潮来市議会 > 2022-06-09 >
06月09日-03号

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  1. 潮来市議会 2022-06-09
    06月09日-03号


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    令和 4年  6月 定例会(第2回)     令和4年第2回潮来市議会定例会議事日程(第3号)                        令和4年6月9日(木)                        午前10時開議日程第1 市政一般に関する通告書-----------------------------------出席議員(15名) 議長15番   箕輪 昇君   副議長 6番   小峰 進君    1番   佐々木 徹君      2番   志村 一君    3番   石田裕二君       4番   阿部慶介君    5番   兼平直紀君       7番   飯田幸弘君    8番   平田健三君       9番   飯島康弘君   10番   田崎 清君      11番   笠間丈夫君   12番   藤崎忠徳君      13番   薄井征記君   14番   今泉利拓君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        原 浩道君   副市長       庄司敦子君   教育長       横田直樹君   市長公室長総務部長                               額賀 浩君   市民福祉部長福祉事務所長     建設部長      常井俊宏君             茂木 衛君   環境経済部長    榊原 徹君   教育部長      塙 誠一君   建設技監兼都市建設課長       環境経済部参事併任農業委員会事務局長             吉川秀樹君             若槇和昭君   企画調整課長    草野吉広君   総務課長      村田政子君   社会福祉課長    沼田武男君   観光商工課長    河瀬由香君   農政課長      篠塚伸之君   生涯学習課長    吉川増夫君-----------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長    打越伸是君   局長補佐      山田晴美君   書記        小林 肇君   書記        大塚麻菜美----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(箕輪昇君) 皆さん、大変ご苦労さまです。 これから本日の会議を開きます。 本日の会議におきましては、3密回避のため、途中で適宜休憩を挟み行いますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ご報告いたします。本日説明のため出席した執行部の職員は、原市長以下、ただいま着席のとおりです。 なお、説明のため、途中で執行部職員が入れ替わります。                         (午前10時00分)----------------------------------- △市政一般に関する通告質問 ○議長(箕輪昇君) これより議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に関する通告質問を行います。 通告質問については、質問事項ごとに初めの質問は大項目を一括で質問し、一括で答弁願います。再質問がある場合は、項目ごとに一問一答方式により行います。また、質問については、議会会議規則を遵守の上、質問願います。 参考までに申し上げます。質問は簡明に行い、議題の範囲を超えてはならないこと。また、同一議題については3回までとする。ただし、答弁の内容によってはこれを超えて認める場合もある。質問は市民の立場に立ち的確に、答弁は簡単明瞭に的を射てお願いいたします。 傍聴されている皆様に申し上げます。潮来市議会傍聴規則を遵守の上、私語または談笑はしないようお願い申し上げます。-----------------------------------佐々木徹君 ○議長(箕輪昇君) それでは、1番、佐々木徹議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 佐々木議員。     (1番 佐々木 徹君 登壇) ◆1番(佐々木徹君) ただいま議長より質問の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 それでは、大項目1番、今後の自治会はどうあるべきか。 昨年6月に引き続きなりますが、前回の答弁を踏まえまして、質問をさせていただきたいと思います。 行政の運営上大きな役割を担っている自治会であるが、特に日の出地区における区の加入率の低下は顕著であり、存続の危機に直面している。 そこで、日の出地区で初めての試みとなるが「日の出を語る会」と称し、各地区区長経験者により、区の今後の運営について意見交換会が開催されました。 そこで、5点伺います。 ①市内6地区における直近の区の加入率及び市全体の加入率を伺う。 ②昨年度の実績として区への主な支出額とその内訳を伺う。(区長謝礼、作業報償、助成、補助等) ③今年度新たに取り組む区加入促進事業を伺う。 ④昨年6月議会において日本赤十字社資500円、社会福祉協議会会費500円、計1,000円の徴収の仕方について、担当と協議をしながら進めるということであったが、その後の進展を伺う。 ⑤市内では先進的な事例となり得る日の出地区の自治会の存続の危機を市として今後どのように対応していくか伺う。 以上、5点お願いします。 ○議長(箕輪昇君) 質問が終わりました。 答弁願います。 額賀総務部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございます。 現在の市内6地区における区加入率及び市全体の加入率についてお答えをさせていただきます。 なお、直近の数字といたしまして、令和3年8月1日現在の数値でお答えをさせていただきます。 潮来地区58.2%、日の出地区19.7%、辻地区70.2%、延方地区56.1%、大生原地区53.3%、牛堀地区63.3%、市全体としまして50.1%でございます。 次に、2点目でございます。 昨年度の区への主な支出額についてお答えをさせていただきます。 まず、1つ目でございますが、区長謝礼でございます。所管は総務課でございます。1,838万8,150円でございます。 こちらの内容につきましては、まず、代表区長が7名いらっしゃいます。年額基本額でございますが27万300円、これらに1戸当たり450円の戸数を乗じた額を加算させていただきます。代表区長7名27万300円プラス450円掛ける戸数でございます。そして、区長59名でございますが、年額基本額が23万5,700円、プラス450円の1戸当たりの戸数、これを乗じていただいて23万5,700円プラス450円掛ける戸数で、区長謝礼が1,838万8,150円でございます。 次に、2点目は、区長代理謝礼。所管は総務課でございます。301万6,200円。年額基本額が4万5,700円で延べ67名の方に謝礼をお渡ししてございます。 3つ目でございます。 作業謝礼、草刈り等でございます。所管は都市建設課でございます。126万6,295円でございます。71件でございまして、延べ人数2,732人でございます。 次に、4つ目でございます。 敬老会事業補助金、所管は高齢福祉課でございます。76万7,140円、32地区でございます。 1から4まで合わせまして2,343万7,785円でございます。 次に、3点目でございます。 今年度新たに取り組む区加入促進に向けた取組についてお答えをさせていただきます。 初めに、潮来市地域活動支援事業補助金でございます。新型コロナウイルス感染症の影響下において従来どおりの活動を行うことが難しく、停滞している地域コミュニティ活動に対し10万円を上限に各区へ補助金を交付することといたしたところでございます。 また、潮来市若年世帯定住促進助成金事業におきましては、令和4年度から区への加入を助成の条件として加えることにより加入促進を図ることとしているところでございます。 続きまして、事業化は今後となりますが、現在検討を進めております潮来市健康づくり事業におきまして、区の加入が健康ポイントの付与となる予定もございます。 以上が令和4年度からの主な取組内容でございます。 ○議長(箕輪昇君) 茂木市民福祉部長。 ◎市民福祉部長福祉事務所長(茂木衛君) それでは、4点目の日本赤十字社社資社会福祉協議会会費の徴収の仕方のその後の進展についてのご質問でございますが、こちら平田議員の質問に対する答弁と同様の答弁となりますが、答弁させていただきたいと存じます。 日本赤十字社茨城県支部、潮来市社会福祉協議会と協議してまいりました。これまで共助の精神から住民の皆様に日本赤十字社社資社会福祉協議会会費の協力をお願いしておりますが、社資、会費とも、全国的に自治会、町内会、区等を通じてご協力をいただいており、鹿行地区他4市も本市と同様に各区のご協力をいただいている状況にあります。 自治会は、地域住民の皆様の代表する団体でございます。自主防災組織も兼ねておりますので、災害援護の活動や地域福祉の向上のために、一緒に活動を進めていくことが最も効果的であるものと考えますので、各区の役員の方々には、お手数をおかけしますが、引き続きご協力をいただきたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、5点目でございます。 日の出地区の自治会の存続危機を市として今後どのように対応していくかというご質問でございます。お答えさせていただきます。 市としましては、日の出地区における状況につきましては、深刻な状況であると認識をしておるところでございます。日の出地区は比較的賃貸住宅が多く、転入転出者も多い地区でございますので、このような日の出地区でどのような取組が効果的なのか、また自治会を脱退される世帯も多いと伺ってございますので、再度加入していただくためにはどのような取組が必要なのかという部分も含めまして、昨年度末に実施をさせていただきました区長様に対するアンケート調査、地元区長様との意見交換等を踏まえながら、引き続き効果的な取組を模索してまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) それでは、市内の6地区の加入率、全体の加入率についてですけれども、区長さん方には、昨年同様、今年も各地区における様々な問題を解決するためにご尽力をいただき、感謝申し上げる次第でございます。しかし、先ほどの答弁にもありましたとおり、区の加入率の低下、こちらは歯止めがかからない状況であります。令和3年度における潮来市全体の加入率は、辛うじて51.1%。これは令和4年度に、もうそろそろ集計が上がってくるとは思うんですけれども、恐らくまた低下する、50%切ってしまう。そういうことが予想されるところでございます。 この加入率の低下の問題、区長さんは直面しております。この状況を何とかしなければならない。今後の自治会のためにご尽力をいただいております。 そこで、再質問になりますが、先ほどアンケートの話がありましたが、昨年度66区の区長を対象に自治会についてのアンケートを取りました。その集計した結果、それを今後どのようにして加入率の向上に活用するのか、そしてどのように今後の取組につなげていくのか、再質問、答弁お願いいたします。 ○議長(箕輪昇君) 再質問に答弁願います。 村田総務課長。 ◎総務課長(村田政子君) それでは、ただいまの再質問にご答弁いたします。 区長アンケートにつきましては、本年の2月に市内全ての区長様のほうに調査依頼をさせていただいたところです。約94%のご回答をいただいているところです。 取りまとめの結果の概要でございますが、各区の活動を行う上で課題となっている内容をお伺いいたしましたところ、今議員のほうからもお話がありましたように、より深刻な状況となっているということでご回答いただいているところです。 また、今後の課題というところでも、いろいろ区長様のほうのアンケートのところでいただきますと、加入者数が減少することによって、今後の継続が難しくなるというようなご回答もいただいているところです。 そこで、今後の対策でございますが、市といたしましても、今年度も新たに取り組む事業等もございますので、それらを活用しながらアンケート結果や区長様との意見交換等も積極的にさせていただきながら、各地区の活動の活性化としていくための方策について研究のほうをさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 皆さんもご存じのとおり、区長の任期は2年でございます。今年度2年目になります。年度の後半に入りますと、次期区長の区長探し、そして引継ぎ等の業務が入ってきまして、非常に忙しい状況になってくると思います。そういったことも踏まえて、今回アンケートを取った結果がございます。それは取っただけではなくて、今の区長さんたちが回答をしていただいた経緯がありますので、その区長さんたちにしっかりと話合いをして、今後どのように対応していくかというそういう打合せというのが必要になってくると思います。そして、先ほども言ったとおり、もう時間がないんですよね。区長さんも2年しかない。せっかくアンケートを取ったので、ぜひそういった集まりを設けていただいて、問題を共有していただきたいと思うんですけれども、ご答弁お願いいたします。
    ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 1点目の再々質問をいただいたところでございます。 区長さんの任期は2年という中で、2年目も新たな区長さんを選出していただける準備もある中で、大変お忙しいというようなお話の中で、加入の関係のアンケートを踏まえた上でのこれ以上加入率を下げないような議論をというようなご質問かと思いますが、これまでも区長会の役員会においては、この区長会のアンケートを基に、役員会の中でお話をしていただけた経緯がございます。 また、昨日平田議員のご質問に対しまして、引き続き社資、会費等の関係についても区長会の次回の役員会等でお話もさせていただきたい、協議をさせていただきたい旨のお話をさせていただいたところでございます。 この加入率につきましては、即効性でなかなか解決できる問題というところで考えますと、なかなか難しい問題があろうかと思います。ただ、そういった中で、その問題を先伸ばしにすることではなくて、次回の役員会においても区長さん方のご協力をいただきながら、この加入率の問題、そして、前回の役員会でも協議をしていただきましたアンケートの利活用をさらにどうしていくのかも踏まえまして、ご協議をいただければというふうに考えます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 加入率の低下は、潮来、日の出に限ったことではなくて、全国的な問題であると思いますので、それでも解決策というのは、必ずどこかにあると思います。それはやっぱり皆さんの意見を出し合って話合いをして見つけていっていただければというふうに思います。 それでは、2点目の昨年度の実績として区への主な支出額というところで、数字で、金額で述べていただきまして、ここである程度理解をしていただけたものと思います。 そこで、昨年度、コミュニティ事業助成金のほうなんですが、予算上では計上しておったと思うんですが、利用されなかったというふうに思うんですが、そちらコミュニティ助成金のご説明のほうを少しいただければと思います。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 2点目の再質問でございます。 コミュニティ助成事業のお話をいただけたものと存じます。 2点目でのご質問の中で、主な支出額とその内訳というようなご質問がございました。そのことを踏まえましご答弁させていただきますと、自治総合センターによるコミュニティ助成事業及び市コミュニティ補助金につきましては、令和3年度事業としましては、応募がなかったため、助成実績がございません。 コミュニティ事業の内容のお話でございますが、コミュニティ補助金につきましては、先ほども1点目のご質問にございましたが、地区単位で事業をしていただく、または2区以上、2つの区以上で事業をしていただく。そして、その事業の内容は、1つには、加入促進事業、区の加入者数の向上に資する事業と。さらには、2つ目には、安全・安心対策事業ということで、防犯、防災、交通安全等に関する活動により、安全及び安心な地域づくりに資する事業と。このような事業を進めていただける国、または地区に対して助成をさせていただくものでございます。 そういった中で、これまでも地区単位で区の加入促進事業や安心・安全に努めていただく事業、具体的に申せば、区加入促進のチラシを作成していただいたり、安全・安心なまちづくりのために、のぼりを作成していただいて、地区地区に掲げていただいたと。このような事例もこれまでに進めていただけたところでございます。 ぜひともこの市のコミュニティ補助金を活用していただいて、コミュニティ事業を進めていただければなというふうに考えておるところです。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 丁寧なご説明ありがとうございます。 コミュニティ事業の補助金、今のご説明ですけれども、昨年度は30万です。今年度は90万恐らく予算を見ていると思います。こちら今年度の区長さん方にも使っていただけるように発信を強くしていただきたいというふうに思います。これ、せっかく予算を組んでいるのに、使われないというのは、使い勝手が悪い、非常に使いにくい、そういう制度になっているかと思いますので、ぜひともその辺も区長さんの要望に応えながら、ぜひとも使えるようによろしくお願いしたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 答弁はよろしいですか。 ◆1番(佐々木徹君) じゃ、お願いします。