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  1. つくば市議会 2021-06-25
    令和 3年 6月定例会−06月25日-05号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    令和 3年 6月定例会−06月25日-05号令和 3年 6月定例会                     令和3年6月                つくば市議会定例会会議録 第5号               ──────────────────                令和3年6月25日 午前10時18分開議               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 13  番  小久保 貴 史 君     15  番  五 頭 泰 誠 君   副議長 14  番  皆 川 幸 枝 君     16  番  木 村 清 隆 君       1  番  小 村 政 文 君     17  番  木 村 修 寿 君       2  番  川久保 皆 実 君     18  番  ヘイズ ジョン 君       3  番  宮 本 達 也 君     19  番  塚 本 洋 二 君       4  番  川 村 直 子 君     20  番  山 本 美 和 君       5  番  中 村 重 雄 君     21  番  浜 中 勝 美 君       6  番  あさの えくこ 君     22  番  飯 岡 宏 之 君       7  番  山 中 真 弓 君     23  番  橋 本 佳 子 君       8  番  小森谷 さやか 君     24  番  小 野 泰 宏 君       9  番  高 野 文 男 君     25  番  鈴 木 富士雄 君       10  番  長 塚 俊 宏 君     26  番  塩 田   尚 君
          11  番  黒 田 健 祐 君     27  番  金 子 和 雄 君       12  番  神 谷 大 蔵 君     28  番  久保谷 孝 夫 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員       な  し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  財務部長         中 島 弘 志 君   副市長          松 本 玲 子 君  市民部長         横 田 修 一 君   教育長          森 田   充 君  こども部長        中 山 由 美 君   市長公室長        片 野 博 司 君  建設部長         富 田   剛 君   総務部長         篠 塚 英 司 君  教育局長         吉 沼 正 美 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         川 崎   誠    議会総務課長補佐兼議事係長大 坪 哲 也   事務局次長        中 島 一 美    議会総務課主任      岡 野 冴 季   議会総務課長       町 井 浩 美    議会総務課主任      佐 藤 啓 一        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 5 号                                  令和3年6月25日(金曜日)                                  午前10時18分開議  開議  日程第1 議案第84号の一部訂正について(つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について)  日程第2 (委員長報告、討論、採決)       承認第 2号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第8号 つくば市税条例等の一部を改正する条例について)       承認第 3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第9号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第1号))       議案第 81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)       議案第 82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について       議案第 83号 つくば市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について       議案第 84号 つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について       議案第 85号 つくば市税条例の一部を改正する条例について       議案第 86号 つくば市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について       議案第 87号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第 88号 つくば市建築関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第 89号 つくば市介護保険条例の一部を改正する条例について       議案第 90号 つくば市印鑑条例の一部を改正する条例について       議案第 91号 つくば市文化芸術基本条例の一部を改正する条例について       議案第 92号 つくば市景観条例の一部を改正する条例について       議案第 93号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について       議案第 94号 つくば市市営住宅条例の一部を改正する条例について       議案第 95号 財産の取得について       議案第 96号 財産の取得について       議案第 97号 財産の取得について       議案第 98号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第 99号 工事請負契約の締結について       議案第100号 工事請負契約の締結について       請願3第3号 第6次エネルギー基本計画の改定に向けて国への意見書提出を求める請願       請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願       請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願       請願3第5号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を国に提出することを求める請願書  日程第3 (追加議案一括上程、議案ごとに質疑)       議案第102号 工事請負契約の締結について       議案第103号 工事請負契約の締結について       (上程議案等常任委員会付託)  日程第4 (追加議案上程、採決)       議案第104号 つくば市固定資産評価審査委員会委員の選任について  日程第5 (一括上程、質疑、討論、採決)       委第3号議案 つくば市議会会議規則の一部を改正する規則について       委第4号議案 つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例について  日程第6 (上程、質疑、討論、採決)       意見書案第4号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書  日程第7 (上程、質疑、討論、採決)       意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書  日程第8 (上程、質疑、討論、採決)       決議案第1号 更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求める決議  日程第9 高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の中間報告について(高エネ研南側未利用地に関する提言書) 1.本日の会議に付した事件   日程第1から日程第4 議事日程のとおり   追加日程 (委員長報告、討論、採決)         議案第102号 工事請負契約の締結について         議案第103号 工事請負契約の締結について   日程第5から日程第9 議事日程のとおり        ────────────────────────────────────                       午前10時02分 ○議長(小久保貴史君) おはようございます。  開議前にお知らせいたします。  本日の会議につきましても、病気など理由のいかんを問わず議場でのマスクの着用を認めますので、会議中、発言の際もマスクを着用したままでお願いをします。  ただし、発言中、体調の悪さや息苦しさを感じる場合は、無理をせず、マスクを外していただいて結構です。  また、今期定例会の議会運営については、新型コロナウイルス感染症対策のため本会議場へ入場する議員数を半数程度に調整することとしておりましたが、本日は討論、採決がございますので、半数の議員に退席していただくことなく本会議の運営に当たりたいと考えております。  次に、写真撮影の申出がありますので、傍聴規則第9条の規定により、これを許可いたします。  ただいまから、本日の会議に先立ちまして、このたび永年勤続議員表彰の栄誉を受けられました議員各位へ表彰状が授与されますので、受賞者の功績をたたえ、表彰状の伝達を行います。  全国市議会議長会及び茨城県市議会議長会から、久保谷孝夫君、金子和雄君が議員在職35年以上として、また、橋本佳子君、飯岡宏之君が議員在職20年以上として、それぞれ表彰されました。  また、全国市議会議長会から、ヘイズジョン君が議員在職10年以上として表彰されました。  また、茨城県市議会議長会から、木村修寿君、木村清隆君、五頭泰誠君、皆川幸枝君、神谷大蔵君、黒田健祐君、私、小久保貴史が議員在職8年以上として表彰されました。  受賞者の功績をたたえ、お一人ずつ伝達をいたします。  議会事務局長からお名前を申し上げさせます。 ◎議会事務局長(川崎誠君) それではお名前を申し上げます。  久保谷孝夫議員金子和雄議員は、演壇前にお進み願います。  初めに、久保谷孝夫議員、お願いします。  議員在職35年以上、全国市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市 久保谷孝夫殿  あなたは市議会議員として37年の長きにわたって市政発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第97回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。  令和3年5月26日                                全国市議会議長会会長清水富雄(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 続きまして、議員在職35年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。
    ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 久保谷孝夫殿  あなたは市議会議員の職にあること35年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 次に、金子和雄議員、お願いします。  議員在職35年以上、全国市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市 金子和雄殿  あなたは市議会議員として37年の長きにわたって市政発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第97回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。  令和3年5月26日                                全国市議会議長会会長清水富雄(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 続きまして、議員在職35年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 金子和雄殿  あなたは市議会議員の職にあること35年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) おめでとうございます。  久保谷議員、金子議員は自席にお戻りください。  次に、橋本佳子議員飯岡宏之議員は、演壇前にお進み願います。  橋本佳子議員、お願いします。  議員在職20年以上、全国市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市 橋本佳子殿  あなたは市議会議員として20年の長きにわたって市政発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第97回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。  令和3年5月26日                                全国市議会議長会会長清水富雄(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 続きまして、議員在職20年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 橋本佳子殿  あなたは市議会議員の職にあること20年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 飯岡宏之議員、お願いします。  議員在職20年以上、全国市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市 飯岡宏之殿  あなたは市議会議員として20年の長きにわたって市政発展に尽くされ、その功績は特に著しいものがありますので、第97回定期総会に当たり、本会表彰規程によって特別表彰をいたします。  令和3年5月26日                                全国市議会議長会会長清水富雄(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 続きまして、議員在職20年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 飯岡宏之殿  あなたは市議会議員の職にあること20年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) おめでとうございます。  橋本議員、飯岡議員は自席にお戻りください。  次に、ヘイズジョン議員は、演壇前にお進み願います。  議員在職10年以上、全国市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市 ヘイズジョン殿  あなたは市議会議員として10年、市政の振興に努められ、その功績は著しいものがありますので、第97回定期総会に当たり、本会表彰規程によって表彰をいたします。  令和3年5月26日                                全国市議会議長会会長清水富雄(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) おめでとうございます。  ヘイズ議員は自席にお戻りください。  次に、木村修寿議員木村清隆議員、五頭泰誠議員、皆川幸枝副議長、神谷大蔵議員黒田健祐議員は、演壇前にお進み願います。  初めに、木村修寿議員、お願いします。  議員在職8年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 木村修寿殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 木村清隆議員、お願いします。  議員在職8年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 木村清隆殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 五頭泰誠議員、お願いします。  議員在職8年以上、茨城県市議会議長会表彰でございます。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 五頭泰誠殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日
