つくば市議会 > 2018-06-26 >
平成30年 6月26日都市建設委員会−06月26日-01号
平成30年 6月26日市民経済委員会−06月26日-01号

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  1. つくば市議会 2018-06-26
    平成30年 6月26日市民経済委員会−06月26日-01号


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    平成30年 6月26日市民経済委員会−06月26日-01号平成30年 6月26日市民経済委員会                   つくば市議会市民経済委員会               ────────────────────                 平成30年6月26日 午前10時00分開会               ──────────────────── 出 席 委 員                             委員長     北 口 ひとみ 君                             副委員長    五 頭 泰 誠 君                             委員      山 中 真 弓 君                             〃       浜 中 勝 美 君                             〃       大久保 勝 弘 君                             議長      塩 田   尚 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 委 員                             委員      神 谷 大 蔵 君        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者               市民部長                  飯 村 通 治 君               市民部次長                 山 田 憲 男 君
                  市民部市民窓口課長             日 下 由美子 君               市民部地区相談課長             野 澤 政 章 君               市民部市民活動課長             東 郷 公 咲 君               市民部国際交流室長             色 川 美 雄 君               市民部男女共同参画室長           岡 田 健 一 君               市民部地域改善対策室長           大 木 茂 樹 君               市民部消費生活センター所長         晝 田 和 子 君               市民部スポーツ振興課長           池 畑   浩 君               市民部国体推進課長             横 田 修 一 君               市民部文化芸術課長             星 野 雄 司 君               市民部働く婦人の家館長           飯 塚   孝 君               市民部つくばメモリアルホール斎場長     大 野 泰 宏 君               経済部長                  篠 塚 英 司 君               経済部次長                 永 田 悦 男 君               経済部次長                 柴 原 利 継 君               経済部農業政策課長             垣 内 伸 之 君               経済部土地改良課長             秋 葉 義 美 君               経済部産業振興課長             小 川 英 男 君               経済部産業振興課スタートアップ推進室長   塚 本 健 二 君               経済部産業振興課スタートアップ推進室スタートアップ推進監                                     高 瀬 章 充 君               経済部産業振興課スタートアップ推進室主査  内 田 康 隆 君               経済部観光推進課長             大 橋 一 彦 君               経済部観光推進課ジオパーク室長       伊 藤 祐 二 君               経済部豊里ゆかりの森所長          大 山 裕 幸 君               経済部筑波ふれあいの里所長         菊 地 秀 之 君               農業委員会事務局長             中 根 祐 一 君               農業委員会事務局農業行政課長        中 川   正 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員               議会総務課長補佐              渡 辺 寛 明               議会総務課総務係主査            浅 野 公 彦        ────────────────────────────────────                     議  事  日  程                                   平成30年6月26日(火曜日)                                   午前10時00分開会 1 開会 2 挨拶 3 審査案件  (1)議案第71号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第2号)関係部分  (2)議案第84号 つくば市文化芸術振興基本条例の一部を改正する条例について 4 委員会審査報告について 5 所管事務調査について        ────────────────────────────────────                     午前10時00分 ○北口 委員長  おはようございます。本日は、市民経済委員会を招集しましたところ、委員各位並びに執行部の御出席を賜りまして厚くお礼申し上げます。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  それでは、開会に先立ちまして議長より御挨拶をいただきます。  よろしくお願いします。 ○塩田 議長  改めましておはようございます。本日は、市民経済委員会の開催に際し、委員並びに執行部の皆様には御参集を賜りまして厚くお礼を申し上げます。  今定例会も、一般質問、総括質疑が終了し、各常任委員会において議案等の審査をお願いしている次第であります。市民経済委員会には議案2件を付託しているところですが、委員各位におかれましては、慎重なる審査の上にもスムーズな運営をお願いいたしまして御挨拶とさせていただきます。  私もいろいろ公務が立て込んでおりますので、出たり入ったりするかもわかりませんが、時間の許す限りともに勉強させていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○北口 委員長  ありがとうございました。  この後、議長は公務がございますので、退席なさるかもしれないということで御承知おきください。  ここで、4月1日付の人事異動後最初の委員会でありますので、本日出席されております職員の皆様の紹介をお願いしたいと思います。  