つくば市議会 2018-03-08
平成30年 3月 8日道路・公共交通体系及びTX沿線整備調査特別委員会-03月08日-01号
平成30年 3月 8日道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会-03月08日-01号平成30年 3月 8日道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会
つくば市議会道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会
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平成30年3月8日 午後2時32分開会
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出 席 委 員
委員長 木 村 修 寿 君
副委員長 小 野 泰 宏 君
委員 小森谷 佐弥香 君
〃 長 塚 俊 宏 君
〃 皆 川 幸 枝 君
〃 五 頭 泰 誠 君
〃 滝 口 隆 一 君
議長 塩 田 尚 君
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欠 席 委 員
委員 高 野 進 君
〃 鈴 木 富士雄 君
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出 席 説 明 者
保健福祉部長 小田倉 時 雄 君
保健福祉部次長 津 野 義 章 君
保健福祉部高齢福祉課長 中 根 英 明 君
保健福祉部障害福祉課長 根 本 祥 代 君
都市計画部長 長 島 芳 行 君
都市計画部次長 上 野 義 光 君
都市計画部次長 中 根 祐 一 君
都市計画部次長兼
市街地振興監 菊 池 克 実 君
都市計画部企画監 大久保 正 巳 君
都市計画部総合交通政策課長 中 澤 正 登 君
都市計画部総合交通政策課長補佐 中 山 正 人 君
都市計画部総合交通政策課係長 細 谷 知 英 君
都市計画部総合交通政策課主査 山 下 貴 史 君
都市計画部総合交通政策課主任 渡 辺 幹 高 君
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出席議会事務局職員
議会総務課議事係長 柳 田 安 生
議会総務課庶務係長 渡 辺 寛 明
議会総務課主事 岡 野 冴 季
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議 事 日 程
平成30年3月8日(木曜日)
午後2時32分開会
1.あいさつ
2.案件
・
公共交通体系の改編について
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午後2時31分
○木村 委員長 本日は、本会議散会後のお疲れのところ、道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を招集いたしましたところ、委員各位並びに執行部の御出席を賜り厚く御礼を申し上げます。
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○木村 委員長 それでは、開会に先立ちまして、塩田議長より御挨拶をいただきます。
○塩田 議長 本会議散会後のお疲れのところ、まことに御苦労さまであります。委員並びに執行部の関係者の皆様には、御出席を賜りまして厚く御礼を申し上げます。
本日の案件は、交通体系の改編についてということで、その検討状況の説明があると伺っております。「広いのに近いつくば」と
公共交通の充実は、市長公約の重点事項にもなっておりますし、我々議員も一層の充実を期待しているところであります。
委員各位におかれましても、一層の御尽力と御協力をお願い申し上げ、挨拶といたします。よろしくお願いします。
○木村 委員長 ありがとうございました。
この後、塩田議長は公務がございますので退席いたします。
〔
塩田議長退場〕
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午後2時32分開会
○木村 委員長 ただいまの
出席委員数は7人でございます。
鈴木富士雄委員、高野 進委員から欠席届が出ております。
定足数に達しておりますので、直ちに、道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を開会いたします。
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○木村 委員長 それでは、本日の案件であります
公共交通体系の改編について説明をお願いします。
長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 本日は、
公共交通体系の改編につきまして、現在の検討状況と今後の進め方などについて御説明をさせていただきます。
また、本日の委員会は、
都市計画部の担当課のほか、
保健福祉部で所管する
タクシー利用料金助成事業等との関連もありますので、
小田倉保健福祉部長も出席しております。よろしくお願いいたします。
それでは、私からは、
公共交通体系改編の概要を御説明させていただきまして、次に、詳細につきましては担当課から説明をさせていただきます。
前回の
特別委員会におきましては、昨年7月27日に開催されておりまして、
公共交通に関しまして今年度から改編に着手したこと、また、地区別の懇談会、これを22回ほど開催しまして、その概要などを御説明しております。今回は、その後の検討の進捗状況、それから改編までの大まかな
スケジュール等について御説明させていただきます。
まず、検討の進捗状況でございますが、現在、
改編案策定のプロセスの一つとして、市民の皆様へ提示し御意見をいただくための素案の作成を進めております。作成に当たりましては、平成28年4月に策定したつくば市
地域公共交通網形成計画に基づき、
公共交通ネットワークを支える
幹線プラス支線システムの構築を図ることを基本的な考え方とし、その重要な役割を担うつくバスとつくタクを中心に検討を進めております。
また、素案の検討に当たりましては、利用実績や昨年の懇談会での意見要望などを参考にし、また、つくば市
公共交通活性化協議会からも御意見をいただいて進めております。
次に、改編に向けた今後の大まかな
スケジュールでございますが、本日、
特別委員会で御意見をいただき素案の取りまとめを進め、来年度早い時期におきまして
議会全員協議会を開催していただき、素案の内容を御説明させていただきたいと考えております。その後、市内各地域で素案の説明会を開催し、市民の御意見をお伺いした上で改編案を策定してまいります。
具体的な改編の時期につきましては、改編の実施内容によりまして、平成30年10月と平成31年4月の2回に分けて行っていきたいと考えております。
詳細につきましては、担当課から御説明いたしますが、若干つけ加えさせていただきますと、本日の説明内容は、現時点での検討において
