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令和 元年 9月定例会-09月10日-02号

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  1. つくば市議会 2019-09-10
    令和 元年 9月定例会-09月10日-02号


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    令和 元年 9月定例会-09月10日-02号令和 元年 9月定例会                     令和元年9月                つくば市議会定例会会議録 第2号               ──────────────────                令和元年9月10日 午前10時00分開議               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 6  番  神 谷 大 蔵 君     15  番  塚 本 洋 二 君   副議長 16  番  山 本 美 和 君     17  番  浜 中 勝 美 君       1  番  山 中 真 弓 君     18  番  大久保 勝 弘 君       2  番  小森谷 佐弥香 君     19  番  橋 本 佳 子 君       4  番  長 塚 俊 宏 君     20  番  小 野 泰 宏 君       5  番  黒 田 健 祐 君     21  番  高 野   進 君       7  番  小久保 貴 史 君     22  番  柳 沢 逸 夫 君       8  番  皆 川 幸 枝 君     23  番  須 藤 光 明 君       9  番  五 頭 泰 誠 君     24  番  鈴 木 富士雄 君       10  番  宇 野 信 子 君     25  番  塩 田   尚 君       11  番  木 村 清 隆 君     26  番  滝 口 隆 一 君       12  番  北 口 ひとみ 君     27  番  金 子 和 雄 君
          13  番  木 村 修 寿 君     28  番  久保谷 孝 夫 君       14  番  ヘイズ ジョン 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員       3  番  高 野 文 男 君        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  経済部長         篠 塚 英 司 君   副市長          飯 野 哲 雄 君  都市計画部長       中 根 祐 一 君   副市長          毛 塚 幹  君  建設部長         上 野 義 光 君   教育長          門 脇 厚 司 君  生活環境部長       風 見 昌 幸 君   市長公室長        松 本 玲 子 君  会計管理者        酒 井 作 徳 君   総務部長         藤 後   誠 君  消防長          植 木 利 男 君   政策イノベーション部長  森   祐 介 君  教育局長         森 田   充 君   財務部長         高 野 正 美 君  農業委員会事務局長    野 澤 政 章 君   市民部長         飯 村 通 治 君  選挙管理委員会事務局長  石 田 慎 二 君   保健福祉部長       水 野 忠 幸 君  監査委員事務局長     北 島 浩 成 君   こども部長        中 山 由 美 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         川 崎   誠    議会総務課長補佐     町 井 浩 美   事務局次長        中 泉   治    議会総務課議事係長    大 坪 哲 也   議会総務課長       渡 辺 寛 明    議会総務課主任      稲 川 紘 之        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 2 号                                  令和元年9月10日(火曜日)                                  午前10時00分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       13番議員 木 村 修 寿       18番議員 大久保 勝 弘       25番議員 塩 田   尚       7番議員 小久保 貴 史       9番議員 五 頭 泰 誠       20番議員 小 野 泰 宏       1番議員 山 中 真 弓       19番議員 橋 本 佳 子       26番議員 滝 口 隆 一       17番議員 浜 中 勝 美       11番議員 木 村 清 隆       15番議員 塚 本 洋 二       27番議員 金 子 和 雄       5番議員 黒 田 健 祐       2番議員 小森谷 佐弥香       12番議員 北 口 ひとみ       8番議員 皆 川 幸 枝       23番議員 須 藤 光 明       16番議員 山 本 美 和 1.本日会議に付した事件   日程第1 一般質問(通告順)        13番議員 木 村 修 寿        18番議員 大久保 勝 弘        25番議員 塩 田   尚        7番議員 小久保 貴 史        9番議員 五 頭 泰 誠        20番議員 小 野 泰 宏        1番議員 山 中 真 弓        19番議員 橋 本 佳 子        ────────────────────────────────────                       午前10時00分 ○議長(神谷大蔵君) おはようございます。開議前にお知らせいたします。  議案質疑発言通告書及び決算質疑発言通告書提出がありましたので、各机上に配付しておきました。  次に、議会報編集委員長から、議会報一般質問掲載申出書配付がありましたので、机上に配付しておきました。  次に、写真撮影申し出がありますので、傍聴規則第9条規定により、これ許可いたします。        ────────────────────────────────────                      午前10時00分開議 △開議宣告 ○議長(神谷大蔵君) ただいま出席議員数は22名であります。  高野文男議員より、欠席届けが出ております。  定足数に達しておりますので、直ちに本日会議開きます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(神谷大蔵君) 日程第1、一般質問行います。  今期定例会では、19名通告者がございます。  通告順に従って質問許します。  ここで、質問者並びに答弁者に申し上げます。  質問者は、重複質問避けるとともに、質問内容端的に表現されるようお願いいたします。また、執行部答弁につきましても、質問内容的確に捉え、明瞭簡潔にされるようお願いいたします。  初めに、13番議員木村修寿君。                    〔13番 木村修寿君登壇〕 ◆13番(木村修寿君) 皆さん、おはようございます。令和元年9月定例市議会におきまして一般質問させていただきたいと思います。13番議員木村でございます。  まず最初に、先月29日に、新都市中央通り線面野井工区、約1キロ区間が開通したわけでございます。御尽力いただきました関係者各位に厚くお礼申し上げる次第でございます。今回供用により、つくば市役所や大型商業施設等が建ち並ぶ葛城地区と島名・福田坪地区等が連絡する道路ネットワークが形成され、つくばエクスプレス沿線地区における新たなまちづくりがさらに促進し、地域発展に大きく寄与するものと期待されているところでございます。  今後は、新都市中央通り線未整備地区萱丸地区供用開始に向け、御助力願いたいと思います。よろしくどうぞお願いします。  それでは、通告に従いまして一般質問行います。  まず、一つ目つくばエクスプレスについてお尋ねいたします。  つくばエクスプレスは、2005年に開業し、先月24日で14年目迎えました。開業こそ5年おくれたものの、集客数、営業利益ともほぼ毎年ように過去最高更新している状況であります。  首都圏新都市鉄道株式会社は、沿線人口が2030年度代まで増加し続け、さらなる利用者増加が見込まれることから、混雑緩和対策として8両編成化事業実施決定いたしました。今後どのように事業行うかお尋ねいたします。  続きまして、二つ目万博記念公園北自転車駐車場についてお尋ねいたします。  TX利用して通勤・通学する地域皆様に、利便性向上図るために多く皆様に利用されているところでございます。最近は香取台地区人口もふえ、自転車駐車場も混雑化している状況であります。市としてはどのように考えているか、お尋ねいたします。  続きまして、三つ目上河原崎・中西地区区画整理事業についてお尋ねいたします。  上河原崎・中西地区区画整理事業は、当初計画より約10年おくれて、令和6年度完成目指して区画整理事業が現在進んでいるところでございます。この地域には、仮称「つくばスマートインターチェンジ」計画があり、令和3年度末供用開始に向け、現在、事業が進んでいるところでございます。  また、つくば真岡線沿い沿道サービス区域では、大手ホームセンターでもあります株式会社コメリが現在建設中であります。この区画整理区域は面積168ヘクタールで、計画人口は流入も考えられ、あわせて子供増加ことも考えられます。計画人口は1万1,000でございます。以下ことについてお尋ねいたします。  (1)として、小学校用地は確保してあるか。  (2)公益用地利活用についてはどのように考えているか。  (3)C1街区県有地処分計画約9ヘクタールについてお尋ねいたします。  続きまして、四つ目として、万博記念公園駅前駐在所についてお尋ねいたします。  駅周辺においては、マンションやアパート、住宅が建ち並び、また、企業進出等もあり、人口もふえている状況であります。約10年前に当地区島名駐在所と真瀬駐在所がなくなり、駅前に複数駐在所として統合され、建物は交番機能ですが、駐在する警察官は駐在所並み配置でありました。現在は人口もふえ、今後もふえ続ける状況でもありますので、地域安心・安全ためにも駐在所から24時間体制交番機能移行について必要だと思いますが、つくば市としてどのように考えているかお尋ねいたします。  以上、1回目質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕
    都市計画部長(中根祐一君) 8両編成化事業について、首都圏新都市鉄道株式会社の説明では、混雑緩和図るため、現在、2020年春実施予定25本化事業推進していますが、沿線人口は2030年代まで増加し続け、さらなる利用者増加が見込まれ、将来において、再度、朝ラッシュ時間帯混雑と遅延常態化が懸念されていることから、抜本的な混雑緩和対策として実施するとことです。  本事業は、ホーム延伸など8両編成車両運行に必要な設備関係工事及び車両調達等であり、サービス開始は、2030年代前半予定とされています。  上河原崎・中西特定土地区画整理事業地内にある学校用地以外公益的施設用地については、平成26年度、土地所有する茨城県へ、用地取得しない意向伝えましたが、その後検討により、平成29年度、必要に応じて用地取得する可能性があること県に伝えました。上河原崎・中西地区は、ほか沿線開発地区と比較して事業進捗がおくれていますが、今後定住人口増加考慮し、公益施設用地必要性や用地取得、整備方針等について庁内関係部署と検討行うとともに、引き続き、県と協議行っていきます。  上河原崎・中西特定土地区画整理事業地面積約9ヘクタールC1街区については、茨城県が所有しており、地区核となる商業施設等誘致活動行っていますが、現在ところ具体的な交渉には至っていません。今後も引き続き、事業者から進出条件ヒアリングし、公募要件等検討していく予定とことでございます。  市としても、C1街区は主要地方道つくば真岡線県道土浦板東線が交差する箇所にあり、また、土地利用計画で計画拠点街区に位置づけられていることから、県動向注視していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) 万博記念公園駅については、駅北側に収容台数189台、約300平方メートル北自転車駐車場が整備されており、平日利用率は100%超えています。今後も人口が増加することや昨年度市が行った自転車駐車場調査結果から、自転車駐車場利用者増加が予想されるため、現在、TX高架下土地自転車駐車場として利用することについて、首都圏新都市鉄道株式会社と交渉行っています。土地利用が可能であれば、令和3年度までには整備行いたいと考えています。  次に、万博記念公園駅前駐在所については、茨城県警察本部に確認したところ、初動対応強化目的に複数駐在所として運用しているが、交番化については今後人口増加状況、事件・事故発生状況など治安情勢等勘案し、県全体見据えて総合的に検討していくと回答得ました。市としては、地域安全・安心ため、駐在所から24時間体制交番へ移行について、警察署を通じて茨城県警察本部へ要望していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 上河原崎・中西地区小学校用地については、現在進められている土地区画整理事業において、高山中学校北側隣接地に約1.5ヘクタール小学校用地が配置される計画となっています。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 御答弁ありがとうございました。2回目質問したいと思います。  まず、つくばエクスプレス8両編成化事業でございます。  ただいま、2030年代前半予定していると部長から答弁いただきました。例えば、つくばエクスプレス工事について、若干触れたいと思います。  起工式が平成6年7月7日に、秋葉原で行ったところでございます。用地買収は、その二、三年前から行っていたところでございますが、約十数年で全線工事行いまして、平成17年8月24日に開通したところでございます。約十数年で工事が全線終了し、開通したわけでございます。そういうこと考えると、随分かかると思うところでございます。  ホーム延伸工事等もあると思いますが、工期が10年以上かかる理由、または、これに対するつくば市考えについて、再度お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 10年超える事業期間については、首都圏新都市鉄道株式会社から、ホーム延伸工事等行う場合、作業可能な時間は、終電から始発まで2時間から3時間と限られた中で、日々保守、修繕等並行して工事行う必要があることやつくばエクスプレス路線が地下と高架完全立体構造ため、限定された箇所から資材搬入となり、資材運搬だけでも時間要すると公表されています。  しかし、市としては、首都圏新都市鉄道株式会社が事業目安とした国立社会保障・人口問題研究所2030年人口推計値に対し、各沿線自治体人口推計値合計すると、それより早く達することから、工事短縮に向けた工事手法検討等について沿線自治体と連携し、首都圏新都市鉄道株式会社に要望していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 御答弁ありがとうございました。特に朝秋葉原方面電車について万博記念公園駅では、つくば駅から出た区間快速シートに座ることができない状況だそうでございます。また、守谷とか流山おおたか森、南流山、三郷中央過ぎると、身動きができない状況であるそうでございます。  北千住では乗客が多くおり、やっと身動きができるようになるようです。このような状況でもありますので、できるだけ早く8両編成化事業が開始されますよう、お願い申し上げる次第でございます。  市人口推計では、2036年に人口がピーク迎えることや、事業完了前にピーク迎える自治体等もあることから、工事手法短縮等について、沿線自治体で結んでいるつくばエクスプレス3市推進協議会や沿線都市連絡協議会、また、茨城県つくばエクスプレス等整備利用促進協議会等協議会もありますので、首都圏新都市鉄道株式会社に要望してくださるようお願いいたします。  この件については、終わりたいと思います。  続きまして、万博記念公園北自転車駐車場についてでございます。これにつきましては、先ほど部長から、令和3年度に自転車駐車場新設するよう、今後、計画検討していくという御答弁いただきました。ありがとうございました。現在自転車駐車場は、駐車台数が約180台であります。自転車ほかに、250CC以下バイク等も置けるところであります。  利用者は、近隣香取台地区通勤・通学者、または西部工業団地企業方や、また、つくば秀英高校電車通学生徒皆さん等でございます。  ことし4月からはつくば秀英高校も、定員が280名にふえたわけでございます。そういうことも勘案しながら、地区人口等もふえていますし、今後もまた、ふえ続けるような状況でもありますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。この件については終わりたいと思います。よろしくどうぞお願いします。  続きまして、上河原崎・中西地区区画整理事業について質問いたします。  高山中学校北側隣接地に小学校用地確保してあるという御答弁いただきました。面積は約1.5ヘクタールであると。高山中学校については、全員協議会でもお話がありましたが、2022年度までに敷地内に校舎増築することになると、現在敷地面積は、借地等含めると約3.5ヘクタールであります。増築すると、当然減少することになると思います。  また、借地については1ヘクタールありますが、借地は借地でありますので、どのようなことが発生するかわかりません。そういうこと考えた場合、確保してある小学校用地については、グラウンド等も含め、また、職員駐車場等も含め、狭くはないかと思うところでありますが、再度、教育局長にお尋ねいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 実際、今、市内に既存している小学校において敷地面積見てみますと、敷地面積が1.5ヘクタール前後学校というは複数ございますので、特段狭いということはないと私たちは考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 御答弁ありがとうございました。今回研究学園地区やみどり地区では予想以上に児童生徒がふえて、新たに小学校、中学校新設計画しているところから、上河原崎・中西地区計画人口は約1万1,000であります。予想以上にふえることも考えられますので、よく注視していただきまして、隣接する高山中学校と西側公益用地等もあわせて、土地利用が有効に図れるようお願いしたいと思います。これは要望でございます。  続きまして、公益用地利活用について御質問いたします。  必要性や用地取得、整備方針については、引き続き検討してまいりますという御答弁いただきました。よろしくお願いしたいと思います。  高山中学校わき公益用地でございますが、将来、コミュニティセンター、交流センター、児童館等も必要になると思い、確保しているところであるかと思います。  また、人口も予想はるかに超え、児童生徒もふえること等も考えられると想定した場合、現在公益用地に、例えば学校敷地拡充にも供用できると思います。スマートインターチェンジ南側に公益施設用地があるわけでございますが、それ高山中学校わき公益用地に統合したらばと考えますが、市考え方について再度御質問いたします。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 公益施設用地統合については、昨年度、施工者である茨城県から、地区南側にある約0.3ヘクタール公益施設用地、地区中央部に位置する約6ヘクタール公益施設用地へ統合する計画提示があり、庁内関係部署と協議行った結果、一体化が望ましい旨県へ回答いたしました。  現在、県では公益施設用地統合に伴う位置や形状などについて検討行っており、年内に提示される予定でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 木村修寿君。 ◆13番(木村修寿君) 御答弁ありがとうございました。一体化が望ましい旨茨城県に回答したと部長から御答弁いただきました。公益用地位置や形状について、今後検討よろしくお願いしたいと思います。  また、上河原崎・中西地区区画整理地内、また、そのほかつくばエクスプレス沿線開発地区にも共通したことではありますが、小規模学区ごとに将来、区会とか自治会でも利用できる集会施設用地、1区画約220平米、70坪ぐらい用地があるわけでございます。五つ区画整理地内で約50カ所程度あると思います。最後区画整理事業が終わり、清算期間5年終了する令和11年度までに、つくば市において用地購入しなければならないことになっているかと思いますので、茨城県と御協議お願いしたいと思います。これは要望でございます。また、後でこういう機会がありましたら質問させていただきたいと思います。  続きまして、C1街区9ヘクタール県有地商業施設用地については、先ほど部長からもお話がありましたとおり、引き続き注視していくという御回答いただいております。近い将来、すばらしい商業施設が進出してくださるよう、茨城県等に御指導方、お願い申し上げたいと思います。よろしくどうぞお願いします。  続きまして、駅前駐在所でございます。  県警本部としては、今後人口増加状況、事件・事故発生状況等治安情勢等勘案し、総合的に検討していくという御答弁いただきました。また、市としては、地域安全・安心ために、24時間体制交番移行について警察署を通じて県警本部に要望してまいりますという御答弁いただきました。  先日、万博記念公園駅前駐在所連絡協議会等会議があったところでございます。そのとき資料見ますと、駐在所管内人口は、本年7月1日現在で約1万2,000いるわけでございます。世帯数が4,780世帯であります。万博記念公園利用する1日平均乗降客数は、3,400であります。管内刑法犯罪認知、概況については、7月末現在ですが、66件もあります。自動車盗みが6件、自転車盗みが1件、車上狙いが5件、空き巣が4件、万引き等が9件、工事場狙い等が4件、自動販売機狙いが3件、その他、30数件であります。このように、約4カ月で66件も事件が発生している状況でもあります。  人口もふえ続ける状況でもあり、それにあわせて事件・事故等事案もふえますので、地域安心・安全ためにも今後注視していただきまして、24時間体制交番移行についてよろしくお願い申し上げたいと思います。  これにて、私一般質問終わりにしたいと思います。御静聴ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて木村修寿君一般質問終結いたします。  次に、18番議員大久保勝弘君。                    〔18番 大久保勝弘君登壇〕 ◆18番(大久保勝弘君) 18番議員、つくば市政クラブ大久保勝弘から、5事項17項目にわたりまして質問させていただきます。よろしくお願い申し上げます。  まず、昨日台風でございます15号で、被害に遭われました皆様方にお見舞い申し上げるところでございます。  まず1番、平沢官衙遺跡改修工事について触れてまいります。  平沢官衛遺跡は、今から1,000年以上前奈良・平安時代筑波郡役所跡であります。1980年、昭和55年に国史跡に指定されまして、2003年、平成15年に、筑波正倉院としてスタートして、16年がたっております。  校倉、土壁双倉、そして板倉3棟復元いたしまして、20棟建物跡地柱部分に木製杭と表現いたしておりますが、最初は柱と同じようなサイズものが建っておったんですが、管理してまいりました。その中で具体的に改修工事について触れて、以下お尋ねしてまいります。  まず、(1)管理基準・方針についてお尋ねいたします。  (2)3棟それぞれが改修工事する時期となっていると考えます。特に、中央土壁双倉は、カヤぶき屋根ために竹がむき出しになっており、雨漏りおそれがあります。一般家庭考えますと、改修時期と考えますが、今後計画についてお尋ねいたします。  (3)20棟建物跡地柱、当初、木製できちっとできておったんですが、その後、竹で対応してまいりました。今では竹はもうボロボロになって、ボルトが上からむき出しになって大変危険性があるわけでございます。したがって、その周りに最近はロープ張って管理しているというふうな状態になっております。今後計画についてお尋ねいたします。  2番、「つくば物語」基本方針とイベント関係運営等についてお尋ねしてまいります。  つくば市イベントとして「つくば物語」が定着して、北部地域振興拠点として、平沢官衙遺跡は大きく成長してきました。筑波山周辺「山麓秋祭り」と連携しながら、最近は自転車ロードレーススタート地点、平沢市営駐車場は、自転車練習方や宝篋山に登る方で、土日となると満車であります。  また、最近は茨城県、広報紙ひばり7月号中央に掲載されるように、知名度も高くなってきております。基本方針・取組等について、以下、お伺いします。  (1)平沢官衙遺跡へ年間来場者数推移について。  (2)「つくば物語」基本方針とスタートしてから主な取り組み内容。括弧しておりますが、当初「宗次郎」やりましたけれども、そのイベント内容、来場者数、費用等についてお尋ねいたします。  (3)令和元年度「つくば物語」計画が中止になった理由についてお尋ねいたします。  (4)今後「つくば物語」運営計画についてお尋ねいたします。  (5)「まつりつくば」初め、大きなイベント主な運営内容(イベント、来場者数、費用等)についてお尋ねいたします。  3番、ふるさと納税取り組みについてお尋ねいたします。  ふるさと納税件で、大阪府泉佐野市が話題であります。2018年度県内ふるさと納税寄附額は136億円と、前年度から約1.5倍にふえてまいりました。  受入額で県内トップは、御承知だと思いますが、境町で、前年度約3倍であります。一般会計対比いたしますと、予算は125億円予算でございますが、約半分に当たる60億8,254万円お金いただいて、全国8位巨額収入となっております。収支額は30億6,483万円と黒字であります。  また、周辺だけ少し調べてみました。2位守谷市は12億687万円、3位日立市は10億9,904万円、4位お隣つくばみらい市は、2017年1,633万円から、今回は60倍に当たる10億2,697万円となっております。  そこで、つくば市は受入額が県で28位になっておりますけれども、4,113万円であります。収支額は5億6,320万円赤字であります。県内中で一番減収であります。以下伺います。3点であります。  (1)ふるさと納税年度別経緯(受入額から収支)と返礼金について、お尋ねいたします。  (2)県内上位市町村と運営や取り組み違いですね。上位さっき申しました守谷市とかつくばみらい市とか境町とどこが違うか。  (3)今後運営方針と魅力的な返礼品対策、計画(受入額から収支)についてお尋ねしておきます。  4番、つくば市経済成長戦略について触れてまいります。  つくば市中長期財政状況考えたときに、今後ますます少子高齢化社会迎えて、社会環境は一段と厳しくなり、財政収支運営についても影響が出てきて、財政調整基金に頼ることなどが考えられます。市民サービス低下にもつながる可能性が考えられます。茨城県では、企業誘致取り組みで成果が出ており、経済波及効果は、先日新聞で年間1,460億円に及んでおるようでございます。以下伺います。2点です。  (1)つくば市における経済波及効果とこれまで主な取り組みと今後事業計画について(取り組み内容、金額、前年度対比など)教えてください。  (2)企業誘致考え方、周知方法についてお尋ねしておきます。  5番、高エネ研南側未利用地の利活用についてお尋ねいたします。  高エネ研南側未利用地につきましては、今後つくば市発展左右する案件ですので、8月19日に全員協議会で説明いただきましたが、再度、今後進め方について、以下伺います。4点であります。  (1)7月5日締め切り事業提案2件中、B事業者が辞退したということでございますが、その理由についてお尋ねいたします。  (2)A事業者は提案内容、①大規模商業施設つくっていただいたり、②老健施設や緑地施設つくっていただいたり、図面皆さんごらんになったと思いますけれども、物流倉庫、そして土地利用計画図まで御丁寧につくっていただいております。また、土地取得予定金額40億円以上というふうな表現で書いてございました。  希望時期は、令和2年2月、地域、つくば市全体波及効果についても書いてありました。具体的に計画いただいておりますが、提案内容お聞きして、市総合的な判断と理解等についてから質問かけていきたいと思います。  (3)全員協議会資料に、参考売価は67億8,000万円とありました。これも協議会中で少し質問させていただきましたが、8月9月ごろに不動産鑑定評価入れて、周辺土地金額見ながら、鑑定額と参考額以下額になった場合考え方、要するに参考価格と売価が40億円になったというとき考え方についてお尋ねいたします。  (4)11月から12月予定利活用事業所公募進め方についてお尋ねいたします。  以上、5点でございます。よろしくどうぞお願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 平沢官衙遺跡についてでございますが、管理基準、方針については特に定めておらず、国指定史跡範囲内に不具合が生じた際に、その都度、修繕等対応検討し、文化庁許可得た上で実施してきました。  しかし、ここ数年、国指定遺跡で修繕等行う際には、史跡ごとに保存活用計画策定し、その中で施設管理基本方針定めるよう、文化庁から指導があります。平沢官衙遺跡修繕についてもこれに従う必要があり、現在、平沢官衙遺跡保存活用計画来年度策定に向けて国庫補助金要望する等、調整している最中です。  復元建物屋根については、3棟とも経年劣化が進んでいるため、先ほど答弁したように、来年度以降、保存活用計画策定し大規模修繕に着手すること目指しています。なお、それまでにカヤぶき屋根や建物跡柱標示修繕することは、文化庁と大規模修繕計画的な実施調査中なため、難しいと思われます。  ただし、屋根と柱表示大規模修繕は同時にはできず、どちらか着手がおくれることが想定されます。実施時期明言はできませんが、どちらも緊急課題と認識していますので、必要な措置はできるだけ早く取れるよう協議していきます。  建物跡柱表示今後についても、復元建物と同様に、大規模修繕考えています。それまで間は、これまでと同様に安全対策続けていくとともに、カヤぶき屋根とあわせ、文化庁と調整していきます。  平沢官衙遺跡年間来場者数については、4月から3月まで年度で集計しており、開園した平成15年度は2万3,227でした。直近5年間では、平成26年度4万5,079、平成27年度5万5,051、平成28年度5万1,346、平成29年度5万2,478、平成30年度4万6,508となります。来場者数は、桜満開時期影響受けるため、これが3月になるか4月になるかで増減はありますが、5万前後で推移しています。  また、平成27年度から本遺跡がちびっ子博士見学施設に加わり、それまで来場者数が少なかった夏休み期間にも、三、四千ほど小中学生やその家族が訪れるようになったことも、それまでより増加した一因となっています。
    ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 「つくば物語」は、筑波山麓地域活性化目的に、歴史、文化、人々と交流を通じて地域にぎわい創出するため、平成15年から開催しています。当初は、創作ダンス中心に「かがい舞」などイベント開催していましたが、平成20年から山麓5地区で「山麓秋祭り」が開催されることとなり、以降、「つくば物語」は、「山麓秋祭り」広く内外にPRするイベントとして、昨年まで音楽ステージや地元による飲食ブース中心に開催してきました。  来場者については、平成17年や平成21年にはオカリナ奏者宗次郎ステージにより、約1万人の来場者がありました。現在来場者は、約5,000となっています。  費用については、当初は約1,100万円、平成24年には約650万円、現在は約550万円事業費となっています。  今年度「つくば物語」中止した理由については、「筑波山麓秋祭り」認知度向上と各5地区へ観光客周遊性高めるため、「山麓秋祭り」実行委員会で意見交換し、今年度は、新たな試みとして「つくば物語」にかえて、周遊バス運行やTX中づり広告、ポスターやチラシ増刷することとしました。  今後「つくば物語」運営計画については、今年度「筑波山麓秋祭り」で周遊バスなど取り組み踏まえ、山麓秋祭り終了後に実行委員会反省会中で意見交換行い、次年度以降「つくば物語」と「筑波山麓秋祭り」については、より充実した開催運営図っていきます。  「まつりつくば」については、市最大観光イベントとして、「わたしたちまつりつくば」コンセプトに、ねぶた・みこし・竿燈が学園線練り歩く大パレード、センター広場や中央公園など各会場でさまざまな参加型イベントが行われ、ことし開催では2日間で約47万人の来場者がありました。  「つくばフェスティバル」については、「ふれあい」「国際交流」テーマにセンター広場中心に各会場で世界各国文化に触れ合う機会提供し、ことし開催では、2日間で約15万人の来場者がありました。「筑波山梅まつり」については、2月中旬から3月中旬まで、さまざまなおもてなしイベント開催し、ことしは約19万人の来場者がありました。  また、費用については、各イベントとも実行委員会形式で運営され、「まつりつくば」では市補助金が3,000万円、出展者負担金が435万円、協賛金収入が1,400万円、広告収入が2,650万円、総額で約7,500万円。「つくばフェスティバル」では、市補助金が430万円、出展者負担金が72万円、協賛金収入が170万円、総額で約650万円。「筑波山梅まつり」は、つくば観光コンベンション協会が事務局となり、事業費は約1,000万円です。  次に、企業誘致については、TX沿線初め市内に多く事業用地所有し、手厚い補助制度設けている茨城県と連携し、取り組んでいます。市では、産業活性化促進奨励金交付による立地企業へ支援や国・県優遇制度について情報発信、茨城県宅地建物取引業協会と連携し、事業用不動産物件照会行っています。  直近3年間実績では、36社が延べ59ヘクタール土地取得し、事業開始しました。また、県補助制度活用し、中心市街地へ本社機能移転した企業や東光台研究団地に大手物流拠点が立地したことにより、大幅な雇用拡大につながっています。  最後に、企業誘致考え、周知方法については、人材不足深刻化、優秀な若い人材市外へ流出など、つくば市が抱える課題に対応するため、税収や雇用機会確保目的とする従来型企業誘致から多様な働き方へ対応や若者市内へ就職、定住促進など、社会的課題解決に貢献できるような企業誘致に取り組む必要があると考えています。  引き続き、茨城県や関係機関と連携しながら企業誘致進めていきますが、つくば市として具体的な取り組みについては、今年度策定進めている産業戦略中で検討し、決定していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 政策イノベーション部長森 祐介君。               〔政策イノベーション部長 森 祐介君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) ふるさと納税についてお答えいたします。  平成20年度にふるさと納税制度が設立され、つくば市でも平成21年に開始して以降、つくば市においては返礼品制度導入が行われてきませんでしたが、平成28年度に返礼品制度導入開始いたしました。ふるさと納税における返礼品制度導入してから寄附金額と収支については、平成28年度寄附金額が811万6,000円、収支はマイナス3億1,324万4,000円、平成29年度は、寄附金額が4,021万6,000円、収支がマイナス4億1,702万3,000円、平成30年度が寄附金額は4,113万円。収支はマイナス5億6,319万8,000円となっております。  次に、返礼品については、平成28年度開始時点で、つくば市産コシヒカリや生椎茸など農作物、体験型セグウェイツアーやフォレストアドベンチャー等55品目でスタートしまして、その後、つくばマラソン出走権やHAL(R)腰タイプ装着体験、車椅子用着物レンタル等追加し、現時点で94品目となっております。  他自治体と違いについてお答えいたします。  これまで、つくば市ではふるさと納税制度趣旨踏まえまして、返礼品は寄附額3割以下とすると総務大臣通知に基づいて実施してまいりました。一方で、こうした通知があるにもかかわらず、一部自治体が過度な返礼品送付して寄附額伸ばしてきました。具体的には平成30年9月1日時点総務省調査によりますと、県内でも一部自治体が、返礼割合3割超える返礼品や地場産品以外と考えられる返礼品送付していたと指摘がなされております。  ことしに入り、地方税法が改正され、ふるさと納税対象となる自治体総務大臣が指定するよう、制度見直しが行われたところです。本年6月以降、新たな制度もとで実施されておりますので、今後、他自治体動向なども分析し、参考にしてまいります。  今後取り組みについてお答えいたします。  つくば市では、より多く方々に寄附していただくとともに、返礼品を通してつくば魅力知ってもらう、より、つくば好きになってもらうなど、つくば魅力PRしていくために有効な手段と考えまして、平成28年度から寄附者へ返礼品導入してきました。今後もこの考え方もと、つくばならではものやオリジナリティある体験型返礼品企画、追加していくことで、本市魅力一層PRしていきます。  さらに、本年9月には専属職員新たに配置し、新たな資金調達方法研究していくとともに、ふるさと納税に関する調査、研究、分析等進めていきます。これら取り組み積極的に進めていくことで、本市ふるさと納税収支改善につながっていくと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 高エネ研南側未利用地に対する事業計画案2件うち、B事業者が辞退した理由については、全員協議会でも御説明したとおり、B事業者において提案した事業実現性がなく、計画が確定できないということでございました。  次に、A事業者から提案内容については、事業計画条件とした「現況まま敷地全体取得した計画とすること」、「提案者が整備する計画とすること」、「全体利用前提とした計画とすること」などに即した提案であったと考えます。今後は、提案内容についてA事業者に対するさらなるヒアリング実施するとともに、全員協議会、市民説明会で提案内容に対する御意見踏まえ、市において土地利用計画検討していきます。  その後、検討した土地利用計画案や今後進め方等について議会や市民説明会等で説明し、御意見伺い、御理解いただきながら土地利用計画決定します。その土地利用計画もとに公募条件等整理し、利活用事業者公募する予定です。  次に、不動産鑑定については、今後実施することから、具体的には申し上げられませんが、土地取得際に行った鑑定評価額から変動する可能性はあるものと考えます。実際売却価格については、不動産鑑定評価額や市場動向踏まえ、決定することになると考えます。  市は、売却されない場合には約68億円負担しなければならないことは決まっていますが、仮に売却できた場合には、市負担額がその分軽減され、差額分のみ負担することになります。  次に、利活用事業者公募方法については、価格による入札方式や価格と事業内容等審査するプロポーザル方式などが考えられますが、今後検討進めます。  なお、公募に際しては、事業実施に関する規定、区域整備や保全に関する規定、転売等に関する規定など、詳細な条件設定し、実際に土地全体取得し、事業実施する事業者公募行います。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 御答弁いただきましてありがとうございました。  少し再質問と、あわせて御要望など申し上げてまいります。  まず、1番平沢官衙遺跡改修についてでございますが、市長も教育長も御存じだと思いますが、大きな改修しておりません。私地元でございますから認識しておりますけど、最近では、来たお客さんから指摘受けまして、なぜこんな状態で置くんですかということ言われるということで、担当課から、文化庁に要望しておるようでございます。  また、今情報私もとりましたらば、今回9月30日に、県と文化庁に要望に行くようでございます。現状の説明をして、一日も早く改修しないと、負担がより以上大きくなっていくだろうと感じるわけでございます。したがって、お客さんにも指摘されたり、また、今は、来た方にとって、平沢官衙は歴史文化財として、つくば市シンボル的なものでございますので、改修進めていただくこと強く要望しておきます。  特に、国体いろいろなところに参加していますと、国体パンフレット中にも掲載されておるわけでございますから、御承知だと思いますが、ここはよろしくどうぞお願いします。大規模な改修工事と表現されておりますが、大変だと思いますね。だんだん費用がかかりますので、よろしくどうぞ、ここはお願いしておきたいと思います。要望で終わります。  2番、「つくば物語」部分でございますが、基本方針と運営等についてお尋ねしてまいります。  平沢官衙遺跡は、年間来場者が今お話聞きますと、平成15年に2万3,277名、最近は5万から5万5,000名と約2倍になっております。バスなんかも土日になりましたし、また、通常もよく入っておりまして、大変にぎわいが多くなっております。特に、地元NPOメンバーも春は芝焼きお客さんにアピールしながら、来ていただいた方にごらんいただくという場面。夏は万灯祭り行っておりますけれども、万灯約200個ばかり並べて華やかにごらんいただけているという部分。秋は毎年、「つくば物語」と「山麓秋祭り」、1週間ぐらいかけまして、にぎわいがあったわけでございます。  したがって、「つくば物語」について少し触れているわけでございますが、私どもNPOでも、イベントは地元筑波大皆様方、学校皆様方、和太鼓皆様方、よさこいソーラン皆様方にバックアップいただきながら運営しておりますから、各イベント見ますと、300名、500名というお客さんが来て、ムード上げて盛んに平沢官衙遺跡見ていただいております。したがって、そういう空気中で実際、今回中止になっていくわけでございますが、ここで少し質問したいと思います。  今、お話聞きますと、基本方針は、地域活性化目的に、にぎわい創出するためにということ聞きましたけれども、数字面からいきますと、「つくば物語」は当初1万来て、現在5,000、費用も1,100万円かけていたものが550万円、ちょうど数字から見ますと半分に、お客さんも半分になってしまった、スタートしたときからですね。  一方では、地元でいろいろなことやっておりますので、平沢官衙遺跡来場者数は倍になってきていると。「つくば物語」単純に表現いたしますと、そんなことになっておりますので、恐らく反省していたり、また、検討していたりしていただいていると思いますが、この数字から見た場合、問題点など、何か課題がありましたら教えてください。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) イベント自体がやはり多少マンネリ化しているというところもあると思いますし、あと、予算縮小により、どうしても著名なアーティスト招聘できないということも一つだとは思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) いろいろNPOでも工夫して、例えば万灯ですと、子供に絵描いてもらうと、御家族、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に来てくれるようになりますから、そんなこと予測しながら進めておりますので、部長からも今、ありましたけれども、ひとつその辺は、よく検討いただいて進めていただくこと要望しておきたいと思います。いろいろあると思いますが、お願いいたします。  それから、「つくば物語」が中止になった理由についてでございますが、実行委員会中で意見聞いて、周遊バスに切りかえたと聞こえるんです。恐らく当初は、550万円予算3月に組んだと。それは現実には、周遊バスほとんど5地区でやっていますから、そこ回して、最終、大勢方に来ていただこうという作戦に変わったかなという感じがいたしますが、その辺流れちょっと教えてくれますか。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) こちら「つくば物語」も商工会が事務局になりまして、実行委員会形式で行っております。それで、今まで6月と7月、8月、9月4回開催されまして、それぞれに担当職員がそこに出向きまして、その会議中で、実行委員会中でさまざまな意見いただきました。やっぱり多かったが、以前やっていたような周遊バス、その5地区限定で回してほしいと。その際、やっぱり当然、実行委員会中でも、そちら中で今回回す地区一応決めていただいて、バス停はこの辺に置いたほうがいいよとかそういったアドバイスもいただいております。  あともう一つは、「つくば物語」は1日で単発で終わってしまうものですから、せっかく5地区でいい祭りやっているのに、そこになかなか皆さんが流れて行かない、周遊性がないということも一つ要因だったと思います。  それと、どうしても予算が限られておりますので、パンフレット・ポスター・チラシ等も限りがございましたので、今年度は先ほど答弁で申し上げましたけれども、そういったもの増刷して、「つくば物語」ではなくて、「筑波山麓秋祭り」もう少し市民初め、市外方にも知っていただくというような方針に皆さんと協議しながら、こういった結果になりました。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) しつこいようですが、当初550万円で「つくば物語」計画して、「山麓秋祭り」というは、私が知っている範囲では、100万円から150万円「山麓秋祭り」実行グループ皆さんに補助金として差し上げておったと記憶いたしております。それが、今度はガチャンと一緒になって、実行委員会がどうのこうのというお話聞いておるような感じになるんですが。  運営は、始まって15年もやっていますけれども、つくば市独自で「物語」は始まったんです。「山麓秋祭り」というは、ここ5、6年ですよ、5団体が連携して、より以上、盛り上げましょうということで始まった経緯がありますので、それ一緒にまとめて議論していくという形になりますと、「つくば物語」は、やっぱり4大イベントとして取り上げてきたイベント、みずから外すということにもつながってまいりますので、ことし場合、いろいろな事情は聞きました。聞いていますけれども、ことしはその事情もあったと思いますが、しっかりともう一回立ち上げていただいて、進めていただきたいなということ少し要望として申し上げておきます。  それから、来年度以降「つくば物語」について、少しお話お聞きしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 先ほど答弁でも一部申し上げましたが、今回バス運行、パンフレット増刷、TX中づり広告など拡充した結果、実行委員会反省会中で、それらがどのような変化が見られたか、各5地区にですね。そういったこと検証しながら、また、各地区委員皆様からもその「つくば物語」、次年度どうするかという意見もいただきながら、次年度以降ことについては検討していきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) きょうも実行委員会話が出てまいりました。あくまでも実行委員会に頼っているような雰囲気表現でありますけれども、私は、先ほど触れました市が独自で4大イベントとして取り上げて過去15年やってきたんですから、当初1万来たわけですね。したがって、全体では当初2倍来るような、安定して伸びてきたんですが、この「つくば物語」だけとりますと半分ということですから、ここは大変でもお互いに力合わせて、1万に来ていただけるような「つくば物語」北部で展開して、北部振興に大きく貢献してまいります、ここはね。  私、先ほど冒頭で申しました筑波地区が発展する大きな要因でございますので、お客さんに見てもらう、来てもらう。そして、あれだけ建物つくっているわけですから、ごらんいただきながら進められるように、ここはもう一度復活いただけるような段取りお進めいただくこと要望しておきたいと思います。できれば、来年は1万人の目標に焦点当てて、いろいろな企画早急にお願いいたします。  ややもすると、大変失礼な表現でありますが、「まつりつくば」やはりいろいろやっていますので、担当部署方も大変忙しいので、つい企画が後手になるということ感じている場面も、私もNPOに出ていますから、感じるときがあるんです。したがって、今回会議有効に使っていただいて、早目に企画していただいて、周知いただいて進めていただくこと要望して終わりたいと思います。  それから、最後「まつりつくば」から、今少し、3点聞きました。「まつりつくば」は総額で7,500万円かかっているよと。フェスティバルは650万円、市から持ち出しが「まつりつくば」は3,000万円、フェスティバルは430万円、「梅まつり」が1,000万円というふうな話が出てまいりました。そこに、本来ですと「つくば物語」550万円というが出てくるんですが、この三つ聞いておった中で、「梅まつり」について少し要望しておきたいんですが、私は水戸梅まつりへ行った場合、対比するんです。「梅まつり」も水戸に負けないような梅まつりにしていこうということで、私もガマ油売り口上やっていますから、気合入れていろいろやっているんですが、やはりその辺はひとつもう一回見ていただいて、19万来ているということですから、大勢方が来ていただいておりますから、水戸データは持っておりませんが、ひとつ水戸梅まつりに対抗する勢いで進めていただけるような、北部振興にもつながってまいりますので、お願いしておきたいということ要望しておきたいと思います。  それから、3番ふるさと納税に入ってまいります。  ふるさと納税お話聞いていますと、私も一回、前に質問した経緯がございますけれども、気になりますは、周辺話が出てまいりましたが、つくばみらい市なり境町なり、水戸市もそうですが、結構すばらしい、金額だけ見ますとすごいんですよね。  つくば市は今お話聞きますと、平成28、29、30年で3億1,300万円、4億1,700万円、今回は5億6,319万8,000円で、県内でも一番赤字が多いんです。3年トータルで見ますと、13億円が実質上は税収がないということに当てはまるんですね。この辺は一番私、懸念しているんですね。どうしても東京とかほかから来ている方々が多いので、地元にどうしても行ってしまうという部分は考えられますが、ここは私は戦略だと思います。  ここは戦略だと思いますから、来年も同じような繰り返しならないようにしていただければなという思いがあるので、市長にどんなお考えかお聞きしたいんですが、よろしくお願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 制度趣旨として、都市から地方創生ということがうたわれていますので、どうしてもつくば市は都市構造的にも流出額が多くなってしまうというは、これは一定程度仕方ないことではないかと思っております。  実際に返礼品制度始める前も、1.8億円ほど赤字だったわけですが、私が就任して、やはり垂れ流しにするわけにはいかないだろうということで、返礼品制度開始しました。  その中で意識したは、そうは言っても、一部自治体が取り組んでいるような、部長答弁にもありましたように、過度な返礼品であったり、金券といった自治体全体として貢献しないであろうと思うようなものではなくて、体験型メニューというもの中心に用意してきたわけですね。  ただ、同時にそのころから返礼品競争が過激化してきまして、全国市長会などでも大きな問題になっておりました。ルール守らない自治体が多いことによって、結果として品ない行為している自治体が、税金だけは入ってくると、金額だけは入ってくるというような状況は、全国市長会でも大きな問題となっていました。  つくば市は、きちんとそのルール守ってきましたが、余り個別的な名前申し上げませんけれども、茨城県内でも18市町村が制度趣旨に反する返礼品送付していたことが、総務省調査で判明しております。  私どもとしては、これについても是正求めてきたわけですけれども、先ほども部長答弁しましたが、6月から制度が変更になりました。これからが本当意味で自治体力が問われてくるときだと思いますので、恐らく金券等で稼いでいた自治体は激減することが予想されますけれども、私どもも今、専属職員つけて、これからまた、ふるさと納税に限らずですけれども、さまざまな資金調達方法というのを考えていきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。私は、全国自治体いい意味で魅力度発信戦略、取り組み戦略展開みたいなものでございますから、泉佐野市が脚光浴びまして総務省と戦っているようでございますが、総務省も困っていて結論出ないまま、まだやっておるようでございますが、泉佐野市は別としても、やはりつくば市資源有効に発揮できるような取り組み外部から見てどこが一番魅力なんだろう。その魅力度高いもの返礼品として使う手が一番いいかどうかわかりませんが、恐らく返礼品総合的なベストランク、インターネット見ておりますと、食材関係が多く出ておりまして、人気中心になっているようなイメージでございますけれども、ここはやはり先ほどもありました、自治体入れ方と言われましたけれども、自治体入れ方とか研究とか、今回専属方が入ったようでございますけれども、やはり私どもとしては、数字がマイナスにならないということ前提に、できるだけ皆さんに多く返礼品お買い上げいただいて、プラスになって、税金が縮小しないように進めていただくこと強く要望しておきたいと思います。  これで2回目、3年中で2回やりましたけれども、ぜひまた機会見てやりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ふるさと納税については要望でございます。  4番つくば市経済成長戦略という少し固い言葉使っておりますが、答弁いただきました。  いろいろ具体的に成功例などもお話しいただきましたので、少し数字的にお尋ねいたします。  直近3年間で36社で59ヘクタール土地取得いただいて、県とか補助金も活用しながら進めているよ、東光台に物流会社が大幅に雇用いただきましたと、こんな表現お話でございました。そこで、先ほど年間経済波及効果が、茨城県で1,460億円とございましたけれども、つくば市ではどのくらいものがあったか。  それから、本社移転という言葉がありましたけれども、36社中で何社あったか。  それから、36社業態です、どんな方がこのつくば市に来て、活動していただいているか。  それから、雇用しているところは大体わかりますが、大幅雇用というは36社来たために何ぐらいが雇用が発生したかというあたりお尋ねします。  あわせて、数字関係で結構でございますが、その下誘致考え方と周知方法についてところでは、最後ほうに、産業戦略現在検討していますとことですが、産業戦略という中身計画推進策というかな、そういうはどんな考え方しているか、お願いいたします。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) まず、1点目経済波及効果でございますが、今回、茨城県が1,460億円という数字発表したかと思うんですけれども、そちらにつきましては、民間シンクタンク、専門業者が試算したと聞いております。  その中で、例えば市町村別に出してありますかとか、つくば市特出してありますかということお尋ねしましたところ、市町村ごとには特別出していないということですので、つくば市も今ところ、特には企業誘致に関して経済波及効果試算したことはございませんので、今後課題として、一つ目安として、経済波及効果はいずれしてみてもいいかなと思っております。  2点目本社機能移転したものですけれども、本社そのものということではなく、本社に近い機能ということで、本社機能という取り扱いしております。ということで、県補助金活用した業種が2社と、あと、その他が1社、本社機能そのもの移転した企業は3社ございます。  それと、業種ですが、先ほど申し上げた36社うち業種として、やはり一番多いが工場、製造業が主なもので、大体25社で、そのほか物流業が6社、その他はさまざまな業種がございます。  それと、雇用関係ですが、先ほど36社うち、うちほうで把握している分だけ申し上げますと、産業活性化促進奨励金活用しまして、今までに市内方が雇用されたが627名ということでございます。  あと、先ほど答弁で私、申し上げましたけれども、大手2社につきましては、一応現段階で物流関係で、正社員かどうかわかりませんけれども、雇用自体は約500。ただ、そのうち何名がつくば市ということは、まだお聞きしておりません。あと、もう一つ、中心地ほうにできた会社も、最終的には200名雇用が生まれるということで、その中でもまた民間ですので、必ずしも市内の人ばかりではないと思いますけれども、合わせるともう今、過去5年間で、少なくとも1,000以上雇用は生まれているものと思っております。  最後に企業誘致、これから戦略中に盛り込む方針につきましては、今までも茨城県とか関係機関と連携して、今回企業誘致、従来企業誘致行ってきまして、今数値でもわかるように一定成果は上げていることと思います。  ただ、これからはある程度理念持った、社会貢献とか、社会問題解決できるような企業誘致もしていく必要性が同時にあるではないかということで、本当に、詳しくはこれから策定していく戦略中で方向性決めていきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。企業誘致ができて、どんどん会社に来ていただいて、雇用が発生して、そこから税収が上がって、お互いにプラスになるわけでございますから、しっかりとお進めいただくこと要望しておきたいと思います。ありがとうございました。  最後5番、高エネ研少しお尋ねしてまいります。  A社に土地利用計画提案いただきまして、その提案がまとまってきて、最終的にはそれに少し我々が手加えて修正して公募していくと、こんなストーリーに聞こえたわけでございますが、市総合的な判断した中で、時間がありませんから少しポイントだけ触れてまいりますが、売価ですね。参考売価が67億8,000万円でこの前、説明いただいて、40億円以上で売却すると。以上ですから上がると思いますが、その差額はやむを得ないと表現されております。  もちろん、鑑定評価と市場動向見てという言葉が今ありましたけれども、そこが例えばそうなった場合、それで処理するということになるんでしょうか、再度ちょっと確認します。ここは市長できればお願いいたします。
    ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) ちょっと質問趣旨がわからないんですけれども、金額で売るかどうかという御質問ですか。 ◆18番(大久保勝弘君) 67億8,000万円で参考売価決めておいて、我々は、実際、売りたいはそこですよね。マイナスにならなければ一番いいわけですから。  今、40億円以上とA社が出していますから、その方がそこで40億円とした場合は、マイナス起こすわけです。そこで、それで売却しますよという表現に聞こえているものですから、それでやるんですかということお尋ねしています。 ◎市長(五十嵐立青君) そうすると、ちょっと前提お話しますと、そもそもあの土地がどういう場所だったかということ説明が必要なかなと思っております。  もともとは運動公園用地として買収された土地でありますけれども、その運動公園計画が市民8割反対で白紙撤回されたわけですね。そうすると、市からすると、その土地というは不要な土地になるわけです。自治体というは、不要な土地取得というは許されていませんので、本来であれば、その時点で方向性つけなくてはいけなかったものであります。  しかし、その方向性が見出されないまま来ましたので、私が市長に就任して以来、この土地方針というもの示してきました。そういう中で今回は事業計画案検討していまして、事業者が提案があったものに対して売っていくというわけですが、66億円という金額で購入されているわけですね。ということは、この66億円というものは、残念ながら当時議会議決にさかのぼって、変えられることができない状況において、もう既にかかっている費用なわけですね。この66億円、あるいはプラス2億円かかっているわけですが、その費用というは、これは経済学で埋没費用といいますけれども、もう負担されることは間違いないものなわけです。残念ながら、議決さかのぼることはできないからですね。  そういうこと考えたときに、あとは、では、どういう金額で売れば負担が少なくなってくるかということ、やはり私どもは真剣に考えていかないと、この68億円に加えてさらに大きな負担生み出していっていくことになってしまうかもしれないわけですね。  その意味で、どれだけ金額で売れたかによって、その負担額が小さくなると。68億円どういうふうに捉えるかということ考えれば、当然私どもは少しでも高い金額で売らなくてはいけないですけれども、いたずらに延ばしていって、さらにまた赤字が積み重なっていくというような状況になっていく。あるいは、税収がそこから上がってこないということになってしまってはいけないわけですので、少しでも早くその方向性転換しなくてはいけないという思いで、今この計画に取り組んでいるところです。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ということは、金額が確定すれば、もう売却して、処理するということにつながるように聞こえたんですが、もう少し具体的に、鑑定評価が恐らく中心になると思います。市場動向と言っていますけれどもね。鑑定評価は、前回やった2社選ぶんですか。別なところですか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 鑑定でございますが、当然、市負担が少ない事業提案募集していることから、売却価格についても財政負担が少なくなるように売れることが理想であると考えておりますので、不動産鑑定については、今後依頼する鑑定業者含め、条件等検討してまいります。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) 気になるは、参考価格決めて、自分が例えば買った金額で最低でも買ってもらわないとマイナス起こすわけですから、私ども一般商業でいきますと、この金額で買ってくださいと進んでいくが基準なんですが、周り環境に応じて売価決めるなんていうは、一般論からいきますとあまり私は考えられないんですが。そういう考え方であれば、それは一つ考え方ですから、まあいいと思いますが。  話が飛びますけれども、6日、7日の説明会に私も出てみました。その中で、少し棒読みで恐縮でございますが、3会場からこんなことが出ました。市長、ちょっと聞いていただけませんか。  まず1点目は、公的利用で陸上競技場等など使い、有効に、柔軟に考えて進めるべきではないか。  それから2点目、売却は反対。26億円マイナスすることはとんでもない話だということ強く言った方がおりました。もしくは、一方で、市長はなぜ来ないかとかですね、茨城県施設と一緒にタイアップして進めたらどうか、とか。  5点目、URに返却すると言いながら最終的には戻しちゃってできなくて、市長政治的にはどうなかとか、お客さん言ったのを全部棒読みしていますね。後で議事録見ればわかると思います。  それから、高齢者施設とかイーアスとか、花畑にある商業施設と共存はどう考えるかとか、北部地区拠点考え方はあるかどうかとか、業者に提案していただいて、公募は、市夢とか都市計画がないんではないかと。ビジョンが市にはないかと、この建物についてはです。  それから次、売却額が40億円になれば、27億円がマイナスになるけど、ここはどう責任とるんだということとか、それから、運動公園署名運動した方にどう説明するかとか、市民に必要な施設要望、市民ためにつくらないかとか、市民要望どこまで聞くんだとかですね。運動公園推進はしたが、これ推進は考えないということになっておりますけれども、一般方は、推進があるべきではないかと。それから、25番、都市にアリーナがあるのに、つくば市はつくらないかとか、地元市民にもっと聞いたらいいんじゃないかとか。  それから、一部私も言ったんですが、やっぱり地元アンケートとって、最終確認するという形ものも少し、一方では必要ではないかとこんなことがありました。  