守谷市議会 > 2019-06-14 >
令和 元年 6月定例月議会−06月14日-03号

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  1. 守谷市議会 2019-06-14
    令和 元年 6月定例月議会−06月14日-03号


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    令和 元年 6月定例月議会−06月14日-03号令和 元年 6月定例月議会                令和元年守谷市議会              6月定例月議会会議録 第3号        ─────────────────────────           令和元年6月14日 午前10時00分開議        ───────────────────────── 1.出席議員 19名     議長 20番 梅 木 伸 治 君   副議長 15番 高 橋 典 久 君         1番 渡 辺 大 士 君        2番 砂 川   誠 君         3番 神 宮 栄 二 君        4番 堤   茂 信 君         5番 浅 川 利 夫 君        6番 末 村 英一郎 君         7番 高 梨   隆 君        8番 渡 辺 秀 一 君         9番 長谷川 信 市 君       10番 青 木 公 達 君        12番 山 田 美枝子 君       13番 寺 田 文 彦 君        14番 高 梨 恭 子 君       16番 川 名 敏 子 君        17番 市 川 和 代 君       18番 佐 藤 弘 子 君        19番 伯耆田 富 夫 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者         市長                 松 丸 修 久 君         副市長                田 中   健 君         教育長                町 田   香 君         総務部長兼守谷市選挙管理委員会書記長 坂     浩 君         生活経済部長             岩 田   賢 君         保健福祉部長             堀     浩 君         都市整備部長             古 谷 浩 一 君         教育部長               宇田野 信 彦 君         上下水道事務所長           長 田   誠 君         会計管理者              山 崎 浩 行 君         総務部市長公室長           浜 田 耕 志 君         総務部次長兼守谷市選挙管理委員会書記長補佐                            川 村 和 彦 君         生活経済部次長            鈴 木 規 純 君         保健福祉部次長            稲 葉 みどり 君         保健福祉部次長            椎 名 恵美子 君         都市整備部次長            飯 塚 俊 雄 君         教育部次長              小 林 伸 稔 君         秘書課長               高 橋 賢一郎 君         農業委員会事務局長          北 澤 盛 次 君 1.本会議に職務のため出席した者         議会事務局長      高 橋 弘 人         議会事務局長補佐    山 崎 隆 裕 1.議事日程        ──────────────────────────               議 事 日 程 第 3 号                           令和元年6月14日(金曜日)                               午前10時00分開議 日程第1.市政に関する一般質問     8. 神 宮 栄 二 議員     9. 末 村 英一郎 議員     10. 山 田 美枝子 議員     11. 渡 辺 秀 一 議員     12. 佐 藤 弘 子 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時00分開会 ○議長(梅木伸治君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は19名であります。定足数に達しておりますので会議は成立いたします。  総務部長,総務部次長においては,地方自治法第180条の3の既定により守谷市選挙管理委員会書記長及び書記長補佐の職を兼職とする者として,出席を要求いたしました。  本日の日程は,昨日に引き続き,市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(梅木伸治君) それでは,順次,発言を許可いたします。  通告順位8番,神宮栄二君,登壇を願います。  神宮栄二君。                〔3番神宮栄二君登壇〕 ◆3番(神宮栄二君) 通告順位8番,もりや新風会,神宮栄二でございます。本日は,朝一番の一般質問ということで,若干緊張しております。お聞き苦しい点がありましたら,申しわけございませんが,よろしくご拝聴のほどお願いいたします。  私は今回,4件の質問事項を通告させていただきました。守谷市の高校について,シルバークラブ補助金について,北守谷周回遊歩道陸橋補修工事について,売却した公有地,中央3−17−3のその後について,この質問事項につきまして,若干,私,2番目のシルバークラブと称したんですが,これ正しくは,事業名はシニアクラブだそうで,この点については修正させていただきます。  1番の守谷市の高校について,この質問から始めさせていただきます。  この高校についてという質問項目を書きましたら,事務局のほうから問い合わせがありました。高校については県行政で,市政の一般質問には適さないんではないかという指摘でございました。私も確かに守谷市の高校についてと書いたのが,非常に問題かなと思いました。正しく表現するならば,守谷市の高校生についてという表現が正しいかと思います。  1番目の質問の守谷市の高校生の現状について。  15歳で中学校を卒業し,義務教育を終えた後,子供たちは自由な意思で高校や専修学校,あるいは就職することもできます。茨城県の平成30年の高校進学率98.8%,専修学校を入れたら,恐らく99%になるんではないかなと思います。約1%の方が就職されているということでございます。  顧みれば,私が高校を受験したころは,昭和41年か2年だったと思うんですけれども,そのころ,私のような田舎の中学では高校の進学率は半分,約50%でございました。まだ一部,就職列車というのが残っていた時代でございます。  既に,この15歳を過ぎた子供たちは進路として高校に向かう,そして15歳から18歳まで高校で過ごして,その後,大学や,また専門学校,あるいは就職等に向かわれるわけですけれども,この15歳から18歳,主に高校生の方々はまだ子供でございます。「子育て王国もりや」と言われる,この守谷にとって大事な子供でございます。その子供たちの進路について,かねてより,私はどこに行っているんだろうという疑問を持っておりました。守谷市にも県立の守谷高等学校がございます。  しかし,守谷市の15歳の中学卒業した子供たちは,守谷高校をどれくらい選択しているんだろうと,それ以外の子供たちは県内の他の公立校,あるいは私立校,あるいは千葉県や,場合によっては東京まで行っている子供もいるかもしれません。先日,中学校の校長先生にお会いしたときに,中学校から高校に行かれた子供たちの内容は把握されていますかとお聞きしました。全て把握していますと,自信を持って答えられました。中学校から高校に進学するに当たって,十分な面接や面談して,子供たちの進路の相談を乗り,そして適正な高校へ進学されたものと思います。  私は小学校は大井沢,それから中学校は御所中が担当で,卒業式に,入学式に出させていただいております。もう4年,入学式,卒業式出させていただいているんですが,議員になって,最初の年の3月の卒業式の折,小学校の卒業式で,私服,俗に言う私立中学校の制服で来られているお子さんが大井沢小学校で,私は数えました。十二,三人おられたと思います。  ことし3月,同じように卒業式のときに,私立の中学に行かれる子供たちが何人ぐらいいるのかなと思って,私立の制服を数えました。8人だったです。中学の卒業式のときは,まだ公立高校の発表がありませんので,全員学生服やセーラー服で臨まれます。ところが小学校の卒業式のときは,既に私立の中学の発表が行われているので,子供たちは,その私立の制服を着て,卒業式に臨まれます。  子供たちは,その中学から私立に向かわれた場合,恐らく守谷の中学校でも,その先の進路はつかめないと思います。当然だと思います。最近では東風小学校ですとか,あるいは江戸川学園の小学校,小学校から私立の学校も出てきております。この辺については,小学校から把握することは難しくなっているのが現状じゃないかなと思いました。  それで,ヒアリングの際に,教育部の方にお聞きしました。守谷の高校生って,どこに行っているんですか。これが最初の質問でございます。大体1学年,我々が認識しているのは,650名から700名弱ぐらいの学年,15歳の子供がいると思うんですけれども,その行き先が気になったわけなんですね。  最初の質問,守谷市の高校生はどこの学校に進学されているのか,上位校についてお答えください。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 守谷市内の4中学校の卒業生について進学先,主なもの,10個ほどでよろしいでしょうか。 ◆3番(神宮栄二君) はい。 ◎教育部長(宇田野信彦君) お答えさせていただきます。  平成30年度の市内4中学校の卒業生,合計が647名おりました。高校進学の内訳をまず申し上げますと,県内の公立学校,こちらが418名,県外の公立が34名,県内私立,こちらが122名,県外の私立が46名という進学先になっています。  実際の進学先の学校なんですけれども,上位から名称のみと,それから人数をお答えしたいと思います。まず,一番多いのが水海道第一,こちらが69名,2番目が守谷61名,伊奈49名,竹園46名,取手第一40名,つくば秀英35名,藤代26名,土浦日本大学24名,下妻第一21名,東洋大牛久19名,以上が進学先で多い高校,10校となります。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 一番多かったのが,お隣,常総市の水海道一校,海一と,私ら,よく言っておりますし,私の子供なんかの高校のときに,海一は難しいよと,よく言われました。難しいとか,簡単だという表現は大変失礼なんですけれども,昔懐かしい偏差値というのを調べてみました。海一,これ偏差値62なんですね。守谷高校が43,伊奈高校が49,竹園は69,取手第一50,藤代59,その他,下妻第一63,竜一68,いろいろ続きます。最も茨城県で難しいのは,恐らく偏差値で言えば,江戸取の医学部コース,74だそうです。 一般の進学クラスでも71ということで,もういかに難関な学校かということがわかります。  これをなぜ知りたかったかというと,子供たちは水海道一高,行くとすれば,私は北守谷に住んでいますので,自転車で行くかもしれません。しかし,みずき野に住んでおられる方は自転車では行けません。恐らく多分,守谷までバスで来て,乗りかえて,行くか,あるいは常総線で水海道まで行って,歩くか,何かそのような方法で通学されているんじゃないかと。  伊奈高校については,逆に今度は,みずき野からは自転車で行くことができるかもしれません。北守谷からは難しいのかなと,守谷駅まで行って,守谷からバスに乗りかえて,行くのかな,などと思いました。  竹園やつくばの秀英などは,恐らくTXを使ったりして,行くことが多いんではないかと思ったんですが,最近ではスクールバスが新守谷駅を中心に迎えに来ています。けさも久保ケ丘2丁目,養老乃滝の前に伊奈高校のスクールバスが来ていました。びっくりしました。伊奈高校は北守谷までスクールバスを出していただいている。これなぜか,守谷の教育,保幼小中高一貫教育ですか,これが実施されてから,守谷市の中学生,非常にレベルが上がっていると。学力テスト等を行われても,県内でも有数の成績である。守谷で育った子供を,各私立を中心の高校を初め,公立高校までが守谷まで来て,生徒を持っていくというような状況が続いております。  この辺,保幼小中高一貫教育の成果だと思うんですが,この辺について,教育長はどのようなご感想をお持ちでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 大変申しわけございません。今,質問の趣旨というか,内容がよくわかりませんでした。具体的にどんなことをお答えしたらいいのか,もう一度,お願いしてよろしいでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 守谷市には多くの私立高校を初め,公立の高校までがスクールバスを出して,守谷の高校生,中学から卒業された高校生を迎えにくるような状態になっている。かつて,私の子供がいた時代は,ほとんど送迎バスというのは見かけませんでした。これは最近の保幼小中高一貫教育の成果が,中学生のレベルを大きく押し上げているんじゃないかと,県内トップクラスと言われる中学校の実力が上がってきているんではないかなと思います。先ほど言いましたように,小学校卒業生で私立に行かれる,中学に行かれる子供がふえていません。父兄の方からこのような話を聞きます。中学校は守谷で十分だと,守谷のレベルは高いから,わざわざ私立の中学まで行く必要はないと,守谷で中学までやれば,しっかり学力がつくというご父兄の方からのご意見が出ております。この保幼小中高一貫教育の成果ではないかと思うんですが,その辺について,教育長,ご意見を聞かせてください。 ○議長(梅木伸治君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 守谷の一貫教育「きらめきプロジェクト」が,子供たちの進路選択に向かって「きらめきプロジェクト」,一貫教育を進めているということではありませんが,子供たちの人格形成,広い意味での子供たちの可能性を伸ばしていくという,そういう形で,守谷の教育を今進めているところであります。  その結果として,いろいろな形で,学力だけではなくていろいろな部分で,成果が見えてきているということは確かなことだというふうに,私どもも感じているところもございます。そういったことに,ほかの市町村,あるいはほかの保護者の方からも評価をされて,そういった形でスクールバス等が動いているんであるとすれば,それもまた,守谷の教育の成果の一つかなということで,ありがたいことだなという,そういう思いは持ったところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 保幼小中高と,一貫教育となっているんですけれども,この場合の高とは,どこを指すんですか,何を指されるんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 教育部長宇田野信彦君。 ◎教育部長(宇田野信彦君) 保幼小中高一貫教育における高,この高校は守谷高校ということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 非常にわかりやすく,守谷には高校は守谷高校しかございません。  2番目の質問です。近隣地区の高校の現状について。  これ,守谷は先ほども言いましたように県立校,公立校は1校のみでございます。常総市は石下と合併したこともありまして,公立高校が3校。つくばみらい,これも公立校1校,伊奈高校だけですね。それから,つくば市,ここは公立5校,私立2校。取手,ここも藤代と合併していますので,公立校5校,私立校2校,7校。龍ケ崎,公立校3校,私立校1校,4校。牛久,公立2校,私立1校,3校。土浦,公立5校,私立2校,7校。
     市制を引いているところで,公立校1校のみというのは,守谷,つくばみらい,北茨城,潮来,稲敷,かすみがうら,この市のみが公立校1校のみの市でございます。この近隣地区の高校の現状について,守谷市はどのような,子供たちに対する受け皿についてを聞いております。15歳から18歳の子供たちに対して,どのような施策を持って,子供たちを守谷市は育てていこうとされているのか。松丸市長,どのようなお考えをお持ちですか。「子育て王国もりや」。 ○議長(梅木伸治君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 神宮議員のご質問にお答えをさせていただきたいというふうに思います。  守谷の教育,いろいろな形で評価をされていること,大変ありがたいと思っております。ただ守谷,学校教育は進路,進学ということで,特定の高校にとか,そういうことで進めているわけではございません。結果として,それぞれの学校に進むということはあると思いますが,どこの高校へといった形で進めているわけではなくて,どこの高校に行っても,あるいは,どういう形で進路選択をしても,大丈夫なような力をつけていくこと。15歳から18歳の高校生活に耐えられるような,あるいはその高校生活を契機にして,さらに伸びていくような子供たちを小中学校の「きらめきプロジェクト」,一貫教育の中で育てていく,そういったことが守谷の特色になっているというふうに思いますし,今進めていることも,現に進めていることも,そういう考え方にのっとって,15歳,新たな選択をした,その後も,守谷の教育が生きて働くような,そういう子供たちに育てていく,そういう考え方で,守谷の教育を今進めているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 教育長,ありがとうございました。私は要するに,15歳から18歳の子供たちの受け入れる環境,「子育て王国もりや」と言われる,ことし施政方針で市長がはっきりと申し上げておられたですけれども,15歳も18歳もまだ子供です。その子供たちがTXや関東鉄道や,バスやスクールバス等で守谷市外に出ているわけなんですね。守谷高校の定員からしますと,60名除くと,約180名が守谷市外から入ってきています。3学年で540名,守谷市の子供たちが外部に出ているのは,先ほど守谷高校を除いた580名と言われましたけれども,中学から行っている人数まで含めたら,六百数十名になろうかと思います。3学年合わせて1,800名以上,それらの子供たちが高校に向かうために守谷市を離れているわけです。  こういった環境について,「子育て王国もりや」,15歳から18歳も子供でございます。松丸市長はどのような,この15歳から18歳の子供たちに対して,環境を整備していかれるおつもりなのか,お聞きしております。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 教育の内容等については,今教育長が申し上げたとおりだろうというふうに思いますし,守谷市として今取り組んでいく「子育て王国もりや」,ある意味では,妊産婦から,そして幼稚園,保育園,そして小学校,中学校というところが我々の課せられた機関だというふうに思っておりますし,高校生がある意味では,先ほど,議員おっしゃったように,いろいろな選択肢の中で,守谷から巣立っていっている。守谷はたまたまTX等々もございますので,高校を選択するという意味では,都内も含めていろいろな選択肢があるんだろうというふうに思います。そういう中で,子供たちが中学校まで学んで,それから自分の進路という部分を決めて,自分の思いどおりの道へ進めるような中学校の環境を整えていくということが,我々の行政並びに議会の皆さんとの協議の中で,予算等々もつけているというのが現状だろうというふうに思います。  高校生という中で,国はこれから無償化ということも始めておりますので,高校生に関しての今守谷市としての対応策というのは,今具体的にはないというふうに思っています。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 市長も行政のトップになられて2年半以上たたれると思うんですが,先ほど,私は市内の高校の数について,近隣市町村の高校の数を述べさせていただきました。これまで茨城県の教育部,あるいは大井川知事含めて,高校が足りないというような陳情をされたことはございませんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 公立高校陳情ということであればございません。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 私はできれば,守谷市に新たな,先ほど公立とも言わず,私立でも構わないと思うんですが,高校,受け皿をつくって,子供たちの選択肢を守谷市内にも求めていくべきではないかと思っております。  ちなみに,市立の高校というのがございます,全国に。これ全国に186校,市立高校がございます。有名なのはスポーツで盛んだった市立船橋ですか,私はもう本当熱く,サッカーファンだったもんですから,市船,市船と言って,市立の船橋高校のスポーツを強化した高校のことはよく知っております。これ全国186の市立高校,北関東では栃木と茨城はゼロです。群馬は高崎,前橋,桐生,太田と4校,市立高を持っております。全国見ますと,大体は大きな市が多いです。神奈川県でしたら,川崎とか横浜なんかが市立高校なんかが多いと思います。札幌もそうですね。大きな市でなければ,高校を市立で運営していくのは難しいのかもしれません。  しかし,できないという答えでは,この186校はないように思うんですね。市立高校,現実に全国で186校あるわけです。守谷市立高等学校があっても,おかしくないんではないかなと思います。高校は箱物じゃないですよね。先ほど,立派な教育の保幼小中一貫,高と言われた受け皿の一環であるはずです。中学に関してもタブレット等の経費等で,年間2億円近く使われている,それが逆に本当にいい効果をあらわして,学力が上がっているという結果が出ています。ぜひ,市立校も検討の一つではないかなと思います。  3番目に,公立中高一貫校の新設の可能性についてということで出しております。  中高一貫校については,三つ種類があります。中等教育学校,それから併設型,それから連携型と。中等教育学校は建物も学校の運営も全て1箇所で行われると。併設型,それからまた,連携型という形で,一貫校あるわけなんですけれども,この中等教育学校を含め,今回茨城のほうで,2022年までに10校設置する計画が発表されております。太田第一,鉾田第一,鹿嶋,竜ヶ崎第一,下館第一が2020年度,水戸第一,土浦第一,勝田が2021年度,そして下妻第一,水海道第一が2022年度,この公立中高一貫教育,先日も新聞で話題になりましたけれども,開設に当たって下館の説明会,700人の席が入り切れなかったと,父兄の方々が余りにも多く説明会に来られて,会場へ入り切れない状態だったと言われております。  なぜ,これだけ父兄の方々が関心を持つんだろうと,私も思っておりました。そうしましたら,たまたまこの朝日進学情報というチラシが入りました。それで,公立中高一貫校が,大学入試で非常に存在感を示してきていると。  しかも,この特集の中で,「古河中等教育学校1期生が健闘」と書いてあります。えっと思ったんですね。これ昔,総和高校と言ったようです。古河市と合併していますので,古河の中等教育学校になっていますけれども,総和高等学校,ヒアリングのときに教えていただきましたけれども,昔は総高(そうたか)と言っていたらしいです。総高,総高と言われていた高等学校らしいんですが,いろいろ調べてみましたら,古い資料かもしれませんけれども,偏差値は40だったそうです。だから恐らく,町の高校でそう大きな進学があったとは思えない高校なんですけれども,この30年の進学の実績を見てびっくりしました。国公立大学ですね,東大,京大,北海道含めて,防衛大まで入れますと,35人が国公立大学に合格しております。俗に言うGMARCH,あるいは早慶上智,医大含めて,多くのお子さんがことし合格されたという実績が出ております。決して大学進学だけが目的ではないと思うんですけれども,6年間のゆとりある教育,カリキュラムが非常に評価されているというのが,この記事の内容でございます。  今回10校,茨城県で新設されるということが決まったんですけれども,守谷についても公立中高一貫校の新設の可能性について,あるのかないのか,そこをお聞きいたします。 ○議長(梅木伸治君) 教育長町田 香君。 ◎教育長(町田香君) 神宮議員には,守谷の子供たちの将来のことについて,いろいろお考えがあって,アドバイスもいただいております。ありがたいことだと思っております。  守谷の公立の中高の一貫学校ということですけれども,現実的な話をすれば,現実的な問題として考えていくことは非常に難しいというふうに思います。理由は幾つかありまして,大きく3点,まず一つは,市立ということですから,守谷で先生方の人件費,給料ですね,そういったものも含めて,守谷で全部持つという形になります。例えばお隣の柏高校,市立の柏高校は,人件費だけでも6億円かかっているということであります。そのほか,施設の維持管理等も含めて考えてまいりますと,10億円を超える予算の計上が必要になってくるというようなことでございます。その10億円に守谷が耐えられるかどうか,そのところは,私はわかりませんけれども,非常に現実的には難しいのではないかなというふうに思います。  それから,もう一点は,この人事に関してですが,小中学校は県費負担教職員ということで,県のほうで人事についても進めます。給料,人件費その他についても,県のほうの負担ということになります。市立の中学校,高等学校ということになると,それが全部市で賄うということになります。人事について,どういうふうにしていくのか,県のほうで協力をしていただいて,人事を守谷の新しくできた公立の中学校,高校に配置をしていただけるのかどうか,その辺のところも非常に難しい問題だと思いますし,現実にはなかなか大変かなという思いがしております。  それから,3点目は,これが一番大きな問題だと思いますが,進路,進学に関しては,子供たちの希望があって,思いがあって,それを受けた保護者の考えがあってということで,子供たちの可能性を伸ばす,その選択肢を広げていく,そういった部分で,最終的には進路選択も行われていくんだろうというふうに思います。そのときに,今,守谷の子供たちは近隣の市町村の学校,あるいは千葉の学校等も含めて,30校以上のところに進んでおります。これは子供たちと保護者の願いをもとにした形ででき上がった,そういう形です。守谷に例えばその中学校,高校ができたとして,守谷の子供たちが全部そこに入るかどうかという問題ですね。そこのところが一番大きな問題だと思います。小中学校は就学校の指定ということで,教育委員会が居住地にある学校に就学をしなさい,入りなさいということを指示ができます。高校に関しては,それができません。守谷で,もし守谷の高校をつくって,守谷の子供たちが全部守谷の高校に,新しくつくった高校に入りなさいということが果たしてできるのかどうか,現実には無理だと思います。  そういった何点かの理由から考えてみても,守谷にこの中高一貫,公立の守谷市立の中高一貫という形で進めていくことは非常に困難さがつきまとうということだと思います。現実には,現実の問題として考えていくには,非常に難しいハードルを越えていかなければならないな,そんな思いがあります。  結論から申し上げれば,現状,そういった形で進めていくことは非常に難しい,不可能に近い形ではないのかなと,そういう思いを持っております。