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  1. つくば市議会 2017-12-07
    平成29年12月定例会−12月07日-04号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成29年12月定例会−12月07日-04号平成29年12月定例会  平成29年12月                つくば市議会定例会会議録 第4号               ──────────────────                平成29年12月7日 午前10時01分開議               ────────────────── 出 席 議 員    議 長 25  番   塩 田   尚 君     14  番   ヘイズ ジョン 君    副議長 6  番   神 谷 大 蔵 君     15  番   塚 本 洋 二 君        1  番   山 中 真 弓 君     16  番   山 本 美 和 君        2  番   小森谷 佐弥香 君     17  番   浜 中 勝 美 君        3  番   高 野 文 男 君     18  番   大久保 勝 弘 君        4  番   長 塚 俊 宏 君     19  番   橋 本 佳 子 君        5  番   黒 田 健 祐 君     20  番   小 野 泰 宏 君        7  番   小久保 貴 史 君     21  番   高 野   進 君        8  番   皆 川 幸 枝 君     22  番   柳 沢 逸 夫 君        9  番   五 頭 泰 誠 君     23  番   須 藤 光 明 君        10  番   宇 野 信 子 君     24  番   鈴 木 富士雄 君        11  番   木 村 清 隆 君     26  番   滝 口 隆 一 君
           12  番   北 口 ひとみ 君     27  番   金 子 和 雄 君        13  番   木 村 修 寿 君     28  番   久保谷 孝 夫 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員        な  し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者    市長           五十嵐 立 青 君   経済部長         高 野 正 美 君    副市長          飯 野 哲 雄 君   都市計画部長       長 島 芳 行 君    副市長          毛 塚 幹 人 君   建設部長         栗 原 正 治 君    教育長          門 脇 厚 司 君   生活環境部長       長   卓 良 君    市長公室長        松 本 玲 子 君   会計管理者        板 倉 亨 一 君    総務部長         鈴 木 傳 司 君   消防長          大 山 裕 幸 君    政策イノベーション部長  神 部 匡 毅 君   教育局長         新 井 隆 男 君    財務部長         小 泉 邦 男 君   農業委員会事務局長    寺 田 好 二 君    市民部長         中 山   貢 君   選挙管理委員会事務局長  田 中 千 晴 君    保健福祉部長       小田倉 時 雄 君   監査委員事務局長     高 田 有理子 君    こども部長        飯 泉 省 三 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員    事務局長         塚 田 修 身     議会総務課長補佐     伊 藤 和 浩    事務局次長        石 田 慎 二     議会総務課議事係長    柳 田 安 生    議会総務課長       川 崎   誠     議会総務課主査      大 坪 哲 也        ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 4 号                                     平成29年12月7日(木曜日)                                     午前10時01分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       26番議員 滝 口 隆 一       11番議員 木 村 清 隆       5番議員 黒 田 健 祐       4番議員 長 塚 俊 宏       14番議員 ヘイズ ジョン  日程第2(総括質疑)       報告第 21号 専決処分事項の報告について(専決処分第14号)       報告第 22号 専決処分事項の報告について(専決処分第15号)       承認第 3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第12号)              (平成29年度つくば市一般会計補正予算(第5号))       議案第 81号 平成29年度つくば市一般会計補正予算(第6号)       議案第 82号 平成29年度つくば市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       議案第 83号 平成29年度つくば市下水道事業特別会計補正予算(第2号)       議案第 84号 平成29年度つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第3号)       議案第 85号 平成29年度つくば市水道事業会計補正予算(第2号)       議案第 86号 つくば市長等政治倫理条例の一部を改正する条例について       議案第 87号 つくば市立保育所条例の一部を改正する条例について       議案第 88号 つくば市産業振興センター条例の一部を改正する条例について       議案第 89号 つくば市附属機関の会議及び懇談会等の公開に関する条例について       議案第 90号 字の区域の設定について       議案第 91号 市道路線の変更について       議案第 92号 市道路線の廃止について       議案第 93号 市道路線の認定について       議案第 94号 工事請負契約の締結について       議案第 95号 工事委託契約の変更について       議案第 96号 つくば市市民活動センターの指定管理者の指定について       議案第 97号 つくば市立ノバホールの指定管理者の指定について       議案第 98号 つくばカピオの指定管理者の指定について       議案第 99号 つくば市ふれあいプラザの指定管理者の指定について       議案第100号 つくば市市民研修センターの指定管理者の指定について       議案第101号 つくば市立大曽根児童館の指定管理者の指定について       議案第102号 財産の取得について       議案第103号 財産の取得について       議案第104号 財産の取得について       議案第105号 財産の取得について       議案第106号 財産の取得について  日程第3 (追加議案上程、質疑)       議案第107号 工事請負契約の締結について       議案第108号 財産の取得について (上程議案等各常任委員会付託)  日程第4 休会について 1.本日の会議に付した事件   議事日程のとおり        ────────────────────────────────────                      午前10時01分 ○議長(塩田尚君) おはようございます。  開議前にお知らせいたします。市長より今期定例会に議案第107号 工事請負契約の締結について、議案第108号 財産の取得についての2件が提案されましたので、各机上に配付しておきました。  写真撮影の申し出がありますので、傍聴規則第9条の規定によりこれを許可いたします。        ────────────────────────────────────                     午前10時01分開議 △開議の宣告 ○議長(塩田尚君) ただいまの出席議員数は23名であります。  定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(塩田尚君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  初めに、26番滝口隆一君。                    〔26番 滝口隆一君登壇〕 ◆26番(滝口隆一君) 26番滝口から一般質問を行います。  最初に、土砂等の埋立て等の規制に関する条例に関してでございます。池田地区の残土投棄について、農業委員会で農地改良として取り組んでいたようです。農地改良の場合、土の持ち込みは、つくば市周辺の自治体からの持ち込みに限られていますが、池田地区の場合、県外から土が持ち込まれ農地改良どころではないということで、土砂等の埋立て等の規制に関する条例が適用されることになったようです。その際、既に残土は持ち込まれており不法投棄の状況です。本来、農地改良でも土砂等の埋立て等の規制に関する条例適用でも事前協議が必要であります。こうしたときに市は、業者に対し罰則は適用しないのでしょうか。またこうした業者に改めて土砂等の埋立て等の規制に関する条例による申請を行わせるのでしょうか。  次に、こうしたことが起きることの要因の一つに、土砂等の埋立て等の規制に関する条例では、業者責任とともに土地所有者にも同じ責任を明記すべきと考えますがいかがでしょうか。  次に、入札であります。特定関係にある会社の入札についてお聞きしたいと思います。資本関係または、人的関係にある会社が同一入札へ参加する場合のことであります。主な資本関係の例としては、親会社と子会社や親会社を同じくする子会社同士は、支配従属関係が一体性であり、事実上同一会社にみなされるものであります。  また、同一入札に参加することは、他の入札参加者との関係において、入札の公平性が確保できないことや談合などの問題も生じやすいとの指摘があるため、制限を加えることも必要になります。主な人的関係の例としては、同一人物が2社の経営権などに関与していることから、2社が入札しようとしている入札価格を決定し、知り得る立場で影響を行使できるためであります。このようなことから、入札の適正さが阻害されると認められるため、他の自治体でも要領を定めています。つくば市でも入札制度に位置づけて検討すべきと思うのですが、市当局のお考えはいかがでしょうか。ご答弁願います。  次に、ヘイトスピーチ対策であります。排外主義を掲げる団体のヘイトスピーチが11月12日キュート前で行われました。過去に刑事民事で責任を問われている団体が初めてつくば市に進出してきたわけであります。  当日は、警察も多数出動し物々しい雰囲気になりました。ヘイトスピーチに対する法律ができたことは、大事な前進です。この法律は理念法であります。効力を発揮させるためには、地方自治体での対処が必要となります。  川崎市では、実行力を高めるため条例に続きガイドラインがつくられています。昨日小森谷議員の資料の中にあるものであります。つくば市でも今後ヘイトスピーチが行われる可能性が高くなりました。国際都市つくば市として、川崎市のような対策を緊急に検討すべきと考えます。市長のお考えをお聞きします。  次に、旧谷田部庁舎敷地利用であります。サウンディング調査が行われました。スーパーやコンビニなどが応募しているようです。敷地利用を考えるとき、私は二つの視点が必要と考えます。その一つは、市民の公共的要望がないのかということであります。これまでにも私が聞いているだけでも潰されたプールの復活に交流センターの貧弱さ、児童館が満杯、さらに上横場保育園の建てかえ、消防防災拠点施設など市民要望はかなり多く出されています。こうした市民の願いを大いに検討する場をつくっていき、公共利用を優先すべきではないでしょうか。  二つ目は、谷田部商店街の復活でございます。ここにスーパーができてしまうと商店街の復活は、さらに遠のきます。商店街では、今でも後継者が頑張っているお店もあります。婦人部は、れんが通りのリンゴ栽培を進めています。今後JAなどと協力して、地元野菜の販売や生産産品の売り場を残すこと。美浦村でこの間報道されましたが、小学生のあきんど体験、こうしたものを導入して、商店街再生を図る必要があります。これらとの関係でも旧庁舎敷地利用を考えるべきと考えます。市当局のお考えをお聞きしたいと思います。
     次に、中根・金田台開発でございます。中央に4車線道路がつくられています。心配なのは、土浦学園線との接続です。立派な道路があっても行きどまりでは情けないものがあります。道路の接続部分は、茨城県が責任を持つものであります。現状はどうなっているのか市としては、どのように取り組んでいくのかお聞かせください。  最後に、みどりの学園周辺の悪臭であります。みどりの小中一貫校が開設されますが、周辺に悪臭があるということであります。特に、朝に出るということであります。市のほうにも住民から声が届いていると思います。学校開設時までに実態と原因を明らかにすべきと考えます。市の対策についてお聞かせください。  以上、壇上での質問とします。 ○議長(塩田尚君) 農業委員会事務局長寺田好二君。                〔農業委員会事務局長 寺田好二君登壇〕 ◎農業委員会事務局長(寺田好二君) 池田地区における埋め立ての経緯、今後の予定についてですが、まず埋め立てに関しましては、ことし5月につくば市池田地内において、土地所有者が進入道路をつくるための盛土を行っていました。その後6月において、残土を搬入し盛土をしていた土地所有者及びその代理人、農業委員会、廃棄物対策課外4課で市役所内において協議を行いました。その結果、農地として復元するためには、伐採、伐根した樹木を搬出するための道路部分のみの盛土だけの行為について、認めることで合意いたしました。  また、道路部分の土については、農地にすぐ復元できる土質で農地として利用できるものであり、それ以外に埋め立てを行う場合は、許可をとることを条件としておりました。  搬入土につきましては、市内のものであるとのことから農地改良協議で進めてまいりましたが、事業主から提出された農地改良協議書に添付された発生土証明書をもとに、農業委員会事務局で現地確認をした結果、農地改良協議では同意できない建設残土等であったため、受理できいないことが判明いたしました。現在は、一時転用許可申請を行うことで話を進めており、そのためには、土砂等の埋立て等の規制に関する条例に基づく許可も必要なことから、道路以外のところを撤去するために指導を行っているところです。撤去につきましては、事業主も了承をしております。  今後については、撤去計画書を提出していただき、それをもとに搬出場所等の確認を行うなどの撤去指導をしていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 生活環境部長長 卓良君。                 〔生活環境部長 長 卓良君登壇〕 ◎生活環境部長(長卓良君) 土地所有者には、民法において所有地を適正に管理する責任があることから、つくば市土砂等の埋め立て等の規制に関する条例では、土地所有者の責務は規定しておりません。ただし、土地所有者が事業者となる場合や事業関係者であると認められる場合には、事業の責務を負う者として、条例に基づく指導の対象となります。  続きまして、悪臭につきましては、職員による現地調査を行うとともに、防犯環境美化サポーターのパトロールでにおいの有無を確認しております。しかし、いまだ悪臭は確認できておらず、発生源の特定にも至っておりません。  また、つくばみどりの工業団地内の廃棄物処理事業所に対しましては、本年6月12日付で特定悪臭物質の自主測定を依頼し、におい発生の要望をお願いしたところでございます。参考ですが、これらの事業所は、過去には、茨城県の立ち入り検査を受けておりますが、その時点ではにおいに関する指摘はございませんでした。しかし、悪臭を感じると言った声がございますので、今後も現地調査を継続して実施し、発生源の特定に努めてまいります。 ○議長(塩田尚君) 総務部長鈴木傳司君。                  〔総務部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎総務部長(鈴木傳司君) 国土交通省通知の工事の発注に当たっての建設業者の選定方法等について、市としての考え方についてお答えいたします。  議員のおっしゃる通知文は、国土交通省内部の文書ではないかと思われます。市にそのような文書は通知されておりませんが、今後確認してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) ヘイトスピーチと思われるデモがつくば市内で行われたことについては、小森谷議員からの質問で答弁したとおり、まことに残念なことだと思っております。今後は、ヘイトスピーチ対策法第4条第2項に規定された地域の実情に応じた対策を講じていきます。具体的には、さらなる多文化共生社会の実現に向けた啓発活動や関係機関と連携した対策を講ずるとともに、他市の先行事例を参考に、今後は、憲法で保障された自由に留意しつつ、ガイドラインなどヘイトスピーチを抑止する取り組みを進めていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 庁舎等の跡地の利活用につきましては、市の施設として活用する公的利活用と民間事業者に貸与、売却する民間利活用の二つの方向性が想定され、これらを並行して検討を進めているところでございます。  谷田部庁舎跡地につきましては、民間利活用の可能性を検討するものとして、サウンディング型市場調査を実施したところであります。この調査は、市場性等を調査するものであり現段階においては、民間利活用に決定するものではありません。公的利活用につきましても今後も継続して、庁内における活用意向を確認しながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) 都市計画道路上野花室線についてでございますが、中根・金田台地区を縦断しまして、土浦学園線と結ぶ総延長3,270メートル、幅員27メートルの4車線道路として、都市計画決定されております。開発区域内の2,560メートル区間につきましては、UR都市機構が土地区画整理事業に合わせまして整備を進めております。開発区域境から土浦学園線までの710メートル区間に関しましては、議員がおっしゃるように、茨城県が事業主体となり整備を行う予定となっております。  茨城県に当区間の今後の予定について確認しましたところ、開発地区内の交通の状況や建物の立地の状況等を踏まえながら、整備を検討してまいりたいとのことでございました。市といたしましては、都市計画道路上野花室線は、円滑な都市交通や地域の利便性の向上など、まちづくりのためにも重要な路線と認識しております。今後は、茨城県に対しまして、県政要望も含め当区間の早期事業化を要望してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 土砂等の埋立て等の規制に関する条例についてお聞きしたいと思います。農地改良するにしてもいずれにしても事前協議というのは、必要なんだというふうに思うんですよね。