笠間市議会 2008-06-16
平成20年第 2回定例会−06月16日-05号
平成20年第 2回
定例会−06月16日-05
号平成20年第 2回
定例会
平成20年第2回
笠間市議会定例会会議録 第5号
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平成20年6月16日 午前10時00分開議
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出 席 議 員
議 長 28 番 石 崎 勝 三 君
副議長 13 番 萩 原 瑞 子 君
1 番 小 磯 節 子 君
2 番 石 田 安 夫 君
3 番 蛯 澤 幸 一 君
4 番 野 口 圓 君
5 番 藤 枝 浩 君
6 番 鈴 木 裕 士 君
7 番 鈴 木 貞 夫 君
8 番 西 山 猛 君
9 番 村 上 典 男 君
10 番 石 松 俊 雄 君
今回の改正によって、非営利型であった
一般財団法人は、
普通法人として株式会社などと同様に
原則課税が行われます。このことは、まじめに公益のための活動をする民間の非
営利法人の活動を抑制することになりかねず、反対です。
以上の理由から、
議案第51号、
笠間市
税条例改正案に反対の討論とします。
議員諸兄のご賛同を
お願いし、
反対討論を終わります。
○議長(
石崎勝三君) 以上で、討論を終わります。
これより採決に入ります。
初めに、
議案第50号
笠間市
監査委員条例の一部を改正する
条例について採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決です。
本件は、
委員長の
報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第51号
笠間市
税条例の一部を改正する
条例について採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決です。
本件は、
委員長の
報告のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
石崎勝三君) 起立多数です。よって、本件は
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第52号
市道路線の認定について採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決です。
本件は、
委員長の
報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第53号 平成20年度
笠間市
一般会計補正予算(第1号)について採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決です。
本件は、
委員長の
報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の
報告のとおり可決されました。
次に、
議案第54号 平成20年度
笠間市
笠間水道事業会計補正予算(第1号)について採決します。
本件に対する
委員長の
報告は可決です。
本件は、
委員長の
報告のとおり決定することにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認めます。よって、本件は
委員長の
報告のとおり可決されました。
ここでお諮りいたします。
文教厚生委員会委員長から
議案が提出されております。
この際、日程に追加し、議題としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認め、そのように決しました。
ここで、
議案配付のため暫時休憩します。
午前10時29分休憩
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午前10時32分再開
○議長(
石崎勝三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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△
委員会提出議案第1号
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)の改善を求める
意見書について
○議長(
石崎勝三君) 日程第4、
委員会提出議案第1号
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)の改善を求める
意見書について議題とします。
提案者の説明を求めます。
文教厚生委員会委員長海老澤勝男君。
〔
文教厚生委員長 海老澤勝男登壇〕
◎
文教厚生委員長(
海老澤勝男君)
委員会提出議案第1号
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)の改善を求める
意見書について
上記の
議案を別紙のとおり
会議規則第14条第2項の規定により提出する。
平成20年6月16日
笠間市議会議長 石 崎 勝 三 様
文教厚生委員会
委員長 海老澤 勝 男
提案理由でありますが、
長寿医療制度は、
高齢者の医療を社会全体で支える新たな公的医療保険制度であります。しかし、この制度については、
高齢者の負担や医療給付等でさまざまな問題点が指摘されておるわけであります。
このため、
高齢者が安心して医療を受けることができるようにするため、
地方自治法第99条の規定により国などに
意見書を提出するものであります。
なお、
意見書つきましては、朗読をもって提案とさせていただきます。
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)の改善を求める
意見書
平成18年6月健康保険法等の一部を改正する法律により、75歳以上の後期
高齢者を対象とした
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)が、本年4月1日から導入された。
この制度は、
高齢者の
医療費を社会全体で支える新たな公的医療保険制度として創設され、都道府県ごとにすべての市町村の加入により設置された
後期高齢者医療広域連合が運営を行っている。
この制度が始まった4月1日以降、保険証の未着や
保険料の徴収ミス、
年金からの
天引きが多くの反感を招くなど、制度そのものへの信頼がゆらぎかねない状況となっている。
また、
保険料負担において一定の激変緩和措置が設けられたものの、被保険者の負担のあり方、及び
高齢者担当医の導入などの
医療制度の改正に関し、多くの問題が指摘されている。
国は、国民に制度の意義を十分に理解してもらうと同時に、医療保険に対する不安を払拭するための改善努力を行う必要がある。
