笠間市議会 2019-09-19
令和 元年第 3回定例会-09月19日-05号
令和 元年第 3回定例会-09月19日-05号令和 元年第 3回定例会
令和元年第3回
笠間市議会定例会会議録 第5号
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令和元年9月19日 午前10時00分開議
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出 席 議 員
議長 22 番 飯 田 正 憲 君
副議長 13 番 石 田 安 夫 君
1 番 坂 本 奈央子 君
2 番 安 見 貴 志 君
3 番 内 桶 克 之 君
4 番 田 村 幸 子 君
5 番 益 子 康 子 君
6 番 中 野 英 一 君
7 番 林 田 美代子 君
8 番 田 村 泰 之 君
9 番 村 上 寿 之 君
10 番 石 井 栄 君
11 番 小松崎 均 君
12 番 畑 岡 洋 二 君
14 番 藤 枝 浩 君
15 番 西 山 猛 君
16 番 石 松 俊 雄 君
17 番 大 貫 千 尋 君
18 番 大 関 久 義 君
19 番 市 村 博 之 君
20 番 小薗江 一 三 君
21 番 石 崎 勝 三 君
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欠 席 議 員
な し
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出 席 説 明 者
市長 山 口 伸 樹 君
副市長 近 藤 慶 一 君
教育長 今 泉 寛 君
市長公室長 中 村 公 彦 君
総務部長 石 井 克 佳 君
市民生活部長 金 木 雄 治 君
保健福祉部長 下 条 かをる 君
産業経済部長 古 谷 茂 則 君
都市建設部長 吉 田 貴 郎 君
上下水道部長 横 手 誠 君
市立病院事務局長 後 藤 弘 樹 君
教育次長 小田野 恭 子 君
消防次長 堂 川 直 紀 君
会計管理者 島 田 茂 君
笠間支所長 岡 野 洋 子 君
岩間支所長 伊勢山 裕 君
監査委員事務局長 根 本 由 美 君
社会福祉課長 堀 内 信 彦 君
社会福祉課長補佐 甘 利 浩 行 君
秘書課長 長谷川 康 子 君
秘書課長補佐 山 本 哲 也 君
商工課長 川 又 信 彦 君
商工課長補佐 柴 田 裕 実 君
子ども福祉課長 町 田 健 一 君
子ども福祉課長補佐 武 井 知 子 君
資産経営課長 山 田 正 巳 君
資産経営課長補佐 前 嶋 進 君
総務課長 西 山 浩 太 君
総務課長補佐 瀬 谷 昌 巳 君
高齢福祉課長 中 庭 聡 君
高齢福祉課長補佐 金 木 和 子 君
包括支援センター長 富 田 玲 子 君
学務課長 堀 江 正 勝 君
おいしい
給食推進室長 根 本 薫 君
おいしい
給食推進室長補佐 小松崎 慎 治 君
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出席議会事務局職員
議会事務局長 渡 辺 光 司
次長 堀 越 信 一
次長補佐 松 本 光 枝
係長 神 長 利 久
主幹 塩 田 拓 生
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議 事 日 程 第 5 号
令和元年9月19日(木曜日)
午 前 10 時 開 議
日程第1
会議録署名議員の指名について
日程第2 一般質問
1.本日
の会議に付した事件
日程第1
会議録署名議員の指名について
日程第2 一般質問
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午前10時00分開議
△開議
の宣告
○議長(飯田正憲君) 皆さんおはようございます。
ご報告申し上げます。ただいま
の出席議員は全員であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日
の会議
を開きます。
本日
の会議に、地方自治法第121条第1項
の規定により出席
を求めた者及び
議会事務局職員の出席者は、資料
のとおりであります。
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△議事日程
の報告
○議長(飯田正憲君) 日程について、ご報告申し上げます。
本日
の議事日程につきましては、議事日程第5号
のとおりといたします。
これより議事日程に入ります。
──────────────────────────
△
会議録署名議員の指名について
○議長(飯田正憲君) 日程第1、
会議録署名議員の指名
を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条
の規定により、7番林田美代子君、8番田村泰之君
を指名いたします。
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△一般質問
○議長(飯田正憲君) 日程第2、一般質問
を行います。
一般質問につきましては、一括質問・
一括答弁方式及び一問一答方式
の2方式から選択といたします。質問は、
質問項目ごとに質問し、完結した後、次
の質問項目に入っていただくようお願いいたします。また、発言時間は、一問一答方式につきましては、質問、答弁合わせて60分以内とします。
執行機関には反問権
を付与しておりますので、議員
の質問に疑問があるときは、「反問します」と宣言し、議長
の許可
を得て質問内容
を深めてください。
さらに、議員、執行部とも、わかりやすい質問、わかりやすい答弁に努めてくださるよう求めます。
それでは最初に、1番
坂本奈央子君
の発言
を許可いたします。
〔1番
坂本奈央子君登壇〕
◆1番(
坂本奈央子君) 1番、かさま未来
の坂本奈央子です。議長より許可
をいただきましたので、通告により一般質問
をさせていただきます。質問は一問一答方式で伺います。
平成29年度4月より、中学校、
高等学校等において
部活動指導員が制度化され、校長
の監督
を受け、部活動
の技術指導や大会へ
の引率等
を行うこと
を職務とする
部活動指導員が
学校教育法施行規則に新たに規定されました。笠間市においても、きめ細やかな
学校教育サポートの推進として新規に
部活動指導員の配置5名分、令和元年度168万円
の予算
を設定し、導入されることになりました。
また、市では、
児童発達支援の強化として、
特別支援教育の充実
を図ること
を目的とし、就学前
教育アドバイザー配置及び
特別教育支援員配置の拡充とあわせて、
特別支援教育指導専門員配置事業、今年度予算額55万5,000円
を行っています。
そこで、
学校教育サポートの現状について伺います。
大項目1、
学校教育サポートの現状について。
小
項目①新規に配置された
部活動指導員の現状について、現在配置されている
部活動指導員の人数、配置されている学校について伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
〔教育長 今泉 寛君登壇〕
◎教育長(今泉寛君) 1番坂本議員
のご質問にお答え
をいたします。
現在笠間市では、5名
の部活動指導員を配置しております。その内訳ですが、
笠間中学校のサッカー部で1名、友部第二中学校
の剣道部で1名、
みなみ学園義務教育学校のバスケットボール部で1名、
笠間中学校、友部中学校、
岩間中学校の3校
の柔道部
を兼務して1名、
岩間中学校の吹奏楽部に1名ということになっております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、配置されている
部活動指導員の活動日及び活動時間はどのようになっているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 活動日、活動時間というご質問ですが、
笠間市部活動指導員配置要項という
のを定めております。その第7条に、勤務日、勤務時間ですが、指導員
の勤務日及び勤務時間は、
部活動運営方針に基づき、校長が定めるとしております。運営方針ですが、笠間市では、
笠間市部活動運営方針を定めておりまして、その中で、活動日については、週当たり2日以上
の休養日
を設けることというふうにしております。活動時間については、平日は2時間程度、休日は3時間程度としておりまして、これに基づきまして校長が定めております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、
部活動指導員の配置については、教員
の部活動に従事する時間
を軽減するという目的がありますが、そもそも部活動に係る教員
の勤務時間
の実態
を把握していないと、指導員
の配置時間がどのくらい
の時間が適切かとか、または配置人数はどのくらい必要になるかということが決められないと思う
のですが、現状
の部活動に係る教員
の勤務時間は調査、把握などはされているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 部活動
の時間、それについて特出しで測っているわけではございません。教員
の勤務時間は出勤してから退勤するまで
の時間でカウントしております。
先ほど、
部活動運営方針についてお話ししましたが、平日2時間程度、休日3時間程度ということになっておりまして、その範囲
の中で部活動は行われております。そういう形なので、ですから
部活動指導員の配置ということについては、勤務時間
のことよりも、その部
を指導する適切な指導者がいない状況
の中で配置しているような状況です。つまり、教員が
部活動担当になるんですが、専門外という
のが非常に多いんです。なかなか指導が困難です。転勤もありまして指導する先生が異動してしまって、指導できる教員がいないというような状況も生まれることがあります。現在はそういう部分について
部活動指導員を配置しております。でも、そのことはその顧問がいない状況といいますか、数的に教員
の数は決まっていますので、そこで
部活動指導員がそこに加わることですから、時間的に余裕が生まれるということは十分考えられますし、これからそういう効果がどんどんあらわれてくると思っております。
○議長(飯田正憲君) 暑い方は上着
を脱いで結構でございます。
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 実際に導入されてみて、配置したことによる効果と運用
を開始して見えてきた課題については、先日村上議員
の質問
の中でご答弁いただきましたが、今お話にありましたように、部活動
の指導は中学校
の教員
の大きな負担になっているということはわかっておりますから、どのくらいが適正な時間な
のか
を検証する上でも、また後で触れますが、学校
の働き方改革
を進める上でも、部活動に係る時間
の把握は必要ではない
のかなと思います。また、この
部活動指導員の配置は、国も支援して予算化している事業ですし、ぜひとも最大限に活用していっていただきたいと思います。
部活動に関しては先進的な取り組み
を行っている市もありまして、岐阜県多治見市では、
教育委員会がガイドライン
を設け、学校教育
の部活動と社会教育
のクラブ活動に分けて組織しており、
学校部活動の活動時間は平日
の下校時間までとして、指導は学校
の教職員が行うと。一方
の社会教育
のクラブ活動として位置づけられた
ジュニアクラブ部活動は、平日
の下校時間以降、午後5時から7時、休日、祝日
の活動時間として、指導者は社会
人指導者が行うということにし、参加する大会等もそれぞれすみ分けて、参加するなど
の対応
をしているということです。
こうすることになった背景には、教職員
の負担が増大しているということだけではなくて、少子化による廃部であったり、学校規模による部活動数
の違いなどがあったということで、これは笠間市でも抱える課題な
のではないでしょうか。クラブ化にすることによるメリットとしては、学校
の枠
を超えた活動
の場が確保できたり、生徒や保護者
のニーズに応えることもでき、さらには、
地域コミュニティーの参加や形成も期待されると思います。ジュニアクラブ化するにしても、指導者
の人材確保など
の課題
を整備しなければならない点は多々あるかとは思いますが、方向性としてはこのような方法もあるかと思いますので、ぜひとも今後検討していっていただきたいと思います。
小項目①
を終わります。
小
項目②特別支援教育指導専門員の活用状況について。
特別支援教育については、笠間市では、就学前
教育アドバイザー配置事業を行うなど、
児童発達支援の強化に取り組んでいるところですが、今年度からは
特別支援教育指導員配置事業を行うということで、その事業内容について伺います。
特別支援教育指導専門員の活用状況
の前に、各学校に
特別支援学級が配置されておりますが、その現状ということで、現在
の特別支援学級数と通級する
児童生徒数について伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君)
特別支援学級の学級数ですが、小学校で26学級、中学校で10学級です。
特別支援学級については、笠間市では、
知的障害学級、自閉症・
情緒障害学級、
言語障害学級が設置されております。それぞれ、
知的障害学級が19学級、自閉・情緒が16、言語障害が1学級であります。
そして令和元年6月1日付で在籍数なんですが、小学校では125名、中学校では41名です。また、
笠間小学校にある
言語障害学級は通級というシステム
をとっておりまして、通級が18名ございます。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 知的支援
の学級、情緒支援
の学級、さらには言語支援
の学級があるということですが、それぞれ
の学級で行われている指導内容や活動内容はどのようなことになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君)
特別支援学級では、個別
の指導計画に基づいて一
人一
人の障害
の状態に応じた指導や支援
を行っているところでありますが、まず、
知的障害特別支援学級ですけれども、知的発達
の遅滞があり、学習や生活に個別
の支援
を必要とする児童生徒が在籍しております。下
の学年
の学習
をするなど、発達
の段階に応じた課題設定
をすることによって知識
の定着
を図っております。また、生活単元
の時間として生活と教科
を組み合わせる、例えば算数と買い物
を組み合わせて算数
の学習
をするといった、そういった生活単元
の学習も行っているところであります。
自閉症・
情緒障害特別支援学級では、自閉症またはそれに類いいたします他人と
の意思疎通及び対人関係
の形成などに課題があるお子さんに対して
の支援でありまして、
人と
のかかわり方や自己理解
を深める自立活動
を行うなど、生活に適応するため
の学習
を行っております。
言語障害特別支援学級では、吃音や構音障害など、言語に発達
のおくれ
のある児童生徒に対しまして一
人一
人の障害
の状態に応じた言語機能
の改善、克服
を図る指導
を行っているところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) それでは、今度は、
特別支援教育指導専門員の配置人数は何名になる
のか、また、この指導員がやる活動内容について勤務日数や学校訪問
の状況について伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君)
特別支援教育指導専門員の配置人数、活動状況についてということでございますが、本年度は1名
の専門員
を雇用しております。勤務日数は週に3日以内、月当たり12日程度ということになっており、勤務時間は原則1日5時間以内としております。本年度
の1学期
の活動状況としましては、小学校18学級、中学校6学級、全て
の学校
を訪問いたしました。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、この
特別支援教育指導専門員の方は、
特別支援学級の担任
の先生方
の指導
をするということでよろしいでしょうか。また、その指導内容は具体的にはどのようなことになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君)
特別支援教育指導専門員は
特別支援学級の担任
の先生
の指導ということであります。どのような内容
を指導するかと言いますと、児童一
人一
人の教育的ニーズに応じた指導
の充実
を図るために、各小中学校や
義務教育学校の特別支援学級担当者は専門性や資質向上
を図らなければなりません。そのため
の巡回指導
を行っているところであります。具体的な内容としましては、
特別支援学級担任の授業
を参観しまして、参観後に面談
を行います。
特別支援学級で
の指導
の方法や教室
の環境など指導助言
を行いまして、また、面談
の中で指導
の上で
の悩み、そういうこと
の相談にも丁寧に当たっております。今後、指導がますます充実するように指導助言
を行っているということでございます。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、笠間市では、平成23年度だったでしょうか、
特別支援教育支援員ということでそちら
の配置事業も行っておりまして、今年度も4,695万円と拡充された予算規模で行っておりますが、支援員数は年々増加傾向にあるということで、その必要性や重要性が高まっている
のだと推測します。この35名、今配置されていると
のことなんですが、支援員さんに対して、今お聞きしている
特別支援教育指導専門員の方は指導やアドバイスなどは行っているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 支援員に対しましては、
特別支援教育指導専門員は指導、アドバイスは行っておりません。支援員につきましては、
教育委員会が研修会
を開いたり、それから指導主事が学校
を訪問して指導、アドバイス
を行ったりしております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) わかりました。では、
特別支援学級の今ある課題はどんなことか、また、来年度から設置される
児童発達支援センターと今年度から配置した
特別支援教育指導専門員の方
の連携などについて検討はされているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) まず、課題につきましてですが、
特別支援学級の課題としましては、まず、担任
の指導力
の向上ということが挙げられます。また、
特別支援学級は複数
の児童生徒が在籍する場合がありまして、同じ時間
の中で複数
の生徒指導に対応しなければならない、そしてまた、学年構成が違うということもあるんです。そういう中で、児童一
人一
人の発達
の段階に応じた指導
をしなければならないというところに難しさが生じております。そういうところが課題です。
児童発達支援センターと
の連携ということですが、
特別支援学級の先生方
の指導力向上に関する研修や、それからまた、発達障害で困り感
のある児童生徒もいるわけです。そういうことに対しまして
のサポート、また、担当している先生
のサポート等
をしたりできるんではないかなと考えているところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) ぜひともそのような連携は進めていっていただきたいと思います。
特別支援教育に対して市として注力していっているという現状がありまして、来年度にはそういうわけで
児童発達支援センターも設置されますし、いろいろな方法で支援がされるということは重要であり、学校に特に設置されている
特別支援学級は、サポート
を必要としている児童生徒にとってはよりどころになるところでもあると思いますので、今回
の指導員
の配置によって
特別支援学級で
の指導
の向上、内容
の向上と充実につなげていっていただきたいと思います。
小項目②
を終わります。
大項目2、学校
の働き方改革について。
学校教育
を支える教員たち
の長時間勤務は深刻な状況にあり、2016年
の文科省
の調査では、中学校教諭
の6割、小学校教諭
の3割が、いわゆる月80時間
を超える時間外労働、過労死ライン
を上回っていたと
のこと。文科省もことし3月には、「学校における働き方改革に関する取り組み
の徹底について」
の通知
を出すなどして、働き方改革
を進めようとしています。そこで、今年度
の笠間市における学校
の働き方改革について伺います。
小項目①教員
の勤務時間
の現状について伺います。教員
の勤務時間
の現状について、勤務時間
の実態
の把握はしているか、また、その方法と実施している学校などについて伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 勤務時間
の実態
の把握ですけれども、平成30年度から全学校で実施
をしております。個人
のパソコンで毎日
の出勤時間と退勤時間
を記録したもの
を集計しまして、
教育委員会に電子データで報告
を上げてもらっております。また、学校によっては、県内
の教員が作成した「きんむくん」というバーコードリーダー
を使ったソフトがあるんですけれども、それ
を使用している学校もあります。
教育委員会のほうには同じように電子データで報告が上がっております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、基本的なことなんですが、教員
の勤務時間は朝何時から何時までで、1日
の勤務時間は何時間になるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 勤務時間
の開始時刻、終了時刻は各学校で定めております。各学校で若干
の違いはありますけれども、多く
の学校でやっている時間で答えさせていただきたいと思います。勤務時間
の開始時刻は8時10分、退勤時間が16時40分です。1日
の勤務時間は7時間45分です。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) わかりました。では、土日などに休日に出勤する場合もあるかと思うんですが、その場合にも勤務時間については入力
をされているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 休日出勤しても記録
をしております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、勤務時間
をオーバーして勤務した時間について、超過分
の賃金は支払われているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 教員
の賃金といいますか、給料につきましては、調整額という形で4%が既に上乗せされておりまして、長時間勤務についてはそれ
をカウントしてお金に換算するということはございません。4%
の教職調整額というので支給されております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) その調整額という
のは、何かもともと決まっている法令等があるということなんでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 法令は公立
の義務教育小学校等
の教育職員
の給与等に関する特別措置法という法律であります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、教員
の給与に関する法律で決められた額が一定にして支給されているということで、実際
の時間数に照らした残業代が支給されているわけではないという現状がわかりました。
では、勤務時間
の管理
を行っている学校において、残業時間について
の把握ができたことで、教員
