つくば市議会 2018-09-26
平成30年 9月26日観光開発推進特別委員会−09月26日-01号
平成30年 9月26日
観光開発推進特別委員会−09月26日-01号平成30年 9月26日
観光開発推進特別委員会
つくば市議会観光開発推進特別委員会
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平成30年9月26日 午前10時06分開会
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出 席 委 員
委員長 山 本 美 和 君
副委員長 高 野 文 男 君
委員 黒 田 健 祐 君
〃 宇 野 信 子 君
〃 大久保 勝 弘 君
〃 橋 本 佳 子 君
〃 須 藤 光 明 君
〃 久保谷 孝 夫 君
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欠 席 委 員
委員 神 谷 大 蔵 君
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出 席 説 明 者
経済部長 篠 塚 英 司 君
経済部次長 柴 原 利 継 君
観光推進課長 大 橋 一 彦 君
ジオパーク室長 伊 藤 祐 二 君
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出席議会事務局職員
議会総務課長 伊 藤 和 浩
議会総務課係長 大 坪 哲 也
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議 事 日 程
平成30年9月26日(水曜日)
午前10時06分開会
1 挨拶
2 協議案件
(1)今年度の
観光事業の取組について
(2)
筑波山地域ジオパークの取組について
(3)
牛久沼周辺における
観光開発の取組について
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午前10時05分
○山本 委員長
観光開発推進特別委員会を招集いたしましたところ、
委員各位及び執行部の皆様には、御出席を賜り、厚くお礼申し上げます。
本日の案件は、今年度の
観光事業の
取り組みについて、
筑波山地域ジオパークの
取り組みについて、
牛久沼周辺における
観光開発の
取り組みについての3件について御協議いただきます。
開会に先立ちまして、塩田議長から御挨拶をいただくところではございますが、所用により出席できないとの連絡がありました。委員の皆様によろしくとのことでしたので、お伝えいたします。
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午前10時06分開会
○山本 委員長 ただいまの
出席委員数は8人であります。
神谷委員から欠席届が出ております。定足数に達しておりますので、直ちに
観光開発推進特別委員会を開会いたします。
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○山本 委員長 それでは、議事に入ります。
まず初めに、今年度の
観光事業の
取り組みについて、執行部から説明をお願いいたします。
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 改めまして、おはようございます。よろしくお願いします。
それではまず、議事に入ります前に、きょうの出席者を私から紹介したいと思います。
改めまして、
経済部長の篠塚です。どうぞよろしくお願いします。座って紹介させていただきます。
〔
執行部職員紹介〕
◎篠塚
経済部長 以上、よろしくお願いいたします。
まず最初に、
観光推進課の事業を説明したいと思います。
概略ですけれども、今年度の当初予算が約2億9,000万円ということで、こちらが歳出になりまして、
観光推進課いろいろ施設持っていまして、歳入もございます。歳入の主なものが約4,500万円で、筑波山にある
市営駐車場ですけれども、こちらの1年間の歳入を約4,500万円で見込んでおります。
あと、平成26年にできましたフォレストアドベンチャーが、年間の利用料金の約25%が市に入ってきまして、そちらの歳入の見込みが1,200万円ということで、こちら平成26年から始めまして、当初の計画では5年間で約5万人入れば、大体当初の建設費用5,000万円をペイできるということで、おかげさまで順調に進んでおりまして、本年、年明けの3月に5万人ぐらいいけばいいような計算だったところ、ことし8月にはもう既に5万人を突破しまして、順調に事業も展開しております。
あと、
レンタルサイクル事業ですね。こちらが年間240万円ほどの収入を見込んでおりまして、歳入の合計が約6,175万円ということで、1年間こちらの歳入歳出合わせて事業を展開しているところでございます。
あと、昨年ですけれども、観光客も順調に伸びておりまして、まだ今年度は途中なものですから、正確な数字出せませんけれども、昨年度は380万人、
観光基本計画で最終目標400万人ということで設定しておりますので、おおむね順調に観光客も、
東日本大震災で320万人近くまで落ち込んだところが大分盛り返してきているんではないかなというところでございます。
今年度の
観光事業の
取り組みにつきましては、
大橋観光推進課長から説明したいと思いますので、よろしくお願いします。
◎大橋
観光推進課長 よろしくお願いいたします。
それでは、こちらの資料に基づきまして、御説明させていただきます。
1ページめくっていただきまして、今年度の
観光事業の
取り組みについて御説明させていただきます。
観光推進課には
観光施設の整備や
維持管理を行います
観光施設係、
つくばフェスティバルや
まつりつくばなどの
誘客イベントを行う
観光イベント推進係、つくば市の
観光宣伝や学術会議の誘致などを行う
観光振興係の三つの係がございます。各係の平成30年度の主な事業について御説明させていただきます。
まず最初に、
観光施設係の事業でございます。
1番の
観光施設係の事業につきましては施設の整備と修繕になりまして、今年度の主な整備についてですが、
筑波山梅林の
シンボル的施設でございます
展望四阿の屋根のかやぶきのふきかえ工事と梅林中央にございます
展望デッキの菱露台の再整備を行っておりまして、菱露台につきましては、再整備が済み、現在使用しているところでございます。
展望四阿につきましては、現在ふきかえ工事を進行しておりまして、11月下旬ぐらいには完了の予定で進んでおります。
続きまして、筑波山頂の渇水対策につきましては、現在、
筑波山山頂の水を確保するということで、平常時に水量を確保いたしまして、繁忙期に使えるようにするという工事を現在進めておりまして、こちらについては10月18日、開札を予定してございます。
また、こちらの応急的な対応になってしまいますので、今後の整備方法などを調査する
筑波山観光用水の調査業務を予定しておりまして、こちらは開札が終わり、今、業者の審査を行っているところでございます。
次に、
森林体験パークの
コース増設設計委託につきましては、これから
設計委託を行う予定なんですけれども、現在使っております樹木の診断によりますと、ちょっと弱ってきている樹木もございますので、そちらを長く使えるようにするような既存施設の設計変更と、これまで要望の多かった
子供向け施設の充実を図るための整備の設計を行う予定でございます。
続きまして、宝篋山の登山道の測量業務につきましては、5年間で測量を行う予定でございまして、宝篋山のこちらにつきましては国有林がございますので、そちらを測量いたしまして、借用するエリアの確定を行います。本年度で4コース目が終わる予定でございます。こちらにつきましても、現在、委託を行いまして測量を行っているところでございます。
ページをめくっていただきまして、
観光施設の
維持管理事業につきましては、
観光案内所や
筑波山周辺の
市営駐車場、
公衆トイレ等の市内の
観光施設の修繕や清掃などの
維持管理のほか、
筑波山ウエブカメラによる山頂、
筑波山梅林の状況、梅林付近の交通状況などの配信を行っております。
また、筑波山の
マーク表示を設置しておりまして、
市営筑波山駐車場や、
つつじが丘の駐車場の満空状況を提供しております。
続きまして、茎崎こもれび六斗の森の
指定管理業務関係につきましては、平成30年度
指定管理業務委託が満了になることに伴いまして、再募集を行いました。結果といたしましては、応募がなかった状況でございます。こちらについての今後の対応なんですけれども、一度直営に戻しまして、再整備等を行いまして、
運営方法の検討を行っていく予定でおりますので、今年度につきましては、直営に向けての準備を現在進めているところでございます。
次のページでございます。
観光イベント推進係の事業になります。
観光イベント推進係といたしましては、既に5月に
つくばフェスティバル、8月に
まつりつくばが実施されておりまして、
来場者数は、
つくばフェスティバルが、昨年度は雨のため、
来場者数が少なく7万5,000人でしたが、今年度は例年並みの14万人の来場となりました。
まつりつくばにつきましては、昨年度は
ディズニーパレードの実施がありまして、55万人と多くの方が来場しております。今年度につきましては、
ディズニーパレードは行いませんでしたが、天候につきましては、今年度、雨というのはありませんでしたので、例年より若干多い46万人の来場者がございました。
今後の予定といたしましては、10月28日に
平沢官衙遺跡にて、
つくば物語2018、11月3日にくき
ざき交流センター前広場にて、くきざき夢まつり、平成31年2月中旬から3月下旬にかけまして、
筑波山梅まつりを実施いたします。
続きまして、
観光振興係の事業となります。
観光振興事業につきましては、
観光コンベンション協会と連携して
観光宣伝事業、
観光誘客、
コンベンション事業等の
観光振興事業を行っております。この中で
MICE誘致事業につきましては、6月に