公共交通ネットワークや利便性の向上に向けた考え方を整理したものであり、検討している施策の全てを実施するための財政面での詳細検討までは至っておりません。また、市民から数多く寄せられている意見や御要望につきましても、可能な限り取り入れてはおりますが、つくば市全域において居住地域が広がり、点在しているという状況を考慮すると、その御要望等の全てを解決するということは非常に難しい課題であると考えております。
このような状況ではありますが、御意見をいただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○木村 委員長 それでは、担当であります
中澤総合交通政策課長、詳細について御説明をお願いします。
◎中澤
総合交通政策課長 私からは、お手元に配付させていただきました交通体系の改編についてという資料に沿って御説明させていただきます。また、あわせまして、前面に
パワーポイントで、スクリーンのほうでもごらんいただけますので、よろしくお願いいたします。大変申しわけございませんが、説明については着座で説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。
それではまず、資料1枚めくっていただきまして、つくバス、つくタク改編の検討状況でございます。
まず、先ほどの部長の概要説明の中でもございましたけれども、つくば市の交通政策の考え方でございますが、現在のつくば市の
公共交通は、平成28年4月に策定いたしましたつくば市
地域公共交通網形成計画に基づき
交通ネットワークを形成しております。
この
交通網形成計画では、
幹線プラス支線システムの構築を目指すこととしておりまして、シートの一番下にもございますように、今回の改編においてもこの概念は継続し、提供する
サービス内容を検討し、充実を図るということにしております。
なお、つくば市
地域公共交通網形成計画につきましては、お手元に概要版を資料として配付させていただいておりますので、よろしくお願いします。
1枚ページをおめくりください。
次に、
幹線プラス支線システムの概要と改編案でございます。
まず、幹線なんですけれども、幹線については大きく三つに分類されます。
一つ目が、TX各駅など
市内交通拠点と県内あるいは首都圏を結ぶもので、現行では、TXや高速バスがその役割を担っております。今回の改編案で、ここについての変更はございません。
二つ目が、TX各駅などの
市内交通拠点と市内各拠点や近隣市の
交通拠点等を結ぶもので、現行では、
路線バス、高速バス、筑西市・桜川市との
広域連携バス、こういったものが担っております。今回の改編案では、それらに加えまして、新たに
路線バスの運賃補助及び牛久方面への
新規路線バス、民間の
路線バスを検討しております。
三つ目が、TX各駅などの
市内交通拠点と市内の各拠点を結ぶもので、現行では、
路線バス、つくバスが担っております。今回の改編案では、
路線バスは継続しながら、つくバスは、現行路線を基本としながら、
新規路線、
折り返し便、路線の延長、
フィーダー路線、既存路線の見直し、こういった手法を組み合わせることを検討しております。あわせてその
路線バスの
新規路線、こういったものを考えていきます。
次に、その下段の支線でございますけれども、集落などと地域の生活拠点を結ぶもので、現行では、つくタク、
福祉有償運送、
民間タクシー、こういったものが担っておりまして、あわせて市の事業であります
タクシー利用料金助成事業、こういったものがございます。今回の改編では、これらに加えまして支線型のバス、病院や企業の送迎バス、地域主体の交通等について検討しています。また、つくタクにつきましては、運用の工夫により利便性の向上を図っていきたいということを考えています。
次ページです。改編案の課題、検討状況です。
今回新たに導入を検討している方策についての課題、
検討状況等、改編時期の表となっております。
今回の改編の実施時期については、先ほど部長からもありましたように、ことし10月と来年4月の2回に分けて実施したいと考えております。
まず、幹線の
広域幹線バスネットワークの
路線バス運賃補助でございますけれども、茎崎地区の牛久駅方面への交通需要に対応するため、
運賃補助適用路線を選定し、
補助対象者や区間、
補助金額等を現在精査しております。改編予定時期は10月としています。
次に、牛久駅方面への
新規路線バスでございますけれども、同じく茎崎地区で、牛久駅方面への新たな
バス路線について検討しております。現在、ルートや運行時間、運賃を精査しており、改編予定時期としては、来年4月としております。
次に、幹線の
都市内幹線バスネットワークのつく
バス現行プラスアルファでございます。
現行のつくバスに
新規路線等の手法を導入し、利便性の向上を図るものです。現在は、運行実態や要望等を考慮いたしまして、路線ごとに導入する手法について検討しております。また、つくバスの
新規路線につきましては、
バス路線空白地域である上郷南部から
TX沿線開発地区である上河原崎・中西地区から真瀬地区、こういうところで検討をしております。改編予定時期は10月及び4月としております。
次に、支線の
支線型バスですが、現在、筑波地区を想定し、つくタク事業や過去のつくバスの循環型のデータ、こういったものが残っておりますので、そういったものからルートや
需要見込み等について検討しております。改編の予定時期ですが、来年4月を予定しております。
次に、病院や企業の送迎バス及びスクールバスなどその他の
交通手段につきましては、費用負担あるいは事業免許、こういった課題もございますので、中長期的な視点での検討が必要と考えておりまして、改編予定時期については、この表上は未定としております。
次に、つくタク及び
タクシー利用料金助成事業でございますけれども、つくタクの
福祉的利用の強い実態を鑑みまして、
タクシー利用料金助成事業とのすみ分けを明確にするため、
アンケート調査を実施し、分析を進めております。つくタクにつきましては、予約や
配車方法等の運用の工夫により、
利便性向上を図っていくことを考えております。改編予定時期は、
支線型バスと同じ来年4月を考えております。
また、
福祉有償運送及び地域主体の交通につきましては、対象者の制限あるいはその運送主体といいますか、輸送主体の確保、こういったところに課題もありますので、引き続き検討を進めていきたいと考えております。
次のページになります。今御説明いたしました
支線型バスのイメージになります。
真ん中の赤い線が幹線と見まして、これがつくバスや
路線バス、それに対して右側が、幹線の
交通結節点に直線的に集落やその地域の
生活利便施設をつないで運行するもの、左側は、そういったところを循環してその幹線の
交通結節点と結ぶというようなイメージ図になります。
次のページです。
幹線プラス支線システムの体系図案となります。
この体系図案につきましては、ここまで御説明してきたものを図化したものとなっておりますので、後ほど御確認いただきたいと思います。
次のページです。つくバス、つく