                                   茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 皆川幸枝副議長、お願いします。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 皆川幸枝殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 神谷大蔵議員、お願いします。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 神谷大蔵殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 黒田健祐議員、お願いします。 ○議長(小久保貴史君)  表彰状  つくば市議会議員 黒田健祐殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) 次に、小久保貴史議長、お願いします。  皆川副議長、よろしくお願いいたします。 ○副議長(皆川幸枝君)  表彰状  つくば市議会議員 小久保貴史殿  あなたは市議会議員の職にあること8年、熱誠地方自治の伸張発展に尽瘁し、市政の向上振興に貢献された功績は誠に顕著であります。よって、ここに表彰します。  令和3年4月21日                                茨城県市議会議長会会長須田浩和(代読)                    〔表彰状授与、拍手〕 ◎議会事務局長(川崎誠君) おめでとうございます。  木村修寿議員木村清隆議員、五頭議員、皆川副議長、神谷議員、黒田議員は自席にお戻りください。 ○議長(小久保貴史君) 以上で伝達式を終わります。  市長より、今期定例会に追加議案として議案第102号 工事請負契約の締結について、議案第103号 工事請負契約の締結について、議案第104号 つくば市固定資産評価審査委員会委員の選任についての3件が提出されました。  また、委員会提案として委第3号議案 つくば市議会会議規則の一部を改正する規則について、委第4号議案 つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例について、意見書案第4号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書、議員提案として意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書、決議案第1号 更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求める決議が提出されましたので、各机上に配付しておきました。  なお、追加議案等につきましては本日の議事日程に上程し、審議いたします。        ────────────────────────────────────                      午前10時18分開議 △開議の宣告 ○議長(小久保貴史君) ただいまの出席議員数は27人であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本会議を開きます。        ──────────────────────────────────── △議案第84号の一部訂正について(つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について) ○議長(小久保貴史君) 日程第1、議案第84号の一部訂正についてを議題とします。  令和3年6月15日付をもって、市長から、今期定例会提出議案のうち、議案第84号 つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について一部訂正の申出がありました。  市長から議案の訂正について説明を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 議案第84号 つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について、字句の誤りがありました。おわびをして訂正をお願いするものです。よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保貴史君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第84号の一部訂正については、承認することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 異議なしと認めます。よって、議案第84号の一部訂正については承認することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第8号 つくば市税条例等の一部を改正する条例) △承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第9号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第1号)) △議案第 81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号) △議案第 82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について △議案第 83号 つくば市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について △議案第 84号 つくば市スポーツ推進審議会条例の一部を改正する条例について △議案第 85号 つくば市税条例の一部を改正する条例について △議案第 86号 つくば市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について △議案第 87号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第 88号 つくば市建築関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第 89号 つくば市介護保険条例の一部を改正する条例について △議案第 90号 つくば市印鑑条例の一部を改正する条例について △議案第 91号 つくば市文化芸術基本条例の一部を改正する条例について △議案第 92号 つくば市景観条例の一部を改正する条例について △議案第 93号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について △議案第 94号 つくば市市営住宅条例の一部を改正する条例について △議案第 95号 財産の取得について △議案第 96号 財産の取得について △議案第 97号 財産の取得について △議案第 98号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第 99号 工事請負契約の締結について △議案第100号 工事請負契約の締結について △請願3第3号 第6次エネルギー基本計画改定に向けて国へ意見書提出を求める請願 △請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願 △請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願 △請願3第5号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を国に提出することを求める請願書 ○議長(小久保貴史君) 日程第2、承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて、承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)から議案第100号 工事請負契約の締結についてまで、請願3第3号 第6次エネルギー基本計画改定に向けて国へ意見書提出を求める請願、請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願、請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願、請願3第5号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を国に提出することを求める請願書の26件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  本件に関し、各常任委員長の報告を求めます。  初めに、予算決算委員長から承認第3号、議案第81号、議案第88号、議案第98号の審査の経過と結果について報告を求めます。  予算決算委員長山本美和君。                   〔予算決算委員長 山本美和君登壇〕 ◎予算決算委員長(山本美和君) 予算決算委員会は、当委員会に付託されました承認1件、議案3件を審査するため、6月14日、22日に全体会を、16日、17日に各分科会を開催いたしました。その付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告いたします。  6月22日の審査では、各分科会委員長からそれぞれ16日、17日開催の各分科会に送付されました議案等の審査の経過について報告を受けました。  初めに、承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについての審査では、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、承認第3号は原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)についての審査では、自由討議において、敬老事業の敬老祝品贈呈委託料に関し、なぜ箸とスプーンなのかというところに疑問がある。敬老福祉大会の中止に伴うものであるならば、敬老福祉大会の実行委員の方々とどうしていくかを考えていくべきであるとの意見、コロナ禍において敬老福祉大会を楽しみにされていた市民に対して、敬老の意をしっかり込めて、うれしいと思ってもらえるものを渡せること自体は、本当に気持ちの籠もった配慮として大切だという意見がありました。  自由討議終結後、議案第81号に対し、小森谷さやか委員外3名から修正案が提出され、提案理由の説明がありました。  提案理由の説明後、修正案についての質疑、自由討議共になく、討論に入り、修正案に対し反対の立場から、お祝い品の内容の妥当性や受注機会の改善について、執行部によりよい対応をお願いしたいところではあるが、敬老祝い品を削除してしまうと、敬老に対するお祝いの思いも削除してしまうことにつながるため、修正案に反対するとの反対討論がありました。  続いて、賛成の立場から、個人情報の管理に懸念がある、作業を委託する際に個人情報の取扱いについての条項が契約書に明記されると思われるが、具体的に情報漏えいを防ぐ取決めや情報漏えいを防げるかを検証することが非常に難しく課題が多いと考えるため、修正案に賛成するとの賛成討論がありました。
     修正案に対する討論終結後、原案の議案第81号に対する討論はありませんでした。  討論終結後、採決に入り、修正案について、挙手による採決の結果、賛成少数により否決されました。  続いて、原案の議案第81号について、挙手による採決の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第81号の可決後、小野泰宏委員から附帯決議案が提出され、その内容は、議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)の敬老福祉大会中止に伴う敬老祝品贈呈事業について、1点目、コロナ禍の社会情勢に配慮して、あくまでも敬老福祉大会中止の代替事業として、華美にならず、かつ敬老の意を表すものとすること、2点目、国等には障害者就労施設等からの物品等の調達の推進等に関する法律の趣旨にのっとり、市内障害者施設が受注機会を拡大できるよう体制づくりに努めることの2点に配慮されたいとする提案理由の説明がありました。  提案理由の説明後、小野泰宏委員からの附帯決議案についての質疑はなく、自由討議において、贈物として腐るものや傷みやすいものは絶対に避けるよう配慮されたいとの意見、個人情報の流出防止の対策を講じていただきたいとの意見がありました。  自由討議終結後、附帯決議案に対する討論はなく、採決の結果、全会一致で附帯決議案が可決されました。  次に、議案第88号 つくば市建築関係手数料条例の一部を改正する条例について、議案第98号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例についての2件の審査では、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) 予算決算委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって予算決算委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、総務委員長から承認第2号、議案第82号、議案第83号、議案第85号、議案第97号、請願3第5号の審査の経過と結果について報告を求めます。  総務委員長五頭泰誠君。                  〔総務委員長 五頭泰誠君登壇〕 ◎総務委員長(五頭泰誠君) 総務委員長報告。総務委員会は、当委員会に付託されました承認1件、議案4件、請願1件を審査するため、6月16日、予算決算委員会総務分科会終了後に委員会を開催いたしました。  その付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについての審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、承認第2号は原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、議案第82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例についての審査では、罹災証明書の交付に関する事務に関して、個人番号を利用することによる被災者の利便性と行政の利便性の向上についての質疑があり、これまで被災者が税の減免等を行う際に罹災証明書を持参する必要があったが、今後は内部で情報を連携することができるため、持参が不要になる。行政側は、罹災証明書を発行する業務が減るため、内部事務の軽減につながるとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第82号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第83号 つくば市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例について、議案第85号 つくば市税条例の一部を改正する条例について、議案第97号 財産の取得についての3件の審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願3第5号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を国に提出することを求める請願書の審査では、紹介議員及び請願者から趣旨説明を受け審査を行いました。  執行部に対し、労働審判制度について市として周知をしているかとの質疑があり、市が直接的に携わっている事務ではないので、現在のところ行っていないとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、土浦支部で労働審判が実施された場合に生じる不利益はないと考えるとの意見がありました。  自由討議終結後、討論に入り、賛成の立場から、身近に起きることを土浦支部で行うことができるということは安心につながると思うので採択すべきであるとの討論がありました。  討論終結後、採決の結果、全員異議なく、請願3第5号は採択すべきものと決定いたしました。  なお、本請願が採択されたことに伴い、委員会提出議案として、後ほど関係機関への意見書提出について御審議をいただくことになりますので、よろしくお願いいたします。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) これより総務委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、文教福祉委員長から議案第86号、議案第89号、議案第95号、議案第96号、請願3第4号−2の審査の経過と結果について報告を求めます。  文教福祉委員長木村清隆君。                 〔文教福祉委員長 木村清隆君登壇〕 ◎文教福祉委員長(木村清隆君) 文教福祉委員長報告をさせていただきます。  文教福祉委員会は、当委員会に付託されました議案4件、請願1件を審査するため、6月16日午後1時30分及び6月17日午後3時30分から委員会を開催しました。  その付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告をいたします。  