは東海村にしてみれば,原子力に対する特別なお金が入ってくる,神栖にしてみればやはり企業,神戸製鋼だか住金をはじめとする大手の企業の税収がかなり入ってくるということで,1を超えて1.2とか1.3に近いところの自治体というのは,それだけ財源的に非常に豊かなものがあるから,それは将来の子供たちのための予算として自由に使えるというのが,結果的にはそういうことになっているのだろうというふうに思います。 今,しからば守谷市の財源を見ていったときに,主たる税源は住民税であったり,また固定資産税,都市計画税という税収でありますし,それらの中で実際の財政的な部分で言えば,経常収支比率も0.9を超えるというような状況でございます。自由度の非常に少ない財政の状況においては,将来に欠けていく部分の新たな財源確保というのが必然的に必要になってくるということで,今,私はふるさと納税というところに一つの活路を見いだして営業活動に励んでいるところでございますけれども,そういう意味では私は合計特殊出生率を上げるというよりも,まずは生産労働人口を上げていく。若い世代,所得の高い人に守谷に住んでもらうということによって財源を確保していきながら,その財源を次世代に回していくということが一番分かりやすいお話なのかなというふうに思っておりますし,合計特殊出生率15歳から49歳までの女性が産む平均的なお子さんの出生率を足し合わせてという非常に難解な部分でもございますし,この合計特殊出生率の率ということが,例えば人口7万人の市と,例えば利根町のように1万人足らずの市では2人生まれたら,とんでもない数字の変化になってしまうということで,やはりこれは規模ということを考えた中で合計特殊出生率という数字を扱っていかなきゃいけないというふうにも思っておりますし,これが次の守谷の新たな総合計画の中に必要な目標数値かどうかというのも含めて,今後検討してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(高橋典久君) 海老原博幸君。 ◆2番(海老原博幸君) 市長ありがとうございました。今の市長のお話を聞きまして,ちょっと市長と私とでは出生率の数字に対する捉え方というのが若干違うのかなという印象を持ちました。それはそれで市長のお考えですので,市長がそういうふうにお考えになったというのはよく理解できました。  どの数字を1番にするかというのは別にしても,いずれにしても市長も最終的には人口維持するような形に持っていくという最終目標は変わらないと思っております。  最後に,この2期目に当たりまして,2期目の4年間で出生率数字云々は別にしても将来に向かって人口減少に歯止めがかかった,あるいは目標に向けて少し右肩上がりに行っていますよというような形に4年後なっていただければなと強い期待を持って,私の一般質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで海老原博幸君の一般質問を終わります。  ここで10分間休憩をいたします。                午後1時41分休憩          ──────────────────────                午後1時50分開議 ○議長(高橋典久君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  次,通告順位7番,首藤太亮君,登壇を願います。  首藤太亮君。                〔3番首藤太亮君登壇〕 ◆3番(首藤太亮君) 通告順位7番,立憲民主党首藤太亮でございます。一般質問2日目,本日私で最後となります。皆さん,午後の眠たい時間でしょうけれども私のお話を聞いていただいて,ともに眠らないようにとお願いさせていただきたいと思います。 また,本日は,9月15日に結党をいたしまして,私,国民民主党から立憲民主党として新たなスタートを切りました。そして11月8日に行われた守谷市長選におきまして,松丸市長におかれましては見事2期目の当選ということでおめでとうございます。松丸市長2期目の当選を果たされ,そして,今後4年間の守谷市への所信表明など,私のほうでもお伺いさせていただきましたが,わくわく子育て王国もりや,いきいきシニア王国もりや,地域主導・住民主導のまちづくりの3本柱にスマートデジタル王国もりやを加えた4本柱のフォープラスワンの守谷ビジョンをぜひとも実現していただきたいと思っております。  そして,その前にですが,現在,新型コロナウイルスという国難の時代に,我々守谷市民をはじめ,日本では,今,新型コロナウイルス感染症の影響で厳しい状況に追い詰められている方々が少なくありません。新型コロナウイルスの公助では,国ではなく各自治体ごとに独自の市民に対する政策が目立っております。