の働き方に変化は見られたでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 今年度4月から7月
の教職員
の1カ月当たり
の平均超過勤務時間は、小学校で55時間でございます。中学校では、81.8時間となっております。昨年度
の同時期と比べまして、小学校では8.8時間
の減少、中学校では2.4時間
の減少が見られました。ということで、少し働き方に変化が出てきたというふうに考えております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 勤務時間
の管理
を導入したということは歓迎できることでありますが、勤務時間
の把握だけにとどまることなく、実態
をもとに、今後進めていく改革には何が必要であるかなど
の実行していく施策
の議論に活用していっていただきたいと思います。
小項目①
を終わります。
小項目②過労死ライン、残業月80時間
を超える教員
の割合について。国
のその割合については、先ほど申し上げましたが、笠間市
の現状はどのようになっているか、伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 過労死ライン
を超える笠間市
の教員
の割合ということですが、4月から7月にかけて月80時間以上勤務した教員
の割合は、小学校で12.5%、中学校では58.0%となっております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、特に過労死ライン
を超える教員に対して削減するため
の対応はしているでしょうか。また、しているとすれば、それはどのようなことでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 毎月提出してもらっています調査から、超過勤務時間が多い教職員に対しては、管理職、校長、教頭です、面接
を行いまして、健康状態
の把握や心
の悩み、業務
の負担感等
を聞き取りまして、適切な勤務時間になるよう目標
を立てて実行するよう促しているところであります。
また、平成28年度から
教育委員会でストレスチェックということ
を取り入れておりまして、全教職員にストレスチェック
をやっているんですけれども、そういうデータ等も活用しまして、管理職が一
人一
人の勤務時間が適正となるようメンタルヘルス面で
の配慮もしているところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 現状、特に過労死ライン
を超える教員に対しては、面談などで対応されているということな
のですが、今行っている対応で時間
の短縮に現状として十分な効果は出ているでしょうか。おわかりになる範囲でお願いします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 個人
の面談と同時に、各学校ではそれぞれ働き方改革等
の業務改善等
を進めておりまして、学校全体で業務
を改善し、適切な勤務時間が設定できますようやっているところではあります。効果は少しずつあらわれているんですが、まだまだ課題もあるところでございます。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 教員
の勤務時間については、文科省がことし1月に勤務時間
の上限に関するガイドラインという
のを制定し、残業時間
の上限
の目安時間として1カ月45時間以内、1年間で360時間以内としています。ガイドラインと措置
の数字が設定されているわけですから、ぜひともこれ
を守っていけるように対応
をしていただきたいと思います。
ガイドラインでは、留意事項として上限
の目安時間
の順守
を求めるのみであってはならないとしており、ほか
の長時間勤務
の削減方策と合わせて取り組まれるべきであるとしておりますので、どうか超過勤務が多い教員に対してのみ
の対応ということではなく、学校全体で教職員に課されている業務負担
の見直しなど
を行っていっていただきたいと思います。
小項目②
を終わります。
小項目③学校
の働き方改革
の現状について。
お話に出ました今
のガイドライン
の中には、ガイドライン
の実効性
を担保するために、服務監督権者である
教育委員会は、所管内
の公立学校
の教師
の勤務時間
の上限に関する方針等
を作成することとありますが、現在、勤務時間も含めた学校
の働き方改革
の方策として策定されている笠間市
のプランはあるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 現在、学校
の働き方改革プラン
の策定
を進めております。市内
の教職員
を対象に、校長が面談
をしまして、その意見
を聞き取りながら進めているところで、本年度中にプラン
をまとめる予定でございます。そういう形で今進めているところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、方針については作成中
のことですが、現在、実際に行われている働き方改革という
のがあると思う
のですが、市全体的なことで行っていること、また、小学校や中学校それぞれにあるかと思うんですが、まず初めに、笠間市全体として行っている働き方改革
の施策について伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 四つ
の取り組みで進めております。一つ目は、在校時間
の適切な把握と意識改革
の推進でございます。在校時間
を測っているということは最初にお答えしましたので、それ以外でいきますと留守番電話
の活用です。それから、学校閉庁日、これ
を設定しております。それから勤務時間集計結果
の把握及び指導助言など
を実施しているところでありまして、これが一つ目、二つ目は教員
の業務
の見直しと業務改善
の推進です。各学校における会議等
の効率化、授業日における教員
を対象とする研修会、会議等
の見直し、削減等
を実施しております。三つ目は学校
を支える人員態勢
の確保であります。笠間市では、スクールソーシャルワーカー、
特別支援教育支援員、ICTサポーター、理科観察実験アシスタントなど、学校や教員
を支える人員
を配置しているところであります。四つ目は部活動
の負担軽減でありまして、これは前
のほう
の質問にありました
部活動指導員の導入であります。これが以上四つ
の取り組みです。
小学校についてはということで、行事
の削減や資料
のペーパーレス化による会議
の効率化などに取り組んでいる学校があります。また、定時退勤日
を設定して、それに合わせてみんなで帰るようにするとかそういうような取り組み、また、学期末
の事務処理、その時間
をきちんと取るようなこと
を校長
のリーダーシップ
のもと取り組んでいる学校がございます。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では今、笠間市について、そして小学校について伺いましたので、中学校でそれぞれ行われていることがありましたら伺います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 中学校は先ほど
の小学校と同様
の業務改善であります。ただ、部活動
の指導員が入ってという部分が中学校はその部分プラスされているということでお答えいたします。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、各学校に校務分掌、いわゆる学校内における運営上必要な営業分担という
のがある中に、働き方改革担当というようなものはあるでしょうか。あるとすれば、その活動内容はどのようなことになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 働き方改革
の担当者
を位置づけている学校はございます。まだ全部とはなってないんですけれども、多く
の学校が位置づけ
をしております。働き方改革担当者
の活動内容としましては、勤務時間
の意識づけ
を図るために、帰る時間
を設定したり、それから働き方改革
の職員研修
を推進したり、また、職員にアンケート
を取ったりするなどして意識改革
を十分にしていこうというところに取り組んでいるところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 今意識改革に取り組んでいるというお話もあったんですが、教員
の意見
を聞く機会、例えば今お話にあった働き方改革担当
の教員が学校内
のほか
の教員
のヒアリング
をするとか、あとは全市的に言うと、
教育委員会が教員に対してアンケート
を実施するなどということは行っているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 働き方改革プラン
を作成するために、笠間市働き方改革推進委員会という
のを立ち上げております。それに各学校
の教頭先生が代表で入っているんですけれども、各学校ではアンケート
を実施しておりまして、それ
を集約した形で
教育委員会のほうにも提出してもらっています。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 働き方改革
を進めるに当たっては、教員
の意見、どのような業務が超過につながっている
のか、課題となっていること、そして改善するべきことはどこかというようなこと
を聞くことがまずはそのスタートになる
のではないかと思います。
先ほど、時間
の管理
を導入することでも、教員
の意識に変化があるとおっしゃっていましたが、教員が行うべき業務
の明確化・適正化
をするためには、学校内で
の業務量やその内容
の現状
を把握することが必須であると考えます。文科省が3月に出した取り組み
の徹底について
の通知には、各学校が取り組むべき方策として削減する業務
を洗い出す機会
の設定としておりますので、ぜひとも実施していっていただきたいと思います。現状についてはわかりました。
小項目③
を終わります。
小項目④学校
の働き方改革
の今後
の進め方について。
働き方改革
の進め方は、この後どのようにしていく予定でしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 先ほどお話ししました学校
の働き方改革プラン
を策定するということ
をまず進めております。笠間市働き方改革推進委員会
を開催しまして、その中でプラン
の作成
を今行っているところであります。その働き方改革プラン
を実行していくことによって働き方改革
を進めていこうというふうに取り組んでいきたいと思っております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 今、
教育委員会と校長先生たちで検討したガイドラインとかプランに従って、学校で働き方改革
を進めていくというお話でしたが、今後、策定されたプランが実行されているかどうか
の進捗
を確認したり、また、改善点など
の検証
を行っていく
のはどこが主体となってやっていく予定でしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君)
教育委員会が主体となって進めていこうと思っております。ただ、笠間市働き方改革推進委員会、ここにおいても検証と改善点について話し合い
を持ち、実効性
のあるものにしていきたいというふうに考えております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 今おっしゃられたように、学校における業務改善
のためには、どうしても
教育委員会のリーダーシップが不可欠であると考えます。教員
の働き方改革
の必要性と取り組み方というセミナーに参加した
のですが、そこで岡山県
の例が紹介されていました。岡山県
教育委員会が働き方改革推進委員会
を立ち上げ、市町村
教育委員会と連携して、時間外勤務縮減に向けた改革プラン
を策定、モデル校となった学校では、校長、教頭、働き方改革担当教諭、教務主任、養護教諭など
をメンバーとする推進委員会
を学校でも立ち上げ、
外部コンサルタントによる定期的な指導助言
を得ながら、教職員
の意識改革や業務
の効率化に取り組み、残業時間
を減少することにつなげたということです。
これは県
の教育委員会の例ではありましたが、私は市においてもこのような推進委員会
のようなところが働き方改革
を進めていく上で必要ではないかと考えておりますが、今プラン策定
のために推進委員会があるとおっしゃっておりましたが、笠間市は今後、プラン
の進捗状況なども、推進委員会が検証していくということになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 笠間市働き方改革推進委員会において検証と改善
を図り、実効性
のあるものにしていきたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、そのプラン
の中で、各学校にも今働き方改革担当
の教員がいるところといないところとあるようなことな
のですが、それは学校においても設置していくこと
を検討される予定でしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 各学校においても、そのプラン策定、担当者ももう決まっていくと思いますので、それ
を中心にやっていくことになります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) もちろん、
教育委員会や各学校
の管理職だけでなく、教員それぞれがみずから
の業務
の一つ一つについて、より効果的に行うために見直すということは行わなければなりませんが、せっかく作成された改革プラン
の経過や教職員間
の共通認識
を図ることなど
を取りまとめていく部門が必ず必要であると思いますので、ぜひとも学校と一体になって進めていっていただきたいと思います。
文科省
の通知には、業務
の明確化・適正化について、それぞれ
教育委員会等が取り組むべき方策と各学校が取り組むべき方策と明記されておりまして、校長による校内
の分担
の見直しや、校長みずから
の権限と責任による業務
の大幅な削減にあります。教育長
のご答弁にありましたとおり、
教育委員会もそうですが、各学校で
の取り組みにおいて、校長
の学校運営において、業務
の洗い出し
をして、業務
の明確化・適正化
を早急に進めていっていただきたいと思います。
ほか
の市では、通知表
の所見欄は簡素にして、面談で
説明するなどと対応している所もあるそうですし、事前に検討すべきことは多々あるかもしれませんが、やめられるものや減らせるものについては、改革、改善
を実行していっていただきたいと思います。
小項目④
を終わります。
小項目⑤スクールサポートスタッフ
の配置について。
教員から
の指示
を受け、学習プリント等
の印刷や配布準備、資料作成や授業準備等
を行うスクールサポートスタッフ
の配置について、現在
の状況はどうなっているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) スクールサポートスタッフですが、県から配置されたスクールサポートスタッフが中学校に1名勤務しております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、配置したことによる効果、または、学校
の評価はどのようなことでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 授業
の準備や宿題等
の確認、学校行事等
の準備
の補助、統計情報
のデータ入力など業務
を実施しておりまして、教員
の業務改善につながっているという報告
を受けております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) そのサポートスタッフが担当する業務については、内容
を明確にしたり、指示
を出したりという、または業務に係る時間
の配分などが必要になると思うんですが、そこは学校内ではどなたが判断して行っているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 校長
の監督
のもと、校務分掌
の中に位置づけまして業務
を担当してもらっております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、今後、サポートスタッフ
をほか
の学校にもふやしていくということは検討されているでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) まずは、今年度配置された状況
を検討していきたいなと思っているところであります。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) サポートスタッフ
の活用としては、例えばサポートスタッフには丸つけや提出物
の確認
をしてもらって、教員は丸つけした後
の結果
を眺めて、授業
の仕方や個別
の子どもへ
の指導法
を考えたり、実施するということに時間
を使うことで、子どもたち
の学び
の促進へつなげていくというようなこともできるかと思います。活用がいろいろ難しいところもある
のかなということもあるんですが、サポートスタッフが学校
の業務削減につながるかどうか
の検証
をしていただきまして、活用について検討していっていただきたいと思います。
小項目⑤
を終わります。
大項目3、ソーシャルサポート強化事業について。
来年4月に
児童発達支援センター
を整備し、発達
の気になる子どもに対し、必要とする支援
を提供していく体制
を整えることになっています。そこで、新たに整備される
児童発達支援センターについて伺います。
小項目①
児童発達支援センター
の設置
の経緯について伺います。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 1番坂本議員
のご質問にお答え
をいたします。
児童発達支援センター
の設置
の経緯についてでございますが、平成28年度に国が定めた障害福祉サービス等及び障害児通所支援等に関する基本的な指針に則しまして、本市におきましては、2018年度から2020年度
の3カ年
を計画期間とする第1期障害児福祉計画に
児童発達支援センター
の設置
を位置づけたところでございます。
センター設置に向けた検討に当たりましては、本市における発達支援
の現状と課題
を踏まえた独自
の視点
を取り入れまして、ゼロ歳から18歳まで
の子ども
のライフステージに応じ、きめ細やかな支援が切れ目なく提供できる体制
を構築すること
を目的といたしました。このことから、福祉、保健、教育が連携し、それぞれ
の人材と関連事業
を集約・再編することによりまして、地域
の中核的な支援機関
を目指し、今年度より本格的に設置に向けて準備
を開始したところでございます。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 法律
の改正に伴って契機となってそういう流れになったということがわかったんですが、ほか
の市でもセンター
を設置しているという事例はあるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 県内
の他市
の状況
を申し上げますと、古河市、水戸市、ひたちなか市などが設置しております。本市ではこれまで設置に向けた準備
を進める中で、これら
の自治体
のセンター
を訪問いたしまして、実務者レベルで事業
の実施に向けて情報交換等
を行っております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 小項目①
を終わります。
小項目②センター
の支援内容、人員
の設置について。
センターに配置される専門
の知識があるスタッフ
の配置について、その人数と専門職
の方は常駐されるようになる
のか、伺います
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 現時点でセンター運営に必要な人材といたしましては、保健師や保育士、心理士、社会福祉士といった人材
の配置
を想定しておりまして、常勤で常に利用者から
の相談等に応じられる体制
を整えてまいりたいと考えております。また、必要な人数につきましては、センターで実施する支援事業
の内容と合わせまして、今後も引き続き検討
を重ねて人材
の確保に努めてまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) では、センターで行うこと
を予定される事業と支援内容はどのようなことになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) センター
の支援内容につきましては、福祉、保健、教育分野
の連携
のもとに、ゼロ歳から18歳まで
の成長や発達へ
の疑問や不安
を抱える方、その保護者等
を対象に、相談・育成
の観点から相互的な支援
を展開してまいりたいと考えております。具体的な内容
を申し上げますと、相談支援窓口
のワンストップ化
を図るとともに、専門職による個別相談や個々
の特性に応じた適切な支援、指導者
のスキルアップに資する研修等
を予定しております。
育成に関する支援でございますが、日常生活におきます基本的動作
の指導や集団生活へ
の適応訓練等
を初め、読み書き指導やコミュニケーションスキル
の習得に向けた支援
を行います。さらに、保護者
を対象といたしました子ども
のかかわり方
の習得といった、よりきめ細かな支援
を予定しております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 内容がとても充実していく
のではないかなということが期待できるところですが、現在、地域医療センターでも乳幼児に対していろいろ行われている事業がありますが、地域医療センターで行われている事業とこれからつくる
児童発達支援センターで行われる事業
のかかわりはどのようになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 切れ目
のない継続的な支援
のため、保健センターで行っております乳幼児検診、それから育児発達相談等
の母子保健事業、それから
教育委員会が行っております不登校児童生徒
を対象としております適応指導教室などとも適切な連携
を図っていきたいと思っております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) 先ほどお話がありましたワンストップ化というところで言いますと、確かに相談する窓口がいろいろと変わると、その都度子ども
の状態やこれまで
の経緯など
を説明しなければならなくて、それでなくても不安
を抱える保護者にとってはそれも負担に感じるということがあるそうなので、幼少期から成長
の過程に沿って相談ができるということは、相談者にとって負担軽減となり、相談もしやすくなる
のではないかと思います。
では、センター
の開館・閉館時間はどのようになるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) センター
の開館・閉館時間につきましては、8時30分から17時15分
を予定
をしております。
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) その開館時間
の間に、保護者
の方
の都合でどうしても来ることができないなどという場合もあるかと思うんですが、その場合には、相談時間について柔軟な対応はしていただけるでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 相談時間につきましては、利用者
のニーズ等に合わせまして柔軟に対応してまいりたいと考えております。また、相談以外
のそれぞれ
の事業
の実施時間につきましても、利用者
の状況等に配慮しながら柔軟に対応してまいりたいと考えております.
