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令和 2年 3月定例会-02月28日-03号

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  1. つくば市議会 2020-02-28
    令和 2年 3月定例会-02月28日-03号


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    令和 2年 3月定例会-02月28日-03号令和 2年 3月定例会                     令和2年3月                つくば市議会定例会会議録 第3号               ──────────────────                令和2年2月28日 午前10時13分開議               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 6  番  神 谷 大 蔵 君     14  番  ヘイズ ジョン 君   副議長 16  番  山 本 美 和 君     15  番  塚 本 洋 二 君       1  番  山 中 真 弓 君     17  番  浜 中 勝 美 君       2  番  小森谷 佐弥香 君     18  番  大久保 勝 弘 君       3  番  高 野 文 男 君     19  番  橋 本 佳 子 君       4  番  長 塚 俊 宏 君     20  番  小 野 泰 宏 君       5  番  黒 田 健 祐 君     21  番  高 野   進 君       7  番  小久保 貴 史 君     22  番  柳 沢 逸 夫 君       8  番  皆 川 幸 枝 君     23  番  須 藤 光 明 君       9  番  五 頭 泰 誠 君     24  番  鈴 木 富士雄 君       10  番  宇 野 信 子 君     25  番  塩 田   尚 君       11  番  木 村 清 隆 君     26  番  滝 口 隆 一 君
          12  番  北 口 ひとみ 君     27  番  金 子 和 雄 君       13  番  木 村 修 寿 君     28  番  久保谷 孝 夫 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員       な  し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  経済部長         篠 塚 英 司 君   副市長          飯 野 哲 雄 君  都市計画部長       中 根 祐 一 君   副市長          毛 塚 幹 人 君  建設部長         上 野 義 光 君   教育長          森 田   充 君  生活環境部長       風 見 昌 幸 君   市長公室長        松 本 玲 子 君  会計管理者        酒 井 作 徳 君   総務部長         藤 後   誠 君  消防長          植 木 利 男 君   政策イノベーション部長  森   祐 介 君  教育局長         吉 沼 正 美 君   財務部長         高 野 正 美 君  農業委員会事務局長    野 澤 政 章 君   市民部長         飯 村 通 治 君  選挙管理委員会事務局長  石 田 慎 二 君   保健福祉部長       水 野 忠 幸 君  監査委員事務局長     北 島 浩 成 君   こども部長        中 山 由 美 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         川 崎   誠    議会総務課議事係長    大 坪 哲 也   事務局次長        中 泉   治    議会総務課主任      稲 川 紘 之   議会総務課長       渡 辺 寛 明    議会総務課主任      岡 野 冴 季   議会総務課長補佐     町 井 浩 美        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 3 号                                  令和2年2月28日(金曜日)                                  午前10時13分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       13番議員 木 村 修 寿       18番議員 大久保 勝 弘       24番議員 鈴 木 富士雄       1番議員 山 中 真 弓       19番議員 橋 本 佳 子       17番議員 浜 中 勝 美       27番議員 金 子 和 雄       11番議員 木 村 清 隆       15番議員 塚 本 洋 二       12番議員 北 口 ひとみ       8番議員 皆 川 幸 枝       10番議員 宇 野 信 子       5番議員 黒 田 健 祐       16番議員 山 本 美 和       25番議員 塩 田   尚 1.本日の会議に付した事件   日程第1 一般質問(通告順)        13番議員 木 村 修 寿        18番議員 大久保 勝 弘        24番議員 鈴 木 富士雄        1番議員 山 中 真 弓        19番議員 橋 本 佳 子        ────────────────────────────────────                       午前10時12分 ○議長(神谷大蔵君) おはようございます。  開議前にお知らせいたします。  市長初め執行部各位に申し上げます。  新型コロナウイルス感染症の業務対応で、緊急を要する場合は、一般質問に対する答弁等、議事の進行に支障のない範囲で、許可なく議場の出入りを許します。  なお、必要に応じて会議を休憩することがありますので、関係各位は御承知おき願います。  次に、写真撮影の申し出がありますので、傍聴規則第9条の規定によりこれを許可いたします。        ────────────────────────────────────                      午前10時13分開議 △開議の宣告 ○議長(神谷大蔵君) ただいまの出席議員数は24人であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(神谷大蔵君) 日程第1、一般質問を行います。  今期定例会では15名の通告者がございます。通告順に従って質問を許します。  ここで、質問者並びに答弁者に申し上げます。  質問者は重複質問を避けるとともに、質問内容を端的に表現されますようお願いいたします。  また、執行部答弁につきましても、質問の内容を的確に捉え、明瞭、簡潔にされますようお願いいたします。  初めに、13番議員木村修寿君。                    〔13番 木村修寿君登壇〕 ◆13番(木村修寿君) 皆さんおはようございます。  令和2年3月定例会におきまして、一般質問をさせていただきたいと思います。  まず最初に、新型コロナウイルスが大変な状況に至っているところでございます。一刻も早く終息を願いたいと思っておる次第でございます。  市役所関係者、また我々市議会議員も、この問題を最優先し対応に取り組んでいきたいと思っている次第でございます。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  まず1番目に、道路行政でございます。  (1)としまして、市道1-62号線について質問をいたします。  市道1─62号線については、高山中学校へ通学する生徒の通学道路であります。また、真瀬地区と島名地区を結ぶ生活道路でもあるところでございます。  高山中学校下から圏央道の橋梁隧道までの約200メートルについて、平成30年3月市議会の一般質問の中で、西谷田川の改修工事に伴いかけかえが予定されており、その改修工事にあわせての道路改良工事の実施に向けて進めていきたいと考えていますと、答弁をいただきました。  その後、その進捗状況についてはどのようになっているか、お尋ねをしたいと思います。  次に、(2)の都市軸道路について質問をいたします。  真瀬丁字路の国道354号線から、つくば赤浜線旧354号線のつくばみらい市の福岡地内の未整備区間約1キロについて、現在、どのような進捗状況か、お尋ねをしたいと思います。  次に、(3)国道354号バイパス整備早期事業化及び現道の4車線化整備について質問をいたします。  県道つくば真岡線真瀬入り口交差点から学園東大通り大角豆交差点に至る区間については、平成11年度に都市計画決定しております。このうち、真瀬入り口交差点から新都市中央通り線までの区間につきましては、平成25年度に開通しているところでございます。  新都市中央通り線から学園東大通り大角豆交差点までの現在の進捗状況についてお尋ねをしたいと思います。  次に、2番目の児童クラブについて質問をいたします。  児童クラブは、放課後に保育を要する児童の安全を守る場であるとともに、児童が自立するための成長支援、健全育成を実践する場所でございます。  以下のことについてお尋ねをいたします。  (1)としまして、児童クラブ数についてお尋ねいたします。公設公営、公設民営、民設民営等についてお願いいたします。  (2)としまして、指導員確保についてはどのようにやっているか、お尋ねをしたいと思います。  また、(3)としまして、今後の児童クラブ新設クラブについてはどのようになっているか、お尋ねをしたいと思います。  次に、3番目の高齢者運転免許自主返納支援事業について御質問をいたします。  高齢者の交通事故防止対策として、高齢者が自主的に運転免許を返納していただいた場合に支援する事業でございます。返納者数及び周知方法についてお尋ねをしたいと思います。
     次に、4番目の公園整備事業について質問をいたします。  島名・福田坪区画整理事業内に計画しております、2号、3号近隣公園整備スケジュールについてお尋ねをしたいと思います。  以上、1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) 市道1-62号線の道路改良工事については、西谷田川にかかる高山橋の改築工事にあわせて実施することになるため、令和元年度は高山中学校から圏央道までの区間の実施設計を行いました。令和2年度以降、用地測量、用地買収を行い、その後、高山橋改築工事の進捗を見据えて、道路改良工事を進めていきます。  なお、高山橋の改築工事については、事業主体である茨城県土浦土木事務所に確認したところ、橋梁の設計が完了しており、令和4年度末の完成を目指して進めるとのことです。  都市軸道路については、国道354号真瀬丁字路交差点から一般県道赤浜谷田部線までの1,040メートルのうち、真瀬丁字路からつくばみらい市行政界までの80メートル区間は茨城県土浦土木事務所が、残り960メートル区間はつくばみらい市が整備する予定となっており、いずれも用地買収は完了しています。  つくばみらい市域内については、埋蔵文化財調査軟弱地盤対策が必要なため、平成29年及び平成30年度に発掘調査を実施し、令和元年度は発掘資料整理、地質調査及び解析調査業務を行っており、令和2年度から地盤改良工事に着手していくと伺っています。  なお、つくば市域内については、つくばみらい市域内の道路改良工事にあわせて実施するとのことです。  国道354号谷田部バイパスの進捗状況については、約7.6キロメートルのバイパス計画区間のうち、真瀬丁字路交差点から新都市中央通り線までの区間約2.1キロメートルは、平成24年度に供用開始しました。  新都市中央通り線から島名・福田坪土地区画整理事業区域界までの約0.3キロメートルは、平成26年度から整備が進められています。  また、島名・福田坪土地区画整理事業区域界から県道取手つくば線までの約1.8キロメートル区間は、令和元年度事業に着手し、路線測量、地質調査、道路詳細設計等が進められています。  残る県道取手つくば線から学園西大通り稲荷前交差点までの約3.4キロメートル区間は、事業中区間の進捗状況や周辺交通量の動向などを見きわめ、事業化を検討するとのことです。  次に、平成15年度に事業化された谷田部東拡幅整備については、学園西大通り稲荷前交差点から学園東大通り大角豆交差点までの約2.5キロメートル区間のうち大角豆交差点から梅園二丁目南交差点までの約400メートルが優先整備区間とされ、用地取得が完了した区間については早期に工事に着手するとのことです。  次に、高齢者運転免許証自主返納者数については、平成30年度は255人で、令和元年度は1月末現在423人の方が返納しています。  また、高齢者運転免許自主返納支援事業の周知方法については、警察署・窓口センター等へのチラシの配布やホームページの掲載のほか、交通安全教育指導員による高齢者交通安全教室においても周知を図っています。  最後に、島名・福田坪地区の2号及び3号近隣公園については、土地区画整理事業者である茨城県が用地の一次造成を行い、令和4年度ごろに市が引き受ける予定であり、整備については、周辺の土地利用の進捗状況を勘案しながら順次行っていきます。 ○議長(神谷大蔵君) こども部長中山由美君。                  〔こども部長 中山由美君登壇〕 ◎こども部長(中山由美君) 児童クラブ数については、令和元年度4月1日現在、公設公営が44クラブ、指定管理者が2クラブ、保護者会運営の公設民営が8クラブ、民設民営が50クラブで、合わせて104クラブとなっています。  なお、令和2年度の児童クラブ数は現在集計中ですが、公設と民設ともにふえる見込みとなっています。  指導員確保については、児童40名に対して3名の配置を基準として公募をしていますが、勤務時間帯が一般家庭の夕食準備などの多忙な時間帯に当たるため、必要な人員が集まりにくいという課題があります。この課題を解決するために、平成28年度から賃金の引き上げを毎年度実施しています。  また、平成30年度に開所した秀峰筑波、学園の森、みどりの学園児童クラブの指導員の配置については、一括して民間事業者に委託する手法を導入し、人員の確保に努めています。  今後は、市の公募手法をふやすとともに、民間事業者への業務委託を拡充して人員を確保できるようにしていきます。  今後の新設クラブについては、つくばエクスプレス沿線開発による人口増加に伴う新たな小学校建設にあわせて、学校敷地内等児童クラブ専用施設の建築を計画しています。  また、市全域においても、待機児童の発生や児童クラブの需要の増加が見込まれる小学校区については、児童クラブ室を増築するなどして公設の児童クラブ数をふやしていく予定です。  なお、今後の児童数増加や高まる児童クラブへのニーズに対応するために、積極的に民間事業者も誘致していくことから、新設の民間児童クラブ数も増加していく見込みとなっています。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) それでは2次質問または要望等をしたいと思います。  まず最初に、道路行政の市道1-62号線の高山橋の改修工事についてでございます。  この地域は、上河原崎・中西地区の区画整理事業が現在行われている地域でございます。  事業地内からの雨水排水の増加も見込まれると思います。また、大雨のときや、令和元年の台風19号のときなどは河川から溢水し、田が湖のようになり、河川の改修が必要なところもございます。 令和2年度は、設計等を行い、順次高山橋の改修工事を行っていくと思いますが、かけかえ等が行われた場合、循環路等が必要なことが発生するかと思います。その場合、橋並びに道路、また中学生の通学道路でもあり歩道等も必要になるかと思いますので、その場合、地域住民に対しましてどのような対応を考えているのか、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 地元の皆さんへの説明会につきましては、高山橋改築工事の事業主体である土浦土木事務所とともに、道路改良工事についての説明会を検討したいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) ぜひ地元区会、そして高山中学校PTA関係者等にも、説明会の開催をお願いしたいと思います。  また、この河川改修については、高山橋から北へ約2キロぐらいなんですが、県道土浦坂東線の中別府地内までの改修工事も計画されておりますので、今後、早く事業化されるように要望いたしまして、この件については終わりたいと思います。  次に、都市軸道路についてお尋ねいたします。  この都市軸道路は、つくば市から埼玉県三郷市の外環状線の国道298号線を結ぶ広域幹線道路でございます。また、この沿線道路内には、現在進めております圏央道の(仮称)つくばスマートインターチェンジ、また常磐道の新規事業化になりました、つくばみらい市のスマートインターチェンジとともに、この地域のアクセスが向上する地域でもあります。また、さらに企業誘致の促進が期待されるところでもございます。  また、県外からの筑波山周辺の地域の来訪者に対し渋滞を回避した周遊ルートが確立され、観光地へのアクセス性が向上しまして、観光振興も期待されるところでございます。  千葉県の柏たなか、あと柏の葉キャンパス、または流山周辺の都市軸道路については、かなり供用が開始されているところでございます。  ところで、この都市軸道路の整備を促進するために、つくば市の取り組みでございますが、どのように考えているのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 市の取り組みとしましては、つくば市、つくばみらい市、守谷市、千葉県流山市、柏市の関係5市で構成する千葉・茨城都市軸道路整備促進期成同盟会におきまして、令和元年度の8月に、茨城県知事及び千葉県知事に整備促進について、また2月には国に対して整備予算の確保について要望活動を実施したところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 同盟会において整備促進を図っているとのことでございます。  