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  1. 守谷市議会 2019-12-10
    令和 元年12月定例月議会−12月10日-05号


    取得元: 守谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-18
    令和 元年12月定例月議会−12月10日-05号令和 元年12月定例月議会                令和元年守谷市議会              12月定例月議会会議録 第5号        ─────────────────────────           令和元年12月10日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 19名     議長 20番 梅 木 伸 治 君   副議長 15番 高 橋 典 久 君         1番 渡 辺 大 士 君        2番 砂 川   誠 君         3番 神 宮 栄 二 君        4番 堤   茂 信 君         5番 浅 川 利 夫 君        6番 末 村 英一郎 君         7番 高 梨   隆 君        8番 渡 辺 秀 一 君         9番 長谷川 信 市 君       10番 青 木 公 達 君        12番 山 田 美枝子 君       13番 寺 田 文 彦 君        14番 高 梨 恭 子 君       16番 川 名 敏 子 君        17番 市 川 和 代 君       18番 佐 藤 弘 子 君        19番 伯耆田 富 夫 君 1.欠席議員 
            な   し 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         総務部長               坂     浩 君         生活経済部長             岩 田   賢 君         保健福祉部長             堀     浩 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         上下水道事務所長           長 田   誠 君         会計管理者              山 崎 浩 行 君         総務部市長公室長           浜 田 耕 志 君         総務部次長              川 村 和 彦 君         生活経済部次長            鈴 木 規 純 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            椎 名 恵美子 君         都市整備部次長            飯 塚 俊 雄 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君         秘書課長               高 橋 賢一郎 君         農業委員会事務局長          北 澤 盛 次 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長             高 橋 弘 人         議会事務局長補佐           山 崎 隆 裕 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 5 号                           令和元年12月10日(火曜日)                                午前10時00分開議 日程第1.市政に関する一般質問     16. 佐 藤 弘 子 議員     17. 渡 辺 大 士 議員 1.本日の会議に付した事件 日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開議 ○議長(梅木伸治君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は19名であります。  定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  本日の日程は,昨日に引き続き市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(梅木伸治君) それでは,通告順に発言を許可いたします。  通告順位16番,佐藤弘子君,登壇を願います。  佐藤弘子君,質問に先立ちまして,時間によっては,約1時間ぐらいで休憩の時間をとりたいと思いますので,ご協力お願いします。会議1時間後に休憩の時間を予定したいと思いますのでよろしくお願いします。                〔18番佐藤弘子君登壇〕 ◆18番(佐藤弘子君) わかりました。皆さん,改めまして,おはようございます。きょうは,私もこの4年間の最後の一般質問ということで,いろいろ考えてまいりましたけれども,この4年間,市民の声をしっかり受けとめてやってきたつもりでありますけれども,しかし,そのような中でも,皆さんの声が全部通るわけではございませんので,そういう意味では,責任を持ってやらなくてはということをきょうの思いになっているのです。きのう国会も終わりまして,臨時国会が終わったわけですけれども,桜を見る会や税金の私物化の問題が相当論議になったけれども,結局延長はしなかったと,中止で来年はやらないというようなことで終わってしまうのかなというようなことは,とても残念に思っております。  けさ新聞を見ていましたら,守谷出身藤田菜七子ちゃんが優勝した記事が出ていたのですけれども,私のおじいさんが博労をやっていたものですから,小さいときから馬がいるのもあったので,馬というのは非常に親しみを感じて,別にかけごとはやりませんけれども,馬は大好きです。そんなことで,守谷の輝く星がまた一つ,星がふえたのかなという感じがしながら,新聞を見ていました。  ということで,きょうの一般質問におきましては,私は5個出しているのでございますけれども,一つ目にTXの運賃と通学定期代JR並みにということで,この間やってきた問題でありますけれども,やはり子供を持つ親,それから子供たち定期代利用料が高いということでは,どこでもそのお話になることでありまして,ぜひこの問題もやっぱり避けて通れない,市民の一番の要求でもあるというふうに考えておりますので,今回,どういう状況にあるのかというようなことで,ヒアリングの中でさせていただきまして出してもらいましたけれども,それでは,守谷市での利用者が年々増加しているとは聞いているのですけれども,実際にはどの程度増加しているのか,そしてまた通学,学生の割引については,どういう考えを持っているかも,直接決めるのは市ではありませんですけれども,情報を出してもらいたいということでありますので,一つ目には利用状況などを伺いたいと思いますけれども。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 利用状況という形でお答えさせていただきます。  守谷駅は,やはり年々利用客がふえていまして,今直近では,1日平均乗車人員は約2万5,500人となっております。それで,先ほど通学定期というようなお話がありましたので,そのうち通学定期を利用している方は約3,300人,13%となっております。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) かなり13%ということは大きいと思います。そういう意味で,非常にやっぱり切実だということが数字を見てもわかるというふうに思います。  それでは,そういう声を届ける機会は行政としてはあるのかどうか,その辺はどうでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) こちらの通学定期につきましては,一般質問の中で何回か取り上げられています。守谷市としても,茨城県内つくばエクスプレス沿線3市で構成されています茨城県つくばエクスプレス3市協議会,また千葉県,埼玉県沿線市を含めたつくばエクスプレス沿線7市首長懇談会等々がございまして,荒川区,足立区を含めた9市区において,つくばエクスプレス運営会社である首都圏新都市鉄道株式会社のほうに,毎年要望していますが,通学定期の乗車券の運賃引き下げについても,平成28年度から毎年実施しているというような状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) それなりの努力を続けていることがわかりました。それが現実のものになかなかならない,なかなかならない最大の理由は何なのかということも市民の中には知らされていないというようなことなのですけれども,一つ言えるのは,延伸の問題があったりとか,さらにまた車両をふやすというような問題もあって,そこら辺で会社側が,首都圏鉄道側が,そういうことを理由にしているのですけれども,実際にそうなのですかということがおわかりでしたらお願いします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 要望のことに関しましては,首都圏から回答もいただいております。その通学定期引き下げができない理由ということでお答えさせていただきます。  まず,長期債務が今現在でも5,500億円超あるということで,毎年200億円に及ぶ返済が続いていると。そういう中で,先ほど議員がおっしゃられました8両化編成事業鉄道施設の更新等々への設備投資が必要であるということもあり,減収につながるおそれもある運賃引き下げについては,課題も多くて慎重にならざるを得ないということでございました。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 直接の声をなかなか届けるわけにはいかないという,そのところがありますけれども,引き続き,やっぱりもっともっと市民の中の声が集まれるような方法でやらなければいけないというようなことを感じて,きょうの一般質問の回答を感じたわけでありますけれども。