守谷市でも,子育て王国子育て世帯応援給付金,上下水道基本料金半年間の減と,そして,1,500円分テイクアウトクーポン配布など,市独自の支援策を行ってまいりました。  菅政権が発足して約3か月,菅総理の所信表明演説では,自助,共助,公助,絆という発言がございました。世界中の国々を見渡してみて,感染症の拡大を食いとめようとしているときに移動を伴う旅行してくださいという国が一体,我が日本以外にあったでしょうか。そして,GoToトラベルキャンペーンの中止も遅きに失して,菅内閣の支持率も急落を見ております。国民の不満や不安,相当高まっていることが分かります。経済を回すために出ろと言われて,あとは自己責任で終わってしまう。そして,現在も明確な説明責任が果たされないまま,今なお国民が自助努力を強いられている。  守谷市長,2期目の任期に当たりまして,東日本大震災,そしてリーマンショックをも超えると言われる経済的なダメージを受けているコロナという国難の時代において,今後,自助,共助で補うことが困難となっている状況を踏まえ,今後の守谷市の考えを含め,松丸市長の所感をお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(高橋典久君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 首藤議員におかれては,国民民主党から立憲民主党ということで,ある意味で国政の場においての政策が若干変わったのかなというふうには思っているのですが,守谷市,また守谷市議会においては,多分立憲民主党で守谷市の政策はお持ちになってないというふうに思いますので,そういう意味では首藤議員個人の議員としての能力がこれからますます発揮されることを期待をしたいというふうに思います。  ただいまの御質問でありましたけれども,自助,共助,公助ということをよく言われます。私は最近よく言うのは,自助と共助の間に近助というのがあってしかるべきだろうと。まずは,お隣とうまくやっていく,それがいざというときに役に立つ,自助の後は近助で,その次に共助が来て,最後に公助が来るのだろうというふうに思っています。  ただ,コロナ禍の中においては,これは全世界的な人類のある意味では与えられた試練とも言える大きな災だというふうに思っておりますし,そういう中で我々自治体ができることというのは,その地域がしっかりしてもらうことも含めて,行政の役割というのも特に財政的な面においては大きな役割を担っているのだろうというふうに思います。  飲食店の皆さんが,本当にお客さんが来なくてどうしようという非常に困っている状況も,何とかして幾分かでも我々行政としてもお手伝いをしていかなきゃいけない。また,それは当然我々行政だけではなくて,守谷市民全体がこの守谷に生活をし,また,営業を営んでいる守谷市の事業者をはじめ,みんな守谷というところに一緒に住んでいるのであれば,その人たち,その事業者も含めてお互い助け合うということは大前提であるのだろうというふうに思っています。  そういう中で,具体的にできる範囲の中でテイクアウトクーポン券であったり,また,水道料金の基本料金の半年間の減免であったり,この前のモリヤガーレ商品券であったり,いきいきシニア王国の商品券であったりというようなことで,できるだけ守谷市の経済的な窮地を脱するための方策は取ってまいりましたけれども,財源にも限りがあるということの中で,そうは言ってもなくなるというのは非常に困ることなので,できる限り今後とも財政状況を見極めながら,そのような手をしっかりと打っていきたいというふうに思いますし,これは先ほど申し上げましたように一人一人の市民の皆さんと事業者の皆さんと一緒になって,守谷のまちづくりを考えていっていただくということの大前提であるというふうに思っております。そういう意味では議会の皆さんもぜひともいろいろな意味でお知恵を貸していただいて,これからのまちづくりに御支援をいただきたいというふうにお願い申し上げます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) 御回答いただき,ありがとうございます。  今,新型コロナウイルスという国難の時代に,国民や市民に過度な自助努力や行き過ぎた自己責任を求めるのではなく,しっかりと政治が責任を持って支える,命と暮らしを守る温かい政治が必要であると私は考えております。  今後,松丸市長におかれまして,2期目,今後しっかりと守谷市の人たちの命を守る会代表として,私も御尽力させていただきたいと思います。過去,松丸市長が選挙中,私の子供に,おまえたちのために俺は頑張っているのだと,そう言ったことを非常に強く記憶に残しております。その言ったことを実現していただけるよう,私,そして子供も含めてずっと見てまいりたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  では,次の質問に移ります。  