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平成17年 5月26日議会運営委員会-05月26日-01号
平成17年 5月26日観光開発推進特別委員会−05月26日-01号

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  1. つくば市議会 2005-05-26
    平成17年 5月26日観光開発推進特別委員会−05月26日-01号


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    平成17年 5月26日観光開発推進特別委員会−05月26日-01号平成17年 5月26日観光開発推進特別委員会                  つくば市議会観光開発推進特別委員会               ────────────────────────                平成17年5月26日 午前9時10分開会               ────────────────────────  出 席 委 員                             委員長     市 川 三 郎 君                             副委員長    大久保 勝 弘 君                             委員      永 井 悦 子 君                              〃      小 野 泰 宏 君                              〃      安 井   茂 君                              〃      田 宮 直 子 君                              〃      鈴 木 富士雄 君                              〃      塙   豊 光 君                              〃      内 田 千 恵 君                              〃(議長)   久保谷 孝 夫 君              ──────────────────────────  欠 席 委 員                             委員      石 川 千 之 君
                 ──────────────────────────  出席説明者                      経済部長           宇都木 久 夫 君                      経済部次長          口 田 和 男 君                      経済部次長          東 郷 文 幸 君                      経済部企画監         北 嶋   清 君                      経済部農業課長        中 泉 信 幸 君                      経済部観光物産課長      久保田   正 君                      経済部観光物産課長補佐    石 山   克 君                      都市建設部長         横 田 國 明 君                      都市建設部次長        東     勉 君                      都市建設部交通政策室長    田 中 真 一 君                      都市建設部企画監       星 川 和 男 君                      都市建設部道路課長      酒 井 清 貴 君                      都市建設部係長        光 田 行 宏 君                      市長公室政策審議室政策審議監 前 島 省 吾 君              ──────────────────────────  出席議会事務局職員                      事務局次長          高 野 正 夫                      書記             秋 田 恵 子                      書記             玉 木 正 徳              ──────────────────────────                     議  事  日  程                                 平成17年5月26日(木曜日)                                 午前9時10分開会  1. 委員長あいさつ  2. 議長あいさつ  3.審査案件   所管事務調査   1)つくば市観光の現状について     (筑波山周辺の道路、休憩所、案内板、トイレ等整備状況について)    ・現地調査       ○筑波山梅林       ○市営第3駐車場・筑波山神社・門前町       ○つつじヶ丘       ○筑波ふれあいの里(昼食)       ○平沢官衙遺跡    ・協議   2)研修視察について         ────────────────────────────────────                       午前9時07分 ○市川 委員長  おはようございます。  