つくば市議会 2017-09-15
平成29年 9月定例会−09月15日-05号
平成29年 9月定例会−09月15日-05号平成29年 9月定例会
平成29年9月
つくば市議会定例会会議録 第5号
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平成29年9月15日 午前11時17分開議
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出 席 議 員
議 長 25 番 塩 田 尚 君 14 番 ヘイズ ジョン 君
副議長 6 番 神 谷 大 蔵 君 15 番 塚 本 洋 二 君
1 番 山 中 真 弓 君 16 番 山 本 美 和 君
2 番 小森谷 佐弥香 君 17 番 浜 中 勝 美 君
3 番 高 野 文 男 君 18 番 大久保 勝 弘 君
4 番 長 塚 俊 宏 君 19 番 橋 本 佳 子 君
5 番 黒 田 健 祐 君 20 番 小 野 泰 宏 君
7 番 小久保 貴 史 君 21 番 高 野 進 君
8 番 皆 川 幸 枝 君 22 番 柳 沢 逸 夫 君
9 番 五 頭 泰 誠 君 23 番 須 藤 光 明 君
10 番 宇 野 信 子 君 24 番 鈴 木 富士雄 君
11 番 木 村 清 隆 君 26 番 滝 口 隆 一 君
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△認定案の閉会中の
継続審査について
△認定第1号 平成28年度つくば市
一般会計歳入歳出決算認定について
△認定第2号 平成28年度つくば市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第3号 平成28年度つくば市
下水道事業特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第4号 平成28年度つくば市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第5号 平成28年度つくば市作岡財産区
特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第6号 平成28年度つくば市
等公平委員会特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第7号 平成28年度つくば市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について
△認定第8号 平成28年度つくば市
水道事業会計決算認定について
○議長(塩田尚君) 日程第1、認定案の閉会中の
継続審査についてを議題とします。
認定第1号 平成28年度つくば市
一般会計歳入歳出決算認定についてから、認定第8号 平成28年度つくば市
水道事業会計決算認定についてまでは、
決算特別委員長から、目下、委員会において審査中の事件につき、
つくば市議会委員会条例第36条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の
継続審査の申し出がありました。
お諮りいたします。
決算特別委員長からの申し出のとおり、認定第1号から認定第8号までを閉会中の
継続審査とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、
決算特別委員長からの申し出のとおり、認定第1号から認定第8号までを閉会中の
継続審査とすることに決定いたしました。
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△議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)
△議案第63号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)
△議案第64号 平成29年度つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)
△議案第65号 平成29年度つくば市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)
△議案第66号 平成29年度つくば市
等公平委員会特別会計補正予算(第1号)
△議案第67号 平成29年度つくば市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)
△議案第68号 平成29年度つくば市
水道事業会計補正予算(第1号)
△議案第69号 つくば市税条例の一部を改正する条例について
△議案第70号
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例について
△議案第71号 つくば市
水道給水条例の一部を改正する条例について
△議案第72号 市道路線の変更について
△議案第73号
工事請負契約の締結について
△議案第74号 財産の取得について
△議案第75号 財産の取得について
△議案第76号 損害賠償の額の決定及び和解について
△請願29第8号 宿泊施設の整備・充実の実現を求める請願書
△請願29第9号
教育予算の拡充を求める請願
○議長(塩田尚君) 日程第2、議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)から議案第76号 損害賠償の額の決定及び和解についてまで、請願29第8号 宿泊施設の整備・充実の実現を求める請願書、請願29第9号
教育予算の拡充を求める請願の17件を、
つくば市議会会議規則第36条の規定により、一括して議題といたします。
本件に関し、各
常任委員長の報告を求めます。
初めに、
総務委員長から、議案第62号、議案第66号、議案第69号、議案第74号、議案第75号の審査の経過と結果について報告を求めます。
総務副
委員長長塚俊宏君。
〔総務副委員長 長塚俊宏君登壇〕
◎総務副委員長(長塚俊宏君)
総務委員会は、今定例会において当委員会に付託されました議案5件を審査するため、9月11日午前10時より委員会を開催しました。審査概要及び結果につきましてご報告申し上げます。
初めに、議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)の当
委員会付託分の審査では、
シティセールスに要する経費の減額理由について質疑があり、つくば市
東京事務所を閉所するに当たり、都内のイベントへの参加等、残さないといけない事業に力を入れるため、その他
東京事務所が自主的に行っていた事業の実施を見送ったとの答弁がありました。
総務管理費では、
科学技術つくば奨励賞の
事業内容について質疑があり、茨城県の
科学技術振興財団が実施しており、つくばの
若手研究者及び実用化できた研究それぞれ1件について、100万円ずつ支給するものであるとの答弁がありました。その他、多数の質疑がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第66号 平成29年度つくば市
等公平委員会特別会計補正予算(第1号)についての審査では、質疑、
自由討議、討論全てなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第69号 つくば市税条例の一部を改正する条例についての審査では、
市民緑地設置管理計画の認定制度に関する課税標準の特例措置の創設について質疑があり、民間主体による市民緑地の設置及び管理の促進を図るものとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第74号 財産の取得についての審査では、今回、購入する
救助工作車と
高度救助用資機材の
入札予定価格の設定方法について質疑があり、業者からの見積もり及び全国の同規模の
購入金額等を考慮して設定しているとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第75号 財産の取得についての審査では、購入する
消防ポンプ自動車は、老朽化に伴う交換なのかとの質疑があり、老朽化に伴う新車の購入であるとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、今定例会におきまして、
総務委員会に付託されました議案等の審査経過と結果についてご報告申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより
総務委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって
総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、
文教福祉委員長から、議案第62号、議案第63号、議案第65号、議案第67号、議案第70号、議案第76号、請願29第9号の経過と結果について報告を求めます。
文教福祉委員長橋本佳子君。
〔
文教福祉委員長 橋本佳子君登壇〕
◎
文教福祉委員長(橋本佳子君)
文教福祉委員会は、当委員会に付託をされました議案6件、請願1件を審査するため、9月11日午前9時30分から委員会を開催いたしました。その付託案件の主なる審査の経過と結果についてご報告をいたします。
初めに、議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)の当
委員会付託分の審査では、3款民生費、
生活困窮者自立支援事業に要する経費で、事業の概要及び対象者について質疑があり、
生活保護世帯、準要保護世帯の小学校4年生から中学校3年生までの児童を対象として無償で学習支援の場を与え、貧困の連鎖を防止する目的の事業であり、対象児童が多い
谷田部地区と大穂地区の2地区で先行して実施をし、その後、効果検証を行い、他の地区へも拡大していきたい旨、答弁がありました。
委員から、事業に参加する児童の心のケアをしっかりしてほしいとの意見があり、
生活保護世帯の児童生徒には
担当ケースワーカーから、準要保護世帯の児童生徒には学校から案内をするなど、個人情報には十分配慮をして対応する旨の答弁がありました。
次に、
債務負担行為補正、平成29年度
放課後児童クラブ運営業務委託の
事業内容について質疑があり、平成30年度4月から開校する(仮称)
秀峰筑波義務教育学校、(仮称)
葛城北部学園及び(仮称)みどりの学園に整備をされる
児童クラブの保育業務の一部を民間委託するため、
債務負担行為を設定するものである。
期間については、安定的な保育の質の確保と同じ指導員が保育にかかわる安心感の継続性の観点から、平成30年度から平成32年度までの3年間とし、
児童クラブの管理運営については、市が責任を持って行うよう、保育士等の資格を有する職員を各施設に1名ずつ配置をし、指導員の管理、日々の業務立案、学童保育の統括をする予定であるとの答弁がありました。
委員から、他市町村でも
児童クラブの指導員の確保に苦慮している状況の中で、賃金単価の検討や市独自で指導員の育成が必要ではないかとの意見がありました。その他
児童クラブの運営については、長時間にわたり熱心な議論が交わされました。
次に、10款教育費、施設整備に要する経費で、改修工事の概要について質疑があり、当該工事は茎崎第二小学校の
屋上外壁改修工事で、当該校舎は建設以来1度も改修等をしておらず、雨量や風向きにより外壁側面から校舎内に雨漏りがする状況であるとの答弁がありました。
次に、
債務負担行為補正、平成29年度(仮称)
秀峰筑波義務教育学校スクールバス運行業務委託(中学校)に関し、バスの利用及び運行予定について質疑があり、バスの利用については強制ではなく、保護者と協議の上、希望者を募ってからの運行となること、また、運行予定については
統廃合計画時には中学生に対するバス運行の予定はなかったので、今年度から検討を始めたこと、部活動に対応しての運行は、今後、保護者との協議を進め、調整していく予定であるとの答弁がありました。
これら以外にも、平成29年度
給食調理業務委託(
筑波学校給食センター)の増額理由、(仮称)
新谷田部学校給食センター建設事業債の増額理由、要
保護児童対策に要する経費の
家庭相談員報酬、子ども・
子育て支援に要する経費の精算金、
保育所管理に要する経費の
土地購入費、
学校教育研究支援に要する経費の
事業内容、
学校等適正配置計画に要する経費の校歌作成、
学校保健管理に要する経費の
学校嘱託医等の報酬、小田城跡に要する経費の土地購入などについて質疑があり、執行部から詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議に入り、
児童クラブの運営形態については、まだ多くの課題があると感じるが、来年度三つの
児童クラブ同時開室という喫緊の状態なので、今回はこの形態での業務委託を見守っていきたいと思うが、
プロポーザル方式での
事業者選定など今後の経過については随時、当委員会への報告を必要とし、今後も継続して審議していくべきと考えるとの意見が出されました。
討論に入り、
自由討議での意見を尊重していただきたいとの賛成討論があり、採決の結果、
全員異議なく、議案第62号の当
委員会付託分は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第63号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)、議案第65号 平成29年度つくば市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)、議案第67号 平成29年度つくば市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、議案第70号
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例について、議案第76号 損害賠償の額の決定及び和解について、以上5議案の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願29第9号
教育予算の拡充を求める請願の審査では、紹介議員及び請願者からの趣旨説明を受け、審査を行いました。
執行部に対する質疑では、少人数学級の推進について質疑があり、国の
教育予算を拡充して、教員数をふやすべきと考えている。また、教育長の責任や判断で必要のないことはしないようにして、教員の負担を減らしていきたいとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議に入り、保護者や市民に発信しながら、教職員の環境整備を進めてほしい。また、