それをせずに勝手に土を持ち込んじゃうというのは、どういうことなんですかね。認められる話なんですかね、この話というのは。 ○議長(塩田尚君) 寺田農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(寺田好二君) 池田地区につきましては、搬入していると、道路の部分に土を搬入しているというところを感知しまして現場に行ったところ、農地改良ということでありました。既に道路部分につきましては、もともとのそこの土を使って移動している状況でございました。ですので、農地改良協議書をすぐに提出してくださいという指導を行いました。その後協議書を提出する前に搬入したということがわかりまして、農地改良協議書の提出を受けて、その土がどういう土なのかということを現場を確認いたしました。そういう意味で、実際手続の前に搬入したということで、撤去命令というか指導をしているところでございます。基本的には、許可のない盛土という現状の形になっております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) しかも県外の土地からの土砂ですよね。そういうことで形を逆に持ち込まれてから形を整えていくという感じが私はするんですよね。持ち込むほうは、勝手に持ち込んじゃう。それで、その後伐根、伐採してそのための道路部分は認めるとかいう議論になってくるんですね。だけど果たして、そうだったのか、最初から。その気はあったかもしれないけれども、そうじゃない場合もあるかもしれないということに、例えば何か手助けするためにその部分だけ認めるということになってしまうような感じを私は受けるんですよね。しかも道路をつくるためには、地域の土地だというふうに言いますが、実際には持ち込まれた土砂のほとんどは、県外の土砂ですよね。そうすると、市がそれを何とか手助けをする方法を考えていくという、そういう状況になってしまうんじゃないかと思うんですが、それらについては、農地法上ではどうなんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 寺田農業委員会事務局長。 ◎農業委員会事務局長(寺田好二君) 農地法上違反、許可を受けずに盛土等を行った場合、罰則等もございます。その場合、農業委員会としても無断転用を放置することはできません。そこで、無断転用者に対して、撤去命令という形で指導をするということになります。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 非常にこれは、つくば市は、もっときっちりした対応が私は必要なんじゃないかというふうに思うんですよね。土砂等の埋立て等の規制に関する条例上では、まだ不法な投棄ですからね。ですから、当然持ち込まれた土については、全て撤去していただくというのが基本になるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長(長卓良君) 議員ご指摘のとおりでございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) ぜひそうしていただきたいんですね。土砂等の埋立て等の規制に関する条例の規則では、持ち込まれる土砂というのは、県内の土地のものに限るという規定があります。これは、今度の場合には、そうじゃないわけですので、これも認めがたいというふうに思うんですが、規定違反だと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長(長卓良君) 土砂等の埋立て等の規制に関する条例で議員ご指摘のとおりでございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) ぜひこういったものについては、私は、この池田地区の状況を考えて、地域の人に少し話を聞いたりしたんですが、地域の人は余り関心なくて。率直に言って。それで、問題視している人はいないんですよ。だから逆に言うと、きちんと条例どおりに手続を済ませば、これは、通る話なんですよね。だけど、通る話なんだけれども、それをやらずに勝手に持ち込んじゃう。強引なんですよね、やり方が。私は、そこは違うんじゃないのという率直な感じになりますね。ですから、市にはそれでもやった後、事後で何か悪うございましたということを入れれば通るんだからという、そういう悪い慣性がかなりまかり通っているんじゃないかなというふうなことをこの問題では感じています。きちんと手続をして、県内の土地のものを持ち込むんであれば、これは、周辺で100メートルの人の中で反対している人いないんですから通る話なんですね。それをそういったものでありながら、そういうことせずに強引にやってくるというところにこの問題についてちょっと大変なところがあるんじゃないかというのは、私は率直に感じているところです。  それで、この問題で一つお聞きしたいと思うんですが、私も勉強させてもらいましたんで、龍ケ崎の条例なども対して見ましたが、なかなか龍ケ崎はしっかりとしたつくり方をしておりまして、土地所有者の責任というのを条例の中でも明記しているんですよね。先ほどの答弁では、ちょっとよくわからなかったんですが、条例をきのうの議論でもありましたが、不適格者に対する問題とかを含めながら、土地所有者の責任とか事前協議制などについてもきちんと龍ケ崎などでは明記されていますので、そこら辺も含めて、改めて土砂等の埋立て等の規制に関する条例の見直しというのを図っていただきたいなというふうに思うんです。その点については、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長生活環境部長。 ◎生活環境部長(長卓良君) 土砂等の埋立て等の規制に関する条例におきまして、まず1点目なんですが、事前協議につきましては、現在でも条例の中でうたってございます。  2点目のその土地所有者の責任の有無なんですけれども、これは、上位であります法律の中でその管理の義務をうたってございますので、あえて今回私どものほうでは、条例の中ではうたってございません。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) その点は、ぜひ一つ今後の検討の中でそれも含めて検討していただきたいということだけ主張しておきます。  次に、入札問題でありますが、国土交通省内部の文書という答弁でございました。私もほかの自治体ではどうなっているんだろうということで調べましたところ、幾つかの自治体で要領を定めているということが見受けられました。そこで、担当部長にお聞きしますが、この間の入札で今私が問題提起したような同一入札に関係ある会社が参加しているという例はご確認されていますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 先ほど答弁させていただいたように、国の制度の中でこういった確認行為をやっているというのは、インターネット等で承知しておりますが、我々の入札においては、契約規則であるとか入札参加者の選定要綱に基づいて実施している中では、公告した条件を満たすものは入札に参加することができるということになっておりますので、そういうチェックについては、行っていないのが現状でございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) ここで深く突っ込むつもりはありませんが、私のところには、そういった事例が報告されたことがございます。それで幾つかの自治体でもこの要領を決めておりますので、今後突っ込んだ対策をしていただきたいと思うんですが、考え方だけでいいですから、ひとつお願いします。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 国のほうでは、たしか平成16年にそういった通知を内部で回して対応しているようでございますので、その内容をまず精査させていただいて、ご疑念のないような入札制度に向けて検討してまいりたいとそのように思っております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) よろしくお願いします。  それから、続いて、ヘイトスピーチについては、ぜひ、ひとつガイドラインなど抑止することをお考えいただきたいというように思いますので、ぜひそういった法体系をつくっていただければというふうに思います。  それから、谷田部庁舎の件でございますが、公的にも考えていただくということで一つお願いしたいんですが、実際問題としてスーパーは、私はこんな感情を持っているんですが、あそこにカスミストアーができたときに、谷田部地域の商店街相当影響が出まして、それでも住民にとっては、便利になったという側面もあったかと思うんですね。そうしたら、今度鉄道が通ったら、ぱっとカスミストアーがいなくなっちゃって、その利便性も含めて解消するというような状況がありました。それからアッセもできていますので、スーパーとしては、別にそのほかにもありますんで、かなりスーパーとスーパーとがけんかして、またあそこの商環境が崩れていくということが懸念されると思うんですが、そういった点について、市当局としてはどのようにお感じになっておりますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 商業施設等に関しましては、当然市民生活の利便性の向上ということは考えられますけれども、市街地の状況とかあるいは、道路などの周辺環境そういうものも含めて、検討しなくちゃならないかなというふうには考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) よろしくひとつお願いしたいと思います。公的な要望にもかなり強いものがありますので、これ、住民の中でこれを練ってもらって、何が必要なのかということを考えてもらうということが大事だと思います。それから同時に、谷田部商店街の復活問題とも兼ね合わせて、住民のところで考えてもらうのが大事だというふうに思います。よろしくお願いします。  それから、中根・金田台でございますが、繰り返しの話になりますが、茨城県も地区内の立地状況どうのこうのと言っていますが、確かに立地状況もあるんだけれども、通過交通がとにかく125号からここへの通過交通ができて、それが今度は、テクノパーク桜のほうへ入り込んで、通過交通考えてみますと物すごい混雑ですね。きのうだって5時過ぎに私が帰るときにあっちを回ってみると、なかなか進まないような状況がありますので、現実には、そういう通過交通をやはり二方面に分けていくということは、どうしたって必要なことだろうというように思いますので、そうしたことも含めて、中の立地状況は、私は、これからどうなるんだろうかという心配は別にあるんですけれども、それ以前に通過交通だけとってみても、今、大分大きな問題になっていますので、ぜひ県政要望として強くお願いしたいということでございます。  以上のことで、みどりの学園の周辺の悪臭については、ぜひともそういうことがあるということでございますので、声がありますので、引き続きの取り組みをお願いして終わりにしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) これにて滝口隆一君の一般質問を終結いたします。  次に、11番議員木村清隆君。                    〔11番 木村清隆君登壇〕 ◆11番(木村清隆君) 改めまして、議席番号11番、統一会派つくば政清会・民進党の会、木村清隆でございます。よろしくお願い申し上げます。  このたびの一般質問発言通告をさせていただきました後、各方面の方々から特にまじめに働く者が結集する連合を初めとする各労働組合の関係の方々、つくば市茨城県内のみならず、さまざまな各都県の方々からもお問い合わせもございました。そして、高齢者の方々から、また地域の方々からもご意見、ご助言など問い合わせをたくさんいただきまして、多くの市民、関係者に関心と期待を抱いていただいていることに感謝もしながら責任また襟を正しながらしっかりと質問させていただき、本日もネットライブ等で見守っていただいているところでありますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  それでは、一般質問発言通告に基づきまして、質問をさせていただきます。  質問は、大きな項目で4件です。  1点目の質問は、ワークライフバランスの取り組みについてお伺いをいたします。  2007年12月、政府、労働組合、自治体のトップは、仕事と生活の調和いわゆるワークライフバランスの検証と、仕事と生活の調和を推進するための行動指針に合意をいたしました。そこで、働くものの立場から全ての働く人々がやりがいのある仕事と充実した生活を両立できる、ワークライフバランス社会の実現に向け進めている市役所で取り組まれていること含む教育学校関係も一緒にお尋ねをさせていただきたく詳細に伺います。  まず一つ目、本年度4月以降、具体的に取り組んできたことについて伺います。  二つ目、1の本年度具体的に取り組んできたことの成果の確認と今後の具体的な取り組み、目標、数字も含めてございましたらお伺いをいたします。  三つ目、ワークライフバランスの大きな取り組みの課題の一つでありますディーセント・ワーク、働きがいのある人間らしい仕事というものがございます。こちらに関して、どのように保障をされているかについてお伺いをいたします。  四つ目、全ての男女労働者に等しく保障されているかについてお伺いをいたします。  五つ目、働く側にとって、選択可能な働き方があるかについてお伺いをいたします。  六つ目、子育て、介護等を支える制度等取り組みがなされているかについてお伺いをいたします。  七つ目、個人生活を尊重し質の高い働き方を追及する文化、制度に転換しているかについてお伺いをいたします。  八つ目、役所の社会的責任の観点からも市内多くの各企業または団体等に積極的に推進、波及効果を努めているかについてお伺いをいたします。  先日10月7日は、世界161の国と約1億7,600万人の労働者を結集するITCU国際労働組合連合が呼びかけているディーセント・ワーク、世界行動デーでワークライフバランスの基本の一つでもあるディーセント・ワーク働きがいのある人間らしい仕事、世界行動デー2017アピール案が確認されました。世界的な動きの中で日本は、現実的にはかなり多くの課題の中で大変個人的には好きな言葉でありませんけれども、ブラック企業という言葉さえも普通に使われている今、日本の情勢でございます。言葉をかえれば、私は、ブラック企業でなく犯罪経営、犯罪企業だというふうに明確に日本語で言うべきで、そして改善をしていくべきではないかなというように思っているところでございます。  そういった中で、世界行動デーでのアピール案についての内容は、省略をさせていただきますけれども、市行政がリーディング的に見本となる指導、管理責任を含めた取り組みについて、働く人のディーセント・ワーク実現のためにもワークライフバランス社会の実現に推し進める取り組みについて、重ねて詳しくお伺いをしたい、お答えをいただきたくお願いいたします。  2点目の質問に移ります。  バースセンターの取り組みについてお伺いをいたします。  筑波大学病院との連携のもと、助産師が中心となって妊娠、出産、育児をサポートする院内助産システム、つくば市バースセンターについて詳細に伺います。さらに、産科医院をふやす取り組みに関してお伺いをいたします。  一つ目、これまでの取り組み内容を含む分娩数の推移、助産師の人数等労働条件について伺います。  二つ目、今後のバースセンターの連携、取り組みについて伺います。  三つ目、産科医師不足に対応する取り組みについて伺います。  四つ目、市内産科医院をふやす取り組みについてお伺いをいたします。  3点目の質問に移ります。  高齢者運転免許自主返納の取り組みについてお伺いをいたします。  高齢者の交通事故防止対策、運転免許自主返納等についてと高齢者の交通福祉に関して、詳細にお伺いをいたします。  一つ目、高齢者の交通事故状況、推移について伺います。
     二つ目、高齢者の運転免許自主返納支援事業についてお伺いいたします。  三つ目、高齢者の運転免許自主返納後の交通保障について。また、その家族の保障についてを含めてお伺いをいたします。  四つ目、高齢者にとって、車は単なる移動手段ではないとの指摘があります。免許を返納すると自信を喪失してしまい、また認知症になるリスクも高くなるとの発表もあります。高齢者への対応について伺います。  五つ目、高齢運転者の認知症検査等市で行うことの考えについて伺います。  4点目の質問に移ります。  公共施設等における石碑の転倒防止についてお伺いをいたします。  市内各地の公共施設、自由に出入りできる民間施設や神社、寺院なども含めて、建立されている石碑、各記念碑や鎮魂碑、また忠魂碑、慰霊碑、さらには灯籠等転倒防止対策を含めた安全管理に関してお伺いをいたします。  一つ目、安全管理指導しなければならない石碑等の実態についてお伺いをいたします。  二つ目、東日本大震災以降石碑等の安全対策、対応について、具体的にお伺いいたします。  三つ目、今後の安心安全な具体的な取り組みについてお伺いをいたします。  以上、壇上からの質問を終えます。ご答弁のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(塩田尚君) 総務部長鈴木傳司君。                  〔総務部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎総務部長(鈴木傳司君) ワークライフバランス社会の実現に向けたつくば市の取り組みについてお答えいたします。  一人一人の職員が働き方を見直すことによって、仕事と生活がお互いによい影響を及ぼし合いながら相乗効果を生み出し、仕事と生活の両立を充実させるワークライフバランスの取り組みは、非常に重要であります。  市長公約事業のロードマップでは、年間480時間を超える時間外勤務をする職員数を平成31年度実績でゼロとする指標を設定しております。実績として、平成28年度に年間480時間を超える時間外勤務をした職員数は40人、全体の2.8%でした。業務上一定の時間外勤務が生じることは、やむを得ないものと考えますが、仕事と子育てや介護を無理なく両立させるためには、長時間労働の是正が必要なのは、言うまでもありません。働きやすい職場環境等の整備を業務改善と並行して進めていくため、本年4月総務部内にワークライフバランス推進室を設置しました。本年度4月以降の具体的な取り組みは、大きく次の5点になります。  1点目は、現状の把握と課題の抽出。2点目は、水曜日のノー残業デーの徹底。3点目は、研修などによる管理職員を対象とした職員の意識改革。4点目は、外部の専門的な知見による業務改善の取り組み。5点目は、時間外勤務の実施状況等の情報共有、見える化でございます。  これらの取り組みの成果でございますが、ノー残業デーの実施につきましては、その達成率が93%程度で推移しており、働き方にめり張りがつき、心身のリフレッシュにつながっているのではないかと考えております。  また、時間外勤務実施状況の見える化や管理職研修等によって、管理職が職員の勤務状況を把握することがより容易になったことや、ワークライフバランスに対する意識が今まで以上に高まっているなどの成果があると考えております。外部の専門的な知見による業務改善の取り組みについては、庁内から3課のモデル課を設定し、本年11月に本格的に始まりました。これからもモデル課全体で改善に向けて取り組んでいき、これらモデル課における参考になる改善の実績や成功事例など、来年度以降庁内に横展開していくことを考えております。  つくば市のディーセント・ワークの保障に向けては、職員の仕事と生活の両方が充実したものになるワークライフバランスの取り組みがディーセント・ワークに当たると考えます。  