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平成18年第 2回定例会−06月12日-02号

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  1. 守谷市議会 2006-06-12
    平成18年第 2回定例会−06月12日-02号


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    最終取得日: 2022-12-18
    平成18年第 2回定例会−06月12日-02号平成18年第 2回定例会                 平成18年第2回             守谷市議会定例会会議録 第2号        ──────────────────────────          平成18年6月12日 午前10時15分開議        ────────────────────────── 1.出席議員 18名     議長 15番 又 耒 成 人 君  副議長 19番 倉 持   洋 君         1番 酒 井 弘 仁 君       2番 川 又 昭 宏 君         3番 川 名 敏 子 君       4番 土 田 敦 司 君         5番 唐木田 幸 司 君       6番 市 川 和 代 君         7番 尾 崎 靖 男 君       8番 佐 藤 弘 子 君         9番 伯耆田 富 夫 君      10番 松 丸 修 久 君        11番 長 江   章 君      12番 梅 木 伸 治 君        13番 平 野 寿 朗 君      14番 山 田 清 美 君        17番 中 田 孝太郎 君      20番 倉 持 和 夫 君 1.欠席議員  1名        16番 小 関 道 也 君
    1.出席説明者        市長                 会 田 真 一 君        助役                 西 野 賢 一 君        収入役職務代理者           菊 地   充 君        教育長                北 村 裕 信 君        総務部長               下 村 文 男 君        生活経済部長             石 塚 秀 春 君        保健福祉部長福祉事務所長      山 本 キ ヨ 君        都市整備部長             橋 本 孝 夫 君        教育部長               弘 澤   廣 君        上下水道事務所長兼上下水道課長    染 谷 精 一 君        総務部次長兼企画課長         笠 川 悦 範 君        生活経済部次長兼くらしの支援課長   寺 田 功 一 君        保健福祉部次長兼国保年金課長     茂 呂   茂 君        都市整備部次長兼都市計画課長     笠 見 吉 代 君        教育次長兼学校教育課長        五十川 芳 道 君        総務部参事補兼収納推進室長      大 徳   清 君        保健福祉部参事補福祉事務所次長介護福祉課長                           松 丸 美恵子 君        農業委員会事務局長          瀬 尾 勝 重 君        秘書課長               岡 田 宏 美 君 1. 本会議に職務のため出席した者        議会事務局長             高 橋 繁 樹        書記                 菅 谷 智 弘           平成18年第2回定例会一般質問通告事項 通 告 順 1番 川 名 敏 子 議員   1.「中学生・高校生の話を聞いてあげる」大学生等による支援〔市長・教育長〕    (1)悩みを受け止めてくれる人,話せる人が欲しい    (2)傾聴ボランティアの養成と活用    (3)県のメンタルフレンド事業   2.文化・芸術政策について〔市長・教育長・教育部長〕    (1)心にうるおいを与える文化・芸術の振興    (2)伝統文化の育成支援で能や落語を楽しもう    (3)公民館で「いこいの場事業」を展開しよう   3.市民の病気を予防し健康寿命を延ばそう〔市長・保健福祉部長〕    (1)2007年問題と健康診査等の見直し    (2)メタボリック症候群対策    (3)子どもの生活習慣病を防ぐための食生活調査と適切な指導を   4.今後の財政収支の見通しと守谷市行政改革集中改革プラン〔市長・総務部長〕    (1)第三次行政改革大綱(平成14年〜16年)の効果    (2)今後の収支見通し(平成18年〜21年),44億円の歳入不足をどうするのか    (3)市民参加と意識改革   5.守谷サービスエリアスマートインターチェンジで出入り可能に〔市長・都市整備部長〕    (1)できるルートから始めるための検討をすべきではないか    (2)都市軸道路の延長・供平板戸井線などについて    (3)美しい守谷の河川敷の有効利用 2番 平 野 寿 朗 議員   1. 「住んでみたい守谷市」の方向性について〔市長・担当部長〕    (1)TX開通後の変化は何か    (2)改善の方向性,否定の否定    (3)中長期的に考えた,まちづくりの土台   2.市民の防犯活動について〔教育長・担当部長〕    (1)登下校の交通安全と防犯    (2)市の防犯対策    (3)市民の参加する防犯活動 3番 市 川 和 代 議員   1.悪を絶対許すな〔教育長〕    (1)子どもの安全をみんなで守れ   2.みんなが「よかった」と思える介護保険に〔市長・保健福祉部長〕    (1)「ありがとう」窓口を    (2)効果はあがっているか    (3)評価するシステムは   3.滝下橋の交通対策について〔都市整備部長〕    (1)渋滞解消と危険箇所の改善を    (2)早期実現のために,今すべきことは   4.税の公平性について〔収納推進室長〕    (1)徴収率が低迷している原因は何か    (2)徴収率アップの目標値と方策は 4番 梅 木 伸 治 議員   1.公民館有料化について〔担当部長〕   2.市民アンケート(市民の声無き声を議会に)〔担当部長〕    (1)市民ボランティアについて    (2)新聞購入    (3)職員の名札   3.利根左岸の今後の展望(現在の状況)〔担当部長〕 5番 川 又 昭 宏 議員   1.市の情報発信力の向上について〔市長・担当部長〕    (1)広報等の情報発信力の現状について    (2)「情報発信計画」等の取り組みについて    (3)今後の取り組みについて   2.医療費適正化に向けた取り組みについて〔市長・担当部長〕    (1)国民健康保険における現状の取り組みについて    (2)後発医薬品の適切な取り扱いについて    (3)今後の適正化に向けた取り組みについて   3.まちづくり三法の見直しと「もりやの顔」づくりについて〔市長・担当部長〕    (1)「もりやの顔」づくりの現状と課題について    (2)まちづくり三法の見直しとその対応について    (3)今後の取り組みについて 6番 唐木田 幸 司 議員   1.市債を市民にも開放して〔担当部長〕    (1)一般公募によって,協働のまちづくりが進む
       (2)金融機関だけに高金利を支払うのか   2.火災警報器の条例化について〔担当部長〕    (1)義務付けの時期や取付箇所等    (2)悪質業者対策 7番 酒 井 弘 仁 議員   1.水道管布設替えと道路舗装について    (1)道路に係わる布設替え工事の現状について〔市長・担当部長〕    (2)市道 106号線にかかる(上町〜仲町通り)工事について〔担当部長〕    (3)今後の布設替え工事の進め方について〔担当部長〕   2.交通渋滞と違法駐車について    (1)現状について〔市長・担当部長〕    (2)今月6月1日から道交法改正に伴う対応について〔担当部長〕    (3)今後の市の対応について〔担当部長〕   3.今後の市有地売却等について    (1)売却可能な市有地は,どの位あるのか〔市長・担当部長〕    (2)販売方法等の工夫について〔担当部長〕    (3)今後の取り組みについて〔担当部長〕 8番 松 丸 修 久 議員   1.市民サービスの公平性について〔担当部長〕    (1)住民票のない住民の数は    (2)住民1人当たりのサービスコストは    (3)今後の対策は   2.行革の方向性の変化について〔担当部長〕    (1)行政依存度の高い住民の意識改革について    (2)行財政運営に参加する住民にするには   3.まちづくり三法と守谷のまちづくりについて〔担当部長〕    (1)都市計画法の改正と守谷市の都市計画の変更について    (2)居住環境を守るための施策について 9番 山 田 清 美 議員   1.高齢者保健福祉計画介護保険事業計画について〔市長・担当部長〕    (1)計画策定に当たっての課題    (2)総合的な介護予防について      ア)新予防給付について      イ)地域支援事業について   2.守谷もりもり福祉輸送特区について〔市長・担当部長〕    (1)福祉有償運送事業の概要について    (2)市の福祉有償運送運営協議会について    (3)現状と課題,今後の見通しについて   3.教育行政について〔教育長・担当部長〕    (1)学校評価制度について    (2)新しい教員評価制度について    (3)食育の推進について   4.AED(自動体外式除細動器)の管理と活用について〔市長・担当部長〕 10番 土 田 敦 司 議員   1.学童保育,子どもの居場所づくり,放課後子どもプラン(仮称)の展開について〔市長・教育長・担当部長〕   2.小中学校における英語教育について〔市長・教育長・担当部長〕   3.小中学校における伝統文化教育について〔市長・教育長・担当部長〕   4.小中学校と地域の連携について〔市長・教育長・担当部長〕    (1)学校コーディネーター(仮称)の設置について    (2)登下校時の幼児児童生徒の安全確保について   5.小中学校における感染病に対する危機管理体制の整備について〔市長・教育長・担当部長〕    (1)新型インフルエンザ対応計画策定について    (2)市内医療機関との連携について    (3)麻しん,麻しん風しん混合ワクチン日本脳炎ワクチン接種について   6.農薬等のポジティブリスト制施行に伴う対応について〔市長・担当部長〕    (1)学校給食における食の安全確保について    (2)農薬散布について   7.業務システムの導入及び運用に要する経費等について〔市長・担当部長〕 11番 尾 崎 靖 男 議員   1.守谷市の入札制度改革について〔市長・担当部長〕    (1)高止まりの落札率について    (2)競争性が発揮される改革は何か    (3)政治倫理条例は機能しているか 12番 佐 藤 弘 子 議員   1.個人情報保護と指定管理者制度〔担当部長〕   2.公務員のあり方について〔市長・担当部長〕    (1)正職員とパート臨時職員について   3.障害者自立支援法実施にあたっての市の対応〔担当部長〕   4.自主防災組織の補助金について〔担当部長〕   5.公園整備について〔担当部長〕 13番 長 江   章 議員   1.教育基本法改正について〔市長・担当部長〕    (1)政府案の問題点について    (2)愛国心義務付けの問題点について    (3)教育内容への無制限な介入は憲法に背反    (4)教育基本法に即した真の教育改革を   2.医療改革の影響について〔市長・担当部長〕    (1)扶養家族からも保険料を徴収する問題点について    (2)年金からの保険料天引きの問題点について 14番 伯耆田 富 夫 議員   1.守谷駅西側商業街区について〔市長・担当部長〕    (1)駅周辺まちづくり推進室の役目    (2)基本合意という名の縛り付け   2.都市計画道路坂町清水線について〔市長・担当部長〕    (1)起点から終点までの進捗状況    (2)今後の計画   3.国民保護法について〔市長・担当部長〕    (1)条例制定後は    (2)国民保護法において守谷市の役割は    (3)本年度の協議会は    (4)法律の中の第47条について
    1.議事日程        ──────────────────────────              議 事 日 程 第 2 号                         平成18年6月12日(月曜日)                              午前10時15分開議 日程第1.市政に関する一般質問     1.川 名 敏 子 議員     2.平 野 寿 朗 議員     3.市 川 和 代 議員     4.梅 木 伸 治 議員 1.本日の会議に付した事件  日程第1.市政に関する一般質問        ──────────────────────────                午前10時15分開議 ○議長(又耒成人君) これから本日の会議を開きます。  ただいまの出席議員は18名であります。定足数に達しておりますので,会議は成立いたします。  本日の日程は,市政に関する一般質問であります。        ────────────────────────── △一般質問 ○議長(又耒成人君) それでは,通告順に発言を許します。  通告順位1番の川名敏子君,登壇を願います。  川名敏子君。               〔3番川名敏子君登壇〕 ◆3番(川名敏子君) 通告1番,公明党の川名敏子です。  きょうは,朝一番,全体会で子供の安全対策について,市がいち早く対策を立てているというご報告を伺い,本当に心強く思いました。具体的には,青色回転灯拡声器等をつけた防犯パトロール車を配備することを検討しているというもので,本当に早く手を打っていただきたいと,心から要望するものです。  それでは,きょうは第1番目に一般質問をさせていただきますので,張り切ってやらせていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  守谷市は市長のリーダーシップと市民の協力により,近隣よりうらやましがられるような発展を遂げてまいりました。これからも,なお一層健やかで安心して暮らせるまちとなるよう祈りながら,議員として皆様の負託にこたえていく決意です。本日は5点の質問をさせていただきます。いずれも身近な問題ですので,よい答弁をお願いしたいと思います。  まず1番,中学生,高校生の話を聞いてあげる大学生等による支援を。  本年の施政方針の次世代育成支援対策の中で,児童の健全育成,児童相談事業の充実を図るという項目がございました。育児もそうですが,中高校生の子育てや教育に悩む親も多くいます。また,その一方,子供にも親や先生にも話せない友人の悩みや思春期の悩みもあるようです。両親が働いていて一人っ子,友達に誘われるまま夜遊びについていって抜けられなくなる。また,親に心配をかけたくなくてだれにも話せないでいる。そんな話を聞きます。ちょっとした言葉の行き違いから,クラスでシカとされ学校に行けなくなる子もいます。勉強や進路のこと,異性のことなど,悩みは尽きません。  守谷市では,いろいろな相談窓口があるようですが,(1)(2)にも上げましたが,悩みを受けとめてくれる人,話せる人が欲しいという子供たちの希望をかなえてあげているでしょうか。傾聴ボランティアの養成と活用についても触れますが,社会福祉協議会では,高齢者などの話を聞き役に徹してつき合うボランティアの養成講座を開いて,大変多くの方が参加され好評でした。だれでも自分の話をじっくり聞いてほしいのです。この講座もぜひ参加者が実際に実践できるまで続けていただきたいと思っておりますが,学校教育でも児童福祉でも社会教育でも結構ですから,子供の話をゆっくり聞いてあげれる人をつくられないでしょうか。  ある地域では,レンタルお兄さん,お姉さんを組織して希望にこたえているそうです。兄弟が少ない子供たちに,年の近い大学生から30歳ぐらいまでの話し相手は心を開きやすく,不安を取り除き,不登校や非行を未然に防いだり,入り口で食いとめたりできるのではないでしょうか。  (3)まで説明させていただきますが,県のメンタルフレンド事業について。  既に茨城県ではメンタルフレンド事業という活動も行っております。しかし,まだ守谷市では余り聞きません。利用されているのでしょうか。守谷市として取り組んではいかがでしょうか。できれば市独自の事業も含めてお答えください。  以上,よろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えいたします。  まず,悩みを受けとめてくれる人,話せる人が欲しいというご質問でした。  これにつきましては,議員ご指摘のとおり,本当に思春期の中高校生にとっては大きく成長するときの壁でありますし,こうした時期に話を聞いてくれる人は,本当に有効である,そのように私どもも考えておるところでございます。  私ども守谷市におきましては,現在,中高校生の相談機関としましては,市の教育相談室があるところでございます。大体年間 300件ほどの相談があるところでございます。  また,学校におきましては,スクールカウンセラーを2名ほど配置してございまして,そのほか心の教室相談員も配置しているところでございます。  さらに,不登校の児童生徒の相談としましては,学びの里のはばたきにおいて,いろいろ相談を受け付けているところでございます。  それから,第2点目の傾聴ボランティアの養成と活用でございます。  これにつきましては,議員からご指摘ありましたとおり,社会福祉協議会でこの4月7,14,21日の3回コースで講習をしているところでございます。40名の方が受講したと聞いております。また,この中の意見として,また参加してしっかり勉強していきたいという参加者の声もあったと耳にしているところでございます。  これにつきまして,私どもも,先ほど言いました心の教室とかスクールカウンセラー等配置しているところでございますけれども,専門的な技術等も必要なことから,当座,学校におきましては現在の制度で充実させる。このようなことを第一に考えているところでございます。また,引き続き社会福祉協議会等に声かけはしていきたいと思っているところでございます。  それから,県のメンタルフレンド事業についてでございます。  これにつきましては,平成5年度につくられた制度とお伺いしているところでございます。これらの不登校児童生徒は,特に引きこもり状態の子供たちに対して,お兄さん,お姉さんの年代に相当する方が,児童福祉に特に理解と情熱を持っている大学生等でございますけれども,それらのご協力を得まして,心の相談に乗っているという相談業務でございます。これらは,県南地区では土浦の児童相談所が管轄になっている事業とお伺いしているところでございます。現在,平成17年度の実績としましては,登録者は茨城県全体で85人,そのうち土浦の管内では29人とお伺いしております。  私ども,実はこれと同じ業務として,平成14年の市制施行の際に家庭児童相談員2名を配置しているわけでございますけれども,各市町村ともこのような制度が充実しまして,この県の制度の利用は少なくなっているという現状でございます。引き続き,私どもとしましても,家庭児童相談員の充実に努めて,福祉と教育で連携してやっていきたいと考えておるところでございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございました。  細かく相談事業の内容も教えていただきましたが,専門家の方たちで子供たちの相談を見ていくというような方向に変わりはないということのご答弁だったように思います。  また,社会福祉協議会で行っている傾聴ボランティアに関しても,高齢者の方の話を聞いて差し上げるということが内容であったように思いますので,できれば,先ほど私が申しましたような大学生から30歳ぐらいの方で,地域の方の中で引きこもりも含めて悩みを相談したいという子供の希望にこたえられれば,もっと子供達が相談しやすいと考えております。実際専門家の方たちというのは大人の人なわけですね,そういう方たちの中にも若い方もいらっしゃるでしょうし,子供の頃の体験を語ってくださる方もいるかもわかりませんが,もっと身近な人に聞いてもらいたい,そういう要望にこたえられればということで,今回提案させてもらいました。  また,ある家庭教師をやっている大学生の方から聞いた話ですけれども,勉強を教えてほしいということで伺ったけれども,なかなか勉強にならず,その子の悩みを聞いたり一緒に運動して遊んであげることで,勉強の方に心が向いていったと。話を聞いてあげただけでその子の身が軽くなった,明るくなったという経験を話してくれたかと思います。  ですから,勉強を教えるということではなくて,もう少し気軽な,また特にアドバイスをするとか,教育するとかという立場ではなく,同じ気持ちなって聞いてもらう相手,また,そういうボランティアを探すのは難しいかもわかりませんし,そういう方を養成するのは難しいかもしれませんが,そういったことが県でもメンタルフレンドとして実現しているということでもありますので,こちらも若い中高校生の多い地域でもありますので,地域性を踏まえた事業に展開できればと,まずはきょう初めて申し上げましたので,今後の課題にしていただければと思います。  本当に悩みを抱えているお子さんがいます。先ほども申しましたけれども,親にも言えないと,また親だからこそ心配かけたくなくて言えないという,優しい子供たちの悩みを受けとめてあげられる地域でありたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  では,2番目に移りたいと思います。文化・芸術政策について。  (1)心に潤いを与える文化・芸術の振興,また,(2)伝統文化の育成支援で能や落語を楽しもう,ということです。  先哲は「心こそ大切なれ」との格言も残しております。例えば「病気」という字も,体がぐあいが悪くても気,心が病むと書きます。心を健康に保つためにも,心に滋養を与え,心を育てることが大切かと思います。  5月に合同会派で古河市のアートタウン構想を視察してまいりました。公園などのアートウオールや屋外でのプロムナードコンサートは,既に我がまちでも行っているものでありましたが,特色のあるまちづくりをしようという意気込みが強く感じられました。アートタウン構想の趣旨は,専門分野の特別の人々の活動を支援するばかりでなく,一般の市民が豊かな芸術文化に触れ,あるいは芸術を志す人と交流することで,より創造的な市民意識が成熟され,そのことがひいては市の個性を生み出し,人々が我がまちに誇りを持つようになるというものです。  守谷市では,文化,芸術の振興や伝統文化の育成支援,発表や展示の場等にどのように取り組んでいるのでしょうか。一般会計で文化予算の占める割合はどれくらいでしょうか。ちなみに,前にも申し上げたことがあるかもしれませんが,大きな市ではありますが,水戸市は一般会計の1%を文化予算に使おうと取り組んでいるそうです。潤いのあるまちをつくるためにも,行政はそれぞれのその活動支援の裏方として,文化・芸術振興策をさらに展開すべきだと考えますが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えいたします。  守谷市における文化,芸術の育成,また発表の場は,また文化,芸術の占める割合,水戸市は1%というご指摘,ご意見でございました。  現在の守谷市の状況でございますけれども,こういう文化,芸術の発表の場というものは,毎年6月にふれあい美術展というのを設けておりまして,11月には芸術祭を開催しているところでございます。また,3月には守谷市作家美術展ということで,郷土の作家の美術展も行っているところでございます。  そのほか,若手芸術家によるアーカスプロジェクトも,学びの里で半年間展開されているところでございます。  そのほか,夕べのコンサートを毎週土曜日,夏やっているところでございます。ここにおきましても,地元出身のプロの方の演奏なども聞けるところでございます。  また,そのほか,芸術・芸能鑑賞の集いということで,プロなどをお呼びして,皆さんに中央公民館にて鑑賞していただく機会も設けているところでございます。  それらの事業はどのくらいかかるのかということでございますけれども,私どもの芸術関係の予算につきましては,アートのあるまちづくり事業としまして 500万円,ふれあい美術展として6万 3,000円,芸術祭事業が17万 6,000円,ふるさと守谷芸術文化事業が 45万 4,000円,それから,芸能芸術鑑賞の集いが42万円,その他,夕べのコンサート事業 207万円等々合わせまして約 1,000万円が芸術関係の予算額でございます。