つく
バスシャトル別検討案についてですが、こちらは先ほど御説明しました各路線の要望、
運行課題から見た
検討案を
シャトル別に具体的に説明したものとなりますので省略させていただきます。
資料の19
ページをお開きください。
新規路線の
検討案です。
導入可能性を検討しているのは、
上郷地区から
TX沿線開発地区の
上河原崎・
中西地区を通りまして万博記念公園駅を経由し、
真瀬地区からみどりの駅に至る
ルートを想定しています。これによりまして、旧市街地からの要望と
TX沿線開発地区の
定住促進、この二つの課題の解決を目指していきたいと考えております。
次に、
新規路線検討案②、次の
ページですけれども、これは、
研究学園駅を中心とした
循環ルート案となります。この地区の
バス需要につきましては、7自治会の連名で
バスルートの提案書が出されるなど、その
バス需要、要望の高い地区でございます。
民間路線バスでの
導入可能性を含め検討していきたいと考えております。
以上、御説明いたしましたつく
バス改編検討案を、
つくば市の
都市計画図に落としたものが、お手元のA3、1枚の資料、つく
バス改編検討案イメージとなっております。
次に、資料の22
ページ、つく
タク改編の
方向性の整理です。
つくタクにつきましては、つくバスの
改編検討状況よりも作業のほうは少しおくれております。つくタクの改編に当たりましては、支線の交通をどういう方向に持っていくのか
方向性を定めた上で、つく
タク本体の改編とそれに組み合わせる
支線型バス等の他の
交通手段について検討する必要があると考えております。
そうしたことから、改めてつくタクの
利用実態に対する考察を行い、整理したものが、資料の24
ページとなります。
利用実態について6項目に対する考察を行った結果となっておりまして、まず
利用者数ですが、25
ページを見ていただきますと、実
利用者、リピートしていないその数ですね、実
利用者数は、年々
減少傾向にあり、だんだん特定の人に
サービスをする
交通手段になりつつあるということが見えてくるかと思います。
次に、26
ページの認知度ですが、つくタクの認知度足らないのではないかという話もあるのですけれども、こういった
アンケート調査をしていきますと、認知度は比較的高く、その一方で、知っているけれども使わないというような状況にありまして、
周知不足が
利用者が伸びない要因ではないということが見てとれるかと思います。
また、27
ページの
高齢者の
利用状況ですが、
高齢者による
利用回数が多いと。
医療機関や
福祉施設への移動が多い、福祉的な利用の傾向が強くなっているというのが数字で見てとれます。
28
ページの予約とお断りですが、
予約可能初日、つくタクの場合は5営業日前、土日を含んだ場合は1週間になるのですけれども、この
予約可能初日にとられた予約が全体の半数近くになっておりまして、当日予約はお断りが多い状況にあります。これについては、つくタクが、あらかじめ予約の立つ移動のニーズは満たしているのですけれども、そうではない、きょう急に出かけたいといったような、そういう
移動ニーズを満たせていない
可能性があることが見てとれます。
29
ページの
乗り合い率ですが、
乗り合い率は、ほぼ固体されておりまして、さまざまな改善、取り組みこれまでもやってきたのですけれども、効果がうまく発揮されていないというような状況にあります。
31
ページの
使用車両の
増車効果ですが、今年度、
谷田部地区に1台増車いたしまして状況を見てまいりました。増車したことに伴いその1台分の
利用者はふえましたが、
増車費用、セダンを1台増車したのですけれども、約500万ということで効率的な対策にはなっていないというところでございます。
資料の32
ページですが、
支線改編の
方向性の整理です。
先ほどのつく
タク利用の実態の整理では、結論として、つくタクは限られた市民、特に
高齢者が、主に
医療機関や
福祉施設の移動のために前々から予定を立てて移動する
交通手段として利用される傾向が強いということが見えてきています。このことから、
幹線プラス支線システムの構築を図るには、現行のつくタクだけでは支線の役割が果たせないことから、支線再編の
方向性として、支線をつくタクの運用の工夫及びつくタク以外の手段と組み合わせることで改編していきたいと考えております。
改編の主な狙いとしましては、支線全体での
利用者数及び実
利用者数の増加、
高齢者移動ニーズを最も満たすことができる支線の提供とあわせて他の年齢層のニーズを満たす支線の提供、経費に関する考え方の再検討となります。改編における留意点といたしましては、市内一様の組み合わせではなく各地域の地理的、社会的状況を十分に考慮し、その地域に合った
交通手段を組み合わせていくことを検討しています。
資料33
