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  1. つくば市議会 2017-02-22
    平成29年 3月定例会−02月22日-01号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成29年 3月定例会−02月22日-01号平成29年 3月定例会                     平成29年3月                つくば市議会定例会会議録 第1号               ──────────────────                平成29年2月22日 午前10時01分開会               ────────────────── 出 席 議 員   議 長 25  番   塩 田   尚 君    14  番   ヘイズ ジョン 君   副議長 6  番   神 谷 大 蔵 君    15  番   塚 本 洋 二 君       1  番   山 中 真 弓 君    16  番   山 本 美 和 君       2  番   小森谷 佐弥香 君    17  番   浜 中 勝 美 君       3  番   高 野 文 男 君    18  番   大久保 勝 弘 君       4  番   長 塚 俊 宏 君    19  番   橋 本 佳 子 君       5  番   黒 田 健 祐 君    20  番   小 野 泰 宏 君       7  番   小久保 貴 史 君    21  番   高 野   進 君       8  番   皆 川 幸 枝 君    22  番   柳 沢 逸 夫 君       9  番   五 頭 泰 誠 君    23  番   須 藤 光 明 君       10  番   宇 野 信 子 君    24  番   鈴 木 富士雄 君       11  番   木 村 清 隆 君    26  番   滝 口 隆 一 君
          12  番   北 口 ひとみ 君    27  番   金 子 和 雄 君       13  番   木 村 修 寿 君    28  番   久保谷 孝 夫 君        ───────────────────────────────── 欠 席 議 員       な  し        ───────────────────────────────── 出 席 説 明 者   市長           五十嵐 立 青 君  保健医療部長       中 山   貢 君   副市長          飯 野 哲 雄 君  経済部長         星 野   弘 君   教育長          門 脇 厚 司 君  まちづくり推進部長    長 島 芳 行 君   市長公室長        松 本 玲 子 君  建設部長         鈴 木 傳 司 君   総務部長         飯 泉 省 三 君  上下水道部長       宇津野 茂 樹 君   企画部長         小 峰 光 晴 君  会計管理者        板 倉 亨 一 君   科学技術振興部長     神 部 匡 毅 君  消防長          大 山 裕 幸 君   財務部長         小 泉 邦 男 君  教育局長         塚 田 修 身 君   市民部長         栗 原 正 治 君  農業委員会事務局長    福 田   滋 君   環境生活部長       吉 場   勉 君  選挙管理委員会事務局長  田 中 千 晴 君   福祉部長         小田倉 時 雄 君  監査委員事務局長     矢 口 久 男 君        ───────────────────────────────── 出席議会事務局職員   事務局長         相 澤 高 史    議会総務課長補佐     川 崎   誠   事務局次長        宮 本   任    議会総務課議事係長    柳 田 安 生   議会総務課長       栗 山 正 行    議会総務課庶務係長    渡 辺 寛 明        ─────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 1 号                                  平成29年2月22日(水曜日)                                  午前10時01分開会  開会  日程第1 会議録署名議員の指名について  日程第2 会期の決定について       諸般の報告       施政方針演説  日程第3 (一括報告)       報告第1号 専決処分事項の報告について(専決処分第1号)       報告第2号 専決処分事項の報告について(専決処分第2号)       報告第3号 専決処分事項の報告について(専決処分第3号)  日程第4 (一括上程説明)       議案第1号 平成28年度つくば一般会計補正予算(第5号)       議案第2号 平成28年度つくば国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議案第3号 平成28年度つくば下水道事業特別会計補正予算(第3号)       議案第4号 平成28年度つくば後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)       議案第5号 平成28年度つくば介護保険事業特別会計補正予算(第4号)       議案第6号 平成28年度つくば水道事業会計補正予算(第3号)       議案第7号 平成29年度つくば一般会計予算       議案第8号 平成29年度つくば国民健康保険特別会計予算       議案第9号 平成29年度つくば下水道事業特別会計予算       議案第10号 平成29年度つくば後期高齢者医療特別会計予算       議案第11号 平成29年度つくば作岡財産特別会計予算       議案第12号 平成29年度つくば等公平委員会特別会計予算       議案第13号 平成29年度つくば介護保険事業特別会計予算       議案第14号 平成29年度つくば水道事業会計予算       議案第15号 つくば行政組織条例の一部を改正する条例について       議案第16号 つくば職員定数条例の一部を改正する条例について       議案第17号 つくば市立学校市費負担非常勤講師の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について       議案第18号 つくば市戸籍法,住民基本台帳法行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第19号 つくば建築関係手数料条例の一部を改正する条例について       議案第20号 