なお、名簿につきましては、お手元に配付してありますのでごらんいただきたいと思います。  それでは、市民部、経済部、農業委員会事務局の順番でお願いできればと思います。よろしくお願いいたします。                     〔執行部職員紹介〕 ○北口 委員長  ありがとうございました。        ────────────────────────────────────                     午前10時01分開会 ○北口 委員長  ただいま出席委員数は5人であります。神谷委員から欠席届が出ております。定足数に達しておりますので、直ちに市民経済委員会を開会したいと思います。  本日の委員会では、議案2件を審査いたします。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  これより議事に入ります。  議事次第に従いまして審査を進めてまいります。  質疑並びに答弁は挙手の上、委員長の許可を得てから発言されるようお願いいたします。  答弁される執行部の方は、所属及び職、氏名を名乗ってから簡潔明瞭に答弁いただきますよう、よろしくお願いいたします。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  初めに、議案第71号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第2号)の当委員会付託分についてを議題とします。  なお、詳細につきましては、次第の別表にございます議案等審査付託表資料をごらんください。発言の際にはページ数を示していただきますようお願いいたします。  これより議案第71号の当委員会付託分に対する質疑を行います。  順次発言を許します。  山中委員。 ◆山中真弓 委員  3ページのウェルネスパーク指定管理委託についてなんですが、これ以前は3年契約だったと思うのですが、これが5年契約になった経緯を教えてください。 ○北口 委員長  池畑スポーツ振興課長。 ◎池畑 スポーツ振興課長  今の御質問の件でございますけれども、ウェルネスパークは、今まで3回ほど指定管理を繰り返してきて、今年度も3期目なのですけれども、3年の契約とそれを5年にする経緯でございますけれども、やはり基本的には、新しい施設を開場するときには、その後の指定管理の運営の仕方というのがまだ不透明な部分というか、どこまで事業を自主事業指定事業を含めて運営できるのかというのが不明確な部分があるので、まずは様子を見るということで3年で、それ以降については、基本的には安定的な経営をしていただくために、人の雇用も含めてですけれども、5年というような考え方で、昨年も市民部で諮ったものを5年にさせていただいていると思いますが、ウェルネスパークにつきましても3年ずつ3期終了しておりますので、今後につきましては、そこで働く方の雇用のこととか、あるいは質の向上というところで、安定的に運営ができるようにということで5年で計上させていただいております。 ○北口 委員長  山中委員。 ◆山中真弓 委員  金額なのですけれども、以前は、3年契約で2億910万円だったのが、今回、3億7,880万円になって、1年当たりで割ると、6,970万円だったものが7,576万円ぐらいになって、600万円ぐらい違うのですけれども、その辺について教えていただいてもよろしいでしょうか。 ○北口 委員長  池畑スポーツ振興課長。 ◎池畑 スポーツ振興課長  確かに、平成28年から今年度までの3年間、各年ごとには6,970万円程度で、今回、5年間要求させていただいておりまして、実は、来年平成31年度が10月から消費税が10%に上がる予定ということがあって、単純に5分の1ではないのですけれども、まず、来年平成31年度につきましては7,520万円と見積もっておりまして、前回平成28年度のときの1年分と比べますと550万円ほどプラスになっておりますが、あと平成32年度以降の4年間については、全部消費税10%で考えて、7,590万円なので620万円ほど差があるような形になりますが、これにつきましては、まず、ウェルネスパーク、御存じのようにいろいろな施設ございまして、臨時職員というか、正規ではない方を24人ぐらい積算上見ております。市の臨時職員の単価に準じますと、前回から1時間当たり58円ぐらい上がっていまして、それを単純に掛けていっただけでもこの半分ぐらいはかかるというところとか、その他、若干交通費の部分なども含めて、基本的には人件費です。確かに、水道料金は昨年から上がっていまして、今年度の分も上がっているのですが、これについては、前回より使用料がうまく使えているので、上がった単価分をその減っている使用料で賄っているので水道自体は大きな変更はございません。よろしくお願いします。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  7ページの農林水産業費の、いばらき産地パワーアップ支援という園芸振興する経費が出てまいりますけれども、この辺の内容を教えていただけますか。どんな全体の動きか。 ○北口 委員長  垣内農業政策課長。 ◎垣内 農業政策課長  いばらき産地パワーアップ支援事業、補助率が国から10分の10です。それから内容ですが、事業費の2分の1が補助になります。今回の補正に至った経緯ですけれども、国で事業採択が認められたということで今回計上しています。中身については、市内の形態が冷蔵施設の整備ということで、今回、申し出があったものを補正するものです。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  例えば、冷蔵施設ということは、1件当たりということ、どんな内容。冷蔵施設の意味がちょっとわからない。 ○北口 委員長  垣内農業政策課長。 ◎垣内 農業政策課長  一番初めに補助率を10分の10と言いましたが、国から全額出るので、市の持ち出しがないという意味で言いました。申しわけありません。それから、中身なのですけれども、サラダ菜というのは、ベビーリーフを貯蔵しておくための施設の整備ということになります。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  ということは、大きな冷蔵庫の中に、とった野菜を管理している倉庫という意味ですか。 ○北口 委員長  垣内農業政策課長。 ◎垣内 農業政策課長  おっしゃるとおりです。 ○北口 委員長  ほかに質問は。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  ないようですので、議案第71号の当委員会付託分に対する質疑を終結いたします。  続いて、自由討議に入ります。  意見等のある委員は発言願います。  順次発言を許します。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○北口 委員長  ないようですので、議案第71号の当委員会付託分に対する自由討議を終結いたします。  続いて討論に入ります。  まず、議案第71号の当委員会付託分に対する反対討論の発言を許します。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  賛成討論はありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  ないようですので、議案第71号の当委員会付託分に対する討論を終結いたします。  これより議案第71号 平成30年度つくば市一般会計補正予算(第2号)の当委員会付託分についてを採決いたします。  