潮来市議会 2021-03-09
03月09日-02号
令和 3年 3月 定例会(第1回) 令和3年第1回
潮来市議会定例会議事日程(第2号) 令和3年3月9日(火) 午前10時開議日程第1 市政一般に関する
通告質問-----------------------------------出席議員(16名) 議長16番
笠間丈夫君 副議長 9番 箕輪 昇君 1番 佐々木 徹君 2番 志村 一君 3番 石田裕二君 4番 阿部慶介君 5番 兼平直紀君 6番 小峰 進君 7番 飯田幸弘君 8番 平田健三君 10番 飯島康弘君 11番 田崎 清君 12番
沼里真一郎君 13番 藤崎忠徳君 14番 薄井征記君 15番 今泉利拓君欠席議員(なし
)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長 原 浩道君 副市長 庄司敦子君 教育長 横田直樹君
市長公室長兼総務部長 額賀 浩君
市民福祉部長兼
福祉事務所長 環境経済部長 土子正彦君 小沼雅義君 建設部長 石津利衛君 建設技監 本村敏行君 教育部長 加藤益生君 秘書課長 打越伸是君
企画調整課長 草野吉広君 総務課長 実川智史君 財政課長 吉田信好君
社会福祉課長 黒須勝巳君
観光商工課長 榊原 徹君
都市建設課長 岡野正弘君
高齢福祉課長 沼田武男君 環境課長 吉川秀樹君
かすみ保健福祉センター長 農政課長 前島正治君 石神弘幸君
学校教育課長 茂木 衛君
企業誘致推進室長 大川敏幸君
-----------------------------------事務局職員出席者 議会事務局長 石井俊哉君 局長補佐 山田晴美君 書記 山口 瞳君 書記 小林 肇君
-----------------------------------
△開議の宣告
○議長(
笠間丈夫君) 皆さん、
大変ご苦労さまです。 これから本日の会議を開きます。 本日の会議におきましては、3密回避のため途中で適宜休憩を挟み行いますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。 次に、本日説明のため出席した執行部の職員は、原市長以下、ただいま着席のとおりです。ご報告いたします。 なお、説明のため途中で
執行部職員が入れ替わります。 (午前10時00分)
-----------------------------------
△
市政一般質問に関する通告質問
○議長(
笠間丈夫君) 議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に関する通告質問を行います。 通告質問については、
質問事項ごとに初めの質問は大項目で一括で質問し、一括で答弁願います。 再質問がある場合は、項目ごとに一問一答方式により行います。また、質問については、
議会会議規則を遵守の上、質問をお願いいたします。 参考までに申し上げます。 質問は簡明に行い、議題の範囲を超えてはならないこと、質問は、同一議題について3回までとする。ただし、答弁の内容によってはこれを超えて認める場合もある。市民の立場に立った的確な質問と簡単明瞭で的を射た答弁をお願いいたします。
-----------------------------------
△石田裕二君
○議長(
笠間丈夫君) 3番、
石田裕二議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動願います。 石田議員。 (3番 石田裕二君 登壇)
◆3番(石田裕二君) 笠間議長より質問の許可をいただきました3番、石田でございます。 まず、明後日あさってでございますが、3月11日、
東日本大震災から10年を迎えます。この場をおかりして亡くなられた皆様方に謹んでご冥福をお祈りいたします。そして、今なお被災の影響を受けている多くの方々に対し、元の平穏な生活に早く戻れるよう心からお祈りしております。 今、世界中が
新型コロナ感染症のパンデミックに直面し、1年が経過しております。我が国も終息が見出せない状況が続いております。本市においても例外ではございません。ここにご冥福と改めてお見舞いを申し上げます。この困難に立ち向かっていく、乗り越えていくために市民の皆さんと行政、私たち議会が力を合わせてまさにチームとして臨むその姿勢の必要性を改めて意を強くした次第であります。 それでは、通告書に基づき、質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 今時定例会では、本市の
総合計画・
人口総合ビジョン、さらには各部門の計画における
ウィズコロナ、
アフターコロナを見据えての大項目3点についてご質問をさせていただきます。 まず、大項目1点目でございますが、
総合計画・
人口総合ビジョン、各種計画の策定状況及び進行状況についてであります。 昨年度には、
総合計画と
総合ビジョン、
人口総合ビジョン、さらに今年度は
男女共同参画基本計画や
地域福祉計画など様々な行政計画が策定をされております。そこで、各種計画の策定状況及び進行管理についてお伺いをするものであります。 1点目でございますが、潮来市第7次
総合計画では、基本計画に基づき財政計画と連動した3年間の実施計画を毎年度改訂し、着実な施策の推進を図るとしておりますが、このコロナ禍においての状況をお伺いするものであります。 同様に、第2期の潮来市
人口総合ビジョン・総合戦略のコロナ禍での状況をお伺いいたします。 3点目には、各部門における諸計画の進行管理の取組を伺うものでございます。 3点よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、1点目でございます。着実な施策の推進を図ろうとしているが、コロナ禍での現状というご質問にお答えをさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症の影響により税収等の減少が見込まれる一方で、歳出では
社会保障費の伸びや公共施設の老朽化などの増加が見込まれる状況にございます。また、
新型コロナウイルス感染症の影響等によりまして、各種事業やイベントなどの中止、規模縮小などによりまして、教育、福祉、医療をはじめ市民生活や経済活動にも甚大な影響等を与えている現状であると考えておるところでございます。 続きまして、2点目の
人口ビジョン・総合戦略のコロナ禍での状況を伺うというご質問でございます。 まず初めに、潮来市
人口ビジョンにつきましては、令和元年度と令和2年度のいずれも1月末現在の
移動実績状況を比較をさせていただきます。 まず、転入を見させていただきますと、令和元年度転入は596人、令和2年度506人、元年度と2年度を比べますと90人の減でございます。 転出を見ますと、元年度656人、2年度594人、元年度と比べますと62人の減でございます。死亡を見ますと、元年度が309人、令和2年度は270人、元年度と比べますと39人の減でございます。 出生を見ますと、令和元年度が100人、2年度が133人、元年度と2年を比較しますと33人の増でございました。 元年度をただいま申し上げました転入、転出、死亡、出生を合わせますと、人口は269人の減でございます。2年度につきましては、225人の減でございます。転入と転出ともに先ほど申しました数字減少となっているところでございますが、死亡者数の減と出生者数の増もございまして、全体的に見ますと、前年度と比較して現時点では44名が減少が2年度のほうには少ないというような状況となっておるところでございます。 続きまして、総合戦略につきましては、交流人口や関係人口などに関する事業をはじめ、市民生活に関する事業においても、
新型コロナウイルス感染症に伴い、イベントや事業の中止、規模縮小などの報告を受けておる状況でございます。 3点目でございます。諸計画の進行管理の取組を伺うというご質問でございます。答弁させていただきます。
企画調整課におきましては、
総合計画に基づく施策、事業等につきまして、毎年の実施計画により取りまとめ、市執行部において
進行管理等を確認をさせていただき、予算編成を進める上での重要な計画としているところでございます。 また、総合戦略におきましても、実施計画同様でございまして、潮来市まち・ひと・し
ごと創生有識者会議及び本部会議においても、毎年
進行管理等を実施しているところでもございます。各部門における諸計画においても、
進行管理等を実施しているものと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) それでは、
市民福祉部門の取組についてお答えします。
市民福祉部のほうは3つの計画を進めております。まず1つが
地域福祉計画、そして
障害者計画、
高齢者福祉計画、
介護保険事業計画となります。 まず
地域福祉計画ですが、
社会福祉法に基づき地域福祉を推進するための計画として、平成30年度から令和5年度までの6年間の計画として、関連性の高い潮来市
社会福祉協議会の
地域福祉活動計画と一体的に策定されております。今年度その
地域福祉活動計画が最終年を迎え、新たな計画を策定することに伴い、
地域福祉計画の中間の見直しを行っているところです。 次に、
障害者計画と
障害福祉計画、
障害児福祉計画ですが、それぞれ
障害者基本法、
障害者総合支援法、
児童福祉法に基づき、障害者の自立や社会参加のための施策や
障害福祉サービスや障害児の通所支援など提供体制の整備等について定めるものとして策定されております。こちらの計画も
障害福祉計画及び
障害児福祉計画が今年度最終年を迎え、新たな計画を策定しています。それに伴い、
障害者計画の中間年であることから、見直しを行っているところです。
策定委員会の開催については、コロナ禍のため書面による開催となったこともありましたが、
地域福祉計画と
障害者計画等ともに市民へ向けての
アンケート、事業所や
各種団体等へ
ヒアリングの実施、
パブリックコメントも終了し、現在最終調整の段階となっております。 続きまして、
高齢者福祉計画と
介護保険事業計画でございます。5月に
公募型プロポーザルを実施し、業者と委託契約を結びました。4月から9月にかけて高齢者等の実態調査を実施しております。第1号被保険者、それから要支援・要
介護認定者、
施設サービス利用者、
サービス提供事業者、
ケアマネージャーの5つの実態調査を実施しました。10月に関係課の
ヒアリングを2日間にわたり実施し、11月第1回
策定委員会、12月に第2回
策定委員会を開催します。計画素案について協議、検討を行っております。1月12日から2月12日の1か月間、
パブリックコメントを実施し、素案に対する市民等からの意見を求めました。市民から提出のあった意見については、計画に反映されております。最終的な素案については、第3回
策定委員会を書面審査において行い、計画書を決定したところで、現在計画書の印刷をしている状況です。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) 再質問させていただきます。 1点目と2点目併せて再質問させていただきたいと思いますが、このコロナ禍で状況が一変したということであります。そもそも
総合計画や
人口総合ビジョン、このいろいろな計画を前提には市民からの
アンケート調査ですとか、いわゆる各種団体のインタビューもそうですけれども、市民の調査をまず後評価をして前提となっているわけでございます。 そこで、このコロナ禍で市民の意識が大きく変わってしまったのではないかなと思うんです。
総合計画の中でも一番重要な関心のあることは、医療体制の充実だったんですけれども、さらにこのコロナ禍においてはそういうものも増えてきているだろう、またいろいろなことが変わりました。家族単位で冠婚葬祭をするとか、
コミュニティ活動の低下ですとか、市民の意識というのは本当に変わっています。観光産業もそうだと思います。特に飲食店やいろいろな経済のやり繰り、そういうのが変わってきていますので、集まること、イベントとか
コミュニティ自体が今はできないと、コロナ禍これからどういうふうになるんだというときに前提が大きく変わっていますから、やはり見直しが必要だと思うんです、今後。一昨年、昨年作ったばかりでまた作り直せとは申しませんけれども、どういうやはりこれは反映をしていくというか、そういう取組が必要だと思うんです。色々な施策にこれはかかわってきますから、そこら辺はどういうふうに考えるかまずお伺いしたいなと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 再質問にお答えをさせていただきます。 先ほどもお話をさせていただいたところでございますが、私
ども総合計画、
人口総合ビジョン等々の計画が基本にございます。それらを踏まえながら私どもといたしましては、来年実施計画を
ローリングをさせていただいておるところでございます。まずは市民の現在の状況、コロナ禍における状況、それらをまずは実施計画を適宜見直しをさせていただきながら、市民生活の状況に応じた内容の施策を打つことが大切なのかなというふうに考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 石田議員。
◆3番(石田裕二君) それでは、再々質問させていただきますが、実施計画で
ローリングしていくというのは、これは当然
PDCAサイクルだとかいろいろ計画でやられていると思うんですけれども、ただ市民の意識をやはりもう一度今後の前提が変わっていますので、そういう調査ないし意識調査というか、時期を見てやった上でそういう
ローリングないしサイクルの中で見直しをしていくということが必要だと思うんです。いかがでしょうか。再々質問です。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 再々質問ということでございますが、今議員がおっしゃっていただいた市民の状況を知ることは最も大切であると私どもも考えておるところでございます。議員のお話しいただきました内容を参考に今後進めさせていただければというふうに感じております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) それでは、3点目の各部門による進行管理の取組について質問させていただきたいと思いますが、実際に
PDCAサイクルを回せるそれぞれの計画でやられているんだと思うんですけれども、それが機能しているのかどうかということです。あえて私も自分で自分の反省と自戒をこめてやはり計画というものの大切さというのをもう一度考えてみたいなと思って今回質問させていただいたところです。 行政計画はよく言われることは、作ることが目的で作ったらおしまいになっちゃっているとか、あるいはコンサルに任せるとか、担当した職員が中堅の職員がよく担当しますから、そういう人がすぐ異動してしまったらその計画自体が忘れ去られちゃったと、よくあったことなんです。そこで、今回補正予算の中で潮来市
国土強靱化地域計画策定業務これ減額されました、211万2,000円。これはその説明では自前でやったと、自前でやったんで減額ができたんだということだったんです。これはそのほかにも
保健センターの
健康増進計画も自前でやっていたりとか、自前でやったところもあろうと思うんです。これは予算の減額の一つの効果ですけれども、それ以上に職員が自ら調査研究したり、作っていったりとか手作りでやっていくことの大きな意味があるんじゃないかなと思うんです。いわゆる長い目で見れば市役所全体、体で言えば体力もつくし、知力もつくし、あるいはいろいろな交渉力もついたりとか、計画を作るということは非常に職員にとっては自分の考えを夢を実現化するというチャンスだと思うんです。 ここで見直しに当たってやはりこれは改訂もそうなんですけれども、ちょっとこれは私の提案でございますけれども、自前で作るというか、そういうものをまずは計画を作る段階で考えてみると、
コンサルタントに頼むのは
必要最小限にしようと、計画策定というのは非常に時間もかかるし、大変な労力もありますから人的配慮をしていこうと、それで計画を作ったら各課でやはりその計画、うちの計画こういう計画なんだよと年度当初にはみんなで計画をもう1回見直しをするとか、担当だけがやるんじゃなくて、全体的にその計画の中で政策ないし事業を展開するんですよということをもう1回細部的にやっていったらどうだろうと、これはやっていると言われればそれまでの話なんですけれども、こういうやりがいのある
職場づくりをぜひ高めていただきたいなという取組をお願いしたいと思うんですけれども、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 3点目の再質問でございます。 計画を策定してまず作ったらおしまいということにならないようにやはり計画に伴う実施計画なり、その計画で掲げております
KPI等周知、目標の実施に向けて、それは毎年精査をしていかなければならないというふうに改めて感じるところでございます。 また、その計画等々につきましては、自前等々で計画を策定することによって担当している職員の思いも強く出るのかなというところもあろうかなというふうには思います。 私どもも予算査定の際に、計画策定等々の予算が計上された際には、査定の際に本当に最小限の必要な予算を計上するようにというような議論はさせていただいておるところでございます。また、さらに人材育成のお話もいただけたところでございます。私どもも人材育成に当たりましては、一つには