ページをごらんください。改編の手段となる各
交通手段についてまとめております。
つくタクについては、要望、課題を多角的に検討する必要がありまして、予約や配車方法の改善のほか、エリアの設定、共通ポイントや特例ポイントの見直し、運行時間、利用料金等も視野に入れ検討する必要があると考えております。
支線型バスについては、市民の要望、意見のほか、つくタクの移動実態や平成22年度まで運行していました循環型のつくバスの実績などを踏まえ路線を検討してまいります。また、あわせて、定時定路線なのか、デマンド型なのか、あるいは車両は小型のバスなのか、ワンボックスなのか、そういった検討も必要になってくると考えております。
資料34
ページになります。
タクシー利用料金助成事業ですが、この事業につきましては、現在、
保健福祉部で実施している事業となっております。この事業の対象者については、つく
タク利用者と重複する部分もございますので、詳細な
利用実態を分析し、つく
タク事業との効率的な役割分担、こういったものを検討する必要があると考えています。このことから、現在、
保健福祉部と連携いたしまして、対象者への
アンケート調査を実施しております。
資料35
ページですが、その
アンケート調査実施についての目的及び調査対象者等がございますので、後ほどごらんいただければと思います。また、
アンケート調査の集計結果につきましては、現在作業を行っておりまして、どういう形でか、公表はしていきたいと思っております。
資料36
ページから37
ページにかけては、つくタクを含めた支線の改編に向けて、現在行っている作業となっております。
つくタクのODデータの地図情報システムを利用した解析や
アンケート調査等を含めた市民要望の詳細分析、つくタク運用の工夫などとなります。また、
地域主体の交通については、今回の改編の時期、4月、10月という時期にとらわれることなく、先進事例の調査や、自治会、区会との情報交換を引き続き実施してまいります。
最後になりますが、資料の38
ページ、素案作成に当たっての懸案事項として3点挙げさせていただいております。一番最後の
ページになります。
これまで御説明してきました今回の
交通体系改編に向けたさまざまな手法の導入については、冒頭、長島部長からもありましたように、現時点で考えられる最適な方策としてまとめているところなんですけれども、さらにそれを、今現在、精査をしているというところでございます。
この39
ページに示しましたように、精査を進める中でも、改編の事業規模あるいは事業経費、事業の採算性といったところが大きな懸案事項となっておりまして、改編の事業規模につきましては、
公共交通に対する市民の要望というのは、大きいものから小さいものまで非常にたくさんありまして、地理的にも可住地面積が広い
つくば市において、全ての要望を網羅する
交通ネットワークの構築は非常に難しい状況にあります。
事業経費につきましては、つくバスの
新規路線あるいは
フィーダー路線の設定や、
路線バスに対する
運賃補助の実施、さらには、その支線、今つくタクが担っているところの支線交通、
交通需要が余り大きくない地域で、さらに
利便性を上げていこうという、そういうものを実現していこうとすると、新たな財政負担の発生が想定されます。
あわせて事業の採算性についても、
利便性の高い
公共交通を構築して持続していくためには、
利用者負担についても検討する必要があるのではないかというところを考えています。
私からの説明は以上となります。
○木村
委員長 ただいま御説明をいただきましたが、確認事項があれば発言を許します。
滝口委員。
◆滝口隆一 委員 まず第1点は、
支線型バスの
イメージということで、支線型の場合には、ワゴン車みたいなものがここの写真に載っているのですが、とりあえずは、これ10人ぐらい乗れるワゴン車みたいなものを考えているのかどうかということをひとつお聞かせ願います。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 地域によって需要を予測していかなければならないのですけれども、需要の小さいところについてはやはりワゴン車、需要が大きいと思われるところについては小型のバスという形にはなっていくかと思うのですが、最初入口のところは、現実的にはワゴン車が一番いいのかなとは思っております。
○木村
委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 仮に、北部と南部で
支線型バスが走り始めますと、例えばの話ですが、桜の場合も、古来から上ノ室にかけてあたりが空白になっているものですから、