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 公立の中高一貫校の新設ということで,市立とお考えになったかもしれませんけれども,現実に守谷には高校が県立でございますんで,そことの連携したような一貫校,いろいろな考え方があると思いますし,また私立の中高一貫校の誘致等も可能性があるんではないかと。つくばみらい市側にあります開智学園の高校についても,検討の余地があるんではないかなと思って,この辺のご質問をさせていただいております。  1番については,これで終わりにさせていただきます。  2番のシルバークラブシニアクラブの補助金についてなんですが,補助金ですから,本来だと3年間で切られるわけなんですけれども,守谷市では,この補助金がもうずっと継続している事業がたくさんございます。補助金審議会で,それらの補助金申請書を審議して,答申という形で行政側に上げて,その後にシニアクラブ補助金として,事業予算が我々議会のほうに提示されるわけです。  議会のほうに提示される内容については,単位クラブ別のそれぞれの補助金の申請書は添付されておりません。一括して,何クラブで金額幾らという形で,我々のほうには議案として上がっております。  最近の補助金額とクラブ数,平成28年,29年,30年あたりで,クラブ数と補助金額,単位クラブのみで結構ですので教えてください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  今,単位クラブのほうが平成29年度,30年度,19クラブとなっております。平成28年度,29年度,30年度というご質問だったと思いますが,クラブ数自体は変わりありません。  平成29年度以降,要綱改正に伴いまして,補助金の金額のほうが変わっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) ことしの補助金審議会の資料を申請書全て,傍聴しましたらいただきまして,その内容で各単位クラブの申請内容を把握させていただきました。  ずっと見ていたんですけれども,平成28年に単位クラブで133万円だったものが,平成29年に134万円,平成30年に167万9,000円と上がっております。この平成29年から平成30年予算で上がった理由をお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  先ほど申し上げました平成29年度要綱改正に伴いまして,この補助金の金額の算定方法を均等割,あとは会員数ということで,あと,また活動の状況,それを踏まえて算定を変えました。ということで,この基準単価のほうが変わりましたので,そちら,あと人数ということでふえたという計算になります。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) ふえたクラブの金額を見てみました。平成28年から平成29年に大幅にふえるわけですね。これまで補助金額が7万8,000円だったところが,平成29年度に15万9,000円,この地区については,三つクラブがあるわけですけれども,三つクラブともほぼ倍額になっております。先ほど,ご回答で事業の活動内容をきちんと精査した上で,この金額が倍額になったということを言われたと,ご回答されたと思います。  それで私も,平成31年度のこれは事業計画書ですけれども,見てみました。もういろいろなスクールサポーターとか,防犯パトロールとかあるわけなんですね。防犯パトロールの項目,実施日,月3回,この第一のクラブでは防犯パトロール,月3回やって3人,これ年間の数字ですよ。環境美化,年4回,7人。その他,社会奉仕関係,合計56人に4万円を使いましたと,ここの会,会員数119名。教養講座等,史跡散歩の会,月1回,月1回で年12回やるんですね,4人。これ第二,第三も4人,4人。いろいろ,マージャン同好会,これ人数多そうだなと思ったんです。月4回,7人,12人,13人。教養関係の合計91人,9万400円使いますと,活動費を充当されております。  当然,これは事業計画書ですから,補助金の場合は,結果報告も出されているはずです。この内容について,結果についてどのように精査されたのか,お聞きいたします ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  各クラブの活動状況につきましては,交付要綱に基づきまして,報告書を提出いただきまして,各サークルの状況を確認しております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) この地区はシニアクラブは三つございます。当然,シニアクラブごとに総会が開かれているもんだと,私は思っております。シニアクラブに入っている方にお聞きしました,年1回だけですと。三つのクラブがそれぞれの会計,単位クラブとして申請しているにもかかわらず,総会は年1回,その内容については,ご承知されているんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  ご指摘の3クラブの総会につきましては,会長,役員等から確認しております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) だから,総会の内容をどのように確認されていますか,とお聞きしたんですが,会長がそれぞれ名前が違うのは,こちらも知っております。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  当日,総会に出席していることはございませんが,総会の資料等を確認させていただいて,会長,役員さんのほうから内容の確認をしているという,大筋の内容を聞いているということです。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 2番目の質問をします。  単位クラブと連合会について,このシニアクラブには連合会がございます。連合会がいろいろ大きな企画,スポーツ大会だとか,いろいろな企画をメーンに企画されて,各単位クラブの方々がやられるということだと思うんですが,この単位クラブと連合会について,連合会は,この単位クラブの申請を承認する立場にありますか。それとも,保健福祉部のほうで,それぞれの単位クラブについては承認されていますか。どちらになりますか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  この単位クラブと連合会の関係でございますが,単位クラブの補助金等につきましては,介護福祉課が窓口になっておりまして,市に対して申請を単位クラブ上げていただいて,補助金審議会の答申を受けて,決定通知のほうを出すという形で,連合会がまとめをしているということではございません。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 次の質問に行きます。  今後の見通し,ことし,まちづくり協議会が全域ではないですけれども,立ち上がって,敬老事業がまちづくり協議会の中に組み込まれてきております。このシニアクラブの補助金についても,今後,まちづくり協議会との連携の可能性があるのかどうかをお聞きいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) シニアクラブの今後につきまして,今シニアクラブの運営につきましては,老人福祉法の中で,高齢者の福祉の増進を目的に,市が推進しているところでございます。今後,活動の連携,あと調整等,体制の整備や援助につきましては,この法律のもとに努めていかなければならないと,私のほうは考えております。このようなことから,現状ではまちづくり協議会の中でというよりは,市の役割として,シニアクラブの活動を支援していく考えでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 次の質問に移ります。  3番目,北守谷周回の遊歩道の陸橋補修工事について。  この工事の目的と内容について,主に入札価格と工事内容について教えてください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) お答えいたします。  今回の補修工事は,長寿命化計画修繕計画に基づきまして,橋梁本体それから主塔等を対象に,損傷個所の修復及び第三者被害防止対策等を目的に実施してございます。  補修の主な骨子でございますけれども,地覆部等の損傷個所の断面修復,主桁等のひび割れ補修工,それから伸縮継ぎ手の交換,橋面の防水工の実施でございます。  また,第三者被害防止ということで,コンクリート片の落下により,車それから歩行者の被害防止策として,水色系のウレタン系樹脂の剥落防止剤を車や歩行者がアンダーパスする橋梁の地覆部及び主塔に施工してございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) この工事の内容で,多分,恐らく図面も当然あるわけなんですけれども,どこからどこまでを補修工事の対象とされているのか。当然,4車線の市道をまたいで橋がかかっているわけですけれども,今回の補習工事の内容は階段,あるいはその橋に続く道路全て,その範囲が非常に不明確でございます。それについてお答えください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 今回の補修工事のエリアでございますけれども,先ほど申しました橋梁の本体を主として補修してございますので,本体以外の取りつけ部分,スロープのすりつけ部分等は当初入ってございませんでした。その後,設計書と現地のほうのすり合わせですね。請負業者のほうと協議して,見たところ,すりつけ部分,テラス, 立沢公園側ですか,そちらのほうのすりつける部分が伸縮継ぎ手のところで,段差がありましたので,今のところでタイルですね,登板舗装のところを10メートルすりつける区間を延ばした経緯がございます。  それから小学校側,こちらにつきましても,橋梁は終わってございますけれども,その先の歩道の舗装が傷んでいましたので,その間50メートルを変更で追加いたしました。今回の階段等の補修のほうは対象外ということで,補修の対象にはしてございませんでした。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) この工事の看板に「歩道橋を直しています」と書いてあります。今,次長言われたように「橋梁修繕工事」とも表示されております。この歩道橋,広辞苑で調べました。「横断歩道にかわるものとして設けた陸橋」と書いてあります。当然のことながら,端から端までが歩道橋になるのではないですか。橋の部分だけが橋梁という,それでは入札した際に,橋梁として入札して,どこからどこまでという範囲が幾らの金額で明示されて,落札されたものですか。
    ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 当初,発注した範囲というのは,先ほど申しました,すりつけ部分はなくて,あと階段部分等が最初から入ってございません。  金額のほうでございますけれども,設計金額に税込みで申しますと,5,975万6,400円でございます。骨子として,そのときに設計書に記載されている骨子のほうを読み上げてみます。  まず,山王歩道橋延長195.3,幅員4という,まず契約がございます。補修内容が橋梁補修工,断面修復ひび割れ補修,それから剥落防止工,それから筋が剥落防止工の502平米,それから橋梁附属ですね,伸縮継ぎ手,それから地覆部の取水口,こちらが24メートル,舗装工が802平米,平方メートル,それから床版防水工,こちらも同じく802平米ということで,それから仮設,足場ですね,足場が2,000平米ということで,それから附帯工一式というので,設計書には記載させていただいてございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 2番目の質問に移ります。  これ3月から工事入っていたんですけれども,子供たちが学校へ行き始める4月の第1週,通行どめがされておりました。学校側から防犯連絡員のほうへ立哨の要請が出ました。立沢公園入り口,久保ケ丘交番前ですね,あの箇所を4車線の市道を渡らなくてはいけない,危険なんで,立哨して安全を確保してほしいということでございます。この交差点のご記憶がある方はシニアクラブ幹事,御所ケ丘友の会会長タケダさんが交通事故に遭った場所でございます。瀕死の重傷を負って,3週間近く意識がなかったというところで,子供たち2人,御所ケ丘小学校の2人の子供が,それを交番と身の安全を確保して表彰を受けたという記事も,新聞で見られた方があるかと思います。非常に危険性が高い,その4車線の道路を,しかも感応式の信号のために,渡る車がどうしても急ぎがちになりやすい交差点でございます。  この工事が始まるに当たって,都市整備部のほうから学校教育課あたりにきちんと連絡が行ったのかどうか,この辺についてお聞きいたします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) お答えいたします。  それでは,工事の周知について,時系列にご説明させていただきます。  まず,工事内容や交通規制等についての工事のお知らせにつきましては,工事着手前に広報や隣接区長を通して回覧を行ってございます。また同様に,決まりました請負業者のほうもお知らせを行ってございます。この山王歩道橋はご承知のとおり,御所ケ丘小学校の通学路に指定されておりましたので,学校教育課を通して御所ケ丘小学校のほうに通知をいたしました。この工事はおっしゃるとおり,工事の途中から全面通行になりますので,4月1日から全面通行予定してございましたので,2週間前の3月18日に,学校教育課を通して御所ケ丘小学校に通知していただきました。  また,現地看板においても,その日,4月1日,現地看板においても,通行どめの予告看板を設置して,通知した次第でございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 非常に子供たちの安全が確保が叫ばれている中で,十分な周知がなされてないんではないかということで,この質問をさせていただきました。当然,学校教育課は,その周知を受けたら学校側に通知し,また学校はPTA等に連絡するんでしょうけれども,3月から4月というのはPTAの役員交代時期でございます。PTAが不在の時期に工事が行われている可能性が多いのではないかと,新たなPTAの役員等が決まるのは新年度だと思います。それで,学校側からPTAでは回らないのでということで,防犯のほうへ要請があり,御所ケ丘,久保ケ丘の好意のある防犯連絡員が,あそこに立哨して,子供たちの安全を確保するという活動をしていただきました。本当に感謝しております。  あと,北守谷には当然,陸橋というのは四つあるわけなんで,三つの陸橋の工事予定をお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部次長飯塚俊雄君。 ◎都市整備部次長(飯塚俊雄君) 3橋の工事予定についてご説明いたします。  平成29年度に実施した定期点検をもとに,平成30年策定した橋梁長寿命化計画に載りまして,後田歩道橋は,令和3年に工事に着手します。素住台歩道橋,それから深田歩道橋につきましては,令和5年に修繕工事を計画してございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 最後の質問に移ります。もう議員やりまして,もう4年目になって,質問回数もあと何回もありません。何か思い残すことはと思って,この質問を取り上げました。  売却した公有地,中央3−17−3,俗に,私はここに中央3丁目「くいは残った」と書いて,ファイルを持っているんですけれども,このくいの問題のその後でございます。昨年9月定例月議会ですかね,佐藤議員が質問をされております。これまで書面のやりとりだけで進んでいるということでございます。主張をあらわす書面,準備書面を出して,それに対して反論の文書が出され,再反論の文書が出され,再々反論の文書が出されるという状態が続いているということで,前回9月定例月議会でも,ご報告されております。  この土地について,私も2017年6月定例月議会で,この土地区画整理組合の解散後の土地の売買について,1億8,700万円の土地が,なぜか1億3,800万円で売られたと,市税が約5,000万円浪費されているけれども,どうなっているのかということで質問をさせていただきました。ほかにも物件はあったわけなんですけれども,記憶が新しいところでございます。  その後,購入された友愛ペットさんが,賃貸マンションを建てようとして,くいがあることに気がついて,その後,話し合い,そして最終的に訴訟に持ち込まれたわけでございます。現状はどうなっているのか,まず,お伺いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) 裁判の現状について,お答えさせていただきます。  今,議員からもありましたように,昨年9月にも一度お答えさせていただきましたが,その後,10月,2月,4月ということで3回,通算では12回の裁判が行われたところでございます。そして,10月17日の第10回目の裁判では,それまで,くいがあったから建物が立たないということで,その撤去費用を求める訴えがあったわけですが,それの金額について,それだけ本当に必要なのか,もっと安くする施工方法があるんではないかということを,こちらから主張を繰り返していた経緯がございます。  そういうことのあった中で,第10回目の裁判において,裁判所のほうからは,このままお互いの主張を繰り返していくのか,それとも,専門知識を持った専門委員というものを設置して,そこの意見を聞いて,裁判所が判断を示すという制度がございます。これは,建築関係の専門,資格を持った方です。そういうやり方,どちらをお互い,原告・被告が望むのか,それを次回に意見として聞かせてほしいというのが10回目でございます。  それを受けて,市としては,議会等の意見などをお聞きしながら,今回の案件については,裁判所としての判断を得るべきであろうということから,今回の訴訟に至ったわけでございますので,次回の,その次の11回目のときには,被告の市のほうとしては,議会の説明との関連から,和解に進むことは難しい。そして,お互いが主張しているくいの撤去費用を鑑定してもらって,裁判所のほうで判決を出してほしいという意向を,市は出しております。  原告のほうは,市のそういう状況は理解し,判決に向けて進めていくことはやむを得ない。そして,専門委員という知見を持った方に入っていただいて,今後の裁判を進めてほしいという意見をお互いが,原告・被告それぞれの意見を述べております。  それを踏まえまして,裁判所は次回以降,それではその知見を持った専門委員に裁判の中で意見を述べていただいて,判決を出す方向で進めていきましょうというところが,裁判所から示されております。  直近の第12回目,これが4月10日にございました。そのときに初めて,1級の構造建築士という方が専門委員に入っていまして,くいを抜かずに,現在では改良ぐいを抜かずに,新たなくいを設置して,建物を建築する工法があるんだというような意見が専門員の方から出されているところでございます。  そして,あそこは住宅地の中にありますが,周辺に悪影響を及ぼさないような,振動とか騒音に優しい工法も,現在はあるというようなところが専門委員からは出されております。  それを踏まえまして,裁判所のほうからは,それらの専門委員の意見を踏まえて,市が施工しました改良ぐいを抜かずに,基礎くいを打つ方向で工事をした場合,どの程度の経費をかかるのか,それは原告側,被告側,それぞれに対して,改めてその見積もりを提出してくださいというような求めがありました。これが直近の第12回目,本年4月の裁判の状況でございます。次回が5月末を予定されているという現在の状況です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 詳細にわたってありがとうございました。  2番目の質問です。これまでの経費について,もうこれだけ2年以上長くなりますと,お金がかかっているんじゃないかと,我々議員だけじゃなくて,市民の方も思われると思うんです。これまでどれぐらいの経費がかかっているのか,お答えいただけますか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) 今回,市がお願いしました弁護に関しましては,平成29年4月24日,法治事務処理に関する契約書というものを締結しております。その契約に基づきまして,契約段階で,着手金として294万円程度をお支払いしてございます。そのほかに支払うものとしては,最終的に判決が確定した段階での成功報酬,それから公判のたびに裁判所に足を運んでいただいておりますが,これらにつきましては,これ成功報酬と実費,負担分につきましては,現在,審議が進んでおります第一審が確定した段階で,精算としてお支払いするような契約となっておりますので,現時点では契約段階での着手金のみが支出されているという状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 実際に幾らの請求書が届くのか,非常に不安には思っております。今後の見通しについて,どのようなお考えをお持ちですか。 ○議長(梅木伸治君) 総務部長坂 浩君。 ◎総務部長(坂浩君) すいません。その前に先ほどの回答に1点補足させていただきます。成功報酬でございますが,契約書上は,仮に完全勝訴となった場合には,544万円ほどという契約になっておりますので,これがマックスかなというふうになります。  それから,最後の次の質問,今後の見通しでございますが,先ほど申し上げましたように,専門委員の方が入った審理に今変わってきております。原告・被告それぞれに専門委員が示したような施工方法での見積もり額の提出が求められていて,次回がそれをもとに何らかのやりとりになるものと思っておりますが,その専門委員を入れた審議となると,それなりの時間が要するというのが,今までの実例であるようなことも聞いておりますので,裁判所の判断がどういう方向に向かうのか,あるいは,それがいつごろの時期に出てくるものなのか,というのは始まったばかりですので,現時点ではなかなか見通しが立たないというような状況になっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 神宮栄二君。 ◆3番(神宮栄二君) 長時間にわたって,ありがとうございました。このくいの問題については,今後も定期的に,もし私がいなかったとしても,どなたかが多分質問されると思います。ぜひ,忘れないでいただきたいと思っています。後ほどに大きな請求書が来ることがないよう祈って,私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで神宮栄二君の一般質問を終わります。ここで約10分間の休憩とします。                午前11時09分休憩          ──────────────────────                午前11時20分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位9番,末村英一郎君,登壇を願います。  末村英一郎君。                〔6番末村英一郎君登壇〕 ◆6番(末村英一郎君) 9番末村英一郎でございます。きっちり12時までに終わるように努力いたします。よろしくお願いいたします。  今はなき「見えバス」に関してでございます。  2年前,2月の頭からアプリが配信されて,スタートした事業だと記憶しております。 その後1年間をもって,残念ながら終了となりましたと。導入に当たっての費用としては,約1,930万円ほど,全額が地方創生加速化交付金等で賄われていたと認識しております。まず,事業スタートに際しては,華々しく市民活動支援センターでシンポジウムが行われたことをよく覚えております。  また,当時の報道等を見ますと,「茨城ビジネス「見えバス」守谷から全国へ 利便性高め地方定住促す」といった力強いタイトルの記事等も見えまして,当然,1年間のいわゆる実証実験だけで終わるつもりは,私はなかったですし,皆さんなかったのだろうと思っております。  ある市民の方からご意見いただく機会がありました。さまざまご意見いただいたんですけれども,中でも新しい事業,失敗したこと自体はしょうがないと思うが,ただ導入を決めた経緯や終了した後,なぜ終わりになったか等の説明が余りなく,いわば,なかったことのようになっているように見えるのに不信感を覚えるという趣旨のご意見をいただきました。全くそのとおりかなと思いましたので,申しわけないすけれども,今回蒸し返させていただきます。  一度,別の事業に関してなんですが,本会議の場でも申し上げたことあります。行政のミスや失敗を責め続けてはならないと考えてます。なぜなら失敗は許されないとなってしまったら,失敗する可能性をゼロにするために,何一つ新しいことはしないようにしようとするしかなくなるだろうと思うからです。それは,私も一市民として大いに困ります。 故意なき失敗は必ず許されなくてはならないと思っております。  同時に,不透明な説明ですとか,見え方にもよりますので難しいとは思いますが,隠蔽等に見えるようなものがあったとしたら,そこは逆に見逃されてはならない。なぜなら,同じ構造の失敗を防ぐことができなくなるから,今回の一般質問のテーマなのかなとも思っております。  最初の質問です。関東鉄道グループと守谷市との間の役割分担,経費負担割合等の取り決めです。  バスへ取りつけるGPS受信する車載器の行方,それにまつわる経費,こういった状況の変化が事業の中止に大きくつながったと思います。特にお金の部分ですよね。最終的に誰がお金を払うのかでもめた,そんな側面もあったように思いますが,事業スタートに当たって,どんな取り決めがされていたのか。関東鉄道グループと守谷市との間で役割分担,経費分担等に関する取り決めが,まずあったのかないのか,有無とその内容,また明確に文書化されていたかという点に関して,確認をさせてください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  議員おっしゃるとおり,「見えバス」につきましては,平成29年2月1日から平成30年4月末までという形で,実施させていただいたものでございます。関東鉄道とのやりとりなんですが,まず,こちら地方創生加速化交付金で実施をするということで,費用負担は求めないんですが,関東鉄道さんのバスに車載器をつけていただかなくてはならないので,そちらのご協力と,もしこちらがうまくいって,バスの乗降客等々がふえれば,そのときにはある程度,費用というのものを考えてほしいというようなお話をさせていただいた経緯はございます。  そういうことで,関東鉄道さんも,この「見えバス」は新たなシステムを使ったものですので,どういうような形で動くのかとか,どういうような見え方がするのか,それがどのように乗降客につながるのかというのがはっきりしないんで,まず車載器というのは協力しますよ,というような口頭でのお約束をいただいて,経費等がかからないもんですから,文書というのはやりとりはしてございません。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) まず,文書はなかったと,口頭の約束で経費に関する取り決めも,それほど詳細なものはなかったのかなという印象ですが,いわゆる実証実験と言われますけれども,路線小さな経費で,一部で実証実験やって,本番になったら広げようではなかったじゃないですか。最初から本番と同じ規模でやって,うまくいったら継続しようというか,当然,継続する気ではあったと思うんですが。では,1年たってから実証実験が正式に終了となってから,その文書云々等はやる気だったんですか。