△
議案第30
号~議案第38号、報告第3号の上程、説明、
議案第30号、
議案第36号の質疑、討論、採決
○
議長(
篠塚洋三君)
日程第4、
議案第30号ないし
議案38
号並びに報告第3号を一括して議題といたします。
市長から
提出議案の説明を求めます。
市長、
田口伸一君。 〔
市長 田口伸一君登壇〕
◎
市長(
田口伸一君) 先月24日に
市長に就任をしました
田口伸一でございます。本日開会の
令和4年2回
鹿嶋市議会定例会は、私にとりまして、
市長就任後、初めての
定例会であります。ここに、今後の
市政運営に関する所信の一端と、提出いたしました
議案などを説明させていただきます。 私は、この
鹿嶋に生まれ育ち、大学・
会社員時代の7年間、一度
本市を離れましたが、27年前に戻り、家業を継ぎ、また新たな
事業を立ち上げる傍ら、
各種団体活動を通じ、
本市の
まちづくりに関わってまいりました。その後、この地域をよりよくしたいという思いから
政治家になることを志し、8年前に
茨城県議会議員となり、このたび、錦織前
市長の後を受け、市政のかじ取りを担当させていただくこととなりました。今は、身の引き締まる思いとその重責を感じているところでございます。 これまで、
市民・
事業者として、あるいは
団体活動者、そして
県議会議員として、おのおのの立場から
本市まちづくりに触れ、
本市の魅力・強みと解決すべき課題、そして、
まちづくりの
方向性について常々考えてまいりました。
市長就任に当たりましては、改めて公約にも掲げました「明るく、心豊かに暮らせる
まち鹿嶋」の実現を目指して市政を運営してまいります。私は、この実現に向け、「雇用と
産業の創出」、「
市民目線と
民間発想」、「
政策整理と再構築」の3点を強く意識しながら「
次世代も輝く雇用のある
鹿嶋」、「行ってみたい、暮らしてみたい
鹿嶋」、「元気で賢い
鹿嶋っ子育成」、「暮らしやすく、
生きがいのある
鹿嶋」、「
行財政改革」を
Next鹿嶋「5本の柱」と称し、
主要目標として設定をいたしました。市の現状や
市民の皆様の
生活、各地域の状況をしっかりと見定めながら、私の
政治信条である「一つひとつ、コツコツと誠実に」を心がけ、持てる力を余すことなく
各種施策に取り組んでまいります。
人口減少・
少子高齢化の進行が言われて久しい中、
本市の人口につきましては、現在、約6万6,000人でありますが、
基幹産業の
構造改革の影響を除いても2050年には約5万4,000人に、そしてそれに占める15歳から64歳までの
生産年齢人口比率は、56%から51%に下落し、一方で
後期高齢者人口比率は、15%から23%に上昇するものと想定しています。加えて、
基幹産業の再構築による
法人税・
固定資産税への影響などにより、
税収額が減収する反面、
社会保障費の増大により
経常収支比率の上昇が見込まれ、さらに老朽化した
各種公共施設の維持・改修に多額の費用が必要となるなど、財政が年々厳しくなることが予想されております。私は、今後の
市政運営に非常に強い
危機感を抱き、「雇用と
産業の創出」、「
市民目線と民間の発想」、「
政策整理と再構築」を根底に
スピード感を持ちながら、次の目標に取り組んでまいります。 まず、「
次世代も輝く雇用のある
鹿嶋」
づくりへの挑戦です。私は、雇用の場を確保し
市民の皆様が安定して収入を得ることこそが、
個人所得及び
生産年齢人口、さらには
出生率などにも波及し、
まちの活力の源泉になるものと考えております。
基幹産業である鉄鋼を中心とした
製造業が市内総
生産額の45%余りを占め、そこで得られた所得が、さらに市内の衣食住に消費され、
生活関連産業へも拡大されている
本市産業構造にあたって、
基幹産業の再構築は
鹿嶋市政にも大きな影響を与えます。 一方、
地球温暖化に端を発する「2050年
カーボンニュートラル宣言」は、
産業界における新たな
成長機会とも捉えており、その
展開いかんによりましては、
本市の今後を左右するものになると考えております。 国においては、「
グリーン成長戦略」を策定し、「
水素産業」、「
洋上風力産業」を含む14の
重点分野において、予算、税制、金融、
規制改革・
標準化、
国際連携などの