本日は、観光開発推進特別委員会を開催いたしましたところ、委員各位のご出席を賜りまして厚く御礼申し上げます。  なお、経済部及び都市建設部の執行部につきましては、開会後、即、暫時休憩をとりまして、現地調査を行いますので、筑波山梅林で待機していただいております。よろしくお願いいたします。  前回、2月10日開催の委員会におきまして、当委員会では、つくばエクスプレス開業に伴うつくば市の観光の振興対策を課題として整理し、関係機関の意見を伺うという方向で進めていくことが決定いたしました。本日は、つくば市観光の現状について、筑波山周辺の道路、休憩所、案内板、トイレ等整備状況について、午前中は現地調査を、午後からは協議をとり行いますので、よろしくお願い申し上げます。  次第書に従いまして、議長よりごあいさつをいただきます。よろしくお願いいたします。 ○久保谷 議長  おはようございます。  本日は、観光開発推進特別委員会の開会に当たり、委員の皆様方には、6月定例会を間近に控え、大変お忙しい中ご出席賜り御礼申し上げます。  さて、いよいよつくばエクスプレスの開業まで 100日を切ってまいりました。このエクスプレスの開通は、つくば市の観光に大いに寄与するものと、私も今から期待に胸を膨らませているところでございます。このチャンスを生かし、つくばの観光が大きく発展いたしますよう、よろしくご協議をお願い申し上げ、簡単ではございますが、私のあいさつといたします。 ○市川 委員長  どうもありがとうございました。         ────────────────────────────────────                      午前9時10分開会 ○市川 委員長  ただいまの出席委員数は10人であります。石川千之委員から欠席届けが出ております。  定足数に達しておりますので、直ちに観光開発推進特別委員会を開会いたします。  本日の進め方についてですが、先ほど申し上げましたとおり、つくば市観光の現状について、筑波山周辺の道路、休憩所、案内板、トイレ等整備状況について、現地に行きまして、執行部より説明を受け、筑波ふれあいの里でお昼をとってから、谷田部庁舎に戻り、第1委員会室においてご協議願いたいと思っています。  それでは、早速、現地調査を行いますので、ここで暫時休憩をいたします。  なお、庁舎玄関前にて、ワゴン車2台にて現地に行きますので、よろしくお願いいたします。                     午前9時11分休憩              ──────────────────────────                     午後2時00分再開 ○市川 委員長  それでは、休憩前に引き続き再開いたします。  これより議事に入ります。  現地において、説明及び場所等も見てまいりましたので、委員各位のご意見を伺いたいと思います。  その前に、執行部で補足して説明することがありましたら、経済部、都市建設部の順でお願いいたします。よろしくお願いします。 ◎宇都木 経済部長  経済部長の宇都木です。どうぞよろしくお願いいたします。きょうはありがとうございました。  幾つかご質問等出た中で、わかったものだけちょっとお話させていただきます。  まず、筑波山の温泉の内容について、若干ご説明いたします。  温度は何度かというようなご質問がありましたけれども、資料でいくと26度、正確には25.7度というようなことでございます。湯の量は毎分28リットルぐらいです。28リットルというのはどのくらいかというと、普通の水道水、蛇口いっぱいひねって出るのが大体20リットルぐらいでしょうか。それよりも、ちょっと多いという量だと思います。お風呂に湯を張るときに、 160とか 180ぐらいですので、通常、水道で入れますと、お風呂をいっぱいにするのに、家庭用のお風呂で五、六分でいっぱいになるぐらいの量が出ているということでございます。  それから、泉質としましては、アルカリ性単純温泉ということで、pHが10.1という分析結果のようです。通常、酸性でpHが4とか5とかというのは多いらしいのですが、アルカリ性でpHが10を超えるというのは、珍しいといえば珍しい。その分、そういうアルカリ泉ですので、肌がすべすべになるというような特徴があるというようなことでございます。  一応、温泉の泉質について、少し資料が見つかりましたので、そういったことでご理解いただきたいと思います。  それから、つつじヶ丘に行かれましたときに、黄色い壁の話がありましたけれども、あれについては八郷町地内ということはわかっているのですが、土砂崩れのための擁壁みたいなものが、どこで施工してどこの所有になっていて、そこの許可を得てああいうふうにつくっているのかどうかというのは、その辺のことについてはちょっとすぐにはわかりかねるので、少し調査を八郷町に聞いたりして、そういうところはちょっと確認をしたいというふうに思ってございます。  それから、もう一つ、ふれあいの里の方の利用率のご質問もあったわけですけれども、これも利用率を出す場合に、宿泊施設として、定員何名で平均何人泊まっているので何%というふうに出したりはするのですが、これもちょっと宿泊施設、あるいはバーベキューやなんかの施設の利用、それからそば打ちとか染色とか、そういったものがありますけれども、そういうものの利用状況。