人事評価制度を実施しておるところでございます。また、さらには係長の任用制度の試験も実施をしておるところでございます。また、さらには職場内、職場外の研修等で
職階課長級、補佐級、係長級、
主幹級対象別に研修も実施をしております。また、さらには市長、副市長とミーティングも実施もさせていただいておるところでございます。 そのような中で、市民の皆さんが考えるそういうような施策をも職員も真剣になって考えていこうというような中で、様々な研修や議論もさせていただいておるところでございます。さらにはチャレンジをしていただけるというような思いの中でも業務に取り組んでいただけるよう引き続き人材研修にも力を入れながら進めていければなというふうに思います。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君)
市民福祉部のほうに関しましては、先ほど議員がおっしゃるとおりにまず3点言えると思います。計画は市民とともに作るということで、
アンケートや
パブリックコメントを基にして作っていくと、これは市民福祉としては当然な話、2点目が潮来市に限らず全国的な情報を持つ業者に委託することで、ある程度の広範な潮来市の特殊性を出すことができるということで、業者委託もいい効果はあるかと、3点目は、職員の政策努力を高めるということで、公的な扶助ということで、様々な制度がありますので、改めてそれを認識しながら潮来市独自の施策をつくっていくという3つの点がよい結果が出ていると感じております。今後もPDCAを続けていきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) 組織運営に係ることですので、あまり私のほうそういうものには口出しはしませんけれども、職員育成の観点から専門性の高いものを
コンサルタントにそれは当然だと思うんですけれども、そういうものも考えながらやっていただければなと思います。 それでは、大項目2点目の
移住定住促進事業及び
空き家対策について伺いたいと思います。 本市の人口減少に伴いまして、各区には空き家が増えている状況にあります。そこで潮来市の取組を伺います。 1点目でございますが、
移住定住促進事業(補助)にかかわるものの執行状況を伺うものであります。 2点目が空き家・
空き地情報バンクの活用状況を伺います。 3点目に
移住体験ツアーの内容をお伺いします。 3点よろしくお願いします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは1点目でございます。
移住定住促進事業の執行状況を伺うという質問でございます。答弁させていただきます。 茨城県と協働して実施しておりますわくわく
茨城生活実現事業における
移住支援金でございましたが、対象者がなかったため支給していないところでございます。
○議長(
笠間丈夫君)
石津建設部長。
◎建設部長(石津利衛君) それでは続きまして、
都市建設課所管事業としましての
若年世帯定住促進助成金につきまして、ご説明をさせていただきたいと存じます。 まずこの事業は、平成30年度より本年度までの3年間を実施期間としまして行われましたので、この3年間の実績となります助成件数について述べさせていただきたいと存じます。 まず、平成30
年度助成費総額1,269万1,000円、助成件数が36件うち市外からの
転入者件数は12件でありました。
平均助成額が35万3,500円、次に令和元
年度助成費の総額が1,931万7,000円、助成件数につきましては、56件うち市外からの転入件数は14件、さらに続きまして、令和2
年度助成費の総額が2,550万6,000円、助成しました件数が77件うち市外からの転入件数は14件でありました。そして、平均の助成額が33万1,200円となってございます。 市としましては、このように年々助成の件数が増加していますことから、若くして住宅を求める方、また市民の皆様にこの事業が認知され、人口減少の歯止めという課題に対しまして一定の効果があったものと考えております。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君)
大川企業誘致推進室長。
◎
企業誘致推進室長(大川敏幸君) それでは、2点目でございます。空き家・
空き地情報バンクの活用の利用状況についてというところでご答弁をさせていただきたいと思います。 空き家・
空き地情報バンクにつきましては、ホームページを活用し、周知を行っているところでございます。随時受付を行っておりまして、今年度の実績としまして、相談件数7件でございます。また、
情報バンクによる成約件数につきましては3件となってございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 3点目でございます。
移住体験ツアーの内容を伺うというご質問でございます。 事業につきましては、茨城県のたのしむ
茨城テレワーク移住促進事業補助金を活用させていただきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響等により働き方の見直しなどが進む中、
ウィズコロナの時代に柔軟な働き方が実現できるよう応援する潮来市として、首都圏からの距離的な利点やゆっくりとした暮らしと遊びを提供しつつ気持ちの切替えで仕事ができるスペースを提供し、
テレワークと移住促進を図るため実施を予定しておったところでございますが、国と県の
緊急事態宣言発令等を受けまして、検討した結果、休止とさせていただいたところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) 1点目と3点目関連しますので、併せてお伺いをしたいと思います。 いろいろ中止になったりとか、あるいは市外からの件数も12件、14件、14件という実績があるというお話を伺いましたが、このコロナ禍、やはりコロナ禍の中でのいろいろな専門家ですとか、行政の情報紙とかによりますと、急速なデジタル化が進んでおると、あと都市部の感染拡大から地方移住の機運が高まっているというような話を伺っています。ここで本市の移住定住政策としてチャンスと捉えるかどうか、そこら辺はどう考えるか、まずはお伺いしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 3点目の答弁でお話をさせていただきましたが、私ども潮来市は、首都圏からの距離的な利点、そして水郷潮来ということで、風情ある地方都市ではないかなというふうに思っておるところでございます。そういった中ではコロナ禍において令和3年度においても当初予算に日帰りではございますが、
テレワークを使った潮来へ移住定住をしていただけるような試みも予算化しておるところでございます。私どもとしては、デジタル化と申しますか、庁内でもペーパーレス化を進めております。また、
テレワークの環境も徐々に研究しながら進めておりますし、リモートの環境も整えているところでもございます。そういった中で、ぜひとも私どもとしては、移住定住を進めていければなと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) おおむねその移住定住を促進するいいチャンスだろうというふうなお答えだと思うんですが、移住者としては地理的条件とか、交通条件は非常に潮来の場合いいという思いがありますが、ただやはり安心安全という例えば医療機関が少ないとか、大きな病院がないとか、これは結構大きなもの、コロナ禍の中でもこれは出てくる問題ですし、あとは災害に強いまちとかそういうのもやはりいろいろな条件があって移住者が来てくれるというような話もあろうかと思うんですけれども、そこで
空き家対策のほうに今度は移るんですけれども、いわゆるチャンスとなったときに空き家を活用していこうという話になって、2点目の
空き家対策について再質問をさせていただければと思います。 茨城新聞に載っていた記事なんですけれども、県内の一部の市町村に空き家物件が足りない状況だと、特に常陸太田市少子化人口減少対策課というのがあるんですね、そこではうれしい悲鳴を上げているということだそうです。それは空き家のリフォーム助成金100万円が上限、家財の処分20万円の交付、これが効果的に移住を後押ししているというような内容でした。他の自治体でも庭つきの古民家物件そういうものを積極的に取り組んでいる笠間市ですとか、今回の
移住体験ツアーは県の
テレワーク移住体験ツアーという県の事業にのっている話だと思うんですけれども、これは積極的にやはりチャンスだと捉えるのであれば、単独費もやはり市としてももっともっと空き家を活用するような民間の皆さん、不動産屋さんだとか、建設業の方だとか、あるいは司法書士だとか、造園業だとか、チームを組んでやっている自治体もあるようです。それで空き家を有効活用して、朽ち果てるのを見てないでその前に利活用して、それを移住定住者の皆さんに安く提供しようと、そういうような試みをしているところもあるようです。そうすればどうしても世帯数は増えているんだけれども、人口は減っていると、一緒に大家族でなくて、今は子供が別のところに家を建てちゃう、そうするともともとの家は空き家になってしまうというのが今の現状もそういうのもあるかなと思うんですけれども、そうすると家族の相続とかそれにも絡んできますが、そういうやはり
空き家対策を積極的に展開していく必要があるんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 2点目ということで先ほど
企業誘致推進室長が答弁をさせていただいたところでございますが、移住定住のお話もあったものですから、総合的に私のほうで再質問にお答えをさせていただきたいなというふうに思うんですが、議員おっしゃるとおり空き家を利活用することは、大変大切なことだというふうに思います。先ほども
企業誘致推進室長が答弁をさせていただきましたが、今年度の実績として推進室のほうにも相談が来ておるというところでもございますし、空き家を1件登録させていただいている現状もございます。今後潮来市不動産取引促進協議会ともお話をさせていただきながら、このような件数を増やすなど空き家の利活用、そしてそれらが移住定住につながるような試みも進めていければなというふうに思います。また、先進的な自治体の事例なども研究をさせていただきたいというふうに考えます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) それでは、再々質問させていただきたいと思いますが、先ほども申しました常陸太田市少子化人口減少対策課というセクションがあるということでした。昨年の3月、私ではないですけれども、ほかの議員さんからそういう人口減少対策課みたいなものをセクションを作ったらどうだろうという話ありました。それは全体的に答弁では対応するからというお答えだったんですけれども、やはり重点的にそういうセクションを作っても私はいいと思うんですよね。あるいはコミュニティ関係もこれからコロナ禍の中で非常に困難になっているというようなこと、これはまた通告外になってしまうので、それはお聞きしませんけれども、人口減少対策課、こういうセクションもやはり考えてみて特化して総合戦略に沿った政策の推進をしていくということも必要かと思いますけれども、見解を伺いたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、再質問でございますが、人口減少対策というような先進地での組織的に考えておるところもあるというようなお話をいただけたところでございます。先ほどもご答弁させていただきましたが、空き家を移住定住につなげながらというような内容も示させていただく中で、さらにはご提案いただきました組織的に市役所の組織の中で見えやすくする部分とか含めながら、もう少しちょっと研究をさせていただければなというふうに思います。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) それでは3点目、大項目3点目に移らせていただきます。市民協働政策についてであります。 令和3年度予算等に関する市長所信において、市民協働政策を筆頭に掲げられ、このコロナ禍においては他者への思いやりと協力し合うことが大切だと述べられております。 そこで次のことについて伺いたいと思います。 1点目でございますが、潮来市市制施行20周年事業の具体的な内容をお伺いいたします。 2点目が
コミュニティ活動支援の区長会等事業の内容を伺います。 3点目に
ウィズコロナ、
アフターコロナの時代を迎え、市民参加・参画、さらに行政情報の提供をどのように取り組むか伺いたいと思います。 3点よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、大きな3点目のまず(1)でございます。市制施行20周年事業の具体的な内容ということにつきましてご答弁をさせていただきます。 平成13年4月、旧潮来町、旧牛堀町の合併により茨城県下21番目の市として潮来市は誕生したところでございます。令和3年4月で市制施行20年の記念の年を迎えるわけでございます。潮来市市制施行20周年記念事業の内容につきましては、今まで姿勢の発展に寄与した方々の活躍や功績をたたえ、市民の称賛の意を表するために記念式典を開催していきたいと考えているところでございます。 また、市民の皆さんとともに市制施行20周年を実感し、ともに祝うために令和3年度に開催をいたしますイベント、行事等に潮来市市制施行20周年記念事業の名称を表記をさせていただき、市全体で周知を図ってまいりたいと考えているところでございます。 記念式典の開催につきましては、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大状況も鑑みながら、感染対策を行った上で11月頃の開催に向けて進めてまいりたいと考えているところでございます。 続きまして、2点目でございます。
コミュニティ活動支援の区長会等事業の内容を伺うというご質問でございます。答弁させていただきます。 令和3年度の区長会等の事業において、
コミュニティ活動支援に関するものとして、潮来市コミュニティ事業補助金の予算計上をしておるところでございます。この補助金は、地域組織が行う加入促進事業、区への加入促進事業、または安全安心対策事業に対し、年額30万円を限度として補助金を交付させていただくものでございます。この補助金により地域力の向上を図り、地域の課題解決等に寄与できればと考えておるところでございます。 3点目でございます。
ウィズコロナ、
アフターコロナの時代の市民参加・参画行政情報の提供をどのように取り組むかというご質問でございます。お答えさせていただきます。 潮来市内における現状でございますが、感染者が多数確認されていることから、多くの皆様の参加が見込まれる各種イベント、行事等については、開催が難しい状況にございます。
ウィズコロナの今、そして
アフターコロナとなっても新しい生活様式を推奨し、実践する形での市民参加・参画取組を行っていかなければならないと考えているところでございます。しっかりとした感染対策を実践し、従来型の取組み方と書面やリモートなどのオンライン化を活用した新しい形での取組やいずれ両方のリモートとかオンラインとかそれらを織り混ぜながら進めていかなければならないと考えているところでもございます。 行政情報の提供につきましても、あらゆる方に対して迅速かつ正確な情報を平等にお届けできるよう、広報紙などの紙面情報とインターネット、SNSなどのウェブ情報を組み合わせて取り組んでまいるところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) 3点一括で再質問させていただきます。 この
総合計画、これによるまちづくり施策の評価ということ、これ市民から
アンケートを取ったものだと思うんですが、重要度では下から2番目に
コミュニティ活動の助成、市民活動にまちづくりの推進、市民協働とコミュニティが一番下なんです。この重要度、市民からの
アンケートの結果、それはいわゆるコミュニティだとか市民協働というのは、市民には浸透してないというか、そんなに重要とされてないという、一生懸命行政側は協働だ協働だとやりながらもなかなか浸透してない結果がここに出ているんだろうと思うんです。そこにコロナ禍が今きていると、一昨日は清掃大作戦でした。私も参加して当日は毎年清掃大作戦の後は、各区で集まっていろいろな選挙をしたりとか、役員選出したりとか、懇親会したりとかいう集まりがあった、中止になりました。あと区長さんの活動も民生委員さんの活動、高齢者クラブ活動もそうですけれども、どんどん自粛ということでやめているということも今お答えの中にもありましたけれども、やはりコミュニティが復活するのは物すごく大変だろうと、ある人が言っていたのは、もう一遍集まるの大変だよなと、一度休むとなかなかもう1回やるのは難しくなっているんではないのと、やらない理由ができてしまったので、そういう人の声が広がってきているような状況もあるんですが、再びこれをコミュニティを復活したりとか、そういう地区の活動をやるのにもう少し
