令和 6年 3月 定例会(第1回)
鹿嶋市議会第1回
定例会会議録議事日程(第1号) 令和6年2月22日(木曜日) 午前10時開会第1 会期の決定について 第2 議案第1号 令和6年度鹿嶋市
一般会計予算 議案第2号 令和6年度鹿嶋市
国民健康保険特別会計予算 議案第3号 令和6年度鹿嶋市
後期高齢者医療特別会計予算 議案第4号 令和6年度鹿嶋市
介護保険特別会計予算 議案第5号 令和6年度
鹿島臨海都市計画事業鹿嶋市
平井東部土地区画整理事業特別会計予算 議案第6号 令和6年度鹿嶋市
墓地特別会計予算 議案第7号 令和6年度鹿嶋市
公共料金等集合支払特別会計予算 議案第8号 令和6年度鹿嶋市
水道事業会計予算 議案第9号 令和6年度鹿嶋市
下水道事業会計予算 議案第10号 令和6年度鹿嶋市
農業集落排水事業特別会計予算 議案第11号 令和5年度鹿嶋市
一般会計補正予算(第9号) 議案第12号 令和5年度鹿嶋市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号) 議案第13号 令和5年度鹿嶋市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号) 議案第14号 令和5年度鹿嶋市
介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第15号 令和5年度
鹿島臨海都市計画事業鹿嶋市
平井東部土地区画整理事業特別会計補正 予算(第1号) 議案第16号 令和5年度鹿嶋市
公共料金等集合支払特別会計補正予算(第1号) 議案第17号 令和5年度鹿嶋市
水道事業会計補正予算(第3号) 議案第18号 令和5年度鹿嶋市
下水道事業会計補正予算(第3号) 議案第19号 令和5年度鹿嶋市
農業集落排水事業会計補正予算(第2号) 議案第20号 鹿嶋市
鹿島臨海工業地帯の造成に伴い移転築造された
共同墓地の管理及び使用に 関する条例の一部を改正する条例 議案第21号 鹿嶋市
資金積立基金条例の一部を改正する条例 議案第22号 鹿嶋市
介護保険条例の一部を改正する条例 議案第23号 鹿嶋市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定 める条例等の一部を改正する条例 議案第24号 鹿嶋市
水道事業給水条例及び鹿嶋市
水道事業における
布設工事監督者及び水道技
術管理者に関する条例の一部を改正する条例 議案第25号 鹿嶋市いきいきふれあいプラザの設置及び管理に関する条例を廃止する条例 議案第26号 鹿嶋市
コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例 議案第27号
鹿島地方公平委員会共同設置規約の変更について 〇会議に付した事件 日程第1 会期の決定について 日程第2 議案第1号ないし議案第27号について 〇
出席議員(20名) 1番 加 勢 誠 君 2番 斉 藤 裕 樹 君 3番 樋 口 龍 章 君 5番 中 薗 薫 君 6番 横 山 揚 久 君 7番 内 野 敬 仁 君 8番 舛 井 明 宏 君 9番 笹 沼 康 弘 君 10番 菅 谷 毅 君 11番 栗 林 京 子 君 12番 佐 藤 信 成 君 13番 宇 田 一 男 君 14番 山 口 哲 秀 君 15番 小 池 みよ子 君 16番 河 津 亨 君 17番 立 原 弘 一 君 18番 田 口 茂 君 19番 池 田 芳 範 君 20番 根 崎 彰 君 21番 内 田 政 文 君〇
欠席議員(なし) 〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市 長 田 口 伸 一 君 副 市 長 栗 林 裕 君 教 育 長 川 村 等 君 D X ・ 行 革 大 沢 英 樹 君 推 進 室 長 政 策
企画部長 桐 生 進 一 君 政 策 企 画 部 鈴 木 欽 章 君 次 長 兼 政 策
担当参事 兼 ス タジアム 周 辺 整 備 推 進 室 長 財 政 課 長 市 原 一 弘 君 総 務 部 長 細 田 光 天 君 総 務 部 次 長 村 山 謙 二 君 市 民
生活部長 久 保 重 也 君
市民生活部次長 新 井 敏 君 健 康
福祉部長 野 口 ゆ か り 君 兼 福 祉 事 務 所 長 健 康 福 祉 部 茂 木 伸 明 君 次 長 兼 感 染 症 対 策 担 当 参 事 兼
福祉事務所次長 兼 こ ども家庭 支 援
担当参事 経 済
振興部長 田 村 清 純 君 経 済 振 興 部 櫻 井 浩 子 君 次 長 兼 緊 急