そういうものを分類しないと、利用率は出てこないというようなことがございますので、これもちょっと時間をいただいて、後ほど調べさせていただきたいというふうに考えております。  経済部としては以上でございます。どうぞよろしくお願いします。 ○市川 委員長  ありがとうございました。  ほかにありませんか。                    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  ないようですので、それでは各委員のご意見をお伺いします。  順次発言を許します。  何かありませんか。 ◆大久保勝弘 委員  私が感じましたこと、また感じておりますことを申し上げておきたいと思いますけれども、一つは、きょうごらんいただきましたように、梅林から神社周辺、前ですね。それから、ふれあいの里、つつじヶ丘等の問題を総合的に見て、一流の観光地にしたいという思いなのでありますけれども、ややもすると、きょうごらんいただいておわかりのように、私も痛感しているのですが、ばらばらであるということ。それから、本当に魅力があるかという観点から見ていきますと、ほかの観光地と比較いたしますと、それほど魅力を感じない。そういうのが現状ではないかと思いますので、そのことを、もう一度基本に戻って考えていきたいと、こんな思いであります。  あわせて駐車場の問題、きょうもごらんいただきましたけれども、どうにも気になる部分でありまして、常に土日になりましたり、シーズンになりますと、渋滞が発生する。地元の方も困りますし、観光に来た方はもっと困ると思います。せっかく楽しみに来たのが上がっていけない。それで、途中から帰って、平沢官衙へ私も案内しておりますと、お客さんが紛れ込んで、そして、あそこの官衙を案内して帰っていただく。過去、こんな場面もありましたけれども、そんな方が多く見られました。  なので、総合的な駐車場なりもう少し、時間がかかっておりますが、 125号のバイパスを早目に開通することによって、筑波山の観光はもっとにぎやかになる。そして、税収が見込める。こういうふうなストーリーが、このエクスプレスによって考えられるのかなと。直接ではありませんが、2次交通の問題も考え方としては同一でございまして、考えていく必要があるのではないかというのが一つです。  もう一点は、里山です。前回登っていただいた方もあるかと思いますが、ここと小田城周辺。1面は平沢官衙と沼田までの、神郡六所周辺里山周辺の開発。ここに焦点を当てた開発をすることによって、ほかの地域と違った特性が考えられると思います。もちろん観光農園も含めてであります。ここを一つの大きな収益を上げる、しかも皆さんに喜んでいただける、東京周辺から日帰りのコースもできる。今見ておりますと、ややもすると多摩方面に行っている方が多いです、東京都内の方は。茨城に来ますとどうしても、大子とか向こうへ行くコースができている場面はありますが、日帰りで楽しめる、しかもいろいろな場面が創造されているとなれば、この2面を一体化した戦略を。一気にはいきませんから、駐車場一つにしても、もっと左に回る、大きくカーブをするとか、もう少し小さい話になりますと、先ほどごらんいただいた観光案内所の前の敷地を、待機バス帯をもう少し広くするとか、一つ一つをもっともっと見直す必要があるのではないかというようなことを感じますので、私の所感を申し上げてとりあえず終わりたいと思いますが、市として、具体的にどんな創造をしていくかを含めてお答えいただきたいと思います。 ○市川 委員長  どうもありがとうございました。 ◆内田千恵 委員  済みません、今と関連しているのですけれども。  今の大久保副委員長さんのご意見と、私がきょう行ってみて感じたのは、行政ができる部分と、地元がやる部分をしっかりあれしないと、行政にばかり云々と言っても、私は今観光ですごく人が逃げているというのは、心がこもって、その辺のやはり地元の人たちのあの状況を見たときに、それからあといろいろなものを見たときに、やはりその辺もう少し、地元の方たちがどういうことを望んで、市としてどこまでできるかということが、ちょっとやはり感じられないなと。行政ができる部分ってある程度限られていますね、道路をどうのとか、整備は限られているけれども、今度その辺の地元の観光協会の会長さんもかわったことですし、市としてできる部分と、向こう側ができる部分と、やはり折り合いながら団結をしてというか、進んでいかないと、ただ行政にやれやれと言っても、いかがなものかなというのは少し私、きょう行ってみて感じました。  今本当に売り出しているところ、いろいろなところというのは、地域の若い方や経営者の人たちが、もう必死になって努力をして客を呼んでいる、アイデアを出しているというのを感じたので、そこを含めて市ができる部分と、しっかりと地元ができる部分というのをやっていかないと、せっかくつくってもごみが置きっぱなしだったとか云々って、ちょっと気がついた人たちが地元をやはりきれいにしていかないと難しいかなというふうに思いました。 ○市川 委員長  ありがとうございました。  その他ございますか。 ◆田宮直子 委員  信金まちづくり新聞というのを読みましたら、最近3年間にあなたが行った観光地でもっともよかったところと、満足度とか、それを調べたそうなのですけれども、全国の観光地 328カ所について。