ワークライフバランスの現状把握と課題抽出を目的の一つとして、本年6月に職員アンケート調査を行いました。アンケート結果では、78%の職員が現在の仕事にやりがいを感じていると回答していることから、多くの職員のディーセント・ワークは進んでいると考えております。ディーセント・ワークが男性、女性の性別の差がなく進んでいるか、また、選択可能な働き方が実現されているかについては、現在正職員については、昇任、昇格や育児休業制度等の取得について、性別の差がなく保障されていると考えております。しかし、市役所で働く臨時職員等も含めた全ての方に対して、ディーセント・ワークが保障されているかについては、不十分な状況にあります。地方公務員法の改正により、平成32年度から職種や雇用形態が変わることが予定されています。法改正の動向を注視し、市役所で働く全ての職員等のより働きやすい環境づくりに取り組んでまいります。  育児休業などの制度の利用については、男性職員がこれを取得した事例が少ないことから、女性職員に限らず男性職員も子育てに積極的に参加できるような職場環境となることを目指して、育児休業制度や子育てに関する制度の周知を行っております。なお、平成28年度の育児休業取得率は、女性職員が100%、男性職員は5.4%でした。また、育児と仕事の両立を図るための部分休業、子の看護休暇等の制度があり、多くの職員が利用しています。介護については、本年4月に介護休暇制度を改正し、また介護時間を申請することで働きながら介護しやすい環境整備を整えましたので、さらなる周知を進めてまいります。  つくば市役所は、これまで述べたワークライフバランスの推進の取り組みにより、職員の働き方についての意識が変わり始めていると考えております。個人生活を尊重し、質の高い働き方を追求する文化、制度への転換には、もう少し時間がかかると感じますので、今後もさまざまな施策によりワークライフバランスの推進を図っていきたいと思っております。  ワークライフバランスの推進は、育児、介護問題の改善、男女共同参画社会の実現のための土台として、非常に重要なものと認識しております。つくば市役所も市内の事業所の一つとして、女性管理職登用の推進や育児、介護休暇を取得しやすい環境づくりなど率先して取り組み、地域に発信していきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) 教職員のワークライフバランスの取り組みについてでございますが、校務支援システムの導入の検討、茨城県教育情報ネットワークシステムの有効活用、ICTの効果的な活用の検討、児童生徒指導要録の電子化の検討、中学校での適切な休養日の設定、部活動外部指導者の活用を進めているところでございます。さらにPTAを初め、各ボランティア団体等からの協力を得て、事業を実施しております。  また、土日祝日のつくば市が取り組むイベントへの参加につきましては、学園、学校の実情に応じて参加ができるようにしております。さらに、ノー残業デーの取り組みについて、積極的に実施していただくよう訪問指導の際に啓発をしております。その取り組みに対する成果、取り組み目標についてでございますが、土日祝日のイベントへの参加を希望制にしたり、学園単位にするなど学校の現状に応じ参加がしやすくなっていることで負担軽減につながっているかと思っております。また、ノー残業デーの取り組みにつきましては、学校ごとや時期などによっても状況が変わっておりますが、できるだけ週1回の実現を推奨しているところでございます。そのほかの取り組みでは、検討段階のものも多く、また、実施されているものも一部にとどまっておりますので、今後も引き続き検討していきたいと考えております。  なお、来年度は、タイムカード等の導入で、教職員の出退勤状況を把握し、課題を検討するなど勤務時間短縮に向けて取り組んでまいります。  次に、公共施設等での石碑ということでございます。各学校及び幼稚園における石碑等の実態についてでございますが、石碑等の有無については把握しておりますが、寸法、形状等の詳細につきましては、把握してございません。また、東日本大震災以降の安全対策につきましては、震災等に倒壊等の被害が確認されていないため、現在のところ新たな安全対策は実施しておりません。  今後の取り組みについてでございますが、学校の先生方の協力をいただきまして、日常業務の中で目視等による現状確認をし、対応の方法等につきましては検討してまいります。  次に、市の文化財展示施設等における石碑や灯籠、五輪塔ほかの石塔類の実態につきましては、小田城跡歴史広場等に四つあり、いずれも15年以内に整備したもので倒壊の危険性はないと考えております。神社、寺院等にある板碑、石塔類につきましては、過去に一部を調査しておりますが、30年以上前の調査であることから、現状は不明でございます。ただし、県や市の指定文化財におきましては把握しており、板碑が5件、石塔類が12件の計17件、うち住職等が管理する場所にある物は4件で、こちらも現在のところ倒壊の危険性はないと考えております。  文化財は、倒壊やそれによる損傷も避けなければなりませんので、東日本大震災以前からほかの文化財も含めて、目視による巡視を行っております。しかし、文化財の巡視は、近くを通った際などに適宜行っているのが現状でございまして、頻度が少ないため、今後は定例化し、計画的に実施したいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 保健福祉部長小田倉時雄君。                 〔保健福祉部長 小田倉時雄君登壇〕 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) バースセンターへの取り組みについてですが、つくば市バースセンターは、平成25年9月に全国初の試みとして、県内で唯一の医育機関である筑波大学に寄附講座を開設し、産科医及び助産師を育成しながら、地域の分娩取り扱い医療機関の不足を効果的に解消していく試みとして開設されました。これまでの分娩者数は、平成25年が1人、平成26年が43人、平成27年が119人、平成28年が114人と順調に推移しており、出産された方からは、検診時から出産、産後に至るまで安心して過ごすことができたと好評をいただいております。なお、これまでバースセンターにおいて出産された方は、つくば市民が最も多く227人中(後刻:「277人中」に訂正)237人と全体の約85.6%を占めております。また、バースセンター評価委員懇話会においては、運営の進捗は、順調に推移しているとの評価をいただいております。  バースセンターの就業環境は良好であり、産科医を中心に出産を補助する助産師が互いに助け合いながら無理なく業務に取り組んでおります。今後も継続して安心して働きやすい職場環境づくりに、筑波大学と連携して取り組んでまいりいます。  今後の取り組みについてですが、寄附講座及びバースセンターの設置期間が本年度末をもって終了となりますので、平成30年度以降の事業運営のあり方につきましては、バースセンター評価委員懇話会の意見も踏まえまして、バースセンターのより一層の充実に向けて、検討してまいりたいと考えております。  次に、昨日の山中議員のご質問にもお答えいたしましたが、産科医及び助産師、産科医療機関の不足への取り組みにつきましては、近年産科医や助産師の不足により全国的に産科医療機関が減少し、出産を取り巻く環境は、厳しさを増している状況にあります。現在のつくば市内における産科医療機関は4カ所と、他市と比較しても少ない状況にあることから、産科医療機関の増設とともに産科医や助産師を確保することが本市に求められる重要な課題の一つであると認識しております。  課題の解決に向けまして、産科医療機関の新設または増床に係る経費の一部を補助することにより、産科医療機関の経営の安定化を図り、産科医療機関、産科医や助産師を確保することなどについての検討を現在進めているところです。  まだ、寄附講座において、産科医及び助産師の育成確保を継続して推し進め、将来にわたって市民の安全安心な出産の場を安定的にできるようにこれからも努めてまいります。  次に、高齢者の交通施策についてですが、免許を返納した高齢者に限定した取り組みではありませんが、つくば市では、高齢者タクシー利用料金助成事業を実施しております。この事業は、高齢者の外出支援や社会参加の促進を目的に、65歳以上のひとり暮らしの方、70歳以上の高齢者だけでお住まいの方、70歳以上で市民税非課税世帯の方にタクシーの初乗り運賃の助成を行っています。対象者の申請に基づき一人当たり年間12枚の助成券を交付しています。  今後につきましては、現在利用者の利用状況調査を実施しておりますので、その結果を踏まえ関係各課と連携を図り、高齢者の移動支援の充実に努めてまいりたいと考えております。  次に、免許を返納した高齢者への対応についてですが、免許証を返納すると高齢者が家に閉じこもりになったり自信をなくしたりすることにより、認知機能が低下することが考えられます。市では、現在認知症にならないための予防教室の実施や高齢者の生きがいづくりのためのボランティア活動、居場所づくりのためのサロンなどへの積極的な参加を推進する取り組みを行っております。  今後は、さらに庁内関係各課と連携し、免許証を返納した高齢者に対し、出前講座等を開設するとともに認知症への気づきを促す取り組みを行うなど、高齢者等が安心して暮らせる地域づくりに取り組んでまいります。  先ほど答弁の中で、バースセンターの出産された方、つくば市民が最も多くというところで、227と申してしまいましたが、正式には277名中ということでございます。おわびして訂正いたします。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) つくば市内の交通事故についてでございますが、茨城県警察本部のデータによりますと、平成27年度に8,731件、平成28年度に8,868件、平成29年度は10月末現在におきまして6,472件の交通事故が発生しております。そのうち交通人身事故が、平成27年は943件でございまして、このうち高齢者が関係するものが224件、平成28年は879件のうち218件、平成29年は10月末現在におきまして、629件のうち182件と、件数については、ほぼ横ばいで推移しております。現在、つくば市では、交通安全教育指導員を4名ほど採用いたしまして、保育園を初め幼稚園や小中学校、シルバークラブなどに出向きまして、年間450回ほどの交通安全教室を開催しております。寸劇や自転車シュミレーター、歩行者用信号機等を活用いたしまして、交通安全の啓発に取り組んでいるところでございます。  次に、高齢者運転免許自主返納につきましては、交通事故防止対策の一つといたしまして、高齢者が自主的に運転免許を返納していただいた場合に自動車のかわりとなる交通手段として、つくバス、つくタクの乗車券を進呈するなど、運転免許返納の促進を図っております。  返納の件数でございますが、平成27年度が149件、平成28年度が223件、今年度は既に10月末現在で168件の返納をいただいております。  今後もホームページや市報等への掲載により周知を図るとともに、高齢者交通安全教室を開催いたしまして、高齢者運転免許自主返納支援事業を推進してまいりたいと考えております。  なお、高齢者運転者の免許更新につきましては、これまで75歳以上の運転者は、運転免許を更新時にだけ認知機能検査が義務づけられておりました。しかし、平成29年3月12日から道路交通法の改正によりまして、高齢運転者対策の推進としまして、臨時認知機能検査と臨時高齢者講習が新たに設置されました。75歳以上の運転者が認知機能が低下した場合に行われやすい一定の違反行為、これは18基準行為と申しますが、こういう違反をした場合には、臨時認知機能検査を受けることになります。この検査によりまして、認知機能の低下が運転に影響する恐れがあると判断された高齢者につきましては、臨時高齢者講習の受講が必要となります。  これらの検査や講習を受けない場合は、運転免許の取り消しまたは停止となってしまいます。現時点では、市独自の高齢者運転者の認知症検査等は実施しておりませんが、今後、他自治体等の動向を注視してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 高齢者の運転免許自主返納後の交通に関連しまして、市の公共交通における取り組みといたしましては、市内にお住まいの65歳以上の高齢者を対象に、つくバス及びつくタクの運賃を半額にする高齢者運賃割引制度を導入しております。加えて、つくタクについては、自宅から利用できるようにするなど高齢者に配慮した運行形態にしており、実績といたしましては、利用者の約8割の方が高齢者となっております。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 地震などによる石碑等の倒壊から市民の安全を守ることは、極めて重要であると考えております。市が管理するものにつきましては、市が責任を持って安全を確保していくとともに、民有地についても、所有者や管理者に責任を持って安全対策を施していただけるように広く周知をしてまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 財務部長小泉邦男君。                  〔財部部長 小泉邦男君登壇〕 ◎財務部長(小泉邦男君) 市内の公共施設に設置されている石碑等の実態についてお答えいたします。  石碑等につきましては、町村合併による閉庁記念碑や戦没者の慰霊碑などが各旧庁舎敷地に設置されていることを確認しております。危険と思われた旧谷田部庁舎の灯籠につきましては、東日本大震災の前に上部のかさ部分をおろして、倒壊防止対策をしておりました。それ以外の各旧庁舎の石碑等についても、東日本大震災による被害はありませんでした。そのため、石碑等の安全対策につきましては、現在は目視による確認で対応しております。  今後も石碑等の状態を見ながら適切に管理することが必要だと考えております。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 大変多岐にわたっての丁寧なご答弁ありがとうございました。  さらに理解を深めさせていただき、さらなる前進のために質問、確認をさせていただきたいというふうに思っております。  まず1番目のワークライフバランスの取り組みについてでございますけれども、まずもって、改善をするために3課をモデル課として取り組まれているということ、それはそれで望ましいと思うんですけれども、外部のコンサルをお願いするということですが、なぜ外部にお願いしているんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) もともとこの業務改善という部分、あるいは職場環境の改善という部分は、職員は、もちろん残業をしながら、あるいはいろいろな業務をやりながら、なかなかつらいなという部分は持っているんですね。ただそれを具体的にどう改善するかというのを考える時間、あるいは検討する時間、それがそもそも非常に少ない。この内部だけで思うだけではなくて、広い視野でそういったヒアリングをしながらご指摘をいただくというようなことを目的に外部委託したものでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 作業改善を考える時間もないほど、管理職含めてそんなに忙しく大変心配な労働環境だなというように思ったところであります。基本的に、一昨日の先輩議員の質問の中にKPIのお話もございましたけれども、さまざまな数値をして取り組むに当たりましては、いろいろな改善のやり方があろうかと思いますが、私の経験の小さなわずかな経験の中であっても、基本的にはいわゆる小集団活動QCサークル的なものが一番の基本になる。それがあってこその職場の改善、お互いの理解し合う、まさにディーセント・ワークにつながることかと思われるんですけれども、そういった日々の中での何か特出的な改善活動されていることがありましたらばお教えください。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) もちろん週1回、最低各部でミーティングを行っております。これは、事業の進捗状況であるとか問題点であるとかそういったことは、係なりあるいは部内で全て協議をしております。それを進めている中でなかなか問題点があるなという部分については、その都度上司と協議するなり同僚と協議するなりして、進めているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 通告を少し外れますので、要望だけ申し上げますけれども、ぜひとも職員の改善提案とかさまざまな職員に対する表彰規定もあろうかと思いますので、そういった中において、ぜひともワークライフバランスにかかわるような職務改善の分においてもより重きにといいますか、新たにでも結構ですけれども、そういった形で表彰すればいいというわけではないかもしれませんけれども、ぜひそういった角度からも取り組みをお願いしたいというふうに思っております。  続いて、男女労働者または子育て、介護などについて、より市民に対しても波及効果をもたらせるような行政としての取り組みの中において、周知、指導、セミナー等の何らか啓発活動等がありましたら、より具体的には実現を含めて、お話いただければお伺いしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 中山市民部長。 ◎市民部長(中山貢君) そのセミナー等の開催いたしましたのは、うちのほうで市民部の男女共同参画室が、11月25日にみんなの集いという形で、正式名称は男女共同参画会議というふうに私どもは呼んでいるわけでございますが、今回については、本年度については、ワークライフバランスをテーマに開催させていただいています。  11月25日にカピオホールで開催して、18回目にはなりますけれども、その集いの開催に当たりましては、市民参加による実行委員会において、その時々で話題や関心の深いもの、そのテーマについて、この実行委員会で協議していただきます。このテーマに基づいた講師に講演会を中心に実施しているわけでございますけれども、市内の推進団体の活動状況を初め、小学生や一般などから公募で寄せられた推進に関する標語、その標語の授賞式などを市民、行政が一丸となって、この男女共同参画推進に向けた取り組みの表明を行っているところでございます。  今回の講演会のアンケートを見ますと、新たな気づきがあったとか、そしてワークライフバランスを考えるいい、よいきっかけとなったと、そういうふうな感想を参加者からいただいているところでございます。そういうふうな形で周知しております。よろしくお願いします。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 私自身もさまざまな市で取り組んでいるセミナー等そういったものにも参加させていただいているところでありますが、ただいまのやつについては、別な用事で申し込んでいたんですけれども参加できず残念であったんですが、一部参加者に聞きましたらば、今、部長からお話があったとおり大変有意義、有効だという好評でございました。また、今回以外のやつでも私が参加しているときでも、実は市の職員の方が有給、休みを取って参加されていると、本当に頭が下がるといいますか勉強熱心な職員の方も何度となく見受けることがございましたけれども、ぜひとも今回のようなテーマであれば労務担当の方とか課長の方とか、公務の立場で仕事の立場でそういったセミナーにも参加していただいて、また、市民の方の反応だとかみずからマネージャーとして、仮に仕事やるときも、そういった、よりそれぞれマネージャー、管理職研修というのは別途行っているかと思いますけれども、市民とともに、そういったものにも参加するということもプラスになることがあろうかと思いますので、要望といいますか、申し上げておきたいというように思っております。  