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  1. つくば市議会 2018-09-13
    平成30年 9月定例会−09月13日-04号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成30年 9月定例会−09月13日-04号平成30年 9月定例会                     平成30年9月                つくば市議会定例会会議録 第4号               ──────────────────                平成30年9月13日 午前10時01分開議               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 25  番   塩 田   尚 君    14  番   ヘイズ ジョン 君   副議長 6  番   神 谷 大 蔵 君    15  番   塚 本 洋 二 君       1  番   山 中 真 弓 君    16  番   山 本 美 和 君       2  番   小森谷 佐弥香 君    17  番   浜 中 勝 美 君       3  番   高 野 文 男 君    18  番   大久保 勝 弘 君       4  番   長 塚 俊 宏 君    19  番   橋 本 佳 子 君       5  番   黒 田 健 祐 君    20  番   小 野 泰 宏 君       7  番   小久保 貴 史 君    22  番   柳 沢 逸 夫 君       8  番   皆 川 幸 枝 君    23  番   須 藤 光 明 君       9  番   五 頭 泰 誠 君    24  番   鈴 木 富士雄 君       10  番   宇 野 信 子 君    26  番   滝 口 隆 一 君       11  番   木 村 清 隆 君    27  番   金 子 和 雄 君
          12  番   北 口 ひとみ 君    28  番   久保谷 孝 夫 君       13  番   木 村 修 寿 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員       21  番   高 野   進 君        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  経済部長         篠 塚 英 司 君   副市長          飯 野 哲 雄 君  都市計画部長       長 島 芳 行 君   副市長          毛 塚 幹 人 君  建設部長         上 野 義 光 君   教育長          門 脇 厚 司 君  生活環境部長       長   卓 良 君   市長公室長        松 本 玲 子 君  会計管理者        酒 井 作 徳 君   総務部長         藤 後   誠 君  消防長          植 木 利 男 君   政策イノベーション部長  神 部 匡 毅 君  教育局長         森 田   充 君   財務部長         高 野 正 美 君  農業委員会事務局長    中 根 祐 一 君   市民部長         飯 村 通 治 君  選挙管理委員会事務局長  風 見 昌 幸 君   保健福祉部長       水 野 忠 幸 君  監査委員事務局長     石 田 慎 二 君   こども部長        中 山 由 美 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         新 井 隆 男    議会総務課長補佐     渡 辺 寛 明   事務局次長        川 崎   誠    議会総務課議事係長    大 坪 哲 也   議会総務課長       伊 藤 和 浩    議会総務課主任      稲 川 紘 之        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 4 号                                  平成30年9月13日(木曜日)                                  午前10時01分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       12番議員 北 口 ひとみ       27番議員 金 子 和 雄       16番議員 山 本 美 和       5番議員 黒 田 健 祐       15番議員 塚 本 洋 二  日程第2 (総括質疑)       報告第 18号 公益財団法人つくば文化振興財団の経営状況を説明する書類について       報告第 26号 専決処分事項の報告について(専決処分第22号)       報告第 27号 専決処分事項の報告について(専決処分第23号)       承認第 6号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第20号)             (つくば市介護保険条例の一部を改正する条例について)       認定第 1号 平成29年度つくば市一般会計歳入歳出決算認定について       認定第 2号 平成29年度つくば市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 3号 平成29年度つくば市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 4号 平成29年度つくば市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 5号 平成29年度つくば市作岡財産区特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 6号 平成29年度つくば市等公平委員会特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 7号 平成29年度つくば市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について       認定第 8号 平成29年度つくば市水道事業会計決算認定について       議案第 92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)       議案第 93号 平成30年度つくば市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       議案第 94号 平成30年度つくば市下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第 95号 平成30年度つくば市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)       議案第 96号 平成30年度つくば市等公平委員会特別会計補正予算(第1号)       議案第 97号 平成30年度つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第 98号 平成30年度つくば市水道事業会計補正予算(第2号)       議案第 99号 つくば市大規模事業評価委員会条例について       議案第100号 つくば市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について       議案第101号 つくば市税条例の一部を改正する条例について       議案第102号 つくば市建築関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第103号 つくば市産婦人科施設開設支援事業助成金の交付に関する条例の一部を改正する条例について       議案第104号 つくば市筑波山及び宝篋山における再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例の一部を改正する条例について       議案第105号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について       議案第106号 字の区域の設定に伴う関係条例の整理に関する条例について       議案第107号 市道路線の変更について       議案第108号 市道路線の認定について       議案第109号 工事請負契約の締結について       議案第110号 財産の取得について       議案第111号 財産の取得について       議案第112号 財産の取得について       議案第113号 財産の取得について       議案第114号 財産の取得について (上程議案等各常任委員会付託)  日程第3 休会について 1.本日の会議に付した事件   議事日程のとおり        ────────────────────────────────────                     午前10時01分 ○議長(塩田尚君) おはようございます。  会議前にお知らせいたします。写真撮影の申し出がありましたので、傍聴規則第9条の規定によりこれを許可いたします。        ────────────────────────────────────                     午前10時01分開議 △開議の宣告 ○議長(塩田尚君) ただいまの出席議員数は18人であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。  ここで、執行部から、昨日、9月12日の一般質問に対する答弁について訂正したいとの申し出がありましたので、発言を許します。  こども部長中山由美君。                  〔こども部長 中山由美君登壇〕 ◎こども部長(中山由美君) 昨日の山中議員の一般質問の児童厚生員の配置状況と今後の配置についての質問に対し、平成32年度当初までに満たすべき「放課後児童指導員」と答弁しましたが、正しくは「放課後児童支援員等」ですので、訂正いたします。  ここに訂正して、おわびを申し上げます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(塩田尚君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  初めに、12番議員北口ひとみ君。  北口ひとみ君より一般質問に関する資料の配付申し出がありましたので、これを許可し、各机上に配付しておきました。                    〔12番 北口ひとみ君登壇〕 ◆12番(北口ひとみ君) おはようございます。つくば・市民ネットワーク北口ひとみより、昨日、宇野議員より異例の予告がありましたので、通告に従いまして一般質問を進めたいと思います。  1番、指定管理者制度について伺います。
     指定管理者制度につきましては、この間、同僚議員の一般質問で、成果や課題、透明性、公平性、公開性の確保について確認、提案が行われてきております。モニタリングチェックシートの導入、再委託業者に関する報告、ここ2年の間には、選定検討会議の会議録及び実績評価表の公開がホームページで行われ、今年度は、市民公募3名を含む第三者評価会議が設置されるなど、改善が次々と進められてきていると評価しております。  ただ、今回実施された指定管理者の第三者評価会議は、第1回に各委員へ資料配付とガイダンスが行われてから、約10日間で指定管理者10社の面接が行われたようです。現地視察もなく、資料のみによる審査だったようですので、資料も膨大であったと推察されて、十分な審査や議論が行われたのかと懸念をしているところです。  また、つくば市では、2005年度から指定管理者制度の導入が始まりまして、10年以上が経過しております。導入から10年を区切りとして各事業の成果と課題を明らかにするとともに、制度導入自体の総括を行っている自治体もあります。つくば市では、こういった総括はどのように進められているのでしょうか。現在行われている第三者評価会議も含め、以下について伺いたいと思います。  1番、第三者評価会議の概要、委員構成、評価項目、方法やスケジュールなどを教えていただきたいと思います。  2点目は、第三者評価会議の日程が集中していた理由。  3点目は、指定管理者制度導入そのものの総括について、市の見解をお聞かせください。  次に、大きな2番、市民公募についてです。  つくば・市民ネットワークは、これまで、市民が検討段階で参加できる仕組みとして、市民委員の公募についても導入を提案してまいりました。ことし3月には、市民参加推進に関する基本方針も策定され、要綱では、おおむね3割を目途に市民委員の募集が定められました。市民参加の機会は格段にふえたと評価しております。また、無作為抽出による市民委員の登録募集も進められているようで、市民の参加が着実に広がってきていると実感しております。  一方、実際に参加してみたところ、継続して行われている会議等によく見受けられるんですけれども、これまでの経緯がわからないので意見が的外れなものにならないか、それから、会議の中で説明してもらう時間を要すのがはばかられて質問も控えてしまうなど、市民委員の困惑の声も聞こえてまいります。  昨年度ですが、指定管理者の選定会議の市民公募ではなかなか応募数に満たず、再募集をせねばならないケースもあったようです。これらは、市民参加が進められてきて初めて見えてきた課題と考えておりますので、以下について伺います。  1番、市民公募委員の意義、役割。市民委員へ求めるものとか、期待することというような視点でお聞かせいただければと思います。  2番、市民公募の現状と課題。各募集と登録制の募集もありますので、それの現状と課題を教えてください。  3番、公募時に市民から寄せられた質問等の状況を教えてください。  4番、定員に満たない場合の対策はどのようにされているのか、お聞かせください。  以上、壇上での質問といたします。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 政策イノベーション部長神部匡毅君。               〔政策イノベーション部長 神部匡毅君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 指定管理者第三者評価会議については、指定管理者による施設の管理運営状況について、所管課による評価の後、外部有識者等による第三者評価を実施するものです。  委員は、有識者5人に加えまして、市民公募委員3名での計8名の委員で構成されています。評価項目につきましては、管理状況、運営状況、収支状況の3分野、計16項目としています。評価方法については、前年度の管理運営状況について、事業報告書と実績評価表をもとにヒアリングを実施し、評価を行いました。  評価会議は、本年7月19日に第1回目を開催し、評価方法等の説明を行った後、7月23日から30日の間に3回開催し、全10施設の評価を行いました。  次に、評価会議の開催が短期間に集中した理由については、次年度の指定管理者を選定する施設の応募期間が8月下旬までであり、選定に当たっては、前年度までの実績評価の結果が加味されるため、それまでに評価を実施する必要があったことから、7月に集中して開催しました。  次に、指定管理者制度自体の総括についてですが、特に実施はしていませんが、各施設で実施している利用者アンケートの満足度の高さ、施設利用者の増加などから、民間ノウハウの活用による市民サービスの向上が図られており、一定の効果を上げていると考えています。  続きまして、市民公募委員についてですが、市民公募委員の役割については、審議会等において市民目線でのさまざまな御意見をいただきたいと考えています。それにより、有識者等による専門的な知見や考え方のみならず、政策の議論の場で直接市民の意見を聞くことで、行政だけでは気づかない市民の声を反映できると考えています。  市民公募委員がその役割を果たすためには、事前に審議会等の目的や内容を明確にするなど十分な情報提供を行い、発言しやすい環境づくりをしていくことが重要であると考えています。  次に、市民委員の公募制度についてですが、原則として公募により任命し、定員に満たなかった場合は、再募集または市民委員等候補者名簿から任命を行います。  市民委員の公募は、本年度8月末までに13件の審議会等で募集を行い、92人の応募があり、45人を任命しています。市民委員等候補者名簿は、現在102人の登録があり、公募で不足した1件の審議会で1人を任命しています。  課題については、一部の審議会等で募集定員に満たなかったところがありますので、今後、周知方法等を工夫する必要があると考えています。  公募時に市民から寄せられた問い合わせについては、審議会等の開催日時、回数、応募状況や選考内容等について質問がありました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 順次、2次質問をしたいと思います。  まず、1点目の指定管理者制度についてなんですけれども、今回の質問は、昨年6月、一般質問で宇野議員が行いまして、その折に、第三者評価会議の提案をしました。そのときに、透明性確保の観点もさることながら、設置目的に照らし合わせた評価が必要という点とか、指定管理になることで行政から現場が遠くなって、市民から見て責任の所在が曖昧になっているというような3点を改善したいというのが主な理由だったわけです。この後、早速、第三者評価会議が設置されまして、要綱にも各施設の管理運営の質の向上を図るという目的が含まれており、今回の開催は大きな前進だと評価させていただいていたところです。  ところが、開催時期の短さとか、進め方を知るにつけ、目的が達成できたのかなというのを心配しておりました。この通告書を提出した後に、第三者評価会議の1回目の議事録がつくば市のホームページにアップされておりまして、それをじっくり読んだ次第です。  議事録の中で評価方法についての説明が行われているんですが、先ほども答弁にありましたように、今回の第三者評価は指定管理者による施設の管理運営状況の評価ということで、指定管理者自体を評価するわけではないと、この施設には指定管理者制度は適さないというような評価をするものではありませんというような説明が行われております。  また、ゼロベースからの評価ではなくて、あくまでも施設所管課がつけた評価結果が適切かという視点からの評価をお願いしたいということで、これは行政経営懇談会でも、こういった形で第三者評価が行われているんですけれども、これを読みまして、昨年6月に宇野議員が提案したときの狙いといいますか、目的が十分伝わっていなかったかなということに気がつきました。初めての第三者評価会議でもありますし、提案した責任も感じつつ、以下、今後の改善について質問と提案をしたいと思います。  まず、評価項目についてなんですけれども、16項目の評価項目をしたということでお話がありましたが、各施設には、設置目的が設置条例にきちんと定めてあります。この設置条例に定めてある内容を見ますと、例えば子育て総合支援センターであれば、地域の子育て支援の拠点として子育て親子の相談窓口になり得ているのかとか、また、一時預かりについてどのような現状になっているか、それからまた、市民活動センターであれば、市民の社会貢献活動の支援がどのように行われていて、現状では課題をどのように工夫をしているのかなど、また、一番最初に指定管理を導入しました生涯学習センターとして設置されているふれあいプラザは、学習活動支援がどのように行われていて、関連団体の連携や交流支援が進められているのかといったことなどなど、設置目的について評価項目は明確に違うのではないかと考えますが、第1回目の会議資料で評価表を見る限り、こういった項目が見受けられなかったんです。こういった各施設別に評価する項目というのはどのように行われたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) ただいま議員から御指摘いただきましたとおり、評価につきましては、全新設共通の項目により実施しました。  ただ、それに加えまして、総合評価として、施設の設置目的や特徴に合わせた御質問もしくは提言等をいただき、その各施設に応じた改善が図れるように今回評価を実施することを狙いとして行いました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) わかりました。指定管理者制度そのものは、コスト削減という狙いもありますけれども、その民間ノウハウを活用して、行政では思いつかないようなサービス、それから、できないサービスが提供されるかという点が非常に期待されているところだと私は思っています。導入によって、市民にとって利便性がどう向上したのかとか成果が見られるのかという、それを第三者が評価を行うという点が今回の第三者評価会議に期待されるところだと捉えています。  各施設の設置目的が達成されているのか否か、指定管理にすることでどのように効果があったかというのは、先ほど提言をもらうというようなこともありましたけれども、その気がついた人が提言するという形ではなくて、その委員10人がちゃんとその視点を持って評価するということを考えますと、評価項目そのものも少しきちんと明確に設定するべきではなかったかなと思いますので、これは検討をお願いしたいと思います。  それから、委員構成についてですけれども、専門家が6名、有識者が5名、市民公募が3名と伺いました。それで、その有識者の中身なんですけれども、それはどういった専門家だったか、少し詳しく教えていただけますか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 評価会議につきましては、各施設の設置目的に応じ、生涯学習、福祉、健康スポーツ、市民活動の4分野から1名ずつ、それと経営状況等の視点から、中小企業診断士の計5名の有識者に評価をいただきました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 今、各専門分野とお聞きしまして、それは確かにそうだろうと思います。一応、指定管理者の運営を見るために、経営面で中小企業診断士が入ったんだろうと思うんですけれども、この中小企業診断士の役割としては、主に企業の具体的な経営計画とか実績、それから経営環境の変化を踏まえた上での支援の策定というようなところをアドバイスするのが主な役割のように思います。  これまで、一般質問でもずっとあったのは、指定管理者制度を導入した上で、例えばウェルネスパークなどで起きたことは、労働時間や賃金についての問題があったと。その上で、一般質問で取り上げて改善に至ったというようなこともありましたので、第三者評価会議でも、こういった労働面についてどのような議論があったのか非常に関心が高いところです。  ここで確認しますけれども、その労働管理面についての委員から質問というのはどのようなものがあったのか、教えてください。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 職員の労働環境につきましては、評価項目にも含まれております。実際にこのヒアリングの場では、賃金や休暇、あとは時間外勤務などの労働管理全般に関する質問が委員より出されました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) その質問は、どの施設にも行われたと理解してよろしいでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 実際にヒアリングの場でされたのは、全ての施設ではないと記憶しております。ただ、評価の際にその項目は入っておりますので、その資料や状況などには、委員の方々には目を通していただいて評価をいただいていると考えております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 資料に基づいて評価した施設もあったというようなお話だと思います。この労務管理というのは、全国的にも指定管理者制度の課題でもあります。ひいては、労働者がしっかりと働けない状況の中では市民サービスも低下するだろうという影響力を考えると、しっかりとここのところは点検していく必要があるのかなと。  これまでにも議会で提案があったんですけれども、公契約条例の整備もしないといけない側面はあります。せっかくこの第三者評価会議が設置されておりますので、できれば次回から、労務管理や労務法制に詳しい専門家とか、それからまた、労働者保護の視点から評価ができるような専門家の方もぜひ含まれたらいいかなと思います。例えば、労働基準監督官のOBとか、そういった方々が委員として入られると随分視点が変わってくるのではないかなと思いますので、これはぜひ含めるようにと要望しておきたいと思います。  それから、各事業者のヒアリングが3日間に振り分けられて行ったということなんですけれども、このヒアリングそのものに使われた時間はどのぐらいあったんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 評価自体は、1施設、約40分で実施しました。