壇上での
質問をこれで終わります。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
〔
都市建設部長 横田国明君登壇〕
◎
都市建設部長(
横田国明君)
区域指定の今後の具体的な
進め方につきましては、まず、
つくば市の
市街化調整区域における
土地利用や
基盤整備の状況など、
基礎データの整理を行うとともに、茨城県が定めました
運用基準に基づき、
既存集落の
実態調査を行い、
指定対象集落の抽出を行います。さらに、これらの調査結果を踏まえて、
区域指定方針を策定し、最終的には、この方針に基づき所定の手続を経まして、条例を制定してまいりたいと考えております。
なお、条例の制定に当たりましては、
パブリックコメントを行い、住民の
意見を反映させたいと考えております。
それから、
推進体制としましては、庁内に
検討委員会等を設置し、その中で
検討を行っていくとともに、
関係機関との協議、
調整等を図りながら進めていきたいと考えております。
次に、現在の
進捗状況についてですが、
調査業務を委託するに当たりまして、
つくば市の
地域性を考慮し、具体的な
調査内容の
検討を行っているところであります。
また、
区域指定の
予定時期につきましては、
つくば市は他の市町村と比較して面積が広いことから、
調査範囲も広く、また
沿線開発地区の
市街化促進への影響という点で、特に慎重な
検討が必要であると考え、
調査検討期間としましては、今年度と来年度の2カ年で実施する計画といたしましたので、時期としましては、
平成18年度早い時期を考えております。
次に、
小規模工業団地の
区域指定の
考え方でございますが、茨城県が定めました条例では、
予定建築物としては
居住系の
建築物か小規模な
事務所、
作業所程度の
建築物に限られております。工場や
研究所等については、
周辺地域における
環境の保全上、支障があるものとして認められておりません。しかし、
つくば市は国、
独立行政法人、
民間企業等の
研究機関が集積する
地域特性を有しており、新しいビジネスや
ベンチャー企業による新産業の創出を促進するために、
ベンチャー企業等の工場、
研究所等を適正に
立地誘導を図る必要があります。このようなことを踏まえ、
区域指定における
小規模工業団地の導入についても考えてまいりたいと思っております。
それから、
道路行政につきましてですが、
つくば古河線につきましては、小貝川の
愛国橋から大砂地内まで
バイパス整備が完了しておりますが、東側へ延伸することにつきましては、現在のところ、県の方では具体的な計画は立ててないとのことで伺っております。当面は、道路の部分的な改良により対応してまいりたいとのことであり、現在、
今鹿島地内の
通称獄門交差点の改良を計画しており、
関係地権者との調整を行っております。
本年3月に、改良のための拡幅にかかわる
土地の
所有者への
説明会が開催されました。
宅地所有者からは、おおむね了解が得られたとのことであります。今後、
関係地権者全員の同意が得られれば、事業を推進していきたいとのことであります。
次に、
赤浜谷田部線の
バイパスにつきましてですが、これまでに工事が完了しました
田倉地内の延長約 1,200メートルのうち、
上里田倉間約 800メートルの区間が、本年4月15日に供用開始されました。本年度は、工事が完了している区間から、
主要地方道土浦境線までの
用地買収を進める
予定とのことですが、未
整備区間 700メートルのうち、これまでに約56%の用地を取得しており、
用地買収の進捗を図って、
早期完成に向け努力してまいりたいとのことであります。
○
議長(
兼平英雄君)
須藤光明君。
◆16番(
須藤光明君) 2回目の
質問をさせていただきたいと思います。
ただいま
部長の方から、現在の
状況等を細々と説明していただきました。ありがとうございました。
まず、
地区指定でございますけれども、
市民の多くの
皆さんのご
意見を聞きながらというふうなことで、大変結構でございますけれども、庁内に
検討委員会を設置するというふうなことでございます。庁内各
関係部局とも十分に理解を得ながら推進していただきたいと思いますけれども、それ以外に、
検討委員会あるいは
関係者を含めた
推進協議会とか、そういうものをつくっていただきながら、十分に
市民の意向を。そして、特に
関係者、
土地あるいは家屋、あるいは建物、
建築物ですね、そういうふうな管理に携わる