支線型バス走らせてくれないかなみたいなものが、順次要求としてふえてくるのではないかなと。そういうことについては、結構ほかにもあるだろうと思うのですが、状況にもよりますけれども、そんなことも考えておく必要があるのではないかなということもちょっと申し上げておきたいと思います。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 今の御指摘なんですけれども、この1枚の地図で見て、
筑波地区と
茎崎地区に大きい丸が書いてあります。今回考えているのは、実は、特に市内でも高齢化が進んでいる
筑波地区と
茎崎地区について、何らかのパイロット的な事業をやっていきたいと考えておりまして、先ほどちょっと御説明はさせていただいたのですが、
茎崎地区については、
路線バスの工夫ということで、団地の交通あるいは牛久駅への
利便性を上げてみようと。
筑波地区については、つくタクと併用する支線型のバス、こういったもので対策をとってみたいということを今考えているのですけれども、あくまでも、これについては、まずここでやってみると。今おっしゃられたようなそのほかのバス空白地域について、もしうまくいくのであれば順次広げていきたいということで、実証運行的な考え方で、まずは入っていきたいなというふうに考えております。
◆滝口隆一 委員 了解しました。
○木村
委員長 小野副
委員長。
◆小野泰宏 委員 確認ということになると思うのですが、今回の見直しをして材料を上げてくるときの根拠というのが、まず地域からの要望、それから22回の
懇談会、これはもうあると思うのですが、あとは、ICカードを使った分析の結果というのですか、これはどれくらい考慮に入れられるものなのか。特に3番目の内容で、そのあたりのこの改編の理由、根拠について、ICカードのデータというのがどれくらいになるのかをちょっと伺えればと思うのですが。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 当然、今委員の御指摘のとおりで、見直しに向けては、さまざまなデータを活用しながらやっていくのですが、ICデータについては、まだそれほど長い期間をやっていないということもございますので、その辺は参考にはしていくのですけれども、そこからはっきりしたデータが今とれていないような状況になりますので、参考とはしていきたいと思っております。
○木村
委員長 小野副
委員長。
◆小野泰宏 委員 そうしますと、個別的なことは別にして全体的なことを見る際に、情報がまとまっているというと、大体この4
ページに書いてあるものが情報としては見やすいのかなと思うのですが、例えば、この中でちょっと観点ずれるかもしれませんが、上から2番目に幹線で牛久駅方面
新規路線バス云々というようなことがあります。平成31年4月というようなことがあるので、この辺はやはり茎崎方面の方からの要望で、いわゆる茎崎から牛久となると、
つくば市でなかなかできない、要するに市をまたいでなかなかできない。でも、方法としては、たしか牛久の方がオブザーバーで参加をしていたようなことがあるのですが、この辺の考え方、つまり筑西や桜川のバスみたいな方法というのは
可能性としては無理なのかどうなのか、これも確認ですけれども、ちょっと伺えればと思います。
○木村
委員長 長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 まず、広域連携の関係からすると、
つくば市へ向かう需要がどうあるかというのが広域連携のときのバスの考え方になってきてしまうのかなと思います。筑西・桜川については、
つくば市へ向かう需要があって連携を図るということで、そのまま
つくば駅へつないでいくという考え方があります。逆に、牛久駅については、
つくば市側から牛久駅へ向かうというニーズが高いということで、逆に言うと、
つくば市が牛久へつなぐ連携バスを考えるというような、筑西市や桜川市と同じような考えからするとそうなります。現実的には
路線バスが、系統としては2系統の形で入っていますので、そういうものをいかに利用していただくかということと、それから茎崎でも非常に離れているところ、自由ヶ丘とか泊崎とか離れている地域がありますので、あの辺の地域から牛久へ向かうというようなことについては、多分新たな路線を考えなくてはいけないということもあり、そういうところも基本的に
路線バスというのは、民間事業ベースでできるのが一番であるとは考えておりまして、その辺を今検討しているような状況です。
○木村
委員長 皆川委員。
◆皆川幸枝 委員
茎崎地区では、やっぱり牛久駅の要望が大変多いので、これがまず検討の机上に乗ったということはありがたいことだと思います。本当にありがとうございます。
あとは、どれだけ住民の方が乗っていただけるかというところが大きなキーになると思いますので、ぜひ共同でこういった案をつくっていけるような形にすれば、住民のほうも意識が高まっていくと思いますので、ぜひそういったところもまた今後お願いしたいと思います。
