つくば市議会 2005-05-17
平成17年 5月17日地域防犯・防災対策特別委員会-05月17日-01号
平成17年 5月17日
地域防犯・
防災対策特別委員会-05月17日-01号平成17年 5月17日
地域防犯・
防災対策特別委員会
つくば市議会地域防犯・
防災対策特別委員会
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平成17年5月17日 午後1時41分開会
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出 席 委 員
委員長 塩 田 尚 君
副
委員長 古 山 和 一 君
委員 星 田 弘 司 君
〃 永 井 悦 子 君
〃 橋 本 佳 子 君
〃 小 野 泰 宏 君
〃 高 野 進 君
〃 田 宮 直 子 君
〃 塙 豊 光 君
〃 矢 口 一 雄 君
〃 金 子 和 雄 君
議 長 久保谷 孝 夫 君
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先ほどもありましたが、第1次で10月27日から28日、私が参加しました。第2次としてその次の29日から31日まで2名参加しております。第3次として、変則なのですが、1日、2日間は職員1名、それと3日、4日、延べ9日間で、
茨城県内で 107名、市の職員4名が参加して活動を行いました。
私は27日に参加したのですけれども、このうち27日は、昼近くになってしまいましたので17軒の建物の調査、28日には丸1日できましたので30軒の調査、計47軒の調査を私は行ってきました。
応急危険度判定調査結果ということで、
小千谷市を含む新潟の地震の関係で3万 6,141戸の
判定戸数を行いました。そのうち先ほどの赤の「危険」と判断されたものが 5,241軒、全体の15%、「要注意」となったものが1万 1,122軒ということで、約31%、「調査済」安全と思われますというのが約2万軒で54%、半分ぐらいが使える建物であるという判断が出ました。
続いて、写真の方を紹介させていただきます。
これは
関越自動車道になります。この部分が波打って、
高速道路がもう波乗りのような状態になっていました。とても
一般車両は通ることはできなく、先ほども紹介ありましたけれども、承認を受けた
緊急車両のみ通行が可能で、道路の方も
突貫工事で
復旧作業の方をされていました。
これも
高速道路なのでけれども、盛り土の部分、この部分の落下です。
地すべりです。それで路肩がとても使えるような状態ではありませんでした。こういうことがそこかしこにできていました。
次に、
高速道路、同じように縦に段差が生じて地割れが走った様子です。ちょうどこのとき私
小千谷の方に向かうところだったのですけれども、車の中で震度6の余震を受けました。最初、わだちに入ってしまったのかと思ったほど揺れて、後からラジオで聞く中で震度6の地震があったという報告を聞きました。
こちらの
小千谷市役所の外観です。真ん中に自衛隊の方、そのわきに
支援物資と思われます。建物の中も入りましたけれども、中にも
支援物資が山ほど入っていまして、とてもここで人が指示を仰ぐということができなくて、我々も自衛隊がいるところから
小千谷市の方の指示を受けまして現地の調査を行っている次第です。
続きまして、庁舎の駐車場です。庁舎の駐車場は報道陣に占領されていまして、とても我々救援の者が使えるような状態ではなくて、近所にあった物販店の駐車場を
公用車置き場として活動を行いました。ここにはないのですが、簡易の仮設
トイレ、これがたくさん庁舎の前に置いてあって、これが非常に印象的でした。
これが
危険度判定の活動です。ヘルメット、リュック、作業服、こういういでたちで調査を行いました。この建物はかなり古いものらしくて、傾きが発生、現に傾きがありまして、これについては「危険」のシールを張っているところです。
こちらは、ちょっと見づらいのですが、黄色の「要注意」ということで張られたものです。こちらはコンクリートの部分と木材の部分のずれが生じまして、このままだとちょっと余震には耐えられないかなということで「要注意」の
ステッカーを張ってきたものです。
こちらは一番左側の建物にグリーンの
ステッカーが張ってあるのですけれども、これは比較的災害の少なかった建物です。やはり新しいものとか質のしっかりしていたもの、そういうものについては余り被害がなかったものもあります。
こちらはがけの崩壊の状況です。奥に見える頑強な擁壁の方、こちらについて
地すべり等はございませんでした。簡単に積んだ手前、玉石とかそういう石積みのものなのですが、やはり基礎の部分がしっかりしていないものについては、強固に見えても地震に対しては弱いということを感じてきました。
こちらもがけが崩れてしまって、それにあわせて建物が引っ張られるような形で崩壊した部分になります。どうもこのような状況になるので、とても
救援活動は難しい状況になっているのかなと思いました。
こちらは、町中なのですけれども、見ていただけるとわかりますが、鉄筋が低いというか鉄筋が入っていない
ブロック、こういうものが倒れまして歩道とか、道路とか人の通行を妨げるような状況になっていました。この門柱なんかも真っ二つに割れるような、鉄筋なんかも入っていないですから、非常に地震では危険だったかなと思われるところでした。
続きまして、これが旅館の一角なのですけれども、旅館の一部がやはり崩壊しまして、市民の避難路、そういうものをふさいでしまった、そんな事例です。これも擁壁なものがあってその部分が崩れてしまったかなという状況でした。
こちらは、ごらんのとおりとても傾いた建物で、
建物そのものが古いと思いますけれども、基礎がしっかりしていなくて傾いてしまってとても使えるような状況ではないということでした。こちら商店街の建物だったのですけれども、間口がかなり広くとっているらしくて、木造だと思いましたが、やはり全面的に崩壊しました。こういうように、この中での人の圧死というのが一番問題にされているところです。
次が鉄骨の建物です。一見頑丈そうに見えるのですが、この部分ですかね、これは
ブロックで積まれた壁らしくて、これがざっくりそのまま倒壊して、人が通る歩道の方に倒れたような状態でした。
次が工場になります。こちらにバッテンがあるのですが、これがブレースといいまして、建物の力をそこで吸収、横揺れに対しての力を吸収する部分なのですが、この部分にやはり力が入ったらしくて、壁に張られた外壁材、これがすべて落下している状況でした。
最後なのですが、これは建物の
内部状況です。入居者の住んでいらっしゃる方にお聞きしたのですが、やはり皆さん、家具の中から物が飛び出すような状態で、それが飛んで来るような状態でとても怖いという話をして、その後、家具が転倒したというお話をお聞きしました。
以上、写真の紹介です。
この地図なのですけれども、我々調査したエリア、水色で塗られたところ、また白いところが
調査未了のところです。
自分たちで回ったこのエリアは既に
調査済みですよということでその判定、
小千谷市の判定士の方に報告して調査を完了します。
判定作業に当たっての私の感想ということで、まず土台が明暗を分けたということなのです。
雪国特有のかた基礎ということで、2メートルも3メートルも雪が降りますので、基礎が非常に堅い状況の建物が多かったです。これ結構新しいものが多くてその部分は頑丈だったのです。倒壊するまでの影響がなかったように思いました。
また2番目としては、古い建物、先ほどもお見せしたのですが、古い建物は基礎なんかもしっかりしていませんのでそういうものに大きな被害が出ていたと思います。
次に、屋根の構造により被害が緩和ということなのですが、
雪国特有で
かわら屋根というのが非常に少なかったです。トタンぶきの屋根が多くて、屋根が軽い分だけ建物の横揺れに対する力が軽減されたのじゃないかと思いました。
かわら屋根が若干あったのですが、
かわら屋根はかわらが落ちる状況で、つくば市は結構
かわら屋根が多いですので、もしそういう状況があったときにちょっと心配だというような感じでした。
続きまして、
ブロック塀の倒壊、
擁壁部分の崩壊ということなのですけれども、先ほどもお見せしました無筋の
ブロック、あるいは
玉石づくりの擁壁、こういうものが大体被害が大きく、
つくば市内においても石積みの擁壁、あるいは道路いっぱいにつくられた
ブロック擁壁、そういうものが災害に際してどう倒壊してしまうのか、その辺が一番心配なところでした。
続きまして、私の建物を見た限りの個人的な感想なのですけれども、まず建物が倒壊しなくても、家具の転倒なんかで、先ほどの写真のようにとても中に住めるような状態ではない方が多くて、先ほどの床高になった車庫の中とか、あるいは車の中で実際に寝泊まりされているような方も多くおられました。
あと写真ごらんのとおり、やはり復旧には相当の費用と期間がかかりますので、こういうものに対して我々行政がどういう活動をしていけるのか、自分でも答えが出ない中で考えさせられた状況です。
もし同規模の地震がつくば市で起こった場合、今防災課の方で地域防災計画というものがつくられていまして、その中に各課の役割というものが示されています。その中で、我々
応急危険度判定活動ということで行ってきたわけですけれども、それの準備、あるいはつくば市のそういうものへの位置づけ、そういうものを早急にまとめ上げておく必要があるのかなという感じを受けました。
そんな中で、
建築指導課の取り組みということでご紹介をさせていただきます。
建築指導課としては、平成14年から直下検査の指定ということで、 100平米を超える2階建ての木造住宅、それと3階 500平米を超えるある程度の大きさの規模のもの、こういうものについて骨組みのときに市の検査を受けなさいというような指定をしました。それに基づいて先ほどの欠陥住宅とかそういうものをなくしていこうということで14年度から進めております。
続きまして、耐震診断の補助、これに当たっては、市内の56年以前ということで新耐震というようなことですが、新耐震以前の建物については、今回の阪神震災を受けて、56年以前の建物の崩壊が多かったということで、そういうものについて耐震診断を行って、なおかつ耐震改修を促進しなさいということが叫ばれています。
この中で、我々今できることということで、平成17年度から耐震診断補助事業ということ、これを国補事業として盛り込むことで作業を進めています。それと耐震改修についても、窓口とか設計に対しての啓蒙活動を行っております。
それと、定期報告制度の活用ということで 2,000平米を超える不特定多数の方が集まる施設、お店とか、共同住宅とか、そういうものについては、定期に安全確認を設計士が行って報告しなさいという制度がございますので、それにあわせて建て主に対して指導を行っているところです。
それと先ほども申しました今回の地域防災計画、これの中に
応急危険度判定活動というものもございます。これに対して要綱を作成しまして、地域防災計画の見直しも今年度、来年度あるということですので、それにあわせて判定制度の確立並びにそれに伴う作業のマニュアル、それの作成に取り組んでいるところです。
以上、ご報告させていただきます。
○塩田
委員長 ありがとうございました。
引き続いて、
消防本部からは8名の方が、
小千谷市における消防庁長官からの要請を受けた救助活動及び長岡市の崩落現場における救助活動に携わりました。
代表して通信指令室神林 茂室長補佐から説明をお願いいたします。
◎神林 通信指令室長補佐