方々の
意見というものは、これは専門的な
意見になりますので、そういうふうな
方々も十分に協力を惜しまないというふうなことでございますから、その
検討委員会あるいは
促進委員会というようなものを、庁外に市として設置する場合には、十分に配慮をしていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
◎
都市建設部長(
横田国明君) 現在のところ、
検討委員会のメンバーとしましては、庁内の
関係各課、これは課長さんレベルを考えておりますが、これを対象に考えております。しかし、
つくば市は
既成市街化区域内の未
利用地の活用あるいは
沿線開発地区の
市街化促進という特殊な事情もございます。ただいま
議員さんからご指摘のように、
有識者等からの
意見を聞いて進めていくことも必要ではないかと考えておりますので、
第三者の機関の設置も含めまして、今後
検討をしてまいりたいと考えております。
○
議長(
兼平英雄君)
須藤光明君。
◆16番(
須藤光明君) それから時期なのですが、広い
つくば市ですから、専門的な方の
基礎調査、これがかなり時間かかると思いますけれども、当然、
庁内検討をし、そして
第三者による
促進協議会ですか、そういうふうな仮称なんでしょうけれども、これをつくるわけですから、その前に、やはり条例も制定しなくちゃならないというふうなことですから、そういうふうなことに関しましては、十分に
市民の方の
意見も聞きながら行っていただきたい。もちろんでしょうけれども、そうお願いしたいと思います。
それから、
予定時期でございますけれども、
予定時期は、
部長のお話によりますと、
平成18年の早い時期というふうに伺いましたけれども、できるだけ、
皆さん待っておりますので、現在の中では、前にもお話しましたけれども、
学園都市の
市街化区域、これは大体8割5分ぐらいは埋まってしまいまして、一般的に
土地を求めようというふうなことでも、その
地区にはもうない。あるいはあったとしても、各
所有者の
方々の
考え方、いわゆる
相続対策ということで手放せないというものが現在、農地あるいはその他に利用されているというふうな現状でございまして、そういうふうなことも見ますと、この
地区指定によりまして、
つくばに住みたい、住んでみたいというふうな
方々を、
土地を
指定しておきながら救済するというふうなことだと思います。
それをすることによりまして、市内の波及というのが物すごくあると思います。これは、ご存じのように、
土地を取得すれば
譲渡税、あるいは
取得税、あるいは
印紙税、そして業者の方がそれを仲介する、媒介するといいますと手数料。これは、当然税の方にはね返ってくるわけですから、1軒家を建てることによりまして、建築にかかわる各業種の方がそれに携わるわけですから、そうすると潤うわけですね。
そういうふうなものがありますので、市の税制のことも考えますと、1軒うちを建てるということで、非常に多くの業者が携わって潤うということですから、できるだけ早く、前倒ししてまでも、
地区指定の方をお願いしたいというふうに思っております。
もちろんこれは当然、
基礎調査も十分やらなくちゃならないですから、その辺のところの
予定時期に関しまして、
担当部の方では一生懸命やるというふうなことでございますが、
市長どうでしょうか。
市長を中心に、
予定時期の方も前倒ししながら、そういう意気込みでお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
藤澤市長。
◎
市長(
藤澤順一君) 時期につきましては、できるだけスピーディーに処理をしていくべきだというふうに考えております。
また、ただいまも議論をされておりましたが、
不動産業と称する
皆様方は、当然
土地を売るあるいはそれを仲介する、そういうことで利益を得、生計を立てておったわけですけれども、間接的には
まちづくりに協力をしていただいてきたわけですが、もっと積極的に
まちづくりという観点から、
土地の利用について議論を重ねていただいてもよろしいのではなかろうかなと、私はそのように思っております。
したがいまして、これから
市民代表の中核として議論をされる
方々は、いろいろ
土地についての、あるいは利用の方法についての精通をされている方、あるいは顧客を呼び込む手だてをよく存じあげている
皆様方に参加をしていただくということが、