そのような認識でよろしいですか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 一応,こちら最初のスタートから申し上げますと,まずこの実証実験という形で,このシステムの中に広告も入れるというような形で検討しております。広告の収入で,ある程度,このシステムのランニングコストは賄えるということで,こちらの事業者と最初にスタートしているということでございます。  ただいろいろと,そのバスの車載器は耐用年数がございますので,そういう面は負担は経費がかかるというような形になっておりました。そういう意味から,関東鉄道とランニングコストに対しては,そういう経費の将来,文書化するというのは考えていない。  ただ車載器等々がございますので,そちらに関しましては,もしこちらの実験で成功した暁には,関東鉄道さんもそれで効果が得られるわけですから,それなりの負担をいただくような文書化というような形でしていきたいという考えはございました。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) ありがとうございます。当面,ランニングコストに関しては,広告もあるし,大きなものではないので急ぐ必要はないだろうというのがあって,車載器に関して,いずれ何かしら発生するかもしれないが,それは1年後なり,それなり,その後で文書化すれば,間に合うだろうという見込みだったのかなと思いますが,まさに1年足らずで,車載器の問題で大きく状況が変わってしまったかと思うんですが,次の質問です。関東鉄道バス営業所統合計画をいつから認識していたかです。  平成29年12月ですよね。関東鉄道の水海道営業所,取手営業所が統合し,そして守谷営業所が開設したと。伴って関東鉄道内でバス営業所,どの営業所にどのバスを配置するかとか,そういったバスの配置状況の変更が大きく,この事業の継続に影響したと思います。営業所統合計画が関東鉄道内でいつ決まっていたのか。これは憶測になってしまいますが,内容が内容ですので,場合によっては国交省に届け出,事前調整とかも必要な内容だとも思いますし,それこそ,一,二カ月前に決まったとか,そういう代物ではないと思います。下手をすると,「見えバス」プロジェクトが始まった時点で,実は決まっていたという可能性もあるかと思えるんですが,執行部としては,この営業所統合計画,守谷営業所の開設計画をいつ認識されましたか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 関東鉄道の守谷営業所ですけれども,こちらにつきましては,12月に開所してございます。都市計画法に基づく開発行為の案件でしたので,事前相談というのが,まずありました。そちらの日付が平成27年3月ごろから始まってますので,認識的にはその時点というような形でございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 計画自体は認識されていたということで,営業所の位置が変わるとバスの位置も変わる,それに伴って車載器の分散云々変わるかもしれないというのは,その時点,例えば平成29年2月前後の時点では想定されていましたか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) そちら守谷営業所に統合するという形で,お互いに,これは関東鉄道さんも守谷市においても,「見えバス」の導入計画後も,統合によってそういうような影響はないと思っていまして,そういう認識はお互いになかったというような形になっています。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 関東鉄道も影響はないと認識していたから,当然執行部としても問題視はしてなかったということですけれども,思いっ切り影響しちゃったんですけれども,そこはどういうことかなと思いますが,後ほどまた触れさせていただきます。  3番目の質問です。関東鉄道グループの「見えバス」プロジェクトに対する当初からの姿勢ということで,以前,私たち議会にも報告をいただきましたが,平成30年1月11日付,関東鉄道株式会社よりいただいた文書の一部です。「バスロケーションシステム(「見えバス」)要望についての回答書」中段以降のくだりですね。  「一昨年,貴市よりモコバスへのバスロケーションシステム導入要望と同時に,守谷市内を運行する路線バスにおいても,バスロケーションシステムの導入要望がありましたが,路線バスにつきましては,バス車両を守谷市内路線に限定した運行とすることが困難なことや市外利用者への影響等,さまざまな理由から,一度お断りさせていただきました。」と,「しかしながら,交付金の交付条件として,モコバスへのバスロケーションシステムの導入だけではなく,守谷市内を運行する路線バスへもバスロケーションシステムの導入が必要とのことから,現在は市の進めるバスロケーションシステム実証実験に対し,車載器を設置するバス車両のご提供をさせていただくという形で,ご協力をさせていただいているところであります。」という表現がございます。  「一度お断りさせていただきました。」と明言しているという点と,あと最後に「ご協力をさせていただいている」んですよというところから,甚だ後ろ向きな姿勢が感じられるところでございます。  もう一点,ご紹介させていただきます。  市民の方が関東鉄道に問い合わせを行いまして,取締役名で判こもきちんとついてある,正式回答文書のような形,その一部からの抜粋です。ご本人の許可の上,ご紹介させていただきます。  「見えバス」プロジェクトに関するくだり,「当該サービスについては,守谷市独自の施策として実施され,弊社は協力事業者として車載器の設置場所等を提供したにすぎません。 したがいまして,当該サービスの存続の可否について弊社が関与できるものではありません。また,現在弊社としてのサービスとして,バスロケーションシステムの導入について検討を進めているところです。」だそうです。  私,これ読んだとき,すごくびっくりしたんですけれども,正直申し上げまして。「見えバス」プロジェクトのサービス存続の可否について,関東鉄道は関与できるものではないそうです。
     また,その後に続く文章として,関東鉄道のサービスとして,バスロケーションシステムの検討を進めているんですよ,という文章をつけ加えるというのかな,これはもうどういうことかなと,私驚いたんですけれども,伺います。プロジェクトスタート時点から,関東鉄道の姿勢についてお伺いいたしますが,極めて後ろ向きな姿勢がもう目に見えたんじゃないかと思いますが,部長のご認識はいかがですか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 私,くしくも,そのとき担当課長でしたので,私,交渉に行かせていただいております。最初,担当のほうで,行ったときには,先ほどの文書のようなことがあるので,なかなか協力できないんだというような形で帰ってきております。  その後,私,出向きまして,関東鉄道さんはお客様を獲得する,またはお客様サービスというのを,どういうふうな形で考えているんですかというようなお話をさせていただいて,今回バスロケーションという形で,システムを導入すれば,お客様も使いやすくなるというようなことから,どうにか協力してほしいというような形でお願いしたところ,そしたら,何台以上バスがつけないと,先ほど言ったように,取手に行ったり坂東に行ったりというのがありますので,こんだけの台数になっちゃいますよというようなお話をしていただきました。そしたらば,その台数はつけますということで,それならば,ご協力いたしますというような回答を得たというような形です。  甚だびっくりしたのは,今現在,関東鉄道さんのほうでバスロケーションの検討をしているというのは,私は寝耳に水でして,今,都市整備部のほうで担当してございますが,そういう話はまだ一度も私は伺っておりません。もしそういうような形で検討していれば,逆に喜ばしいことだと,私は考えてまして,なるべく早くやってほしいというのが,私の考えでございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 独自のバスロケーションシステムに関しては,寝耳に水ということですが,当然驚きます。私もびっくりしまして,公共交通の活性化協議会等でも,そういう話が出たことは当然ないと思います。  いずれにせよ,相当積極的な姿勢だったとは言いがたい面があるのは,ご認識があったかと思うんですが,何とか協力をお願いして引っ張ってきたみたいな形なのかもしれません。案の定,関東鉄道の後ろ向きな姿勢が事業中止につながってしまったというのか,結果論だとは思うんですけれども,パートナーシップでやる事業ですので,利用者の利便性が向上したらいいというのが当然我々の願いでありますが。  一方で,例えば関東鉄道の収益が向上するとか,双方にメリットのある,もうウィンウィンの関係を前提にしないと,少なくともプロジェクトを長く続けることは難しいのではないかという予測は立つと思います。案の定,難しくなっちゃったわけですけれども,片方を置いてきぼりだったら,最初からやるべきではなかったのではないかという意見もあります。部長のご意見としてはいかがですか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) こちらのバスロケーションにつきましては,都市計画のほうでつくらせていただきました低炭素,まちづくり計画の中に低炭素を実現するために公共交通の活性化を図るために,バスロケーションシステムの導入というようなところから始まったところでございまして,関東鉄道さんは確かに,当初は後ろ向きだったんですが,ご協力していただいたというような経緯もありましたので,今後,関東鉄道さんにも,今でも言っているんですが,バスの利用客をどうやってふやしたほうがいいのかというのを,施策を考えていただきたいということで話してございます。そういう意味で,このバスロケーションを一つの材料として,そういうような動きに結びつけたらいいなという形で考えておりましたので,そういう意味から始めさせていただいたというような経緯でございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 一時的な失敗ですとか,紆余曲折があったとしても,最終的に利用者の利便性向上等につながるということはあるかもしれないんですけれども,先ほどの関鉄独自のロケーションシステムの寝耳に水の話について戻りますけれども,この文脈で,うちでも検討しているんですよと言い放つのは,本当にすごい感覚だなと私びっくりしたんですけれども,1,930万円,全額国費ですけれども,1,930万円かかってるじゃないですか。それをひたちなかのシステム開発会社にお願いしてやってもらって,関東鉄道で独自のロケーションシステムをいつから検討してるかによると思うんですけれども,ずっと前から検討しているとしたら,「見えバス」に関して,これほど袖にしなくてよかったと思いますし,「見えバス」プロジェクトが終わってから,検討し始めたとしたら,要するに,これ踏み台にされたんですよねと,私は思います。余りにも,何て表現したらいいんですかね,非常に憤りを感じるんですけれども,どう感じられますか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 関東鉄道さんのほうの本意というのを確かめないと,私は今発言できませんので,コメントは控えさせていただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 関鉄さんに裏はとってないです。ただ文書で残っているというのと,そういう形で正式な回答をいただいた市民の方がいるという事実を紹介させていただきましたんで,ぜひとも調べていただきたいと思います。  次の質問です。「見えバス」開始後の利用者への広報プロモーション活動です。  プロジェクトが始まる段階から,いかにこの透明性を確保するかという観点からのご質問ですが,華々しくシンポジウムをやりました。「見えバス」開始後,利用者への広報,プロモーション活動として,具体的にいつ,どんな媒体で,どんな内容の広報等を行ったのか,総括的にまとめて教えてください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 議員おっしゃるとおり,平成29年1月に市民交流プラザのほうで,シンポジウムを開催させていただきました。  その後,「広報もりや」で,「見えバス」の通知を公開しまして,なおかつ,こういう形のパンフレットを3万部つくりまして,全戸に配布させていただいたというような経緯がございます。そちらが2月の15日後という形になります。すいません,1月の25日後ですね,すいません。その後,残っていたパンフレットは,公共施設等に置いて配布しているというような措置をとらせていただいております。  さらに,なかなかご高齢の方等々がアプリとか,そういうものが難しいということで,3月2日から23日にかけまして,市内6カ所,中央公民館,高野公民館,文化会館,中央図書館,郷州公民館,北守谷公民館という場所ですが,こちらで,そちらのアプリの入れ方とか使い方とか,そういうような講座を開いたというような形で周知を図ってきたというような形でございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) ありがとうございます。アプリ等のインストールも必要ですし,初めての事業ですので,市民の方には戸惑いもあったと見えますが,非常にバスいつ来るかと,不安に思いながら待っている方,多かったんだろうと思いますが,私の周りでも,非常に好意的な印象を,声をよく聞きました。導入段階ではそのような形で告知していただいたという形だと思います。  次のが,どっちかというと重要だと私は思っているんですけれども,実証実験は1年間で中止となりました。その理由,なぜ終わりになったのか。市民への周知説明について,どの手段で,どのような内容で行ったとかということですが,実証実験の結果,数字的なものもありますよね。利用者の恒常人数が何%だとか,アプリのダウンロード数とか,そういった数値的な実証実験の結果も含めて,なぜこのプロジェクトを中止するのかを具体的に,いつどんな媒体で,どんな内容の説明を行ったのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 「見えバス」につきましては,先ほど答弁したとおり,最終的には事業者の広告収入をもって,そちらのランニングコストを賄うという形でスタートさせていただきましたが,残念ながら広告が集まらないということで,そちらができなくて,なおかつ,路線の見直しとか,そういう入力作業等々が発生するいうことで,新たにまた提案されまして,年間1,500万円という形で費用がかかるというような最終的な回答を得ております。とてもとてもそういうような形で事業をスタートしたわけではございませんので,まず,それが第一点目ですね。  それで,ご承知のとおり,総合戦略にはKPIという目標指数がございます。そちらにつきましては,モコバスの利用者数というのも,KPIにございまして,13万7,000人強の利用者を15万3,000人にするというようなKPIでございました。ところが,14万人までしか伸びなかったというようなことで,目標が達成できないということもございました。  また,バスロケーションシステムの利用者数ということで,5万7,000人ということで目標を設定してございましたが,実際は月七,八千人というようなデータでございまして,この辺の延べの解釈ではございますが,そういうふうなデータでございました。  そういうことで最終的にまとめますと,モコバスの利用者数が1.3%しか上昇しなかったと,あとアクセス数,ダウンロード数は,最初は,2月時点では1万8,000というアクセスだったんですが,若干伸び,先ほど最終的に7,800というような形なので,減少を担っていると。  あと,先ほどの点も含めて,バスの位置が見えないバスが出てきたというような形,あとは費用がかかってしまう。以上のことから,「見えバス」を廃止するというような経緯に至ってございます。  そちらの周知ですが,こちら最終的に1,500万円かかるという,いろいろと事業者と,12月ぐらいから,いろいろと検討させていただきまして,最終的に結果が出たのが,3月初旬だったものですから,広報等に間に合いませんでした。そういう意味から3月15日に,ホームページ上で,このような形で廃止しますよというような今のお話を,もう少し文章にして掲載して廃止します。遅かったもんですから,本当は3月で切れる契約の予定だったんですけれども,一応事業者のほうも,いろいろと遅くなって申しわけないということで,1カ月間は無償でということで,4月末までということで延ばさせていただいたというような経緯でございます。  また,「見えバス」につきましては,各公共施設にモニターを設置してございまして,その設置のところに「見えバス」の廃止のお知らせもさせていただいというところでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 廃止の広報は当然だと思うんですけれども,要するに何で廃止になったのかというのを,いかに説明するかという点だと思うんですね。広告収入が思うほど伸びなかったと,経費がかかりそうだというのとKPI,モコバスの利用者数が,そうですね,1.3%しか上がってない,前年比ということですね。もろもろ調整があって,「広報もりや」等では発表が遅くなってしまって,要するに「見えバス」なくしますよというお知らせじゃなくて,なくしましたというお知らせになってしまったということだと思うんですけれども,基本的に走行,4月末まで関鉄さんにご協力いただいてという話もありますが,そこで,もう終わりですか。要するに説明が不十分ではないか,なかったことにしているのではないかというご指摘があったかもしれないですけれども,直接電話等で,ご指摘に関してはどう思われますか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 私のところには,そういうご指摘はなかったんですが,今のお話を聞きまして,周知の方法,もう少し後でもちゃんと周知すべきだったのかなということで反省してございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 時間のないところもあったと思うので,事後報告になってしまうのは,私たちに議会への説明とかもありますし,ただもう少し濃密にやっていただいたほうが,少しでも市民の不信感を消せたのかもしれないなという印象は持っております。  最後です。まとめます。総じて新しいプロジェクトへの挑戦ですので,新しい予想外のトラブルといいますか,不測の事態はあったかと思います。思うとおりに部長としても行かなかった面が多々あったかと思いますが,今後も新規プロジェクトをやっていかなきゃならない場面あると思いますし,今回みたいな駆け込みで地方創生の話が降ってくることは多分あると思うんですよ。今後も同じような挑戦をしていかなきゃいけないと思いますが,新規プロジェクトに関しては,部長の担当分野としては少なくとも積極的に挑戦していかれるお考えですか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 地方の自立ということで新しいプロジェクト,今までは行政だけで行うというようなものが多かったように思われます。今後は,こちらの地方創生も含めまして,民間の力をかりて,または民間を自立させるというような新たな地方のあり方を,それで活性化させると,そういう事業がだんだんふえてくると思います。  また,提案型事業制度ですか,こういうもので,地方で考えて提案して,そしたらば,そちらについて有識者が判断していただいて,補助をつけるというような事業もございます。そういうような観点から,私は個人的にも,市長もそうだと思うんですが,新規プロジェクトに対しましては,積極的に対応していきたいと考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 最初に申し上げましたが,これは私の個人的な意見にもなってしまいますが,失敗を避けることは,ぜひとも目的にしないでいただきたいと思っております。国の特に地方創生絡みだと,国がいかに期間限ってむちゃ振りしてくるかは,私もよく存じ上げております。その中で最大限の努力はしていただいていると思いますが,しかしながら,不審に思える,中止に至った経緯の説明とか,そういった声があるのは事実ですので,ご認識していただきたいと思います。  最後に,お伺いしますが,行政だけで行わない,民間の力をかりてという話がありました。先ほどの市民の方からいただいた文章にもありましたけれども,「モコバスのサービスの存続の可否について,関東鉄道としては関与できるものではない」,そうですけれども,関東鉄道という一民間企業ですから,どういう経営方針でいくかは,我々は関与できません,将来に関しては。  しかしながら,どの事業者を選んでパートナーシップを組んで事業を行って,市民の方にサービスを行っていくかは我々の選択であり責任だと思います。今回,関東鉄道さんとパートナーを組んで新規事業に挑戦して,そして失敗した。市民の方にはご迷惑をおかけした。これは我々の選択であり責任だと思います。選択肢をふやせないかなと思ったんですね,本当にお話聞いたとき。鉄道は抜きにしてバスの運行ノウハウに限定します,とりあえず話を。携帯電話だったらメーンの会社が三つあるから,切磋琢磨されているという面があるわけじゃないですか。バス事業者になると,当然国交省も絡みますし活性化協議会で議論しなきゃいけないから,非常に困難なのはわかりますが,選択肢をふやせないですかね。よそから別の事業者をお願いするとか,例えば広域で三セクをつくるとか,何かしら選択肢をふやして,市民の方に迷惑をかける可能性を広げていかないと,非常に困難なのはわかっているんですけれども,困難ですけれども,不可能ではないかなと思うんですよ。それやっていかなきゃいけないかと思いますが,部長いかがですか,お考えは。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) なかなか難しいご質問なんですけれども,以前みずき野のところ東武バスが入ってました。撤退してございます。撤退に当たりましては,それ撤退しないでほしいという形でいろいろと進めましたが,営業路線として成り立たないというような形になってございます。そういう意味で,関東鉄道さん以外にもバス事業者ということで,当たることはできると思うんですが,ある一方で,本当に,その事業者がやってくれるかどうかというのは一抹の不安がございます。かなり多分ハードルが高いんではないかと思います。  あとは,三セク等々ですけれども,その近隣と,というのは新しい発想だと思いますが,そちらについては近隣自治体も,公共交通かなり困っておりますので,十分に検討させていただければなと思ってございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) 非常に答えづらい質問にお答えいただきましてありがとうございます。  では,同様の質問,最後に市長にもお伺いします。先ほどのメールの文章,もう一回,読みましょうか。すごい文章だと思うんですけれども,少なくとも余り我々に対して建設的,好意的な姿勢ではないなと感じますが,選択肢をふやさせる可能性について,市長のお考えをお聞かせください。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 今まさしく分権一括法,4月1日から新しい段階に入ってきたのかなというふうに思います。今回4月1日に発表された分権一括法の内容は,自走,それから自立というキーワードが,自治体に課せられた大きな課題だというふうに認識をしておりますし,そういう中で官民連携であったり,それから官学連携であったりというようなことを今後とも進めていかなきゃいけない  また一方で,先ほど議員おっしゃったように,国にしてみると,もうほとんどが提案型の事業で,いい提案だったらお金をつけるよということ,それも結構,募集期間が短いということもあったりはしますので,その募集期間をもう少し長くしてほしいということに関しては,今,国のほうにも陳情しているところでございますけれども,そういう非常に,行政も回転を早くしていかないと,今の新しい時代に追いついていかないというのをひしひしと感じるところでございます。  そういう中において,私はある程度の規制緩和ということというのは必要だろうというふうに思いますし,鉄道というか,バス路線に関しても,一時期,私の持論ではあったんですが,関鉄にお願いしなきゃできないのかい,モコバスって関鉄にお願いしなきゃできないのかいというようなことも疑問に持ちました。  そういう中で今回,デマンド交通という,ある意味では,守谷にとっては新しい形をつくらせていただきました。それにしても国交省の壁というのは,どうしてもあるんだろうというふうに思っておりますし,市独自でできる権限が与えられていない中で,民間との協調であったり,民間の競争力を生かしたりということが,100%行政でコントロールできるかというと,今はまだできにくいという状況にあるんだろうというふうに思いますが,そういう規制を打破していくということが,これからの実際の生き残りでもありますし,権限の移譲ということが,これからの国と地方の関係でもあろうというふうに思っておりますので,そういう規制,また権限移譲ということも含めて,合理的に,そして守谷市民にとって有効であるかどうかということも検証しながら,議会の皆さんと相談をしながら進めていきたいというふうに思います。  個別のその書面の内容については,もしそのままであったらということで考えますと,なかなか民間というのはしたたかだなというふうには思いました。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 末村英一郎君。 ◆6番(末村英一郎君) したたかですけれども,私は本当に頭に来ましたけれども,そこはともかくとして,本当に活性化協議会にも国交省の方も来てますんで,非常にハードルの高い問題なのは承知しておりますが,しかしながら,市長もふだんからおっしゃっていますが,総務省なり,上から仕組みを与えられるだけじゃなくて,こちらから突き上げて仕組みをつくるんだというのが市長の持論だと思いますので,向き合うべきは役所でもないし,地域の限定された事業者でもないし,市民,利用者の声だと思います。今回迷惑をかけてしまったというのは事実としてあると思いますが,同じ構造のリスクを市民に背負わさなくて済むような仕組みづくりをお願いいたしまして,きっちり12時きれいに私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで末村英一郎君の一般質問を終わります。  正午になりますので,ここで休憩といたします。午後は1時10分より再開いたします。                午前11時59分休憩          ──────────────────────                午後 1時05分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位10番,山田美枝子君,登壇を願います。  山田美枝子君。                〔12番山田美枝子君登壇〕 ◆12番(山田美枝子君) 通告順位10番,日本共産党の山田美枝子です。本日は6月14日,きのうは町田教育長のお誕生日だったということで,私も6月生まれなんで,くしくも同じ星座で,もしかしたら同じ運命を,お嫌でしょうけれども,よろしくお願いいたします。  私は夫から,結婚も50年たつんで,きょう傍聴席に来ている夫からも,30本のバラをもらったんですけれども,もう既に枯れてしまいまして,林 芙美子が「花の命は短くて苦しきことのみ多かりき」という有名な句を,歌を言っておりますけれども,私の花の命も短くて,苦しきことのみ多い人生だなとは思っておりますけれども,それにしては元気そうに見えるんで助かっております。  