教育委員会の中に、
教職員向けの
ワークライフバランス専門部署を設けて進めてほしいとの意見。
教育予算の拡充を求める請願は、全国的に採択率が高い請願であり、国に末端の声を上げていくことが重要との意見。自治体の財政力に左右されず、子供たちに教育の機会を公平に与えるのが国の一番の責務であるので、
つくば市議会として意見書を国に提出すべきとの意見がありました。
自由討議終結後、討論に入り、賛成の立場から、請願事項の2項目に課題を解決するための考えが全て網羅されているので、賛成したいとの賛成討論がありました。
討論終結後、採決の結果、
全員異議なく、請願29第9号は採択すべきものと決定をいたしました。
なお、本請願が採択されたことに伴い、委員会提出議案として、後ほど関係機関への意見書提出についてご審議をいただくことになりますので、よろしくお願いをいたします。
以上、ご報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げ、報告を終わります。
○議長(塩田尚君) これより
文教福祉委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって
文教福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、市民経済委員長から、議案第62号の審査の経過と結果について報告を求めます。
市民経済委員長北口ひとみ君。
〔市民経済委員長 北口ひとみ君登壇〕
◎市民経済委員長(北口ひとみ君) 市民経済委員会委員長報告を、北口ひとみからさせていただきます。
市民経済委員会は、当委員会に付託されました議案1件を審査するため、9月12日午前10時より委員会を開催いたしました。その審査概要及び結果についてご報告いたします。
議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)当委員会付託部分の審査では、委員から、3款民生費、吉沼交流センター耐震補強工事について、これまでの吉沼交流センターの修繕工事と今回の補正予算の工事内容と補正理由について質疑がありました。
執行部から、これまでの修繕工事は、国の補助金による原状復旧の工事であり、今回の補正は、耐震補強工事を行うものであるが、平成29年度当初予算の成立後に国県の諸経費の見直しがあり、再計算したところ、不足が見込まれるため、補正するものであるとの答弁がありました。
次に、5款労働費、働く婦人の家施設管理運営に要する経費の特定建築物定期調査委託料の調査内容について質疑があり、法律に基づき3年に1度点検を行うもので、老朽化に対応する施設としての診断、建築物の外部からの調査、避難施設としての調査などを行うとの答弁がありました。
次に、10款教育費、青少年健全育成に要する経費の成人の集いに関する委託内容、契約方法などについて質疑があり、これまでは成人の集いの予算は主に会場設営費だったが、昨年度開催された成人の集いで、新成人による妨害行為が行われたことから、警備方法や受付等の見直しを行い、必要な予算を計上するものである。また、契約方法については予算項目に応じて分けて入札を行う予定であるとの答弁がありました。
また、昨年度のことを踏まえ、今後の対策について質疑があり、まず、受付体制の見直しで、今回は入場券を事前配布し、会場入り口で振り分ける。次に、第1部式典を簡素化して行う。さらに、警備員を10名から30名に増員して、警備をより強化することなどを検討していくとの答弁がありました。
委員から、警察との連携を密にするなど対応をマニュアル化し、法律に違反する者には、市としても毅然とした態度で臨んでほしいとの意見がありました。
質疑終結後、
自由討議において、議員も含め関係機関と協力体制をつくり、各地区の情報収集も積極的に行ってほしい。また、成人の集いの主役である新成人の方を盛り立て、いい思い出に残る式典にしてほしいなどの意見がありました。
自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第62号の当委員会付託部分は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、市民経済委員会に付託されました議案の主な審査概要と結果についてご報告申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより市民経済委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって市民経済委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、都市建設委員長から、議案第62号、議案第64号、議案第68号、議案第71号から議案第73号、請願29第8号の審査の経過と結果について報告を求めます。
都市建設委員長小久保貴史君
〔都市建設委員長 小久保貴史君登壇〕
◎都市建設委員長(小久保貴史君) 都市建設委員会は、当委員会に付託されました議案6件、
継続審査となっている請願1件を審査するため、9月12日午前10時から委員会を開催いたしました。その審査の概要及び結果についてご報告をいたします。
初めに、議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)の当
委員会付託分の審査では、繰越明許費補正のストックヤード及び資源化施設建設工事実施設計業務委託の繰り越し理由と施設の供用開始の時期についての質疑があり、設計に要する期間が約8カ月必要で、入札や契約などの手続を行うと設計完了が来年度となるために繰り越し補正を行う。また、施設の供用開始時期は、平成32年度を目指している旨の答弁がありました。
続けて、周辺市街地生活実態等調査業務委託料の
事業内容についての質疑があり、茨城県の生活環境づくり支援事業補助金を利用して、地域における市民の日常生活や振興などに関する現状及び課題を調査し、地域に必要な活性化の施策を立案するための委託料である旨の答弁がありました。そのほか、道路新設改良工事事業や八幡川改修事業などの繰り越し理由についてや、
債務負担行為補正の平成29年度デマンド型交通運行事業についての質疑があり、それぞれ詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第62号の当
委員会付託分は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第64号 平成29年度つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)の審査では、質疑はなく、
自由討議では、昭和50年前後に民間開発された住宅団地のコミュニティープラントが老朽化しており、住んでいる方も大変心配しているが、改修をするにも高額な費用がかかるため、区域内の早期整備をお願いしたいとの意見がありました。
自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第64号は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第68号 平成29年度つくば市
水道事業会計補正予算(第1号)についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第68号は、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第71号 つくば市
水道給水条例の一部を改正する条例についての審査では、料金改定による今後の事業計画と企業債の変化、元利償還金の見込みについての質疑があり、未整備地区の施設整備、北部地区の低水圧対策事業、研究学園地区を中心に老朽化した施設の更新事業を進めていく。また、企業債の借り入れ残高は、財政シミュレーションの結果では減っていき、今後、借り入れをしたとしても、ピーク時では、現在の元利償還額と同程度との試算結果が出ている旨の答弁がありました。
続けて、事業所等の地下水利用の対策についての質疑があり、今後の水需要の状況や給水の収益が見込めるかなどを含め、一、二年の状況を見た上で対応を検討していく旨の答弁がありました。
さらに、今後10年間の整備費用等についての質疑があり、北部地区低水圧事業が12億円から13億円、幹線整備約70億円、未整備地区の面整備が約30億円、施設の更新事業約80億円を予定している旨の答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第71号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第72号 市道路線の変更について審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第72号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第73号
工事請負契約の締結についての審査では、解体工事に伴う周辺地域への環境対策はどのように行うかについての質疑があり、環境省が定めた廃棄物焼却施設関連作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱に基づき、解体作業に伴い建屋を密閉したシートで覆い、中の物質が外に漏れないようにし、また、作業中は環境測定を行うなどの安全対策を講ずる旨の答弁がありました。
続けて、解体後、産業廃棄物の処理はどのように行うかについての質疑があり、処理に伴うマニフェストの提出により、その経過及び管理がわかるようにし、適正な処理と指導を行う旨の答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、
討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第73号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願29第8号 宿泊施設の整備・充実の実現を求める請願についての審査では、平成29年6月定例会中の6月26日と、本定例会中の8月29日、9月12日の3回にわたり審査を行いました。
質疑では、
つくばエクスプレス駅周辺の宿泊施設の不足状況についてどのように考えているのかについての問いがあり、駅周辺のホテルに予約状況を聞き取りしたところ、平均で80%から85%の予約状況であり、容積率については、まだ余裕があり、増築も可能な状況である。また、市内全域の宿泊施設での稼働率は、昨年度4月のピーク時期で約75%、稼働率が低い1月で50%を下回る状況であった旨の答弁がありました。
続けて、今までに宿泊施設を建設したい事業者などから市に相談があったかについての質疑があり、旅館、ホテルなどの宿泊施設に関する相談はなかった旨の答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議では、4月のピーク時期などに駅前の宿泊施設が足りない旨の声は聞いているが、建物の景観など、今までのつくば市のまちづくり方針に照らし合わせ、この制度をそのまま市に導入してよいものかを議論したときに、都市計画審議会など専門的な機関で検討した上での判断も必要であると考える。また、今までに旅館、ホテルなどの宿泊施設を建設したい事業者から市に相談はなかったが、ピーク時に駅前の宿泊施設が不足することなどを踏まえると、請願の趣旨は十分理解できるため、趣旨採択とすべきとの意見がありました。
自由討議終結後、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、趣旨採択とすべきものと決定をいたしました。
以上、都市建設委員会に付託されました議案等の主な審査経過と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告を終わりにいたします。
○議長(塩田尚君) これより都市建設委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって都市建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。
以上で、各
常任委員長の報告は終了いたしました。
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○議長(塩田尚君) これより、
つくば市議会会議規則第42条の規定により討論、採決に入ります。
討論、採決については、議案、請願の順序により行います。
初めに、議案第62号の討論に入ります。
本案に対する反対討論の通告はありません。賛成討論の発言を許します。
16番議員山本美和君。
〔16番 山本美和君登壇〕
◆16番(山本美和君) 16番議員山本美和でございます。
議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場から討論いたします。
今回の補正では、
生活困窮者自立支援事業、子供の学習支援事業委託費が計上されました。私ども公明党では、以前より支援の必要な子供への学習支援の必要性を訴えてきたところです。格差や貧困の問題が国民生活に影を落としていることは周知の事実です。この現実に向き合い、解決に努めることは行政の重大な責務です。
地方自治体においても、格差や貧困に対する具体的な施策をさらに展開する必要があります。経済的援助を受ける困窮家庭が増加している中、家庭の経済の状況は学力に大きく影響するとされ、経済による教育の格差是正のため、国でも多くの施策を打ち出していますが、学習支援事業について、つくば市が一歩踏み出したことを評価いたします。本来の目的、また、課題解決のためにさらに充実した取り組みとなるよう要望いたします。
また、B型肝炎任意予防接種委託料が計上されました。昨年、平成28年10月より、乳児のB型肝炎ワクチンが定期接種化されました。標準的に、生後2カ月から1歳未満までに3回接種となっており、開始年度において定期接種の対象から漏れる3歳児までの救済措置を独自で実施していただくよう要望してきたところです。
子供のB型肝炎のキャリア化のリスクにつきましては、1歳以下で感染した乳児の80から90%、また6歳以下で感染した小児の30から50%がキャリア化するというデータが、2015年、WHO報告で出ております。このうち約10%が慢性肝炎を発症し、肝硬変や肝臓がんを引き起こす要因となります。その治療につきましては、3歳以上の幼児に対してはインターフェロンが有効となることからも、今回1年おくれではありますが、少しでも多くの乳幼児に機会が広げられたことを評価するものです。