県観光コンベンション協会、筑波大、
科学技術振興財団等と茨城県
MICE誘致推進協議会を6月に設置してございます。
続きまして、筑波山の
渋滞緩和対策につきましては、茨城県や
観光事業者と協力して、迂回路の誘導や風返し峠から
つつじが丘駐車場までの
パークアンドバスライドなどを行いまして、
交通渋滞対策を行ってございます。
続きまして、
アウトドアフィールド観光資源活用調査及び
アウトドア拠点化検討事業につきましては、後ほど説明いたします
牛久沼周辺における
観光開発に関連する事業となります。こちら、
つくば市内全10カ所を調査いたしまして、つくば市が有する
アウトドア資源開発と拠点化を検討している事業でございます。
次ページの
観光客動態調査につきましては、つくば市の
観光推進の指標となります観光客の入込客数を調査するもので、筑波山の
案内状周辺、また、そのほか各研究機関などの
来場者数をもとに行っております。
最後に、
小貝川流域の
水面利用等の協議でございますが、小貝川の活用に関する
取り組みとして、
国土交通省を中心として設立いたしました
小貝川下流域水面利用等協議会につくば市も参加しておりまして、こちらの水面等の利活用について、協議をこれから進めていくところでございます。
以上、
観光推進課の事業となります。
○山本 委員長 これより
委員各位の御意見を伺いたいと思います。
順次発言を許します。
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 茎崎こもれび六斗の森なんですけれども、やっと
指定管理受けてくれる人がいて、何とかやってきたという状況かなと私は推測しているんですが、これ
一つネックは、あれじゃないですかね。あそこ宿泊を兼ねていますよね。その際の管理の仕方という面でいえば、管理する人たちが、例えば宿泊をしながら管理ができるとか、そういったような関係になっているのか、そこら辺が今後の課題じゃないかなと私は思っているんですが、いかがですか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 茎崎こもれび六斗の森につきましては、こちら宿泊者がある場合につきましては、
指定管理者のほうで人を配置いたしまして、そちらで仮眠等ができるようにはなっております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員
宿泊状況はどうなんです。かなり冬でもテントが見えるような御盛況ですよね。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 茎崎こもれび六斗の森の施設の
利用状況でございますけれども、こちらテントでの利用につきましては、平成28年度が約2,900、平成29年度が3,850、それと
キャビン等での宿泊なんですけれども、こちら平成28年度で2,240、平成29年度で2,350となりまして、
利用状況としては、多くの方に利用されている状況でございます。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 そうなりますと、
指定管理者は、そこに泊まるということでいえば、頻繁に起きていたということになるんですか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 こちら
宿泊状況でございますけれども、夏とか秋のこちらの
キャンプ場等の利用が多い時期ですと、かなりの利用頻度で宿泊しておりまして、冬になりますと、泊まる方が少なくなりますので、月に数回という形になっております。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 今の茎崎こもれび六斗の森ですけれども、
指定管理になってから、ずっと同じ事業者がやってくださっていたと思うんですけれども、何年間やっていただいていたんですかね。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 たしか3年間ずつ4回の
指定管理の更新を行って、最初、6,000人ぐらいの利用しかなかったのが、今、
中泉建設がずっとやってきてくれまして、今、キャビンとかキャンプとかバーベキューを合わせると、年間で1万2,000人弱の、もう本当に倍近く利用者もふえているというような状況でございます。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 さっきの宿泊の対応ということもあると思うんですけれども、
指定管理料というのは、結局、利用者が多ければ事業者のほうに直接それも入り、それから市の
指定管理料もあるということで、利用がふえていて、割に合うのか合わないのかとか、そういうことは、どういう状況だったんですかね。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 先ほどの
指定管理の期間から御説明させていただきます。期間につきましては、平成18年度から
指定管理を行っておりまして、
中泉建設が1社で行っている状況でございます。
それと、宿泊料金につきましてですが、こちらはキャビンに宿泊していただくと、市内の方で大体1万8,000円ぐらいで、市外で2万5,000円ぐらいなんですけれども、こちらですと、ある程度の利益というのは生じてくるんですが、テントでの宿泊ですと、やはりほかの相場に比べて安いので、その辺テントだけでの宿泊が多くなると、収入が少なくなっているというような状況でございます。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 そうすると、
指定管理料はお支払いしているんだけれども、テントでの宿泊がふえているので、大変仕事はふえる割に、入りというか、採算とれないといったらおかしいですけれども、人件費すごくかかりますよね、お泊まりが多いと。そうすると、その人が手当てできないというか、いていただけないぐらい
指定管理料が安かったのか、さっきの
仮眠施設ということではなかなか今、どこも人不足なので、そういう意味で、今までやってくださったところが、今度は受けられないという事情だったのか、恐らく
指定管理応募していただけるように交渉はされたと思うので、そのあたりの交渉経過を教えていただきたいんですけれども。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 指定管理料につきましては、今年度、今回の募集に際しましては、かなり安いということもございましたので、見直しを行いまして、もとの金額よりもかなりアップした金額での募集を行いました。ですが、長年行ってきました方も、もうかなりやったので、今回はということもありましたので、応募がなかったという状況でございます。
○山本 委員長 高野副委員長。
◆
高野文男 委員 質問何点かさせてもらいます。
茎崎こもれび六斗の森、いろいろとこれから変えていく中で、
指定管理業者がいないという中で、本当にそれが可能なのかということが、実際の大きな問題だろうと思うんですね。今までやってくださっていた建設業の企業が、
管理業者として妥当だったのかというのも1点ありますけれども、今後、ある程度、修繕をしたり牛久沼が見えるようにしたり、道幅を広げたり広場を広げたりとなると、市で本当に管理するということが可能なのかというと、少し厳しいのかなと。あと、もともと、その建設業の方は建設業でなくても、そこを管理するのが少し厳しい状態であったまんまの数年間だったのかなと思うんですね。
ですから、
指定管理業者をきちっとした形で置かないと、なおさら難しい、運営が難しくなるのかなという気がしているんですけれども、いかがですか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 今、お話しいただいたとおり、現状で
指定管理をもう一度お願いしますというのはちょっと難しいと思いますので、今後こちらの
基本設計等を行って、どのように整備を進めていったほうがいいのかというのも行いたいなと思っておりまして、その結果を踏まえまして、整備から大体25年以上たっている施設ですので、施設の老朽化とか、現在のニーズにも合ってないところもございますので、そういうところの見直しも行いながら整備を行って、また
指定管理者委託等も含めた、どういう
運営方法を行っていったらいいのかというのも、検討をこれからも進めていきたいなと思っております。
◆
高野文男 委員 進めていっていただきたいなと思いますけれども、実際問題、市の職員の方、もしくは臨時職員の方で、あそこに宿泊をしながら管理をしていくというのは、非常に厳しいということだけはもうはっきりしているのかなということをお伝えしておきたいと思います。
○山本 委員長
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 筑波山の
山麓秋祭り関係です。
本年の場合は、10月20日から、
つくば物語が10月28日と聞いております。
山麓秋祭りについても、1週間前後、本年から幅広く進めようということで、各地区で動いていただいておりますが、ここ数年見ておりますと、ほぼ横ばいの運営になっているような感じがするんです。特に私、平沢絡んでおりますので、NPOで活動しておりましても、できるだけお客さんに来ていただいて、20日に
ミニコンサートなんかをやって人集めしようと、盛り上げていこうと、こういう戦略とっているんですが、細かい話で申しわけないですが、いただいているお金だけでは運営できませんので、NPOから持ち出して運営しているんです。半分ぐらい持ち出して運営いたしておりますけれども、恐らくこの筑波から田井、北条、平沢、小田とありますけれども、この中では、一番
費用持ち出しもしながら、平沢官衙を利用して皆さんに来ていただけるよう対応しておりますけれども、何かもう少しこだわって
筑波山麓秋祭りができないかと思っております。ほとんど任せっ放しに近いんではないかなという感じするんですね。