主要政策ツールを打ち出し、
支援するものとしております。茨城県におきましても、「
いばらきカーボンニュートラル産業拠点プロジェクト」を始動させ、新
エネルギー需要の開拓、新
エネルギーの
供給体制の
整備、
カーボンリサイクルの実現に向け、
各種取組を進めるものとし、先般、
臨海部工業地帯での脱
炭素化を進める
企業の
設備投資を
支援するために200億円の基金を創設するなど、
臨海部が新
エネルギーの拠点となることを目指します。 そのような中、
日本製鉄株式会社におきましては、
大型電炉での
高級鋼製造、高炉における
水素還元製鉄、100%水素直接
還元プロセスという3つの超
革新技術開発を進めるとともに、排出されるCO2については、
カーボンリサイクルを図ることで、
カーボンニュートラルに対応する方針が示されている一方で、5,000億円の規模の
研究開発費と、4兆円から5兆円に上る巨額な
設備投資を要することが課題とされております。 私は、鹿島港を有し、
鹿島臨海工業地帯の一角を占める
本市にとって、
日本製鉄をはじめとした
製造業が、今後もこの地域で
基幹産業であり続けてほしいと願っていますし、そうならなくてはならないと考えております。
日本製鉄の構想が
本市で実現されるよう、市の
支援はもとより、
次世代製鉄の
環境整備となり、また新たな
企業進出の
可能性をも秘める「
いばらきカーボンニュートラル産業拠点プロジェクト」の着実な推進に向け、茨城県をはじめとした
関係者と連携・協力をするとともに、「
グリーンイノベーション基金」等の活用など、
企業へのさらなる
支援について、強力に国・
関係者等へ働きかけ、
企業の
事業展開を後押ししてまいります。
洋上風力発電の
基地港湾に指定された鹿島港・
外港地区では、
令和6年度の供用を目指し、岸壁の
地耐力強化や航路・
泊地等の
整備が国による
直轄事業で進められております。
洋上風力発電については、
再生可能エネルギーの
主力電源化に向けた切り札と称され、
事業規模が数千億円、
部品数が数万点と裾野の広い
産業であり、
関連産業への
経済波及効果が期待されております。
洋上風力関連産業が自立的かつ持続的に発展し、
本市の新たな
基幹産業の一つになることを目的とする、現在策定中の「
鹿嶋市
洋上風力発電事業推進ビジョン」を着実に展開し、
関連産業の
立地集積や
立地企業の
新規参入を促し、国内における
洋上風力産業の
総合支援拠点の形成を目指してまいります。 いずれにしましても私は、
本市における新
産業時代の幕開けともなり得る、
次世代製鉄の実現、並びに水素・
燃料アンモニア等の
次世代エネルギー及び
洋上風力における
再生可能エネルギー拠点の形成の2点について強く求めてまいります。 また、
市内中小企業の
振興策といたしまして、商工会や農協と連携し、
事業の自走化を目指す「
伴走型支援」を継続するとともに、
事業者の
効率的運営やチャレンジできる環境に資する
週貸し店舗の設置、あるいは
コストをかけずに
事業展開できる
ネット販売支援などを通じ、個々の
事業者の稼ぐ力の向上を目指してまいります。 次に、「行ってみたい、暮らしてみたい
鹿嶋」
づくりへの挑戦です。
本市は、温暖な気候と豊かな自然の中で悠久の歴史を紡いできております。「
鹿島神宮」に代表される歴史・伝統に加え、
鹿島神宮とともに歩んできた武道や「鹿島
アントラーズ」とともに育まれてきた
サッカーをはじめとした
スポーツ文化、また、「北浦」・「鹿島灘」、それに囲まれた肥沃な台地と田園などの豊かな自然・食材など、多様な資源がある魅力的な地域であります。このような地域の宝を掘り下げ、磨き上げるとともに有効に活用しながら、効果的な
情報発信により、より多くの方々を
本市へ引き込んでまいります。
田園地帯の観光や体験としての農業や釣り船、そしてサイクリングによる
市内回遊などの「グリーンツーリズム」の振興を図ります。さらに
新型コロナウイルス感染症の流行に伴う
リモートワークの普及を機に注目されている「
田舎暮らし」の需要の取り込みを目指し、手軽に滞在できる宿泊貸別荘の供給や
マンスリー移住の
機会確保について取り組んでまいります。また、
本市の一つの顔である「歴史の
まち」として、豊富な