その中身につきましては、まず5分で所管課より説明、その後、ヒアリングを15分、その後、採点をまず評価をしていただいて、それを集計するのに10分、再度、その集計をした後に、改めて委員全員に議論、また最終評価を行うのに10分ということの内訳になっております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 40分と聞くと結構しっかりやったような印象もあるんですけれども、今お聞きしますと、ヒアリングが15分というのはちょっと少ないかなと私は思っています。委員は、先ほど伺ったところによると、8名いるわけですよね。その8名の方が3分類の16項目について、このヒアリングをきちんとできたのかなというのは非常に疑問があるんですけれども、この各委員、皆さんが満遍なく質問とか確認とかをされたんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 実際のヒアリングの場では、この15分を超えるような形で、非常に熱心にいろいろと質問や御意見を出していただきました。ただ、1施設について全員の委員が1回もしくは満足いくほどの意見が出されたかという点に関しましては、今後、少し検討の余地はあると考えております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) ぜひ、検討いただきたいと思います。  それと、ヒアリングそのものもなんですけれども、そのヒアリング前に、委員間で情報の共有とか、その議論というのは行われていたのか伺いたいんですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) まず、委員の方々への情報提供や説明についてですが、まず会議開催の1週間前に、委員の方々に事前に資料を送付しております。それで、第1回の会議の場で、指定管理者制度や評価方法等について説明をさせていただき、その内容の確認、共有を行いました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 議会でも、指定管理者の指定時に議決を行うということで、最近はもう、五十嵐市長になってからは、もう実績評価表とかが全部出るようになったんですけれども、その評価表たるや結構な量なんですね。1社だけでもかなりな量で、この間、市民経済委員会では、4社か5社が一遍にあったときは、もうちょっとヒイヒイ言うぐらいあったんです。  その第三者評価会議では、議会に提示されている資料以外にもあったのかなとは思うんですけれども、10社分となったら、とんでもない量だったんだろうなと思います。議員をやっていてもそうなので、初めて書類を見た市民の委員の方々は、それを説明を受けたとはいっても、非常に大変だったんじゃないかなということを考えました。  本質的な議論まで到達できたかどうかというのは、やはりこの準備段階が非常に重要かと思っています。ここで、市民委員への事前説明の状況というのは、先ほど伺った限りでは、1回目の会議のときに説明をしたということだけだったんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) その流れの中で時間をとって説明したというのは、そのときのみで、あとは随時、御質問などを受けるような形になっております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 随時ということですので、個々に担当課に連絡して聞いたということなんですかね。どのぐらい事前に説明受けた後、質問があったのか、もし把握されていたら教えてください。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 委員の方からの御質問については、企画経営課でまず受けるようにしておりますが、ちょっと具体的な数は把握しておりませんが、それほど多かったという認識はしておりません。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 市民公募があったというのは本当に高く評価するところなんですけれども、今回のスケジュールそのものが、7月19日のガイダンスから初回7月23日の最初のヒアリングまでが中3日しかなかったというのもありますし、その間、土日が挟まれていますから、担当課にも確認できなかったんじゃないかなということを思いました。  その後も、3日ないし4日刻みで行われているので、これは事前の調査として質問をすることも十分できずにヒアリングに入ってしまったんじゃないかなと考えますので、ここのところは、もう少し時間の余裕といいますか、考えていただきたいなと思っている点です。  ヒアリングの前もですけれども、ヒアリング後の委員間の協議や議論というのは、結局、先ほどのスケジュールで聞くと、評価をした後に議論とか意見交換をしたということなんですけれども、それでよろしいでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) はい、議員の御理解のとおりでございます。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 設置目的に照らし合わせた評価というのが多分行われてはいるんだろうと思うんですけれども、担当課のかかわりはこれでいいのかとか、そういった総合的な評価は、恐らくヒアリングした後に委員たちの中でいろいろ思いが生じてきて、そこで話し合いが始まるところだったんじゃないかなと思います。  なかなか時間制限があると、そういったことも踏み込めないというような状況が生まれてきますので、こういったことを考えると、次回以降、本当に進め方というか、それからあと、ヒアリングが3日間に分けて行われて、それからまた別日を設けて話し合うということも可能かなと思いますので、そこら辺をちょっと工夫していただきたいなと思います。  といいますのも、結局、今回の第三者評価会議で期待するところは、今後の改善につながるというようなところがありますので、その改善というのは、施設の改善というよりかは、市民への利便性にとってどういうふうに施設があるべきかというようなことで、指定管理者導入の是非にもかかわってくると思うんですね。だから、そういったことも含めて、貴重な意見が聞ける機会と捉えて進めていただけたらなと思います。  それから、議事録の公表についてなんですけれども、今回、1回目は会議が公開でした。2回目以降は非公開ということでしたが、その概要について公開されることが重要かと考えています。会議の議事録や最終報告というのはいつごろ公表する予定なのか、教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 今回、その会議につきましては、つくば市附属機関の会議及び懇談会等の公開に関する条例に照らし合わせて、委員内での話し合いで委員の御理解もいただいて、非公開となっております。  今回、会議の概要及び最終報告につきましては、10月を目途に公開したいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) わかりました。ぜひ、よろしくお願いいたします。  それから、さっき市民にとっての利便性を図る指標として利用者アンケートも行われて、満足度が高いというお話だったんですけれども、この利用者アンケートというのが非常にくせ者でして、というのは、利用し続けている人に利用者アンケートをとるわけですよね。利用し続けているという状況は、おおむね満足しているから利用しているのであって、なかなかそこのところは、1回使って嫌だった人とか、困ったなと思う人はもう使わないわけですよね。そうすると、利用者でない人のほうが、そういう課題とか改善点を明確に感じていることも多々あろうかと思いますので、この辺は、少ししっかりと市民意見を多角的に把握するというところでは検討し直していただきたいところです。  それと、今回初めての開催で、非常に提案に対してすごく答えていただくということで、10社全てを一時期に行うという方向になっちゃったんだろうと思うんですけれども、今後、仮に各施設の指定管理期間の中間地点で第三者評価を行って、その後半で改善を進めるという流れができると、非常にこの第三者評価が生かされるんではないかと考えています。  例えば参考までに、資料をごらんいただきたいんですが、これは、私が指定管理の期間をまとめたものです。下段のところが2018年で、現在のところで10社が指定されている状況で、せんだってふれあいプラザ、ノバホール、カピオ、それから大曽根児童館、市民研修センター、子育て総合支援センター等々、もうこれから先まで指定期間があるというような状況になっています。  今年度以降の指定状況から勘案して、第三者評価会議を、例えば指定期間中の中間地点で開催するというようなことになりますと、5年の指定のものは、2年目か3年目で行うということで振り分けるというのはどうだろうと考えてみました。黒丸印で示したところが、評価会議をやったらどうでしょうかというような御提案の形になります。  今後、まだまだウェルネスパークですとか、公園の指定管理も入ってきますので、多少三つになるのか四つになるのかわかりませんが、少なくとも10社を一気にするよりかはいいかなと考えています。じっくりとその議論をしていただいて改善点を抽出していただくというのが、この第三者評価会議にも求められるところだと思いますので、そこはちょっと御検討いただきたいかなと思いました。
     るる、今、確認と提案をさせていただいたんですけれども、今回初めて第三者評価会議を行いましたので、担当部署でも、今後の進め方とか委員構成などについて、今お気づきになっている点とかお考えがありましたら、伺いたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) ただいま、いろいろとは御指摘いただいたところでございますが、特に今回、全施設を評価しましたが、やはり一度にやるというのは非常に時間もかかりますし、労力もかかりますし、なかなかちょっと大変な作業だなというのは認識しています。  今、御指摘いただきましたような年度に分けてやる、もしくは、やはりその現地視察というものも、あらかじめその評価の前に入れるとか、そういったことも必要なのかなと考えております。  また、今後、そういうふうに分けた場合には、評価するメンバー、委員につきましても、また改めて検討していく必要があるとは考えております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 受けとめていただいているようなので、次回に期待したいと思います。  それから、3点目の制度導入そのものの総括なんですけれども、冒頭でも述べましたが、立川市、それから大阪市などでは、制度導入から10年を機に、その効果について検証を行って、その後の制度運用の方向性を改めて示しているという状況があります。  それからあと、937施設という、もう全然うちとは比べものにならないんですけれども、指定管理をしている横浜市は、ことし4月に指定管理者制度運用ガイドライン第11版ということで、常々更新をしているようなんですが、それを定めています。制度の概要を初め、指定手続だけではなくて、運用の理念とか、それから運用に関する基本的事項が細かく54ページにわたって示されておりました。自治体の規模が別格なんですけれども、指定管理を導入するという点では、内容は、規模にかかわらず、必要な事項が網羅されているなと感じました。  指定管理者制度というのが、全国的にワーキングプアを出しかねないとか、3年から5年という頻繁な指定期間が、安定した雇用とか専門性の高い人材育成ができにくいというような課題が指摘されております。つくば市も同じことかなと考えてます。  それと、民間ノウハウによって利便性を向上したいという目的があるんですけれども、更新されればされるほど、資料にお示ししたとおり、数字がパラパラ入っているんですけれども、これは応募者数なんですね。最初、ふれあいプラザなんかを見ていただきますと、13の応募者の中から選定されて、次は2社の中から選定されて、次はもう1社、1社と、こういうことが起きてくる。そうなると、本当に民間ノウハウはどんどん更新されていくのかなというようなことも考えます。  恐らく指定管理者の提案に対して、今、担当課とその実現へ向けて検討とか協議を一生懸命重ねていただいているとは思うんですけれども、その前提として、施設を使って、つくば市として今、この時期に何を達成したいのかが、その都度、明確になっているかということが非常に求められているんだろうと思います。  先ほど言いましたように、長いものはもう指定管理が始まって14年目を迎えているわけですから、開始当時とは社会状況も変わっていますし、その生涯学習として何を今しなきゃいけないのかという目的は微妙に変わってきていると思うんですね。  今、ちょうどつくば市の最上位の構想になる未来構想も見直しが行われているところですので、いま一度、指定管理者制度導入そのものが、市民にとって、市政にとって、どのような効果もたらしているか、今後どう進めていくのかは、個別評価だけではなくて総括も検討していただきたいと思いますが、この点について市長はどのようにお考えになっていますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 先ほど部長が答弁しましたけれども、一定の成果は指定管理者制度あるんだろうと思います。あるんだろうと思いますが、このお示しいただきました資料も、確かに一つの指定管理者制度の課題を見せているのかなとも思いますし、本当に導入してから10年以上、14年ですか、たっていますので、今、指定管理制度そのものが、何が達成ができていて、何が課題として残っていて、それはどういうふうに改善できるのかといったようなことをやはり検証する機会は必要だと思いますので、どのような形がいいか、他市の事例なども参考にしながら考えていきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 市政としては、今、大変大きな問題、課題がたくさんある中で、また検証というのは本当に大変かと思いますが、また、すぐにとは言いませんので、ある一定程度その検討をしていただいて、着実に進めていただくよう要望したいと思います。1番目は終わります。  次に、大きな2番、市民公募についてですけれども、この公募市民への期待につきましては、御答弁によりわかりました。五十嵐市長に交代されまして、市民の参加する機会は格段にふえていると思っております。  つくば・市民ネットワークは、もう立ち上げ当初から、当たり前の生活は政治と直結しているんだと、そしてその政治をお任せにしないで、みずからが担い手になろうという呼びかけのもとに、市政への市民参加を進めてきた経緯があります。  ただ、審議会、懇談会では、一般的には使われない行政用語または文書、関連する情報の膨大さもあって、ややもすると、参加はしてみたけれどもちょっとというような状況は否めません。市民参加が積極的に始まった今、やってみて出てきた課題を明確にして改善へ向けたいと思って、幾つか2次質問をしたいと思います。  先ほど、市民委員への期待も伺いましたけれども、応募する市民というのは、非常に、比較的市政に関心の高い市民であったり、意気込みもある方々が多いと思います。気負ってしまうという反面、そういう傾向もあろうかと思います。その分、会議の進行を妨げないというような気遣いも生まれてしまうみたいなんですね。そこのところで、1案提案したいのは、座長に協力を得て、市民目線での意見を発言しやすい工夫をしてみていただけたらどうだろうということを考えました。  といいますのが、昨年、公文書管理指針策定懇談会を傍聴しまして、その座長のすばらしい采配ぶりに感激しました。といいますのが、市民公募3名を含む計10名の委員で構成されていたんですけれども、中には、国立の公文書館の総括公文書専門官とか専門の大学教授が2人含まれておりまして、専門用語がすごい飛び交って、専門的な意見、提案がどんどんされていたんですね。その中で、ちょっとこれ大変だなと思っていたら、座長がこのような理解でよろしいですかという、自分なりの容易な言葉に置きかえながら、逐次その提案者に確認するような形をとりつつ、出席者間の情報共有とか共通理解をしながら進められたんです。それは非常にわかりやすかったですし、恐らく市民公募で入られた方も、その話の流れについていくのは無理がなかったと思いました。出席者への発言を求めるのも、初めての方にもどうぞ発言してくださいという采配をされますので、各委員も非常に発言をしやすいという状況がありましたし、傍聴者も非常にわかりやすかったということで非常に記憶に残っております。  つくば市としては、座長をお願いする立場ですから、なかなか細かいところまで指示するのはおこがましいということでできないんだろうとは思いますけれども、市民委員が参加しているのでちょっと配慮をお願いしたいとか、それから打ち合わせの段階で、ちょっと担当課から一骨折っていただくようなことができないかなということを考えていますけれども、これ、部長いかがですかね。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) その座長と打ち合わせをする際に、例えば座長には、基本的に発言というのは各委員、仮に少ない委員がいた場合には促してもらうなど、そういった運営をお願いしますということは、座長との打ち合わせの中でお願いできるかとは考えております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) ぜひ、よろしくお願いします。市民公募の方々は、特に緊張しながら出ていますので、なかなか手を挙げるタイミングを逸するというようなことがまあまあ見られます。ぜひ、そういう促しをしていただければと思います。  あと、その市民公募委員に1回目で説明をしたというお話がありましたけれども、1週間前に資料が届くというような状況がありますので、その時点で市民公募委員にガイダンスを行うというのは、なかなか時間的に難しいことなんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) その市民委員が就任した後に、審議会等の内容やスケジュール等を考慮し、会議開催前に今回の議題の背景や経緯、あと、それまでどういったことが、例えば政策として行われてきたのか、そういったことをどう御理解していただくかということは非常に重要であるとは考えておりますので、今後、その方策については少し検討していきたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) ぜひ、お願いしたいと思います。市民公募委員が、市政ではちょっと気がつかないような市民目線の意見というのをもし発することができたら、またいろいろ改善につながっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。  それから、市民公募が積極的に行われ始めて約1年が経過しておりますが、この制度全体の振り返りをする予定とかというのはありますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 市民公募委員の実際導入した実績などにつきましては、行政経営懇談会において、年度末もしくは来年度になるかと思いますが、今年度実施した成果もしくは問題、課題、どういうことがあったのかなどについては検証していく予定としております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 市民委員の不安を軽減するために、実際に出た人が何に困ったのか、それから、こうすればもっと参加しやすかったというような公募委員同士が話し合うような懇談会も企画していただければいいかなと考えていますので、御検討いただければと思います。  市民参加と情報公開は、市政が市民のものであるためのかなめだと考えています。市民参加を進めてきた者としての責任を感じつつ、今回は提案と質問させていただきました。これまでの市民公募の様子を見て、五十嵐市長が今お感じになっていることがありましたら、それをお聞きして終わりにしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 今、議員、御指摘されたとおり、やはりまちを考える上で多様な視点が入ってくることで、まちとして全体がよくなると思いますし、民主主義も担保されるものだと思っております。そういう意味で、市民委員というのは非常に重要な位置づけだと考えています。  一方で、いろいろ御指摘いただきましたことを、私にも、さまざまな形で耳には入ってきておりまして、やはり本当に皆さん、なかなか発言を容易にできるかというと、専門家がたくさんいる中であれば言いにくいこととか、本当に言っていいかわからない、日本人が英語の会議に参加するようなものなのかなと私は何となく印象を持っているんですけれども、そういう発言のハードルを下げるためには、今、御指摘のあったような座長の差配も非常に重要になってくるでしょうし、あるいは、丁寧な説明をしていくということも下準備としては必要だと思っております。  今は本当に指定管理者の評価もそうですし、市民委員もそうですけれども、始めた中でいろいろ運用をしながらしていきますが、御提案いただきました市民委員からの聞き取りというか、市民委員での課題の洗い出しの機会というのは、本当に率直に、それこそ皆さん言いやすく言えるんじゃないかと思いますので、そういう機会はぜひ入れながら、やはり市民のちょっとした声が本当に多くの声を代弁していることというのは非常にあると思いますので、これからも広めていけるように、そのような検証の機会はきちんとつくっていきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 着実に進んでいると思います。大変期待の大きいところですので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて北口ひとみ君の一般質問を終結いたします。  次に、27番議員金子和雄君。                    〔27番 金子和雄君登壇〕 ◆27番(金子和雄君) 9月議会の開催に当たりまして、私、金子から一般質問を行いたいと思います。  まず最初に、障害者雇用についてであります。  国や県が雇用している障害者の数を水増ししている問題が報道されております。障害者雇用促進法は、働く人のうち一定の割合以上の障害者を雇用することを義務づけた法律であります。この割合は、法定雇用率と一般に呼ばれ、ことし4月から0.2ポイント引き上げられ、国や地方自治体は2.5%、民間企業は2.2%になりました。毎年6月の時点に厚生労働省に報告義務がありますが、達成できない場合は給付金を徴収されることになっているが、8月28日の日に昨年度の数値が公表されました。  報道では、27の機関で、法定雇用率達成のため意図的に不正が行われた疑いもあると見て調べているようでありますが、このような状況の中で、つくば市の現況についてお伺いをしたいと思います。  次に、豪雨災害の対策について伺いたいと思います。  全国的に豪雨災害が発生しております。直接被害に遭われた方々には、お見舞いを申し上げる次第でございます。西日本豪雨では、河川の氾濫や浸水被害で、多方面にわたり日常生活に深刻な状況を与えてきております。また、東日本地区でも、記録的短期間大雨情報などが出されるなど、ゲリラ豪雨の被害が心配であります。このような中、つくば市の対策、対応について伺いたいと思います。  次に、公共施設の暑さ対策についてであります。  ここ数日は、しのぎやすい日が続いておりますが、記録的猛暑が続き、東京都や大阪、他の県におきましても、熱中症による被害者が多く出ているようであります。また、私たちの周りでも被害が出ていると聞きます。そこで、学校を初めとする公共施設における暑さ対策についてどのような対策がとられてきたか、伺いたいと思います。  次に、消防団のポンプ車運転についてであります。  貨物自動車による死亡事故の削減と若年層の雇用の促進のために、昨年3月の道路交通法改正で、準中型免許が新設されました。改正前では、普通免許で総重量5トン未満の車両が運転できたのが、改正後に取得した普通免許では3.5トン以上は運転できず、準中型免許が必要となります。この場合、県内の消防団が使用しているポンプ車の運転ができなくなる場合が発生するなど、課題が残っているように思っております。消火活動に大きな影響が出るおそれがあるように感じますが、つくば市の現状について伺いたいと思います。  市長の公約事業、ロードマップから3点お尋ねしたいと思います。  頼れる福祉の「すべての人が自分らしく生きるつくば」をテーマに、障害のある子と親の包括的な支援のため、児童発達支援センター、これは新設として施策として打ち上げてあります。  それから、既存の福祉支援センターについて、関連を含めた形でのことについてお尋ねしたいと思います。  それから、廃校跡地を利用した高等支援学校誘致、つくば支援学校の混雑緩和のための分校の利用についてであります。私は、高等支援学校の誘致は、それより先に急ぐものがあるんではないかという立場をとらせていただいておりますけれども、この項目について質問をいたしたいと思います。  それから、小中学校への特別支援教育支援員の大幅増員と新規配置、固定学級の新設についてということで記載されておりますが、大幅に増員をされていることは承知をしておりますけれども、さらに引き続き、その後のことについてお尋ねしたいと思います。  そして、固定学級の新設については、これは事業的にかなりあちらこちらで取り入れられておりますので、改めて固定学級と位置づけをすることがいいのかどうかということは、議論の先にまた結論を見出していきたいと思います。  以上、壇上での質問を終わります。 ○議長(塩田尚君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) 障害者雇用についてお答えします。  