つくば市議会 2018-12-18
平成30年12月18日市民経済委員会−12月18日-01号
平成30年12月18日
市民経済委員会−12月18日-01
号平成30年12月18日
市民経済委員会
つくば市議会市民経済委員会
────────────────────
平成30年12月18日 午前9時58分開会
────────────────────
出 席 委 員
委員長 北 口 ひとみ 君
副
委員長 五 頭 泰 誠 君
委員 山 中 真 弓 君
〃 神 谷 大 蔵 君
〃 浜 中 勝 美 君
〃
大久保 勝
弘 君
議長 塩 田 尚 君
────────────────────────────────────
欠 席 委 員
なし
────────────────────────────────────
出 席 説 明 者
市民部長 飯 村 通 治 君
◎
大橋 観光推進課長 ただいま御質問のございました
キャンプ場の利用についてですけれども、これまで1人
当たりの
料金で設定していたものを、区画を設けまして、6人
当たりの金額としております。6人で利用する場合には同じ金額で設定しておりますので、若干人数が少ない場合ですと増額になる場合もございます。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 テントスペースはどうなのでしょうか。
○
北口 委員長 テントスペースというのはどこの部分になりますか。
◆
山中真弓 委員 これも同じ
キャンプ場のところに書いてあります。
○
北口 委員長 大橋観光推進課長。
◎
大橋 観光推進課長 テントスペースが一
張当たり幾らということだったんですけれども、こちらにつきましては
スペースを設けまして、一サイトという形でとっております。
テント一張ということではなくて、
スペースで今回変えております。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 そうすると、ちょっと値上がりしているような感覚を感じるんですけれども、そういうわけではないですか。比較ができないということですか。
○
北口 委員長 大橋観光推進課長。
◎
大橋 観光推進課長 こちらの
テントスペースを310円ということですけれども、このほかに
キャンプ場を利用する場合には
バーベキュー施設の
利用等もございますので、その分が含まれますので6人ですと1,260円プラス310円の
利用料になってきますので、基本的には
料金的には変わらなくなっております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 今まで
指定管理制度をして、今回公募がなかったということは、今までやってきた
事業者も参加しなかったということだと思うんです。それで直営の
条例改正だと思うんですけれども、今までやっていた方々が手を挙げない理由というのは、どう認識しているのでしょうか。
○
北口 委員長 大橋観光推進課長。
◎
大橋 観光推進課長 今まで
指定管理者として
管理していただいた方が手を挙げなかった理由といたしましては、
料金が低
料金だったものですので、
利用者のマナーがちょっと悪かったというところもございまして、施設の
管理に苦慮していたということもお聞きしております。
また、
利用者が増加もしているんですけれども、
使用料が安いということで、逆に
キャンプのときなんですけれども、一
張当たり、
キャンプが1組あった場合なんですけれども、必ず夜、人が泊まりますので、そのときの
人件費などが増加しているということもございました。
また、施設の
老朽化ということもございまして、今回見送らせていただくということを伺っております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 そうすると、これは今回は改正するとしても、また、もう1回
指定管理をかけるような方向を直営でやっている間に検討する。今までやっていたわけだから、それを撤退することになっているわけですから。ただ、今聞いていると、今までやっていた
事業者が合わないのだろうという印象を受けます。今度それを、要は次に
指定管理のまた発注をかけるということも考えているのかというのと、なおかつそれに対して、合わなければ受ける
事業者がいないということになりますよね。そこら辺の担当としての考えが少しあるのであれば、今後もう1回
指定管理でやる方向を検討しているのかを含め、また、参加できるような条件が満たされないと、直営でやらざるを得なくなっちゃうのかなという考え方だと思うんですけれども、いかがですか、その辺がちょっと聞ければ。
○
北口 委員長 大橋観光推進課長。
◎
大橋 観光推進課長 今の御質問に出てきました
指定管理者をもう一度考えるのかということですけれども、やはり施設がかなり古くなっているということもございますので、そちらの改修や、また、
利用形態の再整備なども行いまして、整備を進めていった上で、
指定管理者制度も含めてまた検討していきたいと思っております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 別に
指定管理を否定するものでも、私もないんですけれども、当然そこの制度を導入するからには、受ける
事業者がいなければ成り立たないというのも一方であると思います。経済的な背景というのは変化しているので、そこら辺をよく鑑みていただいて、そこに、できれば地元の会社が参加できることも鑑みていただくのも一つの重要な案件なのかなと思うんです。違う案件で、今回、大手が入っているところがあるんだけれども、大きいから何でも安くできるということもあるから、じゃあ地元が参加しなければ枠を広げるのかというのもあると思うので、
地場産業ということを考えると地元がある程度受けられるような枠組みをつくっていただくということもちょっと考えていただければというのを、私、意見として言わせていただきたいと思います。
返答はいいです。
○
北口 委員長 ほかに
発言はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第122号に対する
質疑を終結いたします。
続いて、
自由討議に入ります。
意見等のある
委員は
発言願います。
順次
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第122号に対する
自由討議を終結いたします。
続いて、
討論に入ります。
まず、
議案第122号に対する
反対討論の
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 賛成討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第122号に対する
討論を終結いたします。
これより
議案第122号
つくば市茎崎こもれび六斗の
森条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
議案第122号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 御異議
なしと認め、
議案第122号については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 次に、
議案第124号
つくば市ふれあい
プラザ条例の一部を改正する
条例についてを議題とします。
これより
議案第124号に対する
質疑を行います。
順次
発言を許します。
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ちょっとお尋ねいたしますが、資料は新旧を比較したものの
一覧表ですが、
展示コーナーで1日
当たり600円いただきますという内容のものです。
ここの600円という基準と、それから、恐らく今まで使っていたと思うんですが、これから使用してお金をもらうという部分が発生するわけですが、その予定、見込みがあるか、2点お伺いいたします。
○
北口 委員長 星野文化芸術課長。
◎星野
文化芸術課長 まず、図面があるとわかりやすいと思いますので資料の配付をさせていただいてよろしいでしょうか。
○
北口 委員長 今、
資料配付の申し出がありました。資料を配付してよろしいですか。
御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 では、お願いします。
〔
資料配付〕
◎星野
文化芸術課長 ふれあい
プラザ条例の一部を改正する
条例の今の御質問でございますが、まず、下の図面をごらんください。
ふれあい
プラザの
事務室の右側に赤枠でくくってある
展示コーナーというところがございます。これ設計時はロビーとして設計されたものなんですが、開館直後から
利用団体の展示の
スペースとして使わせてもらえないかという御要望が多くて、実は既にしつらえが、現場は壁をくくって
ハロゲンランプを20基ほど設置して展示するよう
なしつらえになっております。
それで、そのときに
利用料条例はなかったので
行政財産使用許可として
料金を徴収する方法を考えまして、
面積当たりここも53平米、約16畳、結構大きな
スペースがあるんですけれども、この面積と、そこの
ハロゲンランプが結構な
消費電力ですので、その
電気料を算出して、過去に1日