コミュニティ活動支援に対する政策を展開していってもいいだろうと思うんです。今補助事業がありますけれども、もう少し具体的に幾つかの項目を持ちながら再開するための種まきをこれからしていかなければならないと思うんです。そういうことをぜひお願いして、お願いは駄目なので、一応そういうのをどうでしょうかということでお聞きしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 再質問でございますが、お話しいただきましたコミュニティは、やはり大切なことでございます。市といたしましても、先ほど御紹介させていただきました区へのコミュニティの助成というお話をさせていただきました。また、市民協働という観点では、議員もおっしゃっていただきました清掃大作戦、さらには本市の代表的な観光資源でもございますあやめ園の整備事業、これらにも多くの市民の皆さん、関係団体の皆さんにもご協力をいただいております。また、人材育成という中で、市の
社会福祉協議会の中にもボランティア協議会という団体、ボランティアの皆さんを育成していくというようなところもございます。さらには、人権活動研修会といった人権に伴うものでございますが、多くの市民の皆さん、PTA、学校、教育関係者の皆さんにも参加をしていただきながら、さらには市民協働の観点で人材育成と申しますと、様々な計画を策定していく際に公募という形ではございますが、市民の皆さんに参画をいただいておる状況でございます。 そのように人材を育成をしていく観点、さらには自治体に市民の皆さんと活動する観点、そして市民の皆さんは区ではございますが、活動しやすい環境をつくる観点、それらを改めて執行部としても学ばせていただきながら今後市民協働、コミュニティについても進めてまいりたいなというふうに感じているところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 石田議員。
◆3番(石田裕二君) 冒頭にも申し上げましたけれども、行政と市民、そして議会が一体となって力を合わせて取り組んでいくと、それぞれがやはり職員の皆さん一生懸命頑張ってらっしゃいますし、他人事でなくて自分事としていろいろなものを捉えていただいて、我々もそうですけれども、計画をつくるときに自分のところの家を造るつもりでいろいろなものをやっていくとか、何か事業するにも自分の家のことだという自分事で我々もそうですけれども、やっていって力を合わせていくことによってこの困難な時期を乗り越えられるかなと思います。 以上で3番、石田、質問終わらさせていただきます。
○議長(
笠間丈夫君) 以上で、3番、
石田裕二議員の質問が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は11時10分といたします。 (午前10時59分)
-----------------------------------
○議長(
笠間丈夫君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。 (午前11時10分)
-----------------------------------
△田崎清君
○議長(
笠間丈夫君) 11番、田崎清議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動願います。 田崎議員。 (11番 田崎 清君 登壇)
◆11番(田崎清君) 11番、田崎清です。 議長の許可をいただきましたので、通告に従い、順次質問させていただきます。 最初に、
新型コロナウイルス感染症について。 世界の新規感染者減少傾向の中、本日、国内の感染者累計44万人超え、茨城県内感染者数6,000超え、市内感染者84人。終息が見えない新型コロナウイルスについて質問します。 ①本市の急激に確認されている感染拡大の感染経路と要因と感染者に対する市の対応支援策をお伺いします。 ②感染者の年代別と入退院、自宅療養の現状をお伺いします。 ③かすみ
保健センターで始まった有料のPCR検査(65歳以上、65歳未満で基礎疾患を有する方)と濃厚接触者の検査人数をお伺いします。 ④終息に向けて頼みのワクチン接種の具体的スケジュール、準備体制をお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) それでは、1点目。 茨城県の公表によりますと、潮来市における
新型コロナウイルス感染症の感染状況は、令和2年3月29日に県外の感染例が確認され、その後、8月5日に県内事例として1例目が確認されているところです。しばらくは散発的な発生に止まっていましたが、12月末頃より徐々に感染者が増加し始め、3月8日までに議員のおっしゃるとおり84人、84例が確認されています。 感染者が増加傾向となった1月5日から3月8日までの感染者数は70名の状況、新規としては14名、濃厚接触者としては53名、未発表のため不明の方、これは3名となっております。そのうち濃厚接触者53名中、知人、家庭内が29名、知人、家庭内、会食が10名と、知人、家庭内及び会食での感染拡大がうかがえます。感染経路特定などの積極的疫学調査は、県の潮来保健所が行っております。市では防災無線や広報車、各種広報紙での感染予防の徹底を呼びかけております。 続きまして、2点目。 潮来市の3月8日までに県内感染者として発表された84例の年代別の内訳でございます。未就学児2名、10代7名、20代13名、30代8名、40代12名、50代13名、60代12名、70代11名、80代2名、90代1名、加えて未発表のため不明の方が3名。 感染者の入退院や自宅療養等については、個人ごとの発表はされておらず、市では把握しておりません。そこで、県全体の状況でお話ししますと、県のホームページ、3月8日現在で療養中が332人、入院中が149人。内訳としては、重症が7人、中等症が67人、軽症者が75人。続いて、自宅療養者が118名、宿泊施設での療養が65人と。そして、退院、退所なんですが、県内累計感染者6,012人中5,455人が退院、退所しております。 続きまして、3点目。 かすみ保健福祉センターでは、令和3年1月14日より週1回のペースで、高齢者等の不安解消を目的にPCR検査を実施しております。この検査は、現在無症状の方で、濃厚接触者等の行政検査の対象にはならない、感染に対する不安のある65歳以上の高齢者、または指定の基礎疾患等に該当する方を対象としています。3月4日現在で8回実施し、計58名の方が検査を受けています。 続いて、4点目。 全国的には、新型コロナウイルスワクチン接種については、医療従事者向け先行接種が開始されております。順次、医療従事者向け接種、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方等、国による優先順位により行われていきます。議員のご存じのとおり、新聞報道等において、4月12日より高齢者へのワクチン接種が開始とありますが、ワクチン供給量が限られるため、実際に潮来市で接種が開始されるのは未定です。また、クラスター対策のため、高齢者施設入所者への優先的な接種を推奨されておりますので、高齢者施設の具体的スケジュール等、調整していくことになります。 いずれにしましても、ワクチンが供給され次第、速やかに接種が開始できるよう、医療機関と連携し接種体制の整備を進めるとともに、接種券や予診票の郵送準備を行ってまいります。また、予約受付や相談窓口となるコールセンターの開設準備や、集団接種時における動線等の確認も含め、必要な人員の配置についても順次進めてまいります。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) では、1番なんですが、積極的な疫学調査は県がやっていると。そうすると、市のほうとしては自宅療養者も、何ですか、全然タッチというか、自宅療養者、病院に入院していればあれなんですが、一番心配なのが自宅療養者なんですね。感染拡大の原因にもなっております自宅療養者、この人たちに対する市のほうとして、家族があって部屋があるとか、家族がいるのでお風呂は一番最後とか、そういう指導はされていると思うんですが、中には独り者の人もおります。そういったときに、民生委員が動くわけにもいかないし、市のほうとしてはどのように対処するのかお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 基本的に感染者の情報に関しましては、公表できる部分とできない部分がございます。ということで、特定されることを恐れて、基本的に保健所、茨城県のほうで対応していただいているというのが現状になります。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) そうすると、本当にこれ県だというのは分かるんですが、本当に心配なのは、自宅療養でも急に急変するというような話も聞いております。そうすると、それも全部保健所任せというような形で、本当に行政のほうとしてはタッチできないというのも分かるんですが、発表もできない、人権、個人情報もありますので詳しくは言えないのは分かるんですが、こういうふうになった理由というのだけでも、安心できるような、伺えればお願いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 一応、茨城県のほうの流れだけちょっとご説明しますと、県のほうで、直ちに加療を要する場合には、これは医療機関のほうへ入院をさせるということになっていると。また、直ちに加療を要しないという場合は、宿泊施設のほうになってくる。やむを得ず入所できないという場合、こういう場合、例外的に自宅療養というふうになっていくわけで、自宅療養の対応として、県としては、まず保健所職員等による健康状態の聴取、1日1回から2回聴取を行うと。県庁に健康観察チームを立ち上げて、県庁で集中管理、順次進めているということを聞いております。また、必要があればパルスオキシメーター、ご存じだと思うんですが、を貸出しもしている。外出せずに療養していただくための食料品等の配送も行っているというふうに聞いております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) 分かりました。 じゃ、3のかすみ
保健センターのPCR検査、8回で58人、65歳以上、または65歳未満での基礎疾患のある人、これ想定より多いのか少ないのか、お願いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) あくまでPCR検査をして、検査の結果を知ったからこれで感染しないということはありません。そういうことを皆さん市民の方ご存じなんでしょうか、当初予定していた高齢者65歳以上は300人、それから基礎疾患の方が200人ということで、500人を予定していたんですが、やはり58名という結果が出ているということで、ある意味PCR検査の有効的な活用について、しっかりと情報が周知されているのかなというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) 再々質問になりますが、そうなると、今ちょっと先ほど年代別聞いたんだけれども、20代、30代100人とか、若い世代が結局今、多いような状態にあり、また、急激にこの1月、2月で80人台になったというような様子を見ますと、これを年代を下げるとか、お金のかかることですから、どのくらいかかるかは分かりませんけれども、拡充する考えはないか。65歳以下の疾患をしていない人以外でも、できれば抑える方向として、心配な人いると思うんですよ、どこで発生しているか分からないような状態の中で、そこを拡充するような考えはないかをお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 今回のPCR検査というのは、重症化を防止するということが目的になっています。重症化を防止するということは、医療機関の逼迫を防ぐということになります。マスコミ等でご存じのとおり、1人の重症者に対して医師、看護師、コメディカルの方が十何人かが対応しているというシーンを見たことがあるかと思いますが、これから重症化する方を極力減らしていく中で、年代別にいうと65歳以上、特に高齢になればなるほど、ある意味、致死率が高くなってくるということになるということは、医療機関のほうでも大変人的な配置が必要となってくるということになります。ある意味、人的なことを医療機関が配置しなくてはになってくると、今後ワクチン接種との絡みがあります。ワクチン接種に関しては医療従事者の皆さんのご協力がなくては成り立ちません。いかにこの重症者を抑えながらワクチン接種できる医療機関の体制をつくっていくか、これが一番のネックと考えております。 ということで、先ほどから繰り返しますが、PCR検査をやって、その検査が出たからということで安心だとは言えないということで、感染拡大のまず防止、しっかりと今の傾向、知人とか家庭内、今最近増えているのは事業所内での感染、職場内感染も増えています。そういうところでマスクなしでの会食とか、もしくは手洗い、そういうのをしっかりと感染防止をしていただきながら、徐々にワクチン接種のほうへ移行して、集団免疫がつけられるような環境を整えていくということが重要だと考えております。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) 再々終わったんですが、本人1回するような、なっていますよね。それを心配な人は再度打っても、そういうような形にはならないかをお伺いしてよろしいですか。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 現状としては年度内1人1回ということで、65歳以上の方で、制度上そういうふうにつくってあるものですから、大変申し訳ありません。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) では、4に入ります。 4の再質問なんですが、今のところ未定、ワクチンの国から落ちてくるあれで毎日マスコミにぎわせて、注射器がどうの、ワクチンがどうの、そういうような話が出ていますが、これは向こうから、国・県から下りてくる話ではありますが、地元の医療関係とのシミュレーションとか、この前、ワクチンの特別チームつくった10人でも、いつの間にか4月12日とは言ってはおりますが、そのシミュレーションはどのように医師会との、また担当の部署の10人でチームをつくったわけですが、その辺がどのように進んでいるかをお願いします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 大変ご心配なところだと思います。2月1日にプロジェクトチームをつくって、医療関係者、また地域周辺の市町村とも連携を取りながら、まず住民接種体制の構築に向けて今調整をしているところです。いかんせん、潮来市内に病院がないものですから、医療機関の皆さんにもご苦労をかけると思いますが、できるだけご協力いただくように調整しているところです。 スケジュールとシミュレーションということなんですが、いつワクチンが来てもできるような体制をつくっていくというのが今のところの状況で、はっきりと言えるのは、4月中には接種券とかを送るよというのが国のほうのスケジュールにはなっていますが、あくまで国のほうも、ご存じのとおり、大分ちょっとずれてきているという状況が続いています。また、ワクチンの供給量についても、これもマスコミで言っているところですが、4月26日あたりに1市町村に1箱という、そういう情報が出ておりましたが、この1箱でどこまで打てるかという大変ここも微妙なところでして、残念ながら今のところ、取りあえず体制はつくっていこうと今やっていますが、どれだけの市民の方接種できるか、また優先順位のほうどのように変わっていくか、まだまだ流動的でございますので、まだはっきりは何とも言えないところです。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員、ちょっとお願いでありますけれども、発言する場合、マイクに背を向けないで、マイクのほうに向かって発言していただくと助かりますが。
◆11番(田崎清君) 分かりました。すみません。
○議長(
笠間丈夫君) 田崎議員。