経済対策 担 当 参 事 兼 ふ る さと納税 戦 略 室 長
都市整備部長兼 大 川 康 徳 君 水 道
事業都市 整 備 部 長 都 市 整 備 部 髙 田 俊 昭 君
市街地整備担当 参 事 兼次長兼 水 道
事業都市 整 備 部 次 長 会 計 管 理 者 君 和 田 厚 君 教 育 委 員 会 大 須 賀 規 幸 君 事 務 局 部 長 教 育 委 員 会 君 和 田 浩 幸 君 事 務 局 次 長 教 育 委 員 会 東 峰 由 美 子 君 事 務 局 次 長 農 業 委 員 会 児 島 教 夫 君 事 務 局 長 監 査 委 員 石 井 由 加 君 事 務 局 長 〇本会議に出席した
事務局職員 事 務 局 長 清 宮 博 史 事 務 局 課 長 田 中 聡 子 事 務 局 主 事 宮 本 将 人
△開会の宣告
○議長(
内田政文君) ただいま
出席議員は20名で定足数に達しておりますから、議会は成立いたします。 ただいまから令和6年第1回
鹿嶋市議会定例会を開会いたします。 (午前10時05分)
△開議の宣告
○議長(
内田政文君) それでは、これより本日の会議を開きます。
△
会議録署名議員の指名
○議長(
内田政文君) まず、
会議録署名議員を定めます。
鹿嶋市議会会議規則第88条の規定により、河津亨君、
小池みよ子君、
山口哲秀君を指名いたします。
△諸般の報告
○議長(
内田政文君) 次に、
監査委員から
地方自治法第235条の2第3項の規定に基づき、令和5年11月、12月分の
例月出納検査の結果について報告がありましたので、その写しを配付してあります。 次に、
地方自治法第121条の規定に基づく
出席要求による出席者につきましては、配付の資料によりご了承をお願いいたします。
△議案の送付
○議長(
内田政文君) 次に、市長から議案が提出されましたので、報告させます。
事務局長。 〔
事務局長 清宮博史君登壇〕
◎
事務局長(
清宮博史君) 命によりご報告いたします。 鹿総第28号 令和6年2月22日
鹿嶋市議会議長 内 田 政 文 様
鹿嶋市長 田口伸一 議 案 の 提 出 に つ い て 令和6年第1回
鹿嶋市議会定例会に下記の議案を提出するため、説明書を添えて別添のとおり送付します。 記議案第1号 令和6年度鹿嶋市
一般会計予算 =ないし= 議案第27号
鹿島地方公平委員会共同設置規約の変更について 以上でございます。
△会期の決定
○議長(
内田政文君) これより
議事日程に入ります。 日程第1、会期の決定についてを議題といたします。 お諮りいたします。今回の定例会の会期は、配付の
会期日程表のとおり、本日2月22日から3月18日までの26日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
内田政文君) ご異議なしと認め、会期は本日22日から3月18日までの26日間と決定いたしました。
△議案第1
号~議案第27号の上程、説明
○議長(
内田政文君) 日程第2、議案第1号ないし議案第27号を一括して議題といたします。 市長から
提出議案の説明を求めます。 市長、
田口伸一君。 〔市長
田口伸一君登壇〕
◎市長(
田口伸一君) 本日ここに令和6年第1回
鹿嶋市議会定例会の開会に当たりまして、
市政運営に関する所信の一端と、当面の
事業概要並びに提出いたしました議案などのご説明を申し上げます。 年が明けた1月1日、石川県
能登地方を震源とする
最大震度7の地震が発生し、その影響で
日本海側の広い範囲で津波が到達するなど、甚大な被害を及ぼしました。今回の震災において、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。 今回の震災で、茨城県は滋賀県、和歌山県とともに石川県能登町の対
口支援団体に決定され、茨城県からの要請により、本市では
住家被害認定調査業務支援に当たる職員を1月22日から26日まで、そして2月15日から19日まで、2名ずつ派遣をしており、3月中旬にも2名の派遣を予定しております。また、
県保健師等派遣チームの一員として、本市の保健師1名を石川県輪島市に2月24日から3月1日まで派遣をいたします。 義援金につきましては、本市が
東日本大震災の被害を受けた際に、石川県輪島市から多大なるご支援をいただき、本市の復旧・復興を進めるための大きな力となったことから、そのご恩に報いるために、同市に30万円の義援金を送金いたしました。現在、
市役所本庁舎に
能登半島地震災害義援金募金箱を設置しており、皆様から寄せられた義援金は、日本赤十字社を通して被災地へ届けられることになっております。 また、