つくば医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について       議案第21号 つくば介護保険条例の一部を改正する条例について       議案第22号 つくば産業振興センター条例の一部を改正する条例について       議案第23号 つくば建築基準条例の一部を改正する条例について       議案第24号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について       議案第25号 つくば都市公園条例の一部を改正する条例について       議案第26号 つくば市営住宅条例の一部を改正する条例について       議案第27号 つくば体育施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について       議案第28号 つくば火災予防条例の一部を改正する条例について       議案第29号 つくば市消防団の定員,任免,報酬,服務等に関する条例の一部を改正する条例について       議案第30号 地方公務員育児休業等に関する法律及び育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について       議案第31号 つくば総合運動公園整備基金条例を廃止する条例について       議案第32号 つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例を廃止する条例について       議案第33号 財産の取得について  日程第5 茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙  日程第6 休会について 1.本日の会議に付した事件   議事日程のとおり        ─────────────────────────────────                     午前10時00分 ○議長(塩田尚君) おはようございます。開会前にお知らせいたします。  議会報編集委員長から、開催通知配付依頼がありましたので、委員各位に配付しておきました。  次に、写真撮影の申し出がありますので、傍聴規則第9条の規定により、これを許可いたします。  次に、本日の会議資料は3月定例会会議資料等一覧表のとおりであります。  ここで、執行部から、今期定例会に提案されます議案第21号について、訂正の申し出がありましたので発言を許します。  保健医療部長中山 貢君。                 〔保健医療部長 中山 貢君登壇〕 ◎保健医療部長(中山貢君) 議案第21号につきまして、議案書に誤りがございましたので、お手元にご用意いたしました議案書のとおり差しかえをお願いするものでございます。  具体には、議案第21号、議案書の上から2行目、条例名が、正しくは「つくば介護保険条例の一部を改正する条例」とあるべきところを、つくば市の「市」の一文字が抜けてしまいましたので、ここにご訂正と差しかえをお願いするものでございます。まことに申しわけございませんでした。        ─────────────────────────────────                    午前10時01分開会 △開会の宣告 ○議長(塩田尚君) ただいまの出席議員数は28人であります。  定足数に達しておりますので、平成29年3月つくば市議会定例会を開会いたします。        ───────────────────────────────── △開議の宣告 ○議長(塩田尚君) 直ちに本日の会議を開きます。        ───────────────────────────────── △会議録署名議員の指名 ○議長(塩田尚君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
     会議録署名議員は、つくば市議会会議規則第78条の規定により、議長において、10番議員宇野信子君、11番議員木村清隆君、12番議員北口ひとみ君を指名いたします。        ───────────────────────────────── △会期の決定について ○議長(塩田尚君) 日程第2、会期の決定についてを議題といたします。  会期の決定につきましては、先日、議会運営委員会を開催しておりますので、その結果について議会運営委員長から報告を求めます。  議会運営委員長五頭泰誠君。                 〔議会運営委員長  五頭泰誠君登壇〕 ◎議会運営委員長(五頭泰誠君) 先日、議会運営委員会を開催いたしまして、本日2月22日から3月17日までの24日間を今期定例会会期日程ということで決定いたしました。  以上、ご報告を申し上げます。 ○議長(塩田尚君) お諮りいたします。  議会運営委員長の報告のとおり、今期定例会の会期は、本日2月22日から3月17日までの24日間としたいと思います。これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日2月22日から3月17日までの24日間と決定いたしました。        ───────────────────────────────── △諸般の報告 ○議長(塩田尚君) この際、諸般の報告をいたします。  平成28年12月つくば市議会定例会において議決されました高額療養費後期高齢者窓口負担の見直しに当たり、現行制度の継続を求める意見書、原発事故避難者住宅支援延長について緊急な対応を求める意見書につきましては、平成28年12月22日付をもちまして関係行政府へ送付いたしました。  議員の派遣について報告いたします。  お手元に配付の議員派遣書とおり、つくば市議会会議規則第98条ただし書きの規定により、議長において決定し、高野文男君、長塚俊宏君、ヘイズジョン君を、平成29年1月17日に北茨城市で開催されました平成28年度茨城県市議会議長会第2回議員研修会に派遣いたしました。  また、神谷大蔵君を、平成29年1月18日に首都圏新都市鉄道株式会社へ、つくばエクスプレス市議会推進協議会要望活動のため派遣いたしました。  また、小森谷佐弥香君、長塚俊宏君、黒田健祐君、神谷大蔵君、小久保貴史君、宇野信子君、木村清隆君、北口ひとみ君、木村修寿君、ヘイズジョン君、塚本洋二君、山本美和君、浜中勝美君、小野泰宏君、須藤光明君、滝口隆一君、久保谷孝夫君を平成29年2月8日に、つくば市で開催されましたつくばエクスプレス市議会推進協議会研修会に派遣いたしました。  また、神谷大蔵君を、平成29年2月15日に石岡市で開催されました、平成28年度茨城県南市議会議長会第2回定例会に派遣いたしました。  以上、報告いたします。        ───────────────────────────────── △施政方針演説 ○議長(塩田尚君) 次に、市長より施政方針演説の申し出がありましたので発言を許します。