1点お聞きしたいのですが、議会の
一般質問などでも挙がっていましたけれども、つくタクですね、エリアが今六つでしたっけ、分かれていますけれども、この辺のエリアをもう少し大きな枠にするという検討は今回はどうでしょうか、入っているのかどうか。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 先ほどつくタクの改編の中で御説明したのですけれども、ここの資料には入っていなかったのですが、口頭では、エリアについても検討の必要があるというところでお話はさせていただきました。実際に本当に見直せるのかどうかというところは、また別の議論になっていくかと思うのですが、エリアを大きくしたことによって料金をどうするのだとか、ただエリアだけを広げるというのは難しいと思っていまして、そこで特例ポイントであるとか、あるいは共通ポイント、こういうものを少し多目に設定していくというようなことも含めて検討していきたいと思っています。
○木村
委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 今の議論の延長線なんだけれども、その特例ポイントというの賛成なんですよね。結局、我々よく言われちゃうのが、お医者さんなんだよ。桜からも記念病院に行っているのに、何で記念病院行かないのだとか。私なんかは、記念病院の無料バスが
つくば駅まで来ているのだから、乗りかえてもらえば使えるのだと言うのだけれども、なかなかやっぱり、年寄りなんだから直通なんだとかと言われちゃって。だから、そういう特例ポイントをちょっと伸ばしてくれるとありがたいかなと。一方では、タクシー業者がもうからないことをどうするのかという問題もないわけではないんだけれども、そんな感じは思っていますので、ちょっとお考えいただきたいということです。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 特例ポイントあるいは共通ポイントを考えていく中で、今、これまで動いてきたつくタクの発地、着地、そういう個人の動きについて精査しておりまして、そういうところで利用の多いところについて、また新たなポイントにできるのかどうか精査していきたいと思っております。
○木村
委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員 タクシー利用料金の助成で、高齢福祉と障害福祉でありますけれども、免許返納に関して、例えば、免許を返納したら年間何回券みたいな、そういったものというのはアイデア出てますでしょうか。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 その免許返納者に対する何らかの特典を与えるというのは、建設部で、もう既にやっている制度でして、返納する免許の残期間に応じて、つくバスもしくはつくタクの回数券そういったもの等、申請があればお出ししているというようなことです。
○木村
委員長 小田倉部長。
◎小田倉
保健福祉部長 免許返納に関しての対策というものは、先ほど中澤課長からあったとおり建設部でやっておりますが、タクシー券については、特別今のところは考えてはおりません。今後、組織横断的にそういった相談等があれば、こちらも対応しながら次の施策を考えていければというふうに思っております。
○木村
委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員
公共交通の
利用者をふやす一つのきっかけとして何かあるといいなと思いますので、また御検討をお願いいたします。
○木村
委員長 小野副
委員長。
◆小野泰宏 委員 つくバス、つくタク1点ずつ、これも確認の
イメージが強いのですが、伺いたいと思います。12
ページでしょうか、
一般質問でもあったのですが、いわゆる今回から見える一つの塊としては、北部では、大穂交流センターを一つの結節点として
フィーダー路線をするという構想が結構高いのかなということが読み取れるのですが、この
フィーダー路線、もう少し
イメージを具体的に教えていただければということが1点。あと、25
ページですけれども、つくタクの
利用実態の整理の中の、
利用者数は伸びているけれども、固定客というふうに考えたほうがいいのでしょうか、いわゆる実
利用者数が平成25年度は3,427人で、平成28年度は2,649人ということで減っていると。この辺の分析の見方なんですけれども、新規の方は余りいないのかなと、固定客、ある方の塊は利用しているけれども、その辺のところをどうやって浮上させるかというのがこのグラフから読み取れる一つの情報かなと思ったのですが、その二つについてちょっと伺えればと思うのですが。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 まず、