当たり600円という
料金を算出して
行政財産使用許可として一応
料金は既にいただいております。
今回、この
料金表をわかりやすくはっきりするために、
料金は同じなんですけれども、今回すっきり
利用料として
条例を改正して
料金表に追加するものでございます。
あわせて、今回1日
当たりという単位が新しく入りましたので、ほかの部分も
料金は変えていないのですが、単位を新たに1時間
当たりという形で追加させてわかりやすくしているものでございます。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 これは、1時間でなく1日
当たりだよね。
◎星野
文化芸術課長 はい。
◆
大久保勝弘 委員 それから、今まで使ってお金をもらっていたということを聞きましたけれども、今までの収入とこれから大体同じような人が使うと思うんですが、どんな予測をしているか。
○
北口 委員長 星野文化芸術課長。
◎星野
文化芸術課長 利用を希望している団体はふれあい
プラザで活動している団体で、主に
作品展示ですので、
文化団体系が多いような傾向にございます。
参考までに、
平成28年度のここの部分の
利用件数が231件、
利用料で言うと7万3,000円、
平成29年度は214件でちょっと減りましたけれども、約5万円ほどの
利用料が上がっております。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ありがとうございました。恐らく
写真展とか
文化関係が多いと思うんですが、市内の方が各地でやっておりますので、それが想像できるんですが、積極的に使っていただいて利用いただくことがいいと思いますので、意見として述べておきます。
○
北口 委員長 ほかに
発言ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第124号に対する
質疑を終結いたします。
続いて、
自由討議に入ります。
意見等のある
委員は
発言願います。
順次
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第124号に対する
自由討議を終結いたします。
続いて、
討論に入ります。
まず、
議案第124号に対する
反対討論の
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 賛成討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第124号に対する
討論を終結いたします。
これより、
議案第124号
つくば市ふれあい
プラザ条例の一部を改正する
条例についてを採決いたします。
議案第124号については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 御異議
なしと認め、
議案第124号については、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 次に、
議案第130号
つくばウェルネスパークの
指定管理者の指定についてを議題とします。
これより
議案第130号に対する
質疑を行います。
順次
発言を許します。
山中委員。
◆
山中真弓 委員 今回、
指定管理者が変わると思うんですけれども、もともと地元の方が働いていらっしゃると思うんですけれども、
指定管理者が変わった場合に、この働いている方たちは継続採用になるのかどうか、ちょっとその辺について教えてください。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 今の御質問につきまして、まず、あくまでも今は候補者でございますけれども、この後、手続を経て決まった
指定管理者の方が仮に変わるという結果になった場合には、今、候補者として上げさせていただいている企業のプレゼンテーションの中では、できる限りの、地元雇用を可能な限りやるということもおっしゃっていますし、今現在雇われている方は、あくまでも今の
指定管理者が雇用されているわけですので、そこの条件のすり合わせが結果的に整えば、そういったことも視野に入れられているような話としては伺っております。
ただ、それを確約するとか、それは相手方もあることですし、当然雇われる個人の考え方もありますので、そこを縛るという形にはなっておりません。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 その辺がもし継続できるのであれば、働いていらっしゃる方は本当に困ってしまうと思いますので、ぜひお願いしたいんですけれども。
議事録によりますと、今回決まりましたシンコースポーツ株式会社の方は男女の比率をバランスよくしていくということも書いてあるんですけれども、この辺、比率はどういう比率でという話は、何か聞いていらっしゃいますか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 男女の比率につきましては、特にここの部分を何対何とかという細かいところまではお聞きしておりませんが、今、いろいろな法律等もございますので、そのバランスはとりながらという概要としての説明であるという状況でございます。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 以前、
一般質問の中でこのウェルネスパークについて質問されていた方がいると思うんですけれども、労働条件にちょっと問題があるんじゃないかという話だったと思うんですが、これまでされていた
指定管理者の労働条件の中で残業代とか夜間手当の不払いとか、そういう相談というのは市には来てたりはしなかったでしょうか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 それは、実際に雇われている方個人から市側に相談があったか、なかったかということでしょうか。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 個人も含め、個人で来るのか、どこから来るのか、業者側から来るのかちょっとわからないんですけれども、そういう話はなかったでしょうか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 もちろん定期的に労働条件のチェックリスト等の提出とかもしていただいているわけですけれども、実際雇われている方、個人もしくはグループとかで、市側にこういう状況にあるので何とかしてくださいというような相談とかは、特にございません。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 この採点表のところをざっと見た感じで労働条件に限らずなんですけれども、ほかの項目でも2点をつけている方もいれば、5点をつけている方もいて、結構開きがあるんですけれども、例えば労働条件なんか労働環境確認シートというのを見ながらされているのかなと思うんですが、どうしてこんなに開きが出ているのか、そのシートできちんと判断ができるようなものになっているのか、わかる範囲でいいので教えていただけるとありがたいんですが。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 まず、労働環境も含めて採点の考え方でございますけれども、採点表を見ていただきますとわかるように、5点のものと7点のものとございます。これらの検討
委員会の中で私たちが、ここは点数のウエートに重きを置いて配分を高くしたい、その理由をちゃんと説明して承認を得たものを、通常平均5点のものを7点にしている項目が幾つかございます。
それで、中間点というのがそのものによって変わって、その中間点より下回ったものがあった場合には、その場合はほかの点数がどうあっても否になるということが結果表を見るとあると思うんですけれども、労働環境のところについている2点とか5点とか3点とかさまざま考え方がありますが、こちらにつきましては、当然2をつけるというのは、考え方だったり、プレゼンテーションであったり、質問への受け答えであったり、その内容、それによってこれは好ましくないという判断をされた
委員の方は、そこをきつく厳しくつける方もいらっしゃるでしょうし、ただ、やっぱり3、4とか3、5とか、その間が1点差、2点差という考え方については、公募の
委員も含めて11名の
委員がいて選定しているわけですけれども、それぞれの考え方があるので、例えば数字的にきっちり、これがこうだったら3とか4とかというところとは違いますので、その差が少し激しかったり、1点しか差がなかったりというのは、その
委員のつけ方の考え方によるところかなと思います。
今回、労働条件のところで2がついているところなどは、会議録を見ていただくとわかるんですけれども、三六協定を結んでいないけどどうなのというところの質問があったりしたことに対しての、今後そういうことが発生すれば結びますというような内容の受け答えもあったかと思いますので、恐らく、これは推定ですけれども、
委員に確認したわけではないんですが、そこの部分を不安視してつけられたものかなと感じております。
○
北口 委員長 山中委員。
◆
山中真弓 委員 なかなか人それぞれの見方があってそうなるのかなと思うんですけれども、例えば
審査員の選ばれている基準みたいな、どういう基準で