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) おはようございます。平成29年3月つくば市議会定例会の開会に当たり、予算及び議案等の提案に先立ち、平成29年度の市政運営に対する所信を申し上げます。  昨年11月の市長選挙から、はや3カ月が過ぎました。今では、多くの職員が私の考える市政について真摯に受けとめており、私はそんな職員の誠実さを感じています。市の方針や重要施策を審議する庁議での議論も自由に活発なものとなり、庁内の雰囲気も少しずつ変化をしてきました。職員が明るくなったという声が市民からも数多く届いています。  市役所の職員は非常に優秀です。私が掲げた公約をどうやって実現させて市政に反映させるか、一生懸命考えて誠実に取り組んでくれています。だからこそ、首長が出す方向性が非常に大事であると考えています。首長が明確な基準もなく場当たり的な行政運営をすれば、職員は戸惑い、市政は停滞してしまいます。そして、目指す方向性を誤れば市全体が危機に陥ることになってしまいます。  今、日本では、格差の拡大、高齢化の進展、子育て環境地球環境の保護、若者の就業など、さまざまな課題が山積し、つくばでも同じように課題がたくさんあります。子育てについては、保育士不足公設民営学童保育など、まさに放置されてきた問題が保護者を限界まで追い詰めています。西武筑波店の撤退のみならず、中心市街地においてもあらゆる対応が後手に回っています。周辺市街地においても衰退の一途をたどり、不便さを訴える市民の声はないがしろにされてきました。  今のつくばは、危機的な状況にある。これが私の認識です。地方交付税が減り、財政状況も決して明るい見通しがあるわけでない中、市民生活を守る政策も打ち出されてこなければ、あすに対して積極的な攻め手の政策も、どちらもなされてこなかった。予断を許さない状況にあります。一刻の猶予もない政策課題が、一つや二つでなく山積している。新年度、私は市長として、これらの課題に正面から向き合い、どんなに課題が多くとも、ひるむことなく、言いわけをすることもなく、市民と対話をしながら全てを自分の責任において全力で取り組んでいく、そんな市政運営を行っていきます。  秀峰筑波義務教育学校の建設のおくれの問題では、PTAや地域の皆様と対話を積み重ねて開校時期を決定しました。教育長就任後、リーダーシップを発揮してくれたことは大きな力になりましたが、それでも出した結論が全員が満足する結果でなかったことは認識をしています。一つの正解が存在しない中、さまざまな声を踏まえて、何よりも子供たちを第一に考え、現時点で最適と思われる判断をしました。  既にほかの分野においても、そのような課題がたくさんあります。全員を満足させることはできません。その中で、丁寧な対話を積み重ねることが市民第一の市政につながることであり、その積み重ねが、私が掲げる世界のあしたが見えるまちとして、世界のあしたはつくばを見ればいいと言われるような数多くのつくばモデルにつながっていくと考えています。  それでは、市民第一の市政による、世界のあしたが見えるまちの重点施策について申し上げます。  少子高齢化が進み、日本は人口減少社会に突入をしました。そのような中、つくば市でも2035年の25万2,000人をピークに人口減少に転ずると予測されています。  しかしながら、つくば市は、つくばエクスプレス沿線を中心に人口が増加している数少ない自治体の一つです。私は、これを機に、安心の子育てができるまちつくばの魅力を高める施策を強く押し進めていきたいと考えています。  待機児童をなくすため、施設整備を進めるとともに、保育士の確保にも力を注いでまいります。そのために民間保育士1人当たり月額3万円の補助による処遇改善を行います。  これまでの市政は、民間に枠を用意させて待機児童を解消させると言ってきました。しかし、民間で保育士が確保できないことが問題になっている中で、枠を用意して問題を解決したかのように言うことは誠実な行政の態度とは言えません。  私は、これまで民間保育所の皆様とさまざまな対話を積み重ねてきました。表面的ではなく、問題の本質がどこにあるかを考えたとき、官民格差を是正し、他産業と比べても約11万円低いと言われている保育士の給与に触れないわけにはいきません。  恐らく、日本の自治体で月額3万円の直接的な処遇改善をしているところはほとんどありません。本来は国の仕事だと思っていますが、国がやらなければ自治体が歯を食いしばるしかありません。現場を守るために、市民の生活を守るために、子育て世代への投資を促すために、つくばが日本をリードしていくその意思表示です。  これら子育てに関する施策を一元化して強力に推進するため、こども部を設置したいと思います。縦割りではなく、子育て世代への必要な情報とサービスを市民に提供し、安心して子育てができるつくばをつくっていきます。  かつて、イギリスのブレア首相は、就任の演説の際に政策の三つの優先順位を問われ、「教育、教育、そして教育だ」と答えました。私にとっても、任期中の最優先課題は教育です。だからこそ、人が人とつながって社会をつくる力である社会力の提唱者、門脇教育長を選任しました。もちろん、学力をつけることは大事ですが、これからの正解のない時代を生き抜いていく中で、自分自身が社会にどういう働きかけをしていけるかということが、人格形成においても、また本当の意味で世界を動かしていく人材を育てることにおいても必要なことだと考えます。  私は、これから門脇教育長とともに、学力から社会力へを提唱し、社会力を伸ばす取り組みを強く進めていきます。同時に、教育インフラへの投資は積極的に行っていきます。秀峰筑波義務教育学校の建設のおくれの問題は検証する必要がありますが、老朽化が進む学校等の改修などは教育環境を整えていく上で大切なテーマであり、学校等適正配置計画の見直しも進めていきます。  筑波地区大穂地区豊里地区、桜地区、谷田部地区茎崎地区、それぞれの地域の可能性を見詰め直していきます。各地区に(仮称)相談センターを設置し、研究学園にある市役所まで来なくても、さまざまな要望を各地区で受けられる仕組みをつくります。あわせて、(仮称)周辺市街地振興室も設置します。旧市街地をどうすれば再生できるか、地元の皆様と一緒に考え、地域の未来を描いていきます。  一方、中心市街地であるつくばセンター地区を含めて筑波研究学園都市建設によって開発されたエリアでは、大型店舗撤退公務員宿舎廃止等都市機能が大きく変化をしています。これらのエリアについても、(仮称)学園地区市街地振興室を設置し、中心市街地の活性化などを検討してまいります。  そして、公共交通体系の見直しを進めていきます。車がなくてもどこにでも行けるまちを実現するため、地域でどういう声があるのか、そしてどういう交通体系であれば持続可能であるか、時間がかかってもしっかりと声を聞き、市民の足として利便性を高めていくことを目指します。  1963年の筑波研究学園都市閣議了解から54年、つくば市の誕生からは30年がたとうとしています。しかし、つくばは果たして世界のつくばへの期待に応えられるまちになっているでしょうか。