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  1. つくば市議会 2018-06-29
    平成30年 6月29日文教福祉委員会−06月29日-01号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成30年 6月29日文教福祉委員会−06月29日-01号平成30年 6月29日文教福祉委員会                   つくば市議会文教福祉委員会               ────────────────────                 平成30年6月29日 午前11時18分開会               ──────────────────── 出 席 委 員                             委員長     橋 本 佳 子 君                             副委員長    黒 田 健 祐 君                             委員      小森谷 佐弥香 君                             〃       木 村 清 隆 君                             〃       山 本 美 和 君                             〃       須 藤 光 明 君                             〃       金 子 和 雄 君                             議長      塩 田   尚 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 委 員                             なし        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者
                   教育委員会教育長             門 脇 厚 司 君                教育局長                 森 田   充 君                教育局次長                中 山   隆 君                教育局次長                大久保 克 己 君                教育総務課長               貝 塚   厚 君                教育施設課長               秋 葉 芳 行 君                教育指導課長               根 本   智 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員                議会総務課議事係長            大 坪 哲 也                議会総務課主任              稲 川 紘 之                議会総務課主事              松 崎 瑞 紀        ────────────────────────────────────                     議  事  日  程                                   平成30年6月29日(金曜日)                                   午前11時18分開会 1 開会 2 審査案件   市立中学校及び義務教育学校部活動について        ────────────────────────────────────                     午前11時17分 ○橋本 委員長  本日は、文教福祉委員会を招集いたしましたところ、委員各位並びに執行部の皆様には、御出席を賜り厚くお礼を申し上げます。  本日は、所管事務調査としまして、市立中学校及び義務教育学校部活動について、執行部から御説明をいただくものです。        ────────────────────────────────────                     午前11時18分開会橋本 委員長  それでは、ただいまの出席委員数は7名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに文教福祉委員会開会いたします。  ここで、教育局からの発言の申し出がありましたので、発言を許します。  それでは、門脇教育長、お願いいたします。 ◎門脇 教育長  本日の主たる議題は、部活動をどういうふうに進めていくかということでございますけれども、その前に、この6月中に、つくば市内で起こった事件等について、議員皆さんも、もう新聞報道等御存じのことと思いますけれども、改めて私から概要を説明させていただきたいと思います。  まず1件目は、6月13日に竹園西小学校プールで11人がけがをしたと、その中の1人が8針縫うけがをしたということでございます。この件については、直ちに調査を実施し、保護者に対しては、おわび状を送るということをしてきております。  