タク改編スケジュールです。
作業工程と
スケジュールに分かれておりますが、作業工程といたしましては、素案の完成から改編案の完成までの工程となっておりまして、現時点を赤の枠で囲っています。現在は、意見要望と
アンケート調査を含む
利用者実態、
運行データ等を踏まえ、改編案の素案を作成しているところでございます。
スケジュールでございますが、改編素案の完成を今年度末としておりますが、3月定例会の
会派代表質問及びその後の一般質問での答弁にもありましたように、本日の
特別委員会での御意見や
全員協議会での御意見を踏まえ作成していきたいと考えておりまして、4月末あたりとなる見通しでございます。その後、地区別の説明会を開催し、改編案を完成してまいります。改編の実施につきましては、先ほど来から申し上げているところで、10月及び来年4月と考えております。
次のページでございます。つく
バス改編検討案です。
1枚おめくりください。各路線の要望、運行課題から見た検討案となります。
要望、課題につきましては、このほかにもたくさん、これより小さいものもあるのですけれども、とりあえず各
シャトル別に大きいものを拾ってあります。
まず、
北部シャトルですけれども、混雑緩和や定時性の確保、バス停の新設、
筑波山口以北の
利便性向上等がございます。これに対し、検討案としまして、先ほど御説明しました
折り返し便やその他の手法の導入によりまして要望、課題を解決していくものです。
北部シャトルにつきましては、
つくばセンター、大穂窓口間の
折り返し便の導入やダイヤの見直し、
広域連携バスとの連携などとなります。
次に、
小田シャトルでございますけれども、要望、課題としましては、
大穂窓口センター方面への
利便性向上や、
テクノパーク桜や中根・
金田台地区など宅地開発の進展に伴う輸送力の増強などがございまして、検討案として、
大穂窓口センターへの
フィーダー路線の導入や路線の一部変更及び増便となります。
次に、
作岡シャトルでございますけれども、要望、課題としては、運行の効率化、つくば駅方面への
利便性向上、輸送力の増強等があり、検討案として、一部路線の入れかえやつくば駅への路線延伸、研究学園駅と
大穂窓口センター間での
折り返し便の導入等となります。
次に、
吉沼シャトルでございますけれども、要望、課題としては、混雑緩和や定時性の確保、
大穂窓口センター方面への
利便性向上などがありまして、検討案として、研究学園駅と豊里の杜間での
折り返し便の導入や、
大穂窓口センターと吉沼間での
フィーダー路線の導入となります。
次に、
南部シャトルでございますけれども、要望、課題として、混雑緩和や定時性の確保、牛久駅方面への利便性の確保、団地内への
乗り入れ等があり、検討案としては、
つくばセンターと理化学研究所間での
折り返し便の導入や路線の一部変更となります。
次に、
自由ヶ丘シャトルでは、要望、課題として、みどりの駅及び牛久駅方面への
利便性向上や一部団地への乗り入れがありまして、検討案としては、みどりの駅と
緑ヶ丘団地間での
折り返し便の導入や路線の一部変更となります。
谷田部シャトルでは、要望、課題として、
TX沿線開発地区の交通需要の整理などがありまして、検討案として、新設を予定しているつく
バス路線との一体的な路線の見直しとなっていきます。
また、新路線として、上郷、
谷田部地区西側の
利便性向上や、研究学園駅周辺地域の
利便性向上に向け検討しております。
次のページ、検討案のパターンでございますけれども、つくバスの改編の手法としてお示ししました
新規路線であるとか、あるいは
折り返し便、路線延長、
フィーダー路線、既存路線の見直し等について、それぞれの利点及び留意点についてまとめたものとなっておりますので、後ほどごらんいただければと思います。
次に、13ページになります。
つく
バスシャトル別検討案についてですが、こちらは先ほど御説明しました各路線の要望、運行課題から見た検討案を
シャトル別に具体的に説明したものとなりますので省略させていただきます。
資料の19ページをお開きください。
新規路線の検討案です。
導入可能性を検討しているのは、上郷地区から
TX沿線開発地区の上河原崎・中西地区を通りまして
万博記念公園駅を経由し、真瀬地区からみどりの駅に至るルートを想定しています。これによりまして、旧市街地からの要望と
TX沿線開発地区の定住促進、この二つの課題の解決を目指していきたいと考えております。
次に、
新規路線検討案②、次のページですけれども、これは、研究学園駅を中心とした
循環ルート案となります。この地区のバス需要につきましては、7自治会の連名で
バスルートの提案書が出されるなど、そのバス需要、要望の高い地区でございます。
民間路線バスでの
導入可能性を含め検討していきたいと考えております。
以上、御説明いたしましたつく
バス改編検討案を、つくば市の
都市計画図に落としたものが、お手元のA3、1枚の資料、つく
バス改編検討案イメージとなっております。
次に、資料の22ページ、つくタク改編の方向性の整理です。
つくタクにつきましては、つくバスの
改編検討状況よりも作業のほうは少しおくれております。つくタクの改編に当たりましては、支線の交通をどういう方向に持っていくのか方向性を定めた上で、つくタク本体の改編とそれに組み合わせる
支線型バス等の他の
交通手段について検討する必要があると考えております。
そうしたことから、改めてつくタクの利用実態に対する考察を行い、整理したものが、資料の24ページとなります。利用実態について6項目に対する考察を行った結果となっておりまして、まず利用者数ですが、25ページを見ていただきますと、実利用者、リピートしていないその数ですね、実利用者数は、年々減少傾向にあり、だんだん特定の人にサービスをする
交通手段になりつつあるということが見えてくるかと思います。
次に、26ページの認知度ですが、つくタクの認知度足らないのではないかという話もあるのですけれども、こういった
アンケート調査をしていきますと、認知度は比較的高く、その一方で、知っているけれども使わないというような状況にありまして、周知不足が利用者が伸びない要因ではないということが見てとれるかと思います。
また、27ページの高齢者の利用状況ですが、高齢者による利用回数が多いと。医療機関や福祉施設への移動が多い、福祉的な利用の傾向が強くなっているというのが数字で見てとれます。
28ページの予約とお断りですが、
予約可能初日、つくタクの場合は5営業日前、土日を含んだ場合は1週間になるのですけれども、この
予約可能初日にとられた予約が全体の半数近くになっておりまして、当日予約はお断りが多い状況にあります。これについては、つくタクが、あらかじめ予約の立つ移動のニーズは満たしているのですけれども、そうではない、きょう急に出かけたいといったような、そういう
移動ニーズを満たせていない可能性があることが見てとれます。
29ページの
乗り合い率ですが、
乗り合い率は、ほぼ固体されておりまして、さまざまな改善、取り組みこれまでもやってきたのですけれども、効果がうまく発揮されていないというような状況にあります。