では,ア,イというふうに分けましたけれども,車両の増発をするに当たっては,できない理由があるのですけれども,私のほうから提案をさせていただきたいのは,8両編成は今の答弁で行くと,要するに車両をつくらなければならない,設備投資があるということが非常に大きいのかなと思いますけれども,実際に8両編成をしようと思うのには,今のホームの中においては足りないわけですから,そういう設備投資もしなければならないということですけれども,8両編成を走らせて,6両までのところを7両,8両については,やっぱり車両をとめた状態で利用客を乗りおりさせるという方法があるということを,ほかの行政の機関の中でこの問題を確認いたしましたので,そういう方法の中でもできるのではないかという提案なのですけれども,その会議に8両編成が,ホームがまだ十分でない状態でも,そういうことが可能かどうかというような問題で,お話しになったことはあるのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 議員おっしゃるとおり,8両化,全部ホームができなくても,簡単にいえば,快速列車がとまるところとか,あとは守谷までとかいろいろ手法があると思うのですけれども,なかなか安全上,つくばエクスプレスは地下及び高架で完全立体交差の構造になってございます。もし万が一,車両火災等々の事故があった場合,最寄りの駅にまず行って,そのホームでおろすというのが原則になってくると思います。そうしますと,そこに6両しかないものになりますと,6両分しかあけられなくて,ほかの2両の方が逃げおくれるというような可能性がありますから,そういう安全性を大事にしたいということで,つくばエクスプレス首都圏株式会社としましては,全ホームを8両編成にして,安全な状態で運行したいということで,全ホームができて完成と。それで8両化というような形で考えているということです。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) よくわかりました。そういうもろもろの事情があるということでありますけれども。  それでは次に進みます。二つ目に,ごみ問題ということで通告をしているのですけれども,ごみ問題は,自分の目の前からごみがなくなればいいという話ではないというふうに私は思うのです。みんな生きている以上は,その中で暮らしているということでありますので,非常にこの問題も重要なのです。今回地球が非常に温暖化しているというようなこともあり,また国連でスウェーデンの女性の方,16歳の少女,グレタ・トゥーンベリさんという方ですか,国連で訴えているのです。地球の温暖化に対して,大変危機感を持っているということで,あなたたちは,この問題をしっかりと受けとめろというようなことではないかというふうに思うのです。ですから,非常事態であるというようなことをこの少女が訴えているわけですけれども,本当に今世紀に入ってから,海面の上昇が非常に高くなっているということ,そしてまた,世界でも本当に漁業でお魚がとれなくなっているということ,減少しているということになっているのです。そしてまた,現在でも,先月の大雨でも明らかなように,記録的な大雨,猛暑,それから暴風雨,竜巻とか干ばつとか世界中,日本でも同じですけれども,こういうことが起きているということに対して,待ったなしの状況ではないかということです。ただ,私が先ほど申しましたように,自分の目の前からごみが消えればいいのではないかという考え方をきちっと責任を持ってやるということが大事なのではないかと,こういうことが,海洋汚染につながるということです。  一つやっぱり新聞に投稿が出ておりました。小学生の投稿でございましたけれども,僕はごみ捨てはいたしませんと。ごみを減らすことにしないと,動物を守れないですと。ポイ捨てをやっていたこともあるけれども,やめましたというようなことの投稿が出ていましたけれども,本当に動物とかお魚が胃の中にいろいろなものが入って死んでいく,頭にいろいろなものが刺さって死んでいく,そういう状態が今,子供たちもネット,それからテレビなどでもそういう状況を知ることによって,子供がこういう投稿をしているということで,非常にやっぱり危機的状況であるということではないかというふうに思います。  それでは,私たちが毎日住んでいる住居の中で,こういう異常気象が起きる中におきましての,では,その私たちから出すごみをどのようにするかというその意識の改革なのですけれども,私3Rということを出しました。3R,そしてまた,レジ袋というのは,最近は非常に進んでおりまして,減ってきているようには,いろいろ働きかけがあるというふうには思いますけれども,この点について,市の環境課としては,どのようにこうした問題に,世界的な規模での危機管理に関して,含めたそういう考え方をお持ちなのか,伺いたいというふうに思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  先ほど議員おっしゃられましたように,気候非常事態宣言ということで,世界的に行われておりまして,こちら2016年12月にオーストラリアのデレビン市というところが先駆けて非常事態宣言ということを出されたということで,今現在では,2019年8月末現在で,千を超える自治体がそういった宣言をされているということで,こちらのほうは温室効果ガス大幅削減であったり,森林による吸収によりまして,CO2の削減を実質ゼロにするといった取り組み,動きでございまして,守谷市におきましては,こういったことを受けまして,ごみ分別の徹底ということで進めておりまして,平成24年度に分別方法,13分別ですか,そちらのほうを16分別へと細分化いたしまして,あわせて粗大ごみを有料化するなど,不燃ごみとされていたプラスチック容器,包装を資源ごみで回収するなど,ごみ分別見直しを図って,そういった取り組みを進めているところでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 取り組みとしては,これまでやってきたようなことだろうというふうには思うのですけれども,本当にプラスチックのごみが多くなっているわけで,実際には,私たちはそのリユース,リデュース,リサイクルというものを基本に生活をしているのですけれども,こうしたことが,実際にはリサイクルするものが,確実にそのリサイクルのほうに処理をされているかというところでも,なかなかすぐ目の前にあるわけではないので確認ができないけれども,そういうことに関しては,行政はどういう働きかけをしているのか,また,それを管理した報告をどうした形で受けているのか,わかればお願いします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  議員おっしゃっている3Rの取り組みについてのことかと思いますけれども,この取り組みにつきましては,ごみ減量資源化を促進する項におきまして,市民,事業者の行動と市の行動中に3Rということで記載しておりまして,主な取り組みとしまして,リサイクル伝言板の運用であったり,ホームページにおきまして,3Rの紹介をすることで,ごみの減量化に向けて,周知のほうを行ったりといったことで,3Rの取り組みを周知しているところでございますけれども,こちらの報告ということでございますと,環境関係の報告書というのを毎年おつくりしていまして,そちらのほう,ホームページ等,市民に対しましては,そういった形でその内容を報告しているところでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) よく行政側としては,ホームページに掲載しているから見なさいよということでしょうけれども,ホームページ等を見られない方,持っていない方は見ることができないので,そういう意味でも,きちっと広報なり,年に何回広報でお知らせしているのか,そういう点でもやっぱり必要不可欠ではないかというふうに思うのですけれども,その点については,ホームページ以外の広報の仕方に関して。年間どれだけの広報をしているのか,わかればお願いします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  まず,広報につきましては,その時期,時期,年何回かお出ししているような形になりますけれども,そのほかで申し上げますと,ホームページ,それとSNSなどにも,時期折々によりまして,掲載をしているような状況となってございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 現実的には,その回数なんかはわからないということになるのですか。わかればというふうに言ったのですけれども。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  済みません,回数までは,今現時点で私のほうで把握してございません。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 私が言いたいのは,こういう危機的な状況にあるということだから,通常のように出していればいいというものではないということを言いたいのです。ホームページなりSNSで出しているからいいということではないのです。6万8,000人の市民がわかるようにするのには,広報というものが非常に重要だということが言いたいので,そういうことに力をこれから入れていただきたいということで,お願いします。  次に進みます。次は,学校給食問題について通告をしております。