したがって、公的利用ということが全体的には多いような印象で私も聞いておりましたので、お尋ねしておきますが、ここは、市長、この3会場雰囲気恐らく聞いていると思いますが、どのように感じておりますか、ちょっと所感だけ述べていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 伺っていて何か、運動公園住民投票時お話聞いているようだなという印象も受けましたけれども、先ほども申し上げましたように、68億円という金額と、仮に40億円からという金額でお話していますが、この68億円というは、既に必ずかかってしまうコストなんですね。ですので、そこで40億円か幾らかわかりませんけれども、その差額小さくすることが負担最小限にするということなわけです。  当然、もしそこで土地購入していなければ、この負担は生じてこなかったわけですけれども、残念ながら、言ってみれば、ほとんど市としては使い物にならないような土地購入してしまったわけですね。売却先も特に決まっていたわけではなかったんですね。当時、議会でもさまざまな議論がありましたけれども、結果として、住民投票で白紙撤回された土地ですから、行政としては、不要な土地という位置づけになるわけです。これは、目的ない土地取得というは行政にとってはできませんので、本来目的がなくなった時点で早目に方向性は出さなくてはいけないわけです。  その意味で私は、ちょっと誤解があるようですけれども、返還、交渉するという公約掲げたんですね。ですので、責任問題という部分において、私はこれはマニフェストにも示しているところです、ロードマップにも。返還交渉して、この問題解決道筋つけて、そして、今後ルールつくるという面では、その責任全うしていると思っております。  当然、この最後、この土地方向性示すことによって、その公約が示される、それが私責任とり方だと思っておりますし、その意味で、この土地位置づけというのを、取得された経緯から含めて、議員にもよく考えていただくと、おのずと道筋が御理解いただけるではないかと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 大久保勝弘君。 ◆18番(大久保勝弘君) ありがとうございました。購入時は恐らく、私もそうだったんですが、スポーツ施設としてつくば市がやっていこうということで、将来考えた戦略一環だったと記憶しております。  そこで、もう1点だけ。売却したという場合は、その買った、例えばA社にしますと、そこから転売ということが発生します。前もやりましたけれども、その辺は具体的にどういうふうになるか。ルール決めるかどうかお尋ねしておきます。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 当然、今、事業計画含めてつくっていってもらっているところですので、そういう中で、中身については協議していくことだと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、大久保勝弘君一般質問終結いたします。  次に、25番議員塩田 尚君。                    〔25番 塩田 尚君登壇〕 ◆25番(塩田尚君) 25番塩田 尚であります。一般質問始める前に、茎崎ファイターズ諸君、準優勝、おめでとう。先月、神宮球場で開かれました全国学童野球選手大会において、茨城県代表として出場した茎崎ファイターズ、見事、準優勝栄冠に輝きました。願わくば、来年はぜひとも優勝カップ我がつくば市に持ち帰っていただきたいという期待込めて、エール送ります。  さて、世の中、こういう明るい話ばかりだったらいいんでありますけれども、けさも新聞にいじめに関する暗いニュースが出ておりました。「埼玉県川口市立中学校に在籍中、いじめ被害訴えていた小松田辰乃輔さん15歳が、8日未明に市内にある自宅近くマンションから転落して死亡していたことが、9日、関係者などへ取材でわかった」とあります。「小松田さんは、過去に自殺未遂3回繰り返し、市教育委員会第三者委員会がいじめについて調査中だった。県警は自殺と見ている。」  そして、幾つか新聞で報道されていましたから、産経新聞は、遺書と思われるメモ写真に写して掲載されておりますので、これ読んでみますね。9、6と書いてあるから9月6日なんでしょう。  「教育委員会は、大ウソつき」「いじめた人を守ってウソばかりつかせる。いじめられたぼくがなぜこんなにもくるしまなきゃいけない。ぼくは、なんためにいきているか分からなくなった。ぼくいじめたは守ってて、いじめられたぼくは、誰にも守ってくれない。くるしい くるしい くるしい くるしい つらい つらい ぼく味方は家族だけ くるしい つらい」という遺書残して15歳生涯閉じたようでありますけれども、このいじめ事件が出るたびに、私どもは暗たんたる気持ちになります。  全国では、子供自殺が1年間で約600名といわれております。その全てが、もちろんいじめが原因とは思いませんですけれども、いじめが関与していると思われる自殺事件も非常に多いと思います。自殺まで至らなくても、精神的にも障害受けてしまったというケースもままあるようであります。  今回、私は特に、このいじめ事件について、つくば市対応きちんとお話聞いておきたいと思いまして、通告出したような次第であります。  まず、このつくば市においては、そのいじめ実態はどのように把握されているか。それについて、まず、教育委員会局長から答弁いただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) つくば市学校における平成30年度いじめ認知件数は、義務教育学校前期課程含む小学校で1,778件、同じく後期課程含む中学校で348件です。いじめ定義がいじめられた子心情大切にしたものに変わり、積極的に認知するなど、教職員認知に対する意識が向上し、全国的にも認知件数は増加傾向にあります。つくば市でも、認知件数は前年度と比べ、小学校で約6.7倍、中学校、約2倍となっています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 実は、私は今回通告出すきっかけになったは、通告書にも書いてありますけれども、岐阜市で起こった中学生自殺事件なんですよね。この事件については、4月3日に中学生が亡くなったわけでありますが、7月12日読売新聞には、こういうふうな記事が出ております。  いじめ受けていた男の子メモが自宅で見つかったと。そのメモには、自分が死ねば、いじめた側はどうなるだろうという趣旨記述があったということであります。この一文見ても、明らかにいじめが最大理由で、この男の子はみずから命絶ったんだろう、と思われますけれども、この事件については、後でまたるる述べますが、それこそもう学校側、教育委員会と大変な失態おかしているわけでありますけれども、この事件について、まず、教育委員会というよりも門脇教育長感想なり見解お伺いしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) きょう新聞に出ている川口市自殺については、説明を聞きながら本当に胸痛めておりました。お尋ね岐阜県中学生自殺事件ですけれども、こういう将来性ある若い世代である中学生が、しかも自死で亡くなったというは極めて痛ましいことだと思っておりますし、また、こういう若い世代が亡くなるということは、社会全体にとってもものすごいマイナスになることだと思っておりまして、極めて残念なことだと思いますし、あってはならないことだと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 引き続き、教育長に見解お尋ねしたいと思います。  こういう事件があった場合に、このケース場合は、どうもいじめる側が2、それからいじめられた子はもちろん1だったそうでありますが、その周りに当然級友がいるわけですね。その子供たちが果たして何していたかと。これ専門家は「傍観者」と呼んでおりますけれども、傍観者も厳密にいえば、はやし立てるほう観衆と、全く見て見ぬふりする本当傍観者と2種類に分かれるそうでありますけれども、いわゆる一般的にいう傍観者位置づけが、傍観者は加害者なか、それとも全く関係ない立場なか、それについて教育長見解お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 傍観者は今、議員が説明したとおり、いじめがあるということ知っていながら、全く黙っているということですから、そのこと自体もいじめ認めているということになろうと思っておりますので、間違いなく、この傍観者は加害者と考えるが妥当ではないかと思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 実は私も個人的には同じような意見というか気持ちではあるんですけれども、でも、実際に傍観者書かれた本なんかくだり読みますと、今はもうとにかくインターネット時代だと。例えば傍観者が注意なりする、あるいは先生に訴えようとする、そういうことがばれちゃうと、自分がいつ被害者になるかわからないと。その被害者になった場合に、それこそ裸にされて写真写されて、全部拡散するよと言われたら、もうにっちもさっちもいかなくなると。そういう恐怖が頭にあるから、なかなかその傍観者が傍観者域から脱することができないという感情も傍観者中にはあるようであります。  ところが、お隣韓国では、韓国例は余り出したくないんですけれども、こういう例がありますので、学校暴力法という法律2004年に制定しているんだそうですね。その学校暴力法によりますと、傍観者方はこういう義務負うと書いてあるんですよ。  「いじめ事実知り得た者は、校長や教師に申告する義務負う」と。つまり、傍観者が傍観者で何もしていなければ、それだけで罪になるということらしいですね。ただ、この法律執行する法務大臣が、また厄介ながなりましたから、これからどうなるかわかりませんけれども、一応韓国ではそういう法律があるようであります。それぐらい、国によっては傍観者は明らかに何もしなければ加害者だということ法律で位置づけているところもあるようであります。  次に、その傍観者について、岐阜中学生自死事件では、クラスメート女子生徒が「傍観者」にならずに勇気奮って告発者になっているんですよ。担任にメモ渡し、今までこの子供がどのようにいじめられてきたかということ時系列に書いて担任に渡しているんです。それで、「私も一緒に闘います」と、「先生、闘ってください」とメモ渡しているんですよね。  このとき出した担任結論というは、どうやら当事者人を呼んで、個別に意見聞いて、どうもいじめはなかったようだと、あるいは僕が指導したから解決したようだと。ということで、副担任にだけに情報漏らして、これでなかったことというふうに、The endにしちゃったらしいんですね。その結果、その女子中学生が渡したが5月下旬ごろといいますから、その1カ月余り後に、その男子中学生は追い詰められてとうとう自殺という悲惨な結果に至ったわけでありますが、この学校中でその担任が出した結論については、つくば市教育委員会としてはどのようにお考えでしょうか、教育長。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 岐阜市例ですけれども、その女の子が傍観者にならずに、告発者になって先生にメモ渡すということやるは極めて勇気要ることであるし、相当に強い決断しながらそうしたんだと私は考えます。  であるにもかかわらず、そのこと重大性に全く配慮しないような形で、一でまたその中身判断し、校長初めほか誰にも相談せずに、しかも最終的には破棄したなどということは、言葉は強いですけれども、言語道断と私は考えます。  つくば市においては、それぞれ学校に校内いじめ対策委員会なるものが用意されておりますし、誰が得た情報でもそこで共有するということがルールになっておりますし、ましてや、そういうような重大なメモ個人責任で破棄するなんていうことは、少なくともつくば市ではあり得ないと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 先にお答えいただきましたが、実は、次にその破棄についてお話聞くかと思っていたんです。  7月7日に男子中学生が自殺しましたよね。7月4日にメモがあったことが公になったわけです。というは、県警が自殺と因果関係はどうかということ関係者から事情聴取しているうちに、女の子が担任にメモ渡したという事実把握して、それで警察が学校側に問い合わせたわけですね。ところが学校側は、そのメモがあったことすら一切知らなかったわけです。それが廃棄されるどころか、そのメモがあったこと一切、学校が知らなかったわけですよ。  というは、その担任だけ、ひょっとしたら副担任は知っていたかわかりませんが、担任とせいぜい副担任しかそのメモことは知らなかったと。学年主任にも教務主任にも、教頭にも校長にも一切そのことは伝えられていなかったと。しかも、事件は見事、僕おかげで解決したと担任は思い込んでいたようでありますが、これもどうも新聞報道によると、シュレッダーにかけて廃棄したんじゃないかという話ようですけれども、こういうお粗末なことが万が一にもつくば市では起こってほしくないと思って、そういうこと質問しようと思ったわけでありますけれども、先にもうお答えいただきましたので、次質問に移ります。  いじめ事件が発覚した場合、よく先生方がけんか両成敗、いわゆる仲直り握手ですね、これして解決しようとするケースが非常に多いんだそうですね。一番簡単だからですよね。要するに、いじめられたほう、いじめたほう、両方呼んで、それぞれどっちもいろいろあったんだろうと、水に流せやと。ここで握手して、これから仲よくやってくれと言って、仲直り握手させるというが、教育現場では実に多いんだそうです。そのけんか両成敗が果たして教育上いいことなかどうか、そのこと私ちょっとお尋ねしたいと思うんですが。  それで、たまたま奇しくも、夕べテレビ見ていましたら、このことが出たんですよ。NHK「ニュースウォッチ9」で。この仲直り握手は今、問題になっていると。要するに、被害受けているほう、いじめられているほうは、握手させられて、ものすごい屈辱感じると。いじめたほうは、握手したんだから、これで何もなかったことだと。もう全部チャラだと。じゃあ、これから新たないじめやろうかと。しかも、今度は、ばれないようにやるしかないな、ということで、ますますエスカレートしていくケースがあるんだそうです。  つくば市はどうでしょう。まさかそういう教育はしていないだろうと思うんですが、教育委員会見解お尋ねしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) まず、はっきりとしておかないといけないことは、いじめする加害者といじめされる被害者が全く対等な関係にあるものではないということですね。そのことはっきりと認識しておく必要があるだろうと思っています。ですから、けんか両成敗ということは、そのことによっていじめがなくなるとか、いじめが解消するということはあり得ないと私は考えます。  そのためには、とにかく徹底的にいじめられた側立場に立ち、いじめられた側に寄り添いながら、徹底的に解決図るべきだと。そういうようなことしない限り、けんか両成敗で解決するということは考えられないと私は考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) それ聞いて大分安心いたしましたけれども、担任ことあげつらうようで恐縮でありますけれども、しかし、あってはならないことやってしまったわけですから、この際、やっぱりつくば市でも同じことが万が一にもあってはいけないと思って、さらに言わせていただきますが、加害者2名とそれから被害者1名担任が呼んで、事情聞いたと。そしたら、多分ですね、加害者は、「いや、ちょっとした悪ふざけですよ」と言って、いじめは否定したと思うんですよ。あろうことか、その自殺した男の子も、「いじめとは思っていません」と否定したというんですよね。私、これはどうも理解できなかったんですが、でも、子供心理というはそういうものらしいですね、どうも。  いじめられているほうは、自分がいじめられているこのいじめ、いじめだと認めたくないんだそうですね。いじめだと認めた時点で、もう自分精神がそれこそずたずたに引き裂かれて、もうこれ以上やっていけなくなると。したがって、被害者は、せめて、「いじめじゃない」と自分に言い聞かせることで、辛うじて精神状態保っているんだそうです。だから、いじめ受けているんじゃないかと言われたときに、「僕、受けていません」とか、「私、いじめ受けていません」とか答えてしまうんだそうです。  だから、それ真に受けた教育者が、「あ、いじめはないんだな」と判断すると、とんでもない間違いになってしまいまして、ましてや先生が事情聴取すると、「このやろう、チクりやがったな」という話になるわけですね。そこで、今度は先生にばれないように、しかも陰湿かつ巧妙にいじめがエスカレートしていくんだそうです。多分このケースもそうだと思いますね。それからしばらくして、自殺してしまったわけであります。  あれは7月終わりだったですか、たまたま取手市でいじめに関するシンポジウムが開かれるというので、私ちょっと行ってきたんですよ。そのときに、講師が小森美登里さんという方でしたけれども、この方はこういうこと言っていました。講演でよく頼まれて学校とかPTAなんかに行くんだそうです。この方も15年くらい前かな、当時14歳女の子、いじめが原因で自殺で亡くしているそうです。そのときに、こういうこと言っていました。  学校へ行って講演すると、いじめっ子はすぐわかると言うんです。なぜなら、寝たふりするから。おめえ話なんか聞いてられねえや、というような顔してふて寝する格好するから、もう見ただけで、「あっ、この子は実はいじめる加害者だな」というは、その講演している最中、子供姿見てわかると言うんですよね。学校先生から聞いた話ですと、PTAなんか講演は、実は聞いてほしい加害者親がなぜか聞きに来てくれないということも、残念な話として言っておりました。  「いじめられる側がどうな」と、大人、特に先生方、親御さんはよく言うんだそうです。「あなたにもどこか悪いところがあるんじゃない」とか、「何かあったんじゃない」とか、「落ち度があるんじゃないか」と。この一言が、いじめられたほうには一番傷つく言葉だと言っておりましたけれども、そのいじめられる側も悪いかどうか。先ほどちょっと、もうヒントはいただきましたが、教育長見解お伺いしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 冒頭ケースでいえば、いじめられている子が、「いじめられてはおりません」というような言い方するというは、「いじめられている」と言ったら、さらにまた、いじめがエスカレートすること恐れているということから、そういうふうな発言するんだなと思います。  御質問件ですけれども、仮にいじめられたら、いじめられている子に何らかの非があるケースも少なからずあると思いますけれども、その対応する側としては、教師側としては、そのことは絶対に触れないということは大原則だと今、つくば市では考えております。いじめられている子側に何らかあったとしても、そのことには一切触れずに解決図るべきだと、つくば市では考えております。  いかなる理由があろうとも、いじめられている当人苦痛できるだけ早い段階でなくすということに徹底して先生方は対応するということが、少なくともつくば市では大原則にしているつもりであります。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 私も、実はそう思います。それで、大人はつい、やられたらやり返せばいいと、強い子供になれよ、というふうに、私らもつい言ってしまいそうですが、これが実はよい解決法なかどうか、教育長見解お伺いしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) やられたらやり返すということ繰り返しでは、むしろいじめはどんどんふえること助長するようなもので、これはもう何解決にもならないというが私考えです。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) ところが先日、産経新聞オピニオンサイトに、明治大学名誉教授入江隆則さんという方が、いじめ問題についてという小論文書いておりましたが、それ読んでおりましたら、そのは戦中派なんですかね、疎開で、疎開わかりますかね。戦争中に、とにかく都会にいる子供たち戦争から避難させるために田舎へ縁故頼って、田舎に移して、そこで授業受けさせるという、学童疎開といったらしいですが、その疎開中に行った先で餓鬼大将にさんざんいじめられたと。悔しくて悔しくてどうしたらいいだろうということで、その入江さんというが考えたが、よく見たらクラス中にもう一いじめられているがいると。それで、そいつと相談して、こっちが数多ければ勝てるではないかということで、何かこの餓鬼大将おもしろくなく思っている人間集めて、みんなで仕返ししたと。それか自分人生変えたということが書いてありましたが、やり返したおかげで成功したんだというのを書いていました。  時代も違いますしね。そのころはインターネットも何もありませんし、価値観も違いますが、そういう記事がありましたので、一応おもしろいなと思って読んだものですから、お話しだけはしておきます。  それで、いじめたほう、つまり加害者へ接し方、それから指導法がどうあるべきかということ、教育長見解お聞きしたいと思うでありますが。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) まず、今冒頭局長答弁にもありましたけれども、今現在いじめというは、いじめられた側が肉体的にもあるいは身体的にも心理的にも、極めてつらい思いしているかどうかということが、いじめであるかどうか判定する極めて重大なポイントですから、そういうような観点に立てば、いじめ受けた側がどんなにつらい思いがしたか、どんなに苦痛感じたかということ、そのいじめた子に対して、その追体験させる、そういうことされてどんなにつらい思いしたか、苦しい思いしたか、そのことはわかりますか、ということ徹底的に、まず指導しないといけないことだと思います。  その上で、いじめた側も、やっぱりいじめざる得なかったようないろいろな事情などもあるはずですので、なぜ君はそんなことしたかということについて明らかにしながら、そちら対応にもしっかりと力注がないと、いじめは解決しないではないかと思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) いじめに関しては、私も嫌なこと思い出してしまうです。もう三十数年前です。だから、まだつくば市が生まれる前、合併前谷田部町ころでしたけれどもね。うちすぐ近所当時、中学生男の子がいじめが原因だと思われることで自殺しちゃったんですよ、うち中で。週刊誌にはかなり大きく出ました。いじめ原因自殺だと出ましたが、遺族方は、これ以上騒いでもらいたくないという意向もあったようで、はっきり言えば、うやむやになっちゃったんですよ。
     そのときに、もしその加害者子供たちきちんと、学校なり教育委員が指導なり矯正なりさせておけば、もっと加害者だった子供たち将来も違ったんじゃないかということ、ふと思ったりもいたします。  それと、よくいじめあるクラスは成績が落ちると言われますが、これは俗論でしょうか、それともきちんとした因果関係があるんでしょうか。教育長、いかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 端的に言えば、俗論でしょう。いじめと成績はほとんど関係ないことだと思いますし、私が寡聞にして、いじめと成績関係実証的に証明したような研究は、また、そういう研究したということも聞きませんし、そういうこと実証的に証明したということも聞いておりますので、俗論だと断言してよろしいんじゃないかと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) はっきり言われちゃいましたから、ちょっと言いづらくなっちゃったんですが、関係があるというもいるんですよね。  というは、その健全な競争力ある学級は、おのずと成績が上がっていくと。なぜなら、お互いに切磋琢磨して、あのには負けたくないなという、よきライバルもいると。あるいは、あの子不得手な科目は教えてあげようとお互いに助け合ったりすると。だから、健全な競争力がある学級はおのずと成績が上がると言っているもいます。ですが、因果関係は私も正直言ってわかりません。  次に、いじめに早期に対応するため指導法です。さっき、仲直り握手こと言いましたけれども、同じく多いは、様子見というが多いんだそうですね。しばらく様子見ようというは、非常に現場では多いんだそうです。  前回、前々回と、私、虐待事件取り上げましたけれども、今回また直近に、鹿児島県出水市で大塚璃愛来ちゃん、4歳子供が虐待死受けましたよね。これ見ていますと、全く同じパターンですよね。大人が救える命なぜ救えなかったと思って非常に地団太踏む思いでおりますけれども、全く同じパターン繰り返してきていると思うんです。  児相もそうです、市もそうです、警察もそうです。担当はそれぞれがどうもうまくかみ合っていない。その結果、救える命救えなかったと。その根底にあるは、恐らく様子見だったんじゃないかと思うんですよ。こういう都合がある。あるいは女の子保護した、しばらく様子見よう、という感じだったではないかと思うんです。この様子見が実は事件さらに深刻かつ複雑にしていると思うんですが、教育長、見解はいかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) いじめ解消する、あるいはなくすために、一番必要なことは、何よりも早期に発見し、早目に対応するということが大原則だと考えます。ですから、様子見というは、事態さらに悪化させること一番重要なことじゃないかと思います。ですから、様子見することによって、最悪場合には自死に追い込むということもあり得るんだということ、はっきりと認識しながら対応すべき。ですから、早期発見、早期対応というが大原則だろうと思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) その覚悟で教育現場にも取り組んでいただきたいと思います。  次に、不登校といじめ因果関係について、お話聞きたいんでありますが、まず、つくば市における不登校実態はどういうふうになっておりますか、森田局長、よろしくお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 平成30年度における、不登校数ですけれども、義務教育学校前期課程含む小学校で111名、同じく後期課程含む中学校で219名という数になっております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) そのうち、いじめが原因と思われる不登校はどのぐらいか把握されておりますかね。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 不登校原因というは一つに限定されることは非常に少なくて、いろいろな要因が複雑に絡んでいる場合が多いというが現状でございます。その中で、いじめも要因一つではないかと考えられるものも、数件あると捉えています。  いずれにしましても、不登校、いじめに対しても、一に寄り添って、その子に応じた適切な指導していくという考え方で今進めているところです。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 実は、不登校といじめと因果関係各市町村なり教育委員会から統計で出してもらうと、非常に少ないんだそうですね。それで文部科学省は、今度は独自に調査すると。要するに、学校から上がってきた情報は、どうも信じられないということらしいんですよね。  その不登校が2017年度ですと、小中学校で14万4,031いるんだそうです。中学生が今、31に1が不登校という状況らしいんですが、中学生場合、予備軍というがいるんだそうですね。その予備軍入れると、予備軍が33万といわれていますから、予備軍入れると10に1が不登校、もしくは不登校予備軍という深刻な状況らしいんですけれども、その不登校対策として、文部科学省が進めている教育支援センター、いわゆる適応指導教室ことでありますが、これはつくば市にはあるんでしょうか。あるとすれば、どのように機能しているかお教えいただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) つくば市では、沼田に教育相談センターがございまして、子供たちや親から相談というが大変多くなっておりますけれども、その子が、一人の学習や体験活動支援ということも行っておりますので、不登校子供たちへもそういう形で対応しているということです。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) あと、民間フリースクールという、不登校子供たち救済する施設が全国にあるらしいんですが、つくば市にはこのフリースクールというはあるんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) フリースクールというは、定義がはっきりしないので、どれがフリースクールと言うはちょっと難しいんですけれども、不登校子供たち実際に支援してくださっている民間フリースクールといわれるものが、つくば市にもあるとは捉えています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) 私も実は余りよく知らなかったんです。先日たまたま、NHK「逆転人生」という番組見ておりましたら、そこでフリースクールというが出てきたんですよ。  主人公が学校が嫌になって、これはいじめというよりも、先生指導態度とか教育方針がよくよく嫌になって、それで不登校になったと。それで勧められて、そのフリースクールというところに行ったと。そしたら、同じような境遇子がいっぱいいたから、その中ですっかり仲よくなれて勉強も普通にできるようになったと。だから、嫌な学校へ行くよりも、好きなところへ行って勉強するほうが実はよかったという話で、フリースクールがそんなにいいんだと思ったでありますけれども、じゃ、そんなにいいものであれば、ぜひ、つくば市も積極的にそういうのを支援していただきたいと思います。  次に、今、インターネット時代ですよね。これがまた、いじめ事件さらにややこしくしているんですよ。このNHK「逆転人生」でもその主人公が言っていました。  中学生ときに、そのフリースクールに来ている子供たち言葉として出ていましたけれども、24時間、いじめられている学校にいると同じだと。夜中にLINEなりSNSが入ってくると、すぐ返事しなきゃならない。返事しないと、さらに今度は、こいつはとんでもないやろうだと言って、ドーッと拡散されてしまう。だから、寝ている間でもいつLINEが来るか、SNSが来るかと、そういうこと気にしながら寝て、来ればすぐ返事出さないとインターネットでいじめに遭ってしまうという、これ「サイバーいじめ」と呼ぶんだそうですが、このサイバーいじめが非常に深刻なようでありますけれども、かといって、時代元に戻すことはいきませんし、つくば市としては、このサイバーいじめに対してどのように対応されているか、できたら教育長にお話聞きたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 極めて厄介なことだなと考えています。今ところ、つくば市ではサイバーいじめに対して、こういうふうにすればそれ防ぐことができるというような具体的な対応策は、残念ながらほとんど今ところない状態です。極めて厄介な問題だという認識は強くしております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) そうでしょうね。でも、これはますます多分厄介になってきますよ。  それで、私、今回いじめこと幾らか質問するには知識も仕入れようと思って、何冊か本読んだんですが、その中で、森田洋司博士が書かれた「いじめとは何か」、これはちょっと学術的でもありますけれども、非常に参考になりましたね。  「ソーシャル・ボンド理論」というは、もちろん教育長は御存じだと思いますが、「共同性へつながり意識」ということなんだそうですけれども、学校とつながりが一つ線だと。その線が、太い線が幾つもある子は、束になって、そういう子は、いじめしなければ、いじめもされないという理論らしいですね。  例えば、学校がなぜ好きなか。学校伝統が好きだとか、校舎が明るいから好きだとか、校庭が広いから好きだとか、友達と話すが好きだとか、先生が明るいから好きだとか、あの先生はおもしろいから好きだとか、この授業は楽しいとか、部活がいいとか、そういう糸がいっぱいあればあるほど、いじめはなくなるというのを、どうも「ソーシャル・ボンド理論」というそうでありますけれども、その中で読んでいって驚いたんですよ。