審査員の方とか決められているとか何かあるのでしょうか。
審査員を選んでいる選定
委員の方。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 この選定
委員会の
委員の委嘱選考につきましては、
指定管理者制度全体を取りまとめております企画経営課で行っておりまして、今、市民公募
委員をいろいろな各
委員会に一定の割合以上ということで進めている関係で、前回か前々回か詳しくは、うちの所管でないものですからわからないんですけれども、2名入っていたり、あと有識者が入っていたりということで、内部的には座長まで入れて5名、それから、市民公募
委員2名と、あと有識者ということで6名いて全部で11名という
委員構成になっておりますので、その辺については企画経営課でいろいろ考え方を整理した中でされているんじゃないかなと思います。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 今のに関連しますけれども、この採点集計表を見ておったんですが、シンコースポーツ株式会社が圧倒的に皆さんの評価がいいんですね。特にC
委員の方などは極端という表現が正しいかどうかわかりませんが、低かったり、ここは84点をつけたりしているところが極端に目立つんですが、特にほかの3者の中では圧倒的に、全員がここはシンコースポーツ株式会社がよくなっているんですが、恐らく同じような説明なり状況を把握してこういう結果を出したと判断しているんですが、その辺はどんなふうに理解しているかなかなか表現が難しいんですが、お尋ねします。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 先ほども
山中委員からも御質問がありましたけれども、最終的に点数のめり張り、つけ方については、
委員のお考えもあろうかなというところではございますけれども、まず資料の中身をよくお読みいただいて、その中で質問すべきことを、限られた時間の中ではございますけれども、各
委員が自分なりに整理してきた中でポイントを絞って質問されていると思いますので、その資料の中身の作成具合、あるいは掲げている他社との違い、取り組みとか、先ほどの男女の雇用比などもそうだと思いますけれども、特に指定事業とか自主事業とかといったところの考え方であるとか、そういったところでめり張りをつけた中で、結果としてはこのような形になったのかなと推測するところでございます。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 さっきの点数の7点と5点の部分を見ていたのですが、安全性とか
管理面とかというのは部分的に若干7点と割と高い、責任制みたいなところはウエートが高いわけですが、そういう点も総合してもこの方は比較的高いなという印象で、点数から判断して個人の見た感じの表現ですが、断トツにいいのかなという感じがしていたんですが、いろいろ資料を見ていると、いろいろ経験も豊富なようですけれども、どんな会社と評価したらよろしいのでしょうか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 なかなか一つの会社を私が批評するのは難しいところがございますけれども、この資料の中の実績報告書等も、今までの類似施設の実績の資料、こちらの会社につきましては、どちらかと言うとプールとか、そういったものの教室指導とかのスタッフを抱えているということと、あと、類似する何か余熱を使ったような温浴施設であったりプール施設の実績がかなり豊富で全国的にやられている実績表が、その
審査書類の中にも入っていたということもございます。
それから、近くでは、県内ではないですけれども、柏市や松戸市あたりでもかなり長い間実績を積んでいるものもありますので、そういったところで、あそこについてはどうしてもプールと温浴施設と、もちろんサッカー場等とかもあるんですけれども、そこの部分の事業も含めた利活用がたけているという御判断があったのではないかなと思います。
ですから、そういった面ではかなりの実績をお持ちの会社であるとは認識しております。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ということは企画運営がうまいと聞こえたのですが、そういう判断でいいですか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 もちろん事業だけではなくて、そのような施設を
管理するという意味で、聞くところによるといろいろなプール関係の
管理の法的な資格かどうか、ちょっと私今確認とれていないんですけれども、そういう
管理士的なものとかも講習を受けている方がいらっしゃるようなことをお伺いしております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 まず、東京が本社だけれども、資格要件に市内を拠点とする事務所となっていますけれども、このシンコースポーツ株式会社のこれが満たされているという認識なんですか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 資料の中には公募要項はなかったかと思いますけれども、募集要項の中で、まず応募者の資格につきましては、市内に拠点となる事務所を置く法人及びその他の団体であってということで、今度は逆にあるといけない条件がざらっと書いてあるという状況でございます。
それで、市内に拠点となる事務所ということですので、ここについては本店であるとか支店であるとか営業所であるとかいうカテゴリーの縛りはないということなので、申請時点で事業所を設けられているということでございます。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 これは応募期間は4月27日から8月30日と私は認識しているんですけれども、このシンコースポーツ株式会社が営業所として登録してある日時は、この応募期間の前に既に事務所があるということなんですかね。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 これにつきましては、法人の設立届というものを、事業所を設立した場合には県と市とに届け出をすることになっております。以前からあれば納税証明もつけるというのが条件になっております。納税証明がまだ課税の実績がない、納税の実績がないといった場合には、その設立届でかえるという形での現状確認ということになりますけれども、今回の申請書の中につけていただいた書類としましては、県の土浦県税事務所と、あと市の市民税課となりますけれども、法人市民税関係の法人設立届、これが期間中ではありますけれども、設立をしたということで届け出をして受理になるものをつけていただいておりまして、申請締め切りまでに事業所が設立されていることが確認できるということでございます。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 その日時はいつですか、4月27日の後ということですか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 添付の書類によりますと、市及び県に設立届を出したのが8月17日、その中に記載されている設立日は前日の8月16日ということになっております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 応募者の資格要件に、緊急時に迅速かつ適切な対応がとれる体制というのが、応募期間中とは言え8月に登録した上、とれるという資料があるんですか。例えばプレゼンテーションでどういうふうにしたか知らないんだけれども、常駐した職員がちゃんと何人いるとか、そういうのははかれるものなんですか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 こちらの事業所については、公募者の手続が済んで通知を既に出した以降に一度、現地も含めて確認はしておりますけれども、起こしたばかりであることと、実際に事業を行うのは来年4月から、当然引き継ぎの期間を考えますと年明けぐらいからは本格的にこちらに人がいないと当然いけないかなと私も思っておりますけれども、向こうから口頭で聞き取ったところでは、常駐は今のところは常に毎日ではないけれども、この結果を受けて当然常駐を配置して、引き継ぎであるとか、その後の事業についてもスムーズに行くような体制をとっていくとは伺っております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 そうすると、緊急時というのは、例えば災害が起きたときとか、そういうことだと思うんです。そういうときに今回の
指定管理のプレゼンテーション上、この会社がどういうことをしますみたいな、そういうPRというか、そういうのがあったんですか。
私が危惧しているのは、結局これ標的にしてなだれ込んで入れ込んでいるんだよね、事務所を設定して、そうでしょう。税金はまだ納めていないと思うんです。これ狙って仕事をとりにいっているという感じがするんですね。これは大手だからできることなんですけど、それでやっているのかなと思うわけです。