地元の物産、野菜を販売して、この人集めの策を若干手を打っていると見ているんですが、この辺は改善するとか、もっとこうしようという何かアイデアとか企画とか提案する内容が幾らかあれば、今後の運営の中でいかがでしょうか。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 こちらやっぱり、
つくば物語と
山麓秋祭り、ここ何年か一緒にタイアップしてやってきたところで、その5地区でかなり各地域ごとの特色ある
イベントやっていただいていますが、
つくば物語というのは本当に1日だけで終わってしまう
イベントなものですから、例えばの話ですけれども、それぞれ5地区行っても、なかなか駐車場がないというのが実情ですので、
交流センターあたりを起点に、そこに車を置いてもらって、休日、週末だけ、無料の周回バスとかを出して、5地区をそれぞれ巡回するのも一つの方策ではないかなとは思っております。
○山本 委員長
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ことしもスタンプラリーやって、各地区を回れるように仕組みはできていますから、いろいろ工夫されているなという演出はわかるんですが、何かもう一歩、より以上、今までのお客さん以外に集まっていただけるようなものがちょっと足らないかなと、我々の企画力もあるんでしょうけれども、現地現地それぞれ工夫していますが、何かアドバイスをいただくように、ひとつ御協力いただきますことをお願いいたします。
○山本 委員長 高野副委員長。
◆
高野文男 委員
筑波山渋滞緩和の
対策事業の部分なんですが、やはり、つくば市の中では一番の観光地といえば、筑波山だろうと、これは子供からずっと皆さん思っているんだと思うんですが、我々子供のころから渋滞で、
つつじが丘駐車場まで行くにしても戻るにしても、大変な思いをした経験があるんですが、これは遠方から来られた方は、もっとそういう思いをされているんだと思うんですね。観光という部分で、つくば市が売り出していく筑波山の魅力を演出する場合に、渋滞というのは、非常に
マイナス要素になっていると思うんですね、ここに
パークアンドバスライドなどの対応と書いてありますが、それだけで渋滞が、それ相応に解消されますかね。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 今の
渋滞対策ということで、
パークアンドバスライドということで行っているんですけれども、ことしのゴールデンウィークの状況からですと、やはり渋滞は発生してしまうというのはございます。
ただ、上まで行くバスの時間は、前ですと大体3時間、4時間かかっていたものが、今ですと90分とか2時間で行けるという状況にもなっておりますので、ある程度の改善ということにはなっているんですけれども、ただ根本的な改善というのには、やはり駐車場の数とかも足りないと思いますので、今のところ、根本的に解決するというところまでは至っていないというのが現状でございます。
○山本 委員長 高野副委員長。
◆
高野文男 委員 つくば市で
中心市街地という大きな課題を持っている中で、筑波山の観光というのも非常に大きなテーマだろうと思うんですね。筑波山に観光に来て、中心地も見て帰るということになっていくんだろうと思いますけれども、そういう中で、筑波山で非常に嫌な思いをしてしまうと、筑波山から来るつくば市へのイメージって生まれますんで、ここは予算もかかるだろうと思いますし、県であったり、さまざまな行政との話し合いもあると思いますが、ある程度、渋滞しても、景観を見ながら徐々に上がっていけるぐらいの道路環境、渋滞環境になれば一番いいのかなと思っています。
あとは、上がった先で何があるのかというのも重要だと思いますけれども、まずは渋滞の緩和の部分では、積極的に取り組んでほしいなと思います。部署もかわると思いますけれども。よろしくお願いします。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 本当に渋滞問題は深刻で、私もバスで行ったんですけれども、とてもたどり着かなくて、お客さんたちも途中で降りたり、もうトイレに行きたくなって、トイレ借りて帰ってきてもバスが動いてないという状況で、本当に遠くから来た方がうんざりしていて、それ多分2時間ぐらいかかったんだと思うんですけれども。
だから、例えば、長野かどこかで、車、入れないようにしていますよね。ただ、それは生活道路でもあるのでできないと聞いたんですね。なので、例えば、そのパークアンドライドしていただくと、何かメリットがあるとか、ロープウエーの割引券とか何かそういう、何かそっちのほうがお得だよという形に何かしないと、車で行ったほうが便利じゃないですか、自由に動けるから。だけれども、そうだと絶対に渋滞は解消しないと思うので、何とかしないと、毎年行こうとは思わないですよね。バスが動かないということは車も動いてないわけだから、バスの人だけが不満なんじゃなく、車の人も不満なんですよね。なので、その辺、もっとバスに誘導するようなアイデアをもう一息出さないと解消しないなと思います。
それと、もう一ついいですか。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 ずっと私も言っているかと思うんですけれども、上に上がったときに食べ物はすごく大事で、やっぱりおいしくないと、また来ようとならないんですよね。水問題もちろん山頂ではあると思うんですけれども、山頂まで行かなくても、食べ物にやっぱり魅力がないというのはもういろいろな方に言われることなので、例えばそのいろいろな食堂とかホテルのレストランとかのお料理をあそこの皆さんでとか、あと市内全域の方々と、それこそ、コンペティションじゃないですけれども、おいしいものを出す競争をするとか、どういうものが皆さん喜ばれるのかみたいなところで思い切って、そういうアイデア出しをするとか、どうしてもあそこで一つもう地域ができ上がっているので、なかなか外から意見は言いにくいんですけれども、思い切ってそこは頭を切りかえて、例えばそういうお料理食べていただいたとか、アイデア募集をするとか、何か渋滞とお料理が二つの課題ですが、お料理は、本当に何とかできるんじゃないかと思うんですよね、地元の皆さんと何か工夫をすることありますか。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 何年か前なんですけれども、つくばうどんという名前で、地元の食材を使って、宮前のお店の方たちと山頂の御幸が丘のお店の方たちでいろいろ工夫して出していただいて、努力はしてもらったんですけれども、ちょっとぱっとしないというか、なかなかいいものが見当たらないというのが実情なんです。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 新しい何かテーマをもってつくるのは、すごくいいと思うんです。結局、味覚って皆それぞれですけれども、やっぱりおいしいというものに、ある程度特徴はあるんですよね。余りに体のこと心配してくれて薄味になっているのかなという気がちょっとするんです。そんな毎日食べるものじゃないので、しっかり舌をつかまえるというか、うどんなら、うどんでもいいし、いなりずし何でもいいですけれども、その味がおいしいかどうかというのは、もっと極めてもらって、とことん、パンの街みたいに競争するぐらいの感じで、どこのうどんが一番、人気投票でもいいですし、そういうシビアな評価も聞きながら極めていくということをもうちょっとしていただけると、せっかくうどんで始まっているものでしたら、より続けていくことが大事だと思います。よろしくお願いします。
○山本 委員長 黒田委員。
◆黒田健祐 委員 サイエンスツアーのところで伺いたいんですけれども、結構伸びていたイメージがあるんですが、最近どうなのかなというところ、お聞かせいただければと思います。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 サイエンスツアーにつきましては、見学者の数なんですけれども、平成27年度、86万4,571人、平成28年度、83万6,231人、平成29年度で91万9,174人となっております。平成27年度から平成28年度では若干減っていますけれども、そこから盛り返しているという状況でございます。
○山本 委員長 黒田委員。
◆黒田健祐 委員 市では、
観光宣伝ということだと思うんですけれども、どういったPRをされているのかというのをお聞かせいただければと思います。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 サイエンスオフィスというところが直接的には運営しているんですけれども、そこと連携して、ホームページにお互いにリンクを張ったりとか、あと、ことしサイエンスツアーでのいろいろな企画を向こうで考えたものを、市でチラシとかポスター提示をしたり、SNSで発信したりとか、かなり周知はやっていまして、向こうもインバウンド向けに力入れていまして、外国語を話せるスタッフがオフィスに常駐しており、外国人対応も、時間によっては外国人のスタッフがついて回っているような企画もやっておりますので、そういった市と連携をしながら、これからまだまだ伸び代の部分あると思いますので、本当にこれだけの研究所があって気軽に見学できるというようなコースは、ほかの市町村にはなかなかないと思いますので、有効な
観光誘客の一つの手段であると思いますので、今後もサイエンスツアーオフィスと連携しながら進めていきたいと思っております。
◆黒田健祐 委員 ぜひ、よろしくお願いいたします。
○山本 委員長
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 私、要望というより御提案なんですが、二つ三つ申しますと、まず県内一番の観光地になっていないです、今。大洗がトップだと思います。したがって、それを前、提案したんですが、何か県内一になるためにどうするかということをひとつ検討いただきたいというのと。