また、先ほどの御答弁の中で、令和2年度は地盤改良工事に着手していくとのことでございますので、土浦土木事務所並びにつくばみらい市、ともに連携をしまして、早期に供用開始されますよう要望いたしまして、この件については終わりたいと思います。  次に、国道354号線谷田部バイパス整備事業について御質問をしたいと思います。  谷田部バイパス整備事業についてでございますが、この道路は、谷田部市街地における交通渋滞の緩和やつくばエクスプレスの沿線開発における交通軸の形成などを目的に、バイパス整備を図る事業でございます。  今回、事業化されました新都市中央通り線の区画整理地内から県道取手つくば線までの取手つくば線交差点付近には、老人ホームや多数の家屋等が立地しているところであります。用地取得に長期間を要するような課題もあるかもしれませんが、よろしくお願いしたいと思います。  残る県道取手つくば線から学園西大通りまでの区間、一刻も早く事業化されますようお願いしたいと思います。  また、現道の354号線は渋滞が著しく激しく、つくば市上横場の学園病院前の交差点につきましては、右折ラインの設置工事も行われると聞いております。また、大角豆地内も用地取得が完了した区域間については、4車線の工事に着手するとのことですので、茨城県土浦土木事務所と連携をしまして、整備事業が進むよう、よろしくお願いしたいと思います。  この件については終わりたいと思います。  続きまして、児童クラブについて質問をいたします。  児童クラブにつきましては、公設民営の児童クラブは父母会で運営をしているような状況ですが、父母会で運営している児童クラブの指導員の方にお聞きしますと、指導員を確保しても、雇用してすぐやめてしまう、また、シフトの調整が大変であるとのことです。また、市役所等に報告する会計処理などの事務等がありますので、保護者の負担が多い状況にあるとのことで、保護者の方も大変苦労しているところでございます。  保護者の負担を減らすために、つくば市で運営してほしいと相談を受けたことがあったところでもあります。主要な施策としましては、保護者会運営児童クラブの公営化を進めていると思いますが、現在の進捗状況、どのようなことになっているか、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 児童クラブの公営化につきましては、保護者の負担の軽減を目的としまして、平成29年度から開始いたしました。希望する全ての保護者会運営児童クラブの公営化の手続は、令和元年度末で完了する予定です。  これまでの状況は、平成29年度当初の茎崎第1、第2小児童クラブの公営化を初めといたしまして、平成30年度当初に春日小、谷田部南小、作岡小児童クラブ、さらに令和元年度当初には沼崎小、それから要小、葛城小児童クラブを公営化いたしました。また、令和2年度当初に柳橋小児童クラブを公営化する予定です。  なお、現時点で公営化を希望していないクラブが5カ所あります。将来、保護者会が公営化を望むことになった場合は公営化を進めていく予定とすることとしております。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 次に、最寄りの児童館を管理館として市が事業を実施するというサテライト方式による公営化を進めていると思いますが、このサテライト方式の導入状況と具体的な仕組みについて、改めて再度お尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) サテライト方式による公営化の状況についてですが、秀峰筑波児童クラブに統合された作岡小児童クラブを除いて、公営化した全ての児童クラブにおいては、この手法を用いています。  具体的には、公営化を実施するクラブの最寄りの児童館を管理統括する館として当該クラブの指導員を市が直接雇用して保育事業を実施する手法となります。  ただし、令和元年度から公営化を開始した沼崎小と要小については、保護者会の要望により、管理統括する児童館は設けていますけれども、保育に当たる指導員の配置については民間事業者に委託するという新たなサテライト方式の仕組みを取り入れました。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 指導員確保については、勤務時間帯が夕方の多忙な時間帯なので確保が大変だと思います。民間事業者に委託するという新たなサテライト方式を取り入れた仕組みは、今後の運営の中で大変重要なことだと思います。  また、新たな小学校建設にあわせて児童クラブを整備しなければならないところもございますので、今後よろしくお願い申し上げまして、この件については終わりたいと思います。  次に、高齢者運転免許自主返納支援事業について質問をいたします。  高齢者ドライバーをめぐっては、平成31年4月に東京池袋で車が暴走し母子が死亡した痛ましい事故が記憶にあるところでございます。  警察庁では、道路交通法を改正して、一定の違反歴がある高齢者に対し、免許更新時に運転技能検査の義務づけを目指すほか、衝突被害軽減ブレーキなどを備える安全運転サポート車が条件の限定免許の導入方針も固めるなど、対策強化を急いでいるところでもあります。  そんな中、支援事業でございますが、高齢者の運転免許の自主返納支援事業につきましては、高齢者の交通安全教室等においても周知をしているとのことでございます。  返納者に進呈している乗車券の内訳件数についてはどのようになっているか、具体的に再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 贈呈しています乗車券の内訳件数については、平成30年度は、つくバスの乗車券が114件、つくタクの乗車券が184件の合計298件でした。また、令和元年度については、1月末現在、つくバスの乗車券が91件、つくタクの乗車券が131件、関東鉄道株式会社路線バスの乗車券が54件、パスモカードが205件の合計481件となっております。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) また、茨城県においても高齢者の運転免許の自主返納者に対しまして何か事業を行っているのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 茨城県では、事業に協賛している店舗において、飲食代やタクシー料金の割引など各種サービスの提供を受けることができる高齢運転者運転免許自主返納サポート事業を平成30年3月から行っています。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 飲食代やタクシー料金の割引等を行っているという答弁をいただきました。  つくば市内では、この協賛の店舗数、どのくらい登録しているのか、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 当事業に協賛している市内の店舗数については、令和2年1月末現在で23件が登録されており、茨城県全体では305件が登録されています。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) つくば市内で23件登録されていると、茨城県全体では三百数件とのことでありました。ありがとうございました。  この高齢者の免許返納支援事業、今後も茨城県及び警察署と連携しまして、事業の充実を図っていただきたいと思います。  また、高齢者の方々にも制度の周知を、シルバークラブと連合会とか高齢者サロン等を、市の行事でありますので、そういうところを利用しまして周知を図っていただきたいと思います。よろしくどうぞお願いしたいと思います。  続きまして、公園整備についてですが、区画整理事業につきましては、私が言うまでもありませんが、地権者からその権利に応じまして、少しずつ土地を提供、減歩してもらいまして、この土地を道路や公園などの公共用地に充てるほか、その一部は保留地を売却いたしまして整備工事などの事業資金に充てるような事業であります。  そういった中、島名・福田坪の2号、3号公園、令和4年度ごろに市が引き受けるという答弁でございましたが、島名・福田坪の区画整理事業は令和6年度に区画整理が完成する予定でございます。  そういったことも鑑みながら、早期に整備できますようお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。よろしくどうぞお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) これにて木村修寿君の一般質問を終結いたします。  次に、18番議員大久保勝弘君。                    〔18番 大久保勝弘君登壇〕 ◆18番(大久保勝弘君) 18番議員、つくば市政クラブ大久保勝弘から、発言通告書に基づきまして、5事項19項目にわたりまして質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  まず1点目でありますが、スポーツ施設と新しいまちづくりについてお尋ねいたします。  昨年はラグビーで盛り上がりまして、ワンチームという言葉が話題となりました。令和2年は東京2020オリンピック大会を迎えますが、前回大会以来56年ぶりです。スポーツで社会環境の変化と経済効果があると、私は考えております。
     つくば市のスポーツ施設の整備推進方法について、以下、4項目にわたりましてお尋ねいたします。  まず、(1)であります。先日、全員協議会でも説明いただきましたけれども、上郷高校跡地の陸上競技場整備基本構想計画と総予算額、完成予定、地元住民説明会と整備等の取り組みの状況についてお尋ねいたします。  (2)です。スポーツ施設を高エネ研南側未利用地に整備する要望が調査特別委員会から出た場合、上郷高校跡地の陸上競技場整備基本構想との関連性について。  (3)、令和2年度の茨城県の予算編成に対する要望書について、全国的なスポーツ競技大会やプロスポーツ大会の実施できる県南地域が拠点になるような施設を要望しておりますが、12月の定例会の答弁では、①施設規模の内容、②候補地、③県に全て整備要望ですかという質問をいたしましたら、まず県が主体となって整備すべきとの答弁がございました。高エネ研南側未利用地を候補地とする考え方、また県、周辺市町村との広域連携で整備をする考え方についてお尋ねいたします。  (4)です。水戸市に5年後に収容1万5,000人のサッカースタジアムの建設が計画されております。予算案は100億円規模で、水戸市と連携して将来のまちづくりを目指して取り組むとのことです。つくば市の将来のスポーツ振興と新しいまちづくりのビジョンについてお尋ねをいたします。  2点目です。  県民の自慢世論調査について。2019年の世論調査の結果では、1位が国営ひたち海浜公園、2位がメロンであります。3位が袋田の滝、4位が納豆であります。5位が、ここへ来て筑波研究学園都市、6位が筑波山、7位が干し芋であります。そして8位が鹿島アントラーズ、9位が水戸黄門、10位が鹿島神宮のトップテンでした。国営ひたち海浜公園が3年連続で1位であります。御存じのように、春のネモフィラ、秋のコキアの光景のすばらしさが新たな県を代表する魅力として定着しており、産業、観光振興につながっております。  そこで2項目であります。  (1)であります。つくば市の5番目の筑波研究学園都市、6番の筑波山の魅力をトップに上げる戦略、また順位を上げていくという戦略はどんなふうに考えているか。  (2)であります。自慢のできる商品開発についてお尋ねいたします。  次に3点目であります。  新型コロナウイルス肺炎についてであります。  私が2月3日に作成した資料なんですけれども、現在は世界47カ国、日本は919名、そして死者が8名というニュースがけさも出ておりました。クルーズ船で705名という大きな問題になっておりまして、先ほどもお話が出ているとおりでございます。  中国の湖北省の武漢市において新型コロナウイルスの感染が始まりまして、現在は感染が拡大して世界に拡散しております。  厚生労働省、当初は発熱や上気道症状を引き起こすから、マスクや手洗い、うがいをしましょうということを呼びかけておりました。  茨城県でも茨城空港の運休、つくば市には河北省から23人の行政視察が中止になりました。市内のホテルもキャンセルなど影響が大変大きくなっておりまして、現在では学校まで、安倍総理がきのう発表しておりますけれども、2日から臨時休校と、こんな形に発展してまいりました。大変な大きな世界の問題であります。  そこで4項目質問いたします。  (1)、つくば市の外国人定住者数と国数、また中国と多い国のベスト5を教えてください。  (2)、市民への周知徹底と感染予防対策について。  (3)、新型コロナウイルスの感染が疑われる患者が確認された場合の指定医療機関病院と対応行政マニュアルについて、どのような対応をするのか。  (4)、患者が陽性と確定したときの支援体制や管理方法、医療費の助成については、どういう方法を考えているか、お尋ねしておきます。  4点目であります。  市長公約事業ロードマップについてお尋ねいたします。  市長公約ロードマップについては、82の基本的な事業計画がありますが、その進捗状況と、進捗状況の一部であります7項目、最終見通しについてお尋ねいたします。  少し全体のおくれというのが、令和元年6月のデータしかわかりませんから、ホームページから拾い出しまして、その中から抜粋した一部でございます。  (1)、まず4番の市長特権の退職金、1期2,000万円、3期6,000万円の廃止についての考え方、前回も質問いたしております。  (2)、11番の女性管理職の積極的登用のためのワークライフバランスの支援について。  (3)、16番に該当しますけれども、男性の育休取得を支援する企業へのサポートについて。  (4)、21番の「教育行政のための教育」から「教育のための教育行政」への教育委員会改革と書いてありますから、この辺の改革についてお尋ねいたします。  (5)、27番のいじめ対策チームによる、いじめの徹底防止と解消、ここも大きな問題になっております。  (6)、34番目の廃校跡地等利用した高等支援学校誘致と、つくば特別支援学校の混雑緩和のための分校利用について。  (7)、58番の廃校等を利用した地域農家が食材供給するファーマーズビレッジの設立について。  5点目でありますが、総延長180キロ、つくば霞ヶ浦りんりんロードについて。  茨城県はりんりんロード、霞ヶ浦湖岸道路を含んだサイクリングコースを地方創生と地域振興策の核としております。土浦市も先日、我々も研修いたしましたが、積極的に施策を展開いたしております。  以下、2項目についてお尋ねいたします。  (1)、つくば市の自転車を活用した観光誘客の取り組みについて。  (2)、りんりんロードの利用推進方法及び筑波山麓に管理施設と大型駐車場を整備するとの考え方についてお尋ねいたします。  以上です。よろしくお願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 陸上競技場整備基本構想については、つくば市の陸上競技場のあり方を検討し、機能・規模及び基本的方向性を示した基本構想を策定するものです。また、概算整備費用や整備スケジュール等については、基本構想を策定する中で検討していきます。  地元住民説明については、平成31年2月に実施した陸上競技場整備に関する学校跡地調査の結果、上郷高校跡地が最も高い評価を得たことから、令和元年6月14日に開催した区長説明会、7月2日の公有地利活用方策検討会、7月5日、6日の2日間にわたり開催した地元説明会において、調査結果や今後の取り組みなどについて説明しています。  なお、現在の取り組み状況については、基本構想策定のため、年度内での支援業務委託の契約締結に向け手続を進めています。  次に、高エネ研南側未利用地でのスポーツ施設の整備と陸上競技場整備基本構想との関連性についてですが、今回の基本構想では、昨年度の学校跡地調査の結果を踏まえて、上郷高校跡地活用の検討を行うこととしていました。  しかし、議会において高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会が設置され御議論いただいている状況でもあるため、まずつくば市として、あるべき陸上競技場について検討した上で、その後、立地場所や施設内容などについて検討していきます。  次に、県南地域の拠点となるスポーツ施設について、候補地も含め、県レベルで広域的な観点から検討すべきと考えていますが、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の意見等も伺っていきます。  また、県、周辺市町村と広域連携による整備については、まずは県の計画に盛り込んでいただく必要があると考えていますので、今後、県と協議の場が設けられた場合、その中で検討していきます。  次に、つくば市の将来のスポーツ振興と新しいまちづくりのビジョンについては、平成31年2月に中間見直しを行ったつくば市スポーツ推進計画において、「スポーツでつながるまちつくば」を基本理念として、スポーツ振興を図っています。  その実現には、市民の健康や体力増強を図るためランニングコースなどの整備や、市内各地にある既存施設の有効活用を図るため計画的な改修や修繕など、市民が身近な場所でスポーツを行うことができ、スポーツを通じて市民がつながり合い、交流が促進されるような環境整備が重要と考えています。  次に、つくば市の外国人の人数と国数については、令和2年2月1日現在の住民基本台帳における外国人の人数は1万136人で、136の国籍・地域となっています。  国籍・地域別の順位は、上位から中国3,468人、韓国899人、ベトナム782人、インド521人、フィリピン425人となっています。