続いての質問は,私のライフワークでもあります子供たちの教育環境,教育設備について御質問させていただきます。  今回は,守谷市総合教育支援センター並び「はばたき」についての質問になります。  私は,守谷市議会議員であり,そして6歳の男の子を育てる父親でもあります。ちょうど1年前,守谷市議会議員選挙立候補決めたあの日から,守谷市の子供たちは私の子供であるという認識で今まで活動してまいりました。子供たちの将来あらゆる分野の最前線で活躍できるような子育てや教育環境の設備に今まで一般質問をさせていただきましたが,今,多様化する教育環境の中で,ぜひとも守谷市総合教育支援センター並び「はばたき」について広く守谷市民の方々に周知し,現状や問題など解いていきたいと思います。  では,ここで御質問させていただきます。  まず,守谷市総合教育支援センター及び「はばたき」の創設目的・概要・現状の稼働状況についてお答えください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) それでは,守谷市総合教育支援センター,この中にもはばたきがございますけれども,こちらの創設目的・概要,それから稼働状況ということでお答えさせていただきます。
    まず,守谷市総合教育支援センター,こちらは,それまで別々に行っておりました適応指導教室はばたき,それから教育相談,あるいは就学相談,こういった業務を1か所で教育支援連携体制を構築しまして,不登校やいじめなど生徒指導面での配慮の必要な児童生徒,あるいは特別な支援を必要とする児童生徒,さらにはその保護者の方,あるいは学校の先生方,そういった方に対して専門的かつ積極的な支援を行うということ,これを目的に平成28年度,もりや学びの里の中に開設したものでございます。令和元年度には,いじめ防止対策ということで,いじめ対策指導員という専門の職員を配置いたしまして,いじめ対策にも取り組んでいるところでございます。  現在のメンバー構成と言いますか人員ですけれども,センター長がお1人,それから就学相談あるいは発達検査などをやっていただく方々がお2人,それから教育相談員として9人の方,それから先ほども申し上げましたいじめ対策指導,こちらが1名,計13人の方で運営をしているところでございます。  稼働状況をということでございますけれども,今年10月末の時点で適応指導教室はばたき,こちらに通室している児童生徒18名いらっしゃいます。それから教育支援センターへの相談件数ですけれども,こちらも10月末現在になりますが476件御相談いただいておるところでございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  では,次の質問に移ります。  続いての質問は,こちらの守谷市総合教育支援センターにおいての関連の質問になりますが,今,現段階コロナ禍において通常の学級または学校,中学校において学級閉鎖等がございました。私の子供,ちょうど小学校1年生入学の年になりました。新たに小学生として生活をスタートすることとなりましたが,そこには保護者だからこそ分かる,より強く新型コロナウイルスの影響を感じました。新型コロナウイルスにより今年の入学式,通常授業,各種イベント,行事など,今までの学校生活と違った生活様式を余儀なくされる事態となってしまいました。  そこで,今年の一般質問では,毎回,子供たちとコロナ禍について学級閉鎖などにより子供たちへ及ぼすであろう影響や対策などただしてまいりましたが,そこで大切な守谷市,そして国の未来を担う子供たちが在籍している守谷市総合教育支援センターにおいて,コロナ禍において何かの特別な活動等を行われましたか,お伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 新型コロナウイルスの感染拡大を受けまして,御質問にもありましたとおり,4月,5月,こちらの学校自体が休業ということがございまして,休校となっておりました。総合教育支援センターにおきましても適応指導教室はばたき,こちらは学校と同じように教室で活動するものでございます。そちらを実施しないという形になってしまいました。  それからの就学相談という業務があるのですけれども,こちらについては保育所や幼稚園の訪問をしてお子さんの実態を把握して,小学校の進学に当たって円滑な連携をしていこうというようなことで実施しているものなのですけれども,こちらも訪問を4月,5月が実施できなかったという状況がございます。  二つの事業とも6月以降は再開させていただいておりまして,適応指導教室はばたき,こちらについては新型コロナウイルス感染症拡大を受けまして,学校と同様のコロナの感染防止対策というものを実施しております。