つくば市議会 2017-03-17
平成29年 3月定例会−03月17日-06号
平成29年 3月定例会−03月17日-06号平成29年 3月定例会
平成29年3月
つくば市議会定例会会議録 第6号
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平成29年3月17日 午前10時03分開議
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出 席 議 員
議 長 25 番 塩 田 尚 君 14 番 ヘイズ ジョン 君
副議長 6 番 神 谷 大 蔵 君 15 番 塚 本 洋 二 君
1 番 山 中 真 弓 君 16 番 山 本 美 和 君
2 番 小森谷 佐弥香 君 17 番 浜 中 勝 美 君
3 番 高 野 文 男 君 18 番 大久保 勝 弘 君
4 番 長 塚 俊 宏 君 19 番 橋 本 佳 子 君
5 番 黒 田 健 祐 君 20 番 小 野 泰 宏 君
7 番 小久保 貴 史 君 21 番 高 野 進 君
8 番 皆 川 幸 枝 君 22 番 柳 沢 逸 夫 君
9 番 五 頭 泰 誠 君 23 番 須 藤 光 明 君
10 番 宇 野 信 子 君 24 番 鈴 木 富士雄 君
11 番 木 村 清 隆 君 26 番 滝 口 隆 一 君
次に、議会報一般質問掲載申出書を提出されていない議員は、本日中に提出のほどよろしくお願いいたします。
次に、写真撮影の申し出がありますので、傍聴規則第9条の規定により、これを許可いたします。
次に、本日の会議資料は、3月
定例会会議資料等一覧表のとおりであります。
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午前10時03分開議
△開議の宣告
○議長(塩田尚君) ただいまの
出席議員数は28人であります。
定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)
△議案第2号 平成28年度つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)
△議案第3号 平成28年度つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)
△議案第4号 平成28年度つくば市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
△議案第5号 平成28年度つくば市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)
△議案第6号 平成28年度つくば市
水道事業会計補正予算(第3号)
△議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算
△議案第8号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計予算
△議案第9号 平成29年度つくば市
下水道事業特別会計予算
△議案第10号 平成29年度つくば市
後期高齢者医療特別会計予算
△議案第11号 平成29年度つくば市
作岡財産区
特別会計予算
△議案第12号 平成29年度つくば市
等公平委員会特別会計予算
△議案第13号 平成29年度つくば市
介護保険事業特別会計予算
△議案第14号 平成29年度つくば市
水道事業会計予算
△議案第15号 つくば市
行政組織条例の一部を改正する条例について
△議案第16号 つくば市
職員定数条例の一部を改正する条例について
△議案第17号
つくば市立学校市費負担非常勤講師の
報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について
△議案第18号 つくば市戸籍法、
住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する
法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について
△議案第19号 つくば市
建築関係手数料条例の一部を改正する条例について
△議案第20号 つくば市
医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について
△議案第21号 つくば市
介護保険条例の一部を改正する条例について
△議案第22号 つくば市
産業振興センター条例の一部を改正する条例について
△議案第23号 つくば市
建築基準条例の一部を改正する条例について
△議案第24号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について
△議案第25号 つくば市
都市公園条例の一部を改正する条例について
△議案第26号 つくば市
市営住宅条例の一部を改正する条例について
△議案第27号 つくば市
体育施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について
△議案第28号 つくば市
火災予防条例の一部を改正する条例について
△議案第29号 つくば市消防団の定員,任免,報酬,服務等に関する条例の一部を改正する条例について
△議案第30号
地方公務員の
育児休業等に関する法律及び
育児休業,
介護休業等育児又は
家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例について
△議案第31号 つくば市
総合運動公園整備基金条例を廃止する条例について
△議案第32号
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例を廃止する条例について
△議案第33号 財産の取得について
△請願29第1号 「
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書」の採択を求める請願書
△請願29第2号
農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる請願
△請願29第3号
公営上水道未普及地域への早期整備を求める請願書
○議長(塩田尚君) 日程第1、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)から議案第33号 財産の取得についてまで、請願29第1号 「
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書」の採択を求める請願書、請願29第2号
農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる請願、請願29第3号
公営上水道未普及地域への早期整備を求める請願書の36件を
つくば市議会会議規則第36条の規定により、一括して議題といたします。
本件に関し、各
常任委員長の報告を求めます。
初めに、
総務委員長から議案第1号、議案第7号、議案第11号、議案第12号、議案第15号から議案第17号、議案第28号から議案第30号、議案第33号の審査の経過と結果について報告を求めます。
総務委員長滝口隆一君。
〔
総務委員長 滝口隆一君登壇〕
◎
総務委員長(滝口隆一君)
総務委員長報告を行います。
総務委員会は、今定例会において、当委員会に付託されました議案11件を審査するため、3月13日午前10時より委員会を開催しました。審査概要及び結果につきましてご報告申し上げます。
初めに、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)の当
委員会付託分の審査では、
立地適正化計画策定支援業務委託について質疑があり、当初の予定では、平成27年から平成28年の2年で終わる計画で進めてきたが、新たにさらなる検討が必要となったことから、今回計上したとの答弁がありました。
市税徴収に要する経費では、還付金の件数と、さかのぼって還付する年数について質疑があり、
還付金件数は201件であり、還付年数は
国家賠償法に準じ、さかのぼって20年であるとの答弁がありました。その他、幾つかの質疑がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算の当
委員会付託分の審査では、
総務管理費の
人事管理費で、退職者数について質疑があり、平成28年度は年度末退職者60名、年度途中の退職者もしくは死亡退職22名、合わせて82名、平成29年度末に定年退職する数は63名との答弁がありました。
同じく
人事管理費の
リーダーシップ能力開発研修負担金の内容と積算根拠について質疑があり、新任の課長約20名、新任の係長5名、おおむね25名程度を予定しており、内容は、全国から同様の自治体、民間企業が集まる研修に派遣をし、他の自治体の職員などと一緒に研修を数カ月間、数日間実施します。金額は約1人20万円、おおむね500万円になるとの答弁がありました。
財政管理費では、本
庁舎敷地貸借料の見直しについて質疑があり、
日本自動車研究所が財団法人から
一般財団法人への移行により、税制上の課税額が
民間法人並みとなり、庁舎の地代についても、一般的な水準を施行する必要があるため算出方法を見直したとの答弁がありました。
都市計画費の
公共交通対策に要する経費では、つくバスとつくタクの見直しについて質疑があり、つくバスに関しては、平成28年度から開始している
ICカードの導入やバスローションシステムの導入について、引き続き状況を見ながら利便性の向上を図っていく。つくタクに関しては、
予約センターの体制強化として、予約内容の改善、オペレーターの増員、また、車両増大などを計画しているとの答弁がありました。
企画費の
シティーセールスに要する経費のつくば市
PR番組制作委託料及びまち・ひと・し
ごと創生費の
移住定住促進に要する経費の
移住促進PR動画制作委託料について質疑があり、つくば市
PR番組制作委託料は、
東京ケーブルネットワークの3エリアに、
まつりつくば等に関するPR番組や
筑波山周辺への誘客を促すPR番組を作成するための経費である。
また、
移住促進PR動画制作委託料は、つくば市に移住された方にインタビューをし、見る方が生活のイメージができるような
移住PR動画を作成し、SNSやユーチューブ、
移住サイト、ウェブサイトに掲載するためとの答弁がありました。
研究学園地区土地利用に要する経費では、
まちづくり会社について質疑があり、現在、
中心市街地の
活性化事業に取り組んでおり、その
中心市街地をリードしていく会社を今後つくる必要があることから、平成29年度から検討を開始するとの答弁がありました。
情報化推進に要する経費では、
地域情報化基本構想策定委託料について質疑があり、内容は、
個人番号制度の検討や総務省から
電子自治体の取り組みを加速するための指針が示されたことにより、
地域情報化推進を総括的に計画することになるとの答弁がありました。その他、多数の質疑がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第11号 平成29年度つくば市
作岡財産区
特別会計予算について、議案第12号 平成29年度つくば市
等公平委員会特別会計予算についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第15号 つくば市
行政組織条例の一部を改正する条例についての審査では、
危機管理課が市長公室に入った理由について質疑があり、災害発生時の緊急対応や組織全体の危機管理を含めるためとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第16号 つくば市
職員定数条例の一部を改正する条例、議案第17号
つくば市立学校市費負担非常勤講師の
報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例、議案第28号 つくば市
火災予防条例の一部を改正する条例についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第29号 つくば市消防団の定員、任免、報酬、服務等に関する条例の一部を改正する条例についての審査では、
消防団員資格について、市内に居住または通勤または通学のどれかに該当すればよいのかとの質疑があり、国からの通知に基づき、市外の方にもできれば消防団員になってほしいということで、一部条例の改正になったとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。