ちょっとパーセンテージまで出せませんでしたので,ご了承ください。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) たくさんの発表の場,または機会を与えていただいているということで,私も幾つかの美術展や発表会にも参加させていただき,守谷市にはたくさんそういう場があるなということを感じているところです。しかし,出場者や出展される作品の種類など,何年も見ていますと固定されているのではないかと感じる部分もあります。  まだそういったチャンスを与えられていない方,また,そういうことにしり込みしている方たちにも,機会を多く与えていただけたらとお願いするものです。  また,アーカスの活動も,昨年も各小学校等に行って,アーチストが子供たちと交流をされ,また,本物の芸術に触れさせていただくことができましたが,まだまだ市民全体には認知度が低いかと思います。本当に世界に開かれたアーカスの事業を守谷市で展開されているわけなので,さらに市民の皆さんの中に入って,また市民の皆さんも多く関心を寄せられて,この芸術の活動が広まっていくことを念願します。また,私どもも協力していくべきだと考えます。  また,芸術関係の予算も,トータル 1,000万円ほどを使っているということで,これらをさらに有効に,また,減らすことなく有効な利用を望むところです。どうぞよろしくお願いいたします。  次,3番,公民館でいこいの場事業を展開しよう。  公民館のより有益な活用について考えているところですが,もっと日常的に,気軽にどなたでも立ち寄れるいこいの場事業のようなものが必要ではないかと考えています。内容は限定された講座やサークル活動とはまた別に,だれでも自由に気軽に参加できる時間と空間を確保し,公民館の目的でもある地域住民の学習と交流のために,公民館をさらに活用していただきたいと考えています。例えば旧藤代町では,いこいの場事業といって,実際は運営は社会福祉協議会がされているそうですが,毎月全部の公民館で1日ミニコンサートとか歌,また,落語とか地域の方たちの発表等も含めて,皆さんで語らい合える交流の場を設けているという例もございます。  また,市内でも郷州公民館等では,ボランティアによる「談話室はなみずき」として既に実践されているものもございます。公民館運営審議会でも検討していただければと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えいたします。  憩いの場としての活用ということでございます。公民館そのものは生涯学習の場でありまして,議員おっしゃったとおり,各種学級,講座,サークル活動が実施されているところでございます。このような地域社会の形成や地域文化の発展のため,地域の住民の方がそこを活用することは本来の目的でありますので,そのいこいの場事業がそこで展開されることについては,私ども賛成しているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございます。  いいという意見をいただきましたので,ぜひそれぞれの公民館でこういった活動も展開されることを希望いたします。  次に移ります。3番,市民の病気を予防し健康寿命を延ばそう。(1)2007年問題と健康診査の見直しを。  平成18年6月9日,衆議院厚生労働委員会でがん対策基本法案が全員一致で可決されました。今国会で成立する見通しで,来年の4月1日施行の予定です。その柱となるのは三つの基本施策で,1,がん予防,早期発見の推進,2,がん医療の格差是正の促進,3,がん研究の推進,となっています。  さて,近年,食生活の変化によってか,がんの欧米化といわれ,肺がん,乳がん,前立腺がんが急速にふえているのが現状です。私は以前にも前立腺がんの検診を守谷市の各種健康診査に加えるべきだと訴えてまいりました。近年では取手市,つくばみらい市も50歳以上の男性に血液検査によるPSA値測定で前立腺がん検診を行っています。ちなみに,取手市では 1,000円で受けられます。つくばみらい市では 400円で受けられるよう,その他は市が補助しているということですが,そのような料金になっております。 2,000数百円かかる検査だと聞いておりますが,最悪でも自己負担で健診検査の内容に加えていただければ,早期発見が可能となり,これからふえるであろう50代,60代の方たちの健康を一歩守ることに,前進になるのではないかと考えます。  2007年問題といわれてきた団塊の世代の退職が,いよいよ来年と迫りました。会社で健診を受けられなくなる市民を守る上でも,早期に取り入れるべきだと考えますが,市長,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長山本キヨ君。 ◎保健福祉部長(山本キヨ君) それでは,市長答弁前に,私どもで資料がございますので,その資料を先に説明をさせていただきたいと思います。  先ほど議員の方から,がんの死亡の順位ということでお話がありましたけれども,15年度のがんの死因の順位でございますが,守谷市におきましては胃がんが1番,それから,気管支,肺がんも1番でございます。同人数でございます。それから,肝臓がんが続いてということで,10位までの統計をとっておりますけれども,前立腺がんにつきましては,この10位の中には入ってございません。  がん検診の目的と言いますのは,死亡率を下げるということが一番の目的でございますので,その目的に沿った形でがん検診を,私どもは何がいいかということでの検査項目を,限られた予算の中で精査しておりますので,よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ただいまのがん検診,健康診査の目的ということで,がん検診についても死亡率を下げるのが目的というお話がありましたが,私は,目的は早期発見だと思います。  前立腺がんは見つかるのが遅く,60代,70代に多いがんで,死亡までに治療で10年ぐらいは延命されることが普通と聞いております。しかし,その間の精神的また肉体的苦しみは,長ければ長いほど苦痛の大きなものと考えます。ですから,死亡率だけの問題ではなく,ぜひ一人でも早く見つけるということに着眼していただきたいと思います。  それから,限られた予算の中でということがありました。これは本当にもっともなことだと思います。そのとおりだと思いますが,そのがんだけを検診に行くということは,なかなか億劫なもので,エラーが出てもなかなか行かない方も多いわけです。ですから,健診に行くという意思がある方には,ぜひそこで自費で払ってもやれるというチョイスをふやしていただければと考えます。もちろん補助していただければ,検査する方ももっとふえるであろうと思いますけれども,それについてはどのようなお考えをお持ちでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長山本キヨ君。 ◎保健福祉部長(山本キヨ君) 前立腺がんのことについて,今,議員からお話がありましたけれども,私どもも保健センターの保健師が,年に1回でございますが,国保のレセプトを調べまして,それで,どういう罹患率があるかということで調査をしてございます。  前立腺がんにつきましては,例年を見ますと,1件あるかないかということでございます。ですから,そういうデータをもとに守谷市独自の検査項目ということで実施しておりますので,ご理解をお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。
    ◆3番(川名敏子君) 大変しつこいようですけれども,同じ世代の同じ人口比ぐらいで近隣の市町村でも人々が住んでいるわけですが,ほかの地域にできていることがどうして守谷市でできないのかなと,こういう論理が通るかどうか私もわかりませんけれども,少ないからないということではなく,私も守谷市の近くに住んでいる方で実際に取手協同病院で手術された方も存じ上げていますし,国保のレセプトだけでは何人いるかということは限定できないかなと思います。  まず,安心を与える,またそのチャンスを与えるという意味で,これはまだ検討課題として残しておいていただきたいものの一つだと考えております。市長はいかがお考えでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 血液検査や何かで多分,私も専門家でないのでわからないのですけれども,いろいろながんが発見できるようなことがあるのだろうと思いますが,それを今,川名議員がおっしゃるように,検査項目をふやせばそれだけお金がかかってくるわけで,それが自己負担でもいいですよということであれば,入れればいいのかなと今は思ったのですけれども,そうすると,これも入れて,あれも入れてということになるとなかなか大変になってくるのだろうと,個人負担も大変なのだろうと思うので,多分,担当の方では,今一番多いようなものを早期発見していこうということでやっているのだと思います。  検討課題に加えておいてくださいということですから,これからそういったことも検討できるのかどうか,よく検討課題として残しておきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございます。  最初に申し上げたように,6月9日ですから,つい先日のことですけれども,国会でがん対策基本法案が通ったということで,これらが通ったことにより,各都道府県にもがん対策を強化するように,特に予防健診に力を入れるようにということが,地方におりてくるということも新聞に書かれておりました。そういったときにも再度検討する機会もあるかと思いますので,よろしくお願いいたします。  次に移ります。(2)のメタボリック症候群対策。  メタボリック症候群というのは内臓脂肪症候群ということで,メタボリックシンドロームとも呼ばれています。  最近,厚生労働省が公表しました平成16年国民健康栄養調査結果の概要を見ますと,40歳から74歳男性の2人に1人,女性の5人に1人が該当する,または予備軍だそうです。診断基準は,中性脂肪,コレステロール,血圧,血糖値などのほか,ウエスト,これはおへその高さだそうですが,男性が85センチ,女性が90センチ以上だとこれに入るそうです。こちらの新聞記事にもあるのですけれども,予備軍を含めると 2,700万人が要注意だそうです。これの改善のポイントということですけれども,夜間の大食や就寝3時間前の食事は控え,腹八分目を心がけるという注意事項が載っておりましたが,これらのこともまだ聞きなれない言葉ですので,認識されていない方もおられるかとも思われます。これらについて,市の広報とかホームページ等で自己診断ができるような啓発記事などを載せていただき,市民の健康保全,改善に役立てるような施策がないかと思われるのですが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長山本キヨ君。 ◎保健福祉部長(山本キヨ君) メタボリックシンドロームということで,新しい言葉が出てまいりましたけれども,本当にこれは生活習慣病から出てくるのではないかと思っております。  今,議員の方から,自己診断ということで食事のこと,運動のことということで推進できないかということでございますが,これはぜひやっていきたいと思っております。それで,教室関係も,今までも生活習慣病ということで糖尿病教室,それから,肥満の方を対象にした教室ということでやってまいりましたけれども,今年度からさらに強化をしまして実施をしていきたいと思っております。  肥満ということでデータが,先ほど議員の方から出されましたけれども,基本健診の結果で守谷市の男の方の肥満は,県の平均よりも多く出ております。女性は県の平均より少ないのですが,男性は県の平均より多いということでの肥満率が出ておりますので,このデータを踏まえまして,18年度につきましては,男の方を対象に肥満教室を実施したいと思っております。  ですから,平日ですと男の方はなかなかその教室に通って来られませんので,土日に開催しまして,ぜひ多くの方に参加をしていただきたいということで考えております。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 福祉部長の先手を打った対策に感銘いたしました。ぜひ対策を強化していただければ,また市民の健康を守ることにつながるかと思います。  メタボリック症候群が着目されているのは,それをほうっておくと,今,部長からもお話があったように,動脈硬化とか心筋梗塞などの慢性疾患病になることからきております。  厚生労働省は「1に運動,2に食事,しっかり禁煙,最後に薬」というポスターを標語に採用して,2008年度をめどに企業や地方自治体の健康診断にメタボリック症候群の検査を導入する方針だそうです。市民の皆様にも,これらのことを踏まえ,いち早く健診していただけるよう,また健康を保持していただけるよう望むものです。どうぞまたよろしくお願いいたします。  次に,(3)の子供の生活習慣病を防ぐための食生活調査と適切な指導を。  子供たちにも生活習慣病が広がっているといわれています。市長がよくおっしゃるように,朝御飯を食べない子供もいるようです。前回,市川議員も紹介してくださったのですが,守谷市でも,県でやっております子供の心と体を育む食育推進事業の中で,「みんなで食べるとおいしいね,何でもおいしく食べられる,元気もりもりわいてくる,家族一緒が何より御馳走」という,郷州小学校3年生の女の子の標語,メッセージが採用されています。これでもわかるように,やはり朝,家族で一緒に御飯を食べるというのが基本のように思います。  ある小学校では,子供たちの朝昼晩の食事を写真に撮って提出してもらい,それで子供たちの栄養価,また食事の様子を判断し,指導に当たっていると聞いています。守谷市では,子供たちの食育にも取り組んでいるところですが,現状の調査についてはどのような対策になっているでしょうか,お聞きいたします。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長山本キヨ君。 ◎保健福祉部長(山本キヨ君) 子供の食習慣のことについてということで,どういう現状になっているかというご質問でございますけれども,保健センターの方におきまして,1歳半児健診,それから,3歳児健診をしてございます。これは健診率が90数%ということで,大変多くの方が受けてくださっているわけでございますけれども,そのときにアンケートをいただいております。  今,議員からおっしゃったように,ふだん起きる時間は何時ですか,それから,寝る時間は何時ですかというような,食生活だけではなく,ふだんの生活状況についてもお聞きしております。朝御飯は食べてきていますか。朝御飯は出かける前には食べますか。はい,いいえと。食事の傾向についてお聞きしますけれども,野菜はよく食べますか,夕食にボリューム多くないですか,というようなご質問をさせていただきまして,1歳半健診では 587人からデータをとっております。また,3歳児健診におきましては 582人からデータをとっておりまして,肥満傾向にあるお子さんが3%弱というようなことでございます。  また,栄養士が個別指導が必要であるというお子さんにつきましては,10%から20%のお子さんがいらっしゃるわけですけれども,この健診の後に個別に栄養相談,栄養指導をしてございます。  それから,小学校,中学校におきましては,血圧,コレステロール,それから,中性脂肪ということで生活習慣病を検査する項目を実施してございます。肥満度40%以上の小中学生のお子さん,また血液検査の結果で医療が必要であるよと,それから,指導が必要であるよというお子さんには,小学生のお子さんにつきましては,保護者の方,また,子供たちに保健センターに来ていただいて,医師と保健師,栄養士による相談を受けております。  また,中学生におきましては,学校に伺いまして,学校での集団の教室を開催しております。  それから,保育所でございますけれども,保育所でも同じようなデータをとっておりまして,今,ある小学校でということでお話がありましたけれども,保育所の方では,子供さんはどういう食事を取りましたかということで,1日,朝起きてから夜寝るまで口にしたものを記入していただいて,それでそれを1カ月間続けました。4回ですね。1カ月間続けまして,その動向を見ております。それで個別に指導をした結果でございますけれども,きちんと時間で食事をとる,または主食,主菜,副菜,をバランスよくとるというようなデータが最終的には得られております。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) きめ細かく,1歳半からスタートして小中学生まで栄養指導も含めて調査指導しているということで,大変心強く思いました。私の聞いたところでも,小学校5年生と中学校2年生で詳しく食事の調査をし,食育も行っていると伺いました。  また,それらもすべての学年の子供たちに対して施されている調査や指導もあるかと思いますが,特に小学校入学時のとき,生活のリズムが変わるときこそ,現状の調査や手厚い食育指導が,親にも,またお子さんたちにもすべきだと考えます。ぜひここの部分を手厚く,また今後も指導していただければと思いますので,よろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部長山本キヨ君。 ◎保健福祉部長(山本キヨ君) そのとおりです。大事なことを忘れました。小学校入学前にも,就学指導をする時期が11月,12月にかけてあるのですけれども,入学前のお子さんを全部各学校にお呼びするわけですが,そのときにも栄養士が,栄養や生活のリズムがないかということで集団説明をしてございます。大事なことを忘れてしまいまして,申しわけありません。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 既にやっていただいているということでうれしく思いました。調査の次に手厚い指導ということで,それが実践されるよう,これからも引き続きお願いしたいと思います。  次,4番,今後の財政収支の見通しと守谷市行政改革集中改革プランについて。  守谷市では,早くから行政改革に取り組んできましたが,このたびの改革プランを見ましても,先行きの歳入不足に対する対策に不安を感じるのは,私だけではないと思います。今年度は市の土地を売却してしのいでおりますが,今後の進め方について,次の2点を詳しくお示しいただきたいと思います。  (1)第3次行政改革大綱(平成14年から16年に行われたこと)の効果。(2)今後の収支の見通し(平成18年から21年まで),これらについてプランにも書いてございますが,44億円の歳入不足と16年度の時点で見込んでいるわけです。ここまでのことで,市での考え,対応等をお聞きしたいと思います。お願いします。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答えいたします。  私の方からは,(1)の平成14年から16年度の行政改革大綱の効果ということで,お答えをさせていただきたいと思います。  この行政改革大綱につきましては,14年度から18年度までの5カ年計画でございます。現在は16年から18年までの後期の部分について実施中というところでございます。また,表題にもあります集中改革プランにつきましては,平成17年度を起点といたしまして,平成21年度までの5カ年計画ということでございます。  これまで,継続して行政改革を進めてきているわけでございますけれども,それらの実績につきましては,市のホームページで公表しておりますので,ごらんになれます。  さて,ご質問の14年度から16年度までの実績ということでございますが,この3カ年の財政効果額といたしましては,約8億 3,000万円でございます。この間,実施した主な改善改革項目を年度ごとに申し上げますと,平成14年度には公共工事積算システムの導入,各種申請書等への押印の廃止,人事評価制度の導入,公園里親制度の導入などでございます。  平成15年度につきましては,ワンストップサービスの実施,具体的に申しますと,総合窓口課の設置でございます。それと,行政評価システムをこの年から導入してございます。生涯学習課と中央公民館を統合いたしまして一つにしております。現在の生涯学習課が一つになったということでございます。それと,上下水道料金のコンビニでの納付を実施してございます。それと,15年度からは,先ほどお話にもありましたように,市の未利用地の売却を開始してございます。  平成16年度につきましては,窓口業務のマニュアル化を行っております。それと,税金の関係ですけれども,前納報奨金の廃止の決定,実施は17年度からでございます。それと,公園,街路樹の維持管理を一部地元の方に委託しているということも行ってございます。それと,休日の議会の開催などもしてございます。  大体主なものですけれども,以上でございます。  また,職員数につきましてですが,これにつきましては,平成16年度を平成13年度と比較しますと,15名の減となってございます。  私の方からは以上でございます。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) それでは,私の方から,2番目の平成16年度につくりました財政計画におきまして,18年度から21年度の4年間で44億円の歳入不足が生じるということでございまして,これらを解消するためにどんなことを考えているのかということでございますが,まず,行政改革集中改革プランとの整合を図りながら,三つの目標を立てまして,平成18年から10年間の財政健全化計画を市民の皆さんの意見をいただきながら,5月に決定したところでございます。  その三つの目標ということでございますが,一つには,財政調整基金を恒常的に10億円確保しようということが一つです。それから,単年度収支の均衡,そして公債費を抑制していこうということが一つ。もう一つが,経常収支比率と起債制限比率を,これまた抑制をしていこうということでございまして,これら三つの目標を達成するために幾つかの取り組みを掲げさせていただきまして,その目標を達成したいと思っております。  一つは,集中改革プランにありますような事務事業の再編合理化,それから,定員管理の適正化,それから,民間委託の推進など,幾つかもろもろございますが,これらによっての経費の節減を図りたいということでございます。  それから,普通建設事業の臨時的事業計画の見直しということによりまして,それぞれの事業の削減を,これを10年間で行いたいということでございますけれども,その事業の削減,そして先ほど申し上げましたとおり,借入金を抑制していこうということでございます。  また,守谷駅の市有地,あるいは保留地等の売り払いもございました。これらの収入がございました。これらの収入と利用する予定のない基金等がございますので,これらの基金を活用いたしまして各事業に充てる。そういうことを行っていきまして,4年間における44億円の歳入不足を解消しながら,今回立てさせていただきました財政健全化計画を図っていきたいと考えてございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございました。  数字がとても大きいので,これだけの手当で確実にこれが減少していくのか,まだ不安は残るのですが,多くの施策を試みて,特に借入金を抑制しながら健全な市政を営んでいこうということですので,本当にその力に期待するものです。  また,市の職員の方たちの人数もこのように減らされてきているわけですけれども,それに伴って,先日,新聞報道でもありましたが,県内でも有数のアルバイト,臨時職員の多い市と上げられました。この方たちも,本来ならばすばらしい才能をお持ちの方たちを採用したいところだとは思いますが,それについて,今後もずっと新規の採用をされないのか。また,来年度以降,団塊の世代の方の退職もふえてまいります。本当に有能な方であればぜひ採用して,若い方たちの力を入れていくことも必要かと考えます。人事に関しては特に通告はしていないのですが,所見があれば教えてください。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) お答えさせていただきます。  来年度の職員の採用ということにつきましても,まだ決定はしてございませんが,いろいろな事業の中で,例えば駅前の区画整理事業,これも20年度までに終了するような予定もございますし,そうしたところに従事している職員もこちらに戻らせる。あるいは先ほど申し上げましたとおり,民間委託ということも考えてございます。指定管理者制度もございますし,これもはっきりはしてございませんけれども,そういったことで,いろいろな事業で民間委託等も行うということで,職員が多少なりとも本庁,あるいは他の部署につけるのかなということもございます。  