ひたちなか市議会 2005-03-23
平成17年第 1回 3月定例会-03月23日-付録
平成17年第 1回 3月定例会-03月23日-付録平成17年第 1回 3月定例会
△議会活動概況報告書
議会活動概況報告書
平成16年第4回市議会12月定例会以降の議会活動は,次のとおりであった。
(平成16年12月16日~平成17年3月1日)
┌─┬────┬────────────────────────────────┐
│月│ 日 │ 概 要 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│12│ 16│議会運営委員会開催 │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │議会だより編集委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 22
│行財政改革推進特別委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 27│茨城県東海地区環境放射線監視委員会(水戸市)議長出席 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│1│ 13~14│公明党議員団研修会参加(滋賀県大津市) │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │諸派(ふるさと21,みらい21)研修会参加(滋賀県大津市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 19│経済生活委員会開催(つくば市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 20
│環境対策調査特別委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 21~23│公明党議員団研修会参加(広島県尾道市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 25│茨城県市議会議長会定例会(鹿嶋市)議長出席 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 26~28
│環境対策調査特別委員会行政調査(静岡県沼津市,三島市,愛知県安城│
│ │ │市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│2│ 1│議会だより編集委員会開催 │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │山口県周南市議会来訪 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 2│宮城県気仙沼市議会来訪 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 2~3│県北鹿行市議会議長会研修視察(神奈川県横須賀市)議長出席 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 2~4
│行財政改革推進特別委員会行政調査(広島県広島市,兵庫県宝塚市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 2~4│広域都市行政調査特別委員会行政調査(
香川県満濃町,愛媛県松山市)│
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 4│市議会議員共済会代議員会(東京都)議長出席 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 7~9│公明党議員団行政調査(鹿児島県枕崎市,指宿市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 9
│全国市議会議長会基地協議会総会(東京都)議長出席 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 10
│広域都市行政調査特別委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 14
│行財政改革推進特別委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 15│総務委員会協議会開催 │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │文教福祉委員会協議会開催 │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │福岡県大野城市議会来訪 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 16~18│日新クラブ行政調査(山口県周南市,福岡県大野城市) │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │自民クラブ行政調査(三重県鳥羽市,伊勢市) │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 21│全員協議会開催 │
│ │ ├────────────────────────────────┤
│ │ │環境対策調査特別委員会開催 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 22│
香川県東かがわ市議会来訪 │
├─┼────┼────────────────────────────────┤
│ │ 23│議会運営委員会開催 │
└─┴────┴────────────────────────────────┘
△議案付託表
平成17年第1回ひたちなか市議会3月定例会議案付託表
〇総務委員会〔平成17年3月16日(水)午前10時開議、議事堂全員協議会室〕
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算中歳入全款、歳出中第1款議会費、第2款総務費(第1項総務管理費中第31目市民生活対策費、第32目市民活動推進費、第10項住民基本台帳費、第30項防災費を除く)、第8款土木費中第15項港湾費、第9款消防費、第11款災害復旧費中第10項公共施設災害復旧費中第11目その他施設災害復旧費、第12款公債費、第14款予備費、第2条第2表債務負担行為、第3条第3表地方債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用
議案第39号 ひたちなか市個人情報保護条例制定について
議案第40号 ひたちなか市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定について
議案第46号 茨城県市町村総合事務組合規約の変更について
〇文教福祉委員会〔平成17年3月16日(水)午前10時開議、議事堂第2委員会室〕
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第3款民生費、第4款衛生費中第1項保健衛生費中第1目保健衛生総務費、第5目予防費、第10目診療所費、第5款労働費中第5項労働諸費中第1目勤労青少年ホーム費、第10款教育費、第11款災害復旧費中第10項公共施設災害復旧費中第3目民生施設災害復旧費
議案第 2号 平成17年度ひたちなか市国民健康保険事業特別会計予算
議案第 3号 平成17年度ひたちなか市老人保健事業特別会計予算
議案第 4号 平成17年度ひたちなか市介護保険事業特別会計予算
議案第15号 平成17年度ひたちなか市奨学資金特別会計予算
議案第42号 ひたちなか市居宅介護支援事業実施条例を廃止する条例制定について
議案第43号 ひたちなか市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について
議案第47号
水戸地方広域市町村圏事務組合規約の変更について
〇経済生活委員会〔平成17年3月16日(水)午前10時開議、議事堂第3委員会室〕
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第2款総務費中第1項総務管理費中第31目市民生活対策費、第32目市民活動推進費、第10項住民基本台帳費、第30項防災費、第4款衛生費(第1項保健衛生費中第1目保健衛生総務費、第5目予防費、第10目診療所費を除く)、第5款労働費中第5項労働諸費中第5目労働諸費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費中第1項農林施設災害復旧費、第10項公共施設災害復旧費中第5目労働施設災害復旧費
議案第14号 平成17年度ひたちなか市農業集落排水事業特別会計予算
議案第16号 平成17年度ひたちなか市
地方卸売市場事業特別会計予算
議案第17号 平成17年度ひたちなか市墓地公園事業特別会計予算
議案第19号 平成17年度ひたちなか市水道事業会計予算
議案第20号 平成17年度ひたちなか市
ホテルニュー白亜紀事業会計予算
議案第41号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第48号 茨城北農業共済事務組合規約の変更について
〇都市建設委員会〔平成17年3月16日(水)午前10時開議、議事堂第4委員会室〕
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第8款土木費(第15項港湾費を除く)、第11款災害復旧費中第5項公共土木施設災害復旧費
議案第 5号 平成17年度水戸・勝田都市計画ひたちなか市公共下水道事業特別会計予算
議案第 6号 平成17年度勝田駅東口地区市街地再開発事業特別会計予算
議案第 7号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業東部第1
土地区画整理事業特別会計予算
議案第 8号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業東部第2
土地区画整理事業特別会計予算
議案第 9号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業佐和駅
中央土地区画整理事業特別会計予算
議案第10号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業佐和駅東土地区画整理事業特別会計予算
議案第11号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業武田土地区画整理事業特別会計予算
議案第12号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業第一
田中後土地区画整理事業特別会計予算
議案第13号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業阿字ヶ浦土地区画整理事業特別会計予算
議案第18号 平成17年度ひたちなか市
公共用地先行取得事業特別会計予算
議案第44号 ひたちなか市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について
議案第45号 ひたちなか市都市公園設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について
△請願・陳情文書表
請願・陳情文書表
平成17年ひたちなか市議会3月定例会
┌──────┬──────────────────┬─────────┬─────┐
│ 受
理 │ │ │ │
├──┬───┤ 件 名 要 旨 │ 住 所 氏 名 │付託委員会│
│番号│年月日│ │ │ │
├──┼───┼──────────────────┼─────────┼─────┤
│ │ │「市場化テスト」や「給与構造見直
│ │ │
│ 陳 │ H │し」に反対する意見書の採択を求め │東京都港区西新橋 │ 総 務 │
│ 情 │ 17 │ることについて │ 1-17-14│ │
│ 第 │ ・
│ │日本国家公務員労働│ │
│ 22 │ 1 │ 国と地方の公務・公共サービスのもっ│組合連合会 │ │
│ 号 │ ・ │とも大きな役割は、憲法が保障する
基本│中央執行委員長 │ │
│ │ 31 │的人権を具体化していくことにあると考│ 堀口 士郎│ │
│ │ │える。しかし、昨年12月24日に
閣議│ │ │
│ │ │決定された「今後の行政改革の方針(新
│ │ │
│ │ │行革大綱)」は、国と地方の財政悪化の下
│ │ │
│ │ │で、国の公務・公共サービス減量化、
地│ │ │
│ │ │方自治体への減量化押し付けを行おうと
│ │ │