31ページの使用車両の増車効果ですが、今年度、
谷田部地区に1台増車いたしまして状況を見てまいりました。増車したことに伴いその1台分の利用者はふえましたが、増車費用、セダンを1台増車したのですけれども、約500万ということで効率的な対策にはなっていないというところでございます。
資料の32ページですが、支線改編の方向性の整理です。
先ほどのつくタク利用の実態の整理では、結論として、つくタクは限られた市民、特に高齢者が、主に医療機関や福祉施設の移動のために前々から予定を立てて移動する
交通手段として利用される傾向が強いということが見えてきています。このことから、
幹線プラス支線システムの構築を図るには、現行のつくタクだけでは支線の役割が果たせないことから、支線再編の方向性として、支線をつくタクの運用の工夫及びつくタク以外の手段と組み合わせることで改編していきたいと考えております。
改編の主な狙いとしましては、支線全体での利用者数及び実利用者数の増加、高齢者
移動ニーズを最も満たすことができる支線の提供とあわせて他の年齢層のニーズを満たす支線の提供、経費に関する考え方の再検討となります。改編における留意点といたしましては、市内一様の組み合わせではなく各地域の地理的、社会的状況を十分に考慮し、その地域に合った
交通手段を組み合わせていくことを検討しています。
資料33ページをごらんください。改編の手段となる各
交通手段についてまとめております。
つくタクについては、要望、課題を多角的に検討する必要がありまして、予約や配車方法の改善のほか、エリアの設定、共通ポイントや特例ポイントの見直し、運行時間、利用料金等も視野に入れ検討する必要があると考えております。
支線型バスについては、市民の要望、意見のほか、つくタクの移動実態や平成22年度まで運行していました循環型のつくバスの実績などを踏まえ路線を検討してまいります。また、あわせて、定時定路線なのか、デマンド型なのか、あるいは車両は小型のバスなのか、ワンボックスなのか、そういった検討も必要になってくると考えております。
資料34ページになります。
タクシー利用料金助成事業ですが、この事業につきましては、現在、
保健福祉部で実施している事業となっております。この事業の対象者については、つくタク利用者と重複する部分もございますので、詳細な利用実態を分析し、つくタク事業との効率的な役割分担、こういったものを検討する必要があると考えています。このことから、現在、
保健福祉部と連携いたしまして、対象者への
アンケート調査を実施しております。
資料35ページですが、その
アンケート調査実施についての目的及び調査対象者等がございますので、後ほどごらんいただければと思います。また、
アンケート調査の集計結果につきましては、現在作業を行っておりまして、どういう形でか、公表はしていきたいと思っております。
資料36ページから37ページにかけては、つくタクを含めた支線の改編に向けて、現在行っている作業となっております。
つくタクのODデータの地図情報システムを利用した解析や
アンケート調査等を含めた市民要望の詳細分析、つくタク運用の工夫などとなります。また、地域主体の交通については、今回の改編の時期、4月、10月という時期にとらわれることなく、先進事例の調査や、自治会、区会との情報交換を引き続き実施してまいります。
最後になりますが、資料の38ページ、素案作成に当たっての懸案事項として3点挙げさせていただいております。一番最後のページになります。
これまで御説明してきました今回の交通体系改編に向けたさまざまな手法の導入については、冒頭、長島部長からもありましたように、現時点で考えられる最適な方策としてまとめているところなんですけれども、さらにそれを、今現在、精査をしているというところでございます。
この39ページに示しましたように、精査を進める中でも、改編の事業規模あるいは事業経費、事業の採算性といったところが大きな懸案事項となっておりまして、改編の事業規模につきましては、
公共交通に対する市民の要望というのは、大きいものから小さいものまで非常にたくさんありまして、地理的にも可住地面積が広いつくば市において、全ての要望を網羅する
交通ネットワークの構築は非常に難しい状況にあります。
事業経費につきましては、つくバスの
新規路線あるいは
フィーダー路線の設定や、
路線バスに対する運賃補助の実施、さらには、その支線、今つくタクが担っているところの支線交通、交通需要が余り大きくない地域で、さらに利便性を上げていこうという、そういうものを実現していこうとすると、新たな財政負担の発生が想定されます。
あわせて事業の採算性についても、利便性の高い
公共交通を構築して持続していくためには、利用者負担についても検討する必要があるのではないかというところを考えています。
私からの説明は以上となります。
○木村 委員長 ただいま御説明をいただきましたが、確認事項があれば発言を許します。
滝口委員。
◆滝口隆一 委員 まず第1点は、
支線型バスのイメージということで、支線型の場合には、ワゴン車みたいなものがここの写真に載っているのですが、とりあえずは、これ10人ぐらい乗れるワゴン車みたいなものを考えているのかどうかということをひとつお聞かせ願います。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 地域によって需要を予測していかなければならないのですけれども、需要の小さいところについてはやはりワゴン車、需要が大きいと思われるところについては小型のバスという形にはなっていくかと思うのですが、最初入口のところは、現実的にはワゴン車が一番いいのかなとは思っております。
○木村 委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 仮に、北部と南部で
支線型バスが走り始めますと、例えばの話ですが、桜の場合も、古来から上ノ室にかけてあたりが空白になっているものですから、
支線型バス走らせてくれないかなみたいなものが、順次要求としてふえてくるのではないかなと。そういうことについては、結構ほかにもあるだろうと思うのですが、状況にもよりますけれども、そんなことも考えておく必要があるのではないかなということもちょっと申し上げておきたいと思います。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 今の御指摘なんですけれども、この1枚の地図で見て、筑波地区と茎崎地区に大きい丸が書いてあります。今回考えているのは、実は、特に市内でも高齢化が進んでいる筑波地区と茎崎地区について、何らかのパイロット的な事業をやっていきたいと考えておりまして、先ほどちょっと御説明はさせていただいたのですが、茎崎地区については、
路線バスの工夫ということで、団地の交通あるいは牛久駅への利便性を上げてみようと。筑波地区については、つくタクと併用する支線型のバス、こういったもので対策をとってみたいということを今考えているのですけれども、あくまでも、これについては、まずここでやってみると。今おっしゃられたようなそのほかのバス空白地域について、もしうまくいくのであれば順次広げていきたいということで、実証運行的な考え方で、まずは入っていきたいなというふうに考えております。