そういうことも考えながら,この定員管理というものを考えていきたいと思いますので,ご指摘のように,やはりゼロでいくというのはなかなか大変な,一部に偏った年齢層もありますので,その辺も勘案しながら,今後定員管理を考えていきたいと思っております。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 丁寧なご答弁ありがとうございました。  私が懸念したのは,専門職等のこともございまして,例えば新たな事業に取り組むときに,今度児童館をつくっていこうというときも,その専門の人,また保健師や保育士等も専門の方ですので,退職されたり,また休職されたりすることも多いと聞いています。本当に大事な職務のところは専門職の方が確保できるよう,人事のことも見ながら仕事がしやすい,また,よく働いていただける環境もつくっていただきたいと望みます。ありがとうございました。  次の(3)の市民参加と意識改革ということに移ります。  これからは,より多くの市民の行革への参加を促すことが大事だと思います。先ほど も,民間の方にお願いしたり,地域の方に委託したりしているというお話がございましたけれども,いつかジョン・F・ケネディが言っておりました。「何かをしてもらうのではなく,何ができるか」という意識に立った,市民と一体感を持った行政を行うべきと考えます。これは私どももこのように対面しておりますけれども,向かい合うのではなく同じ方向を向くという考え方をすべきだと思うわけです。こういったことについて,市長はどうお考えでしょうか,一言お願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) 市長が答える前に,私の方から触れさせていただきたいと思います。現状というところについて,ちょっとお話をさせていただきたいと思います。  議員おっしゃるように,今後,市民参加型の行政運営ということが必要になってくるのではないか,重要なことだと認識しておりまして,このような考え方に基づきまして協働のまちづくり推進条例,これは(仮称)でございます。また,協働のまちづくり推進指針というものをつくろうという考えで進めておりまして,協働のまちづくり市民会議というところに諮問して,5月に答申をいただいているところでございます。この条例につきましては,9月の議会の方に上程するという予定でおります。  また,現在,総合計画の後期基本計画を策定中でございますけれども,この中にも市民の役割,行政の役割というところを明示していきたいというところで,進めているところでございます。  細かい話になりますけれども,そういう中に自宅の周りのごみを拾うとか,地域のコミュニケーションを図るとか,こういうものを入れることによって,市民参加型の行政のきっかけづくりをしていきたいと考えてございます。  あともう一つは,市民活動支援センターというものも以前から設置しておりまして,以前は下水道関係の浄化センターの方にあったのですけれども,これを中央公民館の方に移動してございます。こういうものも啓発の拠点として活用していくということが必要であろうかと思います。いずれにいたしましても,そういう形で市としては現在取り組んでいるところでございます。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) ただ今役所でやっておりますのはそういうことですよということでございます。9月に協働まちづくり条例を上程していきたいと思っております。  今,川名議員がおっしゃるように,ケネディ大統領の言葉を引用されて,「国が何をしてくれるかではなくて,国に何をできるか」という,あれは多分就任の演説だったと思いますが,まさにそのとおりだと思います。特に,どこの市町村でも今は非常に財政が厳しい折でございます。そういう中で今いろいろなことが,何でも行政という,要請もありますし,あれもやってください,これもやってくださいと言われますが,果してそれでいいのかなと,最近特に思うことが多うございます。行政がそこまでやらなくてはいけないのというのと,自分たちでできることは,やっぱり市民の皆さんにもやっていただきたいと,我々も思っておりますし,そういうことで協働のまちづくりということ,これは行政がやるべきもの,あるいはこれは市民がやるべきもの,企業がやるべきものという役割分担というのがあるのだろうと考えておりますから,そういったことを進めていかなければならないと思います。当然限られた予算ですし,限られた予算の範囲内でいろいろやっていかなければならない。  国の方もお金がないので,先ほど来からいろいろ,国の方ではこういうことが決まったということをおっしゃっておりますけれども,果たしてそれが,国で決めて地方でやりなさいよといっても,ではその財政的なものはどうなのというと,多分,私は来ないのではないか,そういうお金はおりてこないと。それは地方の義務ですよとか何とかという言い方で,地方でやりなさいという言い方になってくるのだろうと思います。  したがって,これからますます財政的には厳しい中ですから,大体6月が終わって9月の決算議会が終わると来年の予算ということになりますけれども,今,守谷市の純粋な税収というのは大体85億から86億円,住民の皆さんがふえて若干の伸びはあるかもしれませんけれども,一番いいのはその範囲内ですべてができれば,すべてができるようにしなければいけないのだろうと思いますから,そのためには,やはり市民の皆さんにも我慢してもらうところは,我慢していただく。我慢していただくという言い方が適当かどうかわかりませんけれども,そういったことのご協力はいただかなければならないと思っております。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ただいまのお話の中にもございましたが,そういった理由から福祉が弱い人から後退するということがないように,その1点だけをお願いしたいということと,また,ますます私どもの地域力を活用する時が来たんだなと感じます。  また,参加することによって市民の誇りを強く持つことができ,また,地域を愛する気持ちも深まるのではないかと考えたりもいたします。本当に協働ですばらしいまちづくりに取り組んでいきたいと思いますので,よろしくお願いいたします。  最後になりましたが,5番目の守谷サービスエリアスマートインターチェンジで出入り可能にということで,このことを取り上げるのは二度目なのですが,2年前にもお話いたしまして,そのころは全国的にサービスエリアをインターチェンジに出入りできないかという話が出たばかりのときでありまして,事例がまだ多くはございませんでした。そのうち,2年間の間に40カ所近く,サービスエリアから出れるようになっているところがございまして,多くの事例がございます。  茨城県では早速友部が手を挙げて出入りができるようになり,試行錯誤の上,3カ月の調査期間も延長され,現在も続いて出入り可能となっています。私自身も友部にも参りましたし,その先の水戸の 123号線のところも,県議会で話が出て,割と早い段階で決断され,今度出入りができるようになりました。これから取り組むことが決まったそうです。  今回ここで取り上げましたのは,去る5月27日土曜日に,公明党の加藤修一参議院議員と鈴木孝治県会議員を呼び,さらに国土交通省茨城県道路担当職員,また東日本道路株式会社の谷和原管理事務所長などに来ていただき,守谷サービスエリアの視察を行いました。守谷市からも,都市整備部長,建設課長,企画課長などにも参加いただき,ありがとうございました。地元の住民の方や農家の方,工場経営者,また運送業の方などにも加わっていただき,説明会を開催することになりました。  道路の高低差など問題もあるかもしれませんが,全国的に行われている社会実験ですので,(1)にも書きました,できるルートから始めるための検討をすべきではないかと考えられます。特に,下りのルートは明治乳業のトラックが十分通れる道がございます。この件について,いかがでしょうか。  また,市長のご意見もお聞きしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今,議員ご指摘にもありますとおり,5月27日に視察をしていただいたわけですけれども,その中で友部サービスエリアと根本的に守谷のサービスエリアの違いと言いますのは,今,議員の方からお話が出ましたが,サービスエリアと取りつけ道路の高低差が余りにも大きいと。私も友部のサービスエリアにつきましても視察もしておりますけれども,守谷のサービスエリアの場合,サービスエリアがおよそ7メートル,そして県道部分が約22メートルでございます。15メートルの差がございます。また,友部のサービスエリアは,本当に近くに整備された県道が通っているという状況でございます。  今,出ました明治乳業が出入りしている道路でございますけれども,これは明治乳業が立地するときに,一部明治乳業にご負担をいただきまして道路改良をしておりますが,現在の幅員が7メートルでございます。しかも,ここをどのくらいの車の出入りをさせるのかというものはもちろんございますけれども,仮に大型車を通すという形になりますれば,今,非常に大型車といいましても明治乳業に行く車だけで,それ以外の車というのはあの近辺を通っているわけではございませんので,当然,これがスマートインターという形になりますれば,ほかの車が出入りしますので,現在の7メートルではやはり大型車が通行するのはちょっと不可能かなと。しかもカーブがございます。その上に,路床から入れかえをしないと,道路構造的にあの部分につきましては,ご存じのように,もともとは田んぼの部分でございますので,路床入れかえをしなければならないだろうと考えております。  したがいまして,くどいようですが,何の車種をおろすのか,入れるのか。これによって相当,整備しなければならない自治体の,守谷市の負担が大きく変化すると思いますので,まず,何の出入口を可能とするのか,これらの検討が必要かと思います。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 今,大変いいお話をお聞きしまして,何を通すかということを,まず検討すべきだとおっしゃっていただいたと思います。資料として部長にも差し上げてございますけれども,今まで全国的に試されましたスマートインターチェンジの社会実験の中で,4種類の車の出入りの仕方がございまして,軽自動車と普通車のみ,または軽自動車,普通車,中型車のみ,または3番目に軽自動車,普通車,中型車,大型車まで,また,すべての車,特大車も含めて通すという,この四つの種類がございますので,今ある道路に即した車だけをおろす,また乗せるということが可能なわけです。  そして,上りの方が高低差が大きく道路も狭いということで,もしできなければ,下りの方だけをやるということも可能ですし,守谷市の住民の方たちの一番の利便性を考えれば,東京方面に上りの方の入り口と,下りの方は出るだけという一方だけのスマートインターチェンジのつくり方というものも可能なわけです。  これらのことについて,市民に一番喜ばれる,また一番安く試すことができる社会実験,サービスエリアの中の工事は道路の株式会社がやり,またそのETCのゲートもそちらがつけるということですから,私,素人考えかもわかりませんが,今ある明治乳業の前の道路は,今は明治乳業からの車も十分走れるだけのものですので,社会実験として3カ月間,そこから普通車また中型車ぐらいまでを出入りをするとか,可能性はたくさん広がっていると思います。ですから,今お話がありましたように,検討することをやめないという,そちらの前向きな方向で取り組んでいただけたらと考えております。  市長,お考えはいかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。
    都市整備部長(橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今,サービスエリア近辺のことにつきまして申し上げましたけれども,守谷のサービスエリアは利根川というものを挟んでおります。したがいまして,南からの利用というのは,まず望めないという形のものが一つございます。  それから,ここにスマートインターチェンジをつくった場合,利用される皆さん方を想定しますれば,当然のことながら,今言いましたように,おりるという形になりますれば,取手,戸頭,それから,南守谷,そして西板戸井から常総市,坂東市という形にされるのが一般かと思います。そのときに,ここでおろしたからといって問題になりますのが,例えば常総市の水海道の菅生方面ですけれども,やはりここにネックとなります滝下橋の混雑問題がございます。それから,南地区でいきますと,大柏から高野地先にかけまして約2キロメートル,これも県道でございまして非常に今でもカーブが多くて,しかも幅員が狭いと,こういう問題がございます。したがいまして,ここだけを考えるのではなく,全体的にどのくらいの利用があって,それをおろしたときに,どこにどういうような影響が出るんだと。確かにここにあれば便利であることは私どもも理解をしておりますけれども,それがもたらす逆の効果ですね。  当然そういう形になりますれば,交通事故の発生とか騒音の問題とか,これは考えざるを得ないと思うのです。したがいまして,もう少し検討させていただかないと,今すぐここで手を挙げるというわけにはいかないかなと感じておるところでございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございました。  市長,申しわけございません。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 今の都市整備部長が話したとおりだと思います。  なかなか難しい問題があります。ただ,やはりあれば便利というのは当然ですけれど も,先ほど来から言っているように,地元の負担がなければまだまだ考えようもあるかもしれませんけれども,これはかなり地元の負担もあるということで,もしどうしても使いたいよというところがあって,そこが負担しますよということであればまた話は別かもしれませんけれども,今の時点で,そこに市として道路の改良等にお金を投入するというのは,ちょっと難しい話だと。まだほかにやらなければならないこともありますし,県道の方も,県の方でも全然今は,供平板戸井線等につきましては進まないのが現状ですから,県の方としてもなかなか難しいかなと。  ただ,将来的にそういうことも考えるということであれば,それはそういう考えもあるねということは,これは残しておいた方がいいと思います。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 同じ意見であったと了解いたしました。  視察していただきました国会議員の方も,いろいろ問題はあるでしょうけれども,何とか克服して実施に向けて取り組んではどうかという感想をいただき,また,6月8日付の公明新聞の全国版にも,そういった意見を載せていただいております。今,市長が言われたように,このことを立ち消えにするのではなく,課題として残していただきたいと思います。  また,関越自動車道から新座市の国道に出入りするスマートインターチェンジの計画も新聞に載っておりましたけれども,こちらも,今市長がおっしゃったように,市独自でお金を払うのではなくて,国会まで市長が出向いて予算をつけてほしいと交渉したという記事でございましたが,いろいろな手段があろうかと思います。渋滞の緩和や交通の利便性が向上し,また観光振興にも役立つのではないかと考えますので,さらなるご検討をいただけるようお願いしたいと思います。  (2)に移りますが,都市軸道路の延長と,先ほどお話が出ました供平板戸井線などについてです。  都市軸道路は,既にふれあい道路まで開通してきておりまして,県道取手豊岡線と天神北のところまで今も使えるようになっております。その先ですが,利根川の方に向かって土地も確保されているようですので,こういうところこそ,市民のアクセスを考えれば,一日も早くつないでいただけるよう工事を進めていただきたいと,このことを強く県に申し上げていただきたいと思います。  さらに,供平板戸井線の土地買収の現状と今後の見通しはどのようになっているのかも,お伺いしたいと思います。  これからの道路政策は,ただすいすい走りたいからといっているわけではございません。このことにより,より市民が暮らしやすくなり,また,今ある企業は経費も時間も短縮でき,さらに,新たな企業や大学や観光施設などが誘致されやすくなると考えるから,何度も取り組んで言うわけです。真剣に,具体的に考えていただける部署とかはどちらになるのか,また,検討委員会のようなものはできないのか,その辺も伺いたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) 都市軸道路につきましては,全体延長で,茨城県の場合 9.9キロメートルございます。そのうち守谷市内分につきましては 5,220メートルという形の中で,今,トンネルの暫定供用でございますけれども,おおよそ 2,500メートルが供用開始されているところでございますが,ことしの夏以降になると思いますが,トンネルが本格的に上り車線も供用開始になる予定でございます。今年度,そのほかに,今お話に出ました取手豊岡線までの工事を進めるという形でございますけれども,予算の関係がございまして,今年度で終わる話ではございませんで,今のところ取手豊岡線まで開通の見通しは立っていないと。これは過日,まちづくりセンターの所長が市長の方に今年度の事業概要につきまして説明をしていただきましたけれども,その中でも,取手豊岡線までまだ見通しが立っていないという状況でございます。  特に,都市軸道路で一番利用したいのは,やはり利根川を渡すということが一番の,守谷市民にとっては一番の利用かと思いますけれども,まだ残念ながら千葉県側はそこまでの段取りには至っていないと。千葉県側につきましては,全然見通しさえもつかないという状況でございます。当然,茨城県にとりまして,この都市軸道路といいますのは,千葉県,埼玉県とを結ぶ重要な路線でございますので,県の方としましても,千葉県の方と一緒になった形の中で,なるべく早く進めたいという形で進んでいただいておりますけれども,現実的にいつの時点で利根川を超えるという問題は,見えてこないというのが現実でございます。  今,市長からありましたとおり,この都市軸道路につきましては,私ども建設課が窓口になって作業を進めさせていただいております。事あるごとに,そういうような早期完成を望んでいるところでございますけれども,なかなか現実的に難しいというのが今の現状でございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 私も部長のところ,また都市整備部に伺わせていただいて,本当に県と何度も交渉している様子を伺い,また見知っておりますので,もっとやってくれと言いたいのですけれども,やっぱり言わせていただくということになってしまうと思います。なるべく早くから,ぜひ早くというふうに,少しトーンを上げていただきまして,予定が立たないのをいつまでも,見通しのつかないところを待っているのではなく,できるところまで,ぜひ豊岡線のところまで延ばしていただけるよう,トーンを上げて県にお願いしていっていただきたいと思います。  最後の項目になりましたが,美しい守谷の河川敷の有効利用について。  守谷が誇る景勝地の一つは,ゆったりと流れる川の風景ではないでしょうか。特に鬼怒川,利根川の河川敷は,対岸の千葉の方より自然が美しく保たれているように感じます。週末には岸からウオータージェットが水面に出たり,バイクでモトクロスを楽しんでいる姿が見受けられます。さらに,美しい畑と水田が広がり,緑濃い岡を背景に豊かな守谷らしい風景が広がっています。守谷市では,この緑の保全と河川敷の有効利用についてどのようなお考えをお持ちでしょうか。  また,先日発表にもなりましたが,高野の瓜代付近での市民農園としての活用のアンケート調査もなされているということです。市民農園や観光農園などのお考えはございますでしょうか,お聞かせください。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) 私の方からは,先ほどスマートインターチェンジとか,取手豊岡線というお話がございましたので,それに関連して河川ということで,稲戸井調節池のことについて少し述べさせていただきたいと思います。  稲戸井調節池の整備事業は,ご存じのとおり,国土交通省が行う治水事業でございまして,あの 450ヘクタールのところでございますが,稲戸井調節池を設置するということでございまして,議員おっしゃるように,残された貴重な,いわば自然的なといいますか,景観的な資源でもございます。TXで東京から利根川を渡ってきますと,一番先に目に入ってくる景観ということでもございますので,守谷市のイメージアップに役立てるとともに,TXとの関連づけ,あるいは癒しの空間として,今後市民の皆さんや団体の皆様から意見を聞きながら活用を図ってまいりたいと思います。  今,何点かご質問がありましたけれども,その中の1点ということでご回答させていただきました。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) ありがとうございました。  市民農園の話は今出ませんでしたけれども,高野の瓜代の方に考えているということで承知しております。また,観光農園等も,地元の農家の方たちも希望されている点もあるということなので,それについて把握しているところがございましたら,お聞きしたいと思いますが。 ○議長(又耒成人君) 川名議員に申し上げますけれども,事前の通告はされていますか。  川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 河川敷の有効利用という枠の中でしたので,具体的にまだ進んでおられなければ,またこの次にさせていただいても結構です。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 河川は,今,企画の方で話したように,国土交通省で稲戸井調節池ということで買収しております。半分ぐらいは買収できたと聞いておりますけれども,将来,洪水対策の遊水池ということで,ただ,上流部分に市の方で活用できるというか,そういう公園的な整備も可能だと聞いておりますが,まだ,これははっきりしてございません。なるべく今のままのような形で残していただきたいということと,我々が守谷の財産のように思っているのは斜面緑地,斜面地がちょうどTXが入ってくると両側に広がっていますから,何とかあれは残しておきたいなと思いますので,できれば市の財産として,将来的には市有地にするべきだろうと思っております。これは市民の財産として,市が持つべきだろうと。全市民のものという考えからすれば,市有地として買収していただくのも一つの手だろうと思いますけれども,今のところはお金の手だてができませんから,いつになるかわかりませんけれども,そういう計画でいきたいと。ただ,緑地には指定させていただいておりますから,もし売却という場合には,まず市の方に相談をしてくださいということでお願いをしております。  瓜代の方の農地につきましては,市民農園的なものができないかということで,現在,アンケートがどこまで進んでいるか,まだ把握しておりませんけれども,そういったことも計画をしております。特にTX等ができて,相当市民の皆さんもいろいろなところに畑を借りてつくっているという方もいらっしゃいますし,これだけ東京から近くなれば,遠くの方からも日帰りで幾らでも来られる地域ですから,そういったことも考えられるなと思っております。  観光農園というのは,私もちょっと聞いておりませんからわかりませんが,ひょっとすると,常総広域の建てかえのところの話かなと,その辺については,そこではそういった話もちょっと出ておりますが,なかなかこれは難しいところがございます。 ○議長(又耒成人君) 川名敏子君。 ◆3番(川名敏子君) 多岐にわたっての質問に答えていただきまして,本当にありがとうございました。  協働のまちづくりでこれからも美しい守谷が保てますように,共に汗を流していきたいと思います。きょうはありがとうございました。以上で終わらせていただきます。 ○議長(又耒成人君) これで川名敏子君の一般質問を終わります。  ここで5分間の暫時休憩をいたします。                午前11時43分休憩          ──────────────────────                午前11時50分開議 ○議長(又耒成人君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  通告順位2番の平野寿朗君,登壇を願います。  平野寿朗君。               〔13番平野寿朗君登壇〕 ◆13番(平野寿朗君) 雨にぬれてアヤメを見る,これは非常に粋なものです。雨は空気の汚れをすべて落として,いろいろなものを美しく見せてくれます。  実はきのうアヤメまつりなのですが,市役所に車を置いて,雨の中を少し歩いてみました。