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平成22年第 1回定例会-03月16日-03号

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  1. 守谷市議会 2010-03-16
    平成22年第 1回定例会-03月16日-03号


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    最終取得日: 2022-12-18
    平成22年第 1回定例会-03月16日-03号平成22年第 1回定例会                 平成22年第1回             守谷市議会定例会会議録 第3号        ──────────────────────────          平成22年3月16日 午前10時26分開議        ────────────────────────── 1.出席議員 20名     議長 13番 伯耆田 富 夫 君  副議長 17番 山 田 清 美 君         1番 高 梨 恭 子 君       2番 高 木 和 志 君         3番 鈴 木   榮 君       4番 高 橋 典 久 君         5番 浅 川 利 夫 君       6番 山 崎 裕 子 君         7番 酒 井 弘 仁 君       8番 川 名 敏 子 君         9番 唐木田 幸 司 君      10番 市 川 和 代 君        11番 尾 崎 靖 男 君      12番 佐 藤 弘 子 君        14番 松 丸 修 久 君      15番 梅 木 伸 治 君        16番 平 野 寿 朗 君      18番 又 耒 成 人 君        19番 中 田 孝太郎 君      20番 倉 持   洋 君 1.欠席議員
            な し 1.出席説明者         市長                会 田 真 一 君         副市長               橋 本 孝 夫 君         教育長               北 村 裕 信 君         総務部長              寺 田 功 一 君         生活経済部長            下 村 文 男 君         保健福祉部長            茂 呂   茂 君         都市整備部長            笠 見 吉 代 君         教育部長              弘 澤   廣 君         上下水道事務所長          染 谷 精 一 君         総務部次長             笠 川 悦 範 君         総務部次長             横 瀬   博 君         生活経済部次長           松 丸 美恵子 君         保健福祉部次長           比 前 静 代 君         都市整備部次長           高 橋   要 君         教育次長              染 谷   隆 君         会計管理者             椎 名 一 夫 君         総務部参事補            岡 田 宏 美 君         農業委員会事務局長         瀬 尾 勝 重 君 1. 本会議に職務のため出席した者         議会事務局長            上 野 久 芳         書記                菅 谷 智 弘           平成22年第1回定例会一般質問通告事項 通 告 順 1番 梅 木 伸 治 議員   1.地球温暖化 〔担当部長〕    (1)守谷市の対応    (2)今後の施策 2番 高 木 和 志 議員   1.安心できる介護制度へ 〔市長・担当部長〕    (1)介護保険事業計画の推進状況の確認と推進    (2)要介護認定のあり方について    (3)介護サービスの充実について    (4)元気な高齢者をつくるための施策について    (5)介護保険事業外の福祉施設の推進について    (6)在宅介護の環境整備について    (7)保険料などの負担軽減について   2.安全安心のまちづくり 〔市長・担当部長〕    (1)住宅火災警報器について    (2)在宅医療廃棄物について    (3)地区計画について   3.市有財産一時貸付について 〔市長・担当部長〕    (1)私有財産の貸付状況について    (2)自動販売機設置場所貸付公示について   4.QRコードの活用について 〔市長・担当部長〕    (1)ホームページでの活用    (2)広報もりや等での活用    (3)施設案内・名所旧跡での活用   5.子ども手当の運用について 〔市長・担当部長〕    (1)子ども手当と児童手当の連携方法は    (2)通知の方法は    (3)作業量は 3番 高 梨 恭 子 議員   1.生活道路を守れ 〔市長・担当部長〕    (1)都市計画道路の開通見通しは    (2)国道294号の全面4車線化はいつ頃に    (3)本町商店街(市道106号線)の危険箇所について   2.高齢者の交通事故について 〔市長・担当部長〕    (1)守谷市内の事故件数と状況    (2)市としての防止策は   3.守谷市をPRしよう 〔市長・担当部長〕    (1)ご当地名物    (2)ご当地プレート 4番 唐木田 幸 司 議員   1.総合計画(後期基本計画)の現状 〔市長・担当部長〕    (1)平成19年当時と現在との違いと達成の為の対応    (2)平成24年以降の計画に対して(5年後の布石は?)   2.役所で出世するには! 〔市長・担当部長〕    (1)今の人事評価は適正か    (2)上司の意に沿わぬ人は出世できない?    (3)イエスマンばかりに取り巻かれると,正確な情報も入らず,独善に陥り判断を誤る 5番 山 崎 裕 子 議員   1.新たにみずき野八丁目近隣の墓地計画があるが,住民の反対意思を尊重した市の対応を望むが,どうか?                                〔市長・担当部長〕    (1)過去,平成15年頃におきた墓地計画の内容と経緯はどうだったのか?    (2)今回,新たに浮上した墓地計画の内容と経緯はどうなっているのか?    (3)取手市に対して,改めて,みずき野住民への配慮を求めたいがどうか?   2.みずき野~松並方面市道,郷州沼崎線とバスルートの早期実現を望む声に応えてはどうか?                                〔市長・担当部長〕    (1)未買収地の状況はどうか?    (2)市はどう取り組んでいるのか?    (3)予定通り,ずれ込まずに完成できるのか?   3.小学校の通学区域の変更はどのようになるのか? 〔市長・担当部長〕    (1)対象となる小学校,見直しのポイントは何か?    (2)現在,児童収容に余裕のある郷州小学校や児童数の少ない大野小学校等の通学区域を広げるなど,適切な学区割りを望むがどうか?    (3)地域のつながりを強めるため,乙子,美園など学校選択制の見直しを検討してはどうか?   4.新型インフルエンザ流行を振り返り,今後に活かせるよう検証してはどうか?                                〔市長・担当部長〕    (1)今回の件で改善すべきことは何か?    (2)鳥インフルエンザ,強毒性にどう活かしていくか?    (3)あらためて計画と体制を練り直し,万全の体制を求めたいがどうか?
      5.守谷小学校改築事業の早期実現を望むが,市の取り組み状況はどうか?                                〔市長・担当部長〕    (1)進捗状況と今後の計画はどうか?    (2)どのような意見が出ているのか? 6番 市 川 和 代 議員   1.アートのあるまちづくり事業 〔市長・担当部長〕    (1)事業の目的と成果について    (2)市民のためのアートのあるまちづくりとは    (3)事業の見直しの考えはあるか   2.食育について 〔担当部長〕    (1)食育の推進の目標への取り組みについて    (2)「食品ロス」削減への取り組みについて    (3)学校給食費未納について   3.米戸別所得補償モデル事業 〔担当部長〕    (1)農家への説明は    (2)本当に自給率向上になるか    (3)担い手(後継者)問題をどうする 7番 川 名 敏 子 議員   1.「国民読書年」守谷市の取り組み 〔市長・担当部長〕    (1)読書による人づくり・まちづくり    (2)子ども図書館・まんが図書館・駅前図書館・出前図書館等の環境整備    (3)図書館サービスの現状と市民の要望・開館時間と日数    (4)最新情報が得られる科学雑誌などの活用と学校図書館   2.乳がん・子宮頸がん検診の無料クーポンについて 〔市長・担当部長〕    (1)結果と課題    (2)今後の取り組み・継続実施のタイムスケジュール    (3)医療機関との連携   3.思春期教育と子宮頸がん予防ワクチン 〔市長・担当部長〕    (1)道徳の「心の先生」としての外部講師による小学生の性教育    (2)PTAとの連携による中学生の思春期教育の継続    (3)お父さんの為の「今どきの思春期講座」の必要性    (4)子宮頸がん予防ワクチン接種の助成を!   4.男女共同参画のまち「守谷」をアピール 〔市長・担当部長〕    (1)条例と都市宣言の反響    (2)男性の育休と家事参加ができる環境づくり    (3)守谷男女共同参画イメージソング   5.上下水道事業について 〔市長・担当部長〕    (1)料金値下げと今後の事業計画    (2)中水の活用や雨水利用,おいしい水づくり    (3)八ッ場ダム中止の影響   6.耕作放棄地の実態と対策 〔市長・担当部長〕    (1)休耕地,休田,耕作放棄地の把握    (2)耕作希望者への紹介と育成 8番 尾 崎 靖 男 議員   1.総合計画,行政評価の予算への反映は? 〔市長〕    (1)今後の基本構想の策定は?    (2)総合計画の進行管理を    (3)事業仕分けの検討,計画は?   2.情報公開制度整備の今後の取り組みについて 〔市長〕    (1)何ぴとも,政策形成過程の公開の考え方 9番 松 丸 修 久 議員   1.食育について 〔担当部長〕    (1)学校給食のあり方について   2.子どもの体力向上について 〔担当部長〕    (1)民間プールの活用について    (2)スポーツクラブの推進について   3.財政見通しについて 〔担当部長〕    (1)新年度予算の各指標について 10番 酒 井 弘 仁 議員   1.市の福祉行政と安心な暮らしについて 〔市長・副市長・担当部長〕    (1)保育所入所待機児童の解消について    (2)実行性と計画について    (3)今後の取り組みについて   2.豊かな心を育むまちづくりと市民の支えを 〔市長・副市長・担当部長〕    (1)公民館運営と指定管理者について    (2)文化協会と芸術文化活動について    (3)地域の地区公民館上下水について   3.快適でゆとりあるまちづくりの対応について 〔市長・副市長・担当部長〕    (1)市,松並土地区画整理事業の進捗状況について    (2)郷州沼崎線の進捗状況について    (3)今後の取り組みについて 11番 浅 川 利 夫 議員   1.施政方針から「農業政策支援について」 〔市長・担当部長〕    (1)産地直売支援について    (2)地産地消促進について    (3)学びの里活用の提案(加工場の新設)    (4)支援・取り組みの姿勢・効果は   2.地域福祉計画策定事業について 〔市長・担当部長〕    (1)策定に係わるメンバー,期間は    (2)どのように市民の現状・要望を把握するか    (3)地域福祉計画策定業務委託先,アドバイザーはだれ(選定基準は)    (4)地域福祉のハード面,ソフト面のイメージは   3.交付金,補助金の情報収集と公開 〔市長・担当部長〕    (1)国,県からの交付金,補助金の支給・受給の情報が届かない    (2)情報収集と広報はどのように    (3)提案・用途と受給条件をネットで公開できないか   4.学校の現場では 〔市長・担当部長〕    (1)習熟度は    (2)学校教育現場での道徳教育は    (3)学校が嫌いにならないように 12番 鈴 木   榮 議員   1.将来を見据えた都市型農業方策について                      〔市長・担当部長・農業委員会事務局長
       (1)10年先を見据えた農地流動化対策    (2)農・商連携型の地産地消対策   2.公共施設の省エネ対策について 〔市長・担当部長〕    (1)取り組みの現状    (2)省エネ型照明器具の導入   3.サイクリングロードの整備について 〔担当部長〕    (1)自転車を利用した市民提案型協働企画事業の現状    (2)利根川左岸サイクリングロード整備の現状 13番 高 橋 典 久 議員   1.守谷中学校創立50周年を迎えるにあたり 〔市長・教育長・担当部長〕    (1)子どもたちの学力の推移    (2)守谷市の教育ビジョンとは    (3)創立50周年記念式典   2.活力とにぎわいのあるまちづくり 〔市長・担当部長〕    (1)プレミアム商品券について    (2)守谷駅周辺のにぎわい具体策について 14番 佐 藤 弘 子 議員   1.補助金問題 〔市長・担当部長〕    (1)市事業と補助金交付について,予算化の可能性を問う    (2)太陽光発電補助   2.守谷小学校改築まちづくり交付事業について 〔市長・担当部長〕    (1)小学校保護者へのアンケートと守谷小学校改築の関係    (2)プールや体育館は改築されないのか?   3.ごみ問題 〔市長・担当部長〕    (1)ごみ有料化,分別化,最終処分場について   4.利根左岸 〔市長・担当部長〕    (1)大型開発(平地ダムは必要か)   5.参議院選挙について 〔市長・担当部長〕   6.施政方針について 〔市長〕    (1)雇用問題    (2)公民館民営化    (3)学童保育充実    (4)放課後子どもプラン    (5)適正な人事配置    (6)自殺防止マニュアル化    (7)内部告発セーフティネット    (8)地域福祉計画    (9)障害者の駅の無人化による問題 15番 平 野 寿 朗 議員   1.小中学校生の就学援助金制度について 〔教育部長〕    (1)上位法の変化による就学援助金制度の現状について    (2)地方自治体間のアンバランスをどう考えるか    (3)今後の方向性について      ア 子ども手当との関連      イ 保護者への周知   2.子育ての現状と守谷市の課題について 〔保健福祉部長〕    (1)守谷市の保育事業と幼稚園事業の現状(民間を含め)    (2)長年の経験から,良かったことは何か    (3)時代と共に大きく変わったことは何か,子どもたちが失ったものは何か    (4)子育ての今後,重視すべき教訓を残すとしたら 1.議事日程        ──────────────────────────              議 事 日 程 第 3 号                         平成22年3月16日(火曜日)                              午前10時26分開議 日程第1.議案第34号 市長及び副市長の給与の特例に関する条例 日程第2.市政に関する一般質問     1.梅 木 伸 治 議員     2.高 木 和 志 議員     3.高 梨 恭 子 議員     4.唐木田 幸 司 議員     5.山 崎 裕 子 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.議案第34号 市長及び副市長の給与の特例に関する条例  日程第2.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時26分開議 ○議長(伯耆田富夫君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は20名であります。定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  それでは,日程第1,議案第34号 市長及び副市長の給与の特例に関する条例を議題といたします。        ────────────────────────── △議案第34号 市長及び副市長の給与の特例に関する特例 ○議長(伯耆田富夫君) 提案理由の説明を求めます。  市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 提案の理由を申し上げます。  本案は,3月10日に発覚した職員の不祥事に対する市長及び副市長の責任を明確にするため,本年4月の給料を減額する条例を制定するものでございます。  よろしくご審議の上,ご決議のほどをお願いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) これより質疑に入ります。  質疑ありませんか。  佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 12番の佐藤です。  今回の34号議案は,3月10日の職員の不祥事に関しての給料の減給をということであります。これまでにも,守谷市の不祥事については,私は尋ねましたけれども,金銭だけではなくて,ほかにも社会的な不祥事を起こしていることが10年間の中でありますか,ということをまず伺います。  それと,この文面におきましては,刑事告発はしないということになっておりますけれども,当然刑事告発をすべきであるということをお願いいたします。  さらに,これまでの私の一般質問の中でもこの問題等をただしてまいりましたけれども,今後におきまして,こういったものが再発がされてはならないことへの厳しさが足りないというふうに思います。  一つ目の,刑事告発するべきである。また,この処分に関して緩いということを感じておったわけであります。この二つの答弁をお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 副市長橋本孝夫君。 ◎副市長(橋本孝夫君) それでは,私が分限懲戒の委員長を務めておりますので,私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  まず1点目の,処分が軽いという話と刑事告発,関連がございますけれども,本人につきましては,懲戒処分という形の中で最高の刑を申し上げたところでございますので,これ以上につきましては,行政としての処分はないわけでございますけれども,今言いました刑事告発でございますけれども,刑事訴訟法に基づきまして,告訴と告発があるわけでございますけれども,告訴につきましては,被害を被ったという形でございますので,今回のお金につきましては,国際交流協会のお金でございます。準公金,確かに一部国際交流協会に補助金という形で一般会計から出している部分もございますけれども,準公金という形でございますので,告訴につきましては,国際交流協会の方の会長,それから役員の皆様方で今後どうなるかというのは,推移を見守らなければならないと感じております。  一方で,だれでもできますのが告発でございますけれども,告発につきましては,告発をすることができるという形になってございますけれども,今回の件につきまして,本人につきましては,先ほどもご説明させていただきましたけれども,四つの主な理由としまして刑事告発につきましては行わないということで決めさせていただいたところでございますけれども,一つには,被害に遭いました金額につきまして,事件発覚の翌日,全額本人から返済をされております。それから,本人も,市並びに国際交流協会等々に対しまして,非常にご迷惑をおかけしましたという形で深く反省しているところでございます。三つ目につきましては,市としまして,懲戒免職という形で,退職金も出ないような形になりますけれども,最高の処分をさせていただきました。それから,40歳という年齢でございますので,今まで彼が務めてきました17年間という職務内容等を顧みましたときに,非常に優秀な職員でございまして,将来幹部職員になり得るであろうという職員でございましたので,それらもろもろを勘案しまして,刑事告発につきましては見送りをさせていただいたところでございます。  もう一方の管理監督責任という形の中で,今回,部長以下処分をさせていただきましたけれども,今回の事案につきましては,最初が,年末の課の職員がいないときで,しかも,課の対応としまして,外部からの侵入・窃盗等につきましては,かぎを二重三重にかけまして対応をとっていたという事実もございます。しかし,内部だったものですから,かぎがどこにあるというのがわかっておりましたので,このような事態に発覚してしまったところでございますけれども,短期間の中で,しかも職員みずからそれらを発見しまして対応したというような,もろもろの点を考えまして,一般職員につきましては,戒告2名,訓告2名という形をとらせていただきました。  なお,市長と私につきましては,管理監督責任という中で,戒告とか訓告とか減給というのが地方公務員法上ございますけれども,これは一般職に該当させる法律でございますので,特別職には該当しませんので,特別職としましては,みずからの責任の所在を明らかにする方法としては減給以外にないのかなという中で,今回の減給という条例を出させていただいたところでございます。  なお,過去においての事例でございますけれども,今回のような事例につきましては,私の知る限りではございませんけれども,懲戒免職という形では,児童買春等におきまして懲戒免職をさせた事例が2件ほどございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 佐藤弘子君。 ◆12番(佐藤弘子君) 市民の税金が使われたということは,つまり公金であります。お金を返せば済むものではないと思います。
