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  1. 常総市議会 2021-02-01
    常総市:令和3年2月定例会議(第26回会議) 本文


    取得元: 常総市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-12
    本文へ移動 ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1              〔議長倉持 守君議長席に着く〕  開 議 ◯議長(倉持 守君) 皆さん、おはようございます。  御報告申し上げます。ただいまの出席議員数は21名であります。   ─────────────────────────────────────                 午前10時00分開議 2 ◯議長(倉持 守君) これより第26回会議を開きます。  別紙議事日程により議事を進めます。   ─────────────────────────────────────  日程第1 一般質問 3 ◯議長(倉持 守君) 日程第1に入ります。  昨日の会議に引き続き一般質問を行います。通告順に従いまして、発言を許します。  なお、質問並びに答弁は簡潔明瞭に行うよう、議事進行に御協力願います。  最初に、18番風野芳之君。                〔18番風野芳之君登壇〕 4 ◯18番(風野芳之君) おはようございます。18番風野芳之でございます。通告に基づきまして一般質問をいたします。  いよいよ私どもが毎日、自分として通っている294の近くにアグリサイエンスバレーの姿が着々と表れてきておりまして、進捗状況はどうかなというようなことで、今回通告をいたしました。常総市民、あるいはまた旧水海道地区も合併前から待ちに待っていた姿が表れてきているわけでございまして、これが私ども議会の一員として、二元代表制であることは事実であります、しっかりとしたチェックの下に、みんなに喜ばれる、市民に喜ばれる施設にしなくちゃならない、そのように思っている次第でございます。  一番の問題なのは、後々に公共施設としてやっていくものが常総市の重荷になるようなことになってはこれは大変だ、そこが一番自分としては感じるところでございまして、ぜひそのようなことのない、しっかりしたみんなに喜ばれる、つくってよかったなと思われるようなアグリサイエンスバレーバレーであり、道の駅であるということを願っている次第でございます。そういう観点から質問をいたしたいと思います。  昨日のいろいろな中で全体の状況も分かってはいるんですが、もう一度全体としてどのように今進んでいるかについて、まず御答弁をいただきたい、そのように思うわけでございます。 5 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は答弁席に着座願います。
     これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 6 ◯副市長(藤島忠夫君) 改めまして、皆さん、おはようございます。風野議員の御質問にお答えいたします。  企業立地ゾーンの北側約4.1ヘクタールにつきましては、2月24日の全協でも御説明したとおりでございますが、総合食品物流企業株式会社ムロオが業務を進めてまいることとなっております。なお、株式会社ムロオが敷地内に社員寮も併設し、ムロオの従業員が入居するということもお聞きしております。大変心強いというふうに理解しております。残りの立地ゾーンの状況につきましては、北側から南側へ順次、現在のところ計画どおりに整備が進んでいるというふうに組合から報告を受けており、市におきましてもその状況を確認しているという状況でございます。  以上でございます。 7 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 8 ◯18番(風野芳之君) 今の御答弁をいただきまして、順調に進んでいるというような状況で聞いたわけでございますが、私もアグリサイエンスバレーに関してはいろいろな情報を自分なりに取っております。そんな中で、もしそんなものに通告がないということであれば、私の方が先走っているわけですから、通告がないものについては一般質問ですから通告なしというように言ってもらえれば、それでも結構でございます。工事の現況について、大変難航している工事もあるんだよというようなことも実は聞いております。そんな中において、江連用水の工事というものが、現在、完了をしたか、稲作の問題があるわけですから一番先にやっているんだろうと思うわけでございますが、どのような工事体系でやっていて、なおかつ安全性という問題については確認をしているのかということについて御答弁をいただければありがたいと思います。 9 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 10 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  ただいま御質問がありました江連用水都市エリアを南北に循環しております。約1.2キロぐらいでございまして用水路と排水路がございます。こちらをボックス化して地中化をし、歩道の下に埋める工事をしておりまして、圏央道本線北側の部分までは終わり、圏央道南側の部分に着手しているところでございます。  以上でございます。 11 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 12 ◯18番(風野芳之君) この工事内容は、江連用水の姿が見えないんですが、地下道に入れているんですか、地下に。この状況だけちょっとお知らせください。 13 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 14 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  おっしゃるとおり、地下に埋めております。ボックスカルバートということでボックス化をしまして、10メートル道路の隣に5メートルの歩道を造るわけなんですけども、歩道の下に用水と排水をボックス化して埋めております。  以上でございます。 15 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 16 ◯18番(風野芳之君) 分かりました。続いて、ライフライン、電気を含めた、下水道工事、水道工事、この辺についてはどのような状況で、今、工事を進めているんですか。 17 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 18 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  造成工事は一番北側が今、完了しておりまして、2街区目が約900ヘクタールあるんですけども、こちらが今年9月、道の駅と民間集客施設が今月中、一番圏央道の南側の街区約7ヘクタールが来年3月ということで、造成工事に合わせまして上下水道の整備を行っているところでありますが、下水道は区域外整備は完了しており、1街区は現在、ムロオの建物をGLPが造っているわけですけども、そちらにつなげるようになっております。一番北側に公民館を移設しまして、そこも下水道、電気を使っております。電気に関しても東京電力と現在、事業所の創業に合わせまして協議をしているところでございます。  以上でございます。 19 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 20 ◯18番(風野芳之君) 分かりました。そうしますと、大体今の状況ですと、順調にそちらも進んでいる、本来下水道というものは、当然下水道は市が担当して各地域、我々の地域もそうなんですが、工事をしているというのが状況でございます。今回の下水道事業というのは、前回も全協ではあらかたの説明は聞いているんですが、戸田建設側で一切全部やっちゃうという状況にあるんでしょうか。 21 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 22 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  31ヘクタールの都市エリア内に関しましては、戸田建設区画整理組合で施工を全ていたします。エリアから区域外に関しましては市の整備ということでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 23 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 24 ◯18番(風野芳之君) そうですか。そうしますと、いわゆる農地エリア方面については、下水道は市が担当するという状況になるわけですね。  それで、294の上り車線の反対側、西側になるわけなんですが、そちら側の下水道に関してはいかがな計画をなされますか。 25 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 26 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  農地エリアに関しましては下水道は整備いたしません。おのおの排水処理施設を造りまして流すような形で計画をしております。  以上でございます。 27 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 28 ◯18番(風野芳之君) 分かりました。そんな中で、大変難しい工事とされる江連用水の地下道の問題、地下の水域の問題です。それに合わせまして、企業間の中にある貯水池ですか、貯水池がございますね。その池の整備というのも今やらなくちゃならないわけで、決まっただけのことをやるわけなんですが、これは国交省との問題を含めて、地盤沈下をしたときには国道が高速道路を5ミリ下がると損害賠償を請求するんだというようなお話が情報として流れているんですよ。この辺については、もちろん高速道路が工事によって地盤沈下したときには、当然NEXCOでは補償してくれよという話にはなるんでしょうが、その責任がいく所在というのはどちらのほうに来るのか。施工者戸田建設に来るのか、今回は珍しく官民連携という形でやっていますから、常総市としてはどのようなお考えを持っているのか、それをちょっとお聞かせください。 29 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 30 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えさせていただきます。  こちらの事業に関しましては、事業計画段階から国道事務所NEXCO東日本と協議を重ねておりまして、もし仮に土地区画整理組合の事業によって地盤沈下が起こったということになれば、土地区画整理組合の責任ということになります。  以上でございます。 31 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 32 ◯18番(風野芳之君) そうしますと、それは施工業者の責任範囲である、常総市においてはその責任範囲には入らないということでいいわけですね。分かりました。  そういうことで、民間と違いまして行政が絡んだ仕事になりますと、せっかく道の駅も含めてなんですが、事業をやったものがまずく行ったときに、やめろとか止めるということができないのが行政なものですから、一番これから気をつけなくちゃならないのが垂れ流しの状態というか、何らかの形で事故が起きた、常総市に補償が来る、常総市で何とかしろよというようなこと、またこれからちょっとお話がいくと思うんですが、例えば道の駅一つ取って経営がうまくない、その場合においても、結局お金が足らないから何らかの形で補助をください、あるいはこういう形で助けてくださいというような話が市に来るというようなこと、それが一番怖いんですね。垂れ流し状態にすることが。当初の予算というのは市でしかできない、行政でしかできないものがあるわけですから、そこにかける元金の問題というか、造る場合の状態というのは、これはある程度お金がかかるのは仕方ないんですね。ただ、後々それがどんどん経営がまずくなったときに助けてくださいよという形、それが行政としてしっかりと一線を引いておかなくちゃならない、そのように思っているわけでございます。  いずれにしても何が起きるか分からない状況でございますから、先のことは。一昨年の11月頃までは、まさかこのようなコロナの騒ぎがあるというようなことは思わなかったわけでございまして、それも含めて、責任範囲の基準というものはしっかりとやっておいていただきたい。その辺についてどのようなお考えがあるか、ちょっとお聞かせください。 33 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 34 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  先ほど工事中の地盤沈下等に関しましては区画整理組合の責任と申し上げました。公共施設、道路、調整池、都市公園、道の駅もそうなんですけども、完成後に市に移管されます、公共施設として。市に移管された後は市の管理ということになりますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 35 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 36 ◯18番(風野芳之君) 移管されるということになりますと、結果的に国交省、NEXCOとの話し合いというものは、地盤沈下はずっといつまでも続くということですか、5年間とか3年間とか、工事中という期間を設けてなくて、今、国道が走っている以上、永久的に5ミリ下がったらば補償しろとこういうことですか。もう一度お願いします。 37 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 38 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  今の段階で地盤沈下に関する責任の協議というところまでは、詳細は決定していないところなんですけども、区画整理組合の事業も軟弱地盤であるということで、地盤改良をしっかり施して、現在、事業を進めておりますので、そういったことがないように進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 39 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 40 ◯18番(風野芳之君) もちろんそうだと思うんですね、地盤沈下しないようにやるのは当たり前なんですが。これはもう出るか出ないか、時がたってみないと分からないわけですから、もしそういう状況であるのであれば、しっかりと期間を決めるなり、NEXCO、国交省を含めてしっかりとした常総市としての責任範囲はここまでだよということも、どこかの条文としてうたっておくべきだ、そのように私は考えます。それについて御答弁いただきます。 41 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 42 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  先ほどの公共施設を市に移管替えをする時期に、その項目については詳細に決定をしていきたいと思っております。圏央道の4車線化の工事も、実は調整池、第2調整池といいますが、圏央道本線のすぐ北側に調整池は設置されているわけですけども、そこのすぐ南側に2車線の増加をするということで、橋脚部工事等もございますので、その辺も併せてNEXCO国道事務所と協議をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 43 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 44 ◯18番(風野芳之君) どうぞしっかりとその辺のところはやっておいていただきたいなと思うところでございます。  続きまして、2番に移るわけでございますが、当初のアグリサイエンスバレー、水海道インターチェンジ開発問題については、当然のように、あの地域は関東農政局の管理下にあって役所が絡まないとどうしてもできなかった事業でございます。そんな中において、当初の目的である税収効果、あるいはまた雇用効果、雇用の問題というものも含めて、どのようなお考えでいらっしゃるかについて御答弁をいただきたいと思います。 45 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 46 ◯副市長(藤島忠夫君) 風野議員の二つ目の御質問にお答えいたします。  税収につきましては、都市エリア内の企業立地ゾーン約20ヘクタールの企業誘致が全て完了しますと、固定資産税の土地、家屋だけで約2億円の税収が見込まれるというふうに想定しているところでございます。これ以外にも企業の操業が始まれば固定資産税の償却資産、法人、個人の住民税の新たな税収も見込んでいるところでございますが、まだ数字的には詰め切れてないということでございます。ただそういうふうな想定をしているところでございます。  また、雇用につきましてもお尋ねをいただきました。これも現在の想定でございます。想定は市役所内での想定ではなくて、進出する、また進出を予定する企業等との意見交換の中で、今その精査をしているところでございますが、都市エリアでは企業立地ゾーン及び道の駅、民間集客施設ということを含めると、これも昨年11月議会に茂田議員に御答弁したとおりでございますが1,500人、農地エリアでは約300人弱というような形で1,800人弱ということで進めているところでございます。当市にとって多大な税収と雇用を生み出すということでの期待をしているところでございます。  また、雇用につきましては、先ほど申し上げました数字というものが大変大きな数字でございますから、雇用不足等により企業の開業に影響が出ないよう、早い段階からハローワーク等との関係機関との連携を図っているところでございますし、きたところでもございます。今後、ハローワーク常総だけではなくて、一つのところで1,800というような雇用を調整するのもなかなか難しいということもありますから、県西地区、県南地区のハローワークにもハローワーク常総に御尽力いただきまして、連携して広域的に対応していただくということもスタートしたところでございます。また、高校での就職説明会の実施や市内外からの人材派遣、育成企業からの雇用に対する具体的な御提案もいただいているところでございますので、こういったことを活用しながら雇用確保に向けて進んでまいりたいというふうに思います。  こういうことを進める中では、市内の既存の工業団地への雇用にもつながる、雇用確保にもつながるということも併せて考えていかなければならないというふうに思っております。ただ、我々としてもハローワークが全てやってくれるというふうなこととは思っておりません。やはり常総市から積極的ないろいろな形でハローワークに働きかけをしなければ、なかなか動いてくれないかなということも、大変失礼な言い方なんですが、心配していますので、これから雇用という面では市役所も積極的にいろいろな形で動かなければ、雇用の確保というのは大きな問題だというふうに認識しているところでございます。  以上でございます。 47 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 48 ◯18番(風野芳之君) 聞いていますと大変な、1,800人ほどの人も要る。税収について、企業が稼働してみれば2億円ぐらいの収入があるだろうと読んでいるようでございますが、現に固定資産税、農地から宅地に現在変わっておりまして、当然、激変緩和措置とかという状況がございますから、今日から変わった、1月1日の確定の日でございますが、12月31日で明日からは1日から税金が入るなと、その計算はできないとは思うんですが。現在変わっただけでどのぐらいの数字で表れるか、その数字をちょっとお聞かせいただければ。 49 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 50 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  都市エリアに関しまして、課税面積が31ヘクタールのうち、道路、水路等を除いて約26ヘクタールございます。開発する前の調整区域の田んぼの状態ですと、全体で約50万弱でした。こちらが平成29年度なんですけども、平成30年度から市街化区域内の農地、田ということで現在課税をされておりまして、約1,000万の課税になっております。この後、企業の立地が整いますと、当初の50万弱から約100倍の5,000万近くの固定資産税、土地だけになりますが想定をしております。  以上でございます。 51 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 52 ◯18番(風野芳之君) 50万から5,000万になるというような状況で期待をするわけなんですが、これは不動産鑑定士は入れてあるんですか。路線価というか課税の金額についてどう査定しているのか、ちょっとお聞かせください。 53 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。 54 ◯18番(風野芳之君) 分からないならいいですよ。大丈夫ですか。 55 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 56 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  詳細に関してはちょっと御答弁できないんですが、税の基準に応じて計算をしているということになります。  以上でございます。 57 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 58 ◯18番(風野芳之君) 今の答弁は税の基準ですから基準だけにしておきましょう。それでいいですね。  ぜひその辺もところも含めてこれからしっかりとした予定を立てて、それが回っていけるようにしてやっていっていただきたいと思うところでございます。  もう一つ、雇用の問題でございますが、1,800人採用したいというようなことでございますが、全く人がいません。大変なことが起きます。しもつま鯨工業団地、これが3社の稼動が始まりますね。大体同時期だと思います。もう既に1社は建設が始まりました。今後は、大体1,000人から1,500人というような調査が私の情報では入っています。それから、坂東は14社がもう稼働しております。あと2社入ることになっているんですが、これはこれからの整備に使うわけですね。それで、新規の採用で581人欲しいという報告を受けています。1,360人の雇用を予定しているという状況でございます。