市長指示でもありますけれども、この際、全てのプールをきちんと改めて点検をするようにとの指示に従って動きたいと考えております。  水を抜くか抜かないかについては、今、局長から話がありましたけれども、水を抜くには、周辺に対する影響もあって1週間かかると。また、全部抜いてしまうと、また、水を満杯にするのにも1週間かかるということで、どうするかについては考えておりますけれども、市長指示では、できるだけやっぱりきちんと抜いて、きちんと点検するようにということで考えております。  2件目は、大阪北部で地震があって、ブロック塀が倒れて高槻市の4年生の女の子が亡くなるという痛ましい事件があったということで、つくば市でも、幼稚園も含めて71の施設がありますけれども、直ちにブロック塀があるかどうか、その状態がどうなっているかということについての調査をしました。  結果は、10の施設で、ブロック塀があり、その中の六つが建築基準法に違反するということで、これは直ちに撤去して、フェンスでカバーするつもりで、今進めております。  この件についても、保護者に対して説明すると同時に、安全を確保することで対応していきますと報告をさせてもらっております。  いろいろ、この6月中に右往左往するようなことがありましたけれども、子供たちの安全を守るということが我々の一番大事な使命だと思っておりますので、その考え方に基づきながら対応していくつもりでおりますので、御理解いただきたいと思っております。  そして、6月25日には竹園東小学校でも、さほど大きなけがではありませんけれども、同じようなすり傷を5人が負ったということがございました。こちらも、直ちにプールの使用を中止しながら対応するということで進めております。 ○橋本 委員長  報告いただきました。ありがとうございました。  それでは、議題に入ります。        ──────────────────────────────────── ○橋本 委員長  それでは、市立中学校及び義務教育学校部活動について、執行部から説明をお願いいたします。  門脇教育長。 ◎門脇 教育長  冒頭に、私から概略説明させていただきます。  おととい6月27日、6月の定例教育委員会を開きました。その中でも、追加の議題として、この問題を提案し、委員方々の御意見も聞いております。  この件については、国も既にガイドラインを出しておりますし、県の教育委員会も、今後の運営方針として、詳しい内容指示をいただいております。教育委員会でも、この国のガイドラインだとか、あるいは県の運営方針で示された内容に基づきながら、公聴会だとか体育協会方々検討しながら、7月末まで、つくば市の正式の運営方針を決定するということで、教育委員会では合意を得ております。  詳しい内容については、教育指導課長から説明をさせていただきます。ということで、とりあえず私から、現時点までに至る経緯について概略説明をさせていただきました。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  教育指導課根本でございます。  今、教育長からもお話がありましたが、平成30年3月に国の部活動に関するガイドラインが出されまして、5月の段階で、県の運営方針が示され、市町村におりてまいりました。今後、市で運営方針を策定する流れになっておりまして、8月1日をめどに各学校へ、その方針を示すという流れになっています。  各学校ごとに、また運動部活動方針を策定して、10月1日から運用できるようにと県からも示されておりますので、その流れに沿って進めていきたいと思っています。  市といたしましては、教育局で、県の運営方針範囲内で運用していくことになるわけですが、市の方針をある程度原案として作成し、各学校代表学校長会とそれから中学校体育連盟等役員等にもお示しをして、学校の御意見を伺いながら7月中に市の方針を決めていきたいと思っています。7月の教育委員会お示しして、了承をいただいて、7月末には各学校におろしていきたいと思っております。 ○橋本 委員長  ただいまの説明に対し、お伺いしたいことはございますか。  山本委員。 ◆山本美和 委員  一応、皆さんにどういった内容の指針が出ているのか、概略を御説明いただけないでしょうか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  県の運動方針につきましては、机上に置かせていただいておりますけれども、子供たちの体力の状況考えて、現時点での部活動あり方がいいのかどうかが、まず原則として含まれています。  ここには余り示されていませんが、部活動顧問勤務状況という部分改善などもありますので、そういったところも含めた上で部活動見直しということになりますが、休養日をどの程度設定するか、それから朝練習をどうするか、そういったことについて示されている部分がありますので、その部分について、さらに詳細に決めていかなければいけないことが市であるということを、各学校とすり合わせをしながら進めていきたいと思っております。  