2点目は、筑波山のいろいろ食事の話も出ていますけれども、季節ごとに来ていただけるような演出、例えば花がきれいだとか、梅まつりの時期は一番話題になりますけれども、夏場がどうだとか秋がどうだとかと、こういう季節ごとに来てもらえるような戦略というのも、
イベントなり自然を利用したものなりで進めていただきたいなと。
3点目は、いつも申し上げているんですが、道の駅で解決しようと、私しているんですが、何かやっぱり学校跡地とか運動公園の後の問題とかと、きちっと下で整理できて、先ほども話に出ていましたが、バスで運営できるような仕組みにしないと、最終的には私はトップになれないと思います。今、混乱しています。私も行きますけれども、先ほど
宇野委員が言いましたように、2時間ですよ。下からもう上がってこない、途中から車が戻って帰るんです。そんなしぐさを見ています。ときには、来た方がもう二度と来ないという言葉を使うんですから、上に来て。
ですから、筑波山が伸びない理由、リピーターが来ないというのは、やっぱり大きなポイントだと思います。来ているのは周辺の東京、埼玉、千葉ですからね、車のナンバー見ても。
したがって、その辺をきちっと網羅できるような仕組みが、対応する力がないと、結局、最終的に私は、今の状態が続くのではないかという感じがしますので、この三つ、ひとつ積極的に要望して御提案としたいと思います。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員
小貝川下流域水面利用等協議会が設立されたとなっているんですが、つくば市も参加というのは、どなたが参加しているのかということと、それから「小貝川下流域水面利用ルール&マナー」というのをつくったということなんですが、こういったものは、私はどういうマナーなのかも全然知らないんだけれども、これは利用する人たちへの周知はされているのか。それから、どんな課題とか問題が浮上して、こういうものが3月から始まったと思うんですけれども、設立のいきさつとか、つくば市が小貝川の下流というと、どういったところでのつくば市との関連があるのかも含めたお話をお願いしたいんですけれども。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 まず、こちらの協議会の加盟団体なんですけれども、取手市、つくばみらい市、常総市、龍ケ崎市、守谷市、下妻市、つくば市などの沿線の自治体が加入しております。また、警察といたしましては、つくば中央警察署、常総警察署等の五つの警察署、それと消防署につきましては、つくば市消防本部とか取手市消防本部、稲敷広域消防本部などの5消防、それと漁業の協同組合として、小貝川漁業協同組合、関東漁業協同組合、鬼怒小貝漁業協同組合、そのほか、水面の利用団体といたしまして、マリンスポーツ団体とか、茨城県のスポーツ協会、茨城県カヌー協会などの9団体が加入しております。主で行っているのが、河川管理者の下館管理事務所でして、全体といたしましては、32の団体で構成されております。
協議会目的なんですけれども、船舶の利用に限らず、河川を利用する全ての方が安全に利用できることを目的に設立しておりまして、巡視とかを行っているんですけれども、こちらの関係する協議会の組織の加入団体で利用者への安全周知などを行いまして、そのほか、こういうことを行ってはいけませんとか、こういうことに注意してくださいというような周知看板的なものも設置しております。
こちらの設立の経緯ですが、以前、小貝川で事故があったことを受けまして、安全対策というのも進めるということで、協議会が発足しております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 事故というのは、具体的にどういうことなんでしょうか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 小貝川でジェットスキーを利用していた方が操作を誤りまして、人に当たって亡くなってしまったという事故になります。
○山本 委員長 須藤委員。
◆須藤光明 委員 同じく小貝川下流
水面利用等協議会のことで、加入団体は32団体ということなんですが、下流というのは、源流は栃木県だから、下妻から下だよね、今、団体入っているのは。前に、私が小貝川を
観光推進のための優先事業ということで、何度か議会で話をしていて、いい話は回答あるんだけれども、その進みぐあいを含めて、現状はどうでしょうか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 現状といたしましては、隣接している自治体と情報交換などを行っておりまして、まだ具体的には、どういうふうに進めましょうかというところまでは至っていないんですけれども、利用についての情報交換、どういう形での利用ができるかみたいなところまでの話をしているところでございます。
○山本 委員長 須藤委員。
◆須藤光明 委員 そういう話から、少し進めるように、つくば市が主体的にやっていただければいいと思うんですよ。前にも議会で話したんだけれども、下妻市のふれあい公園を発着にして福岡堰までというルートは長いので、やはりルートを三つぐらいに区切って、観光客誘客のために利用のルートをつくって、時間に応じたルートをつくっていくところまで持っていけば、一番いいと思うんだよね。
下妻、つくばもそうだし、常総市だって吉野公園があるわけだから、福岡堰の桜を含めて、施設のこともあると思うんだけれども、そういうことをぜひ進めるようにお願いしたいということで。少しでも進めないと、できなくなっちゃうから。
それは、筑波山ばかりじゃなくて、今言った渋滞で、筑波山がもう嫌になったよといった場合には、じゃあ、どこ行こうかとほかの地域ではなくて、
つくば市内の観光地で遊んでいただくということも必要だと思うんで、そういうことについても担当で考えていただきたいと。要望です。
○山本 委員長 要望ですね。
私から2点よろしいでしょうか。
まず一つが、最初に今年度、筑波山頂の水道水源の湧水量が減少しているということなんですが、これは原因というのは明らかになっているんでしょうか。
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 筑波山山頂の水につきましては、筑波山の湧き水を利用しているものでして、原因は特定されていないんですけれども、
東日本大震災の影響があるのではないかということも言われておりまして、水の出が震災以降弱くなってしまっているのが現状でございます。
○山本 委員長 それについては、今後、整備の方策をこれから調査するということですね。
もう一つなんですが、先ほどから渋滞云々という話もあるんですけれども、現在、シャトルバスが夕方の5時で終了ということで、山頂からおりてこられなくなるので、たしか実証実験で、現在5時20分だか、5時40分発を関東鉄道がやっているという話なんですが、ただ、筑波山口で終わりということで大変不評のようなんですけれども、このあたり関東鉄道等の交渉であったり、最終便のあり方とかは、
観光推進課としてはどういうふうにお考えなんでしょうか。
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 観光推進課としては、筑波山口だけで終わってしまって、そこから行き道がなくなってしまうというのは問題かなと思っておりますので、まだ進んではいないんですけれども、関東鉄道なり関係するところと話をしていきたいなと思っております。
○山本 委員長 実証実験で1便ふやしてみるといったときに、例えばどういう形態でやるのがいいのか、事前に意見交換みたいな場というのはあったんでしょうか。
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 こちらのお話につきましては、
観光誘客会議というのが
観光コンベンション協会主体で行っているんですけれども、そちらの中に関東鉄道も入っておりますので、その会議の中での報告、こういう事業を行いますというお話を受けております。
○山本 委員長 要望なんですけれども、先ほどの渋滞の解消というのは非常に大きな問題で、せっかく来ようと思った最高の日に渋滞にはまって、もう二度と来ないというのは、本当に最悪な状態だと思いますし、それとともに、帰りの足をどう確保するのかということは、このあたりが、高尾山なんかは電車で順調に行って、おりたらもう登れるというこの差は、筑波山観光の大きな課題なのかなと思いますので、
観光コンベンション協会とともに、この関東鉄道との連携というのは非常に大事だと思いますので、よく現状を見て、特に5時最終便の実証実験ということなので、ここできちっと意見を合わせて、どう発展させられるのか、結局使う人いないから、やめましたと関東鉄道は言いかねないと思いますので、この機会に、もう少し突っ込んで御議論いただければと思います。要望です。
高野副委員長。
◆
高野文男 委員 最後に1点だけお願いします。
多分11月ぐらいになってからですか。ロープウエーですか、ケーブルカーかな、ライトアップされます。両方されるんですかね。私、今から数年前、「常陽リビング」かインターネットに掲載されていて、だまされたといったら怒られますけれども、非常にきれいに写っていたもんですから、行ってみたんですよ。行ったところ、ライトアップの数は少ない。ケーブルカーに乗っていても、中央部に乗ってしまうと何も見えない。それで山頂に上がると、ここで食べるんなら、じゃあ、うどんを、おそばを2人で半分ずつ分けて、中心地に帰ってきて何かおいしいもの食べようかというのが現状だったんですね。
ですから、ライトアップする。そういったものを本当にレベルアップしていく、それが本当に行ったらきれいだったと言えるようなものを早くつくっていくことも一つの手段であって、あとは、そこまでのアクセスと、食事というものは、これはいろいろな名産品があると思いますから。