ただ,例年行っていた調理実習等あるのですけれども,こういった密になるような活動は避けさせていただいているというような,控えているというような状況でございます。  そのほか相談業務においては,新型コロナウイルス感染拡大の影響で特別な活動や相談といったような変化というのはございません。  以上でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ちなみに,先ほど6月に再開したというお話をいただいておりましたが,その際,コロナ禍において通う子供たちに対してどのような変化があったのかお聞かせください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 6月に再開にということで,特に適応指導教室はばたきでございます。こちらは通ってくる児童生徒がいらっしゃるわけですけれども,やはり2か月間というお休みがあったということで,生活リズムがなかなか学校がないということで乱れがちなのかなということで,例えば就寝とか起床の時間,起きる時間ですね,そういったものがずれて,なかなか日常のリズムがというようなところは見られたということで伺っております。また,その後,新型コロナウイルス感染症対策ということでマスクの着用であったり,消毒,3密を避けるというような制約がかかってきていますので,そういったところでやはりストレスを感じているというような児童生徒も多いような状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。通常の学級に通っている子供たち,あとは中学生,高校生,大学生,社会人に至っても先ほど山本議員がおっしゃったとおり,マスクを私もつけながらの一般質問をさせていただいて,今マスクが当然のように当たり前のようにつけなきゃいけないというようなストレス,特に子供はそれを強く感じているのかなと思います。  また,そういったところから関連の御質問になるのですけれども,今後の教育支援センターとしての対応などございましたらお示しください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 今後の対応ということですけれども,市内の学校,当然授業を行っているわけですけれども,そういったところと同じように感染防止対策を行うというのはこれはもちろんなのですけれども,内容といたしましては適応指導教室はばたき,こちらでは距離を取った座席の配置,あるいは飛沫防止のためのパーティション等を活用した個別指導,これは相談業務に当たるのですけれども,そういったものをして実施していく。  それから活動場所につきましても体育館や野外などをなるべく利用して広い空間,あるいは換気ということに気をつけて活動の充実を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) 一つお伺いしたいのですけれども,今の質問のお答えの関連でお伺いしたいのですけれども,実際に学校生活に対してコロナの新しい生活模様というものが出され,また学級閉鎖など,そういった対応を必ず県,そしてそこから各学校に指示が行くということになっていると思うのですけれども,守谷市総合教育支援センターにおいて例えば学級閉鎖とか何かそういう規制ですか,になったときに,ここは独自で判断しているのか,それともほかの学校と同じような対応を同時に取るのか,そちらだけお答えお願いいたします。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 新型コロナウイルス感染拡大に伴いまして,学校,幸い守谷市では,まだ感染に伴った休校というのはないのですけれども,基本的には各小中学校とはばたき,これは同じ取扱いになります。教育委員会のほうにも御報告いただいて,同じ対応をさせていただくということで考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございました。新型コロナウイルスという国難に対して,守谷市全ての子供たちが安心安全に生活できるように,今後とも関係各所と連絡を密に取り合っていただきながら対応していただければと思います。  では,次の質問に移ります。次の質問は,今後のセンターの活動などに対する質問でございます。  守谷市議会議員として,そして1人の父親として,様々な悩みを抱える保護者の方々から質問を頂戴することが多くあるのですが,今回,守谷市総合教育支援センター及び「はばたき」について,この施設に関する活動内容など多くの質問を受けることがありました。  現在の教育環境の中に,教育支援を一手に担う守谷市総合教育支援センターをより多くの市民の方々が周知することが大事ではと感じました。  