では,一般質問に入りますけれども,今回,よろしくお願いしたいのは,四つの質問をさせていただきます。市民の皆様の代弁者として,市民の皆様の要望をお聞きした上での内容ですので,よろしくお願いいたします。  1番,市内の建物火災と防災について。  傍聴席,聞こえが悪いというの,まだ言われているんですけれども,大丈夫でしょうかね。  それから2番,市内公共交通の現状。  3番,幼児教育・保育無償化の守谷市の対応。  4番,市内生産緑地についての4件です。  まず,1番目の市内建物火災と防災についてです。  つい先日,先月,5月に守谷市内で大きな火災事故が2件発生しました。まず,5月6日月曜日,美園1−2−2で午後2時15分ごろ,火災が発生し,4分後の2時19分に119番通報しています。  そして,もう1件は5月27日,同じく月曜日なんですね,これも。守谷市松並1557−1で午後4時32分に火災が発生し,大きな火柱と煙で多くの市民が駆けつけ知ることとなりました。まず,この市内の2件の火災についての守谷市における情報を示していただきたいと思います。  なお,この質問に対して十分,長谷川議員から注意するようにと電話が,お言葉がありまして,一言申し述べますが,この質問は多くの市民から寄せられた疑問に基づいておりまして,ふだんより広域消防並びに市内各消防団の皆様,また守谷市の交通防災課などの皆様が,そのお役目として,地域住民の安心・安全の保持に寄与されて,たゆみない訓練にいそしんでいる姿に十分,私は感謝申し上げていることを,長谷川議員がくれぐれもしっかり言わなければいけないということで申し添えておきます。  では,この2件の火災について,ご説明をよろしくお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 火災の状況についてということでございますけれども,まず美園の火災につきましては,先ほど議員からございましたように,5月6日月曜日,こちら対象物としましては,1階囲碁クラブ,2階自己併用住宅木造2階建てということで,建物火災ということで,こちらにつきましては全焼という形になっております。通報されたのが14時19分ということで,鎮火の時間が22時57分ということで,時間のほうは8時間程度かかってございます。そして,負傷者等につきましては,こちらお住まいであったのが,4人家族で3名の方が避難をしまして,1名の方は外出中ということで,負傷者のほうはございませんでした。出火原因につきましては,推定になりますけれども,たばこの不始末ということで,されてございます。  次に,松並の火災になりますけれども,こちらにつきましては5月27日月曜日ということですね。こちら火元としましては,対象物のほうが事務所,木造2階建てですね。それと,資材置き場の2棟,それと物置2棟ということで,こちらも建物火災ということで,全焼という形となってございます。また,こちらにつきましては,類焼ということで,隣にございます事務所ほか5棟が全焼,それと周辺住宅6棟に壁などが焼けるなどの部分焼ということでございまして,そのほか乗用車7台,ダンプ1台がちょっと焼けるような被害が生じたということでございます。それと通報時刻が16時32分ということで,鎮火時間につきましては,夜中の3時03分ということで,11時間程度かかったような状況となっております。負傷者につきましては,こちらは,その事務所の従業員であります1名の方が,荷物をとりにいったりしたというような状況から,若干,のどを焼けたような,けがをされたということでございます。こちら出火原因につきましては,今のところ不明といった形で,なってございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ありがとうございました。この2件の火災のとき,守谷市として,どういう対応をしたのかということなんですけれども,市民が119番すると,まず常総広域の防災センターにつながると聞きましたが,守谷市と消防団にどういう連絡が入るのでしょうか。そして,どのような市としては役割を,まず担うのかをお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 市として,どのような対応ということでございますけれども,通常になりますけれども,これは常総広域ではなくて,茨城県のいばらき消防指令センターのほうに建物火災だったり,火災の一報が入りますと,そこから火災の情報を,場所であったり,火災の種別ですね,建物,枯れ草火災であったり,そういった情報を知らせます自動音声の電話と,メールが消防署や消防団,市の交通防災課等の職員等のほうに入るような状況となっております。それを受けまして,消防署や管轄の消防団,交通防災課の職員が現地にかけつけまして,消火活動や,その後の後方支援,そういったものを行っております。  また,建物火災の場合は,被災者がその夜過ごすところなどをフォローする必要などもございますので,社会福祉課の職員も駆けつけまして,対応に当たるような状況となっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。
    ◆12番(山田美枝子君) 市の担当の方と,次の日に仕事で会ったとき,かなり疲れていたし,議員の中にも消防団に入っていた寺田議員とか,かなり憔悴したお顔をしてたんで,大変だったんだなと思いました。  今回の火災は,一戸建てですね,こちらの美園は。ぼやで済むんじゃないかという市民の予測に反して,かなり大きな被害になってしまった今回の火災なんですけれども,家族がいた場合とか,例えば避難所準備とか,どのような準備を,対処を市としてはするのか,毎日新聞の記事でも,このように,あそこの松並に関しては,北園の保育所が,10日前に訓練してたので,子供たち全員無事という記事が載っていましたけれども,避難訓練というのは,当然するべきなんでしょうけれども,個人の家ではそういうわけにはいかないですし,まず,避難所はどうしたのかなとか思ったんですけれども,その辺は市としては,被災者に対する対処というのはどのようなものなのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) どのような対処をするのか,ということでございますけれども,先ほども申し上げましたとおり,火災が起きまして,建物火災といった場合には,社会福祉課の職員が向かいまして,例えばその晩,そこに住めないというような,寝泊まりができないというようなことであれば,その寝泊まりをする場所の確保,それから毛布であったり,そういった寝具,そういったものの確保等をしまして,場合によっては炊き出し等,そういったものの準備であったり,そういった形でのフォローのほう行ってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ありがとうございました。この項の2番目なんですけれども,鎮火までに要した時間が美園が8時間,松並が9時間余りということですが,市民の一番の今回の火災で関心というか,私にも質問が寄せられているのは,なぜここまで長時間になってしまったのか。特に美園は独立した一軒家で,広い県道に面し,両脇も駐車場として広くあいていて,家の後ろも道路ですし,周りが立て込んでいるわけでもありません。消防も数分で到着しているのに,なぜ消火が進まなかったのか,火事現場でも疑問の声が上がっていました。私もちょうど現場を通りかかり,県道封鎖で仕方なく迂回して,車をとめて,しばらく消防署員の消火活動を見ていましたが,いつまでも炎が衰えず,煙が上がる様子はとても恐ろしいほどでしたが,なぜあそこまで長引いたのか,市民からの疑問が寄せられていますので,お答えいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 鎮火までに時間がかかった理由でございますけれども,常総広域消防守谷消防署からの報告になりますけれども,美園の火災の場合になりますけれども,約8時間程度かかったということで,火元となった2回の床や家財が内部に落ちて,堆積してしまいまして,その際,外壁や屋根ですね,今現在不燃の材料とか使われているといったようなことから,外壁や屋根の一部が残った状態となりました。外壁等の崩壊による二次被害の危険性があったため,内部の堆積物の消火につきまして,内部に進入して堆積物を除去しながら消火活動ができなかったことから,はしご車のほうを要請いたしまして,はしご車から出火等の上部から放水をしながら,消火活動を行っております。堆積物が非常に多く,消火水が完全に浸透するまで,完全に鎮火するまで時間を要したとの報告を受けてございます。  次に,松並の火災の場合になりますけれども,こちらは約11時間程度かかってしまったということで,こちらにつきましては,建築資材置き場ということで,規模がかなり大きかったこと,また大量の木材や建築資材等がありまして,それらが折り重なって崩壊したため,消防隊員のほうが奥に入ることができずに,パワーショベル2台の重機を要請いたしまして,その建材等を少しずつ崩しながら,消火活動のほうを実施しなければならなかったため,完全な鎮火ですね,これ消防による消火活動が全く必要のない状態ということでございますけれども,そちらに至るまで時間を要したとの報告を受けてございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 美園には高野の消防団が近くですし,第8分団とか駆けつけたようなんですけれども,このような市民のふだんの消防団の方たちも駆けつけられたようなんですけれども,役割分担とかいうのがあるんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 消防団の役割ということでございますけれども,今回,消防団の活動としましては,出動要請があった後,消防団の消防車,団員ごとに現場のほうに,現地の方に急行いたしまして,消火活動,その後の後方支援,それから残り火等の処理を行っております。  消防団につきましては,このような火災現場での消火活動を初めとしまして,地震や風水害といった大規模災害発生時の救助,救出,警戒巡視,避難誘導,災害防御などのさまざまな現場におきまして,活動の一役を担っていただいております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ありがとうございました。今回の,もう何度も周りの人から言われるのは,水利もあり,周りも立て込んでいない美園の火事なんですけれども,消火しやすい一戸建てで,2階からたばこの火の不始末が出たとしても,あそこまで丸焼け,全焼というのは,見ていた市民からも不審の声が上がっていましたが,普通だったらぼやで済んだんじゃないかということなんですけれども,何か特殊な状況というか,今回,そういう何ていうか,駆けつけるのも早かったのに,はしご車まで要請するまで長引かせちゃったというのは,何か特殊な事情というのは考えられるのがあるんですか。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 長引いた理由ということでございますけれども,先ほど申し上げましたとおり,現在,建物につきましては不燃の建材というものが多く使われているということで,今回外壁,それと屋根とかが一部燃え残ってしまったような状況にあったということで,その状態で中に入ってしまいますと,それが倒れて消防隊等に落ちてきてしまうといった危険性があるということで,この消防はしご車,そちらのほうを要請して対応したということでございますので,それが時間がかかってしまった理由となってございますけれども,通常,時間がどれぐらいかかるかということでございますけれども,こちらにつきましては,火災の規模であったり,燃焼物がどんなものがあるかであったり,出火場所と,また天候によっても,その火災の状況というのは変わってくるかと思いますので,一概に何時間でというようなことでは申し上げられないのかなというふうには考えてございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) そういうことなんでしょうけれども,まだもう一つのところで不信感が拭えない,私自身もまだ拭えないんですけれども,次の質問に入る,次というか,その同じ項なんですけれども,あのとき県道封鎖されたんですね。県道封鎖の影響について,お尋ねします。  どのくらいの時間,県道が封鎖されたのでしょうか。乙子の立体交差の高架下から火事現場の直前まで渋滞し,迂回路も渋滞が続きましたが,これヒアリングの段階で交通防災課に聞きましたら,そのことを警察の範疇ですからと,全く把握してないというお答えいただいたんですけれども,それに私は驚いたんですけれども,市民生活に大きな影響が出たはずの県道封鎖の時間を,なぜ市は把握していなかったのか,その県道封鎖の時間を,まずお示しいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 県道封鎖の時間についてということでございますけれども,先ほど議員おっしゃったとおり,通行規制については警察署の所管ですね。警察署に対応していただいております。美園の火災におきましては,市内の交番が出動いたしまして対応に当たっておりますけれども,規制時間につきましては,火災の通報時間,午後2時19分に現地に向かい,その到着後から鎮圧時間,午後7時14分ごろまでの5時間程度,通行どめにしたのかなと思われます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) それによって,県道封鎖で市民の影響がどうなったのか,お聞きしたいんですけれども,出火が月曜日の午後早い時間でしたが,長時間消火活動のために道路封鎖で,夕方かなりの渋滞になっていました。土曜,日曜日は,あの道はかなり,ふだん渋滞する県道なんです。私は今回その火事現場たまたまいたもんですから,渋滞が解消するまで通りに面したパン屋さんのイートインで1時間ほど過ごしていたんですけれども,その後自宅に帰りましたが,予期せぬ渋滞で多くの困難者が出ていました。そのように,どのようにそのことを市として把握していたのか,全くその県道封鎖によって,困難者からの何か訴えとかは全くなかったのか,その辺把握していらっしゃるのかどうか,お尋ねします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) どのような意見があったかということでございますけれども,封鎖してる間,車や歩行者には周辺を迂回していただくといったご協力のほうをしていただきました。市や警察へのご意見,また苦情といった連絡は,そのときはいただいてございません。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 県道封鎖ということについて,今回改めて大変なことだと思ったんですけれども,封鎖の基準とか,あと規制解除とか,開通を決定するとかというのは,市としては即把握するのか,警察との連携がどうなっているのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) 封鎖解除の判断等についてということでございますけれども,この封鎖であったり,解除をするといった判断につきましては,現場に来ました警察官が消火活動の状況であったり,救助活動また捜索の状況によりまして,消防署などと協議しながら判断をすることとなってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 項最後の今後の課題なんですけれども,二つの火災で得た教訓というのがどういうものであるか,市として,市民のために備えるべきことがあると思うんですね,北園保育所では,園児たちの避難訓練をしていたことが役に立ったという新聞報道もあるんですけれども,よい環境の公立の施設だったからできたのではないかと思われます。無認可保育所などは園庭もなく,建物の3階にある認証保育園もあります。市としてのお考えをお示しください。今後の課題。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  今,議員おっしゃったように公立保育所では毎月のように避難訓練を行っていた,この成果が出たというふうに考えておりますし,そのほかの保育所につきましても,避難訓練をやっているところ,もちろんございます。そして,園庭とかないところにつきましても,監査を毎年行っておりまして,どのような形で準備をしているのかというところを確認しているところです。  また,改めまして,この火災というものが,火災でない場合もあるでしょうけれども,今,最近出ております幼児を巻き込む交通事故であったり,いろいろなことが起こっておりますので,改めて再確認をさせていただきたいなと考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) さっき申し上げたように,その3階にある認証保育園なんかはどうするのかと思われます。無認可ということで非常に危険な条件がそろっているんですね。火災の被災者は全てを失うとともに,やらなければならないことがあるということを今回知ったわけなんですけれども,二次被害を防ぐために,例えば電力会社,ガス会社への連絡,水道局へも水道管破裂のおそれがあるから連絡,保険金請求や所得税,固定資産税の減免申請などのための罹災証明の手続などが必要になるようです。そのほか補助金などがその市にあれば,その申請,銀行などで原状回復費用の借り入れなどする場合は,被害を受けながら,そういうことで走り回らなければならない。そのためのマニュアルなどは市にはあるのか,お尋ねします。 ○議長(梅木伸治君) 生活経済部長岩田 賢君。 ◎生活経済部長(岩田賢君) マニュアルがあるのかということでございますけれども,まず火災の情報についての話になりますけれども,ガス,電気等,被害拡大のおそれがあるものにつきましては,事業所のほうに消防署から連絡が行きますので,事業所によりましてはプロパンガスの撤去であったり,ガスや電気の供給停止のほうが自動的に行われるような形となってございます。水道,電話事業者への連絡につきましては,本人が必要か必要でないかというものを判断して,する確認が必要であるということから,あくまでもこちらにつきましては,本人の申請による対応となってございます。  また,保険等の申請に必要な罹災証明につきましては,こちらは後日という形になるかと思いますけれども,守谷消防署のほうにおきまして発行されるような形となっております。  現在,そのマニュアルといった形のものは,紙ベースとしてはございませんけれども,そういった形での指導,相談等は受けているような形となってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) この項の最後の質問で,ぜひ松丸市長にお答えいただきたいと思うのは,広域消防のトップでいらっしゃるという役割もあるんで,ここでは広域としての質問ではないんですけれども,守谷市という自治体として,例えば災害見舞金など,支給条例というようなところがあるのかということと,守谷市は今後,マニュアルが今,紙ベースでないということなんですけれども,二度あったことは三度あると申しますし,これを機会に,改めて守谷市としての対応マニュアルというのがあってもいいのではないかと思うのですが,市長のお考えはいかがでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 今回,2件の火災があって,美園のときは,私は出張しておりましたので,現場には行っておりませんが,北園の火災の際には,特に保育所が隣だということもあったもんですから,すぐに作業服に着がえて現場のほうにまいりました。当然,消防の消火活動は始まってもいましたし,うちの担当職員も消防服に身を包んで,後方支援というか,近隣の状況を把握しておりました。  その後,私は保育園児たちが松並のほうに移動して,そこで待機をするような形をとったもんですから,そこで子供たちの様子を見て,全員が保護者に引き取られるのを確認した上で,また現場のほうに戻ってはきたんですが,その際にほぼ鎮圧まではまだいってなかったんですが,かなり火力,煙ともおさまっていたと,そういう中で近隣で,隣接する住宅のことが非常に心配でもあったので,現場近くにブルーシート引いて座ってる方もいたりして,私も念のために今晩どうされますかと言ったら,うちに戻るようにしてますというようなことも皆さんおっしゃっていたので,じゃあ,避難所は要らないんだろうなというふうにも思ったし,そういう意味では,個々に,もうきちっと職員が張りついて対応していく,それで,こういう,逆に言うと,一つのマニュアル化したもので対応し切れるのかなというふうに思うと,私は災害の現場というのは,一通りのマニュアルでは多分対応できないんだろうというふうに思いました。  そういう意味では,一口で言うマニュアルという部分を,マニュアル化するということで,そのマニュアルどおりにやればということが非常に難しいのは,災害の現場だろうというふうにも思いましたので,マニュアルをつくるというよりは,そういう現場で,どう職員が対応するかという,ある意味での訓練みたいなことをしっかりしていったほうがいいのではないかというふうに思っておりますし,これからの災害というのは本当に,いつどこで来るかもわかりません。  常総広域の消防の名誉のために申しておきますが,本当に命がけで火を消しているという姿,自分の体を犠牲にしてまでも,消火活動をしているということには敬意を払いたいというふうに思いますし,山田議員がどちらかというと,消火本当にちゃんとしたのかというような疑念をお持ちのようでございますが,消防署員,また消防団員に関しても本当に一生懸命消火活動をしているということは,彼らの名誉のために申し添えさせていただきたいというふうに思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  災害見舞金という制度がございます。こちらにつきましては,半焼,全焼といった二つの区分がございまして,市では全焼の場合に5万円,半焼の場合には2万円というふうになっております。加えまして,社会福祉協議会でも全焼,半焼について区分がありまして,全焼の場合には2万円,半焼の場合には1万円といった形で,災害のときのお見舞金,一時的にお役立てさせていただきたいということで,お見舞金制度がございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) じゃあ,それは本人が申請しなくても,お出しするということなんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  はい,そのとおりでございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 市長のお言葉を返すようですが,マニュアルがあっても,現場対応に役立つかどうかということなんですけれども,マニュアルがなければ,よくないと,これだけのことからの学んだ結果というのを出すべきではないかと,それだけ市民にとっては衝撃も強く,被災者とか火を目にした人はいまだに心的症候群まで,よくわからないんですけれども,本当にショックを受けているという現実がありますので,今後も,消防は広域だからとかいうことではなくて,今後の火災にも備えまして,市として,ぜひ,対応の話し合いというのを紙ベースで残しておいてもいいのではないかと思います。  では,次の質問に移ります。  2番目,市内公共交通の現状について伺います。  今年度4月から守谷市内の公共交通は,従来の路線バス,そしてモコバスの大幅減便に伴い,新しく65歳以上の高齢者に利用資格を限定してデマンド乗合交通,つまりデマンドタクシーが開始されました。今回の編成は1年間の試行実証期間,つまりお試し期間だということですが,既にとても不便になったという市民の声が大きく上がっています。 私の家にも電話や手紙での訴えが届いています。その切実な訴えの一つを,今読ませていただきたいと思います。私にこの手紙が来たんですけれども,読ませていただきますね。  「前略,私は守谷市に住んで43年になります。40歳のとき東京から引っ越して」,ある技術者なんですけれども,「仕事を83歳まで勤めてきました。60歳のころから白寿荘のおふろに100円で入浴して,午後から仕事に出て帰ってくる。月曜,水曜,金曜日はそのようなペースで楽しく生活してきました。現在のいこいの郷は,私が高齢で免許証を返納してから,モコバスと関東鉄道バスを使って楽しく行っていましたが,Aルート,Bルート,Cルートの三つの線が行きも帰りも乗れましたが,ことし4月になって,現在は全部ありません。行くときは,午前の便と午後の便だけで,いこいの郷の前を素通りして中に入ってきません。守谷高校を一回りして帰っていきます。守谷市デマンド乗合交通は,料金300円で,高齢者は年金生活でこれも高いと思います。何とか以前のようにしてください。 高齢者を見捨てないでください。元気でバスで行く楽しみや,友達もできて,認知症にも予防として役に立っていると思います。いこいの郷までバスが行くようにしてください。ぜひ,よろしくお願いいたします。平成31年4月25日」守谷市の男の方なんですけれども,このような手紙を受け取ると,市民の代弁者としては無視できない。これは1年間の実証実験を待っていられない問題ではないかというような気がいたします。最初に,デマンド乗合交通の登録者数,利用数,利用目的などをお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) お答えさせていただきます。  今,6月13日現在の登録者数ですけれども,1,588人登録していただいております。利用者数につきましては,5月末まででお答えさせていただきたいと思うんですが,23.3人が1日という形です。  それで,大分浸透してきたのかという形で,6月のデータ,今までのデータでいきますと,1日平均36.5人,かなり皆さん使っていただいているというような形の傾向に至っております。行き先は医療施設が30.39%,大型商業施設が18.67%,あと駅が12.2%という形になってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ありがとうございました。現在までに,その利用者の方から,どのような意見が寄せられているのか,お尋ねします。自宅の地点登録の希望とか,お迎え場所,行きたい場所の特殊な要望などがあったでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 導入当初なんですけれども,大型商業施設等での乗降場所が,利用者と運転手との間で相違があったり,あとは地点登録場所の未登録のために,一時的に目的地に設定できない等々がありましたが,全てすぐに改善して解消してございます。今のところ,本当にありがたいんですけれども,受け付けなされている方には,すごく感謝の意見が多いというような形で聞いております。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) デマンド乗合タクシー,利用したという方の声が私もよく届いていますけれども,よく利用している市民がタクシーのドライバーさんも,とても親切で,話しかけても丁寧に答えてくれるという意見も聞きました。自分で歩けて,1人で出かけられる障がい者の利用希望なども出ていると思いますが,そのあたりはどうなんでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 障がい者の方は説明会のときでも,そういうご意見がございまして,期間を待って検討させていただきたいというふうなお話をさせていただいたところでございます。  それで,障がい者手帳のお持ちの方,大体約1,500人程度いらっしゃるんですけれども,その中で年齢が65歳未満の方は520名という形で把握してございます。