科学技術が市民の幸せにつながっているかというと、それを体感できる部分は多くはないと思っています。  科学技術で市民の生活を向上させることは、研究学園都市が果たすべき使命の一つであると考えます。科学技術と情報を市民の生活の向上に生かす取り組みを進めるために政策イノベーション部を設置したいと思います。政策イノベーション部において、市内の大学や研究機関等とも連携を深めながら既存の政策に変化をもたらし、筑波研究学園都市ならでは施策展開を目指します。  昨年の12月議会にて、総合運動公園問題について、どこで何が決定され、どう進められたかを検証し、この問題の完全解決を目指すとお話をしました。  本年1月に、つくば総合運動公園事業検証委員会を設置し、現在、調査を進めています。そして、4月過ぎには検証結果が提出される予定です。この問題の検証を通して、行政の課題を明らかにし、市政の重要施策の決定についてのルールをつくり、それを行政経営の指針とし、行政経営の適正化、透明性の向上を図っていきます。  会議公開条例の策定や公文書管理の指針等も定めていく中で検証可能な行政運営を行います。  つくば市の財政を取り巻く環境は決して楽観視できるものではありませんが、世界のあしたが見えるまちつくばの実現を目指して、さまざまな政策を展開するため、選択と集中の観点に立ち、限られた財源の効率的配分に努め、市民が真に求めているものを重点的に施策化する予算編成を行いました。  その結果、平成29年度当初予算の規模は、一般会計876億7,200万円、特別会計465億8,401万6,000円、水道事業会計71億9,339万円、合計1,414億4,940万6,000円となっております。このうち、一般会計における前年度当初予算との比較では、60億5,800万円、7.4%の増となっております。  歳入面では、市税のうち、個人市民税固定資産税などについて増加が続いており、市税全体では、前年度比5.3%の増です。  歳出面では、保育士等処遇改善費補助金の新設や民間保育所運営委託料などの民生費が伸びているほか、リサイクルセンター建設事業クリーンセンター設備改良事業などの大きな事業を進める衛生費については、前年度と比較し、40億1,372万6,000円、77.4%の大きな伸びとなっています。  それでは、市民に寄り添い、世界のあしたが見えるまちを目指して進めていく平成29年度の重点施策について申し上げます。  平成29年度の市政運営は、私が公約に掲げた六つの柱で取り組んでまいります。  一つ目が、徹底した行政改革、市民第一のつくば。二つ目が、安心の子育て、子供とママパパに優しいつくば〜。三つ目が、頼れる福祉、全ての人が自分らしく生きるつくば。四つ目が、便利なインフラ、広いのに近いつくば。五つ目が、活気ある地域、地元で頑張る人と会社が報われるつくば。六つ目が、誇れるまち、一緒に住まないと誘いたくなるつくば、です。  まず、一つ目の柱である徹底した行政改革、市民第一のつくばを進めていくためには、市役所がその名のとおり、市民に役立つところとなることが必要です。市民参加のまちづくり、行政の見える化、職員の人材育成とその能力を十分に発揮できる職場環境の整備を進めていきます。  具体的な取り組みとしては、市民にとって市政を身近なものとして感じてもらうため、地域の声を聞き、一人一人の市民と直接交流できる場となる「会える市長」と題した市民と市長のタウンミーティングを進めていきます。また、市民の市政への参画を促進するために、審議会等への市民公募委員導入に関する指針等の策定を進めていきます。  本年2月から、ふるさと納税の返礼制度を開始しました。ふるさと納税で寄せられた寄附金は、市民活動団体が行うまちづくり補助事業や、つくば市未来構想に掲げるまちづくりを実現するための事業等に活用してまいります。さらなる見える化を図るため、会議の公開についての条例を制定し、市民の皆様と情報を常に共有していきます。  まちづくりのためには、職員の人材育成が欠かせません。これまでの職員研修に加え、真に行動するリーダーを育成するための、リーダーシップ開発プログラムを導入するほか、各地区に設置する(仮称)相談センターでは、OJTでの人材育成の場として、市民に寄り添うとはどういうことなのかを職員が肌で感じる場所にしていきます。将来性のある若手職員をここに配置し、縦割りを超えて課題解決に向けて動く力をつけることで、市政の中核を担う人材に育っていく機会にもしていきます。  また、一人一人の職員の力を十分に発揮するため、職員の仕事と家庭生活の両立を支援するため、(仮称)ワークライフバランス推進室を設置し、働きやすい職場環境等の整備や女性の活躍の推進を業務改善と並行して進めていきます。  次に、安心の子育て、子供とママパパに優しいつくばについてですが、妊娠、出産、子育てに切れ目のない施策を展開して、安心して出産できる環境をつくり、未来を担う子供を育てる教育を進めていきます。  具体的な取り組みとしては、待機児童の要因である保育士不足解消のため、民間保育所等の常勤保育士などへの処遇改善策として、公立保育所との賃金格差是正を含めた助成を行うほか、受け皿の拡大に努めていきます。  また、公設民営児童クラブの保護者負担軽減などの放課後児童対策を行うとともに、学童クラブ施設の新設、学校の空き教室における学童の受け入れなどを実施し、受け入れの拡大を図ります。児童の通学の負担軽減を図るため、バスで遠距離通学している児童を対象にバス代相当分の補助を行います。また、春日学園についてはスクールバスを運行します。  つくばエクスプレス沿線の(仮称)葛城北部学園、(仮称)みどりの学園の建設事業については、進捗を常にチェックをしながら、平成30年4月の確実な開校に向け事業を進めてまいります。  教育環境と保育環境の整備充実を図るため、小中学校、幼稚園、公立保育所及び児童館の適切な運営と維持管理、必要な修繕工事、通学路整備などの教育子育てインフラへの投資を行っていきます。  安心して子育てができる環境をつくるため、不妊でお悩みの方に男女ともに不妊治療費を補助し、経済的負担の軽減を図っていきます。母子健康包括支援センターでの保健師等による相談支援、つくば市バースセンターにおける安定的な出産の場を確保する周産期医療体制の整備を推進してまいります。  産後ケア事業については、母親の心身のケアや育児不安のサポートを行い、産後も安心して子育てができる体制の確保を図ってまいります。さらに、子育て期には、雇用主に対して厚生労働省育児休業給付金や男性の育休取得などの活用促進を啓発していきます。  次に、頼れる福祉、全ての人が自分らしく生きるつくばについてです。  安心して暮らせる社会、豊かな老後、障害があっても自分らしく学び、生活できるための環境づくりなどを進めてまいります。  具体的な取り組みとしては、ひとり親家庭の医療費については、外来自己負担金の無償化を開始します。生活保護対策や臨時福祉給付金支給事業など、ナショナル・ミニマムの維持に必要な施策にも着実に取り組みます。  