◆11番(田崎清君) それでは、ワクチンのほうよろしくお願いして、大きな2に入ります。 第70回潮来あやめ祭りについて。 5月21日より開催の初夏の訪れを告げる歴史と伝統のあるあやめまつりについてお伺いします。 ①園内の花菖蒲の生育と手入れ、状態をお伺いします。 ②嫁入り舟、例年29組、昨年中止となった方々の意向調査と、本年希望をしておる結婚式を挙げようとする方々の調整はどのように行っているのかをお伺いします。 ③ろ舟遊覧、船頭さんの高齢化と、叫ばれております密となる乗船、運航方法をお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、1点目の花菖蒲の育成と手入れ状態はというご質問に答弁いたします。 園内の手入れにつきましては、除草作業や防虫作業などを行いながら適切な管理に努めているところでございます。株分け作業後の養生期間も十分確保され、あやめまつりに向けて良好な状態を保っているものと考えております。 続きまして、2点目の嫁入り舟のご質問に答弁いたします。 昨年の第69回水郷潮来あやめまつりにおいて、潮来花嫁さんのイベント実施を見送った経緯から、選考された29組の方につきましては、今年度の第70回水郷潮来あやめまつりでの嫁入り舟実施の権利を移行させていただいております。昨年、選考された方々に改めて嫁入り舟のご意向を確認させていただき、29組のうち19組の方が参加希望が確認されましたが、10組の方から辞退の意向が示されました。この件につきまして、あやめまつり実行委員会の各委員にご意見を伺い、協議を進めているところでございます。また、本年希望のある方につきましても、対応につきまして実行委員会で協議をしてまいりたいというふうに考えております。 続きまして、3点目のろ舟遊覧の乗船、運航方法についてのご質問です。答弁いたします。 今年度のあやめまつり大会でのイベント実施につきましては、新型コロナウイルスの感染状況を注視しながら、実行委員会で慎重に判断してまいりたいと考えているところでございます。各種イベント実施の最終的な判断につきましては、昨年同様、4月上旬頃に実行委員会を開催し、ご質問のろ舟遊覧を含め、イベント実施の可否について協議したいと考えております。イベントを実施する場合につきましても、国や県の大規模イベント開催基準に基づきながら、イベント関係者並びに観光客の感染防止策の徹底を図る必要がございます。議員ご指摘にもありますろ舟遊覧につきましても、運航方法をはじめ適切な乗船人数やコロナ対策等について、関係者との協議、検討を重ねてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) じゃ、1番に再質問なんですが、株分け作業順調、良好というような話なんですが、ここ数年、場所によって生育が悪かったり、黄色い外来種といわれますか、あれが多いように感じられる。与田浦のあやめパーク、あそこのアヤメと比べても見劣りする、そのような感じがするんですが、今年は、もう一度お聞きします、順調、大丈夫という思いでよろしいですか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、再質問に答弁いたします。 現在、先ほども申しましたが、あやめ園のほうの手入れですか、どうしても株分け作業が遅れると花を咲くまでの期間が短いというようなところもございますが、今回は十分な期間が取れているという部分と、茨城県の農業改良センター、普及センターのほうに土壌の成分とかを見て分析していただきまして、その結果を基に指導を仰ぎながら施肥、統合を行ってございます。そういった中で、今回は土壌の硬度を調査するというようなところも行ってございますので、こういった専門的知識をある機関から情報といいますか指導を受けながら行っているということで、今回はいい花が咲くのかなというふうには思ってはおります。ただ、実際に、これからも管理を徹底して、いい花が咲くような形でやっていければなというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) よろしくというか、1年休んだから立派な花が見たい、見させてやりたい、そのように思います。 ②で再質問なんですが、去年29組のうち10組がリタイヤして19組、そうすると、例年29組やっているわけなんですが、今年募集するような意向を先ほど話されたと思うんですが、応募がどのくらいあるといったら失礼なんですが、例年ですともっと早めに募集してもう決まっているような状態だったと思うんですが、ここに来て募集してといって、どのくらいあるかも分からないんですが、本当に去年休んだのがどう影響するか、大変なところでございますが、執行部としてはこうしたいというのをもう一度聞かせて、お願いします。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) 29組というところでこれまで行ってきた関係がございますが、実際19組の方からの実施というような意向を確認できたというところで、10組について再応募するのかという答弁に対しては、最初の答弁で申しましたとおり、実行委員会のほうで最終的な判断をいただくというような形になるかと思います。実際にろ舟を使っての嫁入り舟というところで、いろんな団体からの協力をいただきながら進めているというところもございますので、そういった部分では、そういった方々とよく意見交換をしながら、実行委員会で今後どうするのかという部分を協議して、決定をしていきたいというふうに思っています。ここに来て3月末までには、どういうふうにしていくのかということをある程度執行部のほうでも決める必要はあるかとは思うんですが、最終的には4月上旬の実行委員会で最終的な決定がされるものかなというふうに考えます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) それと、再々になりますけれども、できればホテル業界がこのコロナによって多大な影響を受けておりますので、夜のイベント、土曜日だけの夜の嫁入り舟なんですが、本当に泊まりがけで来られるお客様を誘客するのに、ぜひ目玉となるのは嫁入り舟、アヤメなんですから、夜の嫁入り舟を今、土曜日と日曜日、水曜日は昼間だけですから、その辺で数を増やすとか、29組にこだわるかもしれないんですけれども、潮来市に旅館組合、ホテル業界、何とかこのあやめまつりによっての宿泊客が一人でも多く泊まれるようなほうに、実行委員会で持っていけるような考えを持っていただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) 再々質問に答弁いたしますが、宿泊客が少ないということで一人でも多く泊まっていただけるようなことで、夜のイベントを増やしてほしいということでございます。 ただ、今現在、19組も実際のところどうなるのかという部分もございます。そういった中で、夜のイベントを嫁入れ舟をもっと回数を増やすということになると、やはりいろんな方の協力をいただかないと難しい部分もございますので、これにつきましても、違う形でそういった宿泊、夜のイベントをすることによって市のほうとしても、潮来市に泊まっていただくことで経済的にも回るというところもございますので、考えていく、研究をしていく必要があるというふうには考えてございますが、嫁入り舟に限るということではなくて、違った面で取組をできればなというふうには考えてございます。夜の明かり、そういったものも、和ぢょうちんの設置とか、そういったもので夜散歩をしていただくということも、非常に景観的にもいいかなというふうに自分自身は考えてございますが、今後検討していきたいというふうには思います。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 再々終わりました。答弁終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) 今後の検討よろしくお願いします。 ③なんですが、船頭ろ舟遊覧、おととしですか、津軽河岸を利用してのあったと思うんですが、津軽河岸からのこれからの水の日本一の水路でどんな方向に向かうかは分かりませんが、あやめまつりに関しまして、津軽河岸の石蔵ですか、あそこを今年、もう例年と申しますか、何年もレストランができなくなっているんですが、あやめまつりに関してどのような方向でこの運営、各道の駅に指定管理者で委託はしているようですけれども、あそこの設備が整っているレストラン、本当にもう長い間無用になっていて、設備かけた中の、今年のあやめまつりに関しても、どのような方向であのレストランが運営されていくのかをお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁できますか。 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、3点目の石蔵のレストランというようなご質問でございますが、現在、ご存じのように公募のほうはしておりますが、まだ決まっていない状況でございます。ただ、時間でどういったものに使えるかということで、イベント等で使うことは現時点では可能というような状況になっています。あそこの石蔵につきましては、今、株式会社いたこのまちづくり観光事業部のほうで管理のほうはしてございますが、実際にアヤメの時期にどういったことができるのかということにつきましては、今後、大きな課題の一つかなというふうには捉えてございます。 今現在、どういうふうな形でやっていくというようなことは申し上げることはできないんですが、新たな事業としてもイベントを開催できればなというふうには考えてございます。何かいい提案がございましたらば、情報をいただければなというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) ぜひ、みんなであやめまつり成功させたいと思います。 3に入ります。 市長の市政、運営についてお伺いします。 就任3年目、コロナ禍の中、トップセールスマンとして、①国・県への要望、陳情、内容、回数をお伺いします。 ②市民に掲げた公約の達成度、断念しました公約、また公約の進捗状況をお伺いします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、1点目の国・県への要望、陳情、内容、回数を伺うというご質問でございます。お答えをさせていただきます。 まずは、令和2年度の国への要望につきまして、総務省復興庁に対し、河川災害復旧事業といたしまして、南幹線用水路南側の復旧の要望のため1回お伺いをしてございます。また、茨城県への要望につきましては、水戸・神栖線、玉里・水戸線関連の道路建設期成同盟会で1回県のほうへお伺いをしているところでございます。 令和2年度につきましては、コロナ禍のために、中央省庁への中央要望活動や県関連の要望や陳情は、加盟団体全員の出席ではなく代表者のみが行う活動へと方向転換がされまして、先方からの直接要望の自粛などもございまして、文面での活動に変わってきているところでございます。そのため、このような回数となっておるところでございます。 また、県の市長会を通じてのものとしましては、
新型コロナウイルス感染症対策に係る支援等をはじめ、国へ6回、県へ4回要望を行わせていただいておるところでございます。
○議長(
笠間丈夫君) 原市長。
◎市長(原浩道君) 田崎議員のご質問にお答えを申し上げます。 公約の達成度、断念しました公約、進捗状況ということでございます。 市民に掲げました公約につきましては、2期目の任期がちょうど2年を過ぎたところでございます。引き続き公約実現に向けて着実に進めてまいりたいと考えております。 また、今の時点におきましては、断念をしたという公約はございません。市長の任期も3年目に入ったところであり、まだ任期途中でありますので、引き続き市民のため、潮来市のため、「住みたいまち、潮来」の実現に向けて誠心誠意努力してまいりたい、そう考えております。なかなか公約も100%、4年間でできる公約とできない公約がございますけれども、諦めないで最後まで執着して達成していきたい、そう考えております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 田崎議員。
◆11番(田崎清君) 公約は市民への約束でございますから、任期中に終わらなくても継続の事業があるかと思いますので、またコロナ禍の中で大変だと思います。ぜひ県と国との調整をしながら、この難局のコロナ禍を乗り切ってもらいたいと思います。よろしくお願いしまして、11番、田崎清の質問を終わりとします。
○議長(
笠間丈夫君) 田崎清議員の質問が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後1時30分といたします。 (午前11時50分)
-----------------------------------
○議長(
笠間丈夫君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。 (午後1時30分)
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△今泉利拓君
○議長(
笠間丈夫君) 15番、今泉利拓議員の質問を許可いたします。 なお、今泉議員から、体調上の理由から自席において着座での質問を行いたいとの申出がありましたので、これを許可いたしますので、議員は自席から一般質問をお願いいたします。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) 15番の今泉でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 着座でいいです。
◆15番(今泉利拓君) 議長のほうから特段のお許しをいただきましたので、自席での質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 それでは、質問に入りたいと思います。 新型コロナウイルスワクチンの接種が始まると、今、世界的にも大きな話題になっておりますコロナワクチンの問題であります。 質問といたしまして、潮来市ではワクチンの接種をどのような手順を踏んで進めていくんだろうか。簡単な質問でございますが、よろしくお願いをいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) それでは、答弁いたします。 先ほどの田崎議員と同じような答弁になってしまいます。お許しください。 新型コロナウイルスワクチン接種については、医療従事者向けの接種が開始されています。順次、医療従事者の接種、65歳以上の高齢者、基礎疾患のある方等、国による優先順位により行われていきます。議員もご存じのとおり、新聞報道では4月12日より高齢者へのワクチン接種が開始されるということになっておりますが、ワクチン供給量が限られているため、実際に潮来市で接種が開始されるのは未定です。また、クラスターの対策として、高齢者施設入所者への優先的な接種を推奨されておりますので、高齢者施設の具体的なスケジュール等を調整していくことになります。 ワクチン供給後、速やかに開始できるように、引き続き医療機関と接種体制の構築に向けた協議や、接種券、予診票等の発送準備、予約受付や相談窓口となるコールセンターの設置準備、また、接種の効率を図るため、集団接種会場での動線の確認など入念な打合せを行います。また、接種会場についての状況でございますが、効率化、感染防止に向けてしっかりと対応をしていくということで、手順については決まり次第、広報紙等でお知らせしたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) 部長の答弁を聞いておりますと、なかなかやりにくいという、市単独では物事が決められないような問題ありますから、国・県の動き注意深く見守っていかなければいけない。だけれども、潮来市の中にも対策本部が設けられているようでありますから、具体的に自分たちが決めたことを外へ漏らす必要はありませんので、ワクチンが潮来に割り振られた場合、どういう手順でやるのか、そのスケジュール的なものを2通りぐらい考えてみたらどうだろうかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) 今のところ、国のスケジュールに基づいて行っていくということでいきますと、3月中には先ほどお話ししたように接種券、それから予診票等の発送のほうをしていきたいと、していくようにしていきましょうというふうになっておりますが、このワクチン接種のほう、送ったからということで接種が受けられるわけではありませんので、あくまで接種券を送って、接種を受けるかどうかを判断していただくと。4月12日以降に接種が開始されるということでございますが、実際は供給される日にちは未定ということでありますので、取りあえず接種券を送れるような状態へ持っていくと。で、速やかにワクチンが届き次第、接種できる体制だけは整えていくということでございます。 今のところ言えるのはここまでで、それまでに体制整備のほう、今おっしゃいましたように、潮来市だけではなかなか難しい部分もありますので、他市にある病院等、また医療機関とも連携をさせていただきながら、いろいろと協力をいただくことになると思います。その辺のところもしっかりと今、体制整備に向けて調整しているところでございます。明確になりましたらば、早速ホームページ上のほうにはワクチン接種に向けた案内のほうは出してあります。ただ、具体的にはそこは載せてありません。これが決まりましたらば、早速ホームページのほうも更新して、また広報紙等でお知らせしていきたいと思っております。しばらくお時間をいただければと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) せっかくのワクチンが届いたと。しかしながら、体制が整わないのでなかなか実施に移すことができないというようなことのないように、トラブルなくワクチンの接種が進むように体制づくりをお願いしたいと思います。 2番目に入りたいと思います。 新型コロナウイルスによる市内の小・中学校の授業の遅れがあったんではないかと思いますけれども、潮来市ではどのような状況だったか答弁をお願いいたします。そして、具体的にはどのような形で授業の遅れが出ていたのか。 2番目といたしまして、授業の遅れを取り戻すために各学校ではどのような取組をされたのか。成果は上がっていたのだろうかと思います。答弁をお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 加藤教育部長。