     もう一つは,この不正が発覚した事件の内容でありますけれども,12月30日は,市役所がお休みである中での行動であり,その後においては,平日されていると思われるのですけれども,そういう立場からも,監督に十分な問題がありということを指摘せざると得ません。そういう意味で,私は厳重な処分をということで発言したわけであります。  よろしくお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) ほかに。  副市長橋本孝夫君。 ◎副市長(橋本孝夫君) この点につきましては,今,議員からありましたとおり,今回6回にわたってという形でございまして,1回目は,先ほども申し上げましたけれども,お休みの日ということでございまして,それ以降につきましては,国際交流協会の公金,準公金ですね,これらを銀行から払い戻すという形で,12月30日を除きますれば5回でございますので,長い期間でなかったので,これが長い期間でありますれば,それなりに管理監督者の方でも気がついた部分があろうかと思いますけれども,一部分おろす際にという形になりますれば,なかなか気がつかなかったのかなと感じているところでございます。  それから,先ほど申しおくれてしまいましたけれども,再発防止という形の中で,当日3月10日に4時半から部課長会議を開催しまして,このようなお預かりしているお金がございますので,それらにつきましては,今後,1週間に一遍,複数の職員で確認をするという申し合わせをさせていただきました。  なお,それらを受けまして,総務課の方で,すべてのお預かりしている金額につきまして調査をさせていただきましたところ,会計課,それから上下水道事務所の方でお預かりしてる金額を除きますと,開発公社の定期預金は会計課で保管しておりますので,それらを除きますと,63件で,約6,000万円近いお金をお預かりしております。その6,000万円のうち,開発公社が約2,000万円ほどございますので,それを差し引きますと4,000万円でございますけれども,これらにつきましてすべて確認が終わりまして,これらにつきましては問題がないという中で,今後,先ほど申し上げましたとおり,週1回確認作業を進めて,二度とこのようなことが発生しないよう対応してまいりたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) ほかに質疑ございませんか。  これで質疑を終わります。  お諮りいたします。  議案第34号については,会議規則第37条第3項の規定により,委員会付託を省略することにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伯耆田富夫君) ご異議なしと認めます。よって,議案第34号は,委員会付託を省略することに決定しました。  これより討論を行います。  討論ありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伯耆田富夫君) 討論なしと認めます。  これから,議案第34号を採決します。  本案は原案のとおり可決することに賛成の委員は起立を願います。                  〔賛成者起立〕 ○議長(伯耆田富夫君) 起立全員です。よって,議案第34号は,原案のとおり可決されました。  次,日程第2,市政に関する一般質問を行います。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(伯耆田富夫君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位1番,梅木伸治君,登壇を願います。  梅木伸治君。                〔15番梅木伸治君登壇〕 ◆15番(梅木伸治君) 通告順位1番,梅木伸治でございます。  今回は,くじ引きなしで,トップで一般質問ということになりました。無理にくじを引く必要もないのかなということで,今回トップバッターになったわけでございますが,今回より,議長が伯耆田議長就任ということで,お互い,初めての議長の席に初めての一般質問ということで,非常に喜ばしいなと思っているところでございます。  また,きょうは3月16日,私の一般質問のときは,誕生日の方が多いんですね。今回,倉持 洋先輩が誕生日ということで,まことにおめでとうございますというふうに伝えたいと思います。  さて,前段の部分はその程度でございますが,先にですね,過日一般質問の中で,償却資産に関する質問をさせていただきました。今の行政の対応,非常に速くやっていただけるなと,まず感謝を申し上げたい。過日の守谷の広報の中に,償却資産を所有する方は2月1日までに申告してくださいと。もちろん税金の時期ではございますが,こういったものをすぐに対応していただいたということでは,議員のここでの発言というものが,いかに行政に届き得る場所であるか,市民の代弁者であるかということは重責であるなと感じたわけでございます。  さて,質問に入るわけでございますが,今回,地球温暖化対策ということでございます。項目は二項目,「守谷市の対応」「今後の施策」ということで,次の高木議員に比べるとボリュームが非常に少ないので,内容が薄い感じがするのですが,時間は短く,内容は濃くやっていきたいと思いますので,よろしくお願いします。  さて,議長,今回の質問ですね,五つにわたって質問します。五つですね。エネルギービジョン,委員会対策,実行委員会,省エネ活動,今後の目標というふうな,物事を五つに分けて質問させていただきたいと思います。議事進行,その辺,ご了承,ご理解をいただきたいと思うところでございます。  さて,平成16年に「地域省エネビジョン」というのが作成されております。平成16年ですから,もう6年前になるわけですね。これだけの分厚い冊子でございますし,製本費もかなりかかっているんだろうなと思うところでございますが,その中で,「2010年を目標とする現行施策の確実な実施」ということがございます。2010年,まさにことしが2010年の年ということになります。この中で,継続性や国民の省エネルギーの行動ということが,るる詳細にわたって出ているわけでございますが,まさにことし,当年2010年に当たっての確実な実施というところで,担当課の方から,このエネルギービジョンに関して,現在の感想を聞かせていただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えさせていただきます。  議員ご指摘の,2010年度を目標とする現行施策の確実な実施,これは,地域省エネルギービジョンの中で,我が国の省エネルギー対策に関する取り組みを紹介した言葉でございます。2000年7月に開催されました経済産業省の総合エネルギー調査会の中で,一つは,現行施策の確実な実施,それと,継続性を持った省エネルギー対策,そして,国民の省エネルギー行動への環境整備,この三つが基本となっていまして,今後の省エネルギー対策ということで定義をされたものでございます。  これまで,我が国は,さまざまな省エネ対策を展開しているところでございますけれども,守谷市といたしましても,引き続き皆さんへの省エネに関する情報提供,それから,啓発活動を継続的に実施していきたいと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) まず,啓発事業というのは大切だと思います。自分の財布だと気にするところはあるんですが,どうしても,大切な税金であるというところで,各個人,市民が,自分の財布という感覚がなかなか持てないところがあるのかなと。やはり,皆さんの財源をどういうふうに使うかという部分では,市民一人一人啓発していくということも大切だと思います。それは引き続き粘り強くやっていただきたいと思っているところでございます。  また,市長の施政方針,毎年ありますね,20,21,22とございます。その中で,順位的に見ると,「安全でうるおいのまちづくり」ということで,20年は,守谷市ポイ捨て等防止に関する条例。路上喫煙とか飼い主とか,いろいろなものがありました。建てかえ等の問題にも触れております。また,地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出量の削減,守谷市地域省エネビジョンに基づき,市民,事業,行政の役割を明確にすると。実行計画を策定し促進していくんだと。  ことし22年に至っては,また2番目に入っています。地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の削減云々と。21年と内容はほぼ同じでございます。  しかし,そういうふうな地球温暖化,今申し上げましたとおり,それが先般の津波のように自分に降りかかるとわかるのですが,地球の温暖化というのは粛々と進んでおります。なかなか自分の肌で感じることができないのかなと,どうしても危機感はそこの部分薄らいでしまうというような感じもしていますし,私は,一番最初,33のときに選挙に挑戦したわけです。約15年前。そのときに,エコタウン守谷をつくるんだということで,約700票の支持を得ましたが,残念ながら次点という結果に終わったわけでございます。地球温暖化というのはどんどん日々進んでいるわけですから,1年のギャップは非常に大きいと思います。今,ドッグイヤーと言われております。人間が1年進むということは,犬にとっては4年進むんだと,大型犬に至っては7年進むんだと。今,時代は,まさにきょう,あした,日進月歩のときであると思っているわけでございます。  この待ったなしの時期に,やっと,16年に省エネのビジョンができていながら,昨年12月15日に省エネルギー対策実行委員会が設置された。非常に間延びしちゃっているなと。今言うように,一日も早く事を進めなければならない,対応しなければならない。特に京都議定書が2005年に発行されたわけでございますよね。これは,1990年と比べて6%の温室ガス削減ということでございます。  そんな中で,委員会の議事録を読ませていただきましたが,今,3回ですか,ばたばたと会議がされているようですけれども,内容を見ると,実効性がどうなのか,もう少しシビアに突っ込んでいいんじゃないかというふうに感じたわけでございますが,また,その作成が,今後3年間にわたってということでございます。16年に省エネルギービジョンをつくりながら,昨年実行委員会が創設されて,それから3年間の今後の目標だと。非常に間延びした雰囲気がするのですが,この辺はいかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  ご指摘のとおり,平成16年度に省エネビジョンができたにもかかわらず,今回改めてエネルギーの対策実行委員会をつくったわけでございます。本当にちょっと間が延びたのかなと思っておりますし,この辺につきましては,おわび申し上げたいと思います。  国の方では,先ほど議員から指摘がございましたとおり,1990年比,2020年度ですけれども,対比6%の減という目標だったのですが,今度の政権交代の中で,温室効果ガスの削減を25%と,かなり高い目標になってございます。こういった中で,守谷市といたしましても,たとえ一人一人の力は小さいとしても,我々ができることをいま一度見直しをいたしまして,省エネに対する一層の努力をしたいということで,昨年度末だったのですが,この省エネルギー対策実行委員会を設置したものでございます。年末の設置ということで,各委員には大変ご迷惑をかけ,ご苦労をおかけしたところでございます。  この中で,4回ほど委員会を開催いたしまして,3月末,25日を予定しているのですが,計画書ができる予定となっております。でき上がった際には,議員の皆様方にもお配りをさせていただきたいと思っております。  その中で,今後3年間ということで,短期間の計画ですが,この計画を実行していく上で,単年度での省エネルギーの状況をそれぞれチェックいたしまして,その結果を次年度にまた生かす,反映させるという主張もございますので,委員の期間は3年ということでお願いをしているところでございます。8名の方にお願いしているわけですが,この委員さんは,すべてボランティアということで,無報酬でご協力をいただいているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) 無償でやっていただくという言葉が今ございました。まさに予算づけされてないのかなというふうに感じるわけですが,その部分は最後の方にするとしまして,この環境問題というのは,一過性にとどめてはいけないんですね。過去のマスコミ等の話の中で,例えば酸性雨の問題とか,ダイオキシンの問題とか,幾つもあった。しかし,この場に及んで酸性雨を語っている人はいないんですよね。毎日,毎日,特に昨日も夜雨だった,酸性の雨が降っているんだということが,いつの間にか頭から飛んじゃっている。マスコミが騒ぎ立てた瞬間だけの一過性の問題であり,それが継続していかない。非常にそこに不安,不満を感じるところでございます。  3年間の間延びと申し上げましたが,一過性でないんだという,いい方向にこの3年間をとらえて,この環境問題に取り組んでいただきたいと願うところでございます。  それで,省エネ活動ですが,先ほどから出てくる話の中で,各個人の啓発ということでございます。これ,その人,その人に願うしかないんですよ。電気の節約,水の節約,化石燃料の節約,節電にすればスイッチの入り切り,車に関して見れば,アクセルを踏む,踏まない。その人の感覚とか思いだけ,そこにしか,残念ながらこの3回,4回重ねた省エネのエネルギー対策実行委員会が踏みとどまっていない。これで本当に目標とする数値に届くのか,啓発事業だけをしていることによって続くのかというふうに思うんですよ。  それで,啓発事業の中で,節電してくださいとか,節水してくださいということではなくて,ある一例をとると,今,様式便所の便座が暖かい便座ですよね,あれをふたをしておくことによって15%の削減ができるんだと,使い終わったらふたをしなさいじゃなくて,そこの便器のふたに,ふたをあけっ放しにしておくと幸せを失いますよと書いておくんです。そうすると,皆閉めていっちゃう。そういう啓発,節水しましょうとか節約しましょうではなくて,市民がこうするといいんじゃないのというものも含めて取り入れていくべきじゃなかろうかと思うんです。  今の啓発事業の中で,本当に目標達成できますか。どうですか,予想としては。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおりでございまして,私も,各市民の方にも,広報等いろいろなもので啓発を行っているところでございますけれども,国が示した25%,これは本当に達成できるのかというのが真実疑問だなと思っています。ただ,我々の中ではそういったことぐらいしかできないのかなと思っています。自治体,あるいは事業所,一般家庭においても,省エネのためにできることというのは,本当に限られているのかなと思っています。この目標を達成するためには,もっと国のエネルギー政策,技術開発というものに頼らざるを得ないのかなと思っておるところでございますけれども,我々一人一人の力は小さいのですが,やはり省エネに関心を高めていただいて,目標達成に向かっていろいろな行動を起こしていただきたい,これが重要だなと思っています。以前に比べますと,着実に市民の環境に対する意識は高まってきているととらえているところもございますので,今後も継続的に啓発事業,それから,目標達成のための重要な市民一人一人,そして市内の企業の方にも,いろいろなご協力をお願いしていかなければならないと思っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) 私と視点が近いのかなと。啓発事業だけでは,なかなか目標に達成することに不安を感じているということでしょう。  それで,ここは,心情じゃなくて,ある面機械的にやらなきゃいけないんじゃないのというところもあると思うんですよ。今回の補正に出てきました街灯の設置ですね。守谷市は暗いと,時折市民から聞かれます。もっと街灯をふやして明るくしてほしい,そんな市民の要望も非常に数多く私も承ります。街灯の必要性はわかるのですが,今,啓発事業だけをやっているところですけれども,夜の12時になったらすべての街灯を消しちゃう。  そのぐらいの英断があってもいいのかなと私は思うんですよ。10時,11時は,特に女性であれば心配事もあるでしょう。しかし,夜の12時過ぎてから,こうこうと電気をつけておく必要があるのかと。そこから先は自分が自分の身を守るんだと,行政が街灯をいっぱいつけることで身を守るんじゃないと,そのぐらいの英断があってもいいのかなと。夜間電力ですから電気料はそんなにかかってないと言われるかもしれません。しかし,温暖化,CO2という概念,そういう観点からいえば,そのぐらいの英断があってもいいのかな。これは機械的にびしっとやっていかなければ,とても目標に到達しない。そんな感じが私はしているんです。  それができる,できないは,機械的なものですから物理的に検討していただくとしても,今後は,庁舎内においての,そして市民の活動に対しても,そういうふうな啓発としてのソフト的なお願いをするところでございますが,行政ができることというのは,今回も約170億のお金をこれから財布から持ち出して,いろいろな事業を行っていくわけでございます。業務の発注や役務の提供,いろいろな仕事が発注されるわけでございますが,特に,仕事を委託する上において,環境マネジメントを追求している企業,グリーン経営等を追求している企業,ISOをとっている企業,環境マネジメントに対して,温暖化対策に対して,前向きである企業を前面に押し出してもいいのかなというふうに感じているんです。  機械的にできないということで,機械的にやらなきゃだめだよという一面もあります。そして,行政が発注する上で,そういうふうな発注形式,発注の一つの要素して,そういうふうな環境マネジメント,いわゆるエコロジーに協力している企業,こういったところに仕事をできるだけ向けてあげるということは,間接的に温暖化対策になるのかなと思うのですが,その辺はいかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  議員おっしゃるとおり,最近,長引く不況の影響もございまして,事業所はコスト意識が非常に高くなってきていると思います。省エネ行動が経費削減につながるということから,環境マネジメント制度を取り入れている事業がふえていると聞いておるところでございます。  また,エコアクションを実施したら燃料消費が3割減ったというようなことからも,必ずしもISO取得をということではありませんけれども,環境マネジメントの実施については行っていただけるような働きかけをしたいとは思っております。  ただ,その企業に対して,市が発注する事業を優先的にというのは,私の方からはお答えできませんけれども,これは今後の課題かなと思っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) 生活経済という範囲の中では,温暖化対策ということが中心になるわけですが,業務の発注ということになれば,これは全庁舎の各部長が絡むことでございますから,庁議の中で,そういう発議があったということだけでも検討していただきたいと,その中で前向きな結果が出れば非常にうれしいと思うところでございます。  また,先ほどの,12時になったら街灯をすべて消しちゃうと,こういう機械的な,機械的なことですよ,これは幾つもありますから。そういうことも,いろいろなところから情報を取り入れてほしいというふうに思います。  私,今回,この一般質問に当たっていろいろ考えたんですが,市民から,選挙のときに送られてくるはがきはむだじゃないの,公選法の中では,はがきと電話,これは有効な手段となっているんですが,郵便代は非常にむだだと思うよねと,ある市民から言われました。当事者だとどうしても気がつかないことってあるんだなと思ったんですね。選挙に自分が出るときには,はがきを印刷して,市民に2,000通送るわけです。でも,送られた市民が,そんなものはむだじゃないのと思っているところがある。これは上位法ですから,それを変えろということではないんです。ここで言いたいことは,どうしても自分本人だと気がつかない,行政の立場だと気がつかない,そして,市民の中では,自分の財布だと気がつかない,そういうことが多々あるのかなと思うんですよ。  これは市長に答えていただきたいと思うんですけれども,啓発事業ということで担当部署はやっております。ただ,今回,予算書を持ってきてないのですが,それに対して予算はついておりません。温暖化対策にね。民間企業でいえば,人と物と金,これが民間企業の中での大切なファクターであると思うんですね。実行委員会の人たちが,今ボランティアでいろいろな発想や会議をやっていただいているということでございますが,今回予算委員会は終わってしまいましたが,市民からの声を聞くという施策を何か打ち出してもらいたい。自分に気がつかないものは,角度の違う人から見たときに気づくんだということがあると思うんですね。温暖化対策というのは,2番目に市長も上げていらしゃることでございますので,実行委員会の数名に聞くということではなくて,ぜひともそこの門戸を広げていただくとか,または,そういう話を聞けるような,市民が投げかけられるようなものを,ぜひとも市長としての検討をいただきたい。できれば,そこに予算が必要であるならば,多少の予算化をしてでも,10万円をかけても30万円のバックがあればいいんです。CO2が戻ればいいんです。そこら辺は市長としてご検討をいただきたいと思います。  もう予算委員会は,今申し上げましたとおり終わってしまいましたが,次年度の予算に向けて,そういうことを少し頭のすみに置いておいてほしいと思うのですが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) たまたまけさテレビで,群馬県,群馬工業大学だったかな,あれはどこの市だったかな,その大学のある市の小学生に,大学の方から情報発信をして,夕飯のときにはテレビを消しましょうと,そして,寝るときには,寒い時期だから,ペットボトルにお湯を入れて,それを抱いて1時間早く寝ましょうという取り組みをやっておりました。その市内で1時間電気を消すことによって,20万トンとか,20トンじゃなかったかな,エネルギーの削減になるというテレビをやっておりましたので,これは非常にいいことだなと。そういったことを市内全域で,今,梅木議員がおっしゃるように,街灯を全部消しちゃえば相当違うだろうという話もありますが,これもなかなか難しいかもしれませんが,我々も,市役所の中も昼休みは1時間電気を消しますが,残念ながら残業のときにはこうこうとついているというのがあって,この前もそういう話をして,せっかく1時間昼休み節電しても,1時間消すことによって,1週間のうちに5時間から6時間は節電なんだけれども,1日でその分消費しちゃうよねという話をしたのですが,そういった点から,市民皆さんで例えば1時間電気を消せば,これだけのCO2が削減できますよという啓発をすることも大事だろうと思いますので,そういった啓発のチラシみたいなもの,あるいは,広報誌に載せるということをやることによって,少しでも市民の皆さんにもそういう意識を持っていただければと思いますので,どうしても皆さんから必要だということであれば,途中の補正,あるいは来年度の予算ということで考えていきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) ありがとうございます。  お金がない,台所事情が厳しい中においても,今,市長の方から,温暖化対策として補正を組んだり,予算化したりという,前向きなる言葉をいただきまして本当にありがとうございます。  なかなかこれは,すぐにきょう,あしたに答えが出ることではございません。しかし,一日も早く手がけねばならないことは確かだと思います。CO2換算すると,今,商取引されているところでは,CO21トンで約1,800円というレートがついているということでございます。CO21トン削減することによって,イコール1,800円だという数字で表現すると,もっと市民もわかりやすくなりますし,理解もしやすくなるのかなと私は思っています。  今,偶然にも市長の方から電気ということがありました。これは節電ということでやっているのですが,昼休み1時間とめても,残業で,どうしても今は確定申告の時期ですから残業もやむなしなのかもしれません。そんな中で,一般質問のついでなんですが,一つ紹介をさせていただきたいと思います。  これは一つの事業者なんですが,これから電気というのはLEDにかわっていく,いわゆる発光ダイオードにかわっていくということのようです。今まで20ワットの電気がつていました。それについてこれだけの照度があります。それをLEDにすることによって,5ワットの電気でそれだけの十分な照度が得られるという形ですね。これは中国でつくっているのが一番生産量が多いわけでございますが,今後の蛍光灯・白熱灯にかわっての発光ダイオード,LED,LVDというものが,これからの次世代のCO2削減のところだと言われているわけです。先ほども申し上げました,どうしても啓発だけではなかなか進みにくいというところでは,こういうふうな機械的なところでかえることが,目標達成に進むんじゃなかろうかと思っているんですね。  今,いろいろな会社,電気メーカーが,LEDの販売をしているわけでございますが,その中の一つとして例を挙げれば,ある企業は,すべての電気,1年間の消費量……,電気代がどのくらいかかっているかというのは,部長,わからないですよね。だれかわかる人はいるんですか。  これは質問を聞いているんじゃないけれども。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 庁舎の電気量でございますが,電気料金で申し上げますと,20年度ですと1,305万6,416円,その前年度の19年度ですと1,210万315円ということになっております。これは料金でございますので,料金は上下しますので,使用料から申し上げますと,平成19年度が74万2,248キロワット,20年度が69万2,424キロワットということで,20年度の方が下がっているわけでございますが,それは少し省エネを試みたという関係で下がっておりますが,使用料としては,料金が上がっているので高くなっているという状況でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 梅木伸治君。 ◆15番(梅木伸治君) これは唐突な予定外の質問なんですが,しっかり調査していただいたことに感謝したいと思います。  いわゆる1,000万円強のお金がかかっているということでございますね。  ある会社の企画は,1,300万円の電気代がどれだけ削減されますかということをシミュレーションするんです。シミュレーションをして,例えば1,000万円が600万円になりましたと。そうすると,400万円が削減されるわけですね。400万円削減されたうちの65%をその企業に戻すんです。それによって,LEDの電気がすべてつく。機械の工事費から電気の球代から,メンテナンスから,すべてがそこの65%に入っているという企画をしている企業がございます。ここでどういう会社かということになると,あっせんになっちゃうので,また別の角度になっちゃいますから厳しい話になるのですが,そういうふうな情報,ぜひともアンテナを高くして,機械的なCO2削減や経費削減ということは大切なんじゃないかなと思うんですよ。  ですから,これは,どういう会社か,何社もあるかと思います。そのうちの私が調査した中での1社なんですが,こういったものは,必要であれば後に紹介させてもらってもやぶさかではないのかなと思っています。  今回,地球温暖化対策ということで質問させていただいたわけでございますが,何回も言うようですけれども,環境は待ったなしでございますから,一日も早く対応をし,そして,一番最初に申し上げましたとおり,酸性雨やダイオキシンという一過性のものでなくて,継続的に進めていくことを最後にお願いをして,私からの一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,梅木伸治君の一般質問を終わります。  次,通告順位2番,高木和志君,登壇を願います。  高木和志君。