土浦市側にあるいやしの里は、ここのところちょっと味が落ちたかもしれませんけれども、本当に夜景だけを見に来るお客さんもいらっしゃいますんで、筑波山というものが、このつくば市を担っている非常に大きな題材なんだということをもちろん皆さんわかってらっしゃると思うんですけれども、中途半端で終わらないような形で、予算もあると思いますけれども、皆さんにPRをしていただきたいなと思います。
○山本 委員長 ほかに発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○山本 委員長 ないようですので、以上で発言を終結し、今年度の
観光事業の
取り組みについては終了いたします。
────────────────────────────────────
○山本 委員長 次に、
筑波山地域ジオパークの
取り組みについて説明をお願いいたします。
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 それでは、ジオパークの
取り組みにつきましては、
ジオパーク室長の伊藤から説明させます。
◎伊藤
ジオパーク室長 よろしくお願いいたします。
資料を見ていただければと思います。4番、
筑波山地域ジオパークの事業についてということでございます。
事業の概要でございますけれども、皆さん御存じのとおり、ジオパークとは、保全をまずは頑張ってやっていきましょうというのが根本にあります。それを教育や地域振興、そういったものに生かして持続可能なまちづくりをしていこうというのがジオパークの大きなテーマでございます。当ジオパークは、今月9日に日本ジオパークに認定されて2周年を迎えました。実は、再審査というのが2年後に控えているという状況でございます。
現在、課題等いろいろ日本ジオパーク委員会から指摘を受けておりまして、それを解決すべくアクションプランを立てまして、活動を進めているところでございます。
今年度でございますけれども、来年2月2日、3日で、関東のジオパークが集まる関東大会というものを当ジオパークで開催予定でございます。関東大会を見据えて、ここの地域が、よりレベルアップして、各個人が積極的に参加できるような
取り組みを今現在進めているところでございます。
運営組織でございますけれども、基本的にはメンバー、各市の首長であったりとか、各市の活躍されている方が加入されていますけれども、本年5月、総会におきまして、産総研が改めて会員として加入いただきました。今までは個人の参加でございましたけれども、今回会員として入っていただきまして、会員数といたしましては24会員、顧問が2名いるというような組織になってございます。
この協議会の下に各部会が、教育・学術部会、市民活動部会、地域振興部会の3部会がございます。それぞれこの協議会活動を補完するような形で、今現在はこの部会が中心となって各
取り組みを進めているというのが現状でございます。
今年度の事業を主要な部分だけ説明させていただきますと、3番の主要事業の(1)、ジオを理解するための
取り組みでございます。下線部読ませていただきますと、ジオパーク学習の導入推進ということで、昨年度よりジオパーク学習をしっかり各学校に伝えていこうというところで、昨年からジオサイトを抱えている学校、例えば
筑波山山頂ジオサイトであったりとかを抱えている秀峰筑波義務教育学校であったりとか、六斗ジオサイトを抱えている茎崎中学校、高崎中学校とか、そういったところに声かけをさせていただきまして、ジオパーク学習をやらせていただいています。
本年度の実績でございますけれども、秀峰筑波義務教育学校では7月2日に座学をやりました。茎崎中学校につきましては、座学を7月5日、現地研修を先週9月20日に実施したところでございます。高崎中学校につきましては、昨年度からこの事業に取り組んでいただいていまして、今年度も引き続き10月11月に座学と現地研修を計画をしているところでございます。
(2)のジオを守るための
取り組みでございますけれども、学術研究奨励事業ということで、漢字だけ見るとよくわからない事業でございますが、新たな価値の創出というところでございます。今、この地域には、26ジオサイトございますけれども、そういったジオサイトの価値を高めるというものであったりとか、また新たなジオサイトを発掘すべく、価値の評価というものをやっていただく者を募集して、その者に対して助成金を与えてしっかり価値を検証いただくという事業をことしから始めてございます。今現在、2業者選定させていただきまして、活動を進めているところでございます。
(3)のジオと触れ合うための
取り組みでございますけれども、昨年度、ジオガイドに何人かの議員の方にもなっていただきましたけれども、今、42名のジオガイドを認定させていただいております。今年度、まさに関東大会というものを見据えまして、今活動を進めさせていただいて、先週も桜川市でフォローアップ講座をさせていただいたところでございます。
さらに、
筑波山地域ジオパーク認定商品の認定ということで、地域振興部会が中心となってやらせていただいている事業については、筑波山地域の価値、先ほど食べ物の話もございましたけれども、この地域に来て、こういったものが魅力がある食べ物ですよとか、あとはこういった食べ物がありますのでお土産にどうぞとか、そういったものを提供すべく認定商品を認定させていただいております。明日の臨時総会にて、この認定商品の認定証授与式を行う予定でございますので、御承知いただければと思っております。
次のページ行かせていただきまして、ジオツアーの定期開催ということで、今年度させていただいております。まさに関東大会のジオツアーを見据えたツアーの創出ということで、またジオガイドさんのスキルアップも含めて開催をさせていただいております。5月から11月まで各市において、今ツアーを進めておりまして、つくば市におきましては、8月に筑波山頂ジオサイトでツアーを開催させていただきました。定員30名のところ、たくさんの応募ございまして、定員マックスでやらせていただきまして、好評のもとツアーは開催できたというところでございます。
(4)、ジオをつなぐための
取り組みでございます。2ポツ目に、今年度の最大の
イベントといいますか、先ほど言いましたとおり、JGN関東大会in筑波山地域が2月2日、3日に開催予定でございます。これにつきましては、議員の皆様におかれましても、ぜひこの大会に参加いただきたいと思っています。フォローという形ではなくて、ぜひ参加いただいて、ジオパークというものはどういうものなのかを知っていただくとともに、各ジオパークの皆さんとディスカッションをすることによって、かなり熱い思いも感じられる大会になると思いますので、ぜひ参加をお願いしたいと考えております。
(5)、ジオが続くための
取り組みでございますが、永遠のテーマになりそうな形になっておりますけれども、持続可能な協議会事務局体制の構築ということで、再三いろいろな形で、他市も含めて、協議会体制というものをどうしたらいいかという検討をさせていただいております。これにつきましては、少しずつですけれども、各市にアプローチしつつ、一番この地域にいい事務局体制というものを構築していきたいということで、今検討を進めさせていただいているところでございます。
4番の今後の課題でございます。先ほど来、課題については説明させていただきましたけれども、下のほうに、特にということで書かせていただきました。
まず一つ目、拠点施設の整備というところがやはり課題に今なっております。この件につきましては、筑波地区の学校跡地等うまく利用して、拠点とできないか、今検討を進めているとともに、駅前とかそういったところにも、来た方にすぐに立ち寄れる場所、そこからジオサイトに案内できる場所、そういったところも含めて、今検討を少しずつですが進めているところでございます。
また、先ほど言いました事務局体制につきましても、この6市の連携という部分で、どういった事務局体制が一番いいのかというところを各市の現状もすごく厳しいということがわかっておりますので、そういったところをどういうふうに理解していただいて、事務局体制を構築していくかということは、今本当に喫緊の課題になっております。これにつきましても、引き続き検討を進めて、すばらしいまちづくりを目指して活動していきたいと思っています。認定、再認定というハードルはあるんですけれども、そこがゴールではないので、まちづくりをどうやってしていくかというところをしっかりもう一回みんなで見直して、事務局体制も考えていければなと考えているところでございます。
説明については、以上になります。
○山本 委員長 では、質問に行く前に、多少御報告をさせていただきたいと思います。本来、神谷副議長がいらっしゃれば、副議長から御報告いただこうかと思っておりましたが、一応経過報告ということで、3月に皆様の御協力をいただきまして、当委員会から中間報告をさせていただきました。それを受けて、正副議長で、ほかの5市の正副議長に働きかけをしていただきましたところ、桜川市においては9月に改選もございましたので、その改選を終えてから桜川市の新体制を糾合して6市で議員連盟協議会を立ち上げるということで、ほぼ合意に至ったと報告を受けております。
10月に、また改めて、皆様に御連絡が行くと思いますけれども、10月後半に議員連盟協議会の設立総会と、あと6市の全議員を対象とした勉強会、そして、それを受けての報告会という形で、知事また本県の6市に関連する県議会議員、そして6市に関連する国会議員、本件に関連する国会議員にお声をかけて報告会を、少し決起集会のような形でもっていけたらということで、今御尽力いただいていると聞いております。また、詳細が整ったところで皆様には御連絡が行くと思いますので、御承知おきよろしくお願いいたします。
それでは、順次発言を許します。
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 ジオパークについては、大変積極的に運営いただいておりましてお礼申し上げます。また、42名のジオガイド、私もその一員でありますが、直接活動いただいている方、大変熱心にやっている姿を拝見いたしますと、平成31年2月の関東大会もぜひ成功して、また継続ができるようにしていただきたいなと思っています。