それに合わせまして、学園でZOZOTOWN、万博会場の中にNECの研究所がありました。ここが今2棟の同じようなものを造っており、ZOZOTOWNの流れでございます。これが約2,000人、既に東光台にあるZOZOTOWNだけで人がいないでどうにもならないで、エクスプレスを使って千葉、埼玉から人を寄せているというような状況でございます。これは私の情報なので答弁はできないかもしれないですが、今、常総インターの中で第2工区、第3工区、第4工区が売約がだんだん決まってきているという状況にありますと、そこで4,000人の人が必要だという情報もあるわけなんですよ。そういう中において、これは大変な人手不足が起きるんだと。既にもうZOZOTOWNは1,300円の時給を払っているというような情報も流れています。  そういう状況ですから、茨城県内の最低賃金というものは標準にならんという状況になっているわけですね。そういう状況で、どれだけ人が不足になってくるか分からないという状況でございまして、茨城県西地区の高等学校23校を私は全部調べました。卒業生3年生が4,903人しかおりません、23校。これは県西議長会の笠間地区を除いた八千代、境、五箇、五箇には高校はありませんけども、境と八千代には高校があります。その町を入れたとこですね。23校で4,900人の卒業生しかいない。その中で、どうやって人を集めていくのかということに関しては、今のハローワーク頼み、県西、県南のハローワーク、地元のハローワークといっただけでは、到底おぼつかないのかなと思うんですが、そのような話を企業としたことがございますか。 59 ◯議長(倉持 守君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 60 ◯副市長(藤島忠夫君) ただいまの御質問にお答えいたします。  我々としては、まず進出されたムロオ、次に進出を希望されている会社とは、事前にその単価等の近辺の企業、優良企業がお見えになりますので、同等の企業での賃金も先方もよく調べていらっしゃいますし、常総市の事情も教えていただきたいということでの調整は、私が出席しておりますのでやっております。ただ、先ほど風野議員からおっしゃっていただいたとおり、正規、非正規を入れて2,000弱、1,800というような現段階での積上げの数字は、今まで常総市が経験したことのない数字でございますので、我々としても、先ほど言葉足らずでしたが、企業も私たち以上に開業という目的がありますので、自分たちの努力はしてくれているんですが、我々も来ていただくという観点からも、その辺のところはよほど具体的に、ただ単に精神論だけでは済まないという認識でおります。現状の形態としては、県内のハローワークのノウハウは使いたいというのは思うんですが、どんなふうに使うかということを、今、風野議員から心配いただいた背景の中でどう使えるかということと、人材派遣の企業も、私はお会いしてないんですが、市長のところにもある程度の数を確保できるような人材派遣の専門の会社も、セールスと言っては失礼な言い方かもしれませんが、そういう申出があるということでありますので、あらゆるチャンネルを使わないと令和5年3月にこっちは整備ができた、建物ができた、ただ創業がというようなことだけは回避しなくちゃいけない、行政側としても回避しなきゃいけないという思いでやっておりますので、さらに風野議員はいろいろな意味でいろいろな方とのお知り合いが多いものですから、これからそういった面でも御指導いただければというふうに思っております。 61 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 62 ◯18番(風野芳之君) 大変危機感を感じているのが現状でございます。ぜひとも進出企業にも実情を踏まえていただいて、綿密な打合せをしていただき、それが常総市の定住人口につながればなお結構なことでございますから、そういうのも併せて考えておいていただきたいと思うところでございます。  続きまして、3番目に移るわけでございますが、土地改良組合から7,000平米の土地が公共減歩というもので、目的が道の駅と民間施設の場所で使ってくれということで無償提供されたという御報告があるわけでございます。これについてもう一度、本来なら全体の耕地整理をやったときに余剰地として出たものについては、開発をやった者が売って、あるいは何らかの利用をして経費に充てていくということが往々にしてあるわけでございます。今回、7,000平米を市に御提供いただける、これはもう大変ありがたいわけでございますが、それについて地目等も含め、どういうふうな対処をしていくのか御答弁をいただければと思うところでございます。 63 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。
                   〔副市長藤島忠夫君登壇〕 64 ◯副市長(藤島忠夫君) 風野議員の三つ目の御質問にお答えいたします。  まず、初めに減歩の定義について答弁させていただきます。  既に御案内とは思うんですが、減歩とは土地区画整理事業で整備する公共施設のための土地や事業費に割り当てるための保留地を確保するためになされるものでございます。道路、公園、調整池等の公共用地のための減歩を公共減歩、誘致企業等に売却して事業費に充てる保留地のための減歩が保留地減歩でございます。公共減歩7,000平米につきましては、土地区画整理組合において事業費を捻出すべき保留地の面積を確保した上で、道路用地である道の駅用地の一部を公共減歩として組合で創出したものとなっております。この措置は、アグリサイエンスバレー事業が官民連携事業であることから、少しでも市の負担を減らすために提案していただくものでありますので、隣に建てる民間集客施設の用地ではございません。なお、この公共減歩7,000平米は、道の駅用地の購入と同時に引き継がれまして、引き継がれた後は常総市が地権者となるようになっております。  以上でございます。 65 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 66 ◯18番(風野芳之君) 難しいんですね。どうやって今やろうかなと思っていたんですが。7,000平米は、簡単に言えばまちでお使いくださいよという行為だというように取るべきなのか、あるいは民間集客施設を造る、運営する側も含めて、そこに7,000平米があることによって大変有利に状態が動くよと。あるいはまた、道路用地として出してくるのか、そういうものも含めて、地権者が常総市になる、常総市は2万平米の中で1万3,000平米の代金を払って、事実上、地権者は常総市が2万平米になる、こういうことですから、ちょっと何か、すっかり甘えちゃっていいのかいというようなことも考えざるを得ないわけなんですが、もう一度大丈夫だというお話をしていただければありがたいと思います。 67 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 68 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  アグリサイエンスバレー事業に関しましては、事業の構想段階から戸田建設株式会社を事業パートナーとして官民連携事業で進めてきております。事業を効果的に推進するための戸田建設の社会貢献といったものが一番大きなものと考えております。  以上でございます。 69 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 70 ◯18番(風野芳之君) 分かりました。非常に効果的に使ってくれということなんだということで、そのように理解しましょう。そんなことでございます。  そんな中で、圏央道、今4車線工事が現に始まっておりまして、あと3年ぐらいの状況で4車線が完成するということの予定でございます。そうしますと、私も何社か、幾つかのお話を聞かせていただきましたけど、本当にこの首都圏連絡道というのが注目を浴びています。ぐるぐる回りましても恐らく300キロ、270キロが今開通していますが、この中で一番のインターチェンジじゃなかろうかと思うくらい、間違っても五本の指に入ると思うくらい自慢をしているような場所でございます。そういう場所に、市長は、先ほども私申し上げましたけども、資金を投資しながらこの地域の活性化を図りたいというのが大目的でありますから、資金の集め方も含めて、市長から一言、道の駅、アグリサイエンスバレーオープンに向けて、ひとつ御所見をいただければと思うところでございます。 71 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 72 ◯市長(神達岳志君) 風野芳之議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  アグリサイエンスバレー構想全体の中でも、具体的に効果という部分の税収の問題であるとか、御心配をいただいている雇用の問題であるとかという部分を前向きに御心配、また御提言をいただきましてありがとうございます。  何度もお話をさせていただいていますし、共通認識は風野議員と全く同じだと思いますが、これからの10年後、20年後の常総市をどうするんだということにとっては、次の時代にたすきをしっかりつないでいくためには、人口減少という時代を切り抜けていかなきゃいけない。人口減少イコール税収の減ということにもなりますから、しっかりと税収を稼ぐ努力をしていかなきゃいけない。ましてやコロナ禍で税収が5億、6億、7億と減ってきている状況を少しでも戻していく、戻していった先にこれをまたかつての90億から100億まで持っていけるような仕組みというものも考えていかなきゃいけない。そして、理想を言えば、一般会計の半分ぐらいは市民税収でいけるような形というものを将来的につくっていかないと新しい道路を造ったり、直したり、また市民サービスを行ったりということができない。そのための大きなきっかけづくりとしてのアグリサイエンスバレー構想であります。ですから、行政だけでやるものでなくて官民連携でありますし、来ていただいた企業と一緒になって1,800人余りの雇用、その方々の定住、新たな工業団地の造成、いろいろな部分で道の駅に関わる農業法人の収入のアップ、新たな企業の進出、市内外を問わずスタートアップ、私もこういう商売をやってみようという形で、人と物と情報とお金、これが今までよりも大きく動くことによって経済効果の波及をしっかりと市民サービスにつなげていくためのアグリサイエンスバレー構想、道の駅でございます。しっかりと議員の御指導もいただきながら頑張ってまいりたいと思います。ありがとうございます。 73 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 74 ◯18番(風野芳之君) どうぞ、元金と申しましょうか、開設に当たります資金というものは、首長がしっかりと管理をして持ってこられるものは持ってくる、負担のかからない方法を取る、それが首長の大きな仕事でございますから、ぜひともそういうものに向けてしっかりと10年後、20年後のためになるような施設にしていただきたい、そのように思うところでございます。  それと、スタートのときにも申し上げましたが、税金の垂れ流し的なことの起きないような契約、それについては、各契約事項においてしっかりと目を通していただいて、万全の体制を取っていただきたいというように思うところでございます。アグリサイエンスバレーについては今回たくさんの方が御質問をされるわけでございますので、私の情報を交えた中で御答弁を頂戴いたしまして大変ありがとうございます。  続きまして、大きな2番に入りたいと思うところでございます。 75 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  風野芳之君、質問を継続してください。 76 ◯18番(風野芳之君) 2番の都市計画及び公共施設の維持管理についてということで再度質問をするわけでございますが、これは私どもが今期の議員の選挙があった初めての議会のとき、2年前近くになりますが、どのようになっているだろうと。合併当初、石下町、水海道市にも同じような施設があったり、都市計画も同じようにされていた部分がございます。しかし、それがある意味では進行してない部分がたくさんございまして、後の状況で当時の答弁としては各課だけではどうにもならないということで、市の中に総合的な場所をつくって、早急に結論に向けていきたいんだというような御答弁をいただいているわけでございます。  そんな中で、残念ながらこの1年コロナというようなことで、恐らく会議の中での進行も遅れているんじゃなかろうか、そのように思うところでございます。資産管理課もできまして、一括した処理方法、施設の見直しというのも御検討なされているんだと思うんですが、その件について御答弁をいただければと思うところでございます。 77 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 78 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 御質問のうち、都市計画についての観点からお答えをさせていただきます。  都市計画事業につきましては、社会情勢の変化にも対応し、見直しを行っていく必要があると認識をしております。その上で、現在、計画書の作成及び既存の計画の見直し等を順次行っているところでございます。  令和元年5月以降の進捗といたしましては、人口減少や少子高齢化が進展する将来に備え、市街地の拠点性を高めながら、持続可能なまちづくりを目指す立地適正化計画の作成を進めており、議員にも委員としてお力添えをいただいているところでございます。また、市民を交えて課題等を整理するワークショップ等を実施しながら、石下駅周辺地区のまちづくり方針の取りまとめを行っているところでございます。これらの計画は、令和3年3月の作成予定で進めており、立地適正化計画につきましては、周知期間を設け、令和3年11月の公表を目指して作業を進めているところでございます。  令和元年5月に御質問をいただきました石下東部拠点地区の活用につきましては、地域の皆様と石下駅周辺地区を含め東部拠点地区の将来像を整理しつつ、立地適正化計画において誘導区域に定め、まちの拠点となる都市機能を誘導するエリアとして、国の制度や官民連携を視野に入れ、整理をしているところでございます。  今後につきましては、来年度から庁内に地域拠点整備課を創設し、引き続き市民を交えたワークショップを実施し、併せて民間提案制度を活用した官民連携の事業化を目指し、石下、水海道それぞれの拠点について関係課の事業計画を踏まえ、内容を具体化していく所存でございます。  次に、都市計画道路の見直しにつきましては、都市計画マスタープランの見直しの後に実施する予定でございます。議員の御指摘どおり、都市計画道路につきましては、社会情勢や地域のニーズの変化などとマッチしていない路線もあると思われ、まちの将来像を見据え、実情に沿った計画の変更、見直しを図ってまいります。  都市計画事業につきましては、順序立てて計画の策定や見直しを進めていく必要があり、現状を把握して計画を立案し、市民との合意形成を図り、茨城県等関係機関に対する諸手続きが必要になります。そのため、検討には複数年の期間を要しますが、着実に実施をしてまいります。  以上でございます。 79 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君、待ってください。もう一方に答弁をさせます。続いて、総務部長。               〔総務部長沼尻秀子君登壇〕 80 ◯総務部長(沼尻秀子君) 大項目2の1)の御質問のうちの公共施設の検討経過についてお答えいたします。  公共施設の在り方に関しましては、令和元年7月に庁内の意思決定組織として設置しました公共施設等運用戦略会議を中心に検討を進めているところでございます。戦略会議では、公共施設の総合的な利活用や大規模改修などの中長期的な維持管理に関する審議を所掌事項としており、令和元年度に5回開催し、保育所の再編や幼稚園の整備方針、石下東部拠点の活用方針などを協議いたしました。保育所及び幼稚園については、第一、第二保育所の小学校への移転が昨年11月に完了し、3月末には第四保育所の移転及び石下西部統合幼稚園の整備が完了するなど少しずつ成果が表れております。  今年度はこれまでに5回の戦略会議を開催し、東部統合幼稚園の方向性、市有財産の貸付及び売払いなどを協議し、9月にはその下部組織として五つの推進委員会を設置し、詳細な検討を開始いたしました。この推進委員会では、検討課題に関係する施設所管課及び資産管理課で構成し、移転後の保育所及び統合後の幼稚園の跡地活用に関すること、小中学校の適正配置に関すること、水海道公民館と市街地施設の活用に関すること、内守谷公民館に関すること及び常総市福祉会館、ふれあい館になりますが、その利活用に関することについてそれぞれ検討してまいりました。各推進委員会では、これら5件の方向性と課題について延べ21回にわたる協議を行った上で、その検討結果を戦略会議で審議し、今後の方向性について庁内の意思統一を図りました。新年度からは、これらの課題の解決に向けて市民との対話を行い、公共施設の現状や方向性の共有を図りながら、計画の素案づくりを進めてまいります。計画案が具体化しましたら議員の皆様にお示しさせていただきたいと思います。引き続き、公共施設の適正な維持管理に努めながら、公共施設等運用戦略会議及び推進委員会を中心に施設の適正配置や有効活用に全庁一丸となって、スピード感を持って取り組んでまいります。  以上でございます。 81 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 82 ◯18番(風野芳之君) 御答弁をいただきました。立地適正化計画、あるいはまた戦略会議というのをやってくれているという状況でございますが、関連もございますので、2番目のアグリサイエンスバレー構想の中に、道の駅に来た人たちを市中に回遊させるんだというような文言がございます。どのようなことをお考えか御答弁をいただいた後に、再質問をさせていただきたいと思うところでございます。 83 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 84 ◯副市長(藤島忠夫君) 風野議員の御質問にお答えいたします。  道の駅を交流拠点とした来訪者を市内へ回遊させる仕組みづくりにつきましては、新年度より実施予定のじょうそう観光地域づくり事業において、受入れ側であるそれぞれの地域の方々と準備をしていく予定でございます。市内公共施設においても多くの方々に御訪問いただけるよう、道の駅開業までの2年間、この事業において庁内一丸となって受入れ体制の構築など、具現化するための取組を行ってまいる予定でございます。また、これまでも交流人口拡大にサイクリングを生かすことは申し上げておるところでございますが、道の駅という交流拠点から市道を介してサイクリングロードへの接続を分かりやすく案内することは、多くの来訪者に市内を回遊していただくためにも、ぜひとも必要なことと考えております。今後は、まち中への誘導案内もスケジュール感を持って進めてまいります。  以上でございます。 85 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 86 ◯18番(風野芳之君) 大変いろいろな努力のお話を今御答弁いただきました。資産管理課で御答弁を用意してくれたんだと思うんですね。どういう答弁をしてくれるか、管理課ではどのように資産の管理をしているのか。この2年間でこうだよというようなことがございましたら、ぜひ御答弁いただけますか。 87 ◯議長(倉持 守君) 資産管理課長。 88 ◯資産管理課長(倉持 敏君) お答えさせていただきます。  先ほどの総務部長の答弁でも申し上げたとおり、令和2年度中におきましては庁内での意思統一を図って、喫緊の課題について今後の方向性を見いだしたところですので、新年度におきましては、最も重要な点といたしまして、地域住民の皆様や関係者の方々との対話を深めた上で、公共施設の更新問題に関する共通理解を図った上で、将来への負担を先送りしないように問題点をしっかりと整理しながら、将来的な今後の計画を整えていければというように考えております。  以上です。 89 ◯議長(倉持 守君) 風野芳之君。 90 ◯18番(風野芳之君) 私も先ほどからずっと1時間ぎりぎりまで質問をさせていただいておるわけでございますが、首都圏連絡道路4車線化、あるいはまた地域性、地の利という問題を含めて、大変常総市というものがクローズアップされる。道の駅ができること、あるいはまたアグリサイエンスバレーが報道されることによって、相当の宣伝効果が私は出ると思うんですね。石下地区にお城がある、あのお城があることだけで、294号でお城があるところの近くだよと言えば、ああそうかと、行ったことがある人はすぐ分かる。それくらい宣伝効果があるというように思うわけでございまして、ぜひともこの時期をしっかり捉えて、常総市の定住人口を増やす、これも目的でございますから、皆さんに好まれる常総市に、まちづくりをやっていただきたいと願うものでございます。  年度末でございます。職員の皆様には本当に長い間お勤めをいただいて定年を迎える方もいるわけでございます。まして副市長は今回任期が来るということも報道されております。どうぞひとつ御退職後も御自愛をいただきながら、ぜひ常総市発展のために御尽力をいただければと思うところでございまして、大変御苦労様でございました。  以上で質問を終わります。 91 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午前10時59分休憩   ─────────────────────────────────────                 午前11時11分再開 92 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、14番中村博美君。                〔14番中村博美君登壇〕 93 ◯14番(中村博美君) 皆さん、こんにちは。14番中村博美です。通告に従いまして本日は二つの質問を行います。インターネット中継を御覧の皆様、お忙しいところ誠にありがとうございます。また、本日は、まち中の皆様や三妻、五箇地区の大勢の皆様に傍聴にお越しいただきたいところではあったのですが、傍聴は中止ということでとても残念です。  冒頭、いまだ収束の見えないコロナではありますが、ワクチン接種が始まり、少し収束の兆しが見えかけてきたのではと思うところです。本日まで、コロナでお命を亡くされました世界の約255万人の皆様の御冥福を心よりお祈り申し上げ、現在コロナと闘っておられる皆様に応援の言葉を贈ります。  さて、そんな中、本年7月に開催が予定されていますオリンピック・パラリンピック組織委員長の交代が直近の大きな話題となりました。元委員長の女性蔑視発言が国内外に波紋を広げ、日本の女性活躍支援の遅れを世界中に示した形となりました。内閣府は第5次男女共同参画基本計画を閣議決定したところですが、2020年の女性管理職の比率の30%目標は達成できず、新たに「2020年代の可能な限り早期に」とし、達成時期を先延ばししたことは大変残念な結果です。  