◎教育部長(加藤益生君) それでは、まず、1点目のご質問のほうから答弁をさせていただきます。
新型コロナウイルス感染症蔓延防止のための臨時休業は、まず、令和2年3月からの1か月でありましたが、令和元年度の学習内容につきましては、3月の臨時休業に入るまでに、この時点でほぼ修了済みでありましたため、春休みまでは家庭でのプリントによる復習や補習学習で対応をしておりました。しかし、4月、5月の臨時休業では、年度当初から児童・生徒が学校で先生との対面による授業を受けることができなかったため、6月の学校再開時点では、ほぼ4月の年度当初の内容から授業を始めるというような状況でございました。しかし、その休業期間中も、各学校では授業再開に備えまして、教科書の内容に沿った学習課題プリントの配布や回収、また、授業動画を視聴し、ウェブ上で問題に答えたり、先生に質問したりできるシステムの構築また活用により学習のほうを進めておりました。 続きまして、2点目のどのような取組をされたかという質問のほうに答えさせていただきます。 6月の学校再開では、まず、各学校において、臨時休業中に児童・生徒が取り組んだ学習課題の理解度に応じて指導計画を見直し、授業の進度を調整してまいりました。さらに、週当たり1時間ずつの授業時間の増や長期休業の短縮による授業時間確保を行い、さらに指導計画の見直しを随時行い、授業を進めてまいったところでございます。その結果、市内の各学校において、今年度計画された学習内容はほぼ履修済みでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) 難しい問題でありましたけれども、教育委員会の教育長をはじめ皆様方、さらに各学校の先生方のご努力によって遅れは取り戻せたということでございますので、大変ありがたく思う次第でございます。 なお、1つの提案でございますが、今回のコロナ騒動について学校も大変な取組をされたと。できることならば、貴重な体験でありますので、ぜひ記録に残しておいていただきたい。何かのときに役立つんではないかと思いますので、ぜひ検討をいただきたいと思います。 コロナとは直接関係ありませんが、先日、テレビを見ておりましたらば、学校で何かあった場合に救急車を呼ぶ、その権利者、救急車を呼ぶ権利者が校長先生と教頭先生、そういう話が出ておりましたけれども、潮来では非常事態が何か起きた場合に、どなたまでならば救急車を呼べるのか。校長先生と教頭先生だけなのか。その辺、参考までにお聞きしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁できますか。 横田教育長。
◎教育長(横田直樹君) では、ただ今の今泉議員のご質問にお答えいたします。 学校での事故等で児童・生徒にけが等が発生した場合ですが、これは今、議員からおっしゃられましたように、本来であれば校長、教頭のほうが学校の管理者として要請するべきところですが、ほぼほぼ学校では校長、教頭ともに不在という状況はありませんが、万が一そのような場合があったときには、やはり教務主任あるいは養護教諭等が最初にそのけが等の状況の看護に当たりますので、必要に応じては救急で救急車の要請をするようにということは各学校のほうにも伝えているところでございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。
◆15番(今泉利拓君) 昨日でしたか、おとといでしたか、日の出小学校の患者が出たという話に関連いたしまして、8日の月曜日から通常登校ができると、陰性であったことが分かったということでございます。議会のほうの事務局から夕方、当日になりますとファクスが送られてきます。それがほとんどコロナのあまりよくない情報なんですね。この日の出小学校の陰性確認についてのファクスは、大変結構なものだったというふうに思っております。引き続いてコロナのことについては、いろいろ対応を迫られることがあろうかと思いますが、教育長をはじめ皆さん方のご配慮をよろしくお願いしたいと思います。 それでは、次の質問に移ります。 2月1日、潮来市内でコブハクチョウが死んでいるのが発見されたと、この件についてであります。 2月1日、潮来市内でコブハクチョウが死んでいるのが発見された。このコブハクチョウについて検査の結果、高病原性のH5N8亜型と確認されたと。私、素人でございますので病気の名前はっきりしませんが、茨城新聞にはこういうふうに載っておりました。 そこで伺いますけれども、コブハクチョウの死が水原に来ている白鳥に影響を与えるものでなかったということで受け止めてもよろしいのか。答弁をお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、答弁いたします。 コブハクチョウ死骸による鳥インフルエンザにつきましては、2月1日に市民からの通報を受けまして当日回収し、茨城県の野鳥における鳥インフルエンザに関わる死亡野鳥等調査対応マニュアルに基づき、茨城県の関係機関へ連絡、そして個体の引渡し及び検査の運びとなってございます。 2月12日、確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザH5N8亜型が検出されました。本市では、野鳥監視重点区域の指定となった2月4日の翌日、2月5日から水原地区を含め市内の主な野鳥の飛来地を巡視しておりましたが、特に異常はなく、影響は見受けられませんでした。 そのような中、野鳥監視重点区域は3月3日の24時で解除されております。しかし、野鳥の行動範囲は広いということから、引き続き注視してまいりたいと考えてございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) 今、水原に来ている白鳥には影響は与えていないということのようであります。水原の白鳥の里、ここは当潮来市にとっては貴重な観光資源の一つであります。 直接、コブハクチョウの死に関連するものではありませんが、1つだけ伺っておきます。この水原地区の白鳥を守るためには、地元の有志が集まって白鳥を守る会がつくられておりました。しかしながら、10年ほど前、その構成員が年を取っちゃいまして、なかなか白鳥の面倒を見ることができないということで、白鳥を守る会が解散をしております。当時の観光課長に、次のことを考えて早く体制を取ったらどうかということを申し上げたんですが、今になってもそういった具体的な活動団体は決められておりません。なかなか立ち上げていくのは大変かと思いますが、どうか、白鳥を守る会、この名前にとらわれることなく、白鳥を見守っていただくグループづくり、これを市の責任においてお願いをしたいと思いますが、答弁をお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、再質問に答弁いたしますが、白鳥を守る会ということの10年前解散されたということで、新たな団体ですね、守る会というようなもののほうを市の責任でというご質問でございますが、こういった団体というものは、できれば地元の方々の意思疎通といいますか機運醸成によってなされたほうが一番長続きというか、継続性からいってもいいんじゃないかなというふうに私は感じてございます。また、野鳥の保護という部分では、茨城県の鳥獣保護区ということで水原地区周辺はなってございます。そういった中では鳥獣保護の管理員ということで配置されてございますので、そういった方々と市と一緒になって注視していきたいというふうには思ってございます。 しかしながら、ただいま議員さんおっしゃるように、発足という話があるのであれば、市としても関わっていきたいという中では地元の協力が必要であるということから、お話を聞いて相談、そして協議と続けながら、よりよい形に進めてつくっていければというふうには考えます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) なかなか骨が折れる仕事かもしれませんが、できるだけ早く白鳥を守る会的な団体が立ち上がるように努力をしていただきたいと思います。 最後の質問になりました。市道の整備についてであります。 JR潮来駅から立金を経由して台上戸につながる市道の整備について伺います。 なかなか工事が進まないと。原因は何か、お答えをいただきたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君) ずっと続けてお願いします。
◆15番(今泉利拓君) 勝手が違いますので、ちょっと戸惑っております。 1番目の2番で、令和3年度中にこの立金を経由して台上戸につながる道路の工事はどの程度進むものでしょうか。これが質問になります。 それから、その後、伝統行事延方相撲に一役買い、古高の人たちの生活道路でもあります市道の整備についてであります。 令和3年度中、工事はどのような形で進むのか、お答えをお聞きしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
石津建設部長。
◎建設部長(石津利衛君) それでは、1点目のなかなか工事が進まない原因とのご質問でございます。 ご指摘のJR潮来駅から立金を経由して台上戸につながる計画の市道は、潮来1級10号線となります。この路線は、国の社会資本整備総合交付金を使わせていただきながら進めさせていただいている事業でございます。 なかなか工事が進まない原因の1つとしては、この交付金、事業費の交付率が大きく関係しております。市の要望額に対して、近年の交付率は令和元年度が27.05%、令和2年度は25.98%と低い交付率となっており、市の要望額に対して、交付金が4分の1強程度の率でありますこと、また、毎年数多くの道路等の改良要望が市に対してはございます。予算全体枠の関係もございまして、規模の大きな工事につきましては、特に遅延が見られる現状がございます。 2点目、今後の工事の進捗についてということでございます。 工事の進捗につきましては、今年度、計画路線に該当する全ての用地取得が完了しましたので、令和3年度からは工事に入ってまいりたいと考えております。 令和3年度は、現在、工事が完了している場所から、真正面にあります立金山の高さを3分の2ほど切り下げて、のり面整形の工事を行ってまいります。 3点目、令和3年度中に工事はどのような形で進むのかというご質問でございます。 議員のおっしゃる道路は、古高大師堂から延方新宮の北浦側県道大賀・延方線に向かう市道潮来1級4号線となります。この道路は、市の幹線道路としての位置づけがされながら、過去に用地の問題が難航し、工事着手に至らなかった経過がございます。 そういった中で、今回、今泉議員にもお骨折りをいただきまして、古高大師堂側の市道潮来1級1号線との交差点付近につきましては、用地等の取得について新たな進展がございました。今般、路線測量を業務として発注しております。令和3年度には用地測量業務、用地取得、そして物件の移転補償等を行い、令和4年度には改良工事に着手をしてまいりたいと考えております。 以上であります。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。
◆15番(今泉利拓君) 1つだけお伺いをいたします。 この道路の工事については、文化財、いわゆる古墳があったということで、調査に時間を取られた感じもあるかと思いますが、この古墳の問題はすっきりと解決はしているんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 岡野建設課長。
◎
都市建設課長(岡野正弘君) それでは、再質問にお答えします。 古墳の関係につきましては、もう全部全て手続は終わってございます。ですので、先ほど部長の説明があったとおり、上のほうから買収した区域を少しずつ削っていという作業になります。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 今泉議員。
◆15番(今泉利拓君) 人手が限られておりますので、なかなか大変だと思いますが、ひとつ注目されているところでございますので、よろしくお願いをしたいと思います。 以上で私の質問は終わります。
○議長(
笠間丈夫君) 15番、今泉利拓議員の質問が終わりました。 暫時休憩の予定だったんですが、まだ時間が十分ありますので、続行してまいりたいと思います。 職員が入れ替わります。
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△兼平直紀君
○議長(
笠間丈夫君) それでは、5番、兼平直紀議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動願います。 兼平議員。 (5番 兼平直紀君 登壇)
◆5番(兼平直紀君) ただいま議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、質問させていただきます。 大きな1番、茨城県水郷県民の森利活用事業公募要綱について。 茨城県水郷県民の森の利活用については、過去何年にもわたり議論されてきました。今回、茨城県水郷県民の森利活用事業公募要綱が令和2年12月1日に制定され、利活用に関し明示されました。そこで伺う。 ①この制定に先立ち、令和2年上半期に那珂市にある県民の森と植物園に関し、県事業で県民の森等魅力向上計画の策定がされています。その中で、方向性として、広大な森を活用し、キャンプ等の体験型アウトドア施設を新設とあります。今まで茨城県自然観測施設の設置及び管理に関する条例で制約されてきました。この計画策定において、市の見解を伺う。 ②この要綱の目的に地域活性化を図るため、民間事業者、市町村、観光・商工団体等によるイベント等の事業を公募により実施とあります。公募条件について、市として調査しているのか伺う。 ③全国
育樹祭潮来市開催について、現況・予定について伺う。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、1点目の質問に答弁いたしますが、那珂市の県民の森等魅力向上計画の策定、条例の運用等のご質問になりますが、県の施設でございますので、茨城県林政課全国植樹祭担当に確認をしてございます。 那珂市の県民の森等につきましては、今後、魅力向上計画がまとまり、施設のリニューアルの方向性が決まったときに、併せて条例の取扱いについても検討していく必要があるとの考えでございました。この件につきましては、引き続き情報収集を続けたいというふうに思ってございます。 2点目でございます。公募条件につきましての調査のご質問に答弁いたします。 昨年12月1日の公募要領に6つの条件が示されております。 1点目が、茨城県自然観察施設の設置及び管理に関する条例に規定する設置目的を踏まえた内容であること。 2点目が、イベントを核として将来的に地域の活性化に資するものであること。 3点目といたしまして、イベントは茨城県と共催とし、県は県民の森利用や市町村等との調整にのみ参画するものであること。なお、茨城県はイベント実施に係る経費は負担しないものであること。 4点目になりますが、イベントの実施に当たっては、参加者負担金の有無を問わないが、営利目的のイベントは別途手数料を徴する場合があること。 5点目になりますが、イベントの開催に当たっては、新しい生活様式を実践するなど、新型コロナウイルスの感染防止対策を徹底した上で取り組むものであること。また、茨城県の感染防止対策システム「いばらきアマビエちゃん」を使用するものであること。 6点目が、公序良俗に反しないものであることとなってございます。 今回の公募につきましては、昨年11月に茨城県の林政課担当と打合せをし、イベント等実施の可能性があるものから進めていきたいとのお話をいただいておりました。その一環として、公募によるイベント等の実施を行うことになったものと考えてございます。今後も引き続き、県と連携を図ってまいりたいというふうに考えてございます。 3点目になりますが、全国植樹祭に関する質問に答弁いたします。 こちらにつきましても茨城県の事業というところでございますで、茨城県のほうへ担当へ問合せをしましたところ、
