潮来市議会 > 2016-09-14 >
09月14日-03号

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  1. 潮来市議会 2016-09-14
    09月14日-03号


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    平成28年  9月 定例会(第3回)     平成28年第3回潮来市議会定例会議事日程(第3号)                      平成28年9月14日(水)                      午前10時開議日程第1 市政一般に関する通告質問-----------------------------------出席議員(16名) 議長16番   今泉利拓君  副議長13番   薄井征記君    1番   阿部慶介君      2番   兼平直紀君    3番   小峰 進君      4番   大野政則君    5番   飯田幸弘君      6番   兼平好一君    7番   平田健三君      8番   箕輪 昇君    9番   飯島康弘君     10番   田崎 清君   11番   沼里真一郎君    12番   笠間丈夫君   14番   小沼英明君     15番   粟飯原治雄君欠席議員(なし)-----------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        原 浩道君   副市長       庄司敦子君   教育長       横田直樹君   総務部長      柿崎純一君   市民福祉部長兼福祉事務所長     建設部長兼復興工事推進事務所長             岩本 是君             寺田明弘君   環境経済部長    吉川博美君   教育部長      石田裕二君   会計管理者     岸根則夫君   秘書政策課長兼行財政改革推進室長                               塙 誠一君   財政課長      実川智史君   学校教育課長    前島正治君   社会福祉課長    茂木 衛君   産業観光課長    加藤益生君   都市建設課長    土子正彦君   復興工事推進事務所課長                               土屋健司君   環境課長      吉田信好君   生涯学習課長    仲澤正夫君   かすみ保健福祉センター長      農業委員会事務局長 根本富美雄君             石津利衛君-----------------------------------事務局職員出席者   議会事務局長    木村悦也君   係長        小谷野美樹夫君   係長        関口信枝君   書記        酒井信明君----------------------------------- △開議の宣告 ○議長(今泉利拓君) 皆さん、大変ご苦労さまでございます。 これから本日の会議を開きます。 なお、15番、粟飯原議員から、30分おくれるとの連絡がありました。ご報告いたします。 本日説明のため出席をされました執行部の職員は、原市長以下、ただいま着席のとおりでございます。ご報告いたします。 なお、説明のため、途中で執行部職員が入れかわります。よろしくお願いいたします。                         (午前10時00分)----------------------------------- ○議長(今泉利拓君) 本日の日程に入る前に、昨日、10番、田崎清議員の質問に対する執行部の答弁について、執行部よりご報告があるそうでございます。 実川財政課長。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、田崎議員の質問にありました私の答弁でございますが、津知公民館の借地についての答弁を訂正させていただきます。 訂正内容でございます。契約期間でございますが、28年ではなく60年でございます。また、契約の最初から終わりまでの期間でございますが、平成3年12月1日から平成63年11月30日という内容になります。これにつきましては、3年前の覚書を更新で交わしておりまして、その期間が31年ということでありましたので、この調書をつくった際の内容で説明させていただきました。その内容が間違っておりましたので、大変申しわけございませんでした。結果としまして、今回の質問の内容を訂正する回答をさせていただくことになりまして、ご迷惑をかけましたこと、大変申しわけありませんでした。 ○議長(今泉利拓君) 以上のとおりでございます。ご了解いただきます。----------------------------------- △市政一般に関する通告質問 ○議長(今泉利拓君) それでは、本日の議事日程に入ります。 日程第1、市政一般に対する通告質問を行います。 通告質問につきましては、質問事項ごとに、初めの質問は大項目で一括で質問し、一括で答弁をお願いいたします。再質問がある場合は、項目ごとに一問一答方式により行います。また、質問につきましては、議会会議規則を遵守の上、質問願います。 市民の立場に立った的確な質問と、簡単明瞭で的を射た答弁をお願いいたします。----------------------------------- △兼平好一君 ○議長(今泉利拓君) それでは、一般通告質問を始めます。 6番、兼平好一議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動をお願いいたします。 兼平議員。     (6番 兼平好一君 登壇) ◆6番(兼平好一君) 6番、兼平好一です。それでは、ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 まず初めに、先月30日の台風10号で豪雨により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました岩手県、北海道の方々に心よりお見舞い申し上げさせていただきます。 それでは、質問のほうに入らせていただきます。 1つ、水郷潮来あやめまつりについて。 本年、第65回の水郷潮来あやめまつりが天候にも恵まれまして盛況に終了したことは、喜ばしいことでございます。新しい企画等も取り入れて実施されました。そこで、次の点についてお伺いいたします。 1つ、期間中の観光客の取り込み数はどの程度か伺います。 2番目、観光バスの台数は何台ほどか伺います。 3、旧家磯山邸と人力車の効果を伺います。 4つ目、ろ舟遊覧の乗船数の推移を伺います。 5つ目、市内循環バスの利用状況と推移を伺います。 6つ目、来年に向けた課題と方向性を伺います。 昨日もありましたので、簡潔にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 加藤産業観光課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) それでは、答弁のほうをさせていただきます。 まず、1点目でございます。 第65回水郷潮来あやめまつり大会は、本年、平成28年5月28日から6月26日の30日間を期間として開催をいたしました。天候にも恵まれ、アヤメの生育も順調で、観光客の方々にもご満足をいただいたものかと思います。その結果、今年度の入り込み客数でございますが、78万人を数えております。 続きまして、2点目のご質問です。 観光バスの台数につきましては、水郷潮来観光協会から報告をいただきました。大型観光バス有料駐車場利用結果によれば、あやめまつり大会期間中、424台の利用があったということで報告をいただいております。これは、あくまでも観光協会の有料駐車場の利用数でございます。そのほか、ホテル、ドライブイン等を利用したバスの台数は含まれておりません。 続きまして、3点目のご質問です。 嫁入り舟に乗る潮来花嫁さんの人力車による送迎は、情緒あふれる水郷潮来の町とあやめまつりにさらなる風情を加えることができたと考えております。水郷旧家磯山邸から人力車に乗車して、あやめ園へと向かい、嫁入り舟の終着点から、新郎とあやめ園や前川を眺めながら、あやめまつりでにぎわう水郷潮来の町なかを走り、磯山邸へと戻る姿は好評を博し、嫁入り舟への参加全30組中24組の方々が人力車を希望する結果となりました。また、あやめまつり終盤には新聞記事としても取り上げられ、その話題性の高さを証明するものとなったと思っております。 続きまして、4点目のご質問ですが、商工会からは、今年度期間中のろ舟遊覧乗船者数は1万793人というご報告をいただいております。昨年が1万2,365人という実績ですので、単純比較としましては1,572人の減ということになります。しかしながら、昨年とは大会期間の違いもありますので、1日平均乗車数で比較した場合は、今年度約360人、昨年度が約334人ということで、今年度が昨年度を1日当たりにしますと26人上回る結果となっております。 続きまして、5点目、循環バスでございますが、あやめまつり周遊バスとして期間中の土曜日と日曜日に、観光スポットを結ぶ形で1日当たり6便、期間中トータルですと60便の運行を行いました。利用客数の総数は222名でございます。昨年の利用者総数が111名ですので、昨年のちょうど2倍のご利用があったということでございます。 続きまして、6点目でございます。 7月29日に開催しましたあやめまつり実行委員会において、本年度の総括と来年度に向けた事業計画案について議論を行っております。課題としましては、広報周知が遅いということが指摘をされております。来年に向けましては、半年前から広報周知を開始できるように準備してまいりたいと思っております。また、国際観光という視点から、インターネットを活用した広報も充実をさせる予定でございます。来年度の開催方針につきましては、歴史と伝統で名実ともに茨城県の代表的な祭りとして定着しました水郷潮来あやめまつり大会を情緒豊かな水郷の風物詩として開催することを計画し、今年度から取り入れた人力車も引き続き取り組むこととしております。あやめまつり大会を通じて水郷潮来をさらに広く全国にアピールするとともに、市民が誇れる観光地づくりを目指し、地域産業の振興、発展に大きく貢献することを目的に実施をしたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。 それでは、再質、伺わせていただきます。 1番、2番は、結構でございます。 3番目、旧家磯山邸の来客数などは、おわかりになりましたらば、お願いしたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) どなたが答弁しますか。 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) すみません。今、手持ちでちょっと資料のほうがございませんので、後ほど報告させていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) それでは、4番は結構でございます。 5番目、市内循環バスでございますけれども、去年から111名から222名ということで倍にふえているようでございますけれども、60便運行して、割りますと、1便平均3.7名というような計算になるかと思います。もう少しPRが必要なのかなというふうに感じております。また、巡行路、それなどの検討はされてもいかがかなと思います。お伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。
    ◎産業観光課長(加藤益生君) 議員からおっしゃられたように、私どもとしましても広報周知の遅さというのが実行委員会のほうでも指摘をされております。そういった中では、この周遊バス、そういったものにつきましても早目のご案内、PRには努めていきたいというふうに考えております。 ちょっとコースの設定でございますが、昨年度につきましては、市内を一周、周遊するというコースの設定でございました。ことし、検討する中で、これですと非常にちょっと一度乗車をすると時間がかかってしまうというようなこともありましたので、ことしは潮来駅を起点に8の字状のループ型、いわゆる磯山邸ですとか、愛友酒造さんを回るコース、また駅から今度、ギャラリーですとか、あじさいの杜を回るコースというふうな8の字のコースにコースのほうを設定させていただきました。そうすると、お客様も乗車する時間も短縮できるというようなことで、今年度、コースのほうの設定をしました。来年につきましても、また実行委員会等で検討していくことになりますが、同様の形で実施をしたいというふうに現在のところ考えているところです。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございます。 あやめまつり、毎年の行事でございます。広報、早い周知徹底されて、来年に向けてお願いしたいと思います。 1番につきましては、以上で終わりにします。 2番目、十番排水ポンプ場についてお伺いいたします。 4月15日より稼働されました十番排水ポンプ場、4カ月が経過いたしましたが、十番ポンプ場にかかわる日の出地区の地下水低下の状況について伺わせていただきます。 1つ、稼働状況と日の出第二排水区の水位の経過状況について伺います。 2、検証委員会の見解と今後の予定についてお伺いいたします。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 復興工事推進事務所、土屋課長。 ◎復興工事推進事務所課長(土屋健司君) それでは、兼平議員のご質問にお答えいたします。 十番ポンプ場の稼働状況と水位の経過状況というところでございます。 稼働状況につきましては、日の出のマンホールポンプ及び十番ポンプ場の8月末現在での状況をお話しさせていただきます。 まず、マンホールポンプにつきましては、7台中6台が稼働しているところでございます。マンホールポンプナンバー1、ナンバー7につきましては、ことし4月15日から稼働し、4カ月間でマンホールポンプナンバー1が稼働時間約850時間、排水量約9万2,000トン、マンホールポンプナンバー7が稼働時間約600時間、排水量約2万8,400トンです。マンホールポンプナンバー2、ナンバー3につきましては、6月16日から追加稼働をいたしまして、2カ月間でマンホールポンプナンバー2が稼働時間約1,160時間、排水量約9万6,400トン、マンホールポンプナンバー3が稼働時間約1,770時間、排水量約12万8,500トンでございます。マンホールポンプナンバー4、ナンバー5につきましては、8月16日から追加稼働いたしまして、半月間でマンホールポンプナンバー4が稼働時間約310時間、排水量約2万6,300トン、マンホールポンプナンバー5が稼働時間約310時間、排水量約1万8,900トンでございます。 次に、十番排水ポンプ場につきましては、4月15日から稼働いたしまして、4カ月間でポンプ4台合計の稼働時間は約3,190時間、排水量約184万9,500トンでございます。 地下水位の経過状況につきましては、一部の管側溝を除き、8月でおおむねGLマイナス2メートルに達しておりまして、現在、GLマイナス2.3メートルまで下げるため、地下水位低下スケジュールのステップ2に移行しているところでございます。 続きまして、2つ目の検証委員会の見解と今後の予定という質問でございます。 こちらにつきましては、今年4月11日に第1回効果検討委員会を開催いたしまして、地下水位低下方法として、まず地下水位の高い区域をマイナス10センチメートル低下させるため、4月15日より試験運転を行い、その後、スケジュール工程の1ステップを2カ月で約30センチメートルずつ低下させる計画といたしまして、全工程といたしまして、3ステップでゆっくりと地下水位をGLマイナス3メートルまで低下させる方法が承認されました。 その後の経過といたしまして、地下水位の低下が局所的であったというところで、地下水位低下方法の各ステップの見直しを行いまして、3ステップから4ステップに段階をふやしたところでございます。見直しにつきましては、効果検討委員会へ諮りまして、承認をされました。現在は、先月8月16日よりステップ2へ移行しておりまして、目標水位のGLマイナス2.3メートルまで低下をさせている段階でございます。 今後の予定といたしまして、現在のステップ2を10月中旬まで行いまして、目標値のGLマイナス2.3メートルまで地下水位が低下したのを確認した後、ステップ3へ移行し、10月中旬から12月中旬にかけましてGLマイナス2.6メートルまで低下をさせます。その後、ステップ4へ移行し、12月中旬から来年2月中旬にかけて最終目標値のGLマイナス3メートルまで地下水位及び沈下計を観測しながら、ゆっくり慎重に低下をさせる予定となっております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ただいまスケジュール等いろいろご説明いただきまして、ありがとうございます。 これに関しましては、再質はございません。スケジュールどおりに進行されることを期待してございます。ステップ4、3メートルまでスムーズに実施できますことをご期待いたしたいと思います。 続きまして、大きい3番目、広域連携路線バスについてお伺いいたします。 5月21日より実証試験を開始して3カ月が経過しております。そこでお伺いいたします。 1、利用者の状況と動向について伺います。 2、公共交通活性化協議会の見解を伺います。 3番目、課題と今後についてお伺いいたします。 4番目、路線バスとちょっと違いますけれども、公共交通活性化協議会地域公共交通網育成計画策定のためにアンケートを実施しておりますが、経緯と今後の予定についてお伺いいたします。 よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 塙秘書政策課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) それでは、広域連携路線バスの利用者の状況と動向についてご答弁させていただきます。 ことし5月21日に運行を開始しました広域連携路線バスにつきましては、運行開始から8月末までの103日間で延べ2,837人の方々にご利用をいただいているところでございます。これは1日当たりの平均乗車人数に換算しますと27.54人、1日1便当たりに換算しますと1.72人となります。 なお、時期的なところで申し上げますと、あやめまつりが開催されておりました6月がそのほかの月と比べますと最多の利用状況となっております。6月1カ月間の乗車人数は1,067人、1日当たりの平均乗車人数は35.57人、1日1便当たりの平均乗車人数は2.22人となっております。これは、観光客の方々などに多くのご利用をいただいた結果であると認識しているところです。特に、土日の利用が多くなってきており、花の見ごろとなりました6月11日土曜日におきましては、1日当たりの乗車人数が100人を数え、1便当たりの平均乗車人数は6.25人となりました。あやめまつり閉会後の7月及び8月につきましては、6月に比べ乗車人数が減少しているというような状況でございます。 続きまして、公共交通活性化協議会の見解を伺うということにつきまして答弁いたします。 6月21日火曜日に開催いたしました平成28年度第2回潮来市地域公共交通活性化協議会会議におきまして、それまでの広域路線バスの利用状況等についてご報告をさせていただいており、ご意見を伺っております。会議の際にいただいた主なご意見等につきましては、まず、商業施設及び病院等とのアクセスを強化し、地域の住民の方々に日常的にご利用をいただけるような運行形態を目指すこと。2つ目としまして、利用者の目的地を詳細に把握した上で時刻表の設定を図ること。3つ目としまして、地域住民の足となる公共交通を整備する上では、必ずしも採算ベースにのらない路線についても社会の要請として必要であるなどのご意見をいただいております。 次に、3点目、課題と今後についてご答弁させていただきます。 まず、前提としてご説明させていただきますと、この広域連携路線バスにつきましては、行方市、潮来市、鹿嶋市が連携し、地方創生加速化交付金を活用の上、行方市地域公共交通協議会が主体となり運行しているバス路線となっております。このため、運行開始後の各種協議に関しましても、3市の合意形成及び行方市協議会の承認が必須事項となります。 ご質問いただきました本バス路線の課題につきましては、利用者の増加がまず挙げられます。バス利用者の方々からいただいたお声などを踏まえまして、これまでに行方市及び鹿嶋市等と利用者増加のための意見交換を行ってまいりました。その結果、利用者増加のための対策として、回数券、また1日フリー切符、または定期券等の発行や、首都圏から水郷潮来バスターミナルへ高速バスでいらっしゃる方々などのための夜便の導入等を実施する方向で調整が進められているところでございます。これらの対策につきましては、各種協議会が整い次第、導入できるよう進めてまいりたいと考えてございます。また、現在、路線のPRのため、バス事業者のほうで路線沿いの名所及び飲食店等を紹介するフリーペーパーの作成を進めていただいているところでもございます。引き続き実証実験として本路線の利便性向上及び課題の抽出を図りながら、効果的なPRを実施の上、利用者の増加を図ってまいりたいというふうに考えております。 続きまして、4点目でございます。公共交通活性化協議会でアンケートを実施しているが、経緯と今後の予定について答弁させていただきます。 潮来市地域公共交通活性化協議会では、今年度中の潮来市地域公共交通網形成計画の策定に向け、協議会で了承をいただいた調査計画に基づき、各種アンケート調査を実施しております。しかしながら、これらのアンケート調査につきましては、今回の広域連携路線バスに特化したアンケート調査ではなく、広く地域の公共交通全般に関するニーズ等を調査するためのアンケートとなっておりますので、この点についてご理解をいただければなというふうに存じます。 本協議会で実施しております各種調査の内容を申し上げさせていただきますと、大きく6種類の調査に分かれており、市民ニーズ調査、高速バス利用者調査、鉄道利用者調査、高校生対象調査、無料バス利用者調査及びグループインタビューを計画してございます。グループインタビューを除く各調査につきましては、回答票の集約がおおむね完了するというような状況にあり、現在分析を進めているところでございます。調査にご協力いただいた方々に対しましては、この場をおかりしましてお礼を申し上げます。 グループインタビューにつきましては、これまでの各種調査の分析結果の概要をまとめ次第、対象者を特定の上、随時実施する予定となっております。