鹿嶋市議会 > 2019-12-20 >
12月20日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号

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  1. 鹿嶋市議会 2019-12-20
    12月20日-委員長報告、質疑、討論、採決-05号


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    最終取得日: 2023-04-19
    令和 元年 12月 定例会(第4回)            鹿嶋市議会第4回定例会会議録議事日程(第5号)                       令和元年12月20日(金曜日) 午前10時開議第1 議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)                  議案第71号 令和元年度鹿嶋国民健康保険特別会計補正予算(第1号)            議案第72号 令和元年度鹿嶋介護保険特別会計補正予算(第2号)              議案第73号 令和元年度鹿嶋下水道事業会計補正予算(第2号)               議案第74号 鹿嶋市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例             議案第75号 鹿嶋市産業活動の活性化のための固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改         正する条例                                  議案第76号 鹿嶋市資金積立基金条例の一部を改正する条例                  議案第77号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例              議案第78号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正す         る条例                                     議案第79号 鹿嶋市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例             議案第80号 鹿嶋市の水道事業における布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一         部を改正する条例                               議案第81号 鹿行広域事務組合規約の変更について                      議案第82号 鹿行広域事務組合の共同処理する事務の変更に伴う財産処分について        議案第84号 市道路線の認定について                            議案第85号 市道路線の変更について                             議案第86号 市道路線の認定、廃止及び変更について                      議案第87号 鹿嶋市営鹿島神宮駅西駐車場指定管理者の指定について             議案第88号 鹿嶋市大野潮騒はまなす公園指定管理者の指定について             議案第89号 権利の放棄について                              報告第4号 専決処分について(令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第3号))         報告第5号 専決処分について(令和元年度鹿嶋農業集落排水特別会計補正予算(第1号)   報告第6号 専決処分について(令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第4号))      第2 議案第83号 鹿嶋市監査委員の選任について                      第3 令和元年請願第3号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化す             る施策推進を求める意見書の提出を求める請願              令和元年請願第4号 急傾斜地崩壊危険区域における災害発生箇所現地確認調査と住民の生             命財産を守るための防災の強化に関する請願            第4 意見書第5号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策          推進を求める意見書                             意見書第6号 急傾斜地崩壊対策事業に対する支援を求める意見書            第5 令和元年陳情第8号 「生涯現役社会」を実現するシルバー人材センターの決意と支援の陳情第6 閉会中の継続調査について                              第7 議員派遣の件                                    〇会議に付した事件 日程第1 議案第70号ないし議案第82号並びに議案第84号ないし議案第89号並びに報告第4号ない      し報告第6号議案について                            日程第2 議案第83号について                               日程第3 令和元年請願第3号及び令和元年請願第4号について                日程第4 意見書第5号及び意見書第6号について                      日程第5 令和元年陳情第8号について                           日程第6 閉会中の継続調査について                            日程第7 議員派遣の件                                 〇出席議員(20名)   1番  舛 井 明 宏 君       2番  笹 沼 康 弘 君   3番  小松﨑 敏 紀 君       5番  川 井 宏 子 君   6番  菅 谷   毅 君       7番  樋 口 富士男 君   8番  栗 林 京 子 君       9番  佐 藤 信 成 君  10番  宇 田 一 男 君      11番  山 口 哲 秀 君  12番  小 池 みよ子 君      13番  篠 塚 洋 三 君  14番  河 津   亨 君      15番  立 原 弘 一 君  16番  坂 本 仙 一 君      17番  田 口   茂 君  18番  池 田 芳 範 君      19番  根 崎   彰 君  20番  内 田 政 文 君      21番  飯 塚 俊 雄 君〇欠席議員(なし)                                           〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名       市     長      錦  織  孝  一  君       副  市  長      市  村     修  君       教  育  長      川  村     等  君       政 策 企画部長      堀  田  博  史  君       地 域 活 性 化      池  田  茂  男  君       担当参事兼重点       プ ロ ジェクト       推 進 室 長       政策企画部次長      桐  生  進  一  君       兼政策担当参事       政策企画部次長      大  沢  英  樹  君       兼オリンピック       ・パラリンピック       課     長       政 策 秘書課長      飯  塚  和  宏  君       財 政 課 長      藤  松     研  君       総 務 部 長      杉  山  敏  之  君       総 務 部 次 長      君 和 田     厚  君       人 事 課 長      片  岡  智  樹  君       市 民 生活部長      津  賀  利  幸  君       廃棄物処理施設      内  田  義  人  君       建 設 担当参事       市民生活部次長      清  宮  博  史  君       健 康 福祉部長      野  口  ゆ か り  君       兼福祉事務所長       健康福祉部次長      細  田  光  天  君       健康福祉部次長      茂  木  伸  明  君       兼 福 祉事務所       次     長       経 済 振興部長      浅  野     正  君       経済振興部次長      久  保  重  也  君       兼港湾振興課長       都市整備部長兼      栗  林     裕  君       水 道 事業都市       整 備 部 長       都市整備部次長      大  川  康  徳  君       兼水道事業都市       整 備 部 次 長       会 計 管 理 者      石  井  修  司  君       教 育 委 員 会      佐  藤  由 起 子  君       事 務 局 部 長       教 育 委 員 会      大 須 賀  規  幸  君       事 務 局 次 長       教 育 委 員 会      宮  崎  正  明  君       事 務 局 次 長       兼 国 体 推 進       担 当 参 事       農 業 委 員 会      磯  網  俊  一  君       事 務 局 長       監 査 委 員      藤  枝  英  夫  君       事 務 局 長〇本会議に出席した事務局職員       事 務 局 長      内  堀  和  則       事 務 局 課 長      市  原  み づ ほ       事 務 局 主 事      山  中  秀  平 △開議の宣告 ○議長(篠塚洋三君) ただいま出席議員は全員で定足数に達していますので、議会は成立いたしました。 