○議長(飯田正憲君)
坂本奈央子君。
◆1番(
坂本奈央子君) そのような対応
をしていただけるということが確認できました。
子ども
の発達に関して、身近な所で相談できて、専門職
の助言や専門機関と
の連携など、早期に適正な療育
の支援が受けられるようにしていくということで、地域における中核的な支援機関としてセンターが機能していけるよう整備
を行っていっていただきたいと思います。
小項目②
を終わります。
小項目③適応指導教室
の統合について。
この質問については、村上議員が既に質問
をされておりまして、重複する内容となりますので、省略させていただきます。
以上で私
の質問
を終わります。
○議長(飯田正憲君) 1番
坂本奈央子君
の質問
を終わります。
ここで11時5分まで休憩いたします。
午前10時53分休憩
──────────────────────
午前11時05分再開
○議長(飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議
を再開いたします。
次に、4番田村幸子君
の発言
を許可いたします。
〔4番 田村幸子君登壇〕
◆4番(田村幸子君) 4番、公明党
の田村幸子でございます。議長
の許可
をいただきましたので、通告に従いまして、一問一答方式で質問
をさせていただきます。
大項目1、ユニバーサルデザイン
のまちづくりについて
の質問に入る前に、ユニバーサルデザインについてお話しさせていただきます。
ユニバーサルデザインとは、1980年代にアメリカ
の建築家でノースカロライナ州立大学
のユニバーサルデザインセンター所長
を務めたロナルド・メイス氏によって提唱された概念で、ユニバーサルは「普遍的な、全て
の」
を意味し、デザインは「企画、設計」
を意味しています。一般に、年齢や性別、障害
の有無、国籍など
の違いに関係なく、最初からできるだけ多く
の人に使うことができるよう製品や環境
をデザインすること
をいい、現在はまちづくりやものづくり、情報やサービス
の提供、社会環境整備
を含め、幅広い意味で使われています。
ユニバーサルデザイン
を理解する上で基本とする考え方は七つあります。一つ、公平性、誰にでも公平に利用できる。二つ、柔軟性、使う
人のさまざまな好みや能力に合うようにつくられている。三つ、単純性、使い方が簡単ですぐわかる。四つ、わかりやすさ、使う
人の視覚・聴覚
の能力に関係なく、必要な情報がすぐ理解できる。五つ、安全性、うっかりミスや危険につながらないデザインであること。六つ、負担
の少なさ、無理な姿勢
をとることなく、少ない力でも使用可能なこと。七つ、スペースなど
の確保、どんな体格や姿勢、移動能力
の差があっても、操作しやすいスペースや大きさであることです。
しかし、ユニバーサルデザイン
の社会
を推進するためには、施設や制度
の充実だけでなく、相手
の立場に立ち、思いやり、助け合うといった心
の対応が最も重要であると思われます。今月末からスタートする国体や明年開催されるオリンピック・パラリンピック
のホストタウン、台湾、エチオピア、タイにもなっている笠間市は、海外
を含めた他市町村と
のさらなる交流を通して、今後多く
の来訪客が見込まれます。このような機会を通して、性別や障害
の有無、国籍
の違い、若者から高齢者まで、さまざまな立場
の人に気づき、温かい声かけや相手が望む手助けができるよう、今こそ心
のユニバーサルデザイン
のまちづくりが求められています。
それでは、小項目①市が目指すユニバーサルデザイン
のまちづくりとは、どのようなまちづくりですか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 4番田村議員
のご質問にお答えいたします。
市が目指すユニバーサルデザイン
のまちづくりでございますけれども、先ほど議員がおっしゃられましたとおりだというふうに感じているところでございます。まちづくりにつきましては、同じような答弁になりますけれども、年齢や障害
の有無、性別などとらわれることがない誰もが活躍できる環境
を構築するとともに、特定
の対象だけではなく、多く
の方が生活・利用しやすいまちづくりだと考えているところでございます。
ソフト面
の事業といたしましては、平成29年度には、市職員
を対象といたしましたユニバーサルデザイン講演会とユニバーサルマナー3級検定、平成30年度と今年度につきましては、市民
を対象といたしましたユニバーサルマナー研修会
を実施いたしました。また、ハード面
の事業としましては、本庁舎
の改修工事や道
の駅建設に合わせまして、ユニバーサルデザイン上
の問題点
を調査し、誰もが利用しやすい施設
を目指しているところでございます。ユニバーサルデザイン
のまちづくりにつきましては、ソフト・ハード両面から実現していくことが重要だというふうに考えているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) ハード面
の事業についてですが、特に本年度
の具体的な取り組みについて教えていただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 本年度
の具体的な取り組みということでございますけれども、本年度につきましては、本庁舎
の改修事業
のほう
を予定しているところでございます。具体的には、総合窓口
の案内
をわかりやすく位置づけするとともに、個人情報
を扱う窓口等につきましてはプライバシーに配慮するなど、市民
の方や初めて
の来庁者にもわかりやすく、誰もが安心して利用しやすい庁舎
を目指して整備していきたいというふうに考えてございます。具体的には、色や取り付け
の高さに配慮しまして、視覚的に理解しやすいサイン
の導入、そういったものとか、キッズコーナー、授乳室、ベビーベッドなど
の設置、トイレにつきましては、車椅子
の利用者、オストメイト使用者、高齢者、乳児連れ等に対応した多目的トイレ
のほう
の設置
をしていきたいというふうに考えてございます。
また、今現在、設計中でございますけれども、道
の駅
のほう
の整備
のほうも考えているところでございます。こちら
のほうにつきましても、具体的には車椅子
の利用者が移動しやすいような配置
を考えたり、情報や施設案内につきましては、漢字、ひらがな、英語、マークなどで表示してわかりやすい表示
をしていきたいというふうに考えてございます。また、子育て世帯へ
の配慮といたしまして、授乳室、おむつ
のかえベッド
の設置等
を考えている状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 訪れる方が安心して使用できるようなスペースや取り組み
を今後もよろしくお願いしたいと思います。
私は8月にユニバーサルマナー研修
を2級と3級
を受講してまいりました。社会には、高齢者や障害
のある
人、外国
人など
のほか、病気やけがにより一時的に不自由
を感じている
人など、さまざまな特性や状態
の人が生活しています。また、妊娠初期や身体
の内部に障害
のある
人などは外見から判断することが困難です。このように、同じ社会にさまざまな
人が生活しているということ
を知るとともに、それぞれ
の人に合わせた配慮ができるようになるため
の学び
の場となりました。自分とは違う誰か
のため
の視点に立って行動できる
人を育てるため
のユニバーサルマナー研修会が7月31日笠間市で開催されました。
それでは、小項目②7月31日に行われましたユニバーサルマナー研修
の参加人数は何
人か、また、参加者
の声はどうでしたか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) ユニバーサルマナー
の研修につきましては、ユニバーサルマナー
の実践に必要なマインドとアクション
を体系的に学び、身につけるため
の検定で、3級と2級がございます。私も平成29年度に3級
の講習
を受けさせていただいたところでございます。
市民
を対象としました研修会につきましては、平成30年度から開催してございまして、平成30年度はユニバーサルマナー、3級
の講義と高齢者
の実技研修
を合わせて実施いたしまして、28名
の方にご参加いただきました。
ご質問
の本年7月31日に開催いたしました研修会におきましては、ユニバーサルマナー3級
の講義と車椅子
の実技研修
を合わせて実施いたしまして、20代から60代まで
の幅広い方々に研修に参加していただきました。29名
の方に参加
をいただいたところでございます。
3級講義につきましては、自分とは違う誰か
の視点に立って行動する大切さ
を学び、早速実践したいというような声
を多数いただきました。また、車椅子
の実技研修におきましては、車椅子ユーザー
の気持ちや不自由さ
を体験し、理解することができ、受講
をしてよかったというような声
をいただいたところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 平成30年度には28名
の方が参加
をされ、また、本年度も29名
の方が参加
をされたわけですけれども、合わせて57名
の方が参加
をしてくださいました。定員が30名と聞いておりますので参加率が高かったと思いますけれども、早速実践したいと
の意見も多くいただいているようですが、受講していただいた方にはできるだけ活躍
の場
を設けていただけたらと思いますが、次
の質問でもさせていただきますが、③
のユニバーサルマナー研修はこれからも継続されていく予定でしょうか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) ユニバーサルデザイン
のまちづくり
を推進するに当たりましては、ユニバーサルデザイン
の考え方
を多く
の人に知ってもらい、広めることが大切だと考えているところでございます。市民や事業者等、さまざまな立場
の人々が協働・連携し、ユニバーサルデザイン
の普及に取り組んでいく必要がございます。
ユニバーサルマナー
の研修は普及
のため
の取り組み
の一つでございますけれども、今年度、定員30名につきまして、それ
を上回る多く
の方に申し込み
をいただきました。残念ながら、当日1名欠席で29名という結果にはなってございますけれども、市民
の関心度も高く、継続していきたいというふうに考えているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 市民
の関心度が高まっているということで、これからも継続して実施していただきたいと思いますが、実施される予定でしょうか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 3級マナーについては実施していく予定でございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) ありがとうございました。
それでは、④に移ります。
3級取得者
の今後
の活躍
の場や、これから2級取得へ
の考えはありますか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 今後
の活躍
の場といたしましては、この研修
を生かしていただきまして、参加者がそれぞれ
の地域や職場において思いやり
のあふれる社会、誰もが安心して暮らせるまちづくり
を進めていただくということというふうに考えているところでございます。
また、今回
の研修で3級
を取得した方でございますけれども、こちら
の方につきましては、秋
のイベントにおきまして、ユニバーサルマナー検定で習得いたしました知識
を生かしていただきまして、ボランティアに参加していただく予定でございます。
10月5日と6日に開催されますかさま新栗まつりにおきまして、さまざまな方々に配慮したおもてなし
を行うため、おもてなしブース
の設置
を予定してございます。こちらにおきまして、トイレ
の案内や障害者、高齢者など、支援が必要な方
のお手伝い
をしていただきたいというふうに考えてございます。
2級
の検定につきましては、ステップアップ形式
のものとなりまして、3級よりもさらに範囲が広く、詳しい多様な方々
の心理状況
を扱い、座学と実技認定試験もございます。自身
のスキルアップとして各自で意欲的に受講していただければというふうに考えているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 大いに皆様に活躍
をしている場
を設けていただくということはとても大切なことだと思いますので、本当に皆様
のご協力
を心から願っております。
私も2級検定
を受講させていただきましたが、2級検定に進みますと、初めに車椅子体験や視覚・聴覚
の障害
のある方と同じ状況、また、高齢者とも同じ状況
の体験学習
をさせていただき、相手
の立場に立って物事
を考えてみる体験ができました。また、さまざまな障害に対していろいろな角度から学ぶことができました。
より多く
の方がさらなる挑戦
をしていただけるように期待
をしていきたいと思いますが、2級
の検定に対しては補助制度とか、そういった市
の考えとかはございますか。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 検定
の2級につきましては、先ほど議員おっしゃられましたとおり、狙いといたしましては、高齢者、障害者に心地よいサポート
を実践できるようにすることということで、各種
の講座等があります。こちら
のほうにつきましては、ステップアップという形で各自でやっていただきたいという、市としては直接今
のところ助成
の予定はございません。また、こちら
の講習につきましては、3年に一回
の更新等もございますので、そういったこと
を見据えた中で各自で講習
をしていただければというふうに考えているところでございます
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 私も3級から2級に学ばせていただく中で、実際、本当に勇気
をもって行動してみようという、そういう力強い後押し
をいただいたような気がいたしましたので、できれば支援
をしていただける方向で考えていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
次
の質問に移る前に、高松市ではこのような取り組み
をしております。全て
の人が安心して外出できるように、高松市はこのほど、3市5町あるそうですけれども、公共施設や飲食店、宿泊、商業施設
の情報
を障害者、高齢者、子ども連れ、外国
人観光客らが目的に沿って検索・閲覧できるたかまつユニバーサルデザインマップ
をインターネット上
の特設サイトで公開いたしました。これ
をつくるまでには9年間かかって取り組み
をされてきたようです。スマートフォンやパソコン、タブレットで特設サイトから検索して閲覧ができ、英語やフランス語
を初め、18言語にも対応ができ、市
のホームページからもアクセスができます。例えばコーヒーが大好きなお父様
を喫茶店に連れていってあげたいが、車椅子で入店ができる店がわからない、そういう方
のために車椅子
の利用が可能な飲食店
を表示で案内すること
を初め、車椅子
の利用者や子ども連れなど、使用者
の状況、また、遊ぶ、食べるなど
の目的、また、3市5町
のいずれか
の場所
の3点
を選択して検索すると、使用者
の状況に応じてお勧め
の場所や施設が地図上にアイコンで表示される仕組みになっていて、アイコン
をタッチして施設
の詳細ページに移動すると、手話、筆談で
の対応やトイレ
の設備などがピクトグラム、絵文字でわかりやすく示されたバリアフリー情報、営業時間、施設画像など
を知ることができるようになっているそうです。
私も先日、市内
のカフェに行っておりましたら、お隣に座った方が手話で対話
をされていらっしゃいました。その光景
を本当に温かい気持ちになって、自分
の心が満たされている
のがわかったときに、本当に訪れる方がどんな方でも安心して来ていただけるまちづくりになりつつあるんだなということ
を感じさせていただいたところでございます。
市としては、このような取り組みに対してはどのようにこれから目指していかれるかどうか
をお伺いしたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 議員さんが行かれた高松市ですか、皆さん
の中でそういったシステムというか、プログラム
をつくってやっていくということは非常に有意義なものであるというふうに思っております。一つ
の市とか町がつくる
のがある
のではなくて、できるだけ効率的なものでつくっていったほうがいい
のかなというふうに私も考えているところでございます。
あと、今ありましたように、手話で喫茶店にお話があったということでございますけれども、やはりそういった部分には心使いという部分であると思うんです。そういった部分では、ユニバーサルマナー3級
の講義でもございますけれども、そういったところ
の心使いから社会的にというか、地域に溶け込んでいけばいいなというふうに考えているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 障害者や高齢者、妊産婦や子ども連れ、外国
人観光客が市内
のどこへ行っても、レストラン、また、トイレなどがわかりやすく表示されているというような地図であるとか、また、そういった表示が見られるようになれば、さらにわかりやすく移動できるかとは思いますので、今後
の対応もよろしくお願いしたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 地図というお話と今後
の対応というお話でございますけれども、ユニバーサルマナー研修
の委託先でございます株式会社ミライロでは、バリアフリー
の地図アプリ
を開発して運営している状況でございます。このアプリにつきましては、スマートフォンで無料で誰でもダウンロードができ、障害者
の方やベビーカー利用者など、多様な
人が外出時に求める情報
を共有しているサービスでございます。お店とか施設
の特徴など、設備、バリアフリー情報
を検索、閲覧できるほか、多様なユーザーが求める特徴や設備情報等
を投稿し、発信しているところでございます。
笠間市内
の施設におきましても、駅
を初め、サービスエリア、店舗など、現在9カ所が登録
のほう
をされてございます。市独自ではなく、広域的な利用という形からもこのアプリ
を広めて使っていきたいなというふうに思っているところでございます。ただ、このアプリにつきましては、誰でもダウンロードできますけれども、その
人が自由にその施設
の状況
を入力することもできますので、そういったことによりましていろいろな方がいろいろな場所で使えるということになりますので、できるだけそういったもの
を利用していただければ、広域的にいろいろなことが使えるようになっていくんではないかなと考えているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 現在9施設が登録
をされているということですけれども、こういった登録がまたさらにふえるように、市としても啓発運動
をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、小項目⑥
の質問でございます。
明年
のオリンピック・パラリンピックに向けて、共生社会ホストタウン登録につなげていくことはできないか
の質問に対して
のお答え
をお願いいたします。
○議長(飯田正憲君)
市長公室長中村公彦君。
◎
市長公室長(中村公彦君) 共生社会ホストタウンは、2020年東京オリンピック・パラリンピック
を契機といたしまして、共生社会
の実現
を推進する国
の取り組みでございます。パラリアンと市民
の交流及び心
のバリアフリー、またはユニバーサルデザイン
のまちづくり
の継続的・加速的な実施
を行うことが要件になってございまして、現在、全国で20
の自治体が登録
をされている状況でございます。
笠間市におきましては、パラリンピック種目に対応できる競技施設や宿泊施設がないこと、また、ホストタウンに登録されている相手国から
の事前キャンプ
の要望なく、パラリアンと
の交流計画がないことから、共生社会ホストタウンとして
の登録は現在
のところ予定してございません。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 全国でも、現在20市が登録されているということですけれども、青森県三沢市
の取り組みについて調べさせていただきましたところ、心
のバリアフリーに関しましては、笠間市と同じように、心
のバリアフリーセミナーやユニバーサルマナー教室検定など
の継続実施も力
を入れていらっしゃいます。また、小中学校で
の授業、市民向け
のイベントなども行っており、ユニバーサルデザイン
のまちづくりに関しましては、市
の助成などにより、民間店舗など
のバリアフリー、また、ユニバーサルデザイン
の整備促進などもされているようで、このハード面とソフト面
の両方が強化されるような取り組み
のきっかけづくりになるとは思いましたが、これからまた機会がございましたら、誰もが安心して生活できる基盤となるユニバーサルデザイン
のまちづくり
の推進につながるような取り組みに積極的に参加
をしていただけたらと思いますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
それでは、大項目1
の質問
を終わらせていただきます。
大項目2、笠間焼
の海外展開について
の質問
をさせていただきます。
9月16日付
の茨城新聞にこのような記事がございました。「陶磁器
の出荷額
の減少が著しい。生活習慣
の変化や安価な輸入品
の影響が大きいためだ。全国
の産地
の中で、出荷額に占める割合が最も高い美濃焼
の産地岐阜県では、鉱山
の閉鎖が相次ぎ、良質な粘土
の確保が難しくなっている。現場では、新たな鉱山採掘計画が浮上、プラスチックごみ削減
のため
の陶磁器
を使ったストロー
の開発など、危機打開に躍起となっている」とあり、「1990年に6,109億円あった陶磁器
の出荷額は、2017年には1,070億円と激減、最盛期には1,400億円
を超えた美濃焼も、近年は300億円前後に落ち込む。安価な中国製品
の普及や外食
の増加が影響していると業界関係者、そしてさらに、後継者不足も深刻だ。生産
を効率化するため、タイルや茶碗、どんぶりなど、製品ごとに地域内で分業する美濃焼、家族経営が多く、経営者が確保できず、廃業に追い込まれた窯元やメーカーも、欧州で最高級と評されるマイセンにも影響
を与えた有田焼
の産地、佐賀県でも人手不足で閉じる鉱山がある」と、このような記事がございました。
国内需要が落ち込み、地域内
のイベントや県内・国内だけ
の笠間焼
の販売では成り立たなくなりつつある中で、笠間市としては海外展開
を四、五年前から行っていると伺っております。
①
の質問、いつから、どのように展開されたか
を伺いたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 4番田村幸子議員
の質問にお答えいたします。
海外展開はいつからどのように展開されたかと
のご質問についてですが、1960年代にアメリカへ
の販路開拓
を目指して輸出組合
を設立した経緯があることや、各笠間焼作家が独自に各国で
の個展や商談会等
を行ってきておりました。
昨今
の笠間市における笠間焼
の海外展開につきましては、平成26年度4月に、タイ王室
のディスナダ・ディスクル殿下が笠間市
を訪れた際に、笠間焼産地と
の交流