これらのグループインタビューの結果も踏まえた分析が完了後、10月上旬に予定しております潮来市地域公共交通活性化協議会の会議に調査結果等を報告の上、潮来市における公共交通の課題整備及び課題解決に向けた基本方針の検討へと進んでいく予定となってございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。 それでは、再質させていただきます。 8月までの乗車人数が2,837名、1便平均で1.72人と伸び悩んでいるようでございます。新聞によりますと、鹿嶋市民の利用率が全体の45%ということでされておりました。潮来市民の利用率は何%ぐらいなのか、おわかりであればお伺いいたします。 また、赤字にならない分岐点は、1便何人乗っていただければ赤字にならないのか、その辺もお伺いできればお願いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 今、乗車の市のパーセンテージというところなんですが、確かに先日、新聞のほうにそのパーセンテージが鹿嶋市のほうから示されていたところではございますが、ちょっと正確に言いますと、市民が何人利用しているというのは、アンケート調査のほうでちょっとそこのところは確定できない部分もございまして、今そこのところはちょっと精査をさせていただいているところでございまして、そこの分析等につきましては、またご報告させていただければなというふうに思っております。 それと、赤字に関してですけれども、当初の予定は1便当たり5人、そして500円の運賃であれば赤字にはならないというようなところで計算しております。それは、今後また、乗車人数等をふやしていく施策等も絡めながら、できる限り赤字にはならないように努めていきたいなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。 それと、1番につきまして再々質問でお願いいたします。 実証試験は、当初12月までとされておりましたけれども、来年3月まで延長となったとの報道がありました。延長による運行補助で鹿嶋市は216万円補正予算を計上したとございました。潮来市も運行補助で負担額が発生するのでしょうか。発生するのであれば、幾ら程度の金額になるか、お伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 実証試験は、5月21日から半年程度というような予定で計画をしてございます。新聞のほうに実証試験が延長になったというような表現ではあったんですが、我々サイドとしてみれば、まず半年程度、実証試験、これは地方創生の加速化交付金を活用して実証をしていくと。そして、その後、継続して運行していくという場合に、またこれは国の補助金、別な補助金なんですけれども、その補助金を活用して来年の3月まで運行を継続していくと。その費用がうちのほうは当初予算で約300万円予算はとってございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) わかりました。 それと、私もあのバスに何回か乗ったんですけれども、アンケートをとられた覚えはございませんので、確かに課長が言うように、潮来市民の利用率が何%ぐらいなのかというのはちょっと把握が難しいのかなと思っておりました。鹿島市さんはよくとられて、どうやってとったのかよくわかりませんけれども。 それで、次の2番目の公共交通活性化協議会の見解についてでございますけれども、先ほど言われましたのは潮来地区の協議会のことだと思います。3市の協議会の中での意見など、お聞かせいただければお伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 3市の協議会というところではございますけれども、今現在、うちのほうで行方市の協議会のほうに参加をさせていただいているところでございます。 行方市につきましては、行方市のほうは、うちより早く活性化協議会を立ち上げて、公共交通網形成計画、そして現在実施計画というような段階に入っているところでございます。行方の協議会のほうにつきましては、まず先駆的な行方、潮来、鹿嶋の路線バス、これを成功させたい。そして、行方としては、レイクエコーから行方地域協同病院ですか、今名称が変わっていると思うんですが、あの辺の路線も運行したいと。あとは、今後、行方から行方市役所、そしてそこから霞ヶ浦の古賀のほうに向けて国道におりて、潮来の駅方面を運行するルートとか、幾つか考え方はあるというようなところは伺っているところでございます。 鹿嶋市につきましては、ちょっと協議会のほうに参加はしておりません。今現在、鹿嶋市さんのほう、この3市の連携、広域バスのほう、参画いただいておりますけれども、今後については、鹿嶋市さんは今、今後の計画等は具体のところはまだうちのほうにも詳しくは話はありませんというような状況でございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。 それで、あのバスにつきましては高齢者の方々も利用されると思います。今言われたように、病院等へのルートもお考えいただいて、今後ご提案いただきたいと思います。確かに、新聞によりますと1.72人ということで、すぐにやめてしまったほうがいいんじゃないかという市民の声もお伺いしてございます。今後の見直し等を考えていただいて提案していただきたいと思います。3番につきましては以上で終わります。 大きい項目4番目、農業政策についてお伺いいたします。 本年は台風7号、9号、10号の影響で、本年の稲刈りは難航した収穫でございました。悩みの時期でもありました。まだ台風が向かっておりますので、これからも心配な時期でございます。次の点についてお伺いいたします。 1つ、主食用米、飼料用米、地域ブランド米、あやめちゃん、一番星の作付面積並びに生産量の推移をお伺いいたします。 2番目、米価、品質、収量の推移を伺います。 3番、生産調整の目標達成率と市補助金の作物別内容と額についてお伺いいたします。 4番目、農地集積の成果についてお伺いいたします。 5番目、耕作放棄地の面積と対策についてお伺いいたします。 6番、今後の担い手確保と取り組みについてお伺いさせていただきます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 加藤産業観光課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) それでは、まず1点目のご質問、作付面積並びに生産量ですが、こちら平成25年からの推移を申し上げます。 まず、主食用米でございますが、平成25年1,553ヘクタールで8,510トン、平成26年1,556ヘクタールで8,698トン、平成27年1,514ヘクタールで8,054トン、平成28年は計画ですが1,506ヘクタールとなっております。続きまして、主食用米のうち、潮来あやめちゃんですが、平成25年22ヘクタールで113トン、平成26年20ヘクタールで99トン、平成27年11ヘクタールで49トンです。平成28年ですが、こちらも計画で11ヘクタールとなっております。次に、特別栽培米、一番星ですが、こちら平成26年からになります。8ヘクタールで39トン、平成27年9ヘクタールで43トン、平成28年、こちら計画ですが12ヘクタールであります。続きまして、飼料用米ですが、こちら平成25年0.7ヘクタールで3トン、平成26年3.3ヘクタールで18トン、平成27年27.2ヘクタールで144トン、平成28年、こちら計画で34.3ヘクタールとなっております。 続きまして、2点目のご質問ですが、米価、品質、収量、こちら、品種としましてはコシヒカリで申し上げさせていただきます。 まず、米価ですが、こちらについては生産者の出荷日により価格が流動的ということもありますので、JAなめがたの初値をもとにしますと、平成25年1万2,500円、平成26年1万500円、平成27年1万1,200円となっております。次に、品質ですが、検査等級が1等の比率ですが、平成25年92.5%、平成26年91.8%、平成27年96.5%となっております。次に、収量ですが、10ヘクタール当たりでございます。平成25年548キログラム、平成26年559キログラム、平成27年532キログラムとなっております。 続きまして、3点目のご質問でございます。生産調整の目標達成率と市の補助金ということで、まず生産調整の目標達成率につきましては、平成28年8月末現在で転作目標面積が642万2,848平米に対し、転作実施面積合計が408万5,318平米でありまして、達成率は63.6%となっております。 市補助金の作物別内容と額につきましては、生産調整達成者に10アール当たり麦が1万5,000円、新規需要米、飼料米ですが、こちらが5,000円、野菜が2,000円、青刈り稲2,000円、マコモタケ1万円、花卉等が2,000円、景観形成作物が1万5,000円、加工用米、こちらは1袋当たりですが500円となっております。また、転作の団地化への加算としまして、10アール当たり、麦、野菜については0.5ヘクタール以上が1万円、3ヘクタール以上が2万円となっており、景観形成作物は1ヘクタール以上が1万円、3ヘクタール以上が2万円です。また、作業受諾特別加算奨励金として、これらの作業受託が2万円となっております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 根本農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(根本富美雄君) それでは、4点目の農地集積の成果についてお答えいたします。 農地集積の成果でありますけれども、平成28年3月31日現在、平成27年度末現在でございます。担い手であります認定農業者57人に集積されました農地の面積は、田畑合計で所有農地と借りている農地の合計でございます。402ヘクタールです。 なお、27年度1年の成果でございます。平成27年4月から平成28年3月までの1年間の集積の成果でございますけれども、認定農業者20人に対し、所有権の移転で0.5ヘクタール、利用権の新規設定で26.0ヘクタール、合計で26.5ヘクタールの農地が集積をされました。 続きまして、5点目でございます。耕作放棄地の面積と対策についてでございます。 耕作放棄地、国の農政サイドでは荒廃農地という呼び方を現在はしております。この面積につきましては、平成28年3月31日現在、平成27年度末の数字でございます。畑で69.1ヘクタールでございます。 なお、耕作放棄地、荒廃農地につきましては調査要領によりまして、再生利用が可能な耕作放棄地をA分類、A分類につきましては面積が27.5ヘクタールになります。あと、再生利用が困難な耕作放棄地をB分類、B分類につきましては41.6ヘクタールでございます。このように区分しております。 また、田につきましては生産調整対策の対象田ということで、休耕田としての扱いをしております。毎年、市の農業再生協議会のほうにおいて現地のほうを確認していただいておりまして、27年度の実績で休耕田の面積につきましては143.96ヘクタールでございます。 次に、対策でございますけれども、耕作放棄地、荒廃農地の大部分は面積が小さく、山林に介在したりしておりまして、また道路が狭かったり、耕作の条件が悪く、再生利用が非常に難しい状況であります。このような中で、再生利用が可能な耕作放棄地、A分類に分類されました農地でございますけれども、こちらにつきましては、所有者の方に利用意向調査等を行いながら、その中でも条件のよい農地につきましては、農地中間管理機構等を通しまして、担い手の農地の集積の推進をしてまいりたいと思います。また、再生利用が困難な耕作放棄地につきましては、こちらはもう山林のような様相を呈しているような農地でございますけれども、こちらにつきましては、農業委員会で非農地という判断をいたしまして、農地から外しまして、農地以外の利用について図っていくことになります。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 加藤産業観光課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 続きまして、6点目の担い手の確保について答弁させていただきます。 担い手の確保につきましては、潮来市担い手育成総合支援協議会が設置されており、これまで認定農業者と担い手に対して各種施設の集中化や重点化を図り、担い手の育成、確保に向けた取り組みを進めてきております。 今年度におきましても、さきに開催されました総会において、今年度の担い手育成計画、いわゆるアクションプログラムを策定し、協議会を構成する各機関、団体との連携と役割分担のもとで担い手育成に取り組むこととしております。また、生産から加工、販売までを一体的に取り組む6次産業化についても取り組んでまいりたいと考えております。 潮来市農業の将来を担う経営感覚のすぐれた認定農業者の育成、確保を図ることを基本として取り組みを進めるとともに、新規就農についても支援をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 粟飯原議員が出席されました。 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) るるありがとうございました。 それでは、再質させていただきます。 まず、1番目、ブランド米の販路拡大や販路開拓、PRに努力されていると思うんですが、どのような方策で実施しているかお伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 販路拡大や開拓ということですが、1つにまず一番星になりますが、田植えですとか稲刈りといったときに、マスコミ各社をお呼びしましてデモンストレーションといったことを実施してPRのほうをしております。また、あやめちゃんにつきましては、こちらも同様に田植え交流会や稲刈り交流会といったものを開催しまして、都内の消費者、また販売店の方々をお招きしまして、そういった交流会を通してのPR活動、そういったものを行っているところでございます。また、各種イベント、行事等のほうにも参加をしておりまして、本年でいいますと荒川区で行われました川の手まつりといったものにも参加をしまして、PR、販売促進といったことで行っております。また、あやめまつり、そういったもののキャンペーンを通しましてもPRを実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) 各地区でPR、マスコミのデモンストレーションということでご努力いただいているところでございます。再々質問させていただきます。 あやめちゃん、一番星、大変食味もよく、おいしくいただけるお米だと思っております。我が家でも8月9日から一番星を主食にいただいております。大変おいしくいただいております。ところが、一般の市民の方から、一番星を購入したいんですが、道の駅に行ったら、ありませんでしたと言われました。潮来あやめちゃんや一番星は、どこへ行けば買えるんでしょうかということで、お伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) わかりますか。 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) なかなか今、販路の拡大というところで推進をしているところですが、あやめちゃんにつきましては市内のスーパーさんということで、セイミヤさん、大黒天さん、それと道の駅いたこで販売をしていただいております。一番星につきましては、現在、ホームセンターのナフコさんのほうで販売していただいております。引き続き、販路の拡大、そういったものを努めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ご説明いただきまして、各スーパーさんに置いてあるということで、私のほうからも説明をさせていただきたいと思います。 一番星は、ナフコさんで買えるということでございました。昨日、私ナフコさんへ行ってまいりましたところ、残念ながら、一番星、売り切れたのかどうなのか、ございませんでした。一番星は8月7日に刈り取りされまして、8月9日から販売するんであれば販売できたはずなんです。道の駅では、あきたこまちは8月23日から新米、8月31日からコシヒカリが販売されておりました。ですので、8月23日にあきたこまちが出るまでの間でも、一番星は10日間販売できたはずなんですが、これらについては、道の駅の直販委員会の方が一番星を栽培していないのが原因なのか、その辺だと思うんですけれども、今後は直販委員会の方に一番星を作付してもらうか、一番星を生産している方に直販委員会に入ってもらうような方向で、より早く、地域ブランドとして頑張っていますので、その辺のマスコミデモンストレーションや交流会とあわせまして、そういう取り組みをされてはいかがなものかということでご提案させていただきます。 2番目の再質問をさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 今のは、答弁要らないですか。 ◆6番(兼平好一君) 大丈夫です。 2番目、品質向上に向けて農家自身で病害虫の防除作業を実施しております。ところが、まちまちの作業で効果が薄く、被害が出ている農家も見受けられがちでございます。そこで、市として共同防除に対しましてどのようにお考えか、お伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 現在、共同防除につきましては大規模稲作研究会、それらのほうで実施をしているところでございます。そういった中で、今後のということでして、今後はエリアの拡大、そういったものも含めて大規模稲作研究会とも協議、検討をさせていただければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ご検討よろしくお願いいたします。 3番目の再質に入ります。 3番目の作物別補助金で、加工用米に対して1袋500円、10アール当たりに換算しますと9,000円程度、飼料用米に対して10アール当たり5,000円が補助されます。加工用米と飼料用米の補助の違い、この辺は5,000円と9,000円になりますけれども、その辺はどのような考えの上で違うのか、お伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 加工用米と飼料用米の処理金の違いということでございますが、飼料用米につきましてはいわゆる国の補助、そういったものが高く設定をされております。そういったようなこともありまして、市としての上乗せについては10アール当たり飼料用米については5,000円、加工用米については1袋500円というところで処理金のほうの設定をさせていただいているというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) それで、参考までに行方市のほうの例を言いますと、加工用米が1袋800円で10アール当たり1万4,400円、飼料用米が10アール当たり1万5,960円というようなことになりますので、農家の方はその辺も気にしているのかなと思われます。 再々質問としまして、今年度で加工用米の3年契約が終了いたしまして、来年以降の価格が不安視されるところでございます。来年は飼料用米の増加が見込まれるところですけれども、ご見解をお伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 加工用米、飼料用米ともに、潮来市にとってはとても有効な作物と捉えております。湿田地帯でありまして、なかなか有効な転作作物、そういったものができない場所でございます。そういった中では、ともに有効な作物であるかというふうに考えております。そういった中では、今後、予算、またほかの作物の奨励金、そういったものとの兼ね合い、そういったものもございますので、近隣の状況等も含めまして、今後、再生協議会等で検討をさせていただければと思っております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) 続きまして、4番目の農地集積に関しまして、担い手農家が農地を集積されていると思うんですけれども、平均で何カ所ぐらいの圃場を持っているのか、おわかりであればお伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 根本農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(根本富美雄君) 担い手農家の圃場の平均的な箇所数のご質問でございます。 担い手農家、認定農業者ということでお伝えしたいと思います。多い方で140カ所ぐらい、少ない方で6カ所ぐらいということで聞いております。平均で約20カ所ぐらいの圃場が分散しているような状況でございます。20カ所ぐらいに分散して持っているような状況でございます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) 140カ所もある方もいらっしゃるということでございまして、大変驚いております。 再々質問に入らせていただきます。 集積されているようでございますが、今後は担い手間同士のさらなる集積移動が必要と考えます。執行部はどのような考えを持っているか、お伺いいたします。 また、農地集積され、大規模になりますと、次は低コスト、農作業の省力化を目指して、直まき、直播栽培も検討されてはいかがかなと思っております。今後、予算の計上をして、モデル農家の育成などの取り組みに関しましてもお考えはあるかどうか、お伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 根本局長。 ◎農業委員会事務局長(根本富美雄君) ご質問にお答えいたします。 農地移動でございますけれども、担い手農家間の農地の交換、または再配分のことかと思いますけれども、そういう再配分につきましては、ご質問のとおり、今後、集団化、集約化する必要があると考えております。 なお、現在、県並びに市のほうで推進しております農地中間管理事業の目的が、分散作圃されている農地を解消しまして、担い手農家のほうに集積、集約化するという目的で行われておりますので、この事業を有効に活用しまして、担い手農家のほうへ農地の集積を推進してまいりたいと考えております。 次に、直播栽培の検討についてでございますけれども、直播栽培につきましては、二、三年前から潮来アグリネットワークというような後継者組織の会員の方が普及センターの指導のもとに試験的に水稲の鉄コーティング直播栽培というものに取り組んでおります。平成28年度は5名の方が約2ヘクタールくらい取り組んでいるということで聞いております。まだ、後の鳥の害とか、収量面が慣行栽培よりも低いというような課題があるようでございまして、現在、肥料等の実証試験等が行われているというようなことでございます。 