これより本日の会議を開きます。                                   (午前10時29分) △議案の送付 ○議長(篠塚洋三君) 次に、委員会から議案が提出されましたので、報告させます。 事務局長。          〔事務局長 内堀和則君登壇〕 ◎事務局長(内堀和則君) 命によりご報告いたします。                                     令和元年12月20日 鹿嶋市議会議長 篠 塚 洋 三 様                       提出者 総務生活委員会委員長 小松﨑 敏 紀          議 案 の 提 出 に つ い て 鹿嶋市議会会議規則第14条第2項の規定に基づき、次の議案を別紙のとおり提出します。                      記意見書第5号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を       求める意見書 続きまして、                                     令和元年12月20日 鹿嶋市議会議長 篠 塚 洋 三 様                       提出者 都市経済委員会委員長 宇 田 一 男          議 案 の 提 出 に つ い て 鹿嶋市議会会議規則第14条第2項の規定に基づき、次の議案を別紙のとおり提出します。                      記意見書第6号 急傾斜地崩壊対策事業に対する支援を求める意見書 以上でございます。 △議案第70号~議案第82号、議案第84号~議案第89号、報告第4号~報告第6号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(篠塚洋三君) これより議事日程に入ります。 日程第1、議案第70号ないし議案第82号、議案第84号ないし議案第89号並びに報告第4号ないし報告第6号を一括して議題といたします。 これより順次各常任委員会委員長の報告を求めます。 まず、総務生活委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、小松﨑敏紀君。          〔総務生活委員会委員長 小松﨑敏紀君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小松﨑敏紀君) 総務生活委員会委員長報告。 去る12月16日の本会議において総務生活委員会に付託されました案件について、12月18日に総務生活委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第74号ないし議案第78号、議案第81号及び議案第82号の7議案であります。 審査経過でありますが、付託案件について執行部より議案の内容の説明を受け、慎重に審査を行いました。 議案第75号 鹿嶋市産業活動の活性化のための固定資産税の特例措置に関する条例の一部を改正する条例については、特例措置規定の本市の独自性及び条例改正前制度との公平性について質疑がありました。 議案第78号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、一般職に準じて特別職の給与を見直すことの妥当性について質疑がありました。 質疑終了後、議案第75号について、1名の委員から、条例改正前の対象者に理解を得るべきとの意見を付して、賛成討論がありました。 また、議案第78号について、1名の委員から、議員及び市長等の給与の減額は今後の検討課題であるとの意見を付しての賛成討論がありました。 また、議案第82号について、1名の委員から、今後は一部事務組合に関する議案については、当該組合議員の説明を受ける機会を設けるべきとの意見を付して、賛成討論がありました。 採決の結果、議案第74号ないし議案第78号、議案第81号及び議案第82号は全会一致をもってそれぞれ必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、総務生活委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、文教厚生委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、河津亨君。          〔文教厚生委員会委員長 河津 亨君登壇〕 ◎文教厚生委員会委員長(河津亨君) 文教厚生委員会委員長報告いたします。 去る12月16日の本会議において文教厚生委員会に付託されました案件について、12月18日に文教厚生委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第89号の1議案であります。 まず、審査に先立ち、鹿島中学校規模改修工事予定箇所及び学校給食センター業務状況現地調査を行い、調査終了後、付託案件の審査を行いました。審査経過でありますが、執行部より議案に関する詳細な説明を受け、慎重に審査を行いました。相続人や遺族の有無、人数について、今回のようなケースに対する市の再発防止策、要綱等あるのか、今後同様のケースがあった場合に対する保険や補償金などについて質疑がありました。 採決の結果、全会一致をもって必要かつ適正と認め、原案どおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、都市経済委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、宇田一男君。          〔都市経済委員会委員長 宇田一男君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長(宇田一男君) 去る12月16日の本会議において都市経済委員会に付託されました案件について、12月18日に都市経済委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 本委員会に付託されました案件は、議案第79号及び議案第80号、議案第84号ないし議案第88号の7議案であります。 審査に先立ち、宮中地区及び林地区の市道認定箇所現地調査を行い、調査終了後、付託案件の審査を行いました。 審査経過の主な内容につきましては、次のとおりであります。 初めに、付託されました案件についてそれぞれ詳細な説明を受け、質疑を行いました。 議案第79号 鹿嶋市水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例については、水道事業における水道計画策定の時期について、改定による給水区域の詳細について、改定後の1日最大給水量の妥当性について質疑がありました。 議案第80号 鹿嶋市の水道事業における布設工事監督者及び水道技術管理者に関する条例の一部を改正する条例については、資格要件の取り扱いについて質疑がありました。 議案第84号 市道路線の認定については、県からの移管に伴う協定内容について質疑がありました。また、県との協定には信号設置を盛り込むこと等の意見がありました。 議案第85号 市道路線の変更については、管理用道路の所有者及び道路整備の実現性について質疑がありました。 議案第86号 市道路線の認定、廃止及び変更については、廃止路線の隣接する水路の管理及び形状、水路及び道路の貸し付け面積と金額について質疑がありました。また、水路の構造については、荒野台地区からの流域も含むことから、水路断面の確保を事業者と調整願いたいとの意見がありました。 議案第87号 鹿嶋市営鹿島神宮駅西駐車場指定管理者の指定については、1年間の収支について、今後のシルバー人材センターへの業務委託の可能性について質疑がありました。また、市民サービスの観点から、駐車場無料化の検討をお願いしたいとの意見がありました。 議案第88号 鹿嶋市大野潮騒はまなす公園指定管理者の指定については、NPO法人の方針確認について質疑がありました。また、NPO法人の運営に関する体制の確認を整えるようにとの意見がありました。それぞれの付託案件について活発な議論がなされ、慎重に審査を行いました。 採決の結果、議案第79号及び議案第80号、議案第84号ないし議案第88号は、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、都市経済委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、予算決算常任委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、小池みよ子君。          〔予算決算常任委員会委員長 小池みよ子君登壇〕 ◎予算決算常任委員会委員長小池みよ子君) 予算決算常任委員会委員長報告。 去る12月16日の本会議において予算決算常任委員会に付託されました案件について、同日委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その経過と結果についてご報告いたします。 本委員会の審査案件は、議案第70号ないし議案第73号、報告第4号ないし報告第6号の7件であります。 審査経過でありますが、付託案件について執行部より説明を受け、慎重に審査を行いました。 議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)については、生活保護扶助経費国庫補助率と受給者数の推移、3月補正予算計上の見通し、当初予算からの伸び率、市が設置している防犯カメラと民間が設置している防犯カメラの基数、今後の設置予定数、他自治体との比較、時間外勤務手当の補正要因、子宝手当予算の積算と地方財政法との関係、消費生活相談員にかかわる報酬の減額補正の理由、人事院勧告消費税引き上げによる職員給への影響、地方消費税交付金交付見込み額医師確保支援補助金にかかわる上限の有無と考え方、豚コレラ対策に対し市が補助する理由、第3子以降給食費減免事業の増額補正と市立幼稚園第3子以降給食費無償化事業補助金減額補正の関係性、台風災害等にかかわる予算総額と特定財源の見込み、森林環境譲与税の使途と配分の根拠及び森林湖沼環境税との関係、被災住宅復旧緊急支援事業補助金の周知方法と損害保険併用の可否、交通安全対策特別交付金事業の予算額で設置可能なカーブミラーの基数と設置待ちの状況、保育所緊急確保事業費補助金及び安心子ども支援事業と神野4丁目における開発行為の関係性、当該関係行為に対する都市整備部教育委員会の関与の経過及び施工業者の入札の状況、文化財保護法第93条の無届けによる事業実施の際の罰則規定の有無、小規模保育施設のニーズの有無、開発許可申請時における埋蔵文化財包蔵地外であることの証明書添付の必要性の有無、竹林を伐採した際の埋蔵文化財試掘調査の必要性、現状における手続の不備の有無、今後の安全性を担保する根拠資料の有無、当該小規模保育施設への補助金の予算計上時期と執行状況、保育施設整備にかかわる教育委員会としての立地基準の有無、安全性が確保されていることについての市の認識、平成30年に撮影した航空写真において斜面の地肌が写っていることと本開発行為との関係性、開発行為地に面した道路、排水整備とほかの市民要望への対応としての優先度の考え方、斜面保護の応急措置にかかわる予算計上の必要性などについて質疑がありました。