運営方針の主な内容ですが、具体的な部分以外にも、学校教育一環としての運動部活動の適切な運営について、学校教育一環であるというところの視点、それから適切な運営のための体制整備というところで、各運動部活動方針を示す、それ以外にも、各運動部活動顧問から、年間の活動計画とか活動実績とか、そういったものも事前に提出をして計画的な運用をしていく、そういったことについても検討していく必要があると。  それから、効果的な活動を推進するために、子供たちの心身の健康管理とか事故防止、それからトレーニング効果、そういったものも検討していく必要があるということです。  さらに、具体的な話の中で、適切な休養日の設定ということで、中学校では週当たり2日以上、1日の活動時間として、平日2時間程度休業日は3時間程度、それから原則として朝の活動は行わないということ。それから、生徒ニーズを踏まえたスポーツ環境整備という部分で、生徒ニーズを踏まえた運動部を設置していく必要があるということ。それから、学校単位で参加する大会等見直しということで、いろいろなところから出ている大会等参加大会数上限目安等検討していく必要があると示されております。 ○橋本 委員長  黒田委員。 ◆黒田健祐 委員  朝練をやらないとか、休養をとるとかという話は、この資料を見る限りだと、その先生たちが大変だからというよりも、何か医学的見地に基づいてやるということなんですかね。要は、筋トレとかもやって、二、三日を休んでやってみたいな、そういう中での部活動あり方休養をちゃんととるみたいな話なんですかね。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  委員が御指摘のとおり、運動部そのものの長時間運動が適切かどうかというところの検討も踏まえて、運動部活動あり方というところで、例えば朝練をすることによって、通常の学校の授業が不十分になってしまうとか、そういったところも踏まえての、運動方針にはなっているかと思っていますが、教員の働き方という部分一つあるのではないかと思っています。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  県であったり、つくば市の中だと思うんですけれども、平成30年度から、午後練については、週に1回は平日も休みと、朝練に関しては、週2回なくす、それはうちの学校だけなのかな。多分、学校ごとに今、少しずつ調整がされているんだと思うんですけれども、この朝練あり方について、こういった方針が出る以前に、市としてはどのような考えをお持ちだったのか。多分この流れは別に、ことし急に始まった話ではなくて、数年前からいろいろと検討もされてきていたことだと思うんですけれども、ここに至るまでのつくば教育委員会としての何か議論とかあったのかどうか、教えていただけますでしょうか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  これまで、いろいろ部活動について、例えば平日1回の休養とか、そういったところの話は学校中体連と話をしてきたわけなんですが、強制力といったら変ですけれども、そういったものを踏まえていたわけではなくて、ある程度やっぱり学校の判断に任せていたというところが現実でして、この運営方針については、基本、通知という形になりますので、これを原則守っていくという方向で今後は考えていくと捉えております。 ○橋本 委員長  木村委員。 ◆木村清隆 委員  改めていろいろと精査しなければいけない、改めてまた時間をいただくか、個別に質問に行きたいなと思っておりますけれども、大前提として先ほどの御説明の中でも、「適切な」という言葉を使っていただいておりますけれども、常に適切を追求をして日々活動をされている、頭の下がる思いで本当にありがたく思っています。  ですから、20年前のことは言うつもりはないですけれども、しかしながら、10年、5年、3年、昨年、今年度、来年度に向けてくらいの中での適切なそれぞれの物差しをあてがっていただいて、週2日が何らかの妥当な範囲なのか、平日2時間、休日3時間だとかという、平日、休日も午前と一生懸命やって、午後でもあってもいいのかとか、いろいろな考え方があろうかと思いますが、その適切という部分についての明確な根拠づけをもとに新しい制度、こういうふうに10月1日からやるんだという形の取り組みをぜひしていただきたいなと思っております。意見としてですね。 ○橋本 委員長  意見ですね。 ◆木村清隆 委員  多分、それなりの答弁は何か予測ができますので。ぜひ、冒頭申し上げましたように、そういった中での進捗、そして、その具体的な内容については、今後またお聞かせいただきたいなと思っております。 ○橋本 委員長  小森谷委員。 ◆小森谷佐弥香 委員  部活動顧問先生の負担を軽減していく中で、つくば市では谷田部東中学校が先んじて、サッカー部で、私の知っている情報は少ないんですけれども、サッカー部コーチを雇って、保護者から各1,000円ずつ集めて運営しているということなんですけれども、具体的に教育局で把握している情報を教えていただけたらと思うんですが、その1,000円では足りないと思うので、ほかはどうしているのかということと、毎日来ているのかということと、今の現状、うまくいっているかとか、何かそういったことも、御存じでしたら教えていただきたいんですが。