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) コミュニティ事業補助金の活用を各区、または2つ以上の区やら地区でさらに使ってほしいと。多少使い勝手が悪いというお話もございましたが、年度当初に総会等の区長会としても開催をしていただいておるところでございます。そのような中で、ただいまお話をしてございますコミュニティ事業補助金についてもご案内はさせていただいておるところでもございます。 今後さらに役員会であれ、66区の区長さん方に対しても、さらにこのコミュニティ事業の内容を深めていただきながらご活用いただけるよう努めてまいります。ありがとうございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) それでは、3番目の今年度新たに取り組む区加入促進事業ということで、潮来市地域活動事業補助金制度、こちら新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のほうからの制度だと思うんですけれども、各区に10万、66区660万、こちらの予算を恐らく組んでいるというふうに思うんですが、こちらの制度、ちょっと説明のほうお願いできますでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 村田総務課長。 ◎総務課長(村田政子君) それでは、佐々木議員の再質問にご答弁させていただきます。 潮来市地域活動支援事業補助金の概要についてご説明いたします。 まず、趣旨といたしましては、新型コロナウイルス感染症の影響下において従来どおりの活動を行うことが難しく、停滞している地域コミュニティの活動に対し、予算の範囲内で潮来市地域活動事業補助金を交付するというものでございます。 具体的には、市内の66区の区会、行政区につきまして、1区当たり10万円を上限として補助金を交付するものでございます。対象の実施期間でございますが、既に要望のほうは整っておりまして、令和4年5月1日から令和5年1月31日までの間に実施する事業につきまして、補助金のほうを申請を受け付けて交付のほうを行っているところでございます。 想定される事業例といたしましては、感染症対策備品の購入費、集会所の修繕、区会活動に必要な備品の購入、区会活動PR、チラシ等の作成、レクリエーションの開催などの経費に幅広く使っていただけるような補助金の内容になっております。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) あと、もう一つ、若年世帯定住促進助成金、こちらは今年度新たに区加入が条件ということで、その助成金をもらう条件に入っております。こちらも実際今まで数年実施してきた実績がございますので、その制度を盛り込んだときに、実際に申請する方がどうなのか、また加入された方のフォローを、バックアップ体制を区、そして区長さんと連携しながら対応していっていただきたいというふうに思っております。 それでは、4番に入らせていただきます。 社資500円、会費500円、計1,000円、この徴収の仕方ですけれども、昨日もほかの議員の方から同じ質問がありました。こちら毎回区長さん方の要望といいますか、そういうところで不公平感があるということで上がってきておる問題でございます。 先ほど部長からも答弁ありましたとおり、必要な社資、会費であることは十分承知の上で、やはり不公平感、これだけ加入率の低下が進んできている。そうすると、どうしてもそういうことになってくると思います。その辺は、今回潮来市地域活動事業補助金制度、こちら次年度はあるか分からないんですけれども、こういった区への活動に対しての助成金、こういうのを充当することで、そういった負担を軽減するというか、不公平感をなくすというか、そして区費を安く、少しでも安く抑える、そういった助成金になるのかなというふうに思っております。 ぜひともそういったことも検討していただいて、区長さん方とそういう話を、議論を進めていただければというふうに思っております。 答弁いただければと思います。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、4点目の再質問かと思います。 社資と会費の件、区長さん方とよくお話をというご質問でございます。 議員おっしゃられるとおり、次回の区長会の役員会で役員の区長さんの皆さんとよく協議をさせていただきたいなというふうに考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) それでは、よろしくお願いいたします。 それでは、5番目の質問の日の出地区の自治会の存続危機を市としてどのように対応するかということでございますが、冒頭でも申し上げましたが、日の出地区では、初めての試みとなります各地区区長経験者による日の出を語る会が開催されました。今現在の区長さん、区長経験者の方々との意見交換をしたい。そして日の出の現状を共有したいということで開催されたわけでございます。 今までの日の出地区の自治会の経緯であったり、各地区の状況などを話し合ったわけではございますが、ある地区の加入世帯の年齢についての現状の説明がありました。そのある区の現状でいきますと、39歳以下の世帯3%、40歳から64歳以下23%、65歳から79歳まで60%、80歳以上14%。これでいきますと、65歳以上が約75%を占めると。65歳以上の世帯が4世帯中3世帯、そういうような現状。これは日の出地区のほとんどの地区でそういった同様の状況で、非常に危機感を持っている状況でございます。 そこで、この会の今回の日の出を語る会、結びにこのようなことが問いかけられていました。 今後どうするべきか、この日の出地区の状況は、他の地区と異なった環境から必ずしも同様の形とはならないと思うが、市内の多くで似た現象は起きていると推測する。日の出では、区費を大幅に下げ、年金暮らしの区民への配慮も考えて運営するよう意識して進んでいるが、区離れを食い止めることは苦慮する毎日である。15年先、25年先、我が町の未来を心配する。少しでもこの町の救いとなる策、ないものだろうかと。こういった問いかけでこの議題を締めております。 そこで、最後になりますが、原市長、前回の答弁の中で、「区の会費等は、ほぼゼロに近い状態で区に入っていただくということが私は今後必要になってくるんだろうと思っています」というふうなご答弁をいただきました。ゼロというのは、集会所の固定費、維持費等だけでも、区によってばらつきありますが、最低でも二、三十万はかかってくる。その資金はどこからどのように捻出するのか。前回のご答弁の根拠をいただければと思います。 市長、ぜひよろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) 佐々木議員のご質問にお答え申し上げます。 前回の答弁の内容についてのご質問だと思うんですけれども、100%ゼロというわけにはいかないと思いますけれども、それに近い形になってくるんだろうという形を申し上げました。 現実的に、私も今、二丁目の南1班の班長をやっております。そういう中では、年会費が1万円というのは、赤十字の500円と社協の500円ですか、それを入れても1,000円ぐらいで、あと、集会所の維持管理費で言えば、1,000円ぐらい足すと2,000円ぐらい。それにいろんな何かあったときのために1,000円足したとしても3,000円から4,000円、このぐらいが私は区の会費としてはベターな数字なんじゃなかろうかと思います。いろんな委託を町内だったり、辻地区、大生原地区、日の出地区、いろいろ場所によっては違いがあろうと思います。祇園祭礼をやっているところもあれば、神事ごとにお金を区からたくさん出しているところもありますし、その区、区によって支出の内容は違ってまいりますけれども、できるだけお祭りはお祭り、そして運動会だったり地域のお子さん方を入れるイベントだったり、こういったものもやっぱりそのイベントをやる実行委員会の中で資金集めをしたりという形で、区から支出するものを極力減らしていくと、多分3,000円から4,000円の区の会費で済むんではなかろうかと思います。 現実的にこれまでも要望があった議員からも提案がありましたけれども、街灯等の費用、これは以前は区長さんが、電球が切れたら手配をしていろいろやっていましたけれども、これも全部今、市が管理していると。業者さんが全部やっていただける。区長さんのいろんな高齢の方々の敬老会だったり、そういったところも多くの区長さんの意見を聞いて、やはりタクシーで送り迎えするのは大変だとか、そういった雑多な作業が、区長さん大変あり過ぎて、なかなか手が回らないというのが現実で、少しずつではありますけれども、区長さんの作業の軽減というのを図ってきました。 なおかつ、私も班長をやっていていろんな方々からご意見いただきますけれども、役が回ってくるとその1年前にやめてしまう。やめた方がお宅もやめたんだから、私もやめるということで、1つの班が一気になくなってしまうと、こういう現象がこの3、4年で起きております。 こういったところを考えますと、できるだけ本当に少額の年会費にして、回覧板を回すという、ここ一点に集中して、全部入ってくださいと。何とか区に入ってくださいという形で、区にまず入っていただくことを最優先して、一丸となってそういう形を進めていかないと、今のままでは、私も実感しているんですけれども、これ、本当にもうなくなるんじゃないかなと心配しています。特に二丁目もそうですけれども、二十数%。見本にするのは、私は、はっきり申しまして、日の出三丁目は58.ちょっとぐらいの加入率と。件数は少ないんですけれども、多分日の出三丁目は、対面でのコミュニティが取れているんだと思います。だから、58%加入しているんだと思います。 ですから、各区で日の出は一律ではなくて、加入を何とか維持している区もあるということもやはり現実でございまして、そのいいところをしっかりと皆さんで考えながら、いいところは取って、その辺はまねをして、それに必要な、地域のコミュニティに必要なイベントだったり、促進事業だったり、こういったものに言っていただければ、市は資金的な面とか、それから人材的な面、職員を各区に張りついております。職員も最大限使っていただいて、区の加入促進に一歩でも進むように、市のほうも頑張って考えておりますので、議員の皆様方にもご支援とご協力を賜るようお願いを申し上げまして、私からの答弁に代えます。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 本当に日の出地区村田総務課長も原市長も同じ日の出地区でございます。ぜひとも日の出地区のために、恐らく日の出地区をクリアできれば、何かしら光が見えてくるのかなと私も思っておりますので、一緒になって頑張っていければと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 それでは、続きまして、2番目の質問に入らせていただきます。 2、「日本一の水路のまち」について。 市長公約に掲げる日本一の水路のまちであるが、事業着手までおおむね10年を想定する事業を含むなど、長期にわたる計画となっています。 そこで、4点質問させていただきます。 ①本事業に係る昨年度の決算額及び内訳、今年度の予算額及び内訳を伺う。 ②昨年度実施したパブリックコメントの結果について、件数及び意見を伺う。 ③事業スケジュールでは、大半が長期にわたる計画となっているが、計画や想像だけで実現性があるのか伺う。 ④本事業を達成するための市民協働の位置づけを伺う。 以上、4点お願いします。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございます。 昨年度の決算額及び内訳、今年度の予算額及び内訳を伺うというご質問でございます。お答えをさせていただきます。 令和3年度の決算につきましては、令和2年度繰越事業として、水郷潮来地域の魅力磨き上げ事業の1,089万円、こちらは日本一の水路のまち基本計画の策定に係る業務委託料となっておりまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金による10分の10国庫補助となっておるところでございます。 また、日本一の水路のまち整備事業として1万円、こちらは計画策定に向けた策定委員会開催に係る経費となってございます。合計で1,090万円となっておるところでございます。 令和4年度の予算につきましては1,277万2,000円となっております。内訳としまして、市民の皆様と協働による水辺の植栽事業として400万円です。水上アクティビティの体験事業を含む水上スポーツ実施事業者調査事業として396万円。現在仮桟橋を設置しているいたろう茶屋跡周辺、曲松下周辺、道の駅「いたこ」周辺の3か所における仮桟橋付近の舗装工事に400万円、そのほか81万2,000円は、消耗品とかチラシ等々の作成費となってございまして、地方創生推進交付金による2分の1の国庫補助となっております。 次に、2点目でございますが、昨年実施したパブリックコメントの結果について件数と意見を伺うというご質問でございます。答弁させていただきます。 パブリックコメントにつきましては、令和3年8月31日から9月29日にかけて潮来市役所、市内6か所の各郵便局、道の駅「いたこ」へ意見箱の設置、市のホームページへの掲載による意見の募集を行いました。意見としまして2件ございました。eメールでのご意見が1件、意見箱への投函が1件となってございまして、こちら意見箱への投函1件が無記名でのご意見となってございました。 意見の内容としましては、1件目は、前川沿いのサイクリングと歩行者専用の道路、アイモア跡地を活用したサイクリングセンター設置やレンタルカヌー、安全設備を備えたカヌー体験場の設置等についてのご提案をいただいたものでございます。 また、2件目のご意見は遊歩道や橋梁整備には賛成するが、そのほかの整備はやめてほしい。計画を進めるなら周辺の家並みをそろえて観光のまちにつなげてほしいというような内容のものでございました。 いただいたご意見のうちカヌー体験場については、本計画におきましても曲松下のアンコウ川親水公園南側における水上アクティビティ拠点の整備として盛り込んでいるところでございます。 ほかのご意見につきましては、参考意見とさせていただきたい旨、令和3年10月28日に開催いたしました日本一の水路のまち基本計画策定協議会において回答の案の承認をいただいた上で、ご意見を頂戴したご本人に回答をさせていただいたところでございます。ただし、うち1件は氏名、宛名不明のため、回答することができなかったところでございます。 3点目でございます。 事業スケジュールというご質問にお答えをさせていただきます。 ご指摘いただきましたとおり、本計画は、事業スケジュールといたしまして、事業着手までの期間をおおむね3年とする短期、おおむね5年とする中期、おおむね10年を想定する長期の3つの区分に分けております。 長期の計画となっておりますが、令和元年5月に竣工しました津軽河岸跡広場の整備につきましても、全体事業期間として平成28年度から令和元年度までの4年間となっていたことを踏まえ、全体の事業スケジュールを想定してございます。また、事業の推進に当たっては、市民協働の取組とともに、河川管理者、水路管理者との協力が欠かせないものとなっており、計画に基づき進めてまいりたいと考えておるところでございます。 次に、4点目でございます。 市民協働の位置づけを伺うというご質問にお答えをさせていただきます。 本計画には様々な事業がございまして、それらを長期的に実現していくこととしています。この計画は市民の皆様とともにつくっていく協働のまちづくりであり、市民参画が欠かせないものと考えております。 具体的には、計画づくりへの参画としまして、パブリックコメントを実施しました。今後具体的な事業実施における実施計画策定や設計作業を行う際にも日本一の実現に向けて、地域の資源を生かして具体的にどのような環境整備を行うか、市民の皆様にご意見をお聞きし、反映するものとしておるところでございます。 また、具体の活動への参画としまして、計画を実現するためには、市民の皆様とともに行っていく必要がございます。水辺を大切に思う市民の皆様とともに、花のある水辺づくりを行うなど事業への参画を進めてまいります。 さらに、進行関連の参画というところで、市民の皆様とともに取組を進める中で、地域の活動についても継続的な振り返りや成果の確認を行い、水郷潮来をさらに魅力的にするよう改善を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 1番、2番に関しては特にございません。 3番でございますが、スケジュールが長期にわたるという件です。 基本計画に事業スケジュールが載っておりまして、先ほど答弁あったとおり、事業着手までおおむね10年、こちら長期ですね。これが大半を占めておりまして、事業完了までに恐らく20年以上かかるものがあるのではないかなというふうに私は思っております。そういった長期にわたる、そして広範囲にわたる事業であります。 改めて、この20年後の潮来市、こちらを想像してみます。 第2期潮来市人口ビション総合戦略では、目標とする将来人口、2040年に2万1,000人としています。そう遠くない将来、18年後には2万1,000人に潮来市の人口はなるというふうに想定しています。今より6,000人人口が減る。それでも潮来市を今後管理していく潮来市の面積は変わらない。その潮来市を守っていかなければならない。そういった時代に2040年にはなってくる。 そして、潮来市第7次総合計画の基本構想に行政コストの適正化を図り、人口減少に対応したコンパクトなまちへの転換とうたわれております。 このような今後の潮来市の現状を考えたときに、先を見据えた計画になっているか。その先の時代に逆行するような計画とはなっていないか。 非常に夢のある計画であります。市長をはじめ執行部の皆様は、計画・立案、そして筋道をつくっていただいておる。ただ、しかし、実行していくのは20年後の主力となる20代、30代、40代の職員の皆さんだと私は思っております。これからの潮来市をしょって立つ職員の皆様が全面的に協力をして実現に向けて進んでいるのか、それが職員の皆さんの総意なのか、伺います。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) 私のほうからご質問にお答え申し上げます。 