次に、議案第30号
地方公務員の
育児休業等に関する法律及び
育児休業、
介護休業等育児又は
家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う
関係条例の整備に関する条例について、議案第33号 財産の取得についての審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。
以上、今定例会におきまして、
総務委員会に付託されました議案等の審査経過と結果についてご報告申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより
総務委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって、
総務委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、
文教福祉委員長から、議案第1号、議案第2号、議案第4号、議案第5号、議案第7号、議案第8号、議案第10号、議案第13号、議案第20号、議案第21号、議案第32号、請願29第1号の審査の経過と結果について報告を求めます。
文教福祉委員長橋本佳子君。
〔
文教福祉委員長 橋本佳子君登壇〕
◎
文教福祉委員長(橋本佳子君)
文教福祉委員長より報告をいたします。
文教福祉委員会は、当委員会に付託をされました議案11件及び請願1件を審査するため、3月13日午前9時30分から委員会を開催いたしました。その付託案件の主なる審査の経過と結果についてご報告をいたします。
初めに、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)の当
委員会付託分の審査では、3款民生費、
介護ロボット導入支援費補助金の
減額補正理由についての質疑があり、当初12事業者から
介護ロボットの導入申請があったが、そのうち1事業者が申請を取り下げたため、減額補正をするものであるとの答弁がありました。
次に、
放課後等デイサービス給付費の事業内容及び増額補正の理由についての質疑があり、就学後の障害児の放課後及び夏休み等の長期休暇中において、生活能力の向上や社会との交流を図るようにするための指導及び訓練であり、事業所の新規開設に伴い、利用者が増加したため増額補正するとの答弁がありました。
次に、4款衛生費、成人歯科検診委託料の減額補正の理由について質疑があり、30歳から70歳までの10歳刻みの対象者全員に個人通知をしたが、受診者が少なかったため減額補正をするとの答弁がありました。
委員から、対象者は10歳刻みではなく5歳刻みにしてほしい。また、周知の仕方を工夫するなど受診者がふえるよう努力してほしいとの要望がありました。
次に、10款教育費、(仮称)葛城北部学園建設に要する経費と(仮称)みどりの学園建設に要する経費の減額補正の理由と工事の進捗率についての質疑があり、両方とも契約差金による減額補正であり、進捗率は1月末時点で葛城北部学園が14.9%、みどりの学園が12.6%である。これは工事請負業者の計画工程表に基づいた進捗率と一致する数字であるとの答弁がありました。
次に、空調設備設置工事について、具体的な工事実施時期についての質疑があり、工事設計は完了しており、工事費の議会承認を得て速やかに発注の手続を実施する。今回の工事の実施により小学校の普通教室の空調設備の設置は全て完了となるとの答弁がありました。これ以外にも、数多くの質疑があり、執行部から詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第1号の当
委員会付託分については原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第2号、平成28年度 つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の審査では、3億7,000万円ほど繰り入れされているが、その内訳についての質疑があり、保険者支援分の2億3,000万円不足分及び臨時財源補填分8,700万円等によるものであるとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第2号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第4号、平成28年度つくば市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、
全員異議なく、採決の結果、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第5号 平成28年度つくば市
介護保険事業特別会計補正予算(第4号)の審査では、在宅高齢者紙おむつ助成事業に要する経費の増額理由についての質疑があり、紙おむつの利用状況が多くなっているため増額補正するとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第5号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算の当
委員会付託分の審査では、3款民生費、ひとり暮らし老人福祉に要する経費の緊急通報装置の内容と実績についての質疑があり、ひとり暮らしの方がペンダント型の無線発信機を身につけ、急病時に迅速な通報が可能になるもので、平成27年度の利用実績は228人であるとの答弁がありました。
次に、地域生活支援に要する経費の入院時コミュニケーション支援事業の内容について質疑があり、市民からの要望もあり、平成29年度から市町村独自の任意事業として実施するものである。意思疎通が困難で、介護者がいない重度の障害者が医療機関に入院する場合、その方を日ごろから支援している人を医療機関に派遣し、本人の意思を医療従事者に伝えるなど円滑な医療行為を支援するものであるとの答弁がありました。
次に、社会参加の促進に要する経費のおひさまサンサンフェスティバル事業について、おひさまサンサン生き生きまつりを室内で実施しているが、屋外での実施を検討してほしいとの意見があり、平成23年度、雨のため中止となったことにより室内での実施になっているが、実行委員会において検討していきたいとの答弁がありました。
次に、民間保育所運営に要する経費の保育士等処遇改善費補助金について効果の検証方法について質疑があり、市の単独事業であり、2億2,400万円と非常に大きな補助金である。今後、民間保育所、認定こども園等に対してしっかりと説明を行い、3万円の費用対効果について、保育士の雇用、離職または待機児童の解消につながっているかなど、新しいこども部において検証方法も含めて議論していくとの答弁がありました。
委員から、認可外保育所の処遇改善も検討してほしいとの要望がありました。
次に、10款教育費、特別支援教育支援員配置に要する経費における支援員数及び中学校への配置についての質疑があり、平成28年度は支援員63名だが、平成29年度は103名の予算を計上している。現在、94名確保できており、引き続き募集をしていく。また、中学校への配置については、学校の要望を聞き、必要に応じて配置を行っていきたい旨の答弁がありました。
委員からは、重要なことなのでお願いしたいとの意見がありました。
次に、教材整備に要する経費における図書室用図書について市の方針を求める質疑があり、学校と協議しながら図書の購入や選定方法を決めていき、今後は標準冊数に合うように予算の組み立てを考えていくとの答弁がありました。
委員からは、児童数が多い学校でも借りたい本が借りられるように、同じ本を児童数に合わせて何冊かそろえるなど配慮してほしいとの意見がありました。これ以外にも、長時間にわたり数多くの質疑があり、執行部から詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第7号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第8号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計予算、議案第10号 平成29年度つくば市
後期高齢者医療特別会計予算、以上2議案の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なくそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第13号 平成29年度つくば市
介護保険事業特別会計予算の審査では、介護予防支援専門員についての質疑があり、ケアプランを評価したり、介護予防ケアマネジメントを支援するための専門職3名を嘱託職員として雇用するものであるとの答弁がありました。
委員からは、大変大事なことなので、事業が進むようにお願いしたいとの意見がありました。
次に、認知症総合支援に要する経費の概要についての質疑があり、認知症初期支援集中支援チームの創設、認知症カフェをさらに2カ所開設するための予算であるとの答弁がありました。これ以外にも、数多くの質疑があり、執行部から詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく議案第13号は原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、議案第20号 つくば市
医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について、議案第21号 つくば市
介護保険条例の一部を改正する条例について、議案第32号
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例を廃止する条例について、以上3議案の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、
全員異議なくそれぞれ原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。
次に、請願29第1号 「
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書」の採択を求める請願書の審査では、紹介議員及び請願者から趣旨説明を受け、審査を行いました。
質疑はなく、
自由討議に入り、給付型奨学金については、既に国が取り組みを始めており、今の時期に意見書を出すべきではないと考えるとの意見、給付型奨学金以外にも大学卒業後の就労問題等があり、支給することだけが大事なのか考える必要があるとの意見、県内21議会が12月議会で採択し、2議会が継続審議している状況である。つくば市は11月に改選があったため、今回の提出となったと考えるとの意見。
討論に入り、反対の立場から、請願の内容に理解はするが、国が進めている現段階においては、市議会として今意見書を提出すべきではない旨の討論がありました。
討論終結後、挙手による採決の結果、賛成多数により、請願29第1号は採択すべきものと決定をいたしました。
なお、本請願が採択されたことに伴い、議員提出議案として後ほど関係機関への意見書提出についてご審議をいただくことになりますのでよろしくお願いをいたします。
以上、ご報告申し上げましたが、当委員会の決定に対し、議員の皆様のご賛同をよろしくお願い申し上げ報告を終わります。
○議長(塩田尚君) これより
文教福祉委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって、
文教福祉委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、環境経済委員長から、議案第1号、議案第7号、議案第18号、議案第22号、議案第27号、議案第31号、請願29第2号の審査の経過と結果について報告を求めます。
環境経済委員長北口ひとみ君。
〔環境経済委員長 北口ひとみ君登壇〕
◎環境経済委員長(北口ひとみ君) 環境経済委員長より報告を申し上げます。
環境経済委員会は、当委員会に付託されました議案6件、請願1件を審査するため、3月14日午前10時より、委員会を開催いたしました。その審査概要及び結果についてご報告いたします。
初めに、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)、当