そうしたら、ワースト30位の中に、茨城県筑波山というのがワースト17位に入っているということで、不満足の理由はいろいろあると思うのですけれども、詳しくはその新聞だけではわからないのです。  それで、前の経済企画庁の堺屋太一長官は、観光開発論というのを前にお出しになって、その著書によりますと、日本の余暇観光は歴史的偶然や自然の偶然でできた観光資源に依存してきた。偶然にできたものを利用した時代を狩猟、漁猟時代と呼んでいる。いかに道路や施設が整備されても、目的物が偶然の所産である限り、日本の余暇観光産業は未開の段階にとどまっていると言っておりますけれども、いかにプラスアルファーしていくか。偶然の所産というものも、もちろん筑波山、大きな山がありますけれども、湖とか滝もないという状況で、いろいろ梅林なども随分お金をかけてやってきてくれたと思いますけれども、いかにプラスアルファーしていくか。  それで、財源の問題もあると思いますけれども、私、筑波山へ行く観光客に聞いたら、おいしい食事ができないから、戻ってきて花畑のそば房で食べましたとか、学園まで戻ってきて食べましたとかという、ちょっと私がときどきおそばを食べていたところも、おそばはやめましたと言うし、だから、そういう筑波山でおいしい食べ物が、あの土地ならではのそれがあったらなと思うのです。だから、あそこへ行っても、食事をとってくれなければ、お金を落とすということが少ないのではないかと、お土産品もなかなかいまいちで、つくばブランドのお土産品もなかなか今ない状況なのでね。  先ほど内田委員さんもおっしゃったように、ホテル業の方やお土産物屋さんとか、同じテーブルについて、一緒にこの筑波山の観光についての対策を講じるべきだと思うのです。ばらばらにみんな考えていてもと思います。 ○市川 委員長  ありがとうございました。  その他ございますか。 ◆永井悦子 委員  一緒のテーブルというのは着けるのですか。そういう仕組みさえつくれば。ここにつくればいい。ここに、つくば市観光協会の方なども来てもらって、筑波山について本当に話していこうと。そういうことをぜひやってほしいと思うし、本気でやるかやらないかなんですよ。形だけ筑波山やるやるって言っていても、今のままでは本当に。だって、正直そう思っているのかどうかが。 ○市川 委員長  実はきのう、市の観光協会の総会がございまして、私と安井議員が出席をしてまいりました。そのときに、私も後で話したのですが、例えば筑波山一つを観光の目玉にしようと思っても、まずそこへ行く手段と交通網の整備、これを早急にしないと。これが大したものじゃないのだけれども、これはどうしようもないと思うのです。ましてや、今から東京方面からどんどんお客さん来ても、つくば駅で下りました。それから先はどうするんですかと。タクシーもないで、ましてやこれから先の交通網の整備が全然ないのだから、それでは観光開発というのはあり得ない。まず、一番先にそこから手をつけなくちゃならないと思うのだよ。  それも、今言ったように、観光協会とか、我々の特別委員会とか、みんな各自ばらばらなのです。そういうばらばらはもちろんであって、まず市の財源です。結局、本当にやる気があるのか、財源をどれくらいとってきてくれるか。これにかかるんだと思うのだけれどもね。  それで、話なんか聞くと、前々は関鉄さんとかいろいろな会社に協力を仰ごうなんていうような話もあった。しかしながら、実際の話は、現実的にはそういうふうに、我々が考えているようなわけにはいかないようです。実際に、関鉄さん一つにしても、利益が上がらないような路線は、到底組めないようなあれです。大体、お客さんが動くというのは少なくても30分に1本ぐらい直通で出ていないと、1時間に1本なんていうあれではあれでしょう。どうですか。 ◆鈴木富士雄 委員  委員長と同じ話で、重複するのですけれども、筑波山の観光協会の中で部会がありまして、その中でいろいろな要請があるのです。一つは、筑波山の下の沼田という右折ラインがあるのですけれども、交通が渋滞するということで、上菅間の郡道橋から陸橋のところまで、道路をつないでくれという要望も、10何年前からです。それについては、直進の場合というのは、つくば市内に住んでいない人が一番入っているのです。地区外の人たちです。
     あと、その先の大きいカーブがあるのです。通常、しょうゆ屋さんという家の前なのですけれども、大きな長屋門のところですけれども、そこが前に、観光バスが回れないということで広げてくださいというようなことがあります。  あと、筑波山へ行く境界のところの第2駐車場に入っていく右折レーンをつくってくれというような話で、土浦土木の方にも、観光課の方に話が上がってきて要望をしていますね。 ◎久保田 観光物産課長  はい。これは4月26日、地元の方から栗原助役の方へ面会しまして、口頭によって要望を受けまして、5月12日に栗原助役と一緒に土浦土木事務所の方へ、口頭によって要望をつないできたということでございます。 ◆鈴木富士雄 委員  七、八年前に、旧筑波の議員が集まって、ふれあいの里に観光バスを乗り入れられないかということで、いろいろな行動を起こして、現地調査をしたのです。そうすると、ふれあいの里に行く途中で、元田井村の村有林があって、現地確認が難しくて道路の拡幅ができないということで、挫折している状態なのです。  