職員全員の総意というところのコンセンサスは取っておりませんけれども、潮来市の職員であれば、市が掲げる方針に沿って全力を尽くしているというのが事実だろうと思います。また、20年先の計画ではなくて、全体計画を実際にやっていく事業を進めていくためには、どうしても長期になります。整備する箇所もたくさんございますし、ソフト面、ハード面は財源確保にやはり課題が必ず発生してきます。いかに市の税金を使わないで、国・県の資金を使って整備していくかということも考えなくちゃなりません。そういう中では、津軽河岸も国のお金を使って、また県のお金も使って、市も出しましたけれども、土地買収等に支出しておりますけれども、できるだけ市のお金を使わないで整備して4年で完成しました。 これと同じで、1つの事業をやるのには、最低、測量をしたり、それから計画をつくって実施計画に移行して、それから建設の計画ということで、最低でも3年から4年かかります。これを幾つも計画の中に盛り込んでおりますので、これをやっていくと、一遍にできませんから、一つ一つ積み上げていくと、やはり10年から20年の事業も出てくるということでございます。 でも、実際に今まで前川沿線ですね、対岸の護岸もあやめ園の前は、途中通行できませんでした。しかし、そこも買収がうまくいって、県が柳の植栽をしていただいて、津軽河岸まで来て、津軽河岸の場所は以前はもう草がぼうぼうでどうしようもない場所になって、人も入れないような状況になっていました。それも景観形成を図られた。私はこれだけでも非常に環境整備が進んだと思っております。 そして、その後に仙台河岸、そして愛友さんのところの護岸、曲松の整備、これは大規模な整備になってきますから、今現在働きかけをしておりますので、これが少なくとも5年、6年後には事業化がされて、必ずできると私は思っております。 それから、プールから米島まで、ここも額賀先生のおかげで船が通れるようになりました。この上の植栽も来年度には進めてまいります。そして、そこの護岸整備も少なくとも再来年には着工できるようにしっかりと進める予定にしております。 いずれにしましても、これまで計画倒れではなくて、計画は必ず実行するんだという思いで、職員と一丸となってこの事業を進めてまいります。議員の皆様方にもぜひともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。 私からは以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) それでは、4番目の質問の再質問でございますが、市民協働の位置づけということで、今回の事業における市民協働は、主に行政主導であると思います。本年度予算化されており、水辺の花植えですが、市民協働で行うということで、ここで例に挙げますと、行政主導の市民協働では、先日行われたあやめ園の除草作業、前川のところのハナモモの整備と。まさに市民と協働によるまちづくりとして挙げられますが、今回の花植え計画、こちら400万円予算を先ほど答弁でありましたが、とても大きな壮大な面積になるかと思います。この点を踏まえた市の見解をお願いいたします。 ○議長(箕輪昇君) 時間になりましたけれども、今の質問の答弁で佐々木議員の質問を終了したいと思います。お願いします。 答弁願います。 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 花植えの400万円の予算の中で、市民協働というようなご質問をいただいたというふうに思います。 議員からは行政主導というようなお話がございましたが、先ほど答弁をさせていただきましたとおり、その花植えの具体的な実施に向けて、現在企画調整課のほうで協議を進めておるところでございます。 そのような企画調整課の中で、ある程度の素案を決めさせていただいた中で、市民の皆さんにその花植えの計画づくりから入っていただけるような計画づくりの参画、さらには、その後答弁でも申しましたが、具体の活動への参画、さらには進行管理ヘの参画というようなお話を先ほどさせていただきました。 早急に課のほうで素案をつくらせていただきまして、市民の方と花植えの計画づくりを進めさせていただくよう今後取り組ませていただきます。ありがとうございました。 ○議長(箕輪昇君) 佐々木議員。 ◆1番(佐々木徹君) 以上で、1番、佐々木徹、質問を終わりにします。 ○議長(箕輪昇君) 以上で、1番、佐々木徹議員の質問が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。 11時15分再開いたします。                         (午前11時05分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。                         (午前11時15分)----------------------------------- △石田裕二君 ○議長(箕輪昇君) 3番、石田裕二議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 石田議員。     (3番 石田裕二君 登壇) ◆3番(石田裕二君) 箕輪議長よりただいま質問の許可をいただきました。ありがとうございます。 3番、石田でございます。 6月は水面にアヤメが揺れる非常に潮来にとっては、華やかな季節を迎えました。私も今、マスク、アヤメの柄をお借りしましてありがとうございます。 本年のあやめまつりは3年ぶりに嫁入り舟も運航されて喜ばしい限りでございます。 そこで、本日定例会では、まず、あやめ園の管理運営についてお伺いをします。 2点目には、残念ながら、過疎地域の指定を受けました牛堀地区の活性化策をお伺いしたいと。 3点目に、コロナ禍においてコミュニティの復活・活性化についてそれぞれお伺いし、さらにご提案をさせていただきたいと思います。 なお、過疎地域の指定及び地域コミュニティの対策につきましては、さきに議員諸兄が同趣旨の質問をされておりますので、重複する答弁につきましては省略いただいても結構でございます。これにつきましては、後ほど議長のほうに許可をいただきたいと思います。 それでは、通告に基づきまして、大項目の1つ、あやめ園の管理運営についてお伺いをいたします。 第71回、水郷あやめまつりが開催されています。嫁入り舟も3年ぶりに運航されました。本市は「いたこ あやめ 花街道」と登録され、花いっぱいのまちの取組をされております。 そこで、本市の象徴と言えるあやめ園の管理運営についてお伺いいたします。 3点ございます。 1つ目が現在の予算及び管理運営はどのように行われているのか、お伺いいたします。 2点目でありますが、これまでに入園料徴収や寄附受付の賛否がございました。議会でも平成30年、平成28年にその通告がされております。現在の見解をお伺いしたいと思います。 3点目でございますが、近年、藤棚の延長や対岸の柳の植樹、さらに八つ橋の改修が行われておりますが、その経緯をお伺いいたします。 以上3点、よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 質問が終わりました。 答弁願います。 榊原環境経済部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) それでは、まず1点目、現在の予算及び管理運営はというご質問にお答え申し上げます。 あやめ園の管理運営に関して、主に予算化しているものといたしまして、あやめまつり大会事業(これは普通建設事業)といたしまして759万6,000円でございます。内容につきましては、圃場整備工事、藤棚の支柱取替え工事などでございます。 次に、花いっぱい事業として40万4,000円。こちらは市民あやめ園整備事業についてとなります。 次に、あやめ栽培事業、これは地方創生推進交付金を充当しておりますが、あやめ栽培事業といたしまして1,531万9,000円。こちらは会計年度任用職員の報酬や園内の除草作業委託費等となっております。 次に、あやめ園整備事業。こちらも地方創生の推進交付金を充当いたしております。あやめ園整備事業といたしまして183万円。主に園内の植栽管理などの園内整備費となってございます。 栽培管理につきましては、園内で管理に従事をする会計年度任用職員を中心に育成管理を行っております。また、育成管理につきましては、行方地域農業改良普及センターのご指導を仰ぎながら、土壌診断やウイルス検査などの支援をいただくとともに、それらの科学的・客観的な分析結果と、それに基づく助言をいただくことを通して、適切な管理を心がけております。 続きまして、2点目です。 これまで入園料徴収や寄附受付の賛否があるが見解を伺う。ご答弁申し上げます。 水郷潮来あやめ園の有料化につきましては、平成29年9月26日付で、潮来市観光開発審議会へ水郷潮来あやめ園の有料化について諮問をさせていただき、平成30年2月16日付で有料化はそぐわないとの答申をいただいております。また、同時に協力金については、取り組めるものとされたことから、実行委員会で協議の上、昨年のあやめまつりから、園内に協力金ボックスを設置し、お越しいただいたお客さまに協力金のお願いをさせていただいているところでございます。 昨年の第70回あやめまつりでは77万7,092円の協力金を頂きました。今年度の第71回におきましても、同様に行ってまいります。 3点目でございます。 近年、藤棚の延長や対岸の柳の植樹、八つ橋の改修などその経緯をというようなご質問でございます。ご答弁申し上げます。 藤棚につきましては、平成26年に設置されて以降、延長はしておりません。また、今年度は園内の老朽化した藤棚の整備について実施をしております。対岸の柳の植樹につきましては、平成28年度と令和元年度、茨城県により植樹をしていただいたところでございます。八つ橋、これはあやめ回廊と称しておりますが、八つ橋につきましては、地方創生事業の計画に位置づけた園内改修工事として令和3年度に工事を実施いたしました。大会本部東側エリアの遊歩道の整備を進め、お客様に散策を楽しんでいただくとともに、津軽河岸跡広場への動線としての機能も考えながら、滞在時間の延長を図ってまいりたいと、このように考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) それでは、1点目につきまして、再質問させていただきます。 よく私も市民の皆さんから聞かれることが、いわゆる意見としていただくこともありまして、潮来は何といってもアヤメなんだから、もっときれいにしてほしいと。自慢できるあやめ園になってほしいというご意見を多くの方からいただきます。今も市民あやめ園として協働の試みもしていますが、もっと力を入れていいんじゃないか。予算をかけてもいいんじゃないかということでございます。そのためにも、市民協働で、市民生活の中のあやめ園と。入園料を取らないでということを2点目でお伺いしていますが、そのためには、市民のあやめ園としてもっと力をどうにか入れていこうということが必要かと思うんです。 まず、そのためには、やはり観光関係の業者の方や商工関係の皆さんと一緒になって、やっぱりつくり上げていくということが必要かと思うんですね。多くの市民の皆さんの理解を得るためには、そういう方々がまず、率先して一緒に市とあやめ園づくりに取り組んでいくと。そういうことが必要だと思いますが、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) まさに今おっしゃっていただきましたように、やっぱり市民の方々にご参加いただくには、やはり関連する物産業の方々も率先して参加をいただく中で、そういった市民の方のこういった運動への合流をしていくということは、非常に大事なことかなというように思っています。 今この間、コロナの中でなかなか開催も難しい部分もございましたけれども、行政と潮来市商工会、そして水郷潮来観光協会と定期的に定例会を開催して、情報共有と課題の解消に向けた協議の場というものもつくられておりますので、そういったところでの意思統一も通しながら、今議員にもご指摘をいただいたようなところでのしっかりとした連携を図った中で、市民が主人公となる運動がつくれるように、今後もそちらのほう、考えてまいりたいというように考えています。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 いずれも漁協の皆さんも帆引き船を出していただいたりとか、そういういろんな団体が参画をして、あやめまつりを盛り上げてきたという経緯もありますので、ぜひ市民が潮来の皆さんが、これ、論語の言葉ですけれども「近き者説(よろこ)べば遠き者来る」と。本当に地元の皆さんに愛されるあやめ園になれば、遠くからいろんなお客さんが訪れて見に来てくれるということで、ぜひまずは、皆さんで取り組んでいく姿勢をお願いしたいなと思います。 2点目の再質問をさせていただきますが、先日、私、お隣の香取市のあやめパークに行ってまいりまして、同時に潮来のあやめ園も見て比べてみました。ちょうど嫁入り舟が催されて、幸いにも対岸からの祝福の拍手を送ることができました。よかったなと思っています。 現在潮来市では、香取市との観光関連の職員の交流や、あるいはあやめ園を結ぶ定期便というような運航がされているということで、非常によろしい取組かなと私は感じております。 香取市との関係は、ライバルとか競合相手ではなく、やはり連携協力関係にある大切な隣の市ですから、あやめ園に関しても香取市のあやめパークの場合は、アヤメの品種を大事にしてそれぞれのアヤメを楽しむというようなテーマのあやめパークとなっておりまして、一方の潮来は、前川と一体的となって生活と、あるいは河岸跡などの歴史をかいま見ることができる散策エリアというような位置づけができるかなと思って、同じアヤメでも見るものが違うと。そこで、潮来あやめ園の管理運営の方針について伺いたいと思いますが、隣接する香取市あやめパークと意識して同じアヤメでもやはり両方見たいというようなあやめ園のはしごをするようなそのような取組を今後されていくのかどうか、お伺いしたいなと思います。 ○議長(箕輪昇君) 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) ただいまご指摘ありましたように、今年またお隣の香取市あやめパークと結ぶバス等も運行しているところでございます。ご指摘にありましたように、それぞれのよさを生かした形で相互にメリットが生かせるような形で、今後もこの事業が、取組が継続できればなあというように考えているところでございます。やはり管理をされたところで品種を大事にしながらあるあやめパークさんのよさ、そして生活とともに川の流れや歴史の流れとともに存在する潮来の水郷潮来あやめ園のよさ、これらも生かしながら、面的なメリットを生かして、また連携のメリットも生かして、多くの観光客の誘客につなげてまいりたいというように考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) よろしくお願いしたいと思います。 さらに私のほうから1つ提案させていただきたいと思うんですが、潮来はあやめサミットに加入しておりまして、昨年はオンラインでのあやめサミット、潮来市が主催されたということで、今年は福島県の会津美里町のほうで開催されるという予定だそうです。 ここの近隣市では、香取市、潮来市、さらにさくら市がサミットの加入をしているんですね。さくら市には房総のむらがあったりとか武家屋敷、美術館、お隣の香取市には、小江戸、佐原というような散策するところがある。お客さんもこの3市を渡り歩いて、非常に潮来を含めてオリエンタルムードがいっぱいでございますから、やっぱりこれから外国のお客さんもいらっしゃいますので、ぜひこのあやめサミット関連の3市が連携して、商品としてそれぞれがうまく協力するような取組というのもよろしいかなとは思っています。さらには、三社めぐり、いろんなやはりそういうこの地独特のお客さんに喜ばれるそういうアピールをしていただきたいなと思うんですが、いかがでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) ただいまご紹介いただきましたように、千葉県香取市、そしてさくら市もあやめサミットの参画の自治体でございます。そういった地理的条件であったりとか、利根川の舟運の歴史的な経過、これらも踏まえますと、やはり一体的な観光推進も可能性も大いに秘めたものではないかなというように考えているところでございます。 ぜひご提案のプランなど等も生かしながら、今後様々なそういった商品なども結びつくことができないか、さらに研究を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) よろしくお願います。 それじゃ、3点目の藤棚は最近は変調していないということでございましたけれども、藤棚も近年になって設置されたものでありますんで。 そこでお伺いしたいと思うんですが、これは本当に潮来と言えばあやめ園と。潮来のシンボルですね、このあやめ園というのは。そこで、あやめ園に対する計画なんですが、グランドデザインとしては、市の総合計画があったりとか、都市マスタープランだとか、あるいは個別計画で観光振興計画や昨年できた日本一の水路のまち基本計画、そこになろうかと思うんですけれども、私ちょっと計画を見せていただいたんですが、あやめ園や前川沿いのゾーニングや考え方、あるいは課題というものは示されておりますけれども、具体的な整備ですね。あやめ園をこういう木を配置しようとか、八つ橋をこうしようとか、そういうものについてのいわゆる具体的な計画があるのか。あるのかないかで結構でございます。お答えいただきたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 再質問に答弁願います。 河瀬観光商工課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) それでは、石田議員の再質問にお答えさせていただきます。 今後改修等の計画はあるのかという点でございますが、現在定められている潮来市観光振興基本計画の中では、大規模な改修等の計画は位置づけられておりません。