◆滝口隆一 委員 了解しました。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 確認ということになると思うのですが、今回の見直しをして材料を上げてくるときの根拠というのが、まず地域からの要望、それから22回の懇談会、これはもうあると思うのですが、あとは、ICカードを使った分析の結果というのですか、これはどれくらい考慮に入れられるものなのか。特に3番目の内容で、そのあたりのこの改編の理由、根拠について、ICカードのデータというのがどれくらいになるのかをちょっと伺えればと思うのですが。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 当然、今委員の御指摘のとおりで、見直しに向けては、さまざまなデータを活用しながらやっていくのですが、ICデータについては、まだそれほど長い期間をやっていないということもございますので、その辺は参考にはしていくのですけれども、そこからはっきりしたデータが今とれていないような状況になりますので、参考とはしていきたいと思っております。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 そうしますと、個別的なことは別にして全体的なことを見る際に、情報がまとまっているというと、大体この4ページに書いてあるものが情報としては見やすいのかなと思うのですが、例えば、この中でちょっと観点ずれるかもしれませんが、上から2番目に幹線で牛久駅方面
新規路線バス云々というようなことがあります。平成31年4月というようなことがあるので、この辺はやはり茎崎方面の方からの要望で、いわゆる茎崎から牛久となると、つくば市でなかなかできない、要するに市をまたいでなかなかできない。でも、方法としては、たしか牛久の方がオブザーバーで参加をしていたようなことがあるのですが、この辺の考え方、つまり筑西や桜川のバスみたいな方法というのは可能性としては無理なのかどうなのか、これも確認ですけれども、ちょっと伺えればと思います。
○木村 委員長
長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 まず、広域連携の関係からすると、つくば市へ向かう需要がどうあるかというのが広域連携のときのバスの考え方になってきてしまうのかなと思います。筑西・桜川については、つくば市へ向かう需要があって連携を図るということで、そのままつくば駅へつないでいくという考え方があります。逆に、牛久駅については、つくば市側から牛久駅へ向かうというニーズが高いということで、逆に言うと、つくば市が牛久へつなぐ連携バスを考えるというような、筑西市や桜川市と同じような考えからするとそうなります。現実的には
路線バスが、系統としては2系統の形で入っていますので、そういうものをいかに利用していただくかということと、それから茎崎でも非常に離れているところ、自由ヶ丘とか泊崎とか離れている地域がありますので、あの辺の地域から牛久へ向かうというようなことについては、多分新たな路線を考えなくてはいけないということもあり、そういうところも基本的に
路線バスというのは、民間事業ベースでできるのが一番であるとは考えておりまして、その辺を今検討しているような状況です。
○木村 委員長 皆川委員。
◆皆川幸枝 委員 茎崎地区では、やっぱり牛久駅の要望が大変多いので、これがまず検討の机上に乗ったということはありがたいことだと思います。本当にありがとうございます。
あとは、どれだけ住民の方が乗っていただけるかというところが大きなキーになると思いますので、ぜひ共同でこういった案をつくっていけるような形にすれば、住民のほうも意識が高まっていくと思いますので、ぜひそういったところもまた今後お願いしたいと思います。
1点お聞きしたいのですが、議会の一般質問などでも挙がっていましたけれども、つくタクですね、エリアが今六つでしたっけ、分かれていますけれども、この辺のエリアをもう少し大きな枠にするという検討は今回はどうでしょうか、入っているのかどうか。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 先ほどつくタクの改編の中で御説明したのですけれども、ここの資料には入っていなかったのですが、口頭では、エリアについても検討の必要があるというところでお話はさせていただきました。実際に本当に見直せるのかどうかというところは、また別の議論になっていくかと思うのですが、エリアを大きくしたことによって料金をどうするのだとか、ただエリアだけを広げるというのは難しいと思っていまして、そこで特例ポイントであるとか、あるいは共通ポイント、こういうものを少し多目に設定していくというようなことも含めて検討していきたいと思っています。
○木村 委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 今の議論の延長線なんだけれども、その特例ポイントというの賛成なんですよね。結局、我々よく言われちゃうのが、お医者さんなんだよ。桜からも記念病院に行っているのに、何で記念病院行かないのだとか。私なんかは、記念病院の無料バスがつくば駅まで来ているのだから、乗りかえてもらえば使えるのだと言うのだけれども、なかなかやっぱり、年寄りなんだから直通なんだとかと言われちゃって。だから、そういう特例ポイントをちょっと伸ばしてくれるとありがたいかなと。一方では、タクシー業者がもうからないことをどうするのかという問題もないわけではないんだけれども、そんな感じは思っていますので、ちょっとお考えいただきたいということです。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 特例ポイントあるいは共通ポイントを考えていく中で、今、これまで動いてきたつくタクの発地、着地、そういう個人の動きについて精査しておりまして、そういうところで利用の多いところについて、また新たなポイントにできるのかどうか精査していきたいと思っております。
○木村 委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員 タクシー利用料金の助成で、高齢福祉と障害福祉でありますけれども、免許返納に関して、例えば、免許を返納したら年間何回券みたいな、そういったものというのはアイデア出てますでしょうか。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 その免許返納者に対する何らかの特典を与えるというのは、建設部で、もう既にやっている制度でして、返納する免許の残期間に応じて、つくバスもしくはつくタクの回数券そういったもの等、申請があればお出ししているというようなことです。
○木村 委員長 小田倉部長。
◎小田倉