その方に対しまして,今後,障がい者手帳をお持ちの方につきましては,年齢制限を行わないというような形で登録できるような形で,個々の動向を見ながら検討していきたいということで,公共交通活性化協議会にも報告させていただいたところです。そのときには,まだ,この4,5,6ぐらいの動向を見て,その登録者をふやしても大丈夫なようでしたらば,10月1日ぐらいから開始させていただければと考えているというような形で,ご報告させていただきました。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) とても朗報を今いただきまして,1年間の実証実験の間は,何が何でも鋼鉄のように変えないのかと思ったら,10月1日に,できたら変えてもいいという,それはとても朗報なので,きょう私が質問した,あれです,効果があったと思って喜んでいます。じゃあ,10月1日になったら,少しその障がい者に関しても年齢の幅を少し下にするかもしれないという,ありがとうございました。  じゃあ,次はモコバス減便の影響についても伺います。モコバスが私も,ちまた,議員になる前に空気運んでるわねなんて言ったことあるんですけれども,あのころはまだ,10年,20年前はまだ高齢者も今ほど多くなかったし,本当にただバスは動いていた時代があったんですけれども,今は定年後の方も多くなり,昼間の高齢者の移動がものすごくふえてんのが,私はみずき野のバス通りで住んでいるので,もう次々に頭が全く黒くない方がいっぱい歩いてくるんですね。これだけ高齢者が多くなったんだなと思って,減便で不便になった方が多いようなんですね。免許返納者も多くなりました。  また,現役でTXの通勤の方も,高齢の通勤の方もいるんですけれども,守谷駅おりてからのモコバスが少ないということで,とても困っているという声が聞こえてきますが,市民のそのような声は市のほうに届いているのか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) みずき野の方からではないんですが,本町の方から減便,モコバスが少なくなったということで,通勤で使われていて,私は時間帯が合わせるようにしているんだけれども,実際,前のモコバスよりも,その時間帯,乗る人が少なくなったということで,通勤時間帯だけでも,もう少し走らせられないかというようなご意見はいただいているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 私もバス通りに面して住んでいるもんですから,物すごくお歳召したおばあさまが,うちのサザンカ垣のところで,サザンカの花をさわったりしていて,お見送りに行っている娘さんを送っていたんですけれども,後でその娘さんに,お母さんお幾つですかと言ったら,ちょうど100歳ですと言ってたんですね。100歳のお母さんがバスで通勤する娘さん,多分70後半かもしれない,お見送りしている,そんな現実の方を1人でも困った状況に置くというのは,お気の毒だなと心から思いました。  もう一つ,モコバスで問題なのは,減便で,通学で利用していた大井沢小学校の児童も下校時間と合わなくなり,大変影響が出ていると聞きますが,1人でも2人でも,子供の学校の行き帰りが確保できていたのが,それができなくなったという現状はゆゆしき問題だと思うんですけれども,それに対する対応はどのようにお考えか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) モコバスの再編に当たっては,昨年度から進めておりまして,大井沢小学校の先生たちとも協議させていただいて,ダイヤを検討してきました。 そのときは6時間目が多かったので,6時間目を対象にという形で,ダイヤを組まさせていただいたところでございます。  今回の教育改革プランによりまして,小学生早く帰えれるというような形になりまして,逆に6時間授業が1回となってしまったために待っていただく,放課後子ども教室等々を利用して待っていただける方もいらっしゃれば,下校したいという方もいらっしゃいまして,今現在,大井沢小学校の先生の付き添い等で,また父兄のお迎え等で,下校していただいているということで,なっておりますけれども,今後,また関係者と協議して,検討させていただければと思ってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ぜひ,その後,ご父兄の方とも検討していただきたいと思います。  最初に紹介した,いこいの郷のお風呂利用者のご意見なんですけれども,お一人だけではなく何人かの方が本当にお風呂に行けなくなったというのが,私のお耳に入っていますけれども,現段階で何がなされているのか,ルートの変更というのを,いこいの郷までの,喫緊の課題だと思うんですけれども,そのことはどうお考えでしょうか。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。
    都市整備部長(古谷浩一君) モコバスの再編後のいこいの郷利用者からのご意見はいただいているところです。十数名からいただいているというのが現況でございます。  そちらに関しまして,そこをルートに加えると,今のダイヤが回せないというような状態になりまして,運転手をふやすとか,便数をダイヤを改善するとかというような形で,経費等々も踏まえて,いろいろな課題がございます。そういうことで,すぐにというのはなかなかこれは,国土交通省の認可の手続とか,そういうのも,こちらはございますので,すぐにというのはできないので,今現在,ほとんどの方が,65歳以上の方でございますので,デマンド乗合交通のほうをご利用していただければということで,ご案内をさせていただいているところです。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) デマンドタクシーを利用してほしいということなんですけれども,先ほどの手紙の中にもありましたけれども,デマンド乗合交通の片道300円,往復600円,モコバスの片道200円に対しても,年金生活の方にとっては高い,以前は市内バスやまゆり号は100円でしたという,皆さん話をすぐ出すんですけれども,そのことで特に補助を考えたり,市として独自に値下げというのを考えているのかというのをお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) デマンド乗合交通の料金を設定するに当たっては,今,既存のモコバスバス停からバス停へというようなバスですけれども,そちらの値段が200円,あと近隣の状況,500円等々がありまして,そういう中で交通手段の新たにということなので,モコバスの値段までは下げられないだろうと,ただ500円だと,高いかなというところで,300円という形で設定させていただきました。そういうような経緯もございますので,またデマンドタクシーは,計3台走ってございますが,1日6万円プラス税,そのほか,受け付け等の諸経費もございますので,そういうものを鑑みますと,今現在のところ,料金を下げるという考えはございません。  補助なんですけれども,補助等につきましては,補助と言っていいか,今までの引き継ぎみたいな形なんですけれども,今年度から65歳以上の運転免許証返納の方につきましては,デマンド交通の利用券を35枚,1万500円分を配付しているというような状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 今,返納者には35枚という話がありましたけれども,返納するのにも警察行ったり,窓口行ったり,とても大変だというご意見もあります。実証実験中とはいえ,このような意見を聞いた以上,やっぱり1日も早い見直しを,市民から求められているということを念頭に置いて,お考えていただきたいなと思いまして,次の質問に移ります。  この質問は今,堤議員もなさいましたけれども,幼児教育・保育無償化の守谷市の対応について,三つ目の質問として伺います。  さきに堤議員が質問しましたから,かぶらない内容で質問をさせていただきます。幼児の教育や保育を無償化する改正子ども・子育て支援法が5月10日,参議院本会議で成立しました。10月から3歳から5歳児は原則全ての世帯で,あとゼロ歳から2歳児も住民税が非課税の世帯は保育料などが無料になります。子育て世帯の負担は軽くなるはずですが,一方で,保育の希望者が無償だということでふえて,2020年度末を目指す待機児童ゼロは遠のくという可能性も出てきました。保育の質の確保などにも課題が残ります。この無償化問題で,緊急議員セミナーが5月24日に保育研究所で開かれたので,我が共産党会派として受講してきました。  そこで,今回の無償化の多くの疑問点が,その受講で提起されていました。専門家から提起されていたわけですね。無償化先進地の韓国では,無償化でお金を削ることになり,保育の質が問われることになったということもあります。これまで児童福祉法24条で,保育の提供は市区町村の責任とありました。民間施設の公費負担割合は国が2分の1,都道府県4分の1,市町村4分の1でした。これまで国は保育行政のお金は,今まで余り使ってこなかったとも言えます。今回の10月から無償化は消費税増税とセットであります。無償化給付の実施主体は市区町村になります。対象は新制度の幼稚園,保育所,認定こども園など,地域型保育事業の保護者負担が無償になるわけです。  考えられる保育現場への影響として,短時間認定がなくなるそうなので,皆が標準時間認定となり,現場の負担がふえるんではないか。それから副食費徴収実務など,保育実務の負担がふえるのではないか。劣悪な施設がそのまま公認化されるのではないか,などの懸念が,この緊急議員セミナーで示されていました。この無償化法成立が子育て支援見切り発車ではないか,という新聞記事も出ていました。識者の声にも,そのようなことを言っていました。そこでまず,10月から無償化で変化が予想される市内の対象施設数をお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  今のご質問の前に,先ほどお見舞金制度のところで,私,申請は必要ありませんというふうに答えさせていただきましたが,現地において,担当職員がお見舞い金の案内をさせていただいております。ですが,申請は必要となっておりまして,後日,被災者の方のご都合に合わせて,来庁していただくような形で申請を,まずしていただく形となっております。おわびをして訂正をさせていただきます。すいません。  次に,施設数ですけれども,10月から無償化の対象となる幼児保育施設ですが,現時点では,認可保育所が12カ所,認定こども園が2カ所,小規模保育,地域型保育と呼んでいますが,それが3カ所,私立の幼稚園が4カ所,認可外保育所施設,これ認証保育園を含んでおりますが,9カ所となっておりまして,合計30カ所となっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 市内では30カ所の子供たちの施設の保育料が無償化ということになるということなんですね。幼稚園の預かり保育も無償化の対象ですが,市内で預かり保育で予想される人数をお示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  予想はなかなか難しいところがございますので,現在,預かり保育を利用しているという人数で,お答えをさせていただきたいと思います。現在平成30年度においての年間での預かった実績でお答えをさせていただきます。年間で2万4,773人が利用しております。こちらどういうことかと言いますと,5カ所で預かり保育を実施しておりますので,12カ月の月大体20日から23日ぐらいで割り勘しますと,一つの事業所で1日20人,おおむね20人程度の方が預かり保育を利用しているというふうに考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 今,若年層の給与所得が減っていて,ダブルインカムじゃないと,子供が育てられないということもあって,預かり保育というのも,とても多くなる傾向にあると言っています。今回,無償化といっても,問題点の一つが,実費は徴収するということです。その無償化の対象外の徴収で,これまでより負担増になる世帯が出る可能性があるということです。特に多子世帯,つまり子供が多い世帯などは,どういう対処をするのか,お尋ねします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  議員おっしゃりますように,実費の徴収,行事費であったり通園バスであったり,給食費であったりというのが,実費のものでございますけれども,無償化の対象外ということで,年収,例えば小学生で言いますと,年収360万円未満の相当の世帯の子供たちと,それから,全ての世帯の第三子以降の子供たちについては副食の費用が免除となっておりますので,無償化の実施によりまして,これまでの負担を上回ることはないように配慮されているんではないかと考えておりますが,実際に,またこれからの実施ということで注視してまいりたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) わかりました。  では,無償化されない幼稚園や認可外保育サービスへの補助がどのような形なのでしょうか。まず,市内にある認可外保育施設及び子ども・子育て支援制度に移行していない幼稚園が何カ所あるのか,今回,その無償化の恩恵を受けないところですね,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  市内にあります認証保育施設,認証保育園は4カ所,病院とか企業ですね,こちらが設置する事業所が5カ所,それから子ども・子育て支援制度に移行していっていない幼稚園というのは3カ所でございます。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 認可外保育施設での実情把握と質的向上に取り組む必要があるというのは,識者の意見なんですけれども,守谷市として対応はどのようにするのか,認可外保育施設が認可保育所等に移行する際の市からの支援などがあるのか,お尋ねします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  まず,市では認可外保育所,保育施設に対しまして,実情の把握と保育環境の確認のために,年1回,事業所の監査を実施しているところでございます。監査におきましては,給食の献立,こちらについては,それぞれの年齢に応じた栄養の所要量というものも確認させていただいております。建物内の危険箇所の有無,それから保育士等の職員の配置と保育士資格の数なども確認している状況でございます。  それから,幼児保育の認可外保育所等が移行する場合の支援でございますが,新たに認可保育所を立ち上げる場合には,現在,整備補助を行っている状況にあります。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 今回,無償化といっても,いろいろとわかりにくいところがあるんですけれども,国が定める指導監督基準に適合しない施設は,今回の幼児教育・保育無償化の対象にはなりませんが,経過措置があるんですね。経過措置として,5年間の猶予を与えられています。これによりベビーシッターや認可外保育施設などの幅広いサービスに対して,市内ではどのくらい対象者がいるのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 反問権。  山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 5年間の猶予を与えられていますね。今の無償化されない施設に対して。幅広いサービスが,ベビーシッターとか,認可外保育施設などの幅広いサービスに対して,市内ではどのくらい対象者が,今,国が定めるところの対象にならないところの子供たち,対象の子供たちがどのくらいいるのか,わかりますか。例えば認証保育園を利用する3歳から5歳の児童数とかということですけれども。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  すいません,私,耳の調子がよくなくて,ほかの音が拾ってしまうような状況でございます。大変申しわけありませんでした。  先ほどの質問でございますけれども,認証保育所,保育園を利用している3歳から5歳の児童につきましては,5月現在で27人いらっしゃいます。また,ゼロ歳から2歳の非課税世帯に属している児童は102人という状況になっております。ベビーシッター等のサービスにつきましては,現在把握はできてない状況なんですが,調べましたところ,ベビーシッター制度につきましては,届け出でなっておるんですけれども,県へのベビーシッターの事業をやっているという事業所は,届け出はございません。守谷市においても当然ないんですけれども,ホームページなど,インターネットなどでベビーシッターというふうに調べてみますと,県外の事業所がベビーシッターの方を派遣するようなことで,守谷のベビーシッターというような項目で検索すると,県外の方の事業所の部分が出てくるというふうに認識しております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 市内にお住まいの方で,ベビーシッターをやっていて,都内でやっているというような方もいるのは,私は存じているんですけれども,そこまでは把握できないということなんですけれども,最後の質問になるんですけれども,この無認可保育園の経営は大丈夫なのかという視点から,この項目,最後の質問です。  市内の無認可保育所,認証保育園の数と今の園児数をお示しいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  5月現在ですけれども,認証保育園は4カ所,園児につきましては,129名が利用している状況にあります。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 5年間の経過措置や全国適用なのかをお尋ねします。そして,今後の予想として,経営難になるところはないか,その後どのようになるのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  現在の状況では,5年間の経過措置というのは,全園適用となると考えております。 5年後の状況については,まだ国から示されてないところでございますので,動向をよく注視してまいりたいと考えております。  また,経営難となるところないかというご質問でございますけれども,女性の就業率の向上に踏まえますと,保育の希望する方々は当然増加するというふうに見込んでおります。 現在の状況であっても,保育士と保育所も足りない状況でございますので,認証保育所についても,ニーズはまだ十分ある,経営難に陥ることはないというふうに考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) ありがとうございました。無認可保育園の経営というのが,平成30年6月14日の国家戦略特別区域諮問会議において,各自治体が独自の創意工夫のもと,待機児童解消に積極的に取り組めるよう国家戦略特別区域において,待機児童が多い自治体がみずから定める基準に基づく地方裁量型認可化移行施設の仕組みを設けることができると,難しいんですけれども,平成31年,つまり,今年度4月から適用されるようですが,よりきめ細かな行政チェックが必要だと思いますので,いずれにしろ,保育の受け皿整備を図ることが最重要で喫緊の課題です。保育施設利用を必要としている若い家庭に新制度の説明を十分にして,「子育て王国もりや」という名に恥じない子供のための最善の利益が実現されるような自治体運営を目指していただきたいと思います。  では,三つ目,これで終わり,私いよいよ最後の質問なんですけれども,今回は,私はこの保育無償化とモコバスの減便で,多くの影響を受けているというところを,大いにお答えいただきたかったのですが,努力,これからもしていただくということで最後の質問になります。  市内の生産緑地について質問します。国の生産緑地の指定が2022年に解除期限を迎えるということで,市街地の多くの農地が消失するのではないかと懸念されるという2022年問題というのを耳にして,守谷市にも私は生産緑地という看板を見かけるので,今回の質問に取り上げました。  生産緑地とは生産緑地法に基づき,市町村から特別な指定を受けた市街化区域の緑地であり,農地,牧草地,森林,池,沼などのことです。指定後30年間,税制面で優遇を受けられるものの,農業以外の用途に使えないという行為制限がついています。この行為制限の期限が切れるのが2022年,それ以降の生産緑地である農地を宅地に転用することが可能になるということです。そこで,守谷市における生産緑地問題はどのようになっているのか,お示しください。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) 生産緑地なんですが,こちら生産緑地法制定後30年がたってということで,2022年問題という形でされているところでございます。守谷市においては,首都圏整備法に規定します近郊整備地帯であることから,市制施行時に生産緑地という形で指定ができるというふうになってございますので,2002年に指定しているという形になります。それから30年という形になりますから,守谷市においては,2032年に,そういうような30年後に,自動的に自治体に買い取りを申し出て,しない場合は,生産緑地として,また新たに申し出するか,それとも宅地として,利用するかというような問題になってくると思いますが,いずれにしても,2022年の問題を,動向を見まして,守谷市としても,2032年に向けて対応方針を決定していきたいと思ってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 守谷市においては,2022年問題じゃなくて,2032年問題ということになるということを伺いました。市内の生産緑地,27地区3.86ヘクタールというのがネットで調べたら出てたんですけれども,そこの地権者などとの話し合いというのが行われているのか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) おわびと訂正という形でさせていただきますが,確かにホームページのほう訂正が済んでなくて,議員見られたときは3.86ヘクタールという形になってございましたが,平成31年3月に1カ所0.73ヘクタール解除してございますので,26地区3.13ヘクタールが,今現在の生産緑地というような形になってございます。  それで,先ほど申し上げましたとおり,2032年ということですので,2022年の動向を見ながら,どういうふうにしていったほうがいいのかという検討をさせていただいて,2032年ですので,その3年前,2年前ぐらいから,そういう地権者とのお話し合いをすべきかどうかも含めて,検討をさせていただければと思ってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 本当に最後の質問になりますけれども,私も守谷市の都市計画審議委員の1人として,この間,体の故障で生産緑地を持っていた方が1人手放したというのは,そういえば聞きました。「緑豊かな住みよいまち守谷市」の今後の都市計画のマスタープラン,新しく入ってくる居住者のための立地適正計画などが,もしお示しいただけるなら,お示しいただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 都市整備部長古谷浩一君。 ◎都市整備部長(古谷浩一君) まず,立地適正化計画につきましては,昨年度から今年度にかけて,2カ年という形で策定しております。それとあわせて,都市マスタープランも今年度,立地適正化計画と整合性を図るために見直しを実施するというような形で,今発注等々をしてございます。目標は令和2年3月末を策定目標としてございますので,今現在の状況としましては居住誘導区域,あとは都市機能誘導区域という地区を,どういう地区にしていくかというのを今現在,検討中というところです。  また,緑等々につきましての配置も含めて,それは都市マスタープランのほうで,あと緑の基本計画も再来年度作成する予定ですので,それらも踏まえて立地適正化計画,都市マスタープランを策定していきたいと思ってございます。 ○議長(梅木伸治君) 山田美枝子君。 ◆12番(山田美枝子君) 将来人口7万人,またそれ以上賄うためにビルドアップということを慎重に進めていってほしいと思いますし,高齢者の足,移動権というのを確保するために公共交通のさらなる見直し,一刻も早い見直し,そして実際に,紙のベースで考えないで,実際に困っている人の意見を十分に聞く守谷市であってほしいと思いますし,私も代弁者として市民からのお声を十分に,この一般質問にこれからも反映していきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで山田美枝子君の一般質問を終わります。  ここで約10分間の休憩とします。                午後2時13分休憩          ──────────────────────                午後2時22分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  次,通告順位11番,渡辺秀一君,登壇を願います。                〔8番渡辺秀一君登壇〕 ◆8番(渡辺秀一君) 通告順位11番,もりや清流会の渡辺秀一でございます。大変申しわけございませんが,きょう印刷してきたのが12ポイントで印刷しちゃって,意外と(発言する者あり),はい,すいません。非常に自分で見てて,間違ったな,見づらいなと思って,もしかしたら,飛ばしちゃう可能性もあるんですけれども,そのときにはよろしくお願いします。  あと,きょう久しぶりに向こう側の執行部の方との最初やりとりなんで,いつもは近い都市整備方が,私はいつもお世話になっているので,手にモニターなんかを活用しながら,頑張っていきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  それでは,最初の質問,マル福・すこやか医療についての高校生における現状の制度は,どのようになっているかについての質問をさせていただきます。