185ページに、何と門脇教育長話が出てくるんです。  この本中に、教育社会学者門脇厚司は、社会性内容社会力育成という観点に立ってまとめているということで、その10項目、門脇理論が展開されているんですが、これ全部読むともう時間がありませんのでやめます。  ただ、その中一つに私は着目したんですよ。「自己尊厳と他者尊厳について理解し、尊重できること」、と門脇理論にはあるんですね。これが実践できれば、いじめは全くなくなりますよ。要するに、子供たちに門脇理論わかりやすく言えば、「自分がされて嫌なことは、相手にするんじゃない」ということだと思うんですよ。  これが実践されれば、本当に全くいじめはなくなると思うんですが、問題はどうやってそれわかってもらうかという方法論なかと思うんですが、それについて、門脇理論さらに深いところお教えいただきたいと思いますが。 ○議長(神谷大蔵君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 時間がないところで、そういう話詳しくすると、多分1時間ぐらい必要なんじゃないかと思いますが、とにかく、ソーシャル・ボンド理論というは、つながりがどれだけしっかりあるか。学校とつながりはもちろんですけれども、学校さまざまなたちとつながりももちろんその中に入りますね。  フランス社会学者でデュルケムという方がおります。そのデュルケム古典的な有名な本ですけれども、「自殺論」という本で語っていることも、つながり。つながりがしっかりあれば、自殺なんていうことするはおりませんということ、実証的に証明している有名な本ですけれども、そのことが不登校にも、自殺問題にも極めて重要なこととしていえるんじゃないかと思います。  ですから、つくば市では今後、とつながって社会つくる力と言っていますけれども、つながりしっかりと築くような社会力しっかり育てるということで、いじめ「防止する」どころか「根絶する」ということも考えながら対応していく必要があるだろうと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) お得意社会力で、ぜひともつくば市からいじめ根絶していただきたいと、私も大いなる期待しております。  突然ですが、毛塚副市長、30under30、おめでとうございます。本人から恥ずかしくて説明できないでしょうから、私からごく簡単に。「Forbes」という世界有数雑誌がありますね。そのフォーブス社が、日本30歳未満30人を選んだ、その中に毛塚副市長が選ばれたんですよ。  メンバー見ると、将棋棋士藤井聡太さんとかサッカー久保選手とか、NBAで活躍して、全日本でも大活躍されたバスケットボール八村選手とか、彼らと一緒にその30人の中に選ばれたんですよね。その選定理由というが、日本代表し、世界変えていく30歳未満30と。どんなに周囲に反対されても、環境に恵まれなくても、夢貫いて行動に移し、結果出してきたその30人の中に選ばれたわけですよ。  輝かしい未来つくるために、いじめなくするには、どのように取り組んだらいいか、ぜひとも未来つくっていく毛塚副市長にお話聞きたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 毛塚副市長。 ◎副市長(毛塚幹人君) 言及いただき、ありがとうございます。  我々世代においても多様なキャリアパスあり方示していくことも非常に重要だと思っておりまして、そういったことが多様な人生観につながっていくと考えています。  一方で、このフォーブス30under30メンバー、非常に多様な活動しておりまして、例えば、昨年度受賞者ですと、子供貧困対策で学習支援行っている方がいます。実はその方が、今年度からつくば市で2拠点、学習支援開始してくださっていまして、しかも無償でやってくれています。そのように、こういった受賞契機にしまして多様な活動している方々とつながって、そういった力つくば市いじめ背景にあるような社会課題解決にもつなげていければと思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) もう時間ですので、まとめなくてはなりません。最後は市長に、いじめ根絶ため決意なりお聞かせいただきたいでありますが、今までるる議論してきてわかったように、なかなか理論どおりにはいかないが現実でありまして、ある意味では、本当に出口見えないがいじめ問題。ましてや今は、サイバーいじめまでが縦横無尽に走りまくっているという状況になってきて、我々餓鬼だったころと全く環境が変わってきている、そういう時代に突入してきたわけでありますが、奇しくもけさ新聞に出ていましたけれども、茨城県議会では、いじめ防止条例単独で制定するというような動きもあるようであります。  そこら踏まえて、市長いじめ根絶に対して行政最高責任者として決意なりお伺いしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) この分野代表する門脇教育長と世界変える30人の毛塚副市長からいろいろ話はありましたので、端的にと思いますけれども、話したいことはものすごくたくさんあるんですけれども、まず前提として、現在学校におけるいじめ把握については、私もできる限り努めております。そして、事態があれば、教育局と一緒に協議して、どういう対応が可能なかと。当然それは、今、教育長言葉にもありましたように、被害者に寄り添って極力判断するということ繰り返しているところです。  今、行政長としてお話がありましたので、そういう細かな取り組みもちろん積み重ねていくということも当然これからも実践していきたいと思っていますが、やはり大きなまち姿がそのあるべき姿とつながっているということが重要なではないかと思うんですね。  今ソーシャル・ボンド理論であったり、あるいは自己と他者尊重というような言葉がありましたけれども、それはまさに今、つくば市が改定している未来構想ビジョンにも全く同じ方向で書かれている内容であります。  ちょっと読みますと、「多様なコミュニティ中で顔と顔が見えるつながりつくり、自身や他者選択尊重し合う多様性に寛容な文化根づかせること。そして、つくば市に集う全ての人が自分らしく生きることができるまちつくること」というものが示されていますけれども、やはり大人が範示す必要があると思っています。我々が目指す社会姿きちんと示して、そして、その実現に向かって進んでいくことによって、それ子供たちも一緒になって実現に向けて動いていくことで、いじめ本当に根絶する、減らすではなくて根絶するところまで向かっていくが、今生きる我々大人大きな責任だと思っておりますので、今後もいじめ問題については全力で取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 塩田 尚君。 ◆25番(塩田尚君) お互いに力合わせ、しっかりと取り組んでまいりましょう。実は、その先生と子供関係とか、あるいは残念ながら不幸にも起きてしまった事件後、どういうふうに対応すればいいだとか、もっともっと議論したいことがあったでありますが、また機会に譲ります。以上で終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、塩田 尚君一般質問終結いたします。  暫時休憩いたします。  午後1時20分より再開いたします。                      午後零時18分休憩             ──────────────────────────                      午後1時22分再開 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き、再開いたします。  次に、7番議員小久保貴史君。                    〔7番 小久保貴史君登壇〕 ◆7番(小久保貴史君) それでは、7番議員、自民つくばクラブ・新しい風小久保貴史より、通告に従いまして、一般質問3項目4件行います。  まず初めに、1番としまして、農業政策について。  (1)認定農業者数及び新規就農者数現状と推移について、お伺いいたします。  認定農業者制度については、平成4年新政策において、効率的かつ安定的な経営体が生産おおむね担うような農業構造確立が提示されたこと受けて、平成5年に認定農業者制度が創立されたものです。具体的には、農業経営基盤強化促進法に基づきまして、農業者が5年後農業改善目標記載したいわゆる農業経営改善計画作成して、市町村が作成する基本構想と照らし合わせて、市が認定する制度であります。  意欲ある農業者支援する制度として、農業経営改善計画認定に当たっては、計画に記載された農業所得や労働時間など目標が、市が定める基本構想経営指標水準以上であること、それから、目標達成することが確実であることが見込まれること、農用地効率的、総合的な利用図る内容となっていること、など基準として、将来経営発展可能性やあるいは意欲勘案して審査して認定するものということになっております。  近年は、農業委員会農業委員選出についても、原則、過半認定農業者とするということに法改正がされました。農地法事務執行する行政委員ということになる可能性も非常に高いと考えられますので、単にこの認定農業者が増加すればよいということではなくて、認定審査についてもしっかり行政としてしていく必要があると感じているところでもあります。  全国的には認定農業者数は、平成22年までは一貫して増加してきましたけれども、高齢など背景に、5年間農業経営改善計画期間終了後に再認定申請行わない者がいるなどことから、平成23年より減少に転じております。平成26年においては、前年に比べ1%減少し、23万1,000経営体となったと聞いております。  一方、認定農業者うち、法人数については一貫して増加している傾向にありますが、平成26年においては、全国1万8,000経営体と聞いております。現在つくば市認定農業者数推移についてお聞かせ願いたいと思います。  また、今後、認定農業者になり、地域担い手となることが考えられる、いわゆる新規就農者についても、現状と推移についてお聞かせ願いたいと思っております。  (2)日本型直接支払制度多面的機能支払交付金活用について伺います。この制度については6月議会でも質問して、議会中でも私、何度も質問してきた制度でもあります。土地改良事業においては大変重要だと思っておりますが、これまでに建設されてきた農業水利施設老朽化が現在進んでいる中において、これ補修、あるいは更新など計画的に行っていくということが大変必要であると思っております。農業水利施設長寿命化とライフサイクルコスト低減図っていくためにも、この制度活用していくことが必要であると思っております。  この制度は、農地維持支払交付金と今回質問させていただきます資源向上支払交付金で構成されております。今回は特に、この資源向上支払交付金についてお伺いします。この制度内容についてまずお聞かせ願いたいと、この制度交付単価、活用方法、それから条件についてお聞かせ願いたいと思います。  次に、2番としまして、周辺市街地振興についてお聞きいたします。  現在、R8(リージョンエイト)など取り組み、周辺市街地振興室によるさまざまな周辺市街地で取り組みによりまして、少しずつ周辺市街地も明るい兆しが見えてきたと感じていますが、さらに活気あるものにするために、この商店街空き店舗活用補助金制度も大変有効と思っておりますが、これまで制度実績と現状、今後についてお聞かせ願いたいと思います。  最後になりますが、3番としまして、観光振興についてお伺いいたします。  宝篋山登山客数現状と周辺道路整備及び駐車場確保についてお聞かせください。  年々増加傾向にある宝篋山登山でございますけれども、登山客数がふえるとともに、周辺では多々支障来しているという話も耳にするようにもなりました。数年前に市で整備いただきました小田駐車場についても、整備していただいて大変立派な駐車場であって、混雑緩和ためには非常に有効であって安心していたわけでありますが、現在は、整備して数年でありますけれども、週末には毎週満車状態であると。これから秋シーズン迎えるに向けて不安が出てきているという状況にあります。  また、この宝篋山登山にかかわる周辺道路については、幅員が狭い上に、あるいはイノシシなどによる道路・排水道崩されているというような状況にもありますので、つくば市として今後どのように対応していくか、市として把握しているお聞かせ願いたいと思います。  以上、壇上から質問とさせていただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 認定農業者数については、平成30年度末で275経営体となっています。新規就農者数については、平成30年度末で67名となっています。推移については、過去5年間で認定農業者は56経営体増、新規就農者数は26名増となっており、意欲ある担い手は着実に増加しています。  資源向上支払交付金における施設長寿命化は、草刈りなど基礎的な保全活動行った上で、農道舗装やコンクリート水路更新、老朽化が進む施設機能維持するため更新など、地域共同活動支援するものです。
     施設長寿命化高負担化は、農用地種類、直営施工有無、集落数により異なりますが、10アール当たり最高で4,400円となります。活用するには、事前に活動計画書作成し、市審査受ける必要があります。なお、補修等費用が1件当たり200万円以上場合には、長寿命化整備計画書作成も必要になります。  商店街空き店舗活用補助金については、北条商店街や谷田部商店街、筑波山神社門前地区など8地区既存商店街等における空き店舗解消と地域経済活性化目的として、平成23年度から事業開始しました。現在までに7名事業者方へ、店舗改装費と家賃補助として総額879万円補助金交付しています。交付した事業者特徴的な例としては、筑波山神社門前地区青果店や北条商店街飲食店など、市内外から幅広い年齢層集客があり、周辺市街地や地域経済活性化につながっていると考えています。  最後に、宝篋山登山客数については、昨年度は年間で約10万人の登山客があり、今後も増加していくことが予想されます。しかし、登山客増加に伴い、ゴールデンウイークや秋紅葉シーズンでは市営駐車場が満車となり、路上駐車問題も発生しています。また、周辺道路についても、道幅が狭いことから、地元車両が通行する際、登山者安全が確保できないなど問題も発生しています。これら問題踏まえ、今年度中には路上駐車禁止区域設定が行われることとなっています。今後は、新たな駐車場用地確保に努めるとともに、周辺道路についても関係各課と協議し、整備図っていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順次、2次質問させていただきたいと思います。  まず、1番農業政策について、認定農業者数、新規就農者現状と推移について、着実に増加しているという御答弁いただきました。ありがとうございました。  56増、26増ということで、両方ともふえているんだということは御答弁いただきましたけれども、着実に伸びていればいいということでも決してないと思っていますので、私も調べますと、全国的に新規就農者数というは、年間約5万ぐらい推移していると聞いています。  一つ、(1)について聞きたいと思っているは、この着実にふえていっている新規就農であるわけですが、特に新規参入者といわれる方々については、全国的に見ると約3割方が生活が安定しないということ大きな理由として、5年以内に離農しているというような現状にあるということも聞いております。  そういった状況から着実に定着するは、全国的に1万ぐらいと推計されているわけでございますけれども、つくば市でいわゆるその新規就農者で、大変残念ながら断念して離農した人数という部分がもし把握されているであれば、お聞かせ願いたいと思います。  いわゆる旧青年就農給付金事業、現在でいう農業次世代人材投資資金受給者ということになるんだと思いますが、この数字と、また、こういった離農させないため取り組みどのようにしているか、市として取り組みも含めてお聞かせ願えればと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 離農者数につきましては、議員おっしゃった農業次世代人材投資資金受給停止数になりまして、平成26年度が1名、平成28年度が2名で、合計3名となっています。  市離農防ぐ取り組みとしましては、茨城県や指導農業士とともに、営農状況確認や相談と技術指導行っています。  また、平成29年からは、若手農業者間で情報共有やコミュニティづくりため、若手農業者勉強会開催して、また、平成30年度からは、プロ農家による課題解決力養成講座開設するなど、意欲ある次世代担い手育成支援しているところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。ここ数年で3名ということだとすれば、全国平均からすれば、就農率は高いほうということになるかもしれませんので、今後もそういった形でせっかく新規参入された方については、引き続いて営農できるようにサポートしていただければと思います。また、今御答弁いただきました若手農業者と意見交換会についても何度か開催されているということで、実は私も参加させていただいた経緯もありますが、大変有意義な場所であると思っています。  新規参入者が参入後に困ることというのを調べますと、1番目に、先ほども話しましたが、所得が少ないが約30%、2番目が技術未熟さが20%、これで過半占める。設備や運転資金不足が合わせて21%だそうです。いわゆるプロ農家と言われる認定農業者であったりとか、あるいはその新規就農者同士がいろいろ連携して情報共有すること、これは非常に重要なことだと思っております。  一つ、ここで要望したいと思っていますけれども、今現在、つくば市でも認定農業者協議会、あるいは、4Hクラブであったりとか、そういった若手就農者、あるいは認定農業者協議会、こういった組織そのものがしっかりと組織化していくこと要望したいと思います。  それと、その組織としてさまざまな会員同士が連携とれるようなこと、あるいは、組織としてさまざまな事業に参画していくと。活発な組織化していくということ市にお願いして、こちらについては要望として終わりにさせていただきたいと思います。  次に、(2)日本型直接支払制度、多面的機能支払交付金活用についてでございます。御答弁いただきましたので、内容についてはわかりました。活動計画書作成するということが一つ条件になっていると思います。また、市審査受けることも必要であるということもわかりました。  さっきも話しましたが、土地改良事業は大体おおよそ30年以上たっていると思っておりますが、この制度有効活用して長寿命化さらに図っていくことが大変重要であると思っています。  ただ、この制度自体は、計画書つくる。では、個人でもできるか、あるいは団体でできるかということがあると思うので、この制度どういうふうに活用していくかというに当たって、申請者については、誰が、どのように申請すればいいか、あるいはその申請期間について、それから現状、今回は私、資源向上支払交付金について質問しているわけなんですが、この向上支払交付金申請状況、活用している団体があるかどうか、この辺についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 申請者自体は、活動組織となります。交付受けられる期間は5年となりますが、その活動組織自体が、もう既に活動始めている場合には、残り残存期間によりますので、途中から5年間ということはできずに、もともと持っている活動期間中で5年間という範囲になるかと思います。  市内状況ですが、今まで施設長寿命化、この制度利用して取り組んだ団体、組織は、今ところございません。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) わかりました。活動組織が申請することになるということでございますので、6月議会ときも、活動組織が市内にも幾つもできてきているというようなお話も聞いておりますから、まずはその資源向上支払いに至る前段階で、いわゆる多面的機能支払交付金活動組織ふやすこと。それから、ふえた上でその活動団体がさらにその資源向上支払交付金申請してもらえるように、その仕組みについても説明であったりとか、あるいは今現在ある活動組織に向けても、こういう制度がありますよという案内もお願いしたいと思います。  現在、いわゆる土地改良法で整備した排水路、あるいは農道については、こういったいろいろ支障来した場合は、市に土地改良区であったり、さまざまな組織を通して改修してほしいという要望が上がって、市としてその課題解消ために工事発注するということが一般的かと思っておりますが、先ほど御答弁いただいた中で、交付単価が10アール当たり最高で4,400円ということでございますが、この制度は非常に使うといいなと思うは、国が50%出すと。県が25%、市が25%ということで、やはり行政がその課題に対して工事発注して解決するということだけでなくて、地域がみずから活用して、それぞれ施設維持していく制度ということだと思っていますので、長寿命化によってやはり市維持管理費軽減にもつながっていくものだと思っておりますので、さらに積極的に推進していただきたいと思っています。  繰り返しになりますけれども、要望という形にさせていただきますが、残念ながら今、市内にはその団体が1団体もない、申請も一つもないということですので、何とかこの事業自体理解いただくということが一つと、説明、周知していただくということお願いさせていただきまして、1番(2)質問については、終わりにさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、2番周辺市街地振興についてということで、こちらについてもわかりました。確実に実績何年間か上げてきているということには、評価したいと思っています。  毎年、数件申請があって、実際にこの補助金使って周辺市街地で利活用して、今、実際運営されているが8件あるということでございます。この8市街地、8地区既存商店街空き店舗解消ということ制度ということでございますけれども、それ以外にもつくば市内には、既存市街地というもあると思います。  私も相談受けたときに、そのエリア内なか、外なかというところで相談受けることもありますが、今後について、例えばエリア拡大するとか、あるいは、今、現状として、見直しも含めてどういった考え持っているかお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 予定としましては、10月1日目途に、若干見直しするつもりでおります。  見直しかけているは、既存商店街対象範囲、都市計画法において店舗設置が可能な用途区域まで拡大しようということで、おおむねでき上がっておりますので、予定どおり10月1日で運用が開始されると思います。  あわせて、予算も昨年より105万円ふやしまして、ことし360万円、改装費と家賃、予算確保しておりますので、エリアが広がったことで、また、利用者もより一層ふえてくるではないかと期待しているところでございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) ありがとうございます。10月1日目標にということですので、そちら見させていただきたいなと思っておりますが、いずれにしても、利活用して始まっていただく方々は、ふえるももちろんですし、さらにその店舗が末永くそこに腰据えて営業活動していただくということも、非常に重要だと思っておりますので、今後についても、フォローも含めてよろしくお願いしたいと思います。  こちらについては、以上とさせていただきます。  最後になります。3番観光振興についてということで、宝篋山登山客数については、御答弁いただいたとおりで、わかりました。  路上駐車禁止区域設けるというようなお話もありましたけれども、根本的に駐車場がなければ、とめるところがないということになるかと思いますので、まずは駐車場増設するということも必要かと思います。今後については、その辺ぜひ行政としても考えていただきたいと思います。  このいわゆる宝篋山周辺エリアについては、エリア一帯が農振白地ということで、将来土地活用方向性については、まだ正直、地域で定まらない状況にあるかと思っております。  先ほど質問中でも話しましたけれども、道路幅員が非常に狭くて、幅員で2メートルあるかないかぐらいところがあって、実情とすると、軽自動車がやっと入れる程度状況。地形とか自然がそのまま残るというも非常に、もちろんいいことであるんですが、せめて普通車が入れるぐらい、あるいは緊急車両が入れるぐらい、主となる道路についてはある程度整備していくということも必要ではないかと思っています。  実際に、気分が悪くなられたとかということで、救急車が中まで入ろうとすると、消防本部で置いているいわゆるピックアップポイントといわれるところから、小田休憩所付近だと思うんですが、そこまで距離でいうと、軽自動車とかしか入れない距離が約800メートル以上あるということで、なかなか安全性確保というところでは非常に厳しい内容にあるということでございますから、道路整備、あるいは駐車場増設というところも、今後お願いしたいと思っておりますが、今後についてもしお考えがあれば、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 篠塚経済部長。 ◎経済部長(篠塚英司君) 駐車場につきましては、現在、平沢地区に66台、小田地区に、先ほど議員おっしゃった旧長島邸ところに100台、平成26年、実質は平成27年から供用開始していまして、小田休憩所周りが今、70台ぐらいということで、全部で230台ぐらいしかないものですから、どうしても、特にゴールデンウイークとか紅葉シーズン、普段でも結構、宝篋山人気が出てきています。ことし途中で一度、周辺見せていただきまして、何とか駐車場として使えそうな用地が今ございますので、これから購入という形で進めたいと思っております。面積的には多分3,500平米ぐらいございますので、そこ有効な活用できればと今ところ考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 小久保貴史君。 ◆7番(小久保貴史君) ぜひ、解消に向けてということでいろいろ御尽力いただいているということ、よくわかりましたので、今後も引き続きよろしくお願いしまして、私から一般質問終わりにさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、小久保貴史君一般質問終結いたします。  次に、9番議員五頭泰誠君。                    〔9番 五頭泰誠君登壇〕 ◆9番(五頭泰誠君) 議員番号9番、自民つくばクラブ・新しい風五頭泰誠です。通告に基づいて一般質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  1番、ウェルネスパークでレジオネラ菌検出について伺います。  8月1日に、つくばウェルネスパーク温浴施設から、レジオネラ菌が検出されたと発表がありました。今回事件概要お聞かせください。  続きまして、2番、高エネ研南側未利用地について、さき全員協議会では、実現可能性検討した上で、実現可能性があれば、土地利用計画決定し、利活用業者公募、決定しますと説明がありました。高エネ研南側未利用地事業提案募集について今後詳細お聞かせください。  3番、入札についてです。昨年11月からスタートしたと思いますが、最低制限価格決定におけるランダム係数採用について、導入から現在まで入札実績及び現状お聞かせください。  以上で、壇上から1次質問終了いたします。 ○議長(神谷大蔵君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 本件概要については、これまで浴室水質検査2カ月に1回、定期的に実施していますが、7月18日に採水した検体うち、露天風呂、白湯風呂、圧注気泡風呂3種類風呂から、レジオネラ属菌が検出されたことが8月1日休館日に判明しました。  指定管理者からは、同日に検査結果とレジオネラ属菌が検出された3種類風呂において、配管化学洗浄後に再度水質検査ため採水実施する旨報告受けました。  このこと受け、今後対応や再発防止策について協議行い、8月2日から施設安全が確認できるまで間、浴室利用停止することとし、つくば保健所に報告しました。また、8月2日には所管課同席もと、保健所による検出現場等確認が行われ、衛生管理に関する助言受けました。この保健所助言もとに、浴槽換水洗浄、配管等化学洗浄、浴室塩素消毒及び高圧洗浄、ろ材交換等追加措置講じた後、改めて8月7日に水質検査ため採水実施しました。  これら水質検査結果については、8月1日に採水した結果が8月7日に、追過措置講じた後8月7日に採水した結果が8月14日に判明し、いずれ検査からもレジオネラ属菌は検出されず、安全が確認できたことから、8月15日に浴室利用再開しました。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 高エネ研南側未利用地の利活用事業者公募については、先ほど、大久保議員にもお答えしたとおり、価格による入札方式や価格と事業内容等審査するプロポーザル方式などが考えられますが、今後、検討進めます。  なお、公募に際しては、事業実施に関する規定、区域整備や保全に関する規定、転売等に関する規定など、詳細な条件設定し、実際に土地全体取得し、事業実施する事業者公募行います。 ○議長(神谷大蔵君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) 入札についてお答えします。  ランダム係数導入から現在まで入札実績については、昨年11月から本年7月まで9カ月間で、計13回開札行い、ランダム係数は最高値1.04、最低値1.00で、13回平均は1.0209となりました。  また、ランダム係数により最低制限価格決定した入札件数は、建設工事が111件、測量設計コンサルタント116件、役務業務138件合計365件です。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) ありがとうございます。それでは、1番ウェルネスパークから聞きたいと思います。まず、今回件は、素朴に考え、一般的にこの原因は何だったかなということ感じるわけですね。なぜ発生したか。これチェックしなければならないと思いますけれども、その事件が起こったときに、指定管理者からどのような経過で連絡があったでしょうか、詳細がわかれば教えていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 結果として原因特定はできませんでしたが、関係法令にのっとった清掃しているにもかかわらず、レジオネラ属菌が検出されたことから、配管等に付着した生物膜から流出したレジオネラ属菌が浴室内に流入し、増殖した可能性が高いと推測されます。  なお、外部検査機関による検査結果報告書によると、レジオネラ属菌が検出された日浴槽遊離残留塩素濃度は、適切に保持されていました。  また、指定管理者から連絡については、7月18日に採水した検査結果報告書が8月1日に検査機関から指定管理者もとに届き、緊急時連絡体制に従い、直ちに所管課に対して報告がありました。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 原因がわからなかったとなっていますね。わからないということに対して、可能性が高いという推測で今、部長は答弁されましたけれども、この原因がわからないということは非常に、これも一つ不安材料なんじゃないかと思うですね。  お聞きしましたところ、7月18日に採取した検査結果によって、8月1日に菌が発覚したということになっていますね。ということは、7月18日から8月1日まで間は営業していたということになります。その間に、約3,000倍強基準値以上ものがあったということは、そのときに利用していた方々から、例えば健康被害訴えていたとか、まだ、そういう報告がなかったでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) これまで、本件による浴室利用者から健康被害訴えや関係機関から報告はございませんした。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) なかったということですね。  それで、このレジオネラ菌について、基準値3,000倍という数字が出たですけれども、基準値3,000倍というこの意味合いですが、人間体にどのような影響があるか。また、今までほか自治体等でレジオネラ菌被害事件など把握していると思うんですけれども、その詳細教えていただけば、石岡例とか私も聞いたことがあるんですが、実際に基準値3,000倍というは、どういう値として捉えているか、御説明いただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) レジオネラ属菌は、自然界に存在する細菌であり、この細菌に汚染された霧や水しぶき吸入することで感染し、レジオネラ症発症するといわれています。個人差はありますが、抵抗力弱い方が感染しやすく、主な症状としては、肺炎や発熱等があり、先ほど議員もおっしゃったように、市外入浴施設等では感染者が入院したり、死亡に至る事例もございました。  今回検査結果で検出された数値は、に感染する可能性が十分あったと重く受けとめております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 今回は浴槽から検出されたと先ほど答弁ありましたけれども、この浴槽衛生管理については、今回タイミングが、指定管理者がかわった時期なんですよね。この管理について、今指定管理者が直接見ているか、それとも、下請業者に頼んでいるか、その辺確認はできますでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) この浴室については、指定管理者が委託している協力会社が、衛生管理業務行っております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 下請というか協力会社と、言葉でいうと下請協力会社に任せているということですね。はい、わかりました。  それと、この通常浴槽衛生管理として、その下請協力会社に消毒専門職員がいるんでしょうかね。私も少し調べたんですけれども、浴槽水系薬品には、塩素剤、モノクロラミン、二酸化塩素、有機系薬品、これら薬品使用するようですけれども、このような薬品使う以上は、この薬品メーカーとか、それから、浴槽ですから、循環器メーカーとも連携して、その専門的な知識熟知している職員配置すべきじゃないかと思うんですけれども、この適正な管理していたかということ伺えればと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 浴槽については、衛生管理熟知している職員配置して、公衆浴場法等に基づいた適正な管理行っていると認識しています。  また、循環器設備についても、設備製造業者協力得ながら、機器に精通した職員が適正に管理していると認識しております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。