続いて、働く立場の環境としてワークライフバランスの中で基本的一番大切なのが、やはり人間ですので、健康管理そういった中において、1日24時間そのうち8時間が労働、8時間は自分の幸せ追求の時間、そして8時間は睡眠を含む健康についての体力づくり、基本的な考え方で取り組んでいるベースがあろうかと思いますけれども、そういった中において、1日8時間労働が休日日数を少なくして短時間勤務等さまざまな働き方があろうかと思いますけれども、そういった中において、通勤時間、市の職員また教職員等について、ある一定の厚生労働省、旧労働省等々厚労省等々でのモデル、物差しとするおおよそのそれぞれの時間配分というものが提示された過去にもございましたけれども、つくば市においてそれぞれの職員の方々でかなり遠距離から来ている方もいらっしゃるやにも聞いておりますけれども、実態的な数字についてお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) まず、通勤距離が最長の職員でございますが、片道100キロメートルの職員がおります。また、電車を使っての所要時間の一番長い職員は、片道100分を要している職員がおります。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 教職員、学校関係ではいかがですか。 ○議長(塩田尚君) 新井教育局長。 ◎教育局長(新井隆男君) 教職員の通勤距離ということで、40キロ以上の教職員についてでございます。40キロ以上の教職員が17名おります。最も遠い教員は、86キロ時間が90分程度ということです。それから70キロが1名で1時間。60キロ台が6名でおおむね1時間から1時間30分。50キロ台が4名でおおむね1時間。40キロ台が5名で1時間弱ということでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) それぞれ公共機関を使った場合乗り換えは、いろいろな物差しの仕方、仕事の作業内容にもよりますけれども、基本的にはおおよそ公共機関を使った場合には、電車等、バス等使った場合には、ドアツードアで2時間以内、望ましい乗り換えは2回以内とか3回くらいまでやむを得ない、4回は少し危ないかなという判断になろうかと思います。車通勤であれば、高速を使っても一般道を使っても高速も緊張感高まりますので、おおよそ40キロ以内、オートバイですと20キロ以内、自転車ですと4キロ以内とか、いろいろな奨励する、望ましいという物差しがあろうかと思いますけれども、つくば市において、労務管理上どういった数値を物差しにされておりますかお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 通勤距離については、やはり通勤手当の上限の関係もありますが、基本40キロ(後刻:「60キロ」に訂正)を上限と考えております。60キロ以上の職員については、片道のみ高速代を支給するというふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 実態的に職員の教職員の健康管理、安全衛生の面から望ましいという距離。現実支払っているということではなく、望ましいという数値についてお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 現在望ましい数字というのは、具体的に持ち合わせておりませんが、ただ、通勤手当の支給を40キロを上限とするという中でやっておりますので、その辺が上限として望ましいんではないかというふうに考えてございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。
    ◆11番(木村清隆君) あくまでワークライフバランス推進するに当たりまして、8時間の労働プラス通勤時間を鑑みなければいけないとしても、今お話いただきましたような距離をおおよそ物差しにすると、目安とするというときに、実際に職員の方で100キロの方がいらっしゃるというのはあり得ないことですね。通勤途上、災害に遭ったときに管理者の法的責任をとられるのも当然捉えなければいけない立場なのかなと。本人が故意に好きでやっているんですと、本人がやらせてるからということでなく、それは、市長初めとする管理責任というのは、大きな問われると思いますので、何らかの指導または対応をされるべき。  さらに、教職員の先生方の中にも片道86キロ、または90分かかるとか、こちらにつきましても、それだけでも一仕事往復、それで今教育現場が大変だと、いろいろなことささやかれているといいますか、悲鳴のようにも上がっている。そういった中において、現実的に、現実は現実として、今後の対応策としてそういった部分において、ワークライフバランスしっかりと仕事に熱中できる健康管理について、教育の立場ではどのようにお考えになっていますか。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 私のほうからお答えします。  教職員の場合には、人事権が茨城県にあるわけですね。ですから、長距離通勤をされている先生などほとんど管理職。特に、校長が多いというのが現実です。県北にお住まいで、県北がだんだん学校が少なくなるというようなことで、県南のほうに校長として赴任するケースが結構多くなっているということが、長距離、今85キロが一番長い距離で、上郷小学校の校長がそうかと思いますけれども、そのような事情があるということで、市の責任でなかなか改善しにくい状況があるということでご理解いただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) まさに地元でもあるんですが、上郷小学校や、また今鹿島小学校、大変に長距離。今、教育長がお話の現実そのようなといっても、地元つくば市近郊に校長先生をやるだけの人材がいないのかといったら、決してそんなことはないと思うんですね。それを県北から、水戸を越え、石岡を越え、土浦を越え、つくば市に来て、つくば市に至って、むしろ端のほうの上郷まで校長先生が赴任しなきゃいけないという理解をするどころかとんでもないことでありまして、健康管理よりも何を優先しているのかという大変に疑問を持ちますので、そういったところにおいては、いくら県の人事といえども、子供たちのためにもぜひとも教育局のほうからも、また市のほうから県のしかるべきところには申し入れを必ずやしていただきたい。本人の先生方は、本当に個人をどうこう言うつもりはございませんですし、今お話した小学校の先生方、本当に頭が下がる思いで、大変丁寧に行っていただいているのを目の当たりにしておりますので、そういった形においても、よりディーセント・ワーク、人間らしい働き方、ワークライフバランスというところからすれば、先生方、さらには職員においても100キロを超えるというのは、あり得ない距離でございますので、そういった方に対しての何らかの工夫策を算段していただきたいというように思っております。  そういった中で、ディーセント・ワーク、働きがいのある人間らしい働き方の取り組みの中で、一番大切というものは、幾つかございますが、その一つとして、人事評価というものがやりがいにもつながる大きな課題だというふうに考えております。そういった中において、昨日、先輩議員であります金子議員の質問に対して、フロアが狭いためにということで、人事評価等に影響を及ぼす懸念があるとのご答弁がございました。私的には、大変疑問を感じましたので、改めてお伺いをいたします。  小野議員からも質問がありましたKPI数値目標、重要業績評価指標など、何らかの人事評価に影響を及ぼす懸念があるため、そういった中での数値評価をする物差しがあるのでしょうか。そういったように今後、今はともかく問題、心配が懸念するということは、これまでそういったようにフロアが分かれたとか手狭の中で心配事を積み上げるに当たって、積み重なった、また想定を今後するに当たっての1年、2年という時間の経過の中で、どのような取り組みをして、どういう数値的な何らかに置きかえて、将来的に心配だ、だから早急にフロアとかというふうに、常に改善、改定するに当たっても、現状の認識のそういったこの1年間の取り組みについて、具体的な物差しを含めてお答えいただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) まず、先ほどの通勤距離の上限の件で、私40キロと申し上げましたが、通勤手当の関係ですね。それを60キロに訂正願います。申しわけございませんでした。  それと、きのうの庁舎の現状に対する私の答弁でございますが、所属長の目の前に所属する職員がいない部署もあり、適正な指導、助言ひいては人事評価等に及ぼす懸念もあるというふうな金子議員に対する答弁をさせていただきました。この答弁の趣旨としましては、今後心配されることの一つとして、人事評価等に影響を及ぼす可能性があるという懸念をしたという、するという趣旨で答弁させていただいたものですが、今、木村議員のほうから尺度とか人事評価についてのお話がありますが、そのご質問をいただくということは、今の我々のこの庁舎の中での現状を非常に重く受けとめていただいたというふうに私は理解しております。  きのうの市長の答弁にもございましたが、適正な職場環境を整備するため、関係部署と協議の上、早急に検討していきたいという答弁がございましたので、これは早急に進めたいと思っております。  人事評価を含めた尺度でございますが、これは、人事評価そのものについては、研修も今年度から昨年まで2回だった研修を人事評価者の研修ですが、これをさらに強化する意味で3回ほど実施しました。その結果は、まもなく提出される予定になっておりますが、その人事評価については、きちんと尺度も含めて、こういうやり方でこういう解釈で、こういう記録をとって評価していくというものは、きちんと決まっております。  職場環境の尺度、なかなか感覚的なものも多少入ると思います。昨日もちょっと説明しましたが、同一フロアにいる部署と課がそれぞれ違うフロアにいる者というのは、やはりきちんとした評価をするために、プラスアルファの努力をして評価すると、その差の内容を評価するという意味では、人事評価の中でその辺をきちんとそれなりの研修の中での尺度を持った評価をしているというふうに考えてございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 老婆心といいますか、いろいろな思いもあるかと思いますけれども、評価する方の評価者訓練は、当然といいますか、より進めていただければなと思うところであります。お忙しいところと思いますけれども、大切なところになりますので。  しかしながら、現状的にも既に1年、2年とフロアが分かれたそういった職場環境で仕事に取り組んで頑張っていただいている職員の方々、評価者訓練研修だけでなく、評価を受ける方の訓練、我々はこういった場所にいるけれども、こういうふうに評価してもらえているんだ、見てもらえているんだ。また、自己申告書に何か提言する、評価を受ける方々に対する評価を受ける側の訓練、そういった研修は行われているんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 評価を受ける側の研修というのは、職層各種、定期的な研修は行っております。市長も以前から、今後の大きな流れとしては、評価に対しては、上司からの評価のみではなく、いろいろな場面で360度展開をするような方向で検討できないかという指示もいただいておりますので、今後は、部下のほうからもあるいは上司の評価も含めて、そういったことも念頭に置きながら研修を進めていって、そう遠くない時期に実施できればいいなというふうには感じております。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 昨日、一昨日と五十嵐市長からの答弁の中でも、大変期待することもございますので、後ほど少し触れたいと思いますけれども、ぜひともよろしくお願いいたします。  さらに、産業医のほうからも昨日の中で、衛生面において課題があるというようなお話がございました。私も以前から豊里すこやか給食センターをつくるときも休憩室についてのかなりの提案をさせていただいて、その後でき上がってから改善をしていただいたという経過がございましたけれども、つくば市本庁舎においては、当初848名、今1,200名を超えるという中においてでございますが、労働基準法、労働安全、衛生法からすると、相当の休養室、休憩室が必要であり、横になるフロアも必要とか、さまざまなことがございますが、現状、私、この上の階だけは行ったことないんですが、そこにあるとは思えませんので、見当たらないんですが、そういったことについては、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 今、この庁舎の構造上、休憩室と言われる部分は、特に設定しておりません。ただ、緊急で体調を崩したような場合の方が一時待機するといいますか休憩する場所については、確保してございます。  今後については、産業医が言うような職場環境の中で、やはりロッカーの上に物を置いて危険だとか、ロッカー自体が少ないんではないか。あるいは、今、議員おっしゃるように職員の休憩スペースがきちんと確保できていないんじゃないかというようなご指摘もございますので、それは、今後、先ほど申し上げました検討の中で加えて進めていきたいというふうに考えております。(後日(12月15日)追加答弁あり) ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 既に法令違反、コンプライアンス違反をしているところでございますので、(後日(12月15日):「既に法令違反、コンプライアンス違反をしていると考えられます。」に訂正)ある一定の何か事情が起きたときには、相当の責任をとらなければいけない。責任をとればいいということではなく、優先するのが、安全第一、健康第一でなく、市民サービスが第一であるけれども、しかしながら、そういった同じ位置で働く方の環境がよくなくて、市民サービスにつながることはあり得ないと思いますので、いずれにしても法令違反しているのは、間違いありません。(後日(12月15日):「いずれにしても法令違反していると考えられます。」に訂正)そういった中で働く方々、私は、大変不幸な労働環境だと思っていますので、ぜひとも早急にとか、即きょうにでも見直しを取り組んでいただきたいなというように思っているところであります。  そういった面含めますと、職場での安全衛生委員会等の職場会合というのは、法令的には、月1と開催しなければいけないという法律がございますが、どういった活動されているかお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 衛生委員会については、月1回実施しております。これは、1年間委員を任命させていただいて、それぞれの部署の方が委員として出席いただいて、職場環境についてご議論いただく。あるいは、産業医の先生にも同席いただいて、そのご意見をきちんと受けとめながら今後の対応策に取り組んでいくというようなことで、私が委員長しながら会議を進めているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 本当にワークライフバランス、働く者の環境というときに一番大切な健康管理でございますので、よろしくお願い申し上げます。  私事でございますけれども、議員になる前の10年程前のことではありますけれども、東京勤務している時代に夜とか休日にビジネススクールに通学をさせていただきました。そのときにコーチングの学びの時間をつくりました。偶然でありますけれども、麹町の大妻女子大学の教室会場で、実は、五十嵐市長のお兄さんに出会いまして、コーチングセミナーのスタッフとしてご指導もいただき、その人柄にはここで別に持ち上げるわけでありませんけれども、すばらしいお兄さんの人柄とまた指導力に関心をし、またコーチングの勉強、私自身も継続したのかなというふうに思っております。  セミナーの代表であります伊藤様から、現状も毎週のようにメールもいただきながら、もう既に500通を超えるメールをいただいて、拝読をさせていただいております。桜井さんという先生のコメントも大変印象的でありまして、最近のメールでは、空気をつくるにはどういうことかという、日本人は古来から空気を大事にしている。老若男女空気といえばぴんとくる。そのような中で公的な関係性、周囲の利害関係者たちとよい関係を築き、それを維持する内容ということでございましたけれども、まさに職場環境をということに意識を捉えたところでございます。  そのようなコーチングに取り組まれている、おとといですか、五十嵐市長からもコメントがございましたけれども、五十嵐市長のいろいろな知識、経験について、私も大変に期待をしているところでございます。誰が正しいのかではなく、何が正しいのかを基本にコーチングでの方針も大切に推進されまして、多くの働く職員を初め、市民の皆様の期待から信頼されるワークライフバランスを進めていただきたくお願いし、そのような中で五十嵐市長からのお考え、もしくは覚悟を持った具体的な決意などありましたらお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) きのうもご答弁申し上げましたけれども、今の職場環境、この庁舎の環境というのは、改善をしなくていけない。そのためにさまざまな検討を急ぎしているということは、昨日お答えしたとおりであります。簡単に言えば、この庁舎をつくったときの見通しが甘かったわけで、そのあおりが職員に今きてしまっている。それに対して、少しでも早く改善をすべく、さまざまな選択肢を考えているというところですので、ぜひご理解をいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 本当に多くの期待をしている方々、私を含めいらっしゃいますので、ぜひ期待を信頼にかわるようお願いしたいというように思っております。  続いて、2番目のバースセンターの取り組みについてお伺いをいたします。  設置期間が本年度末で終了ですけれども、平成30年度以降に向けて、一層の充実を向けて検討するというお話でございましたけれども、来年以降も同じような形、市で予算等含めて取り組みを行われるのかどうかお伺いします。 ○議長(塩田尚君) 小田倉保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) バースセンターは、今年度末までの契約になっておりますので、来年度以降につきましても、寄附講座を含めまして、継続する方向で検討を進めているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 懇話会のほうの意見も踏まえて、一層の充実に向けて検討という答弁もございました。懇話会の意見を踏まえて、一層の充実どのような意見が出ていたのでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 小田倉保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) まずは、このバースセンターを利用するに当たりまして、利用者数の推移というところで順調に伸びているというご意見をいただいているほか、やはり筑波大学の院内の周産期母子医療センターとの連携などもあるというところで、安心して出産ができる環境となっているというような評価をいただく中で我々も参加いたしまして、赤ちゃん訪問での市のアンケートの報告をいたしましたところ、つくばで産みたいけれども産めなかったというようなご意見も多数ありましたので、そのことを踏まえまして、懇話会でもその増床を含めた一層の出産環境の充実というところのご意見などもあったというように思います。