そんな中、先ほどのオリパラに戻りますが、男女平等を世界に示すため、橋本聖子会長が五輪組織委員会の女性比率割合目標を40%と掲げ、2日前の3月2日の理事会で33名中7名だった女性理事を45名中19名の女性を理事候補として選出し、何と女性比率を21%から倍の42%へとスピード改革を行いました。これには驚きましたが、単なる数合わせにならないことを願うばかりです。  当市としては、人権推進課男女共同参画係の名称が4月よりなくなり、ダイバーシティと命名を変更、多様性を重視する形となりました。しかし、男女共同参画推進協議会も継続するとのこと、2007年3月22日には常総市男女共同参画推進条例も制定されている当市でありますので、2期目の神達市長に男女共同参画の理解と推進に力を入れていただきたいとお願いします。  この広報紙は男女共同参画広報紙常総ナンバー11番なんですけどね、これは2月10日に発刊されまして、この表面に市長の御挨拶で、家庭内暴力やコロナでの非正規雇用の女性の解雇等被害を受けるのは女性が多いことも判明していますと挨拶に書いてくださっているので、御理解いただいていることと思います。引き続き推進をよろしくお願いします。  そして、今回の質問の道の駅についても、2期目の市長としてぜひ成功し、常総市のにぎわいづくりをしていただきたい。×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××また、私なんかより三妻、五箇に支援者の方々がたくさんいらっしゃる議員の方々とともに、地権者を含めた三妻、五箇の地元の勢いが熱量が大切です。成功するか失敗するか、横目で眺めているのではなく参加し、大いに盛り上げていこうとする姿を示すことが成功の力になり、成功につながると信じています。女性団体の長の方々や様々な方々に「道の駅の応援団をつくろう」と話すと、「ええ、もうできるんでしょう、中止はないですよね。楽しみにしていますよ。応援団をつくるほど大変なことなんですか」と反対に私が励まされる言葉をいただきました。  話は少し長くなりますが、これは関連なのかと思える部分もあるかもしれませんが、全て関連です。議長、御理解よろしくお願いいたします。  続けます。常総市は、水海道市時代から市長選挙のたびに前に進むことを阻止されてきたことがありました。今回2期目の神達市長選もあることないこととよく言いますが、いえ、ないことないことのデマである誹謗中傷ビラが道路にまかれていたり、幾つも幾つも私の自宅ポストにも送られてきて、またかまたかと嘆かわしくなりました。それは常総市の恥でありますが、全て警察に届けてある事実です。それに勝ち抜き、コロナと闘い、大きな課題の一つとしてアグリサイエンスバレー構想の成功に向け、全力を投じている神達市長であります。  常総市には茨城県初の女性市長がいらっしゃいました。冒頭に申しました男女共同参画に関しては、男女共同参画室をつくられた市長であります。私はうれしくて、女性市長には様々な質問をぶつけ、議員として張り切っていたことを懐かしく思います。また、当時の女性室長とは女性団体で現在一緒に活動しています。その市長選挙の争点は、まち中の、現在市民の広場と命名されているただの駐車場です。その選挙は今回の選挙よりさらにひどいものでした。ありもしないでたらめな情報をチラシだけでは済まさず、スピーカーで市内中を流し、それを勘違いして信じた市民が多数いました。「内守谷きぬの里に引っ越してきて2年になるけれど、もうすぐ破綻するような常総市に来てしまい、がっかりしました」、「いいえ、それは違います」と私が言うと、「そうなんですか。あの500億円まであと一歩というのはどういう意味ですか」と聞かれ、説明しました。  あのとき、元市長の最後の演説が筑波銀行の北側で行われ、こう語られました。常総市として夢のある、将来性のある施策を公約として熱く語られ、この場所に国からの支援金を投入し、建物を建て、中心市街地の活性化に取り組む約束もされました。また、市長御自身もまち中の市長であり、そこが生まれ育ってきた地でもあります。しかし、演説を聞いてくださる方はわずかな方々でした。元市長はこう語られました。「皆さん、おうちの中、お店の中にいらっしゃいますね。窓から私の顔が見えますか。私の声が聞こえますか」、私は後ろで聞いていて涙が出ました。結果はあり得もしないデマに惑わされた市民が選んだ新市長が誕生しました。新市長は、前市長が県、国のつながりを生かして得た国からの支援金6,600万円を、建物を建てない公約を守るため国に返還をし、あの場所は長い間トイレもないただの駐車場になってしまいました。6,600万円を国に返してしまったことは、至極至極残念な結果となり、今でもまちの皆さんが期待するまちの賑わいは遠いものになりました。あのとき、建物を建て市民センターのような役割をし、市民の交流の場となっていたらと思うと無念でなりません。もう少し話は長くなりますが、関連です。  私はバザーとフリーマーケットが大好きでした。バザーは、神林市長時代から市民の仲間とともに16年間にわたり、市のイベント時に開催し、軽自動車3台、車椅子を乗せる軽自動車1台、ダンプ式軽自動車1台の計5台を市に寄附しました。残念ながら全て私の車とともに、5年前の水害で市役所駐車場にて水没してしまいました。フリーマーケットは、東京代々木公園に家族全員で出店したり、県外のあちらこちらに出店したり、県内ではつくば市や守谷市、守谷広域のイベントでもフリーマーケットをしました。市内では、あすなろの里や市役所での開催時も個人で出店しました。ある事情から、このある事情を話すと長くなりますので省きますが、ある事情から千姫まつり第2回、3回、4回、5回、6回の5年間、私は一人でボランティアにてフリーマーケットの仕切り屋を行いました。仕切り屋は大変なんですよ。自分の店をいいところにとか、何かと便宜を図ってもらおうとか、それらをビシッと決め、朝早くから最後終わるまでもうくたくたでした。私は、市民の広場が元市長時代に建物が建ち、完成したらバザーやフリーマーケットで、市民とともににぎわいをつくるエコ活動をすると心に決めていました。結果はああなってしまい、残念ながら何もしていません。再度申しますが、中心市街地活性はあの時点でストップしてしまい、常総市として大きな損害となりました。  アグリに戻りますが、昨年の令和2年7月16日、指定管理者予定のTTCが経営しています「道の駅木更津うまくたの里」へ建設経済委員会の皆さんと視察にまいりました。先ほども風野議員が申されましたけれども、その際、圏央道をぐるり1周走り、ほかにもインター周辺を開発しているところはあるのか、この目で見てまいりました。インター周辺の開発は五霞と坂東、古河にもありましたが、当市の開発は国道294号線、それも片側2車線の4車線道路とつながり、東京から茨城県の入り口である谷和原インターからは13キロしかない常総インター周辺開発であり、大変地の利のよいインター周辺開発であると委員で確認いたしました。全国からも注目されているこの開発を失敗させるわけにはいかないし、道の駅集客施設、都市公園にも大勢のお客様に来ていただきたい、そして道の駅ほかの開発を楽しみにしている皆様に喜んでいただきたい。そういった観点から、皆様の声を代弁し、道の駅の細部にわたり質問をしてまいります。  それでは、1)道の駅を交流拠点として人を呼び込み、さらに来訪者を市内へ回遊させる仕組みづくりの進捗状況を具体的に問う、これを一番心配している人が多いんですよね。御答弁よろしくお願いいたします。  それでは、一問一答方式ですので、質問席に移ります。 94 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は答弁席に着座願います。  これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 95 ◯副市長(藤島忠夫君) 中村博美議員の一つ目の御質問にお答えいたします。  道の駅を交流拠点として来訪者を回遊させる仕組みづくりの進捗につきまして、初めに道の駅の施設機能への仕組みがございます。現時点での内容でございますが、各種地域情報を置くだけでなく、市内周遊のための案内板の設置、市内周遊体験の窓口設置、インターネットでの販売サイトを活用した地域商品の取扱い周知、また施設の玄関口である総合案内に地域の、常総市の魅力をより発信、案内できるコンシェルジュの配置など、現在の設計業務や指定管理予定者との調整において具現化のための検討をしているという状況でございます。 96 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 97 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。答弁の中で幾つか理解ができないものがありますので、よろしくお願いします。  インターネット販売サイトですね。ECサイトというふうにお答えをいただきましたが、インターネット販売サイトについてもう少し詳しく説明をお願いします。 98 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 99 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) 議員の御質問にお答えいたします。  ECサイト、インターネットでの販売サイトですけれども、これは、例えば道の駅の小棚に置き切れないようなものも、道の駅で発信をして買えるようにするシステムとお考えいただければと思います。  それから、道の駅で一旦買ったものを気に入っていただいて、その後ずっと買い続けたいというような場合はインターネットを通じて購入ができるというものでございます。そのほか、いろいろな常総市の物産、農産物等をインターネットサイトを通じて購入できるというようなものを、道の駅の情報発信コーナーで発信しながら皆さんに情報を拡散していくということができるようになると思います。  以上です。 100 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 101 ◯14番(中村博美君) 魅力をより発信、案内できるというところ、これのことですね。コンシェルジュって何、お願いします。 102 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 103 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) お答させていただきます。
     皆様が既に既存の道の駅とか行ったことがあれば分かりやすいんですけれども、情報発信コーナーですとか、観光案内コーナーのようなところに観光協会の人が座っているような場面を見たことがないでしょうか。そのような案内人なんですけども、これにはよい事例とあまりよくない事例がありますので、それも含めて御説明させてください。  道の駅に置くコンシェルジュでございますが、訪れた人と地域の立ち寄りどころや商店、このマッチングサービスができるというのがいい例だと思います。具体的にやりたいことや食べたいことがあるお客様には具体的に御案内する、また、ぴったりお客様の要望に合わない場合には代案を御提示する。それから、具体的に目的がないんだけれどもちょっと時間があるというようなお客様には御提案をする。そのような形で、来たお客様を地域に案内できるサービスをする人というふうにお考えください。ちなみに、あまりよくない例ですと、ちょっと奥の方に座っていて声がかけづらいというような場合はあまりよくない例だと思いますので、このような形で役割を果たすのがコンシェルジュでございます。 104 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 105 ◯14番(中村博美君) 何か安心できて、入ればいろいろな情報が取れるというふうに理解をしたらいいんですね。ありがとうございます。  では、2番に移ります。2番は、道の駅と民間集客施設、観光農園、都市公園を連携させ、エリア全体でにぎわいをつくり出す具体的な考えというのを問います。御答弁よろしくお願いします。 106 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 107 ◯副市長(藤島忠夫君) 二つ目の御質問にお答えいたします。  エリア全体でのにぎわい創出につきましては、道の駅単独での集客効果よりも、隣接します民間集客施設、都市公園、観光農園までを集客ゾーンとして集客の相乗効果を図り、より多くの人に訪れてもらえるよう進めているものでございます。これも何度かこれまでの一般質問でもお答えさせていただきましたが、これが当市の道の駅の最大の特徴であり、最大の優位性でございます。  進捗状況につきましては、隣接する民間集客施設に関しましては、現在、道の駅の設計業務等を合わせて施設配置や車、人の動線等に関して協議をしている状況でございます。出店内容等につきましては、本市の指定管理予定者と調整を行い、お互いに連携できる仕組みを検討しており、新年度より具体的な設計業務を実施する予定というふうに伺っているところでございます。  次に、都市公園につきましては、道の駅、民間集客施設、観光農園との中間に位置しますので、移動の際の中間地点として活用できる仕組みを民間事業者の意見などを踏まえ、検討しているところでもございます。  続いて、観光農園に関しましては、現在、施設設計を検討しておりまして、エリア内の連携が図られるよう、同じく指定管理予定者、民間集客施設と協議をしている状況でございます。いずれにいたしましても、エリア内の進出予定者はそれぞれ単独での集客ではなく、お互いに連携することを念頭に早い段階から協力しながら進め、先ほどから申し上げておりますように、当市の道の駅の特徴というものも、優位性というものも、こういった連携により具現化してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 108 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 109 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。一言で言えば、まだ調整や協議をしているところということで、はっきりと決まっているのは、ここが最大の特徴であって、ここに集客ゾーンを持ってくるということなんですけど、今言ったその三つのところを1か所に車を置いて人の動線というか、人の動線、人が歩けるような案内とか、そういうのはどこで考えるんですか、御答弁ください。 110 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 111 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  道の駅等に車を置いて少し歩けるような、楽しくなるようなその動線の仕組みをつくってほしいという解釈でよろしいでしょうか。  まず、道の駅なんですけども、現在、設計業務を進めておりまして、駐車場施設内のレイアウトにつきまして、利用する方の安全面と利便性を最大限に考慮し、民間集客、都市公園、観光農園などとの施設で連携しまして、先ほどから申し上げていますけども、集客の相乗効果を図るために相互に利用しやすい歩行者動線や駐車場利用の連携、イベント等の開催時に活用する広場の共有化に配慮した外構計画となるようにしてまいります。  さらに、現在、様々な企業から次世代のモビリティ、マイクロモビリティと申しまして、小さい乗り物なんですけども、モビリティであるとか、自動運転などの新しい移動手段の提案も受けておりまして、道の駅、民間集客、都市公園、観光農園、この四つの施設の間も移動手段として安全で楽しくなる仕組みとなるように検討をしてまいります。  以上でございます。 112 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 113 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。聞いているだけで何かすごい楽しい感じがして期待をするんですけど、出店内容等について、指定管理予定者のTTCと調整を行いとおっしゃいました。出荷者のことをちょっと聞きたいんですが、出荷者等の契約というんですか、TTCと契約するんですよね。そういう契約の時期はいつごろになるんでしょうか。お答えください。 114 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 115 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) 御質問にお答えいたします。  道の駅に出荷される方との契約や調整ということですが、道の駅に出荷する方々の募集につきましては、現在の指定管理予定者が指定管理者として正式に指定された後に行う予定となっており、令和4年度から開始する予定です。その準備に関しましては、予定者で動いていくという話も聞いております。  また、出荷を予定する方々が、我々が考えております観光地域づくり事業、この中にも参加していただきたいと思っております。いろいろな形で準備を進めてまいりたいと思っておりますので、どうかよろしくお願いします。 116 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 117 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。時期はTTCがきちっと契約を結んでからということで、4番の観光づくりのところでまた質問します。出荷者になるには、例えば、うまくたの里に行ってみたら、地元の方のお弁当やお惣菜、いろいろなものを売っていたんですね。何と言ったらいいのかな、加工したものとか。そういう出荷者になるにはどのような手続きが要るか。これはもうTTCしか、決まってからしか分からないんですか。お答えください。出荷者になるには。地元の方とか。 118 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 119 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) 基本的にはなんですけれども、TTCが今後指定管理者になってからなんですけれども、指定管理者で公募する形で募集をするという形になります。 120 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 121 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。  次に、都市公園のことなんですけど、柳井議員が言っていらしたインクルーシブ公園と質問をされたんだけど、そういう都市公園に私もしてほしい、検討いただけるというふうにお答えしていたと思うんです。イペーの木はどうなったのか、桜の木は私、ずっと前から仮称水海道インターチェンジ構想の時代から、日本桜の会から桜をいっぱいもらってきて、いっぱい植えて、あそこを通ったら桜がきれい、時期的に一時期なんだけどきれいだなというふうにと思うんだけど、桜とイペーはどんなになっているか、ちょっとお答えいただけますか。 122 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 123 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  イペーに関しましては、圏央道の常総インターチェンジのランプ内に植えてあるということで聞いております。桜に関しては、桜の名所も市内にたくさんありますので、道の駅からうまく桜の名所に案内するような仕組みも検討していきたいということで、昨日、柳井議員からインクルーシブ公園の御提案がありましたので、それと併せて検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 124 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 125 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。ぜひ安全な遊具を置いて楽しい公園にしていただきたい。前からきぬ総合公園もそうしてほしいとずっとお願いしているんですけど、なかなか、大きな事故があってから遊具が市内の公園から全部なくなってしまって、寂しい常総市になっているみたいなので、魅力的な楽しい公園にしていただきたいと思います。  次、3番に移ります。常総インターチェンジ周辺地区のエリア全体によってつくられたにぎわいを市内に広げる具体的な考えを問うということで、これも皆さん一番心配している項目ですので、御答弁よろしくお願いします。 126 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 127 ◯副市長(藤島忠夫君) 中村議員の三つ目の御質問にお答えいたします。  常総インターチェンジ周辺地区のエリア全体によって創出されましたにぎわいを市内に広げる考えにつきましては、道の駅を中心とした先ほどの集客ゾーン全体での情報発信力に加えまして、新年度より実施予定のじょうそう観光地域づくり事業、これは一つ目、二つ目の議員の御質問の中の再質問でも答えている部分でございますが、じょうそう観光地域づくり事業において受入れ側である地域の方々と綿密に準備をしていく予定でございます。  このように、多くの人が訪れる拠点をどのようにして形成するかということとともに、地域の受入れ体制の構築も同時に行っていくことで、持続的なまちづくりにつながるものと考えておりますので、これを進めていきたい。この考え方、流れは、国でも推奨しております新しい道の駅の考え方というか、位置付けになるわけなんですが、今は第3ステージだというふうにお聞きしておりますが、地方創生、観光を加速する拠点といった国の方針とも合致するというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 128 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 129 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。地域の受入れ体制の構築も同時に行って、受入れ側である地域の方々と準備をする予定があるという、これも本当に地域の皆さんが最初言ったように、横目で眺めていたのでは駄目だよということなんですよね。そういうことを聞いてわくわくするんですけど、地域の皆さん、踊るあほうに見るあほう、同じあほうなら踊らな損々という、あんな感じかなと私は勝手に思っているんです。なかなか皆さん、踊りたいけど踊れないという、何かそういうところがあるような気がするんですよね。市の皆さんが忌憚なく踊れるよう、私もこんなのに参加してみたいな、私はこんなことで意見を出してみたいなと言えることができることが市の皆さんにお願いしたいことだと思っているんですね。その辺のところは皆さんももちろん御理解の下で進めていらっしゃると思うんですけど、それをさらにお願いします。皆さんがわくわくして参加できるようなことでお願いします。  続いて、4番に移ります。  