義援物資につきましては、石川県に対し、
アルファ化米や飲料水、毛布、
簡易トイレテントの
義援物資登録を完了しており、石川県からの要請があれば、いつでも搬送できる体制を整えております。 市といたしましても、被災地の一日も早い復興を願い、今後もできる限りの支援を行ってまいります。 私が市長に就任して間もなく2年を迎えようとしています。これまで「明るく、心豊かに暮らせるまち 鹿嶋」を目指し、「
NEXT鹿嶋 5本の柱」を掲げて
市政運営に当たっておりますが、
各種政策を進め、市民に寄り添った
サービスを継続的に提供するためには、まずは
財政状況を立て直す必要があるとの思いから、5本の柱の中でも特に「
行財政改革」に力を注いでまいりました。就任1年目の令和4年度は、
市政運営や
財政運営における「ムリ・ムダ・ムラ」の洗い出しなどにより財政の土台をつくり、2年目となる今年度は、種をまいている段階であります。そして、3年目となる令和6年度につきましては、一部刈り取りと検証に入り、4年目の令和7年度には軌道に乗せてまいります。 そのような中、令和6年度当初予算の編成に当たりましては、将来にわたって鹿嶋市が鹿嶋市であり続けられるよう、「先人の貯金に頼らず」、「将来に負担を残さず」、「現在の市民の皆様への
サービスが滞らない」ことを念頭に置き、
一般家庭での貯金に当たる
財政調整基金を使わず、その年の歳入に応じた歳出とし、健全な
財政運営に転換できるよう努めてまいりました。加えて、全ての市民の皆様に共通する部分、出生、教育、医療、福祉につきましては、必要な
サービスを継続できるよう心がけて予算を編成してまいりました。 結果といたしまして、令和6年度当初予算は、
競輪場外車券売場交付金の歳入を積み立てている
まちづくり振興基金や、計画的に取り崩して
事業推進に充てることとされている
森林環境譲与税基金などの
特定目的基金の繰入れはあるものの、
財政調整基金を取り崩すことなく予算を編成いたしました。本市といたしましては、
財政調整基金を取り崩さずに当初予算を編成したのは平成18年度以来となり、
県内市町村の令和5年度当初予算を調べた結果、全ての市町村が
財政調整基金を取り崩して当初予算を編成している状況であります。今後も「
収支均衡の予算」を継続することで危機的な
財政状況を乗り越えることができ、財政の健全化につながるものと確信をしております。 それでは、本議会に提案いたしました令和6年度当初予算についてご説明いたします。 まず、
一般会計につきましては、歳入面では、国・県の動向を注視し、活用可能な
補助制度の掘り起こしを図ることはもとより、
ふるさと納税による寄附額のさらなる拡大や未
利用財産の売却、
ネーミングライツ導入施設の拡大など、新たな発想と
創意工夫により財源を生み出しました。一方、歳出面では、新
可燃ごみ処理施設に係る負担金の減少などがありましたが、度重なる大雨により損傷を受けた排水路の
機能強化工事や、
鹿嶋斎苑や
平井公民館などの
公共施設の
老朽化対策のほか、
新設医療機関整備補助金や
看護師修学資金貸与事業の新設などの
医療対策、
ふるさと納税推進事業などの歳出が増加いたしました。また、
ライフサイクルコストに着目し、公用車などの物品を
リース契約から購入に変更することで、長期的な観点での
経費削減対策を講じております。こうした取組により、
一般会計は前年度比0.6%減の233億700万円となりました。 また、
特別会計、
公営企業会計につきましては、
特別会計が6会計で、前年度比1.9%減の129億7,113万7,000円、
公営企業会計は前年度比11.7%減の63億5,258万1,000円となり、これらを合計した令和6年度鹿嶋市当初予算の総額は、前年度比2.8%、12億3,217万7,000円減の426億3,071万8,000円となりました。 以上の内容で令和6年度鹿嶋市当初予算を提案させていただきますが、本市の財政は依然として油断できない状況にあり、今後も厳しい見込みとなっております。財政が危機的な状況になってからその再建に取り組むのではなく、現段階から財政の健全化に向けた対策を講じていくべきとの考えから取組を進めておりますので、市民の皆様をはじめ、
市議会議員の皆様におかれましては、ご理解とご協力をよろしくお願いをいたします。 続きまして、鹿嶋市の
まちづくりの実績と当面の
事業概要についてご説明をいたします。 市は、参集型の
家庭教育力向上推進事業の取組に加え、平成29年度から家庭に支援を届ける訪問型の
家庭教育支援を展開してまいりました。この事業を契機として発足した鹿嶋市
家庭教育支援チームの