    ◆9番(五頭泰誠君) 適正に管理していると認識していると。では、何で出たんだという話になるわけですけれども、今回、指定管理者がかわった時期ですので、素朴な疑問として、前管理者と今管理者運営仕方に何か違いがあったから出たではないかと、そういう因果関係も勘繰りたくなるわけですよね。  前管理者と今管理者運営仕方が特別何か違うかとか、執行部認識はどういうふうに把握しているでしょうか、お聞かせください。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 施設設備運営管理については、遵守すべき法令や基準に基づき、施設運営しています。所管課が行う定期的な施設確認やヒアリング等でも、衛生管理体制について、昨年度まで指定管理者と現在指定管理者比較して、大きな違いは見られません。したがって、指定管理者変更と今回レジオネラ属菌が検出されたことと因果関係はないものと認識しています。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 担当者、執行部としては違いはないと言っても、結果がこう出ている以上、違いが出ている結果ではないかと取りたくなる。私ら心理では、こういうことになるですけれども。  これは引き続き、何がしか方法でやっぱり少しずつ解明していくことはやっていただきたいと思います。  一方で、再検査等やって、一応菌は今は出ていないということで、安全確認した上で、営業再開できたということに関しては、それはそれでよしとしても、本来レジオネラ菌自体は検出されるべきでない菌であることは明白でありまして、この原因がわからないということについてまだまだ不安材料があるわけですから、この原因追及緩めずに解明していただきたいと思います。  しかし、今回この指定管理切りかえ時期と重なったことは、事実でございます。原因究明、それから前任者、今管理者衛生管理は、チェック機能はちゃんとしていると言いながらも、この指定管理者制度決めたときことも振り返ると、指定管理者決定について、ますます強化すべき案件として、課題も出てきたと思います。  参考までに、前回この指定管理者選考する段階で、選考方法中に、本当に適正な審査項目があったかということ考えなくてはいけないと思うんですね。  先般選考方法について確認しておきたいんですけれども、先般選考委員中に、機械設備専門家とか、薬剤とか菌について専門選考委員が配置されていましたか。 ○議長(神谷大蔵君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 選考については、つくば市指定管理者候補者選定検討会議において、施設設置目的や指定管理者導入趣旨に基づき、選定基準により適正に審査が行われたものと認識しております。  また、選考委員中には、外部委員として、経営や税、労務管理など専門家はいましたが、衛生管理等専門家はいませんでした。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 適正に審査が行われたものと認識してはいるけれども、専門家はいなかったということなんですよね。だから、この辺がやっぱり今まで指定管理制度中で、こういう結果振り返ると、専門家がいなかったということに関して、今後、選考委員中に専門家入れることが必要になってくるではないかなという感想は、自然だと思います。  さらに、今現在指定管理者に対しては、当事者であることは事実ですし、再発防止約束取りつけておくことは言うまでもありませんけれども、再び同じような事態が生じないように厳しく、担当部局も日々、この運営管理体制指導、チェックお願いしたいと思います。  そして、再三言いますけれども、因果関係が解明されていない以上は、現在指定管理者が、確かに厳正な審査に基づいて選定されたとは言われているけれども、結果には出ていることも事実ですから、まだ不安が残るではないかと思います。議会で多数得て決定されている案件でもありますし、一般市民に対して、悪い印象与えたことは事実だと思っております。  大事なことは、この不安払拭に今後どう応えていくか、これ執行部、そして、現在指定管理者方々とも協力して、取り戻すこと真剣に考えていただいた上で取り組んでいただければと思います。これは要望ということでお願いしたいと思います。この件については、これで終わりにします。  続きまして、2番高エネ研ことですね。公募については、入札、またはプロポーザルということですけれども、大久保議員から質問とちょっと重なるんですけれども、これは公募条件というは、素地ですね。つまり市が何らかしか、当時いろいろ議論も、今まで未利用地中では、インフラ整備とか市がしなければいけないとかいろいろあると思うんですけれども、今ところは素地でということでよろしいですか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 確かに事業提案募集要件にもあったように、現況まま、敷地全体売却するというような予定でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) ここら辺からちょっと想定になると思うんですけれども、当然、公募が行われたとして、行った方々がいたということになると、当然、今予想では、あくまでも開発行為がメーンになるかなということになります。もし、開発行為になるとしたら、申請許可窓口はどこになりますか。計画上、どういうふうになるか教えていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 今回提案内容は、建築物建築目的として新設道路による土地価格変更が生じることから、開発行為に該当します。すると、この開発行為許可権者は、都道府県知事、政令指定都市長、中核市長、特例市長及び地方自治法に基づく事務処理市町村長とされておりまして、つくば市は特例市であることから、市内開発行為について開発許可申請する窓口関係は、つくば市になっています。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 市で公募して、それ開発するにも、また市が窓口になるということ、それだけ市重要な責任性は非常に重いということになると思います。  実際は、もちろん、これも想定です。始まれば、いろいろ道路等、インフラ等、民間事業者もいろいろ整備しなくてはならないだろうし、その中には、公道とどうのこうのとかいろいろあると思います。  基本的には、この中開発行為に対するインフラ整備はどこが負担するということなんですか。これは明確にしておいたほうがいいですよね。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 基本的に、開発にかかる道路、上下水道等インフラ整備は、あくまで事業者が負担すること前提としております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) この間全員協議会での説明では、40億円等が素地ということで、実際は購入してから、その中もろもろものは、その事業者が負担するということが基本ということだと思います。  先般私も行けなかったんですけれども、この事業提案についての説明会が開催されたとお聞きしています。  これについては、どのように行われたかお聞きします。そして、その中でどういった意見が出されたかがわかれば、お願いしたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 事業提案結果説明9月6日(金)に、大穂交流センターで午後2時と午後7時2回、翌日7日(土)に、本庁舎で午前10時1回、合計3回開催いたしました。  その中で、説明会で意見等でございますけれども、この中で市負担軽減ため、できるだけ早く、早期に売却すべきと意見や公的利用求める意見等がございました。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) それから、今議会で、恐らくこの公募進め方ということで、こういった議論しています。また、この公募について十分な説明会とか、そういう公募時期なども、再度確認させていただければと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) これはスケジュールという感じでよろしいですか。 ◆9番(五頭泰誠君) そうですね。はい、結構です。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 今後スケジュールですけれども、4月作成する土地利用計画時期がちょっとずれておりまして、まだ未定でございますが、当然でき上がれば、全員協議会で説明いたしまして、その後、市民説明会で説明する予定でございます。  それで、利活用事業者公募につきましては、条件等整理しまして、大体年末ごろになればよろしいかなという形で予定しているところではございます。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) これは公募件で先ほど大久保議員と質問とも似かよった形になるというんですね。やっぱり私ども正直、与党的立場議員としても、このお金ことも不安な材料ではあるんですね。これも想定だと思いますけれども、先ほどお金ことで大久保議員がやりとりありましたけれども、公募条件、40億円以上ということになります。もし公募して、民間事業者が確定した場合、ある程度所有権が移れば固定資産税が7,000万円ぐらい入るとか、銀行管理でもなくなるから、金利3,000万円ぐらい負担がなくなるとか。  実際、六十何億円借り入れして買っているので、40億円で売れたとしても、その差額26億円ぐらいはどこから返済して充てるかと。これは財務課に聞いたほうがいいかちょっとあれなんですけれども。要するに、これは想定なんですけれども、やっぱり皆さん、不安がられていることというは、こういうことなんだと思うんですよ。もし答えられれば。 ○議長(神谷大蔵君) 高野財務部長。 ◎財務部長(高野正美君) まず、差額が生じた場合対応についてでございますけれども、まず、一般会計予算に計上しまして、つくば市土地開発公社に対して支払い行うという流れになります。支払い時期、それから金額によりますけれども、決まり次第、歳入歳出予算調整していくことになります。  財源としては、現時点でこれに当てる特定財源がございませんので、財政調整基金等で対応になろうかと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 足らなければ、財政調整基金取り崩しということになるわけですね。ここら辺が、本当に真摯に不安なイメージが、多く方々意見としてあると思います。  いろいろこの件に関しては、私も意見言わせてもらって終わりにしたいと思うんですけれども、実はやっぱり先ほども市長も言われたとおり、この案件は、つくば市始まって以来住民投票までやった案件なんですね。後始末には大変な責任感じるわけです。前市長が白紙撤回にしてしまってから、もう4年余りたっていると思います。  確かに、前市長がやった後始末ということですので、今、五十嵐市長に全責任があるとも言い切れない案件ともいえます。しかしながら、住民投票によって、とまったまま案件になっていると私は感じるんですね。市長も当時は一般市民として住民投票促した中心人物だったことは確かでございます。そういう意味では、責任もあるだろうと思います。それだけ大変な案件で苦心していると感じます。  前期議員方も思い出してほしいんですけれども、住民投票選んだは、実は議会なんですね。議会では当時、土地購入は、賛成多数で可決された。でも、その次300億円計画案は、その同じ投票行動にならなかったので、否決されちゃったんですよね。だから、当時は、とりあえずはストップしたままでした。その後になってから運動が始まって、住民投票が行われました。当時私は、2択3択で問題があったにせよ、最終的に住民投票自体は反対したいという気持ちがあったので、住民投票修正案ではなく、原案には反対投票しました。  どうしてもそこだけは何か自分として行けなかったんですよね。なぜ議会が300億円とめているのに、わざわざ住民投票やるんだろうと。しかも9,000万円ぐらいかけて、投票率30%で何意味があるんだ。議会でとまったら一銭もつかないんですよ。議会でとまった状態だったわけですね。  そこまでやったものだから、当時私は、白紙撤回した市原市長に対してものすごく不満がありました。住民投票結果だから、市民声だからということで白紙撤回と言ったけれども、本来ならば、議会に相談して、今後対応していくことでもよかったかなと思っていたんですね。だから、今回公募もこれだけ重い案件で、実現可能性模索していくわけです。  そういう意味では非常に五十嵐市長は大変な立場に立っているなというはわかるんですけれども、公募になるということで、その実現可能性、あの土地どういうふうに利活用するかということに関しては、私は議論深みがちょっと感じられないような印象持ちます。正直、そこに戻るわけにはいかないけれども、議会で300億円とめたときに立ち返ってみれば、そこからが議会としてスタートではないかとさえ、反対論者として立場でいえば、思うところもあります。  五十嵐市長は、今、廃校跡地再利用することで、市長公約運動公園整備廃校利活用とセットで進めておりますね。ただ、運動公園跡地が外されているんですよね。それ私は、入れろとかというではなくて、もうちょっと冷静に、幅広げて議論してもいいではないかとか。  それからほかにも、例えば、市民から大型霊園がほしいという案件があったり、もうちょっと深い議論やってもいいではないかなと。なかなか厳しい実情はわかるけれども、少し公募に傾きが強いではないかなというのを感じます。  先ほど大久保議員言い方からいえば、損切りして早く手放したいと言うもいるでしょうし、ただ、それは短絡だということも言えるけれども、でも、逆に、前回住民投票までやった案件で苦慮している。このためにはどうしたらいいかということ真剣に今考えて、市長としても対応している。この苦渋さは、はっきり言って市長だけ心理でしかわからないではないかと思います。  ただ、私個人としても、当時住民投票に、反対したいという気持ち立場からすれば、与党議員とはいえ、いろいろ不安な点もありますよと、それから、市長として立場もわかるよ、ということで、両方今言った中なので、ただ、これから議会が最終的には決定していかなければならない重要な案件だと思います。  私は、住民投票まで行ってしまった呪縛取り払う必要があるなと思っております。ぜひこの議会議論に深みつけていただくような議論展開に、執行部もよく考えていただいて、幅広い意見もう少し聞くような立場であると、本当意味で与野党いろいろないい議論があった上で結論になるではないかなと。これいちいち住民投票ということで決めるではなく、やっぱり議会で決めていくべきだと思っておりますので、これは私意見と要望ということで終わりたいと思います。  次に、3番入札についてです。  1次質問回答でいいますと、ランダム係数については、平均値は1.0209というが出ていますね。これについて意味合い説明願いたいと思うんですけれども、トータル金額、今まで11月から4月までトータル金額で、平均値が1.0209ということは、金額に換算すると、どのくらいになるんですかね。  それから、全員が失格となって不調となった案件というも、多分あると思うんですよ。その案件については何件くらいあるか、わかれば教えていただきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) まず、金額換算につきましてですが、ランダム係数導入前最低制限価格である現在最低制限基本価格、これとランダム係数乗じた現在最低制限価格差額合計となります。金額で申し上げますと、約1億4,400万円となります。  この金額につきましては、昨年11月から本年7月までに開札行い、契約締結した案件ごと差額積算したものです。  また、初回開札で入札参加者が全員失格となり、落札候補者決定に至らなかった件数ですが、建設工事が15件、測量建設コンサルタント2件、役務業務3件、合計20件でございます。このうち15件は、再度入札行いまして、落札候補者決定し、契約締結まで至っております。このことから、入札参加者が全員失格となりまして、最終的に不調となった件数は、5件でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 1.0209倍お金換算が、1億4,400万円ということは、これは私解釈ですが、恐らく歩切りがだめだということで、上になっている設定ですから、議会決議もそうですよね。つまり最低制限基本価格よりも1億4,400万円、業者に対して高く受注させているという解釈でいいかな。  税金使い方が適正なかということ考えると、果たしてこの結果捉え方はどういうふうに考えますか。これは私捉え方でいいんですかね。 ○議長(神谷大蔵君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) つくば市としては、本来は設計額に対する予定価格というものが基準になるんだと思います。おっしゃっている最低制限価格というは、最低限価格でありますが、それ上回る数字ランダム係数用いて受注されているということで、利潤は確保されていらっしゃるかなと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) これ喜んでいる業者がいるとも取れるし、いないとも取れるし、いろいろ複雑なものがあると思いますね。  7月建設工事入札ときに、ランダム係数が高いことで、不調が多く出たということですけれども、この件詳細は聞けますかね。 ○議長(神谷大蔵君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 詳細についてですが、7月18日開札になります。当日ランダム係数は、1.0395でございます。結果としまして、建設工事22件うち、10件が落札候補者決定に至っておりません。  なお、この10件中9件は、翌週7月24日に再度入札行い、落札候補者決定し、契約締結に至っております。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) 再度入札とあるでしょう。その再度入札というは、一回決めた係数はわかっているから、それで、札でやるかな。ということになりますね。 ○議長(神谷大蔵君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) そのとおりです。 ○議長(神谷大蔵君) 五頭泰誠君。 ◆9番(五頭泰誠君) そうすると、これはくじ引き同然になりますよね、わかっているんだもんね。くじ引きだよね。それで、「はい」とは言えないかな。  恐らくそんな感じになっているんですよ。だから、これがランダム悪いところでもあるとも言えます。もちろん入札制度は、完璧な制度はありません。いいところも悪いところもあります。  今回ように、このランダム係数については、推移と結果状況しっかり出して、今後よく分析してほしいと思います。今回お聞きしたとおりに、ランダム係数だって一長一短があるということなんですね。かえって、不調も多くなっているとも言えます。  また、よく考えると、単なるくじ引きなかいという、再入札とかといろいろある。すると、本当に運任せだということも言えるんですね。入札本質本当に疎かにしていると。実際に私知り合い業者方は、ちょっと応札してみたら、取っちゃったとか。そういうように言っているも実際いるんですよ。  それで、つくば市入札が今、運試しだよという、はやり言葉が飛び交うようになっていることも耳にします。  だから、今はまだこれは静観しているようですけれども、今後そのような入札に対する不満が出てくる様子は、想定されるではないかと考えております。  最後は意見言って終わりたいんですけれども、今回ランダム方式、これももちろん一長も一短もあるんです。一長もあるんですよ。  それから、今まで電子くじ方式もいろいろあるでしょう。当然議会でそれとは違う議決がされているわけだから。また、随意契約及び指名競争入札についても、どれ入札法とっても一長一短はあるわけですね。  元来、その発注する工事は、その工種とか、仕様とか、それから緊急性や災害、きのう台風対策など臨機応変にどの入札方式も私は取り入れることもあるわけだと考えております。  漏水工事受ければ、随意・指名だってやって対応する。最後はその担当部署とその契約課など連携しながら、行政執行として競争性、公平性、環境性、そして地場産業も育成する、こういういろいろな総合的なこと考えている、そして、いろいろな入札要素検討して、その都度、時にはランダムであってやってもいいだろうと、電子くじでやってもいいだろうと、随契であってもいいだろうと、特別指名であったらいいだろうと。私は機動力と臨機応変に多様性ある入札すればいいではないかと思うんですよね。一つ方針が決まったら、それが全てだということではないんじゃないかなと。実際、元来やっているはずなんですよね。  行政としてもう少し自信持って、現場に対応して、最後は本当に不調があったりするも、市民サービスに悪い影響与えるわけだし、災害が起きて安心感与えられないようなが災害復旧に来たってしようがないわけだから、遠くから来られなくて間に合わなかったでは済まされないわけだから、そういうことも考えると、入札本来あり方もう少し、こういう機会もとに考えていただければと思います。  先ほど、競争性と公平性とそして環境性、地場産業育成。現在つくば市が基本と考えている入札さまざまな要素というものがあるということ述べさせていただきましたが、市長公約中でも、その中地場産業、それについては重点施策とうたっている点では、再度私から、強くこの点は述べさせていただければと思います。
     選挙公約実現ためにも、市長におかれましては、指導力発揮されて、これからますます安心・安全なまちづくりに邁進してほしいと思っておりますので、こういった意見述べさせていただきまして、私一般質問終了したいと思います。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて五頭泰誠君一般質問終結いたします。  次に、20番議員小野泰宏君。  小野泰宏君より、一般質問に関する資料配付申し出がありましたので、これ許可し、各机上に配付しておきました。                    〔20番 小野泰宏君登壇〕 ◆20番(小野泰宏君) 20番議員、公明党小野泰宏です。通告に従いまして、一般質問行います。  最初に、1番、安心して住み続けられる地域づくりについて伺います。  この安心して住み続けられる地域づくりについては、昨年9月議会で計6点にわたり質問いたしました。今回は、その際答弁も踏まえて、以下内容について市取り組み状況と課題、今後対策、取り組みについて伺います。  (1)昨年度における地域ケア会議取り組み状況と課題、今後対策・取り組み  (2)昨年度における生活支援体制整備事業状況と課題、今後対策・取り組み  (3)昨年度における地域包括支援センター状況と課題、今後対策・取り組み  (4)昨年9月議会で質問した、「現場から上がった地域課題やまちづくり課題庁内で共有し、解決ために、他施策に結びつけること」へ取り組みについて。  こちらは昨年答弁で、市長から検討していきたいと答弁がありましたが、その後検討状況について伺いたいと思います。  以上、4点について伺います。  次に、2番、高エネ研南側未利用地について、以下点について伺います。  (1)今回事業提案内容に対する市評価。  (2)事業提案内容にある地域・市全体へ波及効果に対する市考え。  (3)事業提案内容に対する全員協議会、市民説明会等で意見について見解。  (4)上記経緯踏まえて、市で作成する予定土地利用計画主な論点と方向性。  (5)今後進め方について、利活用事業者公募条件について考え。  以上、5点について伺います。特に、高エネ研件に関しましては、重なる部分もありますが、その点、よろしくお願いいたします。  以上で1回目質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 地域ケア会議は、六つ圏域ごとに年間各6回計36回会議開催し、毎回10以上医療や介護、福祉等多職種により、高齢者個別課題事例検討行い、解決図っています。  会議終了後には、ケアマネジメンント向上目的に、ケアマネジャー意見交換会開催しています。  また、高齢者重度化予防ため、自立支援型ケア会議今年度から開始したところです。  生活支援体制整備事業は、地域で課題みずから解決できる地域づくりとネットワーク構築目的として、昨年度、市全体第一層協議体会議3回、地域ごと第二層協議体会議は、茎崎地区では8回、豊里地区では3回開催し、筑波地区と大穂地区ではことし1月に協議体が設立されました。谷田部地区と桜地区は、協議体設立に向けた準備会議それぞれ2、3回開催しました。  地域で方策検討することについて、積極的・消極的双方参加者がおり、各地区で話し合い重ねるとともに、サロンなど具体的な手法示し、地域づくり進めていきます。  地域包括支援センター現状として、相談件数は平成29年度は直営包括が実件数1,488件、延べ件数1,895件。筑波包括と茎崎包括は6カ月間ですが、筑波包括が実件数325件、延べ件数447件。茎崎包括が実件数315件、延べ件数563件。  平成30年度で、直営包括が実件数1,502件、延べ件数2,201件、筑波包括が実件数1,055件、延べ件数1,686件、茎崎包括が実件数1,007件、延べ件数2,070件と大幅に増加しました。  今年度から大穂・豊里圏域と谷田部西圏域にも地域包括支援センター設置していますが、来年度からは、谷田部東圏域と桜圏域にも設置する予定であり、地域包括支援センター役割、業務内容、設置場所など周知進めていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 地域課題に取り組むため体制として、地区相談課と6カ所地区相談センター、また、周辺市街地振興室設置し、各地域に入り込んで丁寧に課題等吸い上げ行っています。  地区相談課及び地区相談センターは、通常窓口相談ほかに、市民活動課が主管する各地区区会連合会総会や、広聴室が主管する地区別タウンミーティング等に同席し、各地域から要望等把握に努めてきましたが、昨年9月からは、周辺市街地振興室が市内8地区で開催する周辺市街地まちづくり勉強会にも毎回同席するとともに、地区民生委員協議会や区会支部単位集まり等にも出席し、各地区固有地域課題やその背景について、共有深めています。  また、それぞれ地域特徴や課題に対するリサーチもとに、地域振興念頭においた若手職員による政策提言行い、庁内や関係部署に周知するなど動きも始めています。さらに今年度から、地区相談課長に次長級職員配し、庁舎配置地区担当監も2名に増員して、よりスムーズな庁内連携ができるよう組織的にも強化しました。  このほか、地域課題聴取に関連がある部署間では、日常的に各地域課題や要望等情報共有に努めています。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 高エネ研南側未利用地事業提案については、先ほど大久保議員にもお答えしたとおり、事業者から提案内容は、事業計画条件とした現況まま敷地全体取得した計画とすること、提案者が整備する計画とすること、全体利用前提とした計画とすること、などに即した提案であったと考えます。  次に、事業提案における地域・市全体へ波及効果については、市としましても、商業や物流施設、倉庫業が立地することにより、周辺住民利便性向上や雇用創出、固定資産税等税収増加などが見込まれると考えます。  次に、事業提案内容に対する意見については、全員協議会で土地所有者が民間事業者となった場合には、固定資産税等が入ってくると意見や、周辺道路交通や近隣商業施設へ影響など意見がありました。  市民説明会では、市負担軽減ため、できるだけ早期に売却すべきと意見や公的利活用求める意見などがありました。市としましても、売却できた場合には固定資産税等増加も見込めることや市負担額が軽減されることほか、土地利用にとっては、周辺交通環境悪化させない対策が必要となると捉えています。  次に、土地利用計画案で考慮すべきことは、約46ヘクタール面積持つ平坦な市街化区域内未利用地である条件生かし、大街区や中街区業務系用途中心とした活力あるまちづくり進めるとともに、周辺地域と調和に配慮した計画とするものと考えています。  そのためにも、市街化区域内未利用地活用が図れること、敷地東側国道408号や北側県道等交通環境悪化させない良好な道路ネットワーク構築すること、緩衝緑地帯設け、周辺居住環境と調和に配慮していること、上下水道処理能力考慮した施設計画であること、などが必要であると考えます。  次に、今後進め方については、提案内容について、提案事業者に対するさらなるヒアリング実施するとともに、全員協議会、市民説明会等で提案内容に対する御意見踏まえ、先ほど説明した土地利用考え方等も考慮し、土地利用計画取りまとめます。取りまとめた土地利用計画案については、改めて議会や市民への説明を行い、御意見伺い、御理解得ながら、土地利用計画決定します。  この土地利用計画もとに、事業実施に関する規定、区域整備や保全に関する規定、転売等に関する規定など、詳細な条件設定し、実際に土地全体取得し、事業実施する事業者公募行います。  また、公募条件とは別に、土地利用誘導ために、都市計画用途地域や地区計画による規制誘導検討進めます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 御答弁ありがとうございました。それでは、順に2次質問等させていただきたいと思います。  まず、1番安心して住み続けられる地域づくりについてですが、(1)で地域ケア会議ことについて伺いました。昨年9月にも取り上げたことですけれども、昨年質問でこの地域ケア会議、いわゆるこれは地域ケア個別会議といいますか、こちらほうが正しいかと思いますが、課題として挙げられた件として、医師参加率向上目指すこと。それから、検討した事例事例集作成する、こういうことが挙がっていたかと思います。