そうすると緊急時、災害時に私なりに経験していくと、やっぱりもともと地場にあった人たちが対応していただいているというのが現状で、新たな営業所を設置したところがそれに対応できるのかと思うわけよ。その辺はどんなプレゼンテーションをしたのかなというのをちょっと聞きたいですね。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 まず、今言った緊急時対応等につきましては、この申請書類の中にこういう計画でやります、もしくはこういう組織体制で臨みますという資料は必ずつけていただく資料としてはあるんですけれども、つくり込みの仕方は各社それぞれまちまちではありますが、例えば地元の警察、消防署とかと連携しますという組織図的なもの、あと本社とも連携をしてというものは図示したものがついているという形で、その中でこのシンコースポーツ株式会社に関しましては、例えば現場としては通常の業務の中でも安全
管理マニュアル等を作成したりとか、そういった課題が起きたときに対応するための内部
委員会的なものも置くような図面が表示されておりまして、ただプレゼンテーションの時間はどうしても各社考えておりますので、推したいところ、例えば自主事業の企画の部分であったり、先ほど言ったような雇用の部分であったり、地域との連携であったりとかというところがそれぞれウエートの置き方が違いますので、資料の中について、その場で口頭で全てが全て詳しく説明されているというわけではないかと思います。ただ、それについての
委員からの
質疑があれば、そこについては御回答するという形になって、今回の場合、そこに関する特化した質問というのは余りなかったと記憶しております。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 要するに、
委員メンバーもその質問がなかったということだね。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 その件については、議事録、企画で作成していただいたものを確認させていただきましたけれども、そこだけに絞ったような
質疑はなかったと思います。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 これは5年になったんですね。これ、ざっくりだと1年七千何百万円だから、トータルで3億5,000万円前後になるのかな。私が個人的に不満があるのは、もともと市長は
地場産業育成という項目を、市長選でもうたって戦って選挙で勝っていて、
指定管理の中でいろいろ縛りをつけるのは、もちろんいろいろ難しい面はあるんだけれども、発注するときにそういうことを鑑みて発注しようというような庁内議論ってなかったんですかね、上からそういう指令はないのかな。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長
委員の質問に対するお答えというかちょっと微妙なところもございます。所管が少し違う部分もありますので、企画経営課でこれまでの
指定管理者の制度を導入している施設の公募のときに、条件等が過去どのような形だったのかというのをお聞きしたんですけれども、19年ぐらいさかのぼったところですと、原則としては私どもが今回つけた地域要件的な、要は事業所があればという条件での公募は10年ぐらいはずっと同じであると、ただ逆に、たしか、ちょっとここで私が言っていいのかどうかわからないんですけれども、子育て支援センターとかの場合は、やはり内容が特殊で逆に事業所要件さえつけるとなかなかできにくいという業務内容のものについては、事業所が市内にあるという条件を外したような特殊なものもあるので、市内だけに、本店だけに縛るということの実績は今まではなかったとお聞きしました。
○
北口 委員長 五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 もちろんわかるんですけど、そうでなくて、そういうことを鑑みた議論をしてみたらどうみたいなものを、ちゃんと上からそういうのがあったか、なかったかを知りたいわけですよ。それは市長だってうたっているわけでしょう。そういうことで行政の政策として。
私から個人的な意見にもなるんだけれども、結局これ大手だから、みんな仕事が優秀なんですよ。評点は、だから
当たり前なんですよ。どんどん伸びていくから自助努力で、ただ一方で、そうしてしまうと地元の仕事が外から来てとられてしまうから、そこで地場を育成しようと、それは比較すれば雲泥の差になるのは、正直言って
当たり前なんですよ。そこら辺が行政の施策としてうたった以上、そういうことを実際は制度化してする発注は難しかったとしながらも、そういうことをやってみてよとか、そういう形で検討した形というものはないものなのかなというのが、ないとしたら悲しいなという印象、担当のことを言っているのではなくて、それは市長の言っている方向性と何か少し違うのかなという感じがしたものだから、ちょっと言ったまでです。今は答えなくてもいいです。さっき言った中ではないような感じを受けます。そこら辺で、私としては少し不満があるなと感じます。
この評点が差がある。実質的にはすごいもの、かなわないですよ。だから地元の産業を育成するためにはどうしたらいいかを行政として考えてほしいということを、私も考えを持っているし、競争の原理だったら勝てないわけですから、逆に
つくば市からどんどん会社が外に出て仕事をとれるような、まあスタートアップばっかりやっているから何かそこら辺も俺不満なんだけど。
やっぱり地元で地道にやっている会社をいかに育てていくかということも含めて考えていただけるとありがたいなと思うので、こういう結果になったということに関しては、ちょっと寂しいなということで終わらせておきます。
○
北口 委員長 御意見ですか。
◆五頭泰誠
委員 答えられることがあれば言ってくれる。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 確かに元請ということで考えれば、
委員おっしゃる部分もあるのかなと、私も考えるところもございます。ただ1点、今回の募集要項の中で業務の一括委託は禁止、丸投げは禁止なんですけれども、その中に企画経営課とも協議して追記した部分がございまして、全部の業務をその会社だけができる部分じゃないところもありますので、そこについて第三者への委託についてには、市と協議する部分もあるんですけれども、「この場合」というところ以降に追記している部分がございまして、「市内業者の育成及び市内経済の活性化を図るため、可能な限り市内業者の活用や地元住民の雇用に努めてください」という努力目標なので確かにそうやって縛るわけでないですが、こういったところは少し書かせていただいたという経緯はございます。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 意見なんですが、先ほど出てきている、地元、今働いている方の雇用問題とか、地元の連携とか、恐らくこれ東京の業者ですから、しっかり今までよりサービスが悪くならないように、優秀な会社ですから問題はないと思うんですが、ならないように連携をして進めていただきたいということを意見として申し上げます。
○
北口 委員長 神谷
委員。
◆神谷大蔵
委員 この
指定管理者制度ができた背景と目的ってありますけれども、結局市内でさまざまな
指定管理制度が設けられているわけですけれども、確かに
つくば市
指定管理者候補者選定検討会議というのが有識者の方々と一緒にやられて決められるわけです。それはそれで理解するわけですけれども、例えば
指定管理者に対して行政としての、先ほどから出ている
地場産業の育成ではないですけれども、何か育てる観点というか、何かともに協働し合うといったことというのは行政としての考え方はどんな感じなのでしょうか。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長。
◎池畑 スポーツ振興課長 先ほど五頭
委員からもお話がありましたが、単に施設単体ということではなくて、ほかの公共施設、あるいはいろいろな業務も含め、地元の
地場産業の方々が常に安定してというか、地域に関わっているというところが、本当に広域な災害が起きたときというのは生きるということ、前からよく言われていることで、私どももそれは思っていまして、今回、この努力目標ではありますけれども、条件というか、お願いを条件としてつけていることが一つ。
それと、実際プレゼンテーションにおきましても、かなり前向きなことが資料の中にも書き込まれているという点を、各
委員の
皆様方も、雇用も含めて評価をされたということを考えると、私たちも今後協定を結ぶ中でのいろいろな協議、引き継ぎの中でも出てくると思いますので、そういったところでは、その観点はこちらからの要望という形になるのかもしれませんが、できる限り実現できるように申し入れというのはするべきだと思っております。
○
北口 委員長 池畑スポーツ振興課長、ありがとうございました。神谷
委員、申しわけないんですけれども、
指定管理者制度そのものへの内容になってきますと、担当が行政経営課になってしまうので、申しわけありませんがその程度にとどめておいていただけると助かります。
ほかに
発言、ないでしょうか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第130号に対する
質疑を終結いたします。
続いて、
自由討議に入ります。