つくば市では、毎年度、障害者手帳などの障害を証明する書類の写しの提出に基づいて、雇用の状況を確認しております。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 豪雨災害の対策については、昨年度、小貝川や桜川が氾濫した場合の浸水想定区域が見直されましたので、つくば市のハザードマップを改訂しました。ハザードマップは、全戸に配布し、市のホームページでも公表して市民にお知らせしています。  また、小貝川の河川管理者である国交省下館河川事務所と桜川の河川管理者である茨城県土浦土木事務所とは、緊急連絡体制を構築し、災害の危険性が高い場合には、市の職員を早くから必要箇所に配備して市民の安全確保に努めています。  最近では、テレビのほかにもNHK防災アプリやヤフー防災アプリ、緊急速報メール、災害防災メールなど、さまざまな形で地域の詳細な情報が入手できますので、皆様にぜひ御活用いただきたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 学校施設の暑さ対策については、小野議員にもお答えしたとおり、小中学校の普通教室及び幼稚園の保育室のエアコン設置を計画的に実施しています。  小学校については、平成29年度で完了し、本年度、中学校への設置を実施しておりますので、市内全ての全小中学校の普通教室にエアコンが設置されたことになります。  幼稚園については、まだエアコンの設置されていない全ての保育室に平成31年度に設置することを考えています。  なお、小中学校の普通教室及び幼稚園の保育室以外でエアコンが設置されていない教室については、平成32年度以降に設置していくことを検討しています。  つくば特別支援学校の混雑緩和については、茨城県特別支援学校整備計画により、平成30年度から旧茎崎町が県立伊奈特別支援学校の通学区域に変わり、平成31年度からは、旧筑波町が石岡市に新設される県立特別支援学校に通学区域が変更になる予定です。  今年度、通学区域の変更に伴い、つくば特別支援学校から伊奈特別支援学校への転学者は3名、来年度、新設特別支援学校に転学する予定者は、現時点では34名と聞いております。この数値からは、教室不足が解消するとは考えにくく、遠距離通学による児童生徒の負担を考慮すると、つくば特別支援学校の過密緩和に向けた対策は今後も必要であり、つくば市内に特別支援学校を設置することについての要望書を今年度も県に提出することを検討し、現在その準備を進めています。  小中学校への特別支援教育支援員の増員と配置については、平成29年度末に106名の配置でしたが、今年度は6月1日時点でさらに9名を増員し、115名を配置しました。これは、各学校の実情を確認して、必要に応じ配置したものであり、今後もそのように特別支援教育支援員を配置してきます。  固定学級については、東京都において固定の特別支援学級という名称でしたが、制度的には、茨城県の特別支援学級と同様であり、個に応じた教科指導を効果的に行いながら、通常の学級との交流を積極的に行うものです。現在、つくば市では特別支援学級数が130あり、必ず個別の指導計画を作成して、個に応じた学習を進めるようにしています。 ○議長(塩田尚君) 消防長植木利男君。                   〔消防長 植木利男君登壇〕 ◎消防長(植木利男君) 消防団の現状については、平成30年9月1日現在で、消防団員数1,081名、消防団車両54台を所有しており、昨年3月の道路交通法改正後の普通免許で運転できる3.5トン未満の車両については5台を所有しております。  また現在、団員で3.5トン以上の車両を運転できない消防団員については2名います。 ○議長(塩田尚君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 児童発達支援センターの新設については、現在、外部の有識者や関係者において、福祉支援センターの位置づけも含め、そのあり方に関する検討会を開き、御意見を伺っているところです。  児童発達支援センターにおいては、障害のある子と保護者を支えるために、児童発達支援事業、保育所等訪問支援事業、障害児相談支援事業を行うこととされており、幅広く相談を受け、障害児の支援体制整備のかなめとして包括的な支援を行うことが考えられます。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) では、再質問を行いたいと思いますので、一つずつ取り上げていきたいと思います。  まず、障害者雇用についてであります。  障害者雇用については、一定の割合以上の雇用を義務づけているわけでありますけれども、つくば市で一定の割合の人数というものは何パーセントになるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 今年度の率ということでお答えします。  つくば市では、まず市長部局、それから教育委員会部局が対象となっております。まず市長部局ですが、今年度は、昨年度までの2.3%から0.2%引き上げられ、2.5%となっています。教育委員会部局につきましては、昨年度までの2.2%から0.2%引き上げられ、2.4%となっております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。
    ◆27番(金子和雄君) それを平成29年度と比べてみたいと思うんですけれども、平成29年度はどのぐらいだったんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 平成29年度の法定雇用ではなく、実際の雇用率ということで御説明したいと思います。  昨年度、まず市長部局です。法定雇用率2.3%に対して2.45%です。教育委員会部局は、2.2%に対して1.89%です。  しかし、法定雇用率に達成するまでに必要とされる職員数に換算すると1人未満であったため、国が示す法定雇用率達成の要件を満たしております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 国の機関ではあのようなことを行ったことがよく理解をされませんけれども、つくば市の場合はクリアしているということでありますから、それはそれで大変重要な役割を担っていると思います。雇用されるということは非常にいいんですけれども、なかなか狭い状況の中でバリアフリーを用意して対応していくというのもまた大変だと思います。その辺の関係で、これから雇用をしていく状況の中で、とりあえず身体とか知的という形で雇用はされていましたが、これから精神の部分が重なっていくという形で雇用の対象になっていくわけですけれども、そういうことから考えると、環境の整備というのも一定程度あるのかなと思います。それらについてはいかが考えておりますか。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) まず、本年4月から、議員おっしゃるように、障害者雇用義務の対象として、これまでの身体障害者、知的障害者に、新たに精神障害者が加わっております。  環境整備というところなんですが、現在、採用した場合、人事配置には十分配慮をしているところですし、配置されるであろうその所属の長に対して配慮されるよう依頼もしております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 現実的には人が雇用されていくという形で、納付金を納めるというような形をとらないで対応していくような努力が引き続き続けられるということで理解してよろしいでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 障害者の採用につきましては、本年4月採用にも応募がありますし、来年度4月採用においても募集はしております。今後も続けてまいりたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) では、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  次に、豪雨対策についてお尋ねしたいと思います。  連日、大変なことだということで報道されておりますけれども、先月31日の午後からは、県内各地でも雷を伴う激しい雨が降ったり、落雷があったり、住宅浸水や水郡線の電車のおくれが発生する、一時的でしたけれども、つくばエクスプレスも全面で運転を見合わせるというようなことが出ていました。  今、私が手元に持っているつくば市の洪水ハザードマップを見ているわけですけれども、その中で、想定を超える降雨、支川の氾濫や内水による氾濫などについて考慮していませんと書いてあります。ということは、数値がふえるという形なのではないかなと思います。  それで、何がそういう状況になっているかはわかりませんけれども、大きな河川というのは、それなりに結構対策がとられているかもしれませんけれども、市内の中小河川の状況というのは、どのような形になって対応ができるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 浸水想定区域の作成義務がない川として、市内にも、花室川ですとか、谷田川ですとか、西谷田川ですとか、さまざまございます。そちらの河川につきましても、浸水被害の可能性はありますので、昨年発足しました県南土浦ブロック減災対策協議会や県南竜ケ崎ブロック減災対策協議会につくば市も参加しております。  そういった中で、それぞれ茨城県が河川管理者になっておりますので、そちらに浸水想定区域の作成をお願いしておりますし、また今後も、県とそういったところは協議を続けていきたいなと思っているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) では、引き続きよろしくお願いしたいと思いますし、それから、これは今、急に思い立ったような話で恐縮ですけれども、つくば市は、他の自治体から比べると、割と平たんなところで、それから道路も整備がよくなっているというようなことで、例えば大きな道路で水がたまっていく率が非常に高いということがあります。  しかし、国道や県道、市道がありますが、従来であれば、大きな道路は国道であったりと、それらを区別するような序列があったかもしれませんけれども、つくばの場合には、どちらかというと、道路状況がいいから、どこが国道でどこが県道になっているかわからない部分もあるというようなことで心配する声もあるんですけれども、そういうものについての協議とかというのも内部的には行われているんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 答弁できますか。                     〔発言する者あり〕 ○議長(塩田尚君) では、質問続けてください。 ◆27番(金子和雄君) 要するに、こういう状況だということがわかれば、何とかしなくちゃいけないとわかるわけですから、そういうことも想定の範囲に入ってくるということの認識をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、公共施設の暑さという形で、先ほどとりあえず、とりあえずという言い方は失礼ですけれども、学校を中心にしてお聞かせいただきました。  しかし、市内には学校のほかにも、私がちょっと関心を持っているのは、交流センターとか、それから保育所、幼稚園、それから児童館とか、それらについても同じような教育施設、学童施設とかいう形になっておりますので、ちょっと一つずつお聞かせいただきたいと思いますけれども、交流センターなどについての暑さ対策についてはどのように行われてきたのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 各地の地域交流センターに対する暑さ対策についていてですが、一部の施設のロビーや屋外施設を除いて空調が整備されております。なお、空調の温度管理については、その日の天候や利用者の御意見をお伺いしながら調整をしております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) そうすると、不備もなく、順調に対処できたということで理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) はい、そういうことでございます。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) では、ことしの暑さは、ことしで終わりかどうかはわかりませんので、引き続き対応をしっかりしていかないといけないのかなと思いますので、これは重ねて、引き続き努力をしていただきたいなと思います。  次に、保育所における暑さの対策についてお尋ねしたいと思います。  公立、私立あるわけでありますけれども、わかる範囲、対応できた範囲でお尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 保育所等の暑さ対策については、そのときの外気温によりますが、室内での保育を行っています。外遊びをする際は、外気温を考慮し、帽子を着用して日陰で遊ばせるようにしていました。また、プール時は、水温、外気温の確認を行い、プール使用時間は30分までとして、10分から15分おきに途中休憩、水分補給等をしていました。また、熱中症対策として、経口飲料またはイオン飲料を常備し、子供の適切な体調管理に努めています。  熱中症予防については十分な対策を図るように、各保育施設等に注意喚起しているところです。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 私、文教福祉委員会に所属しておりまして、施設の視察をしたりすることがあるわけですけれども、建物全体が相当古くなってきているという状況の中で、暑さ対策だけで、部分的な改修とか修理とか、そういう対応だけで済むのかどうかは、非常に年数がたって年期ものの施設になっているなと思うんですけれども、それらについて不備はなかったのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 保育所においては、公立の場合のみなんですけれども、空調機等は、もし壊れたりしたときは、すぐにかえるなどしておりますので、そういったことは大丈夫かと思います。  それから、竹園保育所以外は、ホールにも空調機を整備しております。竹園保育所の場合ですと、つくりが、玄関から通りになっておりますので、そこだけ空調が入らないようになっているんですけれども、そのほかは全部、空調設備を整えております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) では、幼稚園についてはどのような状況でしたでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 幼稚園は、既に9園は完全にエアコン設置が済んでおります。先ほど申し上げましたように、7園13室がまだ設置がされておりませんので、それについては平成31年度に設置をする予定で今進めております。  現在、その7園13室については、暑い日にはエアコンのついている部屋に移動して保育を行うということで対応していると聞いております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 設置年度が決まっているということでありますので、引き続き大きな案件にならないような形で推移を見ていきたいと思います。  次に、福祉支援センターについてお尋ねしたいと思いますけれども、これらについても御苦労があったんじゃないかなと思うんですけれども。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 福祉支援センター4施設においては、活動を行っている全室でエアコンを設置済みであり、具体的には、全棟型が2施設、ほかの2施設においては、個別エアコンを合計で28台設置しています。  また、暑さ対策については、積極的な水分補給を促すとともに、気温に応じて散歩などの外活動の中止や、熱中症指標を参考に屋内活動の制限も行うなど対応しております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 最後に、児童館についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 児童館の暑さ対策については、プレイルームを除く、ほぼ全ての部屋に空調機を設置し、適正温度を保つようにしています。  また、機能が低下した空調機は、随時新しいものと入れかえるようにしています。今年度は、谷田部児童館、桜南児童館、秀峰筑波児童クラブの空調機の一部の入れかえを実施しました。  なお、ことしの夏は、熱中症の予防として、児童にはこまめな水分補給を促し、気温の上昇に応じては、野外やプレイルームでの遊びを行わずに、空調のきいた涼しい部屋で過ごすようにしていました。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 児童館は、夏休みとか、例えば学校なんかは夏休みになるわけですけれども、その後、児童館に遊びに来るというパターンが多いと思うんですよね。そうすると、確かにプレイルームはすごく暑くなって長く使えないというのが現実なお話で、私も見たことがありますのでよくわかります。  これはもう、ある意味では毎年繰り返しだったと思うんですよね。そうだとするならば、何かやっぱり手を打たないと、来年以降も、少しいて、また別なところにという話もなかなかなりづらいんじゃないかと思うんですよね。  ですので、具体的には、例えばプレイルームの対応策とかそういうものというのは、内部で議論がされるまでに至っていないことなんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 中山こども部長。 ◎こども部長(中山由美君) 暑さによっては、先ほど申しましたけれども、プレイルーム以外の部屋で過ごしたりしておりますけれども、工夫といたしましては、各児童館とも児童館のつくりが違うため、個々に児童館と相談しながら、よりよい環境を改善していきたいと思っています。  児童館によっては、プレイルームの窓にゴーヤ等の緑のカーテンを設置したり、プレイルームが2階にあるところは、網戸を設置して窓を開けるようにしたりなどとしました。また、プレイルームの風通しをよくするため、プレイルームの壁に開閉できる窓を新たに設置する工夫をするような工事を予定している児童館もあります。今後も児童館と相談しながら、よりよい環境にしていきたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 私は、先ほど学校からずっと順次聞かせていただきましたけれども、やはり夏休みに子供たちが使う施設としては児童館が一番だと思うんですよね。そういう中で、プレイルームが使えるか使えないかというのは、かなり大きな問題ではないかなと思います。  普通のときの、きょうぐらいの天気だったらプレイルームで遊ぶ、あるいは表でも遊べるという形になるから、割と分散されるわけですけれども、実際に暑いときは短時間で切り上げるという形になって、分散するにしても、表ではなかなか遊べないということになると大変苦慮することではないかなと思いますので、それぞれの館において状況が違うかもしれませんけれども、子供の安全のためには最善の努力をしていただきたいとお願いはしておきたいと思います。  それでは、次の消防団のポンプ車両についてであります。  これで、先ほどの話を聞きますと、2名程度の方が免許証の関係で対応ができなくなるというようなこともあるようであります。実際に、その後の報道だとか聞き及んだところによりますと、3.5トンの容量で対応ができるような形につくっていくという形ですけれども、実際に水が積めなかったりとか、さまざまな形が出てくるというような話も聞いております。  そういう点では、現行、免許証の取得にどのような支援が行われることができるのかわかりませんけれども、何らかの対策をとっていかないと、最初に免許証をとるときから、消防署など緊急車両を扱う機関に採用されると決めている人ばかりではないと思います。まずは免許証を取ってからという話もあると思います。  そういう点では、採用の段階から支援をしておくことも必要ではないかと思いますけれども、その辺については、対策的なものがあるのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 植木消防長。 ◎消防長(植木利男君) まず、消防団の車両なんですけれども、今後の方向性としましては、消防車両の艤装メーカーで、もう既に3.5トン未満の消防車両が開発されていますので、来年度以降は、消防団の車両につきましては3.5トン未満の車両を購入する方向で進めていきたいと思います。  あとは、免許資格の助成なんですけれども、これにつきましては、総務省消防庁から、新入団員が準中型免許を取得する経費についての特別交付税を講じるということの通知がなされているんですけれども、つくば市の場合は、普通交付金が交付団体になっているということがありますので、特別交付税が交付されるという可能性は低いのかなと考えております。  あと、消防本部につきましては、消防本部の職員が緊急車両を運転する場合については、消防本部内部で選考試験を行っております。学科試験と実技試験を行いまして、一定以上の成績の者しか緊急車両を運転する、機関員と呼びますけれども、機関員として指定はしておりません。現在332名のうち、消防署本部の職員については125名が緊急車両を運転できる機関員として指定をしているところでございます。  なお、免許についての、消防職員については、一切、助成等は現在しておりません。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 今ほども話が出ましたけれども、助成制度というのができていて、お話のとおりに交付税で措置されるという定めになっておりますね。ですから、その運用をどうするかということによって今のようなお話になってくるかと思いますが、該当者がいなければ一番いいわけでありますけれども、なるべくそういう形をどういうふうに支援していって、消防士になっていただけるのかというのも重要な課題だと思いますので、よろしく念頭に置いていただきたいと思います。  それでは、最後になりますけれども、市長公約のロードマップからお尋ねをしていきたいと思っております。  まず、児童発達支援センターの設置、これは大変重要なことだと思っております。これまでの障害を持つ子供たちの方向性の中で大きく変わっていくものだと思っております。それとあわせて、各自治体には既存の障害者の施設があるということで、それをどう連携したり、連動したり、上下関係をつくっていくかということが大変重要になってくると思っています。  そういう点で、つくば市におけるセンターはこれからですけれども、事業内容としてやられてきたことが、そういう状況の中でどのような中の位置づけになったり、現状であったり、今後どうなるかというようなことを、大ざっぱで結構でありますけれども、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 障害者施策は、さまざまな議論を経て障害者総合支援法が制定され、身体障害や知的障害だけでなく、発達障害や難病もその対象となってきております。その流れの中で現在検討している児童発達支援センターについては、各障害にかかわらず、適切な支援を行えるよう、従来からの児童発達支援だけでなく、例えば他の医療機関と連携した医療的ケアを要する児童への支援など、必要な支援について検討していきたいと考えています。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 今、公の形で、公立、私立を含めて多くの子供たちが支援の輪の中にいるかと思っております。  そこでお尋ねしたいと思いますけれども、今、つくば市の中で、公的に、私的に児童発達支援の利用人数というのは、わかるとすればどのくらいいるのか教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 児童発達支援事業については、平成30年8月末時点で、市の福祉支援センター3カ所とNPO法人など民間事業者16カ所の合計で220人に支給決定を行っている状況となっています。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) そういう状況で今、活動されているわけですが、長らく施設が新しいものができていくという状況でもなく、その中で母子通園事業を中心とした形で行われてきているということがあります。これまで特徴的な形で利用者から要望等は、具体的にはたくさんあったんでしょうか。
    ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) これまでは、市の福祉支援センターの利用者やその家族に対して行ったアンケート結果では、親同士の交流や学習の場の拡大、療育と保育所や幼稚園との連携など、多様な意見が寄せられています。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) そこでお尋ねしますが、つくば市の発達支援事業については、まず乳幼児から成長期へと、そしてその中で、例えば保健センターが中心になって、まず最初に、その子供に接するとすれば、健常児あるいは障害児という形で分けられてくるという形になるかと思うんですよね。  それから、成長期における療育とか、あるいは、その間には健診や診察などがあり、センターからの情報交換など、あるいは情報を共有すると。それでまた、センターでは職員の研修など、事業別な組み合わせとか、いろいろな形がとられて支援の輪にするのかと思っております。  市が今考えている発達支援事業の内容の想定というのはどのようなことになっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 現在、検討会で検討していただいているところではございますので、詳細については、またそちらでの御意見も聞きながらとは考えてございますけれども、児童発達支援センターにつきましては、各障害にかかわらず適切な支援を行うということが目的でございますので、従来からの児童発達支援だけでなく、ほかの機関との連携も含めて必要な支援について検討していきたいと考えています。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 既存の福祉支援センターでは、今までも保育園とか幼稚園との連携がありました。今度のセンター構想においても、その辺をもう少し、もっともっと明確に支援の対象にしているわけでありますけれども、その辺について、下支えというんですかね、そういうのはどのような形になるのか、大ざっぱで結構ですから教えてください。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 児童発達支援につきましては、今、議員がおっしゃったような機関いろいろありますので、庁内の関係各部署が切れ目なく連携して対応していくことが重要であると考えてございまして、現在検討しています児童発達支援センター、こういったものが中心となって包括的な支援を行うということを念頭に進めていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 金子和雄君。 ◆27番(金子和雄君) 今、部長からもお話がありましたけれども、各部から、いろいろこれまでの部分を集めて、それで連携をきちんとしていくという形です。これは、ある意味では、別にこのことだけじゃなくても全体的に行政の中からはよくあることだと思うんですよね。  よくあることなんですけれども、なかなかこれが大変なことで、過去の部分を見ると、そういう形でどこがリーダーシップをとるとか、そういう問題が出てくる。例えば、今度の児童発達支援センターの中身のことを見ていきますと、行政の中でも、例えば今の体制でいけば、福祉部やこども部、教育局などが連携して、もっともっとチームリーダー的な部分になるところが出てくると。そして、生まれたての赤ちゃんが、保健センターへ行って健診を受けたときからずっと引き続き対応していく、そういう切れ目のない形でやっていくという形になると、どこが主管になってきちんとやっていくのか、そして、どういう形の事業をきちんと行うことがいいのかとかいうようなことは大変重要なことだと思うんですよね。  そういう意味からいくと、先ほどの連携という形について、どのような形で担当部局としては考えているか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 児童発達支援センターにつきましては、先ほども申し上げましたけれども、必須機能である児童発達支援事業、保育所等訪問支援事業、障害相談支援事業、こういったものに加えまして、議員が今おっしゃったような庁内各関係部署との切れ目のない連携を行うということでございます。  庁内各関係部署はそれぞれの業務に責任を持ってやっておるわけでございますので、そういったものの連携を行い、児童発達支援センターが障害児支援体制のかなめとしての役割を担えるよう、整備していきたいと考えております。 ◆27番(金子和雄君) これから、先ほども部長のお話がありましたように、検討委員会にという話がありましたので、もうこの程度にとどめておきたいと思いますが、いずれにいたしましても、大きく支援の輪が変わっていくという状況の中でありますから、これを機会に十二分にその効果が発揮できるような体制をつくって、そして児童生徒の支援に力を入れてほしいということをお願いして終わりにしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) これにて金子和雄君の一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたしますが、各会派の代表者の方に申し上げます。台風21号及び北海道大地震に対する義援金の取りまとめを各会派でしていただいて、本日中に議会事務局までお届けいただけるようにお願い申し上げます。  それでは、暫時休憩いたします。  午後1時、13時ちょうどより再開いたします。                      午前11時35分休憩             ──────────────────────────                      午後1時00分再開 ○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。  次に、16番議員山本美和君。  山本美和君より一般質問に関する資料の配付申し出がありましたので、これを許可し、各机上に配付しておきました。                    〔16番 山本美和君登壇〕 ◆16番(山本美和君) 16番議員、山本美和でございます。通告に従って一般質問をさせていただきます。  まず1番目に、中心市街地のまちづくりについて。  2017年12月議会において、議員提案である、つくば中心市街地の魅力あるまちづくりのための施策を講じることを求める決議が採択をされ、クレオ、キュート、MOGを所有する筑波都市整備株式会社との調整、クレオ再生手法検討調査、つくばセンタービルのあり方検討、中心市街地まちづくりビジョンの策定などが進められているところです。  改めて、中心市街地のまちづくりについて、以下、現状と取り組み状況、市の考え方について伺います。  (1)筑波都市整備株式会社とのその後の調整状況  (2)クレオ跡地公共施設導入基本構想の検討状況  (3)中心市街地のまちづくりにおける市の役割  以上についてお願いいたします。  2番目に、つくば市の教育について。  教育の政治的中立性、継続性、安定性を確保しつつ、地方教育行政における責任体制の明確化、迅速な危機管理体制の構築、地方公共団体の長と教育委員会との連携の強化、地方に対する国の関与の見直しなど、制度の抜本的な改革を図る地方教育行政の組織及び運営に関する法律の一部を改正する法律が2015年4月1日に施行されました。  この改正により、教育に関する予算の編成、執行などの権限を有している地方公共団体の長と教育委員会が十分な意思疎通を図り、地域の教育課題やあるべき姿を共有して、より一層、民意を反映した教育行政の推進を図るため、全ての地方公共団体に総合教育会議が設置されています。  以下、つくば市の現状と考えについて伺います。  (1)つくば市総合教育会議開催による効果と課題  (2)つくば市教育大綱の概要、方針、スケジュール  (3)第三者委員会、つくば市教育評価懇談会による、つくば市の小中一貫教育の成果と課題、調査報告の概要と今後の取り組みについて伺います。  3番目に、高齢者肺炎球菌ワクチンについて。  肺炎は、日本人の死因の第3位を占める重大な疾患で、高齢になるほど重症化しやすく、年々死亡者数も増加しています。中でも、市中肺炎において最も多いのが肺炎球菌性肺炎であり、ワクチンによる予防が重要視されています。  2014年度から始まった肺炎球菌ワクチン定期接種制度は、5年間で65歳以上の全人口をカバーする経過措置期を設け、65歳以上の全ての対象者に接種の機会が平等に与えられました。その5年間の経過措置が終わり、来年度、2019年度以降は対象者が65歳のみとなる予定です。  高齢者肺炎球菌ワクチン接種に関するつくば市の現状と今後の取り組みについて伺います。  (1)2014年度から2017年度の定期接種対象者と接種者数、接種率を教えてください。  (2)厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会ワクチン評価に関する小委員会の報告書では、65歳の方全員で174万7,000人に高齢者肺炎球菌ワクチンを接種することで、1年当たり5,115億円の医療費削減効果があると試算されています。この試算を、つくば市の65歳人口に当てはめてみると、どれくらいの削減効果になるか。  (3)国が報告している定期接種の接種率は40.8%にとどまっており、定期接種制度を利用していない人が多いことがわかっています。つくば市では、受診率向上のために個別通知による受診勧奨を行ってきていますが、それでも経過措置の制度がわかりにくいために、接種しようと思っていたが忘れてしまった、期間を逃したといった方や、生涯1回であればいつでも好きなタイミングで助成が受けられる、または、5年後にまた接種のチャンスがあると勘違いされている方が多く存在しています。  そこで、接種できなかった市民を救うための対策として、1年間に限って独自助成などの救済措置をとるべきと考えますが、いかがでしょうか。  4番目に、肺がん検診について。  日本では、がんに罹患する人の数は年々増加傾向にあり、がん対策は一億総活躍社会の実現に向けて取り組むべき課題の一つであります。  国立がん研究センターによれば、2016年にがんで死亡した人は37万2,986人に上り、日本人の2人に1人ががんで亡くなる時代となっています。その中でも、死亡者数及び死亡率の一番多い部位は肺との報告があります。男性では1位、女性では2位となっています。  2016年8月に、国立がん研究センターが受動喫煙により肺がんリスクが1.3倍にふえるとの報告を発表し、国も2020年の東京オリンピックを見据えた2018年7月19日には受動喫煙防止法が成立するなど、肺がん対策に向けた環境整備が一歩ずつ前進しています。  一方、総務省が公表している2016年度の肺がん検診の受診率は、全国平均で7.7%にとどまっており、国の目標値、第三期がん対策推進基本計画で設定していますが、50%とは大きな乖離がある現状です。  肺がんは、ほかのがん同様に早期発見が重要となるため、肺がん検診の受診率向上が急務であると考えます。  以下、つくば市の現状と課題、今後の取り組みについて伺います。  (1)肺がんの罹患者数及び死亡者数  (2)肺がん検診の受診率と特定健診の受診率  (3)肺がん検診受診率向上の取り組み  (4)特定健診からのオプトアウトの導入  以上、壇上からの質問とさせていただきます。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 中心市街地のまちづくりについて、筑波都市整備株式会社との調整状況については、クレオを所有する筑波都市整備株式会社において、引き続きクレオの売却も含め活用意向がある民間事業者と検討を進めているところですが、西武筑波店閉店後、相当期間が経過していることや、企業経営上の判断から、年内には売却等を行いたいとの意向を聞いています。  筑波都市整備株式会社によると、現在、取得意向を示す民間事業者の提案の中には、既存建築物を全て活用した商業利用単独の提案はなく、既存建物を活用したものとしては、旧西武側の建物を公共施設及び商業施設とし、旧イオン側の建物は解体し、マンションを建設する提案を受けていると聞いています。  また、市では、現在、クレオ再生手法検討調査により、市の関与の手法等について検討を行っていますが、その検討状況についても随時意見交換を行っています。  次に、クレオ跡地公共施設導入基本構想については、クレオに導入する公共施設の方針や施設計画、事業費の算出等を行う調査として当初予算に計上しています。  現在、6月定例会で補正予算として計上したクレオ再生手法検討調査業務委託において、市が関与する手法の比較検討やクレオ再生のコンセプト、導入する公共施設の考え方等について検討を行っています。その調査結果を踏まえ、市の関与の手法を決定した後に、クレオ跡地公共施設導入基本構想検討業務を実施する予定としています。  次に、中心市街地のまちづくりにおける市の役割については、中心市街地では行政だけでなく、市民や民間事業者、大学、研究機関など、多くの方がさまざまな活動を行っています。  このような中でまちづくりを進めるためには、中心市街地で活動している方が共有できる中心市街地の将来像やまちづくりのコンセプトを示すことが必要であると考えています。そのため、市民意見を伺いながら、7月につくば中心市街地まちづくりビジョンを策定しました。  今後は、ビジョンの実現に向け、具体的な施策を盛り込む計画を策定するとともに、地域で活動している多様な主体と連携することで魅力あるまちづくりを進めます。 ○議長(塩田尚君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) 総合教育会議は、教育大綱や重点的に講ずべき施策等について協議、調整を行う場となります。また、教育大綱は、教育政策の方向性を明確にし、教育の目標や施策の根本的な方針を定めるものとなります。  つくば市では、総合教育会議を、今年度、これまでに4回、今後も月1回程度開催し、つくば市教育大綱については、平成31年度中ごろの策定を予定しております。 ○議長(塩田尚君) 教育長門脇厚司君。                   〔教育長 門脇厚司君登壇〕 ◎教育長(門脇厚司君) つくば市小中一貫教育評価懇談会の報告については、これまで鈴木議員と小森谷議員の質問にお答えしたとおりでございますけれども、報告書の内容は、教育大綱の策定に当たって極めて重要な意味を持っていると考えております。  教育評価懇談会としては、小中一貫教育を今後も続けるべきかどうかについての結論は出しておりませんけれども、続けるにしろ修正するにしろ、今後、つくば市があるべき教育を実現していく上で極めて重要な指摘を何点かしております。  そうした指摘を踏まえ、総合教育会議を中心に多角的に議論を重ね、結論を出し、つくば市のこれからの教育について望ましい方向を定めていくべきであろうと考えておるところです。 ○議長(塩田尚君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) つくば市においては、高齢者肺炎球菌ワクチン接種を、平成25年度に65歳以上を対象に任意接種として開始し、平成26年度から定期接種になりました。  定期接種においては、平成26年度は対象者8,500人中、接種者3,220人で接種率37.9%、平成27年度は8,253人中3,438人で41.7%、平成28年度は9,027人中3,985人で44.1%、平成29年度は9,349人中4,222人で45.2%です。  厚生労働省厚生科学審議会ワクチン評価に関する小委員会には、65歳の人がワクチンを100%接種した場合には、医療費削減効果が1人当たり約27万円と推計されると報告されています。実際の医療費削減額はわかりませんが、この推計をもとに本市の平成29年度の削減効果額を接種率100%として推計しますと、65歳到達者約2,500人と掛けると約6億7,000万円となります。また、平成29年度の接種率50.3%を乗じますと約3億4,000万円の削減効果があったと推計されます。  厚生労働省厚生科学審議会ワクチン評価に関する小委員会では、平成31年度以降の定期接種の対象者を、経過措置対象者の接種状況や接種記録の保管体制の状況を踏まえ改めて検討としているということから、今後も国の動向を注視していきます。  茨城県地域がん登録事業報告書によると、最新の実績として認知されている平成26年度では、つくば市で肺がんが発生した罹患件数は131件で、内訳は男性95件、女性36件と、男性が女性の2.6倍と多くなっている状況です。  次に、肺がんの死亡者数については、人口動態統計では、平成26年度は81人、平成27年度は86人、平成28年度は78人となっています。  本市の40歳から69歳の人口のうち、本市で実施した肺がん検診の40歳から69歳の受診者数で算出した地域保健・健康増進事業統計における受診率は、平成27年度が6.3%、平成28年度が5.9%、平成29年度が5.5%です。  次に、国民健康保険加入者を対象にした本市の特定健診については、対象者は、年度中に40歳から75歳に達する人で、年度を通じて国保に加入している人が該当し、年度途中の加入者や脱退者は含みませんが、その受診率は平成27年度が33.4%、平成28年度が34.5%、平成29年度は、6月現在の速報値で35.2%という状況です。  肺がん検診は、医師による二次読影が必要であることから、診療所などでの実施が難しく、集団検診のみの実施となっています。市民に対する受診機会をふやすことが受診率の向上につながると考えますので、健康フェスタや街頭キャンペーンなどのイベントによる周知に加え、電話や個人通知による受診勧奨を複数回実施することを検討するとともに、集団検診の受診日を追加することも考えています。  現在、市で行っている集団健診においては、特定健診にあわせて、各種がん検診を受診者が選択する形で実施しています。特定健診と肺がん検診をセットとし、どちらかを希望しない場合には、それを除いて受診するオプトアウト方式とすることを提案いただきましたが、受診者の目線に立ち、オプトアウト方式のメリットやデメリットを丁寧に見きわめながら、平成31年度の実施に向けて検討していきます。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) では順次、2次質問をさせていただきたいと思います。  まず、中心市街地のまちづくりについて伺っていきたいと思います。
     先ほど、あらあら今の進みぐあいをお答えいただいたところなんですけれども、今、クレオ再生手法検討調査を行っているところだと伺っておりますが、これの具体的な進みぐあいについて、もう少し伺えればと思います。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 全員協議会で報告をさせていただいたような内容で進めているというところでございますが、今月中には、何らかの形で議会へも御報告できるようにということで、完全な最終版とまではいかないまでにしても、報告をさせていただきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) その調査結果が出たとして、一定の財政負担が想定されますが、その後の合意形成に向けての手法や考えについて伺えればと思います。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 市民への説明会や、できればアンケート調査などの実施を行っていきたいということで、それについても早急に進められるように検討を行っているところです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 先にそっちを伺わせていただいたんですけれども、6月定例会で同僚議員の答弁の中で、将来の人口増や高齢化の問題については、つくば市では2036年をピークに人口が減少していく見込みである。そして、マンションの建設といった要因に限らず、少子高齢化が進行していくことが予想されるとお答えいただいているところなんですけれども、この少子高齢化、またTXの沿線開発、また周辺市街地の将来性などから、この中心市街地への居住誘導の適性について当市ではどのようにお考えなのか、また、このままでいくと、つくば駅周辺のマンション増による人口増というのは無限に広がっていくと思うんですけれども、このあたりについてはどのようにお考えでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) まず、居住誘導については、立地適正化計画を現在策定中で、間もなく最終的に策定できるというスケジュールで進めておりまして、居住誘導区域については、市の全体的な周辺市街地においても居住誘導を進める、あるいは沿線開発についても進める、それから中心地区、それから研究学園地区全体ということで、居住誘導は満遍なく進めていくという方針で計画は進めております。  中心地区、つくば駅周辺については、あわせて都市機能誘導区域ということで、居住誘導だけではなく、都市機能も誘導する区域ということで立地適正化計画の中では設定をして進めていきたいと考えています。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 今の状態ですと、このままの局所的なマンションの建設が進んでいる状況です。そもそもこの研究学園都市というのは、計画的に分散して居住空間を確保してきた公務員宿舎の跡地や、それを取り巻くまちづくりがあったと思うんですけれども、今、まさにそれが崩れていこうとしています。  このつくば中心市街地再生推進会議の最終報告でも確認してきたことですが、こういった地区計画であったり、誘導であったり、そういった手法がなかなかきいていないというような印象も受けますけれども、ほかに方法というのはないのでしょうか、もしくは、考えられる手法というか、そういったことというのは検討されないのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) まず、居住誘導に関しては、公務員宿舎跡地については廃止されたところの公務員宿舎と同等の規模程度が確保できるようなことで、おおむね地区計画では誘導をしていくというような方向性でまず考えていると、そのように実施をしてきています。  それから、中心地区については、まちづくりビジョンを策定いたしましたが、その中でどのような中心地域がいいのかというのは、先ほど御答弁申し上げたとおり、もう少し具体的な方向性を示していく必要があると思っていますので、そういう中で、どのような土地利用のあり方がいいのかというのは、もう少し市でも検討をしていくべきかなと考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 前回も、その辺のいろいろな上位計画について根拠にしながら、これからのまちづくりについて御答弁いただいたと思うんですけれども、具体的に、まちづくりビジョンを考えるに当たって、つくば市の未来構想、土地利用構想において、つくばのコアエリア、市の核となるエリアとして商業、業務機能を集積させるなどと位置づけられておりますけれども、これは具体的にはどういったことを示しているのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 中心地域には、商業地域ということで用途地域を定めておりまして、これについては容積率も400%と高度利用ができる地域として設定しております。その中には多機能が集まる、居住機能もありますが、公共機能も高まっている地域、それから商業機能、業務機能というものを集中できる地域として設定しておりますので、そのような考え方で記載がされているということであろうと考えています。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 続けて、つくば市都市計画マスタープランでは、広域交流拠点という位置づけになっておりますけれども、これについても御説明お願いします。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 交流機能については、市や県の交流機能の高い施設が立地しておりますので、そういうことを含めて交流機能があるということで示しております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) さらに、今回、今策定をしております立地適正化計画では、先ほどもございましたが、都市機能誘導区域ということで指定をされております。これについても、もう一度お願いします。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 立地適正化計画は、都市再生特別措置法という法律に基づいた計画ということで策定をしておりまして、今回、都市機能誘導区域については、都市再生の力を注ぐべき必要がある中心地域ということで設定をしております。  沿線開発などの新市街地については、都市再生というよりは、今まさに現在進行形で都市整備を進めているという地域ですので、都市機能誘導区域については、つくば駅周辺の再生を見込んでということで設定をしております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 地区内であったり、また区域の規制というのは、大変強制力を伴う場合、非常にその財産権に影響するため合意形成が困難であると思われます。  ただ、これらを行っていくときに、私たちはこのビジョンをもとに大いなる目標に向かって、このつくば市を守っていくためにも進まなければいけないところであると思うんですけれども、地域の景観であったり、居住環境を事前予防的に守るためには、地区制限の内容の根拠や正当性を示すことが必要であると考えます。  それらのためにも、こういった上位計画であったり、ビジョンであったり、そういったものが明確にきちんと、また説得性のあるものでなければならないと思うんですけれども、これらの中心市街地に、今回は、普通はもう少し商店をふやしていくだとか、景観を守るとか、例えば大宰府などでは参道沿いに住宅を建てることを規制するとか、そういった事例はあるんですが、今回のつくば市に参考になるような事例というのは、多分、今は非常に難しいところであるのかなとも感じております。  ただ、中心市街地に住宅の制限をかけるという事例というのは、なかなか困難さもある中ではありますけれども、その特別用途地区というところに用途地域を詳細化するような仕組みをうまく当てはめられないものかなと考えておりますが、偏った居住にならないよう予防的な規制について、もう一歩、研究、検討もしくは建築指導のような形で行っていくべきだと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 先ほど申し上げたとおり、そのビジョンを実現するために少し具体的な施策を盛り込んでいく必要があると思っております。