あと、きょうお話したのですけれども、スカイラインのところから、桜山キャンプ場があるのです。近くに下りるところに道路があるのですけれども、それを広げて下からバスが上がって、神社通って、そこから下におりるように、大型バスが周遊できるようなことも考えたのですけれども、用地の問題そのほかいろいろなことで厳しくて話が進まない。  そういうことと、あと筑波山の山頂に、今も水の問題で貯水タンクというのですか、それが二つありまして、1カ所が老朽化して、余りもたない、対応が厳しいような感じなのです。それを何とかしてほしいという要望をしている、これはこの要望をもとに、今土浦土木の方に話をして、お願いをしているという状態です。  それで、市でできることと、県でできることを分けてもらったらいいのではないか。あとは、山頂は県ですから、仮に県の方では、霞ケ浦で使った予算が少しずつ余って筑波山に関して使えるようなお金が出てきているみたいな感じです。だから、そういう中で、この観光開発推進特別委員会の委員として、県とか土浦土木、そういうところにお願いをしていくのも一つの活動かなと思うのですけれども。 ○市川 委員長  永井委員。 ◆永井悦子 委員  あと、筑波山に人を上げちゃえばそれで済むわけじゃなくて、筑波山周辺の何を行く魅力にできるかというふうに考えたときに、今までみたいなお土産物屋さんとか、温泉とか、そういうものではもうこれが限界なわけでしょう。そうではない何かを考えないと、ただ、アクセスは絶対に必要だから、ここを整備するというのはわかりますけれども、観光の魅力というところで、何を私たちが提供しようとするのかというのが共通認識にないと、ただ筑波山に人を送るというふうに。 ◆内田千恵 委員  ただ、やはり魅力はあるんだけれどもね、筑波山は。何もしなくても。 ◆永井悦子 委員  それを一つ一つ出して。 ○市川 委員長  安井委員。 ◆安井茂 委員  今、筑波山のことばかり話していますけれども、恐らく筑波山に関しては、鈴木委員さんが言ったように、いろいろな課題があって今まで解決できない。ただ、今度つくばエクスプレスが来るのに、私、この間、観光協会の方で、あいさつでも言ったのですけれども、果たしてこのつくばエクスプレスへ乗ってくるお客さんが、筑波山だけを観光資源で来るのだろうかと。それよりも、つくば市全体の魅力の方が、今はウエートが大きいんじゃないかというふうに私は感じているのです。  それで、きょう観光開発委員会も筑波山へ視察に行ったから、筑波山のことを議論にするのですけれども、そうじゃなくて、茎崎には、結局、牛久沼とその景観がありますし、そうしたいろいろな景観があります。ゆかりの森もありますし、筑波山もありますし、まず何より第一に、若者が喜ぶのはつくば中心部の自由な雰囲気です。観光開発委員会は、余り筑波山の方へ頭がいっているのかもしれない。  特に、執行部の人たちは、議員の質問が大体、筑波山ばかりいくでしょう。それよりも、もっと市内の、この間、観光協会でもそんな話が出ていましたね、シャトルバスを出すとかね。それよりも、中心部全体を考えた観光マップのウエートを大きくした方が、ことし1年、2年の間には、その方がいいのではないかと思います。これから事務局が幾ら努力したって、県道を延ばしたりは、本当に今は無理ですよ、なかなか。とりあえず陳情は陳情として出しておいて、それ以外にもっと若者とかそういうのが遊べる、もっと自由な発想でやらないと、いつまでも筑波山観光だけでは、今までもそうだったのだけれども。  ですから、そういう観点ではなくて、この後、行政視察もあるでしょうけれども、そういうことも含めて視察をしてきた方がいいんじゃないかなというふうに思いました。 ◆鈴木富士雄 委員  安井委員の話にもありましたように、県でやっているサイエンスツアー、それにつくばの研究所とか施設を見せて、それから最近廃校になった第一小学校とふれあいの里とか、そういうのをかみ合わせながら、あとは泊崎から茎崎の南の方。そういうものを合わせた中で、全体的なことを考えるべきだとは思っているのですけれども、なかなか教育委員会と経済部ですから、その辺うまくリンクして、第一小学校の閉校式に行ったのですけれども、体育館がもったいないというのです。ですから、そこらを林間学校みたいな形にして、市内の子供たちだけでも1泊泊まらせてもいいですから、そういうような事業をしていただければいいなという気がしますけれども。 ○市川 委員長  ありがとうございました。  そのほかは。 ◆大久保勝弘 委員  私は、安井委員とは少し違うのですが、向こうという位置づけでは余り見てほしくないのですが、やはり関東周辺全体の観光というのは筑波山なのです。つくば市の立場で話せばですよ。もちろん真ん中は、もうサンエンスを含んで全体は、黙っていても伸びていくと思います。ある程度ね、整備されていますから。これから税収とかいろいろ総合的に開発を考えるとすれば、私は筑波山しかないと、まず大きな柱はね。茎崎もあるでしょうけれども、私はこう判断している。  したがって、向こうにいろいろな自然がこれほどあるわけですから、これを生かさない手はないと思います。これをどう生かすかというところで、我々は税収が上がってくるということになると思うのです。 ◆鈴木富士雄 委員  45分で筑波山へ上がるんだから、サイエンスシティーになっているんだから。