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  1. つくば市議会 2018-06-12
    平成30年 6月12日全員協議会-06月12日-01号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成30年 6月12日全員協議会-06月12日-01号平成30年 6月12日全員協議会                   つくば市議会全員協議会              ─────────────────────                平成30年6月12日 午前10時32分開会              ───────────────────── 出 席 議 員       1  番   山 中 真 弓 君      15  番   塚 本 洋 二 君       2  番   小森谷 佐弥香 君      16  番   山 本 美 和 君       3  番   高 野 文 男 君      17  番   浜 中 勝 美 君       4  番   長 塚 俊 宏 君      18  番   大久保 勝 弘 君       5  番   黒 田 健 祐 君      19  番   橋 本 佳 子 君       6  番   神 谷 大 蔵 君      20  番   小 野 泰 宏 君       7  番   小久保 貴 史 君      21  番   高 野   進 君       8  番   皆 川 幸 枝 君      22  番   柳 沢 逸 夫 君       9  番   五 頭 泰 誠 君      23  番   須 藤 光 明 君       10  番   宇 野 信 子 君      24  番   鈴 木 富士雄 君       11  番   木 村 清 隆 君      25  番   塩 田   尚 君       12  番   北 口 ひとみ 君      26  番   滝 口 隆 一 君       13  番   木 村 修 寿 君      27  番   金 子 和 雄 君
          14  番   ヘイズ ジョン 君      28  番   久保谷 孝 夫 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員          な   し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長          五十嵐 立 青 君  財務部長        高 野 正 美 君   副市長         飯 野 哲 雄 君  生活環境部長      長   卓 良 君   副市長         毛 塚 幹 人 君  生活環境部次長     谷 内 俊 昭 君   市長公室長       松 本 玲 子 君  生活環境部廃棄物対策課長星 野 和 也 君   秘書課長        久保田 靖 彦 君  都市計画部長      長 島 芳 行 君   総務部長        藤 後   誠 君  都市計画部次長市街地振興監                                      菊 池 克 美 君   総務部次長       吉 沼 正 美 君  都市計画部市街地振興課長中 島 一 美 君   総務部総務政策監    鈴 木 傳 司 君  都市計画部学園地区市街地振興室長                                      渋 谷   亘 君   総務課長        中 泉 繁 美 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長        新 井 隆 男    議会総務課長補佐    渡 辺 寛 明   事務局次長       川 崎   誠    議会総務課議事係長   大 坪 哲 也   議会総務課長      伊 藤 和 浩    議会総務課主任     稲 川 紘 之        ────────────────────────────────────                     議  事  日  程                                 平成30年6月12日(火曜日)                                 午前10時32分開会 1 開会 2 協議案件   (1)葛城地区C14街区の土地を無償譲渡により取得する件について   (2)中心市街地まちづくりに関する取組状況について        ────────────────────────────────────                     午前10時32分 ○議長(塩田尚君) 本会議散会後、全員協議会を開催いたしましたところ、議員各位並びに市長初め、執行部の出席を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。  市長より、全員協議会開催要請がございましたので、本日の会議と相なった次第であります。  ここで、写真撮影の申し出がありますので、これを許可いたします。        ────────────────────────────────────                     午前10時32分開会 ○議長(塩田尚君) それでは、ただいまから全員協議会を開会いたします。  開会に当たり、市長から御挨拶をお願いいたします。  市長五十嵐立青君。                   〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 議員各位には、お忙しいところ全員協議会へ引き続き御出席いただきまして、厚くお礼を申し上げます。  本日は、2件について御説明をします。  まず、葛城地区C14街区の土地を無償譲渡により取得する件ですが、葛城地区C14街区は、昭和60年から昭和61年にかけ旧豊里町が民地を借り上げて、当時の第1衛生センター、現在のクリーンセンターから出た焼却灰などを最終処分場として埋め立てた土地です。UR都市機構より、つくば市の意向に従い土地整備を実施した後、市へ無償譲渡したいとの申し入れがあったことから、無償譲渡による土地取得に向けて進めていきたいと考えています。  次に、中心市街地まちづくりに関する取組状況についてですが、3月の全員協議会において御報告した後の検討状況等について御説明をします。  中心市街地については、これまでさまざまな方法で市民意見を伺ってきたところですが、それらをもとに策定した、つくば中心市街地まちづくりヴィジョンの案について、5月のシンポジウムにおいて山崎まちづくりアドバイザー筑波大学藤井准教授とともに、参加者イメージを共有しました。現在、パブリックコメントを実施しており、7月中には策定、公表の予定です。  クレオの再生については、市内部で関与する手法を検討してきたところですが、事業手法等については、専門的な知見も加え、詳細な調査をもとに具体的な比較検討が必要であることから、クレオ再生手法検討調査業務を今回の補正予算として計上しています。  以上2件について、詳細をそれぞれ担当部長が説明しますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 案件第1、葛城地区C14街区の土地を無償譲渡により取得する件について説明を求めます。  生活環境部長長 卓良君。 ◎生活環境部長長卓良君) 生活環境部の案件は、UR都市機構が所有している葛城地区C14街区、現在の地番は研究学園3丁目16番地になります。UR都市機構から、つくば市の意向に従い土地整備を実施した後、市へ無償譲渡したいとの申し入れがありました。市は、公園として整備されたものを無償で譲り受けたいと考えております。  別紙1-1、位置図をごらんください。  右下に市役所があります。左上の太線で囲まれている場所がC14街区になります。拡大したものが別紙1-2、拡大図になります。丸数字1番から6番の場所から矢印方向に現地を見た現況写真が別紙1-3の写真になります。  それでは、説明資料の1ページをごらんください。  概要といたしましては、旧豊里町が民地を賃借して、昭和60年から昭和61年にかけて最終処分事業として焼却灰などを埋め立てた土地です。総面積は3,149平方メートル、そのうち焼却灰などが埋め立てている面積は約2,100平方メートルで、埋設量は約9,000立方メートルです。埋設部分は、先ほどの別紙1-3の写真のとおり、アスファルトで舗装されております。  続きまして、説明資料の2ページです。これまでの経緯といたしましては、平成20年3月にUR都市機構焼却灰を発見しました。  協議の結果、平成23年7月、別紙2のとおり、葛城地区C14街区に旧豊里町が埋設した処理残渣の撤去に関する協定書を締結し、第1条で、UR都市機構焼却灰などを全量撤去し、第3条で、つくば市は道義的責任の範囲で費用の一部を負担することとしました。  平成24年9月に、UR都市機構が実施した詳細調査の速報により、ダイオキシン以外にヒ素や鉛が基準値を超えていること、さらに、埋設量撤去費用が当初予想をはるかに超えることが判明しました。  平成25年3月には、UR都市機構から焼却灰を撤去しない方針に変更する旨の報告がありました。  平成25年10月には、UR都市機構周辺地権者説明会を開催し、撤去しない方針を説明しています。説明会には、周辺地権者52名中14名が出席し、欠席者には説明資料を送付し、周知を図っています。なお、ハウスメーカーからエンドユーザーへは、宅地建物取引業法に基づく重要事項の中で説明しております。  続きまして、説明資料の3ページ下段をごらんください。  安全性については、UR都市機構が平成24年3月から平成25年5月にかけて実施した廃棄物分布範囲地下水汚染調査土壌汚染調査の結果と平成26年6月から平成26年7月にかけて実施した水質調査結果に基づき、平成29年4月に解析及び評価を実施しています。  別紙3になりますが、下線部分をごらんください。  「廃棄物由来有害物質ダイオキシン類、鉛、ヒ素が対象地において特定されたが、現状において地下水汚染など周辺環境への影響は生じていない。」と記載されています。  また、別紙4の一番下にある下線部分ですが、「東光台5丁目地区は、当該地から100メートル以上の距離にあり、最大に見積もっても今後100年は地下水汚染が到達しない距離にある。