現計画で定められた計画の中では、現有する既存施設の回遊するための案内板であったり、そういう設置等が盛り込まれてはおります。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) ありがとうございました。 私は、市のシンボルであるあやめ園に対して景観形成をする前に、市民の皆さんや観光関連の皆さんからいろんな人の意見を聞くことは大事だと思うんですが、ただ人に見せるいわゆる全体、このあやめ園を木を植えて10年後、20年後にどうしようかとか、やっぱり一過性のものじゃなくて、これは一緒に関わりながら、よいあやめ園を目指すということになろうかと思うんです。そうなりますと、やっぱりこれは専門家のアドバイス、やっぱりしっかりとした一流の設計士が管理をした基本のデザインが必要だと思うんです。橋の色だったり、あやめ園を年々よくしていくと。木がどう育っていければ、この木が木陰になるとか、いろんなやっぱりそこの中で毎年毎年その計画を1つずつ着実にしっかりとこのあやめ園を造り上げていくと。これは永遠と続くことだと思うんですが、そういうものが必要だと思うんですね。 さらにポプラの木については、昨日の質問にありましたけれども、やはり木の寿命があります。潮来の一番桜の見どころは、常陸利根川沿い、あるいは前川沿いの桜って非常に見事なんですね。ただ、樹齢、樹勢というんですか、木の勢いというか、これがやっぱりある程度70年近くなると衰えてきますから、それを代替わりしていくようなやっぱり準備が必要だと思うんです。 ですから、あやめ園もそうですけれども、各植栽、花街道として売り出していくわけですので、やっぱりそこら辺の管理も含めてそういう専門家のアドバイスを、あるいは設計をお金をかけてでも一度やって、それを毎年それに目指して造り上げていくということが必要だと思うんですけれども、見解を伺いたいなと思います。 ○議長(箕輪昇君) 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) 将来を見越した中で、魅力あるあやめ園の在り方、そしてそれに見合う園の状況という点では、非常に示唆に富むご提案だったというように拝聴したところでございます。 今期計画の中では、既に造られた津軽河岸跡広場との結びつきであったり、あるいは町なか観光拠点との関連にとどまってしまっておりますけれども、次期計画に向けて、そういった今ご提案をいただきました専門家の意見であったり、また庭園の配置の問題、町なか観光拠点との動線の結びつけ方、そういったことも重要なポイントとして生かせるような形で今後準備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) 私は、これまでのあやめ園、もう40年近く関わりながら見ていますけれども、やっぱりその担当者ごとの感覚の違いとか、それぞれ見方の違いがあったりしますので、その担当者ごとにある程度やっていく、あるいは市の職員以外のいろんなところの意見が入りながらやってきたという経緯を見ていますんで、いずれしっかりと専門家の方にどういうデザインがいいのか、そこら辺をアドバイスいただいて、潮来のあやめ園というのは、どういうものにしていくんだということが必要かなということで今回質問をさせていただいたところであります。よろしくお願いします。 それでは、大項目2点目の牛堀地区の地域振興について伺います。 令和4年度から、潮来市牛堀地区が過疎地域に追加されました。残念なことでありますけれども、そのため、地域活性化の取組が求められます。その対応を伺いたいと思います。 1点目ですが、過疎債をどのように活用するのか、お伺いします。 2点目でございます。 牛堀地区の地域資源である城跡、神社、自然などの活用方策をお伺いいたします。 2点でありますが、これについては、昨日も質問ありますので、簡潔にご答弁いただいて結構かと思います。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございます。 過疎債をどのように活用するのか伺うというところでございます。 昨日の飯島議員の答弁と同様でございますので、簡潔に答弁をさせていただきたいと思います。 過疎債につきましては、充当率100%、元利償還金の70%が普通交付税で措置される地方債でございます。ハード事業、ソフト事業に活用可能となっておりまして、大変有利な財政支援措置として活用してまいりたいと考えております。 具体的な活用につきましては、現在進めております潮来市過疎地域持続的発展計画の策定を踏まえ、起債、協議へと進んでまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 塙教育部長。 ◎教育部長(塙誠一君) それでは、2点目の牛堀地区の地域資源である城跡、神社、自然などの活用について答弁をさせていただきます。 所管となります城跡、神社などの文化財保護関連でございますが、牛堀地区には茨城県指定文化財に指定をされております観音寺本堂、八代の大シイをはじめ潮来市指定文化財に指定されております島崎城跡などの28件の指定文化財がございます。これらは郷土の重要な財産であり、しっかりと後世に伝えていく必要がございます。維持保存はもとより、地域活性化に向けましては、指定文化財の管理者や保存団体との連携を図りながら、活用法などを検討してまいりたいと考えてございます。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 榊原環境経済部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) 私からは自然の部分についてのご答弁を申し上げます。 水郷筑波国定公園の一部でもございます牛堀地区の水郷地帯については、水郷北斎公園や水郷県民の森、かすみの郷公園、権現山公園などが位置し、市民をはじめ各種スポーツ行事や釣り客などに利用されております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) それでは、1点目の過疎債につきまして再質問をさせていただきますが、過疎地域持続的発展計画をつくり上げて、これから全員協議会に説明をするパブリックコメントを取るというような9月の議決に向けて予定をしているということであります。過疎地域は当然ながら、人口減少に伴う少子高齢化が進んでいるということです。そもそも過疎債はハード事業だったんですね。それが2010年に過疎法の改正によりまして、ソフト事業も充当が可能になったということなんですが、総務省では、ソフト事業に地域医療の確保ですとか、日常的な交通手段の確保、集落の維持及び活性化、その他住民が将来にわたって安心・安全に暮らせる地域社会の実現を図るための事業というものが示されております。 そこで、私、大事なことと思うのは、まず、この過疎地域持続的発展計画を策定するに当たって、地元の牛堀地区の皆さんの意見や、やはりどのようなことを望んでいるのか、まず、こういうことを聞くことが大事じゃないかなと思っています。いわゆる地域を支える人の人材の確保ですとか、育成したり、そのために過疎ソフト事業というのは、地域運営組織交付金、あるいは地域活動支援を認めているところがあります。メニュー立ての段階だと思いますが、ぜひ地域住民の意向をまずお伺いして、いろんな方の意見交換の中で、この計画がつくられていることを望むところがありますが、その取組についてお伺いしたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 再質に答弁願います。 草野企画調整課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 過疎地域の関係で、今回潮来市過疎地域持続的発展計画の中に、牛堀地域の意見をいただければというようなお話でございます。 こちらにつきまして、市のほうでも意見として、今回全員協議会に提出させていただいて、その後パブリックコメントをさせていただきまして、その中で意見聴取のほうをさせていただければというふうに考えさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) いろんな計画でパブリックコメントを取ると。まず、これが市民参画だというようなことでいろいろ説明を受けますが、パブリックコメントというのは、なかなかハードルが、出そうというようなことじゃ、いわゆる行政側が皆さんの意見を伺いましたというような内容に近いものがありますから、やはり積極的に当事者である牛堀地区の皆さんからこういうことが将来不安だねというようなことも出てくると思うんですよね。そこら辺はやっぱりお聞きしたほうがよろしいと思うんです。ぜひご一考いただければな思います。 ○議長(箕輪昇君) 答弁はいいんですか。 ◆3番(石田裕二君) じゃ、よろしくお願いします。 再々質問で。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、再々質問のご質問にお答えさせていただきますが、議員おっしゃるとおり、牛堀地域が過疎地域ということで、牛堀地域の皆さんの声をというような、意向をというようなお話をいただいているところでございます。 企画調整課長からは、パブリックコメントというような手続のお話をさせていただいたところでございます。 まず、企画調整課長もお話しさせていただいたのは、手続の関係で、ぜひともこの人口減少等に対する対応ということで過疎債を活用した取組をなるべく早い段階で進めたいという中では、9月の議会にこの計画をご議決いただけるような手続で、6月10日の全員協議会でお示しをいたしますが、この潮来市過疎地域持続的発展計画の内容は、今素案の段階でございますが、おおむね概略的な計画の事業をある意味概略的に計画をつくらせていただいておるところなんですね。これは、これまでの全国的な過疎地域の全国的な市町村が計画を進める起債も同様のものでございます。その計画をさらに一つ一つの事業を細かく練り上げる作業は、9月議会のほうに進めていければなと考えおるところでございます。その段階を踏まえながら、住民の皆さんのご意向も伺えるかどうかも含めて研究をさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) 段階的に住民の意向も聞くことを研究したいということでございますが、質問するに当たってネットでちょっと調べたらいろいろ出てくるんですね。花巻市の旧大迫町、東和町、これ潮来もあやめサミットだったり、ほたるサミットで一緒だったところなんですけれども、住民説明会資料というのが出てきまして、やはり住民の皆さんの意向を聞くというのが大事なステップなのかなと思いますので、ぜひご意向をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、牛堀地区の地域資源について再質問させていただきますが、本当に牛堀地区というのは文化財がいろいろございます。やはり地域の中の地域活動支援として、そういういろんな地元をまず知る。あるいはそれに対して、島崎城を守る会の皆さんですとか、いろんな方が活動されています。それを牛堀全体の活動に広げるためにも、こういう地域資源を生かして、その皆さんの活動を支えていくということは、いわゆる過疎対策の一つの方法としては有効な手段じゃないかなと思っています。 先ほど幾つかの文化財挙げられておりましたけれども、本当に牛堀というのは城が3つあって、島崎城、長山城、佐竹氏の今度は大台城という、これは7年ぐらいしかないようなんですけれども、そのような歴史的な史跡もあります。先ほど言った自然遺産もしっかりあると。そういういろいろな取組のためにも、ぜひ文化財としてまず調査をしていただきたいなと。特に遺跡の場合には土取りとか、あるいは形状変更されると、これ致命的になりますので、しっかりとして、今のうちに跡を調査して保存する。あるいは調査してしっかりと残していくということが必要だと思います、そこら辺の文化財としての指定の取組について再質問させていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 吉川生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(吉川増夫君) 文化財の調査ということで再質問をいただきました。 現在、長山城というところで、その調査に関してお話をさせていただければなと思うんですが、長山城跡は潮来市指定の文化財ではございません、今現在は。ですが、茨城県教育委員会が昭和60年3月に編さんしました重要遺跡調査報告書に城館跡や、同じく茨城県教育委員会において今年度完成予定の中世城館跡総合調査の報告書にも掲載されるなど貴重な城跡であると認識しております。また、地元の方々が城跡の整備を進めておりまして、指定文化財にしてほしいという意向も聞いております。 今後、十分な調査が必要になると思われますので、潮来市文化財保護審議委員の皆さんのご意見を伺いながら取り組んでまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) まず、今、お答えいただいた長山城ですけれども、課長の地元のところですね。その昔、日吉山王神社の祭礼の夜に夜襲を受けて、イッペイ城というような、今、名称がついて、名前が呼ばれているところもありますし、夜渡った川が夜越川というような、そのような逸話がある、由来があるところです。ぜひ、こういう物語もやっぱり地域づくりのためには非常に大事ですから、こういうものを生かしながら、都市部地域の発展のために、ぜひこういう史跡を大事にしていきたいなと思います。よろしくお願いします。 それでは、大項目の市民協働政策についてお伺いいたします。 ここについては、議長のほうにまずお伺いしたいと思うんですが、3点伺っておりますけれども、1点目と3点目については、先ほどの議員から質問があったところなんですが、お答えについては省いていただいても結構ですが、再質問をさせていただくような形でいかがかなと思うんですが、よろしいでしょうか。お答えいただいたほうがよろしいですかね、全部。 ○議長(箕輪昇君) はい。どうぞ、いいですよ。 ◆3番(石田裕二君) じゃ、簡単にあれですかね。 じゃ、まずコロナ禍からの地域コミュニティの復活、活性化というものが求められています。本市では、地方創生臨時交付金を活用した地域活動支援事業に取り組んでおりますが、そこで次の3点についてお伺いをいたします。 1つ目が、各自治区への活動支援事業はどのように展開されているのか、お伺いします。これは先ほどと一緒のものでございます。 2点目が、今年度は市民の安心・安全の取組から防災訓練の実施や防災マップの配布が予定されております。より地域のつながりを促すためにはどのような工夫をされるのか、お伺いをいたします。これについては初めての問いでございます。 3点目の区加入率の低下の中、コロナ禍によってますます各区は苦慮しております。本市では区長アンケートを実施しているが、その結果及び対策をお伺いいたします。これは先ほどお答えいただいている内容と一緒でございます。ですから、1番と3番番については簡単に本当に結構でございますので、2点目についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) よろしいですか。 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございますが、簡潔にというようなお話でございます。答弁をさせていただきます。 令和4年度の新規事業として、新型コロナウイルス感染症の影響下において、各区会が地域コミュニティ活動の持続及び再開のために実施する事業に対し、10万円を上限とする補助金を交付させていただく事業でございます。また、本事業に続く活動支援事業につきましては、引き続き各区長様からのご意見をお伺いしながら、効果的な支援内容を研究してまいりたいと考えておるところでございます。 次に、2点目でございます。 防災マップの配布でございますが、こちら地域のつながりを促すためにどのような工夫がされているかというご質問でございます。防災訓練につきましては、コロナウイルス感染症拡大防止のため2年間中止としてございましたが、今年度は3年ぶりに日の出地区を中心に、日の出小学校をメイン会場として、市内全域で実施する計画で進めてまいりたいと考えているところでございます。 実施に当たりましては、各地区自主防災組織、消防団、民生委員、児童委員の皆様をはじめ、市民の方に参加をしていただきたいと考えておるところでございます。感染症対策等に努めながら、各地区における災害時の避難や役割等を促していきたいとも考えてございます。また、より多くの方に参加していただけるよう回覧板をはじめ広報紙、防災無線、ホームページ、メルマガ、公式ライン等を活用し、周知を図ってまいります。 防災マップにつきましては、令和4年2月に完成し、これから全戸配布を予定しております。配布に先立ち、潮来市ホームページ、潮来市デジタルハザードマップにて公開してございます。配布につきましては、区長回覧において配布するほか、市公共施設や関連施設、コンビニエンスストア等でも配布する予定でございます。 3点目でございます。こちらの答弁も簡潔にというお話もいただいておるところでございます。答弁させていただきます。 区長アンケートにつきましては、本年2月に市内の全ての区長様に調査をさせていただき、約94%となる62地区の区長様からご回答をいただけたところでございます。また。内容につきましては、先ほど総務課長がお話ししましたので、今後の対策でございますが、市として令和4年度から新たに取り組んでいる内容もございますが、これらに加え、アンケート結果や区長様との意見交換等も積極的にさせていただきながら、区の活動を活性化していくための方策について今後研究を進めてまいりたいと考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 ここで暫時休憩といたしたいと思います。 再開は1時30分です。                          (午後0時00分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) それでは、休憩前に引き続き再開をいたします。                          (午後1時30分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) 石田議員の質問は、大項目3番、小項目については再質から質問を継続願います。 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) 午前中に引き続きよろしくお願いいたします。 それでは、大項目3の(1)ですね。各自治区への活動支援事業はどのように展開されるかについて再質問をさせていただきます。 まず、この制度ですけれども、今回、要綱ができて、申請ということのようです。そうなりますと、それぞれの区長さんが考えながら申請をしていくということになろうかと思います。この場合、慣れない区長さんの場合に非常に重荷になるという方もいらっしゃるんじゃないかなと思いますが、当然、いろいろな問合せについては担当課としても丁寧にお答えをしていると思いますが、ここで午前中、市長も言及されました職員の活用というようなことがお話がありましたけれども、これは日本一の川の中で市民協働とかいろんなことで、職員の皆さんの活用というようなお話があったわけです。 潮来市の制度には地区担当職員制度というのがありますが、こういう活用というのはいかがかなと思っております。当然ながら、職員の皆さんには制度のまずこの趣旨を、市民協働活動支援事業についてご理解をいただいた上での話になると思いますけれども、研修するとか、区長さんと一緒にそれぞれの地区がコミュニティの活性化について職員の皆さんと一緒に考えると、アドバイスをすると。これは区の役員さんにとって非常にありがたいことかなと思います。 ただ、これは当然ながら、職員のボランタリィー精神頼みでは職員の皆さんも大変ですし、士気に影響を及ぼすこともあろうかと思います。これは、当然、仕事の一環として手当等の処遇をしながら、しっかりと各地区の区長さんと一緒に、その区の活動支援事業を展開するということを一緒になって考えると。その上でしっかりと10万円を有効的に、本来やっぱりコロナ対策、あるいはコミュニティの復活、活性化のための方策を取り組んでみてはいかがかなと思うんですが、見解を伺いたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 村田総務課長。 ◎総務課長(村田政子君) ただいまの石田議員の再質問にご答弁させていただきます。 潮来市では、地区担当職員制度と議員がおっしゃいますように、各地区に地区担当職員を配置して、各区と行政を結びつけるパイプ役として地区担当職員制度を設けております。また、今回、事業の実施に当たりましては、区長様に対して、まずこの事業につきましての、区長様にどのようにご説明をしたかというところからお話をさせていただきますと、5月9日に開催した区長会役員会において、まず事業説明のほうをさせていただきました。その後、5月26日に全地区の区長様に事業概要、事業例、申請方法などを文書にしてお示しして、お知らせをしたところです。また、申請に際しまして、お問合せとかご不明な点があれば総務課のほうへ直接お問合せをいただき、補助金活用のアドバイスをさせていただいているところです。 現在、各区長様のほうからは補助金の申請のご相談を実際にいただいております。あと、現段階で10地区の区長様の各地区からの補助金の申請も受け付けております。そのような中で、まずは総務課の担当のほうで今、丁寧にご説明をしているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 石田議員。
    ◆3番(石田裕二君) 市でもいろんな国から、県からの助成事業があったりとかそういう場合にも、やはり事例だとかアドバイスというのは当然ある、市がやるにしても。やはり区長さん方でも、なかなかそういうものに慣れていない方もいらっしゃいますから、これは当然、最初は担当課のほうで対応されると思いますけれども、やはり66区ですよね。やっぱりそれだけの皆さんを一遍にというわけにも、なかなかこれは難しいものがあろうと思うんですね。講座のような形でやる場合もあるかもしれませんけれども、職員の皆さんがそういう対応をされれば、より効果的な展開ができるかなと思いますので、ご提案をさせていただきました。これにつきましては、ご検討いただければと思います。 それから、2番目の安心・安全の取組ということに移りますが、3年ぶりだということで、訓練の復活ということに重点を置くということだと思いますが、これまでも各議員から区の存続、これからの自治会運営について非常に懸念される話が出ております。それで、延方区長会でも、皆さん、話をされて、10万円の支援活動についてもみんなで話合いをしたりとか、どういうふうに使ったらいいだろうかというような話をしていますが、延方区長会の皆さんのお話を聞くと、一番区の魅力は安心・安全のために各区が役立つんだということが、非常に求心力があるんじゃないかというようなお話がありました。 ですから、こういう防災の取組を区として取り組むことによって、その地域に一緒に暮らす皆さんが区の加入の一つの大きなメリットとして位置づけられるかなと思っております。そのためにも、やはり毎年同じことを繰り返すというよりは、非常に重要性な取組ということで、区民の皆さんが、66区がそれぞれが自主的に活動できるような取組を求めたいと思いますけれども、そういう取組を今後もされるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(箕輪昇君) 再々質問の答弁を願います。 村田課長。 ◎総務課長(村田政子君) ただいまの石田議員の再々質問につきまして、ご答弁をさせていただきます。 今年度の防災訓練は、コロナウイルス感染症が落ち着いてきてはいるものの、基本的な対策を十分に行いながら3年ぶりに開催いたします。まずは、防災訓練を通しまして、自助、共助、公助の下、地域コミュニティがさらに図られるような機会となればと考えて実施いたす予定でおります。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) それでは、いろんな区に対する取組はしていただけるということでありましょうけれども、最後に3番の加入率の低下、コロナになって苦慮しているということで、実施の中で、結果的には活動支援事業10万円の事業を実施して活動支援をしていくということで、そこで例えば神栖市の場合、今年度から町内加入ポイントカード制度というようなものも、いろいろやっぱり神栖市でもアンケートを取ったり、区長さん方と話合いをした結果、やっぱりメリットがなければなかなか加入しづらいということで、このポイント制度を導入し始めたところですね。 本市としても、やっぱり継続した活動支援が必要だと思うんです。単年度で10万円ということじゃなくて、やっぱり継続して今後、市民協働や地域コミュニティの復活、活性化を促すためにも、次年度以降もやっぱりしっかりと継続支援をしていく必要があると思うんです。このポイントカードと同じようなものをしろということではございませんし、何かしらやっぱり継続した取組をお願いしたいと思うんですが、最後の質問とさせていただきます。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、3点目の再質問でございます。 神栖市の事例も踏まえてのご質問かと思います。これまでもご紹介をさせていただきましたが、私ども潮来市といたしましては、潮来市若年世帯の定住促進助成金の要件に、区に加入していることを追加させていただいたところでもございます。また事業を、これから形を今、つくっておるわけなんですが、これから進めるところなんですが、潮来市健康づくり事業においても区の加入に対するポイントを付与する予定でございます。 このように、本市においても、先ほども議論いたしましたが、区の加入率の低下が課題でございます。日の出地区も大分私どもも心配しておるところでございます。このような中で、先ほども議員のほうからお話ししていただきましたが、1区当たり10万円を上限として補助金を交付させていただきます地域活動支援事業補助金でございますね。こちらの私どもの目的は、地域コミュニティ活動の持続と再開のために実施をしていただける事業を進めていただきたいということで、区長会の役員会、そしておのおのの区長さんへ事例も踏まえてご案内をさせていただいておるところでございます。 先ほど総務課長が申しましたように、10の区については既に総務課のほうへ事業が上がっているところでもございます。このように区長様と連携をさせていただいて、今後開催される区長会役員会においてもさらに連携をさせていただいて、区の加入率、そして安心・安全なまちづくり、そのようなまちづくりも区長さん方とぜひとも一歩一歩、まちづくり、進めていければなというふうに考えております。議員各位におかれましても、引き続きご指導のほどをよろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 石田議員。 ◆3番(石田裕二君) 各施策の根幹となる市民協働の取組、コミュニティ振興の取組ですね。コミュニティ助成事業もさきの議員からは見直しも必要じゃないか、ある程度の使いやすい必要性があるんじゃないかというご指摘もありますし、やはりこれを継続しながらコミュニティ振興、市民協働というものに取り組んでいただければなと思います。 以上によりまして、3番、石田の質問、終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(箕輪昇君) 以上で、3番、石田裕二議員の質問が終わりました。----------------------------------- △兼平直紀君 ○議長(箕輪昇君) 引き続き、5番、兼平直紀議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 兼平議員。     (5番 兼平直紀君 登壇) ◆5番(兼平直紀君) ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、順次質問をしてまいりたいと思います。 大項目の1番、潮来市(旧牛堀町)が令和4年4月1日から一部過疎地域に追加されたことについて。 2020年の国勢調査を受け、総務省は令和4年1月中旬、過疎地域持続的発展支援特別措置法(過疎法)に基づいて、当市旧牛堀町が過疎地域に指定されました。令和4年度市長の所信表明でも「この過疎法の適用に伴う手厚く有利な財政支援措置等を活用し、魅力ある地域の創造を周辺自治体と連携し、市民の誰もが元気で住みやすいまちを実感することのできる環境づくりなど、行政のみならず、市民や地域、事業者などが緊密に連携し市を発展させていくことが市長である私の責務と考えております。引き続き市民の皆様に寄り添った施策を積極的に展開し、この水郷地域の未来を見据えた施策「日本一の水路のまち」など、持続可能なまちづくりを推進してまいりたいと考えております」と表明しております。 そこで、現状並びに今後の方針について伺います。 ①旧牛堀町が過疎地域に指定されました事由について伺う。 ②過疎地域に指定されたことによるメリット、デメリットを伺う。 ③財政上の特別措置(過疎対策事業債等)、その他の特別措置の適用を受けるには計画が必要であるが、今後の方針を伺う。 こちらの問題はさきに数名の議員のほうで質問してまいりますので、ダブるところは簡単に略していただいても結構ですので、よろしくお願いいたします。 ○議長(箕輪昇君) 答弁願います。 額賀総務部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございます。旧牛堀町が過疎地域に指定されました事由について伺うというご質問でございますが、これまでの答弁等々の中を踏まえながら簡潔にというお話をいただけたものですから、答弁させていただきます。 旧牛堀町地区につきましては、令和2年国勢調査を踏まえ、40年間人口減少率が31.7%、25年間の人口減少率が25.5%となり、また財政力指数につきましても0.50となりました。このようなことから、人口要件、財政力要件を満たすこととなり、旧牛堀町地区が過疎地域として指定されたものとなるものでございます。 続きまして、2点目でございます。過疎地域に指定されたことによるメリット、デメリットを伺うというご質問に答弁をさせていただきます。 過疎地域に指定されたことによるメリットといたしまして、過疎債を中心とした大変有利な財政支援措置がございます。これまでもお話をさせていただいておりますが、過疎債につきましては充当率100%、元利償還金70%が普通交付税で措置される地方債となってございまして、ハード事業、ソフト事業に活用可能となっております。大変有利な財政支援措置として活用してまいりたいと考えているところでございます。 デメリットにつきましては、過疎という言葉のインパクトによるイメージの低下が挙げられると考えているところでございます。このような指定をチャンスに変えるため、過疎債等活用しながら、持続可能な地域社会の形成及び地域資源等を活用した地域活力の向上が実現するよう取り組んでまいります。 続きまして、3点目でございます。計画が必要であるが、今後の方針を伺うというご質問にお答えをさせていただきますが、これまでの答弁と重複するところ、簡潔にというお話をいただけておりますので、答弁させていただきます。 現在、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法に基づき、潮来市過疎地域持続的発展計画の素案策定に向けた事業の洗い出しなど庁内の調整を図っているところでございます。計画の策定につきましては、計画案を6月10日の潮来市議会全員協議会へ提案させていただき、その後、パブリックコメントの実施を予定してございます。茨城県との協議を経まして、9月の定例会にて市議会の議決をお諮りしたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) ①の再質問をさせていただきます。 今の答弁で、指定されるというのは市全体の財政力指数と、あと数年間の旧市町村の人口減少率で、数値で決まると、それで当てはまったということです。そこで、過疎法と呼ばせていただきますが、この過疎法は時限立法で、昨年の令和3年3月で満了し、もう1年スタートして、実質9年ですね、残り。令和13年3月31日までとの時限立法になっております。 算定する中で、国勢調査という言葉が出てきて、これはこの期間中にも国勢調査が入ると思うんですね。そうすると、この対策をするということは、人口減や対策をして改善していくということなんですが、その期間中に、あるいはその数値の判定基準が変わったときに、この特別措置法は10年間継続されるのか。あるいは、そこで数値が2つ当てはまる基準のどちらかは外れる時点でなくなるのか、その辺についての回答をお願いいたします。 ○議長(箕輪昇君) 再質の答弁願います。 草野企画調整課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 国勢調査の関係で、次の特別措置法の関係が見解が変わるのかという質問かなと思いますので、そちらのほうとして答弁させていただきます。 こちら、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法が施行されたのが令和3年4月1日から令和13年3月31日までの10年間の時限つきでございます。今回、潮来市につきましては、令和2年の国勢調査の結果によりまして、年齢別人口構成の公表を踏まえまして、令和4年度から過疎地域の指定をされましたので9年間となります。9年間となりますので、一応よろしくお願いします。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 草野課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 失礼しました。9年間となりますので、変わらないということになっております。 以上でございます。失礼いたしました。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今の答弁で、期間中の数値が変わっても9年間続くという認識でよろしいでしょうか。これが続けば、また判定があるということだと思います。 続きまして、②の再質問をさせていただきます。 メリット、デメリットといって、メリットのほうが多い。そして、言葉の過疎というほうがちょっとイメージがダウンするんじゃないかと。その中で、こういう指定をやっぱりチャンスと見ているというのは本当に前向きに捉えていいことだと私も思います。 そこで、再質問をさせていただきます。 この特別措置法のほうでは、主に財政支援、課税措置、あと行政措置と3つに分かれております。過疎債のほうは財政支援で充当率が100%で、70%が交付税で戻ってくると。そういう手厚い施策が期待ができるということで、そこで課税措置のほうについて、チャンスに変えていくというところで、当然、ここに指定されたところに課税措置のほうでは固定資産の特別償還ができるとか、そこに入ってくる行政に対しての課税対象措置があると思うんですね。それは今後の企業誘致、今、管轄していると思うんですが、いち早くそこに反映させて、あるいは課税措置だと条例が必要になってくると思うんですが、すぐつくって、ホームページなりPR事項に使うべきだと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 2点目の再質問でございます。お答えをさせていただきます。 企業に対する税制の関係のお話かと思いますが、この過疎地域持続的発展の本市の計画を策定することによって、税制に対する課税免除や減収補填措置等を講ずることができるような仕組みもございます。いち早くその点に議員のほうはお気づきのことかと思います。それらを企業誘致等々に使って誘致に結びつけるというようなことは、大変考え方としては私も一致するところでございます。 ただ、その計画をこれから策定をまずしていかなければなりません。それを県と協議をしていかなければなりません。そのような手続を踏まえながら、このような企業に対する税制措置をどのように優位にPRしていったらいいのかも含めながら考えさせていただいて、議員のお考えのものも活用していければいいなというふうに考えるところでございます。ありがとうございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 再々質問をさせていただきます。 再々質問に移る前に、早く知らせることによって、この地域に製造業や農林水産物を販売すること、あるいは旅館業という、そういう業種も対象になるんで、ぜひ整備して、反映させていただきたいと思います。 再々質問は、活性化をするというのは、いつも地元企業とかそういうのを呼ぶというときに、潮来市は必ず土地規制が入るんですね。ここは過疎地域になったときに、この指定を受けたことによって土地の利用とか規制緩和に関することは緩くなるんでしょうか。緩くなるというか、その土地の縛りが軽くなるような内容のものというのは入るんでしょうか。入るか入らないかでいいです。ぜひ、その点が潮来市ではいつもの課題になってきますので、この過疎法によって土地利用に関する規定とかそういうのは緩和されるようなことがあるんでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 再々質問の答弁願います。 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、再々質問にお答えをさせていただきます。 先ほど来から申し上げておるところでございますが、計画の策定を今、進めておるところでございます。6月10日には素案をお示しさせていただきますが、先ほどもここで答弁も踏まえてお話をさせていただきましたが、本計画素案につきましては、今のところ考えておるのが概算的な計画でございまして、その後、事業に対して予算もきちんと張りつけながら、その事業を精査していくところでございます。そのような考え方を茨城県と決めていかなければならないものもございます。 ご提案いただいた土地の規制緩和的なものもこの過疎法の中で呼び込める等の考えもあるんですが、なかなか県と今、確認を取るところでございますので、今後、茨城県のほうへ確認をさせていただいて、ご報告をさせていただきたいと考えます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今の問題はやはり気になるところなんで、後日、ご報告をお願いいたします。 続きまして、③の再質問をさせていただきます。 計画は今からつくって、いろいろな措置をしていくということで、偶然、牛堀町が指定されましたが、過疎対策、あるいは人口減というのは旧潮来市にも関わることでございます。この特別措置法で財政支援、あるいは行政支援、課税措置が受けられるのは牛堀地域なんですが、当然、人口対策は市でやっていかなきゃならない中で、過疎債と含めて、やはり牛堀が重点的になるとは思うんですが、併せて差がつかないような、地域差ができないような、バランスを取ったやり方が必要になってくると思うんですが、そこで、牛堀地区でやる事業とかそういうのは必ず必要だと思うんですが、その中で行政措置の中で都道府県代行制度というのがございます。「過疎地域市町村は財政力が弱く、技術的能力も十分でない場合が多いことから、過疎法では本来市町村が事業主体となって整備すべき根幹的な市町村道及び公共下水道について、都道府県が市町村に代わって事業を行うことができるものとする」という項目が入っております。牛堀地域が過疎法でなったんですけれども、やはり発展的にやるのは潮来市全体で考えていかなきゃならないということなんで、牛堀地域で渡せるところは渡して、あるいはその分、潮来市も旧市町村単位で考えるならばバランスよくやることも大切だと思うんですが、その辺のことについては計画書に織り込むつもりはございますでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 再質問に答弁願います。 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 3点目の再質問にお答えをさせていただきます。 今、計画の素案をつくっておる中で、その計画を潮来市過疎地域持続的発展計画ということで素案を今、進めておるところでございます。ですから、牛堀地区ではございますが、潮来市全体としても考えるような、そういうような素案づくりを今、進めておるところでもございます。また、ご提案のあったところにつきましては、確認をさせていただきながら進めさせていただければというふうに存じます。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) この計画をつくる上で、今、新しい考え方も出てきていますので、SDGsとか、あとソサエティー5.0とかいろいろ親和性がある、対策ができる、いろいろな考え方が出てきておりますので、ぜひそれを反映させて、潮来市のためにやっていただければと思います。 続きまして、大きな2番のふるさと納税のほうに移らせていただきます。 潮来市のふるさと納税の現状と今後について。 ふるさと納税とは、納税されている方が応援したい自治体に寄附することにより、寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。令和3年度の当市のふるさと納税は好調だったと聞いております。全国的に好調なのか当市だけが好調なのか、好調の事由についてどのように分析しているのか、今後の対策について伺う。 ①ふるさと納税は、潮来市民の方が他の自治体に寄附すると潮来市の税収が減少する側面があります。そこで、当市のふるさと納税による増収額、減収額の過去5年間の差額を伺う。 ②ふるさと納税は、今や返礼品による自治体の競争となっており、当市も避けて通れません。魅力ある返礼品の開発が重要になってきます。そこで、商品開発について現状と今後について伺う。 ○議長(箕輪昇君) 額賀総務部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、まず1点目でございます。ふるさと納税による増収額、減収額、過去5年間の差額を伺うというご質問でございます。答弁させていただきます。 過去5年間の潮来市の増収額、減収額に関するご質問に答弁させていただきますが、令和3年度分につきましては、現在、確定していないため、平成28年度から令和2年度の5年分についてお答えをさせていただきます。 平成28年度につきましては、寄附金額が3,565万円、寄附募集に係る費用が2,493万2,000円、税控除額、いわゆる減収額ですね。これらが944万6,000円であり、差引き127万2,000円の増収となっております。それでは、29年度にまいります。29年度につきましては寄附金額が5,744万円、寄附募集に係る費用が3,411万7,000円、税控除額、いわゆる減収額ですね。1,212万5,000円であり、差引き1,119万8,000円の増収となっております。平成30年度につきましては、寄附金額が8,728万5,000円、寄附募集に係る費用が5,250万7,000円、税控除額、いわゆる減収額ですね。1,472万円であり、差引き2,005万8,000円の増収となっております。令和元年度につきましては、寄附金額が1億3,007万5,000円、寄附募集に係る費用が6,423万2,000円、税控除額、いわゆる減収額ですね。1,470万2,000円であり、差引き5,114万円の増収となっております。令和2年度につきましては、寄附金額が1億5,076万円、寄附募集に係る費用が7,206万6,000円、税控除額、いわゆる減収額1,755万8,000円であり、差引き6,113万6,000円の増収となってございます。 過去5年間の収支状況は以上でございますが、なお寄附金税控除額による減収のうち75%は普通交付税により補填されているところでございます。また、令和3年度の潮来市ふるさと納税の寄附額は1億8,086万3,000円でございまして、令和2年度の寄附額の1億5,076万円から約2割増加してございます。さらに、令和4年度は2億5,000万円を目標額に設定をさせていただきまして、将来的には寄附額10億円を目指してまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、2点目でございます。商品開発について現状、今後について伺うというご質問でございます。 潮来市ふるさと納税の返礼品は約180品、ポータルサイトに掲載し、寄附金額に応じてお礼の品として寄附者にお送りをしてございます。現在、返礼品を増やすために、次の2点について取り組んでいるところでございます。 1点目は、既に登録されている事業者へ、さらに返礼品として提供していただける商品がないか聞き取りを行い、魅力ある返礼品として練り上げ、追加していくことでございます。 2点目は、まだ返礼品取扱い事業者として登録されていない事業者に対し、事業者説明会や直接訪問を行い、返礼品事業者として登録して、返礼品を提供してもらうこと。事業者説明会につきましては、昨年度2回、開催してございます。1回目の説明会は令和3年7月15日に開催をしまして、13事業所のご参加をいただきました。第2回目の説明会は令和4年3月22日に開催し、19事業者に参加をいただいたところでございます。 今後につきましては、現在行っている2つの取組と併せ、登録した返礼品の中で動きが悪いものを取り上げて、リニューアルやブラッシュアップを図るといった取組を進めさせていただき、さらに魅力ある返礼品に結びつけたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) ただいま答弁をいただきまして、①の再質をさせていただきます。 やはりふるさと納税というのは競争になっていて、やってよかったなと、やっていないと減収する対象になっていると。唯一稼げるところだと思っております。今の答弁で、平成30年度からだんだん上がってきて、今、数字いっぱいあったんですけれども、令和2年のほうなんですけれども、寄附金額が約1億5,000万円。控除対象取られたのが1,700万円、費用で7,200万円、差引きで6,100万円。やはりこれが自主財源になっているというのは非常に大きいことなので、本当にすばらしいことだと思います。 1,700万円の控除のうち7割が入ってくると、大体1,300万円ぐらい戻ってくるのかなという形にはなると思うんですが、そこで2番の答弁も含めた中で商品開発をしていかなきゃならないんですが、現状、この伸びた、令和3年度に至っては1億8,000万円になっているということなんで、この伸びた主な分析結果ですか。どういう品種、あるいは品目、どういうことで伸びたか、ご回答願います。 ○議長(箕輪昇君) 草野企画調整課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 伸びた分析ということで、令和2年から3年までの伸びたことについての分析ということで、そちらのほうに答弁させていただきます。 こちらなんでございますが、令和2年から令和3年度にかけまして、主に2つの要因が考えられるかなというふうに考えております。1つ目としましては、ポータルサイト、今回、楽天ふるさと納税のサイトのほうを追加させていただきました。そのことと、2つ目につきましては、事業者が20社から31社、11社のほう増加させていただいています。また、返礼品の数なんでございますけれども、こちらのほうも30品目ほど増加しております。今現在、先ほどのお話で180という話もあったんですけれども、今伸びておりまして、192のほうに伸びております。 それと、付け加えまして、広報の仕方もちょっと考えさせていただいて、見やすく研究させていただいております。そちらのことから、品目というよりも全体的に伸びているんじゃないかなというふうに分析させていただいております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今の答弁で、やはり売場を広げたと。あと品目を増やしたということが増減の理由でないか、これ大切なことだと思います。 ②のほうでも答弁いただいて、今、新しい事業者を探しているような活動をしていると思うんですが、現状、新しい業者を探している。あるいは現状対応している、ふるさと納税を担当している体制というか人数は何人ぐらいでやっているんでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 再々質問に答弁願います。 草野課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 主に担当させていただいているのが2名おります。プラス、あと係長、課長補佐、私も含めまして、一緒に共に進めさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 申し訳ないんですが、もう一問、確認させていただきたいんですが、令和2年度の、よろしいですか。 ○議長(箕輪昇君) はい、いいですよ。 ◆5番(兼平直紀君) すみません。令和2年度の1億5,000万円上げたときの件数は何件ぐらいだったんですか。 ○議長(箕輪昇君) 草野課長。 ◎企画調整課長(草野吉広君) 令和2年度の寄附させていただきまして件数でございますけれども、令和2年度の件数につきましては、1万2,824件でございます。よろしくお願いします。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 続きまして、②の再質させていただきます。 先ほどの答弁の中で、来年度は2億5,000万円、行く行くは10億円を目指すという中で、10億円を売るというときには、もちろん品種を増やす、売場を探すということが大切だと思うんですが、その10億円をつくるための体制をやはり市役所のほうでもつくっておかなきゃならないんじゃないかと思うんですね。数字をいただいたんであれなんですが、令和2年度でいうと、1億5,000万円の寄附を集めるのに1万2,800。これ、ちょっと計算しやすいように1万5,000件とすると、1件当たり1万円ですよね。10億を売るということは10万件、商品数にすると10万個の在庫を抱えるとか10万個の商品開発をつくれる体制にしなきゃいけないということです。 例えば、探しているところが、うちは1万円ぐらいは年間100個しか作れないやと。あるいは100万円のものが100台だったら1億円になりますよ。10億円を売るには1日270万から300万。その件数を処理するというのはサイトがあると思うんですが、その商品開発を進めるというのは、業者と相談しながら作っていく。あるいはそういう体制で、1年間10億円目指す体制をつくっていけるのかということなんですね。 今、お伺いした中で、今、4名でやっている。いずれどこかでジャンプアップするようなことになると思うんでが、それに向けて市の体制というのはどういうふうに考えていますでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 2点目の再質問にお答えをさせていただきます。 10億を目指す中で議員の推計は、寄附件数10万件というようなお話もいただけたところなんですが、私どもの想定しておるのが5万件、5万600件ぐらいだろうというふうに推計をしておるところでございます。そういった中で、現行の体制、担当2人、そして係長、課長補佐、課長と。私もふるさと納税を学びに行ったり、あと事業者説明会にも参加をさせていただいておるところでございます。確かに10億円を目指す中では、今後、その業務の量、そういうのを見させていただきながら、状況を見ながら研究をしていきたいなと考えておるところでございます。 そのようなお話をさせていただいたのは、ある程度、業務委託も併せて進めさせていただいておるところでもございます。1億5,000万から1億8,000万に至ったのは、ポータルサイトを2つ増やすと。さらに1億8,000万から10億を目指すのも、ポータルサイトをさらに2つ増やさせていただいておるところでもございます。そういうような委託の状況など踏まえ、業務の量も見させていただきながら研究をさせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) 私のほうから付け加えさせて、答弁させていただきます。 最終的には10億を目指すということで、今現在、これまでの返礼品が食品等を中心とする返礼品だったのを食品以外の返礼品、地元の事業者さんにいろんなものを作ってもらって、それを今度は返礼品にしていくようなこともチャレンジしております。 それと、境町に私も行きまして、何人かで行って研修させていただきました。境町は30億を超えるふるさと納税がございます。全国でも有数の納税をいただいているんですけれども、それには一つは町長さん自らがトップセールスで商品開発をしているということと、庁内、担当云々ではなくて、町の職員さんがふるさと納税に何らかの形で皆さん、関わっているということで、やはり全員でふるさと納税をしっかりと確保していくんだという体制で、私も含め、副市長も含め、特に幹部職員は先頭を切って、ふるさと納税、いろんなアイデアを出しながら、担当に伝えて、すぐに変更できるようにタイムリーにやって、最終的には目標に近づくように頑張っていきたいと考えておりますので、いい業者さん、それからいい返礼品がありましたら、議員にもぜひご提言していただいて、提言いただけばすぐ、その対応をしてまいりますので、よろしくご支援のほう賜りますようお願いを申し上げます。 私からは以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今、市長のほうから答弁いただきましたので、本当に商品開発をするときには地元業者が中心になるんで、寄り添った、最後まで面倒を見るというか、丁寧な相談を通して開発に進めていただきたいと思います。 あと、市長の答弁の中にあったように、私も境町に行ったんですが、市の職員が何でやる気を出すかというと、市長のトップセールスなんですよね。市長とか執行部の方が一生懸命やっている。ふるさと納税に関わっている人は、市長たちがやっているんだから、私らもと。今やっている市の施策は、もうふるさと納税に頼っているって分かっているんですね。だから、私どもはやらざるを得ないというところなんで、市長の答弁の中でトップセールスということが出てきたので、ぜひ市長自ら率先して動いていただいて、新しい数を増やしてもらえればと思います。 