保健福祉部長 免許返納に関しての対策というものは、先ほど中澤課長からあったとおり建設部でやっておりますが、タクシー券については、特別今のところは考えてはおりません。今後、組織横断的にそういった相談等があれば、こちらも対応しながら次の施策を考えていければというふうに思っております。
○木村 委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員
公共交通の利用者をふやす一つのきっかけとして何かあるといいなと思いますので、また御検討をお願いいたします。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 つくバス、つくタク1点ずつ、これも確認のイメージが強いのですが、伺いたいと思います。12ページでしょうか、一般質問でもあったのですが、いわゆる今回から見える一つの塊としては、北部では、大穂交流センターを一つの結節点として
フィーダー路線をするという構想が結構高いのかなということが読み取れるのですが、この
フィーダー路線、もう少しイメージを具体的に教えていただければということが1点。あと、25ページですけれども、つくタクの利用実態の整理の中の、利用者数は伸びているけれども、固定客というふうに考えたほうがいいのでしょうか、いわゆる実利用者数が平成25年度は3,427人で、平成28年度は2,649人ということで減っていると。この辺の分析の見方なんですけれども、新規の方は余りいないのかなと、固定客、ある方の塊は利用しているけれども、その辺のところをどうやって浮上させるかというのがこのグラフから読み取れる一つの情報かなと思ったのですが、その二つについてちょっと伺えればと思うのですが。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 まず、
フィーダー路線ですが、先ほど枝線という言葉で説明させていただいたのですが、一つイメージとしては、
小田シャトルの今現在、養護学校に、朝ルートを変えて行っているのですけれども、ああいった形になります。今回の
フィーダー路線については、どちらかというと日中のつくバス、特に利用の少ない時間帯に、できれば交通弱者、御高齢の方に、その生活圏として利用していただくことが一つの目的ではあるのですけれども、また今後、検討していく中で、例えば、朝の通勤通学時間帯に、一部住宅が密集しているところに寄れば通勤通学の方が使えるということがあれば、その逆もあり得るのかなと。ただ、余り長い距離というのはちょっと厳しいと思っていまして、便数が減ってしまうとかそういうことがありますので、その辺バランスを見ながら精査していきたいと思っております。
あと、つくタクの実利用者数ですが、これは今委員おっしゃったように、固定された方が繰り返しリピーターとなって使っている。結果、だんだん実利用者というのが減っている状況にあります。たくさん使われる方、使っていただいている方というのは、本当に物すごい回数を使っていただいていて、先ほどの予約のところを見ていただくとわかりますように、多分、予約がとれる最初の日に入れていってしまうということで、なかなか、たまにしか使わない人は、そういう状況になっているのがよくわからない。例えば、3日前とか2日前とかに入れてくるのだと思うのですけれども、そうすると、なかなか予約がとれないということで、だんだん新規、たまにしか使わない人というのは離れていってしまっているのかなと考えています。今回のつくタクについては運用の工夫をしていくということで、ここにも載せているのですけれども、そういったところをうまく改善していきたいと考えています。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 わかりました。
特に、つくタクは、やはり声としても、いわゆる新規で電話をしたら、最初の印象がすごく大きい、左右するのかなと思うのですよね。今言った背景聞くと、何回もなれている方は全部とってしまうと。そこを今課長言われた運用の工夫で、新規の方もとりやすい、それはちょっと答えは今私わかりませんけれども、やはり新規顧客の新たな獲得というのは課題なのかなという印象は持ちました。
○木村 委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 まず、つくタクについてお伺いしますけれどもよろしいですか。
市内在住50代男性、現役で仕事をしています。この方が予約でつくタクを使うということは現状できましたか。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 使える時間帯であれば可能であったと思います。
○木村 委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 それは、ふだんその方が自家用車を乗っていても同じ扱いになりますか。
◎中澤
総合交通政策課長 同じですね。
◆長塚俊宏 委員 今回の
公共交通体系の一番のポイントになってくるところは、これは最終ページにあると思うのですね。結局、費用対効果ということで。先ほど、実を言うと私が利用しようと思っても利用できるのかというのをお聞きしたようなものなのですけれども、利用はできると。皆さん既に頭の中が固定観念で、
福祉的利用というふうに完全に多分固定されていると思うのですよ。ただ、実際に市民の方、皆さんどういうときにでも予約ができれば使えますよという状況にできるかといえば、実際できないわけですね。当然、ふだん足がない高齢者向き、または不自由な方に使ってもらおうというのがこのつくタクの考え方。まして、今度つくバスになると、これはまたちょっと考え方が違う中での交通体系ということになりますけれども。この最終ページ大事だと思うのですが、この素案の作成に当たっての懸案事項、一つはこの事業規模、続いて事業経費、事業の採算性ということで三つ挙げられていますけれども、費用をかければかけるほど使いやすいものに変わっていくことは当然だと思います。実際に、現在のつくタクにかかっている予算とつくバスにかかっている予算、概算でよろしいのでお答えください。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 つくバスについては4億3,000万ぐらいだったと思います。つくタクについては1億4,000万ということでございます。
○木村 委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 概算でしょうけれども、合計すると、この
公共交通に対してのつくば市の予算は約5億7,000万ということになろうと思います。
今回の改編していくということに当たって、現在の予算を守った中で、おおむね5億7,000万の中で改編していくのか、それともここに予算を上積みして、要望があったこと、今回この素案に上がっていることを全てかなえるために予算を計上していくのかという、ここ大きな問題だと思うのですね。
