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令和 元年12月定例会−12月10日-02号

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  1. つくば市議会 2019-12-10
    令和 元年12月定例会−12月10日-02号


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    令和 元年12月定例会−12月10日-02号令和 元年12月定例会                     令和元年12月                つくば市議会定例会会議録 第2号               ──────────────────                令和元年12月10日 午前10時01分開議               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 6  番  神 谷 大 蔵 君     14  番  ヘイズ ジョン 君   副議長 16  番  山 本 美 和 君     15  番  塚 本 洋 二 君       1  番  山 中 真 弓 君     17  番  浜 中 勝 美 君       2  番  小森谷 佐弥香 君     18  番  大久保 勝 弘 君       3  番  高 野 文 男 君     19  番  橋 本 佳 子 君       4  番  長 塚 俊 宏 君     20  番  小 野 泰 宏 君       5  番  黒 田 健 祐 君     21  番  高 野   進 君       7  番  小久保 貴 史 君     22  番  柳 沢 逸 夫 君       8  番  皆 川 幸 枝 君     23  番  須 藤 光 明 君       9  番  五 頭 泰 誠 君     24  番  鈴 木 富士雄 君       10  番  宇 野 信 子 君     25  番  塩 田   尚 君       11  番  木 村 清 隆 君     26  番  滝 口 隆 一 君
          12  番  北 口 ひとみ 君     27  番  金 子 和 雄 君       13  番  木 村 修 寿 君     28  番  久保谷 孝 夫 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員       な  し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  経済部長         篠 塚 英 司 君   副市長          飯 野 哲 雄 君  都市計画部長       中 根 祐 一 君   副市長          毛 塚 幹  君  建設部長         上 野 義 光 君   教育長          門 脇 厚 司 君  生活環境部長       風 見 昌 幸 君   市長公室長        松 本 玲 子 君  会計管理者        酒 井 作 徳 君   総務部長         藤 後   誠 君  消防長          植 木 利 男 君   政策イノベーション部長  森   祐 介 君  教育局長         森 田   充 君   財務部長         高 野 正 美 君  農業委員会事務局長    野 澤 政 章 君   市民部長         飯 村 通 治 君  選挙管理委員会事務局長  石 田 慎 二 君   保健福祉部長       水 野 忠 幸 君  監査委員事務局長     北 島 浩 成 君   こども部長        中 山 由 美 君          ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         川 崎   誠    議会総務課長補佐     町 井 浩 美   事務局次長        中 泉   治    議会総務課議事係長    大 坪 哲 也   議会総務課長       渡 辺 寛 明    議会総務課主任      稲 川 紘 之        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 2 号                                  令和元年12月10日(火曜日)                                  午前10時01分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       18番議員 大久保 勝 弘       25番議員 塩 田   尚       24番議員 鈴 木 富士雄       7番議員 小久保 貴 史       20番議員 小 野 泰 宏       9番議員 五 頭 泰 誠       19番議員 橋 本 佳 子       1番議員 山 中 真 弓       27番議員 金 子 和 雄       26番議員 滝 口 隆 一       11番議員 木 村 清 隆       3番議員 高 野 文 男       17番議員 浜 中 勝 美       10番議員 宇 野 信 子       12番議員 北 口 ひとみ       2番議員 小森谷 佐弥香       8番議員 皆 川 幸 枝       5番議員 黒 田 健 祐       13番議員 木 村 修 寿       15番議員 塚 本 洋 二       16番議員 山 本 美 和 1.本日会議に付した事件   日程第1 一般質問(通告順)        18番議員 大久保 勝 弘        25番議員 塩 田   尚        24番議員 鈴 木 富士雄        7番議員 小久保 貴 史        20番議員 小 野 泰 宏        9番議員 五 頭 泰 誠        19番議員 橋 本 佳 子        ────────────────────────────────────                       午前10時01分 ○議長(神谷大蔵君) おはようございます。開議前にお知らせいたします。  議案質疑発言通告書提出がありましたので、各机上に配付しておきました。  次に、議会報編集委員長から、議会報一般質問掲載申し出配付依頼がありましたので、机上に配付しておきました。  次に、写真撮影申し出がありますので、傍聴規則第9条規定により、これ許可いたします。        ────────────────────────────────────                      午前10時01分開議 △開議宣告 ○議長(神谷大蔵君) ただいま出席議員数は24であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日会議開きます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(神谷大蔵君) 日程第1、一般質問行います。  今期定例会では、21名通告者がございます。  通告順に従って一般質問許します。  ここで、質問者並びに答弁者に申し上げます。  質問者は、重複質問避けるとともに、質問内容端的に表現されるようお願いいたします。また、執行部答弁につきましても、質問内容的確に捉え、明瞭簡潔にされるようお願いいたします。  初めに、18番議員大久保勝弘君。                    〔18番 大久保勝弘君登壇〕 ◆18番(大久保勝弘君) おはようございます。18番議員、つくば市政クラブ大久保勝弘より、発言通告書に基づきまして、50項、24項目にわたり質問いたします。よろしくお願いいたします。  まず1番目に、令和2年度茨城県予算編成等に対する要望書についてお尋ねしてまいります。  平成30年10月に、茨城県知事に、平成31年度、38項目要望提出して、予算化して事業運営していると思います。本年度も同様に提出いたしておりますが、要望内容と推進方法等について、以下、伺います。6点であります。  (1)平成31年度、38項目要望書結果でございます。丸く入れておりますが、令和2年度について触れてまいります。  (2)国民健康保険保険料率統一化、これは昨年から変更になりまして、県内はばらばらで運営いただいておりますけれども、この内容について。  (3)県立高等学校設置及び進学環境充実について。  (4)スポーツ振興について。特に括弧しておりますが、全国大会できるスポーツ施設整備要望いたしております。  (5)観光振興、これは6項目にわたって、いろいろ総合的にやっていただいておりますが、ポイント伺います。  (6)受水費用見直し、水道料金値下げ要望しておりますけれども、この辺具体的な動きについてお尋ねしてまいります。  2番目であります。高エネ研南側未利用地の利活用について、お尋ねいたします。  高エネ研南側未利用地は、調査特別委員会で議論しておりますけれども、68億円40億円で売却する場合、その差額28億円が持ち出されるわけであります。したがって、財政調整基金で処理する意見は、少数です。利活用で検討する、ある御意見が多数占めている感じで、今、ございます。また、市民関心も高く、いろいろな要望聞くわけでございますが、以下について伺います。  (1)市長から、9月議会一般質問答弁で、使い物にならない土地購入、不要な土地一日も早く売却したいと、こんなお話がありました。また、経営上は埋没費用だと、こういう話までありました。9月6日、7日約40名市民説明、私が説明いたしますと、市民からいろいろな御意見・御要望がありました。運動公園住民投票とき聞いているというような印象で市長は受けとめたようでございますが、市民から「意味がわからない」「何言っているんだ」と私に電話が入りました。したがって、その趣旨と、説明と、SDGsと関係、この基本理念について少しお尋ねいたします。  (2)不動産評価価格実施内容と結果、これは8月、9月でやるというスケジュールになっておりました。具体的にお尋ねいたします。  (3)11月20日新聞記事に、「事業者再公募中止」とありました。「議会調査特別委員会議論見守りたい」という表現新聞記事でございました。したがって、今現在進めております計画、スケジュール内容、これは令和2年までに目鼻つけていきたい、こんな表現計画だったですが、この辺はどうなっているか。  (4)方針が売却で、例えば議会調査特別委員会が利活用に傾いているわけですから、そうなった場合は、市方針は変わるか、どうか。  (5)つくば市方針決定は、いつ、時期として考えていくか。また、市民説明どういうふうに進めていくかということ少しお尋ねしておきます。  3番目です。認知症対策と介護予防対策についてお尋ねいたします。  11月11日、介護日にあわせて県内各地でイベントが開催されております。厚生労働省も、御承知ように、認知症施策推進大綱決定いたしました。基本的な考え方は、認知症発症おくらせたり、認知症になっても希望持って日常生活過ごせる社会環境つくる。それから、認知症の人や家族視点注視しながら、共生と予防というような表現しておりました。車両輪ごとく施策推進していきたい、こんな表現であります。具体的には、そこに、大綱五つ書いてございましたので、入れておきました。ごらんいただきたいと思います。
     また、筑波大学附属病院でも、中高齢者に対して、軽度認知障害早期発見対策として認知機能ドック始めたようでございます。今後は高齢者地域で支える社会になることはもう言うまでもありません。以下について、4点お尋ねいたします。  (1)生活習慣病予防対策取り組みと進め方について。  (2)軽度認知障害者対象者数と対策取り組みについて。  (3)地域包括ケアシステム重点事業について。  (4)家事援助、生活支援、介護長寿事業計画と推進方法等についてお尋ねいたします。  4番目です。筑波地区支線型バス茎崎地区路線バス運行実証実験について少しお尋ねいたします。  筑波地区支線型バスと茎崎地区支線型バス運行4月から3年間実証実験いただいております。運行状況について、以下伺ってまいります。  まず、筑波地区でございますが、4点であります。  (1)全体利用状況と、月別乗車人員。  (2)乗り降り多い場所と利用目的。  (3)利用者内訳。  (4)総費用と運営収支状況について、そして茎崎地区について2点。  (5)全体利用状況と乗車人数。  (6)乗り降り多いバスと目的地はどこに行っているかというところお尋ねしておきたいと思います。  5番目でございます。つくば市役所コミュニティ棟は庁舎隣にきちっとできて進めていただいておりますけれども、利用状況について少し触れてまいります。  コミュニティ棟は、5月より運営いただいておりますが、1階フロアオープンスペース、手前にキッズスペースがあるわけでございます。6会議室利用状況について伺います。3点でございます。  (1)オープンスペースキッズスペース、6会議室利用状況は、今、どのような形になっているか。  (2)利用時間が午前8時半から夜10時までとなっております。平均、皆さん恐らく二、三時間だと思いますけれども、利用時間についてお尋ねいたします。オープンスペースキッズスペース等について、わかる範囲で結構でございますので、お願いいたします。  (3)午後6時以降、夜も大勢方が来ているかどうか、この辺も伺っておきたいと思います。  以上、具体的にいたしておりますが、わかる範囲で結構でございます、具体的に答弁いただけますことお願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 政策イノベーション部長森 祐介君。               〔政策イノベーション部長 森 祐介君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 茨城県予算編成等に対する要望につきましては、例年、県予算編成前に、つくば市政推進に必要となる政策や予算に関して要望しております。  昨年度要望しました38項目令和元年度当初予算へ反映状況につきましては、15項目が当初予算に計上されております。  要望が反映されたは、スタートアップ支援推進するためつくば創業プラザ分室整備や、茨城県指定文化財である筑波山神社、神橋修理へ補助などでございます。  令和2年度要望につきましては、36項目取りまとめ、豪雨災害対応で御多忙だった大井川知事代理として小野寺副知事に対し、10月23日に要望書提出しております。  県立高校設置につきましては、つくば市内人口増加地域における児童、生徒数急増に対応するため、昨年同様、新たな県立高校設置要望するとともに、具体的にデータお示ししながら、大幅に不足している状況にあること説明いたしました。  加えて、ことし2月に、茨城県教育委員会が策定しました県立高等学校改革プラン、基本プランでは、人口増加地域においてもエリアごと学級数調整で対応する方針が示されておりますので、既存校学科やコース再編等によって地域ニーズに合った魅力ある高校にしていただけるよう要望いたしました。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) つくば市としては、茨城県に対し、国民健康保険は、昨年度から県と市が共同保険者となっており、あわせて国民健康保険料率県内で統一することが望ましいと要望しています。  他県においては、大阪府が平成30年度から保険料率統一しているほか、北海道など6道県が国保運営方針に統一時期明記して検討進めていると承知しています。  一方で、茨城県は、国保運営方針において、各市町村医療費水準や保険料水準状況等勘案しながら検討していくとしていますので、つくば市としても保険料率県内統一実現に向けて、継続して県に要望していきます。  生活習慣病といわれる高血圧症、脂質異常症、糖尿病予防ため、つくば市も含めた全て医療保険者はメタボリックシンドロームに着目した各種健診や保健指導行っていますが、さらに、つくば市においては糖尿病重症化予防事業一環として、半年間にわたって保健指導行う事業も今年度から開始しました。  あわせて健康づくり施策として、多世代交流出前教室や食育普及講座なども実施しています。  MCIと言われる軽度認知障害といわれるたちは、高齢者13%とする2012年厚生労働省推計もとに、つくば市65歳以上高齢者、約4万6,000から計算すると、約6,000と推計されます。MCIも含めてですが、認知機能維持としては、運動や健康、交流などが重要と言われており、つくば市においても、「認知症あんしんガイドブックつくり、各種体操教室や健診行うほか、認知症の人と家族と地域の人が交流できる認知症カフェや、地域で認知症の人を見守る意識高める認知症声かけ模擬訓練などに取り組んでいます。  地域包括ケアシステム構築は重要な課題であり、医療、介護、予防、住まい、生活支援実施ため、先ほど認知症施策に加え、地域包括支援センター市内に5カ所設置するとともに、医療と介護は連携して在宅生活支援することが目的在宅医療・介護連携推進事業、行政、社協、地域住民が協力して高齢者日常生活支援する仕組みづくりが目的生活支援体制整備事業、ケアマネジャー中心とする多職種が事例検討や課題検討する地域ケア会議推進事業など行っています。  つくば市においては、高齢者安否確認や健康保持ために、乳製品配達する愛定期便事業や宅配食事サービス事業など行うとともに、自立した生活送れるよう支援するため、掃除や草取りなど費用助成する高齢者日常生活支援事業すけっとくんや、タクシー運賃助成する高齢者タクシー運賃助成事業など行っています。  また、本人や要介護者家族支援する在宅要介護高齢者等紙おむつ購入費助成事業、長寿祝福する敬老祝金給付事業など行っています。 ○議長(神谷大蔵君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 茨城県予算編成に対する要望書中で、県南地域拠点となるスポーツ施設整備要望については、これまでも継続して行っていますが、進展していない状況です。今後も引き続き要望していきます。  次に、コミュニティ棟1階利用状況については、オープンスペースは子供連れ、学生、シニア方まで話し合いや読書、勉強などさまざまに利用されています。キッズスペースは親子連れが読み聞かせなどして、交流図っています。  また、会議室は地域集まりやサークル活動で利用されており、市主催事業等でも利用しています。  次に、平均利用時間については、利用者がさまざまな目的で来庁するため確認できていませんが、オープンスペースは平日夕方や休日に勉強等で利用する学生が多い傾向です。キッズスペースは乳幼児利用が中心ため、昼前後から夕方まで明るい時間帯利用が多くなっています。会議室は地域交流センターと同様に、二、三時間利用が多くなっていますが、利用が多い時間帯は午前10時ごろから午後8時ごろまでとなっています。  次に、午後6時以降利用状況については、キッズスペースは子供連れで参加が難しい会議以外ではほとんど利用がない状況です。オープンスペースは学生勉強利用が引き続き多く、会議室は団体会議やサークル活動利用が多くなっています。  今後も市民に寄り添った快適な環境づくり行い、使いやすい施設にしていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 令和2年度茨城県予算編成等に対する要望書観光振興については、まず、筑波山に関する要望として、避難所や休憩所施設整備、作業道、登山道及び山頂トイレ整備、改修、交通渋滞対策要望しました。  次に、地域活性化ため、茨城県によるMICE誘致補助金創設要望しました。  最後に、筑波山地域ジオパークに関する要望として、茨城県と連携強化等要望しました。  以上要望中で、現在、渋滞対策については、茨城県が主体となり、渋滞対策協議会設立に向けた準備が進められています。 ○議長(神谷大蔵君) 生活環境部長風見昌幸君。                 〔生活環境部長 風見昌幸君登壇〕 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 受水費用見直しについては、茨城県県南広域水道用水供給事業から、受水している8団体が共同で、平成22年度から、これまで9回値下げ要望行っており、つくば市としても、平成29年度から、茨城県予算編成等要望事項一つに加えたものです。  県では、現在、老朽化した施設更新や耐震化事業に取り組んでおり、値下げは困難であると見解が示されていますが、引き続き要望していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 高エネ研南側未利用地については、9月議会で答弁したとおり、平成26年につくば市土地開発公社が総合運動公園用地として土地取得しましたが、その後に行った住民投票結果受け、前市長が平成27年9月議会で総合運動公園基本計画白紙撤回表明したことで、当該地は本来目的失った土地となったと考えています。  運動公園住民投票時聞いているような印象と9月議会で答弁については、総合運動公園基本計画は、住民投票結果、8割反対により白紙撤回されましたが、議員から改めて当時運動公園署名運動など話があったことから、このような印象持ったと申し上げました。  次に、SDGsと関連ですが、前文であらゆる形態と側面貧困撲滅することが最大地球規模課題であり、持続可能な開発ため不可欠な必要条件としており、誰一取り残さないことが誓われております。総合運動公園希望していた市民声は承知していますが、われわれは限られた予算中で貧困対策も含めたSDGs達成目指しています。  総合運動公園基本計画については、先ほど申したとおり、住民投票でも否決されており、限られた予算中でほか必要性が高い事項より優先して意見採用すべきものではないと考えます。  不動産鑑定については、8月全員協議会や9月市民説明会では、売却前提に8月から9月に実施することとしていましたが、特別委員会が設置され、さまざまな議論、検討が行われていることや、当該地に対する市として土地利用方針や公募条件等整理した上で、実施することが望ましいと考え、不動産鑑定は実施していない状況です。  高エネ研南側未利用地に関する今後スケジュール、調査特別委員会結果踏まえた市方針、市民への説明等については、調査特別委員会で取りまとめられた意見等踏まえて検討していきたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 支線型バスは、効率化高い筑波地区において、四つコース設定し、地域生活拠点である北条地区と各地区結ぶ定時定路線バスとして、ことし4月から3年間実証実験運行しています。  既に、筑波地区内移動する手段としてはつくタクがありますが、利用者からは運行時間拡大、土日祝日運行など要望があることや、1回利用で1当たり負担額が約2,500円と高額になっているなど課題もあることから、つくタクから支線型バス利用転換可能性検証することとしています。  支線型バス利用者は、9月末時点で2,842であり、コース別では3コースが一番多く、1,579、続いて1コースが474、4コースが461、2コースが328となっています。  月別では、6月が多く、616が利用しております。  支線型バスで乗降多いバス停留所は、地域生活拠点である北条地区内にある四つコースに共通している筑波交流センターや、カスミ筑波店などです。  また、それぞれコース内にある病院やクリニックに隣接するバス停留所においても利用されている傾向があります。  これらことから、公共施設や医療施設、商業施設利用に使われていると想定されます。  また、交通結節点である筑波山口でも多く利用が見られており、支線型バスと路線バス乗りかえることで、地区内外へ移動にも利用されていると推測されます。  利用者内訳については、運賃割引制度実績から見ると、高齢者利用が54%、障害者や小児利用が5%、一般利用が41%となっています。  支線型バス事業費は、本年度当初予算で6,140万4,000円計上しており、収入については9月末時点で40万4,800円になっています。  茎崎地区路線バス実証実験事業は、市内で高齢化率一番高い茎崎地区において、民間路線バス活用し、ことし4月から3年間実証実験運行しています。  この実証実験では、茎崎地区にとって生活圏一つでもある牛久駅方面へ移動、利便性確保目的に、既存民間路線バス4路線活用した路線バス運賃補填実証実験事業と、牛久駅方面に向かうバス路線ない地区について、新たな路線新設した路線バス運行実証実験事業実施しています。  利用状況ですが、9月末時点で、路線バス運賃補填実証実験事業では4万273が利用し、1日当たり平均220、路線バス運行実証実験事業では1万3,084人の利用があり、1日当たり平均71.5となっています。  路線バス運賃補填実証実験事業では、主に森の里団地入り口や桜ケ丘団地などバス停留所が多く利用されています。  また、路線バス運行実証実験事業では、城山団地中央や自由ケ丘団地などバス停留所が多く利用されています。  いずれ実証実験事業でも、団地内バス停留所が多く利用され、実績からすると、牛久駅が最も多く利用されています。  また、公共施設や医療施設、商業施設付近バス停留所においても、利用実績があることから、これら施設へ移動手段として利用されていると推測されます。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 市長から(4)、(5)答弁がないんですが。 ○議長(神谷大蔵君) どちら(4)になりますか。 ◆18番(大久保勝弘君) 高エネ研南。 ○議長(神谷大蔵君) 高エネ研ですね。方針売却日。 ◆18番(大久保勝弘君) ちょっと答弁いただけますか。 ○議長(神谷大蔵君) 3、4、5まとめて答弁ですね。  五十嵐市長。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほど高エネ研南側未利用地に関する今後スケジュール、調査特別委員会結果踏まえた市方針、市民への説明等については、調査特別委員会で取りまとめられた意見等踏まえて検討していきたいと考えておりますと答弁しておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。  順序、私が質問した内容で進めてまいります。  まず、1番予算編成についてでございますが、この中で、国民健康保険ところ、お話しいただきました。前回も質問いたしましたが、今、部長から答弁があったわけでございますけれども、県内で1番で、6,050円という形で高いですね。したがって、これが平均されますと、恐らく5,000円台にとんと落ちるということになりますが、安いところと高いところが激しくなっていますので、ここは進めていただくこと要望しておきたいと思います。  次に、県立高校ところ少し具体的に質問いたします。  県立高校については、市長公約にもありますし、平成27年から3年間、今、進めていただいております。今答弁中で、基本プランという言葉が出てまいりました。また、県立高等学校改革プラン、こんな表現がありました。その中で、エリアごと学級数調整対応基本に進めて、県はいくということでございますが、設置実現見通しなどは、今ところ、あまり聞こえてくるような感じはないですが、どういうふうになっていますか。
    ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) こちらから具体的なデータ示しながら、つくば市において、児童・生徒数がふえているということ県に丁寧には御説明させていただいているところでございますけれども、県立高校設置については相手があることですので、具体的な時期については特に言及されていないところです。つくば市としては、できるだけ早期に整備していただけるよう引き続き要望してまいりたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。しっかり進めてください。3年たっても動きがない、わからないという形じゃなくて、具体的に、詰めていかないと目標が達成できないと思うです。何事もそうなですが、そういうこと一つ前提によろしくお願いいたします。  次、スポーツ振興ところです。今、答弁いただきますと、どのような規模で考えているか、要望内容ですね。設置場所はどこ考えているか。それは県に全部やっていただきたいと、こんな内容に、今、聞こえたですが、この3点、どういう考えで要望しているか、お尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) まず、要望している施設規模でございますが、こちらについては、全国大会など開催する上で、広さや観客数など条件十分に満たすことができるスポーツ施設考えています。  次に、候補地についてでございますが、具体的な考えはありませんが、広域的な施設であることから、県全体バランス見て、県に判断していただくことと考えています。  最後に、施設整備については、先ほどもお答えしたとおり、広域的な施設であることから、まずは県が主体となって整備すべきであると考えています。  今後、県で計画が具体化され、事業進めていく段階で、市と協議場が設けられた場合に、費用負担など具体的な検討が始まるものと認識していますので、現時点では、要望書継続して提出することにより、市要望県に伝えていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。先端で申し上げましたけれども、要望書提出するだけで、具体的にどこに、どういうふうにしてほしいということは現実化しないと、私はなかなか詰めて答えるようにならないと思うです。お願いしますというような形で、毎年繰り返しているだけでは、私は、せっかく要望出しているですから、せめて、5年とか、即なかなかいかないと思いますが、何年間後にはできるということが見えてこないと、要望意味がないではないかという感触で見ておりました。よろしくお願いいたします。  次、観光振興でありますが、ここは今、答弁中で、茨城県が主体で渋滞対策協議会設立準備していますと、こういう答弁が一番最後にありました。どんな準備しているか、少し具体的に教えてくれますか。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 今、茨城県土木部道路維持課道路保全強化推進室というところが主体になりまして、10月に、2回ほど関係者と設立準備会行いまして、そのほか、個別にも3回ほど打ち合わせ行っております。  今ところ、予定では、年明け1月27日に設立総会という運びになっておりまして、まだメンバーは確定しておりませんが、今時点でわかっているメンバーですと、土浦市、石岡市、つくば市それぞれ3市長と、TX、筑波観光鉄道、関東鉄道と、茨城県道路公社、茨城県警、茨城県土木というようなメンバーで、まだ、メンバーは正式には確定しておりません。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございます。1月27日にスタートするということですから、私は筑波山渋滞対策が具体化することは大変望ましいと思いますので、ぜひ一つ積極的に中心になってお進めいただくこと要望しておきたいと思います。  次に、受水費用見通しでございますが、ここは8団体で9年間要望していて、なかなか今、実現できないかなという印象で聞いておりました。具体的に、これは金額で幾らとか、何%ぐらい安くしてほしい、こういう要望しているかが1点。  それから、年間、例えば要望書だけ提出するだけでなくて、失礼ですが、何回ぐらい、県と、要望方法について進めているか。  3点目、可能、実現は期待できるかどうか。水戸市は11%上げていますよね。したがって、一方では運営ができなくて上げていく、金額とか内容はわかりませんから、詳細表現できませんけれども、そういう中で、一方では値下げしてほしい、こういう要望ですから、この辺、3点ばかり具体的に教えてくれますか。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 値下げ額なですが、県、県南広域水道用水供給事業経営状況に関係してきますので、あえて金額は出しておりません。県で判断していただいて、できるだけ値下げしていただきたいという要望出しております。  2点目、8団体協議ですが、8団体揃って代表が毎年秋ごろに県に要望書出している状況です。  あと、県水道料金がなかなか下がらないということですが、これについては先ほど申し上げたとおり、県でも老朽化対策とか、そういったもので施設更新、耐震化など事業に取り組んでいるため、値下げは非常に難しい状況が続いている状況です。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 今、部長答弁した内容でいきますと、年1回やっているよ、何%金額は言っていないよ、向こう表現内容で動きますよということですから、なかなか進まないと思うです。私からいえば、何%お願いしますとか、幾らお願いしますという動きしますと、それはできる、できない、もしくは何%ぐらい検討しようかと、こういう具体的に入るですが、ちょっと失礼な表現ですが、要望だけ、毎年1回お願いしますと言っているだけでは、9年たっても前進しません。恐らく10年たっても、なかなか進まないというように見えるですが、せっかくやっているですから、ぜひひとつ、推進いただいて、答えが出るようにお願いしておきます。  総合的に、要望について聞いておりますと、なかなか成果は出にくい内容もわかるでありますが、具体化していくような方法、こちらからアクション起こさないと答えは出ないだろう、こんな印象でおりますので、ぜひひとつ、積極的に進めていただくこと全体的にお願いしておきたいと思います。ありがとうございました。  続いて、高エネ研、市長答弁いただきまして、ありがとうございました。私が気になりますは、1番からまいりますと、先ほど触れました不要な土地とか、それから、契約料は埋没費用だとか、答弁内容に違和感があるような感じです。  例えば、もう少し具体化すれば、前任者が少し適切に対応していなかったから、結果、こうなってしまったので、表現がそういう形になっているかなという印象私は受けるですが、市長がSDGsという言葉使って、今、いろいろな形で活動していただいておりますが、1も取り残さないとか、いろいろな表現していますよね。理想的な表現でありますが、現実と、この答弁内容とか、市民に与えるイメージは、私はあまりいい表現ではない、ちょっと失礼ですが、不適切な言葉に当てはまるではないか、こういうふうな印象まで持ってしまうですが、市長はこの辺、どのように考えていますか。これが当たり前と言うかどうか、ちょっとお尋ねしておきます。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 議員御質問意図正確に把握できているか、ちょっと自信がありませんけれども、SDGsで掲げられている理念というは、先ほども説明しました。誰一取り残さないということであります。それは、市民、特に苦しんでいる状態にある、あるいは困っている子供であったり、そういったたち守り抜いていくというものとつながっているわけですけれども、一方で、24万いる市民要望、24万人の要望全て実現することはできませんので、やはり優先順位はつけていかなくてはいけないわけですね。あれもやり、これもやり、それもやりということ全てしていたら、あっという間に財政破綻してしまって、本当に必要なことができなくなるわけです。  ですので、優先順位つけていく。その際に、総合運動公園というあの大規模なものについては、もう市民が、8割が、あそこに必要ないという結論出しましたので、そこについて優先順位というは低くなってくるではないかということ申し上げました。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 総合的には、市長が言っていることは理解できなくはないですが、私から見ると、24万人の方々意見全部聞くわけにいかないと。優先順位に基づいて進めるよというは、これは理論的、一般的には理解できるわけでございますけれども、繰り返すようですが、9月6日、7日には、市民から、ぜひ利活用してほしいという言葉が多かったよということも含めて御説明しておりますが、しかも、議員方々も、この調査特別委員会中でも、そういうふうに進めたらどうかという、今、空気になっているわけですね。  したがって、そういうこと総合的に考えますときに、私は、市長思い、強い思いは理解できるですが、クレオでも経験しましたように、一方的に、私から見れば、自分主張に対する理解がいただけないということになれば、私は全体的に時間もかかるし、手間もかかるし、問題ではないかというふうな感じがするです。したがって、もっといろいろな意見聞き、最終結論は市長が持っているわけですから、執行権があるわけですから、ここは少ししっかりと進めていただくこと再度お願いしておきます。  それから、不動産関係ですが、この鑑定評価というのをやめたと、今、聞こえたですけれども、8月、9月で決めて、もう進めているわけですから、最終40億円が50億円になるか、40億円前後になるか、こういうことなですよ。進めていないと、恐らく、今、どうでしょうか、運営がストップしてしまった状態であれば、これが議会結論が出て、それで変わると、今ところ聞こえておりませんので、方針は変わらないなら変わらないで、私は採決するという方法もあると思うですよね。  したがって、その辺は、もう少し市長が明確に判断いただいて、お進めいただくこと要望しておきたいと思います。  それから、3点目、11月20日新聞記事では、再公募中止したと、こういう新聞記事で大きく載っていましたよね。したがって、こういうものは内部では調整、検討して、最終、こういう新聞記事にするか、市長判断で全部、こういう新聞記事になっていってしまうか。我々は、新聞見て初めて知ったものですから、この辺段取りは中ではどういうふうにやっているですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 最後点だけが質問ということでよろしいですか。 ◆18番(大久保勝弘君) はい。だから、内部で、市長がもう結論出して記者会見するか、それとも、内部で、各部で調整して、こういう答え出すか、その2点。 ◎市長(五十嵐立青君) 当然、内部でさまざまな調整して、方向性は出しております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 内部で議論してやっているということですね。あらゆるものそういうふうに想定していいですか。あらゆるものが。わかりました。  それから、さっき4番、5番、と私は過去言いました。総括的に、今、先ほどいただいた答弁ような感じがいたします。ここは少しきちっと聞きたいですが、市長が売却で動いていて、議会我々は調査特別委員会は利活用という動きしていますよね。そのときに、答えが二つになります。市長は売却、我々は利活用が多いというように、採決取った場合に、市長判断はどう変わるですか。  市長が最終執行権持っているわけですから、市長が売却だと言えば売却で採決取るわけですから、それによって変わっていくかどうか。この辺はどういうふうになりますか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) これまでも繰り返しお話ししていますし、答弁もしていますけれども、先ほど、たった今、申し上げたばかりですけれども、特別委員会が設置され、さまざまな議論、検討が行われておりますので、その議論踏まえて、今後検討していきたいということです。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) それは一般的な答弁ですよね、私から見れば。誰も、そういうふうに、恐らく答えると思います。私が逆立場になれば、当然、そういう答弁仕方が考えられますけれども、市長、聞いていて、明確ではないです。最終的には、議会結論があれば、そういう方向に行くということなか。検討しますというは、一番、どちらにも行けるですよね。ですから、この辺がどうも見えないですよね。私から見れば、方針はどうかというが聞こえないです。  5番目もそうですよね。いつごろまでに結論出すですかという、我々は3月めどにと進めておりますけれども、これはどういうふうに理解しますか。例えばあくまでも議会で結論が出てから検討してやるということなか。私は各部門が動いて、担当者がいるわけですから、この間、ぐうっと半年とか1年とかずれれば、部門は何やるんですか。結局、結論が出るまで動けないですよね。  ですから、私から言わせてもらえば、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、内部でも、こういう方向だから、どうしようと同時進行させて、結論お互いに導いていくというふうな形にならないと、最終的に、私は順調に進まないと思うです。我々答え待っていて、またそれから議論していくとなれば、その間ずれるわけですよね。  ですから、私はこういう空気になっているならば、この前も申し上げましたが、市長がみずから出てきて、空気読んで、そして、状況把握した上で、これはやはりそういう意見が多いということはというふうに、市長もやはり考え方変えていくというような方向になっていくとすれば、議事録読んで恐らく答え出すというよりは、現場で出すが一番わかりやすいと思うですが、執行部方は全然もう出席しないで、恐らく議事録で判断していると思うですが、その辺はどうですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) お話し伺っていくほど、ちょっと議員御主張がわからなくなってきたですけれども、これも繰り返し答弁していますが、当然、議会で今、議論していただいていますので、そのこと抜きにして庁内で決めるということは、これはない話ですから、今、皆様議論見ている状況であります。  私理解では、何か今、委員会で明確な結論が出ているとも認識はしていないですけれども、その方向性がまとまってくれば、当然、その方向性拝見した上で、今後ことは議会皆様とも丁寧にお話ししながら考えていくということになろうかと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 市長言葉が実は私も理解できないですが、方針、市長があらゆるもの出してくるわけですよね。それで、我々は議論して、賛成とか、反対とかという形で、最終この結論決めていく場面が議会運営中であるわけでございますけれども、簡単に言えば、調査特別委員会様子見ながら最終判断しようと、こんな形に今、流れつつあるですよね。  ですから、強い売却するというふうな、あの姿勢からすると、私から見れば少しトーンは下がったなというイメージに聞こえるんですよね。ですから、その勢いがどうなっていくかなという感じがするですよ。また、ここら辺答え判断した上で、またころっと変わるということになれば、私から見れば、市長方針が何だか不安定なようなイメージ、大変失礼なですが、感じるですが、市長はそういうこと全然感じないですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 何となく、議員おっしゃりたいことがわかってきたですけれども、売却する方針でありましたが、議会で、今、委員会が立ち上がり、議論していただくことになりましたので、それについてはいったんもうストップしているという状況ですので、そこで議会議論無視して何か私が進めるということは、まずあり得ません。  あわせて、議会議論待っている中で、たらればで、確定もしていないこと軽々に申し上げれば、それはやはり市民にも誤解与えることにもなると思いますので、そこは、今、皆様に議論していっている部分については、きちっと尊重していきたいと思っていますし、もし、私もその委員会に出席要請が出れば、当然、いつでも喜んで出席はするところであります。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 今答弁は、議会で決定したことは、ほぼそれに従うという表現に若干聞こえたですが、しっかりと市民ためになる利活用ということ前提に検討いただくこと強く要望しておきます。ここは繰り返しになりますから、やっても仕方ありませんが、何か完全に、今話がストップしちゃっていて、内部では検討もしていないというように聞こえますので、内部でも、こういう意見が強いけれども、やるとすれば、どうするがいいかなということお互いに少しでも前向きに進めないと時間がたつだけですので、この辺は、いろいろ総合的に市長判断で、市民方に大変よかったという答えになるように、お進めいただくこと強く要望しておきたいと思います。  前に進みます。時間がなくなってきましたので、3番目介護関係認知症対策でございます。ここは部長からいろいろありました。少し、内容、私もわからない点がありますので、お尋ねしておきたいと思います。  その中で、最初生活習慣病予防というところ答弁部分で、糖尿病重症化予防事業運営という言葉がありました。この辺はどんな内容ですか、お尋ねします。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 糖尿病重症化予防事業というものは、文字どおり、糖尿病重症化予防する事業ということでございます。例えば特定健診受診結果で検査数値高かった人を対象に、医療機関へ受診勧める通知送っていますけれども、それに加えまして、今年度からは、希望者に対し、かかりつけ医療機関と連携した保健指導行っているというところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 何ぐらい、予防に、対象者で勧めたとわかりますか。わからないなら結構です。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 今しがた最後に申し上げました今年度から始めた事業、この保健指導は1に対して半年間、7回にわたって継続して、食生活アドバイスなど実施するものでございまして、46に案内し、事業開始したは13で、まだ終了者はいません。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 生活習慣病一番問題点は糖尿病なですよね、御存じだと思いますが、ここきちっとやはりやるというは大きなポイントですので、よろしくお願いいたします。  2点目、軽度認知障害者対策というところでございますが、ここ答弁中で、「認知症あんしんガイドブック運営という話、それから、認知症カフェが5カ所やっていますよという答弁いただきました。ここ少し具体的に教えてくれますか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 「認知症あんしんガイドブック」は、認知症状態に応じた適切な支援やサービス紹介しているもので、1万5,000部作成しております。  認知症カフェや、認知症の人と家族、地域の人が交流する場で、現在、茎崎、筑波、豊里、桜地区交流センターや病院などで毎月開催しております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 私は、たまたま水戸市でいろいろボランティアしているものですから、水戸市は認知症こういう4、5、6という、認知症度合いお話ししながら判断するというようなテクニック使った用紙使って30年かけてやっています。同じようなものだと思いますけれども、一つ、ここはしっかりと進めていただくよう、要望しておきたいと思います。  特に、今、話題になっていますは、カフェが結構全国的に展開が激しく進んでおります。出てきてもらって、カフェでお茶飲んでもらったりするということが認知症予防に影響するわけでございますから、その辺よろしくお願いしておきます。  3点目、地域包括ケアシステム中で、答弁中に、生活支援体制整備事業地域ケア会議推進事業という言葉が出てきました。私もそちらはあまり詳しく勉強していませんので、教えてください。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 生活支援整備体制事業は、行政、社協、地域住民が協力して、高齢者日常生活支援する仕組みづくりが目的ものでございます。  地域ニーズに合った地域づくりとネットワーク構築目的としておりまして、今後、7圏域に配置する生活支援コーディネーター中心に実施していきます。  地域ケア会議推進事業は、ケアマネジャー中心とした多職種が事例検討や課題検討するものでございまして、現在、6圏域で、年6回ずつ計36回開催しており、加えて、自立支援型地域ケア会議も今年度から開始しました。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 4点目家事支援援助生活支援部分答弁中で、愛定期便事業とか、宅配サービス食事事業とか、これも私も見ておりますけれども、その事業、それから、高齢者日常生活支援事業すけっとくんやっている方も知っていますけれども、この辺動き少し教えてくれますか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 愛定期便事業平成30年度利用者は48で、約7割は80歳以上となっております。宅配食事サービス事業では、平成30年度利用者は119で、約6割が80歳以上となっており、夕食希望する曜日に配達しております。  高齢者日常生活支援事業すけっとくんについては、平成30年度利用者は389で、主に剪定作業などシルバー人材センターが行っております。  今後も一人暮らしや高齢者世帯見守り、日常生活支える事業として充実図っていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 今、ちょっと具体的にお尋ねしていますが、認知症とか介護という問題は、もう今から高齢者は、私もその一員ですけれども、切っても切れない、医療費がかかったり、介護費用がかかったり、最近では国会でも、75歳以上は負担金2割にするということにもなってきております。したがって、膨大な費用が市からも出ているわけですから、ここはもっともっと積極的に進めていただいて、先ほど触れました大綱が厚生労働省も出しておりますので、認知症にならないで、健康寿命で平均寿命が伸びていくという、世界一になるわけですから、そういうことしっかりと、強力に進めていただきたいと思います。  ただ運営しておるだけでは、なかなか全高齢者に御利用いただけないという部分もありますから、ここは4万6,000人の高齢者がこれ理解して、そして、その中でどれか自分がみずから進んで参加していくような仕組み進めることが、私は御本人にとっても、個人的にもいいわけでありますし、ひいては行政が費用負担が少なくて運営が済むわけでございますから、よろしくお願いしておきたいと思います。  ここは以上でございます。  それから、4番筑波地区支線路線バスというところに入ってまいります。  今、部長答弁伺って、順調に進めていただいているように感じました。したがって、3年間やっていきますので、市民にも周知されたり、また、皆さんに利用いただけるように、積極的に進めていただくことお願いしておきます。  これから、先ほど高齢者、前段3番目でも申し上げておりますが、多くなるわけです。特に私周辺にも、もう庭から出られないという方や、集落でも、やっと食えているという方に、75歳過ぎますと、一気になってきておりますし、いろいろな病院へ通っている方が多く大勢見受けられます。したがって、この方は当然、病院へ行けば医療費がかかるわけですし、介護になれば、家族も地域も大変です。いろいろな形で支援しないと進まないという状況が考えられますので、ぜひ、この支線バスについては積極的にお進めいただくこと要望しておきたいと思います。