委員会付託分の審査では、企業誘致推進に要する経費の産業活性化促進奨励金の減額理由について、農地中間管理事業に要する経費の地域集積協力金及び経営転換協力金の減額理由などについて質疑があり、詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議はなく、討論では、反対の立場から、この予算は前市政に作成されたものであり、市民の税金が有効活用されていないと判断するため反対するとの討論がありました。
賛成討論はありませんでした。
討論終結後、挙手採決の結果、賛成多数により、議案第1号の当
委員会付託分は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算の当
委員会付託分の審査では、防犯対策に要する経費の防犯サポーターの活動内容について質疑があり、防犯パトロールや不法投棄パトロール、路上喫煙の指導など、18名の防犯サポーターが朝7時から夜12時まで、3交代でパトロールを行っているとの答弁がありました。
次に、自然環境・鳥獣保護に要する経費のイノシシ対策について質疑があり、有害鳥獣の捕獲で年4回の計画捕獲と緊急時対応捕獲を行っている。昨年度は128頭を捕獲。体制は筑波猟友会に委託をしている。被害が多く寄せられているので、出没情報など猟友会と情報共有を図るとともに、地元住民に対しては、被害予防のための補助金交付や電気柵の設置の仕方やイノシシの生態についての講習会を実施している。また平成29年度予算には、新たにイノシシ捕獲の報奨金を計上し、猟友会外の方にも捕獲をお願いしていきたいと考えているとの答弁がありました。
次に、林業振興に要する経費の身近なみどり整備事業の内容と事業実施後の管理について質疑があり、地主の申し込みにより、里山放置を改善するため、伐採や剪定、下草刈りを行い、きれいな里山に復元していく事業である。事業完了後10年間、地主がきれいに管理していく協定を市と結んでいるが、委員指摘のとおり十分に管理されていないケースが目立つ。見回りなどを行い管理の徹底を促していきたいとの答弁がありました。
次に、商工費全体について、平成28年度と比較して大分予算が少なくなっているが、TXや圏央道開通による企業誘致の面や集客、雇用促進を含めたつくば市の産業振興、観光をどのように考えるのかとの質疑があり、圏央道が開通し、つくばの産業振興の大きな起点になる年と考え、産業振興マスタープラン作成業務委託を予算計上しており、圏央道開通後のつくばの産業振興のあり方を十分議論していきたいと考えている。また、産業コーディネートについて、民間機関を活用していくことを考えている。
観光面では、観光入り込み客数が平成28年は370万人と震災以降、初めて震災前の数字を超えてきている。筑波山の駐車場やおもてなし館の整備、フォレスト・アドベンチャーなど、観光面の投資の成果が出てきている。今後も予算を有効的に使い、観光振興に努めていきたいとの答弁がありました。
その他、防犯灯・防犯カメラの新設について、若者地域定着化促進について、また農地中間管理事業についてなど多くの質疑がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第7号の当
委員会付託分は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第18号 つくば市戸籍法、
住民基本台帳法、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する
法律等関係手数料条例の一部を改正する条例についての審査では、質疑、
自由討議、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第18号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第22号 つくば市
産業振興センター条例の一部を改正する条例についての審査では、利用に関して条件が緩和されることになるのか、また、同センターの活用方法について質疑があり、国から建物が無償譲渡され、建物使用制限等が解消されたことから、どのように活用したらよいか、若いベンチャー企業や学生などから幅広い意見を聞いたところ、スタート・アップの支援、基礎場が欲しいとの意見が多く聞かれた。これまで先端産業や情報産業に特化した仕様となっていたが、創業初期の育成・支援、創業交流施設として活用していくとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第22号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第27号 つくば市
体育施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について、また、議案第31号 つくば市
総合運動公園整備基金条例を廃止する条例についての審査では、質疑、
自由討議、討論はなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第27号、議案第31号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願29第2号
農業者戸別所得補償制度の復活を求める請願の審査では、初めに、紹介議員から請願の趣旨説明を求めました。
続いて、執行部に対して質疑を行い、
農業者戸別所得補償制度、現行の経営所得安定対策事業の経緯、内容について、今後の国の考え方などについて答弁がありました。
質疑終結後、委員から、請願者から直接話を聞いてはとの申し出があり、委員会で諮った結果、賛成少数により、請願者から趣旨説明を求めないことに決定しました。
その後の
自由討議では意見はありませんでした。
自由討議終結後、討論では、反対の立場から、
農業者戸別所得補償制度は、2010年に民主党政権が導入したもので、当時は、ばらまきと言われた制度である。現在の経営所得安定対策事業は、主食用米や飼料用米を作付した場合の補助金額を大幅に引き上げたほか、農地維持のため活動補助の仕組みなどを導入し、農業集落で農業所得を13%増加させる試算である。農地集積効果率も図りながら、米価安定と強い農業づくりを期待し、本請願には反対するとの討論。
また、賛成の立場からは、今は農業だけでは収入が少なく食べていけない、新規就農も難しいとの声が多く聞かれる。ヨーロッパではかなりの補助金を投入し農業を支えている。国連の食料農業機関では、農村開発と持続可能な農業を奨励し、食料の増産と食料安全保障の強化を図っている。日本のやり方はこうした世界の流れに逆行しており、食料自給率を低下させ、外国に依存していくことにつながる。さらに、これまでの政権が進めてきた政策では、農村地域のコミュニティー破壊、農地の荒廃、後継者不足も招いている。農業を支える
農業者戸別所得補償制度の復活が必要と考え、本請願に賛成するとの討論がありました。
また、反対の立場から、自分自身が農業をやっていたが、現在はやっていない。耕作する水田が1町歩少しで年齢や後継者がいない、機械も新しく買いかえなければならず、それなりの費用負担も出てくる、そういったことで、農地中間管理機構などに委託をして、自分の土地で農業をやっていただくことにした。農業者が高齢化している中、戸別所得補償をしてどこまでやっていけるのか。単年度の補償であって、農業を継続させることにはつながらないと考える。新規就農者への支援や外国に対しての輸出、農地集積化の推進など、本当に農業で食べていける政策を行っていただきたいので、本請願には反対するとの討論がありました。
討論終結後、挙手採決の結果、賛成少数により、請願29第2号は、不採択とすべきものと決定しました。
以上、環境経済委員会に付託されました議案の主な審査概要と結果についてご報告申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより環境経済委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって、環境経済委員長報告に対する質疑を終結いたします。
次に、都市建設委員長から、議案第1号、議案第3号、議案第6号、議案第7号、議案第9号、議案第14号、議案第19号、議案第23号から議案第26号、請願29第3号の審査の経過と結果について報告を求めます。
都市建設委員長小久保貴史君
〔都市建設委員長 小久保貴史君登壇〕
◎都市建設委員長(小久保貴史君) それでは、都市建設委員長より報告をさせていただきます。
都市建設委員会は、当委員会に付託されました議案11件、請願1件を審査するため、3月14日午前10時より、委員会を開催いたしました。その審査の概要及び結果についてご報告をいたします。
初めに、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)の当
委員会付託分の審査では、繰越明許費補正の下水道事業特別会計繰出金についての質疑があり、TX沿線開発地区の島名・福田坪地区及び中根・金田台地区の区画整理事業が繰り越しになったため、下水道事業も繰り越しになったとの答弁がありました。
次に、土木費国庫補助金、防災・安全交付金の通学路整備事業及び長寿命化対策事業についての質疑があり、両事業とも、当初、国へ要望した額よりも交付額が少なかったため、減額するとの答弁がありました。
そのほか、多くの質疑がありまして、
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第1号の当
委員会付託分は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第3号 平成28年度つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)の審査では、債務負担行為補正、平成28年度ポンプ場等維持管理業務委託についての質疑があり、28カ所のポンプ場と267カ所のマンホールポンプ全ての管理業務委託であり、契約差額が出たため補正するとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第3号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第6号 平成28年度つくば市
水道事業会計補正予算(第3号)の審査では、資本的収入と支出の減額についての質疑があり、収入は、当初要求していた国庫補助金に対して内示額が減額になったため、企業債及び分担金等が減額になっている。また、支出についても事業を縮小したため減額となっているとの答弁がありました。
そのほか、国庫補助金の内訳や市が行う未整備地区の工事等の質疑があり、詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第6号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算の当
委員会付託分の審査では、空き家対策に要する経費の空家等対策計画策定支援業務委託、解体、撤去工事及び臨時職員の業務内容についての質疑があり、空家等対策の推進に関する特別措置法に基づき実施した実態調査の結果をもとに市長、市議会議員等から成る空家等対策協議会を組織し、その中で対策計画を策定するための支援業務を委託するものである。また、解体・撤去工事費については、倒壊しそうな空き家があった場合、行政代執行を実施するために計上し、臨時職員については事務処理や法務局での所有者特定等を行うとの答弁がありました。
続けて、通学路や歩行者が多い場所については、積極的に代執行を行うしかないが、住宅地等の中に火災等で屋根が崩落しているような場所の対策についての質疑があり、具体的な対策方法については、平成29年度に策定する空家等対策計画の中で行うとの答弁がありました。
そのほか、緊急地方道整備のスマートIC関連道路事業委託料、街路灯設置工事、公園管理等についての質疑があり、詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第7号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第9号 平成29年度つくば市
下水道事業特別会計予算の審査では、特別会計から企業会計への切りかえの検討状況についての質疑があり、地方公営企業法適用業務委託料を平成29年度から計上しており、平成31年度までの3カ年で検討を行い、平成32年度から公営企業への全部移行か、一部移行を予定しているとの答弁がありました。