健康長寿日本一をつくばから事業では、若い世代からの生活習慣病予防や重症化予防、介護予防などの取り組みを展開してまいります。  また、介護を必要とする高齢者等が、できる限り住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、さらに地域包括ケアシステムを推進し、医療、介護、予防、住まい、生活支援などを一体的に提供していきます。  障害のある児童生徒の安全確保と学校生活や学習の支援のために、特別支援教育支援員を増員するとともに、(仮称)特別支援教育推進室を設置し、きめ細かいケアをしていきます。  もちろん、児童生徒だけではなく、障害者と障害児が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、障害福祉サービスに係る給付等の支援も行っていきます。  動物愛護については、犬、猫の殺処分ゼロを目指し、関係者の意見を集約しながら動物愛護の施策展開を図っていきます。  次に、便利なインフラ、広いのに近いつくばについてです。  公共交通の充実による市民の利便性の向上を目指すとともに、災害と犯罪に強いまちづくり、生活インフラの整備を進めてまいります。  具体的な取り組みとして、つくバスについて、現在の路線の安定的な運行を進めながら、利用実績、運行路線などを検証し、幹線プラス支線による交通ネットワークを形成するという考え方に基づき、改編を進めていきます。  つくタクは、予約の電話がつながりにくい、予約がとれないという課題の解決に向け、予約センターの体制強化、車両の増台を実施します。  自転車の移動が楽しいまちづくりの取り組みとして、吾妻地区に自転車専用レーンを整備するほか、学識経験者、市民、自転車関連団体の代表者等で構成する自転車のまちつくば推進委員会の意見等を伺いながら、自転車安全利用促進計画に基づく取り組みを進めます。  災害と犯罪に強いまちづくりへの取り組みでは、つくばエクスプレス4駅周辺への防犯カメラの設置、LED防犯灯の通学路への優先的設置、土砂災害警戒区域や浸水想定区域などに避難情報を伝達する防災行政無線の整備等を進めてまいります。また、消防力強化のため、救助工作車及び消防ポンプ自動車の配備、消防団詰所の整備などにも取り組みます。  さらに、つくば市耐震改修促進計画に基づき、木造住宅耐震診断士派遣事業、民間の住宅及び特定建築物の所有者に対する耐震化への啓発活動事業等を行うとともに、市有建築物について耐震化率の向上も図ってまいります。  生活インフラの整備としては、ペデストリアンデッキと、その街路灯の改修設計、河川の改修、幹線道路の整備なども着実に進めます。  リサイクルセンター建設、クリーンセンター焼却処理施設の改良事業により、ごみの効率的な処理や最終処分量の減少を進めます。  水道及び下水道事業については、経営の健全化を図り、未整備地区への施設整備、老朽化対策及び耐震化対策等を計画的に進めてまいります。  次に、活気ある地域、地元で頑張る人と会社が報われるつくばについてです。  新たな産業を創出する取り組み、農業を支援する取り組み、若者がつくばで働き生活する仕組みづくりを進めていきます。  具体的な取り組みとして、つくばでの創業や事業拡大支援など、新しいビジネスが始まるまちとなる取り組みを進めるとともに、Society5.0社会実証支援事業など最先端の科学技術の推進と支援について取り組みを進めます。  また、地元企業の育成に結びつく入札制度の改善をするべく検討を進めます。つくばの中小企業の高い技術を大企業の製品開発などにつなげるマッチングのための機会も戦略的にふやしていきます。  農業の支援については、農業経営を取り巻く環境が変化する中で、地域農業の持続的発展を担う農業経営者の育成や新たに農業分野に参加を希望している人材の支援に引き続き取り組むとともに、農業担い手支援事業、水田農業構造改革対策事業などに力を入れ、農業で食べていけるまちづくりを推進します。また、稲しま葉枯れ病拡大抑止対策を実施していきます。  若者に対し市内企業を紹介し、就職面接会などの開催による若者の市内定着化に係る取り組みをさらに進めます。  筑波山を中心とした自然環境資源を活用し、身近な自然環境について考える自然体験事業を推進するとともに、イノシシ対策のための捕獲報奨金を新設するなど、豊かな自然を未来に引き継いでいく取り組みを進めます。
     最後に、誇れるまち、一緒に住まないと誘いたくなるつくばについてです。  豊かな住環境と景観づくり、文化芸術と伝統が薫るまちづくり、スポーツでつながるまちづくり、つくばの資源を生かした観光の振興を進めていきます。  具体的な取り組みとして、売却される国家公務員宿舎跡地等に地区計画等を決定し、緑豊かなゆとりある都市環境を誘導するとともに、つくば市無電柱化条例に基づき、電柱がない良好な都市環境を誘導していきます。  また、住宅地と一体となって良好な景観を形成し、公共の用に供する景観緑地の設置を進めるなど、豊かな住環境と景観を守っていきます。  文化芸術の拠点であるノバホールやつくばカピオを会場として、つくば国際音楽祭や芸術文化公演、市民文化祭など、市民が身近に感じられる文化芸術の振興を図るとともに、これら施設の維持管理及び改修を計画的に進めてまいります。  平成31年度開催のいきいき茨城ゆめ国体・ゆめ大会では、つくば市でも競技が実施されます。実行委員会を設立し、市民、企業、団体、行政の協働による国体の成功に向けた取組を進めます。  また、筑波大学や研究機関、団体等と連携を図りながら、全ての市民がいつでもどこでも体力や年齢、趣味や目的に応じてスポーツに親しむことができる環境づくりに取り組むほか、各種スポーツ教室や、つくばマラソンなどの大きな大会等の開催により、スポーツでつながるまちつくばを目指します。  世界のつくばとしての観光、国際拠点づくりでは、国内外から多くの会議参加者が訪れるよう、学術会議支援補助等により学術会議の開催を支援し、地域経済の活性化やPRを図るとともに、外国人による日本語弁論大会も実施します。  観光面では、筑波山にウエブカメラを設置し、リアルタイムの情報配信を行うなど、観光PRを推進するとともに、筑波山地域ジオパークや科学技術の集積といった資源を生かし、世界を魅了するまちに向けた取り組みを進めます。  以上、平成29年度の市政運営の所信の一端と主要施策の概要を申し述べました。  平成29年度は、市制30周年の節目として、これまでの先人たちが努力を積み重ねてきたものをここで結実させ、次の一歩を踏み出していくような1年にします。市民の皆様、議員の皆様、そして職員ともきめ細かに対話を積み重ねながら進めてまいります。  最後に、私が掲げる、市民に寄り添う、市民第一の市政とはどういうことか、お話をしたいと思います。  今から10年ほど前に、市民から1通のメールをもらいました。その方のお子さんは出産時の医療事故で重症仮死により脳死に近い状態になり、呼吸器とともに24時間介助が必要な状況になりました。大変な状況の中、つくば市役所に支援のための相談に行っても、前例がないからさまざまな補助は出せないとの一点張りでした。  