市としましても、低コスト、省力化を進める上では、この直播栽培への推進が必要であるとは考えます。また、このような取り組みについて支援をしていくことが重要であると考えております。なお、予算の計上、モデル農家の育成等につきましては、現在のところはまだ考えておりませんが、今後の検討をさせていただくことになるかと思います。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) よろしくご検討のほどお願いいたします。 5番目の再質問に入らせていただきます。 ただいま高速道路の買収とかやられておりまして、残地部分、少し残った部分が耕作放棄地となるおそれがあるということで懸念されておりますけれども、高速道路の残地の部分について把握はされておりますか。お伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 根本局長。 ◎農業委員会事務局長(根本富美雄君) 高速道路の買収の残地の農地についてでございますけれども、全体的な場所とか筆数とか面積については、現在把握はしておりません。ただ、相談で残地の部分を貸したいという農家の方の相談もございますので、また農地台帳の整備等の際に、固定資産税との台帳との突合をしておりますけれども、その際に、高速道路等から道路になった農地につきましては、部分的ではございますけれども、把握するように現在努めております。今後、その相談等がございますので、さらに把握するように努めていきたいと考えます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございます。 6番目の再質問をさせていただきます。 担い手の関連でございますけれども、27年度に新規就農者はいましたでしょうか。お伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 加藤課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 27年度ですが、新規就農の方はいらっしゃいません。26年度に2名の方がいらっしゃいます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。農業政策については以上で終わります。 大きい5つ目、市営住宅についてお伺いさせていただきます。 辻地区にある市営住宅についてお伺いいたします。 1、建設年度はいつか、お伺いさせていただきます。 2、現在、入居者数は何軒で、何名いらっしゃるかお伺いいたします。 3番目としまして、今後の予定と計画についてお伺いいたします。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 土子都市建設課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) それでは、1点目の辻住宅の建設年度というご質問でございます。完成年度につきましては、昭和47年の完成でございます。 2点目、現在の入居者数と何軒で何名かというご質問です。現時点で入居戸数は2戸でございます。入居者数は6名となっております。 3点目のご質問です。今後の予定と計画についてでございますが、老朽化に伴い、平成30年から33年度を目標に解体する計画となっており、現在、入居者に移転等の啓発を実施しておるところでございますが、入居者の移転状況等により、解体目標年度が変更される場合がございます。また、現時点では解体後の住宅を新たに建設する計画等はございません。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。時間の都合上、再質はございません。 6番目、コンプライアンスについてお伺いいたします。 今回の職員による事務不手際があった件でございますが、これにつきましてはチェック機能の不備にあったのかと思われます。そこでお伺いさせていただきます。 再発防止に向けた対策をお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 額賀総務課長。 ◎総務課長(額賀浩君) それでは、答弁をさせていただきます。 今回の職員の不適切な事務処理につきましては、市民の皆様、議員の皆様、関係団体の皆様に多大なるご心配、ご迷惑をおかけをいたしました。深くおわびを申し上げます。 ご質問の再発防止に向けた対策ということでございますが、先月の8月25日に開催をいたしました潮来市コンプライアンス推進協議会の中で、公金に準じた適正な事務処理を徹底するということから、潮来市準公金取扱要綱を制定し、担当者だけではなく、部長、課長、課長補佐等、上司のチェック機能についてもこれまで以上に徹底することとし、再発防止に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 また、2つの不適切な事務処理のうち、1つは職員の聞き取り調査の中で発覚をいたしました。このことから、潮来市職員等公益通報に関する要綱もあわせて制定をし、不適切な事務処理について早期発見につなげてまいりたいと考えているところでございます。この2つの要綱を職員全体に根づかせながら、公平かつ公正な市政運営に努め、公務員に対する市民の皆様の信頼を確保してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 兼平議員。 ◆6番(兼平好一君) ありがとうございました。 準公金取扱要綱が制定されるということでございまして、期待をさせていただきます。今後、不手際のないような事務処理をお願いしたいと思います。 これにて、6番、兼平好一、質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(今泉利拓君) 兼平さん、そこでちょっとお待ちください。 兼平議員が終了したところでございますが、先ほどの塙秘書政策課長の説明で追加の答弁がございます。 磯山邸の来場者数、それからバス路線について補足説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) それでは、先ほど産業観光課長のほうの質問でございました水郷旧家磯山邸のあやめまつり期間中の来場者数の報告をさせていただきます。 磯山邸につきましては、6月4日から6月26日までの8日間、これは土日でございましたけれども、8日間の来場者数につきましては1,141人です。 それと、広域連携路線バスのところの潮来市民の利用割合はというようなご質問でありました。鹿嶋市さんの示した鹿嶋市の割合は、こちらではどういうふうに算出したのかはわからないんですけれども、行方市の活性化協議会のほうの資料をいただいてございまして、そちらで6月12日、8月6日とアンケート調査を実施した中で、居住地というところで潮来市は29%という利用者の割合が出ているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 以上で、6番、兼平好一議員の質問が終わりました。----------------------------------- △飯田幸弘君 ○議長(今泉利拓君) 次に、5番、飯田幸弘議員の質問を許可いたします。議員は質問席に移動を願います。 飯田議員。 職員の入れかわりがあります。よろしくお願いいたします。     (5番 飯田幸弘君 登壇) ◆5番(飯田幸弘君) 5番、飯田幸弘です。ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問させていただきます。 1、第65回水郷潮来あやめまつりについて。 歴史と伝統で名実ともに茨城県の代表的な祭りとして定着した水郷潮来あやめまつり大会は、今回で65回の記念大会を迎えました。情緒豊かな水郷の風物詩となった嫁入り舟、さらに今回から人力車をあわせることによって和風情緒を高め、また園内のライトアップも工夫を凝らしています。開催期間は平成28年5月28日から平成28年6月26日までの30日でした。そこで、5点ほどお伺いをさせていただきます。 1、今年度、県事業で前川沿岸、あやめ園対岸の遊歩道の整備と柳の木が植栽されたが、この効果と今後の活用はどのように考えるか伺います。 2、現在、あやめ園から辻大橋までの堤防にアジサイは何本ぐらい植栽されているのかお伺いいたします。 3、私も今年はあやめまつりに参加しイベントを見ましたが、宵の嫁入りは川面に映る明かりや芸座のおはやしが響く様子、さらに人力車の駅前通り通過など、潮来の魅力が凝縮されており、世界に発信できるイベントと思うが、今後の拡大や活用方策をどのようにするかお伺いいたします。 4、磯山邸は今年度工事が終わり、4月には新しい名所として活用されると思うが、どのような機能があってどのような方針なのか、管理運営はどこが行うのか伺います。 5、今回、あやめまつりは、原市長になって初めて計画段階から期間やイベント内容、そして広報周知を行ったものと思います。開催期間の変更や人力車の導入、あじさいの杜との連携など、そして結果はどうであったか。最後に、原市長に政治的視点から総括としてお伺いいたします。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 答弁を求めます。 加藤産業観光課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) それでは、まず第1点目のほうを答弁させていただきます。 遊歩道の整備によりまして、前川沿いの川面を周遊する動線が延長され、観光客や写真愛好家などを中心に好評が得られております。遊歩道の整備による効果としましては、あやめ園周辺での回遊性を高めるとともに、観光客のあやめ園周辺での滞在時間が延長されているものと考えております。前川を挟んで両側に植栽された柳は、川の流れと風の流れを一体的に表現する樹木として水郷風情を高める演出効果になっていると考えております。今後も植栽エリアの延長を県と連携しながら、新たな動線と周遊ルートの設定なども検討してまいります。 続きまして、2点目のご質問、アジサイでございますが、現在、あやめ園から辻大橋までの堤防に植栽されているアジサイは約680株です。 続きまして、第3点目のご質問でございますが、議員のご指摘のとおり、伝統文化と水郷情緒の融合ともいえる宵の嫁入りは、今年人力車の演出を加えたことによって、さらに観光商品としての価値を高めることができたと考えております。国内に向けましては、水郷潮来をアピールするとともに、海外に向けても日本文化をアピールするものともなっていると考えています。観光客の滞在時間の延長や外国人観光客の誘客にも大いに寄与できる観光商品として、それに見合うイベント内容の検討と国内外に向けました宣伝に今後も努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 塙秘書政策課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 4点目でございます。磯山邸の機能、そして方針、管理運営というところでご答弁をさせていただきます。 まず、1つ目に、機能の点につきましては、水郷旧家磯山邸は気候や風土に合わせて建築された日本家屋であり、部屋割りや建具、はりなど、一つ一つに意味がございます。文化や暮らしを感じることができております。この家としての使い方を残し、1つに学びや交流、観光に寄与できる場所としての機能、2つ目としまして潮来暮らしの移住体験の場となるため、衣食住の食の体験もでき、宿泊ができる機能、これらの機能を備えた建物となります。 2つ目に、方針、事業計画でございますけれども、1つとしまして季節の行事を中心にした体験、学び、交流事業、2つ目としまして花嫁に会える街をテーマにした関連事業、3つ目としまして潮来暮らし、移住体験としての宿泊など、対象者や利用幅を広げられる活用方針を定める予定でございます。 また、3つ目に、管理運営につきましては、他市、他事例などを参考にしてまいりまして、指定管理者制度の導入など、管理運営を検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) 5点目の今回のあやめまつりに政治的な視点からということで、今回の水郷潮来観光協会、潮来市商工会を初めとした各種団体、そして多くの市民の皆様方のご協力によって、今年度のあやめまつりが成功裏にできたものと思っております。また、潮来商工会にご協力いただいて、人力車という新たな事業もつけ加えることができました。ろ舟遊覧についてもゴールデンウイークから事業が開始され、この秋にも週末での遊覧事業が用意されるなど、観光の通年化に向けて少し前進しているものとは考えております。こういった努力もあって、外国人観光客もふえておりますし、外国人観光客に向けての用意されている市内免税店での買い物をしてもらい、地域経済活性化につなげる視点も重要であろうと思っております。 大会開催時期の変更は、アヤメの開花に合致し、開花状況に対する苦情等が減少したということで、やはりあやめまつりはアヤメが咲く時期から終わる時期に設定するのがいいのかなということで、今回変更させていただいております。 それから、観光客の滞在時間延長にできるだけ結びつくように、あじさいの杜との連携も昨年度からやっていますけれども、本年度、力を入れさせていただきました。これからのあやめまつりの基本的考え方は、あの一つのあやめ園を中心として、そこから大きくもっと広範囲に観光のお客様、それから起点となるところを少しずつふやしていって、大きく潮来市全体のあやめまつりに持っていきたい、そういう思いでおります。 道の駅の改装も本年度、行います。それと同時に、基本計画を策定して、道の駅から前川あやめ園までのルートというのは数年かけてしっかりとつくっていきたい、そういう思いでおります。前回の議会でもご答弁させていただきましたけれども、やはり道の駅から最終的にはヨネカワの閘門まで、ここの水路も含めた前川全体をしっかりと整備していきたい、そう思っています。津軽河岸のほう、磯山邸、ここも一つの観光拠点の計画づくりがスタートします。そして、道の駅の改装、それから水路になっていますプールから道の駅、その先は土地改良区の水路になっておりますので、住民の皆さん、土地改良の皆様と協働で、ぜひともあそこを早い時期にきれいな水路にしていきたい、そういう思いがございます。 あやめまつりは一つの大きな集客する潮来市の大事な宝でございますので、ここを最大限活用できるように、これからも来年に向けて、この9月末には新たな来年度に向けての検討をスタートさせます。答弁にありましたように、もう来年の1月からは宣伝活動、PR活動をスタートできるように進めてまいりたいと考えております。 議員の皆様、市民の皆様にいろいろな意味でボランティアや、それからご協力を賜りながら、この環境整備も含めて、このあやめまつり大会が大きく育つ、あやめまつりだけじゃなくてろ舟でいろいろな活動ができる、そういう前川の整備も考えなくちゃならないと考えておりますので、今後ともご協力を賜りますことをお願い申し上げまして、答弁とさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 1番については、結構でございます。 2番について、再質問をさせていただきます。 アジサイは6月から7月にかけて花を咲かせるため、あやめ園から辻大橋までの堤防にアジサイの植栽を充実させていただきまして、あやめまつりとあやめ園から辻大橋までのアジサイ、さらにあじさいの杜を組み合わせることによって、5月下旬から7月いっぱいにかけてイベントとなり、ろ舟運航期間の延長、さらにあやめ園の利用時間、期間のほうもふえると考え、観光によいと思いますが、考えのほうをお伺いをさせていただきたいと存じます。 ○議長(今泉利拓君) 加藤産業観光課長。 ◎産業観光課長(加藤益生君) 私どものほうも、アジサイの花、本当に大きな観光資源の一つとして捉えているところです。特に、舟から見るアジサイの花というものは観光客の目を楽しませる、そういったことができるものであるなと思っております。それについては今後も引き続き維持管理、そういったものに努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 3については、結構でございます。 4について、再質問をさせていただきます。 私は、民間の視点で運営したほうがよいかなと思っておりますが、指定管理者という手法もあるとは思いますが、4月に向けて運営をどのように行っていくか、改めて市長のほうに見解をお伺いをさせていただきたいと存じます。 ○議長(今泉利拓君) 原市長。 ◎市長(原浩道君) ご答弁申し上げます。 先ほど、指定管理者等もあるという答弁をさせていただきましたけれども、民間の企業であれ、指定管理であれ、市民の皆様方のNPOであれ、よくやっていただけるところがあれば、よく検討して決めていきたいなと思っております。本来であれば、運営に関しては、真っさらな民間がやっていただいたほうがいいのかなという考えはございますけれども、いかんせん、税金を使って整備したところでございますし、今後、大きくあそこの近辺は開発が少しずつ進んでまいりますので、観光のポイントになるところでございます。かわまちづくりの計画の中にも入っておりますけれども、あそこは間違いなく進めていかなければならない場所なので、しっかりとした方々に管理していっていただきたい、そういう思いがありますので、慎重にその選定に関しては進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 本当に慎重に検討していただきたいと存じます。 5について、再質問させていただきたいと存じます。 私は、あやめまつりを含め、潮来の観光は魅力があり、潜在能力があると思っております。今後、観光によって潮来にお金が落ちることをいま一度知恵を絞って出していただきたいと存じますが、よろしくお願いします。答弁…… ○議長(今泉利拓君) 誰に答弁求めますか。
    ◆5番(飯田幸弘君) 結構でございます。 2に移ります。 ○議長(今泉利拓君) いいですか、答弁は。 ◆5番(飯田幸弘君) 結構です。 ○議長(今泉利拓君) じゃ、2番に移ってください。 ◆5番(飯田幸弘君) 2、いばらき教育プランについて。 「一人一人が輝く教育立県を目指して~子どもたちの自主性・自立性を育もう~」という基本テーマのもと、4つの基本方針を掲げ、学校、教育、地域がそれぞれの役割を十分に果たしながら、社会全体で子供たちを守り育てる体制の構築。特に、生涯にわたる人格形成の基礎を乳幼児期から家庭教育や就学前教育の充実などにより、自主性、自立性に富み、優しさや思いやりを持って強くたくましく生きられる子供を育て、その上で確かな学力、豊かな心、健やかな体のバランスのとれた子供たちの育成を図りますとあるが、潮来市第6次総合計画では、本市の教育目標であるみずから学びみずから考える力を育てる教育の推進、豊かな心と将来への夢を育む教育の推進、社会の変化に対応して主体的に生きる力を育てる教育の推進をもとに、幼児教育、学校教区が計画されております。いばらき教育プランとどのように整合性が図られるのか。そこで4点ほどお伺いをさせていただきたいと存じます。 1、社会全体による子供たちの自主性・自立性の育成の中の子供の読書活動の推進の取り組みをお伺いいたします。 2、確かな学力の習得と活用する力の育成の中の外国語による実践的なコミュニケーション能力の向上の取り組みについてお伺いをさせていただきます。 3、生涯にわたる学習と文化芸術、スポーツ活動の推進の中の学校教育における文化芸術活動の充実の取り組みについてお伺いをさせていただきます。 4、誰でも安心して学べる教育環境づくりの中の学校施設整備の推進の取り組みについてお伺いをさせていただきます。 以上です。よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 前島学校教育課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) それでは、第1点目の子供の読書活動の推進の取り組みについて答弁いたします。 本市では、いばらき教育プランと潮来市第6次総合計画後期基本計画に基づいて、子供の読書活動を積極的に推進しております。具体的に申しますと、各小・中学校では市立図書館と連携して学校図書館の充実を図るとともに、朝の一斉読書やボランティアの方々による読み聞かせ、家庭での読書の推進を行っているところです。 全国学力学習状況調査では、読書が好きと回答する本市の児童・生徒の割合は全国平均を上回っています。また、茨城県のみんなにすすめたい一冊の本推進事業では、年間50冊以上の本を読んだ小学生、年間30冊以上の本を読んだ中学生の割合を調査しておりますが、本市の小・中学生はともに多くの本を読み、毎年、県の達成率を大きく上回っている状況でございます。 続きまして、2点目の外国語による実践的なコミュニケーション能力の向上の取り組みを伺うという質問でございますが、6月議会でも答弁させていただいたところですが、本市では外国語指導助手、いわゆるALTをこの7月から2名増員し、5名体制になりました。これにより、今まで以上に中学校での英語の指導が充実し、生徒の外国語による実践的なコミュニケーション能力が一層向上するものと考えております。 また、各中学校に配置のALTが毎週1回、学区内の小学校に終日勤務する体制を整えました。現在、国から2020年度より小学三、四年生に外国語活動を行うことが示されていますが、本市ではこの9月から先行実施が可能となりました。また、ALTが定期的、継続的に小学校に終日勤務することで、朝の会から帰りの会まで、授業だけでなく休み時間や給食の時間、ごく自然に外国語になれ親しむ環境が整います。これにより、児童の外国語によるコミュニケーション能力の向上が図られるものと期待しています。 続きまして、第3点目の学校教育における文化芸術活動の充実の取り組みについてでございますが、潮来市でも豊かな心と将来への夢を育む教育の推進を掲げ、市内の小・中学校全てにおいて、さまざまな文化芸術活動を積極的に推し進めているとともに、すぐれた文化芸術に触れたり、学んだりする機会を設けているところです。 市内の児童・生徒は、日ごろより絵画や書道に親しみ、すばらしい作品を創作しております。それらの作品は毎年行われる茨城県小・中学校芸術祭美術展覧会や潮来市教育会小・中学校作品展に出品しております。 また、音楽活動も盛んです。各中学校における吹奏楽部の活動が盛んですが、小学校でも吹奏楽部の活動を行っている学校もあります。また、毎年11月に行われる小・中学校児童・生徒音楽会では、小・中学校ともに感動を生む合唱や合奏を披露しており、たくさんの保護者や地域の方々から喜ばれております。 こうした学校における文化芸術活動に関し、地域の方々のご協力をいただいております。市文化協会の方が小学校で絵画の指導をいただいたり、中学校においては音楽家による吹奏楽の専門的な指導を受けているところであります。