• 岡野裕(/)
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  1. つくば市議会 2016-06-22
    平成28年 6月定例会−06月22日-04号


    取得元: つくば市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-05
    平成28年 6月定例会−06月22日-04号平成28年 6月定例会                      平成28年6月                 つくば市議会定例会会議録 第4号             ─────────────────────────                平成28年6月22日 午前10時00分開議             ───────────────────────── 出 席 議 員    議 長 25  番   塩 田   尚 君     15  番   田 中 サトエ 君    副議長 10  番   塚 本 洋 二 君     16  番   大久保 勝 弘 君        1  番   黒 田 健 祐 君     17  番   橋 本 佳 子 君        2  番   神 谷 大 蔵 君     18  番   古 山 和 一 君        3  番   小久保 貴 史 君     19  番   小 野 泰 宏 君        4  番   皆 川 幸 枝 君     20  番   高 野   進 君        5  番   五 頭 泰 誠 君     21  番   柳 沢 逸 夫 君        6  番   宇 野 信 子 君     22  番   須 藤 光 明 君        7  番   木 村 清 隆 君     23  番   飯 岡 宏 之 君        8  番   北 口 ひとみ 君     24  番   鈴 木 富士雄 君        9  番   木 村 修 寿 君     26  番   滝 口 隆 一 君        11  番   山 本 美 和 君     27  番   金 子 和 雄 君
           13  番   浜 中 勝 美 君     28  番   久保谷 孝 夫 君        14  番   松 岡 嘉 一 君        ──────────────────────────────────── 欠 席 議 員           な   し        ──────────────────────────────────── 出 席 説 明 者    市長           市 原 健 一 君   保健医療部長       中 山   貢 君    副市長          岡 田 久 司 君   経済部長         星 野   弘 君    副市長          細 田 市 郎 君   まちづくり推進部長    長 島 芳 行 君    教育長          柿 沼 宜 夫 君   建設部長         鈴 木 傳 司 君    市長公室長        松 本 玲 子 君   上下水道部長       宇津野 茂 樹 君    総務部長         飯 泉 省 三 君   会計管理者        板 倉 亨 一 君    企画部長         小 峰 光 晴 君   消防長          大 山  幸 君    科学技術振興部長     上 田 智 一 君   教育局長         塚 田 修 身 君    財務部長         小 泉 邦 男 君   農業委員会事務局長    福 田   滋 君    市民部長         栗 原 正 治 君   選挙管理委員会事務局長  田 中 千 晴 君    環境生活部長       吉 場   勉 君   監査委員事務局長     矢 口 久 男 君    福祉部長         小田倉 時 雄 君        ──────────────────────────────────── 出席議会事務局職員    事務局長         相 澤 高 史     議会総務課長補佐     川 崎   誠    事務局次長        宮 本   任     議会総務課議事係長    柳 田 安 生    議会総務課長       栗 山 正 行     議会総務課主査      野 嶋 章         ────────────────────────────────────                  議 事 日 程 第 4 号                                     平成28年6月22日(水曜日)                                     午前10時00分開議  開議  日程第1 一般質問(通告順)       26番議員 滝 口 隆 一       1番議員 黒 田 健 祐       22番議員 須 藤 光 明  日程第2 (総括質疑)       報告第13号 つくば市土地開発公社の経営状況を説明する書類について       承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第9号)             (平成27年度つくば市一般会計補正予算(第6号))       承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第12号)             (つくば市認定国際戦略総合特別区域計画の推進に関する条例の一部を改正する条例)       承認第4号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第13号)             (つくば市税条例等の一部を改正する条例)       承認第5号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第14号)             (つくば市国民健康保険税条例の一部を改正する条例)       議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算(第1号)       議案第54号 平成28年度つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)       議案第55号 つくば市医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について       議案第56号 つくば市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について       議案第57号 つくば市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について       議案第58号 つくば市指定地域密着型サービスの指定基準に関する条例の一部を改正する条例について       議案第59号 つくば市指定地域密着型介護予防サービスの指定基準等に関する条例の一部を改正する条例について       議案第60号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について       議案第61号 つくば市体育施設条例の一部を改正する条例について       議案第62号 つくば市深夜営業における騒音の規制に関する条例について       議案第63号 つくば市筑波山及び宝篋山における再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例について       議案第64号 市道路線の変更について       議案第65号 市道路線の認定について       議案第66号 工事請負契約の締結について       議案第67号 工事請負契約の締結について       議案第68号 工事委託契約の締結について       議案第69号 工事委託契約の締結について       議案第70号 財産の取得について  日程第3 (追加議案一括上程、質疑)       議案第71号 工事請負契約の締結について       議案第72号 工事請負契約の締結について       (上程議案等委員会付託)  日程第4 (追加議案一括上程、議案ごとに採決)       議案第73号 作岡財産区管理委員の選任について       議案第74号 作岡財産区管理委員の選任について       議案第75号 作岡財産区管理委員の選任について       議案第76号 作岡財産区管理委員の選任について  日程第5 休会について 1.本日の会議に付した事件  議事日程のとおり        ────────────────────────────────────                    午前10時00分 ○議長(塩田尚君) おはようございます。  写真撮影の申し出がありますので、傍聴規則第9条の規定により、これを許可いたします。        ────────────────────────────────────                      午前10時00分開議 △開議の宣告 ○議長(塩田尚君) ただいまの出席議員数は22人であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。        ──────────────────────────────────── △一般質問 ○議長(塩田尚君) 日程第1、昨日に引き続き一般質問を行います。  初めに、26番議員滝口隆一君。  滝口隆一君より、一般質問に関する資料の配付申し出がありましたので、これを許可し、各机上に配付しておきました。                    〔26番 滝口隆一君登壇〕 ◆26番(滝口隆一君) 滝口隆一から、一般質問を行います。  最初に、農業再生にバイオマス導入について行いたいと思います。太陽光やバイオマスなど、再生エネルギーを使って農業の活性化と所得向上を図る法律があります。農山漁村再生エネルギー法、短く言うと、そんな法律だそうです。茨城県でも、茨城エネルギー戦略を平成26年5月にまとめました。そこでも、この法律の活用が述べられています。  3月議会の私が行った代表質問で、農業再生にバイオマスをという質問に、引き続き可能性を探っていきますとの答弁をいただいております。今回の質問では、ドイツの先進例を紹介していきます。資料を配付しております。最初に、農山漁村再生エネルギー法の骨子がありますので、後でご参照ください。  続きまして、2ページ目です。ドイツの国の形があって、ぽつぽつ黒く塗られた地図があります。これはドイツでのバイオマス進展状況を示しております。全国で7,800カ所になるそうであります。次の資料は隣の棒グラフでございます。農業にかかわる、これまで捨ててきたものが、どうエネルギーに変わるかというグラフです。注目したいのは、さきに紹介した法律や茨城の戦略で考えられている家畜のふん尿は、一番エネルギー効果が低いということです。日本での現在の到達点は低いわけです。ドイツでは、さらに遊休農地でのエネルギー作物としてのトウモロコシなどの栽培が大々的に進んでいるということであります。バイオマスではご承知のとおり、家畜のふん尿と家庭の生ごみを一緒にして使っているところもあります。こうしたことで、資料の地図のようにバイオマスがドイツでは大きく広がっています。なお、バイオマスの発酵残渣物も肥料成分が残っておりますので、第2の科学肥料と言われているそうであります。  日本でも、再生エネルギー固定価格制度は、農業に新たな所得を得る道をつくりました。ドイツでのバイオマスの発展は、今難題になっております、難しい問題になっております遊休農地対策に光を与え得るものとなっています。つくば市としては、これからですので、職員に課題を与え、一定の検討は必要かと思います。つくば市が平成14年にまとめた新エネルギービジョンでは、NEDOというところに補助金制度もあるようでありました。市は農協などと協力を得てパイロット事業を目指してはどうでしょうか。  次に、市民主体と地産地消のエネルギー政策についてお聞きします。  平成26年4月に、つくば環境スタイルが発表されました。これです。1カ月後、茨城県のエネルギー戦略、これが発表されました。見比べていて気がついたことがあります。県戦略では、平成23年3月11日の東日本大震災を経験して、再生エネルギーに着目して基本戦略としていることです。つくば市のスタイルの始まりの市長挨拶には、東日本大震災が入ってないんです。ですからCO2削減が中心で、エネルギー政策が明確でないのです。東日本大震災を経験して、エコスタイルエネルギー政策が合わさった計画が必要と考えますが、いかがでしょうか。  次に、環境スタイルの中身です。一番わかりやすいのがパンフレット、これですね。このパンフレットを開いてみますと、下の段に、つくば環境スタイル“SMILe”の大体の感じを示した地図というか絵というか、これが入っております。筑波山とつくばのまちの絵であります。当然のことですが、エコシティーづくりですが、研究機関が進めているものか、住宅産業が手がける街区の整備、大資本によるメガソーラーがほとんどであります。県戦略にある、住民が進める再生エネルギーや農業とのかかわり、地産地消という考え方が見えません。このところを市はどのように考えているのでしょうか、お聞かせ願います。  三つ目に、中根地区の上水道、家によっては水の出が悪いところがあります。地元区長からも改善要望が出されていると思います。市はどのように把握し、どう対策されようとしているのか、お聞かせ願います。  次に、つくタクの利用状況。お年寄りの病院への通院に多く使われています。桜地区では隣接地区にある筑波記念病院への通院も多く、エリアに入れてほしいとの声が上がっています。筑波地区も隣接地区にある筑波記念病院、いちはら病院をエリアに入れた経過もあります。市の考え方をお聞きします。
     最後に、茶道を学んでいる方から、茶室をつくば市で設置してという要望がありました。流派に関係なく使用されている下妻市砂沼にある茶室を見学してきました。大勢の方が利用する研修室、それにつながる茶室がありました。京都にあるような独立したものではありませんでしたが、にじり口があり、日常から非日常への入り口としての露地、庭園が設けられ、風情のあるものでした。野点の場所も設けられてありました。市民交流センターの一室とは違う味わいのあるものでありました。また、外国人のおもてなしのように正座することのない立ち礼席、正確には「りゅうれいせき」と言うのだそうですが、これも設けられています。  G7以来、おもてなしが大事にされています。つくば市は、これからも外国人も呼んで学術会議がもたれます。お茶と庭園は日本文化の粋であり、おもてなしの極致でもあります。会議の合間に随行者のおもてなしに効果のあるものであります。日本文化の継承と、おもてなしのために、茶室の設置を考えていきませんか、お聞きします。  第1回の質問を終わります。 ○議長(塩田尚君) 経済部長星野 弘君。                  〔経済部長 星野 弘君登壇〕 ◎経済部長(星野弘君) バイオマス発電事業を導入することに対する市の考えについてでございますが、家畜ふん尿や農産物残渣等を活用するバイオマス発電などの再生可能エネルギーの農業への導入については、農業経営の安定に寄与する手段の一つとして有効であると考えております。こうした中で、バイオマス発電事業が、つくば市の農業振興にどのような効果をもたらすのかについて、農業協同組合や市内の研究機関等と連携し、引き続き有効性を探ってまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 科学技術振興部長上田智一君。                〔科学技術振興部長 上田智一君登壇〕 ◎科学技術振興部長(上田智一君) エネルギーの地産地消及び市民が主体となる事業に関するご質問について、お答えします。  つくば市環境モデル都市行動計画つくば環境スタイル“SMILe”では、温室効果ガス排出量の大幅な削減を目標とし、低炭素のまちづくり、モビリティー交通、最先端技術、環境教育、実践という、広範な四つのテーマを統合アプローチで進めているところです。この中には、エネルギーの地産地消に資する取り組みや、市民主体の取り組みも含まれています。具体的には、住宅用の太陽光発電、蓄電池、燃料電池等の設置に対する補助や、民間事業者との連携による再生可能エネルギー設備等を標準装備した低炭素モデル街区の整備、市域で生み出されるエネルギーの受け入れ消費を可能とするコミュニティマネジメントシステム(CEMS)の構築に向けた検討等の取り組みを進めているところです。  また、太陽光発電以外のバイオマスを含む再生可能エネルギーに係る取り組みについては、筑波大学との連携によるつくば国際戦略総合特区藻類バイオマスエネルギーの実用化に向けた取り組み、クリーンセンターにおける余熱利用や廃棄物発電の取り組み、つくば市環境都市推進委員会や、つくば3Eフォーラムのバイオマスタスクフォース等における調査研究等が行われているところです。  バイオマスについては、平成23年2月のつくば市クリーンエネルギー賦存量等調査業務報告書において、市内で利用できると考えられるエネルギー量が小さく、導入による効果が期待できないなどの評価結果となっておりますが、関係部局等と連携しつつ有識者会議の結果等も踏まえ、有効性について探っていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 上下水道部長宇津野茂樹君。                 〔上下水道部長 宇津野茂樹君登壇〕 ◎上下水道部長(宇津野茂樹君) お答えいたします。中根地区の上水道の状況につきましては、昭和30年代に複数の家庭で使用する共用給水管として、私有地内に埋設されたものであると認識しております。つくば市の対応としましては、漏水等が発生した場合は修繕を行っております。  なお、現在、配水管布設事業を進めている地区は、平成23年度以前に要望書が提出された地区であります。中根地区の要望書につきましては、議員からございましたように、区長より平成24年度に提出されておりますので、今後順次整備をしてまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 企画部長小峰光晴君。                  〔企画部長 小峰光晴君登壇〕 ◎企画部長(小峰光晴君) つくタク運行において、筑波記念病院を桜地区から利用できる乗降場所に設定できないか、とのご質問にお答えいたします。  シャトル便であるつくバスを補完するつくタク事業では、低料金のサービス維持や利用頻度を高めるため、市内を五つの運行エリアに分けており、エリア間の移動は、共通ポイントという利用者が特に多い市中心地区の乗降場所と、特例ポイントという隣接エリアにおいて利用者が多かったり、乗り継ぎのポイントであるなど、特別な乗降場所のみとなっております。大穂、豊里地区の筑波記念病院は、この共通ポイントにも桜地区の特例ポイントにもなっておらず、つくタクで直接移動することはできず、ほかの公共交通機関などをご利用いただくこととなります。  特例ポイントの新設を検討する際には、現在、桜地区から筑波記念病院への交通手段として、路線バス、つくバス、病院の無料送迎バスなどがあり、これらとつくタクとの役割分担、さらには生活圏やエリア内外の医療体制などを考える必要がございます。市民ニーズを大切にしつつ、これらの検証に基づき法定協議会でありますつくば市公共交通活性化協議会において十分な協議をし、特例ポイントとするか検討してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 市民部長栗原正治君。                  〔市民部長 栗原正治君登壇〕 ◎市民部長(栗原正治君) 茶室の設置に関しましては、以前にも議会におきまして請願やご質問、ご要望をいただいたことは承知しております。伝統文化の振興については、地域交流センターでの講座を初め古典芸能の紹介など、これまでにも各種取り組んできたところでございます。このような中、伝統文化施設の整備につきましては、さまざまな目的、用途にかなった施設を検討していくことが必要であると考えております。今後、市民や文化活用団体等からのご要望、さらには市民全体のご理解等を見きわめながら、文化施設を含めた各施設の整備を進めていく中で、引き続き調査検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) まず、農業バイオマスの検討であります。経済部長の答弁の内容は、家畜のふん尿なんかが主体になった答弁になっておりましたが、私が指摘しているのは、技術的にもうその段階を超えているんです。特に北海道なんかは、木質バイオマスとかという形でありますが、つくばの場合、木質バイオマスも導入できないことはないんだけれども、さらに言えば遊休農地利用とか、そういうほうに発展していく必要があるんじゃないかということだと思うんです。  先ほど、科学技術のほうからも、バイオマスはどうも収入が少ないんじゃないかみたいな話もありましたけれども、今度のFITですか、固定価格制度、これが導入された関係でかなり有効性というのが高まってきているというのが現実ですよね。そういう点で、今の農業の苦境を脱するという点で極めて有効性のあるものとしてドイツなどでは広がっているわけなんです。ですから、私もきょうここで、やるか、やらないのかという質問をしているつもりはありませんので、そういった立場からご検討をいただくというふうなことをお願いしたいと思うんです。  そういう点で一つお聞きしたいのは、この農山漁村再生エネルギー法というものがつくられているわけなんですが、これに基づいて市町村で基本計画をつくるということになっていますが、これについての検討状況はいかがでしょうか、とりあえず、そこまでお願いします。 ○議長(塩田尚君) 星野経済部長。 ◎経済部長(星野弘君) 農山漁村再生可能エネルギー法で定めるつくば市の基本計画の進行状況につきましてでございます。お答え申し上げます。  農山漁村再生可能エネルギー法において、市町村は、農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進による農山漁村の活性化に関する基本的な計画を作成することができるとされております。ここで計画を策定する場合につきましては、農業の現状とその資源等について十分に調査検討を図る必要があります。