そこで,御質問させていただきたいのですけれども,守谷市総合教育支援センターに関する広報,そういったものはどのような方法を取っていらっしゃるのかお答えください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 総合教育支援センターの御案内でございますけれども,まず,対象となる方,御相談いただく方というのは,児童生徒あるいは保護者の方ということで,まず学校におきまして年度当初には支援センターのこういったチラシなのですけれども,こういったものを必ずお配りするということで,まず行っております。  また,児童生徒,あるいは保護者の方でやはりそういった相談,面談等が要るのではないかというような方,あるいは学校に御相談いただいている方,そういった方には当然そういった形での御紹介をさせていただくと。  それから一般的に市民の皆様へ向けてということになりますと,市のホームページの指導室の中では,やはり先ほどお見せしたようなチラシと同じような内容で支援センターの御紹介をさせていただいております。  また,広報もりやのお知らせ版の中でなのですけれども,毎月,教育不登校相談という御案内を差し上げてございまして,その中で相談先として総合教育支援センターということで御紹介をさせていただいております。  今後も必要とされる方々にこの情報が行き届くように,情報提供,広報等情報発信をしてまいりたいと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。 多様化する教育環境の中,また今の世の中に対して様々な悩みを持った保護者の方々が非常に多く感じられます。そんな中で,自分の子供,もしかしたらそちらの支援センターのほうに通わせたほうがいいのかと悩んでいる親御さんたちも見受けられます。  なので,私的にはこういった情報,守谷市のこういったすばらしい総合教育センターがあるのであれば,もっと周知したほうがいいのかなと感じた次第でございます。  この活動に関する関連の御質問をさせていただきます。  現在,各学校でも設備,要は環境などの強化を取り組んでいらっしゃると思いますが,こちらの守谷総合教育支援センター,今後,そういった設備の強化など御予定がありましたがお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 支援センターでございますけれども,もりや学びの里にございます。こちらの施設の教室を2教室,それから事務室,あるいはパーティションで区切られた相談室というのを設けて対応させていただいているところです。  特に,現在,入室されている方は,先ほどお答えしましたように18名いらっしゃいます。多かったときは20名ということもあるのですけれども,ここ数年で見ると若干多い人数になっています。ただ,現在,対応できる状況でございますので,特に今現在,施設環境を何らか強化するというようなことは予定はございませんで,現状維持していくというような考えでございます。  基本的には,各校に訪問というような事業も行っていますので,この場所だけということではなくて,そういったことも充実して運営していくというようなことで考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  先ほどの教育並びにセンターの設備を強化について,こちらの関連の御質問をもう1個させていただきます。  今,小学校では,ICT環境なども推進を進めておりますが,こちらの守谷総合教育支援センターにおいては,どのような方向性になっているのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 御質問にありましたGIGAスクール構想,これに基づいて守谷市におきましても児童生徒1人1台のパソコンと言いますか,実際タブレットなのですけれども,こちら御用意するということで今現在進めております。基本的には,それぞれ所属する学校に1人1台という形でそろえることになりますけれども,当然適応指導教室に通っておられる児童生徒の方,その学校に台数がありますので,それを学校ではない,はばたきで使うということは想定しております。これも1人1台当然対象になっておりますので,それを活用させていただくということで今後進めていきたいと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) 1人1台というところで少しお尋ねしたいのですけれども,ちなみに,はばたきに通う生徒さんたちは,タブレットを自宅とかにはお持ちになられるのでしょうか。それとも,はばたきの教室内でしか使わないのでしょうか,お答えください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) まず,タブレットの御家庭での使用なのですけれども,これは当然市内の小中学校の使い方にも関連してまいります。