歴史資源を生かし「
歴史探求ツーリズム」を推進するなど、まだ認知されていないものも含め、
本市の魅力ある様々な資源をハード・ソフトを問わず「私の一押し」として、
市民目線の
鹿嶋市自慢としてSNSを通じて発信する取組を進めてまいります。 新
スタジアムの
整備に関しましては、
既存スタジアムの周辺での建設を促すため、
アントラーズの描く
ビジョンを具現化するような「既存
スタジアム周辺における再開発」を検討してまいります。また、
当該地で
整備が決定した際は、
アントラーズ、茨城県と調整を図りながら、それぞれの
役割分担の下、「
サッカーの
まち」にふさわしくにぎわいを生むシンボリックな施設となるよう、
整備に協力してまいります。 「
歴史資料館」につきましては、約11億円の
施設整備費や
運営コストを考慮し、
事業の執行を停止いたします。なお、課題となっている
本市に存する貴重な
歴史資料を収集・整理・研究・保管する施設につきましては、滅失、散逸、盗難の
危険性もあることから、早急に検討をしてまいります。
3つ目が「元気で賢い
鹿嶋っ子育成」であります。
次世代を担う
子どもたちは、未来への希望です。
グローバル化や
情報化の進展、
人工知能(AI)や
ビッグデータの活用など、
技術革新が急速に進展し、これからの社会を生き抜くために求められる資質や能力も
想定外に大きく変化するであろうことは容易に予測できます。学校や学びの在り方などが新たな局面を迎える中、
本市は先駆的に
英語教育をはじめ、アクティブ・ラーニング、
ICT教育機器の導入の推進などを図り、着実に自ら考え、行動する
児童生徒を育み、学力の向上につなげてきました。 私は、これらの取組の効果をさらに発揮させるために、国語・算数の能力を高めることが必要で、特に
国語教育による
言語能力の向上が重要であると考えております。
日本語の聞き取り、読み取りができなければ、他教科を理解することはできません。また、きちんと話す、書くことができなければ、自分の伝えたいことを相手に正しく伝えることができず、相手からも理解されなくなることから、国語は全ての教科の学習において、教育の一丁目一番地と言っても過言ではないのでしょうか。言語、すなわち、私たちにとっての
日本語は、
生活や仕事、良好な
人間関係の構築に欠かせないものであり、適切な
国語教育が行われることは、
社会生活の前提として不可欠なものです。 また、
言語能力の土台となる豊かな語彙を身につけるために、日常的に本に親しむことが重要であることから、乳幼児時期から
読書環境を確保するため、
子ども向け図書の充実を進めてまいります。さらに、元気で明るい
鹿嶋っ子の育成に向け、
体育授業や
スポーツクラブへの
支援、さらに郷土の歴史への理解を深めてまいります。
教育スタイルについても柔軟に変革させながら、新たな時代を切り開くことのできる「元気で賢い
鹿嶋っ子」の育成に努めてまいります。
4つ目が「暮らしやすく、
生きがいのある
まち鹿嶋」
づくりへの挑戦です。 人生100年時代と言われる中で、
市民の皆様お一人おひとりが、安全・安心に、元気に、輝きながら、学び、活躍し、健康で充実した
生活が送れるよう、
市民生活に直結する
環境整備などに取り組んでまいります。 快適な住環境の創造に向け、
雨水排水対策、
生活道路などの
整備を進めるとともに、災害に備えた
防災拠点機能の確保・
業務継続体制の構築など、防災や
生活インフラの充実に努めます。また、
公共交通については、現在の
路線バスや
デマンドタクシーの
利便性の向上を図るとともに、将来を見据えて、
自動運転技術を核とした
MaaS等を含めた様々な
次世代新
技術実証実験へ積極的に参加し、
社会環境の変化に対応した新たなサービスの導入の
可能性について検討してまいります。
子どもと家庭を取り巻く環境の変化が大きな社会問題になっていることから、
子育ての不安や悩みのほか、
児童虐待やDV、ヤングケアラーなど、
子どもや家庭に関するあらゆる
相談体制の充実を図るとともに、
子育て支援団体や「
子ども食堂」などを実施している
各種団体とも緊密な連携を図り、
子どもの健やかな成長に向けた体制を
整備してまいります。 また、
宮中地区に