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  谷田部東中学校では、平成30年度から毎週1回、こちらは教員業務改善ということが大きな柱になっているかと思いますが、保護者からお金をいただいて、プラスいろいろなところの補助金等も申請して、お金を集めて、今サッカー部とありましたが、全ての部活動コーチをお願いして、その日の指導をお願いするというシステムをつくって、今、試行といったら変なんですが、形で進めてもらっています。  このことにつきましては、平成29年度の段階で、谷田部東中学校学校長から相談をいただき、やっていきたいということでしたので、それは教育長も含めて、どういった形になるのかということも含めて、ぜひ展開していってほしいということで、今進めている状況です。  いろいろな案件についても、やりとりなども各事務局依頼して、その事務局連絡調整をお願いするとか、教員部分でない部分をやっていけるものができないかということで、今進めております。 ○橋本 委員長  小森谷委員。 ◆小森谷佐弥香 委員  事務局というのは、保護者がやっているんですか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  その依頼をしている団体のところに一つ事務局を置いて、その中で、そこに事務局費という形で少し依頼をして、その方が自分で見る部活動だけでなくて、ほかの部活動コーチ等々との連絡調整をしてくださっているということです。 ○橋本 委員長  小森谷委員。 ◆小森谷佐弥香 委員  そういった取り組みをしていて、今の段階としては、教育局としてはそれを見守っているというか、もっと踏み込んでサポートしているみたいな活動もやられているんでしょうか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  現時点におきましては、連携を図って、どういう状況かを、確認をとっているところです。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  7月中に県の運営方針を固めていくということなんですけれども、この骨格の検討は、どなたでやっていくことになるんでしょうか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  先ほどもお話ししましたが、原案として市の教育局担当指導主事もおりますので、市の教育局である程度原案をつくった上で、その原案もとに各学校校長先生代表の方になるかと思います。それと中学校体育連盟担当等におろして、検討していただく。その担当ごとに、また恐らく各学校やその中体連の中で検討を進めていただいて、市である程度決めてもらいたい部分というのがあるかと思いますので、そういった要望を上げていただいて、市の教育局とともに会議を開いて決めていきたいなと思っています。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  ある程度、やはり現場先生というか、校長先生たちの御意見というのは反映されるような形でおろされるんでしょうか。もう9割方決まっている、根本は変わらないとは思うんですけれども、その9割方決まってしまって、ただおろされて、意見ありますかというんではなく、やはりつくる段階で、姿勢だと思うんですけれども、なるべく現場意見を反映しながら一緒につくっているということが、いろいろな御意見出てくるんだと思うんです。現場にしても、保護者にしても、生徒にしても、多分、賛否両論必ず出てくると思いますので、ただそれを一緒に話をしながら、でも、ここに落とし込んでいくしかないんだよねと持っていくのと、あらあら決まったものを一方的におろして、どうなんだというのとではちょっと違うのかなと思ったので、その辺の進め方を伺いたいなと思いました。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  原案というのは、たたき台という意味でありまして、実際これをもとに、各学校運動方針を決めていくとなると、やはり最終的には学校先生方が困ってしまうような方針ではいけませんし、それから現場状況というのは、やっぱり各学校先生方が、保護者のいろいろな意見を吸い上げながら決めていくことになると思いますので、極力、先生方意見学校が運用しやすいような形で市の方針は決めていきたいと考えています。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  時間的にも余りないので、大がかりな調査ということは、きっともう今の段階ではできないと思いますし、県から基本的な参考調査というものが上がっていると思いますので、国にしても県にしても、ある程度現場を反映したデータもとに、この運営方針を定めていると思うんですね。  なので、どこまで市のベースでできるかは時間的なものもありますから、何ともいえないところはありますが、どちらの御意見にしても、やはり根拠となるデータであったり、確証になるようなものが出てこないと話がなかなかまとまらないと思いますので、これは国であったり県であったりからおろされてきた方針を原本にということではありますけれども、つくば市としてどうなのかということの視点で、ぜひ進めていっていただきたいなと。  また、どんな御意見にも、ある程度対応できるように御準備をしていただかないと、最後9月になって、保護者におろした段階で、相当な混乱というか、おありになると思います。どの御意見ももちろん大事なんですけれども、その中で、何を大事にして、どういう結論にしたのかということを、誠意を持って御説明していき続けることによって理解というのが深まっていくかなと思います。