例えば、重度身体障害者訪問入浴というサービスがあります。当時、このサービスは障害者のみが対象で、障害児、つまり子供は利用できませんでした。ご両親にとって、複雑な機器に気をつけながら入浴を行うことは大変なことです。子供も対象にしてほしいというリクエストもなかなか聞いてもらえませんでした。重度障害児のための吸引器や移動用のバギーも、前例がないということでなかなか認められませんでした。お母さんは、娘がこのような状態になって辛い思いをし、どうして市役所でまたこういう辛い思いをしなきゃいけないんですかと、窓口で涙を流すような状況だったとのことです。  雛姫ちゃんと名づけられたその子は、ちょうど私の長男とほぼ同じ時期に生まれていました。私は、そのメールを読んで、いても立ってもいられなくなり、その方の自宅に伺いました。24時間ひとときも目を離せない状況の中で、お父さんは誰を恨むわけでもなく穏やかに、この子の支援だけを求めているわけじゃないんです。この子は、いつまで生きられるかわからない。だからこそ、次に同じような状況で生まれた子供や家族が悲しむことがないように改善してもらいたい。それが、この子が生きたあかしになると思うんです、そう話してくれました。  ご両親の思いを受け、私も微力ながら働きかけをしました。ご両親の懸命な思いが結実し、訪問入浴の対象は子供にも拡大となりました。お父さんから、これらのことによって生活の質が上がって在宅介護がすてきなものとなり、その後、事故などで同じような状況となったほかのご家族も本当に助かっているとの言葉をいただきました。  雛姫ちゃんは、昨年12月に天に召されました。10年間一生懸命に生き、ご家族を幸せにし、周囲の人も幸せにしました。そして今も、後に続く子供たち、ご家族の力になっています。紛れもなく生きたあかしを残してくれました。  我々には、雛姫ちゃんが残してくれたものをどうつなげ、広げていくかという使命があります。それは、訪問入浴の対象者の範囲や重度障害児のための吸引器、移動用のバギーの話だけではありません。悲しい思いをする人を1人でも減らし、誰もが包まれ幸せな社会を実現することこそが、雛姫ちゃんに、そして名前は出なくともさまざまな分野で大変な苦労をし、涙を流してきた市民に対し応えることになります。  誰もがその当事者になり得るからこそ、想像力と優しさを持って市民に接することこそが、市民に寄り添う市政です。今、職員も同じ思いを持って仕事をしてくれています。  どのような境遇にあろうとも、つくば市に生まれてよかった、住んでよかったと心から思える市民第一の市政を目指し、新年度に向けて全身全霊をかけて市長職を全うすることをお誓い申し上げ所信といたします。ありがとうございました。 ○議長(塩田尚君) これより施政方針を配付いたさせます。                      〔資料配付〕        ───────────────────────────────── △報告第1号 専決処分事項の報告について(専決処分第1号) △報告第2号 専決処分事項の報告について(専決処分第2号) △報告第3号 専決処分事項の報告について(専決処分第3号) ○議長(塩田尚君) 日程第3、報告第1号 専決処分事項の報告についてから報告第3号 専決処分事項の報告についてまでの3件について、市長より報告を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に提出いたしました議案等のうち報告3件をご説明申し上げます。  報告第1号から報告第3号 専決処分事項の報告については、公務中における公用車の事故の和解1件、公務中の事故の和解1件、学校業務遂行上の瑕疵に係る事故の和解1件について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したものです。  以上、ご報告申し上げます。        ───────────────────────────────── △議案第1号 平成28年度つくば一般会計補正予算(第5号) △議案第2号 平成28年度つくば国民健康保険特別会計補正予算(第3号) △議案第3号 平成28年度つくば下水道事業特別会計補正予算(第3号) △議案第4号 平成28年度つくば後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号) △議案第5号 平成28年度つくば介護保険事業特別会計補正予算(第4号) △議案第6号 平成28年度つくば水道事業会計補正予算(第3号) △議案第7号 平成29年度つくば一般会計予算 △議案第8号 平成29年度つくば国民健康保険特別会計予算 △議案第9号 平成29年度つくば下水道事業特別会計予算 △議案第10号 平成29年度つくば後期高齢者医療特別会計予算 △議案第11号 平成29年度つくば作岡財産特別会計予算 △議案第12号 平成29年度つくば等公平委員会特別会計予算 △議案第13号 平成29年度つくば介護保険事業特別会計予算 △議案第14号 平成29年度つくば水道事業会計予算 △議案第15号 つくば行政組織条例の一部を改正する条例について △議案第16号 つくば職員定数条例の一部を改正する条例について △議案第17号 つくば市立学校市費負担非常勤講師の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について △議案第18号 つくば市戸籍法,住民基本台帳法行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第19号 つくば建築関係手数料条例の一部を改正する条例について △議案第20号 つくば医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について △議案第21号 つくば介護保険条例の一部を改正する条例について △議案第22号 つくば産業振興センター条例の一部を改正する条例について △議案第23号 つくば建築基準条例の一部を改正する条例について △議案第24号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について △議案第25号 つくば都市公園条例の一部を改正する条例について △議案第26号 つくば市営住宅条例の一部を改正する条例について △議案第27号 つくば体育施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例について △議案第28号 つくば火災予防条例の一部を改正する条例について △議案第29号 つくば市消防団の定員,任免,報酬,服務等に関する条例の一部を改正する条例について △議案第30号 地方公務員育児休業等に関する法律及び育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例について △議案第31号 つくば総合運動公園整備基金条例を廃止する条例について △議案第32号 つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例を廃止する条例について △議案第33号 財産の取得について ○議長(塩田尚君) 日程第4、議案第1号 平成28年度つくば一般会計補正予算(第5号)から議案第33号 財産の取得についてまでの33件を、つくば市議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長五十嵐立青君。                    