     今回,この学校給食につきましては,学校給食の施設の建設をするということになるわけでございますが,老朽化が進む施設と衛生管理面の水滴,カビなどの防止,結露,そういった問題に関しても,私たち共産党としてはこの間お話し合いを持ってきたわけでありますけれども,食中毒の発生状況とか,これらが茨城県のマニュアル,それから守谷のマニュアルの中で,管理について行われているのかどうかということを一つ目に伺うのですけれども,その中で,守谷市の学校給食センターの建てかえでございます。この事業の予算に,これまでいろいろ経過がありまして,出てきたことが選定の問題ではないかということでございます。  そこで,建てかえ予算がつくば市のすこやか給食センターの8,500食,守谷よりは500食多いのですけれども,実際には予算規模でいうと,守谷の予算は大体これの2倍になっているのですよね。つくば給食センターを建設したのに対して。これは,本当にこの2.7倍という倍率は,当初35億円というのが出ました。しかしそこからいろいろこの問題に我々話をしてまいりまして,幾らか若干下がっているのですけれども,それでも守谷が34億6,400万円だから,つくばの16億7,500万円にすると,これでも2.1倍の差があるというようなことなのです。こういうことで,本当に見直しをしたのかということを私は問いたいのです。どういう見直しをしたのか,この数字だけ見ていたのでは,大した見直しをしていないということではないかということなのですけれども,その点はいかがですか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) ただいまのご質問では,つくば市の豊里,つくばすこやか給食センター豊里を例に出してのご質問かと思います。金額的には,ご質問にもありましたように,非常に差があるというのは承知しております。これに関しましては,以前につくばみらい市の給食センターとの比較というものもお答えさせていただいておりますけれども,この豊里の給食センターについても,比較をしてございます。その比較の結果なのですけれども,おっしゃるとおり,調理食数8,500食で守谷市は8,000食,これはほぼ同程度だと思います。ただ,建物自体あるいは敷地規模が守谷市のほうが大きいということがございます。全体額で申し上げますと,つくば市のその金額の中には,造成であったり解体であったり,あるいは既設の埋設管等の工事,それから地質測量等調査業務,そういったものが別途に実施されてございます。それから,建物を単純に比較するために,建築単価で比較いたしますと,やはり90%以上ふえているというのは,確かに価格的にはございます。ただ,そこもいろいろと検証させていただいているのですけれども,まず,物価状況,建築年がこちらは2014年ということで建築されているのですけれども,その当時と比較いたしますと,労務単価では約50%増加していると,それから建築資材も20%以上増加しているというようなことがございます。それとこの給食センター自体が,価格的には,最終的な価格であって,さらに入札による価格ということが,一つ理由としても挙げられます。実際に設備等も見ますと,例えば,守谷市の今回給食センターで提案されていますエレベーター等,そういったものもエレベーターもないというような設備の違いなどもございます。それから,工期もやはり2倍以上,今回設計から造成全てを含んでいる工期ですので,この建築工事だけの状態と比べますと2倍以上の工期となっておりますので,経費的にも増加する部分がある。  実際に,概略的に先ほどのお話をまとめますと,東日本大震災以前の単価ということが一番影響されているようでございまして,現在約1.5倍の工事単価であるというようなことがございました。そういった面からいたしまして,内容等加味いたしますと,今回の工事金額というものを検証して,契約に至ったというような状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今の説明で行くと,一つ一つの対比したものからいうと,私は変わっていないということなのですけれども。この中には,土地を買収する予定も入ってはいないわけですから,そういう意味からしては高いということなのです。  それで,この選定に当たりまして,発注方式,先ほど部長も答弁しておりますけれども,設計や施工を一括方式,つまりデザインビルド方式ということを採用しているようでありますが,その理由は,当然工期の短縮,コストの削減ということを言われているのではないかというふうに思うのですけれども,そういう点でいったら,コストの削減は,これはわずかしかやられていないということしか言えません。結果的に提案してきたものには,この選択したその事業者はたった1グループだけだったということであるから,競争原理が本当に働いたのかということです。  それともう一つ,その縮減にもなっていない,こういう事業の選定で本当にいいのかということ。これらが問われているのではないかと思うのです。ただ,確かに,高くていいものができるかもしれない。しかし,これは普通の学校の校舎と違うのです。専門性を持った施設でしょう。それらが十分なその議論をしてやってきたのかということ,そしてまた,この中で伺いますけれども,参加企業の技術的な問題があるのではないかということ。私たちは要望書を出しておりますよね。審査委員の10名の構成メンバーでございますけれども,ここに知識を擁する者は入っているのですか。この書類を見る限りにおいては,数名いらっしゃるかどうかわからない状態でありますけれども,その点はどうなのですか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) ご質問幾つかあったと思うのですけれども,まず,透明性ということでしょうか。そういうことではない。要するに,今回の方式による事業者の競争性とか,そういったことをまず申し上げればよろしいのでしょうか。幾つかいろいろあったので確認させていただくのですけれども。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長,反問権は付与していませんから,佐藤弘子君,もう一度丁寧な質問をお願いします。 ◆18番(佐藤弘子君) 申し上げます。この事業選定に当たりまして,問題があるのではないかという私の質問です。発注方式,これは設計施工一括方式でございますよね。デザインビルド方式,これを採用していると思います。また,もう一つは,この理由として,工期を短縮することが一つ,コストの削減をすることができるのが一つ,こういったものが効果的にできるから,こういったものをしたのではないですか。  もう一つ,この選定に当たって,応募してきたのは,事業者1グループだけでありました。だから,これで本当に競争原理が働いているのかということ。そしてまた,縮減をするという意味では,縮減になっているかということであります。  もう一ついえば,最後に言った参加企業の技術的な能力が,本当にこの審査委員会の中での構成メンバーの中で選んだようでございますけれども,専門的な方がいらっしゃったのですかという五つです。 ○議長(梅木伸治君) 基本的に,こちら一問一答方式というようなスタイル。一問一答方式でございますから,一つのルールにのっとって私たちは進めていきます。よろしくお願いします。  今回に関しては,1問ということで4項目にわたって一括で答えてください。  教育部長,お願いします。  市川委員長,どうぞ。 ◆17番(市川和代君) 17番市川です。一問一答方式,一問質問して,一問答えていただく方式でよろしくお願いいたします。 ◆18番(佐藤弘子君) わかりました。それでは1問目,この発注方式が設計施工一括方式のデザインビルド方式を採用しておりますけれども,その理由は何ですか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) デザインビルド方式の選択理由,採用理由ということになりますけれども,まず,一括して発注することによりまして,その設計,施工,それから厨房機器,そのグループによりまして建設事業を行っていただくということで,その個々の契約をすることでの事務的な期間であったり,労力であったりというものを一気に省くということが,まず一つございます。  それから,期間の短縮というのは,今申し上げた部分で非常に発生してくるわけなのですけれども,それ以外にも,実際にグループの中で各企業が責任を持って整備事業を実施していただくということで,実際に工事をした場合のいろいろな問題が出てくる,課題が出てくるというところも,そのグループの中で解消していっていただく。実際に特に,一番大きいのは,最初に申し上げた期間的,労力的な問題をこの方式によってメリットを得たいというのが,一番の理由でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 一括することによってのメリット性を今部長から答弁があったわけですけれども,それでは,このデザインビルド方式をすることによって,短縮ができたというメリットのようでございますけれども,それでは縮減をしたということに対してはどうなのですか。35億円からもっと安くしてほしいということを我々はずっと言ってきたわけなのですけれども,そこのところが見えません。そこの努力はどのようにしたのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 縮減ということでございますけれども,以前にもお答えさせていただきましたが,まず,最初の提案価格に対して,事前の協議を行いまして,1億1,000万円ほどの縮減をしております。これから基本設計,実施設計ということを実施していく中で,さらに協議というものを実施していく必要が当然ございます。そういった中でも,やはり実際に金額的な部分というものが,例えば,設備であったり,資材であったりというところの協議の中で変わっていくということはあると思っております。そちらについては,これからのお話ですので,これから努力させていただくというようなことで,お答えさせていただきます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) これからの部分もあるということがわかったけれども,それでは,競争原理が本当に働いたのですか。応募してきたのは1グループということでありますけれども,本当に競争原理が働くのが,公共施設のあり方という,入札のあり方だというふうに思いますけれども,この点については,どのようにお考えなのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 結果として1社の方のご応募ということが,確かにございました。ただ,この方式において,公募という方法をとらせていただいております。公募をした時点で,競争性というのは確保されている,誰でもといいますか,その条件に合えば,応募いただけるという条件を提示してございますので,そこに関しては,競争性というのはあったということで考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) たった1企業だけしか応募がなかったということですけれども,競争原理の条項の中では,入札参加者が少ない場合においては,取りやめる方法ということも明記されているのですけれども,そういう点では,協議はあったのですか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 先ほども申し上げましたように,公募によりまして1社となったという結果でございますので,例えば,これを再度公募するというようなことを行ったとした場合,やはりまた1社,再々度やっても1社という可能性は当然高いわけでございます。高いというか,むしろそうなってしまうだろうということはございますので,最初に申し上げましたように,公募をして1社であったということをもって,競争性はあったという判断をしてございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今の答弁ですと,また次やっても1社しか来ないからというそのおごりがあるのではありませんか。