意見等のある
委員は
発言願います。
順次
発言を許します。
浜中
委員。
◆浜中勝美
委員 今までのいろいろな質問と、また
執行部の答弁をいろいろ聞いてきた上で、この会議資料等にもありますように、今回シンコースポーツ株式会社が第1番目ということでなりましたけれども、それを見ると、何と言いますか、先ほども何回も出ていますように、大手だからできることかもしれませんけれども、
つくば市の人口動向、また障害者雇用も検討しているとか、また、いろいろな子どもたちの遊び場も含めていろいろな形で自主事業も含めて現状を把握された上で目標設定というのが非常によくされているなと、私は思っております。
ですから、5年という長期の
指定管理という形になるのかもしれませんけれども、申しわけないですが、今までとまた変わった
指定管理という形でいろいろな形で地元に対しての貢献という部分が少しできるのかなという部分が、ちょっと私自身はそういう部分が考えられますので、そういう部分ではいいのかなと思っております。
○
北口 委員長 ほかに
発言、ありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第130号に対する
自由討議を終結いたします。
続いて、
討論に入ります。
まず、
議案第130号に対する
反対討論の
発言を許します。
五頭
委員。
◆五頭泰誠
委員 担当としては、
審査委員の方には真摯に評価していただいているということは十分承知しています。しかしながら、発注する工程で、
地場産業ということの意味合いをもう少し重きをいただいて、何せ5年間ですから、この仕事を実質市外の会社に持っていかれちゃうというのは、非常に私としては深く考えなきゃいけないと考えておりますので、この案件に関しては反対ということでいきたいと思っております。
○
北口 委員長 賛成討論はありませんか。
浜中
委員。
◆浜中勝美
委員 先ほども意見として言いましたけれども、あと採点結果についても11人が得票としては一番上の数字をつけたという部分については、いろいろな今までの御意見さまざまあったと思いますけれども、そういう部分ではこのシンコースポーツ株式会社にお任せできるのであれば、また変わった
指定管理というのが出てくるという部分を考えたときには、私は賛成したいと思います。
○
北口 委員長 反対討論、ありますか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 賛成討論、ありますか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第130号に対する
討論を終結いたします。
これより
議案第130号
つくばウェルネスパークの
指定管理者の指定についてを挙手により採決いたします。
議案第130号については、原案のとおり可決することに賛成の
委員の挙手を求めます。
〔挙 手 多 数〕
○
北口 委員長 賛成多数、よって、
議案第130号につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 次に、
議案第132号
平成30年度
つくば市
一般会計補正予算(第5号)の当
委員会付託分についてを議題とします。
なお、詳細については次第の別表にございます
議案等審査付託表資料をごらんください。
発言の際には、
ページ数を示してくださるようお願いいたします。
これより
議案第132号の当
委員会付託分に対する
質疑を行います。
順次
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第132号の当
委員会付託分に対する
質疑を終結いたします。
続いて、
自由討議に入ります。
意見等のある
委員は
発言願います。
順次
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第132号の当
委員会付託分に対する
自由討議を終結いたします。
続いて、
討論に入ります。
まず、
議案第132号の当
委員会付託分に対する
反対討論の
発言を許します。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 賛成討論はありませんか。
〔「
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 ないようですので、
議案第132号の当
委員会付託分に対する
討論を終結いたします。
これより、
議案第132号
平成30年度
つくば市
一般会計補正予算(第5号)の当
委員会付託分についてを採決いたします。
議案第132号の当
委員会付託分については、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 御異議
なしと認め、
議案第132号の当
委員会付託分については、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 次に、
委員会審査結果報告についてお諮りいたします。
当
委員会の
審査報告につきましては、
委員長が作成し報告したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議
なし」と呼ぶ者あり〕
○
北口 委員長 御異議
なしと認め、当
委員会の
審査報告は、
委員長が作成し報告することに決定いたしました。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 以上で、本日の案件は終了いたしました。
冒頭に議長が申し上げましたとおり、この後、
所管事務調査の開始前に皆様に申し上げたいと思うんですけれども、2年間の
委員会運営をさせていただきました。本当に
委員各位並びに
執行部の皆様の御協力によって、拙い進行ではありましたが無事に務めることができましたことを、五頭副
委員長ともども皆様にお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
ここで暫時休憩をいたします。
休憩後、
所管事務調査を行いますので、
執行部は関係する方以外は退席していただいて結構です。本当にありがとうございました。御苦労さまでした。
午前10時54分休憩
──────────────────────────
午前11時08分再開
○
北口 委員長 再開いたします。
────────────────────────────────────
○
北口 委員長 これより
所管事務調査を行います。
つくば市スタートアップ戦略につきまして、
執行部から説明をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
◎篠塚
経済部長 きょうは貴重な時間をいただきましてありがとうございます。本年12月にパブリックコメントを経て
つくば市スタートアップ戦略が策定されました。本戦略はこれから5年間のスタートアップへの取り組みについての施策等を24掲げておりまして、
つくば市がいかにスタートアップに取りかかっていくかということを掲げております。
本戦略につきましては、今週の木曜日の20日に、
つくば国際会議場において公表イベントの実施を予定しておりますので、できれば皆さんに参加していただければと思います。
詳細につきましては、スタートアップ推進室長の塚本と高瀬推進監から説明を今からさせていただきます。
◎塚本 スタートアップ推進室長 改めまして、貴重なお時間をいただきありがとうございます。スタートアップ推進室長の塚本でございます。本日は、スタートアップ戦略について、前半部分については、8カ月間スタートアップ推進室がやってきた内容、後半の部分は高瀬からスタートアップ戦略について、説明させていただきたいと思います。
つくば市でなぜスタートアップ戦略を推進するかということですが、
つくば市の特徴であります知の集積をもう少し産業に生かしていこうということから始まりました。
この
つくば市の周囲15キロメートル圏内の中で、これだけ狭い範囲の中で研究機関及び産業が集まっているということは、
つくば市の特徴であり、知の集積を、研究成果を、産業に生かして世界からスタートアップが集まるまち、つくれるまちにということで私どもは取り組んでまいりました。
そのところを、市長がスタートアップの推進に本気で取り組むことを宣言し、私どもも動いております。
スタートアップ推進室は、6月の
所管事務調査でもお話させていただきましたが、4月に発足し産業振興課の課内室という扱いになっております。その中で筑波大学ベンチャーの起業を経験している高瀬推進監を任期付き職員として採用しております。
また、複数の起業経験を持つ
つくば市のまちづくりアドバイザーとして三浦亜美まちづくりアドバイザーを採用して、皆さんの力をいただきながら進めているところでございます。
まず全体的に私どもの一つのミッションとしては、スタートアップのまちづくり、市民に対しての雰囲気づくり、スタートアップ起業に対しての、
つくば市はスタートアップ素地であるという雰囲気づくりをしております。その中で幾つかのイベントを行っておりまして、まず、6月14日、東京の虎ノ門ヒルズで日本及び世界のスタートアップに対して、
つくば市はこういうまちだというプレゼンテーションをさせていただきました。当日は400名超が参加しまして、毎週ここでスタートアップのイベントを東京でやっているんですが、400名という人数は今まで記録したことがないというような集まりぐあいでした。