指定についてあるいはこの条例をつくる、そういうことについては参加をしていくことがよろしいのではなかろうかな、そんな思いをいたしております。
もう来年の夏、早ければ来年の8月には新線が開通、遅くても秋には開通するわけですけれども、国会
議員等は8月ということを申されております。したがいまして、早い時期に開通するわけでございますから、そのころまでにはめどを立てておく必要があるのかなと、そんなふうにも考えております。
○
議長(
兼平英雄君)
須藤光明君。
◆16番(
須藤光明君)
市長の積極的な表明でありがとうございました。
確かに、ただいま
市長の方から有識者としての
不動産業というふうな、
不動産業に携わる
方々、これに関しましても、私も役所にお世話になったころは、公務員というような立場だけでもって考えていましたけれども、
不動産業というふうな業種の
方々に関しましては、今、
市長がおっしゃいましたように、
まちづくりの一端を担っているというふうなことだと思います。
つくばに住みたいという方が、
所有者と、
土地を分けてくれよ、いいよじゃ売りますとか、いやちょっととかというふうなことではなかなか。当事者同士では、話し合いで決まるわけはないのですけれども、それを
不動産業の
方々が積極的に仲介をし、そして、住んでみたい、住みたいというところへ、市外から
つくば市に居住していただくというふうなことですから、まさに
まちづくりの一翼を担わせていただいているというふうな状況だと思います。
それと同時に、税というふうなものがかかるわけですから、
市民税、とにかく
つくば市に、税制関係に関しましてもかなりの潤いをもたらすというのが、宅地を求めるというふうなことでございますから、
まちづくりの一翼を担いながら、市の財を潤すというふうなことですから、これに関しましても一生懸命頑張っていただきたいと思っている次第でございます。
地区指定に関しては、
市長の力強い、早期期間において設定するというふうなことでございましたので、よろしくお願いしたいと思います。
それから、
小規模工業団地の
地区指定の考え、これは
都市計画法上、県の方ではそういうふうな法で決まっていますので、なかなか工場というところに関しましては難しいと思いますけれども、先ほど
部長の方からも話されましたように、
つくば市でございますので、特に私は
エクスプレスの
沿線開発地区内にある
企業の方、その場合に、住居とあわせてというふうなことになりますと、なかなか工場関係と居住関係というのが相反するものがあるのかなと思っています。
そういうふうな双方の
環境整備のためにも、受け皿として、こういうふうな
小規模工業団地の
地区指定、いわゆるインフラもありますけれども、そればかりでなくて、
工業団地の
隣接地あたりを主体的に市として
指定できれば、すんなりそこの方にも移行ができるというふうなことがあると思います。
そういうことも含めまして、双方の
環境整備によくなるんじゃないかなと思いまして、提案という意味も含めまして、お話を申し上げたわけでございます。
また、
沿線開発地区の隣接する
企業の
方々についても、
住居地域に隣接しますと、騒音関係とかあるいはその工場から出るいろいろな住居に関しましての、片方から言えば迷惑な話になりますけれども、そういう双方の
環境整備のためにも、そういうふうな
地区指定が必要なんではないかと思ってご提案するものでございます。この件につきましても、
担当部の方で十分熟慮いたしまして、
市長の方の英断をお願いできればありがたいと思っております。
それから、
道路行政ですけれども、先ほど
部長の方からもお話がありました。
つくば古河線、あるいは
つくば千代田線、これも
バイパスなのですが、
バイパスにつきましては、現在の経済状況が非常にまだまだ先々不透明であるというふうなことから、なかなか県としても手を出せないでいるというふうなことだと思います。
しかし、この
県道につきましては、特に
吉沼地区の場合には、先ほども申しましたように、
通学路ということで非常に狭い道路と同時に、最近は交通、いわゆる自動車ですね、これが物すごく混雑をしているというような状況で、その間を縫いながら自転車で子供たちが通うというふうなことです。ですから、子供たちももちろんですが、ドライバーの
方々も気をつかいながらということになります。そういうふうな状況ですから、待避所的にもこの改良工事をお願いできればと思っております。
特に、先ほど