最後に、平成29年度
放課後児童クラブ運営業務委託の
債務負担行為につきましては、平成30年度に(仮称)
秀峰筑波義務教育学校で2クラブ80名、(仮称)
葛城北部学園3クラブ120名、(仮称)みどりの学園3クラブ120名の開設に伴い、指導員確保を含めたクラブ運営業務を民間に委託するものであります。平成32年までの市内学童クラブの整備も含め、人員確保の課題が大きい中で、今回、指導員の確保を民間事業者に頼るという手法を用いたものです。
正職員を配置し、指導員の統括とクラブの運営管理については市が責任を持っていくとのことですが、このやり方には、他部署での運営業務委託導入事例から見ても、さまざまな課題があることは明らかであります。どのような資質を持った正職員を配置するのか、また、細かい責任の所在はどちらにあるのか、仕様書のつくり込みが大切でありますし、さらに事業者の提示する指導員賃金が高かった場合、既存クラブからの移籍などが起こるなど、新たな課題の想定がなされているのか、若干不安を感じるところがありました。さらに、必要な人材を育てていく独自の仕組みについても以前から問題提起しているところであります。
今回、新たな試みでのクラブを8クラブ一斉に整備し、しかも3年間の委託となっていることからも、しっかりその部分を精査して取り組むことを意見した上で議案第62号については賛成といたします。
○議長(塩田尚君) 引き続き、賛成討論を許します。
1番議員山中真弓君。
〔1番 山中真弓君登壇〕
◆1番(山中真弓君) 議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)について、賛成の立場で発言いたします。
6ページの第3表、
債務負担行為補正の民生費、児童福祉費、平成29年度
放課後児童クラブ運営業務委託について、市の説明では、放課後
児童クラブの指導員確保に苦慮している。そんな中、来年度3カ所の
児童クラブを立ち上げるためには、24名の指導員の確保をしなくてはならない。そのため、派遣事業所に委託をし、研修も受けた指導員を安定的に確保していきたいとのことでした。また、市の職員を各
児童クラブに1名配置し、統括管理をすることで、責任ある管理運営をしていくとのことでした。
委員会での市の説明を受け、以下の2点についての意見を添えたいと思います。
1点目は、今回の委託に際し、経費率の32%を上乗せして支払います。しかし、市の計算では、指導員である保育士などの有資格者の時給を991円で計算しています。この時給では人員確保は困難ですし、そのことは市も認識しています。派遣事業者は人員の算出根拠として、時給991円をもとにしますが、委託料の配分については事業所の裁量となり、時給額が上乗せになる可能性があります。実際、派遣事業所から保育士を確保したところでは、時給は高目だという実態もあります。これでは、同じ公設公営の指導員間で時給に差が生じることになります。人員確保に苦慮している原因として、そもそも指導員の時給が低いことが挙げられます。今回、委託先に支払う32%の上乗せ分を人件費の底上げに活用すれば、直接雇用でも人材確保ができたのではないでしょうか。
2点目は、新設される
児童クラブそれぞれに市の正規職員配置が複数必要です。今回、新設される公営の
児童クラブは、指導員を直接雇用から派遣事業所に委託をするという初めての事例です。委託方式では、子供たち個人の発達に向き合った責任ある保育を実施できる運営ができるのでしょうか。委員会の質疑の中で、さまざまな問題提起がされましたが、改善するには来年の開所には間に合わないというのも現状です。開所まで、また開所以降も善処に向けて積極的に取り組み、市職員の賃金底上げで指導員の直接雇用を目指してください。市が、子供たちの心身の成長に責任を持った運営を行っていくことを要求しまして、議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)について賛成といたします。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第62号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第62号は、総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第62号は総務、文教福祉、市民経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第63号から議案第68号までを、
つくば市議会先例集第7章第1節187により、一括して討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第63号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)から議案第68号 平成29年度つくば市
水道事業会計補正予算(第1号)までを、
つくば市議会先例集第7章第2節193により、一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第63号から議案第68号までは、総務、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第63号から議案第68号までは総務、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
暫時休憩いたします。
午後1時ちょうどより再開いたします。
午前11時59分休憩
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午後1時00分再開
○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き再開いたします。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第69号に対する討論に入ります。
議案第69号に対する反対討論の発言を許します。
19番議員橋本佳子君。
〔19番 橋本佳子君登壇〕
◆19番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より、議案第69号 つくば市税条例の一部を改正する条例について、反対の立場で討論をいたします。
地方税法及び航空機燃料譲与税の一部を改正する法律が成立したことによる一部改正案です。日本共産党は、この改正について、災害に関する税制上の措置の常設化や航空機燃料譲与税の譲与割引引き上げの延長などの必要な措置も含まれているものの、全体として公共サービスの市場化や戦争法の具体化のための措置が中心となっているため反対をしました。
今回の市税条例の改正には、固定資産税等の特別措置として保育の受け皿整備の促進のために、企業主導型保育事業に対して固定資産税の軽減措置を行うものです。企業主導型保育事業は、事業所内労働者の子供を受け入れるほかに、一定の地域枠を設け、待機児童の受け皿にしようというものです。しかし、保育施設や専門職の配置基準が規制緩和され、市の関与をしないところでの子供の受け入れとなることから、保育現場や保護者、専門家の批判を受けているところです。
子供の発達に責任を持つための施設や専門職を配置しなければならない認可保育所での待機児童の解消が最優先的課題であり、保護者の願いでもあります。安易に進めることで保育の質が低下することにもなります。固定資産税の参酌として、資産価値の3分の1に税をかけるのではなく、3分の2に税をかけて歯どめをかけるという選択肢もあったのではないでしょうか。いずれにしても、国の法改正に反対をした立場で、この改正案には反対をいたします。
○議長(塩田尚君) 賛成討論を許します。
5番議員黒田健祐君。
〔5番 黒田健祐君登壇〕
◆5番(黒田健祐君) 自民つくばクラブ・新しい風、5番議員の黒田です。
議案第69号 つくば市税条例の一部を改正する条例について、賛成の立場から討論させていただきます。
今回の改正は、地方税法及び航空機燃料譲与税法の一部を改正する法律が施行されたことに伴う改正です。市民税の関係は、地方税法の改正に対応して条例中の規定の改正を行うものです。固定資産税の関係は、地域決定型地方税制特例措置により特例率を規定するものです。これにより、保育の受け皿の整備を促進するための事業については、課税標準を3分の1に、市民緑地設置管理認定制度については課税標準を2分の1に規定されました。これらは事業者にとって最も有利な軽減割合を採用していることから、保育施設誘致や都市部における緑地確保の動機づけの一つとなると考えます。よって、議案第69号に賛成するものであります。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第69号 つくば市税条例の一部を改正する条例についてを起立により採決いたします。
採決に先立ち通知いたします。
本日、ごらんのとおり小森谷議員が車椅子で出席をしております。起立するのが困難とのことでありますので、小森谷議員に限って挙手により意思表示することを認めますので、通知をいたします。
それでは、採決に入ります。
議案第69号は、
総務委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数。よって、議案第69号は
総務委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第70号に対する討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第70号
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
お諮りいたします。
議案第70号は、
文教福祉委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第70号は
文教福祉委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第71号に対する討論に入ります。
本案に対する反対討論の通告はありません。
賛成討論の発言を許します。
26番議員滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) 第71号議案に賛成討論を行います。
第1に、料金値上げですが、当初の平均38%、標準家庭で32%の値上げ案は、市民生活に大きな負担がかかるとして反対でした。五十嵐市政はその精査を重ね、我が党は会計収支シミュレーションの見直しを具体的に提案してきました。この結果、資本的収支の起債、つまり借金を90%見込み、繰り越し財源10億円到達を5年後にする改善を行うことで、値上げ割合を平均21%、標準家庭で16%に引き下げることになりました。この努力は評価できるものであります。
とはいえ、月の水道使用量20立米の標準家庭は16%の値上げですが、30立米まで使用する一般家庭は、逓増料金のため27.5%の値上げになります。また、水を多く使用する飲食店も同様です。これは一般家庭や小事業者にとってこの値上げが生活や営業に大きくのしかかってくることになります。議案では、三、五年後には見直すことも考えているとのことであり、県水料金の値下げを求めていくとの答弁がありました。ぜひともその時点での負担軽減を図ることを強く要請するものであります。
第2に、今回の料金改定に大きくかかわる簡易水道の上水道化についてです。市長は、上水道への切りかえを希望していない簡易水道組合に無理強いはしない、簡易水道組合も地方自治の一つと認定されました。また、簡易水道の状況と課題を調査し、改修に当たっては、補助、助成の拡充を考える旨の答弁もありました。これらの市長の主張を可とするものであります。
簡易水道利用の市民から、霞ヶ浦の水なら地下水のほうがずっとよいとの声もかなりあります。上水道に加入しない簡易水道組合もかなり出ることも予想されます。そうしたとき、上水道化計画が過大投資になることも予測されます。上水道化を要望している簡易水道組合加入の市民の中でも考えや意向が異なっています。市民に寄り添う五十嵐市政として、きめ細かな対応が求められているところであります。簡易水道組合員及び新しく上水道を普及する地域の市民の意向調査を実施してから、設計工事に入ることを基本とすべきです。
以上、2点を強く要請して、議案第71号、上水道料金改定の議案に賛成するものです。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第71号 つくば市
水道給水条例の一部を改正する条例についてを採決いたします。
お諮りいたします。
議案第71号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第71号は都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、議案第72号から議案第76号までを、
つくば市議会先例集第7章第1節187により一括して討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第72号 市道路線の認定についてから議案第76号 損害賠償の額の決定及び和解についてまでを、
つくば市議会先例集第7章第2節193により、一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第72号から議案第76号までは、総務、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第72号から議案第76号までは総務、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、請願29第8号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより、請願29第8号 宿泊施設の整備・充実の実現を求める請願書を採決いたします。
お諮りいたします。
請願29第8号は、都市建設委員長の報告のとおり趣旨採択とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、請願29第8号は、都市建設委員長の報告のとおり趣旨採択とすることに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、請願29第9号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより請願29第9号
教育予算の拡充を求める請願を採決いたします。