育樹祭の現況・予定につきましては、新型コロナウイルスの影響により、令和4年度の予定が1年間延期ということで、令和5年度に茨城県で開催されると伺ってございます。 なお、その他の詳しい内容につきましては、いまだ未定であるというところでございました。 答弁は以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) ①の再質問をさせていただきます。 こちらは県の施設、あと県の条例ということで、見解しか伺えないと思うんですが、この答弁の中で、条例を見直していくという発言があったんですが、これは年度内の計画で、何年間かかるということでよろしいんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) 単年度で終わるのかというご質問かと思うんですけれども、実際のところ、那珂市の県民の森につきましては、今後、リニューアルをしていくという計画でございまして、そのリニューアル、それが済むまでには、この条例も改正していくというふうに解釈をしてございます。ですから、今年度、令和2年度だけではなくて、今後、継続して検討されるというふうに解釈しております。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) ただいまの答弁につきまして、やはりこの条例の運用が変わらないと、なかなかこちらが要望しているということは難しい作業だと思いますので、ぜひ注視いただいてご報告願いたいと思います。 続きまして、②の再質させていただきます。 こちらの募集要綱というのは、一緒の資料だと思うんですが、調査をしているかと、茨城県が今回、人気度が上がったというのは、茨城県にキャンプ地が多いというところもありまして、こちらの募集要綱を見ますと、個人ではなかなか難しい要綱になっていまして、ぜひ潮来市でやはりイベント的にグランピングとか、キャンプというのができるようなイベントを年間何回かやってもらうと、通年事業としても潮来市に寄ってくれるのではないかと思いますので、ぜひ、この条例だと火が使えない。この条例の指定管理者に問合せしますと、そこで学習すれば火を使えるみたいなところが、指定管理者の判断になってきますね。例えばお芋の育成を調べるために行って、焼き芋やるみたいな火はできるので、ぜひこの運用をうまくやっていただいて、行事ですか、この市町村対各団体がやっているので、ぜひその辺を上手に利用して、夜のイベントとして何か考えてもらうことはできるでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、再質問というところでございますが、運用につきましては、詳しい内容までは申し訳ございませんが、認識というか、解釈できていない部分はございますが、基本的にイベント等につきましては、やはり民間活力によるものが一番ベストなのかなというふうには考えてございますが、潮来市といたしましてもキャンプ、そういったものができるようになればいいなというのは1つ考えは持っておりましたが、実際にそれの運用をうまく使えるかどうかという部分が、私的にはちょっと判断できない部分もあります。 県の条例も運用と、この辺をうまくできるかどうかは、ちょっと今後、検討はする必要があるかと思いますが、できれば何らかの事業を市としてもやれることがあれば、やっていきたいなというふうには考えます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 今、②の答弁いただきまして、これは再質というよりは、こういう要綱書はやはり市民の皆さんとか、いろいろな人に気づかれない部分があって、今まで出てなかったものが出たものだと思います。ぜひ要綱等を調べていただいて、市民が利用したいというときがあれば。答えられるような体制づくりのほうをぜひつくっていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、③こちらはこの要綱の係が、全国
育樹祭準備担当と書いてあったものですから、質問させていただきまして、もう準備しているんだなということだったんで、この順番からいくと当然、潮来市に回ってくるものですから質問させていただきました。 これは国・県が主催するものなので、そういう予定が聞けたということで、質問のほうはございません。もし、準備が始まりましたら、皆さんの頑張りが必要になると思いますので、よろしくお願いいたします。 続きまして、大きな2番のほうに質問させていただきます。 観光活性化と地域活性化の現状について。 現在、潮来市では、日本一の水路の町基本計画をはじめ、来年度も様々な事業が予定されております。しかしながら、現在、計画がまだ途中のものもあります。そこで石の蔵、旧市役所牛堀出張所跡地利用について伺う。 ①前回の一般質問でもしましたが、石の蔵の今までの誘致活動、募集活動について伺う。 ②現在の状況について伺う。 ③旧市役所牛堀出張所跡利用について、令和元年6月の定例会で質問させていただきました。現況、潮来市牛堀市街地活性化検討委員会の活動内容について伺う。 ④旧市役所牛堀出張所跡地利用についての今後の方針・取組について伺う。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、1点目の石の蔵の今までの誘致活動、募集活動について伺うというご質問にお答えをさせていただきます。 誘致活動につきましては、市の商工会、観光協会等と相談の上、平成30年度より多くのコーヒーシップや飲食店への誘致活動を進めさせていただいたところでございます。 また、募集活動といたしましても、平成30年度より内覧会、市のホームページ、広報紙、ラジオ、新聞、商工会等のホームページ、そして民間不動産関係でのテナント募集等を行わせていただいたところでございます。これらにより、出店希望者がございましたが、出店までには至りませんでした。 そして、昨年の12月議会でも答弁させていただきましたが、彫刻の展示会などの催しの会場としての利用など、短期貸出しも行っているところでございまして、また期間限定でのレストランなどの検討もしていきたいという答弁をさせていただいておるところでございます。 次に、2点目の現在の状況について、再度伺うというご質問でございます。お答えさせていただきます。 石の蔵の現在についてでございますが、1点目でもお話をさせていただきましたが、催物などの会場としての短期貸出しも行っているところでございます。また引き続き、期間限定のレストランなどの検討もしていきたいと考えているところでございます。 3点目でございます。潮来市牛堀市街地活性化検討委員会の活動内容を伺うというご質問でございます。答弁させていただきます。 旧牛堀出張所が解体される計画を受け、跡地利用及び牛堀市街地の活性化に向け、必要な検討及び協議を行うため、潮来市牛堀市街地活性化検討委員会を設置しました。平成31年1月24日に、潮来市牛堀地域活性化検討委員会から市長に対し、旧牛堀出張所跡地の利用等に関する提言書の提出を行い、平成31年3月31日をもって設置目的を達成したことから、活動等は現在行っていない状況でございます。 4点目でございます。今後の方針、取組について伺うというご質問でございます。お答えさせていただきます。 今後の方針や取組につきましては、平成31年1月24日に提出されました旧牛堀出張所跡地の利活用等に関する提言書を参考にさせていただきまして、検討を図ってまいりたいと考えているところでごさいます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) それでは、①の再質をさせていただきます。 ただいまの答弁を1番、2番を聞くと、石の蔵中心なんですが、現状ではやはり誘致活動、募集はしてきて、現在に至るまでまとまっていない。そして、今後は短期運用とか、それで催物をしていくというのは、前回と今回は変わらない点なんですが、この募集とか、誘致に関して断わられた理由というものがあると思うんです。 例えば今、家賃が高額である、あるいは商店として成り立たない、要するに、営業活動するのであれば、その辺を理由、いろいろなことを理由にしてくるんですが、断られた中の理由というのは、どういうものが、もう具体的に分かってきていると思うんですが、その辺についてはどうですか。
○議長(
笠間丈夫君) 草野
企画調整課長。
◎
企画調整課長(草野吉広君) 今までの出店に至らなかった理由として、どういう理由かということでご説明させていただきます。 これまでも答弁させていただきましたけれども、出店に至らなかった理由としまして、少し石の蔵のほうが広過ぎるというようなお話をいただいておるということと、また人の流れが少ないということと、あと1年を通じてイベントがあるとよいなどというお話を伺っている状態でございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 今、理由をお聞きして、広さとか、人の流れ、人の流れというのは商店とか、あと年間通じてのイベントというのは、やっぱりここが求められていることであって、家賃とか出てこなかったんですけれども、私は家賃も十分あり得ると思っておりますので。 そこで、再々質問です。今まであったところで、理由がありますよね。それに対して、家賃は出てこなかったからしようがないんですが、それを受けて、条件を変更して交渉に当たっているということはあるんですか。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 1点目の再々質問でございますが、出店に至らなかった理由、先ほど再質問で
企画調整課長が述べさせていただきましたが、現在、ご承知のように、日貸しの考え方もお出ししまして、先ほども冒頭の答弁で話しましたが、展示の催物も開催をしていただいておるところでございます。 そういった中で、現在のところは当初の募集の内容と日貸しのところを加えたものでございまして、条件は基本的に変更してございません。ただ、よくお話を今もいただいているところもございますが、その方と十分、その石の蔵を借りたいという目的、意義をお話いただけるよう、今、協議をさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 条件面は日貸し、短期というところに来ていると思うんですが、じゃ、②の再質させていただきます。 現在の状況について伺うということで、前回の答弁の中で2件来ていると、短期貸し。そちらは今現在どうなっているかというのをお伺いしたいんですが。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 2件引き合いの関係で来ておるというような答弁もさせていただいておるところでございますが、まだ先ほども答弁の中で、借りたいその目的、意義等々協議をしておるという段階でございまして、詳しいお話はまだできない状況でございます。もう少しその引き合いがある方と進展があった際には、報告をさせていただければなというふうに考えておるところでございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 再々質問させていただきます。 今、こちらができて2年、今、大きく分けて基本的な石の蔵のテナント募集は
企画調整課ですか。広場とか、磯山邸については産業観光課の所管になっている。こちらも津軽河岸あと(株)いたこの指定に管理になっている。ここがすごく分かりにくい。 今後、今までの条件を変えずに、市の方針を変えずに同じようなリスクを取っていくのか、あるいはもう思いっ切り方向転換、前のほうの質問、市の方針がもう変えるときに来ているんじゃないかと、石の蔵も思い切って(株)いたこにやってもらって、(株)いたこが定款にもレストラン営業できるとか、観光事業できると書いてあるので、新しい考え方を持って、そちらのリスクを取っていったほうがいいのではないかと、これは私が思うところの考え方なんですが、今後、同じような募集を続けてずっといく、家賃20万のやつを2年間取らないでおく、指定管理料を払っておく、このところのバランスを取って、もう大きな方向転換が必要ではないかと思うんですが、この点についてはどうでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) ただいま2点目の再質問をいただいたところでございます。 石の蔵につきましては、先ほど
環境経済部長のほうから答弁にありましたが、管理のほうは道の駅の観光事業部のほうに指定いただいておるところでございます。 当初から募集につきましては、市長公室企画部門で担当させていただいておりまして、これまで先ほど答弁させていただきましたが、誘致活動、さらには募集活動をさせてきていただいたところでもございます。 また、今現時点で引き合いのある方がございます。その方と今、調整をさせていただいておるところでもございます。その方との調整を進めながら、また日貸しというのもさせていただいておるところでもございます。そういった状況、もう少しその状況を整理をさせて、様子を見させていただきながら、議員からお話しいただきました厳しい内容も真摯に受け止めながら、今後、少し研究をしていきたいなというふうに思います。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 続きまして、③の再質させていただきます。 こちらの委員会は、現在、活動をしていない、提言書を上げた時点で終わったということなんですが、目的等あったんですが、この委員会の具体的な役割と提言内容についてお伺いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 草野
企画調整課長。
◎
企画調整課長(草野吉広君) この委員会の役割は何だったということで、そちらのほうをご説明させていただきます。 潮来市牛堀市街地活性化検討委員会につきましては、設置目的を達成するために1点目としまして、旧牛堀出張所跡地具体的な活用方法及び整備手法の検討に関する事項、2点目としまして、牛堀市街地の活性化を図るために必要な事項を検討し協議することが役割となっております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) その提言書を上げた時点で、委員会活動は終わっているんですが、この提言書を受けて、牛堀のその跡地利用について、今までどのような活動をしてきたか、この提言実現に向けてどのような活動をしてきたか、お伺いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 草野
企画調整課長。
◎
企画調整課長(草野吉広君) これまでにどのような活動してきたかということでございますけれども、これまでに建物跡地部分が大雨等による土砂の流出等の防止や雑草繁茂、その対策としまして、また当面の利用として多目的広場としての地元の祭りやイベントの際に使用できるような舗装工事をさせていただきました。 また、無断駐車されないように、車止め等を設置させていただきました。引き続き検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) ただいまの答弁ですと、貸し出すまでの準備というか、周りの施設に使ってもらう、花火大会であったり、お祭りであったり、いわゆるトイレを整備したり、空いているところを使いやすくしているという。 誘致活動というか、起業については具体的にはないということだと思うんですが、今後、そこで④再質にいかさせていただくんですが、やっていきたいという提言、目標はできたんですけれども、今後の具体的な取組についてはあるんでしょうか。跡地利用を駐車場にするとか、準備しておくというのはあるんですが、その何かを持ってきたい、何かをやるという目標とか、具体的な例とか、取組は考えていますでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 草野
企画調整課長。
◎
企画調整課長(草野吉広君) 取組としまして、提言書にあるウオータースポーツやサイクリング等のスポーツ愛好者が集うスポーツツーリズムの拠点や、権現山公園、水郷北斎公園、潮来市立図書館などと連携しまして、市内外の方たちがこれらの場所を回遊し、人の流れが増えていくような整備等を地元の方々とのご意見等を踏まえまして進めてまいりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 再々質で、今のやつをつくろうとすると、建設が必要になってくるイメージなんですね。それを実行していくときに、また牛堀地区で協議持たなきゃならないと思うんですが、そういう活動をするときには、ここのまた委員会ですか、潮来市牛堀市街地活性化検討委員会というのは復活して、それとまた協議を始めるという形でよろしいんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 牛堀市街地活性化検討委員会につきましては、提言をいただいて、目的達成してございます。そういった中で、先ほど