初めに、議案第86号 つくば市国民健康保険税条例の一部を改正する条例についての審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、審査の結果、全員異議なく、議案第86号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第89号 つくば市介護保険条例の一部を改正する条例についての審査では、新型コロナウイルス感染症による減免を受けている人数と対象者の条件について質疑があり、令和2年度で18件減免を受けており、収入が前年に比べて、おおむね30%減少した方が対象であるとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第89号は原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第95号 財産の取得についての審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、議案第95号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第96号 財産の取得についての審査では、学校の規模や土地の単価について質疑があり、学校の規模は、今年度土地を購入後に学区審議会や住民説明会を行って決定するため、現段階では決まっていない。土地は1平米当たり2万2,600円であり、URとの交渉の結果、約13億4,800万円での売買契約となり、市の鑑定価格より約2,000万円安価となったとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第96号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願の審査では、紹介議員及び請願者から趣旨説明を受け、審査を行いました。  執行部に対し、つくば市で食料支援を行う流れについて質疑があり、お米については、こども未来室で寄附という形で受けてから、子ども食堂などに配付している。最初は経済部を通して話があったが、その後はJAとこども未来室で直接やり取りをしているとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、食料支援制度を欧米並みに創設するという点は、もう少し理解を深める必要がある。コロナ禍において、生活困窮者等に備蓄米を支援する趣旨は理解できるので、趣旨採択が妥当との意見、欧米並みとはあくまでも参考例であり、請願者の意図は日本に適した横断的な支援の提案だと理解しているので、政府への後押しをする上でも慎重に考えたい。文教福祉委員会に付託された内容だけでも請願者の趣旨の一つであり、請願者の願いに通じるものなので意見書を出すという方向が妥当との意見、請願書全体のうち文教福祉委員会に付託された内容だけで請願者の趣旨に沿うのか、全員でよく議論したいとの意見、文教福祉委員会に付託された内容だけでも請願内容の一部を修正すれば趣旨に沿うので、意見書を提出するためにも採択すべきとの意見がありました。  自由討議終結後、討論に入り、趣旨採択に反対の立場から、請願者の思いは日本の農業を営んでいる方々の切実な声を国に届けることなので、趣旨採択では意見書が出せないため、趣旨採択に反対する旨の討論、また、欧米並みの食料支援制度の創設には捉え方は様々あるが、生活に困っている方への支援制度ということで意見書を出すためにも、趣旨採択に反対する旨の討論がありました。  趣旨採択に賛成の立場から、学生たちの支援には賛成だが、欧米並みの食料支援制度を行うには調査の必要があり、フードバンクの活用や子供の宅食提供などは国会でも議論中なので、今回は趣旨採択が妥当と考え、趣旨採択に賛成する旨の討論、また、文教福祉委員会に付託された請願内容だけの意見書はどうなのかと考えており、欧米並みの食料支援にはもう少し精査が必要と考える。本請願のような意見書を出すことが必要と思う反面、委員会として責任を持って意見書を出すならもう少し調査が必要なので、趣旨採択に賛成する旨の討論がありました。  次に、請願に賛成の立場から、請願が二つの委員会には分けて付託されたことは議会としての対応であり、請願者の意思ではない、米の価格が下がる実態や備蓄米が多いことの説明を受け、日本政府としては米農家の望みを知るべきであり、生活困窮者や学生を寄附で支援している状況も含め、食料支援制度を創設することの妥当性が高いと判断し、請願に賛成する旨の討論がありました。  討論終結後、採決の結果、賛成多数で、請願3第4号−2は趣旨採択とすべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) これより文教福祉委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって文教福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、市民経済委員長から議案第84号、議案第87号、議案第90号、議案第91号、議案第99号、請願3第4号−1の審査の経過と結果について報告を求めます。  市民経済委員長木村修寿君。                 〔市民経済委員長 木村修寿君登壇〕 ◎市民経済委員長(木村修寿君) 市民経済委員会は、当委員会に付託されました議案5件、請願1件を審査するため、6月17日、予算決算委員会市民経済分科会終了後、委員会を開催いたしました。  その付託案件の審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、議案第84号 つくば市スポーツ推進審議会の条例の一部を改正する条例についての審査では、現在、市議会議員が委員として入っているのか、また新たに市議会議員を委員として明記する理由について質疑があり、現在の審議会でも学識経験があるものとして市議会から推薦された市議会議員を選任している。今後は市議会議員としての広い見識など、これまで以上に審議会に反映していただけるよう新たに選任区分に変えたとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、市議会議員を審議会に入れることについては様々な理由から取りやめている自治体も出てきているようである。今後、議会の意見も変わっていくかもしれないが、今回は賛成するとの意見がありました。  自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、全員異議なく、議案第84号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第87号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について、議案第90号 つくば市印鑑条例の一部を改正する条例についての2件の審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第91号 つくば市文化芸術基本条例の一部を改正する条例についての審査では、市議会議員が今までも委員として入っていたのか、どのような理由で市議会議員を追記するのかとの質疑があり、今までは市議会議員は入っていない。市議会議員にも、市民の代表としての見地から文化芸術の施策に関する提言をいただきたく、今回追記したとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、委員としての充て職は様々あるが、執行部が議会を必要としているならば、委員としてどんどん出ていき、議会内で情報を共有し、ただすべきものはただしていく必要があるとの意見がありました。  自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議案第99号 工事請負契約の締結についての審査では、工事期間の使用者へのフォローについての質疑があり、ウェルネスパーク内の天然芝のスポーツフィールドや高崎サッカー場の使用をいただくよう案内する。夜間利用者には、夏のように明るい時期の貸出しは可能と考えるが、条例の定めに照らし合わせての利用となるとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願の審査では、紹介議員及び請願者から趣旨説明を受け、審査を行いました。  執行部に対し、学校給食においてできる限り地元の米を利用する等の努力はしているかとの質疑があり、給食等にも活用しているとの答弁がありました。  これ以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、日本の農業関係における貿易障壁の考え方はよくない。日本の米についてはプレミアムな値段がもらえる、世界との競争でもアグレッシブに貿易したら成功できるとの意見。在庫米が増え、米の値段が下がっていくことは現実に起きてくることで、米の値段を守っていくのは、国や県や市でなければならない。請願事項3については、貿易問題のミニマムアクセス米のみに触れるということが釈然としない。日本の米をどう守っていくかも含め、在庫米を減らす、日本の農業を支えるということも踏まえ、趣旨採択ではないかとの意見。請願事項1については、非常に理解するところである。請願事項3については、不明瞭なことがたくさんあり、政府では最善を尽くして対応中であるため、この段階でつくば市議会が請願を上げるのはどうかと考え、趣旨採択もしくは却下に値するものと考えるとの意見がありました。  自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、全員異議なく、請願3第4号−1は趣旨採択とすべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) これより市民経済委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって市民経済委員長報告に対する質疑を終結いたします。  次に、都市建設委員長から議案第92号から議案第94号、議案第100号、請願3第3号の審査の経過と結果について報告を求めます。  都市建設委員長長塚俊宏君。                 〔都市建設委員長 長塚俊宏君登壇〕 ◎都市建設委員長(長塚俊宏君) 都市建設委員会は、当委員会に付託されました議案4件、請願1件を審査するため、6月17日午後1時30分から委員会を開催いたしました。  その付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、議案第92号 つくば市景観条例の一部を改正する条例についての審査では、つくば市景観審査会委員の選任に当たって市民委員の枠を追加することに伴う委員定数の変更について質疑があり、委員定数は市民委員を含めて7人であり、委員定数の変更はないとの答弁がありました。  続いて、市民委員の人数について質疑があり、市民委員は1名を予定しているとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第92号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第93号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についての審査では、質疑、自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、全員異議なく、議案第93号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第94号 つくば市市営住宅条例の一部を改正する条例についての審査では、現在も市営住宅の入居の際に優遇世帯となっている独り親世帯や多子世帯などを改めて条例に規定する理由について質疑があり、これまでは運用で実施してきたが、所得税法の改正による独り親控除の適用が令和3年7月1日であることから、今回の条例改正に至ったとの答弁がありました。  続いて、独り親世帯など子育て世帯の現在の入居数について質疑があり、令和3年3月末時点で独り親世帯は106世帯であり、18歳未満の子を3人以上扶養する多子世帯は5世帯であるとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第94号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第100号 工事請負契約の締結についての審査では、仮称葛城小学校児童クラブ兼コミュニティ施設の完成予定日について質疑があり、工事の完成は令和4年3月1日の予定であり、同年4月から利用開始予定であるとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議、討論共になく、採決の結果、全員異議なく、議案第100号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、請願3第3号 第6次エネルギー基本計画の改定に向けて国へ意見書提出を求める請願の審査では、紹介議員及び請願者から趣旨説明を受け、審査を行いました。  執行部に対し、2011年の福島第一原子力発電所事故による市内の除染状況について質疑があり、調査の結果、茎崎第二小学校と高崎中学校の線量が高かったため、除染を実施し、土壌を敷地内に埋設保管している。基準値である毎時0.23マイクロシーベルトを超えていないことを、年1回の線量測定で確認している。また、除染実施区域内の民地についても、環境省の方針により天地返しを行い、土壌を敷地内に埋設した。基準値を超えていないことを確認して、民地の除染は完了したとの答弁がありました。
     続いて、東京電力に請求した費用の支払い状況について質疑があり、除染費用については国から全額補助が出たため東京電力には請求していないが、それ以外については、合計15回、約1億1,900万円請求している。現在までに約1,193万円支払いを受けているとの答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、原発の発電コストは安いと言われているが、事故が起きた場合は莫大なコストがかかる。また、被曝性が高い高レベル放射性廃棄物が大量に保管されており、処分方法が決まっていない。技術的課題やコストの課題が残されているが、ここで大きくかじを取り、次の世代に課題を積み残さないよう国に意見書を出して、エネルギー基本計画を変えていくべきであるとの意見。  再生可能エネルギーについては、国を挙げて一番力を入れていかなければならない研究テーマだと考える、研究に力を入れてほしいと訴える意味でも意見書を国に出すことが、研究学園都市としてのつくば市の責任ではないかと考えるとの意見。太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーについては、環境が適した場所であっても十分な発電が難しいという状況から、趣旨採択が望ましいと考えるとの意見。現行の計画で、2030年度の目標は原発20から22%、再生可能エネルギー20から24%、火力56%となっているが、現状としては、原発の再稼働が進んでいないため、火力が72%を占めている。2030年度に再生可能エネルギーだけで60%以上は可能なのか、火力発電を大幅に減少させると、電力の安定供給は可能なのかなどの問題点がある。エネルギー転換による影響を説明し理解と納得が得られなければ難しいと考えるので、趣旨採択が妥当であるとの意見。今後期待できる再生可能エネルギーとして、洋上風力発電がある。また、太陽光発電についても、設置コストが下がれば、さらに屋根への設置が進むと考える。エネルギーの技術革新やエネルギー転換を図るためには、国の方針を変えなければ難しいと考えるため、採択すべきであるとの意見。理想として、火力発電や原子力発電を廃止し、再生可能エネルギーにかじを切るという気持ちは理解できるが、現実的に安定供給は難しいと考えるため、趣旨採択であれば賛成であるとの意見、現在は蓄電池にかかる費用が高く、民家や公共施設などに普及していないが、大量生産ができればコストが下がると考えられるため、この請願によりエネルギー転換を進めていきたいとの意見がありました。  自由討議終結後、討論に入り、賛成の立場から、第6次エネルギー基本計画策定中に意見書を提出したいので本請願に賛成したいとの討論がありました。  討論終結後、採決の結果、全員異議なく、請願3第3号は趣旨採択すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) これより都市建設委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって都市建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  以上で、各常任委員長の報告は終了いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) これより、つくば市議会会議規則第42条の規定により討論、採決に入ります。  討論、採決については、承認、議案、請願の順序により行います。  初めに、承認第2号及び承認第3号に対する討論を行います。  討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。  これより、承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて及び承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについてを、つくば市議会先例集第7章第2節198により一括して採決いたします。  お諮りします。  承認第2号及び承認第3号は、予算決算、総務委員長の報告のとおり承認することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、承認第2号及び承認第3号は予算決算、総務委員長の報告のとおり承認することに決定いたしました。  