二つ目的があったのですが,一つは自分の健康管理。山本部長がおっしゃったように,男性がちょっと太り過ぎだということですから気をつけているわけです。もう一つは,きょうの一般質問と関連があるのですが,立沢の屋敷林を見てみたかったということで,歩いてみて,これは大成功でした。すばらしい屋敷林が立沢地域には残っております。これは永年残してほしいなと思いながら歩いて,きのうはスケッチブックを持っていないのが残念だなと思いながら,しばし見とれて,現地に10時に着くつもりだったのですが,10時20分ごろおくれて着くはめになったわけです。ということもあって,気分がよくてアヤメを見たのできれいに見えたのか,こういう感じがしました。  と同時に一抹の寂しさも感じたわけであります。と言いますのは,この議会の初めに黙祷をさせていただきましたけれども,商工会長である大久保 進先輩があの場にいらっしゃらないんだなと,そういうのをつくづく,あの場に行って感じました。  私はたまたま岩井にもお店を持っていたこともありまして,大久保 進先輩が議長をやられているときに,岩井に通っていたものですから,その前段で,あそこの事務所にいらっしゃるときには,よく車をとめて,30分,1時間といろいろな雑談をさせていただきました。いつもお茶を出してくれたり,コーヒーを持ってきてくれたり,何かといって用があるわけではないのですけれども,時々寄らせていただいて,特に私は守谷に住んでいなかったわけですから,守谷市のことをいろいろ大久保先輩にはご指導をいただいたわけです。それが,あのアヤメまつりの場に行って,初めてまた寂しさを感じたわけです。しかし,大久保さんへのご冥福を祈りながらも,感謝を込めて,私は私なりに一生懸命議会の一員として務めようという決意をしたわけでございます。  さて,そういうふうにアヤメを見たのですが,こういうことを聞いたことがあります。アヤメとかハスの花というのは,泥沼の中に咲くからこそ美しいんだと,こういうことを時々お聞きします。だれがどのようにおっしゃったかはよく覚えていないのですが,きょうの私の一般質問のテーマは,美しいこと,美について,こういうのがテーマでございます。  そういうことで質問1に入らせていただきたいと思いますが,住んでみたい守谷市,こういうことでいろいろな民間の調査の中でも,住んでみたいまちというところで守谷市が上位に,ここ数年ランクをされているわけです。この四半世紀を考えてみますと,ちょうど四半世紀ぐらいに人口が3倍ぐらいに膨れ上がっております。これは,とりもなおさず,つくばエクスプレスが通るよということを前提に開発行為が進んで,住宅が進んでいったわけですが,このような大きな変化の中でTXが昨年の夏に開通をしたわけですが,この中で変化がどういうふうに起こってきたのかということを,まず最初にお尋ねしたいと思います。できるだけ具体的に五つぐらい上げてみていただけたらと思いますので,どうぞよろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) 昨年8月に開業いたしましたTXに伴いまして,どういうような影響が出たかということでございますけれども,まず,顕著な事例といたしましては,国土交通省が2006年に公示地価を発表してございます。それによりますれば,新聞紙上にも掲載されましたけれども,住宅地における14.2%という大幅な地価の上昇があったことでございます。  次に,TXの開業に伴いまして,守谷駅周辺の整備状況も刻々と変わっているところでございますけれども,その駅周辺の中にマンション建設が計画をされてきております。これは一時期からしますと大きな変化であろうと思ってございます。  さらに,道路網の整備に基づきまして,ロードサイドへの大規模な商業施設が進出されてございます。今現在,既存店5店ございますけれども,新たに2店舗が計画をされるということ,これらはすべて守谷駅から約3キロ以内に計画,あるいは実施されております。そういう中に「商業施設新聞」というもの,5月の30日に発行されたものがございまして,流通激震地を行くということで,茨城県の守谷駅周辺が上げられてございます。これによりまして,利用客については非常に利便性があると,要するに生活の中で買い物,利便施設がふえてきているということもうたわれてございますけれども,半面,供給過剰ということも懸念されているところでございます。  以上,大きなところがそのくらいかなと思います。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  だれしもそういうことを考えるであろうし,また,それだけ守谷市というのは注目をされてきたのだろうと思うのですが,そこで,ぜひ,そういう中で私たちが守谷市の中で改善の方向を探っていく,あるいはどういうまちづくりをやっていくのか,こういうことを考えてみたいと思いますので,ぜひお答えいただきたいと思います。  まず最初に,私が議員になって10年,都市計画審議会に入ってみたいなと思いつつも,やっと委員にさせていだたきました。初めてこの前1回会議に出たのですが,その中での私の受けとめが少し執行部の皆さんの,いわゆる審議会の中での事務局の皆さんと受けとめが違ったように思って,あるいは私の受けとめ方が間違っていればたださなければならないのですが,ぜひその辺を伺ってみたいのです。  この中で幾つかあるのですが,二つに絞って言いますと,一つは,この審議会の中で, 165平米の土地に建ぺい率,容積率が40,80だという認識が私の中にあったわけですが,それを 165平米で50, 100にするよという提案がされたわけです。いろいろ議論をして いまして,途中で,いやそれは 180平米だったということになったのですが,私は,問題は,なぜ 165平米を40,80で提起されたものが間違っていたと事務局が気がつかなかったのかなというのが,一番大きな疑問点であります。  なぜかというと,みずき野が建築協定から地区協定に変わるときに,この話はございました。40,80の建ぺい率,容積率,これを角地は少し緩和をして50, 100にしてあげたらどうかとかいろいろな議論があったわけですけれども,しかし,やはり40,80にしようよということを議論しまして,僕は40,80でやったからこそ,守谷市の中の空間といいますか,きれいな町並みが残せていると思うわけです。今度 180平米が50の 100にするということですが,これであっても僕は40,80でいいのではないかという思いも,個人的には意見はあります。一つはその点。  もう一つは,実はこの審議会の中でマンション計画の説明がございました。これはある意味では,我々は議会でもお知らせをいただいているからわかっていたのですが,その中で報告ということで,審議事項ではなしに報告という形で,マンションがこういうふうに建つ計画だよということをおっしゃいました。その中で高さ制限のこともおっしゃいました。ここは高さ制限がないよと。ここはあるよと。あるよという意味は,議論した結果,高さ制限で移ってもらうべき人は移ってもらったよという説明があったのですが,その説明をいただきながら,事務局の方から,皆さん専門家がいらっしゃるのだから高さ制限については意見をお聞きしたいということで,そういう議論なんだろうかなと,ちょっとどういうふうに私発言していいかあのとき戸惑ったのですが,いろいろ口を出す方ですから発言をしてしまったのですが,それは仮に見直しの議論をやるのだったら,やるなりのルールは要るのではないかと,そのときは感じたわけです。  この2点について,ぜひ,あの議論はどうだったのかと,いまだに疑問に残っていますので,お願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 正午になりましたが,このまま平野寿朗君の一般質問を続行したいと思いますが,よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(又耒成人君) それでは,引き続き一般質問を続行いたします。  都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) まちづくりの大きな変化といたしましては,南北団地の開発でありますとか,民間デベロッパー,こういう開発に伴いまして戸建て住宅ができてきたということで,緑豊かでオープンスペースも兼ね備えた部分が,まちづくりができてきたということでございます。  半面,先ほど話が出ましたけれども,TXの影響に伴いまして,マンションという話も出ておりまして,一部低層住宅中心のまちづくりにそぐわない部分が出てきているというのも事実でございます。  まず,戸建て住宅について,建ぺい・容積率について先に述べさせていただきますけれども,市の基本的な考え方といたしましては,先ほど冒頭触れましたが,戸建て住宅を中心としたまちづくりをしてまいりました。その基本が先ほど出た40,80というパーセントでございました。その中にありまして,バリアフリーでありますとか,あるいは二世帯住宅,さらにはもとの用途が 200であったということがあったりした中で,時代のニーズというようなものもも入れながら,最低敷地面積 180以上の場合には建ぺい率50%以内,容積率 100%以内という形をとっている地域もございます。  どういうところかと申しますと,久保ケ丘4丁目,あるいはけやき台地区がそういう考え方になっているところでございまして,西友楽市につきましては,建ぺい率60以内,容積率 100以内という地区計画をしているところもあるところでございます。  それと,先ほど出ました高さ制限につきましては,駅周辺の住宅地A地区,B地区につきましては,高さ制限をとってございますけれども,住宅地地区につきましては高さ制限がございません。したがいまして,マンションの建設の中で高さが大きな問題になるということから,都市計画審議会の中で議論をいただくのも一つでしょうということで,提案をさせていただいただけでございます。いろいろな意見があるかと思いましたので,そういう提案をさせていただいたということでございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) そうすると,今から都市計画審議会の中で,高さ制限のないところについては議論をするという提案だということになりますから,そうですかということで持って帰るしかございません。しかし,それにしては,僕はそれの理由が要ると思うのですよ。審議会で決めてきながら,また見直すよというのだったら,こうこうこうだったから見直しをしたいというものがなければ,その審議会にかける意味が非常に不十分ではないかということを,あのときに問いただしたわけです。そのことも伝わっていないから,なかなか意思疎通というのは難しいなと思いました。  それから, 165, 180の件についても,今おっしゃったとおりのことが審議会で流れたわけです。私は,なぜ 165で最初にそういうふうに50, 100で提案されたか,これを疑問に思わざるを得なかったということなわけです。最終的に 180でやるところもあるし,何回繰り返してもしようがないのですが,そこはぜひもう1回お願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) 先ほども申しましたけれども, 165平米につきましては,40の80というのが基本的な考え方をしてございます。それと,薬師台2丁目の件につきましてですけれども,この件が先ほど議員が言われた都市計画審議会の中で話の出された地域でございます。これにつきましても,ハウスメーカーが土地を取得したときに,公団が50の 100以下という募集をしてございましたので,その辺のことで提案をさせていただきましたけれども,私どもの方といたしましては,ハウスメーカー,幹事でありますけれども,幹事ハウスメーカーの方に,市として設計の段階から40の80で設計をしていただけないかという要請文を出してございます。したがいまして,まだ決定はしてございませんけれども,先ほど言いましたような基本的な考え方に基づいて進めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  多分僕の受けとめ方がまずいのだろうと思いますので,またゆっくりこのことは,このことの中身でぜひ議論をしたいと思います。そうでないと,つじつまの合わないまま,私だけならいいのですが,どうも釈然としないまま終わりましたので,それはそれで先延ばしにしましょう。ここでできないことは,またここだけでやらなければならないということでもないと思うのですが。  それで,なぜそういうことを申し上げたかといいますと,これはこれで,議論は議論でしたらいいと思うのですが,実は先ほど変化は何かということでおっしゃいました。私もそのようなこと,同じようなことを思います。と同時に,この前の一般質問でも申し上げたことがあるのですが,守谷市につくばエクスプレスが開通をした,あのときにセレモニーとしてあそこのビアガーデンで,市の執行部の方,議員も含めて一杯みんなで飲んだことを覚えていらっしゃると思うのです。そのときに,ここにいらっしゃる,例えば下村総務部長や弘澤教育部長もよくおっしゃったのですが,ビールを飲みながら,「守谷じゃないみたいだ」,こういうふうにおっしゃったのですね。そのとき私ははっと思ったのですが,私の受けとめ方がやっぱり違うな,守谷市の人はそういうふうに大きな変化だと受けとめているなというのを,反省の意味も含めて言っていた。  例えば,この前の審議会の中でもこういう議論がございました。マンションが利根川を超えないという話があったんだと,よく引用されます。これは最初の冒頭のごあいさつの中で市長もおっしゃいました。市長のおっしゃるのは,それだけ変化が大きかったよ,変わったよと,僕は受けとめているのです。それだけ注目されるようになったよと,守谷市の価値は上がったよと。  後で高さ制限のところでこれが出てきますと,いやそういう議論があったから間違って高さ制限をしなかったんだともとれるわけです。余計僕は疑問に思ったわけです。同じことを言っても,意味と当然違ったようにとれることがあるんだなというのを,つくづく感じたわけです。  そこで,ここで否定の否定という書き方で,これはまずかったなと思って,もっといい表現なかったかなという反省もございます。議会事務局から,これでいいんですかという問い合わせがありました。そうしてくださいとお願いしたわけですが,これは一つの考え方の問題をテーマにしたと,言いかえれば飛躍的にという意味でございます。  ちょっと横道にそれるかもしれませんが,物事の議論のときに形式論理学と弁証法という言い方でよく議論をすることがあります。これは哲学議論なのですが,1足す1は2だよというので形式論理学,弁証法というのは1足す1は2であると同時に2でないと答えるのですが,これは日常生活上は1足す1は2であると同時に2でないと,えらいややこしくなってきますから,これは必要のないことで,大概は形式論理学で全部済ませることが正しいのですが,ところがこれで説明できない問題が出てくるわけですね。これはアルキメデスと亀でよく説明されるのですが,アルキメデスという足の速い選手がいて,亀がゆっくり進むけれども,アルキメデスが亀を追っかけていく。亀よりアルキメデスの方が絶対的に速いんだけれども,絶対亀を追い越すことができないというお話が形式論理学では成り立ってくるわけです。これは時間とともに,1時間たつと半分だけ距離を縮める,また1時間たつと半分縮める,速いのは速いんだけれども,永遠に追いつけないという,それは形式論理学では説明できないよという意味で使うわけですが,そういう意味で,私は私自身の反省も含めてですが,守谷市にこのつくばエクスプレス電車が通ったということの大きな意味は,周りの外部環境も含めて見れば,数百年に1回の大きな変化ではないかと,最近考えていくようになっています。だから,マンションが利根川を越えて建つようになったという意味は,僕はもう少し反省を,僕自身も込めて考えてみる必要があるなと最近考えているわけです。  といいますのは,やはりまちづくりというのは総合的なものでございまして,まちづくりをどういうふうに考えるかというのを,そういう大きな変化の中で今後の守谷市と考えていく,そういうのをうまく言おうと思って,ちょっと格好つけて否定の否定みたいにやったので,これは全く余りよくなかったのですが,飛躍というけれども,暫時的に進化をするとか,変化をするというのでなく,大きく変わるという意味で言えば,全国の日本人の人口が減になっていく中で,守谷市だけふえていく。これは驚異的なことだろう。そういうことがあるから過剰なまでにスーパーやいろいろなものが集中してくる。こういうふうに見るべきだろうと思います。その中で,私たちはまちづくりをやっていく。そういう問題意識を我々自身が,あるいは市の職員がどう持つかというのが,僕は課題のような気がしたわけです。そういう意味で,この前の都計審の議論には少し疑問といいますか,しっかり議論したいなと感じているわけです。  2と3の中長期的に考えたをまとめて申し上げてみたいと思うのですが,では,中長期的に考えたまちづくりの土台ということで,私は最初にこういうことを申し上げてみたいと思うのですが,経済学者のケインズが株式投資は美人コンテストだと言ったわけですが,私はある意味ではまちづくりも美人コンテストではないかと思ったわけです。特に住みやすいまちを,民間の調査会社や何かがいろいろまとめてみていただくということを考えると,美人コンテストに違いないと思います。  この美人コンテストということで言えば,これも最近つくばエクスプレスが通ったこともあると思うのですが,議会には随分他の市町村から研修がふえております。その中である議会の皆さんが守谷市を研修にお見えになって,それに議会も対応しましたが,執行部の方,職員が3人が対応したと。たまたまその職員が3人とも女性であったと。そして,ずっと議論をしていく中でこういう質問が出てきた。最後の方で,「守谷市は美人ばっかり採用するですか」という質問が出たそうです。それにどう答えたか。間髪を入れずに,「おっしゃるとおりです」。さらに,「守谷市はその度合いによって出世が決まっています」と答えたといいますから,お見事と言う以外にございません。  なぜこういうことを申し上げるかと言いますと,このやり取りには多分その中身が,美人というのは総合的に見るんだというのがわかった上で,討論がされている。年齢とかそんなものは全く関係なしに,美人というのは,顔がきれいでスタイルさえよければいいというものではない。これはコンテストに出る最低条件である。後は教養があって奥ゆかしさがあったり,いろいろなことが兼ね備わって初めて美人と評されるわけですね。
     僕も絵をかくのが好きですから,いろいろな美術館を見に行くわけですが,特に女性の美人像をずっと見ていると,その中には優しさもありますが強さというものを感じます。そういうことをわかった上で,守谷市の職員は,初めて対面した議会の質問者に対して,そのとおりです,イエスと答えられたのだろうと。こういう気構えといいますか,市の職員の意志統一,あるいは我々自身の意志統一が要るんだなと反省をさせられて,お聞きをしたわけです。そのときには,本当にお見事だなと,見事な答弁をしたなと感じました。  そういう意味で,まちづくりということを総合的に考えてみますと,幾つかございま す。例えば水と空気,これがきれいでなくてはならぬ。これは,守谷市に住んでいらっ しゃると余り気がつかないかもわからないけれども,私は38歳まで瀬戸内海の島で生まれて,橋続きですけれども,しかし工業地帯で働きましたから,水の汚さ,空気の汚さをつくづく38歳まで感じながら育ってきました。これは逆に守谷市にいる人にはわかりにくいと思うのです。水が,化学工場がいっぱいあるのですが,海が本当に真っ赤になるので す。この色です。この机の茶色になるのです。1週間に2回ぐらい真っ赤になる。これ は,それだけ汚水が出るということもあるのですが,特に汚水の色というより,プランクトンが死んでこういう色に,赤潮といっていますけれども,それが何年も何年も続くのです。あるいは空気です。公害防止条例が非常に緩やかでしたから,あそこにはいわゆる太平洋から瀬戸内海への工業地帯,石油工場や化学工場がいっぱい並んでいますから,例えば私が,今は合併して違っていますが,新南陽市で働いていたのですが,3万人のところに大きい化学工場トーソーがあって,そこに僕は働いていたのです。そこの従業員が,正社員が 3,000人ですけれども, 6,000人の下請,約1万人の労働者がそこで働いている。3万人の新南陽市で。そういうところです。ですから,空気は物すごく汚い。目が痛いことやくさいことはしょっちゅうなのです。  そういうことを考えると,本当に空気がきれいで水がきれいでということ,あるいはこれ長々と余り申しても申しわけないと思うのですが,緑と美しい町並み,あるいはインフラ整備,あるいは教育や子育て支援,あるいは防災や防犯の問題,あるいは病院や老後の問題,あるいは文化,芸術,そういう総合的に見てまちづくりというのは美人コンテストだろうと思うわけです。そういう意味で言えば,全体的にそういうものを考えたことを,今後考えていく,当然今までも考えていらっしゃったのでしょうと思いますが,ぜひ私の反省を含めて,守谷市につくばエクスプレスが通る,僕の場合には十二,三年前に守谷市にお世話になったわけですから,北団地もみずき野も全部整備がされていたと。今の守谷市と余り変わりないときに入ってきたものですから,余り大きな変化は,逆に感じていなかったわけです。ところが,やはりビールを飲んだときに部長が「守谷みたいじゃない」ということをおっしゃったのですが,これは大きな変化だったな,人口減のことを考えると,関東といえども今から新しいこういう大がかりなお金をかけた鉄道なんて,多分できないだろうと考えた場合に,しかも,守谷市が東京から32分で秋葉原に着くよということを考えた場合,大きな変化だなというのを最近つくづく感じるのです。  この前,北千住で自分の東京の新宿の方にいる息子と食事をしたのです。そして終わって別れる際に,北千住で別れようと思ったら,息子いわく,「お父さん,これ守谷に帰った方がおれ近いよな」と言うわけなんですね。そのときにもどきっとさせられました。守谷というのはそういう位置にあるんだと。  その中でのまちづくりという意味で言えば,先ほど五つの変化というのをおっしゃっていただいたわけですが,僕はぜひ職員の意識改革といいますか,それぞれ個人差はあってもいいと思うのですが,議員としての僕自身もそうなんだけれども,そういうことが僕は少しおくれているのか,おくれてついていっているんだなというのを,僕自身が自分のことで感じているわけです。  先ほど申し上げました3人の職員のように,強くイエスと言える。これはなかなか,初対面の方にあなたは美人ですねと言われたら,はいそうですと,これはなかなか言えないですね。これはすばらしいことです。こういう問題意識をぜひ持つべきではないかと思います。そういうものを考えている中で,景観法についてお伺いしたいと思います。  これは昨年の7月か6月ですか,景観法が全面的に施行されまして,この景観地区の取り決めについて中身を読んでみますと,今までの建築協定や地区協定よりも随分内容が豊富になっていると言いますか,建物だけでなしに,工作物やその他までも一定の規制で誘導していくようなまちづくりにもなっています。このことを守谷市としてはどう受けとめてこれから発展させていかれようとしているかを,お伺いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部次長笠見吉代君。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) まず,景観法の策定状況について触れさせていただきたいと思います。  策定状況でございますけれども,一昨年の3月に市民の対象の方々に委員の募集をさせていただきまして,11名の方々に参加をいただいておりまして,平均月に1.何回という形で勉強会,さらには現場の確認,それから,望ましい景観,そういうところを今やってございまして,基本計画の素案的なものもできてまいりました。現在,条例の案を,内部の中でワーキングをつくりまして勉強をしているような状況でございまして,今年度の9月に上程できるよう,努力をしているところでございます。  その中に,どういうようなものを景観として大事にしていくかという議論がされてきてございまして,中心的なまち,にぎわいや快適性,そういうものがある駅周辺を大事にすべきであろうと。  それから,守谷市の特徴であります,皆さんが言われます緑,屋敷林,そういう水と緑を少し景観の中でうまく位置づけできればいいなというところでございまして,まだ具体的な地区の指定でありますとか,そういうところには至っていない状況でございます。  いずれにしましても,早い条例をつくりまして,基本計画をその後つくってまいりたいと考えてございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) 市長にお伺いしてみたいと思います。  