特に、お願いしておきたいのは、先ほど出ました学校跡地を拠点施設に利用することを、私は一貫して提案申し上げてきましたが、タイミング外しますといい場所がなくなりますから、いい場所を早く見繕って、手を挙げて進めていただきたい。そして、つくば市がリードしていく場面も大事ですので、進めていただくことを要望しておきます。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 先ほど、このジオパークということでは、保全を一番大事にするというお話がありましたけれども、保全をしていくというところでの課題とかがあるのであれば、お話いただきたいです。
○山本 委員長 伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 保全についての課題でございますけれども、保全といいましても、ジオサイトと言われる場所で、どういったものがどういう価値があるのかというのをまず知ってしていただくことが必要だと思っています。それが価値があるものだとわかれば、皆さんここを削ったり壊したりということはなくなるはずなんですね。まずは、そういった周知徹底が必要というところでございます。
さらには、その場所をどういった者が、どういった方法で保全をしていくかということは、みんなで話し合って決めていかなくていけないと考えております。どの辺まで保全すればいいのか、草刈りをやるだけでいいのか、それとも、その場所はもう手を触れてもいけないのかとか、そういった場所ごとでいろいろなパターンがあるとかと思いますので、そこら辺は専門家の方がいっぱいいらっしゃいますので、そういった方々の意見を聞きながら検討していければなと考えています。ですので、今のところまだスタート時点に立ったというところでございます。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 今、
大久保委員もおっしゃっていた拠点としての廃校活用なんですけれども、担当課では、7小2中と山口小も含めてですかね、それぞれのところに民間の活用の調査もし、庁内でもいろいろな要望を出し、あと地域からのいろいろな提案が出ているところもあって、とりあえず、どこの学校にどういうものをはめていくかというのを案をつくっていると思うんですけれども、担当課としては、もう当然要望は出されていると思うんですけれども、大体その案がいつごろまとまりますか。地域の小学校区ごとに回って説明する前には、どこにどういうものをということは決めると、9月議会の一般質問でもお答えいただいたので、今どういう状況でしょうか、わかる範囲内で。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 都市計画部サイドになってしまうので、詳細まではわからないんですけれども、多分年度内には必ず小学校単位で、素案を都市建設部サイドでつくって素案を示して、まずは地元の意見を吸い上げるということを伺っています。うちもジオも、跡地利用には、どこかの学校を使いたいということで意思表示はしておりますので、あとは民間の利用とか地元の要望等のマッチングとかにもなってくるかと思うんですけれども、一つの学校をジオだけで使うということは、まずあり得ないと思いますので、例えば文化財の保護施設とか、見学ができるようなところとか、いろいろな組み合わせがあってしかるべきなのかなと思いますので、当然担当課から、私どもに意見求められれば、ジオだけじゃなくていろいろな組み合わせをしてもらった上で、全然構いませんよということは申し述べたいと思っております。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 確かに複合的な使い方というのは、一番いいと思うんですよね。地域の方々は地域のものだと思っているので、地域の方々も使いながら、そのジオの拠点としても使っていただければ、地域の方も市がそこを拠点として使っているという安心感がありますから、引き続き地域で使えるという提案になれば、地域のほうも非常に喜んで受け入れてくださると思うので、そういう調整も、ここの地域でやりたいんだというのがありましたら、もうぜひ積極的に、根回しといったらおかしいですけれども、合意形成にもかかわっていっていただくのが、一つずつの廃校活用が見えてくるいい形になると思うので、ぜひ、積極的にお願いしたいと思います。
○山本 委員長
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 関連していますけれども、少し話が具体化しましたが、つくり方の問題ですね。規模の問題がポイントだと思うんですね。どの程度つくるか。私が研修してきた場面は、一つ大きな屋根一帯がジオのステージなんですね。したがって、規模を小さくすれば小さく、大きくすれば大きくできますから、この辺は規模も、大体この程度のものにつくっていくということが具体化していかないと、複合的施設をただごじゃごじゃつくるだけでは意味がないですからね。やはりそれなりにお客さんが来ていただけるような演出を加えていく必要があるだろうと思います。
話が少し飛びますけれども、これは私が関連で質問いたしましたらば、陸上競技場をつくるということを話しているわけですよ。これは、最終的に詰めていきますと、筑波東中と筑波西中しか該当するような面積がないんです。したがって、そこに大体、絞られていくと思うんですね。そこに当てはまる場合は、そこに陸上競技場できちゃいますから、規模も十分考えないと、大小幾らでもできますから。この前研修で島原を見てきましたけれども、一つの大きな屋根の中で。あれなんか、すごいですよね。その辺も含んで御提案申し上げます。
○山本 委員長 先ほどジオパークの認定商品を今回設定したということなんですけれども、これらは各
イベントのときには販売したりとか、並べたりということはあると思うんですけれども、常時どこかで見られたり、また今度の関東大会の前に、お披露目の場、例えばちょっとした展示、キャンペーンみたいなことを行う予定はあるんでしょうか。
伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 認定商品につきましては、別紙で、11業者13品目示させていただいております。今後のPRなんですけれども、実は全国大会が、10月初め、北海道のアポイ岳ジオパークでありますけれども、そこでポスター発表をしたいと思っています。そのときに冊子も使って全国のジオパークにPRするというのが、まず一つです。
また11月に、産業フェアがあるんですけれども、そこでジオ認定商品のブースを二ついただいていますので、そこでPRということを販売も含めてやりたいと思っています。13品目というよりは5品目ぐらいになりそうなんですけれども、全体としては、パンフレット等活用しながらPRをさせていただきたいと思っています。
○山本 委員長 そうすると、パンフレットはつくるけれども、皆さん欲しいなと思ったときには、拠点ができればそれは解消される話だということはわかるんですが、要はそれぞれお取り寄せというような今現状なんでしょうか。
伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 まさにおっしゃるとおりで、実際13品目を1カ所で販売というのが、なかなか今の現状だと大変だという話は聞いております。実際、この認定商品を認定させていただいた地域振興部会という部会があるんですけれども、そこにはコンベンション協会であったり、各市の商工会であったりとかいますので、そちらから、販路についてはいろいろ募集をしたり、PRしたりして、どんどん可能性は探っていきたいということと、あとは審査員にイオンやカスミに入っていただいておりますので、取り扱いできる商品については、そちらでも取り扱っていただけるようにアプローチしていきたいと思っています。
○山本 委員長 あと、もう1点なんですが、今年度のジオパークの協議会に、つくば市として拠出しているお金について、少し御説明いただいてもよろしいでしょうか。
伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 筑波山ジオパーク推進協議会の予算ですけれども、基本的には、6自治体の負担金で賄っている状況でございます。本年度の予算規模ですと、負担金で463万円、前年度の繰越金とか雑収入含めまして、509万円の予算で運営しております。
各市の負担金の金額なんですけれども、均等割と人口割で、協議会の負担金の割合を決めておりまして、つくば市が、負担金といたしましては149万円支出しております。ほかの自治体は人口割がかなり低いというところもありまして、石岡市が63万円、桜川市が45万円、笠間市が63万円、土浦市が98万円、かすみがうら市が45万円という金額になってございます。合計しまして463万円という負担金でございます。
○山本 委員長 そうしますと、この中で関東大会のやりくりもしてしまうということなんでしょうか。
伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 関東大会につきましては、基本的には、参加費であったりツアー代は、参加者負担になります。そういったことを予算の中で検討していきますと、120万円前後の金額を協議会から支出することによって関東大会が賄えるというような試算になっております。ですので、509万円という枠の中で関東大会も開催するということになっております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 ジオパークの施設とやらの話も出ていますけれども、一番大事なことは、人が来るのであれば、しっかりと保全をしなきゃいけない。それから、ガイドの方のスキルやら、そういうのも当然必要となると思うんだけれども、例えばそういう人たちの拠点となる場所、それから保全をするために、きちっとしたものが配置できる場所、それから、館なら館長というのかよくわからないけれども、本来の観光、それあってこその観光という意味をよく考えて、ただ見た目を引いて来てもらうということよりは、そこが一番大事なところで、そこに一番お金もかけるべきだと私は思っているので、そこら辺をしっかりと基本に据えた上でジオサイトのことを改めて要望しておきたいと思います。