このことへ進捗状況について、まず伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 地域ケア会議へ主治医が参加できない場合には、今年度から可能な範囲で事前にコメントいただいていますが、あわせて、試行的にテレビ電話使って参加いただくことも検討しています。  また、類似事例参考となるよう、対象事例検討内容今年度からホームページに掲載しています。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) ありがとうございます。両方とも課題解決に取り組んでいただいているということ、進めていることについては評価したいと思います。  医師多忙ということにつきましては、私もある程度理解ができます。今、試験的にテレビ電話ということもございました。適切な手法で、検証も含めて継続、医師参加率向上お願いしたいと思います。  事例集は、ホームページ内容確認いたしました。全部で17ページ、実際には事例検討例が挙がっているは10数ページというところでしょうか。  ただ、内容見ますと、かかわっている方御苦労というが本当に行間からわかります。御苦労に敬意表したいと思います。  具体的な記述もございましたので、これは我々もいろいろな意味で市民相談受けますので、私は少なくともその参考になる情報がありましたので、こちらも継続、さらに充実お願いできればと思います。  地域ケア会議ことにつきまして、昨年質問でこういうふうに申し上げました。個別課題検討から、地域共通課題抽出することも、その地域ケア会議重要性があるではないかと。そして、住民起点で地域課題へ一層分析と課題行動化行いながら、具体的に前に進む検討とお願いいたしました。  今回資料としてつけましたが、1枚目は、昨年9月議会でも添付した資料と同様です。なぜつけたかというと、そのプロセスとか、その検討過程が見える化されていて、非常にわかりやすいではないかということで、再び今回も資料としてつけさせていただきました。  このような経緯から、少し深掘りして、今度はつくば市地域ケア会議中で出たことについて伺いたいですが、昨年度におきまして見えてきた地域課題として、今年度5月に開催された第1回目つくば市地域ケア会議、つくば市生活支援体制整備推進会議で計8点ほどその課題ということで指摘がありました。いわゆる見えてきた地域課題ということですね。そのうち主な課題、4点について伺いたいと思います。  地域とつながり、ごみ出し支援、移動交通手段確保、そして、地域包括支援センター周知対応。この対応について伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 地域高齢者課題については、生活支援体制整備事業中でも検討していますが、御指摘あった地域とつながり持ってもらうことについては、サロン活動拡大により、ごみ出し支援については、地域支え合い推進することで、移動交通手段確保については、つくバス・つくタク見直しや免許返納支援、介護保険事業活用やタクシー利用助成行っていますが、加えて福祉施設車両使った買い物支援検討しており、地域包括支援センター周知については、イベントや出前講座、市報やホームページなどで周知行っていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 今、答弁あった中で、移動交通手段確保ということにつきまして、これは当然、保健福祉部だけでは解決できないことだと思いますけれども、会議から情報やこういった問題提起実際に移動交通手段担当する総合交通政策課に伝えて課題共有するとこういったこと行ったかどうか、確認で伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 御指摘とおり、移動交通手段確保については、保健福祉部だけでできることではなく、先ほど申し上げたような内容で対応現在もしているところでございますけれども、今般つくバス・つくタク見直しにつきましても、私どもから御意見申し上げておりますし、それ以外につきましても、担当課として課題共有行っているという状況でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 了解いたしました。今後とも、私は先ほど資料にもつけた、このプロセスに従って、こうした共有取り組みぜひお願いしたいと思います。今答弁、先ほど答弁でも、こちらも昨年伺ったときよりは全体的に推進されているということが前回ヒアリングでもわかりまして、この点も評価したいと思います。  今答弁うち、福祉施設車両使った買い物支援検討というは、新しい試みではないかと思います。私としても、ぜひこちら検討進めていただきたいと思います。  その会議中で介護施設等経営されている方から提案、または具体的な検討段階という記述も見えました。  ただ、先ほど会議中でも出た意見で、ここまで考えていてくれているなということは少し私も思ったんですが、施設利用していない方どうやって、さらに移動支援フォローしていこうかということも、実は会議中では論点になっておりました。こうした点は、逆にこちらもぜひ進めていっていただければと思いますので、あわせて今回、要望したいと思います。よろしくお願いいたします。  生活支援体制につきましては、会議において3点課題があるという報告が事務局側からありました。1番として、参加者当該事業へ理解不足。2番として、類似事業があり、そのため参加者戸惑いがある、3番として、第二層コーディネーター配置、こういった点が課題であるということがありました。こちら具体的な対策について、もう少し伺います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 第二層協議体コーディネーター配置については、社会福祉協議会とも相談しながら検討しております。参加者には、積極的・消極的、双方がいらっしゃいますが、第二層協議体コーディネーター配置し、協議体で話し合い進め、生活支援具体的に進めていきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) これも昨年と比べますと、第二層へコーディネーター配置、社会福祉協議会と連携ということが今、答弁でありました。そのことにつきましても評価したいと思いますが、今後は、第三層、いわゆる学校区で動きがポイントになってくるではないかと考えます。  そこで要望なんですが、私も大穂地区で参加しておりますが、やはり参加者理解となると、なかなか大変なところがあります。ですから、具体的なこと進めながら理解図っていくという手法も必要なではないかと思っております。  そういうこと進めていく中で、これは期待しているんですけれども、今、福祉分野について主に議論が進んでおりますけれども、さらにこういうことが進んでいくと、防災とか防犯とか、通学路整備とか、それから青少年育成といった課題もあわせて視野に入れる、いわゆる学校区ごとで横断的なことしていかなくてはいけないではないかという必要性とか問題意識が高まってくること期待しつつ、また、そういうことでないとなかなか地域で課題解決が困難になってくると思いますので、そういったこと推進ぜひ頭に入れながらお願いできればと思います。  地域包括に移りたいと思います。  今、御答弁いただいた中で、やはり非常に相談件数増加が顕著だということ伺いました。筑波包括、それから茎崎包括も、年間換算にしても、平成29年度は半年だったわけですけれども、年間換算にしても約2倍超える増加傾向が見られます。そこで伺いたいですが、昨年度委託した今二つ地域包括支援センター事業評価結果、これ見ました。  そうしますと、その総合相談支援業務について、筑波包括と茎崎包括、こちら評価項目ほとんどがAなんですね。茎崎包括につきましては、全てAでした。この高い評価理由はどういうことなか、この点、伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 委託した地域包括支援センター地域におけるネットワーク構築など総合相談支援事業評価が高くなっており、基本的に各業務しっかりとやっていただいているということに加えまして、それぞれ独自取り組みとして、筑波地域包括支援センターでは、地域内地区集会所等に赴いて出張相談会実施しており、また、茎崎地域包括支援センターでは、継続して戸別訪問するケースについて、訪問頻度定めリスト化しており、いつでも高齢者が在宅生活継続できるよう支援につなげているということが理由です。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 積極的な、また独自取り組みというは、やはり評価すべきことだと思います。両包括の意識も高いと伺っております。ぜひ、さらなる推進と地域ネットワーク構築お願いしたいと思います。  地域包括の最後質問になりますが、この会議中で事務局側から意見として、重層的な問題が非常に多くて、なかなか制度にかからない方も多くいらっしゃると。何とか支援していこうと試みるんですけれども、なかなか現実的に支援に結びつかないというところがあって非常に歯がゆいというような実態述べられておられました。このことはある意味、多く方が実感することではないかと思います。  難しい面もあろうかと思いますけれども、こういったこと対応についてはどのように考えていらっしゃるか、その点も伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 医療や介護に限らない重層的な課題抱えた高齢者について相談に対しては、社会福祉協議会や警察など関係機関と連携強化して対応していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 午前中質問にもありましたが、ケースによっては当然、社会福祉協議会、警察、こういう関係機関と連携強化は行っていただきたいと思いますし、社会問題になっておりますことから考えても、やはりしっかりとした、絵に描いた餅ということではなく、具体的な仕組みとしてお願いしたいと思います。  さらに、資料2枚目にあるんですけれども、本当に安心して住み続けられる地域づくりために、今後何が必要なかということ私なりに考えてみました。これは、いますぐというわけではありません。しかし、特に地域においては、こういったこと根底に置いて考えていかないと、こういった場づくりは進まないというが実感です。  これは、自治体、保険者、行政と、その地域住民が、目標達成に向かう場課題、目標、取り組み共有していき、先ほど申し上げた重層的な、なかなかその制度にかからない問題も、さまざまなところ知恵使いながら、土俵つくって解決していこうという中から具体的な仕組みも当然出てくると思いますが、少なくともこういう指向性がないと、今言ったなかなか大変な問題というは、行政だけでも無理ですし、当然制度は見直していくことはしていかなければいけませんけれども、どうなかというところがあります。そういう意味でこの資料2枚目つけました。  ぜひ、こういったことも視野に置きながら、その上で着実な日々取り組みお願いして、最終的にはこういうこともできるような機運向上、地域包括支援センター並びに行政側にもお願いしたいということ要望として述べさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  (4)ですけれども、今、市長から答弁いただきました。こちらも1年前に取り上げたことからすると、具体的なことが進んでいるということ内容がありました。特に若手職員件ですとか、地域に関する部門が日常的に、その連携に努めていると、先ほど答弁もありました。
     少し長くなるかもしれませんが、私なりに意見というか考えなんですが、当然目事業があります。なぜ、さらにこういうことやっていかなければいけないということにつきまして、私なり考え少し申し上げたいと思うんですが、地方自治法第2条第14項にこうあります。「地方公共団体は、その事務処理するに当たっては、住民福祉増進に努めるとともに、最小経費で最大効果上げるようにしなければならない。」とあります。  これ少し固い言葉で、もっと具体的に申し上げさせていただければ、脈絡ない重複した行政サービス提供やめ、統合性に欠ける非効率的な行政運営から脱却し、生活といった重層的でトータルな課題解決に悩む住民ニーズに素早く応えるために、私はそういうことするべきであるかと思っております。  最後に2点ほど申し上げたいんですが、1点は、ことし6月議会質問で申し上げたことですけれども、こういうこと行うときに、前にというか前提として、データ共有行っていただきたい。これ答弁で、昨年から、データ、情報共有意識する研修始めました。また、棚卸行っていきますという答弁が6月議会でありました。このこと改めて申し上げて、要望としておきたいと思うんですね。  やはり、今言葉で言うとエビデンスという言葉ですけれども、こういうこともとに置いた政策立案していかなければいけない時代に入ったということ。データ活用、重要性については、前回、市長も最後に答弁していただきましたので、重ねて申し上げませんけれども、ぜひそういった取り組みお願いしたいということが1点です。  それからもう一つ、今回申し上げたいは、そのデータ共有して、何していくかということ、具体論として自分が考えたこと少し申し上げさせていただきたいと思います。  一つは、アとして、行った施策や事務事業その質向上と、住民満足、利用実績など、主要な指標と相関関係分析していき、適切な指標設定ができるようなこと目指してほしいということなんですね。指標設定ということにつきましては、有識者会議で毎回これは指摘されます。そのためには、当然そのもとにデータ分析とかなければいけないので、そういったことために、やはりしてほしいということが一つあります。  それから、イですが、住民意見、苦情及びそれら処理、処理解決効率と関係分析していき、素早い対応体制築くこと、このこと目指すべきために、やはり共有してほしいということなんですね。  それから最後に、ウですけれども、行政におきましては、当然類似施設、また、施設運営、同じような施設運営というがあります。このことほか自治体と比較した成果推移分析していき、そして、最適な運営手法確立していくこと、このために情報共有と分析してほしいということ。  今回、3点ほど行ってほしいこと申し上げました。実はまだまだあります。私なりに、なぜそのことすべきかという動機づけことはさまざまありますけれども、まずは3点、指標設置、それから苦情処理、そして、類似施設的確に最適に運営手法確立していくこと行いながら、行政運営水準着実に挙げていくため根拠としてつくってほしいということ申し上げておきたいと思います。  続きまして、高エネ研ことについて伺います。  今回は、この事業提案内容やそのことに対する市考え伺いたいというスタンスから、2次以降質問させていただきます。今回、資料として、全員協議会で資料ではなく、金曜日、土曜日の説明資料つけさせていただきました。  まず、(1)市評価ですが、少し観点変えて伺いたいですが、7月12日にヒアリングしたとありましたが、ヒアリング状況というは、言える範囲で結構ですけれども、どういった方が出席されて、どの程度時間かけて行って、また、提案どういった内容についてヒアリングしたか、その点伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 7月12日に行ったヒアリングは、提案事業者出席は代理人1名でございます。  それと私ども市担当課長及び担当職員計3名で対応しまして、提出された事業提案書もとに提案内容確認等につきまして、約2時間行いました。  その中で、近隣商業施設に対する事業提案者考えという形で、既に商業施設が立地していることは認識しているが、新たな施設が立地することにより相乗効果が得られるものと考えているとことは言っておりました。  市としましても、商業施設立地は、にぎわい創出や雇用創出、市民利便性向上につながる一方、既存商業環境変化などが考えられますというような形でやりとりしています。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) まずは、今回確認ですので、わかりました。  ただ、これは少し申し上げたい点なんですが、資料8ページですね。いわゆる事業提案募集内容、今回質問でも少し取り上げてあるところですけれども、ここに5点あります。申し上げませんけれども、5点条件がありますが、これは私考えですけれども、民間から提案募集するといっても、その前に、このつくば市当該地、また、近隣この周辺土地に対するまちづくり方針というのを、市はやっぱり私は示すべき必要があるではないかと思います。その上で、例えば民間から提案求めるということはあるかもしれませんけれども、やはり市スタンス、基本的なまちづくり方針という情報もやはり伝えるべき必要があるではないかと感じます。  (2)その地域、市全体へ波及効果ということです。これは14ページにありますけれども、事業提案内容丸で言うと3番目丸で6点ほどございます。  もう少し伺いたいですが、全員協議会でいただいた資料中で、②地域活性化というところでは、事業計画書中には、その地域活性化項目の説明のところで、「地域特性に合い」ということとか、また、「つくばシンボルとなるような施設づくり目指します」と記述が実はあるんですね。このような点について、これは提案者に聞かないともちろんわからない点だと思いますけれども、先ほど2時間ほどヒアリングされたということもありましたので、そもそもその提案者は、こういうことについてどのような認識持っていらっしゃるか、わかる範囲で伺いたいと思うんですが。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 事業提案波及効果にある地域活性化についてでございますけれども、提案事業者は、つくば市特性は科学技術であると考えまして、地域づくり(後刻:「施設づくり」と訂正)にも科学技術取り入れ、ほかに類見ない魅力ある施設つくることにより、つくば市シンボル的な存在にもなり、遠方からも来訪いただけるものと考えているというコメントはございました。  また、提案事業者において、イベント等は施設見学や職場体験等から考えられるが、現段階においては具体的にはまだ決まっていないということもおっしゃっていました。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) そういう意味では、科学技術ということがキーワードということですね。その事業提案者が考えていらっしゃる現在で認識ということ。なるほど、わかりました。  (3)ですけれども、午前中、それから午後質問とある程度ダブるところがございますが、この市民説明会で意見、最初答弁では、少しありましたけれども、もう少し、参加者はある程度限られた参加者だったけれども、かなり方が発言されたと伺っているんですね。そういった点で、もう少しどのような意見があったか、伺いたいと思うんですが。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 市民説明会では、先ほど説明した意見ほかに、進め方急ぎ過ぎているではないかと意見や、全員協議会と同様に、交通へ影響や近隣商業施設へ影響といった意見がございまして、その中で、進め方急ぎ過ぎているではないかという御意見については、平成29年度サウンディング調査初め、平成30年度エンドユーザー意向調査や都市計画変更検討調査実施し、その都度、進め方も含め、議会や市民説明会、広報紙等でお知らせしてきており、現在、事業提案実現可能性検討しながら、土地利用計画行っています。今後も、これまで同様、丁寧に進めていきますということお伝えしています。  それと、交通へ影響については、土地利用によっては、周辺交通環境悪化させない対策などが必要となると考えてございます。  それともう一つ、近隣商業施設へ影響についてでございますけれども、商業施設へ立地はにぎわい創出や雇用創出、市民利便性向上につながる一方、既存商業環境変化などが考えられます。  それと、説明出席でございますけれども、3回合計で人数は延べ40名ほどになります。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 今意見と市今、部長述べられたことと少しダブる部分もあるかもしれません。(4)ですけれども、いわゆる今御意見ですとかそういう経緯踏まえながら、まず、市としては土地利用計画作成するわけですよね。この論点と方向性という項目ですけれども、先ほど答弁で、大街区、中街区ということ、活力あるまちづくりというか、こういう言葉もたしかあったかと思いますが、あと、周辺と調和、また、今もありましたけれども、その交通環境ということ。  実は、特に通勤時間帯、朝はかなり混みますね。あの交差点から高エネ信号もう少し北側まで渋滞しているがございます。そういう意味からすると、今、最初答弁では、論点とありましたが、今も、その前質問でもありましたが、私は、その周辺と調和ということが今、論点として挙がると言いましたが、やはり既存商業施設対応というが、やはり今後土地利用計画論点一つにはなると思うんですね。ですから、このことについて、市としてどのように、やはり考えているかもう少し伺いたいんですが。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) まず、道路絡み観点からでもよろしいでしょうか。 ◆20番(小野泰宏君) 道路も当然、今論点交通環境ことになりますので、構いません。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 西側に対する道路環境関係ことにつきましては、酒丸上沢線進捗状況、都市計画道路でございますけれども、平成30年度末までに用地買収は約31%取得完了しておりまして、工事については、計画延長6,130メートルうち1,210メートル整備が完了してございます。現在、早期完了に向けて事業進めているような状況でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 道路につきましては、今、答弁があったので、最初に伺いたいんですが、ただ、今聞きますと、なかなかスムーズにいかない現状もあろうかと思うんですね。アクセス道路につきましては、なかなか都市計画道路ですけれども、建設見通しという点では、もう少し具体的に伺うとどうなんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 都市計画道路、酒丸上沢線整備についてですが、用地取得に関しましては、地権者もいろいろな方がおりまして、事業に反対という地権者もいれば、この金額では納得いかないという地権者もおりますので、あとは、補助金つき具合にもよりますので、一概に、いつになれば用地が買えるかこの場で申し上げるは難しいかなとは思っています。市としましても、できるだけ早い時期に用地買収して、工事には入りたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) なかなか大変だと思うんですけれども、この利用計画案主な論点と当然なるわけですから、しっかりと、まずその点は申し上げておきたいと思います。  既存商業施設ということについて、まだ少し言及がなかったかように思いますので、その点について、当然その周辺と調和ということがあるので、これは全て予定ですけれどもね。私も、予想ということで聞いております。まだ、土地利用計画案も出てきているわけではないので、予想して、そういうとき論点として伺っているんですが、その点はいかがでしょう。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 当然、提案事業者も、その辺は近隣商業施設は承知しておりますので、その辺、考慮しながらとしか、今は言いようがないんですけれども、その中で立地に向けて、我々からも要望していくしかないかなと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) あと、今後ということが冠にはつきますが、土地利用計画案で、例えば地元と合意とか説明を進めていくであれば、やはり合意形成というは、当然これも論点になってくるではないかと思うですが、その点はどのように市は考えているか伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 当然、立地に対しては、大店舗法、そういう形での説明会等もあると思いますので、そういう中で詳しい説明がなされていくかなと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 時間もちょっとなくなってまいりましたので、最後に市長に考え伺いたいと思います。私は、既存土地利用構想と関係という観点で伺いたいんですが、現状提案内容についてさまざまに確認してまいりました。それから、そこで今回事業提案は、既に作成してありますつくば市都市計画マスタープランにはコミュニティプランもありますね。例えば、ここでいえば、大穂コミュニティプランというようなところがありますが。また、立地適正化計画にある、この土地利用ということではなく、近接、隣接している土地利用構想と整合性についてはどのように考えていらっしゃるか、伺いたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 整合性ですが、私は、とれていると考えています。市では、都市計画マスタープラン、それから立地適正化計画等整備していますけれども、そこで描かれているは、高度で多様な都市機能が集積した中心市街地と身近な生活拠点が適切に配置された日常生活圏とが、総合的な交通体系により効率的に連絡し合う多極ネットワーク型持続可能なコンパクトな都市というもの、そこで掲げているわけでして、それら計画中においても、この土地というは、市街化区域内大規模な未利用地として、土地利用方針、あるいは土地利用計画検討進める区域とされていますし、グランドデザイン、研究学園地区まちづくりビジョンなど、ほかにもさまざまな構想がありますが、そこにおいても、産業、研究及び商業等業務系土地活用図ると位置づけがされていますので、そういった中でさまざまなこと考えながら進めていくということだと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 小野泰宏君。 ◆20番(小野泰宏君) 今後まだ意見は述べる機会はあろうかと思いますので、今回は確認という形で考え方伺いました。  ただ、最後に私、少し申し上げさせていただきたいは、人数が多い少ないというよりも、さっき40名とありましたけれども、やはり多く方が話されたということやはり真摯に考えていただきながら、私は、既存土地利用構想と整合性はまだまだ諮るべき余地があるではないかと思います。  最終的に、推進していくときに作成する予定土地利用計画案では、柔軟性もってその計画案作成すること望みたいと思います。最後にこのこと申し上げて、一般質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、小野泰宏君一般質問終結いたします。  暫時休憩いたします。  午後3時40分より再開いたします。                      午後3時22分休憩             ──────────────────────────                      午後3時42分再開 ○議長(神谷大蔵君) 休憩前に引き続き、再開いたします。  ここで、執行部から、小野議員一般質問に対し、答弁訂正について申し出がありましたので、これ許可します。  都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 小野議員事業提案波及効果について2次質問答弁中で、地域づくりと申し上げましたが、正しくは施設づくりです。おわび申し上げまして、訂正させていただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 次に、1番議員山中真弓君。  山中真弓君より、一般質問に関する資料配付申し出がありましたので、これ許可し、各机上に配付しておきました。                    〔1番 山中真弓君登壇〕 ◆1番(山中真弓君) 日本共産党山中真弓です。通告に従い、一般質問行います。  1番、つくば市へ県立高校誘致について。  TX沿線地域小中学校過密化問題については、議会で繰り返し取り上げてきました。8月19日全員協議会で特に深刻な学園森義務教育学校、みどり学園義務教育学校地域へ新設校案がより具体的に示されたことで、その点については、少しほっとしたところです。限られた財政中、また、さまざまな課題が山積している中、未来担う子供たちへ早急な対応、ありがとうございます。  ただし、学園森、みどり学園については、まだまだ課題が残っているので、引き続き都市計画部や関連他部署とも密に連携とって、課題解決に向けて対応していってください。  一方、児童生徒が学園森で3,000人を超え、みどりので4,000人を超える予想中、その子供たちが行く高校はどうなるかという心配声が多く保護者から寄せられています。市長にも多数、声が寄せられていると思います。つくば市としても、県知事に市内へ県立高校設置要望出しています。  (1)要望書提出後、何か動きはあるか。その後進捗状況教えてください。  2023年度から、土浦一高に中学部が設置され、1学年2クラス減り、高校入試枠は8クラスから6クラスに減ることになります。土浦一高は、つくば市生徒が3分の1占めている現状、クラスが減れば、市内生徒が選べる高校枠がさらに減少することになります。  (2)児童生徒が急増するつくば市としては、高校へ対策も早急に考えなければならない大きな課題です。今後、県にどのように働きかけ、課題解決していくつもりかお聞きします。  2番、民間路線バス高齢者割引及び高齢者移動手段についてです。  学園地域では、民間路線バスが充実していること、利用者も多いことから、つくバスは運行されていません。学園地域高齢者多くは、つくバスやつくタクでは割引がきかない、高齢者運賃割引証交付されても、利用する機会がほとんどありません。例えば、民間路線バス学園南循環バスは、つくバスだったころには200円運賃に高齢者割引が適用され、100円で乗車できたものが、民間路線バスにかわってからは、場所によっては300円に値上がりし、割引もきかない状況です。往復で利用すれば、以前は高齢者割引利用すれば200円だった運賃が、600円と3倍にもなります。  そこで、(1)つくバス同様、民間路線バスでも高齢者運賃割引適用し、運賃半額補助行うべきと考えますが、見解お聞きします。  今般、当市は、運転免許証返納促進図っています。免許返納後でも高齢者が変わらず生き生きと生活するには、公共交通機関でも気軽に外出し、免許所持時と変わることない生活が送れることが必要不可欠だと考えます。  つくタク利用者8割が高齢者であること、また、つくバス利用者大部分も高齢者であること考えると、高齢者移動手段、今後市としてどう支援していくかという視点で考える必要があります。そこで、(2)福祉施策として、高齢者移動手段今後どう考えるかお聞きします。  3番、産前産後ケアについてです。  現在、妊産婦死因第1位は自殺で、死因約4割占めるといいます。妊産婦は、ホルモンバランスによる影響や周囲に頼れるがいないなど、子育てへ不安や生活環境変化から、精神的に不安定になりやすいとされており、産後鬱などメンタルヘルス悪化で自殺に至るケースも多いといいます。また、悲しいことにふえているが、親子供へ虐待です。私も一保護者として、一つ一つニュースに心が締めつけられる思いで見ています。  さまざまな可能性に満ちあふれた子供たち将来が絶たれたり、心に大きな傷残すことになることは、誰がどんなことがあっても、許されるものではありません。児童相談所や行政、警察や病院等連携体制や対策などももちろん問われますが、まずは産後すぐケアも非常に重要な大きなとりでといえ、参加施設や行政連携とれた支援が重要になってきます。そこでお聞きします。  (1)産後ケア事業内容と現段階で周知方法について教えてください。  (2)昨年度と今年度現時点で施設数と利用状況について教えてください。  (3)今後、産後ケア事業多く方に活用してもらうために行っている取り組みがあれば、教えてください。  4番、放課後児童クラブ職員処遇についてです。  何度か児童クラブについては取り上げていますが、市内児童クラブは飽和状態です。学校で疲れて帰ってきた子供たちが、伸び伸びと楽しく、豊かな遊びができ、ゆっくりと過ごせる場所になっていないところがほとんどではないでしょうか。  施設環境はなかなか追いつかないまでも、しっかりとした知識身に、きちんと子供たちに向き合える職員配置していくことは可能です。しかし、多く児童館で職員が慢性的に不足しており、募集してもが集まらない状況だと耳にします。その一つ要因が、放課後児童支援員労働条件にあると考えます。そこでお聞きします。  (1)支援員労働条件について。  (2)慢性的に放課後児童支援員が不足しているは、労働条件に原因があると思います。条件改善に取り組む考えはあるかお聞きします。  以上、壇上から質問といたします。