また、かつ計画の策定に際しましては、単に農業分野における取り組みにとどまらず、広く市が持つ特色や地域性に着目していく中で、関係機関等と連携を図りながら進めていくことが重要であると考えております。今後も計画の重要性に鑑みまして、策定の必要性について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 策定の必要性について考えていくということは、まだ何もやっていないということですよね。国は、もっとやれということで法律までつくっているわけなんです。やっぱり2番目の質問とも関係してくるんですけれども、つくば市は、もちろん“SMILe”の中でも、何らかの形で、それは地産地消も、再生エネルギーの普及も入ってないことはないんだけれども、結局、法律で決まった計画をつくっていきなさいということがありながら、それには手がけられていないんですね。それでもやっていますと、“SMILe”では位置づけましたということが言えるのかどうかという関係になるんですね。  もう一つ先に質問しますが、その場合、農産物のバイオマスの可能性なんですが、先ほど言ったように、家畜のふん尿対策、要するに困った問題について、こういったことがあるよと、手助けできるよという水準から、今例えば、つくば市だったら生ごみをまぜてバイオにするとか、それから先ほど言ったように、遊休農地の活用とか、資源は物すごく大きいものがあるんです。それを重ねていろいろな形で考えていけば、バイオ発電、昔はバイオマスを推進したこともあったんですが、なかなかバイオマスだけだとうまくいかないんですよね。これを電気にしていくということによって、初めてそれを送電線で流していけばいいわけですから、地産地消の考え方というのはできてくるというようなものです。  そういう点でぜひ、もう一つ突っ込んで法律もあるわけですから、必要性という点では十分あるというふうに思いますので、もう一歩進んでいただきたいなというように思うんですが、再度の答弁をお願いします。 ○議長(塩田尚君) 星野経済部長。 ◎経済部長(星野弘君) 滝口議員がおっしゃいますように、確かに、固定価格買取制度ですか、再エネ法できます、これによって太陽光発電などの伸びはかなり伸びているところでございますが、バイオマスにつきましては、過去に新エネルギービジョンに基づきまして、平成23年に、つくば市クリーンエネルギー賦存量調査を行っております。この中では、バイオマス発電につながる賦存量、要は資源の量が絶対的に不足しているというような調査結果が出ております。  こうしたことを受けまして、議員おっしゃいますように、これからはそれにプラスしていく、例えば新たな遊休農地にバイオマス燃料となるような作物の作付なども当然、検討していかなければならないことであるとは考えております。まだ、その緒についている段階でございますので、これからそういう可能性についても十分探ってまいりたいと、もちろん関係機関とも連携しながら進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) ひとつよろしくお願いします。既に、資源としては、生ごみをきちんと分別すれば幾らでも資源としては出てくるという可能性がありますので、既にあるし、さらに農業をどう再生していくかという立場で、遊休農地の活用ということも、やっぱりそれと組み合わせて考えていくことができるというように私は考えていますので、ぜひその可能性をお願いしたいというふうに思います。あくまでも、これは固定価格制度というのが新たにできたという関係で、何かとりあえず太陽光だけがバーッと行っちゃっているんだけれども、そうじゃないやり方というのもやっぱりありますので、バイオマスは、いまだに固定価格制で金額は下がっていませんので、太陽光のほうは下がっていますけれども、そういうのも活用していただきたいなというふうに思っております。  次の二つ目の質問でいきます。“SMILe”には、いろいろなことが含まれていないというふうには言いません。じゃあ、つくば市は何を重視しているかという中心的な命題は、まさにここにあるんです。この“SMILe”のパンフレットにあるんだと思うんです。今おっしゃった中でも、藻類バイオマスとか、クリーンセンターの余剰とかやってないわけはないと、やってないわけはないんです。それは、どこでもやっている話なんですね。  ただ、今ここで問題にしていきたいのは、地元の農家の皆さんや住民の皆さんが太陽光をどれだけ広めようとしているのか、それからバイオマスをどう広げようとしているのか、要するに、地元で電気が、地元だけで賄えるくらいのところまで持っていこうとしているのかとか、そういう水準がやっぱり今、問われてきているんじゃないかというふうに思うんです。  そのために、この茨城エネルギー戦略というのはつくられてきているはずですよね。それから、国のエネルギー戦略も私から見れば原子力の問題とかいろいろな問題があるんですけれども、そういう中でも再生エネルギーの到達度というのもちゃんと決めて検討しているわけでしょう、何%だか忘れましたけれども、再生エネルギーはこれぐらいまで持っていくよ。だけれども、つくば市のこの“SMILe”の中では、そういったことについてはまだ検討されていないわけです。ただただ、そういう一面としてやられているよということはあるんだけれども、そういう本格的なエネルギー政策にはなっていないというのが最大の特徴だろうというように思うんです。  そこで、いってみれば、国や県にそういう意味での出おくれというのがあるんですね。これはどうしたのかということなんです。率直に言いまして、“SMILe”の中には、先ほども申し上げたように、東日本大震災の経験というのが、まるで書かれてないでしょう。そういうことがあって、初めて県も態度を変えてこういう戦略をつくる、国もエネルギー戦略をつくるという形になって展開していっているわけですね。だけれども、同じ時期につくられたつくばのスタイルは、東日本大震災については、まるで言及がないんです。どうしてそんなふうになっちゃったんですかね、ちょっとその辺の事情についてお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 上田科学技術振興部長。 ◎科学技術振興部長(上田智一君) お答えします。平成26年4月に策定した、つくば市環境モデル都市行動計画つくば環境スタイル“SMILe”には、東日本大震災による原発事故を契機に、エネルギーの一極集中から地域の特性に応じたさまざまな再生可能エネルギー原をその地域で利用消費するエネルギーの地産地消への転換が重要な視点として議論されている旨の記述がございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 記述でしょう、議論された記述でしょう。だから計画として大きくバンと打って出るような計画にはなってないわけですよね。そういう点で、市長のご挨拶の中には、大震災は全然一言も入ってありませんよ。スタイルのほうの市長の挨拶のほうには、東日本大震災については一言も述べられていないんですよね。ですから、そういう点で中身の質が随分違うということがおわかりいただけると思うんです。  実は、この県戦略ができる14年前に、つくば市は、私はこの県戦略以上の中身だと思うんですが、つくば市地域新エネルギービジョン策定調査報告書というのができているんです。私も改めてこれを読ませてもらって、14年前にしてはなかなかよくできているなと。もちろん、さっき言ったバイオマスについては、まだまだ今のほうの進展ぐあいからすれば、14年間の落差は相当あるなとは思いますけれども、しかしそういう調査報告書ができております。  現在のつくばスタイルは、この報告書とは別のものという感じがあります。県戦略は、エネルギー政策と省エネ政策を統合したものですと。当然つくば市では、つくば市地域新エネルギービジョンを受け継ぎながらCO2対策のスタイルを統合して発展させることが求められていたと思うんですが、どうしてこのようなことが起きてしまったんでしょうか、市長お聞かせ願います。 ○議長(塩田尚君) 市原市長。 ◎市長(市原健一君) これはエネルギーを考えるということも非常に重要でありますが、このつくば環境スタイルというのは、当時、国のほうで環境問題に対する新たな環境モデル都市という構想があり、それを受けてこの環境モデル都市“SMILe”というものができたという経緯がございます。やはり、エネルギーもCO2削減のためには非常に重要な要素であるということは間違いございません。  しかしながら、やはりCO2を削減するためには、エネルギーのみならず、さまざまな視点、観点で考える必要があるというふうに思っております。私どもとしては、エネルギーも非常にその中で重要な要素ではあるというふうに認識はしておりますが、今お話ししましたように、四つの視点、その中で、私は特に環境教育というものを重点、重視をしたいというようなことを常々考えており、やはりCO2を削減するということは、今後、市民や一人一人が考えていかなければいけないということで、長い期間これらについては考えていく必要があるだろうということで、次世代を担う若い人たち、子供たちに、特にCO2削減、それによる環境の問題、こういうものを考えていただきたいということで、全てをさまざまな視点から、つくば環境スタイル“SMILe”というものをつくったわけでございます。エネルギーの問題に関しては、やはりそれらの問題、そしてまた、エネルギーはエネルギーとして今後検討していきたいというふうにも考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) わかりました。やっぱり国の環境モデル都市という考え方が先行してつくられたのが、“SMILe”ということのようであります。今おっしゃったとおり、エネルギーも重要な要素でありますので、今後検討していくというふうなご答弁がありました、確かにそこが大事だと思います。そこをしっかりさせていく。今、流れとしてはもちろんCO2削減、エコシティー、これを追求しなくていいなんていうことは私は言いませんし、やっぱり流れとしてエネルギー政策と相まってそういう総合的な計画づくり、県の計画もそのようになっています。そういうような形が追求されていくべきだろうと思います。もちろん、子供に対する教育的な観点、これも必要だろうというふうに思います。そういう点で、そろそろつくば環境スタイル、これの見直しというのを行う考えはありませんでしょうか、お聞かせ願います。 ○議長(塩田尚君) 上田科学技術振興部長。 ◎科学技術振興部長(上田智一君) お答えいたします。つくば環境スタイル“SMILe”については、平成26年4月に策定されたものでございまして、ようやく2年ほどたったところでございます。現時点では取り組みを進めている状況でございますので、現時点で改正をするというようなことは考えてございません。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) “SMILe”を補完する考え方というのをつくろうということはありませんでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 上田科学技術振興部長。 ◎科学技術振興部長(上田智一君) お答えいたします。現時点では、そういう考えはありません。先ほど来、先生が指摘をされている、つくば市地域新エネルギービジョン策定調査報告書、これについては、平成14年に策定されたと記憶しております。平成14年2月ですね。これについては、もう14年前のことでございまして、それ以降先ほど来申し上げてございます平成23年2月に、これも先ほどの新エネルギービジョンの後継のものとして、つくば市クリーンエネルギー賦存量等調査業務報告書というものをつくば市として取りまとめてございます。  その内容では、主に太陽エネルギーの導入に係る有効性の評価については高いものの、バイオマスを含むその他のエネルギーの導入に係る有効性の評価は低いとの結果が得られているところです。すなわち、更新をされてございます。主に太陽エネルギーの導入に係る有効性の評価が高いといった中で、このつくば環境スタイル“SMILe”を策定し、再生可能エネルギー、太陽光を主にしながらも、さまざまなCEMS等いろいろ取り組みを進めているところでございますので、かつ、まだ策定してから2年と、まだ道半ばでございますので、今のところ改定を早急に行うということは考えておりません。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) このエネルギービジョンは、県がつくったエネルギー戦略、ほとんど変わっていません、率直に言いまして。14年前につくった新エネルギービジョンなんだけれども、2年前につくった県戦略と内容的にはそう変化はありません。ということは、相当これは有効性の高いビジョンだったというように思います。にもかかわらず、これが“SMILe”では、私の見方からすれば生かされてないというふうに思います。ですからそういう点で、私は、国もつくっているし、県もエネルギー戦略をつくっている現状では、つくば市としてはやっぱりそれを補完する内容がそろそろ必要なのではないかということを提案していきたいというように思います。この点は以上で終わります。新しい市政で考えましょう。  それから、上水道については、順次よろしくお願いしたいと思います。  それから、つくタクの利用状況なんですが、特別ポイントとして桜地区についてのつくタクについては考えていないと。記念病院とか、いちはら病院も考えていないということなんですが、実態としてつくタクの利用というのは、お医者さんに行くところが多いんですね。だからお年寄りがお医者さんに、つくば駅まで行けば病院のバスが来ているので、その利用は考えないのかとお年寄りに聞くと、病人が乗りかえたりするのは実際問題として大変なんだよね、と言われちゃうんですね。健康な人からすれば幾らでもやりようはあるというふうに思うんですが、お年寄りであるし、病人でもあるしという感じで現実は動いているわけですね。  ですから、筑波地区については、私、要望したときに、確かにつくば駅までつくタクが行っていますからね。ですから、そういう点では、記念病院に寄るのはそんなに難しい話じゃなかったから入れてもらったのかもしれませんけれども、やっぱり病院という関係で考えてみたときには、検討していただけたらいいのかなというふうに思うんですが。まず、特別ポイントに入れるときの条件というのは、どんなふうなことをお考えになっているのでしょうか。特別ポイントに入るための条件というのは何かあるのかということです。 ○議長(塩田尚君) 小峰企画部長君。 ◎企画部長(小峰光晴君) 先ほども答弁させていただきましたとおり、隣接するエリアの中で特例ポイントを設けるわけですけれども、利用者の多さ、それから乗り継ぎのポイント、こういったところを、現状選定の条件としてございます。もちろん、その個別具体にこれは検討しなければいけないので、検討する上ではこの二つだけではなく、市民の方々のニーズでありましたり、利用実態、生活圏、医療機関への利用が多いということを考えると、エリア内外の医療体制、こういったところも加味しながら検討し、最終的には、このお話につきましても協議しないというわけではなくて、しっかり勉強させていただくつもりでおりますけれども、そういったものを総合的に勘案しながら法定協であります協議会の中で検討してまいりたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) とにかく、お年寄りになって病気を持って一番厳しい状況になりますので、そういう点では、必要性というのが相当出てくるというふうに思いますので、ぜひご検討のほどよろしくお願いしたいなというふうに思います。  最後に、茶室の件です。確かに、私、3人目ぐらいかな、この質問するのは。それで3人の市会議員が質問するのですから、この必要性というのはあるんだろうと思うんです。おもてなしという点で、私もよくわからないながらも、京都あたりに行くと、ああこれが茶室かなんて見てくるんですけれども。確かに、しおり戸をくぐって入っていく、そして露地とか庭園とか、そういうのを通って、また待合所で待っているところから始まるんですね。そういう意味で、日常性から非日常性への転換というようなこともあって、そういう流れそのものが外国人にとっても、日本人にとっても、おもてなしの意味は出てくるものだと思うんです。日本文化の、本当に私は粋だと思いますね。そういったものが、やっぱり今後大いに考えられていってもいいんじゃないかと。筑波研究学園都市というと、やっぱり科学都市というふうなことになってくるんですけれども、科学都市と相まった形で、そういうお茶文化、このお茶文化が科学都市と関係ないかというとそうじゃなくて、そういったゆとり、そういうもてなし、そういうものがやっぱり研究の上でも新たな気運をつくっていく可能性というのはあるというふうに思いますので。そういう点で、今後とも、これについても調査検討をしておくということですので、よろしくお願いしまして、私の質問は終わりにします。 ○議長(塩田尚君) これにて滝口隆一君の一般質問を終結いたします。  次に、1番議員黒田健祐君。                    〔1番 黒田健祐君登壇〕 ◆1番(黒田健祐君) 1番議員黒田でございます。通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。本定例会は2件通告をさせていただいております。  まず、1点目でございます。移住定住に関してでございます。移住、定住に関して、つくば市は人口が伸びているとはいえ、継続して取り組むべき重要なテーマであると考えております。  以下、ご質問させていただきます。  (1)先般行われました「かよえるかえるつくば」と題され行われた、つくば市移住フェアについての実績内容と結果について、(2)移住、定住に関して、地方創生の流れを受け、以前と以後、何か変わった点があるか、(3)課題と今後の展開についてであります。  二つ目であります。公共施設白書についてお伺いをさせていただきます。公共施設白書が公表されました。今後、公共施設等資産管理マネジメント計画の策定に向けて取り組みが始まっていくことと思います。そこで、下記お伺いします。  (1)40年間で更新費用が8,525億円という数字が出ていますが、どういう意味を持つのか、(2)概要を見ると公共建築物よりもインフラ施設の割合が約2倍と大きいわけであります。公共施設に関して、統廃合や指定管理者制度の利用等でのコスト抑制のイメージができますが、インフラに関する対応をどのように考えているか、(3)この白書をもとに計画をつくっていくわけでありますが、その間この白書の公表によって議会や住民に内容の理解を求め議論を喚起していく必要があると考えております。その点についてどのように行っていくのか、また議論のポイントをどのように考えているか、(4)この白書の活用の仕方についてであります。以上、壇上からの質問となります。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) 移住定住の促進についてのご質問にお答えいたします。  山本議員のご質問にもお答えしましたように、つくば市移住フェアにつきましては、首都圏の若い世代や子育て世代の移住促進を目的に、東京都中央区にございます総務省の施設、移住・交流情報ガーデンで3日間開催をいたしまして、移住に興味を持つ方々と多くの報道陣にご来場いただきました。  今回の移住フェアでは、「かよえるかえるつくば」と題し、トークイベントや、住まい、子育て・教育、仕事、生活の四つのテーマを設け、移住情報の提供や相談対応を行ったところでございます。今回、大変好評をいただいたことや移住、定住促進には、継続した情報の提供が重要と考えておりますので、関係機関などとも連携を図りながら、今後もこのような事業を継続的に実施してまいりたいと考えております。  次に、地方創生の流れを受け、移住、定住の促進について変わった点があるか、とのご質問についてでございますが、これまでつくば市では、つくば市東京事務所や茨城県、関係機関等と連携をいたしまして、つくばエクスプレス沿線を中心とした定住促進のPRを積極的に進めてまいりました。先般、地方創生の流れを受けて策定いたしました、つくば市まち、ひと、しごと創生総合戦略に基づきまして、若い世代や子育て世代などを主なターゲットと捉えまして、住まい、子育て、教育、仕事などの事業に焦点を当てております。  今後は、これまでの取り組みに加えまして、新たな視点での取り組みに戦略的に推進することで移住、定住の促進を強化してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 市長市原健一君。                    〔市長 市原健一君登壇〕 ◎市長(市原健一君) 移住、定住促進に関する課題と今後の展開についてでございますが、つくば市人口ビジョンによりますと、つくば市の人口は、当面の間緩やかに人口増加を続けるものの、2036年をピークに減少局面に移行する見込みでございます。その減少傾向に少しでも歯どめをかけるためには、つくば市の多様な資源を活用した戦略的な施策を講じていく必要があると考えております。  特に、市内に住む若者の多くは、大学進学や卒業時に市外に転出する傾向があるため、それらを食いとめ、つくばに住み続けたいと思っていただけるようにすることが非常に重要であると考えております。こうした若者に加え多くの方につくば市に住んでいただくためには、つくばの魅力を生かした魅力あるまちづくりを進めていく必要があります。  そのため、環境や景観に配慮したまちづくりや、結婚、出産、子育て環境の充実、さらには教育日本一への取り組み、健幸長寿日本一をつくばからなど、さまざまな施策を展開しているところでもございます。また、これらの施策を通して、つくばの魅力を多くの方に伝えイメージアップを図ることが重要であります。今後もシティプロモーションを積極的に推進していきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 財務部長小泉邦男君。                  〔財務部長 小泉邦男君登壇〕 ◎財務部長(小泉邦男君) 公共施設白書についてでございますが、本白書は、市が保有する公共施設の情報を整理したものを、市民の皆様へ情報提供するとともに、公共施設等資産マネジメント計画の基礎資料とするために作成したものでございます。  計画の策定に当たりましては、総務省から指針が示されており、公共施設の現状のほか、中長期的な更新の費用の見込みも把握することとされております。そのため、これらの情報を整理した白書となっております。更新等にかかる費用につきましては、総務省の指針で使用が推奨されている更新費用試算ソフトにより、総務省基準による大規模改修や更新をしていく場合の所要額を試算いたしました。試算結果といたしましては、平成27年度から66年度までの40年間、総額で公共建築物が2,878億円、インフラ施設が5,647億円、合計で8,525億円となりました。この試算結果につきましては、今後、施設の長寿命化などを検討するための参考としていきたいと考えております。  次に、インフラ施設に関する対応についてでございますが、本白書におきましては、道路や橋梁のほか上水道や下水道の管路をインフラ施設として区分しております。これらの施設につきましては、市民生活に密着しているため、廃止や削減をすることは難しいと認識しております。つくば市のインフラ施設の維持管理についての基本的な方向性につきましては、今後、計画策定の中で検討していくこととなりますが、現段階では、長寿命化等により維持管理にかかるトータルコストの縮減や予算の平準化を図っていくことになるというふうに考えております。  公共施設白書については、公共施設の現状を市民の皆様に理解していただくため、市の人口動向や財政状況等を合わせて整理して公表したものでございます。施設ごとに情報を掲載した公共施設カルテや類型別にさまざまな分析結果を掲載した公共施設データ集も一緒に公表しておりますので、個別施設の状況と全体像のどちらも知ることができる、よりわかりやすい形になっております。  また、市の実情に応じた公共施設等資産マネジメント計画策定のためには、課題をしっかり認識することが重要だと考えております。本計画は、施設の効率的な維持管理、運営に関する基本的な方針となることから、既存施設の老朽化への対応はもとより、将来の人口動向や少子高齢化の進行による社会ニーズの変化への対応等を考慮した計画にしたいと考えております。