続けて、平成28年度予算総額よりも平成29年度予算総額が大幅に減額されている理由や、周辺地区への影響についての質疑があり、UR都市機構で施行している中根・金田台土地区画整理事業が平成28年度で完了見込みのため大幅な減額となっているが、周辺地区の事業費は減額されていないとの答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第9号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第14号 平成29年度つくば市
水道事業会計予算の審査では、今後の幹線整備予定と3カ年の実績についての質疑があり、今後の幹線整備は約120キロの予定で実績は平成28年度4.25キロメートル、平成27年度5.59キロメートル、平成26年度4.71キロメートルであるとの答弁がありました。また、老朽化対策や未整備地区の整備も必要であり、経営状況が厳しい中、10年で可能かとの質疑があり、上下水道審議会の答申は、値上げありきではないが、財政状況の健全化がなければ難しいとの答弁がありました。
そのほか、資本的収入の国庫補助金の内訳及び資本的支出の施設整備費の財源、地下水使用に対する賦課金等の質疑があり、詳細な答弁がありました。また、未整備地区においても、予算をつけて格差をなくすようお願いしたいとの意見がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第14号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第19号 つくば市
建築関係手数料条例の一部を改正する条例についての審査では、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が改正されることに伴うものであるが、この法律が適用になった場合、市の二酸化炭素排出量削減目標に対する貢献についての質疑があり、あくまでも施設に対するエネルギーを抑制させるための措置の法律であり、二酸化炭素削減にどうつながるかは、この法律の中では検討されていないとの答弁がありました。
続けて、エネルギー削減についての質問があり、詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第19号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第23号 つくば市
建築基準条例の一部を改正する条例についての審査では、大規模自動車車庫の構造及び設備について、床面積1平方メートル当たりの外気の供給量の改正についての質疑があり、法律制定当時と比較すると車の性能が向上し、排出ガスが減少したために、換気量が緩和されたものであるとの答弁がありました。
質疑、
自由討議、討論のいずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第23号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第24号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例についての審査では、対象地区の具体的な場所についての質疑があり、詳細な答弁がありました。
また、今回、地区計画で考慮した点について質疑があり、緑地帯を設けたところ、高さの制限を設けているとの答弁がありました。続けて、それぞれの緑地帯と、高さ制限についての具体的な質疑があり、詳細な答弁がありました。
質疑終結後、
自由討議、討論ともになく、採決の結果、
全員異議なく、議案第24号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第25号 つくば市
都市公園条例の一部を改正する条例について、議案第26号 つくば市
市営住宅条例の一部を改正する条例についての2件の審査では、質疑、
自由討議、討論いずれもなく、採決の結果、
全員異議なく、議案第25号、議案第26号は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、請願29第3号
公営上水道未普及地域への早期整備を求める請願書では、紹介議員から請願の趣旨説明を受け、質疑を質疑を行いました。
紹介議員への質疑はなく、執行部に対する質疑を行いました。
これまでに、同様の請願はあったかとの質疑があり、上水道未普及地域への早期整備を求める請願は記憶していないとの答弁がありました。
続けて、簡易水道組合などが、上水道を引いてほしいとの要望を出す際の基準についての質疑があり、簡易水道組合の場合は、簡易水道全面廃止で100%加入が条件である。井戸水集落では、現時点では半数以上の方の同意が必要であるが、4月からは、8割以上の方の同意をもって要望を受け付けるとの答弁がありました。
また、簡易水道組合に入っている方が、新たに自宅に井戸を掘ることは禁止されているかとの質疑があり、法的根拠もなく、禁止はされていないとの答弁がありました。
執行部への
質疑終結後、
自由討議はなく、討論に入り、賛成の立場から、今回請願が出たことにより、上水道未普及地域への実情は深刻だと理解し、賛成する旨の討論がありました。
採決の結果、
全員異議なく、請願29第3号は、採択すべきものと決定いたしました。
以上、都市建設委員会に付託されました議案の主な審査概要と結果についてご報告申し上げましたが、当委員会の決定に対しまして、議員各位のご賛同を賜りますようお願い申し上げまして報告を終わりにいたします。
○議長(塩田尚君) これより都市建設委員長報告に対する質疑を一括して行います。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって、都市建設委員長報告に対する質疑を終結いたします。
以上で、各
常任委員長の報告は終了いたしました。
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○議長(塩田尚君) これより、
つくば市議会会議規則第42条の規定により討論、採決に入ります。
討論、採決については、議案、請願の順序により行います。
初めに、議案第1号の討論に入ります。
議案第1号に対する反対討論の発言を許します。
19番議員橋本佳子君。
〔19番 橋本佳子君登壇〕
◆19番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より、議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算について、反対の立場で討論をいたします。
前市政で見積もられた市税収入予算が、年度末になって13億円も伸び、補正で増収をされました。人口の伸びは当然予想され、一定の税収に伸びがあることは当初の予算の段階で想定されるべきでした。年度末に増収されても、市民生活に還元できません。当然、基金に積み上げられることになります。
新住民への人口増に対応する学校建設もコミュニティー施設の建設もおくれにおくれ、旧住民へは、財政難を理由にさまざまな要求が後回しにされてきた前市政の流れでの補正予算となっていますので反対といたします。
○議長(塩田尚君) 賛成討論を許します。
4番議員長塚俊宏君
〔4番 長塚俊宏君登壇〕
◆4番(長塚俊宏君) 4番議員長塚でございます。
議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)について、賛成の立場から討論いたします。
今回、提案されました
一般会計補正予算については、歳入歳出予算の総額から1億9,030万6,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を844億4,374万7,000円とし、また、継続費、繰越明許費、債務負担行為及び地方債の補正を行うものであります。
今回の補正予算案は、多くは事業費確定による歳入歳出の減となっておりますが、主要な事業としては、国庫支出金が平成28年度で採択されたことに伴う児童生徒の学習環境の改善を図るための空調設備設置工事、トイレ改修工事などであります。そのほか、国民健康保険特別会計繰出金、災害救助や災害復旧の速やかな対応を行うための財源として、財政調整基金への積立金等の増額が計上されております。
今回、提案された補正予算は、市民サービスの向上を図るために、優先度合いが非常に高く、必要不可欠な経費であり、内容についても精査されていると考えます。よって、議案第1号について賛成といたします。
以上。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第1号 平成28年度つくば市
一般会計補正予算(第5号)を起立により採決いたします。
議案第1号は、総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数。よって、議案第1号は総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第2号の討論に入ります。
議案第2号に対する賛成討論の発言を許します。
19番議員橋本佳子君。
◆19番(橋本佳子君) いや、違います。議案第8号です。
○議長(塩田尚君) じゃあ、第2はなし。
◆19番(橋本佳子君) はい。
○議長(塩田尚君) なし。じゃあ、2と8間違ったのね。
◆19番(橋本佳子君) そう、そう。そういうことです。申しわけないです。
○議長(塩田尚君) 討論通告はありません。よって、これをもって討論を終結いたします。
これより議案第2号 平成28年度つくば市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第2号は、
文教福祉委員長報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第2号は、
文教福祉委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第3号から議案第6号までの討論を、つくば市議会先例集第7章第1節187により一括で行います。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第3号 平成28年度つくば市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)から議案第6号 平成28年度つくば市
水道事業会計補正予算(第3号)までを、つくば市議会先例集第7章第2節193により一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第3号から議案第6号までは、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第3号から議案第6号までは、文教福祉、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第7号の討論に入ります。
議案第7号に対する賛成討論の発言を許します。
26番議員滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) 2017年度
一般会計予算案についての日本共産党の賛成討論を行います。
五十嵐新市長になって初めての予算案、新市長の就任は11月、本予算案の基本は、既に固まった時期からのスタートになりました。そういう中でも、保育園の待機児童をなくすために、保育士給与を3万円確保すること、公設民営の放課後児童クラブを公設公営に変えることを初め、子供の福祉、教育に9億円近くの予算を組み、市民第一で市民要求に応えました。高く評価します。
今回の予算案の特徴として、従来は、当初予算時の歳入見込みは甘く見積もり、市民の要望に応えることができませんでした。それは今議会に提案された
一般会計補正予算案にも見ることができます。昨年の3月議会での当初予算に見積もられた市税収入が、1年たった今回の3月議会で初めて18億円も増収されることになりました。年度末に予算化されても市民に還元できません。結局、基金つまり貯金に回すほかありません。
ところが、2017年度予算案では、税収増をほとんど見込み、対前年21億円の上乗せになりました。国県の補助金と起債を加え60億円の仕事をふやした積極予算案となりました。リサイクルセンター建設とクリーンセンターの改修工事の2大巨大事業を行いながら、市民負担を極力抑える努力もされました。こうした市民、暮らし第一の積極予算を評価するものです。
いよいよ来年度は、五十嵐市政が全般にわたって展開されます。これに期待して賛成討論とするものです。