観光地域づくり事業の詳細を問う、御答弁、よろしくお願いします。 130 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 131 ◯副市長(藤島忠夫君) 観光地域づくり事業の内容についてお尋ねをいただきました。お答えいたします。  じょうそう観光地域づくり事業は、地域ビジネスを具体化させる検討の場づくりともなっており、先ほどの地域の受入れ体制構築に向けた具体的な事業をする場でもございます。事業実施の詳細につきましては、これも何度か答弁させていただいておりますが、令和3年度から令和5年度までの3か年事業、いわゆる準備期間と道の駅が供用開始する1年後まで含めた全体的な事業ということで、3か年事業を計画しておりますし、財源は企業版ふるさと納税を活用することとして、事業をより具体的に実施してまいりたいというふうに思っております。これだけだと具体的な内容にならないものですから、取組内容の参考となりますかどうか、参考といたしましては、茨城県で実施しております山間地域を対象とした、いばらきアグリコラボというのがございます。食や観光の専門家によります食、農、観光といった視点を取り入れた地域ビジネスを創出する人材育成事業がございますが、こういったものを我々としても参考として取り入れたいというふうに考えているところでございます。  このように、行政や地域の方だけでの事業検討ではなくて、やはり各分野のプロの方、専門家の方にも入っていただいて、御意見、視点を取り入れながら検討することによって、持続的なビジネス創出というものが確実になるものというふうに考えております。  以上でございます。 132 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 133 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。山間地域のモデルを紹介してくださいましたけど、これも食と農と観光ということで、私たちと同じような立場にあるので、すごくいいモデルになるのではないかと思うんですね。各分野のプロと今おっしゃいましたけど、考えている各分野のプロというのはどんなものなのでしょうか、お答えくださいますか。 134 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 135 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) では、議員の質問にお答えいたします。  各分野ということで、まず食や観光のプロということで御説明をさせてください。  来年度公募により実施事業者を選定するため決定はしておりませんが、先ほど副市長が事例でお答えさせていただきましたいばらきアグリコラボというものがございます。これは山間地域で、要は地域ビジネスづくりを目指した人たち、こんなふうに事業をこれからやっていきませんかということを目指す人たちの人材育成講座みたいなものになっています。  今のお話で、いばらきアグリコラボという中で出てきておりますのは、観光のプロということであれば旅行会社のJTB、食と農業の専門会社、そういうところの人たちが、何というか講座みたいなものを持って地域の方々の疑問に答えていく、先進事例を説明する、そのようなことで、参加された地域の方々が、では今後どうやってこの地域で仕事をしていこうかというのが具体的に分かるような形になれるようにという講座を少し長期的に持っていく、そのようなものでございます。 136 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 137 ◯14番(中村博美君) 聞いていて、はあと感心しちゃうんですけど。観光地域づくりには地域の人がビジネスとしてどんどん参加ができるよということですね。それの講座を開いてこれからどんどん地域の人に参加していただくという理解でいいんですね。ありがとうございます。 138 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 139 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) これについては、今年度から常総市の広報常総でもお知らせしていますが、道の駅という大きな交流拠点ができますので、これを地域で生かしていきましょう、交流拡大を生かしていきましょうということでお声がけをさせていただいております。来年度から本格的に始めますので、広報もまた再度きちんとやって、地域の皆さん御自由に参加できますということで広報をしっかりしていきます。 140 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 141 ◯14番(中村博美君) これも横目で眺めているのではなくて、できるだけ参加していただけるようなアクションをしていただいて、よろしくお願いします。  最後の5番の質問に入るんですけど、コロナ禍からの脱却が実現すれば、これまでの閉塞感から楽しいところへ出かけたいと思う地元の皆さん、また近隣の皆さんにぜひ足を運んでいただき、道の駅、観光農園、都市公園で遊んでいただきたい。そういった意味でも、市長には夢の持てる答弁をいただきたいと思います。最後5番、道の駅全体について市長の考えを問います。よろしくお願いします。 142 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。神達市長。                〔市長神達岳志君登壇〕 143 ◯市長(神達岳志君) 中村博美議員の道の駅全体についての答弁をさせていただきたいと思います。  冒頭に中村議員がおっしゃっていたとおり、道の駅の成功を何よりも横目で見ていないで参画する、これは行政、民間、市民、議員の皆さん、皆さんでつくり上げる道の駅だということは前々からお話しているとおりでありまして、そのための参画、それがいよいよ観光地域づくりで新年度から始まっていくということでございます。こちらにもぜひ参加をいただきたいと思いますし、また建設業から農業に進出をした企業であるとか、市内でもですね、また、農業でも新たな作物を今度展開しようとか、米だけやっていたけどもこういうものをやりたいという企業だったり、そういう農業法人のコラボであったりとか、そういったものもまた、ITであったり、先ほど言ったJTBも含めた観光事業の方々だったりとか、いろいろな方との、これまでに常総市でなかった観光という概念で、常総市を観光地にするんだという思いで、これは行政がするんでなくて、観光地というのは商店、市民の皆さん、事業者の皆さんのおもてなしというのが何よりも大事になってきますから、ぜひ横目で見ていないで参画をしていただく、そういったきっかけづくりというものをどんどん発信をしていきたいと思います。  そういった中で、冒頭の中村議員のお話にもありました、私の使命の部分を改めて再認識させていただきました。常総市始まって以来の2期目の市長の信任をいただいたのも、私が1期目のときからお話をしていましたけども、選挙のたびに今まで進めてきたものが後ずさりしてしまう、またそれを繰り返してしまうという、この20年であったんじゃないかと。せんだって、ある専門家の皆さんと全国の首長の皆さんと、インターネットで2週間に1回1時間ほど、知事も入っていますけども、そういった場で議論をしていて、地方創生について話がありました。その中で、地方創生で地方が陥りがちなマイナスメカニズムというものがある。これは何かというと、やる前に、つくる前に、できる前にマイナスイメージ、できるのか、無駄じゃないか、そういった意見が大勢を占めて先に出ない。こういったマイナスメカニズムに地方は陥りがちだという話があって、私もまさにそのとおりだなと思いました。そういったマイナスメカニズムを繰り返してきた常総市を2期目の私として、市民と一緒になって可能性を信じて、なせば成る、なさねば成らぬ何事も、成らぬはなさぬ人のなさぬなりけりという部分で、できるかできないかじゃなくて、やるかやらないかだというものを、中学生議会の中学生たちも道の駅でこういうことをやりたいという提案をしてくれているとおり、皆さんと一緒につくり上げていくのが公共施設である道の駅の意義だ、まさにそう思っているところであります。  経済の発展も含めて、行政が駄目だとか、この計画では駄目だとか、これがあれだとかというんじゃなくて、こうしたらもっとよくなる、俺にはこれをやらせてくれというようなきっかけづくり、こういったものを観光地域づくり事業を通じて、多くの市民の皆さん、これまで常総市に来たことがない専門の方々、そういった方々とのマッチングをすることも人づくり。まちづくりは人づくりとも言われますけども、企業の育成、人材の育成、また子どもたちの未来への夢、そういったものをつなげていく道の駅にしていくことが、これまでの常総市のマイナスメカニズムを脱皮する私に与えられた使命ではないかというふうにも思います。何よりもこの道の駅も含めて、インター周辺開発というのは、これまで市長が代わるたびに政策が変わってきたものを、私は前市長から引き継いで道の駅というものをやっています。また、もっと前の前の前の市長から、あのインター周辺は何とかしようというこの信念を引き継いで、やっと花開こうとしている道の駅でもございます。常総市のマイナスメカニズム、ここでしっかり断ち切って頑張ってまいりたいと思います。 144 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 145 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。一番最後に述べようとしていたことなんですけど、今、市長の御答弁の中にありましたこととちょっと関連しますので、ここで述べたいと思います。  先輩議員に常にこう言われています。私たち議員は、市の提案を鵜呑みにして賛成するものではなく、コンセプト、資金面、費用対効果、ハード面からソフト面まで十分納得をして賛成していくものだと言われています。現在のアグリサイエンスバレー構想は、インターチェンジが開通すると決定したころから、今、市長がおっしゃいましたように始まっています。平成21年3月には仮称水海道インターチェンジ周辺物流拠点整備計画書というのを策定して議員たちにも配られました。その後、市では県と市の勉強会や会議を経て4年間の年月をかけて出来上がったと聞いている構想です。地権者の協力も得て、水害も乗り越えてやっとここまで来ましたね。今議会で御退職の県職員でありました副市長、御答弁ありがとうございます。本当に県とのつなぎですごくたくさん大きなお仕事をしていただいたと感謝しています。また、アグリサイエンスバレー構想の最初より携わってらっしゃった木村部長、今回御退職ですね。本当に大変お疲れ様でした。  現在、コロナ禍でコロナファイターを褒めよう、今褒めよう、認めようと叫ばれています。医療従事者の皆さん、本当に御苦労様です、ありがとうございます。そして、今話しました藤島副市長、木村部長をはじめとするアグリサイエンスバレーチームの皆さんを、私は大いに褒めたいと思っています。地権者協議会の皆さんも大いに褒めたい。先祖様の大切な土地を提供されました皆様のためにも、アグリサイエンスバレー構想の全てを成功させ、常総市に活気を取り戻し、今市長が話してくださったように大勢の皆さんに常総市に訪れていただきたいと思っています。  これで大きな1番を終わります。  次に、2番のサイクリングロードに移ります。よろしくお願いします。 146 ◯議長(倉持 守君) 次の質問に移りますので、答弁関係者の入替えをお願いします。  中村博美君、質問を継続してください。 147 ◯14番(中村博美君) 次に、大きな2番鬼怒川サイクリングロードについて問う。  鬼怒川サイクリングロードの質問は、前回石塚議員が行われ、私は令和元年6月5日議会に、今から6回前の議会で細部にわたり質問しました。TX関鉄への自転車持込みが可能であることやサイクリストを飲食店やいろいろなお店に案内する、また神社仏閣や名所どころへ案内をするということもお聞きしました。また、美妻橋も迂回路であったのが下を通るルートが開通しました。市長も、前回の答弁に災害時電車もストップ、高速道路も寸断時、自転車移動をし、常総市にお越しください運動を東京、埼玉、千葉にも展開していきたい考えを話されました。そういった意味からも、走りやすいサイクリングロードであることが不可欠となります。今はまだ何もない案内標識や看板整備について質問します。  1)市内を回遊していただくための案内標識や看板整備の進捗状況を問う、御答弁よろしくお願いします。 148 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。都市建設部長。              〔都市建設部長木村茂樹君登壇〕 149 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 案内サイン等の整備状況についてお答えをいたします。  現在のところ、まち中への誘導案内という点につきましてはまだ実施できておりませんが、サイクリングロード自体で各分岐点などの進行方向が分かりにくい箇所のルート案内や、一般道と交差をする箇所における危険告知などについては、優先度が高い場所を選定し、路面標示の設置を試行的に始めているところでございます。これは、つくば霞ケ浦りんりんロードなど先行事例を参考に実施しております。今後は、まち中への誘導案内につきましても、筑波大学との連携を図りながら進めていく予定としております。また、美妻橋左岸上流部分の県道が並走する危険箇所へ転落防止柵を設置するなど、安全対策についても併せて進めているところでございます。  以上です。 150 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 151 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。まず先に、美妻橋の転落防止柵、今切れているので心配していたんですけど、あれは全部つながるんですね、もちろん。もう一度、部長の御答弁をいただきたい。 152 ◯議長(倉持 守君) 都市建設部長。 153 ◯都市建設部長(木村茂樹君) 先ほどの答弁で、一部訂正を先にさせていただきます。  まち中への誘導案内につきましての連携ですが、茨城大学でございます。訂正をさせていただきます。 154 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 155 ◯14番(中村博美君) 転落防止柵は全部つながるんですかということです。
    156 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 157 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) 都市建設部と一緒に仕事をしておりますので私の方から。  あそこの箇所につきましては、道路と接近していて危険が考えられるところを予算に応じて順次やっております。今年の予算で何とかあそこまでやって、今仮設になっておりますけれども、順次つなげていきますので。 158 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 159 ◯14番(中村博美君) ありがとうございました。それもですけど寺前地区の階段に手すり、早いですね、工事が何日間かでついたんですかね。要望書を出したのね。ごめんなさい、これはお礼だけなので、手すりがつきましてありがとうございました。  御答弁、いただきました。案内標識や看板整備の方法は試行的に茨大とともに進めていくということですけど、私が心配しているのは、道の駅の開通までの2年間で完全な標識表示による誘導案内ができるかと思うところなんですね。続いて、2番と一緒に市道からサイクリングロードの接続を分かりやすくする案内準備は、令和5年3月の道の駅開業までに間に合うのか。また、それらを盛り込んだ新ロードマップの作成を提案するが、市の考えを問う、御答弁よろしくお願いいたします。 160 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。都市建設部長。 161 ◯都市建設部長(木村茂樹君) お答えいたします。  サイクリングロードマップにつきましては、昨年度作成をした既存のベースができておりますので、サイクルスタンド設置場所などの情報を追加し、紙面を随時改良し、作成をしてまいります。かわまちづくりによる国土交通省の基盤整備が進み、鬼怒川サイクリングロードへの接続が進んだところもありますので、以前議員からの御指摘をいただいた坂路等のサイクリングロード入り口の表示が少し分かりにくいという点につきましても、改良をしてまいります。  また、今回御質問いただきました市道からサイクリングロードへの接続を分かりやすく案内する準備につきましては、道の駅の開業に間に合うのかという点でございますが、これまでも交流人口拡大にサイクリングを生かすことは申し上げており、道の駅という交流拠点から市道を介してサイクリングロードへの接続を分かりやすく案内することは、議員が取り組んでいらっしゃるヘルスロードとの連携を図ることで、来訪者に市内を回遊していただくためにも必要なことと考えております。こちらにつきましては、自転車活用推進協議会での検討を基に策定を予定している自転車活用推進計画にも反映をさせ、実施していくようにしたいと考えております。  以上です。 162 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 163 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。これは今あるサイクリングロードマップですけど、ここに1番ちょっと寄り道なんて書いているんですけど、私の提案でちょっと寄り道と二つなので、これを例えば道の駅に車を置いて、自転車を担いだりして来られるあの人たちとか、貸自転車があったら3キロコースとか5キロコース、10キロコース、ロングコースとか、神社仏閣のロングコースで十二、三キロあるんですよね。そういうコースを御紹介していけたらいいのになと思うんですけど、それらの御検討はいかがでしょうか。 164 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 165 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) まさに議員おっしゃるとおりだと思います。このような提案も、サイクリング、自転車を使って地域資源を結んでいくと地域資源の発信力も上がると思っておりますので、そういうものを道の駅でたくさん提案したいと思っております。コースづくりについては、議員に御相談に乗っていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。 166 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 167 ◯14番(中村博美君) 子育ての淡島神社なんて行ったことがありますか。あそこはちょっと有名になっていて結構来ていらっしゃるんですよね。吉野公園や地域交流センターや、つくば市になりますけどレトロな金村別雷神様とか、そういうのがいっぱいあるので、本当にぜひぜひよろしくお願いします。  最後、自転車活用推進計画についてもう少し詳しくお願いしたいんですけど、大丈夫ですか。 168 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チーム参事。 169 ◯アグリサイエンスバレー推進チーム参事(穴原一幸君) 自転車活用推進計画なんですが、前々回ですか、御質問もいただいておりますが、自転車の活用というものをいろいろな施策から全般的に捉えたものなんですね。観光ですとか、市民利用ですとか、防災時の活用、そもそも自転車が通行するところ、うまく自転車が通行できるような道路整備の在り方、そういうものを総合的に考えて、今、国の自転車活用推進計画に基づいて茨城自転車活用推進計画というのがございます。それを上位法令にして、各自治体が推進計画をづくり始めています。常総市でも始まっておりますので、今後進めてまいります。 170 ◯議長(倉持 守君) 中村博美君。 171 ◯14番(中村博美君) ありがとうございます。最初に私が話しました、市長が災害のときにも役立つようにというのとつながっていくということですよね。ありがとうございます。  まだ2分ちょっとあります。私の持ち時間ですので、関連でもう一つ、常総市にすごく大損害を与えたという件を、これは関連と思います。話させてください。  各議員のいろいろな思惑の中で話し合われた結果、反対議員が賛成議員を1名上回り、不採択となった件です。市に大きな損害を与えた案件がありまして、それは今月の3月25日、建設経済委員会、全員かな、全員に開通の御招待があった西幹線道路の一部、坂東高崎線のことなんですけど、通学路でもあるあの道路は、何度も接触事故を起こしていました。こうした道路で、不採択となって平成26年にできるはずがやっと令和3年3月25日に開通したわけです。あのとき採決していたら本当によかったと思っているところなんですけど、まあ、事故がなくてよかったと思いますけどね。当時の工事費約7億円のところ、国県の支援金により市の持ち出しは5%の3,700万円でできるところ、建設費と人件費の高騰から工事費は約18億5,000万に資金も上がりましたね。そして、市の持ち出しは当初の5%から10.5%、こちらも上がり、約1億9,500万円との多額な市の持ち出しとなりました。その差額としては1億5,800万円となってしまったわけですね。これは本当に市の損害ですね。7年間遅れてその間に事故がなかったことが本当によかったと思うんですけど、こういうことも後戻りのできない、さっき言った市民の広場と同じようなとても残念な結果だと思っています。アグリサイエンスバレー構想を皆さんのお力と私たちの応援でぜひ成功に持っていっていただきたい。市長にも皆さんにも感謝、さらにお願いを申し上げまして、これで私の全ての質問を終わります。御答弁、ありがとうございました。 172 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後0時11分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後1時00分再開 173 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、9番大澤 清君。                〔9番大澤 清君登壇〕 174 ◯9番(大澤 清君) 皆様、こんにちは。議席番号9番、大澤 清です。通告に基づきまして、二つの大項目につきまして一問一答方式で質問させていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。  それでは、まず大項目1のアグリサイエンスバレー構想についてです。