の打診がありました。市といたしましても、産地
の活性化に役立つものと考えまして、平成27年4月に陶芸に関する覚書
を締結いたしまして海外と
の交流が始まっております。
笠間焼
の海外展開といたしましては、行政中心で行っているタイ事業、イギリス事業
のほか、各作家団体が行っている中国、韓国と
の事業展開にも協力
を行いながら、新たな販路開拓並びに笠間焼
の知名度アップ
を目的とした事業
を推進しております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) ただいま、いろいろな国々と
の海外展開について一つ一つ丁寧に取り組み
をしてくださっているお話
を聞かせていただきましたが、中国や韓国と
の事業展開ということですけれども、特に韓国と
の経済協力におきましては、現在厳しい状況に置かれていると思いますが、推進していける予定でございますか。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) 先ほど
の韓国
の事業が継続できるかということですが、今現在、韓国と
の交流
をしている団体について、一時対応
を迷っているという報告がありまして、我々行政主導ではございませんので、今この場では回答ができない状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) わかりました。ただ、文化や芸術
の面では交流
をしようという市民から
の運動も起きていると伺っておりますので、文化や芸術
を通した交流がとても大切かと思われます。これからもまたより多く
の国々と交流ができるように、努力
をしていただけたらと思います。
それでは、小項目②
の質問に移らせていただきます。
タイへ
の技術指導や留学生
の活躍についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) タイへ
の技術指導や留学生
の活躍ということでございますが、市では、平成27年
の覚書締結後、陶芸技術者
の育成支援、相互交流、両陶芸産地
の強化
のため、2週間程度
の短期研修生受け入れ
を合計22名、笠間焼作家
のタイへ
の派遣人数
を延べ人数で合計7名、4年間にわたって事業
を展開してまいりました。特に、平成30年度につきましては、1年間にわたり1名
の研修生
を受け入れまして、笠間陶芸大学校で継続して技術
を学んでいただきました。この研修生につきましては、1年間
の技術習得
の結果といたしまして、タイ政府が創設したデザインエクセレンスアワードで優秀デザイン賞
を受賞するなど、帰国後も笠間焼
の技術
を取り入れた作陶
を続けていると伺っております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 私も研修生が帰国前に行いました個展に行かせていただきましたが、とても繊細でセンス
のいい、そして丁寧な作品
をつくられていらっしゃいました。その作品
のすばらしさに、笠間市で学んでいただき、タイでもきっとご活躍されるだろうと期待でいっぱいになりました。こういう一つ一つ
の出会い
をさらに大切にしていっていただきたいと思います。
笠間市がかかわってきた研修生たち
のその後
の様子や活躍など、笠間市
のイベントなどでも私たちに知らせていただく機会があると、タイがもっと身近なものになり、また、海外展開へ
の理解が深まると思いますが、いかがでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) タイと
の交流事業につきまして
の報告についてでございますが、先ほど
のデザインエクセレンスアワード
の入賞に続きまして、今後は、量販から一点物
の作品
をつくっている現状という報告
を受けまして、まだ完成形に至っておりませんので、完成途中、進み具合次第でご報告
をさせていただければと思います。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 1年間
の技術習得
をされた方だけではなく、こちらから笠間焼
の作家さん
を派遣して交流とか
をされている研修生たちに対しても、何か今後活躍とかがございましたら、お知らせ
をいただく機会があったらばということです。それも含めてです。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) 先ほど
のタイから
の研修生受け入れ
の目的が量販
の型物
のつくりから一点物のろくろ
の製品
をつくるという
のが目的で、今8名体制で
のチーム
を組んでいると伺っております。そちらにつきましては、まだ販売経路ができていないとかということで、先ほど
の式典
のほう
のPRということでなっております。そちらが進みますれば、報告
をさせていただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) よくわかりました。ありがとうございました。
それでは、小項目③アメリカ・ニューヨークで
のギャラリー展示
の反響についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 本年1月、アメリカ・ニューヨークで
のギャラリー展示
の反響はと
のご質問についてですが、茨城県事業として実施いただきましたニューヨーク
の日本人クラブで
の笠間焼展覧会につきましては、人間国宝である松井康成氏
の作品8点及び現代笠間焼陶芸家3名
の作品60点が展示されております。
オープニングレセプションでは、150
人を超えるお客様に来場いただきまして、陶芸美術館
の学芸員によります記念講演、笠間焼作家3名
のトークショーが行われております。乾杯は笠間焼
のぐい飲みで行うなど、笠間焼
のPR
を行い、多く
の方々に関心
を持っていただくことができております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) オープニングレセプションでは150
人を超えるお客様がご来場され、笠間焼
のぐい飲みで乾杯
を行ったり、また、展示会開催中には、常陸牛
を笠間焼
の器で食べるイベントなども開催されたと伺っております。大変好評であったと笠間市
のホームページで紹介されておりましたが、世界遺産に登録された日本食は美しくおいしい健康食でもあると今世界中に発信されています。そんな中、それにふさわしい器こそ笠間焼であること
をさらに発信していただけたらと思います。
それでは、小項目④に移らせていただきます。
出展された陶芸家
の販路開拓へ
の影響はどうだったでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 出展された陶芸家
の販路開拓へ
の影響はと
のご質問でございますが、アメリカ・ニューヨークで
の笠間焼
の展覧会につきましては、約1カ月
の会期中、展示
をメーンとした形式になっております。この展覧会開催後
の影響につきましては、展覧会に参加した作家にニューヨークから作品購入
の依頼が数点あったことや、予想以上
の注目
を集めたことで、作品
を出展した作家が海外展開へ
の自信
を深め、さらに、アメリカばかりでなく、アジア、ヨーロッパなど
の海外展開へと目
を向けるきっかけとなっております。
その後、笠間市としましても、海外進出意向
のある笠間焼協同組合、窯元、作家等と勉強会
を開催しているところです。多く
の参加、反響がありまして、海外展開に強い関心があることがわかりました。この機会
を捉えて販路拡大に取り組んでまいります。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 今、笠間焼協同組合や窯元、作家などと勉強会
を開催しているところであるということ
をお伺いいたしましたけれども、誰もが海外進出に意向がある
のであれば、海外展開へ
のチャンスがあるということと認識してよろしい
のでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) そのとおりでございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) それでは、具体的には、どのような支援が行える
のか、笠間市がしている現在
の支援事業などがあれば、教えていただけたらと思います。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) 現段階で
の作家
の海外進出について
の支援ということでよろしいかと思いますが、現段階におきましては、直接的な作家個人へ
の支援等は行ってございませんで、海外で
の展覧会なり実施
をする際に市
の若干
の補助金が出るという対応
をさせていただいている状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 補助金はどのぐらい出る
のでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) こちらは3年間にわたって合計60万円
の事業で団体が進めております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) わかりました。より多く
の方が挑戦していただけたらと思いますので、お声がけ
をよろしくお願いしたいと思います。
それでは、小項目⑤
の質問に移らせていただきます。
昨年よりイギリス・ロンドンにおける笠間焼
の販売に至った経過と販売状況、売れ筋
の器やお客様から
の要望などについてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 昨年よりイギリス・ロンドンにおける笠間焼
の販売に至った経緯と販売状況、売れ筋
の器、お客様から
の要望等
のご質問ですが、ロンドンで
の笠間焼
の海外展開につきましては、昨年当初に茨城県と
の連携により実施した事業で、販売店舗が現地
の生活習慣やニーズに合ったもの
を約300点選定いたしまして、クリスマス商戦
を中心に、現在まで約270点販売いただいております。売れ筋としましては、イギリスにおきましてもクラフト文化が見直されていると
の理由から、土感と手づくり感が全面に出ている作品、特に茶器が注目
を得たと報告
を受けております。
現地から
の要望といたしましては、マグカップ
の取っ手部分
を外国
人用に大きくしてもらいたいとか、ティーカップなどは紅茶用に大きめがほしかったと
の要望
をいただいているところでございます。今後
の事業展開に生かしてまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 今300点
の選定
をして、現在までに270点が販売されたということですけれども、この期間はどのぐらいだったでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 去年10月からことし6月までとなっております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) 短い期間で270点が売れたということで、すごい好評だったということ
を改めて感じました。また、こういったたくさん
の焼き物
を海外へ送るとなりますと送料もかかると思いますし、万が一これが壊れてしまうことなども考えますと、その責任は出品されるお一
人お一
人が担う
のでしょうか、それとも現地で販売している側がもってくださる
のでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 商工課長川又信彦君。
◎商工課長(川又信彦君) 割れてしまったとき
の保障につきましては、ケースバイケースがございまして、こちらロンドン
のショップが今回10月から6月まで販売したものは全て買い取り
をいただきましたので、ロンドン側で支出いただいております。今回、今年度事業でやっております事業は預けて販売
をいただいておりますので、輸出については保険に入って保険で対応してございます。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) わかりました。ありがとうございました。
それでは、小項目⑥
の質問に移らせていただきます。
今後
の展示活動や販路拡大計画はどのように考えておりますでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
産業経済部長古谷茂則君。
◎
産業経済部長(古谷茂則君) 今後
の展示活動や販路拡大計画はと
のご質問についてですが、笠間焼
の海外展開につきましては、関連機関と
の密接な連携が必要と考えております。特に、世界
の主要国に事務所や人員
を配置しており、昨年度
のイギリス、ニューヨーク事業でバックアップいただいている茨城県や、笠間焼作家
の海外販路勉強会で
の後援、輸出について
の各種アドバイス
をいただいているジェトロ茨城と
の連携は不可欠であると考えております。今後とも、海外で
の展示会活動や販路拡大計画につきましては、情報共有
を密にいたしまして、各種団体と歩調
を合わせながら、販路拡大につながる国
の補助事業
を目指すなど、新たな事業展開
を実施してまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) ありがとうございます。私は、今回
の質問に当たり、窯元さん
のところでいろいろなお話
を聞く機会
をいただきました。バブル崩壊以降、さらにリーマンショック
の影響も受け、笠間焼業界に押し寄せるこれまでに味わったこと
のない、大変厳しい、苦しい中で活路
を見いだし、海外展開へ
の流れ
をつくる中で、今笠間市は東京都内
を初め全国
の、また、世界で一流といわれるホテル
の特別室や高級料理店に作品や食器などが使用されるようになったと伺い、本当に感動
をいたしました。多治見や瀬戸、有田などは機械化
を進める中で、益子も入りますけれども、100%近い手づくり
の笠間焼
の伝統
を守ってきてくださった窯元
の皆様
の努力は、これからも少子高齢化
の波が押し寄せておりますので、業界にも伝統的工芸品産業
の後継者
の問題であるとか、担い手不足
の問題であるとか、また、作家さんお一
人お一
人の将来、後継
の道
を閉ざさないためにも、市
の行政
の役割はさらに大きいと私は思いました。さらなる尽力
をよろしくお願い
をいたしまして、私
の質問
を終わりにさせていたただきます。
○議長(飯田正憲君) 市長山口伸樹君。
〔市長 山口伸樹君登壇〕
◎市長(山口伸樹君) 笠間焼
の海外販路拡大について、私
のほうから考え方
を説明させていただきたいと思います。
田村議員がおっしゃったように、今全国
の産地が疲弊しているというような状況がございまして、笠間も同じような状況でございまして、組合含めて、我々としては販路拡大
をどうしていくかということが一番
の課題になっております。
もちろん、国内で
の販路拡大
の取り組みも一つでございますが、一方で、やっぱり国内が縮小傾向でありますので、海外へ
の販路拡大ということで茨城県もジェトロさんも最大限ご協力
をいただいておりまして、アメリカ
のニューヨークで
の展示だとか、フランスだとかイギリスとか、そういうもの
をご支援いただきながら行ってきたというような経緯がございます。
その後、勉強会等も開催しておりますが、一方で、海外
の販路拡大という
のは非常に難しいところがあるという
のが現実でございます。簡単であれば、とっくに全国
の産地が海外に販路
の拡大
をしているというようなことになっているはずなんですが、そうなってないというような現状でございます。
笠間
の作家
の焼き物
をやっている方でも、海外に積極的に打ち出そうという方もいらっしゃいますし、いや、国内でやっていけばいいんだよというような方もいらっしゃいますし、考え方いろいろでございますが、今後
の拡大
の幾つか
のポイントになります一つは、やっぱり作陶家、作家含めて、焼き物屋さんが積極的に海外に転出する意欲、自己意欲、こういうものがないと進まないというふうに思っております。
それと、今
のところ、海外に出している
のは芸術品といわれるものが中心であって、では、芸術品
を中心に海外に販路
を拡大する
のか、それとも日常的な生活
の器として
の販路
を拡大する
のか、これ
をどうしていく
のかというような課題もございますし、また、どこ
の国
を対象に販路
を拡大していく
のか、輸入する国によっていろいろな基準も違いますし、手続も違うというようなこと等々、いろいろな課題があるということ、それと代理店
をどうする
のか、日本から海外に行くと大体3倍から5倍
の値段になって、それでも売れる作品でなければならないと、いろいろな課題
を言い出したらきりがないんですが、そういう課題があっても、我々としては、作家なり、意欲
のあるグループなり、組合なり、こういう方々と協力して販路
の拡大
を、海外
の実績
を少しずつでも上げていきたいなということで、来年度も国
の事業が導入できるか・できないか、わからないですけれども、そういう導入も含めて今いろいろ対策
を進めさせていただいているところであります。
○議長(飯田正憲君) 田村幸子君。
◆4番(田村幸子君) ありがとうございました。数多く
の課題があるということ
を今本当によくわかりました。
公明党も芸術文化振興に関しましては、非常に意欲的に取り組んでおりまして、国
のそういう政策も大きく影響するかと思いますが、本当にこの笠間焼が世界に芸術と文化が発信されることにより、また、多く
の拡大がなされていくことにより、茨城県
の魅力度アップにもつながっていく
のではないかなと思ったときに、私としては、笠間市民
の1
人として、誇り
をもって、こういった芸術文化
のすばらしさ
を私自身も広げてまいりたいと決意
をいたしまして、私
の質問
を終わらせていただきます。大変にありがとうございました。
○議長(飯田正憲君) 4番田村幸子君
の質問
を終わります。
ここで、午後1時まで休憩いたします。
午前11時51分休憩
──────────────────────
午後 1時00分再開
○議長(飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議
を再開いたします。
ここで20番小薗江一三君が退席しております。
次に、7番林田美代子君
の発言
を許可いたします。
〔7番 林田美代子君登壇〕
◆7番(林田美代子君) 7番、日本共産党、林田美代子でございます。通告に従いまして、一問一答方式で質問いたします。
大項目1、放課後児童クラブ、以後、児童クラブと言いますが、拡充についてお伺いします。
笠間市に転居してきた方から、市民
の方が学童保育
を申し込んだところ、キャンセル待ちだと言われましたということでご相談がございました。それで私も子ども福祉課にまいりましてお尋ねいたしましたところ、やっぱりいっぱいなんですということがわかりました。公設
の所は定員いっぱいで入所ができない。でも、民間ならば余裕がございますということで、わかりました。児童クラブが今や子育て家庭にとって、そして子どもたち
の生活と発達
の場としてなくてはならない施設になっています。小学校で過ごす時間よりも、学童保育
のほうが長い時間過ごしていると思われます。
小項目①児童クラブとその目的は何ですか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 7番林田議員
のご質問にお答え
をいたします。
放課後児童クラブは放課後児童健全育成事業
を行う場所であり、その事業
の目的は、保護者が労働等により昼間家庭にいない小学校に就学している児童に対し、授業終了後、学校等
の施設
を利用して適切な遊び及び生活
の場
を与え、子ども
の状況や発達段階
を踏まえながら健全な育成
を図ることとしております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 3月19日付で、条例第14号によって市立
の児童クラブが整備されました。多く
の働く子育て
の家庭に歓迎されたと思います。
小項目②市内
の放課後児童クラブ
の運営形態は、形態別
の数とその定員はどうなっているか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 市内
の児童クラブ
の運営形態別
の数とその定員につきましては、施設は市内各小学校に公設
の児童クラブが11施設あり、市内に民設
の児童クラブが6施設ございます。運営形態でございますが、公設はNPO法人へ委托し、民設はNPO法人や一般社団法人が自主運営
をしております。定員につきましては、公設11施設
の合計が1,018
人、民設6施設
の合計が246
人となり、公設と民設
を合わせますと1,264
人となっております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 条例第14条が制定された当時は、まだ国
の基準が定められていなかったこともあり、まだいろいろな制約
のもとで市民
のニーズも変化している状況であったことでしょう。担当された職員もたくさん
のご苦労があったと推し量られますが、小項目③公設
の児童クラブ
の定員とそれ
を決めた根拠はそれぞれどのようになっているか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 公設
の児童クラブ
の定員とその決めた根拠につきましては、各学校
の児童数に対してニーズや利用状況
を勘案した笠間市子ども・子育て支援事業計画
の中
の量
の見込みに基づきまして整備計画
を策定し、各施設
の利用定員
を笠間市放課後児童クラブ
の運営に関する条例及び笠間市放課後児童クラブ
の運営規則において定めております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) それでは、小項目④に移ります。
公設
の児童クラブ
の面積は決められた根拠は何ですか、お尋ねいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 施設
の面積につきましては、児童福祉法第34条
の8
の2
の規定によりまして、国
の省令に定める基準に基づき、市町村が条例で定めることとなっておりまして、本市におきましても、笠間市放課後児童健全育成事業
の設備及び運営に関する基準
を定める条例において、児童1
人に対し、おおむね1.65平方メートル以上と定めております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 条例が定められた平成22年
のころは、全国的に見ても、まだまだ学童保育、児童クラブが増加
の途中である時期であったと思われます。
2015年
の全国学童保育連盟協議会
の調査報告によりますと、学童保育は全国で1,611市町村に2万5,541カ所、101万7,429
人が利用する施設となり、保育所
を卒園して小学校に入学した新1年生
の77%が学童保育に入所していました。学童保育に入れない待機児童もふえ、潜在的な待機児童は40万
人ともいわれております。そして笠間市ではどうなっているか、お尋ねしたいと思います。
小項目⑤公設
の児童クラブ
のそれぞれ
の待機児童
の数はどのようになっていますか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 待機児童
の数につきましては、公設11施設
のうち、9月1日現在
の待機児童がいる施設のみ
を申し上げます。友部小児童クラブが12