お諮りいたします。
請願29第9号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、請願29第9号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
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△議案第77号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第4号)ついて
○議長(塩田尚君) 日程第3、議案第77号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第4号)を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) 今定例会に追加提出いたしました議案1件についてご説明申し上げます。
議案第77号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第4号)については、歳入歳出予算の総額を222万6,000円増額し、総額を886億9,312万6,000円とするものです。
今回の補正予算は、地域経済の活性化業務のための新産業創出を担うまちづくりアドバイザー設置に係る経費を増額補正するものです。また、(仮称)つくばスマートインターチェンジが新規事業化に選定されたことに伴い、
債務負担行為の設定を行うものです。
以上、お手元の議案書によりご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
議案が事前に配付されておりませんので通告制ではありません。
順次、質疑発言を許します。
北口議員。
〔12番 北口ひとみ君登壇〕
◆12番(北口ひとみ君) 北口から質問させていただきたいと思います。
本日出されました議案の補正予算の、まちづくりアドバイザーについてなんですけれども、これは6月議会で1名、初めて決めたばかりのところです。新たに追加する議案になりますので、幾つか確認させていただきたいと思います。
先ほど、新産業創出というようなお話でしたけれども、そもそもまちづくりについてどのようなビジョンがおありで、こういうふうな形のアドバイザー設置というふうなことになっていくのか、ビジョンについて、まずお聞きしたい。
それから、まちづくりアドバイザー設置の目的、必要性、考え方、位置づけというのは、前回6月議会でもお聞きしましたけれども、改めてお聞きしたいと思います。
それと、まちづくりアドバイザーを、今、既に1人いらっしゃるんですけれども、これは2人目を決めるという提案だと思いますので、そこら辺の必要性を教えてください。
それから、今後どういうふうな分野でといいますか、まちづくりアドバイザーを今後またふやしていく考えなのかどうか、そのあたりをお聞かせいただきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(塩田尚君)
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) ご質問に、まず私からお答えをしたいと思いますが、まちづくりについてのビジョンでありますけれども、経済分野におきましては、つくば市未来構想において、多様な資源を活用し、地域の産業を発展するともに新産業創出に取り組み、地域の活力を生み出すというビジョンを掲げております。つくばで生み出されている研究成果の産業化への活用、それらを生かした新産業創出の促進というのは、研究学園都市の大きな課題であると考えておりますので、その実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。
2点目の、まちづくりアドバイザーの設置目的、必要性、考え方、位置づけでありますが、これは、まちづくりアドバイザー設置規則において、幅広いまちづくりの課題に対応し、魅力あるまちの実現を図るため、非常勤の職としてまちづくりアドバイザーを置くと定めております。まちづくりの課題解決には、高度な専門性や経験が必要となるため、そのような人材をつくば市内外に求めるものであります。
そして、3点目です。さきに、まちづくりアドバイザーを決めたが、その2人目の必要性という部分でありますが、山崎まちづくりアドバイザーには、主に中心市街地活性化や市民参加促進、企業誘致等についてのアドバイスを受けております。今度のアドバイザーには、主に新産業創出についてアドバイスを受けたいと考えております。特に、インキュベーション施設の構想策定や、市のスタートアップ施策の戦略づくりを推進していただきたいと考えております。
最後に、今後どのような分野でまちづくりアドバイザーをふやす予定があるのかという考えですが、現在のところ、まちづくりアドバイザーを設置する予定は特段はございません。今後、まちづくりの課題への対応を検討していく中で必要性を随時検討をしていきます。いずれにせよ、今後、まちづくりアドバイザーを追加する際には、議会でのご議論の機会を十分確保できるように努めていきたいと考えております。
○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。
◆12番(北口ひとみ君) 今、設置の目的、必要性、考え方のところは設置規則に基づいておりますということだったんですが、設置規則のほうは、現在のところは、まちづくりアドバイザーの定数は1人とするというふうになっておりますが、これは今後決まっていけば、規則も改定していくということですかね。その1点、お願いします。
○議長(塩田尚君) 鈴木総務部長。
◎総務部長(鈴木傳司君) 今、議員おっしゃるとおり、規則で1人と定めております。今回、ご議決いただければ、速やかに規則を改正いたしまして採用していきたいと、そのように思っております。
○議長(塩田尚君) 続いて、質疑を許します。
宇野信子君。
〔10番 宇野信子君登壇〕
◆10番(宇野信子君) 本日、追加の補正予算ということで、最終日ですので委員会付託はできない先例になっております。この最終日の提案になったことで十分な委員会審議とかできないわけですけれども、本来は、委員会付託できるように、9月議会の補正予算に間に合わせるべきではなかったかと思うのですが、9月議会の補正予算案に間に合わなかった理由、また、これから委員会付託するとすれば、12月議会での議決では遅いと判断する理由をお伺いしたいと思います。
それと、そもそもこの分野でのまちづくりアドバイザーの設置について早くから考えているのであれば、年度当初の予算に入っていてもよかったのではないかと思いますが、当初予算で上げなかった理由も伺いたいと思います。
それから、任期ですが、今回もしこの補正予算が通った場合には、いつからいつまでということ、任期はどれぐらいを想定しているかということと、どのような人材をこの新産業創出において、どういう人材を配置する考えかということを伺いたいと思います。
そして、最近、まちづくりアドバイザーですとか顧問や理事ということで、外部の有識者等にどんどん入っていただいているわけですけれども、現在の職員体制では対応できないのかということを伺いたいと思います。多いですけれども、済みません。
○議長(塩田尚君) 経済部長高野正美君。
〔経済部長 高野正美君登壇〕
◎経済部長(高野正美君) まず、予算要求の時期でございますが、以前より新産業創出を担っていただくまちづくりアドバイザーにつきましては検討しておりましたところ、候補者と接触できましたのが9月となりました。そのため、9月議会上程や委員会付託に間に合いませんでした。
また、12月議会では遅いと判断する理由についてでございますが、来年度当初予算におきまして、産業振興センターの再整備に向けた予算、それから市内新産業推進の予算を計上したいと考えております。そのため、その検討につきましても、今回お願いをするまちづくりアドバイザーの力をかりたいと考えているところでございます。また、このようなすぐれた人材の獲得につきましては困難をきわめることから、今回のタイミングを逃さずに予算を確保させていただいて、アドバイザーを早期に採用させていただきたいと考えております。
それから、任期でございますが、つくば市まちづくりアドバイザー設置規則におきまして、まちづくりアドバイザーの任期は2年となっております。それと再任についても可能となっております。
それから、人材についてでございますが、ベンチャー企業の起業経験及びベンチャー企業への投資の経験を持った起業家と投資家としてすぐれた見識を有する方をまちづくりアドバイザーとして考えております。現在、接触している人物の経歴としましては、みずから企業を複数立ち上げ、経営した経験を持ち、ベンチャー企業の投資及び育成業務を有します。それと、さらに国内企業の海外展開等も行って世界的に活躍していらっしゃる方でございます。
それから最後に、現状の職員体制で対応できないかということでございますが、新産業の創出、それからベンチャー企業への支援等につきましては、専門的な知識それと常に新しいベンチャー等の動向の情報が必要となっておりまして、現在の体制では十分ではないと考えております。今後、産業振興センター再整備基本構想の策定、それとスタートアップ施設の戦略づくりを行うに当たりまして、ベンチャー企業の起業家及び投資家としての目線を持った人物を組織内に招聘することによりまして、スタートアップ事業を効果的に実施できるものと考えております。
○議長(塩田尚君) 宇野信子君。
◆10番(宇野信子君) 私も、この必要性については感じているところではありますが、市の行政、公の行政の公務員のやっていく仕事というのと、今回の新産業もしくは起業とか投資とかそういう部分、ベンチャー企業の起業ですとかという部分は、かなり民間的な感覚を取り入れていかないと難しいということで、まちづくりアドバイザーのことはそういうことだろうと思うんですが、2年間の任期ということで、その方がいなくなれば、またもとに戻ってしまうのでは意味がないわけですが、この効果を持続するためには、1人のまちづくりアドバイザー入ってもらって、その人が働くだけではなく、庁内職員の意識改革も必要になってくるのではないかと思います。仕事の進め方も変わってくると思うのですが、そこまでの影響を及ぼすのだという職員文化を変えていくような覚悟を持って今回の配置をなさるのかどうか伺います。
○議長(塩田尚君) 高野経済部長。
◎経済部長(高野正美君) まちづくりアドバイザーを庁内に、組織内に招致しまして、ともに職員と業務を行うことによりまして、民間の考え方、それからノウハウを職員として身につけてもらって、それは組織内に波及させていければなと考えております。
○議長(塩田尚君) 宇野信子君。
◆10番(宇野信子君) それは波及していただければいいんですが、人事異動もありますので、その部署だけでなく全体的に意識を変えていかなきゃいけないと思うんですが、そこの部分はいかがでしょうか。
○議長(塩田尚君) 高野経済部長。
◎経済部長(高野正美君) まずは、今回、産業振興課のほうに配置といいますか、来ていただきますので、まずはベンチャー企業のやり方等を勉強しまして、その後、部内それから全庁内に波及させていければと思います。
○議長(塩田尚君) これにて、宇野信子君の質疑発言を終結いたします。
次に、皆川幸枝君。
〔8番 皆川幸枝君登壇〕
◆8番(皆川幸枝君) 皆川幸枝より質問させていただきます。
今回のまちづくりアドバイザーを配置することにより、どのような成果、効果を目指すのかについて伺います。特に、成果を見える化するということについては、どのように行っていくのか、教えていただきたいと思います。
○議長(塩田尚君) 経済部長高野正美君。
〔経済部長 高野正美君登壇〕
◎経済部長(高野正美君) 成果、効果についてでございますけれども、インキュベーション施設の構想策定、それからスタートアップ施設の戦略づくり等を担当してもらいたいと考えており、ベンチャー企業が創業しやすい環境づくりの一助となることを目指しております。
それから、成果の見える化ということでございますけれども、まず、来年度当初予算におきまして、産業振興センター再整備のための予算を計上させていただくとともに、来年度スタートアップ施策の戦略を提示していきたいと考えております。
また、ひと・まち・しごと創生総合戦略の個別施策でもございます研究機関等の集積を生かしたイノベーションの創出におきまして、重要業績評価指標KPIにつきまして、ベンチャー企業の創出件数というものを定めておりますので、このKPIによって成果の見える化が図られると考えております。
○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。
◆8番(皆川幸枝君) ただいま、答弁で構想の策定とかスタートアップの戦略のほうをつくってもらうということですけれども、これは文書等で残していくということでよろしいでしょうか。
○議長(塩田尚君) 高野経済部長。
◎経済部長(高野正美君) まず、インキュベーション施設の構想でございますけれども、今現在あります産業振興センターの1階につきまして、今、あいている状況でございまして、そこをどうにかしたいと。それをどういうふうにしていくかという構想をつくりたいと思います。構想につきましては、ちゃんとした冊子とかではなくて、こういうものがあるといいねというようなものになろうかと思います。
それから、スタートアップ戦略づくりでございますけれども、これにつきましては、ある程度の目標等を定めたものにできればなと考えております。
○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。
◆8番(皆川幸枝君) まちづくりアドバイザーということで、人の配置になりますので、なかなか定期的な成果とかが見えにくいということがあるかと思います。そういった意味で、文書で残すような工夫というのを考えて、月報とか日報までは難しいにしても、そういう形で残していただきたいなというのは思うんですが、その辺いかがでしょうか。
○議長(塩田尚君) 高野経済部長。
◎経済部長(高野正美君) アドバイザーに来ていただいて、どういうことをやったかという書類につきましては記録で残したいと考えております。
○議長(塩田尚君) これにて皆川幸枝君の質疑を終結いたします。
ほかに発言はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については、
つくば市議会会議規則第37条第3項の規定により、委員会への付託を省略したいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、本案は委員会への付託を省略することに決定いたしました。