│ │ │いう政府の方針を示している。
│ │ │
│ │ │ 三位一体改革も、税・財源移譲や国に
│ │ │
│ │ │よる財政調整が不十分なままでは、
教育│ │ │
│ │ │や福祉の水準維持が困難になり、国と
地│ │ │
│ │ │方が協力し、一定水準の公務・
公共サー│ │ │
│ │ │ビスを提供して格差を縮小するという、
│ │ │
│ │ │これまで広く共有されてきた理念に
逆行│ │ │
│ │ │することとなる。
│ │ │
│ │ │ また、制度の面では、
「市場化テスト」│ │ │
│ │ │(官民競争入札)がすべての国・地方自
│ │ │
│ │ │治体のサービスを営利企業にゆだねる
手│ │ │
│ │ │段として導入されようとしている。
営利│ │ │
│ │ │企業による効率的な経営の方を善とする
│ │ │
│ │ │立場から導入される制度には、大きな疑
│ │ │
│ │ │ざ問を抱かるを得ない。
│ │ │
│ │ │ さらに、政府・人事院は、地方勤務の
│ │ │
│ │ │公務員賃金が民間賃金より高いとして、
│ │ │
│ │ │同一の職務には同一の給与を支払う
とい│ │ │
│ │ │う職務給原則を事実上踏みにじり、
大幅│ │ │
│ │ │な地域間格差導入を狙っている。これは、
│ │ │
│ │ │国から地方へ、地方から民間へと
賃下げ│ │ │
│ │ │の悪循環をもたらし、地域経済をいっそ
│ │ │
│ │ │う深刻な状況にする。
│ │ │
│ │ │ 以上の点から、意見書を
採択いただき│ │ │
│ │ │たく陳情する。
│ │ │
└──┴───┴──────────────────┴─────────┴─────┘
┌──────┬──────────────────┬─────────┬─────┐
│ 受
理 │ │ │ │
├──┬───┤ 件 名 要 旨 │ 住 所 氏 名 │付託委員会│
│番号│年月日│ │ │ │
├──┼───┼──────────────────┼─────────┼─────┤
│ │ │ 地方財政の拡充を求めることについて
│ │ │
│ 陳 │ H
│ │那珂市中台485-9 │ 総 務 │
│ 情 │ 17 │ 平成16年度、政府は「三位一体改革」│県民要求実現茨城 │ │
│ 第 │ ・ │によって2.9兆円の地方交付税等の削減 │共同運動 │ │
│ 23 │ 3 │を抜き打ち的に実施し、多くの自治体が│「ひたちなか・那珂│ │
│ 号 │ ・ │「予算が組めない」という深刻な事態に│・東海」地域連絡会│ │
│ │ 9 │追い込まれた。これに対し、地方6団体│ 代表 川村 孝三│ │
│ │ │や自治体関係団体が「国の借金のつけを
│ │ │
│ │ │地方にまわすな」と立ち上がった。その
│ │ │
│ │ │結果、平成17年度も平成16年度と同
水準│ │ │
│ │ │の一般財源が確保された。
│ │ │
│ │ │ しかし、これは大幅に削減された16年
│ │ │
│ │ │度と同じ水準であって、基金のない
自治│ │ │
│ │ │体や財政力の小さい自治体にとっては、
│ │ │
│ │ │引き続き困難な予算編成を強いられる
こ│ │ │
│ │ │とは明白である。
│ │ │
│ │ │ 自治体本来の使命は、住民の福祉やく
│ │ │
│ │ │らし、地域の安全や経済振興など「
住民│ │ │
│ │ │福祉の増進」にある。すでに多くの
自治│ │ │
│ │ │体は、深刻な財政危機に直面しており、
│ │ │
│ │ │これ以上国庫補助負担金や交付税が
削減│ │ │
│ │ │されるような事態になれば、地方行政そ
│ │ │
│ │ │のものが成り立たない。
│ │ │
│ │ │ ついては下記項目について意見書を
提│ │ │
│ │ │出されるよう陳情する。
│ │ │
│ │ │
│ │ │
│ │ │1 地方交付税の財源保障機能と
財政調│ │ │
│ │ │ 整機能を堅持すること。
│ │ │
│ │ │2 地方交付税等の総額を平成15年度
水│ │ │
│ │ │ 準まで回復させること。
│ │ │
│ │ │3 生活保護費や児童扶養手当などにつ
│ │ │
│ │ │ いて、単なる補助率の引き下げは絶対
│ │ │
│ │ │ 行わないこと。
│ │ │
│ │ │4 地方財政計画の策定にあたっては、
│ │ │
│ │ │ 地方の声を充分反映させること。
│ │ │
│ │ │5 税源移譲は、低所得者層に増税にな
│ │ │
│ │ │ らないように実施すること。
│ │ │
└──┴───┴──────────────────┴─────────┴─────┘
┌──────┬───────────────┬──────┬──────┬────┐
│ 受
理 │ │ │ │ 付託 │
├──┬───┤ 件 名 要
旨 │ 住所氏名 │ 紹介議員 │ │
│番号│年月日│ │ │ │ 委員会 │
├──┼───┼───────────────┼──────┼──────┼────┤
│ │ │ 社会保障制度の抜本改革を
│ │ │ │
│ 請 │ H │ 求めることについて │水戸市梅香 │吉 田 実│文教福祉│
│ 願 │ 17 │ │ 2-1-39│ │ │
│ 第 │ ・ │ 公的年金制度は国民の
高齢期 │日本労働組合│ │ │
│ 24 │ 3 │の生活を支える重要な社会保障 │総
連合会 │ │ │
│ 号 │ ・ │制度であり、年金制度の改革は、│茨城県
連合会│ │ │
│ │ 10 │今日、国民の最大の関心事となっ│会 長 │ │ │
│ │ │ている。 │ 石井
武 │ │ │
│ │ │ 政府は、公的年金制度改革を
行│ │ │ │
│ │ │うため、昨年、
年金改革関連法案│ │ │ │
│ │ │を提出し、参議院において6月5
│ │ │ │
│ │ │日に可決、成立した。
│ │ │ │
│ │ │ しかしながら、職業によって
加│ │ │ │
│ │ │入する年金制度が分かれ、負担と
│ │ │ │
│ │ │給付が異なっていることや、
年金│ │ │ │
│ │ │制度に対する不信感により、
国民│ │ │ │
│ │ │年金の未加入・未納が発生するな
│ │ │ │
│ │ │どの問題も残されている。
│ │ │ │
│ │ │ 現在の我が国の年金制度が抱
│ │ │ │
│ │ │える問題点や、介護・障害者サー
│ │ │ │
│ │ │ビスの決定、医療制度の改革など
│ │ │ │
│ │ │社会保障全体の抜本的改革を行う
│ │ │ │
│ │ │ことが必要になっている。
│ │ │ │
│ │ │ よって、貴議会では、政府に対
│ │ │ │
│ │ │し下記の施策を講じるよう意見
│ │ │ │
│ │ │書を提出するよう請願する。
│ │ │ │
│ │ │
│ │ │ │
│ │ │1.基礎年金制度の改革をはじ
│ │ │ │
│ │ │ め、各種年金の一元化問題を含
│ │ │ │
│ │ │ む社会保障制度全般の一体的
│ │ │ │
│ │ │ 見直しを行い、早急に実施する
│ │ │ │
│ │ │ こと。
│ │ │ │
│ │ │2.特に、子育て支援の充実、雇
│ │ │ │
│ │ │ 用政策、住宅政策などとの連携
│ │ │ │
│ │ │ を十分に図ること。
│ │ │ │
│ │ │3.国民年金の未加入者及び未納
│ │ │ │
│ │ │ 者に対する通知、督促を適正に
│ │ │ │
│ │ │ 行うための措置を講じること。
│ │ │ │
└──┴───┴───────────────┴──────┴──────┴────┘
┌──────┬───────────────┬──────┬──────┬────┐
│ 受
理 │ │ │ │ 付託 │
├──┬───┤ 件 名 要
旨 │ 住所氏名 │ 紹介議員 │ │
│番号│年月日│ │ │ │ 委員会 │
├──┼───┼───────────────┼──────┼──────┼────┤
│ │ │ 定率減税の廃止・縮小を中止
│ │ │ │
│ 請 │ H │ することを求めることについ │水戸市梅香 │吉 田 実│ 総 務 │
│ 願 │ 17 │ て │ 2-1-39│ │ │
│ 第 │ ・ │ │日本労働組合│ │ │
│ 25 │ 3 │ 政府は、第162通常国会におい │総
連合会 │ │ │
│ 号 │ ・ │て、所得税および住民税の定率減│茨城県
連合会│ │ │
│ │ 10 │税の縮小・廃止を決定しようとし│会 長 │ │ │
│ │ │ている。 │ 石井
武 │ │ │
│ │ │ 現在のわが国経済情勢は景気
│ │ │ │
│ │ │回復の基調にあると言われている
│ │ │ │
│ │ │が、その回復度合いは、産業間、
│ │ │ │
│ │ │地域間において大きな較差があ
│ │ │ │
│ │ │る。
│ │ │ │
│ │ │ 定率減税が縮小・廃止になれ
│ │ │ │
│ │ │ば、所得税、住民税の納税者は皆
│ │ │ │
│ │ │増税となる。特に、今払っている
│ │ │ │
│ │ │税金に対する増税額の割合が一番
│ │ │ │
│ │ │多くなるのは、子育て中の世帯や
│ │ │ │
│ │ │働き盛りの中堅層である。これら
│ │ │ │
│ │ │の層を中心に更なる負担増を強い
│ │ │ │
│ │ │ることにより、消費が減退し、景
│ │ │ │
│ │ │気を腰折れさせることになる。
│ │ │ │
│ │ │ 深刻な財政構造の改善、国と地
│ │ │ │
│ │ │方の税財源配分の見直しは喫緊
│ │ │ │
│ │ │の課題であるが、現段階での税制
│ │ │ │
│ │ │のみを一方的に改定することは、
│ │ │ │
│ │ │将来に齟齬をきたしかねないこと
│ │ │ │
│ │ │にも十分留意すべきである。
│ │ │ │
│ │ │ このまま定率減税の廃止が行
│ │ │ │
│ │ │われれば、消費の冷え込みを招来
│ │ │ │
│ │ │し、景気回復にも重大な支障を来
│ │ │ │
│ │ │たすものである。よって、定率減
│ │ │ │
│ │ │税廃止の検討を中止する意見書を
│ │ │ │
│ │ │提出されるよう請願する。
│ │ │ │
└──┴───┴───────────────┴──────┴──────┴────┘
△総務委員会審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
総務委員会
委員長 佐々木 忠 男
総務委員会審査報告書
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
記
1 議案番号及び件名
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算中歳入全款、歳出中第1款議会費、第2款総務費(第1項総務管理費中第31目市民生活対策費、第32目市民活動推進費、第10項住民基本台帳費、第30項防災費を除く)、第8款土木費中第15項港湾費、第9款消防費、第11款災害復旧費中第10項公共施設災害復旧費中第11目その他施設災害復旧費、第12款公債費、第14款予備費、第2条第2表債務負担行為、第3条第3表地方債、第4条一時借入金、第5条歳出予算の流用
議案第39号 ひたちなか市個人情報保護条例制定について
議案第40号 ひたちなか市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例制定について
議案第46号 茨城県市町村総合事務組合規約の変更について
2 議決の結果
原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由
提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
△文教福祉委員会審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
文教福祉委員会
委員長 薄 井 賢 司
文教福祉委員会審査報告書
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
記
1 議案番号及び件名
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第3款民生費、第4款衛生費中第1項保健衛生費中第1目保健衛生総務費、第5目予防費、第10目診療所費、第5款労働費中第5項労働諸費中第1目勤労青少年ホーム費、第10款教育費、第11款災害復旧費中第10項公共施設災害復旧費中第3目民生施設災害復旧費
議案第 2号 平成17年度ひたちなか市国民健康保険事業特別会計予算
議案第 3号 平成17年度ひたちなか市老人保健事業特別会計予算
議案第 4号 平成17年度ひたちなか市介護保険事業特別会計予算
議案第15号 平成17年度ひたちなか市奨学資金特別会計予算
議案第42号 ひたちなか市居宅介護支援事業実施条例を廃止する条例制定について