それをうまくミックスして人を呼ぶようなことを考えるのが。 ◆大久保勝弘 委員  これをサイエンスツアーだけにかえられますと、私はつくば市の魅力というのは途中でとまってしまう。筑波山には、四季折々あるわけです。最近で見ていますと、ハイキングが多くなったのです。 ◆鈴木富士雄 委員  筑波山へ行くようにはするのだけれども、その前に学園の中の魅力も合わせてと。 ◆大久保勝弘 委員  もちろんそうです。 ◆鈴木富士雄 委員  大久保委員あたりが、銀座あたりでガマのあぶら口上をやって……。 ◆安井茂 委員  私たちが筑波山に望むのは、結局、開発したところじゃないのです。自然を目的に……。ここへ住んでいる人が筑波山へ行くのには、日帰りで遊びに行く、自然と触れ合いたいということを基本に考えないと、そうでないと余り観光行政で、行政が何々をやるとか、きょうのあれ見ていればわかるでしょう、あの黄色いの。多分行政でやるとああなるのですよ、どっちみち民間のやるのは。 ◆内田千恵 委員  開発されていないところがいいということですね。 ◆安井茂 委員  私は、筑波山というのは、立体的なもので、つくば市全体の中で、筑波山というのは自然のもので、それが人を集めるものなのですけれども、それは立体的に考えるべきだと思うのです。 ◆内田千恵 委員  だから、交通面、今すぐにはできないから、代替案というか、一家で1台で乗っていくのではなくて、下などでプールして、シャトルバスに乗ってどんどん。 ◆鈴木富士雄 委員  北条あたりでね。 ◆内田千恵 委員  上に行くにはね。何かそういうのもシーズンには出したらどうですか。みんな1台で1人か2人で乗ったのがだっと行くよりは。きょうあんなに来ているとはね、やっぱり。 ◆大久保勝弘 委員  結構多かったですね。 ◆内田千恵 委員  だから、沼田だかあっちの下の方に一般の車が来たら、そこからどんどんシャトルが出ていて、上で駐車場の心配をしないとか、梅の季節、一般車両。 ◆安井茂 委員  道の駅のときの議論でもあったのですけれども、北条の近くで道の駅をつくって、そこへ車を置いてもらって、シャトルバスで行こうというふうな話も前の議会のときには話したのです。ところが、そうすると、筑波山のお土産屋さんとかそういうところには、お客がお金を落とさないと。道の駅ということで、私ども、前にこの観光委員会でも見に行ったりしましたけれども、そういう方法もあるのですね。筑波の駐車場へ車を置いておいて、シャトルバスで行くとかね。  そういうふうな立体的なやつを行政の方には考えていただきたいということですね。 ◆内田千恵 委員  そうです。 ◆安井茂 委員  お金がかからなくてもやれることを。 ○市川 委員長  観光協会の方では、例えば関鉄さんあたりとはちょっと話し合いをしたことございますか。 ◎久保田 観光物産課長  観光物産課の久保田です。  観光協会土浦土木事務所の直接の話ということは、今までにはちょっと聞いたことはございません。市を通して、土木事務所へ要望を伝えるというようなことでやっております。 ◎宇都木 経済部長  私の知っている範囲でちょっと言わせていただきますが、新しいTXのつくば駅から、確かに筑波山神社なりつつじヶ丘のあたりまで、関鉄のバスを走らせてほしいような話を、関東鉄道の方にいろいろ相談したことというのはあります。  それで、関東鉄道さんでおっしゃいますのには、当然バス1台と運転手を確保してフルに動かそうとするのに、年間幾らぐらいかかる予想ということで、仮に1台を確保しても、つくば駅から上まで行くとなると、片道で1時間半から、込んでいると2時間は覚悟しなければならない。それを1台で行って戻ってくるというと、つくば駅を出発するのは2時間に1本、3時間に1本みたいな。それでは、一体だれが乗ってくれる。こんな不便なやつでは全然乗らないよと。そうすると1台ではだめで2台、あるいは3台ぐらい確保しないと、1時間に1本ということはできない。そうなると、非常に経費的に膨大なものがかかる。当然、行政なりからの支援というのは相当お願いしないと、なかなか難しいというようなお話はございました。  それで、関東鉄道さんなどが、今回のTXに合わせていろいろ考えたのは、つくば駅から水戸線の岩瀬の方へ行く。それに急行で、途中とまる箇所を制限していく。そういうのは、割と本数も確保できるかなと。だから、逆に言えば、沼田駅からつくばエクスプレス駅へおりて、30分に1本ぐらいはそういうのがもし出ているとすれば、それは。それで、沼田駅から神社なりシャトルで行くのは、何か工夫してもらえば、乗りかえは2回になっちゃうのですが、より効率的ではないのかなと。そんな意見は聞いてございます。  あと、道路の話等もいろいろ出てきてますけれども、この道路整備も鋭意、土木事務所の方に相談しながら、山へ入るところの右折レーンをうまくつくれないかとか、側溝のU字溝のふたはどうなのかとか、いろいろそういったものも相談はさせていただいています。それで、できるところはやっていきたいというような話になってはおりますけれども、いずれにしても、あそこをもっと交通網を抜本的に、要するに行きどまりではなくて、どこかへ抜けられるとか、回れるとかというふうになりますと、かなりの時間、経費等かかるものと思っています。  それを、時間をかけても当然お願いはしていかなきゃならないわけですけれども、一方で、いろいろな意見がありましたように、何を筑波山に求めているのかというところで、行政でやれるところには限界があるだろうと。