                   〔2番高木和志君登壇〕 ◆2番(高木和志君) 通告順位2番,公明党の高木和志でございます。  本日3月16日,鳩山政権が発足しましてちょうど半年というときでございます。私も,議員となりまして3年目,9度目の一般質問となりました。  今回の定例会は,各委員会改選後初めての定例会となりました。そして,新しい議長のもと,心も新たに守谷市民の生命・生活環境・文化のまちづくりの視点から質問をさせていただきます。  通告させていただいております「安心できる介護制度へ」「安全安心のまちづくり」「市有財産一時貸付について」「QRコードの活用について」「子ども手当の運用について」の5点につきまして,順次質問させていただきます。  最初に,「安心できる介護制度へ」から質問いたします。  私たち公明党は,3,000人を超える地方議員が動き,昨年11月から12月上旬にかけて,介護問題総点検運動を行ってきました。深刻化する介護現場の実態を全国的に総点検し,本格的な高齢社会に対応した介護のあり方など,新たな介護ビジョンを組み立てていこうと取り組んだものでございます。  そして,このたび10万件に及ぶ介護現場の貴重な声をもとに,2月24日,12項目の政策提言を「新介護公明ビジョン」としてまとめ,発表し,国に対しても早急な取り組みを要請いたしました。  介護保険制度も,平成12年度にスタートして10年,介護サービス基盤の充実とともに,制度が広く市民に浸透してきたことは,年々増加する利用者数でうかがい知ることができます。安心して老後を暮らせる社会を目指して,お伺いしてまいりたいと思います。  介護保険事業計画の推進状況の確認と推進について。  特別養護老人ホームなど,介護施設の待機者の実数把握はきちんとなされているか,また,その待機者解消策に向けて実効性のある実施計画が策定されているか,伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えをさせていただきます。  平成21年4月1日現在,市内の特別養護老人ホームは「峰林荘」と「七福神」がございますけれども,こちらにおきます入所希望の待機者としまして,これは要介護度4と5になりますけれども,この方々の数につきましては56名でございます。待機者56名のうち,介護保険施設,守谷市でいいますとダ・ジャーレもりや等が該当しますけれども,こういったところですとか,あるいは別の医療施設に方に入所中の方が32名,グループホームへ入所中の方が6名でございまして,これらの方々38名を除きますと,在宅生活の方ですぐにでも入所を必要としている方につきましては,現在,18名でございます。  実効性のある計画ということでございますけれども,今,議員からもご紹介がございましたけれども,介護保険ができて10年ということで,守谷市におきましても,昨年の末に,今回の第4期の計画を策定したわけですけれども,これにつきましては,今年度21年度から23年度までの3年間という形で計画を策定したわけでございます。この中で,特に特別養護老人ホーム施設を建設するだけの計画地はこの中ではございません。対応としましては,保健福祉検疫,これは守谷市におきましては竜ヶ崎保健所管内になるのですけれども,こちらを中心とした他市町村との連携を図りながら,こういった中にあります近隣の施設で確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 特養ホームへの入所希望が多いと思いますけれども,中でも,利用料の負担が少ない多床室や,老老介護や老障介護に対応できる二床室の要望もございます。介護施設の整備を行う上で今後配慮すべき点があると思いますけれども,見解と取り組みをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  特別養護老人ホームにおきます多床室型の確保でございますけれども,これは,利用者の負担面から見れば,多床室型の存続,確保が必要ではないかと考えております。当市といたしましても,利用者の負担軽減の観点からも,多床室型への,特に国からの補助金等が入るわけですけれども,そういったことを望んでいるところでもございます。  なお,先ほど申しました,守谷市におきます2施設になりますけれども,「七福神」につきましては,50床すべてがユニット型でありまして,多床室型ではございません。「峰林荘」につきましては,多床室型からユニット型の改築がございまして,定員の60床のうち,20床は多床室型が配置されております。峰林荘の改築の際には,議員からもお話がありました低所得者の継続入所が図れるようにということで,入所費用の安い多床型20床について,特に守谷市の低所得者の方が優先して入所できるようにということで,施設の方に何度もお願いをいたしまして,対応をいただいて,おおむね低所得者の方々については,先ほど申しました20床の中で対応していただけたと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) ありがとうございます。  有料老人ホーム,ケアハウスなどの特定施設整備状況とともに,当該施設利用者の経済的負担の実態把握とその負担軽減策はどうなっているか,伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  有料老人ホーム,ケアハウスの整備状況でございますけれども,こちらにつきましては,両方の施設とも守谷市内にはございません。市外の施設への入所ですけれども,介護付有料老人ホームにつきましては7名の方,ケアハウスにつきましては2名の方が入所しております。  ちなみに申し上げますと,有料老人ホームにつきましては,つくばみらい市,それから宮崎県の都城市,こちらの方に1人行っております。それから,佐倉市,柏市,埼玉県の幸手市,さいたま市ということで,それぞれ1名,幸手市については2名ですけれども,入所されております。それから,ケアハウスですけれども,こちらとしましては,石岡市にある施設と利根町にございます施設の方に2名が入所されている状況でございます。  それから,この負担軽減の策ということでございますけれども,有料老人ホームにかかわる経費につきましては,居室利用や管理費,食費については,基本的に自己負担でございます。居住費及び食費における負担軽減というのはありませんけれども,介護給付費にかかわる負担軽減策としましては,所得の低い方で,個人負担の1割負担がある一定額を超えたときは,高額介護サービス費の対象ということになってございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 次に進みます。  要介護認定のあり方について。  総点検の調査結果から,要介護認定のあり方について,利用者や事業者から寄せられた意見で多かったものは,認定審査に時間がかかるが6割を超え,認定結果が低い,認定審査員や訪問調査員の負担が大きいと続いております。そこで,介護保険申請から認定までの期間が長いため,早急にサービスを利用したい方が困っている現状があります。守谷市においては,調査認定までにどれくらいの時間がかかっているのか,また,その時間短縮のためにどのような手だてを講じているのか,伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  今年度の平均の認定日数は,新規申請におきましては28.9日,更新申請につきましては33.9日,区分変更申請につきましては34.7日,全体としましては32.8日となっております。これがかかっている時間でございます。  この時間短縮のためにということでございますけれども,この中で認定がおくれる要因としましては,介護認定審査会がございますけれども,ここにかかわる必要書類,その中でも特に主治医の意見書ですね,これらのおくれと認定審査会での審査件数というものが要因となっております。  今申し上げました主治医の意見書につきましては,期限内,14日でございますけれども,提出されない場合がございまして,処理がおくれる一部原因となっております。この件につきましては,医療機関の方と十分連絡連携をとりながら改善を図っているところでございます。  それから,認定審査会の件数につきましては,守谷市の場合には,認定調査の特記事項をより申請者の状態を反映させるために,生活機能評価表を使用しております。この書式が市独自でございまして,一度に多くの件数を審査するのが困難でございますので,毎回審査会ごとに20件程度の審査となっております。こうしたことから,新規・区分変更を優先しまして,更新申請に調整を行っておりますのが現状でしたけれども,今年度につきましては,更新申請の30日を超えることに注意しながら審査会の件数の調整を行うことによりまして,昨年から比較いたしますと,認定処分が30日を超過している割合が,昨年の60%から今年度は45%に幾分減少したということでございました。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 法の精神からいうと,申請申込時点からサービスを受けられることになっておりますが,現状は,何日後から介護サービスを受けられているのか,主としてケアマネジャーによる聞き取り調査による仮認定,要介護認定審査会の認定が出るまでのサービス提供について,どのように考えているか伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  当市におきましては,申請時点において介護に関する相談を受けておりまして,早急にサービスが必要な方に対しまして,暫定でサービス利用ができるようにしてございます。サービス利用開始につきましては,その方の状況において異なりますので,申請日に利用できるように対応することもございます。その際には,申請日に認定調査を行いまして,仮認定を出して対応しているところでございます。  どのように考えているかということでございますけれども,基本的には,申請相談時において,介護認定が介護サービス利用の目安になることを説明いたしまして,本人,それから家族の同意のもとに,早急な調査と仮認定を行って必要なサービスを利用できるように調整しておりまして,この仮認定をしていることで早く対応できるのかなということで,今現在は行っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 介護保険適用までの事務が煩雑で時間がかかり過ぎている。事務を簡素化してスピーディーにし,すぐ使える制度に改善すべきであるが,実態と改善に向けた取り組みを伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  介護保険法に準じた事務処理を行っているため,現状での改善は非常に難しいとは感じております。  なお,要介護認定,要支援認定の効力は,申請日にさかのぼることになっておりますので,申請日から認定日までの間でも,暫定介護サービス計画を策定することによって介護保険サービスの利用をすることができるということで,先ほども申しましたけれども,そういった形で進めております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 次に進みます。  介護サービスの充実について。  調査結果から,今後充実していきたいサービスでは,小規模多機能型居宅介護,認知症対応型グループホームが,ともに4割を超え,介護老人福祉施設も4割近くに迫っております。このほか,短期入所生活介護,訪問介護に力を入れていきたいと答えた自治体が多くありました。  そこで,地域で暮らせる環境を拡大するため,守谷市において,小規模多機能施設の設置促進への取り組みをどう考えているか,また,今後必要なサービスについてはどのように考えているか,お伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  小規模多機能施設につきましては,在宅生活の支援をするものとして,デイサービスを中心とした利用となりまして,利用者の態様や希望に応じて,訪問や泊まりを一体的に組み合わせて利用できるものでございます。市内にはいまだ整備されておりませんけれども,近隣においても少数整備されているというような状況でございます。これまでこの施設の利用実績はございませんけれども,当市においては,デイサービスは十分に整備されておりまして,また,ショートステイも今後充足される予定でありますことから,これらの利用によって必要なサービスは提供できるのではないかと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 地域密着型サービスを充実させ,365日,24時間の在宅サービスが求められております。そのための拠点整備として,小規模多機能型施設等の整備が求められておりますが,現状と課題,取り組みをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  自宅で生活する上で,すべての行為を介護サービスで対応することはできません。こうった場合,介護保険適用外のサービスを活用していただくことになります。これらのサービスといたしましては,社会福祉協議会で行っております有償ボランティアや,NPO,あるいは民間会社が行っている高齢生活支援サービス等がございます。利用者に対しては,こういった制度上適用できるサービスについてご理解をいただきながら,高齢サービス等も含めた説明をさせていただいているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 守谷市において,混合サービス,介護保険制度で行えるサービス以外の実費負担を伴うサービスの混合については,どのように考えているか,また,市単独で,高齢社会に向けて介護サービスの充実のために,ヘルパー,ケアマネ等の利用する車両の駐車問題について,地元警察と協議して,特別の許可証あるいは公的駐車スペースの確保について,どのように考えているかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) 介護保険におきます訪問で,利用者敷地内の駐車スペースがないと,路上駐車をせざるを得ないという状況がございます。これらのことにつきまして,警察庁から通達がございまして,介護サービス事業者が所有する車を,訪問目的で使用する内容の申請をいたしますと,3年間の期限つきではございますけれども,警察から路上駐車の許可証が発行されます。ただし,申請した車両を変更する場合には,再度申請が必要となりますけれども,市内にあります介護の事業所につきましては,基本的には,すべて許可証を所有していることになってございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 認知症を予防し,また,介護予防で元気な高齢者をつくるための施策について。  介護予防体操などの開発,健康体操の普及・促進,とじこもり認知症予防対策に,回想法の取り組み,音楽療法,演芸療法,学習療法など,各種療法をもっと積極的に導入すべきであると思いますが,このような介護予防策の現在実施されている予防策の現状と課題,そして今後の取り組みをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  介護予防ということでございますけれども,今,課題としまして前期高齢者,これは守谷市においても,団塊の世代の方が平成26年度ぐらいから該当してくると思われますけれども,介護予防効果があったといえる根拠に基づいた介護予防メニューをたくさん用意できるようにすることが課題かなと思っております。つまり,予防として有効な手だてをいかに見つけるかということではないかなと思っております。  今後の取り組みになりますけれども,私どもの方の介護を担当しております介護福祉課におきましては,介護予防の事業といたしまして,その方針の中で,「明朗活発でいこう」というスローガンをつくりまして,これに基づいて実施をいたしております。職員や生活機能相談員により,その方の生活機能をよくするために,元気館ですとか,保健センター,機能訓練の利用,あるいは出前サロン,現在14カ所ございますけれども,これらの紹介など,個人に応じたさまざまなサービスを組み合わせて支援をしております。  転入される方々につきましても,出前サロン等を紹介しながら,地域交流が自然とできる介護予防を今後も進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 介護保険事業外の福祉施設の推進について。  高齢者専用賃貸住宅等の設置などについて,どう考えているかお伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  介護保険事業外の高齢者のための福祉施策ということでございますけれども,適合高齢者専用賃貸住宅等の設置につきましては,都道府県への届け出となります。高齢者のニーズは徐々に出てきておりますけれども,当市におきましては,一戸建て住宅に居住している方が多ございますので,現状では,県内の適合高齢者専用賃貸住宅で対応しているところでございます。  しかしながら,つくばエクスプレスの運行で,都内へのアクセスが便利な立地条件もございまして,都内の高齢者を入居させることも含め,守谷市へ高齢者専用賃貸住宅を建設したいとの問い合わせもございます。  こういったことで,現在のところは,現況で足りているのかなというふうに考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 高齢者の方が常に携帯して持ち歩く「安心カード」,本人の氏名・住所・生年月日・血液型・親族の連絡先,かかりつけ医,本人の持病,アレルギー,国民健康保険の番号などを記入してある安心カードについては,どのように考えているか伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  安心カードにつきましては,現在,私どもの社会福祉課で実施しております災害時要援護者の防災カードを,介護サービス事業所に紹介している状況がございます。一般高齢者でもこのカードは応用できますことから,老人クラブですとか出前サロン等で紹介することは可能でございます。  常に携帯して使用することについては,高齢者の個々の判断に任せていきたいと考えておりますけれども,特に今回,いろいろな面で,持ち歩いていないとその効果を発揮できないという部分もございますので,今後,このカード,先ほど申しました要援護者の場合のカードにつきましては,以前の一般質問のときにもあったかと思いますけれども,A4の用紙になっているものですから,それらに記入したものを折り畳んでプラスチックのカードに入れるとか,そういった形のことができればより携帯しやすいのかなと考えておりますので,その辺については,今後になりますけれども,考えて検討していきたいと思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 単身者高齢世帯に対する,安否確認,緊急通報事業,宅配弁当事業,お誘い会など,どのように考えているか伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  単身者高齢世帯に対する,安否確認,緊急通報事業,宅配弁当事業等につきまして説明をさせていただきます。  65歳以上のひとり暮らしの高齢者であって,心身に障害や疾病などがある方で安否確認の必要性がある方には,乳製品を月曜日から金曜日のうち週2回以内届けることにより,安否確認を行っております。本年2月現在,この方につきましては,64人の利用がございます。  それから,緊急通報事業につきましては,在宅のひとり暮らし高齢者,または,ひとり暮らしの身体障害者に対し,緊急通報電話機の設置を行いまして,急病あるいは事故等の緊急時に常総広域消防本部に通報することにより,速やかな対応,あるいは高齢者の救助を行うというものでございまして,現在,56人の利用がございます。  それから,配食サービスにつきましては,調理が困難な65歳以上の高齢者や高齢者世帯,心身障害者や難病患者に対しまして,栄養のバランスのとれた食事を提供するとともに,安否の確認を行うものでございまして,月曜日から土曜日のうち週3回以内の利用を行っております。現在,この方々につきましては,22名の方が利用されております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 在宅介護の環境整備について。
     調査結果から,自宅で介護を受けている人のうち,困っていることは,介護する家族の負担が大きい(身体的・精神的・経済的),これが35.8%で最も多く,守谷市の場合は,44.4%になっております。本人や家族のぐあいが悪くなったときに一時入所できる施設がない,これが18.8%,守谷市の場合は44.4%,非常に高い数値となっております。利用料が高い18.6%,守谷市の場合は22.2%となっております。介護施設への入所待ちは11.2%,守谷市の場合は21.2%。  そこで,家族の負担が大きいが35.8%,守谷市の場合は44.4%を示しておりますが,その解消のためには,在宅介護の環境整備が一番必要だと感じます。地方自治体においては,介護保険の中で住宅改修サービスとして行うのではなく,一般会計から,広く高齢者の在宅生活の居住性・安全性の確保の観点から,高齢者住宅改修事業を行っているところがあります。手すりの設置からフロアの段差解消,浴室の改修,トイレの改修など,独自財源で対応してほしいと思いますが,お考えをお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  まず,住環境ということでございますけれども,在宅で介護する場合,介護サービスを利用しても家族の負担がなくなるとは言えません。その際には,議員からご指摘されております環境整備という観点が,ポイントの一つになると思います。  ただ,生活機能低下を防止するためには,今ある環境でどう活動するかということを考える必要がございます。環境を整備することで,かえって心身機能が低下し,そのために生活機能が低下して,要介護状態になるということもございます。  当市としましては,現在,高齢者の心身機能と環境を考慮しまして,日常生活で必要な活動ができるよう生活機能相談を実施いたしまして,必要な支援,アドバイスを市民やケアマネジャー等に行っております。  現在のところ,介護予防,自立支援のための生活機能相談につきましては,実績では116件,平成20年でございますけれども活用しまして,生活機能低下を防止しまして,要支援,要介護状態になった方で環境整備が必要な方には,介護保険における住宅改修を利用していただくということで考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) ちょっと不満ですけれども,先があるのでこのまま進めます。  快適な住環境の整備は,介護予防の観点からも,自立支援の観点からも,大切な視点であると思いますので,ぜひご検討願えればと思います。  身体的・精神的負担の軽減の意味では,一時入所できるショートステイやグループホーム,あるいは特養におけるショートステイの床数の確保についてのご見解を伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  グループホームとショートステイの確保についてということでございますけれども,まず,グループホームの確保につきましては,地域密着型サービスでありますグループホームは,現在,市内には3事業所,定員としまして36床が整備されております。今後とも入所を必要とする認知症高齢者の把握に努めまして,必要性のある場合に限り,第4期計画中に整備を進めてまいりたいと考えております。  それから,ショートステイですけれども,特別養護老人ホーム等におけるショートステイの確保についてということで,市内における短期入所生活介護事業所のショートステイは,峰林荘,定員10床,七福神,定員15床,それから,お泊まりサービス花きりん,定員24床で,3施設合計で49床が確保されてございます。  また,短期入所介護事業所のショートステイでは,ダ・ヴィンチが定員18床を設置しておりまして,ダ・ジャーレもりやでは,定員20床のうち,あいたときショートステイとしての使用が可能となってございます。  今後のショートステイの確保についてですけれども,許認可につきましては県になりますけれども,守谷市内にショートステイ施設を整備したいという業者がありまして,既に建築確認申請も出されているようでございます。近々建設に入ると思われますけれども,これは大柏地内で定員20床と聞いてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 調査結果から,自宅での介護サービス利用は,デイサービス40.3%,ショートステイ17.4%,福祉用具貸与16.9%,ホームヘルプサービス15.6%の順でした。守谷市の場合は,調査件数が少なかったせいか,すべて22%となっております。全国の集計と方向性は一致していると思います。  