     最後5番目部分でありますが、市役所コミュニティ棟利活用についてでございます。ここは、今、お聞きしますと、夜少ないかなという感じがしました。あとは、私もたまに入ってみるですが、地元皆さんで勉強している方もおりますし、パソコン持ってきて、しっかりといろいろなことやっている方もおります。  一方では、高齢者がお話ししている場面も拝見いたしますけれども、皆さんがそれぞれ、地元交流センターという立場で運営いただいておりますから、近く方が来ていただいて、よりコミュニケーションがとれて、皆さんが元気に過ごせて、しかも、有効に使われて、喜んでいただけるような運営ができることが必要かと思いますので、いろいろアイデア出しながら、お進めいただくこと要望しておいて終わりたいと思います。  以上です。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、大久保勝弘君一般質問終結いたします。  次に、25番議員塩田 尚君。                    〔25番 塩田 尚君登壇〕 ◆25番(塩田尚君) 塩田 尚であります。まずもって、台風19号によって被災された全国皆様方に、心よりお見舞いとお悔やみ申し上げます。  台風が近づくと、もうテレビがかしましく、何十年に一度台風とか、今まで誰も経験がしたことないような大雨が襲来しますと言っておりましたけれども、それが何だか、もう毎月来るような時代になってしまいまして、何十年に一度が毎月起こるかと、もう暗たんたる気持ちになってしまいますが、ひょっとしたら、地球メカニズムが幾らか、徐々に狂ってきているんじゃないかと、今、そういう自然災害に対する危惧も強く持っているような次第であります。  そういう中で、台風19号は文字どおり本州直撃しました。状況的には、そう甚大な被害はなかったと聞いておりますが、本県では那珂川、それから、久慈川等河川沿線では非常に甚大な被害があったわけであります。  まずもって、その災害対策について事前対策と準備について、このことについては、先般9月定例会折りに、五十嵐市長が万全体制で取り組んでいきたいと強い決意示されておりましたが、その直後台風襲来であっただけに、事前対策と準備についてはいかがであったかと。それと、改めて本市被害状況はどうであったか。さらには被災した他自治体へ支援はどのように行ったか、それについて、まず壇上からお伺いしたいと思います。  2番目項目は、いじめ対策についてであります。もういじめについては、私も既にもう2回もここで続けて質問してまいりましたが、今回もまた、前回質問後に、今度は教諭が教諭いじめるという、非常に前代未聞事件が起こりました。神戸市東須磨小学校で起きたいじめ事件でありますけれども、確定しているいじめ加害者が4名から5名、被害者も確定しているだけで4名、恐らく5名いるだろうと言われております。  そういう折り、さらにまた、奈良県山手郡山市市立郡山南小学校でも、教諭4が同僚によるいじめとパワハラ訴えて、この9月、2学期始業式から休んでいるということが明らかになってまいりました。  特に、この神戸事件は、動画でも、テレビで放映されましたから、生々しいといいますか、非常に陰湿といいますか、この一番被害に遭った25歳男性教諭は、もう警察に被害届出したそうですけれども、その被害主だったもの挙げても、毎日ように平手打ちされて蹴ってくる、関節技かけてくる、熱湯入ったやかん顔につけられる、首絞められ呼吸困難になる、これはもうテレビでも動画が出ましたけれども、次が家庭科室で激辛カレー食べさせられる、これで、子供がカレー食べるが怖くなっちゃったというですが、さらには激辛カレー目にすりつけられる、これも動画で流れました。  さらに、車に大量灰皿まき散らされる、児童に配付するためプリントに水たらされる、ビール瓶口に突っ込まれて飲まされ、飲み終わったビール瓶で頭たたかれる。これは非常に危険なです。ビールが入っているよりもからほうが非常に危険なです。  激辛ラーメン無理やり食べさせられる、履いていたジーンズびりびりに破かれる、仕事が終わっていないのに、「はよ帰りたいから、送れや、くず」と言って、車で送らされる、児童に向けて、男性教諭学級「めちゃめちゃにしたれ」と言われる、ドレッシング、焼肉たれ、キムチ鍋素など大量に飲まされる、これ一部ですから、全部で50項目以上あるそうです。一時期何とかデパートという言葉がはやりましたが、これでは、まるでもういじめデパートだなと思いますが、それが学校教育現場で日常的に行われたということに、私は震撼しているわけであります。  まさか、つくば市ではそういうことないと信じておりますけれども、そのまさかが怖いわけでありますから、今回きちんとつくば市対応についてお聞きしたいと思います。  まず、つくば市で、そういういじめ実態について御報告いただいて、1回目壇上で質問とさせていただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 台風19号へ対応については、これまでにない大型台風と予報があったことから、台風接近が予想される3日前に、市民生命守るため対策早急に準備していくよう市長から指示受け、庁議メンバーによる事前対策会議開催し、市対応策など確認しました。  具体的には、市民がみずから生命、命守るため事前準備方法や、実施お願いホームページやSNS、広報車等でお知らせするとともに、週末に行われるイベント中止や、公共施設閉鎖など検討も行い、公表しました。  また、開設する避難所決定し、毛布や水など物資事前に運搬しました。  台風が近づいてきた10月12日には、つくば市災害対策本部設置し、市長陣頭指揮もと、全庁的に24時間体制で対応に当たりました。特に河川氾濫による被害が心配されたため、気象情報や河川水位常時確認し、土砂災害警戒区域や、河川浸水想定区域に、順次避難準備、避難勧告、避難指示発令しました。  台風19号による被害については、桜川流域北太田で一部浸水、田中、君島含めた11カ所で床下浸水、大貫、小田、栗原など17カ所で道路冠水がありました。  また、市内全域で道路や公園など倒木も83カ所ありました。  さらに、冠水による市内道路14カ所通行どめにしたほか、公共施設や民家において、屋根、雨どい、窓ガラスなど幾つか被害が報告されています。  次に、台風19号で被災した自治体へ支援については、物的支援として、水戸市にブルーシート、土のう袋、マスク、消石灰提供しました。  人的支援としては、茨城県から支援要請により、茨城災害対応支援チーム員として、災害対応全般助言行うために1名職員7日間、常陸大宮市へ、罹災証明申請業務等ために2名職員10日間、常陸太田市へ、被災者健康チェックために3名職員3日間、水戸市へ、茨城県消防広域応援派遣として7名1日派遣しました。また、災害ボランティアセンター運営支援に社会福祉協議会も約1カ月、常陸大宮市で活動いたしました。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 教師いじめ実態については、全て学校が9月に、「パワーハラスメントは職場いじめ」というテーマでコンプライアンス研修行い、全職員にいじめ防止徹底図っています。その研修では、具体的なパワーハラスメントやいじめとなる行為示し、そのような行為がある場合にはすぐに教育局に報告するように求めましたが、その報告はありませんでした。 ○議長(神谷大蔵君) 教育長門脇厚司君。                   〔教育長 門脇厚司君登壇〕 ◎教育長(門脇厚司君) 基本的には、学校は、教師、教員同士がお互いに信頼して助け合えるような場であることが大事だと考えています。そのためには、校長学校マネジメント力が重要であるという認識から、研修会開催し、マネジメント力向上に努めております。  その上で、各学校においては、コンプライアンス委員会など設けて、コンプライアンス研修継続して実施し、全職員意識高めるとともに、セルフチェック定期的に行い、各自が振り返り、自分行為見直す機会設けております。  あわせて、いじめにつながりそうな行為が見られた場合には、管理職に直ちに報告していただき、早期に対応できる体制づくり進めていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) まず、大項目災害対策についてお尋ねいたします。  台風一過、その次朝、早朝ですけれども、近所コンビニに行ったです。そうしたら、駐車場が満杯なです。ほとんどが乗用車です。何だろう、これはみんな台風後、買い物に来ているかなとのぞきましたら、ほとんど車に、数人の人が車中で寝ていたです。一応、店員方に確認しましたら、「常総市から逃れてきて、1晩ここで過ごした方がほとんどです」というお話でした。特に常総市場合は、例鬼怒川決壊ことがありましてから、災害、特に水害に対しては非常にもう敏感に反応するようになっておりますから、今回も相当多く方が常総市方面からつくば市にも避難して来られたではないかと思います。  そうすると、避難所は相当混乱極めたではないかと思いますけれども、その状況について、少し詳しく教えていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 常総市でも避難指示出されましたので、豊里交流センターと真瀬小学校、それから、茎崎中学校に全部で261名方が常総市から避難されてきておりました。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) そうしましたら、その後新聞に、「つくば市場合、避難所駐車場が満杯で、後から来たが入りきれなくなっちゃった」という記事が出ておりましたけれども、駐車場関係混乱とかはいかがだったでしょうか。それと、現場でどのように対処されたか、今後ためにも、ひとつお教えいただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 雨が降っていたために学校グラウンドが使えないケースとか、それから、駐車場収容台数超えてしまったというような避難所もございました。そのため、近く集会所とかお借りして対応したわけですが、今後課題と思っておりますので、対応方針決めていきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) そうですね、グラウンドなんかは普段は駐車場に使えるところですものね。そこが雨で駐車場として使えなかったとか、そういう突発事故が起こるわけですね。それもある意味では、今後大きな教訓になっただろうと思っております。  ところで、台風21号ときですけれども、千葉県全体で1,200人の児童・生徒が帰宅困難になってしまって、学校に宿泊せざる得なかったということがありましたが、つくば市場合は、そういう異常事態はいかがでしたか、発生はしなかったでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) その件につきましては、下校時刻早期に変更いたしました。この変更というものは、気象情報及び、それから、危機管理課から情報もとに、児童・生徒安全第一に考えて、必要に応じては、校長会とも相談しながら、教育局で、基本的に判断すると。そして、その対応については、各学校に通知し、各学校では、それもとに、さらに学校実情加味して、対応策緊急メール配信、それから、学校ホームページ、これで保護者に通知するという形で進めています。  今回でいえば、児童だけ下校では危険があると判断して、保護者迎え依頼した学校もございました。また、緊急下校際には、学校職員は、児童・生徒下校安全確認するために学区巡回行っております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) この項目最後にしたいと思いますが、そういう災害があったと。それに対して、非常に周到に準備したということであります。それでも、やはりなかなかマニュアルどおりにはいかないが自然災害であります。そういう中で、教訓も含めて、市長、前回議会ときも非常に強い決意発露されておりましたけれども、今回、また、災害に対する今後取り組みについて、市長決意ような取り組み方教えていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 今回は、過去にない大規模な台風が接近するという報道がありましたので、私も3日前から、対応準備するように指示して、台風接近前、接近中、通過後にどういうことするかというのを、全て部署で確認して、関連、例えば事業者であったり、学校であったり、関係機関に連絡するということ進めてきました。  これは台風という形であったから、一つ予想できたものではありますけれども、では、例えば地震などケースはどうなるんだとか、あるいは火災というケースもあるかもしれません。さまざまなケースがあると思いますので、やはりそういった際に、その都度、その都度、当然、判断することも重要ですけれども、やはり事前にどれだけさまざまな想定しておけるかというが非常に重要であるということ今回、改めて感じました。  つくば市では、今、新しく図上訓練として、さまざまな災害想定した訓練全庁的にも行っていますけれども、そういった訓練も積み重ねつつ、今回、できたこと、そして、課題として見えてきたこと等、改めて整理して、今回も目標とした1人の死者、負傷者も出さないということ、私も会議で常に話していたですが、その目的は、目標は今回達成はできましたけれども、今後も、そのこと続けられるように、強い意志持って取り組んでいきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 最後に、私感想言わせていただきますが、特に他市に対して、非常に手厚い支援やっただろうと、私は感心しております。確かにちょっと駐車場混乱があったようなことが新聞には書かれてしまいましたけれども、今公室長お話聞きますと、迅速に対応したということでもあります。  特に、那珂川、それから、久慈川で、あの流域で深刻な被害受けた水戸市、それから、常陸大宮市と、私も個人的にお見舞い並びに激励に行ってまいりました。水戸市市長は、私が行ったときは直接お会いできなかったですが、後日お会いしたときに、大変お世話になりましたと感謝されました。  常陸大宮市で、玄関に入ったら、正面に、つくば市というベスト着た顔見知り職員がいるですよ。それで、玄関入ったところ正面で、被災された皆さん方へ対応に尽力されておりました。その折り、常陸大宮市市長から、大変つくば市にお世話になりましたと、お礼言われました。  そのときに、やはり図上で幾ら訓練していても、なかなか訓練どおりにはいかないと。情報は錯綜するし、指揮系統はおかしくなっちゃうし、まともな情報が、挙句果てに、自分ところに届くはずが届いていなかったり、もうありとあらゆる想定外ことが、自然災害以上に、内部でも想定外ことが起こってしまいましたと、そういう中で、右往左往することが結構あったですが、つくば市職員皆様方は迅速果敢に、それらに対して対処していただいたので、非常に、私ども励みになったし、また、教えられもしたという感謝言葉言われました。最後に、つくば市皆さん方にくれぐれもよろしくお伝えくださいと言われましたので、この場お借りして私報告と感想言わせていただきました。  次に、いじめ対策であります。ある週刊誌に、このことに関して記事が出ていたわけでありますけれども、先ほど言った50項目あれどころではないですね。性行為後輩男女教師に強要したと。それさらに動画で送れということ、その一番主犯格教師がやっていたということです。それらことが、残念ながら、ほとんど神戸市教育委員会に報告が上がっていないです。校長ところでとまっているです。  その校長はどういう指導するかといったら、「おまえだって、この先生らに世話になっているじゃねえか」と言って、いわば不問にほとんど付してしまうですよね。だから、もちろん調査もしない、指導もしない、教育委員会にも報告しない。その教育委員会に報告しないというは、どうも神戸方式というややこしい制度があるらしくて、人事異動ときは、校長同士で人事全部決めてしまって、それで、教育委員会は、校長会から出されたもの、「はい、わかりました」と次に、つまり認めるだけと、そういう人事に関与する神戸独特やり方、神戸方式が、こういう校長権限異常に膨らませてしまった。  つまり、もう全て現場任せ、逆にいえば、現場状況が一切、教育委員会には入ってこないという特殊な環境生んでしまったようでありますが、つくば市では、もちろん、そういう異常な制度はないとは思いますけれども、現場から、市教育局に、そういう情報が入った場合に、教育局としては、どのような指導されているか。これから、教育長に、お聞きしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) つくば市場合ですけれども、教育委員会では、教員によるいじめだとか、あるいはパワハラだとか、セクハラだとかいったハラスメントがあった場合相談窓口開設しております。そうした相談があったときには、教育委員会と学校が連携して状況調査し、対応策検討しております。そして、いじめがあったことが確認された場合には、加害教員に対して指導するとともに、県教育委員会に報告し、状況に応じた措置や処分がなされることになっております。  また、いじめ受けた教師に対しては、個々状況に応じながら、十分に配慮して対応しております。  人事に関しては、神戸方式だとか、長野県もそうだと聞いていますけれども、そういうような人事は一切しておりませんので、申し添えておきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) その加害者だと言われている首謀者、一番年長者方はどうも女性方らしいですが、そのは、新聞報道で見たですけれども、「かわいがっただけだ」と。「かわいがったのに、なぜ、こんなに苦しんでいるか、そのことがつらくてたまらない」ということ言っておりましたが、これは、反省弁ではなくて、私には開き直りように聞こえるですけれども、かわいがった。「いじめたは、自分はかわいがったつもりだ」という話です。  先ほども少し紹介したように、その女性教諭が「おまえところ学級めちゃめちゃにしたれ」とか子供らそそのかしているわけです。そのが反省弁どころか、まるで開き直ったこと言って、それ反省弁として発表しておりますけれども、非常に残念に思います。  だから、こういうはまた教鞭とるなら、これから先、どういう子供が生まれていくだろうと背中がぞっとするような思いでありますけれども、かわいがるなどというはちょっと大時代的な言葉聞くと、私もちょっと、いじめが原因で歴史に残るような事件、あるいは、いじめが原因で歴史動かした事件がふと頭に浮かんだです。  まず第1が、12月14日、吉良邸に討ち入りした赤穂浪士。浅野内匠頭が高家筆頭、吉良上野介による陰湿ないじめに遭って、最後、とうとう爆発してしまったというが定説ようでありますけれども、ところが、この浅野内匠頭というは非常に家臣思い、異常なほど真面目なだったらしいです。真面目ながゆえに、どうも、だんだんだんだん自分で思い詰めていったではないかと。礼儀作法あり方とか、接待あり方、心づけ、あらゆる面で、とにかく吉良上野介にいじめ受けたと。  そうなってくると、もう全てが普通ことでも全ていじめだと、どうも思ってしまうですね、特に真面目なは。吉良上野介、誰かほか殿様、もしくは旗本と談笑していても、自分こと言って、あげつらって笑っているんだろう、そういうふうにどんどん誤解していって、とうとう、我慢できずに、京都から勅使が下向した日に、松廊下で刃傷に至ったわけですが、そのとき、吉良上野介は、どうも、浅野上が乱心した、つまり気が狂っちゃったと叫んだそうです。要するに、本人はわからなかったですよ。何が原因で、自分に歯向かってきたか、さっぱりわからなかったと。だから、気がふれただと絶叫したそうであります。  もう一つは、明智光秀が起こした本能寺変、これについては諸説紛々あります。ありますが、信長叱責がどうもいじめと解釈したというが一つ要因だろうと言われておりますけれども、明智光秀もまた非常に真面目なで、思い詰めるタイプの人だったそうであります。  真偽はわかりませんが、『信長公記』とかいろいろな本に書かれているは、信長が最後に「予攻めて来たは誰じゃ」と。要するに、明智と思ってなかったらしいです。  この2に共通しているは、自分がわからないですよ。先ほど女性教諭と同じです。自分がいじめる立場だったということがどうもわかってないですね。そういうこと二つ事件共通項かなと思っております。  そこで、門脇理論については後で触れますけれども、今回は、とりあえず先生と先生間は、まあいいでしょう、きちんとやっているということであります。では、先生が子供、児童や生徒に対していじめ、そういうものがつくば市では、実態としてはいかがですかということお聞きしたいと思います。引き続き、教育長、お願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 幸いなことにと申し上げますけれども、つくば市では、教師が子供いじめたというようなケースは今ところないという報告受けております。  ただ、ある先生が、例えばテストカンニングしたということがあった場合にはかなり強く注意するということはありますけれども、それはいじめには該当しないという判断しております。  明智光秀だとか、信長とかいうことは立ち入りませんけれども、とにかく、9月議会でも同じようなこと申し上げましたように、一般論としていえば、教師は、教育専門職者であるというような自覚と、自信と、矜持持って、同僚はもちろんですけれども、子供や保護者ともしっかりと対話するという心構えがあれば、そういうような事態は起こらないだろうと私は考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) この総合月刊誌でありますが、この月刊誌9月号で、「スクールセクハラ 犠牲者たち告発」という記事があります。小学校時代、中学校時代、高校時代に、ほとんどが男先生ですけれども、から、性的嫌がらせというよりも、もう性的虐待ようなこと受けたということが生々しく報告されているですよ。そういうたちは、もう全員トラウマになっていますよね。大きくなっても、まず結婚が怖くてできない、就職も怖いもいるみたいです。結婚が怖くてできない、結婚しても子供産むが怖いと。自分子供が、もし私ような目に遭ったらどうしよう、子供産むが怖い、長い間、トラウマに悩まされているそうであります。悩まされるというよりも、病気になってしまっているわけですよね。そういう生々しい報告たまたまこの本で見かけたわけであります。  そういう中で、どうでしょうか、今はないということで、私ももちろん信じておりますが、かつて先生が児童や生徒へいじめとか、そういうものは事例としてあったかどうか、そのことについてお尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 私としては、そういうようなケースがあったということは存じ上げておりません。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) そうですか。もう10年以上前になりますけれども、そのころ、ちょっとした知り合い、厳密にいうと、そこだんなさんと知り合いだったですが、お母さんが中学生子供連れて、私ところへ相談に来たです。その子供が直接被害に遭ったではなくて、その子供同級生が先生からセクハラ受けた。子供が学校へ行くのを嫌がってしまっているという話です。  細かく聞きますと、その被害に遭った子は女の子です、女の子が具合が悪くて、用務室で休んでいたそうです。そこへ、ある男性教諭が来て、「おい、具合が悪いか。どれどれ、俺が見てやるから」と言って、寝ているその女の子、あろうことか、スカート中に頭突っ込んだという話です。それで、そこにいた先生に静止されて、その場は一応、まあまあ収まったですけれども、被害受けた子供が、もう学校に行きたくないと。早い話が、もう先生顔が見たくない、もう怖くて嫌だ。怖くて学校に行きたくないということで、ほぼ不登校状態になってしまっているわけです。  私も全部信用していいかどうかわかりませんでしたから、事が事だけに、教育長に直接相談したほうがいいだろうと思って、10年ほど前、そのとき教育長に直接相談したです。「こういう相談受けた。事実かどうか調べてもらいたい」と言いましたら、二、三日して返事がありました。「非常にスキンシップ大事にする先生ようですので、ひょっとしたら誤解があったかもしれません」という報告です。  どうもおかしいと思いまして、「そこ場に先生がいたはずだ。その場に、子供も2ほどいたはずだ。その先生並びに子供らに、きちんと聞き取りやってくれたですか」と言ったら、そこは曖昧だったです。それ「きちんと聞き取りやって、それから、報告してください」と、また申し上げたわけです。  そうしたら、その後、また連絡がありまして、「どうも、言われていることは事実ようであります」という話です。さて、どうするかと考えまして、ところが、被害者は、事件が事件だけに表にしたくないですね。できるだけ早く忘れたいですよ。だけど、あの先生見たでは忘れられない、学校へも行きたくないということなので、私は折衷案出したです。  この先生がいなくなれば、その子供が学校に来られるだろうということで、「この先生ほかへ異動させれば、ここは子供救済することができるではないか」と話しました。その場で、「そんなことはできない」と言下に言われました。「今、急に先生異動させたら、ほか先生から何があっただと思われる。そんなかわいそうなことはできない」と言われて、私は唖然としました。  ちょっと待てよと、加害者である先生かばうかよと、それがつくば市教育委員会なかと思いまして、「私はそれではどうしても納得できない。被害者親とも直接相談して、こっちも考えがあります」と。これはセクハラどころではないです、完全な痴漢行為ですから、刑事告訴、もしくは刑事告発しようかと思ったです。そこまで気持ち固めまして、それで、そのこと当時教育長に伝えたです。  そうしたら、その後、「もう間もなく定期異動になります。すぐ定期異動になりますので、本来ならできない話ですが、急遽異動させるということで、いかがでしょうか」と言う。実際、刑事告発すると被害者子もかなりかわいそうなですよね。被害者もいろいろ聞かれますから、かわいそうなです。総合的に考えて、「そういうことで、では、決着つけましょうか」と言ったですが、今でも忘れないが、被害に遭った子供よりも加害者である先生守ろうとする体質が学校とか教育委員会にはあるかなと。それはやはり原点に帰って、子供守ろうとすること最大限に、その方法考えなければならないではないかと。  起こってほしくはないですよ。でも、起こった場合どうするかというは、これは危機管理世界でもあります。誰も起こってほしくないです。起こった場合どうするかということも非常に大事なことなですね。起こったときに右往左往する、あるいは何もできないということでは、ますます事態深刻化させていくわけであります。かなり古い経験ではありますが、私自身がそういうこと経験したものですから、あえてそういう質問させていただきました。  どうすればいじめなくすることができるかということでありますが、それについては、前回もちょっと私、紹介しましたが、『いじめとは何か』という本、ここに「教育社会学者門脇厚司は、社会史内容、社会力育成という観点に立ってまとめている」ということで、10項目ほど、いじめなくするため方策が書かれております。その中一つ、私は「自己尊厳と他者尊厳について理解し、尊重できること、これが守られればいじめは必ずなくなる」と申し上げました。要するに、自分がされて嫌なこと、自分尊厳傷つけられること、そういうこと相手にしなければ、絶対にいじめはなくなるということ私は申し上げたわけでありますが、それは子供対子供話でしたけれども、その門脇理論が実践されれば、いじめは完璧になくなると思うですが、実践するために、どのような方策とられているか、それについて教育長にお尋ねしたいと思います。
    ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 先ほども申し上げましたけれども、一般論になるかもしれませんが、先生は、教師は教育専門職者であるという自覚と、自信と、矜持持ちながら、子供であれ、保護者であれ、もちろん同僚教師たちであれ、対応することに努めれば、お互いに信頼し合い、協力し、高め合うということになるではないだろうかと思っております。  先ほど10項目についてありましたけれども、やはり自分に誇り持つ、自信持つ、同時に同僚である教師ことも信頼し、お互いに専門職者として高め合おうというような態度さえあれば、こういうような事態は起こらないだろうと、今、考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 私らは小学校、中学校、高校と、卒業するときには「仰げば尊し」という歌があったです。今は歌われなくなってしまいまして、卒業式に出席しても全く聞くことはなくなったですが、私ころは在校生が「蛍光」歌って、卒業生が「仰げば尊し」。何で「仰げば尊し」は歌われなくなっただろうと思ったですが、先生仰げないという子供がいるので、それで、「仰げば尊し」が歌われなくなったかなと、今回、いろいろいじめ研究しておりまして、当たっているかどうかわかりませんが、そういうこと思い出したような次第であります。  前回申し上げました、これは特に子供が家庭とか、虐待受けている場合に、189緊急電話があると申しました。最近、これようやく改善するという新聞記事が出ておりましたが、遅まきながら、あのとき、私は申し上げました。189かけるにはお金が要ると。子供がどうやって公衆電話から、100円玉、10円玉いっぱい用意してかけなければならないんだ。かけたら、今度はガイダンスが流れてくる。そのガイダンス聞きながら、小さい子供はどうやれば判断できるか。これは「いち早く」、それで189緊急電話つくったらしいです。私に言わせると、国が「意地悪く」つくった番号かなと思ったりもしたですが、そういうことがきちんと、もっと早く改善されていれば、ことし1月に起こった岐阜中学校3年生が自殺するようなこともなかったではないかと。  その自殺する前日に、3人の同級生から、トイレ中で土下座させられた。しかも、和式便器中に顔突っ込まれて土下座させられた。非常に陰惨な、残念な事件がありますが、これも、学校側も、教育委員会も、当時は把握していなかったですね。  そういう中で、また本来に戻りますけれども、最後に市長に決意お聞きしたいと思います。私はたまたま、中川翔子さんというタレント方が書いた『死ぬんじゃねえぞ』といういじめ本だと知ったものですから、読んでみたです。この中で、中川翔子さんも、いじめられてきたらしいですが、今、現代いじめはどうかなということで、最近いじめられたたち2、それから、現実にいじめ研究しているにインタビューしています。中川さんが質問するわけです。「どうしたら、いじめはなくなりますか」。そうしたら、3とも同じこと言いました。「今ままではいじめはなくなりません」と返事しているです。  「なぜ今ままでいじめはなくならない」と聞いたら、「だって、大人が信用してくれないもの」「学校先生とか、親に話しても信用してくれない」と。特に先生からいじめられたり、セクハラ受けた場合は、親に言っても、「まさかそんなことないでしょう、あの立派な先生が」と言われるんだそうです。確かに立派な先生で、熱心な先生で、部活しっかり見ていて、そういうがどうも共通項であるようです。  そういう話聞きますと、特に私は思うでありますけれども、親が変わらなければならない。その中女の子が提案しているですけれども、大人変えるためには、先生とか、PTAの人を集めて、実際に被害に遭った子が講師になって、被害実態きちっと訴えて、聞いてもらう。つまり自殺予防教室というのをやったらどうでしょうかと提案していますが、その提案も含めて、いじめ対策に対して、市長見解と決意伺っておきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) まず、教員がいじめるということに関して、今回神戸件なども、私も本当におぞましい犯罪行為だということ感じております。加害者精神構造が極めてゆがんでいるということもありますけれども、一方で深刻なは、やはり被害者が校長に相談した際に、見て見ぬふりであったり、言ってみれば隠蔽していたということがあります。校長が記者会見で話していた言葉で、非常に衝撃受けたが、校長は、「この加害教員たちは自分より力があって口出しができなかった」と言っているわけですね。今まさに、議員御指摘ように、指導力があって、学校中核で、非常に熱心だったということ言っているわけですが、この構造考えると、やはり管理者能力というが極めて重要になると思っております。  小さな芽というは、いじめ芽というは、どこでも、残念ながら起こり得てしまうではないかと思います。ただ、重要なは、そういったときに、すぐに適切に対応できる組織力があるかどうか。それは教員によるいじめもそうですし、子供いじめも全く同じだと思っていますけれども、小さな芽段階で管理職が対応できるかどうか。それは、言ってみれば、そういった問題解決できないであれば、危機管理能力がないわけですし、もっと言えば、教育に当たることなどできないと私は考えています。  先ほど議員10年前、そんなことがつくば市ではないと私は思っていたですけれども、議員お話聞いて、非常に暗たんたる気持ちになりましたし、そして、その後、当時対応が非常に残念に思えましたし、許されない対応ではないかとも感じています。  当時ことはわかりませんけれども、今は、門脇教育長と森田局長もとに、人事は適切に、今、実力で評価されていると。適材適所で配置されていっていると私は認識しておりますので、今後、こういうことは起きないと信じていますけれども、仮に何か起きそうなときに、やはり本当に早い段階で、管理職、あるいは校長がその対応適切にして、決して隠蔽したりせずに、情報全て共有するということしていくことが非常に重要だろうと思っています。  あわせて保護者もやはり変わらなくてはいけない部分もあると思いますし、まさに子供信頼するという部分は、今、策定している教育大綱で非常に大きな柱一つとしているところです。大人が管理するではなく、子供信頼して、子供意志尊重して、そして、子どもたちがコミュニケーションとれるようにしていくこと一つ大きな柱としていますので、そういったこと、これから実践していきたいと思っています。  被害受けた子供が先生になるというは、子供にとっても非常に精神的な負荷大きいものではないかと、ちょっと危惧するところはありますけれども、それがもし子供として意思であれば、そういったことも、よく話しながら、何か形はあるかなと思っておりますが、そこはその子供気持ち第一に考えたいと思っています。  いずれにしましても、教員によるというは論外中論外でありますし、あのようなことした教員は永久に教員界から去ってほしいと私は思っておりますけれども、とにかく、つくば市でも同じこと起こさないように、これからも密に、教育長や教育局長と話しながら、対応とっていきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) ありがとうございます。私が得た最大教訓でありますが、言ってわからない場合もある。したがって、そういうことが起きない、あるいは起こった場合どうするかというシステム、制度きちんと構築することが大事だと思います。  では、終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、塩田 尚君一般質問終結いたします。  暫時休憩いたします。  午後1時より再開いたします。13時より再開いたします。                      午前11時48分休憩             ──────────────────────────                      午後1時01分再開 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き、再開いたします。  次に、24番議員鈴木富士雄君。                    〔24番 鈴木富士雄君登壇〕 ◆24番(鈴木富士雄君) 24番議員、つくば市政クラブ鈴木富士雄から、通告に従い、一般質問行います。  さき台風15号、19号台風と気候変化による豪雨等で亡くなられた方、また、被害に遭われた方々にお見舞い申し上げます。  つくば市内でも、床下浸水等があり、被害に遭われた方にお見舞い申し上げます。  それでは、大きな1番から質問したいと思います。  大きな1番、農業政策について。個人農家に対し、芝生生産時に発生する葉刈り芝、刈りくず処理方法として、回収事業等実施しております。  次ことについてお伺いします。  (1)葉刈り芝野焼きに関する市民から問い合わせ。  (2)回収事業等進捗状況。  (3)今後課題とあり方。  大きな2番で、つくば芝需要拡大と活用方法について。公共用地で芝生特性生かした活用法について市見解お伺いします。  高エネ研南側未利用地に関して、6点ほどお伺いします。  (1)当該地は売却予定と聞いていますが、売却価格が40億円、差額が28億円、財政調整基金から返済とお答えがありましたが、返済が可能なか、将来財源に影響及ぼさないか。  (2)事業者と話が具体的に向いたとき、市民にどのように説明するか。  (3)URと返還交渉について、市長自身はなぜ2回で終わらせたか。就任当初は強い意志あらわしたではないか。なぜ簡単な交渉であったか。  (4)高エネ研南側未利用地は、小貝川と桜川と間に位置し、浸水想定区域に該当しない区域であり、防災拠点、避難地として最適と考える。多目的広場や駐車場、スポーツ施設等公的利活用することについて市見解お伺いします。  (5)市北部観光推進に資するため、足どまり場として道整備することについて見解は。  (6)令和2年度茨城県予算編成等に対する要望書提出し、その中に、「県南地域拠点となるスポーツ施設整備要望します」とあるが、この要望から考えられることは、この高エネルギー研南側未利用地が最適でないかと思います。市考え方は。  以上、壇上から、1回目質問終わりにします。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 葉刈り芝野焼きに関する市民から問い合わせについては、煙やにおい、さらに、休日や夜間野焼きに関して苦情が多く寄せられており、件数は、平成30年度77件、令和元年度は11月末で75件です。  次に、専用回収袋による葉刈り芝回収事業進捗状況については、今年度は23回実施しましたが、そのうち生産者から持ち込みは2回のみで、670キロが持ち込まれました。  発酵促進剤等無償配布する堆肥化推進事業は、現在まで1件申し込みがありました。  回収コンテナ設置するストックヤード事業は、市内2カ所で、現在までに68回回収により、4万1,340キロとなっています。  今後課題とあり方については、農地と住宅地が混在し、今後も野焼きに対する苦情増加が懸念されることから、回収効果が高いストックヤード事業推進するとともに、関係各課と連携し、パトロール強化するなど、野焼き防止図っていきます。  次に、公共用地で芝生特性生かした活用方法については、市役所南側広場に、茨城県つくば芝振興協議会から寄贈されたつくばブランド芝により、来庁者に対して、芝持つ癒やしやゆとり空間PRしています。  また、平成29年度に、関係各課に対し、市内公共事業におけるつくばブランド芝活用依頼し、平成29年度以降に設置された公園や学校緑地には、つくばグリーンが使用されています。  今後も、つくばブランド芝活用推進していくために、茨城県つくば芝振興協議会と連携し、PRしていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 財務部長高野正美君。                  〔財務部長 高野正美君登壇〕 ◎財務部長(高野正美君) 高エネ研南側未利用地購入資金と利子については、つくば市土地開発公社が令和6年3月29日までに、各金融機関に全額返済する契約となっており、市はその債務保証しています。  仮に、今年度中に、当該土地40億円で一括売却した場合は、不足額約28億円市が公社に支払うことになります。現時点では、ほかに財源がないことから、財政調整基金取り崩し、対応することになりますが、現時点財政調整基金残高見込額が約36億円ですので、不足額支払うことは可能です。  また、一括売却せず、市が土地取得する場合は、財政負担がさらにふえ、財政調整基金だけでは賄いきれない金額になります。  財政調整基金は、災害により生じた経費、緊急に実施することが必要となった大規模な建設事業経費、その他、やむを得ない理由により生じた経費など、年度間収支不均衡調整するため設置していますので、後年度予算編成において調整機能に影響が出ないよう基金積み立てていくことが必要と考えます。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 提案事業者と話が具体的な方向に向いた場合市民への説明については、当該地土地利用が市として望ましい計画となるよう市が考える土地利用方針や事業実現ため事業者選定公募条件などについて御意見伺うために、市民説明会、広報つくば、ホームページなどにより説明していきます。  なお、市民説明会については、開催場所や回数検討し、より丁寧に説明していきます。  次に、URと返還交渉については、市長がURと交渉行う前段で、飯野副市長が2回、UR茨城業務部長と事前交渉行っており、その後、市長がUR首都圏ニュータウン本部長と交渉2回行っています。また、随時担当部署による協議も行っています。  交渉中で、URに対して、契約解除、または土地買い戻しについて要望書提出し、URから要望には応えられない旨回答得たことから、利子等財政的な負担もあるため、交渉長引かせるよりも利活用検討進めることとしました。  次に、公的利活用について見解は、先ほど市長が答弁したとおり、調査特別委員会で取りまとめられた意見等踏まえて検討していきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 高エネ研南側未利用地災害リスクに関する御質問ですが、つくば市ハザードマップにも掲載したように、土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域ではありません。 ○議長(神谷大蔵君) 政策イノベーション部長森 祐介君。               〔政策イノベーション部長 森 祐介君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 道駅については、これまで議会で御質問や、商工会などから市内へ整備要望された経緯がございまして、整備方法や財政支援制度などについて調査研究行ってまいりましたが、全国的に見ると、成功している事例ばかりではないことが明らかとなっております。今後も必要に応じて、市内における道あり方などについて調査研究していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 高エネ研南側未利用地については、これまで市負担が最も少ない全体利用前提とした民間主導による事業進める検討していたところですが、高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会意見等伺いながら方向性検討していきたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 答弁ありがとうございました。1芝生回収事業等については、質問ではなく、私から、現在芝生生産状況、それから、今後どうなっていくかということお話したいと思います。  葉刈り芝回収事業、堆肥化推進事業引き続き、よろしくお願いします。  つくば市芝栽培面積は約2,500ヘクタール、全国約45%占めております。まさに日本一芝生生産地でございます。関東圏中心に出荷されています。芝生栽培には長い歴史があり、労力がかからない、省力栽培と、関東ローム層土壌が芝育成に良好なため、芝生栽培農家が著しく増加しました。そして、日本有数芝栽培地が形成されました。  しかし、最近では、皆さんも御存じように、芝栽培生産者が高齢化し、離農家が多くなり、生産者が減少し、芝栽培は流通業者、一般的には芝問屋さんが農家から農地借り入れ、芝生栽培行っています。今では、流通業者中でも100ヘクタール芝畑栽培する方もおられます。流通業者が栽培、生産、販売、芝売り工事行っています。そして、葉刈り芝処理は流通業者方々は、農家からお借りした各圃場から、葉刈り芝1カ所に集積し、堆肥化行い、侵食する畑に有機堆肥として活用しておられる方もおられます。今後、芝栽培は流通業者に委ねられていくと思います。  今後、全国一芝生生産地確立していくには、今まで芝生生産農家支援策と並行して、新たな流通業者方々にも支援策があれば幸いかと思います。  全国第2位生産地鳥取では、やはり同じように、高齢化による労働力が減少する中、芝生束ねる作業が重労働ため、これ和らげるために、鳥取県、鳥取大学、琴浦町、民間農機具メーカー、そして、鳥取芝生産流通協議会が連携し、芝収穫機開発、製作事業行い、完成されました。令和元年9月に、日本芝草学会が、鳥取で行われ、そのときに事例発表されました。産学官連携によるすばらしい事業成果と感じました。  市単独支援だけではなく、つくば市つくば芝生事業行動組合、茨城県つくば振興協議会、茨城県等と連携とり、今後つくば芝が日本一産地続けるために、支援、御協力よろしくお願いします。  次質問ですけれども、芝つくば芝需要と拡大方法については、市内公共事業につくば芝とブランド芝活用いただき、ありがとうございます。市長、今後はつくば芝とブランド芝需要拡大と活用方法どのように考えていますか、お伺いします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) つくば市は、日本一産地であり、市重要な基幹作物一つとして捉えていますので、今後もつくば芝公共用地や民間でさらなる活用に向けて、茨城県つくば芝振興協議会とともに利用拡大図っていきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) ありがとうございました。市役所南側に、ブロックごとにつくばブランド芝品種別に展示してあり、芝特性、そして、用途等表記してあり、来訪者方々が気がつき、注視しております。つくば芝展示法として役目果たしていただき、宣伝になると思います。そして、簡単な椅子とテーブルでも置いておくと、市民とか、訪れたとか、市役所職員安らぎ場となると思います。よろしくお願いします。  近年、仕事多様化、効率化が進んでいる中で、精神的ストレス解消するために緑需要が高まっていると聞いております。このようなことから、都市圏において芝生広場が緑空間として普及しています。議会でも設置中心市街地まちづくり調査特別委員会においても議論したいと思っております。  最近事例では、東京駅皇居側、森ビルかあの辺歩道に芝生置いて、皆さん安らぎ設定したところもあります。そのようなことで、今後ともつくば市内公共空間に芝生広場整備し、癒やし空間演出されること要望いたします。  次に、高エネ研南側件ですけれども、先ほど答弁で売却予定価格が40億円ときに不足額が28億円発生する。財政調整基金で補うとあるが、市民1当たり幾らぐらいになりますか。 ○議長(神谷大蔵君) 高野財務部長。 ◎財務部長(高野正美君) 仮に今年度中に当該土地40億円で一括売却し、約28億円市が負担した場合でございますけれども、令和元年11月1日現在常住人口が約24万1,000ですので、28億円人口で割りますと、市民1当たり負担は約1万1,600円でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) ありがとうございます。市長、今、現在人口で割ると、市民1当たり1万1,600円になる、この金額市長、どう思いますか、また、どう感じますか。
    ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 今後財政負担できるだけ少なくすると、市民1当たり負担できるだけ小さくしたいという思いもあって、一括売却方法進めてきましたけれども、仮に一括売却しない場合は、先ほど部長答弁がありましたが、令和6年3月29日公社返済期日までに元金と利子合わせて約70億円市が用意しなくてはいけなくなるため、御質問市民1当たり負担額約1万1,600円では足りずに、より多く市民負担お願いすることになります。  参考までに、約70億円というは、市民1当たりに換算すると、約2万9,000円となります。これはあくまでも土地分だけ負担ですので、そのほかに、仮に公共施設整備するとなれば、その事業費加えた額市民に負担していただくことになります。  私としては、なるべく市民負担少なくしていくことが重要と思っておりますので、鈴木議員にも、そのあたり御事情については御理解いただきたいと思いますが、いずれにしろ、先ほど来答弁していますように、議会委員会で議論今、注視しているところであります。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 市長答弁では、一括売却か、早く処理すること考えておられるようですけれども、私考えとすれば、時間かけて、補助対象になるような公共事業事業化して、補助金や起債充当可能とする市民負担軽減になるようなことも考えていただき、その地が民間でなくて、公的利用進めていければ大変ありがたいと思っています。  市長いいですか。別に何もないですか。質問というより、なければ次にいきます。  それでは、仮に、今話された68億円で売却予定になったときに、一括売却で話が進んだ場合、市民説明どのようにやるかという話聞いたときに、大穂筑波はホームページと、あと、各地区でもやるということでしたけれども、私要望とすれば、大変広い土地であるし、また、金額的にも68億円という金額ですから、市民に前もって周知していただき、前回みたいな1週間ぐらい期間じゃなくて、2週間以上とっていただき、十分に理解得られるように、御説明をお願いしたいことと、筑波地区でも開催されることお願いします。要望とします。  次URと交渉について、市長は、就任当時とかその辺では、大分、返還に対しては強い意志があったように見えたですけれども、なぜ2回で終わらせて、再度返還交渉行うことは考えなかったですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほど部長が答弁したとおりですけれども、私が交渉する前に飯野副市長が複数回交渉し、もちろん、それ以前に担当課レベルでは、繰り返しさまざまな協議行っていたところであります。そういった中で、繰り返し協議重ねた上で先方方針ということですので、これ以上長引かせれば利子件などもありますので、利子が大体、年間に三千数百万円、さらに本来入っていた固定資産税、都市計画税合わせると、大体7,000万円ぐらいですので、1億円ほど、年間一定行為があるわけですね。そういったこと考えれば、やはり早めにこちらで方針決めていかないと、さらに市民へ負担重くしてしまうという思いで、このようなこと進めているところであります。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 金銭的経緯こと言われるとちょっと厳しいですけれども、市長が公開討論会ときに、多分、裁判も辞さないような、返還交渉返すんだよというような強い意志があらわれたので、ここでお聞きしたいです。  そのほか、後に新聞記者と中でも、大分強い意志があらわれているような気がしたですけれども、その辺は、市長どうですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 当初から全く変わらず言っているですが、簡単に土地が返ってくることは考えておりませんということ当初から言っております。ただ、私がなぜ返還交渉するかというと、この問題に対して明確に方針出して、当初から、あの住民投票で8割反対結果がありながら、ほか候補方も、あそこにまた運動公園つくるというようなお話されていましたので、それはもう完全に住民意思無視であろうと。そういったこと起こさないためにも、市方針明確にする必要があると。そのために、私は返還交渉していくということ当初から申し上げております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) その辺は、市長もその亡霊は今回で終わらせたい、その亡霊というは総合運動公園建設ことだと思うので、その後、先ことも考えればそうかもしれませんけれども、大分トーンダウンしたのでびっくりしているし、私自身も、簡単には返ってくる土地じゃないな、返せる土地じゃないなと思って考えていたですけれども、最終的には返還交渉がまとまらなかったということですよね。それか、市長からみずからやめたか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 私公約は、返還交渉するということでした。ときどき間違って報道しているメディア等もありますけれども、私はその意志示すために返還交渉したということであります。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) わかりました。理解したような、しないような。当時市長公開討論会様子伺ったと、今は全然違う感じなので。時代も変わったし、経費もかかることであるし、それは市長言うももっともかもしれないですけれども、私としては理解しづらい面があります。  それから、(4)高エネ研南側未利用地件ですけれども、浸水想定区域に該当しない区域、これはわかるですけれども、部長答弁も、先ほど同僚議員質問でも同じように、調査特別委員会取りまとめ、意見踏まえてということで答弁されていますし、高エネ研南側未利用地調査特別委員会については、議長発議で、私たち全議員が委員となって、いろいろな意見交換したり、要望したりしているですけれども、そういう中で、もっと市長とお話したいですけれども、鈴木議員言うように、公的利用しますよとか、こうしますよということはなかなか言いづらいと思うです。また、それ話すと議会軽視になると思います。そういう中で、私どもは地元から要望が結構多いです。公的利活用してくれ、何してくれ、売ることはやめてくださいという話なですけれども、後で最後に意見と要望でまとめますので、その辺はよろしくお願いします。  次に、5番、道件ですけれども、2回目質問します。  これまでに、道駅については、いろいろな角度から、一般質問、請願書なども出ていますし、意見書なども2通出ていて、平成15年には、408号線沿いに道設置請願書が出ています。議会中でも、近々においては、平成28年3月定例会、平成28年6月定例会、平成29年3月定例会、平成29年9月定例会、平成30年3月会派代表質問、一般質問でも2人の方がしています。平成31年3月、会派代表質問中で行われました。そういうふうにして7件ぐらい、議会一般質問中で数多い例かなと思っています。  そして、観光立地と地域振興ため方法として、議員たちが質問しています。そういう中で、その答弁読ませていただくと、調査、検討していきますということで、平成28年、29年、30年、31年と4年間全然同じです。そのようなことなので、少しでも前に進めていただきたく、要望しておきたいと思います。  近くでは、グラウンテラス筑西、道駅しもつま、まくらが里が近く駅があり、にぎわいも多く、が集まっております。この高エネ研南側未利用地においても、道整備について市長は調査研究対象にしますか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほど部長が答弁していますけれども、道駅も何もしていないわけじゃなくて、各地調査研究はしているところであります。ただ、今、議員皆様がその委員会について議論しているところで、どこが対象になる、ならないというような話私がするは適切ではないと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 調査特別委員会がどう言っても、その結果踏まえてと、今回場合には話が出ていますし、いや、私場合には地元ですから、声出しておかないといけないと思って質問しているわけです。  最後(6)ですけれども、部長答弁によると、同じように高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会意見踏まえてと、そういう答弁です。いたし方ないとは思うですけれども、少し、2次質問させていただきます。  茨城県に出した令和2年度予算編成等に関する要望書中から抜粋して読ませてもらいます。  「スポーツ振興で要望は、現在、県南地域において、全国的なスポーツ技術大会やプロスポーツ大会実施できる施設は非常に限られています。県内でも多く人口要する地域ながら、トップスポーツに触れる機会に乏しい状況です。より多く、県民にとって、トップスポーツが身近になり、スポーツ楽しむことできる環境充実させるため、全国的なスポーツ競技大会実施可能な、県南地区拠点となるスポーツ施設整備要望します」とあるが、この要望から見ると、この地が、今、話題になっている特別委員会で議会が議論している地が最適だと思うので、お答えできれば、よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) この地は、先ほど1次答弁でもお伝えしましたとおりに、高エネ研南側未利用地特別委員会意見伺いながら、方向性は決めていきたいと思うですが、先ほど要望にありました中身に関連しまして、前にも大久保議員にもお答えしたとおりに、この要望に関しては、整備する場所や施設明記等は特にはしていませんが、規模については全国大会などできるなど、開催する上で、広さや観客数など条件十分満たすことができるスポーツ施設考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 部長答弁がありましたけれども、茨城県内で全国大会など開催できる規模施設想定すると、笠松総合運動公園ではないかと思います。笠松総合運動公園については、面積が54ヘクタール、今、調査委員会で行っている高エネ研南側未利用地よりはちょっと大きいです。私はここが最適地と思うですけれども、市長にお伺いします。