○議長(塩田尚君) これより議案第7号 平成29年度つくば市
一般会計予算を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第7号は、総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第7号は、総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第8号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第8号 平成29年度つくば市
国民健康保険特別会計予算を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第8号は、
文教福祉委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第8号は、
文教福祉委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第9号の討論に入ります。
議案第9号に対する賛成討論の発言を許します。
26番議員滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) 下水道会計予算についての賛成討論を行います。
下水道会計は従来と変わっていません。しかし、五十嵐市長の市民第一での検討が今後行われていくことになります。このことに共鳴するものであります。
下水道会計は企業会計に移行すると言われています。その論議も今議会で行われました。ただ聞いていて腑に落ちないのは、同じ企業会計の水道会計への4億円の繰入金を問題にしたことです。それでは下水道会計への20億円を超える繰入金をどう評価するのでしょうか。水道企業会計で非難されるのであれば、下水道会計も非難されるべきです。そうなると、周辺部での下水道工事がたちどころにとまってしまいます。整合性のある議論が必要だと考えます。
なお、下水道敷設について、巨大な流域下水道方式はそろそろ考え直す時期に来ているのではないでしょうか。もっと使いやすく、お金のかからない方式の検討を始めるべきと提案して賛成討論とします。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第9号 平成29年度つくば市
下水道事業特別会計予算を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第9号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第9号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第10号から議案第13号までの討論を、つくば市議会先例集第7章第1節187により一括して行います。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第10号 平成29年度つくば市
後期高齢者医療特別会計予算から議案第13号 平成29年度つくば市
介護保険事業特別会計予算までを、つくば市議会先例集第7章第2節193により一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第10号から議案第13号までは、総務、
文教福祉委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第10号から議案第13号までは、総務、
文教福祉委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第14号の討論に入ります。
議案第14号に対する賛成討論の発言を許します。
26番議員滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) 2017年度水道会計についての賛成討論を行います。
2017年度水道会計の基本は従来どおりです。しかし、五十嵐市長の姿勢は、38%の値上げ答申についても、大幅値上げが市民に多大な影響を及ぼすことを考え、慎重な発言になっています。実際に、水道施設の老朽化や黒字でも値下げしない県の態度、簡易水道地区への水道布設をどうするかなど、課題が山積しており、値上げ案の再精査を行い、市民の意見を聞くという市長表明は事実上、これらの課題をめぐっても市民の意見を聞くことになります。この市民第一の市政に共鳴するものであります。
市民的議論をする場合についての課題について申し上げたいと思います。黒字でも値下げしない県の態度についてです。八ッ場ダムへの投資が値下げしない理由に挙げられていました。このダムは、高度成長期の大工業地帯への水需要と、それに伴う人口増加を過剰に積算し計画されたものであります。現実を見れば、重厚長大型から脱皮しつつあるのが日本経済です。鹿島の製鉄工場でさえ、水の反復利用に転換し、鹿島工業用水は計画の何分の1といった状態で水余りが顕著になっています。
人口も、TX沿線でさえ、全体的に見れば、開発しても売れ残りが心配といい、茨城全体は急速に人口減少時代を迎えているのが実態です。ダムをつくって新たな水をつくる作業は必要のないものです。巨大公共事業の無駄遣いそのものと断定せざるを得ません。早く中止し、県の水料金の値下げを行うべきであります。他自治体との料金比較が持ち出されています。水道料金が高いか低いかは自治体比較ではありません。生活実感ではないでしょうか。
ただ、つくば市が低いのには理由があります。責任引き取り制がないということです。高度成長期に大幅人口増を見込んだ市町村総合計画を立てさせました。それに基づいて、水が足りなくなったらどうすると自治体をおどかし、高過ぎる水道水の計画必要量を出させました。これは責任引き取り量としたのです。その後、人口はふえず、減っていくばかりです。県の水道料金は、人口がふえることを予想して施設をふやしたのだからといって、責任引き取り量を崩させていません。そのため、他自治体では使わない水の料金まで支払っています。これが他自治体の料金の高い理由の一つです。つくば市は責任引き取り量はありません。
次に、簡易水道地区への水道布設です。イオンやイーアスなどに年間450万トンが供給されているということ。簡易水道水の水需要は年間150万トンにすぎません。日量は4,000トンです。環境に負荷をかける量ではありません。簡易水道に関しては実態調査をした上で、五十嵐市政のモットー、新しくつくらない長寿命化で考えるべきではないでしょうか。これと別に20メートル程度の自家井戸が汚染されることに対する対策を行うことは必要です。
一言言っておきますが、簡易水道地区、つまり市がいう未整備地区に上水道を引いた場合、収支はどうなるかということです。簡易水道の水使用料の表がありましたので試算してみると、年間で借金返済と県から買う水道料金等、それとかかる費用を含んで6億円ほどかかります。簡易水道地区からの収入が3億円程度ですので、3億円も赤字になります。
このような状況から見ると、これまでの学園地区のほかに、拡張してきた事業の赤字が一時70億円もあった積み立てを切り崩してきた要因になっていることはおわかりいただけると思います。この70億円は、今後の老朽化対策に対応すべき積み立てられていたものであります。ですから、老朽化対策に避けられないものです。老朽化対策は避けられないものですが、この歴史的な経過は、料金値上げに際して検討されなければならないものと考えます。
以上を述べ、賛成するものであります。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより議案第14号 平成29年度つくば市
水道事業会計予算を採決いたします。
お諮りいたします。
議案第14号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第14号は、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第15号から議案第33号までの討論を、つくば市議会先例集第7章第1節187により一括して行います。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより議案第15号 つくば市
行政組織条例の一部を改正する条例についてから議案第33号 財産の取得についてまでを、つくば市議会先例集第7章第2節193により一括して採決いたします。
お諮りいたします。
議案第15号から議案第33号までは、総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第15号から議案第33号までは、総務、文教福祉、環境経済、都市建設委員長の報告のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、請願29第1号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより請願29第1号 「
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書」の採択を求める請願書を採決いたします。
請願29第1号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、請願29第1号は、
文教福祉委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、請願29第2号の討論に入ります。
環境経済委員長報告が不採択のため、討論は請願29第2号の原案に対し、最初に賛成の討論を行い、次に反対の討論を行います。
請願29第2号に対する賛成討論の発言を許します。
1番議員山中真弓君。
〔1番 山中真弓君登壇〕
◆1番(山中真弓君) 日本共産党の山中真弓より、請願29第2号の
農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる請願について、賛成の立場で発言させていただきます。
今日、農業の収入だけでは生活していくことが非常に困難な状況となっています。このような状況では、新規就農者は、農業をやりたくてもやれないし、農業を始めても家族を養い暮らしを維持していくのは非常に困難となります。そもそも農業は営利目的で行う産業ではありません。ヨーロッパでは、かなりの補助金を投入して農業を支えています。国連食糧農業機関、FAOでは農村開発と持続可能な農業を推奨しています。これは天然資源の保存と管理を進める一方で、食料の増産と食料安全保障の強化を図るもので長期的な戦略でもあります。
大規模農業を優先させ、家族経営の農業を潰していく日本のやり方は、FAOの進める世界の流れとは逆行しています。このままでは食料自給率をますます低下させ、食料を外国に依存していくことになります。さらに、現政権が進めてきた小規模農家潰しの政策により農村地域のコミュニティーは破壊され、農地の荒廃、後継者不足を招いています。
このつくばでも、中心部と農村部の格差は、この国の政策により生まれたものとも言えます。家族経営で小規模農家が行う農業のやり方は、地域を育むとともに農地を保全していきます。また、水田は多様な生物を育み、洪水や土砂崩れを防ぎ、水源の涵養作用も兼ね備えています。日本人の主食でもある米を生産する稲作は国を挙げて支えていくべきものです。国民の食料と地域経済、環境と国土を守るという点からも農業を支える
農業者戸別所得補償制度を復活させるべきです。
以上の理由から、請願29第2号には賛成します。
○議長(塩田尚君) 反対討論を許します。
7番議員小久保貴史君。
〔7番 小久保貴史君登壇〕
◆7番(小久保貴史君) 請願29第2号
農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる請願について、反対の立場で討論をいたします。
まず、生産調整が施行された背景でございますけれども、米の1人当たりの年間消費量は、ピーク時、昭和37年で118キロでありますが、人口減少等によりまして、平成26年度は半分以下の51キロまで減少しております。食文化の多様化などの要因もありまして、今後、米の消費量が大幅にふえることは期待できず、主食用米の価格も低迷が続いております。