議案第43号 ひたちなか市特別会計設置条例の一部を改正する条例制定について
議案第47号
水戸地方広域市町村圏事務組合規約の変更について
2 議決の結果
原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由
提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
△経済生活委員会審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
経済生活委員会
委員長 深 川 澄 子
経済生活委員会審査報告書
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
記
1 議案番号及び件名
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第2款総務費中第1項総務管理費中第31目市民生活対策費、第32目市民活動推進費、第10項住民基本台帳費、第30項防災費、第4款衛生費(第1項保健衛生費中第1目保健衛生総務費、第5目予防費、第10目診療所費を除く)、第5款労働費中第5項労働諸費中第5目労働諸費、第6款農林水産業費、第7款商工費、第11款災害復旧費中第1項農林施設災害復旧費、第10項公共施設災害復旧費中第5目労働施設災害復旧費
議案第14号 平成17年度ひたちなか市農業集落排水事業特別会計予算
議案第16号 平成17年度ひたちなか市
地方卸売市場事業特別会計予算
議案第17号 平成17年度ひたちなか市墓地公園事業特別会計予算
議案第19号 平成17年度ひたちなか市水道事業会計予算
議案第20号 平成17年度ひたちなか市
ホテルニュー白亜紀事業会計予算
議案第41号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について
議案第48号 茨城北農業共済事務組合規約の変更について
2 議決の結果
原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由
提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
△都市建設委員会審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
都市建設委員会
委員長 鈴 木 勝 夫
都市建設委員会審査報告書
本委員会に付託された議案は、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第103条の規定により報告します。
記
1 議案番号及び件名
議案第 1号 平成17年度ひたちなか市一般会計予算第1条第1表歳入歳出予算歳出中第8款土木費(第15項港湾費を除く)、第11款災害復旧費中第5項公共土木施設災害復旧費
議案第 5号 平成17年度水戸・勝田都市計画ひたちなか市公共下水道事業特別会計予算
議案第 6号 平成17年度勝田駅東口地区市街地再開発事業特別会計予算
議案第 7号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業東部第1
土地区画整理事業特別会計予算
議案第 8号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業東部第2
土地区画整理事業特別会計予算
議案第 9号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業佐和駅
中央土地区画整理事業特別会計予算
議案第10号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業佐和駅東土地区画整理事業特別会計予算
議案第11号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業武田土地区画整理事業特別会計予算
議案第12号 平成17年度水戸・勝田都市計画事業第一
田中後土地区画整理事業特別会計予算
議案第13号 平成17年度水戸・
勝田都市計画事業阿字ヶ浦土地区画整理事業特別会計予算
議案第18号 平成17年度ひたちなか市
公共用地先行取得事業特別会計予算
議案第44号 ひたちなか市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について
議案第45号 ひたちなか市都市公園設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について
2 議決の結果
原案のとおり可決すべきものとする。
3 議決の理由
提案の趣旨及び質疑を通しておおむね妥当であると認める。
△請願・陳情の審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
総務委員会
委員長 佐々木 忠 男
請願・陳情の審査報告書
本委員会に付託された請願・陳情を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
記
┌──────┬─────┬───────┬──────┬────┬────┬────┐
│ 受 理 │ │請願者・陳情者│ │委員会の│ 審査の │ │
├──┬───┤ 件 名 │ │ 紹介議員 │ │ │ 措 置 │
│番号│年月日│ │の住所・氏名 │ │ 意見 │ 結果 │ │
├──┼───┼─────┼───────┼──────┼────┼────┼────┤
│ 請 │ H │日本郵政公│ひたちなか市 │井坂 章 │願意を妥│採択すべ│意見書を│
│ 願 │ 16 │社の現行経│ 湊本町9-23│深川 澄子 │当と認め│きものと│提出す │
│ 第 │ ・ │営形態維持│ 木内 信基│薄井 賢司 │る。 │する。 │る。 │
│ 20 │ 12 │を求めるこ│ 外8名│清水伝吾兵衛│ │ │ │
│ 号 │ ・ │とについて│ │ │ │ │ │
│ │ 3 │ │ │ │ │ │ │
├──┼───┼─────┼───────┼──────┼────┼────┼────┤
│ 陳 │ H │地方財政の│那珂市中台 │ │趣旨は理│趣旨採択│ │
│ 情 │ 17 │拡充を求め│ 485-9│ │解する │すべきも│ │
│ 第 │ ・ │ることにつ│県民要求実現 │ │が、意見│のとす │ │
│ 23 │ 3 │いて │茨城共同運動 │ │書の提出│る。 │ │
│ 号 │ ・ │ │「ひたちなか │ │は控える│ │ │
│ │ 9 │ │・那珂・東海 │ │べきであ│ │ │
│ │ │ │」地域連絡会 │ │る。 │ │ │
│ │ │ │代表 │ │ │ │ │
│ │ │ │ 川村 孝三 │ │ │ │ │
├──┼───┼─────┼───────┼──────┼────┼────┼────┤
│ 請 │ H │定率減税の│水戸市梅香 │吉田 実 │願意を妥│採択すべ│意見書を│
│ 願 │ 17 │廃止・縮小│ 2-1-39│ │当と認め│きものと│提出す │
│ 第 │ ・ │を中止する│日本労働組合 │ │る。 │する。 │る。 │
│ 25 │ 3 │ことを求め│総連合会 │ │ │ │ │
│ 号 │ ・ │ることにつ│茨城県連合会 │ │ │ │ │
│ │ 10 │いて │会長 │ │ │ │ │
│ │ │ │石井 武 │ │ │ │ │
└──┴───┴─────┴───────┴──────┴────┴────┴────┘
△陳情の審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
文教福祉委員会
委員長 薄 井 賢 司
陳情の審査報告書
本委員会に付託された陳情を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
記
┌──────┬────────┬─────────┬──────────┬─────┐
│ 受 理 │ │ 陳情者の │ │ │
├──┬───┤ 件 名 │ │ 委員会の意見 │審査の結果│
│番号│年月日│ │ 住所・氏名 │ │ │
├──┼───┼────────┼─────────┼──────────┼─────┤
│ 陳 │ H │教育設備(教材、│東京都大田区仲池上│市においては、厳しい│不採択とす│
│ 情 │ 15 │教具)の整備のた│一丁目26番1号 │財政状況の中で、教材│べきものと│
│ 第 │ ・ │めの予算確保に関│官公需適格組合 │整備の予算確保に配慮│する。 │
│ 3 │ 12 │することについて│全日本学校教材教具│がなされているので、│ │
│ 号 │ ・ │ │協同組合 │不採択とする。 │ │
│ │ 5 │ │理事長 大橋 圭介│ │ │
│ │ │ │ 外1名 │ │ │
└──┴───┴────────┴─────────┴──────────┴─────┘
△請願の審査報告書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
経済生活委員会
委員長 深 川 澄 子
請願の審査報告書
本委員会付託の請願を審査した結果、次のとおり決定したので、会議規則第136条第1項の規定により報告します。
記
┌──────┬───────┬───────┬──────┬───────┬────┐
│ 受 理 │ │ 請願者の │ │ 委員会の │ 審査の │
├──┬───┤ 件 名 │ │ 紹介議員 │ │ │
│番号│年月日│ │ 住所・氏名 │ │ 意見 │ 結果 │
├──┼───┼───────┼───────┼──────┼───────┼────┤
│ 請 │ H │「遺伝子組み換│ひたちなか市 │打越 浩│遺伝子組み換え│不採択と│
│ 願 │ 15 │えイネ」を食品│市毛622-67 │永井 利男│の研究は、将来│すべきも│
│ 第 │ ・ │及び飼料として│生活クラブ生協│樋之口 英嗣│的に必要な研究│のとす │
│ 2 │ 12 │承認しないよう│茨城・ひたちな│ │である。意見書│る。 │
│ 号 │ ・ │国に意見書を提│か支部 │ │の提出は、研究│ │
│ │ 4 │出することを求│理事 │ │を滞らせる可能│ │
│ │ │めることについ│ 柴田 孝枝│ │性がある。 │ │
│ │ │て │ 外11名│ │ │ │
└──┴───┴───────┴───────┴──────┴───────┴────┘
△閉会中の継続審査申出書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
総務委員会
委員長 佐々木 忠 男
閉会中の継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について、次のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 件 名
陳情第13号 性同一性障害を持つ人々に対しての証明書、申請書の不要な性別欄の撤廃を求めることについて
陳情第22号 「市場化テスト」や「給与構造見直し」に反対する意見書の採択を求めることについて
2 理 由
慎重審査の上結論を出したい。
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
文教福祉委員会
委員長 薄 井 賢 司
閉会中の継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について、次のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 件 名
請願第 4号 ゆたかな教育を実現するための教育予算の充実を求めることについて
請願第 5号 義務教育費国庫負担制度の堅持を求めることについて
請願第12号 教育基本法改正についての意見書の提出を求めることについて
陳情第19号 教育基本法「改正」ではなく、教育基本法に基づく施策を進めることを求める意見書を政府等に提出することについて
請願第21号 中学校歴史教科書採択の改善に関することについて
請願第24号 社会保障制度の抜本改革を求めることについて
2 理 由
慎重審査の上結論を出したい。
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
経済生活委員会
委員長 深 川 澄 子
閉会中の継続審査申出書
本委員会は、審査中の事件について、次のとおり閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 件 名
請願第11号 「容器包装リサイクル法の見直しを求める意見書」提出を求めることについて
2 理 由
慎重審査の上結論を出したい。
△閉会中の継続調査申出書
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
総務委員会
委員長 佐々木 忠 男