活動実績が評価をされ、今月9日に「
文部科学大臣表彰」を受けました。 鹿嶋市
家庭教育支援チームは、元教員や元保育士などの経験豊かな方々で構成されております。主な活動といたしましては、支援員が2人1組で、小学1年生の子を持つ市内全ての家庭を1軒ずつ家庭訪問し、お子さんとの関わり方や
家庭教育などに「困り感」を抱える保護者の心に寄り添いながら傾聴に努めてまいりました。今後も、本事業を持続可能なものとするために、新たな
人材確保と
人材育成に努めながら、
子育て世代をサポートするための
体制構築を図ってまいります。 今月15日、
鹿島中学校において、
ふるさと納税返礼品考案授業の
最終報告会が開催されました。この授業は、
鹿島中学校の1年生が、
ふるさとである鹿嶋市の強みや資源、課題を自ら学び、市の
ふるさと納税担当者や
ふるさと納税返礼品の
関係事業者と連携しながら、1年間をかけて本市の「
ふるさと納税返礼品」を考案するものであります。
最終報告会では、サツマイモや
鹿島アントラーズなどに関する返礼品の
アイデアが発表されました。どのグループも本市の特性を捉え、
中学生ならではの柔軟な発想を生かした返礼品を提案しておりました。 今後、提案された
アイデアをまとめた冊子を
返礼品関係事業者にお渡しをすることを予定しております。今回の
アイデアを基に新たな返礼品が生まれ、人気商品となり、本市の
ふるさと納税の拡充に向けた取組がさらに活性化することを期待しております。 2024
明治安田J1リーグは、明日23日に開幕を迎え、我らが
鹿島アントラーズは、アウエーで
名古屋グランパスと対戦をいたします。J1リーグは今
シーズンから2チーム増え、合計20チームでタイトルを争うこととなり、より一層の盛り上がりが期待をされております。 今
シーズンの
鹿島アントラーズは、「Football Dream かける」をスローガンとして、一戦一戦に全ての力をかけ、2016年以来の
タイトル奪還に向け、戦っていきます。私も
ホームゲーム全試合観戦を目指して応援したいと考えておりますので、市民の皆様におかれましても、ぜひスタジアムに足を運び、チームに熱い声援を送って、共に戦っていただきますようお願いいたします。 これまで本市では、
医師確保や二次
救急医療提供体制の維持・強化のため
各種補助事業を展開してまいりました。特に
救急医療体制の強化を図るために、令和5年度からの新たな取組といたしまして、
昭和大学、茨城県、市の三者協定による「茨城県
地域循環器救急医学寄付講座」を開設したことで、市内の
中核病院である
小山記念病院に
昭和大学の
循環器内科医師2名が配置をされました。これにより、心筋梗塞などの
救急患者を24時間365日受け入れることが可能となり、市民の皆様が日常を安心して暮らせる環境が整ってまいりました。 一方で、市民の皆様からは、市内に不足する
診療科開設に関する要望が寄せられているほか、
市内医療機関からは、医療職、特に看護師の確保が難しく
入院患者の調整を行う事態も発生する状況にあると伺っております。 そのため、市では、令和6年度から新たに
新設医療機関整備補助事業と
看護師修学資金貸与事業の2つの事業を実施いたします。
新設医療機関整備補助事業では、新たに市内に
医療機関を開設する際の
施設整備費の一部を補助してまいります。また、
看護師修学資金貸与事業では、
看護学生に対し修学に必要な費用を貸与し、卒業後は看護師として入院可能な
市内医療機関に勤務することを推進することにより、看護師の確保につなげてまいります。こちらの
看護師修学資金貸与事業につきましては、令和5年第4回定例会において
条例制定の議決をいただいており、現在、修学生の募集を開始したところでございます。 市といたしましては、既存の
医師確保事業などに加え、新たな2事業をスタートさせることにより、
市内医療体制のさらなる充実を目指してまいります。
新型コロナウイルスワクチンの接種につきましては、現在、
蔓延防止を目的に「
特例臨時接種」として
自己負担なく実施をしておりますが、令和6年3月31日をもって終了となります。おおむね希望された方は接種が済んでいると思いますが、これから接種を希望される方は早めにご予約の上、接種していただきますようお願いいたします。 なお、令和6年4月以降は
季節性インフルエンザワクチン接種と同じように、65歳以上の方などを対象とした「
定期接種」に移行します。
費用負担など詳細が決まり次第、改めてお知らせしてまいります。
廃棄物処理関連施設である
広域RDFセンターの老朽化に伴い、
鹿島地方事務組合は神栖市
東和田地内に
可燃ごみの新