部長がおっしゃいましたように、獄門のところはちょうど交差点になっていまして、一番狭いというふうなことです。ですから、あの辺のところも含めまして、その前後で待避できるようなところもちょっと一時利用しながら、そういうふうな待避できるところをお願いできれば非常に、子供たちのためにもいいですし、家庭で学校へ到着するまではみんな心配ですから、そういうふうなことでぜひ強力にお願いしたいと思います。
県道ですから、県の職員の方、
土木事務所の職員の
方々が、
関係者とお話をするというふうなことに関しましては、なかなか大変だと思いますが、そこは地元の市の職員の
方々が全部わかっていますから、そういうふうなところを地権者と、交渉には土木と協力しながら積極的にお願いできればと思っているわけでございます。その辺のところを
部長、どうでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
◎
都市建設部長(
横田国明君) 先ほど、
つくば古河線につきましてご答弁しましたけれども、通称獄門の交差点なんですが、今回、交差点の前後合わせまして約 170メートルの区間を歩道設置する計画でいるというようなことを聞いております。用地の問題が若干残っているということでございます。
吉沼から長高野を通りますこの
県道につきましては、確かに
議員おっしゃるとおり、狭隘な部分が大分ございます。県の方でも、特に県北の山間部なんかはこういう手法をとっているのですけれども、2車線の道路でない部分、いわゆる 1.5車線といいますか、待避所的な要素で片側を部分的に拡幅する。そのようなことも、これは車道を主として行っているわけですけれども、この路線については通学児童の
通学路としても使っている道路でございますので、その辺もあわせて県の方にお願いしていきたいと思っております。
○
議長(
兼平英雄君)
須藤光明君。
◆16番(
須藤光明君) ありがとうございました。
県道赤浜谷田部線の
バイパスにつきましては、先ほど
部長がおっしゃったように、なかなか時期的なものは、現時点ではつかみ切れないのでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
◎
都市建設部長(
横田国明君) 茨城県の方でも、いわゆる県単事業と言いまして、県の単独事業でこの事業を推進していると伺っております。やはり茨城県も、補助事業ももちろんですけれども、単県事業が大分近年シフトダウンしてしまったというようなことで、
用地買収費にかかわる事業費といいますか、これも1筆、あるいは2筆買えればそれで年度が終わってしまうというような現状であるそうですけれども、いずれにしましても、この道路はあと本当に短い期間、 700メートルのうちでももう用地が半分以上済んでおりますので、県の方へも極力、他の
地区のある程度用地にかかわる予算等が余るといいますか、余裕があればここへ投入して、一挙に土浦境線まで開通させるというようなことで、これも強力にお願いしてまいりたいと思っております。
○
議長(
兼平英雄君)
須藤光明君。
◆16番(
須藤光明君)
県道の
バイパス等につきましても、よろしくお願いしたいと思います。
県道赤浜谷田部線につきましては、田倉あるいは吉沼、そして安食というふうな集落に関係するわけなのですが、
吉沼地区に関しましても、私の地元でございますので、いろいろな面では協力を惜しまないつもりでございますので、よろしくお願いしたいと思います。
以上、
都市計画について、そして
道路行政につきましてお答えいただきましたので、これで私の
一般質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
○
議長(
兼平英雄君) これにて
須藤光明君の
一般質問を終結いたします。
以上で、通告による
一般質問は終わりました。
これをもって、
一般質問を終結いたします。
ここで、暫時休憩いたします。
議会運営委員にお知らせいたします。ただいまから
議会運営委員会が開催されますので、第1委員会室にお集まりくださるようよろしくお願いいたします。
午前10時34分休憩
──────────────────────────
午前11時00分再開
○
議長(
兼平英雄君) 休憩前に引き続き再開いたします。
ここで、
執行部より今期
定例会に提案されております
承認第1号
専決処分事項の
承認を求めることについて、
承認案件の差しかえの申し出がありますので、発言を許します。