今,余り僕自身で少しまとまりもなくべらべら,私の考えも含めて申し上げましたけれども,基本的に私は,守谷市というのは非常に大きな変化を遂げたというのが一つですね。それは,東京に近いということが大きな力と,電車が通ったということと,そういうことを踏まえて今後の守谷市を考えてみた場合に,建ぺい率でいえば40,80, 180平米でもそれでもいいのではないかと思うぐらいに,自然を大事にしたベッドタウンにしていく必要があるのではないかと感じております。  それから,これは都計審でも少し出されましたけれども,市街化調整区域の規制ですね。これは 300平米ぐらいにしていく方向だといわれましたが,これは道路のセットバック分などを市が買い上げなくていいような規制も含めて,厳重にやって,その中で守谷市の,先ほど次長もおっしゃったように,屋敷林などを守っていく立場で自然環境をきちんと守って,そういう意味で本当に名実共に住みやすい守谷,価値の高いものという表現がいいのかどうか,そういうふうにすべきだし,そのためには,私自身の反省や問題意識の意識変革も当然大事なのですが,市の職員の意識変革というものが非常に大事だと思いますが,その辺,市長,お考えがあったらぜひお答えいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 守谷市は,先ほどお答えいたしましたように,昭和40年代から住宅公団あるいは民間のデベロッパーの開発が進みまして,50年代の後半から新しい皆さんが守谷市に住み始めていただいております。この間,ですから,今まで30年以上かけて新たなまちづくりをしてきたわけで,その中でつくばエクスプレスが入ったということで,TXの効果というのは,我々にとっても計り知れないと言っても過言ではないぐらい大きな変化だと思っております。  先ほど,昨年のビアガーデンでここは守谷でないみたいだという話は,私もそう思いましたし,新しい電車が東京と直結するなんていうのは,まず,本当に通るのかなと,我々計画をしている段階で本当に通るのかなと,都市計画決定したのは平成6年だと思いますが,当時は平成12年に開通ということでしたが,17年ということで5年おくれましたが,それでもああいう計画が5年おくれでできたというのは異例ではないかというぐらい,私は画期的な,先ほど議員おっしゃるように,百年の計とおっしゃいましたけれども,まさに守谷にとってはそれぐらい大きな変化だと思っております。  その後もいろいろな問題がございましたが,特にTXの建設が進む中では,一番バブル経済が崩壊した後,大変苦しい時期だと思いましたが,先ほどの答弁にもありましたように,ことしの地価公示では14.2%平均の地価の上昇があったのは,この近辺では守谷市だけだということでございますし,当時何年か前に組合施行の区画整理地内を買収するときにも,議会の皆さんの理解を得て買収をさせていただきましたが,その折にも絶対に土地の値段は下げるなということで,販売をさせていただいた経緯もございます。  先ほど来から議員おっしゃるように,守谷市の価値というのは,緑豊かで水がきれいで,水と緑のきれいな守谷ということが,まず大きなキャッチフレーズでもございますし,東京から40キロ圏内,まして,40分以内でこれだけ自然が残された開発されたところというのはないだろうと,自分なりに自負をしているところでございます。あるときに,よく高級住宅街といわれる田園調布の方にたまたま行く機会がありましたので,東横線ですか,私も東京に4年間学生時代いたのですが,乗ったことがなかったので初めて乗ったのですが,あれに乗っていきましたら,車窓を眺めて,こっちの方が田園調布に行くところなのかという漢字を見ながら参りましたけれども,これなら勝てると,これなら勝てるというふうに私は感じてまいりました。絶対にこの守谷のよさをわかってもらえれば,多くの方に守谷というところに住んでもらえるなと自信を深めたのも事実でございますから,そういったことをこれから進めていかなければならない。  当然,マンション業者の皆さんも来るのが,今考えれば,来るのが当たり前だろうなと思います。ただし,やっぱり守谷というのは,議員の冒頭にお話がございましたが,住みたいまち,あるいは将来に向かって子供たちが,あなたの家はどこと言われたときに,守谷と言ったときに,すごいところに住んでいるなと,いいところに住んでいるなと言われるようなまちにしていきたいなと。そのためには,やっぱり我々も勉強しなければなりませんし,当然,職員もそれなりに勉強していると,私は自負をしております。  先ほど来,だれかわかりませんけれども,大体わかりますが,3人の対応されたうちの美人の職員というのは,やはり仕事に自信を持って仕事を一生懸命しているんだというのは,体に出てくると思いますから,自信をもってそうですと答えたのだと思いますし,うちの職員はそういう職員が多いと思っておりますので,これから,まだまだいろいろな方々に対する指導や何かはあろうかと思いますけれども,切磋琢磨しながら,十分に市民の皆さんに納得いただけるような職員に育ってほしいし,我々も努力していきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。               〔「休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(又耒成人君) 1番の質問が終わるまで少々時間をいただきたいと思います。 ◆13番(平野寿朗君) では,これで1番を終わります。ありがとうございます。私も山口を離れて取手に8年住んで,守谷に12年です。守谷にかわったとき,北相馬郡守谷町で全国の仲間に年賀状を出しましたら,北だの馬だの,何だ東北に行ったのかと冷やかされた覚えがございますが,電話番号も02から始まるのではないかと言われたわけですが,最近になっては,僕の親友でなくても,守谷市というのは注目を浴びています。今,市長がおっしゃったように,本当にここで機を逸しては大事な守谷がだめになると思いますから,本当に力をあわせてまちづくりに,美人コンテストに,自信を持って手を挙げていただけるようお願いをして,1の項目を一たん終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) ただいま平野寿朗君の一般質問中でございますが,暫時休憩をいたします。午後は1時30分より再開をいたします。                午後零時37分休憩          ──────────────────────                午後1時28分開議 ○議長(又耒成人君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  本日午前中の本会議における平野寿朗君の一般質問に対する回答の一部を訂正したいとの申し出がありました。笠見都市整備部次長の発言を許可します。  笠見都市整備部次長。 ◎都市整備部次長(笠見吉代君) 平野議員の答弁の中で「提案」というような回答をいたしましたが,平成18年度の都市計画審議会の付議案件の予定の中で,建ぺい率,容積率,高さについて報告をいたしましたので,おわびと訂正をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) それでは,引き続き平野寿朗君の一般質問を続行いたします。  平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) 中学生の皆さん,守谷市議会へようこそ,心から歓迎をしたいと思います。  午前中の一般質問で守谷市長がおっしゃった,田園調布に勝てるという宣言を,私も心から支持をします。そして,その中でまた私たちもそのような働きをしていかなければならないと思います。また,そのような一般質問に中学生の皆さんがおいでになって,非常に生き生きと明るい顔を見まして,そのような展望がさらに深まるのではないかと感じております。  それでは,質問項目の2に入らせていただきます。2番目は,市民の防犯活動についてということです。  私が申し上げるまでもなく,各小学校に生徒を殺すというような文書が届きました。このときに市長と教育長のお名前で全校配布で,「2時から5時ぐらいに,買い物や散歩やその他を含めて子供を見守ってほしい」,こういう文書が出されました。早い決断で非常にうれしく思いました。あの後,すぐ私もみずき野の中のみずき野の明日を考える会の仲間たちと,そのことについてさまざま議論をしましたし,定例的になっています郷州小学校の校長先生や教頭先生とも,この前の土曜日に議論をさせていただきました。と同時に,きょう,新たに三つの提案がされております。  一つは,ミニパトカーを13校に配置をして子供たちの命の安全を守っていこう。二つ目には,防犯カメラを配置することを,学校だけでなく保育所にも検討するということでございます。また,私立の保育園,保育所にも,そういう要望を含めて補助金なども検討すると。  そこで,この「検討する」ということでございますが,きょうは本会議ですから,これをぜひやるというふうにお答えいただきたいし,また,受け取ってもいいかどうか。  検討というのは時間もかかるし,いろいろな手続があると受け取っているわけですが,検討するというのは,やらない場合もよく検討するという答弁が多いものですから,ぜひやるよというご答弁がいただけたらと思いますが,よろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えします。  先ほど議員からご指摘があった,私どもが三つの提案を朝したわけでございますけれども,それに当たりましては,実施に向けて検討するということで,実施の方向でございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  私が言うまでもなく,子供たちのとうとい命を守っていくのは大人社会の責任でありますし,とりわけ行政にとって何としても子供たちの命を守っていく,これはどういうことがあっても苦労をいとわずやり遂げたいと思います。  市長と教育長の文書の中にもございましたけれども,たまたま私もこれは防犯が目標ではないのですが,午前8時前,7時50分ごろの約10分間ぐらいですが,たまたま私は,個人的になりますが,私の外孫がよく我が家に出入りしていて,この3月までは私の家から保育所に通ったり,小学校にも私の家から通うということがありました。それが,ことしの4月から,美園から4年生と1年生の子供たちが通うようになったもので,4月になってから,朝ずっと,その見送りではないけれども,そういうことで出ているのです。  そこで感じたことなのですが,実は最初は私は自分の孫ですから,その自分の孫のために出るのもどんなものかなという気持ちが,ないでもなかったのですが,出ているうちにだんだん子供たちがよくあいさつもしてくれるようになったり,中には子供が待ってくれているという子供も出てきまして,非常にいいなと思います。そういう意味では,今度の事件がありまして変わったのを見ますと,子供たちがあの事件以来,美園から郷州小学校に七つぐらいのグループが通っているのですが,半分ぐらいのグループは親御さんがついています。名札をつけた方や,つけていない方もいるのですが,小学校まで歩いて一緒に行っているような調子ですね。  そういう意味で非常に機運が高まっていますが,このミニパトを使うということになってきますと,市民の協力も必要になってくると思います。計画でいいと思うのですけれども,例えばミニパトの運転については講習をきちんとやるとか,市民の方にいろいろな防犯の心得を持っていただくとか,そういうことが大事になってくるかと思うのですが,その辺,ありましたらお答えいただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えします。  まだ詳細決まってございませんけれども,青色回転灯つきの,拡声器つきのパトロール車,いわゆるミニパトと通称呼んでございますけれども,これを配置することによって,まず学校の安全が図られるのではないか。置いておくだけでもそれなりの効果があると理解しているところでございます。  また,学校の先生が講習を受けまして,それら車を運転等しまして見回る,それも物すごい役に立つだろう。またもう一つ,このパトロール等に協力していただける保護者等の方が講習を受けていただきますなら,保護者の方と,また先生たちが一緒になって巡回できる,そのような効果があるわけでございます。  また,それは学校の安全ばかりでなくて,地域の安全にもつながるのかなと。例えば空き巣等がいた場合,守谷に13台のパトカーが常日ごろ回っているということでから,大きな効果も期待できるのではないかと思っているところでございます。  そういう意味で,学校の先生ばかりでなくて,市役所の職員も使うし,また,ボランティアの方,学校に協力していただける方,そんな方も利用していけるような,そういう仕組みを今,考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  そこで,ぜひここのところで考えてみたいことは,今,そういう学校サポートやいろいろな形で支援が出てくると思うのですが,それをどう無理のないように,今,部長が地域の防犯にもつながるよということをおっしゃったわけですが,私も例えば孫のことでPTAで既にやっている,30分か40分なのですが,門っこに輪番で立つことを,母親のかわりに私も何回かやったことがあるのです。やってみて感じたのは,もう二,三年前の話なのですが,その期間にほとんど子供が通らなかったりというような,いろいろな課題があります。あると同時に,そのときは義務感で立っているような感じだったのですね。確かに交通安全にはかなり役立つなと思いつつ,少し無理な人には難しいのかなと感じております。そういう意味では,これをいい意味で長く継続させる,あるいは定着させていくためには,立っている人がみずから自分の問題として,自分の課題,あるいは自分もやってよかったというようなものが出てくる課題が必要かなと感じています。  というのは,私も市の防災の駅のパトロールですね,あれは守谷レスキューの一員で何度かやらせていただいたのですが,あれをずっと続けるにはちょっと無理だなという気がしているのですね。それはそれで非常に大事だし,あそこにはまだ住宅地が張りついていませんから,張りついてくれば町内会の課題として,あるいは近所の人がと,それを周りの団体が支えるというのはそれなりに役に立つと思うのですが,自分の地域で住んでいるところをやるには,かなり無理なく,わざわざ出かけていってということなしにできると思うので,そういう意味では,この機会を通じて,これを地域のコミュニケーションづくりの一つの柱にするとか,そういう工夫も要るのかなと。  また,実際にやられているのを,市民の方からご意見をいただきながら改善していくという,こういうことも感じているわけですけれども,その辺の長続きをさせる,あるいはやることによって,出てやる人自身に余り負担のかからない,こういうものを考えていることがあれば,ぜひお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えします。  現在,議員ご指摘のとおり,定着化を図るのが一番難しい問題と私ども理解しているところでございます。これといった決め手というのは,ちょっと私も浮かばない状況でございますけれども,その中でも一番は,守谷の子供たちは私たちで守るんだという意識を皆さんに持っていただくこと,それが大切だと理解しております。  それには,常日ごろから教育委員会を含めた学校の先生たちが,生徒といいコミュニケーションを保ちながら,もしくは教育委員会を含めた先生方が保護者といいコミュニケーションをとる,また,地域ともいいコミュニケーションをとる,こういう日ごろの活動が一番大切なことかと思っております。そのような中から,守谷の子供は私たちの地域が守るんだと,これを少しずつだんだん大きくしていく,これが今一番大切だと思っているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) この2の1の項目で最後の質問になりますが,午前中に私は,まちづくりというのを美人コンテストに例えて申し上げましたけれども,それは総合的にということを申し上げました。その中で,子育て,教育ということも大きな柱になってくるでしょうし,防犯ということも物すごく大きな課題になってくると思うのです。  そこで,教育長にぜひお伺いしてみたいのですが,例えばこの事件以降,一方でこういうことが言われています。取手警察署の連絡ということであちこちで出るのです,「イカのおすし」ということが言われます。お聞きになっていると思うのですが,子供たちに呼びかける防犯のことで「イカのおすし」,ちょっと正確ではないかもしれませんけれども,「イカ」は行かない,「の」は乗らない,「す」すぐ逃げる,要するに大人を見たらまず疑いなさいよということにもつながるわけですが,こういうことが一方で言われていくわけですね。そして,確かに私も朝,これは防犯を目的ではなかったのですが,たまたま4月,5月と6月の2カ月以上,朝出かけていっていますから,何となく子供の通学の状況というのはつかめるわけですけれども,最初は,やはり半分以上はあいさつをなかなかしてくれなかったのですね。ところが,続けていますとだんだんあいさつしてくれる人ふえてきたと思うのです。  一方であいさつ運動だとか,コミュニケーションだと,そういうことを教育上もやっていくと思うのですが,「イカのおすし」とあいさつ運動というのが,ある意味では相矛盾することが出てくると思うのですね。これもやむを得ないのかなと思いつつ,そういう中で子供たちを教育をしていく上での基本的な考え方といいますか,こういうことも必要になってくるのではないかと思うわけです。親が,とにかく話しかけられても返事してはだめだよとか,もちろん車に乗れなんていうのは乗ってはだめでいいのですが,そういうふうになったらどういうふうに子供がそれを受けとめるのか,その両方が子供に言われてくるわけですが,子供がどうそれを受けとめるか,これはこれで子供の成長の過程では大いに大事なことだと思いますので,教育長,お考えがあったらぜひ伺いたいのですが。 ○議長(又耒成人君) 教育長北村裕信君。 ◎教育長(北村裕信君) 今の平野議員,「イカのおすし」という子供たちへの危機回避の指導ですね,それから,日ごろからあいさつは大事なんだよという,その両者が矛盾する面もあるのではないかというご指摘ですけれども,私自身は,確かに難しい面もあるかと思うのですが,私は決して矛盾するとはとらえておりません。  「イカのおすし」も,これまで何度もいろいろな話題になりまして,誘われてもついて行かないと,それから,誘われても車などに乗らない,大きな声で叫ぶ,それから,すぐ逃げる,それから,大人や周りの人に知らせるというようなことで,これはいざというときの,そういう危機に直面したときの一つの自分の身を守る方法,手段であります。これを日常の生活の中で,常に相手に対してそういう感情で接するということは,これは非常に異常なことでありますし,人間社会といいますか,人同士が信頼し合って生活している,つくっていく社会の中では,あってはならないことだと思うのですね。  それで,私,これまでも子供たち,そして先生方にも伝えてきたのですけれども,あいさつというのは,やはり人間関係をつくる一番スタートだと思うのです。いろいろな場で人と会ったときにあいさつから始まりますね。そのあいさつによって,お互いの心のありようといいますか,心の状態がお互いに伝わるわけです。そうすると,やはりあいさつの仕方によって自分の気持ちが伝わる,相手の気持ちが伝わる,それで,この人はすごく気持ちのこういう方なんだなというのがひとりでに伝わり合うと思うのですね。それがやっぱり人づくりの面でもあいさつが基本であると思います。  そういう意味で,先ほどの「イカのおすし」は,本当に危機に直面したときの子供たちへの指導であるということ,それから,あいさつは基本的に人間関係をつくる大事なスタートのものであるということで,本当にそれを実際の子供たちの生活の場面で見たときに,大変難しい場面もあると思います。私も市内を巡回したときに,ちょっと道路の歩き方が危ないような,不安があった子供に,「危ないから道路の方に出ないようね」と言いましたら,何かけげんそうな顔で見られたのですね。  これは,相手との人間関係が全くできていないので,今の子供たちは,先ほど平野議員ご指摘のように,人を見たら何か悪い人,自分に危害を加えるような人ではないかというような,そういう気持ちもその子供にはあったのかもしれません。そういう意味で,あいさつというか,声かけ運動というのは,本当に私たちが大事にしている部分なのですけれども,この時代ですので,本当にそういう難しい面もあるのですが,私たちはやはりそれに負けずに,やはり心を育てる,人間を育てるという部分で,あいさつ・声かけ運動,本当に子供たちに繰り返し,繰り返し,そういうよい人間関係をつくる上でも取り組んでいきたいと思います。  私なりに子供たちや先生に話すのですが,まず明るく元気に,いつでも,どこでも,さわやかに毎日続けようということで,子供たちにも話したことがあるのですけれども,そういう気持ちをお互いに伝え合うことによって,先ほど平野議員おっしゃったように,本当に最初は余り反応しなかった子供たちなんだけれども,時間がたつと本当に子供の方から声をかけてくれる。そして,何か子供から近づいてきてくれる。そういう人間関係を,これからみんなの力で子供たちをそういう一人一人に育てていきたいと,そんな思いでいっぱいでございます。お願いします。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  ぜひかけがえのない子供たちの命を守るために,これは大人の責任でしょうし,あいさつ運動,その中で健やかに育つということも大人の責任が多分に大きいと思いますから,お互いに力をあわせて教育委員会でも,あるいは私たち地域の面でも,ぜひ努力をしていきたいと思います。  2番目の問題に入らせていただきます。大きい1番で申し上げましたまちづくりの中とも大きな関連が出てくると思うのですが,人が守谷市に集まるようになってくる。大きく変化をしたということを確認したわけですが,今まで守谷を通り過ぎていた水海道,岩井の方の人たち,守谷の方に向かなかった伊奈,谷和原の方の人たちが,守谷駅へ向かって集まってくるようになってくるわけです。  あるいは都会からも,そういう中で,だんだんにですが,これも最近に始まったことではないのですが,犯罪が非常にふえております。この前もたまたま私の妻も川又書店の美園のあそこで,夜9時半ごろ,9時ごろ仕事が終わってDVDを返しに行って,そのたった10分ぐらいに車のガラスをがんと割られてバックをとられたということです。お金は持っていたのですが,今までバックはそんなに立派なのを持っていなかったのですが,しょっちゅう僕は言っていたのですけれども,子供たちがお金を出し合って妻の誕生日にプレゼントしてくれた,それを横に置いていたものをがちゃんとやられたと。中身はそんなに価値はなかったのですが,もらったものだから惜しいなと。  こういう犯罪は,よく考えてみると非常に組織的な犯罪になっています。10分ぐらいに店の真ん前でやられるという。これがふえている。非常に物騒な社会になってきたなと見ていますが,会田市長がおっしゃるように,田園調布に勝つためには,防犯についてもしっかり守谷でやって,あそこはどうも行ってもやばいぞと,金にはならないしすぐつかまりそうだと,こういう体制をつくる必要があると思うのですが,市で考えている全体的な防犯のことをぜひお願いをしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 生活経済部次長寺田功一君。 ◎生活経済部次長(寺田功一君) 現在の,守谷市の防犯に対する取り組み状況についてご説明させていただきます。  安全で安心できるまちづくりというのは,議員ご指摘のとおり,今後の魅力あるまちづくりにとって非常に大切なキーポイントになるものだと認識しております。守谷市の防犯体制でございますが,TXの開業が間近に迫った平成16年12月に,守谷市の犯罪というのはかなり空き巣等の犯罪が多くなっていると。さらに,これがTXを開業してくると犯罪がふえるであろうということは,警察等からもご指導いただいていたところでございますので,平成16年の12月に守谷市防犯パトロール隊という隊を組織しました。  その中には,市内の防犯協力員,セーフティマイタウンチーム等の防犯活動を目標としている団体ばかりでなくして,地域の自警団,それから,ボランティア団体,それと学校関係の青少年育成団体,そういう方々にも皆さんに入っていただいて発足しまして,昨年のTX開業の1カ月前から,守谷駅を,まず守谷市内に新しい犯罪組織とかそういうものが張りつかないようにということで,水際で食いとめるようなことをしてみようということで,1カ月前の7月24日から防犯パトロール隊による守谷駅周辺のパトロールを,17年度いっぱい,毎日ですね,年始の3日間だけは行いませんでしたが,毎日どこかのチームが交代で,時間帯もそれぞれの都合のつく時間,昼の場合もあるし夜の場合も,朝の場合もあるということで,毎日実施してまいりました。  