消防本部の通信指令室神林と申します。
新潟県
中越地震の災害概要について発表させていただきます。
資料の方をお配りしてあると思うのですが、これに基づいてご説明いたします。
まず1番として救急消防援助隊の活動状況ということで、出動回数、1都14県 480隊、 2,121名が10日間にわたり活動に従事ということで、新潟県を含めまして、新潟県の近辺、
消防本部、消防隊ですね、このような数で従事しております。
活動の内容としましては、
小千谷市、川口町、山古志村等においての道路損壊等により孤立した住民の安否確認、ヘリコプター等による救助、余震等に備えた警戒活動と、救助救急の人員なのですが、トータルで 453名ほど救助活動に来ております。
つくば市
消防本部の活動概要でございますが、23日に地震が発生してから4日経過したのですが、27日13時40分、総務省の消防庁長官から茨城県緊急消防援助隊に要請があった。この要請の内容なのですが、この日震度5強の余震が発生した。また皆さんご存じかと思うのですが、テレビでも放映されたとおり、崩落現場ですね、ワゴン車の中に生存者が確認できたというような内容から茨城県隊への要請がございました。
これによって、つくば市
消防本部からは救助隊1隊5名、支援隊1隊3名、茨城県全体では19
消防本部、40隊42車両が出動しました。6時に出発したわけなのですが、また要請があった場合には、集合場所ということが指定されておりまして、経路と集合場所、これが常磐道の北茨城市サービスエリア、これが7時に集合というような、これは水戸市
消防本部の連絡なのですが、そこへありまして6時に出発しました。常磐道、磐越自動車道というような経路を通りまして、
小千谷市に着いたのは3時25分、この間サービスエリアで給油を2回ほどしまして、休憩は2時間ぐらいだと思います。9時間後の3時25分、ここにございます
小千谷市の白山公園というところで待機、宿営地、これが決定しておりますのでそこへ到着しました。
到着後間もなく、
小千谷市のしき支援隊長より、茨城県隊の救助隊、ワゴン車内の生存者の救助活動に当たれというような指示がございましたので、茨城県隊の救助隊10隊が現場の方へ向かいました。この白山公園からは車で約10分間ぐらいの道のりでございます。
初めに、概要等の説明がありまして救助活動を開始したところでございます。救助活動については、崩落した岩石に押しつぶされた車内にいる要救助者、4歳の女の子1名の救出であり、車体の切断、削岩、岩石の排除は、崩落を誘発させるということで規制されておりました。
内容としましては、車、約20センチぐらいの間隔なのですが、そこに頭一つ入って、上体入って、女の子がちょうどシートに挟まれるような形でつぶされていましたので、そのシートをカッターナイフ等で細かく切り刻んで、いすの除去により間隔を設けて女の子を救出しようという活動方針がございましたので、その作業を随時交代で実施していたわけでございます。このときに、消防研究所の職員が、二次災害の危険というものを指示しておりまして、ここの岩をどかすと崩落の危険があるとかそういったものを判断しておりましたので、手作業の作業になったということを報告を受けております。
この作業を午前中いっぱい続けたのですが、どうしても救出できないということで難航していたわけなのです。それでそのころ新潟大学の医師が4歳の女の子の状態を見たところ、死亡が確認されたというような状況でした。ちょうど
消防本部が到着前に、その前の男の子と母親、それは救出完了していたのですが、女の子の方はそういった状況から、現場の方も重機を併用して、今後は岩石をどかしながらの救出ということで、一応午前中で茨城県隊との救出活動は中断されました。
それで、宿営地の方へまた救助隊の方は戻りまして命令を待っていたわけなのですが、その日はそういうようなことで午後からは待機というような形で、29日は茨城県の消防部隊、救急隊が、
小千谷市内の警戒活動、または救急活動、そういうことに従事しまして、午後からは、総務省の麻生総務大臣が新潟県の被害状況の視察にまいりましたので、その帰りに緊急援助隊への激励の言葉をいただいたということでございます。
15日に茨城県隊と長野県隊に待機命令が解除されました関係で、白山公園の野営地を引き揚げ、同じく時間的には9時間ぐらいかけてつくば
消防本部に帰庁したというのが
活動内容でございます。
この中で、直接私は救助活動の方は見ていないのですが、宿営地で一応連絡調整等に従事したわけなのですが、隊員からの報告では、資機材等の不足は今回は関係なかったと、内容が手作業というような中で、そういった機具が使えなかったということで、資機材等は関係なかったのですが、最後にどうしても目の前にいる女の子を救出できなかったということがどうしても心残りであったというような報告を受けております。
宿営地の中で感じたことなのですが、この宿営地、先ほど申しましたように
消防本部 2,000人近くがここで交代で待機していたわけでございます。当然
トイレ等は仮設
トイレが15ぐらいあったと思うのですが、数的には結構あったのですが、ほとんどが満杯の状態で、なかなか使うのにも苦労したということがありました。
それと消防援助隊、緊急援助隊なのですが、食料とか飲料水、寝具類等も全部自前で行動するというのが原則になっておりまして、その中で、飲料水は結構持っていたのですが、料理とあとは顔を洗う雑用水、そういったものが不足しましてちょっと不便を感じたということでございます。
最後に、私たちは、宿営地と現場を行ったり来たりということで、市内のそういう詳しい被害状況はわからなかったのですが、帰りがけに、
小千谷市、長岡市の一般道を通りまして、一般住宅ですか、全壊はそれほど見られなかったのですが、住民の皆さんが庭先で生活をしているというところ、あとは、道路の損壊、また新幹線がとまっておりまして、帰りがけに初めて地震のすごさ、怖さを肌で感じたということで、改めて各方面の応援の必要性ですか、認識した次第でございます。
以上でございます。
○塩田
委員長 ご苦労さまです。
次に、水道部からは2名の方が
小千谷市においてライフラインである水道管の復旧支援に携わりました。
代表して水道工務課来栖 武参事補から説明をお願いいたします。
◎来栖 水道工務課参事補 つくば市水道部の来栖と申します。よろしくお願いします。
皆様方に資料をお渡ししているかと思うのですが、それをちょっと見ていただきたいと思います。
水道部の方の災害復旧状況でありますが、これにつきましては、日本水道協会という全国組織がありまして、そちらからの要請で今回派遣されました。
それで、水道の場合は、今回新潟県
中越地震でありますが、ライフラインとしての水道が約40市町村、合併前の数字らしいのですが、約13万戸が断水しているというような報告があったそうです。最初、第一報が。それでその日のうちに水道協会で対策本部を設置しまして。水道の場合は、以前、
阪神淡路震災があったのですが、そのときはいろいろ直後の混乱でルールづくりがうまくできなかったという反省がありまして、災害については、本来は要請は長から長に要請するというのが通常のパターンでありますが、そうじゃなくて、水道に関しては水道事業管理者に対して直接応援要請をするというような形をとったそうです。その方が迅速に災害地に派遣もできるということがあったみたいなのです。それで、日本水道協会の関東地方支部、この支部長が横浜市が行っていまして、横浜市から茨城県の支部長、今現在は日立市なのですが、日立市水道部が位置づけを行っております。
それで、今回の要請でありますが、私どもが派遣された期間ですが、11月1日から5日まで5日間ということで作業を行ってきました。
活動地なのですが、これは消防さんと同じように
小千谷市が私どもの活動範囲。依頼者は、水道協会に対して
小千谷市ガス水道局、ここの場合は水道とガスを一緒にやっている組織みたいなのです。余りこの辺ではないかと思うのですが。ですから、水道とガスが一緒に行動したというようなパターンみたいです。
それで、今回の支部構成なのですが、茨城県支部に関しましては10名で構成しています。内訳は、日立市が2名、水戸市が2名、常陸太田市が2名、あと県南水道企業団で2名、あとつくば市で私ども2人が行きました。10名で一つのチームを編成しまして、チームリーダーは日立市が行いました。
主な
活動内容でありますが、これについては、水道本管のメーン管というのがあるのですが、これは配水池がありましてそこに水をためたものを各ご家庭に給水するのですが、その本管の状況がどうなっているか、それの調査です。それと実際に水を流して漏水その他が発生しているのかどうか。断水していますので、お客様の手元には当然水がいっていない状況です。ですから、その辺の状況をまず確認する。それと宅地内、お客様のご家庭に水はいっていますので、宅地内で水漏れしていないかどうか、あれだけの被害が出ていますので、当然中の水道管も損傷を受けているのじゃないかというような判断にありまして、そういう三つの観点から、今回、実際に
調査活動してきました。
その中で、私どもが一番苦労した点は、道路が非常に、先ほど写真等であったと思うのですが、道路が大分亀裂が入っていまして、私ども水道部としては、パトロールカーが入っていましてその中に非常用の道具その他一式積んで、4輪駆動の車で一応行ったのですが、大分道路が悪くて、目標地まで行けない場所も実際にありました。その場合は車をおりまして現地を全部歩きまして調査したのです。ちょうど茨城県支部の範囲が山間部、市内じゃないのです。市内の写真先ほど出ましたけれども、私ども実際山間部歩いてきまして、あれ以上にすさまじい光景がありました。
なぜかというと、さっきもありましたけれども、墓石あると思うのですけれども、それが全部まともに立っているのは一つもありません。それと道路が大分寸断されていまして、水漏れしているわけでありますが、水がお客さんの手元にいかないということで、私どもがちょうど行った限りでは、大体10日間ぐらいたっていますので、飲み水は確保できているのです。なぜかというと、沢水は結構豊富で、
小千谷という場所は結構沢水がありますので、近所のおばちゃん等が沢水をためて、きれいな沢水ですから飲めますのでそれで用は足りたと。だけれども、生活用水についてはちょっといろいろ問題があって使いたくないということがありまして、早急に水道を復旧してくれという地元の人とお話したのですが。
私どもちょうど行って約5日目ぐらいですか、その地区を復旧かけまして、やっと水が出る状況になりました。そのときには非常に地区の人たち、大分喜んでいただいて、あそこは山間部ですから80近い高齢者が多いのですか、若い人がほとんどいないのです。ですから今まで山間部をバケツで水を運んでいる、これは非常に大変なご苦労をされたと思うのですが、実際に水が出るようになったので非常にこれは喜んでいただきました。
たまたま私どもヘルメットかぶって実際作業していますので、どこの市ですかということ、つくば市と書いてありますので、つくば市というネームバリュー相当ありまして、つくば市から、遠いところからよく来てやってくれたと大分感謝の言葉をいただいたという経緯もあります。それで非常に私ども少しでも復興に携わったのかなという実感もあるのですが。
それで、私たちの宿泊地なのですが、これは
小千谷市の中学校の体育館に寝泊まりしていたわけです。それで1日の日に行きまして、宿営地が私どもわからなくて、地元の水道局の方が、