そういう中で、やはり土地の利用のあり方というのは、もう少ししっかりと考えていく必要があると思いますので、検討していきたいとは思っております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) この検討をしていくということではありますけれども、かなり期間も限られた中でやっていかなければならないところなんですけれども、具体的な動きというのはあるんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 中心地域には、まだ公務員宿舎も残されているところもありますので、そういうもの等含めて、きちんとした土地利用のゾーニングなどの検討ということで、それについては内部的にはさまざまな研究をしているという状況でございます。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 先ほど、この中心市街地のまちづくりビジョンについて具体的な計画を策定していくということですけれども、この計画策定というのはどのように今なっているんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) まず、素案的なものは、市でまず策定をしていかなくてはならないと思っていますので、そういうものを示しながら、市民意見を聞く機会を設けるとか、そういう進め方についてはもう少し検討していきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 年度内もしくは次年度あたりに、形がある程度見えてくると理解してよろしいんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) なるべく早くということで努力をさせていただきます。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 一昨日の同僚議員の質問にもございましたけれども、公務員宿舎の跡地もあと2年で売却予定になっております。そうこうしているうちに全部、全て民間の手に委ねられていくことになりますと、さらに、非常にこの規制というのはかけにくくなってくると思います。  また、中央警察署の移転問題もございますし、ますます中心地の空洞化が進んでいくのではないかと懸念されるところであります。これは、やはり期限を切っての一つの戦いになってくると思いますので、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします。  そして、市長にお伺いしたいんですけれども、やはりこれらの規制であったり、まちづくりにつきましては、市民への合意、また関係者への合意を得ることが非常に大切だと思います。そのためにも、さまざま市民へのアンケートを行ったり、今までも、今ここ数カ月行っているところだとは思いますけれども、やはりこの合意を得るためにはトップの覚悟を示す必要があると考えますが、さまざまな課題がある中で、特に期限を切って取り組まなければならないこの課題に対し、市長としてのミッションは何なのか、ビジョン、そしてバリュー、何に最大の価値を置いているのか、伺いたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) クレオは、今後の中心市街地のまちづくりの、もうまさに核となる非常に大きな影響を与える施設だという認識で、今、動いているのは、市民にとってやはり必要とされ、さらに、それがまちの魅力を高めることにつながる施設として再生をしなくてはいけないと考えております。  議会でも議決をいただきましたし、先日のアンケートでも、やはり8割を超える方が、一定の財政負担をしても市が関与すべきと答えるなど、やはり市民の関心も非常に高いですし、積極的な御意見、私も自由記述も含めて全て読みましたけれども、非常に市民の思いが詰まっている場所でもあると考えております。  今、つくば都市整備株式会社からは、取得意向を示す事業者の提案の話も聞いてはおりますが、市では現在、それを購入するのか、あるいは賃借するのかという手法の事業の実現性、そして負担額等の検討を進めています。  そのような中で、今、議員御指摘のように、やはり市場に任せていた結果が今の現状になっているという声がアンケートの自由記述でも非常にたくさんありました。市がどのように積極的に関与していくか、それは強い意志を持って、やはり今後50年決めていくまちの形をどうやって示していくという部分でいえば、先ほど部長が答弁しましたように、ゾーニングであったり、特別用途地区であったり、そういったものも含めて積極的な手法を使って取り組んでいく必要は、これはもう必ずあると思っていますし、当然期限も限られていますので、今、本当に最優先課題としてそういった作業を進めているところであります。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) この中心市街地の問題は、ともすると、中心地だけの問題のような捉え方をする方も中にはいらっしゃいます。しかし、この中心市街地をしっかり固めていくということは、周辺市街地へ大きく影響するものだと考えます。核が定まらなければ、大きなまちを隅々まで生かし切れなくなります。これはハブアンドスポーク的なまちづくりを目指すならば、なおさらであると考えます。全ての計画が共倒れしてしまいます。何としても、ここは市民、議会、行政一丸となって取り組んでいくことが持続可能な未来へとつながることを信じています。1番目につきましては、これで終わりにいたします。  続いて、つくば市の教育について、もう少し伺っていきたいと思います。  まず最初に、つくば市教育評価懇談会について、もう少し伺わせていただきたいと思います。  昨日、委員の選任については答弁をいただいているところでありますけれども、では教育長は、なぜ会長の選任をしたのか、いわゆる教育評価懇談会の会長の選任についての理由について、もう少し伺わせていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 私も、教育学の研究者としてずっと40年近く仕事をしてきておりますけれども、その中で、私が知り得た方の中では一番信頼できる人だと私が見込んだ人にお願いしたということです。  きのうも説明しましたけれども、その方が一緒にやりたいと、やったほうがいいと考えている人を推薦してもらって、その方々にお願いをしたということです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 信頼できるというところなんですけれども、具体的にどのようなところが信頼できるのか、もしくは、どういった考え方が信頼できるのか、そのあたり、もう少し一歩突っ込んで教えていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 研究者としては、教育哲学の専門家で、端的に言えば、私が大学へ入ったときからの同期です。彼も私のことをライバルと言っておりますし、私もすごい人だなとずっと思ってきた人で、学部のときから大学院、それから最後は筑波大学で同僚でもあったわけですね。その間に、その方が発表した論文だとかいうものはほとんど全て読んでいる方で、相当学ぶところが多くあった方ですね。この人であれば、きちんとした評価ができるだろうとお願いしたところです。  また、先ほども言いましたけれども、この方が推薦する方であれば、第三者的な立場からきちんと評価していただけるだろうと信頼してお願いしたところです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) その会長は、そうすると、いろいろな教育問題について公平に、また的確な判断ができると教育長が判断をしたので選任したということでよろしいでしょうか。 ◎教育長(門脇厚司君) そのとおりです。 ◆16番(山本美和君) わかりました。委員の件につきましては結構です。  あとは、この評価懇談会の中でとられたアンケートのとり方について、若干疑問を感じるところがございます。保護者に対してのアンケートなんですけれども、先日の文教福祉委員会の中でも申し上げましたが、まず保護者、市民に対して、つくばの小中一貫教育が何たるかということが、説明があったということは、私自身も保護者でありますが、実際にはございません。また、理解をしていないという現状であります。  こういった偏った状況の中で、小中一貫教育について評価アンケートをとることというのはいかがなものかなと考えておりますが、そのことについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) この検討委員会を最初にお願いしたときから、私たちは一切口を出しませんと申し上げました。ですから、事務局は、私も含めて全て関知していません。だから、どういうような形で評価をしていただけるかのことについては、一切、事務局としては何の注文もいたしておりません。  とにかく先ほど申し上げましたとおり、この方々にお願いしておけば、しかるべきデータに基づきながら、しかるべき結論を出していただけると信頼していたというところです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 今回のことからも言えると思うんですけれども、今後、教育大綱を決めていき、新たなつくばの目指すべき道が明確になった際には、やはり広く保護者、市民に対しても理解を得られるような広報の仕方であったり、やはり学校だけで子供たちを育てているのではなく、地域、社会、そして保護者一緒になって、家庭も一緒になって育てていくことだと思いますので、そのことが共有できるように、ぜひ、このことは生かしていただければと思います。  また、今、この調査報告書については、教育委員会もしくは総合教育会議でも議論が、これから進めていくということでございますが、ぜひ、総合教育研究所では、これ、いわゆるこの小中一貫教育を推進していく一つの立役者になっておりますけれども、ここで出されている成果のまとめというものも委員の皆さんに一緒に並べて、この最終検証をすべきだと私は考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 今までの答弁でも何回か繰り返していると思いますけれども、かなり重要な指摘をきちんといただいておりますので、その指摘に従いながら慎重に、しかも多角的に検討することで結論を出したいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) どうぞよろしくお願いいたします。  では、総合教育会議について、もう少し伺っていきたいと思います。  お配りさせていただいた資料でございますが、平成27年のこの法が改正された当時の資料になります。「教育委員会制度こう変わる」ということで、従来は首長がこの教育に関して、なかなか発言をする機会や、また意見を言うような場というものがない状態でおりました。そのことによって、社会の中でいじめの問題であったり、自殺の問題であったり、そういった子供たち、また、そして教職員の事件であったり、そういったものが非常に教育委員会の中で隠蔽されていたり、責任が明確化しないというようなことが社会情勢としてございました。そういったこともあって、この教育委員会というもののあり方が、さまざま手が入れられて今の状態になっております。  その中の一つの目玉として、その首長が率いる総合教育会議というものがスタートしているわけなんですけれども、今、その中で、これからのつくばの大事な教育大綱というものを決めているということであると認識をしているところであります。  現在の教育委員さんというのは、市長、教育長の選任であると思いますけれども、非常にレーマンコントロールのきいたバランスのいい教育委員会ではないかなと感じているところであります。  この総合教育会議の中の今年度の第2回の総合教育会議の中で、いきなり会議に資料として提出されたようですが、このイエナプランというものについての資料提出がされて議論が始まっているところなんですけれども、この経緯について、どなたかお伺いしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 私、当然、総合教育会議の議論をする前からですけれども、世界各国のさまざまな教育の制度等を調査はしていました。そういう中で、非常にバランスがとれている、また、一つの教育の形としてイエナプランがありましたので、それについて、まず情報を入れておいてほしいということを教育局に話していたわけで、そこでまだ議論を出す予定ではなかったんですが、その中で、教育長がそのイエナプランを話題にしましたので、そこで議論を始めていったということです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) では、市長が答えていただいたので、市長は、このイエナプラン教育のどういったところを特に買っているのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) ちょっと一言では申し上げられないんですけれども、一つ言えば、やはり日本の近代公教育が進められてきて、その中で時代の変化に合わなくなってきているもの、社会の変化に合わなくなってきているものがある中で、恐らくその解決のヒントとなるようなものがこのイエナプランの思想の中にはあると考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。
    ◆16番(山本美和君) 私も、このイエナプランの思想部分、哲学的な部分というのは、非常に共感をするところであります。この総合教育会議始まって、市長は最初に10の問いを、この委員のメンバーに用意をされて、種々この項目に従って、毎回、皆さんからの御意見を吸い上げているというところで、非常にこのやり方も具体的でいいなと聞かせていただいているところなんですけれども、このイエナプラン教育に対して皆さんにいろんな御意見をいただく中で、教育長も非常にこのイエナプランに対しての評価をされているところなんですが、教育長は、議事録を見る限りでは、このとき、市長の提案で初めてイエナプランというものについて言及をされたんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 確かに、似たような教育は結構あるんですね。シュタイナー教育だとか、モンテッソーリ教育だとか、フランスの、今ちょっと出ませんけれども、いろいろな教育があるということは私自身も知っておりましたけれども、イエナプランについては余り深く理解はしておりませんでしたので、市長からの情報を得て、その後かなり勉強しているつもりですけれども、やっぱり先ほど市長がおっしゃったとおり、学ぶべき点がかなり多いと思っております。  とにかく4歳からスタートして、4歳、5歳、6歳、異年齢でクラスを組むとかいうところが一つのみそですね。これは、だから、いろいろな多様な人たちとのつき合いの中で、人間関係の中でお互いに知り合って、お互いに高め合うというようなことを目的にしたところが一つの大きなポイントじゃないかなと思っていますので、これは、私がかねがね言っている社会力を育てるということと相当密接な関係があるんじゃないかというところを高く評価しているところです。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) このイエナプランですが、その思想的な部分と、また手法的な部分と多岐にわたる教育法であると感じておりますけれども、実際には、日本の場合、教育長もおっしゃっておりますが、日本は制度面でがっちり固められているので、その中で変えていくことはなかなか大変だと思いますが、教育の仕方、方法とか、あるいは内容とかは、つくばで新しいものを目指せるのではないかと思うと発せられております。  こういったものを教育大綱の中でどのように生かしていこうと思われているのか、市長にもう一歩お伺いしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) それを、まさに今議論をしているところですので、余り踏み込んだことはここでは申し上げられませんけれども、決してイエナプランありきでやっているわけでもないですし、例えば次回は、インターナショナルスクールとして今日本で一番注目をされている軽井沢にあるところの理事長に、小林りんさんという方に来てもらいますけれども、やはりつくばにふさわしい教育が何かというものを、多角的な角度から我々もインプットをして、そして先方も入れてディスカッションをして、どういうものが本当につくばの教育に今必要なのかと、近代公教育に対する一つの対峙するモデルとしてどういうものをつくばでつくれるのかという議論をしているところですので、教育大綱にどの部分がどのように書き込まれるかというのは、まだ、これからと考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 市長の教育に対する思い、また教育長の教育に対する思い、つくばの教育に対する思いというのは非常に強いということは感じさせていただいているところなんですが、今、インターナショナルスクールというお話がございましたが、2回目の総合教育会議の中で、市長が都内のある会合にて、日本にいる世界各国から来ているトップリーダーたちが、子弟をインターナショナルスクールに入れているという現状、また日本の公教育に対して否定的な御意見を聞いたということに対して、皆さんのような子供をつくばで公教育を受けさせたいと思うようなまちにしようと思っているからよろしくねという話を僕はしてきたとおっしゃっております。  別に、こういったことがいけないとかいう話ではなくて、そういう思いというのは、具体的にどういうまちにしようと、いろいろな法制度の中で、制度面でがっちり固まっているこの日本の公教育の中で、つくばで何をしたいとおっしゃっているのか、お聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 確かに、がっちり固まってはいるんですが、その中でもできることは模索すればあるだろうと思っています。具体的には、例えば先般、そのイエナプランを日本で初めて長野でつくろうとしている方が総合教育会議を傍聴にいらしていたので、急遽、議論に加わっていただいたんですが、そこでは、1条校としてつくろうとしているわけですね。つまり文科省の認める内容で学校をつくっていくということですから、それが可能なんですかということを聞いたら、それをしなければ意味がないということを、その中川さんという方は答えられていましたので、そういったことも含めて、我々、手法も含めて、もちろん今のルールで難しいことは、どうルールを変えていくかということも考えますが、それには莫大なエネルギーがかかると思いますので、現行のルールの中でどういう仕組みであればどういうことができるのかということも、当然さまざまな事例を研究していくことになると思っています。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) このイエナプラン、非常に多くの各界の皆さんが注目をしている教育法でございますけれども、尾木ママであったりとか、また、世田谷の保坂区長なども実際にオランダに行って見てきたというような記述がございます。  こういった学校教育の中で、制度改革を現実にこの自治体から進めていくということも一つあると感じておりますし、また教育大綱というような理念的な部分とともに、やはりどこまでいっても子供に直接向き合う教職員こそが最大の教育環境であるとも感じているところであります。  実際、つくば市は、全児童生徒数、また教職員数というのはどのぐらいになるのか、数値で教えていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) まず教職員数ですが、5月1日現在ではありますけれども、非常勤講師100名程度、それから介助員100名程度いらっしゃいますので、これらも合わせて全てになりますと約1,500人ということになります。  それから、児童生徒については2万400人程度ということでございます。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 2万人に対して1,500人の教師が、足りるのか足りないのかという議論はここではしませんけれども、ただ、この1,500人の教職員の人たちが日々子供たちに向き合って、実際、ちょうちょうはっししながら日々学んでいると思います。  また、教育長のおっしゃる社会力をつけていくという意味でも、この一番接する教職員がどうあるかということは非常に大きなことだと思いますし、また、つくばが目指すその教育の理想もしくは理念を、この教職員の皆さんとどう目的感を共有して一緒に子供たちに向き合っていくのかということは非常に大切なことだと私も思います。  そういった意味でも、教育委員の委員の中には、実際の現場でさまざまな意見や、また経験を積みながらいい御意見を言っていただいている委員もおりますので、この大綱をつくる上で、その専門的な皆さんの意見も必要ですし、また市民という形の人も必要であると思いますし、また、この現場の先生たちともよく触れ合いながら、ぜひ進めていっていただきたいと思います。  世田谷の事例で申しわけないのですが、世田谷では、世田谷の教育に係る区民のワークショップというものを開いたそうです。無作為抽出方式による区民二十数名の参加をしながら、この教育大綱を決めていったということがあります。もちろん総合教育会議でも語り、そして、この無作為抽出の区民というのは、参加希望者が集まる公募型に比べてフラットな対話ができるということで、枠にとらわれない意見聴取の手法としてとったようです。それと公募型と併用をして、両方をうまく使ったというようなこともございますので、こういったことも含めながら、幅広い意味で、いわゆる意見をすり合わせるとかということではなく、広く皆さんと共有をしながら、この教育大綱というものをつくり上げていっていただいて、できたときには、自分たちの教育大綱だという思いで、市民と教職員と子供たちと一体になって進められるようなものができることを願ってこの問題については終わりにしたいと思います。  最後、時間が少なくなってまいりましたが、高齢者肺炎球菌ワクチンについて伺わせていただきます。  大分、接種率は、国よりは若干いいのかなと思っておりますけれども、高齢者肺炎球菌ワクチンの定期接種制度というのは、国が導入して今進めております。ワクチンを接種できなかった人たちに接種機会をつくってあげることは、先ほどの数値からも言うように、さまざま保健医療費の削減という形でも財政に返ってくると思います。さらに、災害時の感染予防の観点からも重要です。接種率を上げていくという取り組みは市としても必要なことではないかと思いますので、医師会の意見もよく聞いて、再度十分な救済措置の検討をお願いしたいと思います。  肺がん検診についてですけれども、こちらも、先ほどオプトアウトについては、両面いろいろあるというお答えでしたけれども、明らかに、いわゆる、この集団検診表ありますけれども、ここに今は、やりたいものに丸をするという形なんですが、最初から必然的に受けなければならないという形にして、受けたくない人は意思表示というほうが検診率が上がるというような統計も出ておりますし、各地域、取り組んでいるようですので、ぜひ、これも前向きに御検討を願いたいと思います。  以上で、山本美和からの一般質問を終了いたします。 ○議長(塩田尚君) これにて山本美和君の一般質問を終結いたします。  次に、5番議員黒田健祐君。                    〔5番 黒田健祐君登壇〕 ◆5番(黒田健祐君) 5番議員、自民つくばクラブ・新しい風の黒田健祐です。  まず初めに、西日本豪雨、台風21号、北海道胆振東部地震と立て続く自然災害によりお亡くなりになられた方にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げます。また、復旧、復興に当たられている皆様に敬意を表し、一刻も早い復旧、復興をお祈りいたします。  それでは、通告に従いまして一般質問を行います。  まず、1点目であります。高エネ研南側未利用地についてであります。  サウンディング調査と住民説明会が一段落したと考えております。それらを踏まえて、今後どのように進めていくのか、お聞かせください。  2点目であります。つくば市小中一貫教育の成果と課題についてであります。  調査報告書が7月、文教福祉委員会で報告受けました。下記をお伺いさせていただきます。  作成までの過程について。今後どのように活用されていくのか。  3点目であります。未来構想改定についてであります。  未来構想の改定を予定しているかと思います。下記、お伺いをさせていただきます。  改定に至る背景、今後の進め方についてであります。  以上、壇上からの質問になります。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 高エネ研南側未利用地については、大久保議員の質問にお答えしたとおりですが、用地が広大であることや、都市計画の規制により、立地可能施設が限定的になっているなどの課題があります。こうしたことから、今後の検討の進め方としては、今年度において、土地利用方針や土地処分方策、事業手法等の検討調査業務に着手しています。  また、サウンディング型市場調査における事業者からの提案や説明会でいただいた意見等も参考としながら利活用の方向性を取りまとめる予定であり、できる限り早く作業を進めていきます。 ○議長(塩田尚君) 教育長門脇厚司君。                   〔教育長 門脇厚司君登壇〕 ◎教育長(門脇厚司君) つくば市で平成24年度から行ってまいりました小中一貫教育については、昨年11月に6人の委員をお願いして、つくば市小中一貫教育評価懇談会を設置して検証をお願いしておりましたけれども、先ほど議員がおっしゃったとおり、ことし7月20日に委員長から最終報告書を受け取ったところです。  この議会で既に、鈴木議員、小森谷議員、山本議員の同様の質問にお答えしたところですけれども、関係者へのヒアリングだとか、教員、保護者、児童生徒に対するアンケートだとか、学校を直接訪問することだとか、あるいは、議会の議事録を見るとかいうことをもとにしながら、そういうようなデータをもとにしながら、都合8回の委員会を行って最終報告書をまとめてもらっております。  報告書の内容をどう受けとめるかということについては、今後、また、どういう活用をしていくかということについては、何度も申し上げておりますけれども、今、総合教育会議を中心にしながら、それぞれの方々の読み方、考え方を突き合わせて結論を出すところまで行っていませんので、もう少し時間をいただければと思っております。  とにかく報告書の中には、これからどうするかということを考えるかなり重要な指摘は幾つかいただいておりますので、その指摘をもとにしながら、総合教育会議で議論を詰めて、適切な形のつくば市の教育のこれからのあり方を考えていきたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) 政策イノベーション部長神部匡毅君。               〔政策イノベーション部長 神部匡毅君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) つくば市未来構想等の改定に至る背景についてですが、つくば市では、中長期的な視点で一貫したまちづくりを行うため、2015年3月に、つくば市未来構想及びつくば市戦略プランを策定し、戦略的、計画的に施策を展開しています。  しかし、現在、急速な技術革新がもたらす劇的な変化を踏まえ、第4次産業革命やSociety5.0と呼ばれる新たな未来像が国により提唱され、また、誰一人取り残さないという包摂的な理念のもと、SDGsによる持続可能な開発のための取り組みが世界共通で進められています。  さらに、本市においても、少子高齢化の進行、中心市街地の活力低下など、さまざまな課題が山積しています。  そのような社会、経済等の情勢の変化に的確に対応し、つくば市が目指すべき未来像を定め、諸課題を克服しながら次の世代に継承、発展させていく持続可能なまちづくりを目指すため、つくば市未来構想等の改定を行うこととしました。  次に、今後の進め方についてですが、これまでに、庁内策定組織として、本年5月に部長級の策定委員会を、6月に若手職員を中心とするワーキングチームを立ち上げています。8月には、市議会議員や外部有識者、市民委員等で構成された、つくば市未来構想等審議会を立ち上げ、諮問を行いました。  今後は、これらの組織で議論を進めるとともに、9月から11月に市民ワークショップの開催や市民アンケート等の実施を予定しており、市民の意見等を伺いながら、2030年のつくば市の未来像の策定を進めます。今年度中に未来構想改定の素案を取りまとめ、来年度中に具体的な施策を定めた戦略プランとあわせて最終版を決定したいと思っております。  なお、未来構想の決定に当たっては、来年度中の議会に議案として上程する予定です。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) それでは、最初の高エネ研南側のところから何点か、御質問をさせていただこうかと思います。  昨日、同僚議員の答弁でもありましたが、現在、造成費等の調査ですかね、行っているかと思います。今年度中に出すとのことですが、どういった調査をやっているのか、もう少し詳しく教えてもらえればと思います。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) まず、高エネ研南側の未利用地については、公的利用と民間事業者に貸与、売却する民間利用の方向性は想定されておりますので、その方向性を並行して検討をまずしているというところと、それから民間へ売却を想定した場合の需要調査、エンドユーザーがどの程度あるのかとか、そういうことの調査、それから土地利用のあり方を決めるための基本方針をどうしていくのか、そういう検討をしているところです。  また、土地造成、インフラ整備、そういうものを行った場合の概算費用など、そういうものについて今調査をしているという状況です。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 今年度中に土地の利活用、処分等、方向性も出すということでよろしいんですかね。スケジュール感を教えてください。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 調査は年度内を予定しておりますが、既に御答弁も申し上げていますが、できる限り早く進めたいということで考えておりまして、取りまとめを行った段階で、議会への報告あるいは市民への説明なども進めていくということで、そのような中で、もう少し進め方についてはきっちり決めていくということにしたいと思っています。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 改選後に、速やかに第三者委員会を設置して、2017年4月に検証報告が出されて、同年たしか6月議会だったと思いますが、URとの交渉結果の報告がなされました。その後、サウンディング調査、そして住民説明会と進めてきたと認識しています。当該土地に関しては、おおむね行政プロセスとして、この間、丁寧にすべきことを行い、現在に至っているのかなとも考えております。  実際、サウンディング調査と意見交換会の資料、公表されているものを私もちょっと読ませていただきました。1点、疑問に思うというか、ちょっと確認をさせていただきたいのが、こちらは住民説明会に使った資料だと思うんですけれども、パワーポイントの課題というところで、庁内利活用意向調査やサウンディング型市場調査の結果からすると、用地全体を活用する計画は非常に困難であるとして推測をされると言及されていると思います。  ただ、サウンディング結果を見ると、全体利用というのも大体四つぐらい提案があったのかなと思うんですけれども、そこら辺はどういった検討をされたのかというのをお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 全体を、まず1者が、一つの者という意味ですね、そういう1者が単独で活用する、そういうことは非常に難しいかなと。購入意向にしても、部分的な購入意向であったり、あるいは、全部を使うということであっても、行政が基本的に整備を行った上での借りるとかということなので、単独で1者が全てを使うというのは、非常になかなか難しいだろうというようなことを示しているものであります。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 一応、私もちょっといろいろ読ませていただいて、今までの経過等も考えて、この利活用に関しては大変な事案かなとも思っております。総合運動公園の建設のために用地を買って、それが白紙撤回になったので、その目的がもうなくなってしまったわけですよね。過去の計画とかを見ても、その利活用のあり方というのは、結構、研究所をつくったりとか住宅醸成したりとか、いろいろ言及はされていますけれども、なかなか現状になっていると。ただ、今、利息を年間3,400万ぐらい払っているという状況になって切迫した事情もあるのかなと思っております。  今、そうすると、考え方として土地の分割という方向にもなってくるのかなと。まだ確定ではないと思うんですけれども、実際、このサウンディング型の調査を見ると、部分的な複合型の総合施設の建設というところが大体5件ぐらい、実際にアンケート調査等を見ても、市民がそれを望んでいるのかというと、そうでもないとは思いますし、オーバーストアという、つくば市内ですね、嫌いがあるので、大変、今後ここをどうしていくのかというのは、さまざま考えていかないといけないのかなとも思っております。  恐らく今年度中に、ある程度の方向性を、調査も含めて出していくというところなので、議論する時間というのはここ半年未満ぐらいなのかなとも思っておりますので、ちょっと今回、サウンディング調査と意見交換会、一段落いたしましたので一般質問をさせていただいたところでございます。  一応、きょう私も、じゃあこうしましょうという結論は持ち合わせてはいません。しかしながら、大変重要な課題があると思いますので、今後、皆様とともに、ここをどうしていくかというのはしっかり結論を出していきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。この点は以上であります。  2点目の小中一貫教育の調査報告書についてであります。  2次質問で、教育長の所感を求めようかと思っていたんですけれども、一昨日の鈴木議員に対する現時点での早急な考えは示すべきではないとの御答弁がございましたので、その旨、理解をしているところでございます。  文教福祉委員会でも述べさせていただいたと思うんですけれども、私の所感を述べさせていただいて、要望を述べさせていただければと思います。  要望したいことは、この調査報告書に関しては、今後の教育行政に及ぼす影響に鑑みて、冷静かつ慎重な議論をしていただいた上で、活用なり、判断をしていただきたいということを要望させていただきます。委員会のときも申し上げさせていただきましたが、この報告書を読ませていただいて、私はちょっとどうなのかなと強く感じたところです。  実際に1点目が、小中一貫校の検証報告とありますが、実質は、市内、分離型と一体型の比較検証になっております。市内一貫校の検証報告であれば、これは他市、つくばは全部一体校でやっていますから、他市の比較がなければ客観的な比較検証は行えないと思います。  2点目が、施設一体型のサンプルは、現時点で春日学園のみであります。時期的にこれは仕方がないと思いますし、報告書の中でも、さらなる調査の必要性に言及されております。  3点目が、春日学園のレジリエンス等の他の学校と比較して低いことが、大規模校化によるものなのか、施設一体によるものなのかの因果関係も、これは不明瞭であろうと思います。  4点目が、そのレジリエンス等の比較の数値の差がどのような意味合いを持つのかというのも、実際ちょっと読んでいて思いました。グラフでは、ビジュアルで示されているんですけれども、実際の数値は0.05とか0.2とか、開きがあっても、多分1行くか行かないかとか、多分そういう差異が、学校、教育全体を構成する要因の中でどのぐらい重要に深刻に扱わないといけないのか、優先的に扱わないといけないのかというのは、これは議論が必要だと思っております。  5点目は、これは先ほどもありましたけれども、課題に関して、多くのページを割いて報告が行われているのに対して、成果に関しては、報告が分量的には薄いのかなという印象を受けましたので、そこは成果含めて客観的な判断も必要というのはあるのかなと思いました。  6点目が、学力評価に対する言及が、これはあるんですね。春日学園の成果として、全国学力・学習状況調査では、6学年、9学年とも、4科目合計で全国平均を50ポイント以上を上回っていると。レジリエンス等の数値は他校と比較をしているんですけれども、この点に関しては比較がなされていないわけです。そうすると、全体を見て、公平性があるのかというのも、正直、個人的には感じたところです。  今、るる、疑問点、違和感を申し上げさせていただきましたが、つぶさに、これをしっかり見れば、各所各所に精緻な議論がなされているというのは、私もこれは理解しているところでございますので、ぜひ、改めて申しますけれども、今後の学校教育行政に大きな影響を多分与える報告書になるかと思いますので、今、多角的にという言葉もありましたけれども、多角的に、慎重に、ぜひとも取り扱っていただいて、今後のつくばの教育行政に生かしていただければと思います。  今、もろもろ申し上げさせていただきましたけれども、限られた時間の中で調査報告書をまとめられたことには敬意を率直に表するものでありますし、議論の取っかかりをつくっていただいたことには大変感謝をするものでありますので、その旨も申し上げさせていただきます。  3点目であります。未来構想改定についてであります。  これから、るる、御説明あった形で改定作業を進めていくかと思うんですけれども、私は、理念の設定って結構重要なのかなと思っていまして、この理念、四つ今あるかと思うんですね。それに基づいて、基本施策、個別施策、体系的につくられているんですけれども、きのう配られたSDGsの計画書にも未来構想の点が触れられていて、それにも、たしか5個ぐらいの柱があったかと思うんですけれども、ここの柱というか、理念というのをどのような形で整理していくのかというのを、ちょっとお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長
    政策イノベーション部長(神部匡毅君) まず、未来構想の理念につきましては、今回、現状の改定ということになりますので、一応これまでの現状の理念も踏まえながら、かつ、その持続可能なまちづくりSDGsの理念なども反映させていくことで、新しい理念というものを、またつくり上げていく必要があるかなと考えております。  それで、今回、つくば市SDGs未来都市計画を、昨日、配付させていただきましたが、そのSDGs未来都市計画とこの未来構想との関係についてですが、このSDGs未来都市計画につきましては、持続可能都市の実現に向けて当面3年間、重点的に取り組む内容となっています。  それで、未来構想につきましては、より長期的かつ広範囲の内容となっておりますので、このつくば市SDGs未来都市計画との継続性や整合性を考慮しながら策定を進めていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) この理念、どうしても未来構想ですので、まち・ひと・しごと創生みたいな形で、すっきりした形で整理するのは難しいのかなと思います。わかりやすい形で整理するのがいいのかどうかというのもあるんですけれども、多分、まち・ひと・しごとの創生戦略ですとかもろもろ、今回SDGsもありますので、そういったところが絡んでくるので、ぜひとも見てわかりやすい形で整理していただければと思います。  あと、バックキャストの視点から作成ということに言及されていますけれども、ここのところ、具体的にどう変わるのかというのを教えていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) バックキャスティングにつきましては、現状の延長線上で物事を考えるのではなく、その望ましい社会や環境のあり方を考え、そこに行き着くために、現状とどのようなギャップがあるのか、そのギャップを埋めるためにどのようなアプローチが必要なのかというのを考えていく取り組み、方法となります。  今回、未来構想にて2030年の未来像を検討していくに当たっては、このようなバックキャスティングの手法を活用していきます。ただ、このバックキャスティングのみならず、やはり現状分析もしっかりと行い、現状から予測できること、継続性なども十分考慮しながら、両方の観点をうまく組み合わせて策定を進めていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) ゴールというか、目標を設定して、それを起点に多分、今やらなければならないことというのを設定してやっていくという方法で結果を出そうとする姿勢が感じられますので、よいことだと思います。  また、明確な目標設定等、その背景や理由が多分重要にはなってくるのかなと思いますので、その辺しっかり議論をしていただいて設定をしていただければなということをお願いしたいと思います。  さらに今回、審議会委員に、前回ですと議員から6人入っていたかと思うんですけれども、2名になったことについて、そこら辺の何か意図というか、理由をお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 審議会の委員につきましては、条例で30名以内となっております。今回大きく変わった点は、市民参画の推進のために市民委員を3割程度の9名入れております。前回は3名でございました。そのため、市議会議員の方々も含め、その委員の構成については見直しを行いまして、今回は正副議長の2名の出席をいただいております。  議会からの御意見につきましては、全員協議会などで、その進捗の状況につきましては説明をさせていただきまして、そこで御意見をいただくような形で作業を進めていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 理解しました。ありがとうございます。  これから策定に当たるということで、1点、要望というか、検討をしていただきたい点を申し上げさせていただければと思います。  未来構想、土地利用の構想ゾーンが設定されていると思います。コアエリアとして、つくば駅周辺と研究学園周辺が一体的にされているかと思います。るる、先ほどの中心市街化地区の議論でもありましたけれども、そこを掘り下げて、計画の中で分けて考える必要があるのかとも思います。  今、立地適正化計画とかもつくっていまして、もろもろデータとかを見ると、その意味合いであったり、都市の成熟度であったり、さまざま違いますし、課題も違うと思いますので、そこを分けて、さらにフォーカスを当てていただきたい、特に、つくば駅周辺についてはお願いをしたく思います。  市内格差が広がるという御批判も一方ではあるかもしれませんが、フォーカスすることで、より我々も考えますし、行政の方々も多分考える。ですので、今つくば駅周辺等を見ていますと、クレオ跡地どうするのかというのも議論になっていますが、面的にも、もちろん今、市がさまざま取り組まれているのも理解しています。プレイスメイキング事業ですとか、スタートアップの取り組みですとか、ぜひ、よりフォーカスが当たるような形にしていただきたいというのを要望させていただいて、私の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて黒田健祐君の一般質問を終結いたします。  次に、15番議員塚本洋二君。                    〔15番 塚本洋二君登壇〕 ◆15番(塚本洋二君) 15番議員、つくば政清会、塚本洋二です。通告に従いまして、9月定例会一般質問をさせていただきます。  初めに、質問事項1の廃校跡地の利活用につきましてをお聞きしたいと思います。  今定例会でも、一般質問の中で学校跡地、未利用地などへの利活用の質問が、おととい、昨日、本日とございました。私の通告いたしました質問と同様の質問もございましたので、御答弁につきましても重なるものが多いと思いますけれども、改めまして御答弁をお願いしたいと思います。  ここで、これまで会派で、廃校跡地の利活用について現地視察等を行わせていただいた中の例を二つほど挙げさせていただきたいと思います。  まず、本年5月に北海道の芦別市に行ってまいりました。こちらでは、廃校の跡地を高校などの教育施設、また田舎の美術館、「芸術の郷しんじょう」と題した地元出身の、また北海道出身の芸術家の方々に利用されている美術館についてなんですけれども、この利活用というのは、廃校が決定をする前後から、その地域の方たちから、この跡地の利活用について、また中でもいろいろ提案はあったそうなんですが、その美術家の方々に使っていただきたいという提案がいち早く出されて、これ実現をしたものでございます。  使用内容といたしましては、主に教室は、芸術家の方の創作の場、そして作品の保管の場、そしてまた体育館、そして長い廊下などは作品の展示の場として利用されております。そこでは値段も作品の下についていまして、売ったり、そういったことも売買もされておりました。  そしてまた、そのスタッフの方にお聞きしたんですけれども、市外からの来訪者の方が来るとともに、また地元の方も散歩の途中で寄って、その芸術家の先生方とかスタッフの方、話をされたりして、本当に気軽に立ち寄っていただけるような、そういう交流の場にもなっているとのことでした。  また、もう一つですが、こちらは新潟県の小千谷市の例になりますけれども、こちらの隣接する地域に本社がある電子部品の製造会社が利活用した例になります。こちらにつきましては内容等はちょっと省きますけれども、利用、決定までの流れを御紹介をさせていただきたいと思います。  まず、廃校が決定をいたしまして、市からの広報等も行いながら、そしてまた、小千谷の市長が地元の商工会の集まりに招かれた際に、挨拶の中で跡地利用についてのお話をされたと。そして、そこに居合わせた方が興味を示されて、公表などもされている中でもありましたけれども、そういった中で利活用の決定がされた例になります。  そして、その電子部品会社というのは、やはり地元の雇用も100人以上生んだということでありますので、大変地元の方から、または地域の方からも非常に喜ばれた例であると思います。そういった話も伺っております。  また、その2件につきましても、廃校から約半年から1年程度でその利用者が決まっております。そして、その利用者が決定をされて、また本格的に利用が始まるまで準備期間として半年程度あったと、どちらも伺っております。  これは非常に、公表、公募などをしてから約1年半ぐらいで利活用が始まったわけですけれども、非常にスムーズに決まった例なんではないかと思います。やっぱりそういったスムーズに決まった中でも、やはり1年半から大体かかっていくんだろうと思います。  今回、ここで質問をさせていただくわけですけれども、御答弁重なるかと思いますが、また、現在の筑波地区の廃校になりました現在のまず状況、また取り組み、そして今後について、まずお聞かせをいただきたいと思います。  次に、質問事項の2、犯罪防止についてをお伺いしたいと思います。  以前にも一般質問の中で、市内の主要道路や地域のかなめとなる交差点への防犯カメラの設置、そしてまた車両盗難ということにつきましても触れさせていただきました。最近ですけれども、市内の方から、車が盗まれたんですと、また、これまで余り聞かなかったんですけれども、車の部品だけを盗まれたという例が非常に多くなっているそうです。  そこで、質問をさせていただきますけれども、現在、市内での自動車盗難と車上荒らしに関する、そういった状況と対策についてをお伺いさせていただきたいと思います。  以上、2事項につきまして御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 筑波地区の小中学校跡地については、大久保議員の質問にお答えしたとおりですが、6月23日、27日、7月12日、13日に利活用ニーズ調査の結果説明会を開催しました。  今後の進め方については、学校ごとに異なる施設状況、地域特性、土地利用規制などを踏まえ、地域ごとの意向等を考慮するために、小学校区ごとの意見交換会等を実施し、利活用に向けた検討を進めていきます。  なお、地域での利用意向もあることから、地域住民が中心となって利活用する方策についても検討を進めていきます。 ○議長(塩田尚君) 建設部長上野義光君。                  〔建設部長 上野義光君登壇〕 ◎建設部長(上野義光君) つくば市内の自動車盗難事件認知件数については、茨城県警察本部のデータによりますと、平成27年に266件、平成28年に200件、平成29年に154件、平成30年は7月末現在で152件の盗難事件が発生し、平成24年度以降、県内ワースト1位となっています。  また、車上荒らし認知件数については、茨城県警察本部のデータによりますと、平成27年に189件、平成28年に144件、平成29年に126件、平成30年は7月末現在で67件発生しています。  市の防犯対策としましては、警察署、防犯協会、自警団などと連携し、ホームページ、区会回覧などで、市内で発生している防犯等(後刻:「犯罪等」と訂正)の状況提供に努めています。  さらに、18名の防犯・環境美化サポーターにより、毎日午前7時から24時まで市内のパトロールを行い、犯罪の防止に取り組んでいます。 ○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。 ◆15番(塚本洋二君) まず、廃校跡地の利活用についてですけれども、ここ一般質問の中で、何度も議員さんからありましたので、内容は本当に理解をしているところでございますけれども、その御答弁を聞いていた中で、先ほど中心市街地の中でも、そういった質問の中でもありましたけれども、いわゆる決めていくまでの期限をやはり決めて、そしてスケジュールを進めていっていただきたいなと思うんですね。  先ほども紹介した例等も、やっぱり早い段階で決まるというケースというのは結構あるとも伺っています。そして、期限については、やはり6カ月とか、せめて1年以内とかというように、そのぐらいの期間で設けていただいて、その中で、大変かと思いますが、進めていただきたいなと思っております。  そして、今、地域からの利用の要望等もあるという御答弁いただきました。そしてまた、民間の事業者さんの中でも、そういう利活用したいと思っている方もいると思うんですけれども、民間の事業者となりますと、やはりいつごろ決定をされるとか、可能になるとかという見通しをつけて進めていくというのもあるかと思うんですね。そうしますと、そういうのも必要になってきますから、やっぱり期限の設定というのは大事なところかなと思いますので、そういったお願いをしたいと思います。  