同じような答弁になってしまうかもしれませんが、よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) いろいろな御意見が出ていることは把握していますし、いろいろな要望があることも把握しているですけれども、今議員御質問中でも、防災拠点も最適地、道駅にもふさわしい、そして、全国大会ができる総合運動公園にもすばらしいというようなお話しがありました。全部ただでできたらいいなということは思いますけれども、なかなかそうもいきませんので、そういう財政的な面も含めて、今、議員皆様に御議論していただいていると思いますので。あったらいいものは非常にたくさんあります。ただ、あって、全てつくっていって放漫な財政になれば、後々負担がかかってくる、あるいは、ものつくれば当然維持管理もしなくてはいけませんので、そういったことまで含めて、ぜひ、今議員御意見が委員会中で議論されていって、議会としてまとまった御提言いただければありがたいなと感じております。 ○議長(神谷大蔵君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 市長、いろいろな要望数多くしているですけれども、実現はこれはなかなか難しいと思うです。でも、高エネ研南側未利用地特別委員会が開催中ですから、議会中で、北部地区の人たちとか、あるたちからいろいろな要望があるので、それここで伝えておきたいと思って、市長と議論しているわけです。考え方はいろいろあると思うですけれども、私場合には、高エネ研南側未利用地については、最後に市長に要望して終わりにしたいと思います。  全体的というより、最後に、市長お考えは、高エネ研南側未利用地は目的失った未利用地になった。それは当然ですね。今年度中に、民間に一括売却方向に進んでいるわけです。売却予定額は約40億円、そして、差額28億円は財政調整基金取り崩すということですが、私は、この一括売却に反対であります。公用地として利活用要望します。  財政調整基金28億円は、市民1当たり1万1,600円負担になります。3家族では、幼児、お年寄り入れてもかなり負担になると思います。1当たりですから、かなり額になると思います。  そして、高エネ研南側未利用地は、小貝川と桜川間に位置し、浸水想定区域に該当しない区域であり、災害に強い地域です。例えば、にぎわい場として、道駅、多目的広場、大型駐車場とスポーツ施設等整備していただき、併用して、防災拠点、避難施設として最適と考えています。時間かけて、補助対象になるような公的利用事業化することにより、補助金や起債充当が可能となります。市負担軽減にもなると考える。議会でも高エネ研南側未利用地に関する調査特別委員会が設立されている。その中人の委員なですけれども、公用地理活用に向けて議論していきます。  高エネ研南側未利用地は、つくば市北部地区振興、発展一大拠点、核になる大変重要な地域と考えております。今後ともよろしくお願いします。  以上で終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて鈴木富士雄君一般質問終結いたします。  次に、7番議員小久保貴史君。  小久保貴史君から一般質問に関する資料配付申し出がありましたので、これ許可し、各机上に配付しておきました。                    〔7番 小久保貴史君登壇〕 ◆7番(小久保貴史君) 7番議員、自民つくばクラブ・新しい風小久保貴史より、通告に従いまして、一般質問3項目6件行います。  まず、初めに、このたび台風15号、19号被害に遭われました方々に心からお見舞い申し上げるとともに、1日も早い復旧お祈りいたします。  また、つくば市内においても、多く方が風水害被害に遭いました。近年、想像以上極端な天候に、私も大変不安感じているところでもあります。たび重なる風雨とともに、また、大型台風が上陸して予想以上被害もたらした、この市内でもあちこちで冠水や浸水被害に見舞われました。昭和61年洪水に匹敵する雨量だったと、地域方々からも聞くところでもあります。  大きな1番としまして、災害対策について伺います。  (1)台風19号による浸水及び冠水など今回被害状況と対応内容、今後課題についてお聞かせ願いたいと思います。  (2)避難勧告や避難指示による避難所開設及び防災無線周知など、災害時対応についてお伺いいたします。  (3)増水時、特に今回、桜川想定として質問しておりますが、桜川水位状況及び揚水機場や水門管理体制、この水門は樋門、樋管ともいうようでございますが、その管理体制についてお聞かせください。  この樋管について、どういったものかということで、何ために設けるか、この役割について、私なりに調べていたところでありますが、今回、皆様にも配付資料として配らせていただいております。  堤防横断する水路で、排水路や支線が堤防横断して川に流れ込む場合に、堤防内トンネルように通り抜けるもの樋管、樋門と呼んでいるということです。雨水や水田水が川や水路流れて、大きな川に合流する場合に、合流する川水位が洪水などで高くなったときに、その水が堤内地側に逆流しないように設ける施設ということでございます。桜川堤防にある数について、つくば市内にどれぐらい存在しているお聞かせ願いたいと思います。  また、その樋管については、管理体制についてもお聞かせ願いたいと思います。  (4)桜川、一級河川桜川についてですけれども、平成26年から、私も約3回から4回ほどにわたり関連した河川伴う質問行ってきました。筑波工区といわれるつくばヘリポートから筑真橋河川改修進捗が1日でも早く進んでいくこと私は望んでいるところでありますが、今回、台風19号でも、上流側、下流側には、冠水被害ももちろんあったわけではありますが、河川形状によって、桜川、曲がりくねっているということでありますが、これまで数年振り返りますと、市内同一箇所がたび重なって冠水しているというような状況にあることは、なかなか形状だけということで納得できるような状況にはないと思っております。  また、今回増水時には、堤防周辺からしみ出しが確認されて、地域住民にも大変不安があるというような状況にあるわけであります。  この桜川堤防改修や河道掘削など、河川改修計画等、橋梁、特に橋も関連しますので、橋梁今後についてお聞かせ願いたいと思います。  次に、大きな2番としまして、自動車や農機具など盗難被害状況、それから、防犯対策取り組みについてお伺いいたします。  近年、自動車、あるいは建設機械、農機具、さまざま盗難被害が多発していると聞いております。数日前も、私近所でトラクター盗まれたというお話聞いたところでもありますけれども、私が聞いたところ、残念ながら、車両など、いわゆる自動車盗難被害は、茨城県が全国ワースト1位で、2位大阪よりも倍以上も発生している、こんなことも聞いておりますが、現状として、昨年、あるいは今年県内盗難状況についてお伺いさせていただきたいと思います。  最後に、大きな3番としまして、農地中間管理機構推進についてお聞かせ願います。  平成30年9月議会でも、私から一般質問しました。農地賃貸借状況、それから、関連しますので、土地改良区水利費、いわゆる賦課金負担について、現状はどのようになっているかお伺いします。  以上、壇上から一般質問とさせていただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 台風19号による被害については、桜川流域北太田で一部浸水、田中、君島含めた11カ所で床下浸水、大貫、小田、栗原など17カ所で道路冠水がありました。また、市内全域で、道路や公園など倒木が83カ所ありました。さらに、冠水による市内道路14カ所通行どめにしたほか、公共施設や民家において、屋根、雨どい、窓ガラスなど幾つか被害が報告されています。  被害に対する対応についてですが、床下浸水箇所は消毒作業、冠水箇所については消防本部と消防団により、可搬ポンプによる排水作業実施しました。  課題としましては、施設老朽化や、停電時備えがないこと、防災倉庫が設置されていないために、開設するたびに物資運ばなければならない場合や、ハザード内に避難所があることなどがあります。  さらに、今回対応していく中で、駐車場不足や備蓄品、食料品等提供基準作成や、市民へ周知必要性があることも見えてきましたので、これらについても今後対応していきます。  避難所開設経緯ですが、台風接近前から土砂災害や水害発生に備えるため、住民が自主的に明るい時間帯から避難できるように、働く婦人家、市民研修センター等7カ所避難所として開設し、避難準備や避難勧告発令した後に、茎崎中学校や、大穂交流センターと5カ所追加し、合計12カ所避難所として開設しました。それらについては、防災行政無線やホームページ、SNS、防災アプリ、広報車に加え、避難行動要支援者へ電話連絡等、できる限り手段使って周知いたしました。  次に、桜川水位ですが、災害対策本部では、24時間体制で状況見守っていました。水位が徐々に上昇し始めた10月12日正午ごろに、避難準備発令し、その後も上昇したため、14時に避難勧告発令しました。水位は19時過ぎに4.5メートル超過し、23時過ぎに5.5メートル超過。その後も水位は上昇し続け、13日13時ごろ6.49メートルピークに下降し始めました。14日3時ごろには氾濫危険水位5.5メートル下回り、11時ごろに洪水警報解除と氾濫注意水位4.3メートル下回ったことから避難勧告解除しました。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) 桜川に設置してある樋管及び揚水機場については、現地調査行ったところ、つくば市内には樋管が29カ所ありました。そのうち、4カ所は土地改良区が管理しているということですが、残り25カ所については管理者が確認できませんでした。また、揚水機場18カ所については、土地改良区が管理行っていることが確認できました。  桜川については、茨城県が土浦市内霞ケ浦河口からつくば市経て桜川市内まで約42キロメートル区間改修進めています。これまでに、河口からつくばヘリポート付近まで土浦工区、約10キロメートル区間が暫定計画により概成しています。つくばヘリポート付近から筑西市にある筑真橋まで筑波工区、約15.5キロメートル区間については、沿川集落洪水から守ること優先とした河川改修が進められてきました。現在は、つくばヘリポート付近から、上流田土部堰まで約2.5キロメートル区間について、河川改修に必要な用地取得しながら、流下能力高めるため樹木伐採や河道掘削が重点的に進められています。  市が管理する橋梁については、上流から神明橋、天神橋、中貫橋、小田橋4橋があり、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、5年に一度サイクルで点検行い、その結果踏まえて、修繕工事実施しています。そのうち、中貫橋については、橋基礎部分保護するため護岸改修工事来年度実施する予定です。  次に、茨城県内及びつくば市内農機具含む自動車等盗難事件認知件数については、茨城県警察本部データによると、平成30年に、県内で1,491件、うち、つくば市内で302件、また、令和元年度は、10月末現在で1,195件、うち、つくば市内で214件となっています。  盗難事件認知件数は、平成28年以降、茨城県は毎年全国ワースト1位で、平成24年以降、つくば市は毎年県内ワースト1位となっています。  市防犯対策としましては、18名防犯・環境美化サポーターにより、毎日7時から24時まで市内パトロール行い、犯罪防止に取り組んでいます。また、警察署及び防犯協会で作成した防犯に関するチラシ、これ区会回覧で配付するなど、防犯活動啓発に努めています。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 農地中間管理事業農地賃貸借状況については、平成26年度事業開始から平成30年度まで5年間で、約460ヘクタールが賃貸借契約締結しています。また、賃貸借契約行った土地改良賦課金負担は、所有者と耕作者話し合いによって決められており、つくば市では所有者が負担する事例が多く見受けられています。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) 御答弁ありがとうございました。順次、2次質問並びに要望させていただきたいと思います。  まず、1番災害対策について御答弁いただきました。事前対応から、迅速な対応いただいたということであろうと思っております。最小限に被害とどめることができたではないかというところで、本当に、いろいろな意味で、24時間体制というお話も出てきましたけれども、大変お疲れさまでございました。  ただ、先ほどお話にありましたけれども、駐車場不足であったりとか、食料に関する課題があったということですので、今後については、そういった課題しっかり生かしていただきたいと思っております。  また、災害対策本部立ち上げから、行政対応としては大変迅速だったと思っておりますけれども、いろいろな意味で、災害については連携したりということが重要になってくるんだと思っております。一つ、聞かせていただきたいは、先ほど倒木があったとか、いろいろな冠水、通行どめしたとかという答弁がありました。いわゆる建設業だったりとか、そういう地元企業と、どういった連携がとれていたか、そして、また、復旧状況について、どんな状況かということお聞かせ願えればと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 台風19号対応については、大雨と強風予報であったため、事前に地元業者に土のう作成や、災害時に連絡がとれる体制づくり要請しました。災害発生に伴い、地元業者と連携し、冠水や倒木による通行どめ実施、障害物撤去、水が引いた後路面清掃など復旧作業24時間体制で実施いたしました。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) ありがとうございました。24時間体制で対応いただいたということで、本当にありがとうございました。  あと、事前に、地元企業方々とも連絡とって備えたということでございますので、今後についても生かしていただきたいと思っております。  また、今回被害に遭った道路であったり、排水路に対しては、今後、少しでも早く復旧できるようにということ要望させていただきたいと思っております。  また、部局超えてといいますか、建設部、経済部ともに、いろいろな意味で復旧活動に迅速に対応していただきました。また、地元企業方にも、もうすぐ、次日から、そういった対応いただいたことについても、この場お借りしてお礼申し上げたいと思っておるところであります。
     また、建設部とは部局が違うかもしれませんけれども、いわゆる農道と、あるいは排水路に関しては建設部に早急に対応いただいたということですが、今、国で、堆積した稲わら撤去が補助事業が今、進んでいるようでございますが、この辺申請方法についても整理していただいて、今後については、農用地に関しても、スムーズに営農活動が継続できるようにということ、ここにお願いしておきたいと思います。  1番については以上とさせていただきます。要望とさせていただきます。  次に、2番についてでございますが、一つだけお聞きしたいは、避難勧告、避難指示ということで、早急な対応いただきました。SNS発信も、もちろん私も見ておりました。そんな中で、避難所開所に至る経緯、あるいは避難所がどこに開設されるかというところが、皆さん注目されていたところかと思います。この選定理由などについてお聞かせ願えればと思います。よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 開設した避難所選定理由でございますが、災害が発生する可能性や、施設管理状況考慮し、平常時から使用している施設優先して、また、土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域でない公共施設中から、洪水が発生した場合でも車両動線確保できる施設ということで、避難所として開設いたしました。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。浸水であったり、地震だったり、その場所によって違うということだと思いますが、最適な避難所設定して開設したということだと思います。なぜかというところは、もちろん災害対策本部で決めることかもしれませんが、その辺ところが皆さんにもよく周知ができるようにということで、今後、万が一ときに備えるという情報共有市民ともしていければ一番いいんだろうなと感じているところであります。  あと、防災無線についてです。要望という形にさせていただきたいと思いますが、防災無線についても、着実に、計画どおり早期設置お願いしたいと思っているところであります。この防災無線については、正直、風と雨で、聞きにくいとか、いろいろなお話聞いています。雨天時については、確かに聞こえにくいというは非常にわかるですが、音量変えるとか、音質変えるとか、例えばあとは日常、音楽に変化与えるとか、災害時は、アナウンス、例えば女性から男性に変わるとか、少し工夫することで、もう少し聞きやすくなるではないかと思っております。この辺についても、防災無線早期計画どおり設置はもちろんこと、運用についても少し工夫いただけるといいかなと、私は感じているところであります。  また、われわれ会派で、以前研修もしたことがあるですが、久留米市で、筑後川だったですか、防災ラジオお配りしているというような話聞いたことがあります。つくば市については、民間ラジオ会社電波状況等がうまく、全地域網羅できるかどうかという課題はあるかもしれませんが、そのとき聞いてきたお話では、電源オフ状態でも、緊急信号受信時には、自動的にラジオが起動して防災ラジオが高齢者方々にも聞こえるようになる、こういったものも有効であると思っております。一つアイデアとして、今後、考えていく一つツールかなと思ったところでもあります。  いずれにしても、避難勧告なか、避難指示なかというところで、時間とともに状況が大変目まぐるしく変わる中で、地域にしっかりと伝わっていくことが必要だと思っておりますので、今回ことも一つ教訓といいますか、よく課題整理もして、今後につなげていただければと思っておりますので、よろしくお願いします。  次に移らせていただきます。  3番、増水時桜川推移状況ということで御答弁いただきました。こちらについては、水位状況について、時間ごとの説明をいただきましたけれども、雨が降っているときから後で、当たり前ことですが、水位が上昇するということが、先ほど時間的な説明の中でよくわかったわけですけれども、この中で、先ほど、樋管、水門という形で書いてありますが、この樋管適切に管理することが被害最小限にできることであろうと思っています。  先ほど土地改良区が管理しているは、揚水機場が18カ所、ほか土地改良区4カ所、樋門は管理していることが明確であるとお答えいただきましたが、大変残念なことに、半分以上、25カ所が、現状、明確でないという答弁いただきました。これは水門があるけれども管理者が不在、不明状態である。これは大変厳しい状況であると思っています。  今回水災害では、桜川から逆流による被害もなかったわけではないではと私は思うわけです。樋管閉めても、もちろん排水できないで冠水してしまうリスクがあるということも、もちろん想像はするわけですけれども、適切なタイミングに開閉することで被害最小限とどめる、そういうことだと思っております。  参考資料配らせていただきましたは、そういうことなですけれども、「大雨が降ると」ということで、普段はこの樋門があいているだけれども、後に降って増水したときには閉める、河川側水が減ったときにはこの樋門あけるということで、適切に管理すれば浸水被害が最小限にできるというため門であると思っておりますので、先ほど不明樋管、樋門について、今後どのように対応していく、どのように管理築いていくか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 河川管理者である茨城県土浦土木事務所に確認したところ、樋管管理については、各関係機関と調整図りながら、管理体制構築に努めていきますという回答でした。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。確かに河川管理者は土木事務所なかもしれませんが、今、現状として、その水門誰が管理しているかわからないという状況にあるわけですから、これはしっかり明確化していく必要があろうと思っています。  ちなみに、私は平成27年、常総市で大変水害があったということで、実はきのう、常総市に伺って、いろいろ御教授いただいてきました。非常に似た被害があったということで、同様取り組み御教授いただきましたので、ここで少しお話しさせていただきたいと思います。  やはり同様に、当時、管理者不在樋管が多数わかって、常総市場合は鬼怒川、小貝川ですので、国と、県と、市、三者で協議して、現在管理体制築いたということお聞かせいただいてまいりました。  どういった内容かというと、参考になると思うですが、この資料もそうですけれども、新八間堀川に流入水路に着目したタイムライン策定したということです。増水時想定して各樋管に番号、名前全部、多分今もついていないと思うですが、これつけて、それで、それぞれ樋管場所に看板設置して、管理者明確化したと。  しかも、このあけ閉め、数十箇所一気にできませんので、民間に委託して、時間的に間に合わない部分に関しては市役所職員と二重体制で、管理体制行っている。そして、また、いわゆる情報伝達演習まで、この間行っただということも神達市長から教えていただいたところであります。  また、樋管閉める、いわゆるハンドルがさびついたりして曲がらないことがあるということで、電動で回す工具まで、行政で、現在、準備して持っている状況にあるということも聞かせていただきました。  今後について、大変、参考になる取り組みだと思いますので、一つ御提案ということでさせていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  次に、4番桜川堤防や河道掘削について、今、筑波工区について進捗についてお答えいただきました。大変ありがとうございます。また、先ほど市で管理する橋梁は四つあるということで、特に今回、老朽化している中貫橋について補強作業するということでよかったか、もう一度確認させてください。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 中貫橋につきましては、基礎部分がちょっとえぐれたような状況になっておりますので、その部分保護するため護岸改修工事来年度実施する予定でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。私も、以前、平成26年に、もぐり橋位置づけになっているということで、市内管理橋梁については質問した経緯があります。でも、そういう位置づけであったにしても、実際は水面下に沈下するような橋ではないわけで、地域生活と密接にかかわっている、地域間往来する橋だと思っています。河川改修とあわせて、将来的な計画に組み込めるであれば、時間かけてでも、今お話しいただいた橋補強と同時に、さまざま架け替えなども含めて、特に今回、補強ということであれば、特に中貫橋に関して、欄干が木製で、ちょっと怖い状況にあるので、こういったこと改修も含めることも必要だろうと思っております。  いずれにしても、筑波工区といわれる桜川いわゆる河川改修が少しでも早く進むこと、そしてまた、先ほど樋管、樋門言ってきましたけれども、水門がきちんと管理できるようになると、いわゆる湛水防除と言われる排水機能、こういったものも必要になってくるであろうと思いますので、この辺についても、今後計画で要望させていただきたいと思っております。  そうは言っても、何と言っても、先ほど1次質問でさせていただきましたけれども、最優先は、今回、一つ大きな不安要素として堤防からしみ出ししているという状況が見受けられた、あるいは越水した、こういった箇所については、できるだけ早急対応お願いしたいと思っております。  以上、1番質問とさせていただきたいと思います。  次に、2番防犯対策についてですが、こちらについても要望という形でさせていただきたいと思います。  ワースト1位で、しかも、県内ワースト1位だと、いわゆる全国1位がずっと続いているかという話かなと、大変ショックなですけれども、近年、公用車盗難もされたという話も聞いておりますし、今まで以上に警察と連携して、防犯パトロールも今、行っていただいているということですので、市民がこれだけ盗難が非常に多いということ認知して、皆さんそれぞれが注意喚起できるような、そういったこと今後もお願いしたいと思っております。対策については、いろいろあると思いますが、どうか、警察皆さんや、さまざま地域方々と連携して、こちらについても少しでも減るようにという取り組みお願いして、2番は要望とさせていただきたいと思います。  次に、最後に、3番農業政策について、2次質問一つさせていただきたいと思います。  先ほど、賦課金については、「現在、つくば市では所有者が負担する事例が多く見られます」という答弁いただきました。前回、一般質問もさせていただいた中で、土地改良法が、ことし4月に多少変わりましたという話もしたと思います。  いわゆる農地中間管理機構事業開始から、契約締結推進ずっと行ってきたわけですけれども、答弁とおり、賃貸借契約は、話し合いで決められて、所有者、要するに地主がその賦課金、水利用料は払ってきていることが通常多い。しかしながら、土地改良法では、組合員、いわゆる耕作者が負担すべきという法律に変わったわけですが、こちらについて考えお伺いさせていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 土地改良区賦課金は、土地改良法によりまして、自作地では所有者、借地では耕作者が納付することになっています。議員御指摘ように、つくば市実態としては、現在でもまだ所有者が納付している場合が多く見受けられることは私どもも認識しております。ただし、今年4月土地改良法改正により、土地改良区組合員資格交代手続が承認制から届出制へと簡素化されましたので、今後は本来あるべき姿である耕作者へ賦課に移行していくものだと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。最後、要望で終わらせていただきたいと思います。  自作地、いわゆる自分で持っている農地については所有者、借地では耕作者、土地改良法上でいうと組合員というかもしれませんが、実際つくっているが支払っているということになっているですけれども、その法律と、実情としては逆になっていると。これには、いわゆる土地改良法賦課金納付書、そのそれぞれ改良区が誰に送っているかというが一つ大きな要素と思っています。  これは、今現状ですと、いわゆる農業再生協議会だったり、農業委員会が、その辺は全て筆本管理現状としているわけですから、その辺が法律どおりに今後なっていくということ整理していくことが一つ必要かなと思っています。  また、その際に、いわゆる農地中間管理機構賃貸料見直し契約するという形、届出制という話がありましたけれども、になるわけだと思うですが、地主、あるいは耕作者、相対で話す際に、これまでどおりではなくて、もちろん耕作者側が払うであれば、営農しっかりできる賃貸借料、しっかり基本ベースに契約ができるような、見直しができるような指導ぜひお願いして、私から要望として一般質問終わりにさせていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、小久保貴史君一般質問終結いたします。  暫時休憩いたします。  