7月から、市民の皆様向けにスタートアップについて勉強会を開いております。1時間の中で、前半の部分は市民の皆様とスタートアップについての勉強会、後半は市内で活動するスタートアップが実際にプレゼンテーションを行って、どういう事業を行っているか、どういう協力を皆さんに求めているかということをやっております。これまで5回実施しており、40名毎回参加していただいております。その中で外部からのスタートアップの登壇等を含めて9社の方が参加していただいております。
雰囲気を動画でつくっておりますので、ちょっと見ていただきたいと思います。
〔動画放映〕
こちらは、
つくば駅前のBiVi
つくば交流サロンで行っております。
このような形で、終わりましたら、会社とスタートアップ推進室との間で名刺交換だったり、また、例えばスタートアップに投資する、ベンチャーキャピタルという投資家の方などいろいろな関係者とのネットワークをここで構築しております。
そのほかにも、スタートアップを皆さんに知っていただくために、今回、並木中等教育学校のスーパーサイエンスハイスクールと連携しまして授業を行っております。こちらはテーマとしましては、まずスタートアップ起業をどうしたらいいかということで、ビジネスとして一番考えなければいけないのは、人が困っているだったり、自分が困っている解決策をどういった形で解決するかというのが、まず、ビジネスのスタートになるかと思います。ですので、身近な話題から、今までは私たちは通常に会社員になるというイメージを持っている子どもたちがいるんですけれども、課題を解決することによって世の中を変えていくんだ、私たちのアイデアで世の中を変えていくというようなスタンスをつくりまして授業を行いました。
これは、並木中等教育学校で文化祭が毎回行われているんですけれども、その文化祭をやった後に絶対課題が出てくると、その課題をどういうことで次の年に課題解決ができるか、それをスマートフォンのアプリケーション、こんなアプリケーションがあったらみんな簡単に使えるよねとか、来場者の方がとても使いやすい快適な文化祭になるというようなアイデア出しをしてもらいまして、ワークショップを行いました。
最後に、それぞれ、私だったらこういうアプリケーションをつくってこういう会社をつくります。そうするとこういう世の中に変わるんじゃないですかというようなプレゼンテーションをするというような授業を行っております。
このような形で市民の方、学生を含めた形に周知をしているというところ、後半部分に関しましては、実際にスタートアップに対する
つくば市の支援制度を紹介させていただきます。
2018年度、
つくば市は支援制度を大幅にブラッシュアップをしました。まずは、アクセラレーション
つくばというプログラムです。これは、そのほかに技術系のベンチャー立地企業補助金というのも改めて組み直した改正をしました。それで
つくば市を代表するスタートアップへ成長させているような形です。
一つがスタートアップアクセラレーション
つくばという内容なんですが、こちらは経営コンサルティングがスタートアップにマンツーマンでつき、目標を決めてサポートしていくような形になります。事業計画を立てることから、実際に顧客開拓だったり、自分がプレゼンテーションをしてお金を、資金を調達する、そのようなところを経営コンサルタントと伴走をしながら支援を行っていくという内容です。
もう一つはベンチャーの立地企業補助金なんですけれども、こちらは
つくば市でスタートアップが活動する際、家賃補助をするもので、今までは補助率が30%だったり、補助要件が大分厳しいものでした。交付の要件としても、補助事業終了後、いわゆる1年後に交付するという形でしたが、スタートアップの皆様はすぐ活動したいということなので、
平成30年度は補助率を100%にし、上限100万円を概算払い、先に支払うことによってお金の回りをよくするという制度に変えております。
そういったことから、現在、
つくば市ではスタートアップアクセラレーション
つくばに関しては、5社、ベンチャー立地企業補助金につきましては3社のサポートをしております。
そのほか既存の
つくば市産業振興センターを利用している企業が5社あります。このような形で市ではこれらのスタートアップについてを特に今年度はサポートしているところでございます。
また、この産業振興センターですけれども、こちら2019年度に再整備を予定しております。それを、今、2階に利用室があるんですが、1階を改築しまして、こちらでコワーキング
スペースという形でスタートアップが集えるような交流の場として、研究者と経営者と資金を持っている投資家、このような三者が交えるようなところとして計画をしております。
もう一つなんですが、スタートアップの都市推進協議会がございます。こちらは福岡市を中心に日本のスタートアップ推進都市が集まって切磋琢磨して、その中で情報交換をしながら世界に飛び立つスタートアップをつくっていくという形なんですけれども、この団体に10月に
つくば市が加入をさせていただきました。
本題はスタートアップ戦略の策定に関してでございます。
つくば市のスタートアップ戦略の肝となるスタートアップ戦略なんですが、これを7月から懇談会を3回構成しまして、構成は有識者、市民公募など全18名、パブリックコメントを9月、10月に実施いたしまして、11月5日に最終の懇談会を開催し、12月20日に公表という形になります。
この後に推進監からスタートアップ戦略の内容についてお話させていただきます。
以上になります。
◎高瀬 スタートアップ推進監 私から、
つくば市スタートアップ戦略の御説明をさせていただきます。
まず、「スタートアップとは」というところからお話をさせていただきます。
戦略で書かれております
つくば市スタートアップとは、「新たなビジネスモデルを開拓し急成長する会社」と捉えて、彼らを支援していこうと取り組んでおります。
また、ポイントとして違うのが、一般創業のところはこういうふうに線形の成長曲線を描くんですけれども、スタートアップに関しては1回利益のところが赤字の方向に進んだ末に、新しいビジネスモデルなので赤字に進むものの、その後、急成長するというところの特徴がある人たちのことをスタートアップと指しております。
では、なぜスタートアップ戦略を立てるのかという話ですけれども、一つは世界的かつ日本国内でも進んでいるスタートアップの潮流にございます。日本では昨年2017年、スタートアップによる資金調達額が過去10年間で最高額に至りました。
また、政府が発表しております戦略の中に「ユニコーン企業または上場企業を2023年までに20社創出」することということが掲げられています。このユニコーン企業とは未上場の会社で10億ドルの時価総額がつくという会社を指しております。
2番目に、なぜスタートアップ戦略をするのかですが、最先端の研究機関が集積する筑波研究学園都市というのを生かすということで、
つくば市にある150の研究機関、そして最先端の研究・事業シーズに取り組む2万人の研究従事者の方々の集積を生かし、その集積された技術シーズだったりとか事業シーズを、数多くのスタートアップにつなげていくという可能性が、現時点で
つくばにあるということがございます。
3番目に、スタートアップ支援における効果というところに着目しております。スタートアップは、社会問題の解決や革新的な技術開発、そして新たな産業の創出を行う可能性がございます。そして、今ありますいろいろな技術シーズが、学生でありましたり、研究者などのポテンシャルをさらに引き出すエンジンとしてスタートアップというのは非常に機能するものだと考えております。
また、
つくば市人口ビジョンでは、2036年にピークを迎え、
つくば市は人口減少局面に突入することが予想されております。スタートアップの創出というのは、そのような人口の維持だったりとか税収の確保、働く場所を提供したりとか、さらに急成長するというところでは、普通の一般創業に比べると人口維持、税収の面に関しても貢献できるものだと期待されております。
今回、4回の懇談会を開催させていただき、スタートアップのプレーヤーが直面する課題をスタートアップの成長の段階において整理いたしました。
左から潜在的起業希望期、そしてどんどん成長していく時期というのがあるんですけれども、スタートアップの人たち、まず、始めようというところの部分に関しましても、いろいろな課題がございまして、認知度の不足だったりとか、知識・心理面での障壁、多様な人材の参入の障壁があったり、スタートアップを支えるインフラというものが不足しているという課題がございます。
また、起業をしていただくこの時期は、いろいろな支援機関などが創業支援事業などを行っているんですけれども、ここの事業化期、成長して伸び得るあたりのタイミングでいろいろ起きる課題、マッチングの機会の不足、資金調達の課題、フィードバック機会の不足、製品開発環境の課題に関しての対処するプレーヤーというのが少なかったというところに問題意識を感じまして、今回の戦略に施策を盛り込んでいるところでございます。
書いておりますが、潜在的起業希望期、これから起業しようと考えているときからの部分、そして創業・事業期、伸びていく時期に関して各支援機関の取り組みが十分に行われていないというところがございます。