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、所管事務のうち次の事件について、閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1)行財政運営について
(2)電子自治体化への取り組みについて
(3)男女共同参画の取り組みについて
(4)消防行政について
(5)総合計画におけるまちづくりについて
2 期 限
平成17年4月1日~平成17年5月31日
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
文教福祉委員会
委員長 薄 井 賢 司
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、所管事務のうち次の事件について、閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 行財政運営について
(2) 福祉行政について
(3) 教育行政について
2 期 限
平成17年4月1日~平成17年5月31日
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
経済生活委員会
委員長 深 川 澄 子
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、所管事務のうち次の事件について、閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 行財政運営について
(2) 市民生活行政について
(3) 経済行政について
(4) 水道事業について
2 期 限
平成17年4月1日~平成17年5月31日
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
都市建設委員会
委員長 鈴 木 勝 夫
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、所管事務のうち次の事件について、閉会中の継続調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1) 行財政運営について
(2) 建設行政について
(3) 都市整備行政について
(4) 下水道行政について
2 期 限
平成17年4月1日~平成17年5月31日
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
議会運営委員会
委員長 打 越 浩
閉会中の継続調査申出書
本委員会は、所管事務のうち次の事件について、閉会中もなお継続して調査を要するものと決定したので、会議規則第104条の規定により申し出ます。
記
1 件 名
(1) 議会運営に関する事項
(2) 議会の会議規則、委員会条例等に関する事項
(3) 議長の諮問に関する事項
2 理 由
円滑な議会運営を図るため。
△議案の提出について
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
提出者 ひたちなか市議会議員 佐々木 忠 男
賛成者 〃 西野宮 照 男
〃 〃 樋之口 英 嗣
〃 〃 川 崎 三 郎
〃 〃 山 田 雅 則
議案の提出について
次の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
記
1.議案番号及び件名
議案第51号 日本郵政公社の現行経営形態維持を求める意見書提出について
日本郵政公社の現行経営形態維持を求める意見書
このたび,政府においては公社に移行して間もない日本郵政公社を民営化するとの基本方針が閣議決定された。
郵政事業は平成15年4月,国営の新たな日本郵政公社へと移行し,あまねく全国に設置されている24,700の郵便局ネットワークを通じて離島,中山間地を問わず,地域住民には不可欠なセーフティーネットワークとなっており,住民の日常生活に深い関わりをもって生活インフラとしてその機能を果たしている。
このような中で,郵政民営化が行われるなら,不採算の地域での事業は撤退を余儀なくされ,過疎化に拍車をかけ,地方の切り捨てにつながっていくことも懸念される。
特に郵政事業においては,全国均一料金制は維持できなくなり,また,郵便貯金などの過疎地における金融システムは崩壊することも予測され,ユニバーサルサービスの確保は不可能と思われる。よって,住民サービスの低下を招き,地方の社会資本整備にもますますの遅れをきたすことも考えられる。
現在の郵政公社が果たしている「窓口ネットワーク」「郵便」「郵便貯金」「簡易保険」のサービスを最も効率的・安定的に提供できるのは,民営化された会社ではなく,国営の郵政公社の形態が適当である。
よって,政府,国会におかれては,これらの郵政事業の果たす公共的・社会的役割の重要性に鑑み,郵政三事業一体で国営の日本郵政公社を堅持するよう強く要望する。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣 あて
衆議院議長
参議院議長
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
提出者 ひたちなか市議会議員 佐々木 忠 男
賛成者 〃 西野宮 照 男
〃 〃 樋之口 英 嗣
〃 〃 川 崎 三 郎
〃 〃 山 田 雅 則
議案の提出について
次の議案を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出します。
記
1.議案番号及び件名
議案第52号 定率減税の廃止・縮小を中止することを求める意見書提出について
定率減税の廃止・縮小を中止することを求める意見書
現在のわが国経済情勢は景気回復の基調にあると言われているが,その回復度合いは,産業間,地域間において大きな格差がある。また,医療費自己負担割合の引き上げや,税制における諸控除の縮小・廃止により,家計負担は年々増大している。
定率減税が縮小・廃止になれば,所得税,住民税の納税者は皆増税となる。特に,今払っている税金に対する増税額の割合が一番多くなるのは,子育て中の世帯や働き盛りの中堅層である。これらの層を中心に更なる負担増を強いることにより,消費が減退し,景気を腰折れさせることになる。
政府において税制と社会保障の一体的な改革に向けた議論が行われている中,深刻な財政構造の改善,国と地方の税財源配分の見直しは喫緊の課題であるが,現段階で税制のみを一方的に改定することは,将来に行き違いをきたしかねないことも十分に留意すべきである。
よって,定率減税の廃止・縮小を中止するよう要望する。
以上,地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成17年3月23日
ひたちなか市議会
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣 あて
衆議院議長
参議院議長
△行財政改革推進特別委員会中間報告書
平成17年3月2日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
行財政改革推進特別委員会
委員長 住 谷 勝 男
行財政改革推進特別委員会中間報告書
本委員会付託の調査について、会議規則第45条第2項の規定によりその活動状況を報告します。
記
1 調査の経過
第1回委員会 平成16年3月22日 (議事堂全員協議会室)
正・副委員長の互選を行い、委員長に住谷勝男委員、副委員長に西野宮照男委員を選出した。
第2回委員会 平成16年4月26日 (議事堂全員協議会室)
委員会の調査活動に資するため、今後の進め方について協議した。その結果、付託事項に基づき、下記の「今後の進め方について」を軸として、調査研究を行うこととした。
〇今後の進め方について
1 新行財政改革に関すること
(1)新行財政改革大綱について
(2)行財政改革の取り組み状況について
①行政運営の確立について
②市民サービスの向上について
③市民との協働のまちづくりの推進について
④財政運営の健全化について
(3)事務事業の見直しについて
(4)条例・規則等の見直しについて
2 議会改革に関すること
(1)本会議運営について
(2)議会の情報発信について
(3)事務事業の見直しについて
続いて、ひたちなか市新行財政改革大綱について、執行部から行財政改革の基本目標、重点事項及び具体的推進事項等について説明を受け、質疑を行った。
第3回委員会 平成16年5月20日 (議事堂全員協議会室)
行財政改革の取り組み状況について、新行財政改革大綱の具体的推進事項うち財務部、福祉部が所管する項目について、それぞれ執行部から説明を受け、質疑を行った。
第4回委員会 平成16年7月2日 (議事堂全員協議会室)
行財政改革の取り組み状況について、新行財政改革大綱の具体的推進事項うち建設部、都市整備部、水道部、教育委員会が所管する項目について、それぞれ執行部から説明を受け、質疑を行った。
第5回委員会 平成16年8月4日 (議事堂全員協議会室)
行財政改革の取り組み状況について、新行財政改革大綱の具体的推進事項うち経済部、市民生活部、消防本部、企画部、総務部が所管する項目について、それぞれ執行部から説明を受け、質疑を行った。
第6回委員会 平成16年8月26日 (議事堂全員協議会室)
新行財政改革大綱及び行財政改革の取り組み状況について、委員会のまとめを行った。
第7回委員会 平成16年11月18日 (議事堂全員協議会室)
8月26日に引き続き、新行財政改革大綱及び行財政改革の取り組み状況について、委員会のまとめを行った。
第8回委員会 平成16年12月22日 (議事堂全員協議会室)
国が推進している三位一体改革は、本市の行財政改革に深く影響することから、三位一体改革による本市財政への影響について、執行部から説明を受け、質疑を行った。
第9回委員会 平成17年2月2日~4日 (広島県広島市、兵庫県宝塚市)
広島県広島市及び兵庫県宝塚市を訪問し、それぞれ行財政改革及び議会改革について調査した。
その概要は別紙のとおりである。
第10回委員会 平成17年2月14日 (議事堂全員協議会室)
3月定例会に向けて、中間報告書のまとめを行った。
2 意 見
本市は、これまで平成8年3月に「ひたちなか市行政改革大綱」、平成11年3月に「ひたちなか市行財政改革大綱」、平成14年8月に「ひたちなか市行財政改革大綱(改訂版)」を策定し、時代の変化に柔軟に対応できる行政の実現、簡素で効率的な行財政運営の確立、地方分権の推進に向けた自己決定・自己責任体制の確立等を基本方針として、積極的に行財政改革に取り組み、一定の成果をあげてきたところである。
しかしながら、長引く景気低迷による税収の伸び悩みや義務的経費の増加等により、本市の財政環境が極めて厳しい状況に置かれている中で、自主財源の確保やさらに行財政改革の継続的な推進が重要な課題となっている。
本委員会は、付託事項である新行財政改革に関することのうち、最初に新行財政改革大綱について、行財政改革の取り組み状況についての2項目について、精力的に調査活動を行ってきたところである。
調査活動の過程において、集約された本委員会の意見は次のとおりである。
新行財政改革大綱について
・行財政改革の推進にあたって、基本方針ごとの重点事項及び個別推進事項は、可能な限り具体的な数値目標を設定すべきである。
・推進事項の進行管理については、チェックの方法・スケジュール等を明確に設定し、達成度の評価を行い、積極的に市民に公表すべきである。
行財政改革の取り組み状況について
・民間社会福祉施設整備に対する市補助金については、厳しい財政状況にかんがみ、あり方について検討すべきである。
・幼稚園運営については、運営コストだけで論じられない部分がある。民間活力導入も視野に入れながら効果的・効率的運営の検討を図るべきである。
・水道事業に係る事務所のあり方については、使用料・借地料等の行財政改革の視点から遊休施設の有効な活用を図るべきである。
・学校給食の委託化検討については、学校給食法に掲げる目標達成のため、様々な角度からの検討をすべきである。
・北部地域における消防力強化策が喫緊の課題となっている。広域化を視野に入れながら対応に最大の努力をすべきである。
別紙《調査概要》
◎広島県広島市
● 行財政改革について
○ 経緯について
(1)平成9年4月
広島市行財政改革推進本部(本部長:市長)を設置
(2)第1次行財政改革(計画期間:平成9年度~平成11年度)
平成 9年11月 「広島市行財政改革大綱」を策定
平成10年 4月 「行財政改革の実施状況と計画」を策定
(3)第2次行財政改革(計画期間:平成12年度~平成15年度)
平成12年 2月 「第2次広島市行財政改革大綱」及び「第2次行財政改革の実施計画」を策定
(4)広島市行政改革大綱(平成15年11月策定)
(5)広島市行政改革計画(平成16年4月策定、計画期間:平成16年度~19年度)
○「広島市行政改革大綱」について
1 改革の目標と柱