午後2時40分、14時40分再開にいたします。                      午後2時22分休憩             ──────────────────────────                      午後2時42分再開 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き再開いたします。  次に、20番議員小野泰宏君。                    〔20番 小野泰宏君登壇〕 ◆20番(小野泰宏君) 20番議員、公明党小野泰宏です。通告に従いまして、一般質問行います。  初めに、つくば市戦略プランについて伺います。  現在、つくば市未来構想実現するためつくば市戦略プランについて策定が進められています。この戦略プランは、21世紀半ばまで未来構想で定めるつくば市まちづくり理念等実現目指しています。作成中段階ですが、現段階における戦略プラン内容全般について伺います。  1番、戦略プラン基本的な考え方と体系、構成。  2番、戦略プラン策定手順、特徴。  3番、基本施策や個別施策における各指標設定考え方。  4番、進行管理について考え方。  以上点について伺います。  次に、産業振興計画について伺います。  産業振興計画について、現在策定が進められています。何よりも社会状況変化に対応した実効性ある計画策定望みますが、その内容について伺います。  1番、新しい計画策定背景と目的、コンセプト。  2番、前計画と違い。  3番、実施したアンケートに対して見解。  4番、今後スケジュール。  以上点について伺います。  3番目に、RPAとAI導入について伺います。  昨年6月議会において、RPA導入に関して、その背景や目的等について伺いましたが、現在導入状況、課題と今後取り組みについて伺います。  また、AI導入についても、国内において推進事例が増加しておりますが、つくば市状況について伺います。  最後に、繰り返し質問かもしれませんが、ことし秋には、台風通過により全国的に大変大きな被害が発生しましたが、つくば市における台風災害状況と今後対策について伺います。  以上で、1回目質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 政策イノベーション部長森 祐介君。               〔政策イノベーション部長 森 祐介君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 戦略プランについてですが、現在、2015年度に策定いたしましたつくば市未来想改定作業行っておりまして、改定に当たっては、SDGs考え方取り入れ、持続可能都市目指し、まちづくり理念と目指すまち姿、そして、2030年未来図掲げることとしております。  この未来図実現するために、特に重点的に取り組む施策計画的に実施するため、5年間戦略プラン策定いたします。  戦略プランは、目指すまち姿もと、17基本施策定め、その下に49個別施策定めており、それぞれに指標設定するとともに、個別施策達成に寄与する具体的な計画として主要プロジェクト設定いたします。  戦略プラン策定手順、特徴につきましてですが、策定は庁内職員ワーキングチームで分野別に施策等原案作成し、各課等と調整行いながら作業行い、部長級策定委員会で内容協議したものを外部有識者からなる審議会で御審議いただいております。  市民参加取り組みでは、市民意見反映場として、イーアスつくばやBiViつくば、子育て総合支援センターなどの外部の会場においてみらい構想キャラバン開催しまして、研究者、子育て世代など対象に、計9回、約240人の方から直接御意見伺いました。  また、2030年未来像先に掲げた上で、バックキャスティング手法取り入れ、この5年間で何やるべきか意識して策定いたしました。  さらに、市の包括的な戦略が複数存在することないよう、つくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略と統合することにいたしました。  指標についてお答えいたします。  指標設定に当たっては、2番目に大きな階層となる基本施策レベルでは主にゴールや最終目標あらわす指標用い、その下階層となる個別施策レベルでは主に施策実施状況など短期的な成果指標として用いております。  このようにして、基本施策と個別施策が一連ストーリーとなってつながり、それぞれが互いに連携、相乗して効果上げていくこと意識しています。  進行管理についてですが、戦略プラン推進に当たっては、基本施策ごとに庁内横断的な推進体制構築し、連携して進めていくことが重要であると考えており、現在検討進めております。  評価体制は、現行戦略プラン及びつくば市まち・ひと・しごと創生総合戦略と同様に、内部評価と外部評価2段階で評価考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 産業振興計画については、第2次つくば市産業振興マスタープランで設定した計画期間が終了したことに加え、地域経済支える中小企業、小規模事業者へ支援施策整理し、戦略的に実施していく必要性があることから、来年度前半公表目指し、(仮称)つくば市産業戦略として、現在策定作業行っています。  策定に当たっては、市内1,000者対象としたアンケート調査実施し、事業状況や課題、ニーズ等把握するとともに、外部有識者による懇話会設置し、方向性確認しながら、実効性高い計画とすべく、議論深めているところです。  次に、前計画と違いについては、前計画第2次つくば市産業振興マスタープランは国際戦略総合特区に指定された直後に策定したこともあり、新規プロジェクト創出やハイテクパーク整備など、グローバルな視野で、将来へ投資的要素が強い計画でした。  その反面、抽象的で、具体的な事業がイメージしにくいという反省点があったことに加え、ハイテクパーク整備やワーキンググループ活動など、実行できなかった重点プロジェクトがありました。  このような反省踏まえ、現在策定作業中産業戦略においては、事業者課題解決や事業拡大に直結するような施策具体的に明記すること念頭に作業進めています。  次に、実施したアンケートに対して見解については、事業者アンケートは市内事業者実態把握するため、現在経営状況や抱えている経営課題、今後取り組み意向などについて把握すること目的に、建設業、製造業で400者、商業、サービス業で600者、合計1,000者対象に実施しました。  現在までに、約180者から回答があり、分析作業進めております。  最後に策定スケジュールですが、7月から着手し、これまでに事業者アンケートによる実態ニーズ調査や、国、県動向把握、先進自治体事例等情報収集行うとともに、2回懇話会開催し、有識者知見反映させながら、重点的に検討すべき課題について整理行ってきました。  今後は、事業者ヒアリング実施し、実態把握に努めるとともに、さらに2回程度懇話会開催し、施策テーマや重要プロジェクトについて議論重ね、今年度内に素案としてまとめる予定です。  その後、パブリックコメント行い、最終的な策定時期は来年度前半目標としています。
    ○議長(神谷大蔵君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) RPAとAI導入についてお答えいたします。  RPAは、昨年6月定例会において、税窓口中心に4部署に導入する旨答弁しています。  これまで、RPAはデジタルデータでなければ扱えないため、申請書など紙帳票取り扱い多い部署で展開が難しいなど課題があったことから、その解決に向け、既に今月から、文字認識AIにより、精読率飛躍的に高めたAI-OCR導入しました。  庁内RPA有効性へ理解が深まったことに加え、AI-OCRと組み合わせにより、今年度末までに19部署へ導入予定しています。  次に、他AI導入については、これまで議事録起こす作業に全庁的にかなり時間が割かれていました。この作業効率化することで大幅な業務改善が期待できるため、既に今月から、音声認識AIによる議事録AIについて民間企業と共同研究行い、効果検証進めています。  今後も業務効率化技術に関しては積極的に調査研究してまいります。 ○議長(神谷大蔵君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) まず、台風15号については、住宅屋根破損や倒木等被害が数多く報告されました。また、市内各地で停電が発生し、ピーク時には約4,000軒超えました。  次に、台風19号による被害については、大雨により被害が大きくなり、桜川流域北太田で一部浸水、田中、君島含めた11カ所で床下浸水、大貫、小田、栗原など17カ所で道路冠水がありました。  また、市内全域で、道路や公園など倒木が83カ所ありました。  さらに、冠水により市内道路14カ所通行どめにしました。  このほか、公共施設や民家において、屋根、雨どい、窓ガラスなど、幾つか被害が報告されています。  課題としましては、施設老朽化や停電時備えがないこと、防災倉庫が設置されていないため、開設するたびに物資運ばなければならない場合や、ハザード内にも避難所があることなどがあります。  さらに、今回対応していく中で、駐車場不足や備蓄品、食料品等提供基準作成や、市民へ周知必要性があることも見えてきましたので、これらについても対応していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 御答弁ありがとうございました。  それでは、順に伺いたいと思います。  まず、戦略プランについてですけれども、今回計画特徴一つとして、いわゆるストーリーといいますか、戦略底流に当たる部分だと私は理解しているですが、こういう戦略ストーリーどう計画づくりに反映されていかれたか、その点、もう少し伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 戦略プラン策定に当たりましては、ストーリー重要視しておりまして、三つステップもとに策定しております。  まず、2030年未来像に基づいて、未来像実現するため取り組みとして基本施策定めております。  次に、基本施策に基づいて、現状とギャップ意識した個別施策定めています。  最後に、個別施策に基づいて、うまくいっている点や課題意識した主要プロジェクト定めています。  このように、主要プロジェクト実施することで個別施策指標達成に貢献し、また、個別施策推進することで基本施策指標達成に貢献するという、そのようなストーリーとなっております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) それでは、その点は確認させていただきました。  先ほど、基本施策が17、個別施策49とありましたが、この内容について指標設定されたということ、これは、私は評価させていただきたいと思います。従来から、計画につきましては可能な限り、ものさしといいますか、数値目標、これは税金使う立場だから、昔はあまりそぐわないということがあったかもしれませんけれども、最近ではそうではなくて、やはり数値目標というは必須であろうと思います。その点につきましては、まず、評価させていただきたいと思います。  ただ、少し伺いたいは、何回か見直しされておりますので、私も全て指標全部自分なりに抜き出しして、その相関関係全て見させていただいたですが、全体から見ますと、市民意識調査指標に設定しているケースもかなりありました。その理由について伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 特に基本施策レベルでは、市民満足度定期的に広く調査することができる市民意識調査結果使うことがよいではないかと考えたところです。  一方で、市民意識調査は2年に一度実施であることですとか、市民満足度は必ずしも特定施策実施によって決まっていくものではないということもありまして、特に細やかな進捗管理が必要な個別施策については実施したことがより数値としてあらわれやすい指標にするなど、レベルに応じて、今では指標使い分けているというところです。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 今、御答弁中でありましたが、市民意識調査、CS調査とも言われますけれども、つくば市場合、2年に一度という頻度ですから、私は、果たして、進行管理上、適切に、その基本施策や個別施策、個別施策中にも市民意識調査指標設定がありましたので、成果把握ができるか、少し不安な面も正直言って持っています。  また、設問も、CS調査、市民意識調査それであるならば、設問も変えていかなければいけないと思いますので、この点につきまして、以上2点指摘させていただきたいと思います。  提案幾つか申し上げたいですが、まず、ことし6月議会でも申し上げましたことですが、未来構想実現するため計画が戦略プランという位置づけであるならば、私は戦略プランというは非常に大事な計画ではないかと思います。そのときには、その計画水準さらに数段上げる計画にしなくてはいけないと申し上げました。その一つが数値目標しっかりとつける、KPIも含めて、そういうことが標準装備だという観点で申し上げさせていただきました。  また、この未来構想について、まちづくり理念及び目指す姿、まち姿実現するということであれば、私は、その実現ためには、今回、戦略プランということで創生総合戦略と一緒になりました。行政計画ということではなくて、もっと幅広い、つくば市全体計画という位置づけにすべきではないかと思います。  6月議会でも同じこと申し上げたですが、言葉変えて言えば、各種団体と、構想、立案段階のみだけでなく、その実現内容、いかに共有したり、連携した計画として描いて推進できるかがとても重要でないかと思います。  その意味では、行政だけでは未来構想実現というは困難だと思っております。構想立案、参画した団体や、民間からなる推進協議会立ち上げて、ある程度、その協議会メンバーが実施主体として推進する計画策定か、あるいは市民や市民団体が未来構想実現ために、みずからが事業提案し、推進して、この構想に参画できるような体制づくり既存類似事業、例えばアイラブつくばとかありますから、あまり多くなってもいけないと思うですが、この辺ところ整理していただきながら行っていくような体制、ぜひ望みますが、考えについて伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 基本施策一つにも、市民とともにつくるまちづくり推進するというもの置いておりますように、市民と一体になって計画進めていくことは非常に重要であると考えておりまして、今、議員から御提案がありましたことは、私も完全に同意するところであります。  具体的には、市民チャレンジへ支援及び相談先明確化ですとか、社会課題解決ワークショップ、このような主要プロジェクト戦略プラン中にも書いておりますけれども、このような取り組みを通じて、市民主体取り組みによってまちづくり進めていきたいと思っております。  これらに加えて、今後も引き続きタウンミーティング等で市民へ説明や意見交換積極的に行ってまいります。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) ぜひ、そういう方向性、よろしくお願いしたいと思います。  次提案ですが、戦略という観点から、より課題解決型ストーリー展開するために、私は特に個別施策につきましては、その指標に活動型KPI、このような設定望みたいと思います。  最初段階からすると、幾たびか、その見直し結果、指標も、もうそのような傾向も最初段階よりは見られてきていることは評価いたしますけれども、せっかく今回、最初答弁で伺いましたが、特徴でバックキャストですとか、新たなそういう考え方取り入れて個別施策課題ですとか、ボトルネック、こういうこと表記してあります。  表記しているであれば、その課題解決するということにもっと焦点絞り、そのこと解決するために何が必要かということに注視して指標設定すべきではないかと考えます。せっかく目指すべきまち姿、2030年未来像描き、そのギャップと施策方向性導き出したであれば、その文脈からなる課題解決に寄与する活動的な目標となる指標KPIとして設定したほうがわかりやすく、市民納得感もより得られ、また、最終的に実効性も高まると考えるからですけれども、考えについて伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 今、議員から御指摘があった点につきましては、未来構想審議会有識者方からもいただいていることでございまして、そのようなことも踏まえて、個別施策幾つか指標は既に活動型KPIと少しずつ変更してきているところです。  一方で、戦略プラン、これは5カ年計画になりますけれども、この戦略プランに基づいて今後策定いたします事業実施計画、もう一段低いレベル計画になりますけれども、こちら中ではより多く活動型KPI用いる予定でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) ぜひよろしくお願いしたいと思います。  最後ですけれども、戦術記入について提案させていただきたいと思います。個別施策49ほどあるわけですけれども、その下には、それぞれ幾つか主要プロジェクトがあります。個別施策目的と方向性から順に読み込んでいきますと、私は途中から少し焦点がぼけるというか課題解決ために何行っていくかということ手段が、これまで施策や事務事業とあまり代わり映えしないような印象持ちます。  私は戦略には、具体的な戦術も必要ではないかと思います。両方情報がないと、やはり実効性は高まらないではないかと思います。  そこで、提案ですが、一つ方法として、主要プロジェクト担当課とか室と書いてありますけれども、その下に新たにスペースつくって、そこに担当する課や室がプロジェクト例えば対象、誰に対して、それから、手段、どのような方法にて、意図、どのようにしていきたいかという情報、これはあまり長くする必要はないと思います、短くかつ端的に記入することで、戦略プラン戦略と戦術が結びついた、文字どおり実効性高い戦略プランになってくるではないかと考えますが、その点いかが考えますか。考え伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 戦略プランにつきましては、5カ年計画でありますので、計画期間中状況変化に柔軟に対応できるようにするために、この戦略プランに基づいて事業実施計画、これ毎年度策定する予定でございます。これが戦術に相当するかもしれませんけれども、この事業実施計画中で、誰が、誰に、どのような手段で、何するか、今、御指摘いただいたこと、これら具体的に示していきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) わかりました。実施計画段階ときに、そのような趣旨、また、流れに沿って計画や取り組みが組み立てられているかぜひ確認したい、また、期待もしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、産業振興計画について伺いたいと思います。  2次質問として、前計画における総括について、もう少し掘り下げて伺いたいですが、私は一般的に、産業振興計画こと地域産業政策と言いかえて質問したいですけれども、地域産業政策における政策手段というは、七つに分類されるではないかと思います。金融手段、補助金交付、人材育成、情報発信、アドバイス、コーディネーター、施設支援、そして、産業用地開発七つです。ここで個別的に、それぞれ伺う時間はとてもないですけれども、改めて前計画に対する総括について伺います。よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 前計画総括でございますが、重点プロジェクトについて展示会へ出展支援など、事業者販路拡大面においては一定成果があったと判断しています。  ただし、ハイテクパーク整備など着手できなかった事業もありまして、実態としては計画どおりに進み、効果があったと言える事業はかなり限定的であったと思います。  産業振興は、経済状況や時勢変化により、施策優先順位が変化することもあるため、今後は計画期間内においても重点プロジェクト評価し、必要に応じて見直し等行うこと検討していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) まさに今は変化に次ぐ変化、スピードが速い時代だと思います。そういう意味では、私は途中で見直しするということは当然あってもいいかなと思います。スピード感持った柔軟な対応と、あと、スタートアップ戦略ときにありましたが、中小企業いわゆる段階があります、そういう企業段階に応じた支援策、こういう体系的で、また段階的、具体的な戦略づくり支援メニューが重要ではないかと思います。こちらは要望としておきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  3次質問として、もう1点伺います。前計画における推進体制読ませていただきましたけれども、計画推進体制はどうだったか。機能したこと、また、課題として残ったことなどについて伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 前計画推進体制としましては、産業育成プラットフォームとして、市、商工会、つくば研究支援センターなどと、仮称ですが、つくば産業支援連絡会設置すること考えていました。しかし、マスタープラン推進体制としては成立に至りませんでした。  ただし、創業支援ネットワークとして、産学官金連携による創業支援体制が築けたことは評価に値すると感じております。  また、テーマ別部会構成し、新規事業立案等期待しましたが、課題共有場としては有効的であったものの成果上げるには至りませんでした。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 以上経験はぜひ現在策定プラン、計画に生かしていただきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。  続いて、アンケートについて伺いたいですが、現在、分析中ということでありましたけれども、アンケート結果から見えてきたつくば市課題について、どのような分析内容と認識されているか、その点について、現段階で結構ですので、伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) アンケート結果から見える特徴としては、まず、いずれ業種においても、事業者が抱えている課題、市に対して希望する施策両面で雇用含めた人材確保が上位に挙げられております。  また、建設業、製造業においては、施設や設備新設、改修等ハード面で支援望んでおります。  また、商業、サービス業においては、宣伝、PR、情報発信について支援求める声が多くなっております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) それでは、戦略プランときにも少し申し上げましたけれども、その課題受けて、市としては、その課題解決道筋、ストーリーどのように考えて、これから、その作成していこうと考えているか。今、答弁がありました課題解決と関係で、もう少し伺いたいですが、お願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 課題解決ストーリーとしましては、今後、戦略策定中で懇話会メンバー助言、提言受けながら具体的な支援策検討していきます。特に事業者アンケートでも顕在化した人材確保など、事業者が抱える課題に対応するには、生聞くことが大変重要だと考えておりますので、今後、企業訪問行い、事業者に寄り添った支援ができるよう施策に反映させていきたい、生かさせていただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) ありがとうございます。昨年でしたか、何社か市内中小企業訪問させていただきまして、直接、経営者方と、時間かけて、少し設問させていただいたことがございました。  そのとき印象は、少し業種は違いますが、一番多かった声が、はからずも、今、課題でありました人材確保です。つまり、募集しても応募がなかなか来ない。応募してきて、採用されたけれども、なかなか定着化しない、この辺が非常に皆さん、いろいろな方がいらっしゃいましたけれども、このことに関しては本当に同じだと、そういう答えが印象的でした。  1,000者中180者、こういうアンケートは回答率がちょっと低いです。それは私も存じ上げておりますけれども、意外と低い傾向にあるですが、それでも、そういう答えが私もそうだろうなと思うところ、納得するところが大であります。  それ、どうやって若手人材、いわゆるつくばで生まれ育った方々、ほかから来る方も含めて若手人材確保していくかというは、たしか昨年ぐらいから、募集に関して非常にノウハウ持っている方講演市で委託して、私もその少し後に伺ったですが、かなり盛況だったということがありました。ということは、本当に課題として、それが大きいだなということあらわれだったと思うです。ことしも、たしか同じ方呼んでいただき、そういうふうに聞かれましたので、この問題は、いろいろな意味で、後に未来構想ことにも関係してきますが、重要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  提案ですが、作成中とありますが、私が考える地域産業政策で欠かせない視点は三つほどあると思っております。  一つは、今策定中戦略計画です。この計画がなくてはもうどうしようもありませんので、策定です。それも、課題解決が具体的に書いてあることが必要です。先ほど申し上げましたが、企業段階応じた支援メニュー品揃えが必要だと思います。  2番目としてあるは、これは前計画反省ということで挙げられましたけれども、二つ意味で、推進体制団体は必要だと思います。これは進行管理していくというところと、あと、提言するために、名称はさまざまあると思いますけれども、推進体制確立ため団体は必要だと思いますので、これ2番目に挙げたいと思います。  3番目はコンサルティング機能です。これが本質論だと私は思います。経営体質強化なし地域産業政策成功はあり得ないと思います。着想ためには、着実に仕事ができる人材が必要だと思います。  以上3点、計画、推進体制、コンサルティング機能、地域産業政策成功ために欠かせない視点として提案させていただきますけれども、どのようにお考えか伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 産業振興図る上で、事業者現状捉え、事業者が抱える課題解決につながる施策計画的に進めていくためには、計画、いわゆる戦略策定は必要だと考えております。現在、そのために策定作業に取り組んでいるところでございます。  さらに、議員御指摘これまで計画において十分でなかった振興管理体制やコンサルティング人材などが重要であることも十分認識できておりますので、今後、産業戦略として取りまとめていく中で、御指摘あった3要素について、しっかり議論していきたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。