だったらもっとこの公募の仕方の中に,網かけというのをしていますよね。規制が張られていますよね,2億円以上の企業でなくてはだめだとか,茨城県内でも支店ではなくて本店でなくてはだめだとか,そういう規定が入っているために,なかなか参入できないというところがあるのかもしれないけれども,これではやっぱり公正な入札の方法とは言えないと思うのです,そこら辺が。だから聞いているのでありますけれども。  それでは,次,参加企業の方々の皆さんがいつもおっしゃっているノウハウを求めていくということを言っているわけでありますけれども,そのノウハウというのが,本当にこの学校給食センターについてのノウハウというものを考えているのでしょうか。後ろにもう一つ行くね,それは,選定委員会の中に,先ほど私が申しましたように,専門的な知識をお持ちの方は10名の中,1人いらっしゃるかいないかという状況なのですけれども,そういうことで,本当にこの学校給食という専門の施設をつくるに当たって,十分な協議がされたかということを伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) まず先に,後からお話があった専門性のお話,お答えさせていただきたいのですけれども,この審査会のお話をされているかと思いますけれども,その中には,この選定方式に造詣がある大学の教授あるいは設備関係,実際に献立をつくる管理栄養士の方,それから給食の供給を受ける学校関係あるいは設計に携わる職員であったりという者が,選定の中審査をさせていただいております。それ以外に,その審査の前段といたしまして,この整備事業に伴うアドバイザリー業務という業務委託によりまして,コンサルタント会社にそういったものもお願いしているところです。ですから,実際に応募があった内容をそのコンサルタントのほうで確認させていただきまして,専門性の観点からは十分な提案になっているというようなことでの確認をしているところでございます。  済みません,もう一つのご質問,申しわけありません。再度お願いできますでしょうか。 ◆18番(佐藤弘子君) 専門的な知識がある人,そういう方が入っていらっしゃったかということです。 ◎教育部長宇田野信彦君) ですから,今申し上げましたとおり,給食関係に専門の方あるいは建設,設計,そういったものが入っている,なおかつアドバイザリー業務ということで,コンサルタント会社にもその内容の確認,チェックをしていただいているというような状況です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 確かに,職員の方が専門性とおっしゃっても,それは建物の中身とか,こういうところの設計とかいうことまで承知しているというふうに私は思いません。思いませんけれども,でも,そういう会議をしたということでありますので,では,この選定に当たって,1社しか来なかったのだけれども,今回の青山設計さんというのが,設計していらっしゃいますよね。青山設計さんのところにおきましては,実際に10名の社員ということでございますが,その中に,有資格者という方は何人いらっしゃったのでしょうか。そしてまた,これをこうした専門の建物をずっとおやりになっているのかどうか,そこら辺をまず伺います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 今回のこの設計会社に関して,事例で申し上げますと,ご質問にありましたつくば市豊里,それからつくばみらい市,両方ともこの設計会社による設計でございます。設計事務所については,有資格者が何人ということは,申しわけありません,把握はしておりませんけれども,あくまで設計ですので,設計士が資格を持ってやっているということで,それから先ほども若干お話がありましたけれども,募集の際に,給食センターというものも設計したことがある設計会社ということになっておりますので,そういった事例も持っている。先ほど申しましたような事例,そして,近隣でも実際に行っている設計会社です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) その青山設計事務所についてはわかりました。今回この入札に関して,それから,この事業整備計画の中で言っているのですけれども,今回の企業の選定に当たりまして,こういうふうにおっしゃっているのですけれども,ここの意味を説明していただきたいと思います。この業者の選定におきましては,最優秀な企業であるということを言っております。最優秀な受託事業者ということでありますけれども,どの点が最優秀な受託事業者なのでありますか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 最優秀受託事業者というこれ名称なのですけれども,これは審査をする上で,審査結果として,1社の方が審査基準に全て適合するということによって,結果として最優秀という名称なのですけれども,それで述べさせていただいているような状況です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今部長が名称とおっしゃいましたけれども,名称を使うからには,中身を把握しなければいけないのではありませんか。というふうに思います。これは点数のためにやっているはずなのですけれども,そこら辺の十分な論議をしたかと,私がさっき申し上げましたでしょう。そこを聞きたいのです。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) そういった内容につきましては,審査基準がございまして,その内容によって,提案の内容によって,点数化させていただいた結果として,最優秀受託事業者ということになってございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) いろいろ申し上げたいのですけれども,時間がございませんので,このぐらいにしておきますけれども,いずれにいたしましても,今回の企業参入が少なかったということに関しては,今後のこうした事例が出てきたときにおいては,もう一度ということを考えるべきだというふうに,私は申し上げたいというふうに思います。  次に進みます。次は,学校給食の無料化ということがあったのですけれども,前回も聞いてはいるのでございますが,なかなか無料化することができないという市長の答弁はいただいているのですけれども,子供の子育て支援の観点からいって,その問題を取り上げたのですけれども,この問題につきましては,2度目でございますけれども,その後考えが変わったかどうか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) ご質問にもありましたように,前定例月議会においてもお答えさせていただいておりますとおりでございまして,やはり経常的な約3億円ほどの支出という形での無料化というのは,現在のところ考えてございません。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 無料化がなかなか難しいという答弁であった,では,学校給食は国産,有機食材を使ってほしいということで,私提起いたしました。今,学校給食のパンの中身でございますけれども,パンに農薬が入っているものを,カナダ,アメリカ産というようなところから仕入れているところにおいては,出てきておりまして,こうしたものは使わないでという親の声なのですけれども,そういう点について,守谷市での学校給食のパンには,有機食材をもちろん使うことが当然なのですが,このパンの農薬の入っているパンにつきまして,実際には使っているとかいないとか,わかればお願いします。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長宇田野信彦君) 学校給食のパンということでございますけれども,守谷市においての学校給食のパンにつきましては,公益財団法人の茨城県学校給食会というところを通して調達してございます。このパンの原料といいますか,小麦粉の基準なのですけれども,実際に今使っている小麦粉というのは,製粉工場から小麦粉を購入してございまして,その20%は国産,80%がアメリカ及びカナダ産ということで,ブレンドしたものを使用しているということでございます。  この安全性という部分でございますけれども,この安全性については,この学校給食会が定めております基準によりまして,製粉のロット毎検査を実施していると。なおかつそれに加えまして,実際にパンをつくったもの,抜き取りの検査をして,そういった検査結果を公表してございます。実際に公表している試験結果を見ますと,17品目ほど除草剤も含めて検査をしているのですけれども,全て不検出という結果でございます。  そういったこともございますので,安全性は確保されているというように考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 国産を使って,ブレンドしているということでは,安全性については,大丈夫かどうかということは私は言いませんけれども,ほかの東京都なんかとは違うということがわかりました。  では,次に進みます。次は,水道料金についてでございますが,水道料金の引き下げについて,前回も申し上げましたけれども,これ以上の引き下げはできないということでありましたけれども,今回の広報の中で,水道料金が引き下げをされたというようなことがここに出ております。しかし,この使っている水の量に関して,10立方メートル,少数家族ですね,14円です。20立方メートルというのは,大体,3人,4人の家族です,22円。本当に下げたことにはなるけれども,これで住民が,おお,やってくれたというようなことにはならないと思うのです。確かに消費税が上がって10%になるわけですから,その10%上げないためにこういった工夫をしたということはわかるのですけれども,市民感覚でいったら,この12円や22円では納得できないのではないかと思うのですけれども,もう少し角度を変えて,私はこの料金の引き下げに対して,所得が少ない方,少なくても水は使います,生きていくうちに水がなくては生きていけませんので,それでは非課税世帯への利用料引き下げというような状況を考えることはできないかという今回の質問の中身なのですけれども,非課税世帯というのは,守谷市におきましては,何世帯,何人ぐらいいらっしゃるのですか。 ○議長(梅木伸治君) 上下水道事務所長長田 誠君。 ◎上下水道事務所長(長田誠君) お答えいたします。  現在守谷市における65歳以上の高齢者のみの市民税非課税世帯につきましては,税務課で確認しましたところ,約2,000世帯ということでございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 2,000世帯で人数はわからない。