大綱が目指すものは、効率的な行政運営を行いながらも、市民本位、成果重視の視点で、市民・企業・行政が持っている様々な資源(人、もの、かね、情報)を最適に組み合わせ、市民にとってより満足度の高いサービスを提供できる行政システムの構築である。
その実現に向けて、次の2つの目標と5つの柱の下に改革を推進する。
2 2つの目標
(1)「市民の市民による市民のための広島市政」を支える行政体質の確立
(2)「将来世代へ過度の負担を残さない財政運営」の実現
3 5つの柱
(1)人の改革
常に高い感度を保ちながら市民の声に耳を傾け、市民の願いを的確にかなえる職員の育成
(2)組織の改革
能力を最大限に発揮し、迅速かつ的確に行政課題に立ち向かう組織の構築
(3)仕組みの改革
政策形成過程のあらゆる段階において、市民の意思を適切に反映し、市民が持っている能力を最大限に活かす行政の仕組みづくり
(4)事業の改革
市民の満足度を高めるための効果的・効率的な事業の展開
(5)財政の改革
将来世代へ過度の負担を残さない財政運営の実現
4 推進体制・進行管理
(1)推進体制
全庁的な行政改革の取り組みは、「広島市行政改革推進本部会議」(以下「本部会議」)において行う。
(2)進行管理
行政改革計画に盛り込まれた項目の取り組み及びその進行管理は、「局等行政改革推進本部」が主体的に行い、本部会議において総合調整を行う。特に、行政改革計画の共通分野については、本部会議への定期的な報告を求める。
○「広島市行政改革計画」について
「広島市行政改革大綱」に基づき作成された行動計画である。平成19年度までの4ヵ年計画としてスタートした。
1 6分野360項目の取り組み
行政改革計画は、行政改革を自らの課題として認識し、主体的に取り組んでいくため、市の組織単位である局(総務、財政、保健・福祉、環境・経済、建設・開発・防災、教育・文化)ごとに作成された。360の具体的な取り組み項目を掲げている。
各取り組みには、改革の成果をわかりやすく示すため、できるかぎり数値目標を設定した。
今後も社会情勢の変化などに応じて、取り組み項目の追加などを行っていく。
2 数値目標を設けた主な取り組み
┌─────────────────┬───────────────────┐
│ 取り組み項 目 │数値目標 │
├─────────────────┼───────────────────┤
│事務事業の縮小や廃止などで職員数を│平成16~19年度の間に職員の約3%、│
│削減 │約350人を削減 │
├─────────────────┼───────────────────┤
│給与の減額措置や退職手当の引き下げ│平成16~19年度の間に約120億円を│
│などで人件費を抑制 │削減 │
├─────────────────┼───────────────────┤
│電子申請・届出の実現 │平成16~19年度の間に350の電子申│
│ │請手続きが行える仕組みを開発 │
├─────────────────┼───────────────────┤
│インターネットによる情報提供の拡充│平成19年度までに市ホームページ(トッ│
│ │プページ)へのアクセス件数を220万件│
│ │に │
├─────────────────┼───────────────────┤
│電子投票の拡充 │平成18年度に執行予定の市長選挙におい│
│ │て、新たに電子投票を導入する区の、開票│
│ │従事者数・所要時間を前回と比べ7割減に│
├─────────────────┼───────────────────┤
│審議会などの委員へ、女性の選任を推│平成19年度までに、女性委員の割合を3│
│進 │0%以上に向上 │
├─────────────────┼───────────────────┤
│公共施設の利用促進 │〔例〕平成17~19年度の各年度の利用│
│ │者数を平和記念資料館は120万人に、植│
│ │物公園は16万人に、安佐動物公園は50│
│ │万人になど │
├─────────────────┼───────────────────┤
│収入の確保に向けた取り組みを強化 │〔例〕平成19年度で市税(現年分)収納│
│ │率を99%、国民健康保険料(現年分)を│
│ │90%に向上など │
├─────────────────┼───────────────────┤
│未利用市有地の売却 │〔例〕平成16~19年度の各年度に未利│
│ │用市有地を10億円売却など │
├─────────────────┼───────────────────┤
│まちづくりボランティア人材バンクの│平成19年度時点で140件の紹介成立件│
│充実 │数に │
└─────────────────┴───────────────────┘
● 議会改革について
1 議会改革の概要について
議長の諮問機関的な組織として、議会の諸課題を検討する「議会の諸課題に関する検討会」を設置(平成15年度)し、議長から諮問のあった事項について検討を行っている。
2 議会改革の成果について
現在までのところ、議長から諮問のあった2つの案件に対する検討結果を報告している。
・海外行政視察について
経費について、1期目が50万円、2期目以上が100万円のところ、一律80万円とする。回数について、任期中に1期目が1回、2期目以上が2回できる(議長が認めた場合)のところ、任期中一律1回とする。幹事長会議(会派代表者会議)において、趣旨などについて報告する。報告書については、議会図書室に収蔵し、市民も見られることとする。
・委員会におけるお茶出しについて
職員が行っていたが、原則廃止とする。ペットボトルの持込を可とするが、お茶か水のみで、大きさは500mlまでとする。ただし、予算、決算委員会は出すこととする。
○ 本会議のインターネット中継について
1 実施時期
平成13年10月(ホームページ開設 平成13年6月)
2 概要
(1)公開内容
録画映像の放映 本会議の初日から最終日まで
(2)映像公開時期
本会議開催の翌日(一般質問等は3日目の翌日)から1年間
(3)機器構成
・映像情報の流れ
①カメラにより撮影した生映像を情報を映像編集装置に保存し、これに議員名、質問項目のテロップ挿入した生中継映像をVODサーバーに保存する。
②VODサーバーの映像情報を、インターネットから閲覧できるよう情報の変換(エンコード)を行い、日別、内容別などに編集(分類・分割)して映像配信サーバーに一括転送し、保存する。
③市民や市職員は庁内LANやインターネットから、庁内LANサーバーやホームページサーバーを経由して、映像配信サーバーにアクセスして、同サーバーに保存された映像を取得する。
・映像配信状況
①映像配信ソフト
リアルネットワーク社 リアルプレイヤー
(同時アクセス可能ユーザー数 100ユーザーまで)
②映像配信速度
・市民用(インターネット)
市民が利用する通信回線(パソコンで設定)により3通りの速度で配信する
・ダイヤルアップユーザー向け 64Kbps
・ISDNユーザー向け 128Kbps
・ADSLユーザー向け 150Kbps
・市職員用(庁内LAN) 150Kbps
③画面サイズ
320×240ピクセル(平成15年5月に拡大変更)
(縦7.3mm × 横9.8mm)
3 所要経費
年額:1,126千円
(VODサーバー、映像配信サーバー、ソフト(映像配信ソフト(リアルプレイヤー)、ウイルス対策ソフト)借上げ料)
4 課題・問題点等
・インターネットの生中継
サーバーへの負荷が大きいため、環境が整い次第開始したい。
◎兵庫県宝塚市
● 行財政改革について
1 これまでの取り組み(平成8年度~平成12年度)
・平成 8年 3月 行財政改革大綱
・平成 8年10月 第1次推進計画
・平成 9年 3月 第2次推進計画
・平成11年 5月 行動計画
・平成12年度末時点で141項目のうち、約6割を達成したが、約3割の一部実施、約1割の未着手があった。
・5年間の効果額は、約88億6800万円となり、当初目標の78億1200万円を上回ったが、依然として市の財政は厳しい状況にあり、民間活力の導入等の項目に、はかばかしい進展が得られなかった。
2 さらなる行財政システム改革(平成13年度~平成17年度)
○ 行財政システム改革マスタープラン
・従来の減量型行財政改革は手法として限界に来ていると考え、行政の仕組み自体を改革する「行財政システム改革」であると位置づけた。
・マスタープランは可変のプランであり、「3つの健全化を7つの改革で」と銘打ち、全ての改革は住民に対する情報公開から始まるとして、作成した。
・改革項目
① 行政評価システムの構築
② 財政システムの改革
③ 行政みずからの改革
④ 外郭団体の経営健全化
⑤ 情報化の推進による行政サービスの向上
⑥ 協働のまちづくりの推進
⑦ 環境配慮型社会への変革
○ 行財政システム改革アクションプラン
・アクションプランは、行財政システム改革の面と、行政事務の改革改善の面の両面から、各部で主体的に取り組む具体的な行財政システム改革の実行計画であり、言い換えれば、各部の決意表明とも言えるものである。
・アクションプランに盛り込まれた各項目は、固定的なものではなく、毎年度取り組みの成果を総括する中で、ローリング形式で次年度以降の取り組みを考えていくものである。
・計画期間:平成13~17年度
○ 推進体制
(1)都市経営会議
宝塚市庁議設置規定により設置された、システムの重要施策について審議し、決定するための庁内組織で、特別職及び部長で構成し、市長が主宰する。
(2)宝塚市行財政システム改革推進委員会
・設置期間:平成13年6月30日~平成15年6月29日
・設置目的:市の行財政システム改革全般にわたり、都市経営的観点から改革的再構築を行うために設置し、改革を行うための建設的な助言及び提言を市長に行う。
・メンバー:21名
経済界1名、学界2名、法曹界1名、人事組織専門家1名、団体代表6名、公募市民10名
・提言内容
・平成13年11月 宝塚市行財政システム改革に向けての第1次提言
・平成14年 5月 宝塚市の財政運営における実施計画策定にあたっての緊急提言
・平成14年10月 宝塚市行財政システム改革に向けての中間提言
・平成15年 6月 宝塚市行財政システム改革推進委員会提言(最終提言)
○ 財政構造改革
・平成14年 3月 財政計画(平成13年度~平成17年度)策定
・平成14年10月 財政計画の見直し
・同時に平成15年度から平成17年度までの3年間の、財政構造改革数値目標を設定する。
・財政構造改革数値目標は77億7600万円とする。
・平成19年度に収支均衡を図ることを目標として掲げる。
・平成15年 6月 財政計画(平成15年度~平成19年度)見直し
・財政構造改革数値目標を再設定(21億8400万円の追加)
・平成16年 3月 財政計画(平成16年度~平成20年度)見直し
3 取り組み状況
・行財政システム改革アクションプラン
・事務事業の見直し(平成15年度の特別な取り組み)
・行財政システム改革推進委員会からの提言への対応
● 議会改革について
1 議会改革の概要
(1)改革検討機関について
名 称:議会運営等を検討する委員会
主宰者:議長
構成員:正副議長、各会派代表者
(2)検討方法
検討期間:毎年度秋頃、議長が委員会を立ち上げ、年度末にかけて審査し、最終的に議会運営委員会の了解を得て実施に移す。
検討項目:委員会当初に各会派から検討事項を数項目出し、それと事務局から提案事項を加えて、委員会としての検討項目を絞り込む。
2 議会改革の主な成果
○平成13年度決定
・議会3役の就任期間を1年間から2年間とする。
平成15年4月新任期開始時から適用
○平成14年度決定
・宝塚市議会議員の政治倫理に関する条例の制定
平成14年12月26日施行
・議員報酬の5%カット
平成15年1月分の報酬から適用
○平成15年度決定
・委員会記録の公開(HP他)
平成16年6月定例会分から適用
・委員会室へのPC持ち込み
平成16年6月定例会から適用
・2次質問以降の自席での対応
平成16年4月以降の本会議から適用(議員、理事者とも)
・速記者の廃止
平成16年4月以降の本会議から適用
・特別委員会出席に係る費用弁償の廃止
平成16年4月以降の特別委員会から適用
・本会議録の印刷部数の大幅減
平成16年4月以降の本会議から適用(各議員、待遇者への配布を取りやめ)
・海外派遣基準の廃止
阪神大震災以降実質的に派遣をしていなかったが、正式に制度そのものを廃止
○平成16年度決定
・議員(全員)協議会の積極的な活用
本年度中から適用。
・議員協議会に係る申し合わせ事項
(1)議員協議会は次のとおり開催するものとする。
① 当局から議会への市政に関する説明は、議長に申し出るものとする。
② 議長は、議員協議会の開催にあたっては、原則として会派代表者に諮るものとする。
ただし、議長は案件により適宜、議員協議会に代えて特別委員会、常任委員会または会派代表者会議等を開催することについて、当該委員会委員長と協議することを妨げない。
③ ②の場合の他、会派代表者から議員協議会開催の申し出があった事項については、議長は会派代表者会に諮り、議員協議会を開催することができる。