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 続いて、バースセンターで分娩数が277というお話でございました。そのうちつくば市民が237名ということは、他の市民は40名ということになります。バースセンター以外市の産科医療機関で分娩された、つくば市民の分娩者数と他市民の人数がもしわかればお教えください。 ○議長(塩田尚君) 小田倉保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) 市の医療機関の分娩数でございますけれども、全体で約2,550人でざいまして、そのうちつくば市民がどれくらいの割合かといいますと、約でございますけれども、1,100から1,200人というのがつくば市民の出産の状況でございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) そうしますと、1,300前後が市民以外ということかと思います。そうしますと、今後の方向性考えたとしまして、産科医療施設増床または、産科医、助産師を確保することについて、一部の経費を補償することなども考えられるというお話でございましたけれども、やはり地域医療という観点からしますと、隣の常総市も産科医が残念ながらゼロになりました。それぞれの中で、つくばならではの形で、じゃあこちらにそういった助成する医院をつくる、いろいろな大学の医学生をここにとどめるというような取り組みをしていただいているご報告もいただいていますけれども、そういった中において、やはり各地域の自治体との話し合いをしていただき、そして、場合によっては、各自治体からも補助をいただくような形での取り組みをすることが、他の自治体から来る方も安心してそういった医療制度が確保できるとなろうかと思いますけれども、そのような地域を越えての市外を越えての取り組み等についてお考えございますか。 ○議長(塩田尚君) 小田倉保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) やはり答弁でも申し上げましたが、産科医、産科医療機関というのは、どこでも不足しているという実情がございます。そういったことからやはり近隣市との連携というのは、必要不可欠であるというふうに認識しております。特に、医療圏域という観点から申し上げますと、圏域全体でこういった機能がないと市民の生活等、近隣住民の生活等にも不便を来すと思いますので、議員おっしゃられるようにやはり近隣市町村との連携というのは深めていきながら、いろいろな対応も含めて検討させていただきたいというように考えております。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) ぜひとも産み育てやすいつくば、または、この地域のためにも育てやすい、いろいろ取り組んでいますが、産みやすいということでもそのようにぜひとも進めていただければというように思っております。ありがとうございます。  続いて、3番目の高齢者運転免許自主返納についてでございますけれども、事故件数は、実際に茨城県全体のいろいろなホームページ等の資料等を見ても数字は減っておりますけれども、ただし、全体の全事故を占める割合としての構成率は、事故発生件数として、平成18年は22%だったのが平成28年は32%と1.5倍に大幅にふえています。死亡者数についても負傷者数についても大幅に高齢者の比率が高まっている数字が現状でございます。いろいろな取り組みを警察また公安、さまざまなところで執り行っているとこかと思いますけれども、よりそういった角度からのつくば市として、何か取り組んでいるものがあれば、重ねてのお話で恐縮ですけれどもお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 現在高齢者の方の免許証の自主返納の事業を推進するに当たりまして、警察署とも連携をいたしまして、パンフレット等の配付、それからホームページや市報等への掲載によりまして、周知に努めているところでございます。それもありまして、年々返納者数のほうは増加しているというような傾向が見られると思います。市といたしまして、それを推進するために、今後も高齢者に対する交通安全教室等を開催いたしまして、免許の自主返納の事業を推進してまいりたいというふうに今考えているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) ぜひとも高齢者の事故、不幸な事故にならないように加害者、被害者にならないようにお願いしたいと思っております。  その中で、支援事業についてでございますけれども、つくば市の実態を伺いました。しかしながら、今ここに10市くらいの県内のデータをホームページ等で拾ったのがあるんですが、比較して、つくば市が一番金額的にも期間的にも短い、寂しい限りでありまして、ぜひとも比較をして、より改善をしていただければなというふうに思っております。  一つお伺いしたいのが、特にもしご夫婦のおじいちゃん、おばあちゃんがいて、おじいちゃんが免許返納したときに、つくば市6,000円、8,000円、1万円の補填がございますけれども、助手席に乗っていたおばあちゃんの交通手段がなくなるわけですね。そういった家族に向けての何か対応策というのは、お考えというのはございますか。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 現在、あくまでもその免許を取得している方を対象としての支援事業ということでさせていただいていますが、ほかの県内の自治体を見ますと、先ほど議員からもありましたように、現在、つくば市以外、つくば市も含めまして、16の市町村がこの支援事業、私たちの調べた限りでは支援事業行っています。  その中でもつくば市も含め、15市町村は、免許返納したときの支援ということで、そのときに限って支援をしているというのが多分大部分だと思います。1市町村は、3年間という複数の支援を行っている市も見られますが、今現在のところでは、つくば市としましても、この免許を持っている方が返納した場合にということで支援のほうをさせていただいていますが、それについては、今後そういう研究というか、調査をさせていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) ぜひとも高齢者が家族の方もしくは、免許返納する方が免許を持っていない障がい者等も含めた中の方々も交通手段がなくなるということも含めて、多岐にわたっての交通手段、移動手段の福祉について、取り組みをしていただければなというように思っております。  車がなくてもどこへでも行ける、どちらかの市長も申し上げましたけれども、つくばでなく。市民の困ったを市民がよかったと感じるような取り組みの中で、地域には、つくタク、つくバスもなく、そういった中で郵便ポストも遠くてはがきも出しにいけないんだという、いろいろな悲鳴も届いております。ぜひともよろしくお願い申し上げます。  最後に、公共施設の石碑等についてでございますが、平成23年震災直後に先輩議員でもありました田宮直子元議員のほうから、石碑についての提言、そして同じ時期に、先輩議員でもあります久保谷孝夫議員の紹介議員のもと、忠魂碑の修理等についての請願が出されて採択されております。それぞれの要望、採択に対しての取り組み状況についてお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 小田倉保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) 東日本大震災による倒壊を招くような損傷に対応します修繕についてですけれども、議員おっしゃられるように、平成23年12月定例会におきまして請願が可決され、それを受けまして、翌年市民の安全安心に寄与することを目的に、つくば市被害忠魂碑等修繕補助金交付要綱を策定いたしまして、遺族会に対しまして、その費用の修繕費用を交付した状況がございます。内訳といたしましては、市内に21碑ございますが、そのうちの12碑、合計額で6,999万3,000円(後刻:「699万9,300円」に訂正)を交付している実績がございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 先ほどの一時答弁の中で忠魂碑等、私のメモの取り間違いだったら申しわけないんですが、確認ですけれども、目視等の対応で特に行ってないとのお話でしたが再度確認をさせてください。 ○議長(塩田尚君) 小泉財務部長。 ◎財務部長(小泉邦男君) 先ほどの答弁で、震災以降現在については、震災の時点でも特に被害がなかったということで、現在は目視で確認しているところですとお答えしました。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 要望があって、現実は支払ってということで、何かそこが温度差があるように感じるんですが。 ○議長(塩田尚君) 小泉財務部長。 ◎財務部長(小泉邦男君) あくまでも私が答弁いたしましたのは、旧庁舎跡地にある石碑等について、市の管理下にある石碑等について、答弁申し上げました。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 失礼いたしました。理解いたしました。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) 議長、答弁の訂正をしたいのですが。 ○議長(塩田尚君) さっきの質問に対しての答弁ですか。じゃあどうぞ。 ◎保健福祉部長(小田倉時雄君) 済みません、申しわけございません。忠魂碑の修繕につきましては、あくまでも東日本大震災以降であったものとしておりまして、その後の目視等による確認というのも我々行っております。その中で倒壊の危険性があるものというのは、確認されていないということでこちらも認識しております。  また、先ほど答弁の中で誤りがありました。一つだけ訂正させてください。東日本大震災の修繕費用12碑の金額でございますが、全体で6,900と申し上げましたが、実際には桁を間違えました。申しわけございません。699万9,300円でございます。申しわけございません。訂正いたします。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 最後になりますけれども、秀峰筑波の校庭端にあります忠魂碑がもともと硬い岩盤でなかったと思いますが、盛り土の上に建っていて、転倒を心配する保護者からの問い合わせもございました。フェンスも周りちょっと離れたところですので、そちらの改修といいますか、しっかりとした土台、さらには、上郷小学校の記念碑が危なく、ひびも入っているところですので、そのような取り組みについて、お考えいただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 門脇教育長。 ◎教育長(門脇厚司君) 秀峰筑波については、私のほうからお答えしたいと思います。  こちらについては、遺族会の会長、副会長から何とかならないかという申し入れがあって、先月、日にちは今、正確にわかりませんけれども、私が現地に行って、会長、副会長と話し合って、こういうような形で維持しますということで私が提案をして、それで、そういうことであれば大変望ましいというような回答を得て、その方向で年度内には安全策を講じながら来年度からメンテナンスそのものは、教育の効果を含めて、児童生徒にもメンテナンスをしっかりとやってもらうというような方向で進めております。 ○議長(塩田尚君) 新井教育局長。 ◎教育局長(新井隆男君) 上郷小学校ということなんですけれども、先ほどもお話させていただきました。目視で先生方の協力をいただいて、目視等による現地を確認するということでして、上郷のほうも確認をさせていただきまして、そういう状況であれば、対策といいますか、子供さんにけががあると大変ですので、対策等を講じていきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆11番(木村清隆君) 今の答弁ですと、上郷小学校のあれだけの大きな石が下もひびが入っている危険性を感じられるという現状を認識していないということですか。 ○議長(塩田尚君) 新井教育局長。 ◎教育局長(新井隆男君) 済みません、現時点では、私聞いておりません。そう申し上げました。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。
    ◆11番(木村清隆君) 少し疑問を感じます。後ほどまた確認したいと思います。  いずれにしましても、市民の安心安全のために、住んでよかったまちづくりのためにいろいろと取り組んでいきたいと思います。  私からの一般質問は以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて木村清隆君の一般質問を終結いたします。  暫時休憩をいたします。  午後1時ちょうどより再開いたします。                     午前11時51分休憩             ──────────────────────────                     午後1時01分再開 ○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き再開いたします。  次に、5番議員黒田健祐君。                    〔5番 黒田健祐君登壇〕 ◆5番(黒田健祐君) 5番議員、自民つくばクラブ・新しい風の黒田です。通告に従いまして一般質問を行います。  一つ目でございます。空き家対策についてであります。  空き家対策は、つくば市においても重要な課題であります。筑波地区、茎崎地区においては、空き家の課題はより大きいものと思いますが、つくば市全体を考えた場合も、空き家の問題は、今後、長期的に取り組んでいかなければならない課題であると考えます。10月31日の国交省の報道発表を見ますと、全国板空き家・空き地バンクの試運転が開始されたと思います。つくば市の今後の対応についてお聞かせください。  2点目でございます。カラス対策についてであります。  朝、カラスがうるさいという声が寄せられています。つくば市として、何か対策を講じることが可能かどうか伺います。  3点目でございます。スクールロイヤーについて伺います。  文科省は、いじめや保護者とのトラブルへの対応について、スクールロイヤーの仕組みづくりを進めるため、来年度の概算要求にも予算を盛り込む予定であります。スクールロイヤーに関してのつくば市の見解を伺います。  以上、壇上からの質問になります。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) 空き家対策についてお答えいたします。  全国版空き家・空き地バンクにつきましては、全国の空き家、空き地情報を一元的に提供する目的に、平成29年10月31日より国交省の公募によって選定されました2事業者により、試行運用が開始されました。今年度は、国のモデル事業として実施されまして、試行運用の状況等を踏まえ、必要な改善を行った上で本格運用となります。現時点におきまして、全国で約200の自治体が参加しております。茨城県においては、笠間市、鹿嶋市、美浦村が参加しているとのことでございます。この全国版空き家・空き地バンクにつきましては、随時参加が可能とのことから、つくば市としましても、他自治体の動向を注視しながら、今後検討してまいりたいというふうに考えております。  なお、つくば市におきましては、現在、空き家等のもたらす諸問題に総合的に対応するための空き家等対策計画の策定を進めており、計画の中で空き家等の利活用の促進を図るため、空き家バンク制度の活用を目指すこととしております。 ○議長(塩田尚君) 生活環境部長長 卓良君。                 〔生活環境部長 長 卓良君登壇〕 ◎生活環境部長(長卓良君) カラス対策につきましては、現在、茨城県が猟友会に依頼し、銃による駆除を行っております。平成28年度の実績といたしましては、茨城県全域で7,893羽駆除しており、つくば市では、付近に人家のない河川沿いなどの銃猟禁止区域外で538羽が駆除されております。学園中心地区は、鳥獣保護法により、茨城県が銃による駆除を禁止しております。しかし、市民からうるさいという苦情が寄せられておりますので、カラスの被害を減らすため、現在行われている銃猟禁止区域外での駆除を継続するよう、茨城県に要望してまいります。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) スクールロイヤーについてでございます。  文部科学省では、平成30年度から、全国で約10カ所の教育委員会で事業を進め、効果を調べる予定でございます。いじめや保護者等とのトラブル等の課題について、弁護士に相談をし、法的なアドバイスを受けることや、教員向けの研修会を受けることで、学校管理及び生徒指導上の諸課題の解決策の一つであると考えております。文部科学省の取り組み状況や実際の学校への導入事例から、効果等を確認してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) それでは、1番目から二次質問をさせていただきます。  つくば市においても、今後、空き家はふえていくことが予想をされると思います。前回の定例会においても、この空き家関連の質問があったかなと思います。その答弁見ますと、大体、今把握されているのが1,400軒ぐらいですか、空き家があって、そのうち677軒ですから、約700軒が倒壊のおそれ等がある特定空き家ということだろうと思います。そうすると、その半分が利活用可能な空き家としての母数なのかなと思います。ざっくりそういった理解でよろしいですか。活用できる空き家というのは、大体700軒ぐらいあるという。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 議員おっしゃるとおり、空き家については、現在、市が調査行いまして把握している軒数が1,439軒ございます。そのうち特定空き家候補としている空き家等が、今現在677戸でございますので、約800弱の空き家が存在しています。ですから、これについて、一応空き家バンクへの登録等を促進しているわけですが、なかなか今のところまだ進まない状況でございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 課題はそこら辺にあるのかなと思います。この空き家バンクの制度なんですけれども、その所有者ですね、貸し手、売り手というんですか、所有者と利用者、借り手と買い手と、あと自治体、この3者がどう結びつくかというのが、この空き家バンクのポイントなのかなと思います。  今回の全国版の空き家バンクは、自治体ごとに設置されて、開示情報の項目が異なって、わかりづらい課題への解決を図るもの、要は一元化して、利用者の方に見やすく、情報を提供するというものであろうと思いますので、そういった借り手といいますか、利用者、こういった方々への訴求効果を高めるものだと思います。  一方で、この空き家バンクの課題というのは、所有者の貸し手、売り手がなかなか広がらないというところが大きな課題なのかなと思います。数字を見ましても、11軒ぐらいですか、今、所有の登録というのが。全体の母数を考えると、2%にも行かないような数字なので、そこら辺の掘り下げというのが課題なのかと思いますけれども、そこら辺、どう認識されて、それを行うというところ、行政のほうでお考えがあればお聞かせください。