     私にも,ことしから大学に通う娘がいますが,うちの家計を振り返ってみますと,一番子育てで費用がかかってくるのが,中高生から大学までなのかなと感じています。現在,最近の統計によれば,中学から高校への進学率は99%に近い数値が出されていることから,ほとんどの生徒が高校に進学している状況だと思われます。高校に進学すれば,高等学校等就学支援金制度の支給により,授業料は無償になっています。しかしながら,入学金や教科書代や修学旅行費などは対象外であり,その他,部活動費や学習塾日,さらには通学手段では,公共交通機関やスクールバスの通学費などと,高校進学からも子育て費用が,家計の中で大きな負担になっているのではないかと感じられます。  その中で,今回の一般質問では,市長の掲げる「子育て王国もりや」の切れ目のない支援とはどこまでなのかを含め,質問をさせていただきたいと思います。  それでは,最初の質問をさせていただきます。マル福・すこやか医療について,高校生における現状の制度はどのようになっているのか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  守谷市のマル福制度におきましては,高校生の医療費助成について対象外と,これまでしておりましたが,茨城県のマル福の対象年齢の拡大の実施とともに,平成30年10月,診療分から高校生の入院費用についてのみ助成を開始いたしました。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございます。入院費の助成については,昨年の平成30年10月の診療分から助成するようになったという答弁ですが,現在,県と市とでの負担率はどのようになっているのか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  県のほうでやっておりますマル福制度におきましては補助が2分の1,そして2分の1を市が持ち出しているような状況でございます。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) わかりました。  次に,高校生における近隣他市の取り組みについて質問をさせていただきます。  マル福・すこやか制度において,近隣他市の取り組みについて伺いますが,守谷市は,入院までの助成対象でありますが,外来までを助成対象にしている他市町村はどれくらいあり,経費はどのようになっているのか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  外来まで実施している市町村は34市町村ございます。経費としましては,全部の市町村にお話をお伺いすることはできなかったんですが,例えば,守谷市の年齢と同じぐらいな規模の市町村にお尋ねしたところ,1年間の助成費用としては約3,000万円というふうに伺っております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございます。  それでは,続きまして守谷市におけるマル福・すこやか医療制度の特徴についてお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  まず最初に,守谷市における医療福祉制度の変遷のことにつきまして,ご説明させていただきます。昭和48年に乳児と重度心身障がい者を対象とした制度発足から,茨城県のマル福の変遷とともに,母子家庭の母子,幼児の対象年齢の拡大,妊産婦,父子家庭の父子というように対象者の拡大を図ってまいりました。  また,平成19年10月から,すこやか医療費支給事業を開始いたしまして,こちらはマル福の対象外となりました所得制限を超えてしまった方々,そういったお子さんと妊産婦に対しまして,市独自で助成を実施してまいりました。  現在は茨城県が実施しております子供のマル福制度におきましては,外来は小学校6年生までが対象となっておりますが,守谷市のすこやか医療におきましては,中学3年生の外来まで対象を拡大して助成を実施しているところです。  守谷市の特徴といたしまして,妊産婦のマル福が挙げられます。妊産婦の医療費の助成につきましては,全国で4件のみが実施をしております。4県というのは岩手県,栃木県,富山県,茨城県でございます。しかし,この妊産婦の医療費の助成の内容につきましては,妊娠の継続や安全な出産のために必要な治療に限られております。守谷市では産科とか,婦人科に限らず,それ以外の例えば眼科とか歯科,そういった受診でも助成対象としておりまして,また所得制限の撤廃も実施しているところでございます。こういったところが,守谷市の特徴と言えるかなというふうに思うところです。妊娠期におきましても,医療費の経済的負担軽減を図っているところです。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) 妊娠期から,非常にそういった制度を充実しているのかなと思うんですけれども,なかなか,その中でも切れ目のない支援ということで,これまでいろいろ継続していっていると思うんですけれども,担当課として,その妊娠期からずっと切れ目のない支援をしていく,その切れ目というのは,大体どの辺を仮定しながら,今のところを考えてやってきているのか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  このマル福制度というのは,医療費の経済的負担の軽減とか,あとは健康の保持増進を図るというところを目的として実施しているところです。そうですね。高校生の外来など子育て世帯を支援する観点から拡大していくということも,大切なことと考えるところではございますが,競争が過熱して過剰な受診というところを招くことも懸念されるところですので,市の財源を生かしながら医療費の適正化というところに努めて,医療費の高騰を防いで,多くの子育て世帯を支援していくというところで,例えば実施をしている市町村の中で,所得制限なかったところをつくるようになったとか,あとは対象を縮小するようになったとかというところも聞いてございますので,そういうところがないように今の制度をこのまま維持継続していくというところで,妊娠期から子育て期までという支援をつないでいけたらいいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございます。若干,今後についてのお話もご答弁していただいたのかなと思いますので,振り返りで質問させていただきますが,その前のお話の中で,茨城県内において高校生の医療費助成では外来までを助成している市町村は33市町村,二十までの学生までを対象としているのが1町の計34市町村が,高校生までの外来医療費助成を行っているということがわかりました。  私は現状,守谷市においても高校生に対しての支援というものがなかなか見当たらないのではないかと感じております。せめて,他市町村並みに高校生までの外来医療費助成を行ってもよいのではないかと考えますが,担当課においては今後,マル福・すこやか医療制度において,どのようにお考えなのか,再度,お伺いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長椎名恵美子君。 ◎保健福祉部次長(椎名恵美子君) お答えいたします。  担当課といたしましては,先ほども申し上げましたが,この制度を維持継続していくこと,それが医療福祉担当としての務めだと考えております。守谷市は市長が申し上げる「子育て王国もりや」を目指しまして,子育て支援に関してはさまざまな施策を実施しておりまして,医療費助成におきましては,今後も支援をつないでいくということに,力を注いでまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) わかりました。ただ,今担当課のほうからお話があった答弁というのは,なかなか私の中で少し矛盾しているところがあるのかなと思うんですよ。例えばその前のご答弁の中で,助成対象の拡充競争が過熱して過剰な受診を招き,医療費が高騰して保健財政を圧迫することも懸念されるというお話も先ほどちらっと,その前の答弁でされましたが,じゃあ,逆にお聞きしますが,今市のほうでは中学校3年生の外来のほうは,単独でやっておりますけれども,実際外来のほうで,それをやっていながら,本当にそういうことが起こっているのか,その検証はして,そういう答弁をされたのか。  また,今後の財政的な問題ということをお話しされましたが,最初のこの市のすこやか医療制度をしたのが,平成19年10月からというお話がありました。平成19年10月と言いますと,2007年10月,ちょうど安倍内閣が解散して福田内閣が発足した当時,翌年の2008年は皆さんご存じのようにリーマンショック,世界金融危機が起こった年であります。そういった時代的にもそんな景気がいい年ではないときに,単独の市がそういう施策をしてきた,そういった中で今,財源的には守谷市は財政指数からしても,去年は不交付団体でもあり,それほど逼迫した状況ではないので,なかなかその辺の矛盾というか,はっきりした根拠が,私には少しわからないのが正直であります。  例えば,もっとわかりやすくお話しさせていただきますと,財源が本当にないからやりたくてもできないのか,もっと言えば,優先順位の問題で,担当課の考えている優先順位の中では,今ここじゃなくて,こっちが先なんだよ。逆にそういったところが明確にあるんであれば,ご答弁をお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) それでは,私のほうから,担当課では荷が重いのかなというふうに思いますので,私のほうから答弁をさせていただきたいというふうに思いますけれども,今担当課のほうで申し上げたように,ある意味では,今議員おっしゃるように中学までは通院までやってるじゃないか,それをもっと高校まで広げたほうがいいんじゃないかというようなご指摘だろうというふうに思いますし,その理屈上は私もそのように思います。  多分,今の財政状況の中でやれないことはないというふうには思いますけれども,まず「子育て王国もりや」という一つの妊産婦さんから始まる子育ての中で,まずは保健福祉部の中で枠配分方式等々もやっておりますので,そういう中でどうしても,待機児童の問題というところが一番,今は課題になっているんだろうというふうに思いますし,もちろん毎年毎年,長期的に見れば,財政的にはある程度守谷はそんなに悪いというところではないので,長期的に見れば,今やってもおかしくないというご判断も一つあるんだろうというふうに思いますけれども,単年度の予算の中では枠配分方式ということで,それぞれの中で何でもかんでもできるというような予算の組み方はしていない。また,それをずっと継続してやってきたからこそ,今財政的にある程度は不交付団体というような,一方で名誉のある財政状況が保たれているんだろうというふうに思いますので,その優先順位等々も再度加味をしながら,できるかどうかも踏まえて,何でもできれば,したいというのは私も同じでございますので,ただ限りある予算の中で,どうするかということの優先順位も決めていきたいというふう思います。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) 最後に,市長に聞こうと思ったんですけれども,質問しないで,わかりました。  先日,ある国会議員の国政報告会で,人生100年時代を迎える時代に突入し,先々に対して見通しが立たない時代を私たちは迎えているというお話を聞きました。そして,時代の一歩先と一歩後,先の見えない時代には,たったこの二歩の違いが大きな違いをもたらすというお話をされていました。  例えば,これを市政に例えたとき,先日の待機児童の話や児童クラブの話などを重ねますと,もしかしたら,常に現場の対応に追われている行政というものは一歩後なのかもしれません。そしたら,政治家である市長は一歩先を見据えて,ちょうどゼロであります。 常に現場,そこに携わる市民は待ったなしで生きておられます。市長にはこれからも一歩先を見据えて,市長の政治力にご期待申し上げて,この質問は終わりにします。  それでは,次のテレワークについて質問をさせていただきます。このしんとした空気を少し変えながら,アップテンポでしたいと思います。  今では世相を反映する句として,すっかり世の中に定着したサラリーマン川柳ですが,今回の一般質問でも,テレワークに関するものがありましたので,少しご紹介させていただきます。  まず最初,家庭内での肩身の狭さや夫の悲哀を表現している句で「テレワークそばに妻いて緊張し」,もう一つ「テレワーク在宅勤務は妻がノー」……受けないですね。  ママ目線の句で「子が見てるきょうは逆転参観日」,もう一つ「ママ友に少し自慢のテレワーク」。  ちなみに,ことしのサラリーマン川柳の第1位は「5時過ぎたカモンベイビーUSAと書いて憂さ晴らし」。定時で上がるということも,今のこの働き方改革の一つのあらわれではないのかと思います。  それでは,最初の質問をさせていただきます。働きながら子育てしやすいまちづくりとして,テレワークの活用について,まず行政が推進するテレワークということで質問をさせていただきます。  ご存じのとおり,テレワークの「テレ」とは「離れた場所」,「ワーク」は「働くこと」です。テレワークとは情報通信技術ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のことであります。子育て世代やシニア世代を含めてあらゆる人,人一人のライフステージに合った生活スタイルを実現できるツールであり,ワーク・ライフ・バランスの実現,人口減少時代における労働力人口の確保,地域の活性化などへも寄与するものと理解しております。  さらには,働き方改革が叫ばれる中,テレワークは働き方改革実現の切り札とも言われております。最近では仕事先や道中,あるいはカフェなどにおいて,パソコンやタブレット端末で仕事を行うモバイルワークといった新しい働き方を実践しているサラリーマンの方々も目にするようになりました。  また,保育所や幼稚園などに子供を預け,夫婦共働きで働くことが普通になってまいっている時代でもあります。こうした中,国においては,総務省が中心となりテレワークの普及促進に資するさまざまな取り組みを進めているところでございます。  ここで質問をさせていただきます。こうした国の取り組みも含め,テレワークについてどのような認識をお持ちであるのか,まず伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) テレワークについてでございますけれども,議員言われるとおり,柔軟な働き方であったり,ワーク・ライフ・バランスの実現はもとより,少子高齢化に伴う生産年齢人口の減少に伴う労働力人口の確保,また育児であったり介護であったり,その離職のリスクの回避,あるいは企業側におきましても,優秀な人材の確保等々に資するものであり,その推進が強く求められているというふうに認識をしているところでございます。  テレワークによりまして,在宅勤務であったり,サテライトオフィス等々,その勤務が普及すれば,育児や介護をしながら仕事を続けやすくなるとともにシニア層,あるいは障がい者,障がいを持つ方の働く場というのもふえ,まさに多様な働き方が広がるものというふうに考えております。  さらには通勤時間の短縮であったり,あるいは混雑の緩和,それからワーク・ライフ・バランスが実現されれば,おのずと家族と過ごす時間であったり,地元で過ごす時間もふえて,その余暇時間がふえるとともに,個人生活の充実等々から地方創生,地域の活性化にもつながるんだろうというふうに思っております。  また,国における取り組みということにおきましては,総務省を初め内閣官房,あるいは内閣府,それから国交省,経済産業省,厚生労働省等々が連携をしてテレワークの普及促進に資する取り組みがさまざまされているという状況にございます。主な例を挙げさせていただきますと,内閣官房,内閣府においては意識改革としての女性の活躍,あるいはワーク・ライフ・バランスの推進,それから総務省,厚労省では,そのノウハウの支援ということで,テレワークの導入についての専門家を企業へ派遣をするといったこと,あるいは,その導入の補助として,その導入機器等の助成というところも実施をしているところでございます。その他,関係省庁では周知啓発ということで,そのセミナー等実施をしていると,それから事例集の作成や周知に努めているというところでございます。  また来年,東京オリンピック・パラリンピックが実施されます。その際の交通の混雑緩和を図るということを目的に毎年,これは開会式の日でしょうかね,7月24日をテレワークデイというふうに位置づけて,企業等による全国一斉のテレワーク実施の呼びかけなどの取り組みが,今まさに国で進められているということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございます。今のご答弁にも若干触れられていましたが,柔軟な働き方であったり,ワーク・ライフ・バランスの実現,労働人口の確保等々,テレワークの効果について,改めて再度,お伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) テレワークは社会全般,それから企業,それから就業者側,3方向にさまざま効果,メリットがあると言われております。まず,社会全体としましては,労働力人口の確保,先ほど来お話をさせていただいていますが,女性活躍の推進,一億総活躍あるいは地域活性化,環境負荷の軽減等々が挙げられます。  それから,企業においては生産性の向上であったり優秀な人材の確保,それから離職の防止,抑止,ペーパーレス化であったり,BCP事業継続性の確保などが挙げられております。  働く側,就業者にとりましては,多様で柔軟な働き方の確保,ワーク・ライフ・バランスの実現,仕事,育児あるいは介護,治療等との両立であったり,通勤時間の削減というところが効果として挙げられているところでございます。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございました。そうですね,働き方改革の切り札とも言われるテレワークでございますが,さらに,このテレワークについて,守谷市として,どのようなお考えなのかを聞かせていただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) 守谷市におきましては,大手企業での経験,あるいは高いスキルをお持ちの子育て中のママさんたち,またシニア層の方々も含めて,多く住まわれているんだろうというふうに感じているところでございます。 このことからも,時間や場所にとらわれない柔軟な働き方であるテレワークを実施するには適した環境にあるんだろうなというふうに考えております。こうした人材の活躍の場の創出,あるいはテレワークの環境というのが整えば,テレワークを通して,安心して働きながら子育てや介護ができるなど,それぞれのライフステージに合った多様な働き方が可能となるということ。  それから,子供を産み育てやすい,子供を育てながら働けるということが可能になることなどから,子育てしやすい,住みやすいまち守谷として,さらなる魅力の向上につながって女性活躍の推進,一億総活躍社会の実現,地方創生にもつながっていくんだろうというふうに思っております。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) 非常にご丁寧な説明,ご答弁ありがとうございました。これからが多分,私一番質問していきたいんですけれども,行政ができるテレワーク支援って何なのかなと思いまして,国においては,総務省のみならず関係省庁が連携し,テレワークについてさまざまな支援策を実施し,その取り組みを加速化しております。守谷市においては,先ほどご答弁ありましたが,スキルの高い子育て中のママさんたち,またシニア層の方々が多く住まわれていることから,テレワーク実施に適した環境にあるとのご答弁でございました。  では,質問をさせていただきます。守谷市として,どういった支援が想定されるのかをお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) 想定し得るテレワークの支援ということでは,市内にはICT,あるいはテレワークに関連するNPOの法人さん,あるいは一所懸命頑張っているママさんたちの団体というのもございます。こうした団体に向けて,例えばですけれども,テレワークの普及啓発に向けた周知であったり,あるいは国でさまざまな各種助成制度がございます。その制度の案内,あるいは申請の際の申請支援ということもございます。  また,必要なスキルを学ぶセミナーを実施するといったところに係る支援であったり,一定程度の技術的な支援というものが想定できるかなというふうに思っております。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございます。今,いろいろな例えばのお話いただきましたが,もう少し一歩踏み込んで,具体的に,さらにどういった支援ができるのかということで,この間,意見のすり合わせのときにいろいろなお話を聞かせていただきましたので,ぜひその辺も含めて,今考えている行政のできる支援って,こんなところもできるのかなというところで,再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長公室長浜田耕志君。 ◎総務部市長公室長(浜田耕志君) 団体さん等々に対しましては,これはテレワークに限った話ではないとは思いますけれども,その団体さんなどが自立自走できるような支援が必要といいますか,重要なんだろうなというふうに思っております。こうした観点から言いますと,企業へのアプローチ,それも含めた団体との企業側との業務,人材でもいいんですけれども,そのマッチングであったり,それから具体的に市役所としてということであれば,その団体さん等への市役所の業務の切り出しといいますか,そういったこともあるんだろうというふうに考えております。  いずれにしましても,どういった支援ができるのかということ,また求められる支援というのはどういったものなのか,あるいは望ましい支援のあり方も含めて,具体の検討をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) 非常にありがとうございました。今後とも,いろいろな想定とか,いろいろなことも考えられると思いますので,ぜひともご検討をお願い申し上げます。  それでは,次に市職員に対するテレワークの活用について質問をさせていただきます。  ちょっと待ってください。ごめんなさい。すいません。実は,この質問は昨年3月定例月議会の一般質問でも取り上げさせていただきました。当時の答弁といたしましては,基礎自治体では県庁レベルよりも多くの個人情報を取り扱っており,その個人情報を使っての仕事が大半を占めている。また,インターネットや職員の情報システムと個人の情報を切り離し強靱化を図っている最中であるので,まずはここをクリアしなければいけないという課題があるというご答弁だったかと思います。  それでは,質問に入らさせていただきます。働き方改革や生産性の向上を踏まえ,現状の取り組み状況はどのようになっているのか,まずお尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。
    ◎総務部次長(川村和彦君) お答えをさせていただきます。  テレワークのメリットにつきましては,先ほど市長公室長から説明をさせていただいたとおりでございます。このテレワークが当たり前になれば,市におきましても議員が考えるとおり,育児,介護,仕事との両立,これが可能になるとともに,通勤による時間や労力,これが軽減できると。また,家族と一緒に過ごす時間や趣味に費やす時間がふえ,ワーク・ライフ・バランスが向上すると考えられます。  しかしながら,先ほど議員からも説明がありましたけれども,末端の地方自治体である当市につきましては,国や県と比較しまして,窓口業務など市民の方々と直接に向き合って話を聞く,話をさせていただくというフェイスツーフェイスの業務の特性というものを持ってございます。それから,先ほど議員がおっしゃいました個人情報を扱う業務などの割合が非常に高いということから,情報漏えい防止などのセキュリティーの対策が必要となるなど,検討すべきハードルも数多くございます。  当市といたしましては,こうした実態や他自治体の動向等を踏まえながら,テレワークの実現性について検討を重ねているところでございますけれども,現段階では導入することは難しいというふうに考えています。ただ今後,情報伝達技術,通信技術の進歩によりましては,さまざまな形で仕事のやり方というものが変化していくことが十分に考えられますので,引き続き動向は見ていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) 昨年も3月だから,1年少したって,あれからどうなったのかなということで,再度,市職員のテレワークというのは導入できるのかということで質問させていただきましたが,厳しい状況だという,この基礎自治体,この市町村に対してではなかなか,その仕事上そぐわないというご答弁だと思います。  そうしますと,続きましてBCP対策として,テレワークの有効性についての質問ですが,先ほどのテレワークを導入することは難しいということから,これもそぐわないということだと思いますが,一応災害時における業務継続計画においてのテレワークの有効性については,どのように考えているのか,お尋ねいたします。 ○議長(梅木伸治君) 総務部次長川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 業務継続計画BCPにつきましては,災害時に行政みずからも被災し,人,物,情報等を利用できる資源に制約がある状況下におきまして,優先的に実施すべき業務,災害時優先業務と言ってますけれども,これを特定するとともに業務の執行体制や対応手順,それから継続に必要な資源の確保等をあらかじめ定めるという計画になってございます。  BCPにおけるテレワークの有効性につきましてですけれども,当市につきましては,平成30年4月に,このBCPの計画を策定いたしましたが,災害発生時の職員の参集につきまして,徒歩または自転車にて60分以内で参集可能な職員が約70%,3時間以内であれば,93%の職員が出勤可能であることを調査結果として出しております。当然,インフラ機能の低下,それから道路橋梁の寸断状況によって異なりはしますけれども,遠距離通勤者が少数であるということによりまして災害対策業務,また優先通常業務が行えないという可能性は低いというふうに考えています。  また,災害時優先業務につきましては,被害を最小限にとどめるために優先度の高い対策業務を行うことになりますので,BCP対策としてのテレワーク,在宅勤務は,それが遂行できる業務というのは,当市については必要性は低いんではないかというふうに考えています。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ご丁寧な説明ありがとうございました。  それでは,これ以上執行部に聞くこともないので,市長にご答弁をお願いいたしますが,今回の一般質問のテレワークですが,市長の施政方針の中でもたびたび今後検討していきたいということが書かれてました。市長の考える,働きながら子育てしやすいまちづくりとして,テレワークの活用について行政ができる支援,または今後,市職員に対するテレワークの活用について,どのようなお考えをお持ちなのか,お尋ねしたいと思います。  また,市職員の働き方改革や生産性の向上という観点では,今後,庁舎外施設などとつなぐテレビ会議システムなどについても,市長の所見をお尋ねしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 公室長のほうから答弁があったというふうに思いますけれども,テレワークに関しましては,守谷に住んでいるママさんたち,お母さんたちのキャリアということから考えると,ぜひともテレワークのスペースであったり,コワーキングスペースであったりというところの開設をしたいなというふうに,常日ごろから思っております。  そのために,逆に言うと,何が必要なのかということを具体的にもう少し研究を,積極的に研究をさせていただいて,こういう要件がそろえば,そういうテレワークのオフィスができ,またそれが持続可能な自立したオフィスとしてやっていけるだろうというようなケースをもう少し勉強させていただいて,それにぜひとも積極的に対応できるような体制並びに予算等々も考えていきたいというふうに思っています。  また,私も行政の仕事の切り出しということ,またテレワークでできる部分があるんじゃないか。また,子育てしている職員が何人もおりますので,もしかしたらそういう職員がテレワークで行政,要するに役所とつながるということの中で,何かできないだろうかということで,これも検証は部内でしたんですが,なかなか難しいというのが今の段階のきょうの答弁のとおりだというふうに思いますけれども,今全国各地でテレワークということも進んでいるようでありますので,そういう導入した事例等々も積極的に情報をとって,同じようなことであればできるだろうというような,もちろん規模というのもかなり影響してくるかとは思うんですが,できることからぜひとも,一歩から始めていきたいというふうに思います。  