そうですか。2,000世帯の非課税世帯の方がいらっしゃるということでありますけれども,これに対して,2,000世帯ということは,世帯数というと,2万5,000世帯ぐらいですよね,だから,10%まではいかないのですが。それでは市長に伺います。市長,今回の非課税世帯の方々は,国も今回の特例においては,非課税世帯に対しての補助が出ていますよね。そういう意味で,21円や12円を引き下げたのはわかるけれども,非課税世帯の方々にもこうした考えを,ぜひ市長の判断でしていただきたいと思うのですけれども,市長自身はどのように考えていらっしゃいますか。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 多分共産党としては,消費税のアップというのは反対をしていらっしゃったと思います。8%から10%への消費税の値上げに対しては,反対をされていましたよね。反対をしていましたよね。 ◆18番(佐藤弘子君) 消費税を上げることに反対をしていません。 ◎市長(松丸修久君) えっ,上げることに反対をしていなかったのですか。消費税を上げるということに関しては。 ◆18番(佐藤弘子君) それは理由があったでしょう。 ◎市長(松丸修久君) だから,反対していたでしょう。 ○議長(梅木伸治君) 市長,反問権は付与されていませんよ。 ◎市長(松丸修久君) はい。反対していたのだというふうに思います。反対していた理由が2%だから,今度は切りかえて2%を下げたから,2%分ぐらいでは足りないよということは,どういう意味なのか,まず私には理解できないということと,それから今申し上げましたように,水道事業会計というのは,企業会計で行っておりますので,独立会計で行っています。そういう中では,これから十数年後には,やはり人口減少等々のこともありますし,老朽化という問題もございます。そういう中で,やはりその計画を無視して今値下げをした分,将来の負担をふやすというようなことは,私の中では考えておりません。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 本当に消費税分充当するだけの今度の値下げなわけですから,共産党はいつも反対しているではないかというような言い方をしたけれども,消費税そのものにはもちろん反対していますよ。だけれども,住民は消費税はもう既にスタートしてしまったわけですから,負担増になっていますよ。そういう意味での非課税世帯への考え方はないのかというように今回の質問に書いたわけですけれども,一貫して市長の頭の中には,本当に市長のレベルではなくて,私たちは,格差が広がっている守谷の中においても,一つ例を申し上げましょうか。こういう苦しみがあるということですよ。水道料金が上がってしまって大変だよって。うちのお父さん,お父さんといってもおじいさんですけれども,お父さん,トイレにいっぱい行くから,トイレ行くのを我慢して,敷地内でしているというようなことが寄せられました。これってやっぱり衛生上も,それから犯罪といったら犯罪にもなるわけですので,そういうことをやめて,公共施設のトイレを使ってくださいというふうに言いました。これぐらいに深刻な状態があるのですよ。市長,笑っている場合ではないですよ,本当に。そう言われたときに,あら,かわいそうね,どうしようと思ったけれども,そういう考え,私言いました。ですから,そういう皆さんの苦しみを聞いた上で,市長トップですから,そういうことも頭の中に入れておくべきだというふうに思うのです。そういうことから,私この問題を取り上げたわけでございますけれども,いずれにいたしましても,今回におきましては,この微々たる値下げで終わっておりますけれども,これだけで私は納得できません。今後も市民と一緒にこの問題について取り組んでまいりたいと思います。  次に進みます。次は,国民健康保険税についてということを出しましたが,誰もが払える保険税にしてほしいです。私は具体的に,均等割,平等割をなくしてほしいと。それで,今の守谷市の国保の加入者,それと均等割と平等割,これの数字を明らかにしてほしい。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  国民健康保険の軽減の仕組みについてお話をさせていただきたいと思います。国民健康保険の軽減の仕組みにつきましては,地方税法施行令及び国民健康保険税,こちらの守谷市の条例に基づいて所得の低い方に対して,世帯の所得や加入人数に応じて,均等割それから平等割,こちらを3割軽減,5割軽減,2割軽減といった三つの軽減方式がつくられている方式が設けられています。  現在,この仕組み,軽減のところに合致させていただいている世帯数は3,498世帯ございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 半分までは行かないのですけれども,かなりの世帯数であるということであります。この均等割,平等割,この減免措置をしてほしいという内容なのですけれども,かなりの世帯があるということがわかりましたけれども,では,この問題につきましては,知事会も市長会も協会けんぽ並みの国の補助をすることによって変えることができるというふうに言っているのです。そういう意味で,では守谷では3,408世帯があるというけれども,平等割,均等割も同じく3,408世帯なのですね,もう1回確認をするけれども。均等割は変わると思うのだけれども。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  均等割,平等割につきまして,合計の数字となっておりますので,それぞれの数字というのは,細かくは出ておりませんが,例えば,医療分でいえば,7割軽減の方は2,097人の方,世帯数でいうと1,573人の方が均等割,平等割の軽減を受けているといった形になります。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) この均等割というのは,子供に対して,1人幾らというふうになっているのです。子供って,扶養家族なわけですから,この制度そのものがおかしいのであって,こうしたものをやっぱりなくしていかなければ,子育てだってできないです。高い国民健康保険税を払わなければならないという点では。
     では,次,知事会や市長会の中からも出されている,これが来年度になってどういう方向か,まだ確定していないから断定はできませんけれども,こうしたことが,国のほうから指示がされたら,当然,この問題について変わる立場になるのですけれども,そうすると,均等割の2,097人,世帯数でいったら何世帯になるのかわからないのですけれども,こうした該当者が出たら考えてもらいたいと思いますけれども,まだ通達が来ていないから何ともいえないといえばそれまでなのですけれども,知事会,市長会がこの問題については,国に対しても要望書を出しておりますので,そこら辺,もしおわかりでしたら。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  子供の均等割軽減という形でお答えさせていただいてよろしいでしょうか。はい。  まず,国民健康保険制度の考え方なのですけれども,やはり均等割の減免につきましては,世帯全体の所得によって決定すべきものであるというふうに考えております。年齢による画一的な減免を受けるというのは,国保制度では適切ではないのではないかというふうに考えているところでございます。よって,現在守谷市におきましては,子供の均等割額の減免は行っていないという状況になります。  また,守谷市の現状としましては,一般会計からの繰り入れというのはない状況にありますが,やはり余裕のある状況ではなくて,運営状況は厳しくなると考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 確かに,守谷市は一般会計からの繰り入れがありません。ですから,この件ではかなりの負担があるということが言えると思うのですけれども,きょうのところはこの論議はいたしませんが,内容はわかりました。  それで,次,国保税,これは住民税も同じなのですけれども,滞納をされている方が茨城県の債権機構に送られていることが事実だと思いますけれども,これについては当然おやりになっているから数字が出るというふうに思いますけれども,滞納されている方が,茨城県の債権機構に対して,直接やりとりをしております。こうしたことは,非常に人権を揺るがす問題に当たっております。これをやめてほしいと思います。そして,市のほうできちっと納税者にかかわって納税していただく努力をしてもらいたい。その考え方に対して,国保加入者の2割がこういう状況が今生まれているということであります。では,この債権機構に送り出したものを市のほうに戻すことができるかどうか。そういう事例があるかどうか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) お尋ねの茨城租税債権管理機構でございますが,まず,その管理機構に送る前には,収入の調査,財産の調査等を行いまして,さらに納税者の納税相談を実施しているところでございます。その上でも納入が見込めない状況があった場合,例えば,取り扱いが難しい大口の案件であったり,少額の分納であったり,不定期の分納のために滞納額が累積してしまっている事案あるいは不動産の購買をすることでしか徴収できない事案,さらには広域的な調査が必要な事案等,7項目の選定基準を定めておりまして,納入をしていただくためには,そうしなければならないというような案件を租税債権管理機構に移管しているという状況でございまして,移管した案件につきましては,当然債権管理機構において完納にならなくても13カ月を経過しますと,市のほうに返ってくるというような状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 市の答弁のほうがよっぽど明快であります。債権機構では,この13カ月という数字を出しませんでした。これまでの債務は全部払えというようなことで,納税者を詰めております。これは非常に人権問題だと私申し上げましたけれども,そうですよ。実際には精神疾患の病気まで起こしてしまっている,そういう状況にあり,働くことができない,収入がない,そして病人の家族がいる,保険証が渡されない,短期保険証である,こういう実態を皆様方はどのように思っているのかということです。人権ですよ。本当に。それで,債権機構も私たち共産党議員団は行ってまいりましたけれども,余りにも閉鎖的でございます。