福祉用具の貸与も,利用割合としては16.9%でございますが,その中で重要なのは,ベッドとポータブルトイレと思います。ケアマネジャーのレベルによって,その貸与の実態が,利用者のADL(日常生活動作)に即しているか,対応がばらばらになっていないか,守谷市におけるベッドとポータブルトイレの貸与等において,ケアマネジャーにどのような指導をされているのか,確認したいと思います。  端的にいえば,排便を自力で行うためには,適切なベッドの高さ及び車いすの移乗,さらにはポータブルトイレの形状が大きな要素となります。具体的な指針としましては,ベッド幅98センチ以上,起き上がりを保証しているか,ベッドだから高過ぎないか,立ち上がりを保証しているか,ポータブルトイレが使えるか,いわゆる排泄最優先の原則,排泄ケアが十分された計画となっているかなどについて,どのように指導,または確認をしているかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  議員からご提示いただきました指針についてでございますけれども,介護用ベッドですと,100センチの幅が多くなっておりまして,また,3モーターなど高さ調整ができるベッドがございます。起き上がり,立ち上がりに支持物や調整が必要な方に,その状況に応じてベッドを選択してもらうようにしております。これらの福祉用具を利用する際には,ケアマネジャーに生活機能相談を活用してもらって,利用者の状況に合った用具を選定するアドバイスをもらうようにしております。その際に,ケアマネジャーだけはなく,介護する家族の方にも同席してもらうようにしております。  また,排泄ケアになぜ福祉用具が必要かということで,ケアプランの中で排泄ケアの課題目標に合った購入になっているか,数多くあるポータブルトイレの中でそのポータブルトイレを選んだ理由を確認しているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君にお聞きしますが,この項目,まだ若干かかりますか。 ◆2番(高木和志君) あと5分ぐらいで。 ○議長(伯耆田富夫君) 今,高木和志君の質問中でございますが,もう少しで7番の項目が終わるということでございますので,この項目だけ続行してよろしいでしょうか。               〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伯耆田富夫君) それでは,引き続き一般質問を続けさせていただきます。  高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 7番,最後の項目になります。  保険料などの負担軽減について。  介護保険料に対する負担感が増しております。これ以上あげないでほしいというのが市民の声でございます。特に低所得層への配慮が求められていると思います。介護保険料の減免と利用料軽減についてどのように考えているか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  まず,保険料の減免につきましては,制度はあるものの,制度開始以降,現在まで該当者はございません。しかし,保険料の負担感の軽減という点におきましては,平成21年度からの第4期守谷市介護保険事業計画におきまして,前期計画よりも介護保険料基準額を約3%下げることができたわけでございます。また,所得段階を,6段階であったものを9段階に見直すことによりまして,負担される方の所得に応じたきめ細やかな保険料の設定をさせていただきました。  具体的な例としましては,前期計画までは,世帯の市町村民税が課税されているが本人は市町村民税非課税の方は,すべて基準額でございましたけれども,第4期につきましては,本人非課税の中で,さらに合計所得金額と課税年金収入額の合計が80万円以下の方に対しましては,保険料の調整率を9割としたことによりまして,第3期前期計画と比較いたしまして,年間で約7,000円の,率にしますと13%になりますけれども,保険料の軽減を図ることができたということでございます。  それから,公的支援の充実でございますけれども,平成18年の介護保険法改正に伴いまして,施設利用者の食費,居住費は自己負担となりましたけれども,市町村民税非課税世帯等の低所得者につきましては,特定入所者介護サービス費の申請によりまして,施設サービスや短期入所サービスを利用したときの食費,居住費の負担に限度額を設定することができることになっております。これによりまして,低所得の方の施設入所等に伴う自己負担の軽減が図られているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 長時間ありがとうございました。  介護問題は,今後一番の課題となってくると思っております。しっかり検討し,推進していただくことをお願いしまして,次に進みたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) ただいま高木和志君の一般質問中でございますが,ここで暫時休憩をいたします。  午後は13時から再開をいたします。                 午後零時00分休憩          ──────────────────────                 午後零時58分開議 ○議長(伯耆田富夫君) 休憩前に復し会議を再開します。  それでは,引き続き高木和志君の一般質問を続行します。  高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 午前中に引き続き質問をさせていただきます。  次に,「安全安心のまちづくり」という観点から質問をいたします。  住宅火災警報機について。  守谷市は,昨年6月1日から,既存住宅への火災警報機設置が義務づけされました。総務省-消防庁は,住宅用火災警報機の普及率について,2009年12月に推計結果を発表いたしました。全国の普及率は52%,前回調査2009年3月時点から6.1ポイントふえたということです。条例で既に設置が義務化された自治体でも60.8%にとどまる結果になっております。  最近,新聞,テレビなどで火災の報道をよく見かけます。先日の3月13日にも北海道の介護施設の火災があり,7名の死亡者を出しておりますが,住宅火災による死者が後を絶ちません。ことしは,特に寒い冬だったからでしょうか,住宅火災による悲惨な結果が多く目につきます。消防庁が発表した平成21年1月から9月における火災の概要は,総失火件数は3万9,694件,前年同期比898件の減少,火災による総死者数は1,397人で,前年同期より123人の減少,住宅火災による死者数は754人,前年同期より95人が減少,このうち65歳以上の高齢者は449人で,前年同期より91人減少しておりますが,住宅火災による死者数の59.5%を占めております。今後のさらなる高齢化の進展に伴い,さらに増加する恐れがあります。また,6割以上が,逃げおくれによって被害に遭われております。時間帯では,午後10時から午前6時までの就寝時間帯に多く発生しております。  このような状況に対応するため,消防法及び火災予防条例が改正され,新築住宅については2006年6月1日から,既存住宅については2008年6月1日から,住宅用火災警報機の設置及び維持が義務づけられました。住宅用火災警報機により火災を早期に発見し,消火器などで住民による初期消火を行えば,さらに火災発生の抑止,また,発生しても被害を最小限に抑えることができ,安心安全のまちづくりにも貢献すると考えます。  そこで,1番目の質問になりますけれども,先日,北海道の介護施設の火災が起きまして,取手市では,即,介護施設の点検をしたという新聞ニュースがございましたけれども,通告外ですけれども,もしわかっていれば,守谷市は介護施設に対する消防点検,どうなっているかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  北海道で7名,それから,21年3月に群馬県の方の施設でも10名死亡するという火災事故がございました。守谷市の対応としましては,その21年の3月のとき,21年の4月に立ち入り検査を実施済みでございます。特別擁護老人ホーム,それからグループホーム,すべてを行っております。その結果は,特に指摘事項はなかったようです。今回の件を踏まえまして,再度立ち入り検査をこれからすぐ実施するということを,消防署の方からお聞きしております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 6割の方が老人の方が死亡しているという実態がございますので,よろしくお願いいたしたいと思います。  それでは,次に移ります。  住宅用火災警報機の設置率を伺いたいと思いますが,先ほど申しましたように,全国の設置率は52%。茨城県は39.3%と全国平均より低くなっております。守谷市の設置率をお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  住宅用火災警報機の守谷市の設置状況につきましては,21年10月に消防フェスティバルが行われました。そのときに守谷消防署が実施しましたアンケートの結果,56%の普及率という結果が出ております。今,議員おっしゃられましたとおり,全国平均が52%で,茨城県平均が39.3%なので,その数字よりは上回っているという結果になっております。しかし,このアンケートは小規模なものでありますので,あくまでも参考数値ということでとらえております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 住宅用火災警報機の設置による火災発生の抑制効果をどのように分析されているか,また,住宅用火災警報機のさらなる設置推進についての取り組みについてお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  火災の抑制効果をどのように考えているかという質問でございますけれども,住宅用火災警報機を設置することによる効果といたしましては,設置前と比べますと,火災時の死亡者数が3分の1程度に減少しているという消防庁の調査結果が出ております。また,東京消防庁管内での住宅火災による死者数につきましても,平成22年1月の住宅火災での死者数が,前年同時期に比べまして約半数になるなど,普及率の上昇に伴いまして,効果はあったのかなと考えております。  それから,さらなる設置の推進のため,どのように取り組むのかというご質問でございますけれども,設置推進のために,今後も年2回,春と秋に,火災予防週間とかございます。それからまた,消防フェスティバルなどのときに,引き続きまして火災警報機の設置についての周知を図ってまいりたいと思います。  それから,警報機をつけても火事になっては困りますので,まず一番大切なことは,火災を出さないことが重要だと考えますので,より一層の火災予防の啓発や火災に対する意識の高揚も図っていきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 次に進みたいと思います。  在宅医療廃棄物について。  高齢化の進展に伴って住宅での要介護者がふえ,それと同時に,在宅での医療患者も増加することは避けられません。在宅医療は,医療の面から,在宅介護されるサービスとして欠かせないものです。そうした中で,家庭から排出される医療系廃棄物,いわゆる在宅医療廃棄物の問題が出てまいります。環境省の手引きでは,「在宅医療が多くの関係者の協働作業によって行われていることから,在宅医療廃棄物の適切な処理体制の構築及び維持に当たっては,個々の果たすべき役割が相互補完しているとの認識のもと,市町村,医師・看護師・薬剤師等の関係者による協力体制を構築し,取り組むことがなにより必要である。このような観点から,市町村は,医師会,薬剤師会等の関係団体と在宅医療廃棄物の処理に関する安全性や処理体制について日常的に意見交換を行い,関係者の役割分担について合意形成を図ることが重要である。」とございます。  守谷市の場合,現状はどのような対応になっているのか,お伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  ご存じのように,医療廃棄物につきましては,環境センターでも,条例によりまして処理できない廃棄物ということに区分されております。また,在宅医療廃棄物につきましても,環境省で行いました在宅医療廃棄物の処理のあり方検討会というのがございまして,それの報告書によりますと,注射針とか,そういった鋭利なものは,医療関係者とか患者あるいは家族が,医療機関に持ち込んで処理を願いたい。そのほかの非鋭利なものにつきましては,市町村が一般廃棄物として処理することが望ましいというような報告がございまして,環境センターでも,そういったものにつきましては処理をするということになりますけれども,そのほとんどがプラスチック製ということもありまして,環境センターでは不燃ごみの取り扱いをしてございます。そういったこともありまして,幾つかの問題点がございます。不燃ごみの取り扱いをするに当たっては,爆発物とか,いろいろな危険物を取り除く作業を手作業で行っております。そのために,在宅医療廃棄物を扱うことになりますれば,感染の危険があるとか,それから,医療機関から出されたものと区別がつかない,そういったような理由から,現在は環境センターでは処理をしないものということで位置づけておりますけれども,議員おっしゃるとおり,今後,医療品を提供した機関,あるいは排出する側の意見とか,処理をする側の体制づくり,そういったものを関係機関の方,それから環境センター,そして構成しております4市の中で,今後協議を進めていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 千葉県市川市では,地元の医師会,歯科医師会,薬剤師会など3師会と,在宅医療廃棄物の適正処理について四者協定を結びました。それぞれの役割と責任を明確化し,適正な処理を進めるルールづくりでございます。実施時期は,本年4月1日からとのことでございます。  在宅医療廃棄物の取り扱いルールとして,1番目,注射器や注射針など,鋭利なものや感染性の危険が高いと判断されるものは,提供を受けた医療機関または薬局・薬店に返却する。2番,使い残して不用となった医薬品類は,調剤を受けた局・薬店に返却する。3番,前記以外の在宅医療で出た廃棄物は,家庭ごみの集積所に,それぞれ決められた曜日に決められた排出方法で排出する,となっております。  守谷市の場合,このようなルールづくりをしてはいかがと思いますが,どうでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  先ほど申し上げましたとおり,廃棄物につきましては,一般廃棄物になるわけですが,環境センターでの収集となってございますので,守谷市だけではなく,構成している4市の中でお互いに共通点をもって処理するのがよろしいかと思いますので,その中で今後協議させていただきたいと思っています。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) よろしくルールづくりをお願いしたいと思います。  次,地区計画について伺います。  久保ケ丘3丁目においては,建築基準法に基づかない「まちづくり協定」なるものがあり,建物の増改築等がある場合は,まちづくり運営委員会の承認が必要と市は指導してきた経緯があります。  まちづくり協定は,久保ケ丘3丁目を開発した住宅都市整備公団が,国県及び町と協議してつくられたものであり,区画整備事業中のため,換地処分後,建築協定に移行するとの約束でした。しかし,換地処分後,地権者全員の合意が得られず,建築協定に移行できなかったため,まちづくり協定を存続した経緯があります。久保ケ丘3丁目の住宅環境は,住宅都市整備公団が,住む人の立場で計画された,つくられた理想郷ですので,地区計画制度を活用し,良好な環境を維持していくことを念願しております。  守谷市としてどのような対応を現在とっているのかお伺いします,と,2年前,平成20年3月定例会において,久保ケ丘3丁目の協定について一般質問をいたしました。そして,何とか行政指導で進めてほしいと要望いたしました。最近,久保ケ丘3丁目まちづくり協定では許されなかった会社事務所の建設が進んでおり,完成間近になっております。このことについて,どのような感想をお持ちか伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部次長高橋 要君。 ◎都市整備部次長(高橋要君) 議員おっしゃられるように,良好な地域づくりとか豊かな緑を保全していきたいというような,地区のまちづくりの計画ですが,これを実現するためには,その地区の皆さんの建物の用途や,周辺環境への配慮などについて,ルールをつくっていくことが大変有効な手段であると感じております。その中で,法律に基づかないものと,法律に基づくものとがございますけれども,久保ケ丘3丁目地区は,おっしゃっているように任意協定ということで,地域の紳士協定ということでございます。地区としても,任意協定から法的拘束力のある地区計画に,建築協定というのは,地権者全員の同意が必要になってきますので,提案による3分の2以上の合意で地区計画に移行するということで,アンケートやら説明会やらを30回以上実施してきた経緯があると聞いております。そのアンケートの中でも,3分の2以上の同意が得られなかったということと,反対意見というか,移行しないでほしいというような申し入れ書も市に届いているようなことでございます。  地区計画そのものですが,地区レベルで,その地区の特性に応じた詳細な都市計画を定めるということで,地区指導で合意形成されたものを,市としては指定していきたいと考えております。地区指導で,説明会等,そういう開催等がございましたら,市の方も出席させていただきたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。
    ◆2番(高木和志君) 今回の建物は,建築基準法から見て,何の違反もしておりません。まちづくり協定から見た場合は,違反建築となるわけでございます。このような建物を一度つくられますと,もとのまちづくり協定の理想郷には絶対戻れないと思います。守谷市行政として,先ほど答弁がありましたように,地域から要望があれば行きますではなくて,守谷市,もともと行政側でそのように導いた道義的責任が自分はあると思っております。そういう道義的責任という意味合いから,どのように感じているか伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部次長高橋 要君。 ◎都市整備部次長(高橋要君) 経緯については承知しておりますけれども,先ほども申しましたけれども,あくまでも地区ということが大事なことと思います。地区の方でさまざまな意見のある中,そのままの今現在の用途地区ですか,市で定めてある用途地区,第1種住居と第1種低層の二つに分かれてございますけれども,それらのことを尊重して,また,地域の中できちんと決められた方向性が定まったものについては,先ほど申しましたように,市としても都市計画の決定の手続を進めたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 以前から何回も言っているんですけれども,今も申しましたけれども,もともと行政でそういう筋道を描いてやった場所なものですから,最後まで,地域じゃなくて,行政で引っ張っていってもらえればと思って言っているわけですけれども,いずれにしましても,進みそうにないので,次に行きたいと思います。  「市有財産一時貸付について」  守谷市の市有財産は,本庁舎から始まり,売れる物件,貸す物件等,いろいろあると思います。市有財産の貸付状況について,現在どのような貸付状況か伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 市の財産には,行政財産と普通財産がございます。  まず,初めに,行政財産の目的外使用でございますが,地方自治法や守谷市財産管理規則に基づきまして,その用途,または目的を妨げない限度内において,目的外の使用を認めているところでございます。  守谷市の貸付内容につきましては,行政施設内の電気や電話の電柱設置に係るものや,飲料等の自動販売機,あるいは金融機関の現金自動預け払い機の設置等に係るもの,また,道路占用許可ということで道路内に電柱や電話等の電柱等の設置等がございます。  また,普通財産の貸付内容としましては,守谷駅前の守谷地区交番の用地,あるいは,取手市内にある医師会病院用地,アワーズ守谷の施設用地などが主なものでございます。  なお,貸し付けに当たりましては,市街化区域の用地につきましては,年額1平方メートル当たり300円,また,市街化調整区域につきましては,年額1平方メートル当たり160円を基本とした貸付料を設定しまして,それぞれ納付をしていただいているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 先日,守谷市のホームページを見ましたら,守谷市市有財産,庁舎内自動販売機設置場所一時貸し付けの一般競争入札に関するお知らせと掲示されていました。自販機の貸付入札については,2年前の6月の定例会で一般質問をし,その後,先輩の市川議員も導入するよう求めた経緯がございます。それを見まして大変うれしく思いましたが,翌日見てみますと,どこを見てもきのうあったお知らせが載っておりません。どうしたんだろうと思っていましたら,それから数日たち,また同じタイトルで掲示されました。ただし,最低貸付額が安く変更され,一部仕様も変更されていました。  そこで伺います。自動販売機設置場所貸付工事について,どのような経緯でこのようになったのかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答え申し上げます。  ご指摘のように,守谷市役所庁舎自動販売機設置事業者募集要項につきましては,ことしの2月25日に一度公告を行い,翌2月26日にホームページに掲載をいたしましたが,同日内に掲載を取りやめまして,3月1日に募集要項内容を改正し,公告を行い,再び翌日の3月2日にホームページに掲載をしたところでございます。  この公告内容の改正につきましては,行政不信にもつながりかねない事故と深く反省をしているところでございます。  今回の改正に至った経緯につきましては,当初の募集内容については,貸し付けスペースを,食堂側に4スペース,市民ホールわきの自動写真機横に1スペースを設け,また,販売品目につきましては,飲料またはたばこを設定し,最低貸付料につきましては,1スペース当たり,食堂側が5万円,自動写真機横スペースが10万円と設定しておりました。さらに,食堂側の二つのスペースにつきましては,まちづくりの一環としてアサヒビール株式会社と明治乳業株式会社を誘致した経緯や,それらの会社が市民を対象としたイベントなどの市の各種行事へ飲料品等を無料で提供していただくなど,これまで協力的に市の行事に協力していただいたということも考慮しまして,この企業の銘柄指定を設定をしておりました。  このような設定でございましたが,公告後に,検証が不足した点が2点ほど生じましたので,見直しをしたところでございます。  まず,1点目でございますが,財源確保の観点ということから,販売品目を,飲料またはたばこというような広範囲な設定をしたことから,これまで,庁舎建設後19年間,清涼飲料水,たばこ,乳類飲料の販売が継続されてきたところでございますが,それぞれの値幅が異なることから,入札を行うことにより,一部の販売品目について販売がなくなる可能性があるということで,長い間顧客となっていた方に不便を来すことになるのではないかという点でございます。  次に,2点目の企業の銘柄指定ということでございますが,公平性という観点で問題があるのではないかということの2点でございます。  この2点を再検討した結果,まず,1点目の販売品目につきましては,財源確保の観点のみばかりでなく,顧客に対する配慮も考慮すべきとしまして,値幅が薄いといわれておりますたばこ及び乳類飲料の貸し付けスペースをそれぞれ設けることとしまして,貸し付けスペースを,これまでの5スペースから,一つふやしまして6スペースとしました。当然面積が小さくなります。これに伴いまして,販売品目による値幅の問題から,最低貸付料につきましても,現行の行政財産使用料を基本に,税抜きで横幅820ミリの貸し付けスペースにつきましては,年額1万2,000円,税抜きでございます,横幅1,275平方メートルの貸し付けスペースにつきましては,これも税抜きでございますが,1万8,000円というふうに改めさせていただきました。  次の2点目の銘柄指定でございますが,企業の立地操業状況とか,市の各種事業に対する協力といったことに対しては,大変敬意を表するところでございますが,より公平性を高めるという観点で,銘柄指定を外すこととしたというのが,今回の募集内容の変更でございます。  なお,ご質問には入っておりませんでしたが,昨日の3月15日に貸し付けスペースの入札を行ったところでございます。そこに延べ18社,個人も含めますが,18社が参加をしまして,その結果,税抜きの年間貸付総額としまして,324万5,152円の応札がございました。