    ○議長(神谷大蔵君) 政策イノベーション部長森 祐介君。               〔政策イノベーション部長 森 祐介君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 市内県立高校設置要望につきましては、山中議員おっしゃられましたとおり、現在、つくばエクスプレス沿線地域中心に、多く子育て世代が転入しておりまして、自宅に近い高校へ進学希望があることですとか、市内県立高校定員数が進学希望者数に比べて少ないことから、つくば市から茨城県に対して提出しております茨城県予算編成等に対する要望において、平成29年度から、重点要望一つとしております。  ことし2月に茨城県教育委員会が策定した県立高等学校改革プラン基本プランにおいては、新たな県立高校整備計画は示されていない状況でございますが、引き続き、市内で新たな県立高校必要性について、要望してまいります。 ○議長(神谷大蔵君) 都市計画部長中根祐一君。                 〔都市計画部長 中根祐一君登壇〕 ◎都市計画部長(中根祐一君) 民間路線バス高齢者運賃割引については、高齢者公共交通利用促進する方策として有効であると認識しており、市では、つくバスやつくタク等において、高齢者運賃割引実施しています。民間路線バスはつくバスと異なり、必ずしも市内で路線が完結していないことや料金設定が異なること及び割引対象高齢者に特定するため機器類プログラム変更が必要になることなど、多く課題があります。  こうしたことから、茎崎地区において民間路線バス活用し、ICカード用いて、昼間時間帯に限り、運賃つくバス並みに設定した実証実験、本年4月から実施しており、これら結果分析し、事業者と連携して民間バスへ高齢者運賃割引制度導入について検討進めます。  なお、民間路線バス会社では、高齢者対象に割引率が高く、自社グループ全路線で、一定期間で、何度でも乗車できる専用パス販売しており、高齢者にとって、費用負担軽減が図れることから、市としても広く周知していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 高齢者タクシー運賃助成事業については、65歳以上ひとり暮らしの人、70歳以上高齢者世帯などに、今年度見直し行い、一500円券年間18枚交付しています。昨年度は、1,741に交付し、主に通院などに利用されています。  また、福祉有償運送事業は、介護認定受けているなど対象に、現在市内4業者が実施しており、昨年度は延べ2,846件利用がありました。昨年度から申請あった事業者に対し、補助金交付しています。  今後は、高齢者移動手段確保について、都市計画部など庁内関係部署と連携して対応していきます。  産後ケアは、心身不調や育児不安が強いが、家族などから支援受けられない産後6カ月まで乳児持つ産婦に対し、助産所等において心身ケアや育児サポートする事業で、通所型と宿泊型があります。  通所型利用時間は、午前10時から午後4時まで。委託料として2万2,500円、本人負担が2,500円です。宿泊型は、午前10時から翌日午後4時までで、委託料5万円、本人負担5,000円です。  市民へ周知については、健康増進課や保健センター窓口でチラシ配布やホームページ、「つくば子育てべんり帳」、「つくばde子育てすくすくメール」へ掲載により実施しています。  昨年度は市内3施設対象とし、今年度は、市内1施設、市外2施設新たに加え、合計で6施設利用できます。昨年度利用状況は、通所型が14、宿泊型が5、通所・宿泊型併用が7で、延べ人数では、通所型が73、宿泊型が44です。今年度については、7月末現在で通所型が16、宿泊型が8、通所・宿泊型併用が6で、延べ人数では、通所型が25、宿泊型が15です。  産後ケア事業については、ハイリスク妊婦や初妊婦へ電話相談機会利用し、必要と思われる方へできるだけ早く情報提供しています。  産後には、出生届時面接や産婦健診、赤ちゃん訪問メンタルやサポート状況確認により、必要と思われる方に対して母子保健コーディネーターと面接実施することで、利用につなげます。加えて、市民が利用しやすくなるよう委託施設ふやすなど、充実させていきます。 ○議長(神谷大蔵君) こども部長中山由美君。                  〔こども部長 中山由美君登壇〕 ◎こども部長(中山由美君) 市放課後児童クラブ指導員については、放課後指導員として、おおむね臨時職員任用しています。まず、賃金単価については、保育士等資格有無で違いがあり、今年度は、有資格者が1,030円、資格がない場合は969円となっています。賃金ほかには、通勤手当支給しています。  次に、勤務形態については、週内勤務日数本人希望に応じて取り決め、1日勤務時間は、学業日はおおむね午後2時15分から午後6時30分、または午後7時までうち4時間勤務となります。ただし、学校夏休み長期休業中は、午前8時から午後6時30分、または午後7時までうち、7時間45分勤務としています。なお、有給休暇は労働基準法規定により付与しています。  次に、市放課後指導員配置については、国児童40につき2以上配置とする基準に対して、児童40に対して3配置すること目標としていますが、人員がやや不足しているという現状にあります。この要因としては、賃金や勤務時間帯が考えられます。  まず、賃金単価については、平成28年度から今年度まで、毎年賃金引き上げています。来年度以降についても、人事部門と協議し、賃金改善に努めていきます。  次に、勤務時間帯については、放課後から一般家庭夕食時多忙な時間帯に当たり、申込者が集まりにくい要因となっているため、必要な人員確保するには、より幅広い公募周知が必要と考えています。今後は、市公募手法ふやすとともに、民間事業者へ委託拡充するなどし、人材確保できるよう尽力していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 答弁ありがとうございました。2次質問させていただきます。  市長もブログなどでも口にされてはいるんですけれども、つくば市には、先ほど答弁にはありましたけれども、生徒数に見合った高校がないというが現状です。現状、学生半数以上が市外高校に通学しているという状況です。  実際、私もTX沿線子供たちが今後どのぐらいふえるか実際調べてみました。最も人口が急増している研究学園、みどり万博記念公園駅周辺地域含む谷田部地域人口データから、現段階で最も子供多い3歳と、ことし中学3年生15歳生徒数比べると、約500ふえることがわかりました。今後この地域には、転居されてくる方もたくさんいると思います。そうなるともっとふえます。そうなると、この受け皿はどうなるかということになります。それだけ子供たちが受験するとなると、市内にも高校もう一つつくらないと間に合わないような状況ではないでしょうか。  県は、県全体でいえば子供数は減っているから、高校は余ると言いますが、TX沿線は全く異なる状況です。そもそもつくば市は、既存高校へ行くにもアクセスが悪い場所もあり、交通便からも選べる高校に制限が出てきます。つくば市内でふえた生徒が今まで通学圏ではなかった高校に行くようになるとは、到底思えません。  TX沿線開発は県開発です。きちんと県責任も追及すべきです。つくば市状況について、県はどう考えているんでしょうか。沿線開発による責任どうとるつもりなんでしょうか。その辺について、県はどう言っているか、市長にお聞きします。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 県としては、私どもが受けている話としては、全体として人口減少にあるというような説明は受けています。そういう中で今、集約あるいは今般出てきているが中高一貫話でありますけれども、議員お話にありましたように、つくば市というは、ほか県内自治体と全く違う状況にあると思いますので、これについては、これからも、当然重点要望に私が就任してから入れていますが、引き続き、もうとにかく粘り強く、機会があるごとに要望していきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) おっしゃるとおりで、とにかく今回このTX沿線開発というは、県が進めてきた開発が大もとなんですので、教育施設に関してもきちんと整備する責任が県にはあります。  例えば、研究学園地域周辺は、企業誘致施設用地がまだまだあいています。そこは県土地でもあるわけですから、例えばそこに県立高校つくれば、新たな土地取得する必要もなく建てられると思うですが、例えばそういった要求要望中に取り入れるということはできるんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) そういったことが可能かも含めて、調整してみたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひ検討してください。本当にここは他地域と全然また違った状況なので、ぜひ検討していただきたいですし、たとえつくったとしても、つくば市内子供たちじゃなくても、沿線子供たちがとても通いやすいと思うんですよね。そういう意味でも非常に需要はあると思いますので、ぜひ協議していただければと思います。  また、並木中高一貫校ができて、市内学校間学力格差が広がっているという課題もあります。学校つくるには時間がかかるので、当面は市内生徒が通う主な学校クラス数ふやすということも検討してもらいたいです。また、生徒が進学目指せる進学クラス既存高校にふやすとか、もしくは新設してほしいなと思っていますが、そういった要求とかも盛り込むことは検討できますか。 ○議長(神谷大蔵君) 森政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(森祐介君) 先ほど件とあわせて検討してまいります。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひよろしくお願いします。  今、県は中高一貫校、先ほど市長もおっしゃっていましたけれども、中高一貫校ふやす方針でいます。この点については、つくば市として何か懸念していることはありますか。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) やはり市内中学生が行ける学級数として、減っていく可能性というは、懸念はされるだろうと思っております。もちろん、実際動き始めてみないとわからないところがありますけれども、実際、並木高等学校が並木中等教育学校になったことによって、つくば市内生徒数割合というは10%ほど減っておりますので、そういったこと考えると、今後、中高一貫校影響というはやはりきちんと見定めた上で、市としても要望していく必要があるだろうと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 中高一貫校拡大するということは、先ほど定員が減るということも一つなんですけれども、受験年齢低年齢化させて、高校受験ときクラス数も減ることで、競争より激化させることにもつながります。  現在つくば市は、子供には学力ではなく社会力、子供学びたいという意欲さまざまな経験から育みたいと、教育大綱つくっています。まだ作成中ですが、子供目線に立ち、子供根っこ育てるという中身は、高く評価できますし、非常によいものができ上がるではないかと期待しています。  そんな教育環境目指しているつくば市としては、県学力第一、低年齢から格差社会つくる流れとは逆行していると思います。つくば市目指すものと異なる県動きに対して、教育局、また市長としては、どういった見解しているか聞かせてください。 ○議長(神谷大蔵君) 森田教育局長。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 受験年齢低年齢化ということについては、若干心配もしているわけですけれども、現在においても、つくば市内小学生が私立中学校とか、中高一貫受験するということは、ほか市に比べると今現在でも多い状況だというが現状でございます。  そういう中で、これから中高一貫校がふえたときに、さらに受験数がふえるかどうかというは、やはり個人判断ですので、そこについて私たちが言及するはなかなか難しいとは思っておりますけれども、まず一つは、そういう不安持っているお子さんや保護者方がいらっしゃるということで、私たちとしては、県と連携強化して必要な対応はしっかりしていくということが一つと、それからもう一つは、やはり今お話しいただいたように、つくば根っこ育てるといいますか、しっかり子供未来に備える力育てていくという意味でつくば教育しっかり充実させて、そこに魅力感じさせるようにしていくというが私たち使命なかなとは思っています。 ○議長(神谷大蔵君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 教育大綱で議論している大きな柱となっているは、一が幸せな人生送るということであり、これまで産業社会ため人材輩出という学校機能から転換していこうということ訴えております。  中高一貫受験自体が、私は必ずしも悪いことではないではないかと思いますけれども、それは恐らく、その中で受験問題がどういうものになるかということで、例えばそこにむしろ生き抜く力だったり、社会力というものが問われるような受験になるであれば、実は私は、受験というものは教育逆に変え得る早い手段であるかなとも一方で考えているところがあります。  ただ、受験というは、少なくとも今ところは、知識問う問題が多くなっておりますので、そういうこと考えれば、どういうことになるかというは当然、注視しなければいけませんけれども、今、局長が答弁したとおり、つくば市としては、つくば市が目指す教育ぶれずに、これから、今つくっているところですが、行っていきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) つくば市目指す子供たち育ち、ぜひ、いいものつくっていただいて実践していただきたいと思います。  実際に国が行っていることというは逆行しているんですけれども、でも、文部科学省自身が今、目指そうとしているもの、つくば市が目指しているもの、今、一致していると思います。それと逆行する県に対して、つくば市として、また先ほど述べていただいたような視点からも違ったアプローチしていただくことも必要だと思います。  また、県が進めてきたTX沿線開発でふえ続ける子供たちへ教育環境整備についても、きちんと責任求めることもしてください。引き続き、市内へ県立高校設置実現できるようによろしくお願いいたします。  また、午前中質問にもありましたTX沿線駅前自転車置き場に関しても、今後、高校生がふえていきますと、その増加に伴いまして足らなくなるではないかという心配声が上がっています。万博記念公園駅前同様に、研究学園駅やみどり駅前自転車置き場拡大も、あわせて検討よろしくお願いします。  2番目民間路線バスところに移ります。  先ほど答弁ではあったんですけれども、民間路線バスへ運賃補助も、ぜひ検討していきたいと言っていただいたので、ぜひ検討進めていただきたいなと思います。  ここ最近、高齢者交通事故について大きく報道されておりまして、免許自主返納迫る風潮になってきています。当市防犯交通安全課でも、高齢者運転免許自主返納支援事業として、こういったチラシつくって配布していると思います。  運転免許有効期限長さで特定金額が変わるものなんですけれども、つくバス・つくタク乗車券、あと、関東鉄道バス乗車券、PASMOカードチャージしてもらえるようなんですが、こういった特典があっても、民間路線バスしか走っていない地域は、特定選択肢も減っちゃうわけですよね。関鉄回数券もらっても、もともと運賃が高いものですから、払う額が大きいと、すぐに使い終わってしまうような状況です。つくバス・つくタク利用者に比べるとお得感が小さいというが正直なところではないでしょうか。また、特典自体も1回限りもので継続性がありません。  そこでお聞きするんですけれども、先ほど保健福祉部長答弁にあった「高齢福祉課で行っている交通支援事業」、今、該当しない方、例えば、元気だけれども車運転するはちょっと怖くなってきたなといったような高齢者や、つくバスが通っていない地域高齢者が気軽にバスやタクシー利用できるような施策というは、現段階ではあるんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 現在、保健福祉部として実施しておりますは、高齢者タクシー運賃助成事業でございまして、同一敷地内、または隣接地に親族その他者が居住していない65歳以上ひとり暮らし方、同一敷地内または隣接地に親族その他者が居住していない70歳以上高齢者だけでお住まい方、70歳以上で市民税非課税世帯方で、自家用車所有かつ運転できる方(入院・入所している方は対象外)対象にして、高齢者タクシー運賃助成事業というものやらせてございます。  ですので、そういった御指摘ように、今申し上げた中に該当しないという方は、いらっしゃるということにはなると思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) タクシーも一つ交通手段ではあるんですけれども、もともとが結構高額な交通手段ではありますので、路線バスなんか気軽に乗れるものについてもぜひ検討してほしいなと思います。  あと、その年齢とか近隣家族がいるかいないかとか、そういうでも制限が出てきているので、もうちょっと拡大することもぜひ考えてほしいなと思います。  現在、免許返納促進している中で、一方で交通弱者今後ふやしていくということになります。その後ケアが受けられると受けられないが出てくるという点で、公平性に欠ける点もあります。根本的に高齢者交通手段について見直す必要があるではないかと考えます。  例えば神栖市では、高齢者や障害がある方など、神栖市内で路線バス乗車もしくは降車した場合に、無料で民間路線バスが利用できる路線バス福祉パスというもの交付しています。市内に1年以上居住している60歳以上方、身体障害者手帳交付されている方、療育手帳持っている方、精神障害保健福祉手帳持っている方、非課税世帯方などが対象になります。  神栖市では、鹿島神宮から銚子市内まで行ける路線一部になるですけれども、鹿島神宮から来て神栖市でおりる。神栖市から乗って、銚子市内まで行くという乗り方でも、運賃が無料になるものです。非常に利用者も多くて、免許返納後交通手段として重宝されているようです。  先ほど答弁にもありましたけれども、現在つくば市でも茎崎地域から牛久まで路線バスで、実証実験しています。そのバス利用者が今非常にふえているというが現状だと思います。8月19日に出された公共交通改編後運転状況でも公表されましたが、当初、1日当たり利用者148と予想していたところ、実際は4月から3カ月平均で217人の方が利用しているといいます。  実際利用している方に聞きますと、これまでは外出する気にならなかったけれども、今回改編で買い物に行ったり、牛久に気軽に外出できるようになったとか、いつもバスが満員で座れないくらいだとか、以前は、牛久「かっぱまつり」に混雑する中、車で行って駐車料金がかかっていたけれども、今度はバスだと高齢者割引がきいて100円で行けるし、お酒も飲んで帰ってこれてすごく便利だと喜んでいる声が多く聞かれます。  茎崎地域改編については、非常に好評ようです。ただし、これには多く予算も投入されていると思います。実際、茎崎地域路線改編に当たり、どういったシステム改編行って、どのぐらい予算がかかっているか教えてください。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 機器プログラム変更費用でございますけれども、今年度から茎崎分としては、路線バス4路線で運賃補填事業では、プログラム変更などに伴う改修費用に、約600万円かかっております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) バスも結構な台数改編していると聞いているんですけれども、これは60台ぐらいバスシステム更新したと聞いたんですね。4路線で60台も改編するんだと思ってびっくりしたんですけれども。  非常に好評ではあるんですけれども、システム更新にかなり費用がかかるということと、関鉄と協議も必要ですし、さらにそこに運賃補填もされているということですから、便利になったとはいえ、市財政的負担も大きいんだろうなということがわかりました。  例えば、当市では高齢者運賃割引証が今ありますね。それせめて関鉄回数券半額補助とかは可能ではないかと思います。また、タクシー券半額補助も一つ方法ではないかと思います。民間路線バスとか使うしかない地域方には、こういったことも一つ、案としてあるではないかと思うので提案いたします。  つくタクは、停留所自宅に設定できたり、非常に安価に乗れるという点で非常に便利な交通手段一つになってきていますが、市財政的負担がかなり大きいという点で、そこが大きな弱点だといえます。タクシー券であれば、つくタク利用時間に限らず利用できるので、早朝や夜間、土日でも自由に、予約なしで利用できます。  また、関鉄では、先ほど部長答弁にもありましたけれども、こういった「関鉄ふれ愛パス」というもの発行しています。70歳以上方なら、関鉄バス路線が全て乗り放題というフリー定期券です。年間で3万円、半年で1万6,000円、3カ月で9,000円というものなんですが、3カ月9,000円ではちょっと高いかなと思いますけれども、1カ月3,000円だと思えば、300円区間なら、1カ月に5往復、10回乗れば元が取れるという感じになるので、非常に便利な定期券だと思います。  とはいえ、やっぱり高齢者には9,000円というはかなり大きな出費になりますので、例えばこれ1カ月券つくってもらうということ、例えば関鉄にお願いすることも一つですし、これ買うのに高齢者運賃割引証適用して、3割とか5割とか例えば補助する形でもいいんではとないかと思います。  こういった施策について検討するというはいかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中根都市計画部長。 ◎都市計画部長(中根祐一君) 関鉄には、そういった意見お伝えすることはできます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 提案したものは一部ではあるですけれども、もちろん関鉄と協議が必要だということもそうなんですけれども、先ほど、茎崎ように、システム更新はしなくても、すぐ始める施策だと思います。特に定期券については、小銭出す必要もなくなりますし、利用する方も非常に利用しやすいと思います。  筑波山シャトルにも乗れますし、下妻や土浦にも気軽に行けます。活動範囲もぐっと広がります。購入申請された方に必要な分だけ交付する形にすれば、システム更新するよりも、財政的負担も、市としても大きくならないではないかと考えます。これには、交通体系再編と、あと、高齢福祉課や障害福祉課など垣根越えた協議が必要になってくると思います。  利用する側は、市担当がどこであろうと関係ありません。交通弱者が今後ふえる中で、担当課越えた協議積極的に行って、市財政ことも考慮しつつ、市民にとってより有効な手段は何かということ考えて、施策としていってください。よろしくお願いいたします。
     次、産後ケアについてです。  まず、先ほどチラシ配布とか広報紙とかホームページでお知らせしているということだったんですけれども、妊産婦に直接説明をするということはされていないんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 産後ケア事業につきましては、ハイリスク妊婦や初妊婦へ電話相談など機会利用して、必要と思われる方へできるだけ早く情報提供しております。  加えまして、産後には出生届時直接面接や産婦健診、赤ちゃん訪問、そういった際にも直接お伝えさせていただいているという状況でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 例えば、何か母子手帳配ったときにも、資料中に入っているという話も聞いたですけれども、実際、母子手帳もらうというタイミングは妊娠初期ですし、私も資料何度ももらいましたけれども、結構いっぱいもらうんですよね。それお仕事休んでもらいに行っている方もいるので、一つ一つゆっくり見られる方というは少ないかなと思います。特に、子供予防接種など大事な説明資料なんかはしっかり読むですけれども、自分ことはどうしても後回しになりがちだと思います。  また、産後ケア事業補助は昨年から始まったものですし、経産婦だったら、多分ほとんど見ないではないかなと思います。母子手帳交付するときも、もちろん説明してほしいなと思うですけれども、子供が実際に生まれるは、10カ月とかそのぐらい先になると、間があくと忘れてしまうと思うです。  なので、例えば先ほど出生届出すときというも一つあったと思うですが、出産後に産院で一言説明をしてもらうように、病院にお願いすることはできないでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 御指摘ようなやり方自体は可能だと思いますので、今、実際に産科持っているところは、数は市内、多くありませんので、そこと個別に相談させていただいて、可能な範囲で御協力得られればやっていけると思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひ広く皆さんにお知らせしていただきたいなと思います。実際、1カ月とか3カ月健診ときに産院訪れたときに、産後ケア事業たまたま利用している方がいて、そこで初めて「産後ケア事業って何」と知ったもいると聞いています。例えば、初産方なんかは不安なことがたくさんあります。  経産婦も、上見ながら育児するは本当に大変です。初産ときは里帰りしたけれども、2目以降は、上子が保育園に行っているから里帰りできないとか、さまざま事情があったり、あとは1ときはいろいろ乗り越えられたけれども、1目と2比較しちゃって悩んじゃうという方もたくさんいると思います。  赤ちゃん訪問ときは、個別で話ができるですけれども、2カ月から3カ月たってから赤ちゃん訪問というはやりますので、産後ケア事業を説明するにはタイミングが遅過ぎると思うですよね。6カ月までしか利用できないですから。ぜひ、出産後産院で紹介していただいたり、出生届ときに個別にきちんと説明をしていただくような形ぜひ検討してください。  また、保健師に情報がきちんと伝わっていないではないかなという話も聞きました。赤ちゃん訪問ときに、例えば産後ケア事業利用したいと言って、赤ちゃん訪問はがきに書いても、産後ケア事業の説明を全然してくれないし、聞いても曖昧な情報しか教えてもらえなかったという話も聞きました。  臨時職員保健師もいると思うですけれども、そういう方も含めて、産後ケア事業についてきちんと全て職員が理解して、提携事業所についての説明ができるようになるべきだと思うですけれども、そういうふうにすることはできますか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 議員が今し方おっしゃったようなケースにつきましては、私どもとしてよくないことだと思っております。  そういったことにならないように、今後は我々中でしっかりと職員に周知しながら、妊産婦に対して対応が不十分でないということがないようにしっかりとやっていきたいと思います。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひよろしくお願いします。  あと、つくば市で産後ケア事業利用するには、一旦、市に申請出してから、許可証が発行されて、それ事業所に持っていかないと利用できないと聞きました。なので、利用するまでに1週間ぐらいたってしまうらしいです。なので、今つらい、どうしても体調がすぐれないというときに、すぐ利用できないと意味がないではないかなと思います。1週間うちに最悪事態が起きないとも限りません。  隣つくばみらい市では、緊急要する場合には、市許可証がなくても、本人が直接事業所に行って利用することが可能だといいます。それから、事業所から市に連絡があって、事業所に料金が支払われるということらしいんですけれども、そういったようなことはできるようにすることは可能ですか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) つくばみらい市でそういうことやっておるであれば、まずはそこに情報聞きながら。一方で、もし本当に体調がすぐれないであれば、ぜひ、そこは病院にすぐにでも行っていただきたいと思いますので、産後ケアというよりかは、どういった支援が医療機関も含めてできていくか、それ御本人にきちんと伝えられるようなこと、我々ところに連絡があれば対応していきたいと考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひその辺、臨機応変に対応していただけるとありがたいです。ぜひよろしくお願いします。  あと、つくばみらい市では、訪問型という産後ケアもありまして、利用者がすごく多いというです。こちらは、通所とか宿泊よりもずっと安価で、1,000円で利用できるですけれども、こういった事業もぜひ検討してほしいなと思います。  あとは、今、六つ事業者と提携している割には、利用されている方はちょっと少ないかなと感じていますので、ぜひ今後、子育て悩み少しでも和らげられるような支援つくば市としても検討していって、他自治体例もぜひ参考にいってください。よろしくお願いします。  次、放課後児童支援員ことです。  先ほど話で、臨時職員方がほとんどであるということがわかりました。これは、賃金も少しずつ上昇はしているということではあるんですけれども、そもそも臨時職員であるということが問題ではないかなと思います。  勤務時間が、14時から19時くらいで、さらに給与が日給制なんですよね。そうすると、ゴールデンウイークなど長期休暇が入ると、給料少なくなってしまうです。月曜から金曜までフルで働いても、年収130万円とか140万円にしかなりません。当然暮らしていける給料ではないので、働き盛り年代方はダブルワークしています。これでは、子供たち遊びことや子供たち一に向き合う余裕がつくれません。月曜から金曜までフルで働いてもらえる方には、きちんと8時間勤務、フルタイムで働いてもらって、正職員化していくことも検討が必要だと思います。  例えば、朝早くから出勤することで、子供たちへ遊びことも考えられるし、一人のケアについても考えることができると思うですけれども、そういったこと検討できるでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 今後、手法検討していきたいと思いますけれども、まず早急に解決すべき喫緊課題は、児童クラブ員人員に対して、必要とされる指導員確保することであると考えています。しかし、同時に、よりよき保育環境整えるためには、指導員同士打ち合わせや、それから児童に関する情報共有も大変重要なことと認識しています。  今後は、公募や周知手法拡充していくとともに、指導員勤務時間早めることについても検討していきたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ことしから学校下校時間が20分から30分ぐらい早くなったそうなですよね。なので、今までとれていたミーティング時間がとれなくなったというところもあるので、ぜひ、ミーティング時間がとれるような勤務時間というもぜひ検討していってください。  また、学校と連携も非常に重要になってきます。ある児童館では、昨年まで特別支援学級先生が支援級お子さん児童館に連れてきてくれて、その日あったこととか、気つけてほしいことなど伝えてくれたといいます。それが非常に助かって、その子へ対応日々気つけながら過ごすことができたです、ということで職員が言っていました。残念ながら、その職員方は定年退職で退官されてしまったので、ことしはそういったことがもうなくなってしまったと。  これは先生何気ない気遣いでやってきてくださったことかもしれないんですけれども、これは非常に重要なことだと思います。発達障害持つ子や問題抱える子供たちへ対応は、学校も児童クラブも一緒です。その子へ対応は日々変わって、何気ない気遣いがその子心と発達ケアにつながる大事な要素になります。