同行するものは,別の部屋に通されまして,話を聞くことも,問題を提起することもできない状況であります。これはすぐやめるべきであります。人権から許されません。  そこで伺いますけれども,守谷市は,こうした状況の方に保険証を渡さない,そして短期保険証で渡す,こうした二つの例をとっていると思いますけれども,この短期保険証もやめるべきではないですか。というのは,そういう病気,難病を抱えた家族がいるのでございますけれども,これに対して,保険が使えないということは,10割では到底払い切れない,命にかかわる問題も起きてくる,こういうことから,私は,短期保険証をやめるべきだというふうに思いますけれども,お考えはありますか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) お答えをさせていただきます。  短期保険証につきましては,収納状況に応じて出しているものでございますが,保険証を出すということは,医療機関にかかるという必要があって出すというものでございます。今議員がおっしゃったように,短期保険証を出さないと,医療機関にかかれない,もしくは全く自費で払うという形になりますので,そちらについては,現在の時点では,短期保険証は必要だというふうに考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今の段階では,そういうことなのでしょうけれども,それでは伺います。  こうした債権機構に送られている方々が,守谷では非常に多いというふうに思うのですけれども,今,部長のほうから13カ月たてば市に戻るとおっしゃった。その13カ月が苦しみなのです。13カ月の間に,その債権機構のほうからやいのやいの取り立てがまいります。それを聞いただけでご本人はもうパニック症状が起きて,働きにいっても働き切れない,やめさせられる状況が生まれております。これでは収入の道は閉ざされてしまうのです。そうしたことも債権機構では,一切聞かない。計画書は出せ,出しました,認めない,認めないことに対して,猶予申請もしました,しかしそれも受け付けない,こういう状況なのです。ですから,あそこには送らないでほしいと思うのです。地獄ですよ。人権を奪われ,地獄のような状況になり,また,精神の疾患を起こしてしまう,こういう状況を地方自治の中で見過ごしていいのでしょうか。私はぜひ部長が言いました13カ月たてば戻ってくるよと,簡単におっしゃったけれども,13カ月が苦しみなのです。その前に戻せるようなことをするにはどうしたらいいでしょうか。わかったら教えてください。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) その13カ月に関するルールというか規定が実際にどういうものであるのか,詳細については把握しておりませんので,この場でどうすればいいということは述べられないですが,そういう状況であるということで,もしあるのであれば,市のほうにご相談いただければなと思います。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今,部長はそのように答弁したけれども,ご本人に聞きました。守谷ではどういう状態だったのですかということを。やっぱりその払えない状況が続いているから,なかなか働いているので,ここに来られないことがあったそうです。でも,それは電話でも幾らでもできると思うのです。これ必ず来なければいけないというものではないと思うのです。そこら辺が親身な相談というようにはとても思えなかった。そうそうしているうちに,県のほうから書類が来たということでございましたので,なるべくなら向こうに送らないでほしい,納税者に寄り添ってほしいということ,そして,できるだけ,本人は払わないとは言っていないのです。払いますと。決まったものを払っているのです。ですから,そこをどうして親身な相談が受けられないのか,人手が足りないのですか,そこのところはどうなのですか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) 市のほうで対応の手がなくなって移管するということはあり得ないと思います。冒頭の質問でもお答えさせていただきましたように,機構に送らなければならない案件というのは,大口であったり,分納が少額でこのままでは累積してしまうとか,あるいは広域的な調査が必要と認められる案件とか幾つかのパターンに分類されますが,そういう案件にこれは該当するのではないかということが判断されたことによって,機構に送ろうということにするわけでございますので,相談に来ないとか,それに対応する職員の時間がないと,そういう状況で移管しているということではないということです。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 十分な親身になった相談を受けていただくような方向性を見出すことができました。あとは,13カ月たたなくても,市のほうに戻してもらうことができれば,本当に今仕事を失っておりますので,失業保険で生活をしておりますので,そういった弱者をやっぱりきちっと自治体は見るべきということでありまして,私は時間がなくなりましたので,これにて終わらなければなりませんので,終わりにいたしますけれども,とにかくこの債権機構に送るに当たりましては,十分な納税者の立場に立って,考えていただきたいということを申し上げまして,私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君の一般質問の途中ではございますが,生活経済部長から発言の申し出がございます。これを許可いたします。  生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) 先ほどのご質問の中で,広報の回数ということでございましたので,そちらにつきまして回答のほうをさせていただきたいと思います。回数につきまして,こちら平成30年度ということで申し上げますと,エコキャップについてということで2回,そしてエコライフにつきまして5回掲載しておりまして,そのほかプラ容器を資源化してということで1回,それと食品ロスにつきまして2回,それと環境ポスターコンクールの内容につきまして1回ということで,合計いたしまして11回掲載をしておりまして,今後もさまざまな手段を活用いたしまして,周知と啓発のほうを図ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) これで佐藤弘子君の一般質問を終わります。  ここで10分間の休憩といたします。                午前11時13分休憩          ──────────────────────                午前11時20分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位17番,渡辺大士君,登壇を願います。  渡辺大士君。                〔1番渡辺大士君登壇〕 ◆1番(渡辺大士君) 通告順位17番,もりや創世会の渡辺大士でございます。今期最後の一般質問の大トリを務めさせていただきます。  先ほど一問一答でやれというようなお声が飛んだり,ルールに関してざわつく場面もございましたので,4年間満期でやらせていただいたところでございますので,ルールにのっとって,スムーズに行っていきますので,どうぞよろしくお願いいたします。  今回の私の市政に対する一般質問は,市のエネルギー政策についてとTX高架下利活用についての2点について質問をさせていただきます。  それでは,早速質問に移りたいと思います。  市のエネルギー政策についての質問をさせていただきます。昨日の一般質問の中でも,市長に,これからの守谷の未来像はどんなものになるのか,そのビジョンについて答えを求めるような質問もございました。また,今回の一般質問では,多くの方が災害に関する質問をしておりますが,私のエネルギー政策に対する質問もそれに関連性のある質問になってございますので,よろしくお願いいたします。  平成27年,環境省のほうから,地方自治体の地域エネルギー政策推進に向けた取り組み状況についてという報告書が出されております。冒頭には,2011年の東日本大震災を経て,改めて持続可能な社会を形成していくためには,エネルギー政策が改めて大きな課題となり,地域の地方自治体にとっても,これからは国に依存するのではなく,国と連携を図りながら,より主体性を持って地域課題の解決や地域のメリットの創出を視野に入れたエネルギー政策に取り組んでいくことを地方自治体にも求めていくという趣旨のことが書かれてございます。  そして,昨今,この守谷市におきましても,これまで関東地方では余り経験がないような大きい台風の被害が確認されてございます。一部では停電被害などのエネルギーにまつわる被害も確認されました。先日市主催で行われましたタウンミーティングのほうに私も参加させていただきましたが,そのときにも,この手の話は話題の一つとなっておりましたし,また市長のほうからも,災害により電力が供給されなくなると,そういう事態をこれからは想定しないといけないし,これからは,そういったことに対応できるまちにしていきたいというような旨のお話もございました。  そういった経緯があった上で,質問に移らせていただきます。  守谷市のエネルギー政策の現状について,現在どのような状況にあるのか。また,今までどのような取り組みをしてきて,その検証はどのように行われたのか,お答えをお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  守谷市におきましては,国の地球温暖化防止対策への対応と守谷市の地球環境対策の一環といたしまして,平成16年に守谷市地域省エネルギービジョンのほうを策定いたしまして,平成20年には,市の事務事業における温室効果ガスの削減策といたしまして,守谷市役所地球温暖化防止実行計画のほうを策定いたしました。また,平成15年度から5年間と平成25年度からの3年間におきまして,太陽光発電システム設置費の補助を実施するなど,啓発活動を中心に省エネのほうを推進してきた経緯がございます。また,守谷市環境基本計画の中におきまして,地球温暖化防止を目的としまして,省エネルギー推進や新エネルギー活用につきまして,市民,事業者の行動と市の行動を定めてございます。そのため,省エネ活動,エコ対策を実践している市民,事業者の割合をふやせるような環境家計簿の紹介や節電の案内等の啓発活動を広報紙やホームページ等を活用して行っているところでございます。  