これより討論に入ります。
順次、発言を許します。
初めに、反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、次に賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより議案第77号 平成29年度つくば市
一般会計補正予算(第4号)を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第77号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△議案第78号 つくば市名誉市民の選定について
○議長(塩田尚君) 日程第4、議案第78号 つくば市名誉市民の選定についてを議題といたします。
提案者より、提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) 議案第78号 つくば市名誉市民の選定について説明を申し上げます。
過去にオリンピック3大会で合計8個の金メダルを獲得、日本人最多の金メダル保持者である加藤澤男氏を名誉市民として選定するものです。
加藤澤男氏は、スポーツ文化の発展に著しい功績があり、市民の誇りとしてひとしく尊敬され、名誉市民にふさわしいため、選定するに当たり、つくば市名誉市民条例第2条の規定により、議会の同意を求めるものです。
以上、ご同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより議案第78号を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第78号は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第78号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
────────────────────────────────────
△議案第79号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
△議案第80号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
○議長(塩田尚君) 日程第5、議案第79号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任ついて、議案第80号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任についての2件を、
つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。
提案者より、提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) 議案第79号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員6名のうち、田島久男氏が平成29年10月31日をもって任期満了となることに伴い、田島久男氏を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるものです。
議案第80号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員6名のうち、青木 繁氏が平成29年10月31日をもって任期満了となることに伴い、増山一男氏を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
以上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、
つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入りますが、採決は議案ごとに行います。
初めに、議案第79号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第79号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
────────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第80号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第80号は原案のとおり同意することに決定いたしました。
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△諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について
△諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦について
○議長(塩田尚君) 日程第6、諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦について、諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦についての2件を、
つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) 諮問第3号
人権擁護委員候補者の推薦については、委員15名のうち、片岡きよ子氏が平成29年12月31日をもって任期満了となることに伴い、片岡きよ子氏を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものです。
諮問第4号
人権擁護委員候補者の推薦については、委員15名のうち、仲鉢良子氏が平成29年12月31日をもって任期満了となることに伴い、岡田克司氏を推薦することについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき議会の意見を求めるものです。
以上、ご意見賜りますようお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、
つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入りますが、採決は諮問ごとに行います。
初めに、諮問第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり適任とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第3号は原案のとおり適任とすることに決定いたしました。
────────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、諮問第4号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり適任とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、諮問第4号は原案のとおり適任とすることに決定いたしました。
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△意見書案第5号
教育予算の拡充を求める意見書
○議長(塩田尚君) 日程第7、意見書案第5号
教育予算の拡充を求める意見書を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
文教福祉委員長橋本佳子君。
〔
文教福祉委員長 橋本佳子君登壇〕
◎
文教福祉委員長(橋本佳子君) 意見書第5号
教育予算の拡充を求める意見書の提案理由を申し上げます。
お手元に配付をされております意見書案の朗読をもって提案理由とさせていただきます。
教育予算の拡充を求める意見書
学校現場における課題が複雑化・困難化する中で子どもたちのゆたかな学びを実現するためには、教材研究や授業準備の時間を十分に確保することが不可欠です。そのためには教職員定数改善などの施策が最重要課題となっています。(公財)連合総合生活開発研究所の教職員の働き方・労働時間に関する報告書によると、7〜8割の教員が一月の時間外労働が80時間(過労死ライン相当)となっていること、1割がすでに精神疾患に罹患している可能性が極めて高いことなどが明らかにされました。明日の日本を担う子どもたちを育む学校現場において、教職員が人間らしい働き方ができるための長時間労働是正が必要であり、そのための教職員定数改善も欠かせません。
義務教育費国庫負担制度については、「三位一体改革」の中で国庫負担率が2分の1から3分の1に引き下げられました。いくつかの自治体においては、厳しい財政状況の中、独自財源による定数措置が行われていますが、地方自治体の財政を圧迫しています。国の施策として財源保障をし、子どもたちが全国どこに住んでいても、一定水準の教育を受けられることが憲法上の要請です。ゆたかな子どもの学びを保障するための条件整備は不可欠です。
よって、国会及び政府におかれては、地方教育行政の実情を十分に認識され、地方自治体が計画的に教育行政を進めることができるようにするために、下記の措置を講じられるよう強く要請します。
記
1 きめ細かな教育の実現のために少人数学級を推進すること。
2 教育の機会均等と水準の維持向上をはかるため、義務教育費国庫負担制度を堅持すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年9月15日
つくば市議会
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、財務大臣、総務大臣、文部科学大臣であります。
以上をもちまして提案理由とさせていただきます。ご審議の上、ご賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論の発言を許します
まず、本意見書案に対する反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより意見書案第5号を採決いたします。
お諮りいたします。
本意見書案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第5号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△決議案第3号 北朝鮮による
ミサイル発射及び核実験に対する抗議決議
○議長(塩田尚君) 日程第8、決議案第3号 北朝鮮による
ミサイル発射及び核実験に対する抗議決議を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
9番議員五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◎9番(五頭泰誠君) 9番議員の五頭泰誠でございます。
決議案第3号 北朝鮮による
ミサイル発射及び核実験に対する抗議決議、上記の決議案を次のとおり提出します。
もう既に皆さんご存じのとおり、この北朝鮮の暴挙に対しては各議員いろいろな考え方があり、思いがあると思います。しかしながら、今般、私が提出する際に対しまして、皆さんの多くの方のご賛成をいただきましたこと、まことに心より感謝申し上げます。
けさ、私は、子供を送りまして、ちょうど高校に送ったときに
ミサイル発射警報が鳴りました。そのときに、子供に、ミサイルが来るぞと。娘が、もしかしたら、じゃあこっちに落ちてきたらどうしようと言ったときに、死ぬときは一緒だぞと、覚悟しろと。そんな会話をしたりしました。俺と一緒に死ぬことを幸せと思えぐらいの会話をしながら、そのような会話をせざるを得ないような、皆さん各家庭なり、各皆さんお持ちだと思いますが、今、日本に迫っている危機を肌で皆さん感じていることと思います。
その思いを、この決議しか、これしかできないんだと思いまして、この決議文を読むことによって抗議の決議をさせていただきたいと思います。
北朝鮮による
ミサイル発射及び核実験に対する抗議決議
北朝鮮(金正恩(キムジョンウン)政権)は、我が国を含む国際社会が再三にわたり強く自制を求める中、8月29日に日本上空を通過するICBM(大陸間弾道ミサイル)を発射し、Jアラートが鳴り響き、日本国民に恐怖と混乱を与えたことは誠に憤激の極みである。また、9月3日には、続けて6度目の核実験を実施した。今回の核実験は、広島の原子爆弾の約10倍もの威力だと言われており、唯一の被爆国の日本としては看過できない大問題である。北朝鮮の行為は、我が国の安全に対する、より重大なかつ差し迫った、新たな段階の脅威である。さらに、国連安保理決議に違反し、日本やアジア及び国際社会の平和と安全を脅かす挑発行為であり、断じて容認できない。
そしてさらに本日、朝6時57分、北朝鮮は再び
ミサイル発射に踏み切ったわけで、怒りで言葉も出ない状態とも言えます。つくば市においても子供の通学時間帯と重なり、市民生活にも不安と混乱をもたらした北朝鮮の暴挙は許されない行為である。
つくば市議会は、今回の北朝鮮の行為に厳重に抗議し、また政府においては、同盟国であるアメリカや国際社会との連携を強化し、対話による解決はもちろんのこと、北朝鮮に対してこれまでにない強い圧力をかけ、核、ミサイル、拉致問題の早急な解決に向けて、強力な外交を展開するとともに、国民の安全・安心の確保に万全を期するよう求めるものである。
以上、決議する。
平成29年9月15日
つくば市議会
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論の発言を許します
まず、本決議案に対する反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、次に、賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより決議案第3号を採決いたします。
お諮りいたします。
本決議案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、決議案第3号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△決議案第4号 入札制度の更なる改革を求める決議
○議長(塩田尚君) 日程第9、決議案第4号 入札制度の更なる改革を求める決議を議題といたします。
提案者より、提案理由の説明を求めます。
15番議員塚本洋二君。
〔15番 塚本洋二君登壇〕
◎15番(塚本洋二君) 15番議員塚本でございます。