続きまして、大きな3番のほうに移ります。 茨城県立カシマサッカースタジアムについて。 サッカーJ1鹿島アントラーズFC(小泉文明社長)は、2021年10月1日、クラブ創設30周年を迎え、新スタジアム構想を発表しました。現在の本拠地、茨城県立カシマサッカースタジアム(鹿嶋市神向寺)、そこに建て替える案と、ホームタウン内に新設する案があるとし、2026年をめどに具体的な方法を決定する。10年後までに建設を目指すという発表をいたしました。また昨年度の潮来市で行った小泉社長の講演会で、密室ではなくオープンな形で決定していきたいとの発言がありました。そこで伺う。 この発表を受け、当市の考え、方針を伺う。こちらはぜひ市長のほうからお答えいただければと思います。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) ご答弁を申し上げます。 この発表を受けまして、当市といたしましては、株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーへの新スタジアム候補地の企画提案書を5月31日に提出させていただいているところです。私自身の考える、新しいアントラーズの新スタジアムの候補地の考え方としましては、1つには、やはりサポーターファーストであること。それから、2つには感動と喜びを伝える鹿島アントラーズを誇りに思い、未来につながるスタジアムにしていかなければならないということが2つ目でございます。これは、やはりスタジアムは年間30試合ぐらいしか試合がございません。そういう中で利益を上げていくことというのは不可能なんですね。そういう意味では、やはり少しでも利益を上げて経営を安定させるという意味合いでは、立地が全てになってきます。そういう意味で、2つ目の感動と喜びを伝えて、未来につながるという、存続していくためにはどうしてもスタジアムの立地というのは重要になってくるという考えでございます。 3つ目には、ホームタウンである鹿行地域、ここの観光資源を活用して活性化を図れる地域というと鹿行の中心であります、ちょうど潮来が中心に位置するということ、交通の結節点であるということ、駅を2つ持っているということ、そしてバスターミナルを抱えている。そしてまた、道の駅も抱えている。ただ、いかんせん課題は農用地が全体に広がっているという規制がかかっているというところでございます。 課題は、大きくは現在のスタジアムの課題というのは、塩害の問題がございます。それから、茨城県とともに交通渋滞の対策を今までかなり行ってきたんですけれども、どうしても神宮橋を渡るということは、高速を直接スタジアムにつなげない限り、交通渋滞対策は解決できない。これは4月28日、いや4月じゃなくて、令和4年5月3日ですか。このときの開催のホームゲーム、このときは2万数千のお客様が見えたんですけれども、交通渋滞が発生しまして、観戦できずに帰ったサポーターの皆さんがたくさんいらっしゃったということでございます。2万人を超えるとどうしても収容し切れないというのが、あと帰りも、お帰りになるところも、高速の乗り口までが1時間以上かかるという現状がどうしても解決できない。そういうことで、私はこのような状況を鑑みて、茨城県の南の玄関口であります、鹿行の中心である本市の候補地を鹿島アントラーズのほうに企画書として5月31日に提出させていただきました。 なお、企画書提出、潮来市はしましたけれども、ほかどこも鹿行5市、企画書を5月31日までに出してくださいということでご案内がございましたけれども、潮来市以外がどこが出したかは承知しておりませんので、その点はご理解いただきたいと思います。また提案書の決定のプロセスというものは、内容と決定のプロセスに関しましては非公開となっているということですので、ご了承を賜ればと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今、答弁いただきまして、恐らく推測するに、答弁内容のことが計画書には入っているのかなというのは推測ですが。やはり一番知りたいのは、ホームタウンでどこに手を挙げたとか計画書の内容、あとプロセスが知りたいなと思っているんですが、まだ非公表で現段階ではできないということなんですが、やはり提出期限があって、潮来市が執行部の皆さん、また計画書をつくったんでしょう。その中で、期日に潮来市が手を挙げたと。いわゆるこの誘致活動に参加したということが、やはり今の段階で大変評価できることだと思います。ほかのところが挙げているか、挙げていないか分からないんですが、潮来市が名乗りを挙げていると。指を加えているわけではないよという意思表示をしたということが最大の評価ではないかと思います。 それで、非公表な部分があったり、計画書など。いずれなんですが、ここで再質問ですが、市長の答弁で申し訳ないんですが、いずれこの計画を進めていくのに、規模が大きいので県や国、土地開発や土地利用の規制とかの問題があります。もちろん、潮来市も財政負担をどの程度考えるのか、これだけ抱えるんだけれども進めるよとか。当然、どこかで住民に説明するなり、そういう機会を持たなければならないんですが、今、非公表な部分があるんですが、いずれそういう時期が来たら、発表できる段階が来たら、住民に対しての説明をしていただきたいと思うんですが、そのような機会は設けることを検討していただきたいと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 これは、非公開としているのは、私どもが、潮来市がしているわけではございませんので、言えないということでございまして、仮に潮来市に決まった場合は、財政負担計画書の中には潮来市の財政負担も全て入れ込んで、最高の企画書を出したつもりでおります。これからどうアントラーズが判断するか分かりませんけれども、その時点では、議会の皆様はじめ市民の皆様にしっかりと公開をして、議論をしていただきたいなと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 兼平議員。 ◆5番(兼平直紀君) 今、市長の答弁をいただきまして、大変な事業、あるいは大変な作業だと思います。ぜひアントラーズがこちらに来てくれるという判断が下されたときには、市民一丸となって熱いサポーターになれればと思います。 以上で、5番、兼平の質問を終わります。 ○議長(箕輪昇君) 以上で、5番、兼平直紀議員の質問が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。 午後2時45分に再開いたします。                          (午後2時36分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) それでは、休憩前に引き続き再開します。                          (午後2時45分)----------------------------------- △田崎清君 ○議長(箕輪昇君) 10番、田崎清議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 田崎議員。     (10番 田崎 清君 登壇) ◆10番(田崎清君) 10番、田崎清です。議長の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。 最初に、第71回水郷潮来あやめまつりについて。5月20日から開催されたあやめまつり、市長自ら、首相官邸、県知事を訪問しての宣伝効果を期待します。 そこでお伺いします。 ①アヤメ(花菖蒲)の生育状況をお伺いします。 ②コロナ禍での開催によるイベントの取りやめ、変更等をお伺いします。 ③3年ぶりの開催となった人気の高い嫁入り舟であるが、近年、全国から募集しているが、本市出身者の応募状況をお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 質問が終わりました。答弁願います。 榊原環境経済部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) それでは、まず第1点目でございます。 アヤメの生育状況についてご答弁申し上げます。 今年の花菖蒲につきましても、例年どおりの生育状況となってございます。また、育成管理につきましては、行方地域農業改良普及センターのご指導を仰ぎながら、土壌診断やウイルス検査などの化学的、客観的な分析に基づく助言をいただくなど、適切な管理を心がけているところでございます。 2点目でございます。 コロナ禍でのイベントの取りやめ、変更等についてご答弁申し上げます。 第71回水郷潮来あやめまつり実行委員会において、あやめ踊り、祇園祭礼踊り、また園内における飲食の提供につきましては、長時間の滞留を発生させるおそれのあるものといたしまして中止の判断をさせていただきました。一方で、嫁入り舟のルートと潮来ばやしの演奏につきましては、例年のスタイルから変更させていただき、実施をいたしているところでございます。いずれにつきましても、感染症対策に基づき、実行委員会で決定をさせていただいたものでございます。 3点目でございます。 3年ぶりの開催となった嫁入り舟の本市出身者の応募状況についてご答弁申し上げます。 第71回水郷潮来あやめまつり嫁入り舟の募集におきましては、応募者数は54組ございました。そのうち、花嫁、花婿ともに潮来市出身者が6組、花嫁のみが15組、花婿のみが6組、合計で27組の潮来市出身者からご応募をいただいております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) アヤメの生育状況は例年どおり。今まで17年間、アヤメの管理と申しますか、やられてきました方が3月で退職。その方の退職による管理の影響などはないですか。 ○議長(箕輪昇君) 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) ただいまご指摘をいただきました、退職に伴っての影響でございますが、こちらにつきましては、影響のないように小まめに作業員を、状況やまた生育状況の観察、さらに気になる部分につきましては、先ほどもご答弁いたしましたように、普及センターであったり、あるいはこれまでの花菖蒲協会の会長様にもご指導等を仰ぎながら、生育の管理に努めてきております。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) では、2番の再質問に入ります。 イベントの変更で嫁入り舟のルートが変更になった。そのことについてお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 河瀬観光商工課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) 再質問にお答えします。 嫁入り舟のルートについてなんですけれども、変更になりました。これまで櫓舟乗り場から噴水広場へ向かうルートから、今年度、津軽河岸跡広場を出発し、園内の櫓舟乗り場へ向かうルートに変更させていただいております。ルートを変更したことによって運航の距離が延長となりました。これは観覧者の分散化、観覧者の分散による密対策としての感染予防対策として変更させていただきましたところです。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) コースが変わった経緯、それは分かるんですが、今まであった常陸利根川、WAiWAiファンタジア、それを利用しないで、トキタさんですか。ここに沈没した舟とか、ずっと係留されている舟、これが。今、ここで回っていますよね、嫁入り舟、回っておる。この景観からと、あとこれまでの準備期間といったら申し訳ないんですが、3年間やらなかった間に沈没船、もしくはあやめまつり始まる前にはどいてもらうとか、お客さんが見て一番のメインストリートになるんですが、この選択に関しての考えをお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 再々質問の答弁願います。 河瀬課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) 再々質問にお答えします。 ただいまの田崎議員のほうからお写真で見させていただきました沈没船につきましては、確かに景観を損ねるものということで、議員様方の視察の際にそういうようなご指摘もありましたので、既に河川管理者であります茨城県潮来土木事務所のほうにお話をさせていただいて、相談させていただきました。 そこでの回答なんですけれども、実は沈没船を回収するに当たっては注意警告看板が必要であったり、一定程度の保管が必要になってくるというような状況から、あやめまつり期間中には注意警告板が非常に黄色で目立つものであるということから、逆に景観を損ねてしまうというふうに土木事務所のほうが判断してくださっております。なので、速やかに対応はしていただけるというふうにお約束をさせていただいていますが、あやめまつり終わり次第、速やかに。そして、一定程度の保管、周知をした上で沈没船の回収というような形になるとお聞きしております。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) もう一つ、ちょっとこのイベントに関する、取り上げて、一つよろしいですか。 ○議長(箕輪昇君) はい。 ◆10番(田崎清君) コロナ以前には、あやめまつりの期間中に地元の子供たちを無料で舟に乗せる。市内の幼稚園、保育所、また近隣市の園からも来るようなほどの人気の事業であったんですが、これはどうなっているのかだけをお伺いしたいのですが。 ○議長(箕輪昇君) 答弁。 榊原部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) そちらにつきましては、これまで潮来市商工会青年部さんのほうの事業として行われていたものというふうに伺ってございます。こちらに関しましても、本年度からこのろ舟遊覧の運営の主体となりました株式会社いたこまちづくり観光事業部のほうへ、その話もあったところでございます。こちらにつきましては、一定程度、今後は料金も頂く形で対応していくというふうには伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) ぜひ、この体験というのは大事なことで、子供たちも本当にこの2年間、3年目ですが、やっぱり経験が物を言う世の中でございますから、ぜひ体験させてやってください。 3の再質問。 嫁入り舟の本市の応募状況、27組。こういった中で推薦から漏れた本市の方と、どういう方向で選考、方法がされているかをお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 河瀬課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) それでは、潮来市出身の合格者についてなんですけれども、29組中、潮来市出身の方、花嫁、花婿ともに潮来市出身の方は6組、花嫁のみが9組、花婿のみが5組で、合計で20組でございました。選考の基準に関しましては、水郷潮来あやめまつり大会嫁入り舟選考委員会要領がございます。こちら、組織がありまして、組織によって選考基準を定め、選考基準に沿って嫁入り舟の選考に当たっているというようなところでございます。 選考の基準でございますが、まず例年6月を基準に前後1年以内に結婚された方、または予定の方としております。ただし、第71回に関しましては、水郷潮来のあやめまつり大会の嫁入り舟で2年お待ちになった花嫁さんがいらっしゃいましたので、令和2年6月以降に結婚された方、もしくは令和5年6月までに結婚予定の方ということで、基準を少し長く設けさせていただいた。そういったところが基準になっております。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 今の夫婦とか、女性とか出身にあったんですが、落選といったら申し訳ないんですが、推薦漏れした本市出身の方は何組ありますか。 ○議長(箕輪昇君) 河瀬課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) 落選者につきましては25組……