     次に、白書の活用についてでございますが、先ほども申し上げましたが、本白書は、つくば市が保有する公共施設の現状について、市民の皆様へ情報提供することを目的として今回初めて作成したものでございます。施設の数や建築物の状況だけでなく、利用状況や運営状況、今後の更新等に関する費用の試算結果などもあわせて、市民の皆様に知っていただくために活用していきたいと考えております。  さらに庁内におきましては、計画策定時だけでなく、さまざまな施策を検討する際の参考としてまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) それでは、順次2次質問をさせていただければと思います。平成26年ですか、増田レポートが発表されまして、その仮定に基づいて国においても各自治体、総合戦略の策定を求めたところだと思います。多くの自治体が昨年度、人口ビジョンと総合戦略を策定して、国を挙げて人口減少社会の克服を目的として、東京圏の人口流入を地方に逆流させる施策の展開、また地方都市にダム機能を持たせ流出を防ぐ施策の展開が、各自治体一斉に始まったものと考えております。全国移住ナビを見ても、多くの施策を各自治体が展開している状況がうかがえます。  つくば市の議会においても、人口の増減をめぐる議論が多くなされるようになりましたし、全国の自治体においても、何ができるのか、どういう効果がある施策を打てるのかということを検討して、人を呼び込む、転入させる、転出を防ぐという観点から、プロモーション、情報発信、企業誘致、定住に関する補助金施策、子育ての環境、各自治体が独自の強みを分析して、また定住への裾野を広げる意味でも、交流人口に関する議論も含め、定住に関する議論がさまざまな角度から幅広く行われて実施に移されているのが現状であろうと思います。移住、定住をめぐる議論の過熱は、今日の地方行政における特徴でもあるかと思うわけであります。  つくば市においても、未来構想ですとか、総合戦略ですとか、行政大綱ですか、また本年度の所信等にも組み込まれているということからも、大変認識されて着実にその歩みを進め始めたと考えております。  ここで、移住フェアについて伺いたいわけでありますが、昨日のご答弁ですと、3日間で407名ですか、実際、移住に興味を持った方が104名ほどいらっしゃったということだったと思います。これ情報発信が主目的ではあろうかとは思いますが、首都圏に今住む方々がどういうことを移住に対して求めているのか、そういう情報収集という目的も重要なポイントなのかなと考えております。  そこで、各分野ごとに、住まい、子育て・教育、仕事、生活とあるわけですが、住まいというカテゴリーのところで、不動産情報を提供したとあります。その中で、首都圏から移住を考えていらっしゃる方々と実際対話をされて、住まい、居住、物件にどういったことを求めていらっしゃったのかとか、そういった感覚といいますか、意見というか、そういうのがあったらご答弁をいただけますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 不動産関係ですと、具体的な価格などを交えて情報提供させていただきました。ご相談いただいた内容としましては、住宅の価格ですとか、それから駐車場の金額ですとか、あと自然が豊かなのか、それから農園をセットにしているところがないかとか、そういった幅広いご希望を伺ってございます。出展者の方のアンケート、今実施中でございますので、その辺しっかり分析させていただいて、今後に生かしていきたいなというふうに考えてございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) ということは、これから各団体が実際ご説明されて、そのアンケートのフィードバックというのは、これからというところですか。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 一部戻ってきておりますが、まだフィードバックの途中でございますので、しっかりまとめていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) 実際、ターゲット層というのは、若者世代ですとか、子育て世代、生産人口世代、さまざま表現される、そういった方々だと思うんです。実際、対応された団体さんからのフィードバックというのは、これからなのかもしれませんが、移住、定住に関して、持ち家を求めているのか、賃貸を求めているのか、中古物件を求めているのか、どういったニーズがあるか。  というのは、今の若者の世代の消費動向というんですか、考えると、これは団塊の世代とはまた違うと思うんです。我々の世代ですと、今家を買うんだったら借りていたほうがいいですとか、持ち家に関する意識というのも、そこら辺は多分変わってきていると思うんです。そこら辺の消費動向を考えて住まいというのを考えると、そのニーズというのも多様化していると思うので、フィードバックを待ってからというところもあると思いますし、今後継続的にやっていくというところだと思いますので、そういったところも意識していただきながら情報収集していただければいいのかなと、これは要望をさせていただきます。  子育てと教育について、次にお伺いをさせていただこうかと思います。首都圏の実際移住を考えている方に対して、子育て・教育という部分が、どの程度のインセンティブになるのかというところですね。実際お話をされてどのように感じられたかというのをお伺いをさせていただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 子育てと教育に関しましては、筑波大学ですとか市の担当者が相談に応じまして、ご相談に応じております。中で、小中学校の一貫教育ですとか、ICTなどの学習方法などをご紹介しておりますが、ご相談があったものとしては、子育てに関連した補助金がどうなのかとか、それからオンラインスタディーを体験していただけるように現場で準備しておりましたので、それの体験のご参加の方が多かったとか、そういったところは確認できてございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) わかりました。私は、つくばの特に教育面に関しては、これは強みであるとは思っております。だから、これは私だけではなくて多くの方が思っていると思うんです。例えば、私はつくばで育ったので、つくばの教育環境から受けた恩恵という部分に関しては、結構体感をしている部分があるので、そこは結構感覚としても持っている部分があるんです。例えば、24つくばエクスプレス沿線開発地区内の定住促進方策検討調査業務という、以前、実際移られてきた方々の対象アンケートでも、実際つくばへの転入を決めた理由として、小中学校の教育環境がよいというのは、そんなに上位ではないわけではありますが、その中で、ただそこに関しては、ターゲット層に即応していくということも記載されていて、そこは私もそのとおりだと思っています。  実際、つくば市内、例えば公務員宿舎の廃止があって、市内に住居を求めるという方がつくばをまた転居するという際も、そこのモチベーティブというか、それは働いていると思うんです、教育という部分で。ただ実際、今回の目的というのは、首都圏から引っ張ってくるというのが多分、主目的だと思うんです。ちょっと、私は東京で小中高と教育を受けたことがないからわからないですが、客観的に見れば教育の選択肢というものを考えれば、ここよりも選べる選択肢というのは多いのかなと、こう思うわけです。そうすると、そこら辺はどういうふうにそういった方々に即応していく、アピールしていく、結構課題はあると思うんですけれども、その点ちょっとご意見があればお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 非常に難しい問題かと思いますが、やはり首都圏と、それからつくばの教育と違うかと思いますので、つくばの特徴を出していくということと、それに加えて、それだけではなくて先ほどちょっと自然とか農地とか、そういうお話もさせていただきましたが、総合的につくばの魅力を発信していく、つくばならではのまちづくり、先ほど市長も申し上げましたように、つくばのまちづくりをしっかりとして、皆さんに選択していただけるまちにしていくということが、やはりベースになるのではないかなというふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) 私も、総合的というところに関しましては、そのとおりだと思いますけれども、各論で考えた場合、そこは強みなわけでありますから、そこをどういうふうに。要は今、地方創生の流れを受けて、各自治体、子育てしやすいまちですよと、教育環境がいいですよと、みんな言っているわけです。だから、そういった中で差別化というのをじゃあどういう形で発信できるのかというのも重要ですし、実際、目的は首都圏から引っ張ってくるというところだと思うので、そこら辺は、いろいろと議論に値する部分が残っているのかなと私は思っております。  ちょっと仕事は飛ばしまして。次に、生活の部分で、医療と農業について情報発信をされていたと思います。同じくどの程度インセンティブになるのかというのを、実際いらっしゃった方々のお話を聞いて、どのように感じられたかというのをお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 生活につきましては、やはり医療機関のことの問い合わせが多かったと聞いてございます。そのほかにも、例えば、パンのまちとか、それと先ほども申し上げましたように、自然との触れ合いがどの程度できるのかとか、そういったような質問もありましたし、それからサイエンスシティーということで、科学との触れ合いをサイエンスツアーとかがございますので、そういった問い合わせもあったというようなことでございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) それと生活に関して、また別の視点でご質問させていただければと思います。  生活に関して生活コストを考えた場合、私も都心にある程度住んでいたから実感としてあるんですが、生活するのに大変コストがかかるんですね。大変です。移住を考えられている方々の動機としては、そういった都心での住みづらさもあるのかなと推測ができますが、その点、実際いらっしゃった方々と対話をされて、どのようにお感じになられたか答弁を求めます。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) やはり、コストは安いほうがいいというようなことで、安い物件がないかとか、そういった問い合わせも実際にございました。そこは不動産関係の方等に対応していただいてございます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) あと、ヒアリングを通して、事前にヒアリングをさせていただいていますので、実際、参加された担当の方のお話を伺ったところ、移住定住というと一大決心といいますか、結構重さがあるというか、そういう感覚のお話はされていたところだと思います。そうすると不安要素ですとか、そこら辺をどう実際にいらっしゃった方は感じていらっしゃったのかなというのが気になるところなんですけれども、その辺の体感等をちょっとお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) やはり移住、定住はコストもかかりますし、決心も求められるものだということで、試しにつくばに住んでみたいというようなご意見もございまして、賃貸のご質問とかもございまして、いきなり定住するのではなくて1回住んでみて状況を見たいというようなことを考えられている方もいらっしゃいました。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) ぜひ、そういった部分というのも結構重要なポイントだと思いますので、気軽さというか、そこら辺もPRできるというか訴求すべき今後のポイントであるのかなと思いますので、そこら辺も意識していただいて、今後継続的に多分やられていくと思いますので、同じ形にせよ形を変えるにせよ、ぜひ庁内で検討課題として取り組んでいただければと思います。  次に、ちょっとこれから離れさせていただきまして。移住、定住促進ということで、補助金施策に対する考え方についてお伺いをさせていただければと思います。  茨城県のホームページに、つくば市移住支援等一覧というのが載っております。移住、定住に関しては、補助金施策があります。多くの自治体でさまざまな形で実施をされております。つくば市移住支援等一覧でも、農業、企業、住居、子育て等の分野で紹介されております。つくば市の例えば、青年就農給付金ですとか、産業振興の分野ですと、空き店舗活用補助金とか、これは載っているんですけれども、これは恐らくというか、これは移住、定住促進の目的でつくられているものではないと考えております。これらは支援制度自体を含めて、他市における移住、定住に関する補助金制度、これはいろいろあるわけですが、何かしらの議論する検討の余地があるのか、されているのか、そこら辺を定住に関して答弁を求めたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 補助金につきましては、今のところ、そういった支援関係はございません。これは定住と言われるのかどうかわかりませんが、保育士さんを今回雇う場合に2万円の補助でしたっけ、そういったものは始まりましたので、そういったものも含めて今後そういった支援が必要なのかどうかも含めまして、検討していかなければいけない課題かなというふうに思います。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) 恐らく今、答弁された制度というのも、このカテゴリーの中からすれば含まれる部分なのかな。子育てとかありますから、例えば、子育て分野ですと特定不妊治療助成事業とかも、移住支援という形でまとめられています。ただ目的は多分これは違うわけですね。または定住、移住という観点で、これは地方創生の流れを受けて各自治体さまざまやり始めたわけです。実際、つくば市の場合は、人口の伸びが一桁違いますから、ほかのそういったやられている自治体とか、そこら辺の予算の問題ですとか効果とかどうなのかなというのがありますが、ただ、そういうテーブルで各補助金制度を、私は1回検討してもいいのかなというのは思っております。個別にやられるのはいいと思うんですけれども、そこのところ再度ご答弁いただいてもよろしいですか。 ○議長(塩田尚君) 松本市長公室長。 ◎市長公室長(松本玲子君) 必要性も含めまして、今後検討させていただきます。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) それでは、この分野はこれからということであろうかと思います。そうはいっても、地方創生ということで、どの自治体も一斉に取り組み始めて、動き始めたということで、さまざま創意工夫されて実施をしていかなければならないと考えます。実際、形になる施策というのは、ほかの自治体も取り組んでいるようなありふれたものに映るかもしれませんが、実際それを形にするまでにどれだけ調査検討、自治体の現状把握、分析をして、その積み重ねが大きな差にはなっていくのかなと考えていますので、ぜひともこれはお願いしたい分野でありますので、よろしくお願いいたします。  それでは、2点目の公共施設白書についてお伺いをさせていただきます。まず、白書を公表されたことに関しましては評価をさせていただきます。一般公共施設とインフラ施設と、これは土地も入っているんですか、網羅されておりまして、箱物、インフラの全容を理解する手助けになるものであろうと考えております。  議会においても公共施設マネジメントの研修を行ったり、ほかの議員の方々も、質問においても公共施設をめぐる議論というのがなされていると認識しております。おのおの立場はあるかもしれませんが、現状の情報の共有というのが行政内部でもそうでありますし、議会においてもそうであろうと思いますし、また、住民の方々においても重要になってくるのかなと思います。住民の方々の理解というものは一気には難しいかもしれませんが、理解を広めていく重要度、これは高いのかなと、そう考えております。そこの点で、どのような形でご答弁でも市民の方への発信ということがありましたが、どんな方法とか手法で行っていくのかというところをお聞かせいただければと思います。 ○議長(塩田尚君) 小泉財務部長。 ◎財務部長(小泉邦男君) 白書の市民への発信ということかと思いますけれども、今回の公表に当たりましては、市のホームページを活用させていただいて、そちらに白書自体と先ほど申しましたデータ集、それからそれぞれの施設のカルテを全ての情報をホームページ上に公開しております。こちらをごらんになっていただくように、そのほかの広報活動も入れていきたいというふうに思っております。  それと前回でしたか、議会で答弁させていただいておりますけれども、市民の団体などから要請があった場合は、出前教室のような形でこちらから説明に出向くというようなこともできたらいいかなというふうには考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) 公共施設白書というのは、内容が複雑な部分もありますし、なかなか、じゃあ住民の方が興味を持ってもらえるのかなという部分がある部分はあると思うんです。そういった中で興味を持ってもらうために、かみ砕いてといいますか、そこら辺の工夫というのは必要なのかなと思っておりますので、そこらも検討をしていただいて今後考えていただければと思います。  ちょっと金額のことをお伺いしたいんですけれども、初歩的な質問で申しわけございませんが、8,525億円、40年でかかるというのが出ているんですね。これは仮に更新すると仮定してという、総務省の試算ソフトで数字を入れたらこういうものになったということだと思うんです。それでも、一般会計と特別会計、企業会計、下水道、水道合わせたものだろうと思いますが、40で割ると約213億程度かかりますよという、これだけ見ると結構驚きな数字になっちゃうと思うんです。一般会計に該当するであろう一般公共物と道路と橋梁ですか、これを足すと4,975億ですから、40年で割ると124億程度かかると思うんです。実際のところ、ほかの先行している自治体の例とかを見ると、白書で大きな金額が出て計画をつくってさまざま対応するとこの程度圧縮されましたよという、そういうイメージができるんですけれども、そういった流れになるというようなことなんですか。それはこれから計画をつくるということだろうと思うので、詳細な答弁というのは難しいと思いますけれども、ちょっとそこのところだけ確認させてください。 ○議長(塩田尚君) 小泉財務部長。 ◎財務部長(小泉邦男君) お話しのとおり、この試算結果をそのまま実施するということではないと。もちろん、この試算につきましては、例えば、鉄筋コンクリートの場合は、60年を耐用年数として、60年たったものは建てかえる、そのちょうど中間の30年の時点で大規模改修を実施しますよというような、それも単価も定めた単価で計算した結果なんですが、このとおりにやっていくというための試算ではございませんので、このとおりにやってみると、これだけの経費がかかるので、より効率的な維持管理の上で延命化をさらに図っていくというような方向性を今後つくっていくための一つの参考的な数値というふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 黒田健祐君。 ◆1番(黒田健祐君) その計画で、実際、長寿命化させたり、利用頻度とか人口動態を勘案して、施設の複合化とか共用化とか、またはトータルでの総量規制とか、そういう数字を個別具体ではなくて入れていくと、数字が抑えられていくことだと思いますので、そこら辺はこれからまた出てきたら改めて伺おうかと思っております。  再三にはなるかと思いますが、公共施設白書ができて、これから議論が本格化するかと思います。住民の間でも、財政については、まちづくりについてなどを考える、これ機運というのは高まっていると思います。これは一つ一つの公共施設の1人当たりにかかっているコストとかも出ていたりですとか、利用頻度とか各部屋ごとに見ると出ていたりとか、結構、活用の仕方があるのかなと、私もちょっと精読はできてないんですけれども、いろいろ活用の仕方はあるのかなと思っております。学校の統廃合ですとか、各地域の再整備等、現在進行形で進んでいるものもありますし、これから開発が進んでいく地域は新設、新しくつくるというニーズも出てまいります。  そういう意味で、全体性と地域性の双方の観点で、行政も、議会も、住民も考えていくきっかけになるものかなと考えております。重要度が高いと考えております。多くの住民の皆様に興味を持っていただけるように、これは情報の発信、議論の喚起をお願いを再度させていただいて、私の質問を終わりにさせます。 ○議長(塩田尚君) これにて黒田健祐君の一般質問を終結いたします。  