国は、一定の転作面積の配分を柱とした本格的な生産調整を昭和45年に開始し、適時制度の見直しを行ってきたところでありますが、制度そのものは一貫して米価を安定させ、農家を守ることを目的としておりました。こうした中、国において低迷する米価に対して、生産費を補償する目的で所得補償制度の制度化を図ってきたところではありますけれども、国では、米の直接支払い交付金を継続することによって、農業者にとって安定的な販売を切り開いて経営の発展をさせる等、閉ざしてしまうおそれがあること、また、農業者の高齢化により進みつつある農地の流動化ペースをおくらせてしまうおそれがあることなどを理由に、平成29年度をもって廃止することを決定しております。
こうしたことを踏まえ、米の所得補償交付金や米の直接支払い交付金のような所得補償制度は、農業者の経営安定に一定の効果があると考えますが、継続した場合は三つほど懸念される部分があると思っています。一つ目は農業者の経営意欲をそいで、高品質かつ効率的な米の生産に支障を及ぼす可能性があると考えられること。二つ目に、米の作付過剰によって米価がさらに下落するというおそれがあること。三つ目に、他作物、戦略作物の作付によりまして自給率の向上に支障を及ぼすと考えられることなど、以上のことから、所得補償制度の継続をすることは好ましいとは言いがたいと考えられ、農業者戸別補償制度の復活をもとめる請願につきまして反対するものであります。
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより請願29第2号
農業者戸別所得補償制度の復活をもとめる請願を採決いたします。
請願29第2号に対する報告は不採択でありますので、つくば市議会先例集第7章第2節194により、請願29第2号の原案に対してお諮りいたします。
なお、採決の方法は起立により行います。
請願29第2号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数。よって、請願29第2号は採択することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) 次に、請願29第3号の討論に入ります。
討論通告者はありません。よって、これにて討論を終結いたします。
これより請願29第3号
公営上水道未普及地域への早期整備を求める請願書を採決いたします。
請願29第3号は、都市建設委員長の報告のとおり採択することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、請願29第3号は、都市建設委員長の報告のとおり採択することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
△議案第34号 つくば市
等公平委員会委員の選任について
○議長(塩田尚君) 日程第2、議案第34号 つくば市
等公平委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に追加提出いたしました議案1件についてご説明申し上げます。
議案第34号 つくば市
等公平委員会委員の選任については、委員3名のうち、山崎眞一氏が、平成29年4月8日をもって任期満了となることに伴い、稲葉祐樹氏を選任することについて、
地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
以上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第34号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
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△議案第35号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任について
○議長(塩田尚君) 日程第3、議案第35号 つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 議案第35号についてご説明を申し上げます。
つくば市
固定資産評価審査委員会委員の選任については、委員6名のうち、高橋 恒氏が平成29年4月21日をもって任期満了となることに伴い、高橋 恒氏を選任することについて、地方税法第423条第3項の規定に基づき議会の同意を求めるものです。
ご同意賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第35号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
△議案第36号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第37号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第38号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第39号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第40号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第41号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
△議案第42号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命について
○議長(塩田尚君) 日程第4、議案第36号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命についてから議案第42号 つくば市
政治倫理審査会委員の任命についてまでの7件を、
つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 議案第36号から議案第42号について説明を申し上げます。
つくば市
政治倫理審査会委員の任命については、委員7名全員が、平成29年3月31日をもって任期満了となることに伴い、友利幸雄氏、宮本孝男氏、沼尻宣男氏、生田目美紀氏を再任し、山田昌典氏、坂入誠氏、軍司絹子氏を新たに任命することについて、つくば市政治倫理審査会条例第3条第2項の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
以上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入りますが、採決は議案ごとに行います。
初めに、議案第36号を採決いたします。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第36号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第37号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第37号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第38号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第38号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第39号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第39号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第40号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第40号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第41号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第41号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
○議長(塩田尚君) 次に、議案第42号を採決いたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第42号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
△議案第43号
作岡財産区
管理委員の選任について
○議長(塩田尚君) 日程第5、議案第43号
作岡財産区
管理委員の選任についてを議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 議案第43号についてご説明を申し上げます。
作岡財産区
管理委員の選任については、委員7名のうち、木澤寛伸氏が、平成29年3月17日をもって任期満了となることに伴い、木澤寛伸氏を選任することについて、
作岡財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものです。
以上、ご同意賜りますよう、お願い申し上げます。
○議長(塩田尚君) 人事案件でございますので、つくば市議会先例集第5章第6節117及び第7章第1節186により、質疑、委員会への付託及び討論を省略いたします。
これより採決に入ります。
お諮りいたします。
本案は、原案のとおり同意することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第43号は、原案のとおり同意することに決定いたしました。
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○議長(塩田尚君) ただいま、議会運営委員長五頭泰誠君から、委第1号議案
つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例についてが提出されました。
なお、委第1号議案を各机上に配付しておきました。
お諮りいたします。
本案を日程に追加し、議題といたします。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、委第1号議案を日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
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△委第1号議案
つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例について
○議長(塩田尚君) 委第1号議案
つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
議会運営委員長五頭泰誠君。
〔議会運営委員長 五頭泰誠君登壇〕
◎議会運営委員長(五頭泰誠君) 委第1号議案
つくば市議会委員会条例の一部を改正する条例についての提案理由を申し上げます。
本案は、つくば市
行政組織条例の一部改正に伴い、所要の改正を行うものでございます。改正の内容につきましては、お手元に配付の議案書のとおりであります。
なお、施行期日は平成29年4月1日とするものでございます。
何とぞ皆様のご賛同をお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論発言を許します。
まず、本案に対する反対討論を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) これをもって討論を終結いたします。
これより委第1号議案を採決いたします。
本案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、委第1号議案は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△意見書案第1号
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書
○議長(塩田尚君) 日程第6、意見書案第1号
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
19番議員橋本佳子君。
〔19番 橋本佳子君登壇〕
◎19番(橋本佳子君) 意見書案第1号
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書について、提案理由を述べさせていただきます。
お手元に配付されております意見書案の朗読をもって、提案理由とさせていただきます。