次に、議案第81号の討論に入ります。  本案に対する反対討論の通告はありません。  賛成討論の発言を許します。  2番議員川久保皆実君。                    〔2番 川久保皆実君登壇〕 ◆2番(川久保皆実君) つくばチェンジチャレンジの川久保皆実より、議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)について、賛成の立場で討論いたします。  議案第81号につきまして、先日の予算決算委員会で附帯決議がついたことを踏まえ、結論としては賛成の立場を取るところではございますが、1点、予算の具体的な使い道について要望を述べさせていただきます。  議案第81号の8ページ、3款1項2目老人福祉費の15敬老事業に要する経費のうち、敬老祝品贈呈委託料の予算6,354万9,000円の具体的な使い道について、先日の同僚議員の総括質疑にて、執行部から箸とスプーンのセットを贈呈する予定との御答弁がございましたが、贈呈品の内容については、さらなる改善の余地があるのではないかと考えます。  当然のことではありますが、高齢者お一人お一人に趣味趣向は異なるものであり、欲しいものは人それぞれです。そして、今何を欲しいと思うのか、何をもらったらうれしいと思うのかは、長い年月をかけてつむいできたお一人お一人の個性だと思うのです。そうであるとすれば、例えば、つくば市内のお店で利用できる商品券を予算の範囲内でできる限りの金額で配布し、商品券を利用してお好きなものを買ったり、レストランでお好きなメニューを楽しんでいただく、もし箸とスプーンが欲しいという方がいらっしゃれば商品券を使って購入していただく、そういった形を取るほうが、高齢者お一人お一人の個性、ひいてはその個性を築き上げてきたこれまでの長い人生に対して敬意を表することができるのではないかと考えます。  また、仮に贈呈する品を商品券とする場合、利用可能範囲をつくば市内のお店に限定することによって、コロナ禍で苦しむ飲食店をはじめとして、市内の多くのお店にとっても売上向上が期待でき、つくば市の経済を活性化することにもつながるのではないでしょうか。  以上を踏まえ、敬老祝品につきまして、箸とスプーンのセットがよいのか、それとも、ほかにさらによい選択肢があるのか、いま一度御検討いただきますよう要望し、議案第81号についての賛成討論といたします。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論を許します。  23番議員橋本佳子君。                    〔23番 橋本佳子君登壇〕 ◆23番(橋本佳子君) 日本共産党つくば市議団橋本佳子より、この一般会計補正予算について賛成の立場で討論をいたします。  敬老事業に関する経費の敬老祝品贈呈委託料について、祝い品の選定や障害者施設優先調達支援事業として発注するという説明を委員会で受けました。説明の中で、1事業所との随意契約ということが分かりました。品物の選定方法や、1事業所に対する6,354万9,000円という高額の物品調達であることや、1事業所の契約について質問を委員会で進める中、複数の事業所に発注することや会計報告について、しっかり契約に反映させるという説明を受けましたが、大きな課題を残しています。  附帯決議をつけた補正予算を重く受け止め、議決後の事業の改善と今後の制度の確立に生かすことを申し述べて賛成といたします。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論を許します。  19番議員塚本洋二君。                    〔19番 塚本洋二君登壇〕 ◆19番(塚本洋二君) 19番、自民党政清クラブ塚本洋二です。議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)について、賛成の立場で討論をさせていただきます。  敬老祝品について、現在考えられています記念品の箸、スプーンから再検討することを申し述べさせていただきたいと思います。  敬老福祉大会が中止になり、その代わりに祝い品をお贈りするということですが、1年半ほど前に国内で初めて新型コロナウイルスが発見され、現在のコロナ禍の中で、つくば市はこれまで中小企業を応援する電子マネーPayPayでの30%還元事業や、国の特別定額給付金の対象外となった期間に出生をされた方へのベビーポイント事業、また成人式が中止となった代わりに1万円を支給した祝い金事業などを行っております。  高齢者への事業については、3月の議会で敬老祝金の大幅な削減案が可決されております。コロナ対策での出費がある中、今回の敬老祝品については、フックン船長のイラストや、またお祝いの言葉などの入ったオリジナルのクオカードや、地域産業活性化にもつながる地域商品券などが、使い道が自由で喜ばれるのではないでしょうか。  また、今回の事業委託先につきましては、障害者就労支援施設で行っていただくということでございます。品物が多少変更されても、作業は行っていただけるのではないかと考えるところでございます。  以上、述べさせていただきまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論を許します。  8番議員小森谷さやか君。                    〔8番 小森谷さやか君登壇〕 ◆8番(小森谷さやか君) つくば・市民ネットワーク小森谷さやかです。議案第81号について、賛成の立場で討論させていただきます。  私どもつくば・市民ネットワークは、この議案第81号の特に敬老祝品の事業に関しまして削除の修正案を提出いたしましたが、最終的に附帯決議がつくということで、本議案については賛成としております。  今まで賛成討論おっしゃられておられました川久保議員、それから橋本議員、塚本議員の賛成討論、全く同意するところでございますが、もう1点、個人情報の管理について、委員会での質疑のやり取りの中で疑問を感じる部分がございました。  この点については、個人情報の保護の徹底をしていただくことを申し述べまして、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(小久保貴史君) これをもって討論を終結いたします。  これより、議案第81号 令和3年度つくば市一般会計補正予算(第2号)を採決いたします。  お諮りします。  議案第81号は、予算決算委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、議案第81号は予算決算委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、議案第82号に対する討論に入ります。  議案第82号に対する反対討論の発言を許します。  14番議員皆川幸枝君。                    〔14番 皆川幸枝君登壇〕 ◆14番(皆川幸枝君) つくば・市民ネットワーク皆川幸枝より、議案第82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論いたします。  この条例改正は、番号法、いわゆる一つの番号で様々な情報とひもづけ利便性を向上させていくマイナンバー制度に基づくもので、今回の改正により、罹災証明書の交付に関する事務が、個人番号利用事務へ追加されることになります。  私たちは、番号一つで手続が簡易化され、利便性よりも、情報漏えいのリスクをはじめ様々なリスクが大きいと考えています。一般質問でも確認しましたが、日本においては、プライバシー権、自己情報コントロール権が個人情報保護法には明確に定義されておらず、個人が自分の情報がどこまで何のために使われているのか知ることが難しい状況にあります。社会のデジタル化に伴い、情報活用という側面のみがどんどん進み、個人情報の保護や人権を守る法律が未整備の状況で、つくば市において個人情報の扱い方のチェック機能として審議会等の設置がなされていないまま、マイナンバー制度を進めていくことは問題と考え、この条例改正に反対するものであります。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論を許します。  15番議員五頭泰誠君。                    〔15番 五頭泰誠君登壇〕 ◆15番(五頭泰誠君) 議案第82号の賛成討論を行います。議案第82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論いたします。  庁内において特定個人番号の連携を行う場合に、その事務等を利用する特定個人情報を条例で定める必要性があることから、平成27年12月市議会定例会において、つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例が制定されました。今回の条例改正は、番号法の一部改正により、罹災証明書の交付に関する事務が個人番号利用事務へ追加されたことに伴い、個人番号を利用し、庁内で連携する情報に罹災証明書関係情報を追加するため一部を改正するものです。  これにより、幾つかの事務手続において罹災証明書の添付が省略可能となるなど、行政サービスの向上につながるとともに、庁内事務の効率化が図られることから賛成いたします。 ○議長(小久保貴史君) これをもって討論を終結いたします。  これより、議案第82号 つくば市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例についてを起立により採決いたします。  議案第82号は、総務委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                     〔起 立 多 数〕 ○議長(小久保貴史君) 起立多数。よって、議案第82号は総務委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、議案第83号から議案第100号までの討論を、つくば市議会先例集第7章第1節192により一括して行います。  討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。  これより、議案第83号 つくば市固定資産評価審査委員会条例の一部を改正する条例についてから議案第100号 工事請負契約の締結についてまでを、つくば市議会先例集第7章第2節198により一括して採決いたします。  お諮りします。  議案第83号から議案第100号までは、予算決算、総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、議案第83号から議案第100号までは、予算決算、総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、請願3第3号の討論に入ります。  討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。  これより、請願3第3号 第6次エネルギー基本計画の改定に向けて国へ意見書提出を求める請願を採決いたします。  お諮りします。  請願3第3号は、都市建設委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、請願3第3号は都市建設委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、請願3第4号−1の討論に入ります。  市民経済委員長報告が趣旨採択のため、討論は請願3第4号−1の原案に対して行います。  請願3第4号−1に対する賛成討論の発言を許します。  7番議員山中真弓君。
                       〔7番 山中真弓君登壇〕 ◆7番(山中真弓君) 請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願、本案に賛成の立場で、趣旨採択に反対の立場で討論をいたします。  近年の米消費減少に加え、コロナ禍での販売不振、米価下落は底なしの状態です。家族経営が9割以上を占める日本では、新たな設備投資も難しく後継者もいない状況で、営農を断念する農家が年々増加しています。  日本は食料自給率が3割程度で、大部分の食料を海外に依存する一方、ヨーロッパでは国を挙げて農業を支え、自給率の向上に力を入れている立場です。  しかし、現政権は主食を作る米農家への支援を削り、米の在庫が増えているにもかかわらず、ミニマムアクセス米の輸入を続けるなど、国内の農業を圧迫、衰退させる状況です。コロナ禍で外食産業の米消費が激減し、在庫が増加している今こそ、国の責任で米価への支援を行い、ミニマムアクセス米を中止することで国内農業を支えるべきです。  よって、本案には賛成の立場、趣旨採択に反対する立場です。趣旨は理解できるということでの趣旨採択となりましたが、今回の請願は、政府関係機関に提出を願っての請願です。趣旨採択では、政府関係機関に意見書を届けることができないことになります。3年連続の米価暴落で、大規模農家でも米づくりから撤退することになりかねない状況です。  以上を述べまして、趣旨採択に反対の立場で討論をいたします。 ○議長(小久保貴史君) 趣旨採択に対する賛成討論の発言を許します。  5番議員中村重雄君。                    〔5番 中村重雄君登壇〕 ◆5番(中村重雄君) 5番議員創生クラブ中村重雄です。請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願について、趣旨採択の立場で討論をさせていただきます。  本年のお米の生産農家を取り巻く環境は、請願の趣旨のとおり大変厳しい状況であります。しかし、平成5年産米の凶作により起きた米騒動により、日本政府がお米の安定供給を図るために、対中国、アメリカ等から緊急輸入をし、その後、GATT・ウルグアイラウンド交渉によりミニマムアクセス米を輸入することになったわけです。  今回の請願事項3にミニマムアクセス米について輸入数量抑制を直ちに実行することとありますが、今年はお米が余っているから輸入数量を減らすということは他国との約束を破ることになり、もし今年や来年がお米の凶作でまた米騒動が起きた場合、誰にも助けてもらえなくなってしまうのではないかと思っております。  お米の安定供給を図る上で、ミニマムアクセス米の輸入数量抑制をするのではなく、開発途上地域にお米を輸出したりするのがよいのではないかと思っております。  以上のことから、国内の生産農家を守るという趣旨には賛同いたしますが、請願事項には賛同できないので、趣旨採択に賛同といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保貴史君) これをもって討論を終結いたします。  これより、請願3第4号−1 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願を起立により採決いたします。  請願3第4号−1は、市民経済委員長の報告のとおり趣旨採択することに賛成の諸君の起立を求めます。                     〔起 立 多 数〕 ○議長(小久保貴史君) 起立多数。よって、請願3第4号−1は、市民経済委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、請願3第4号−2の討論に入ります。  文教福祉委員長報告が趣旨採択のため、討論は請願3第4号−2の原案に対して行います。  請願3第4号−2に対する賛成討論の発言を許します。  23番議員橋本佳子君。                    〔23番 橋本佳子君登壇〕 ◆23番(橋本佳子君) 日本共産党つくば市議団橋本佳子より、請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願について、原案に対して賛成の立場で討論をいたします。  3年連続の米価の暴落では、大規模農家でも米づくりから撤退することにつながりかねないという危機感を持つ内容でした。主食の米を守るための提案はどれも納得いくものです。しかも、食料支援制度については、米国、ヨーロッパ並みにということに出ておりましたけれども、これはしっかりと日本政府には食料支援制度を考えてもらいたいという趣旨には賛成をいたします。この立場で意見書提出をするという原案に対しては、賛成の立場です。  趣旨採択に対しては、趣旨は賛同できるということで趣旨採択とはなりましたけれども、今回の請願は、政府の関係機関に提出を願っての請願でした。趣旨採択では、政府関係機関に意見書を届けることができないことになります。そのために、趣旨採択には反対といたします。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論の発言を許します。  4番議員川村直子君。                    〔4番 川村直子君登壇〕 ◆4番(川村直子君) つくば・市民ネットワーク川村直子より、文教福祉委員会へ付託となっておりました請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願。請願事項にコロナ禍などにより生活困窮者、学生などへの食料支援制度を欧米並みに創設し、政府が支援すること、この原案に賛成の立場、趣旨採択には反対の立場で討論をいたします。  新型コロナ禍の長期化で収入が減り困窮している人が増えていることは、皆さん御承知のとおりです。つくば市においても、令和元年から令和2年にかけて、緊急小口資金貸付の申請件数は3件から1,412件に、総合支援資金貸付はゼロ件から866件に、住宅確保給付金は18件から228件へと激増し、困窮している人の増加がはっきりと分かっております。全国では、その日の食事に困る人も激増しております。  