やはりそこに住んでいる人、観光客を迎えようとする人たちの努力というのをどういうふうに引き出すか。それも我々の大きな働きかけをしていかなければならない分野かなというふうには考えています。  それで、観光というのは、これまではどこか神社仏閣とか、何か山とか、一つのところへ行ってくると。行ってくれば行ってきて、おまんじゅうでも買って帰って人に配りながら、そこへ行ってきたんだよという形で満足する時代というのは、大分もう過ぎ去っちゃった。  これからの観光というのは、やはり個人個人がそれぞれ自分の好みみたいなものに合わせて、私はこういう体験をしてみたいとか、ちょっと自然の中でゆっり、のんびりしてみたい。そんな好みに合わせて、やはり個々の満足というか、あるいは健康づくりとか、そういったものの満足を得られるような仕掛けを数多くつくらなければいけないのかなと。  そういう意味で、観光というのは、何か昔で言うお土産屋さんとか旅館が潤うというだけではなくて、もっとすそ野が広くなって、つくばなんかですと、農業をうまく生かす観光農園なんていう話もありましたけれども、自然をもっと活用させていく。そんな方向を少し模索してもいいのかなというような考えも持ってございます。  県の観光の基本方針なんか見ますと、体験型観光だとか、自然との共存をした観光あたりをもっとふやす、それぞれ地元の食材などを使った料理など、味わいのあるような観光を少し進めようじゃないかとか。それから、観光客に対して、リピーターを確保するために、おもてなしというのですか、そういう面に力を入れるべきではないかと。そんなところが、県の計画にいろいろ書いてございますので、その辺も参考にしながら、少し幅広く考えていきたいというのが、今の経済部の方の考えかなと。私個人的な部分も多少あるかもしれませんが、そんな考えでございます。 ○市川 委員長  ありがとうございました。  そのほか何か。 ◆田宮直子 委員  今、のりのりバスは、センターから神社の手前の鳥居までは行っていると思うのです、月曜日から土曜日まで。そうすると、のりのりバスの利用者というのは、観光客にはいないのでしょうか。 ◎久保田 観光物産課長  詳しくはちょっと、のりのりバスについては私ではわかりませんけれども、何かきょう視察に行った中で、のりのりバス等の乗降客を見ていますと、やはり若干はいるのかなというふうには感じております。詳しくはちょっとわかりませんが、その辺で。 ◆小野泰宏 委員  今部長が言われた方向だと思いますね。 ◆内田千恵 委員  それでまとめてください。 ◆田宮直子 委員  それで、ぜひ1回は、一つのテーブルについて話してみたいのですけれども。                   〔「これから」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  それでは、今後につきまして、観光協会とか、あるいはいろいろな団体の方からも一堂に会しまして、いろいろな今後の協議をする、そういうことからやっていったらどうかと思うのですが、よろしいですか。                    〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  では、そのときは、皆さんでひとつよろしくご協力のほどお願いします。                  〔「委員長に一任」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  ありがとうございます。  以上で、つくば市観光の現状についてを終了いたします。  執行部の方は、退席されて結構です。本日はまことにご苦労さまでございました。         ──────────────────────────────────── ○市川 委員長  続きまして、視察研修について、当委員会の視察研修を実施するかどうかを協議願います。  順次発言を許します。 ◆内田千恵 委員  この間も、よその委員会で言ったようなあれを、ちょっと繰り返させていただきたいと思います。事務局。 ◎高野 議会事務局次長  特別委員会の所管につきましても、行政視察、研修等あります。それで、観光開発の場合、まず一つ、所管事項に沿ったような形の研修を実施するかしないかをまず決めていただきたい。それで、実施するような方向で決まりましたらば、いつの時期で、どういうような内容で実施するか、今、特別委員会の方で、今週の火曜日ですか、TX関連の特別委員会が、現在行われています地球博といいますか、環境万博ですか、愛知博を一つの研修の場としておりまして、さらにそれについてまちづくり、瀬戸市でやっている都市再生機構が進めているそういう研修を実施してきました。  そういうわけで、聞きますと、時間的には現在、愛知県で開かれている愛知博までは、時間的には6時間ぐらいかかって、例えば月曜日出たのですが、朝5時に出発しまして、十分に現地までは行きまして、その日研修をやって、次の日にやったようなのですが、2時にまた戻ってきたようなのです。これも6時間ぐらいかかるみたいなのです。時間的には十分に間に合うようなのですが、いろいろ聞きますと、大変疲れたというのが議員さんの声であります。