議案第71号の当委員会付託分につきましては、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  御異議なしと認め、議案第71号の当委員会付託分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  次に、議案第84号 つくば市文化芸術振興基本条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。  これより議案第84号に対する質疑を行います。  順次発言を許します。  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  9条で10名を13名に改正し、10条の(2)に市民の方を入れていこうという意味に解釈したのですが、3名ふやす理由は。 ○北口 委員長  星野文化芸術課長。 ◎星野 文化芸術課長  委員おっしゃるとおり、今回の条例の改正の要旨は、市民公募に対応するものでございまして、市民公募に資する条文、市内に在住しという項目をまず入れさせていただいた。この委員に関しましては市長が任命するということで、大学の先生とかが今まで慣例的に行われておりましたので、その人数を確保すると同時に、公募委員に対応するための委員の増員という形にさせていただいております。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  例えば、3名ふやした方の枠をつくっていくのかどうか知りませんが、13名の中で、市民の方が今まで入っていないから3名入れるよと、もしくは大学の先生方を学識経験者が何名と、こういう枠をつくっていて、市民の方を定数3名ふやすというところになるのか、それとも、全体で13にしたのか、それは枠を幾らかつくってあるのですか。 ○北口 委員長  星野文化芸術課長。 ◎星野 文化芸術課長  何をどこの選出から何名というはっきりした枠ではないのですが、今回ふやした3名は、公募委員の3名をそのまま充当させる予定でございます。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  理屈はわかるのだけれども、例えば、単純に専門の方何名とか、市民の方何名とか、何かその部分の基準も何もないということですか。 ○北口 委員長  星野文化芸術課長。 ◎星野 文化芸術課長  説明がわかりづらくて申しわけございませんでした。  まず、公募の規定は、おおよそ目安で3割という形になりますので、今回の3名増員に関しましては、そのまま公募委員を充当させる予定です。今までの10名に関しましては、何らかの規定があったわけではないのですが、大学推薦から3名、企業推薦から1名、関係団体から2名、その他一般から3名という形で今までお願いしておりましたので、そこの構成は変更ない、で10名は、そのまま今までと同様に推薦をお願いする予定でございます。そのほか、今回新たに3名を公募委員の枠としてふやしたという形になります。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  10名では、やっぱりまずいのですか、13名のほうがいいのですか。その辺参考に委員としてお聞きしたいと思います。 ○北口 委員長  星野文化芸術課長。 ◎星野 文化芸術課長  10名で公募委員に対応する場合は、当然、今までお願いしておった枠とかがなくなって、3割を公募にしなさいという目安がありますので、その中でも変更は可能ではあるのですが、総数を変更することも可能ですので、そもそも文化振興審議会委員は、必要最小限10名という数でやっておりましたので、今回を機に3名の枠を、定数も同時にあわせてふやすほうがより審議がはかどるのではないかという形で定数もふやさせていただいた状態です。 ◆大久保勝弘 委員  了解です。 ○北口 委員長  山中委員。 ◆山中真弓 委員  3名ふやすことで、予算については審議会の開催回数を調整することで予算内での対応が可能と書いてあるのですけれども、これは開催回数を減らすということなのか、何回を何回にしてやるのか、問題ないのか、教えていただいてよろしいですか。 ○北口 委員長  星野文化芸術課長。 ◎星野 文化芸術課長  当初予算では、この人数でも4回分できる予算はとっておりましたので、減らすという概念ではなくて、ふやさない、無駄に延ばさないという形で対応したいと考えております。 ○北口 委員長  ほかに質問ありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  ないようですので、議案第84号に対する質疑を終結いたします。  続いて、自由討議に入ります。  意見等のある委員は発言願います。  順次発言を許します。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  ないようですので、議案第84号に対する自由討議を終結いたします。  続いて、討論に入ります。  まず、議案第84号に対する反対討論の発言を許します。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  賛成討論はありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  ないようですので、議案第84号に対する討論を終結いたします。  これより議案第84号 つくば市文化芸術振興基本条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。  議案第84号につきましては、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  御異議なしと認め、議案第84号については原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上で、当委員会に付託されました案件の審査は終了いたしました。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  次に、委員会審査結果報告についてお諮りいたします。  当委員会の審査結果報告につきましては、委員長が作成し、報告したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  御異議なしと認め、当委員会の審査結果報告は委員長が作成し、報告することに決定いたしました。  ここで暫時休憩いたします。                     午前10時20分休憩             ──────────────────────────                     午前10時26分再開 ○北口 委員長  再開いたします。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  これより所管事務調査を行います。  つくば市におけるスタートアップ進捗状況について、執行部から説明をお願いいたすところなのですけれども、今回、スタートアップ推進室が設置されまして、議会としてもいろいろな状況を調べないといけないということで、今回、福岡にスタートアップ推進の状況を見に行くことになっておりますが、このたびの視察では、現場は見られるけれども、執行部の話は聞けないということになっております。これに先駆けまして、つくば市のスタートアップ推進室では、既に福岡にも行っていらっしゃるということですので、いろいろ情報をいただきながら、今度の視察に生かせればということで、今回、急遽お願いした次第です。よろしくお願いいたします。  篠塚経済部長。 ◎篠塚 経済部長  貴重なお時間ありがとうございます。それではスタートアップ推進室の室長の塚本から進捗状況と福岡市の先進地事例を報告させていただきます。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  皆様、改めましておはようございます。  