御承知のとおり、当市では、アグリサイエンスバレー構想と称し、農地エリアで約14ヘクタール、都市エリアで約31ヘクタール、合計45ヘクタールの土地において、都市エリアだけでも総事業費が約60億円にて6次産業化を目指した事業に取り組んでおります。都市エリアにつきましては、先月2月3日に進出企業が決定された旨の御報告をいただきました。今定例会の質問の中で、進捗状況は計画どおりである旨の回答でしたので、私からは別の角度からお聞きしたいと思います。私も議員、あるいは一市民としても、6次産業化をアグリサイエンスバレー構想をぜひとも実現していただきたい、そういった思いで今回質問をさせていただきます。分かりやすい御答弁をお願いいたします。  では、1)の6次産業化に向けた取組や農地エリア都市エリアの進捗状況について伺いたいのですが、私からは、土地改良事業や土地区画整理事業の面整備の進捗ではなく、6次産業化の実現に向けた参入業者の調整や募集をされているか、開発コンセプトについてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。 175 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は答弁席に着座願います。  これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 176 ◯副市長(藤島忠夫君) 大澤議員の御質問にお答えいたします。  農地エリアの募集につきましては、市内認定農業者等に対し、アグリサイエンスバレー構想の概要等を御説明し、進出意向を確認させていただいたほか、意欲ある農業経営者や農業への参入を希望される企業の後押しをするため、茨城県農業経営課内に設立されました農業参入等支援センターから御紹介をいただきました企業等に対し、当構想の概要を説明し、進出意向を確認させていただきました。進出意向のある方には、営農計画書を作成いただき、最終的に進出を決定する農地エリア地権者協議会において、アグリサイエンスバレー構想実現にふさわしいか御判断をいただいているところでございます。  都市エリアの募集につきましては、主に企業誘致を担当しております土地区画整理組合や戸田建設株式会社において、アグリサイエンスバレー構想の概要やコンセプトを十分御説明していただいております。さらに、進出決定については、地権者による土地整理組合において判断をいただいているところでございます。現在までに進出が決定していない箇所についても、企業誘致に関して当地区の開発コンセプトを御理解の上で進出いただけるよう働きかけをしており、企業誘致がまとまりましたらエリア内の連携や新たな6次産業化等の連携構築を図れるよう、構想エリア創出のパートナーであります戸田建設株式会社や道の駅の運営を担う予定の株式会社TTCと協力しながら、エリアマネジメントの手法を活用するなど、より一層の連携構築に努めてまいる所存でございます。  以上でございます。 177 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 178 ◯9番(大澤 清君) 理解できました。それでは再質問をさせていただきたいんですが、当アグリサイエンスバレー構想で目玉商品を開発しているということをお聞きしたんですが、その進捗状況などについてお聞かせください。 179 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 180 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  目玉商品等の開発につきましては、本市の道の駅の指定管理予定者であります株式会社TTCが全国で7か所の道の駅を運営しているということで、そちらの道の駅でもそれぞれ地域の特産物を使った商品開発を行い、人気商品になるということで、商品開発にたけた事業者でございます。本市におきましても開業までに準備をしていく予定となっております。併せまして、昨年12月に東京農業大学とアグリサイエンスバレー事業及び市の特産物のブランド化に関する包括連携協定を締結しましたので、学生や教授などとの連携によります商品開発も新年度から進めてまいる予定でございます。  以上でございます。 181 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 182 ◯9番(大澤 清君) 基本的に指定管理予定者の株式会社TTCの開発能力に委ねるような御説明だったと思うんですが、当構想の6次産業とは無関係な商品を目指しているのか、あるいは農地エリアで作った作物等を商品化するのか、具体的にもし分かればお願いいたします。 183 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 184 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  先ほどの答弁でも申し上げましたが、地域特産物を使った商品開発が得意な事業者ということで、農地エリアであったり、市内の農産物を使用することを前提に協議をさせていただいているところでございます。  以上でございます。 185 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 186 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。  それでは、2)番に移ります。  6次産業に関連しました参入企業についてお聞きいたします。冒頭述べさせていただきました都市エリアへの進出企業についてですが、物流会社の日本GLP株式会社が建物を建て、総合食品物流企業である株式会社ムロオがテナントとして営業されるということです。まず、株式会社ムロオがどのような営業をされるのか、あるいは今回の6次産業とどのような結びつきがあるのかお聞かせください。 187 ◯議長(倉持 守君) 藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 188 ◯副市長(藤島忠夫君) 大澤議員の二つ目の御質問にお答えいたします。  進出企業につきましては、農地エリアの担い手としてイチゴの観光農園事業に取り組む有限会社大地、ミニトマトの通年栽培に取り組む株式会社たねまき常総、ホウレンソウの植物工場を立地する株式会社ファームシップの3社が農地エリア地権者協議会において承認されております。進出を予定している担い手の中には、そこで生産した農産物を加工し、付加価値を付けた形での販売も視野に入れており、積極的に6次産業化に取り組むと心強い言葉もいただいているところでございます。  都市エリアにおきましては、企業立地ゾーンの一番北側の約4.1ヘクタールに、これはこれまで御説明したとおりでございますが、議員御指摘のとおり、物流大手の日本GLP株式会社が土地を取得し、GLP常総IIとして先月から建築を開始しております。建物の完成後は、テナントとして、これも議員から御紹介がありましたとおり、広島県呉市に本社を置く食品総合物流企業の株式会社ムロオが業務を行う予定となっております。こちらでは、顧客ニーズによりパックセンター業務や加工流通業務を行う予定と聞いております。先ほどの御質問と重複いたしますが、企業誘致がまとまりましたら、エリア内の連携や新たな6次産業化等の連携構築を今後も引き続き図るようにしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 189 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 190 ◯9番(大澤 清君) 大いに期待したいと思っております。  そこで、もう少し詳細にお聞かせいただきたいところなんですが、まず日本GLP株式会社が建築されるということですが、その建物の用途、規模、階数などについてお聞かせいただければと思います。 191 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 192 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えさせていただきます。  こちらは、全て日本GLP株式会社のプレスリリースからということで前提がございます。敷地4万1,000平米に対しまして延べ床面積は4万8,000平米ということで、2階建てになります。用途につきましては、倉庫業倉庫ということで、内容につきましては冷凍食品、加工食品の流通センターということでございます。  以上でございます。 193 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 194 ◯9番(大澤 清君) 用途について若干引っかかったんですけれども、副市長から御答弁いただいた中で、株式会社ムロオがパック加工もされるということをお聞きしたんですが、倉庫業の倉庫でパック加工というのはありきなんでしょうか。 195 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 196 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  現在、マルチテナント物流倉庫ということで様々なインターチェンジの近くに建っております。こちらは倉庫業倉庫という用途なんですけども、実際にその中で食品の流通加工を行ったりというようなこともございますので、当市も同じような形で加工をやられるということで聞いております。  以上でございます。 197 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 198 ◯9番(大澤 清君) そこまでちょっと私も分からないんですけれども。倉庫業倉庫という用途であるということになると、一般的な倉庫ですか、間貸しですね、それとは全く違うもので倉庫業倉庫というのは商品を管理するのが主たる目的だと思っているんですが、加工となると作業が恒常的な要件になるのかと思うんです。もう一度その辺を確認してください。 199 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 200 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  流通加工という内容で集荷をしまして、ここにパッケージ詰めのような作業を物流倉庫の中で行うということで、午前中に風野議員からお話が出たんですけども、つくばのZOZOTOWNも細かく仕分けをする作業が必要ということで、倉庫業倉庫ではございますが、2棟ございますけども、1棟目で1,100人ぐらいの雇用がございます。それは細かい仕分け作業を行うということで御理解をお願いします。  以上でございます。 201 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 202 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。分かりました。そういう荷物の仕分けとか梱包、そういった作業となると倉庫業の業務の一貫だと私は思っています。パックというので、発泡スチロールに刺身、肉を詰めるようなパック、機械を置いてラインをつくったパック加工なのかと勘違いしたので、すみません。そういうわけではないと思うんですよね。分かりました。  そうしますと、続いて、日本GLP株式会社が建てたものを株式会社ムロオで賃借して行うということなんですが、契約期間が分かれば教えてください。 203 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 204 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  GNPからムロオが1社テナントという契約なんですけども、民民の契約事項でございますので、この場での答弁は控えさせていただきます。 205 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 206 ◯9番(大澤 清君) 分かりました。いずれにしても長期であろうとは推測しております。それと、従業員の予定数というのは、ここ単体では何名ぐらいで予定しているかを教えてください。 207 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 208 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  最大で約300名を予定していると聞いております。  以上でございます。 209 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 210 ◯9番(大澤 清君) 分かりました。午前中風野議員の質問でもあったように、アグリサイエンスバレー構想全体では約1,800人程度の雇用が見込まれるだろうということで理解しておったんですが、私も仕事柄、市内県外からの工場進出について相談されることがあるわけなんですけれども、やはり進出で断念しているケースが多い、一番の大きなネックは雇用問題だと私は思っています。雇用が見込まれないと進出について二の足を踏んでしまって、違うところを選定しますということで話が途切れるケースが多々あるわけなんです。風野議員への答弁のように、当市でもバックアップして何とか人員確保、社員確保をしていただければと個人的にも思っていますので、よろしくお願いいたします。  それと、先ほど御答弁いただいた中で、一括で借り受けるということなんですが、これは建物全てのフロア、2階建て部分も含めて賃借されるということでよろしいんでしょうか。 211 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 212 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。
     議員のおっしゃるとおり、1社全てテナントということでございます。 213 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 214 ◯9番(大澤 清君) 確認できました。ありがとうございます。  では、続いて3)番に移ります。  常総インター周辺地区における地区計画についてお聞きしたいんですが、まず地区計画とはどのような制度なのか御説明ください。 215 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 216 ◯副市長(藤島忠夫君) 大澤議員の三つ目の御質問にお答えいたします。  都市計画法第12条の5の規定に基づく地区計画制度とは、その地区の特性に応じて建築物の形態、用途、敷地等に関する事項や道路、公園等の配置に関する事項を総合的な計画として定め、これに基づいて建築行為等を規制、誘導することにより、地区特性にふさわしい良好な市街地を形成するための制度でございます。  以上でございます。 217 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 218 ◯9番(大澤 清君) 簡潔にありがとうございます。まず、この地区計画は常総市が設けるものなんでしょうけれども、当開発のコンセプトと地区計画の方針と整合性が取れているのか、まず確認させてください。 219 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 220 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  こちらの地区計画は常総インターチェンジ周辺地区地区計画と申しますが、区域の整備、開発及び保全の方針におきまして、アグリサイエンスバレー構想地において加工流通施設や販売等の利便施設を誘導することを明記しておりまして、整合性は取れていると考えております。  以上でございます。 221 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 222 ◯9番(大澤 清君) 完全に整合性が取れているとは思っていないんです、一部の話だと思うんですけれども、私はですね。地区計画で建物の用途等の制限をかけているんですけれども、例えば産業地区において、都市エリアの全ての街区ともに物流倉庫や貸倉庫の用途で地区計画の届出が出された場合、常総市では受理して認めざるを得ないと思うんです。要するに、建物を建てる前には建築確認申請、建築基準法6条が要るわけですけれども、その前に、当然地区計画の申請届出が必要なんです。仮にほかの街区にも全て倉庫業倉庫で出された場合どうなるかということなんですが、その辺のところをお聞かせください。 223 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 224 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  地区計画におきます建築物の用途の制限につきましては、本地区の用途が準工業地域でございます。本来の用途規制を踏まえつつ、茨城県と調整を図りながら決定したものでございます。地区計画を定める上で建築物の用途制限に関しましては、建築基準法の別表第2に準じることが原則とされておりますので、6次産業化に資する工場、物流倉庫のみ建築可能というふうに明記をすることはできません。地区計画における区域の整備開発及び保全の方針におきまして、構想に合致するように補完させていただいていること、先ほど御答弁させていただきました、企業等におきます進出の決定の過程におきまして、アグリサイエンスバレー構想実現に向けて努力されている地権者から成る土地区画整理組合、また農地エリアの推進協議会を通しておりますので、原則議員が御懸念されていることはないものと考えております。  以上でございます。 225 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 226 ◯9番(大澤 清君) 言っていることは分かりますけれども、現実問題、申請が出された以上は受理しなければならないというのも届出の弱点でもありますので、できるならば前段階で土地区画整理組合、あとは行政からとか、御相談の際にきちんと構想を説明する、事前にアナウンスしておく必要があると思います。そうでもないと、要するに加工する場所がなくなって6次産業化の弊害になっても困るという思いでの質問であります。  そして、御答弁でもありましたけれども、茨城県で市街化区域として指定をし、準工業地域の用途地域を定めることは通常の流れかと思いますが、アグリサイエンスバレー構想を目的とした土地区画整理事業が国や茨城県の許認可を取得して行う上で、目的外の事業になるのではないか。簡単に言いますと、倉庫団地になってしまうのか、そういった懸念があるわけなんですが、その辺りのお考えをお示しください。 227 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 228 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  本事業の進捗状況につきましては、茨城県の関係各課及び関東農政局にも情報提供をしておりまして、目的外との御指摘を受けてはございません。むしろ関東農政局、茨城県等の関係機関からも支援をいただいているところでありまして、今後も構想実現のために市一丸となって努力をさせていただく所存でございます。  以上でございます。 229 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 230 ◯9番(大澤 清君) 分かりました。ぜひともお願いいたします。  アグリサイエンスバレー構想の原点について振り返りますと、私はこの事業の一番の目的はインターチェンジ周辺開発区域内で生産、加工、流通、販売を行う6次産業を完結すること、そして農と科学の融合を図った農業の振興、産業団地の形成、もうかる農業を確立し、それらを地域に普及することだと認識しております。どうか、長期的にも継続した事業となりますよう、しっかりと取り組んでいただき、成功に導いていただければと切に願っております。  以上で、大項目1の質問を終わります。  次に、大項目2の道の駅建設計画についての質問に移らせていただきます。  道の駅についていろいろお話を伺うんですけれども、ほかの議員は分からないですけど、私にとってはちょっとイメージがつかない、あるいは恐らく一番皆さんも同じ意見だと思うんですが、道の駅の事業が市民の本当に利益になるのか。これも、私正直言って、こうですよというのも言い切れない部分も多々ございます。将来的に本当にお荷物になるような公共施設では困ります。あるいは、私もこの事業に対して理解しないまま、この大事業、ビッグプロジェクトが単なる精神論で片付けられるような事業ではないと認識しておりますので、議員として果たして、私の意見ですけど、理解しないまま行け行けどんどんじゃないですけど、そういった精神論でいくのはいかがなものかという思いで再度質問させていただくわけでございます。  それでは、1)の質問です。道の駅建設についての基本設計、実施設計の進捗状況についてお聞かせください。 231 ◯議長(倉持 守君) これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 232 ◯副市長(藤島忠夫君) お答えいたします。  道の駅の基本設計、実施設計業務につきましては、令和2年8月末に宇都宮市に本社がありますAIS総合設計株式会社を代表とするAIS須藤隆景観設計共同体と契約を締結し、現在進めているところでございます。現在、施設配置や駐車場進入路の位置など、基本設計に係る事項について関係機関との協議を重ねており、協議に想定以上の日数を要したことから業務の完了を来年度に繰越しということで予定しております。なお、設計業務の繰越しによる今後の事業の遅延や補助金申請等へのスケジュールには影響ございません。  以上でございます。 233 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 234 ◯9番(大澤 清君) まず、道の駅の建設構想が始まったとき以来、私が常々思っていたことなんですが、ほかにない差別化を図った道の駅をつくっていくんだぞということの認識だったわけなんですけれども、果たして実現性について、ちょっと詳しく教えていただければと思います。 235 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 236 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  ほかにない差別化を図った道の駅の計画ということでよろしいでしょうか。  当市の道の駅に関しましては、単独で魅力をつくるのではなくて、道の駅に隣接した民間集客施設、都市公園、観光農園と一体的に整備することで、行政だけでなく官民連携により皆さんの知恵を出し合いながら一体的な魅力をつくり出して、より多く人が集まる場所となるように推進をしているところでございます。このような取組は全国的にも先進的であり、当市の道の駅の大きな特徴であると考えております。  