フィーダー路線ですが、先ほど枝線という言葉で説明させていただいたのですが、一つ
イメージとしては、
小田シャトルの今現在、養護学校に、朝
ルートを変えて行っているのですけれども、ああいった形になります。今回の
フィーダー路線については、どちらかというと日中のつくバス、特に利用の少ない時間帯に、できれば交通弱者、御高齢の方に、その生活圏として利用していただくことが一つの目的ではあるのですけれども、また今後、検討していく中で、例えば、朝の通勤通学時間帯に、一部住宅が密集しているところに寄れば通勤通学の方が使えるということがあれば、その逆もあり得るのかなと。ただ、余り長い距離というのはちょっと厳しいと思っていまして、便数が減ってしまうとかそういうことがありますので、その辺バランスを見ながら精査していきたいと思っております。
あと、つくタクの実
利用者数ですが、これは今委員おっしゃったように、固定された方が繰り返しリピーターとなって使っている。結果、だんだん実
利用者というのが減っている状況にあります。たくさん使われる方、使っていただいている方というのは、本当に物すごい回数を使っていただいていて、先ほどの予約のところを見ていただくとわかりますように、多分、予約がとれる最初の日に入れていってしまうということで、なかなか、たまにしか使わない人は、そういう状況になっているのがよくわからない。例えば、3日前とか2日前とかに入れてくるのだと思うのですけれども、そうすると、なかなか予約がとれないということで、だんだん新規、たまにしか使わない人というのは離れていってしまっているのかなと考えています。今回のつくタクについては運用の工夫をしていくということで、ここにも載せているのですけれども、そういったところをうまく改善していきたいと考えています。
○木村
委員長 小野副
委員長。
◆小野泰宏 委員 わかりました。
特に、つくタクは、やはり声としても、いわゆる新規で電話をしたら、最初の印象がすごく大きい、左右するのかなと思うのですよね。今言った背景聞くと、何回もなれている方は全部とってしまうと。そこを今課長言われた運用の工夫で、新規の方もとりやすい、それはちょっと答えは今私わかりませんけれども、やはり新規顧客の新たな獲得というのは課題なのかなという印象は持ちました。
○木村
委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 まず、つくタクについてお伺いしますけれどもよろしいですか。
市内在住50代男性、現役で仕事をしています。この方が予約でつくタクを使うということは現状できましたか。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 使える時間帯であれば可能であったと思います。
○木村
委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 それは、ふだんその方が自家用車を乗っていても同じ扱いになりますか。
◎中澤
総合交通政策課長 同じですね。
◆長塚俊宏 委員 今回の
公共交通体系の一番のポイントになってくるところは、これは最終
ページにあると思うのですね。結局、費用対効果ということで。先ほど、実を言うと私が利用しようと思っても利用できるのかというのをお聞きしたようなものなのですけれども、利用はできると。皆さん既に頭の中が固定観念で、
福祉的利用というふうに完全に多分固定されていると思うのですよ。ただ、実際に市民の方、皆さんどういうときにでも予約ができれば使えますよという状況にできるかといえば、実際できないわけですね。当然、ふだん足がない
高齢者向き、または不自由な方に使ってもらおうというのがこのつくタクの考え方。まして、今度つくバスになると、これはまたちょっと考え方が違う中での
交通体系ということになりますけれども。この最終
ページ大事だと思うのですが、この素案の作成に当たっての懸案事項、一つはこの事業規模、続いて事業経費、事業の採算性ということで三つ挙げられていますけれども、費用をかければかけるほど使いやすいものに変わっていくことは当然だと思います。実際に、現在のつくタクにかかっている予算とつくバスにかかっている予算、概算でよろしいのでお答えください。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 つくバスについては4億3,000万ぐらいだったと思います。つくタクについては1億4,000万ということでございます。
○木村
委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 概算でしょうけれども、合計すると、この
公共交通に対しての