(2)議員協議会は公開とし、その記録についても委員会記録の例により公開対象とする。
(3)会議は必要に応じて市長以下職員の出席を求めるものとする。
・請願、陳情審査の審査順を柔軟に対応する。
本年度中から適用。
・完全対面式への移行。
平成17年4月以降の本会議から適用。(議員側のスペースに質問席を設置)
・その他事務手続き検討
本会議場での資料配布、委員会視察でのキャンセル料の取り扱い。
3 今後の課題
・CATV、インターネット放送の実施(本会議場の設備のあり方)
・審議会における議員枠の適正化
・議員報酬のあり方(附則対応のあり方)
・本会議での発言時間の制限(一般質問 2時間、代表質問2時間30分)
・政務調査費のあり方
・議員定数
△広域都市行政調査特別委員会中間報告書
平成17年3月2日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
広域都市行政調査特別委員会
委員長 山 田 雅 則
広域都市行政調査特別委員会中間報告書
本委員会付託の調査について、会議規則第45条第2項の規定によりその活動状況を報告します。
記
第1回委員会 平成16年3月22日 (議事堂第2委員会室)
正副委員長の互選を行い、委員長に山田雅則委員、副委員長に永井利男委員を選出した。
第2回委員会 平成16年4月27日 (議事堂全員協議会室)
委員会の調査活動に資するため、今後の進め方について協議した。その結果、付託事項に基づき、下記の調査項目を軸として調査研究を行うこととした。
○調査項目
1 ひたちなか地区に関すること
(1)ひたちなか地区開発について
(2)常陸那珂港の整備計画について
(3)サイエンスフロンティア21構想について
2 広域行政に関すること
(1)原子力安全対策について
(2)市町村合併について
(3)交通体系の整備について
3 観光振興に関すること
(1)観光振興計画について
(2)イベントの開催、誘致について
(3)広域的観光ネットワークの整備について
第3回委員会 平成16年5月18日 (議事堂全員協議会室)
1 平成16年度ひたちなか地区開発整備事業等の概要について
国営ひたち海浜公園整備事業、常陸那珂港整備事業、那珂久慈流域下水道事業等について、執行部から、平成15年度までの進ちょく状況及び平成16年度事業の説明を受け、質疑を行った。
第4回委員会 平成16年6月29日
(常陸那珂港、常陸那珂火力発電所、核燃料サイクル開発機構等)
1 常陸那珂港の整備状況について
常陸那珂港北埠頭を視察し、港湾の整備状況について、執行部の説明を受けた。
2 常陸那珂火力発電所の概要について
常陸那珂火力発電所において、中央操作室・事務本館内を視察し、担当者の説明を受けた。その後、揚炭バース、貯炭場、ふれあい広場等を視察した。
3 核燃料サイクル開発機構の事業概要について
核燃料サイクル開発機構本社において、担当者から事業概要の説明を受け、質疑を行った。
4 市町村合併について
議事堂全員協議会室において、茨城県内の市町村合併の動向及び合併特例法改正の概要について、茨城県総務部市町村課の担当者から説明を受け、質疑を行った。
第5回委員会 平成16年8月3日
(議事堂全員協議会室、阿字ヶ浦海水浴場、那珂湊おさかな市場)
1 観光振興計画について
2 イベントの開催、誘致について
3 広域的観光ネットワークの整備について
観光振興計画策定に向けた観光振興研究会の活動内容、平成16年度のイベント開催状況及びその経済効果、常磐から房総までの広域的な観光連携「ひたちとふさのジョイントアップ・プロジェクト」等について、執行部から説明を受け、質疑を行った。
4 阿字ヶ浦海水浴場の開設状況について
阿字ヶ浦海水浴場を視察し、入込み客の状況等について、執行部から説明を受けた。
5 那珂湊おさかな市場の概要について
那珂湊おさかな市場を視察し、執行部から概要説明を受けた。
委員会協議会 平成16年11月8日 (東海村議会委員会室202号室)
東海村議会ひたちなか地区問題調査特別委員会と合同で「ひたちなか地区開発整備に関する研修会」を開催し、ひたちなか地区の現況及び留保地の利用計画策定について、茨城県企画部ひたちなか整備課の担当者から説明を受け、質疑を行った。
第6回委員会 平成17年2月2日~4日
(香川県満濃町(国営讃岐まんのう公園)、愛媛県松山市(松山港))
香川県満濃町の国営讃岐まんのう公園を訪問し、施設の概要について調査を行った。
また、愛媛県松山市の松山港を訪問し、港湾の概要及びFAZ施設の概要について調査を行った。
その概要は別紙のとおりである。
第7回委員会 平成17年2月10日 (議事堂全員協議会室)
3月定例会に向けて、中間報告書のまとめを行った。
別紙《調査概要》
◎香川県満濃町(国営讃岐まんのう公園)
1 計画の概要
こんぴらさんとして親しまれている金刀比羅宮から東へ6㎞のところにある、我が国最大級のため池「満濃池」。この空海が修築したとされる満濃池の水面を望む、自然豊かな丘陵地に国営讃岐まんのう公園はある。豊かな自然と空海ゆかりの文化的土壌を生かし、「人間との語らい、自然・宇宙とのふれあい」を基本テーマに、四国で初めての国営公園として平成10年4月にその一部が開園した。平成12年4月に北口園路が開通し、平成14年4月に自然生態園が追加開園し、開園区域としては、中央広場ゾーン、宿泊ゾーンを中心とする111.4haとなっている。今後は本州四国3架橋時代の中で広域観光ネットワークの中核をなすとともに、四国における文化・スポーツ・レクリエーションの一大拠点となるべく整備を進めている。
○基本方針
(1)子供から大人まで、四季を通じて多様なレクリエーション活動が行える公園とする。
(2)計画地の特性や地域の文化、歴史、風土等を生かした四国らしい公園とする。
(3)四国地域の人々の日帰り利用を主体とするが、滞在型の利用や四国を訪れる観光客も利用できる公園とする。
(4)公園の豊かな自然とのふれあいや、様々なレクリエーション活動、イベントを通じて豊かな人間形成に役立つ公園とする。
2 主要施設の概要
┌──────────┬─────────────────────────────────┐
│ エリア │ 施設の概要 │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│エントランス │エントランス広場:約2,700㎡ │
│ │ビジターセンター、緑と石のヴィスタ、レストラン、売店 │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│竜頭の里 │昇竜の滝:高さ9m水量5m3/分(常時) 65m3/分(瀑布時) │
│ │風花の庭:約2,300㎡(花壇面積:ハーブ類)、青竜の谷:約1,500㎡ │
│ │花竜の道:約5,000㎡(花壇面積) │
│ │芝生広場:約4 ha │
│ │サイクリングセンター:自転車約300台 │
│ │まんのう竹風庵:茶室、工房 │
│ │竜の子広場:ドラ夢の家、レストハウス竜の里、遊具(ふわふわドラ夢、│
│ │ ドラ夢の泉広場、大型ネット式ジャングルジム、あり地獄、│
│ │ ロッククライミングなど) │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│竜頭の森 │きのこの森、たけのこ園、体験学習館、炭焼き窯、エックススライダー、│
│ │希望の丘展望台 │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│オートキャンプ場 │キャビン:22棟(内4棟はバリアフリー) │
│ホッ!とステイまんの│トレーラーハウス:1棟 │
│う │キャンピングカーサイト:5サイト │
│ │一般カーサイト:59サイト │
│ │フリーサイト:19サイト │
│ │洗面・シャワー・トイレ棟、炊事棟 │
│ │オートキャンプ場管理センター(売店、浴室、ランドリー) │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│自然生態園 │自然生態観察園(逆様池、北の谷、東の谷、南の谷、南の台地) │
│ │園路総延長:約2,200m │
│ │自然生態展示館(展示室、映像ホール、学習室) │
├──────────┼─────────────────────────────────┤
│その他の主な施設 │歩行者園路:約7,800m │
│ │自転車専用道路:約3,600m │
│ │中央駐車場:25,800㎡ 普通自動車902台、身障者用11台、大型18台 │
│ │見はらしの山展望台、風の見える丘展望台 │
│ │総合センター(公園事務所、管理センター) │
└──────────┴─────────────────────────────────┘
3 自然生態園の概要
地球環境の保全や持続可能な社会形成のあり方が問われている今日、多くの人々が環境に関心を持ち、自然環境に対する人間の責任と役割を理解し、地域づくりや環境保全活動などに積極的に参加していくための環境学習の推進が求められている。
自然生態園においては、これらの背景を踏まえ、希少な自然資源の保全を行うと同時に、営農によって保たれていた里山空間を土地利用のモデルとし、里山環境を復元・保全・活用することにより、多くの来園者に楽しんでもらう空間とするとともに、多様な運営を行うことにより、生きものや自然環境に対する「気づき」や「理解」を促し、人と自然の文化の理解を深め、共生のあり方を考える場を構築している。
4 利用料金など
(1)入園料
┌────────┬────────┬────────┬────────┐
│ │ 一 般 │団体(20名以上)│ 年間パスポート │
├────────┼────────┼────────┼────────┤
│大人(15歳以上)│ 400円 │ 280円 │ 4,000円 │
├────────┼────────┼────────┼────────┤
│小人(小中学生)│ 80円 │ 50円 │ 800円 │
└────────┴────────┴────────┴────────┘
(2)駐車場料金
┌───────────┬───────────┬───────────┐
│ 普 通 │ 大 型 │ 二 輪 │
├───────────┼───────────┼───────────┤
│ 310円 │ 1,020円 │ 100円 │
└───────────┴───────────┴───────────┘
5 公園の運営を支えるボランティア
(1)かりん夢クラブ
まんのう公園の陶芸・ハーブ・木工教室などで指導にあたるなど、体験プログラムの運営に関わっているボランティアグループ。
主に土・日・祝日に開催している。
(2)インタープリターボランティアの会
公園利用者にガイドウォークを通じて、地域の自然や文化・歴史等をわかりやすく伝える(インタープリテーション)活動をしているボランティアグループ。
毎週土・日、祝日に午前・午後各1回(約1~2時間)のガイドウォークを実施している。
(3)インストラクターボランティアの会
自然生態園内で里山管理活動(水田・畑の耕作、樹林地の管理、家畜の飼育等)や、イベントの指導並びに補助を行うボランティアグループ。
農作業や家畜の飼育が伴うので、随時開催している。
6 今後の課題
梅雨の時期や冬期には来園者が減少するため、その時期に合わせてイベントを開催することなどで来園者の増加に努めているが、厳しい状況にあり、さらに集客力アップにつながる施策を推進する必要がある。
◎愛媛県松山市(松山港)
1 港湾の概要
(1)港湾の概況
松山港は、四国の北西部、愛媛県のほぼ中央に位置し、瀬戸内海の要衝を占めることから、古くから近畿と九州とを結ぶ重要中継港の一つとして発展してきた。昭和26年重要港湾に指定されてからは、背後圏の産業活動の振興に連動して、多面的に発展してきている。
また、平成5年3月に、国家プロジェクトであるフォーリン・アクセス・ゾーン構想(輸入促進地域)の指定を受けてからは、ガントリークレーンなどの大型クレーンやフォークリフトの整備など、貨物のコンテナ化に対応した港湾整備が進められており、海外との定期貨物航路の開設が相次いでいる。
(2)松山港港湾計画
平成5年6月に改定された松山港港湾計画では、愛媛FAZ構想をさらに拡大するために、4万トン級の大型貨物船が接岸できる大型岸壁の整備を進め、平成13年3月には水深10.0m岸壁の供用を開始して、アジア地域はもとより、環太平洋地域と日本を結ぶ、新たな国際貿易港(ローカルハブ港)を目指し、物流ネットワークの拡大に取り組んでいる。
(3)外港地区計画概要
①埠頭の整備
貨物のコンテナ化に迅速に対応するために、次の岸壁を整備する。
・水深13.0m 岸壁1バース260m(4万トン級船舶対象)
・水深10.0m 岸壁1バース170m(1万トン級船舶対象)
・水深 7.5m 岸壁3バース390m(5千トン級船舶対象)
②港湾関連用地
船舶係留施設計画に対応して、保管施設や流通関連施設等のための港湾関連用地を整備する。