    ◆20番(小野泰宏君) 一番最初答弁にありましたが、実効性確保、高い計画ぜひよろしくお願いしたいと思います。  RPAとAIについて伺いたいと思います。  昨年も伺ったですが、改めてRPAとAI導入目的について伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 目的ということでお答えします。  AIなどICT積極的活用は、市民サービス維持向上図ること目的としております。現状は、人口増加や社会情勢変化などにより、業務量も年々増加し、複雑化しています。ICTにより定型作業負荷軽減、効率化行い、市民サービス充実などの人でなければできない業務に職員が注力できる環境整えていきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 私も、職員方でなくてはできないことため導入だということ、これはまさに同感です。市長に伺いたいですが、どちらかというとAI的な側面になるかもしれません、国内外で、技術進歩もあり、このAI導入が盛んになっている現状にあると思います。いろいろ事例がありますけれども、ただ、一部には、導入について誤解もあるではないかと思います。  私は、単にコスト削減するとか、そういうことではなくて、AI導入本当メリットは、さまざまな履歴やデータ収集、加工、分析を通じて市民に対する最適な課題解決政策手段模索しながら思考して、そして提案していくことではないかと思います。こうした、いわば価値創造観点から進めていくことが重要だし、それが目的だと考えているですけれども、導入によって市民に対してもたらす恩恵可能性について、市長はどのように考えていらっしゃるか、伺いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 議員おっしゃるとおりで、我々が何ためにこういった技術導入するかというと、それは当然に市民生活よくしていく、そして、市民に幸せになってもらうためというは間違いありません。  さまざまな活用方法はありますけれども、例えば、これまで市民意見やニーズとは、直接市役所に来ていただいて、あるいは届けていただいて初めて認識ができたわけですが、例えばバス並んでいる状態であったり、あるいは窓口混雑状況などから、実際データと市民直接合わせていって、では、市に必要なサービスはどういうものがあるだろうかといったこと分析することもできますし、あるいはスマートフォンなどでは、個別に必要な通知適切なタイミングで、一人の特性に応じて行うこともできるようになります。  そういった意味で、常に市民中心に考えておりまして、先日は、これは森部長が頑張ってくれましたけれども、つくば市スマートシティ倫理原則というものまとめました。世界自治体で恐らく初めてですけれども、そこにも、何ために我々がスマートシティ化進めていくかということが書いてあります。  四つ原則がありまして、自立尊重、市民が判断していく、そして無危害、市民が危害にさらされないということ、そして、善行、市民に恩恵がもたらせるということ最優先していこうということ、そして、最後に正義、全て市民がこのサービス導入によって、例えば格差が広がっていくといったことがないようにしていこうといったようなことまとめ、今、こういったもの世界標準にできないかと世界経済フォーラムなどでも話しているところです。  まさに議員がおっしゃったこと大切にしながら、これからもAI、あるいはビックデータといったものも含めて取り組み進めていきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) ありがとうございます。ぜひよろしくお願いしたいと思います。  最後に、台風災害と今後対策について伺いたいと思います。  重なる部分もあるですが、よろしくお願いしたいと思います。  防災行政無線について1点、今年度、来年度建設計画はどのようになっているか伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 今年度は7基設置予定しております。桜川水害リスクが高い上大島、上菅間、大貫、池田、磯部、北条、それから、小貝川浸水想定区域上郷7地区予定しております。  また、令和2年度ですが、6基設置予定しておりまして、桜川水害リスクが高い田中、小田、大形、下大島、栗原、上境6地区予定しております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 先ほども小久保議員から防災行政無線弊害といいますか、豪雨時、風水害ときには聞こえにくいということがありました。私もその点は同感とするところですが、今現在でも、繰り返し、後から確認できる仕組みもあります。いずれにしても、方向性としては、さまざまな手法組み合わせて、避難情報提供検討要望として申し上げたいと思います。  次に、今回台風被害では、幾つか課題がクローズアップされ、報道もされました。まず、その一つとして、つくば市状況伺いたいですが、いわゆる浸水想定区域内に病院、高齢者施設、学校など、こういった要配慮者利用施設は、つくば市場合、あるかどうか。また、その場合、避難確保計画作成についてはどのような状況なか、伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 浸水想定区域内要配慮者利用施設ですが、市内に11施設が該当します。平成29年6月に水防法が改正されましたので、施設管理者に対し、避難確保計画策定と避難訓練実施が義務づけられました。今年度末までに、11施設で策定が完了する予定でございます。  なお、桜川桜橋以北浸水リスク高いエリアにつきましても、こちらは法的な策定義務はありませんが、エリア内要配慮者利用施設について、独自に避難確保計画策定するように支援していきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) わかりました。よろしくお願いしたいと思います。  次に、このことも課題として挙げられましたが、災害廃棄物処理計画につきましては、つくば市場合、あるかどうか。また、もし計画がなければ作成するべきではないかと考えますが、その点について伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 風見生活環境部長。 ◎生活環境部長(風見昌幸君) 災害廃棄物処理計画については、現時点では策定していませんが、一般廃棄物減量等推進審議会でも議論されるなど、計画必要性については認識しておりますので、今後策定する予定でいます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 了解しました。引き続き進めていただくこと要望したいと思います。  提案二つほど申し上げたいと思います。  平成28年度から、つくば市で実施している職員災害対応図上訓練災害想定に、私は台風災害対応検討してみてはどうかと考えます。昨今台風大型化に伴う災害深刻さ考慮すると、地震だけでなく、台風による風水害対応も必要ではないかと思います。  もう1点、今と同じ背景ですけれども、浸水想定区域内で地区防災計画策定について、対象地域住民とともに進めていく必要もあるではないかと思います。マイ・タイムライン作成なども近隣地域、市内でも一部地域では行っていると伺っておりますけれども、以上2点について提案いたしますが、考えについて伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 先日も非常にいい訓練にはなったところですが、図上訓練についても、地震だけでなく、風水害など想定した訓練も今後行っていきたいと思っております。  また、地区防災計画については、今後、浸水想定区域でも策定支援していきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 最後に要望2点申し上げたいと思います。  今回台風災害対応では、情報提供手段について、新聞報道ということかもしれませんが、課題が指摘されております。そのうち一つが、外国や外国出身者へ避難情報伝達問題です。つくば市は、御存じとおり、外国や外国出身者、また、つくば市へ外国から訪問者が多い地域です。災害時、急変していく状況もと、いかに、さまざまな方々に不安与えないよう避難情報出していくことは、難しいかもしれませんが、検討していかなくてはならない課題ではないかと考えます。  具体的には、避難情報メール多言語化についてですけれども、適切に避難情報意味理解していただき、対応していただく仕組みが必要ではないかと考えます。参考に、つくば市消防本部では、昨年5月14日から、多言語コールセンターと提携して、英語だけでなく、タガログ語やミャンマー語まで17言語について、24時間365日緊急通報に対応していると伺いました。このように、事前に準備していく、こういう仕組み構築について検討お願いしたいと思います。  もう一つが、先ほど3番目にテーマとして掲げさせていただきましたAIやSNSなど防災に活用する取り組みです。災害が激甚化して、行政負担が増す一方、行政職員や専門人材は不足している。ITやAI、SNS活用は、行政サポートとして有効だと指摘する識者声も多くあります。  先ほども事例として紹介されておりましたが、お隣常総市水害、実は私実家も常総市にあり、かなり被害受けた一であります。4年前関東東北豪雨で大規模な浸水被害発生以来、市内各地水害危険度AIで判定する実証実験が大学、企業など研究チームで始まり、ことし台風19号ときに、そのシステムが活用されたそうです。また、ことし6月には、LINE、ウェザーニュース、行政によるAI防災協議会が立ち上がったと伺いました。LINEAIチャットボットが罹災証明や損害保険に対する住民問い合わせに応答したということであります。  これら動きは、研究機関や行政、企業強み組み合わせて災害対応能力高い社会つくっていくことにつながると考えます。課題も山積ですけれども、こういったソフト面もぜひ今後検討としてお願いしたいということ最後に申し上げて一般質問終わります。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、小野泰宏君一般質問終結いたします。  次に、9番議員五頭泰誠君。                    〔9番 五頭泰誠君登壇〕 ◆9番(五頭泰誠君) 議員番号9番、自民つくばクラブ・新しい風五頭泰誠でございます。通告に基づいて一般質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。  現在つくば市都市計画決定されている道路について、現在まで整備状況について概要お聞かせください。  以上で、壇上から1次質問終了します。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) つくば市都市計画道路については、国・県道含む74路線、総延長231.36キロメートルが都市計画決定されています。このうち、131.56キロメートル区間が整備済みで、暫定整備済み区間42.78キロメートル含んだ整備率は75.36%です。  市道については、45路線、総延長70.8キロメートルが都市計画決定されています。このうち、45.88キロメートル区間が整備済みで、暫定整備済み区間3.95キロメートル含んだ整備率は70.37%です。  なお、市道45路線うち、7路線は未整備区間があり、2路線は事業化に至っていません。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) それでは、2次質問させてもらいます。今回は都市計画道路という観点からお聞きしたいと思います。  今、回答いただきまして、現在、未整備区間路線が7路線、2路線ということで、トータルで9路線であるという回答していただきました。この9路線について詳細教えていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 未整備区間ある路線は、つくばエクスプレス沿線開発に関連する妻木金田線、小白硲島名線、島名原新田線、上河原崎東環状線、上河原崎西環状線、小白硲谷田部線6路線とテクノパーク豊里整備に関連する田倉上郷線合計7路線となります。  また、未事業化となっている路線は、テクノパーク豊里整備に関連する台宿線と、国道6号バイパス整備に関連する小山大井線2路線となります。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 未整備ということで、実際は、地域住民は早く、これから整備してほしいということで、大分期待寄せている路線でもあると思います。未整備地区9路線、どれも重要な路線といえると思いますけれども、特に市として、現在、最優先で取り組まなければならないと考えている路線はどれに当たるでしょうか、伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 未事業化及び未整備区間ある路線、これらうち、つくばエクスプレス沿線開発に関連する妻木金田線、小白硲島名線、島名原新田線、上河原崎東環状線、上河原崎西環状線5路線については、区画整理事業に伴い、地区内が整備されることから、地区外についても優先的な整備が望まれると認識しています。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) ありがとうございます。五つ路線についても、各路線懸案事項、大きな課題になっている点があると思います。この詳細を説明いただければと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 5路線区画整理地区外部分整備に当たりましては、地権者から減歩により、道路等公共施設用地が生み出される区画整理地区内整備とは異なり、買収により道路用地取得する事業となるため、地権者はもとより、地元御理解、御協力がより一層必要となります。  なお、妻木金田線については、平成11年都市計画決定際に地元から反対意見があり、その後も建設反対要望書が提出され、現在ところ、区画整理地区外が未整備となっています。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) ありがとうございました。ありきたりな質問内容だなと自分でも思うですけれども、これが今、都市計画大きな道路一つ大枠課題かなと思うです。  私は、当然、地元が桜地区ですので、今、最後に述べられた妻木金田線ことは、今、非常に気になる地区路線でもあります。  質問、意見でもありますけれども、今現在、確かに、妻木金田先についてなかなか進まないという状況があるですけれども、かなり時間がたって、そのままずっといるわけです。このつくば市考え方が、懸案になっている地元にちゃんと伝わっているかなということ常々思っています。オフィシャル的な話として、つくば市としては、今後ちゃんと進めていく必要があるだということ地元に対して本当に伝わっているかということが非常に気になります。逆に、つくば市姿勢が風化しているではないか。そういうこと再度、地元に対して認識してもらう行動行政としてすべきと感じるわけです。これは執行部問題です。これから課題ということで、その辺認識まず一つ聞きたいです。  もう一つ、都市計画道路というは、もちろん都市計画法に基づいて、大枠で進めています。これはその大枠道路整備ですからまち基本です。これは実際に進んでいないわけです。この行政機構内に、その取り組み姿勢が漫然としている雰囲気があるです。だから、きっちりはらくくって進めていくだと、行政機構内にそういうセクション設けて本腰入れる必要があるではないかと思うですけれども、そこら辺御回答いただければと思うですけれども、いかがですか。市長でもいいです。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) まず、妻木金田線ですけれども、決してやる気がないとか、風化しているということはなくて、担当も非常に悩みながら、地元さまざまな方とお話しているところです。現にもう御報告はいっていると思います。ただ、地元区長御意向等もありますので、あまり強引なことして、区会として、かえって、そういったものが進まなくなっては困るというようなところもありますので、私どもとしては、引き続き丁寧に、区長や関係者と対話していきたいと考えております。  それらも含めて、都市計画道路整備推進については、今年度未事業化路線であるとか、つくばエクスプレス沿線開発に関連する路線などについて、整備優先度、それから、事業着手時期等示す都市計画道路整備プログラム策定進めていますので、この計画に基づいて、今後、確実な整備実行するために庁内体制も含めて、今、整備課も含めてつくっていますけれども、強化しながら、都市計画道路早期完成目指していきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 今おっしゃったことは、要するに、地元の説明会等やるということで受け取っていいですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 地元区長御意向大切にしなくてはいけないと思っています。端的に言えば、強引に説明会などすれば逆効果になるではないかという御意見がありますので、そこはきちんと、その当たりも踏まえて、進め方については考えていかなくてはいけないと思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) その組織内セクションもつくるという認識でよろしいですか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 組織内セクションはもうできていますので、それら含めて、このプログラム実行していく、そのために人手が必要であれば、さらに、そこは手厚くしていく必要はあると考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) ありがとうございました。市長としても決断というか、気持ちもこもっているということで、非常にいい回答が出ていると思っております。これは、私は、自分が都市建設委員会で3回も入って、委員長も2回やらせていただきながら、実は一般質問で、こういう類い質問はやったことがないです。私は、桜地区は、実際、年に何回か定期的に回っているです。いろいろな人の聞くと、一つよもやま話的なレベルで話題になっているです。陰でこそこそ話になっているネタなです。ただ、それからずっとやっていると、私もつくば市に来て22年になって、結局、全然進んでいないです。やはりオフィシャル的な話として、つくば市としては、基本的に、今後、計画どういうふうに進めていくだということ、現状伝える必要は実際にあるではないかと。  当時、お話聞いたところによると、私がつくば市に来たときだから、藤沢市長2期目、22年前ことで、大分その話題になったという話聞いております。  地元説明会がないと、逆に、地元方々意識がわからないというもあると思うです。今、一方で力強い答弁頂いていますので、ぜひ説明会的な設定、妻木にしても、東岡近く、花室、近隣ですね、桜地区内、中根金田台周辺で、できればやっていただきたいなということは、自分としても要望しておきたいと思います。  そして、都市計画道路というは、一つまちづくり重要な位置づけであることは間違いないわけです。それ銘打っている以上は、市民皆さんにも、今後、あすはこういうふうになるからとか、将来利便性があるとか、子供らもあそこに家建てられるとか、また、ビジネス始めたい方がいれば、それはチャンス期待して投資するも出てくるわけです。この都市計画決定道路は地元経済とか、地域発展に大きな影響与えるということは事実です。人々はそれに期待しているわけです。  先ほど、確かに地元理解得るためにも、反対派方々に気遣うというはもちろんわかりますけれども、私は桜地区にいると、逆に、このままずっといると、周りの人たち不安も増殖してくる、不信も増殖してくる。これも本当にやってくるかなと。これも、まちづくり進めていく上で、一方でマイナスなではないか、そういう気持ちがあります。  それから、きょうは資料提出していないですけれども、桜地区地図見ていただくと、あそこが進まないと、その先周り中根、栄ほうも全然進んでいかないです。まちづくり見通しが立っていかない。何かストレスがたまっているようなところがあるんです。そこから広がって、まちづくり今後、逆に、先ほうは人口減少になっていくわけですから、発展見通しがたたないと、なかなか進んでいかない。そういうことについて不安が増殖していることも事実です。  私は、少しはっきりきつくいうと、行政として怠慢だったではないかなと。確かにはらくくりが足りなかったではないかと反省述べているOB職員もいます。私は実際に聞いております。決定されているです。それに対して、本腰にやろうという意気込みがあったかどうか。今体制方々が悪いということではないだけれども、当時行政担当方もそうですし、当時首長もしかり、そこら辺はらくくりが本当にあったかなと、実際、聞いてみたいなという思いがあります。  それから、都市計画決定道路に関していえば、ちょっと話はそれますけれども、今、我々は議会でも重要案件で高エネ研跡地などすったもんだやっています。あれだって、市長は必要ない土地だという立場ですが、私などはある程度は利活用する。都市計画と一つ決まったら、そういうところにも道路つくると。そういうことに対して、またその土地が期待寄せられるような土地にもなるわけで、そういう意味で、都市計画決定した道路という重要な認識、ぜひ行政機構中でも、職員一同、市長ともども、ぜひ持っていただきたいなと。
     これは桜地区は相当ストレスがたまっているです。私はなかなか言いだせなかっただけれども、谷田部とかそういうところはどんどんと広がっていく、それから、未整備地区ところはどんどん計画は進むだけれども、何か桜地区は息詰まるところがあるようなムードがあるです。今回はあえて言わせていただきますけれども、そういうことで、一つ必要性があるもの、そういうものが価値が生まれる道路整備、これが都市計画であり、都市計画道路という認識があると思いますので、ぜひ、そういう認識持っていただいて、これから取り組んでいただければいいかなと思います。  もう一つだけ言わせてもらえば、桜地区でも、このままでは農地手放さなければならないからと、実際、農地集約化やろうとするがいるです。ところが、農地集約化して手放して、大規模、小久保ファームみたいな方にやってもらうとしても、その方がやる環境、大型幹線農道、搬入できる大きな道路がないです。だから、集約手放そうとしても、それ受けるがいない。そういうことでも、桜地区は、道路整備重要性つくづく感じます。  あえて、もっと言わせてもらえば、やはり旧桜地区なので、動線は正直にいうと、土浦にも向いているです。行きやすいです。あっちほうに行ってしまう。つくば市役所に来るのに、くねくね曲がって、ようやくたどり着くがつくば市役所だと。こういうことも言えるです。  都市計画道路というネタで、きょうは話しましたけれども、桜地区全体代弁ということで考えれば、そういうストレスがかなりあるだということ、ぜひ認識していただいて、そうは言っても、皆さん地元方、職員等皆さん、相当苦慮しながら進めている案件だと思いますので、ここでも市長ともども御尽力いただければと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  これで終わりたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、五頭泰誠君一般質問終結いたします。  それでは、次に、19番議員橋本佳子君。  橋本佳子君から、一般質問に関する資料配付申し出がありましたので、これ許可し、各机上に配付しておきました。                    〔19番 橋本佳子君登壇〕 ◆19番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より、通告に従いまして、一般質問行います。  まず、初めに、公立幼稚園についてです。  幼保無償化に対応するために、公立幼稚園3歳児受け入れ求めてきましたが、残念ながら実現に至りません。11月24日茨城新聞1面に、「公立幼稚園再編加速」という見出しで、県内動きが取り上げられていましたので、紹介します。  「2017年度から、3歳児受け入れ始めた鹿嶋市では、7割近くまでに充足率は回復し、園児減少歯どめになっている」と書かれていました。9月議会で取り上げたひたちなか市は、「来春から3歳児受け入れ始めるが、市教委総務課によると、市外から転入する若い子育て世代も多く、祖父母に預けられる世帯ばかりではないことから、3歳児入園希望は多いという。幼保無償化により、3歳児から入園ニーズは高まる見込みだ。同課は、公立幼稚園希望しても、3歳児から入園できなければ、3歳児受け入れている民間に足が向いてしまう。そうなれば、いずれ、公立園は立ちいかなくなると話す」と書かれていました。そこで伺います。  つくば市公立幼稚園募集が、従来どおり、4歳児、5歳児で行われましたが、入園希望者状況はどうなりましたか。公立幼稚園必要性について、どのように考えていますか。定員割れ歯どめについて考えはありますか。私は3歳児受け入れこそ行うべきと提案してきましたが、改めて市見解求めます。  2点目は、公立、民間保育所についてです。  幼保無償化がスタートしてから、初めて入園希望受け付けが始まりましたが、3歳児入所希望者状況に変化はありますか。民間保育所数が公立保育所大きく上回る保育環境になりました。そこで伺います。  公立保育所1歳児保育士配置基準1対4や、看護師は独立して配置し、保育士1兼ねないという市独自基準で質高めています。しかし、民間保育所では、その財源がないため、独自努力にかかっています。そのために、さまざまなところで公私間格差が起きています。解消するためには、保育質ガイドラインに市独自基準明記し、財政的支援するべきと考えますが、見解伺います。  3点目は、国民健康保険についてです。  構造的な問題抱えながら、国保県公費化がスタートしました。一般会計から繰り入れ赤字と決めつけてペナルティーかけるインセンティブな考え方導入に市長会も知事会も警鐘鳴らし、国に対して、均等割廃止など1兆円財政支援求めています。構造的な問題解決ため公的財政支援がないまま、安易に県統一化進めれば、県内自治体で再び国保値上げという県民苦しめる事態となってきます。市として、しっかりこの点押さえ、国に対し、財政支援求めていくことが求められています。  同時に、既に高い国民健康保険に苦しんでいる市民に目向ける必要があります。とりわけ、子育て世帯子供均等割は、子供貧困、子育て支援に逆行するものです。知事会、市長会も国に求めているところですが、対応はおくれています。子供均等割軽減独自に進める自治体も出てきました。市見解求めます。  最後、4点目、防災についてです。  台風19号による河川氾濫、がけ崩れ警告が発令され、避難警戒区域住民は不安な夜体験しました。今回台風受けて、防災無線や避難所、福祉避難所等について課題や対応について、市考えお聞かせください。  以上、壇上で1回目質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 令和2年度入園希望者状況については、4歳児申し込みが全幼稚園合計で301であり、募集人員約25%になっています。これ令和元年11月1日現在4歳児クラス園児数と比較すると約100、募集人員に対して約5%減少となります。 ○議長(神谷大蔵君) 教育長門脇厚司君。                   〔教育長 門脇厚司君登壇〕 ◎教育長(門脇厚司君) 公立幼稚園定員割れ歯どめについては、議員から御指摘ように公立幼稚園には公立ならでよさと必要性があり、それら多くの人に知ってもらうことは重要だと思い、そこで、一つ方策として幼稚園生活や特色紹介した内容ホームページに掲載いたしました。  