次に、22番議員須藤光明君。                    〔22番 須藤光明君登壇〕 ◆22番(須藤光明君) 22番、つくば市民政策研究会の須藤光明でございます。通告に従いまして一般質問をいたします。今回は3項目につきまして質問をいたします。  まず1項目め、農業行政について伺います。つくばの芝生産につきましては、ご存じのように、日本一の産地でございます。芝に関しましては、年1回の生産販売というふうなサイクルでございます。芝生産農家につきましては、1年間にこれを販売できないということになりますと相当収益面に支障を来しまして、面積の多いところの農家に関しましては死活問題とこういうふうな状況になると思います。  日本の芝には大別しまして、ご存じのように、高麗芝と野芝というのが大別されます。高麗芝に関しましては、葉の細かい姫高麗と、そしてこの姫高麗に関しましては、庭園等、特に造園用として需要が多くあります。普通、高麗につきましては、野球場とか陸上競技場、あるいは校庭用、あるいは国道、県道あるいは市町村道の耳芝ですね、あるいはまた、国道の中央分離帯、そしてゴルフ場のフェアウェイ、このように需要が多いわけでございます。また、野芝につきましては、河川の堤防等ののり面、国道ののり面、の需要が多くございます。またゴルフ場のラフやコースごとの遮蔽林ですね、そういうふうなのを、あるいはゴルフ場ののり面というところに多く利用される状況でございます。芝の需要につきましては、特に都市公園の国道とか河川の堤防ですね。そして、このような多くの公共事業に利用されるというのが通常でございます。  実は、5月に、地元つくば市に在住の石井国土交通大臣にお会いする機会がございました。大臣が非常に芝に関しても理解をしていただけたというふうなことで、非常に長い時間、30分というふうなことでお会いをさせていただきまして、つくば芝に関しての要望等を申し上げたわけでございます。  ご存じのように、品種ごとに特性や特色、あるいは用途等に関しまして細かく説明を申し上げたんですが、石井国土交通大臣に関しましては、この芝に関しまして熱心に聞いていただきました。そして、その場で秘書の方に連絡していただきながら、さいたま市の国交省の国土整備局河川部長さん等に紹介されました。早速、つくば市関係者で、このつくばの芝に対しての利用について陳情要望をいたした状況でございます。その結果、関東整備局管内の一級河川利根川や鬼怒川、荒川を初めとする主要の河川の公共事業に関します、利用に関しまして、管理する各工事事務所、これまでも紹介をしていただいて、これに対応していただいたというふうな状況でございます。  この芝の利用方の陳情要望の運びとなったということに関しましては、石井国土交通大臣への要望が早急に実現できるよう、私たちとしても関係者一同、頑張っていく所存でございます。また、石井国土交通大臣に関しましては、このような要望等を聞き入れていただきまして、瞬時に対応していただいたということに関しましては、感謝と御礼を申し上げたいと思ってございます。本当にありがとうございました。  本題に入りたいと思います。つくば芝の販売戦略に関しましては、私も生産者の一人としまして、また関係者の団体としまして、この前に質問しましたけれども、東京都の当時石原都知事さんが都内の小中学校の校庭緑化、これを推進した効果がございました。つくば市としまして、東京事務所を通じまして利用運動をお願いしたというふうな状況でございます。この市の運動に関しまして、数年になりましたけれども、これらの運動に関しましての市のほうの考え方、これを伺いたいなと思っております。  また、2番目としまして、つくば市内の小中学校の校庭緑化、この当時もお願いをしまして、その件に関しましては、随時担当のほうで対応していただいているというふうな状況でございますが、これらの現状についても伺いたいと思います。  次に、2項目め、道路行政について伺いたいと思います。県道谷田部赤浜線のバイパス整備につきましては、市原市長を初めとしまして担当の部課長さん、そして担当課の皆さんの努力によりまして、田倉地区より県道境線まで開通をいたしました。これに関しましては多くの県会議員の皆さんにもお願いしました。そういうふうなことで、この成果ができたんだなと思っておりまして、非常に我々としましては喜んでいる次第でございます。また、この開通しましたバイパスに関しましては、利用者方から非常に喜んでいただいているというふうな状況でございます。  しかし、これで吉沼・薬師原ということから南側、県道境線、いわゆるJAつくば市農協の農産物の四季の郷というのがありますけれども、直売所のところまで供用を開始したわけでございます。我々としましても非常に南のほう、いわゆる上郷を通りましての学園に通じる幹線道路というふうなことがございますので、我々としましては非常に喜んでいるというふうな状況でございます。  しかし、この薬師原から以北のほうに関しましては、谷田部赤浜線の整備計画、これが開通しましたところ、供用開始したところが3分の1ぐらいでございました。これから以北がまだまだございまして3分の2、いわゆる吉沼・薬師原から安食の北山というところがございますので、ここの十字路のところまでが計画されているという状況でございますが、今後この着工に関しまして、地元としましては非常にこの整備が待たれるというふうな状況でございます。これに関しましても土浦土木事務所所長さん方初め、担当の方々にも市のほうとして十分に推進方、よろしくお願いしたいなというふうなことでございます。  当初、この整備計画に関しましては、一応のルートとしまして吉沼の西高野、いわゆるつくば古河線ですね、このバイパスのところを通しまして、吉沼、戸ノ山の現道のところですね、それから安食、そういうふうな現道の拡幅改良というふうなルートがございましたけれども、現状を見ますと、なかなかこれの拡幅改良というものは、宅地とかあるいは工作物がありまして、非常に難しいかなと思っておる次第でございます。  さきの議会のほうでもお願いしましたけれども、一応役所としましては、地元の要望を聞きたい、そして、期待できるように、今の道路ルート関係をこのルートを変更しまして、なかなか拡幅改良整備が難しいところを安易なというよりは、むしろスムーズにそのバイパスが進行できるような新しいルートを、変更を含めまして事務所のほうに強く要望をお願いするというふうな状況です。これらに関しましても、現状の状況、これをお伺いしたいなと思っております。  次に3項目、観光行政について伺いたいと思います。さきの議会におきましても、一般質問をさせていただきまして要望提案をしました。市の西部地区未来構想に位置づけされております、筑波山・親水自然観光ゾーン内におけます観光資源を生かしての利活用ということに関して、その後の現状を伺いたいと思います。これは小貝川を利用しての、いわゆる船下り遊船事業というふうなことでございますが、今までの担当課のほうの努力していただいているというふうなことをお聞きしていますので、この現状を伺いたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 経済部長星野 弘君。                  〔経済部長 星野 弘君登壇〕 ◎経済部長(星野弘君) つくば芝の生産、販売戦略について、東京都内における学校校庭緑化推進に係る現状及び市の考え方について、お答え申し上げます。  芝はつくば市の重要な基幹作物であり、関係機関と連携し、農産物フェアやいばらき花フェスタへの出展、つくばブランド芝のチラシ配布やホームページで紹介するなど、販路拡大のための活動を実施しております。また、東京都内の小中学校の校庭緑化推進については、茨城県つくば芝振興協議会やつくば市農業協同組合及びつくば市東京事務所と連携を図りながらPR活動を行っております。  次に、小貝川流域を観光資源として利活用する市の考え方についてでございますが、小貝川流域は、つくば市未来構想の中で、すぐれた生態系を有する豊かな自然環境、水辺環境を保全し、市民の憩いの場や多様な野生生物の育成、生育場所としています。  また、小貝川流域の川口公園一帯は、筑波山地域ジオパーク構想の中で上郷ジオサイトとして、蛇行河川地形、自然堤防、氾濫原の堆積物を観察できる地域として位置づけられております。小貝川流域は、水辺に広がるつくばの原風景を堪能できる貴重なサイクリングコースであることから、サイクリングマップを作成し、市内外に広くPRするなど、自然に触れ合える観光資源として、また、金村別雷神社などをロケ地としたフィルムコミッション事業の場として活用されております。今後も、小貝川流域の豊かな自然環境や上郷ジオサイトを観光資源として利活用してくために、小貝川流域の各自治体と連携を図り協議会の設立も視野に入れながら、利活用を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 市長公室長松本玲子君。                  〔市長公室長 松本玲子君登壇〕 ◎市長公室長(松本玲子君) つくば市東京事務所が行ってまいりました、首都圏でのつくばの芝のPRについてお答えいたします。つくば市東京事務所では、これまで都内で行われたイベントなどで、つくば産天然芝の展示を行ったり、首都圏の大学等を訪問した際に、つくばの芝を紹介するPR等を行ってまいりました。昨年度からは、都内各区の教育委員会に小学生の校外学習や遠足の誘致を行っておりまして、その際に、生産量日本一のつくばの芝もPRしております。緑少ない首都圏で学ぶ子供たちにとって校庭芝生化は、体力づくりや豊かな人間性の育成などの効果が期待できることから、東京都は補助金等の支援も行いながら、校庭芝生化を推進しております。  今後につきましても、引き続き関係者と連携をとりながら、都内各区やつくばエクスプレス沿線自治体等に、つくばの芝の魅力を積極的にPRしていきたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 教育局長塚田修身君。                  〔教育局長 塚田修身君登壇〕 ◎教育局長(塚田修身君) 小中学校の校庭緑化につきましては、教育環境の向上と同時に、つくば市の特産品である芝の普及事業の一環として進めてまいりました。現在、芝生化されている学校数は、小学校8校、中学校1校、義務教育学校1校の計10校でございます。また、芝生化した後の除草、葉刈り、追肥などの維持管理につきましては専門業者に一部委託しているほか、学校、保護者、地域の協力のもと実施しております。 ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) 県道赤浜谷田部線について、お答えいたします。  当路線は、全体的に狭隘なルートが多い中、吉沼から上郷までの延長2,110メートルのバイパス道路の整備が進められました。平成26年度末までに、吉沼から田倉までの1,180メートルの整備が完了し、本年3月に残り930メートルの整備が完了となり全線開通いたしました。吉沼、薬師原地区から以北のバイパスルートについて、所管する茨城県土浦土木事務所に確認したところ、現時点では、事業化の見通しは立っていないとのことではありますが、市といたしましても、吉沼及び安食地内の現道は幅員も狭く通行上も危険箇所があることから、早期に事業化していただけるよう引き続き要望してまいります。 ○議長(塩田尚君) 須藤光明君。
    ◆22番(須藤光明君) 2回目の質問並びに意見、要望、提言等を申し上げたいと思います。  まず、つくば芝の販売戦略でございますけれども、ご答弁のように、いろいろな関係者の方々のご努力に関しましては、御礼申し上げたいと思いますが。  実は、東京都として校庭緑化につきましては、恐らく5年ぐらい前だと思うんですが、東京都の教育委員会関係者が当市に芝地の視察研修に来たことがございました。私たち関係者が対応いたしましたが、そのときに、やっぱりテレビ局なんかも来ておりました。この方々に対しまして、つくばの芝というものが生産として農地でそれを作付、生産していることに対しまして、実際に見て非常に芝地がグリーンで濃い芝でございまして、これはすばらしいなと、こういうふうな評価をしていただいて、すぐに校庭緑化について利用をお願いしたいというふうなことを強く要望した経過がございました。  しかし、先ほどの答弁のように、やはり作付をした後の維持管理、確かにこれが大変でございます。東京都の場合は非常に数も多いのでございますが、いわゆるコンクリートと申しましょうか、屋上に運動場があるというふうな学校もございますが、できるだけこのほうの作付をしていただいた後のメンテナンス、いわゆる維持管理に関しましては、茨城県つくば芝振興協議会や、つくば芝生事業協同組合等がありますので、これに関しましても十分に相談していただければ対応できるんじゃないかなと思っております。引き続き、市長公室長からありましたように、東京事務所を存分に活用させていただきながら、販路拡大というふうなことに関してお願いしたいなと思っております。  それから、こういうふうないろいろな役所の関係に関しまして、東京事務所のほうもお話があった場合は、先ほど申しました芝の協議会あるいは協同組合のほうに事務局がございますから、そのほうに十分に連絡していただければと思っておるわけでございます。引き続きよろしくお願いしたいと思っています。  次に、市内の小中学校の校庭緑化でございますが、ただいま教育局長のほうから10校というふうなことがありました。市内には小中学校に関しまして35ぐらいあると思うんですが、この点に関しまして、その後の校庭緑化のほうを存分に推進方よろしくお願いしたい。芝の産地に関しまして、今、農業の振興というのもありますから、これに関しましてよろしくお願いしたいなと思っております。市内の事業化として、可能な限り、全校を推進願えれば非常に農家の方々、私たちを初めてといたしまして、各関係する企業の方々も非常に喜んでもらえるんじゃないかなと思っております。これに関しまして、市内の小中学校の校庭緑化の推進に関しまして、市長も十分に努力していただいたというようなことなんですが、残された学校等に関しましての推進方、市長の考えを教えていただければありがたいと思うんですが、市長、どうでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 市原市長。 ◎市長(市原健一君) 今後の校庭緑化についてでございますが、既存校についても芝生化後の管理面の問題等もありますが、芝生化の効果というのは、非常に教育現場において有用なものがあるという、そういう認識もございますので、今後ともできるだけ推進をしていきたいというふうに思っております。  また、現在、建設を進めております仮称でありますが、秀峰筑波義務教育学校、それから建設を予定しております(仮称)葛城北部学園、それから(仮称)みどりの学園についても、サブグラウンド等への芝生化を実施する計画となっております。 ○議長(塩田尚君) 須藤光明君。 ◆22番(須藤光明君) 存分に地元産地の芝を、校庭緑化を推進をしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、県道谷田部赤浜線の整備に関しましては、ただいま部長のほうから答弁をしていただきまして、ありがとうございました。吉沼からの以北、現場のほうも十分に部長のほうからも見ていただいたというような状況がございます。事業化がまだというふうなことがございましたけれども、当初、私たちが大穂地区にいたときに、そのときにルートのほうの関係をちょっと、その当時の建設部長とお話をした点がございまして、今言ったような形で事業化というふうなことがございましたけれども、ルートというようなことで、青写真は私も確認していました。そういう関係から、特に推進をしていただければというようなことで重要幹線道路でございますので、引き続きお願いしたいなと思っています。  そういうような中で、前の議会でも部長のほうにお願いした件がございまして、非常に狭隘な現在の戸ノ山の現道、あるいは安食の現道、なかなか非常に難しいものがございます。ですから、今から推進する上で、ルートをちょっと変更していただきながら、推進していく場合に非常に利用する方々が利用できるような方法でお願いできればと思っております。このルートの変更ともあわせまして、土木事務所のほうに、所長さん初め担当課の方々に強い推進要望をお願いしたいなと思っております。よろしくお願いしたいと思います。  次に、筑波山・親水自然観光ゾーンの事業でございますけれども、ただいま経済部長のほうからございました。いろいろと筑波山・親水自然観光ゾーンに関しましては、未来構想でも位置づけしてあるところでございます。私たち吉沼におりますけれども、西部のほうとしましては、なかなか開発というふうなことに関しまして目を通していけないと、地形もございますが、そういうふうな中でも、やはり自然というものを大事にしなくちゃならないというふうに思っております。  さきの議会でも申しましたけれども、自然の財産でございます小貝川、これをこのままというふうなことでございませんで、小貝川を利用していただければ、一つの事業としていただければ観光を兼ねた場合に、前に、天竜川下りじゃないですが、小貝川船下り遊船事業というふうな名称的なものを含めまして、小貝川に関するつくば市を主体としながら対岸の下妻市、常総市、つくばみらい市というふうな4市の広域事業として推進していただければ非常にありがたいなと思っております。下妻市のポピーの花の公園ですね、ふれあい公園ですか、これを発着としまして常総市のお城関係や、つくば市の川口公園や金村別雷神社、そして、つくばみらい市の福岡堰の桜というふうなところを終着としまして、各市に案内所等を開設するような形で、2ないし3のコースなんかを設定しながら、観光ゾーンとしての観光ルートをつくりながら、事業化していただければ非常にありがたいと思っております。4市というふうなことになりますけれども、先ほど部長からございましたように協議会等を設立していただきながら十分に検討していただいて、時間は長いと思うんですが、よろしくお願いしたいなと思っております。  以上、要望を提言をいたしました。私の一般質問はこれで終わりにします。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) これにて、須藤光明君の一般質問を終結いたします。  以上で、通告による一般質問は終わりました。これをもって一般質問を終結いたします。  暫時休憩いたします。午後1時ちょうどより再開いたします。                      午前11時53分休憩             ──────────────────────────                      午後1時00分再開 ○議長(塩田尚君) 休憩前に引き続き、再開いたします。        ──────────────────────────────────── △報告第13号 つくば市土地開発公社の経営状況を説明する書類について △承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第9号)        (平成27年度つくば市一般会計補正予算(第6号)) △承認第3号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第12号)        (つくば市認定国際戦略総合特別区域計画の推進に関する条例の一部を改正する条例) △承認第4号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第13号)        (つくば市税条例の一部を改正する条例) △承認第5号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第14号)        (つくば市国民健康保険税条例の一部を改正する条例) △議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算(第1号) △議案第54号 平成28年つくば市介護保険事業特別会計補正予算(第1号) △議案第55号 つくば市医療福祉費支給条例の一部を改正する条例について △議案第56号 つくば市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について △議案第57号 つくば市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について △議案第58号 つくば市指定地域密着型サービスの指定基準に関する条例の一部を改正する条例について △議案第59号 つくば市指定地域密着型介護予防サービスの指定基準等に関する条例の一部を改正する条例について △議案第60号 つくば市の地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について △議案第61号 つくば市体育施設条例の一部を改正する条例について △議案第62号 つくば市深夜営業における騒音の規制に関する条例について △議案第63号 つくば市筑波山及び宝篋山における再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例について △議案第64号 市道路線の変更について △議案第65号 市道路線の認定について △議案第66号 工事請負契約の締結について △議案第67号 工事請負契約の締結について △議案第68号 工事委託契約の締結について △議案第69号 工事委託契約の締結について △議案第70号 財産の取得について ○議長(塩田尚君) 日程第2、報告第13号 つくば市土地開発公社の経営状況を説明する書類について、承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについてから承認第5号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算(第1号)から議案第70号 財産の取得について、までの23件をつくば市議会会議規則第36条の規定により、一括して議題といたします。  質疑発言者並びに答弁者に申し上げます。質疑発言は、質疑通告に基づき議題に関して簡潔明瞭にされるようお願いいたします。また、答弁に際しては的確かつ簡潔明瞭にされるよう、お願いいたします。  これより、総括質疑に入ります。7名の通告質疑がありますので、通告順に従い順次質疑発言を許します。また、つくば市議会会議規則第56条第3項で、議員は質疑に当たっては自己の意見を述べることができないとなっております。  初めに、橋本佳子君の質疑発言を許します。  17番議員橋本佳子君。                    〔17番 橋本佳子君登壇〕 ◆17番(橋本佳子君) 日本共産党橋本佳子より質疑をいたします。  