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 研究学園都市や筑波山の順位を上げることについては、研究学園都市の科学を生かした本市ならではの観光プログラム、つくばサイエンスツアーの充実を図るとともに、筑波山においても自然環境を生かした観光プログラムを推進し、県内外に筑波山地域の魅力を積極的に発信します。  また、現在、茨城県が進めている筑波山・霞ヶ浦広域エリア観光連携促進事業において、新たなツアープログラム等の開発など広域的な観光の推進やイメージアップに取り組んでいきます。  次に、自慢のできる商品開発については、つくばコレクション事業においてすぐれた物産品を市が認証し、お土産や贈答品として推奨しています。また、商工会や物産会、観光コンベンション協会と連携し、食のイベントの開催や都内での物産品PRなどを行っています。  今後も、ワイン・フルーツ酒特区や、令和2年1月に施行したつくば市地酒等による乾杯の推進に関する条例等を効果的に活用し、関係機関と連携しながら、魅力ある商品の開発に向け事業を展開していきます。  次に、自転車を活用した観光誘客の取り組みについては、現在、つくば駅及び筑波山口でレンタサイクル事業を行っており、年間で約5,300台の利用があります。また、市内九つのコースのサイクリングガイドマップを作成し、ウエブサイトで発信しています。  さらに、令和元年11月にはつくば霞ヶ浦りんりんロードが国土交通省の第1次ナショナルサイクルルートに指定されており、今後も茨城県や周辺自治体と連携し、国内外への情報発信や誘客促進の取り組みを進めていきます。  最後に、つくば霞ヶ浦りんりんロードの利用推進方法については、つくば霞ヶ浦りんりんロード利活用推進協議会の中でPR・誘客部会、広域レンタサイクル部会、施設整備部会の各部会に参加し、国内外への情報発信や誘客イベント、オリジナル商品の開発等に取り組んでいます。  筑波山麓への管理施設と大型駐車場の整備については、茨城県が平成30年度から筑波山口の筑波休憩所周辺の駐車場の見直しやトイレの改修、広域レンタサイクル貸出拠点の設置など管理施設の全面的な改修を検討しています。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 新型コロナウイルス感染症については、手洗いが重要であることや、国内での発生状況や電話相談窓口、外国語で対応できる医療機関などの最新情報を提供できるよう、市のホームページから厚生労働省や茨城県のホームページへのリンクを張っています。  感染症予防は、手洗いやマスクの着用を含む咳エチケット、うがいなどの対策が重要であり、庁舎の出入り口に手指消毒液を設置しています。  今後は、国や県の最新情報を周知するとともに、市報や区会回覧で予防方法等を周知していきます。  感染が疑われる患者については、つくば保健所を経由して県が指定する帰国者・接触者外来で診察治療を受けることになります。保健所はマニュアルに沿って対応しており、随時関係機関を集めて会議も開催されていることから、つくば市もその指示に従って対応していきます。  県知事は、新型コロナウイルスが感染症法の指定感染症に指定されていることから、患者が陽性と確定したときには、感染症法に基づいた入院をさせます。加えて、県知事は、感染症患者がいた場所等について管理者に対し消毒を命じることができます。患者が入院した場合には、医療費の自己負担分は公費負担となります。 ○議長(神谷大蔵君) 市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 市長公約事業ロードマップの推移についてお答えします。  当市の退職金事務は、県内全市町村で組織される茨城県市町村総合事務組合が一括で事務処理を行っています。退職金を廃止するためには、県内全市町村長の同意が必要などの課題があることから、実施に向けた検討を進めているところです。  女性管理職の積極的登用のためのワークライフバランス支援については、長時間労働の是正を目標に掲げています。目標値とした年間480時間を超える時間外勤務者数については、平成28年度から年々減少していますが、目標値には達していないことから、評価をおくれとしたものです。  今後も全庁的な業務改善を積極的に行いながら、長時間労働の是正を図り、女性が働きやすい職場環境づくりを進めていきます。  男性の育休取得を支援する企業へのサポートについては、市内企業に向けて、育児休暇を含めたワークライフバランスに関する情報発信を行っているほか、企業訪問時にヒアリングを実施し、現状把握と制度周知に努めています。  今後も、市内企業に対し、国や県等の支援制度の周知を含め、啓発活動を行っていきます。  なお、つくば市職員においては、2週間以上の育児休業100%取得を目標としており、対象職員とのコミュニケーションを深めるなど、休暇をとりやすい環境づくりを進めてきました。それにより、平成30年度取得率は28.9%となり、地方公務員の全国平均5.6%を大きく上回っています。  教育委員会改革については、総合教育会議において約2年間にわたり丁寧に議論を重ね、今後の教育の根幹となるつくば市教育大綱の策定を進めているところです。今後、教育大綱の理念の実現に向けた取り組みを計画的に推進するため、第3期つくば市教育振興基本計画を教育委員会が定めます。現在、教育局では、教育振興基本計画策定委員会を設置し、令和2年度中の策定に向けて協議をしています。  いじめ対策チームによるいじめの徹底防止と解消については、学校のいじめに対する定義が変わったこと、かつその理解が進んだこと、教員が子供たちの生活の様子を注意深く観察していることなどから、平成30年度の認知件数は義務教育学校前期課程を含めた小学校が1,778件で、前年度比約6.7倍、同じく後期課程を含めた中学校が348件で約2倍となりました。  平成30年度のいじめの解消率については、文部科学省がいじめ防止等の基本指針で示している解消の要件、いじめに係る行為がやんでいること、被害児童生徒が心身の苦痛を感じていないことに基づくと100%となっています。  しかしながら、いじめが解消している状態とはあくまで一つの段階にすぎず、解消している状態に至った場合でも、いじめが再発する可能性が十分にあり得ることを踏まえ、学校と教育局で連携を図りながら注意深く観察しています。  今後も、各学校の効果的な実践の共有や具体的な事例研修などを通した教員の指導力向上を図り、いじめの解消はもちろん、未然防止にも継続して取り組んでいきます。  つくば特別支援学校の混雑緩和については、県庁に直接出向き、児童生徒数増加の状況や市民の声を説明するとともに、つくば特別支援学校の教室不足を解消するための施策を、県立特別支援学校次期整備計画に加えていただくよう要望してきました。  県からは、つくば特別支援学校の過密状況を把握し、対応策を考えていると伺っています。県が検討している計画は、令和元年度末に公表される見込みであることから、新たな計画が公表され次第、その結果を踏まえ、市としての対応を改めて判断したいと考えています。  廃校等を利用したファーマーズビレッジ設立の進捗状況については、旧筑波東中学校をジオパークの拠点施設やファーマーズビレッジの候補地として令和元年8月にサウンディング型市場調査を実施し、民間事業者から3件の活用アイデアが提案されましたが、ファーマーズビレッジの設立に結びつくような提案はありませんでした。  引き続き、民間事業者からの提案は随時受け付けており、現在も関心を示している事業者との意見交換を行っています。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 御答弁いただきましてありがとうございました。  順次、再質問させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  まず、1番目のスポーツ施設と新しいまちづくりのところですけれども、上郷高校跡の陸上競技場基本整備計画のところですけれども、この間、全員協議会でいただいた資料見ておりますと、400メートルのトラック、第3種か第4種という書き方ありました。収容能力は730名、芝を入れまして1,500名。これは、周辺の土地を買わない場合の現状での計画、駐車場90台。周辺の土地を少し購入して運営しようという計画もありました。1,000台収容、芝が2,500名、トータルで3,000名ぐらいの収容、お客さんを入れていきたいと、こんな計画のようでございます。  そこで、基本計画ですから、どういうつくり方をするのかというところを少し確認したいんですが、基本的な形ですけれども、1,500名の現状で設計図をつくるのか、周辺を入れてつくるのかということが一つ。  それから二つ目は、総予算が少し今の答弁では見えにくいのでありますが、予算を当初からつけるのではなくて、今のお話聞いていますと、検討していく段階で計画をしますと、スケジュールも含めて、そのような表現に聞こえたんですが、その辺は具体的には、今現在はないのかどうか。  地元説明会について、今聞きますと6月14日に区長説明会をやったよと、公用地利活用方策検討会についても7月2日にやったと。7月5日、6日で地元説明会をやりましたとのことですが、説明した内容、それからお客さん、説明した会場からどんな意見が出たのか、ここを少しお尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) まず1番目の周辺を入れるのかという御質問についてでございますが、先ほども御説明したとおり、まず、そういうことも含めまして、基本構想をつくるわけです。  初めに、基本構想の中では、どういう陸上競技場がつくば市としてふさわしいかという陸上競技場のあり方を検討して、その中で機能や規模及び基本的方向性とか示した上で、次の段階で候補地の選定を行います。  そういうことでございますので、現時点では、周辺の、上郷高校に限定しているわけではございませんので、敷地を入れるということについては未定でございます。  次に、総予算についてでございますが、こちらも今申しましたとおり、基本構想でつくば市のあるべき陸上競技場を考えた上で事業を進めていくわけでございますので、現時点については、その基本構想ができた中でいろいろな施設の配置や規模が決定してから、委託業務の中で工事費がしっかりと出てくると考えております。  また、地元説明会では、学校跡地調査の結果、上郷高校跡地が総合的に最も高い評価になったということで、あの時点では御説明をしております。今後、陸上競技場整備に関する考え方を整理しながら、市の方針と対応を定めていく作業を進めていきたいと説明しております。  その地元説明会の中で、御意見としては、周辺のインフラ、陸上競技場ができることによって、もう少しインフラの整備を考えていただければというお話はございましたが、地元の方からこの陸上競技場について反対だという御意見は出ませんでした。
    ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 金額1,200万円かけますので、聞いている範囲では、今のところ正確な、上郷という行き方でなくて、基本的な陸上競技場の図面を書くと聞こえるんですが、私にすれば、少しどうかなという感じを持ちます。わかりました。  次に、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会で、具体的に高エネ研南側未利用地のほうがいいかなという空気も流れているわけです。そこで、上郷高校跡地に陸上競技場の基本構想がつくられるという流れになっていますので、この辺の関連性、例えば話が変わりますけれども、基本構想が3種か4種なんです、今。例えば基本構想がまだ、少し大きくしようという形になってきた場合は2種、1種というのがあります。  1級というのは、平成30年3月定例会で私が質問したときには、笠松運動公園のような運動公園をつくりたい、こういう要望をしておりました。これは1種ですよね、笠松運動公園は。したがって、1種と2種があって、現在は3種と4種を、どちらかをつくろうということで、簡単に言えば陸上競技場ができる、あとは観客席は余りこだわらないと、こんな印象になるわけです、結果的に。この辺のところは、関連性と余り考えないのか、先ほど少し考えるような感じもありました。  中にあるべき陸上競技場を検討したいんだと、こういう表現が出てきましたので、市長に聞きますけれども、市長どうですかね、今聞いていまして。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 部長答弁のとおりでありますので、基本構想でどういったものかというものをまず打ち出していくということが最初だと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ちょっと話が戻りますけれども、売却ということが最近は出てこないですが、売却ということは考えているんですか、いないんですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 所信表明でも申し上げましたが、今議会の高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会ができておりますので、そこでの議論等を注視していきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ここ大事なところなんですね。高エネ研南側未利用地を利活用しようというような動きの中で、市長がどうしても売却ということで走っていますと、去年の答弁のときは一日も早い売却、6,000万円と、こういう話をしていましたので、そこに戻ってきますと話が混乱しますから、ちょっと確認の意味であります。  続いて、県の予算編成を要望しました。全国的にということで先ほど答弁ありましたからわかりましたけれども、その文章の中で、県がどちらかといえばこちらに寄って、話が来れば相談に乗るというような表現に聞こえましたが、県が陸上競技場について一緒にやりましょうということを言ってくる可能性は考えられるんですか、市長。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 繰り返しになってしまいますが、基本構想の中でそういったことも考えていく、どういうものが、つくば市の陸上競技場として必要かということを考えていくということであります。  私の公約については、記録のとれる陸上競技場を整備するということであります。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 先ほど、部長からの答弁では、県と協議の場が設けられた場合は検討すると、このような部長の答弁があったんですよね。ですから、県がこっちに寄ってこないと最終的な話は進まないと聞こえたものですから、今お尋ねしたんです。  答弁の内容が今違うんですが、もう一つ、つくば市からは、この大きい陸上競技場で大会ができるということを要望しているわけですから、しかも御丁寧に笠松運動公園のようなとのことで、私も質問し、表現しています。ですので、簡単に言えば1種を要望しているように感じたんですが、その辺は、向こうから来ない場合、こちらから働きかけはしていくんですか、推進するんですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 県への要望ですので、県に対してそのようなものを設置してほしいと要望しているということであります。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) それはわかりますよ。要望しているだけじゃなくて、先ほどの答弁の中で、もう1回繰り返しますね。  県が協議の場を設ければ検討しようということですから、向こうから来ないと話が進まないですよね、今この話は。したがって、私は、来ないとすればこっちから推進して、例えば先ほどちょっと触れていますけれども、高エネ研南側未利用地を使いましょうと、どうですかということで、広域という話もしていますけれども、県と我々が話し合って、話をそこに着地させるような方向の働きかけをする考え方はあるかということをお尋ねしています。その考え方があるかないかで結構です。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) あくまでも基本構想の中でどういったものがあるべきものかということを判断した上でとなると思います。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ちょっと話が私から見れば見えないんですが、市長が今言ったのは、記録会がとれるものがあればいいという論法なんですよね。ですから、第3種か第4種なんだと。ですよね。  ですから、話が二つになっていますよ。高エネ研南側未利用地を使った場合は、こちらから要望してありますから話が二つになっているからややこしいんです。  要望しているのは大きいのを頼むよと、県南に頼むよと、こういう勝手な表現です、私から見れば。つくばで頼む、県南に頼むよということですから、これが中途半端になっているのと、自分たちは上郷高校跡地を基本に設計図を書くという二つになります。ちょっと私が気になるのは、例えば、今1種、2種の話を少ししますと、市町村でつくっているのは、具体的には1種というのは笠松運動公園ですよね。ここは大きいですよね。2種から入ります。2種というのは、先ほど触れましたけれども、水戸ケーズスタジアム、これ水戸市が絡んでいるんですよね。2種で1万5,000人です。  ひたちなか市もできているんです。私もひたちなか市に行って、いろいろな市町村見てまいりました。ひたちなか市のパンフレットを持ってきておりますけれども、立派なパンフレットを市がつくっているわけです。こちらは那珂市です。これ持っています、全部つくっています。2種は県内に二つです。  3種になりますと、石岡市、古河市、日立市、龍ケ崎市と持っているんです。したがって、つくば市が3種か4種というんですから、記録会というのですから、簡単に言えば一番大きくない、これから見れば一番小さいですよね。世界に誇るつくば市とか、日本をとか、場合によっては、私は県をリードしていくのがつくば市だと思うんですよね。ちょっとしつこい質問になっているわけでございますけれども、ここは、今の答弁で行きますと、あくまでも基本計画にこだわっておりますから、ベースは上郷高校跡地のところにつくっていくというようにしか聞こえないんですけれども、あとは、その売却の問題も結論は向こうも、高エネ研南側未利用地も、議員の皆さんの意見を尊重してという形で答弁が出ておりますから、今のところどっち向いていくか、さっぱりわからないというのが私の印象なんです。