例えば,緊急事態のような場合には御家庭に持ち帰る,あるいは日常の運用として御家庭に持ち帰る,いろいろなシーンが想定されると思いますけれども,今現在,当初は基本的に緊急事態とかそういうことではなく,一般的にお子さんが持ち帰るという,最初からの運用は今のところまだ想定しておりませんので,それが各学校でできるようになれば,当然はばたきも同じような使い方はしていただくということはできるかと思います。  あとは,実際にはばたきだけがそういう使い方をということになりますと,それはやはりはばたきに通っていただくというのも一つの適応の指導と言いますか,対応支援なりますので,そういったことも踏まえて,はばたきでの使い方というのは学校と同様であると同時に,はばたきでも考える必要があるということで,今後,そういう形で進めていこうということになろうかと思います。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。私もまさに同じ考えでございます。私,つい最近,守谷市総合教育支援センターのほうに見学に行かせていただきました。いろいろお話を聞く中で学校生活になじめない,でも,はばたきに通う,そして,はばたきの教室内では子供たちの笑顔があふれておりました。そういった環境から,一つのことにとらわれず柔軟な対応を,今後,守谷市政にお願いしたいと思います。  また,実際に新型コロナウイルスの感染防止の観点から,ただいま2教室を使っておるようですが,今後,もう少し教室を広げたいと,もう少し子供たちが自由に通える,または使える部屋の確保,そういったところも私的には必要かと感じました。なので,こちら含めて,今後,守谷市政の方々,職員の方々において御検討いただければと思っております。  では次の質問,こちら最後の質問になります。  最後は施設利用に関して,今後の課題と各種連携についてお尋ねしていきたいと思います。  さきにも述べましたが,守谷市教育総合支援センターの存在を知らない保護者の方々から様々な悩み,そして質問を頂戴しております。  そこで,最初の質問ですが,今後のセンター利用に関して通うきっかけ,そして保護者の周知など今後どのようにしていくのか,またどのような基準で設けているのかをお示しください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 適応指導教室はばたきに通うきっかけと言いますか,ケースでございますけれども,大きく分けますと二つのまずパターンがあるかと思います。これは学校に御相談いただいた,あるいは学校から保護者の方に御相談して,その学校を経由して,はばたきを御紹介あるいは御案内するケース,それからの保護者の方のほうで,はばたき総合教育支援センターのほうに御相談をいただいて,そこから個々に状況は違いますけれども御相談の上,はばたきに通う,あるいは学校にまたその情報がフィードバックされるというようなこの二つになろうかと思います。  今後の周知ということでございますけれども,まず,もちろん周知は先ほどお答えしたような方法,あるいはさらにもっと知っていただくというような努力を続けていく必要があろうかと思いますけれども,まずは保護者の方あるいは児童生徒,相談ということで特定の支援センターでなくても学校にまず御相談いただければと思います。単純に機械的に支援センターに御紹介してということでは,相談内容等々細かな対応というのは難しくなってまいりますので,学校に御相談いただいて,あるいは直接支援センターでも結構ですけれども,その上で学校と連絡を取り合って支援センターのほうも受け入れていくというようなことで,最終的な目標といたしましては,いろいろな悩みだったり問題が解決して学校に戻って通学できるようになる,それが一番大事な目標だと思いますので,そういった形で保護者の方,児童生徒には御相談いただければと考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  関連のまた御質問をさせていただきます。  この,先ほど,はばたきに通っていただいて,また新しく自身の所属する学校に元気に戻っていただきたい,それが第1の目標だというふうにおっしゃっていただきましたが,はばたきに通う児童生徒はどのように変わったのか,児童生徒のその後の進路について少しお伺いしていきたいと思います。お分かりになる範囲で構いませんので,お答えください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) はばたきに通ってこられた児童生徒の皆さん,やはり個々に状況も違いますし,個性も違います。皆さん一概にということではございませんけれども,把握している範囲でお答えさせていただきたいと思います。  定期的に通室できる児童生徒の中には,生活習慣の変化が見られる児童生徒が多というようには伺っております。