今後も学校教育における文化芸術活動の充実を図るため、指導者の支援、確保や発表の場の提供に取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、4点目の学校施設整備の推進の取り組みでございますが、誰でも安心して学べる教育環境づくりの中の学校施設整備の推進の件でございますが、潮来市立小・中学校の耐震化率は、平成23年4月1日に67.5%でありましたが、平成23年度に実施した耐震補強工事により90%、その後、延方小学校と徳島小学校の統合や潮来小学校校舎改築工事により、平成24年7月9日をもちまして、茨城県内4番目に耐震化率100%を達成しております。 また、平成25年度、26年度に、老朽化対策として校舎の外壁塗装などを主とした大規模改造工事を行っております。今年度はその最終年度として、延方小学校の大規模改修工事を実施しているところです。さらに、平成27年度に熱中症対策として全ての小・中学校のエアコン整備工事を実施いたしました。児童・生徒が安全安心な学校生活が送れるよう、学校施設整備の安全確保と機能向上を図っております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 1について再質問させていただきます。 学校図書館において教室で学んだことを確かめ、広げ、深めることができる資料づくりの環境整備が大切だと思いますが、考えをお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 前島学校教育課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) 学校図書整備関係でございますが、こちらは市立図書館が市内にございますので、そちらのほうと学校図書館の連携ということで、その中で幾つかご紹介しますと、学校図書館への市立図書館からの巡回の貸し出しということで、朝の読書の資料、あるいは市立図書館の蔵書などを市立図書館のほうで用意しまして、市内小・中学校へ2カ月ごとの巡回貸し出しなどを行っております。それに加えて、学校のほうで使用する図書の選定相談、あるいは役に立つ資料や本の貸し出し等を行っております。また、市立図書館の職員による学校図書の環境整備ということで、蔵書データの作成とか本棚のレイアウト、あるいは新刊図書の受け入れ装備等、児童・生徒のための読書環境整備、資料整備等を行っているところでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 先ほど、みんなにすすめたい一冊の本推進事業ということでございましたが、学校において子供たちが自由に読書を楽しみ、読書の幅を広げていくことも環境整備の中で大切だと思いますが、考えをお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 前島課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) みんなにすすめたい一冊の本推進事業でございますが、こちらは茨城県のほうの推進事業でございますが、子供たちが年間たくさんの本を読んで、より一層読書活動になるように地域の方々とか家庭の方々も協力し合いながら進めている事業でございます。たくさん本を読んだ子供たちには、県のほうから表彰なども行われている事業でございます。潮来市におきましても、先ほどの答弁で県の平均を上回る読書量ということでございますが、今後につきましても関係機関の方々の協力を得ながら、読書活動の推進に努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 2について再質問させていただきます。 小・中学校が連携し、一貫した英語教育の充実強化のため、英語を聞く、話す、読む、書くの4技能を活用して実際のコミュニケーションを行う言語活動が大切だと思いますが、考えをお伺いさせていただきたいと存じます。 ○議長(今泉利拓君) 前島課長。 ◎学校教育課長(前島正治君) 本年から、小学校におきましても、ALTの英語指導助手が小学校のほうにも行きまして、外国語活動ということで、小学校三、四年生にも外国語活動を進めていくということでございますが、ただ単に外国語を理解することだけではなくて、外国の文化、歴史などもあわせて学んだり、そういった外国語活動以外の教科の中でも、いろいろな分野でいろいろなものの考え方なども含めまして、自己の確立とか、コミュニケーション能力の一層の習得、そういったものを小学生、小さいときから自分を確立し、他者を受け入れるという共生の考え方もございますが、そういったものも含めまして、いろいろと子供たちの成長につながっていくような外国語活動、そういったものになっていければなと思っております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 3番、4番は、結構でございます。 3に移らさせていただきたいと存じます。 健康寿命の延伸について。 健康で長生きすることは誰もが望んでいることであり、我が国の生活環境や食生活の改善、医療の進歩などにより、世界有数の長寿国となっております。その一方で、糖尿病等、生活習慣病が増加し、さらに高齢化の進行に伴い、認知症や要介護状態の高齢者の増加が深刻な社会問題となっております。生涯を通じて健康で生き生きと暮らすことのできる健康長寿を引き延ばすことが求められております。 本市では、健康増進法で規定されている「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」に基づき、それらを実践するための計画として、健康潮来21を策定して、健康づくり事業に取り組んでおります。そこで、3点ほどお伺いをさせていただきたいと存じます。 1、健康増進法第17条第1項に基づき、健康増進事業にある健康手帳の交付の状況についてお伺いをさせていただきます。 2、健康維持増進のための食生活の改善、減塩運動について、保健師、管理栄養士、食生活改善推進員による予防活動の取り組みをお伺いいたします。 3、子供の時期から望ましい生活習慣を身につける目的による子供生活習慣改善、及び若いときから生活習慣を改善することが将来の認知症予防につながることによる若いときからの認知症予防の取り組みについてお伺いをさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 石津かすみ保健福祉センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) それでは、(1)健康手帳の交付状況について答弁させていただきます。 健康手帳とは、市民が自身の健康管理のために健康診断、いわゆる特定健診等の結果や健康相談の記録や資料の保存、血圧測定の記録等をするためのものです。潮来市では、平成14年に健康増進法が施行される以前から、私の健康記録という健康ファイルを作成し、健康診断を受診された方の健康相談、健診結果説明会、家庭訪問等の際にお渡ししております。A4判ファイルなので、健診結果を転記することなくファイルができ、健康相談や家庭訪問の際には各個人の健診結果によって必要な資料を提示し、一緒にファイリングしていただいております。 また、健康増進法では40歳以上を対象としておりますが、当市では若い世代から健康を意識していただき、生活習慣病の予防を図るため、39歳以下の方を対象といたしました生活習慣病予防健診を受診された方にも交付をしております。最近では、健康都市宣言をいたしました平成26年から、あやめちゃんをモチーフにいたしましたファイルを作成し、現在、配布をしております。 続きまして、(2)保健師、管理栄養士、食生活改善推進員の取り組みについて答弁させていただきます。 潮来市では、特に特定健診の結果に基づき、まず、保健師が保健指導として個々の体の状況を数値で確認をいたします。なぜそのような状態になっているのかを住民の方と一緒に考え、生活を振り返ることにより、食生活に原因がありそうだとなったときには、管理栄養士が状況を聞き取りし、具体的に実行できる食生活の改善や原因について、定期的に訪問や相談を繰り返すことにより、生活改善を促し、改善の結果を次回の健診で確認するという支援を続けています。 減塩についての取り組みとして、特に昨年度は食生活改善推進員の方々の協力をいただき、県のモデル事業として無作為抽出した市民600名の方に塩分摂取に関する調査をいたしました。その際には、住民宅まで足を運んでいただき、アンケートと尿検体の回収をお願いいたしました。その結果として、潮来市は国の目標としている塩分摂取量、男性8グラム、女性7グラムよりはるかに多い11グラムであることをデータとして確認することができました。 食生活改善推進員は、食や体に関する研修を受講された38人の方が、市の委託を受け、食を通して健康づくりをするボランティアとして活動していただき、生活習慣病予防の基本となる減塩やバランスのとれた食事の普及に努めておられます。具体的には、特定健診時のバランス食の試食提供や乳児期から適正な食事摂取を学ぶ若いお母さんを対象とした簡単クッキング等の事業、さらには地区での料理教室の開催や行政では手の届きにくい地域に根差した活動を行っております。 また、保健センターでは、食育という観点から、市内の幼稚園、保育所、認定子ども園の給食担当者や小・中学校の栄養教諭と連絡を持ち、市の健康課題を共有し、子供たちの食育に取り組めるようにしております。 続きまして、(3)子供の生活習慣改善及び認知症予防の取り組みについてでございます。 生活習慣病予防には、子供のころからの適切な生活習慣を身につけることが重要と言われます。保健センターは、主に妊娠期から就学前までの親子にかかわりますが、相談や指導の中で常に生活のリズムや食習慣の重要性を伝え、住民の方自身が実践できるように支援をしております。妊娠期にはマタニティーセミナー参加者の方に妊娠ファイルを、また乳児期には生後2カ月児全戸訪問の際に、3歳児まで使用できる子供ノートという資料を配布し、保健センターでの相談や健診時に使用するだけでなく、家庭でも手元に置き、子供の成長、発達の中で気になることがあったときには資料として確認できるようにしていただいております。 小・中学校では、学校ごとの取り組みがされているところですが、保健センターではおのおのの学校保健委員会に保健師が参加し、児童・生徒の健康全般についても一緒に考えております。 また、認知症にはさまざまな原因がありますが、脳血管疾患や糖尿病等の生活習慣病を気にするものが多いことが知られております。生活習慣病は自覚症状がないまま進行することが多いため、まずは健診を受診し、自分の体の状況を確認することが最も重要と言われております。保健センターでは、若い世代から検診を受診するよう、勧奨したり、受診した結果をもとに保健指導を常に実施しております。 以上であります。 ○議長(今泉利拓君) ちょっと早いですけれども、暫時休憩をいたしまして、1時20分、午後の会議を再開いたします。 暫時休憩いたします。                         (午前11時50分)----------------------------------- ○議長(今泉利拓君) 定刻若干前でございますが、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。                          (午後1時19分)----------------------------------- ○議長(今泉利拓君) 飯田議員の一般通告質問を続けます。 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 1は結構でございます。 2について、再質問させていただきます。 保育園、幼稚園、小学校などと連携をし、子供のころからの減塩の必要性を啓発し、保護者への意識づけを行ってはどうかと考えますが、お考えをお伺いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 石津かすみ保健福祉センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) やはり子供のころからの減塩に対する取り組みも大変重要かと存じます。せんだっても給食センターにおきまして、私本人も子供たちの減塩に対する給食センターの対応なども見学させていただきました。また、食育という分野の中で、幼稚園、保育所、認定子ども園、小・中学校など、各施設でも取り組んでおります一つの例としましては、早寝、早起き、朝御飯をキャッチフレーズにした規則正しい生活リズムを身につけるよう促すことや、子供たちが野菜を育て、調理し、食べるというような活動、そういうことも全て食に関する部分の中で、減塩とか、そういうような多くの取り組みの一部として、今後も保健センターで取り組むべき内容かと存じます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 3点目について再質問させていただきます。 認知症についてでございますが、ウオーキング、調理、新聞、体操など、体と頭を使って健康づくりをすることが生活習慣病の予防になり、将来の認知症等の予防につながると思いますが、考えをお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 石津センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) 答弁の中でもご説明をいたしましたが、若い年代から健診を受診することや、ウオーキングを初め、体を動かすこと、大変大きな一つの要素かと思います。 認知症予防については、私ども保健センターそのものも活動の範囲ではございますが、高齢の福祉の分野や包括支援センターなどいろいろな分野と手を携えながら、今後、進めてまいる大きな課題の一つだと考えております。今後もその認知症予防につきましては、連携を組みながら取り組んでまいります。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) それでは、4番のほうに移らせていただきます。 4のがん予防についてございます。本市のがん(悪性新生物)による死亡は県内市町村と標準化死亡比(SMR)で比較してみると、高い状況にあり、特に男性は大腸がん及び男女とも胃がんが多くなっております。国は年齢調整死亡率で目標値を設定していますが、人口規模が小さいため、標準化死亡比(SMR)で推移を見ながら、75歳未満の死亡者の割合が減少することを目標にしているでございますが、そこで、4点ほど、お伺いをさせていただきたいと存じます。 1、生活習慣改善によるがん発生予防の取り組みをお伺いします。 2、がん検診受診率向上の取り組みをお伺いさせていただきます。 3、がん検診によるがん重症化予防の取り組みについてお伺いさせていただきます。 4、がん検診の質の確保の取り組みについて、お伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 石津かすみ保健センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) それでは、がん予防についての(1)生活習慣改善によるがんの発生予防の取り組みについて答弁させていただきます。 がんは、遺伝子が突然変異を起こすことで発症すると言われ、原因は多岐にわたるため、確実な予防が難しいと言われております。しかし、がんのリスクを高める因子要因として、生活習慣が関連するものがあるということが明らかにされつつあります。 国立がんセンターによりますと、喫煙、過剰飲酒、運動不足、肥満、高脂肪食、塩分の過剰摂取等が関連するとされており、特に当市で多いとされる胃がん、大腸がんについては、特に関連性が認められると考えられます。これらの生活習慣は、がんばかりでなく、高血圧や脳卒中、心筋梗塞といった循環器疾患や糖尿病等の危険因子と同様であります。そのため、市では特定健診に基づく健康相談や、家庭訪問、そのほか健康フェスタ等のイベントにおいても、塩分、脂肪、野菜の摂取基準量について市民の方々の多く方々に知っていただき、またメタボ改善のための指導においても、肥満や運動等も含め同様の指導に重点を置いております。 続きまして、(2)がん検診受診率向上の取り組みについて答弁いたします。 潮来市では子宮頸がん検診、乳がん検診、胃がん・大腸がん検診の対象者全てに周知するため、往復はがきでの申込書を送付し、かつ、子宮頸がん、乳がん検診については、受診年齢到達者並びに検診にもよりますが、未受診の方に限り、5歳刻みの方にも無料のクーポン券を、さらには過去に検診を一度も受けたことがない未受診者へも送付し、受診を促しております。また、医療機関健診として、集団健診を受診されなかった方を対象に個別での健診ができる機会も設けております。 各種の検診についても、胃がん検診では事前に受診申し込みをしていただいたが、都合により受診できなかった方には追加の検診日を設け、再通知による受診勧奨をすることや、肺がん検診、前立腺がん検診、大腸がん検診では特定健診受診券に申込欄を掲載し、特定健診と同日に受診することが可能といたしました。 また、毎年発行しておりますこころとからだの健康カレンダー、広報紙などでも広く今後お知らせしてまいりたいと考えております。 続きまして、(3)がん検診によるがんの重症化予防。 がんにおいては、検診をすることそのものが重症化予防であり、いかに早期に発見し、適切な治療を受けることかが重要です。そのため、市では40歳以上の胃がん検診、大腸がん検診、肺がん検診、50歳以上の男性の前立腺がん検診、20歳以上の女性の子宮頸がん検診、30歳以上の女性の乳がん検診を毎年実施しております。がん検診を受診された方のうち、何らかの以上が見られた方は精密検査のできる医療機関を紹介し、受診していただくようお知らせをしております。しかしながら、精密検査を受診されていない方が多数おられるため、市では検診委託機関と連携いたしまして、半年程度の経過を見た後、未受診者の方に対して再度はがきにて受診勧奨を実施するなどの対応をしております。 また、がんは、自覚症状がないまま進行し、症状が出たときには既に進行している場合が多いため、できるだけ毎年、継続して検診を受診していただくようにも常に、周知をしているところでございます。 (4)がん検診の質の確保。 さきの答弁の繰り返しにはなりますが、がん検診を受診され精密検査が必要となった方に対しては、強く精密検査のできる医療機関を紹介し、受診していただくようにお知らせをしております。また、健診事業の委託をしております茨城県総合健診協会では、昨今も、細胞診検査の精度を高めるための最新鋭の機械を導入するなど、高い検査技術の確保にも努力しているということを聞いております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 1番は結構でございます。2番にいって、2点ほど再質問させていただきたいと存じます。 初めてがん検診の対象となる方に、初年度だけ減免措置を含んだがん検診の受診の機会を設けたらどうかと思いますが、考えをお伺いさせていただきます。 2点目といたしまして、受診しやすい検診体制の整備として、個別受診勧奨、再勧奨等の推進並びに休日、夜間検診の推進などの、受診者に対して配慮した受診実施体制が必要だと考えますが、お考えをお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 石津センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) 飯田議員質問の1番として、まず、女性のための検診という場面の中では、無料のクーポン券等も現在発行してございます。ご提案いただきました、初年度の仮に、胃がんなり、大腸がん、全て年齢のあくまでも枠がございますが、どうしても財政のほうとの協議にもなりますが、一つのご提案として、貴重な意見としてご拝聴させて頂きたいと思います。 また、2番目のご質問といたしまして、夜間等の時間をずらしての検診ということもご提案いただきました。今現在、検診の状況といたしまして、土曜日なり日曜日なりを組み入れたり、曜日を全て網羅するように日程の組み方もさせていただいております。しかしながら、一つ現場の中で先ほども申し上げましたが、茨城県健診協会一つ委託している部分がございますんで、その辺の対応がいかがか、その辺が大きな課題だと思います。全国には多くの自治体がございますので、いろんな形で対応している部分もあると思います。ただ、夜間、時間をずらした部分というのは、ちょっとなかなか聞く機会がございませんでしたので、健診協会とも今後、相談といいますか、提案という形の中で対応させていただければと思います。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 3は結構でございます。4について再質問をさせていただきたいと存じます。 がん検診の制度管理の充実が今日求められていると存じますが、確かな技術を有する検査、検診機関の確保、さらには検診実績の検診管理指標に基づいた精査はされていると思いますが、その点について考えをお伺いさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 石津センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) 先ほどの答弁の中でも、茨城県総合健診協会のほうに委託にお願いしているという部分がございます。健診協会の内容でございますが、一部、県内44市町村の中で37の自治体が茨城県健診協会のほうに健診を委託してございます。一つの例で、先ほど細胞診検査の精度を高めるための新鋭機器を導入しているということもお話しさせていただきましたが、あくまでも資料ではございますが、海外からの視察ということで、そういう機器を視察に来られた方もあるということ、そういうことも鑑みまして、誠意努力をしているという部分の中で、私どものほうで健診協会のほうに委ねているということを一応ご理解いただければと思います。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 5に移らせていただきたいと存じます。 5の基幹相談支援センターについてでございます。3月定例会において、地域における相談支援の中核的役割を担う機関であり、精神保健福祉などの専門職の確保や、場所の選定など、課題が多く、具体的なセンター設置の見込みがつかない状況でございます。今後、専門職がいる社会福祉協議会や、障害者事業所などとの委託による設置方法、また近隣の市と連携した圏域的センター設置などを検討してまいりますということでございましたが、その後の設置に向けた状況をお伺いをさせていただきたいと存じます。 ○議長(今泉利拓君) 茂木福祉課長。 ◎社会福祉課長(茂木衛君) それでは、基幹支援センターの設置に向けた状況についてのご質問に答弁させていただきます。 基幹相談支援センターは、地域の実情に応じ、身体障害、知的障害、精神障害の総合的な相談、支援や専門的な相談支援の実施、入所施設や、病院からの地域移行、地域定着のコーディネート、成年後見制度利用支援による権利擁護や虐待防止、相談支援事業者の人材育成や、相談機関との連携などによる地域の相談支援体制の強化の取り組みなど、地域の相談支援の拠点となります。 このように専門的な相談支援をしていくためには、相談支援専門員、社会福祉士、精神保健福祉士、保健師などの専門職の確保及び配置、運営方法の選定など多くの課題がございます。そこで本年度は、相談体制の充実を図る上で、専門職の確保として障害福祉の相談窓口となります社会福祉課の障害福祉担当に、社会福祉士を新規採用し、配置しております。また、地域の相談支援体制の強化の取り組みとしまして、地域自立支援協議会において、市内の相談支援事務所などの相談支援専門員で構成する相談支援専門部会を設置し、関係者の顔の見える関係づくりや、困難事例への対応等について情報共有を図り、連携体制構築の取り組みをしております。 まだ、精神保健福祉士さんなど専門職の確保ができていない状況にございまして、利用者の相談しやすい環境としてどのようなセンターを設置していったらよいのか、今後も他自治体の状況を注視しながら検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 再質問させていただきます。 社会健康福祉士ということでございますが、専門職の確保を今後どのように行い、確保していくのかについて考えをお伺いさせていただきたいと存じます。 ○議長(今泉利拓君) 茂木福祉課長。 ◎社会福祉課長(茂木衛君) 専門職の確保についての再質問に答弁させていただきます。 まず、センター設置を既に実施している自治体のまずそういった視察をさせていただきまして、参考にさせていただきたいと考えてございます。 また、専門職の確保につきましては、まず社会福祉協議会や障害者事業所などの委託によってのセンターの設置ということで、対応を引き続き検討するとともに、専門職の充実を図るということで、次年度の精神保健福祉士、または社会福祉士の職員採用募集も行っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 再質問させていただきます。 委託ということでございますが、委託による設置方法はどのようなものがあるかお聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 茂木福祉課長。 ◎社会福祉課長(茂木衛君) 委託の設置方法でございますけれども、先ほども申し述べましたように、社会福祉協議会が専門職が今おります。それと、障害者事業所にも専門職がいらっしゃいますんで、そういった事業所などに委託するという方法を検討しているところでございます。他自治体の状況も見ますと、やはり直営でやっているところと委託ということで、ちなみに茨城県では今、10の市町村で既に設置させておりますけれども、半分以上が委託というような状況であります。あと、全国の状況を見ますと、ちょっと2年ぐらい前のデータになってしまいますが、7割が委託というような状況でございますので、やはり大きな課題としましては、専門職の確保がなかなか難しいという状況がありますんで、既に専門職がいるそういった事業所外の委託ということが進んでいるのかと考えてございます。そういうことで、本市も直営と委託も両方検討してまいりたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 飯田議員。 ◆5番(飯田幸弘君) 地域の支援体制を整えるためにも基幹支援センターは必要だと思いますので、今後とも努力のほうをよろしくお願いしたいと存じます。 以上で、5番、飯田、質問を終了させていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 以上で、5番、飯田幸弘議員の質問が終わりました。----------------------------------- △箕輪昇君 ○議長(今泉利拓君) 次に、8番、箕輪昇議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 執行部が入れかわります。 箕輪議員。     (8番 箕輪 昇君 登壇) ◆8番(箕輪昇君) 8番、箕輪昇です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次質問をいたします。 初めに、先日の大きな豪雨によりまして亡くなられた方、北海道、岩手県、その他おりました。ご冥福をお祈りしたいと思いますとともに、被害を受けた多くの皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 質問に移らさせていただきます。 1番目、茨城国体の開催について。 去る7月20日に、茨城国体、いきいき茨城ゆめ国体2019の会期が平成31年9月28日から10月8日までの11日間と決定されたということでございまして、我が潮来市も常陸利根川を中心にボート、オープンウオータースイミング、トライアスロン、3種目の正式会場となります。開催までには3年余りありますが、受け入れ準備について8点ほど伺います。 1番目、大会までの準備計画の進捗状況について伺います。 2番目、大会期間中の選手、役員、関係者、応援者、見学者などを含めて延べ人数、どのぐらいを想定しているのか、また競技期間中にピークとなる日は大会何日目ぐらいで、同じく人数はどのぐらいを想定しているのかを伺います。 3番目、駐車場の設定場所、会場までのアクセス、トイレなどはどう計画するのか伺います。 4番目、会場の敷地は現状ではかなり手狭と思いますが、これをどう考えているのか伺います。 5番目、競技用のボートは何艇必要なのか、現状の艇庫あめんぼでは不足となると思われるが、どう計画していくのかお伺いします。 6番目、潮来会場で行われるこの国体競技は内外に潮来を大々的にアピールする絶好の機会と思うが、市の考えを伺います。 7番目、国体終了後、翌年にオリンピックが開催されます。オリンピック選手の練習場、キャンプ地としての誘致を海外に積極的に働きかけをすべきと考えるが、市の考えを伺います。 8番目、ボートを主体に水上スポーツの拠点づくりをして、社会人、大学サークル等を誘致すれば、潮来の活性化の大きな原動力になると思いますが、将来に向けての市の考えを伺います。 以上、8点質問をします。 ○議長(今泉利拓君) 仲澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(仲澤正夫君) それでは、箕輪議員のご質問につきまして、答弁させていただきます。 まず、1点目です。潮来市では平成25年2月、茨城県から競技開催地市町村の選定通知を受けた後、県及び中央競技団体、こちらは日本ボート協会、県ボート協会でございますが、と協議を行いながら準備を進めてまいりました。潮来市の準備組織といたしましては、本年3月に潮来市実行委員会設立発起人会を開催しまして、実行委員会設立に向け、設立趣意書、会則、役員、委員、組織等について協議を進めております。 また、施設の整備につきましては30年度のプレ国体、31年度の国体のコース整備、桟橋、艇置き場などは仮設施設での整備を計画しておりますが、潮来ボートセンターの施設につきましては、今後の活用も考え改修を計画しております。以上でございます。 次に、2点目でございます。2点目につきましては、選手、役員の数で申しますと、ボート、トライアスロン、オープンウオータースイミング、3競技で延べ人数が約7,300人、その他関係者、応援、見学者を含めますと、倍の延べ約1万5,000人を予想しております。また、ピークとなる日でございますが、ボート競技の3日目、準決勝が予定されております10月9日日曜日で、人数は、選手、役員、観客合わせて3,000人を予定しております。 続きまして、3点目でございますが、駐車場でございますが、ボートについては選手役員、関係者の駐車場を浄化センター隣の県有地及び日の出コミュニティ広場、観客の駐車場をアイモアに予定しています。また、土日のピーク時につきましては、日の出グラウンドの利用も考えております。なお、会場までのアクセスですが、マイクロバス等での送迎を考えております。 次に、トライアスロンとオープンウオータースイミングでございますが、選手、役員、関係者の数がボート競技に比べまして、少なくなりますので、選手、役員は浄化センター隣の県有地、観客はアイモアでの対応を予定しております。また、会場までのアクセスはボート競技と同様に、マイクロバス等での送迎を予定しております。 次に、最後にトイレの問題でございますが、各競技会場への仮設トイレの設置及びボートセンターの現有トイレの整備で対応する予定でございます。以上でございます。 次に、4点目、会場の敷地の関係でございますが、会場の敷地でございますが、現在、利用できる土地は、ボートセンターの敷地とその北側の駐車場用地としてお借りしている土地の2カ所のみで、箕輪議員ご指摘のとおり、かなり手狭でございますので、国体開催に向け、周辺用地の所有者のご協力をいただきながら、整備を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、5点目の艇数ですが、国体に必要な艇数ですが、シングルスカルが22艇、ダブルスカルが31艇、クオドルプルが22艇の計75艇で、茨城県、愛媛県、福井県の3県が共同で購入し、各県で開催する国体で使用する予定です。愛媛が来年、福井が茨城の前年、茨城が31年となっております。なお、ボートセンターで保管しているボートでございますが、平成14年の高校総体、昭和49年の国体時に購入したボートでございまして、現在の規格とは異なりますので、今回の国体に使用することはできないということでございます。 次に、6点目でございます。アピールの関係でございますが、開催するに当たり、市民の気運の醸成に向け、今年度は国体用のポロシャツを作製するとともに、6月にホームページを開設し、インターネットを使ったPR活動を進めています。また、市関係各課とともに今後設置される予定の茨城国体潮来市実行委員会、専門委員会等々と連携を図りながら、市民の気運の醸成、潮来市内外に対してのPR活動を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、7点目でございます。一流アスリートがキャンプに訪れ、練習を行うことになれば、話題性にもつながり経済効果だけでなく、さまざまな事業効果が期待されます。さらにボート競技を通じた交流の礎を築くことにより、スポーツ文化交流にもつながり、国際交流事業に展開できるものと考えております。また、県内では、坂東市がリトアニア、境町がアルゼンチンのホストタウンとして登録されており、潮来市ではこの2市町と施設の共有等の包括連携協定を締結して、ボート競技のキャンプについては潮来市で実施していただけるよう進めてまいります。 続きまして、最後の8点目でございます。これまでも年に数件ではございますが、潮来市でボート合宿が行われております。ことしもボート同好会の高校生と保護者が合宿に訪れ、ボート練習に汗を流したと聞いております。潮来市では、その他の競技でも夏休みを中心にバレーボールやサッカーなどの合宿が行われておりまして、市内の旅館、ホテルでの宿泊を通じて体育館や運動場などをご利用いただいているところでございます。今後も潮来市の大きな特色でありますボート競技を核として、スポーツを通じた地域の活性化のため、スポーツ合宿の輪を広げてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 今答弁いただきました潮来市の実行委員会の設立というのは、28年の3月、これは設立はもう済んでいるんでしょうか。 それともう1点。この国体に向けて、3年後の国体当日までの市の財政的な負担、これはどれぐらいを見ているのか、この2点をお伺いします。 ○議長(今泉利拓君) 仲澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(仲澤正夫君) まず、最初の実行委員会でございますが、3月に開催しましたのは実行委員会の設立発起人会でございまして、実行委員会についてはまだ設立等は行っておりません。設立につきましては、早急に調整しながら設立に向けて取り組んでいきたいと考えております。 次に、国体に関しての費用負担の問題でございますが、先ほど申し上げましたとおり、ボートコースですとか、トイレですとかについては仮設で計画しております。仮設施設については、基本的には県の10分の10負担でいただけるということでなっております。それ以外のボートセンターの改修事業等でございますが、こちらについては現在、事業計画等を作成している段階でございまして、できるだけさまざまな補助制度等を活用しながら改修に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) メイン会場となるあめんぼ周辺、非常に農地が多くて、これを用地にして使うということになると農地法等、いろいろな手続が必要で、それなりの時間がかかるというふうに私は考えております。そこで、県と連携をとってタイアップして、県主導で設備、そして駐車場を確保できないのか、その辺、連携はどうとっていくのか、その辺もお答えいただきたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員、これ、3番と4番と引っかけた再質問になりますか。 それでいいですか。 ◆8番(箕輪昇君) はい。3番、4番です。 ○議長(今泉利拓君) 仲澤生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(仲澤正夫君) 国体に関する整備は、基本的には仮設部分は県、仮設外、経常的に常に次に使えるものについては市でということで、費用負担については基本的にはそういう形になっておりますが、できるだけ市の持ち出し等が少なくなるような形で、先ほども申しましたとおり、さまざまな制度等を活用して、または県と相談しまして、できるだけ費用負担が少ないような形で国体に向けて整備を進めてまいりたいと考えております。また、農地等の、箕輪昇議員がおっしゃったとおり、あそこの周辺は水田でございまして、農業振興地に指定されておりますので、そちらの解除、除外等の手続も当然必要になってまいりますので、できるだけ早く計画等を作成しながら、県と調整してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) この際ですから、県のほうと強力な連携をとって、市はあの場所、水上スポーツのメッカと位置づけて、これから10月にホストタウンの事業の申請があると聞いておりますけれども、現状政策と進めているインバウンド政策と絡めて一大拠点化して、これを水上スポーツのメッカ、こういった扱いにすべきと思うがどうですか。 ○議長(今泉利拓君) 大きい話になりましたけれども、原市長、答えてください。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 まさしく箕輪議員がおっしゃるとおり、しっかりと同じような私も考えを持っておりまして、現に国土交通省河川事務所のほうでは、本年度になるか来年度になるかまだ未知数ですけれども、あの堤防の上の部分、あめんぼのところの道路の部分、あそこの拡幅をしていただけると。メーターはそんなに長い距離ではないんですけれども、そこの部分を広げて、テント張ったりとか、いろんな部分でトライアスロンのところと同じような広さでずっと引っ張ってもらえるというようなことの了承を得ております。事業がいつ、工事が始まるか、まだ未知数ですけれども。そういったことも含めて昨年度から国のほうにも、いろいろ整備の件で要望活動をしております。または、全部が全部通るわけではございませんけれども、幾つかうまくいっている部分もございますし、これからの課題で土地の買収等も計画に入れております。これを着実に一つ一つ積み上げていくというような考えで進めております。 それと、先ほどご質問の中にありましたインバウンド。国体の後にはオリンピックがございます。今回、3市と今月末に協定を結びますけれども、ボートに関して、水上スポーツに関しては、潮来が茨城県の本当のメーンのところなんだと、水辺のスポーツというものは潮来に来れば何でもできるんだというようなきちんとした施設にできればと考えておりますので、ご協力のほどを賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 市長に答弁をいただきました。 地の利はいいです。成田飛行場から30分ちょっとで来る、東京から高速バスでも70分弱で来ると、非常に地の利がいいわけですから、お隣、香取市の小見川、すばらしい設備を持っておりますけれども、茨城は潮来だと、このスタンスでこれを大きく広げていっていただきたいというふうに思います。 次に、大きな2番の質問に移ります。 市道整備についてでありますが、さきの東日本大震災で大きな被害を受けた日の出地区のインフラ整備が市全体で優先的に取り組んだ結果、一段落をいたしました。そこで、改めて市内の道路整備を見たときに、未整備道路や、工事が中途になっている道路があります。未整備の道路については、各地区の区長さんや市民の皆さんより、それぞれ要望が出ていると思います。それらの要望に対応するには、時間もかかりますし、財政事情も伴うので当然、優先順位を決めて順次整備をしていくことになると思います。 そこで4点ほど伺います。 1番目、水原地区の市道(潮)382号線の進捗状況について伺います。これは市道(潮)354号線の石津さん宅前より狭い坂道を抜けて、潮来ゴルフ場方向へ続く道路となっております。 2番目、大生地区のしらほ園前の市道(潮)16号線の整備計画についてですが、この道路はしらほ園の正門に通じる砂利道になっております。通園バスや送迎カーの交通安全対策上からも早急な整備が必要と思われます。地元の大生地区、釜谷地区の区長さんより地権者の同意書を添えて要望が出ていると聞いております。市の整備計画について伺います。 3番目、市道(牛)2279号線についてですが、整備が中途状態になっております。これの整備のこれからの計画について伺います。 4番目、道路整備に対する要望の現在までの総受付件数は何件ぐらいあるのか、またその中で達成、未達成の状況について伺います。 以上、4点伺います。 ○議長(今泉利拓君) 土子都市建設課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) それでは、1点目の市道(潮)382号線の進捗状況について答弁させていただきます。 現在、用地地権者への交渉を行っているということでございまして、対象者は5名でございます。そのうち1件について、ことし5月に権利者が亡くなり、相続物件となったため、相続人決定後に用地等の契約が必要になりますので、引き続き相続権利者への交渉を進めてまいります。工事につきましては、用地確保後、速やかに発注してまいります。 続きまして、2点目でございます。こちら、大生地区のしらほ園前の市道(潮)16号線の整備計画についてでございます。こちら、平成28年度、本年度の整備予定箇所には含まれておりません。確かに、地元区長様方より地権者の同意書を添えて要望書をいただいております。他の地区要望内容とも比較検討して整備計画を立てますが、市では優先順位が高いと判断しておりますので、早い時期に着手する予定となっております。 続きまして、3点目でございます。市道(牛)2279号線、これからの計画についてのご質問です。こちら、本路線は地域の交通の安全のために欠かせない道路で、地区の要望を受けて平成19年度から工事に着手し、全体計画延長544メーターのうち、200メーターが完了しております。その後、東日本大震災により、工事を一時中断していましたが、平成27年度に実施設計を発注し、地区や関係機関との調整、協議を進めております。残り延長344メーターのうち、100メーター分をこの10月に発注予定となっております。また、協議を進める中で、現在の県道と市道の交差方法を変更することになりましたので、設計、用地取得を行い、まとまり次第、工事を着手してまいりますが、完成は平成30年ごろの予定となっております。 続きまして、4点目でございます。道路整備に対するこれまでの要望件数と達成、未達成の状況というご質問です。質問いただきました現在までの総件数とのご質問ではございますが、過去に要望書をいただき整備が完了したものまでは把握できませんので、把握できる範囲で答弁させていただきます。 平成27年4月1日時点で残っている要望件数、こちら総数で112件でございます。その後、平成28年9月1日までに新たに受理した要望件数16件でございます。平成27年度に14件、平成28年度に2件いただきまして、合計で16件を受けてございます。合わせまして128件となります。そのうち、平成27年度に実施した件数は、現在進行中の4件を含めまして5件となります。平成28年度から新たに11件を実施している状況でございます。平成27年度以降で達成、完成した件数でございますが、1件でございます。現在進行中が15件、未着手につきましては112件です。また、概算事業費は合計で約30億円を見込んでございます。 これ以外にも街路樹の枝払い、草刈り、砕石敷き、ふたがけなどの多くの要望をいただいておりますが、こちらにつきましては随時対応させていただいております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 1番目の再質問ですが、この道路、非常に下のあやめ荘から潮来ゴルフ場に抜ける重要な道路になっております。日の出の復興ということで、皆さん、復興があるから仕方ないよと地元の人は言われる方もおります。ちょっと時間かかり過ぎていると私なりには考えておりますが、これは早急に着工すべきであると思いますが、改めて答弁を願います。 ○議長(今泉利拓君) 土子課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) 時間がかかり過ぎているということでございますが、実際に現地での立ち会いというのは、平成17年度ぐらいに行っているという中での継続的に行っている事業の一つでございます。現在、地権者、先ほど5名というようなお話しさせていただきました。市内だけでなくて県外の方もいらっしゃいまして、そちらの方とのやり取りに関して、先ほども申しましたが、時間がかかっていると、そういった中で相続人がまだ、登記も終わっていないような状況という中では、用地を買わないと道路整備のほうには入れないというところでございまして、今、一生懸命交渉は進めておりますので、それが決まり次第、工事のほうは発注させていただくというところでございますので、おかげさまで工事の予算も確保されておりますので、用地が決まり次第、発注していきたいというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 速やかに進めていただきたいと思います。 