つくば市の予算は約5億7,000万ということになろうと思います。
今回の改編していくということに当たって、現在の予算を守った中で、おおむね5億7,000万の中で改編していくのか、それともここに予算を上積みして、要望があったこと、今回この素案に上がっていることを全てかなえるために予算を計上していくのかという、ここ大きな問題だと思うのですね。
この素案に対しての必要経費というか予算を概算でこれも結構ですけれども、わかるのであればちょっとお答えください。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 済みません、先ほどのつくバスですけれども、事業費で4億3,000万なんですが、実際は、市の負担としては運賃収入を引きますので2億3,400万でございました。失礼しました。
今の御質問ですが、本日御説明させていただいたものは、こういう形でやっていけばある程度要望にも応えられる、ある程度
利便性が上がるというものでして、これを概算で積算しますと、今の費用にさらに1億5,000から2億程度の支出が見込まれます。ただ、つくタクとタクシー料金の助成事業の上積みがよくわからないところがあるので、1億5,000から2億ということです。バスのほうは
新規路線1路線走らせるとおおむね幾ら、それと民間の
路線バスの料金の助成は、今現在使われている人数から推計できますので、その辺はある程度出てくるのですが、つくタクのほうが、その支線のほうがまだもやもやとしているところでございます。
○木村
委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 これ委員の皆様にもお聞きしたいというか、ちょっと考えておいていただきたいところかなと思うのですけれども、今回のこの
改編案で、今予算の話、約1億5,000万から2億円という話が出ました。その約2億円、最大で見ればいいのか、もうちょっとプラスアルファになるのかは、数字的には今のところわからないということですけれども、仮に最大2億円を超える予算を組んでこの
交通体系の改編を臨んでいくのかどうかというのが、今回の
委員会では重要だと思うのですよ。それでもなおそこに向かって、もう
執行部に動いてもらっていけばいいのか、それとも予算をある程度抑制しながら改善してもらうところを改善していく。そうすると、多分今便利に使われているところの不便さというのは、当然どこか削られてくる部分が出てくるのだと思うのですね、その辺のところのお考えを委員の皆様何かあればと思うのですけれども、どうでしょうか
委員長。
○木村
委員長 どうですか。
◆小野泰宏 委員 その前に確認だけ。
今のそういう議論がある論点、どちらがAかBかというのではなくて、それをどうするかというのは必ず出てくる話ですよね。これは、当初からのジレンマでした。今の2億という確認なんですけれども、これは、収入は全然もちろん見込んでないのですよね。ただ、かかる分の費用として2億という意味ですよね。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 収入、見込んでおります。
利用者数を見込みまして、それで収入見込みを差し引いて、実質負担額として1億5,000から2億円ぐらいの間だと思っております。
○木村
委員長 今の長塚委員からお話があった件なんですが、このことにつきましてはどうしましょうかね。
皆川委員。
◆皆川幸枝 委員 今、つくバスでは、すごく乗っている便と乗っていない便とかありますよね。だから、乗っていないところにもうちょっと乗るような工夫とかしていけば利用料も少し上がっていくし、本当にすごくいっぱい通勤で使っているような路線については、民間に出していくみたいなことも考えれば、
費用負担は抑えられるのかなというのは思います。
それで、今後、高齢化に向かっていくに当たって、足の確保というのはやっぱり考えていかなといけない問題ですので、今まだ、本当頑張って運転している人は結構いるのですけれども、やっぱり悲惨な事故があちこちで起きているのを考えると、なるべく、ある程度の年齢で免許返してもらって
公共交通に乗りかえるという方向にしていくべきかなとは思います。
○木村
委員長 小森谷委員。
◆小森谷佐弥香 委員
説明会を各地区でされていく予定ということですけれども、その際に、長塚委員がおっしゃったような視点というのも、やはり住民の方に知っていただく必要あると思います。例えば、こういうふうにしていったらこれくらい皆さんの税金がここに使われるんだというようなお話をあわせてしていっていただいて、住民の方にも、コストを意識していただくような工夫が必要かなと思いました。
○木村
委員長 中澤総合交通政策課長。
◎中澤
総合交通政策課長 昨年7月に行った22回の
地区別の