また、生活保護扶助経費については補正頻回とならぬよう対応すること、防犯カメラについては民間施設のカメラの活用を検討すべき、時間外勤務手当については職員の健康管理の面からも縮減に努め、また管理職はそのための配慮をすること。子宝手当については適正な予算管理を行うとともに、全体予算の縮小にも配慮すべき、人事院勧告に基づく給与改正について特別職は別に扱うべき、台風災害に要した経費等については3月議会で報告すること、議案第70号については請願の全体審査を行った上で採決すべき、小規模保育施設整備にかかわる予算と神野4丁目の開発行為との関係について執行部の説明不足を反省すべき、開発許可申請に当たって埋蔵文化財の包蔵地であるか否かの確認体制を強化すべき、保育施設の安全確保について市として十分に対応すること、関係法だけでなく安全性を考慮した上で行政として適切な指導をすべき、当該開発行為の場所は土砂災害警戒区域に隣接しているため、別の場所で整備するよう指導があってもしかるべき、野生動物の保護の観点からも斜面緑地の安全について対策を講じるべき、災害によって危険が生じるおそれがある場合にも、災害救助法の適用が可能であることを考慮することなどの意見がありました。 議案第72号 令和元年度鹿嶋介護保険特別会計補正予算(第2号)については、介護予防支援員の欠員の対応について質疑がありました。 議案第73号 令和元年度鹿嶋下水道事業会計補正予算(第2号)については、汚泥処理量が増加した要因について質疑がありました。 その後、議案第70号について、6名の委員から、この12月補正予算は災害復旧や待機児童対策を含むため賛成ではあるものの、一部議員によるこの採決は住民意見をないがしろにするものである、委員会の運営に反対するため退席する。神野4丁目における開発行為の十分な現地調査をした上で判断すべき、補助金は予算執行前に十分なチェックをすべき、執行部の説明不足や委員会の運営は反省すべき、市民の安全の確保のため、十分な現地調査を行った上で、多角的視点に立ち判断すべきなどの意見を付しての賛成討論がありました。 また、4名の委員から、本来であれば神野4丁目における開発行為現地調査を実施し、安全確認を行った上で採決すべきであり、この採決は住民意見を全く理解していないものである。請願は、住民の不安が行政に伝わっていないからこそ出されたもので、執行部の仕事をチェックするのが議員の責務であり、現地調査の要望を聞かずに採決するのは間違いである。予算決算常任委員会において、議員間における認識を深めたかったが、それを無視しての採決は民主主義に反するものである。質疑がなければ、小規模保育施設整備と神野4丁目における開発行為との関係性が判明しなかった点について、執行部の説明不足は市民を欺くものであるなどの意見を付しての反対討論がありました。 採決の結果、議案第70号については賛成多数をもって、議案第71号ないし議案第73号については全会一致をもって必要かつ適正と認め、原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて、報告第4号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第3号)、報告第5号 令和元年度鹿嶋農業集落排水特別会計補正予算(第1号)、報告第6号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第4号)の専決処分について、執行部より説明を受け、慎重に審査を行いました。 報告第6号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第4号)については、災害対策委託料の委託先、管理職特別勤務手当の補正理由について質疑がありました。 採決の結果、報告第4号ないし報告第6号は、全会一致をもって必要かつ適正と認め、原案のとおり承認すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました案件についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、予算決算常任委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で各委員長の報告を終わります。 なお、各委員会の審査報告書の写しは手元に配付してあります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 質疑がありませんので、以上で委員長報告に対する質疑を終結します。 これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、発言を許可いたします。 15番、立原弘一君の発言を許可いたします。 15番、立原弘一君。          〔15番 立原弘一君登壇〕 ◆15番(立原弘一君) おはようございます。15番、日本共産党の立原弘一です。通告に従いまして反対の討論をさせていただきます。 まず、議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)及び議案第78号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。 まず、議案第70号の補正予算でありますが、さきの台風15号、19号、さらに台風21号に伴う大雨など、住民生活に多大な被害をもたらした災害からの復旧、復興に向けた極めて重要な内容を含んだ予算であり、不十分なところはあるにせよ、速やかに執行できるよう対応したいところでありました。ところが同時に、この補正予算には神野4丁目の土砂災害警戒区域の直近に、開発行為の許可も建築確認の許可もおりていないのに、土盛り、基礎工事に着工し、しかもその開発行為が原因と思われる土砂流出が発生し、崖下の住民の敷地内に押し寄せるという事態に至っていました。住民の皆さんは、生命と財産が危機に直面していることをいち早く感じ取り、かなり早い段階から市はもちろんのこと、県庁やその出先である県民センター、つくば市の土砂災害研究室など、真剣な思いで足を運びながら危機的状況を訴え続けてまいりました。おくればせながら私も、先月下旬に住民からの連絡を受けて現地を見に行きましたが、状況を見て愕然といたしました。崖下の状態を目視しただけでも、一刻の猶予もできないという思いでした。崖上からの土砂もさることながら、斜面には水道ができたことによるであろう大きな穴ができており、樹木の根っこがあらわになっている様子が見てとれました。崖上の開発地に行ってみたら、土盛りが終わりコンクリートの頑丈そうな基礎の部分の工事が終わっている様子でした。しかし、開発行為許可の標識も、建築確認済の標識もありませんでした。張り出すためのものであろう板だけが立っている状態でした。その時点で、違法状態であることが確認されました。しかも、問題はそれだけではなく、当該区域は跡宮が直近にあり、そこは鹿島神宮が始まったところとも言われ、ドラマ「塚原卜伝」にも登場した物忌み様が住んでいたところとも言われており、埋蔵文化財の包蔵地としてきちんとした調査が求められるところでもありました。おくれてはしまったが、工事の際に調査をさせ、遺物はなかったという発言が出てきたのは、12月議会の一般質問や委員会質疑の中でしたが、昨年の竹林伐採、抜根のときから様子を見ていた住民から見たら、文化財の調査をしているような様子はなかったとなっています。適当に掘ってみただけで、なかったなどと議会で答弁したとすれば大問題であるし、さらに昨年の竹林伐採、抜根のときに大型の重機が作業していたという目撃情報もあり、そのとき埋蔵文化財は既になきものにされてしまっているのではないかという心配もあります。行政は、これらの問題が浮上してしまった以上、徹底した調査と原因究明をすることが求められます。後づけで認可された開発行為も、何で市長決裁でできる1,000平米未満だったのか。施工業者にしても、長年市の公共事業にかかわってきた会社であり、やっていいことと悪いことを知り尽くしているはずなのになぜ。まるで、周囲が気づかぬうちに終わらせてしまえという何らかの理由があったのではないかという臆測が広がってしまうのも無理はありません。何よりも最優先すべきは、地域住民の生命と財産を守るためには何をなすべきか、速やかな対応を求めるものです。 それでは、なぜこの補正予算に反対しなければならないのか。一言で言えば、審査不十分、議論不十分。具体的には、土砂災害警戒区域の直近にベビールームが建設されようとしており、それが原因と思われる土砂災害の危険が迫っている。そのベビールームの県補助金4,940万4,000円が計上されていることが判明した以上、予算決算常任委員会で徹底的に審査と現地調査をすべき内容であることは自明なことであります。にもかかわらず、現地調査も行わないという不十分な中で、委員長は一方的に審査を打ち切り、数に任せた採決を強行しました。討論では、採決強行を厳しく批判しながらも、災害関連予算を人質にとられる中で、賛成という苦渋の判断をせざるを得なかった議員もいれば、怒りの判断で退室し、採決に加わらなかった議員もいました。まさに鹿嶋市議会の機能不全状態を露呈した瞬間でありました。しかし、異常な状態はさらに続き、議会運営委員会で合意していたはずの常任委員会での連合審査についてまで、都市経済委員会を入り口でやりましょうと、合意していた内容にもかかわらず、委員長からの提案を、これまた多数決で葬った。しかも、合意した議会運営委員会メンバーがこぞって反対です。まさに委員長は、はしごを外された状態です。結局3常任委員会そろっての審査は実現せず、都市経済委員会のみの審査になった。ところが、今度は神野住民からの請願の紹介議員である菅谷議員が説明させてほしいという要求まで、数の力で葬ったのであります。