奨学金制度の改善と
教育費負担の軽減に関する意見書
わが国では、1998年以降下がり続ける保護者の賃金収入と、相反して上がり続ける大学の学費により、学生は奨学金を借りなければ大学に通うことが困難になっています。
奨学金制度を運営する「独立行政法人日本学生支援機構」によれば、2014年度実績では133万人(無利子奨学金46万人、有利子奨学金87万人)が同機構の奨学金を利用しています。これは、全国の大学生のほぼ2人に1人にあたります。
他方で、大学卒業後、収入が不安定な派遣などの非正規雇用に就かざるを得ない学生も増加しており、2014年4月には、返還猶予期間が5年から10年に延長されたものの、奨学金を借りた8人に1人が返済の滞納や猶予の状態にあるとされています。このような状況にあるにもかかわらず、国は、国立大学への運営費交付金の減少を検討しており、この見直しに伴い、国立大学の授業料の値上げも懸念されています。
こうした実態は、学ぶ意欲と能力をもった貧困世帯の子どもが、高等教育を受けることにより相対的に高い職業能力を身につけたとしても、貧困から脱することができない状況を生む可能性を示唆しています。
こうした現状に鑑み、本議会は政府に対し、下記の事項を強く要望します。
記
1.貸与型から給付型へ、
奨学金制度を抜本的に転換し、大学等において国の給付型
奨学金制度を導入するとともに、高校を含めて拡充すること。
2.貸与型奨学金は無利子とし、延滞金は廃止(廃止までの間、返済金は元金・利息・延滞金の順に充当)すること。また、所得に応じた無理のない返済制度をつくり、返済困難者の実情に即して適切な救済を行うこと。
3.大学等の学費の引き下げや授業料減免の拡充等を図ること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成29年3月17日
つくば市議会
提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、文部科学大臣であります。
以上をもちまして、提案理由とさせていただきます。
ご審議の上、ご賛同賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論発言を許します。
まず、本意見書案に対する反対討論の発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 賛成討論ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより意見書案第1号を採決いたします。
お諮りいたします。
本意見書案は、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、意見書案第1号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
△決議案第1号
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議
○議長(塩田尚君) 日程第7、決議案第1号
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
10番議員宇野信子君。
〔10番 宇野信子君登壇〕
◎10番(宇野信子君) 決議案第1号について提案いたします。つくば・市民ネットワーク宇野信子です。
決議案文を読み上げまして提案にさせていただきます。
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって
議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議
平成29年3月定例会中の3月3日の議会全員協議会において、「
秀峰筑波義務教育学校建設工事の工期に関する認識について」の報告があり、「工事完成の遅れを認識しつつも、議会の一般質問やPTA連絡協議会等において不適切な説明・報告をしていた」ことが明らかになった。
今回公表された資料によれば、すでに平成27年8月の時点で平成29年4月開校には間に合わないと予測されていた。また、標準工期18か月を確保する必要があると、何度も議論、確認しており、平成27年9月4日の課長レベル協議において、「工期延期について局内の意思決定を行い、できるだけ早く議会や地元説明会を行った方がよい」との法務課の見解も示されていた。しかし、この指摘は活かされず、説明は行われなかった。
さらに、平成28年4月20日の建設工事工期にかかる会議では、平成29年4月からの開校が難しいことから、筑波東中学校、北条小学校の既存施設活用がすでに検討されていた。しかし、当該保護者はじめ議会への説明は行われることなく、平成28年10月31日の学校建設会議において、工期延期の理由は「工事監理者、施工者、営繕・住宅課、教育施設課に責任を押し付けないよう、天候や環境(長雨や地下水処理)とすること」との申し合わせがされ、議会、市民に対して事実と異なる説明が繰り返された。
以上のように、建設工期の遅延が庁内では早くから認識されていながら、議会および市民に対し隠ぺいされていた。そのため、開校直前の平成28年12月に初めて完成が間に合わないことを知らされた地元住民や学校関係者の間には、大きな混乱が生じた。また、議会においても、工事の遅れについて複数の議員が一般質問した際、このような事実が隠され、不適切な答弁が繰り返されていたことは、大きな衝撃である。これは、一建設工事遅延の隠ぺいだけの問題にとどまらず、議会及び市民の、行政及び教育行政に対する信頼を根底から覆す事態である。
今回、一連の文書が、五十嵐市長の勇気ある判断で公表された意義は大変大きい。つくば市議会は、これを改革の第一歩ととらえ、市民の信頼を取り戻すため、全職員が一丸となって、市政の透明性確保の体制を整えるとともに、二度と市民の信頼を損なわぬよう、早急に検証および改善を進め、再発を防止するよう求める。
以上決議する。
以上、決議案を提案いたします。
各議員の皆様のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論発言を許します。
まず、本決議案に対する反対討論の発言を許します。
鈴木富士雄議員。
〔24番 鈴木富士雄君登壇〕
◆24番(鈴木富士雄君) 24番議員鈴木富士雄から、
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議案に反対の立場で討論します。
秀峰筑波義務教育学校建設は、平成29年4月に統合開校に向けて、五、六年前より教育局及び関係部局の関係者で、日夜、努力、精力的に事業の推進を図ってまいりましたが、さまざまな要因が複合的に重なり、平成30年4月開校予定になりました。
さて、この決議文の中で、「隠ぺいだけの問題にとどまらず、議会及び市民の、行政及び教育行政に対する信頼を根底から覆す事態である」という文言については、独断的で断定的であり、決議文としての表現が過激であり、乱暴である。決議文としては、そぐわないと考え反対します。
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
木村清隆君。
〔11番 木村清隆君登壇〕
◆11番(木村清隆君) 統一会派つくば政清会・民進党の会、木村清隆でございます。
このたびの
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議について賛成の立場で討論をいたします。
信頼の回復と問題再発防止を求める決議文として、大変厳しい文言ではございますが、内容としては理解せざるを得ないというふうに判断をいたします。ただ、市議会として、いわゆる市政のチェック機能が我々議員としての課題があったというふうにも強く考え、反省する面もあるのではないかと考えているところでございます。
例えば、平成29年4月1日施行予定の
つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例が議会で採決をしたのは、昨年9月の定例会のときでございました。当時、定例会中も含めての長雨の影響なども考えられる中でもありながら、我々議会も判断したのであります。
そこで、決議文には明確にはありませんけれども、我々市議会議員が改めて、よりしっかり緊張感を持って市政のチェック機能を高めることをお約束、また、進めることを文面にはございませんけれども、決議文の背景、全面にあるものとしての判断をしての賛成といたします。
以上でございます。
○議長(塩田尚君) 反対討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) 賛成討論ありますか。
滝口隆一君。
〔26番 滝口隆一君登壇〕
◆26番(滝口隆一君) ただいまの討論を聞いておりまして、やらざるを得なくなりました。
反対討論は、信頼を根底から覆すという言葉は乱暴だというお話でございます。しかしながら、もっと前に、入札の段階で、これは無理だとわかっていながら何にも対策をとらなかったのが、これはもっと乱暴な話であります。ですから、こういう文言を使うことは十分必要なことだと考えられます。
さらに、賛成討論で、チェック機能が問題だったという議論がありましたが、この間、経過を見てみますと、議会の中で、この問題についておくれはないのか、こういう形で何度か質問がされているわけであります。にもかかわらず、これに対してまともな答弁をせずに今日に至ったわけであります。議会として十分かどうかという問題はあるにせよ、チェック機能が働いていないということではないということを述べておきたいと思います。
以上、この討論の内容を聞きまして、私としての賛成討論とするものであります。
○議長(塩田尚君) よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) これをもって、討論を終結いたします。
これより決議案第1号
学校建設工事の工期遅延に関する不適切な対応によって議会および市民の信頼を損ねた問題の再発防止を求める決議を起立により採決いたします。
決議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数、よって、決議案第1号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
─────────────────────────────────
△決議案第2号
秀峰筑波義務教育学校の開校に向けて地域に寄り添い豊かな
教育環境づくりを求める決議
○議長(塩田尚君) 日程第8、決議案第2号
秀峰筑波義務教育学校の開校に向けて地域に寄り添い豊かな
教育環境づくりを求める決議を議題といたします。
提案者より提案理由の説明を求めます。
7番議員小久保貴史君。
〔7番 小久保貴史君登壇〕
◎7番(小久保貴史君) 自民つくばクラブ・新しい風の小久保貴史です。
決議案第2号を読ませていただきまして、説明という形にさせていただきたいと思います。
秀峰筑波義務教育学校の開校に向けて地域に寄り添い豊かな
教育環境づくりを求める決議
秀峰筑波義務教育学校建設工事が遅延する事について、つくば市議会において虚偽答弁により事実を隠蔽した事は許されないことです。
虚偽答弁がきっかけとなり、子供達や保護者、地域住民および学校関係者等に大きな混乱を生み出す結果となりました。
今、大事にされなければならないのは、新たな学校に集う子供たちです。平成29年度の途中から新校舎に移動する筑波東中学校の生徒達への対応、そして平成30年度に一斉に統合される小学校7校と筑波西中学校の生徒達が安全で安心した実りある学校生活が送れるよう、万全を期さなければなりません。
そのために、市長、教育長をはじめ教育局、市長部局が一丸となって、地域に寄り添い、関係者等との丁寧な対話を積み重ね、課題の解決を進め、子供優先の豊かな教育環境作りに早急に取り組むよう強く求めます。
以上決議する。
以上、提案とさせていただきます。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(塩田尚君) これより質疑に入ります。
順次、質疑発言を許します。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。
順次、討論発言を許します。
まず、本決議案に対する反対討論の発言を許します。
大久保勝弘君。
〔18番 大久保勝弘君登壇〕
◆18番(大久保勝弘君) 決議案第2号について反対討論いたします。大久保でございます。