まず、議案第61号 つくば市体育施設条例の一部を改正する条例についてです。条例の施行により予測される効果として、コストの削減、質の高い公共サービスの提供に期待とありますが、どのようなことを想定しているのか伺います。  続いて、議案第63号 つくば市筑波山及び宝篋山における再生可能エネルギー発電設備の設置を規制する条例について伺います。事業禁止区域は第3条に掲げる区域だけで十分なのか、この2点を伺います。 ○議長(塩田尚君) 市民部長栗原正治君。                  〔市民部長 栗原正治君登壇〕 ◎市民部長(栗原正治君) 議案第61号 つくば市体育施設条例の一部を改正する条例につきましては、体育施設の管理形態を、これまでの管理委託から指定管理による管理に移行するため改正するものでございます。これらの体育施設の一部は、既に指定管理者制度を導入しております都市公園の敷地内、または隣接して設置されている施設もございます。それらは都市公園と一体的に管理することが望ましく、あわせてそれ以外の体育施設についても指定管理者制度を導入したいと考えているところでございます。  指定管理に移行する時期につきましては、都市公園の指定管理期間が今年度末に終了となることから、その更新に合わせて平成29年4月からの実施を予定しております。指定管理に移行しまして、施設全体を一元的に管理運営することによりまして、より迅速かつ計画的な修繕、また民間のノウハウや活力を生かし、市民ニーズに則した自主事業の実施が可能となるなど、質の高い公共サービスの提供やサービスにかかるコストの縮減も期待されるところでございます。さらに、施設の管理運営を民間に委ねることによって、自主事業の実施や地元特産品の販売など、他の収益事業と組み合わせることによりまして、新たな事業機会を生み出すことなど、経済の活性化にもつながってまいると考えております。 ○議長(塩田尚君) 環境生活部長吉場 勉君。                 〔環境生活部長 吉場 勉君登壇〕 ◎環境生活部長(吉場勉君) 本条例において、事業禁止区域として指定している筑波山及び宝篋山地域は、すぐれた自然の景勝地である水郷筑波国定公園の特別地域と、土砂災害の発生により住民の生命または身体に危害が生ずるおそれがある土砂災害警戒区域が一体化している特別な地域であることから、太陽光及び風力の再生可能エネルギー発電設備の設置を規制するものでございます。 ○議長(塩田尚君) 橋本佳子君。 ◆17番(橋本佳子君) それでは、2回目伺います。  議案第61号のほうですけれども、これはスポーツ施設というのは体育館なのかなと思いますが、その確認と、自主事業ということで、この間、体育館とかそういうところでの市の事業とか何か特段あったのか、それとも新しい企画としてこういった自主事業を入れることによってサービスが提供できるというふうな考え方で提案しているのかということを1点聞きたいと思います。  それから、議案第63号のほうなんですけれども、つくば市は、平地林も非常に多いところでして、そういった意味での平地林の保全をしていくというような観点から、こられに対しても何らかの規制みたいなものは必要なのじゃないかなというふうに思うわけなんですが、今回は、筑波山と宝篋山ということで限定しておりますけれども、こういったことに含めると、それだけで十分なのかというところでもう一度聞きたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 栗原市民部長。 ◎市民部長(栗原正治君) まず、体育施設についてですが、全部で15施設ございます。その内訳としましては、体育館が7施設ございます。それとテニスコートが2カ所、それと野球場が2カ所、多目的広場、それからソフトボール場、サッカー場と豊里の柔剣道場と、合わせまして15施設になります。  あと自主事業につきましては、各施設ごとに事業も変わってまいりますが、考えられる自主事業としましては、テニス教室、それからバドミントン教室、それからヨガ教室、ストレッチとか、さまざまな自主事業を、現在、考えているところでございます。体育館なり施設によってさまざまな事業も変わってくると思いますので、その辺については、指定管理者といろいろな連携を図りながら行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(塩田尚君) 吉場環境生活部長。 ◎環境生活部長(吉場勉君) 事業禁止区域外の地域につきましては、4月7日に策定をいたしました、つくば市再生可能エネルギー発電設備の設置ガイドライン及びつくば市再生可能エネルギー発電設備の設置手続に関する要綱により、再生可能エネルギー発電設備の適正な設置を誘導してまいる所存です。 ○議長(塩田尚君) 橋本佳子君。 ◆17番(橋本佳子君) わかりました。議案第61号のほうですと、テニス教室とかいろいろありましたけれども、今までも当然使用する料金とかそういうのは発生していたかと思うんですが、市民がそういったものに参加するに当たっての参加費とかそういったもの、それからそれによって多分、指定管理を受けたところの事業所の自分たちの収益になると思うんですけれども、そこら辺のところで、市民が使いやすい市民の公共的役割をしっかりと担保できるようなそういったことについては、どの程度、指定管理をこれから指定するときにいろいろ出てくるんでしょうけれども、そういったものについての市独自として公募するに当たって何か考えているようなことがあれば、お話ししていただきたいというふうに思います。  それから、議案第63号のほうは、ガイドラインでということでお話はわかりましたけれども、これなかなか平地林というところに関すると、所有者の方もいらっしゃったり、いろいろ問題はあろうかと思いますが、豊かな平地林を保全していくという観点で、やはりそういうものが規制といいますか誘導できるような、そういった仕組みというのがガイドラインで足りていくかということについては、やってみないとわからないと思いますけれども、要望として状況を見ながら補足するようなものも含めて、変えていくようなところがあれば変えていっていただきたいと、これは要望です、したいと思います。じゃあ、体育館のほうだけお願いします。 ○議長(塩田尚君) 栗原市民部長。 ◎市民部長(栗原正治君) 自主事業に対する参加費なんですが、現在、市が各施設で実施しておりますスポーツ教室、これに対する参加費が約1回500円程度なんです、1人当たり。ですから、それらが参考に、参加費等も算定していくのかなと思います。  実際に、自主事業を決定するに当たりましては、募集の段階で各企業から提案がありますので、その中で選考員の皆様にも検討していただいた上で決めていきたいなとは思います。これまでも、かなり市でやっていますスポーツ教室、かなりの参加者に参加していただいておりますので、今後も指定管理になってもそういう参加者を多く集められるような方策、そういうものを指定管理者の方と連携しながらやっていきたいなというふうには考えております。 ○議長(塩田尚君) これにて橋本佳子君の質疑を終結いたします。  次に、滝口隆一君の質疑発言を許します。  26番議員滝口隆一君。                    〔26番 滝口隆一君登壇〕 ◆26番(滝口隆一君) まず、承認第5号の件でございます。  今回、課税限度額を52万円から54万円、後期高齢者支援分は17万円から19万円ということで、いわゆる増税になるわけであります。それを専決処分で行うというのは、ちょっと私にはよくわからない。増税になるものである以上は専決はなじまないのではないかというふうに思うんです。しかも課税限度額というのは、自治体の判断で決めることができるものであります。それだけに増税分を専決で決めてしまうというのは、まずいのではないかと私は思うんですが、どうしてそういうことになったのか、理由をお聞かせ願いたいと思います。  それから、議案第66号でございます。これについては、1者しか応札しないで決まってしまったということです。焼却施設については、もともとは住友だったと思うんです。それが今回は別な会社になるわけなんですが、焼却施設のメーカーというのは幾つかあるというふうに思うんですが、どうしてこれは1者しか応札しないのかわかりませんが、いずれにせよ1者の応札で入札が決まるということなんですが、そういうことは成立するのかどうかお聞かせ願いたいと思います。今言ったような形で、メーカーは幾つもあるわけなんですが、単価、予定価格等に問題はなかったのか、お聞かせ願いたいというふうに思います。  それから、議案第67号ですが、これは紫峰学園の外構、附帯施設工事ということです。これも1者しか応札してないということですので、それも成立するのかどうかという問題と。それから二つ目には、何で市内業者がとらなかったのかなという思いが最初にありました。そういう点と、それからやっぱり1者の応札しかなかったというのでは単価、予定価格などに問題はなかったのかどうか、とりあえずお聞きしておきたいということであります。よろしくお願いします。 ○議長(塩田尚君) 保健医療部長中山 貢君。                  〔保健医療部長中山 貢君登壇〕 ◎保健医療部長(中山貢君) 専決処分を行った理由についてでありますが、今回の改正は、平成25年に制定されました持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律において規定されている医療保険の保険料にかかわる国民の負担に関する公平の確保ということに基づきまして平成26年度から実施しているものでございます。  その内容は、低所得者に対しては保険税軽減を拡充することで納付しやすい環境を整えること、また高額所得者に対してはさらなる応分の負担を求める、ということでございます。加えまして、つくば市の国保財政は、毎年一般会計から法定外繰り入れ分として、赤字補填により運営している状況でございます。これらを総合的に考慮しますと、今回の医療分、後期高齢者支援分とも各2万円未満で引き上げを行うということは困難な状況にあるというふうに考えております。  さらに、改正内容を平成28年度国保税賦課に適用させるためには、賦課期日であります4月1日に賦課要件を確定させる必要がございます。したがいまして、以上のことから、国の基準限度額までの引き上げによって専決処分させていただいたということでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 環境生活部長吉場 勉君。                 〔環境生活部長 吉場 勉君登壇〕 ◎環境生活部長(吉場勉君) クリーンセンター焼却施設基幹的設備改良工事請負契約につきましては、1者応札でも競争性は確保されるため、成立しております。  続きまして、単価、予定価格につきましては、メーカー見積もりや循環型社会形成推進交付金取扱要領により算定したものであり、適正な価格設定となっております。
    ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) 1者の応札で入札が成立するかについてのご質問につきましては、ただいま議案第66号で答弁したとおりでございます。  次に、(仮称)紫峰学園外構、附帯施設建設工事における設計に当たっては、県単価や市場単価を用いて積算しているものであり、予定価格の設定については適正なものであります。  また、今回の入札は、建設工事の規模等を勘案し、入札参加資格要件を設定したものでございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 二つ目の質問を行います。  承認第5号については、法律が決まったということと、国保会計そのものが赤字運営だからと、それから4月1日実施だからということなんですが、いずれも専決処分の理由としては適当ではないんじゃないかと私は思います。少なくとも増税になるわけですから、増税について慎重に審議した上で決定していくというのが本来のやり方ではないかということです。赤字については、これはこれでまた別な議論が必要なわけであって、専決で赤字補填が決まっちゃうというのは、極めて安易ではないかというふうに思います。その点について、最後の答えをお願いしたいというふうに思います。それが一つです。  それからもう一つは、軽減額と増税額というのを見ましたら、ちょっと資料を持ってこなくて申しわけないんですが、軽減額が600万で、たしか増税額が2,200万ということで、増減が見合ってないんです。軽減額に見合ったものにするためには、もっと増税額を低くしてもいいんじゃないかというふうな考え方もあるんじゃないかと思うんですが、その点についてどう考えるのかお聞かせ願いたいと思います  それから、議案第66、67号、共通しているという問題なんですが、1者で応札について競争性はあるということでありますが、それはどういうことを意味しているのか、お聞かせ願いたいと。それで、それはいつごろからそういう考え方につくば市がなったのか、お聞かせ願いたいということです。 ○議長(塩田尚君) 中山保健医療部長。 ◎保健医療部長(中山貢君) 2回目のご質問に対して、第1点目、なぜ専決処分を行ったかの理由につきましては、先ほど第1回目で述べましたように、平成25年に制定されましたこの指針によりまして私どもはやっていると。あと4月1日に賦課決定をさせる必要があるということと、赤字ということが大きな原因であるということでございます。  あと議員、二つ目のご質問につきましては、それについては軽減措置の拡充分と、賦課限度額の引き上げを今回、専決処分させていただいたわけなんですけれども、それにつきましては、先ほど述べました、医療保険の保険料にかかわる国民の負担に関する公平性の確保という観点から実施しているものでありまして、軽減措置にかかわる減収分を賦課限度額の引き上げによって補うものではないというふうな制度になっております。この減収分につきましては、別途、保険基盤安定負担金として県が4分の3、市の一般会計のほうから4分の1というふうな、公費の補填ということで制度化されているものでございます。 ○議長(塩田尚君) 飯泉総務部長。 ◎総務部長(飯泉省三君) 議案第66号それから第67号でのご質問かと思うんですが、まず1者のみの応札についてでございますけれども、国土交通省で監修をしております公共工事の契約の実務によりますと、指名競争入札の場合は、応札者が1者となった場合、発注者が最初に指名した建設業者以外にも競争入札に参加する可能性があるため、競争性が最低限確保できる2者以上の応札者がいなければ入札は執行できないと、その旨が解説されております。 また一方で、一般競争入札におきましては、公示をした後、入札当日に1者のみの応札の場合、他の応札することができたと考えられる建設業者は、既に競争するまでもないと判断をし、応札しなかったと考えられ、応札者が1者の場合でも競争性は確保され、その応札は有効と認められるという旨が解説をされてございます。そういったことを根拠のもととしております。  また、いつごろからそういうことになったかというご質問でございますが、それにつきましては、つくば市におきましては、平成24年10月から地方自治法で定める随意契約以外の建設工事で、全面一般競争入札を導入しております。翌25年の5月には、同様に全業種に導入をしております。一般競争入札導入以前は、指名競争入札の実施が多く、2社以上の応札がないものは不調としておりました。しかし、全業種への一般競争入札導入を契機としまして、平成25年4月から建設工事、同年9月には全業種の一般競争入札で1社のみの応札も有効といたした次第でございます。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 1点だけお聞かせ願います。  承認第5号について、公平性の確保だからいいんだということなんですが、公平性の確保だったらば、相当これは公平かどうか議会で議論しないとまずいんじゃないんですか。そうじゃなくて、勝手に執行部だけで、これは公平性だと、公平だからって決めちゃうというのは何とも私は理解できないものなんですね。議会で議論した上でちゃんと決まっていくものについて、それに対して文句を言うものではありませんけれども、専決処分というのはあくまでも執行部が決めることですから、これは事後承認だけの話ですから、その公平性を執行部だけで決めてしまうというやり方は、私はなじまないというふうに思いますが、改めてお願いしたいと思います。  それからもう一つ、もう1点なんですが、軽減と増収とは見合ったものではないということですが、実態的に言えば、減収分を増税でもって埋め合わせするということが実態としては起きるわけです。このやり方というのは考え方は違うと言うかもしれませんが実態はそうです。このやり方という、国のやり方なんですが、これについて市としては認めるんですか。本来、国保会計の厳しさというのは、国の補助金が減じている、国の補助金が逆に減じているからこそ起きてきている問題ですので、そういう点では、国に対してやっぱり市としては物を言うことが必要なんじゃないかというふうなものだと思うんですが、いかがでしょうか。その点をお聞かせ願います。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君に申し上げます。つくば市議会会議規則第56条第3項で、議員は質疑に当たっては自己の意見を述べることはできないとなっておりますので、注意しながら発言されるようお願いいたします。  では、答弁に入ります。  中山保健医療部長。 ◎保健医療部長(中山貢君) 私どもは、地方税法第705条及び国民健康保険税条例に基づいて、今は粛々と事務を進めているわけでございます。 ○議長(塩田尚君) これにて滝口隆一君の質疑を終結いたします。  次に、木村清隆君の質疑発言を許します。  7番議員木村清隆君。                    〔7番 木村清隆君登壇〕 ◆7番(木村清隆君) 7番議員木村清隆でございます。質疑発言通告書に基づきまして、質疑をさせていただきます。  議案第70号 財産取得について、豊里分署に配備される水槽付消防ポンプ車についてお伺いをいたします。  配備ということで増車、車がふえるのかなという期待感もあったんですが、まず市長からの一つ目としまして、市原市長から一括上程説明にて、老朽化したため更新するとの説明がありました。老朽化に向けて進んだのではなく、老朽化したということは、いわゆる役に立たなくなった、古くなり使い古して役に立たなくなったというものに捉えることができるかと思います。更新することによっての今まで使用していた車両は廃車されるのか、それともどのようにされるのか、お伺いしたいと思います。  二つ目、水槽付消防ポンプ自動車の仕様についてお伺いいたします。  質疑疑問の背景といたしましては、豊里、上郷地区におきましては、残念ながら上水道の整備がないため消火栓がございません。ここ何年かのうちにも幾度か火災が発生しても水不足というような事情が起きておりました。そういった中において、地元では大量の水槽タンク車を用いたポンプ車を要望、希望しているところでございましたけれども、そういったところから、今回、アとして一つ目が、水槽の容量は何リットルぐらいのものなのか、お伺いいたします。さらには、新しい新型ということでございますので、特別な仕様がありましたらお伺いしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 消防長大山裕幸君。                   〔消防長 大山裕幸君登壇〕 ◎消防長(大山裕幸君) 豊里分署に配備の旧消防車でございますが、更新後は点検整備を行い、消防自動車として北消防署に再配備する予定でございます。  次に、今回購入する水槽付消防ポンプ自動車の水量の容量につきましては、2,000リットルの水を積載するものでございます。さらに特徴としましては、少量の水で高い消火性能を有する泡消火装置を装備し、使用する消火剤の整備にも環境に優しく、消防本部としては今回初めて導入するものでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆7番(木村清隆君) 仕様につきましては、最新の消火器、また従来の容量以上の能力があるということで、地域の住民にとっても大変安心ができるのかなというように思っております。  1点、再質問というか確認だけお願いだけさせていただきたいんですが、大変恐縮でございますけれども、従来のものを点検整備をして北署にということでございましたけれども、北署については車が1台ふえるのかどうかだけお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 大山消防長。 ◎消防長(大山裕幸君) 北署につきましては、今現在、消防予備車がございます。この予備車を廃止しまして、今回、豊里の旧消防車を消防自動車として活用するものでございます。 ○議長(塩田尚君) 木村清隆君。 ◆7番(木村清隆君) 順次新しいものにかえながらということで、より市民の安心安全なのかなというように思っております。  最後でございますけれども、豊里地区、上郷地区、消火栓がないという中で心配事がございますので、そういった中におきまして、今回の最新鋭の消防ポンプ車が配備されることにつきましては、地元の方々にも何らかの形で周知していただくことをお願い申し上げまして質問といたします。 ○議長(塩田尚君) これにて木村清隆君の質疑を終結いたします。  次に、田中サトエ君の質疑発言を許します。  15番議員田中サトエ君。                   〔15番 田中サトエ登壇〕 ◆15番(田中サトエ君) 日本共産党の田中サトエです。議案第56号 つくば市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について質問いたします。  この条例は、保育の需要に対して保育施設が不足しているため、当分の間、小規模保育所の職員配置を緩和する内容となっています。これについて3点質問いたします。ちょっと質問の順番を変えますので、よろしくお願いします。  まず、当分の間と言っているわけですが、これはいつまでのことを言うのでしょうか。2点目、保育士と同等の知識及び経験を有すると市町村が認める者を保育士として認めるということですが、どのような基準で決めるのでしょうか。3点目、幼稚園教諭もしくは小学校教諭、または養護教諭の普通免許状を有する者を保育士とみなすことができるとありますが、資格内容はどのように違うのか伺います。 ○議長(塩田尚君) 福祉部長小田倉時雄君。                  〔福祉部長 小田倉時雄君登壇〕 ◎福祉部長(小田倉時雄君) まず初めに、当分の間とは、保育需要が伸びており、受け入れ枠を拡充している期間と考えております。  