その後,守谷駅だけをやっていてもしようがないのではないかと,もう少し範囲を広げる必要があるのではないかという話も出まして,ことしの4月から,各守谷市内の三つの交番がございますので,この各交番を拠点にしまして,市内のどこかで毎日パトロールを行うという体制で,防犯パトロール隊,現在のところ28団体の方々に三つの交番,きょうは守谷地区交番でパトロールしているといったら,次の日は南守谷とか,南守谷を2日続けて今度は久保ケ丘に行こうという形でランダムに,いつどこでやっているかということがわからないような形で毎日実施していると。今後も,今年度いっぱい続けましょうということで,5月の30日に代表者会議で決まったところでございます。  それで,その中で出てきた問題としまして,駅周辺とか徒歩圏内でパトロールを今行っていただいているわけですが,もう少し広範囲にパトロールを実施するべきではないか。例えば自転車でやってみたい,車でやってみたいという話がございまして,その効果的なパトロールをやっていく必要があるだろうということで,現在市の方で考えておりますのは,市の方に先ほど教育部長の方からもございましたように,青色回転灯をつけましたパトロールカー,教育部長の方からは各小中学校13校に全部配車するということを申し上げましたが,そのほかに市の公用車の方にも,現在6台ほど青色防犯パトロール車として認可を取っている車両がございますので,そのパトロール車を活用したパトロール,これをやっていく必要が,市民の方々にもその車両を活用してやっていただいたらどうかということで,先日の5月30日に青色防犯パトロールの講習会を,この講習会を受けて,警察の方のパトロール隊員であるというような認定書をいただかないと,パトロール車を運行することができませんので,そういうパトロールの講習会を中央公民館の方で開いていただきまして,これは1年ごしになってしまったわけですが,ぜひ守谷市内で受けてほしいということでお願いしましたところ,5月30日にやっていただきまして,守谷市の防災パトロール隊の方々にも呼びかけましたところ,59名の方に受講していただいたと。  それから,市の職員も今後は業務で外に出るとき,こういう治安の悪化を防ぐために,パトロール車を利用しながら市内を歩こうということで,市の職員にも66名ほど受講していただきまして,5月30日のときにも市内の 125名の方々に受けていただいたと。  今後,その受けていただいた方々に,防犯パトロール車を活用したパトロールを行っていただきたいということで,市民にもパトロール車を貸し出せるように,今,規則を定めようとしております。その規則を定めましたら,市民の方に,これは市民と言いましても,先ほど申し上げましたように,パトロール車の受講をして,実施者証というあかしを持って登録していただいた身分のはっきりしている方以外には貸し出しできませんが,そういう方々に,パトロール車を活用したパトロールをしていただいて,先ほどの13台プラス市の職員,プラス一般市民という形でパトロールを強化することによって,治安の維持というか,安全で安心できるまちづくりを進めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  そこで,今,寺田次長がおっしゃったように,市民の協力を得て地域ぐるみの防犯体制をつくる,これしかないと思うのです。その場合に,私も議会の中で防災の担当でもある生活経済の委員会にいますから,寺田次長とも一緒に,昨年になりますか,柏市の研修に行かせていただきました。そこで,なるほどなと私考えましたのは,市民の方に一定程度参加をしていただいて防犯活動をより高めていく。これが本当の意味での防犯を防ぐ力になっていくと思うのですが,そういうときに,もし万が一の事故があった場合,こういうことが柏市に行ったときのいい勉強になったなと思っています。  柏市では,現職の警察の方を引き抜いてというか,市の安全対策の課長に据えて,市民の力を引き出しての防犯対策がやられていたわけですが,そのとき,なるほどなと思ったのは,そういう防犯に関する保険がかかっていたわけですね。そのためには,一人一人がきちんと自分でみずから意志をもって登録をしていただくということがやられていました。2年目からは,文書で継続するかどうかでいいよという形。要するに,ボランティアにしても市民の方がそういうことを意識をして,自分の判断で参加をしていただくということが非常に大事なことと,一定の保険。  それともう一つは,一定のマニュアル,これは既にできているものを読ませていただきましたけれども,これは非常にいいものができています。これをぜひ参加者に読んでいただくということが大事ではなかろうかと思うのですね。ないとは思いますけれども,何か事件があったら勇んで犯人を追っかけてみたりとか,そういうことによってけがをするという,ちょっとおっちょこちょいの僕などは,すぐそうなりそうですけれども,そうではなしに,やはり未然に防犯をしていく,一番は抑止力ということになってくるかと思うのですが,その辺をぜひ,保険のことを含めて,ぜひ市民にはそういう理解もいただくということがあると思いますので,よろしくお願いします。
    ○議長(又耒成人君) 生活経済部次長寺田功一君。 ◎生活経済部次長(寺田功一君) 議員から今ご指摘がありました防犯パトロール隊のマニュアル,こういうものでございますが,ことしの4月に作成しまして,基本的なマニュアル,今お話にありましたように,犯人を検挙するのは我々パトロール隊の責務ではない,あくまでも抑止力だということを一番最初に掲げまして,自分自身を守るためのパトロールによってけがをしたり,命を失ったりということのないようにということを,一番前提にしたマニュアルになっております。  それで,このマニュアルの最後の方に,現在,市の加入をしている保険で,防犯パトロール隊の活動で行ったときの事故等については対象になりますと書いてございますが,これはあくまでもパトロール隊員に登録をして,守谷市の事業の一環として行っているということが前提になっております。そういう場合には死亡保障金も,死亡した場合にお見舞金という性格のものだと思います。 500万円という形,それから,入院の場合,最高でも15万円,通院の場合は6万円という保険の対象になっております。この額が安いか高いかということになってくるかと思いますので,さらにボランティア保険等もございますので,今後,防犯パトロール隊の皆さん方と,ぜひ自費で,自分でお金を出して保険に加入したいという意向がございましたら,市の方でなるべくお金の安いもので保障の大きいものということで取りまとめたり,そういうことは今後検討していきたいと思っているところでございます。  柏市のように,今後のパトロールを行う場合にも,義務的にやる,早く言えば地域ぐるみということですので,うちの班でやるから無理やりに出すということではなくして,その班で行うということに対して,私は参加できますということ,自主的に参加していただく,手を挙げていただく,そういう形で息長くパトロールを続けていけるように,仕組みづくりも行って行きたいと考えているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 質問者に申し上げます。持ち時間が2分となっておりますので,ご承知置きを願います。  平野寿朗君。 ◆13番(平野寿朗君) ありがとうございます。  防犯ということで,暮らしの支援課も非常に範囲が広い仕事をされながらも,またこれで何かと大変だと思いますが,こういうことを通して,また市民と市役所のパイプが太くなるということも念頭に入れて,ぜひご努力をいただきたいと思います。  ぜひ今おっしゃったような方向で,息の長い防犯活動が市民参加の力でできるようにお願いしたいと思います。  そういうことが,きょう非常に一番の収穫だったのは,会田市長が田園調布に勝てると思ったと,この一言に尽きるわけですが,そういうまちづくりを我々も力を合わせてやっていくということを確認しながら,私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) これで平野寿朗君の一般質問を終わります。  次,通告順位3番の市川和代君,登壇を願います。  市川和代君。               〔6番市川和代君登壇〕 ◆6番(市川和代君) 通告3番,公明党の市川和代です。  けやき台中学校2年生の皆様,ようこそ守谷の市議会の傍聴においでくださいました。初めてですか。多分皆さん初めてのことと思います。しっかりごらんになって,お勉強していっていただきたいと思います。  さて,今回,私は4点通告をさせていただいております。  まず,第1点目の,悪を許すな。子どもの安全をみんなで守れ,という質問でございますが,ただいまの平野議員の質問と趣旨的には同じようなことでございますので,なるべく割愛をして質問させていただこうと思います。  先ほど「イカのおすし」のお話やら,あいさつのお話やらございましたけれども,本当に今回の秋田県藤里町の殺害事件を見て,なぜと,本当にどうやったら子供を守れるのか,これはだれも明快な答えが出せないような世の中になってしまっているんだなと感じているのですけれども,そんな中で,また守谷市にも脅迫文が届いたと。これはそういう卑怯な大人を許さないという,本当に腹ただしい思いが,悔しい思いがしております。  そんな中で,先ほどご答弁にもありましたように,ミニパトを13校に配置するというようなこと,防犯カメラを設置するということが,本当に迅速にというか,脅迫文が届いたときの対応も迅速でございましたけれども,またさらに子供の安全を守ろうということで,これは守谷市が,多分私が思うには,どんな財政難であっても子供の命を最優先にとお考えになる市長のご英断があってのことと感じておりますので,市長,何か一言ございましたらお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) あってはならないことだと思いますけれども,ともかく子供を守るというのは,いわゆる守谷の財産を守ることだと思います。子供たちが健全に育ってほしい,これは我々だけではなくて,地域の皆様,市民の皆様,みんながそういうふうに思っていることだと思います。何よりも日本の未来を担う子供たちですから,この子供たちをいかに守っていけるか,そして,この子供たちが将来守谷市を,そして日本を背負ってくれるかということに期待をしていきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) 本当に行政や地域やみんなが子供の命を守ることですけれども,まず,基本となるのは家庭ではないかと考えております。先ほどのあいさつの件もございましたけれども,家族で,朝起きたらみんながおはようと,そういう家庭づくりがあいさつの基本だろうと常々思っております。  それと,小さな悪というのでしょうか,それを許さないという守谷の市民でありたいと思っております。  何気ないことで,例えばTXの駅に行くときに,電車をおりてやっとたばこが吸えるなという思いで改札をおりたら何気なく一服をつけます。この人どうするのかなと思いつつ,煙を感じながら歩いてくると,結局そこにぽいと捨ててしまう。携帯の灰皿を持っていない。そういう,本当に小さなことかもしれませんけれども,市民の意識を変えるという,また子供の安全を守ろうと,いろいろな形で安全対策をとっていくわけですけれども,そこの一番の基本というのをしっかり守っていかなければいけないのではないか。大人が手本を示していく,当たり前のことを当たり前のようにしていく。それが子供を安全安心な社会に育てる,伸び伸びと育てられるという,そういう守谷のまちづくりにつながっていくのではないかと考えております。  また,家庭のあり方,これは家庭それぞれがいろいろな家庭がございますけれども,やはり,自分の子供をかわいくないと思う親もいませんし,親に心配をかけて喜ぶというお子さんもいないと思いますので,一つ一つの家庭が本当に幸せであるという家庭づくりが,守谷の安全,安心なまちづくりになると思います。  こういう考え方をしておりますが,教育長,防犯に対する家庭のあり方ということで何かございましたら,ご答弁をお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 教育長北村裕信君。 ◎教育長(北村裕信君) 私も家庭のあり方,あるいは家族の結びつきですね,これが社会の基本ではないかと思います。先ほど市川議員からもありましたけれども,家族間の事件というのが余りにも多いような気がいたします。これは,やはり家族の中でいかに親子の関係,あるいは兄弟の関係,そういうものが今ばらばらになっていると,言い過ぎかもしれないのですけれども,そういう状況が今のそういう事件を物語っているのではないかという気がいたします。  そういう意味で,学校では一人一人の心を育てる,豊かな心を持った人づくりということで,今,心の教育に力を入れて取り組んでいるところですが,本当にこの社会が,一人一人本当に信頼し合って豊かな人間社会になるように,これからも学校,それから,保護者,地域を挙げて協力して取り組んでいけたらと思います。  今後ともどうぞよろしく,そういう教育の部分でご支援を賜りたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) 次に,各学校でのことを伺わせていただきます。  安全マップをつくられているかと思いますけれども,これはどのような形で,また,どのように活用されているのか,お伺いいたします。 ○議長(又耒成人君) 教育次長五十川芳道君。 ◎教育次長(五十川芳道君) 各学校でPTAと一緒に安全マップを作成しておりますけれども,まず,高野小学校等では,親子で通学路を歩いて危険箇所の点検を行って,通学路の安全マップを作成しているということです。また,そのほかの学校でも,登校班ごとに登校班の会議を開催し,登校班で危険箇所の問題点を出し合いながら,子供の目線で安全マップを作成しているという状況でございます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) 今,お答えいただきましたけれども,私も子供の目線で,子供が実際に歩いて安全マップをつくるべきだと思っております。大人との身長の差というものももちろんありますけれども,子供の目線というのは,低学年になればなるほど見える範囲が狭いそうです。大人では見えるものが見えないと,また,幅が見えづらいと,そういったことがございますので,実際に,例えばグループをつくるなりして先生と一緒に,まず安全ということを,既にやられていると思いますけれども,安全教育をしっかりした上で一緒に歩いてみようと。それから,死角になる部分だとか,危険な箇所とか,そういったことを子供自身が確認をする,また帰ってきてからお話し合いをして,安全ということを考えさせるという,そういったことがとても大事だと思いますので,もしそういったことがまだなされていない学校があるとすれば,ぜひこの辺は取り組んでいただきたいと思います。  それから,親子で,家庭で話し合うということも大事なことだと思いますし,親子で歩いてみるということも大事なことだと思いますので,まだできていない,あるいは必要だと思う学校は,ぜひ安全マップの見直しをしていただきたいと思いますけれども,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 教育次長五十川芳道君。 ◎教育次長(五十川芳道君) 安全マップの方は毎年見直しをするようにということで,当然新入生がわかるような形で,ですから,写真などを撮ったり何かして地図上に落として,廊下などに張ったりして,そのような形で毎年毎年見直しをしていただくような形で指導しているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) 重ねてお尋ねしますが,子供が一緒に歩いてマップづくりをするというふうに,とらえてよろしいですか。 ○議長(又耒成人君) 教育次長五十川芳道君。 ◎教育次長(五十川芳道君) 当然子供が中心に安全マップをつくるということで,一緒に歩いて点検をするという形でやっていただくようにしております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君,同様の質問ですか。 ◆6番(市川和代君) いえ違います。  次に移ります。  大阪の池田小学校では殺傷事件から5年が過ぎて,また下校時の相次ぐ事件でPHS端末機やICタグをつけるなど,ハイテク技術を導入するところもあります。茨城県でも不審者情報を出していますけれども,緊急時の対応として,希望者ですけれども,希望の保護者に携帯電話にメールを配信するということはできないでしょうか。  また,防災無線のようなもので,地域の皆さんに下校時間をお知らせするとかということが考えられないでしょうか,よろしくお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 教育次長五十川芳道君。 ◎教育次長(五十川芳道君) 携帯のメール配信ですけれども,こちらについては,18年度,ことしの学校間ネットワークのシステムを取り入れるということで,現在進めているところです。  その中で,メールの配信ができるような形でやっていきたいということで,こちらもできれば9月ごろから実施したいということで,今,作業を進めているところです。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) 私の方から,防災無線の利活用というところでお答えをさせていただきますが,今現在,守谷市に設置してございます防災行政無線,これは市役所を本部といたしまして,各学校を初め17カ所の避難所に設置しております半固定式というのがございます。また,市役所の一部の車に載せてございます車載型というのがありまして,これらとの通信で防災通信用として活用しておりますので,これで放送あるいはチャイムというのはちょっと無理がございます。このチャイム,あるいは放送を流すというものは,同報無線ということで,各地域に数10本の鉄塔を建てまして,スピーカーをつけまして,これによってのものになるかと思いますけれども,多額の費用がかかるということで,現在守谷市では使用してございません。  学校の放送設備というのがありますので,これが利用できるかどうか検討してみないとわかりませんけれども,そういうものも一つやってみてはどうかなという考えでございます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ありがとうございました。  今,広報車を走らせていただいて各学校の周りは,特に下校時間だというお知らせもしていただいておりますので,お金がかからなくて皆さんにお知らせが行けばいいことでございますので,それはまた一番いい方法を考えていただければいいかと思います。では,1番の質問をこれで終わります。  次に,みんながよかったと思える介護保険にということで,3点伺います。  「ありがとう」窓口をということですけれども,介護保険料改定に伴い,守谷市の介護保険料が県内で一番高くなった。また,逆に高齢化率は12.2%と,県内で一番低いということです。ではなぜ介護保険料が高いのと疑問がわくのは,私だけではないと思います。担当課では広報に,「教えて介護保険」と題して,毎月のように介護保険についての情報を提供しています。また,介護保険制度が改正され,わかりやすい利用の手引きがつくられていますが,厳しいご意見もあるのではないでしょうか。  介護保険は,利用者自身が選んで施設と契約する制度ですから,市民の価値観や人生観によっても介護保険の運営は,市町村によって差が出てくると思います。年金から引かれる介護保険料にますます生活を切り詰めなければならないとか,保険料負担は20歳からになるのだろうかとか,いろいろな意味で不安を抱えている介護保険について,苦情でもご意見でも,提案や感謝の言葉でも何でもおっしゃってください,その中からよりよい事業につなげていきましょう,行政だけでなく市民の皆様も一緒になって今後の介護保険を考えていきましょうと,そういう意味で,何でもおっしゃってくださってありがとうという窓口,そういう意味の「ありがとう」窓口を提案いたしますが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部参事補松丸美恵子君。 ◎保健福祉部参事補(松丸美恵子君) 議員おっしゃられましたように,守谷市では一番高い保険料になってしまいました。皆様に保険料をいただいて行う介護保険事業なものですから,納得していただく制度にしなくてはならないと思います。そこで,介護保険の事業計画策定におきましては,パブリックコメント制度の導入とか,市民説明会を実施しております。さらに老人クラブや出前サロン等に出向きまして,意見等をお聞きしました。  その中にはいろいろ,どうして高いのかとかございましたけれども,あと,今議員おっしゃられましたように,広報の方にも毎月掲載しましたが,なかなか読んでいただけないとか,今回複雑な大幅な見直しがありましたので,理解しにくいという声がございますので,庁舎ロビーのところに介護保険コーナーを設けまして,広報に掲載しました,特に重要であると思われる部分をピックアップして載せて持って帰っていただけるように置きました。  また,何でもご意見をお聞かせくださいということで,意見箱も置いてございます。しかしながら,まだ10日程度なのですけれども,毎日意見箱を私のぞいているのですが,きょうも中に入っておりませんでした。  ですから,先ほど午前中に川名議員の質問の中で,傾聴ボランティアのお話がありましたけれども,耳を傾けて高齢者の意見を聞くということは,大変重要であると思いますので,今後も出前サロン,または老人クラブ等にうちの方の職員が出向いて,いろいろな意見とかをお聞きして,介護保険制度の説明と理解を求めていきたいと思います。  また,高齢者だけでなく,若い世代の方,公民館等でサークル活動をしているお母さん方,または,いろいろなサークルの場所へ出向いていって時間を少しでもいいからおかりしまして,そこで説明をしてまいりたいと思っております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ありがとうございます。  本当にいろいろな形で発信をしていただいていると思うのですが,受け手の方,いわゆる市民の方がそれをキャッチするというか,ただ高くて困ったねと言うだけではなくて,本当に苦情でもいいですから言っていただく,また発信しているものを読んでいただく,そういったとにつながって,やはり行政と市民が一体となってという,その部分ができてくるんだと思いますので,お時間のない中で出向いていくというのは大変なことかもしれませんけれども,直接話ができるということが一番いいことだと思いますので,ぜひよろしくお願いいたします。  2番目に移ります。効果は上がっているかということです。  介護保険は本人だけでなく,家族にとっても心身ともに支える大事な制度です。昔は親の面倒は嫁が見るものという感じで,介護は家族間の問題でした。しかし,今は老々介護の時代です。夫が認知症になった妻の介護をしたり,高齢の親が子の介護をしたりと,近い将来,多くの家族が直面する課題といえるのではないでしょうか。この介護保険制度は,ただお世話するということではなくて,自立支援,要するに自立を支援するということです。どんな状態にあってもより人間らしく生きる,介護サービスを受けて少しでもよくなったとか,とても楽しくなったとか,そういう何らかの効果が上がって,初めて介護保険の意味があるかと思います。  かつて私も質問させていただいた中で,お年寄りが歩いていける範囲に出前サロンを開設し,介護予防に力を入れようという提案をさせていただき,多くの出前サロンで皆さん生き生きと楽しく活動されているようですけれども,それが生きがいづくりにもなっているのかなと思っております。制度ができて6年になります。また,今年度改正がありましたけれども,規模も整って利用者も多くなっていると思いますので,効果の点,何かございましたらお願いいたします。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部参事補松丸美恵子君。 ◎保健福祉部参事補(松丸美恵子君) 介護保険の効果でございます。全国的に言われておりますのが,要介護度の低い方が介護保険のサービスを受けても効果が上がっていないということが言われております。それで,平成18年の4月から,介護保険制度改正の一つに新予防給付の創設がございます。高齢者の生活機能の改善可能性の高い対象者を新予防給付の認定者としまして,センター内にあります地域包括支援センターにおいて,保険等の専門職が介護予防のケアマネジメントを実施しているところでございます。