焼却施設「
鹿島共同可燃ごみクリーンセンター」の整備を進めてまいりました。現在、4月1日の
正式稼働開始に向けて、
運営事業者による試運転が行われているところであります。 また、同
センターの整備に合わせ、
可燃ごみを効率的に新施設へ運搬するために、
市衛生センター敷地内に「
鹿嶋可燃ごみ中継センター」を整備しており、7月1日から
本格稼働を予定しております。 これらの新
焼却施設の整備に伴いまして、4月1日からごみの
分別方法が一部変更となります。主な変更内容といたしましては、これまで
不燃ごみとして扱っていた
ゴム製品、革製品、竹製品、長い
プラスチック類、リユースできない繊維類などを
可燃ごみとして取り扱うこととなります。変更の詳細につきましては、今月上旬に「ごみと資源物の分け方・出し方」を掲載したガイドブックを住民登録されている全世帯へ送付をいたしましたので、ご確認いただきたいと思います。新施設になりましても、
分別区分を守ってごみを排出していただくことは、
焼却施設の
長寿命化を図り、市の
財政負担の軽減にもつながりますので、ご協力をお願いいたします。 市では、
消費生活センターを設置し、日々、市民の皆様からの相談に応じているところでございますが、
市民生活を脅かす悪質商法や振り込め詐欺は、年々、手口を変えて複雑かつ巧妙化しています。今後も、市民の皆様を被害から少しでも守るために、
消費相談体制はもとより、
未然防止に向けた
啓発活動や
消費者向け講座などで必要な情報を広め、
消費者行政の充実・強化に持続的に取り組み、安全で心豊かな生活を送ることができる社会の実現を目指してまいります。 鹿嶋市では、災害時の
避難行動の選択肢を増やし、市民の皆様の身近な避難先をより多く確保し、迅速かつ安全な
避難活動を誘導することを目的に、自治会などが管理する集会所などを「届出避難所」として登録する制度を新設いたしました。この制度は、地域住民の皆様が、自主的に開設した避難所が市に把握されずに救援物資が届けられないなど、公的な支援を受けられずに孤立するという事態を防止するため、集会所などを事前に届出避難所として市に登録していただくものであります。 このたび、波野小学校区の神平団地区から申請があり、同区の集会所を市内最初の届出避難所として登録し、
アルファ化米や飲料水、毛布などを配備いたしました。このほか、平井丘区、三笠山東区、宮中南区からも申請されており、順次、登録作業を進めているところでございます。 災害時におきましては、安全な場所にいち早く避難することが大切であり、身近な施設で顔見知りである近所の方々と避難することができれば、安心感も高まるものと感じております。多くの自治会に登録いただき、絆を大切にした災害に強い
まちづくりへとつなげてまいります。 今月、民間事業者2社との災害時応援協定を締結いたしました。1件目が、茨城日産株式会社との協定で、同社とは、大規模災害時における停電対策として、電力不足が想定される指定避難所などにおいて、電力供給のための電気自動車を貸与していただける協定となっております。2件目は、関東福山通運株式会社との協定で、同社が管理する施設を物資輸送拠点として活用させていただくほか、市の物資拠点施設から避難所などへの物資の配送を行っていただける内容となっております。 大規模災害発生時には、建物の倒壊や人的被害、ライフライン・通信インフラの途絶など、様々な被害により災害対応に支障を来すことが想定されます。そのような中におきましては、行政の災害支援や応急復旧対応には限界があります。市といたしましては、今後も、防災に係る「公助の限界」を補う取組として、民間団体や事業所などの皆様との災害時応援協定の締結を積極的に進めてまいります。 以上、
まちづくりの実績と当面の
事業概要についてご説明を申し上げました。 次に、提出いたしました議案についてご説明を申し上げます。
提出議案は、予算関係議案が19件、条例関係議案が7件、その他の議案が1件、合わせて27件であります。 予算関係議案は、令和6年度
一般会計、
特別会計及び
公営企業会計に係る令和6年度当初予算が10件、補正予算が9件であります。 令和6年度当初予算につきましては、先ほどご説明申し上げたとおりであります。 令和5年度
一般会計補正予算については、既定の歳入歳出予算の総額にそれぞれ5,027万円を追加し、総額257億6,644万6,000円とするものです。 歳入の主なものといたしましては、固定資産税による市税の増、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などによる国庫支出金の増、