したがって、やっぱり市がきちっと方向を決めていただいて、そして皆さんが検討いただいて、そしてどういうふうにしたらいいかということを進めていくというのが、私は大事ではないかということでちょっと質問をさせていただいております。  結論から申し上げますと、やっぱりスポーツで、先ほど冒頭で申し上げました、ラグビーにしても、サッカーにしても、最近はどんどん世の中が変わってきているわけですね。それによって、集中して、オリンピックもありますけれども、変わっていくという社会なものですから、私はぜひスポーツが一番いいんではないか、このような思いで申し上げておりますので、どうぞよろしくお願いしておきたいと思います。  2番目は、時間がありませんので、少し前に進めてまいります。  県民の自慢の世論調査についてでございますが、答弁いただきましてありがとうございました。  ここは要望にしたいと思いますが、国営ひたち海浜公園が58.3%で1位となり、約6割です。筑波研究学園都市は39.4%、筑波山は38.7%、伸びないんですね、筑波山も筑波研究学園都市も最近は伸びない。申しわけないですが、茨城県も7年連続の魅力度の最下位を走っているわけですから、ここはつくば市でカバーして、しっかりと自慢できるつくば市になっていただきたいという思いから、このような質問をしております。  少し話が飛びますけれども、県の予算を見てみますと、県では産業関連の中で常陸牛を世界トップのブランドにしようというような動きが予算化されております。一方では、県の大洗水族館、これは東日本随一のジンベイザメを購入して展示しようというような動きが見えます。日立市のかみね公園は、ジャイアントパンダをやろうというような知事の方向であります。  したがって、先ほど答弁いただきましたサイエンスツアーとか地酒とかワイン・フルーツとか今我々やっていますけれども、つくば市の場合、資源が豊富過ぎてなかなかやりにくいという部分もあるでしょうけれども、きちっとやっぱり方向づけができればよりいいのではないかということを含んで申し上げております。要望したいと思います。  それから3番目の新型コロナウイルス、きょうも恐らく会議をやられているということですから、きょう、恐らく全国的に、学校関係含んで大きな問題になっていると思います。対応が、日曜日挟んでの話ですから大変だと思いますけれども、1点だけちょっと御質問したいと思います。  一つは、安倍総理が小中高の学校を3月2日から臨時休校するということについて、つくば市はどういう動きをするのか。  それから二つ目は、けさニュースを見ていますと、お母さん方、若いお母さん方は、完全に2人で働いている家庭はお母さんが仕事に行けなくなってしまうと、どうしようということで心配しておったニュースがありました。こういう場合が当然発生するわけですから、この辺は市としてはどういう考え方を持っているか、ちょっとお尋ねしておきます。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 昨日の国、政府によります新型コロナウイルス感染症対策本部におきまして、安倍総理から、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週3月2日から春休みまで臨時休業を行うよう要請しますという発言があったということは承知してございます。  私どもとしましては、県の意向も聞きながら、両方、学校の話、保護者の話含めてでございますけれども、どういうことにしていくのか、こちらも対策会議を開いて検討していきたいと考えてございます。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 世界的な大きな問題になってしまいましたので、ここまで大きく話がなっていくと思わなかったんですが、やっぱり対応をしっかりしなきゃならないなと思いまして質問した背景がございます。速やかに、発生しないように、茨城県にも入ってきますし、つくば市にも、先ほど中国の全体の定住者も聞きました。全体の35%、中国の方が住んでいるわけですから、先日、私も中国の方とお話した経緯もありますけれども、その方は2年帰っていないよということですから、余りそういう話に触れてしまって申しわけなかったんですが、大勢います。  したがって、これは安全第一でありますから、早目に対応できるような方法で進めていただくことを要望しておきたいと思います。  4番目の市長公約について少しお尋ねいたします。  (1)のところですが、2,000万円、4,000万円、6,000万円の話ですが、市町村が全部了解しないとこれは実施できないんですか。市長。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 原則そういうことだと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ということは、市長は公約をつくるときに82項目を4年間でできるということを前提につくっているのに、3年が経過しても結論が出ない。自分のことですから、公約を決めるときは自分でそういう計算しているわけですね。そういうルールになっているのはわかっていると思うんですが、それでも結局結論が、答えが出なければ、自動的に市長は公約が実現できないことにつながっていくので、一番大事なところです。  ここはひとつやっぱりきちっと市長がみずから自分で言っているわけですから、公約にしているわけですから、大きなポイントになりますので、何らかの方法でできるような方法を考えるということは、できるんですか、できないんですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほど答弁したとおり、その方法を考えているところであります。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) わかりました。  私は82項目が100%達成となるように前回もお願いしておりますけれども、全82項目がそういう形で達成できるようにお願いいたします。  例えばこれが実現できないとなれば、大きな公約の実現ができないということにつながってまいりますから、ここはひとつしっかりと進めていただくことをお願いしておきます。  最後ですが、りんりんロードについて触れてまいります。時間がありませんけれども、申し上げます。  ここは、気になりましたのは、石岡市が結構派手にやっています。新聞記事など見ますと、直接りんりんロードには絡んでいないんですが、まちづくりの大きなポイントにして、自転車のまちをつくりたいということで、新聞でも報道されております、御存じだと思います。  したがって、私は土浦市と、今りんりんロードに絡むところはつくば市ですから、つくば市がしっかりと、拠点を沼田につくるようなお話を県と一緒に進めていきますよと今お聞きしておりますけれども、土浦市も大きくこれを見ますとなっておりますので、その辺は、つくば市が中心となるようなりんりんロードを、特に県が力を入れて、私もあそこをたまに歩いているんですが、きちっと整備をしております。  特に気になりますのは、今から桜が咲く時期で、ちょうどタイミングよく木も大きくなりまして見ごろになりますから、桜の時期とか季節ごとに何かイベントも挟みながら、りんりんロードを有効に活用いただいて、お客さんに来ていただく、そしてそれが観光客になったり健康に皆さんがなる一つの仕組みもなりますから、つくっていただくことを再度お願いしておきたいと思います。  どちらにいたしましても、一つ一つ大事なことでございますので、進めていただければありがたいと思いますので、よろしくどうぞお願いいたします。  以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて大久保勝弘君の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。  開会前に御案内させていただきましたとおり、新型コロナ対策会議の都合上、再開を午後1時45分前後、午後1時45分前後、館内アナウンスにて御案内をさせていただきますので、よろしくお願い申し上げます。  暫時休憩いたします。                      午前11時34分休憩             ──────────────────────────                      午後2時01分再開 ○議長(神谷大蔵君) 再開前に、新型コロナウイルスへの対応について、市長から報告がありますので発言を許します。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 昨日、安倍内閣総理大臣から3月2日からの全国の学校の休校を要請されたことを受け、つくば市においても、庁内の新型コロナウイルス対策会議において対応を決定しました。  仕事を休めない保護者の皆様の対応を考慮し、感染防止策を講じた上で、その準備期間として3月5日までは通常登校とします。なお、出席することに不安がある場合には登校しなくても欠席扱いにはなりません。  3月6日から3月24日までは臨時休校としますが、その間も登校は可能とし、教員が対応し、自主学習といたします。開校している時間は午前8時から15時まで、放課後に当たる時間帯は通常どおり学童保育を実施します。  給食は、3月5日までは通常どおり提供するものとし、3月6日以降につきましては、3月2日に対応の詳細の通知とともに、給食の希望調査を実施し、希望する児童に用意することにします。生徒も含みますね。  なお、公立保育所、幼稚園、学童保育は通常どおりとします。  市としては、子供たちと保護者の皆様が安心して過ごせるよう、できる限りの対応を行っていきます。  新型コロナウイルスの拡大防止に向けて今後も努力をしていきますが、本日の議会での柔軟な開催等、議長初め議会の皆様には御理解と御協力をいただきましたことをお礼を申し上げます。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き再開いたします。  次に、24番議員鈴木富士雄君。                    〔24番 鈴木富士雄君登壇〕 ◆24番(鈴木富士雄君) 24番議員、つくば市政クラブ鈴木富士雄から、通告順に従いまして一般質問を行います。  今、市長からも報告ありましたように、令和元年12月以降、中国の武漢市において原因となる病原菌が特定されていない新型コロナウイルスに関して肺炎患者の発生が確認され、しばらくの間に世界中に感染が確認され、日本国内でも、きのうの時点で感染者193名、亡くなられた方も4名と、日に日に深刻さが増しております。  市内の小中学校もその対応に追われたところでございます。  亡くなられた方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、一日も早い終息を心から願っています。  それでは、通告順に従って質問していきたいと思います。  大きな1番、つくば霞ヶ浦りんりんロードについて、日本を代表し世界に誇るサイクリングルートとして、つくば霞ヶ浦りんりんロードは、ビワイチ、しまなみ海道サイクリングロードとともに、ナショナルサイクルルートに認定されました。  そこで、以下お伺いします。  (1)筑波山周辺の観光資源を生かすPR方法や取り組みに関する市の考え方。  (2)つくばりんりんロード両側の毎年すばらしい花を咲かせる桜並木の今後の育成に対する市の考え。  (3)今回の認定を機に、自転車教室等の記念イベントについての市の考え。  次に大きな2番、上水道について。  上水道について、平成30年4月1日から料金改定が行われました。これにより、水道事業の健全化と未整備地区への普及促進を図り、老朽化施設の更新を実施していくとのことでした。これらの取り組みは、平成30年から10年かけて、未整備地区対策に110億円、老朽化施設に80億円規模で事業を予定しているとのことでした。  そこで、以下お伺いします。
     (1)平成31年度から5年間で11億円の整備と伺っている北部低水圧対策に関し、事業の進捗状況と事業費の増減について。  (2)この面整備の予定時期について。  (3)未整備地区の幹線整備、面整備の事業計画について。  大きな3番、下水道について。  北部地区の未整備地区における今後の整備計画についてお伺いします。  大きな4番、スポーツ施設について。  (1)昨年10月23日付で茨城県に提出した令和2年度の予算編成に対する要望書に関し、スポーツ振興についての要望のその後の経緯について。  (2)陸上競技場整備基本構想策定支援業務の概要と今後の予定について。  (3)陸上競技場整備基本構想策定支援業務に関し、立地場所、施設内容・規模についての現在の考え方について。  以上で、壇上からの質問を終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 筑波山周辺の観光資源であるつくば霞ヶ浦りんりんロードを生かすPR方法や取り組みについては、先ほど大久保議員にも答弁したとおり、昨年11月には国土交通省の第1次ナショナルサイクルルートに指定されており、今後も茨城県や周辺自治体と連携し、国内外への情報発信や誘客促進の取り組みを進めていきます。  つくば霞ヶ浦りんりんロードの桜並木については、これまで周辺各地域の区会やボランティア団体が保全に取り組んでいましたが、近年では高齢化による人手不足が課題となっていると伺っています。  これらの状況を踏まえ、今後は道路管理者である茨城県土浦土木事務所とその維持管理など保全のあり方について協議検討を進めていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) ナショナルサイクルルート指定に伴う記念イベントについては、昨年11月に茨城県と沿線自治体によるサイクリングイベントを実施しました。  市内では、小田城跡地と平沢官衙遺跡の2カ所に休憩場を設け、地元産のお米でつくったおにぎりやつくばコレクションのお菓子を提供するとともに、筑波山地域ジオパークのPR等を行いました。  当日は、東京や千葉などから500名を超える参加者があり、盛況に行われました。  今後の取り組みとしては、今年度中にBiviつくば観光案内所内につくばエクスプレスを利用して訪れるサイクリストのための自転車組み立てスペースを整備し、令和2年4月以降、つくば駅からつくば霞ヶ浦りんりんロードまでの路面案内表示や誘導サインの設置を進めていく予定でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 生活環境部長風見昌幸君。                 〔生活環境部長 風見昌幸君登壇〕 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 上水道の北部地区低水圧対策事業については、令和元年度事業で学園の森、遠東、酒丸地内で約2.3キロメートルの工事を進めています。  令和2年度予算でも、酒丸、沼崎地内で約2.7キロメートルの工事費、本北谷ケ城、北谷ケ城地内で約2.9キロメートルの測量設計委託費を計上しており、事業は順調に推移しています。  事業費については、人件費、材料費ともに高騰傾向にあり、計画当初の見積もり額より上昇傾向にあります。  北部地区低水圧対策事業地区である東作谷、作谷、明石、洞下、寺具地区の面整備については、北部地区低水圧対策事業完了後、必要となる配水幹線を整備し、着手することとしています。  北部地区低水圧対策事業地区以外の配水幹線整備については、料金改定時に提示しました配水幹線整備基本計画に基づき、今年度より事業に着手しています。また、面整備についても、配水幹線整備が完了し、給水要望書が提出されている地区について、順次整備を進めています。配水幹線整備、面整備とも順調に推移しています。  次に、北部地区の下水道整備については、作谷、安食、上菅間、3地区の一部に着手しており、令和元年度は延長約2キロメートルの整備を行い、令和2年度は約1.9キロメートルの整備を予定しています。  今後は、既に認可を受けた作谷、寺具、明石、洞下、上菅間の北部5地区の一部について、地区要望及び費用対効果を考慮し、順次整備していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 茨城県の予算編成に対する要望書の中で、県南地域の拠点となるスポーツ施設の整備要望については、これまでも継続して行っていますが、県の担当部局へと問い合わせたところ、進展していない状況です。  次に、陸上競技場整備基本構想策定支援業務の概要については、陸上競技場の機能・規模及び基本的方向性など、つくば市の陸上競技場のあり方を示すとともに、計画条件の整理、候補地の選定、選定した敷地の現状把握と分析、課題の取りまとめ等を行うこととなります。  今後は、令和元年度内に契約を締結し、令和2年4月以降、本格的に基本構想の策定作業に取り組んでいきます。  次に、立地場所、施設内容・規模については、基本構想を策定する中で、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会や、(仮称)陸上競技場整備基本構想策定検討委員会の意見を踏まえながら検討していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) それでは、大きな1番のりんりんロードについて、これについては、(1)と(2)が大体同じような内容で、あと(3)についてですけれども、要望させていただいて終わりにしたいと思います。  つくば市内のりんりんロードは約10キロありますが、土浦方面から来ると、皆さんも御存じだと思うのですけれども、りんりんロードを走った様子をちょっと話したいと思います。  土浦方面から来ると、小田城、宝篋山、平沢官衙跡と筑波山の山並みが臨めます。春には筑波山山腹に、今やっています梅林の花が咲き、次に山全体に山桜やコブシの木々が咲き誇り、春の装いを見せています。そして、りんりんロードには桜が咲き、すばらしい桜の花びらのトンネルが形成されます。