したがって、地下水飲用による周辺住民への健康被害はないと考えられる。」と評価しています。  また、セカンドオピニオンとして、別会社が平成30年3月に解析及び評価を実施しています。  別紙5の下線部分をごらんください。  「埋め立て完了から30年以上経過しているにもかかわらず、地下水が汚染されていないことから、地山により基準超過物質埋め立て廃棄物内に封じ込められていることが明らかである。したがって、今後も、現況の措置の維持が図られれば、将来的にも健康被害のおそれはないものと考えられる。  なお、埋め立て廃棄物をこのまま残置し、上部利用などを行う場合には、雨水が埋め立て廃棄物に浸透しないようにするために、アスファルト被覆にかえて、最終処分場の処理に使用する遮水シートなどを設置し、適切な排水処理機能を確保することが望ましいと考える。」と記載されています。  続きまして、資料に戻りまして資料の4ページになります。  4番のTX沿線の他市事例をごらんください。  つくばエクスプレス柏たなか駅から直線距離約100メートルのところに民間の安定型最終処分場があり、柏市は、これを近隣公園として平成30年4月1日から使用しています。  また、資料の5ページになりますが、八潮駅周辺で焼却灰などが確認されている土地を、八潮市は公園として平成27年4月から使用しています。  さらに、三郷市では、区画整理地内に活動中の最終処分場があり、廃止後は公園として整備する予定です。  続きまして、今後についてですが、具体的に公園整備内容について協議を進めていく予定です。  同時に、平成23年7月22日に締結した協定書は廃止し、公園整備後に無償で譲り受ける協定を新たに締結する予定です。  なお、現在、市が実施している周辺部での年2回の地下水検査は今後も継続します。  最後に、研究学園3丁目住民からUR都市機構に提出された1枚紙の要望書をごらんください。  内容は、近隣にある「こなら公園」が手狭なので、C14街区を住民が利用できるよう開放してほしいというものです。なお、要望書には、217名の署名が添付されておりました。  説明は以上です。 ○議長(塩田尚君) これより議員各位の御意見、質疑がありましたら発言を許します。  なお、発言者は挙手の上、議長の許可を得てから発言されるようお願いいたします。  また、質疑及び答弁は自席でされるようお願いいたします。  順次発言を許します。  滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) コンサルタントの調査分析の結果で、埋め立て廃棄物をこのまま残置し、上部利用などを行う場合には、雨水が埋め立て廃棄物に浸透しないようにするため、アスファルト被覆にかえて、最終処分場の処理に使用する遮水シートを設置し、適切な排水処理機能を確保することが望ましいと考えると出ておりますが、この点についてはどのような処理をされたのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長長卓良君) 現状は、焼却灰の上に盛り土をしまして、その上をアスファルトコンクリートで被覆している状態です。  今後、公園等で整備する場合には、この評価分析にありますとおり、アスファルトコンクリートではなく、遮水シートを入れて、雨水を遮断するという予定で考えております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 他市の事例の中に、八潮市が同じような状況の中で盛り土整地をして公園化をしているということですけれども、この八潮市も、この埋め立て廃棄物の中身というのは、つくば市の状況と同じようなものだったのかどうかというのは掌握されていますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長長卓良君) 焼却灰に加えて、ガラやごみなどが含まれていると把握しております。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) つくば市の今回譲渡される土地に関しては、ヒ素が7.7倍、鉛も15.3倍という基準値超過ダイオキシン等もそういった数値が出ておりますけれども、八潮市の場合もそのようなものが実際出ていたのかどうか。それが比べられないと、八潮は公園化しても大丈夫ということですけれども、この基準値超えが、つくば市の場合、本当に守られるのかどうかという心配がございますが。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長長卓良君) 済みません。八潮市の基準値を超えているかどうかというデータは把握しておりません。 ○議長(塩田尚君) 山本美和君。 ◆16番(山本美和君) 一応、調査をして、健康に害はないということで今回進めるということですので大丈夫なのであろうと思いますが、できれば念のために八潮市の事例をきちっと調査をしておいて比較できるようにしていただくと、よりよろしいかなと思いますのでお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。