    ○議長(箕輪昇君) 暫時休憩いたします。                          (午後2時59分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) 休憩前に引き続き再開いたします。                          (午後3時00分)----------------------------------- ○議長(箕輪昇君) 河瀬課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) 選考に漏れた潮来市出身の方ということで、大変失礼しました。7組ございました。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 7組、本当に小さいときから「潮来花嫁さん」の歌を聞き、身近に見て育って人が推薦に漏れた。うちの娘があした、あさってやるんですが、本当に心から喜べない。自分の娘がなって、推薦に漏れた方が7組もあった。今年はスライドして、救済措置じゃないですが、9組を入れ込んだというのは分かるんですが、本来ならば潮来花嫁さんに申し込んでくれた方々、全員やってやりたい。これは時間の関係とかいろいろあるのかもしれませんが、せっかく申し込んでくれて、それで推薦に漏れたってなった場合、潮来市の方は特にそれはあると思います。 また、応募してくれた方もぜひやってみたい。ですから、この機会と申しますか、商工会青年部が中心となってやってきまして、今回から観光事業部となったわけでありますから、ぜひ救済措置といったら申し訳ないんですが、何とか皆さんがやれるような方法はないかをお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 再々々になりますけれども、答弁。 河瀬課長。 ◎観光商工課長(河瀬由香君) お答えします。 本当に議員のおっしゃるように、ご希望に添えなかった方につきましては、事務局、私どもも非常に残念さもあります。だからこそ、29組が特別な花嫁というふうにも感じているところでございますが、今回、残念ながら嫁入り舟ができなかった方の中には来年度、花嫁さんとして応募することができる基準の方もいらっしゃいます。また、秋など季節を変えて、嫁入り舟のような運航が実施できるかどうかを、津軽河岸跡広場、そして水郷旧家磯山邸の指定管理者であります株式会社いたこまちづくり観光事業部など、関係各位と相談しながら、実施に向けて研究してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) ぜひよろしくお願いします。本当に潮来の伝統行事、ぜひ経験させてやりたいと思いますので、何分にもよろしくお願いします。 それでは、2に入ります。 県とのパイプについて。原市政において2人目となる県から出向の建設部長と県を退職しての副市長に県とのパイプについてお伺いします。 ①県から出向の建設部長の経歴と任期及び抱負をお伺いします。 ②国交省の重点道の駅、自動運転サービス走行実験における結果検証をお伺いします。 ③前川、南幹線用水路「日本一の水路のまち基本計画」について、県との関わりをお伺いします。 ④県民の森、柔軟な運用、利活用について市の考えをお伺いします。 ⑤昨年度終了した県の補助事業で行われた大井川知事肝煎りのメガファーム事業について、結果検証をお伺いします。 ⑥国交省より出向の前建設部長からの申し送り事項をお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 質問が終わりました。 額賀総務部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) それでは、私ほうから1点目でございます経歴と任期について答弁をさせていただきます。 経歴としましては、平成7年4月1日、茨城県庁に入庁し、以後、竜ケ崎土木事務所、県土木部検査指導課、常陸那珂港湾事務所、水戸土木事務所、道路建設課、筑西土木事務所、土木部都市局公園街路課、保健福祉部長寿福祉課、産業戦略部立地推進局、土地販売推進課、土木部都市局下水道課が経歴となります。なお、現在は茨城県土木部管理課付となってございます。任期につきましては、令和4年4月1日から令和6年3月31日までの2年間となります。 ○議長(箕輪昇君) 常井建設部長。 ◎建設部長(常井俊宏君) 抱負についてお答えいたします。 私は、27年間の県の土木技術職としての経験を生かしながら、潮来市第7次総合計画で掲げられております将来都市像、暮らしを楽しみ市民が活躍する「水の郷」の実現に向け、全力で取り組んでまいる所存でございます。 具体的には、今後訪れる少子高齢化社会、人口減少の加速化など地方行政の存続が困難になると叫ばれている中、潮来市が元気に、魅力ある市として今後も存続していくために、昨年度策定されました日本一の水路のまち基本計画に基づいた事業を実施し、周辺地域の活性化、観光地としての魅力度向上を図ってまいります。特にこの事業の根幹をなす前川につきましては県管理河川となっておりますので、県との調整役として貢献してまいりたいと考えているところでございます。 そのほか、重点道の駅として指定された道の駅いたこ、昨年度に待合施設を整備、現在、バスレーンを拡張中の水郷潮来バスターミナル、令和7年から8年度に全線開通と宣言しております東関東自動車道水戸線、ナショナルサイクルルートに指定されたつくば霞ヶ浦りんりんロードなど、これらの施設を着実に事業を推進してまいりますとともに、相互に連携した新たな取組についても勉強してまいりたいと考えております。 また、市民生活を向上させるための生活道路や上下水道及び公園の整備、令和5年度からの県の水道用水を全量受水するための整備、快適な住環境を保持していくためのライフライン等の維持管理についても着実に誠意をもって取り組んでまいります。さらには、建設部の職員が上司、部下関係なく、議論しやすい、相談しやすい環境づくりについても努めてまいります。 市民の皆様が潮来市に住んでよかった、潮来市を訪れた人々が住んでみたいと思われるよう、微力ではございますが、誠心誠意尽力してまいりますので、議会の皆様方のご理解、ご協力、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 続きまして、2点目でございます。 重点道の駅、自動運転サービス走行実験における結果検証を伺うというご質問に答弁させていただきます。 まず、重点道の駅における検証でございますが、令和2年3月に、潮来・鹿島交通拠点環境整備基本計画を策定し、国、国土交通省ですね。ネクスコ東日本、茨城県等にご協力をいただきまして、整備を進めてまいりました。国、国土交通省、ネクスコ東日本においては、潮来インター出口の交差点改良を進めていただき、茨城県においては、潮来・佐原線、ゲートパーク前の左折レーンの設置。道の駅いたこにおける駐車場のバリアフリー化、照明灯のLED化、案内板の多言語化、情報提供施設の充実等を進めていただいたところです。 本市潮来市においては、バスターミナルにおける駐車場の拡張、待合所の機能強化、道の駅いたこにおける自動運転走行実験等を進めてきたところでございます。また、バスターミナルにおける乗降場の機能強化やサイクリング施設など、掲げました内容について今後ともさらに検証しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 次に、自動運転サービスにつきましては、令和4年2月21日から26日の6日間にかけて道の駅と水郷潮来バスターミナルの間を自動運転サービス走行実験を行いました。計6日間で37便を運行し、計132名の方にご乗車をいただいたところでございます。検証項目としましては、走行経路上に障害物があった場合に検知、停止する自動運転の動作確認や自動運転走行時の意図しない急停車や指導介入箇所の検証を行うとともに、体験試乗車に対する乗り心地や今後の利用意向に対するアンケート調査も実施をいたしました。今年度につきましては、関係機関と協議を進めながら、予約システムを利用した社会実験の実施に向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。 続いて、3点目でございます。 日本一の水路のまち基本計画について、県との関わりを伺うというご質問でございます。 まずは、日本一の水路のまち基本計画策定協議会の発足前から、原市長自らが県知事、県土木部長を訪問し、水路の考え方について協議をさせていただいたところでございます。そして、県土木部、国道交通省霞ヶ浦工事事務所との準備会議を経て、基本計画策定協議会を設置したところでございます。 基本計画策定協議会には、茨城県土木部河川課長、都市計画課長、潮来土木事務所長にも策定委員として参画をいただいたところでございます。また、前川の管理者は茨城県潮来土木事務所の河川整備課となってございますので、計画の推進には茨城県との協働が不可欠となっておるところでございます。茨城県に対しましては、特に日本一の水路のまち基本計画の策定を踏まえた前川かわまちづくり計画の更新や、あやめ橋付近において未整備となっている河川管理用通路の整備や、にぎわいの場の創出についてご支援をお願いさせていただいているとともに、策定しました計画の推進を図るべく、ご協力をお願いしているところでございます。 ○議長(箕輪昇君) 榊原環境経済部長。 ◎環境経済部長(榊原徹君) それでは、4点目、県民の森、柔軟な運用、利活用についての市の考え方へのご答弁をさせていただきます。 県民の森は重要な交流拠点の一つといたしまして、これまでも柔軟利用を含めた施設整備や活用の幅が広がるよう、茨城県をはじめとした関係機関と協議を続けてまいりました。令和2年12月には茨城県水郷県民の森利活用事業公募要項が制定され、県民の森の有効活用と周辺地域の活性化を図ることを目的とした民間事業者、市町村、観光商工団体などによるイベント等の事業が公募されるなど、県民の森の利活用促進に取り組んでいただいているところでございます。 今後につきましても、多くの方々に利用していただきますよう、茨城県や事業実施者と連携してまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、5点目、昨年度終了した県の補助事業で行われたメガファーム事業についての結果検証についてのご答弁を申し上げます。 令和元年度より事業に取り組んでまいりました茨城モデル水稲メガファーム育成事業でございますが、育成する担い手へ集積された面積は令和元年度が3.8ヘクタール、令和2年度が12.3ヘクタール、令和3年度が7.9ヘクタール、累計で24ヘクタールとなっており、総作付面積は56.6ヘクタールでございます。茨城モデル水稲メガファーム育成事業は令和3年度で終了となりましたが、この事業を行うことにより、メガファーム事業者以外の担い手の方々の耕作地や集積・集約の意向なども把握することができました。 今後、これらを生かして、今回の事業者以外の方への集積・集約を進めてまいりたい、このように考えているところでございます。 また、今回、経営規模を拡大いたしました担い手につきましては、農地の適正管理や安定した経営ができるよう今後も県、市及び関係機関連携の下、必要な助言及び指導を行ってまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(箕輪昇君) 常井建設部長。 ◎建設部長(常井俊宏君) 6点目の前建設部長からの申し送り事項についてお答えいたします。 前建設部長とは、昨年度末の3月に所掌事務の引継ぎを実施いたしました。建設部をはじめ、第7次総合計画等による各部署の主な事業内容や取組などについて説明がございました。その中の主なものといたしましては、道の駅及び水郷潮来バスターミナル周辺整備事業の推進、日本一の水路のまち事業の推進、東関道水戸線潮来鉾田事業の推進、国道51号バイパス及び神宮橋4車線化事業の推進、県道潮来・佐原線4車線化事業の推進についてでございます。 そのほかに市道の整備や新宮、水原地区の下水道整備、老朽化した水道管の改築・更新、令和5年度からの県の水道用水の全量受水などについて説明がございました。これらの事業につきましては、国交省や県、関係する団体等と連携しながら、円滑かつ着実に事業進捗が図られるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 答弁が終わりました。 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 27年間の土木関係のプロ、肝煎りで潮来に来てもらって歓迎します。生え抜きで土木関係をやってきた職員もおりますけれども、来たからには道筋、足跡を残してもらいたい。それと、まず最初には現場の確認と申しますか、4月に来たばかりではございますが、各施設並びに重点道の駅じゃなくて、日本一の水路、隣に千葉県香取市にこちらと同じような水路があります。船で1周1時間ほどで回る。1,800円で乗れるんですが、それにスエズ運河と同じような閘門が2つ、横利根閘門、加藤洲閘門とありまして、そこにはまだ十二橋のさお舟で歩くというような、のどかな、本当の昔からの水路があります。そこもぜひ一度、見ておいてもらいたい。 また、隣にあやめパーク、50周年で市長もこの前、お祝いに行ってきましたが、そこも見ておいてもらいたい。潮来のあやめ園と比較するわけじゃないんですが、どのような、切磋琢磨じゃないですが、見てもらってというような、立派な抱負を語ってもらったんですが、ぜひ現場を確認しながらやってもらいたいと思います。 2番に入ります。 自動運転サービス実証実験、37便で132名。私も乗せてもらったんですが、ゴルフ場のカートといったら申し訳ないんですが、6人乗りの運転手つきで乗ったんですが、市長も境町へ行ってきたようですが、境町は先に進んで、予算立てて実証実験、看板入りのあれで走っていますよね。そういった中で、潮来が遅れているというか、これからどのようにしていくか。あそこの農道を走っている実証実験ですね。これでこのままいくのか、道の駅とバスターミナルを結ぶ路線でいくのか、その辺をお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 再質問の答弁願います。 額賀部長。 ◎市長公室長総務部長(額賀浩君) 自動運転サービスの体験していただきまして、誠にありがとうございます。 2点目の再質問に併せてお答えをさせていただきますが、自動運転サービス走行実験でございますが、計画的に物を申せば、第1期が今の道の駅とバスターミナルの間でございまして、第2期がカシマサッカースタジアム、第3期が潮来駅の市街化の公園というような考え方でございまして、そのような方向性がある中ではございますが、まずは昨年度、実証実験をさせていただきました。今年度、先ほどもちょっと答弁に触れさせていただいたんですが、予約システムを利用した社会実験の実施は考えながら進めようということで、現時点では考えておるところでございます。ですので、先ほど言いました現時点では第1期、第2期、第3期の考え方と、昨年を踏まえた、検証を踏まえたものでまず令和4年度、進めさせていただきたいと考えておるところでございます。 ○議長(箕輪昇君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) 私のほうから追加でご答弁申し上げます。 この自動運転の実証実験は、ただ実証実験をすることではなくて、将来を見据えて、バスターミナルの後背地の開発だったり、道の駅とバスターミナルを一体的に整備していくために、そこを自動運転でつないでおくとか、それから潮来駅、延方駅から道の駅までの自動運転をつないだりとか、将来どういうふうな交通網の整備をしていくかということで、これはここに参加していかないと、この実証実験をやっていかないと、先行して国からの助成だったり、計画に盛り込んだり、こういったことができませんので、今は何であんな農道のところ通していたって意味がないだろうということかもしれないんですが、これはその先を見据えた実証ということで、将来的にこれを基本として、次は違う自動車で、開発が進歩していけば違う形の自動運転になるかもしれませんし、ただ、やはり今やっておくことによって、将来、潮来市が先行して国の助成をもらいながら交通網の整備が図られたり、それからバスターミナルの後背地がいろんな開発が可能になったりということでこの実証に参加しております。ですので、ただの実証ではなくて、将来の交通網を整備していくために先行して投資して、実証実験を国と一緒にやっているということでご理解いただければ大変ありがたいのかなと思います。 私からは以上でございます。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 3番の日本一の水路の基本計画はちょっと時間もかかりますので、再質問なしで、4の県民の森利活用。5月7日、8日、商工会青年部主催で県民の森の脇の大膳池。ここで、このような立派なイベントが行われて、1,400人から1,500人というほどの参加があったと聞いておりますが、市のほうの関わり、またどのような内容をやっていたかの内容を把握していたか。また県からのその後、報告があったかをお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 篠塚農政課長。 ◎農政課長(篠塚伸之君) 田崎議員の再質問にお答えさせていただきます。 5月7日、8日に行われました商工会青年部ボート・カヌーイベントのご質問です。答弁させていただきます。 市長、副市長をはじめ、私どもも会場に足を運ばせていただきました。イベントの来場者数は先ほど議員がおっしゃったとおり、約2日間で1,500人と伺っております。ボートの乗船者につきましては、7日土曜日は約300人、8日日曜日につきましては約400人と伺っております。 今後、継続的に取り組むという意向を伺っておりますので、市といたしましても協力をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) 柔軟な活用を。また今はやりのじゃないんですが、キャンプ用地には絶好の場所なんですが、その辺ももし活用にできればと思います。 4の再質問終わりまして、5のメガファームの補助事業なんですが、メガファーム事業としては24ヘクタール、想定の半分。県の補助事業としてのペナルティーなどはないですか、その辺をお伺いします。 ○議長(箕輪昇君) 篠塚課長。 ◎農政課長(篠塚伸之君) 田崎議員の再質問に答弁させていただきます。 目標の100ヘクタールに達しなかった場合にペナルティーはないのかというご質問です。答弁です。 目標100ヘクタールに達しなかった場合のペナルティーはございません。 以上です。 ○議長(箕輪昇君) 田崎議員。 ◆10番(田崎清君) ありがとうございます。ペナルティーがあったらと思ったんですが、ほかの3市ですか。たしか100%達成している。潮来市が一番先に手を挙げて達成できなかった。本当に残念でしようがないんですが、一生懸命やってくれたのは分かります。今後につなげてください。 ⑥申し送り、前建設部長、国交省からの先ほどいろいろ報告いただきました。本当に先ほども申しましたが、潮来市に来たからには、ぜひ私はこれをやって帰ってきましたというふうに県庁に行けるように、よろしくお願いしますとともに、先ほど市長が申しましたアントラーズ誘致の、それに副市長をはじめ、建設部長の県とのパイプを最大限に利用して、ぜひアントラーズを潮来に、一丸となって誘致頑張っていきたいと思います。 10番、以上をもって、田崎清の通告質問を終わりとします。 ○議長(箕輪昇君) 以上で、10番、田崎清議員の質問が終わりました。 本日予定しておりました一般通告質問は、以上です。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(箕輪昇君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次回は明日6月10日金曜日午前10時から本会議を開き、議案に対する質疑、委員会付託を行います。 本日はこれにて散会といたします。 大変ご苦労さまでした。                          (午後3時32分)...