企画調整課長が申しました提言書にある整備等の内容を進めていく上では、まず市の方針としては、提言書を参考にまずは整備を進めるかどうか検討させていただきたい。そうした中で、再質問の検討委員会の皆さんとまた協議するのかというところでございますが、一度提言をしっかりいただいておるところでございますので、地元の方とお話ができればなというようなところでございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 再々質はございません。 この地区、やはり今、活性化しているというのは、どうしても延方地区とか、道の駅方向に偏ってしまいまして、潮来市街もそうなんですが、ちょっと牛堀地区のほうも寂しい状況になっていますので、ぜひトータル的に今ある施設、やっていかなきゃならないことというのを整理しながら続けていただければと思います。 続きまして、大きな3番のほうに移ります。 (株)いたこ「まちづくり環境事業部」について。 2018年12月に(株)いたこ「まちづくり観光事業部」が「地元の産品や銘品を販売・提供する従来の物販拠点機能に加え、地域の発展をリードし、進化する多機能型道の駅を目指す」とし、具体的な取組を挙げて設立されました。 その当時、新聞記者会見やりまして、具体的な取組14項目挙げております。そこで伺います。 ①現在までの取組状況について伺う。 ②今後の方針・取組について伺う。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) 今回のこちらの質問でございますが、株式会社いたこに関する質問というところでございまして、1問目の現在までの取組につきましては約2年間になりますが、株式会社いたこのほうに確認をいたしました。その内容の答弁となります。答弁いたします。 平成31年4月に、株式会社いたこにまちづくり観光事業部が創設され、発足と同時に潮来市より水郷旧家磯山邸及び津軽河岸あと広場の指定管理を受け、運営管理を行っております。一昨年5月の水郷潮来あやめまつり大会の開会式の際には、初めて津軽河岸あと広場が使用されました。大会期間中には、ろ舟の運航や津軽河岸ゆかりの青森県人会と連携し、特産品の販売なども行われております。令和元年8月からは、水郷旧家磯山邸を活用した宿泊サービスを開始し、同年12月には、宿泊利用のない日に甘味処をオープンしております。 また、同年11月には、津軽河岸あと広場が商工祭の会場となり、新たな取組といたしまして夫婦船の運航も行われ、マスコミにも紹介されております。 さらに、様々なイベントを企画し、公認サンタクロースを招聘したクリスマスイベント、イルミネーション、成人式を迎える新成人を対象に抹茶の振る舞いなどを行ってございます。昨年11月には、5丁目の皆様の協力をいただき、山車の彫り物を制作した現代の名工、伊藤章晴氏の彫刻展を開催し、多くの方々が来場されておりました。 令和2年11月から令和3年、現在に至りますが、潮来市より舟運調査業務を受託し、船外機による舟運事業のコースの提案、船頭の育成などに携わっているというところでございます。 2点目の今後の方針・取組についてのご質問でございますが、今後の方針につきましては、株式会社いたこが策定しました2021年までの中期経営計画を継承し、道の駅「いたこ」の立地の優位性や水郷潮来バスターミナルの活用、水郷潮来の水辺空間ということで風景街道、こういったものの3つの拠点を連携活用した経営を進めていくという方針であり、また今後は、変わる潮来を象徴とする高い付加価値を加え、鹿行地区のみならず、日本の地域振興モデルとなることを目指す所存であるとのことでございます。 具体的な取組といたしましては、団体観光客の誘致、通年型観光に向けたイベントの実施、潮来市版の市内観光システムの稼働、成田空港、茨城空港を活用したインバウンド誘客、嫁入り舟の周期運航とろ舟運航などを挙げております。まちづくり会社としての役割を強化することで地域振興に貢献するとのことでございます。 答弁は以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) ①について再質問させていただきます。 今まで、過去、取組をやってきたということで、株式会社いたこというのは営業会社で、事業部門営業、このやってきた事業の中で収益を上げている事業というのは幾つぐらいあるんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) 1点目の再質問ということで、収益を上げている事業というところでございますが、収益自体はないものというふうに考えてございますが、例えばなんですが、今現在、舟運事業ということで調査業務を行ってございますが、こちらに関わる経費について事務費等が若干あるぐらいで、収益があるのかと言われると、そこまでのものはないのかなというふうに考えてございますし、5丁目の石の蔵であった彫刻の展示会につきましても、実際5丁目さんのご協力をいただいているという中では、その彫刻展示会について入場者に料金を頂いているわけでもないと。ただ、そちらに対して出店を道の駅のほうでしたと、お土産等も販売をさせていただいたという中では、実際の収益等は若干あったというふうな報告は受けてございます。現時点で答弁できるのは、ここまでとなります。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) 今の答弁なんですけれども、認識が違えばあれなんですが、株式会社いたこというのは営業会社で収益を上げている、決算書を出していますよね。そちらはもともと、株式会社いたこは指定管理をやっていて、今度、そこを管理するということで新しく指定管理を出して、そこが運営をするわけです。そこで収益を上げていない。まだ準備ができていなくて上げられる状態じゃないと。 ②のほうで今後の方針で、いろいろな目標を出させていただきました。直販とかそれで販売するとか6次産業の展開、観光客の誘致、インバウンドに向けた実施、舟運の予定ですか。4月には、前回の答弁で、4月から運航を始めたいというのもあったはずなんですが、これをやはりこのままやっていく上で、営業目標なりそういうのは株式会社いたこの中には入っているんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) すみません、先ほどの収益性の話の中で1点だけ、もう一点申し上げるとすると、水郷旧家磯山邸のほうで宿泊並びに甘味処という事業を行ってございますが、そちらのほうでは収益、収益といいますか収入はございますが、そちらに関わる人件費等を考えるとなかなか厳しいというのが現実でございます。 今後、舟運に関しましても、今実験というところでモニタリング調査等をやってございますが、実際に料金を取って4月からできればなということでの準備も兼ねているというふうに認識してございます。そういった中で、新たな取組としての事業、そちらのほうにつきましては、料金を徴収することで指定管理料によらない事業を行っていくということが一つの目標になってくるかなと考えてございます。現在は指定管理ということで、令和3年までの指定管理料が発生すると、それ以降につきましては、観光まちづくり事業部のほうが自主運営という形でのところまで持っていきたいというところでの目標をもって進めていければというように考えてございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 原市長。
◎市長(原浩道君) 兼平議員のご質問にお答え申し上げます。 兼平議員が指摘しているように、道の駅の経営どうなのというのが大ざっぱなご質問だと思うんですけれども、実際に、本年度、令和3年度までが市から津軽河岸あとの指定管理を受けている年度でございます。人件費等を含めて千数百万、委託料を道の駅が頂いて運営しているという状況でございますけれども、令和3年度を過ぎますと、今後指定管理もやはり見直さなくてはならないと、やはり道の駅がしっかりと受けて、そのまちづくり、それからいろんな舟運も含めて、できないようであればやはり違うところに預けていくということになろうかと思います。 しかしながら、今一生懸命コロナの中でも、舟運にしても、それから津軽河岸あと、津軽河岸の舟運の起点としていきたいというのが大本の目標でありましたけれども、これも道の駅だけがいくら努力しても、関係している商工会だったり観光協会だったり、舟運をしている事業者だったり、多くの方々に協賛していただかないと事業自体を進められないというのが現実でございまして、そのためにこのコロナ禍で大変就職が厳しい中、すばらしい人材を2名採用いたしました。これはリスクにはなりますけれども、この2名をもって観光事業をしっかりと、タクシーだったり、市内のツアーを醸成したり、そして予約を取ったり、成田空港、茨城空港にセールスに行ってもらったり、こういったことも含めて観光の一大のグリップを握って、市内の観光業者さんに人が流れるように進めていきたいというのが大きな目的でございます。その目的に向かって、一つ一つ議員の皆さんのお力を借りながら、何とかこのコロナが落ち着いたときには、実際に舟運であっても観光事業であっても動いているという状況に持っていきたいと、そう考えておりますので、今、石の蔵のほうも利活用がされていなくて大変ご迷惑をかけておりますけれども、必ずここもしっかりとした形で経営が成り立つような形で、なおかつ市民の税金をいつまでも委託料で出し続けていくことがないようにしっかりと経営していきたいと考えておりますので、ご支援のほうよろしくお願い申し上げます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 兼平議員。
◆5番(兼平直紀君) ただいま市長のほうの答弁いただきましたので、質問という形ではないんですが、今市長がおっしゃったこと、やはりこの事業部ができて、今後運営していくというのは、やはり潮来市の肝になると思うんです。いろいろ運営していく上で、各種団体と協力しなきゃいけない。できないというのは、やっている方が高齢だったりいろいろな問題を抱えております。そういう中で、この事業部というのが割とフレックスに動けるのであれば、その地域の活動団体、商工会だったりいろんな団体と協力し合って、観光に向かって一本にまとまっていくという、そのリーダーシップを取っていただきたい。 今後、潮来市がコロナで今大変になっていて、まだコロナ明けどうなるか分からないというところで、やはりここはピンチなんですけれども、大きく方向性を変えていくというような形をこの観光事業のリーダーシップを取って会議なんかしてもらって、潮来市はどういうふうにやっていこうかとか。例えば、あやめまつりだとかいろいろ祭りもやっています。そういう中でどう関わっていこうかと。ここが営業主体であれば、ここがバイトを雇ってもいいと思うんですよ、道の駅で。そうやって人を集めてもいいし、舟をこいでもらうんだったら募集して、バイト代払ってもいいと思うんですよ。そうすれば、地元の人も働けるし、協力しやすくなると思うので、ぜひ今の市長の考えを基に、潮来市がよりよくなるためにこういう動きやすい組織をぜひ成功させて、観光事業に、そして今ある施設を利用してやっていっていただければというのをぜひ提言させていただきまして、5番、兼平直紀の質問を終わりにさせていただきます。
○議長(
笠間丈夫君) 5番、兼平直紀議員の質問が終わりました。 ここで暫時休憩といたします。午後2時55分を再開といたします。 (午後2時43分)
-----------------------------------
○議長(
笠間丈夫君) 休憩前に引き続き再開いたします。 (午後2時55分)
-----------------------------------
△志村一君
○議長(
笠間丈夫君) 続きまして、2番、志村一議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動願います。 志村議員。 (2番 志村 一君 登壇)
◆2番(志村一君) 2番、志村一でございます。 通告に従い、順次質問をさせていただきます。 それでは、まず初めに、質問事項の大項目1番、ポイ捨てごみのないきれいな潮来市を目指してについて質問をさせていただきます。 質問の趣旨でございますが、道路際にポイ捨てされたペットボトルや袋に入ったごみなどが潮来市の景観を損ねているのが現状でございます。それを解決するために、定期的に市民の皆様による清掃大作戦が行われております。一月もすると、また元のようにポイ捨てされたごみが目立つようになってしまいます。大変残念なことでございます。このことを踏まえ、以下の3点についてまとめてお伺いをさせていただきます。 まず1点目に、ポイ捨てごみに今までどのような対策を講じてきたのかお伺いいたします。 2点目に、潮来市内の国道・県道・市道際のポイ捨てごみ対策の観点から、国土交通省常陸河川国道事務所及び茨城県土木事務所と潮来市の連携・協力体制はどのようになっているのかお伺いいたします。 3点目に、ポイ捨てごみをなくすための今後の取組についてお伺いいたします。 以上、3点よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 土子
環境経済部長。
◎
環境経済部長(土子正彦君) それでは、1点目の今までのどのような対策を講じてきたのかというご質問に答弁いたします。 道路際のポイ捨てごみにつきましては、捨てられやすい環境にならないよう速やかな回収を心がけております。市道におきましては、管理者である都市建設課と環境課で協力し、度重なるポイ捨て等の不法投棄看板の設置や啓発看板の設置、それと監視カメラ等の設置をして対応しているところでございます。 また、ごみの中に捨てられた人の分かる品目が判明した場合には、警察署にも通報して対応しているところでございます。 2点目でございます。国道・県道と潮来市の連携と協力体制とのご質問でございます。答弁いたします。 道路上のごみ処理につきましては、原則各管理者となっておりますので、市民から通報または発見した場合は、具体的な場所を確認し、関係機関へ速やかに連絡して対応をお願いしております。 3点目でございますが、ごみをなくすための今後の取組についてのご質問に答弁いたします。 ごみの不適切な処理方法であるポイ捨ては、後を絶たないのが現状でございます。未然防止策等につきましては、ふだんからの草刈り、清掃及び清掃大作戦も含みますが、住民参加型の清掃をさらに推進して、マナーの向上と捨てにくい環境をつくっていきたいというふう考えてございます。 答弁は以上となります。
○議長(笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) それでは、1点目について再質問をさせていただきます。 市民の皆様による清掃大作戦の後は、特に道路は見違えるほどきれいになります。しかし、また繰り返されてしまうごみのポイ捨て問題について、市として対策委員会など設置しているのか。設置されていれば、その内容について、設置していなければ、設置についてのお考えをお伺いいたします。
○議長(笠間丈夫君) 吉川環境課長。
◎環境課長(吉川秀樹君) 市が対策委員会等を設置していますかというようなことに関して答弁させていただきます。 委員会という名前のものについては設置はしてございません。ただし、各地区に不法投棄監視員さんというような制度を設けまして、各地区に配置をさせていただいております。その方々が月にパトロール等を実施いたしまして、異状がある場合には市の環境課のほうに連絡をいただきまして、うちのほうで処理できる部分については速やかに処理をして、必要であれば警察等とも連携しながら現在対応しているというようなところでございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁につきましては、分かりました。 続きまして、2点目の再質問をさせていただきます。 国道・県道・市道を管理している3者において、ごみのポイ捨て問題について定期的な話合い、あるいは協議する場、これが必要かと思いますが、この点についてどのようにお考えかお伺いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 吉川環境課長。
◎環境課長(吉川秀樹君) 国・県等との協力体制といいますかそういうことでございますが、今現在、まず県道に関しましては、年に1回、8月10日が道の日というような位置づけになっておりますが、持ち回りで、潮来、鹿嶋、神栖市ということで、県道をそれぞれ年に1回、今年が潮来市の当番であれば潮来市の県道を、市と県と、あとはいろいろな企業の方々なども協力していただいて掃除をしているというようなことになります。3市で持ち回りしているものですから、各市は3年に1回ずつ回ってくるような、県道については今そういう形で連携を取っているということでございます。 国道、国につきましては、特に連携をしているような状況ではございませんが、年に1回、道路清掃等を実施しながら、路肩等を清掃しているというような状況と、あとは各パトロール等を実施をして、その都度、ごみ等については排除しているというようなところで聞いております。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまのご答弁いただきました点については、分かりました。 先ほど答弁の中にもございましたポイ捨てがされにくい環境、誘因の排除と申しますか、その点で、特に最後にお願いしたい点は、県道等の暗闇というか外灯がない部分、非常に夜ポイ捨てが多い道路でございます。一つ、県のほうの土木事務所との連携を図っていただきながら、県道の暗闇をなくす、ポイ捨てができなくなるというような条件づくり、そういったものに取り組んでいただければと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項の大項目2番、高齢者タクシー利用料金助成券(1枚500円分)をもっと使いやすくするためについて質問をさせていただきます。 質問の趣旨でございますが、令和元年度の高齢者タクシー利用料金助成券の利用率は37.7%でございました。残りの62.3%の助成券は利用されず、年度末には無効になってしまいました。大変もったいないことと捉えております。年間最大48枚の高齢者タクシー利用料金助成券を好きな分だけ自由に使える回数券にすると、利便性も増し、利用率の向上も期待できると考えます。 そこで3点まとめて伺わせていただきます。 1点目に、高齢者タクシー利用料金助成券が配付されるようになって3年が経過いたしますが、潮来市地域公共交通活性化協議会では、利用者の声を具体的にどのように反映させてきたのかお伺いいたします。 2点目に、高齢者タクシー利用料金助成券の利用の仕方について市民、特に利用者やその家族に対して具体的にどのように説明してきたのかお伺いいたします。 3点目に、高齢者タクシー利用料金助成券を好きな分だけ自由に使える回数券とするためには、どのような段取りを踏んでいけばよいのかお伺いいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) それでは、1点目の利用者の声を具体的にどのように反映させていったのか伺うというご質問でございます。 潮来市地域公共交通活性化協議会において、具体的な事業内容の検討を行い、平成30年度に事業化をいたしました。事業化までには、市民等への