現状を調べましたところ、政府もこの状況に対し取組を始めており、令和2年5月より農林水産省が政府備蓄米の無償提供を行っているとのことです。子ども食堂等の団体には年間60キログラムまで、子育て家庭への子供宅食などに取り組む団体へは年間300キログラムまで無償提供されています。しかし、これはあくまでも困窮者支援ではなく食育の一環という姿勢であり、またこの分量では全く不十分です。  さらに、政府から大人の生活困窮者への食料支援は皆無であり、全てが民間団体任せの状況です。  厚生労働省の2019年国民生活基礎調査によると、いわゆる貧困層に当たる人々の割合は人口の15.4%、およそ1,900万人に上ると見られております。2020年の調査結果はまだ公表されていませんので、コロナ禍により激増していることは間違いないと言えます。  アメリカ合衆国では、1964年より現在まで続く政府による生活困窮者向け食料支援制度があります。つくば在住の友人も留学中にお世話になったそうで、外国人でも利用できるほど身近なもののようです。日本でも、政府による生活困窮者への直接的な食料支援策を行うべきときが来ていると考えます。  長期化するコロナ禍の中、飲食店の営業が制限され、米の消費が激減、米が余り、生産者は今までどおりの対価を受け取れない事態が続いております。  政府により既に取り組まれている子ども食堂、子ども宅食の団体への政府備蓄米無償提供を、食育ではなく困窮者支援と明確に位置づけ十分な量を提供すること、そして、新たにフードバンクなどの民間団体に対しても政府から生活困窮者への食料支援策として備蓄米提供を行うこと、そのことがひいては米価の下落防止にもつながると考えられます。  以上の理由から、つくば市議会として、本請願の請願事項2についての意見書を政府に提出するべきであると考えます。趣旨採択では意見書の提出ができませんので、この請願の原案に賛成、趣旨採択には反対とするものです。 ○議長(小久保貴史君) これをもって討論を終結いたします。  これより、請願3第4号−2 新型コロナ禍による米危機の改善を求める請願を起立により採決いたします。  請願3第4号−2は、文教福祉委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに賛成の諸君の起立を求めます。                     〔起 立 多 数〕 ○議長(小久保貴史君) 起立多数。よって、請願3第4号−2は、文教福祉委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) 次に、請願3第5号の討論に入ります。  討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。  これより、請願3第5号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を国に提出することを求める請願書を採決いたします。  お諮りします。  請願3第5号は、総務委員長の報告のとおり採択することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、請願3第5号は、総務委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △議案第102号 工事請負契約の締結について △議案第103号 工事請負契約の締結について ○議長(小久保貴史君) 日程第3、議案第102号 工事請負契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についての2件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に議案2件を追加提出しました。  仮称香取台地区小学校等の建設及び仮称研究学園小学校研究学園中学校の建設のため、工事請負契約を締結するものです。  以上、手元の議案書等により御審議の上、議決を賜りますようお願いいたします。 ○議長(小久保貴史君) これより質疑に入りますが、質疑は議案ごとに行います。  議案が事前に配付されておりませんので、通告制ではありません。  なお、追加議案についての質疑は、つくば市議会先例集148により、追加議案が委員会に付託されるときは自己の所属する委員会に関係する議案の質疑はしない例であるとなっております。議案第102号及び議案第103号は都市建設委員会に付託予定ですので、都市建設委員は委員会で質疑されるようお願いいたします。  初めに、議案第102号に対する質疑に入ります。  順次、質疑発言を許します。  小森谷さやか君。                    〔8番 小森谷さやか君登壇〕 ◆8番(小森谷さやか君) 小森谷さやかです。議案第102号、香取台のほうですよね。  ホームページ拝見しました。もう既にいろいろ図面などをアップされていることを確認しましたが、その中で、地域住民が利用できるコミュニティスペースにはラウンジが設けられるなど工夫が見られましたが、どのような点に留意して設計されているのかということを、まずはお話いただけたらと思います。 ○議長(小久保貴史君) 市民部長横田修一君。                  〔市民部長 横田修一君登壇〕 ◎市民部長(横田修一君) 地域住民が利用できるコミュニティスペースについては、会議室が2部屋ほかに、60平米程度のフリースペースを設けております。現在、テーブルと椅子を置き、誰もが多目的に利用できることを想定しておりますが、必要備品の数とか配置等については今後検討していきたいと思います。 ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。 ◆8番(小森谷さやか君) それと、もう既に先週、保護者説明会を行っているようですけれども、どのような意見があったか、特に1年間プールがないことについて気になっておりますが、そのほかのことも含めて教えてください。 ○議長(小久保貴史君) 教育局長吉沼正美君。 ◎教育局長(吉沼正美君) 保護者説明会につきましては、実施を今しているところでございます。  御意見ということですけれども、歩道がない場所があるということでの通学路対策に関すること、児童クラブの定員に関すること、あるいは学園の森義務教育学校のように増築することになるのかといった推計に関するような御質問などもいただいたところでございます。  それと、プールでございますが、開校とプールの建設予定の間、1年間、間がありますので、この間のプールの対応についてどのように考えているかといった御意見もございました。これに対しましては、現時点では検討の途中ではございますけれども、近隣の学校のプールを使うなど、例えば島名小や柳橋小など、移動についてバスを手配するなどを今考えて検討しているといったことをお答えさせていただいたところでございます。 ○議長(小久保貴史君) これにて小森谷さやか君の質疑を終結いたします。  ほかにございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これにて議案第102号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第103号に対する質疑に入ります。  順次、質疑発言を許します。  小森谷さやか君。                    〔8番 小森谷さやか君登壇〕 ◆8番(小森谷さやか君) 研究学園小中についてですが、TX側に校舎が建つと聞いておりますが、騒音等測定結果と対策はいかがでしょうか。  また、近接して住宅街があり様々な要望があったと聞いております。どのような配慮を行ったか、こちらお答えください。 ○議長(小久保貴史君) 教育局長吉沼正美君。                  〔教育局長 吉沼正美君登壇〕 ◎教育局長(吉沼正美君) 一つ目の騒音測定の結果と対応ということですけれども、設計を行う中で騒音測定を行いました。TXからの騒音測定の結果に基づき、防音対策を行っていくという観点で行いました。  遮音性の高いガラス窓やサッシを採用することで、学校衛生基準に示される値以下の音となるように、学校建設についても生かしていきたいと考えております。  騒音測定の仕方ですけれども、校舎が3階建てを予定しておりますので、3階の高さの辺りで音を取るような形で行いました。当初、測定値が、先ほどお答えしました学校衛生基準よりも少し高かったということもありましたので、改めて今回計画している建具を入れたことを想定した状態で行いまして、学校衛生基準は大きく下回っているという状況でございます。  もう1点の近隣住民からの要望等についてでございますけれども、確かに議員御指摘のように、近隣住民の方から、学校が建つことによる住環境の変化という観点で不安視といったような声はいただきました。  学校用地の北側に住宅地が主にありますため、校舎による圧迫感が心配との意見をいただきましたので、校舎を南側に配置する計画としました。また、学校が建つことで送迎等による交通量が増えることを不安視するといったような声もございましたので、住宅街の中を通過せずに場内へ進入が可能となるよう駐車場を西側拡張グラウンド用地に配備する計画といたしまして、できる限りそちらを利用していただけることを声がけをしながら対応していきたいと、今後のことにはなりますが、そういった対応をしていきたいと考えてございます。
    ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。 ◆8番(小森谷さやか君) 分かりました、ありがとうございます。  あと、こちらも丁寧にホームページに詳細が載っておりましたが、その中に、将来児童数減少への備えとして、児童数が大幅に減少して多くの空き教室が発生した際に、施設の有効活用するため、別施設への転用が容易となるよう考慮した配置計画としていますとありました。  どのようなことを検討されたのか教えてください。 ○議長(小久保貴史君) 吉沼教育局長。 ◎教育局長(吉沼正美君) 具体的にどのような施設に転用するかは、現在も未定でございますけれども、児童数、学級数などが減少した後に、普通教室を多目的室など別施設への転用が容易となるような配置というものを工夫させていただいております。 ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。 ◆8番(小森谷さやか君) 分かりました。  こちらはまだ説明会の予定がなかったように見ましたけれども、今後の計画、地域住民はまだなんでしょうかね。まずは学園の森の保護者に対してということになるんだと推測しますけれども、こちらについてはいかがでしょうか。 ○議長(小久保貴史君) 吉沼教育局長。 ◎教育局長(吉沼正美君) 地域住民の皆様への説明会、保護者の方への説明会ということでございますけれども、まず保護者の方につきましては、7月8日から11日の4日間かけまして、学園の森義務教育学校の体育館でありますとか、日によってですけれども、市役所の会議室と分けて、保護者向けに通学区域や新設校の施設についての説明会を開催したいということで予定しております。  また、地域の方々へということですけれども、こちらは現時点では具体的な日時についてはまだ全く申し上げることができませんが、実施していくという意味では計画はしていきたいと思っております。  今後、地域の皆様を対象に説明会を開催する予定をしておりますけれども、こういったコロナ禍の状況も踏まえまして、対面式ではなくて、説明内容を収録した動画配信なども考えております。ただ、繰り返しになりますが、具体的な日時等についてどのように実施していくかといったことは、今後具体的になった時点でお知らせをしていきたいと思っています。 ○議長(小久保貴史君) これにて小森谷さやか君の質疑を終結いたします。  ほかにございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これにて議案第103号に対する質疑を終結いたします。  これより、議案第102号 工事請負契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についての2件を、つくば市議会会議規則第37条第1項の規定に基づき、令和3年6月つくば市議会定例会議案等審査付託表その2のとおり、都市建設委員会に付託いたします。  なお、都市建設委員会は、日程第4終了後に開催願います。        ──────────────────────────────────── △議案第104号 つくば市固定資産評価審査委員会委員の選任について ○議長(小久保貴史君) 日程第4、議案第104号 つくば市固定資産評価審査委員会委員の選任について議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に議案1件を追加提出しました。  つくば市固定資産評価審査委員会委員の選任について、委員6名のうち1名の欠員が生じたため、関 和也氏を新たに選任することについて議会の同意を求めるものです。  お手元の議案書等により、御審議の上、御同意賜りますようお願いいたします。 ○議長(小久保貴史君) 人事案件でございますので、つくば市議会先例集第5章第6節118及び第7章第1節191により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。  これより、議案第104号を採決いたします。  お諮りします。  本案は、原案のとおり同意することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、議案第104号は原案のとおり同意することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △委員会付託 ○議長(小久保貴史君) 都市建設委員に申し上げます。先ほど議案が都市建設委員会に付託されましたことに伴い、本会議を休憩いたしまして、都市建設委員会が直ちに第2委員会室で開催されますので、御参集のほどよろしくお願い申し上げます。  議員各位に申し上げます。なお、議案の討論通告は都市建設委員会終了後20分後までに提出願います。  議員及び執行部各位に申し上げます。本会議の再開は、都市建設委員会終了後、本会議の準備が整い次第、改めて開始時間を御案内いたしますので、御承知おき願います。  それでは、委員会審査のため暫時休憩いたします。                      午前11時47分休憩             ──────────────────────────                      午後2時31分再開 ○議長(小久保貴史君) 休憩前に引き続き再開いたします。  都市建設委員会に付託しておりました議案第102号及び議案第103号について、委員会から審査報告書が提出されましたので、お手元に委員会審査報告書を配付しておきました。  お諮りいたします。  この際、議案第102号 工事請負契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、議案第102号 工事請負契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についてを日程に追加し、直ちに議題とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △議案第102号 工事請負契約の締結について △議案第103号 工事請負契約の締結について ○議長(小久保貴史君) 議案第102号 工事請負締結契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についての2件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  本件に関し、都市建設委員長から審査の経過と結果について報告を求めます。  都市建設委員長長塚俊宏君。                 〔都市建設委員長 長塚俊宏君登壇〕 ◎都市建設委員長(長塚俊宏君) 都市建設委員会は、当委員会に付託されました議案2件を審査するため、本会議休憩中に委員会を開催いたしました。  その付託案件の主なる審査の経過と結果について御報告いたします。  初めに、議案第102号 工事請負契約の締結についての審査では、2者失格となった理由について質疑があり、いずれも低入札調査基準価格を下回る価格で応札があったため、低入札価格調査の予備調査を実施した結果、数値的判断基準を下回ったため失格となったものであるとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議に入り、学校建設については、その地域への影響が大きいと考える。現在、地域説明会を行っているとのことだが、学校は地域の協力を得て運営していくものであることから、今後はなるべく早く説明をして、住民の理解を得る必要があると思う。また、学校への太陽光パネル設置については、15キロワットということで、その理由は、費用に対して十分な効果が得られないためということであるが、脱炭素社会に向けて全庁的に検討してほしいとの意見がありました。  自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、全員異議なく、議案第102号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第103号 工事請負契約の締結についての審査では、最終追加議案として上程された理由について質疑があり、議案第102号についても同様であるが、文部科学省から公立学校施設整備費負担金の認定通知後に本契約をする必要があり、6月17日に認定されたため、今回の最終日に追加提出することとなったとの答弁がありました。  これら以外にも種々質疑があり、詳細な答弁がありました。  