また、公立幼稚園必要性や3歳児受け入れについては、これまでも検討してまいりましたけれども、施設や人的な面、私立幼稚園と調整など課題があり、その解決に向けて協議しております。  幼児教育・保育無償化に伴う園児数や充足率状況も踏まえて、幼稚園全体あり方方針検討してまいりたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) こども部長中山由美君。                  〔こども部長 中山由美君登壇〕 ◎こども部長(中山由美君) 保育所における令和2年度3歳児入所希望者状況は、12月2日時点で232です。なお、参考までに、昨年同時期入所希望者は278です。  次に、1歳児保育士配置については、国基準に基づき配置し、運営していますが、公立保育所については4に対し保育士1人を配置しています。民間保育園については50カ所中28カ所園が国基準に対し、保育士1人を配置しています。こちらは民間保育園等になります。  民間保育園等については、現在、国、県、市で補助する運営費と県と市で負担する乳児等保育事業費補助金交付しています。  今後も補助について研究しながら、安全安心な保育に努めていきます。  また、看護師配置については、ゼロ歳児9以上に1という基準がありますが、公立保育所、民間保育園等において、全て満たしています。  配置されている箇所については、公立保育所においては22カ所中13カ所です。民間保育園等については52カ所中42カ所です。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 国民健康保険子供均等割減免や全額免除について、県内で実施している自治体は1自治体であり、ほか42市町村については実施する予定がないと聞いています。  今後も状況注視していきたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 台風19号対応課題については、繰り返しになりますが、施設老朽化や停電時備えがないこと、防災倉庫が設置されていないため、開設するたびに物資運ばなければならない場合や、ハザード内にも避難所があることなどがあります。  さらに、今回、対応していく中で、駐車場不足や備蓄品、食料品等提供基準作成や、市民へ周知必要性があることも見えてきましたので、これらについても対応していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) それでは、順追って再質問いたします。  最初は、公立幼稚園についてです。  施設やさまざまな面で、今、考えているということですけれども、現実問題、園児数減少に歯どめはかかっていないということがわかりました。もともと、クラスはあっても、園児数が充足していないのでクラスが余っているというような状況も片方ではあります。また、谷田部地域ように人気高い地域ももちろんありますけれども、ほかは充足率が満たない、そして部屋も余っているという状況が片方では存在していると私は認識しております。  新聞紹介いたしましたけれども、この新聞で紹介しているところも充足率高める努力もしつつ、改めて公立幼稚園どうしていくかということ並行して考えていく、こういった内容になっております。  つくば市場合は、公立幼稚園あり方検討していくということでありますけれども、この検討が終わらなければ対応ができない、そういうスタンスなんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) その対応全てが決まること待ってというところまでは、まだ決定しておりませんけれども、できることは進めていきたいと、今、思っているところです。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) さまざま、認定保育園もしくは預かり保育並行して進めていけば、そこは就労要件も満たしていれば、午前中時間帯は幼稚園で行くけれども、就労しても、していなかったとしても行けるけれども、預かり保育は無償化対象で安く使える、そういう特質があるということになりますよね。  ただ、どちらに向かうにしても、今4歳、5歳経験しか持っていないということになると、どうしたって、3歳経験は必要なわけですよね。4、5でやるということはありませんので、3、4、5やりながら認定こども園に行くか、それから、もしくはそうではなく、公立幼稚園として選択肢一つとして残して、そして、地域中で、民間では扱いきれないとか、さまざまな困難事で、それから、障害持つ子供、そういうたち受け入れて手厚く実践進めていくか、さまざまな選択肢があるということで、私は、とりあえずは3歳児保育からスタートしていかなければ、来年、再来年とずれ込んでいけば、ますます公立幼稚園充足率は低くなってしまうという大きな心配しております。  現場先生たちは、少ない子供たち一生懸命育てて、そして、お母さんたちと子育て共有しながら、そして、大変困難さ抱える障害持つ子供については、市担当部署と連携しながら、専門機関と協力しながら、どのような幼児教育進めれば、その子供に適切な対応ができるか、こういった連携とりながら日夜頑張って保育しているところです。  それから、運動会とかも参加しますけれども、少ない園児数中で、親御さんやおじいちゃん、おばあちゃんも参加して、本当に心温まる、子供たち励ます、そういった幼稚園運動会が展開されております。  しかし、現実、子供がどんどん減っていけば、先生意欲もどんどん落ちていきます。そして、一生懸命頑張っているお父さん、お母さん気持ちもどんどん沈んでいきます。お母さんたちからお話聞きました。お母さん同士で話しているそうです。「このまま3歳児受け入れがなければ、子供が少なくてかわいそうだから、今度は公立じゃなく、民間幼稚園に行こうと思っている」、こんな会話もあります。もう片方では、例えば谷田部幼稚園には子供がいっぱいおります。そこでは、「近隣幼稚園で3歳からやってくれれば、私はそっちに通わせてもいいわ」、こういう声もあります。  いずれにしても、このままでいけば、公立幼稚園子供は絶対に減るし、どちら方向に進むにしても、3歳児保育に踏み出せなければスタートはいたしません。それに対して、私は、市対応は全くおくれていると言わなければなりません。  市長に改めて伺います。もう私は、9月議会で、「来年度やらなければ、もう公立潰すことになりますよ」とまで言いました。それでも、やはり公立幼稚園は今までどおり募集になりました。はっきり申し上げて、公立幼稚園先生たちは本当に、それについては期待もしているだけに、がっかりはしてないで頑張るというがよく見えていますけれども、気落ちしたではないかなと思います。  それから、幼稚園に参加しているお父さん、お母さん、市長から激励メッセージが届きますけれども、市長メッセージは、今ままでは、通っている保護者には届きません。  改めて市長に伺います。  これから、計画立てるということはもちろん大事ですけれども、それと並行して3歳児受け入れるということに踏み出すか、それとも、まだ決心がついていないか、ほか対応考えているか、改めて伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 議員御指摘ように、3歳児受け入れというは、定員割れに対して可能性として非常に大きいと思っております。幼児教育・保育無償化後、どういうふうになっていくかということで、先ほど教育長が答弁しましたけれども、では、どの地域で実施するかということであったり、具体的な設置場所、それから、保育所も含めたあり方など幾つか作成して、議員とも個別にもお話しさせていただいたところですけれども、最終的には、それぞれに課題があるので、その解決どうすればできるかということ考えているところであります。  今後も、地域実情踏まえて、きちんと検討して進めていきたいと考えております。議員御指摘ように、今ままであれば、本当に公立幼稚園というは、なかなか生き残っていくが難しい状況にあるではないかと私は思っておりますし、では、公立幼稚園はなくてもいいかといえば、決してそんなことはなくて、やはり地域中で一定、その必要性がある皆さんにとってよりどころとなるような幼稚園が必要と考えております。局長答弁にもありましたように、別に計画が完全にでき上がってからでないと何もしないということではなくて、今、並行してできること考えていきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 来年度スタートいたします。こういった中で、どういう方向性示していくかということ、しっかりと現場にも、それから、保護者皆さんにも、やるか、やらないか、はっきりさせていかなければ、このままでは変な期待感持たせる。そして、ずるずると延ばしていっても何対策にもならない。減る一方である。こういった非常に、今、大きな角に立っているという認識しっかりと持っていただきたいと私は思っています。  公立幼稚園必要性は非常に高いと私は思っているです。認定こども園も、民間幼稚園皆さんが選択して認定こども園化しましたけれども、公立幼稚園が片方に存在することは大変大きな意味があると思っています。公立幼稚園園長されて退職された方に出会うと、「公立は大事だから、絶対潰さないでほしい」、こんな声も直接かけられるぐらいに今なっております。市長はぜひ、公立幼稚園いろいろな行事にも参加していただきたい。門脇教育長には、かつて、一番子供少ない幼稚園に入園式に参加していただいて、お客さんも、そして、先生も一緒になって子供たちに語りかけたり、私たちは猫になったり、ウサギになったり、いろいろ動物になったりするお手伝いもしましたが、そういった本当に心温まる入園式しながら、先生たちは地域子供たち受け入れる努力しています。そして、ことしはどれだけ子が入ってくれるだろう、とても心配しています。こういった事態は、一刻も早く、私は回避していただきたい。そういった意味では、本当に、非常に残念です。  ひたちなか市では、去年やるといったがおくれましたけれども、今回やった結果が、子供数はふえている。そうしながら、どうするか考える、これがひたちなか市スタンスです。幼稚園も、そのまま数でいくかどうか、民営、そういったことも含めて、これからなんですよ。だけど、3歳児保育は始めたです。そうしたら、充足率が高まった、この結果があらわれているわけです。  つくば市は残念ながら、減少している。これが実態です。私は非常に残念に思っておりますし、この間、長い間、公立幼稚園で子供たち教育に携わっていただいた先生たちに、本当に済まない気持ちでいっぱいです。  また、臨時で働いていた幼稚園教諭、大変貴重な男性教諭がいらっしゃいましたけれども、諦めて、お隣つくばみらい市正規試験受けて、受かったので、そちらに行ってしまいました。つくばみらい市は早くから3歳児から公立でやっておりましたので、そちらに手放してしまいました。人材は流れていってしまいます。一刻も早い対応求めて、非常に私は残念ですけれども、こちらについては終わりにしたいと思います。  それでは、次公立、民間保育所について、お話ししたいと思います。  先ほど、補助使ってというお話がありました。それで、前回聞いたときには、1歳児1対4でやっているところは1園だったです。それ以外で、たしか九つぐらいが1対5だったと思います。多分やりくりして、この補助使っていただと思います。残念ながら、たくさんある保育園ごく一部しか、それは生かされていないというが実態です。財源がなければ、保育士確保は非常に難しい。保育ガイドラインつくりましたけれども、この保育ガイドラインに沿って、子供たちに豊な保育保障とすれば、とりわけ1歳児については、1対6ではとても保育はできません。子供たち安全確保もままならない。それで、1対4になっているわけです。だから、大変現場では苦労しているではないかと私は危惧しているし、子供保育質が落ちているではないか、片方ではそういう懸念もしております。  どんどんと民間保育園、小規模保育園がふえております。水戸市では認可外保育園で、2人の小さい子供奪う、こういった状況にもなりました。つくば市で、子供たち命が危ぶまれる、それから、健やかな育ちができない、こういったことがあっては、何ため保育質ガイドラインかわかりません。世田谷区では、保育質ガイドライン中に、しっかりとそこ明記して、そして、民間にも支援もしつつ位置づけておりますけれども、市長は、公立認可保育園が逆転する中で、この点について、いかがお考えでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 非常に難しいなと常々考えています。公立、あるいは民間保護者は何求めているかということだと思っているです。先ほど幼稚園話でもありますけれども、私自身は公立幼稚園で育って、今は民間保育園に子供が行っております。私子供が行っている保育園は幸いにして1対4で、唯一、市内でやっている民間保育園ですけれども、本当に先生方が大変な努力して、ぎりぎりところでやっていると。実際、1歳児で1対6というは難しいというは恐らく多く保育士が感じているところであると思います。そのような中でさまざまなこと考えて、公立選ぶ、あるいは民間選ぶ、あるいは特に待機児童が多い場合においては、そのどちらも選ぶという選択肢ではなくて、もう入れるところに入るしかないという状況になっているわけです。決して、今1対6がいい状況とも思っておりませんけれども、これだけ今、待機児童がふえている中で、それさらに行政として枠組みはめてしまうことによって民間保育園経営であったり、あるいは運営そのもの難しくしてしまうことも、やはり難しいなと感じております。  こういったことについては、多く首長が問題意識持っていることだと思いますので、やはり国に、そういうようなことも含めて、制度全体見てもらわなくてはいけないと思っておりますし、民間保育士へ補助もそういった形で、公民格差なくしていきたいという思いで、今、実施しているわけですが、これも当初から申し上げているとおり、本来は国責務であると。それ国がするまで、何とか自治体で頑張っていかなくてはいけないという思いでおりますので、今公民格差に対する認識としてはそういう部分にあります。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) かつて、つくば市は、まだ公立保育園と民間でいえば公立が多かったような時代ではありますけれども、先生たちいろいろな働きかけで、1幾らという金額で運営費補助が出ておりました。それが、残念ながら、3年かけて削られる中で、1対4という保育が非常に難しくなって、基準どおりになってしまっている、これが実態だと思っております。  状況がいろいろ変わってきておりますけれども、1対4というところ民間に求めるとすれば、それは市としては財政的支援しなければ、運営費補助的な支援しなければ、これは到底難しいことだと私は思っております。国に求めつつ、もともと国昭和29年に定めた最低基準が間違っているわけですから、それ正すが一番大事なこと、そして、声上げていただくが一番大事なことでありますが、そう簡単に、今政権で、これが現実的になるとも、なかなか思いきれないという中で、どれだけ自治体が努力していくかということだと思うです。  例えば1対5で頑張っているところが幾つかありました。県補助とか何か使っているかもしれません。だとしたら、では、そこ保育園は、どうやって、1対5補助使ってやっているか、広がらないは、どこに理由があるかとか、そういった補助金使い方、それから、その使い方で若干足りないであれば、少し市が独自に上乗せすることで、せめて1対5が広がるぐらい、そういった検討していただきたいと、私は、ここで聞くは申しわけないので、要望したいと思っております。せめて1対5、これが広がるようなこと、お金がかかって大変だからできないと決めないで、ぜひ知恵や力尽くしていただきたいと要望したいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 決してお金話だけしているではなくて、先ほど私が申し上げたは、今、民間保育所最大課題は保育士確保にある。もう給料上げても、なかなか保育士が集まってくれないと園長先生方からよく聞く話でありますので、そういった中で、また、保育士必要とする制度市が決めてしまうことで、例えば運営費補助出したとしても、見つからなければ、では、それが成り立たないということになってしまってはいけないという思いが強くありますので、費用というよりは、私が意識しているは、そちらであるということは御理解いただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 今実態がかつて運営費補助出しているところよりも、公私間格差ということで出している運営費補助でありますけれども、保育士待遇自体が落ちているという非常に大きな問題片方に抱えておりますので、そこら辺ところは、保育士集めるために、では、どうしていくかということも考えながら、もう一つ、でも、1対5でやっている園があるわけだから、そこノウハウとか、そこら辺も聞いていただいて、補助使って、できるだけ1歳児人数は、せめて1対5ぐらいにしていただくというような努力は、私は今、非常に必要だと思っているです。そうでないと、きっといろいろな事故が起きてくると心配しています。そうでなくても、小規模園とか、いろいろなが出てくる中で、手届かないところで何が起きるかわからない、そういう事態だってあり得るわけですから、そこら辺ところはしっかり研究していただきたいというが私率直な思いです。  それから、看護師ことですけれども、つくば市場合は、保育士としてカウントしていないですね。民間保育所看護師している方は言っていました。「保育士してカウントされているから、お昼寝時間に連絡帳とか書くだけれども、本当は、全部子供たち看護師として記録とりたいけれども、それする時間がない」「つくばは、公立は独自仕事ができるからいいですよね。民間は保育士さんにカウントされているので、子供連絡帳は書きますけれども、看護師として園児全体記録とったり、指導したりすることができない」。そういった声も片方では聞いておりますので、お伝えしたいと思っておりますけれども、せっかく保育質ガイドラインつくって頑張っているところですので、大変いろいろ注文つけますけれども、とりわけ、これからつくば市担っていく子供たち命や育ちにかかわる問題ですので、ぜひ研究していただいて、一歩で二歩でも改善できるような手立てとっていただければということと、つくば市でも、子供命が奪われることが、一回、最初ありましたけれども、そういったことが再び起きないために、さらなる指導監督しっかりとしていただきたい。その点は指導したもの公表しているというところでは、つくば市は積極的にやっているなとは評価しておりますけれども、さらに、そこはしっかりと手立てとっていただきたいと要望したいと思っております。  それでは、今度、国民健康保険についていきたいと思います。  均等割ですけれども、資料として、皆さんところに、全国主要都市国保料という資料、そして、協会けんぽだったら、では、幾らになるということで、いかに国保が高いかがはっきりわかる、国保高い実態がよくわかる資料つけさせていただきました。これ参考にしていただきたいと思います。  それで、仮に、均等割18歳児童まで無償にするとなると、どのぐらい子供数がいて、もし、費用とかが出せるであれば、教えていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 11月1日現在、つくば市国民健康保険に加入している18歳以下被保険者は約4,650であり、現行均等割額で計算すると、子供均等割全額免除実施する場合には約1億4,100万円必要となります。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) これは、ざっくりとした全部子供数ですよね。これは全額というよりは軽減策受けている方、それから、限度額いっぱいだから、それ以上は賦課されない方とかいるので、これは丸々金額にはならないと私は認識しているですが、その認識で間違いないでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 今しがたものは仮定計算として、現行均等割額で子供均等割全額免除実施する場合にはということでお答えしたものでございますので、どういった制度によるか、ほか自治体も含めて、さまざまなバリエーションがあるものと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。
    ◆19番(橋本佳子君) いや、国保自体軽減、5割軽減とか7割軽減というがありますよね。それだと、金額的に下がってくるではないでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 御指摘とおりでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 軽減措置受けている方は、所得階層でいっても、その階層約半分ぐらいだと私は理解しておりますので、大分、この金額は下がってくると思っているですね。  それで、高校生までが約4,650ということでした。この子供抱える家庭は均等割で乗っかってくるから、否が応でも保険料が上がっていくということで、これは子育て世代国民健康保険に加入しているたちにすれば、これはかなり重い負担だろうと思っているわけです。それで、せめて子供均等割は軽減したらどうでしょうかという提案なです。実は12月4日に、県国保運協が開かれ、決算と、それから、仮算定というが出されております。決算でいくと、県全体で、何と100億円ぐらいお金が余ったと聞いております。それから、仮算定中で見ると、つくば市でいえば、全体納付金額が約98億円ぐらい下がっているです。要するに、前回納めたよりもうんと低い金額で来年は大丈夫だというような仮算定が出ております。  だから、10億円はいかないけれども、9億幾らかお金が残る、だって、保険料いじらないで徴収するわけですから、それは当然その分だけは余裕が出るというふうな、人数とかいろいろなことで丸々はならないでしょうけれども、少なくとも、一定ところで非常に軽くなったと、一般会計繰り入れも前回よりはうんと少なくて済むということで、私はちょっとほっとしているところなですけれども、ただ、これから先々どうなっていくかというはわかりません。国保一本化という話も出ておりますけれども、これは全県比べると上がるところもあるし、そう簡単に進むことではないと私は考えております。  それがそう簡単に進むことでないであれば、では、これから、つくば市はどう対応していくかということだと思うですね。一般会計繰り入れが減ってくるかもしれないけれども、ぐんと減らしていくことで対応するか、一部軽減に使ったり、または、これからために一般会計繰り入れふやすとペナルティーがかかるので、それ埋めるために基金として置いていくか、さまざまな知恵が要ると私は思っております。  そういった意味で、私は、この軽くなった分一部は基金として置いておいて、今後値上げが来るときに、それが活用できるために置いておく。そして、もう片方では、子供世帯均等割について軽減に使えば子育て支援になると考えているところなですね。  それで、子供均等割減らすとペナルティーがかかるかといえば、これは特別事情ということで、いい繰り入れと悪い繰り入れというくくりがありますけれども、これについては悪い繰り入れではないですね。ペナルティーかからない繰り入れになるわけです。  そういった意味でいえば、この4,650人の子供たち暮らし守っていく、子育て支援していくというには、私たちは大変有意義な、そして、個々世帯の人たちが、これで大変子育てがしやすくなる施策だと思いましたので、12月4日仮算定結果が出たところに向けまして、これは今後課題として提案したいと思っております。これは提案ですので、それについてとは伺いません。提案することで、これは終わりたいと思います。  それから、最後になりますけれども、防災は、皆さんがいろいろ聞いていらっしゃるので、市対応とかも伺ったので、重複するところは聞かないですけれども、ただ、防災無線が聞き取れないというは、この茎崎地域でも、本当によく聞かれました。防災無線は、茎崎は昔からありますので、聞こえにくいというので、さまざま対策はやったけれども、やはり聞こえにくい。防災無線には限界があるなというが実感です。  そういった中で、石岡市では、個別受信機、今度、配置するということで予算づけがなるそうです。どういう策がつくば市であるか、わかりませんけれども、個別で聞けるものというが必要かなと思います。  スマホとかで聞けるは、よくわかるですけれども、避難所に行ったときは、高齢者が多いですが、そんな持っていないとか、それから、自治会で流した音でわかって避難したというもありました。ラジオつくばも茎崎は入りませんから、そこら辺は非常に工夫が要るなと思ったので、改めて、そういったところ対策が必要だと思いましたので、検討していただきたいと思います。  それで、避難所ですけれども、茎崎場合、がけ崩れ地域というがあるですね。避難所が茎崎交流センターなです。私たちは、茎崎は森の里挟んで、こっちとあっちにあるものだから、自由ケ丘ほうの人は、橋渡って交流センターに行くので、暴風雨中で非常に行きにくい場所なです。もっと近くに、そういったものがほしい。それから、高齢者の人は、言われても、車手放して行けないです。では、どうするかというので、たまたまうちほうは防災士の人がいたので、1軒1軒電話して連れて行くよということで、やり取りして、うまくいったですけれども、今後、高齢者持たない、がけ崩れ警戒地域に住んでいる、うち場合、そういうが多い感じなですけれども、あとは、森の里は水害というもあるでしょうけれども、避難所場所とかについて、改善していただきたいですが、そこら辺御意見はありますか。 ○議長(神谷大蔵君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 自宅から近いところに避難所開設してほしいということなかなと思いますが、お住い近く避難所開設できない場合もございますので、そういった場合は近く集会所等各地区で避難所として使う検討地域でしていただくことも一つ方策なかなと考えております。  市としては、地域自主防災組織において、備蓄品や資機材購入できるように補助金等も用意しておりますので、そういったもの御活用も御検討いただけると幸いでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 地域同士でやり取りするも遠慮があったりするので、ぜひ、市にも間に入っていただいて、連携がとれるような、行きやすい環境つくっていただきたいと、福祉避難所の人たちですけれども、第一避難所に行ったときに。  終わっちゃった。終わっちゃった。あら、ごめんなさい。 ○議長(神谷大蔵君) 時間と相なりました。  それでは、これにて橋本佳子君一般質問終結いたします。  本日一般質問この程度にいたします。        ──────────────────────────────────── △延会宣告 ○議長(神谷大蔵君) お諮りいたします。  本日会議はこの程度にとどめ、延会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神谷大蔵君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  全会派会派代表者に申し上げます。  直ちに会派代表者会議第3委員会室で開催しますので、御参集ほどよろしくお願いいたします。  本日はこれにて延会いたします。                      午後4時38分延会...