山田
財務部長。
〔
財務部長 山田寛志君登壇〕
◎
財務部長(山田寛志君)
承認第1号に脱字がございましたので、大変申しわけありませんが、差しかえをお願いいたします。
承認第1号の最後のページでございます。一番最後のページでございまして、この第3条の2「新条例第60条第7項の規定は」の次でございますが、「
平成16年1月2日」という字句が抜けておりましたので、今回訂正させていただきます。
それともう1点、その1月2日の下側でございますが、
平成17年度、この「17」という字が抜けておりましたので、差しかえの方をよろしくお願いいたします。
大変申しわけありませんでした。よろしくお願いします。
○
議長(
兼平英雄君) なお、新しい
承認第1号
専決処分事項の
承認を求めることについてをお手元に配付しておきましたので、差しかえお願いいたします。また、誤植の
承認第1号については、後ほど職員が回収いたしますので、机上に置いてください。
────────────────────────────────────
△報告第 5号
平成15年度
つくば市
一般会計繰越明許費繰越計算書について
△
承認第 1号
専決処分事項の
承認を求めることについて
△
承認第 2号
専決処分事項の
承認を求めることについて
△
議案第55号
平成16年度
つくば市
一般会計補正予算(第1号)について
△
議案第56号
平成16年度
つくば市
病院事業会計補正予算(第1号)について
△
議案第57号 字の
区域の変更について
△
議案第58号
市道路線の廃止について
△
議案第59号
市道路線の認定について
△
議案第60号
工事委託契約の締結について
○
議長(
兼平英雄君)
日程第2、報告第5号
平成15年度
つくば市
一般会計繰越明許費繰越計算書について、
承認第1号
専決処分事項の
承認を求めることについて、
承認第2号
専決処分事項の
承認を求めることについて、並びに
議案第55号
平成16年度
つくば市
一般会計補正予算(第1号)についてから
議案第60号
工事委託契約の締結についてまでを、
つくば市
議会会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。
これより
一括質疑に入ります。
3名の質疑通告がありますので、
通告順に従い、順次質疑発言を許します。
初めに、橋本佳子君の質疑発言を許します。
1番
議員橋本佳子君。
〔1番 橋本佳子君登壇〕
◆1番(橋本佳子君)
議案第60号につきまして
質問をいたします。
この事業ですが、実質的には県に丸投げをするような形に感じられますが、地元業者の参入を促進するような働きかけは考えているのでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
〔
都市建設部長 横田国明君登壇〕
◎
都市建設部長(
横田国明君) ご指摘の件につきましては、
つくばエクスプレス関連の島名・福田坪一体型特定
土地区画整理事業及び上河原崎・中西特定
土地区画整理事業に伴う、
つくば市公共下水道事業等の建設工事の委託事業でございます。
工事の内容につきましては、茨城県で行う
土地区画整理事業の中で、一体的に工事を進めることで工事の効率化を図るため、下水道工事についても茨城県に委託をしております。
市内業者の参加につきましては、発注元でもあります茨城県県南都市建設
事務所への要請を行い工事を行っておるところでございますが、今年度発注についても、今月の初め、この要請をしてまいっております。
○
議長(
兼平英雄君) 橋本佳子君。
◆1番(橋本佳子君) わかりました。
それでは、まずは入札をしますよね。そうするときに、差額というのですか、差金のそういう取り扱いはどういうふうになっていくのかということと、もう一点は、契約の金額の見積もりですけれども、それはどこが出しているのでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
◎
都市建設部長(
横田国明君) 契約の執行残金といいますか、入札に付して執行された残金につきましては、最終的には工事の内容の変更とか、あるいは追加工事とかいうことで、本質的には市で委託している業務の下水道
整備工事に充当させるということでございます。
それから、積算にかかわる見積もりですけれども、これは茨城県の方で積算算出しております。
○
議長(
兼平英雄君) 橋本佳子君。