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) この空き家バンクへの登録に関しまして、市のホームページ、それから独自のパンフレット等を作成しまして、制度の周知を図っているところでございますが、議員もおっしゃるとおり、なかなかそのバンクへの登録が進まないというような状況でございます。  現在、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、バンク制度の登録者が10軒でございます。逆に、その利用登録をされている方が34軒ほどございます。ですから、登録者よりもその利用登録のほうが上回っているというような今、状況でございまして、そのうちの1軒が交渉中という現状でございます。これらを踏まえまして、今後、そのバンク制度に関しまして、ご協力をいただいています公益財団法人茨城県宅地建物取引業協会土浦・つくば支部、こちらと連携をして、今バンク制度を進めているわけですが、今後、これらとのまた連携によりまして、市民への空き家バンク制度の周知、それから、啓発に努めて、登録軒数をふやしていきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆5番(黒田健祐君) 今、10軒と、貸せるものが10軒で、利用したいというのが34軒登録あるということで、この全国版の空き家バンクというのは、利用者側のほうですよね、そちらの利便性を改善するものなので、これはまだこれからつくば市のほうは検討されていくというところなんでしょうけれども、これをやると、利用者数ですね、この伸びというのが、多分大きくなってくると思いますので、そうすると、貸す物件をいかに確保していくかというところを重点的に手をつけていかないといけないと思いますので、ぜひとも、大変かとは思いますけれども、担当部署としても推し進めていただきたいと思います。人が住まなくなれば、家が痛んでいきますし、資産価値も下がっていきますし、特定空き家にもなって、地域の活力というのも削がれていくと思いますので、ぜひとも、大変な課題かとは思いますけれども、進めていただきたいということを強く要望して、この質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございます。  カラス対策についてなんですけれども、要望をちょっとさせていただければと思います。  今回は、農作物に与える被害ではなくて、人の住環境、そういったアメニティーを害するという住民の方からの訴えということですね。今、鳥獣被害防止計画ですか、パブリックコメントも終わってしまってはいますけれども、つくられていると思います。あれは、農林水産業の被害に対して、どうするかという趣旨のものだと思いますが、ほかの自治体のものを見ると、多くの自治体でも、カラスとか入れているのが見てとれます。  今回は、経済部長のほうにはちょっと通告していないので、質問はしないんですけれども、今回、計画の対象として入れるのが妥当かどうか。調査は検討してもらいたいというのがあります。カラスの農作物への食害と、人間の住環境への被害を与える両方の主体であるわけですね。つくば市において、個体数を減らすことで、これは農林関係で利益が回るのであれば、そこのところの利益というのは一致するのかなと思いますので、そういった観点からご検討いただければと思います。  なかなかカラス対策といっても難しいと思います、これは。個体数を減らすのは、努力、捕獲も538羽行っていいるということですので、これは継続していただきたいと思います。  今回、私が住んでいる地域の方と、あと、中心部にお住まいの方からも、夏ごろいただいた声でございまして、都市化によってのごみなども豊富にありますし、つくばは緑も一定程度あるので、カラスにとっては住みやすいのかなと。ごみを食べられないようにするとか、えさを減らせば、それが個体数を減らすことにつながると思いますので、そういった食い荒らされないような努力とかも、大変難しい問題かとは思いますけれども、ぜひとも行政の担当課の皆様には、こういった声もあるというのをご理解いただきまして、対策の継続と研究を行っていただければと思いますので、要望で終わりたいと思います。  スクールロイヤーに関して、こちらも要望で終わりたいと思います。ご答弁ありがとうございます。  この制度ですが、まだ全国でも取り組みは少ないと思います。国のほうも力を入れて、いじめ問題などの学校現場の問題に関して、法的な光を当て、改善を図る制度なのかと思います。期待される役割としては、一つはいじめの予防教育で、もう一つは法律相談、法令に基づく対応等が上げられると思います。  いじめの予防教育というのは、人権の大切さや、いじめの加害者が刑事、民事上の責任を問われるということを伝える授業や教材の開発に携わることを期待されるものだと思います。この対象は、生徒でありまして、昨日は、同僚議員から道徳教育を通してという話がありましたが、これは法的観点から、刑事罰や民事上の賠償責任、そういったことを子供たちに教え、いじめを抑制する効果を目指すものであろうと理解できます。  もう1点は、法律相談。これらの教員と保護者間のトラブルが対象になろうかと思います。  特に、この制度導入の背景には、いじめの問題があって、その対応に際して、教育現場に法的な視点を入れることで、教員と保護者間のトラブルを未然に防いで、子供たちの利益を守るということにつながるという期待もあろうかと思います。教員の方々の負担軽減、あと、教員と保護者間の潤滑油となって、トラブル防止の期待もありますし、転ばぬ先のつえということで、つくば市でも現場の方々の声を聞いて、ぜひとも先進事例、研究してきていただいて、ご検討をしていただきたいと要望をさせていただいて、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて黒田健祐君の一般質問を終結いたします。  次に、4番議員長塚俊宏君。                    〔4番 長塚俊宏君登壇〕 ◆4番(長塚俊宏君) 4番議員、自民つくばクラブ・新しい風の長塚俊宏でございます。通告書に従い一般質問をいたします。  本議会一般質問でも、昨日、茎崎庁舎跡地については、高野文男議員より、そして本日、谷田部庁舎跡地については、先輩議員である滝口議員より、それぞれ質問がありました。  また、9月定例会においても、この二つの庁舎跡地のサウンディング型市場調査の件で、市民の意見をどう取り入れるのかという質問が、皆川議員よりありました。私からも重なる質問ではありますが、この二つの庁舎跡地利用の質問をいたします。  これほど多くの質問があるということは、今のつくば市において、庁舎跡地、学校跡地、そして商業施設跡地などの跡地利用の問題を、そして、中心市街地の振興や周辺市街地の振興が、多くの市民から注目されている問題であり、課題であると思っています。それぞれ問題に対するアプローチは変わるとは思いますが、求められているところは、結局同じところに行き着くのではないかと考えています。  それでは、質問に入ります。  9月末から10月初めにおいて、谷田部、茎崎両庁舎跡地利用のサウンディング型市場調査の結果についてお伺いいたします。そして、今後、それぞれの地域の意見はどのように把握していくのか。また、現段階において、意見の聞き取り、アンケート調査等を含めての試みを始めているのかをお伺いいたします。その上で、今後の利活用計画について、どのような検討を進めていくのかをお伺いいたします。  続きまして、つくば市道路計画についてお伺いいたします。  既に先月末、11月29日に説明会が行われました都市計画道路台町萱丸線の整備計画についてです。  この道路は、長く谷田部地区の渋滞緩和及び地域活性のために必要と思われてきた計画であります。まさに今の国道354号線や周辺道路の渋滞緩和に役立ち、そして、周辺市街地振興に大いに寄与する計画になるわけです。特に、つくば市台町の谷田部牛久線に接続されるところは、急勾配と幅員の狭さが大変に際立つ場所でもあります。過去には中学生の痛ましい事故があったことでもご承知の方が多いところであります。本当に地域の待ちに待った道路であるわけです。今後の計画と推移についてお伺いいたします。  また、本線整備後の計画についてもお聞きいたします。なぜならば、旧谷田部庁舎前の道路から谷田部商店街へと続く場所に、レンガブロックが敷き詰められた千歳通りの名称の道路が整備されております。この道路は、旧谷田部町時代に整備され、谷田部商店街の南側へ延伸する都市計画道路として決定がされています。しかし、この道路も長く地域の活性化に寄与することを目的に計画されていましたが、延伸先が不透明だったこともあり、いまだに計画が進んでいない道路であります。いよいよ台町萱丸線が整備されることにより、接続先がはっきりと示されるわけですから、今後、この千歳通りの延伸整備をどのように計画、事業化していくことになるのかをお聞きいたします。  以上、壇上からの質問といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 都市計画部長長島芳行君。                 〔都市計画部長 長島芳行君登壇〕 ◎都市計画部長(長島芳行君) 谷田部及び茎崎庁舎跡地利活用につきましては、民間事業者に対するサウンディング型市場調査を9月25日から10月6日の期間に実施いたしました。谷田部庁舎跡地におきましては、10事業者から商業店舗5案を含む利活用アイデアが提案され、茎崎庁舎跡地においては、5事業者から商業店舗2案を含む利活用アイデアが提案されました。これらの調査結果につきましては、市のホームページにおいて、11月6日に公表したところでございます。  次に、庁舎跡地の利活用に関する地域の意見についてでございますが、できる限り早い時期に調査結果の説明会を開催することで、情報提供を行っていくとともに、地域の皆様の意見の収集、把握に努めていきたいと考えております。  次に、今後の利活用計画の検討についてですが、滝口議員からのご質問でお答えしたとおり、市の施設として活用する公的利活用と、民間事業者に貸与、売却する民間利活用の二つの方向性が想定され、引き続きこれらを並行して検討を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) 都市計画道路台町萱丸線についてでございますが、当該道路は、台町地区のサイエンス大通りと沿線開発区域の萱丸地区を結ぶ延長2,300メートル、幅員16メートルの幹線道路として、平成11年6月10日に都市計画決定されました。当該道路の整備につきましては、地域間の連絡強化はもとより、国道354号の渋滞緩和、地域住民の日常生活における利便性の向上や快適な生活環境の確保を目的としております。  これまでの整備状況でございますが、平成25年度より社会資本整備総合交付金を活用しまして、台町地区から市営駒形住宅までの910メートル区間の整備を進めてまいりました。この区間につきましては、平成30年度内の完了を目指し、現在工事を進めております。  また、残る1,390メートルのうち、UR都市機構が萱丸地区の土地区画整理事業にあわせて施行しました70メートル区間を除き、1,320メートルの延伸整備区間については、今年度、道路詳細設計が完了いたしました。その成果をもとに、先ほど長塚議員からもありましたように、11月29日に地権者等の関係者を対象としました説明会を開催し、事業概要及び今後のスケジュール等について説明をさせていただいたところでございます。今後は、平成31年度からの国の補助事業の採択に向け、作業を進めてまいりたいと考えているところでございます。  次に、千歳通りについてでございますが、当該道路は、小白硲地内を起点としまして、不動町地内の都市計画道路台町萱丸線との接続部を終点とする延長1,850メートル、幅員16メートルの都市計画道路小白硲谷田部線の一部区間となっております。当該道路につきましては、既存の市街地内に計画されている道路でもあることから、将来の交通需用なども調査しながら事業化を検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) それでは、それぞれの二次質問に移らさせていただきます。  まず、谷田部庁舎跡地においては、商業施設の提案が、調査の結果、半数を占めているということでございました。民間活用、公的活用という両面で考えていくということではございますけれども、サウンディングの結果を見れば、そういった商業施設の提案というのを無視もできなく重要視するのであれば、もし万が一、民間資本で活用するようなことであれば、その方向性を進めていくということで、どのような考えで進めていくのかということを一つ。  また、この谷田部庁舎跡地には、記念碑、もともとを庁舎として使っていた記念碑があるわけでして、公的利活用であれば、この記念碑も残していくような方向で考えられるんでしょうけれども、もし万一、その民間資本で利活用する、商業施設として利用する、その場所的に問題があるというようなことであるならば、移設にかかわる調整等も必要かと思いますけれども、その辺のところの今、現段階のお考えをお聞かせくださいませ。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 谷田部庁舎跡地に関するサウンディング型市場調査でございますけれども、10の提案のうち、五つが商業店舗ということで、そのような需要を見越した提案がございました。  ただ、この結果をもって商業店舗ありきということで検討を進めていくのではなく、まずは地域の皆様からこの結果に対する率直な感想とか意見を伺うことから着手したいと考えております。そのために説明会などは開催をしたいということで考えております。  それから、記念碑があるような部分でございますけれども、どのようにするかということで、まだ決定しているものではございませんけれども、跡地利用をしていく際には、その部分を跡地を所管する部署とよく協議をして考えていきたいというふうに思っております。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) 先ほど滝口議員からは、公的施設という要望に近いものが質問の中に当然ありましたけれども、あの地域は、皆さんご存じのように保健センターがあり、図書館があり、市民ホールがあり、体育館があって、川を挟んで野球場があって、グランドがあるという、旧谷田部時代に公的施設を集約した地域でもあります。当然、今後の利用というのは、公的施設が本当に適しているのか、それとも、民間商業施設等を合わせた形で考えればいいのかというのは、大変難しい問題ではあろうかと思うんですけれども、今の地元の地域の声をよく聞きながら進めるという、そういったお話いただきましたので、要望ではございますけれども、時間をかけながらというよりは、なるべくその時間を短めに、そういった意見の集約をして、方向づけをしていただければと思います。  また、茎崎庁舎の跡地については、結果の中に、市街化調整区域のため調整が必要というコメントが入っております。具体的に、どのような調整が必要かをお伺いいたします。 ○議長(塩田尚君) 長島都市計画部長。 ◎都市計画部長(長島芳行君) 茎崎庁舎跡地でございますが、市街化調整区域にあるということでございますので、市街化調整区域については、開発などが制限を受けるものが多くございます。そのようなこともありまして、民間事業の実現性については、都市計画法に基づく開発行為について、関係部局と調整をして進めていく必要があるということで記載をさせていただいております。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) わかりました。ありがとうございます。  それでは、この跡地の件につきましては、最後に市長に質問をさせていただきます。  部長答弁の中にもありましたように、公的利活用、民間利活用、両面から検討していくということなんですが、最終的判断を地域の意見を取りまとめながらということになろうかと思うんですけれども、どのようなところに重点を置いて判断していくことになるのか。そして、ある程度意見や考えが出そろったところで、利活用の方向性を示すことがなければ、なかなかそれ以上進展することはないんじゃないかと考えるところであります。地域の意見や声が最優先なのか、それとも、サウンディング調査結果等々の第三者的意見が優先されることになるのか、難しい判断ではあろうかと思いますが、最終判断をされる市長にそのあたりをお聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐立青君) 私が考えている中においては、サウンディング調査で出てくるようなものと地域の声というのが、何か矛盾するようなものとか、対立するものではないんじゃないかなというのは思っているんですね。当然、今までその町の中心であった重要な場所ですので、地域の皆さんがいろいろな形で期待をされているのは、私もタウンミーティングであったり、あるいは区会ごとの懇談会であったりと、常にいろいろな形でご要望をいただいております。その中で、まだ私の感覚として、地域で統一した意見で、これがいいというようなものをいただいているという印象を持っておりませんけれども、やはり10人と話せば、20個ぐらい提案をいただくような、そういうような状況なのかなと思っております。