     市の教育委員会においては、最終的な各学校ごと校長先生たちが、保護者と面と向かっていく、もしくは、顧問である先生たちが、ある意味そのターゲットになってまいりますので、そこを見据えながら、今から一つずつ丁寧に御準備をしていただきたいなと思います。  やっぱり校長先生たちは、現場先生たちが、自分が納得して、自分一つ確証を持たないと、保護者には説明できないと思うんですね。その校長先生たち自分の確信というものをつくり上げるところは、教育委員会校長先生たちとのやりとりの中でしかできないと思いますので、ここを丁寧にやっていたただきたいなと思います。意見です。 ○橋本 委員長  木村委員。 ◆木村清隆 委員  山本委員のお話いただきながら、また先ほど私がお願いした件と重ねてのお願いで貴重な時間申しわけありませんけれども、今、まさに山本委員がより詳しくお話しいただきましたとおりであって、先ほど私からお願いしました適切なというのが、そういったものを含んだ、その過去の5年前、3年前、平成29年度、平成30年度、平成31年度に向けて、それをどのように変えていったか、その背後関係が明確でない限りは、理解というのも、また説得力もないと思います。その辺のところ本当に、細かく、なぜ、そういった数字にしたものか、必ず理由づけがあると思いますので、その理由に至ってはどういう経過からこれを見出して、今後どういうものを期待したいのかという部分については、明確な準備をしていただかないと、本当に現場管理者校長先生を初め、それぞれの方々保護者代表のPTAも含めて、会長も含めて、混乱しないように明確に進めていただき、場合によっては、文教福祉委員会、また、ほかの議員に対しても理解できる形での説明をお願いできればなと思っております。よろしくお願いいたします。 ○橋本 委員長  門脇教育長。 ◎門脇 教育長  今の委員先生方意見は、もっともだと思って聞いております。県の運営方針の中にも出ていることですけれども、今、担当課長から説明があったように朝練をやめるとか、活動の日にちは週2日にするとか、そういうことのほかに、例えば、今のところ競技志向が主となっているけれども、スポーツを楽しむというレクレーション的な志向に切りかえるということも考えとしてはあるとか、あるいは、参加する大会を、つくば市なら、つくば市が上限を幾らという目安をつくって、それに基づきながら校長が判断するということもあり得るとか、あるいは、もっと根本的なことでいえば、学校の部活にかわる、その地域の活動ということも考えてみる必要があるのではないかとか、あるいは、素質の高い選手がいたとしたら、将来、アスリートとして伸びる可能性があるような生徒がいたとしたら、それを学校で伸ばすというよりも、もっと専門的なところにお任せすることも将来的には考えないといけないのではないかということ、あるいは、この間の教育委員会では、運動部だけじゃなくて、文化部についても、つくば市はもっとしっかりと考えていく必要があるのではないか、吹奏楽などは相当練習量も多いわけですね、そういう文化部も含めて考えていただきたいという意見もありました。  あと、谷田部東中学校でやっている件についても、今、教育委員会が傍観しているようだけれども、もっと何らかの協力関係をとるような必要もあるのではないかということも、委員方々意見をいただいております。  とりあえず、我々としては、7月末までは基本的な方針を決めて示さないといけないと考えていますので、時間がそんなにあるわけではありませんので、基本的には、国のガイドラインあるいは県の示した運営方針に基づきながら、最初の段階原案をお示ししたいと思いますけれども、それで全部押し切るということは、やるつもりはなくて、どういうことを、どういうリアクションがあるかということを踏まえながら、より多くの方々が、御父兄の方々も含めて納得できる形で進めていくつもりでおりますので御了解いただきたいと思います。  谷田部東中学校からは、始める前に、私も直接、校長先生から、こういう形で来年度からやりたいと思っていますので御理解くださいという説明を十分私も受けております。  ただ、先ほども言いましたとおり、谷田部東中学校でやることに対してどういうリアクションがあるかということを見きわめながら、来年度から、つくば市として、どういうかかわりを持っていくか、予算的な措置も含めて考えていく必要があるだろうと。今のところ、保護者から、けしからんとか、お金を取るのは何事だとかいう意見は、全く今のところ出ていませんので、かなりうまくいっているのではないかと理解しております。 ○橋本 委員長  小森谷委員。 ◆小森谷佐弥香 委員  文化部のことをお伺いしようと思っていたんですけれども、要望ということで、文化部は、運動部に比べれば数は少ないかもしれないですけれども、やはり、同じような問題を抱えているところもあると思いますので、ぜひ文化部も一緒検討いただけたらと思いますのでよろしくお願いいたします。 ○橋本 委員長  金子委員。 ◆金子和雄 委員  子供が大きくなっていくと、学校との関係がだんだん薄くなって、実態としてはなかなか把握できない部分があるんですが、いただいた書面で見ますと、平成30年5月の茨城県教育委員会としてまとめた資料を今、配っていただきました。  その中で、特に1ページに「初めに」という形で、幾つか大きく5項目分かれているわけですけれども、この中で上から二つ目のまとめでは、部員同士が同じ目標に向かって取り組むことで豊かな人間性をという形になっていて、意義ある活動として実施されているという定義をしているわけですね。  それで、2番目にも、やはりそれらを補助するためにはさまざまなことが必要だという形で、最終的に豊かな人間性をという形で、このことが担っていくと書いてあるわけですけれども、これが、全市町村にも行き渡るわけですよね。そうすると、つくば市の自主性とか、それから他の自治体の自主性というのがどうなのかという形になると、何ら生かされることなく、また同じ形で繰り返しになっていくものなのかどうかということは心配ですよね。  そういう形で、いろいろ定義があった中で、「終わりに」という形で、いろいろなことが求められるとか、必要であるとか、そういう話になってきているわけですよね。ここの中身というのが余り見えないというか、具体的には多分あるんだろうと思うんですけれども、それが一つ学校あるいは一つの市という形でまとめ上げていけることなのかどうか、それが私は、自分の頭の中では今整理がつかないですけれども、その辺についてはどういう形になっていくんでしょう。 ○橋本 委員長  門脇教育長。 ◎門脇 教育長  私も、この県の運営方針を全部読ませてもらっていますけれども、前半に書かれているのは、これは一般論みたいな、総論みたいなもので、つくば市でどうするか、各学校ごとにどうするかということについては、先ほどもちらっと申し上げた後半のところがやっぱり、つくば市ではどういうふうに考えながら対応していくかということを、大事なこととして考えながら対応していく必要があるのではないかと思っております。  だから、部活を学校でやるというのは、かなり日本特有なやり方ですからね。そこのところを、どういうふうに不満のないような形で、誰もが納得できるような形で、つくば市で対応していくかということを考えながら進めていくべきだろうと思っています。 ○橋本 委員長  金子委員。 ◆金子和雄 委員  これまでの日本の教育状況から見て、部活の果たす役割とか人間関係を構築していく中の一つとしては、かなり重要な部分ではあったと思うんですよね。それが個人主義とか、あるいは、いろいろなことによって、それが十分に機能しなくなってきている部分もあるかと思うんですよね。そういうものが人間関係を薄くして、注意されても、すぐ怒られたと思っていくような形になっていくとか、そういうものにつながっていくのではないかと思うんですよね。  だから、そういうことをきちっと、現実を把握した上でつくっていくということが重要だと思うんですよね。全部箇条書きにして、つくば市の方針として形づけて出せるかどうかということは、また、これは非常に難しい判断だとは思うんですよね。だけれども、なるべく実態に合う形にするためには、そこのところの経過を過ぎないと、なかなか難しいのではないかと思うんですよね。だから、そこのところに期待をしたいとは思いますけれども。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  きょう配っていただいた運営方針の目次の下に資料という形で、この方針を出すに当たっての参考資料であったり、付随する資料の一覧が載っています。これ、県のホームページに載ってはいるんですけれども、その中で、別添14番の「運動部活動等に関する実態調査」というのを県内全域で行っていると思うんですね。その集計結果が載っているんですけれども、やっぱりこういったものを平成29年の秋に実施しているということで、つくば市の学校も全部対象だったと思いますので、こういったものを市版で数値というのは持っていらっしゃると思うんですけれども、もしくは、市で保管してなければ、県に要求していただくとかして、現場校長先生たち保護者に今度説明をしていくときに、こういったものを用意しておいていかれたらいいんではないかなと思うんですけれども、市では秋の調査の結果というのは持っていらっしゃるんでしょうか。 ○橋本 委員長  根本教育指導課長。 ◎根本 教育指導課長  市で調査をし、県からの調査結果も入っておりますので、資料としてはこちらで持っております。 ○橋本 委員長  山本委員。 ◆山本美和 委員  各学校校長先生たち、去年、他市から異動していらっしゃった校長先生たちもいらっしゃると思いますので、市内の中の状況がわかった上で、自分学校の立ち位置であったりとか、あと、近隣市町村の状況から見たつくば市というのがどういう位置にあるのか比較できるものは非常に大事だなと思いますので、よろしくお願いいたします。  