ただ,まだ契約を交わしておりませんので,現在のところ,見込みということでご報告をさせていただきますが,今回の入札の結果によりまして,約316万円。今までですと,税抜きで年間7台で8万4,000円ということでございましたので,今回の結果ですと,316万円の増収が見込まれるというような結果になりました。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 次に準備したのは,5万円が1万8,000円もしくは1万2,000円に下がった理由,もしくは,10万円から1万8,000円に一気に下がったものがあったもので,その辺の理由を聞きたかったのですけれども,多分,10万から1万8,000円になったのは,市域を二つのスペースにして,5万円相当にしてやったと今お聞きしましてわかりました。  316万円,すごいと思うんですけれども,1万8,000円が,そういう意味でどのぐらいの応札というか,1台当たりに対して,そこを参考までにお聞きしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答え申し上げます。  一番高いところで,先ほど申しました幅の広いところでございますが,1台当たり102万8,571円という,これが二スペースですね,同じ会社からになっておりまして,それだけの売り上げ本数とか,今までの実績等を見ると,それほどの売り上げは期待できないんじゃないかなということで,3年間の契約ということでうたっておりますので,3年分ということで,間違っているんではないかと,当日,入札会場で,1年分を入れてくださいと何回も繰り返し確認はしているところでございますが,間違いないという状況でした。ただ,先ほど申し上げましたように,まだ契約が済んでいないものですから,もしかして間違えているということも考えられます。一番高いところが,先ほど申し上げましたように100万円からになっておりまして,一番低いところ,これはスペースの小さいところでございますが,1万3,000円ということで,これはたばこなので,利幅は少ないということでございますが,1万3,010円というような応札の結果でございました。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 一度公示して,また取り消して再公示,こういうことは絶対あってはならないことだと思います。そのことについての今後の手だてを伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) 先ほど申し上げましたように,こういう入札等を実施する場合に,あらゆる角度から検証して,それぞれ透明性を確保するとか,いろいろな角度で検証した上で,問題のないことを確認した上で,公告等を行っていきたいということで,今回の件を肝に銘じて今後の事務等については当たっていきたいと思って,反省しているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 守谷市の信用をなくす事柄だと思います。まして,入札する方の生活がかかっていると思いますので,細心の注意を払って,間違いのないような仕組みをつくっていただくよう要望いたしまして,次に進みます。  「QRコードの活用について」  QRコードを辞書で引きますと,小さな四角形を縦横に同数並べた図形パターンにより,文字や数字などのデータを記録する規格,バーコードよりも大量の情報を正確に記録できる,とございました。  このQRコードを活用して携帯電話サイトの運用拡大について伺います。  現在,携帯電話を多くの人が使用しております。パソコンを所有している人でも,自宅で毎日使用する人は思ったより少ないように感じます。しかし,携帯電話は,使用しない日はないと思えるほど使用頻度は高いと思います。 守谷市においても,情報の発信手段として,QRコードを利用した携帯電話用ホームページの有効活用をもっと考えてみてはと思っております。  まず,守谷市のホームページ上にQRコードの表示や,「広報もりや」等その他広報紙すべてにQRコードを入れてはどうでしょうか。伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答え申し上げます。  QRコードの活用ということでございますけれども,守谷市では,他市町村よりいち早く導入に取り組んでございまして,平成16年1月から活用を開始してございます。今,質問の中に,ホームページ,あるいは広報というようなことがございましたけれども,守谷市では,既に広報の中では,毎月発行されます10日号の広報には,QRコードを載せてございます。また,ホームページでも,なかなか最初のトップページにはないのでございますが,そこからリンクというところをクリックしていただきますと,そのモバイルページと関連づけたところにはQRコードが載ってございますので,活用していただければと思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 通告に当たって,私も守谷のホームページを一生懸命見たのですけれども,自分の目には,どうしても四角いイメージがありまして,なかなか見つからなかったというのが実態でございます。通告後,あるよということで,携帯サイトという欄がございました。そこをクリックしましたら,本当にきれいに載っておりまして,なかなかすばらしいとそこは感じました。ただ,もっと気がつくというか,イメージが四角いのがイメージになっていますので,あれが表にあればすぐわかったんだろうなという気はします。ちょっと工夫していただければなという感じはしました。  施設案内,名所旧跡での活用ということで,石川県津幡町では,駅前にある案内図に,携帯電話用の町ホームページにアクセスできるQRコードを表示しました。町のことを少しでも知ってもらい,観光の振興につなげるのが目的です。カメラつき携帯で同コードを読みとって,町ホームページにアクセスすれば,町の名所,特産品,観光情報について詳しく知ることができます。津幡町の携帯用ホームページは充実していて,町営バス時刻表などは大変に使いやすくなっています。  仙台市でも,「まちかどタイムトラベル」の実証実験を行っています。時遊マップ携帯電話閲覧サイトとして,市内の主な観光スポットにQRコードを配置し,現地にいながらにして,昔の写真や動画などを閲覧することができます。  守谷市も,駅前に限らず,市の掲示板,施設案内,史跡等でQRコードを活用してはいかがかと思いますが,お考えを伺います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答え申し上げます。  市の施設案内というところもわかるような形でQRコードを活用したらどうかということでございますが,まずは施設案内,簡単な内容ですけれども,施設名,住所とか電話番号というものについては,既にウエブサイトの方に上げておりますので,アクセスしていただければそれがわかるというところでございます。  また,自転車関係ですけれども,「もりやチャリナビ」というサイトがございまして,ここでは,自転車で六つのコースが用意されているのですが,そこを回るのに,それを印刷して行っていただくという一つの手法がありますけれども,そこにQRコードがありまして,それを撮っていただくと,そこの名所旧跡等が紹介されるというものもございます。  また,そのほかですと,バスの時刻表,バスブックなどにもついておりますので,そういうのも見ていただければと思います。  そのほか,駅前とかというお話ですけれども,そういうものも含めて,今後できる限り積極的に進めていきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) ぜひよろしくお願いいたしたいと思います。  今はQRコードでございますけれども,最新のあれですと,拡張現実とか,もっともっとリアリティーなものが出てきていますけれども,まだそれはこれからになってくると思いますので,それはポピュラーになってから対応していただければと思います。  ホームページ関係で,1年前の質問のときに,ナビのナビをつくってほしいと要望いたしました。4月1日より,「もりやナビ」が,一覧形式から,目的別に整理したメニュー画面になるとのお知らせがホームページにありました。大変見やすくなりました。ありがとうございました。これはお礼でございます。  最後の質問になります。  「子ども手当の運用について」  3月12日,衆議院厚生労働・文部科学両委員会で,子ども手当法案が可決されました。きょう,多分,本会議でやることになっておりましたので,きょう可決されているか,なるかという段階に入っていると思います。  今回の法案は,民主党がマニフェストで主張した,全額国費で補う子ども手当とは全く異なっています。今回の法案は,一つとして,10年度限りの措置でございます。二つ目として,国・地方自治体・事業主が費用負担する現行法の児童手当の枠組みを活用しております。3番目,支給対象を中学校まで拡充,4番目,給付額は一律月1万3,000円に拡充,が柱になっております。つまり,その実態は,22年度限りの単年度の児童手当拡充法案といっても過言ではないと思っております。  そこで,子ども手当と児童手当の連携方法,また,子ども手当の支払い通知,児童手当の支払い通知の方法等,どのような事務処理になるのか,2点をお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部次長比前静代君。 ◎保健福祉部次長(比前静代君) お答え申し上げます。  今回の子ども手当の支給に関しましては,子ども手当の一部を児童手当として支給するものであるというのが基本的な考え方であり,子ども手当として支給します。それから,通知につきましても,同じ考え方で,1通でお知らせをする予定でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 表面には,子ども手当しか出てきません。その実態は,単年度の児童手当拡充法案であるということを改めて申し上げます。  それでは,その子ども手当の作業量ですけれども,どのような作業量になるのかお伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部次長比前静代君。 ◎保健福祉部次長(比前静代君) お答え申し上げます。  児童手当が子ども手当に移行になりますと,支給対象児童数で,約6,300人から1万900人となります。4,600人の増を見込んでおります。それから,世帯数では,約3,900世帯から6,300世帯となって,2,400世帯の増を見込んでおります。これに伴いまして,増大する事務量を円滑に処理するためには,現在の担当職員だけでは困難であると思われますので,臨時職員等を雇用するなど,対応方法を検討しております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) 市長に全く質問していませんので,ちょっと質問します。  今回の子ども手当,当初,国で全部支払うという約束でスタートしていましたけれども,結果的には,今申したような児童手当枠組みをそのまま残して,地方も負担をすると。これが勝手にされたわけですけれども,市長のお気持ちはどうなのかお伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 全額国で負担するというお話でしたけれども,全国の市長会とか町村会でも,今ある児童手当の上積みはだめだよということで,納得をさせられたようでございます。個人的な意見としましては,できれば全額国でやっていただくのがいいと思いますのと,子ども手当としてお金をあげるのがいいのかどうかという議論も,もっと深くされてからやるべきではなかったかなという感想は持っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高木和志君。 ◆2番(高木和志君) ありがとうございました。  未来を担う子どもたちのため,頑張って作業をお願いいたしたいと思います。  進化論を唱えたダーウィンの考えから,強い者,賢い者が生き残れるのではない,変化に対応できるものが生き残れると言われております。それは,私たち個人にも,また,団体でも当てはまると思います。ダイナミックに変化している昨今の社会状況でございますが,ともどもに知恵を出して,変化に対応してまいりたいと思います。  以上で,質問を終了いたします。大変ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,高木和志君の一般質問を終わります。  次,通告順位3番,高梨恭子君,登壇を願います。  高梨恭子君。                〔1番高梨恭子君登壇〕 ◆1番(高梨恭子君) 通告順位3番,高梨恭子でございます。  早速質問に入ります。  最初に,「生活道路を守れ」ということでお尋ねいたします。  本市においては,現在,二つの大きな都市計画道路が着工されています。市内の数カ所に広い道路が行きどまりになっていたり,急に狭くなり,車両同士のすれ違いがやっとという道路も見受けられます。そんな中で,その近所に住んでいる方はもちろん,そこをよく通る方からも,いつになったらできるのかなという疑問を投げかけられます。  まず,坂町清水線について,当初の開通の見通しと,現状からの開通の見通しをお尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) 坂町清水線でございますけれども,国道294号線から守谷中学校まで,1期工事約930メーターは終わってございまして,供用開始をしておりまして,今現在,2期の工事に入っているところでございます。  2工区のうち,一部230メートルは供用開始されておりますけれども,427メーターほど,まだ用地買収,あるいは用地交渉中というようなことでございまして,大半が家屋移転を必要とされる方でございます。そういうことで,用地取得に対しまして,移転先の確保,代替地の確保ですね,そういうものと,国費を導入をいたしますので,国費の配分というものも影響をしているということもございまして,難航しているのが実情でございます。  工事でございますけれども,現在,県道野田牛久線から市道284号線ということで,企業名で杉浦製罐という会社がございますけれども,あそこまで約90メーターほど,下層路盤も含めまして完了してございます。今,そこからNTTの交換局がございますけれども,そこまで約100メーターを整備する予定でございます。23年度までには,県道の交差点の改良,信号機等も含めまして改良をして,NTTのところの市道まで結びたいと思ってございます。その後,残りの区間を早いうちに進めるよう努力していきたいと思っております。地権者数も少なくなってまいりましたので,さらなるご協力をいただきながら,早目に3期工事に着手ができるように努力をしてまいりたいと思っているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。
    ◆1番(高梨恭子君) 家屋の移転が関係しているということで,大変な作業だと思います。よろしくお願いをいたしまして,次に,郷州沼崎線についてお尋ねいたします。  当初,開通は平成22年3月と聞いておりました。今月ですよね。昨年の9月の質問時には,24年3月の開通になると聞きました。現状についてお示しいただき,今後の方針と開通のめどを改めてお尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) 郷州沼崎線でございますけれども,今現在,みずき野からひがし野までの区間,約820メートルの工事を19年度より着工してございまして,今年度で軟弱地盤の改良工事が完了されます。そして,その後でございますけれども,そこには水路がございますので,水路を渡るための橋梁工事を予定してございまして,橋梁の下部工,上部工を工事をさせていただきます。その後,雨水管の敷設工事,さらには盛土工事,舗装工事ということで,順次進める予定をしてございまして,24年3月に開通できればと思ってございます。  その中でも,用地交渉が一番,先ほども申しましたが,大きなウエートを占めるわけでございまして,今現在,地権者5名ほどおります。そのうち4名が市外者,市以外の方でございまして,なかなか難航しているのが実情でございますけれども,先月の23日には,市長みずから用地交渉に当たっていただくなど,精いっぱい努力をして,24年度を目標に努力してまいりたいと思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) あと5人の地権者がいらっしゃるということで,市の担当課にはより一層のご努力を願い,一日も早く開通できるようお願い申し上げます。  それでは,(2)の国道294号線の市内完全4車線化はいつごろになるでしょうかということでお尋ねいたします。  一時は,かなりでこぼこして,車線変更を余儀なくされ,走りにくかった294号線ですが,昨年2月の乙子の立体交差の開通とともに,この1年足らずで周辺もかなり整備され,信号機も連動されるようになり,とてもスムーズに流れています。  そんな中で,下り常総市方面に向かってロックシティの信号,向原を越えたところからの渋滞が気になります。市内の294号線の4車線化も,その一部分を残すだけとなっていますが,その部分はいつごろの予定で4車線化されるのでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) 現在,294号線の4車線工事の事業主体であります竜ケ崎工事事務所で整備を進めているところでございますけれども,TX駅の入り口の交差点のところ,下り約120メーターがなかなか整備が進まないという状況でございまして,用地交渉に苦慮しているのが実情のようでございます。そのようなことで,事業の早期完成を図るために,昨年,国土交通省に対しまして,土地収用法によります事業認定という制度がございますけれども,その申請を行いまして,12月にはその認定がされたというふうに聞いてございます。今後も引き続き交渉をするということではございますけれども,土地収用法による手続も視野に入れながら,並行してやっていくというようなことでございますので,近いうちに何らかの動きがあるのかなと推測をしてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) これらの道路整備のおくれによって,本町通り商店街,市道106号線を抜け道に使っている車を多く見かけるとのこと。特に通学及び通勤時間帯に,信号機の少ない生活道路を無理無理に通過していく車があるというのです。  そこで(3)の質問,本町商店街(市道106号線)の危険箇所についてお尋ねいたします。  私が議員になって最初の一般質問,平成20年12月に,優しい道路をということで質問いたしました。その中で,市道106号線について,特に3カ所を取り上げ,安全対策を伺いました。1カ所目は,西林寺及びセブンイレブンの交差点,2カ所目は,中谷商店さん前,小林医院さん入り口のT字路,3カ所目は,八坂神社付近など,小中学生の通学路であり,また,高齢者が徒歩で使う生活道路となっており,大変危険な場所となっています。そのときの回答として,西林寺のところは,押しボタン信号機ですが,感応式信号機に改良の要望をしている,それから,中谷商店さんと小林医院さんの入り口のT字路についても,信号機設置を要望しているという回答でした。  質問をしてから1年と1カ月過ぎたこの1月に,西林寺のところの信号は感応式信号になり,地元の方々もとても喜んでいます。皆様のご努力と厚く御礼申し上げます。  もう一歩お願いするならば,横断歩道を引いていただきたいと考えます。セブンイレブンから郵便局方向へ,そして,セブンイレブンから西林寺の方面には横断歩道がないのですが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  信号機につきましては,今,議員がおっしゃられましたとおり,21年12月に改良が完成しまして,使用開始されております。横断歩道につきましては,よく現地を確認し,今,取手警察署の方と協議中でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) ありがとうございます。  近辺を歩きましても,その方面へ安全に横断する手だてがございませんので,できるだけ早くに横断歩道が引けることを希望いたします。  また,次に,中谷商店さんと小林医院さんのT字路のところの信号機設置についてお尋ねします。  条件的に信号機設置は大変厳しい場所ということです。また,信号機設置の管轄は警察署にあるということから,昨年の2月に,私は,地元の方でほとんど毎日のように朝その場所に立って安全を確認しているボランティアの方とともに,取手警察署交通課にお願いに行ってまいりました。大変に丁寧な説明を受け,たまり場がないことや,事故が起こっていないこと,また,八坂神社の信号機と場所が接近している,そして,何より,守谷市内に信号機は1年に1カ所つくるのがやっとの予算であるということなどを聞きました。さらに,この場所は,毎年のように信号機設置の希望の上位にランクインするものの,条件足らずで設置に至っていないということも聞きました。また,信号機が設置されることによって,注意を怠り,交通事故が逆にふえてしまう場合もあるという話も聞き,ちょっとがっかりしながら帰ってきたことを思い出します。  県警の事業であるということでしたので,早速に梶岡県議会議員にも相談し,県警への働きかけもお願いしたりしました。中谷商店さんと小林医院さんの入り口のT字路は,まさに守谷小学校の入り口であり,通学路であります。朝などは,ひがし野へ出る抜け道として,また,294号線の渋滞を避ける車が多く走行しております。毎朝,守谷小学校関係者やPTAの方や地域の見守り隊の方が,小学生の安全な登校のために立たれています。そういう状況の中で,この場所の信号機設置のめどはあるのかお尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  小林医院さんのところの交差点の信号機の設置につきましては,設置する方向で,今,取手警察署の方と検討中でございます。ただ,設置する場所が私有地の場合,同意をもらったりとか,ちょっと今そういう問題もございまして,設置できる時期については未定であるけれども,設置に向けて検討しているというようなお答えをいただいております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) ありがとうございます。  とても明るい兆しで,地域の方を初め,守谷小学校PTAの方々も,皆,心待ちにしていたことであり,とても喜ぶに違いありません。心よりお礼を申し上げます。  さて,3カ所目の八坂神社付近ですが,この神社わきの道も,通学路になっているにもかかわらず,小林医院さんのところのように,注意を喚起するようないろいろなペイントがされてなく,ぜひお願いしたいということを聞きましたが,それについてはいかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  八坂神社から守谷小学校へ抜ける道路につきましては,時間指定,午前7時40分から午前8時20分による,歩行者・自転車専用道路の交通規制がされております。車両が通行できないことになっておりますので,路面表示というのは今のところ必要ないかなというふうには考えております。しかしながら,交通規制以外のところにつきましては,通学路注意とかという看板を設置して,どこが一番危ないのか,いろいろPTAの方とも協議しながら,もう協議は済んでいるのですけれども,安全協会の守谷支部で設置する予定でいるところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) いろいろご努力をありがとうございます。  さて,20年の12月に一般質問をしたときに戻りますけれども,そのときに,小学生とか高齢者に優しい道路ということでございますけれども,皆さんがそれぞれ交通事故に遭わないようにしていただくことが一番だと思いますので,学校とか老人クラブ等に出向いて啓発をしているところでございます,という回答もいただいておりました。交通事故に遭わないように,学校とか老人クラブなどで啓発をしているとのことでしたが,そのことについて,大きな二つ目の質問に移ります。  「高齢者の交通事故について」ということでお尋ねいたします。  先般,茨城県の平成21年中の交通事故死亡者数が199人と発表されました。対前年比マイナス11人,全国ワースト第6位ということです。その中で,年齢別の死者数は,65歳以上の高齢者が,90人で4割台半ば,45.2%と最も多く,前年比プラス1で,全国ワースト5位ということです。守谷市内においての交通事故発生件数と,高齢者の割合はどうなっているのかをお尋ねいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部次長松丸美恵子君。 ◎生活経済部次長(松丸美恵子君) お答えさせていただきます。  平成21年中の交通事故統計によりますと,守谷市内の交通事故件数は264件で,死者数は2名,負傷者数は327名になっております。