     じゃあどういうものをつくっていくというのは、当然、一つには実現可能性というのが重視をされると思います。やはり夢物語のようなものであってはいけませんし、ただ、過去、そこに公共施設があったから、もう一度公共施設をというような話でもいけないと思います。ただ、何よりもやはり大事なのは、その地域に住む人にとって、生活にプラスになると。そして、その地域が、持続可能な形で発展していけるような施設であるということだと思いますので、それが、商業系スーパー系なのか、公共施設なのか、あるいはその組み合わせなのかというのは、まだ答えが出ておりませんし、そういったことも含めて、当然サウンディング調査の結果をお示しするときに皆さんからご意見をしっかりと伺って、決してこんなものは地域でつくってほしくないんだというようなものをつくるというような判断はしませんので、そこはご安心をいただければと思っております。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) 大変わかりやすい説明でございましたけれども、ここには、先ほどはちょっと申してないんですけれども、10年ほど使われなくなった市民プールもございます。ことし初めには、市長のほうにも視察をしていただいたところであります。実際に、この谷田部庁舎と茎崎庁舎は、結局、庁舎自体が解体撤去されてしまった場所なんですね。ですから、余計にその地域の方々にとっては、もともと役所という心のよりどころというか、その地域の中心だったものが、形として、物理的に目の前から消えてしまったという、そういった気持ちが一番強く、次への要望というのが多分多いような感じに見受けられるんですけれども、実際、その谷田部庁舎跡地は、小学校の運動会であったり、入学式、卒業式、また、そのほかのいろいろなイベントのときに、駐車場として今利用されています。ですから、単純にここに何か建物が建つとなると、周囲の駐車場不足であったり、そういった問題も引き起こすということもあるので、当然、大きな、その地域の地域としての見方として、大きな視野で最終的ご判断をしていただくような地域かなというふうに思っております。跡地利用の件につきましては、質問のほう以上で終わります。  続きまして、道路計画についてです。  既に整備されている台町萱丸線の一部には、街路灯が設置されております。今後、駒形から中野まで整備される道路にも、街路灯設置が計画されているのかをお伺いいたします。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 街路灯についてでございますけれども、ただいま議員からもありましたように、これまでに整備した区間については、既に街路灯を設置してまいりました。  また、平成30年度に残りの区間を工事する予定でございますが、その区間についても、街路灯を設置してまいります。よって、駒形住宅から西側といいますか、延伸部につきましても、通行者の安全確保を図るため、街路灯など道路照明を、今現在、設置する考えでございます。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) 街路灯を設置する計画ということで、今答弁いただきましたけれども、その場合、西谷田川付近、やはり水田がございまして、夜間の照明、照度の影響というのが懸念されるところなのかなと思うんですけれども、一般質問もありましたけれども、筑波地区の通学路りんりんロードも、街路灯の考え方が反映されるということになりますか。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) りんりんロードに今回設置しますのは、防犯灯なんですね。ですから、通常、この道路、都市計画道路等に設置するのは、街路灯といいますか、防犯灯とは若干、灯具自体も変わってきますが、できるだけ稲作等への影響のないような照明灯を検討してまいりたいと思います。実際、電鉄橋から駒形住宅の間に対して、あそこでは防犯灯を設置している区間もございます。ですから、そういうことで、稲作等への影響のない照明灯を設置してまいりたいと検討してまいりますので、その点は、十分考慮していきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) わかりました。  それと、工事に着手する場合、駒形住宅側から始めるということでよろしいのか。それと、駒形住宅側から道路工事を始まった場合、いわゆる不動様がある不動町、つくば工科高校のところでの接続になろうかと思うんですけれども、駒形から不動町まで先に道路が完成した場合に、供用開始として、一部の供用開始として考えていく方向でありますか。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 工区というか、工事施工の順番というか、そういうものに関しましては、できるだけ地元の意向等も確認しながら工事を進めていきたいと思います。実際に、供用開始につきましては、工事が完了し次第、随時、供用開始していきますので、全線ができるまで供用開始しないということではなくて、工事が完成した分については、その都度、供用開始をしながら進めていきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) もう一つ、千歳通りのことになりますけれども、千歳通りが延伸計画どおり事業化された場合、現況のレンガブロック敷の形で残るのか、それとも通常の舗装路に、やはり変更しなければならないのかお聞きいたします。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) この舗装に関しましては、通常、都市計画道路として道路整備する場合、これについては、道路の規格に応じました路盤、それから、表層等、道路構造令にのっとった整備をすることになりますので、現在の舗装がそのまま残せるかというのは、その時点でまた検討させていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 長塚俊宏君。 ◆4番(長塚俊宏君) なぜ、こういった質問をしたかと申しますと、千歳通りがこの地域のいこいの場であり、いろいろな催事ごとを行う大事な広場的役目も果たしております。今現在も千歳通りに、当時、建てた看板が残っているんですけれども、掲示板と申しますか、そういうものをちょっと読んでみますけれども、ここは人々が遊び、語らい、集い、行き来する谷田部千歳通りです。この通りは、町の庭として利用する広場の機能と、人、自転車、車の順に安全を優先する秩序共用道路としての機能をあわせ持つものですというような文言が入っているんですね。実際にその掲示されている文言どおり、今この地域の人たちは、お祭りやいろいろな催事ごとに、通行どめにしてこの場所を使っているということなんですけれども、実際に都市計画道路としての機能を果たすためには、当然、今のような凹凸があるような道路では、実際に車の通行の非常に妨げになるような道路であるということなので、通常の舗装路に変わるという考え方も、当然、ここに先ほど部長申したとおり入ってくると思うんですね。そのときにやはりこの地域として、道路が必要なのか、そういった機能をするスペースとしてのこの千歳通りが必要なのかということを今後検討していかなければならないことになろうかと思うんですけれども、先ほど言ったように、谷田部庁舎跡地も含めて、この一帯をこの道路整備とあわせて考えていかないと、最終的な答えは出ないのかなというふうに思っています。ですから、単純に道路化された場合、こういったその地域の広場としての場所も必要になるであろうしということが、今後やはり大きなこの地域の課題になろうかと思います。  最後に、要望でございます。  台町萱丸線の延伸先である萱丸地区は、既にTXみどりのの地区の開発が進み、延伸整備されることにより、TX沿線開発の新しい町と、古くからこの地域の中心的存在であった谷田部旧市街地が結ばれることになるわけです。単なる1本の道路整備と捉えるのではなく、発展を続ける新しい町と、歴史と伝統文化を備えた古きよき町が結ばれ、そして、人々の交流を促していく夢のかけ橋的道路と考えながら整備を目指していただきたいことを強く要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これにて長塚俊宏君の一般質問を終結いたします。  次に、14番議員ヘイズジョン君。                    〔14番 ヘイズジョン君登壇〕 ◆14番(ヘイズジョン君) 14番議員、会派自民つくばクラブ・新しい風のヘイズジョンです。  まず初めに、つくば市議会議員の皆様並びに多くの市職員の皆様に、今年度の全てのご尽力に感謝申し上げます。特に、市長並びに執行部の皆様におかれましては、速やかに引き継ぎを終えられ、迅速に実務に入られたこと、ありがとうございます。透明性高く、包括的なスタイルは、市政に市民の声を反映するとの公約を確実に反映しております。  さて、私の質問ですが、まず、皆様ご存じのとおり、ペデストリアンデッキの管理と維持は、私が特に関心を寄せている事項であります。  つくばでは、多くの市民にとってサイクリングは、単なる趣味にとどまりません。多くの短期滞在研究者や学生が、通勤や通学の手段として利用しているほか、なくてはならない生活動線となっています。研究学園都市を標榜するつくばにとって、ペデストリアンデッキの状態を良好に保つことは、非常に重要な意味を持つと考えます。つくば市の中心部の整備は、この数年で大変な改善がなされました。改めて感謝申し上げます。  しかしながら、市周辺部は、まだまだ改修が必要な箇所が残っているとの声が届いております。来年度予算では、市全域をカバーすることは難しいと理解しておりますが、少なくとも50キロ圏内全ての危険箇所の把握と緊急措置をとっていただくことを検討いただけませんでしょうか。  特に、陸橋付近を重点的に検査いただくことを提案いたします。橋前後のスロープ下の土壌が沈下することで、大きな段差が生じております。改修時に亀裂部分は改修されていますが、盛り上がっている箇所は放置されているようです。自転車で走行してみるとわかるのですが、ハンドルをとられて危険です。特に、夜間はわかりにくいので、危険であるとの認識をお願いします。  加えて、ペデストリアンデッキについて提案させていただきます。  つくばセンターにおけるレーンの2色の塗り分けは、歩行者と自転車の通行区分の有望なスタートでしたが、残念ながら、実際に自転車で走ってみると、いまだに自転車レーンを歩く歩行者に頻繁に出くわすのが現状です。特別な注意なく自転車レーンを歩いてしまう歩行者は、この行為が、通勤通学で自転車を利用する側にとってどれほどを煩わしいことか、まるで意識していないように見受けられます。  歩行者の不必要な自転車レーンの利用がどれほどの危険を当事者だけでなく、その場に居合わせる通行者に与えてしまうのか、十分に理解できていないのではないでしょうか。恥ずかしながら、私もこれまで何度かの交通事故に遭いましたが、私自身の経験から申し上げましても、事故というものは、加害者、被害者のどちらに回っても、決して気持ちのよいものではありません。  ゆえに市にお願い申し上げたいのは、まず、赤塚公園から筑波大学までのペデストリアンデッキ網中央を南北に走る通りで、現在の歩行者、自転車の区分を示す表示に加えて、さらに踏み込んで、不必要な歩行者の自転車レーン利用が危険であり、望ましくない旨を掲示するのはいかがでしょうか。100メートルから200メートルおきにこのように表示を行うことで、歩行者側の安全意識を啓発していくことができるのではないでしょうか。前述の提案とあわせてご検討いただけるでしょうか。  2番、市議会議員として活動を始めてから一貫して、教育現場に起きる子供の安全に関する市民の関心並びに心配の声が届いています。特に、いじめに関する不満の声が高く、相談しても解決されないというものです。市民の皆様が、教育現場で必要な対処がなされていないと感じるときに、正式に是正を求めることができる道筋を市が示することは可能でしょうか。いじめは全国的な問題であり、解決は簡単ではありませんが、市が、市民の皆様に政治を示す意義があるかと思います。また、現在、教育委員会がいじめに対する対応として、どのような施策をとっているか教えてください。  3番、数年前、市は、市内唯一のスケートボードが可能であった白畑児童公園を改築する決断をしました。スケートボーディングが、2020年東京オリンピックの新たな競技として追加された今、市は、市中心部から自転車でアクセス可能な距離に新しくスケートボードが可能なスケートボードパークを整備することは、検討可能でしょうか。近隣住民の理解を得るのが難しいというのが、一番の難関であると認識していますが、さまざまな必要条件に合う場所を探索する努力をしていただけませんでしょうか。つくばに都会にはない魅力をさらに付加する一助になると考えます。  4番、以前質問させていただいたデータバックアップの場所を遠隔地にすることを検討いただきたい旨に関して、追加で質問させていただきます。  北朝鮮の脅威が日々高まっている中、不安をあおるようなことは申し上げたくないのですが、危機に対する備えは必要であると考えます。市も数々のリスク回避施策をしていると認識しております。リスク回避の施策の一環として、災害時の市の情報管理として、どのような対策をしているか教えてください。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) まず、ペデストリアンデッキについてお答えいたします。  研究学園都市建設から40年以上が経過しまして、ペデストリアンデッキには、街路樹の根上がりによる舗装の損傷や路盤等の沈下による段差などが生じております。また、街路樹の成長に伴いまして、街路灯の光が遮られる箇所なども見受けられております。平成17年度からまちづくり交付金を活用しまして、メディカルセンター脇から赤塚公園までの幹線部4.8キロメートル区間の改修を進めてまいりました。路線部につきましては、現在、改修計画を作成しておりまして、平成30年度から順次改修工事を進めてまいりたいと考えております。しかし、総延長が40キロを超えることから、全線の改修には、かなり長い期間を要すると思われます。自転車利用者も含めまして、歩行者の安全を確保するため、毎月定期的な巡視点検を行い、随時補修等を行っておりますが、議員のおっしゃるとおり全てに対応し切れていないような状況でございます。  先ほど議員からもご指摘のありました橋梁の接続部につきましても、幾分急な角度でのすりつけ箇所も見受けられます。今後、これらを改修するとともに、利用者の安全安心に配慮した修繕を心がけてまいりたいと考えております。また、路面への表示につきましても、今後の課題として検討してまいりたいと考えております。  次に、スケートボードパークについてでございますが、スケートボードは、2020年東京オリンピックの正式種目として新たに採用されたことから、スポーツとしても注目され、若い世代を中心に愛好者が増加していることは認識しております。一方、ヘイズ議員もご存じかと思いますが、以前、二の宮地区のスケートボード施設が設置されておりました公園においては、近隣住民の方々から騒音等の苦情が寄せられ、最終的にスケートボード施設を撤去することになりました。スケートボード施設の設置に当たりましては、周辺住民の皆様のご理解が不可欠であり、さまざまな課題を整理しながら、にぎわい創出のコンテンツの一つとして検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) いじめ対策についてでございますが、いじめはどの学校にも起こると想定されまして、いじめを生まないという未然防止の取り組みと、いじめの芽を摘むという早期発見、早期対応の取り組みを推進しております。  その取り組みといたしましては、教育相談センターが、市内全学校に対しまして、いじめに関するアンケート調査を年2回実施しております。また、各学校においても、アンケート調査を実施しております。いずれも疑わしい事案は積極的に取り上げ、担任を中心に教育相談等を実施するなどして対応しているところでございます。  さらに、誰にも相談できない児童生徒もいることから、教育相談センター内に電話相談窓口を設置し、電話番号を記したカードを配布し、いつでも匿名で相談できるよう対応しているところでございます。  また、茨城県が設置しております、いじめ体罰解消サポートセンターとの連携を図り、5年生、6年生、7年生を対象に、案内チラシや携帯用カードを配布しまして、直接電話やメールでの書き込みができるようにしております。  今後も引き続きこれらの相談機能を幅広く児童生徒に周知しまして、いつでも気軽に相談しやすい相談できる環境をつくってまいります。 ○議長(塩田尚君) 政策イノベーション部長神部匡毅君。               〔政策イノベーション部長 神部匡毅君登壇〕 ◎政策イノベーション部長(神部匡毅君) 市で保有している住民情報、福祉、税等のデータにつきましては、以前より本庁舎及び市内別施設において、毎日バックアップを行っていたところでございます。しかしながら、ご指摘のありますとおり、さまざまな懸念、特に地震などを想定しまして、バックアップ先につきましては、少なくとも本庁舎所在地から500キロメートル以上離れていれば、同時に被害を受けることがないと言われております。そのようなことを踏まえまして、災害時等のさらなる事業継続の対策としまして、本年8月から民間の遠隔地データ保管サービスを利用し、つくば市から500キロメートル以上離れているデータセンターへのデータバックアップを開始したところでございます。 ○議長(塩田尚君) ヘイズジョン君。 ◆14番(ヘイズジョン君) 回答いただき感謝いたします。  最後に、執行部の皆様並びに市会議員の皆様、そして、つくば市民の皆様に、メリークリスマス・アンド・ベストウィッシュ・イン・ザ・ニューイヤーを申し上げます。 ○議長(塩田尚君) これにてヘイズジョン君の一般質問を終結いたします。  以上で通告による一般質問が終わりました。  これをもって一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。                      午後2時03分休憩             ──────────────────────────                      午後2時35分再開 ○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き再開いたします。        ──────────────────────────────────── △報告第 21号 専決処分事項の報告について(専決処分第14号) △報告第 22号 専決処分事項の報告について(専決処分第15号) △承認第 3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第12号)         (平成29年度つくば市一般会計補正予算(第5号)) △議案第 81号 平成29年度つくば市一般会計補正予算(第6号) △議案第 82号 平成29年度つくば市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) △議案第 83号 平成29年度つくば市下水道事業特別会計補正予算(第2号) △議案第 84号 平成29年度つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第3号) △議案第 85号 平成29年度つくば市水道事業会計補正予算(第2号) △議案第 86号 つくば市長等政治倫理条例の一部を改正する条例について △議案第 87号 つくば市立保育所条例の一部を改正する条例について △議案第 88号 つくば市産業振興センター条例の一部を改正する条例について △議案第 89号 つくば市附属機関の会議及び懇談会等の公開に関する条例について △議案第 90号 字の区域の設定について △議案第 91号 市道路線の変更について △議案第 92号 市道路線の廃止について △議案第 93号 市道路線の認定について △議案第 94号 工事請負契約の締結について △議案第 95号 工事委託契約の変更について △議案第 96号 つくば市市民活動センターの指定管理者の指定について △議案第 97号 つくば市立ノバホールの指定管理者の指定について △議案第 98号 つくばカピオの指定管理者の指定について △議案第 99号 つくば市ふれあいプラザの指定管理者の指定について △議案第100号 つくば市市民研修センターの指定管理者の指定について △議案第101号 つくば市立大曽根児童館の指定管理者の指定について △議案第102号 財産の取得について △議案第103号 財産の取得について △議案第104号 財産の取得について △議案第105号 財産の取得について △議案第106号 財産の取得について