・コンテナ関連用地、保管施設、流通施設用地等、道路 合計 9.6ha
③埠頭用地
貨物の取扱量の増加に対応して、埠頭用地を整備する。
・マイナス13m及びマイナス10m岸壁背後
エプロン、上屋、コンテナ関連用地、荷捌地、道路、木材関連用地 合計 10.5ha
・マイナス7.5m岸壁背後
エプロン、荷捌地 合計 1.5ha
・マイナス7.5m岸壁背後(危険物取扱用地)
エプロン、その他 合計 1.0ha
2 FAZ施設の概要
(1)FAZ構想の推進
松山港地域は、平成5年3月、国際物流及び産業交流拠点の重点的な整備地域として、国から、フォーリン・アクセス・ゾーン構想(輸入促進地域)の第1号指定を受けた。
この構想を推進していくため、県では、第3セクターの愛媛エフ・エー・ゼット(株)と一体となって、四国及び瀬戸内地域の新たな国際貿易拠点を目指し、港湾整備や中核施設である愛媛国際貿易センター「アイテムえひめ」、愛媛国際物流ターミナル「アイロット」、「愛媛県植物くん蒸所」の建設に取り組んできた。
現在は、愛媛FAZ構想の第2ステージとして、貿易型企業の集積を図る特定集積地区の設定や松山港外港新埠頭、関連アクセス道路の整備に取り組んでいる。
(2)愛媛国際貿易センター「アイテムえひめ」
中四国最大の大展示場、小展示場、野外プラザ、オフィス、輸入品常設展示場、物産観光センター、レストラン、立体駐車場など様々な機能を備える新しいタイプの総合コンベンション施設である。見本市展示会、会議、研修のほか多様な大型のイベントに使用できる。また、業務関係者だけでなく、一般市民にとっても地球サイズでショッピングや食事や異文化との交流が楽しめる。
さらに、ジェトロ、貿易関連団体や企業、輸入品販売業者、外国事務所、外国企業などを集積し、貿易情報発信機能と輸入ビジネスサポート機能を備えている。
・施設の概要
敷地面積:34,340㎡
建築面積:17,120㎡
延床面積:37,302㎡
規模及び構造:地上4階建、鉄骨鉄筋コンクリート
立体駐車場:750台
(3)愛媛国際物流ターミナル「アイロット」
輸入貨物の荷揚げから市場に至る間の荷捌き、保管、展示、流通加工、仕分けなどの機能を持つ施設を集約した物流高度化基盤施設である。総合保税地域の許可を受け、手続きの簡素化のメリットを受けている。
愛媛県内はもとより、周辺各県においても、最も高品質な施設として、あらゆる貨物に効率よく対応でき、高度化そして多様化する国際物流のニーズに応える、 物に優しく、人に優しい施設である。
・施設の概要
敷地面積:54,105㎡
建築面積:27,650㎡
延床面積:46,450㎡
上屋棟:15,731㎡(上屋、詰所、トラックヤード)
倉庫棟:19,871㎡(倉庫、流通加工室、トラックヤード)
冷凍冷蔵庫棟:9,088㎡(冷凍冷蔵庫、事務所、トラックヤード)
事務所:1,642㎡(管理事務所、貸オフィス、展示ホール、資料展示室、福利厚生施設)
(4)愛媛県植物くん蒸所
青果物・野菜・穀類の輸入の際必要となる。第1・第2くん蒸庫の2庫を設け、第1くん蒸庫はコンテナのままくん蒸できる設備を備えており、品質管理上必要な空調設備も備えている。また、冷凍コンテナ用コンセントも220V・440Vの両方を完備している。
・施設の概要
建築面積:712㎡
第1くん蒸庫:96㎡
第2くん蒸庫:50㎡
冷却・加温・加湿対応(0℃~25℃)
冷凍コンテナ用コンセント(220V×2基、440V×2基)
3 今後の課題
FAZ構想がスタートした当時と比べると、倉庫を利用しない傾向が見られるようになり、使用料収入が減少してきているため、今後のFAZ施設の利用について、外部の人も交えたFAZ推進協議会を設置し、指定管理者制度による民間事業者の参入も含めて検討しているところである。
△環境対策調査特別委員会中間報告書
平成17年3月2日
ひたちなか市議会
議長 磯 前 勝 一 殿
環境対策調査特別委員会
委員長 後 藤 正 美
環境対策調査特別委員会中間報告書
本委員会付託の調査について、会議規則第45条第2項の規定によりその活動状況を報告します。
記
第1回委員会 平成16年3月22日 (議事堂第3委員会室)
正、副委員長の互選を行い、委員長に後藤正美委員、副委員長に牧野米春委員を選出した。
第2回委員会 平成16年4月28日 (議事堂全員協議会室)
委員会の調査活動に資するため、今後の進め方について協議した。その結果、付託事項に基づき、意見を聞いたうえで、あらかじめ正副委員長において検討した「今後の進め方について」の下記項目を軸として調査研究を行うこととした。
〇今後の進め方について
1 自然環境に関すること
(1)海岸の保全について
(2)その他自然環境の保全について
2 生活環境に関すること
(1)循環型社会の構築について
①ごみの減量化・リサイクルについて
②新エネルギーについて
(2)市の事業者としての環境負荷軽減への取り組みについて
(3)その他生活環境について
3 都市環境に関すること
(1)交通問題について
(2)その他都市環境について
第3回委員会 平成16年5月19日
(議事堂全員協議会室、ひたち海浜公園、阿字ヶ浦海岸)
阿字ヶ浦海岸の保全について、執行部より説明を受け、質疑を行ったあと、阿字ヶ浦海岸の現地視察を行った。
また、国営ひたち海浜公園内の沢田湧水地の現地視察を行い、公園職員及び茨城生物の会より同湧水地の自然環境と保全について説明を受けた。
第4回委員会 平成16年7月13日 (議事堂全員協議会室)
ひたちなか市環境基本計画の概要について、執行部の説明を受け、質疑を行った。
第5回委員会 平成16年8月18日 (東京電力(株)常陸那珂火力発電所)
東京電力(株)常陸那珂火力発電所において、発電所の概要、環境対策、地域共生施設についての説明を受け、質疑を行った。その後、発電施設等の現地視察を行った。
また、執行部より平成15年度常陸那珂港湾環境モニタリングについて、大気質、水質、陸域排水などの項目にわたり結果の説明を受けた。
第6回委員会 平成16年11月24日 (議事堂全員協議会室)
ごみ減量化とリサイクルの推進について、執行部より説明を受け、質疑を行った。次に、視察の日程について協議した。
第7回委員会 平成17年1月20日 (議事堂全員協議会室)
中間報告に向けて、これまでの委員会における意見の集約を行った。
集約された意見は、以下のとおりである。
① 阿字ヶ浦海岸の浸食対策事業については、早急に恒久対策工事の着工ができるような環境づくりを県と連携をとりながら進めることが望まれる。
② 沢田湧水地については、オゼイトトンボなどの希少な動植物が生息する非常に貴重な自然環境を有しているが、周辺開発の進展に伴う湧水量の減少などにより環境の変化が進んでいる。このような環境の変化に対応し、貴重な生態系の保全を図るため、市は国営ひたち海浜公園と連携を取りながら環境保全・保護活動を支援・促進するなど積極的な対応をするとともに、ひたちなか地区の開発と保全の調和を図っていく必要がある。
③ 市環境基本計画については、市民の環境問題に対する意識を高めることが重要であり、環境基本計画の内容を含めた情報発信を引き続き、市報、ホームページなどで行うとともに、若年層の親の世代、高校生などに対象を絞った啓蒙など、さらにインパクトの強い施策の展開が望まれる。
また、今後とも引き続き個別の施策については、市総合計画、環境基本計画、各部門のマスタープラン等の整合性を十分図ったうえで推進することが必要である。
④ 市の事業者としての環境対策としては、平成15年11月に「ひたちなか市エコオフィス計画」を策定し、市役所における環境保全活動に取り組んでいるところである。ISO14001を含めた環境マネジメントシステムなど事業所における環境対策については、当委員会での今後の研究課題とする。
⑤ 常陸那珂火力発電所については、平成15年12月に1号機が運転開始をした。発電所においては、窒素酸化物・ばいじんなどの除去、石炭の紛じん対策、また、高い熱効率で発電し二酸化炭素の排出量を抑えるなど、さまざまな環境対策を講じているところであるが、公害防止協定に基づく環境監視については、引き続き注視していく必要がある。
⑥ ごみ減量化とリサイクルの推進に関して、平成15年度におけるひたちなか市のごみ総量は、野焼きの禁止などの増加要因はあるが、平成6年度に対して 1.4%増にとどまっており、特に、家庭系ごみ量は10.8%減となっている。また、ごみ総量の約35%を占める事業系ごみについても、手数料の改定を行った効果により減少傾向がみられるところである。自治会や子ども会による資源回収事業も成果をあげており、市においても、樹木の剪定枝を再資源化する試験事業を平成16年度より開始するなど、新しい事業にも取り組んでいるところである。
今後の課題としては、生ごみの堆肥化、中小企業を含めた事業所へのリサイクル推進のさらなるPR、不法投棄に対する監視体制の充実等であると考える。
また、公共施設におけるリサイクルの推進など循環型社会の構築に関しては、環境保全担当部門だけでなく、全庁的な協力体制が必要である。
第8回委員会 平成17年1月26~28日
(静岡県沼津市、三島市、愛知県安城市)
静岡県沼津市を訪問し、家庭版環境ISO推進について調査を行った。次に、静岡県三島市を訪問し、「森の小さなダムづくり(三島湧水群の復活へ向けての地下水かん養の取り組み)」について調査した。また、愛知県安城市を訪問し、住宅用太陽光発電報奨金制度、中小企業等ISO14001認証取得費補助制度を中心に安城市の環境政策について調査した。
第9回委員会 平成17年2月21日 (議事堂全員協議会室)
3月定例会に向けて、中間報告書の取りまとめを行った。
別紙《調査概要》
◎静岡県沼津市
1 沼津市家庭版環境ISO「家族でチャレンジISO」について
(1)家庭における環境活動の必要性
地球温暖化をはじめとする地球環境問題は、我々が予想するよりはるかに大きな規模とスピードで進行している。その原因は、家庭から排出される二酸化炭素によるところが大きい。日本は、世界の約5%の二酸化炭素を排出している世界第4位の排出大国であり、その約5分の1が家庭から排出されている。しかも、家庭からの二酸化炭素は近年、急速に増大しており、自家用車の排出は約50%増、電気・ガス・灯油の消費による排出は約20%増となっている(1990~2001年度)。事業所や発電施設だけでなく、一般家庭での排出削減対策を行わないと、2012年までに1990年レベルの6%減以下まで温室効果ガスを削減するという地球温暖化京都会議での日本の約束は守れないという状況になっている。
そこで、沼津市では「家族でチャレンジISO」―できることからはじめよう―という名称で、平成13年度事業で家庭版環境ISOを創設し、広く市民にPRするとともに各家庭での省資源・省エネルギー活動の実践を進めるものである。
(2)事業の形態
NPO法人「ストップ・ザ・温暖化」静岡県民ネットワークに協力を依頼し、同団体のもつノウハウ等を活用するなかで進めている。
(3)事業の目的
・各家庭においては、消費した電気・ガソリンなどの量を具体的な数値で示し、取り組み前や県内の標準的な家庭と比較することなどにより、環境活動へのかかわりを実感でき、省資源・省エネルギー活動やごみの減量化などを進めることで、参加者の環境問題に対する意識を高めることができる。また、光熱水費の削減ができる。
・市におけるごみ処理経費等が削減でき、事業を継続的に行うことで、環境活動の輪が広がり、多くの市民が環境活動に取り組むことを期待するものである。
(4)事業の概要
①募集内容・期間を定め、市報に掲載し参加者の募集を行う。毎年夏と冬の2回募集している。期間は、三カ月としている。
②参加者に対して事前説明会を行う。趣旨や活動の説明及び環境活動の専門家などの講演を行う。
③参加者は、現在の各家庭の暮らしぶりを自分でチェックしてもらい、事務局はその結果をもとに、各家庭で留意すべき点のアドバイスをまとめたシートを配布する。
④参加者は、電気・ガス・水道・ガソリンなどの使用量、ごみの排出量などを毎月把握し、省エネなどの環境活動に取り組むとともに、チェックシートにより目標行動がどの程度達成されているかを自分で評価する。
⑤一定期間実行したあと、チェックシートを返送してもらい、事務局は各家庭の二酸化炭素の排出量などを計算し、取り組みの結果である「エコライフ通信簿」を作成・送付してそれぞれにあったアドバイスを行う。
⑥結果を郵送した家庭には、環境活動に貢献した家庭として、沼津市が「地球想いの家族」認定証を発行する。また、市報などで全体の結果なども公表するとともに、参加者の活動をまとめた冊子を配布する。
⑦認証式を兼ねて交流会を開催する。参加者から感想、意見などを伺い、次回以降の参考とする。
(5)チャレンジの成果
2004年夏のチャレンジのまとめより(参加41世帯)
前年同月と比べた消費量の増減率・参加家庭と全国平均との比較
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│ │ 参加家庭の平均 │ 全 国 標 準 │
│ ├────┬────┬────┬────┼────┬────┬────┬────┤