スタートアップ推進室の塚本でございます。本日は、所管事務調査ということで、2点、つくば市におけるスタートアップ進捗状況及び先進都市事例、福岡市の事例を御説明させていただきたいと思います。それでは、パワーポイントを見ながら御説明させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。  まず、つくば市におけるスタートアップ推進状況でございます。  まず、4月、産業振興課の課内室にスタートアップ推進室が設置されました。所管業務としましては、2点ございまして、一つ目は、スタートアップ推進に関すること、二つ目が、つくば市産業振興センターに関することでございます。  スタートアップ、なかなか聞きなれない言葉でございます。一言でいうと、新規事業領域を開拓し、急成長する企業のことというのですが、この図を見ていただければと思います。まずこれは、2005年に、ローマ法王の謁見シーンでございます。こちらのシーンから2013年に移りかわります。そうすると、たった8年で、スマートフォンを使って写真を撮影する、こういう風景に変化しております。というような形で、こちらで御説明させていただきますけれども、短期間で急成長を目指した新たなビジネスモデルを開発するという企業がスタートアップということでイメージしていただければと思います。  そうすることによって、まず一つ、社会課題が解決されるものが可能となっていく、革新的技術が生まれやすくなる、雇用が生まれ、生産年齢人口を維持することができる、それに値して税収が増加する。ひいてはつくば市の持続的な発展というような形でスタートアップをつなげていきたい、そのような取り組みをスタートさせております。  スタートアップにつきましては、もう少しポイントを絞って御説明させていただきたいと思うのですが、2点だけ、ポイントがあります。まず、こちらJカーブを描く短期間で急成長というこの成長方法でございます。ポイントとしましては、次のスライドがあるのですけれども、一般の企業は、このような形で右肩上がりという形になっていますが、スタートアップに関しましては、まず、市場が見えない状態から急に成長するというような起業のカーブを描いていきます。  どうしてかといいますと、まず、資金の調達方法が違うのです。企業につきましては、会社を始める場合、通常は自己資金や銀行から事業の資金を借りることになります。それは、銀行が、私の事業計画、こういう形で安定した収入が得られるので銀行にお金を貸してくださいというような形で銀行からお金を借りることが可能なんですね。しかし、スタートアップに関しましては、不確実な市場環境ということで、実際将来的にもうかるかどうかわからない、こういう市場が将来あり得るかどうかわからないという状況では銀行はお金を貸してくれません。そうしましたら、どういうような形でお金を調達するかといいますと、ベンチャーキャピタルという組織の方だったり、エンジェル投資家といって、会社の株式を購入して株をずっとためておく、一緒に成長させて、いずれ株式上場、それか大手企業等に買収されることによって株価が急につり上がります。その売却益等によって投資家の方は利益を得る、そのような形の資金調達の方法をしている企業がスタートアップという形になります。ポイントといたしましては、急成長、また、資金調達の方法も、通常と違ってベンチャーキャピタルやエンジェル投資家によって行われるということになります。  最終的には、スマートフォンの登場のように、既存市場を再定義するようなイノベーションが起きてしまうものがスタートアップと定義していただければと思います。そのかわり、ガラケーだったり、先ほどのスマートフォンに関しましては、ガラケーを全てスマートフォンに市場に変えてしまうような爆発的な破壊的イノベーションも可能になるというものがスタートアップ企業でございます。そのような企業を、つくばにおいてどんどん成長させていくというような計画で私ども進めていきたいと思っています。  現在、二つのテーマに沿って行っておりまして、そのスタートアップ戦略に関しまして、平成30年12月までにスタートアップ戦略を策定したいと思っております。今度、スタートアップの戦略の懇談会を開きたいと思っておりまして、策定まで12月までに年4回やりまして、12月までに公表したいと思っております。もう一つが、つくば市産業振興センターの整備事業でございまして、こちらは現在、1階を改修予定でおりますので、こちらを12月までに工事開始して、来年の夏ぐらいまでにはリニューアルをしてオープンさせたいという計画でございます。  もう一つが、ベンチャー企業のコンサル支援ということで、ベンチャー企業、ことしに関しましては5社程度で絞りまして、つくば市内のベンチャー企業に企業コンサルを張りつけて、伴走型の支援を1年間計画しております。そのほかに、プロモーション事業ということがありまして、つくばをスタートアップのまちにということでイメージ戦略を図っております。  先般、東京虎ノ門で開催されたTSUKUBA GLOBAL NIGHTという事業を実施しましたので、こちらの映像を4分ほど見ていただきたいと思います。  こちらは東京の虎ノ門で開催された6月14日に開催されたイベントでございまして、こちらは現在科学技術振興課が進めておりますSociety5.0事業、昨年度の採択者によるプレゼンでございます。つくばの技術が東京、世界にいろいろ発表されております。  前半をつくばのSociety5.0事業等のセッションがあって、後半に関しましては、つくばで活動するスタートアップ企業、それぞれの成長段階に分かれた五つのトークセッションが行われました。 〔映像視聴〕 ◎塚本 スタートアップ推進室長  ありがとうございました。こちら虎ノ門ヒルズカフェということで行われたのですけれども、毎週木曜日、虎ノ門ヒルズカフェでは、いろいろなベンチャーだったり、スタートアップのイベントが行われているそうです。今回、つくばの日ということでやってみたのですけれども、始まった中でかつてない動員記録ということで、日本にとって世界にとってつくばのスタートアップというのは注目されているというのをこちら主催者側としても実感させていただいたイベントでございます。  そのようなイベントをぜひ、盛り上がりをつくばで巻き起こしていきたいということで、現在、つくば市産業振興センターの1階をリニューアルしております。再整備に関しましては、先ほど御説明したのですが、来年の夏をめどに再整備の工事を完了させたいと思っておりまして、そこで先ほどのようなイベントを開いて、投資家とスタートアップ企業、そしてアイデアを持った起業家だったり、そういう皆さんを場をつなぐような提供をしていきたいと考えております。  スタートアップの現在の進捗状況としてはそのような形になっております。  次に、先進地の事例について、ことし2月に視察してきましたので、内田スタートアップ推進室主査から御説明させていただきます。 ◎内田 スタートアップ推進室主査  平成30年2月14日、15日に福岡市を視察してきたときの状況を報告させていただきます。  皆さん御存じのところもあると思うのですが、福岡市の人口は150万人ぐらいを超えると、予算規模も8,388億円ぐらいで財政が回っているような状況なのですが、一方で広さは、つくば市とそれほど大きく変わるものではないというような感覚は受けます。  一方、JR博多駅、また福岡空港、あと博多港、スタートアップが今かなり盛り上がっている天神地区といわれているところです。ここが、2.5キロ圏内に集積するコンパクトなまちというところで、かなり住みやすいといったこともあって、豊富な人材が集まります。また、博多港からクルーズ船がたくさんくるように、世界ともつながっているような場所だというところで、スタートアップしやすいまちだと福岡市でも捉えているようです。  