    ○議長(塩田尚君) 日程第2、報告第21号 専決処分事項の報告について、報告第22号 専決処分事項の報告について、承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第81号 平成29年度つくば市一般会計補正予算(第6号)から議案第106号 財産の取得についてまでの29件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  質疑発言者並びに答弁者に申し上げます。  質疑発言は、質疑通告に基づき、議題に関して、簡潔明瞭にされるようお願いいたします。  また、答弁に際しては、的確かつ簡潔明瞭にされるようお願いいたします。  なお、つくば市議会会議規則第56条第3項で、議員は、質疑に当たっては自己の意見を述べることができないとなっております。  これより総括質疑に入ります。  4名の質疑通告がありますので、通告順に従い、順次、質疑発言を許します。  初めに、北口ひとみ君の質疑発言を許します。  12番議員北口ひとみ君。                    〔12番 北口ひとみ君登壇〕 ◆12番(北口ひとみ君) つくば・市民ネットワークの北口ひとみから通告に従いまして、質疑をいたします。  1点目は、報告第21号についてです。専決処分第14号 損害賠償額の決定について、賠償のもととなる工事請負契約の解除について、お聞きいたします。  本来なら一般競争入札で発注すべき天井の修繕工事を分割して、随意契約を行ったとして、この損害賠償に至ったというふうにプレスリリースがありました。公表された点は、評価に値すると思いますが、入札制度については、議会の決議を受け、より公正で透明性の高い入札へ向けて、改善を鋭意努力していただいている中でしたのでとても残念です。なぜこのような事態が起きてしまったのか、以下を確認したいと思います。  1番目は、随意契約された工事の内容。  2番目は、随意契約が解除に至った経緯。  3番目は、一般的な随意契約時の手続。  4点目は、再発防止に向けた対策。  5番目は、工事の進捗状況について教えてください。  それから、報告第22号についても同様に質問を挙げておりますが、報告21号と22号が重複している内容もありますので、まとめてご答弁いただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) このたびの報告第21号及び第22号の専決処分事項の案件につきましては、議員の皆様を初め、市民の皆様にご迷惑をおかけしたことをこの場をお借りしておわび申し上げます。まことに申しわけございませんでした。  まず、契約の内容についてでございますが、報告第21号の並木中学校格技場天井修繕工事につきましては、主に天井の鉄骨部分のさび落としや清掃で、報告第22号の並木中学校格技場天井塗装修繕工事につきましては、主に天井の鉄骨部分の塗装になります。期間につきましては、両工事とも平成29年7月7日から平成29年8月30日までの55日間でございます。また、分割による随意契約にした理由につきましては、教育施設課から授業に影響がない夏休み期間中に工事を完了させたいと考えたということで、了承しております。  契約の解除に至った経緯につきましては、この案件以前に分割して随意契約により発注した案件があり、一般の方から分割発注は、不適切であるとのご指摘がありました。教育施設課におきましては、この案件についても適切ではないと判断をしまして、工事を一時中止させ現状回復するよう契約業者に指示を行いました。その後契約業者と契約解除に向けての協議を重ねた結果、損害賠償を支払うことで合意し、工事請負合意解除契約に基づき双方合意の上、契約を解除することとなりました。  随意契約の手続につきましては、執行区外の決済を受けたのち、業者から見積もりを聴取し安価な業者と契約を締結いたします。  この案件につきまして、再発防止に向けた対策ということでございますけれども、随意契約の根拠法令であります地方自治法施行令の遵守を徹底し、適正な執行に努めてまいります。  この工事の進捗状況につきましては、床の養生、足場の組み立て及び材料の購入等の準備がされており、鉄骨部分のさび落としや塗装等の工事までは至っておりませんでした。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) この件の1件だけかというふうに思っていたんですけれども、同時期に別の小学校でもグランドにトイレを新設する工事について、トイレの設置工事、それから基礎改修工事、給排水工事を三つに分けて、しかもこの案件と同じように、同じ事業者に三つの工事を随意契約で発注してしまったというようなこともあったということが報道されておりまして、先ほどもご答弁にありましたけれども、一般の人からの指摘があったということで明らかになっていると。本来一括で発注していれば分割の発注のときの総額よりももしかすると安価になったかもしれないというようなこととか、それから同じ事業者に分けて、随意契約で発注してしまっているという点が2件同じように起きてしまったというのは、非常に自体は深刻だというふうに受けとめました。  それで、2次質問なんですけれども、教育局内で今遵守するように対策をしているというようなことだったんですけれども、これは、全庁的に入札というのはありますのでどのように改善、今後再発防止に取り組んでいくのかお聞きしたい。  それからもう一つ、仮に本来一般競争入札にすべき金額の案件が随意契約になる場合、その意思決定過程や手続について、教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。 ◎総務部長(鈴木傳司君) 全庁的な再発防止対策についてでございますけれども、地方公共団体の契約方法は、地方自治法第234条に一般競争入札を原則とする旨規定されております。随意契約は、その政令に基づき金額の上限、緊急性や工事期間が限定されるなど、特別な理由がある場合に認められているところでございます。今回の問題は、その随意契約の運用が適正に行われなかったものと認識しております。  現在、再発防止に向け全庁的に随意契約状況について、調査中であり、今後その結果を分析した上で随意契約ガイドラインを策定し、適正な運用を図ってまいりたいと思っております。  次に、随意契約とする場合の意思決定方法につきましては、予定価格の金額に応じて、入札方法を契約検査課と協議の上、つくば市事務決済規定の専決区分に定める決裁権者が建設工事等の執行を決定することとなっております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆12番(北口ひとみ君) 先ほど答弁の中で、授業に影響がないようにということでこういうふうな自体に陥ってしまったようなことだったんですけれども、これは、教育局に聞いたほうがいいのかな。この案件が一般競争入札では間に合わなかったのかというのが、少し疑問なところなので、その辺について緊急性があったのかどうかも踏まえて、教えていただきたいことと、それから、当該工事、結局さび落としまで至らなかったというふうなことだったんですが、この工事は、今後どのように進められるのかお聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 新井教育局長。 ◎教育局長(新井隆男君) 今回の工事に関しまして、学校からの修繕要望につきましては、5月上旬に提出がされております。一般競争入札の場合ですと、その後設計を委託して、5月に出されておりますので7月の入札審査委員会に諮ることになります。その場合、開札が8月下旬、それでそれが終わりますと契約が9月になるということから一般競争入札では、夏休み中に工事が完了できないと判断したということで、この件に関しましても教育施設課からは聴取しております。  この工事につきましては、今年度設計を委託しておりまして、来年度の夏休み中に工事が完了できるように改めて、一般競争入札で進める予定でございます。 ◆12番(北口ひとみ君) 緊急性については。 ○議長(塩田尚君) では、答弁続けてください。 ◎教育局長(新井隆男君) 結果的に緊急性は低かったのかなということになるかと思います。 ○議長(塩田尚君) これにて北口ひとみ君の質疑を終結いたします。  次に、皆川幸枝君の質疑発言を許します。  8番議員皆川幸枝君。                    〔8番 皆川幸枝君登壇〕 ◆8番(皆川幸枝君) 皆川幸枝より通告に従いまして、質疑をさせていただきます。  議案第102号についてです。中根・金田台特定区画整理事業地内の土地取得について。  1番、歴史緑空間、史跡利用予定地用地の総面積。  2番、今回の取得を含め、取得総面積と取得率。  3番、取得に当たり、総額の見込み。  4番、取得後どう利用するのかについてお願いいたします。  同じように、議案第103号について、中根・金田台特定区画整理事業地内の土地取得についてです。  1番、金田官衙遺跡保存用地の総面積。  2番、今回の取得を含め、取得総面積と取得率。  3番、取得に当たり、総額の見込み。  4番、取得後どう利用するのかについてお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 建設部長栗原正治君。                  〔建設部長 栗原正治君登壇〕 ◎建設部長(栗原正治君) 史跡利用予定地の用地として取得します土地の総面積は、約8.9ヘクタールになります。取得費用は、総額で約26億円となります。平成26年度から土地取得を開始しまして、平成28年度までに約2.2ヘクタールを取得いたしました。今年度約3.5ヘクタールを取得いたしますと、これまでの取得面積と合わせ約5.7ヘクタールとなり、取得率は約64%でございます。  取得後の土地利用につきましては、周辺環境などに配慮しつつ可能な限り現況地形の維持、既存林の保全を図りながら、国指定史跡の取得を進めております教育局文化財課と連携し、歴史公園の整備を行う予定でございます。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) 金田官衙遺跡保存用地の総面積につきましては、国指定史跡範囲の面積が約9.6ヘクタールで、うち買収が必要な面積は、市立桜中学校の敷地約2.5ヘクタールを除いた面積が約7.1ヘクタールとなります。  今回の取得も含めました取得総面積は、約3.8ヘクタールで、取得率は約53%となります。7.1ヘクタールの取得総額見込み額は、約21億円になりまして、取得後の土地利用につきましては、史跡保存用地として管理をし、建設部とも連携を図りながら復元整備、現状利用、その他の活用方法を今後検討していきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆8番(皆川幸枝君) まず、102号のほうの買い取りが、今回でことしが終わりますと全体の64%の買い取りが終わると。あと103号については、53%の取得が終わるということですが、今後どれぐらい、何年後ぐらいに取得が完了するかについてお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 栗原建設部長。 ◎建設部長(栗原正治君) 史跡利用予定地としましては、平成30年度残る3.2ヘクタールを取得しまして、これで土地の取得は完了することになります。 ○議長(塩田尚君) 新井教育局長。 ◎教育局長(新井隆男君) 文化財のほうの用地に関しましては、平成32年度までに毎年6,500平米前後を購入しまして、平成33年度には残り1万4,000平米弱を購入する予定になっております。 ○議長(塩田尚君) これにて皆川幸枝君の質疑を終結いたします。  次に、山中真弓君の質疑発言を許します。  1番議員山中真弓君。                    〔1番 山中真弓君登壇〕 ◆1番(山中真弓君) 議案第81号 平成29年度つくば市一般会計補正予算(第6号)の13ページ、項2の負担金、2民生費負担金、2児童福祉費負担金の保育所運営費負担金の減額理由についてお聞きします。 ○議長(塩田尚君) こども部長飯泉省三君。                  〔こども部長 飯泉省三君登壇〕 ◎こども部長(飯泉省三君) 保育所運営費負担金の減額理由でございますが、認定こども園及び小規模保育事業所の保育料については、施設と保護者の契約により保護者が直接施設へ支払うこととなっておりますが、認定こども園の2号認定、3号認定分及び小規模保育事業所の保育料も、民間保育園の保育料と同様に予算計上していたことによる減額と合わせて、保育料確定後の民間保育園の保育料の増額分を合わせた額が減額となります。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 認定こども園では、園独自で保育料や入園についてを決めていたわけではないんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 飯泉こども部長。 ◎こども部長(飯泉省三君) 認定こども園における保育料につきましては、1号、2号、3号認定ともに市が決定しております。また、入園につきましては、1号認定の児童については園で決定をしますが、2号、3号認定の児童については、市で決定をしております。 ○議長(塩田尚君) 山中真弓君。 ◆1番(山中真弓君) 今回補正で減額されているわけなんですけれども、来年度からは、この金額というのは、きちんと算定されて出てくることになるんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 飯泉こども部長。 ◎こども部長(飯泉省三君) 今回の減額につきましては、そのチェックの甘さというものもございました。ということもありますので、予算計上やその保育料算定に当たる担当者をふやしまして、チェック体制を強化して、来年度からは、このようなことがないようにしたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) これにて山中真弓君の質疑を終結いたします。  次に、橋本佳子君の質疑発言を許します。  19番議員橋本佳子君。                    〔19番 橋本佳子君登壇〕 ◆19番(橋本佳子君) 報告第21号そして報告第22号、専決処分事項についての質問、質疑をいたしますが、先ほど北口議員のところで、経過等さまざま細かいところはお話をいただきましたので、そこらについての答弁は、簡潔にしていただいて構いませんが、このようなケースが過去になかったのかというところで質問をしますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 教育局長新井隆男君。                  〔教育局長 新井隆男君登壇〕 ◎教育局長(新井隆男君) 報告第21号及び報告第22号についてでございます。このようなケースが過去にはなかったのかということでございますが、今回と同様に不適切な分割発注を随意契約で行い、その後契約解除により損害賠償金の支払いに至ったケースは、過去にはないと認識しております。  また、本来一般競争入札に付すべき案件を分割して、随意契約にした案件につきましては、現在全庁的に調査をしているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 橋本佳子君。 ◆19番(橋本佳子君) わかりました。教育所管においては、過去にはなかったということですが、そもそもほかの学校のトイレの改修について、市民からの話があって、調べてみたらそうであったということで、今回のことになったわけですので、しっかりとそこを防ぐためのガイドライン等は重要だと思いますが、先ほどガイドラインについても考えていくというお話でしたから、さいたま市のようなところでも随意契約に対するガイドラインを持っているようですので、今後しっかりとこういったものをつくっていただければというふうに私のほうでは要望で終わりたいと思います。
    ○議長(塩田尚君) これにて橋本佳子君の質疑を終結いたします。  以上で、通告による質疑は終わりました。  これをもって総括質疑を終結いたします。        ──────────────────────────────────── △議案第107号 工事請負契約の締結について △議案第108号 財産の取得について ○議長(塩田尚君) 日程第3、議案第107号 工事請負契約の締結について、議案第108号 財産の取得についての2件をつくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に追加提出いたしました議案についてご説明申し上げます。  議案第107号 工事請負契約の締結については、TX沿線開発地域のみどりの地区に近隣公園を整備するものです。  議案第108号 財産の取得については、平成30年4月に開校予定の学園の森義務教育学校の校舎南北棟の管理備品を整備するものです。  以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、お手元の議案書等によりご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(塩田尚君) これより質疑に入りますが、質疑は議案ごとに行います。議案が事前に配付されておりませんので、通告制ではありません。  なお、追加議案についての質疑は、つくば市議会先例集第144により、追加議案が委員会で付託されるときは、自己の所属する委員会に関係する議案の質疑はしない例であるとなっております。  議案第107号は都市建設委員会、議案第108号は文教福祉委員会に付託予定でありますので、委員は委員会で質疑をされるようお願いいたします。  初めに、議案第107号に対する質疑を行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて、議案第107号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第108号に対する質疑を行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて、議案第108号に対する質疑を終結いたします。        ──────────────────────────────────── △委員会付託 ○議長(塩田尚君) これより今定例会に上程されております承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第81号 平成29年度つくば市一般会計補正予算(第6号)から議案第108号 財産の取得についてまでの29件をつくば市議会会議規則第37条第1項の規定に基づき、平成29年12月つくば市議会定例会議案等審査付託表及び追加付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。  なお、11月22日までに受理いたしました請願4件をつくば市議会請願条例第5条第1項の規定により、平成29年12月つくば市議会定例会請願文書表のとおり、所管の委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  ただいま付託しました案件について、万一付託違いがある場合には、議長において処理することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、付託違いがある場合には、議長において処理することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △休会について ○議長(塩田尚君) 日程第4、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。  つくば市議会会議規則第10条第1項及び第2項の規定により、あす12月8日から12月14日までの7日間を休会にしたいと思います。  これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、あす12月8日から12月14日までの7日間を休会とすることに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △散会の宣言 ○議長(塩田尚君) 以上で、本日の日程は終了いたしました。  なお、先ほど議案等が各常任委員会に付託されましたことに伴い、各委員長から招集通知が送付されましたので、各机上に配付しておきました。  改めて申し上げます。  総務委員会は12月11日月曜日午前9時30分から、文教福祉委員会は同日午前10時から、市民経済委員会及び都市建設委員会は12月12日火曜日午前10時から、それぞれ開催されますので、よろしくご参集のほどお願い申し上げます。  ここで、討論通告について申し上げます。議案等の討論通告の締め切りは、12月12日の常任委員会終了日となりますので、ご承知おき願います。  議会運営委員に申し上げます。  議会運営委員会が12月15日午前9時30分から第1委員会室において開催されますので、ご参集のほどよろしくお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。                      午後3時01分散会...