│ │ 7月 │ 8月 │ 9月 │ 平均 │ 7月 │ 8月 │ 9月 │ 平均 │
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│電気 │ 17.0%│ 5.3%│ 5.1%│ 8.9%│ 1.4%│ 10.3%│ 20.4%│ 10.7%│
│ガス │-17.7 │-17.7 │-14.4 │-16.5 │ -5.5 │ -7.3 │-13.5 │ -8.8 │
│水道 │ -3.7 │ -5.9 │ -6.8 │ -5.5 │ -0.4 │ 2.0 │ 9.9 │ 3.8 │
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電気などの使用量は気候の影響を大きく受ける傾向があるが、この年は、「暑い夏」であり、全国的にも前年より電気・水道の使用量が増え、ガスの使用量が減っている。参加家庭の使用量は、昨年よりは増大したものの、電気の使用量の増減率は全国標準より低く抑えられ、ガスの使用量の削減率は、全国標準より高くなっている。水道の使用量も前年より削減されている。
全国標準との比較により、取り組まなかった場合はさらに使用量が増えてしまったことが想定され、前年より継続して参加している家庭があることを考慮しなくても、実質的な二酸化炭素の排出削減効果は約1574㎏‐CO2と考えられる。これは、2Lのぺットボトルに換算すると、約31万5千本となる。
(6)今後の課題
参加家庭においての成果は得られているが、公募などでは限界もあり参加家庭が少ないのが現状である。より活動の成果を実感し、多くの人が参加できるようなシステムにしていくことが課題である。
◎静岡県三島市
1 「森の小さなダムづくり」について
(1)事業の目的
「森の小さなダムづくり」は、水循環のしくみにおける森林が果たす大きな役割に着目し「三島湧水群の復活に向けた」新たな地下水かん養の取り組みであり、市民ボランティアの参加による取り組みや小中学校の総合学習における体験学習をとおし、市民等が水資源の大切さを再認識し、日頃から水を大切にした生活に心がけるよう意識をしてもらうため推進する。
(2)経過及び背景
三島湧水群の復活に向けて、市として新たな取り組みを検討するなか、平成12年に開催された静岡森づくりフォーラム東部ワークショップで紹介された制水工(小さなダム)づくりを体験し、地下水かん養の取り組みとしてあらゆる面で有効という認識のもと、今後の普及推進を目指すこととなる。国・県及び流域の市町村で組織される地下水の保全・水資源の適正利用を目的とする黄瀬川・大場川流域水循環保全対策協議会に「森の小さなダムづくり」の取り組みを流域全体の活動として実施していく提案をするとともに、三島市では、平成13年4月に、市職員のボランティア活動により市有林において「森の小さなダムづくり」を実施する。
(3)事業内容
森林は、水源かん養の機能や治水・治山など、自然界において非常に大きな役割を果たしており、「森の小さなダムづくり」は、この森林の本来持つ地下水かん養機能を高めるため、間伐で不要となった間伐材を有効利用し、丸太を2~3段積み上げた「小さなダム」をつくる事業で、次のような効果がある。
①現在、間伐において切り倒された木のほとんどが森林のなかに放置されているが、小さなダムづくりにより間伐材の有効利用が図れる。
②小さなダムづくりは、場所の提供があれば、市の財政の負担もほとんどなく、河川の洪水防止、表土の流出やがけ崩れの防止に効果をもたらし、治水・治山の役目も期待できる。
③より多くの市民が興味を持って体験することにより、湧水復活の取り組みにかかわることができ、森林の持つ地下水かん養機能や水循環システムの啓発及び地下の貴重な水資源の大切さを再認識できる。
④チェーンソーの使える人が2~3人いれば、その他は簡単な作業であり、子どもなどのボランティア活動でも実施できる。
⑤これをきっかけとして、今後、さらなる湧水復活に向けた施策の推進が期待できる。
(4)事業実績
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│ 年 度 │ 実施回数 │ 参加者数 │ 設置基数 │ 備 考 │
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│ H13 │ 6回 │ 延べ305人 │ 78基 │職員ボランティア │
│ │ │ │ │小中学校の総合学習等 │
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│ H14 │ 8回 │ 延べ280人 │ 112基 │森林ボランティア育成事業 │
│ │ │ │ │職員ボランティア │
│ │ │ │ │小中学校の総合学習等 │
│ │ │ │ │緑の少年団活動事業等 │
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│ H15 │ 10回 │ 延べ317人 │ 115基 │森林ボランティア育成事業 │
│ │ │ │ │小中学校の総合学習 │
│ │ │ │ │緑の少年団活動事業等 │
│ │ │ │ │中学生ジュニアリーダー等 │
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│ H16 │ 7回 │ 延べ290人 │ 72基 │市民ボランティア │
│ │ │ │ │小中学校の総合学習 │
│ │ │ │ │緑の少年団活動事業等 │
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│ 合 計 │ 31回 │延べ1,192│ 377基 │ │
│ │ │人 │ │ │
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(平成17年1月23日実施分まで)
(5)課題及び今後の方向性
今後も引き続き、市民ボランティアによる取り組みや、小中学校の総合学習の受け入れ等による取り組みを中心に進めていくとともに、さらに、この取り組みを三島市が箱根西麓において先導的に行い、黄瀬川・大場川流域の上流で毎年行われている植林及び間伐事業に加え、このダムの設置を流域市町村全体の取り組みとし、森林の持つ水源かん養機能をより一層高めるよう、広く普及啓発を行っていく。
課題としては、一般の市民ボランティアの募集において、参加者が少なくなってきているため、事業内容やPR方法を見直し、工夫していく必要がある。
また、山での作業は危険が伴うため、引き続き、森林ボランティア団体「三島フォレストクラブ」の協力を得て、安全には十分注意して実施していく。
2 地下水保全対策事業
(1)事業の概要
雨水の有効利用と流出抑制や地下水のかん養を図るため雨水浸透施設、雨水貯留施設を設置する者への補助を行う。
また、箱根西麓への植林、広葉樹への樹種転換事業を行うとともに、上水道の節水を図るため、節水コマを無償配布し、市内小中学校などにも設置している。
予算 雨水浸透マス 16基 850千円
浄化槽転用型雨水貯留施設 5基 400千円
簡易貯留型雨水簡易貯留施設 5基 250千円
(2)今後の課題など
雨水浸透・貯留施設設置については、平成4年度に開始して以来、件数が減少してきており、普及が進んでいない状況にある。これまでも、イベントの開催、市報やホームページによる周知・啓発は行っているが、さらに情報発信の方法を工夫し、普及に努めていく。
◎愛知県安城市
1 太陽光発電報奨金制度
(1)制度の目的・特色
地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスを排出しない新エネルギーの導入・普及を検討するなかで、愛知県域は日照時間が長く、太陽光発電を比較的導入しやすい環境にもあり、平成14年度に制度を創設する。市内で住宅用太陽光発電システムによりクリーン電力を発電し、余剰電力を電力会社に提供することができる市民を対象に3年間にわたって報奨金を支給し、太陽光発電の普及推進等に寄与することを目的としている。
また、単に国の補助制度の上乗せ補助ではなく、独自の基準で実施、商品券での支給という形をとっており、特色のある取り組みとなっている。
(2)制度の概要
【対象者】
次の要件のいずれにも該当する市民
・市内において自ら居住する住宅に住宅用太陽光発電システムを設置しているもの
・平成14年度初めから平成16年度末までの間に電力会社と売電契約を締結したもの
・市税の滞納のないもの
【報奨金額】
太陽光発電システムの最大出力値(KW) × 1KWあたり年額8,000円
※報奨金の支給は、市内の地域振興を図るため地域流通の商品券(共同組合安城サルビアスタンプ会)をもって支給する。
【交付期間など】
売電契約を締結した日の翌年度から連続した3年間を対象とし、1年度に1回の申請を行う。毎年の申請で市民に負担をかける部分もあるが、窓口での交流を通じてさらに環境問題に関心を持ってもらうよう努力している。
【支給額】
平成14年度 113件 3,021千円
平成15年度 162件 4,321千円
平成16年度 210件 5,564千円 支給額平均 26,610円
(3)今後の見込みなど
財政状況の厳しいなかでの制度スタートであり、三カ年という期限を設けて開始した。今後、この制度を継続しいてくかは検討中である。
2 中小企業ISO14001認証取得費補助制度
(1)制度の目的
この制度は、「地球にやさしい環境都市宣言」の理念に基づき、ISO14001の認証を取得しようとする中小企業・中・小規模の組織に対し、認証取得費用の一部を補助することで、環境マネジメントシステムの普及を促進し、地球環境と郷土の環境を改善していくことを目的とする。
(2)制度の概要
【補助対象組織の要件】
①市内の事業所その他当該組織の活動拠点において、平成13年4月1日以後にISO14001の認証を取得したもの(年度内に取得を完了したもの)
②市税を完納しているもの
③中小企業基本法第2条に規定する中小企業者に該当するもの。企業以外の組織にあっては、その組織の能力、資力等が補助対象として適切であると市長が認めるもの
中小企業の定義(資本金基準と従業員基準のいずれかを満たすこと)
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│ 業 種 │ 資 本 金 │ 従 業 員 │
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│ 製造業・建設業・運輸業 │ 3億円以下 │ 300人以下 │
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│ 卸売業 │ 1億円以下 │ 100人以下 │
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│ サービス業 │ 5千万円以下 │ 100人以下 │
├───────────────┼───────────┼────────────┤
│ 小売業 │ 5千万円以下 │ 50人以下 │
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【補助対象経費】
①審査登録経費
②コンサルティング経費
・上記経費には消費税を含む。
・市外の事業所と併せて認証取得した場合は、市内の事業所等に要した経費のみを対象とする。その経費が明らかでないときは、経費総額をそれぞれの事業所等に属する人数であん分して算出する。
・ISO9000シリーズを同時取得した場合は、ISO14001認証取得に要した経費のみを対象とする。
【補助金額】
①補助率 補助対象経費の2分の1以内(千円未満切り捨て)
②補助限度額 100万円(1組織につき1回限り。ただし、予算の範囲内とする)
【補助額】
平成15年度 16事業所 13,424千円
3 中小企業ISO9000S認証取得費補助制度
(1)制度の目的
この制度は、「産業の発展と人のふれあうまちづくり」の理念に基づき、ISO9000Sの認証を取得しようとする中小企業に対し、認証取得費用の一部を補助することで、品質マネジメントシステムの普及を促進し、中小企業の品質向上を図ることを目的とする。
(2)制度の概要
①市内の事業所において、平成15年4月1日以後にISO9000Sの認証を取得したもの
②市税を完納しているもの(年度内に取得を完了したもの)
③中小企業基本法第2条に規定する中小企業者に該当するもの
(中小企業の定義はISO14001の場合と同じ)
【補助対象経費】
①審査登録経費
②コンサルティング経費
・ISO9000Sの1994年版から2000年版へのバージョンアップも対象とする。
【補助金額】
①補助率 補助対象経費の2分の1以内(千円未満切り捨て)
②補助限度額 100万円(1事業所につき1回限り)
【補助額】
平成15年度 20事業所 19,091千円
(3)課題など
ISO14001及び9000Sの取得補助については、平成18年度までという期限を設けているが、今後継続をしていくか。...