アンケート調査などを含めた各種調査等を実施し、得られた結果を基に、市全体としての公共交通網整備の考え方の整理検討を行っております。その中で、路線バスだけではカバーし切れないエリアにお住まいの運転免許をお持ちでない75歳以上の高齢者の方々の移動を支援することを主たる目的として、高齢者タクシー利用料金の助成事業を具体化させた経緯がございます。 平成30年度の事業開始以降につきましては、複数回、本事業利用者への
アンケート調査を実施しておりますが、これらの内容を踏まえ、見直しに関する検討につきましては、来年度に予定をしてございます潮来市公共交通計画の策定の中で実施をしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) それでは、2点目、利用者や家族に対しての説明につきましては、助成券交付の際に利用の手引をお渡ししております。手引には利用可能なタクシー事業者、使用上の注意、助成券の使用方法、助成券の記載方法が記載されており、助成券を利用する際の不明な点が一目で分かるようになっています。 また、初めての申請の方へは、口頭で利用方法の説明をしております。市民の方へは潮来市公式ホームページ、鹿行地域情報サイト「ロコティ」に事業内容、申請方法、利用方法を掲載し、広く周知しているところでございます。 以上です。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君) 3点目でございます。 好きな分だけ自由に使える回数券とするためには、どのような段取りを踏んでいければよいかというご質問でございますが、まず、1回1人当たりの利用を1枚500円としている理由でございますが、こちらは受益者負担の考えのもと、初乗り区間であっても一定程度の負担をしていただくことを基本としつつ、長距離移動の場合には路線バスと組み合わせてご利用いただくことを想定した制度設計としているためでございます。例えば、近隣市の病院へ通院する場合には、長距離移動となりますが、タクシーで直接移動していただくという選択肢もございますが、最寄りのバス停などにタクシー初乗り料金等で移動していただき、そこから路線バスへ乗り継いで、お得に目的地まで移動していただくという選択肢も考えられるわけでございます。利用者の方々におかれましては、その時々の状況に応じて公共交通を使い分けながら移動していただきたいと考えているところでございますが、ご質問の段取りといたしましては、1点目でお答えをさせていただきましたが、見直しに関する検討につきましては、来年度に予定してございます潮来市公共交通計画の策定の中で実施をしてまいりたい、そちらで議論をしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) それでは、1点目の再質問をさせていただきます。 利用者からの
アンケート、あるいは
ヒアリング等を行った中で、具体的にどのような要望が上げられましたか、お伺いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
額賀総務部長。
◎
市長公室長兼総務部長(額賀浩君)
アンケート、利用者のお考えというようなお話でございますが、高齢福祉課のほうで利用者に対して、来年も利用するに当たっての通知をする際に、
アンケートも一緒にお示しをして回答をいただいておるところでございます。それらの高齢福祉課のほうで収集されたものでお示ししますと、例えば1回につき1枚ではなく、枚数を自由に使えるとうれしいですねという声と、助成していただいて助かっています、1回の乗車で1枚の使用を距離によって2枚までとかというようなご意見もいただいております。現在のままでよいと思いますというような声など、今申しました内容が主な意見でございます。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁につきましては、分かりました。 次、2つ目の再質問でございます。 助成券を使うためには、この助成券の利用の手引、先ほど答弁の中にもございました。こちらの中に記載されている内容は、助成券に住所、氏名を記載したり、利用目的を丸で囲んだり、乗車したときに運転手さんに助成券を使いますよと伝えたり、本人確認書類である例えば保険証などを提示するだとか、あと下車するときには記載事項、運転手さんがいろいろ記載した事項、間違いないかという本人が確認するというようなこと。この500円の助成券を使うためにはチェック項目が多過ぎますが、この点についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 沼田
高齢福祉課長。
◎
高齢福祉課長(沼田武男君) ただいまのご質問にお答えのほうさせていただきたいと思います。 確かに、500円の利用券を使っていただくためには、ちょっとチェック項目多いかと思います。ただ、このチェック項目をつくらせていただいている理由というものが、実際にどういった形でどういう目的で、どこからどこまでと、そういった利用者の方の調査も含めた形で、その利用目的にも応じた形で、来年度検証されるという委員会のほうにもそういった実績を含めた形で利用券の利用制度についての研究、検証を図らせていただくことも少し目的とさせていただいているものですから、少し今現在ご不便をかけている部分あるかと思いますが、ご利用についてご理解をいただきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁につきましては分かりましたが、やはり回数券にすれば、スムーズに簡単に処理できると思いますので、今後ぜひともご検討いただければと思います。よろしくお願いいたします。 後期高齢者の皆さんの目線に立った使いやすくタクシー利用回数券の実現に向けて、令和3年度より先ほど答弁にもございました次期計画となる地域公共交通計画の中に盛り込んでいただきまして、ぜひとも原市長、渾身のタクシー回数券の発行をお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁はよろしいですか。
◆2番(志村一君) よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 原市長。
◎市長(原浩道君) 志村議員のご質問にお答え申し上げます。 志村議員のおっしゃるとおり、使い勝手のいい回数券になるかどうかは別として、地域公共交通協議会のほうでしっかりと意見を出して、使い勝手のいいタクシー助成券にできるように進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの市長のほうの答弁、分かりました。ありがとうございました。 続きまして、質問事項の大項目3番、潮来市の大きな力となるボランティア活動の活性化を目指してについて質問をさせていただきます。 質問の趣旨でございますが、潮来市には多くのボランティアグループが存在しております。これらのボランティアグループの活動を活性化させるためにも、潮来市民にボランティアグループの活動内容の周知を図る必要があると考えます。互いに助け合うボランティア精神は、原市長の所信にもございます「住みたいまち潮来」を目指す上で、潮来市の大きな力となると確信いたしております。 そこで3点まとめて伺わせていただきます。 1点目に、市民、市内ボランティアグループをつなぐ窓口は、どのようになっているのかお伺いいたします。 2点目に、市内ボランティアグループへの市の支援体制についてお伺いいたします。 3点目に、市内ボランティア活動の活性化に向けての広報活動について、今後どのように工夫・改善していくのかお伺いいたします。 よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) まず、1点目にお答えいたします。 ボランティアを希望する方とボランティアの支援を受けたい人とのマッチングを行うところとして、ボランティアセンターがあります。潮来市の場合は、潮来市ボランティアセンターとして、潮来市
社会福祉協議会に設置されており、慶弔ボランティア、縫い物ボランティア、繕い物支援、学校への福祉講座等のボランティアに対するマッチングを行っております。今年度は、コロナ禍における教育現場の負担軽減のために、小中学校の教室等の消毒ボランティアを行っております。 2点目、ボランティアとは、自発的な意思に基づいて、人や社会に貢献することと定義されております。そのため、市として直接ボランティアグループを支援するのではなく、市
社会福祉協議会への補助金としてボランティアセンターの運営費と人件費の財政支援を行っております。潮来市ボランティアセンターでは、福祉意識を醸成するための講座や講演会、研修会などを開催し、多くの市民にボランティアに関心を持ってもらうための事業を展開しているところであります。 続いて、3点目、現在、
社会福祉協議会において社協広報誌「きずな」の発行など広報活動による情報発信を行っています。中でもボランティア活動を活性化するためには、特に若い世代に関心を持ってもらうことが重要と捉え、SNSを活用した情報発信に取り組んでおります。市としましても、
社会福祉協議会と連携し、情報発信に努めてまいりますと思います。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) それでは、1点目の再質問をさせていただきます。 窓口、こちら答弁の中ではボランティアセンターというようなことでご答弁ございましたけれども、潮来市教育委員会の中央公民館でございますか、潮来市中央公民館、日の出にある公民館かと思うんですが、そちらのほうは窓口の中には入っていないんでしょうか。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) ボランティアセンターは潮来市
社会福祉協議会のほうで運営しておりますので、旧潮来
保健センターの潮来市
社会福祉協議会窓口になっております。ということで、中央公民館にはございません。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁については分かりました。 関連して、再質問をさせていただきます。 最近、ボランティア活動をしたい方、あるいはしていただきたい方も増えております。市内の様々なボランティアグループを把握して、ボランティア活動の活性化を図るためにも、先ほど答弁にもございましたボランティアセンターの中で、ボランティアバンク、こちらのほうを立ち上げていく必要もあるのかなと思われますが、この点についてお伺いいたします。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) ボランティアバンク、貴重なご提言だと思います。ただ、今潮来市のほう、ボランティア連絡協議会を発展的開始をしまして、ボランティアセンターを今年度ようやく形としてつくり上げたところでございますので、まずボランティアセンターをしっかりと知名度を上げて、そこの事務局、
社会福祉協議会の事務職員になりますが、そちらでしっかりと周知をして、ボランティアの会員数を増やしていく、まずそこを根っこにしていきたいなと思っています。 その中には、社協を利用することでボランティア保険とか、個人ボランティアもいればグループボランティアもいらっしゃいます。様々な目的を持ったボランティアがいると思います。また、課題があって、その課題を解決するために誰かと連携を取りたい、そういうボランティアの方もいらっしゃると思います。そういう方たちもボランティアセンターを通して、そういう課題に向けてお互い情報を共有して、解決に向けて、市民自ら解決方法をつくり出していく、そういうボランティアセンターをつくり出していく、そういう目的のために現在、動いているところでございますので、将来的にはしっかりとボランティアバンク等なども検討の課題に入れながら進めていきたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁につきましては、分かりました。 ボランティアセンターのほうも34のボランティアグループ、こちらのほうを登録してあるようですので、まだまだたくさんあるかと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは、2点目について再質問させていただきます。 市の支援という観点からでございますが、例えばボランティア活動を行う際に、ボランティアの保険料だとか草刈りの燃料代だとか、そういったものは市からの負担を頂けるのでしょうか。具体的な例があればお伺いしたいと思います。
○議長(
笠間丈夫君)
小沼市民福祉部長。
◎
市民福祉部長兼
福祉事務所長(小沼雅義君) ボランティアの定義ということで、先ほどご説明させていただきましたが、自発的な意思に基づいて、人や社会に貢献することということで、見返りは求めない、あくまで自分のボランティア意識を基にして活動するということでございます。ですから、市が自ら動くのではなくて、市民自ら動いて、もし助け合うのであれば、市民同士が助け合っていく、そこがまず根幹であると考えております。 市としての支援ということで言いますと、今先ほど説明したボランティアセンター、そこに財政的な支援をしながら、運営について協力をしていく、支援をしていくという形になります。誤解されては困ると思うんですが、
社会福祉協議会、ボランティアセンターがそこの職員がボランティアをするわけではないと。市民が動きやすい環境をつくっていくための市民同士の連携をつくっていくというところが一番根っこになってきます。その辺のところをご理解いただければと思います。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ただいまの答弁、大変失礼ですけれども、ある程度、分かりました。というのは、私、大変失礼なんですが、例えば市内の公園などみんなでボランティアで草が生えてしまったね、みんなで草刈りしようと、そういうふうな自発的、草刈りをやって、それで大体半日以上かかってしまった。刈った草が、のほどという表現はおかしいですけれども、たくさん公園周りにあると。これ困っちゃったね、このままにしておくの困っちゃった、そういうときに市のほうでそれを片付ける支援というかお手伝いをしていただくというようなことはできるんでしょうか。よろしくお願いいたします。
○議長(
笠間丈夫君) 岡野
都市建設課長。
◎
都市建設課長(岡野正弘君) 都市建設課サイド、今公園とお話が出たので、都市建設課サイドから言わせていただければ、ボランティア団体というより、公園の草刈り等、区のほうで管理している公園が前に何個かあるというお話をしましたけれども、区のほうで集まっていただいて、草刈りをしていただいたときに、1人当たり500円の、上限は決まっていますけれども、お茶代ということでお出ししているので、その中で燃料費とかそういうのを対応していただくような形になっています。公園に関してはですけれども。 以上でございます。
○議長(
笠間丈夫君) 答弁が終わりました。 志村議員。
◆2番(志村一君) ご答弁ありがとうございました。 その都度、迷ったときには、市のほうに連絡をしながら、ご相談をさせていただきながら進めていくというようなことで、私個人解釈させていただきたいと思います。 以上で、2番、志村一の質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
○議長(
笠間丈夫君) 2番、志村一議員の質問が終了いたしました。 本日予定していました一般通告質問は以上です。
-----------------------------------
△散会の宣告
○議長(
笠間丈夫君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次回は明日3月10日水曜日午前10時から本会議を開き、一般通告質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。
大変ご苦労さまでした。 (午後3時31分)...