○山本 委員長 黒田委員。
◆黒田健祐 委員 素朴な質問なんですけれども、今13個の商品のお話あったじゃないですか。これ食べ物が基本ですか。何かほかのお土産商品みたいなものがあったら教えてください。
○山本 委員長 伊藤
ジオパーク室長。
◎伊藤
ジオパーク室長 今回のジオパーク認定商品でございますけれども、食品、加工品ということで募集をさせていただいたところでございます。ですので、今後、お土産品であったりとか、笠間焼の茶碗だったりとかというものも、新たな基準をつけさせていただいて、募集とかをまた検討してまいりたいと思っています。今回の場合は食料品、加工品にフォーカスしたというところでございます。
○山本 委員長 黒田委員。
◆黒田健祐 委員 個人的な感覚の意見ですけれども、JAXAのお土産屋には結構特徴あるものが売っていておもしろいんですよね。ジオパークもその枠の中でブランディングができるわけじゃないですか。どれだけお金かけられるかという課題もあるかとは思いますけれども、結構笠間焼ですとか6地区ごとにさまざまあると思うので、その中でうまくブランディングして見せることできれば、結構、商品の価値というのも上がって、消費者の人に届けられるのかなと思いますので、そこら辺もいろいろやることがあって大変だとは思いますけれども、研究していってもらえればと思います。
○山本 委員長
大久保委員。
◆
大久保勝弘 委員 今の関連です。13品目が出ていますけれども、業者の人が全部知っていれば別なんですが、やっぱり我々が、きちっと、ジオマークのついたものを宣伝してやると。場合によっては、店頭にポスターを出して、ジオマークつけて、やりますよと言えば、ばっと商売人は独自のいろいろなアイデア出してくると思うんだよね。だから、そういうもの出させて、より以上、切磋琢磨させて、ジオパークが全体に盛り上がっていくような演出もいいと思いますので、積極的にここ進めてください。
○山本 委員長 では、以上で発言を終結し、
筑波山地域ジオパークの
取り組みについては終了いたします。
────────────────────────────────────
○山本 委員長 次に、
牛久沼周辺における
観光開発の
取り組みについて説明をお願いいたします。
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 次の
牛久沼周辺における
観光開発の
取り組みということで、こちらは、先ほど
大橋観光推進課長から報告がありました
アウトドアフィールド観光資源活用調査業務で、市内10カ所を分析した中で、
牛久沼周辺の利活用の提案を受けまして、今後どのように展開していけるかという方策をこれから
観光推進課で考えていくような流れになるかと思います。
ちょっとネックになっているのは、どうしても牛久沼の管轄自体は龍ケ崎市になりまして、周辺の土地も本当に沼に面しているところは牛久市が管轄していまして、一部、茎崎の方が持っているような土地があるような状態でございますので、直接、その沼を活用するのも一つだとは思うんですけれども、観光としては、今のところロケーション的なものとか、あとは、今利用されているのがウインドサーフィンとか、ボートを出しての釣り客が多いということなので、そういった人たちに対する、例えば駐車場やトイレ等の提供ですかね。そういったものを視野に置きながら、今のところは、これから説明します茎崎こもれび六斗の森とかをロケーション的なものでうまく活用していければなと思っています。詳細につきましては、
大橋観光推進課長から説明させます。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 それでは、牛久沼における
観光開発の
取り組みについて御説明させていただきます。
こちらにつきましては、市長公約の体験型観光を推進し、筑波山における観光プログラムの作成や牛久沼のアウトドアの拠点化を行っております。
つくば市全体の
アウトドアフィールド観光資源活用調査につきましては、公募型のプロポーザルを活用いたしまして、株式会社スノーピーク地方創生コンサルティングという会社に調査委託を行っております。
調査の方法なんですけれども、市内全域で10カ所の地点を調査いたしまして、そのうち牛久沼に面しているところが2カ所、茎崎運動公園と、茎崎こもれび六斗の森について調査分析を行っております。こちらの調査の結果といたしましては、茎崎運動公園につきましては、自然環境について魅力はあるが、運動公園は現在多くの方が利用しておりますので、そちらの利用者のアウトドア利用ということでの理解を得るのは難しいのでないかという課題があるという御提案をいただいております。
茎崎こもれび六斗の森につきましては、牛久沼側の樹木の剪定等を行って切り開けば、ロケーション的にもよくなる可能性があり、樹木の適正管理をすることで、避暑地的な雰囲気を味わえる可能性がありますよということでございます。
また、課題といたしまして、茎崎こもれび六斗の森の有効面積が狭いこと、キャンプサイトとしてのトイレとか水回りが今整備されておりませんので、そちらを充実することが必要ではないか。また、近隣の住宅が近いところを課題として報告を受けております。
現時点におきまして、
指定管理者が運営を行っていて、再募集を行ったところ応札がなく、来年からは直営での運営を進めていく予定で、今動いているところでございます。それで、こちらの調査結果を受けまして、今後、基本設計も行っていって、どういうような形で整備していけばいいのかということをこれから行っていきたいなと思っているところです。
それと、ページをめくっていただきますと、調査の結果の抜粋を添付いたしました。実際にこういうイメージで行っていけるのか、また、基本設計を行った段階で、こういう形ではなくてもっといい方向に、現実味がある方向に進められるのではないかということもありますので、そちらの調査をこれから行っていきたいと思っているところでございます。
○山本 委員長 これより
委員各位の御意見を伺います。
順次発言を許します。
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 これからいろいろ計画を立てるというような話とは思うんですが、茎崎運動公園の周辺をどう変えていこうかとか、茎崎こもれび六斗の森のロケーションを変えていくという、個別的にアウトドアの拠点をつくっていくという理解なんですか。説明がこの二つだけだったんですけれども、要するに、これが目玉になるということなんでしょうか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 こちらの特出しさせていただいております茎崎運動公園、茎崎こもれび六斗の森につきましては、
牛久沼周辺における
観光開発ということで今回お話しさせていただいておりますので、10カ所行ったうちの、牛久沼に関連する2カ所について報告させていただいているところでございます。
また、この報告を受けて、そのまま整備していくということではなく、アウトドアとして魅力ある場所というのはどういうところがあるかなというところで調査を行っていますので、こちらの結果で全て整備していくということではございません。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 地域全体と考えてよろしいんですか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 つくば市全域で、アウトドアフィールドの調査を行うに当たりまして、どこら辺が魅力的かなというところで10カ所を挙げて調査していただいておりますので、周辺ということではなく、スポット的に調査していただいております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 報告はそうなんだけれども、その地域全体をどうしていこうかというのが基本にあるということですよね。地域、要するに
牛久沼周辺ということは、ぐるっとあるでしょう。地域的で言ったら、森の里の団地もあれば、向こうの小茎の一部集落もあれば、富士見台、あしび野、自由ケ丘、池野辺のお店のある方も周辺ですよね。この全部を考えましょうよという話ではない。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 地域全体をどういうふうに整備していきましょうかということではなく、つくば市全域を見ていただいて、アウトドアの開発、適正な土地というのはどこかということで、この2カ所があるんじゃないかという提案を受けております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 こういうことをやる際は、地域にしてみれば、地域の方が地域のものとして使っていた場所であり、施設でもあるわけですよね。だから、そこはしっかりと地域の方の意見を聞くとか、そういう情報ははっきり発信していかないと、知らないうちにということになると、多くの方が、どうしてこんなことになっていているのとなってくるので、そこは非常に丁寧に事前に地域の方への周知は、しっかりと情報発信していただきたいという一つ要望です。