庁舎におきましても,始業時間前,昼休み時間などは,消灯であったり,暖房20度,冷房28度とするような冷暖房の温度設定,そしてノーマイカーウイークの実施,エコ通勤有料事業承認証取得,街灯,公園等の更新時のLED化など,率先しまして省エネ活動やエコ対策等を実践しているところでございます。  なお,取り組みの検証についてということでございますけれども,守谷市の環境基本計画に基づきまして,毎年作成いたします環境報告書におきまして,取り組み状況のほうを確認いたしまして,環境審議会において,審議していただいておりまして,この報告書は概要版とともにホームページのほうで公表のほうをしてございます。また,事務事業評価におきましても,前年度の実施内容等を振り返ることで,次年度に向けた検証ということで行っているところでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 基本的に守谷市では,現在行われている取り組みといたしましては,環境をメーンに捉えてエネルギー政策を行っていて,中身としましては,主に省エネルギーの推進に取り組んでいるということがわかりました。  それでは,次に移りたいと思います。次の質問は,創・蓄・省エネ推進についてでございます。  エネルギー政策には,環境の側面から見た省エネ以外にも,災害時における電源の確保などの蓄電,そして自身で電力をつくり出す創電という考え方がございます。特に,私もことしの台風19号が起きてからは,市民の方々から,守谷市は蓄電池の補助金とか助成金はないのかというようなことですとか,太陽光発電の助成金とか,電気自動車を蓄電池のかわりに買おうと考えているのだけれども,そういったことに対して市で支援していることはないのですかというような質問を多く受けました。しかし,守谷市のそういった助成制度など探していったのですが,現在行われているもので該当するものはございませんでした。そのことを相談された方に伝えさせていただくと,住みよさ日本一と掲げている割には,環境に関するビジョンとか省エネに関するビジョン,蓄電に関するビジョンがちょっと欠けているのではないのかというようなお声もいただきました。ついの住みか,住みよいまち守谷であるならば,そういったところにも目を向けていく必要があると思いますが,市としてのお考えを聞きたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  創・蓄・省エネの関係につきましては,守谷市環境基本計画の取り組み,環境に負荷が少ないエネルギーを有効に活用するの項におきまして,市民,事業者の行動と市の行動の中に取り組み事項として記載しております。主な内容としまして,創といたしまして,新エネルギーの導入や周知,蓄といたしまして,災害の備えにもなる蓄電池になる省エネ,省といたしまして,エコカーの購入や公共交通機関の積極的な利用を掲げてございます。市といたしましても,市民,事業所の行動目標の実践に向けまして,支援,啓発するとともに,市の行動目標を達成するべく取り組んでいく必要があると認識しておりますけれども,現時点で新エネルギーや蓄電池などに対する取り組みが実施できていないような状況にございます。  今後,計画に定められている市民,事業所,市の行動が進められるように,取り組んでいきたいと考えてございます。  あと,太陽光発電システムの設置,電気自動車の購入等,エネルギー関係に対する市民への支援ということでございますけれども,以前,こちら住民住宅用太陽光発電システムの設置の補助を終了した経緯もございますので,また,市の財政状況等を踏まえた議論等も必要であると考えておりますので,国,県の政策や方針等を注視していきたいと考えてございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 今のお答えの中で,市の行動が進められるように取り組んでいきたいというようなお答えがございましたので,ぜひ取り組んでいただけることを願っております。  また,補助金等のお話があったのですけれども,お話を聞いていると,補助金の金額等を当てにしているようなお話ではなくて,そういうことを推進しているかどうかという市の姿勢が見たいというお話でしたので,一応お伝えさせていただきたいと思います。  また,国の指針に関しては,環境省だけではなく,経済産業省のほうからも,特に主にエネルギー関係に関しては,経済環境省のほうから指針のほうは出されていると思いますので,そちらにも注視していただけたらと思います。  それでは,エネルギー政策のほうの最後の設問に移りたいと思いますが,最後に,今後の展望についてお聞きしたいと思います。そろそろ市の総合計画の見直しの時期が近づいてきていると思いますが,次期総合計画には,災害対策としての視点やまた環境保全の観点から,エネルギー政策を盛り込むことを考えているのか,守谷市の将来の展望をお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  エネルギー政策におきましては,ご承知のとおり,国策として,創エネ,蓄エネ,省エネのほうを推進しておりまして,メーカーなど民間事業者も含めまして,国全体で取り組んでいるところでございます。  市内における取り組みといたしましては,土地区画整理事業の事例ではございますけれども,松並青葉地区のビスタシティ守谷におきましては,守谷市の低炭素まちづくりのモデル地区といたしまして,住宅への太陽光発電システムの導入などが促進されてございます。また,街路灯防犯灯のLED化を実施するなど,地区内の省エネ化の取り組みも実施されてございます。  守谷市役所の率先的な取り組みといたしましても,平成13年度に守谷市役所グリーン購入推進指針のほうを策定いたしました。これに基づきまして,126品目を特定調達品目と指定いたしまして,環境に配慮した製品を購入するように取り組んでおりまして,建物,設備の新設,更新あるいは車両の購入などの際に,よりエネルギー効率が高くなるように努めているところでございます。  地域総合計画の内容ということでございますけれども,こちら企画課のほうに確認しましたところ,市環境基本計画との整合性も図りまして,創エネ,省エネ,蓄エネの取り組みを検討いたしまして,エネルギー効率を高めるようなまちづくりを目指してまいりたいということでございます。  それと先ほど1項目目の質問の中で,私,環境基本計画と申し上げてしまったかと思うのですけれども,環境基本条例ということで,訂正のほう,させていただきます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 最後に,少し,先ほど最後と言ってしまったのですけれども,このエネルギー政策に関しては,本来全庁的に取り組んでいくものなのかなというふうに思ってはいるのですけれども,先ほど次期総合計画のほうに,そういう話のところで企画課のほうに確認をしたというお話がございました。これからの取り組み等は,管轄としては,生活環境課がその窓口となるのか,それとも企画課のほうが担当となるのか,どちらになる予定なのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長岩田賢君) お答えいたします。  総合計画につきましては,企画課が取りまとめするような形になりますけれども,環境部門につきましては,こちら生活環境課が主となりまして,まとめるような形になります。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) わかりました。それでは,二つ目の質問に移りたいと思います。  二つ目でございます,TX高架化下の利活用についてでございます。  まず初めに,現状のほうについてお伺いしたいと思います。以前,首都圏新都市鉄道株式会社さんのほうから,TX高架下の利活用についてのお話がございましたが,現状今どうなっているのか,お答えください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 現状をお答えさせていただきます。  まず,つくばエクスプレスの所有する高架下の利用状況ですけれども,守谷駅の東側赤法花交差点付近から守谷トンネル入り口にかけましては,以前は時間貸しの駐車場で貸しておりましたが,総合基地への引き込み線複線化に伴いまして,橋桁ができまして,有効活用が難しいことから,現在は未利用というような状態になってございます。  そして,守谷トンネル入り口からみずき野大日線まで,こちらにつきましては,鉄道管理施設の駐車場で利用されているというような状況になってございます。  みずき野大日線から東口駅前通り線までは,市がお願いしている駐輪場で利用されておりまして,守谷駅を挟んで西側TXアベニューとして銀行とかカフェとかが入居しているというような状況になっております。  なおまた,西口駅前通り線から国道294までは,やはり同じような形で守谷市がお願いしている駐輪場という形,国道294からは逆にTX側の駐輪場,そして市で利活用を検討していますバスターミナル跡地が今ございます。その先はやはり駐輪場,またはレンタカーの車両置き場として利用されているということで,これは駅に近い部分の利活用ということで,その他はほぼ更地というふうになっています。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 今お答えの中で,首都圏都市鉄道さんのほうで利活用予定がない場所という言葉がありましたが,具体的に現在予定のない場所というのは,どの辺を指しているのでしょうか。
    ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 先ほども申し上げましたが,ちょうど今30階の大きいマンションがございますが,そちらの前のところで,もとは有料駐車場として活用していましたが,先ほど総合基地のほうの引き込み線でかなり橋桁が密集してございます。有料駐車場として使えない,その他また利用を考えましたが,なかなか利活用できるようなスペースがないということで,その部分を指してございます。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) わかりました。ありがとうございます。  私も近くに住んでいますので,今現在,あそこの空き地といいますか,場所があいているところをいつも見て,何かできるものはないかなというふうに考えさせていただいております。  それでは,質問を移らせていただきまして,先日,守谷商工まつりにおきまして,まちづくりに関するアンケートを都市計画課のほうで行っておりました。私のほうも,部長と目が合いましたので,テントの中でアンケートのほうを記入させていただきましたが,そちらのアンケートの結果はどのような結果だったのか,また,そのアンケートの検証等はどのように行ったのか,お伺いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 商工まつりの際,都市計画課のほうでブースを出させていただいて,アンケートのご協力ありがとうございました。  今回のアンケートの目的なのですが,都市計画マスタープラン,立地適正化計画を策定していまして,その策定する上で,市民の方々のさまざまな意見を取り入れたいということで,実施させていただきました。  当日,2日間合計で352人の来場者がございまして,そのうち184名の方からアンケートの回答をいただいたというような形になってございます。アンケートの中身ですが,一つ目としまして,守谷駅周辺ににぎわいをつくるにはどうしたらいいか。あと,二つ目としまして,空き家,空き地の活用方法は。三つ目といたしまして,身近に欲しい施設はというような3項目だけ。あと,その他意見というような形になってございます。  アンケートの結果ですが,まず一つ目の守谷駅周辺ににぎわいをつくるにはということで,これはどういう施設が必要かというようなアンケートでございますが,多い順に述べさせていただきますが,まず一番多かったのが,大型商業施設,続きまして,飲食店,レジャー施設,これは水族館,動物園,博物館ということで,さまざまなレジャー施設。続きまして,幼稚園や保育園,託児所,児童センター。スーパーマーケット,医療施設,公園,広場という形の順番でございます。その他としまして,イベントホール,市役所の支所の設置というのもあります。また,駅へのバスの利便をふやしてほしいというような意見もございました。  二つ目の空き家,空き地の活用方法についてですが,空き家につきましては,やはりこちらも同じように述べさせていただきます。貸し店舗,賃貸住宅,コミュニティースペース,カフェ,空き地につきましては,公園,イベントスペース,その他としまして,購入,賃貸の際の補助や優遇といった意見もございました。  3番目に,身近に欲しい施設はというものに対しましては,保育園,託児所,児童館,レジャー施設,スーパーマーケット,運動施設,病院というような意見もございました。  これらのアンケートにつきましては,そのアンケートの結果で,検証というか,立地適正化計画において,意見のあったショッピングモール系の商業施設とか市役所支所,行政センター,図書館分館,病院,託児所,コンベンション施設,劇場等々,各種学校等々を都市機能誘導施設のほうに位置づけを現在この間アンケート結果をもとに検討しているというような現状でございます。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) アンケートの3番,身近に欲しい施設はという設問があったと思うのですけれども,この設問をするに関して,僕もこのアンケートに答えさせていただいたのですけれども,詳細について記憶が全てあるわけではなくて,答えたことは覚えてはいるのですけれども,この設問以外のところで,守谷のどの地域に住まわれているかというような設問というのがあったのでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 確かにそういう設問もありました。あと市外というのも含めて,準備してございました。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) わかりました。そちらがあったのであれば,全然構わないのですけれども,身近に欲しいといっても,北守谷とまたみずき野とひがし野と多分悩みだったり,欲しいもの等が違うと思いますので,そちらも加味してアンケート結果をもとに立地適正化計画に反映していただけたらと思います。  それでは,最後の質問に移っていきたいと思います。  今後の展望についてでございます。今後TX高架下利活用について,どのような取り組みを行っていく予定なのか。また,その行っていく取り組みの予定の締め日というのですか,ある程度このぐらいの時期をめどにやっていきたいという時期を教えていただけたらと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 高架下の未利用地につきましては,市で幅広く利活用の方法について募集ができるかというものを首都圏新都市株式会社と協議を行っております。昨年度から協議を行ってございますが,ある程度募集要項等々もつくってご提示してやりとりをさせていただいたというような経緯がございます。ただ,なかなか高架下ということで,利用制限等々もありまして,首都圏株式会社にいろいろとこういう条件も必要だとか,最終的には社内基準に合致しなければならないとか,そういうものも募集要項につけてほしいとかということで,なかなかまとまらない状況でございます。ただ,いつまでもまとまらないという状況は避けたくて,できれば今年度中にその募集要項を確定しまして,広く募集をしていきたいというのが,今の目標になってございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 決まり次第広く募集をしたいということだったので,ということは,基本的にはこの高架下の空き地の部分は,行政から借り上げをお願いするという形ではなく,市内もしくは市外でも近接のところの事業者さんのほうでここを利活用していただいて借り上げてほしいという考え方でよろしかったですか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) 市で借りるというのはまず今のところ考えていませんで,募集して,民間の方にお借りいただいて,これは有料になるのですが,そういう形でまちづくりに適したような形のものができたらいいなと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 私がこの質問をするに至ったのは,実は先ほどお話がございました,この東口から法花坊の交差点にかかるところの現在利用していないところで,かつ守谷市のほうで,多分一番検討されているのは,西口側のバスターミナルのところの平地というのですか,平らな部分のところを検討されているかと思うのですけれども,どちらかといいますと,東口側の法花坊に近いほうのところは,少しへこんだような形をしていまして,隣を都市軸道路が走っておりますので,結構遮音性が高いような地域なのかなというふうに私は考えております。そして,また,私もひがし野に住んでおりますと,数年前小学生だった子供たち,今でも小学校に向かう道を朝通れば,大名行列のように小学生が歩いております。年齢別の人口を調べさせていただきましたら,零歳から14歳で,ひがし野だけで1,200人程度今現在もおりますし,また,松並青葉のほうの新しくできたところでも700人程度の子供たちがいます。この東口側の新しい造成地域だけのことを見ても,2,000人近いような子供たちが今後一気に高校生とかになると思いますと,僕が一番不安に思っているのが,守谷市では公園等子供たちが遊ぶところはたくさんあると思うのですけれども,若者,15歳以上だけれども社会人まで行かないぐらいの子供たちが集まれる場所がないのではないかなというのを懸念しております。森林公園,私の家から近いので,森林公園に土日なんかに行きますと,小さい子供たちとお父さん,お母さんが遊んでいる場面も見るのですけれども,この端っこで,やはり18歳ぐらいの,もう体は成人男性と変わらないような人たちも,ボール遊びだったりをしていて,ちょっと同じ空間で遊ぶにも限界があるのかなというふうに考えております。先ほど話した空き地の部分で,なるべくであれば,お金をかけずに,利用,借りるということですので,余り設備のほうも整え過ぎないようなもので何かないかなと,私のほうで考えたときに,最近はやっているものでもありますし,若者が集える場といたしまして,バスケットコートですとか,スケボーパークのようなオリンピック競技にも最近なったアーバンスポーツと呼ばれるような分野の若者たちが集まれるような場所ができたらいいなというふうに考えていたところなのですけれども,そうしたスポーツ関係のものというのは,高架下を利用するということはできるような状況にあるのかどうか,お聞きしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長古谷浩一君) お答えさせていただきます。  バスケットボールやスケートボード場という形になりますが,先ほど言った形で,先ほどの場所は,確かに掘り割りみたいな形で両サイドに都市軸で通過交通が多いという環境にございます。そういう面からして,騒音とかというのはかき消される可能性はありますが,いずれにしても近隣の方のご理解というのが,まず第一なのかなと思ってございます。  あと,やはり都市軸道路を横断する形か,もしくは区画道路が手前にありまして,そこから階段でおりるような形になりますが,いずれにしても安全性でそちらの場所にたどり着けるかという検証も必要かと思います。そういった検証をする中で,あとは首都圏新都市鉄道株式会社との交渉になりますが,皆さんで本当にぜひとも必要な施設という形になれば,こちら市ではなくて,もし事業者がやってくれるならば幸いでございまして,そういう事業者が手を挙げていただいて,その辺の解決手段等々が市と首都圏のほうで近隣の対応等々も必要かどうかも含めて,そうすれば市のほうではご支援できるかと思うのですが,ある意味首都圏のやはり貸すということで,そこの会社の事業収益等々の資産等々も検証せざるを得ませんので,そういう面から今のところは大丈夫だとは言い切れませんが,今後そういう方がいれば,そういう検証というのは行っていけるのかなと思っております。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺大士君。 ◆1番(渡辺大士君) 可能性がないわけではないというところで,最終判断は,首都圏新都市鉄道さんのほうで行うということですので,いずれにしましても,若者が集える場所が市内にできることを私のほうも考えておりますし,またそういったことを考えている事業者さんともお話をさせていただいて,ぜひそういったものができるように,私のほうも尽力をさせていただきますので,そういったことを実現できるようにお誓い申し上げてというのか,お願いを申し上げて,その際は。今期最後の私の一般質問を終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで渡辺大士君の一般質問を終わります。  これをもちまして,本会議中の一般質問を終わります。  以上で,本日の日程は全て終了しました。  よって,本日はこれで散会します。                午前11時54分散会...