また,集団の中でコミュニケーションが取れないというような悩みを抱える児童生徒,個別対応によって支援員とのコミュニケーションが取れるようなったというような,改善されていく様子もあると。学校へ登校できるという先ほど申し上げましたような目標,そういったことになったというような,登校できたというような児童生徒も中にはいらっしゃいます。  さらにその先,中学校までで義務教育は終わってしまいますけれども,その先の進路ということで申し上げますと,入室して中学校卒業したという生徒,ほとんどの生徒は高校,これは県立だったり私立だったり通信制いろいろありますけれども,高校にその後進学しているというような状況でございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  守谷市に住む子供たち,大事な大事な,そして守谷市の宝でもあり国の宝でもございます。今後,そういった子たちが,この守谷市で教育を受けてよかったと言っていただけるような環境づくりをするのが我々議員であり,そして市政,所管の皆さんであると私は思っております。この子たちが将来,胸を張って守谷で教育を受けてよかった,育ってよかったと言ってもらえるよう,今後,もし分かる限り,分かる範囲で構いませんので,その子たち大人になってからも今後の動向を温かく見守ってあげるのも一つの大人としての責任なのかなと私思いまして,お話しさせていただきました。  次の質問でございますが,この子供たちの今後のことも気になるのですけれども,今の子供たちに関してスクールカウンセラーと恐らく守谷市総合教育支援センター,相談機能があるのかなと先ほどお伺いもしましたけれども,あるのだと思います。  そこで質問なのですけれども,学校側と各種連携というのは,どのような形で行われているのかお示しください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 御質問にありましたスクールカウンセラー,こちら,今,県から派遣をしていただいておりまして,3人の方に担当していただいております。スクールカウンセラーと総合教育支援センター,相談機能との連携ということなのですけれども,相談されたその順調にもよりますけれども,カウンセラーに相談された場合,当然カウンセラーのほうにも個々の相談を受けての守秘義務というのがございます。一概に全てを情報共有できるというわけではございません。ただ,やはり相談内容によって相談された方の許可をいただいて情報を共有するというようなことを行っております。  支援センターと学校の連携につきましては,例えば,はばたきでは通室したときの活動内容とか状況,そういったものとか,それから面談した上での保護者の方,児童生徒の要望,御意見,そういったものも学校に伝えて共有をしていると。学校のほうでも不定期ではありますけれども,はばたきのほうを訪問してその状況等を確認の上,児童生徒と関わりを持っていくというような形で進めているところです。  また,はばたき以外で相談業務になるのですけれども,教育相談業務では相談者の方に許可をいただいて学校と情報を共有すると,で,対応していくというようなことも当然行っております。  就学相談などでも,市内保育所・幼稚園と連携して教育支援委員会というのがあるのですけれども,こちらで状況を確認させていただいて,学校とともに検討を行っているというようなことです。  また,教育相談におきましては必ずしも支援センターにおいでいただくだけではなくて,直接,学校に支援相談員が伺ったり,あるいは家庭にも伺って相談というのを受けたりしているのですけれども,そういった連携というのも行っています。  また,いじめ防止対策ということでも1点ございますけれども,そういったところで各学校でいじめ防止対策に防止対策会議というのを必ず月1回開催しています。13校全部やっているわけなのですけれども,そちらにも支援員が必ず参加して助言,指導を行っているというような,そういったような連携を行っているところです。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) ありがとうございます。  そして,こちら私の一般質問では何度か御質問にさせていただいている内容ではございますが,こちら最後の質問になります。  今,守谷市総合教育支援センターはばたきにおいて,今,日夜活動している,そして今の御説明の中でいろいろな努力をされているのだなと感じましたが,守谷市の不登校の割合,一時,全国平均の2倍と記憶しておりました。茨城県全体でも,2019年度は小中学生含め増加傾向にあるということになっております。  私,あまり新聞は読まないのですけれども,今日のために新聞を読みまして勉強してきました。茨城県で,小中学校不登校4,242人と,ある日の新聞に載っておりました。