整備予定の新たな
子育て支援施設につきましては、今議会に契約関係
議案として提出しているとおり、今年度建設工事を進め、
令和5年4月の開園を目指してまいります。 引き続き、安心して結婚から妊娠、出産、
子育てができる環境
づくりと、
子どもの健やかな成長に向けて、
子育て支援の充実と質の向上の取組を推進してまいります。 健康であることが、日々
生活する上で最も重要です。 健康を維持し、また取り戻し、安心して
生活するために医療体制の構築が必要となります。現在、鹿行南部医療圏での広域的な体制
整備をはじめ、市独自
事業として医師確保や二次救急医療機関運営費補助など、その
整備・充実に努めております。今後も、茨城県との連携によるさらなる医師確保や市内の医療機関はもとより県内外の三次救急医療機関とも連携して、
市民がいつでも適切な医療を受けられるよう地域医療体制の充実を図ってまいります。また、
市民の皆様が生涯にわたり健康で生き生きとした
生活が送れるよう、ライフステージに応じた各種健康
づくり事業を推進してまいります。 本年1月以降猛威を振るってきた
新型コロナウイルス感染症の第6波でありますが、国・県・市のいずれも5月下旬以降は減少傾向となっており、今後の対応につきましては、国からはマスクの着用をはじめイベント等の開催が一部緩和する方針が示されました。市といたしましても
市民の皆様へのお知らせを含め引き続き感
染症対策の周知徹底に努めてまいります。 あわせまして、ワクチンの4回目接種につきましては、鹿島医師会の松倉会長をはじめ市内医療機関のご尽力の下、60歳以上の方と18歳から59歳以下の基礎疾患がある方を対象とし、3回目から5か月経過後に順次接種できるよう準備を進めております。今後も
市民の皆様が安全かつ円滑に接種できるよう、市内医療機関のご
支援、ご協力をいただきながら、体制の確保に努めてまいります。 さらに、彩り豊かな人生を送るためには、学びによる自己実現、それらを通じた地域とのつながりや人と人との絆が大切であることから、芸術文化のほか各クラブ活動とともに各公民館
事業の活性化など、生涯学習の振興に取り組んでまいります。 最後に、5つ目が「
行財政改革」への挑戦です。 これをなくして、持続可能な
まちづくりはあり得ません。 仕事の成果は、
方向性、質、スピードが重要な要素です。特に
方向性を間違えれば、努力は水泡に帰します。客観的、論理的に課題解決の方向を導くために、市役所においては、数値化と要旨簡潔による報告・連絡・相談を推進してまいります。さらに、PDCAサイクルを効率よく回し、業務の生産性向上に向けDX、ICT、RPA、AIなどデジタル技術を積極的に活用してまいります。あわせて、現在実施している各
事業につきましても、改めてその必需性を吟味し、選別しながら、見直しや断捨離を実施してまいります。 また、地方創生が声高に言われる昨今、政策実現のための「政策力」により、自治体の浮沈がかかっています。幅広い見識と、深い洞察力を備えた政策力のある職員を育成するとともに、効率的な政策の展開を求めて、新規
事業を実施する際には、既存
事業の見直しを図るビルド・アンド・スクラップを基本的とした部課裁量予算を推進してまいります。 現在、様々な形で、多くの
市民に各種
まちづくりに関わっていただいております。今後とも、
市民一人ひとりが
まちづくりの主役となり、
市民の皆様の持てる知識や経験、情熱と行動力を生かして、地域が抱える様々な課題の解決に向けて、
市民の皆様からの
事業提案を含め、共に考え、共に取り組んでまいります。 また、
事業者との官民連携を推進し、民間の持つ多様なノウハウや技術を活用して、業務の効率化及びサービスの向上に努めてまいります。
本市財政につきましては、さきにも述べましたように、今後、非常に厳しい運営が予想されます。税収アップを見込むのが厳しい中、投資的経費を抑えながら、実質単年度収支の黒字化並びに扶助費を抑えた
経常収支比率の低下を目指し、公共施設の適正配置など抜本的な政策展開により、財政健全化を図ってまいります。 以上、所信の一端を述べさせていただきましたが、これらの施策を実現するためには、議会の皆様、