◆1番(橋本佳子君) 見積もりは県が出すということですけれども、一応支出をするわけですね。市としては、その見積もりに対しての検証等はしているのでしょうか。
○
議長(
兼平英雄君)
横田都市建設部長。
◎
都市建設部長(
横田国明君) 茨城県で積算する積算基準といいますか単価につきましても、市で積算する積算基準及び単価につきましても、全く同様でございますので、市の方で改めて設計審査ということはしておりません。
○
議長(
兼平英雄君) 次に、野口
久寿美君の質疑発言を許します。
21番
議員野口
久寿美君。
〔21番 野口
久寿美君登壇〕
◆21番(野口
久寿美君)
承認第1号についてお尋ねいたします。
これは、地方税法の改正に伴うということでありますが、今回の改正は地方分権の推進を支える税制ということを言われているようです。しかし、実際には、かなり我々の負担増が見られると思うのでありますが、大変わかりにくいので、できるだけ具体的に、どういうところが増税になるのかということをご説明願いたいと思います。さらに、この改正によりまして、市の税収そのものにどんな影響を与えるのか、その点についてもご説明ください。
○
議長(
兼平英雄君) 山田
財務部長。
〔
財務部長 山田寛志君登壇〕
◎
財務部長(山田寛志君)
平成16年度の税制改正につきましては、税制調査会のあるべき税制の構築に向けた基本方針の答申を踏まえ、所要の改正が行われたわけであり、今般の税条例の改正も地方税法の改正に伴うものであります。今回の税改正につきましては、所得控除部分の廃止に伴う税の負担増と、
土地建物等の譲渡による税率の引き下げに伴う減税が主な改正であります。
改正に伴う税の負担増としましては、個人
市民税の基礎的部分である均等割の改正であります。大きな特徴としまして、まず1点目が第14条。第14条では、税負担の公平の観点から、生計同一の妻に対する非課税措置を
平成17年度から段階的に廃止し、取得金額が一定金額を超えるものに均等割を課税する改正です。
次に、第17条では、個人
市民税の均等割について、
平成16年度課税分から、これまでの人口段階別の税率区分を廃止し、税率を 2,500円から 3,000円に統一する改正です。
次に、第20条では、世代間及び世代内の税負担の公平の観点から、所得税における公的年金等控除の見直しとあわせて、
平成18年度分から老齢者控除を廃止する改正です。
今回の条例改正に伴いまして、市の税収の中で個人
市民税につきましては、適用年度に応じて16年度、17年度、18年度と段階的に今後増収が見込まれてまいります。
○
議長(
兼平英雄君) 野口
久寿美君。
◆21番(野口
久寿美君) まず、高齢者の控除がなくなるわけでありますけれども、これ外されて増税になるという世帯といいますか、それは
つくば市ではどのくらいになるかわかりますか。
○
議長(
兼平英雄君) 山田
財務部長。
◎
財務部長(山田寛志君) 老齢者控除の廃止の今回新たに生じる対象者でございますが、おおよそ 1,360名ほどでございます。
○
議長(
兼平英雄君) 野口
久寿美君。
◆21番(野口
久寿美君) それから、段階的に増税になっていくということでありますけれども、具体的にどのくらいの額になるかは、それは計算してありませんか。
○
議長(
兼平英雄君) 山田
財務部長。
◎
財務部長(山田寛志君)
平成16年度分につきましては、均等割の引き上げの関係で、おおよそ 3,300万円ほどの増収が見込まれます。
○
議長(
兼平英雄君) 次に、金子和雄君の質疑発言を許します。
44番
議員金子和雄君。
〔44番 金子和雄君登壇〕
◆44番(金子和雄君) 報告第5号
平成15年度
つくば市
一般会計繰越明許費繰越計算書についてお尋ねをしたいと思います。
今回、土木費及び消防費、
教育費において、繰越明許費として報告がなされておりますが、国や県の支出金並びに地方債などの関係から、事業計画を策定しても年度内に着工等ができないこともあることは承知をいたしております。繰越明許費の中で、一般財源を活用した事業及び委託や消耗品の購入などで、今回多くが翌年度の繰り越しとなっています。
制度上の立場から、あるいは事業推進の立場から、また財源の立場から、そのようなことになるのかもしれませんが、特に一般財源からの繰越額を多く出すということは次年度に、いわゆる
平成16年度の当初予算を充当していけばよいことではないかというふうに思います。
平成15年度に今回の繰越明許額のうち、相当数の財源が