秀峰筑波義務教育学校の開校の考え方について、学校建設の工事がおくれたことに対し、虚偽答弁、早急に検証、大きな混乱を招いたという言葉ががありますけれども、言葉が私は適切でないという考え方から反対をいたします。
これまで、教育局、営繕・住宅、責任者の皆さんが判断をして的確でないことは、当然私も代表質問で申し上げました。努力や検討を重ねてきたことは理解できるわけでございます。私は代表質問でも二つ申し上げました。
1点は、3月の契約までにできる方法や検討をもっと努力するべきじゃないかと、こんなことを申し上げました。2点目は、推進の推移状況をPTA連絡協議会や保護者に早くから説明するべきじゃないかと、こんなことを申し上げたわけでございます。
不安や不信感があったことは問題であったというふうには、これは私も理解をいたしております。私が内容を知ったのは、12月5日、常陽新聞の記事であります。当日慌てて私も、教育局や営繕・住宅に、どのような形でなったのかという状況を確認いたしました。
今まで、地元議員として、学校問題は質問してまいりましたが、計画どおり進んでいるという答弁があったわけでございますけれども、結論を聞いていますと、長雨で、先ほどもありました。生コンが予定どおり入らないんだということをお聞きしました。専門の業者に聞きましたらば、時間を制限していたから入らなかったのではないかというなことをお話を聞いたわけであります。
私は、すぐPTA連絡協議会や保護者の皆様の声を聞くわけでございますが、協議会については、約3年間、議論をしてきまして、遅くなっても入れてほしいという要請があったわけでございます。もちろん区長会からも要望していることはご承知のとおりであります。遅くなっても、平成29年開校で入れてほしいというのが皆様の声でございました。五十嵐市長も各学校の説明会を、あえて感じたのではないかというふうに理解をいたしております。そのとき、市長の答弁の中では、アンケートをとってご意見をお聞きしますというふうなことが表明されておりました。
私も、その後、全協でおくれても平成29年、紫峰学園についてはお願いしたい。そして、平成30年予定どおり百合ヶ丘学園についてお願いしますということを申し上げてきたわけでございます。
しかし、1月23日、いろいろな形で答弁いただいておりますけれども、26日の最終総合教育委員会の中では、試案として、教育長が甲乙丙という三つの提案をしてきたわけでございます。そして、26日に丙案で議論をいたしまして、3対2で決定をしたという流れは、皆さんもご承知のとおりであります。
したがって、開校は平成30年、秀峰学園の東中だけの1年、2年、3年生が9月に新校舎に入る、こういう形になりました。小学生は、現在の校舎で継続して1年をやるという結論でございます。当然、百合ヶ丘は予定どおり平成30年ということは申すまでもないと思います。
私は、結論を出す前に、なぜPTA連絡協議会や保護者と相談をしなかったのかというところが一つ。また、教育委員会の中で、打ち合わせができていないということもお話の中で聞きました。試案を出すときに、私がアンケートとってから答えを出すまでに2週間、教育長あったのかなと感じて見ておったんですが、1週間から2週間の間で結論を出して、アンケートを中心に最終判断したようにお聞きをしているわけでございますけれども、協議会の3年間やってきた議論も全然理解されない、見ていないという、この間お話ありました。もちろん協議会の皆さんにも諮っていないわけでございます。そういう現状で結論を出したのは、私はやはり少し問題が残ったのではないかというような感じいたします。
結論、2月11日、百合ヶ丘と紫峰学園のほうに教育長が出向いていって説明いただき、直接地域の声を聞いて感じたと思いますけれども、教育長が社会力の話を教育の方針として述べておりますけれども、お母さん方、保護者は聞く耳がないくらい興奮しておったように私は見ておりました。3時間の説得でも理解は得られなかったのではないかという感じがいたしましたので、私は最後に教育長にお願いしたわけでございます。平成30年までの1年間に、これから1年間もう決定しているわけですから、子供たちを中心に皆様とよく相談をして理解いただけるように教育長にご要望した場面が、私が最後の時間で申し上げたところでございます。
問題は、私これからだと思います。これから、あす18日、そして21日と、訪問を教育長を中心に市長もお出かけのようでございますけれども、説明いただくわけでございますが、前向きに平成30年来年の開校に向けて、もっともっと市民の意見を聞きながら、皆様の声を理解して、そして、しっかり進めていただきたいということを強く申し上げておきたいわけでございます。
また、教育長の教育方針、小中一貫校の教育について、大変失礼な言葉でございますが、言葉遣いも慎重にしていただいて、そして皆さんにより以上、つくば市の教育というものはすばらしいというふうに理解いただけるような努力をいただければということを申し上げておきたいと思います。私も地元の議員としてしっかりと努力をする決意でございますので、よろしくお願い申し上げます。
以上でございます。
○議長(塩田尚君) 賛成討論はありませんか。
金子和雄君。
〔27番 金子和雄君登壇〕
◆27番(金子和雄君) 賛成の立場から、一言言わせていただきたいと思います。
多くを語るつもりはなかったわけですけれども、いろいろ話を聞いている間に、一言言っておいたほうがいいのかなというふうに思いましてお話をさせていただきたい思います。
まず、物事には、その結果というのがありますけれども、それにかかわる経緯というものがあります。この経緯と結果が異なることは多くあると思うんですよね。そこのところを十分踏まえた上で、今議論しなくてはいけないのかなというふうに思います。
そういう点で、私は、これが地元のために大変よくなる、教育環境を含めてよくなるということから進められてきたことは当然だというふうに思いますが、そういう経緯の中で、本来ならばいち早く知らせていく、そして、皆さんに同意をとっていくというようなことが望まれたわけでありますけれども、それらが欠落することによって大きな課題になってきた、問題になってきたのだというふうに思います。
そういう点で、私はもっと速やかに情報が提供されれば、もっと違った解決方法があったのではないか、早期に解決できたのではないかなということを申し上げて賛成といたします。
○議長(塩田尚君) 反対討論、まだありますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(塩田尚君) ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
これより決議案第2号
秀峰筑波義務教育学校の開校に向けて地域に寄り添い豊かな
教育環境づくりを求める決議を起立により採決いたします。
決議案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(塩田尚君) 起立多数。よって、決議案第2号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
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△閉会の宣告
○議長(塩田尚君) 以上で、
今期定例会に付議されました案件は、全て議了いたしました。
ここで、市長から挨拶の申し出があります。
市長五十嵐立青君。
〔市長 五十嵐立青君登壇〕
◎市長(五十嵐立青君) 平成29年3月つくば市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
2月22日に開会いたしました今定例議会において、平成29年度各会計予算を初め、各種条例の一部改正、人事案件など多くの重要案件につきまして慎重にご審議をいただき、議決を賜り、本日閉会の運びとなりましたことに心からお礼を申し上げます。
とりわけ新年度予算、一般会計につきまして、全会一致でご議決をいただきましたこと、大変ありがたく思うのと同時に、その責任の重さも今感じているところであります。予算等の執行運営に当たりましては、市民第一の市政実現に向けて万全を期してまいります。
そして、先ほど
秀峰筑波義務教育学校についてご議決をされた決議文についても、真摯に受けとめ、決して同じことが今後起きないように、そして申し上げるまでもなく、何よりも子供たちのために門脇教育長とともに開校に向けて、市一丸となって取り組んでいくことをお約束をいたします。重要な問題ですので、改めて所感を申し上げたいと思います。
市長に就任してから、きょうでちょうど4カ月となります。12月議会冒頭の所信表明で、私は、立ちどまる勇気、オープンに変化する勇気、そして市民に寄り添う勇気、この三つをもって市政運営に当たることを申し上げました。
今議会の開会日の所信表明では、市役所の職員は非常に優秀で誠実だからこそ、首長が出す方向性が非常に重要であり、首長が明確な基準もなく場当たり的な行政運営をすれば、職員は戸惑い市政は停滞をすると。そして目指す方向を誤れば、市全体が危機に陥る、そのお話をしました。その2日後、
秀峰筑波義務教育学校建設工事の工期に関する認識について、工期おくれの認識を発注前から持っていたことが判明をしました。1週間の調査の後、全員協議会で皆様にお示しをしたとおりであります。
改めて、先ほどの所信を振り返れば、工期おくれを認識しながらも立ちどまる勇気がなかった。その情報をオープンにして変化をする勇気もなかった。何よりも、子供たちへの影響、一番影響を受ける子供たちに寄り添う勇気、その勇気がなかった。結果として、まさに危機的な状況を生み出してしまいました。
この決議案にある、「一建設工事遅延の隠ぺいだけの問題にとどまらず、議会及び市民の、行政及び教育行政に対する信頼を根底から覆す事態である」というのは、まさに文字どおり、そのような事態を招いてしまったと強く感じております。
改めて、このことを心に刻み、今後の行政経営を行っていく所存であります。そのためにも、新年度から、行政組織の機構改革も行っていきます。皆様にお約束をした公約を実現するため、寄り添う市政を実現するために幾つかの大きな変化をさせました。
子供に関する政策、サービスを一元的に取り組むこども部、科学技術とビッグデータ等を組み合わせた政策展開をする政策イノベーション部、環境関連施設と上水道、下水道を一体化し、生活に必要な、そして大変重要なインフラ整備と維持に取り組む生活環境部の3部を新設をし、同時に、これまでの部や課においても、より適切な配置となるよう配置がえ、統廃合そして名称変更等を行いました。
本日、これから人事の内示を行います。行政の専門化、高度化そして重要課題に対応をするために在職年数にとらわれずに適材適所を意識をした人事を行いました。一例を申し上げれば、課長の最少年齢が今年度は51歳でしたが、新年度は46歳、課長補佐の最少年齢は今年度45歳に対し41歳、係長については今年度は40歳でしたが、最年少の係長は36歳となります。
同時に、女性管理職の登用も積極的に行いました。一例で申し上げれば、女性係長の割合は、今年度の17.6%から新年度21.9%となります。もちろん若手や女性のみならず、組織の力を最大化するために、経験と力のあるベテランの職員についても、積極的に、そして適切な配置を行いました。このすばらしいつくば市の職員とともに新年度の市政運営を全力で行っていく所存であります。
平成29年度は、市制30周年の節目の年として、これまでの先人たちの努力を一旦結実させ、そして私がビジョンで掲げる「世界のあしたが見えるまち」、その一歩を踏み出していく、そのような1年にしたいと考えております。
議員の皆様、そして市民の皆様のお力を引き続きおかりをしながら、さまざまなご提案をいただき、そして対話を積み重ねながら、実り多い1年にすることを祈念申し上げ、そして努力することをお誓いを申し上げ、閉会の挨拶といたします。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(塩田尚君) 次期定例会について申し上げます。
執行部との協議により、平成29年6月定例会は、6月12日に開会する予定となっておりますので、ご承知おき願います。
議員各位に申し上げます。
お手元に配付しております、平成29年3月定例会の賛否確認表を議会事務局に提出されるようお願いいたします。
次に、新型消防車両を消防本部南側駐車場において、正午から午後3時まで展示しておりますので、ごらんくださいますよう、ご案内を申し上げます。
これにて平成29年3月つくば市議会定例会を閉会いたします。
午後零時04分閉会...