次に、保育士と同等の知識及び経験を有すると市長が認める者の基準につきましては、子育て支援員研修のうち、地域型保育コースを修了した者等を想定しております。  最後に、幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭と保育士の資格の違いにつきましては、幼稚園教諭、小学校教諭、養護教諭は、文部科学省の管轄で学校教育法に基づく教育を行い、保育士は厚生労働省の管轄で、児童福祉法に基づいて児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うものです。 ○議長(塩田尚君) 田中サトエ君。 ◆15番(田中サトエ君) まず、当分の間という意味ですけれども、これは待機児童が解消されるまでという意味だと思いますが、その待機児童を解消するためには、どんな対策が考えられるのかということを伺いたいと思います。  2点目の、市長が認める者、研修を行うということですが、その内容について資料をいただきたいと思います。  3点目の、資格の違いですけれども、幼稚園教諭もしくは小学校教諭、または養護教諭と保育士の違いは、管轄の違いもありますけれども、資格内容について違うと思うんです。保育士のほうは、保育所保育指針に基づいて、ゼロ歳から5歳までの保育に携わる中身ですけれども、学校、幼稚園、養護教諭の場合は、幼稚園教諭は3歳以上、小学校教諭は小学校以上ということで、そういう内容の違いがあると思います。ですから、ゼロ歳から3歳までの保育が含まれていないということでは、保育士とみなすことはできないのではないでしょうか、その見解を伺います。 ○議長(塩田尚君) 小田倉福祉部長。 ◎福祉部長(小田倉時雄君) まず初めに、当分の間の対応でございますけれども、やはりこれは一時的な期間ということでございますので、より積極的に保育の受け皿を確保しながら待機児童の解消に向けていくということに努めていくことが重要であると考えております。  二つ目の、市長が認める者ということに関しましての保育研修の内容でございますけれども、子育て支援員研修を受けていただくということを念頭に置いておりますけれども、この研修には、基礎研修と専門研修がございます。基礎研修では、受講者全員が共通に受講するものでございまして、子育て支援分野の各事業等に共通した最低限必要とされる子育てに関する基礎的な知識や技術を習得するものでございます。  続いて、専門研修でございますけれども、これは基礎研修を終了した者が、子育て支援分野の各事業等に従事するために必要な、子供の年齢や発達に応じた分野ごとの専門的な知識や技術などを習得するものでございまして、その内容が地域保育コースと地域子育て支援コースに分かれております。  最後に、幼稚園教諭と小学校教諭、養護教諭、それから保育士との資格内容の違いということでございますけれども、小学校教諭及び養護教諭につきましては、幼児教育及び生徒の心身の発達及び学習の課程等において科目を履修しております。なお、幼稚園教諭につきましては、保育士資格と同様に、保育内容に関する科目が履修が必要となっております。そういったことから対応可能だろうということになろうと思います。 ○議長(塩田尚君) 田中サトエ君。 ◆15番(田中サトエ君) 研修の要綱というのはいただけますでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 答弁を求めるんですね。  小田倉福祉部長。 ◎福祉部長(小田倉時雄君) 研修の案内が、茨城県の子育て支援人材センター、要するに県社会福祉協議会のほうで出しております。この資料であればお渡しできると思います。 ○議長(塩田尚君) これにて田中サトエ君の質疑を終結いたします。  次に、宇野信子君の質疑発言を許します。  6番議員宇野信子君。                    〔6番 宇野信子君登壇〕 ◆6番(宇野信子君) つくば市民ネットワーク宇野信子より、質疑通告に従いまして質疑を行います。  まず1番、報告第13号 つくば市土地開発公社の経営状況を説明する書類について伺います。  (1)総合運動公園用地として取得した土地にかかった平成27年度の総額を教えてください。(2)利息の累計額とそれにかかる孫利息というんですか、の額と利率を教えてください。3番目、今後、借り入れ総額はどのようにふえていくのか、教えてください。  2番、承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについて(専決処分第9号)、平成27年度つくば市一般会計補正予算(第6号)から伺います。筑波山地域ジオパーク構想連携事業について、(1)事業の内容、(2)専決処分にした理由、(3)6月10日から公募型プロポーザル方式で業務委託の募集が始まっていますが、今回の1,500万の補正が、この業務委託にどのように使われるのか教えてください。  3番、議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算(第1号)の3ページ第2表、債務負担行為補正で伺います。(1)は、8土木費、4都市計画費、平成28年度公園指定管理者委託についてです。ア、8億9,730万円の算出根拠を教えてください。イ、現在は、指定管理者をこの公園を南と北の二つに分け、2事業者に分けて指定管理をしてもらっておりますが、今後、平成29から31年度の今回の債務負担行為補正ですが、その3年間の指定管理はこの2事業者に分けるのを継続するのか、それともどのようにしていくのか教えてください。(2)10教育費、6保健体育費、平成28年度体育施設指定管理委託についてです。ア、2億9,580万円の算出根拠を教えてください。イ、現在のこれらの体育施設の維持管理費、運営経費の総額を教えてください。  4番、議案第61号 つくば市体育施設条例の一部を改正する条例について伺います。(1)対象の15施設はどこか、(2)体育施設への指定管理者制度導入の目的、(3)指定管理の業務内容は何なんでしょうか。(4)募集の方法はどのようになるのでしょうか。(5)指定管理者が業務をさらに委託する場合、委託事業者の選定方法や事業者名の公表は義務づけるのか教えてください。以上檀上からの質問です。 ○議長(塩田尚君) 財務部長小泉邦男。                  〔財務部長 小泉邦男君登壇〕 ◎財務部長(小泉邦男君) 報告第13号 つくば市土地開発公社の経営状況に関するご質問につきまして、土地開発公社から報告を受けた内容についてご答弁申し上げます。  (仮称)つくば市総合運動公園用地として取得した土地にかかった平成27年度の経費の総額についてでございますが、つくば市土地開発公社事業決算書13ページの公有用地明細表に記載がございますとおり、諸経費等及び支払い利息の合計額で3,428万1,973円となっております。  次に、支払い利息の累計額でございますが、同じく土地開発公社事業決算書13ページの公有用地明細表に記載がございますとおり6,556万9,347円でございます。この内訳としましては、用地取得費の借り入れの利息が平成26年度、3,133万3,022円、平成27年度、3,372万9,080円、合計6,506万2,102円。この利息支払いのための借り入れ利息が平成26年度は8万3,952円、平成27年度は42万3,293円、合計50万7,245円となっております。  また、利率でございますが、用地取得費にかかる利率が年利0.509%、利息に対する借り入れはその時期によって異なりますが、年利0.95%から1.15%の利率で借り入れてございます。  次に、今後の借入総額はどのようにふえていくのかということについてでございますが、当面、返済を行わず、また金利が現在と変わらないと仮定した場合で、借入総額は年間約3,300万円強ずつふえていくと予想されます。 ○議長(塩田尚君) 科学技術振興部長上田智一君。                〔科学技術振興部長 上田智一君登壇〕 ◎科学技術振興部長(上田智一君) 筑波山地域ジオパーク構想連携事業の内容についてお答えします。  本事業は、国の地方創生加速化交付金を活用して、筑波山地域の構成6市が協議会に負担金を拠出して行う、筑波山地域ジオパーク構想の推進に係る総合マーケティング業務委託事業の一部となります。  本委託事業の目的は、筑波山地域ジオパーク構想の推進に当たり、来訪者の増加及び地域経済を含めた活性化に向け、来訪者へのおもてなし、地域の価値の創出、情報の発信等の課題の解決を行いながら、広域の取り組みの効果を最大化することになります。  具体的な内容としては、筑波山地域における広域の観光に係る調査分析及び全体戦略の構築、プロモーション活動の立案と動画コンテンツ等の作成、旅行商品の企画及び開発、産物デザインの形成等を行うこととしております。  次に、専決処分となった理由についてお答えします。本事業の実施に当たり、国の地方創生加速化交付金の活用を検討してたいたことなどから、昨年12月に開催された市町村向けの説明会に参加し、本年1月21日の国からの正式な募集通知を受け、2月16日に国へ実施計画を提出しました。予算化については、本交付金の内示をもって行う予定でしたが、内示が議会閉会日である3月18日であったため、追加議案を提出できませんでした。また、この交付金は、国の昨年度の予算から支出されるため、市も年度内の予算化が必要であったことから、3月議会終了後の専決処分といたしました。  最後となりますが、筑波山地域ジオパーク構想連携事業は、国の地方創生加速化交付金を活用して筑波山地域の構成6市が協議会に負担金を拠出して行う筑波山地域ジオパーク構想の推進に係る総合マーケティング業務委託事業の一部となります。具体的には、つくば市から補正予算で計上した1,500万円及びほかの構成5市からの2,500万円を協議会に負担金として集約し、この委託業務に活用することとしております。 ○議長(塩田尚君) 市民部長栗原正治君。                  〔市民部長 栗原正治君登壇〕 ◎市民部長(栗原正治君) まず、議案第53号の公園指定管理委託の債務負担行為補正8億9,730万円の算出根拠についてお答えいたします。
     収入額につきましては、平成27年度の施設利用料、広場等の占用料などの行為収入及び自主事業収入の実績額に対し、消費税率を10%として算出しており、収入額合計は6,502万7,789円と算定しております。  また、支出額につきましては、施設の管理業務費及び植栽の維持管理費を積算基準に基づいて積算し、物価上昇率を考慮し、消費税率を10%として算出しております。また、需用費、光熱水費、役務費等につきましては、これまでの指定管理実績額をもとに物価上昇率を考慮して消費税率を10%とし算出しており、支出合計額は3億6,421万8,828円となります。  今回の公園指定管理委託の債務負担行為補正額は、支出合計額から収入額合計を差し引きました、2億9,910万円が単年当たりの指定管理委託料の限度額となります。  次に、指定管理による施設の区分け及び組み合わせ等につきましては、体育施設も含めまして、現在、検討中でございます。  次に、体育施設の指定管理委託の債務負担行為補正、2億9,580万円の算出根拠についてお答えいたします。まず収入額につきましては、これまでの施設使用料の実績額をもとに、消費税率を10%とし算出した額及び自主事業の収入見込額により算出しており、収入合計額は2,157万2,438円となります。また、支出額につきましては、施設の管理業務費及び植栽の維持管理費を積算基準に基づいて積算し、物価上昇率を考慮し消費税率を10%として算出しております。また、需用費、光熱水費、役務費等につきましては、これまでの管理委託実績額をもとに物価上昇率を考慮し、消費税率を10%として算出しており、支出合計額は1億2,022万8,989円となります。  今回の体育施設指定管理委託の債務負担行為補正額は、支出合計額から収入額合計を差し引きました9,860万円が単年当たりの指定管理委託料の限度額となります。  現在の維持管理費、運営経費等の総額でございますが、平成27年度の実績額で、施設の管理業務費が約4,530万円、需用費が約180万円、光熱水費が約1,820万円、役務費が約95万円、植栽の維持管理費等が約3,335万円、賃借料が約20万円となり、合計で約9,980万円となっております。  次に、議案第61号のつくば市体育施設条例の一部を改正する条例につきまして、先ほど橋本議員にもお答えしましたが、条例の対象となる施設につきましては、筑波総合体育館、谷田部総合体育館、桜総合体育館、吉沼体育館、東光台体育館、大穂体育館、豊里体育館、豊里テニスコート、谷田部テニスコート、吉沼野球場、谷田部野球場、豊里多目的広場、高見原ソフトボール場、高崎サッカー場、及び豊里銃剣道場の15施設となります。指定管理者制度を導入する目的でございますが、施設全体を一元的に管理運営することによりまして、より迅速かつ計画的な修繕、また民間のノウハウや活力を生かし、市民ニーズに即した自主事業の実施が可能となるなど、質の高い公共サービスの提供や、サービスにかかるコストの縮減も期待されているところでございます。  また、施設の管理運営を民間に委ねることによりまして、自主事業の実施や地元特産品の販売など、他の収益事業と組み合わせることにより新たな事業の機会を生み出すなど、経済の活性化にもつながるものと考えております。  次に、指定管理の主な業務内容でございますが、今回改正する、つくば市体育施設条例及びつくば市体育施設条例施行規則に規定する施設の運営、それから維持管理に関する業務及び自主事業の実施等となります。指定管理者の募集方法につきましては、つくば市公の施設の指定管理者の指定の手続等に関する条例に基づき公募をいたすことになります。指定管理者が業務を委託する場合の事業者の選定方法、それから事業者名の公表を義務づけることについてでございますが、これに関しましては現時点では考えておりません。 ○議長(塩田尚君) 宇野信子君。 ◆6番(宇野信子君) 土地開発公社のほうは、わかりました。年3,300万円強ずつ借入額がふえていくということですね。  次のジオパークのほうなんですけれども、今ジオパーク、一般質問でも出ていましたけれども、2次審査といいますか、現地調査を待っている状態だと思うんですけれども、この選定された場合とされなかった場合で、今は結果が出る前にプロポーザルで募集しておりますが、4,000万ぐらいの事業になると思うんですが、この事業は結果にかかわらず同じようにやっていただくということなのか、教えてください。  それから、債務負担行為のほうなんですけれども、まず(1)のイで、今は2事業者に分けているが、どうするかということについて、今検討中ということなんですけれども、この提案どおりにいきますと、公園部分と体育施設部分とを組み合わせて指定管理を、管理者を募集するということになると思うんですが、組み合わせてさらにそれを幾つかに分けていくと思うんですが、どういうふうに分けるか今、検討している段階で、検討のポイントといいますか考え方といいますか、どういう分け方を最適というふうに考えるかという、その基準といったらおかしいんですけれども、どういう視点でどういうふうに分けるかを検討しているかを教えてください。  それから、この二つの債務負担行為補正の議案の書類をいただきました。追加請求させていただきして、詳細にいただきまして、ありがとうございました。それで、まず、先に書いたのが公園ですね。公園のほうなんですけれども、これまでの3年間の指定管理限度額は、年に換算すると2億7,500万円なんですね。今回の債務負担補正は2億9,910万円ということで、2,400万円上限が上がっているんです。それで、どうしてかなと思いまして起案文書をいただきましたところ、いろいろと動いているんですが、維持管理費ですね。施設管理、植栽管理、警備施設点検のところが、この表で見ますと5,000万円ほど、1億2,500万円ぐらいだったのを1億7,900万円で見込んでいるんです。ほかの部分はそんなにふえていないのですが、この維持管理費だけが1.5倍にふえる見込み、公園だけでですね。というのは、どういう理由なのか、ちょっと事前に言ってなかったんですけれども、答えられる範囲でお願いします。  それと、一方で、体育施設のほうは、今までは委託でやっていたものを今度指定管理にするということで、先ほど、現在の委託の総額が9,900万円というお話でしたけれども、ですが収入を引いてない支出だけですよね、委託費の総額というのは。体育施設のほうでは、収入が平成27年度見込みが1,800万円あるわけですから差し引くと8,100万円、年間、経費がかかっていると読み取れるんですが。今回、指定管理の単年度で計算すると、9,860万円という限度額を今回設定しているんですが、これもちょっとやっぱりこれまでの実績からすると800万円から900万円ほど単年度で見ると増額になっていると思います。どこが増額になっているかと思って見ますと、やはり維持管理費が400万円ほどふえている、それから管理業務費も500万円ほどふえていると。ここの部分の増額の見込みが指定管理限度額の今の収支に対してそれだけふえているということなんですが、ここでもやっぱり維持管理費ですね、これだけ来年度以降ふえる見込みというのは、消費税が上がるだけでは、それだけではないと思いますので、このふえてた見込みで算出しているところの理由がわかれば教えてください。  それと指定管理限度額というのと、実際の指定管理料について教えていただきたいんです。公園のほうは既に指定管理をしておりますので、この指定管理者に実際に払うお金というのは、この契約額ではなく、支出額から収入額を引いたものを実際に計算した上で指定管理者に指定管理料として払っているのでしょうか、そこのところを教えてください。 ○議長(塩田尚君) 上田科学技術振興部長。 ◎科学技術振興部長(上田智一君) お答えします。筑波山地域の日本ジオパークへの認定いかんにかかわらず、地質、地形や、それに関連する歴史、文化、産業等の地域資源の価値は引き続き存在するものであり、広域の観光振興に活用できるものであることから、今回の委託業務の内容が変わることはありません。 ○議長(塩田尚君) 栗原市民部長。 ◎市民部長(栗原正治君) まず、組み合わせ、それから区分の考え方なんですけれども、今現在、先ほど議員もおっしゃいましたけれども、公園に関しては2業者が指定管理を行っています。そのほかに、先ほど申し上げましたとおり体育施設が今度15施設ふえます。ということは、そのまま公園を2業者に管理してもらうという考え方じゃなくて、先ほども利用の中で申し上げましたとおり、公園の中に体育施設が存在する公園もあります。ですから、そういうものも含めまして、今こちらで考えているのは、つくば市内を何地区かに分けまして、その中に存在する施設を管理区分するか、それとも利用件数が各施設ごとにかなり違っています。ですから、その利用件数の平準化というか、ある程度ならせるような形でそういう施設の区分けをしようかと、今そういうことも若干内部では検討しているところでございまして、申しわけないですけれども、もうちょっと区分けに関しましては時間をいただきたいと考えております。  それから、管理費の増分なんですけれども、一応、先ほども言いましたように、物価上昇率、それから消費税を10%として見込んで、今回、補正のほうを上げさせていただいていますが、維持管理に関するものに関しては、その中の植栽とか、そういう管理も中に含まれています。そうすると、そういうものを含めて必ず人件費も上がってきます。そういうことで、物価上昇だけじゃなくて、そこに関係する人件費の単価の上昇分とか、そういうものも見込んでいますので、実際に今年度、今までよりも若干、同じ作業をしたとしても上がるのかなということで、今回、その増分を見込んでいるような次第でございます。  あと限度額に関してなんですけれども、一応ここが限度額ですから、実際、契約する際には業者の方々から提案をいただいて、そこでどのぐらいでできますというような提案をいただくわけですね。その提案に基づいて契約するわけですから、別にやった額、作業をした額に合わせて支払うということではなくて、その限度額の中で以内で契約することになります、指定管理に関してはですね。そういうことで限度額を定めて、それ以内で管理を委託するというような形になるかと思います。 ○議長(塩田尚君) 宇野信子君。 ◆6番(宇野信子君) 3回目ですね。そうしますと最後のお答えから聞くんですけれども、この起案の中に指定管理料の実績額って公園のほうであるんですけれども、この細かな金額は、これは実際に指定管理者に払った額ではなくて、支出と収入の差し引きだけであって、実際は、3年間なら3年間幾らで契約したという契約額で支払いをしているということでしょうか。そうすると、指定管理者が経営努力をすれば、例えば、収入が上がって支出を抑えられた場合には、契約額は一緒なので利益が発生するという考え方で、指定管理料は契約時の金額で定額ということなのか、確認したいと思います。  それと、3回目なので全部言います。指定管理の業務内容について、この条例案のとおりということですけれども自主事業が入ってきますので、ただ、運動公園のときに問題になったように体育館は足りないんだと随分説明をされましたので、自主事業が入ってきた場合に、実際に今までほとんと普通に貸し出しをしていたわけですね、それが借りるほうが自主事業が入っちゃって借りられないということが発生したら、さらに体育館が足りなくなるので、これはさらに不足するという問題が発生すると想像されますので、自主事業と実際今までやっている貸し館業務というんですか。   〔「言っちゃだめだよ、自分の意見を言っただろう、想像しますなんていうのは言っちゃだめだよ」と呼ぶ者あり〕 ◆6番(宇野信子君) 今後のことなので、想像するしかありません。それで、これまでの利用者が使いにくくなるということはないのかということを伺います。  それと募集についてです。これは体育施設の指定管理者のほうですね。今後のスケジュールの見込みについて教えてください。 ○議長(塩田尚君) 栗原市民部長。 ◎市民部長(栗原正治君) 最初の実績額のところ、どの表をもとに、どこの部分を言ったのか、ちょっとはっきりわからなかったものですから、それをもう一度確認させていただいてよろしいですか。 ◆6番(宇野信子君) 同じ表で。 ◎市民部長(栗原正治君) 一番下の表の実績額と限度額が入っている欄、ここですか。 ○議長(塩田尚君) では、答弁を続けてください。 ◎市民部長(栗原正治君) この一番下のところにあります限度額、限度額の欄2億7,500万、3年間、この額(後刻「限度額が2億7,500万円で、契約額は平成26年度は2億5,953万円」に訂正)で指定管理者と契約しているというところでございます。ですから、あくまでもこの限度額でもう契約になっていると。  あと、自主事業を行う場合なんですけれども、当然、一般の予約なりして利用者が必ずいます。