このうち,高齢者の交通事故件数は,74件で,死者数ゼロ,負傷者39名となっておりまして,割合は28%となっております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) 守谷市内においての高齢者の交通事故の件数が,全国もしくは茨城県に比べて低いことに,今,多少驚きを感じています。ただ,全国的な動きとして,高齢者の事故,そして,うっかりして加害者の立場になってしまう場合もございますので,安全教室等を開校していただき,高齢者の啓発をしていただけるとありがたいと考えております。  特に交通安全協会,取手市・守谷市・利根町においてですけれども,安全教室の開校における守谷市の高齢者の受講件数は非常に少なくなっておりますので,これから高齢者が集まりやすい何かの会に合わせて開校していただけたらと思います。その件をよろしくお願いいたしまして,最後の三つ目の質問に移ります。  三つ目の質問は,夢のある明るく楽しいこと,「守谷市をPRしよう」ということでお尋ねしてまいります。  (1)のご当地名物ということで伺ってまいります。  私も守谷市に住んで20年になりますが,お盆や暮れ,また,ゴールデンウィークに帰省するときなど,いつもお土産に困っていました。20年前といいますと,守谷をイメージするような,ちょっとしたお菓子や食べ物が少なかったからです。最も当時有名だったのは,一茶の句の書かれたもなかだったと思いますが,そればかりをお土産にするというわけにもいかず,数年前にできたお菓子屋で,「守谷のやもり」という,少々受けねらいの和菓子を買っていったこともありましたが,ヤモリが出てくるような田舎に住んでるのと言われて,それっきりそれを買うのはやめることにしました。最近は,お菓子に限らず,佐野ラーメンや宇都宮ぎょうざなど,冷凍ができたり,真空包装できる技術のおかげで,ちょっとした食べ物までがお土産や名物になる時代です。  ちなみに,私の生まれた埼玉県加須市は,うどんが名物で,市内至るところにうどん屋があり,うどんの旗がひらめいていますし,そこで食べるだけでなく,お土産用もございます。  県内で思いつく名物は,取手のなら漬けや牛久の落花生,土浦のレンコンやワカサギといった,地域のしにせやその土地柄が大きく関係しています。  最近では,新しい親しみのある食べ物,行方のバーガーとか,龍ケ崎のコロッケなど,地元産のものを取りまぜた新たな名物をつくり,行政がパイプ役をしながら町おこしをしているという動きもございます。  そこでお尋ねします。  守谷市として,何かしら守谷市をPRできるような名物をつくろうというお考えはございますか。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  守谷市には,「守谷さんちの牛乳」,それから,それらの牛乳を使った食パンとかチーズケーキタルト,それから,水耕栽培のブルーベリーといった,守谷産の物産としてはまだまだ数々あるんですが,確かにおっしゃるとおり,名物と言われるまでには至っておりません。  そういった中で,昨年,きらめき守谷夢彩都の中で,商工会の青年部が,駅前通りで日本一長い太巻きということで挑戦いたしまして,そのときは見事成功いたしまして日本一になったのですが,聞くところによると,どちらかはちょっと頭にないのですが,既に追い抜かれて2番目になっちゃったというようなことを聞いております。  そういったこともありまして,青年部では,守谷の歴史の一つであります平 将門の伝説を取り込んだ,平 将門が,戦の勝利を祈願して大きな鈴を埋めて塚を築いたということから,鈴塚という地名がございます,これに由来しまして,守谷鈴塚メンチというものを考案して,商品化したいと考えているようでございます。形も鈴のように丸い形をイメージしておるようで,子どもや女性の方,それから,お土産にもなるように検討を進めているというようなことを聞いております。ただ,いつ完成するのかは聞いておりませんけれども,いずれにしましても,先ほど申し上げました守谷の物産,数々あると思いますので,きらめき守谷夢彩都を初めとした,各地区でいろいろなイベントが行われますので,そういうところにも出品して知名度が上がるようにということで,主催者の方には投げかけていきたいと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) 前向きなお答えをありがとうございます。  私もメンチカツは大好きで,つくるというより,よく買いに出かけております。戸頭の肉屋さんのは,キャベツがいっぱいで,丸いボールのような形をしております。ひがし野の外れにある鳥肉屋さんのは,お肉がたっぷり入っております。また,筒戸の肉屋さんは,わらじのように大きく,平たくてタマネギがたくさん入っています。ぜひ守谷産の相性のよい野菜を入れてつくっていただけたらと思います。  さらに,こういうことは,浸透して軌道に乗るまでにも時間がかかるものでございます。私が聞いた範囲では,龍ケ崎のコロッケは,平成13年から,商工会婦人部による手づくりコロッケが発端と聞いています。それから,各種メディア,新聞・テレビなどへの売り込みや話題づくりに向けて,少しずつ取材などによって広まったと聞いております。  余談ですが,おととい3月14日に,佐貫駅東口の龍ケ崎観光物産センター1周年記念の市に行ってきました。ちょうど守谷駅前の守谷すたいるさんみたいなところです。揚げたてのコロッケの販売とこだわりの物産品の販売が行われ,お天気もよかったせいか,大変ににぎわっていました。  守谷名物づくりに一生懸命取り組んでいただきたくお願いいたします。  それでは,もう一つ,守谷市PRの方法について,ご当地プレートというのがありますので,ご紹介方々質問をしてまいります。  車のナンバーの場合には,道路運送車両法で形状やデザインが決められていますが,125cc以下のバイクにつけるナンバープレートに規制はございません。もちろん個人で勝手なものを取りつけることはできませんが,各地方の自治体で,独自のプレートを導入することができます。そこに目をつけて,最近では,ユニークな形をしたご当地ナンバープレートが次々に登場しています。  例えば,ご当地プレートの先駆けと言われる愛媛県松山市では,司馬遼太郎氏の小説「坂の上の雲」の舞台であることにちなみ,プレートが何と雲形で,もこもこした輪郭です。2007年7月から取り入れられ,従来のものも得られますが,雲形のバイクが,14%,1万1,881台,昨年4月現在の数値ですが,占めています。また,そのうちの4割を,20歳から30歳代が占めているということです。  また,山形県東根市は,昨年2月から,生産量日本一のサクランボの絵をあしらったプレートが登場しました。  宮城県の登米市は,ササニシキの産地として知られることで,プレートはお米の形です。きっちりと胚芽の部分が欠けていて,リアリティーのあるプレートです。  また,鮫の水揚げ日本一を誇る宮城県気仙沼市では,昨年11月に,公募によりご当地プレートを決めました。300点寄せられた中から,跳びはねる鮫の図柄に決まり,この6月から交付されるそうです。また,それは,普通の長方形のプレートで,鮫の絵がワンポイントで描かれているもので,雲形とかお米の形とか,そんなにこったものではないそうです。そういう気軽なものでいいのかなとご提案する次第です。  お役所というのは,どうしても固いイメージですが,こんな遊び心を取り入れるところもあるんですね。ちなみに,名物がメンチだったら,メンチカツの絵でも悪くないのではないでしょうか。  さて,これは茨城県でまだ導入している自治体はございません。守谷市でもぜひ検討していただきたいのですが,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長横瀬 博君。 ◎総務部次長(横瀬博君) お答えします。  原動機付自転車等の標識の取りつけにつきましては,条例において,原動機付自転車等の所有者となったものは,申告書を提出し,車体に取りつけるべき標識の交付を受けなければならないと定められております。標識の様式は,国からの通達により,標識に使用する材質,寸法,地の塗装の色,文字の塗装の色及び寸法等,詳細な様式が示されております。守谷市の標識は,この通達に基づき,市規則により現在使用している標識のひな型を定めているものです。  今年,通達はあるものの,法律に定めのないことから,独自のデザインの標識を導入している市町村も見受けられ,県内では,今,議員さんがないと言いましたけれども,つくば市が,下に「TSUKUBA」というローマ字の文字を入れたナンバーを採用しています。全国では9自治体,うちの方で把握しているのは,そのほかに9自治体でございます。  議員の提案は,守谷市をPRする手段の一つではあると思います。市において,標識の目的・役割及び費用等を含め検討したところ,形状や印刷行程の変更に伴い,プレートの金型作成代や1枚当たりの単価が増額になってしまうなど,原動機付自転車等の登録台数,今,125㏄以下で約3,200台が登録されております。よって,効果が余り期待できないこと,また,国から,標識の様式は全国的に統一することが望ましいという通達が示されていることから,標準の標識を採用しているもので,現在のところ,まことに申しわけないですけれども,市独自のプレートの採用は,予定はございません。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) 守谷市をPRしようということで,ご当地名物メンチカツは採用のようです。ご当地プレートは不採用でしたが,この質問について,市長のお考えをお願いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今,担当の方から説明があったように,費用対効果を見ると,余り効果が見込めないのではないかということでございますので,ここでご当地プレートということは,今の時点では考えにくいというふうに思います。 ◆1番(高梨恭子君) メンチの方。 ◎市長(会田真一君) メンチか。メンチは大変いいんじゃないかなと。高梨議員もおっしゃったように,私もメンチ大好きでございますので,おいしいものをつくっていただければ,PRにもなるんではないかなと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 高梨恭子君。 ◆1番(高梨恭子君) ありがとうございます。  市長を初め,皆様のご協力をお願いし,よりよく,より楽しい市政を期待して,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,高梨恭子君の一般質問を終わります。  会議の方が長時間に及んでおります。ここで,5分間暫時休憩をいたします。                 午後2時20分休憩          ──────────────────────                 午後2時26分開議 ○議長(伯耆田富夫君) 休憩前に復し会議を再開します。  次,通告順位4番,唐木田幸司君,登壇願います。  唐木田幸司君。               〔9番唐木田幸司君登壇〕 ◆9番(唐木田幸司君) 通告順4番,唐木田幸司でございます。  本日は,1,総合計画(後期基本計画)の現状と,二つ目,役所で出世をするにはという2点を伺います。
     私,何年か前でしたか,ウサギは灯油を飲めませんなんていうことで,ちょっと滑った経験がございますので,このタイトル,滑らないように頑張りたいなと思っているわけでございます。  まずは,何より伯耆田議長が新しく就任されたということで,大変におめでとうございます。よろしく議会の運営をしてくださるようにお願いを申し上げます。  特に私は,よく脱線をしたり,不穏当な発言をしそうになりますものですから,ひとつ優しくご指導をいただきたいと思います。何せ,とても優しい仏の唐木田ということで,優しく注意をしていただきたいなと思うわけでございます。  だんだん本題に入っていきますけれども,昨年末でしたか,たしかホンダが,埼玉にまた新しい工場をつくろうということで,神主さんを呼びまして,おはらいをして,くわ入れ式をやったということを聞いております。ところが,いまだに工場は着工されておりません。実は,新しい工場は中国につくるんだということらしいのですね。つまり,日本では雇用は生まれませんでした。そして,中国で雇用が生まれたということになります。なぜでしょうか。実は,これ,ちょっと耳なれない情報なんですけれども,今月です,ベトナムという国で,国民の生活水準を上げるために,最低月収を4,000円にするという法律ができるそうです。でも,一方,日本では,最低賃金を時給1,000円にしようという話が一度出たことがございます。つまり,1日8時間働いて8,000円です。片や月収4,000円,片や日給8,000円。これでは,同じようなジーンズをつくったりしていてはとても勝てるわけがありません。  さらに,3月12日でございます,やっと鳩山首相が,法人税の見直しということを口にされました。日本では,ご存じのように,法人税率というのは大変高い,40.7%でございます。しかし,世界の平均は25.9%,お隣の韓国は24%でございます。これではソニーやパナソニックなどの国内勢は,サムスン電子には勝てません。せめて法人税は世界と同じ土俵にしてあげないと,企業は戦えないということでございます。早くしないと,グローバル企業は,工場ばかりか,本社まで移転してしまうかもしれません。海外へ技術までも流出したらもう手おくれです。  そんなことを何で言うかといいますと,またこれ例で申しわけないのですが,昨年末,ワシントンで40センチの雪が降りました。そのとき,3,700カ所で停電が起きたそうです。そして,2月末,まだ記憶に新しい,ニューヨークで75センチの雪が降って100万世帯が停電したというニュースを見ました。でも,75センチです。日本でいう秋田や新潟は,2メートル,3メートル,毎年降りますけれども,大停電なんかしませんよね。つまり,アメリカの配電網というのは,もう古くてぼろぼろだということであります。3月8日の読売新聞にも出ておりましたけれども,次世代の電力網をスマートグリッドでやらなければならないと。その技術を担っているのは,一体どこの国なんですか。これ,実は日本なんです。経済産業省の下部機構であるNEDOが,アメリカのニューメキシコのアルバカーキという砂漠の真ん中でスマートグリッドの実証実験をやっております。これをリードしている企業はどこですかといいますと,東京電力・日立・東芝・富士電機。電線がずたずただったら日本の電線を使ったらどうですか,住友電工・古河電工・藤倉電線。もっとスマートグリッドを進めようと思ったら,自分の家で太陽光発電しましょうよ。太陽光パネルならシャープ・京セラ。その電気をためましょうといったら,唯一,NAS電池の日本ガイシなんです。このように,すばらしい技術を持った企業が,まだまだ日本にはたくさんあるということです。だから,もっと日本は自信を持っていいんです。  ちなみに,もう一つ,今,経済界でギリシャが大変話題になっております。これはどういうことかといいますと,ギリシャが対外債務を払えなくなっちゃったんじゃないかということです。つまり,国が借金を踏み倒すかもしれないということですね。そこで調べてみました。一体ギリシャというのはどんなものかと思いますと,人口が約1,000万ちょっと,日本の10分の1です。名目GDPはというと,約8兆円あります。8兆円を日本で探しますと,新潟県のGDPと同じなんです。ちなみに,東京都は90兆円,これは韓国と実は同じです。トヨタでおなじみの愛知県,これは台湾と同じです。日本で最もGDPの少ない県は鳥取県ですけれども,それでも2兆円あります。これは国でいうとコスタリカと同じになります。それより少ない国は世界でまだまだ山のようにあるんですよということで,もっと日本は自信を持ってもいいんですよと。  ただ,申し添えますけれども,ギリシャには,実はポルトガルが大きくお金を貸しています。ポルトガルにはというと,今度はスペインが大きくお金を貸しています。スペインにはドイツがお金を貸している。一つの国が倒れたらドミノ倒し。ばたばたと全ヨーロッパが大変になるんじゃないかということで,今,話題になっているわけであります。  それから,もう一つだけ話題。きょうの新聞でも,内閣の支持率が32%になったという話もございます。1年前なら,32%といえば死に体内閣だなんていう言葉も出るくらい。また,昨日は鳩山邦夫さんが自民党を離党するということでございます。そこで,政界の話題を一つだけ申し上げます。  ことしは,とら年でございます。実はとら年というのは,過去を調べてみると,田中派にとって大変よくないことが起こっている年でございます。申し上げますと,1974年,田中首相が逮捕されました。次のとら年,86年は,田中派経世会の竹下派が分裂をしております。そして,次のとら年,98年,橋本首相が退陣をしております。すべてとら年でございます。じゃあ,2010年,今度のとら年,今,田中派はどうなっているでしょうか。皆さんご存じですよね。あの人です。小沢さん,鳩山さん,岡田さんなど,真紀子さんも民主党なぐらいですから,とにかく今の民主党の首脳部というのは,大半が田中派でございます。ですから,参議院選挙が終わったら一大政変が起こるんじゃないかなと。ジンクスは守られるのかなと思っておるわけでございます。  さて,おしゃべりが長くなってしまいましたので,本題に入りたいと思います。  ここに,守谷市の総合計画(後期基本計画)の平成19年から23年度版というのがございます。これの210ページ,お持ちでないと思いますので,お読みします。  210ページに,財政というところで,こんなことが書いてございます。 これまで,守谷市の財政規模は,人口の増加等による税収に支えられ,順調な伸びを示してきました。  しかし,近年,景気低迷の影響などから,税収の伸びに大きな期待は持てず,厳しい財政運営が続くものと予想されます。  その一方で,人件費や施設整備に伴う公債費などの経常的経費の増加や,高齢化の進行などによる扶助費の伸びに加え,つくばエクスプレス関連事業や少子化,情報化など,新たな行政需要への対応が求められています。  今後,財政の硬直化が懸念されますが,できる限りの財源確保と経費の抑制に努め,事業の効果や優先性・重要性を明らかにしながら,限られた財源を効率的・効果的に活用することが今以上に必要となります。  計画的な行財政運営にあたっては,第五次守谷市行政改革大綱や守谷市財政計画,行政評価に基づき,効率的で効果的な事務事業の実施を基本に,優先順位に基づいた事務事業の選択を行い,引き続き健全な運営に努めてまいります。  というふうに,さっと読みました。  読んでいた方は,あれ,どこにそんなこと書いてあるんだろうなと思われたかもわかりません。というのは,今,ざっと読んだのは,前半は,この計画に書いてあることでございます。しかし,後半は,ことしの3月にいただきました22年度施政方針の中に書いてあることを続けて読みました。つまり,どこで変わったか皆さんおわかりになりましたか。19年度にも,実はことしと同じことを言っているんですね。恐らくこのことは,次の5年後の計画書にも書き続けられることだと思います。財政支出はむだをなくしましょう,厳しい予算は優先順位をつけて効率よく使います,これは何年たっても永久に心がけなければならない,当然のことだからであります。  しかし,世の中,同じことは言っていられないということの方が多いはずであります。昔は「十年一昔」といいました。しかし,その後,余りにも変化が激しいということで,三年一昔,いやいや,今は一年一昔だというような話も出ております。先ほどドッグイヤーという言葉も伺いましたけれども,例えばこの1年でも,ご存じのとおり,政治では自民党から民主党へかわりましたし,経済でも,日本から中国へということで,アジアの主役に変化が出ております。また,守谷でも,昨年の今ごろは,たしか待機児童はゼロだったと聞いておりますが,今や大幅に増加したと聞いております。  つまり,5年前に決めたことを達成することがベストなのかなということです。ベストだと思って努力したけれども,目的地に着いてみたら,そこに青い鳥はいなかったと。青い鳥はとっくに別の場所に行ってしまったでは,5年もの長期計画の意味は一体何なんだろうと思われてしまいます。走り出したら中止できない公共工事でも,今や時間とともに見直し,ときには中止する勇気も必要だと言われる時代であります。  一例に,この基本計画の112ページでございますけれども,平成17年度の市民アンケートの結果が出ております。  お読みしますと,駅前が便利でにぎわいがあると感じる市民の割合,平成17年度の現状値では,16.1%がそう思うと答えています。そこで,お答えとして,市民アンケート調査で駅前が便利でにぎわいがあると感じる市民の割合を,平成23年度までに65%に引き上げることを目標にしますと書いてございます。  つまり,何とかにぎわいをつくりたいという心意気はよくわかります。もちろん自然発生的な市民の需要がまだないわけですから,行政が税金を使っていわば先行投資をするということも必要かもしれません。しかし,その後の経済情勢や地元の不動産,あるいはマンションの売れ行きなどを冷静に見ないで,何が何でもにぎわいをつくることが目的となって,無理のある需要予測の数字を出して,何とかプラスになると信じて税金を投入したとしたら,どこかの国の空港と同じ構図になってしまいませんか。まさかそのようなことはないと信じはしますけれども,とにかく上司の命令は何が何でも達成するんだと,そのために楽観的な予測数字だけを見ていては,現実に足元をすくわれてはいませんかということなんですね。ですから,そんなときに,これはちょっと無理じゃないかなとか,不透明な要素が多過ぎるんじゃないかとか,計画にいったんストップをかけるような人は役所の中にはいなかったんでしょうか。  この辺は2番目に関連することなので,後ほどまた伺いますけれども,まずは,この総合計画の進捗状況につきまして,平成19年度当時の計画と平成22年度現在との差について,どのように認識されているか伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) ご質問の趣旨は,今現在の状況ということだと思いますけれども,その前に,先ほど議員がおっしゃられた,何ページでしたか,210ページでしたか,これは基本構想ということで平成14年にできたものでございます。基本構想は,議会で議決をいただきまして,10年間の期間ということでございます。やはりこういう内容があるから,自分自身を戒めて,今,守谷市の財政がほかに比べれば比較的いいんだろうということだと思います。  それと,この19年度からの後期基本計画でございますけれども,この基本計画から目標というものをつくりました。いわゆる目標値ですね。先ほど議員の方からありましたように,駅前のにぎわいというところで65%という話もありましたけれども,そういう目標値をこの計画から掲げてございます。じゃあ,以前はどうだったということになりますと,以前はありませんでした。総合計画というのは,10年あるいは5年スパンで見直しをかけてきたわけでございますけれども,その際に,議員の皆様から,5年間を振り返ってどうだったんだと,評価はどうなんだということを,毎回毎回言われてまいったというような経過もございます。そういうことで,目標値をつくったわけでございます。  そこで,今,現状はどうかということになるわけですけれども,これは,まだ今現在21年度でございますので,実績としては20年度の比較ということで,まだ1年しか比較はできないわけでございますけれども,そこで申し上げますと,この成果を見るに当たって,112の指標を定めております。達成度をはかるために,その評価をする,検証をするために,112の指標を設けておりますけれども,20年度の実績といたしましては,54%に当たる60事業が目標値を上回っているという内容になってございます。  こういうことで,やはり目標値を定めて,これがなぜ達成したのか,あるいはなぜ達成しなかったのか,こういうことを検証することが大切だと思いますね。よく言われることは,行政のマネジメントサイクルがございますけれども,やはり検証することによって次につなげていくということが一番大事ではないかなと思ってございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 大変力強いお答えをいただきました。  目標があるから頑張れるんだよということでございます。例えば,浅田真央ちゃんが今回オリンピックでは銀メダルでした。よし次は金を取ろうという目標があるから,次のソチ大会まで一生懸命練習するんだというようなものでございます。そして,必ず結果が出たらフィードバックして,そしてもとに戻って,新たな計画をつくるに際して検証するんですよということも伺いました。  ただ,時代の変化が激しい今,そもそも5年先の目標をつくるに当たって,予想と現実のギャップを考えますと,平成24年度から始まる次の5年計画,これは予算で1,600万円,つくるのに外部にお金を払うんですよということを予算書に書かれております。さあ,それの金額が高いか安いか,私にはわかりませんけれども,大体5年というのは,国の基準だったんじゃないかと思うんですね。それに市町村が準じる必要がどのぐらいあるのかなという気もするんですよ。