小千谷市の体育館に宿泊してくれという話を受けまして、私たち行ってそこへ泊まったのですが、何分そのときは、写真にもありますけれども、ちょっと場所が違うのですが一番後ろのページ、大勢の方が避難した総合体育館というのがあります。このとき私どもが行ったとき復興の職員しかいなかったのです。ですけれども、こういう状況で、実際に寝袋で、私ども1日からずっとやっていたのですが、その間に夜中に3回ぐらい直下型の地震と遭遇しまして、とても寝ていられる状況ではありません。体育館の中の上の水銀灯が大分揺れていまして、頭の上に落ちてくるのじゃないかというような経験をしました。やはり、この辺の地震と違いまして、下から突き上げの直下型ということなのですが、すごい勢いで背中を押し上げられるというような感じでした。これ実際に体験しまして、それが夜中に3回もくると、まず寝ている人はいないですね。
それと、いろいろな方が来ていますので、いびきがすごい人もいるわけです。昼間作業をして疲れていますから、寝る人は寝ちゃいますけれども、いびきがすごくてそれで眠れないと。
それと食べ物に関しては、セブンイレブンの幕の内弁当、これがずっと同じメニュー。これが温かくありませんので、冷たいもので、それとお茶ぐらいしかなかったので、それをずっと5日間食べたのですが、最後には見るのも嫌だいうことになったのですが、場合によっては、地域の方も大分ご苦労なされているというのがありましたので、それに関しては多少不満な点はあったのですが、それは別に苦にはならなかったのですが。
やはり作業も5日間やりましたので、3日目にはふろに入りたくなったのです。当然ですが、私ども実際に雨の中作業したりしますので、相当汗かいたり、急な要請だったので、衣類等も余り持っていかなかったので非常に苦労しました。それでたまたま自衛隊の方が
小千谷市の中学校に駐屯していまして、そこで隊員のおふろ、テレビでもやっていたので皆さん知っていると思うのですが、実際それに入ってきました。入ったところ非常に快適なのです。やはり自衛隊の施設はすばらしいなと実際に思いました。おふろに入れたから4日、5日目は大分楽にはなったのです。やはりそれを考えると、飲料水はとにかく確保できるのですが、生活用水、特に
トイレの水とか、下水道もだめですから
トイレの水は使えないのですが、やはりおふろとかそういうのが必要だと。
ですから、私どもも体験はしましたけれども、たかだか5日しかやっていませんので、相当今後の貴重な体験にはなっているのですが、つくば市においても、水道部としては災害に強い水道を目指していますので、それについては非常に、
小千谷のレベルとは、失礼なのですが、全然規模も違うし、内容的な配管その他も全然違いますので、その点は
小千谷の地震でも耐えられるのじゃないかとは考えているのですが、いざ断水した場合も、社会的影響、特につくばの場合は研究所その他ありまして、非常に大問題が発生しなくもないので、その辺の対策も今後必要だろうと思っているのです。その辺を含めまして、水道部でもこれを教訓に上層部の方が一生懸命努力されていますので、災害には当然大丈夫かなと思っています。
あとは、その下に復旧状況その他書いてありますので、これは簡単な数字ですので、全国の水道の方、今回、協会に確認しまして、今回の災害の支援の 170事業体、応援者が延べ 4,512名。特に私どもがやった
復旧作業に関しては63事業体、応援者は延べ 2,965名という数字をいただきましたので、先ほどの
建築指導課さんのお話ではありませんけれども、相当な人員と費用がかかると。これでもまだ全部復旧したわけではありませんので、今後
小千谷市がどうなっているか、私ども情報を取り合っていませんので詳しくはわかりませんが、復旧までには相当の時間がかかっているのじゃないかと思います。それを教訓に、災害は忘れたころにやってくるという言葉ありますけれども、水道事業体も今後そういう教訓を生かしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
以上、簡単ではありますが、私の報告にかえさせていただきます。どうもありがとうございます。
○塩田
委員長 ありがとうございます。
次に、健康増進課東郷暁子参事補から説明をお願いいたします。
◎東郷 健康増進課参事補 それでは、私の方は2名ということで、ご紹介ありました菊地と東郷が行ってまいりましたので、簡単に報告させていただきたいと思います。
報告の方は、お手元の方で非常に字数が多いので申しわけないですけれども、ポイントを全体的に把握していただければということで簡単に説明させていただきます。
まず1ページなのですけれども、派遣決定から活動までということで、4泊5日ということで現地の方へ行ってまいりました。私たちは、厚生労働省の方から茨城県の方に依頼があって、茨城県の方から各市町村ということで、大体基準が1市20名以上の市の方に問いかけがあったという感じで、つくば市が打診を受けたのが最初です。
26日にこのような打診がありまして、いろいろ課内で検討、あとは総務部長を含めまして、経過を経まして、2名派遣ということで28日に決定いたしました。
茨城県としましては、第1班が11月1日、震災の10日目ということで県の職員がまず出発しております。同時に茨城県の担当地区は川口町の
小千谷市に近い、上の方の北部になるわけなのですけれども、上川地区ということで、川口町全体の大体の10分の1ぐらいの世帯、人口の規模の地区を担当させられました。
2日、3日ということで進んでいるわけなのですけれども、私の方は、9日に出発して、17日目ということで、つくば市が第3班ということで担当して現地に行きました。
私たちの拠点としたところは、川口町の以前は保育所だったという2階建ての建物だったのですけれども、避難所になって、約 150名の住民の方がそこに避難しておりました。なかなか茨城県の活動拠点というのが確保できなくて、結局この保育所の建物の中の一部の物置のところを、ちょっといろいろなものが置いてあるのですけれども、奥の方にということで提示されて、何となく3人ぐらいが寝袋で縦に寝られるかなというあたりのスペースを確保していただいたということで、そこで避難の人と一緒に生活をともにしたという感じです。
それで、9日の午前中前に着きまして、前グループの人から引き継ぎがありまして午後から
支援活動をしていくということで、次のページになっております。
大体1日の活動スケジュールを2ページに書かせていただいたのですけれども、まず6時半に起きまして、先ほども食事のことをおっしゃられていましたけれども、私たちも朝昼晩が5日間インスタントということで、お湯でという食事のような感じで5日間過ごしてきました。ですから出発するときには、必ずおにぎりを持っていくように、2度と食べられないという感じで、おにぎりを途中で買って、それからおにぎりは食べれなかったという感じの5日間でした。
大体私たちは、8時に川口町の保健福祉の活動拠点というのが、私たちのすこやかという泊まっているところの車で10分弱のところなのですけれども、川口町の老人福祉センターすえひろ荘という建物があるのですね、そこに保健分野、医療分野の活動拠点が1カ所設けられていました。そのすえひろ荘では、24時間体制の診療という医療の拠点にもなっていました。
朝晩のミーティングということで、医療チームと私たちの保健、看護あたりのチームと、あと途中から心のケアチームというのが全国から精神、カウンセリング、その辺の専門職の方、この3チームのミーティングが朝晩毎日開かれて、そこで
自分たちの活動の状況を発表しながら、余り同じ世帯にダブって、訪問したらば今前の人が帰ったばかりみたいな、そういう重複活動を避けましょうということで、お互いに活動の情報交換をする必要があるのじゃないかということで、町の人がそれを企画して毎晩朝晩ということで参加しました。
昼間は、大体家庭訪問の中で
健康管理ということをやったわけなのですけれども、大体夕方6時ごろからになると2手に分かれまして、
自分たちはミーティングの方に行く人、あとは被災者の避難所の拠点になっておりますそちらの方で
健康相談を実施してということで、あとは活動のまとめで終わるというような1日の流れでやっています。
次の3ページなのですけれども、これは地震発生直後の
被災地の状況と、それに対応した保健福祉行政の状況をまとめたものです。
私たちは、3週目あたりになっていますので、以降4ページからは具体的に
自分たちの活動ありますけれども、全部はかかわっていないのですけれども、いろいろな情報をもとに地震発生から7週目以降までということでまとめたものが3ページになります。
やはり一番の気になるのは、地震発生1週間以内というあたりが
被災地の状況はどうだったのか、これに対して行政はどういう対応をしてきたのかということを、
自分たちが経験していないのですけれども、まとめさせていただきました。
まず、地震発生直後、職員の現地入りというのが25日になっております。ここの町の職員の活動開始というのが25日からということでなっています。ライフラインの切断ということで、町への交通手段というのが全く3日間遮断されているということで、まず町の情報を外に出すことができないというのが川口町の一番大きなことでした。あとは電気とかそういうのが全然途絶えてしまったので通信の切断というのもありまして、今情報管理皆コンピューターでなされていますので、それが全部途絶えて名簿が一つも紙面でない。その中で住民の
健康管理をチェックしていくのにどうしたらいいかということで、まず今までの日ごろの保健師の活動を通して、あの人はどうしたからという確認、こういう優先順位の名簿、記憶をたどってやっていったというのが現状だったようです。
あとは3日目、26日から医療チームということで、全国から医療チームが来ました。そういうのも医療チームが3日目に入るというのは遅いのじゃないかというような、この辺検討というのが川口町の課題としても上がっておりました。
4ページから、非常に字が多いのですが、これは私たちのつくば市が活動期間のものを4ページから7ページにまとめさせてもらったわけなのですけれども、
生活環境状況と被災者の健康状態というのをあらわしたものです。
4ページ、特に先ほどからも出ています感じたことは、食事、
トイレ、入浴ということで、上から2、3、4列目ぐらいの行なのですけれども、食事については、避難している人たちは配食されたものを食べていますので、結構栄養的にはいいのですけれども、やはり全体的に同じものを食べなくてはならない、味つけもある程度保存がきくという、塩分が結構きいているという、そういうのが全体的には問題になってくるということで、食事療法なんかをやっていらっしゃるそういう方にとっては、何となく長期的になってくるといろいろ健康あたりに障害が出てくるかなという感じで。あとは食器とかプラスチックの洗浄そういうのが井戸水を使用ということで、町としてはぜひ水道水だけを使ってくださいということなのですけれども、やはり山のわき水だとか井戸水だとかということで食器をということで、保健分野からすると伝染病、感染症というあたりが集団の中で発生するというのが一番危険ということで視点を置いていきますので、医療の方で腹痛だとか、吐き気だとか、そういう人が3人訪れてきましたというときは、私たちは、どちらかというとその辺の感染症というあたりをどうするかというその辺の
健康管理をまず実態を調査していかなければならないということで、活動の内容もそちらになっていくというようなのも一時ありました。
あと
トイレなのですけれども、
トイレも10世帯に1個仮設
トイレが設置されているということで全部