その効果は,これから徐々に出てくることと思われます。  それから,守谷市におきましては,生活機能向上事業ということで,身の回りのことができにくくなったとか,外出ができなくなったとか,または住宅改修をしたいんだけれどもとか,生活する上での心配事とか困ったことがある場合に,相談窓口を開設しております。その相談には専門の相談員が個別に対応しておりまして,その結果,短期間,16年の7月1日から17年の12月現在までの効果ですけれども,短期間での関与で効果が大変あらわれているというような結果が出ております。 210名の方を訪問,または相談しております。その中で維持または改善された方の割合は,72.4%という結果になっております。  これからの課題としましては,この生活機能低下者の早期発見とか早期対応が重要でありますので,これからも相談窓口の周知と介護予防というのは,生きがいを持って生活するということなんだよということを市民の皆様に理解していただくということが,今後の課題かなと考えております。  それから,先ほど出前サロンの件がございましたけれども,出前サロン等に出向いていって,いつまでも元気で楽しく過ごすことができるというのも,介護予防の一つの効果ではないかと思っております。介護予防に関する地域のネットワークづくりとか,元気高齢者の居場所づくりが今後重要と考えますので,今後も出前サロン等の増設を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ぜひ出前サロンの増設,よろしくお願いいたします。  次に3点目に移らせていただきます。評価するシステムはということですけれども,今後,高齢者の増加に伴い介護給付費はますます伸び続け,支え手にはさらに重い保険料負担がのしかかると思われます。少子化の対策は,今のところ効果が上がっておりませんし,先ほど来ありますけれども,国も県も地方も財政が逼迫して,介護保険だけでなく社会保障負担費は増大し,消費税も上げざるを得なくなるかと思います。今,私たちは将来に向けて本気で知恵を出し合っていかなければならない時ではないでしょうか。  たまに聞く話なのですけれども,介護保険を払っているのだから使わないと損だよねとか,今は何でもないけれども,今のうちに認定を受けておいた方がいいよとか,また,認定が来たらできないと言うんだよと,できるふりをしてはだめだよとか,そういったことをちまたでちらほら聞くことがございます。私もお気持ちはわかるような気がするのですけれども,もっともというか,介護保険は利用してよかったと,本人だけでなくて,家族にとっても楽になったとか,そういうことで利用するためにこの保険ができたわけですから,しっかり使うべきだと思います。しかし,払うのは嫌だ,使うのはうんと使いたい,これではパンクしてしまうということになりかねませんので,適正に使う,本当にその人に合った形で効果が上がるようにと,その適正な使い方,お金の面だけではありませんけれども,適正な使い方というのが今後ますます問われていくのではないかと思います。  新予防給付が始まって,先ほどもお話がありましたけれども,地域包括支援センターが新設されました。要介護区分も変わってまいりました。そこで,この介護プラン,ケアプランをチェックするというシステム,あるいはそういう人はどうなっているのか,伺います。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部参事補松丸美恵子君。 ◎保健福祉部参事補(松丸美恵子君) 確かに適正な介護サービスをするにはどうしたらよいかということですけれども,やはりケアプランのチェックが重要かと考えております。介護給付の適正化などの取り組み,茨城県ではないのですけれども,他県での話でも,介護保険料を据え置いたとか,引き下げた市町村の例を見ますと,やはりケアプランのチェックで効果が出ているということが上げられております。  守谷市においても,昨年からケアプランのチェックを行っておりましたけれども,残念ながら,給付費を抑制するほどの件数処理ができませんでした。今年度からは,新予防給付といわれます要支援1,要支援2の方については,すべて地域包括支援センターにおいてチェックします。しかしながら,要介護1以上の方についても,チェックをしていきたいと考えております。  介護保険のプランをチェックするというと,何か点数をつけるみたいであれなのですけれども,そうではなくて,ケアプランの内容がよいとか悪いとかという評価ではなく,認定している方の状態が,維持または悪化しないようなケアプランの作成であるかどうかということを見ていきたいと思っております。事業所の管理者の方,またはそこで働いていますケアマネジャーの方,またはうちの方の行政専門職の方と,三者が共通の認識を持って適正なサービスを提供していくことが一番重要であると思いますので,毎月1回,事業所の管理者の方に役所の方に来ていただいて,勉強会またはケアマネジャーたちの勉強会を行政と一緒にやっているところでございます。  それから,住宅改修とか福祉用具購入についても,いろいろ新聞等で言われておりますけれども,守谷市におきましては事前相談というものを実施しておりますので,適正であるのかなと思っております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) とても安心しましたと言いたいところです。ですけれども,そのチェックをするというのは,だれでもできる仕事ではないと思いますので,専門的にいろいろわかっている方がチェックをしないといけないのではないかと思うのですけれども,守谷市の場合は,先ほどの質問の中でもあったかと思いますが,臨時職員が多いということですので,この専門的な仕事をするというのは,費用対効果ということも考えてのお話になるかと思いますけれども,そういう専門職の方が,先ほど 210人でしか,もっともっとふえると思いますので,その方たちがチェックをする,またいろいろお話を伺ってくる,あるいは説明に行く,そういったことで,今の状況で本当にそういったことが,今いらっしゃる職員だけで十分に手当ができるのかどうか,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 保健福祉部参事補松丸美恵子君。 ◎保健福祉部参事補(松丸美恵子君) ケアプランのチェックは,やはり専門職でないと難しいと思われます。介護支援専門員の臨時職の募集とかも広報に載せましたけれども,なかなか応募されないのが実情でございます。やらなくてはならないことですから,保健センターとも連携を図りながら,厳しいながらも頑張ってやっていきます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) では,市長,お尋ねしますが,専門職,本当に財政難という中ですけれども,私はこの介護保険をしっかり,これからどんどん高齢者がふえますので,保険料を下げるということは非常に難しいことだとは思っているのですけれども,本当に適正に使っていくという意味においては,ケアプランのチェックというのはとても大事なことかと思いますので,もし足りないようでしたら,ふやしていただくということができるでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 市長会田真一君。 ◎市長(会田真一君) 先ほども総務部長の方から答弁がありましたけれども,まだ来年の採用とか決まっておりませんし,そういう専門分野のことについては,中途の採用なども,どうしてもということであれば考えなければいけませんが,ただ,前から指示をしているのですけれども,守谷市の場合には結構保健師なども数はいるのですよ。ただ今,お休みしている方もいらっしゃいますので,離れているので,そういうことも変えなければいけないなと,いろいろこの中の調整も含めてこれも考えていきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。
     それでは,3番目の質問に移らせていただきます。滝下橋の交通対策について伺います。  渋滞解消と危険箇所の改善をということですけれども,橋のあるところは大体どこでも渋滞しがちですが,滝下橋は,大型車がすれ違うことができないということによる渋滞で,長年渋滞解消ができていないままになっています。橋をかけかえるにも難しい問題があって,一向に前に進まない状態のように思います。  また,橋だけでなく,あそこは多分通学路になっていると思うのですけれども,県道の通学する歩道の危険度というのは,本当に皆さんもご承知だと思いますが,非常に危ない道路だと言わざる得ません。このことに関して,県は滝下橋の渋滞と県道についてどのように認識されているのか,また,市としてはどのように見解をお持ちなのか,お伺いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今ご指摘の滝下橋,私もすぐ近くに住んでおりますので,十分その危険性とかそういうものにつきましては理解をしているところでございますけれども,今まで市としましても,供平板戸井線という形の中で,供平板戸井線の促進といいますものを,10年ぐらいになりますか,事あるたびに県の方にお願いをしてきた経緯がございます。ただ,残念ながら,この供平板戸井線が国費補助が入っておりません。県単の事業でございますので,予算がつかないと。ついても 2,000万円, 3,000万円とかという数字でございますので,今現在のところ,竜ケ崎土木事務所の考え方としましては,まず第1に国道 294号線の4車線化と乙子交差点の早期完成ですよと。その後ですよという形ですけれども,今申し上げましたとおり,県単事業でございますので,非常に予算的に厳しいと。  私もよくよく考えてみますれば,今,橋のかけかえですね,これで約40億円かかる見込みでございます。そうしますと,供平板戸井線全体で約9キロございますので,そのほかに用地買収から工事費ですと,もろもろ合わせますと,これはあくまで私の試算ですけれども,恐らく 150億円前後ないと完成できないのだろうと思っております。  そういう中におきまして,お隣の常総市が合併をいたしまして合併特例債という形の中で,内守谷の工業団地からきぬ総合運動公園ございますけれども,そこまで合併特例債を活用して整備を考えていますよという情報が入りましたので,4月に担当課長と常総市にお邪魔をいたしまして,その状況を聞いてまいりました。今年度から着手するという形でございますので,それを受けまして,4月の17日に竜ケ崎土木事務所長に,わかっているかもしれませんけれども,こういうような情報がありましたのでという形でお話をしてまいったところでございます。  県の方としましても,先ほど申し上げましたとおり,かなり厳しいという形で,私どもも今まで供平板戸井線の早期完成という形の中でお願いをしてまいりましたけれども,常総市のそういう動きがございますので,私どもの方としても,では市として,今まで高野地先から進んできておりましたが,その整備の優先順位につきましても県の方とご相談を申し上げ,それから,一部新たに25メートルの道路をつくるのには,先ほど申し上げました莫大なお金を要しますので,市長の方からも例えば高野地先のあの瓜代周辺ですね,ああいうところですと新たにつくるよりも現道がありますので,周辺に住宅もありませんので,現道拡幅とか,そういう方法論もあるのではないのという形のものが指摘されておりますので,今月,県の道路建設課の方と,どういう方策が考えられるのか,そしてまた場合によっては市の方でどういう形にするか,さらに進めたいのか,助役と一緒に県の方と打ち合わせをしていきたいと考えております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ありがとうございました。  本当に滝下橋は,あの景観はすばらしいと思っているのですね。お金がないということで,私も本当にそうなんだなと思ったのは,あの滝下橋を三つに分けてか,今塗りかえをしていますけれども,一部分だけで終わってしまったと。なぜかと言ったら,今年度の予算がそれだけですよということで全部はできないんだというお話を聞きました。昭和30年にできた橋だと思いますので,橋の安全性も大丈夫なのかなと。もちろん,補修とかは当然していると思いますけれども,そういう意味においても滝下橋,あんなに大型車が通って大丈夫なのかなという心配もしたりするところです。  橋のかけかえというよりも,滝下橋はそのまま残して,それで常総市でやっているところに便乗するというか,本当にそういう形でできたら,かけかえだともう1本橋をかけて,またつくり直して壊してという余計なお金がかかると思いますので,新たな橋をつくるという方向でぜひ考えていただきたいと思います。  そこでちょっと問題になるかなと思うのは,新しい橋をつくるに当たって,地域の方たちの反対ということもあるようにも聞いているのですけれども,その辺はいかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) 今,市川議員から,どこという反対という形の中でお示しがありませんでしたが,私の記憶によりますれば,この供平板戸井線に関しましては,松前台道路問題協議会というものがございます。こことは,市長も毎年,今までですと供平板戸井線が全然進捗がないのですけれども,それらの報告を兼ねまして意見交換をさせていただいております。その中で,当初,松前台道路問題協議会でもすぐ近くに通られるの困りますよと,どちらかといえば反対という意見が強かったのですけれども,今現在は決して反対というよりも,どういう話になるか,条件になるかわかりませんけれども,逆に条件の方に傾いてきているのが事実だと思います。ただ,松前台の皆さん方も,この問題に興味のある方はごく少数の方でございますので,その後,どんどん新しく転入なされておりますので,共通認識かというと,そこまではいっていないと思いますけれども,今のところ,昨年の協議会等の話し合いの中でも,声を上げて反対という意見は出ておりませんので,少し時間はかかるかもしれませんけれども,ご理解はいただけるものだと認識しているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) そういうことであれば,本当に早く,県にも市の熱意ということがしっかり伝わっていって形になればいいなと思っております。  さて,渋滞のこともそうですけれども,橋をかけるというのは,1年や2年でできる話ではありませんので,それはそれとして,渋滞よりもまず第一にやってもらいたいとすごく思ったのは,あの道路の改善です。皆さん,あそこを自転車で走ったことがございますでしょうか。私も質問するに当たって,朝晩の交通量を調べてきましたし,それから,昼と夜,自転車で自宅から滝下橋の先まで走ってみましたけれども,本当に危ないのです。夜などまして危ない,危ないというよりも,あそこを普通に通っていることが不思議だと思うぐらい,私は決して自転車が下手だとは思っていませんけれども,そういう思いをいたしました。  人にやさしいまちづくりとか,自転車で市内を走ろうとか,そういう方向でまちづくりはされているわけですけれども,そうであれば,せめてあの危険な道路は何とか早く直していただきたいと思います。特に,学びの里の信号のところから滝下橋に至る歩道の,あそこは歩道というよりもU字溝の上を走っていると言っても過言ではないかと思うぐらいの狭い道路ですし,それから,車道からU字溝に水が流れていくように,ちょっとカーブになっていますし,でこぼこもしていますということで,何度危険だと言っても言い過ぎではないぐらい危険と思われます。  それから,板戸井の丁字路の信号と張替食堂との間,あそこも,その中でも危ないと感じました。もしあそこで自転車が転んだら,死亡事故につながるということは間違いないと言ってもいいぐらい,通るのに危険を感じてきました。拡幅ということは無理でも,せめて早急にあそこの道路というか,歩道の部分だけでもきちんと直していただきたいと思いますが,いかがでしょうか。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  今,議員からご指摘のありましたとおり,ここは非常に危険であるというのは,私も,そして竜ケ崎土木事務所も認識しているところでございます。  ただ,市の方としましても,以前からずっとここにつきましては,要望を申し上げてきたところでございますけれども,議員からありましたように,用地拡幅がちょっと難しいという形の中で,U字溝の上を便宜上歩道みたいな形にしているというのが現実でございます。やはり,先ほどの滝下橋の新たなかけかえもそうですけれども,全体的な形の中で,当然滝下橋から学びの里,場合によっては常総広域の入り口までですね,それから,高野地先の先ほど申し上げました現道拡幅等の問題も含めまして,竜ケ崎土木事務所,それから,県庁の方と打ち合わせをさせていただいた中で,どういう解決策があるのか,やはり用地が生み出せないという形になりますれば,何らかの形の手法をとらざるを得ないと思っておりますので,その辺も含めまして,再度県の方と調整をさせていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ぜひよろしくお願いいたします。  早期実現のために今すべきことはということで,先ほどの部長のご答弁にもこの問題は既に入っていたかと思いますけれども,何でもやるときには時が大事かなと思いますので,合併特例債を使ってやられる,そこの先をやってもらえばいいということですので,ぜひ実現に向けて,市として今取り組むべきことをお話いただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 都市整備部長橋本孝夫君。 ◎都市整備部長(橋本孝夫君) お答えをさせていただきます。  先ほども申し上げましたけれども,4月の13日に常総市を訪問いたしまして,常総市のところですと,内守谷工業団地でとまっております。内守谷工業団地から守谷市との行政界につきましては,わずか 300メートルでございますけれども,これの見通しはまだ立っておりません。守谷市側に入りますと,新たな,ひこうせんの前のところに予定されております橋を含めまして 1.3キロメートルぐらいで北守谷板戸井線からの延長ですね,滝下橋につながるところまでつながりますので,常総市の方としましても,内守谷工業団地から行きますと玉台橋1本に絞られてまいります。ここも,やはり今でも渋滞がしているという中で,しかもこれから守谷駅というものに向かって行く皆さん方が多いと。それから,内守谷の工業団地,坂手の工業団地,それから,大野の工業団地という形の中で,あそこへ通勤なさる方のルートでございますので,できれば守谷市の方でそういう形のものをやっていただけるようになれば,我々も一緒になって進めさせてくださいという形の中でお願いをされてきた経緯がございます。  そのことを踏まえまして,実際に竜ケ崎土木事務所長の方から,常総市は土木事務所が違いますので,そういうところにお願いをした経緯もございますし,たまたま先月,取手市で水防演習が行われましたときに,そのとき小川県会と隣に座りましたので,そんな話が出てまいりまして,小川県会の方からも,常総市出身の県会の方に一緒にお願いしますというお願いをした経緯もございます。  いずれにしましても,常総市,守谷市,お互いに手を組んで県の方に働きかけていきたいなと思っております。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) ありがとうございます。   294も,それから,乙子立体交差もめどが立ったというか,20年度で大体終わるのだと思いますので,次のときには必ずここに橋がかかるという,そういう事業を望んでおりますので,よろしくお願いいたします。  では,最後の質問に移らさせていただきます。  税の公平性についてということで,徴収率が低迷している原因は何かということでお尋ねをいたします。  2004年度の決算に基づいて県がまとめた個人市町村民税の徴収率は,守谷市も全国平均よりもわずかに下回りました。低迷している原因と,収納推進室が設置された効果について伺います。 ○議長(又耒成人君) 総務部参事補大徳 清君。 ◎総務部参事補(大徳清君) お答えいたします。  最初に,滞納状況等を含めた内容で説明いたします。  守谷市の現年課税分の収納状況でございますが,議員ご指摘のように,県内では98%を超えているということで比較的高い収納率を示しております。しかしながら,滞納繰越分を合わせますと,その率もかなりダウンしまして,例年滞納繰越額については6億円を超えているということで非常に問題になっているわけでございます。  この原因でございますが,行政側の面と納税者側の面,両面で見た場合ですが,最初に行政側で見た場合,一つには,滞納者に対する取り扱いが,いわゆる滞納処分関係で財産差し押さえ処分をするとか,そういったことが今まではなかったという点があったのかということですね。それらが,いわゆる不十分であったのかなと思われることが一つに上げられます。  二つには,滞納者に対する初期の対応が不足していたのではないかということですね。  三つには,いわゆる交渉方法ですか,それらについて熟知されていなかったのかということが上げられます。  一方において,納税者側から見た場合ですが,一つに,滞納者の納税意識が希薄であると。いわゆる納税者には,滞納者ですが,納税困難者と納税怠慢者ということで上げられるわけですが,怠慢者の関係で述べています。いわゆる納税意識が希薄であると。  それと二つに,企業のリストラあるいは臨時,パートなどによって,雇用の不安定から極端な収入減によって滞納になっているという傾向が見られる点。  それと,三つですが,今までは滞納処分ということで,冒頭申し上げましたように,そういったことがなかったということで危機感がなかったという点が考えられております。  そういったところが,どうも滞納につながったのかなということでございます。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) わかりました。本当に私もここで問題にしたいと思うのは,この納税怠慢者でございまして,払おうと思えば払えるんだけれども,払わないで済ましている。済ましてしまいたい。そういう人がいるということが,納税は国民の義務ですから,それをほっかぶりしてしまうということを許してはいけないと思います。  次に,続けて伺いますけれども,その収納率アップの目標値と方策ということで,この方策について,本当に困難者に対して納税方法なども相談を受けて分割でということでやられていると思うのですが,悪質な滞納者に対して,今後毅然とした態度で臨んでいただきたいと思いますし,逃げ得ということは絶対に許してはならないと思いますので,この2番目の目標値と方策ということで伺います。 ○議長(又耒成人君) 総務部参事補大徳 清君。 ◎総務部参事補(大徳清君) いわゆるご指摘の逃げ得であってはならないわけですので,不公平な問題がかかわってきますので,そういうことをなくすためにも,まさに実態調査を行っております。いわゆる一つには家族構成とか,あるいは財産状況,勤務先,滞納の状況調査,二つには保険調査を含めた預貯金調査,三つには不動産の登記状況の調査,それと現場に行ってきちんと確認し合うということで,4点を上げて,総力を挙げております。  徴収率のアップの目標値ということですが,当然昨年の4月に収納推進室を立ち上げておりますので,そういったところで,いわゆる滞納をいかになくしていくかということは我々の職務でありますので,滞納繰り越しにならないように,早期に対処するということが我々の職務なのかと思っております。したがって,いわゆる1カ月おくれ,2カ月おくれ,だんだん人間というのはおくれてしまうと納税が面倒くさくなります,そういうことにならないためにも,早目の対応というのは当然必要ですので,そういったところでの気配りを当然やっていかなければならないかと思っております。そういったところをきちんと対応していかなければならないということで進めております。  では,どういうふうにして我々はやっているかというと,昨年ですが,実績状況を申し上げますと,いわゆる差し押さえ処分関係を現実に行い始めました。預貯金とか,あるいは出資金,給与等を含めて57件行っております。不動産については6件ほど行っております。これで63件ほど,いわゆる滞納処分を実際に行っております。  茨城県の茨城租税債権管理機構でも,やはり49件ほど行っておりますので,合計しますと 112件ほど現実に滞納処分を行っております。結果的には,守谷市だけの滞納処分によっての収納実績ですが, 546万円ほどの納税をしていただいたということもあります。  今後もそういったところで,納めなくても済むようなことであってはならないわけですので,毅然とした対応というのは,収納推進室及び,実は昨年12月に全庁管理職,これは全員ですが,管理職の皆さん方にご協力を願って,いわゆる全庁的な滞納整理を行うということで管理職全員が滞納整理を行っております。