懇談会、その中でも、平成28年度の実績をもとに、つくバスあるいはつくタクの1人当たりの
費用負担額、そういったところの問題提起はしながら御説明をしております。5月になると思うのですけれども、
地区別の
説明会入っていくのですが、その時点では、
全員協議会の御意見を経て、あらあら素案としての形が見えてきたものを御説明して意見をいただきたいと思っております。
○木村
委員長 長塚委員。
◆長塚俊宏 委員 私は、決して否定的なことを言っているわけではもちろんなくて、逆にここに挙がってきた素案全てをかなえてほしい、どちらかというと推進を後押ししたいと思っています。当然、
支線型バス、循環型含めて直線型であったり、南部の茎崎と牛久駅を結ぶそういった
交通体系、本当に
つくば市にとっては必要だなと思っていますので、そのことは一言つけ加えておきます。
○木村
委員長 五頭委員。
◆五頭泰誠 委員 全く長塚委員とはほとんど同じなんですけれどもね。ただ、素朴な疑問でよく思っていたこと、例えば、市民要望で、ここ通してほしいのだという要望があっても、その要望した人が実際使っているかどうかというのはまた別問題だと思うのですよ、実際、現実的に。いや、我々も行きますよ、行けば必ず何で通してくれないんだよと。だけれども、言った人が実際利用しているかどうか全然別なんだよね。非常に難しいところの現場を皆さん担当しているのだなということは物すごく、拝察しています。これ編成するの大変だったのだなとつくづく。恐らく、これじっと見ていたら涙出てきてしまうのではないかなと思うぐらい大変な作業をしているのだと本当に思います。
ただ、やっぱり今こういう社会で、これ
つくば市にとっても新たな挑戦だと思います。だからなおかつ、さっき言った要望と
利用者のバランス等、これ試行錯誤で、やっぱり挑戦という意味では、私どもは全面的に応援をするべきだなという姿勢でおります。
予算についても、これは最終的には
執行部の上の判断かなと。やっぱり、よし、少し大なたでいこうという、これがその時の政権であればその方針で出すし、いや、やっぱりこれ何とか抑えながらもやるということであれば、これは上のほうの判断なのかと思います。そこら辺は、政治的な、我々も責任持った形でやっていきたいなということだけは言っておきます。
○木村
委員長 滝口委員。
◆滝口隆一 委員 今の議論の中での展開なのですが、基本的には、
北部シャトルがペイできているという、これは画期的だと思います。大体、こういう路線というのは赤字が普通で、それで動かしているわけで、そういう意味ではやっぱり要望が高いのだろうと思います。率直に言って、私が使っている
小田シャトルにしたって、何でこんな若い人が乗るのよと。それはもう駐車場に車置くよりもずっと安いんだよね。だから、特に
テクノパーク桜あたりからは結構乗っているんだよね。
もう一つの視点としては、
公共交通をいかにして位置づけていくかということ、それから同時に、結局中心地区の問題でも、小野さんも言っていましたけれども、中心地区で楽しめるというふうになると、バス、
公共交通がなかったならば楽しめないわけね、車で来たのではビール飲めないんだからね。やっぱりそういう問題もあるので、私はもっと発展していくのだろうと、もう少し発展して、少しずつ少しずつ伸びてきていますしね。つくタクはちょっとなかなか大変だけれども、つくバスについては100万人超えて今年度で104万人になるという、こういう
公共交通はなかなかないですよ。そういう点では、私は基本的には成功しているし、これからやっぱり若干新路線つくれば出費がふえることは確かだけれども、これもまた徐々に進化していくのではないのかなと思いますので、その点では、皆さんの御苦労には頭が下がりますし、引き続き御苦労してくださいと言わざるを得ません、よろしくお願いします。
○木村
委員長 小野副
委員長。
◆小野泰宏 委員 余りもう、いっぱい議論が出たのであれなんですが、少し違った角度から申し上げたいことがあって、
つくばって研究所のまちですよね。私も一応、北部工業団地で十何年働いたことがあって、そのときには本当に陸の孤島だったんですね。人事課長とか人事部長が、できれば、
つくばには行かせたくない、また、新入社員も行かせたくないというの、かなり実は強かったのですよ。それはなぜかというと、大学院まで出てかなり採用費用かかったのに、それで自家用車を運転させなくてはいけないということはとてもリスクになるということで、実はそういうことで、研究の立地に、神奈川県と
つくば市をやった場合に、神奈川県に集約される企業が実は北部工業団地で何社かありました、そういう利点があって。ですから、
公共交通というのが、もちろん
高齢者とか住民の足にもなっていますけれども、
つくば市って研究所のまちなので、その研究所ということに対するいろいろな方の考えなんかもぜひ入れていただいているとは思うのですけれども、例えば、