和式、これもやはり高齢者の問題とかいろいろ自分のすぐうちの敷地内にはありませんので、遠いとか寒いとか、夜間だとか狭い、夜は戸を閉めたら中は真っ暗で本当に何がどうなっているのかわからないというほど不安、あとは汚いという欠点、そういうところから、できるだけ個人としては回数を少なくするという感じで水分をとらないとか、そういうあたりからの体の影響ということで、そういうのが長期化してくるといろいろなところに影響してくるということで、
トイレあたりも非常に切実な、考えていかなくてはならないところなのかなということです。
あと入浴なのですけれども、これも自衛隊の仮設入浴場というのが1カ所ありましたけれども、やはり遠いということで入れない、段差があってお年寄りなんかは非常に入りづらいということで利用者は、一般の人はなかなか行っていらっしゃらなかったのが現状です。あとはドラム缶でおふろを
自分たちでつくり始めたというのも、実際活動している日数の中でありました。
それに対して、5ページなのですけれども、
自分たちが活動の中で、そんな大したことはできなかったですけれども、やはり伝染病予防対策ということで、11月も過ぎていましたので、インフルエンザというのが大勢の中で発生したらそれを食いとめるということと、水道水を使っていませんので、伝染病を予防するという観点から手洗いとかうがいの徹底、そういうチラシづくり、これを張ったり、つくったりという感じで、あとは皆さんが集まっているところでお話していったりということでやっていきました。
次の6ページなのですけれども、これは被災者の健康状態というあたりをちょっと視点を変えて書いてみました。
健康状況の体、心、病気という三つ上からなっているのですけれども、全体的に体の状況というのは、長期的な余震が予測されて、皆さん非常に疲労というのが増大していて、特に長期化して問題になってきたのが、ここでいう区長さんとその奥さん、こういう人たちの救済策というのが、非常に町でもクローズアップされてきました。
区長さんは非常に頑張り屋さんで、みんなから選ばれた人なので、やはり今頑張らなくちゃということで、みんなの訴えを聞く役割というのが区長さんなのです。区長さんが今度また愚痴を言う人がだれもいなくて、そういう人たちの集まり、同じ立場の人の集まり、そういう場を考えていますというのが、最後、帰っていくところの町の職員のお話でした。
あとは結構のんびりしているかなというようなあれなのですけれども、アルコール摂取ということで、今まで飲んだことのない人が、女の方も含めてなのですけれども、量がふえたり、飲まないと眠れないというような環境の中に長期生活していますので、アルコール摂取が非常にバランスが悪く、6合ぐらい飲んでいるというような、それ以上飲んでいるという人が見受けられました。
あとは子供たちも含めてなのですけれども、非常に運動不足ということで、きっとテレビなんかではエコノミークラス症候群なんていうことで、ちょっと外において体を動かしましょうなんていうのが出てきましたけれども、そういうのも現実にありますし、今まで野球やっていた、サッカーやっていたという中学生なんかが本当に避難所だけの狭いところで運動不足ということで、結構ストレスがたまっていたような感じで見受けられました。
あとは歯の悪い方や高齢者、今までどちらかというと家族の中でもやわらかいおかゆみたいなものを食べていたという人は、避難所ではなかなかそういうものが、個人個人に合った食事というのが口に入らないというのが現状でした。
あとは健康状態の心のあたりから見たものなのですけれども、仮設
トイレに1人で入るのが怖い、震度7を経験した人にとって、暗い個室に入って、もしこのときに震度7、あのときの体験がまたここにきたらというと、やはり
トイレに行かないように水分を摂取しなかったり、それで便秘になったりという悪循環が、毎日それで悩んでいるという人がいました。あとは車に乗るのが怖くて、血圧高くて受診のところまで車を使うから行けないという、その辺の恐怖みたいのがありました。途中心のケアチームというのが全国的に入ってきましたので、訪問でそういう人がいたようなときは、そちらのチームの利用をしていただくというような感じで進めました。
あとは病気なのですけれども、これも血圧の方の塩分のとり過ぎだとか、あとは治療は中断、家の中ぐちゃぐちゃですので、そのまま治療が中断になってお医者さんにも行っていないという方、あとは糖尿病の方なんかは食事がバランス崩れてきますので、薬なんかも飲んでいないということで、非常に生きているのが不思議だねというような低血糖の人が数人生活をしていました。あとは人口肛門の人の衛生管理ということで、おふろに入れないので、その辺の皮膚炎、皮膚がただれてきた。そういう感じで人口肛門の方の問題の人もいました。あとは乳がんの手術をした方の集団の中でおふろに入るというあたりの抵抗、だから入るチャンスはあってもなかなかおふろには入れないという、その辺の衛生面というのが、ちょっとしたいろいろな疾患を持っている人にはそれなりの悩みというのがたくさん見えました。
あと問題になるのが高齢者です。川口町では、65歳以上の高齢者は、3日目、4日目ごろに、町外の保養施設無料宿泊という、希望があればそちらの方を紹介しますよということで、そちらの方に移動している人がたくさんおられました。
あとは先ほどから言っています仮設
トイレが高齢者が非常に使いづらいという困難な、その辺の現実というのがあります。段差があったり、手すりがなかったり、狭かったりという、細かい動作が非常にしにくいし、見えづらいしということで、仮設
トイレは高齢者にとって非常に大きな問題として最後まで残っていました。
あと高齢者の訴えで、残り少ない人生の思いということで、本当に最後の最後になったときにこういう感じで、若い人は復帰とか再びやり直すというような気持になれるかもしれないけれども、
自分たちはとてもとてもそういう気持になれませんということで訴える方が大勢いました。
あと障害者の方ですけれども、身体障害者、あとは精神障害者、そういう方たちは、非常に川口町の保健師は日ごろの活動が密に行われていたようで、さっき言ったように記憶にある名簿ということで、いち早くこういう身体障害者、精神障害者にきちんと名簿づくりを
自分たちでして、お薬の必要な人にはお薬を届けたり、そういうのが早期にできていたということで。
それで、一番最後8ページに書かせていただきましたけれども、この
支援活動を終えまして、川口町と非常に規模は違うのですけれども、つくば市は規模本当に大きいのですけれども、そういう紙面上の名簿というのがないときに、受け持ち制で保健師もやっていますけれども、
自分たちの頭の記憶の中に住民一人一人がどれだけ記憶にあるかなという感じで、皆さんに報告しながらこういうのも見直していこうというような話で報告の中で終わっております。
あとは後ろで菊地も一緒にいましたけれども、菊地の方は常日ごろ現場をやっておりますので、その中でいろいろな小学校に行って、こういう体験を子供たちを通して日ごろから家族を大切にするのだよとか、近所のおじいちゃんおばあちゃんと一緒に声かけをするのだよとか、そういういろいろな立場の人と接したときに、これをそれなりに伝達していって、必要なことは日ごろから自分で守っていきましょうみたいのを啓蒙しているというような実態です。
○塩田
委員長 ありがとうございました。
それぞれ派遣された職員の
皆さん方から実に生々しい報告を聞かせていただいたわけでありますが、これより
委員各位のご意見をお伺いいたします。
発言者は挙手の上、
委員長の許可を得てから発言されますようお願いいたします。
それでは、
委員各位の発言をお願いいたします。
橋本委員。
◆橋本佳子 委員 初めに、建設指導課の説明の中で、耐震補強するために筋交いのようになっているところが壁が落ちたという報告が、写真がありましたね。よく学校なんかも今そういったことで耐震補強の改修というときには筋交いみたいなものを入れたりする、実際自治会の方の地区もそういうことで直しているわけですけれども、壁が落ちたということ、その危険とかそういう面はどうなっていたのですか。
○塩田
委員長 宮久保
建築指導課主任主査係長。
◎宮久保
建築指導課主任主査係長 今のご質問なのですが、逆にあの建築物というのは形がある形で残っていたと思います。というのはそのブレースという筋交いの部分なのですが、そこが逆にそういう力を吸収してくれるのです、そのスパンの間が。それで外部に貼ったその壁、多分薄い石綿板とかそう強固なものではないと思います。それがその部分で力を受けたがために、逆に壁だけ落下してこの筋交いが建物を守った事例だと思います。幾つか耐震改修、学校等やられているのですけれども、逆にああいう筋交いを入れ込むことによってその建物の強度を増すという手段がとられていると思います。
○塩田
委員長 ほかに意見ありませんか。
金子委員。
◆金子和雄 委員 どうも皆さん大変ご苦労さまでした。
実は私は川口町というところから約40分ぐらい行ったところが田舎なのですよ。十日町というところなので、先日、妹が住んでいますので行ってきまして、大変な被災現場を見てきて、ここに写真幾つか出ていますけれども、あのような状況がまだ残っていました。雪が降っていて大変でした。
そういう中で、
小千谷の人が県を通じて茨城県の県営住宅にお住まいの方がいるのです。現に被災された中で。それでその人のお話を聞きましたところ、
小千谷でこの時間、5時ちょっと過ぎ、6時ちょっと前ですか地震があったのは。そのときに火事にならなかった一つの要因としては、プロパンガスというものがそんなに家庭の中に普及していない。それはなぜかというと都市ガスが割かし完備されていたということで、関係者がすぐ元栓を全部切ったということで、ガス爆発を誘発するようなものがなかったということで、まちづくりというものに非常に参考になるなという話を聞いたのです。
来栖さん、ガス水道で行ってきたということでありますので、その辺のこともうちょっと詳しく教えていただきたい。
○塩田
委員長 では答弁お願いします。
◎来栖 水道工務課参事補 今の金子委員のお話で、私ども小千谷のガス水道局、これは名称ガス水道局ということで、なぜガスが先にくるのかなということで、余り聞きなれないので聞いてみたところ、ガスと水道は一緒に行っている事業体だと。これは話に聞くと寒冷地に多いみたいなのです。金沢市もそういう組織を持っているみたいなのです。それでこれに関しては公共性のものですから、一緒に施工その他やっているかと思うのです。それで状況が、今委員言ったように、火災その他がなかったということで、これは当然
小千谷市の職員の判断が正しかったと。緊急時に少なくともとめて、断水その他になりますが、安全性を確保するということで適切な判断があったのかなと。
私実際ガスやっていませんので、詳しい中身は聞いていませんのでわからないのですが、水道に関しては、
小千谷市の水道の方が、断水しますとポンプ動きませんのでとまってしまいます。水道管の中には残圧というのがありまして、蛇口その他が開いていれば当然水はまだ出るわけなのですが、それで各ご家庭に、皆さんご存じだと思うのですが、水道メーターというのがありまして、そこにバルブがあるのです。バルブをとめてしまえばメーターから先は水が出ないということ。
小千谷市の水道の方は、地震が起きたときには現地に行ってすぐバルブを閉めたと、これご家庭にありますので。多分そのときに、都市ガスですから、私、ガスの方ちょっとわからないのですが、ガスは一たんとめてしまって、当然とめれば一応出ないのかなという感じはするのですが、家に多分ガスメーターというのがあるかと思うのです。そこにも水道と同じようにバルブは多少なりともついているのかなと私ら思っているのですが、だから水道局の方が全部バルブを閉めて歩くと。これ大変な作業だと思うのですが、これは適切な判断だと思うのですよ。