    ◆12番(北口ひとみ君) ここの区画を地図で見ると、長四角状態になっているのですけれども、こういう形だったのかというのはなかなか考えにくいので、その隣接してある道路とか、それから宅地の処理はされているのかどうか、その辺をお聞きしたいのと、また、その道路の掘削というのが今後ないとは限らないので、その辺の対応についてはどうなるのか、わかる範囲で教えてください。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長長卓良君) 把握している範囲では、周辺の道路のところに一部あり、それは撤去をしたと聞いております。 ○議長(塩田尚君) ほかにありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて葛城地区C14街区の土地を無償譲渡により取得する件についての発言を終結いたします。        ──────────────────────────────────── ○議長(塩田尚君) 次に、案件第2、中心市街地まちづくりに関する取組状況について説明を求めます。  都市計画部長長島芳行君。 ◎都市計画部長長島芳行君) 中心市街地まちづくりに関する取組状況について、資料に基づき御説明させていただきます。  初めに、つくば中心市街地まちづくりヴィジョンについて、(1)策定趣旨については、筑波研究学園都市は概成から38年が経過し、本市を取り巻く社会情勢や市域の都市構造などが大きく変化してきており、また中心市街地では大規模店舗の閉店、国家公務員宿舎等の廃止、売却に伴う土地利用転換などのさまざまな課題が顕在化しています。これらの課題に対応していくために、多様な主体が中心市街地の将来像やまちづくりコンセプトを共有し、その実現に向けて連携協働して取り組んでいくため、ヴィジョンを策定いたします。  (2)これまでの主な策定経過については、①市民等からの中心市街地つくば駅周辺)に関する意見募集としまして、平成29年度においてウェブによる市民アイデア募集従業者居住者アンケート、来街者アンケートオープンハウス開催などを実施し、多数御意見をいただきました。  ②つくばまちづくりシンポジウムの開催については、平成30年5月20日に、つくばイノベーションプラザ3階大会議室を会場に開催いたしました。内容としましては、第1部で五十嵐市長ビジョン案を発表し、山崎満広まちづくりアドバイザー藤井さやか筑波大学准教授が、中心市街地まちづくりをテーマにプレゼンテーションを実施しました。第2部では、ビジョン案の三つのコンセプトについて、参加者からいただいたコメントカードの内容をもとにディスカッションを実施いたしました。当日の参加者は105名でした。  2ページをごらんください。  (3)つくば中心市街地まちづくりヴィジョン(案)については、別紙1を御参照ください。  将来像を「世界のあしたが見えるまち」として三つのコンセプトを示し、それぞれのイメージをあらわしています。  2ページに戻っていただきまして、(4)今後の予定としまして、①パブリックコメントについては意見の募集期間を平成30年5月21日から6月15日として実施しています。②策定・公表については、シンポジウム及びパブリックコメントにおける市民意見等を踏まえた反映等を行い、7月中を目途に策定し、公表する予定としています。  次に、クレオに関する検討状況については、3ページをごらんください。  (1)クレオの現在の状況としまして、クレオを所有する筑波都市整備株式会社において、引き続きクレオの売却も含め、活用意向がある民間事業者と検討を深めている状況と聞いています。  市としましては、クレオを市民や中心市街地にとって必要とされ、魅力ある施設として再生を図るために必要となる市が積極的に関与する手法等について検討を進めています。  (2)現在の市の取り組みについては、①クレオへの公共施設導入可能性の検討としまして、クレオ公共施設を導入することが可能であるかを判断するため、平成30年1月から3月にかけて、クレオ建築物の老朽化度、設備の状況、法規制等について調査を実施しました。  調査結果概要については、別紙2として添付いたしましたが、3ページ中段以降に調査結果の要点を整理しましたので、こちらをごらんください。  調査検討の前提としまして、クレオ全棟の建築物及び設備の劣化状況については、今までの修繕履歴標準耐用年数等により判断するとし、また、公共施設導入可能性の検討に当たっては、市民アンケート等の結果を踏まえ、クレオの5・6階に図書館窓口センター市民活動総合センター子育て支援施設を導入することを想定するとしました。  クレオ全棟の劣化状況としましては、建築物では躯体等に特に問題はなく、使用可能です。設備では、標準耐用年数を超えている設備があり、老朽化が進んでいます。現時点で直ちに使用できない設備はありませんが、計画的な更新が必要となる可能性があります。  既存不適格の事項としましては、建築物竣工後の法改正等により、一部において現行法に適合していない事項が存在しますので、大規模改修に伴い建築確認申請が伴う場合は、法令に適合するよう更新等をする必要があります。なお、内容によっては更新が必要ない場合があります。  標準耐用年数を超えている設備等を全て更新した場合に要する費用としましては、51億6,200万円の改修費を要します。ただし、クレオを使用する当初に全ての改修をしなければならないわけではなく、改修時期や改修計画等については今後詳細な調査検討が必要となります。  