質疑終結後、自由討議があり、討論はなく、採決の結果、全員異議なく、議案第103号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、御報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。 ○議長(小久保貴史君) これより都市建設委員長報告に対する質疑を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって都市建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。  以上で都市建設委員長の報告は終了いたしました。        ──────────────────────────────────── ○議長(小久保貴史君) これより、つくば市議会会議規則第42条の規定により討論、採決に入ります。  議案第102号及び議案第103号の討論を、つくば市議会先例集第7章第1節192により一括して行います。  討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。  これより、議案第102号 工事請負契約の締結について及び議案第103号 工事請負契約の締結についての2件を、つくば市議会先例集第7章第2節193により一括して採決いたします。  お諮りします。  議案第102号及び議案第103号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、議案第102号及び議案第103号は都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △委第3号議案 つくば市議会会議規則の一部を改正する規則について △委第4号議案 つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例について ○議長(小久保貴史君) 日程第5、委第3号議案 つくば市議会会議規則の一部を改正する規則について及び委第4号議案 つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例についての2件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長小野泰宏君。                 〔議会運営委員長  小野泰宏君登壇〕 ◎議会運営委員長(小野泰宏君) 委第3号議案 つくば市議会会議規則の一部を改正する規則について、委第4号議案 つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例についての提案理由を申し上げます。  委第3号議案、委第4号議案共に、欠席の事由として公務、疾病、育児、看護、介護、配偶者の出産補助、その他のやむを得ない事由を例示し、出産については産前産後の期間を配慮した規定とするため改正を行うものです。  あわせて、委第4号議案については、所要の文言の改正を行うものです。  何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(小久保貴史君) これより質疑に入ります。  質疑は委第3号議案及び委第4号議案を一括して行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。討論は委第3号議案及び委第4号議案を一括して行います。  順次、討論発言を許します。  反対討論を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) これをもって討論を終結いたします。  これより、委第3号議案及び委第4号議案を一括して採決いたします。  お諮りします。  委第3号議案及び委第4号議案は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、委第3号議案及び委第4号議案は原案のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △意見書案第4号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書 ○議長(小久保貴史君) 日程第6、意見書案第4号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書を議題とします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  総務委員長五頭泰誠君。                  〔総務委員長 五頭泰誠君登壇〕 ◎総務委員長(五頭泰誠君) 意見書案第4号 水戸地方裁判所土浦支部における労働審判の実施を求める意見書の提案理由を申し上げます。  まず、お手元に配付されております意見書案の朗読をさせていただきます。  平成18年4月から施行された労働審判制度は、個々の労働者と事業主との間に生じた労働関係に関する紛争を、裁判所において、迅速、適切かつ実効的に解決することを目的とした制度である。労働者側はもちろん、紛争を早期に解決したいと考える使用者側にとっても評価が高い制度であり、制度の導入以来、全国的に労働審判の申立件数は増加している。  また、労働審判制度は導入当初、全国の地方裁判所の本庁のみにおいて取り扱われていたが、平成22年4月の東京地方裁判所立川支部及び福岡地方裁判所小倉支部に続き、平成29年4月からは長野地方裁判所松本支部、静岡地方裁判所浜松支部及び広島地方裁判所福山市分においても取扱いが開始された。  しかしながら、水戸地方裁判所土浦支部においては、現在のところ労働審判は実施されていない。そのため、茨城県県南地域の住民や事業者が労働審判を利用するには、本庁がある水戸市まで出向かなければならず、移動のために多大な時間的、経済的な負担を強いられることになる。  そのため、結果として長期間の争いになることの多い通常訴訟を水戸地方裁判所土浦支部に提起したり、あるいは費用対効果の観点から労働審判の利用を諦めざるを得ないケースも生じている。  市民に対する司法サービスの提供は、地域間で格差があってはならず、裁判を受ける権利を実質的に保障するためには、地方裁判所の支部において取り扱うことができる事件を拡大することが必要である。  よって、当市は、地域における司法の充実を実現するため、下記の事項が速やかに実現されることを強く要望する。  1 水戸地方裁判所土浦支部において、労働審判の取扱いを開始すること。  2 上記のために必要な裁判官及び裁判所職員の増員、物的施設の整備を行うこと。  以上、地方自治法第99条の規定の規定により提出する。  令和3年6月25日                                       つくば市議会  提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、法務大臣であります。  提案の理由としましては、地域における市民に対する公平な司法の充実を実現するため、水戸地方裁判所土浦支部において労働審判の取扱いを開始することと、そのために必要な裁判官及び裁判所職員の増員、物的施設の整備を行うことを国に求めるため、意見書を提出するものであります。  議員の皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小久保貴史君) これより質疑に入ります。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  順次、討論発言を許します。  本意見書案に対する反対討論の発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。  これより、意見書案第4号を採決いたします。  お諮りします。  本意見書案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書 ○議長(小久保貴史君) 日程第7、意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書を議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  8番議員小森谷さやか君。                    〔8番 小森谷さやか君登壇〕 ◎8番(小森谷さやか君) つくば・市民ネットワークの小森谷さやかです。意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書を提出いたしました。  述べます。 トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書  政府は、本年4月13日に開催した廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚会議において、東京電力福島第一原子力発電所の構内に保管されている放射性物質トリチウム等を含む処理水について、海洋放出とする方針を正式決定した。  これまで福島県はもとより茨城県内でも多くの県民をはじめ、漁業関係者から海洋放出への反対や慎重な対応を求める声が上がっており、茨城県では、本年4月、政府の決定を受け茨城沿海地区漁業協同組合連合会が内閣府及び東京電力から説明を受け、処理水の海洋放出に対し「絶対反対」と即答しています。  この間10年に及び茨城県もまた東京電力福島第一原子力発電所事故の影響を受け、消費者も地産地消による支援に努めてきました。このような中、処理水の海洋放出の決定は最悪のタイミングと言わざるを得ず、本県の復興に対する政府の姿勢に大きな疑念を抱かせ、信頼関係のさらなる悪化を招くと考えられます。  処理水の処分については、茨城県の復興の円滑な進捗を阻害する問題の発生や新たな風評を助長するようなことがあってはなりません。復興を進めるためにも、強い信頼関係の構築に向け、茨城県民をはじめ漁業関係者とも丁寧な対話を行い、国民的な理解を得るため、政府及び東京電力が説明責任を果たしていくことが求められています。  原子力政策及び東京電力福島第一原子力発電所事故からの復興は、国及び東京電力の責任でなすべきものです。よって政府においては、次の事項について対策を講ずるよう強く要望します。  1 処理水は、当面の間、陸上保管を継続し、トリチウム除去の技術を検討し、諸課題の解決に取り組むこと。  2 処理水の処分方法については、漁業関係者など関係する全ての方と十分な話合いを行い、改めて決定すること。  3 政府及び東京電力は、茨城県民とも信頼回復を図るため、関係者とこれまで以上にリスクコミュニケーションを徹底し、関係修復を図るための最大限の努力をすること。  以上、地方自治法第99条の規定により提出する。  令和3年6月25日                                       つくば市議会  提出先は、内閣総理大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、環境大臣、復興大臣、原子力規制委員会委員長です。  議員の皆様の御賛同をよろしくお願い申し上げます。 ○議長(小久保貴史君) これより質疑に入ります。  順次、質疑発言を許します。  五頭泰誠君。                    〔15番 五頭泰誠君登壇〕 ◆15番(五頭泰誠君) 提案者に質疑します。  ナンバー1の、当面陸上保管を継続すると書かれております。たしか貯蔵タンクが満杯になるのが、来年の2022年だったと、経済産業省のホームページにも書かれていたと思います。福島原発を廃炉するためにも、この貯蔵タンクをなくさないと廃炉にもできない。福島の復興に大きな遅れと大変なコストがかかるという、そんな背景があります。  この当面陸上保管を継続しと書かれてありますけれども、2022年までのことを言っているのか、それともそれ以降のことまでずっと言っているのか。その場合もし2022年以降となると、満杯で置くことができないわけです。その場所をどこに置くのか、多分その辺の考えがあるんだと思うんですね。それをちょっと説明をしていただきたいと思います。 ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。                    〔8番 小森谷さやか君登壇〕 ◎8番(小森谷さやか君) 五頭議員、質問ありがとうございます。  当面の間というまず期間ですけれども、確かに来年の半ばにはもういっぱいになるという報道が出ておりますが、それまでの間という意味ではございません、この場合の当面の間は。  では、どのような方法があるのかということについて、幾つか提案が出ておりますので紹介したいと思います。  まず一つ、大型タンクに貯留する案です。  ドーム型の屋根、それからベントつきの約10万立法メートルの大型タンクを建設する案が出ております。これは、FoEJapanというところが提案しております。それを20基、よくある石油備蓄などに使われている大型タンクを使えば、大分容量も大きいですし、計算によりますと約48年分の貯留が可能になるということです。その石油備蓄に使われているタンクというのは多くの実績を持っていて、現在のタンクよりも権道だということが分かっています。  それをどこに置くのかということですけれども、その場所については幾つか提案されていまして、まず福島第一原発の7号機、8号機の建設予定地というのがあるんですが、そこに造ったらいいんじゃないかということがまず一つ。それから周辺の土地、今は中間貯蔵施設になっている部分もありますけれども、その土地を一部使うこともできるのではないかということ。それから、敷地の北側に現在土捨て場になっているエリアがあり、ここが活用可能じゃないかということは、これは経産省の委員会でも委員から意見として挙がっておりますが、十分な審議はされていません、意見が挙っているだけで。  あともう一つは、モルタル固化処分案というのがあります。これは実際にアメリカのサバンナ・リバー核施設というところで用いられている手法で、要は、その処理水をセメントと砂でモルタル固化して、半地下の状態で処分するというものです。ただ、これは先ほどの大型タンクに比べてセメントの量の分だけ少しその処理水を貯蓄するスペースとして、大型タンクで貯留するよりも多くのスペースが必要だということが少しあるので、一番いいのは、大型タンクに保管するといいんじゃないかということが言われております。 ○議長(小久保貴史君) 五頭泰誠君。 ◆15番(五頭泰誠君) ありがとうございます。  それから、ナンバー1の事項にトリチウム除去の技術を検討しと書いてあります。今回の政府の発表では、日本の国内排出安全基準よりも40分の1以下に希釈すると発表しています。また、WHOの飲料水基準の7分の1にしてから放出すると発表しております。そして、これはIAEAも高く評価しているとのことですね。  このトリチウム除去の技術に関しては、政府が発表する具体的な施策だと思っているんですけれども、この方法は駄目だということなのか、このほかにもそれ以外の具体的な方法があるのか、それをぜひお答えいただきたいと思います。 ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。 ◎8番(小森谷さやか君) トリチウム水が安全だと考えていらっしゃるということですよね。  そのトリチウム水の海洋放出がなぜ危険だという意見があるのかということについて、少し御紹介をしたいと思いますが、例えばそのトリチウムを多く排出する原発の型がありまして、カナダで言うとピッカリング原発がとてもトリチウムを大量に発生する重水炉型原子炉だそうですが、カナダの原子力委員会の報告書に、その周辺住民の健康被害が発生したというデータがあります。健康被害の中身につきましては、小児白血病や新生児死亡率が増加し、ダウン症候群が85%増加したというものです。  それから、イギリスのトローズネイズ原発は乳がん発生率が5倍、白血病が8倍、膵臓がんは5倍とする報道。同じく、イギリスのセラフィールド再処理工場はやはりトリチウムをたくさん出す工場だということで有名ですけれども、ここでは小児白血病が増加したと世界的にも大きく報道されたので御存じかもしれませんが、そういったものがあります。ここではサザンプトン大学のガードナー教授が、その原因核種としてトリチウムとプルトニウムを挙げております。  あと、フランスの再処理施設では、周辺で小児白血病の発病率が通常の3倍になったということで訴訟が発生しております。フランスの国立保健医学研究所の発表では、各原発から5キロ圏内の子供の白血病発病率が通常の2倍とも出ています。ドイツでは、ドイツ環境省の発表によると、各原発から5キロ圏内、これはどの原発とは書いていませんけれども、5キロ圏内の小児がんは通常の1.6倍、小児白血病は通常の2.2倍という疫学調査の結果が出ています。  日本はどうかといいますと、日本では沸騰水型と加圧水型の原発がありますが、加圧水型の原発というのがその沸騰水型に比べてトリチウムの放出量が高い、平均して約100倍高いという数字が出ています。その加圧水型の北海道の泊原発、これは北海道健康づくり財団による記事ですけれども、泊村の年間がん死亡率というのが、人口10万人当たりで言いますと約800人で全国平均の300人の2.6倍、それから佐賀県の玄海原発、これも加圧水型ですが、これは壱岐新報という新聞の記事ですけれども、近隣11の市町村の白血病死亡率が10万人当たり30人で全国平均6人に対して5倍もあったと。  あとは再処理工場、青森県にありますけれども、青森県立中央病院からの発表ですが、ここ数年の年間の新患数は白血病25名から40名、悪性リンパ腫70名から90名、多発性骨髄腫15名から20名、骨髄異形成症候群30名から40名で、東北地方で最多数であるという発表もしております。  もちろん、これがトリチウムだけの影響なのかというとそうとは言い切れないけれども、トリチウムが大いに絡んでいる可能性が、加圧水型原発の周辺でこういうことが報道されている、それから再処理工場と言われているところと、先ほど紹介しました世界のトリチウムがたくさん出ている原発の周りで健康影響が指摘されているということはあります。なので、トリチウムは薄めれば大丈夫なのかという答えになっているかどうか分りませんけれども、心配する種は確かにあるということです。  トリチウムがなぜ危険なのかというところで、一つは、例えばトリチウムのベータ線のエネルギーがすごく小さいので大丈夫だよということをよく原発推進の方々のいろいろな資料で見るんですけれども、それは、外部被曝と内部被曝と分けて考えていないというところが一つポイントとしてあると思います。ベータ線のエネルギーが小さいから大丈夫と言っても、一度体内に取り込んでしまうと、そこでずっと傷つける、ベータ線を出して周りの細胞、それからDNAを傷つける、そういったことが言われております。