〔市長 五十嵐立青君登壇〕 ◎市長(五十嵐立青君) 今定例会に提出いたしました議案33件についてご説明申し上げます。  議案第1号 平成28年度つくば一般会計補正予算(第5号)については、歳入歳出予算の総額を1億9,030万6,000円増額し、総額を844億4,374万7,000円とするものです。  主なものは、国民健康保険特別会計への繰出金、小学校空調設備設置工事の増額、財政調整基金への積立金等を計上しております。そのほか、継続費の変更を13件、廃止を3件、繰越明許費の追加を28件、変更を5件、債務負担行為の変更を19件、廃止を1件、地方債の追加を10件、変更を31件、廃止を7件行うものです。  議案第2号 平成28年度つくば国民健康保険特別会計補正予算(第3号)については、歳入歳出予算の総額を2億291万1,000円増額し、総額を228億2,045万8,000円とするものです。  主なものは、一般被保険者療養給付費や高額医療共同事業医療費拠出金の増額等を計上しております。  議案第3号 平成28年度つくば下水道事業特別会計補正予算(第3号)については、歳入歳出予算の総額を7億6,814万円減額し、総額を113億730万9,000円とするものです。  主なものは、つくばエクスプレス関連公共下水道事業委託料の減額等を計上しています。そのほか、繰越明許費の追加を3件、変更を4件、債務負担行為の変更を1件、地方債の変更を4件行うものです。  議案第4号 平成28年度つくば後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)については、歳入歳出予算の総額を6,405万9,000円増額し、総額を15億3,456万円とするものです。  主なものは、後期高齢者医療保険料負担金や額の確定に伴う保険基盤安定負担金の増額等を計上しております。  議案第5号 平成28年度つくば介護保険事業特別会計補正予算(第4号)については、歳入歳出予算の総額を1,283万9,000円減額し、総額を128億3,990万6,000円とするものです。  主なものは、地域支援事業費の減額等を計上しております。そのほかは、債務負担行為の変更を1件行うものです。  議案第6号 平成28年度つくば水道事業会計補正予算(第3号)については、収益的支出を58万円増額し、総額を49億9,116万8,000円とするものです。  資本的収入は5億371万2,000円減額し、総額を8億1,634万7,000円とするものであります。資本的支出を3億3,345万1,000円減額し、総額を19億8,161万6,000円とするものです。  議案第7号 平成29年度つくば一般会計予算については、歳入歳出それぞれ876億7,200万円で、前年度に比べ60億5,800万円、7.4%の増であります。ほかに債務負担行為を39件、地方債58件を設定するものです。  議案第8号 平成29年度つくば国民健康保険特別会計予算については、歳入歳出それぞれ228億7,937万円で、前年度に比べ7億4,077万5,000円、3.3%の増であります。  議案第9号 平成29年度つくば下水道事業特別会計予算については、歳入歳出それぞれ91億9,188万6,000円で、前年度に比べ26億8,609万3,000円、22.6%の減であります。ほかに、継続費を3件、地方債を8件設定するものであります。  議案第10号 平成29年度つくば後期高齢者医療特別会計予算については、歳入歳出それぞれ15億4,695万1,000円で、前年度に比べ8,274万9,000円、5.7%の増であります。  議案第11号 平成29年度つくば作岡財産特別会計予算については、歳入歳出それぞれ12万2,000円で、前年度と同額であります。  議案第12号 平成29年度つくば等公平委員会特別会計予算については、歳入歳出それぞれ101万9,000円で、前年度に比べ1万5,000円、1.5%の減であります。  議案第13号 平成29年度つくば介護保険事業特別会計予算については、歳入歳出それぞれ129億6,466万8,000円で、前年度に比べ3億7,572万3,000円、3.0%の増であります。ほかに、債務負担行為1件を設定するものです。  議案第14号 平成29年度つくば水道事業会計予算については、収益的収入が49億8,089万4,000円、収益的支出が50億3,959万3,000円であります。また、資本的収入が9億695万8,000円、資本的支出が21億5,379万7,000円であります。  なお、不足額については、損益勘定留保資金、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填するものです。  議案第15号 つくば行政組織条例の一部を改正する条例については、平成29年度行政組織の改編に当たり、部局及びその分掌事務に変更が生じるため改正するものです。  議案第16号 つくば職員定数条例の一部を改正する条例については、年々増加する救急件数に対応するための救急隊の増隊、災害活動を指示する指揮隊の増員等、継続して市民の安全安心を確保するために消防職員の増員を図る改正を行うものです。  議案第17号 つくば市立学校市費負担非常勤講師の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、義務教育学校において市費負担非常勤講師の配置を可能とするために改正するものです。  議案第18号 つくば市戸籍法、住民基本台帳法行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律等関係手数料条例の一部を改正する条例については、手数料の免除の条項にこれまで定められていなかった町制施行を追加し、免除の対象として明文化するものです。  議案第19号 つくば建築関係手数料条例の一部を改正する条例については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部改正により、2,000平方メートル以上の非住宅の建築においては、建築物エネルギー消費性能基準に適合させることが義務化されることとなったことに伴い、同基準への適合性判定申請に係る審査事務について、必要な手数料を徴収するため改正するものです。  議案第20号 つくば医療福祉費支給条例の一部を改正する条例については、ひとり親家庭に対する経済的支援策として、平成29年10月1日から、ひとり親家庭に対する外来自己負担金の助成を実施するため必要な改正を行うものです。