スタートアップしやすいまちという表現を私今しましたが、先ほど、つくば市では、新規事業領域を開拓し、急成長する企業と考えていると話はしましたが、福岡市の場合、基本計画の中で位置づけているのが、新しい行動や事業を起こすこととスタートアップという言葉の定義を捉えているところで、つくば市とは言葉の使い方が異なるということで、少し皆さん頭の中を整理していただけるとありがたいと思います。  では、この福岡市がなぜやるのかというところなのですが、これ後ほど、フェイスブックのページなのですが、高島市長は元アナウンサーで、かなりお話も上手で、私がしゃべるより上手に説明されていますので、後ほどこちらを見ていただければと思うのですけれども、まず、今求められているサービスを出すことというのが、まずはスタートアップの本質だとお話しています。こう思ったのがまさにシアトルに行ったとき、グローバルに展開する企業の本社が多数立地しているというところで、シアトルとよく似た福岡でも何でこういうことができないんだろうと思い、スタートアップを盛り上げていくことを決心したとお話しされております。  そうしたところから、平成24年、福岡のスタートアップ都市宣言ということで始まりました。国家戦略特区、規制緩和ですとか税制優遇が行われるこの特区制度に提案をし、平成26年には、指定を受けて規制緩和ですとか、税制優遇をどんどん受けていくような話になります。平成29年にこの後、報告しますが、Fukuoka Growth Nextという天神地区にある施設をオープンして進んでいくわけです。  これ福岡市の言っているのは、まず、ここは先ほどのSociety5.0という表現をしていますけれども、その5.0という数字がどんどん社会が成熟していくことで数字がふえていくわけです。福岡市の場合だと、スタートアップ、要はゼロですね、ここの特区に指定されましたということでスタートアップ1.0という表現しています。要はバージョンが上がったと。Fukuoka Growth Nextができてかなり人が集まって、ここにこんな人がいるよという見える化が行われて、また進んでいくということでスタートアップ2.0という表現で、どんどんバージョンアップしていっていますというような発展を進めているというところです。  もう一つ、スタートアップ都市推進協議会というのがございまして、こちらは、福岡市が中心となって広島県、三重県、浜松市、最近入ったのは青森市が入ったりとか、こういったスタートアップを盛り上げていきましょうというところで、横のつながり、経済関係団体とも連携している協議会も立ち上げて全国的な盛り上げを図っているところであります。こちらが福岡市のビジョンと、スタートアップ支援の全体像ということで、福岡市のスタートアップは、新しいことを始めるとか行動を起こすというような表現をしてますので、かなり広範囲の創業として、このスタートアップ支援の全体像を捉えているというところです。  先ほど言ったグローバル創業・雇用創出特区というところですけれども、こちらの規制緩和ですとか、税制優遇だけではなく、独自のものもやっています。起業家教育ですとか、スタートアップをする人たちへの奨学金など、まだ、市民、学生、創業者という段階から、もっといえばグローバルに視点を捉えてスタートアップを推進していきましょうというような事業をいろいろ独自でもやっているということで、国もしくは市独自の両輪で回して、積極的に支援しているというところです。  やはり一番大きかったのは、ここのFukuoka Growth Nextという施設を視察に行ったときですけれども、約90年前に設立された大名小学校跡地を改築、リニューアルをしています。先ほど言った、福岡市の中心部である天神という地区にあるというところで、官民共働型スタートアップ支援施設ということで、平成29年4月にオープンしました。
     福岡市には、インキュベーション施設と呼ばれているこういう創業支援の施設が三つあったのですけれども、それらを統合して1カ所に集めること、見える化することで創業支援というものを積極的に後押ししていこうということでやっております。ここには、今、170を超える企業が入っているというところで、この4月に1周年を迎えたのですけれども、1年で891回に上るイベントを開催するなど、いろいろなことが巻き起こっているというところで、メーンターゲットを書いてあるとおり、自分の事業を成長させたいとかなり意欲の強い起業家が集まっているというところで、特徴的な運営形態、民間事業者3社と福岡市が一体となって共同運営という形をとっているようです。  これのメリットですけれども、民間事業者が積極的に施設運営に関与してくれるとか、迅速な意思決定が図られる、また、行政だと、単年度でどんどん人が変わってしまうのですけれども、共同運営をとることで、人の継続性も担保されるとか、そういったものがある一方で、なかなかまちづくりとして、行政が進めようと思ったときに思いどおりにならないというのも、担当者の方はいっておりました。  これができたことで、では、何がよかったのだろうということを少し聞いたときに、スタートアップ企業を始める、事業を始めるといったときに、市役所に相談に行くというと、なかなか敷居が高いんだよというような表現をされておりました。ただ、このFukuoka Growth Nextの中に、スタートアップカフェといって、誰もが気軽に参加できるような場所があるのですけれども、そういったところで打ち合わせしましょうというと気楽に来れると、相談しやすくなったという声がかなり多くなったとおっしゃっていました。あと、福岡市、行政としてこのスタートアップを何で進めるのかといったときには、やっぱりスタートアップを盛り上げるような雰囲気を醸成できる、意思を変えること、これが行政が一番できることなんだろうとおっしゃっていました。  ここからはFukuoka Growth Nextの写真です。これが外観です。89年前にできたというので、かなり昔ながらの建物の様相があります。中に入ったところの写真ですけれども、黒板に毎日こういうイベントやりますというのが書いてあったりですとか、あとは、実際の中身、中を、これが先ほど言ったスタートアップカフェですね、誰もが入れるところみたいなところで、こういった趣のある廊下、これ全然改築していないという話でしたが、改築した場所としては、こういったおしゃれな机とか椅子を配置して、コワーキングスペース、みんなが一緒に仕事する場所にしたりとか、あと、ここがシェアオフィスといって、2階以上で、教室を丸ごと企業に貸し出しして、そこでいろいろな事業を会社が取り組んでいただくというような中身になっています。  そのほかにも、こういった座って仕事をするとか、くつろぐスペースですとか、あと電話ボックスみたいな、携帯電話で電話する場所などがあります。あと、ここは創作ラボといって、いろいろなものが実際につくれる場所もあります。あと、最後こちらはawabarといってお酒が飲めるような施設も中に、教室をリニューアルして入っているという状況です。  では、これまで福岡市が、この6年間かけてやってきたことですが、一気につくば市でやっていけばいいのかというところですが、やっぱりまちがうまく成長していくタイミングでどんどん打ち出していかないと、余り効果的ではないという話です。まず、スタートアップ宣言出したらPRで人が集まりましたというところで民間の方々からはスタートアップを起こそうよという機運が高まると、今度は、第2段階スタートアップ1.0とかという話もありましたけれども、そういった社会を変えていきたいという人がどんどんふえてくるので、特区をとって、また海外の都市とも連携協定を結びながら、どんどん意欲ある企業を積極的に応援してきましたよというような話になります。  そうなってくると、最後は、やっぱりどんどん循環させていくシステムが必要だよねというところで、行政が今まで持っていた公共施設というものを創業支援として、Fukuoka Growth Nextという名前で提供するということで、かなりこの福岡市のスタートアップが戦略的に進んできたというのがよくわかると思います。