そのような課題を解決するため、戦略ではスタートアップのビジョンというものを二つ掲げました。一つがスタンドバイ・スタートアップという言葉でございます。これはスタートアップの成長段階に合わせた支援を実施することにより、スタートアップに寄り添って成長を促進するまちを目指すというビジョンです。
もう一つが、科学技術が社会実装されるまちディプロイシティ
つくばということで、スターアップと研究機関が連携して
つくば市にある科学技術を製品・サービスとして、市のさまざまなところで社会実装し、市全体がスタートアップや科学技術のショーケースとなるまちを目指すという二つのビジョンです。
このビジョンを達成するために施策の体系としては、新規参入の促進を重視するということの施策と、事業化期における移行促進を重視するという、この二つの施策に関して24の施策があるんですけれども、本日はこの中でも特に主要施策としての四つの施策を御説明させていただきます。
四つの施策を御説明させていただく前に、このスケジュールなんですけれども、まず、新規参入促進を重視するということで、2019年度までは場所の整備でしたりとか、プロモーションの促進によりましてスタートアップのエコシステムを強化するということに重点を置いていきます。
そして、2020年度からに関しましては、主要施策の
つくば版SBIRでしたり、スタートアップ向け社会実装トライアルを本格始動させることで成長を促進させていくというスケジュールを組んでおります。
では、主要施策の一つ目に関しまして御説明させていただきます。
一つは、
つくば市産業振興センターのリニューアルです。
スタートアップを支えるためには、活動の場所や交流の拠点というのが重要になります。その交流の拠点が
つくば駅を中心とします中心市街地等アクセスのよいエリアに関しましては、不足しているという現状でございました。そこで、産業振興センターの1階をリニューアルすることで、ワーキング
スペース、ミーティングルーム、セミナールーム等を設置することになっております。その場所を使いまして、専門的な経営知識の習得機会の構築・創業ワンストップサポートの提供を進めてまいります。
次に、研究機材ハッカソン・シェアリングの実施を進めてまいります。
研究機関には、研究機材が集積しております。しかし、それがスタートアップの人たちに関して十分活用し製品開発を行える環境下ではございませんでした。ここで研究機関内の研究機材を活用したハッカソンのいろいろな使い方だったりとかアイデアをみんなで考えようという場所の提供でしたり、テクノロジー系スタートアップの研究機材とマッチングを促進する環境を構築してまいります。
ここまでが新規参入促進における施策になるんですけれども、次は2020年度以降に関して本格実施を考えております施策になってきます。
つくば版SBIRの実施でございます。
テクノロジー系スタートアップ、物をつくったりするスタートアップに関しましては、製品からサービス化というところまでの期間が長期間になりやすいという課題を抱えております。このことをプロダクトマーケットフィットと、ちょっと横文字なんですけれども、こちらの確立というところなんですが、これは不確実性が高く資金調達が難しい環境下に彼らは置かれます。
そこで注目したのが、アメリカ政府が実施しているSBIRという制度で、すぐれた技術を持つ企業の研究開発を促進し、研究成果を商用化につなげる競争的な補助金プログラムというものがございます。こちらを参考にした
つくば版SBIRを構築し、テクノロジー系スタートアップの成長を支援してまいります。
四つの施策、最後になります。スタートアップ向け社会実装トライアル支援です。
こちらはテクノロジー系スタートアップというのは、製品やサービスの顧客の反応です。フィードバックを得られる機会に関しては特殊な環境だったり、設備、一定の面積が必要な場合が多いという課題がございます。
これに対してはマーケット調査や製品・サービスの実証実験が行える施設の確保でありましたり、それを使ってもらうモニターの方々のあっせん等を社会実装・トライアル支援を行うということを予定しております。
本来ならば、こちら24施策全てあるんですけれども、その中には先ほどの学校でセミナーを行うというものでありましたり、地元企業との相談機会の提供ということも盛り込んでいるところでございます。本日は全部説明することができませんが、主要4施策について御説明させていただきました。
以上で私からのプレゼンテーションは終わります。ありがとうございました。
○
北口 委員長 どうもありがとうございました。
横文字もたくさんあって、なかなか理解も難しいかなと思うのと、あと地元の産業とどうかかわっていく可能性があるのかとか、そういったところがなかなか見えにくかったんじゃないかなと思うんですけれども、私はこのスタートアップ戦略の
委員に市民経済
委員長として出させていただいていて、本当にコンパクトによくまとめてくださったなということを感じていますが、ただいまの説明に対して皆さんからの質問等々をお受けしたいと思いますが、いかがでしょうか。
例えば地元の産業とこのスタートアップをすることで、今後どういうふうにつながっていく可能性があるんだという辺が、何か一つ提示できますかね。
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 この前も説明をいただきましたけれども、具体的にコンサルタントが入っているとかありましたね。あの辺の具体な、もう少し内容で話せるところで、こんな研究で、こんなコンサルタントをしている、商品がこういう商品なのか、ソフトなのかわかりませんが、ちょっと突っ込んで悪いんですが。
◎塚本 スタートアップ推進室長 こちらが実際のコンサルティングプログラムなんですけれども、まず、起業したときには、まず何をしていいかわからないというところからスタートしているんですね。学校でしたら1年生のときにはこれをやりなさい、2年生のときはこれをやりなさいという形でやっていくんですけれども、最初起業したときに右も左もわからない状態から、まず、あなたはこの時期にはこういうことをしましょう、事業計画をつくりましょう、次は資金調達ですという形でメンタリングと言って、各分野の専門の相談者、コンサルティングの方がいますので、その時期に対応したコンサルティングをまずしていただくということと、1年間ですけれども、ずっと同じコンサルタントがつきまして、その人がずっと後ろから伴走していきながら、ポイント、ポイントである程度の教科担任の先生がいまして、そこで、あなたはこうしたほうがいいですという形のものをしております。
その中でどういう企業がサービスを今行っていくかというと、このPLIMES株式会社という会社があります。この会社は、科学技術振興課が今やっているSociety5.0事業で去年採用された企業です。こちらの会社は、実際には医療関係で、嚥下と言って誤飲、高齢者の方にとって一番心配なのは飲み込むときに間違って気管に入ってしまう、そういうのを検知するシステムをアプリケーションでつくっている会社です。そういう商品をつくっているんですけれども、実際にはなかなか知られていないので、医療関係者の方に知っていただくことが必要になってきます。それに対して、まず周知の部分が入ります。周知にはどういうふうにしたいか、広報関係ですね、その中でもう少し製品を具体化、もう少し実際にいろいろな方に使ってもらってデータをフィードバックしてブラッシュアップというか、改良していくための仕組みと言って、逆に使っていただくような機関を探したり、そういうデータを収集するとか、そういうのもサポートしていくという形でポイント、ポイントごとにメンタリングだったりサポートの人が入って会社を成長させて、一つの製品を組み上げていくというようなサポートをしております。
最終的には、製品をつくっているんですけれども、資金がありません。資金を呼び込むために、基本的に投資家との面談をして、私はこういう事業をしていくので投資をしてくださいというプレゼンテーションの場をつくったりということも最終的にはするような形で行っております。
そういう形の一貫的な伴走型支援と言うんですけれども、こういう支援を一つやり、まずそれで一つの会社が成功すると雇用がふえる、税収がふえる、
つくば発の製品がふえていく、世の中にふえていく。
スタートアップに関しましては、そのような形で局所的に広がるものでなく、いいものは全世界中に一気に広がるという仕組みがありますので、これが一つ成功事例になると、
つくばの技術力が世界に広がっていくというパターンになっていくような形で、私どもは応援をしております。
◆
大久保勝弘 委員 ということは、誤嚥しないように、間違って飲み込まないような商品がある程度開発されてきているというような、途中までの表現だね。それをPRしたり、より以上発展して売れるように関係協力会社の資本金を出してもらって生産しようという作戦ですから、7割ぐらいまで行っているのかな、進んで商品開発ができているという感じだね。だから、私が気になったのは、今からアイデアはあるけれども、お金、力、バックアップする方がないからなかなか自分の力では進めないという方が主かと思っていたんですが、今の話を聞くと、できているという感じのイメージですね、その会社の場合は。