なぜかというと、実際に水を通水したときに、災害ですからご家庭にはだれも住んでいないわけですよね、それで中は写真見たとおりめちゃくちゃです。ですから水道管も破損しているし、いろいろな要因があるだろうと。導水も何にもしないでただ水を送った場合、建屋の中水浸しになってしまうということがあり得るわけです。そうすると二次災害でいろいろな物が水浸しになれば使い物になりませんので、これは非常に大変な問題だということで。ご家庭一軒一軒回って大変だったと思うのですが、閉めた作業はあるのじゃないかと。
実際に、水道の方とお話したのですが、ほとんど家に帰っていないそうなのです。自分でも災害受けていまして帰れないと。私ども行ったときもずっと一緒にいましてほとんど寝ていない状況、昼間は疲れてしまってどうにか寝られるのですけれども。私ども昼間やっていましたのでかわりに夜間パトロールとかそういうのをやったみたいなのですが、そのときも
小千谷の方といろいろお話した限りでは、何事も最初が肝心ですよと、本当に災害が起きた場合ですから、最初の初期の避難ですか、それが適切な判断するのが一番いいのです。おくれればおくれるほど、先ほどいろいろなお話出ていましたけれども被害は拡大する一方だと思うのです。
ですから、その辺の判断は、ガスも私わからないのですが、多分適切な判断ですぐ職員の方が処置したのだろうとは判断しているのですが、水道の場合大分それがありましたので、後日通水するときも非常に作業もしやすかったという印象は受けていますので、多分そうじゃないかなと私は理解しているのですが、詳しいことは現地にもう一度聞いてみないとわからないですが、一応そのくらいの報告しかできませんが、よろしいでしょうか。
○塩田
委員長 金子委員。
◆金子和雄 委員 多分きっと、その辺だとは思うのでよね、私も小さいときから雪国に住んでいましたので、今でこそ車で行ったり来たりができるのですけれども、昔は雪降ると車で移動できないのですよね。歩くしかない。そうするとガス交換できないのです。だから田舎ではプロパン入らないのです。だから金かけても本管に全部、山の中までやらないと町が運営できない、そういう形なのです。それで多分そういう対策がうまくいっているのじゃないかと思うのです。
地震そういうときには、火災を防ぐためにはガスをとめるというのは大変重要だと思うのですけれども、このつくば市なんかでプロパンなんかだったらダイナマイト抱えているようなものだと思うのですよ、バンバン爆発すると思うのですよね。だから、そういうまちづくりというのは、細かいようですけれどもそういうところからやっていかなくてはいけないのかなというのが一つ思います。
それとあと、健康増進課の方で大変ご苦労さまでした。それで私新潟のこちらに罹災されている人から聞いた話で、こちらの方にまとめている中の幾つか書いてある中で、それと同じことを言っていましたね。まず
トイレが少ない、あとおふろ、そういうのがありました。
それと地震になる前の予測というのは、皆さんが知っているけど、いざ地震になったときにはほとんどそういうものはゼロになってからスタートするということで、市民はそれぞれ親切だというのです。道路で困っている人がいると、通りすがりに避難場所に連れていってくれるというのです。ところがその避難場所に連れて行った場所がその人が住んでいるところとかそういうことを関係なく連れて行ってくれるらしいのです。そうすると、このおばあちゃんどこの人だと気がつくのが3日ぐらいたってから気がついて、よくよく聞いてみたら隣の町の人だったとかそういうことが多かったらしいのです。そして席を立つとどこに行っていいかわからないからというのでずっと我慢していたという人が相当いたみたいです。
ですから、先ほど区長さんの話が出ましたね。その人が言うには、地域のところを回ってくる区長さんが一番頼りになったというのです。なぜかというと、区長さんは地域のことをよく知っていて、それで区長さんも顔なじみだし、住民もその人と顔なじみ、やはり顔なじみの人から話するのが一番よく聞いてくれるというんですね。ですから被災場所とかそういうのは余り広く広範囲じゃなくて地域に細かくあった方がいい。
それで、2番目に安心できたのは市の職員だそうです。やはり顔が知れているということ。3番目は私たちみたいな議員とか学校の先生とか、何せ顔の知っている人が地域に入る、こういう体制をつくっておくことが必要だと。
それで物資の支援とかいうのは、余りありがたくなかったと言っています。ありがたくないというのは変な言い方ですけれども、物は湯水のごとくあるということなのです。わざわざこっちから届けることもないと。行ってからそういうこと言っては悪いのですけれども、死ぬ思いして行った人がいるわけですから。二、三日するとすぐ支援くるというのです。一番困るのは、女性だと生理用品だとか、あるいは下着の取りかえだとか、それから特殊な形でおふろに入らなくちゃいけないとか、そういうような人の対策がきちんとできるということが対策としては一番重要じゃないかと。
元気な人少しほうっておいたっていいというのですよ。乱暴な言い方ですけれども。そうじゃない人が本当にかわいそうな状況だと、そういうことを言っていましたので、ぜひまたそういうところから防災の観点からもあれですけれども、そんなことはどうでしたでしょうか、もうちょっと詳しく。私が言ったようなことについて。
○塩田
委員長 では答弁お願いします。
◎東郷 健康増進課参事補 特に高齢者の方たちが、環境が変わるというのが本当に気持まで、生活意欲とかそういうのまで変わるというそういうのを実感してきました。そうすると本当に小さい町とか地区ですので、避難しても周りがみんな知っている人同士というのが一番安心という。あとは赤ちゃんなんかも、私たちの避難所には赤ちゃんというのはいなかったのですけれども、大きい体育館となると、赤ちゃんをそのまま、ミルクも買い置きがなくてそのまま来ちゃって本当に泣いても泣いてもミルクがなくてという感じで、そういうときに避難者同士で、本当に1回分ですけれどもどうぞというあたりで、ちょっとでも顔を知っていると、その辺の心の安定というか、そういうのをいろいろな訴えの中から実際感じてきました。
本当に、区長さんという人たちが、みんなから選ばれた人で、日ごろから役場にも常に行ったり来たりしているような活動なのだそうですね。そういう人なので、このときは本当にみんなの代表としてみんなの声を町に届けてまたそれを返してというパイプ役というあたりで、非常に大きな活動意欲というものを発揮したのが今回区長さんということで、その反面区長さんの血圧をはかるとすごく高いですよね、あしたのことを考えると夜も眠れない、きょうの課題を何かその辺でもめごとになっているのをいろいろ平らにしたりとか、そういういろいろな仲裁役の立場なので、自分は愚痴を言えない、やはり区長さんの
健康管理なんていうのも視点を置いている人が、そういうことになったときに必要なのかなという感じがしました。
○塩田
委員長 ほかにご意見ありましたらどうぞ。
高野委員。
◆高野進 委員 最初に、水道部のあれでお聞きしたいのですが、今つくば市も水道の中で大分進んでやっていますけれども、そのほか共同水道という中にもつくば市もかなり多いのですが、それは向こうの
小千谷市の方は共同水道はないのですか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎来栖 水道工務課参事補 私も現地全部把握しているわけではないのではっきりしたことは言えないのですが、多分、簡易水道組合とここにあります。つくば市に 102あると思うのですが、
小千谷市は多分ないと思います。全部水道が整備されている地区みたいです。普及率が非常に高くて、少なくとも95%以上いっているのじゃないかと私判断しているのですが、つくば市は、簡易水道除いた場合まだ67%というパーセンテージになっていまして、それからすれば、規模は違いますが大分レベルはちょっと違うと。布設数が多いだけに。だから実際に災害が起きた場合に、電気は通じませんのでポンプ動きません。あとは聞いた話によると井戸が、地層破壊じゃないですが、地震で大分ゆがんで前みたいに水が出なくなったという報告も聞きましたので、その辺の問題点は何カ所か出ているのかなということなのですが。私も現地でどういうふうな状況だったかというのはまだその辺まで調べていませんので、今後、時間があれば調査をかけて聞き取りで連絡とれますので、確認したいなと思いますので、その辺しかお答えできないのですが、よろしくお願いします。
○塩田
委員長 田宮委員、どうぞ。
◆田宮直子 委員
中越地震の際に、乗客が7時間以上閉じ込められた上越新幹線の列車の中に民主党の茨城5区の大畠衆議院議員が乗っていたのだけれども、6時ごろ大清水トンネルの中で停車したわけなのです。上野発の新潟行き「とき 327号」に乗車していた、脱線した「とき 325号」の後続列車に乗っていたそうなのです。午前1時ごろになって歩いてトンネルから脱出して、JRが用意したバスで越後湯沢駅に向かって停車中の車両で朝を待ったということで。衆議院の経済産業委員会で大畠氏が、車内の状況について、
トイレは停電すると使えない構造になっていて乗客は困っていた。それから携帯電話も使えなかったということを言われておりました。
それで衆議院産業経済委員会で、被災者が希望した場合、つくば市などにある県営住宅37戸への入居を認めることを決めたということで、期限は1年間で家賃などは減免ということで、これは何人か県営住宅に入っているのでしょうか。
それから、8月24日からエクスプレスが開通して 900メートル地下を走りますね、つくば駅から研究学園駅まで、あとは高架になりますけれども。またこのエクスプレスが開通した場合、いろいろ地震の場合は心配とかございますけれども、それはまた鉄道の会社の検討課題でしょうけれども、もし何かありましたら教えてください。県営住宅のこととエクスプレスの関係のこと。
○塩田
委員長 これは都市建設部なのかな、答弁。ではお願いします。
◎横田
都市整備部長 県営住宅については現状よく把握しておりませんけれども、県の方では田宮委員のおっしゃられたような制度でもって受け皿を用意したということはお聞きしております。
それでTXの鉄道に関してですけれども、あの鉄道は通勤電車ですので、電車の中には
トイレは乗っけていないと思うのです。ただ、各駅、それから構内、特につくばの駅の構内といいますか、駅の外には市の方でも
トイレを用意しておりますので、駅の場合は。列車の中ではそういうこと。
○塩田
委員長 金子委員。
◆金子和雄 委員 県営住宅の件、私調べたのですよ。そうしましたら、新潟県の方から各自治体の方に要請があったのですけれども、それは全然ないそうです。県内では。茨城県を通じてきたケースで、たまたま息子さんたちが守谷に住んでいるので、守谷にはなかったものでつくばが一番近かったということで、春日の県営住宅に親子3人で生活したというケースが1件ある。今いるかどうかわかりませんけれども、落ちついたら戻るということです。それは
小千谷の人でした。町内でたまたま住めなかったということで、子供のところに行こうと思ったのですけれども、子供のところも住めなかったので、一番近いところということで。だから市内ではそこだけみたいです。
○塩田
委員長 ほかにご意見ありませんか。