その中を多くのサイクリストが走ることは大変すばらしいことだと思っています。  春のさわやかな風が吹き、その風に田植えを終えたばかりの稲の苗がなびいています。秋には実りの秋を感じさせ、山々は紅葉し見事な姿になります。年間を通して豊かな自然を満喫することができ、大勢のサイクリストが訪れにぎわっております。  このようなすばらしいつくばりんりんロードですが、その周辺の地域は高齢化により人手不足が深刻になり、桜の保全、草刈り等が困難になりつつあります。道路管理者に課題を整理し、そして地域の方々とともに、さらなる育成に取り組みをお願いいたします。日本一のナショナルサイクルルートになることを期待しています。よろしくお願いします。  次に、(3)についてですけれども、これも要望させてください。  ナショナルサイクルルートに指定されたことに伴う、今部長からお話がありましたようにサイクリングイベントが実施され、今後、サイクリストのための自転車組み立てスペースを整備していただき、つくば駅からつくば霞ヶ浦りんりんロードまでの路面案内表示や誘導サイン等の設置を行うということなので、つくば霞ヶ浦りんりんロードへのサイクリストの方々の利便性も向上し、つくば市の観光にも大きく寄与するものと考えております。  そして、リピーターの確保に努力してください。  次、大きな2番の上水道の件ですけれども、上水道は、部長に答弁していただきましたけれども、整備については順調に進んでいるとのお話でございます。  これも要望させてください。  未整備地区の方々からは、安心な水道水の供給の強い要望があるので、計画を遅延しないように事業を進めてください。市民サービスの向上を図ってください。よろしくお願いします。  次に、大きな3番の下水道について、これは幾つか質問させてください。  既に許可を受けた5地区の整備完了時期はいつになりますか。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 北部5地区の一部の今整備を予定している地区につきましては、令和11年度の整備完了を予定しております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 次に、今度は、幹線管渠についてですけれども、国道125号線、寺具から作谷までの幹線管渠の整備状況についてお伺いします。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 125号線の寺具から作谷までの区間は現在整備中でありまして、令和2年度末整備完了予定でございます。  なお、作谷地内の幹線管渠につきましては、令和5年度末完了予定です。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 事業認可外の整備についてお伺いします。事業認可外については、今後どのようにお考えなのか。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 下水道事業につきましては、全体計画をまず策定しまして、計画区域内で5年から7年程度で整備できる範囲について事業認可を受け整備をすることとしています。  認可区域内の整備完了が見込まれるころまでに、新たに事業認可の区域を追加し、整備を行う予定です。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 次に、全体計画区域の変更及び時期についてお伺いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 全体計画の見直しについては、上位計画と整合する必要があります。  県の流域下水道全体計画変更は令和5年度から令和6年度に予定されているため、市も同時期に見直していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) この下水道については、つくば市公共下水道事業経営戦略の中で令和8年度に大体事業が完了する予定ですけれども、ちょっとおくれているような感じも見受けられます。  そういう中で、市長にお尋ねしたいのですけれども、下水道事業は市民サービスに欠くことのできない重要なサービスと考えております。そして、市長が常々言われているSDGsの観点から、下水道未整備地区への整備促進をどのように図るのか、市長にお聞きします。よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 下水道未整備地区については、部長答弁にもありましたように、地区要望などを考慮しながら順次整備を行っていきます。  今後の認可区域内の新規整備事業については、費用対効果を考慮し効率的に実施します。  全体計画区域外の未整備地区については、下水道や合併浄化槽など地域特性に応じ、最も適した整備手法を検討し、限られた財源の中、持続的かつ安定的な下水道運営を行っていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 要望ですけれども、下水道については、当初は一部事務組合ということで、広域事務組合の中で合併前に置きました。大体昭和60年ごろには供用開始しているところが多くありました。  そういう中で、旧筑波地区についても、下水については早いところでは小田地区が最初で、それから北条ということで、30年以上の差があるんです。  研究学園都市なものですから、周辺部はおくれたかもしれませんけれども、私どもの地域は小貝川東部流域下水道、あの当時グレーターつくば構想計画とか、いろいろな計画があった中で、筑波地区の北部にはなかなか利根流域下水道まで下水を持ち込むのには下水管の管径が細いとかいろいろなことで、ついついおくれてきました。  そういうことを踏まえた中で、私どもの地域では、やっぱり下水については大変要望が強うございます。そういうことで、市民サービスの根幹でございますから、どうぞ市長、できるだけ早い時期に整備されることをお願いしますし、茨城県の中でもつくば市は上位にあるんです。8位ぐらいの位置にあると思うので、そういう点では全体的には進んでいるのですけれども、やっぱり取り残された地域を何とか救済するという事業を進めることを切にお願いして、私の要望といたします。  それから、4番のスポーツ施設についてですけれども、同僚の大久保議員、それから会派代表質問で小久保議員とありましたけれども、県に提出した令和2年度茨城県の予算編成等に対する要望書の県南の拠点となるスポーツ施設の整備要望について、市長や部長が県庁に出向かれたときに、担当部局に積極的な県との協議の場を持たれるようにお願いしたいと思っています。  部長の答弁の中では、県の担当者に問い合わせたところ、まだ進展がないというような答弁でございました。  これは要望でございますけれども、市長とか副市長が県には結構おいでになると思うんですよ。そのついでに、時間を見計らって、担当に行って、スポーツ施設について結構大きな要望しているのですから、足を運んでいただいて、協議の場を設定されるよう、よろしくお願いしたいと思います。  それから、次の質問は、午前中の大久保議員と同じような質問ですけれども、ちょっと形を変えて質問したいと思っています。  先ほど部長の話にもありましたけれども、県南地域の拠点となるスポーツ施設について、これは大久保議員の答弁の中からです。候補地も含め、県レベルで広域的な観点から検討すべきと考えていますが、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会の意見等も伺ってと答弁されました。  その中で、県レベルで広域的な観点から検討すべきとは、陸上競技場の規模については、公認第2種程度のものと考えられます。陸上競技場の整備について、茨城県に要望したように、全国的なスポーツ大会が実施できる規模の整備ということから、サブトラックを含む公認第2種程度のものが最低必要かと考えますが、どのようなお考えですか。部長お願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 陸上競技場の整備に関しまして、大規模な施設整備の可能性ということでございますけども、今回、基本構想を策定する中で、大規模な大会等の必要性等も含めまして、健康づくりや災害に備えた対応など、つくば市としてあるべき陸上競技場について検討していくことになります。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 大久保議員と同じような質問になってしまうのですけれども、市長にお尋ねします。ただ、部長から必要性などについては検討するという話、基本構想の中で策定して検討するという話で、大久保議員にもそのような答弁をされたと思うのですけれども、陸上競技場を整備する上で、ウォーミングアップや練習等ができるような公認第2種のサブトラックが必要と考えており、広い敷地である高エネ研南側未利用地が最適と考えるが、市長、今回策定する基本構想では、この高エネ研南側未利用地も候補地の一つとして検討いただけますか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほどの答弁の繰り返しになってしまいますけれども、その中であるべき姿を検討していくということですので、今回場所についてどのような議論になるかというのは、まずあるべき姿の議論からかなと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) いろいろな議会の特別委員会の結論も出ていないし、基本構想の中でも、まだなのですけれども、私が考えるのには、高エネ研南側未利用地についてはつくば北部地区の拠点になる地区かと私は思っています。そういう中で、北部の拠点としてあの地域が利用されることと、公的利活用を要望しながら、今後どのような形になっていくか、できるならばあそこで、高エネ研南側未利用地を基本構想の中で検討していただき、十分なお話をしていただければ、大変ありがたいと思っています。そういうことで要望しておきます。よろしくお願いします。  私はこれで、以上で一般質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて鈴木富士雄君の一般質問を終結いたします。  次に、1番議員山中真弓君。  山中真弓君から一般質問に関する資料の配付申し出がありましたので、これを許可し、各机上に配付しておきました。                    〔1番 山中真弓君登壇〕 ◆1番(山中真弓君) 日本共産党の山中真弓です。通告に従い、一般質問を行います。  世界中に感染が拡大する新型コロナウイルスには日々不安が大きくなっているところです。日本共産党市議団を代表して、新型コロナウイルスで犠牲になった皆様には、心よりお悔やみを申し上げるとともに、いまだ症状に苦しむ皆様の一刻も早い回復を願います。
     昨日の国からの全国の学校一斉休校の通知には困惑しか感じることができませんでした。しかし、先ほど市長から共働きの保護者やさまざまな事情を抱える保護者のことも考慮し、休校をおくらせ、その後も自由登校の形をとったり、さらに給食まで提供する形にするなど、柔軟な対応をとっていただいたことに感謝いたします。  今度、学校、学童、保育園等での対応もさまざま課題が生じると思いますが、適宜慎重に対応いただくことをお願いいたします。  それでは一般質問に移ります。  1番、教員の働き方についてです。  文部科学省が2016年に10年ぶりに行った教員の時間外労働時間の調査を行った結果から、余りにも過酷な長時間労働の実態が明らかにされました。それをもとに、2017年9月の議会でも質問をしました。  つくば市では、正確な時間外労働時間が把握できていないことから、早急に実態を把握すること、どんな業務に時間がとられているのか調査するよう要求しました。その際、前教育長は、2018年度からタイムカードを導入し、実態調査を行うと答弁しました。実際2018年度からタイムカードが導入され、教員の時間外労働時間の調査ができるようになったと思います。  そこでお聞きします。  (1)タイムカード導入後の教員の時間外労働時間の実態について、2018年度と2019年度と長期連休明けの4月、9月のような繁忙期、長期連休中や通常期などに分けて時間外労働時間の実態を教えてください。  2019年12月4日に、過労死がふえる、教員を続けられなくなるなどの強い反対を押し切って、安倍政権は、公立学校の教員に1年単位の変形労働時間制を導入可能とする法案、教育職員給与特別措置法を強行成立させました。ことし、各自治体で制度導入の是非が問われます。  そこで、今回導入される、(2)教員の変形労働時間制の制度の内容について教えてください。  (3)教員の変形労働時間制導入に当たってのつくば市の考え方についてお聞きします。  2番、市内の小中学校のテストの実施状況についてお聞きします。  (1)市内の小中学校で長期連休明けにテストを実施していると聞いていますが、実態はどうなのか教えてください。  (2)テストのあり方について、つくば市の見解をお聞きします。  3番、小児医療マル福についてです。  小児医療マル福の高校3年生までの拡大については、2016年12月の議会でも質問しました。2017年度からひとり親家庭の医療費無料化はされましたが、その後進展がありません。高校卒業まで小児医療マル福を拡大する考えはないか、予算とあわせてお答えください。  4番、つくば市では、令和元年12月1日付で線引き前から宅地である土地における開発行為等の取り扱いについて制度が変わりました。この制度についてお聞きします。  (1)制度制定の目的と内容について。  (2)この制度について、利用に関する問い合わせ状況や実績。  (3)今後の課題について、よろしくお答えください。  以上、壇上からの質問を終わりにします。 ○議長(神谷大蔵君) 教育長森田 充君。                   〔教育長 森田 充君登壇〕 ◎教育長(森田充君) 平成30年度からつくば市内の全ての学校においてICカードを活用して出退勤時刻の管理をする出退勤システムを導入しています。平成30年度と今年度の同じ月の時間外労働時間を比較すると、80時間以上の時間外勤務をした教員の割合が、繁忙期である9月で約8%減となっています。他の月でも時間外労働時間は減少しています。出退勤システムの導入によって、教師の勤務時間への意識が高まったためであると考えます。  教員の変形労働時間制は、教育職員の給与等に関する特別措置法の一部改正に基づき、県が条例を制定することで1年単位の変形労働時間制を活用できるようになります。  例えば、学校行事等で業務量の多い月に所定の勤務時間を週3時間ふやし、そのふやした分を夏休み5日間勤務を要しない日としてまとめることができるようになるものです。  なお、法律の一部改正は、令和3年4月1日から適用となります。  変形労働時間制導入に当たっての考えとしては、県の動向を見ながら、校長や教員の声を十分に聞き、職員の働き方の改善や教育活動の充実のために期待できる効果や課題について検討していきたいと考えています。  長期休業明けのテストについては、市では統一はしていませんが、夏休み明けには中学校ではほとんどの学校で1学期末テストを実施しています。小学校では約8割の学校が何らかのテストを実施しています。小学校のテストについては、夏休みの課題についての確認テストを行う学校が多く、4教科のうちの幾つかの教科で実施しています。小中学校いずれも夏休み明け1週間以内に実施しています。  冬休み明けは、小学校3年生から中学校2年生まで、全校で県の学力診断のためのテストを実施しています。小学校の約半数の学校ではそれ以外のテストも実施していますが、中学校で実施した学校はありません。  テストの目的は、児童生徒にとっては自分の学習状況についての理解状況や課題を客観的に把握して、次の学習の目標づくりに生かしていくためのものであり、教師にとっては自分の指導を振り返り改善するためのものであると考えています。  したがって、テストは、主体的な学習を促し、よりよい教育を実現するために生かされるべき重要なものであると思います。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) つくば市の小児マル福は、外来は中学3年生まで、入院は高校3年生相当まで医療費助成を行っています。高校生の入院助成は昨年度から始めたところであり、その状況や医療機関の混雑度合い、県や他市の動向を注視していきます。  高校生の外来診療に助成を行った場合、中学生の利用状況をもとに所得制限なしで計算すると、必要となる予算は約9,000万円と見込まれます。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 線引き前から宅地である土地における開発行為等の取り扱いについては、市街化調整区域における既存集落内の地域コミュニティーの維持を図ることを目的とし、定住促進や空き地空き家の活用を進めるものです。  内容については、線引き前から宅地である土地を対象とし、出身要件や建物の連担性を問わず、1敷地300平方メートル以上であれば、誰でも自己用住宅の建築や住宅を目的とした宅地分譲が行えます。  また、地域コミュニティーの維持を図るには、住宅を建築する人と地域住民が連携し共存できる環境づくりを行うことが大切であることから、地域住民との調整を行うことを条件としています。  問い合わせ状況については日に数件の問い合わせがあり、事前協議を行っている案件はありますが、本申請には至っていません。  今後の課題としては、ホームページをわかりやすくし制度を理解していただく工夫や、制度自体が知られていないことも考慮し、市民ホールや相談センター等の出先機関にもパンフレット等を配置し、さらなる周知を行っていくことが必要であると考えます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 順次2次質問させていただきます。  