議員としての自覚が幾らかでもあるなら、やってはならない行為であり、恥ずべき行為であります。天の声があったのかどうか、もしくは今はやりのそんたくなのか、住民不在の市政、議会とやゆされないよう猛省を求めるものです。 議案第70号中、県支出金、児童福祉司補助金4,940万4,000円については、審査不十分であり認められません。当該ベビールームの建設そのものを反対と言っているのではありません。土砂災害警戒区域に指定され、危険区域指定の条件も全て満たしているようなところでの直近に建設していいのかと言っているのであります。住民合意のまちづくりという基本から外れている今回のベビールーム建設は、再度見直すべきであり、他の場所も選択肢にしながら、住民に歓迎される施設としてやり直すことを強く求めるものであります。 次に、議案第78号についてであります。社会全体の給与額を引き上げるためには、若年層はもちろん全年齢の大幅な引き上げが必要と考えています。京都総評が最低生計費調査を行った結果、30代の夫婦、子ども2人の世帯で月額48万6,913円、年収で584万円、40代で月54万9,423円、年収660万円が必要という調査結果を発表しました。公務員の処遇は民間企業の処遇を左右することから、大幅な値上げが必要です。今回の人事院勧告に基づく賃上げは、10月からの消費税増税分を考えれば、マイナス回答とも言える内容です。しかしながら、少しでも引き上げではあるところから、議案第77号 鹿嶋市職員の給与に関する条例等の一部改正については、不十分ではあるが賛成の態度を決めております。しかし、市長や議員の報酬まで連動させて上げるのはいかがなものでしょうか。市長も議員も、選挙によって市民に選ばれた地位であります。建前としては、報酬目当てに市長や議員になったわけではないというのが筋論です。そうはいっても、事実上生活費の一面はある。しかしながら、人事院勧告に合わせて職員と一緒に報酬を上げるのは、理屈が合いません。鹿嶋市の平均年収は300万円を下回っています。市長、議員はその現実に向き合いながら、みずからの報酬はどうあるべきなのかを判断すべきであり、人勧に頼る必要などありません。団体交渉権を奪われている職員とは全く違うのです。財政が厳しいというのであれば、市長、議員こそ率先して報酬引き下げを判断すべきであります。今回評価するところがあるとすれば、職員と市長、議員を議案として分離したことです。職員を犠牲にして反対する必要もなければ、職員の給与引き上げのために部分的とはいえ、みずからの主張を曲げる必要もない。議員の皆様におかれましては、ぜひとも議案第78号を否決していただき、少ない収入と高い税負担に苦しむ市民の立場に立った、市民のための議会と胸を張って言えるように精進しようではありませんか。 以上で反対討論を終わります。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、6番、菅谷毅君の発言を許可いたします。 6番、菅谷毅君。          〔6番 菅谷 毅君登壇〕 ◆6番(菅谷毅君) おはようございます。6番議員、会派幹会の菅谷毅です。議長より発言の許可をいただきましたので、議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)につきまして、賛成の立場で討論に参加をいたします。 今定例議会のテーマを自分なりに分析いたしますと、9月から10月にかけての連続して発生した台風等による災害から速やかな復旧、復興を図り、市民の安心と安全、平穏な暮らしを取り戻すことが課題ではなかったかと思っております。これらの重要な課題を実現するための12月補正予算が審議されました。専決処分された9月補正、11月補正とあわせて、災害への迅速な対応と市民の生活再建や被災者対応のための新規予算など、全てが必要かつ重要な予算であると評価をしております。また、職員の皆さんの昼夜を問わない災害対応にも、敬意を表したいと思っております。 しかしながら、その審査過程におきまして、民主的な議論が深められなかったことが残念でなりません。私は、今議会に当たり神野地区在住の市民の皆様から、市民生活の安心安全を求める請願の紹介議員として、依頼をお受けしました。市民の皆様の切実な願いを行政に届けるという重要な役割です。議会運営委員会での協議を経て、一旦は都市経済常任委員会に付託されるが、請願項目が多岐にわたっているため、連合審査により3常任委員会が合同で審査する予定だと聞いておりました。また、一般質問でも2名の議員から、神野地区の問題について問題が提起をされ、議会全体で認識の共有化が必要とも感じました。ところが、16日の予算決算常任委員会では、12月補正予算に神野地区の保育施設関連予算が含まれていることが明らかになったにもかかわらず、強引に審議、採決を進め、多数決で採決し、終了させてしまいました。 私は、委員長に請願の紹介議員として、議会全体で現地調査を実施後に、議会として認識を深めた上で討論、採決しても十分に期間はあることを申し入れましたが、無視をされました。そして、予算決算常任委員会終了後に開催された都市経済委員会において、請願に対する連合審査を宇田委員長が提案しましたが、何と多数決により連合審査の必要なしとして、都市経済委員会単独による審査となりました。市民の切実な願いを議会全体で受けとめた上で、市民の生命、財産を守るために行政と一体となって議論し、政策の決定に関与することこそ議会の務めと感じておりましたが、残念でなりません。 都市経済委員会への請願審査押しつけは、議運の確認軽視であり、背信的な行為だと言わざるを得ません。市民の請願権を制限する意図があったとすれば、大変に問題だと思っております。予算決算常任委員会では、余りにも一方的で強引な議事運営に対し、補正予算には反対をいたしましたが、補正予算案の重要性に鑑み、本会議においては賛成の立場で討論することといたしました。 2年前の平成30年予算案審議中の予算決算常任委員会でも、同様の事態が発生をいたしました。宮中地区にぎわい創出事業予算の審議を総務生活分科会に押しつけ、予算決算常任委員会で議論することをかたくなに拒んだときと同様であります。そのときに予算審議を押しつけられた委員長も、宇田さんだったかと記憶しております。予算決算常任委員会においての真摯な討論を強く求めたいと思っております。 ことしの流行語大賞は、ラグビー世界選手権の日本チームの活躍にちなんで「ONE TEAM」でありました。昨日、都市経済委員会現地調査及び審議の様子がNHKニュースで放映されましたが、市民の切実な思いのこもった請願にしっかりと寄り添い、議会全体がワンチームとなって取り組んでいくニュースが流されていたら、市民の皆様の理解も進んだのではないかと思っております。 民主的な議会運営を全議員に訴えて、議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)の賛成の討論といたします。
    ○議長(篠塚洋三君) 次に、9番、佐藤信成君の発言を許可いたします。 9番、佐藤信成君。          〔9番 佐藤信成君登壇〕 ◆9番(佐藤信成君) 9番議員の佐藤信成です。議案第70号、一般会計補正予算について賛成の立場で討論をいたします。 この議案については、予算決算常任委員会の中では、私は反対討論を行いました。その際にも理由を述べましたが、この補正予算案には、この議会の中で今大きく取り上げられている請願と深いかかわりのあるベビールームへの補正予算が組み込まれていることがわかったからであります。今回提出されている請願では、現地を調査してもらいたい旨の趣旨も入っておりました。それら請願者の願いである調査をすることもなく、本予算案に賛成をするということは、請願者を軽視する行為であるため、私は現地調査後の委員会採決を求めるよう委員長にお願いをしてまいりました。しかしながら、先ほどからほかの議員も説明しているとおり、そういった現地調査をすることなく強行採決を進めて、賛成多数の結果をもって予算委員会を閉じてしまった。 私の考えが全て正しいとは思いません。しかしながら、きちんと順を追って調査を実施した後に採決をすれば、より多くの委員からの賛成をもって本会議に諮ることができたにもかかわらず、どうしてそのような委員会運営を行わないのか、私には全く理解できません。しかしながら、きょうまでに都市経済委員会によって現地調査も行われました。私は、現地調査都市経済委員会だけでは十分だと考えておりません。先日出された請願の中には、都市経済委員会の所管の業務以外にも、文教委員会、総務委員会などが所管する内容も含まれていた。その結果、都市経済委員会だけで調査をしたことによってつくり上げられた意見書というものは、結果的に請願者の願意と離れた都市経済委員所管だけのものになってしまった。 以上の理由から、私は委員会ではこの第70号の議案については反対をしておりましたが、今回ある一定の調査も行われ、請願もまとまりそうだという見込みのめどが立ったということをもって賛成をしたいと思います。 なお、通告していませんでしたが、議案第78号、私総務委員会の中で混同した質疑、討論を行ってしまい、その際総務部長からも私の勘違いを指摘された場面がございまして、私の勘違いについておわびをしたいと思います。当初勘違いをし、私はこの議案第78号、職員の給与の件も含まれているということで賛成をいたしておりましたが、よく総務部長から正されたとおり、この議案については議員だけの報酬に関することであるということが理解できておりましたので、改めて私はこの78号についても反対をさせていただこうと思います。 以上になります。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、10番、宇田一男君の発言を許可いたします。 10番、宇田一男君。          〔10番 宇田一男君登壇〕 ◆10番(宇田一男君) 10番議員、会派幹会の宇田一男です。議長より発言の許可をいただきましたので、議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)について、賛成の立場で討論いたします。 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)は、台風による災害復旧を初め、農業従事者の災害支援費が含まれた補正予算であり、当然ながら賛成すべきものであります。しかしながら、今回の補正予算審議では、請願第4号に係る急傾斜地の整備や保育施設の補助金のあり方などに関し、十分な審査が必要なことにもかかわらず、一部委員の強引な誘導により混乱した委員会運営となったことは残念でなりません。