今後も,管理職の方には大変申しわけないのですが,すべての職員でこういう事態を打開していこうということで,全員一丸となって対処していきたいと思っておりますので,よろしくお願いします。 ○議長(又耒成人君) 市川和代君。 ◆6番(市川和代君) どうぞ,よろしくお願いいたします。  住んでよかった,住み続けたいまちとは,心根のよい人たちが住んでいるまちだと思います。自分さえよければという生き方は必ず行き詰まってしまうし,住みにくい社会をつくります。私たちは,私たちのまちは私たちがつくる,そのために悪に対しては絶対に許さないという市民力とでもいうようなものがとても大事なのではないかと思います。  今,けやき台中学校の皆さんが帰られましたけれども,私たち大人が自分の行動を通して次世代の子供たちに善悪を教え,子供たちが伸び伸びと育つ安全で安心なまちづくりをしていきたい。このような思いで今回の質問をさせていただきました。  これで質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) これで市川和代君の一般質問を終わります。  ここで10分間,暫時休憩をいたします。                午後3時10分休憩          ──────────────────────                午後3時20分開議 ○議長(又耒成人君) 休憩前に復し会議を再開いたします。  それでは,引き続き一般質問を続行します。  通告順位4番の梅木伸治君,登壇を願います。  梅木伸治君。               〔12番梅木伸治君登壇〕 ◆12番(梅木伸治君) 通告4番梅木伸治でございます。  今回は前回に引き続き,公民館の有料化反対という立場での引き続きの質問,また,有料化に当たっての市民アンケートをいたしました。それについて,市民の声を議会に届けるという公約どおり,それをこの場で質問したいと思います。また,3点目は利根左岸の今後の展望ということでございますが,今回は先に子供たちの脅迫の文書ということもございまして,防犯に関しては随分ほかの議員の方々も詰め寄っているのかなという感じがしております。そんな中で,実は私,消防団に所属しておりまして,第4分団の分団長まで経験させていただきました。そんな中で,パトロールでは青い回転灯で走ると,またそれは講習を受けなければならないという説明が議会の方にされたのかなと思うところでございますが,消防団の車は赤い赤色灯,それをぐるんぐるん回しながら私たちが乗っているわけです。もちろん緊急車両ということもあるのでしょうけれども,やはり,防犯の抑止力という点においては,赤い回転灯は盛り上がるのではないかと,素人がてら考えるところでございますが,今回この文章,通告の中にはありませんが,事前になげ話はしておりますので,議長,そこの部分,答えられる範囲で結構ですが,質問させていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 梅木君の質問を続行してください。 ◆12番(梅木伸治君) この赤の消防自動車と青のパトロールカー,ここらに関しての何かあれば,もちろん総務部長は知識豊かですから十二分に答えられるかと思いますので,ひとつお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) 消防団の車を防犯のためにある程度使ってはどうかということかと思われます。  それほど,私,知識豊富ではございませんけれども,手元にある資料から察しますところ,消防組織法というのがございまして,その中では,これは消防ですから消防の火災予防に関する業務は行っていいことになっていますけれども,これを防犯のパトロール,それから,防犯広報活動に使うと,あるいは交通事故防止に使うというのは,消防の方の業務ではないということから好ましくないと解釈をしているところでございます。  ただ,火災予防を行う一環として,本来の業務に付随した形でそういった,結果的には防犯の活動になるということはいいのかなととらえる部分もございますので,ただ,消防組織法というのがありますので,それを一番に考えていただいて行っていただくのがよろしいかと思います。  また,団員がそういった防犯に協力したいということ,これも別に問題はないと思いますけれども,その中に参加するに当たりましては,消防に関係する公務災害補償,こういうのも値しません,適用されません。また,消防の制服を着用することもできないと,そんなふうに理解しているところでございます。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) ありがとうございます。  突然の質問ではございますが,明快なお答えをいただきましてありがとうございました。いずれにしても,消防団員は市民の生命,財産を守るという志が非常に強い,自分が入っているからということではないのですが,意識が強いと思いますので,その使い方,大義名分という言葉もございます。ぜひとも,何か一案を考えていただければと思っております。  それでは,本題の公民館有料化についてでございます。  私,市民アンケートをとったざっくりの数字でございますが,約3割が賛成,1割が条件つきでと,そのほかは反対という数字の歩どまりかなと思っているところでございます。しかし,現在,サークル活動とか非常に熱心に,ボランティア活動も含めてなさっている方にとっては,やはりどのくらいのお金がかかるんだということもございますし,存亡の危機も考えられると,非常に危機感を持っているサークルの方も多いです。  また,公民館の設置及び運営に関する基準(案)でございますが,この中では地域の実情を踏まえた運営,地域住民の声を十分に踏まえた公民館の運営がなされるように努めるものだと,これは中間まとめに対する意見書といったものがホームページで出されておりました。  そんな中,サークル活動で有料化になると,しかし公民館まつりの際のボランティア,また,草刈り,こういったものをお願いしているわけですね。今後は有料化になった場合は,市,いわゆる行政側からあれをしてください,これをしてくださいというのを一方的に飲み込むのはちょっと素直になれないよということがございます。草刈りについて,どのくらいのお金がかかることになるのか。例えばサークルの人たちにそれをお願いしない,草取りは草取りだと,サークル活動はサークル活動,そこはお金を取るものは取るんだ,草刈りは例えばシルバーに頼むんだという線引きをしてしまうということになると,それ相当のお金がかかるのかなと思います。その金額に関しては後ほど紹介していただくとともに,そして,いわゆるサークル活動が,公民館という場所を使って草取りをするというボランティア活動,奉仕の思いをはぎ取ってしまうのではないか,芽をつんでしまうのではないかという思いもしております。  有料化に当たっては,市長の方から前回の議会の中で,事を起すに当たっては市民の納得できる,また喜んでくれる,もう一度考えてから始めるという指導をしているという答弁が前回されておるようです。この辺も含めて,市民に対する,そういうボランティアに対するものをどういうふうに対応していくんだと。でき得れば,私は,公民館の草取りをしてくれるサークルの人たちには,それ相当のメリットもあってもいいのかなと思うところでございます。この辺,トータル,現在の3月の一般質問でも答弁しましたが,そのときから若干時間は,3カ月過ぎているわけです。現在の経緯ですね,状況,今の私の質問も含めて答えていただければと思います。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えいたします。  今議員からありましたサークルの活動についての懸念,それから,草刈り等ボランティアをしていただいている件,それらを含めまして現在の状況ということでご報告させていただきたいと思います。  まず,講座などからできたサークルに対して,今,私どもどのように考えているかと言いますと,サークルなどの仲間づくり,これは大変なものでございます。皆さんが協力してできた活動でございます。市としても,ぜひこれは後押ししていきたいと考えているところでございますので,講座などからできたサークルに対しましては,安定した活動ができるように,一定期間使用料を免除するとか,そのような方向で今検討しているところでございます。  また,草刈り費用について調べたところでございますけれども,公民館で見たところ,約 1,000名の参加をいただいておりました。本当にありがとうございます。この費用につきましては,いろいろ私ども計算しますと,やはりある程度高額な金がかかるだろうなということは予測されるところでございます。ちなみに,実際に各サークルボランティアがやった面積とか時期とか回数とかいろいろ異なるものですから正確には出ないところでございますけれども,大体50万円前後が助かったのかなと,私ども見ているところでございます。  それから,このようなことについて,私どもでサークルに対してやっていただいていることは,各公民館運営まつりというところで,本当に協力してやっていただいております。このようなことから,私どもといたしましては,現在,サークルにつきましては,月2回予約のこととか,年間を通して予約していただけるとか,そういうことで今対応している状況でございます。  現在の状況はおおむねそのような状況でございます。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) 前回,減免,減額ということも答えにあったような気がするのですけれども,その辺というのは,その後はある程度固まってはきていますか。
    ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えします。  基本的な考えを今まとめている段階でございますけれども,具体的にこの団体は,このサークルは減免になるかというのは,今後の作業でございます。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) まず,来月から利用者に対してしっかりした説明をする,また理解を求めるんだというのが時間軸で公開されておりますし,減免またはそれに関するサークル活動への支援という言葉もありましたから,ぜひとも市民が納得した金額であり,なおかつ,市民に対して十分なる説明,これを怠ることなく,7月,8月はやってほしいなと思っているところでございます。  今回の一般質問でも,絶対反対という立場は私しかいないのかなという感じがするのですが,市民の声の中には,かなり手厳しい言葉もあります。やはり,自分たちはどれだけ経費削減に寄与しているんだと,職員はどういうことをやっているんだということもございます。それは後に質問の項目にまた加えて,次の項でやりたいと思いますが,結果的に市民に血を流せと,お金を出すんだということであるならば,ここは真っ向公民館に指定管理者制度といったものを導入して,行政側も血を流せという思いがあります。  そして,指定管理者に対して今回条例が出ておりますけれども,今後の展開の中に指定管理者制度の入っていく,例えばどういう民間が使うかわかりません。どういう組織が使うかわかりません。運営するかわかりません。だれが手を挙げるかもわからない。しかし,その中には職員は絶対入らないように,第三者から見て天下りという言葉にならないように,ぜひとも精査をしながら,私は行政側も血を流す,いわゆる指定管理者制度ということを考えてもらってもいいのかなと,最後つけ加えたいと思います。  次に移ります。市民アンケート,声なき声を議会にということでございます。  市民の目線の中で,今回出てくるわけでございますが,一つはマラソン大会でございます。マラソン大会は,市民の方どんどんボランティアでやってくださいという形で協力を願っていると。がしかし,片やある団体に関しては,日当という形が出ているのかなと,それは市が直接払うのではないかもしれないけれども,やはり出たことによって,費用弁償なり日当なり出ている人もいるのではないのかという市民からの声がございました。これはどういう方々ということは,今,質問の中に盛り込みますけれども,例えば費用弁償,日当を市が払っている方がいるのか,もしくはある団体を介して払ってもらっている方がいるのか,そこを質問したいと思います。 ○議長(又耒成人君) 教育部長弘澤 廣君。 ◎教育部長(弘澤廣君) お答えいたします。  ハーフマラソンの際の日当と思いますけれども,守谷のハーフマラソンでは,医師や看護師に対しましては報酬を支払っております。それ以外につきましては,主催者から日当等は払っておりません。  また,その中でそれ以外の体育指導員や交通指導員,これらについても日当は払っておりませんので,ただ,その中で交通指導隊員,これにつきましては暮らしの支援課が主管でございますので,年活動に対しまして年報酬で一括で支払っている,そのようなものはあると思います。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) 市民の目線から見て,日当をもらっている人がいたり,自分たちはボランティアだと,働かされたりという思いはないとは思いますけれども,そういう差異が,先ほど言ったボランティアの芽を摘むようなことがあっては困るのかなと思いますので,その部分に関してはぜひとも神経を使っていただきたいと思います。  続きまして,新聞購入というところでございます。  公共施設の中で,新聞があんなに読むのというほど新聞がとられている。市民の目から見て,「毎日新聞」だとか「読売新聞」だとか「朝日新聞」をとれば大体1日の情報はわかるだろうに,しかし,幾つもの新聞をとっていると。経費削減はいいんだけれども,例えばその新聞を目的に公民館に来たり,市の庁舎に来たりという人は,まずないでしょうと。暇つぶしに読んでいるようなものでしょうと。そういったものに関して,そういうお金をかけるのはどうなのですかということがありました。  それと,民間は例えば,たばこですね,中で吸えない健康云々とありましたけれども,民間の場合には外に出て携帯用の灰皿でたばこを吸っていると。しかし,市の庁舎の中には,これは幾らなのかちょっとわかりませんが,結構高い金額なのでしょう,そういうたばこを吸うための機械が設置されていると。こういうものは本当に市民の目から見てむだであるのではないかという意見が来ております。これに関して回答をお願いしたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) お答えいたします。  まず,新聞でございますが,以前はかなりたくさんの新聞をとっておったのですが,かなり数年前以上,10年以上になるかと思いますけれども,精査をしまして,できるだけ少なくということでした経緯がございます。  公民館につきましても,主要の新聞の3大新聞程度,それから,スポーツ紙が1部か 2部程度だと思うのですが,これも市民の方のために置いてあるわけでございまして,暇つぶしの方もいますでしょうし,たまたまコンサートか何かで来たときに,待ち時間のために読むというようなこともあるかと思います。本当に要らないものであるかどうかは,ちょっとここでは申し上げられませんけれども,公民館の利用者の方々にも多少なりともご意見等も聞きながら,今後その結果については判断していきたいと思っております。  それから,喫煙機械の購入でございますが,先ほどお金がどのくらいかかっているのかなという疑問がありましたので,当初は26台を買いました。税込みになりますけれども, 298万 9,350円という金額でございます。  この購入した経緯でございますけれども,平成14年の8月2日に健康増進法というのが公布されまして,その中で,学校あるいは官公庁におきましては,受動喫煙の防止をするために必要な措置を講ずるよう努めなければならないということが規定をされております。そんなところから,庁舎あるいは公民館,学校に設置したものでございまして,特に学校,公民館につきましては,やはり中でもまずいだろうということで,すべて取り払わさせていただいております。庁舎におきましても,お客様のためのということで,数カ所は部屋をつくって置いてございます。  この機械の方,処分できるものであれば処分したいなと思っておりますが,なかなかいい方法が見つからないのが現状でございます。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) 今,約 300万円のお金をかけてやったと。しかし使われていないところもあると。まさに市民の目から見ると,非常にむだ遣いであるのではないのと,もう少し中長期的なものの考え方や,やはり物を買うときには精査した方がいいんじゃないのと思うのは当然なのかなと思うところでございます。  市民の声に関しては,あともう1点,職員の名札に移ります。  市の職員の名札ですが,ぶらぶらぶら下がっていて,決して見やすい名札になっていないと感じるのは,自分も感じるところです。やはり名札というものは,自分の氏名とか,少なくても何課であるというものを相手側に,市民に対して見せるということが大切なのかなと思います。決してICカードではありませんから,少なくても写真も必要ないのかなと,人の名札をつけている者はまずいないでしょうから,ユニバーサルデザイン,そういう細かなところでも主観的なものが必要であると。これは市民の声として,職員の名札,今後今の形は変えた方がいいのではないかという意見がありました。私も賛同するところでございます。この辺のお考えを示してください。 ○議長(又耒成人君) 総務部長下村文男君。 ◎総務部長(下村文男君) お答えいたします。  この名札は守谷ではトップクラスというか,一番早く取り入れたものかなと。各自治体小さな名札であった時代に,いち早くうちの方はこれを取り入れさせていただいて,今はこれが主流であるのかなと。企業においても同じような状況であると思っております。  これも改良に改良を重ねてきたつもりでございまして,確かに遠くから見ると名前等も見づらいとは思いますけれども,結局,名札を遠くから見るというだけのことではなくて,応対している目と目の前で,1メートル,2メートル程度の離れたところでお客様と対応して,私はだれですというのがわかればいいのかなという感じもしますので,それほど大きくしなくても見えるのかなと。目の悪い人にはまたあるのでしょうけれども,その辺のところもありますので,また,これを改良するにはお金がかかるようでございまして,ちょっと金額はわからないのですが,その辺のところも勘案しまして,ちょっと検討させていただきたいと思います。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) 正直言って,部長の名札わかりません。若干乱視なのですけれども,そういう意味では,この字ぐらい大きいとは言わないけれども,見えるように,特に自分の目線でものを言うのではなくて,目の悪い方も世の中にはいっぱいいらっしゃいますから,その人にも十分配慮したような形にすべきであると。  また,外に出たときに名札を外している職員がいるという話もあります。自分の身が危険なのかもしれませんが,拘束している時間,仕事をしている間は必ずするべきかなと思います。名札に関しては,形は少し検討いただいて,いい方向に進んでいただければと思います。  3番目,利根左岸の今後の展望。最後の質問になりますが……議長,暑いので上着を脱いでいいですか。 ○議長(又耒成人君) はいどうぞ,クールビズですからどうぞ。 ◆12番(梅木伸治君) 済みません。  最後ですが,利根左岸の今後の展望ということで,実は私,利根左岸に関しては非常に勉強不足でありました。ことし利根左岸の特別委員会の委員長ということを受けて,さらに勉強させてもらったところで,いろいろわからないものが出てきたり,そんないい場所なんだという,大切な場所なんだということも,今回勉強になってわかりました。  歴史をたどりますと,昭和24年,利根川改修改定計画によって,調整池としての位置づけがあったと。また,昭和44年,利根左岸開発対策特別委員会の設置があったと。その後,年に一度程度でしょうか,その特別委員会が開かれているようです。  また,市民側の目線で言いますと,やはりその利用をしている方は非常に多い。先ほどもこの場所に触れていた,質問にあったところもありますけれども,水上バイク,守谷高校のマラソン大会,モーターパラグライダー,軽飛行機,ラジコン,オフロードバイク,さまざまな陸と水を使った一大レジャーランドなのかなと思います。  そんな中で,守谷環境情報ネットワーク推進協議会が,過日,利根川ワークショップというところに招かれて伺いました。そのときに,この場所には非常に自然がたくさんあるんだということも勉強させてもらいましたが,そこの利根左岸に関して,環境の情報提供が不足されているとか,環境団体間での情報交換ができにくいとか,行政と市民との間に隔たりがあるとか,学識経験者の活用がされていないというさまざまな課題が,この推進協議会の中で取りざたされました。  そんな中,この稲戸井調節池の経緯と現状,また,買収もしているのですね。この買収率とか今後の展開,過去も含めてちょっと紹介していただければと思います。 ○議長(又耒成人君) 総務部次長笠川悦範君。 ◎総務部次長(笠川悦範君) お答えいたします。  稲戸井調節池整備事業につきましては,国土交通省が主体の事業で,利根川増水時の治水を目的として調節池を設置するものでございます。これは現在の計画でございます。  これまで,やはり二転三転といいますか,いろいろな計画の変更がなされてきまして,以前は利水の計画があったのですが,現在は純然たる治水事業で調節池の設置ということになってございます。  概要を申し上げますと,面積は約 448ヘクタール,計画治水用量は約 2,800万立方メートルでございます。現在の状況ですけれども,今,お話にもありましたように,計画地内の用地買収を進めている状況でございます。買収率につきましては,平成17年度末で約53%でございます。  また,用地買収と並行して工事の方も進めておりまして,現在,調節池の囲繞堤を整備しております。囲繞堤というのは調節池の周りの土手でございます。その中には越流堤等も含まれるということでございます。  今後の展望ということでございますが,やはり貴重な景観資源として活用していきたいと考えております。先ほども申し上げましたけれども,TXが茨城県守谷に入ってきて初めに目に飛び込んでくる景色でございます。そういう意味で,TXとの関連づけ,市のイメージアップ,あるいは癒しの空間ということを考えまして,今後,市民の方々や団体の方々に意見を聞きながら,市としての計画を策定していきたいと考えております。 ○議長(又耒成人君) 梅木伸治君。 ◆12番(梅木伸治君) 非常に時間がかかっていると思います。  先ほど申し上げたように,44年に特別委員会ができ,また,その改修,改堤計画は昭和24年と,それこそ代がかわっているのではないかと思うぐらい時間がかかっていると。これは国策だということなのでしょうけれども,やはり企画の方で思い切ってがんがんやってもらわないと,国策というのは多分順位があるでしょうから,そこの順位をどんどん上げてもらって,やはり早い時期にここの整備はしてほしいなと。そして,私が思うところでは,自然があり,例えばオフロードとかバイクとか,そういうものもあると。そういうものを一帯のレジャーランドにしてしまって,環境破壊的なものがあるならば,お金を取って,そしてそのお金を,今後の自然はほうっておけば自然は残るとは思いません。お金をかけなければ自然は残りませんから,そういう一体的なものの考え方をしながら,特区でもつくって一もうけしていただければなと思うところでございます。  今言うところに,これはかなりお金も長い時間とともにかかるのでしょうけれども,ぜひとも国策の方にてこ入れしてほしいなと思っているところでございます。  国策といえば,来年夏に参議院の選挙もございます。水戸市長の岡田さんは,参議院の方に出馬をして国の方で活躍していると。県南の地域からも,ぜひとも参議院議員でも輩出して,国策を守谷の市の方に導いていただければなと思っている一人でございます。だれかれという指名はしません。決して順番がつっかえているということでもございませんが,やはりそういうことも視野に入れていただいた活動もいいのかなと,私の個人的な思いをつけ加えて一般質問を終了したいと思います。ありがとうございました。 ○議長(又耒成人君) これで梅木伸治君の一般質問を終わります。  本日の一般質問は,これをもって終了し,あすは通告順位5番の川又昭宏君から続行したいと思います。ご異議ありませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(又耒成人君) 異議なしと認めます。よって,本日はこれで散会いたします。                午後3時52分散会...