一文を読ませていただきますと,8年連続で最多更新,県教育委員会,小中学校の不登校児童生徒について,2019年度は前年度比335人増の4,242人に上がったことを明らかにしたと。8年連続の増加で過去最多を更新しているということになっております。  この背景がいろいろ分析結果はあるのですけれども,世の中いろいろな情報社会,そして多様化する教育の中で,自分の感情をうまくコントロールできない子供が増えていると,ある専門家は指摘しておりました。  それで,今後,より大切なこととしては,教育機会確保が2017年に施行されたことも要因の一つとして,学校以外の学び場を確保するサポート体制ができ,家庭の意識も変化していかなければならないと記載がございました。  そこで,こちら最後の質問になるのですけれども,守谷市の教育支援センターが稼働し,不登校の生徒たちにおいてどのように変化したのか,また,不登校児童を減らすための今後の課題点などありましたらお示しください。 ○議長(高橋典久君) 教育部長宇田野信彦君。
    教育部長(宇田野信彦君) 不登校に関しまして,出現率という率があるのですけれども,こちらが市総合教育支援センター稼働する以前と,それから稼働した後というものでお答えさせていただきたいと思います。  最初の質問でお答えしたように,平成28年にこの支援センターが設立されたわけなのですけれども,その前年,前々年,全国平均の不登校出現率,それぞれ平成26年,平成27年が1.21,1.26という数値でした。守谷市においては,このときに平成26年1.32,平成27年1.3と全国の出現率を上回っている状況でした。それぞれ0.11%,0.04%と若干ですけれども上回っておる状況,平成28年に支援センターが設立されまして,全国の出現率がそれぞれ平成28年,平成29年,平成30年が1.26,1.47,1.69と推移しております。令和元年は1.88と,かなり増えてきておる状況です。  一方,守谷市はどうかと申しますと,平成28年から1.15,1.4,1.63,1.83,やはりこれは全国と同じ傾向を示しておりまして,増えている傾向にあります。ただ,設立前と比較いたしますと,これは結果論だけかもしれませんけれども,全国よりもそれぞれ0.11,0.07,0.06,0.05とマイナス,全国よりも低い数値にはなっております。これが全て支援センター設立というような根拠はございませんけれども,現状としてそういった不登校の出現率という形になっております。  今後の課題ということなのですけれども,課題はこれは変わりませんで,早期にこういった児童生徒を発見する,それから早期に対応して支援するということが一番の課題と考えております。今後,学校で支援が難しいという児童生徒への対応というものをどのようにしていくか,どうやって見つけていくかというのが一番大きな課題であると考えてございます。 ○議長(高橋典久君) 首藤太亮君。 ◆3番(首藤太亮君) お答えいただきまして,ありがとうございます。  今回の一般質問で,守谷総合教育支援センターの概要など細かいことをお伺いさせていただきましたが,大切なのは子供たちのサポート,大人たちがしっかりと子供たちに道筋をつくってあげることが必要なのかなというふうに思いました。  大分時間もたってまいりまして皆様お疲れのところだと思いますので,そろそろ一般質問を締めさせていただきたいと思います。  守谷市で住む,そして暮らす子供たち,大人にとってかけがえのない宝でございます。複雑化する今日の教育環境現場において,1人たりとも支援やサポートの面で取り残してはなりません。私も自身の息子がある日の朝突然,学校のALTの先生に対してとっさに「ハロー」と挨拶したとき,教育の大切さを身にしみて感じました。我々大人は恐らく「こんにちは」だと思う次第でございますが,今の子供たちは自然と英語で挨拶し,自然と英語で会話する,そんなすばらしい時代が来たのだと,私は守谷市の教育環境のよさに感服いたしました。  今後も,教育そして子供たちに対する未来の道しるべを今後絶やさず,2期目を迎える松丸市長をはじめ市政皆さんには今後とも御尽力いただきたいなと思いまして,私の一般質問を終了させていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(高橋典久君) これで首藤太亮君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,明日22日は通告順位8番の神宮栄二君から続行したいと思います。これに御異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高橋典久君) 御異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会いたします。                午後2時38分散会...