ここKPIということで目標を当初、1年で5億円あればいいよねという話をしていたのですけれども、12月時点で今最新のだと1年で37億円ぐらいまで資金調達がされています。ただこれが全体というよりもITベンチャー企業がかなり牽引したというような分析もあるように、ただ、そうはいっても金額的にはかなり大きな額が動いているということがわかります。  最後こちらはスタートアップ先進都市ということで、いろいろな都市がこんな形で動いていますというのが世界的にありますので、後ほどごらんいただければと思います。ちょっと長くなりましたが、以上で報告を終わります。ありがとうございました。 ○北口 委員長  なかなか聞きなれない言葉とかいろいろあって、今説明いただいたことを理解するのに少し時間がかかりそうなのですが、今の話をお聞きになってわかるように、スタートアップ推進室の方々ってみんなもう頭の中、すごい回っているなと思うのです。話し言葉もすごく早いのです。私この間、TSUKUBA GLOBAL NIGHT行きましたけれども、登壇する方々みんな早口、すごいスピードで回っているんだなというのを思うのですが、いかんせん市議会もこれに追いついていかないといけないので、頑張っていろいろ理解を深めていきたいと思いますが、今の説明に対して、もう少しここを詳しく聞きたいことがありましたら、どうぞお願いします。  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  今、福岡へ行ってきたお話聞いて資料にも載っていますけれども、この中で具体的に商品化の動きなどありましたか。さっき180社ぐらいの方がいろいろ研究されてやっているよと話しましたけれども、例えば、スマートフォンみたいに一気にがんといくようなものを狙った戦略を皆さんが考えていますか。一般企業の考え方と違った考え方が発想にあると思うのだけれども、そういう発想の方々が集まって研究されて、最終的には商品化していこうという形になると思うのだけれども、その辺何か成功して動いているなと感じたものありますか。 ○北口 委員長  具体事例ということですかね。 ◆大久保勝弘 委員  そうです。 ○北口 委員長  高瀬スタートアップ推進監。 ◎高瀬 スタートアップ推進監  先日、Fukuoka Growth Nextを訪問させていただいたときに御紹介いただいた企業に、台湾から福岡に移ってきて事業をされているゴルフェイスという会社の話を聞きました。ゴルフェイスの「ゴル」はゴルフの「ゴル」です。どういう事業をされているかというと、ゴルフのコースをドローンを使ってゴルフのコースを撮影して、スマートフォンのアプリ上でどのようなコースかが事前に見えるサービスをつくられて、それを販売されているというお話を聞いてまいりました。  これは、福岡のゴルフコースだったり、九州のゴルフコースを撮影してそのデータをまず蓄積し、事業をスタートさせ、台湾に持っていったり世界中に展開するような、今までにないスマートフォンのアプリとドローンの技術を使ったサービスの提供をされているというお話を聞いています。それがFukuoka Growth Nextでありました。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  恐らく今、日本で動き始まったけれども、海外のほうが進んでいるのじゃないかな。例えば、スマートフォンの話が出ましたが、私も家電メーカーにいましたけれども、全く時代が変化してしまいまして、家電業界も、海外のほうが進んでいるわけです。したがって、あらゆる産業が、これから中国とかインドとか、周辺アジアもありますけれども、そういう方のほうが進んできているんじゃないかと、今、印象を持っています。それから日本がこれから成長していくためには、この辺がしっかりできていかないと、世界の中で日本が、主導権を握るような、リーダーシップが発揮できるような位置づけにならないだろうと、こういう印象で今お聞きしたのですが、何かもう少し明確にスピードアップして成功していければいいなという印象を持ちました。ですから民間ではできないことが恐らく皆さんが考えていることにつながると思うので、努力していただきたいと思います。詳しいことはお聞きしながら勉強してまいります。ありがとうございました。 ○北口 委員長  山中委員。 ◆山中真弓 委員  実際、福岡市としては、どういう利益を得ているのかなというのが具体的に、その場所を提供したりされてはいると思うのですけれども、例えば、税収がふえたりとかもあるのだと思うのですけれども、実際のところ、例えば、雇用がこれだけふえたとか、もちろんその税収も幾らふえたとか、何かメリットとしてどんなものがあるのかなと。 ○北口 委員長  塚本スタートアップ推進室長。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  福岡市の資料を確認させていただきますので、少しお時間をいただきたいと思います。 ◎篠塚 経済部長  少なくとも、180の企業がそこに入ったということで、全部が全部、法人化されていないとしても、例えば3分の1、法人化されれば、少なくとも法人市民税、最低税率5万円というのがありますので、そこでまた生まれている雇用とかも当然、最近1人はあると思いますので、例えば、180のうち、半分ないし3分の1でも、とにかく臨時職員とか、手伝いの意味での職員を雇ってくれれば、それだけでもかなりの雇用の創出なり税収、まだ目に見えるものでは大きな福岡の予算規模からいえば少ないかもしれませんけれども、そういった意味で、1年間でそれだけの発展というのはあったと、私はちょっと感じています。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  もう一つは、プロモーションに関してだと思うのです。やはり雰囲気づくりというのはとても大切で、どこどこで何々をやっているといろいろ人が集まってくる、例えば、スタートアップに関しては、まず、必要なのは資金と技術とアイデアです。その三つが必要だと思うのです。その三つをそれぞれ一人一人だと何も解決できないですけれども、こういう雰囲気がある場に行って、先ほど言ったTSUKUBA GLOBAL NIGHTのようなところで人が会って、意見を交わして、もし投資家の目にとまって、おもしろいから投資してあげますよと。私の技術で何をしていいかわからないのですけれどもといったときに、相手から私のこういうアイデアをくっつけると何とかなるんじゃないですかというような雰囲気づくりだったり、それは必要になってくると思うのです。そこで、福岡市の場合は、このような形でメディア戦略等だったり、そのような雰囲気づくりの中から場所をつくって、場所をつくったことによって人が集まる、人が集まることによって会社が起きて、そこで税収がふえたり、会社に対する投資がふえる、従業員の雇用がふえる、そのような形のスパイラルをうまくつくっていっているのかなと、そういう形で福岡市の視察を見て感じたというところでございます。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  例えば、アイデアの中から最終的には商品というものが出てくるわけです。その商品が開発されて、例えば、担当者の皆さんが、どんなものが今から一気に伸びるだろうと感じているか。 ○北口 委員長  高瀬スタートアップ推進監。 ◎高瀬 スタートアップ推進監  つくばで、製品、サービスになるなと今、見ているのは、水中ドローンをつくっているスタートアップの会社が筑波大発でいらっしゃいます。水中ドローンって空飛ぶドローンではなくて水の中を入っていく、海の中も、ダムの中とかにも入っていくということで、水中の生物の調査とかに使われております。