4ページをごらんください。  公共施設導入可能性検討及び整備費用としましては、図書館窓口センター市民活動総合センター子育て支援施設を5・6階に導入することを想定し、その可能性及び整備費用を検討しました。なお、図書館については、現在の設計積載荷重よりも荷重が大きくなることを想定し、構造補強の検討も行いました。  検討の結果、図書館については、床等の補強を行うことにより導入可能であり、その他の施設については導入には問題ないとの結果となりました。  設計・整備費用は、5・6階の2フロアで、概算で約22億1,400万円との試算結果となりました。  ②市の関与手法の検討としましては、①の公共施設導入調査により、建築物としては公共施設を導入することが可能であるとの結果を受けて、現在、庁内において、市の最も好ましい関与手法について取得費や賃料などの面からの比較検討を進めているところですが、専門的知見から、さらなる比較検討を行う必要があります。  なお、現時点で市が関与をする場合の手法としては、ア、民間事業者クレオを購入し、市が一部を賃借または購入し、公共施設を導入する。イ、市または市等が出資する法人がクレオを購入し、市が一部に公共施設を導入する、のケースが想定されます。  (3)今後の進め方としましては、具体的な市の関与手法を決定していくためには、想定したケース別の費用などを含めた詳細な比較検討を行うことが必要となるため、平成30年6月の定例会において、クレオを再生するに当たって市が積極的に関与する手法を検討する調査費補正予算として上程いたしました。  クレオ再生手法検討調査業務として、予算額761万4,000円、検討項目は、クレオ再生コンセプト導入施設事業収支等事業計画の検討、運営スキームの検討、テナントリーシングの実施、改修の概略計画の検討などを行う調査としています。  説明は以上とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) これより議員各位の御意見、質疑がありましたら発言を許します。  なお、発言者は挙手の上、議長の許可を得てから発言されるようお願いいたします。  順次発言を許します。  北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 着実に進めていただいているようで安心しているところなのですが、図書館の導入については、以前にスプリンクラー等々の問題があってなかなか難しいのではないかというような話を1回聞いた覚えがあります。消防法上の問題としても、この導入は可能という調査結果だったのか、床面だけのことでの導入可能性なのか、その辺を教えていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長長島芳行君) スプリンクラーの導入という方法ではなくて、他の方法でも法令的には導入が可能ということで今のところは考えてはいます。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) わかりました。それで、今後、クレオ再生手法検討調査業務をしていきたいということで、今、補正予算のほうに上がっているという話ですが、これは今回、可能性の検討をされた図書館窓口センター市民活動総合センター子育て支援施設を導入するのを想定した形での手法検討調査業務になるのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長長島芳行君) 導入施設については、今回3月までに実施した調査では、ある程度、想定はして調査しましたが、今回の補正予算で計上したものについては、まだ内容をこれと決めていくわけではなくて、市が今後、施設を使っていくことができるかというところに主眼を置いたような調査にしていくと考えています。 ○議長(塩田尚君) 宇野信子君。 ◆10番(宇野信子君) 詳細な報告ありがとうございます。1点だけお伺いしたいのですが、29公共施設導入調査業務報告書で、概要で、第2章の2調査概要の空調設備のところで、設備の更新を行っており、現時点では特に問題は見当たらないと書かれてありますけれども、クレオを初め、中心部が今、筑波都市整備に統合されました熱供給事業というのを、研究学園の当初から地下で共同溝を通して暖房、冷房をやる、一種の実証実験のようなものをやって、それが今も使われていると聞いています。ですが、そのものが実際古いものですから、効率がいろいろと問題があるのではないかということで、三井ビルは、数年前にそれから離脱して独自のものに切りかえたと聞いています。それで、そのために、アイアイモールですとかテナントのリース料がちょっと割高になっていて、空き店舗がどんどんふえているのではないかと私は見ているのですが、今回、このクレオを試算するに当たっては、もし、この熱供給事業からこのクレオのビルを外して空調をやりかえた場合の費用ということも、長期的にどちらがコストがどうなるかということも含めて試算していただきたいと思うのですが、その点は入っていますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長長島芳行君) 地域冷暖房については、非常に経費がかかると言われているようなこともあり、そのまま継続して使用した場合と、あるいは単独の整備をした場合と、その二つについて検討したいと考えています。