そして、地域の方々からの意見徴収、そして御理解または御説明等々、さまざまあるかと思いますけれども、やはりその担当課の方には大変なスケジュールを期限の中でやっていく、そしてまた、地元の方の意見も大切にしていかなくちゃならないということでは、やはり大変な作業になるかと思いますけれども、丁寧に進めていただく中でも、やっぱりスピード感を持っていただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  また、先ほども言いましたように、やはり早めに決まったというのが、本当に、そういうときは結構早く決まるらしいんですね。他の自治体でも聞きましたけれども。そして、やはり幾つかの廃校ができた場合、早く決まったところは、ポンッと幾つも決まる、ただ、そこで決まらなかった後は、何年もなかなか決まらなかったという事例がやっぱり多々あるそうですので、ぜひそういったのもお考えの中に入れていただきながら進めていただきたいと思います。これについては、以上で終わりにいたします。要望でお願いいたします。  次にですが、自動車の盗難と車上荒らしについてでありますけれども、先ほど答弁の中で、つくば市が県内でもワースト1位であったという御答弁でしたけれども、ことしが7月までで152台、車上荒らしが67件ということでありました。一つ、目安としてちょっと聞きたいんですけれども、県全体の発生件数というのはわかりますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 上野建設部長。 ◎建設部長(上野義光君) ただいまの県全体の件数の前に、先ほどの答弁の中で1カ所、間違って答弁してしまったところがありますので、ちょっとおわび申し上げまして訂正させていただきます。  市の防犯対策として、ホームページ、区会回覧等で、市内で発生している「犯罪等の情報提供に努め」が正解なんですけれども、「防犯等の情報提供に努め」と間違って答弁してしまいました。訂正して、おわび申し上げます。  それでは、県内の自動車盗難認知件数については、茨城県警察本部のデータによりますと、平成27年に2,107件、平成28年に1,590件、平成29年に1,397件、平成30年は7月末現在で825件の盗難事件が発生し、平成28年度以降、全国ワースト1位となっています。  また、車上荒らし認知件数については、茨城県警察本部のデータによりますと、平成27年度に1,734件、平成28年度に1,769件、平成29年度に2,052件、平成30年度は7月末日現在で825件発生していると聞いております。 ○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。 ◆15番(塚本洋二君) このつくば市も県内では1位になってしまっていると、そして県といたしましても、全国でもワーストということなんですが、つくばは県内でも人口が多いわけですし、そういったところからも、車両の登録台数とか利用者数、利用する台数というも多いので、やはりそういう犯罪をする者から見れば、狙ってくるといいますか、そういうことになってしまうというか、狙いを定めるのに、やはり狙いやすいところになっているのかなという気はしますけれども、ただ、そういった中で、いろいろ対策はされているわけですよね。御答弁いただいていますけれども、いろいろパトロール見て回っていただいていますから。  今後ですけれども、これは要望ですけれども、対策として、警察官の方が忙し過ぎて足りないんじゃないかという話も聞いたりするので、警察官の増員の要望でありますとか、先ほどありましたパトロールの方、サポーターの方の増員、また、時間的にも、深夜までやっていただけるとか、そういったこともちょっと御検討いただければと思います。  今回、この質問をさせていただいたのは、市民の方へのそういった被害がつくばは多いんだというところの、知っていただきたいということでちょっと質問をさせていただいております。そういった中で、それだけ市内でも盗まれていても、なかなか近所の人も、もしかしたら知らない例ってかなり多いと思うんですね。事実、私たちの本当に近くでも盗まれていますけれども、本当に近所の人は知らないという例がありますので、いま一度、市民の方へより一層の現在の状況ですとか、情報などを知っていただいて、注意をこれまで以上にしていただけるように、そういった啓発活動をお願いしたいと思います。  本当に以前にも、ここで例として言わせていただいたんですけれども、私も深夜でしたけれども、なにか車を扱うすごい音がするなということで、カーテンを開けたところ、その目の前、10メートルほど前で、通常のような感じで車をいじっていたんですね。そしたら、それが次の日、警察が来て盗難だったと知り、あれが盗難だったのかと本当にびっくりしました。  でも、そのぐらい自然な形で盗んでいくわけですので、本当に一般の市民の方には、もうそういった状況なんだということを知っていただくための啓発等をお願いしまして、本当に全て要望になりますけれども、私からの一般質問とさせていただいて、終わりにさせていただきます。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて塚本洋二君の一般質問を終結いたします。  以上で、通告による一般質問は終わりました。  これをもって一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。  午後3時5分、15時5分より再開いたします。                      午後2時46分休憩             ──────────────────────────                      午後3時07分再開 ○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き再開いたします。        ──────────────────────────────────── △報告第 18号 公益財団法人つくば文化振興財団の経営状況を説明する書類について △報告第 26号 専決処分事項の報告について(専決処分第22号) △報告第 27号 専決処分事項の報告について(専決処分第23号) △承認第 6号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第20号)         (つくば市介護保険条例の一部を改正する条例について) △認定第 1号 平成29年度つくば市一般会計歳入歳出決算認定について △認定第 2号 平成29年度つくば市国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 3号 平成29年度つくば市下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 4号 平成29年度つくば市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 5号 平成29年度つくば市作岡財産区特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 6号 平成29年度つくば市等公平委員会特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 7号 平成29年度つくば市介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について △認定第 8号 平成29年度つくば市水道事業会計決算認定について △議案第 92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号) △議案第 93号 平成30年度つくば市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) △議案第 94号 平成30年度つくば市下水道事業特別会計補正予算(第1号) △議案第 95号 平成30年度つくば市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) △議案第 96号 平成30年度つくば市等公平委員会特別会計補正予算(第1号) △議案第 97号 平成30年度つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
    △議案第 98号 平成30年度つくば市水道事業会計補正予算(第2号) △議案第 99号 つくば市大規模事業評価委員会条例について △議案第100号 つくば市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について △議案第101号 つくば市税条例等の一部を改正する条例について △議案第102号 つくば市建設関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第103号 つくば市産婦人科施設開設支援事業助成金の交付に関する条例の一部を改正する条例について △議案第104号 つくば市筑波山及び宝篋山における再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例の一部を改正する条例について △議案第105号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について △議案第106号 字の区域の設定に伴う関係条例の整理に関する条例について △議案第107号 市道路線の変更について △議案第108号 市道路線の認定について △議案第109号 工事請負契約の締結について △議案第110号 財産の取得について △議案第111号 財産の取得について △議案第112号 財産の取得について △議案第113号 財産の取得について △議案第114号 財産の取得について ○議長(塩田尚君) 日程第2、報告第18号 公益財団法人つくば文化振興財団の経営状況を説明する書類について、報告第26号 専決処分事項の報告について、報告第27号 専決処分事項の報告について、承認第6号 専決処分事項の承認を求めることについて、認定第1号 平成29年度つくば市一般会計歳入歳出決算認定についてから認定第8号 平成29年度つくば市水道事業会計決算認定について、議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)から議案第114号 財産の取得についてまでの35件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により、一括して議題といたします。  質疑発言者並びに答弁者に申し上げます。  質疑発言は、質疑通告に基づき、議題に関して簡潔、明瞭にされるようお願いいたします。  また、答弁に際しては、的確かつ簡潔、明瞭にされるようお願いいたします。  これより総括質疑に入ります。  7名の質疑通告がありますので、通告順に従い、順次、質疑発言を許します。  なお、つくば市議会会議規則第56条第3項の規定により、議員は、質疑に当たっては、自己の意見を述べることができないことになっております。  初めに、滝口隆一君の質疑発言を許します。  26番議員滝口隆一君。                    〔26番 滝口隆一君登壇〕 ◆26番(滝口隆一君) 質疑を行います。  議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)、23ページ、款6農林水産業費、項1農業費、目3農業振興費、12、農業・農村男女共同参画社会推進に要する経費でございます。この内容にあります通訳謝礼及び特別旅費の内容について御説明願いたいと思います。  目6園芸振興費、12、園芸振興に要する経費、この内容、印刷製本費及び通信運搬費のことについて御説明願いたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 経済部長篠塚英司君。                  〔経済部長 篠塚英司君登壇〕 ◎経済部長(篠塚英司君) 通訳謝礼及び特別旅費については、昨年認定されました、つくばワイン・フルーツ酒特区の推進、活用を図るため、フランスボルドーを視察し、またボルドー=サイエンスアグロにおいて、ブドウ栽培技術習得や人材育成のための研修制度、特別講師の招聘など、今後の取り組みについて協議を行うため、フランス語の通訳謝礼と特別旅費を計上いたしました。  次に、印刷製本費及び通信運搬費については、つくば市がSDGs未来都市に選定され、そのプロジェクトの一つである循環と環境保全の実現に向けて、市内飲食店の地産地消の現状を把握するため、必要なアンケート調査を実施する経費として返信用封筒印刷代、アンケート送付、回収の郵便料として計上いたしました。  将来的には、地元食材レストランとして認定し、ブランディングを進めるとともに、地元食材を活用したメニューの開発など、地産地消の推進による農業の活性化を促進していきます。 ○議長(塩田尚君) これにて滝口隆一君の質疑を終結いたします。  次に、山中真弓君の質疑発言を許します。  1番議員山中真弓君。                    〔1番 山中真弓君登壇〕 ◆1番(山中真弓君) 議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)、6ページ、第4表、債務負担行為補正、款10教育費、項2小学校費、平成30年度竹園西小学校校舎賃借及び、項3中学校費、平成30年度竹園東中学校校舎賃借について、(1)どこにどのくらいの規模で校舎をつくる予定か、(2)建設スケジュールについて教えてください。  20ページ、款4衛生費、項1保健衛生費、目3母子衛生費、13、母子健康訪問、相談に要する経費、産後ケア施設整備事業補助金について、(1)どういった事業なのかということ、それから(2)対象の事業者は現時点であるのかどうか、お答えください。 ○議長(塩田尚君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 竹園西小学校については、3階建て8教室、各階にトイレ設置、延べ床面積が1,014平米の校舎を既設増設校舎の東側に建設を予定しています。  竹園東中学校については、2階建て12教室、各階にトイレ設置、延べ床面積1,187平米の校舎を既設増設校舎の西側に建設を予定しています。  建設スケジュールについては、設計及び工事施工を含めて、竹園西小学校は9カ月間、竹園東中学校は8カ月間で、それぞれ平成31年11月末ごろまでには完成する予定です。 ○議長(塩田尚君) 保健福祉部長水野忠幸君。                 〔保健福祉部長 水野忠幸君登壇〕 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 産後ケア施設整備事業補助金は、産後ケア事業として、出産後、育児支援を必要とする母子への心身のケアや育児サポートなどのきめ細かい支援を提供する施設の修繕に対して、沐浴槽の設置などの補助対象経費の3分の2に相当する額を補助するもので、500万円を限度としています。  対象は、現在つくば市内で産後ケア事業を実施している、または、今後実施しようとしている産科医療機関や助産所です。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 最初のほうなんですけれども、学校は、それぞれ完成後、何教室使用されて、今後、マンション建設や住宅開発に伴う人口増に対応できる予定なのか教えてください。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 建設当初、平成32年度4月から実際に利用することになると思いますけれども、竹園西小学校については8教室の中で6教室ぐらい使うようになるのかなと思っておりますけれども、これも1学年50名程度ふえてもいいように推計はしておりますので、その後も利用可能であるかと思います。  それから、竹園東中学校については、平成32年度には3教室が不足して、平成33年度には7教室が不足すると推測をしてこのような建築をするということにいたしました。 ○議長(塩田尚君) 山中議員、今度3回目ですからね。これで終わりになりますからね。 ◆1番(山中真弓君) はい。 ○議長(塩田尚君) では、質問してください。  山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 学校のところで、もう一回質問で、さっき中学校は3教室ということだったんですけれども、その次の年、プラス7教室足らなくなるのかというところを教えてほしいのと、二つ目の20ページなんですけれども、実際利用する利用者はどういうふうに利用するのかということ、あと、実際受けたときに受けられるサービスはどういったものがあるのかということ、それから利用負担はどのぐらいかかるのかということと、もし、現在利用している人数がわかれば教えてください。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 現在からすれば平成33年に7教室不足すると推測しましたので、実際にその12教室つくったうちの7教室を平成33年度に使うことになるというような意味でございました。 ○議長(塩田尚君) 水野保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(水野忠幸君) 産後ケア施設整備補助金につきましては、産後ケア事業、具体的に申し上げますと、産後6カ月未満の産婦と赤ちゃんを対象として産婦の健康状態の確認、心理的ケア、赤ちゃんの健康状態の確認や沐浴を行うとともに、育児サポートとして授乳指導や沐浴指導、育児相談も実施する、こういうものが産後ケア事業でございまして、今回の補助金は、それを実施する事業者に対して補助金を出すというものでございます。  産後ケア事業自体につきましては、ことし5月1日から開始しておりまして、現在3事業者に委託し、利用者数は9月1日現在で9人、通所型が1日当たり2,500円、宿泊型が1泊当たり5,000円を利用者に負担していただいております。 ○議長(塩田尚君) これにて山中真弓君の質疑を終結いたします。  次に、橋本佳子君の質疑発言を許します。  19番議員橋本佳子君。                    〔19番 橋本佳子君登壇〕 ◆19番(橋本佳子君) それでは、質疑いたします。  議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算、12ページです。款2総務費、項、総務管理費の中の目、一般管理費、総合教育会議に要する経費についての特別旅費の内容についてをお聞きいたします。  同じく12ページの款、総務費、目、広報費の中のシティプロモーションに要する経費、PRイベント業務委託料、クラウドファンディング事業の内容について伺います。  もう一つは、29ページになります。款9消防費、項、消防費、目、非常備消防費の中の地域消防推進に要する経費、(1)として、同報系防災無線設置委託料について、どこに設置をする予定なのか、通告書に同報系防災無線「設置委託」と書きましたけれども、「設置工事設計委託料」についてです。済みません、訂正してください。  (2)として、被災者生活再建支援システム構築負担金はどういうものなのかをお伺いいたします。  最後に、同じく議案第92号の一般会計補正予算ですが、ページ32、款、教育費、項、保健体育費、目、保健体育総務費の中の11、スポーツ振興に要する経費、陸上競技場整備検討支援業務委託料の内容についてを伺います。 ○議長(塩田尚君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) 総合教育会議に要する経費の特別旅費についてお答えします。  行程は11月6日から8日までの3日間、市長、副市長及び職員1人がオランダに出張します。また、旅費の内訳は、航空運賃、宿泊代及び移動車賃を計上しております。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) PRイベント業務委託料のクラウドファンディング事業については、新たな関係人口の創出や将来的なつくば市への移住、定住促進につながるイベントを実施するための費用です。  具体的な内容については、企画を募り、ふさわしい内容を決定していきますが、新しい暮らしや新しい働き方を提案するなど、未来のつくばライフが体感できるイベントにしていきたいと考えております。  次に、防災行政無線の設置予定の区域については、昨年度改訂したハザードマップで新たに拡大した桜川、小貝川の浸水が予想される区域を予定しております。  また、被災者生活再建支援システムは罹災証明書の交付等ができるシステムで、茨城県とともに県内43市町村で共同運用するための整備負担金になります。このことにより、災害時に相互応援体制が確立され、より迅速な罹災証明書の交付等が可能となります。 ○議長(塩田尚君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 陸上競技場整備検討支援業務委託料の内容については、学校跡地を対象に、競技場の整備における優位性等を比較検討するため、整地や解体等の必要性、周辺道路の状況、地形や敷地の規模、周辺地域の影響、概算整備のコストなどの調査を業務委託するものです。 ○議長(塩田尚君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) それでは、2回目質問いたします。  まず初めに、先ほどの特別旅費、オランダの出張でしたけれども、どういう目的、どういう内容になるのかということを伺います。  それから、シティプロモーションに要する経費ですが、これは恐らく業務委託先を決定していくということになることだと思うんですが、これは審査はどのように行っていくのかということを伺いたいと思います。  それから、被災者生活再建支援システムの構築負担金となっておりますが、この負担金というのは、今後も発生していくものなのか、これについてを伺います。  それから最後に、陸上競技場整備検討支援業務のことで、これは、どのくらいの期間で結果を出していくというような、スケジュールはどうなっているのかを質問いたします。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 先ほど一般質問でも御答弁をさせていただいているかと思うんですが、現在進めております教育総合会議、この中で幾つかの教育法について、今、議論をしております。そのうちの一つ、イエナプランについて直接、視察、調査をしたいということを目的としております。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) クラウドファンディングの企画内容の審査方法でございますが、プロポーザルで行う場合には、学識経験者や部長等で構成する選定委員会を設けまして、提案内容の企画力や先進性、それから創造性、実施体制、業務実績などの幾つかの評価項目を設けまして採点をし、評価の高い提案者を決定していくことになります。  次に、被災者生活再建支援システムの来年度以降の負担金といたしましては、維持管理費用が発生いたします。金額については、今後、茨城県と協議することになります。