決議案第4号を提案いたします。
決議案文を読み上げまして説明とさせていただきたいと思います。
入札制度の更なる改革を求める決議
つくば市は平成24年9月から順次条件付一般競争入札の導入を行い、本年9月で5年が経過をしました。その実施の中で近年、最低制限価格と同一金額での入札が増加し、くじ引きにより落札者の決定が行われており、それらの状況に懸念をする声も少なくありません。
また、先般示されました「つくば市入札制度見直し(案)」でも、最低制限価格の適用(現在5000万円未満)と予定価格の事前公表(現在建設工事1500万円未満)がそれぞれ1億円未満へと拡大の方針が示され、今後更に最低制限価格と同一金額での増加が予想されます。
この度の「つくば市入札制度見直し(案)」では、応札可能業者数は少なくても20者程度や市内本店業者の受注機会の拡大及び均等化、また、ランク制の見直しによる入札参加機会の拡大を図る方針などは評価するところです。また、研究努力している事業者が落札機会増への期待のもてる入札方法への変更と合わせて更なる公正性・透明性・競争性を高く目指した制度に向け改革が必要であると考えます。
そこで、入札制度の更なる改革を進めるために、今回の見直し案とともに同一金額入札者増加に対し、つくば市の最低制限価格を最低制限基本価格として、応札後くじ引きに依るランダム係数表を基に出た数値と最低制限基本価格を掛けて算出された金額で落札者が決定される方式の採用を求めます。
以上、決議する。
以上をもちまして説明とさせていただきます。議員各位のご賛同よろしくお願いをいたします。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 提案者にご質問したいと思います。
この入札制度に関しましては、非常にわかりにくい点もあるんですけれども、ちょっと質問したいんですけれども、このランダム係数表をもとにした最低制限価格を掛けて算出した金額で落札者を決定される方式の採用とありますけれども、現行は、つくば市は電子くじ方式なわけですね。この電子くじ方式の、今現在、それはなぜ採用しているか、いいところと悪いところが必ずあります。それから今度は、ランダム係数方式が何がよくて、どういう方式なのか、まずこれを、電子くじ方式とランダム係数方式の説明をしていただいて、そして電子くじ方式のいい面、悪い面、そしてランダム係数方式のいい面、悪い面。今回、電子くじ方式からランダム係数方式に導入すると何がメリットで、何がデメリットなんだというところご説明していただければというふうに思います。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
〔15番 塚本洋二君登壇〕
◎15番(塚本洋二君) まず、ランダム係数表を用いて、そのいい点というところなんですが、まず、先日、市のほうから方針が、見直し案ということで出されました。そういった中でも、現在の最低制限価格があって、それで落札者が同一金額での入札だったのか、それが多いということが全協の中でも質問が、資料提出をお願いしますということで出てきて、さきの一般質問の中でも、ことしに入って、あのときは50社、ことしは平成29年度ですね、50社ということであって、でも、本年も70以上の件数がくじ引きになっているということでありますので、そういった中で、最低制限で入っている、入っているというか入札、札を入れているというんでしょうか、方と、それを広げる、今回の入札制度見直し案の中でも、いろいろな部分、参加される方を拡大するとか、そして、まず、回りくどくて済みません。お願いします。入札の機会なども拡大するとか、そういうふうになるわけですよね。そうしますと、まず1点に、最低制限価格で数多くのくじ引きにいっているというのは、そういった点も見直すべきであろうと思うわけですよ。それはなぜかと言いますと、今度示されました見直し案というのが、いろいろな部分、事業者の数多くの方に参加していただこうという拡大をされるということであれば、そして、今の入札の結果なんかを入札広場等で見ましても、最低制限価格で入られている方と、また、1万円とか2万円の違いとか、本当にかなり近くで入れている方というのも多数見られるわけですよね。そうしますと、一般質問の答弁の中でもあったかと思うんですが、その業者の積算能力がアップしている、そういったのもあるということだったんですが、そういった努力している方、研究されている方、そういうふうに近くまで一生懸命積算していっているんだと思いますけれども、見直しで拡大をいろいろなところでするということでありますから、そういった落札、仕事がとれる可能性がある、そこまでも、そういったのも幅を持たせてそういったところまで参加できる、そういった仕組みにしたほうがいいのではないかと、その両方ですね。そういったところで、ランダム係数というところを、まず、ランダム係数の中での1点です。
それで、ランダム係数のいいところというところで、またもう1点言いたいんですけれども、これは他の自治体で使っているものなんですが、どういったやり方というんでしょうか。何通りかは選び方というのはあるとは思うんですが、一つ挙げさせていただきますと、要は、小さくて済みません、見づらいと思います。ランダム係数はいろいろ、横20縦20と、そしてまたこの中にその係数がたくさんあるわけですよね。そして、1件当たりに入札に入られた業者の中から、またランダムで選んで引いていただいて、横軸の数字の、2番であったら2番とか、縦軸はまた違う、参加されている方の中から、もし3番だったら3番と引いて、それでこうあった。そこの係数というんですか、数値を最低基本価格、つくば市でいう最低制限価格に落札、開札日というんですかね、当日に掛けてそれを最終的な最低制限価格とするということで、それでまた、そのほか、係数によって上下、最低制限基本価格というのを中心にして、真ん中にして、上下に0.5%とかもうちょっと上に、1%、2%という上下に、3%、4%ほど価格帯の幅を持たせて、そこに入った方は、最終的にその中からまた選ばれるということで、現在の最低制限価格にぴったり入られる方以外でも、それにかなり近い方も、そこまで最終的に、拾い上げるというのは失礼な言い方かもしれませんが、そういった形で取り上げて、それで最終的な決定のそこのところまでいけるというので拡大が図れる。今回の見直し案で出されておりますけれども、いろいろな部分で参加をするのも拡大するということでたくさん言われています。そういった中で、そういった部分を幅を持たせてあげて、それで一生懸命やられている方、そういった方も、そういった最終的なところまでいけるような、そういった仕組みというのが、今回の見直し案とともに入れたほうがいいのではないかと、そう思いまして、これは入れさせていただきます。
そして、あと電子くじについてなんですが、私も、済みません、電子くじについてはそんなによくわかっていません。今回、電子くじについては、私のこの中には入れてはいないんですけれども、ただ、さきの一般質問の中でもありましたけれども、電子くじに対する不安視みたいなことを質問されていた、質問というか述べられていた方もおりますので、その辺も私は今回は入れておりませんけれども、入れるのであれば、そういった不審があるのであれば、そういった声があるのであれば、そういったところもあわせて見直すべきではないかと思っています。
○議長(塩田尚君) 五頭泰誠君。
◆9番(五頭泰誠君) 質問については、要するに、電子くじ方式というのはどういうことかという、ちゃんと説明をしていただきたかったということですね。要するに、これは私の手元でもちろんあるんですけれども、応札の番号に業者が3桁の数字を入れていくという方式で、それを同額の場合は、くじ方式ということでやっていく方式ですね。これを提案者の方が理解しているのかなというのと、逆にランダム係数方式、これも実際はどういったシステムになっているのかというのを聞きたかったんですね。
当然、両方いい面も、公平性が担保するから今までこれつくば市やっている、いい面もあるわけですね。それから悪い面というのは、おっしゃるとおりに同額者が今ふえてきているとか、くじ引きが多くなっているのがそういう顕著になっている、それをどういうふうにしていこうということだと思うんですけれども、ランダム係数方式についても、実はメリットもあるというふうに、また、デメリットも実際はあるんですね。この辺のデメリットについて、もう少し説明が、私はメリット、デメリットについてはもうちょっと説明していただきたかったと思うんですけれども。実はランダム係数方式のことについては、もう少し説明をしてもらいたいなというのは、2回目の質問、1回目と同じになってしまうんですけれども、ただ、2回目のその中で、実は、最低制限価格からランダムの掛け数を掛けて最低金額を決定するというんですね。いわゆる、歩切りにも当たるわけですよ。そうすると品確法、担い手3法の品確性の違法性ということについての疑いも感じられるところあるんですね。そういうことについての知見というのはご存じないんですかね。そこら辺を知っているのかなと。
実際に、平成27年4月28日、歩切りの調査というところの総務省と国交省のほうで出している中に、ランダム係数のやつのほうが歩切りに当たり、しているのではないかというようなところも出ているわけですね。私はランダム方式がいい悪い、電子くじはいい悪いというんではなくて、逆にもう少し、議論がなかなかされた上で決議は提出されるべきじゃないかなというふうに思っていたんだけれども、そこら辺の、なぜ今の時期にこれを出すのかというのも含めて、2回目の質問で、要するに私どもも議会としても、今まで、例えば一般競争入札の導入のときには、多分、当時の塩田議員が提出されたんではなかったかと思いますけれども、昔のことを回顧すると、そういうのは入札に対して非常にデリケートな案件なので、簡単に、はい、はいって出るような案件ではないんではないかというふうに思うんです。つまり、これは電子くじではいい面、悪い面、今は、つくば市はいいほうを、電子くじ方式でやっている。それに対して実際は問題出てきましたよ。だけれども今度は、ランダム方式がいいか、悪いかというのもちゃんと議論して、そういうもので決議するような運びだったらばあれなんだけれども、なぜ今、そういうことをぽっと出てきた。
この間の塚本議員の一般質問に対して、たしか、今回、全協で新たな方針を市として打ち出しましたね。それがまだ始まってもいないんですよ。それが少し効果として出てきたときに、じゃあもしかしたら改善点があるかないか、なければまたランダム方式をどういうふうにやっていくかというのも、こういう議論が必要だと思うんですけれども、なぜ逆に今、これをぽっと出すのか。今、電子くじ方式もよくわかっていらっしゃらないような話でしたよね。そこら辺をもう少し説明を、提案者であればしていただかないと、慎重な議論にならないのではないかというふうに思うので、その説明、もう一度、デメリットも含めて、これをやったら、導入したらどういうふうによくなるんだ、どんな悪い面があるんだというのも説明いただきたいと思います。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
◎15番(塚本洋二君) まず、なぜ今出すのかというところなんですが、見直し案が提出されましたので、そういった中では、さきの一般質問の中でも4人の方、私も含めてなんですけれども、こういう入札のところを質問させていただいたわけですけれども、そういった中で、一番出ていましたのが、最低制限価格での同一落札というのが多いというのは、今後も拡大するわけですから、それが予想されるということですから、そういった中では、そういったのも盛り込んでいただいて、これも見直し案についても、今後、執行部の中でも検討していただきたいという思いの中で、今、提出をさせていただきました。
また、今回のランダム係数表の使用というのが、県の中でも、水戸でありますとか、あとは石岡、土浦あたりでも採用しているんでしょうか、あと県なんかも採用しているということで、そういった中で、多くの、多くといいますか、近くまでいかれている方も拾い上げているという、先ほども言ったのと同じになってしまうんですけれども、そこまで、業者の努力だとかそういったのも、若干の幅を持たせることによって報われるのではないかというところありますので、そういった中で、ランダム表のいいところというのもあるのではないかと私は思っております。
それと、ランダム表の悪いところという言い方ではないと、当たるかどうかわかりませんけれども、ランダム表で最終的に最低制限価格を決定して落札者を決定するときも、確かに同額が出てくじ引きということになるというケースというのもそれはあるわけですけれども、それは現在のつくば市の今の制度でのくじ引き発生よりも、格段に数は少ないということでありますから、くじ引きになる、最初の一つ前ですね、最低制限価格でたくさんの同額者が出ていると。そういった点というのを、今後の見直し案とともに落札可能に、落札できる可能な場所にまでいけるというのを拡大していくべきじゃないか、広げていくべきじゃないかという、そういったところで言わせてもらっています。
ただ、ランダム表でも用いましたように、くじ引きというのは出てくるということに対しては、悪い点ということではありますが、そういったことは残ってしまうというのはありますので、その辺は私も考えるところであります。
そして、品確法につきましても、私もそんなに、その辺はわからないんですけれども、ただ、各採用されている自治体等もあって、そういう中で、非常に、ダンピングだとか、また品質の確保だとか、そういったのも非常に考えて設定をされてやっているということでありますので、やられていて、それでまた、非常に、出してきているわけ、採用されているところもあるわけですから、そういったのも次の見直しに入れていきたいなと思いまして、それで今回、提出をさせていただいたということになります。
◆9番(五頭泰誠君) 品確法の違法性は。
◎15番(塚本洋二君) 違法性については、私もわかりません、済みません。
○議長(塩田尚君) 五頭泰誠君。
◆9番(五頭泰誠君) 今、塚本議員は提案者として、いろいろ入札制度を考えられているんだけれども、要するにデメリット面なんかもよく理解していらっしゃらないというふうに聞こえるんですね。さっき言った電子くじのシステム自体もよく理解していないような形じゃないのかなと。だから、私はランダム方式がだめとかということではなくて、もう少し議論が必要なのかなということが、意見言ってはだめだからあれなんだけれども、これは、できればもうちょっとしっかりした説明をしてほしかったなというふうに思うんです。