人、宍戸小学校児童クラブが9
人、友部第二小学校児童クラブが10
人、北川根小児童クラブが6
人、以上4施設、計37
人となっております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 小項目⑥に行きます。
今、私思うところに、旧笠間地区、旧岩間地区は待機児童
の数がありませんでしたけれども、友部地区だけ
のようでした。これ
を公設
の児童クラブ
のそれぞれ
の待機児童
を解消する計画はどうなっていますか、お伺いします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 笠間市はこれまで子育て支援
を総合的かつ計画的に推進するため、笠間市子ども・子育て支援事業計画に基づき、公設児童クラブ
の整備
を行ってまいりました。
現在、子ども福祉課では、令和2年度から5年間
を計画期間といたします第2期笠間市子ども・子育て支援事業計画
の作成に取り組んでおります。その計画
の中に、今後
の放課後児童クラブにつきましては、過去5年間
の実績や人口推計等
を勘案し、来年度以降
の量
の見込みと定員や体制について検討してまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 小項目⑦その計画で、公設
の児童クラブ
のそれぞれ
の待機児童
を解消することができる
のでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 9月1日現在、市内児童クラブ、公設、民設
を合わせた定員数は1,264
人に対し、利用者は1,202
人となるため、児童
の受け入れが可能な状況ではあります。しかし、公設児童クラブ
の待機児童
を地区別で見ますと、友部地区に集中しております。待機児童となった保護者
の方々には、受け入れ可能な民設児童クラブ
を紹介し、利用していただいている状況でございます。次期計画策定
の中では、これら
の状況
を踏まえまして、十分協議・検討していくとともに、民間児童クラブと連携
を図りながら、待機児童
の解消に努めてまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 小項目⑧実は、小項目⑧は小学校1年生から6年生まで
の児童が対象となっておるところとは承知いたしておりましたけれども、先日、私は学童クラブ
の所に見学に行ってまいりました。そのとき
のご
説明で、「ここは1年生から4年生までなんですよ」と言われました。それで疑問に思いまして、あえて小項目⑧
を挙げてみました。実際は1年生から4年生までという所も多いかと思いますけれども、この違いはどうして起こるんでしょうか、よろしくお願いします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 平成27年度
の児童福祉法改正に伴いまして、対象児童が小学校6年生まで拡大はされております。現在、本市におきましても、公設、民設とも、小学校6年生まで受け入れておりますが、定員数によりまして低学年
を優先しておりますので、実態といたしましては、高学年が受け入れてない児童クラブもあるかと思います。それに伴いまして、民設
の児童クラブ
をご紹介しておりますので、そちら
の高学年
の対応はさせていただいております。
議員が訪問された児童クラブにつきましては、高学年まで
の対応ができてない状況でございますが、全体としましては受け入れている状況です。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 確認できました。ありがとうございます。
実は、思うところ、高学年
の方々はやっぱりお友達がとっても大切になってくる時期、そして学童
のところでじゃなくて、お友達優先でということで、やめられる方もいらっしゃるということもお聞きしましたけれども、やっぱり1年生から6年生まで入所ができるような施設にしていただきたいと思います。
児童クラブ
の目的は放課後児童
の健全育成にあることは条例に書かれているとおりですが、児童クラブ
の果たしている役割は、放課後児童
の居場所として児童
の健やかな成長ばかりではなく、子ども
の貧困対策、働く家庭
の子育て支援、男女参画社会
の実現など、欠くこと
のできない大きな役割
を果たしています。公設
の児童クラブには入所負担金が安く、入所負担金
の減免措置もございます。民間
の児童クラブにはない長所
を持っております。
そこで、小項目⑨公設
の児童クラブ
のそれぞれ
の定員
をふやすべきではないですか,見解
をお伺いします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 笠間市は今まで公設
の児童クラブ
の施設整備も進めてまいりました。公設
の児童クラブ
の定員につきましては、今後
の児童数
の推計や利用者
の希望
の動向
を踏まえ、施設
を運用するNPO法人や民間児童クラブと連携
を図りながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 児童クラブは本来、児童
の健全な育成
を図るために地方自治体が責任
をもって、公設公営として設置されるべきです。したがって、民間
を圧迫し、営業
を妨害するという
のは、本末転倒
の議論です。民間
の児童クラブは一生懸命取り組んではおりますが、営利が目的にならないとも限りません。入所費が高い、指導員
の待遇が低いなど
の問題があるかと思います。また、事業
の安定性、継続性が懸念があり、保護者、子ども、指導員にとっても少し不安が残ります。民間児童クラブに空きがあっても、そちらに入所ができない保護者もいると考えられます。待機児童
の解消にもっと当たるべきではないでしょうか。
次に、小項目⑩民間
の児童クラブへ
の公的補助
の実態はどうなっていますか、お伺いします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 民間児童クラブへ
の運営補助につきましても、国
の補助事業
の対象となっております。補助基準額が定められておりまして、利用定員に応じた基本額
のほかに、学校へ
の送迎支援、長時間
の開所、夏休み期間等
の開所
を行いますと、さらに加算
をして
の補助金
の交付となっております。なお、補助金は国が定めております基準額
を上限に、国、県、市が3分の1ずつ負担
をしております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 次に、児童クラブについて、民間
の力
をお借りする
のであれば、市民
の誰もが利用できるように、小項目⑪民間
の児童クラブへ
の公的補助
の増額
をするべきではないか、見解
をお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 公的補助につきましては、国
の基準額が定期的に改正されております。今年度におきましても、基準額と加算額について引き上げが改正
をされております。市では、国
の改正に基づきまして増額分も合わせた補助金
を民間
の児童クラブへ交付しておりますので、それに沿いまして民間クラブへも公平に補助金が行っていると考えております。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) ありがとうございました。確認ができまして、ぜひ改めて、もう一度ご検討いただくように求めて次
の質問に移ります。
大項目2、平和行政についてお伺いいたします。
実は、私事ですけれども、私は長崎市に生まれまして被爆2世で育ってきました。長崎
の原爆
の悲惨、特に放射能による被爆
の影響がいかに悲惨なものであるか、目の当たりにして経験してまいりました。三度戦争で核兵器が使われてはいけませんし、この世から核兵器
をなくさなければならないと痛感しております。しかしまだ世界中に、ロシア、アメリカ
を初め、1万発以上
の核兵器が保有されています。しかし、使うことができる小型
の核兵器
を研究開発しているといわれています。大変恐ろしいことです。
幸いなことに、被爆者
の長年
の運動が実り、2017年には国連で核兵器禁止条約が成立し、文字どおり原水爆
の禁止が実現しました。これは発効するためには世界
の50カ国以上
の批准が必要です。日本政府はいまだにこの条約
を批准しておりません。核兵器
をなくすためには、世界
の隅々から声
を挙げなければなりません。
笠間市議会は平成18年9月に非核平和都市宣言
を、さらに平成22年3月には、核兵器
の廃絶
を求める意見書
を全会一致で採択し、世界に発信しました。この誇れる非核平和都市宣言
を広く市民
のものにするために、小項目①非核平和都市宣言
のまちであります笠間市、そのために垂れ幕とか、笠間焼あるいは笠間産
の石材
を使ったモニュメント
を設置してはいかがでしょうか、見解
をお伺いします。
○議長(飯田正憲君) 総務部長石井克佳君。
◎総務部長(石井克佳君) 7番林田議員
のご質問お答え
をいたします。
非核平和都市宣言
のまち
の垂れ幕と、笠間焼あるいは笠間産
の石材
を使ったモニュメント
の設置に関するご質問でございますけれども、笠間市における非核平和都市宣言につきましては、ただいまご質問がございましたように、平成18年第2回
の定例会におきまして議員提案がなされまして、全会一致により決議
をされたものでございます。
一方、本庁舎施設等における懸垂幕に関しましては、交通安全ですとか、あるいは選挙等
の啓発事業
を市民
の方々に広く周知
を図るとき、また、スポーツ競技等におきまして、他
の模範となる活躍
をした個人
の方や団体に対しまして、その功績
を称えるとともに、市民
の方に広く周知
を図るときなどに庁舎棟及び構内広告物
の許可申請によりまして、提示期間
を定め掲示
をしてございます。
非核平和都市宣言
のまち
の垂れ幕あるいはモニュメント
の新たな設置につきましては、考えてございません。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 考えてございませんということでしたけれども、再度ご検討願えないかと思って、あえてお話させてください。例えば市庁舎だけではなく、各小学校とか各図書館とか、どうしてかと言いますと、お金もかかるとは思いますけれども、工夫次第でモニュメントできる
のではありませんでしょうか。もし、再検討願えればと思います。
市民
の代表がそうして議決した重み
をどう受けとめておりますか、伺います。
○議長(飯田正憲君) 総務部長石井克佳君。
◎総務部長(石井克佳君) 議会で議決
をされました点につきましては重く受けとめておりますけれども、例えば懸垂幕ですとか、あるいは本庁舎、私どもで所管している
のは本庁舎等
の施設でございますけれども、そちらにつきましては、ほかにも今付設されているものがございますが、本庁舎
の改修工事に伴う外構工事におきまして、そういったもの
の整理等も必要ではないかということも検討してございます。
現時点におきましては、その非核平和都市宣言
のモニュメント
を設置するということにつきましては、改めて申し上げましても考えていないような状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 次に、平和教育についてお伺いいたします。
友部には筑波海軍航空隊司令部
の建物など、戦争と平和
を考えるため
の貴重な建築物が残されております。
それでは、質問いたします。小学校、中学校
の教科書も含めた地域
の戦跡と結びついた夏休み
を利用してどのように取り組んでいますか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
〔教育長 今泉 寛君登壇〕
◎教育長(今泉寛君) 7番林田議員
の質問にお答えいたします。
教科書では、国語
の物語
を読む学習や社会
の日本
の歴史
の学習
の中で、第二次世界大戦について取り上げておりまして、特に社会では、長く続いた戦争と人々
の暮らし、新しい日本、平和な日本へという単元などが設けられております。
また、笠間市には、筑波海軍航空隊記念館という貴重な戦争遺跡が身近にあります。総合的な学習
の時間において、郷土
を学ぶ笠間志学という学習でも、筑波海軍航空隊記念館
を取り上げまして、平和に関する学習
を行っているところです。笠間市内
の全て
の児童生徒が地元にある筑波海軍航空隊記念館に行き、戦争遺産
を実際に見たり、疑似体験
をしたりすることで、平和
の大切さについて改めて考える学習に取り組み、今後も戦争遺産
を学習
の中で有効に活用して平和に関する教育
を推進してまいります。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) ありがとうございました。実は、ここにございます笠間志学という
教育委員会が発行したものです。ここに、やっぱり今教育長さんがおっしゃったように、ちゃんとそのような写真も出ておりまして、子どもたちが6年生ですけれども、行った後、ちゃんと報告ができるような、こういう項目もつくってございます。とても良いものだなあと感心して、私も改めて見させていただきました。
ところが、実際に訪問して、やって実施ができている
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 実際に行っているところが少ない
のが現状でありまして、これ
をぜひしっかりとどの学校も全て
の子どもが行って学べるようにしていこうと、今再度計画
を練っているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) そして、ここは遠くまで行かなくてもとても近い距離にございます。夏休み
の貴重な時間ではありますけれども、そういうときにぜひご活用していただいて、戦争と平和
を考えるきっかけになればと思っております。今後よろしくお願いいたします。
次に、小項目③に行きます。
広島、長崎
の平和記念式典に向けて、小学校、中学校
の平和大使として送ってみてはいかがでしょうか、見解
をお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 先ほど答弁いたしましたように、笠間市には筑波海軍航空隊記念館という貴重な戦争遺跡が身近にありますので、まずここでしっかりと学習
をしまして、平和へ
の思い
をしっかりと子どもたちに根づかせたいということで、笠間市では、広島、長崎へ
の平和大使
の派遣は考えておりません。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 例えば平和大使は別として、修学旅行とかぜひ検討していただければと思います。
次に、小項目④に行きます。
自衛隊員募集で笠間市はどのような協力
をしていますか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君) 総務部長石井克佳君。
◎総務部長(石井克佳君) 自衛隊員募集で笠間市はどのような協力
をしているかと
のご質問でございますが、本市では、自衛隊法第97条に基づきまして、自衛官
の募集事務
の一部
を法定受託事務として行ってございます。その内容といたしましては、広報かさまお知らせ版へ
の自衛官募集広告
の掲載、また、庁舎内で
のポスター
の掲示及び募集案内資料
の設置等
を行ってございます。また、自衛官募集相談員につきましては、自衛隊茨城地方協力本部長と市長が連名で委嘱
をしまして、入隊希望
の紹介や自衛隊員
の募集
の広報活動支援
をいただいているところでございます。
自衛隊募集に伴う募集対象者
の情報提供につきましては、毎年度、住民基本台帳法第11条第1項に基づく住民基本台帳
の閲覧申請に応じることで、自衛隊に対する募集対象者情報
の提供
を行ってございます。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 自衛隊法97条及び同法施行令120条
を根拠にしていらっしゃいますが、それは自治体に提供
を決して義務づけるものではありません。また、住民基本台帳法は、個人情報
の保護
の観点から、台帳
の原則非公開
を定めています。
憲法違反
のいわゆる安全保障関連法に基づいて、憲法違反
の集団的自衛権
を認め、自衛隊がアメリカなど
の軍事同盟国
の軍事行動に参戦することができるようになりました。若者が
人を殺し、殺される恐れがあります。自治体は若者
を戦場に送って、手助けは決してやってはいけません。本人
の同意なしに自衛隊募集
のため
の対象者名簿
の提供はしないよう強く求めて、私
の質問
を終わります。
○議長(飯田正憲君) 総務部長石井克佳君。
◎総務部長(石井克佳君) 現在ですが、住民基本台帳法第11条第1項に基づく住民基本台帳
の閲覧申請による閲覧
をしてございますし、また、先ほどおっしゃられました自衛隊法97条及び自衛隊法施行令
の第210条に基づいた事務におきまして、私どもで適正な手続
を行っているところでございます。
また、先般、防衛大臣より募集に関する情報
の提供につきまして、紙媒体等で
の情報提供
の依頼通知もございました。これらにつきましては、法的な定めによりまして適切に対処していく予定でございまして、現時点で、申請がございましたら、紙媒体で
の提供についても実施
をしていく予定でございます。
○議長(飯田正憲君) 林田美代子君。
◆7番(林田美代子君) 終わりにいたします。
○議長(飯田正憲君) 7番林田美代子君
の質問
を終わります。
ここで、1時50分まで休憩いたします。
午後1時37分休憩
──────────────────────
午後1時50分再開
○議長(飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議
を再開いたします。
次に、5番益子康子君
の発言
を許可いたします。
〔5番 益子康子君登壇〕
◆5番(益子康子君) 5番、政研会
の益子康子です。議長
の許可
を得ましたので、通告に従い、一問一答方式で質問
をいたします。
大項目は二つ、高齢者支援と小中学校における避難訓練についてです。
まず、高齢者支援について、高齢者ができるだけ長く自立した生活
を送るために。
現在、日本における課題に少子高齢化問題があり、大きく取り上げられております。内閣府が毎年出しています平成30年
の「高齢社会白書」によりますと、総人口に占める高齢者
の割合は28.1%となっております。世界的に高齢化は進んでいますが、世界で最も高い高齢化率、日本
の高齢化は世界に類
を見ないスピードで上昇しております。
そこで、笠間市に目
を向けてみますと、65歳以上
の高齢化率は平成31年1月末において、30.58%となっております。国と比較しても、やはり2%以上高くなっております。
2017年度
の国立社会保障人口問題研究所が公表した社会保障給付費
の国内総生産に対する割合は21.97%です。社会保障給付費とは、年金、医療、福祉など
を合わせたもので、高齢化
を背景に大きくなっていると
の結果が出ております。つまり、高齢者支援に多額
の予算が使われているということです。
しかしながら、誰もが高齢者となります。高齢者ともかかわっていくことも多くなります。高齢者が住みよいまちは誰にとっても住みよいまちと思われます。高齢者支援に力
を入れていく必要はあります。病気になったとき、事故になり支援が必要になったとき、または認知症、安心して暮らせる制度
の整備は必要です。
高齢者支援
の内容は介護保険
の中で多種多様に盛り込まれております。入所施設もあり、通所施設もあります。内容的にも、個人
の状態、希望に添うような、いろいろな種類
のサービスが受けられます。しかしながら、私たち
の願いは公的なものに頼らず、できる限り長く自立生活できることです。自立した生活ができていること、これがまさに最大
の社会貢献でもあります。元気で自立し、張り
のある生活
をできるだけ長くしていきたい、その支援
をし、予防
をする、これ
を包括的にしている
のが笠間市
包括支援センターです。
包括支援センター
の重要性はますます高くなってきております。
平均寿命とか健康寿命もあります。平均寿命が延びることは喜ばしいことですが、それ以上に健康寿命が延びることが望ましいことです。また、自立した高齢者
の働く場として、シルバー人材センターもあります。シルバー人材センター
のように、高齢者は支えられている
のではなく、支える存在として地域
の担い手として活躍できる場があります。高齢者だからこそ働き、また、生きがいも収入も得るということが大切です。そういった方法
をより多く具体的にしていくことも、今後大切かと思われます。笠間市
の包括支援センターに焦点
を当て、質問
をしていきます。
小項目①高齢者
を支援していこうという動きはいつごろから始まり、どういった変遷
をたどってきた
のか、高齢者支援
の歴史についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 5番益子議員
のご質問にお答え
をいたします。
老人福祉法が制定される以前
の日本
の高齢者福祉施策は、生活保護法に基づく養老施設へ
の収容・保護が中心でございましたが、高齢者
の増加、高齢者
の就労機会
の減少など、高齢者
を取り巻く環境が変化したこと
を受けて、1963年、高齢者
の心身
の健康
の保持や、生活
の安定
を目的として老人福祉法が制定されました。
1970年代半ばまでは、施設
の整備に重点が置かれていましたが、以降、在宅福祉へ
の認識が高まり、在宅福祉施策
の充実が図られるようになりました。
1990年代に入り、急速に高齢化が進展するとともに、認知症
の高齢者が増加する一方、核家族化により家族
の介護機能が低下し、高齢者
の介護が社会的な問題となってきたことから、高齢者介護
を社会全体で支える仕組みとして、1997年、介護保険法が制定され、2000年4月から施行されました。
その後、現在まで
の法改正によりまして、要介護者へ
の介護給付と分けて、要支援者へ
の給付
を予防給付として創設、介護予防事業や
包括的支援事業など
の地域支援事業へ
の取り組み、地域
包括支援センター
を中心とした地域
包括ケアシステム
の推進、在宅医療、介護連携
の推進など
の地域支援事業
の充実
を図っているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 高齢者支援
の内容もその時代
の社会背景に応じて変化しているということがわかってきます。今後ますます進む高齢化により、ますますその制度も変わってくるかと思われます。
次に、小項目②笠間市における高齢者人口についてお伺いいたします。
現在
の65歳以上
の人口と割合、75歳以上
の人口と割合、団塊
の世代が75歳以上
の後期高齢者となる2025年
の高齢者人口と割合、また、国と
の比較についてもお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 令和元年7月末現在
の笠間市
の住民基本台帳人口は7万5、841
人でございます。そのうち65歳以上
の方は2万3,506
人で、その割合は31%でございます。また、75歳以上
の方は1万1,572
人で、その割合は15.3%でございます。
次に、6年後、団塊
の世代が75歳になる2025年
の高齢者人口につきましては、第7期高齢者福祉計画介護保険事業計画におきまして2025年
の人口等
を推計しておりますので、その数値でお答え
をいたします。総人口が7万2,423
人、65歳以上
の方は2万4,516