それとともに、お願いなんですが、今回のこの新たな運動部活動あり方検討委員会、県でやっていらっしゃった、実は委員長が森田局長だと思いますので、局長、これを取りまとめた責任者として少し補足説明していただけないかと思うんですけれども、また、市でこれから持っていくことについてのお考え等を教えていただきたいなと思います。 ○橋本 委員長  森田教育局長。 ◎森田 教育局長  そういう話になるとは思わなかったんですけれども。  県で、あり方検討委員会を行うということは、実際に今の部活動には課題がいっぱいある認識のもとで始まったわけですけれども、とにかくまず大事なのは、子供の健康とか、それから運動部活動の意義をしっかりもう一回取り戻そうというか、そういうのを再確認しようということがあったのと、それから先ほどあった、教員の勤務も部活動でかなり苦しいところもありますよということがあったので、それをもう一回きれいに整理しましょうよということでスタートしたわけなんですけれども、先ほどから御意見あるように、それを、ただ、県の教育委員会が一方的に進めるんではなくて、やっぱりいろいろな方の意見を、データもとにしっかり考えていこうということでアンケートもとりましたし、校長会、PTA、それから中体連、いろいろな組織の代表の方にも集まっていただいて、さらにそれを組織の中でも話し合っていただいて、そういう中であり方をしっかり示していこうということで整理した経緯なんですね。  実は、平成七、八年のころだったような覚えがあるんですが、一度これと同じような指針は出しているんです、県のほうが。だけれども、それが浸透しなかったと。それは、なぜなんだろうかというところが非常にありまして、それはやはり今言われているように、みんなが納得できるような出し方だったんだろうかと、一方的に出してしまったんではないだろうかというところと、やっぱり検証といいますか、やった後の押さえというか、実際、守れているの、守れていないのというところの評価というか、そういうところがうまくいってなかったんではないかという反省に立っているので、今回はそういうきちっとしたデータもと皆さんの納得のもとで出しましたよという位置づけと、それから、この中にも書いてありますけれども、やっぱり今後しっかり校長とか、市町村教育委員会とか、そういうところで、計画に基づいてしっかりやれているのかどうかを見ていきましょうよというところも出したというところで、前とはちょっと違うのが、そういうところかなと思っています。 ○橋本 委員長  木村委員。 ◆木村清隆 委員  谷田部東中学校の実態といいますか、すばらしいなと思いながらもお伺いしていたんですが、こういったものについて、今モデル、テスト的にという話もございましたけれども、ほかの中学校でもそういった形に進めるに当たっては、それぞれ学校長の判断等で進めることが可能なのか、それとも何か制限枠があるのか。といいますのは、ありがたくいろいろと相談させていただいています豊里学園において地域力、地域の方々と取り組むという中において、有料でなく無償でもいいから、地元の方々で何か応援しようよという雰囲気が上がっているところも一面あるわけでございますけれども、部活の支援とかということも含めまして、何かその辺のお考え等がございましたら、谷田部東中学校の実績を踏まえて、お聞かせ願いたいと思います。 ○橋本 委員長  森田教育局長。 ◎森田 教育局長  豊里学園については、勉強不足で申しわけないですけれども、谷田部東中学校についてはお答えしたいと思うんですが、谷田部東中学校取り組みは、先ほどから言いますように、外部の組織にコーチのコーディネートから、実際のコーチングから外部にお願いしているということで、モデル的になる取り組みではないかなと思っていますので、教育局としては、しっかりそれを見守り、支援して、そして来年度には、その実績を、ぜひ全ての学校校長に紹介してほしいと考えておりまして、その中で進めていきたいという判断が学校であれば、これは進めていければなと考えているところです。 ○橋本 委員長  木村委員。 ◆木村清隆 委員  ぜひとも、そういった地域の力もいただきながら、また、その実績をもとに横展開できればなと思っております。  あと別途で、先ほど教育長から、トップアスリートのような、たけた人材を発掘して、というのは今、国体に向けて、筑波大と県でいろいろな動きや予算とってということはお伺いしておりますけれども、しかしながら、そこまでのトップアスリートでない中においての生徒もたくさんいらっしゃる部分において、特に高等学校なんかですと、スポーツ推薦枠というのがございますので、そういった中で部活でしっかり活躍してスポーツ推薦枠を望む方も、先ほど来の賛否いろいろあるのは事実でございますけれども、それから、タイミングよく、きょう実は中学校の県南大会が行われております。そこに、私の知り合いのスカウトが行っています。県外からも私立の高校のスカウトの方々がそれぞれのところに出向いて、県南大会でも、それから県大会への動き、伸び率、伸びしろがどうなのかな、プロの目でということで、もうまさにきょう、そのような実態も、覆面でやっているかどうかはわかりませんけれども、動いている事実、そういったものに関しますと、やはりそれぞれの生徒の将来を考えたときのを大切にしていただき、大会数も減らせばいいということでなく、学生なんかですと、社会人でもそうなんでしょうけれども、技術は3割、7割はメンタルと言われるところであります。