ですから、それらの状況等を見ながら、事業計画を立たせていただいて、その一般の利用者には支障を来さないような方法でやっていただくと、それはこちらでもそういうふうな指導でやっていきたいと思います。  続いて、指定管理までのスケジュールなんですけれども、一応、今現在の予定としましては、7月を目途に募集要項、それから仕様書等を作成しまして、その後、候補者の募集、それらを行って12月の定例会に指定管理者の指定についての議案を上程したいということで、現在もスケジュールとしては考えております。 ○議長(塩田尚君) これにて宇野信子君の質疑を終結いたします。  次に、北口ひとみ君の質疑発言を許します。  8番議員北口ひとみ君。  市民部長より発言訂正の申し出がありましたので、これを許します。  栗原市民部長。 ◎市民部長(栗原正治君) 先ほどの限度額と実績額のちょっと勘違いをしまして、限度額が2億7,500万で、契約額は平成26年度は2億5,953万円になります。すみません。そういうふうにご理解願いたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 8番議員北口ひとみ君。                   〔8番 北口ひとみ君登壇〕 ◆8番(北口ひとみ君) 8番、つくば・市民ネットワーク北口から、通告に従いまして質疑をしたいと思います。  1点目は、議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算の中身です。3ページのところの、債務負担行為(仮称)紫峰学園スクールバス送迎業務委託についてお聞きします。送迎範囲、それからバスの種類や台数、対象児童数、添乗員の有無、入札の形態などについて詳細を教えてください。  それから2点目は、6ページの保育所費です。保育コンシェルジュの報酬について、その業務内容と目的、それからいつから、どこに配置するのか、勤務時間帯など詳細について教えてください。  2点目は、保育士就労促進助成金についてなんですけれども、助成の内容と目的、期間などを詳細について教えていただきたいと思います。  大きな2点目は、議案第66号 工事請負契約の締結についてです。1点目は、入札状況について、公告、開札など詳細について教えていただきたいと思います。2点目の1社のみで落札された理由は何かということで、先ほど滝口議員のときに、競争性についてというお話がありましたけれども、ここでお聞きしたいのは、特殊な工事になりますので、そういった特殊な工事ですが金額としてはかなりな規模になります。背景に考えられる要因がありましたら教えていただきたいと思います。3点目は、工事の内容について教えてください。  それから大きな3番は、議案第68号 工事委託契約の締結についてです。これは粛々と今、進んでいるところなんですけれども、当該区域の開発進捗状況及び地区内の居住人口、張りつきがどのような状況になっているのか。それと2点目は、下水道工事の進捗状況はどうなっていますか。それから3点目は、財源内訳を教えてください。  大きな4番、最後は、議案第69号 工事委託契約の締結についてですが、これも同じく当該区域の開発進捗状況及び地区内の居住人口、それから2点目が下水道工事の進捗状況、3点目が財源内訳を教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 教育局長塚田修身君。                  〔教育局長 塚田修身君登壇〕 ◎教育局長(塚田修身君) (仮称)紫峰学園スクールバスの送迎業務委託の詳細につきましては、平成29年4月開校予定の(仮称)秀峰筑波義務教育学校への児童の通学手段としてスクールバスを導入するものでございます。スクールバスの運行範囲は、紫峰学園の区域内とし、大型バス1台、中型バス7台の合計8台で、8コースの運行を予定しております。子供たちは、現在のところで276名を予定しております。それから発注方法は、一般競争入札を考えております。添乗員につきましては予算の中に組み込んでございます。 ○議長(塩田尚君) 福祉部長小田倉時雄君。                  〔福祉部長 小田倉時雄君登壇〕 ◎福祉部長(小田倉時雄君) まず初めに、保育コンシェルジュにつきましては、国が示しました待機児童解消に向けて、緊急に対応する施策についての事業の一つであります。当市におきましても、待機児童解消策としまして、待機となっている児童の保護者等からの相談に応じ、保育所等に関する必要な情報の提供及び助言を行うことを目的に、こども課内に設置するものです。  次に、保育士就労促進助成金につきましては、保育士の確保とつくば市への定住促進を目的に、つくば市に転入し市内の認可された保育所等に新たに勤務する単身の常勤保育士に家賃の一部を助成するものでございまして、期間は3カ年度を予定しております。                     〔発言する者あり〕 ◎福祉部長(小田倉時雄君) 本年度は、8月から雇用を予定しておりまして、勤務時間は報酬対応でございますので、週29時間以内ということで考えております。 ○議長(塩田尚君) 環境生活部長吉場 勉君。                 〔環境生活部長 吉場 勉君登壇〕 ◎環境生活部長(吉場勉君) 入札の状況についてでございますが、公告が平成28年2月9日、入札締め切りが3月1日、開札が3月2日でございます。  続きまして、10社の入札参加資格者がございましたが、結果として応札者は1社でございました。クリーンセンターの工事の内容につきましては、焼却施設の安定的な稼働と延命化及び二酸化炭素削減のために、火格子やごみホッパー等の燃焼設備、蒸気タービンや発電機等の余熱利用設備、受変電設備や動力制御盤等の電気設備の工事でございます。 ○議長(塩田尚君) 企画部長小峰光晴君。                  〔企画部長 小峰光晴君登壇〕 ◎企画部長(小峰光晴君) 議案第68号に関するご質問でございますが、茨城県が施行している島名、福田坪地区と、上河原崎、中西地区の、平成28年3月末時点における事業の進捗状況及び居住人口についてお答えします。  島名、福田坪地区につきましては、総事業費約558億円に対しまして、累計事業費約291億円、進捗率は52%。居住人口につきましては、計画人口1万5,000人に対しまして、居住人口4,984人、定着率33%でございます。  上河原崎、中西地区につきましては、総事業費約369億円に対しまして、累計事業費約141億円、進捗率38%。居住人口につきましては、計画人口1万1,000人に対しまして、居住人口197人、定着率2%でございます。  次に、議案第69号についてお答えいたします。UR都市機構が施工している中根、金田台地区の平成28年3月末時点における事業の進捗及び居住人口でございますが、中根、金田台地区につきましては、総事業費約264億円に対しまして、累計事業費約175億円、進捗率は66%。居住人口につきましては、計画人口8,000人に対しまして、居住人口536人、定着率は7%でございます。 ○議長(塩田尚君) 上下水道部長宇津野茂樹君。                 〔上下水道部長 宇津野茂樹君登壇〕 ◎上下水道部長(宇津野茂樹君) お答えいたします。議案第68号の工事委託契約につきましては、島名、福田坪地区及び上河原崎、中西地区の区画整理事業に伴う公共下水道事業を、区画整理事業者である茨城県に委託するものです。この工事を施工することによる進捗率ですが、島名、福田坪地区につきましては、平成27年度末までに56.9%、28年度単年度で2.7%の整備を予定しており、残事業につきましては40.4%となっております。  また、上河原崎、中西地区につきましては、平成27年度末までに37.9%、28年度単年度で7.2%の整備を予定しており、残事業につきましては54.9%となっております。  契約額8億6,300万円の財源内訳でございますが、国からの交付金4億2,100万円、48.8%、茨城県負担金1億1,550万円、13.4%、起債3億2,650万円、37.8%となっております。  続きまして、議案第69号の工事委託契約につきましては、中根、金田台地区の区画整理事業に伴う公共下水道事業を区画整理事業者である都市再生機構に委託するものでございます。この工事を施工することによる進捗率でございますが、平成27年度末までに42.2%、28年度単年度で57.8%の整備を実施しまして、今年度完了を予定しております。  契約額20億7,200の財源内訳でございますが、国からの交付金10億695万円、48.6%、都市再生機構負担金3億1,955万円、15.4%、起債7億4,550万円、36%となっております。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆8番(北口ひとみ君) 幾つか2次質疑をさせていただきます。民生費の保育所運営に要する経費で、コンシェルジュのほうですが、財源と、それから多分このコンシェルジュに当たる方はかなり経験豊富な方でないと、その相談業務には乗れないかなというふうに思いますので、採用の方法など詳細を教えていただきたいと思います。  それから、保育士の就労促進助成金のほうですが、こちらも財源と、対象は転入してこられた方というふうなことだったんですけれども、転入してこられる方だったら、ちょっと聞き漏らしたと思います、どなたでも大丈夫なのかというか、経験の有無にかかわらず転入して就職される方にはこれが対象になるのか、若い人じゃないとだめなのかという辺を聞かせてください。  それから、議案第66号のところは、これ10社ほど事業者が対象としてあるけれども、1者のみだったというようなことでした。この1者が参加資格要件として条件付き入札でもなかったので、恐らく参加資格要件として何か決められていたのであろうと思います。それと、実績はどのようなものがあったのか、それと財源内訳を教えていただければと思います。  それから、68号の工事委託契約については、当初予算に比べてやや減額しているようなんですけれども、その理由について、わかったらお願いします。  それと68号のほうは、当該区域の残りの事業費については、全部終わるということだから、ないということかな、当該区域の残りの事業費について、お聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 小田倉福祉部長。 ◎福祉部長(小田倉時雄君) 保育コンシェルジュの採用の基準につきましては、保育に関する相談に応じるということでございますので、やはり保育士資格を有する者で教育、保育施設における経験等を条件にすることと考えております。  また、財源につきましては、子ども・子育て支援交付金の対象事業でございますので、国、県、それぞれ3分の1ずつの補助がございます。  次に、保育士就労促進助成金でございますけれども、まず、対象につきましては、つくば市に転入して市内の認可された保育所等に勤務する単身の常勤保育士と考えておりますので、年齢、経験等は問いません。  また、財源ですけれども、こちらは全て市の単独事業でございますので、全て一般財源となります。なお、この就労促進助成金の事業につきましては、県内では初めての取り組みでございます。 ○議長(塩田尚君) 飯泉総務部長。 ◎総務部長(飯泉省三君) 議案第66号の関連でございますが、資格要件ですね、公告の際に入札参加資格要件と、その中にあるわけなんですが、今回、資格要件における施工実績ということで、落札者であるJFEエンジニアリング株式会社から提出されました施工実績に関する書類というのがあるんですが、そこに川口市の戸塚環境センター西棟3・4号炉大規模改修工事というのが入ってございます。これに関する関係書類が提出をされております。それについて、所要の要件を満たしているということを確認をさせていただいております。 ○議長(塩田尚君) 吉場環境生活部長。 ◎環境生活部長(吉場勉君) 財源内訳についてご答弁申し上げます。循環型社会形成推進交付金ということで国庫補助金でございますが21億円、震災復興特別交付税交付金ということで41億円、地方債ということで18億円、一般財源が約2億円でございます。 ○議長(塩田尚君) 宇津野上下水道部長。 ◎上下水道部長(宇津野茂樹君) 当初予算の減額の理由でございますが、当初予算は16億600万円に対しまして、国からの交付金が大幅に減額になりまして、契約額が8億6,300万円となっております。  あとは69号でございますが、残事業ということでございますが、先ほど答弁で申し上げましたとおり、中根、金田台地区につきましては、今年度で完了を予定しておるということでございます。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆8番(北口ひとみ君) 3次質問をさせていただきます。  保育士就労促進助成金は、ありがとうございました。以前に、皆川のほうから質問して、こういう形で早速施行になるというのは非常にありがたいことだと思います。この周知なんですけれども、転入してこられる方なので、どういった周知をするのか、そのあたりをお聞かせください。  それと、議案第66号のほうなんですけれども、これは3月の定例会の環境経済委員会でも確認がありましたが、契約の締結になりますので、今回もう一度確認をさせてください。ことし3月5日に、つくば3Eフォーラムで開催されましたバイオマスタスクフォースセミナーのときに、水守のソーラーシェアリングの現地見学説明会がありました。
     参加いたしまして、そのときに、現地に行くバスの中で、そのソーラーシェアリングを運営している方からお話があったんですけれども、クリーンセンターの余熱利用の計画についての説明だったんです。その水守のところのソーラーシェアリングに、リサイクルセンターの西側のところにビニールハウスをつくって、そこにクリーンセンターから蒸気を引いて余熱利用をするというような旨の説明がありました。見学者の方からは絶賛されていまして、それはいいですね、というようなことだったんですが、当日は、この計画図も紹介されまして、ちょっと私はびっくりしたんですけれども、かなり具体的な紹介でしたので、ここでもう一度確認をさせていただきたいと思います。  今回、このような工事は含まれていないという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 小田倉福祉部長。 ◎福祉部長(小田倉時雄君) お答えします。保育士就労促進助成金の周知方法でございますけれども、市のホームページに掲載することはもちろんですが、民間の認可保育所や認定こども園等には直接周知をしてまいります。また、保育士確保に関する会議やイベントは……。               〔「やかましくて聞こえません」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) お静かに。答弁が聞こえないそうですから。  では、続けてください。 ◎福祉部長(小田倉時雄君) 保育士確保に関する会議やイベント等、保育所見学ツアー等も行っておりますので、そのような機会を利用しまして周知してまいりたいと考えております。 ◆11番(山本美和君) 議長、会議規則第37条に違反するのではありませんか、議長に判断を求めます。委員会付託しているはずです、この案件については。会議規則では大体論及び重要点のみにとどめというふうに記載をされております。会派にきちんと委員がいるんだから、委員会審議で行うべきです。                   〔「そのとおり」と呼ぶ者あり〕 ◆8番(北口ひとみ君) 自分の委員会のこと以外は聞いていいのでは。 ◆11番(山本美和君) 会派です。会派の意味がなくなります。議長の判断を求めます。 ○議長(塩田尚君) いや、それはちょっと無理だな。幾ら会派に所属しているといっても、それはちょっとむちゃくちゃですよ。                   〔「通告ないです」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) 要するに、通告がないかどうかの問題でしょう。要するに、会派でこの委員会に所属しているから聞いちゃいけないと。これは、ちょっと無理ですよね。ただ、問題は事前通告に……。 ◆11番(山本美和君) そういうことではありません。大体論及び重要点にとどめと書いてあります。 ◆8番(北口ひとみ君) 重要点です。 ◆11番(山本美和君) 細部においては委員会で審議すべきことが原則であると書いてあります。詳細な工事の内容です。 ○議長(塩田尚君) よほど聞かれちゃまずいことみたいね。              〔「議会の運営がおかしいからです」と呼ぶ者あり〕                〔「議事進行をしてください」と呼ぶ者あり〕                   〔「議事進行」と呼ぶ者あり〕 ◆6番(宇野信子君) 質疑はそんなことはありません。 ◆20番(高野進君) 自分だってそうだろう、さっきも想像なんて言って、想像でこんなことやれない。 ◆6番(宇野信子君) だって、来年のことだから想像して言うしかないじゃないですか。 ◆20番(高野進君) 質疑なら、想像なんて関係ないのだからな。 ◆6番(宇野信子君) 意見と想像は違います。 ◆28番(久保谷孝夫君) 議長、議事進行。議長が仕切っているんだから、議長なんだから。 ○議長(塩田尚君) では、議事進行いたします。執行部のほうで、答弁が非常に難しい部分もあるということでありますので、答えられる範囲内で執行部に答弁を求めることにいたします。  では答弁、吉場環境生活部長。 ◎環境生活部長(吉場勉君) 私どもの工事について、余熱利用については、議員がお話しになった西側の部分については検討に入っておりません。 ○議長(塩田尚君) これにて北口ひとみ君の質疑を終結いたします。  次に、皆川幸枝君の質疑発言を許します。  4番議員皆川幸枝君。                    〔4番 皆川幸枝君登壇〕 ◆4番(皆川幸枝君) 質問を進めさせていただきます。  承認第2号、専決処分第9号、平成27年つくば市一般会計補正予算(第6号)で、6ページです。歳出、総務費、総務管理費の中の、まち・ひと・しごと創生費についてお伺いします。12番、地域公共交通広域連携に要する経費、地域公共交通広域連携調査委託料として2,500万円が計上されています。(1)検討の経緯、開催日時や出席者、議事内容及び課題についてご説明をお願いいたします。(2)事業の目的、目標、事業費総額、(3)財源内訳、(4)調査結果をどのように事業に反映させるのか、(5)民間交通事業者への影響、(6)専決処分の理由についてお願いいたします。  2番目としまして、議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算です。6ページ、歳出、総務費、総務管理費のまち・ひと・しごと創生費の中で、17番、地域公共交通広域連携に要する経費、地域公共交通広域連携調査委託料として500万円が入っておりますが、この増額の理由についてお願いいたします。  同じく7ページ、歳出、土木費、都市計画費、都市計画総務費で、15番、公共交通対策に要する経費として官民連携基盤整備調査委託料659万7,000円、この事業について、事業の目的、イ、事業費総額、財源内訳、(ウ)調査結果をどのように反映させるのかについてお願いいたします。  3番目、議案第67号 工事請負契約の締結についてです。この(仮称)紫峰学園の外構及びプール棟の附帯施設の建設工事を行う事業ですが、契約金額は8億8,992万円になります。以下について、お伺いします。(1)工事内容、スケジュール、(2)入札までの経緯、他社からの問い合わせ内容、(3)については、本件と関係ないということで答弁は結構です。 ○議長(塩田尚君) 企画部長小峰光晴君。                  〔企画部長 小峰光晴君登壇〕 ◎企画部長(小峰光晴君) まず、承認第2号に関するご質問でございますが、本補正予算に計上する契機となりました公共交通網の広域連携を図る検討会議の経緯及び課題についてお答えします。  人口減少や少子高齢化が加速する中、持続可能な公共交通ネットワークを整備するため、具体的には、つくば市と近隣市間において、つくば市内のTX各駅へのアクセス性を考慮した交通ネットワークの形成に向け、平成27年10月に、つくば市、下妻市、桜川市、筑西市の4市の市長で公共交通の広域連携に関する意見交換会を開催いたしました。それを踏まえ、平成27年12月に、公共交通網の広域連携を図る検討会議を設立し、4市長出席のもと検討会議の体制等について協議いたしました。  平成28年度に入りまして、第1回検討会議を6月に開催し、4市長が出席し、ここに新たに常総市が検討会議に加入すること、それから平成28年度の事業計画等について協議いたしております。  なお、当市の呼びかけで、牛久市がオブザーバーとしてこの検討会議に参加していること、それから取手や土浦など、近隣市にもこれらでの検討状況などについて情報提供をしていくことについては、一般質問でもお答えしたとおりでございます。  次に、今回、補正予算に計上しております、地域公共交通広域連携調査委託料でございますが、検討会議における議論を深めることを目的とした調査委託で、主な事業内容としましては、つくば、下妻、桜川、筑西、4市の詳細な人口分布、開発状況、道路状況等の基礎的な情報の収集分析、市民の移動状況及び移動ニーズの把握、将来の交通需要の予測でございます。これらの調査結果を踏まえ、検討会議において協議し、公共交通ネットワーク案の作成を目指します。なお、事業費総額につきましては2,500万円を予定しております。  次に、この財源内訳ですが、全額内閣府の地方創生加速化交付金でございます。なお、本調査事業の2,500万円は、つくば市が検討会議に参加する、下妻、桜川、筑西市からそれぞれ500万円の負担金を受け、つくば市分の1,000万円と合わせたものとなっております。  次に、調査結果の反映についてですが、4市間の公共交通ネットワーク案の作成における基礎資料として取り入れてまいります。具体的には、4市の市民の移動行動のアンケートや、民間事業所への聞き取り調査などを実施することにより、正確な交通需要を把握し、将来の交通サービスの設計に役立ててまいります。  次に、民間交通事業者への調査結果の影響というようなご質問でございますが、調査の実施前でございまして、また予見もできかねます。なお、つくば市におきましては、平素から持続可能な公共交通事業を実施するため、民間交通事業者と十分な協議、調整を心がけております。  それと、専決処分となった経緯でございますが、先ほど宇野議員のご質問にも科学技術振興部長がお答えしたとおりでございまして、内閣府の地方創生加速化交付金の活用を検討しており、市町村向け説明会が平成27年12月に開催されたことから、それに参加し、翌1月21日の国からの正式な募集通知を受け、2月16日に国へ実施計画を提出いたしました。