北部シャトル、今ありましたように、高エネルギー加速器研究機構とか防災科学技術研究所にとまるようになって多分大分違いましたよね。そういうふうに採用した側は考えますので、その辺もあったりすると企業立地に、今さら結びつくかという議論はもうちょっと遅いかもしれませんけれども、そういうこともぜひ加味をしていただいたことを少し違う視点から申し上げたいと思います。でも、本当それは大変だと思います。
あと、予算のことについては、我々住民の立場からすると、何とか
利便性を図っていただいて、特に空白地域に関しては何もないところでしょうから、これはやっぱり優先度が高くなることはやむを得ないのかなということだけを今の時点では思っています。
○木村
委員長 長島都市計画部長。
◎長島
都市計画部長 まず、コミュニティーバスとして、大体市のほうでは、料金を民間のバスの半額ぐらいということ、それから便数をなるべく多くして直行型にしていくということで、これで
利便性を大分上げてきました。平成23年当時、64万人ぐらいだったものを、これを100万人超えまで伸びてきたというのは、そういう
利便性を高めて、ある程度料金を低くしたという経緯でございます。これは民間では当然できませんので、行政が頑張って行ってきたというところです。
北部シャトルのように大体ペイできる状態には来ているのですが、ただ、民間に渡した場合に、その料金がつくバスは半額設定ということもあるので、これが同じ運賃設定でできるかと、こういうのが非常に大きな課題になろうかなとは思っています。
今、
民間路線バスというお話をしましたが、きょうこの示した路線には民間バスの路線
ルートが入っていません。それなのでちょっとわかりづらいのですが、基本的には、
路線バスについては、牛久駅や土浦駅、荒川沖駅というこちら側、東側に非常に充実していて、そういう意味で、つくバスの
ルートは西側に偏っているというのはこれが現状でございます。
民間路線バスを十分に活用していくというのが一つの方策かなとは思っています。
それと、先ほど小野副
委員長からあったように、工業団地の部分、この図面も見ていただくとバス停の設置が少ない状況にはございます。そういう意味で、今回の改編の中では、担当のほうでバス停設置をいかに多くとっていけるか、そういうことも今検討をしている。それによって、利用促進がもう少し伸びる
可能性もあるだろうと思っています。
それから、最初に、御挨拶で申し上げたとおり、全ての財政的な試算をしているという状況ではございませんので、ここに示したものが、第1期、第2期で全てができるかどうかというのは、これはまた別の議論だとは思っております。ですので、これが第3期、第4期というふうに、段階的に実施できるものが変わっていくということも想定はしなくてはならないのではないかと思っております。
○木村
委員長 私も一言、いいですか。
空白地帯ですね、努力していただきまして大変ありがとうございました。
あと循環型ですか、この
研究学園駅を中心にしたのと、谷田部の西部地区のほうへ新しく新規導入してくださるということでございますが、
研究学園のほうはちょっとどうだかわからないですが、西部地区のほうですね、どのくらい乗車してくれるかなんていうことの問題、課題等もあろうかと思いますので、最初ですからワゴン車とかマイクロバスあたりで対応でもしてもらったほうが逆にいいのかななんていう考えもありますけれども。ただ、
上河原崎・
中西地区の区画整理で今度は住居等もふえますので、そういうことでだんだん変わるかとは思うのですが。
あと、上郷の南部地区なんですが、どこら辺からこうなるかというのは検討かとは思うのですが、できればこの吉沼のシャトルと上郷の十字路で結合するような形をとってもいいのかなというような感じはあるのですが、そこら辺のところは御検討をいただきたいとは思います。何か上郷南のほうみたいなので、そこら辺のところ、ひとつよろしくお願いします。
ほかにありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○木村
委員長 今度また
全員協議会とか、市民
説明会等もあるでしょうから、そういうことで、またひとつよろしくどうぞお願いします。
これにて発言を終結いたします。
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○木村
委員長 以上で、本日の案件は終了いたしました。
これにて、道路・
公共交通体系及び
TX沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。
午後3時48分閉会
つくば市議会
委員会条例第60条第1項の規定により署名する
平成30年3月8日
委 員 長 木 村 修 寿...