先生個人裁量で変わるようではなく、それは当然やるべきこととして全て学校に指導していってください。もちろん電話でもいいですし、そして、対応が困難な子が出た場合には、学校校長先生や支援級先生、普通学級先生、担任先生、校長先生、児童クラブ職員などと、みんなで話し合える場もぜひつくってほしいと思います。  これは、教育局とも調整が必要だと思うですけれども、幾ら研修受けても、子供一人の対応はそれぞれ違ってきますので、ぜひそういう場設けてほしいですけれども、そういうことは今後可能でしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 児童クラブ員に対して、きめ細かな対応するためには、学校やそれから担任先生と連携密にして、児童情報や共有、近況把握することが大切であると考えています。  今後は、日ごろから児童情報について学校とより深く共有できる体制構築して、現場指導員が安心して保育に取り組める環境整えたいと考えています。 ○議長(神谷大蔵君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) ぜひよろしくお願いします。これは、教育局にも関係することなので、ぜひ部署間で協議していって、子供たちより健全な育成とよりよい保育していってください。よろしくお願いいたします。  以上で一般質問終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、山中真弓君一般質問終結いたします。  本日会議は、議事都合により、あらかじめこれ延長いたします。  次に、19番議員橋本佳子君。  橋本佳子君より、一般質問に関する資料配付申し出がありましたので、これ許可し、各机上に配付しておきました。                    〔19番 橋本佳子君登壇〕 ◆19番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より、通告に従いまして一般質問行います。  1点目、幼児教育・保育無償化について質問します。  賃金底上げで保育士離れ防ぐことや、認可保育所ふやし、安心して預け、働ける子育て環境整えること後回しにして、保育無償化がスタートします。資格要件や施設要件緩和し、安上がりな保育で対応させようという政府やり方は納得いきません。  今回無償化では、認可外保育施設指導監督基準すら満たされない事業所に、5年間猶予つきで無償化対象にすることや保育所給食費負担めぐり、さまざまな問題が出ています。県内では、大子町や城里町、境町などが副食費無償化に、下妻市は一部補助に踏み切る予定です。長野県塩尻市では、負担がふえる世帯があったことから、副食費、第2子で半額、第3子以降は無償化にするそうです。それぞれ9月議会に提案します。給食費滞納分は、施設持ち出しとなります。  さらに内閣府は、10月実施無償化国から公定価格は、3歳児以上児基本分単価において、給食副食費4,500円引くだけでなく、物価調整額680円がプラスされ運営費から引くと、直前になって口頭で示しました。運営費は、3歳から5歳児1当たり月額600円減少になり、施設運営困難にするものです。4点質問いたします。  (1)認可外対象施設は幾つありますか。  (2)認可外保育施設指導基準満たさない施設へ対応はどのように行いますか。  (3)新たな給食費負担へ軽減策はとりますか。  (4)各園給食費滞納はどのように対応しますか。  以上について、見解求めます。  2点目、介護保険料・利用料について質問します。  厚生労働省審議会は、来年通常国会に提出予定介護保険改定案に、要介護1、2の人の生活援助保険給付から外すことや、利用者2、3割負担対象者広げることなど検討します。今でも利用抑制が起こり、大問題になっています。その上、保険料は上がり続け、高齢者生活に重くのしかかっています。そこで伺います。  (1)保険料納めることに困難来すが受ける申請減免申請者と受けている件数お聞かせください。  (2)介護保険料段階ごと収納率お聞かせください。  (3)介護保険料・利用料が制度として低所得者に配慮されていると説明していますが、その根拠お聞かせください。以上について見解求めます。  3点目、介護施設人材不足についてです。現場で介護福祉士人材不足耳にします。特別養護老人ホーム入所待ちながら、ロング・ショートで切り抜けている話はよく聞きます。そこで2点伺います。  (1)特養ホーム待機者数は何件ですか。  (2)慢性的な人材不足は、全国的な問題です。世田谷区では、施設に向けて、世田谷区介護人材採用活動経費助成事業行い、支援しているようです。つくば市内実態調査し、手だて一つとして検討してはどうでしょうか。  以上について見解求めます。  4点目、歩道草刈りについてです。  のり面から伸びたツタや縁石にたまった土に雑草が生え、通学中自転車や歩行者通行妨げています。見通しが悪く、事故につながる危険があります。また、梅雨時は、歩道にかかる樹木が通学妨げになっています。通学路安全確保ためにも改善すべきと考えます。  以上見解求め、1回目質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) こども部長中山由美君。                  〔こども部長 中山由美君登壇〕 ◎こども部長(中山由美君) 幼児教育・保育無償化対象施設となる認可外保育施設は、児童福祉法に基づいて、茨城県に届け出がなされ、かつ、特定子ども・子育て支援施設として市町村から確認受けている施設です。9月1日現在、届け出されている認可外保育施設数ですが、事業所内保育施設が28カ所、居宅訪問型が7カ所、そのほか認可外保育施設が18カ所合計53カ所です。  市独自条例制定した場合、利用する認可外保育施設によって無償化対象になる保護者と対象にならない保護者があらわれること。また、条例制定しない他市町村認可外保育施設市内在住者が利用する場合、つくば市民のみ無償化対象外になり、サービスに差が生じることが想定されます。  また、毎年実施している立ち入り検査時に、指導監督基準に不適合な箇所があった施設においても、指導後、適切な是正がなされ、おおむね基準満たしています。さらに、昨年度策定した「つくば保育質ガイドライン」活用強くお願いしているところです。以上ことから、独自条例については、状況見守るところです。  現在、保育所等で提供している食材料費うち、副食費は保護者から、保育料一部として徴収していますが、幼児教育・保育無償化開始後は、3歳から5歳児については、各施設において直接徴収となります。  副食費徴収については、年収360万円未満相当世帯児童、または、全て世帯第3子以降児童対象に免除になりますが、市独自助成については、当面、他市状況重視していきたいと考えています。  保護者が、主食費や副食費滞納する場合は、経済的理由が大半と思われますが、さまざまな理由があるものと考えています。そのため市としては、滞納している保護者と丁寧に改善対策等相談しながら、支払い促していきます。 ○議長(神谷大蔵君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 介護保険料・利用料については、大規模災害、所得大幅減少、収監など条件に該当した場合に、申請により減免される制度となっており、昨年度は、東日本大震災に係る介護保険料減免が10件、利用者負担減免が4件です。  平成30年度介護保険料段階ごと収納率については、第1段階 96.6%、第2段階 99.4%、第3段階 99.6%、第4段階 97.9%、第5段階 99.7%、第6段階 98.3%、第7段階 99.0%、第8段階 98.9%、第9段階 98.9%、第10段階 98.1%、第11段階 99.4%、第12段階 99.4%、第13段階 99.5%、第14段階 100%、第15段階 99.0%、第16段階 99.6%となっています。  介護保険料については、平成30年度から、高所得者層最高料率2.0から2.4に引き上げることで基準額抑えており、第2段階や第3段階などについては、市独自で、国基準から0.02保険料率引き下げています。さらに、6月議会で条例改正行い、第1段階から第3段階保険料引き下げています。  利用料については、所得に応じて、1割負担から3割負担となっており、低所得の人は1割負担で、サービス利用することができ、上限額超えた場合には、高額介護サービス費が支給され、また、施設サービスで食費や居住費に関して補足給付対象となり、低所得者へ配慮がなされた制度となっています。  特別養護老人ホーム入所申込者数は、平成30年4月1日時点に244、うち在宅が119です。本市では、事業所ごとに人材確保が順調か不足か分かれているところですが、平成28年度から市内介護事業者等に新規で半年以上勤務したなどに対し、一時金支給しています。  あわせて、介護職員初任者研修や実務者研修受講した介護職員本人に半額助成しており、これらにより、介護人材確保、定着、質向上図っています。 ○議長(神谷大蔵君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) 通学路除草については、市内9ブロックに分け、5月中旬から6月下旬と、8月中旬から9月下旬年2回行っています。また、雑草対策として、3年に1度ローテーションで道路上土砂撤去行っています。  なお、通学路等道路安全確保ため、日々職員によるパトロール実施し、破損箇所補修行っています。また、通行に支障来す雑草や土砂蓄積、樹木等確認した場合には、その都度対応しています。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) それでは、順追って質問いたします。  まず初めに、保育料無償化関係になりますけれども、対象施設数も上がりまして、適切に対応しているという御答弁いただきました。それで、ホームページ等でも確認したですけれども、平成29年、30年比較ぐらいですけれども、指導受ければ直すけれども、次年にまた同じことで指導受けるとか、必ずそこは継続的にしっかりと守れていて、毎回注意受けるというような事態にはなっていないんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 認可外保育施設に対しては、原則年1回以上立入検査実施しています。そのほか、保護者等から問い合わせや情報提供受けたときにも、施設訪問して現状確認し、適切な運営が行われるよう指導及び助言行っています。
     昨年度実施しました届け出が必要な認可外保育施設に対する監査結果につきましては、27施設において立入検査実施し、口頭指導ほかに、文書指導行った施設が11施設ございました。そのうち、その後改善し、基準満たした施設が9施設で、まだ改善されていない施設が2施設ございます。  2施設内容といたしまして、一つが職員健康診断未実施、もう一つが、一部時間帯のみ有資格者不足となっております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 私もその結果票見たですけれども、例えば、睡眠中観察ところで指導が入ったりとか、それから検便実施ができていないとか、避難訓練実施とか職員健康診断、有資格者不足というも入っておりますよね。そういうのを一つずつ改善はされたということですけれども、これはしっかりと継続していただかないと困るということになると思います。  今、皆さんところに資料お配りしました。認可外指導監督基準満たさなくても5年間はどういう基準で無償になるかということで表つけさせていただきました。従来認可保育園は、職員、原則全員が保育士、今度認可外保育園については、3分の1以上が保育士か看護師ということで、5年間猶予しますということです。  それから、保育室は2歳児以上が1当たり1.98平方メートル以上となっていますけれども、認可外については、全年齢がそれよりも低い1当たり1.65平方メートル以上と。それから、園庭は、設置では認可保育園は公園でもいいですよという基準。それで、認可外保育園場合は、全くこれは規定がなしと。  見比べてみても、幾ら指導監督基準といっても、明らかに環境としては余りいい環境とはいえない。それすら守らなくても、5年は無償にというこの実態、意味、皆さんしっかり御理解いただきたいということで、この表提示させていただきました。つくば市内にこういった環境中で育つ子供さんも片方にはいるという認識持っていただきたいと思いました。  それで、そこところでは、今お話も聞きました。それから、施設対応どうするかということも伺いましたけれども、ほか事例でいきますと、千葉市、世田谷区等は、5年間猶予期間1年もしくは3年と縮めると、そういった対応とっていくという事例もございます。それから厳しいところでは、指導監督基準すら守られていないところには対処しませんという規定つけたところもございます。  市場合は、「保育質ガイドライン」等でしっかりと見守っていきたいということですけれども、これで完全に子供健やかな育ちが保たれるかということは、非常に危惧されていると私は認識しているところです。  今後様子見るということですので、例えばこの認可外保育施設度重なる監督基準満たさないということで指導対応とかも加味して、今後こういった施設に対して、ただ単にこの「保育質ガイドライン」遵守してくださいで担保できるかということしっかりと検証していただきたいと思います。  5年間猶予期間1年、3年と区切ることについては、これからやってもまだ間に合います。パブコメもやる時間も十分ありますので、ぜひお願いしたいと、これは要望で終わりにいたします。  次に、3点目新たな給食費負担について伺います。これについては、さまざまなところで副食費減免するという例が出てきております。東京都もバラバラですけれども、無償化することも出ていますし、これは現場も混乱しています。  自治体職員もそうですけれども、滞納したときどうするか。この作業たるや大変なものです。そんなことも加味して、徴収無料という対応している自治体もふえているという実態があります。それで、先ほど360万円未満は免除されているというお話でしたけれども、それでも上がるところがあるということで、塩尻市例ですが、一定補助に踏み切ったということです。  つくば市場合は、全てこの360万円未満ところで対応は十分だと、そういうケースはないんでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 食材料費については、現在子育てする場合でも生じる費用であることから、現行制度においても保護者が負担することが原則であると従来から整理されております。基本的に施設から徴収、または保育料一部として保護者から負担いただいておりました。このことからも、国基本的な考えに沿って副食費徴収することになると考えております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 今、国言っていること部長にお答えいただいたんだけれども、もともと、全部込み込みで国から出ていたお金で、それ今回、副食費ということで4,500円と決めて、それは運営費から削りますので、皆さんから取ってくださいという話で、もともとが保育料中に加味されていたので、親御さんからすれば、給食費として納めていたというよりも、保育料一部として納めていたというところだと思うんです。それは部長おっしゃるとおり、中には入っていたということかもしれませんが。  そういった意味でいくと、360万円未満ところは、今まで保育料軽減で、保育料設定中で抑えられていたんだけれども、無償化されてもなおかつ、その今まで払ってきた保育料よりも上がっちゃうという例が出てきたので、360万円未満は免除になったんですよね。  つくば市場合は360万円未満方で、ボーダーラインで今まで保育料で非常に安かったんだけれども、今回4,500円払うというような家庭はないと理解してよろしいんですか、もう一回質問します。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 副食費4,500円よりは高くなるケースはないかと思われます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 了解しました。ありがとうございます。  それでは次軽減策になるんですけれども、それでは、今度副食費取るに当たって、公立保育所や幼稚園、そういったところでどのぐらい方がその対象になるか、人数教えてください。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 8月現在で公立保育所1,709、それから民間保育園等で4,909人の合計6,618となります。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 今回この無償化流れ中で、保育料はなくなりましたけれども、給食費として徴収される人の人数は、合計で6,618というお話でしたね。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 失礼いたしました。副食費負担関係人数なんですね。 ◆19番(橋本佳子君) そうです、徴収される人の数です。 ◎こども部長(中山由美君) 公立保育所においては、現在1,567で、免除予定者が362です。  それから民間保育所等においては、3,106で、免除人数が491、これは予定となっております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) ありがとうございます。免除方が公立幼稚園・保育所で、免除人数1号、2号となっているかと思うんですが、これは合計で362名。そして私立幼稚園・保育所場合、491名いらっしゃるということで、この方たちは徴収にならないということなんですが、それ以外で徴収される方仮に免除したとすると、どの程度お金がかかるかという試算がもしありましたらお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 3歳児から5歳児まで約3,700人のうち、約20%が先ほど言いました年収360万円未満相当世帯と見込みまして、差し引くと約3,000で、1億6,200万円となります。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) ありがとうございます。これだけお金がかかるということはわかりました。  それで、お聞きしたいは、今回保育料について、国基準ではとても高いので、つくば市が独自で保育料引き下げということで市が負担していたという金額があるかと思うです。今までかかっていたけれども、負担しなくてもいいという金額がわかればお願いします。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 国基準保育料といたしまして、つくば市場合、約22億円ございました。そのうち、市基準額により市が負担する保育料軽減分が、約7億4,000万円となっております。そして、そのうち3歳以上保育料で市が負担する保育料軽減分が、約3億9,000万円となっております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 3億9,000万円が今まで保育料ということで出していたけれども、それは出さなくてもいいと、単純にいえばそういうことになるわけですよね。  そうはいっても、自治体によってこれから無償化における保育事業にかかる金額というは、大変バラバラであり、新年度から今までよりも負担が軽くなるという自治体もあると思うですけれども、それは公立保育園がどれだけあるかとか、子供がどうかとか、いろいろなさまざまな条件があるので、それがそのまま、つくば市に当てはまるかどうかは置いておきまして、一つ財源として、この一部使って、全額補助とは言わないけれども、幾らか補助ができないものだろうかということ提案させていただきます。これは私今回いろいろ調べた数字中で提案でございますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。これで、給食費副食費ことについては終わります。  次に、滞納したとき、どう対応するかという質問になりますけれども、市が間に入ってしますということですけれども、民間保育園が集めるわけですよね。それで、民間保育園でも、例えば口座から今までも保育料引き落とししているところと、それから現金やりとり、さまざまなんですね。だから、保育料は口座から引き落とししているので、この給食費もという話になるだと思うですけれども、その際、手数料は保護者持ちになります。給食費払うのに何で手数料払わなくてはいけないか、素朴な疑問が私は浮かんでまいりました。  それから、口座引き落としするというときに、保護者はいろいろなところに口座持っており、そこ口座に振り込むのに、他行またぐと、さらに108円とか利用料が上がりますよね。消費税上がれば、また幾らか上がるんでしょうけれども。これも、保護者負担ですか、それとも施設が負担するか、こういった疑問が出てまいりました。  それから、滞納したとき、市が間に入っても、滞納したお金が入ってこなかったときは、保育園がそれかぶるということになるんでしょうか、そこら辺についてお聞かせいただきたいんです。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 今まで保育料に関しましては、保育所とそれから保育園等で保護者と話し合いもと、保護者負担となっていると思います。  今後につきましても、保育料については、児童手当等から差し引かれる場合等もありますので、そういったときに、児童手当から差し引くというような形とっておりました。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) つくば市は申し出によって児童手当からということなですが、水戸市は自動的ということで説明しているが、給食費も自動的かという話になっており、自治体によっては児童手当から引くという話流れようですが、つくば市場合には申し出ということ大事にしながら、給食費について、話し合いでしてきたかと思うですけれども、今後は、児童手当から引き落とすように決めるという認識でよろしいんですか。  10月から始まるので、そろそろきちっと決めないと困るので、そこら辺ことお願いしたいんですけれども。 ○議長(神谷大蔵君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) その点につきましても、丁寧にこれから行っていきたいと思っております。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 保育料滞納かぶる施設方にとっては、児童手当から引いていただけるということで、安心感はある。  だけど、親としては児童手当という申請中で、保育料が無償になったことと関係では、私も何とも言い難い状況にあるは事実です。そういったこともあり、実は給食費は無償にしたほうが本当にいいではないかなと。たとえ、先ほど1億7,000万円かかるというお話だけれども、そのぐらいリスクで無償化にしてもいいではないかなということも含めて提案したような次第でございます。  今、こういったものが、さまざまな状況が進んでいくということが大変心配されているんですけれども、私としては、給食費は軽減、そしてこの給食費滞納については、民間保育園とも手数料関係というも出てきていますので、しっかりと御協議いただきたいと思います。  国は、児童手当から引くようなこと言っておりますけれども、そこは丁寧にしっかりと、施設皆さんとも御相談いただきたいし、保護者と申し入れで児童手当から引き落とす際も、丁寧な対応が必要かと思いますので、ここは私もしっかりとこの状況見ながら、また、議会中でも改善やさまざま提案したいと思います。  保育所・幼稚園無償化については、これで終わりにしたいと思います。  それでは、介護保険に入りたいと思います。  先ほど収納率ところでお話しいただいたんですが、年金引き落としで100%というところもありますよね。それも一緒に混ぜて収納率ではないですか、確認いたします。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 御指摘とおりでございまして、介護保険料二つやり方がございますけれども、両方合わせたような数字でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 実は、自動的に引き落とし以外ところ収納率見ると、決して99%にはなっておりません。第1段階でいえば81.79%、第2段階は81.65%、第3段階は89.01%、第4段階80.98%、第5段階87.41%、第6段階83.05%、第7段階87.08%、第8段階89.15%、やっと第9段階にきて、91.43%。第10段階94.48%、第11段階95.70%、第12段階96.17%、第13段階97.53%、そして、14段階で100%という結果が出ております。  それから15段階ですが、これはちょっと100%にはならず、94.04%、16段階は98.10%というが、年金引き落としじゃない方収納率実態でございますので、先ほど90%以上、全部並んだは、100%引き落としの人の数も入れてだということ御指摘したいと思います。  確かに保育料改正し、段階ふやしたことで、収納率は、段階ごとにいえば幾らか上がりました。それから、滞納者数も幾らか減りましたけれども、中にはふえた段階もございます。ふえた段階でいくと、第4段階ところあたりは、かなりふえております。  市が軽減したといわれるところについては、幾らかその収納率も含めて平成29年度よりは改正した後、若干、収納率も上がり、滞納者数も若干減りました。  それは幾ら減ったかというと、第1段階、生活保護受給者及び老齢福祉年金受給者、世帯全員が市民税非課税、本人及び世帯全員も市民税非課税、本人前年公的年金収入金額、合計所得は、80万円以下。平成29年、337名方が払えないでおりました。累積もあるので、1年間単独と考えていいかどうか、ちょっとそこは私もあれですけれども。  それから、ことしはそれが292名に減りましたけれども、三桁、292名方が滞納しております。  そして、第2段階、これは公的年金、収入と合計所得金額が80万円超えて120万円以下、0.02引き下げしましたよという答弁でしたけれども、28人の滞納者した方が今回は17名になりました。そして次、本人が公的年金合計120万円超える方につきましては、前回18人の方が滞納ということになっていましたが、今回は16名方と、減りました。  そして、第4段階についてですが、国民健康保険は本当に低所得者の人の滞納世帯がはっきりとわかるが、介護に至っては、これが本当にバラバラです。  第4段階、本人が市民税非課税で、世帯、この市民税課税者がいるうち本人前年公的年金・収入合計が80万円以下方が、何と去年は265が滞納、今回237名と、第1段階の人よりは少ないけれども、三桁の人が第4段階で滞納していらっしゃいます。  第5段階ところでは、ぐっと二桁に減りまして、29名が27名になりました。  また今度、第6段階になると、三桁になるんですよね。前年合計所得金額が120万円未満の人、それが160いたところが、ことしは153名になりました。  それでもう一つ、金額が高い方ところが若干今回上がっちゃいましたけれども、第9段階、合計所得が300万円以上、400万円未満方が、前回17名滞納でしたが、今回、23名とふえてしまいました。  第10段階、合計所得が400万円以上500万円未満方ですが、前回8名方が滞納しておりましたが、ことしは11名とふえております。そういったところでいうと、そういったデコボコが出ている。  ただ、14段階、合計所得800万円以上、それから前年合計所得1,000万円以上ところは、滞納者はおりません。高額所得方というところでは納めていただいております。  国保と違って、低所得というところに限定していない。これはやっぱり、介護保険がいかに年金生活皆さんにそれぞれ打撃与えているか、私はあらわれだと。ただ単に高いということでいえば、国保ももちろん高いですけれどもね。  先ほど申請減免数字言っていただきましたけれども、国保もかつては申請減免1件かゼロ件しかなかったんです。なぜかというと、リストラに遭ったとか、震災に遭ったとか、収監されたとか、生活保護とかそういう事情がなければ、申請減免受けられない規則つくったんですよね。生活保護何%ぐらいだったら減免対象にしますということで、申請減免することで、前はゼロとか1だったが、毎回必ず三桁方が減免受けていらっしゃる。ことしは238世帯方が、この申請減免受けていらっしゃいます。  ところが、介護保険に限っては、申請減免は、震災に遭った方以外はゼロです。前に1いましたけれども、収監されたとか、入院したとか、特殊事情です。  私はそこで、これだけ滞納者がいるであれば、生活保護基準例えば何%とかという、しっかりとした申請減免規則つくっていかなければ、これは段階変えただけでは改善ができない、こういったことで今いろいろ調べながら提案しているところです。  これは市長考え方一つで、申請減免はつくれます。国民健康保険も市独自規則としてつくっております。国民健康保険にならい、介護保険も含めて、申請減免もっと広げる努力していただきたいと思うんですけれども、そこら辺について、いかがでしょうか。 ○議長(神谷大蔵君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 介護保険料につきましては、答弁したとおり、既に市独自に、国基準より引き下げております。その財源は、高齢者保険料で負担するものであり、市独自引き下げ拡大するために、65歳以上被保険者保育料引き上げることは適当でとないと考えています。  利用料についても、答弁したとおり、既にさまざまな低所得者へ配慮行っています。このような介護保険法制度広く周知し、公費による負担軽減引き続き行うことで、高齢者全員にメリットがある安定した制度運営に取り組んでいきます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 国制度そのままになれば、そういう言い方になるでしょうけれども、自治体は自治体裁量で、実態に合わせた申請減免ということで救う手だてする、そういう裁量が市長にはあると、自治体にはあると思っております。  現実問題、これだけ問題抱えているであれば、私は、しっかりと国保同様、申請減免についても検討していただきたいということ強く申し上げて、これについては終わります。  最後に、草刈りですけれども、前1回しかやらないのを2回にしていただきましたけれども、3回ぐらいしていただかないと、2回ではやっぱり足らない。梅雨時中、雨が上から降りかかるようなときに、本当に自転車に乗っている子供たちは、苦労しております。こういったことについて、私は2回では足りない。さらにもう1回と言いたいと、プラス県道関係もあるので、例えば通学路でこんな事態になったとき、県に言えば、それ以外にも対応していただけるか、そこも含めて御答弁いただきます。 ○議長(神谷大蔵君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) 茨城県では、国・県道除草、1回目7月から8月ごろに、2回目10月から11月ごろ年2回実施していると聞いております。また、縁石や歩道土砂撤去については、現場確認し、優先度高い箇所から対応しているとことです。  国・県道について、市にそういう状況が確認できた場合には、現地確認上、土浦土木事務所に申し伝えているような状況でございます。 ○議長(神谷大蔵君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) 毎回同じ場所で、毎回言わなくては刈ってもらえないというような事態は、やっぱり回避すべきですので、こういった回数実態も押さえて、県にはしっかりと要望もしていただき、言わなくてもきれいになっているというような、そういった対策求めて、私一般質問終わります。 ○議長(神谷大蔵君) これにて、橋本佳子君一般質問終結いたします。
     本日一般質問、この程度にいたします。        ──────────────────────────────────── △延会宣告 ○議長(神谷大蔵君) お諮りいたします。  本日会議はこの程度にとどめ、延会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(神谷大蔵君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  これにて延会いたします。                      午後5時18分延会...