     議案第21号 つくば介護保険条例の一部を改正する条例については、介護保険法施行規則に基づき、地域包括支援センターに配置する主任介護支援専門員の定義を改正するものです。また、第1段階の方への第1号保険料軽減を前年度に引き続き行うために、保険料率の特例期間を改正するものです。  議案第22号 つくば産業振興センター条例の一部を改正する条例については、当該センターを創業初期の育成、支援等施設としてリニューアルするため、利用条件、使用料及び最大利用期間等を再設定するものです。  議案第23号 つくば建築基準条例の一部を改正する条例については、路外駐車場の換気装置に係る基準を緩和する駐車場法施行令の一部を改正する政令が施行されたことに伴い、引用条項を改正するものです。  議案第24号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例については、竹園第六地区、吾妻第二地区、松代第一地区地区計画の決定により、都市計画で定めた地区計画に基づく建築物の制限を追加するものです。  議案第25号 つくば都市公園条例の一部を改正する条例については、指定管理者の指定が行われなかった、または当該指定管理者が指定管理業務を行うことが困難になった場合において、指定管理者による管理の公園を市による管理の公園にすることができる条文を追加するものです。  議案第26号 つくば市営住宅条例の一部を改正する条例については、市営不動町団地の用途廃止に伴い、条例別表から当団地を削除するものです。  議案第27号 つくば体育施設条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例については、平成29年度から有料体育施設の管理を委託から指定管理に移行するため、平成28年6月定例会にて体育施設条例の改正を行いましたが、平成28年12月定例会において指定管理者の指定が否決となり、施設管理を現行と同様に業務委託にて行うために改正するものです。  議案第28号 つくば火災予防条例の一部を改正する条例については、消防用設備等に係る重大な消防法令違反のある防火対象物に対し、公表制度を整備するため改正するものです。  議案第29号 つくば市消防団の定員、任免、報酬、服務等に関する条例の一部を改正する条例については、消防団員数が年々減少傾向にあり、団員確保が困難な状況となっていることから大学生等の消防団への加入促進を図るため、団員資格に通学者を追加するものです。  議案第30号 地方公務員育児休業等に関する法律及び育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例については、民間労働者に係る関係法令や国家公務員に係る関連法の改正を踏まえ、育児休業や介護休業等の制度について国家公務員等に準じた改正を行うものです。  議案第31号 つくば総合運動公園整備基金条例を廃止する条例については、総合運動公園基本計画が(仮称)つくば市総合運動公園基本計画及びこれに係る市費の支出の賛否を問う住民投票の結果を尊重し、白紙撤回となったことに伴い、当初の目的を逸したため廃止するものです。  議案第32号 つくば市立学校設置条例の一部を改正する条例を廃止する条例については、つくば市立秀峰筑波義務教育学校の開校が、当初予定していた平成29年4月1日から平成30年4月1日に変更になることに伴い廃止するものです。  議案第33号 財産の取得については、つくば地区土地区画整理事業、萱丸、島名・福田坪、葛城、上河原崎・中西、中根・金田台の推進に関する覚書に基づき、萱丸地区の宅地緑地を取得するものです。  以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、お手元の議案書等によりご審議の上、議決を賜りますようお願い申し上げます。        ───────────────────────────────── △茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙 ○議長(塩田尚君) 日程第5、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員一般選挙を行います。  お諮りいたします。  この選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によりたいと思います。  これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認め、選挙の方法は指名推選により行うことに決定いたしました。  続いてお諮りいたします。  指名の方法については、議長において指名することにしたいと思います。  これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認め、議長において指名することに決定いたしました。  茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員に、私、塩田 尚を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいま指名いたしました私、塩田 尚を、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の当選人と定めることにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) 異議なしと認め、そのように決定いたしました。  なお、この選挙の結果については、茨城県後期高齢者医療広域連合議会の議員の選挙に関する規則第5条に基づき、直ちに広域連合議会議員選挙長へ文書をもって報告いたします。  以上で、茨城県後期高齢者医療広域連合議会議員の一般選挙を終了いたします。        ───────────────────────────────── △休会について ○議長(塩田尚君) 日程第6、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。  つくば市議会会議規則第10条第1項及び第2項の規定により、あす2月23日から3月5日までの11日間を休会にいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、あす2月23日から3月5日までの11日間を休会とすることに決定いたしました。        ───────────────────────────────── △散会の宣告 ○議長(塩田尚君) 以上で、本日予定されました案件は全部終了いたしました。  会派代表者及び議員各位に申し上げます。会派代表質問発言通告及び議案等の質疑発言通告は、2月24日正午までとなっておりますので、発言される場合は通告をされるようお願いいたします。  本日はこれにて散会いたします。  ご苦労さまでした。                    午前10時59分散会...