今まで使っていた潜水艇だと、1日使うのに1,000万円ぐらいお金がかかっていたのを、その彼らがつくっている、1メートル掛ける1メートル掛ける1メートルぐらいしかないようなものですと、1日数十万円で済んでしまうということで、そういう分野の人が利用したいと言われているものがあります。また、ダムの中の壁が壊れているのをチェックすることが、今まで人が潜らないとできなかった。危険だったらしいのですが、水中ドローンを代用することで検査ができると、このような老朽化するインフラというのが日本中、世界中に出てくる中で、彼らがつくっている水中ドローンは安くそれが安全に検査できるということで、非常に伸びるだろうと注目されており、先ほど出てきましたベンチャーキャピタルという人たちから、今、2.4億円ぐらい資金調達をして事業を開発していろいろな商談を行っているという最中でございます。このような企業がつくばにいらっしゃいます。 ○北口 委員長  大久保委員。 ◆大久保勝弘 委員  なかなか話が見えないのですが、筑波大もいっぱい研究者いますよね、そういう感覚ときっと、聞いている話が違うと思うのだ。そこを特殊なことを考えないと、開発していく段階で進まないと思うのですよ。  だから、例えば、スマートフォンみたいなものが一つ考えられますけれども、全く新しいものを開発しようということも、テーマの中に入ってくると思うのだ。だから社会現象とイコールにはなりませんが、社会が少子化で高齢化で問題だというのを解決するような何かが開発できれば、まだ、世界に誇る商品として話題になると思うのだけれども、そういう何か問題が定義づければ一番いいかなという感じがしていましたので、話はわかりますけれども、なかなか答えにならないと思うよね。難しいと思います。発想が違うから。 ○北口 委員長  浜中委員。 ◆浜中勝美 委員  支援事業ということで、8ページには、つくば市の部分で、資金提供で1社当たり上限40万円支援ということであるのですけれども、福岡では、1社当たりどれぐらいの支援をされているとかそういう部分については。 ○北口 委員長  内田スタートアップ推進室主査。 ◎内田 スタートアップ推進室主査  こちらのベンチャー企業に対するコンサルティング業務、今回我々一体的に資金を出していきましょうというような枠組みを今考えているのですが、要は、企業に対するベンチャー、ベンチャー企業に対する支援というのは各自治体でやっているのですけれども、そこと資金の提供、要は補助金みたいな形での提供を一体的にやっているのは余り聞いたことはないですので、実際に今回、科学技術振興課でやっているSociety5.0の実証事業に対してお金出しますよということに対しては、福岡市では、実証実験フルサポート事業ということで、福岡市内で実証実験やる場合には20万円までなら出しますよというところでやっています。なので、コンサルティング業務と、そういった資金のサポートというのを今回は一体的にやってみたらどうかということで我々も考えているところです。 ○北口 委員長  浜中委員。 ◆浜中勝美 委員  つくばでは、最初のスタートとして、5社ぐらいの選択というのもありましたけれども、これも福岡だからわからないかもしれないけれども、ある程度それは福岡市が選択しているような形、つくばでもそういう形になると思うのだけれども。 ○北口 委員長  内田スタートアップ推進室主査。 ◎内田 スタートアップ推進室主査  今皆さんの手元にチラシ置いてあるのですけれども、昨年度ですとこういう実証サポートという形で、福岡市内で実証実験をやる場合にお金をあげますというような話になっています。例えば、つくば市の企業が福岡市で実証実験やったら、福岡市からお金がもらえるというような枠組みです。 ○北口 委員長  浜中委員。 ◆浜中勝美 委員  逆にそうすると、福岡市からつくばに来た場合、その選択の対象になった場合には、つくば市でも推進ができるということですね。 ○北口 委員長  内田スタートアップ推進室主査。 ◎内田 スタートアップ推進室主査  同じような枠組みを使えます。ただ今回、我々がやろうとしている事業の枠組みとしては、市内の事業者、もしくは市内に今後会社を立ち上げるところを支援したいなと思います。 ○北口 委員長  山中委員。 ◆山中真弓 委員  企業が幾つも入っていると思うのですけれども、実際成功する企業って、本当に一握りなのではないかと感じますよね。ギャンブル性があるというか、何かやっぱりかけみたいなのを感じるのですけれども、そういうことに、つくば市がかかわっていくことが、本当に大丈夫なのかなという不安があるのですが。 ○北口 委員長  塚本スタートアップ推進室長。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  先ほど、冒頭で説明させていただきましたけれども、私たちは、産業振興課の課内室として動いておりまして、本来の地元の企業、自治体、一般の創業をサポートするのは産業振興課が担当させていただいていまして、既存の枠組みの中で、つくば市の創業支援ネットワークだったり、つくば研究支援センター等のネットワークを使ってサポートさせていただいております。ここは、今後、スタートアップというビジネスモデルが生まれていく中で、行政としてのサポートを今後、どうしていくかという論点になってくるので、私たちは課内室となって、他の自治体で先立って、そのようなサポートの施策を考えていこうかなということで、既存の企業の皆さんを見ている、今まで、なかったことにというわけではなくて、産業振興課本体が企業の支援は必ずしておりますので、御安心いただければと思います。 ○北口 委員長  山中委員。 ◆山中真弓 委員  こういう爆発的に大きくなった企業って、海外とかほかのところへ行ってしまったりするのではないかなというのがあって、先ほど、福岡でも台湾の企業が来ているというのもありましたけれども、台湾の方もそうやって日本に来ているわけなので、台湾の方がまた別な国に行くかもしれないし、ここのつくばに来た人でも、つくばで成功したからほかのもっと売れるところに行くこともあると思うのですけれども、その辺については、あるのか。 ○北口 委員長  塚本スタートアップ推進室長。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  委員おっしゃったように、そのようなお話は出てくる可能性はあると思います。ですけれども、その出ていった企業が、つくばで創業したんだよということを逆に知らせていただくことによって、つくばだったら創業できるんだというチャンスも逆に出てくるのかなと思うのですね。そういう方たちが羽ばたいていったことによって、メード・イン・つくばの私たちがというのが生まれていって、つくばで創業できる、創業できるのはつくばだな、一番いいねという環境を周知していただける伝道者みたいになっていただければいいなと思っています。 ○北口 委員長  五頭委員。 ◆五頭泰誠 委員  そうはいったって行政がかかわる以上は、やっぱり成功した暁には、何らかの形で行政のバックアップをあったことの裏づけとなるものがあってこそだと思うので、福岡はどういうふうにやっているかわからないけれども、つくばの場合は、逆にそういうのは、確保させるような姿勢も構築してやっていくべきじゃないかなと思います。だって、それは税金だって落としてもらわなくてはならないし、雇用だって確保してもらわなくては、ましてや雇用した人が、つくばに定住していただかなくては困るわけで、台湾から来たって構わないけれども、日本に国籍持ってつくば市に在住していただいて、税金を落として、子供を産んでもらってというふうに行政が携わる以上は、成長した企業、成功した企業に対しては約束させるということは当然のことだと思います。意見です。  あとは、ついでに言っておきますけれども、自分個人的には、科学の都市とかというのはもういいと思っているのですよ。