    ○議長(塩田尚君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) 業務委託の期間については3カ月程度を見込んでおり、年度内に調査を完了し、結果をまとめていく予定でございます。 ○議長(塩田尚君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) それでは、ちょっと幾つかもう一度聞きますけれども、オランダ、イエナプランの視察ということで行かれるということで、一定のいろいろな検証をしたこととか、そういった内容についてしっかりと報告されるというか、何かしらの形での公表みたいなものはあるのかということと、それからもう一つは、プロポーザルでシティプロモーションのところですが、委員のメンバーとか人数とか、そういったものはどういった構成になるのかということを伺います。その2点お願いします。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) こちらにつきましては、総合教育会議の中で報告をさせていただきたいと思っています。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) プロポーザルにつきましては、原則7名以内で構成することになってございます。 ○議長(塩田尚君) これにて橋本佳子君の質疑を終結いたします。  次に、鈴木富士雄君の質疑発言を許します。  24番議員鈴木富士雄君。                    〔24番 鈴木富士雄君登壇〕 ◆24番(鈴木富士雄君) 24番議員鈴木富士雄から質疑発言いたします。  議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)、12ページ、款2総務費、項1総務管理費、一般管理費、22、総合教育会議に要する経費の特別旅費、この中で補正予算で計上する理由と、内容については、いつ、どこへ、誰が、何の目的でですけれども、先ほど、橋本議員に大体答えられていましたが、もう一度お願いします。  それから、もう一つはページ29、款10教育費、項1教育総務費、2、事務局費、23、教育総務に要する経費の特別旅費、これも同じように、補正予算で計上する理由と内容について、いつ、どこへ、誰が、何の目的で、よろしくお願いします。 ○議長(塩田尚君) 総務部長藤後 誠君。                  〔総務部長 藤後 誠君登壇〕 ◎総務部長(藤後誠君) 総合教育会議に要する経費の特別旅費についてお答えします。  まず目的ですが、教育大綱策定に向け、総合教育会議において協議する中、特に関心の高いオランダの教育方法について視察するためです。  なお、工程等につきましては、先ほど橋本議員にもお答えいたしましたが、改めて御説明します。  11月6日から8日までの3日間、市長、副市長及び職員1人がオランダに出張いたします。また、旅費の内訳は、航空運賃、宿泊代及び移動車賃を計上しております。 ○議長(塩田尚君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 補正予算で計上する理由は、先ほどの総務部長のお答えしたとおりでございますけれども、教育局でもアムステルダムの視察に行かせていただきたいと思います。  教育局は11月4日から9日まで、教育長と職員1名及び私がアムステルダムの視察に行きます。旅費の内容につきましては、同じように、往復航空運賃、宿泊費、現地の移動費等になります。 ○議長(塩田尚君) 鈴木富士雄君。 ◆24番(鈴木富士雄君) 公表については、総合教育会議の中で聞きました。  行かれることについて、この特別旅費だけで賄えるのかどうか、聞きたいです。 ○議長(塩田尚君) 藤後総務部長。 ◎総務部長(藤後誠君) 賄えると思っております。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) 教育局としても賄えると思っております。 ○議長(塩田尚君) これにて鈴木富士雄君の質疑を終結いたします。  次に、宇野信子君の質疑発言を許します。  10番議員宇野信子君。                    〔10番 宇野信子君登壇〕 ◆10番(宇野信子君) 宇野信子より、質疑通告に従いまして質疑を行います。  1番の報告第18号につきましては、状況を把握いたしましたので御答弁は結構です。  2番から質問いたします。議案第92号、32ページ、スポーツ振興に要する経費の中で、陸上競技場整備検討支援業務委託料について、先ほどもありましたけれども、御答弁お願いします。  (1)業務委託の内容・委託期間、(2)調査項目、(3)として、この業務は大規模事業の進め方に関する方針におけるどの段階かお教えください。  3番目の議案第99号 大規模事業評価委員会条例について伺います。第4条に所掌事務について必要な知識及び経験を有する者とありますが、具体的な内容を伺います。 ○議長(塩田尚君) 市民部長飯村通治君。                  〔市民部長 飯村通治君登壇〕 ◎市民部長(飯村通治君) 陸上競技場整備検討支援業務委託料の業務委託の内容、調査項目については、先ほど橋本議員にもお答えしたとおり、学校跡地を対象に競技場の整備における優位性等を比較検討するため、整地や解体等の必要性、周辺道路の状況及び概算整備コストなど、調査を業務委託するものです。  委託期間については3カ月程度を見込んでおり、年度内に調査を完了する予定です。  なお、今回の業務委託は、今後、陸上競技場整備を事業化する場合の検討に用いる資料を作成するものであり、大規模事業の進め方に関する方針の初期段階には至っておりません。 ○議長(塩田尚君) 政策イノベーション部長神部匡毅君。               〔政策イノベーション部長 神部匡毅君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 大規模事業評価委員会条例第4条第1項では、つくば市大規模事業評価委員の任命について定めていますが、当該委員については、事業の必要性や妥当性、優先性、有効性、経済性等の観点から、専門的に調査、審議するための有識者を選定します。  具体的には、都市工学や環境、建築、経営、法務等の分野を予定しています。 ○議長(塩田尚君) 宇野信子君。 ◆10番(宇野信子君) 2次質問を行います。  まず、スポーツ振興に要する経費なんですが、大規模事業の進め方の初期段階にも至らないその前の段階ということと理解いたしました。それで、今回の補正予算でこの調査を行うことになったこれまでの経緯を御説明いただきたいと思います。  それから、次の99号なんですが、各分野の専門家ということですね。それで、この会議の公開について条例案の中には入っていないのですが、この会議の公開はどのようになるのでしょうか、お聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 飯村市民部長。 ◎市民部長(飯村通治君) この業務を行うに至った経緯、背景については、市の中学校陸上競技大会が市外で開催されているため、つくば市PTA連絡協議会から競技場の整備要望が提出されている状況であり、このことは市長公約にも掲げていることから、学校跡地を活用した整備について調査、検討を行うものです。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 大規模事業の評価の委員会の公開、非公開につきましては、委員会が設置された後、つくば市附属機関の会議及び懇談会等の公開に関する条例に基づき、委員会で決定されることとなります。 ○議長(塩田尚君) 宇野信子君。 ◆10番(宇野信子君) 今の99号なんですけれども、設置された後に会議の公開に基づき判断されるということですけれども、この大規模事業評価委員会の性質上、基本的に非公開になるような情報が入っていなければ公開ということだということなんでしょうか。基本的には公開の方向で条例自体はなっているんですが、会議が設置されてからじゃないと公開できるかわからないという類いのものなのか、基本的には公開の方向なのか、この会議の性質上、どうなのかを教えてください。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) この委員会の公開、非公開につきましては、条例に基づき委員会で決定されることになりますので、我々、事務局を企画経営課等で担うことになりますが、現段階で事務局として決定の方向性についてお答えすることは難しいと考えております。 ○議長(塩田尚君) これにて宇野信子君の質疑を終結いたします。  次に、皆川幸枝君の質疑発言を許します。  8番議員皆川幸枝君。                    〔8番 皆川幸枝君登壇〕 ◆8番(皆川幸枝君) 議案第92号についてお聞きいたします。  6ページです。債務負担行為補正の4款衛生費、2項清掃費の平成30年度リサイクルセンター施設運転管理業務委託についてお聞きします。  1といたしまして、業務委託の概要、(2)契約期間1年の理由をお聞かせください。  あと、以下、質問が重複しますが、10款の教育費、2の小学校費の平成30年度竹園西小学校校舎賃借は、(1)校舎賃借に至った経緯、(2)校舎の概要、位置、(3)児童数の推移予測についてお願いします。  次に、10款3項の中学校費、平成30年の竹園東中学校校舎賃借、同様に、1、校舎賃借に至った経緯、2、校舎の概要、位置、3、生徒数の推移予測をお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 生活環境部長長 卓良君。                 〔生活環境部長 長 卓良君登壇〕 ◎生活環境部長(長卓良君) リサイクルセンターの運転管理業務委託の概要については、粗大ごみ、不燃ごみ及び資源ごみリサイクル施設の運転維持管理業務です。さらに、プラスチック製容器包装の分別処理に関する業務も新たに委託します。  事業費の主な積算については、人件費が約3億3,700万円、重機の費用が約3,600万円、光熱水費が約2,700万円です。この額は最大の金額であり、現在、費用削減を図るため、設計仕様を見直しています。  次に、契約期間につきましては、クリーンセンターの委託期間が平成31年度末で満了することから、リサイクルセンターの契約を1年とし、平成32年度からクリーンセンターとリサイクルセンターもあわせた包括委託とするためです。 ○議長(塩田尚君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 竹園西小学校については、住宅地開発や大型マンション建設に伴う児童の増加を見込み、校舎を増設するものです。増設校舎の概要、位置については、先ほど山中議員にお答えしたとおりです。  児童数の推移予測については、平成30年度の児童数と住民基本台帳のゼロ歳から5歳までの人数を基礎データとし、さらに、平成32年度以降は、マンション建設等による児童数の増加を踏まえて計算をしています。その結果、平成32年度には6教室、平成33年度には8教室不足すると推測をし、建設するとしたものでございます。  竹園東中学校については、竹園西小学校と同様に、住宅地の開発、それから大型マンション建設に伴う生徒数の増加を見込み、校舎を増築するものです。校舎の概要、位置については、先ほどのとおりです。  生徒数の推移予測については、平成30年度の生徒数と住民基本台帳の6歳から11歳までの人数をやはり基礎データとしまして、平成32年度以降のマンション建設の生徒数の増加を踏まえて計算をいたしました。結果として、平成32年度には3教室分、平成33年度には7教室不足するという推測で建設をしましたけれども、中学校については、小学校よりさらにピークがおくれるということで、さらに生徒数の増加が見込まれ、12教室増築ということでございます。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆8番(皆川幸枝君) 2回目の質問です。  リサイクルセンターなんですが、今回、今までの業務に追加して、プラスチック製品のリサイクルという業務が追加されるわけですけれども、その部分でも大分人件費がかさんでくるのかなと思うんですが、かなり今までよりも委託料が大幅にアップするので、その人件費がどういったところで特に人の作業が必要になるのかというのをお聞きしたいのと、あと、この業者選定の方法とスケジュールについてお聞きしたいと思います。  それと、あとリース校舎なんですが、議会でもちょっとグラウンドが狭いとかという指摘もあるので、このリース校舎を建築することによってグラウンドが狭くなるということはないのかどうか、お聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長(長卓良君) 新たに容器包装の分別収集も始めますので、そこで、まず人数が増えます。それから、1日の処理量がこれまでよりも数量がふえますので、その関係で平均的にその処理をする人数がラインごとにふえていく、合計して多くなってしまうということです。 ○議長(塩田尚君) 森田教育局長。 ◎教育局長(森田充君) グラウンドが狭くならないのかという御質問ですけれども、前回の議会においても、できるだけその活動場所をとらないようにという御指摘もいただきましたので、そのようにして案をつくらせていただきました。  竹園東中学校については、先ほど言いましたように、既存増設校舎の西側ということでグラウンドには影響がないと、それから竹園西小学校につきましても、校舎の隣であってグラウンドには影響のないと、そういう場所を選んで増設させていただきます。                     〔発言する者あり〕 ○議長(塩田尚君) ちょっと待って、ちょっと待って。追加答弁ですか。 ◎生活環境部長(長卓良君) はい。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。  さっきの質問の答弁ですからね。 ◎生活環境部長(長卓良君) 済みません。答弁が漏れていましたので、改めまして。業者の選定につきましては、条件つきの一般競争入札を予定しておりまして、スケジュールについては、11月の入札審査委員会に諮りまして、12月開札を予定しています。その後、試運転を経て、4月から供用開始を目指してまいります。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆8番(皆川幸枝君) プラスチックの分別回収に向けたそういった準備というか、そこら辺をちょっと教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長
    生活環境部長(長卓良君) まず、周知につきましては、ホームページ、広報紙、それに掲載するとともに、イベント等さまざまな機会を活用してPRしています。今後は、区会回覧や収集業者への説明、店舗、事業所へのチラシの配布なども行ってまいります。  施設の運営準備につきましては、年度内に分別収集から圧縮・こん包処理までの一連の作業を確認するため、特定の地区を選定して試験収集と試運転を行う予定でいます。 ○議長(塩田尚君) これにて皆川幸枝君の質疑を終結いたします。  次に、北口ひとみ君の質疑発言を許します。  12番議員北口ひとみ君。                    〔12番 北口ひとみ君登壇〕 ◆12番(北口ひとみ君) 通告に従って質疑をします。  1点目、報告26号、これは自動車図書館の事故なんですけれども、事故起きた原因と再発防止に向けた対応を教えてください。  2点目も報告27号で、同様に自動車図書館の事故が起きた原因と再発防止に向けた対応を教えてください。  それから3点目は、議案第92号、6ページなんですが、債務負担行為で、アイラブつくばまちづくり寄附推進業務委託料で、これはちょっと数字が間違っておりました。6,456万4,000円です。最後の4が落ちていました。済みません、訂正します。業務委託の内容を教えてください。  それから、12ページのシティプロモーションに要する経費のPRイベント業務委託料、クラウドファンディング事業ということで、先ほど出ましたが、このクラウドファンディング事業の概要と業務委託の内容を教えてください。  それから、13ページのアイラブつくばまちづくりに要する経費で、クラウドファンディング業務委託料の業務委託の内容とPRイベント業務委託との違い、先ほど言いましたシティプロモーションに要する経費のPRイベント業務委託とどう違うのかというのをお聞きしたいです。  それと、G20貿易・デジタル経済大臣会合推進に要する経費の記念事業支援業務委託料と、それから推進協議会負担金について伺います。支援業務委託の内容、それから推進協議会の概要について教えてください。 ○議長(塩田尚君) 教育局長森田 充君。                  〔教育局長 森田 充君登壇〕 ◎教育局長(森田充君) 報告第26号の事故は、自動車図書館業務が終了し、葛城小学校敷地内から出るため後退した際、自動車図書館車両の右後方が相手方車両の左前部フェンダーに接触し、相手方車両を損傷させたものです。  事故の原因は、運転手による乗車前の状況の確認不足及び後退時の後方確認不足です。  再発防止に向けた対応は、乗車前の周囲の状況確認と運転中の後方確認を徹底すること、後方確認の際はバックモニターに頼ることなく、必ず目視でも確認し、運転するよう指導いたしました。  報告第27号の事故は、やはり自動車図書館業務を、こちらは開始するため、真瀬小学校敷地内に駐車しようとして後退した際、自動車図書館車両の左後方が相手方車両の右全部バンパーに接触し、相手方車両を損傷させたものです。  事故の原因は、後退時の後方確認不足です。  再発防止に向けた対応は、車両を後退させる際は、運転者と同乗者が協力し、必ず2人で周囲を確認するよう指導いたしました。また、別の運転手とはいえ、短期間に2件の事故が発生したことから、自動車図書館業務を担当する職員全員に、より一層、安全運転に努めるよう指導いたしました。 ○議長(塩田尚君) 政策イノベーション部長神部匡毅君。               〔政策イノベーション部長 神部匡毅君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) アイラブつくばまちづくり寄附推進業務委託の主な内容は、ふるさと納税専用のポータルサイトによる寄附の受け付けや、寄附金の決済、協力事業者への返礼品の発注、寄附者への返礼品の配送、寄附者への寄附金受領証明書等の発行です。  続きまして、クラウドファンディング業務委託についてですが、業務委託の主な内容は、クラウドファンディング専用のポータルサイトを活用した幅広い寄附者を集めるためのプロモーションと寄附の受け付けや寄附金の決済です。  PRイベント業務委託とクラウドファンディング業務委託との違いは、前者がイベント事業を実施するための委託で、後者が寄附金を受け付けるための委託であります。  G20大臣会合記念事業支援業務委託についてですが、G20大臣会合にあわせて、つくば市の魅力発信を行うとともに、G20大臣会合の市民向け啓発の業務を委託するものです。  内容は、メディアアートの作品募集とその展示、情報発信を行うとともに、G20の理解増進、開催機運の醸成を図ります。  委託期間については、年内に契約を締結し、できる限り早期にイベントの企画、作品募集を始め、来年のG20会合が終了する6月末に契約を終了すると考えています。  続きまして、G20大臣会合推進協議会負担金についてですが、G20茨城つくば貿易・デジタル経済大臣会合推進協議会については、官民一体となった県全体の受け入れ体制を確立し、会合開催を機会と捉えた県と市の活性化に資する活動を目的として、本年8月2日に設立されました。  構成員については、県及び市の行政、議会並びに観光や経済などの企業、関連団体など計29の機関等で構成されています。  今後、本協議会では、県と市の負担金をもとに、大臣会合に対する支援、各国の要人等へのおもてなし、世界に向けた茨城県の魅力発信等の活動を行っていく予定です。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) PRイベント業務委託料のクラウドファンディング事業については、先ほどお答えしたとおり、つくば市での新しい暮らし方や新しい働き方が体験できるイベントを実施し、関係人口の増加や将来的な移住、定住促進につなげるための費用です。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 2次質問をさせていただきます。  議案第92号のアイラブつくばまちづくり寄附推進業務委託のふるさと納税のいろいろな業務をするということでした。業者選定の方法と、今回3年になっている理由を教えていただきたいと思います。  それから、その次のシティプロモーションに要する経費のイベント業務委託料のクラウドファンディング事業なんですが、今回、なぜ、このクラウドファンディングという手法を使うのかという理由を教えていただきたいのと、あと、一応200万円が今回の補正予算の計上額になっていますが、この200万円以上になった場合はどうするのかというのを教えてください。  それから、次のアイラブつくばまちづくりに要する経費のクラウドファンディングは、業者選定の方法を教えていただきたいと思います。  最後に、G20につきましては、支援業務委託の業者選定の方法と、それから推進協議会の費用は、これ4,800万何がしになりますが、県と市で負担すると今お聞きしたような気がしますが、総額と、それから積算根拠を教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) まず、アイラブつくばまちづくり寄附推進業務委託の業者選定についてですが、公募型プロポーザル方式により、つくば市の魅力発信に関しての企画力や創造性等のすぐれた業者を選びたいと考えています。  また、契約期間を複数年としたのは、着実に寄附を推進するとともに、よりよい返礼品の企画、開発に効率よく取り組んでいきたいと考えているためです。  なお、来年4月から業務を開始できるように債務負担行為を設定しています。  続きまして、クラウドファンディング業務委託でございますが、その業者の選定につきましては、既に自治体向けクラウドファンディングの実績がある業者を今後調査し、そのような業者からヒアリング等を行いながら、すぐれた業者を選定していきたいと考えております。  続きまして、G20大臣会合記念事業支援業務委託の業務委託先の選定につきましては、こちらも、そのメディアアートという特徴あるテーマで行いますので、そのテーマの沿った実績がある業者を今後調査し、そのような業者からお話を聞きながら、どのような方式がよろしいのか、少し考えていきたいと思っております。  最後でございますが、G20大臣会合推進協議会の負担金についてでございますが、こちらはG7科学技術大臣会合の実績を参考に茨城県が積算を行いました。  総事業費としましては9,607万円となっておりますが、その内訳は、開催支援に1,987万円、要人等へのおもてなし費に3,800万円、魅力発信費に3,820万円となっております。負担割合については、県と市で1対1となっております。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) それでは、実施のクラウドファンディングでございますが、クラウドファンディングを使って資金調達をする理由でございますが、一般的な市財投入とは異なりまして、展開する事業やまちづくりへの共感に基づいて出資していただくことになりますので、このような取り組みは、まちのファンづくりにもつながりますし、関係人口の創出ですとか、将来的な移住、定住の増加にもつながっていくものと期待しているところでございます。  また、2点目の御質問の今回200万を上限としている点でございますが、事業費は上限を200万といたしまして募集をいたします。上限に達した時点で募集を締め切る予定をしております。 ○議長(塩田尚君) 答弁漏れありました。                     〔発言する者あり〕 ○議長(塩田尚君) 神部政策イノベーション部長。 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 先ほど申し上げましたが、クラウドファンディングにつきましては、実績のある業者を今後調査をしまして、そのような事業者からヒアリング等を行いながら、その適切な方法については考えていきたいと思っております。 ○議長(塩田尚君) これにて北口ひとみ君の質疑を終結いたします。  以上で、通告による質疑は終わりました。  これをもって総括質疑を終結いたします。        ──────────────────────────────────── △委員会付託 ○議長(塩田尚君) 特別委員会への付託についてお諮りいたします。  認定第1号から認定第8号までの8件については、つくば市議会会議規則第37条第1項ただし書きの規定により、決算特別委員会に付託したいと思います。  これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、認定第1号から認定第8号までを決算特別委員会に付託することに決定いたしました。  次に、承認第6号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第92号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第3号)から議案第114号 財産の取得についてまでの24件を、つくば市議会会議規則第37条第1項の規定により、平成30年9月つくば市議会定例会議案等審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  また、8月29日までに受理いたしました請願1件を、つくば市議会請願条例第5条第1項の規定により、平成30年9月つくば市議会定例会請願文書表のとおり所管の常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  ただいま付託しました案件について、万一付託違いがある場合には、議長において処理することに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、付託違いがある場合には、議長において処理することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △休会について ○議長(塩田尚君) 日程第3、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。  つくば市議会会議規則第10条第1項及び第2項の規定により、あす9月14日から9月27日までの14日間を休会にしたいと思います。  これに御異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) 御異議なしと認めます。よって、9月14日から9月27日までの14日間を休会とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △散会の宣告 ○議長(塩田尚君) 以上で、本日予定された案件は全部終了いたしました。  先ほど、議案等が各常任委員会及び決算特別委員会に付託されたことに伴い、各委員長から招集通知が送付されましたので、机上に配付しておきました。  改めて申し上げます。  総務委員会は9月18日火曜日午前10時から、文教福祉委員会は同日午前9時30分から、文福は午前9時30分からです。市民経済委員会、都市建設委員会は9月19日水曜日午前10時から、それぞれ開催されますので、御参集のほどよろしくお願い申し上げます。  なお、決算特別委員会は、本日、本会議散会後に第2委員会室において開催されますので、御参集のほどよろしくお願い申し上げます。  ここで、討論通告について申し上げます。  議案等の討論通告の締め切りは9月19日、9月19日の常任委員会終了日となりますので、御承知おき願います。  本日はこれにて散会いたします。                      午後4時04分散会...