以上でございます。 237 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 238 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。一体的な魅力をつくり出すとの答弁をいただいたわけです。ある程度は理解できるんですけれども、聞き方によれば、集団的には珍しい道の駅なんですよ、常総市はということなんですが、単体に見たら、では珍しくない道の駅なのかなというふうにも聞き取れるわけなんですね。いわゆるほかにある、言えないですけど特色がない、本当の道の駅の機能を有するだけの道の駅なのか、どうなのかなというのが本当に見えないんです。民間集客施設と観光農園、都市公園が一体的かつ魅力的になるという、そういったゾーニングを見ても、一応私も一級建築士の端くれであるんですけれども、自分にはちょっと想像がつかない部分が多くあるので、御答弁は結構ですので、後でいろいろ教えていただければと思います。  それと、道の駅は、御答弁でもあったように、常総市の新しい玄関口と言われますが、例えるならば、玄関口に来ていただいても通りすがりやトイレを借りに来てもらっただけではなく、家に上がってもらわなければなりません。また、上がっていただいたとしても、おもてなしができなければなりません。道の駅基本計画にうたっておりますが、道の駅は通過する道路利用者へのサービス提供の場から地域の課題を解決する場に成長する、これからは道の駅自体が目的となるよう育てていく必要があるということです。本来、人々が車に乗って出かけるのは目的があるからです。観光地に存在する道の駅とは別として、私は当計画の道の駅が本当に目的地となるのか、いまだ想像できません。  例えば、全国的に計画しているようですが、大手のビルダーとマリオット系のホテルを併設して計画するとか、あるいは観光農園に宿泊施設を併設するとか、そういった具体的な計画があるならば私は想像がつく、議論に値する、そういったことだと思います。これまで規模や予算の説明は受けていても、分かりやすい基本コンセプトやゾーニングは分からない。そのような状況で、今回、土地購入費の予算が計上されておりますが、今後、将来的にも財政が厳しくなる状況下で不透明な計画に高額な土地購入するのはいかがなものか。それに関してちょっと御説明いただきたいと思います。 239 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 240 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  道の駅の計画につきましては、平成29年度に道の駅を整備するための考え方や方向性を示しました道の駅の基本構想を策定しまして、基本構想の段階で建設場所を現在の場所に設定しております。平成30年度には、市民意見、市内の農商工業関連の方々の意見を聴取して、市として道の駅の基本コンセプトであります整備目的及び導入施設のゾーニング、整備管理運営手法などをまとめました道の駅基本計画を策定しております。令和元年度には、基本設計を踏まえまして施設の管理運営といった視点から検証を行いました管理運営計画を策定しております。また、令和元年度には、基本計画や管理運営計画の方針を基本に、道の駅の管理運営を担う指定管理予定者TTCを選定したところでございます。  これらの経緯を踏まえまして、今年度は道の駅の設計業務に着手しておりまして、一体整備を行う茨城県、運用を担う指定管理予定者などの意見を反映しながら、現在進めておるところでございますのでよろしくお願いいたします。  以上でございます。 241 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 242 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。要するに、御説明いただいても進めているというのは分かります。経緯、経過も理解しているつもりではあるんですけれども、やはり官民連携で一体整備していいものをつくっていくんだ、そういうのも分かるんですけれども、基本設計は当然発注しているわけですので、一体整備に対しての基本設計をせめて見せていただけないことには想像も私はつかないんです、正直。そういったことは今の気持ちであります。基本設計とはどのぐらいで拝見できるものなのでしょうか。 243 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 244 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  これまでも御説明しておりますとおり、設計業務が来年度に繰越しということで、基本設計に関しましては、次の5月議会でお示しできればというふうに考えております。  以上でございます。 245 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 246 ◯9番(大澤 清君) 分かりました。できれば一日でも早く見せていただきたいんですよね。5月議会となると、土地購入の議決案件は上がってくるでしょうし、そういったこともあって、5月の議会で基本設計はこれですよと言われても、ちょっと判断するにも難しい場面もあると思いますので、極力前出ししていただければと思っております。  続いて、2)番の質問です。道の駅予定地の一部を含む公共減歩等の土地区画整理事業についてお尋ねします。  今回、道の駅の用地として7,000平米を土地区画整理組合から無償提供してもらうということですが、公共減歩で道路用地であれば組合から用地を整備した後に常総市に帰属されるのが通常だと思っております。さらには隣接地に民間集客施設と一体的な整備計画をされているのであれば、駐車場を含め、7,000平米程度の土地で予定地は十分であろうかと思うこともあるわけですが、1.3ヘクタールの保留地購入の必要性についてお聞かせください。 247 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 248 ◯副市長(藤島忠夫君) お答え申し上げます。  公共減歩7,000平米につきましては、土地区画整理組合において事業費を捻出すべき保留地の面積を確保した上で、道路用地である道の駅用地の一部を公共減歩として組合で創出したものとなっております。この措置は、先ほど風野議員の質問の御答弁で申し上げましたとおり、アグリサイエンスバレー事業が官民連携事業であることから、少しでも市の負担を減らすために提案していただいたものであり、これも再度の答弁になってしまいますが、民間集客施設の用地ではございません。なお、公共減歩7,000平米は、道の駅用地の購入と同時に市に引き継がれ、地権者は常総市となります。  道の駅の敷地規模の設定に関しましては、道の駅は道路利用者への安全で快適な道路交通環境の提供及び地域の振興に寄与とされており、設置する道路の交通量や地域振興施設の規模なども踏まえまして、必要な規模として算出されたものにより設定しているところでございます。本市におきましては、道の駅の基本設計により、国道294号の交通量や施設規模を算出の上、本市として必要な面積として全体敷地面積2ヘクタールと設定したところでございます。  以上でございます。 249 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 250 ◯9番(大澤 清君) 御答弁の中に、公共減歩約7,000平米は道の駅用地の購入と同時に市に引き継がれるということでありましたが、では道の駅用地を購入しなければ、公共減歩の7,000平米の土地は帰属されないのか、されるのかお聞かせください。 251 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 252 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  区画整理組合で道の駅用地として公共減歩を創出していただいていますので、道の駅がなければ創出されないということでございます。 253 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 254 ◯9番(大澤 清君) 私はそういったことはちょっと全然理解してなかったわけなんですが、その辺を私はもう一度整理したいと思います。基本的に代替案があるとするならば、私は道の駅用地である保留地の1万3,000平米の購入はしない、そして公共減歩により取得できる7,000平米で、イベントスペースや農作物の直売所、サイクリング用のシャワー室、休憩室、サイクルショップなどの関連施設を計画するのも、公共的にも財政的にも有効であるのかなという考えでもおりました。道の駅のための購入予定の保留地は、別の商業施設を誘致するか、戸田建設による民間集客施設の規模拡張をしてもらった方がよいのかとも考えておりました。そして、民間集客施設のテナントで情報発信や地元の目玉商品の販売等を行うことが最善策と考えておりました。その考えについてお聞かせいただければと思います。 255 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 256 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  道の駅事業に関しましては、市の上位計画でもお示ししているとおり、地方創生に向けた拠点施設として、長期的に、戦略的に地域の方々にとっても必要とされる施設とするために進めているものでございます。これらを議員がおっしゃいます民間集客施設で行えるかといいますと、公共施設である道の駅とは違いまして、長期的に地域を優先した形で取り組むことは困難であること、民間側の利益が優先される可能性が高いなど、市の玄関口となる常総インターチェンジ周辺における効果を最大限に地域のために生かすチャンスを逃してしまうと考えております。  併せまして、常総インターチェンジ周辺開発におきます関東農政局との農林調整が平成28年度にございましたが、地方創生の拠点として道の駅を含めることで地域のための食と農の産業団地が形成されていくと認められたものとなっておりまして、公共施設である道の駅がなければ、アグリサイエンスバレー構想の実現もなかったものとを考えております。そのため、道の駅を地域のための戦略的中核拠点としまして、集客効果を最大限図るために官民連携事業とし、構想の段階から民間側と協力することにより、道の駅プラス民間集客施設という全国的にも新しい形での集客の拠点を形成することで、より多くの人が訪れる常総市の新たなシンボル的な拠点となり、市民が誇れる場所になるものというふうに考えております。  以上でございます。 257 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 258 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。おっしゃっている意味は分かるんですが、ただ、それがあってこそ成功できたというふうにおっしゃいますけど、まだ終わってもいませんので、ましてや行政としてもよい考え、政策等々があれば、当然方向の修正もゼロではないと私は思っていますし、ゼロなんでしょうか。ちょっとお聞かせください。大きく方向転換180度してくださいとか、そういう意味ではないんです。柔軟性について聞いています。 259 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 260 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  当然、計画策定からの社会情勢、ましてやコロナなんていうものは全く想像できなかったものでございますので、時代背景であるとか、状況に合わせて計画は変化していくということは当然あり得ると考えております。  以上でございます。 261 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 262 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。  それでは、最後の質問です、3)になります。道の駅建設による常総市民の利益は何か、お聞かせください。 263 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 264 ◯副市長(藤島忠夫君) お答えいたします。  常総インター周辺という常総市の新しい玄関口に、これまでなかった道の駅という多くの人が集まる拠点ができることで、市内の農産物や物産等を販売して市内に利益をもたらすことはもちろんのこと、道の駅の来訪者に情報発信をし、常総市のよさを知っていただき、市内に回遊させる拠点とするとともに、そこに生まれる新たな観光などの様々な地域ビジネスを創出していくことにより、市内全域を活性化させる地域の拠点施設として活用してまいりたいと思っております。  市民の皆様にとっては新鮮でおいしい野菜など、日常食料を買い求められる場にもなり、市内の魅力ある物産の仕入れや販売経路を確立させることにより、市内の農商工業も活性化し、地域経済や雇用の維持拡大にも多大な貢献がなされるものと考えております。常総市といえばアグリサイエンスバレー、道の駅というように市内外からの多くの方々に知っていただく新しいまちづくりとするとともに、市民の皆様には買物の場、憩いの場、稼ぎの場、活躍の場として様々な利益をともにし、市民が誇れる拠点としてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。
    265 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 266 ◯9番(大澤 清君) 一般質問での副市長最後の答弁、ありがとうございました。  まだまだ自分の頭では理解できない部分がたくさんございます。御答弁いただいた中で、日常食料が市民の方に買ってもらえるのではということがございましたけれども、日常食料品は買えるんですか。 267 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 268 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをいたします。  当然、日常食料品も買えます、道の駅で。 269 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 270 ◯9番(大澤 清君) すみません、私は存じ上げませんでした。日常食品というのは野菜だけではなく肉とか魚とか、そういうことだと思うんですけど、それは買えると言ってよろしいんですか。 271 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 272 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えいたします。  まだ計画段階ではございますが、道の駅は地域のスーパーとしての役割もございますので、野菜以外にも肉であったり魚であったりも、TTCで検討するということで、今協議を進めております。  以上でございます。 273 ◯議長(倉持 守君) 大澤 清君。 274 ◯9番(大澤 清君) ありがとうございます。聞いてみるものですね。  今回、いろいろ質問させていただきましたけれども、道の駅事業についても、市民の皆様から、正直、不安や不満の声も多く聞いております。具体的には、多くの借金をつくるだけで市民のプラスにならないのではないか、あるいはほかにもっと市民や未来の常総市に必要な政策や事業があるのではないか、逆ににぎわいがあって、この事業は物すごくいいんじゃないか、そういった声も聞いておるのも事実であります。確かに常総市でのにぎわいは必要であると思います。しかし、そのにぎわいは、一時のにぎわいではなく、私たち市民、そして将来の常総市に確実に利益にならなければなりません。また、ほかに必要な政策や事業があるのではないかの声に対しましては、人口減少問題、教育問題、医療、高齢者や障がい者福祉、子育て、インフラの整備更新、現存の公共施設の更新問題まで様々な課題が山積している、解決しなければならない状況なのは重々理解しております。そういったことを市民の皆様方が困っているということも現実問題であります。道の駅事業は、事業費が約16から18億円でありまして、ちなみに建設費で比較しますと、常総市役所の建設費が約14億円ということでありますので、同等の大型事業でございます。議員としては、道の駅事業を最大限理解し、チェックし、行政に確認や提案をして、市民の皆様に正しく説明する必要もあると考えております。どうぞよろしくお願いいたします。  以上で、全ての質問を終了いたします。御答弁、ありがとうございました。 275 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後1時57分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後2時10分再開 276 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、16番茂田信三君。                〔16番茂田信三君登壇〕 277 ◯16番(茂田信三君) 16番の茂田です。通告に基づきまして質問をさせていただきます。  毎回、毎回道の駅で、通称道の駅の茂田さんと言われるくらいずっとやっています。同じことをやっても、またかとなりますから、全然切り口というか違うことをお聞きしますから、そのように答えてください。  今まで、今日も何人かやりまして、今回何人かいますから、それを大体向こうで控え室で聞いていましたから、それについてはちょっと触れるだけにします。そのときの答弁を使わせていただきます。  まず、大きい1番、どうして収益の上がらない道の駅をやるのか、市単独で。2番、指定管理会社のためになぜ市民の税金を使わなければいけないのか。3番、どのように道の駅から市街地へ回遊させるのか。4、7名の議員の反対者、多数ほかにも話を聞くと土地問題とか、何人かいらっしゃいます。一応、道の駅を考える会というのは7名でございますから7名と書かせていただきました。どうして耳を傾けないのか。5番、広報常総2月特集、アグリサイエンスバレー事業についてお聞きしたい。  以上でございます。 278 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は答弁席に着座願います。  小さな1番から答弁させます。これより答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 279 ◯副市長(藤島忠夫君) 茂田議員の御質問にお答えいたします。  議員からは五つほど御質問いただきましたけれども、一問一答方式というふうにお聞きしていますので、1番だけ、申し訳ありませんがお答えさせていただきます。  道の駅整備計画につきましては、水害からの復興のシンボルとして計画的に進めてきた事業であり、新型コロナウイルスの影響で落ち込んだ地域経済の回復のためにも、これまでに常総市になかった経済効果を生かし、地域全体への大きな効果の波及を目指し、引き続き市が一丸となって全力で取り組んでまいる所存でございます。  御質問の道の駅の運営手法でございますが、管理運営手法には様々な形態がありますが、当市におきましては、施設整備や管理運営主体について、道の駅の運営に民間の実績とノウハウを導入することを目的に、既に同様の施設での運営実績がすばらしい民間事業者を公募により指定管理予定者に選定したところでございます。  以上でございます。 280 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 281 ◯16番(茂田信三君) 先ほど大澤議員の質問にあった道の駅建設による常総市民の利益は何かということで、私だったら第三者的にこう答えます。やらないのが一番利益が上がると。やるとマイナスとか持ち出しが多いですが、やらないとそれだけ何もマイナス面がないから、私は向こうにいたから答えられなかったですが、やらないのが一番利益が上がります。  さて、本題に入ります。過日2月12日に五霞町、千葉と埼玉を通ってその真ん中ですね、五霞町の町長が私どものところへ3時ごろ遊びに来て、もともと広域とか共通のことでじっこんなものですから。今、あそこへ行って来た、筑西の道の駅ができて、その帰りに。私のことを住職さんと言うんです。住職さん、寄りましたからってお土産を買ってきてくれまして、イチゴとお酒。私もただもらってもあれですから、ちょっとしたものをお返しして、こういう時期だから失礼しますと言うのかなと思ったら、延々2時間半くらい話しまして、ところで道の駅についてお聞きしたい。やっぱり向こうも得意分野ですから、いろいろ全部教えてくれまして、まず、どうして常総市は指定管理者に任せるんだと。それじゃやらないのがいいでしょうよと。五霞町は第3セクターで町が60%、これは町長がそのときに私に教えてくれたことですよ。もし数字の間違い、聞き違いがありましたら後で訂正でも何でもしてください。  まず町で60%、ほかが40%、農協とか入っているんでしょうね。第3セクターでやっている、社長は誰ですか、当然第3セクターでも会社方式ですから、のっとってやりますから、当然社長、代表取締役、当然私ですって。私がやる以上は、町でやる以上は責任があるんだと。指定管理者に任せて、それでいいですというならやらなくていいと、まず。私は命をかけてるんだって。まず、常総市でそのように答えた方がいますか。責任の所在、何回聞いても言わないでしょう。木村部長が前、行政にありますと。行政というのは税金でしょう。言いましたよね。あとは誰でも答えてないでしょうよ。私が率先してやるから私が社長です、私は首をかけてやりますと。今まで市の答弁を聞いても心を動かされる答弁はないですよ、まず。紙を読んでいて、ありきたりのことの答弁で、毎回聞いても同じ。  まず、どうして指定管理者にするのか。第3セクターでやって、責任の所在を明らかにすればいいでしょうよ。全然議員の知らない間に全部事が進んでいるからですよ。それについてお聞きしたい。 282 ◯議長(倉持 守君) 2の質問でよろしいですね、指定管理者。 283 ◯16番(茂田信三君) 2になっちゃっているのか。2じゃないでしょう、今。第3セクターは1じゃないのかね。 284 ◯議長(倉持 守君) 関連はあると思いますけど、今の管理会社は指定管理者という……。 285 ◯16番(茂田信三君) 一緒でもいいですよ。 286 ◯議長(倉持 守君) では、答弁をお願いします。答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 287 ◯副市長(藤島忠夫君) 茂田議員の二つ目の質問ということでの御指示でございますので、私は1番と関連して御質問されたのかというふうに思いますけれども、2の質問という形で私の方では答えさせていただきます。何か不都合がありましたら再質でお願いいたします。  