市民の皆様のご理解とご協力が不可欠であります。 また、議会の皆様とは、お互いの考えを尊重し、意見の相違を明らかにし、議論する建設的な関係でありたいと思います。 「明るく、心豊かに暮らせる
鹿嶋」
づくりに向けて、今後とも格別なるご
支援、ご協力をお願い申し上げまして、これから4年間の
市政運営に関する所信表明といたします。 次に、提出いたしました
議案についてご説明申し上げます。
提出議案は、予算関係
議案2件、
条例関係
議案が4件、人事関係
議案が1件、契約関係
議案が1件、認定関係
議案が1件、報告関係
議案1件の、合わせて10件であります。 まず、予算関係
議案は、
令和4年度の
一般会計の補正予算であります。 1件目といたしましては、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ9,181万5,000円を増額し、総額を240億7,181万5,000円とするものです。
子育て世帯
生活支援特別給付金給付
事業を計上いたしました。 2件目といたしまして、既定の予算総額に、歳入歳出それぞれ2億3,907万9,000円を増額し、総額を243億1,089万4,000円とするものです。新型コロナウイルスワクチン接種経費の増、プレミアム商品券
事業による商工業振興事務経費の増などを計上いたしました。
条例関係
議案は、
鹿嶋市
資金積立基金条例の一部を改正する
条例などであります。 人事関係
議案は、
鹿嶋市副
市長の選任に当たり、議会の同意を求めるものです。 契約関係
議案は、「
鹿嶋市
地域子育て支援センター新築工事請負契約について」であります。 認定関係
議案は、林地内に
整備した
市道路線の認定であります。 報告
議案は、
鹿嶋市
税条例等の一部を改正する
条例の
専決処分についてであります。 私の説明は以上で終わりますが、予算以外の
議案につきましては、総務部長から補足説明をさせていただきます。 お手元の
議案書によりご審議の上、適切な議決を賜りますようお願いいたします。 以上です。
○
議長(
篠塚洋三君) 次に、
提出議案の補足説明を求めます。 総務部長、細田光天君。 〔総務部長 細田光天君登壇〕
◎総務部長(細田光天君) それでは、本議会に提案させていただきました予算を除く
議案の補足説明をさせていただきます。 まず、
議案第32号
鹿嶋市
資金積立基金条例の一部を改正する
条例であります。
企業版ふるさと納税による法人からの寄附金を
鹿嶋市ふるさと納税基金へ積み立てるに当たり、新たに必要な
規定を定めるものです。
議案第33号
鹿嶋市
行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律に基づく
個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する
条例の一部を改正する
条例であります。
鹿嶋市子宝手当支給
事業の廃止に伴い、本
条例の上位法である
行政手続における特定の個人を識別するための番号の
利用等に関する法律による
条例で定める事務から子宝手当支給に係る事務を削除するものです。
議案第34号
鹿嶋市
特別職の職員の給与並びに旅費及び
費用弁償に関する
条例の一部を改正する
条例であります。一般職の職員が正規の勤務時間外に
特別職の職務を行った場合において、当該職員に対し兼ねる
特別職の給与の支給ができる旨を
規定するとともに、学校運営協議会委員の報酬等を新たに
規定するものです。
議案第35号
鹿嶋市
介護保険条例の一部を改正する
条例であります。
新型コロナウイルス感染症の影響により収入の減少等、一定の条件に該当する者を対象に行っている介護保険料の減免期間を1年間延長するものです。
議案第36号
鹿嶋市副
市長の選任についてであります。
鹿嶋市副
市長の選任に当たり、議会の同意を求めるものです。栗林裕氏、新任です。栗林裕氏は、昭和54年4月に当時の鹿島町役場に入庁、経済
振興部長、
都市整備部長等を歴任し、卓越した手腕を発揮いたしました。43年間の豊富な行政経験があり、人格も高潔で、行政全般にわたり識見を有し、トップマネジメント機能の強化を図る上で最適任者と判断し、副
市長に選任しようとするものです。なお、任期は4年間です。
議案第37号
鹿嶋市