人で割合が33.9%、75歳以上
の方は1万3,830
人で割合は19.1%でございます。
次に、全国
の状況として、総務省が公表している最新
の数値でお答え
をさせていただきます。令和元年9月15日、現在
の総人口は1億2,617万
人、65歳以上
の方は3,588万
人で割合は28.4%、75歳以上
の方は1,848万
人で14.7%でございます。2025年
の推計総人口は1億2,254万
人、65歳以上
の方は3,677万
人で割合が30%、75歳以上
の方は2,180万
人で17.8%でございます。
笠間市と全国
を比較いたしますと、市
の人口減少及び高齢化率は全国平均より高い状況となっております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) やはり地方ということもあるので、高齢化率は国と比較しても高くなっているということがわかります。しかし、高齢化率が高いから悪いというわけでもありません。
では、小項目③に行きます。
自立した生活
を送っている高齢者についてお伺いいたします。
自立した高齢者という
のはどういう
人を指す
のか、また、その人数と割合についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 自立した生活
を送られている高齢者とは、65歳以上
の高齢者から要介護認定者や総合事業対象者
を除いた方と捉えております。その数値で申し上げますと、自立した高齢者
の数は、令和元年7月末現在で65歳以上人口2万3,506
人から、要介護認定者3,736
人、総合事業対象者541
人を差し引いた1万9,229
人で、65歳以上高齢者に対する割合は81.8%でございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) ほとんど8割以上が自立した高齢者というふうに見ていい
のかと思われますが、これは要支援は入っていないと考えてよろしいんでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 要支援者も差し引いた人数でございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 了解いたしました。では、自立している高齢者
の就労
の場としてシルバー人材センターがあります。シルバー人材センター
の現状と今
の課題、また、労働収入についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) シルバー人材センターは健康で働く意欲
のある高齢者に就業
の機会
を提供し、高齢者が働くことを通じて生きがい
を得るとともに、地域社会
の活性化に貢献すること
を目的とする組織でございます。地域社会に密着した就業
を一般家庭や企業、公共団体から引き受け、会員
の希望や能力に応じて提供しており、会員
の平均的な収入は月5万円から6万円程度となっております。平成30年度
の会員数につきましては、322
人となっております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) シルバー人材センター
のように、やはり収入
を得られるということは自分自身
の必要性
を認識できることで生きがいにもつながり、また、生活に張りがでてきます。もちろん、長年仕事
をし、退職した
のだからのんびりと生活
をしたいという方は、当然それでいいわけでありますが、働きたいというシルバー
の方がやはり働けるという環境があるということが必要かと思います。
シルバー人材センター
のほかにそういった高齢者が働ける場という
のはほかにもある
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 市といたしまして把握している所、それから委託している所はシルバー人材センターとなっております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 了解いたしました。
では、一方、自立した生活
を送れない
人に対する介護支援にはどのようなものがある
のか、入所施設がありますが、その入所施設
の内容と事業所
の数、また、入所したいけれども、入れないというような待機者がいる
のかどうか、そして通所施設もありますが、その通所施設
の内容、事業所
の数についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 介護保険
の入所施設には、介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設
の3種類がございます。その内容は在宅で
の生活が困難になった方に、施設
の種類に応じて食事や入浴など
の介護や日常生活支援、リハビリテーション、医療や介護など
の支援
を24時間体制で行うもので、市内に10事業所ございます。
次に、3施設
の入所待機者でございますが、3年
を1期とする介護保険事業計画において、施設
の整備目標
を設定すること
を目的に、3年ごとに入所待機数
の調査
を実施しております。その平成29年度
の調査
の結果で申し上げます。介護老人福祉施設が152
人、老人介護保健施設が2
人、介護療養型医療施設がゼロでございました。ただし、介護老人福祉施設
の152
人につきましては、ほか
の施設に入所、もしくは入院している方95
人、それから介護度が入所要件に満たない11
人が含まれておりますので、その方
を除いた46
人を真
の待機者と捉えております。ただし、現在、体調
の変化等もございますので、常にその数値は変動しているかと思われます。
○議長(飯田正憲君) 益子議員、一問一答方式なので、一問ずつ質問
をしてください。
益子康子君。
◆5番(益子康子君) では、どういった通所施設がある
のか、その内容についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 通所施設についてご
説明をいたします。
通所施設には、通所介護、地域密着型通所介護、通所リハビリテーション、認知症対応型通所介護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型通所介護
の6種類がございます。その内容は施設に通う利用者に対しまして、施設
の種類に応じ、食事や入浴など
の介護や日常生活
の支援、理学療法士や作業療法士などによるリハビリテーション、通所介護と訪問看護と訪問介護とショートステイ
の一体的な支援、認知症に特化した支援
を行うもので、市内に36
の事業所がございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 入所施設
の待機者、現在46名ということで、これは症状によりいろいろ変動するということで納得しました。
事業所
の数、通所施設は36事業所、やはり自立とまではいかなくても、ほんの少し
の手助けにより、これまでどおり
の生活ができるという
のが通所施設
のよいところかと思われます。また、入所施設があるという入所施設
の存在は、私たち市民が安心して生活できるという根拠となっておりますので、やはり入所施設
の必要性も感じます。
では、小項目④に移ります。
地域
包括支援センター
の取り組みについてです。地域
包括支援センターは高齢者がいつまでも住みなれた地域で生活できるよう支援する拠点であり、具体的対策についてお伺いいたします。
まず、笠間市地域
包括支援センター
の取り組みについてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 地域
包括支援センターは、社会福祉士、保健師、主任介護支援専門員など
の専門職が中心となり、高齢者
の相談や各事業にチームで対応すること
を主な業務としております。具体的には、要支援1・2、事業対象者へ
のケアプラン作成など
の業務、総合相談支援業務、権利擁護業務、介護予防関連事業、在宅医療介護連携事業、認知症関連事業、生活支援体制整備事業など、地域で暮らす高齢者等
を包括的・継続的に支えるため
のさまざまな取り組み
を行っております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) では、平均寿命と健康寿命という言葉があります。平均寿命
の定義、健康寿命
の定義、これについてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 平均寿命と健康寿命
の定義でございますが、平均寿命はその年に生まれた子どもが将来何年生きるか
を推計したものでございます。健康寿命とは、健康上
の問題で日常生活が制限されることがなく生活できる期間
を言います。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) では、その平均寿命と健康寿命について、笠間市と国と比べたときに、その差についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 平成28年
の平均寿命と健康寿命についてお答え
をいたします。本統計につきましては、出典により数値が異なりますが、国と市、同じ年で比較するために、平成28年
の国保データベースシステムから抽出した数字で
説明をさせていただきます。
まず、平均寿命ですが、笠間市
の男性で78.8歳、女性で85.5歳、国では、男性で79.6歳、女性で86.4歳でした。次に、健康寿命ですが、笠間市では、男性で64.8歳、女性で66.5歳、国では、男性で65.2歳、女性で66.8歳でした。笠間市における平均寿命と健康寿命
の差については、男性で14年、女性で19年、国では、男性で14.4年、女性で19.6年でございました。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) では、平均寿命と健康寿命
の差という
のは何
を意味する
のか、また、健康寿命
を延ばすため
の施策としてどのような取り組み
をしている
のか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 平均寿命と健康寿命
の差は、日常生活に制限があり、健康でない期間
を意味いたします。その差
を縮めることで、健康で自立できる期間
を延ばすことが重要と捉えております。健康寿命
を延ばすためには、幼少期から
の健康づくりと生活習慣病
の発症予防とその重症化予防、そして加齢に伴って起こります心身
の活力が低下するフレイル対策、介護予防
の取り組みが重要であると考えられます。
その取り組みといたしましては、各種健康診査や健康教室、介護予防把握事業やスクエアステップシルバーリハビリ体操など
の運動教室
の支援、また、地域
の高齢者が身近で気軽に集まり、参加者同士が交流ができるサロン活動
を市といたしましては支援
をしております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 市として
の取り組み
の中に、ただいまシルバーリハビリ体操が出てきました。シルバーリハビリ体操について、まずは3地区
の活動状況について地区別にお願いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) シルバーリハビリ体操についてお答えいたします。これは茨城県健康プラザ
の大田仁史先生が考案した体操で、笠間市では、各地区
の教室や3級指導士
の養成
を行っております。平成30年度
の実績で見ますと、シルバーリハビリ体操指導士は119名おり、市内66カ所で教室
を行っております。
各地区ごとで申し上げますと、友部地区では23教室で年間1,070回開催し、1万4,909名が参加、笠間地区では、19教室で440回開催、4,897名が参加、岩間地区では、24教室で533回開催され、5,183名が参加いたしました。開催頻度については、週1回ですとか、月1回ですとか、そのお教室によってさまざまな状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) では同じように、スクエアステップ
の3地区
の活動状況についてもお願いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) スクエアステップ
の状況でございます。笠間市では、平成20年度から筑波大学大蔵研究室
の指導
のもと、リーダー
の養成や各地区で
の教室
を開催しております。平成30年度
の実績でみますと、スクエアステップ
のリーダーは246名おり、市内40カ所でサークル
を運営しております。
地区ごとで申し上げますと、友部地区では17教室で年間666回開催し、1万266名が参加、笠間地区では19教室で604回開催、9,237名が参加、岩間地区では4教室で133回開催し2,693名が参加いたしました。こちらも開催頻度につきましては、週1回もしくは月2回という状況でございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) スクエアステップについては、私もみなみ公民館とか寺崎公民館
を見学しました。また、社協において、実際スクエアステップは体験してみました。体だけではなく、体も使い、音楽に合わせ、とにかく楽しい活動でした。外に出ることにつながり、ほか
の人と話
をする機会にも恵まれ、こういったことも大きいと思いますし、生きがいと感じていると話す方も多くおります。
ただ、人数的に制限があるので、全部に参加できないと言う方もおられましたので、この教室
をもう少しふやしていくという考えは市
のほうにはあるんでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 先ほども介護予防事業としては、市といたしましても重要な施策
のほうに取り上げている状況でございます。今後も、指導士またはリーダー
の育成、それから身近な場所で継続的に行います教室につきましても、ふやしていきたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) それでは、そのほかに介護予防
の取り組みにはどのようなものがあるか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) そのほか
の取り組みといたしましては、筑波大学と連携して行う介護予防教室、認知症予防教室
のほかに、今年度から男性
のため
の運動教室や、もの忘れが気になる方へ
の脳
の活性化
を図る教室、ボランティア
の協力によりまして、カラオケ
の機器
を使用して、認知症介護予防
のプログラム
を取り入れた教室も実施しております。
また、シルバーリハビリ体操やスクエアステップ教室においては、運動
のほかに保健師が出向いて、健康づくり
のミニ講話なども行っております。そのほか、元気な高齢者
の活動支援といたしまして、高齢者クラブ
の支援も行っております。現在、市内101団体、会員総数4,434
人の方がグラウンドゴルフですとか、クロッケーなど
のスポーツ活動や文化、社会奉仕活動
を実践されております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 新しい取り組みも何件かありますようで、とてもいいことだと思います。では、新たな取り組み
の詳細、内容についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 今年度から
の新たな取り組みといたしましては、男性
のため
の運動教室は健康運動指導士
の指導によりまして、筋トレ
を行う運動負荷高め
のお教室でありまして、認知症
の予防と高齢男性
の社会参加
の促進
を図るものでございます。それと脳
の活性化
を図る教室では、音楽療法、作業療法
を取り入れまして、二つ
のこと
を同時に行う左右で違う動き
をするといった、動きによって脳に適度な刺激
を与えるシナプソロジー等によりまして、認知症
の発生
の予防、発症
の遅延につなげるものでございます。それからカラオケ機器
を使用した教室でございますが、音楽
を使う、体
を使う、目で見る、そういうプログラム
を導入いたしまして、運動や口腔、認知など
の総合的な生活機能
の維持
の向上
を図るものでございます。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) ありがとうございます。こういった取り組みがふえていくということが健康な高齢者が多い、つまり、これも財政的にも負担
をかけないということで、とてもいい取り組みだと思っております。どんどんふやしていく、これは地域に密着して、そんなに遠くに車で行かなくてもというようなところもありますので、いい取り組みかと思われます。
では次に、サロンということ
を先ほどおっしゃっていましたが、サロンとは何か、そのサロン
の種類とそのサロンには活動するため
の助成金がある
のかどうか、その辺
のところ
をお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) サロンにつきましては、地域
の高齢者などが気軽に集える通い
の場所であり、地域住民が主体となって運営
を行い、参加者同士
の交流や生きがいづくり、介護予防につながる活動
を行うものでございます。現在市内には、把握しているところで18サロンがありまして、活動目的
の重点とするところによって2種類
のサロンに区別がされます。一つは年齢に関係なく、全て
の地域住民
を対象とした一般的なサロンで、12サロンございます。活動
の規模等に応じて社会福祉協議会が運営費
を助成しております。二つ目は、市
の介護予防事業において実施するサロンで、現在6サロンございます。3カ所
の中に要支援認定者等
を一定数含むことで、要件
を満たすサロンに対しまして、年間6万円
を上限とする委託料により業務
を委託し、実施するものでございます。
サロン活動はサービス
の提供だけでなく、
地域コミュニティーの拠点、交流
の場として、地域
の活性化が図られ、心身
の健康増進、閉じこもり予防や介護予防ともなります。さらには、高齢者
のボランティア
の場として活躍できることからも、一層拡大できるよう、運営に関する相談ですとか、先行事例
の紹介、立ち上げ支援など
を継続して行ってまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) サロンという
のは、私も2カ所
のサロンに参加してみました。個人
の家に10
人から20
人のそういう高齢者が集い、手づくり
のおいしいもの
を食べたり、お茶
を飲んだり、また一つ
のサロンでは、男性
の方もおり、カラオケ
をして楽しんでおりました。またもう一つ
のサロンでは、お抹茶
をたてて集ってきた高齢者
の方が楽しくお話
をするというサロンもありました。やはり遠くまで行くことがなくても、車がなくても、集まれるという良い面があると思われます。
サロンは今後ふやしていくというような、そういった考えはある
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 今後も拡充していきたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) では最後に、元気な高齢者
をつくるため
の今後
の取り組みについて大まかに質問いたします。
○議長(飯田正憲君)
保健福祉部長下条かをる君。
◎
保健福祉部長(下条かをる君) 元気な高齢者
をつくるため
の今後
の取り組みといたしましては、やはり若いうちから市民一
人一
人が栄養、運動、休養など健康づくりに関心
を持って、みずから継続して実践することが大切であると考えております。市といたしましても、今後も幼少期から
の健康づくりと生活習慣病
の発症予防、それから重症化予防、フレイル対策や介護予防
の取り組み
を保健事業と一体となって、関係課と協議連携
を図って推進していきたいと考えております。また、高齢になっても、住みなれた地域で生活が続けられるよう、今後も認知症施策も含め、地域共生社会
を目指し、支え合う地域づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 以上、質問してきたとき、笠間市は元気で自立した高齢者が多いということがわかります。これは国と比べて健康年齢と平均寿命
の間が少ないということ、それから少しわかるかと思われます。
また、笠間市においては、介護認定者
の数、これも割と少ないということから、自立した高齢者が多いということがわかります。笠間は文化と芸術
のまちとして有名になっているところですが、加えて、高齢者が生き生きとして暮らしているイメージだということ
を発信し、今後
の笠間市
の活性化にもつなげていきたいものです。
以上をもちまして大項目1
を終了いたします。
大項目2、市内小中学校
の避難訓練についてお伺いいたします。
平成
の時代は自然災害が数多くありました。記憶に新しいところでは、平成23年東日本大震災です。津波がありました。福島第一原発事故があり、世界に大きな衝撃
を与えました。また、地震は少ないだろうと思われていた関西方面に平成7年阪神淡路大震災がありました。高速道路が倒れ、火災により多く
の人数
の犠牲が払われました。また、平成5年には雲仙普賢岳、想定
を超えるという言葉が何度も何度も繰り返し言われてきました。これからもどんな災害がある
のか、想定し得る限り準備と対策が欠かせません。
学校においては避難訓練
をします。学校において、そういった災害があったときは先生方
のもと、家庭においては保護者
のもと、ある程度
の安全は確保できることと思います。
しかし、登下校中、友達同士でいたとき、また、1
人のとき、災害に出会ったとき、児童生徒がみずから冷静に判断し、対処できる知恵、生きる力というたくましさが備わっていてほしいものです。
避難訓練
の中で、シミュレーションすること
の大切さ、それがいざというとき
の判断
の基準となります。教育
の中で生きる力
をどのようにして身につけさせ、避難訓練につなげている
のか、質問していきます。
まず、小項目①笠間市
の小中学校で行われている避難訓練についてお伺いいたします。教育課程
の中でどのような位置づけとなっているんでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
〔教育長 今泉 寛君登壇〕
◎教育長(今泉寛君) 5番益子議員
の質問にお答えいたします。
避難訓練
の教育課程
の位置づけでございますが、学校行事として行っております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 小中学校で
の避難訓練
の回数と具体的内容についてお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 避難訓練
の回数は、各学校で年3回から5回実施しております。
具体的な内容ということでございますが、まず、地震とか火災につきましては、一緒に合わせてやっている場合が多くあります。地震が起きて、それが原因で火災が起きてということで、まず、地震
の教室内とかで
のまず頭
を守るとか、そういったことがまず行われまして、その後余震が収まったんだけれども、ある教室
のほうで、あるいは理科室等で火災が起きたというような想定
のもと、今度は校庭
のあらかじめ決めておいた避難場所に逃げるというような形が一般的であります。その際、消防署
の職員