道の駅の登録は地方公共団体、もしくはこれに準ずる者が行うものでありまして、民間ではできるものではございません。公共施設ということで、簡単に申し上げますと、市が管理運営を行えばいいことになりますが、市ではノウハウが不足するなど、ノウハウもあり実績の豊富な民間事業者を指定管理者に指定することで、安定的な管理運営を行っていくという仕組みでこれまで説明してきたとおりでございます。  以上でございます。 288 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 289 ◯16番(茂田信三君) それでは勉強すればいいでしょうよ。丸投げ、丸投げじゃなくて勉強すればいいでしょう。みんな命をかけているんですよ。会社を興すというのは。会社を興して、起業というんですか、起こす業、つぶれれば路頭に迷って全部自分の財産がなくなるんですよ。勉強もしないで指定管理者に任して、ノウハウどうのこうのと言ったって、実際やってるんでしょうよ。  五霞町の場合、これ一緒でいいです。生鮮食品は8%の値段に対して納めてもらう、8%。日持ちのするものは15%の売上税というか、歩合ですね。8%、15%もらう。どうしてこういう民間のことを取り入れられないのか。  もう一つ、その前にお聞きかせしておきたいことは、今度建て替えるんですって、もうかっていますから建て替えるんですって。建て替えの方法がまだはっきり決まっていませんから会社名は言いませんからね。じゃないと会社漏れて違う会社になったらまずいですから。もうほとんど決まっているって。何々ホームの不動産部に建物を建てさせて、そこへテナントとして市の売場が入るんですって。そうすると、建物ですから固定資産税が入るわけですよね。土地は市で提供すると言っていました。あくまでも構想でほぼ決まると言っていました。下が道の駅、上がホテルなんですって。そうすると、かなりの固定資産税入るでしょう。そこからペイできるでしょう、土地を買っても。どうして常総市ではそういう方法を取り入れないか聞かせてくれますか。 290 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 291 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  まず、当市の道の駅におきましては、他自治体の参考事例で比較検討を行いまして、道の駅の運営に民間の実績とノウハウを導入することを目的に、ほかの道の駅でも運営実績が良好な民間事業者株式会社TTCですが、こちらを公募により選定をしたところでございます。選定に当たりましては、道の駅の管理委託における費用に関しては事業収支で賄って、指定管理者に対して市は支払いをせずに、納付金制度ということで公共施設として持続的な管理運営を目指すということで、五霞町の道の駅ですが、こちらは第3セクターということで、将来にわたって町の出資が伴うという、未来にわたって町がお金を出すような状況がありますので、それとは違う方法で常総市は指定管理料がかからない、維持管理費がかからないような形で進めていくということで御理解のほどよろしくお願いいたします。 292 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 293 ◯16番(茂田信三君) 盛んに民と官が連合して出し合ってやっていると。筑西市の場合も、資本が民間は入っているんですよ。JAと商工会。何で常総市は官民連合と言って、官だけ出して民間にはそれ相当のお金で貸すならいいけど、貸してないでしょう。言っていることとやっていることが全然違うでしょうよ。まず、これはちゃんと言っておきますね。  あと、盛んに道の駅へ70万来るとか、100万来るとか、昨日、堀越議員のときですか、人数の討論をやっておりましたが、何百万人来たって市には利益は上がらないでしょうよ。五霞町みたいに8%、15%の売上げの歩合をもらうんでしたら100万でも200万でも来れば、商売と同じに面白いようにやる気があるでしょうよ。全然ないんでしょう。何百万人来たって増えるのはごみだけでしょうよ。あと施設が傷むだけでしょう。トイレ、蛇口だって耐用回数がありますから。何百万人来たって市には得なことないでしょうよ。まず、それを付け加えておきます。それは前も聞いていて同じですから、答えはいいです。何百万人来ても市には利益をもたらさない、今のこういう方法では。管理会社のために市民の税金を使うってことは、回収の見込みがあるから普通使うんでしょ。収益を上げるといって、上がらないですよ、まず。これは納得いかない。  今度3番、3)ね。どのように道の駅から市街地へ回遊させるのか。私どもは、12月議会が終わったときですから15日か20日ごろですか。筑西市の道の駅へ行って、その次に下妻の道の駅に行ったんです。下妻広域の監査がありましたから、2回行って。下館の案内係に聞いたんです。あそこは堀越議員も言っていましたが、広いんですよ。案内にちゃんと名のって、常総市議をさせていただいております茂田と申します、今、常総市でもこういう問題がありましてちょっとお聞きしたいと。ここから行ったことがない人は地図が頭になかなか入らないと思いますから、簡単にお話しさせていただきます。水戸のバイパスですかね。水戸のバイパスへ行って、道から見えるんですよね。あれで300メートルか400メートル入りますか。下館の市街、旧市街ですね。結構外れているんですよね。常総市のインターみたいな感じです。畑の中というか、ぽつぽつと家が建っていて、その中にあるんですよ。  旧市街へ戻る方はどのくらいいるんですか、結構いるんですかと言ったら、ほとんどおりませんと。案内の方に聞いて。見たら本当ですよね、私は市街地へ下館駅にカーナビやって行ったら、後をついてくる車もなかったです。みんなバイパスか大きい道路で、水戸の方へ行ったり、ほとんど回ってなかったです。  前回の答弁で時間がなかったものですからお聞きしなかったんですが、道の駅でお茶摘みの集合場所にするだとか、写経するとか、それは1,000人のうち何人か集まればいいくらいで、別にそこじゃなくてもいいわけでしょうよ、お茶摘みとか。前に話しましたが、写経の方は、私どもが住職をしているお寺はでっかいお寺ですからね。観光者がたくさん来ますけど、私は懇切丁寧に、市の看板を背負っていますから、いるときは案内して、当然無料ですよ。あと御朱印をもらいに来る方が週に五、六人ですか、多いときで。今、コロナで遠慮しているかどうか知りませんが、今は少ないですが。どうやってこのお寺へたどり着きましたか。写経というところを引くと、常総市で写経をやっているお寺というと出るんですって。埼玉とか、千葉が多いですね、千葉、埼玉ね。群馬は意外と少ないです。あと栃木の方が多いです。別に道の駅に集まらなくたって、みんなそういうふうにして写経に来てるんですよ。お茶摘みもお茶屋さんに行けばいい話でしょう。  今度、戸田でもいろいろ、集客の店舗というの、そこの駐車場に集まればいいはずでしょう。何十億かけて集合場所の必要はないでしょう、まず。それをお聞きしたい。まずお茶摘みとか写経とかに使ったって効果ないでしょうよ。正直、うちは迷惑と言っては何ですが、写経に忙しいとき突然来られて迷惑なときもあるんですよ。書き物をしていて立たなくちゃないし。ただ、常総市に来た方をむげに帰すことはできないから。正直言って、うちなんかは来られたってありがたくはないですよ。ただ、それで信仰心の一翼でも担えればいいかなと思って。あとは常総市で団子でもお土産に買ってくれれば、それで常総市のためになればいいと思って、お金はと言うから、お金はお幾らでもいいからお賽銭箱に入れていってください。今どき、300円いただいたって、あのでっかいお寺で生活の足しにもならないし、建築の足しにはならないし。写経でお寺とかが喜ぶと思いますか。中にはマナーを守らなくて缶を捨てたり、非常に迷惑をしていたときもあるんですよ。別にあそこで写経に集めなくて済むことでしょう。お茶葉のあれだって、何人来ますか。シーズンに何万人来るんでしたらやったほうがいいですよ。  最初に戻りますが、遠藤章江さんていますよね、議員で。あそこ辺りのことを言うんでしょう、あの商店街。どこへ行くんですか、まず。もし、回遊してあの商店街がすごい盛んになったら私はちゃんと皆さんの前で私の考えが間違っていましたって、謝罪というか謝るというか、見直しましたって敬意を表しますよ。どうやって行くんですか。来た人、来た人、手を引っ張って行くんですか。あのバイパスから。遠藤章江さんのお家は、もうお父さんの代から私はお付き合いしてるから何度か行きましたけど、あそこにどうやって行くんですか。想像とかで何十億も使っちゃいけないですよ。誰も本音を言わないからありきたりの答弁でいいと思っているんでしょう。行くわけないでしょう、まず。ゼロとは言わないけど、限りなく道の駅をつくれば、経済の再生ができるなんてそんな、何ていうんですかね、何と表現したらいいかな、とにかくそれをやれば万能、万能の内容のようなことを言ってますけど、市町村はどこでも衰退しているんでしょう。どこでも道の駅をつくるでしょうよ。今やっているところはないでしょうよ。それについて答えてくれますか。簡単でいいですよ。もし来なかったらどうするの、大見得切って。はい、どうぞ。 294 ◯議長(倉持 守君) 3)の質問の答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 295 ◯副市長(藤島忠夫君) 茂田議員の三つ目の質問に答弁させていただきます。  来訪者を回遊させる仕組みづくりにつきましては、先ほど中村議員からも同様の御質問がありましたけれども、道の駅の施設へ各種地域情報を置くだけではなく、市内周遊のための案内板の設置、まちナビカードや市内周遊体験の窓口設置、ECサイト、インターネットでの販売サイトを活用した地域商品の取扱い周知、また施設の玄関口である総合案内に地域の魅力をより発信、案内できるコンシェルジェの配置などを、現在の設計業務や指定管理予定者との調整において検討している状況でございます。  以上でございます。 296 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 297 ◯16番(茂田信三君) それじゃ、道の駅必要ないでしょうよ。百歩譲ってプレハブを建てればいい話じゃないですか。今のIT関係はそんなに場所は取らないでしょうよ。案内板を立てればいいはずじゃないですか。そうやればたくさん来るだとかっていうのは、ちょっと認識が甘いんじゃないですかね。  何回聞いても同じですからいいです。  今度は4)番、7名の議員の反対者がいるのになぜ耳を傾けないのか。我々は定期的に、最初まず7名で、1人病気で来られませんが、連絡は取っております。まず、何で駄目なのかからやってみたんですよね。どうしたら成功するか。いろいろシミュレーション立ててやりましたよ。その答えが見つからない。どうやっても利益出すとか見つからないですよ。出た答えは、やればやるほど不信感だけですよ。私は単刀直入に聞きますからね。  まず、どうして7名の反対者がいるのに耳を傾けないか。 298 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。藤島副市長。                〔副市長藤島忠夫君登壇〕 299 ◯副市長(藤島忠夫君) 四つ目の御質問にお答えいたします。  これは、年末に、今議員から紹介がありましたように、チラシを出された議員の皆様から、疑問点があるので質問に答えてほしいというような依頼が担当部署にございました。これは、推進する方々も集団的にそのようなお話もあり、このチラシを出された集団の方もあるということなものですから、それぞれ我々は事業の内容については個々の質問等にも答えますし、担当部署に来ていただいた中でも、御質問にお答えできるということでございますので、そういったこちらのグループ、こちらのグループということが懸念されたので、そういう形を取らないだけでありまして、いろいろな建設的な御意見、いろいろな御質問に対しても担当部署を中心に懇切丁寧にこれからも答えていきたい、対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 300 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 301 ◯16番(茂田信三君) ただ対応しただけじゃ駄目なんですよね。一時止まって、止まってから検証して、こうやりますから、今までこうですからって、全然答えになってないでしょう。一度止まって検証して、そういうのが耳を傾けるっていうことなんでしょう。傾けてないから、みんなしていろいろ集まって会議を持って、どういうふうに持っていったら市民のためになるかってやってんでしょう。傾けてないでしょうよ、まず。  話が並行線だから、もう。次に進みますね。  5、広報常総2月号の特集、まずクエスチョンA、当市の道の駅はアグリサイエンスバレー構想全体の中の道の駅であり、都市エリアの進出企業から年間約2億円の税収が増える見込みだ、単独で造る道の駅と違って初期費用の回収は可能と考えています。その上で、道の駅の豊富な運営経験を持つ民間事業に管理運営をしてもらうことで、維持管理費がかからなくて済む。  そこがまずおかしいのは、年間2億円の税収というのは、これは最初の約束で、市の財政に入れる話ですよ。回収できるわけないでしょうよ。初期費用の回収なんてどうやって回収するんですか。今の方法じゃ回収できないですよ。私に任せれば回収しますよ。回収するように努力しますよ。今のままじゃ回収できるわけないでしょう、考えても。私にやらせれば回収する努力しますよ。ちゃんとした商売の方法でやって。今のままじゃできるわけないでしょう。  あともう一つお聞きしたいことは、維持管理費がかからないって。十数年に3億かかるでしょ。これはかからないんですか。前は、その途中の修理とかは、都市エリアの固定資産税を充てるって言ったでしょう。それは予算の方に入れるやつでしょうよ、財政のほうへ。そういう話でしょう。そういうことで私はこの60ヘクタールに賛成したんですよ。固定資産税2億入る。最初5億ですからね。2年半で元を取れるなって。それをまずお聞きしたい。戸田建設に貸して固定資産税が上がることは大いに賛成ですよ。農地じゃ上がらないんですから。それを道の駅にかけたんじゃ約束も違うし、何のために農地転用をやったり、下水道をやったりしているんだって。あと、これはうそでしょうよ。維持管理費がかからないでなくて、かかるでしょう、維持管理費。それについて答えてください。 302 ◯議長(倉持 守君) アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー。 303 ◯アグリサイエンスバレー推進チームマネージャー川沼一巳君) お答えをさせていただきます。  まず、当市の場合は単独で道の駅をつくるのではなくて、アグリサイエンスバレー構想の全体45ヘクタールの中の一つのパーツということで、構想から上がる税収を道の駅の初期費用が回収というふうに考えているところでございます。併せまして、通常の維持管理費に関しましては、指定管理者からの売上げをもって維持管理費に充てるということで、議員がおっしゃられているのは、管理運営計画の中にありましたリニューアルに20年間で4億円という数字があったと思いますが、それを言われているのだと思います。それに関しても、現在進めている設計業務の中で、極力メンテナンス費用がかからないような施設にして、持続可能な施設として進めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 304 ◯議長(倉持 守君) 茂田信三君。 305 ◯16番(茂田信三君) そもそも、降って沸いたような道の駅で、アグリサイエンスの利益を充てるなんて後講釈でしょうよ。今の建物で、リニューアルかからないなんてないんだよ。大体十五、六年、十七、八年で、うちなんかはクーラーはほとんど使ってませんけど、全取替えですよ。七、八基か10基かな。それで1,000万とか七、八百万かかってるんですから、あの建物なら相当ですよ。でも、18年で建物はもう修理のところは大分あります。生け簀でもそうですよ。滝のところだって、モーターだって、あれは十五、六年ですから。リニューアルって、やらないなんてできないよ。普通の家だって、塗装をやったりかかるでしょう。20年とかやったり。そのときはやめちゃっているから俺は知らない。そういう適当なことは言っちゃ駄目だよ。日刊工業新聞だってちゃんと言ってるでしょう、専門家が。そういう口から適当なことを言っちゃ困るよ。設計だとか。今度うちも紹介してもらいたいよ。ずっと安くてかからないんなら、倍かかっても頼むよ。それだけしか答えできないから。もうこれで終わりです。 306 ◯議長(倉持 守君) この際、暫時休憩いたします。                 午後2時47分休憩   ─────────────────────────────────────                 午後3時10分再開 307 ◯議長(倉持 守君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を継続いたします。  次に、8番関 優嗣君。
                   〔8番関 優嗣君登壇〕 308 ◯8番(関 優嗣君) 皆さん、こんにちは。議席番号8番関 優嗣でございます。議長よりお許しをいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。本日、最終の質問となります。もうしばしお付き合いいただけますよう、よろしくお願いいたします。  今回は、市内の幼稚園、保育所についてということで、細かくお聞きしたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。  まず、今回この質問に至った趣旨ですが、今年度公立の三つの保育所が、まだ第四保育所に限っては間もなくということですが、これまで長年にわたり子どもたちが巣立った、また多くの思い出がたくさん詰まった園舎から、新たに小学校に併設というスタイルに変貌を遂げたことによって、これまで長きにわたり心配をされていましたまず大きな問題として、耐震の問題が解消され、保護者の方々も安心してお子様をお預けいただいているのではないかと思います。しかし、そうしたハード面の解消がされている裏で、また違った問題が起きているということを皆様にお知りおきいただきたいと思います。  その問題というのは、耳にした方もいらっしゃるかと思いますが、保育士の流出ということです。ここで言う保育士というのは、初めて働き始めて、保育所、幼稚園という環境でなかなか自分の道を見つけられずに、言い方は悪いかもしれませんが挫折をするような形で退いていくということではなく、これが4年から6年、もしくは7年という経験を積んだ方たちが退いているというのが現状であります。それだけの保育士たちが年に数名ずつ辞めているような保育施設もあるとお聞きします。もちろん、辞められてしまえばその分を補うべく、募集をかけて採用しようとしても、なかなか応募がないというのが現実であります。結果、保育士が不足している施設も出てきている。これは、今現在起きている保育士不足、保育施設での問題ということだけではなく、これから先を見据えたときにも、何らかこれから先影響が及ぶようなことがあるのではないかと思い、幾つかお話を伺わせていただきました。  結果から申しますと、推測にすぎないと言われればそれまでかもしれませんが、これは常総市の未来にとって大きな問題になり得ることのきっかけにすぎない。ただ、これを見過ごしてしまっては、10年後、20年後、さらに先の未来が危ぶまれるような事態も招きかねない。そのように感じ、今回はこの質問を一つに絞らせていただきました。  そうした経緯も踏まえての質問ですので、明るい見通しが感じ取れるような答弁がいただけますよう、よろしくお願いいたします。  そう言いましても、今回新たにスタイルを変えて保育が始まった新しい環境での保育によって、様々なお話を伺っております。とてもいいお話が多数寄せられていると思いますので、ぜひここで紹介も兼ねて、1)番の質問として、今の新しいスタイルでスタートしてみての様子や現状についてお聞かせください。よろしくお願いいたします。 309 ◯議長(倉持 守君) 答弁関係者の方は答弁席に着座願います。  これより答弁を求めます。保健福祉部長。              〔保健福祉部長吉原克美君登壇〕 310 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの関議員の御質問にお答えいたします。  市では、令和元年12月に策定した常総市保育所のあり方に基づき、水海道第一、第二保育所を昨年11月24日から近接する各小学校敷地内の新保育所で保育を開始いたしました。水海道第四保育所につきましては、今年度末の移転に向けて工事調整を行っているところでございます。  水海道第一、第二保育所の子どもたちの様子でございますが、小学校の広い校庭や体育館でボール遊びやフラフープ、遊具で遊ぶなど伸び伸びと活発に活動をしております。年長児クラスは、休み時間が一緒になった小学校1年生とドッチボールを楽しむなど、小学生との交流による今後の小学校生活につながる活動を取り入れております。また、新しい散歩コースの発見、散歩コースを開拓することにより、子どもたちの遊びの幅も広がっております。保護者からは、施設がきれいになり、遊ぶ場所も広くなって保育環境がよくなったことや、児童クラブに通う小学生の兄弟がいる御家庭では、お迎えが1か所になり、負担が減ってよかったという声もいただいております。また、小学校の先生からは、小学校の児童が保育所の園児たちの面倒を見ようと優しく接している姿を見られるようになったことや、事前に小学校の先生方が就学前の様子を確認できること、また3年生の授業の一環で、小学校内に保育所があることを子どもたちが学校自慢として取り上げているという話も聞いております。現場の保育士たちは、一番に安全面で課題があった耐震問題が解消して安心した様子で保育をしております。また、保育室や職員室の照明がLED化で明るくなったこと、内線電話などが設置されたことにより情報の伝達が以前よりスムーズになったこと、職員室のテーブルを一体型としたことにより職員間の距離が近づき、対話が増え、コミュニケーションが取りやすくなったなどの声も聞いております。また、送迎に関しては、小学校児童の通学と保育所保護者の動線を分けるなど、万全の安全対策を実施しております。  今後も、保育所と小学校が連絡調整を図ることで、さらなる保育教育環境の充実を図ってまいります。  以上でございます。 311 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 312 ◯8番(関 優嗣君) これまでは小学校は小学校、保育所は保育所という独立した形での状態でしたが、今回のこのスタイルになったことで、子どもたちをはじめ先生方、御家庭の保護者の方、全ての方にとって利点が生まれたということで、何よりも子どもたちが伸び伸びと活動ができて、まして今度、年長者は小学校に上がるという切替えの時期をスムーズに乗り越えられるということで、早い時期から順応できる、関わりを持って生活ができるということで、とてもいい結果になったのではないかなと思います。