地域子育て支援センター新築工事(
建築工事)の
請負契約についてであります。
鹿嶋市地域
子育て支援センターを
宮中地区へ新築、移転する工事について、条件付一般競争入札を5月19日に電子入札で執行した結果、落札した株式会社大地と2億2,880万円で
請負契約を締結するため、議会の議決を求めるものです。
議案第38号
市道路線の認定についてであります。今回の
市道路線の認定は、
整備の完了した林地内の道路1路線、延長327メートルを認定するものです。 報告第3号
専決処分について(
鹿嶋市
税条例等の一部を改正する
条例)であります。
専決処分しました
条例は、市税
条例の上位法である地方税法が
令和4年4月1日から一部改正されることに伴い、土地に係る
固定資産税の負担調整措置や住宅ローンの控除の見直しに係る個人住民税の対応等、所要の改正をしたものです。
議案の補足説明は以上であります。
○
議長(
篠塚洋三君) これより
議案第30号
令和4年度
鹿嶋市
一般会計補正予算(第1号)について質疑を行います。 質疑はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 質疑はありませんか。 なければ、以上で
議案第30号に対する質疑を終結します。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第30号は、
会議規則第37条第3項の
規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 これより
議案第30号
令和4年度
鹿嶋市
一般会計補正予算(第1号)に対する討論を行います。 討論はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより
議案第30号
令和4年度
鹿嶋市
一般会計補正予算(第1号)を採決いたします。 お諮りいたします。
議案第30号は原案のとおり決することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 異議なしと認め、
議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、
議案第36号
鹿嶋市副
市長の選任について質疑を行います。 質疑はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 質疑はありませんか。 なければ、以上で
議案第36号に対する質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております
議案第36号は、
会議規則第37条第3項の
規定により委員会付託を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決しました。 これより
議案第36号
鹿嶋市副
市長の選任について討論を行います。 討論はございませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 討論なしと認め、討論を終結いたします。 これより
議案第36号
鹿嶋市副
市長の選任についてを採決いたします。 お諮りいたします。
議案第36号は原案のとおり同意することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
議長(
篠塚洋三君) 異議なしと認め、
議案第36号は原案のとおり同意することに決しました。 ただいま説明のありました
議案第31号ないし
議案第35号、
議案第37号及び
議案第38
号並びに報告第3号について、質疑のある議員は6月9日午後5時までに、討論のある議員は16日午後5時までに、
議長宛て発言通告書の提出をお願いいたします。
△散会の宣告
○
議長(
篠塚洋三君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。 次回の本
会議は、6月8日午前10時から一般質問となります。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 (午前10時54分)...