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) つくば中心市街地まちづくりヴィジョンについてですが、市民の方から、これが今パブリックコメントで意見聴取されているのだけれども、余りにも漠然としていて何をどうコメントすればいいのかわからない。どういうことを市は求めているのだろうと聞かれたのですが、どういうことなのか教えてください。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 今回お示ししたビジョンというのは、おっしゃるように、表現によっては漠然としたものかと思います。ここに込めた思いは、ここに来ればどういうものが得られるんだと、どういう体験ができる、あるいは、どういう場所であるかというのを、人を中心にしてビジョンとして描いたものなのですね。  先日のシンポジウムでも申し上げたのですが、私もこれまでの全ての学園都市関係の計画、中心市街地関係の計画等を読みましたが、やはりそこに人が見えないと、写真なども差し込んであるのですが、ほとんど人が映っている写真がないというようなことを課題と感じまして、やはり、ここに来てどういう行動を市民がするのか、あるいは、外から来た人がするのかということを示したものが今回のビジョンです。  そういう中で、イメージとして書いてある言葉、こういった言葉が市民の皆さんのイメージと合っているのかどうかと。我々がここで、これも当然さまざまなアンケートやオープンハウス等からいただいた意見をもとに、イラストにしたわけですけれども、このイメージと市民の皆さんが中心市街地に期待しているものであったり、ここで行いたい体験というものが合っているのか、合っていないのか、そして、もし違うのであれば、どういう要素が欲しいのか、あるいは、ここに足りていない要素があればどういうものが足りないのかと、そういったことを、ざっくばらんに御意見をいただければと思っております。  通常、パブリックコメントというのは、非常に文言が最終的に詰まった段階での微修正のような位置づけがどうしてもあってしまうのですが、今回に限っていえば、非常に大きな枠組みの話ですので広く、余り形式にとらわれずに、もっとこういうものがあったらいいんじゃないかとか、こういうことの視点が落ちているんじゃないかとか、いろいろな角度から、もう本当に自由に御指摘をいただければと考えておりますので、ぜひ御友人の方にもお気軽に出してほしいとお伝えいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) そういうことですと、これからどういう方針でやっていくのかというのは今後立てられると思うのですが、その具体的なやり方、これ一つ一つを実現していくための具体的な手法というものが出てきたときにも、またパブリックコメントみたいなものはされるのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) このビジョンをお示しして、これが確定した後に目標であったり、戦略をまずつくるというのが次の段階にあります。  このビジョンに基づいて、じゃあ中心市街地の人口はどうしようかとか、企業数はどれぐらい目指そうとか、雇用者数はどういうところを目指そうとか、あるいは、地元の食材を使ったレストランが何件ぐらいあるといいかとか、そういった目標をできる限り立てていく予定であります。  そしてさらに、それの後に個別の、この街区はどういう街区にするのだろうかというような議論に入っていきます。  その際にも当然、市民のいろいろな形の声をいただきたいとは思っています。それがパブリックコメントという形になるのか、また、いろいろな形の別のワークショップなるのか、それは進めていく中でとなりますが、そういう機会でも、もっと具体的な話についてはお話をいただく予定です。  ただ一方で、今、議案にもありましたが、クレオであったり、本当に喫緊の課題は喫緊の課題としてありますので、そういったものについては、これと同時並行的に進めていく必要があるとも思っております。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) では、今回のパブリックコメントでも若干、具体的な要望なんかも入れて要望しても問題ないということでよろしいですか。 ◎市長(五十嵐立青君) はい。 ◆1番(山中真弓君) ぜひ、ワークショップみたいな形は本当にいい形だなと思っていたので、パブリックコメントだと一方的な感じがするところもありますので、ぜひいろいろな手法で市民の方の意見を取り入れる形で取り組んでいただきますようにお願いいたします。ありがとうございます。 ○議長(塩田尚君) ほかにありますか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて中心市街地まちづくりに関する取組状況についての発言を終結いたします。        ──────────────────────────────────── ○議長(塩田尚君) 以上で、全員協議会を閉会いたします。                     午前11時08分閉会...