茎崎こもれび六斗の森も、かつては、もうちょっと使いやすかったという意見は聞いているわけね。きれいにはなったけれども、使おうと思ったときに、前よりはお金かかるようになったよねというのは、地域の方は思っていることですし、私たちもこの間3連休のときにバーベキューをやろうと思って行ったら、随分いっぱいで、早目にとっておいてよかったと思うぐらいいっぱいだったので、それはいいことなんだけれども、面積の問題とかいろいろあるので、あれ土地全体は借りている土地でしたっけ、市の持ち物になっていました。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 茎崎こもれび六斗の森の土地は、研修室、バーベキュー場のある部分の一部につきましては市有地で、そのほかのキャンプサイトとかについては、個人の土地をお借りしている状況でございます。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 今、かなりそういうところが荒れていく中では、そういうところを借りて、森林も景観も守りつつやっているというのは、守るという意味でとてもいい。高崎自然の森も同じなんだけれども、そういうところを守るのも含めた活用というのがとてもよいと思ってはいるんですけれども、さらに広げて、どうしていくかというようなのはあるんですか。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 今回の調査は、どういうところがアウトドアの拠点となり得るかという調査ですので、それを受けて、必ず整備するということではないので、今後、その整備の方法を検討いたしまして、基本設計とかを行いながら進めてまいりますので、土地につきましても、またこれからのお話になっております。
○山本 委員長
橋本委員。
◆
橋本佳子 委員 要望も含めてですが、持っているところは、茎崎というよりは龍ケ崎とかそういう人たちが多いんだけれども、日々目にして親しんでいるのは茎崎の人たちなんですよね。そういった意味で言えば、そういう自然環境ということが、物すごい地域にとって大事な観点であり、私は、いじられていない自然の風景というのがとても貴重だなと思っているし、そう思っている人いっぱいいると思うんですよね。
それから、木もいっぱいありますけれども、四季折々、春になればヤマザクラが咲いて、ピンク色になった山合いの中に牛久沼が見えるというのが、また、これがとてもいいロケーションなので、そういったところに重点を置いていただきたいということと、自然が戻ってきた中で、蛍が飛び交う可能性も広がりつつあるような今状況になっているので、そういったものも含めた資源の活用をお願いしたいなと思っております。要望です。
○山本 委員長 高野副委員長。
◆
高野文男 委員 牛久沼は龍ケ崎市の所有ということですね。ロケーション、景観というものを中心にした
観光開発ということで、つくば市単独のつくばの地域の沼というよりも、その上の大地とは言いませんけれども、畑や田んぼ、山、ここを活用するということの中で2点、茎崎運動公園と茎崎こもれび六斗の森ということが挙がっているようですが、これを見ると、茎崎こもれび六斗の森にほぼほぼ決まっているのかなと感じます。どちらがいいのかというのは、先ほど
橋本委員が言われたように、これはさまざまな意見もあろうかとは思います。これはあくまでも市長公約のアウトドア施設、それもオートキャンプ場ということに沿って調査されて、今後施行されていくんだろうと思いますけれども。
まず1点、茎崎こもれび六斗の森の場合に、これから広げるとなった場合に、私有地の賃借だったり買い取りだったり、そういう問題がたくさん出てくると思います。あとは、入り口の部分は、農道を走っていった結果の駐車場とバーベキュー場と。一般の方が、初めて来た方は、これは本当にキャンプ場なのと思うぐらいの入り口だと思うんですね。そういったところの整備もしなきゃいけないだろうと思います。
そういうこともしながら、茎崎こもれび六斗の森を、つくば市の中の牛久沼の観光拠点にしていくのか、それとも茎崎運動公園、これは正直言って運動公園ではないですよね、正直言ったら。野球場とテニスコートだけがあって、あとは芝生の多目的広場しかないわけですから、多目的広場の面積のほうがはるかに大きいと。そこにバーベキュー施設をつくってほしいということではなくて、その周囲、ふれあいプラザの裏であったり、あと周囲の山林の部分を使うという方法も可能なのかなと思っています。
そして、あそこを一つのつくば市の観光拠点として考えていったほうが、龍ケ崎市にとっても、見える位置にありますし、龍ケ崎市からも近いですから、そういったことを考えると、茎崎こもれび六斗の森をということに決定していくのは早々かな、もうちょっと吟味したほうがいいのかなという気はしています。
あと、この問題とは違うんですが、筑波山、あと牛久沼と観光地、準観光地と言われるような場所、ここを保護していくに当たっても、なるべく太陽光をつけないでいただきたいと。ここが茎崎こもれび六斗の森であっても運動公園であっても、せっかく整備をしていく中で、そこに太陽光が周りに並んでいるというのは、いかがなものかなと思いますので、そういったことも関係部署と調整をしながら、なるべく自然を多くした中のアウトドア施設と、そして、牛久沼がよりよく見える場所を選定していただきたいと思います。茎崎こもれび六斗の森は、以前から、なぜ牛久沼が見えないのかなと我々も思っていた節はあるんですけれども、ただ見える場所が牛久沼というよりも、谷田川なんですよね。
ですから、その辺もよく考えていただいて、運動公園なのか、運動公園といっても茎崎運動公園の隣というような見方をしてもらったほうがいいのかなと思います。そういった部分の中で、また検討していただきたいと思います。これは要望です。よろしくお願いします。
○山本 委員長
篠塚経済部長。
◎篠塚
経済部長 先ほど言い忘れたんですけれども、今現在、龍ケ崎市が中心になって、牛久沼流域の5市町村で協議会をつくって、つくば市も参加しています。今、龍ケ崎市が中心になってやっている道の駅ですが、あちらも駐車場から牛久沼がかなり堪能できるようなところが候補地に挙がっているということもありますので、龍ケ崎市から、そういった情報もいただければ、参考にしながら、今後、茎崎地区でのアウトドアの拠点とかにも役立てていければと思っております。
○山本 委員長 高野副委員長。
◆
高野文男 委員 龍ケ崎市で道の駅をつくるという計画は、もうつくることになっているわけですから、それに負けないといったら変ですけれども、牛久沼を盛り上げていこうと思ったら、小さいものをポツンと少しずつつくっていくよりも、行政側としては、道の駅を龍ケ崎市がつくるんであれば、つくばでは運動公園を活用したこういったものをつくるとか、目立つ、人が集めやすい、にぎわいがある施設と。茎崎こもれび六斗の森で、こちらにできたから何か変わるのかといったら、さほど変わることはないんだろうと思います。ただ、その辺の選択が難しいところもあると思いますけれども、龍ケ崎の道の駅に負けないような、龍ケ崎には道の駅、つくばにはオートキャンプ場と言われるようなものをつくっていただきたいと思います。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 本当に基本的なことで済みません。牛久沼の岸は、ほぼ龍ケ崎市のものということですか。その上に上がって東谷田川のほうに行きますけれども、どの辺まで龍ケ崎市か。
○山本 委員長
大橋観光推進課長。
◎大橋
観光推進課長 牛久沼の周辺の大半は龍ケ崎市になりまして、一部内側に入ったところはつくばの土地もあるんですけれども、基本的には、
牛久沼周辺の土地改良の部分については、龍ケ崎市の地番がほとんどでございます。
○山本 委員長
宇野委員。
◆
宇野信子 委員 そうすると、もし市が主体になって何か観光とかをやろうとすると、市が持っている、もしくはもう既に借りている土地で考えるのが、まず一番費用もかからないということで、恐らくこの茎崎こもれび六斗の森とかを考えられたと思うんですけれども、一方で、さっき
橋本委員とかがおっしゃってたのは、全域、民間の土地も含めて観光ということで考えていくのかということだと思うんですけれども、結局どっちにしろ、さっき高野副委員長がおっしゃったように、地域の方がどう考えているかというのはすごく大事なので、民間にこういうふうに調査してもらうのはいいんですけれども、地域の方々、ここの景色がこの季節いいんだよという、それぞれの思いがあると思いますので、そういう視点でやっていただければ、どうしてもお金を投資して、何か施設をつくり直してとかいうことまでやるかどうかは別にして、ここの
牛久沼周辺ということは考えていただいたほうがいいのかなと思うんですよね。
マスタープランの中でも、牛久側は、水辺を活用となっていると思うので、地域の方々は、それも含めて、市として茎崎のエリアにどういうふうに魅力開発とかしていくのかということをすごく注目されているので、どうしても行政がやろうとすると、今、市が手をつけられるところということで、公有地とかになっちゃうと思うんですけれども、もうちょっと観光という意味では、地域の方の協力も含めて、もうちょっと広い視野でやっていただいたほうがいいかなと思いました。意見です。
○山本 委員長 今回、牛久沼の
観光事業についてということで、ざくっとした形でお願いをしておりましたので、今少し話が
アウトドアフィールド観光資源活用調査業務から見る、この体験型観光を市長の公約もしくは
観光基本計画に基づいて今後どうしていくのかということに、皆さんの視点が移りつつありますので、委員の皆さんとも協議した上で、別途、そういった機会をつくらせていただければなと思いますけれども、よろしいでしょうかね。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○山本 委員長 では、時間もかなりたちましたので、以上で発言を終結し、
牛久沼周辺における
観光開発の
取り組みについては終了いたします。
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○山本 委員長 以上で、本日予定の案件は全て終了しました。
よって、
観光開発推進特別委員会を閉会いたします。
午前11時56分閉会
つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する
平成30年9月26日
委 員 長 山 本 美 和...