今後は、多くの委員の意見を取り入れ、公平な立場で十分な議論のもと慎重な審議を行うよう、議長並びに予算正副委員長にはお願いしたいと思います。 今回の補正予算においては、災害復旧や公共施設修繕などで多額の歳出となっており、財政調整基金や公共施設整備基金が充てられています。苦しい財政状況のもと、基金についても積み増しが困難な中、基金の大幅減は将来的には鹿嶋市にとっても大きな課題となると考えます。 また、市長公約である子宝手当についても大幅な増額補正となっており、予算管理ができない事業となっているように思います。ぜひとも公共施設の維持管理については、十分な計画のもと着実な実行を行い徹底した予算管理をお願いするとともに、市長公約を含めた既存の補助事業についても、予算管理が可能な事業に改善するようお願いいたします。 現在令和2年度当初予算策定中と考えますが、さらに厳しい財政環境が予想されます。既存事業の是非についても十分に検証し、事業の選択と集中を行った新年度予算策定を期待し、賛成討論といたします。          〔何事か言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 田口茂君。          〔17番 田口 茂君登壇〕 ◆17番(田口茂君) 議案第70号、賛成の立場で討論をしたいと思います。 予算決算常任委員会の中で、私は議会運営の未熟さから退席をさせていただきました。議会の問題ですので、関係者に強く本意を申し上げたいなと思っております。 おかげさまで、宇田委員長のもとでしっかりと現地調査もされましたし、全会一致で請願されましたので、私の所期の願いがかなったということで賛成をしたいと思っております。 以上です。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、議案第70号 令和元年度鹿嶋一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。 本件に対する委員長報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、議案第70号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第71号ないし議案第77号を一括して採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって議案第71号ないし議案第77号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第78号 鹿嶋市特別職の職員の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、議案第78号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、議案第79号ないし議案第82号及び議案第84号ないし議案第89号を一括して採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案可決であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって議案第79号ないし議案第82号及び議案第84号ないし議案第89号は委員長の報告のとおり可決されました。 次に、報告第4号ないし報告第6号を一括して採決いたします。 本件に対する委員長の報告は原案承認であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって報告第4号ないし報告第6号は委員長の報告のとおり承認されました。 △議案第83号の討論、採決 ○議長(篠塚洋三君) 日程第2、議案第83号を議題といたします。 これより討論に入ります。 通告はありませんので、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 議案第83号を採決いたします。 お諮りいたします。本件は原案のとおり同意することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって議案第83号は原案のとおり同意することに決しました。 △令和元年請願第3号、令和元年請願第4号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(篠塚洋三君) 日程第3、令和元年請願第3号及び令和元年請願第4号を一括して議題といたします。 まず、総務生活委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、小松﨑敏紀君。          〔総務生活委員会委員長 小松﨑敏紀君登壇〕 ◎総務生活委員会委員長小松﨑敏紀君) 去る12月16日の本会議において総務生活委員会に付託されました令和元年請願第3号について、12月18日に総務生活委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 令和元年請願第3号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書の提出を求める請願について、事務局より請願趣旨の説明を受け、慎重に審査を行いました。 令和元年請願第3号は、ライドシェアが導入されてしまえば、タクシー事業だけでなく地域の公共交通の存立基盤が脅かされ、地域経済にも深刻な影響を与えることは明白であり、よって地域公共交通を担うタクシー事業が、より安全安心で快適、便利な交通機関として利用者に安定した移送サービスを提供できるよう、ライドシェアの導入を行わず、タクシー事業と地域公共交通の活性化のための施策を一層推進することを求め、地方自治法第99条に基づき国の関係機関への意見書の提出を求める内容であります。 審査においては、オリンピックに向けてライドシェアを実現すべき。ライドシェアを必要とする地域もあるが、タクシー事業者の雇用を考えると難しいのではないか。これまで規制されてきた理由を考える必要がある。交通弱者のための可能性を探っていくべき。安全性や雇用等、先のことまで考えて判断する必要があるとの意見がありました。 その後、2名の委員からライドシェアを前向きに導入すべきとする反対討論が、4名の委員から導入すべきでないとする賛成の討論がありました。 慎重に審査を行った結果、令和元年請願第3号は願意妥当と認め、賛成多数をもって採択すべきものと決しました。また、本請願は国の関係機関への意見書の提出を求めるものであることから、総務生活委員として意見書第5号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書を提出することに決定したところであります。 以上が本委員会に付託されました請願の審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げて、総務生活委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、都市経済委員会委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 委員長、宇田一男君。          〔都市経済委員会委員長 宇田一男君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長(宇田一男君) 都市経済委員会委員長報告、請願について報告いたします。 去る12月16日の本会議において都市経済委員会に付託されました令和元年請願第4号 急傾斜地崩壊危険区域における災害発生箇所現地確認調査と住民の生命財産を守るための防災の強化に関する請願について、12月16日及び12月18日に委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 令和元年請願第4号は、以下の事項に関して市に適切な対応を求める内容の請願であります。 1、該当土地(鹿嶋市神野4丁目1301―51ほか)の開発行為によって、斜面下の民家に土砂が大量に流入していることから、土砂崩れの原因究明を早期に実施し、住民の不安解消を図ること。 2、斜面緑地の保全と急傾斜地崩壊危険区域周辺住民の生命、財産を守るための災害防止策の検討を促すこと。 3、ハザードマップで危険区域に示されている周辺の土地における開発行為や建築確認の許可については、事業者に対し法を遵守させることはもちろん、法の趣旨にのっとり厳格、適正な手続をするよう強く要請すること。 4、当該土地は、歴史的にも周知の埋蔵文化財包蔵地として貴重な文化財が存在する可能性が高く、文化財保護の観点からも慎重な開発を求めること。 5、開発行為に関連して市が行う工事については、事業者に不適切な行為を誘発しないよう、もろもろの手続を完了した後に実施するよう要請すること。 まず、審査に先立ち現地調査を行い、現地の状況について確認をいたしました。審査において、委員からは、市は土砂崩れの原因究明や対策を適正に行い、地元住民が安心できるような取り組みをすること。急傾斜地対策を進めるには、県に対し市及び地元からの働きかけが大事であること。市は、県にしっかりと要望して、危険なところをなくすようにしていくこと。一刻も早く採択して、請願者の心配、不安を除くための措置をすること。市民の生命、財産の危機にあった事実を重く受けとめ、今後は市民ファーストになるよう執行部とともに頑張っていきたいなどの意見がありました。 慎重に審査を行った結果、令和元年請願第4号は願意妥当と認め、全会一致をもって採択すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました請願の審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同賜りますようお願い申し上げまして、都市経済委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で委員長の報告を終わります。 なお、各委員会の審査報告書の写しはお手元に配付してあります。 これより委員長報告に対する質疑に入ります。 立原弘一君。 ◆15番(立原弘一君) それでは、都市経済委員長に若干の質疑をさせていただきたいと思います。 まず第1点は、私は予算決算常任委員会が閉じてしまった後に、宇田委員長に連合審査大丈夫なのでしょうと聞いたら、やりますよと元気よく答えていただいたのですけれども、結論からいえば、結局開かれないでしまったと。