現実には,3年単位の実施計画というのを,1年ごとにずらしながら進めているんじゃないかなと思われるのですけれども,それでも,大もとの基本計画が変更されない限り,小手先の手直しでどうしても終わってしまいます。5年先の計画,あるいは,5年先こうあるべきだというのが,果たして5年後の住民のニーズに合うのか心配ですが,こんなことは先のことですからわかりませんと言われればそれまでなんですけれども,5年先にはこんなことをやっていますよというような,5年先の布石といいますか,そういった案をお持ちでしたらお示しいただきたいと。  ちなみに,本当に一例です。思いついたことをお話しますと,例えば,建築基準法を見直してみるというのはいかがでしょう。これは提案ですからね。例えば,建ぺい率を,あるいは容積率を緩和してみるということをやってみたとしたら,二世帯住宅が建てやすくなるんですよ。すると,若い世代の方々が,土地を買わなくても家が建つということになりますから,経済的に余裕が出て,地元でお買い物をしてくれるかもしれません。あるいは,親御さんにしてみれば,子どもと同居するわけですから,独居老人にならずに,福祉や介護の費用も削減できるかもしれません。また,買い物のための交通手段も,息子さんたちが車を使われるのでしたら,今のモコバスとまた別の発想ができるかもしれません。そして,おじいちゃん,おばあちゃんに孫の面倒を見てもらえるのでしたら,待機児童や病後保育の予算なども軽減されるかもしれません。建築基準法を役所が見直すだけで,多くの副次的効果が生まれる可能性もあるわけでございます。もっとも,地域によっては,建築協定,あるいはその他の基準は残りますし,嫁,姑などが同居することによって問題も出るでしょう。しかし,二世帯住宅を建てられる可能性を,初めから役所が規制するということとは,また別の次元の話だと思います。  これは一例をお話したのですけれども,要は,時代に即した規制緩和や政策,新しい発想は,5年ではなく,もっと短い期間で計画すべきではないのかなという気がするのですが,再度いかがでしょう。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) 計画の期間の変更ということでございますので,その辺をお答えしたいと思います。その後で,建ぺい率等のことについては,都市計画の方からお答えさせていただきたいと思います。  まず,総合計画というのは,基本構想と基本計画と実施計画と三つでつくられておりますけれども,基本構想は10年,基本計画は5年,実施計画は3年というような計画期間でございます。  先ほどの例で申しますと,基本計画でございますけれども,これをつくるに当たっては,ある程度の精度というものが必要になってくるのではないかと考えております。一番大きなものは,人口フレームをどう読むかということでございますけれども,それに限らず,政策形成の調査であるとか,調査しただけでなくて,それを決定していくわけですけれども,そのプロセス,人口フレーム,あとはそれに伴っての基本構想の検討ですね,そういうものを含めて,あるいは,そこに市民の意見・意向も入れていくということになりますと,やはり3年ですと,2年をかけてそういうものをやらなければいけないということがありますので,ある程度期間を持たなければいけないということで,5年というのはある程度妥当なのかなということでございます。  実際に社会情勢が大きく変わる,例えば前の例で言いますと,市制施行になるとか,そういう場合には,当然期間を満了しなくても,期間の途中であっても,つくり変えるということは当然あることでございます。そういうこともありますけれども,その上で,事務事業の取捨選択ということにつきましては,当然社会情勢の変化も検討しなければならないでしょう,あるいは行政評価の結果も考慮します,あるいは財政計画の見直しということで,そういう中で事業をやっていくということでございます。その中で,5年というところは,今のところは妥当かなと考えているところでございます。  建ぺい率等については,都市計の方から。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部次長高橋 要君。 ◎都市整備部次長(高橋要君) ご質問の内容は,建ぺい率・容積率を上げることによって,二世帯住宅ができやすくなって,人が戻るというか,人がいっぱい住んで活性化していくというような要件だったと思いますけれども,確かに建ぺい・容積を上げることで住宅はより大きくできるわけですから,環境としては,住みよい環境になってくるんだと思います。ところが,その一方,建ぺい・容積,今の面積の中で,特に建ぺい率ですけれども,大きくすることによって,守谷らしい緑とか空間というものがなくなって,また,二世帯になることによりまして,ある一面,空間というものは駐車場も空間に入りますので,そういうものがなくなったりということで,逆に守谷らしさを失うということも考えられるのかと思います。当然,二世帯という形で住んでいただけるということは,我々としても今後大きな施策の一つではあると思います。建ぺい・容積も含めまして,少子化とも絡んでくるんだと思いますけれども,総合的なことから,建ぺい・容積というのは見直していく。将来,本当に,1年とかそういう単位ではなくて,都市計画というのは,5年とか,もっと長いスパンでも見ていかなくてはならないということで,1年ごとの状況によって変えるものではないということで,ただ,いろいろな状況の中から,当然変えなければならないときは,きちんと変えていかなければならないということで考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) ご説明いただきまして,納得をいたしたわけでございます。  それでは,入学式が4月でもうじきございます。見ますと,生徒さんが減少している地域と増加している地域が守谷にございます。同じ守谷なのに,若い世代がふえている駅周辺と,高齢者世帯が中心になっちゃった北と南という差が出ている結果でございます。今お話いただきました建ぺい率の問題,これはまだまだすぐには結論が出ないということだと思いますけれども,ぜひとも計画を立てるときにはお考えの中に入れていただきたいということでございます。  さて,次に行きたいと思います。  次は,「役所で出世するには!」ということで伺います。  ラジオのコマーシャルで朝聞いておりましたら,これはコマーシャルですよ,電話で,ああ,もしもし鈴木部長はいるかね,女子社員が,鈴木部長は要りません,というのがありました。いるかねというのと,要りませんという,そこがおもしろいということで気になったのですけれども,とかく上司の思いと部下の考え方との差は赤ちょうちんで解消するしかないのかなと思うわけでございますけれども,先日,東京のどこでしたか,たしか文京区でしたか,区長さんが育児休暇をとりますということがニュースになっておりました。区の職員の育児休暇取得がゼロであると,そこで,トップが率先して環境づくりをするために,区長が休むということを言ったわけでございます。もちろんその心意気をよしとする考え方もございましょう。しかし,現実は少し違うんじゃないかと思う人も多いと思うんですよ。つまり,トップの人は,だれも気にせず自分で決められますけれども,今の日本では,まだまだ有給だとか,その他法律で定めている休みすら,なかなかとりづらいという風土があるんじゃないでしょうかということです。普通,サラリーマン,あるいは職員の方にも,上司がいます。また,休みをとれる状況か判断するとき,周りや上司の様子を見て,少しちゅうちょをするものです。それは,たとえ法定の休みであっても,周りに迷惑をかけないかなとか,休むことで自分の評価が下がりはしないかというようなことを恐れて,休みをとれない,あるいはとりづらいというのが本音ではないかと思います。これは私の経験から言うことでございますけれども。区長の率先垂範も一理ありますけれども,部下の気持ちもわかってほしいなと思ったニュースでございました。  それで,守谷市の総合計画をまた引き出します。  159ページにこんなことが書かれてございます。これは組織運営と人材というところで,読ませていただきますと,人事については,年功序列を廃止し,職員一人一人が発言し提案する組織を目的に,平成14年4月から全職員を対象とした人事評価制度を導入し,評価結果を勤勉手当等に反映します。  下の方へ行きますと,人事評価結果は,給与や人事に反映されるんですよ云々と書いてあります。  つまり,能力主義を導入して効率を上げること,これは大変すばらしいことでございます。どんどんやっていただきたい。しかし,同時に,働く者からすると,人事評価が悪いと収入が減っちゃうということでございます。もちろん能力で評価するということでございましょうけれども,それはわかっているんですけれども,私のように気の弱い人間は,やっぱり休みづらいんですよ。  市では,この評価というのを,どのように具体的にやっているのか伺いたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 総務部長寺田功一君。 ◎総務部長(寺田功一君) お答え申し上げます。  今,議員からご指摘がありましたように,守谷市では,平成14年から人事評価制度を設けまして,その上で,今お話がありましたのは,ボーナスに反映するというところまででございますが,現在の状況でございますと,昇給・昇任にも反映させております。  守谷市の人事評価制度でございますが,複数の評価者を設定しておりまして,特に業績評価につきましては,3次評価まで実施しておりまして,その人の汗かき度とか,実績ですね,何をどういうことをして,どういう効果を上げたということを,一つ一つ検証しまして,その上で評価をしてございます。今,ご指摘のありました,休んだ,休まないとか,そういう勤務の状況ですか,態度が悪いとかということではなくて,どのような業績を上げたと,どのようなことで,特に気づきというか,改善,今まで上司からの命令で仕事をしているということが多いのですが,そうではなくて,みずからが考えて,今までこういうふうにやっていたけれども,こういう点を改善して,より質を高めたとか,仕事を速くさせたとか,そのことの結果を,どの程度の汗かき度というか,1年かかってやるような,いろいろな制度改正等も含めて行っているようなものについては10点あげましょうとか,ちょっとした気づきですけれども,いい気づきなので4点にしましょうとか,当初の目標というものもございますが,そういうことで,最初は,一般職の場合には,課長補佐と課長が評価するわけでございますが,その中で最終的に1次評価者としまして課長が評価し,その結果について部長が評価し,その中で,全庁的なばらつき,それから,評価者が甘い,辛いというのは当然ございますから,そういうものも人事評価委員会を通して,この書いてあることが事実なのかどうか,それから,その努力の度合いが,よその部とか課と比較しても問題ない状況であるか,それを改善したときに,だれもが納得できるものになるのかどうかということを見まして,その評価をもとに,この人はB評価ですとか,A評価ですとか,この人は若干こういうところに問題があってC評価ですよとか,そういうことで,昇任とか昇給というところにも差をつけている。当然ボーナス等にも差が出てくるということで,単に休まないで仕事をしたとか,男女共同参画ということで,男性職員も守谷市の場合3名ぐらい,後で詳しく調べて,後の議員の質問等にもありますので……,3名程度しかまだ育児休暇等はとれていないのですが,そういう休暇をとる,休むときは休む,仕事をするときは仕事をするというような,めり張りをつける中で,人事評価については,休んだからということではなくて,仕事をいかにしているかということをはかっている,それで評価をしているということでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 今,部長から,汗かき度という大変いい単語が出ました。ぜひどこかで使ってみたいと思うのでございますけれども,そうですね,部長がおっしゃったことを今捜しましたら,書いてございました。同じ159ページに,人事評価制度導入の結果,事務の改革・改善・工夫の取り組み件数は年々増加しておりますとして,表31の1という表が出ております。  ちなみにお読みしますと,平成15年度は59件,27人が取り組んでいたと。ところが,2年後の平成17年度は260件,159人にこれが増加しています。つまり,2年間で,件数で4倍,人数で約6倍近くの増加を見たわけでございます。人事評価の対象になった途端に急増するというのも,ちょっと何ですけれども,人間にとっては,評価されるということは大変重要なことであります。少しでも評価を上げたいと頑張るあらわれでないのかなと思います。  そこで,(2)に入るのですけれども,上司の意に沿わぬ人は出世できないのですかということなんですけれども,今のお答えでは,ほぼそんなことはないんですよと,汗かき度で皆で評価して決めるんですよということをお答えいただいたので,(2)はお答えをもらっちゃったようなものですね。じゃあ,話を変えます。  アメリカのワシントンで,大統領選挙が終わりますと引っ越しの大騒ぎになるそうです。つまり,今まで大統領であった方の側近,部長・局長クラスは,皆ワシントンを離れます。そして,新しく大統領になられた方の選挙ブレーンなどの方々が,局長ですとか,議長ですとか,部長ですとか,新しい政府の要職に就任するわけですから,皆ワシントンへ引っ越してくるわけです。何を言いたいかというと,ここで注目したいのは,アメリカ大統領制と同じく,日本の市町村の首長も直接住民が選びますけれども,アメリカでは,その部下である局長や部長クラスまで議会の承認が必要だということであります。本人の能力とか考え方,その地位にふさわしい人物かなどを,住民から選ばれた議員が審査をするわけであります。はなはだしいときには,半年も局長が決まらないということもあるそうでございますけれども,振り返って守谷市はといいますと,三役だけが議会の承認を受けます。その下の,実務に直接関係する部長さんたちは,審査の対象にはなっておりません。つまり,議員はノータッチということでございますので,市長の意に沿わない人は,部長から外されて出世できないんじゃないのかなということで,心配になっちゃうんですけれども。  でも,一方,市長にしてみれば,私は自分のやりたいことをマニフェストで市民に問うて当選したんです,つまり,私のやることは,市民のニーズと合致しているんですから,その政策を実現するのに協力的な職員を優遇するのは当然だと言われちゃうと,へへーと引き下がざるを得ないのですけれども,一般企業では,反対意見を提示してくれるような人こそ大事にしないと,俗にイエスマンばかりが取り巻いていますと,社長は裸の王様になってしまいます。よく,クレームこそ大事な情報であると言われますけれども,社長に都合の悪い情報は伝わらず,よい情報しか耳に入らなくなります。そんな会社は倒産しますよね。古くは,日本では,大久保彦左衛門,あるいは水戸黄門様のように,将軍に対し,それはおかしいと苦言を言ってくれる人が昔はいました。今,市長の周りにそういう人はいるんでしょうかね。  例えば,各種審議会の委員に,反対意見や提案を言ってくれるような人を選んでいますか。あるいは,外部・内部評価,これは市民の考え方を反映しているでしょうか。私みたいに市長に苦言を言うような人間が,本当は市長の味方なんですけれどもね。正確な判断と思い込んで,独善的な誤った判断はなされていないでしょうかと,その辺を伺いたいと思うんですけれども。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今のお話の中で,各種審議会の委員という話もありましたけれども,そこには公募の委員も4名ぐらいずつ入っておりますし,職員の中で,苦言を呈するといいますか,意見はいろいろと聞かせていただいております。最近は,月に2回ほど部長との意見交換会をやって,その中で判断することもございますし,最終的には,この議会でいろいろと審議をいただいて決定してくわけでございますから,決してひとりで突っ走っているということでもございません。そんなことをしていますと体も持ちませんし,そういうこともできないと思います。どこかの市議会では,議会に出席もしないし,課長に答弁もさせないというようなところもあるようですけれども,そういうことは当然できないと思いますし,今後も,いろいろな意見を聞きながら市政の運営を進めていかなければならないと考えております。 ○議長(伯耆田富夫君) 唐木田幸司君。 ◆9番(唐木田幸司君) 現状をご説明いただきました。  これは思いなんですけれども,公務員は,たしか人事異動に対して不服を申し立てられる権利があると思います。実際には,市長に従わない職員は退職するしか方法がないのかなという気もするのですけれども。ですから,はた目で見ても,市長には絶大な権限が集中しているんじゃないかなと思います。ですから,今,ちらっと市長の口からお話が出たのですけれども,この一般質問にいたしましても,よく近隣の議会を拝見すると,一般質問をしていまして,他の市町村では市長が主に答えていらっしゃいます。そして,補足説明を担当部長が行うというところが多ございます。しかし,守谷市は,ご存じのように,担当部長が主に答えて,市長が補足説明やコメントをおっしゃっていらっしゃいます。これは我々も悪いのかもしれません。質問書に,つい優しいものですから,市長と,それから担当部長と書いてしまうのですけれども,今回の尾崎議員のように,答弁者は市長1人というふうに書けばいいのかもしれないのかもしれないのですけれども,市長のリーダーシップが,我々から見ていますと,そういうところではっきりされているんだなと感じるわけでございますので,ぜひとも市長には,もっとこの会議に積極的にご発言をいただければなと思うわけでございます。  また,市長の意をはかりまして,どんどん積極的に手を挙げてお答えになっていらっしゃる有能な部長さんたちが補佐していらっしゃるんだなということがわかります。その有能な部長さんという素質を持った人間でなければ,部長にさせていただけないんだなということがわかります。何を言っているのかよくわからなくなっちゃったんですけれども,要は,私が言いたいのは,市長の顔色を見て仕事するばかりでなく,市民の顔も見て仕事してほしいということを言いたかっただけでございます。  これで私の一般質問を終わります。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,唐木田幸司君の一般質問を終わります。  次,通告順位5番,山崎裕子君,登壇願います。  山崎裕子君。                〔6番山崎裕子君登壇〕 ◆6番(山崎裕子君) 通告順位5番,山崎裕子でございます。  今定例会におきまして,一言申し上げたいと存じます。  新しく議長になられました伯耆田議長,おめでとうございます。  そして,今定例会は,3月定例会ということでお別れの時期でございます。ほかの方もおられるかと思いますが,ここにおられる下村生活経済部長,染谷(精)上下水道事務所長が定年を迎えられるということで,長年の市への貢献に対しまして敬意と感謝の意を表したいと存じます。お疲れさまでございました。                 〔発言する者あり〕 ◆6番(山崎裕子君) また,比前次長におかれましても,定年を迎えられるということで,大変お疲れさまでございました。敬意と感謝を表したいと存じます。  また,平成20年6月定例会,9月の定例会におきまして,病気回復期にある児童や,その他事情により保育が困難な児童を対象に,病院などへの併設などにより病後時保育枠を設けてはどうかと要望いたしました。その後,平成20年7月の広報もりや,のびゆく守谷子ども未来プランに,平成21年新規事業予定となっていました。そして,今回,平成22年度から,病後時保育実施予定となり,実現することになりました。市民のために,病後時保育の実現に向けてご尽力いただきました茂呂保健福祉部長,比前次長を初め,病後時保育実施実現に取り組んでこられた関係者の方々に深く感謝を申し上げます。  では,初めに,「新たにみずき野八丁目近隣の墓地計画があるが,住民の反対意思を尊重した市の対応を望むが,どうか」お尋ねいたします。  先日,みずき野住民の方から,新たに,みずき野8丁目近隣の取手市貝塚付近における墓地計画があると伺いました。そこで,取手市役所に事実確認をしたところ,2010年2月に,みずき野8丁目近隣の取手市貝塚付近における墓地・霊園経営許可申請がなされたということでございます。過去において,隣接するみずき野住民からの反対運動があった場所付近に,また新たに別の申請者から墓地計画が出てきたということで,状況を危惧しております。  そこで,まず,過去平成15年ごろに起きた墓地計画の内容と経緯はどうだったのか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えします。  これは仮称でございますけれども,取手貝塚霊園につきましては,議員おっしゃるとおり,平成15年7月に,取手市に墓地の経営許可申請が提出されております。県の開発行為の許可,それから,農地転用の許可が,平成15年12月24日におりております。そして,平成16年10月7日に,造成に伴い土砂等による土地の埋め立て等に関する事前協議書が茨城県に提出されておりますけれども,事業者による周辺住民に対する説明会が開催されていないということがありまして,そういった理由から取り下げられた状況でございます。このときは,みずき野町内さんの方から,守谷市議会,あるいは執行部へ,請願,あるいは要請書が提出されまして,平成16年3月に,議会からは意見書が,市からは申し入れを,取手市長に提出した経緯がございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほど述べられましたとおり,平成15年7月に(仮称)取手貝塚霊園についての墓地経営許可申請がなされたということで,当時,さまざまな対応がなされたということを聞いております。  その第1に,平成16年2月に,守谷市みずき野町内会住環境プロジェクト事務局から,墓地埋葬等に関する法律による申請許可を与えないよう,要請書とともに,5,620名の署名簿が提出されております。  第2に,みずき野町内会からの要請書とともに,会田守谷市長から,当時の塚本取手市長に,配慮を求める通知書が出されております。  第3に,守谷市議会から,塚本取手市長に,慎重な対応を求める意見書が出されております。  これは,守谷市民全体として,みずき野住民の反対意思を尊重するよう望むものでございます。  前回の平成15年計画は,墓地計画者側の事情がありまして取り下げとなったとの説明を受けているところでございます。  そこで,今回新たに浮上した墓地計画の内容と経緯はどうだったのか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。
    ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  今回の墓地計画につきましては,取手市の担当の方に確認をさせていただきました。位置的には,前回と同様の場所ということでございます。業者から,昨年の10月に経営許可申請が提出されましたが,一部書類が不備だったことから,正式の申請は,本年の2月10日に提出されているということでございます。許可に関しましては,現段階では何とも言えない状況であり,市内の墓地があいている状況であるというようなことから,墓地等経営許可事務処理要領によって対応していきたいという回答を得ております。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほどの話で,平成22年2月に,正式に墓地経営に対しての許可申請がなされたということを聞きました。前回,平成15年許可申請時におきまして,この規模は,約3万平方メートルの規模のものでしたが,今回別の申請者より出されたものは,約3万4,000平方メートルの規模だと聞いております。  そこで,取手市に対して,市から改めてみずき野住民への配慮を求めたいが,どうか,お伺いします。  平成22年2月に,新たに,みずき野8丁目近隣の取手市貝塚付近において墓地経営許可申請がなされておりますが,これに対しての対応をどのように考えているか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 生活経済部長下村文男君。 ◎生活経済部長(下村文男君) お答えいたします。  守谷市といたしましても,行政区域外ではございますけれども,平成16年度に,隣接したみずき野町内からの要請を受けまして,議会では意見書,市では申し入れを行った経緯があるなどを考えますと,ただ,まだ正確な情報取得ができておらない部分がございますので,そういった情報取得に努めまして,それ以上に地元の意見をさらにお聞きしながら,対応していきたいと思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) これから住民の意向を聞いて対応していくということでございます。  このような墓地計画がございますが,第1に,平成16年ごろより,守谷市民全体として,みずき野住民の反対意思を尊重するよう取り組んできた経緯を重要視し,みずき野住民の反対意思を尊重するように,今後も市の対応をしっかりとしていただきたいと考えております。  また,会田市長におかれましては,取手市,あるいは,当時は塚本市長でございましたが,かわられて現在の市長でいらっしゃる藤井取手市長に対して,改めてみずき野住民への配慮を求める通知書を出すなど,さまざまな対応をしていただくよう要望しますが,市長,いかがでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 前回と同様な措置をとるというふうになろうかと思いますが,私も余りその後の経過等を存じ上げておりませんので,もう少し様子を見てから対応したいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 今後の措置につきましては,ぜひ強く対応していただきますよう,強く要望して,次の質問に移ります。  次に,「みずき野~松並方面の市道,郷州沼崎線とバスルートの早期実現を望む声に応えてはどうか」お尋ねします。  2009年12月定例会の私の一般質問におきまして,みずき野から松並方面の市道郷州沼崎線とバスルートの早期実現を望む声にこたえてほしいとの要望に対しまして,7名の未買収者がいらっしゃるとの答弁でした。そこで,その後の状況につきまして,具体的に詳細にお答えいただきたいと存じます。  まず,前回,7カ所の未買収地があるとの回答でしたが,今,5名ほど地権者がいらっしゃるとのことでした。市長が平成22年2月に用地交渉をしたとのことで,前回の定例会での一般質問要望後のご努力に対しまして感謝いたします。  そこで,詳しくお伺いしたいのですが,未買収地の状況はどうか,また,現時点における当事者の反応は,それぞれどうなっているのか,詳細について説明をお願いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) この区間の地権者の数でございますけれども,全体数としては63名ほどおりました。そのうち,市内の地権者が33名,市外の地権者30名の63名でございまして,未買収では,市内の方が1名,市外の地権者4名,合計5名でございまして,未買収率が8%となってございます。  個別的な内容ですけれども,名前までは申し上げられませんけれども,工事時期に合わせて移転をしなければならない。これは倉庫があるわけですけれども,そういうことで2回移転という形になってしまうので,工事時期と合わせて移転をしたいという方がいらっしゃいますので,内諾的にはいただいているかなというふうには思っているところでございます。  それから,あとは市外の方ですけれども,代替地予定地の申し出が1件ございました。これは,市長が交渉していただいた成果でございまして,今現在,水戸税務署と税務協議をしているところでございます。  それから,どちらかといいますと,ひがし野地区側に当たる地権者の方々ですけれども,買収地に樹木が植えてございまして,その樹木を移転をするということから,現在,本人がその代替地を希望している。そして,なおかつ自分が見つけますということで,これはつくばみらい市の方でございますけれども,今,当たっているけれども,なかなか見つからないというのが1件でございます。  それから,あと2名の方々ですけれども,昔,守谷ひがし野区画整理がございましたけれども,その後に,2工区を予定しているというような区画整理があったわけでございますけれども,そこを民間の方が宅地分譲みたいな形で,市道を含めてやってございます。約50坪前後の宅地を数画地つくって,それを販売をしたわけですけれども,そのときの販売価格が,10万円であるとか,15万円であるとか,そういうような形で購入をしているということで,市が買収をしている単価が今5万円でございますので,その辺の差額がございますので,私どもの方としては,代替地を出して,価格差がございますのでそういうような代替地の考慮をしているというのが実情でございまして,非常に難航しているのが事実でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほど,5名の方の反応をお聞かせいただきました。  5人のうち,前向きに検討していらっしゃる方も中にはおられるということで,これはひとえに職員の方,それから,じきじき市長が行かれて交渉に当たったということで,交渉に当たられた方々のご努力の成果だと,評価をできるところだと思っております。  それに関連しまして,2番,市はどう取り組んでいるのかということで,市道,それからバスルートということで,この郷州沼崎線は,早期実現を望む声が非常に強いところでございますが,具体的にどれぐらいの頻度で交渉に当たってこられているのか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) 交渉事でございますので,直接訪問をしたり,あるいは電話での連絡,それから,通知によります周知ですね,そんなことをしておりまして,市内の方々では,多くて20数回,あるいは,17回,15回,13回,こういうような頻度で連絡をしておりますけれども,ただ,皆さんお勤めの方が非常に多いということで,電話等で連絡がつかない回数が非常に多いというのが実情でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほど,頻度としまして,20数回ないし13回ということで,多くの接触を試みているところでございまして,今後とも,私たち郷州沼崎線とバスルートの早期実現を望む声にこたえて,ますます頑張っていただきたいと存じます。  次に,平成24年度完成予定とのことでしたが,今現在の状況のもと,予定通り,ずれ込まずに完成できるのか,お伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 都市整備部長笠見吉代君。 ◎都市整備部長(笠見吉代君) 工事的には,スケジュール上は何とかなるかなと思ってございますが,特に,みずき野方から工事が入りましたけれども,みずき野方の方の地権者の同意が得られたということで,今現在仮設工事用の道路をつくってございますけれども,それを本工事の方に回してやっていけるということで,スケジュール的には何とかなるかなとは思いますけれども,問題は,地権者の方のご協力が得られるかどうかにかかってくると思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほどからのご答弁にありましたとおり,前回の定例会からのご努力で,少しずつ前進している点につきまして,大変評価をしております。  しかしながら,みずき野6丁目や奥山本田・奥山新田の立地,交通利便性を考えましたときに,高齢者もふえていることから,一日も早い市道開通,バスルート実現が望まれております。今後も地権者との地道な交渉を続け,一日も早い郷州沼崎線とバスルートの早期実現をしていただきたいと要望します。  次に移ります。  「小学校の通学区域の変更はどのようになるのか」  市長の施政方針にも,小学校の通学区域の変更について触れていたところがありましたが,詳細についてお尋ねいたします。  まず,対象となる小学校,見直しのポイントは何か,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) お答えをさせていただきます。  3月8日の茨城新聞の報道にもありましたように,1月1日現在の県内の市町村の世帯,あるいは人口が発表になっておりました。  守谷市は,つくば市に次いで2番目に人口がふえているということで報道をされております。このことは,当然,児童生徒の増加にもつながっているということで,特に,3月1日の資料でございますけれども,守谷小学校については,71名の卒業生に対して110名の入学者,それは二クラスから4クラスにふえるということですね。それから,黒内小学校においても,48人の卒業生に対して79名の入学者ということで,増加の傾向にございまして,現在のところ,この増加傾向が大体28年ぐらいまで増加するのでなかろうかと想定されております。  さらに,現在計画されております松並の区画整理事業等を勘案いたしまして,ポイントといたしましては,守谷小学校と黒内小学校,さらには守谷中学校,それと,もう一つ,ちょっと離れてはいるのですけれども,けやき台中学校,さらに,選択区域等の問題がございますので,それらの見直しを含め,市内全域を再点検していただきたいということで,今回,通学区域審議会を計画をさせていただいております。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほどの説明で,守谷小学校においては,3月1日現在で,71名の卒業者に対して110名ということで,二クラスから4クラスにというお話がありました。また,黒内小につきましては,48名の卒業者数に対して,新しく79名の入学者ということでお話がありました。また,選択区域の見直し,再点検などを行うということでございます。  そこで,守小,黒内小に対しては,見直しということで,守中,けやき台中もですが,それ以外のところでは,児童数が減少になっていくのではないか,もしくは,現在児童数が少ないと言われているところがあります。  一つの例でございますが,現在,児童収容に余裕のある郷州小学校や児童数の少ない大野小学校などがありますけれども,通学区域を広げるなど,適切な学区割をあわせて,先ほどの守谷小学校,黒内小学校などともあわせまして,ほかの小学校も適切な学区割というものが望まれていると思うのですが,いかがでしょうか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) お答えをさせていただきます。  通学区域審議会につきましては,当初,現在の状況を把握いただきまして,問題点の抽出と解決策の検討をお願いするつもりでございます。今,郷州小学校や大野小学校という例を挙げていただきましたけれども,減少傾向にある学校の対応につきましても,今後協議をいただきたいというふうに考えております。どこの学校だか忘れましたけれども,特別行政区域みたいなものを設けまして,指定した学校につきましては,どこの行政区域,町内会からも通学できるという特例を設けたところがあるように聞いておりますので,そういうようなことも詳細調べまして,通学審議会にご紹介しながら,決めていただたきたいと思っております。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほど,現在の問題を把握して協議していただくということで,特別行政区域というお話が出てまいりました。どこからでも通学できるようにしたいということで,今後,この収容数に関しましては,大きく差が生じていく懸念がございますので,是正余地があると考えております。通学区域に関しましては,適切な学区割を要望いたします。  次に,地域のつながりを強めるため,美園など,学校選択制の見直しを検討してはどうかということでございます。  平成20年12月の定例会におきましても,地域のつながりを強化するため,学校区選択制の見直しを検討してはどうかという提言をいたしました。先ほどのお答えに,選択区域の見直し,再点検ということも入ってございますので,この質問に関しましては,省略させていただきたいと思います。  次に,「新型インフルエンザ流行を振りかえり,今後に活かせるよう検証してはどうか」お尋ねいたします。  平成21年度は,新型インフルエンザ流行に対する世界的な混乱が起きました。幸い守谷市では,守谷市民に首都圏に勤務する者も多く,地理的な状況もございましたが,善処したと評価しているところでございます。  感染症に対しまして,市政に関係してくるものの,今後の取り組みにも大きな影響を与える一連の騒ぎであったと感じております。  そこで,今回の件で,改善すべきことは何か,お伺いしたいと思います。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  今回の新型インフルエンザにつきまして,市民の方々へは,市のホームページ,新聞,広告の折り込みチラシ,それから,市内の公共施設や市内の主要な店舗等に張り出したポスター等により,周知を行ってきたところでございます。これについては,ある一定の成果があったものと思っております。  また,流行期の保育所・学校等への対応といたしまして,幼児,児童及び生徒等へ,個別にマスクの配布を行いましたり,早期に公共施設にアルコール消毒剤を配置したり,また,室内用の塩素系ウィルス除去剤を購入,配置も行いました。これらは,以上のような部分に対策本部も深くかかわって決めていった中で,非常に効果があったと感じております。  今回,改善すべきことは何かということでございますけれども,現時点で考えられますのは,私ども携わったものとして一番感じておりますのは,市民の方々へ,いかに速く情報を伝達するかということでございました。これらにつきましては,まだまだ今後,方法等について考えていかなければならない余地がたくさんあったというふうに反省をいたしております。今後も市民の方々に有効な情報をいかに速く周知していくかということが,今回の課題であったかなと思っております。  これは,特に私たちだけではなくて,今回のような新型インフルエンザ,全国,あるいは世界規模ということでございますので,例えば国県の対応状況等についても,なかなか私どものところに伝わってこないという状況も数々ございましたので,その辺も含めて,いかに正確な情報を得て,それで市民に知らせるかということが,今後においても課題かなと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 今回の件におきましては,守谷市が地理的にも首都圏に近いということもありまして,大変危惧しておりました。しかしながら,迅速な対応がなされて,先ほど情報の面では課題があるということでございましたが,今後改善すべきところで具体的な課題点を抽出して,より一層守谷市民の方の生命・健康を守るための施策を考えていただきたいと思います。  次に,鳥インフルエンザ,強毒性にどう生かしていくか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  鳥インフルエンザへの対応ということでございますけれども,WHOに報告された2010年,ことしですね,3月4日現在の鳥インフルエンザA型の感染確定症例数は,486例ございまして,死亡症例が287例となっております。発病した場合の死亡率は実に59%になっております。このように高い死亡率でありますので,この鳥インフルエンザにつきましては,非常に怖さがあると思っているところでございます。先ほど出ました今回の新型インフルエンザは弱毒性と言われておりますけれども,これと同じように,発生すれば発病するということでございます。こういった,今後出現が危惧される鳥インフルエンザに由来する新型インフルエンザの対応においても,先ほどの弱毒性のときに若干触れましたけれども,マスクの配布等を行ったわけですけれども,マスク,手洗い,うがいを市民の方々に広く呼びかけて,しっかりと行っていただくことが,感染拡大の初期段階だけではなくて,小康状態に落ちつくまで必要な対策だと考えております。  鳥インフルエンザの流行時には,集会の自粛や不要な外出の自粛を強くお願いして,市民の皆様にも協力をいただくことも必要になるのかなと思っております。今回の場合は,鳥インフルエンザではございませんでしたので,当初は自粛ということもありましたけれども,幸いにして弱毒性であったということで,集会の自粛とか,そういったものは余りしなくて済んだということでございますけれども,先ほど申し上げましたように,非常に強毒性ということになりますと,今後においては,この発生の場合には,こういったことが強く望まれ,あるいは,強く行っていかなければならないと考えております。  ただ,このような状況についても,市民の皆さんに周知を図って,市民の皆様方から十分な協力がないとなし得ないということで考えておりますので,これらの発生等も含めて,先ほどから申し上げておりますように,情報発信のより的確なものを素早い対応をしていかなければならないと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 今回は弱毒性ということでございました。しかし,鳥インフルエンザ,強毒性の懸念も捨て切れていない中,今回の新型インフルエンザの経験を,強毒性などが起きた際に生かしていく工夫が求められていると思います。  そこで,改めて計画と体制を練り直し,安全な体制を求めたいが,どうか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 保健福祉部長茂呂 茂君。 ◎保健福祉部長(茂呂茂君) お答えいたします。  人間の大半が免疫を持たないウイルスによる感染症が出現し,このために相当な対応に追われたわけでございます。今回につきましては。  それで,これらの具体的に対応したことを,今後の計画などに反映していきたいと考えております。また,当然ですけれども,これは先ほども申しましたけれども,今申し上げましたような今回の経験につきましては,守谷市だけではなくて,国や県などにおいても,その立場立場に応じた対応をしてきておりますので,同様に計画等に盛り込むことを考えているかというふうに判断しておりますので,それらの状況等も踏まえながら,守谷市としては,このような形ということを盛り込んだ計画の変更というようなことも含めて,対応を今後図っていきたいと考えているところでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほどの答弁がございましたように,記憶が鮮明である今こそ,気づいた点を計画変更などに生かして,まとめて,次に活用していく必要がございます。市民の健康・命にかかわることですので,ぜひ検証して,今後にしっかりと生かしていただきたいと思います。  新型インフルエンザ流行を振り返り,今後に生かせるよう検証して,計画や体制を改善し,万全の対策に向けて具体化を図っていただきたいと要望して,次に移ります。  次に,「守谷小学校改築事業の早期実現を望むが,市の取り組み状況はどうか」お尋ねします。  まず,前回,平成21年12月定例会におきまして,プール・体育館の改修要望も含めて,守谷小学校の改築事業の早期実現の要望をしたところでございますが,その後,定例会後に,市によるどういう取り組みがなされたか,お伺いしたいと思います。  まず,進捗状況と今後の計画はどうか,お尋ねします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) お答えをいたします。  守谷小学校の改築に関しましては,まず第1点に,道路問題がございました。10月に地域の方々のご理解をいただきまして,校舎の建築ができるような状況になってございます。  それから,もう1点,用地問題につきましては,昨年の12月の議会において,議員の皆様方のご決議をいただきまして,いよいよ基本設計を実施できるという段階になりました。本年に入りまして,建設検討委員会で校舎の建築について精力的にご協議をいただいておりまして,3月10日に,まだ報告書は出てきておりませんけれども,基本設計の最終案が決定をされております。報告書が出次第,皆様方にご報告できるかと思っております。  今後のスケジュール関係ですけれども,設計関係ですが,本年の4月から実施設計に入りたいと考えております。その間,実施設計のほかに開発行為設計というものがございまして,それを引き続き6月ごろまで実施したいと考えております。その後,開発行為関係の申請を7月に,さらに,建築確認申請を11月ぐらいまでには出したいと,今,計画をしているところでございます。  それから,工事関係でございますが,本年の7月ごろから工事用の侵入道路の方の建設を行いまして,造成工事を9月ごろから翌23年の3月ごろには完成させたいと考えてございます。肝心の校舎本体工事ですけれども,23年4月以降に工事に入りたいと考えておりまして,完成につきましては,24年の夏休みを目指したいと考えてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 全部答えていただいてないのですけれども,プール・体育館の改修も含めて,ご回答をお願いできますか。
    ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) 失礼いたしました。  今回の建設検討委員会の中では,プール・体育館につきましては,まだ検討を行ってただけない状況ですけれども,事務局の方の考え方といたしましては,体育館に関しましては,入り口を移動する計画がございます。体育館につきましても,老朽化をしておりまして,この際,大規模改修をかけたいということで考えてございます。校舎の建設とあわせながら考えていきたい。  それから,プールにつきましては,まだ計画はございませんで,当然プールのアクセスも考えなくてはいけませんけれども,プールの更衣室的なものはつくらなければならないと考えてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 先ほど,体育館についてのご答弁がございました。これはいつごろの時期を考えておられるのか,お伺いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) お答えをいたします。  校舎建設と同時進行でいきたいと考えてございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 同時進行といいますけれども,具体的にいつごろということでおわかりでありましたら,お答えいただけますでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) 時期的なものははっきり申し上げられませんけれども,本年度,体育館の実施設計の予算を計上させていただいておりますので,本年度は設計をさせていただきたいと考えてございます。当然,新しい校舎との連結もございますので,改築工事と同時期を考えて,建築については同時期を考えているということでございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) そうしますと,本年度中に,大規模な改修というのは大体めどがつきそうというふうに考えてもよろしいのでしょうか。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長,なるたけ1回で済むように,答弁の方よろしくお願いします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) 失礼しました。  本年度,設計をかけておりますので,23年度には工事に入れるということでございますので,23年度中には完成する予定でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 今後も守谷小学校の改築事業につきましては,校舎,それから体育館,早い時期で完成を望む声がありますので,鋭意努力をしていただきたいと要望して,次の質問に移ります。  これまでに,取り組み中に,PTA,保護者,地域,学校,その他含めて,いろいろな意見が出ているかと思いますが,どのような意見が出ているのか,お伺いいたします。 ○議長(伯耆田富夫君) 教育次長染谷 隆君。 ◎教育次長(染谷隆君) 建設検討委員会等におきまして,主な意見といたしましては,教室の形状,現在私どもが提案しておりましたのは,オープン型の教室を想定,提案させていただいておりました。その形が現在の教育にマッチしているかどうか,また,各教室の配置,あるいは防災面,それから,コミュニティスペースの形状や配置などの意見が出ておりました。加えまして,障害者の配慮ですね,この点も意見が出ておりました。  建設検討委員会のみでなく,教職員からも意見を求めております。教職員からの意見につきましては,やはり教室の形態や,資料室,会議室,それから,多目的な教室の要望が多く出ておりました。さらには,緊急車両等のスペースの関係が出ていたという状況でございます。 ○議長(伯耆田富夫君) 山崎裕子君。 ◆6番(山崎裕子君) 今回の守谷小学校の改築事業は,校舎の耐震化が目的でございます。今後,守谷小学校におきましては,児童数増加なども見込まれておりますことから,早目に実現に至りますように,今後も市民の方の意見を取り入れながら,よりよい校舎,それから改築事業になるよう,進めていただきたいと存じます。  以上で,私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(伯耆田富夫君) これで,山崎裕子君の一般質問を終わります。  本日の一般質問はこれをもって終了し,あした17日は,通告順位6番の市川和代君から続行したいと思います。  これにご異議ございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(伯耆田富夫君) ご異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会いたします。                 午後3時55分散会...