この素案に対しての必要経費というか予算を概算でこれも結構ですけれども、わかるのであればちょっとお答えください。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 済みません、先ほどのつくバスですけれども、事業費で4億3,000万なんですが、実際は、市の負担としては運賃収入を引きますので2億3,400万でございました。失礼しました。
今の御質問ですが、本日御説明させていただいたものは、こういう形でやっていけばある程度要望にも応えられる、ある程度利便性が上がるというものでして、これを概算で積算しますと、今の費用にさらに1億5,000から2億程度の支出が見込まれます。ただ、つくタクとタクシー料金の助成事業の上積みがよくわからないところがあるので、1億5,000から2億ということです。バスのほうは
新規路線1路線走らせるとおおむね幾ら、それと民間の
路線バスの料金の助成は、今現在使われている人数から推計できますので、その辺はある程度出てくるのですが、つくタクのほうが、その支線のほうがまだもやもやとしているところでございます。
○木村 委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 これ委員の皆様にもお聞きしたいというか、ちょっと考えておいていただきたいところかなと思うのですけれども、今回のこの改編案で、今予算の話、約1億5,000万から2億円という話が出ました。その約2億円、最大で見ればいいのか、もうちょっとプラスアルファになるのかは、数字的には今のところわからないということですけれども、仮に最大2億円を超える予算を組んでこの交通体系の改編を臨んでいくのかどうかというのが、今回の委員会では重要だと思うのですよ。それでもなおそこに向かって、もう執行部に動いてもらっていけばいいのか、それとも予算をある程度抑制しながら改善してもらうところを改善していく。そうすると、多分今便利に使われているところの不便さというのは、当然どこか削られてくる部分が出てくるのだと思うのですね、その辺のところのお考えを委員の皆様何かあればと思うのですけれども、どうでしょうか委員長。
○木村 委員長 どうですか。
◆小野泰宏 委員 その前に確認だけ。
今のそういう議論がある論点、どちらがAかBかというのではなくて、それをどうするかというのは必ず出てくる話ですよね。これは、当初からのジレンマでした。今の2億という確認なんですけれども、これは、収入は全然もちろん見込んでないのですよね。ただ、かかる分の費用として2億という意味ですよね。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 収入、見込んでおります。利用者数を見込みまして、それで収入見込みを差し引いて、実質負担額として1億5,000から2億円ぐらいの間だと思っております。
○木村 委員長 今の長塚委員からお話があった件なんですが、このことにつきましてはどうしましょうかね。
皆川委員。
◆皆川幸枝 委員 今、つくバスでは、すごく乗っている便と乗っていない便とかありますよね。だから、乗っていないところにもうちょっと乗るような工夫とかしていけば利用料も少し上がっていくし、本当にすごくいっぱい通勤で使っているような路線については、民間に出していくみたいなことも考えれば、費用負担は抑えられるのかなというのは思います。
それで、今後、高齢化に向かっていくに当たって、足の確保というのはやっぱり考えていかなといけない問題ですので、今まだ、本当頑張って運転している人は結構いるのですけれども、やっぱり悲惨な事故があちこちで起きているのを考えると、なるべく、ある程度の年齢で免許返してもらって
公共交通に乗りかえるという方向にしていくべきかなとは思います。
○木村 委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員 説明会を各地区でされていく予定ということですけれども、その際に、長塚委員がおっしゃったような視点というのも、やはり住民の方に知っていただく必要あると思います。例えば、こういうふうにしていったらこれくらい皆さんの税金がここに使われるんだというようなお話をあわせてしていっていただいて、住民の方にも、コストを意識していただくような工夫が必要かなと思いました。
○木村 委員長
中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 昨年7月に行った22回の地区別の懇談会、その中でも、平成28年度の実績をもとに、つくバスあるいはつくタクの1人当たりの費用負担額、そういったところの問題提起はしながら御説明をしております。5月になると思うのですけれども、地区別の説明会入っていくのですが、その時点では、
全員協議会の御意見を経て、あらあら素案としての形が見えてきたものを御説明して意見をいただきたいと思っております。
○木村 委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 私は、決して否定的なことを言っているわけではもちろんなくて、逆にここに挙がってきた素案全てをかなえてほしい、どちらかというと推進を後押ししたいと思っています。当然、
支線型バス、循環型含めて直線型であったり、南部の茎崎と牛久駅を結ぶそういった交通体系、本当につくば市にとっては必要だなと思っていますので、そのことは一言つけ加えておきます。
○木村 委員長 五頭委員。
◆五頭泰誠 委員 全く長塚委員とはほとんど同じなんですけれどもね。ただ、素朴な疑問でよく思っていたこと、例えば、市民要望で、ここ通してほしいのだという要望があっても、その要望した人が実際使っているかどうかというのはまた別問題だと思うのですよ、実際、現実的に。いや、我々も行きますよ、行けば必ず何で通してくれないんだよと。だけれども、言った人が実際利用しているかどうか全然別なんだよね。非常に難しいところの現場を皆さん担当しているのだなということは物すごく、拝察しています。これ編成するの大変だったのだなとつくづく。恐らく、これじっと見ていたら涙出てきてしまうのではないかなと思うぐらい大変な作業をしているのだと本当に思います。
ただ、やっぱり今こういう社会で、これつくば市にとっても新たな挑戦だと思います。だからなおかつ、さっき言った要望と利用者のバランス等、これ試行錯誤で、やっぱり挑戦という意味では、私どもは全面的に応援をするべきだなという姿勢でおります。
予算についても、これは最終的には執行部の上の判断かなと。やっぱり、よし、少し大なたでいこうという、これがその時の政権であればその方針で出すし、いや、やっぱりこれ何とか抑えながらもやるということであれば、これは上のほうの判断なのかと思います。そこら辺は、政治的な、我々も責任持った形でやっていきたいなということだけは言っておきます。
○木村 委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 今の議論の中での展開なのですが、基本的には、
北部シャトルがペイできているという、これは画期的だと思います。大体、こういう路線というのは赤字が普通で、それで動かしているわけで、そういう意味ではやっぱり要望が高いのだろうと思います。率直に言って、私が使っている