副
委員長。
◆古山和一 委員 保健福祉部の方のお話の中で、小中学校の方にもこういう感じで活動されたという中にかかわってくるのですが、災害直後にそういった義務教育課程の小中学校の授業を継続する状況といいますか、子供たちが継続して学校に行ける環境がどのように維持されたのか。わかる範囲で結構ですので、体験を通してわかることがあれば。本当は学校教育課あたりが解決することだろうとは思うのですけれども、お願いします。
◎東郷 健康増進課参事補 学校のことまではちょっとわからないのです。ただ学校のことは、やはり運動場がそういう避難、テントやら車やら入っているので何しろ使えないのです。だからその辺の問題はあるみたいです。学校に行って、仮設じゃないけれども、片隅のところで急遽部屋をつくって、教室をつくってやり始めているけれども、午前中で帰ってきてあとは避難所生活というような感じで、私たちもお昼休み避難所に戻るともう子供たち帰ってきてそこで食事をしたりとか、あとはごろごろテレビ見たりとそんな感じです。結局、体を使って今までのような遊び方をどこかでちょっと行けばできるなんていうようなのは全くありませんでした。
○塩田
委員長 古山委員。
◆古山和一 委員 長期にわたって学校が閉鎖になるなんてなかったのでしょうね。
◎東郷 健康増進課参事補 長期にわたってではないですね、結構早かったですよ。何日ぐらいでしたか、地震から17日目ですので、私たちが11月9日に入っていますので、そのころには学校は始まっています。行き始めて午前中に帰ってくるというような感じで、震災後初めて子供たちが顔合わせしたというような感じです。
◆古山和一 委員 そうすると、これは何日目ぐらいになるのでしょうね、地震が発生してから。
◎東郷 健康増進課参事補 17日目です。
○塩田
委員長 高野委員、どうぞ。
◆高野進 委員 ちょっと消防のことでお聞きしたいのですが、地震になったという中で、常備消防と各消防団の話は聞いていないのですが、ここにも書いていないのですが、常備消防というのはそういう中ですぐ緊急で出ますか、どうでしょうか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎神林 通信指令室長補佐 最初に、どうしても地震発生の場合には、近くの
消防本部も地震災害に見舞われている可能性がありますが、まずは県内から出動しております。その後、新潟県の近辺から何本部か出動して、災害が長く、大体72時間程度が救急援助隊の最高の活動時間でありまして、それが長引くような災害が予想される場合にはもう次が用意して準備しているということで、最初は県内が応援に駆けつけております。
◆高野進 委員 それから、消防団の方、常に消防団も一人前にやっているけれども、そういう中の消防団の活動はどうですか。
◎神林 通信指令室長補佐 今回の緊急消防援助隊ということで資料を分けてみたのですが、消防団の活動については勉強不足で把握しておりません。
○塩田
委員長 星田委員。
◆星田弘司 委員 非常にご苦労さまでした。
被災後の状況をテレビとかで拝見していて、車の中で生活している方をよく拝見したのですけれども、また派遣された職員の皆様も移動手段としては車を使用していたのかなとは思うのですが、ガソリンの確保というのはどうですか、わかる方で。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎宮久保
建築指導課主任主査係長 消防車に関してなのですが、各
高速道路のインター、サービスエリアございまして、できる限り
被災地の近くで最後に給油をして、それでも2回ほど半分ぐらいの状態で給油したのですが、幸いにも消防車の方の給油は現地ではやらなかったのですが、ただ、計画では、市内のいわゆるガソリンスタンド等、そういった非常時の場合の給油というようなことも電話等で確認はとっております。市内全域のガソリンスタンド、全滅、壊滅というようなことはあり得ないと思いますので、残ったスタンドからそういった場所を確保しておくということで、今回も燃料とかなくなれば、救援の側からそういった場所を提供される手はずにはなっておりました。
○塩田
委員長 どうぞ。
◆星田弘司 委員 もう一つなのですが、
応急危険度判定支援活動ということで、現地見た範囲で結構なのですけれども、見た判断でも結構なのですが、 100%全部が倒壊していたわけではないと思うのですけれども、見た感じで何割ぐらいの家屋とか建物が倒壊していたのでしょうか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎宮久保
建築指導課主任主査係長 先ほども、あちらでお見せしたのですけれども、災害を受けたところ、長期にわたって3万 6,000棟やられたうちの15%が使ってはまずいと。使うとすれば要注意でほとんど入らない方がいいでしょうというイエローカードのものが1万 1,000戸で約31%。使っていても支障がないということで判断したのが1万 9,778戸ということで54%、調査しました約半分ちょっとがそのまま使っていても、ちょっと補強すれば使うということが可能というデータになっております。
○塩田
委員長 小野委員、どうぞ。
◆小野泰宏 委員 本当に、こういう資料でまた映像で、我々も確認できたということは本当にためになります。ご協力ありがとうございます。
それで、
建築指導課の方にお伺いしたいのですが、今後17、18年度地域防災計画の見直しの中で5点ほどいわれまして、応急危険判定の要領の制定というものがありましたが、つくば市にあってほかの市にないものって研究施設かと思うのです。官民合わせて 300とも 400ともいわれているようなところがあって、これは実は特殊ガスですとか、さっきプロパンの話も出ましたけれども、逆につくば市の場合、特殊ガスのいろいろな危険性があってそれはほかの市とは違うところがあると思うのです。こういった研究所なんかの判断というのですか、こういったことなんかも、今後の想定の範囲に置いているのか、お聞きしたいと思います。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎宮久保
建築指導課主任主査係長 応急危険度判定活動というのは全国組織されていまして、先ほど申しました阪神震災後、全国の都道府県、国を挙げてこういう制度をつくりましょうということで掲げられています。その中で、建築士さんとか行政の建築職員を対象に
応急危険度判定士というものを認定して、その方たちが被災の都道府県から要請を受けて、被災の市町村に出向いてこういった活動をするということになっています。
もし、つくば市が災害を受けた場合には、その判定士さんたちが、要請をすれば全国から集まってくるような体制はとれております。今しなければならないのが、地域防災計画の中にも判定制度というものがございまして、判定士の位置づけというのがまだ詳しく盛り込まれていないところなのです。それに対して今回、要綱というのを作成しまして、既に前年度から担当部局の方とは調整中なのですが、そういう判定士を向ける体制を検討しています。
その中で、委員おっしゃられるとおりに、研究施設というのは特殊で、私の場合も、建築確認申請の中で特殊な施設というのは認識しております。危険物とか放射能とかそういうものも幾つか持っているところも認識しています。そういう一般の建物と違う施設に対して
判定活動を行うということについては、今度地域防災計画の中で調整をしながらその辺を定めていこうと思っています。
◆小野泰宏 委員 本当に特殊な地域でもありますので、さっきあったように、例えば区長さんが、学園地区の中での区長さんの役割というのはなかなか難しいところが、顔が知られていないとか福祉的なことでいえばそう、福祉部長って確かいましたよね。だから、さっきの健康増進課の話を聞いてそういう地域の顔なじみという方がいると、行政が手が届かないところもカバーできてくれると。なかなか地域的にそういう方がいないときには、意図的にそういうところもつくっていかなくてはいけないのかなというか、これは感想ですけれども。
○塩田
委員長 ほかにご意見。
◆高野進 委員 私は、前から防災の中で大事だということを常に言っているのですが、ここにつくば市の構成という中でやっている指揮命令と、これがこっちの消防長も言っていますけれども、本当に指揮命令等がごじゃだったらだめになっちまう。だからそれなりでも、ここに市長、助役と書いてありますけれども、本当に市長、助役も訓練さして、指揮命令等が一番大事ですから、知識はどんなものだかわからないのですが、そういう中で訓練をして、消防長がいるのだから、指揮命令等の責任を果たしてもらいたいと私は思います。消防長がやるのならいいですよ、指揮命令等、これは本職ですから。素人がやっていたのではごちゃごちゃでわからなくなっちまう。そういう中で、ぜひ訓練をさしてやってくださるようにお願いします。
○塩田
委員長 そういえば、せんだっての自衛隊の地連部長から受けたレクチャーの中でもありましたが、例えば東京都ではトップがそういう訓練を常に受けていると、図上演習しながら常日ごろから訓練しているというお話がありましたが、大切なことだと思います。
橋本委員。どうぞ。
◆橋本佳子 委員 保健師の活動ということで伺いたいのですが、この川口町を見ると、医療チームというのを編成するのに、地域の保健師さんだけでは当然カバーし切れない部分というところでは、診療所が2カ所あるって書いてあって、外から要請した人たちもチームにつくるのでしょうけれども、そういった意味で地元の医療機関との連携とか、そういったものとの行政はどういうふうに。やはり行政が主導で進めるような形をとったのかというのを伺いたい。
それから、つくば市は大きいですよね、そういった意味でも課題とかそういうものを経験の中で感じたことがあったらお聞かせいただきたいということ。
もう一つは、こういうときに生活弱者の人たちに一番しわ寄せがくるのですけれども、私も知的障害者の人たちとかの経験談を聞くと、特に自閉的な子たちは、どうしても避難所に連れて行かれないので、危険と言われているのだけれども家の中にいるとか、車で生活しているとか、養護学校の先生が尋ねてきてくれてほっとしたとか、そういった生々しい経験を聞いたりもしているのですが。非常にケアというのがそれぞれに任されてしまっていたかなというのをちょっと実感したのです。
学校の先生も、多分自分の気持として担任でクラスの子を見に行ったということだったのかと思うのですけれども、そこら辺では、学校との連携とかそういうのも行政もきちんとある程度かかわれるような試みをしたのか、またあわせて課題とかがもし感じるものがあったらお聞かせいただけますか。
○塩田
委員長 答弁の前に、ちょっとテープ交換しますので、5分休憩します。
午後3時36分休憩
──────────────────────────
午後3時43分再開
○塩田
委員長 では再開いたします。
それでは、執行部の方から答弁をお願いいたします。
◎東郷 健康増進課参事補 先ほど、ご質問ありました医療の方なのですけれども、川口町に2カ所ということで一般内科と小児科と掲げている医療機関です。実際開業できない状況が約2週間、この医療機関は続きました。私たちが大体3週ぐらいで入っていますので、大体3週目ぐらいの間に少しずつ、外部の医療班が今まで市民の方を受け入れていたわけなのですけれども、徐々に24時間体制を昼間だけとか、あとは午前中だけとかという感じで縮小型になって、それが2週間以降になって地元の医療機関の方が少しずつ開業できるようになってきたということで、そこの2カ所の患者さんたちは、むしろ地元の開業医の先生の方に返していこうというような感じで、開業の先生と医療班の先生方が連携をとって、患者はやはり地元の先生の方に戻すというような感じで、大きい方の外部からの医療班はだんだん縮小型にしていってということで、大体1カ月ぐらいをめどにもう終わりという感じ、医療の方はそういう流れです。