それで、先ほど善良な業者が、ちゃんと応札した人が落札できるようにとおっしゃいましたけれども、最低制限をランダムで掛けると、ちゃんとした業者が金額を入れた、これは何も担保されないんですよ。ランダム方式はそういう方式なんですよ。だから、実際、一生懸命計算して入れたけれども、全者が失格になる場合もあるんですよ。これに関してはご存じないんですか。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
◎15番(塚本洋二君) 失格になることもあるということですけれども、今現在でも失格というのもあるわけですし、ランダムのこれ入れましたから失格が全くないとか、そうなっちゃったらそれでそれでまたおかしいんじゃないでしょうかね、私はそう思います。これを入れたから今度失格が全くなくなるんだとか、そういうことは逆に、それは私はおかしいんじゃないかというふうに思います。
○議長(塩田尚君) これにて五頭泰誠君の質疑を終結いたします。
次に、小久保貴史君。
〔7番 小久保貴史君登壇〕
◆7番(小久保貴史君) 決議案第4号提案者に質問をさせていただきたいと思います。
今、五頭議員の質問のやりとりを聞かせていただいて、自分も、自分の中に落とし込めていないので、1点聞かせていただきたい。
先ほど、確認なんですけれども、この決議文のランダム方式は、どこの事例、さっき県とかという話も言っていましたが、どの辺をイメージされているのかというところを一つ聞きたいのと。それから、今回提案された入札の基本方針、これはさっき話にありました入札不調改善をするということで、いろいろ執行部側で改正をするという提案があったものというふうに思っているわけなんですけれども、さっき全者失格があるという可能性も出てくるわけですね。きちんと積算をして、金額ができる会社が応札金額として何十社もいる、実際にあるわけですが、その数字でない数字を最低の価格にするということは、もちろん適正な積算ができない会社が全員失格になる可能性があるということを私も思うので、そこはもう一度聞きたいのと、それから、同一者がいてくじ引きになる場合に、結局、今度はランダムで同一者がいた場合、これは二重の運に任せるというようなことになると思うんですが、その辺をどのようにお考えかお聞かせください。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
〔15番 塚本洋二君登壇〕
◎15番(塚本洋二君) まず、どこのランダム係数表というのだったんですけれども、まず、私が最初見させていただいたのは石岡市で採用されているランダム表を見ました。ただ、それは石岡市のものをそのまま取り入れるということではなくて、ただ、こういったランダム係数表を用いてやられているということで、それを参考にはさせていただいて話をさせていただきました。
あと、適正な積算でない方がはじかれるということですかね、それは現在も、最低制限価格、そこは先ほども、済みません、同じようなことになってしまうんですけれども、つくばの場合は、最低制限価格のところの方がくじに参加をされているということです。でも、ランダムのこういったのを用いれば、それを中心に上下に何%か幅を持たせるわけですから、ただ、それは5%も10%もということでは、それはもう本当に、大体この辺でいいんだというような入れ方でも入ってしまうと思うので、今の入札広場の中の入札結果などを見ましても、最低制限に入った方と、また、本当に1万円とか2万円とか物すごい近い数字だと思うんですよね。そういった方も本当にたくさんいらっしゃるのを見受けられますので、それは、余り離れた方というのはそれはもちろんだめですけれども、ある程度の適正な幅というのはあると思うんですよね。あとは金額の大きさによっても変わると思うんですよね。簡単に言いますが、100万円のやつで1%で1万円ですけれども、1,000万円であれば1%で10万円ですね。それが3,000万円であれば30万になるとかというと、上下でもし見たら、相当な、なってしまうので、そういったのは、その金額ごとに幅は見るべきであると思いますし、そういったところが適正な積算できない業者のというところでは、ある程度、きっちりすごく近くまでいっている方も現在いらっしゃいますから、そういう方たちも最終的なところに参加できるというところで、そういう仕事が落札できる可能性のところまでいけるということで拡大できるのではないかというところで、いいのではないかと思っております。
そして、最後の同一くじでの新たなくじ、二重くじということなんでしょうけれども、それは見ますと、現在のつくば市でも、この間、資料でいただいた中でも、建設工事に関しては、たしか38.6%ということで、4割近くが今くじ引きになっているということでありますから、それを考えますと、こういったランダムを用いればそれよりは間違いなく低くなるのではないかということも想像できますので、そういったところでご理解していただけますか。
○議長(塩田尚君) 小久保貴史君。
◆7番(小久保貴史君) 考えは言ってはしようがないので言わないですけれども、私が調べているところだと、多分ランダム係数を使ってやっているのは自治体十数%だと思うんですね。最低制限価格自動計算システムというのを利用してやっていると思うんですが、これは電子入札システムとは別のシステムなんですね。そういうことでランダム係数を決定している実情であると。特に県なんかもそういうふうにやっていますので、多分そうだと思うんですが、最低制限価格をランダム係数をやるということだと、最低制限価格の入力作業にその契約担当者の、例えば、人的行為が発生するということがもう一度起きるということになると思いますので、現在の今行っているくじ入札より価格操作等の疑念を抱かれる可能性というのは逆に高まってしまうのではないかというふうに私は思っておりますが、その辺についてはいかがお考えか、お聞かせください。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
◎15番(塚本洋二君) まず最初、ランダム係数表を用いたのが採用されているのは、全国といいますか十数%というようなご説明でありましたけれども、それはまだ十数%なのかもしれませんが、現在のつくば市の入札の結果を見ての同一金額、またそれに近い方というのも多数いると。そういった点がまず多いので、見直すべき点ではないかというところで、ランダムというのは非常に、今回の市のほうから出されました見直し案の中での、いろいろな拡大という中では、最終的な落札者の幅を持たせて、最終的に参加をできるということで、私は非常に合うのではないかというところで思っております。
それで、人的に金額をいじられるということなんでしょうか、なんですけれども、これは一つの例としてお聞きしていただければと思うんですけれども、現在、電子の場合というところで、ですからあれですけれども、これもまた、済みません、他の事例の中でのなってしまうんですけれども、申しわけありませんけれども、こういった、先ほどは入札されている業者が、市役所等の入札する場に来て、そういうくじを引くということになってしまうと、余計手間だとか、またそういう人的なものも加えられるのではないかというようなことかなと思うんですけれども、一つの例として、まず入札入れるときというんでしょうか、金額を入れるというんでしょうかね、そういったときに、他の自治体でやられているんですけれども、まず1件当たりに入札をされる方が10者とかいれば、まず3桁、1,2,3とか5,6,7とか、823とかという3桁があるので、その数字を、好きな数字を全部まず入れてくれと。各事業者、好きな数字をまず一つずつ入れて、それで金額と同時に入れてくれということで、そこにまたもう一つは、市のほうでもランダムに選んだ数字というのを3桁、それでそのトータル全部ですね、その数字を足したものというのが出るんですが、それが例えば4桁になるかもしれません、5桁になるかもしれませんけれども、でも最後の下3桁を採用して、その下3桁の数字というのをこのランダムの中で、済みません、大変小さくて申しわけないですけれども、まずゼロから10とか、最終的な991から999という10ぐらいずつの一ブロックにしてずっと100近い、10掛ける10ですから100通りのランダム係数があるんですよね。そうしますと、それがもし場所に来なくても、そういったのでまず決めるということも可能ですので、その辺は人的なものというのを、今よりはふえる可能性もありますけれども、そんなに大きくなるんじゃないと私は考えております。
○議長(塩田尚君) これで、小久保貴史君の質疑を終結いたします。
暫時休憩いたします。再開時間はアナウンスにより通知をいたします。
休憩いたします。
休憩中に議長のほうから申し上げます。議論が余りにもかみ合っていないので、各会派の皆様方でできるだけ意見のすり合わせをしていただきたい。できるだけ意見の集約が得られるように努力するようお願いいたします。できれば3時ごろには再開したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
午後2時20分休憩
──────────────────────────
午後3時45分再開
○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き再開いたします。
引き続き質疑を行います。
ほかに発言はありませんか。
宇野信子君。
〔10番 宇野信子君登壇〕
◆10番(宇野信子君) 決議案の提案者に質問いたします。
この件については、今議会で何人かの一般質問がありまして、その中で、執行部とも議論は一定程度深めてきたところではないかと理解しています。それで、結局、今回の提案は、全員協議会等で説明のあった入札制度の改正について、最低制限価格を導入する対象が5,000万円から1億円まで広がるために、今、最低制限価格ぴったりの入札がふえている現状で、それに対してさらなる万全を期すという提案ではないかと思うんですが、確認したいことがあるんですけれども、最低制限価格ぴったりの入札が増加している原因についてはいろいろと説明があって、ソフト等の進歩により計算の制度が上がったためという一つの説明はあるんですが、万が一にも最低制限価格が事前に漏れているのではないかと疑われるようなことが起こらないように万全を尽くす、職員を守るという意味もあります。ために、さらなる公正性の確保のために、今回のランダム係数表を掛けると。つまり、最低制限価格が事前に決まっているのではなく、最低制限基本価格の上に、何らかのほうで人為的に入らない無作為に、開札時に決まる、ランダム係数を掛けた方法で最低制限価格を決めること、決定するという、そういう制度を入れることで、開札まで担当職員を含めて誰にも最低制限価格がわからないという制度を導入すべしという、そういう趣旨の決議案ということなんでしょうか、そこだけ確認させてください。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
〔15番 塚本洋二君登壇〕
◎15番(塚本洋二君) まず、宇野議員が今言われた、そういった点も一番最大に思っているところでありますし、同一金額での解消というのをすべきであろうと。そして、そういった中で信頼性また透明性というのを高めるべきだというのが一番大きなところでございます。よろしくお願いいたします。
○議長(塩田尚君) 宇野信子君。
◆10番(宇野信子君) そうしますと、ランダム係数を導入している自治体も、私も調べていろいろあったんですが、いろいろなやり方があって、茨城県では、どうも事前に掛けて最低制限価格が決まってしまっていて、それで職員のほうがそれを隠してあると、そういう状況では、なかなか公正性の担保は難しいし、職員を守ることもできないと思うんですね。
一方で、入札するときに無作為というか、入札者が好きな3桁の数字をそれぞれの入札者が入れる。そして、行政側の3桁の数字を入れて、合計して下二桁を1.0に少数第3位とか第4位とかで足していって、微妙に最低制限価格を変えていくと。その数字は、それぞれが出したものの合計なので、誰にも操作できないという、そういう仕組みを導入しているようなところもあります。そういうことも含めて、今できる一番公正な、透明な方法というのを、具体的には、執行部のほうとか議会も含めて、一番、今とれるベストな方法というのを、具体的にはここに書いてありませんので、そこは精査してもらって、そういうものを進めてほしいということなんでしょうか。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
◎15番(塚本洋二君) ランダム形式を用いるということより、事前にわかったのでは導入する意味がありませんので、開札のときに初めてそこでわかるというような、そういった中で、3桁というのは、先ほど一例挙げましたけれども、そういったやり方してあげていますので、事前にわからない、そのときの開札のときにわかる、そういった導入の仕方というのでしょうか、そういった形でやっていただきたいと思っています。
○議長(塩田尚君) 宇野信子君。
◆10番(宇野信子君) あと、先ほど五頭議員のほうから質問のあった歩切りの問題というのは、確かにあると思うんですね。だからその係数を1.0を割ってしまうような係数が入ってくると、最低制限価格なのにそれより下がってしまうという、それは確かに問題があると思いますけれども、水戸市の場合は、去年11月から導入したものは、1.0以上のところで係数を掛けているような工夫もしているんですけれども、それについては、先ほどの説明だと0.9何ぼから1.何ぼということで、歩切りになる可能性あると思うんですね。その辺も歩切りにならないような工夫というのもあわせて必要だということは、お考えありますでしょうか。
○議長(塩田尚君) 塚本洋二君。
◎15番(塚本洋二君) 今、水戸の例で、済みません、1.0より下というのは多分失格になるということですが、、その辺も、ほかのやられているところを見ますと、それ以下ですね、その辺までを何%にしても、何%に設定するというのは考えるところだと思いますけれども、その下の方も、要は前後ですね、上下、その辺まで拾っていく。要は、そういった下に入った方も、また下に入ったからといってもうからないとかそういうことではなくて、そういったのもちゃんと考えながら、最初の基本の料金を設定するということで考えております。
○議長(塩田尚君) これにて宇野信子君の質疑を終結いたします。
ほかに発言はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論発言を許します
まず、本決議案に対する反対討論の発言を許します。
五頭泰誠君。
〔9番 五頭泰誠君登壇〕
◆9番(五頭泰誠君) 決議案第4号についての反対討論をいたします。