次に、2番目のしらほ園の市道ですが、この地区は県のほうと父兄の皆さんとの申し合わせにより、あの砂利道は一方通行化して利用していくと。園児送迎バスが来る、あるいは自家用車が戻る、常にすれ違いがあって危ないということで、潮来の市営の住宅地のところから正門のほうに回って、そしてアスファルトのほうをイセキモータースさんのほうへ上がっていくというような利用の仕方をしています。住んでいる方は、数そんなに多くはないんですが、沿線は、少ないんですけれども、ほこりの心配もありますし、騒音の心配もあると。そういうのを考えたとき、さらに公共の福祉、教育の公共の施設ですので、まず優先的に工事計画を進めるべきではなかろうかと思いますが、改めて答弁をお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 土子課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) それでは、優先順位が高いというところでございますが、市の計画でも現在17本ほど継続で事業を行っておるという状況の中で、市の財政的なこともありますので、来年度から入れるというところまではちょっと言い切れない部分あるんですが、優先順位は高いというところで、私どもはできるだけ早く着手はしていきたいというところで、ご理解いただければありがたいというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) わかりました。優先順位が高いということで、ひとつ順次進めていただきたいというふうに思います。 それと、3番目、これは先ほどの答弁で質問はありませんが、4番目の要望、件数、これは各区長さん地元におられますので、地元の状況をよくわかっていられるということで、例えば、潮来市と行方市の境界付近の自宅に住んでいる市民の皆さん、畑の中を砂利道を延々と200メーター、300メーター進んで自宅に帰る。生活道路としてもちろん使っているわけですから、若者は、砂利道で水たまりがあって車が汚れる、前か後ろかわからないほどデラックスな車ですから、現代の車は、ですから、車汚れるのが嫌でどうしても実家に戻りたくない、ほかに住んでしまうと。それが原因ではありませんけれども、全てのね。ですので、そういうもの一因あるということで、問題はあそこに生活している年配の方、車が運転できればまだいいんですけれども、バイクだとか、自転車だとか、砂利道、非常に危険です。回覧板を配る、生活の買い物をする、こういったところをまず、優先順位の上に上げてもらって、今、4メーター道路のというような、前にお話を聞いたのを思い出しましたけれども、何でもかんでも4メーターが必要なのか、その辺を踏まえてこれからどう考えていくのかをお伺いたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 土子課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) それでは、どういうふうに優先順位を上げてほしいのというようなところもあるんですけれども、市は、多くの要望の中でどういうふうに評価して、その優先順位を決めていくのかという中で、ちょっとご説明させていただきます。 まず、危険性のある通学路、それと緊急自動車が通行困難な生活道路などを含め各区より要望が上がっている要望の中で、先ほどご質問の趣旨の中にありましたように時間と財政的事情がありますので、危険性、必要性を確認し、毎年、毎年、要望がふえている状況でございますので、整備計画を策定して、緊急性が高い箇所から整備を進めているというところをご理解いただきたいと思います。 それと、道路について4メーター以上と、何がなんでも4メーター必要なのかというところでございますが、一時期、潮来市のほうでは、4メーターという基準を設けずに、境界が確定できた中で舗装をやった時期がございました。ただ、その後、緊急的な緊急車両が通れないとか、狭隘道路というようなところがありまして、いろいろ財産等を守れないことも起こっているのも事実でございますんで、やはり広げて、どうせやるならば一回工事をやると、なかなか次の工事には入れないという状況もございますんで、できるだけ広げて工事のほうは整備したいというのが市の考え方でございますんで、その辺はご理解いただきたいなというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) その境界近くに住まわれている市民の皆さんも潮来市民でございますんで、行ってお話を伺うと、先ほどもちょっと触れましたけれども、仕方ないよと、潮来は日の出が忙しいんだというようなことで非常に理解してもらっている、頭の下がる思いです。そういった点を踏まえて、早急に整備のほうにも計画をしていただきたいと思いまして、2番目の質問を終わります。 3番目に移らさせていただきます。 3番目、雑草対策について伺います。近年の地球温暖化の影響もあって、雑草の生育が私の子供時代よりは非常に旺盛になっているという感があります。背の高さ以上に生い茂る雑草というものは、見た目も非常に悪く、加えて蜂や蛇などの危険な生き物の住みかとなり、さらに、ハクビシン、イノシシなどの獣害の温床になっております。住環境の整備の原点は、まず雑草に対策にあると言っても過言ではないと思います。このような身近なことの対策から4点ほど質問をします。 1番目、日の出地区を初め、市街化区域の空き地の雑草対策について伺います。 2番目、下田の神宮橋から米島に通じる道路に平行して未使用の公園があるが、この管理体制はどうなのか伺います。 3番目、大生地区の市営住宅の空き地の雑草対策について伺います。 4番目、雑草対策は、個人の所有地については啓発活動をし続けることが大事であると思いますが、市有地など公共用地については率先して範を示すべきであると考えます。環境整備を進めることによって、さらにUターン、Iターン者の住みたいまち、住んでみたいまち、その動機づけの一端になるというふうに考えますが、市の考えを伺います。 以上、4点お願いします。 ○議長(今泉利拓君) 吉田環境課長。 ◎環境課長(吉田信好君) 私のほうからは1点目の市街地の空き地の雑草対策についてお答えいたします。 潮来市では、空き地に繁茂した雑草等の除去に関する条例の中で、所有者等の責務として、所有地に雑草が繁茂することや、枯れ草が密集しないよう管理に努めなければならないと定めており、空き地の管理につきましては所有者の自主的な管理をお願いしております。しかしながら、市内の空き地、特に日の出地区地内におきましては、土地所有者が遠方に住まれていることも多く、手入れが行き届かなく、雑草が茂る土地が見受けられているところでございます。そのような空き地の情報が寄せられた場合には、現地確認と所有者の調査を行いまして、除草が必要と判断した場合は除草のお願いの文書を通知しているというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 加藤産業観光課長。
    ◎産業観光課長(加藤益生君) それでは、2点目のご質問について答弁させていただきます。 ご質問のありました公園ですが、1号堤と呼ばれており、機場ブロックと鰐川ブロックに分かれております。機場ブロックについては排水機場の裏手のエリア、約1.1ヘクタール、また鰐川ブロックについては全長約2,260メートル、面積が約6.8ヘクタールの公園です。機場ブロックは、平成14年度から潮来市で維持管理をしております。以後、年2回の除草及び剪定作業と、毎月のトイレ清掃を行い、景観等の維持管理に努めているところでございます。鰐川ブロックについては、現在管理者が決まっておらず、茨城県が中心となり調整協議を継続中であります。現在、延方監督管理体制整備推進委員会のもと、潮来市土地改良区及び延方土地改良区の組合員の方、並びに7地区の住民の方々の参加協力によりまして、年1回の清掃活動を実施しております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 土子都市建設課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) 3点目の大生住宅、市営住宅の空き地の関係でございます。現時点で市営住宅の空き地における雑草対策といたしまして、毎年8月に実は草刈りをやってございましたが、今年度、遅れていまして、現在、草刈りを実施しております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 実川財政課長。 ◎財政課長(実川智史君) 続きまして、4点目でございます。 市有地の雑草対策についてということで、公共用地の雑草対策につきましては、それぞれ管理している用地を各担当課で対応しているところでございます。市の市有地を適切に管理することは当然のことと考えております。しかしながら、市有地においては、広範囲に及ぶことから、市職員の直接による対応と予算の範囲内において、通行に支障がある場所、住宅に損害を与えるおそれがある場所などを除草、樹木の伐採を優先的に実施しているところでございます。今後も、各地区や利用される住民の方々の除草、清掃作業のご協力をいただきながら、進めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 1番の再質問ですけれども、通知を出しているというような答弁でしたけれども、これ、いつごろ刈るように通知に書いてあるのかどうなのか。これ例えば、春先に草を刈ってしまうと、さらに伸び上がってきて、ちょうど今ごろが一番伸びる、実をつける時期でございますので、一番伸びる時期だ。今、刈れば、冬まではそんなに伸びない。長いままで枯れ草になりますと、火がついたときに、非常に隣近所、危ないということもありますので、この通知を出すについては、いつごろに草刈りをやってもらいたいというような内容なのか、その辺はどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 吉田環境課長。 ◎環境課長(吉田信好君) 通知につきましては、苦情と通報等が来た段階で所有者の方にお出しをしております。条例の中でもうたっておりますけれども、自己の所有地については健全な形で管理しなければならないということになっておりますので、いつごろ刈れということではなくて、常にきれいにしていただくということが前提でございますので、いつごろ刈っていただくというような通知ではございません。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) できたら、それも、ちょうど今ごろの時期というような何かお願いでも結構ですから連絡をとって、市民の皆さんが住みやすい、どこを振り向いてもうちの周りは雑草だらけというような環境というものは決して好ましいものではないと、私は思います。条例で決めてあると、私もわかりますけれども、なかなかその条例どおりにという市民の方、少ないですから、その辺をもうひと押しできるものならと思いますが、答弁願います。 ○議長(今泉利拓君) 吉田課長。 ◎環境課長(吉田信好君) 通知を出したところで、まだ刈っていないとかいうところがあるものにつきましては、確認等を行いまして、さらに通知とかということを検討していきたいというように思っております。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 2番目の再質問でありますが、先ほど課長、草刈りは8月にやったというような答弁をいただきましたけれども、隣の敷地、これは国の敷地になっていると思いますが、農排の施設のあるところ、あの裏です、あれは市ではないですね。 それで、これは何を私が言いたいかというと、もう2回目刈っているんです。2回目刈っているんですよ、8月までに。ですから、非常に低い草で見た目もきれいです。あのところも含めて北浦沿い、釣り客、大分来ます。そういった方が見えたときに、その方が、これは市有地だから刈ってないと、こっちは市有地じゃないから刈ってあるという見方はしない、全部、市有地として見ます。 そういったことを踏まえると、やはりきれいにして、例えば釣りに見えた市外からの人が大分きれいになっているまちだなというような印象を受けてもらえれば、これはなお結構だと。あそこは釣り客、非常に多い場所になっておりますので、ぜひ先ほど8月に刈ったという答弁をもらいましたけれども、さらにことしまた、そういうところを刈る予定はあるのかどうなのか伺います。 ○議長(今泉利拓君) 土子課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) 状況を見ながら、必要があるということならば、再度、草刈りのほうは実施したいというところでございます。 ○議長(今泉利拓君) 2番はいいんですか、神宮橋から米島に行くところの1号堤は。 ◆8番(箕輪昇君) 失礼、またちょっと前後になりますけれども、お願いします。 ○議長(今泉利拓君) いいですよ。 ◆8番(箕輪昇君) 市営住宅跡地のところを刈った話ですよね、さっきの答弁。 ○議長(今泉利拓君) 今もそうだよ。 ◎都市建設課長(土子正彦君) そうです。あのオオ住宅の跡地のところについては、例年だと8月には刈っておったんですが、現在刈っている状況です。 ◆8番(箕輪昇君) そうですか。それでわかりました。 ◎都市建設課長(土子正彦君) 今後どうなるのかというご質問、再質でしたので、状況を見て伸びると、伸びているということであれば、また草刈りのほうは実施したいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 3番はそれでいいですね。 ◆8番(箕輪昇君) 2番、議長、よろしいですか。ちょっと前後しちゃいましたけれども。 ○議長(今泉利拓君) やっていいですよ。 ◆8番(箕輪昇君) じゃ2番の再質問で。 この下田から神宮橋の1号堤と先ほど答弁いただきましたけれども、雑草のベルト地帯になっている、駐車場がありますけれども、車とめている人は、まず通って1台、特に女性の方は多分とめていないと、あの環境ではとめられる状況ではない。しかし、あの場所は、堤防、非常に長いので、ジョギングあるいは散策の市民の皆さん、それから、いい場所だなと、神宮橋越しに大きな鳥居もあるというようないい環境なので、見えられる方は多分いると思うんですが、あそこに車をとめて、雑草があるところに車をとめて散策しよう、ジョギングしようという人は余り見受けられないと私は思っております。 先ほども私も言いましたけれども、これ、潮来市の雑草と、来た人は見ますので、ぜひこの雑草も対策をとっていただきたいと思います。あれ結構、広い面積で、今伺いましたけれども、1,001ヘクタールですか。潮来市は、春の桜に始まって、フジ、アヤメ、アジサイ、コスモスと花暦が豊富にあります。そこで、春、あの雑草をきれいにしてナノハナ、きれいなナノハナのベルト地帯、ナノハナが終わるとヒマワリ、ヒマワリのベルト地帯、これだけでも観光客の誘致の大きな資源になると、私なりには考えております。 さらに、ナノハナ、それからヒマワリ、これは油をとることができます。搾油をして、一方は食料になるし、もう一方は燃料、ヒマワリの種は動物の食料にもなりますけれども、そういった6次産業ができると雇用にもつながるのではないか、観光資源にもなると、こういったことを踏まえて進めてはどうかというのが私のこれは個人的な考えですが、これに対する何かご意見があれば伺いたいと思いますが、どうですか。 ○議長(今泉利拓君) 観光面から、加藤課長、一節ぶってください。 原市長。 ◎市長(原浩道君) お答え申し上げます。 一昨日も前川からずっと米島の閘門のところ、あそこまでずっと車で2回ぐらい行って、あそこの前川の水の中にどういうものがあるんだか、じっくり見てまいりました。冷蔵庫が目視だけで3台ぐらい入っていて、自転車が2台でしたか、それからペットボトル、空き缶、よく見ればもっとすごいものがたくさん入っているのかなという状況でした。 その脇、通って、今、議員がおっしゃったように1号堤のところ、もう背丈も高くなって、中どうなっているんだかわからないぐらいの高さになっておりまして、この問題は、私が就任してすぐ、どうしようと、管理者を潮来市に県のほうで引き受けなさいよということなんですけれども、この設備、整備したときは9億1,600万円、事業費が、これ、土地改良の事業で整備したんですけれども、その後、完成したら市が管理者となってやっていくということだったんですけれども、その辺が県と市で調整つかないでずるずるとこれまで来たということで、なかなか草刈りも市でやるとなると、じゃ市が管理者だなということでなってしまうというところで難しい調整をこの2年しているわけでございますけれども、もうそろそろきちっとした形でということで、土地改良さんのほうで引き受けてもらえるかどうか、今交渉しております。また、土地改良で引き受けられない場合には、やはり今、箕輪議員がおっしゃったように、前川の水路と並行していろんな事業を市でやっていくしかないのかなという考えでおります。 いずれにしましても、まず管理者がどこが受けるんだということを決定するということが先決でございますので、近いうちにこの管理者も決定せざるを得ないところまで来ておりますので、その推移を見守った後、今おっしゃられた議員のアイデアをぜひとも事業のほうに反映させていければなと考えております。 以上でございます。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) ただいま、市長からの答弁いただきました。どこのご家庭でも、よそからお客さんが来れば、庭の草は抜きます。市でも雑草を少しでも減らして、住んでみたいまちという印象を強く持っていただきたいというふうに私は思っているわけであります。 3番目、終わりまして、4番目の質問に入らせていただきます。 乳がん検診についてですが、さきの6月12日、14日の読売新聞で、乳がんの検診についての記事がありました。この記事の内容から3点伺います。 本市の乳がんの検診方法は、どういう方法で行うのか、伺います。 2番目、マンモグラフィの画像で高濃度、不均一高濃度乳腺は異常が見つけにくい、日本女性の場合、5割から8割になると記事にあります。さらに国は健診結果については、要精密検査、異常なしのいずれかで結果を伝えるよう指針で定めていると記事にあります。判定が困難な場合、市の対応はどうなのか伺います。 3番目、健康寿命をいかに延ばすかが個人にとってはもちろんですが、市にとっても重要な課題です。今後の市の取り組みについて伺います。 以上、3点、お願いします。 ○議長(今泉利拓君) 石津かすみ保健福祉センター長。 ◎かすみ保健福祉センター長(石津利衛君) それでは、答弁させていただきます。 まず、①としまして、乳がん検診の方法はどういうものなのか。 潮来市では、女性のための検診というくくりの中で、乳がん検診を今年度、5月と6月に18日間にわたり集団検診としてかすみ保健福祉センターで実施し、さらに7月からは委託医療機関での個別検診も行っております。 検査方法として、乳がん検診は超音波検査とマンモグラフィ検査です。具体的に、超音波検査は30歳から56歳までの方が対象で、乳房に超音波の機械を当てての検査となります。また、マンモグラフィ検査は40歳以上の方を対象に2年に1回実施するもので、乳房をエックス線で撮影する検査であります。 2点目、マンモグラフィ画像で判定が困難な場合、市の対応はいかがなものかと。 潮来市では、健診を受けた方には総合判断結果として、要精密検査と精密検査不要のいずれかでお知らせをしております。特に、マンモグラフィ検査で乳房が白く写ってしまい判定が難しい場合には要精密検査とし、専門医のいる医療機関での再検査をお願いしております。また、乳がん検診結果通知書にも明記してございますが、精密検査不要との結果でも、次回も続けて検診をお受けいただくことや自己検診を毎月行い、万が一、自己検診で腫瘤を発見した場合には、速やかに専門医のいる医療機関の受診をお勧めしております。 3点目、健康寿命をいかに延ばすかについて、今後の市の取り組みについてご説明します。 健康寿命の延伸については、さきに質問のございました乳がん検診を初めとしたがん検診、さらには脳卒中や心筋梗塞等の循環器疾患や糖尿病等の重症化からくる人工透析を予防することが重要となります。潮来市の特徴として、全国に比べ、がん、脳血管疾患、心疾患とも死亡率が高く、特に早世と言われる64歳以下の若い年代の死亡が多い状況にございます。 そのため、若い年代から健康意識の向上や健診の習慣化を図るため、39歳以下の方を対象といたしました生活習慣病予防健診を引き続き実施してまいります。また、40歳以上の方については、市民課国保と連携し、特定健診の受診率向上を図り、かつ健診で受診された方に対しては、健診結果に基づいて脳卒中や心疾患、糖尿病等の予防のための生活習慣改善に向けて、保健指導、栄養指導を引き続き実施してまいります。さらに、今年度からは糖尿病性腎症の重症化予防事業として、人工透析にならないための保健指導に力を入れて実施することが考えられております。 がんについてですが、リスクとなる生活習慣が、喫煙、過剰飲酒、肥満、運動不足、高脂肪食、塩分の過剰摂取等であるため、発症予防のための保健指導を引き続き実施してまいります。また、健診の受診率アップが重要な課題ですが、その中でも健診による早期発見で死亡率減少効果が十分あるとされる大腸がん検診については、より多くの機会を提供できるように今後対応していく所存です。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 箕輪議員。 ◆8番(箕輪昇君) 1番の再質問はありませんが、2番、今答弁いただきましたけれども、不均一高濃度の場合は、判別ができない場合は要精密検査という通知結果を出すという答弁をいただきました。まさにこれは一番大事なことであって、新聞の記事によりますと、これが異常なしと、判別ができなくても異常なしだというような記事内容だったので私は質問に選んだわけであります。 保健センターさんで、この間、私も7月、健診を受けましたけれども、土日を返上して大変ご苦労さまでございます。非常に体、大事でございます。早期発見というのが、これは何よりの特効薬でございますので、これからも大いに進めて、またきめの細かい健診を続けていただきたい、こういうふうに思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(今泉利拓君) 以上で8番、箕輪昇議員の質問が終わりました。 執行部が入れかわります。----------------------------------- △小沼英明君 ○議長(今泉利拓君) それでは、次に移ります。 