まずは、教員の時間外労働時間についてですが、先ほど教育長の答弁では、80時間以上の時間外労働時間が8%減少したということですけれども、一体どのぐらいの方が時間外労働を80時間以上しているのか、どのぐらいの割合なのか教えていただいてもよろしいですか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 先ほど御説明しました繁忙期の9月でございますけれども、昨年度は全体の26%が80時間以上、そして今年度については18%という状況でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 80時間以上といいますと、かなり長い時間になります。昨年度26%ということでしたけれども、多少減少したとはいえ、やはり2割、3割近い方が昨年度は80時間以上の時間外労働をしていたということがわかります。  多少なりともこの時間外労働時間が減ったというのは、タイムカードを導入したことが影響しているのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) もちろんタイムカードを活用したことによって意識が高まったということもありますけれども、そのほか業務の見直しも進めてまいりましたので、その両方が影響しているものと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 業務の見直しといいますと、具体的にどういったことをされてきたのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) これについては、削減したもの、それから方法を見直したものということでたくさんありますけれども、留守番電話機能を活用して時間外の電話は受け付けないとか、それから行事の削減という点については、市で行っていました近隣球技大会を中止にするとか、それから各行事も目的は何だったのかということに立ち返って、方法をできるだけ効率的にといいますか、よい方法に改善するということ、そして教員の細かい業務についてもできるだけ削減する方向で、校長会中心で考えていただいたところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) さまざまな行事を減らしたりということだったのですけれども、実際子供たちの学校活動には影響とかはなかったのでしょうか。保護者からとかも異論はなかったのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) これはさまざまな意見がありますので、保護者の方によっては前の方がよいという意見ももちろんありましたけれども、おおむね全体的には御了解をいただいたと。そのためには十分に趣旨を説明して、こういう形でやらせていただきたいということも、学校通信とか学年通信で学校ごとに周知いただいたところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) そういう行事を見直すことで、多少なりともそういう時間が減ったことは効果があったということで、非常に皆さんに頑張ってやっていただいて本当によかったかなと思います。  そのほかには、例えば非常勤の講師の方や常勤講師の方というのは、時間外労働時間についてはどのように管理しているのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 常勤講師については同じように、管理といいますか、記録をしながら、校長が中心になって管理をするという形です。  非常勤については時間がもう決められておりますので、その時間でもう退勤することになっておりますので、それ以上に延びることはないかと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 常勤講師の時間外労働時間というのは、正規の職員の方と比べてどのぐらい、違いとかあるのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 具体的に分けて集計はしておりませんので、今手元にはないのですけれども、講師の方については、正規の方よりは仕事を少しでも軽減できるようにということでは取り組んでおりますけれども、先生によっては、やはり同じように長い人もいるという状況だと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) タイムカードを導入したことで、そういう形で時間外労働時間というものが今まで出勤簿でしか管理されていなかったところが、一転可視化されて、昨年度行事も見直して、2019年度多少その残業時間が減ったということでした。  教員の一人一人の意識づけにも働いたということで教育長おっしゃっておりましたが、この間、いろいろ先生方にもお話聞いたりして調べてみたのですけれども、やはり正確なタイムカードでの出退勤時間をつけているとはいえない実態も見えてきました。  日本共産党の吉良よし子議員が国会で2019年11月で明らかにした内容ですけれども、都内のある区では5時半には打刻してくれと管理職に言われているとか、ある中学校ではどんなに早く学校に来てもタイムカードは勤務時間になってからと言われるという実態があるということを国会でも述べていました。  つくば市内でも、実際休日の部活動は校舎に入らないようにし出退勤を記録しない、定刻を過ぎると管理職からタイムカードをまず記録してから業務をするようにと言われているという匿名の電話も受けました。中には、以前残業時間をカウントしてみたら月220時間もしていたという話も聞いています。自分の生活を犠牲にしなければできない仕事だと思いました。  正直、タイムカードでは、教員の時間外労働時間、きっちり管理し切れていないのではないでしょうか。検証も必要だと思います。  つくば市でも、令和元年12月に教員の働き方改革に関する実行計画を打ち出しました。  以上を踏まえて、今後の実行計画、どのように進められる予定なのか教えてください。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) これに関しましては、教育総務課が中心になりまして、各学校の進捗状況を随時つかんでいきたいと思っております。  先日、校長会でも、自分たちの実行計画の中で、すぐに各学校で取り組むものとか、少し間を置いて取り組むものとか、いろいろ分類をしていただいて、それぞれの計画をつくっていただいて、その進捗を校長会の中でも研修として役立てると、そして、私たちもそれを見せていただきながら指導助言をするという形で、実行計画がそのまま進むように、私たちも進めていきたいと思っているところです。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) この計画、先ほど校長がということだったのですけれども、実務として実際これはどのような方が計画を振り分けてやっていくというのを計画立てて進めていく予定なのでしょうか。学校の中で誰が中心になってやるのか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) これは、業務の内容によっても、各個人がそのとおりにやらなければならないものと、それから学校全体としてやるものと、いろいろ業務内容は分かれると思うんですね。ですから、個人のものについてはやはり個人としてどうするかということをしっかり自分たちで計画してやっていただかなければならないし、学校全体でやることは、教頭、校長が中心になってそのとおりに進んでいるかどうかというのを検証しながら、随時改善していく形になるとは思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 私も実行計画見たのですけれども、確かに効果のあるものも、中には効果をこれから検証していって時間外労働時間を減らしていくのだとは思うのですけれども、実際これ教育の現場では、こういう検証すること自体すごい時間をとられると思うんですよね。なので、実際本当に可能なのかなというところも正直感じました。  本来、まずやるべきことは根本的に1クラスの人数を減らして教員数をふやすことが先決だと考えます。例えばつくば市独自で3クラス当たり1人の教員を補充するような形で採用するというのは可能ではないでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) そのような考え方もあるかと思いますけれども、現在のところはまだ、市の予算でそういう人間をふやすことは、教員としてふやすことは考えていないところで、まずは先生方の声にもありました、いろいろ業務を支援してくれるような配膳員とか、それからスクールソーシャルワーカーとか、そういうところを来年度はまずふやしたいと考えて、今回の予算は出させていただいたところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 県外からの先生からも聞いたのですけれども、ある学校では宿題の丸つけとかテストの丸つけとか、あとはプリントの印刷を専門でやる先生ではない職員を市独自で雇っている自治体もあると聞きました。ぜひ、そういうことも、1人人員を補充するということ、1人に限らずですけれども、学校の規模に合わせてそういう人員を補充することも、ぜひ検討していただけるといいかなと思います。  あとは退職した教員を雇うのも、一つの方法ではないかなと思います。  いろいろな形で時間外労働時間を減らす方法が今後検討されていくと思うのですけれども、東京都の話を聞きまして、東京都では時差勤務という制度を取り入れまして、1日の勤務時間は変わらないのですけれども、15分、30分、60分と前後勤務時間をずらして勤務する制度があると言います。子供が小さいうちや介護がある教員などは、年間を通して利用できる制度です。  長期連休中は誰でも、こういう子育てとか関係なく誰でも利用できて、早く来て早く帰ることもできます。子供の送迎などほとんどできないという教員の方が多い中で、この制度を利用して子供のお迎えをしている教員もいます。  変形労働時間制を導入しなくてもこういった制度を活用すれば、本来の教員の働き方を改善させることは十分可能だと考えます。  文部科学省は変形労働時間制導入の前提として、月45時間、年間360時間の時間外労働時間を上限としたガイドラインを定めて、ガイドライン未満の教員にしかこの制度を適用できないものとしています。しかし、現場の教員はこの上限をはるかに超えた時間外労働をしているのが実態です。しかも、タイムカードを導入しても、先ほど述べたように正確な勤務時間を把握できていない実態もあります。  制度は完全に選択制だと言います。都道府県が条例を定めるかどうか、条例ができても、自治体や学校が導入するかどうかは、毎年度、現場が決められると文部科学大臣は答弁しています。仮に茨城県で条例ができたとしても、つくば市では導入をしないという判断をしていくことも、大事な選択ではないかと思っています。  教員を増員することで働き方改革を進めていくこと、変形労働時間制を導入をしないこと、こちら2点強く要望して、この質問を終わりにいたします。
     次、2番目のテストのことです。  県内の統一の学力診断テストも全国統一テストも県や文部科学省がつくったもので、現場の教員はそのテストの作成自体には時間を割かれませんが、テストまでに必要な単元を終わらせねばならないというプレッシャーに追われていると言います。  中には、子供たちが楽しみにしているほかの授業がつぶされて、単元を終わらせるために国語や算数を行ったり、やったことのないテストの形式のために同様の形式のテストを事前にやらせたりする学校もあります。  事前のテストも著作権の関係で過去問をそのまま使えないために、それをつくり直して実施していると聞きます。その作業もかなり大きな負担になっていると思います。これでは、テストのための授業、テストのためのテストになっているとしか思えません。  本来テストの役割、先ほど教育長述べてくださいましたけれども、本来やはり自分のどこがまだ追いついていないのかということに気づくような、そういう手段として使っていくものであったり、教員の授業の十分でないところに気づくということで行っていることはわかったのですけれども、全国の統一テストとか全国の学力・学習状況調査については、以前、愛知県犬山市や門脇前教育長のいる美浦村で実施しない時期があったと言います。学力診断テストの実施は各自治体の教育委員会の裁量で決められると聞きました。それについては間違いないでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 美浦村で実施しないということはなかったのではないかと思うのですけれども、その場合は、抽出制で、抽出で当たらなかったのではないかなと思います。積極的にやらないよという話は伺ったことはないと思うのですが、ただやるかやらないかは選択できることは間違いないと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 一応私も美浦村に電話をして、やらない時期もありましたということで、電話ではそう聞いたのですけれども、それが抽出だったのかどうかというところは、私も確認はしていないのですけれども、これは教育委員会の裁量で決められるということであれば、つくば市が決められるということなのかなと思います。  今回、つくば市で作成された教育大綱には、一人一人の学びを大切にする、学校では一斉一方向授業ではなく、個別双方向の学びや学年の枠にとらわれない異年齢での取り組みを推進する、学習の進捗状況はもちろん、一人一人の個性や特徴、社会全体でその環境に合った学びを実現する、評価は周囲との比較による点数ではなく本人の成長に基づいて行うと掲げています。それを実践するために、県内の統一テストや全国統一テストをやめるという選択肢もあると思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 先ほど申し上げましたように、テストは本来、子供たちの主体的な学びをより促すために使うものであり、教師の指導の改善をするために使うものであるという認識を私は持っておりまして、そういう意味からしますと、全国学力・学習状況調査とか、それから県の学力診断のためのテストというのは、一応標準化されたテストであり、本来は教えた人がつくるテストというのは、その教えた人の思いを込めたテストでありますので、それが、ある意味、その人の中でのテストということにもなると思うんですね。そこはやっぱり標準化された、全体のバランスのとれた試験の中で自分の指導を振り返ったり、子供たちの学習状況を点検するということは必要なのではないかと思っておりますので、現在のところは取りやめるという思いは、私にはございません。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) そういうことだということはわかりました。  でも、ただでさえ長期連休明けに、先ほど夏休みも冬休み明けにも、どちらにもテストがあるということでしたけれども、長期連休明けに学校に行くのがそもそもしんどい子供たちにとって、連休明けに行うテストはどういう意味があるのかなと思います。子供たちの気持ちに立てば、即刻やめてほしいというものではないでしょうか。  共通の形式のテストを行えば、そこにはどうしても競争の原理が働きます。実際、自治体ごとの成績が発表されていますし、学校ごとの成績もクラスごとの成績も公表されていると思います。そうなれば校長は自分の学校の成績は気になるでしょうし、担任の教員も成績によって評価されることになります。それが評価につながるとなれば、学校での授業が共通テストのための勉強になり、教員もクラスの成績を気にしながら、テストのための準備、丸つけ、フォローアップに時間をとられることになるのではないでしょうか。そこに時間を割くなら、子供たち一人一人に向き合う時間、子供たちにもっと楽しく学んでもらえるような授業準備に時間を使いたいと考えるのではないでしょうか。テストをなくせば、その準備とか丸つけに費やす時間がなくなるわけで、時間外労働時間の削減にもつながると思います。  つくば市では、教育大綱の実施計画を立てる上で、全国統一テスト、茨城県統一テストについてもしっかりと検証して、子供たちのためにもテストをなくしていく方向で検討していただくことを強く要望いたします。  以上で、この質問は終わりにします。  次、3番目の小児マル福についてです。  先ほどの答弁で、年間の予算は中学生の利用状況から9,000万円ぐらいではないかということで答えていただきました。高校生の病院の受診率は未就学児や小学生に比べて低くなる傾向にあるということは、2016年の部長の答弁でも述べていました。  私も厚生労働省のホームページで公開されているものを見ましたが、5歳刻みで国民1人当たりの医療費の構成比が示されていましたけれども、15歳から19歳の医療費の構成比は全体の医療費の1%から1.2%です。予算を組んでも実際使用される医療費は本当に少ないのではないかと考えております。  資料でお配りしたものですけれども、これ県のホームページで公開されている2019年10月1日時点での県内全ての自治体の小児マル福の実施状況です。高校3年生までの外来の小児マル福を実施していない自治体が、残り9自治体であることがわかります。  ただし、電話で確認しましたところ、2020年度の4月から水戸市、土浦市、笠間市、常陸大宮市が高校3年生まで外来マル福を拡大する予定だと言っていました。ですから、来年度4月の時点では、高校3年生まで外来マル福広げていないのは5自治体になります。そのうち、かすみがうら市は中学3年生まで、ひたちなか市は外来で3歳未満、入院では高校3年生まで窓口負担ゼロ、こちらを優先して行っていますから比較にはなりません。そうなると、残りたったの3自治体です。  きのうの新聞で日立市の18歳までの入院費と食事療育費も完全無料化することが報道されています。「安心の子育て、こどもとママパパにやさしいつくば」という公約からいっても、子供の医療費の負担軽減は子供とママ、パパに直接響く子育て世代への支援策と考えます。  ここまでほかの自治体が少子化、子育て施策として小児マル福の適用範囲を広げている実態があっても、まだつくば市は実施しないということでしょうか。市長に見解をお聞きします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 子育て家庭への支援としては、本当にさまざまな施策があると考えておりまして、その一つがマル福であります。  