どれだけ緊張感を持って試合数、大会数を乗り越えたかということにおいても、アスリートも育てるきっかけに、釈迦に説法のようなことかと思いますけれども、多面的に見ていただければなと思っております。  それから最後ですけれども、いろいろなあり方をつくるに当たって、今までのデータもとにということでございましたけれども、ぜひともPTA、先生方、いろいろあろうかと思いますが、茨城県教職員組合の先生方、高校の労働組合の先生方等々のそれぞれの御意見もいただきながら進めていただければなと。過去の中で、連合が先生方の働き方という中で調査したデータの中では、部活動が負担になるというものは5番だか6番だか、かなり下のほうの位置なんですね。先生方の負担に多いというのは、やはり保護者、地域もしくは役所向けの書類作成とか、そういった部分の負担が大変多いというのが上位を占めていたのであって、部活動の負担というのは余りそんなに高いほうではなかったかと思われます。それでも、あるのは事実ですから、大切に思っておりますけれども、実際に働いている方々、個別ではなかなか言いにくい。そういう人のために茨教組なんかもあるわけですので、ぜひともそういった御意見も進めて取り組んでいただければなと思っております。  アスリートといいますか、スポーツ推薦枠、また既にきょうなどのスカウトなどもチェックも入っているような大会が行われている、それから働く立場の代表のある茨教組なんかの御意見も大切しながら取り組んでいきたいと、こちらについては要望といいますか、意見等を述べさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○橋本 委員長  須藤委員。 ◆須藤光明 委員  いろいろありがとうございました。森田局長が言ったように、谷田部東中学校の話が出ていますけれども、そういう方向にできなかった、できない学校もあり得るかもわかんない。  そうした場合に、いわゆる差ができることは、教育局としては、どういう考えなのか。指導するということはいいことだから、指導する場合に、ある程度は強要するような指導になると。父兄から考えると、そういうふうに考えますよね。教育局としては、今後の指導はどういうふうに、できるだけ平均にということになると思うんですが、なかなか難しいと思うんだけれどもね。 ○橋本 委員長  門脇教育長。 ◎門脇 教育長  今、強要という言葉を使いました。 ◆須藤光明 委員  いや、指導するということは……。 ◎門脇 教育長  つくば市なりのガイドラインをつくったとしても、それを一律に……。 ◆須藤光明 委員  いや、そうじゃないんだ。そうじゃなくて、今言った谷田部東中学校みたいな形で、先生方の働き方を考えて、外部にお金を父兄から出して、そして運動をやっていくと、部活やっていくという方法が今、話ありましたよね。  だから、そういうやり方がいいからといって、今、教育長言ったように、各学校へ、そういう方向をお話ししていくと、できない学校もあり得るかもしれない。それは各学校考え方に委ねられると。 ○橋本 委員長  門脇教育長。 ◎門脇 教育長  どういう形のつくば市独自のガイドラインをつくったとしても、これを全ての学校に強要するということは、あり得ないとは思っています。やっぱり部活の一番大事な、部活をどういうふうに進めるかということで一番大事な判断をするのは、やっぱり学校独自だと思いますから、その学校の特性を生かしながら、できる限りガイドラインに沿うような形の実施を求めていくというのが一番妥当ではないかと思いますね。  そういうことをやるときに、各学校に対して教育委員会としてどういうサポートができるかということも、その学校の特性に応じながらサポート体制をとるということも必要なってくるだろうと思っております。基本的には、そう考えております。 ○橋本 委員長  須藤委員。 ◆須藤光明 委員  いずれにしても、主体は生徒たちと思いますから、後でもって、意見がまちまちで、批判されないような方向で指導を、お話ししていただきたい。 ○橋本 委員長  木村委員。 ◆木村清隆 委員  今教育長からお話にあった中で、各学校ごとにということでございますけれども、校長先生管理者の温度差がといいますか、場合によっては負担にならないように、そこのところは大切にお願いしたいと思います。あの校長だから、この校長はとかならないように、あそこの学校はということにならないような、ある程度、自由度はなくてはいけないけれども、幅を狭くした中でお願いいたします。        ──────────────────────────────────── ○橋本 委員長  以上で、本日の案件は終了いたしました。  これにて文教福祉委員会を閉会いたします。                     午後零時10分閉会  つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する 平成30年6月29日             委 員 長  橋 本 佳 子...