私は議運のメンバーでもありましたので、議運で確認もしております。この急傾斜地の請願については、文教の所管もあるし、総務の所管もあるし、もちろん都市経済の所管もあると、当然全部でやらなければならないと思うのだけれども、どうしたらいいだろうかという中で連合審査という選択肢が出てきて、ただ、どこかの委員会がまず引き受けなければならないということで、一番項目的に多いのは都市経済であろうから、まず宇田委員長に引き受けてもらって、そこから連合審査に持っていきましょうという流れだったはずなのですけれども、そのとき宇田委員長も、ここでいいのというふうに快くというわけでもなく、文教がやってもいいのではないのみたいな雰囲気もあったと思うのですけれども、そういう中でも引き受けていただいた。にもかかわらず、このような結果になって連合審査が実現しなくて、結局全議員による現地視察というのができなくなってしまった。それに対して一体どういうことがあったのか、宇田委員長のほうからご説明いただければと思っております。 ○議長(篠塚洋三君) 委員長の答弁を求めます。 委員長、宇田一男君。          〔都市経済委員会委員長 宇田一男君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長(宇田一男君) 立原議員の質問に回答したいと思います。 連合審査会が都市経済委員会で実現、開催されなかったということで、委員長としては当然ながら、この請願の中には説明も含めていろんな意見が入っていますので、する方向で提案をしたところであります。その中で、各委員のほうから意見をいただきまして、開発行為による土砂崩れの原因究明、それから急傾斜地の危険区域、市民の財産を守る対策というのは都市経済委員会の範疇であるということで、交通防災の場合、ハザードマップなどを作成するのであれば総務委員会に関連するけれども、この辺については都市経済で十分だろうと。また、文化財保護の観点からも、一般質問の答弁から文化財がないと答弁いただいているところで、当委員会として判断していけばいいという意見がありました。 また、ほかの委員からは、請願が妥当かどうかということを判断すべきであるということで、総務関連とか文教関連があったからといって、連合審査会は特段必要としないで、都市経済委員会のほうで審議すべきということがありました。 また、ほかの委員からは、申請要旨としては5つあります。文教民生の内容は、立原委員の一般質問で佐藤部長が答えたように、文化財はなかったということで連合は必要ないと。当然市民の生命、財産を守るためにということで、都市経済で整理をしていけばいいということで、複合的に審査をする必要がないという意見もありました。 また、請願は受けるべき。文化財保護の部分は、立ち会いの場合のもとの文化財は発掘されていない。保育施設は予算委員会では審議はしたが、請願の要旨のところには入っていないので、文教はいいのではないとかいうことで、急傾斜地については、委員個人としては市で直していくべき、急傾斜地に限ってはスピード感を持って取り組み、県に申請をしていくべきだということで、連合審査会については4名の委員から必要がないということでありました。1名の委員からは、この連合審査会については取り扱うべきということで、本来なら予算委員会で取り扱うべき案件ということなのですけれども、今回急傾斜地の崩壊、災害予算で考えているということで、都市経済であるのかなと。因果関係、誰が判断するのか、崩壊対策、移転でそういう予算づけができるところは予算委員会だろうということで、うちだけではなかなか難しい案件だということでありました。 文化財の関係については、当然ながら合同審査会、文教厚生委員会のほうで検証、議論すべきであって、市民生活、文教と合同ですべきというところでありました。それぞれ委員さんの認識のレベルもありまして、採決したところ、決をとったところ4名反対、賛成が1名という結果でありました。 以上であります。 ○議長(篠塚洋三君) 立原弘一君の2回目の質疑を許可いたします。 ◆15番(立原弘一君) 私は文教のメンバーでありまして、待っていたわけです。一般質問の答弁で、文化財はなかったよという話だけれども、ではどういう調べ方をしたの、本当になかったの、どこの範囲をやったの、いろんなことをもっともっと聞かなければならない。では誰がやったのと、誰がちゃんと認めることが、ありませんでしたと確信、確証を持てる調査だったのかどうか、そういうのも含めてもっともっと掘り下げなければいけないなと思っていたけれども、一般質問の答弁で、ないと言ったからやらないと、それもよく私には理解ができないのですけれども。さらには、当該地域に建てられようとしている子ども福祉施設、これもあるわけだから、これが本当に安全なのかどうかというのを文教厚生委員会としてやらなければならないと思っていたのだけれども、それすらその道が閉ざされてしまった。議長の判断で今後やらせてもらえるようですけれども、これはちょっと異常な事態だったのではないかと私は思う。それはもういいです、委員長が丁寧に答えてくださったので。 もう一つ、紹介議員が説明を求めたのも、だめだったというのだけれども、これちょっと私はなぜという疑問があるのですけれども、どういう経緯だったのでしょうか。 ○議長(篠塚洋三君) 立原弘一君の2回目の質疑に対する答弁を求めます。 委員長、宇田一男君。          〔都市経済委員会委員長 宇田一男君登壇〕 ◎都市経済委員会委員長(宇田一男君) 立原議員の2回目の質疑に対する答弁を行います。 当然ながら請願については、国民の意見をというところで重大性もありますし、紹介議員を介して内容の詳細な確認等も含めて実施すべきということで、委員長としては紹介者の出席を求めたところでありますけれども、これについても都市経済の委員のうち賛成が2名、反対が3名ということで賛成少数ということで、委員長としては紹介議員のところについては出席を求めるができなかったということであります。 以上です。 ○議長(篠塚洋三君) 立原弘一君。 ◆15番(立原弘一君) では、終わりますけれども、異常な委員会だったのだなというのがよくわかりました。 終わります。委員長、ご苦労さまでした。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で立原弘一君の質疑は終了いたしました。 ほかにありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) なければ、以上で委員長報告に対する質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありましたので、発言を許可します。 まず、1番、舛井明宏君の発言を許可いたします。 1番、舛井明宏君。          〔1番 舛井明宏君登壇〕 ◆1番(舛井明宏君) 1番議員、会派幹会の舛井明宏です。議長より発言を許可をいただきましたので、請願第3号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書の提出を求める請願についての賛成の立場より討論をさせていただきます。 ご存じのとおり、近年一般のドライバーが自家用車を用いて有償で他人を運送するライドシェア、これの導入を求める動きが広がってきております。しかしながら、このライドシェアは道路運送法で禁止されている、いわゆる白タク行為であり、その導入に当たっては、利用者などの安全の確保や管理、運行上の責任の所在など、さまざまな課題が指摘されております。 まず、ライドシェアの運転者は、タクシードライバーのような2種免許を持っていない一般のドライバーです。資格のない運転者が他人を輸送することになります。次にタクシーは、タクシーであれば過労運転防止のため、運転者の拘束時間や休息期間が規制されていて、乗務の前には点呼やアルコールチェックが義務づけられておりますが、ライドシェアの運転者はチェックする人がいないことが予想されます。さらに、タクシーの車両は自家用車より厳しい車検、定期点検、清潔の保持、消毒などが義務づけられておりますが、ライドシェアは自家用車の基準しか適用されません。そして、万が一事故が起こった際には、タクシーの場合であれば会社の責任で処理に当たりますが、ライドシェアでは運転者個人の責任となってしまいます。事故の際の保険は、タクシーでは事業用の保険に加入が義務づけられておりますし、運転者にも労災保険であったり、雇用保険が適用となりますが、このライドシェアでは運転者が加入する個人の保険に頼ることとなり、それに加入していたとしても、業務として他人を輸送していたとなると、保険金が出るのか疑問が残ります。 何よりライドシェアの導入は、道路運送等の法令を遵守し、利用者や労働者の安全の確保のために多大なコストをかけて、市民の皆さんに安心安全な地域公共交通網サービスを提供している事業者、鹿嶋市におきましても、タクシーはもちろんバス交通、デマンドタクシー事業等を担っていただいておりますが、そういった公共交通事業の根幹を揺るがしかねません。 最後に、今回の請願は、決して地域のNPO法人の皆さんが取り組んでいらっしゃる交通弱者などに対する生活支援交通に反対するものではございませんし、公共交通空白地域における輸送手段確保のために、安全上の措置をとった上で、市町村やNPOの方々が有償で自家用車を用いてサービスを提供することができる自家用有償旅客運送も、既にこちらは道路運送法で認められており、これに反対するものでもございません。 ライドシェアが利用者及び運転者双方の安全について、さらに運転者の雇用の面でも十分な検討がなされず、また既存タクシー会社等の公共交通を担う事業者と同様な法整備が整っていないまま、早急に導入を進めることが非常に危険であり、そして地域公共交通網にも混乱を来すことになるから、請願に対して賛成をするものでございます。 以上で私の賛成討論とさせていただきます。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、9番、佐藤信成君の発言を許可いたします。 9番、佐藤信成君。          〔9番 佐藤信成君登壇〕 ◆9番(佐藤信成君) 9番議員の佐藤です。請願の3号、4号、一緒に討論させていただきます。 まず初めに、ライドシェアに関する請願に賛成の立場で討論をいたします。今回の請願者が守ろうとしているのは、持続可能な公共交通体制と利用者の安全です。日本においては、利用者の安全を守るために、旅客運輸に関してはさまざまな規制を設けています。タクシーに関しても、2種免許の保有が義務づけられています。