もう聞きあきて、逆にいえば、商売、商いという言葉、ちょっと足りない部分がつくばなんじゃないかなと思います。  僕、個人的には、地元の企業の側に立っている人間とすれば、ここは急成長だから違うけれども、やっぱりもう少し各会社がもうかるような政策を、逆にどんどんもうかるというか、もうけることが何か悪のような、ここ20年来あったと思うのです。だけれども、何ら悪くないことなんですよ。もうかって、税収がふえて、それで雇用がふえれば人が来るし、少子化だって、なかなか苦しいから子供産めないという背景もあるわけだから、だから逆に、つくばの場合は、商いと、商売と、多少黒くても、北千住の飲み屋街のようなエリアもつくってほしいなと個人的に思うのだけれども、そういう面もぜひ、今後、上の人にも言っていただいて、きれいなまちも十分いいのだけれども、少しごみごみした、おもしろさがあるような、商いの、商店街がないでしょう、つくばって、これからつくっていかなきゃならないと、逆に思うの。個人的には、そういうものも必要じゃないかと思うし、いろいろ考えて頭のいい人たちばかりなので、ぜひ考えていただければと思います。 ○北口 委員長  高瀬スタートアップ推進監。 ◎高瀬 スタートアップ推進監  シアトルの事例が一つ参考になるかなと思っています。シアトルにあります大きな企業はマイクロソフトの本社がございます。そこが芸術財団というのをつくって、シアトル市にすさまじい額の寄附を毎年しているということがございます。  今、日本において、寄附文化というのは、そこまで浸透しているとは思いませんが、今後、つくばで成長した企業が、今後のつくば市のそういうスタートアップの小さな会社を応援していきたいとか、大学、研究機関で行っている起業家教育を支援していきたい、まちづくりに貢献したいという意味で還元をしてもらえるような仕組みづくりをしつつ、ちゃんとそういうふうにしてくださいねというべきなのかどういうふうに伝えるかわかりませんが、必ず戻ってきてもらうために、かなりぼんと大きくしてもらえるような動きをしていくべきなんじゃないかなと、シアトルの事例を見て私は思います。 ○北口 委員長  五頭委員。 ◆五頭泰誠 委員  ぜひやってもらって、特に、公共投資に寄附していただけるように、道路つくる財源が今税収でないわけだから、1億円ぐらい出せるようになったら、寄附で1億円で道路つくれるわけですよ。橋だって補修もできるのです。海外でネーミングつけてよくやっているでしょう、そういうのも全国でもないのだから、つくばでやるぐらいの商いの発想を少し、ぜひ頭のいい人たちでシステムをつくっていただくということが必要じゃないかと思います。意見です。 ○北口 委員長  私もお聞きしたいのですけれども、スタートアップ都市推進協議会というのをさっき紹介いただきましたけれども、17ページに書いてある県と市ぐらいしか今のところまだ登録していないのですけれども、つくば市は、今後、こういうのにもかかわっていこうと思っているのかということと、それから、この間、TSUKUBA GLOBAL NIGHTやったときに、本当にあんなに人が来てすごいなと思ったのだけれども、やはり立地条件的に、東京でやっていますから、あれそのままそっくり持って帰りたいと私思いましたけれども、本当につくばという地の利で、海もない、空もないところで、どういうふうに展開していくのかなというのがあって、その2点、お聞きしたいなと思います。  塚本スタートアップ推進室長。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  1点目のスタートアップ推進協議会なのですけれども、やはり当室としましては、情報交換、意見交換の場として入りたいなという素案は持っております。理由といたしましては、各自治体の動きというのを一番敏感にキャッチできるのは、この協議会に入っているからだと思うのですね。交流することによって、つくばオリジナルだけの考えではなくて、成功事例だったり、先進事例というのをうまく吸収しながら、今までのつくばはこうだという考えではなくて、いろいろな成功事例を見て、プラスつくばモデルというのを入れていきたいなという気持ちがございます。  2点目に関しましては、つくばでやる意味というような形で実施しているのですけれども、やはり、つくばは陸の孤島というイメージがありました。ですけれども、やはり集まる場としましては、つくば駅というのがとても重要な拠点になってくるかと思っております。つくば駅近くに、産業振興センターのような拠点を設けることによって、例えば、筑波大の学生の若いアイデアだったりとか、産業化がうまくいっていない技術だったりとか、都内あたりからの投資家、ベンチャーキャピタルあたりの動きを、つくば駅で集約させることがつくばだったら、可能性はあるのかなと考えております。 ○北口 委員長  それと、170の企業が大名小学校の教室を使って入っているということなのでしょうか。  内田スタートアップ推進室主査。 ◎内田 スタートアップ推進室主査  大名小学校の教室に入っている企業もいれば、コワーキングエリアに数社が入っていたりもします。 ◎柴原 経済部次長  170教室あるわけじゃなくて、一つのところに数社はいっていることもあります。 ○北口 委員長  浜中委員。 ◆浜中勝美 委員  つくばに研究支援センターありますけれども、そこと連携という部分はどういう形でこれから。 ○北口 委員長  塚本スタートアップ推進室長。 ◎塚本 スタートアップ推進室長  つくば研究支援センターとの連携ですけれども、つくば研究支援センターは、技術系のベンチャーがとても集積しているのです。例えば、産総研があったり、JAXAがあったり、NIMSがあったりしますので、技術系ベンチャーがとても強い形になります。逆に、学生が起業するに当たって、つくば研究支援センターは、駅から3キロぐらい南なのですね。自転車を使っている学生などはちょっと行きづらいということで、研究支援センターの担当者にも確認したのですけれども、相談はくるけれども、なかなか向こうで起業しづらいのだと、でも研究支援センター側としても、企業をいろいろサポートする上で、学校から近い、駅と学校の間にある産業振興センターでこのようなコワーキングスペースを整備していくことはとてもいいことであるという形でお互いの情報交換をしていますし、産業振興センターは学生メーンで、研究支援センターは技術系メーンでというような形ですみ分けが、今のところできるのかなと考えてございます。 ○北口 委員長  ほかにはありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○北口 委員長  どうもありがとうございました。たくさん教えていただいて、今度の視察に生かして、あと何を盗んでこようかなみたいなところですけれども、本当に、準備からいろいろ大変だったと思います。ありがとうございました。  以上で、スタートアップについての所管事務調査を終了したいと思います。  今回の視察は、島原のジオパークとイノシシのジビエ料理を展開していくのに、市が公営の処理場を提供していることもありまして、つくば市のイノシシの状況と、つくばのジオパークについていろいろ柴原経済部次長からも資料いただきましたので、今お配りします。まだ、7月10日までは随分時間がありますので、御一読いただければと思います。よろしくお願いいたします。        ──────────────────────────────────── ○北口 委員長  では、これにて市民経済委員会を閉会したいと思います。  大変お疲れさまでした。ありがとうございました。                     午前11時19分閉会  つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する    平成30年6月26日                委 員 長  北 口 ひとみ...