     低エネルギーのトリチウムのベータ線、これはプルトニウムのアルファ線と一緒で、紙1枚で遮れるんだよというのは外部被曝の話で、一度中に入ってしまうととても危険だというところなんですけれども、これは経産省の最近の説明資料には載ってきているようですが、トリチウムが内部被曝によって体内に取り込まれると、一部は有機結合型トリチウムとなって細胞内に入ります。そうすると、近隣の細胞や組織を有効に攻撃することができるようになると。トリチウムの放射能のエネルギーというのは平均で5.7キロエレクトロンボルト、これはセシウムとかと比較してすごく小さいというのはあるんですけれども、そもそも細胞内分子の水素結合のエネルギーは、その1,000分の1なんです。5から7エレクトロンボルトですから、キロがつかない、その1,000倍もあるということなんです。  そういうことがあるということと、トリチウムは水素と化学的性質が同一のために、そのDNAを構成する塩基とリン酸の水素原子のあるところに置き換わってしまう、入り込んでしまう。その塩基の違いが遺伝情報を伝える要になるんですけれども、そのトリチウムがそのうちベータ壊変してヘリウムになる。そうすると、その水素がヘリウムに変わってしまうというところで、そのDNAは正確な遺伝情報を伝えられなくなります。それが免疫機能の異常とか発がんリスクの上昇、それから神経系の機能異常をもたらすんじゃないかと言われています。  ただ、このトリチウムが健康にどのように影響するのか、これが本当に害を与えるのかどうかということを今回言っているのではありませんで。 ◆15番(五頭泰誠君) 僕が言ったのは違うんです。 ◎8番(小森谷さやか君) 質問内容違いましたか。意見書案の中身は、こういったこととはちょっと違うということは、意見書案の内容を見てくだされば分かると思うんですけれども、答えられたでしょうか。 ○議長(小久保貴史君) 五頭泰誠君。 ◆15番(五頭泰誠君) 科学的なデータ、るるあります。その受け取り方は、いろいろあると思います。  それから、3回目の質問です。  今回の政府の発表に対して、実は他国から日本の海洋放出の発表に対して、強い批判が発表されたことは事実です。中国、韓国、特に強い批判を示しております。一方で、その批判をしている当事者の韓国、一つ例を見ると、ウォルソン原発、既に稼働しておりますが、日本海に処理水を放出している。トリチウムの総量は約23兆ベクレル、毎年、海洋放出しています。福島の処理水の総量の約6倍を毎年海洋放出しているわけです。  このことについて、ほかの各国、カナダやイギリスのセラフィールド、フランス、ドイツもそうですけれども、日本の今海洋放出しているのに比べると、十数倍各国が放出しています。  このことに対しては、批判とか意見書みたいのを出す必要はないんですか。日本のことを韓国が強い批判をしていることについても、ちょっと御所見をお願いしたいと思います。 ○議長(小久保貴史君) 小森谷さやか君。 ◎8番(小森谷さやか君) 五頭議員、意見書の内容を御覧いただければ、国際社会、韓国が出しているから出していいんだろうということではないですよね。それはもう韓国も出すべきではないし、私たちつくば・市民ネットワークとしては、原発はもうやめてほしいと思って活動している団体ですので、意見書を世界に向けて出す、一緒に出してくれるなら一緒に出したいぐらいですけれども。  今、実害を被っているのは、漁業関係者の方ですよね。これが、海洋放出が本当に決まれば、漁業関係者の方々、もう跡も継がせられないと言っていますよ。もう産業の衰退どころじゃない、滅びてしまう。もう地元漁業者の方々は、事故直後から東電による汚染水の意図的または非意図的な放出に、何度も苦しまされてきております。  2011年4月、東電は汚染水1万トンを緊急時のやむを得ない措置として放出、このときは漁業者との協議はなく、全漁連は東電に対して強く抗議しています。2013年には原発構内の高濃度の汚染水が流出し続けていることを、東電は後から発表しています。  それから、2015年、福島漁連が地下水バイパスやサブドレンの水を海洋放出することを了承せざるを得なかったとき、せめてタンクの水は海洋放出を絶対に行わないでほしいと要望を出しています。これに対して政府は、漁業関係者を含む関係者への丁寧な説明など必要な取組を行って、こうしたプロセスや関係者の理解なしにはいかなる処分も行いませんと回答しています。東電の回答も、関係者の理解なしにはいかなる処分も行わず、ALPS多核種除去設備で処理した水は、発電所敷地内のタンクに貯留いたしますと約束したんですよ。したのに、今回、大した説明会、コロナを理由にあまり広く公聴会を行っていないみたいですけれども……。 ◆15番(五頭泰誠君) 質問に対して答えてください。 ◎8番(小森谷さやか君) 何でしたっけ、質問。  だから、実害……。 ◆15番(五頭泰誠君) 私が質問した内容に対して答えてくれればいいよ。 ◎8番(小森谷さやか君) そうですか。じゃあ、もう答えたか。  だから、何だっけ。 ◆15番(五頭泰誠君) 質問していないことを答えられても困る。 ◎8番(小森谷さやか君) 質問忘れちゃいましたけれども、そういうことです。  世界に向けて流すなという意見書は出しますよ。 ○議長(小久保貴史君) これにて五頭泰誠君の質疑を終結いたします。  ほかに質問はございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  順次、討論発言を許します。  本意見書に対する反対討論の発言を許します。  五頭泰誠君。                    〔15番 五頭泰誠君登壇〕 ◆15番(五頭泰誠君) まず、海洋放出とトリチウムに関する事実を少し述べさせていただきます。  福島第一原子力発電所で発生した処理水に含まれるトリチウム、これは1リットルの処理水に含まれるトリチウムに換算すると100ナノグラム程度であることを示しています。東京ドームの中にヤクルト1本分というイメージをしていただければ分かりやすいと思います。トリチウムを含む水分子だけを処理水から分離して取り出す方法も開発されていますが、このようなわずかな量のトリチウムを大量の処理水から取り出すには膨大なエネルギーとコストが必要になり、現実的には利用可能な効率的な分離を行うには、さらなる技術開発が必要となります。これを待っている時間的な余裕は現実的にはありません。  福島第一原発のタンクに現在貯蔵されているトリチウム総量は、約1,000兆ベクレルとされております。その量は125万トン、タンクの数は1,000基を超える。  また、先ほど世界のトリチウム放出総量をちょっと発表させてもらいますけれども、フランスのラ・アーグが1京3,700兆ベクレル、福島の102倍、イギリスのセラフィールドが福島の15倍、カナダのブルースも福島の14倍、韓国のウォルソン原発が17倍、韓国の場合は日本海に放出しているわけですね。以上述べた世界の原発は、総量も濃度も全て福島の数十倍以上の比較のものです。その海洋放出での被害の報告は、実際はありません。  ちなみに、韓国が大分強く日本の海洋放出に対して批難をしているようですけれども、これは政治的思惑がある。放射能汚染水を海洋放出することは全人類の核攻撃だと、狂乱状態で批判をしているようです、これは余談ですけども。  結論的には、科学的な判断で総量も濃度も数字的には問題ない、IAEAも米国政府も今回の日本の政府の決定を支持している理由でもあります。  残りは、確かに意見書に書かれている科学的な基準とは別に心理的、感情論的な問題があります。日本の漁業関係者から、日本政府に対して非難が聞こえているのも事実です。風評被害に苦しんできた福島の住民も同じ気持ちだと思われます。これが、今の海洋放出とトリチウムに関する事実であります。  一番重要なことは、福島の復興のため、また廃炉に向けて現実的に何が必要なのか、そして政府が責任を持って決断するということだと思っています。意見書で書かれている点で一番心配なのは、風評なのだろうと。しかしながら、風評とは何かを考えてみると、事実と異なったデマ、誤った情報、間違った報道と言えると思います。しかし、巷間、一般的に国民が知られていることに、本当の事実があまり伝えられておりません。マスコミ各社は、本当の事実を伝えていないからです。  細野豪志衆議院議員、この方は東日本大震災、当時民主党政権で原発担当大臣として福島原発事故の報告書をIAEAに提出した当事者であります。彼が先般、日本記者クラブで記者会見をしたときのコメントを御紹介したいと思います。  選択肢は海洋放出しかない、政府が責任を持ち早急に決断することが、福島の復興にとって重要だ。処理水は海洋放出して問題ないレベルになっている。汚染水という言葉を使ったデマを助長するような報道はやめてもらいたい。韓国も放出している、福島の処理水を全部流しても、フランスが流す、これはラ・アーグだと思うんですけれども、処理水1か月分にも満たない。福島の排出にだけ反対するのはフェアではない。温暖化をとめて、石炭火力をとめて原発を動かさないという選択肢三つ同時には成り立たない。るる述べております。  現在、野党第一党の立憲民主党の枝野さん、野党の方は当時は政権担当者だったわけです。今、その方々は安全と安心は違うと言います。安全であっても風評被害が心配みたいなことを言うわけですが、いかにも国民に寄り添っているような表現をするわけですが、現実的な議論を回避しております。問題の解決にはならない。それを一番知っている、特に枝野代表、処理水の責任を自民党に全て転嫁して、他人事のように攻撃しているだけで、まさに不毛な議論を繰り返しているにすぎません。  当時、政権担当していたと考えれば、あきれた無責任だと思います。細野さんはしっかりとした発言をされていると思いますが、原発事故のときの主要メンバーはデマをまき散らしています。今まで正確な情報を伝える努力もせずに、パフォーマンスで国民に寄り添っているかのよう見えるような演技をしているように見えます。  また、マスコミの報道について、大変なデマが横行しております。汚染水と処理水をごっちゃにして、危険だと報道しています。朝日新聞、今年の4月8日、立憲民主党の川内博史氏のツイッターを取り上げ、トリチウム以外にも除去できない様々な汚染水を処理水として海に流す間違った決断をしてはならない。漁連は汚染水と知っているから、絶対反対と言っているのだと。  汚染水と処理水は、全く違います。汚染水は、原子炉内で溶けて固まった燃料を冷却するために使用した後の水及びそれらが建屋内に流入した地下水や雨水と混ざったものです。処理水は、汚染水から有害な放射能物質を除去し、無害化させたものです。しかし、トリチウムだけが除去が難しいものの、これは適切に希釈すれば、海洋放出して健康リスクを上昇させるような汚染は起こらない、世界中で大量に海洋放出され続けている理由でございます。これは資源エネルギー庁のホームページに載っております。  今までマスコミや原発反対派の方々は、その正確な情報を国民に知らせてきませんでした。このまま貯蔵タンクをため続けることが、本当に福島の復興のためになることなのか、何となく不安だからという風評被害をこのままにしておくことはできません。  政府としても責任がある、処理を決定しなければなりません。まさに細野豪志代議士のコメントは、当時の政権担当者の当事者としての責任ある発言だと思っております。  また、海洋放出を決定した菅総理の英断には、福島の復興を成し遂げようとする強い決意が表われております。現状のままでいることが、福島の復興をそぐ大きな要因であります。またそのコストは、結局は税金や電気代で国民が負担することになりかねません。間違った情報をただすのが、政治家の役目ではないか。これはマスコミもしかりでございます。  今後、政府与党が実行するべきことは、これらのデマや風評に対して、科学的事実やデータなどにより、しっかりと反論すべきだと思います。デマや風評に打ちかつためにも真実の広報と海洋物産需要の開拓や、流通構成の形成、定着までの一定期間にわたり流通業界に対して、取引に見合ったインセンティブを与えること、粘り強く地元の漁業関連業界との理解を得るために、引き続き政府としての責任ある施策を講じていただきたいと思います。また、野党においても、やはり建設的な議論を展開していただきたい。  最後に、今回の意見書で書かれている内容の趣旨に、菅総理が決断した海洋放出に対して最悪のタイミングと書かれてあることに大きな疑問を感じざるを得ません。また、逆に菅政権が処理水の現実的な処理方法である海洋放出を選択し、理不尽な風評と、それによる不毛な議論との戦いを開始したことに強い支持表明をする次第であります。  以上の理由により、つくば市議会でこの意見書を軽々に可決するわけにはいかないわけでありますので、これらの理由により、トリチウム等を含む処理水の処分方法について再検討を求める意見書案に対する反対討論といたします。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論はありませんか。  あさのえくこ君。                    〔6番 あさのえくこ君登壇〕 ◆6番(あさのえくこ君) つくば・市民ネットワークあさのえくこより、今回の意見書案に賛成の立場で討論いたします。  まず1点目として、先ほどから挙がっている風評あるいは復興への妨げという点について、意見を申し述べます。  今回のトリチウムの海洋放出決定に先立つ2020年6月、全国漁業協同組合連合会はトリチウムを含む処理水の海洋放出に反対する決議を全会一致で出しています。そもそもこの一番の関係者の理解が進んでいない方法を拙速に採用するべきではないと考えます。  次に、規制値を大幅に下回った場合での排出なので安全という議論への疑問があります。  今回の基準として、東京電力は、海洋放出する場合は1リットル当たり1,500ベクレル以下とするとしていますが、1,500ベクレルというのは、地下バイパス経路からの排水の際に作業員が空間で年間追加被曝量1ミリシーベルト以下を達成する目的から逆算された値であり、これ自身が海洋投棄に対して安全かというそういう値ではない、そのことに注意が必要です。  さらに、汚染水ということで先ほどからも議論がありますが、英語ではradioactive waterといいます。つまり、放射性物質を含んだ水ということになります。汚染という言い方というのは、それは人それぞれ主観的な表現かと思いますけれども、このradioactive waterというこの表現については、これはもう客観的な事実であることは間違いありません。  ちなみに、それに対しまして、処理水というのはtreated waterということになります。この、treatedというのは、処理機械で処理をするということで、これでトリチウム以外の核種は取り除けるとされておりましたけれども、実はほかの多くの核種が含まれており、現在貯蔵中のタンクの7割が、その排出基準を上回っているということが報道されております。処理機械ALPS、これで取り除けず基準を上回れば水で希釈して放出するというのは、あまりにも安易ではないでしょうか。  次に、汚染水の処理方法の選択について、これもタンクとか、それからモルタル固化とか、先ほどからいろいろ提案がありましたが、いずれにしましても放射性物質の処理といいますのは、常に減衰、つまり時間を置いて減るのを待つ、これが基本です。今回問題になっているトリチウムの半減期は12.3年ですので、2052年には現在の8分の1になるはずです。今回の意見書では、その間の陸上保管を求めており、これは理にかなった処理過程だと考えます。  海洋放出以外の処理手段としては、先ほど提案者より複数の提案がなされましたのでここでは省略いたしますが、実はこれらの方法というのは、経済産業省のタスクフォースオプションでも取り上げられておりました。しかし、いつの間にかその検討対象から外れてしまい、最も値段が安いとされた海洋放出ありきで今進められています。減衰を待ちながら、引き続き様々なオプションを検討すべきだと考えます。  最後に、ほかの地域でも放出されているからという理由ですけれども、環境にさらに負荷を与えるという点からここからとめていく、つくば・市民ネットワークはそのことを主張していきたいと思います。そして、まだ影響が分からない、分からないことに対しては、慎重の上に慎重を期して進める必要があることから、今回のトリチウムを含む汚染水を海洋放出する方法を再検討することを強く求めて、意見書案への賛成討論とします。 ○議長(小久保貴史君) 反対討論はありませんか。  小村政文君。                    〔1番 小村政文君登壇〕 ◆1番(小村政文君) 創生クラブ小村です。  今回出されました意見書案ですが、やっぱり重要な論点になるのは、陸上での保管の是非かと思います。