◎塚本 スタートアップ推進室長 この会社の場合はそうなんです。こちらは、樋口さんという国立研究開発法人物質・材料研究機構の研究者がいるんですけれども、こちらは今、本当に技術シーズというところで、こういう技術があるんですけれども、これを世の中に生かせないかなというところの相談がありまして、実際にこういうアイデアだったら広めることができるんじゃないでしょうかという相談をしているのが、この段階です。まだ会社になっていない状態です。幾つかの、先ほど5期に分かれて、どの事業期が成長段階かとあったんですけれども、それぞれにあわせた段階で伴走型でコンサルタントがついて、支援していくというやり方になっております。
○
北口 委員長 大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ですから、例えば今、がん治療のいろいろな部分が進んでいますよね。特に
つくば市の場合にはそういう研究所がありますから、がんが発生しないものとか、治るものとか、いろいろ開発している段階があると思うんですが、発生しないような体質をつくっていくのが一番、がん患者とか、心筋梗塞だとかで亡くなる方が少ないわけですから健康長寿につながりますけれども、そういった研究所など、幾らかこの中に入っているの、そういうものはまだないですか。
◎塚本 スタートアップ推進室長 今回に関しては、がんに関するものはないんですが、また別に国際戦略総合特区という全体の枠組みの中でがん治療等はやっていますので、それはまだスタートアップの段階でなく基礎研究の段階だと思います。
◆
大久保勝弘 委員 そうだよね、
つくば市にあるものね。がんにならないような社会が、あと二、三年たったらできちゃうんじゃないか。
○
北口 委員長 ほかに御意見ありませんか。
例えば筑波山などで観光を進めていきたいという話があって、ただ、筑波山の登山を進めたい一方で、遭難者がちょいちょい出て、結局その遭難者を救助するために、地元の消防団が手をとられて地元が手薄になっちゃってすごく困った状態があるんですね。そういったことをGPSだとか、そういったものを駆使して、登山の景観は崩したくないわけです。いろいろなものを置いて、こっち行け、こっち行けって余りたくさん置くと景観が損なわれるから、景観を損なわずに登山者の救助を少なくさせるようなことを誰かが考えてくれればすごく
つくば市にとってはいいのかなみたいな。
◆神谷大蔵
委員 もうやっていますよ、それ。いつだっけ、この間行ってきたの。
あれ、廃校を跡地にしてやっているのは、福岡のどこでしたっけ。
○
北口 委員長 福岡市、大名小学校でココヘリ。
◆神谷大蔵
委員 あそこでやっていたじゃないですか。
◎高瀬 スタートアップ推進監 あそこに株式会社ヤマップって会社がありましたね。
○
北口 委員長 ああいうのにつながっていったりとか、例えば今の消防ですごく問題なっているのは、非常に救急搬送だとか消防に駆けつけるときの時間が延びているんですね。それは台数をふやしたからいいとか、人数をふやしたからいいという問題でなくて限界があるから、そういったものを効率よく現場に生かせるような方法を、渋滞を避けながら早く現地に行くとかのシステムを誰かが開発してくれるとかというのも、何かこういうのに入って、誰かがやってくれれば。
◆神谷大蔵
委員 北口委員長、スタートアップあるでしょう。
○
北口 委員長 私、だから
一般質問で出てくるような課題は全部、何かそういうのは、もしITとうまくつながって解決するものがあれば、こういったところに行くのかなということをちょっと思ったんですけど、それはちょっと飛躍し過ぎですか。
◆神谷大蔵
委員 ちょっと余談なんですけれども、大名小学校で、視察したじゃないですか。
○
北口 委員長 視察ね。
◆神谷大蔵
委員 あそこにawabar(アワバー)というのがあるじゃないですか。このスタートアップって露出がすごく大事であって、コミュニティがどれだけつながり、あそこがよく孫社長の弟さんなんかが主にお招きしてやっているようですけれども、あんな集える
スペースというのが、今度やるのであれば、そんなの広くとっていろいろと研究者を集めたりいろいろなことがやれればいいんじゃないかなとすごく思いますし、どんどん、せっかくさっき6自治体でしたっけ、7ぐらいあったんでしたっけ、そこに
つくば市も参入するということであれば、いいものをどんどん取り入れて、せっかくですのでやっていくことも大事なのかなと、ただの意見でした。大名小学校、本当にすごかったね。
◆五頭泰誠
委員 強いて言わせてもらえば、せっかくそういうアイデアとかノウハウ、技術があるのであれば、地元の会社に投げかけて、地元が連携してやるとか、そういうのが、それがたまたま、その会社の一部事業として取り組んだことによって伸びるとか、もしくはその会社が別途別会社をつくるとかというのは、確かに資金面とかクラウドファンディングで募るとかというのはもちろんいいことだけれども、強いて言えば地元の会社を取り込むというのであれば、地元の企業の中に、こういうのどうですかと投げかけたことによって、ぱくって食いついていくと、そしてそれがその会社もやる気を起こすとかということであるのだったならば、それは物すごい理想像でいいことだとは思うんだよね。急成長するということはもちろんいいんだけど、
つくば市の企業部の中に中小零細も含め、大手も含め、そういうものが目の前にあるのにわからないというのは多分いっぱいあると思うんです。そして意外と聞いてみたら、これ俺やってみたいみたいな、そういうところをみずから投資してやるとかという人が生まれてくるかもしれないから、そういうのを強いて言えば。
◎柴原
経済部次長 例えばPLIMES株式会社を例に挙げると、そういう会社じゃないのかもしれないけれども、製品をつくりますよね、製品をつくるとき、全部が全部自分のところでつくらなくっていいんだよなんて部品つくりたいんだよって、そういう部品をつくるのが地元の鉄工所であるとか、そういうところであって、それはうち得意なんですよみたいな、そういうマッチングもできるような仕組みにしていければ、少しでも地元に貢献できるのかなとは考えています。
◎塚本 スタートアップ推進室長 そういった点から、今度は20日にスタートアップのイベントがあるんですけれども、スタートアップのイベントの中で
つくば市からブースを出しておりまして、幾つか声をかけています。
一つは「
つくばものづくりオーケストラ」というので「MOTs(モッツ)」という地場の中小企業、もう一つは「IRDA(イルダ)」、「一般社団法人茨城研究開発型企業交流協会」と言って、茨城県の技術力のある中小企業、そちらもブースを出しておりますので、そこでスタートアップとのマッチングがいろいろなところでできるかなと。
まず一つ目は、今度あさって20日に行われるSTARTUP DAYにもそれら地場の方、ものづくり企業に出ていただいてスタートアップとのマッチングの機会を設けさせていただいています。
○
北口 委員長 さっき五頭
委員が言ったみたいに、地元企業に対しての働きかけというのは、このスタートアップに関しては何か行われているところがありますか。
◎高瀬 スタートアップ推進監 そうですね、こちらの会社、産業振興センターの2階に置いていただいているワーク
スペースという会社があるんですが、こちらの会社は宇宙の衛星のアンテナを製作している会社なんですけれども、そちらアンテナの製作の部分、いろいろ部品がありますよね。そこのところでいろいろ技術的な相談みたいなものは地元企業とされているというケースがございます。
また、本日、開催中のいばらき宇宙ビジネスサミットに関しても、こちらの会社の社長が出席いただいているというところで、県もいろいろ企業との連携は進んでいると聞いております。
○
北口 委員長 とかくITとかテクノロジーとか言うと、すごい科学的な分野しか入っていけないようなイメージがあって、地元の産業でものづくりはすごく一生懸命やっているんだけれどもというところが、興味を持ってもらえるような仕掛けというのは、今後何か考えられるんですかね。
◎高瀬 スタートアップ推進監 本日は御説明できなかった施策の一つとして、地元企業との相談機会の事例というものをつくっていくというところがございます。そこでは、本日も塚本室長からお話がありましたIRDAの会社でありましたり、MOTsの会社などとスタートアップの方々が交流する機会、技術的な交流をする機会というのを産業振興センターリニューアル後などは、どんどん実施していくべきだと考えております。
○
北口 委員長 あと農業面なんかは、やっぱり農地がすごくたくさんあって、休耕地とか遊休農地とかいっぱいあって、そういったところが実証実験の場所になるという可能性もあるので、これは農業振興課と一緒にやるような形なんですかね。
◎高瀬 スタートアップ推進監 それなりにやっていたと思うんですけれども、そういった社会問題を解決するのにも、スタートアップというのはすごく有効な手法だと思います。
○
北口 委員長 下町ロケットでヤタガラスじゃないけど、本当に何かそういったことが地元の企業の方々がキャッチできるような発信の仕方もぜひぜひお願いしたいなと思います。
では、よろしいですか。
では、質問がないようですので、以上で終結したいと思います。
これにて
所管事務調査を終了いたします。
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北口 委員長 これで
市民経済委員会を閉会いたします。
午前11時43分閉会
つくば市議会
委員会条例第60条第1項の規定により署名する
平成30年12月18日
委 員 長 北 口 ひとみ...