財政調整基金繰入金の減などによる繰入金の減などを見込みました。 歳出の主なものといたしましては、住民税均等割のみ
課税世帯等支援給付金事業の皆増、生活保護経費の増、
新型コロナウイルスワクチン接種経費の減、一般廃棄物広域処理事業の減などを計上いたしました。
国民健康保険特別会計補正予算については、積立金の補正であります。
後期高齢者医療特別会計補正予算については、後期高齢者医療広域連合納付金の補正であります。
介護保険特別会計補正予算については、保険給付費などの補正であります。
鹿島臨海都市計画事業鹿嶋市
平井東部土地区画整理事業特別会計補正予算については、諸支出金などの補正であります。
公共料金等集合支払特別会計補正予算については、集合支払費の補正であります。
水道事業会計補正予算については、建設改良費などの補正であります。
下水道事業会計補正予算については、営業外収益の補正であります。
農業集落排水事業会計補正予算については、営業外収益などの補正であります。 条例関係議案は、改正するものが5件、廃止するものが2件であります。 改正する条例は、「鹿嶋市
鹿島臨海工業地帯の造成に伴い移転築造された
共同墓地の管理及び使用に関する条例の一部を改正する条例」などであります。 廃止する条例は、鹿嶋市いきいきふれあいプラザの設置及び管理に関する条例を廃止する条例などであります。 その他の議案は、
鹿島地方公平委員会共同設置規約の変更についてであります。 私の説明は以上で終わりますが、予算以外の議案につきましては、総務部長から補足説明いたします。 お手元の議案書によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。 以上です。
○議長(
内田政文君) 次に、
提出議案の補足説明を求めます。 総務部長、細田光天君。 〔総務部長 細田光天君登壇〕
◎総務部長(細田光天君) それでは、本議会に提案させていただきました、予算を除く議案の補足説明をさせていただきます。 まず、議案第20号 鹿嶋市
鹿島臨海工業地帯の造成に伴い移転築造された
共同墓地の管理及び使用に関する条例の一部を改正する条例であります。
鹿島臨海工業地帯の造成に伴い移転築造された平井浜
共同墓地及び港ケ丘
共同墓地をそれぞれの地縁団体である地区に譲渡することに伴うものです。 議案第21号 鹿嶋市
資金積立基金条例の一部を改正する条例であります。各会計年度において生じた歳入歳出の決算剰余金に係る基金積立額を予算化することにより、当該基金積立額の明確化を図るとともに、実質単年度収支に反映させるようにするものです。 議案第22号 鹿嶋市
介護保険条例の一部を改正する条例であります。条例の関連法令である介護保険法施行令で定める基準に従い、第1号被保険者の介護保険料に係る所得段階を、現行の12段階から、国の基準に合わせ13段階に設定するなど、所要の見直しを行うものです。 議案第23号 鹿嶋市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例等の一部を改正する条例であります。条例の関連法令である
指定地域密着型サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準等の改正に伴い、本市における基準を見直すなど、関係する条例を改正するものです。 議案第24号 鹿嶋市
水道事業給水条例及び鹿嶋市
水道事業における
布設工事監督者及び水道技
術管理者に関する条例の一部を改正する条例であります。条例の上位法である水道法の改正に伴い、水道法等による権限が厚生労働大臣から国土交通大臣及び環境大臣に移管されることに伴うものです。 議案第25号 鹿嶋市いきいきふれあいプラザの設置及び管理に関する条例を廃止する条例であります。子育て広場「ひよこサロン」の近隣施設との機能統合による事業の終了に伴い、施設の管理方法の見直しを行うことから、令和6年3月31日をもって、大野北いきいきふれあいプラザを廃止するものです。 議案第26号 鹿嶋市
コミュニティセンターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例であります。施設の老朽化及び近年の利用者数の減少に伴い、令和6年3月31日をもって、鹿嶋市平井
コミュニティセンターを廃止するものです。 議案第27号
鹿島地方公平委員会共同設置規約の変更についてであります。鹿嶋市、神栖市、鉾田市等が共同設置している鹿島地方公平委員会の事務局が神栖市から鉾田市に変更となることから、関係する条項の見直しを行うものです。 議案の補足説明は以上であります。