国でも子育て家庭への支援の拡充が検討されていて、4月から私立高校の授業料の実質無償化が始まりますので、マル福自体も県と市の財源により行っている事業ですので、行政全体として取り組んでいます。  そういう背景がありますので、高校生への外来診療へのマル福拡大については、さまざまな状況を見きわめながら、確かに他自治体でそのような状況があるということも認識をした上で、よく見ながら検討していきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 明らかにこの高校生までの外来マル福については、他自治体からおくれをとっていると言わざるを得ません。ぜひ年度途中からでもいいので、早急に実施の決断を下していただくことを強く要望いたします。  ほかにもいろいろ子育て施策をやっていただいているのは承知しております。ぜひ、ほかの自治体と同様、同じように子育て世代への直接的な支援策を広げていただくことを重ねてお願いいたします。  それでは、4番目、最後の質問です。  先ほど部長からも説明がありましたけれども、この制度は簡単に言いますと、市街化調整区域の宅地の場所であれば、10年特例なしに誰でも土地を買って持ち家を建てられるという制度でよろしいでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) そのとおりでございまして、ただ、調整区域全部ではなくて、線引き前から宅地である土地という形ではございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 通常、市街化調整区域には10年特例というものがありまして、周辺の字や地区10年以上住んでいなければ家を建てることができません。それが今回の制度の制定によって、主に市街化調整区域が多く存在する周辺部の地域にも新しい人が移り住めるようになったわけです。  つくば市では、周辺部に住んでも車があれば中心部に行くにも30分程度で済みますし、非常に便利なまちです。子供を自然あふれる場所で育てたいと思っても、これまでは10年特例があるために周辺部の農村地域に簡単に家を建てることができませんでした。今回の制度策定で、つくば市外の方でも、つくば市の中心部に住んでいた方でも、自然あふれる周辺部に土地を買い家を建てられるようになったというのは、周辺部の活性化をする上でも非常に効果的な対応策だと思います。  わざわざそういうところを、そういう場所を選んで移り住みたいという方はいますし、特につくば市は都心にも近く、自然と市街地が近い場所に位置しているので、非常に住む環境としてはいい場所だと思います。  実際にこれは、土地を購入して家を建てたいといった場合に、どういった協議が必要になってくるのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 協議関係でございますけれども、やはりこれは地域住民の方の調整という形で、これはあくまでも良好な生活環境の維持向上を図る観点から、特に申請者の方、それから土地を所有している方、土地の取引を媒介する方、それと区会を代表する方、それらを踏まえまして区会等への加入、地区集会所やごみ集積所の使用等、将来にわたりまして居住予定者と区会等の間にトラブルが生じないように調整するためのものは必要と考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 移り住んだ方には、区会に入ってもらって、地域の活動にも積極的に参加してもらうことも想定しているということですよね。  住民が減る傾向にある周辺部にとっては非常にうれしい制度だと思います。新しい人が入ってくることで、その地域に活気も生まれますし、集落の維持もできて新旧住民どちらにとってもメリットがあると思います。  実際にこれは、どこにどんな物件があるのか、購入したい方が調べるためにはどうしたらいいのでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) これ、私どもでも仲介はできませんので、やはりその地元の宅地建物のいわゆる不動産屋的な方が地元に一番精通しておりますので、そういう方に御相談をしていただく形でしかないと思われます。  それと空き家対策関係でも、やはり宅建協会も入っていますから、そういうところからの情報等も得ていただくしかないかなと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 実際、外部の方が不動産屋で、不特定多数の不動産屋がある中で、どこにどう問い合わせればいいのかわからないというのが実態ではないかなと思います。  まずは、例えば物件を見つけたい、売りたいといったときには、きっかけとなる窓口を例えば市に一本化するなどしてもらえると、購入する側も売る側も利用しやすいですし、スムーズに事が進むかなと思います。  例えばこういう場所で物件探しているのですけれども、不動産屋はどの辺の不動産屋がよろしいでしょうかとか、固有名詞は出せないと思いますけれども、例えばこの辺の地域でとかは難しいですか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) この件に関しましては、やはり宅建協会がございますので、そことこういう旨をお話しまして、そういう中で宅建協会としての窓口というか、ホームページ上で紹介するとか一本化するとか、そういう形でのお話はお伝えすることはできるとは思われます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) そういう宅建協会のホームページをごらんなっていただければわかりますよということで、問い合わせがあった場合には教えていただければいいかなと思います。  広報に関しては、例えば先ほど部長もおっしゃっていましたけれども、ホームページの工夫などもされるということでしたけれども、今、広報戦略課でも定住促進を進めていますが、そちらの部署と連携してパンフレットをTXの駅に置いてもらったりとか、中刷り広告にしたりするのもいいのではないでしょうか。あと雑誌などに取り上げていただけるのも効果が大きいかなと思います。制度の広報ですよね。  またホームページのことも、先ほどもおっしゃっていましたけれども、ホームページで公表しているのですが、もっとわかりやすい場所に大きく表示してもらえると効果的かなと思います。  今、検索してもなかなか出てこないのと、検索ワードもわかりにくいんですよね。なので、もっとシンプルな文言で検索できるようにすることも必要かなと思います。  また、そこからリンクを張って、そういう宅建協会とかのホームページに行くような形にすると、さらに利用しやすいかなと思います。  まずは土地を売ってくれる方がいなければ始まらないので、ぜひ市内の周辺部の方にも広く広報していただきたいですし、周辺部の窓口にも置いてくださるということだったのですけれども、空き家対策の部署と連携してやっていただくことも必要だと思います。  また周辺の住民の理解も必要です。区長などが集まる機会にこういった制度の周知とともに集落の維持や集落の活気を取り戻すためにも、周辺住民の皆さんの理解と協力が必要である旨のお話もしっかりとしていただいて、制度をどんどん活用してもらえるように広報活動に尽力していってください。どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、私の一般質問を終わりにいたします。 ○議長(神谷大蔵君) これにて山中真弓君の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。  再開を午後3時30分といたします。15時30分再開といたします。                      午後3時12分休憩             ──────────────────────────                      午後3時31分再開 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き再開いたします。  次に、19番議員橋本佳子君。                    〔19番 橋本佳子君登壇〕 ◆19番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より、通告に従いまして一般質問を行います。  まず初めに1番、空き家対策についてです。  つくば市空家バンク制度がスタートをし、利用実績も出てきました。周辺の団地では、高齢化が進む中、若い世帯の入居が地域に活気をもたらす要因にもなっています。賃貸の空き家について、子育て世代向けの家賃補助制度を導入してみてはどうでしょうか。  地域に子供の声が聞こえるのはいいものです。学校にも余裕がありますし、まず賃貸で暮らしてから余裕が出たら、なれた地域に新居の購入へとつながるケースもあると思います。賃貸住宅は、住人が固定せず循環していくメリットもあると考えます。  2番、国民健康保険についてです。  国保の加入世帯主は非正規雇用の労働者や年金生活の高齢者が大半を占め、1世帯当たりの平均所得は、平成17年度で136万円です。国保税を滞納してしまう要因は、収入に比べ高い保険税で、構造上の問題があることを皆さん御存じのことと思います。資格証明書の発行については、明確に悪質な滞納者ということで整理をしていただき、居所不明者の方のみとなりました。今回は、短期保険証についても同様の改善を求めたいと思います。  横浜市では、発行業務と発行後の対応に人手がとられ、本来あるべき保険料滞納者への対応が十分に行えなかった。そして、実際に強権的な措置をしても保険料の収納率は大して上がらなかったという事実に基づき、保険料滞納者の方は、やはり保険料が払えない状況にあることと悪質滞納者がいないことがわかり、結果として短期保険証の発行はゼロになったということです。分納など本人の事情に応じた対応で支払っている場合には、短期ではなく1年間の保険証の発行を基本とすることを求めます。  3番、学校等適正配置計画についてです。  小中一貫校の検証に始まり、教育大綱、学校等適正配置計画と、つくば市の目指す教育についての方向性が見えてきました。教育日本一のスローガンは消え、学力重視から一人一人が幸せな人生を送るために多様な個性が花開く環境をつくり、一人一人がつながり、自主的に持続可能なよりよい社会をつくるための社会力を育てることと理解しています。  そのような教育環境を実現するためには、少人数学級や小規模校が適しています。そのために、小規模校の統廃合という文言は消えたものと理解していました。  ところが、今、行われております学校等適正配置計画のパブリックコメントを見ると、茎崎地区は小学校、中学校ともに統廃合の文字が残っていますが、どういうことなのでしょうか、お聞かせください。  最後4番目は、学校給食について2点伺います。  1点目です。つくば市の学校給食における地産地消推進ガイドラインが2019年12月に出されました。基幹産業の農業を支援し、安心安全な地元の野菜を学校給食に提供することは課題になっていました。このガイドラインができたことでの反応は出ていますか。  2点目は、茎崎学校給食センターの建てかえについて伺います。  いよいよ谷田部給食センター跡地の新設センターも開所します。計画では、次は茎崎給食センターの建てかえになると思います。老朽化が激しく、現場では苦労しながら稼働しています。働く環境としてもよいものではありません。今後はどのようなスケジュールになるのか、お聞かせください。  以上、壇上での1回目の質問を終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) 空家バンクの運営状況としては、本年1月末までに空家バンクに登録のあった物件数は延べ25件で、その内訳は、売却が19件、賃貸が3件、契約の交渉次第が3件であり、売却を目的とした物件が多い状況です。  さらに、空き家の利用希望者も、賃借ではなく購入を希望する方が約9割を占めています。  また、市内の空き家の有効活用を一層促進するために、令和2年度の新規事業として、売買契約が成立した空家バンク制度の登録物件の改修及び家財処分に対する補助制度を新設します。  今後、空き家を借りて利用する際の家賃補助については、空き家の所有者と利用希望者の意向を把握しながら、他の自治体の事例等を調査研究していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 国民健康保険の被保険者証の有効期間は、基本的には1年間ですが、保険税を滞納している人については、交付基準を定めて、前年度課税の納付状況などから被保険者証の有効期間を判断しています。  短期被保険者証を発行することは滞納者に対する実効的な対策であり、加えてその交付事務を通じて滞納者との接触の機会を確保するものです。その旨、国、県から指導されており、また件数自体も全国的にも少ない割合であり、短期被保険者証を発行しないことは考えていません。
    ○議長(神谷大蔵君) 教育長森田 充君。                   〔教育長 森田 充君登壇〕 ◎教育長(森田充君) つくば市学校等適正配置計画は、さまざまな社会的な要因等による変化等に柔軟に対応すべく、5年ごとに見直しを実施しています。  現在、保護者、区長、学校長等の方々を委員とした学区審議会に計画の見直しを諮問し検討していただき、その協議結果として統廃合を検討する旨を記載しています。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長吉沼正美君。                  〔教育局長 吉沼正美君登壇〕 ◎教育局長(吉沼正美君) 学校給食における地産地消推進ガイドラインの策定後の状況については、本年1月から各給食センターが毎月1回つくば地産地消の日を設けて、地場産の食材をより多く取り入れた献立を提供するとともに、献立表の給食だよりの中で地場産食材の紹介等を積極的に行っています。  また、本ガイドラインに基づき、市内二つのJAに来年度の給食センター地場産物年間使用計画等の情報提供を行い、地場産食材の円滑な納入及び生産者の計画的な作付等に生かしていただけるよう取り組んでいきます。  なお、現在のところ、本ガイドラインに対する反応は特にない状況ですが、今後は、生産者及び食材納入業者等にガイドラインの概要版を配布するなど、地産地消の推進に理解と協力を得られるよう周知していきます。  次に、茎崎学校給食センターは、経年劣化の対応として、施設の修繕や設備機器の更新等を計画的に行い、安定した給食の提供に取り組んでいます。  今年度、茎崎給食センターは12の施設に約3,900食を提供しており、同センターの計画能力を1割程度超えています。そのため、本年4月のほがらか給食センター谷田部供用開始に伴う配送先再編に当たって、同センターの調理食数を約2,000食程度に調整し、施設への負担軽減を図る予定です。  なお、今後の学校給食施設の整備方針については、令和20年度までの児童生徒数の推計結果や各地区の状況等を考慮しながら、整備する施設の規模、場所等も含めて早急に検討していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) それでは、随時、質問いたします。  まず最初に、空き家対策についてです。  いろいろな方面から、中心から周辺にということで、まちづくりに関してもさまざまな取り組みがなされていると理解をしているところです。  それで、購入を希望することが多いと、そんなお話だったのですけれども、若い人たちというのは一定の家賃を払うのであれば、その分をローンに回して新居を購入するという考え方なんですよね、よく話を聞いてみると。そういった意味で言えば、家賃補助によって、例えば1万円とか安い金額で、子育て支援ということで、まずは賃貸に住んでいただきながら、一転して落ちついたらば、周りを見渡して、もう少し先ほど言っていたような田舎のところに行きたいとか、落ちついたところで新居を、場所を見つけて移動するということもあると思います。そういった位置づけからいうと、賃貸住宅というのは循環していく、固定しないというメリットがあるなと考えて提案したわけですけれども、空家バンクも少しずつ広がっているようですが、なかなか大きく爆発的にどうにかなるということでもないと思います。ですので、様子を見ながら、さらに、要望になりますけれども、子育て世代というところで、特にあの周辺の大きな団地は高齢化をして空き家もふえています。空き地もありますけれども、若い人たちが入ってきてくれることで、区会も活気づくし、地域も何か活気が出てくるような状況になると思います。  また、学校もゆとりがあるし、手厚いこれから目指す教育を進めるという意味でも、ぜひ一つの策として、次回はこういったことについても検討していただければと、要望したいと思っております。  空き家対策については、以上で終わります。  次の国民健康保険ですけれども、先ほど実効的な対策として接触するためと、そういうお話がありました。  それで、横浜市は、本当に滞納者に対応していく手立てとして、こういった作業に追われるのではなく向き合って対応していくんだというところでよかったというような評価です。要するに事務作業も軽減される、そういった意味ではゆっくりと滞納している方に寄り添って指導ができると、そういうことだと思うのですけれども。  それで、どうしてそういうことになったのか、資格証明書発行はワーストワンだったらしいのですが、どうしたことで政策転換したのかということになるのですけれども、これは2008年11月ですが、参議院決算特別委員会で日本共産党の仁比元議員が質問をしました。これに対して厚生労働省の保険局長は、1年間滞納したからといって滞納者の特別な事情を確認することなく資格証明書を交付することは想定していない。また、短期保険証の交付には申し出があることのみが要件である、滞納金の一部納付は必要ないという趣旨の回答を行っております。この立場に改めて立ち返り、このような対応をしたと、こういったお話を聞いております。  短期保険証もいろいろな種類がありますよね。3カ月とか6カ月とか。そういう発行作業をすることで、滞納者の人に面接をして促していくのがより効果的なのかどうかというところを、私は改めて考えていただきたいなと思うんです。