あと先ほどの、例えば障害児の自閉症のお子さんとかの問題なのですけれども、そういうお子さんも、私たちの避難所にはいらっしゃらなかったのですけれども、こういう自閉症の人が困っていたら助けてあげてくださいなんていうチラシがどんどん、自閉症の親の会の新潟県支部、そういうところからつくられて配布されて、そういうのが避難所とかそういうところに配られるというような感じで、結構こういういろいろなチラシが非常に早く、手洗い周知だとかそういうのも含めてなのですけれども、自閉症の親の会の動きだとかそういうのも非常に早くて、非常に細かくチラシがつくられてそれが配布されてというような動きは見受けられました。
○塩田
委員長 ほかに、意見ありませんか。
矢口委員。
◆矢口一雄 委員 どうもありがとうございました。いろいろと参考になりました。
実際に水道の復旧工事をやるのに、自衛隊がやったのか、あるいは民間の業者がやったのか、その点は。実際に作業したのは。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎来栖 水道工務課参事補 水道に関してなのですが、当然漏水すれば修理するほかありませんので、そのときに、地元の業者さん、ほとんど作業その他請け負えない状況でありました。ですから、大きな事業体、横浜、川崎、東京都、あとは関東中央支部の主だった 100万都市の大きいところは、自分のところで重機械持っているわけなのです。それでさいたま市は 100万都市でありますが、そこでは漏水関係の業者に回してその業者を連れてくるわけです。業者ごと職員と一緒に来まして全部復旧かける。だから当然、地元の水道局というか、
小千谷市のガス水道局も作業できませんので、漏水したらすぐ業者を連れてきて
自分たちで直してしまう。そこまで徹底した作業を持っていまして、実際に、大型トラックに災害復旧支援という暗幕をきちんとかけまして、これをつけて物資を輸送するというような状況でやっていまして。
つくば市でありますが、つくば市も漏水した場合に地元企業にお願いしている面もありまして、その辺も通常できているのですが、実際に災害に直面した場合は、地元の業者さんも災害で活動できないわけですから、外部の大きな都市、その他の力のあるところにお願いしなきゃならないということは出てきますので、水道の場合特に日本水道協会という全国組織がありますので、そこへ連絡すれば全国的に集まってくれる。たまたま今回は新潟県ですので関東中央支部は行ったのですが、実際大阪まで出ていますけれども、九州、北海道は今回来ていないのです。阪神のときには全国でやっていますので、今後全国の水道事業体が集中するような状況になるかと思うのですが、それで一刻も早く復旧するというような状況です。
○塩田
委員長 副
委員長。
◆古山和一 委員
市民生活部にお聞きしたいのですが、今回の
中越地震で、
つくば市内の民間人のボランティアの申し入れというのは、どのくらいの件数になったのですか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎片岡
市民生活部長 申し込み受け付け中に1人のみ、ボランティアの申し入れがありました。
◆古山和一 委員 どのくらいの人数があるのかなと思ったものですから。
○塩田
委員長 金子委員。
◆金子和雄 委員 今の話ですけれども、つくば市を経由しないで直接向こうに行っている人は相当いるみたいですよ。つくば市の人随分来たって言っていました。うちの妹のところにも来てくれたという人もいました。だから通さないで向こうの方に直接行っているというのもありますね。
○塩田
委員長 副
委員長。
◆古山和一 委員 直接行かれた場合が多いと今金子委員からのお話もあったのですが、今回の
中越地震に際しては、ボランティアの受付窓口というのはどういう部局でやるのですか。行政の中で。
○塩田
委員長 片岡部長。
◎片岡
市民生活部長 福祉部になると思うのですけれども、社会福祉協議会もしくは……。新潟県の場合も社会福祉協議会が窓口になってボランティアを受け付けております。
◎酒井
保健福祉部長 これは
新潟中越地震の対応といいますか、国がそういった指導してきていますけれども、これが東北
ブロックとそれから中部、その二つの大きな
ブロックの応援体制をとったということで、関東
ブロックがその次の段階で要請されるであろうというふうな位置づけになっていたのです。ですから当然茨城県の動きもこの
新潟中越地震に対しての支援対策が非常におくれていたような感じを私はしました。
今のボランティアの話ですが、これは県のボランティア協会がありまして、ここが窓口になっていまして、社会福祉協議会等を通して受け付けを今回はしていただいたのですが、実質申し込みがあったのは1名だと。直接行かれた方にはこちらに相談なしに行かれていますので、この実態については把握できていない。
◆古山和一 委員 それと同時に、新潟県というか
被災地の方の受付窓口というのはどういう体制をとられていたのか。
○塩田
委員長 酒井部長、お願いします。
◎酒井
保健福祉部長 実際のボランティア、私も川口町を伺っていますけれども、やはり一つの公共施設があると思います。これは行政が一応対応していたような感じがしますけれども。当然ボランティア各全国から参集していまして、仮設のテントが河川敷にずらっと並んでおりまして。本当にボランティア目的で来られている人も多いのですけれども、中にはボランティア活動しないで若い女の子を追っかけているというようなことも私も見ましたけれども。いろいろな人たちが中に入ってくるということもありまして、ボランティア活動も本当に定期的にされている方も見受けられましたので、一つは行政が窓口をつくって対応するということも大事じゃないかなという感じはしました。
○塩田
委員長 ほかにご意見ありませんか。
高野委員。
◆高野進 委員 私、現在消防団に入っているので、常に消防防災の無線を持っているのですよ。その中で地域に、ここに神林さんもいるけれども、この内容はどういうのだかちょっと説明してくれますか。
○塩田
委員長 防災無線。
◆高野進 委員 どんなふうに、どういうふうに使うのか。
○塩田
委員長 これは
消防本部ですね。
◎神林 通信指令室長補佐 防災無線で、消防団の出動に対する災害情報を連絡するということで、災害が発生してから約5分後、その状態で
消防本部から各出動区域の消防団に向けて、災害の場所、そういった内容を連絡するようなシステムでございます。
○塩田
委員長 高野委員。
◆高野進 委員 そういう中で非常に、防犯防災の委員会のその中で1人ずつ持っていたら、大変消防活動もよくわかるし、またこういう何か火災があったときはどうふうになって大火になるとか、そういうような点もすぐ状況が把握できますから、これは要望ですけれども、
委員長、1人ずつ1機だけ持たせてやっていただけないかなと思っています。
○塩田
委員長 特別委員会がみんな。
◆高野進 委員 私はいいと思いますよ。私は持っていますから、全部把握していますから。
○塩田
委員長 という高野委員からご意見がありましたが、ほかの委員はご意見ありませんか。
◆矢口一雄 委員 持ったのはいいけれども、使い方できないから、困っちゃうから。
◆高野進 委員 使うのはチャンネルをあわせれば今は簡単ですから、それで差し込めば一人でこちらで言ってくれます。
それで、持ち歩きも、電池がなくなればあれだけれども、かなりもちますから1日なら持って歩いていても大丈夫です。電気は切れませんから。
◆矢口一雄 委員 充電式なのですか。
◆高野進 委員 充電式。ぜひそういう中で理解していただければなと私も思っています。お願いします。
○塩田
委員長 星田委員、どうぞ。
◆星田弘司 委員 私も、今いい意見だなと思ったのですけれども、私も携帯の方に防災メールが入ってくるように登録はしているのですけれども、高野委員が言われた機器と防災メールということで幾らか情報の違いというのは出てくるのでしょうか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◎神林 通信指令室長補佐 ただいまの件なのですが、防災メールと高野委員の無線の傍受機なのですが、いわゆる災害があった場合に
消防本部から伝える仕組みになっておりまして内容な同じものです。
消防本部には、防災メールを打ち込むようなことになっておるのですが、どちらも職員がします。
○塩田
委員長 常識で考えても全く同じに考えられないのだけれども、無線というのは聞いていると情報がどんどん入ってくるでしょう、もし何か発生した場合。メールというのは発生した後もどんどん情報入ってくるの。
◆高野進 委員 それは最初は火災発生したらすぐなのです。でもメールはちょっと時間的におくれます。間違いなく。
◎神林 通信指令室長補佐 メールは登録順に、どこどこで火災が発生しましたという内容なので、最初の内容は同じです。メールの方はその後鎮火しましたということで流れるのですが、ただ登録が 2,000、 3,000というような規模で登録しますと火災が発生してから20分、30分後に自分の携帯の方へ届くというような可能性もあります。
◆橋本佳子 委員 地域の防災無線でうちの方はしゃべる、どこどこで火事が発生とか、だれがいなくなったとか、あれとどっちが早い。
◎神林 通信指令室長補佐 高野議員の方は受令機、無線を傍受する機械もあるのですが、それとあわせてそういった防災無線、いわゆる……。
◆橋本佳子 委員 出動をかけるのよねあれね、地域の人にね、それが聞こえるのだけれども。
◎神林 通信指令室長補佐 それと無線機の受令機というものが、三つ今のところある。
◆橋本佳子 委員 地震のときでもあの機能を生かせれば。
◎神林 通信指令室長補佐 機能自体がやられなければ有効になると思います。
○塩田
委員長 今ちょっと茎崎地区の防災無線について、私ついでですから確認させてもらいたいのですが、合併されてから、発生は言うけれども、鎮火は言わないという話聞いたのですが。合併する前までは発生と鎮火を必ず報告した。ところが合併後は発生は言うけれども鎮火は言わないと。したがって市民の
皆さん方は、まだ燃えているのだろうかと、そういう気をもむというのですが、事実はどうなのですか。
◆高野進 委員 私持っているのですが、受令機。
○塩田
委員長 持っているやつじゃなくて。
◆高野進 委員 それは茎崎の中で昔からの消防の組織でやっているのでしょう。茎崎以外は発生したときと鎮火したときとそれは受令機は言いますよ。
○塩田
委員長 受令機の話じゃない、防災無線です。わからなかったら調べてください。
◆古山和一 委員 私茎崎なものですから、これは市民からも言われるのです。茎崎時代は、火災発生の出動命令が防災無線としてあったけれども、その10分とか20分後必ず鎮火の報告があるというのに、合併後はないというのはどうもおかしいと、そういうことがありましたよ。
○塩田
委員長 それでは、鎮火の方も入れるようにお願いします。
ほかに委員の意見ありますか。
永井委員。