14番、小沼英明議員の質問を許可します。議員は質問席に移動願います。 小沼議員。     (14番 小沼英明君 登壇) ◆14番(小沼英明君) ただいま今泉議長より許可をいただきましたので、通告に従いまして順次質問してまいりたいと存じます。 1番目につきまして、入札についてをお伺いいたします。 (1)2016年7月13日掲載、入札についての変更点の公表について。 入札制度改革に向けた取り組みとして、下記内容について変更することとなりましたのでお知らせします。 変更点、1、指名競争入札に係る指名業者名は、入札執行後に公表します。 2番としまして、指名競争入札において1者となった場合は入札を中止します。 変更期日及び入札案件、平成28年7月13日以降の指名競争入札と、これはホームページに出ていたものでございますが、ご説明を願いたいと思います。 (2)7月19日執行されました28国補潮公下第2号管路施設工事、予定価格985万円の入札結果がしばらくの間、ホームページにおいて保留になっておりました。事の経緯をご説明いただきたいと思います。 (3)8月24日執行されました潮来市役所本庁舎1階照明設備改修工事に6社での入札をされたようでありますが、入札不調とあります。これは8月26日現在です。事の経緯の説明をお願いいたしたいと思います。 (4)8月24日執行されました都市計画データ管理システム作成業務委託の入札について、保留とありますが、事の経緯をご説明いただきたいと思います。8月29日現在とあります。 (5)今年度の入札結果におきまして、条件つき一般競争入札において辞退が多いような気がいたしますが、ご説明をお願い申し上げたいと思います。 1番目は以上です。 ○議長(今泉利拓君) 実川財政課長。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、1点目でございます。 変更の時期と内容についてという形でございますが、公共工事の入札及び契約は、施工能力を有する受注社を確実に選定するための手続と考えております。公正な競争環境のもとで、工事の性格、地域の事情等を踏まえまして、適切な選択をするため、指名競争入札の案件につきまして変更を7月13日以降の入札案件より適用させていただいたものが2点ございます。 1点目でございますが、指名競争入札に係る指名業者名は入札執行後に公表についてでございます。理由でございますが、指名競争入札における業者名につきましては、今まで事前に業者名を公表してまいりましたが、入札前に指名業者名が明らかになると、入札参加者間での談合を助長しやすいとの指摘があることから、入札に参加する者の公正な競争の促進、不正行為の排除の観点から、指名業者名の公表を入札執行後といたしました。 2点目でございます。指名競争入札において1者となった場合は入札を中止についてでございます。指名競争入札につきましては、信頼のできる受注者を選定でき、一般競争入札に比べまして手続が簡易であり、早期に契約をできる利点を有しておりますが、競争参加者が限定されることから、公正な競争を促進する観点と照らし合わせまして、1者となった場合については入札を中止としております。 2番目の質問に移らせていただきます。 7月19日に入札執行いたしました条件つき一般競争入札の28国補潮公下第2号管路施設工事につきましては、予定価格985万円のところ、639万円の入札がありました。落札率としまして64.87%でございます。これが潮来市建設工事等低価格入札処理要綱の第2条の予定価格の算出の基礎となった直接工事費の額に満たない場合に適用する場合に当たりまして、この直接工事の金額に満たなかった場合は、同要綱の3条により、落札者の決定の保留を行います。第4条により、事業主管課で調査を行い、問題なく施工ができることを確認し落札者の決定を行いましたので、その間のあいだ、ホームページに保留という表示をさせていただいております。 経過としましては、7月19日に入札執行、ホームページに保留、7月20日、事業主管課による調査を行っております。7月22日に、請負業者、指名選考委員会の審議を行いまして、落札者の問題がないという決定をして、22日以降にホームページに掲載しているところでございます。 3番目のご質問でございます。8月24日に執行いたしました指名競争入札の潮来市役所本庁舎1階照明設備改修工事につきましては、2回の入札では予定価格の範囲に達しなかったことから、予算決算及び会計令第99条の2によりまして、その場で参加者の同意を得て2回の、入札の最低価格者との見積もり合わせを2回行っておりますが、予定価格に達することができませんでしたので、入札不調となったものでございます。6者による入札不調でございました。 この案件につきましては、入札執行後、すぐに事業主管課であります私どもの財政課におきまして、設計書の内容の再確認、精査を行い、予定価格の適正な積算がされているか、業者から出された積算内訳書の確認も行っているところでございます。その後、再度起工を行いまして、9月1日に請負業者指名選考委員会の審議を得まして、9月12日に再度入札を行っております。結果につきましては、指名競争入札7者にて6者応札、1者辞退、予定価格が219万円に対しまして、落札価格210万円です。落札者は小野村工業株式会社潮来営業所になっております。 4番目のご質問の答弁になります。 8月24日に執行いたしました指名競争入札の都市計画データ管理システム作成業務委託につきましては、予定価格151万円のところ、50万円の入札がありました。落札率は33.11%、先ほどの内容と同様となりますが、潮来市建設工事等低価格入札処理要綱の第2条の製造その他の請負にあっては、予定価格の3分の2に満たない場合となっておりまして、この予定価格の3分の2に満たなかったため、同要綱第3条により、落札者の決定の保留を行いまして、第4条により、事業主管課で調査を行い、問題なく施工ができることを確認し落札者の決定を行いました。その間、ホームページでは保留という状況になっておりました。8月29日に事業主管課の調査が完了し、問題なく審議決定しておりまして、8月30日のホームページにおいては、決定という形で出させていただいているところでございます。 5番目の質問になります。 今年度の条件つき一般競争入札でございますが、8月末現在で9件を執行しております。9件を執行しておりまして、うち、7件で10者が参加申し込みをしながら入札前に辞退届を提出しているところでございます。辞退の理由としまして、回答いただけましたものは些少でございますが、技術者の配置が難しくなったと部材等の調達が困難になったということで、一部を聞き取りしているところでございます。辞退全部の理由については、全て把握することが困難な状況ということでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 質問の途中でございますが、暫時休憩をいたしまして、3時15分再開をいたします。 暫時休憩いたします。                          (午後2時53分)----------------------------------- ○議長(今泉利拓君) 定刻前でございますが、全員そろいましたので、休憩前に続きまして会議を再開いたします。                          (午後3時15分)----------------------------------- ○議長(今泉利拓君) 14番、小沼英明議員の質問を続けます。 小沼英明議員。 ◆14番(小沼英明君) それでは、1番につきましての再質問をさせていただきたいと思います。 1番、2番と指名競争入札にかかわる指名業者は入札執行後に公表する、これは談合防止の意味合いでもということで十分わかりました。 それで、2つ目のまず指名競争入札において1者となった場合は入札を中止するということですが、これが一般競争入札において1者になった場合はどうなるかということをお答えいただきたいと思います。 それに加えまして、ホームページのほうをさらに見てみましたところ、7月より本市の入札契約関係の見直しを行っております。8月24日執行予定の入札案件より、さらに下記の点につきまして見直しを行いましたので、ご理解のほどよろしくお願いしますとありまして、今回の変更点、予定価格の公表につきましては、執行後、公表といたします。それに加えて、入札の回数を2回までとし、2回の入札により落札者が決定しない場合は最低価格提示者と最高2回までの見積もり合わせを行うことがありますということが書いてあったんですが、こちらの2点についても先ほどの再質問とあわせてお答えをいただければと思います。 ○議長(今泉利拓君) 実川財政課長。 ◎財政課長(実川智史君) それでは、1点目の再質問でございますが、今回の場合の1者となった応札の場合、一般の場合はどうかというご質問だと思います。 指名競争入札におきましては、発注者のほうが選んだ会社ということがあるため、1者応札では競争性が確保されていないというご指摘がありまして、このところの改善をいたしております。一般競争入札におきましては、入札公告をしまして、その段階で業者さんのほうで競争性が確保されているというご指摘がありまして、一般競争入札の場合は1者応札でも中止とはしないという条件で、これまでどおりという形になっております。 続きまして、8月10日の変更点の2点でございます。予定価格の公表について、執行後、公表といたしました。これにつきましては、公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する方針、平成26年9月30日閣議決定のものを運用しております。その中身になります予定価格については、入札前に公表すると予定価格が目安となって競争性が制限され落札価格が高どまりになること、建設業者の見積もり努力を損なわせること、入札談合が容易に行われる可能性があることなどの問題があることから、入札前には公表しないとするということを受けまして変更させていただいております。 もう一点目でございます。入札の回数を2回までとし、2回の入札により落札者が決定しない場合は、最低価格提示者と最高2回までの見積もり合わせを行うことがありますという内容でございます。今回、上のさきに答弁しました予定価格の事後公表としますと、入札回数がふえるという形になります。近隣の市町村の状況を見まして、近隣の状況でございますが、予定価格を事後公表している場合でございますが、行方市さんのほうでは予定価格の事後公表をしている場合、入札を3回しております。神栖市さんのほうは、物品ではございますが、事後公表は、2回、鉾田市さんは物品ではございますが、2回という状況でございますので、その状況を見まして、今回、予定入札の回数を2回、その後の見積もりの回数を2回という形に変更させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) ただいまのお答えからいきますと、予定価格の公表を先にしてしまうと、この価格が目安となり高どまりしてしまうという答弁と解したんですが、予定価格の公表が執行後ということで、私ども、一般市民が見るに当たっては、後に公表されるということはどうも不信感が募ってしまうという部分と、何社かの業者さん聞きますと、非常に予定価格の公表がないということが、逆にどこかで秘密裏に漏れて知る人が知るんじゃないかというような疑義を言われている方が何名かおられました。予定価格の公表に関しましては、これは一般競争入札も指名競争入札もどちらも執行後に公表ということで、ホームページのほうで、きのうの段階で、一般競争入札は事前に申請者に公表しますとありましたが、これは間違いであるのかということと、再々質問がちょっと議長、いいですか、いっぱいあるんですけれども。 ○議長(今泉利拓君) いいですよ。 ◆14番(小沼英明君) それと、ホームページのほうを見ますと、市内業者、27、28、建設工事、土木建築の部門に分けまして、等級表、いわゆるSランク、Aランク、Bランク、Cランクというものを提示されて、業者のいわゆるSからCまで分けられて、これがホームページから閲覧ができるようになりました。この基準を明示されたということは、これからの入札におかれてどのように用いられていくのかをお伺いしたいと思うんですけれども、ただし、9月12日、おととい入札がありましたが、こちらの入札においては、いわゆる点数、いわゆるランクではなくて、S、A、B、Cではなくて、600点から750点もしくは800点から950点未満のものというような条件があったんですが、このS、A、B、Cと分けられたことにどういうご意義があるのか、お伺いをいたしたいと思います。 とりあえず再々ですので、お願いしたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 課長、わかりましたか。 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) まず、予定価格のホームページの掲示でございますが、大変ご迷惑をかけまして申しわけございません。本日、先ほどまでは予定価格の公表を事前公表というふうに一部出ておりました。私どものほうの7月13日に変更をかけましたその日から、今週の頭までは事後公表とするという形で書いてあったんですが、今、確認しましたところ、ホームページの修正作業をする中で古いページが上がってしまって、きょう、そういう状況が起きておりますので、大変ご迷惑をおかけしましたことをここでおわびを申し上げます。すみません。という形で、今後については、事後公表という形で、一般競争も指名競争においても事後公表という形をとらせていただきます。 もう一点のご質問でございます。市内業者の公表という形で、9月2日より市内業者の一覧表をホームページで閲覧できるように上げさせていただいております。その表につきましては、選考委員会選考規定の中にありますとおりの区分という形と、資格審査基準という要綱がございまして、それによりまして900点から650点という間で点数をつけさせていただいて表示をさせていただいているところでございます。 今回のもう一度質問いただきました選考基準につきましては、選考委員会規定の中でおきます内容もあります。そういうこともありますので、全体的な考え方を説明させていただきますと、指名選考におきましては、基準を潮来市請負業者選考規定のほうで指名させていただいておりまして、その7条におきまして請負業者の選定については、信用度、工事成績、手持ち工事の状況、施工能力の状況把握、当該工事に対する実績状況ということとつけ加えまして、潮来市では、特に第8条で優先順位を設けております。 第1位で市内に本社を有する業者、第2位で市内に支店または営業もしくは出張所を有する業者という形で優先順位を設けさせていただいております。これと資格審査におけるものの点数及びその工事が持っている予定価格に照らし合わせまして、指名選考を行った結果という形で、個別の案件の審査内容については、申しわけございませんが、控えさせていただきます。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) 制限もありますから、2番のほうへ行きたいと思いますけれども、先ほど落札率64.9%ということで、最低価格、これが64.9%ということでしたけれども、この入札においての直接工事費に満たないということで協議をされたということでしたけれども、あらかじめの最低価格の設定というのは、いわゆる予定価格のほかには工事でないということになりますか。 それと、後ろでもまた出てきますけれども、いわゆる委託業務費の最低落札率、これで物品購入に関しても最低価格というのは、設定は、これはあるのかないのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) 今回説明した中では、潮来市建設工事等低価格入札処理要綱になりまして、低価格の調査を行うという状況のものでございまして、最低価格というものはまた別に要綱がありますので、潮来市自体は運用していませんので、低価格についての内容を説明させていただきます。 低価格の入札の状況の標準の価格の事前公表は、これまでも行っておりません。という形で、これからも入札の予定価格自体を公表しませんので、その低価格の基準の価格についても事前公表はしないという状況になります。 今回のその価格についてでございますが、予定価格985万円に対しまして直接工事費が671万2,745円でございまして、入札価格が639万円として下回っていたものですから、低価格の調査をしたという状況になっております。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) ちょっと続いていろいろありますので、3番のほう、まいりたいと思いますけれども、まず、入札結果の情報というものは、これは財政のほうになるか、今までは青と赤と使った色刷りでカラフルに出てきたんですけれども、最近の入札結果の報告というのは白黒、これは単色に変えられたんですかねということがまず一つ。 そして、1階の照明設備、これが3番のほうですけれども、入札が不調であったということになりましたけれども、指名競争入札で不調になった場合というのは、次の入札には指名はもう、指名された方は次は入れないのか。それと、例えば設計変更すれば、同じ方も入れるのか。今回のものに関しましては、9月12日、おとといですか、新たに言われましたように小野村工業株式会社潮来営業所さんが落札されたようですけれども、ここには最初に指名を受けた業者さんは一切入っていないということになろうかと思いますけれども、ここで予定価格が提示されていないということで、ここには成和電設、小野村工業、株式会社北星電気、青塚電気、東光電設、有限会社渡辺電機、株式会社飯島電気工業、私は聞いたことない業者さんばかりなんですけれども、そこには対応できる、できないのものもあったかと思います。 ここで応札をされた業者さんがこの7社あるんですけれども、ここにもさらに辞退と2回目辞退と、先ほど言われたルールの中で出てきたものかと思うんですけれども、この経緯というか経過を、辞退の人がいて2回目辞退の人がいたということを簡単でいいので、ちょっとご説明をいただけないでしょうか。多分、議員、僕だけじゃなくて、業者さん以外はまずわからないと思うので、ちょっとご説明いただければと思います。それで、落札はどのように行われたかという旨をご説明いただければと思います。 ○議長(今泉利拓君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) まず、1点目のホームページ上の今までは青と赤で表記していたのが単色になったという形でございますが、もう一度、私のほうで確認して見やすい形という工夫をまたさせていただければと思います。 また、経過についてという形でまず答弁させていただきます。 1回目でございますが、8月24日におきましては、6者によりまして、入札1回目、6者応札、2回目、6者応札で落札になりませんでしたので、最低価格の業者さんと見積もり合わせを2回行いましたが、最低予定価格に達しませんでしたので、そのまま不調とさせていただいております。 2回目の入札の経過でございますが、7者全部、業者を入れかえまして行っております。7者でございますが、1者については1回目から辞退という形でございます。議員がおっしゃるとおり、2回目は辞退が6者中3者出ております。応札いただいたのは3者という形になっておりまして、3者のうちの1者、小野村工業さんのほうが210万円で落札という形になっておりまして、3社のほうが途中で辞退した経過については調べておりません。申しわけございませんが、という形で辞退の場合については、これ以上の応札がないという、応札できないという意思のあらわれというふうにとっておりますが、その理由については把握しておりません。 なお、この案件につきましては、冒頭答弁させていただいたところでございますが、設計変更は行っておりませんで、そのまま積算については間違いないという判断をした上で2回目という形なので、業者さんについては全部入れかえさせていただいております。設計の内容が、もしうちのほうで誤りであれば、それを直した上で指名選考の形をとるという形なので、1回目の方々が入る場合もあると考えております。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) 半分ぐらいよくわかったような気がするんですが、そうしますと、最初に辞退、2回目で辞退して4者が抜けた。そうすると、成和電設さん、小野村工業さん、飯島電気さんの中で見積もり合わせをして予定価格より下回ったのが小野村工業さんだけで、もしくは一番安かったのが小野村工業さんで落札をしたと、見積もり合わせの中で落札をしたという解釈でよろしいでしょうかね。 それで、これでいったら再々質問、終わっちゃいますので、もう一つだけお尋ねしたいんですけれども、同日行われました条件つき一般競争入札、水郷まちかどギャラリー屋根改修工事についてでありますが、これ、入札不調であったので予定価格は出ておりません。こちらは一般競争入札で応札された業者さんは、この仕切り直しのまちかどギャラリーの改修工事に関しては、入札はできないのか、基本的には。それもお尋ねしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) 潮来市市役所の本庁舎1階照明設備改修工事でございますが、すみません、9月12日に行いました入札におきましては、入札が2回という形になります。入札で1回目は6者が応札していただいております。入札の基準としまして、2回目までが入札でございますので、2回目で3者が応札しまして、その中で一番低い小野村工業さんのほうがとっていただいたと、落札決定という内容になっております。 もう一点、質問いただきましたまちかどギャラリーの件につきましては、不調となった案件でございまして、現在、設計書の内容を行うことと同様、調査している状況でございますので、その結果によりまして、次の状況が決まってくるという調整案件でございますので、その調整内容については現在はお答えすることができませんので、申しわけございません。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) わかりました。じゃ、現在、ギャラリーのほうは調整中ということで答えられないということですよね。 私なりにちょっと入札を見ますと、一般競争入札、条件つきであろうと、当然、仕事をとりたくて皆さん、入札に手を挙げていると思うんですけれども、そんな方々が多く辞退されているというのはハテナという部分が正直あります。ここまで原市長になってから、本当に公明公正な市政を運営されたいという思いはあろうと思っております。しかしながら、昨年のマンホールポンプの入札におけるミスや、何度か議会のほうで、入札の件は私のほうでも指摘をさせていただいておりますが、500万円を超える金額の指名競争入札があったり、なぜかそういう引っかかってしまう入札があったこともこれは事実であります。 