よって、本市議会は、
高齢者が安心して医療を受けることができるようにするため、国において、低所得者へのより一層の配慮など、負担の軽減を図るとともに、制度導入後の状況を十分把握・検証し、改善すべき問題点を明らかにしたうえで、早急に必要な措置を講ずるよう、
地方自治法第99条の規定により
意見書を提出する。
平成20年6月16日
笠間市議会議長 石崎 勝三
(
意見書提出先)
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣
以上、
議員各位におかれましては、よろしくご賛同を賜りますよう
お願いを申し上げまして、説明といたします。
○議長(
石崎勝三君) 提案者の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
7番
鈴木貞夫君。
◆7番(
鈴木貞夫君) 今、提案されまして、文書を初めて拝見したわけですけれども、この
意見書について一部加筆する修正を出したいと思います。
文書を整えるならば、暫時休憩をいただきたいと思いますが、よろしく
お願いします。
○議長(
石崎勝三君) ただいま7番
鈴木貞夫君から、
委員会提出議案第1号
長寿医療制度(
後期高齢者医療制度)の改善を求める
意見書についての修正動議が提出されました。
この動議成立のためには、2人以上の賛成者が必要です。よって、確認のため、この動議の賛成の諸君の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(
石崎勝三君) 所定の賛成者がいませんので、この動議は成立いたしません。
これより質疑を行います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) 質疑を終わります。
本件は、
会議規則第37条第2項の規定により
委員会の付託がありませんので、これより討論に入ります。
7番
鈴木貞夫君。
〔7番
鈴木貞夫君登壇〕
◆7番(
鈴木貞夫君) ただいま
委員会提出議案に提案されました
後期高齢者医療制度の改善を求める
意見書についての
反対討論を行います。
私は、一般質問等においても、この
医療制度の問題点を何回となく指摘してきました。既に4月からのスタートは実施されておりますが、その実施以来、全国的に制度の中止・撤回を求める世論が多数となり、多くの声が各地から沸き上がっていることは、皆さんもご承知のことと思います。
4月から発足しました。しかし、医師会の協力が全面的に得られず、機能していないのではないでしょうか。
笠間市においては
高齢者担当医が決まらず、終末期患者の在宅診療については何らその保証はありません。
75歳の年齢で差別する医療であることがますます明らかになり、与党の長老と言われる人たちの中にも廃止の声が上がっていることは、皆さんもご承知のことと思います。中曽根元総理大臣、堀内総務会長等からも上がっておりますが、私は、ここで塩川正十郎前財務次官の言葉を一つ紹介したいと思います。
新幹線の中で見知らぬ
高齢者から、わしらはもう死ねということですかと、涙声で訴えかけられ、国が間違っとると返すのがやっとだというエピソードを披瀝しております。そして、今回の
後期高齢者医療制度は、財政上の都合ばかり優先され、人間味が欠けていると指摘しております。
塩川氏は、2001年4月に発足した小泉純一郎内閣で3年余り財務相を務め、社会保障予算の自然増の抑制や国民負担増路線を進めてきた人物であります。そのような人からも、さらに
野中広務前官房長官等からも、この
医療制度に対する問題点が指摘されていることは、この制度そのものが根幹から間違っているのではないかと言うしかありません。
私は、前にも指摘しました。この制度を当初から設計した担当者、大蔵省のOB、また厚労省の参事官等が、5年しかこの制度はもたないとか、この制度をつくるときにだれが責任とるのか、保険者はだれなのか、どこにするのかということで議論が沸騰してなかなか決まらなかった。広域連合をつくればいいじゃないかということになって、一気に話が進んだというふうにも聞いております。
しかし、このことは、私が前にも指摘しましたけれども、この制度の本当の責任者はだれなのか。県の広域連合は、議会はあります、事務局もあります。しかし、実務はすべて市町村の担当者に押しつけられております。市長も、さきの一般質問の回答の中で、国の説明が不十分だったというふうにも言われております。当初から制度そのものがあいまいであり、十分な説明や制度を保障する機関、機能さえ整備されずにきました。
今回提案されている
意見書には、中止、廃止がなく、ただ単に制度の一部手直しを求めております。このように一部手直しでは、制度がただ長引くだけであり、さらに混乱を招き、国民に大きな負担を強いることになると言わざるを得ません。
以上の点からも、中止、廃止に言及していない
意見書には反対します。
以上で、
反対討論といたします。
○議長(
石崎勝三君) 27番
海老澤勝男君。
〔27番
海老澤勝男君登壇〕
◆27番(
海老澤勝男君) 賛成の立場から申します。
先ほどの提案理由で申しましたが、
後期高齢者医療制度が本年4月1日からスタートいたしました。
高齢者の
医療費を社会全体で支える新たなる
医療制度であります。しかし、現在、国会やマスコミなど各所でさまざまな問題点が指摘され、議論されておるわけであります。
この
意見書は、中止とか撤廃とかを前提したものではなく、すべて
高齢者が安心して医療を受けられる制度にするよう求めるものであります。
よろしくご賛同賜りますよう
お願い申し上げます。
以上です。
○議長(
石崎勝三君) 討論を終わります。
これより採決します。
本件は、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(
石崎勝三君) 起立多数です。よって、本件は原案のとおり可決されました。
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△閉会の宣告
○議長(
石崎勝三君) 以上で、本日の日程はすべて終了いたしました。
お諮りいたします。
本
定例会に付された事件は、すべて議了いたしました。よって、
会議規則第7条の規定により本日で閉会としたいと思いますが、ご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
石崎勝三君) ご異議なしと認めます。したがって、本
定例会は本日で閉会することに決定しました。
これで本日の会議を閉じます。
平成20年第2回
笠間市議会
定例会を閉会します。
大変ご苦労さまでございました。
午前10時47分閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する
笠間市議会議長 石 崎 勝 三
署名議員 町 田 征 久
署名議員 大 関 久 義...