また、当然、お迎えが学童であったりというところと、保育所というところで2か所に分かれていたものが1か所で済むようになって移動の時間も短縮できる、効率も上がったということで、恐らくこれは想定の中になかったかもしれませんが、保育士の方たちにとっても、施設が新しくなったことによってそろえた備品によるものかもしれませんが、これまでよりも保育士間同士でのコミュニケーションが深く取れるということで、よりすばらしい保育に生かしていける環境になったのではないかと思います。  せっかくですので、今後もこの状況に満足することじゃなくて、何か改善すべきことが出てきたときにはスピーディに対応しながら、子どもたちへの対応をしていただきたいと思います。  そうした反面、ちょっと厳しい質問になりますが、2)番当市における待機児童の現状についてお聞かせください。 313 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 314 ◯保健福祉部長(吉原克美君) 関議員の2)の御質問にお答えいたします。  令和2年10月1日現在の待機児童数は7名となっております。内訳は、ゼロ歳児が5名、1歳児が2名となっており、低年齢層の保育ニーズの増加が要因となっております。当市におきましても出生数は減少しておりますが、子育て世帯のニーズは多様化しており、公立、民間を問わず、保護者が安心して預けることができる保育サービスが提供できるよう努めてまいります。  以上でございます。 315 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 316 ◯8番(関 優嗣君) 7名の待機児童が今いらっしゃるということですが、7名の待機児童が生じてしまっている理由として、施設的なもの、キャパ的なものでの受入れができない、定員を満たしてしまっているという状態なのか、それとも箱的には余裕があるんだけども、幼児何人に対して何人の保育士がというバランス的なもので、保育士が足りない、職員が足りないということで待機を余儀なくされてしまっているのか、その辺をお聞かせください。 317 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 318 ◯こども課長(飯野あや子君) ただいまの御質問にお答えいたします。  市内の一部の保育施設につきましては、保育士が多少不足しているという面から受入れ児童数を多少制限をかけて保育をしているという現状もございます。そういったことから、待機児童が発生している一つの要因としては保育士不足もあろうかと思います。それが全てではございません。  以上でございます。 319 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 320 ◯8番(関 優嗣君) 私も伺った話の中で、本来であれば何人まで預かれるんだけども、実際職員が辞められてしまったりということで、定員を下げるしかない。施設自体の定員は何人まで取れるけども、今の職員の現状ではもっと減らすしかない、お断りをしなきゃならないような現状もあるということで、ちょっと心を痛めているというようなお話も伺いました。これはお願いというか、各施設の定員、登録上の定員、申請上の定員と実際そこに通われている子どもの人数が記載されている資料がありましたら、後ほどいただければと思いますので、よろしくお願いします。  それでは、待機児童も発生しているような状況にある、小さいお子さんたちに限定されているのかと思いますが、そういった中で、3)の質問に移りますが、現在の保育士の配置状況についてお聞かせください。 321 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 322 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの関議員の御質問にお答えいたします。  民間保育施設8園の保育士の配置状況ですが、保育士配置が充足している施設が5施設、複数名不足している施設が3施設となっております。なお、公立保育所の保育士の配置については不足は生じておりません。  以上でございます。 323 ◯議長(倉持 守君) 続いて、教育部長。             〔教育委員会教育部長飯村順子君登壇〕 324 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) お答えいたします。  令和3年2月1日現在の教育委員会としましての幼稚園教諭の配置状況についてでございますが、合同保育中の玉、豊田及び御城の3幼稚園につきましては、3歳児学級16人に対して1名、4歳児学級22名に対して1名、5歳児学級30名に対して1名、主任教諭2名、育児休業中3名、専門員が1名、各学級の補助として1名及び延長1名の計11名の幼稚園教諭を配置しております。また、岡田幼稚園及び飯沼幼稚園の合同保育所の西部の幼稚園につきましては、3歳児学級が50名に対して4名、4歳児学級44名に対して2名、5歳児学級47名に対して2名、主任教諭が2名、育児休業中が1名、専門員が1名及び延長1名の計13名の幼稚園教諭を配置しており、人員は確保できている状況でございます。  主任教諭の主務としましては、園運営に係る事務の処理でございますが、担任の急な不在や担任の補助、例えば外国籍園児が多数いる学級や障がいをお持ちの園児の補助などを行っております。保育の手を必要とする場合の支援を行っております。  以上でございます。 325 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 326 ◯8番(関 優嗣君) 公立の保育施設においては不足が生じているようなことはない、民間の保育施設においては若干三つの施設において複数名の不足が生じているという答弁でしたが、この現状を踏まえて、現在、当市で行われています保育士を確保するために打ち出している施策というものがおありだと思いますので、その辺をまずお聞かせ願いたいと思います。 327 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 328 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  現在、市内の認可民間保育施設に対する市の単独補助事業といたしましては、常総市民間保育所管理費補助金を交付しております。この補助金は、児童利用定員1名に対し月額1,030円を補助するものでありまして、令和2年度につきましては、市内認可保育施設10施設に対しまして、総額792万2,760円を補助しており、その使途は児童の保育に要する経費、職員の処遇向上に要する経費等となっております。また、市営住宅の有効活用事業といたしまして、市内認可民間保育施設等勤務の保育士等を対象に、市営住宅を優先的かつ安価な家賃で提供する事業を行っております。ホームページ、広報等への掲載をはじめ対象となる施設には募集案内、内覧会案内などチラシを配布し、民間事業所に勤める保育士等に周知を図っております。当市といたしましても、最少の経費で最大の効果を上げるよう知恵を絞り、民間保育士への就労支援策を実施しているところでございます。  以上でございます。 329 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 330 ◯8番(関 優嗣君) 当市は単独補助事業として、常総市民間保育所管理費補助金ということで交付をされているということですが、伺ったところによると、その使途についてはある程度幅のあるものだということですが、実際交付はしていますが、交付した先でどのように使ったかというのは特に報告をするような仕組みではなく、出したら出したで、あとはもう各保育施設によってまちまちで、保育経費に使われたのか、職員の処遇改善等に使われたのかというものは報告として受ける仕組みにはなっているんですか。 331 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 332 ◯こども課長(飯野あや子君) お答えいたします。  補助金につきましては、実績報告等の提出を求めておりますので、市でもどういった内容で使われているかというのは把握しております。  以上でございます。 333 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 334 ◯8番(関 優嗣君) 各保育施設によって、幼児の人数によって金額というのは当然割り振られると思うんですが、総額が出ている中で、明確に幾ら対幾らとかではなく、割合として職員の処遇向上に使われたという形跡というか、それに当たるものとしては、一つの各施設に割り振った中のどのぐらいの割合になっているか、もしお分かりであればお聞かせ願いたいと思います。 335 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 336 ◯こども課長(飯野あや子君) 補助金の内容につきましては、私が今まで拝見した中では人件費等、処遇改善にあてがったというところは見受けられませんでした。修繕であるとか、備品購入ですとか、保育所の設備関係といったところが主だったような気がします。  以上でございます。 337 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 338 ◯8番(関 優嗣君) 今の答弁ではっきり分かったんですが、もちろん情報としてお持ちだと思うのですが、つくば市においては月額3万円、牛久市においては就労条件によって5,000円から1万5,000円というような幅を持った中で設定をされていて、保育士等処遇改善助成金というような名目で支給をされている近隣の実例がありますが、やはり現場とすれば、今の答弁にあったように、何に使ってもいいですよという名目でいただいてはいるけども、現状としては職員に割り振るだけの余裕がないというか、修繕に回すしかない現状にあるということは、名目は何に使ってもいいですよ、もちろん処遇向上のために使ってもいいですよとは言っていながらも使われていない、出てはいるけども職員に渡っていない。であれば明確に職員に渡せる部分を割り振ってもいいんじゃないかと思うんですね。近隣の例のつくば市や牛久市のように、つくば市の3万円という金額はかなりハードルが高いかとは思いますが、最後の5番の質問にも絡んでくるかと思いますが、今後、保育士を確保するために当市が新たに何か取り組もうとしているような施策、もちろん今の実例も含めた形であるのであればお聞かせ願いたいと思います。実際に交付されている補助金、また今現在行われている市営住宅の家賃の補填というか、安価で住むことができるというのは、市内の保育士たちの生活環境というか居住環境を見ても、わざわざ部屋を借りて住もうとする人たちではないんですよね。実家があって自宅があって、そこから通っている保育士たちがわざわざ、結婚であったりというターニングポイントで住もうとするのであればすばらしい事業だとは思うんですが、おおむねの保育士たちからすれば、全く私たちには関係ないんだよねというのが正直なお話として、私も何人かからお伺いをしているような現状であります。恐らくその辺は担当課の耳に入っているんじゃないかなと思いますので、その辺も踏まえて、今後の策として何かお考えがあればお聞かせを願いたいと思います。 339 ◯議長(倉持 守君) 関議員、確認します。4番と5番関連なので5番の答弁として保健福祉部長より答弁をお願いしたいと思います。 340 ◯8番(関 優嗣君) お願いします。 341 ◯議長(倉持 守君) 保健福祉部長。 342 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  保育士確保のための施策につきましては、複数の自治体の事例等を調査研究しているところでございます。また、現在実施している市の単独事業の見直しも含め、保育士不足の解消につながる事業や処遇改善に向けた施策も、近隣自治体への影響を勘案しながら検討してまいります。また、新たな取組として、民間保育施設の代表の方から、今後の保育士確保の施策についての提案、要望を伺うなど、情報を共有できるような対話の場もつくっていく考えでございます。  さらに、今後の保育士人材の確保につきまして、市職員が出向いて当市周辺に所在する保育士を養成する学校等と協議し、保育士確保のためのお知恵をいただくなどの取組につきましても検討してまいりたいと考えております。  このように、市内保育施設に勤務する保育士に対しても働きやすい環境が整えられるよう、保育士の辞職防止を図るとともに、確保に向けた取組を実施し、市内保育体制の安定に寄与することに努めてまいります。  以上でございます。 343 ◯議長(倉持 守君) 続いて教育部長。 344 ◯教育委員会教育部長(飯村順子君) お答えいたします。  現在、公立幼稚園につきましては、教諭が不足している状態ではございませんが、将来の人材確保に支障が出ないよう、よりよい幼稚園教諭が働きやすい、魅力ある就業環境を目指しまして、近隣市町村の動向も踏まえながら、こども課とも連携し、調査研究してまいります。  以上でございます。 345 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 346 ◯8番(関 優嗣君) 公立については今現在不足がないということで、どうしても民間の保育施設に偏った話にはなってしまうかと思うのですが、もちろん民間の保育施設は自助努力として様々な策を打ってはいると思います。打っている状況の話もお聞きしていますが、なかなか常総市の保育施設を選んで働いてもらえる状況にならないというのが現実であります。それにもこれにも、やはり言われるのが、先ほども述べたようなつくば市や牛久のような直接保育士に渡される補助金、ないし改善費みたいなものが常総市にはない。それによって、保育士を目指して保育士になった人たちが、働く場として常総市を選択しないというようなお話も伺っております。現に今、他の自治体の実例などを調査研究しながらということですが、調査研究の中で補助金を交付しよう、交付してはどうかというような協議はされているのでしょうか。 347 ◯議長(倉持 守君) こども課長。 348 ◯こども課長(飯野あや子君) お答えいたします。  金銭面での補助の検討ということでございますが、安易に金銭面での補助となりますと、近隣他市町村の影響ですとか、財政面での継続性というものを考えますと、根本的な解決策ではないとも捉えております。  ただ、答弁の中でも申し上げましたとおり、関議員からの御提案もありました今の事業の見直しも含めまして、今は自由に使っている補助金、ただし今後は一部を人件費等の処遇改善等に充ててもいいかというところも検討をさせていただきますので、今後、民間事業者からの御意見もお伺いしながら、よりよい有効な施策を検討してまいります。  以上でございます。 349 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 350 ◯8番(関 優嗣君) どうしてもこの質問をさせていただく中で、よく耳にする言葉なんですが、言葉というのは近隣の自治体の影響であったり、動向を鑑みながらというような答弁の中に言葉が入ってくるのですが、それは近隣とうまく関係性を保っていかなければならない部分も当然あると思いますが、この問題については、ほかがどうやっているかをよく様子を見て、最後にやろうと言ったときにはもう常総市で働く人はいないんですよ。いつもいつもほかのまねをする、ほかの動きを見て常総市がどうかじを切るかを決める、それでは常総市は一番最後のびりっけつなんですよ。なぜ常総市が一番最初にやってみようという思い切った決断をできるときが来ないんですかね。まねしてるだけではいつまでたっても二番手、三番手ですよ。  以前どこかの国会議員が言いました。2番じゃ駄目なんですか。2番じゃ駄目なんですよ、1番を狙ってくださいよ。常総市いいね、常総市みたいにやってみようよって、周りがまねをするような決断をしていただきたいんですよ。まして、この問題は、先生たちが言っている問題だけではないんですよね。  ヒアリングのときにもお話をさせていただきましたが、保育士を目指そうと思っている学生が実習に保育所、幼稚園に来ます。もちろんお茶飲み話をしながら、ざっくばらんの中で、うちも今ちょっと足りないから募集してるよっていう何気ない会話の中に、即答で、いえ、常総市は考えてませんのでと明確に断られてしまうというようなケースが度々あるそうです。保育施設とすれば、保育士を養成しなければ保育士として誕生してきてくれないので実習も快く受け入れているけども、そういう現実を見たときに、やはり民間だから自分たちで何とかしてよねっていう限界があると思うんですね。近隣で既にそのように直接支給されている制度があるのであれば、なぜまねっこ好きな常総市がまねをしないんですかね。もう一度お聞きしたいと思います。直接支給する体制の可能性としては、今現時点でどの程度おありでしょうか。 351 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 352 ◯保健福祉部長(吉原克美君) ただいまの御質問にお答えいたします。  直接支給の可能性という御質問でございますが、この問題については喫緊の課題というふうに捉えております。ただ、先ほどの答弁に触れまして、関議員に怒られるかも分からないということですが、近隣自治体への影響は、常総市も影響が出ているとおり、支給の額の争いがそれぞれの自治体に波及する可能性もありますので、近隣自治体に声をかけながらそこら辺は対処していく考えでいます。ただ、それも短い時間の間で判断しないと、先ほど議員がおっしゃったとおり、保育士が全て常総市からいなくなって、後でどうしましょう、困った、どうしましょうでは済まない問題となりますので、そこら辺は考えていきたいと思います。  以上でございます。 353 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 354 ◯8番(関 優嗣君) ここで言う近隣自体への影響というのは、常総市が支給したからうちも支給しなきゃならないなという動きはもちろんあると思うんですが、例えば常総市が5,000円です、1万円ですという金額をもし出した場合に、それ以上に出しているところがここまで出す必要ないかなというような動きもあるという、どちらの意味でも影響という解釈でよろしいんでしょうか。 355 ◯議長(倉持 守君) 答弁を求めます。保健福祉部長。 356 ◯保健福祉部長(吉原克美君) お答えいたします。  そのような解釈でよろしいと思います。  以上でございます。 357 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 358 ◯8番(関 優嗣君) これ一発勝負の事業ではなくなるわけですから、一度支給を始めれば長期にわたっての事業になると思います。確かに安易にできないということは重々承知ではありますが、出しているところがある、でも常総市は出していない。そのことによって常総市を選択しようとする保育士志望の方たちが減っている、この現実はしっかり受け止めなきゃいけないと思いますし、まずは金額が云々ということではなくて、まず出すのか出さないのか、同じ支給をする自治体としての土俵に乗れるのか乗れないのかというところを、保育士たちは望んでいる、期待をしているということですので、今、部長の答弁に長い話ではなく、喫緊の問題としてしっかり捉えていただいているということですので、ぜひより早くそのようないい動きが見られることを期待したいと思います。  最後になりますが、20代から40代、いわゆる子育てをしている世代が住みやすく元気な自治体が、自治体自体の元気にもつながっているということを耳にしたことがあります。もちろん財源がかかることで、すぐにできないことというものもあると思いますが、最近耳にしますが、未来への投資ということで考えれば、今渋ったことによって10年後、20年後に悪い影響が及ぶ。ただ、今思い切って決断をしたことによって10年後、20年後にもっと活気のあるまちになっている、この選択の違いは大きな違いになると思います。ぜひとも明るく元気なまちが20年後、30年後、さらにもっと先まで見られる常総市を目指してかじを切っていっていただきたいと思います。  最後になりますが、市長、この質問に対しての最後の総括をお願いしたいと思います。 359 ◯議長(倉持 守君) 神達市長。
                   〔市長神達岳志君登壇〕 360 ◯市長(神達岳志君) 関 優嗣議員の質問にお答えをいたします。  民間の保育士不足は、民間の保育士、また経営者の皆さんとも対話をして、この前も要望をいただいていろいろな対応をさせていただきました。いろいろな声を伺っています。また、それと並行して、下妻、坂東、守谷、つくばみらい、近隣の自治体の首長同士ともを対話をしています。もちろん、その対話は先ほどからお話が出ているつくばの施策についての対話でございます。首長同士の話では、暗に直接的な補助ということで保育士の取り合いはやめようというコンセンサスを得ています。これは首の絞め合いになるダンピングと同じような結果にもなりますし、そういう部分でなくて、真に保育の在り方、保育士の働きやすい環境づくり、または本当の保育というものの特色性、そういうものをしっかりと出していく、単純に金額の取り合いで保育士を奪い合うような施策を近隣の自治体でぶつけ合ってどうするんだというような対話も、市長会で出ているところでございます。いろいろな難しい課題はありますけども、何につけても常総市の宝である子どもたちの面倒を見ていただく幼児教育、大切な部分でございますから、いろいろな観点から近隣の市町村と連携という意味はそういう意味でございますから、まねをするという意味ではございませんので、子どもたちの環境、子どもたちは常総市だけじゃなくて周りとの連携もこれからしていくわけですから、そういう部分も含めて総合的に判断をしていきたいと思っています。 361 ◯議長(倉持 守君) 関 優嗣君。 362 ◯8番(関 優嗣君) ありがとうございました。未来の宝、常総の宝、保育というのは親の手を離れて初めて受ける教育ですので、そこをしっかりとやることによって、さらにステップアップしていく過程でも変わってくるかと思いますので、私も様々な声を聞きながら執行部の皆さんと協力して、よりよい環境づくりに努められればと思っております。今後ともよろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。   ─────────────────────────────────────  散会の宣告 363 ◯議長(倉持 守君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。御苦労様でございました。                 午後3時54分散会 当サイトのコンテンツ(文章、画像、図表)は、常総市議会の著作物です。無断で複製、転載することを禁止します。 Copyright (c) Joso City Council Minutes, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...