これは内容、ランダム係数がいい悪いとか、電子くじがいい悪いとか、そういうことではないなというふうに私は今回感じております。議論が成立していないなと。先ほど質疑で提案者の方にも質問しましても、なかなか専門的な知識なりとかを全部加味してしない形でやられているかなと。これやって質疑あるけれども、これはどうなんだ、これはどうなんだというのを、逆に議論が、時間が全然ない形で提案されているのかなというふうに思います。
だからといって、一長一短必ずあります。ランダムが全て悪いわけではございません、いい面もあります。それから電子くじが悪い面もあるし、事象としていろいろあります。そのときによって完璧な入札制度は元来ないんですね。だから、これからいろいろテーマで考えなければいけないデリケートな案件なんですけれども、私は今回決議を提出されましたけれども、今、そんなに早急して、本当にこれやるべきなのかなというのは非常に疑念を感じます。皆さんがもうちょっと、庁内職員の方々含め、私ら議員みずからもうちょっとよく知るべきなんじゃないかなというのは強く感じます。早計にこの決議については、まだそういう段階ではない形だと、議論が尽くされていないということに感じますので反対としたいと思います。
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) 今、五頭議員から反対討論出ました。
確かに、入札制度というのは、どういうふうにとっても一長一短のある制度であります。ただし、公正と透明性、これを目指した五十嵐市政としては、選択するのはそこなのではないかというふうに思います。残念ながら歩切りの弱点とか、1から1.00にという範囲でやっても、本来の数字から見れば少し異常な数字になる可能性もあるかもしれません。しかし、ここはあえて、透明性と公正性、これをまず実現していく、そしてその中でまた入札制度については継続して考えていくという対応が必要だというふうに思います。そういう点で、今回の提案、いささか早かったなという気もしないわけではないですが、提案された以上は、そういう立場から賛成するということでやっていきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(塩田尚君) 次に、反対討論はありませんか。
小久保貴史君。
〔7番 小久保貴史君登壇〕
◆7番(小久保貴史君) 私のほうから反対の討論をさせていただきたいと思います。
先ほど、ランダム係数の話なんですけれども、確かにランダム係数がだめとかどうとかということではなくて、ただ、正確な積算ができる会社が非常にふえてきて、その積算できる会社が落札の確率が減るというようなことになるんであろうというふうに思います。そういったことでは、きちんと積算ができる企業の方が逆に不利になってしまうのかなというふうにも思う。それであれば、本来の入札というよりは、それこそ二重で数字当てみたいな話になってしまうので、それが本当にいいのだろうかというところと、さっきも話しましたけれども、現在の電子くじは機械がやるわけですよね。そこに、ランダム係数のやり方はいろいろあるのは、先ほど来お話は出ていますけれども、そこに人力作業あるいは担当者が仕事ふえるというところに、価格操作の疑念を抱かれるというようなところが、不安な部分が可能性としてないとは思えないので、まだまだこういった部分に関しても考えていかなきゃならないというところで、私は今この入札制度が、先ほど提出、この間の基本計画、これからスタートするという段階を経て、その状況を見てから、また新たに改正して、随時改正していくべきものであろうというところから反対の立場で討論とさせていただきます。
○議長(塩田尚君) 次に、賛成討論を許します。
小野泰宏君。
〔20番 小野泰宏君登壇〕
◆20番(小野泰宏君) 決議案第4号 入札制度の更なる改革を求める決議に対し、賛成の立場から討論いたします。
今回の、つくば市の入札制度方針なんですけれども、何回も出ておりますが、最低制限価格を1億円未満と拡大したことで、つくば市全体の入札案件のほとんどに対してこの最低制限価格制度が適用になることになります。これは、いわゆるダンピング防止という点では、ある程度理解もできます。その反面、課題もあると思います。その課題というのは、今議会の一般質問でも取り上げましたが、ここ3年間の推移を見ていく必要があろうかと思います。
なぜ今なのかというふうなこともありましたが、経年変化を見て、今、このつくば市の入札制度がどのような状況にあるかという現実感を見て、そこを改善していくからこそ今回の見直し案だと思いますので、私はタイミングとしては、今回行うということが適切であるというふうに思います。
少し前に戻りますが、一般質問で、3年間の推移を見ても明らかなように、増加傾向が明らかな、今、問題になっております最低制限価格でのくじ引き落札、このことがさらに増加するのではないかという点であります。ここ3年間で、このくじ引き落札は、実は4倍の伸びを示しております。これはかなりな伸びであると思います。つまり、結果として落札が経営努力以外の部分で決まるという傾向に、今回の見直しでさらに拍車がかかるということを私は危惧するものです。こうした点、これはいわば全国的な傾向でもありますけれども、いわゆる負の要素は担い手を確保、育成し、技術と経営にすぐれた企業になってもらいたい。これは平成26年に法改正がありましたが、いわゆる改正品確法を含む担い手3法の理念に私はそぐわないのではないかというふうに思います。
一般質問で、私ども公明党は、入札監視委員会での制度の検証、それから今後の改善の方向性として、工事成績や実績を重視した契約制度とその技術向上の仕組みづくりなど合計4点の提案をさせていただきました。これはいずれも、公平、公正、透明性、競争性のある入札制度を目指す立場からであります。そうした経緯からも、今回の決議案にあるランダム係数を導入しての落札決定方式は、ダンピングを防止し、かつ最低制限価格でのくじ引き落札問題の解決のために、現在、県内でも、水戸市、石岡市、それからお隣の土浦市を初めとして少なくとも5市で導入をしている方式であります。これは一定の実績、また効果があるというふうに思います。
もちろん制度というのは完璧な制度はありませんけれども、よりよくしていくということは、この5市のランダム係数のさまざまな経過、実績を加味して、それを今回、つくば市の制度の中に導入をしていけば、それはそれでいいことだというふうに思います。
そのような観点を述べ、入札制度のさらなる改革を求める立場から、今回提案された決議案に対して、賛成討論といたします。
○議長(塩田尚君) 反対討論はありませんか。
鈴木富士雄君。
〔24番 鈴木富士雄君登壇〕
◆24番(鈴木富士雄君) 24番議員鈴木富士雄から、決議案第4号、入札制度の更なる改革を求める決議について、反対の立場で討論します。
皆さん、関係した方が多いと思うんですけれども、この入札制度は大変難しい問題があります。一長一短ではいきません。前市長の場合には、平成21年9月に一般競争入札に対して説明がありました。議員に提示されました。そして、それから決議案、皆さんもご存じのように4回ぐらいありました。問責決議、市長に対して一般競争入札に早く移行しなさいという問責も出ました。そういう中で、議会では4年間ぐらいこの入札制度については、けんけんがくがく皆さんで議論しました。その結果、提案者が言われているように、平成24年9月に一般競争入札に施行され、平成25年5月には本格的な一般競争になりました。そして、この中で私は思うんですけれども、8月8日に、執行部から全員協議会で、つくば市入札制度見直し案さらなる方針が示されました。前回の一般競争に移行するに当たっては、4年間という期間をかけて決議案が出たり、いろいろなことをしながら議論してまいりました。今回の場合に、8月8日に出て、ランダム係数については、私は取り入れても反対するもんではありません。ただ、執行部の推移、新たに入れた入札に対する見直し案を少し検証しながらやっていくべきかと私は思っています。その中で、先ほども賛成討論の中でも出ましたけれども、これがいいという正確な答えはないです。
戻って、平成25年5月から本格的に一般競争を取り入れて、執行部で始まりました。そのときに誰もが、平成28年で170件も同じ金額の入札があることは考えられましたか、多分誰も考えてないと思います。それは、時代の推移、積算ソフトの進みぐあいとかいろいろな情報が伝わってきて、積算がしやすくなったし、また、積算の精度が上がったからこういうことになったんです。そういうことを踏まえながら、私は、このランダム係数を取り入れていろいろな議論をしていって前に進める、ランダム係数以外にもいろいろなことがあると思うんです。最低制限価格が決まったり、それから透明性、公平性、競争性をやるのには、このランダム係数だけ取り入れるのではなくて、この議決案の中に、その他とか、そのほかのことを入れて協議するべきではないかと思いますし、もっともっと精査しなくてはいけないし、議員間でこの認識を持って入札については大変重要でありますから、その辺皆さんで考えていただいて進んでいければいいと思っていますし、何度も言うように、これでいいという結果はないので、その辺を十分踏まえながら、今回の提案については、ランダム係数については反対はしませんけれども、もっと進め方について、執行部の8月8日に出てから入札はやっていると思うんですけれども、同額が出たかどうか、そういうことも踏まえながら、推移を見ながら、半年、1年で報告を受けながら私たちはやっていけると思います。出すのが早過ぎたんじゃないかなという気がするので、その辺で私は反対討論します。どうぞよろしくお願いします。
○議長(塩田尚君) 次に、賛成討論を許します。
北口ひとみ君。
〔12番 北口ひとみ君登壇〕
◆12番(北口ひとみ君) つくば市民ネットワーク北口ひとみより、この決議案に対して賛成の討論をしたいと思います。
今回の、この決議案の本質は、最低制限価格の漏えいといったような問題を未然に防ぐといったところにあるのではないかというふうに、つくば市民ネットワークでは判断しております。この積算の方法、くじの方法、一長一短あるというようなお話でしたけれども、これはあくまでもさらなる公正性、透明性、競争性を高く目指した制度に向けての改革が必要であるというふうに考えた上での決議案となっております。この見直しが今、行われようとしているので、その様子を見てからというふうなご意見もありましたが、これは全くその見直しを後退させるものではないというふうに思っております。
また、入札の透明性を高めるという点は、これまでにも、つくば市民ネットワークは非常に要望してきたところでありますので、よって、この決議案については賛成としたいと思います。
○議長(塩田尚君) 反対討論はありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより決議案第4号 入札制度の更なる改革を求める決議を起立により採決いたします。
決議案第4号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数、よって、決議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
────────────────────────────────────
△閉会の宣告
○議長(塩田尚君) 以上で、
今期定例会に付議された案件は全て議了いたしました。
ここで、市長から挨拶の申し出があります。
市長五十嵐立青君。
〔市長
五十嵐立青君登壇〕
◎市長(
五十嵐立青君) 平成29年9月
つくば市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
8月29日に開会の今定例会も、平成29年度
一般会計補正予算を初め条例の一部改正、
工事請負契約の締結など、多くの重要案件につきましてご審議をいただき、議決を賜りましたこと心からお礼を申し上げます。
中でも、
水道給水条例の一部を改正する条例につきましては、長年の懸案でありましたことから、今回、全会一致という形で議決を賜りましたことに重ねてお礼を申し上げる次第です。
料金の設定の過程では、議会の皆様と数多くの意見交換を積み重ねながら庁内で検討を進めました。同じ問題意識を共有し、政策形成過程の段階から議員の皆様と協議ができたことは大変価値のあることだと考えますし、今後の市政運営においても重要課題については、随時、皆様とさまざまな枠組みでの協議をお願いしたいと考えております。市民の皆様には新たなご負担をおかけすることになりますので、丁寧に説明をさせていただくことで理解を得ながら、引き続き、安全で安心な水の供給に努めてまいります。
さて、この間、かねてより建設を進めてまいりました
秀峰筑波義務教育学校の校舎も無事竣工し、今月1日から筑波東中学校の生徒たちが通学を始めました。新しい校舎で元気に学校生活を開始できたことを大変安堵しております。同じく、来年4月に開校を予定している学園の森義務教育学校とみどりの学園義務教育学校につきましても、万全を期して開校できるよう、教育局としっかり連携をしながら準備を進めてまいります。
市長就任から、あすで10カ月になります。6月には市長選挙の際に掲げました公約の実現に向け、
事業内容やスケジュール等を示したロードマップを作成し、公表いたしました。既に着手したものもございますが、課題は山積しており、引き続きスピード感と丁寧さを持ち、執行部一丸となって事業を進めてまいります。
今議会においても、一般質問等の議員の皆様とのやりとりで、執行部として改善すべき点があることも感じました。議員の皆様には、今後ともご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、市民に寄り添う市政実現のために全力で邁進していくことを改めてお約束を申し上げ、9月定例会閉会に当たっての挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(塩田尚君) 次期定例会について申し上げます。
執行部との協議により、平成29年12月定例会は、平成29年11月28日に開会する予定となっておりますので、ご承知おき願います。
全会派の代表者に申し上げます。
ただいまから、会派代表者会議を第3委員会室において開催いたしますので、全会派の代表者はご参集くださいますようお願いいたします。
議会活性化推進特別委員に申し上げます。
議会活性化推進特別委員会を本日開催する予定でありましたが、時間が押し迫ってまいりましたので、後日開催するということにいたします。
議員各位に申し上げます。お手元に配付しております平成29年9月定例会賛否確認表を、議会事務局に提出されるようお願いいたします。
これにて平成29年9月
つくば市議会定例会を閉会いたします。
午後4時15分閉会...