当観光委員会としても、実施する場合に当たって、現在行われている愛知博と合わせて、筑波山に合ったような場所が近くにあるところを事務局の方でも十分に調べて、そういう形でしたいとは思うのですが、そんなに疲れるのだったら、違うところがいいんじゃないかという委員さんの方からあるかなと思いますので、きょうのこの委員会の中で、その辺を決めていただければいいかなと思うのですが、よろしくお願いしたいと思います。  まず、実施するかしないかをお願いします。 ○市川 委員長  それでは、研修をまず実施するかどうか、ご意見をお願いします。                 〔「もちろん実施する」と呼ぶ者あり〕 ◆鈴木富士雄 委員  内容とあれは委員長に任せるよ。 ◆内田千恵 委員  日程だけ。 ○市川 委員長  では、実施するということで。 ◆永井悦子 委員  私は絶対、名古屋は行きたくない。 ○市川 委員長  わかりました。  それで、研修の時期なのですが、7月5日、6日でよろしいですか。                    〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  それでは、行き先については正副委員長に一任してもらってよろしいですか。 ◆永井悦子 委員  それで、もう時間がないからあれですけれども、ぜひ、いわゆるお土産物屋があってどうのこうのという従来型の開発ではなくて、笠間なんかに観光農園やっているところもありますね。ああいう自然を残しながら成功したような例があれば、そういうところにぜひ行ってみたいのです。もう一つの道を探れるような。 ◆大久保勝弘 委員  新しくね、新しい観光地としてね。 ◆永井悦子 委員  そうです。 ◆大久保勝弘 委員  体験型だと思う、これからは。 ◆永井悦子 委員  名所めぐりじゃないやつ。そして、余りお金がかからないところ。それで、NPOとかそういうのがかかわってやっているようなところでもいいと思うし、市の事業だけじゃなくて。ぜひそういうところを見たいよね。 ○市川 委員長  それでは、実施するに当たり、正副委員長に一任させていただきますけれども、いいですね。                    〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○市川 委員長  では、そういう方向で。  また、実施に当たりましては、個人負担が生じますので、よろしくお願いいたします。 ◎高野 議会事務局次長  特別委員会、この前TXが1万 5,000円ぐらいでした。 ◆内田千恵 委員  遠いからね。 ◎高野 議会事務局次長  計算しまして、1万円から1万 5,000円ぐらいの範囲内で。 ◆内田千恵 委員  大体、特別委員会は幾らついているんだ、1泊2日。 ◎高野 議会事務局次長  1泊2日で、日当と宿泊で1万 5,400円、日当が2日分で 2,500円。申しわけありません。半日のみになっておりますので。それで、宿泊が、議員さんの場合は1万 3,000円という形、1万 5,400円の中で。 ◆内田千恵 委員  交通費は。 ◎高野 議会事務局次長  交通費は、市議会バスを利用するということになっておりますから。 ◆内田千恵 委員  たったのそれだけしか予算化していないわけですか。 ◎高野 議会事務局次長  はい。それと、高速代とか駐車場代は別ということです。
    ◆安井茂 委員  この間議会バスで行ったの。 ◆内田千恵 委員  そうだよ、もちろん。じゃなくちゃ、全然金出ないものね。 ○市川 委員長  ざっくばらんの話、こういうものも含めて修正していきましょう、案をつくって。これでは、とてもじゃないけれども、研修なんかできなくなっちゃうよ。 ◆内田千恵 委員  2万、3万だよ、毎回。 ○市川 委員長  毎回毎回、個人負担と言われるわけですか。 ◆…〇〇… 政務調査費も2回視察に行ったらなくなっちゃう。 ◆内田千恵 委員  場合によっては3万出すときだってあるから。 ◆永井悦子 委員  だから、きちんと実のある研修をして、情報をオープンにできる内容なら、お金使ってもいいと思うのです。 ○市川 委員長  だから、これは本当に。いろいろ、今はマスコミとかそういうものに気を使っちゃっていて、何か年々……。 ◆内田千恵 委員  それっぽっちしかなければ、都会へ行こうよ。近場で、都会。 ○市川 委員長  東京でもいいんだよ、実際に。東京なんかいっぱいある。 ◆内田千恵 委員  横浜だっていいよ。横浜、横須賀、いいね。観光農園やっているよ、三浦大根。 ○市川 委員長  そういうことでよろしいですか。                    〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◆内田千恵 委員  お任せします。 ○市川 委員長  以上で、本日の審査案件は全部終了いたしました。         ──────────────────────────────────── ○市川 委員長  これにて、観光開発推進特別委員会を閉会いたします。  本日は、どうもご苦労さまでございました。                     午後2時46分閉会  つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する    平成17年5月26日                委 員 長  市 川 三 郎...