潮来には、きちんとした入札のルールブックがないのかという部分になれば、平成18年7月に定められたこの入札の要綱というものはあろうかとは思いますが、例えば土浦市、聞いてみますと、指名入札についてのマニュアルというものがPDFのファイルで出てきます。潮来において、なぜマニュアルというものがないのかという、先ほども言いましたけれども、500万円を超える金額のものに関して諸事情があったと、それから一般競争入札の公告を見ると、確かに何点を超えて云々でということはその都度、書いてあろうかと思います。 国土交通省、こちらの建設産業不動産業入札及び契約にかかわる情報公表マニュアルというものがありますけれども、少し読ませていただきますと、国土交通省ですから国という言葉になりますけれども、公共工事は国民の税金を原資とすることから、その入札及び契約に関し、いやしくも不正行為があってはならないものである。入札契約適正化法では、発注者に対し受注者の決定等に至る行政内部の事務執行や判断過程を公表することを義務づけ、国民に対する説明責任の履行を確保するとともに不正行為の未然防止を図ることとしている。また、あわせてこれらの情報を公表することは情報の入手を目的として行われる不正行為を排除するという意義も有するものであると、3ページにわたって、全部読みますと時間かかってしまいますので、この中でやはり事前に公表する事項としまして、一般競争参加資格有資格者名簿、指名競争参加資格有資格者名簿、指名基準、そして個別工事の契約後に公表する事項としまして、制限つき一般競争入札に際し、必要な資格をさらに定めた場合の当該資格、一般競争入札参加申請業者名、参加させなかった業者名及びその理由、指名業者名、指名の理由、入札者名、入札の金額、落札者名、落札金額云々いろいろあります。 事ここのところ、落札価格はホームページのほうに出ているんですけれども、いわゆる入札された業者さんの入札金額というものが書かれていないですよね、12日のものを見ますと。ですから、他の自治体のものもちょっと見ますと、指名競争入札にした場合のその指名理由というものがちゃんと明記してあって、ここに値しているのでここに指名をしました、先ほど言いましたS、A、B、Cというランクがあった場合には、この工事はこうであるからSランクを選びました、Aランクも含みました、これは小さい工事であるから、B、Cランクの中で仕事が平らにわたるようにというような目安、そして選定理由がよく記してあります。 私としてお願いしたいのは、業者を初め、私ども市民がホームページを見ても、なぜこの業者さんが指名をされたか、なぜここが指名されなかったかという簡潔な理由がわかる、そういう入札をしていただきたい。ここで尋ねて、実川課長に質問するのも心苦しいところもあります。それは、選定委員会の中でいろいろ審査されての結果で、それを答えざるを得ないということだと思うんですけれども、この国土交通省のホームページを見ていただければ、もうマニュアルというものはありますので、何としてもお願いをしたいのは、潮来市も入札の1冊でわかるマニュアル、その要綱を見なくても、こういう入札していますというものをお願いしたい。その辺に関してお答えをいただければと思います。 ○議長(今泉利拓君) 実川課長。 ◎財政課長(実川智史君) ご指摘いただきました指名のマニュアルという形と指名の理由等が明らかになるような公表をというご質問だと思っております。現在、私どもが取り組んでいます改革の中、国交省の指定指針等におきましても、そういうことを示されておりまして、その内容に沿いながらうちのほうも検討しているところでございます。特に契約後の公表というところで、各市も悩んでいるところでございまして、うちのほうも調査しました中では、うちが持っております潮来市の請負業者選考規定みたいなものを入札書の下に置きまして、この中のパターンで選考していますよという表示をしているところもございます。ほかもいろいろ状況がありますので、そこら辺を勉強させていただきながら、そういうふうに進むような形で検討させていただきたいと思っております。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) ぜひ、現在、入札の責任者、多分、副市長が委員長をされていると思いますけれども、やはり県のルールといいますか、その辺もやはり見本になるような、基本となるような、ただいま国土交通省の話をしましたけれども、公明公正である原市政を運営していただくためにも、わかりやすい、そして公明正大な入札というものをお願いしたいと思いますが、副市長からもし答弁いただけるんでしたらお願いしたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 庄司副市長。 ◎副市長(庄司敦子君) 議員のほうからご質問いただきました国のマニュアル、それから県のほうでも公表しているものがございますので、そういったものを踏まえて市として公表できるものを公正明大に公表してまいりたいと、そういう取り組みを進めてまいりたいというふうには考えております。 なおかつ、この入札の制度につきましては、我が潮来市においては、今ちょうど改革の途上にございまして、議員の皆様からもいろいろご意見をいただいて、よりよい方向に進むよう、さらに努力してまいりたいと思っております。本日はどうもありがとうございます。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) それでは、2番のほうに入らせていただきたいと思います。 前川の拡幅と橋のかけかえについてお伺いをいたします。 前川の治水も拡幅をもって最終的に増水しなくなるであろうと言われ、これから20年で工事が完了するとお伺いをしております。まずは五丁目の出島橋からかけかえが始まりました。そこでお伺いしたいと思います。 (1)20年は長い道のりであります。進捗状況とこれからの予定をお伺いいたします。 2番といたしまして、拡幅に当たって橋のかけかえ、道路整備、市の負担となるのはどの部分で、いかほどの負担が見込まれているのかお伺いいたします。 3番といたしまして、前川は鋼矢板、いわゆるシートパイルによって地下水の行き来ができなくなって水質の悪化と地盤の悪化を招いております。その対策も講じていかれるのでありましょうか、お伺いをいたします。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 土子都市建設課長。 ◎都市建設課長(土子正彦君) それでは、前川の拡幅と橋のかけかえについてのまず第1点目、20年の長い道のりで進捗状況とこれからの予定というところでございます。こちら、茨城県潮来土木事務所のほうに確認させていただきました。現在、平成27年度より出島橋の改修工事を進めております。橋の撤去工に約1年、橋台工に約1年、橋の架設及び前後の取りつけ道路の舗装工に1年での計画で進めております。橋梁架設工事については、旧橋の撤去から新橋への完成まで約3年の工事期間が必要となります。また、出島橋からまこも橋への距離が短いため、まこも橋の橋梁工事を先行して進め、その後、拡幅区間の下流位置からまこも橋まで順次、築堤、護岸、道路整備を行う予定です。まこも橋の上流区間についても橋梁工事を先行して行い、下流側から築堤、護岸、道路整備を行う予定となってございます。 続きまして、2点目でございます。市の負担となるのはどの部分で、いかほどの負担が見込まれるのかというご質問でございます。こちらにつきましても、潮来土木事務所のほうに確認しました。橋梁につきましては、河川改修、拡幅に伴うものであるため、既設橋梁の幅員分は県事業で負担します。既設橋より拡幅幅員分は市の負担になります。また、既設橋梁より高欄や親柱をグレードアップする場合は市負担となります。出島橋の橋梁工事に関しましては、約2億7,000万円の工事費がかかる見込みですが、新橋も旧橋と同じ5.5メーターの幅員で建設することから、潮来市の費用負担は発生しません。上流3橋につきましては、詳細設計が未了のため、負担金は未定でございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 塙秘書政策課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 3番、前川鋼矢板によって地下水の行き来ができなくなって水質の悪化と地盤の悪化を招いている。その対策も講じていかれるのであろうかというご質問でございます。これも施行者である潮来土木事務所のほうにお話を伺っておりまして、土木事務所からは橋梁工事に当たりましては、橋梁護岸部、これは右岸側でございますが、右岸側の鋼矢板に穴をあけ、地下水を抜く予定であること、左岸側については、透水性のブロック護岸を施工予定であるということを伺ってございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) 本当に長い道のりの工事であろうと思いますが、市のほうとしても協力を惜しまず、1日も早い完成をお願い申し上げたいと思います。また、3番のほうも、右岸のほうに穴をあけ、また透水性のあるものでという話ですので安心をいたしました。再質問はございません。 3番のほうに移らせていただきます。 地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)についてお聞きいたしたいと思います。 ホームページに8月15日より掲載をされております地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)についてお伺いをいたしたいと思います。相対的な、まず説明をいただきたいと思います。 1番といたしまして、潮来市が寄附を募集する地方創生に向けた取り組みの津軽河岸を生かしたまちづくりについてご説明をいただきたいと思います。 2番、同じくスポーツを生かしたまちづくりについてのご説明をお願いいたします。 3番、資料中に出ています検討中の案をお教え願いたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 塙秘書政策課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) それでは、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)についてご説明をさせていただきます。 まず、1点目、津軽河岸を生かしたまちづくりについてというところで、まず、この地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の制度概要についてご説明をさせていただきます。 この応援税制につきましては、各自治体が行う地方創生の取り組みに対する企業の寄附について、税額控除の優遇措置が創設されたものでございます。企業が寄附しやすいように税負担の軽減効果が現行の約3割の2倍、約6割となります。例えば、100万円を企業が寄附をするということになりますと、法人関係税において約60万円の税が軽減されるというところでございます。また、寄附額の最低限度額については、10万円と低目に設定されてございます。 なお、この対象企業につきましては、本社が所在する自治体は寄附の対象外となるというようなものでございます。潮来市に本社を置いてある企業は、この応援税制の対象企業とはならないというようなところでございます。 具体的に、津軽河岸を生かしたまちづくりというところでご説明させていただきますと、既に実施をしております水郷旧家磯山邸の取り組みや津軽河岸周辺整備については、市の前川歴史を生かしたまちづくり実施計画及び茨城県と共同で策定しました前川かわまちつくり計画に位置づけられてございます。今後、この計画を加速、そして進化させていくためには、地方創生応援税制制度を活用すべきだというふうに考えてございます。自治体は、企業の皆様にも応援していただけるような地域活性となる事業を提案しまして、企業様からは地域貢献や社会貢献といった形でお力をおかりするというようなものでございます。 まず初めに、この津軽河岸を生かしたまちづくりにつきましては、先ほど申しましたもろもろの計画にもあります潮来の水運を象徴する河岸の再現というようなものも一つでございます。河岸とは単なる船着き場ではなくて、積荷を出し入れするための倉庫と一体化している空間であると示されてございますが、潮来市としては、これを具体的にするには津軽河岸跡にある元JA倉庫の石蔵のリノベーション、また河岸らしさを感じさせる憩いのスペースづくりをするなど、既存の計画をもとに計画をしてまいりたいなというふうに考えてございます。 続きまして、スポーツを生かしたまちづくりについてご説明をさせていただきます。 こちらは、北利根川ボートコース整備のほか、あめんぼも含めた周辺整備の計画でございます。潮来市は、周囲を水で囲まれた水郷地帯であることから、観光の場として名を上げてきております。今後はさらにスポーツの面におきましても、この恵まれた環境を最大限かつ有効に生かしていくことが、地域の魅力であり、強みであり、重要ではないかなというふうに考えてございます。今後、開催されます2019年の茨城国体だけでなく、2020年に行われますオリンピックにも全国でも数少ないボートコースを潮来ジャパンとしてしっかりとアピールできるような整備をしていくというような夢のあるプロジェクトとして計画をさせていただいているところでございます。 次に、3番の検討中の案ということでございますが、先ほど2つの事業のほか、ソフト、ハードにかかわらず企業様と連携してできるものを、今現在、検討をしているというようなところでございます。現段階では、実効性、将来性などの観点から案が絞り切れていないというような状況にありますが、今後よく精査をしてまいりたいと、そして提案をさせていただきたいなというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) ありがとうございました。 ただいま地方創生に向けた取り組みの中で、いわゆる地方創生応援税制という企業版ふるさと納税、60%の税控除があるということですけれども、これは潮来市がそのお金を預かったら、預かったらといいますか、それは申請をする津軽河岸もしくは、あめんぼのようないわゆるスポーツを生かしたまちづくり、ここにしかお金は流用というか使えない、お金に名前は書いていないから、例えば、前川運動公園にお金を使うとか、観光もあやめ園に使うというような使途を変えてはいけないというようなことになりますか。お答えいただければと思います。 ○議長(今泉利拓君) 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) はい、おっしゃるとおりでございまして、この計画に基づいた事業に対して寄附を充当するというようなものでございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) 相対的にこれは1番から3番までの再々質問になりますけれども、そもそも津軽河岸、これはJAの駐車場と交換をして取得をしました土地と蔵であります。市長も午前中の答弁で非常に津軽河岸の部分というのは大事なポイントであるということをおっしゃられましたけれども、津軽河岸というのは、前川、今言われたようなかわまちづくり計画、それから以前からあるふるさとの川整備などなどいろんな事業、複数の事業の中で津軽河岸の整備というものは言われてまいりました。 津軽河岸、仙台河岸、上米河岸、大門河岸と、前川には昔から東北諸藩の河岸があります。この河岸整備によって、いわゆる先ほども伺いましたけれども、シートパイルを抜いていただいて、この河岸整備の中で川の水が流通して、さらには、でき得れば下側の児玉時計屋さんから農協跡までのかねのフェンスというのは非常に前々から言っても全然直りませんけれども、あそこが木製の欄干になるか、または本当に金属の銅製のものになるか、ちょっと品のあるものになったらどれだけいいのかなと思っております。 これがなかなか思うように、これは全国的にやられていることでもあるでしょうけれども、その中で潮来市が手を挙げたわけだと思いますが、そういう中でも何とかみんなで力を合わせて、これは他の自治体の方しか、法人しか、それはできないということですけれども、みんなで力を合わせてその目的に向かってやっていければと思っておりますので、塙課長におかれては、いろいろ大変かと思いますけれども、ぜひ尽力をいただきたいと思います。 答弁は結構ですので、次の質問、最後のほうに入らせていただければと思います。 よろしいでしょうか、議長。 ○議長(今泉利拓君) はい、どうぞ。 ◆14番(小沼英明君) それでは、潮来市ホームページ上の表紙の動画についてお伺いをいたしたいと思います。 現在、ホームページ上の小窓にいばらきTV「ITAKO-VIST IBARAKI」、「ちぱる・水野ちはる いばキラロード#19.20 茨城をバイクでツーリング」、「茨城県映画 水郷」を見ることができます。最近は潮来の祇園祭礼も映っているようですけれども、斬新で潮来のPRにおいては偏ることなくおもしろい発想でよいことであると思います。そこでお伺いをいたしたいと思います。 (1)いつから映像を放映するようになったのかお伺いいたします。また、動画を閲覧するようになり経費が別途かかるようになったのか、お伺いをいたしたいと思います。 (2)茨城をバイクでツーリングの中で映っているのは、潮来市営のろ船ではなく加藤洲十二橋でありました。誤解される部分もあり、これでいいのかなと思うのは私だけであろうか、ちょっとお答えをいただければと思います。 (3)イタコモータースポーツパークの取材も入り、よいPRができているのかなと思います。騒音で余り近隣からよい評価を受けず扱いをどうも難しく考えがちでありますが、モータースポーツの拠点として、もう少し市はPRしてもよろしいのではないのかなということは以前からの私の持論でもあります。この件に関してお答えをいただきたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(今泉利拓君) 塙秘書政策課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) それでは、1点目でございます。この動画に関しまして、動画の配信ですけれども、この動画につきましては、6月上旬から映像を公開してございます。映像に関しましては、市のほうの費用は、経費はかかってございません。 2点目でございます。茨城をバイクでツーリング中の映っている映像、これが加藤洲十二橋で誤解される部分もあるというような質問でございます。これにつきまして答弁させていただきます。 議員もご承知のとおり、この動画は本市が制作したものではございません。しかし、アヤメだけに頼る観光から周辺の市や県と連携した広域観光に努めて、地域資源を活用した観光周遊化を推進することが必要だとも考えてございます。特に、潮来、鹿嶋、香取で行っている水郷三都による広域連携事業と合わせることが潮来ならではの固有の価値をさらに高めるのではないかなというふうに考えてございます。 3点目のイタコモータースポーツパークについてでございます。小沼議員がおっしゃるとおり、騒音等の課題があるというところは聞いてございまして、それらを踏まえた慎重な対応に努めていくというところも大事なんではなかろうかなというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(今泉利拓君) 小沼議員。 ◆14番(小沼英明君) ご答弁ありがとうございました。 潮来祇園祭礼のビデオも流れるようになりました。実にこれがおもしろくないビデオでありまして、西のほうの町内は全部出ている、ことし、年番をとりました七丁目を初めとしました四丁目からこちらの、四丁目、五丁目、六丁目、七丁目、八丁目、うちの町内、七軒町が一切出ていないんです。非常にこれは自分の町内の宝と思っています山車に関しては、皆さん、プライドがあるもんですから、ここに関しては市民の皆さんが見たら非常にクレームつくと思いますので、ここはもうちょっとご配慮をぜひいただきたいと思います。撮った方がお祭りを知っている人だったら、恐らくそういう撮り方はせず、多分、スポットでも全町内を映したと思うんです。これは非常に僕らも見ていておもしろくないんで、とめます。だから、これだけは申しておきたいなと思います。 それから、塙課長も、これは、市役所はなかなか協力はできないと思うんですけれども、議場でも僕は2回ぐらい言ったことがあるんですが、商工会青年部でそこのモータースポーツパークを半日貸し切ってレースをやったことがあるんです。そしたら、非常に喜ばれたし、また半値で受けてくれて、それで優勝したチームにはシャンパンを振舞ってくれたり景品を出してくれたりと、額賀さんでしたっけ、あそこの社長さんは。 非常にいい思いをしたことがあるんで、役所は、なかなかPRはできないところというのは、これは騒音の問題、環境の問題、いろいろあろうと思いますけれども、そういうまたうまく利用できるところがあれば、あの場所もぜひ観光の一環としては、よそではモトクロス場があったり、いろんなモータースポーツというのもまだまだ田舎には向かないところはあるんですけれども、相互理解の上でもちょろっと裏で声をかけていただけるようなお話をいただければありがたいなと思います。 お祭りに関しては、何とか全町内が出るようなVTRと差しかえていただければありがたいんですが、答えられたら、お答えを願いたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 塙課長。 ◎秘書政策課長兼行財政改革推進室長(塙誠一君) 再質問にお答えさせていただきます。 この映像なんですけれども、本当にまことに恐縮でございました。今現在、この映像をうちのほう、独自の映像を今後、制作をする予定になってございます。そういった中で、祇園祭礼というようなところを使うというところになりますれば、その辺のところを参考に、今のご意見を参考にさせていただきたいと思いますので、ご指導のほど、よろしくお願いいたします。失礼します。 ○議長(今泉利拓君) モータースポーツパークは、いいですか。 小沼議員。
    ◆14番(小沼英明君) 以上で14番、小沼の質問を終わりたいと思います。 ○議長(今泉利拓君) 以上で14番、小沼英明議員の質問が終わりました。 本日予定いたしました一般通告質問は以上でございます。----------------------------------- △散会の宣告 ○議長(今泉利拓君) これで本日の日程は全て終了いたしました。 次会は、あす15日午前10時から本会議を開き、一般通告質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでございました。                          (午後4時04分)...