の方に来ていただいて、実際避難
の様子
を見ていただき、終わった後、ご指導いただくという形で行っております。また、そういうときに消防
の訓練として消火器
の訓練とか、そういうこともやっていただいていることもございます。
特色ある取り組みとしましては、地震等
の後、水害なんかもそうなんですけれども、そういう
のを想定した後、保護者に引き渡し訓練ということで、待機した子どもたち
のところに保護者が迎えに来まして、そして保護者に引き渡し
をするという、そういう訓練
をやっている学校もふえてきました。また、小中合同で避難訓練
をやるという形もふえてまいりました。それから不審者
の対応につきましては、不審者が入ったところで、まず、不審者が入ったところ
を教職員がさすまたで押さえるとか、そういうような訓練
を含みまして避難訓練
を実施しております。
さらに、ガソリンスタンド駆け込み110番・119番という
のがあるんですけれども、コンビニなんかもそうですけれども、そういう企業で110番
の家
をやっていただいているところがあるんですが、ガソリンスタンド
のところで協力していただいて、下校途中不審者に遭遇したときにガソリンスタンドに逃げ込むという、そんな訓練
をしている学校もあります。
それから地元消防団による体験学習
を含んだ訓練
をしている学校もありまして、これは消防署も加わっているんですけれども、地元消防団が中心となりまして、さまざまな体験、先ほど
の消火器訓練だけでなく、ホース
を巻く訓練とか、いろいろな訓練
をやっていただいたり、煙
の体験とかそんなもの、それからはしご車、あれに上がったりとか、いろいろな体験を通してそういう対策
を子どもたちに学んでもらっているというような取り組みも行われております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 避難訓練
の重要性は言わずもがな、わかると思われます。やはり避難訓練に危機感がないというような、そういった懸念もよく聞かれますが、やはり訓練
をしているときがいざというとき
の動くため
の目安となるはずですので、たくさん
の避難訓練
をしているということで、ある程度
の安心は得られるかと思います。
では次に、小項目②救命救急講習についてお伺いいたします。
救命救急講習という
のは、希望すれば数
人が集まり、受けることができます。そのおかげでたくさん
の市民が講習
を受け、ある程度
の訓練
をしております。それも定期的に受けることで、身につけることにつながっております。目
の前に倒れてしまった
人がいたとき、講習
の経験が役に立ち、何人も
の方々が助かったという事例
を聞きます。
では、救命救急講習については、学校ではどのような学習
をしている
のか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 救命救急講習でございますが、小学校では、5年生
の保健
の分野においてけが
の防止という内容で救命救急に関して学習
をしております。その中には、参考的な取り扱いですが、心肺蘇生、それからAEDについても取り上げられて紹介してあります。中学校では、全中学校で救命救急講習
を実施しております。また、中学校だけでなく、小学校や
義務教育学校でも実施がふえておりまして、笠間消防署
の職員
の方
を講師に迎えまして、AED
の使い方についても体験しているところであります。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) AED
の使い方はある程度
の講習
を受ければ、音声言語が出てくるので簡単に使えることと思いますが、さまざまな、いろいろな建物
の所に出向いたとき、置いてある所
を確認するというような習慣
を身につけることもとても大切かと思います。そういった学習も教育
の中ではしている
のでしょうか、お伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 先ほど答弁しましたように、全中学校で救命救急講習
をやっておりまして、その中でAED
の使い方
を実際に体験
の中でやっております。小学校においては、全部でないんですけれども、少しずつやるところがふえてきております。
○議長(飯田正憲君) 益子康子君。
◆5番(益子康子君) 今後とも、避難訓練、また、救命救急においても日々
の教育
の中で忘れないように、教育
の中に取り込んでいっていただきたいと思います。
これで私
の一般質問
を終了いたします。
○議長(飯田正憲君) 5番益子康子君
の質問
を終わります。
ここで、2時45分まで休憩いたします。
午後2時36分休憩
──────────────────────
午後2時45分再開
○議長(飯田正憲君) 休憩前に引き続き会議
を再開いたします。
次に、2番安見貴志君
の発言
を許可いたします。
〔2番 安見貴志君登壇〕
◆2番(安見貴志君) 2番、かさま未来
の安見貴志でございます。事前
の通告に従いまして、一問一答方式で質問
をさせていただきます。よろしくお願いいたします。なるべく簡潔な質問
を心がけて話
をさせていただきますが、質問
の前後におきまして、質問
の趣旨についてはある程度
説明をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
それでは、大項目1、小中学校適正配置について質問
をさせていただきます。
平成25年4月に、笠間市立小中学校適正配置実施計画が策定され、それ以後、この計画に基づいて市内
の小中学校
の統廃合が行われてまいりました。まさにこの実施計画でございますが、平成27年に東小、佐城小、箱田小
の3校が
笠間小学校へ、東中が
笠間中学校へと統合
をされました。平成29年には、南小と南中が
義務教育学校へと再編され、一つ
の学校になりました。
というように、計画策定時において、市内に21校あった小中学校は、現在ではその数が16校となり、一気にその数が減少したわけであります。このことは市民
の皆さん
の記憶にも比較的新しいところであると思います。その結果ですが、統廃合された学校
の周辺
の皆さんからは、大分寂しくなってしまったよと、そういったような声が聞かれておる現状であります。
学校が統廃合される場合には、関係する学校
の児童生徒、保護者、それらは当然
のことながら、その対象となる学校周辺
の地元住民、この方々にも多少なりとも精神的な負担がのしかかってまいります。現に、先ほど述べた統廃合があった場合には、各方面からさまざまな苦労話
をお聞きしました。また、私自身も
みなみ学園義務教育学校へ
の再編
の際
の当事者となりましたので、短期間
の中で本当に多く
の苦労
を体験いたしました。改めて、学校
の統廃合というものは、本当に大変なことであると、そういう思い
を持った次第であります。もちろん、行政
の側にもさまざまや苦労や困難があったことは十分に承知
をしているつもりであります。一気に5校も減らしたわけですから、本当に苦労されたと思います。
全国的な少子化
の流れ
の中で、学校
の統廃合というものは、どうしても避けては通れない、やむを得ない、そういうものであることは十分に承知
をし、また、理解
をしているところでありますが、地元
のコミュニティー
の維持、まとまり
の維持とも言えますが、その地域
の中心となる学校
の存在は不可欠でありますから、できればこれ以上
の学校
の減少は回避しなければならない、そう思っております。
そこでお聞きいたします。
小項目①現時点における適正規模・適正配置検討
を行う考えがあるかどうかということ
をお伺いいたします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
〔教育長 今泉 寛君登壇〕
◎教育長(今泉寛君) 2番安見議員
のご質問にお答えいたします。
笠間市では、小中学校
の適正規模・適正配置について、平成22年に笠間市立学校適正規模・適正配置基本計画
を策定し、10年が経過しようとしております。これまでに計画に基づき、平成27年に笠間小、笠間中において小中学校
の統廃合、平成29年には、南小、南中において
義務教育学校へ
の移行
を実施してまいりました。
また、計画
の中において、小規模校で経過観察校とされている大原小、岩間第二小、稲田中においても、今後5年間は急激な減少は見込まれない状況にあります。
みなみ学園義務教育学校の状況等
を見ますと、現実的には1学年1学級であっても、20名程度確保すれば教育活動
の質
の維持が可能であると考えられます。
このようなことから、まずは今後
の少子化に対応した活力ある学校づくり
のため
の方策
を検討していきたいと考えております。そのことから、現時点では、適正規模・適正配置
の検討は考えておりません。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) お考えはわかりました。どういう趣旨で聞いた
のかということ
を申し上げますと、現在生きている実施計画があり、それにのっとって現在動かれているという大前提がありますが、私
のほうで調べましてやったところ、平成21年に学校適正規模・適正配置検討委員会が開かれまして、その後答申があって、その上で現在
の基本計画が策定されたわけですけれども、その際に、10年
をめどに新たな見直し
を行うというふうなこと
を聞かされておりました。
また、平成28年第4回定例会
の一般質問におきまして、基本計画
の指標
の年度が平成31年なので、そこ
の段階で検討
をしてまいりたいという答弁が教育次長
のほうからされております。平成31年と言えば、まさにことしがその年に該当しますので、そういう経緯から見直し
をする
のかどうかというので今お聞き
をしたわけでございます。
先ほど
の教育長
の答弁から申しますと、当面、適正規模・適正配置に基づいてなんらかの動きは起きないと、そういうふうに理解
をしてよろしいわけでしょうか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 議員がおっしゃったように、10年計画でありましたので、区切りとして新たな計画作成ということ
の年には入ってきたわけでありますが、質問
の2とダブってしまう
のであれですけれども、計画
の中で予想した10年後
の児童生徒数、それが実際
の児童生徒数は予想よりも多くいるという流れ
の中で、緩やかに減少はしているんですけれども、そういう状況
の中で現時点では考えなくてもよいという判断
をしました。
それともう一つは、先ほど申しましたように、経過観察校についても急激な減少は見込まれない、また、
みなみ学園義務教育学校の状況等で、少人数でもいろいろ学習活動が展開でき、生徒
の力もつけることができるというような状況も見えましたので、計画
をまず現時点では考えないという結論に至りました。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) お考えはよくわかりました。
小項目①
を終わりまして、小項目②に入ります。
先ほど、若干前倒しで回答に触れていただきましたが、改めて小項目②として、計画策定時、現在
の実施計画策定時、これら
の学校規模
の状況が現状と
の比較
をしまして、どのように分析されているか、お聞かせ
をいただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 計画策定時ですが、これは平成21年になります。そのとき
の学校規模
の状況と現状、令和元年と
の比較になりますけれども、学級数につきましては、計画策定時が21校でございました。現在が16校ということで5校
の減、ただし、これは
義務教育学校を含んで
の数なので、閉校となった学校は4校ということになります。
児童生徒数については、計画策定時、平成21年が6,700
人でありました。現在、令和元年になりまして5,450
人と約2割
の減となっております。19%
の減です。計画策定時には、
児童生徒数の推計
を行っておりまして、推計は令和元年に約25%
の減というふうに予想しておりました。現状は先ほど申しましたように、19%
の減ということで、減少はしているんですが、予想よりも減少が緩やかであるということが言えると思います。ただ、今後も児童生徒
の減少は避けられないということは十分考えられることであります。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 済みません、今メモで聞き漏らしましたが、令和元年度
の児童生徒
の総数、改めてお聞かせください。
◎教育長(今泉寛君) 現在が5,450
人です。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) ありがとうございます。人数につきましては、私も「統計かさま」にある平成30年度まで
の児童数
の推移
の表と、当時
の計画で予想される数字
を集計して、平成30年度ということで、「統計かさま」が一番最新でしたので、それと
の比較でやりましたらば、先ほど教育長は予想よりも減ってないということ
を申されたんですが、私
の推計ですと、平成30年度ベースでは予想よりも減っているんです。それについてどのように考えますか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 私
のほう
の計算でこの予想値と見ておりますので、間違いなく先ほど述べた数字であります。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) わかりました。慌てて計算
をしていますので、間違いがあったかと思いますので、その辺は余り深く突っ込みはいたしません。いずれにしても、減っている傾向という認識は私も
教育委員会のほうも同じ認識であろうかと思います。とすれば、やはり少子化
の進行はそのとおりだということで、またいずれいろいろなこと
を考えていかなきゃならないんだということになります。
小項目②は終わりまして、③へと入ります。
ということで、①と②
を絡めてお聞きしまして、ある程度答弁
の中でおっしゃっていただきましたが、小項目③、ずばり聞きますが、新たな統廃合等が見込まれる状況が発生しているかどうかについて、答弁
をお願いします。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 先ほど述べたようなこと
を総合的に考えまして、
笠間小学校、
笠間中学校、
みなみ学園義務教育学校をもって、小中学校
の統廃合は一区切りがついたと考えております。新たな統廃合については、現在
のところ考えておりません。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) そうしますと、当面は新たな統廃合はないという認識
を私はいたしました。
ということで、今ほど
の答弁
を踏まえて、今後どうしていく
のか
を念
のためお聞きしておきますが、小項目③
を終わりにしまして、④今まで
の答弁
を踏まえた上で、今後
のビジョン、これがあれお聞かせいただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 学校教育は地域
の未来
の担い手である子どもたち
を育む営みでありまして、学校が持つ多様な機能
を生かし、保護者や地域住民
の思いや願い
を組み込んで、地域とともにある学校づくり
を進めていくことが重要であると考えております。今後、人口減少が避けられない中で、小規模化にも目
を向け、メリット
を最大限に生かし、魅力ある学校環境
を実現していきたいと考えております。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) とりあえず、わかりました。この大項目
を質問したもう一つ
の趣旨につきましては、当時経過観察校であるとされた学校があるわけです。統廃合なり、
義務教育学校に移行した学校は置いておきまして、それ以外で残っている経過観察校、この学校
の関係者
の方々が毎年やきもき
をしているというふうに伺っております。
笠間市は、笠間小、笠間中へ
の大規模な統合と
義務教育学校をつくるという大きな仕事
をこの10年足らず
の間で続けてこなしてきたわけでありますので、その効果がどうだった
のかというところ
をじっくりと検証する時間もあってもいい
のかなと考えております。ですから、先ほど
の教育長
の答弁でわかりましたけれども、少なくとも当分
の間は現状維持でいって、よくこの効果なり
を分析した上で、やがてまた少子化が進んでしまった場合にはどうする
のかというところ
を、新たな意思計画等
をまとめていただいて、やっていただければいい
のかと思います。
地元
の方が口々に言う
のは、学校がなくなっちゃうとやはりまとまりがなくなっちゃうんだという
のを年配
の方からよく聞かされます。先ほどおっしゃっていただきましたけれども、地域とともにあるというところ、これ、非常に重要かと思います。単に経費
の削減であるとか、人員
の削減とか、効率化云々だけでは片づけられない、考え
を変えれば、学校は地域
の中心ということになれば、まちづくり
の骨格
をなすべき部分かもしれないというふうに考えますので、慎重に考え
をしていただければと思います。それと、教育は大事なものですから、まさに国
の根幹
をなす部分でございます。そういった施設
を簡単に変化させるべきではないというところがありまして、この質問
をさせていただきました。
以上で考えは伺いましたので、大項目1
を終わりますが、何かつけ加えることや補足があればお聞きしておきますが、ありますか。
○議長(飯田正憲君)
教育長今泉 寛君。
◎教育長(今泉寛君) 補足があればということなので、もう少し具体的なビジョンという
のをお話しさせていただきますと、笠間市教育振興基本計画、これは令和3年度まで
の計画なんですが、その中で、全小中学校、
義務教育学校をコミュニティースクール、それから小中一貫教育
を進めるとしております。これらも地域とともにある学校づくりに向けて
の具体的な取り組みですので、合わせて答えさせていただきます。
また、ICT環境
の充実、これについても笠間市教育振興基本計画
の中で、タブレット40台、無線LAN、教材提示装置とか、それから教師
の指導力もICT教育
の指導力
を100%自信
を持ってできるようにするようにするとか挙げております。こういう
のを使いまして、ICT
の環境が整いますと、遠隔合同授業は可能になります。つまり、学校同士
をテレビ会議システムでつなぎまして、まるで一つ
のクラスで学習しているように、複数
の学校ができると。市内がお互いに学校が離れていても、一つ
の教室
のように学べるような、そんな環境づくりもこれから考えていけるなと思っているところであります。少し補足させていただきました。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 補足ありがとうございました。お考え
のほう、十分わかりましたので、また今後、今ほど
の答弁
を踏まえて、動きがそのような流れになっているかどうか
を私自身が検証させていただきながら、必要があれば随時質問
をさせていただきたいと思います。
以上で大項目1
を終わります。
続きまして、大項目2に入ります。
小中学校における食育についてということでお伺い
をいたします。
まず、教育
の場では、子どもたちに対しまして、人生
を生き抜いていくだけ
の力
を身につけさせるべく、知育、徳育、体育、いわゆる三育と呼ばれる教育
を行っていることは世の中
の常識であろうかと思います。これら三要素
をバランスよく施していくことによりまして、身体ともに子どもたち
の健全な発達が促されていくわけでありますが、その三つ以外にもう一つ、生きる力
を育むため
の食育というものも大変重要とされております。生きることは食べることとも置きかえられますが、食べることは生涯にわたって続く人間として
の基本的な営みでありますので、子どものみならず、大人にとっても食育は大変重要なものであると言えます。ということは、やはり食に関する知識や理解
を早い段階で正しい方向に導いていくためにも、人間として
の基礎力
を身につける義務教育
の時期において、この時期
の食育がとても大切になってくると考えられます。加えまして、食
の知識、経験や日本
の食文化
を次
の世代に伝えると、そういう意味でも、食育は大変重要な役割
を持っていると言えると思います。
食べることといえば、学校
の現場では、ずばり給食
の時間がその最前線であると思いますので、今回私は給食
を絡めて食育
をお聞きいたします。
そこで小項目①
教育委員会の考える食育についてということで、まずはお聞かせいただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 2番安見議員
のご質問にお答え
をいたします。
教育委員会の考える食育についてでございますが、農林水産省により、平成17年に食育基本法が、平成18年には食育推進基本計画が制定されまして、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣
を身につけることができるよう、学校においても積極的に取り組んでいくこととなりました。このことにより、笠間市においても、平成29年度策定
の笠間市教育振興基本計画において、心身
の健康
のためにみずから
の食について考え、判断できる力
を身につけるため
の食育
を推進するとともに、朝食欠食
の解消
を重点に、学校、家庭、地域等と連携して、食に関する指導
を進めていくこととしております。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 食育についてということ
をお聞きしましたので、今ほど
のような内容になるという
のは予想がついておりました。別
の政府広報ラインなんかも見ても、食育とは生きる上で
の基本であって、知育、徳育、体育
の基礎と位置づけられるとともに、さまざまな経験を通して食に関する知識と食
を選択する力
を習得し、健全な食生活
を実践できる人間
を育てるものと述べられておりますので、内容としてはそれと変わらないというふうに認識
をいたしました。
先ほど、給食と絡めてお伺いすると話
をしましたが、給食
の時間は、授業
の一環もしくは授業
の延長上というふうに考えてよろしいかどうか、伺います。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 給食
の時間は特別学級活動となります。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 学級活動となると、特別教えるということ
をしなくてもいい場な
のか、する場な
のか、その辺
を教えてください。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 学校給食は成長期における児童生徒
の心身
の健全発展
のために、栄養バランス
のとれた豊かな食事
を提供するということになってございますので、当然、それに基づき、健康
の増進、体位
の向上
を図ることはもちろん
のこと、食に関する指導等
を効果的に進めるということになってございます。学校給食が食事
のモデルとして、摂取基準等もあるんですけれども、それに基づいた栄養バランス
のとれた食事になってございますので、児童生徒にとって、食材
の状況とか、いろいろあるんですけれども、地産地消であるとか、食に対する感謝
の念とか、そういったこと