今回の請願者が訴えているように、ライドシェアを認める、つまり白タク行為を認めていくということは、利用者の安全性が担保されていないということにつながります。タクシーの料金というものは、ただ人を運ぶだけでなく、安心安全、事故に対する保険、運転技術などに対する対価であります。白タク行為を容認するということは、結果的に私たち消費者の不利益につながる可能性が高いと言えます。 そして、さらにこの請願者が守ろうとしているものは、地域のタクシー会社、バス会社などの公共交通を担っている会社と、その労働者であります。鹿嶋市では、池田交通様がコミュニティバスを運行してくださっています。また、デマンドタクシーも市内の水郷タクシー様を初めとして、複数の会社が協力してくださり成り立っています。この請願は、これらの公共交通を担ってくださっているタクシー会社さんと、そこで働いている方たちを守るためのものでもあります。鹿嶋市政に協力をしてくださっている会社の方々を守るための請願に、どうして反対をすることができるのでしょうか。 総務委員会においては、篠塚委員、菅谷委員、川井委員、佐藤の4名が、この請願に賛成をしています。議員各位におかれましては、本請願趣旨にご理解をいただき、ご賛同いただきますようお願いいたしまして、3号についての討論を終結いたします。 続いて、4号の討論に移ります。この急傾斜地の請願に、賛成の立場で討論いたします。この請願については、崖崩れの恐怖におびえている市民からの切実な請願内容です。当然採択しなければならない請願であります。しかしながら、請願者の意を議会は本当に酌み取れていたのでしょうか。今回の請願には、崖崩れの問題だけでなく、埋蔵文化財の件も含まれていました。これは、文教委員会の所管事項です。災害対策の話もありました。これは総務委員会もかかわる問題です。本来は、連合審査会を開いて、各常任委員会で所管しなければいけない内容であったにもかかわらず、都市経済委員会では、連合審査会の開催を反対多数で否決したとのことでした。これによって、ほかの委員会での調査の機会が奪われてしまいました。 私は、本来であれば連合審査会の中で、今から述べる内容について発言しようと思っておりましたが、その機会が奪われてしまったので、この討論の中で、問題点も指摘せざるを得なくなりました。埋蔵文化財の件です。私の一般質問への答弁でも、鹿嶋市はこの当該神野4丁目の地域、埋蔵文化財の試掘調査を行って何も出てこなかった、だから大丈夫だという答弁をされています。そして、その答弁によって、先ほど都市経済委員の中では、問題がないから文教委員会のほうに、委員会開催のお願いをしなくてもよいというような判断に至ったと委員長からも回答がありました。しかし、私はやはりこれ疑問に思っていました。やはり疑問に思っていることは解決しなければいけないので、私も文部科学省の所管の文化庁の文化2類埋蔵文化部の、一応イニシャルで言うとSさんという方に本件について問い合わせをしました。今回埋蔵文化財の確認をしなければいけなかったのは、竹林を伐採したときでないと意味がないという回答でありました。それはそうです。竹を伐採するには、50センチから1メートルほど土を掘り起こさなければ、完全に根を取り切ることができません。それだけの深さを重機を使って掘り起こせば、埋蔵文化財があったとしても、竹の根と一緒に捨てられてしまったか、粉砕してしまった可能性が高いのではないか、そのような見解を文化庁の職員が示しています。 鹿嶋市の説明をうのみして、請願者の声に耳を傾ける努力を怠ったために、請願者から求められている埋蔵文化財の調査について、真実を明らかにすることができなくなりました。議論をすることを拒む議会では、市民の負託に応えられないのではないでしょうか。 教育委員会についても、本来連合審査会でこの話を私が取り上げていれば、その場で釈明できたかもしれませんが、討論の場所ではその機会がありません。議論することが大事であるのに、議論することを拒み続けてきたので、このような場での私の意見表明となってしまっています。教育委員会におかれましては、文化庁に鹿嶋市の対応が正しかったのか、確認をいただきますようお願いいたします。3月議会で、改めて一般質問等の場で私からも確認をさせていただきます。 このように、今回の請願が採択されるということは、極めて願意妥当と言えますが、この請願に伴い県に提出する意見書案については、議会での議論不足があり、請願者の思い全てが届いた、酌み取った内容になっていないのではないかと指摘をさせていただきます。 請願者及び署名を書いた方々が、一日も早く安心して暮らせる環境が整うことを切に願い、賛成の討論とさせていただきます。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、10番、宇田一男君の発言を許可いたします。 10番、宇田一男君。          〔10番 宇田一男君登壇〕 ◆10番(宇田一男君) 10番議員、会派幹会の宇田一男です。議長より発言を許可をいただきましたので、請願第3号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書の提出を求める請願について、賛成の立場で討論をいたします。 政府は、近年シェアリングエコノミーの成長を促す名目で、ライドシェアと称するいわゆる白タク行為の導入を求めているところでありますが、これは運行管理や車両整備等について、自家用自動車の運転者が輸送責任を負う形態であり、利用者の安全確保や事故における賠償面などの面で大きな指摘がされているものであります。さらには、運転者自身の労働においても、労働関係法令の適用を受けない苛酷な働き方を強いるものであり、運転者本人にとってもよい施策でないことはもちろんのこと、政府が掲げる働き方改革の課題である長時間労働の解消にも逆行する施策であります。公共交通を維持する前提として、利用者と事業者である運転者の安全安心が確保されなければなりません。 請願審査においては、委員会賛成多数ではあるものの、紹介議員の説明も求めず、反対する委員が2名もいるなど、審査自体にも慎重さを欠いており、国民の意見が慎重かつ丁寧に取り扱われないことに対しても、憤りを感じているところであります。 法整備も整わず、既存の公共交通を崩壊させるようなライドシェア導入には断固反対するものであり、請願に対しては賛成として討論を終わります。 ○議長(篠塚洋三君) 次に、15番、立原弘一君の発言を許可いたします。 15番、立原弘一君。          〔15番 立原弘一君登壇〕 ◆15番(立原弘一君) 最後だと思いますので、よろしくお願いします。15番、共産党の立原弘一であります。請願第3号につきましては、桝井議員、佐藤議員、宇田議員の主張を全面的に支持いたしまして、賛意を表明させていただきます。 請願第4号についてでありますが、急傾斜地崩壊区域における災害発生箇所現地確認調査と住民の生命財産を守るための防災の強化に対する請願について、賛成の立場から討論を行います。 請願の対象となっております神野4丁目1301―51ほかの土地につきましては、土砂災害警戒区域に指定されている崖の上に極めて近い場所にあり、ただでさえ厳重な注意を払う必要がある地域であります。昨年から、崖の上の土地の竹林が伐採、抜根され始め、住民の皆さんの心配が大きくなり始めました。途中での経過はさまざまありましたが、ことし9月の台風15号、10月の19号、21号など大きな雨量が記録される中で、崖下の民家への土砂流入という事態に至りました。崖上部の開発行為との関係があるのではないか、しかも大規模な土砂崩れが起きるのでのではないか、生命と財産の危機を感じた皆さんの思いが詰まった大事な内容の請願であります。 都市経済常任委員会で全会一致で採択されている以上、多くを申し上げるつもりはありませんが、もともとは連合審査ということで、文教厚生委員会総務生活委員会の両常任委員会も審査に加わるはずのものでした。議会運営委員会でも確認されていたにもかかわらず、都市経済で多数決によって連合審査が葬られる。請願内容の中にある何点かの重要な案件については、調査も審査も不十分なままであります。文化財の問題についても、執行部の一方的な報告のみで、議会による掘り下げは不十分であります。さらに、土砂警戒区域の直近に予定されている保育施設についても、住民の理解を得るところには到底至っておりません。 この本会議においても、ぜひともこの請願は全会一致で採択を願うものですけれども、それに終わることなく、一刻も早く住民の皆さんの安心安全のための対策を具体的に、こういう方法でいつまでにやるということを示していただけますよう強く求めて、賛成の討論を終わります。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で通告による討論は終了いたしました。 以上で討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 まず、令和元年請願第3号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書の提出を求める請願を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、令和元年請願第3号は委員長報告のとおり採択されました。 次に、令和元年請願第4号 急傾斜地崩壊危険区域における災害発生箇所現地確認調査と住民の生命財産を守るための防災の強化に関する請願を採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。本件は委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、令和元年請願第4号は委員長の報告のとおり採択されました。 △意見書第5号、意見書第6号の上程、採決 ○議長(篠塚洋三君) 日程第4、意見書第5号及び意見書第6号を一括して議題といたします。 提案議案の説明書はお手元に配付してあります。 お諮りいたします。本件は鹿嶋市議会会議規則第37条第3項の規定により、提出者の説明を省略したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、続いてお諮りいたします。本件は質疑及び討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、これに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、これより直ちに採決に入ります。 