市民生活のために活用されたのではないかというふうに考えます。
先ほども述べましたが、制度上の課題もあることというふうに思いますが、税金の使われ方として私のような
考え方もあるのではないかというふうに思っておりますが、税の立場からどのように考えるのかお尋ねしたいと思います。
○
議長(
兼平英雄君) 山田
財務部長。
〔
財務部長 山田寛志君登壇〕
◎
財務部長(山田寛志君) 繰越明許費の設定につきましては、やむを得ない事情により単年度で事業終了できないものを翌年度へ繰り越しているものでございますが、また、予算編成の方針として、不用額として減額できるものは減額補正を行い、財源の有効活用を図っているところでございます。翌年度、つまり新年度の予算規模は、繰り越しすることによって増加することになりますが、地方自治法の単年度主義の例外として、このような自治法に基づいた措置を行う必要があるわけでございます。
ご指摘の、わかりやすい予算書かと思いますが、これについては我々も大きな
検討課題であると思っています。これからも、そのわかりやすい予算に対して研究していきたいというふうに考えております。
○
議長(
兼平英雄君) 以上で、通告による質疑は終わりました。
これをもって
一括質疑を終結いたします。
これより今期
定例会に上程されております
承認第1号、
承認第2号並びに
議案第55号から
議案第60号までを、
つくば市
議会会議規則第37条第1項の規定により、
平成16年6月
つくば市
議会定例会議案等審査付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。
なお、5月26日までに受理しました請願・陳情第7号、請願・陳情第8号、請願・陳情第9号、請願・陳情第11号、請願・陳情第14号、請願・陳情第15号、請願・陳情第16号は、
つくば市
議会請願条例第5条第1項の規定により、
平成16年6月
つくば市
議会定例会請願・陳情文書表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。
お諮りいたします。
ただいま付託いたしました案件について、万一付託違いがある場合には、
議長において処理することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
兼平英雄君) ご異議なしと認めます。よって、付託違いがある場合には、
議長において処理することに決定いたしました。
────────────────────────────────────
△休会について
○
議長(
兼平英雄君)
日程第3、休会についてを議題といたします。
お諮りいたします。
常任委員会開催及び議事整理のため、あす6月12日から6月17日までの6日間を休会といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
議長(
兼平英雄君) ご異議なしと認めます。よって、あす6月12日から6月17日までの6日間を休会することに決定いたしました。
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△散会の宣告
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議長(
兼平英雄君) 以上で、本日
予定された案件は全部終了いたしました。よって、本日はこれにて散会いたします。
先ほど
議案並びに請願陳情等が各常任委員会に付託されましたことに伴い、各常任委員長から招集通知が送付されていますので、各机上に配付しておきました。
なお、
議案等の討論通告は6月15日の各常任委員会終了日までとなっておりますので、発言される場合は通告していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
改めて申し上げます。
総務常任委員会及び文教厚生常任委員会は6月14日月曜日午前10時から、産業経済常任委員会及び建設常任委員会は6月15日火曜日午前10時からそれぞれ開催されますので、ご参集のほどよろしくお願い申し上げます。
ここで、常磐新線及び圏央道対策特別委員にお知らせいたします。
常磐新線及び圏央道対策特別委員会が開催されますので、速やかに第1委員会室にお集まりくださるようよろしくお願い申し上げます。
本日は大変ご苦労さまでございました。
午前11時18分散会...