また当然,テレビ会議等々の部分ですが,守谷の場合はおかげさまで,どちらかというと,非常にコンパクトシティで距離的にも一番遠い施設といっても10分以内では,来たり行ったりできるというところではありますけれども,今後のことを考えれば,テレビ会議のシステムというのも必要でもありましょうし,先日あった,これは先生のお話で,これはアサヒビールのある西条市で導入をした事例ではありますけれども,小学校の授業を,テレビ会議システムを使ってやっていると,廃校にするかどうかというところを,廃校にすると,また別のコストもかかってくるというようなこともあるんで,今のままで先生をテレビのネットワークを使って授業をやることで,廃校にせずにそれなりの授業をやっているという事例もございまして,そういういろいろな活用ができるんだなというふうに思っていますし,まさしくIoT,ITCというような,これから未来の形というのは,一歩でも二歩でも早く導入をしてみて,チャレンジをしていきながら修正をしていくということをしていかなきゃいけないというふうに思いますので,ぜひとも,そういう事案に関しまして,いろいろと情報がありましたら教えをいただいて,我々も積極的に導入に向けて考えていきたいというふうに思いますのでよろしくお願いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 渡辺秀一君。 ◆8番(渡辺秀一君) ありがとうございました。本当にこのテレワークとか,このICT技術を使ったものに対して,行政がどのように携わっていくって,非常に難しい中で,今後考えていかなければいけないという部分もあります。  実は先月,私たちの会派と,あと新風会さんと一緒に,実際テレワークをしている団体さんのところ,福岡県の糸島市と徳島市,2カ所視察してきました。どちらとも,私たちが感じた行政支援ってどういうふうにしていると,そこの団体さんが持続可能な働き方ができるのかなと,こう見てきたときに,例えば家賃補助とか,そういう物的な補助というより,なかなか継続していくというのは,商売をずっとしていくということは仕事が欲しいんですよね,業務委託にしろ,そういった仕事を行政がどういうふうに切り出していきながら,与えていきながら自走できるような環境をつなげていく,そういったところが,非常に行政のできる支援の中だし,行った団体さんも,そういったところが非常に行政に対する支援として一番いただきたいところだというところを,おっしゃってたところが,今回,我々行った研修の中で一番感じたことでございます。  今後とも市長,執行部におかれましては,いろいろ問題はあるとは思いますが,ご検討をお願い申し上げ,私の一般質問を終わりにさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで,渡辺秀一君の一般質問を終わります。  次,通告順位12番,佐藤弘子君,登壇を願います。  佐藤弘子君。                〔18番佐藤弘子君登壇〕 ◆18番(佐藤弘子君) 通告順位12番の日本共産党の佐藤弘子です。  最後になってしまったのかなというふうに思いますけれども,今回,私は6点の通告をしておりますけれども,これまで何回か取り上げてきた問題もございますけれども,今,そういう中で,私は学校の問題取り上げておるんですけれども,先日,私は元文部科学事務次官だった前川喜平氏の講演を聞いてまいりましたんですけれども,今の教育が本当にすごく大事なんだというところを,講演聞いてきたわけなんですけれども,そういう中で今回の就学援助制度についてということで,通告してあるわけなんですけれども,これって憲法の中に,教育基本法の中に,そういった問題を,子供一人一人がそういう立場で守られなければならないということであります。  そこで,私は憲法の26条が教育を受ける権利,そしてまた,受けさせる権利,そうしたものを全てうたわれているということでありまして,本当に国民がその法律の定めによって,その能力に応じて等しく教育を受ける,またはこれらが無償であるということが,うたわれているということに,確かに今これをしっかりと守る立場にある,私も微々たる一人であるということを感じながら帰ってきたわけであります。  今回,私は守谷市は,これまで就学援助制度に対して,全県に先駆けてかなり先進的に取り組んでいたということを,県の資料の中で確認することができた点につきましては,大変評価できるというふうに考えております。これは今,その中の内容的には,自治体が先駆けてやってきたところにおいては,入学前の支給に対しての検討事項なんでありますけれども,こうしたことを今,全県的には平成30年度,31年度,32年度からやりますということになっておりまして,そういう中での守谷での先進的な役割をしてきたということは,大変評価できるなというふうに思いました。そこで,そういう中でおきまして,今度の現状が今,どういうふうになっているのかということを,ヒアリングしてるんでございますけれども,その内容を伺いたいというふうに思います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 就学援助受給者を,受給を受けている方の現状の報告ということでよろしいでしょうか。 ◆18番(佐藤弘子君) はい。 ◎教育部次長(小林伸稔君) はい。昨年度を比較させていただきますと,要保護の認定者の数は,今年度は同数の19名となってございます。また,準要保護認定者は昨年に比べまして17名増の253名となっております。そのほか入学準備金の受給者についてなんですけれども,こちらにつきましては,平成30年度,30年の入学の新小学生が16名,新中学生が34名で,ことしの入学の新小学生が10名,それで,新中学生が31名となっておりまして,昨年と比較しますと,入学準備金の受給者数につきましては小学生が6名減,また中学生が3名の減で,計9名の減となってございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) さっき言い忘れましたんですけれども,通告は言いましたけれども,名前を言いませんでした。日本共産党の佐藤弘子です。申しわけありませんでした。 すいません。  それでは,そういう現状はわかりました。そういう現状の中で,私といたしましては,この制度の先進的な役割を果たしている守谷として,数字というか,県の資料の中から見ますと,かなり数字的には少ないんですね,全体的にね。ですから,そういう意味で,そこは誰がするのかなということを,行政がやらなければならないというふうに思うんですね。ですから,そこら辺で,その周知がしっかりやっていただきたいということをびしっと言ってくれよなというふうに言われましたので,びしっといきたいと思いますけれども,その点で,今後,どういうふうに子供たちに知らせていくことに関して努力をしていただけるかどうかを,まず伺いたいなというふうに思います。 ○議長(梅木伸治君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) こちらの制度の周知の方法というか,についてということでよろしいでしょうか。  まず,こちらの制度の周知につきましては,小学1年生から中学2年生,在学している生徒の保護者に対しまして,毎年2月に学校を通して就学援助制度のご案内の文書のほう配布させていただきまして,希望調査を行っているとなっております。  また,そのほか,新小学1年生に対しましては,大体2月ごろに入学説明会があるんですけれども,その際に案内文書を配布しております。そのほか市の「広報もりや」であったりとか,市のホームページでお知らせをして,制度の周知を図っているということでございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 周知の方法としては,2月ぐらいにやられているということがわかりましたんですけれども,少なくとも子供の数は全県でもふえてる自治体に入っておるわけですから,そこで,なぜこういうことを申し上げるかというと,今子供の貧困及び格差が広がっているということは,どなたもご承知のように思いますので,そういうことも含めて努力をしていただきたいというふうに思います。  そういう中での今度の就学援助制度でございますけれども,徹底してびしっと言ってくれよなというふうに言われましたので,申し伝えましたので,来年度どういうことになるかわかりませんが,機会があれば,もう一度確認することができるので,よろしくお願いしたいというふうに思います。  次に伺います。次は母子手帳についてということで,お聞きしたいんですね。  資料をたくさんいただきました。女性が妊娠をして出産を迎えるまで,重かったので,これだけしか持ってきてないんですけれども,かなりたくさんの教本が配られているということがわかりました。  そして,これらを,そういう学習の場,指導の場があるというふうに思うんですけれども,今若い女性,男性もそうですけれども,スマホでもって,こうした情報を得るということが通例になっているということで,全県でも母子手帳というものは交付するのは当たり前なんでございますけれども,それ,こうしたものがスマホの中で,いつでもどこでも手にとってわかるような情報が欲しいということで,全県では7自治体が,これに参加しているということだったんですね。守谷は先駆けて,独自のアプリを使ってやられているということがわかったんですけれども,それは先進的で大変いいというふうに思うんですけれども。  そこで,なぜこういうことを申し上げましたかということは,3番に続く,虐待につながるということが,識者の先生が申しているんですね。子供を妊娠して手帳をいただくときに,その自治体は,その人に対してのアンケートをとっているかということを言ってるんですね。アンケートのとり方は,一般的なとり方ではなくて,これから赤ちゃんを育てようとする人の自分の生い立ちの中でのアンケートに,それ記入してもらいたいということなんですね。というのは,その虐待の事例からして,識者の先生がこう言うんですね。自分の過去に,そうした体験があることが,自分の子供にそうしたことをしてしまうようなことがあるんだということを警告してるんですよ。そういう意味から,その項目に,アンケートの項目に,そういうものを入れていますかということが確認したらどうかということを言われましたので,私はその資料をいただいた中の,これは一部なんですけれども,そこで守谷では,そうしたさまざまな一袋の中に入っているとは思うんですけれども,アンケートをどういう内容で,そしてこの手帳をお渡しするときに,しているかということを伺いたいなというふうに思うんです。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  現在,母子手帳配布というのは,子育て世代包括支援センター,児童福祉課と社会福祉課の間にあります場所で交付をしております。そしてそのときに,先ほど委員もおっしゃいましたようなアンケート,さまざまな状況でのアンケートというものを実施しております。  これは,今議員おっしゃったように,虐待につながるケースの場合,親御さんの今までの成り立ちというか,環境というのが大きく響いているということを踏まえて,現在の状況とあわせて,そこがわかるような形でアンケートをとらせていただいております。そこで,重要な点を保健師,保育士で確認をさせていただいている状況にございます。それを踏まえまして,ケアプランというのをつくらさせていただいておりまして,どのような形でかかわり合っていけばいいのかということを,妊婦さんと職員とで共有をしていくという形をとっております。  議員おっしゃいますように,虐待につながる事例というのは子育てに対する不安,それから困難さというものを感じている場合にそこへつながっていくんではないかと,担当も感じております。そういったことを軽減,もしくは解消できるような形で手だてをとる,その最初の入り口のツールとしてアンケート,それからケアプランを用いている状態にございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今,部長が答弁したとおりだというふうに思うんですね。虐待に似たようなことが,全国で1,390件,1,500件近く起きてるということなんですね。そういうことからして,より一層寄り添うことと,専門性がなければいけないというふうに,私は思うんですね。そういう意味では,今回の市長の大英断なんでしょうけれども,32名の職員を採用したということでございましたが,もっともっと,職員の数が全体的に少ないというふうに私は思います。  ですから,その専門性を高める上でも,そういうことに力を入れてほしい。それこそ「子育て王国」と言えるんではないんでしょうかねというふうに,私は思うんですね。そういうことから,やられているということでございましたので,それは非常に重要な,ですから,寄り添えるような専門性を高める,そういった相談にも,要するに不安なんでございますからね。初めてのお子さんをお持ちの方というのは,そういうことにつなげていただけたらというふうに思います。  それでは,1番と2番は,その内容を聞くことになっておりましたので,アンケートの中身も伺うことができました。  3番でございますけれども,じゃあ,虐待が今そういうわけで,1,500件近くあるというデータが出てるんでございますけれども,虐待をなくすことに関して,どういうようなことの対策をしていくか,いるかということなんでありますけれども,この間の非常に報道で言われている,この1月早々からの野田のお子さんの死亡事故,先日の札幌での2歳の赤ちゃんが死亡されているような,続いてこうしたことが起きているということに非常に心が痛みます。そういうことからして,じゃあ,虐待なくすには,どういうことに心がけることが,行政としているかということを伺いたいなと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。繰り返しの部分もありますけれども,お答えをさせていただきます。  各医療機関で実施している産婦健診,それから保健師,助産師が実施しております新生児訪問におきまして,産後うつ予防のために,エジンバラ質問表と赤ちゃんへの気持ちというアンケートを実施しております。母親の体調や赤ちゃんへの愛着心,子育て環境の確認を行っているところです。赤ちゃんへどうして接していいかわからないというような気持ちがあったりすること,それから子育ての環境がどういう環境であるかということを,確認をさせていただいております。  乳幼児の健診におきましては,育児アンケートでお母さんの育児不安の有無,それから孤独な育児になっていないか,協力している方がいらっしゃるのかどうか,それから親子の生活状況を把握しながら,育児不安の軽減や虐待予防につなげております。  妊娠期における具体的な予防対策としましては,両親学級というのを行っております。 お母さんが孤独な育児にならないように,夫婦で迎える子育ての授業を実施しているところです。育児に対して少しでも余裕と自信を持ってもらう,そして当然ながら虐待を予防するために発達の相談会,こちらは年に43回,育児健康相談会,年6回,2歳代になりますと,自我が目覚めてくるということで,ですが,なかなか言葉が出ないという状況から「イヤイヤ期」と呼んでいるようですけれども,「イヤ」という言葉だけ発してしまうというような状況があるそうです。こちらを「イヤイヤ期」の子育て支援講座として,2回実施している状況にあります。  それから,一手間かけて楽になる子育てを目指してのペアレントトレーニング講座というものを実施しております。こちらについては,子育ての困難さを感じているところ,何ていうんですか,ロールプレーというんですけれども,実際にお母さん役,子供さん役というような形で,役作りをしながら実践に近いような形で経験して,学習を積んでいく,それが少しでも,余裕と自信につながっていただくような形をとっております。さまざまな形を通じまして,虐待予防の視点を取り入れて活動している状況です。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 一つお伺いするの忘れましたんですけれども,この電子母子手帳を県内7カ所でやって,守谷は特別なアプリを使っていると言ってるんですけれども,その特別なアプリは,特許を取っているというんですけれども,どういうところがやってるのをお買いになっているのか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  守谷市が実際に取り入れておりますのが,「子育てナビ」というものでございます。こちらにつきましては,先ほど議員さんが紹介していただいた七つの自治体が取り入れている電子母子手帳とほぼ機能は同じでございますが,こちらがすぐれている点は実際に子供さんが健診を受けた,注射を受けたという日付を入れますと,その日付からまた計算をして,自動計算で次がどういう健診です。どういう予防注射ですといったことを,お知らせが入ります。ここが一番大きな違いでございます。  そのほかの市で,町村で取り入れているのは見るだけということで,自分の情報が反映されないということで,自分で計算していかなくちゃなりませんので「守谷子育てナビ」がすぐれている点は,そこにございますし,非常に使い勝手がいいというふうに理解しております。現在の登録者数については1,549人となっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) ただいまの電子母子手帳なんですけれども,ほかでやっているのは,IT企業,MTIというところだそうでございますけれども,こちらでは特別な,アプリというふうに聞いたんですけれども,特許が取れているというふうに聞いたんだけれども,それとは違うはずなんですけれども,これと,どおりですか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  今,そのメーカーの名前は調べ切ってなくて申しわけありませんが,ほかの電子母子手帳をやっているアプリとは違うものでございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) そういう虐待に対しての対策ということでは,たくさんの問題点が出されましたけれども,そのことに対して,専門性を当然しているというふうには思うんですけれども,今回の問題にいたしましても,それから札幌の赤ちゃんの病死にいたしましても,周りの近隣の方々は気づいているけれども,それに対して警察及び児童相談所,行政も含めてなんですけれども,そういったところの連携が何かとれなかったように報道では出てるんですけれども,実際そういうものに直面した場合に,行政としてはどのように考えますでしょうか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) 実は,その連携会議というものを,おとといでしょうか,実際にやっております。これは資料が手元にないので,正式な会議名称,失念しておりますけれども,ネットワーク会議と呼んでおります。要対協と呼んでるんですが,対策会議というものを児童相談所,警察,消防,そして学校,弁護士さん,民生委員さん,あと,保育施設,こちらのメンバーで集まって,さまざまな事例について,どのような対策をしたらいいのかということを確認しております。  また,実際にどのような順番で取り組んでいけばいいのかということについて検討会を開いています。それが代表者会議という会議があります。その下に実務者会議という会議を開いております。代表者会議につきましては,年1回ということでございますが,実務者会議については,その都度も開いておりますし,実際にあった事例を検証し,どのような形で対応すればよかったのかといったことについても,改めて見直しをしているところでございます。  昨今起こったことでは,外国人の方が健診に,子供さんが何歳児でしたか,失念しましたが,健診に来なかった。連絡をとりに参りましたが,どうやら住んでいる様子がないというようなことがございました。そこには小学生の子供さんもいるということで,学校側も連携して調査をさせていただいております。現場のほうには,夜がけ朝がけといいますか,いろいろな時間で行ってみて,現状を確認し,それから外国人でいらっしゃいましたので,どのような出国・入国をされているのかということも,調べさせていただきました。 結果的には,そこに住んでいらっしゃったのはおじいちゃん,外国のおじいちゃんでありまして,おじいちゃんに会うことができ,どのような生活を今送っているかということを確認させていただきました。日本語がよくわからないといったこともありまして,なかなか会うことができなかったのかなというふうに思いますが,我々としましてはさまざまな形で手を尽くして,虐待であったり,不登校にもつながったりするということもありますので,そういった形でまず,その会議があり,実務者がありということで対応をさせていただいております。  当然,児童相談所,先日の会議にも児童相談所の所長さんに来ていただき,県内,土浦児童相談所になりますが,県内の状況,土浦児相の状況をつぶさに確認をさせていただいているところです。  私どもの守谷市におきましては,児童相談所との連携,警察署の連携,消防署の連携を密にとっております。消防署の方々につきましては,消防の救急救命士が,実際に危ない場面を救っていただいたこともあり,我々の行政と警察,さまざまな形で連携をして対応をしているところでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今,部長の答弁の中に二つ,ひとつ検討しなければならないという問題があったね。それは今既に行われているわけでありますけれども,一つには,この周辺には外国人の労働者の方がたくさんいらっしゃるということでは,国も,いろいろな国の方々が見えているというふうに思いますので,そうした方々のサポートの中に通訳だと思いますね。その言葉がわかるような通訳ができる人を,連携ができるようなものが一つあったほうがいいというふうに思いましたということと,もう一つは,虐待を防ぐ一つの方法として,守谷では先進的に母子推進委員というんですか,そういう方がいらっしゃいますよね,何人もね。そういう方々にもっともっと研修を重ねていただき,今までよりももっと目を広げていただくような,そういう視点をとられていただけるようなことが含まれていくと,もっと予防的に,それからキャッチできる状態がつくられるのではないかということを,今答弁を聞いていて思いましたんですけれども,そういうことも,もし考え合わせることができるのであれば,お願いしたいなというふうに思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  まず最初に,先ほどの「守谷子育てナビ」のメーカーですが,両備システムズというところでございます。大変申しわけありませんでした。
     それから,あと会議の名称ですが,子ども家庭支援ネットワーク会議でございます。失礼をいたしました。  今,議員提案のいただきました通訳の関係ですが,私実はそのとき,現場に行ったものなんですけれども,今これで通訳ができる部分がございますので,それを使ったりしております。どうしても夜がけ朝がけの部分もありますので,なかなかということもありますが,私自身も語学の勉強には努めていきたいなと思いますが,ある程度の部分で連絡がとれれば,そのときには通訳等,その語学に堪能な職員も,実際英語だけにとどまらず,中国の言葉であったりということも,職員の中におりますので,そこに協力していただいて,話を伺うという場面も現実にございます。  それからあと,母子推進委員さんでございますが,現在45人の方に活躍をしていただいております。ここには研修を取り入れておりまして,スキルをアップしていただくことをまずやっていただくことがございます。それから,新生児の訪問をまずやっていただいておりますので,そこで,さまざまな形で情報を提供したり,それから,先ほどお母さんの状況を聞いたりといったことで,そこを保健センターの保健師,それから子育て世代包括支援センターの職員に伝えて,連携していくという形をとっております。  以上でございます。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) いろいろなことを児童福祉課としておやりになっていることがわかりましたし,一人もそういう悲しい思いをさせるお子さんが出ないためにも,気を配ることが重要ではないかというふうに思いますね。  それでは,次に進みます。  子ども・子育て支援制度が始まるわけなんですけれども,先ほど山田議員のほうからも質問がありましたけれども,内容的には分けて質問しているはずでございます。2019年10月から実施するというのが,子ども・子育て支援制度で無償化ということでありますけれども,これには3歳児以上が対象と,無償化の対象であって,そしてゼロから2歳児は,住民非課税世帯にもう限定されているということですね。全面的に全部無償化ということではないということ。  また,これに対して,1兆円の財源が必要だということを,政府が試算したんですね。じゃあ,その財源をどこから持ってくるのかということでありまして,これが10月からの消費税10%に増税する,財源に充てるというのがセットで来ているのが内容でありますよね。 そういうことですから,制度としては大変いいと,しかし,限定であるということを言われてるんですね。5年間の限定ということが言われているわけでありますから,その5年間だけ子ども・子育て無償やればいいかということではないと思うんですよね。子育てしてほしいというんであれば,財源をきちっと確保するというのが政治の仕事というふうに私は考えておりますんですけれども,そういう点から,今度始まろうとするその中身でございますけれども,私は,じゃあ,どこが変わるんですかというふうに出してあるの,どういうふうに変わるのと,制度でね,新たに変わるのといったら,私の取り上げるのは,給食代が今度取られるというところが変わるんですね。ご飯食べることも,保育園で生活する,排泄すること全て一つの生活なんですね。そういう生活の中のものから切り離して,ご飯の部分を,給食分を取るというのは,どういうことなんですかという考えさせられる今度の内容なんですけれども,それでは,この給食に対して,市はどのようにするのかということを伺いたいというふうに思うんですけれどもね。給食は取るんでしょう,給食代は。給食代は取らないの,特別に。 ○議長(梅木伸治君) それ質問ですか。 ◆18番(佐藤弘子君) はい。 ○議長(梅木伸治君) わかりますか。いいですか。 ◆18番(佐藤弘子君) だから,どう変わるんですかという内容,私が出しましたので,私は給食の問題について質問しますよというふうに言ってあるんです,給食。 ○議長(梅木伸治君) どうぞしてください。 ◆18番(佐藤弘子君) 変えてもらいたいんです。 ○議長(梅木伸治君) 質問したの。  保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  公立保育所の給食費ですけれども,パンやご飯等の主食代が1食60円,おかず代が1食170円,合計230円で賄われている状況にございます。3歳未満の児童の主食代,副食代及び3歳以上の児童の副食代につきましては,子ども・子育て支援制度に係る国の制度にかかっておりまして,保護者負担はございません。このため3歳以上の児童の主食代のみが保護者からの実費負担となります。食数に1食分の単価60円を乗じた月単位で保護者から実費徴収をしている状況にございます。3歳から5歳の,ですから,60円だったのが,230円になるというような形で,制度自体は捉えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 今,230円とか300円とかという数字が出ましたけれども,国のほうでは1人頭3,000円とか4,500円とかというふうに言われてんですね。4,500円の人だと,年間5万4,000円ですよ。5万4,000円で,所得が少ない人も5万4,000円払うわけですから1年間でね。果たして,これが無償化になる,無償化と言って万歳って言ってもいいのかというふうに思っているんですけれども,守谷市はそれでは,今数字が出ましたけれども,じゃあ,私経営の保育所,公立の保育所,みんなそれぞれに同じ金額で徴収するということですか。