福島第二原発東京電力や政府の方針から見ますと、2022年秋頃にはタンクの容量が満タンになってしまうという見立てがあります。  そもそも処理水というのは汚染水と異なって、先ほどもお話ありましたけれども、放射線を含んだ水というのを複数の処理施設で濃度を低減し、リスクを下げたものになります。また、トリチウム自体が自然界にもともと存在するものであり、ヨウ素131やプルトニウムのような人工的な放射性物質とは違い、水道水などにもごく微量で含まれるほど、実は身近な放射性物質です。  また、トリチウムの危険性をもし訴えるのであれば、このトリチウムを含む処理水を大量に、しかも事故のあった場所で二度と同じような被曝被害を増やさないためにも、地上に残し続けるほうが課題やリスクというものを伴ってくるものだと考えます。もちろん趣旨にあるように、風評被害に対する政府への懸念はあろうかと思いますが、既にその点に関しては政府として重要視しながら進めていく方針であり、改めて意見することではないと考えます。  また、むしろトリチウムに関して危険さを訴えるような意見書を出すこと自体が、自然界に日常存在するトリチウムに対して過度に恐怖心をあおり、風評被害を拡大させてしまうような危険性すらはらんでいると考えます。本当に大丈夫なのかという恐怖心や、今後このようなことを起こさないためにも、徐々に原発の安全管理体制にも一層の注意力を注いでほしいという気持ちは共感いたしますが、以上の観点から、当意見書の提出に対しては、反対の立場を取らせていただきます。  これで反対討論とさせていただきます。 ○議長(小久保貴史君) 賛成討論はありませんか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 反対討論はございますか。  木村清隆君。                    〔16番 木村清隆君登壇〕 ◆16番(木村清隆君) 今回のトリチウム等を含む処理水処分法について再検討を求める意見書案に対しまして、趣旨に関しては理解する面もございますけれども、反対の立場で討論をさせていただきます。  東京電力は、本年4月16日に小早川社長が福島市内で記者会見をし、処理水の海への放出を実行するための対応について発表しました。放出については、処理水に含まれるトリチウム以外の放射性物質が基準値を確実に下回るまで何回でも浄化処理をするほか、放出の前後に放射性物質の濃度を測定して公表するとともに、第三者による確認を行うとしています。  また、環境モニタリングについては、海洋放出が始まるおよそ1年前からサンプルを採取する地点や頻度を増やすなどとしています。風評被害の対策については、国内外の正確な情報を発表するとともに、被害が発生した場合は、あらかじめ賠償期間や地域、業種を限定せず、処理水の放出による損害を迅速かつ適切に賠償するともしています。  小早川社長は、復興と廃炉の両立という当社の責任を果たすためにも、事故の当事者として覚悟と責任を持って、私が先頭に立ち、主体性を持って取り組んでいくと述べられました。この発言を真摯に鑑み、また、ALPS処理水の海洋放出に当たっては、国の規制基準や各種法令を確実に遵守し、さらなる取組として浄化処理、第三者による確認、十分な稀釈により放出する水が安全であることを確実にすることを約束をしていただいております。  そのようなことを含め、この処理水放出に関して、さらなる技術開発と関係者との話合いなど一層丁寧に取り組んでいただきたいとの思いの上で、このたびの意見書案には反対とさせていただきます。 ○議長(小久保貴史君) そのほか反対討論ございますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。  これより、意見書案第5号 トリチウム等を含む処理水の処理方法について再検討を求める意見書を起立により採決いたします。  意見書案第5号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。                     〔起 立 少 数〕 ○議長(小久保貴史君) 起立少数。よって、意見書案第5号は否決されました。        ──────────────────────────────────── △決議案第1号 更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求める決議 ○議長(小久保貴史君) 日程第8、決議案第1号 更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求める決議を議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  11番議員黒田健祐君。                    〔11番 黒田健祐君登壇〕
    ◎11番(黒田健祐君) 決議案第1号 更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求める決議、上記の決議案を次のとおり提出いたします。中身を読みまして、説明と代えさせていただきます。  現在、つくば市では65歳以上の方々に対し、新型コロナウイルスワクチンの接種を行っている。5月17日から接種予約を始め、24日の接種開始から現在まで、つくば市職員はじめ、市内の協力医療機関など、数多くの方々の御努力、御協力によって、安全・安心に進められており、さらに集団接種も併せて行うなど、つくば市のワクチン接種体制の取組に関し、つくば市議会として、改めて感謝の言葉を申し上げるところである。  予約開始当初は、電話がなかなかつながらないとの声。また、インターネットでの予約は、高齢者の方々は不慣れなこともあり、接種予約に関して数多くの問合せもあった。しかし、時間の経過とともに、予約も順調に行われつつあるとのことである。今後は、社会的に孤立しがちな高齢者に対する接種について、地域での声かけや福祉・医療関係者などをはじめとする支援強化により、接種を希望する方が、安心して円滑に受けられるよう、特段の配慮を求めるものである。  また、現在の65歳以上の方々への接種と並行して、64歳以下の市民や、基礎疾患のある方、介護業務従事者など優先事業所に勤務する方への接種券発送も始まったところである。さきの接種予約や接種における課題を教訓として、先進事例なども参考にしながら周知や接種体制など、既に十分は配慮されていると思うが、より万全な体制を取っていただきたい。長い期間を要すると予測されるが、ワクチン接種を希望する全ての方々の接種が無事に終了するまで、更なる安全・安心な新型コロナウイルスワクチンの接種体制を求めるものである。  以上、決議する。  令和3年6月25日                                       つくば市議会  皆様の御賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小久保貴史君) これより質疑に入ります。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  順次、討論発言を許します。  本決議案に対する反対討論の発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。  これより、決議案第1号を採決いたします。  お諮りします。  本決議案は原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(小久保貴史君) 御異議なしと認めます。よって、決議案第1号は原案のとおり可決することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の中間報告について(高エネ研南側未利用地利活用に関する提言書) ○議長(小久保貴史君) 日程第9、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の中間報告についてを議題といたします。  高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会から中間報告の申出がありますので、委員長の発言を許します。  高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員長浜中勝美君。       〔高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員長 浜中勝美君登壇〕 ◎高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員長(浜中勝美君) それでは、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の付議事件について御報告申し上げます。少々長くなりますが、お手元の提言書を読み上げさせていただきます。  高エネ研南側未利用地利活用に関する提言書。  1、初めに  高エネ研南側未利用地は、筑波研究学園都市建設時に研究施設等を誘致するため、1970年代にURが買収していた約46ヘクタールの土地であった。この一団の土地は、現在も未利用地となっている。  平成26年3月、市は、市民から公式記録の取れるスポーツ活動拠点の早期整備が望まれていたことから、(仮称)つくば市総合運動公園基本構想を策定し、当該土地をその事業用地としてつくば市土地開発公社の債務保証をする形で取得することとなった。  しかし、平成27年8月に行われた住民投票で8割以上の反対があり、市は総合運動公園基本計画を白紙撤回とし、当該土地は、公有未利用地となったと。  その後、市では土地の処分なども視野に入れた利活用方策の検討を行った。令和元年8月19日に開催された全員協議会で、市から、土地全体利用を前提とした民間主導の事業提案が1社からあったことが報告された。その内容は、大規模商業施設の誘致、老健施設や緑地施設の敷設、物流・倉庫施設の誘致で土地取得予定価格金額約40億円とする事業の提示であった。事業提案は1社であることや、計画を進めるには十分な市民説明と理解が必要であることから、議会として調査検討すべく、令和元年9月定例会において、議長を除く議員全員27名から成る「高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会」を全会一致で設置した。4回の委員会と3回の勉強会を開催し、改選前の令和2年9月定例会において中間報告を行い、改選後の同年12月同委員会を立ち上げ、様々な議論、検討を進めてきた。  当該土地は、つくば市未来構想に掲げる土地利用構想や、つくば市都市計画マスタープランにおいて保有資産の有効活用や土地利用方策が検討されている。  以上のような背景・経緯から、当委員会は、高エネ研南側未利用地を市民の利益向上を目的に、土地の利活用について提言するものである。  2、現状と課題  高エネ研南側未利用地は、つくば市大穂地域に位置し、敷地面積約46ヘクタール、市街化区域、第二種住居地域に指定され、併せて特別用途地区の文教地区が指定されているが、現況山林である。  当該土地は、つくばエクスプレスつくば駅から約8キロメートル、また、常磐道土浦北インターチェンジから約12キロメートル、圏央道のつくば中央インターチェンジから約11キロメートルの北部地域に位置している。片側2車線の国道408号線に面しており、幹線道路から直接進入する既存道路をメインアプローチとして活用可能でアクセス性は高いとの利点が挙げられる。  課題として、面積が広大であり、利活用には、既存樹林の伐採・抜根や上下水道が未整備であることからインフラ引込みなどの基盤整備に係る費用が必要である。また、都市計画法上の用途制限に適合させるための手続も必要となるなど整備するには数年以上かかることも予想される。  3、議論の経過について  当委員会では、貴重な資源であるこの未利用地を利活用するに当たり、先行き不透明な社会情勢や少子高齢化の中で、地域に新たな活力を創出し、地域の発展を図っていく必要があるとの考えから、官民連携等による様々な手法により、公共に資する事業として持続性のある利活用を推進し、一括売却でなく、一部公共もしくは全部公共活用で検討すべきではないかとの結論に至った。ただし、民間の提案を妨げるようなものになってはいけないとの意見もあり、今後もこれまでに想定し得なかった状況の変化があった場合には、当委員会へ報告の上、事業の検討を進めるなど議論された。  4、基本的な方向性について  市は、2048年に約29万人のピークを迎える人口ビジョンを示しているが、将来人口は、増加地域と減少地域の二極化していくことが予想される。そのような中で高エネ研南側未利用地域のまちづくりにおいては、大幅な人口の増大が見込めず、産官学挙げて地域の持つ数多くのポテンシャルを生かした利活用が求められている。  その上で、良好な市街地が周辺に存在し、大穂庁舎などの公共施設や医療機関、研究所、また商業施設が隣接する地域特性に配慮し、周辺環境へ影響を及ぼさないことを利活用の基本とすべきであると考える。  5、望ましい施設等について  社会情勢が大きく変化する中で、地域づくりを進めていくには地域ごとに知恵を出し合い、新たな地域資源を発掘することが必要と考える。その上で、その地域の価値を高め、つくば全域に活力を波及するものを目指すべきであると考える。望ましい施設等については、以下の役割・機能を持った内容等を提案する。  (1)豊かな自然環境、幅広い分野の研究機関や人材の集積などの最先端の取組に代表されるつくばならではの資源・特性を十分に生かせるもの  (2)市民ニーズに対応し、地域の活性化に貢献するもの  (3)東日本大震災等の教訓を生かし、市民が安全・安心に暮らせるまちを実現するため、災害に強いまちづくりに寄与するもの  (4)市民のコミュニティ形成に寄与するもの  (5)交通の利便性から観光や産業の振興に寄与するもの  6、今後の取組について  つくば市は他の都市にはない優れた資源、人材、組織等を有する地域であり、その優位性を生かしたまちづくりをすべきである。現在においても未利用地となっていることを踏まえ、早急に整備方針を決定すべきであるが、市の財政上の負担や人口急増地域の学校建設等優先度などを考慮し、整備方針の作成については、具体性・妥当性・有効性なども検討する必要がある。  市は、基本的な方向性に合致し、望ましい施設等を可能な限り実現する利活用方針を検討すること。ただし、過大な公共投資を抑制しつつ、よりよいまちづくりを実現するため、必要なインフラは整備しながら、産官学の連携の下、地域資源を活用した商品のサービスや開発、マーケティング・ブランディングなどを手がける担い手の育成・発掘などより広く民間の手法を誘導する観点を考慮することを望みたい。  また、事業者を活用する場合には、広く国や県も含めた研究所用地を希望する事業者や民間事業所等を募り、その応募状況や利活用の内容・選定に当たっては、議会及び市民に十分に説明し、理解を図りながら進めるべきと考える。  以上のことを念頭に入れ、今後の取組を推進願いたい。  この後、資料については、これまでの委員会等での取組と委員の名簿など載せてありますけれども、省かせていただきます。  以上、御報告申し上げます。よろしくお願いします。        ──────────────────────────────────── △閉会の宣告 ○議長(小久保貴史君) 以上で、今期定例会に付議されました案件は全て議了いたしました。  ここで、市長から挨拶の申出があります。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 令和3年6月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。  今定例会も、一般会計補正予算をはじめ、条例の一部改正など多くの重要案件について慎重な御審議の上議決を賜りましたことに心よりお礼を申し上げます。成立に至った予算等の執行に当たりましては、市勢の一層の発展と市民生活の向上のため確実に取り組んでまいります。  現在、市では全力を挙げて新型コロナウイルスワクチンの接種事業を進めています。エッセンシャルワーカーや基礎疾患がある方等の予約を開始したほか、50歳以上の方には既に接種券を発送しました。今後の予定としては、6月29日に40歳代の方に接種券を発送し、7月中には16歳以上の全ての方に接種券を発送します。その後、12歳から15歳の方にも順次、接種券を発送していきます。  引き続き、つくば市医師会や市内医療機関等と連携しつつ、職員一丸となって市民の皆様への接種を進めていきます。  また、新型コロナウイルスの影響を受けている市民や事業者の皆様への支援については、昨年から60を超える支援事業を実施してきました。今回議決いただいた支援事業を実施するとともに、今後も皆様の声に絶えず耳を傾け、感染状況や国、県による施策等を注視しながら、有効な支援策を講じていく所存です。  議員の皆様方には、引き続いての御指導、御鞭撻とお力添えを賜りますようお願い申し上げ、6月定例会閉会に当たりましての挨拶といたします。ありがとうございました。 ○議長(小久保貴史君) 次期定例会について申し上げます。  執行部との協議により、令和3年9月定例会は9月3日に開会の予定でありますので、御承知おき願います。  議員各位に申し上げます。お手元に配付しております令和3年6月定例会賛否確認表に記入の上、机上に置かれますようお願いいたします。  次に、全員協議会を本会議終了後に開きますので、議員は自席でお待ちくださるようお願いいたします。  広報広聴委員に申し上げます。広報広聴委員会が全員協議会終了後に全員協議会室で開催されますので、御参集のほどよろしくお願いいたします。  これにて令和3年6月つくば市議会定例会を閉会いたします。                      午後3時49分閉会...