小田シャトルにしたって、何でこんな若い人が乗るのよと。それはもう駐車場に車置くよりもずっと安いんだよね。だから、特に
テクノパーク桜あたりからは結構乗っているんだよね。
もう一つの視点としては、
公共交通をいかにして位置づけていくかということ、それから同時に、結局中心地区の問題でも、小野さんも言っていましたけれども、中心地区で楽しめるというふうになると、バス、
公共交通がなかったならば楽しめないわけね、車で来たのではビール飲めないんだからね。やっぱりそういう問題もあるので、私はもっと発展していくのだろうと、もう少し発展して、少しずつ少しずつ伸びてきていますしね。つくタクはちょっとなかなか大変だけれども、つくバスについては100万人超えて今年度で104万人になるという、こういう
公共交通はなかなかないですよ。そういう点では、私は基本的には成功しているし、これからやっぱり若干新路線つくれば出費がふえることは確かだけれども、これもまた徐々に進化していくのではないのかなと思いますので、その点では、皆さんの御苦労には頭が下がりますし、引き続き御苦労してくださいと言わざるを得ません、よろしくお願いします。
○木村 委員長 小野副委員長。
◆小野泰宏 委員 余りもう、いっぱい議論が出たのであれなんですが、少し違った角度から申し上げたいことがあって、つくばって研究所のまちですよね。私も一応、北部工業団地で十何年働いたことがあって、そのときには本当に陸の孤島だったんですね。人事課長とか人事部長が、できれば、つくばには行かせたくない、また、新入社員も行かせたくないというの、かなり実は強かったのですよ。それはなぜかというと、大学院まで出てかなり採用費用かかったのに、それで自家用車を運転させなくてはいけないということはとてもリスクになるということで、実はそういうことで、研究の立地に、神奈川県とつくば市をやった場合に、神奈川県に集約される企業が実は北部工業団地で何社かありました、そういう利点があって。ですから、
公共交通というのが、もちろん高齢者とか住民の足にもなっていますけれども、つくば市って研究所のまちなので、その研究所ということに対するいろいろな方の考えなんかもぜひ入れていただいているとは思うのですけれども、例えば、
北部シャトル、今ありましたように、高エネルギー加速器研究機構とか防災科学技術研究所にとまるようになって多分大分違いましたよね。そういうふうに採用した側は考えますので、その辺もあったりすると企業立地に、今さら結びつくかという議論はもうちょっと遅いかもしれませんけれども、そういうこともぜひ加味をしていただいたことを少し違う視点から申し上げたいと思います。でも、本当それは大変だと思います。
あと、予算のことについては、我々住民の立場からすると、何とか利便性を図っていただいて、特に空白地域に関しては何もないところでしょうから、これはやっぱり優先度が高くなることはやむを得ないのかなということだけを今の時点では思っています。
○木村 委員長
長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 まず、コミュニティーバスとして、大体市のほうでは、料金を民間のバスの半額ぐらいということ、それから便数をなるべく多くして直行型にしていくということで、これで利便性を大分上げてきました。平成23年当時、64万人ぐらいだったものを、これを100万人超えまで伸びてきたというのは、そういう利便性を高めて、ある程度料金を低くしたという経緯でございます。これは民間では当然できませんので、行政が頑張って行ってきたというところです。
北部シャトルのように大体ペイできる状態には来ているのですが、ただ、民間に渡した場合に、その料金がつくバスは半額設定ということもあるので、これが同じ運賃設定でできるかと、こういうのが非常に大きな課題になろうかなとは思っています。
今、
民間路線バスというお話をしましたが、きょうこの示した路線には民間バスの路線ルートが入っていません。それなのでちょっとわかりづらいのですが、基本的には、
路線バスについては、牛久駅や土浦駅、荒川沖駅というこちら側、東側に非常に充実していて、そういう意味で、つくバスのルートは西側に偏っているというのはこれが現状でございます。
民間路線バスを十分に活用していくというのが一つの方策かなとは思っています。
それと、先ほど小野副委員長からあったように、工業団地の部分、この図面も見ていただくとバス停の設置が少ない状況にはございます。そういう意味で、今回の改編の中では、担当のほうでバス停設置をいかに多くとっていけるか、そういうことも今検討をしている。それによって、利用促進がもう少し伸びる可能性もあるだろうと思っています。
それから、最初に、御挨拶で申し上げたとおり、全ての財政的な試算をしているという状況ではございませんので、ここに示したものが、第1期、第2期で全てができるかどうかというのは、これはまた別の議論だとは思っております。ですので、これが第3期、第4期というふうに、段階的に実施できるものが変わっていくということも想定はしなくてはならないのではないかと思っております。
○木村 委員長 私も一言、いいですか。
空白地帯ですね、努力していただきまして大変ありがとうございました。
あと循環型ですか、この研究学園駅を中心にしたのと、谷田部の西部地区のほうへ新しく新規導入してくださるということでございますが、研究学園のほうはちょっとどうだかわからないですが、西部地区のほうですね、どのくらい乗車してくれるかなんていうことの問題、課題等もあろうかと思いますので、最初ですからワゴン車とかマイクロバスあたりで対応でもしてもらったほうが逆にいいのかななんていう考えもありますけれども。ただ、上河原崎・中西地区の区画整理で今度は住居等もふえますので、そういうことでだんだん変わるかとは思うのですが。
あと、上郷の南部地区なんですが、どこら辺からこうなるかというのは検討かとは思うのですが、できればこの吉沼のシャトルと上郷の十字路で結合するような形をとってもいいのかなというような感じはあるのですが、そこら辺のところは御検討をいただきたいとは思います。何か上郷南のほうみたいなので、そこら辺のところ、ひとつよろしくお願いします。
ほかにありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○木村 委員長 今度また
全員協議会とか、市民説明会等もあるでしょうから、そういうことで、またひとつよろしくどうぞお願いします。
これにて発言を終結いたします。
────────────────────────────────────
○木村 委員長 以上で、本日の案件は終了いたしました。
これにて、道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。
午後3時48分閉会
つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する
平成30年3月8日
委 員 長 木 村 修 寿...