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  市内における私立幼稚園の給食費は幾らかということでございますが,190円から348円ということで分布をしております。平均しますと,200円から300円程度という形ということで把握しております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) そうしますと,私経営のところの方も取るということになれば,事務の量もふえる,このことによって。払えない方に関しての未払い問題も当然出てくる。そういったもろもろの計算をしているとは思うんですけれども,本当にこれが適切な無償化の中のものと言えるんでしょうか。  そしてもう一つ,低所得者に対しては,減免制度とかそういうものはあるのかないのか,そのことも伺います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) 制度の是非につきましては,私は全体的にという形でしかないというふうに思っております。確かに食費というところにつきましては,負担がふえる部分もあるかもしれません。制度がもう少し,どのような形で精密な形になっていくかというところも,注視していきたいというふうに考えております。  先ほどの減免の部分でございますが,年収360万円未満相当の児童,それから,全ての世帯の第三子,3番目の子供さん以降につきましては,減免をされる状況となっております。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 減免制度があるということがわかりました。わかりましたけれども,こうした子供の心理にも影響するような,うちのお母ちゃんは給食代払ってなければ,ご飯食べられるのかなと,そういう不安も出てくるということも考えてみているんですか。そういうことまで考えていただきたいと思うんですよ。  そして,守谷の場合は,保育所は公立は二つしかないわけですから,あとは私経営,会社経営ということでありますので,その辺でも意見があればですけれども,今ないんでしょうけれども,いろいろな負担がふえるということ,負担がふえるということで,また,問題が起きたときの負担もふえるということもあわせて,こうしたことは,もし話し合いができるんであれば,子供に心配をかけないような,みんなが食べているのに,自分が食べられないということは,まず起きてはならないと思いますので,そういうことも含めて話し合いをしていただきたいと思います。新しい制度なので,その点はどうようにお考えか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) 議員のお気持ちはよく理解させていただいたと考えております。現状としまして,給食費を払っているか,払ってないかで現場で食べられない子,食べられる子というのはないというふうに理解しております。制度の移行につきまして,今後さまざまな保育施設も交えて,意見をいただいたりという機会は設けてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) ぜひとも,そういう差別をしてはいけませんので,そういうことが仮に起こったとしても,決してやってはいけないということを申し上げまして,次に進みます。  次は,待機児童の解消に本当になるんですか。待機児童ゼロを目指すことにつながるんですかということを,私は伺いたいというふうに思うんです。この制度の中で,守谷におきましては。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきます。  議員がおっしゃいます,この無償化がもたらす影響,待機児童の解消になるかということでよろしいでしょうか。  先ほども山田議員や堤議員からも質問がございましたが,待機児童の解消はなかなか難しいのかなというふうに思っております。保育を希望する方がふえるというふうに発展するというのはあるのかなと,先ほどの渡辺秀一議員からも,保育の施策がおくれてるんじゃないかというふうなご指摘もいただきましたが,我々もいろいろな予測を立てて,計画を立てて実施しているところですが,予測以上に保育を希望されてる方が,特に今年度多かったということを踏まえて,いろいろな施策を考えているところです。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 待機児童がゼロになることは,誰もが願っていることで,こういう制度が始まることによって,これまでは3時間とか2時間とか預ける方法でやってましたけれども,10時間も3時間も同じ無償だったら,今まで3時間で預けていた人が10時間預けようということになって,当然ふえるというふうに思うんですね。そういう意味で,これまで以上に大変だと,中でもゼロ歳から2歳の待機児童がふえるんではないかと言ってるんですね。それに対しての対策はどうあるのかということ,国はこう言ってますよね。地域型保育児童施設とか企業型保育施設とかというのが受け皿になっていただけるから,待機児童なくなるんだということを言っておりますけれども,現実にはそうならないというふうに思うんですね。そこで,確かにゼロから2歳児のことを,この守谷では,もしふえた場合にはどうするのか,考えはあるのでしょうか。来年度,再来年度,保育所ができますけれども,十分な預かれる施設の数になっているのかどうか,そこら辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えをさせていただきたいと思います。  まずはゼロ,1,2歳の待機というのももちろん多いということでございますが,保育を希望される方,保護者の方は継続した保育を希望しているということも,多いというのも事実でございます。そこで,新規認可保育所の開設ということで,まず動いております。 現在,入所不承諾となっている児童解消のために,新規認可保育所の開設を進めております。ことし4月に,まつやま・百合ヶ丘保育園が開設されました。そして,今年度8月に東進ワールドキッズ守谷が開設する予定となっています。大柏に建設を予定しております,momなないろ(仮称)でございますが,こちらについては,今現在,調整,準備中でございます。  そして,さらなる入所不承諾の解消に向けまして,新たに180人以上の保育の受け入れ施設を確保するために,募集をしているところでございます。  今後6月末,6月20,21日から正式な受け付けが始まる予定でございます。その後,業者を,事業者の方を決定する予定となっております。  また,既存の事業所につきましては,定員の増員につきまして,引き続き要請をしているところでございます。定員どおりの児童受け入れ,つまり,保育士が不足しております。 定員として出していただいている数まで,保育士の数が足りないので,少し受け入れ人数が少ないという事業所があります。そこに,定員どおり保育者が配属されるよう保育士等確保支援策としまして,保育の人材就職支援事業,こちら昨年,2年,2回ほど実施しておりますけれども,こちらを継続して実施すること。  それから,保育士さんの労働環境の改善を図るということで,お昼寝のマットの購入だとか,そういったものの備品の補助というものを実施しております。新規採用職員に対する支援策,それから既存の方々の軽減負担ということで,保育士確保の施策を実施していく予定でございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 4月,8月,来年ということで,180名ぐらいの子供がわずかでできるような数を出していただきましたけれども,実際には,最後でおっしゃっていました保育士さんの不足という問題が,果たして解消できるかどうかが非常に難しい点ではないかというふうに思うんですね。その辺が今度の,この無償化制度,国がやるということに非常に,やると言っただけでもって,具体策がないということが問題ですよね。  だから,国はこう言っているわけです。先ほども申したように,企業型の受け皿ができるんではないかというふうに言っているんですね。そこで,待機者を少なくするということを言っているんですけれども,あくまでも,企業型の保育所というのは,対象は,これは利益を追求するわけでございますので,その辺が規制緩和で緩くなっておりますけれども,そこには,もしかして,事故というようなことが起きかねない状況も生まれるんではないかと,そういう懸念もするわけですね。  ですから,そういう意味では,行政の監視役,指導役というものは,これからますます重要になってくるというふうに思うんですね。そういうことからして,できてから考えるんではなくて,そういうことも想定して,行政は考えるべきだというふうに思うんですね。  ですから,行政というのは,いろいろな企業型であったり,私系であったりする保育所ができるわけですから,そういう指導監督がきちっとできるようなものが,考えているかどうか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) お答えいたします。  先ほどの山田議員との回答にもかぶる部分がございますが,認可外保育所に対しまして,年1回の監査,検査を行っております。  また,議員おっしゃいましたように,さまざまな形で,保育の事業所というのが出てくるかと思います。ベビーシッター関係については,先ほど申し上げましたとおり,県内ではない状況なんですが,この無償化の制度が始まりますと,守谷市においては負担が減る,軽減される部分がございます。その経費を利用しまして,さまざまな,先ほどの議員おっしゃいましたような質の確保などについても検討させて,そちらについての経費を充てるような形で,質を確保していく手段もまた考えていきたいと考えております。具体的にはまだできておりませんが,ベビーシッターができた場合には,そこに,これはベビーシッター等では,届け出制でございまして,特に認可の必要はございませんが,そこに行政も一緒に取り組んでいくような,実態を確認していくようなことも踏まえて,保育サービス全体の質が確保されるような施策をとってまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 大変心配な面もありますけれども,そういうことをしっかりと捉えて,行政運営をしていただきたいというふうに思います。  では,3番目に移ります。  公立保育所というのは,自治体が保育をしている責任において,非常に重要だというふうに思いますけれども,その位置づけとして役割というものは,どのようにお考えですか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部長堀 浩君。 ◎保健福祉部長(堀浩君) 公立保育所,現在2カ所ございます。公立保育所の役割というものは,どういうことかということでございますが,質の確保,民間を含めた質の確保に向けてのリーダー役というのが,一つ,公立保育所には求められているというふうに思っております。  統合保育の一環としまして,さまざまな施策の児童の受け入れを率先して行うこと,それから行政機関としまして,地域の子供の成長や親が子供を支援できるようなこと,民間保育所に対しまして,それを示していくような形でのリーダーシップをとるというようなことも,公立保育所の役割としてあるというふうに考えております。  こちらにつきましては,研修会等を実施したりするのを,もう既に平成27年から実施しております。こちらは保育士等の合同研修会の実施ということで,公立保育所がリーダーとなって実施をしているものです。既に10年を超える研修会を実施しているところでございます。こちらにつきましては,それぞれのクラスに分かれて研修をしたりということで,そういうことでも,公立保育所としてのあり方というのがあるかと思います。  また,先ほどの松並の建物火災におきましては,北園の子供たちが,現在は土塔保育所で保育をしている状況にございます。  また,午前中につきましては,これは生涯学習課が所管でございますが,児童クラブをお借りして,午前中,3歳以上の子供になりますが,そこで保育をさせていただいております。現在は土塔と北園とで,合同のような形で保育をさせていただいておりますので,そのような形で,生涯学習課とも連携をとりながら保育を進めていることになっております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 本当に,この公立の保育所というものは重要でありまして,私立保育所には国から2分の1の補助が出ると,しかし,公立のものには,お金がもらえないわけですよね。負担が出てこないわけですよね。これでは公立保育所の存在を認めないというわけですから,とんでもないですね。今回の災害に関しても非常に重要な役割を担っているわけですよね。じゃあ,それを民間ができるかといったら,できないと思うんですよね,いろいろな複雑な問題が入ってきますから。そういう意味での公立保育所の役割というのは非常に重要であって,実際の責任というのはもちろんでありますけれども,国の制度が,こうした制度がおかしいということに声を上げていかなければならないのではないかと思いますね。  公立保育所は当然,研修も多くやっておりますし,相談件数も多くやっていらっしゃる。手のかかる困難な問題に対しても受け入れ対象を組んでいる。そして,保育の質をうんと高めることを常にやってらっしゃる,こういった大きな役割をしているのは,公立保育所だと思いますよ。そういう意味では,大変ご苦労で,ご苦労さまですということを,私は,私個人としては申し上げたいというふうに思いますけれども,制度を変える,今度の無償化というのは,官邸主導の政治的な働き方が,今,全国を混乱に入れるような,なっているけれども,内容的には無償化って,そのものはいいんですよ。そういうことが起きているので,ひとつ問題はありますけれども,声を上げられるところから上げていって,子供の命,そして子育ての環境づくりに,一生懸命やらなければいけないということを,私も微々たる一人でございますので,頑張りたいと申しながら,この項は終わりにしたいというふうに思います。  次。 ○議長(梅木伸治君) ただいま佐藤弘子君の一般質問の途中でございます。先ほどの渡辺秀一君の質問は2時23分からスタートし,もう90分を超しましたので,会議も長時間になりました。ここで10分間の休憩とします。                午後4時00分休憩          ──────────────────────                午後4時09分開議 ○議長(梅木伸治君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き佐藤弘子君の一般質問を続行いたします。  佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) それでは,次に進みます。  4番目でありますけれども,小学校の訪問をさせていただきまして,状況を伺ってきた結果でございます。早速,取り組んでいただいたというふうには思うんですけれども,これまでの改修・改善につきましての調査の結果はどうだったでしょうかということで,お伺いいたします。 ○議長(梅木伸治君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 3月25日に要望をいただきました小学校6校の改修・改善箇所につきまして,学校ごとに現在までの取り組み状況をお答えいたします。  松前台小学校の雨漏りにつきましては,4月に校舎と体育館をつなぐ通路部分の修理のほうを行っております。  また,体育館の天井の雨漏りへの対応なんですけれども,こちらにつきましては,雨漏りの箇所の特定が難しいということもありますので,今後,大規模改修等の際に検討していきたいというふうに考えております。  そのほか,図書館の冬季の寒さ対策につきましては,図書室の天井部分が吹き抜け構造ということがございますので,早急な対応は難しい状況にございます。今後,校舎の大規模改修の際には検討していきたいというふうに考えております。  また,図書室の破損した机や椅子等につきましては,現在,備品購入の手続を進めているところでございます。  次に,郷州小学校のエレベーターの設置及びバリアフリーにつきましては,今年度実施する校舎の大規模改修の設計に組み入れるよう検討をしたいと思います。
     また,大井沢小学校図書館のエアコンの故障につきましては,4月に機械の調査を行ったところ,特に今のところ異常がないということが確認できておりますので,今後,壊れた際には,本体自体を交換するという予定でございます。  次に,守谷小学校の床の補修なんですけれども,こちらは今年度外壁の塗装と校舎1階の床の補修工事を行うことになっております。現在,工事業者選定のために入札準備のほうを進めておりまして,今年度中には工事が完了する予定となってございます。  そのほか,御所ケ丘小学校のバリアフリー化につきましては,今年度の大規模改修において,エレベーターの増築や段差の解消等を行っていきたいと思います。  また最後に,黒内小学校でございますけれども,こちら児童数の増加に伴いまして,登下校時の安全確保ということで,松並青葉地区から通う児童数の増加に伴いまして,北園交差点の横断が大変混雑している状況にございます。4月に学校側と協議を行いまして,現在,通学補助員の増員を予定しているところでございます。  以上が,ご指摘をいただいた点に対する取り組みの状況となります。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) よくわかりました。大規模改修をするというようなことにもなっているようでありますので,順次,改善がされるのかなというふうに思いましたけれども,一つ,松前台小学校の雨漏りの部分,デザイン的にもよかったんでしょうけれども,それは図書館にも言えることなんですけれども,こうした,その当時の建物としては斬新な建物だったんではないかなとは思うんですけれども,長い間使っているところに,ふぐあいが出てきて,改修が難しいと言ってるんで,これからつくる建物というのは,先々のことも考えてやることがいいのかななんていうふうに思ったりいたしました。  そこで,ここの御所ケ丘小学校におきましてのサロンの使用がされておりまして,そのサロンのところの手すり,及び,防災訓練及び災害時に手すりのところをもっとスロープにしてほしいという,要するに外すのかもしれませんですけれども,これは学校ではやらないというふうに言われましたので,今後,担当課がどこか,介護になるかわかりませんが,検討していただきたいなというふうに思いますけれども,担当課は決まったんでしたっけ。 ○議長(梅木伸治君) 教育部次長小林伸稔君。 ◎教育部次長(小林伸稔君) 御所ケ丘小学校のサロンにつきまして,介護福祉課のほうで,所管となっておりますので,今後改修をする際に,介護福祉課のほうと調整をさせていただきまして,そのスロープの分については検討していきたいというふうに考えております。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) よくわかりましたので,順次,お願いしたいなというふうに思いまして,30分以内でございますから,次に進みます。  5番の補聴器の公的補助ということでありますけれども,人間は年をとることによっていろいろな機能が衰えていきます。それで,難聴であったって,それから目が悪くなるのも当然であります。そういうところにおいて,難聴及び,要するに耳が聞こえないんでありますけれども,いろいろな方から,共産党のアンケートにも声が届けられました。そこで,私が調査に行きました会社におきましては,補聴器の補助というのは非常に難しいということが言われまして,県の管轄であって,そして,これは何らかの障がいを持っている方には適用になるということなんですけれども,障がいがなくても高齢になると障がいも起きてくるんです。ですから,そういう意味で,公的な補助をということでございます。  そこで,補聴器というのは,安いものは5万円から,普通で20万円,高くて40万円,50万円,そういう結構高額なものなんですね。なかなか使っていても,ふぐあいが起きてくるというような代物であります。そういうことから,高齢者が難聴になったりすることによって,何が起きるかというと,認知症というような問題とか,ほかの病気も発症するということが,データで出ているというんですね。そういうことから,今後,そういうことが必要になってくるであろう高齢化社会でございますので,そういう意味から,この問題を取り上げてみたんですけれども,市としてはどういうお考えがあるか,伺いたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 保健福祉部次長稲葉みどり君。 ◎保健福祉部次長(稲葉みどり君) お答えいたします。  まず,障がい者のほうは,身体障がい者,聴覚障がいの方には補助具として交付になりますが,今ご指摘の高齢者の聴覚障がいということですので,聴力障がい,聴力が低下することでのコミュニケーション障がいということで,社会参加や交流の場の低下になって虚弱という状態になることも考えられます。  また,議員からおっしゃられたように最近は,認知症と難聴の関係というのも,研究のことから言われております。聴力の低下に対応する方向として,補聴器というのが一つの手段としてあるのは存じてあげてます。ただし,補聴器は治療ではございませんので,医療保険の適用外になりまして,一般的には販売店での購入となります。ただ,しかしながら購入後,補聴器が本人の聴力機能と合わないということで,買ったはいいんですが使えてないということも聞くことが多いです。このような状況から,高齢者の補聴器の適合につきましては,医学的な見地も必要であると考えております。  実際,他市の取り組み,高齢者の補聴器の補助ということも聞いておりますので,取り組みの状況を踏まえて,また専門医の意見も聞きながら補聴器の補助につきましては,市として検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) よくわかりました。こうした高齢者がふえるということで,ぜひ,こうしたことを考えていただけるような行政であってほしいということから要望しておきます。  それでは,最後になりました。  期日前投票についてということで,私は今度取り上げたわけですけれども,以前に神宮議員のほうからも出されておったと思うんですけれども,投票率を上げることがどういう工夫があるか。18歳から若者の投票権が拡大されました。そういう若者への投票行動をどう考えているか,これが非常に重要ではないかというふうに思うんですけれどもね。  だけれども,守谷では今,この庁舎に1カ所だけ期日前投票所がありますけれども,これを大勢が使うような場所に,設置はどうかということでありますけれども,この問題について,非常にヒアリングの中では期待ができない答弁が返ってきているので,自信を失っているんですけれども,前向きな答弁をぜひともお願いしたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 選挙管理委員会書記長補佐川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) お答えが恐らくご希望に沿えない形になることと思いますけれども,この質問に関しましては,昨年度,堤議員の一般質問,それから,期日前投票所設置に関する陳情においても,常任委員会で説明をさせていただいているところでございます。  選挙管理委員会といたしましては,そのときと結論は同じでございます。駅前あるいは駅近くに恒常的に利用できる施設ができましたら,そちらで設置を考えたいという考えでございます。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 若者に対してどう考えていますか。 ○議長(梅木伸治君) 選挙管理委員会書記長補佐川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) 大変失礼をいたしました。特に若年層の投票率についてのご質問だったかと思いますけれども,若年層につきましては,全国的に投票率が低いということもありまして,いずれの選挙管理委員会におきましても,対策に苦慮しているというところでございます。  守谷市の選挙管理委員会では,成人式におきまして啓発パンフレットを配布する,また,ツイッターなどのSNS,Morinfoといったインターネット上の情報をふやす,それから,啓発ポスターを広い範囲に張る,ポスタージャックというんですけれども,こちらの手法を取り入れるなど,他市の状況も見ながら,啓発活動をふやしているところですけれども,投票率向上に直結するまでは至っていないのが現実でございます。  今後も情報収集に努めまして,投票率向上につながるような施策を実施していきたいと考えておりますので,議員様方からも何かいいアイデアがありましたら,ご教示をお願いできればというふうに考えています。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 私の質問に答えてはいただきましたが,じゃあ,仮にプレハブをつくって設置した場合に,幾らぐらい財政的に負担がかかるか,試算はしたことあるんでしょうか,伺います。 ○議長(梅木伸治君) 選挙管理委員会書記長補佐川村和彦君。 ◎総務部次長(川村和彦君) お答えさせていただきます。  こちらの費用面につきましては,堤議員の一般質問にもお答えをさせていただいておりますけれども,ざっと内容を話させていただきますと,人件費で約200万円,それから設備費,ネットワーク回線のそれを引くと,それからプレハブの仮設,それから事務機器等で172万円程度かかるということで,合計しますと,365万円程度かかるだろうという試算をしています。  以上です。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 議長からも厳しく言われているんですけれども,期日前投票は要らねえよなと言われたけれども,いや,そうじゃないんだと,投票率を上げることが政治的意識を,いかに政治に対して関心を持っていただくかというのは重要なことなんですよ。だから,必要なんだと。370万円ですよ,やろうと思えばできる金額ですよ。やる気があるかないかですよ,これは。やる気があるかないかですね,市長はどう考えますが,期日前投票を。 ○議長(梅木伸治君) 市長松丸修久君。 ◎市長(松丸修久君) 私は選挙で選ばれる側でございますので,選挙管理委員会に対して,どうのこうの申すということは控えさせていただきたいと思います。 ○議長(梅木伸治君) 佐藤弘子君。 ◆18番(佐藤弘子君) 市長は選ばれる側ですから,答えられないという,でも,多くの方がここに来たくても,なかなか大変という方もいることは事実なんですよ,事実なんです。ですから,できれば,イオンタウンみたいなところで,お貸しいただけるようなことができるんであれば,設置はしていただきたいなというふうに思います。たかだか370万円ですよ。私は市民の方が聞いたら,えっ,そのぐらいでできるんだったら,やってほしいということ,誰も思うと思います。  そういうことからして,投票率を上げる,関心を持つ,若年層に対しての意識の啓発もできるということで,ぜひともこれは考えていただきたい。もう,これ7月に参議院選挙あるから,間に合わないですけれども,少なくても来年の市議選,来年の市長選には間に合うんではないかというふうに思いまして,私の要望と個人的な見解を述べまして,私の一般質問は,これにて終わりにいたしました。ありがとうございました。 ○議長(梅木伸治君) これで佐藤弘子君の一般質問を終わります。  本日の一般質問は,これをもって終了し,6月17日月曜日,通告順位13番の高梨 隆君から続行したいと思います。ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(梅木伸治君) ご異議なしと認めます。  よって,本日はこれで散会いたします。                午後4時24分散会...