厚生労働省の保険局長からそういう話もあったし、それ以前にもうちの小池 晃議員や田村智子議員も繰り返し国会では取り上げているのですけれども、そういった中で厚生労働省からは通達とか事務連絡が出されて、資格証明書や短期保険証の発行を行う際には、市町村は機械的な発行はしてはならないということが明らかになっているという流れがあるわけです。この点について、面接をしたりする機会になるという答弁でしたが、これについて改めてもう一度お話伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 私どもとしましては、先ほどと同じになりますけれども、短期被保険者証を発行することは滞納者に対する実効的な対策であり、加えてその交付事務を通じて滞納者との接触の機会を確保するものということで考えてございますので、この短期被保険者証については引き続き発行していくと考えてございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) ワーストワンの横浜市はこういったことで資格証明書も短期保険証もゼロということで、本人の事情に応じて支払うという、手厚い策にしたことで、職員の事務的なものも軽減されるし、市民とのつながりも丁寧になったという、そういった実例が出ています。  先ほどと同じことを部長は繰り返しておりますけれども、改めてこの厚生労働省の保険局長の回答に立ち返って、もう一度、短期保険証の発行についても、資格証明書は対応していただいて本当に感謝しておりますし、そういった意味で資格証明書ではなく保険証を手元に持たれた方はどれほど安堵感を持ったかなとも私は思っておりますし、ましてや資格証明書発行した相手を探し求めて、県外に出ていってしまっているケースもどうもあるようです。そういう人たちを捕まえてどうするかということの費用対効果を見ても、とても有効的な対応ではないなと私は感じておりますので、そういったことも含めて再度、短期保険証の発行についても、資格証明書と同様な対応が可能になるような切りかえについて、しっかりと検討していただきたいと、これは何度言っても同じことになりますでしょうから。  でも、そういうことで他の自治体の、これは横浜市が行ったことですけれども、その辺では実施した自治体等にも実情聞くとか、そういう状況を把握するようなことも考えていないということなのでしょうか。そういうことならできるということなのでしょうか、その点についてもう一度お願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 県内のほかの自治体について、私どもからは状況を把握して、御指摘のように聞き取りといいましょうか、ヒアリングさせていただいてございます。土浦市、水戸市などは短期被保険者証6カ月で出しておる、牛久市でも3カ月で出しておるという状況でございます。  また、御指摘のあったその横浜市につきましても、私ども関係の資料を入手しているということでございまして、ほかの自治体のことを気にしていないということではないということを申し上げたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) いろいろな情報を得ているというお話でしたので、引き続きそういった情報をもとに、それから職員の事務作業とか、そういったことに対する費用対効果も含めて御検討いただければということで、改めてその点については研究していただくよう要望したいと思います。  とにもかくにも、資格証明書について、本当に居所不明者のみということで対応になって、何人か残っていますけれども、その辺も費用対効果考えて、居所不明者対応も検討していく必要があるかなと思っておりますので、ぜひ研究をしていただき、よりよい国民健康保険の事業にしていただければということで、これは要望したいと思います。答弁は結構です。  次です。学校等適正配置計画です。  学区審議会のことだと思いますけれども、意見がいろいろあってこういった話になったと、私も1回ぐらいは傍聴させていただいております。  それで、その前に、私は一つ言いたいんです。学校等適正配置計画の中の文言で、茎崎は小学校も中学校も統廃合で、括弧して、保護者の意見を聞くようにとただし書きが入っているんですよね。なぜそういう書き方になったかを改めてもう1回思い起こす必要があるということでお話しますが、当時、小中一貫教育を進めるということで、前教育長、前市長の時代に統廃合計画が出されました。そして、茎崎も当然のように小中一貫校の流れの中で統廃合の話が出てきました。  その後、地域説明会が開かれて各地域説明行ったのですが、茎崎の地域は多くの地元の皆さんが参加をして、急に統廃合とは何だと、小中一貫教育などと言ったってわからないと、地域の学校をどうしてそんな簡単にやるんだと、意見を聞いてもらわなきゃ困るという物すごい反発の中で文言が入ったんです。保護者やみんなの意見を聞いてくれと、そういういきさつで残ったんです。だから、統合するという言葉がなければ、そんなことを盛り込むことが残らなかった。そういう経緯のある文言がここに残ったので、私は今教育大綱も出されて小規模校が見直されている。それから、中心に固まっている人口を周辺のところでも住んでいただいて、子育てしてほしい、住んでいただきたいということで市全体が動いている中で、どうしてこんな事態になってしまったのだろうというのが、私の率直な思いなんです。  それで、こういったアンケートをとったみたいで、私も一応アンケートは手元にあるのですが、教育長は、アンケートをとったのが、PTAの中のあり方検討専門部会というのがあるんですね。そこがとったようですが、それは見ていらっしゃいますか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) この前この部会の方たちがお見えになりまして、こういう調査をしたので一応お渡ししますということでいただきましたので、内容は拝見しております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) これは、要は茎崎としてはみんな統合ということを考えているのでぜひというような、そんな話で持ってきたということですか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) この方たちも、住民の意見を十分に聞いて、その意見をもとに、ここに集計しましたので、最終的には教育委員会で考えていただきたいということで、統合ありきとか統合しないでくれとか、そういう話はございませんでした。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 私もざっと見させていただきました。いろいろな方の文言もありましたし、そういった意味で言うと、何か区域の中で極めて意見が分かれているなという印象です。高崎地域だと少人数学級だと手厚く受けられるからいいと思うよとか、割にそういったところについて意見がある一方で、反対の茎崎の中学校区と言ったらいいんでしょうかね。小学生の親御さんだと思うのですけれども、合併するんだったらスクールバス出してとか、合併するんだとしても10年先よとか、それからクラスがえができないのはやっぱりよくないのではないかと、いじめとかの問題でクラスがえという話もあるけれども。それから人数が多いほうがいいような話や、切磋琢磨する機会などという言葉まで入ってきています。  この間、さんざん北部の統廃合では検証もしたし、これから北部の学校の運営とか地域のことをどうやって守っていくかというのは検証されるし、今、統合された学校の子たちがどういう状況かというのをしっかり検証していく必要がある中で、ちょっと読んでみると、物すごく意見の違いがあるというのが率直な意見です。それで、こちらで言うと茎崎中学校区側だと、統合するんだったらこうしてねというような話になっているし、今、つくば市が目指す少人数小規模校のよさを生かしていこうよという観点の情報が入っているのか入っていないのかなとか、物すごくその辺で、読みながら、何でこんなふうになってしまっているのかなというのが、率直な私の意見です。それから地域が、これではまるで分断されているんですよ、統合するかしないかで。そういう分断されるようなものを、それは意見が審議会の中で出たということだけれども、これをこの学校等適正配置計画に盛り込むことについて、私は、教育大綱の視点から言ってもどうなのかなと非常に懸念しているところです。  それで、審議会がもう1回開かれるという話も聞いているし、パブリックコメントも出されているので、いろいろな御意見が来ると思うのですけれども、もう1回あるのであれば、その点をもう少し、つくば市の目指す教育というのはこういうものというのも一つの認識にしていただきながら、もう少し建設的な、そういう議論のもとで、それでもそれだというのであれば、それは皆さんが決めることだから私は何とも言いませんけれども、もう一度そこでしっかりと、一地域のことではありますが、つくばの教育大綱ができている中でどうなのかというところを皆さんで議論していただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育長。 ◎教育長(森田充君) 議員がおっしゃるように、アンケートの結果は自由記述でもありますので、書く人の視点によってさまざまであるという評価はできるのかなというところで、ある視点から見てどうなんだという同じ視点からの議論ではないというところはあると思います。  ですから、非常に参考にはなりますけれども、なかなかこれで決定する方向性を決めるというのは難しい部分であると思います。  そういう中で、今おっしゃいましたように、きょうまで、2月28日までの予定でパブリックコメントを実施しておりますので、その意見をもとにもう1回学区審議会を行って議論していただきますけれども、十分もう一度教育大綱の趣旨を説明した上でいかがでしょうかというような形で投げかけて議論いただければいいのかなとは思っております。  最終的には、今議員がおっしゃったように、審議会の意見として出されたものは尊重しなければならないと思いますので、まず進め方をしっかりして議論をしていただくということで進めていきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) どうやら地域が分断されているような雰囲気になっているのを非常に私は心配しておりますので、その辺は十分慎重に、ぜひ検討していただきたいなということを申し上げました。  それで、改めて思ったのですけれども、こういう教育大綱とかそういうものの説明を、この間も出ていますけれども、PTA単位とかそういうところで並行して丁寧に丁寧に保護者の皆さんに情報を提供していくという努力の必要性をこの学校等適正配置計画の流れを見まして、できるだけ早く対応していただきたいなと思いました。教育大綱は市長の責任のもとでつくっておりますのでお願いしたいので、その点について市長にもう一度その辺の思いを語っていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 茎崎地区については、私もさまざまな保護者の意見を聞いております。  そういう中で、今学校等適正配置で結論を出してしまうのは逆に地域を分断させてしまうことになるというような判断で、あのような記述になったと、私としては認識をしております。  議員御指摘のように、教育大綱の理念をまずお伝えをして、そこから投げかけていくことも必要なことだと思っていますし、昨日の質問の中でも、スクールミーティングのようなものの御意見というのがありましたので、どういう形が可能かをきちんと考えながら、決して乱暴に進めるのではなくて、やはり地域にさまざまな声があるという現実を踏まえて、できることを考えていきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 先ほどもお話しましたけれども、なぜ統廃合という言葉が出て、括弧書きでそういう保護者の意見を聞いてからにしてくれという言葉が入ったのかというところは、もしかするとそうだったんだというように聞いて思った方がいるとすれば、そのところが本当に地域の皆さんが駆けつけて、いろいろ地域にとって学校は大事だという思いで発言をされた中で、こういったただし書きが入ったという、そのスタート時点のお話を改めて理解していただきたいなと思います。そうでないと何でこういう文言が入っているかというのが、皆さんがもし理解されていないのだとすれば、こういったいきさつで入ったんだということはぜひお知らせいただければと思います。  私自身としても、次の学区審議会の動向をしっかり見きわめながら、それから地域に教育大綱の理念を伝えていくという、そういった意味での重要性を、議員としても改めて感じた次第でありますので、そういった思いを述べまして、これについては終わらせていただきます。  次に、学校給食についてです。  地産地消推進ガイドラインはまだできたばかりですので、これで一挙に進んでいくということはなかなか大変ではあろうと思いますが、二つのJAが年間使用計画ということで、これからそれをどう対応してくれるかという問題もあると思うのですけれども、例えばこういったものを提案したけれども、今の段階で何か課題があるなというものがあれば、お話していただきたいと思うのですが。  まだそこまで行っていないのかな、課題みたいなものが、もしあればなのですが。 ○議長(神谷大蔵君) 吉沼教育局長。 ◎教育局長(吉沼正美君) 課題ということでございますけれども、当然まだ今、ただいま議員がおっしゃるとおり2019年12月に策定したガイドラインということでありまして、今後、保護者、生徒、子供たちへの周知をどのようにしていくかというのが一つの課題かなとは思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 保護者の周知はもちろん大事だけれども、まずは年間使用していただく方というところを、農家の皆さんとのやりとりというのが極めて大事になってくると思うので、こういうことだとすると教育局だけでの対応というわけにはいかないと思うのですが、これはいろいろな農業政策とかの関連、連携とかで計画を進めていくということですか。 ○議長(神谷大蔵君) 吉沼教育局長。 ◎教育局長(吉沼正美君) 今年度の計画ですけれども、JAつくば市谷田部、各学校給食センター職員、農業政策課、健康教育課が参加して7月5日にこういった打ち合わせ等を開催しているところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 多分、経済部もかかわっていかないといけないのだろうと思うのですけれども、もし答弁可能なら経済部としての話を聞きたいのですが。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 今、吉沼教育局長お答えしたとおり、ガイドラインの中にも、地元の生産者との意見交換もするような記述がございますので、そういったときにJAだけに限らず、ほかの生産者、やっぱり参入したいというような、新たな販路開拓にもつながることだと思いますので、そういったものを市の経済部として援助していくなり支援していくとか、そういった会合が持てればと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 本当に農業は重要な基幹産業の一つでもありますので、こういったことも活用して、連携していただければと思っております。  地産地消推進ガイドラインはそれとして、次の茎崎の給食センターについてです。  これから人口動向を見ながら行っていくということですけれども、それはスケジュールとしては具体的にどういう形になるのか、もう少し詳しくお話いただきたいのですが。 ○議長(神谷大蔵君) 吉沼教育局長。 ◎教育局長(吉沼正美君) 学校等適正配置計画の児童生徒数の推計が終了したことから、学校と各給食センターの立地状況、各給食センターの調理能力等を勘案しながら、早急に検討していくということで対応していきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 茎崎の給食センターは、確かに3,900食という許容を超えるものを何とか必死で毎日提供できるようにと、職員も調理員も栄養士も頑張ってやってきたわけですよね。  それで、2,000食に減ったとはいえ、設備の老朽している状態は同じなものですから、その辺については、修繕で安定してというところにもいよいよ限界が来るだろうと思います。  茎崎地域の給食センターは、中学校の裏手にあって親子方式というような位置づけにもなっているセンターですので、あの中に建てかえをするのは、土地的には多分、アレルギー対応とかいろいろあるので足りないだろうと思いますけれども、ぜひ地域の給食センターの核となるような位置づけで、計画は、そもそも北の筑波、それから豊里、谷田部、そして南の茎崎ということで残すという計画ですので、その位置づけをしっかりと考えながら、今後のスケジュールを立てていただきたいと思います。  そして、非常に労働条件もよくありません。洗い場は、シャッターを上げると、雪の日は雪が舞い散る中、吹き込む中でやっていますし、雨が降っても何でもシャッターを上げながら作業していますので、ぜひそういうことも考えて、一日も早い対応をお願いしたいと思います。  以上で、私からの一般質問を終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて橋本佳子君の一般質問を終結いたします。  この後の新型コロナ対策会議の都合上、本日の一般質問をこの程度にいたします。        ──────────────────────────────────── △延会の宣告 ○議長(神谷大蔵君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神谷大蔵君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  あす2月29日と明後日3月1日の両日は、つくば市議会会議規則第10条第1項の規定により休会となります。
     次の会議は3月2日月曜日、午前10時から開きますので、よろしくお願いいたします。  本日はこれにて延会いたします。                      午後4時09分延会...