その後の交付金の内示をもって予算化を行う予定でしたが、内示は議会閉会と同日の3月18日であったことから、追加議案が提出できませんでした。また、当交付金は国の平成27年度予算から支出されるため、市も年度内の予算化の必要があったことから、3月議会終了後の専決処分とさせていただきました。  続きまして、議案第53号に関するご質問にお答えします。地域公共交通広域連携調査委託料を500万円増額した理由といたしましては、検討会議に平成28年6月から加入した常総市分の調査委託料を追加するものでございます。なお、本調査委託料の財源につきましては、全額常総市の負担金となります。  次に、官民連携基盤整備調査委託料の目的ですが、交通結節点の整備を含めた交通ネットワークを検討するに当たり、市民の皆様のより正確な移動実態を把握していきたいと考えております。そのため、今回の調査につきましては、つくバスに導入される交通系ICカードのデータを分析することとしております。  次に、この事業費総額についてですが、659万7,000円を予定しており、国土交通省の補助金を充当しております。さらに調査結果につきましては、地域公共交通網再編実施計画の検討や、つくバス等の運行改善に活用してまいりたいと考えております。 ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) (仮称)紫峰学園外構及び附帯施設の建設工事の内容につきましては、グラウンドやテニスコート、国道125号からの進入路などの土木工事、プール棟や駐輪場棟などの建築工事を行うものであります。また、工期については平成29年3月30日までの期間となっております。  次に、当工事の入札経緯につきましては、4月1日公告、5月13日に開札を実施しております。なお、他社からの設計図書に関する問い合わせはございませんでした。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆4番(皆川幸枝君) 2回目の質問です。承認第2号、専決処分についてです。これは下妻等のバスを走らせるということですが、これはつくば市のつくバスとかというのでしょうか、そういったバスは、走らせる予定があるのかどうかというところをお聞きしたいと思います。  あとは議案第53号です。こちらについては、1番目が500万の増額なんですが、これは先ほど、たしか事業費は2,500万円にさらに常総市分の500万円を乗せるということで、総額としては3,000万円の事業になるのかどうか確認したいです。これをお願いします。  それと、(2)のほうでお聞きしています、官民連携基盤整備調査委託料です。これは委託先は、どのような方式で決めるのかどうか。あとこれは調査の実施期間について、これは今年度分になるのかどうかということをお聞きしたいと思います。ICカード自体は、たしか10月のスタート予定でしょうか、そこからデータを収集するということだと思うんですけれども、これは1年分の予算で、次年度分はどうするのか、調査の実施期間についてお願いします。  3番目、最後のほうです。紫峰学園の入札ですが、条件付き一般競争入札ということになっておりますが、この条件付きの内容について教えてください。これは当初、紫峰学園が工事費が高かったということで分けて入札になったんですけれども、この辺の分けたことによってどうだったのかというのは、ちょっとその辺がよくわからないんですが、分けて工事契約をして結局、同じ会社が入札でとっているわけですけれども、その辺の分けた効果というのがわからないので、その辺についてご説明をお願いします。 ○議長(塩田尚君) 小峰企画部長。 ◎企画部長(小峰光晴君) まず、今回の承認第2号の関係で、バスを走らせるのかというご質問ですけれども、これはあくまでも、今ある実態の基礎調査ということでございます。実は、今回の議案の関係ではございませんが、広域連携をしている桜川と筑西におきましては、それぞれの事業ということで、バスの実証実験運行をするんです。先ほど、下妻とおっしゃいましたけれども、下妻はバスは回さないんですけれども、それをつくばの手前まで入れるのか、つくばの少し中まで入れるのか、こういったところのルートも含めて連携しながらやっていくということでございます。つくばについては、こちらから桜川に行くとか、筑西に行くということはございません。  それと500万円、今度、常総が入って事業費はふえるのかということで、当然これはふえるわけでして2,500万円から3,000万円ということで、調査全体の事業費はふえます。  それから、委託先はどのようにして決める、またその事業の実施期間はどうなのかということでございますが、調査の委託先につきましては、手法については、公募型のプロポーザルを考えておりまして、そこで分析力などを評価して決めていこうと考えております。  また、その調査の進め方でございますけれども、具体的には今、つくバスの運行は、関東鉄道株式会社に委託しているわけでございますが、関東鉄道がこの10月に自分のところの路線バス、それからつくバスのほうに交通系のICカードを導入する予定となっておりまして、そうしますと関東鉄道のほうから委託業者がバスのカードを導入した10月から12月ぐらいまでの約3カ月分ぐらいのデータを受けて、それを分析するというのが業務の流れになっておりまして、この事業、単年度の事業でございますので、年度末までにその分析を出していきたいというふうに考えて、あくまでも予定でございます。そんなイメージでご理解いただければと思います。以上で、答弁漏れはないでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木建設部長。 ◎建設部長(鈴木傳司君) 入札参加資格要件というご質問が一つありました。まず、それについてお答えいたします。入札参加資格要件につきましては、市の格づけ基準、この点数が1,100点以上、過去10年以内に延べ床面積3,000平米以上の学校や公共施設の工事実績があることを要件としております。また、地域要件は特に定めておりません。  それと、分割発注したにもかかわらず同じ業者が結果的にとったということについてのご質問ですけれども、1回目の入札は、一体的に外構とか運動施設とか建築本体工事を一式で発注しようとしたものなんですけれども、それが不調ということがあったために、それぞれの専門分野に分けて分割して、それで発注しようと。建築物については3階建てということで、コンクリートの養生期間の関係もありますので、まずもって建築本体工事を発注したと。追いかけ今回、運動施設や外構について発注して、29年3月までには同時に完了するような手続で、結果的に同じ業者が、総合建設業なので、建築も土木もそれなりの受注をしている実績のある会社ですので、結果的に同じ会社がとったということでございます。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆4番(皆川幸枝君) 最後に1点だけお願いします。紫峰についてなんですけれども、県単価というんですか、指標となる単価が出されていて、それの動向はどうなっているのかというか、これは定期的に見直しになると思うんですけれども、結局紫峰は、最初の継続費に充てた単価よりも下がっているわけですね、金額的には。そういったところで、県単価の動向は今どのようになっているのかを教えてください。 ○議長(塩田尚君) 鈴木建設部長。 ◎建設部長(鈴木傳司君) 我々、積算する場合には、県の単価あるいは市場単価を使って、最新のものを使っているわけですけれども、最近の動向としては、平成26年から見てみたところ、一時やはり人件費とか材料費は高騰傾向にありました。平成27年度に入りますと、年度当初と年度後半では、さほど物価の上昇はなかったというようなデータはございます。 ○議長(塩田尚君) これで、皆川幸枝君の質疑を終結いたします。  以上で通告による質疑は終わりました。これをもって総括質疑を終結いたします。        ──────────────────────────────────── △議案第71号 工事請負契約の締結について △議案第72号 工事請負契約の締結について ○議長(塩田尚君) 日程第3、議案第71号 工事請負契約の締結について、議案第72号 工事請負契約の締結についての2件を、つくば市市議会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長市原健一君。                    〔市長 市原健一君登壇〕 ◎市長(市原健一君) 今定例会に追加提出いたしました議案について、ご説明を申し上げます。  議案第71号 工事請負契約の締結については、みどりの中央地区に建設を予定しております、(仮称)みどりの学園の校舎等の建設工事の契約を締結するものであります。規模といたしましては、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で3階建て、延床面積は1万3,322.72平方メートル。  議案第72号 工事請負契約の締結については、学園の森地区に建設予定しております(仮称)葛城北部学園の校舎等の建設工事の契約を締結するものであります。規模といたしましては、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で3階建て、延床面積は1万4,459.29平方メートルです。  以上、提案理由のご説明を申し上げましたが、お手元の議案書等によりご審議の上、議決を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(塩田尚君) これより質疑に入りますが、質疑は議案ごとに行います。  議案が事前に配付されておりませんので通告制ではありません。なお、追加議案についての質疑は、つくば市議会先例集142により、追加議案が委員会に付託されるときには、自己の所属する委員会に関係する議案の質疑はしない例であるとなっております。議案第71号、議案第72号は、都市建設委員会に付託予定ですので、都市建設委員は委員会で質疑をされるよう、お願いいたします。  初めに、議案第71号に対する質疑を行います。順次、質疑発言を許します。  滝口隆一君。                    〔26番 滝口隆一君登壇〕 ◆26番(滝口隆一君) 先ほどから、1者応札でも入札は成立するのかという質問をしてきたところでございます。それで今回、みどりの学園と葛城北部学園の建設工事に関して、みどりの学園については1者入札、葛城北部については3者入札という二つの事例が出ました。そこで数字を詳しく見ておりましたが、みどりの学園については、予定価格は41億7,500万ということでした。それで、決定価格は40億なんですね。ところが、葛城北部学園のほうは、予定価格はみどりの学園よりも多くて44億6,700万なんですが、3者応札のためか決定価格は39億9,800万ということで、予定価格が低いほうが決定価格が高くなり、予定価格が高いほうが決定価格が低くなるという極めてアンバランスな形が出てしまいました。  それで改めてお聞きするんですが、1者応札よりも3者応札のほうが競争性が高まることは事実だろうというふうに思います。それで、つくば市としても、3者応札のほうが経済効果という点では高いものがあるということが、ここで確認されたように思うのでありますが、この点について、市当局として、どのような感想をお持ちなのかお聞きしたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) 滝口議員のほうから、感想ということでありましたけれども、これは入札に参加した業者がおのおのきちっと積算した上で努力した結果ということで受けとめております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。
    ◆26番(滝口隆一君) 結果的に見れば、今の答弁というふうなことかもしれませんが、制度的に1者入札を認めないとすれば、もう少しやりようがあったのではないかというふうに思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 飯泉総務部長。 ◎総務部長(飯泉省三君) お答え申し上げます。国交省の見解に基づいて、今後も進めていくということで考えております。 ○議長(塩田尚君) 滝口隆一君。 ◆26番(滝口隆一君) 国交省の見解というのは、それをどこまで市が認めるかどうかの話ですよね。国交省の見解はそういうことを認めてもいいんだろうけれども、市として認めるか認めないかということになるんだろうと思うんですが、その点ではいかがでしょうか。 ○議長(塩田尚君) 飯泉総務部長。 ◎総務部長(飯泉省三君) 先ほどもご答弁申し上げましたけれども、1者で不調という時代もございました。一般競争入札の前ですね。非常に不調の件数も多かったということもございます。そういったこともありますので、今のやり方で進めていきたいというふうに考えています。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。                    〔4番 皆川幸枝君登壇〕 ◆4番(皆川幸枝君) この契約についてお聞きします。スケジュールを教えていただきたいんですが、公告されてからきょうまで、どういったスケジュールで進んできたのかについて1点お聞きします。それと、もう一つ、3月議会とその前と体育館の設計などについていろいろ要望とか申し上げましたが、体育館の設計についてはどのようになったのか教えていただきたいと思います。 ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) 先ほど、スケジュールのご説明ですけれども、4月1日に入札、公告を行いまして、5月13日に開札と、これは外構工事、先ほど紫峰学園と同じでございます。積算する期間としましては、約1カ月半を設けまして5月23日に仮契約ということになっております。  体育館の工事内容でございますけれども、以前、建物を二つに中学校用と小学校用というお話があったと思いますけれども、今回の2件については一つの建物で体育館は設置しております。 ○議長(塩田尚君) 皆川幸枝君。 ◆4番(皆川幸枝君) 仮契約は5月23日ということで、開札が5月13日、開札は先ほどの議案に出ている紫峰の外構と同じ開札日なわけですが、今回この二つの議案が開会日に間に合わなかったのはなぜか、そこについてお願いいたします。 ○議長(塩田尚君) 鈴木建設部長。 ◎建設部長(鈴木傳司君) まず、71号のほうですね。こちらは、文科省の公立学校施設整備費国庫負担事業による国庫負担金の認定の通知を受けてから議案を提出するということで、その通知がちょっとおくれていた関係で当初にのせられなかったものです。  議案第72号については、これは低入札価格調査がございましたので、その分ずれ込んだものでございます。 ○議長(塩田尚君) これにて皆川幸枝君の質疑発言を終結いたします。  ほかに発言ありますか。  北口ひとみ君。                   〔8番 北口ひとみ君登壇〕 ◆8番(北口ひとみ君) ただいまの皆川さんの質問で、国庫負担金の通知がおくれたということだったんですが、その通知の日にちを聞きたいのと、それからこの入札の段階で問い合わせは何件あって、何社ぐらいあったのか、お願いします。 ○議長(塩田尚君) 建設部長鈴木傳司君。                  〔建設部長 鈴木傳司君登壇〕 ◎建設部長(鈴木傳司君) まず、国庫負担金の認定通知日でございますけれども、6月13日に来ております。  それと問い合わせでございますが、71号のほうが1件でございます。それで72号のほうが3件、問い合わせがございました。 ○議長(塩田尚君) 北口ひとみ君。 ◆8番(北口ひとみ君) 問い合わせの1件は、この落札した同じ業者でしょうか。 ○議長(塩田尚君) 鈴木建設部長。 ◎建設部長(鈴木傳司君) そうですね。先ほど、1件と3件とお答えしましたが、全て入札に参加した業者から問い合わせをいただいております。 ○議長(塩田尚君) これにて北口ひとみ君の質疑発言を終結いたします。  ほかに発言はありますか。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて議案第71号に対する質疑を終結いたします。  次に、議案第72号に対する質疑を行います。  順次、質疑発言を許します。                   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ないようですので、これにて議案第72号に対する質疑を終結いたします。        ──────────────────────────────────── △委員会付託 ○議長(塩田尚君) これより、今定例会に上程されております承認第2号 専決処分事項の承認を求めることについてから、承認第5号 専決処分事項の承認を求めることについて、議案第53号 平成28年度つくば市一般会計補正予算(第1号)から議案第72号 工事請負契約の締結についてまでの24件を、つくば市議会会議規則第37条第1項の規定に基づき、平成28年6月つくば市議会定例会議案等審査付託表及び追加付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  お諮りいたします。  ただいま付託いたしました案件について、万一付託違いがある場合には、議長において処理することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、付託違いがある場合には、議長において処理することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △議案第73号 作岡財産区管理委員の選任について △議案第74号 作岡財産区管理委員の選任について △議案第75号 作岡財産区管理委員の選任について △議案第76号 作岡財産区管理委員の選任について ○議長(塩田尚君) 日程第4、議案第73号 作岡財産区管理委員の選任についてから、議案第76号 作岡財産区管理委員の選任についてまでの4件をつくば市議会会議規則第36条の規定により、一括して議題といたします。  提案者より提案理由の説明を求めます。  市長市原健一君。                    〔市長 市原健一君登壇〕 ◎市長(市原健一君) 議案第73号 作岡財産区管理委員の選任については、作岡財産区管理委員7名のうち、岡野 寛氏が平成28年6月26日をもって任期満了になることに伴い、岡野 寛氏を再任することについて、作岡財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。  議案第74号 作岡財産区管理委員の選任については、作岡財産区管理委員7名のうち、大山一次氏が平成28年6月26日をもって任期満了になることに伴い、大山一次氏を選任することについて、作岡財産区管理会条例第3条の規定に基づき議会の同意を求めるものであります。  議案第75号 作岡財産区管理委員の選任については、作岡財産区管理委員7名のうち、山中信一氏が平成28年6月26日をもって任期満了になることに伴い、山中信一氏を選任することについて、作岡財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。  議案第76号 作岡財産区管理委員の選任については、作岡財産区管理委員7名のうち、株木 誠氏が平成28年6月26日をもって任期満了になることに伴い、株木 誠氏を選任することについて、作岡財産区管理会条例第3条の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。  以上、ご同意賜りますようお願いを申し上げます。 ○議長(塩田尚君) 人事案件でありますので、つくば市議会先例集第5章第6節116及び第7章第1節184により、質疑、委員会付託及び討論を省略いたします。  これより採決に入りますが、採決は議案ごとに行います。  初めに、議案第73号を採決いたします。  お諮りをいたします。  本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第73号は原案のとおり同意することに決定いたしました。  次に、議案第74号を採決いたします。  本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第74号は原案のとおり同意することに決定いたしました。  次に、議案第75号を採決いたします。  本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第75号は原案のとおり同意することに決定いたしました。  次に、議案第76号を採決いたします。  本案は原案のとおり同意することにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認めます。よって、議案第76号は原案のとおり同意することに決定いたしました。        ──────────────────────────────────── △休会について ○議長(塩田尚君) 日程第5、休会についてを議題といたします。  お諮りいたします。  つくば市議会会議規則第10条第1項及び第2項の規定により、あす6月23日から6月28日までの6日間を休会にいたしたいと思います。  これにご異議ありませんか。                  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(塩田尚君) ご異議なしと認め、あす6月23日から6月28日までの6日間を休会とすることに決定をいたしました。  委員各位に申し上げます。先ほど、議案等が各常任委員会に付託されましたことに伴い、各常任委員長から招集通知が送付されましたので、各机上に配付しておきました。  改めて申し上げます。  総務委員会及び文教福祉委員会は、6月23日木曜日午前10時から、環境経済委員会及び都市建設委員会は6月24日金曜日午前10時から、それぞれ開催されますのでご参集のほどよろしくお願い申し上げます。なお、議案の討論通告は6月24日の常任委員会終了日までに提出願います。        ──────────────────────────────────── △散会の宣告 ○議長(塩田尚君) 以上で、本日予定されました案件は全部終了いたしました。よって、本日はこれにて散会いたします。                      午後3時18分散会...