まず、意見書第5号 ライドシェアの導入に反対し、タクシー等公共交通を維持・活性化する施策推進を求める意見書を採決いたします。 お諮りいたします。意見書第5号は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。          〔起立多数〕 ○議長(篠塚洋三君) 起立多数であります。 よって、意見書第5号は原案のとおり可決されました。 次に、意見書第6号 急傾斜地崩壊対策事業に対する支援を求める意見書を採決いたします。 お諮りいたします。意見書第6号は原案のとおり決することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、意見書第6号は原案のとおり可決されました。 △令和元年陳情第8号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(篠塚洋三君) 日程第5、令和元年陳情第8号を議題といたします。 地方自治法第117条の規定により河津亨君の退席を求めます。          〔14番 河津 亨君退席〕 ○議長(篠塚洋三君) 文教厚生委員会副委員長から同委員会の審査の経過並びに結果の報告を求めます。 副委員長、樋口富士男君。          〔文教厚生委員会副委員長 樋口富士男君登壇〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) 文教厚生委員会委員長報告。 去る12月16日の本会議において文教厚生委員会に付託されました令和元年陳情第8号について、12月18日に文教厚生委員会を開催し、慎重に審査を行いましたので、その審査の経過と結果についてご報告申し上げます。 まず、令和元年陳情第8号 「生涯現役社会」を実現するシルバー人材センターの決意と支援の陳情について、事務局より陳情趣旨の説明を受け、慎重に審査を行いました。 令和元年陳情第8号は、シルバー人材センターが地域の日常生活に密着した就業機会を提供するなどにより、働く意欲と能力のある全ての高齢者が、年齢にかかわりなく活躍し続けることができる生涯現役社会の実現を果たす役割を担っていること。また、高齢者の生きがいの充実、社会参加の促進を実行し、地域社会の活性化と医療費や介護給付費の削減に寄与していること等を踏まえ、今後ますます現役世代の下支えや人手不足分野での労働力確保に貢献をし、地域社会の維持、発展と就業意欲の高い高齢者の受け皿としての役割を果たしていくため、令和2年度のシルバー人材センターに対する鹿嶋市補助金について、国の補助金と同額以上の補助金を確保すること。シルバー人材センターに対する市の公共の事業発注を確保することについて、市への働きかけを強く要望するものであります。 審査においては、国からの補助金の額について、現在のシルバー人材センター会員数について、会員が得ている収入金額について、稼働日数について、市が発注している公共事業の内容について等の質疑がありました。また、シルバー人材センターに対する市の公共の事業発注を確保することについては、一般事業者もいることから事業の割り振りの配慮も必要であるとの意見がありました。その他、シルバー人材センターにおいても就業について周知、広報等の自助努力や、受注した仕事に対応するための会員の育成も必要である。また、会員が安定した収入を得られることを望む等の意見がありました。 採決の結果、令和元年陳情第8号は願意妥当と認め、全会一致をもって採択すべきものと決しました。 以上が本委員会に付託されました陳情についての審査の経過と結果であります。議員各位におかれましては、本委員会の決定に対しご賛同を賜りますようお願い申し上げまして、文教厚生委員会委員長報告といたします。 ○議長(篠塚洋三君) 以上で文教厚生委員会副委員長の報告を終わります。 なお、文教厚生委員会審査報告書の写しはお手元に配付してあります。 これより副委員長報告に対する質疑に入ります。 17番、田口茂君。 ◆17番(田口茂君) 副委員長の報告、ありがとうございました。 私は、具体的な数字を教えていただきたいなと、4点です。現在のシルバー人材センターの会員数について1点。 2点目は、会員が得ている収入金額、平均で結構ですので、教えていただきたい。 3点目は、稼働日数です。月平均でも年間でも結構ですけれども、参考までに教えていただきたい。 4点目は、市が発注している公共事業の内容ではなく、どの程度予算的に発注しているのか教えていただければと。その4点よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(篠塚洋三君) 田口茂君の1回目の質疑に対する答弁を求めます。 副委員長、樋口富士男君。          〔文教厚生委員会副委員長 樋口富士男君登壇〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) それでは、田口議員のご質問にお答えします。 会員数は、合計で今371名いらっしゃるそうです。金額に関しては1,147万円。          〔「それはどの金額ですか。収入ですか」と言う人あり〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) ごめんなさい、収入……          〔「そうすると30万ぐらいか」と言う人あり〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) 収入は1,147万円だよね。稼働日数が1,679件ということであります。 あとは、もう一つは何だっけ。          〔「市が発注している金額です」と言う人あり〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) 市が発注している金額、これはちょっと私も把握しておりません。          〔「なかったらいいです」と言う人あり〕 ◎文教厚生委員会副委員長(樋口富士男君) 済みません。市の発注契約金額、平成31年で5,953万2,000円です。 ○議長(篠塚洋三君) 田口茂君の2回目の質疑を許可いたします。 ◆17番(田口茂君) ありがとうございます。実は、都市経済の中でNPO関係の質問したときに、この数字を私大体伺っていて、シルバーの皆様から、少し安いのではないかと、こういう話を聞いております。  今樋口副委員長のほうから、収入1,300万で371万で割ると約30万、月2万5,000円ぐらいですよね。しかし、実際に支払っている一般家庭の方からは、時給の単価も私も知っておりますけれども、どうなのでしょうと、こういう疑問を持っているものですから、稼働日数なり、この後は質問しませんけれども、会員数についても減少しているというふうに私は捉まえています。その理由はいろいろあると思います。人口減少、そういう点でちょっと質問したと。どうもご苦労さまでした。ありがとうございます。 ○議長(篠塚洋三君) 質疑は終わりですね、田口茂君。 ◆17番(田口茂君) 終わりです。 ○議長(篠塚洋三君) ほかにありませんか。          〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) なければ、以上で副委員長報告に対する質疑は終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。 これより採決に入ります。 令和元年陳情第8号を採決いたします。 本件に対する副委員長の報告は採択であります。 お諮りいたします。本件は副委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって令和元年陳情第8号は副委員長の報告のとおり採択されました。 ここで河津亨君の入場を求めます。          〔14番 河津 亨君出席〕 △閉会中の継続調査について ○議長(篠塚洋三君) 日程第6、閉会中の継続調査についてを議題といたします。 本件はお手元に配付した印物のとおり、総務生活委員会文教厚生委員会予算決算常任委員会及び議会運営委員会から閉会中の継続調査について申し出があったものです。 お諮りいたします。本件は各委員長からの申し出のとおり決定することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、さよう決定いたします。 △議員派遣の件 ○議長(篠塚洋三君) 日程第7、議員派遣の件を議題といたします。 お諮りいたします。地方自治法第100条第13項及び鹿嶋市議会会議規則第167条の規定により、お手元に配付した印刷物のとおり派遣することに異議ありませんか。          〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(篠塚洋三君) 異議なしと認め、よって議員派遣の件についてはお手元に配付した印刷物のとおり決定いたしました。 △市長挨拶 ○議長(篠塚洋三君) 以上で今議会に付議されました案件は全て議了いたしました。 市長から発言を求められておりますので、これを許可します。 市長、錦織孝一君。          〔市長 錦織孝一君登壇〕 ◎市長(錦織孝一君) 12月6日に開会をいたしました令和元年第4回の鹿嶋市議会定例会も、議員各位の慎重なる熱心な審議の中、全ての提出議案につきまして可決を賜りまして、まことにありがとうございました。 我らが鹿島アントラーズは、あした16時5分からV・ファーレン長崎を相手に天皇杯の準決勝を戦います。カシマサッカースタジアムで行われることし最後の試合ですので、ぜひ応援に来ていただき、選手たちに熱い応援を、声援をいただければありがたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 また、現在令和2年度当初予算の編成作業も大詰めを迎えております。国の社会保障制度改革やオリンピック対策、公共施設の更新、維持管理、老朽化対策等による歳出増加による厳しい財政運営になることが予想されておりますが、真に必要な事業に予算配分をし、限られた財源を効果的、効率的に活用してまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 結びに、来年も健康でよい年を迎えられますことをご祈念申し上げまして、挨拶、御礼とさせていただきます。ありがとうございました。 △閉会の宣告 ○議長(篠塚洋三君) 以上をもちまして、令和元年第4回鹿嶋市議会定例会を閉会いたします。 大変ご苦労さまでした。                                   (午後 零時22分)...