◆永井悦子 委員 きょうのところで当てはまるかどうかわからないのですけれども、TXの駅の防災マニュアルというのが、会社で持つようになっているとは思うのですけれども、例えば火災とか起きた場合にどういうふうに対処するのでしょうか。市民の方に聞かれたのですけれども、答えられなかったのでお聞きしておきたいのです。
○塩田
委員長 ちょっと意味がよくわからないのですが。駅の中の。
◆永井悦子 委員 地下になりますよね。つくば駅なんかは。
◎大沼
消防本部消防長 消防本部の大沼です。
TX関係につきましては、つくば市にも鉄道が敷かれていない状況で、今後関係機関といろいろ協議をしながらマニュアルを作成ということで検討しております。
○塩田
委員長 それまでに火災起こらないようにね。
元に戻りますが、先ほど高野委員からそういう提案がありましたが、ほかの委員のこれに対するご意見はどうですか。
◆矢口一雄 委員 ちなみにそれ幾らぐらいかかるのですか。
○塩田
委員長 答弁お願いします。
◆高野進 委員 受令機の場合は五、六万円だと思うよ。でもしゃべるやつは1機20万円もする。この中で現場へ行ったとすれば、ただいまここにおりますとか、今どういう作業していますとかをやるのです。
○塩田
委員長 ちょっと待ってください。高野委員からそういう意見が出たので、当委員会として正式に検討してくださいという要請をするかどうかということを私はまとめたいのです。でも意見が分かれるようであれば見合せます。そういうことで意見が一致するのであれば一応検討してくださいという要請をいたします。その意見を委員に私は今聞いているのです。
永井委員。
◆永井悦子 委員 受ける無線を私たちが持っていて、どういうふうにすればいいのですか。
◆高野進 委員
特別委員会というものができていますから、今回は
委員長が判断して、これ聞いたらすぐ要請しますかという中で活動するのですよ。消防はみんなそうやって活動しています。持っていなくてはそこから始まらないのです。それが大事なのです。何も知らない、サイレンだけ、どういう状況だ、それ無線でやりますから、全部消防で。ただいま建物火災延焼中です。ただいま鎮火しました。そういう流れ。全部把握できますから。
委員長、副
委員長が今回は大変だから皆さん要請しましょうということが出てきたときに私らは集まると、その仕事の内容はこれから相談して皆さんで決める。
◆永井悦子 委員 訓練しないとだめなの。
◆高野進 委員 もちろん訓練もするのです。当たり前です。
◆金子和雄 委員 高野委員の言っていることは十分わかるのですけれども、それを全体で議論することがまだわからないものですから、
委員長は話を預かっていてもらって、次の機会までによくわかるような形、説明してもらうような段取りしてもらって、きょうは
委員長預かりの話に。
○塩田
委員長 その前に私の個人的なご意見申し上げます。
私はあった方がいいと思います。今までの経験から言うと、いざというときにほとんど電話、携帯は通話不能になるというのが示されておりますから、辛うじてメールが届くという話もありますが、これも実際にその場になってみないとわかりませんから。そういう非常時の場合に無線だけは必ず届いたという、過去に、
阪神淡路大震災、それから新潟中越震災等でもそういうことが実証されておりますから、私はあすは我が身ということを考えれば、つくば市も少なくとも防災にかかわる特別委員の
皆さん方ぐらいには持っていただきたいと思いますが、意見が分かれるところでありますので、これは後日の協議事項と先送りしたいと思います。ただ、あくまで意見がまとまっても執行部に検討を要請するだけですから、まだその検討を要請する段階まで至りませんので、今回この話はこのようにしたいと思います。
副
委員長。
◆古山和一 委員 それに関連して。前回の
特別委員会で、災害発生時に議員がどういう対応をしたらいいかということもまとめていきましょうという話がありましたけれども、今回は防災特別委員の中にだけそういう無線を持ったらどうかというものになるわけなのですが、そういうこととあわせて各市内の防災に委員として務めるためにも私もあってもいいかなという感じはするのですが、そういう仮定の中で論議したらいいのじゃないかというように思っています。
○塩田
委員長 そうですね、仮にそれが貸与されるわけですから、耐用年数が例えば1年、2年多分きかないと思いますから、特別委員を解任されたときにはまたお返しすればいいのですから、それがまた続く場合は次の委員の人がまた引き継いで使ってもらえばいいわけですから、たとえ初期投資が仮に5万円かかったとしても、それが10年使えれば年間 5,000円ぐらいのランニングコストという計算にもなりますし、とにかくいざというときに、お金や物では買えない貴重な生命とか財産にかかわる分野の話でもありますから、ここは
皆さん方にもよく勉強していただきたいと思います。
ほかにご意見ありましたらどうぞ。
◆矢口一雄 委員 高野さんは個人的に持っているのですか。
○塩田
委員長 これは消防団ですから。
◆高野進 委員 消防団で谷田部地区の役員やっていますから。それで消防団は生きがいですから。
○塩田
委員長 ほかにご意見ありますか。
なければ私の方から一つだけ、予算について質問したいと思います。皆さん全部かかわりあるかと思いますが、緊急で派遣された場合の出動の経費に関する予算ですが、今回の場合ですと、大体日程が限られて行った方はいいでしょうけれども、例えば
消防本部のように、行ったら最後いつ帰れるかわからないと、そういう状況で出動した担当者もいるわけですよね。そういう中で、最初からあらかじめ十分に準備をして行くのであればいいのですが、ほとんど皆さん緊急で行かれたと。そうしたら途中で食料も買わなきゃならない、あるいは燃料も補給しなきゃならない、場合によっては衣服等も調達しなきゃならない、もろもろのことを考えられるわけでありますが、そういう出動対策の予算については十分間に合いましたか、念のため感想を聞きたいと思いますが、代表して
消防本部の方からお願いします。
◎神林 通信指令室長補佐 それでは、先ほども申しましたが、緊急援助隊の活動は、原則72時間というようなことで3日分の食料、着がえ、飲料水、そういったものを用意して出かけました。それで、最初の出動でありましたので水等が一番不足しました。
それと費用の方なのですが、
高速道路は、事前に県の方からパス、いわゆる証明書、それにより無料ということで。あとは燃料の方は市内の業者、足りなくなればそういう支給がされる予定になっておりますので、3日間の行動について費用は特別必要はないと思います。
この費用負担なのですが、最後に、緊急事態の場合には、燃料費と人件費、人件費は超過勤務に当たる部分なのですが、これがあとから査定されて国から支給されるというようなシステムになっております。
○塩田
委員長 以上で、
派遣職員の
活動内容及び
被災地の現状説明に対する意見発言を終結いたします。
────────────────────────────────────
○塩田
委員長 次に、案件第2、市内の
自然災害危険箇所状況確認についてを議題といたします。
本件については市内の災害危険箇所が多数ありますが、自衛隊の協力により空から市内の様子を確認するものです。
なお、土浦土木事務所の調査によると、
つくば市内には、急傾斜地崩壊危険箇所Ⅰが28カ所、急傾斜地崩壊危険箇所Ⅱが8カ所、急傾斜地崩壊危険箇所Ⅲが25カ所、土石流危険渓流Ⅰが15カ所、合わせて76カ所の危険箇所があります。
なお、危険箇所を示した図面を配付いたしておりますのでごらんください。
日程に関しては、天候にも左右されますので、5月25日水曜日午前10時、または27日金曜日を予定させていただいております。
ヘリコプターの搭乗場所は土浦市右籾陸上自衛隊航空学校霞ケ浦校となります。所用時間は1グループ約30分で3グループを予定いたしております。
これより
委員各位のご意見をお伺いいたします。
事務局の話ですと、きょうじゅうに出席取りまとめないとまずいらしいのですよ。したがって、当日乗れない方は、まず25日。27日は結構です。延期になった場合はその場の判断で決めますから。25日に行かれない方は挙手してください。
◆高野進 委員 27日は行けます。
○塩田
委員長 27日行ける。だったら搭乗にしておいてください。というのは、搭乗で申し込んでおいてキャンセルはきくのです。キャンセルしておいて当日乗りたいというのはきかないのです。急におれきょう乗せてくれというのはだめなのです。申し込んでおいておれはきょう都合悪いからだめだというのは大丈夫なのです。搭乗にしておいてください。27日乗れる可能性あるのでしょう、では搭乗にしておいてください。では橋本委員のみ。
それでは、以上で案件第2に対する発言を終結いたします。
執行部の方心配しているけれども、執行部の方は大丈夫でしょう、取りまとめ。片岡さん。執行部の方の搭乗者取りまとめ大丈夫なのでしょう。
◎片岡
市民生活部長 2名お世話になります。
○塩田
委員長 たった2名。
25日が天候でだめな場合は27日、時間は同じ。
それでは、執行部の方はこれで退席していただいても結構です。
〔執行部退室〕
────────────────────────────────────
○塩田
委員長 委員の方は、引き続き案件第3について、議題といたします。
本件については、本日決定するものではなく、あらかじめ
委員各位のご意見を拝聴し、時期及び先進地の選定の参考とするものです。
これより
委員各位のご意見をお伺いいたします。
まず場所について、意見がありましたらお願いします。
◆金子和雄 委員 場所も日程もなかなかちょっとここというのもわかりませんので、
委員長、副
委員長、出していただいて、そこでまとめるということで。
○塩田
委員長 ご意見を聞いておきたいと思います。
◆小野泰宏 委員 私も今言われて全然思い浮かばないのですけれども、どういう観点かということもあるので、金子委員と同じで、お任せします。
○塩田
委員長 それでは、事務局で、防犯防災に関する先進地を一生懸命今調査しておりますので、その意見を聞きながら、副
委員長と協議して決めさせていただくということでよろしいでしょうか。
〔「はい」と呼ぶ者あり〕
○塩田
委員長 ではそのように進めさせていただきます。
◆金子和雄 委員 6月の定例会のときでも。
○塩田
委員長 それで、時期についてですが、時期的にはいつごろがよろしいでしょうか。
事務局の意見は、7月か10月あたりどうだと。
◆小野泰宏 委員 7月って割と委員会とか何かありますよね。
◆古山和一 委員 ほかの委員会ある。
◆金子和雄 委員 10月にしますか、そのころの方が委員会とダブって大忙しするよりもいいかもしれない。
○塩田
委員長 それについても、先方のこともあるし、あるいは全般的な他の委員会、
特別委員会の視察研修との兼ね合いもありますので、事務局から意見も聞かせていただきながら、副
委員長と協議しておおよそのことを決めてきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「結構です。」と呼ぶ者あり〕
○塩田
委員長 ではそういうことで進めさせていただきます。
以上で、案件第3号に対する意見発言を終結いたします。
────────────────────────────────────
○塩田
委員長 本日予定の案件は全部終了いたしました。よって、
地域防犯・
防災対策特別委員会を閉会いたします。
どうもご苦労さまでした。
午後4時16分閉会
つくば市議会委員会条例第60条第1項の規定により署名する
平成17年5月17日
委 員 長 塩 田 尚...