を学べる場ということになってございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) そうしますと、児童生徒が給食
を食べるに当たりまして、食べ方まで含むかどうかわかりませんけれども、食べ方、好き嫌いなく食べるんだよとか、こういう食材はこういうふうな流れでここ
の手元に来て食べられるんだから、ありがたく食べるんだよとか、そういったこと
を教える場というふうに認識
をしてよろしいでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) そのように認識していて結構でございます。また、学校給食が提供されたときに、お箸
の持ち方であるとか、マナーとしてそういったことも実際に行っている状況がございます。また、栄養教諭が学校給食
の時間に訪れて、食材
のことであるとか、どういった栄養がある
のかとか、そういったこと
を指導している状況がございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) わかりました。給食
の時間も教育
をする場
の一環であるというふうに認識
をした上で、今後また質問させていただきますが、ちなみに、外国
の例
を幾つか探ってみたんですけれども、例えばフランスなんかは給食
の時間は全く授業外だそうで、子どもが何
を食べようが、どういう食べ方
をしようが、全く関知
をしないと、全ては自己責任ということで、逆に子どもたち
の自立的な成長
を促すというような考えで、そのような方針
をしているというふうに聞きましたが、それだと危ういところがあるので、せっかくであれば、教える場であってほしいなということで、日本
の場合は教育
の場
の一環であるということがわかりますので、大変よろしい
のかなと思います。当然、そういう場であるならば、その時間
を有効に使って、知識として教えるよりは、食べながら、食べることで覚えることで食育が実践されていければ、一番効率がいいんだろうというふうに思います。
先ほど、大項目2に入る冒頭で、私、食
の知識、経験や日本食文化
を次世代に伝えるということ
を触れましたが、日本として
の食文化である主食は米ということ、こういったことなんかもきちんと理解させていくためにも、そういった給食
の場で
の食育は大事なんだろうというふうに思います。
日本
の農業
の主幹は稲作でありまして、昔から日本人
の食は米であると私自身なんか教わってまいりましたし、これからも多分そうであると私は思っております。日本は米じゃなくて、麦など
を主たる農産物としてならば、そのようには申しませんけれども、消費が減少しているとはいえ、まだまだ農業
の主幹でありますので、わざわざ給食
の場で洋風
の食文化
を推進していく必要はないんだろうというふうにも思うわけであります。ただ、そうは言っても、残念ながら日本人
の食文化
の欧米化が進みまして、米
の消費量が年々減少しております。私もお米
をつくる農家
の1
人として大変残念な気持ち
を持っております。
米離れということで、こういったことがもしかすると現在
の日本
の給食にも少なからず影響
を与えてしまっているかもしれないということで、そういう思いで小項目①
を終わりまして、②
をお聞きしますが、給食
の場における米離れ
の影響と認識について、
教育委員会として見解があれば、お伺い
をいたします。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 給食
の場における米離れ
の影響と認識についてということでございますが、給食については、米飯給食
の推進についてにより、昭和60年なんですけれども、それにより推進
を図ってきたところです。
米飯給食
の実施率は平成19年度において、全国平均で週3回
の状況となっておりました。平成28年度は3.4回、平成30年度は3.5回となっております。笠間市につきましても、笠間学校給食センター建設前は週に1.9回でありましたけれども、同センターが建設された平成25年度以降は一括
の炊飯となり、市内各学校とも3.5回ということで、0.6回
の増加となってございます。
また、栄養教諭によれば、学校給食においては、小食といいますか、食
の細い子もいる状況ですが、米飯なので食べないという状況は見当たらないということで、米離れというような認識は今
のところございません。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 御飯とパン
の給食
の比率
を聞こうと思ったんですが、今ほど週3.5回ということで、要は、週に4日程度は御飯なんだろうということでお聞きしましたので、そういう意味では、逆にお米が出る、御飯
を食べる機会が多くなっているというふうに受けとめます。
私自身が小中学生
のころは、恐らく比率はもっと低かったような、1日おきにパンと御飯が交互だったような気がしますので、それよりはふえているということで、安心はいたしました。
なぜ米離れということ
を持ち出したかといいますと、私自身が実際に聞いた子ども
の言葉なんですけれども、御飯好きですかということ
を聞きました。そうすると、御飯は味がついてないから好きじゃないよと。だから味
のついているパンとか麺
を食べるんだということ
を言う子がおりました。ちょっと衝撃
を受けました。私は教わってきた
のは主食、つまり御飯
を食べるためにおかずがあるんだということで、あくまでも御飯が主で、おかず
を食べてまた御飯
を食べる、そういう考えで教わってきたんですけれども、味がついてないから御飯食べないんだというと、主食は何なんだと、この子にとってはということ
を気になりまして、今でもはっきり覚えていますけれども、そういう子がいるんだということで、ご家庭
の事情にもよるかと思いますが、衝撃
を受けました。なので、給食
のときも御飯は残すというようなこと
を言っておりました。
和食
の基本は御飯があって、汁ものがあって、おかずがあってという基本、王道
の組み合わせがありますけれども、そういうもの
を給食
の場で自然に食べさせて、覚えさせていくことが重要な
のかなと、そう思うわけでございます。基本は白い御飯なんだということ
を、私は日本人であれば身につけておくべきだと。その上で大人になって
の食
の嗜好であるとか、多様性がある
のはもちろん否定はしませんけれども、この日本に生まれ育った以上、そういったところ
を身につけておいていい
のかなと思うわけでございます。
子どもが味がついてないからお米は好きじゃないというような部分について、何か感じるところがあれば、お聞かせください。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 給食におきましては、基本的に主食御飯、みそ汁等も提供させていただいているんですけれども、日本型食事という
のを毎月出させていただいております。それが御飯、みそ汁とおかずというような状況になってございますけれども、幼少期
のころから、学童期においてもそうなんですけれども、そういった給食
を提供することによって、確かな味覚というもの
を覚えさせるということも食育推進計画
の中で行ってございますので、そういった中でバランスよい給食
の提供
をしていきたいなというふうに思っております。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) お考え
を聞かせていただきました。ありがとうございました。小項目②についてはこれで終わります。
今ほど米離れ
の関係について、給食に影響がないかということ
を聞いたわけですが、それ
の一方、もう一つ
の問題として、食品ロスというものが世の中でいろいろ言われているかと思います。コンビニやスーパー等で、せっかくつくった弁当等が売れずに残るということで、大量廃棄される。そういうことがどうなんだということがニュースなどでいわれております。もちろん、もったいないし、せっかくつくった食べ物
を粗末にするなという教えからは、かけ離れるような事態が世の中で起きております。
では、給食と食品ロスがどのように関係する
のかというところに疑問
を持たれるかもしれませんが、給食
の配膳
の残りがあったり、食べ残しがあったりします。これらが食べられずに捨てられるということは、ある意味、一般に食品ロス
の一部
を構成してしまっているものと考えられます。なぜ残る
のか、残される
のかと言えば、それはやはり給食がおいしさという点で足りてないんじゃないか、そう考えられます。決してまずいとは言っていません。おいしさという部分でまだ足りてないんじゃないかと。おいしいものであれば、みんな残さずに食べてくれますし、そういうことで必然的に食べ残しがなくなり、最終的に廃棄はなくなりますから、ロスというものは発生しない。それこそ欠席した児童生徒
の分も余らずに消費
をされるということで無駄がなくなります。要は、おいしいもの
をきちんとした正しい量でつくっていれば、無計画に大量につくったりしなければ、適正消費
のもと、ロスが発生しないと、そういう原理になります。となると、やはりおいしくなければ、残す、残されるというふうにも考えられますので、給食がおいしくあるということは大変重要な意味
をもってまいります。昔とは違って、好き嫌い言わずに全部食べさせるということは、現代
の給食
の場ではやっていないと聞いていますので、自由意志で完食
をしない子どもたちが多くいること、これについては大変残念なことであると思います。
そこでお聞き
をいたします。小項目③給食
の食べ残しと食品ロスと
の関係性についてということで、
教育委員会としてこの点について
の認識、見解等があれば、お伺い
をいたします。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 給食
の食べ残しと食品ロスと
の関係性についてでございますが、食品ロスとは、食べられる
のに廃棄される食品であり、先ほど議員もおっしゃっていましたけれども、スーパーで
の売れ残り、期限切れ
のほか、飲食店で
の食べ残し、食材
の余り等でございます。
学校給食で占める大きなものにつきましては、給食
の食べ残しでございます。量につきましては、令和元年5月実施
の調査結果により、市内小学校で平均9.1%、中学校で平均6.5%となってございます。
食品ロスとなる学校給食
の食べ残し
の原因でございますけれども、嫌いなものが入っている、あとは量が多いというようなアンケート
の調査結果がございます。
教育委員会としては、栄養教諭と委託事業者による児童生徒と
の意見
の交換、栄養
のバランス
をよく食べること
の指導等は行っておりますが、苦手な食材等があるということは、それぞれ
の児童生徒あるかと思いますけれども、先ほど申し上げましたように、味覚
を養うという点で、いろいろな対策としては、リクエスト給食等
を行ったり、または弁当箱
の方式ではなく、食缶方式
を取っていますので、児童生徒がある程度自分に合った量
の給食
を食べることができるということもございますので、そういったことが食品ロス
の軽減にはつながっていく
のかなというふうには思ってございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 先ほど、食べ残し
の理由
の中で、嫌いなものが入っている、量が多いというふうにおっしゃられたかと思いますが、量が多いというところは、私自身が子どもたちから聞いている感触から言えば、決して量が多いという認識はない
のかなと思います。むしろ、嫌いなものが入って、それ
をよけて食べると量が少ないというようなことになっているので、量が多くて残すという
のは腑に落ちない点がありますが、それはそれとして、昔、我々
の小中
の時代であれば、残ったパンとか牛乳は好きな
人が持ち帰ってとか、課外授業
の後に先生がおやつ的に用意して食べさせてくれるとか、そういったことがあって、無駄とかそういうロスがなかったように感じているんです。今では衛生上
の理由が前面に出まして、そういうこと
をさせないということがありまして、結局余ったもの
をセンターに持ち帰るようになる、戻すということで、要は子どもたち
の目
の前で食品が無駄になるというようなところ
を見せてしまっているということで、これは残念なところだなと思っています。
味覚
の話
を先ほどされておりましたが、今
の現代ですから、普段からおいしいもの
を食する機会が子どもたちは多いものですから、口が肥えてしまっています。そういうわけで、少しでも好みに合わなければ、気
の進まない給食
を無理して食べないで、安易に残すということが起きています。これがロス
のもとになります。そういったことからも考えますと、給食も少なからずそういった食品ロスという大きな定義で考えると、無関係ではないんだろうと私は思うわけであります。そういった視点からも、給食
をとおしてきちんとした食育
をする、そういうことが重要なんだろうと思います。
何度か言っていますが、給食がおいしければということで、結果的に食べ残しも少なくなって、余らせることもなくなってくるというふうに言えますが、給食がもっとおいしさ
を追求することが重要ではないかと思います。給食がおいしい、食事がおいしいということは、それだけ生きることが楽しいということにもつながりますので、おいしさ
を最優先に考えてもいいんではないかというふうに思います。
先ほどから、たびたびおいしい給食、おいしいということ
をさんざん言っていますが、ところで、今年度から、学務課内においしい給食推進室というものが設置
をされました。なにやら通称「おい給」と呼ばれているようで、なかなか変わったネーミングであると思っております。それだけにユニークなネーミングですから、何か特別な思いや決意があって、このようにされた
のだと推察
をしておりますが、この部署
の役割というもの
を再度確認させていただきたく、質問いたします。
小項目④おいしい給食推進室設置
の目的と役割についてお聞かせ
をいただきたいと思います。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) おいしい給食推進室設置
の目的と役割についてでございますが、児童生徒
の健全な成長
を目指し、学校給食業務
を一元化することで効果的な運営
を図るため、学務課内においしい給食推進室
を設置いたしました。笠間学校給食センターと岩間学校給食センター及び友部地区
の自校方式
の給食施設
を一括管理し、施設
の維持管理
の効率化
を図ります。
また、施設
の維持管理だけではなく、また、一元的な食材購入により、地産地消
の消費拡大
を推進し、地元食材
を多く使うことにより、旬な野菜
を使っておいしさ
を味わえる安心・安全な給食
の提供
を進めていくために設置
をしたところでございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 全協で配られた資料どおり
のご
説明ありがとうございます。そういうわけで、おいしい給食と名づけられているにもかかわらず、名前と役割
の乖離がありませんかということ
をお聞きしたいんですが、よろしいでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 乖離はないと考えてございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) では、小項目⑤に入ります。
おいしい給食についてということですが、推進室
の名前にも冠としてついています。おいしい給食、これってどういうことだと思いますか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) おいしい給食についてでございますが、学校給食はその目的や定義が学校給食法に定められております。子どもたちへ
の栄養バランス
のとれた食事
の提供
のために教育
の一環として実施
をしております。おいしい給食とは、生産者や調理員へ
の感謝
の気持ち、バランスよく食べること
の重要性、栄養に関する基礎的な知識
を学んでもらいながら、給食
の時間が楽しく、心
を豊かにすることができる給食であります。おなかが満たされ、心も満たされ、子どもたちが笑顔で元気に過ごせるような栄養バランス
の取れた食事
の提供
をしていきます。そんな給食
をこれからも推進していきたいというふうに考えております。
また、きょうは19日ということで、毎月19日が食育
の日となっております。そういったことも含めまして、食育に取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) その食育という日
を私知りませんで、この質問
をしておりますので、特に私は計算
をしたわけではございません。おいしい給食について
の概念等
を今お聞かせいただきましたが、違う角度から話申し上げますけれども、おいしいということは、感覚的には私は味ということに尽きるんじゃないかと思いますが、これ、違いませんか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 味も当然、そう思います。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 栄養バランスということ、先ほどお話がありましたけれども、言いかえれば、塩分がどうとか、脂肪分がどうとか、そういった栄養面から
のアプローチだと思うんですが、それはそれで理解はできます。ただ、それだけだと、どうしてもおいしいとか、おいしくするということにはなかなか結びついてこないんじゃないか、そういう気がいたします。人間は基本1日3食食べますよね。その中で、給食だけが理想どおり
の栄養配分とか
をうたってやっていても、前後
の食生活が、朝晩
の食事がそれ
を考えていなかったらば、全く意味がないとは思いませんか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) そのとおりだと思っております。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 必要なカロリー量であるとか、いろいろな養分等
の摂取については全部平らげた上で
の計算値になりますので、食べ残しが発生した時点で、必要なカロリーだとか、必要な成分
の摂取ができてないんです。そういうことで、給食が不満足なものになってしまうと、結局物足りない、量が少なくておなかがすくということで、自宅などに帰ってスナック菓子やジャンクフード
を食べてしまうという、よからぬ方向に行ってしまいかねないと思います。結局、何が言いたいかというと、給食だけがひとりよがりでいいこと
を言っていても、結果としては全然だめなんだと思うんです。だからそういうよからぬ感触など
を誘発するような給食であってはいけないし、好ましくない食生活
を引き起こすとすれば、既に食育
の観点から見れば、給食が、極端な言い方ですが、やや間違っているとさえ言える
のではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 給食
の提供につきましては、先ほど塩分等もお話がありましたけれども、食育
の摂取基準によって決められている分量で給食
をつくって提供しているところでございます。
先ほど来、給食だけではということでお話されていると思うんですけれども、そのことは当然
のことでありまして、家庭においても、朝食であるとか夕食においても食育が大事でございますので、
教育委員会としましては、学校から毎月「食育だより」というもの
をお送りして、保護者
の方に栄養バランス
のとれた食事
の提供
をしていただきたいというようなことで、投げかけているところでございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 私が言っていることも100%正しいとは思いませんで、全て理想どおりにいけば、給食
のやっていること、考えていることは、それはそれで正しいんだと思います。ただ、場合によっては視点
を変えて考えるべきだということ
を申しあげている
のであって、せっかくおいしい給食推進室という名前
をつけたわけですから、そういった方向性に考えていただければなと思います。名前だけでやっぱり見ていると、そういうこと
を推進する部署なんだろうというふうに現場考えていまして、こういう関係で質問すると、学校
の人と会ったときに、ところで、おい給って何やっているんですかと私聞かれたんです。全協
の資料で話はしたんですけれども、全然関係ないんじゃないんですかというようなニュアンス
の話
をされましたので、まだできたばかり
の部署ですから、これから先、おいしい給食
を推進していく部署として活躍
をしていっていただけばいいんじゃないかと思います。
昨日もありましたけれども、市
の農産物
の地産地消
の面とか、子どもたち
のいろいろな食に対する考えとか、食文化
を伝えると、そういったところから考えていけば、本当に、食事、食育大事でございますので、勉学
のほかにも食事
の面で、食べることについてきちんと教育
の場で教えていただきたいというふうに願うわけでございます。給食がおいしければ、給食
を食べるために学校へ行くと、極論そういう子がいてもいいんじゃないかなと思います。せっかくおいしい給食推進室、名前
をつけていただいたんですから、せめてその言葉どおり
のものになること
を期待して、私は質問
を終わりたいと思いますが、最後につけ加えたり、言い忘れたりしていることがあれば、お伺い
をしておきます。
○議長(飯田正憲君) 教育次長小田野恭子君。
◎教育次長(小田野恭子君) 学校給食
を含めまして、食育という
のは、冒頭に議員
のほうからもお話ありましたように、食育、生きる力でございます。食事
を取ることは、ゼロ歳児から高齢者になるまで毎日行わないと体
のほうもできてきません。そういった中で大事な役割
の一つとして学校給食があるかと思いますので、これからもおいしい給食
を推進していくために努力していきたいというふうに考えてございます。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) 室長から決意表明みたいなもの
をいただけませんでしょうか。
○議長(飯田正憲君) おいしい
給食推進室長根本 薫君。
◎おいしい
給食推進室長(根本薫君) まだできたばかりで、やっと歩き出したというわけではないんですが、これから味はもちろん、安全・安心で笑顔あふれる給食
の時間
を過ごせるような給食
を提供してまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(飯田正憲君) 安見貴志君。
◆2番(安見貴志君) ありがとうございました。決意
をお聞きしたところで、私
の一般質問
を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(飯田正憲君) 2番安見貴志君
の質問
を終わります。
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△散会
の宣告
○議長(飯田正憲君) 以上で本日
の日程は全て終了しました。
次
の本会議はあす20日午前10時に開会いたします。時間厳守
の上ご参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
なお、この後広報委員会
を会議室1で開きますので、関係委員はご参集お願いします。
大変お疲れさまでございました。
午後3時37分散会
地方自治法第123条第2項
の規定により署名する
笠間市議会議長 飯 田 正 憲
署 名 議 員 林 田 美代子
署 名 議 員 田 村 泰 之...